Tumgik
orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.16.『認める』
前回のあらすじ「でも、ここは天下のちゃんねるなんだ………。」
--------------------伝人視点--------------------
 写真安価では容赦なくグルド役をやらされた俺だったが、なんとかリベンジ以外の安価はひと段落した。  波紋組みが泊まっていた方の部屋に集合して、休憩半分に問題の安価の準備に入った。
 俺は飴ちゃんのビンを抱えてバリバリと貪りつつ、それぞれの様子を眺める。  承太郎は完全に『はじめてのなんぱ』なので、一応、女好き2人による指導の許可が出ていた。
「とりあえず、お前の素の口説きを見せてみろよ」 「素でか?」 「その場の勢いだけじゃあ小百合にゃ勝てねーだろ?」 「……」
 そう言うポルナレフだったが、承太郎は分かりやすく数秒固まった。  俺の知る限り、承太郎は女に対して免疫がないというより『近づいたらうるさい、うっとおしい、うざったい』との負の『3U』のすり込みがあり、口説くという発想を持ったことがない筈だ。いきなりやってみろと言ったって、中々難しい気が。
 承太郎はぎこちなく動き出したかと思えば、帽子のつばを軽く撫でて、言いにくそうに視線だけずらしてポルナレフを見る。……これはもう、ガンつけてんな。
「……付き合え」
 ……校舎裏にか?
「脅迫かッ!!」
 ポルナレフが悲しみに満ちた表情で叫んだ。  その隣で、ジョースターさんも軽く頭を抱えている。
「承太郎~、それじゃあ拳でのお付き合いが始まりそうだぜ」 「どうしろってんだ」 「大前提として、いきなり『付き合え』と言ったってなぁ、それじゃあいくらワシの孫でも、女の子相手にも伝わらんよ」
 下手なカッコ付けよりは良いだろうが、まず伝わらないという段階。  朝は勝てるかもと思ったが、残念ながらそんなことはなかったかもしれない。
「その不器用な感じは逆に武器になる気もするけどな~。これはちょっと不器用すぎるわ……」 「うむ、小百合は息をするように言ってのけるし、ガッツリ口説くとなると、一瞬ふざけるのとはワケが違う。下手にアレに倣うよりは元を生かした方がイケそうじゃのう」 「……よく分かっているな。流石は『おじいちゃん』だぜ」 「……『あの件』は今は置いておこう! なっ!! 承太郎ッ!!!」
 かくいう俺も、女の子を口説いたことはないので、完全に蚊帳の外だ。  ていうか、まず『ナンパだと信じてもらえない』だろうから、そういった意味では俺も同レベルか。この外見で押すとか……? まだ肉体的には10代とはいえ、精神的に辛いもんがある。
 一方の小百合はというと、ソファに沈んで自分の手を眺めている。  恐ろしいまでの攻撃力を誇る、その手を。
「お前、よくあの安価に乗っかったな」 「ええ、乗るしかないと思いましたので」
 傍に寄って声をかけてみると、手を眺めたまま、こちらを見もせずに答える小百合。
「最近、私の騎士スマイルを振りかざせていませんでしたし、丁度いい機会かと」 「小百合、そういうとこがそういうとこだよな」 「……ハァン? どういうことですか?」
 俺としちゃあ、小百合の『そういうところ』こそが、全てを先送りし続けている原因だと思ってるんだが。本当にお前ら自覚ないのか? それとも俺の勘違いなのか? ……なんで俺がモヤついてんだ。スッキリしねぇ。
「いや……。うーん……俺もよく分からんけど」 「……?」
 やっとこちらを向いた小百合のガチな困惑の表情に、飴ちゃんが捗る。  モヤモヤするわ。糖分が欲しい。  再び手を眺めだした小百合は置いておき、最後に花京院を見てみる。
 ベッドに腰掛けて、うつむき加減に頭の上で指を組んでた。  ……何かに祈りを捧げている。
「大丈夫か?」 「大丈夫に見えるか?」 「見えねぇ」 「数ヶ月間、食らっていなかったからな……。一体どう攻めてくるのか、対応策を練っておかなきゃあならない」
 小百合とは違い、花京院は顔を上げて俺の方を見た。
 ……祈っているんじゃあなくて、策を考えていたのか。  確かに花京院から反撃しないとは取り決めされていない。承太郎大丈夫かこれ。厳しくね?
 だがここでふと、疑問に思ったことがひとつ。とりあえず聞いてみるに限る。
「そういやあ、花京院から小百合を口説いたことはねぇのか?」 「え? ないけど?」 「あ?」
 いやいや、そんな「なんで?」みたいな顔をされてもよ……。  こっちが疑問なんだけど。お前らなんなの?
「あー、あー……そうか」 「反撃に言い返したことはあるが、僕から口説く理由がないというか……」 「おう、なるほど、分からないということが分かった」 「はぁ……」 「いや、良い。別に深い意味があったワケじゃあねぇよ」
 ピシピシと良い歯ごたえで粉砕されてくれる飴ちゃんとは裏腹に、俺のモヤつきはクライマックスだったし、全然よかねぇよとは思ったが、本人達がこの有様だ。引くしかない。
. . . . . . . . .
 20分後。
 具体的なやり方は、俺達が泊まっていた部屋に花京院だけで待っていてもらい、承太郎、小百合がそれぞれ順番で口説きに行く。成り行きは、波紋戦士が泊まっていた隣の部屋から俺のスクエアをカメラとして見守る。壁際からと写真立てとしての2カメラ。必要に応じて動く。……腐女子の夢、『壁になりたい』『あの小道具になりたい』を叶えてしまったワケが、腐女子である小百合からは闘志しか感じない。
「行くぞー」
 俺の簡潔なアナウンスを合図に、花京院が1人で椅子に腰掛けて待っているところに承太郎が入って来る。  ……俺達、なんでこんなことしてんだろう。いや、ここまできたら俺も冷静になってはいけない。正気を失ったもの勝ちだ。
「……先攻は承太郎か」 「安価の件は、悪いとは思っている」 「反省はしていないんだろう」 「……ああ」 「だろうね」
 ずかずかと歩いていって、斜め前に椅子を引いて座る。  あー、まぁ、最初のアレを思えば自然に話してるし、悪くないか?
「それで、だな。テメーを口説くために、まず色々と良いところを書き出すということになってだな……」 「よく正気に戻らなかったな」 「言うんじゃあねぇ」
 いきなりの花京院の反撃に、承太郎の顔が引き攣った。  なにやってんだろ思ったら負けだ。頑張れ、何もしないうちに負けんな。
「花京院、お前はあの馬鹿が絡むと振り切れるときもあるが、基本的には気配りができて芯が強くて、仲間を大切に思っているのがよく分かる。……伝人の廃墟から戻った時に、タオルやら傷薬を持って待ち構えているのは流石に笑っちまったがな」 「ああ、慣れているからね」 「だろうな。小百合は当然みてーなツラして受け取ってやがるし、慣れない身からすりゃあ、あれは戸惑うぜ」 「そうか……? 麻痺してしまっていて分からない」 「フ、まぁ、もうそんなことはどうでもいい。それと……あとは、自分の意見をきちんと持っているが、無闇に押し付けたりはしねぇところか。花京院は、強さと傲慢さ、優しさと弱さを間違えない人間だと思っている」
 口説くというより、これは単に褒めちぎっている。  褒める方向性が違うんじゃあねぇのか承太郎。
「承太郎、普通に嬉しいんだが」 「るせぇ」
 花京院は前髪を指に巻きつけて嬉しそうに照れているが、これは『普通に』照れている。  それに対して、めちゃくちゃやりにくそうに顔を伏せる承太郎。  おふざけのノリで行っても持続時間に限界があるだろうからって、あえての地だもんな。そりゃあそうだろうな。
「偶に見せる、そういうやわらかい笑顔は、まぁ……中々可愛いとは思うぜ」 「……とても言いにくそうなきみの方が可愛いと思うが」 「カウンターはよせ」
 おい、ちょっと顔が赤いんじゃあねぇのか承太郎。しっかりしろ。頼むから。  途中からお前の方が口説かれてちゃあ、色々と不味いぜ。
「すまない。つい、サユとやりあうような感じで」 「『サユ』か……」
 承太郎が口説いている最中だというのに、さっきから忍者の名前が話題に上がりまくっている。と思ったところで、ここでようやく承太郎が反撃に出た。
「花京院」
 右手で帽子を取り外して、立ち上がる。  その整った顔が良く見える分、動揺も焦りも隠せない。こいつは諸刃の剣なのでは。
「小百合が好きか?」 「えっ」
 突然のドストレートな質問に、赤毛の前髪がぴょっと持ち上がる。  花京院が目に見��て動揺した。
 俺はちらとポルナレフを見る。  目が合って肩をすくめた。あの野郎、昨日そういう話をしたのを掘り下げて説明しやがったのか。  いや、勝つために承太郎が聞いたのかもしれんが。
「どう、かな……」 「付き合っているわけじゃあねぇんだろう」 「そ、そりゃあね」
 より仲の深い小百合を『そういう』対象としてどうかと考えさせつつ、承太郎自身が一歩距離を詰めた。  真っ直ぐに顔を見て問う承太郎に、花京院の顔も赤くなる。
 これは揺さぶり方が際どいな……。  確かに、幼馴染2人の仲は少なからず最終決戦の前にはハッキリさせて欲しくはある。  この安価で何かしら進展してくれれば一石二鳥と言うか、渉りに船というか。いや、でも下手するとこのまま承太郎が……。果たしてそれで良いのか? 良いのか……? だがそれよりも気になるのは、さっきの俺の質問にはあんなだったくせに、なんで「好きか」って聞かれてそんな動揺するのかってことだ。なんなんだよ難しいな。
「ならいっそ、俺にしとかねぇか?」
 承太郎は、花京院の椅子の背もたれに左手をついた。壁ドンならぬ椅子ドンだ。  小百合が通常モードであれば視界スクショが大量に撮られていることであろうが、たぶんそんなことはない。録画さえもできているのか疑問なくらいだ。なにせ、振り返るのが怖いほど、小百合がいるはずの場所から気配がしない。忍者、本気出すな。怖いだろ。
「ふ、ふふ……不器用だな、承太郎。大事な台詞が甘いぞ」 「……あたりめーだろ。テメーのために、わざわざ練習しなきゃあならんかったくらいだからな」
 んー! 一歩及ばずか。  精一杯の口説き文句だっただろうが、花京院はそれ以上大きなリアクションを見せなかった。  初めてにしてはよくやったとは思うし、なんか見てて、俺も使うべき日のためにちょっと練習しようという気になれた。
「……『僕の為』にか」 「小百合はそう言ってくれたか?」 「……いや?」
 アレッまだ続くのか! 承太郎頑張ってる!!  お兄さん嬉しい! 完全に正気を失っている自覚はあるが、今だけは何故か嬉しい!!
「あの馬鹿と違って、俺は。一途さには、それなりに自信があるぜ」
 ゆっくりと椅子についた手を離して身を起こし、花京院の手をそっと手を握った。  握るといっても、花京院の右手を外側から左手で掴むだけの、不器用さMAXなやり方。しかしそれこそが承太郎の売りなのだと、誰の目から見ても分かる。
 そのまま軽く手を引いて立ち上がらせて、息を吸う。
「俺と、付き合ってくれ」
 冷静になりそうなのか恥ずかしいのか新しい扉が開きそうなのか。俺には判別不能だったが、承太郎はなんとか震える口で言い切った。そのギリギリな表情が逆に真剣に見える。  ドストレートな告白に、見事、花京院は言葉を失う。
 完全に少女マンガ、いや違う、BL漫画のような空間が広がっていたものの、数秒後、その沈黙は承太郎から破られた。
「……花京院、返事は」 「へ……へんじ」 「……返事だ」
 承太郎、まさかの回答待ち。  花京院はときめきを通り越し、若干正気になってきた。
「返事って、告白の返事か?」 「つ、付き合ってくれと聞いたんだから、返事があって終わるもんなんじゃあねぇのか……?」 「……」
 承太郎は花京院の手を握り締めたまま、自分で自分が何を言っているのか分からなくなってきているようだったし、花京院は2秒ほど動きを止めたかと思うと、困ったような、やわらかい笑顔を浮かべた。
 あっこれは……。  じょうたろうは こんらんしている!▽  かきょういんは スイッチが はいった!!▽
「そう……だな。不器用だけれど実直で、承太郎なら、本当に生涯1人の人を愛し通すのだろうと確信できた」 「か、花京院……ッ!?」
 花京院は掴まれた右手の上から左手を重ねて、どこぞの忍者を彷彿とさせる仕草で、それでいて儚げに承太郎に答える。  成すがままの195cm。顔は真っ赤でお目目はぐるぐる。やばい(確信)。
「でも、だからこそ……『はい』とは、答えられないよ」 「…………そう、か……ッ」
 お断りの返答に、承太郎はこれが安価であったことを思い出しかけたのだろうが、花京院は間髪いれず、承太郎に重ねていた左手を頬へ伸ばす。面白いくらい、びくっと肩が跳ねた。  ……さっきまでは正気に返ったら負けだったから、たぶん、承太郎はやめどきを見失っている。……お前のターン、強制終了されたから正気に戻って良いんだぞ……。
 殆ど無意識なんだろうが、頬に添えられた手に承太郎の右手が伸びようとしたが、そういえば右手は帽子を持っていて塞がっている。脳みそが僅かに混乱した、その一瞬の意識の隙を、騎士道忍者仕込の妖術使いは見逃さなかった。
「……すまない、ありがとう」
 トドメと言わんばかりに、妖術使いは後光が差して見える笑顔を繰り出す。眩しい。  忍者と10年一緒にいただけある。クオリティが高い。
 そしてその笑顔を至近距離でモロに食らってしまった承太郎は、膝から崩れ落ちた。
. . . . . . .
 がちゃりと待機部屋の扉が開く。
「……戻った」 「おかえり承太郎、大丈夫か? 蜂蜜レモンでも飲むか?」 「ざけんじゃあねーぜ。ブラックコーヒー寄越せ」 「俺がそんなもん持ってるわけねーだろ」
 未だ冷めやらぬといった様子でふらふらな承太郎だったが、一応、言い合う余裕はあるらしい。  ペットボトルのお茶を放り投げると、ちゃんと自力で掴み取って……ベッドに倒れた。ぎし、というより、ずん。という音がした。
「Oh……承太郎、根はマジメじゃからのぉ~」 「テメーと一緒にすんなじじい」 「ウッ」
 ジョースターさんの言葉にも、倒れたまま、1ミリも動かずに返事を返す有様である。やべぇ。重症ならぬ重傷だってか。その傷口から恋の病患っちゃって結局重症に至る流れかよどうすんだこれ。
「承太郎先輩」
 と、ここで忍者が動いた。  呼びかけたくせに、物音一つ立てず、暗殺者の脚運びで承太郎の元へ行く。  ベッドに片膝を乗せて腕をついた。三つ編みが肩から滑って口元が隠れる。
「……、……。……では、私は廊下で待機していますので」 「小百合、今の、――」
 耳元で何事か囁いたかと思うと、すぐに起き上がり、そのまま廊下へ出て行ってしまった。  承太郎も身を起こして呼びかけたが、ガン無視で扉が閉まる。
「……承太郎?」 「おう」 「なんだったんだ?」 「…………さぁな」
 承太郎に聞いてみたが、意味深な笑顔で誤魔化されてしまった。  だが、何故か急に回復したようで、渡したお茶を飲んだ。……まだ顔が赤いが。
 ここで今のやり取りを追及するのも違う気がしたので、とりあえず花京院の方に『カメラ』を広げて様子を確認する。  花京院は椅子に座りなおし、両手の指を合わせて深呼吸をしていた。
「花京院、忍者投下して良いか?」 「あと3分待ってくれ。してやったものの、忍者を迎えられるほど万全には回復していない」 「だとよ」 「了解しました」
 相変わらず無音のままで手首を回している小百合にそのまま伝え、3分待つ。  合図を待つこともなく、きっちり3分後。花京院のいる部屋に、アン・ノウンをしていない小百合が入って来る。
「なんだ、『裸眼』で来たのか」 「余計なものは見たくないから」
 確かに、小百合にしてみれば、視界的に外野がうるさい。  結構マジで来ているようだし当然とも言えるか。
 承太郎とは違い、本当に何の遠慮もなく花京院に近づいていく小百合。  椅子を引いて隣に座るのかと思いきや、椅子をどかして花京院の膝裏に腕を突っ込み、背中に手を回して抱え上げた。
「えっ『あれ』をやるのか、サユッベッドが!」
 そのまま、ぐん、と回転して勢いをつけて、花京院をベッドに放り投げる。  花京院からハイエロファントグリーンが飛び出して簡易ネットを張ったため、ベッドを破壊することはなく、一段階クッションをはさんでトスンと着地。……『あれ』とは。随分と慣れていらっしゃるご様子で。
「……放り投げられるのは4ヶ月ぶりくらい、いや、もっとか?」 「もっとかな。なんにせよ、直接は会えなかった3ヶ月も、典明のことは片時も忘れなかったよ」 「そりゃあ、四六時中『一緒にいた』ものな」
 お姫様だっこの直後にぶん投げられた花京院だったが、何故ならば顔の欠片も見せずに当然のような会話をしながら靴を脱いだ。  小百合も靴を脱いでベッドに上がり、花京院の隣に胡坐をかいて座る。
「うん、ずっぷり脳みそに針を刺されちゃって完全に洗脳状態の典明を説き伏せるのは骨が折れた」 「……そもそも、あそこで逃走チャレンジを提案したのはサユだったけどな」 「気の迷いだった」 「などと供述しており」 「……その件については申し訳ないと思ってるよ、本当。危うくあんなうっかりな流れで殺すかと冷や冷やした」
 やっぱり小百合と会話をしていると、花京院の話し方がかなり「俺ら」寄りになるな。  俺のこれは前世からの自前だからなんとも言えんが、小百合の口調は頑なに前世のままだし、むしろ花京院の方が影響を受けているか。
「自分でやらかしておいてなんだけど、生きて帰ってきてくれて、本当に嬉しかった」 「ン……そうだね。僕も生きて帰ってこれて嬉しい」
 ひぇ……。
 まるで自覚がないのかもしれないが、いや、突っ込んではいけないことなんだろうが、小百合の三つ編みが、布団の上で花京院を抱え込むような動きを……だけじゃあなく、普通に、なんでもないことのように手を重ねた。小百合が、花京院の手の上にだ。それに花京院は無反応で、なすがままだ。待機部屋は声を出さずにざわついた。すぐにでもどういうことか突っ込みたい衝動に駆られたが、必死にこらえて展開を待った。  確かにこれは小百合にはやかましい。アン・ノウンは『しまって』おいて正解だ。
「……いくつか」 「うん?」 「今からいくつか、貴方に問題を出します」 「言ってみろ」
 そのまま、空いた手で何もない米神を撫でて、騎士モードに移行する小百合。  小百合と花京院の中じゃあ、勝負は既に始まっているのか? それとも手を繋ぐくらいは『口説かれている』ラインに入らないだけなのか? なんなんだこの状況。
「まずは、どうしてだと思いますか?」 「……何が?」 「私がこんなにもカッコイイのは」 「馬鹿だから」
 胸に右手を当てて、大げさにカッコイイアピールをする小百合に、顔色一つ変えずに即答する花京院。いつものやり取りに思える。
「そうですね」 「正解なんだ」 「では、何故こうも『騎士道忍者(バカ)』なのだと思われますか?」 「……なぜか?」
 つまり、何故こうも、小百合は真正面から物理でぶち壊すような強さを追求したがるのか、と?  いや、馬鹿だから騎士道忍者になったんじゃ……。なんだこの卵が先か鶏が先かみてーな話は。
 小百合と花京院は隣同士に座っているため、お互いに顔を向け合わなければ視線が合うことはない。  問われた花京院は、少し視線を逸らして考える。
「……僕が」 「違います」 「まだ『僕が』しか言ってないぞ」 「いいえ分かります、アン・ノウンなしでもその答えが不正解だと分かります。だって分かってませんから」 「ん……? 矛盾してないか? どういうことだ……?」 「次です」 「え、答えは」 「次です」
 ようやく花京院が言葉を発したかと思えば、小百合はごり押しで遮った。  え。この言い方はやっぱり小百合おまえ、そういうことなんじゃあねぇのかよッ……!! 違うのか……!? 違うとすれば一体どういうことなんだ……!? 俺は縋る思いで承太郎を見る。表情から何も読み取れないうちに、ガッと頭を掴んで前を向かされた。あの時、何を言われたんだお前。
「ソードの1の暗示を、覚えてますか?」 「『強気で行け』だろう?」
 ごり推された花京院は、小百合の方を不思議そうに見たままその次の質問に答えた。俺の考えが勘違いでないのなら、確かに全く『分��っていない』様子だが、そうなるとさっきの『好きか?』に対する反応はなんだったのか。  ソードの1は勇気や努力、意志の固さなどを表していて、アヴドゥルさん曰く、「答えは出ているから迷わず強気で行け」というのが小百合に対する暗示だ。小百合の場合は、スタンドで考えるなら『答えが出ている』という部分がハマッていると思うが、どちらかといえば、本人そのものの方が、よりソードの1の意味に近い。
「そうですね。では教皇の暗示は?」
 教皇は、周りを良く見ること、調和を重んじること。慈悲や寛大さなんかの意味もある。  ……最も、今の花京院を見ていると、調和……? 慈悲……? とは思うが、まぁ、あくまで占いだ。クールぶった馬鹿になってしまった以上、そういうこともある。
「……広い視野、規律、……」 「それと」
 それと。小百合は静かに先を促した。  大体の暗示ではなくて、はっきりと欲しい答えがあるようだ。  俺が手元にスクエアを出す前に、花京院は答えが分かっているらしく、小百合の目を見て軽く息を吸った。
「「受け入れていくこと」」
 2人の声がぴたりと重なる。ついでに、手も重なったままだ。  ……おい、今これ安価だろ、安価でそういう話すんなよ重たいだろ。小百合、どうすんだこの空気。
「何を、受け入れるおつもりですか?」
 小百合は手に力が入ったのか、重ねた手が少し握り締める形になる。花京院の掌が縦に丸まった。  先ほどの承太郎のような空気なら窓ごと寄っても良かったが、この空気。ズームアップはできない。それでも、花京院の瞳が揺れた気がする。
「なにって」 「答えは『私』でしょう?」 「へっ?」
 ……なに言ってんだこいつ。  と思ったときには既に、小百合は花京院の首と顎に手を回してい、ずきゅぅうーん。
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418 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square リベンジ安価報告。 結論から言うと妖術使いは外界との接触を拒絶した。 安価終了から10分が経過したが出てこない。近づくとエメスプで威嚇される。
スタプラ 画↓ 【光沢のある平たい緑色の紐でできた、巨大な繭のようなものの絵】
419 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>418 忍者と妖術使いはどうして繭になりたがるの?羽化して羽ばたいていくの?
420 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>418 新しい生き物みたいになりやがってwwwwww
421 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まさに光るメロンwwww
422 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どうしてこうなった?
423 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>422 タロットに強気で行けと言われておりましたので、強気で行ったまでです。
424 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>423 何故あえてそこで強気で行った
425 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やべー報告めっちゃ楽しみwwwwww
426 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>424 「ここぞ!」と思ったからですが? それよりも、承り先輩の「状態異常」が抜けきらない事案はどのように処理したら良いのでしょうか。
427 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- とりあえずやっぱりサユのせいなんだなってことだけは理解した。
428 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あれ? NDKインタビューできなくね?
429 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>426 別行動中に全力で冷ます。全力で冷ますぜ。
430 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square あの重たい空気をつくったのがまさかそんな壮大な前フリだったとは、なんていうかもう大概にして欲しい。 >>428 勝敗は一目瞭然だからインタビューはいらねぇ
431 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>429 承り……状態異常って……「冷ます」ってお前……
432 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>429 大事なことなのでry
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534 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square はい、存分に安価を楽しんだところで、大変なお知らせ。
535 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known なるほど? そう来ます?? へぇ~~~~~!!!
536 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>535 バリバリすんな
537 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユどうしたwwww
538 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なに? 報告する余裕があるってコトは、緊急じゃないんだろうけど
539 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 【速報】  「恋 人」 が 『恋 人』 だ っ た 【緑色の目をした金髪の女性が、クセのある黒髪の男に抱きしめられている、カメラ目線のアップめの写真の画像】 【先ほどの女性が、見覚えのある建物の玄関に外を向いて1人で立っている写真の画像】
こんなとき、どういう顔をしたら良いか分からねぇ……。
540 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ( ゚д゚)
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(  ゚д゚ )
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( ゚д゚)
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( ゚д゚)ファ?
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541 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なるほど……!俺はカス虫以下だったということか……!! 茨城から山梨って、直行の夜行バスとかあったっけ?
542 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あれ、おかしいな、めまいが……風邪ひいたか?
543 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>541 おいやめろ
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練炭って結構簡単に手に入るんだな、知らなかった。
544 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 熱く抱擁を交わした後、お見送りでございま~~~~~~~~す!! なにこれ~~~~~~~~~~~(白目)!!!
545 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 顔の良し悪しが分からないでどこにそんな余地があるのか理解不能である
546 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- よし、今から矢じり探す旅に出るわ。 ワンパン入れるだけならワンチャンある。
547 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんでどこもいちゃこらしてんだよリア充爆発しろwwww 爆発しろよぉ…!(´;ω;`)ウッ
548 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>546 もうワンチャンもねぇよwwwwww 奇跡的に転生するにしても、次元超える力手に入れるにしても、色々と間に合わなすぎるわwwwwww
549 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 隠紫「冷静に考えてみれば、「これからカラチに向かってくる」ことと「オペレータはこちらへ来ない」ことが分かったから……良かったといえば良かったが……」 承り「ここまでの関係ってことは、切り札のひとつやふたつ、持って来るだろうぜ」
550 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 鋼入……ゆ"る"さ"ん"っ……!!
551 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- …つかこの写真、オペレータこっち見てね? ばっちりカメラ目線だけど、気づかれてるんじゃないの?大丈夫?
552 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 俺もゲームの裏ボスの中の人(CV兼PL)の女の子といちゃいちゃしたい…そこ替われ、殺す。
553 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 全然関係ないところでちゃんねるの童貞の殺意がいっせいに向けられる鋼入wwwww
554 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ……そもそも、7人目の台詞が適用されるなら、あいつ別に元々童貞じゃないと…おもっ、げっふげふ!! !!
555 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known まさかここまでとは……。 見ていた分には、別にそういう雰囲気はありませんでしたが。 この1ヶ月の間に一体何が起こればそこまでコトが進展するんですか??
556 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>551 気づいてるからこそ、自分は館に残ったのかもしれない
557 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>554 金で解決したのは真の非童貞ではない! でも今回のこれはダメだ!ショックだ!俺は部屋に篭もるぞ!
558 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これはもう何が起きたのか、正義と同じに簀巻きにするしかない
559 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんでお前にできて俺に彼女できないの? 一体、俺になにが、何が足りないんだ……!!
560 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>557 もとからこもってんだろいい加減にしろ
561 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>559 なんでできないもなにも、まず、お前の好きな子って画面の向こうにいない?
562 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>559 逆にDがひとつ多いのでは。
563 :559:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- \(^o^)/
. . . . . . . . .
--------------------百歩譲ってそうだとして--------------------
 元々ナイフだった長方形の箱は、金属の棒がのたくってできたような、館の幻覚を連想させる複雑怪奇な二つの物体に分かれていた。  我ながら良くぞこんなものが解けたものだと暫くそれを眺めた後、ガチャガチャと元に戻す。さっき解いたのと逆の手順を踏めば良いわけだが、そんなに簡単にできるなら『知恵の輪』ではない。
 時計を確認すると、結構没頭してしまったらしく、もう日付が変わる頃だった。  知恵の輪もやっと元に戻ったので兵器室の方へ行ってみる。
「……お前もか」
 しかし、ペレータは未だに機械にかかり切りだった。
 ラジコンヘリの脚の間に銃が取り付けられているものが3つほど完成している。それに加えて、今は『箱』を造っていた。  もちろん、単なる箱ではない。六面のうちの一つに、館の壁と同じ素材が不自然に張り付いていて、その内側では、生きているのではないかと思える動きで配線や基盤が組まれていく。  ……これが使われる瞬間はさぞ見ものだろうが、わたしに使われることがないように祈っておこう。
 もう少しかかりそうなので、ペレータが抜けて時間の経った肉体の方に視線を向けてみる。  リンカーに生命維持に必要な動きを肩代わりしてもらっていると言っていたが、何時間も放っておいて大丈夫なのだろうか。
 そこまで考えたところで、閉じられていた目蓋が開き、緑色の瞳が顕わになった。
 ……『ペレータ』は間違いなくハーネストの外に出ている。
 だが肉体の方は、勝手に動き出し、不思議そうに、怖々と軽く辺りを見渡した。  おかしなことに、わたしが見えていないようだ。
 ……いや、左の視界がない、のだろうか。顔の左側をぺたりと触り、何もないことを確かめる。  見えている右目で、彼女からして右側にある洋服箪笥を改めて視界に捉えると、そこから伝って天井、壁、ペレータ……。
 肉体の女は『ペレータ』を見て顔を青ざめさせた。想像に容易いが、関係は良好ではないか。  ペレータを守る義務がある以上、この身体にはできるだけ傷をつけたくない。殺傷力の低い武器が欲しい。  幸い、ここの片づけをさせられた身なので、何がどこにあるかは大体覚えている。
 丸窓の前の机の端に、木の杖が数本立てかけてある。  彼女の視界に入らないように移動して手を伸ばすと、わたしの手は何故か置いた覚えのない、高そうな刀の柄を掴む。
『…………』
 頭の中に、直接 声が響いた気がした。  ので、そっと手を離して杖に持ち変える。
『……!?』
 信じられないというような反応が、聞こえたような聞こえないような。  その声は『何かよくないもの』だとぼんやりと感じられた。すぐそこにとても良い見本がいるので、そういうものには近づかないのが一番だと いい加減学習している。この館には基本的に『何かよくないもの』しかいないので、それも中々難しいものではあるが……。兎も角、今はそれどころではないので、無視で良い。
「……」 「なんだ、本当に『喋れない』のか」 「……!!」
 彼女は、ペレー��ならば絶対にしないであろう『怯えきった表情』を浮かべて、口だけを動かした。  次にわたしの声に振り向いて何か言おうとして、そういえば声が出ないのだった、と、��てて起き上がり、ベッドの反対側、洋服箪笥の方へ降りる。普段『口』の役割を果たしているラジオはベッドに置かれたままだったため、コードが突っ張って、そのままリンカーから引っこ抜けてしまった。
「…………ッ!? ……!!!!」 「もう少しゆっくり喋って頂けないだろうか。そうも慌てていては貴方が何語を喋っていて、何と言っているのかが読めない」 「……! …………」
 横目で『ペレータ』の様子を確認するも、組み立てるのに夢中なのか聞こえていないのか、肉体の方に戻る気配はない。  その間に、彼女は自分の首や髪を触りながら「どうしてわたし」「ハーネストが」「カミが」と、日本語で口を動かした。なるほど、少なくとも5年くらい前から記憶はないらしいが、ハーネストのことは知っているのか。
「貴方はアレがなんだか知っているのかね?」 「……ッ」
 彼女は何も答えなかったが、代わりに口を開いて舌を出し、思いっきり、その先を読んだわたしの左手の親指を噛むに止まった。
「…………!!!!」 「……死なれては、わたしが困る」
 木の杖が床に転がる音が響く。  本当に思いっきり力を込めたらしく、わたしの指から血が滲んで、彼女の口の周りを赤く汚した。  銃で撃たれることを思えばこの程度の傷はなんてことはないのだが、指先の怪我を、果たしてなんと言い訳をしたら良いか。
「オイ、暴れるッな……?」 「ッ!?」
 わたしを突き放そうとした彼女の右腕が、みしりと嫌な音を立ててだらりと下がった。  まさかとは思ったが、急に力が抜けてしまったようで、洋服箪笥に凭れ掛かる。
「冗談、じゃあねーな。これは」
 その額には汗が滲んでいた。たった1秒。腕を突っ張っただけで壊れてはいけないところが壊れてしまったようだ。  ずるずるとへたり込んだところで、『ペレータ』が戻ってきた。一瞬身構えたのを感じたが、残念ながらペレータに触れることはできない。人を殺すために生まれて来たような人工スタンドは、スルスルと見える体積を減らしていく。
「 …√ 」
 かなり曖昧なものだったが、見間違いでなければ彼女は最後に「マスター」と口を動かした。  黒い煙が首もとのハーネストに収まりきると、ぷっつりと意識が途切れたように倒れる。  すぐに『ペレータ』としての意識は戻るかもしれないが、あまり無駄に動きたくはないだろうし、起きるまで石の床の上に寝かせておくわけにはいかない。  抱え上げようとしたところで、自分の左手が血と涎で汚れていることに気づく。手の甲でペレータの口元を拭った後、衛生的に少々問題があるかもしれないが、使っていなさそうな雑巾があったのでそれで簡単に汚れを落とし、改めてペレータをベッドに移す。
「確かに、障子紙の如しだ」
 先ほど引っこ抜けてしまったラジオのコードを掴み、首元を確認してプラグを挿し直してやった。  軽くため息がこぼれるのを自覚して思う。介護かと。……本当に要介護だなお前は。
〈……ふむ、世話をかけたな〉 「本当にな」
 肉体はピクリともしないままラジオから声が聞こえたので、ラジオの『目』を見て答える。  また机から椅子を引っ張ってきてベッドの横に座った。既にこの位置が定位置になりつつある。
〈礼を言うぞ〉 「感謝なら物理的に表せ」 〈文無しなのだ。知識で妥協しやれ〉 「……内容による」
 確かに思い返してみれば、ペレータの所持金は初日の買い物の際に持っていても仕方がないと手渡され、その日の内に消えた。  だがここで言う『知識』とは、ペレータについての情報ではないだろう。
〈電気修理。などはどうだ? 使えて損はなかろ?〉 「電気修理?」 〈…ジ……? ……あァ、そうであったな。この表現はあまり一般的ではなかったか。言葉通りに電子機械の構造や、それらを修理する際に必要な知識だと捉えれば良い〉
 言葉の幅が広くて首を傾げたが、なるほど確かに、『貰った後で』必要にはなるか。  まさか壊れたからといって誰かに修理を頼むわけにもいくまい。
「そうだな。悪くない。教えていただこうか」 〈了承した〉
 それはそれとして、一番気にかかるのは右手のことだ。  まさか右目も同じようにして負傷したかと考えたが、目に力を入れることは想像できない上、一度意識が戻っているのならあの反応は辻褄が合わない。
「右手は『明日には治る』か?」 〈……そうさな、少々はしゃぎ過ぎたのに加え、『眠らせる』のにSPの消耗が激しい。それゆえ、『貴様のSPを少しばかり貰い受ければ明日には治る』。といった具合だ〉
 SP……?  聞いてみれば何か新しい情報が得られるかと思えば、また知らない用語が飛び出した。セキュリティ・ポリスではないことは確かだが、SPとは。
〈……ギィ…ジ・ジジ……。一々、語彙の認識の差が面倒よなァ……〉 「無茶を言うな無茶を」
 たっぷり4秒ほどノイズを鳴らした後、ため息の混じったような声を上げられた。  恐らくはペレータの作り手の使っていた表現だと推測できるが、そんなことに不満を言われても困る。
〈『スタンドパワー』……ふむ、馴染みがない者にはかえって分かり難いか。スタンドを扱うのに必要な精神力のことだ。いっそ『精神力ポイント』とでも覚えておけば問題はなかろ〉 「分かりやすくて結構だが、どう渡せば良い? また『出てくる』か?」 〈いや、リンカー越しで構わん。リンカーに触れれば それでこと足りる〉
 ペレータがそう言うのでベッドに上がり、タートルネックの中に右手を突っ込んでリンカーに触れた。  もはや『介護』するのに何の躊躇いも感じない。完全に『モノ』として扱いだしている自覚はあるが、ペレータは生き物ではないので、あながち間違った対応ではないだろう。
 タートルネックを捲ってみていると、黒い煙がリンカーに滲み、軽く手に絡みついた。……と、それを見れば当然、気になることがひとつ。
「……なぁ、『出てくる』のに、毎回蓋を開ける理由は一体なんだ?」
 これなら、蓋を無視して出てこれるんじゃあないか?
〈ギ、忘れていた〉 「は?」 〈『これ』を閉めてはくれぬか〉 「蓋?」
 そう言いながら、がしゃんとラジオが『割れて』、歯車の形をしたリンカーの蓋が出てきた。
〈蓋を開けるとリンカーのスイッチが入るのだ。スイッチを入れ忘れて肉体が死んでしまっては元も子もないのでな。毎回蓋を開けるようにしておる〉
 そういう『忘れていた』か。まさかと思った。  血が止まっているのを確認し、左手で蓋を閉めてやる。
〈……ジジ・しかし……こうなれば、長時間抜ける場合は監視を頼むほかあるまいな〉 「……。肉体の方が起きる兆候はなかったのか?」 〈いいや。そもそも、長時間抜けていたこと自体あれが初めてになる。いい加減、二度と起きぬであろうと侮っておったのも事実だ〉
 ……前に『癒着が緩んだ』とか言っていたな。仕様変更以前は自力で抜け出したりはできなかったのか。  肉体の脆さが尋常でないのは気になるどころか心配になるレベルだが、情報の整理が先か。……かなり前、5年以上前に『眠らせて』、それきり起きていない。『マスター』とは『社長』のことだろうか?
「監視を頼むと言っても、作業中にわたしが部屋に居座ることをどう説明するつもりだ」
 暇つぶしなら電気修理の件でも良いし、隣の部屋には腐るほど本がある。  兵器室にいること自体は構わないが、わたしから言い出すには流石に世話を焼き過ぎだろう。
〈そうさな。〈不安なのデ、一緒にいて欲しいデス☆〉ということで良かろ〉 「……何が不安だって?」 〈その辺りの細かい理屈など、適当に押し通せようぞ〉 「ろくに動けない中、普通はわたしがいる方が不安だと思うが?」
 不安要素はいるにはいるが、そこまでする必要性は感じないし、わたしとペレータはつい数日前に知り合ったことになっている。それでは信頼があり過ぎて不自然な気が。
〈さようか? 度々様子を伺いに来るだけでなく、甲斐甲斐しく看病もしてくれる、部屋の片づけから会話の相手まで。……果たして、何か不安になるか?〉
 ……言われてみれば。  既に、大分世話を焼いている。ペレータに対して慎重になり過ぎた。『ペレータに殺されないこと』だけに注意し過ぎたか。  わたしからすれば、仕方がないというか、警戒しないことにはどうしようもなかったし、今になれば『いつ死ぬか』というほど怖いことはない。だがそれはあまりに、今更、すぎる……。
「た、謀ったなッ……!?」 〈キュイイィンッ 我が身可愛さに、傍からどう見られるかを気づかぬ方が間抜けなのだァ。キ・キキ…詰めが甘いぞ、スティーリー・ダン〉 「お前が……! ……ン?」
 お前が言えたことかと、思ったが。  よく考えてみればみるほど、考えが纏まりきる前にぽんぽんと情報を零されて、それを馬鹿みたいに追いかけていた自分に気づく。
「……おい……ペレータ……」 〈なんぞ?〉 「あえて。……あえて聞くが、情報はわざと零していたのか?」 〈…ッピーー――――ーー――――――――――――ーーーーーー…〉
 甲高い音が流れ出てから数秒後。
〈 キ ュィ  イ ィイ イ ―- イイ ―-―ー イイ ィ イ イ ィ イン ッ!! 〉
 思考を働かせずとも、ボリュームこそ絞ってはいるが、この音が大笑いしているのだと分かる自分が少し恨めしい。加えて、ラジオの明かりが不規則に点滅しているのにも『随分と楽しそうだ』としか思えなくて、白目を向きたい気分だ。  完全に思う壺であった自分自身に、盛大に顔が引きつった。
〈やはり貴様は、中々どうして優秀だ! そう。零す言葉が一々気になったであろ? 私の人間としての不出来さにハラハラしたであろ?〉
 流石に火柱から用意していたのは有り得ない。いつからだ。
 出会ってすぐ、わたしが『見ていた』ことを告げて、買い物をしている数時間。  『人工スタンド』であることを告げて、おつかいを頼んだ時点で……。『おつかい』とは、まさか。  初日の買い物で一緒に歩き回りながらどう引き込むかを考えて、おつかいを押し付けてどの程度無茶を言って平気かを推し量ったのではないだろうか。実際、思い返してみれば、おつかいの前は悩む表情も嬉しそうな笑顔も、それなりに取り繕ってはいた。
 なんにせよ、わたしが『シェルビーではないのか』と尋ねた時点で、既に引き込むことが決定されたに違いない。わたしが勝手に聞いてくるよう、仕向けたのだ。
「……掌の上ってヤツか」 〈うむ。しかし繰り返しにはなるが、私は嘘は好かぬ。私の言葉を鵜呑みにしてくれたとして さして問題はない。『嘘ではない』ゆえな〉 「根拠は」 〈形として提示できるものはないが、私の存在にかけて良いぞ。貴様に対し、嘘はないと〉
 確かに、お互いに状況が状況なだけに嘘は余計な混乱を招くだけだろうし、未だに分からないことの方が多いのだが……。なんだか、誠実すぎるのが引っかかる。
〈無論、真実を欲し、頭を悩ませてくれたほうが私としては『嬉しい』が〉
 なにも、悪い話ではないのだが。  ペレータは利害の一致があるとはいえ、わたしを慮ってくれる。わたし個人が使い物になるほど、それが『嬉しい』と言う。  いや、こう考えていること自体すら、もう、ペレータの思う壺なのだろうが。
 それにしても、何故だ?
「最終的に、わたしを大事に巻き込むつもりなんじゃあないだろうな」 〈その気がないわけではないが、最後の線引きははっきりと貴様に問いかけ、その選択に委ねる所存だ。どちらに転んでも貴様の悪いようにはせぬゆえ、安心しやれ〉 「……? さっきからそれが納得いかないのだが、何故最後までわたしの逃げ道を残している?」 〈……ジ……そうさなァ……。それは……ザザ―-…まァ、その一手を詰めぬのは、私が勝手に認めておるゆえに、だな〉 「なにを?」 〈……秘密だ〉 「はぁ?」
 一番知りたいところをすっぱりと黙秘されてしまった。  認���ている。とは、一体何をだ。わたしをか? 能力をか?  百歩譲ってそうだとして。だから、それがどうしてそうなるのか。
〈キュイン、あァ、もうSPは十分だ。今日のところは良い。明日から先ほど言ったように〈不安なのデ、一緒にいて欲しいデス☆〉とほざく。宜しく頼んだぞ〉 「……分かった」
 リンカーから手を引き、兵器室から図書室へ出る。  続いて、どう考えても図書室の隣に置くべきではないミュージックホールを突っ切って階段を上り、自分に宛がわれた部屋に戻った。
 ペレータはわたしに嘘はつかない。  本当のところはどうかは知らないが、ペレータに接する上では一応その前提で動いて良いか。  き。……。見たところ『ペレータ』は『機械』ではない。き。……唯一零したそれはなんだったのか。  ノアから聞こうにも、なんと聞けばいいのか。それに、次はいつ来るのか。そこから調べなければならない。
 ……認める、か。
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・おまけ・
曲木伝人 まがりき つてと(18歳) ★星座…おとめ座  ★身長…145cm  ★体重…40kg  ★血液型…A型 ★スタンド…スクエア(「四角形」だけでなく、交差点にある四角形の広場であったり、『型どおり』の意味があったりもする)  ★瞳の色…赤みのあるこげ茶色 ★好きな景色…田舎の星空、都市部の夜景  ★好きな食べ物…ジャンクフード、甘いもの ★口癖…「ってか」「あ?」「なんていうか」  ★癖…スクエアをくるくる回す。
★性格…物事は前もって準備しておくタイプで、想定外のことには少々弱い。     上手く進んでいるうちは冷静だが、劣勢になると負けず嫌いな面が顔を出す。
+目立ちたいからこんな格好をしているわけじゃない、実用性ありきだからこれに甘んじているんだ。  ……と言う割りに、いつもシルバーのイヤーカフなんかをつけているのは父の形見だからだったりする。  因みに、スクエアの『六面』は全て合わせれば『箱』になったりもする。
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風見小百合 かざみ さゆり (17歳) ★家系…代々転生が多い忍者の一族  ★身長…175cm  ★体重…69kg ★血液型…AB型   ★誕生日…6月27日  ★誕生花…ローダンセ、ヒメユリなど ★スタンド…「未知を知るもの(知ったもの)」アン・ノウン  ★口癖「です、ね」「ません、か」「ハァン?」 ★好きな色…アメジストのように暗く透き通った紫  ★瞳の色…琥珀色  ★好きな食べ物…さくらんぼ ★癖…負の感情が高まると拳を握り締めてしまう。自覚はない。
★性格…基本的に難しいことは考えず、己の信じるものだけを信じて生きている。     一瞬の駆け引きは得意だが、長いスパンの探り合いなどは不得意。
+アン・ノウンは横から見るとフチがない。  レンズ端の上下から、耳にかける部分に向かって三角にフレームが伸びている。  その枝分かれが合流するところは1.5cmほど格子状になっており、それは実はスタンドの『耳』であったりする。  『an known』というのは『未知であるはずのことを知っている』みたいなことが言いたかったのでそれっぽく適当に。
0 notes
orisyu-manako · 6 years
Text
スクエアンノウン.15.リベンジ
前回のあらすじ「公式ホームページに載るヤツじゃん?」
--------------------伝人視点--------------------
 自分はしっかりチケットを全て使い切り、ほっくほくな状態で。  向こうは鼠パニックからの復旧作業に追われ、イライラの頂点で。  結局のところペレータが何なのかはまだ分からないが、シェルビーちゃんとしての記憶があるのなら、この状況は控えめに言ってもやばい。
 今ごろ隣の部屋では、また黒い糸が布団の上に散乱しているのだろうと想像し、明日の朝から『昔話』という苦行が待っている現実から目を逸らす。
 ……そういえば。  日本を出てから1ヶ月くらい経ったが、アイツの下着はまだ褌なんだろうか。作ってるところを見た記憶がないから、普通にその辺で買ったパンツになったかもしれない。
「……そのよ、花京院。ずっと聞きたかったんだが……」
 くだらない思考を遮った声。視線を向けると、重力に従った銀髪が目に付いた。  いつものピアスもしていないし、残った特徴を強いて上げれば、そのよく分からない服くらいか。  風呂から戻ったポルナレフは、何度見ても『誰だお前』と言いたくなる。最も、小百合は声に出して言っていたが。
「お前としては、小百合はどういう相手なんだ? 単にこう、幼馴染、親友っていうんで良いのか?」
 それか。
「あー、そこんとこ、俺も聞きたいっちゃあ聞きたいかな」
 それは是非とも、本人達の口から聞いておきたいことだ。  俺からしても、小百合と花京院に恋の予感を感じるかと聞かれれば、「なさそう。」という答えが一番近いか。  甘酸っぱいものはなさそうだが、その関係が純粋な友情だと断じるというのは、モヤッとしてすっきりしない。できればハッキリさせたい。
 2人一緒にいるときよりも1人ずつ聞きたいし、小百合よりも花京院から聞きたい。  この微妙な質問に承太郎を参加させるのはどうかとも思うし、その点今夜は波紋戦士とその他で分かれている。  更に言うなら、別に明日は長距離の移動を控えているわけでもなければ、『分かっている刺客の予定』も、少なくとも午前中はない。余裕もあるし、さっきの褌のことよりはよっぽども意味のある疑問だったので、俺もポルナレフに乗っかった。
「サユは……」
 聞かれた花京院も、想定していなかったという様子はない。  緑のストライプのパジャマのボタンを留めつつ、無表情に数秒考えて、無表情のまま口を開く。
「サユかな」
 しかし、その答えに余計にモヤッとさせられた。
「つまりどういうことよ」
 ポルナレフの表情を確認すると、丁度俺のほうを向いて目が合う。  お互いに微妙な顔を見合わせ、花京院に向き直った。
「分からない」
 言い難いとか、そういう表情ではない。普通に悩んでいるように見える。  まぁ、「こいつをどう思う?」と聞かれたら、「凄く……サユです……」と答えるほか、なんと表したら良いか分からないんだろう。もうちょっと、はっきり聞いてみた方が良いか。
「『色々あった』のは知ってるが、ぶっちゃけ女の子として可愛いとか思うか?」 「それはない」 「即答っすか妖術使いさん」
 けれども「友達だから」とは言ってこない……!!  なんだ……この、もどかしいというか、ワケ分からん関係は……!! 歯がゆいッ……!!
「何せ割と最近まで、サユのほうが背が高かったから……」 「花京院、後からでかくなるタイプだったのか」 「ああ……それに対してサユは順調に育っていったからね……。僕もこのまま追い抜けなかったらどうしようかとは思ったが、なんとかギリギリ3cm勝てて安心した」
 関係を表す言葉を探すために、ついに記憶を遡り始める花京院。  感情に合わせて前髪がのたうっている気がするが、見てみぬフリをするしかない。突っ込んではいけない。
「……なんか、小百合の昔っつーと、ただのイケメンロリしか想像できねぇんだが」
 思い返してみると、小学生時代の小百合の画像は見たことがない。  女の子らしさといえば、性別くらいしか思い当たらない小百合。そいつの小学生時代となると、ただの美少年♀としか想像がつかなかった。
「よく分かったな、その通りだ」 「今のどの辺にふんぞり返る要素あった?」
 何故か嬉しそうに胸を張る花京院に、銀騎士お兄さんの突っ込みが入る。  それを軽くスルーして、花京院は話を続けた。
「サユは、髪はずっと長かったが、小学校にプールがなくて、中学に入って制服を着るまでは男の子だと思っていた子も多くてね……。記憶違いでなければ、出会ってすぐの頃はまだ『女の子』という印象はあったんだが……気がついたら『ああ』なっていたよ」 「どうして『ああ』なるまで放っておいた」 「放っておいたもなにも、あっという間に『ああ』なったんだ。どうにもできない」
 ……つまり、第二次性徴期を経て、花京院がここまで大きくなり、小百合に女の子要素が多少戻ってきて、やっと傍から見て『男女』が分かるようになった。ということになる。  普通の男女の幼馴染って『高校生かぁ……。いつの間にか、こんなに差がついちゃったね。』みてぇな感じだろ。未だに肉体的には小百合のほうが強いとか、現実が愉快すぎるだろ。
「……承太郎なんかは、小百合は完全に男友達の扱いだよな。笑いながら手合わせしてるのが完全に波紋戦士のそれ」 「ああ。2人とも楽しそうで何よりだ」
 花京院のこれまでから答えを探すのは無理そうなので、承太郎を引き合いに出してみる。  俺からすれば、波紋戦士の2人の関係は、承太郎のブレーキが壊れていくのが目に見えて分かるのでなんとも言い難いが、花京院的には普通に嬉しいようだ。
「イヤイヤイヤ、ま、確かに楽しそうだぜ? でもあれで良いのか? ホントに良いのか?」
 ポルナレフも、待ったをかけつつも本人達が楽しそうであることは否定できない。  最後に残された唯一の良心、ポルナレフ。頑張れポルナレフ。俺はもうダメだ。見守ることしかできねぇ。
「忍者には、戦ってストレスを発散させる場が必要なんだ」 「そんなペット飼う前の取り扱い説明みてーな……あっ」
 ペット……10年連れ添った愛犬……?  それもあながち間違いでもない気がしたが、電柱ではないポルナレフは、的確な突っ込みを入れつつ思いついたようにハッとする。
「分かった! オニーサン、こう聞いたらはっきり分かると思う!」 「あ?」 「なんやかんやで小百合と承太郎が結婚することになった! どうよ?」 「……? 正直、全く想像がつかない……」 「ゥオオオオ、まじかよ花京院ッ……!!」
 しかし名案は一瞬で砕け散った。  頭を抱えるポル���レフ。俺もどういう顔をしたら良いか分からない。
 腕を組んで頭を悩ませる花京院は、とぼけている様には見えない。  アン・ノウンが小百合のスタンドでさえなければ今すぐ借りに行くのに。  こう……誰か、誰か心の中を覗いて見られる眼鏡を貸してくれ……ッ!!
 「タイム」と、ポルナレフが軽く手を挙げ、俺との距離を詰める。
「…………伝人、どう思う?」 「あ~、まぁ、よくある『異性の幼馴染をそういう対象として考えたことがない』ってヤツだろうなぁ……。小百合の方も、確かに『花京院大好き』じゃあ あるが、それもどういう意味かはハッキリしねぇし……」 「ソコなんだよな! 小百合も花京院も『友達』とは即答しねぇクセによぉ~……。自分たちの関係がワケ分かんねぇまま仲良くなり過ぎてるぜこりゃあ」 「本人が分からねーってんじゃあ、どうにも問い詰めようがねぇからな……」
 その本人である花京院を改めて見れば、眉間に軽くしわを寄せ、呆れたような、眠たいような目でこちらを見る。
「……本人を目の前にして、よくそんな会議ができるな」 「逆に目の前でそんな会議をされてどうなんだよお前は」
 軽く歯を剥いて答えを促すも、答えを持っていない人間は、答えを述べることなんてできない。
「どうと言われても……。そもそも『サユのウェディングドレス姿』をどうやって真面目に想像したら良いんだ? 何かのバツゲームか?」 「おんなのこのゆめをバツゲーム呼ばわりってか……」
 言うことは分けるけどな。  小百合はどう考えても「しょうらいのゆめはおよめさんですぅ☆」とかのたまう人間じゃあない。真面目に考えても『風見家』の跡継ぎだろうし、『嫁入り』はしなさそうだ。
「……それなら、あの195cmにウェディングドレスの方が、案外、想像が……く、ふっ……のほっ……!!」 「やめろ割りと一瞬で想像した自分が憎い」 「おれの頭の中に胸周りがパッツンパッツンになった可哀想なドレスが!」
 ……胸周りがパッツンパッツン……。  俺と花京院の視線が、スッとポルナレフの谷間に向けられ、何事もなかったかのように前に向き直る。  ああ、その服、なんなんだろうな……。分からねぇ……。
「サユなら喜んでタキシードを着るだろうが、承太郎はどうだろうか」 「いやぁ~、あの調子じゃあ、案外とノッてくれるんじゃあねぇの? なんだかんだ、ジョースターさんの孫だし」 「ああ、俺の知っている承太郎はもういねぇんだな……」
 承太郎の嫁入り♂とか、それこそ薄い本かよって話である。  しかし相手はサユ。騎士道忍者漢女である。あながち否定はできねぇ。
 片膝をついて手をとって、「生涯、貴方を守ります(キリッ)」ってか?  ……めっちゃ騎士王! 畜生、脳内再生が余裕過ぎて辛いッ!!
「「でも、実演は断りそうだな」」
 そこまで考えて、これまでの小百合の行動を思い出して何気なく言った一言は、見事に花京院とハモった。
「……だよな? あいつ、変なとこで固いよな?」 「…………ああ」 「なんだ。その妙な間は」
 サユはおふざけの上でも、何故か貞操が硬い。  花京院に確認を取ると、微妙な顔をして目をそらされた。
「それには、その、色々あったんだ……」 「ホントに忍者と妖術使いはどこ突いても色々あるな」 「サユとの思い出の殆どは『色々あった』に分類されている」
. . . . . . . . .
----------------昔話 小百合編(花京院視点)----------------
 少し、薄情なことかもしれないが。  僕は小学校に上がって、6月より前のことは殆ど覚えていない。
 なにしろ『その日』から前の出来事は、僕の人生の中ではあんまりにも味気ないものだから。  父の仕事の都合で引越して来たことは知っているが、「転校生」と言われた記憶はないから、丁度いい時期だったのだとは思う。  そのくらいのことしか知らない。
 知らないが、恐らく友達らしい友達はいなかっただろう。
 小学校の昼休み。僕は図書室へ向かおうと廊下を歩いていた。  季節は梅雨だったが、その日、雨は降っていなかったことを覚えている。
 大抵の小学校は図書室と教室は別の校舎にあると思う。少なくとも、僕の通っていた小学校はそうだった。  そして小学1年生の男の子というのは、余程本が好きな子供でもなければ、晴れの日に態々図書室へ行ってまで本は読まない。それか、一緒に遊ぶ友達がいないかだ。
 だから僕は特別教室のある校舎へ向かおうと歩いていた。  丁度、階段へ差し掛かる曲がり角でパタパタという足音が聞こえ、僕は音のする方を見上げた。  がっしりした壁のある階段ではなくて、鉄の手すりのついただけの、隣り合った上り下りの階段が覗けるつくりであったので、駆け下りてくる髪の長い眼鏡の女の子と目が合った。
 彼女の眼鏡はおよそ小学生には似合わないような、背伸びの過ぎるデザインの眼鏡だった。階段に取り付けられた窓から差す日の光で、弦の部分が紫色に透けた。  その黒髪はまだ『三つ編みをして丈を調節する』ほど持て余してはいなくて。単に腰くらいあるひとつ縛りにしていた。このときは一目見て女の子だと思えたのに、いつの間に『ああ』なってしまったんだ……。
 今の『サユ』ならば有り得ないことだが、当時の彼女は僕に気をとられたのか、踊り場で向きを変えたところで、思いっきり足を滑らせる。
「あっ」 「おっと」
 幸いにも、そこにいた男の先生に支えられ、彼女はなんともなかった。  しかし勢いで眼鏡が落ちるのが見えた。このままでは床に叩きつけられて割れてしまう。咄嗟に手を伸ばしたが僅かに届かず、無意識にハイエロが飛び出してそれを掴んだ。
「風見、危ないじゃあないか。『眼鏡は落ちなかったか?』」 「あっ……は、ハイ! 大丈夫です!」 「え……?」
 僕にはその先生が何を言っているのか分からなかった。  だってこの時点では、彼女の眼鏡は誰がどう見たって、僕の手にあると見えるものだと思っていたのだから。  しかし彼女はまるでそこに眼鏡があるように、何もない米神を右手で押さえて笑って答えて見せた。
「廊下も階段も、走るんじゃないぞ」 「はーい、気をつけまーす」
 階段を上って行った先生を見届けて、そこで漸く僕のほうへ向き直る。  そしてさっき注意されたばかりなのに、全力で駆け下りて来て、僕から眼鏡を受け取り、こう言った。
「私の『見えない眼鏡が見える』の!? 触れるの!?」
 また、何を言っているのか分からなかった。
「み、えない、めがね?」
 けれど目の前の彼女はかなり興奮していて、とても嬉しそうで。  僕は拒む間もなく両手で両手を握られていた。
 ……ただ。その両手がなにかぬるっとしたのもまた、もう、一生忘れられない。  僕も困惑しているのと同じくらい、期待していたから、その瞬間はどうでも良かったのだが。
「ねぇ、さっきの何? 私のと同じような、他の人には見えないもの?」 「さっきの……?」 「キラキラした腕みたいなやつ!」 「見えたのか?」 「見えたよ!」 「ほんとに?」
 自分からハイエロファントグリーンを出して見せれば早かったのだろうが、どうしても彼女の口から確かな証拠が欲しくって、少し渋った。  出した後になって、やっぱり見えませんなんて言葉は絶対に聞きたくなかった。今から思えば馬鹿馬鹿しいが、両親にさえ、見えない分からないと言われていたのだから、仕方のない意地だ。
「なんか美味しそうな緑色だったよ!!」 「……!」
 何度振り返ってみても、小学生にしたって酷い表現だったが、嬉しかった。要するにあれはメロンソーダのことが言いたかったんだと解釈している。家に帰った後、やっぱりその表現で嬉しかったのがちょっぴり悔しいとは思ったが、その瞬間だけは本当に嬉しかった。
「私は風見さゆり! 小さい百合って書くの!!」 「僕は、『花京院典明』」
 彼女が名乗った後に僕も名乗った。  その時、不思議そうに、驚いたように、彼女がしぱしぱと瞬きをしたのが印象に残っている。
「か、きょう、いん?」
 それと、強烈な存在感を発する、背中から肩に這って来た、10cmはあろうかというカタツムリ。  後で聞いた話だが、授業中に隣の校舎の壁を這っているのを見つけたので、ダッシュで取ってきたそうだ。つまり、ぬるっとしたのはそういうことだった。  知り合った瞬間からこうなので、その後の毎日も、もちろんそんな具合である。
「花と、京都の京と、病院の院。……珍しいだろうけど、ほんとにそういう名前なんだよ」 「かき、よういん、のり……あき」 「変かな……?」
 彼女は僕の名前をゆっくりと口にしながら、数秒、顎に手を当てて、とても真剣に考えるような仕草をした。  今の今になると、僕が『花京院典明』だったからこそ、サユは、この時にもう、『風見小百合』になることを受け入れたのではないかと思う。  まだ、彼女に拳を握り締めるクセはなかった。
 最も、当時の僕はそんなことは知らない。何も知らない。  純粋に、変な名前だろうかと不安になった。  だが、直後に、彼女は今後10年先まで引きずるようになる、この言葉を告げる。
「じゃあ、柿ピーだね!」 「かっ柿ピー……!?」 「花京院で『かき』で、典明で『ノリピー』だから、『柿ピー』OKばっちり」 「いや、ちょっちょっと待ってイヤだよ……!!」
 あだ名というヤツは恐ろしいもので、どんなに変な名であっても、慣れてしまうとそれが当たり前になっているのである。
 ……この時、10年後の運命を言ってくれたとして、信じられるかどうかは別だが。  10年経って尚、サユの口から本当のことを言ってくれなかったことは、一生許さん。
. . . . . . . . .
 校舎の2階の外壁に這っているカタツムリを易々と手に入れて、それを服の上からくっつけて喜んでいるようなサユだったが、出会って半年くらいは……まだ雰囲気に女の子っぽさがあった気がする。たぶん。確証はないが。  それが小学5年にもなるとただのイケメンになっていて、僕はいつの間にこうなったんだっけと思いつつ、靴箱から雪崩落ちるチョコレートを紙袋で受け止めていた。
 1982年、2月15日、月曜日。  バレンタイン直後の休み明けとあって、今年はみんな張り切っているようだった。
「サユ……」 「なに?」 「なんだろうな、これ……」 「チョコ、いや違う。これはレ↑ディ↓達の真心……典明絞まってる絞まってる!」
 首に巻きつけた触脚を絞りながら、雪崩にならずに残ったチョコレートを回収していく。
 普通��ら、バレンタインにチョコレートを持ってきたとして、そういったものはこっそりとやり取りされるべきだろう。  しかし、サユという美少年♀の前にそんなルールは爆発四散してしまい、必ず持って帰れば良いという新たなルールがまかり通った。世の中、まかり通したもの勝ちだ。
「入れ物くらい、自分で持って来い」 「ここに背負ってるじゃん」 「学校鞄は食べ物を入れるためのものじゃあない」
 紙袋を手渡しつつ、堂々の置き勉宣言をするサユが背負う学校指定の茶色の鞄を軽く叩いてみる。  せめて、せめてこれが赤だったならもう少し違ったかなと思ったが、別にそんなことは関係ないと結論付けて紙袋を手渡す。
「おっきいからいっぱい入るし、何も問題はないと思うけど」 「後で蟻に集られてから後悔しても知らないぞ」 「その発想はなかった」
 次からそういうの気をつけようと零すサユ。  並んで歩いても足音は1人分だが、この頃にはもう誰も疑問に思わない。  流石に人前でナイフを投げるわけにはいかず、代案としてチョークを投げ、見事黒板に描かれた的の中心でチョークを木っ端微塵にして久しい。……因みに後日、チョーク投げは学校全体で固く禁じられた。
「去年も言ったけど、それ全部食べてよく体を壊さないな」 「その分動いてるから」
 階段を上るとき、まだ僕が一つ先に足をかけていた。身長に差があるからだ。  それを見るたび余裕の笑みを浮かべられていたが、数年後、僕の怒涛の追い上げが始まるのだ。ざまあみろ。
「カロリーの話じゃあなくて、朝夜チョコレート生活をキメていて病気にならないのかって言っているんだよ」 「忍者は、その程度で身体を壊したりはしませんので」 「これだから忍者(バカ)は」
 階段を上りきり、この頃には完成しつつあった騎士スマイルを発動させて廊下の先へ歩いていくサユ。  歩くたび、腰まであるポニーテールが揺れているのを眺めた。
「……あれの中のどのくらいが本命なんだろうなぁ……」
 サユとの友達づきあいは5年目だったが、学校側が忍者と妖術使いを同じクラスにすることを恐れたのか、未だ一度も同じクラスになったことはなかった。その判断は正しかったとは思うが。
. . . . . .
 時計の長針は、帰りの会が終わってから とっくに一周していた。  教室にかかったカレンダーには花の蕾が描かれていて、さも暦の上では春が来たようなことを言いたいのかもしれないが、まだまだ寒い。
「お待たせー」 「本当にね」
 放課後、あらゆる場面で『予約』を入れられていたサユは、たっぷり1時間も待たせてから僕の元に現れた。  サユを待っている間に今日の宿題は終わってしまった。教室中に延ばした触脚を張り付かせて、室内を(僕にしか見て分からないが)エメラルド色にして遊ぶのにもそろそろ飽きた頃だった。  手に持った紙袋を覗いてみれば、朝に渡したときの倍以上になっていて、詰め放題でも開催されたのかと思う。
「……きちんと、本気の本命は断ったんだろうな」 「断らなかったら大変なことでしょ」 「その大変なことが起こってしまってからじゃあ僕にはどうすることもできないから聞いているんだけど?」 「もしかして、私を信じてない?」 「もしかしなくても、信じられないな」
 鞄を背負い、昇降口に向かう。
 サユは普段から「今の私かっこよくない?」なんて言って、本気で口説いているわけではないことを口にして入るものの、この日のお呼び出し件数を思えばまっっったく安心はできない。  うっかりすると、時たま素で口説く様な台詞をほざきだすのだから。性質が悪い。
「えー、サユさん悲しいー」 「悲しいって……紙袋いっぱいのチョコレートを持ってそんなセリフを吐いてみたって、説得力がないどころか、世の中の男子が嫉妬で狂うだけだよ……」
 そのまま、他愛のない話をしながら帰路に着く。  横に並んで会話をする時にがっつり見上げなければならない相手は、サユを追い抜いて以来は承太郎かジョースターさんくらいなものだ。しかし、この頃はサユ相手に見上げるのが普通だった。  今日の夕飯から、給食以外はチョコレートを食べて生活するサユ。貰ったからには責任を持つと、手作りから消費していくサユ。そこまでしなくとも最初から貰わなければとも言ってもみたが、用意されたからには貰うと言い切ったサユ。
「そういえばさ」 「うん?」
 今年は何日で間食するのかと予想とつけていたとき。  あと数分で、嘘偽りなく『忍者屋敷』であるサユの家の前に着くというときになり、唐突に切り出された一言。
「今年は男の子からも呼ばれたんだよね」 「……ついにそこまで来たか……!」
 流石の僕もこれには頭を抱えた。  というか、その話は教室に来て真っ先にしてくれても良いくらいには大事なことなのでは思った。サユにとっては、そうではなかったのかもしれないが。
「……やっぱり本命だったのか?」
 呼び出しということは、大抵はそうだ。  いや、もうその発想がどうかしているのは分かっているが。  サユと過ごしたこれまでの思い出からして、例え男の子であっても、恐らくヤキいれとか文句じゃあないんだろうなとは簡単に予想ができた。
「本命とは言われなかったけど、1人で渡しに来てたから、しっかり断った」 「…………それが良い」 「うん。ね」
 大体、サユとお付き合いしても『もたない』気がする。  肉体的な問題もあるが、何よりも、精神的に。5年いて分かった。思い知った。こいつはくノ一じゃあない。忍者(バカ)なんだと。  この忍者(バカ)との付き合いは色々とどうでも良くなってからが本番だ。気が付けば川の源流で水を汲まされていたり、頭にりんごをセットされていたりと、何かしら『身を守る能力』がなければ命がいくつあっても足りない。
「それで、典明からも欲しいなぁ、って思って」 「は?」 「ダメ?」
 僕は、こいつは何を言っているんだろうかと思った。  普通、こちらに要求するところから始まるだろうかと。せめて、そっちから先に何か寄越せよと。  まだ貰ったことないし。なんて言うサユだったが……僕から貰ったことがないだって、それを言い出したら、現在進行形でその手に持っている大量のレ↑ディ↓達の真心は、一体なんだっていうのか。
「逆チョコだろうがなんだろうが、誰があげても王子様ヅラして受け取るようなヤツにあげるチョコなんてないだろう」 「……」
 事実、誰相手にも誠実な騎士道忍者であるのは一周回って不誠実だとは常々感じていたし、言いはしなかったものの、やっぱり、先に、寄越せよ。と、思った。  しかし、ここで僕の一言を受けて、ぴた。とサユの足が止まる。
「じゃあ。典明が毎年くれるんなら、他のは 全部 断るよ」
 今にも沈んでしまいそうな黄昏時の日差しを横顔に受け、サユはやけに真剣な顔をしてそう言った。  そう来たか。もはやサユからくれと言える空気じゃあなかった。
「ふーん、言ったな?」
 よく考えると、なんだか余計なことを言ってしまった気もした。  それでも実際、次の年から義理ひとつ受け取らなくなったし、次の日からベッドイン系のくどき文句は一切言わなくなった。  ので、僕は血判を押したわけでもないが、毎年バレンタインにチョコレートを作るのが絶対となってしまった。
 しかし代償は大きかった。
 なにしろ、サユが最も男の子らしくて、ただのイケメンであった小学6年生のバレンタイン。  「今年からは貰わない」と公言しているサユに、手作りのチョコレートをあげるのは、とてもハードルが高かった。
 もちろん家であげたのだが、案の定、サユは騎士然と傅いて手を取って、完成された騎士スマイルを浮かべて「大切に頂きます」と、とても喜んでくれた。  死ぬかと思った。
. . . . . . . . .
【ソード1】妖術使いと不良と俺ら【カップ6】
1 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square はい、というわけで4スレ目に突入した、奇妙な冒険3部転生スレだ。 本当のことしか書いてないのにスレタイで世界観が伝わらない謎。 1【[[jumpuri:なんか】今から黄色い奴に会いに行く【立てちゃった > http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6178554]]】 2【[[jumpuri:合法ショタ】俺らの奇妙な転生・第3部【忍者JK > http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6482014#6]]】 3【[[jumpuri:7人目】(`◉w◉)人(ロ∀ロ-)eee<【8人目 > http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7151329]]】 ただいまの状況  転生暴露して色々あって、細かいことはどうでも良くなった。inカラチ前なう。
メイン人物紹介 ・六窓(`◉w◉) 身長145cmの萌え袖じゅうはっさい(笑)。実際のところは牙がヤバイ小悪魔。未来人。 スタンド:「スクエア」ワープ系能力、カップの6。
・サユ>eee(σロ∀ロ)σ スタンドが眼鏡の騎士道忍者JK腐女子。波紋覚え中。男前通り越して馬鹿。ほんと馬鹿。 スタンド:「アン・ノウン」サイコメトリ系能力、ソードの1。
・テンメイ(乂'ω')ζ 初めは普通にテンメイかと思ったが、10年も忍者と一緒にいたからやっぱり何かが狂ってる。 腐ったみかんと腐っていないみかんを隣同士に置いといたらどうなるかはお察し。
   Ξ ̄ ̄☆| ・承り(_/-廿)9m 旅が始まったころは普通に承りだったけど、最近はブレーキがイカレてきた。波紋覚え中。 さっき「相手に向かって指をさす」=「ぷぎゃー」なのではと思ったが、細かいことは気にしない。
2:サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 本日は安価を消化しつつ、念写で恋人の移動状況を計りながらゆっくり移動します。 手首持ってるからと安心しすぎるのもアレなので、奇襲に備えた、3:3の2組で移動するつもりです。 というわけで、まずは分け方を安価します。
>eee(σロ∀ロ)σ >>20
3 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 遠距離、近距離、トリッキーで分けられたら最高だが、 今は肉体的には全然元気だし、あえて思いっきり偏らせてもらっても構わない。
4 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>1 こうですか分かりませんwwwwwww Ξ ̄ ̄☆| (_/д^)9m<テメーは俺をww怒らせたwwww
5 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓新スレ乙wwww 現実が意味不明すぎて新参バイバイすぎるwwwww
6 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>1 「カップ」が一瞬カップウォーかな?と思わせるけど、 何が一番インパクトあるかって「妖術使い」が凄い
7 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>4 怒ってないじゃねーかwwwwwww
8 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>4 大事な台詞が一気に煽り技にwwww 黄色いのはプッツンした!wwwwww
9 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 腐ったみかんwwwwwwwwwww
10 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- もう4スレ目か…結構長いよな… まだエジプト着いてないのに、横道事情がすごいから…
11 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓の紹介に「ネトゲ廃人」が足りなくね?
12 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- もはや新参が誰も来ないというwwwwwww
13 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スレ立て乙ーー!! 安価ーーー!!!
14 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あえて足踏みして、待ち構えてるときにイレギュラー来て欲しいよね
15 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>12 タイトルで何も伝わらないからwwwwwww
16 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- もはや新手のクロスオーバーかな?っていうレベルで忍者と小悪魔の濃さがやばい 三つ編み腐女子忍者と、萌え袖未来人小悪魔とか、2人が一緒にいるだけでもめっちゃ濃い
17 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 分けたー。戦車のSPがマッハだけど気にしねぇー。 ・妖術使い ・腐女子忍者 ・電柱
・おじいちゃん ・孫 ・ショタ
18 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 波紋戦士とその他でオナシャス サユ・承り・隠紫 テンメイ・六窓・戦車
19 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 隠紫・六窓・テンメイ サユ・承り・戦車
極振りパーリィにしかったけど、そういえば戦車は遠距離技習得したんだった
20 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 戦力で分けた
遠距離、近距離、中距離トリッキー  テンメイ・戦車・隠紫 近距離、近距離、遠距離トリッキー  承り・サユ・六窓
21:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------  やっぱ保護者欲しい。 テンメイ・サユ・隠紫 六窓・承り・戦車
22:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>14 そういやイレギュラー全然来ないよなぁ…オペレータが絞ってるのか? 安価なら>17で
23:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>20 なにこのパーティ、要するにこうじゃん…? タラシ・タラシ・タラシ 主人公・主人公・主人公
24 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 考えられる一番良いパーティじゃんやったね!!
25:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>23 その発想はなかったwwwww
26:テンメイ:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>23 失敬な、僕はそんなことない。 そういった意味ではブレーキであるつもりだ。
27:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>20 運命的に最強かよwwwww 主人公パーティ負ける気がしねぇwwwwww
28 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>26 お前のたらし成分はサユに吸収されたからなwww
29 :名無��の目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 主人公パーティ内訳 ・195cmの不良(主人公) ・145cmの未来人(主人公) ・175cmの女忍者(主人公) ※尚、全員スタンド使い
勝てっこねぇ…!! 意味がわかんなすぎて勝てっこねぇ…!!
30 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>20 確認取りました、組み分けおkです。 で、肝心の安価内容ですが、先ほどから承り先輩が物凄く『安価したい』オーラを滲ませているのでどうぞ。
31:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>29 やめろ意味が分からんwwww
32 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square リベンジ >>50
33 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>32 嘘だろ承りwwwwww
34:六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>32 マジかwwwwwどんだけ根に持ってんだよwwwwwww
35 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 出、出~~~~wwww根に持つタイプ奴~~~~~~~~~~wwwwwwww
36 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 節制のときと同じようなオチに1票wwwwwwww
37 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >eee(σロ∀ロ)σカカッテコイ!! お相手いたしましょう!!!!
38 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そもそも何をもって再戦とすれば良いのかwwwww
39 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 内容は任せるぜ
40 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>39 内容丸投げかよwwwwwwどうなっても知らねーぞwwwwwwwww
41 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>39 任せたときたかwww安価の問答無用っぷりを知らなきゃそう来るよな! ここはやさしく「愛してるよゲーム」が妥当かな!!!!!
42 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 考えてみると、2人が同じ土俵に立ってるのが筋力か波紋くらいしかないな サユは馬鹿だし承りは女の子口説いたりとかはしないし 瓦を何枚割れるかとか?
43 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>41 承り勝てないだろやめてやれwwwww 波紋コーラとか平和に行こうぜwwwww的は戦車でwwwwwww
44 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 手合わせは頻繁にしてるんでしょ? じゃあもう男前を競うしか思いつかないんだけど? ナンパして連絡先交換するまでの時間とか??
45:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>43 蓋はチャリオッツで弾けるだろうけどコーラまみれ不可避wwwwww 安価なら>41を推すぜ!!
46:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>43 確かに波紋コーラならいい感じのバトルをやれるかもな~ でも、ここは天下のちゃんねるなんだ………。
 テ ン メ イ を 口 説 く し か な い
. .
47:テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>46 おい、やめろ
48:サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known なるほどその発想がありましたね私からも>46でお願いします。
49:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 流れ変わったなwwwwww >46で! >46で行こう!! !! !! !!
50 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >46
51 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 発想がwwwwww >46を推すしかねぇだろこんなんwwwww
52 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 満場一致に定評のあるスレ民wwwww 安価なら>46
53 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ┌(┌^o^)┐はぁ~い!>46オーダー入りま~~す!!
54 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ちょ
55 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square Ξ ̄ ̄ ☆| (_/∞廿;) ……なるほど、これが安価の恐ろしさか。大事故だぜ。
56 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>50 お前の本気さが伝わるwwwwwwwww
57 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>55 案外余裕じゃねーかwwwwwww
58 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイwwww壮大な巻き込み事故wwwwwww
59 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>55 >eee(σロ-ロ)ほぅ……? 勝算がおありですか?
60 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>59 ねーよ
61 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイ、NDK。
62 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>61 とりあえず、>46は許さん。
. . . . . . . . .
201:名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まとめ ・承りのリベンジ「テンメイを口説く」 ・↑どちらの方がよりときめいたか、テンメイにNDKインタビュー ・若者でギニュー特戦隊写真 ・今後、チャンスがあれば「お待ちかねのところでタイム」をする ・波紋による、バケツのないバケツリレー
202 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ところでタイムは保留として、軽いほうから消化ですかね。 特戦隊 → バケツリレー → リベンジ → 勝敗
203 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ((;ω;ζ))お互いを口説けよ……なにが嬉しくて僕が口説かれなきゃいけないんだ……。
204 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>203 泣くなwwwwww
205 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- うっかりすると承花始まるwwww
206 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- すまない。ここから先は、ホモ以外は帰ってくれないか!
207 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>205-206 >eee(-ロ-ロ) ン?? 負けませんよ???
208 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>203 いいか……? 安価っていうのは「絶対」だ……禁則事項がある場合は、予めそれを伝えておかなきゃあならない……。 限界ギリギリの無茶振り安価になってしまったとしても、 その落ち度は予め条件を伝えておかなかった、安価を求めた側にある。それが安価ってヤツだ……。
209 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>208 僕の場合は完全にとばっちりだと思うが??????
210 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>209 反省はしている。
211 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スレ民は「このビッグウェーブには乗るしかないと思った」などと供述しており…
212 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- しかし承りに勝機が見えない
213 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ……俺は、もしかすると承り、勝てるかなとちょっと思う。
214 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 息をするように男前を振りかざしてきたサユと、「うっとおしい!」って言ってた承りじゃ厳しいよなwww
215 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>213 は?どの辺が?
216 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>215 小学生時代は、ただのイケメンロリだったサユ相手に、いつも見上げて話してたって昨日テンメイから聞いた
217 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>213 kwsk
218 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>216 おっと?昔を思い出してトキメク可能性が微レ存……?
219 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green どうしてそう、みんな全力で僕を口説き落とそうとするんだ……? 僕の知らない間にそういう打ち合わせでもしていたのか……?
220 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>219 みんな貴方に幸せになってもらいたいんですよ。
221 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>220 あれ? もうリベンジ安価始まってる?? というか「幸せ」ってそういう意味でなのか???
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.14.考察して話が終わる
前回のあらすじ「※正史どおりでも、スタプラのワンパンで縦に裂けて負ける。」
--------------------小百合視点--------------------
〈ああ、愛しい我が息子、J・ガイル……ッ!!〉 〈お前の魂に混ざりこんだものを、お前にかけられたその『呪い』を! 解かぬままには死んでも死にきれんッ!!〉
〈あの修道女もまた……同じような『呪い』を……ザ・ザァアア……一体どこで……〉 〈しかし、DIO様をこのような私情に巻き込むわけにはゆかぬッ〉
〈……おのれぇポルナレフ……-―ー―・……わしが、わしが! 調べるしッジジ……ザァアーー―ギィイアイイィイ-―--ー-ッ…ああ~っ!! J・ガイル~~~~~~~~~~~~~ッ!!〉 〈ウォルェエエエエエエ~~ッ! お前の仇は必ずとるよぉおおおお!!!〉
. .
 ……ホテルの一室でソファの背もたれに腰掛けながら、以降、真っ暗な画面に似たような声が流れるだけのテレビをしばらく眺めていた。  本当なら墓場で見るはずが、誰かさんが意識不明だったものだから予定が後ろ倒しになってしまった。しかしいざやってみても、読み取れる情報は堂々巡りで、結局のところ、彼女の意識が戻るのを待った方が良さそうだ。肉の芽は除去したものの、息子が死んで気が狂ってしまったのは本当らしい。息子のことばかりで他がほとんど読めない。かなりトんでいる。
「う~む、これくらいしか読み取れんか」 「そっすね」
 ジョセフさんがスクエアからハミパを抜き取り、伝人先輩はスクエアを閉じた。  因みに、ホル・ホースには、『触れさえすれば』アン・ノウンでプロフィールが読み放題になることは言っていない。
「ほォー……ほんと便利だな。攻撃力はないが、組めれば恐ろしく心強いスタンドだ」 「そこんとこを甘く見ていたアンタは危うく集団リンチだったくらいだからな」 「それは言うなよ……。空間と空間をすっ飛ばして繋げる移動系スタンドは初めて見る。しかもヴィジョンの『元』がなんだかハッキリしないたぁ珍しい」
 感心するホル・ホースに、得意げに手元にスクエアを出しなおし、それを回しながら答える伝人先輩。  ナンバーワンよりナンバーツーな彼からは、ものすごい勢いで『組みたい』オーラが滲み出ている。確かに、ホル・ホースのエンペラーと伝人先輩のスクエア。揃えばこの上なく暗殺に都合の良いスタンドだろう。実際戦おうと思ったら、私一人ではまず詰みだ。
「……魂に混ざりこんだものってなんだぁ?」 「彼女が喋らないのは『喋れない』という『呪い』だった。ということですかね」 「さぁな。生まれつきらしいが、おれもそういった詳しい事情までは知らねーよ」
 ポルナレフと私の疑問の声に、肩をすくめてシラを切るホル・ホース。こんなにキャラが濃くて、どうやって暗殺者をやっているのか甚だ疑問だ。  ……実際、詳しいことは知らないようだが、何も知らない、ということもないだろう。どっちつかずの蝙蝠みたいなヤツとあったが、確かにそうだ。意識のほうもはっきりしない。それなりにやりとりをして『見た』が、誰につくのが良いか決めかねているように『見える』。
「『聞かされたとおり』、ダンがこっちに来るって話になるだろう。直接『おはなし』してみりゃあ良い」 「その丸投げの回答はナシです」 「ン」 「こちらは『教えなくて良いところまで教えた』のですから、それに見合った情報を頂きましょう」
 ホル・ホースが立ち上がろうとするのを、ソファの背もたれから降りて前に出て塞いだ。  きちんと『取引』を成立させれば街中へ転送してやると伝えると、ホル・ホースは少し悩むようにタバコを吸った。
「良いぜ」
 ジョースター一行が滞在しているホテルから正面切って出ていくのは、彼にとって中々リスクが高いはずだ。情報整理もしたいだろうし、やはり頷いてくれた。  ……私たちとしても、乖離しなくて良い点で大きく乖離させ、シソに直接狙われるのは勘弁願いたい。だから『その時』までは彼に手を出さないことを約束したにはしたが、それはそれは良い感じに態度が大きくなったの何の。その道が長い分、加減を分かっていているのだろう。そこが逆に仲間に欲しい点ではあるが、あまり期待できないことを考えるのは止めておこう。
「まずは貴方から見てペレータはどうだったか、ご回答願います」 「どう? ン~……そうだな。白人だが結構な小柄で雀斑が目に付いたから、最初は成人とはちょっと見えなかったな」
 伝人先輩に出会ってから知ったことだが、転生の前世の情報というものは『これを気に入っている。生前のなんとかがこうだから』くらいに、今生に関係のある部分しか読めない。個人差があるのかなんなのかは良く分からないものの、『前世の名前』が必要になるのだろう。そこまで許可なく人の精神の中を覗く気はないので、聞いたことはない。……どこか遠いところから「今更何を」と言われた気がするが、気のせいだ。  彼女の『ペレータ』という『名前』から読めたのは『今』の年齢性別。つまり本人にとって、完全に『適当につけたあだ名』程度の名前だ。まるで意味がない。
「あとは、ぼーっとしてることが多くて、声をかけられると「はっ」って顔をすんのが見ててちょっぴり和む」 「そういうことを聞いてるんじゃないんですけど?」 「ハイハイ分かった三つ編みを下ろそうぜ、な? ……気になるところっつーと、最初、館に来たばっかのときにちょいと相手をする機会があったんだが、どうにも顔が見れないのが引っかかる」 「……顔が見れない? とは?」
 軽く振り回した髪留めを、手のひらで受け止めながら聞き返した。  ポルナレフが『そういうこと』の続きをちょっと聞きたそうに『見えた』のは『見なかった』ことにしておく。  典明の視点で見ている分には、別段目を合わせられないとかコミュ障的な印象はなかったが、案外 人見知りするのだろうか。と、思った私が間違っていた。
「人が判別できないわけじゃあねーんだが、顔の良し悪しの概念がイマイチ分からねぇらしい」 「……それ、ダンの唯一の取り得、死んでね?」
 伝人先輩が、眉間にしわを寄せて一言。  コミュ障なのかと思いきや、単にダンが可哀想なだけの話だった。笑えばいいのか、なんなのか。
「おれが「イイトコロなんて顔くらいだろ」って言った直後の、まさかの〈顔、良かったのデスか?〉だからな。……タバコを酷く嫌がるもんだから、おれにはろくに寄ってもくれなかったがね」
 ホル・ホースの、このビミョーな意識の動き。  咥えたタバコも複雑な気分を隠す気配なく、感情のままに揺れている。  彼の性格からして、もしかしてちょっかいかけようとしてスルーされ、その〈顔、良かったのデスか?〉の流れになったのかもしれない。一番やばそうなの相手に一体何をやってるのか……。
「タバコを……。ペレータについての資料を見たことは? 館に置いてるってことは、裏は取れているんだろう?」
 典明が前髪を指に巻きつけながら問いかける。  ……確かに、思い返してみるとタバコの煙の中に彼女の姿はなかった。  といっても、彼女は大抵部屋に篭っていたので、見かけること自体あまりなかったのだが…………それも、良く考えてみると変な気がする。3ヶ月も館にいて、殆ど会わないなんてあるだろうか。  典明が館にいる間は、肉の芽が深めに刺さった妖術使いを無事に日本に返さなければならないことに加え、彼女自身の意識が静か過ぎて、『避けている』という可能性まで思い至らなかった。しかしそう思うと、やはり意図的に典明から距離を置いて過ごしていたかもしれない。
「一応、DIOの信者づての繋がりらしい。シスターだったとか、親が火事で死んでるとか。……『矢』によってスタンドを手に入れて、館に来たそうだ」 「本当にそれだけですか? 私が『見て』きた分には、ダンとはそれなりに親しそうだったのですが」 「金が良かったからかと思ってたが、あいつにしちゃあ確かに手ェかけてたな……。そういう、おたくらみてーに『事情』を知ってんなら、その絡み、ボッコボコにされんのをなんとかする算段でもつけてもらってんのかもな」
 ……そこまでなら理解できる。  ただ、何のために? という話だ。彼を助けたところで、一体何が返ってくるというのだろうか。ペレータ側のメリットがピンと来ない。少々思考を加速して悩んでいるうち、伝人先輩がかなり悩める様子であることに気づく。  そしてそのまま、彼の意識の糸が恐る恐る、といった調子で前に出た。
「あと……『ペレータ』ってのは『偽名』なんだろ? まさかDIO側で本名の調べついてねーとかないよな?」 「……? なんで偽名だと分かった?」
 やべ。という表情でこちらを見る先輩。  つられて私を見るホル・ホース。  ……別にそこまでして彼に隠す理由もないし、何やら焦っているのが『見て』分かる。どうしても『本名』が欲しいらしい。なら、答えて差し上げようじゃないか。
「『名前』が分かれば、アン・ノウンで『プロフィール』が『見え』ますので」 「なんだって?」
 右手でアン・ノウンの弦を軽く押し上げ、ホル・ホースの名前から、非表示にしていたプロフィールを開く。
「エンペラー。道具型スタンド。近~中距離の直接攻撃型、固有能力は射撃。能力パラメータはアルファベット5段階で表せば、破壊力B、スピードB、持続力C、射程距離B、精密動作E、成長性E。……と、いったところです、ね」
 ざっとスタンド能力を読み上げてやれば、ホル・ホースは呆然とした表情でこちらを見つめて数秒後、「なんてこった」と小さく零す。  思いっっっきりのドヤ顔で返してやると、視界の端で、典明が微妙な笑顔を浮かべたのが見えた。
「本名は、確か『シェルビー』だ」 「シェ……」
 回答を得た伝人先輩の意識の糸がぴたっと動きを止め、頭へ巻きつく。  目を閉じ、更に眉間のしわを深くして、深呼吸ともため息ともいえない呼吸をひとつ。  私の視線を察してか、他のメンバーも伝人先輩を見る。たっぷり十秒ほど悩んだ後、その大きな口を袖で覆って息を吸う。
「顔の良し悪しが理解できない『シェルビーちゃん』、なぁ……」
 口を隠しながら零した悩める一言に、私は彼の前世の話を思い出した。
「本名つっても、孤児院に拾われたときの自己申告だから、本当にそうなのかは分からねぇが……心あたりが?」 「人工知能ちゃん、です?」 「『人工知能ちゃん』?」
 私の問いかけに、その話を知らないホル・ホースが鸚鵡返しに言葉を重ねる。
 ……自己申告。自己申告で、その名前を選んだと。  β期に、対軍シェルみたいなものを。と。『シェルビー』とは。『β期の対軍シェル』とは。  そもそもどうして、ここまでそれっぽい要素が出ておきながら、彼は本人だとは思わなかったのか。私はまさか先輩にその発想がなかっただけには思えない。『っぽいけど違う』と判断する理由があるのだと、考えていたが。
「ああ。公式じゃあねーんだけど、『β』式対軍『シェル』の人工知能ちゃんだから、『シェルビーちゃん』って呼ばれてた。……ただ、そう呼ぶと『虫唾が走る』とか言ってたし……アイツは手段は選ばねぇが、ルールだけはきっちり守るタイプだった。実際、俺がバグで機能停止にしたときも、バグ利用って点に対して激おこファイナリアリティぷんぷんドリームだったし。あっちは『仕事』だからゲーム以外の趣味だとかの話はほとんどしたこたぁないが、黄色いの信者だったにしても、ここまでやるかって思うんだよなぁ……」 「だからご本人様だとは思わなかったのか」
 今の説明、一発で完全に理解したのは私の他には典明だけだった。  他のメンバーは数秒遅れた後、使われた単語の脳内処理が追いついて大体分かった感じだ。
「……?」 「いちいち解説しているとキリがないのでなんとなくで良いです」
 そしてやはり、ホル・ホースだけは『なんて?』という状態で、若干置いていかれている。  世の中、知らないほうが幸せなこともたくさんあるのだ。貴方はそのままでいたほうが良い。
「それに、普段使いの日本語の口調がシェルビーちゃんじゃあないってのが引っかかる」 「……『シェルビーちゃん』であることを隠したかったのでは?」 「誰から、なんのために?」 「……典明の『眼鏡』からイレギュラーを察して、同じ『私たち』から隠したかった。とまでしか思いつきませんが」 「だろうけどよ。どうにもペレータの『そうする動機』っつーか、色々と『最終的な目的』だけが見えてこねぇな……」
 本人であるなしに関わらず、伝人先輩と同じ時代の人間であることは確実。  そもそも、私たちも察しがついているように、戦い方であったりDIO側の人間からの話で、バレるのは時間の問題だ。完全に隠す気があるのなら、今までの手回し具合からして、もっと完璧に隠せる筈だし、隠す気がないなら初めから典明の前で『シェルビー』としての言葉遣いをしたって良い。『後から気づいて欲しい』というのもまた変な話で、やはり逆説的に『動機』から紐解いていくしかないか。
「その『シェルビーちゃん』ってのは、『前世』? で、何をやってた人間なんだ?」 「あ?」
 ここでこちらの『事情』を知ったばかりでハブられ気味だったホル・ホースが声を上げた。  彼はこれから、問題の『ペレータ』のいるDIOの館に帰らなければならないのだから、流石に放置しておくのも可哀想だ。
「……ン、シェルビーちゃんってのは、未来のゲームの仮想現実で、『人工知能』っていう体で要塞の管理をやってた。自動攻撃のプログラムがあったにしても、一人で管理してるのに100人同時に挑める上に、最低でも10人パーティじゃないと最深部まで行けた記録がないくらいにはヤバイ」 「それをバグで機能停止にして呼び出されたのが伝人だ」 「花京院、シッ! それは完全なる蛇足だから言わんで良い!」 「今も大してやることは変わっとらんと思うがの……」 「いやぁ? んなことないっすよ、変わりましたよ、改まったっす」 「自作のグレネード持ってる高校生なんか見たことねーよ」 「��めろ! なんだポルナレフまでッ!!」
 スタクルからの総攻撃に遭う小悪魔に、半笑いで「やれやれだぜ」と零す承太郎先輩。  いやいや、アンタの相棒でしょうよ、なんとかしてやってください。
「はぁ~。色々と言いたいことはあるが……面倒くせぇから良いか……」
 漠然としか伝わっていないが、ゲームがとんでもなく強い。というの���分かったようだ。  なんだか、スタクルに関わった人間がどんどん『細かいことは良いんだよ』精神を植えつけられていっている気がするが、細かいことは気にしない方向で行こう。おk。
「しっかし、やっぱご本人様だとはあんまり思いたくねぇんだよなあ……」 「…………シェルビーとは、親しかったのか?」
 ため息を吐く伝人先輩の口の端から、ギザギザの歯が覗いている。  承太郎先輩は帽子のつばを下げつつ、伝人先輩の顔を見ずに尋ねた。  最近まで前世の話なんてすることもなかったから、その辺りの距離の詰め方を探しているのだろう。
 一方の私は、前世で付き合いの深かった人間なんて、特に誰も思い当たらない。  強いて言えば両親だが、私が『余命僅かな娘』でさえなければ、どうだったか。  だから、伝人先輩はやりづらいだろうな。とはと思うものの、あまり共感は沸かない。  ……まさか金髪女子だから躊躇ってるとは思いたくない。違うに決まっている。
「んー……あいつに限ってとか、そういうのもないことないが、まず勝てる気がしねぇ」 「勝たなくとも、バグでなんとかしたら良いだろ」 「スマン、正直に言うとそれが気まずい。その件で真っ先にぶっ殺されそうで超怖い」
 ……先輩の自業自得はおいて置いて、その後、ホル・ホースに『女相手だからって油断して死ぬなよ』と念を押して街中に送った。
 よほど薬の効きが良かったのか単純に歳の差なのか無理して疲労が溜まっていたのか、まだまだ起きそうにないエンヤ婆を気にしつつ、ホテルに一泊。  しかし、街に着くのがおそらく『正史』の流れよりもかなり早かったし、ホル・ホースも少々無駄に時間を食わせてしまった。だから、果たしてダンはカラチまでに間に合うのか。という本筋の進行上の問題がある。
「……シソの件もあるし、明日は1日ゆっくり休むか?」 「「「「異議なし」」」」
 ジョセフさんの問いかけに、全員が頷いた。  最近は伝人先輩に「あれ、ここバトル漫画だったよね」と再確認してしまうくらいには頭ばかり使っている。みんな偶には他のことを考えてゆっくりしたいのだ。
 今日のところは『正史』と違って一気に次の街まで進んだ上、日が沈んでから宿の確保をしたり、エンヤの『収納場所』の用意をしたり、情報の交換をしたり、なんやかんやで時間も遅い。スレへの報告は私一人でやっても良いが、まとめる作業もあるし、せっかく休めるならじっくり休んでおきたい。明日にした方が良さそうだ。  適当に部屋割りを決めて、一通り刺客がいないかを確認し、ちゃっちゃと寝る支度を進める。  承り先輩に時止め練習場を貸しながら髪を乾かし整え、手にクリームを塗りたくって、ベッドに横たわった。
 ……しかし、ダン個人のパワーアップというと、正直、本体が出てこないで戦うくらいしか意見が出なかったし、そうなると私が良く『見張って』おくくらいしか予防法がない。  が、機械を、銃火器装備で来るとなると結構厄介かもしれないとも言われている。スタプラの射程距離はそう長くない。一旦 誰かにとり憑かれてしまうと、弾丸から自分の身を守らないといけない上に、脳内のラバーズもなんとかしないとけないとかいうかなり面倒なことになる。  そこでモハメドさんが先に帰ってくればとの意見もあった。だが、炎の壁でとり憑きは防げるだろうが、マジレでは冗談抜きに瞬殺してしまうとすぐに取り下げになった。なにせ、ラバーズ相手にマジレのC・F・Hなんかぶっ放したら、何も聞けないまま人体発火で終了だし、炎で壁を作るだけでも、ラバーズに当たったら絶対一撃死してしまう。火力がありすぎてどうにもならない。なんとも加減の難しい相手だ……。
 あとは……、何故、ダンなのか……。
 なんかこう、もうちょっと、引き入れるにしても他にいたんじゃ……。  眠い……。
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『人間の偉大さは恐怖に耐える、誇り高き姿にある。』  111000111000000110101010111000111000001010001001111000111000000110110000111000111000000010000001111001101010100110011111111001101010001010110000111000111000000110101110111001011000000110001001111001011010010010100111111000111000000110010101111000111000000110101111111000111000000110101001111000111000000110010011111000111000000110101011111000111000000110000010111000111000001010001011111000111000000110101110111000111000000110100000111000111000001010001101111000111000000110000110111000111000000110001011111000111000000010000010
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〈この身朽ち果てるマデ、DIO様にお仕えしマス〉 「……本当ですか?」 〈ハイ、嘘偽りはございマセん〉
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〈それに伴イ、本日より、神に仕えル身であった『シェルビー』とシテではナく、『ペレータ』と名のラセて頂きマス〉
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「その『機械を組み立てる』という能力を、私に見せてもらっても良いね?」 〈かしこまりマシた。では……、そうデスね。テレビと、電話。それと、床に転がってイル財宝を少しばかり、使ってしまっテも宜しいデショウか〉 「……テレンス」 「畏まりました」   . .   111001111010011110000001111000111000000110001100111000111000000110011101111000111000000110000110111001011001000110001010111000111000000110010010111000111000001010001011111000111000000110101000111000111000000010000001111010011011101110000100111010001000100110110010111000111000000110000100111001011001000010111000111010001010000110000000111010011010110010111100111000111000000110101111111001011001111110110111111001001011101010001011111000111000000110101011111001011001000110111101111000111000000110011000111000111000000010000001111001111010011110000001111000111000000110101110111001101011001110101000111001101001011010000111111000111000000110101110111001011001001110000001111000111000001010010010111001101000111110000011111000111000000110001000111000111000000110010101111000111000000110011011111000111000000110011111111000111000000010000010  111000111000000110000010111000111000001010001001111000111000000110001011111000111000000110011000111000111000001010000001111000111000000010000001111000111000001110101010111000111000001110110011111000111000001010101011111000111000001110111100111000111000000110101110111010001001001110001011111000111000000110101111111000111000001110101001111000111000001010111000111000111000001010101010111000111000000110101110111001001011100010101101111000111000000110100000111000111000000010000010111001111010011110000001111000111000000110101111111000111000001110001111111000111000001110111100111000111000001110001101111000111000001010111001111000111000001110001000111000111000001010001000111000111000001010001010111001011010010010010110111000111000000110111000111010011000000010011001111000111000000110000100111001011000011110111010111000111000000110100110111000111000000010000001111001111001101110101110111000111000000110101110111001011000100110001101111000111000000110101110111001101001110110010000111001101001011010011001111000111000000110101011111010001010001010101011111000111000000110010101111000111000001010001011111000111000000010000010111001011000010110100101111001011011111110110101111000111000000110101011111010001010101010111111111001101001010110110100111000111000000110010111111000111000000110011111111001111001010010110010111001101001011010010000111000111000000110000010111000111000000110100011111000111000000110100110111000111000000010000001111000111000001110101010111000111000001110110011111000111000001010101011111000111000001110111100111000111000001010000010111001001011100010001101111001011000010110110111111001011001000010001000111001111000010010100001111000111000000110001111111001001011101110010101111001001011101010001011111000111000001010010010111000111000000110010011111000111000000110101010111000111000000110010111111000111000000110100110111000111000000110001111111000111000001010001100111000111000000110011111111000111000000010000010
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「中々面白い能力だ……。このDIOが生まれたときには、テレビはおろか、電話も実用に耐えうるものではなかった」
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「きみは戦いにいけるタイプではないな。館で武器をつくると良い」
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「必要な『材料』があればお申し付けください。手配いたします」 〈ハイ、ありがとうございマス〉
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「館に置くにあたり、貴女をそのまま一人で生活させていては、下手を打つと3日で吸血鬼かゾンビにすることになってしまうでしょうから、護衛のアテを探します。少々お待ちください」
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「……女性陣は全滅。ホル・ホースは……誰より『大事』にはするでしょうが完全に任せるのは……。……ろくなのがいねーな」
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「ようやく来ましたか」 〈私、ペレータと申しマス〉
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--------------------人を殺すために生まれてきた--------------------
 夜9時。ペレータの表向きの注文の品が館に届いたので、『持ってきた』という男を片付けの済んだ兵器室まで連れて行く。  ……ペレータとの嬉しくない再会から、まだたったの3日しか経っていないという現実に向き合えない。もう1年くらい経った気がするが、残念ながらそんなことはない。なんだかんだずっとペレータと一緒にいるせいか、1日が異様に長く感じるのだ。
「まさかこの部屋、人が使うとは思わなかったなぁ……」 「……で、荷物はどこに?」
 館の主の嗜好で元々あまり灯りがないところを、更に『暗くして欲しい』と希望した目の前の男は完全に手ぶらだ。何も持っていない。それなりに片付いた兵器室を、暗いままで興味深そうに眺めている。その横顔はまだ十代かそこらにしか見えない。丁度、わたしが初めてペレータに遭遇した年頃か。  肝心のペレータはというと、荷物を運んできてくれたことに軽く礼を言った後、まったく動く気がないらしく、ベッドの上で呆けて時間を潰している。
「あ、ここに全部まとめて出しちゃって良いの?」 「取り合えず出してみて頂けるか?」 「りょーかい」
 ノアと名乗った彼は、全体的にすらっとしていて、キツネのような顔つき。髪は暗いシルバーブロンド。と、中々切れ者のような容姿だが、先のことを何も考えていないような、見ていて少々不安なくらい軽薄な印象を受ける。
 了承すると、ひょいと何かを床に投げつけた。彼の足元から、突然『コンテナが隆起する』。  壁に机に、重なっているというか、めり込んでいるような状態で、物理的なものを無視した状態でそこに現れた。
「どうよッ! 地味に凄いっしょ!」
 得意げにふんぞり返ったが、コンテナの扉を開けるのは手作業で、スタンドの像は見えない。  さっきまで何も持っていなかったのだから、投げつけたものがスタンドだったのだろうか。
「でもデバンは人力でやらなきゃあいけないんで手伝ってくれる?」 「デ……?」 「ああ、デバンニング。荷卸しのこと。ちなみに、逆に荷物を詰め込むのはバン。バンニングって言うのね。このお屋敷、そういうフツーのお仕事に関わってた人少ないみたいだからね~。裏社会でも、会社っぽい組織なら荷卸担当の人くらいには通じるんだけど、ここだと誰も通じない悲しみ。あ。あと、ひとつお願い。暗くて見づらいかもしれないけど、明かりつけちゃうと処理ミスでポリゴンが重なってるのを、急に処理がハマッて弾かれる感じで色々吹っ飛んじゃうから、このままでやらして?」 「は? なんだって?」
 コンテナの扉を開け、扉を側面に固定しながら喋り続けるノア。話そのものが長いのもあるが、ひとつの単語を解説した後からまた意味の分からない言葉が沸いて出てきて、理解が追いつかない。ベッドの上で呆けたままの、どこかの誰かさんとの会話を思い返させられた。  わたしがそいつに視線をくれてやると、ラジオに薄く明かりを点して声を発した。
〈……機械やプログラムに詳しクなけレば、伝わらナイかと思いマスが〉 「えー? ああ、そっかぁ。実家もパソコンとか普通にあったから分かんなかった。普通はそうポンポンあるもんじゃあないんだっけ」 「実家……」
 ペレータはそれだけ言うと、また明かりを消して黙り込む。喋ろうとすると明かりが点くから黙りきり、という『設定』なのか。わたしが思うに、やはり『やろうと思えば』絶対に明かりを消したまま喋れるはずだ。余計な会話をしないためにそうしているのだろう。  しかし、『人工スタンド』であるペレータは能力的にもそういうことに詳しいのは分かる。が、この歳でこういった仕事をしているノアがパソコンに詳しいのは、どうしたことか。
「んー? 俺の実家、けっこーお金持ちなんだ。親父はねぇ、チャーリーっていうんだけど。『シルバー・フォックス』って言ったほうがこの界隈には通じるのかな?」 「シルバーフォックスというと……招いた客人をロシアンルーレットで殺したとかいう」 「そう! 笑っちゃうよね!! なんも言い逃れしないでお金で解決してんの!! あれからお客に来る人めっちゃ減った!!」 「……なん…………。ハァ……」
 荷卸しをしながら、一ミリの屈託もなく楽しそうに答えるノア。  シルバーフォックス。羽振りも良ければ思い切りも良すぎる、イカレた道楽野郎としてはかなり有名だ。まさか息子がいたとは……。探しているというような話は聞いたことがなかったが、息子のことなんて知ったこっちゃあないのかもしれない。蛙の子は蛙というか、蛙の親は蛙だ。
 わたしの周りはなんでこうもサイコ野郎ばかりなのか。  わたしがそういうヤツだからか。だがわたしはきちんと『仕事』でしかしない。  線引きのできないヤツらとひとまとめにしないで頂きたい。
「扉のロックとかさ、親父に黙って設定弄くったりして遊んでたから、いつの間にか詳しくなってて。おね……おねーさん? 年上なんだよね? おねーさんも機械詳しいんだね。シスターだったみたいだけど」
 白色人種だろうにかなり小柄なペレータに対し、ノアは少し首を傾げながら尋ねる。  過去に一度会っているからこそ、わたしはペレータの肉体が一応でも成長していることを認識できているが、150cmせいぜいの身長、初対面では成人かどうか判断しかねるのも無理はない。
〈元から……パソコンは好きデシたので。趣味で〉 「へぇー、機械系のお話できる女の人��て良いねぇ。ちょっと仲良くなりたいかも」 〈…… ギ……〉
 ……余計なことを聞いてしまわないか、ものスゴ~く、冷や冷やする。  あまり変な質問をすると死ぬぞ。お前が。そしてそのままドミノ倒しのよう��わたしの首も飛ぶかも知れない。  しかも、今のノイズ、何か機嫌を損ねたようだ。勘弁してくれ。死ぬなら一人で死ね、一人で。
「それにしてもこの辺は日陰も多いし、館の主は夜行性だし、メッチャ仕事くれて有難い限りだねー」 「有難い限りも何も、別にアナタならこんな世界に踏み入らずとも一生遊んでいけたろう」 「必要はなかったけど……お金だけあっても人生つまんないじゃん? ゲームとかも、『まだ』たいしたものは出回ってないしさぁ、こっちの界隈に進んだ方が色々見れて面白そうだったから。流石に何回か死ぬかとは思ったけど、なんだかんだ楽しいから、実家に帰る気は全然ないよー」 「……」
 ノアは休むことなく兵器室とコンテナの中とを行き来しながら、普通に、何でもないことのようにそう答えた。  こいつは、わたしとは決定的に違う『与えられて』育ってきた人間だ。自分自身に対する疑心なんか少しもない、明日の心配なんかしたこともない、そういう人間だ。根本的に分かり合えない。……お前なんか、ある日偶然乗ったバスがなんらかの工場へ突っ込んで、髪の毛一本残らないくらい木っ端微塵に消し飛べば良い。
「潜入とか密輸とか、超得意だし、フツーに生きるのはもうとっくに無理かな。『お金じゃどうにもできないのを工作根回しでどうにかする』の、『病みつき』でさぁ」 「イカレてるな」 「あははは! アンタが言うと笑えるね!! アンタこそ、こんなとこにいないで、顔売る仕事とかで食べていけたんじゃあないの?」 「 は ぁ ? 」 「アッ申し訳ありません『社長』ッ!! ……違う社長じゃなかった!! 『赤目だから』つい反射でっ!」
 元から苛立っていたのもあるが、久々に不意打ちでその煽りを受けて反射的にラバーズを飛ばしかけた。  だが手を伸ばしたポケットにはもうナイフはない。代わりに入っているのはペレータが作った『知恵の輪』だ。  しかし、『社長』……? わたしの『赤目』の睨みがそんなに怖かったか。さっきまでの能天気な表情から一転、ノアが思いっきり身構える。……『赤目』というと、あまり、というより、一人しか知らないが、それはないか……。
「う、な、なんでもない。……地雷だったの、ごめん流石に謝る。そこまで喧嘩売るつもりはなかった。ごめんなさい」 〈……ー--ー-……〉
 意外にも誠実な謝罪をするノアの後ろで、ペレータがじっとノアを見ている。  ゆっくりと瞬きをして、ラジオからごく薄く、聞きなれていないと分からないくらいに、薄く、ノイズを発した。これは何かを考えている。ノアの『社長』絡みか。
「……まぁ良い。それで、『社長』というのは?」 「『社長』ねー……。怖いよ。俺、こんなだけどさぁ、超駆け出しのときに色々叩き込まれたの。死ぬかと思った」 「まるで心当たりがないな。どんな人間だ?」 「あー……。まぁ、社長のことは、『知らないやつは一生知らない』よ。下手なこと喋って始末されるのはヤだからこれ以上は言えないかな」 「……ふん?」
 ……シルバーフォックスの息子がここまで恐れる『社長』……。  やはり知っておくべきことな気がする。が、迂闊に調べて、ノア諸共わたしまで始末されては笑い話にもならない。  当たるべきはペレータだ。『知って良い範囲』を考えてくれるという点では、そこらの情報屋よりもよほど頼れる。
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 その後、ノアは荷卸が終わるとコンテナを影の中にしまいこみ、やはり何かを掌の中に回収、執事に仕事の完了を報告すると、さっさと館から出て行った。  無駄口を叩きながらも仕事の手は止めない、零してしまった失言にはその場で誠実な謝罪をする。用が済んだらとっとと消える。どれもこれも社長に教育を受けたからこそなのだろう。
「……結構な量だな」 〈……そうさな〉
 ペレータはわたしに銃火器やら金属の塊やらを床に広げさせた後、ベッドの上でうなじに手をかける。  このままではすぐに『喋れなくなる』。聞くなら今のうちだ。
「『出てくる』前に聞いておきたい」 〈ふむ、あやつの言う『社長』についてだな〉 「そうだ」 〈あの狐はこれからも出入りをするであろうから、『私から』言えることは何もない。それと、貴様が『社長』について積極的に探りを入れるというのは、辿るべき運命からして不自然極まりない話だ〉 「……知らなくても問題はないか?」 〈あァ。まァ勘付かれぬよう上手く聞けるというならそれも損はなかろうが、展開によっては知らぬほうが都合が良いやも分からぬ。流石の私も、『今の貴様』がどう転んで骨折に至るかまでは想像もつかぬからな。そのあたりのさじ加減は貴様に任せようぞ?〉
 つらつらと答えつつラジオを『開いて』、その中にリンカーの蓋をしまいこむ。  肉体の負荷を減らすためか、仰向けに寝そべって布団をかけて、軽く頭を持ち上げた。
「あの様子なら、わたしから聞かなくてもある程度零しそうだがな」 〈……キュイ、今のうちは、な…√-ーー…〉
 物凄く意味深な一言を最後にラジオの電源が切れ、ハーネストから『ペレータ』が出てくる。  コントロールを失った肉体は、力なく頭を枕に落とした。
 ……この口ぶり、今後、『社長』とノアが接触する可能性があるな。  おそらく、今のうちは純粋に『ノアの仕事』で館に出入りしている。そのうち『社長』がノアに何か指示を出すのか。  ペレータをつくったのは社長か? ノアはわたしが来る前から荷役の仕事で館に来ることがあった様子だから、ノアがペレータを追っているという訳ではないだろう……。結局のところ、『社長』がどんな人物か分からなければ、分からないことだ。
「その状態で聞こえているかは分からないが、わたしは図書室で時間を潰す。何かあったら呼べ」
 目の前では、黒い煙のようなものがガチャガチャと鉄の塊を組み替えていくだけになった。呼びかけた後、図書室に向かう。考える他にはすることもない。  ここ数日は命が危うかったと思えば途端に暇になってみたりと、状況の温度差が激しく、気が抜けない。火柱を見てしまった後の疑心暗鬼の日々を思い出させられる。……あの頃は極限まで張り詰めていた。数年経った今、火柱をつくった本人と組むことになるとは夢にも思わなかった。あいつが敵でないだけ良しとするが、何がなんだか。
 本でも読もうかと思ったが、そういえば、解かないままだったパズルがひとつある。丁度良い。ポケットから箱型の知恵の輪を取り出して、そのまま椅子に座った。
「……『美しかったのだ。仕方なかろ』か」
 火柱の衝撃と同時に思い出される、今のペレータからは考えられないくらいの最高の笑顔。  ペレータは、人ではない。まるで人を殺すために生まれてきたような性格の人工スタンドだ。で、知識として得た情報と、傍で実際に見てきて思うのは、あの性格はそういう『仕様』で、あれで『ペレータ』としては『完成』しているのではないかということだ。だから人間としては大問題だが、『ペレータ』は、きっと『そうつくられた』のだから、あいつの性格はあれで良いのだろう。  最終的な目的は分からないが、あいつは本当に『人を殺すためのスタンド』の『試作品』で、性格の調整が上手くいかないとか、試作品は試作品として実用しないことが決まっているとか、そんなだから、逃げてきたのだと思う。
 ……悔しい話だが、考えなければ絶対に死に至ることが目に見えているので、最近、急に頭の回転がよくなった実感がある。ああ、複雑だ……。
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--------------------昔話 伝人編--------------------
 それはほんの出来心だった。
 一台100万円の『椅子』を一括払いで購入し、そのまま軽トラをレンタル。自分で家まで持って帰って来た。  店員は驚きを通り越して半分呆れが入っていたが、ゲーマーとしては1秒でも早く遊びたいに決まっている。なんとも丁度良いタイミングに産まれたもんだと、にやにやしながらパソコンに繋いでいく。脳汁がヤバイ。あと5年遅く産まれていたら貯金がカツカツだったろうし、あと5年早く産まれていたら、ゲーム操作への順応に若干遅れを取ったかもしれない。恵まれすぎている自分が怖い。
 なんたって、これ専用にパソコンを新調したし、椅子の面積分の分厚い絨毯も買ったし、仕事の調整までしてきた。発表当初はその値段で買うやつなんてそういねーよと言われ放題だった有料のβ期枠も、ばっちりSold-Outしている。秒でポチッた俺に抜かりはない。俺の貯金はこのためにあったと言って過言ではないのだから。こういうのがベストなタイミングで来ると見込んでのことだ。完璧だ。
 サービス解禁になるまで、夜な夜な椅子付属のチュートリアルを進めていく。  まぁ、やってみて思ったのは、ゲーム慣れしてるオタクなら、大方数日で順応できるだろうということだった。
 いざ解禁になり、アバターを作成する。  肌の色や顔のバランスは結構好きにいじれるが、感覚の再現に差異を生じさせないため、基本の体格はそのまま。手足を伸ばしたり、極端に太らせたり痩せさせたりすることはできない。一応、そのままの頭身で大きくすることはできるが、マスコットかキグルミみたいだったので元に戻した。  もっとも、あらかじめくどいほど説明されていたためその点に関して文句はない。
 それから、簡易拠点を作成する。  この『拠点』というのは自分専用のセーブポイント、ログイン時のスタート地点となる。  ゲーム内通貨を出して既存の建物を買っても良いし、なにもないところにテントを張るところから進めても良い。場所も選び放題だし、規模も広げ放題だ。
 『拠点』に帰ればノーコストで全回復も出来るし、襲撃されない限りはアイテムもかなりの量を保存できる。  ただ、拠点の規模がでかくなればその分維持コストもかかるし、PKやらエネミーやらに目を付けられ壊されたりすると全部自力で修理しなくてはならない。
 ちなみにこのゲーム……エネミーだけでなく、プレイヤー同士が戦ったりもするので、戦闘フィールドでなくてもPK可能だし、盗まれたものは盗まれたやつが悪いので、返って来なくて当然という仕様だ。文ナシになったらお役所に行って職を斡旋してもらう。その辺、現実より厳しくて優しい。もっとも、ゲーム人口や秩序が安定すれば、奪還する仕組みなんかも立ち上げる予定ではあるらしいが。
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 ……それから、1ヶ月と数日が経過した。  こんなアナーキー仕様のゲームなわけだが、この世界にいる全員が有料のβ期枠を押さえている上、『椅子』を購入している猛者なだけあり、早くもある程度の秩序が生まれてきた。出来ることにほとんど制限がないため、プレイヤーだけで動くギルドのようなものや、ヒーラー専門のパーティやらなんやら、なんとなくゲーム世界の形ができつつあり、運営もそれを推奨しているようだ。  更に言えば、1個の脳につき1人のキャラクターが作れる仕様なので、アカウントを複数作ったり使いまわしたりすることは出来ない。それに、追加課金できるのはアホ毛とかボイチェンとか、大抵はゲームの本筋に関係のないオプションだけだ。金に物を言わせるタイプは早々に退会していった。自治のできているゲームは良い。
 そしてここからが大変大事なところなのだが、そんな『ゲームのために生きてる』ような人間がいっぱい集まってVR世界を形作っていくとなったら、どうなるか。  俺が花金を通り越し、土曜の午前3時まで武器の素材集めに走り回っていた時のことだった。
「あら、中学生? だめよぉ、こんな時間までゲームなんかしてたらぁ」 「あの……椅子、使ってるってことは……すごく、イイトコロのお子さんとか……そういう……」
 絡んできたねーちゃん2人組み。の、キャラが濃いのである。  一人はパンツが見えそうなくらいのミニスカート。ただし、システムの自動処理でパンツが見えることはない。  一人は大きめの丸眼鏡に、オーバーオールの巨乳。おそらく、眼鏡の物理演算をオフする追加課金をしている。でないと戦闘を始めた途端、眼鏡が飛んで行って帰ってこない。
「……こう見えて、自腹で椅子を買った、社会人だ」 「えーっウッソォー!! 見えなぁーい! カワイイー!!」
 そう。繰り返すが、大変キャラが濃いのである。  ぶっ殺すぞと思わないでもなかったが、俺はこの時初めて、周りがそういう『キャラ作り』をしていたことをきちんと認識した。  どこからどう見ても某版権キャラの姿をしていたり、青や緑色の肌にとがった耳だったり、……だけではなく、ちゃんと、それに合った振る舞いをしている、と、初めて気づく。完全に『よく考えてみると』な話で、MMOでパーティを組んでいない俺は時代の波に乗り遅れていた。
 その日、リアルに帰って本棚を眺める。目に留まったのは奇妙な冒険。1巻から、久々に紙媒体の本を読み返した。
「ちっこいからって、あんまり舐めるもんじゃあないぜ」
 ある程度コツを掴んだ後は、実践あるのみ。  初めはちょっと恥ずかしかったが、どこへ行ってもそういうキャラづくりをしているやつばっかりで、段々とこういうのが普通になってきた。……最終的には、リアルでも「こうじゃあない」とか、「あ」が1文字分、多く出ることが多くなった。が、これはなるほど。楽しくてやめられない。
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 更にそれから数ヶ月。
「ねー、きみ、パーティ組んでないんだってー?」
 俺は新手のナンパに遭っていた。
「別に組む予定もねぇ」 「ヒューかっこいい! 別に良いよー、パーティ組もうって勧誘じゃないからさぁ」
 ちょっぴり彫が深くて、細身の男。  暗めの銀髪で、いかにもリア充な雰囲気が若干とっつきにくいというか、距離を置きたいタイプだ。  お役所に行って、ポイントをゲーム内通貨に換金しようと町を歩いていたら絡まれた。  たぶん、あのキャラの濃いねーちゃんから情報が回ったんだろうなと思う。あの2人なら、このチャラ男と一緒にいても違和感ない。
「『パーティ』じゃなくて、『取引相手』、欲しくない? 新しく実装されたマップの素材集めルートとか、共有すんの」 「取引、なぁ……」 「サービス解禁から大分経ったけど未だに1人でやってるヤツとか、決まったパーティに所属しないヤツに片っ端から声かけてるんだよねー。パーティは組まないけど、なんか目ぼしいアイテムとか情報とかの交換を、気軽に募集できる連絡ルート。みたいなのを作ろうと思って」 「ふーん、じゃあお前もソロプレイヤーなのか?」 「うんそう。俺も『パーティ』は組まない。そっちのほうが面白いかなーと思って。……ね、興味ない?」
 一瞬考えたが、なんか遊び慣れてそうなキャラが受け付けなかったので、俺は丁重にお断りした。  その直後、時間を取らせたお詫びにと、エリクサーを手渡されそうになってビビる。更に丁重にお断りした。
「おにーさん慎重だねぇ、たかがゲームくらいで」 「……お前怖いな。やっぱ全力で遠慮しとくわ」
 当たり前に、エリクサーはこの世界においてもそんな駅前で配るティッシュみたいな感覚で扱える代物ではない。  一定時間、死ななくなるアイテムだ。地雷地帯とかの先にあるアイテムがどうしても欲しいときなんかに重宝する。
「連絡網からウィルスもらったんじゃあたまんねぇしな」 「いやー、感染するならサーバーごとっしょ」 「笑えねぇ」
 ……近年、日本は核の代わりの『抑止力』として『コンピュータウィルス』を保有するとか何とかって話で盛り上がっている。  まだ試作段階らしいが、ウィルスに『人工知能』を採用するか否かについて、某掲示板じゃあ大騒ぎだ。そもそも、コンピュータウィルスというのは、自立せず、動的に活動せず、静かに感染していくのが普通だ。自立して動的に活動する人工知能は、果たしてコンピュータウィルスと呼べるのかとは、俺も思う。しかし『彼女』にボイスを当てるなら誰だという議論がされているってのは、流石日本だ。『核』に値する『抑止力』の人工知能が女の子であることに誰も疑いがないあたり、本当、流石である。
「んー、まあ気乗りしないなら良いや。気が向いたらお役所にもチラシおいてるから、そっから連絡ちょーだい」 「気が向いたらな」
 男はいかにも軽薄そうに、ひらひらと手を振って歩いていった。  名前も聞いちゃあいなかったが、まぁ気が向くことはないだろうから良いか。
 と、二度と関わらないと思っていた時期が俺にもあった。
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 β期間も終わり間近になったある日。  昨日今日で、何もなかったマップに突如巨大な建物が出現したと噂を聞いた。  もちろん、俺はパーティなんて組んでいないので、たまたま聞こえただけの話。
 場所は大渓谷。これといって特別に得られるアイテムもなく、敵もなく、本稼動後の大型イベント用に最近設置されただけのマップ。……渓谷といっても、水はない。砂漠の渓谷だ。  そこに、何か巨大な基地のようなものが建っていて、拠点と同じ識別表示が見える。近づいてみたら死んだ。という話だった。
 ……いや、死ぬのかよ。  とは思ったが、別に死んでも手持ちの金が何割かぶっ飛んで最寄の病院に強制転送されるだけ。いったん強制ログアウトになるが、すぐに病院へ再ログインできるので、そこまで���い話ではない。……ソロなら。  ��ーティを組んでいると、あまり死人を出すとそのパーティで受けられるクエストのランクが下がったりなんだり、マイナスなことが多いらしい。組む予定もないので詳しくは知らないが。
 思い立ったが吉日。  俺は拠点増築の予定を後ろ倒しにして、噂の大渓谷に行ってみた。
 町から外へ出て、砂漠地帯を突っ切って、岩でできた柱と柱の間を通った。すると、砂と岩がゴロゴロしているだけで目立った起伏のない場所から、いきなり『水のない山脈地帯』へと景色が変わる。  こういうザ・マップ移動の仕様を備えている場所はイベント用マップや、お役所系のところだけ。めぼしい素材があったりエネミーが歩き回るマップは、居住区とは『地続き』になっている。
 で、問題の巨大な建物を見てみると、崖にへばりつく様にしてメカメカしい建物が目視できた。  東京ドーム並みの大きさだが、確かに拠点の表示が出ている。
 ちゃんと計算したわけじゃあないが、サービス開始直後からひたすらに拠点用の素材を集め続けて、一日でお引越しした、といった感じか。  俺のほかにも結構な人数の野次馬が集まっていて、いつぞやのキャラの濃いねーちゃんが遠巻きに眺めているのが見えた。  ついでに、銀髪を探してみると、いた。  珍しくというか、まぁ会うのはこれで2回目だったが、真面目な表情で建物を眺めている。
「久しぶりだな」 「ん? あー、久しぶりー」
 話しかけてみると、一瞬はっとして、へらへら笑う。  真面目な顔をしてたのは、メニュー操作かなんかで意識がそっちにぶっ飛んでただけか。VR上じゃあ良くある、他の用事で肉体の操作が疎かになる現象だ。
「連絡網からアレの情報とかないのか?」 「……さぁねぇ、連絡網に何にも情報がないからこそ、直接来てるってカンジ?」 「ふーん……」
 やっぱりこいつ、なんかちょっと怖いかも。  他と違って『さっぱり見当もつかない』って様子じゃあないのがまた、なんか知ってそうだが……。  まさかとは思うが、昔流行ったゲームが現実になっちまうようなパターンのそれに巻き込まれるんじゃあねぇだろうかと、いらない妄想が脳裏を過ぎる。
「あっ!」 「な、なんだ?」
 不意に、銀髪が「思いついた」と言わんばかりに目を見開いて、両手をパシンと合わせる。
「そういえばさ、おにーさん、やっぱりパーティ組んでないままだよね?」 「あ?」 「現在の手持ちはいくら?」 「今日は拠点に置いてきたからほぼ無一文……ちょっと待て」
 ぐいぐいと詰め寄る銀髪に、俺はとても嫌な予感がした。  パーティを組んでいなくて、無一文。ということは、だ。
「エリクサー渡すから、行ってみてくんない?」 「あ"あ"!?」
 死んでも痛いことはない。  いや、確かに痛覚的にも痛いことはないし、ゲーム的にも痛いことはないが、むざむざ死ぬと分かっているところに他人の指示で突っ込んでいくなんて、心が痛い。
「いやー、俺が行っても良いんだけどさぁ、外からどう動いてるかをちゃんと見ておきたくってぇー、みたいなー?」 「舐めたことぶっこいてんじゃあねぇぞ! 『連絡網』から人員募集でもなんでもすりゃあ良いじゃねぇかッ!!」 「これっきり! これっきりの『取引』だからさ!! あっ1個分で良いよ! 2個めは『取引』ってことであげるから!!」
 と言って、銀髪は俺の抗議を押し切って、エリクサーを2つ、強引に手渡してきた。  騒いだ分注目もあって、この流れで断るのは漢じゃねぇ。仕方なく、この頼みを引き受けることにした。
「……二度はねぇぞ」 「うんオッケー、俺は約束は破らない、これはマジ。あとでお見舞いに病院行くから、中がどうなってるか録画しといて?」
 建物から自分のいる位置まで、それなりに弊害物のある場所に移動して、録画機能をON。エリクサーを一気飲み。もちろん味はしない。
 ここから10分、無敵タイム。  案の定、砲撃を受けまくりながらも全力疾走で入り口までたどり着き、扉をぶち破って中に入ると、声が聞こえた。
〈まさか公式発表を待たずして、謎の巨大建造物に対しエリクサーを消費してまで突っ込んでくる輩がいようとは、私も想定外だ〉 「……女?」 〈ふふ。見ていたが、大方あの狐に唆されたのであろう? だが、女の身支度は長いものだと相場が決まっておる。それを待つのが紳士というものではないか?〉 「まぁたこりゃ……」
 声しか分からないが、こいつもまた、キャラが濃かった。  建物の中は昔のSFに出てくるような、角の取れた直線的な廊下になっていて、数メートル奥で何本か枝分かれしている。  耳を澄ますと、奥のほうから武器を製造しているBGMが大量に重なって聞こえる。大体、どういうことかは分かった。
「っ、な……いや、おいウッソだろ」
 それと同時に、すぐ近くの壁が『組み変わって』マシンガンが顔を覗かせる。  ……どう見ても俺を狙ってます、本当にありがとうございました。
〈なに、私は『そういったもの』であるゆえ、驚くことはない。精々死ぬまで足掻くが良かろ、ふふふっ〉
 楽しそうに笑う女の声。発砲音、弾けまくるエリクサーの死亡無効エフェクト。いつの間にかレーザー光線が身体を貫通していて、呆然と進んでみると床が沈んで爆発。  なんかもう、エリクサーが切れた瞬間に死ぬのがあらかじめ分かっていたから、進めるだけ進んで、思いっきり死んだ。
. . . . . . .
 それはほんの出来心だった。
 正式に稼動しだして、果たして何ヶ月目だったか。  ポストにぶち込まれていた一枚のチラシ。本人はぼっち王だったくせに、企画のチケットを得るための条件は、どれもこれもパーティを組んでいないと達成できないものばかり。MMOで万年ソロプレイをしている俺にもはや希望はないかと諦めかけたが、一番下に記されていた一筋の光。
 『βシェルを2時間以内にクリア』
 正直、最初は無謀の一言に尽きる条件だとは思った。いっそのこと、金でパーティを組む相手を募集したほうが早いかと思うくらいには無謀な条件だった。10人パーティで、上手く進めて2時間、駄目で全滅。そういう相手だ。  しかし、俺は諦められなかった。ドル箱は貢ぐヤツがいるからドル箱でいられるのだ。俺が貢がずして誰が貢ぐのだろうか。
 チラシ片手に、何か手はないかと思案しつつ、テレビを点けようとして点かない。
「また配線食われてんのか……」
 この世界における鼠というのは、食い物系アイテムには全く目もくれず、拠点の壁や配線を食い荒らす性質を持っていた。一旦どこかに入り込まれると、小さい分中々捕まえるのに苦労する。とはいえ、拠点が崩れるとか、そこまで目立った事件もないため、まだまだ鼠の行動については調整されなさそうだ。
「……千匹ぐらい、景気良くばら撒けりゃあな」
 ……戦闘フィールドに動物は持ち込めない。  だが、マップ移動のとある瞬間に持ち上げた動物を手放すと、移動先のマップの正しく『中央』、つまり空中に、確率は低いがその動物が『挟まる』ことがある。  βシェルも、β時代に建った部分は『拠点』の分類のままになっている。  最初に立てた部分、さぞかし重要な回路がびっしりなことだろう。
 しかし、たった1匹の鼠で何ができるわけでもないし、わざわざそのマップの中央に『挟まった』鼠を開放するためにあの魔窟の中で回り道なんてできない。そもそも、たどり着く前に鼠が木っ端���塵にされていること間違いなし。
 ひとまずチラシをテーブルに置いて簡単に配線を繋げ直した。改めてテレビを点けて椅子に座る。現実では椅子に沈んでるんだから、別に立ってようが座ってようが使う体力に差はないが、やっぱり気持ちの問題だ。  3つしかないチャンネルを変えていくと、何年経っても人間のやることは変わらないようで、ニュースで仮想世界でねずみ講にならった商法が流行っていると注意を促していた。
「………………いや、もしかすると、もしかするか?」
 『挟まる』ということは……。  鼠は小さい生き物だ。複数組の『つがい』で『挟めば』、あるいは……。
 俺は鼠を生け捕り、オスとメスを10ペア用意することに3日費やした。  更に数日かけ、無事そいつらが妊娠したであろうことを見込み、ド深夜1時の5分前。マップに入れるギリギリに、入り口のしまったβシェルの元へと飛ぶ瞬間、両手に抱えていた2匹の鼠を手放す。そして急いで居住区のマップへ戻り、同じようにしてどんどん持ち込む。  『挟まる』場所はマップの中央。βシェルのど真ん中なので、成功したか確認することは出来ないが、妊娠を待つ間、散々練習した。後から後から『挟んで』いけば、『重なって』『弾かれて』開放される。鼠でなければできないことだった。
「うまくいきますよーに!」
 ……なんていうか、それはほんの出来心で、この世界における『鼠』というのは、食い物系アイテムには目もくれず、『壁や配線を食い荒らす』性質を持っていた。  その後、監視カメラの映像とマップの入出記録から犯人が割れ、直々に呼び出しを食らった俺は、帰るための拠点が消し飛ぶという大変な制裁を食らったのだった。しかし、大事なアイテムはほとんど手持ちに入っていた。つまりチケットは失わなかったので、なんら後悔はないのだった。
 テテーン。
. . . . . . .
934 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 前世ゲーの「鼠」っていうのは、 「食い物系アイテムには目もくれず、『壁や配線を食い荒らす』性質を持っている」
ここに目つけて、出来心でいっぱい持ち込んだら、次の日にはもう全然機能してなくて、 でも人工知能ちゃんは「半公式」だから、 「どうしても開業しないといけない」っていう取り決めがあったらしくて人工知能ちゃんガチ切れだった。 5回はクリアした。騎士王に会うためのチケット、いっぱい手に入れちゃった。
……っていうな。 俺、これどうしたら良いと思う?
935 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>934 っ「土下座の作法」
936 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>934 お前、ご本人様だったらマジ覚悟しといたほうが良いヤツだろこれ…
937 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 思ったより六窓が結構なことやらかしてて草 「ちょっとやっちゃった」どころじゃなくて、公式ホームページに載るヤツじゃん?
938 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 骨は拾ってやるぜ
939 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 六窓先輩? 良い人でしたね……。
940 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green こんなの食らった後で転生先に「鼠手柄」がいるって、どうなんだろうか……。
941 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square うわお前ら見捨てないでくれ!! 騎士王に会いたかっただけなんだよ!!!!!!! ぼっちだったからどうしても他に手段がなくて!!!!!!! なんか気がついたら鼠のつがい揃えてて!!!!!
942 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>934 欲を抑えられない気持ちはよく分かるよ、六窓 俺もこれから、推しを引きたくて回しまくった30万のお支払いが待ってるぜ……へへ……(白目)
943 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ご冥福をお祈りします    / ̄ ̄ ̄ ̄\   //・\ /・\\  |  ̄ ̄  ̄ ̄ |  |  (_人_)   |  |  \  |  |   \    \_| /
944 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>942 お前は抑えるべきだった
945 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>942 ガチャ系はやめとけとあれほど
946 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- それでも5回なんだな…
947 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>943 うるせー >>946 チケット取るのに時間制限あったからな。 あいつ尋常じゃなく強いんだよ、鼠パニック中でも時間制限じゃなくて、普通に何回か死んでダメだったし。
948 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 鋼入に命乞いのコツでも教えてもらったら?
949 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 死んでるのかよ、ほとんど機能してなかったんじゃねーのかよ
950 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓「すいませんでした」 オペレータ「死ぬしかないなッ!」
951 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あっ、待って、ちょっと気になることががが 一番やばい可能性思いついちゃったんですけど!?
952 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>950 ほんとやばい いや、だってまさかそのすぐ後で死ぬなんて思ってなかったし、 死んだ先で命張った敵対関係になるなんて、更に思ってもみないことだし……
  や  ば  い 。
953 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>951 またこのパターンか……
954 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おい解析! 解析を呼べ!! 毎度やばいこと気づくのは誰だ!!
955 :951:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ……紫蘇ちゃんの組織って、サブカル詳しいですよね???
956 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>955 詳しいらしいですね。
957 :解析:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- A:……「褌」です……!!
958 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>957 秒かよ
959 :名無しの褌:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 呼ばれてないけど褌です。てへぺろ(・ω<)
前世ゲーって、六窓のやってたときはβ会員ばっかだったけど、 それはもちろん六窓が死んだ後もサービス提供続いてって、一般会員も増える予定でおk?
960 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前かよwwwww 褌は普段何してる人なの?wwwww
961 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ああ、察した。
962 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square えっ待ってやばくね?
963 :名無しの褌:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>960 こちら社畜! 仕事から帰り次第、掲示板系から投稿サイトまで、面白そうなネット小説、ssを漁って過ごしてたらここに辿りいた次第であります、オーバー!
「かも」って思っただけなんですけど、 六窓の前世ゲーって、かなり規模のでかいゲームだったんですよね?(’・ω・`) それなりに有名どころのネトゲキャラってことは、 ……こう、オペレータにとり憑いてるのは「人工知能ちゃん」の「人工知能」的なアレでは……って…思いました……。
964 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known VR世界が実現しているくらいでしたら、元々前世ゲーでも人工知能だったのでは? 「ルール内であれば手段は選ばない」「規則には従順」というところ、かなり機械っぽいですが。 その辺り、先輩の生きてた時代の技術的にどうなんです?
965 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>963 「創った」ってか? あいつを完全に再現したとして、……一歩間違えると確かにどっかに逃げ出しそうではある。 でもなぁ~……紫蘇ちゃんがつくって言うこと聞いてないって…? えぇ……あいつに限ってそんなん、えぇええ……??? 改悪する意味はなんだっていう……
>>964 人工知能はあることにはあったが、 まず俺が公式発表前に突っ込んだ時にちゃんと会話できてるし、 ゲームとはいえ、あの口調を違和感なく組み立てつつステージ回しながらユーザとやり取りをするなんて、流石に無駄が過ぎるっていうか、ゲームに実装するなら中の人を雇ったほうが安いし早いと思う。実際の費用がどんくらいとかはさっぱり分からんけど。
966 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- …鼠手柄製人工知能? じゃあなんで黄色いのの館で原作引っ掻き回すような動きしてんだ?
967 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>964 どうだろうな、サイコパスは「ルール」や「規則」だけはきっちり守るが、 いざ「やっていい状況」になったりすると寸分もためらわないとかザラだし。
968 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ろくまどは こんらんした!!▽
969 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そもそも紫蘇のところにいたのかも分からないだろ
970 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 皇帝は? そういう鼠手柄の動きは把握してないの?
971 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>970 魔赤さんの件で接触してくるまでは、ほとんど内情は知らんかったらしい 最近は鼠手柄はおとなしかったとよ。黄色いのに察せられちゃあ困るわけだし、当然っちゃ当然だろうが…
やっぱ紫蘇ちゃん待ってBBAダシにするしかねぇなぁ…
972 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>971 「ここまで見当ついてますけど」って提示したほうが良いですかね。
973 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- いつ返却に来るのかね。 予定的に向こうは早く返したいわけでもないから、恋人戦が終わった後?
974 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>972 たぶんな。 つか向こうは俺の「ネットが見れる」ってとこまでは知らんはずだし、 3部終わった後での俺の命がアレかもしれねーけど、その辺のこともチラつかせるか?
975 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>974 星の一族と「対立はしたくない」って話なら、それはないんじゃあねぇか
976 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おおー、なんか一気に話が進んだなぁ
977 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 安価動画が見れなくて叫んでたヤツと同一人物とは思えない
978 :名無しの褌:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------  ほ め て い い で す よ (>ω<)b !!
979 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>975 おk、まぁいざとなったら無敵のスタープラチナでなんとかしてくれ >>978 良くぞこんな意味の分からないスレに来てくれた……!
980 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green オタクというやつは、好きなことに関しては抜群の思考力を発揮するからな。
981 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 凄い!! 褌凄い!!!
982 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 承り先輩からは「どうが……」とのお言葉が頂けました。
983 :名無しの褌:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- いーぇえどういたしましてー、フホホ(*´∀`*)ゞ >>982 あの後なんとかして動画はもらったんで大丈夫です!! バックアップもバッチリ取ったんで!! 家宝にしました!!!!!!! 褌はななしに戻ります!!
984 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square なにも大丈夫じゃあねぇ
985 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- くっそwwwwwwwww 承り最大の黒歴史wwwwwwwww
986 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- (∵)の動画はほんと伝説と化したからwww
987 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- うーん、いつ見ても最高ですありがとうございます
988 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 承り「リベンジを、要求するぜ……」 なんのリベンジだよwwwwwww
989 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まさか奇妙な冒険転生スレからこんな話が聞けるとは… その日が来たらじじいになってようが速攻でβ枠押さえよ…
990 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ハイ! という訳で、報告は終了です!! 一旦シリアスは置いておき!! 本日は色々と安価をやっていきたいと思います!!!!!
991 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>990 さっきからソワソワしっぱなしだったなサユ。
992 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>991  こ の と き を ま っ て い た 。     >eee└(□∀□)���
993 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>992 やめろ髪型の話を思い出す
994 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 次 (`◉w◉)ノ ⌒【ソード1】妖術使いと不良と俺ら【カップ6】
995 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 真面目な話するとふざけたくなるよな!分かる!!
996 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あんま根を詰めて考えすぎてもいけないしな
997 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>992 コロンビアwwwww
998 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>996 こいつらシリアスしすぎるとたぶん死ぬからwwww
999 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やった安価だーー!!
1000 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こいつは無茶振りするしかねえ!
1001 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.13.正義戦本番と早朝質問タイム後編
前回のあらすじ「これを聞くって事はもう「花京院 R-18」とかも検索した?」
----雑談スレ----
307 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 安価結果まとめ↓
・サユの館で叫びそうになったことコレクション ・オペレータの会話ログ ・小悪魔エピソード ・オタクと不良のショートコント ・スタクルに安価
308 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ……ほぼ関係ねぇな!
309 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>308 せやな
310 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 積極的にうろ覚えにしていくスタイル
311 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>308 大事そうなのは会話ログくらいですかね。 言ってもそれも、大したやりとりはないのですが。
312 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ショートコント…?
313 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ショートコントやるとかwwww もう車輪戦終わっちゃったぞwwwwww
314 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「制服脱げば良いやないかーいwww」
315 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 酷い予感しかしねぇ
316 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>314 一言一句間違えずにやってみせようじゃあないか(乂'ω')ζズアッ
317 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>316 流石ターボは言うことが違った
318 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ※動画では言い出したのは承りです
319 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 相撲は好きかと聞いておいて、ショートコントをおっぱじめる承りwwwwww
320 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>315 あとで「予習」させてやるから頑張れwww
321 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known とりあえず館コレのひとつをご紹介しちゃいますね↓
テンメイが報告のために黄色いのの部屋に行った時のことです。 丁度、亜空の瘴気のナマアシダイナマイトボディが部屋の前に立っていました。
亜空「先日のスタンド使いの鳥ですが……名前は、お付けになられますか」 鳥公の名前、やはり黄色いのが付けてたか~~~~と思ったのもつかの間。
黄色「……ペット、ショップ( 寝 言 )」
……黄色いのは……寝ていました……。 良い感じにヘッドボードに背を預け、膝を立てて、本を構えたまま、俯き加減に寝ていました……。
亜空「は、……かしこまりました(困惑)」
亜空はこんらんした!▽ 100年間も寝る以外にすることがなかった彼は、ロングスリーパーを拗らせているようでした。 黄色いの、結構な頻度で意識の糸がヘロヘロ~っと沈むんですよね。完全に寝ちゃってますね。 テン『サユ……これ……』 サユ『やめとけ黙っとけそっちのが面白い』 テン『そうだね。サユのこともまだ秘密にしておきたいし』
ということで鳥公は『ペット・ショップ』になりました。
322 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そりゃ亜空も混乱せざるを得ない
323 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ「そっちのが面白い」 テン「そうだね」 息をするように面白い方に流れる二人wwwwww
324 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 館コレww「館」で叫びそうになったこと「コレ」クションってかwww
325 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 亜空wwww寝てんだよ察して差し上げろwwwwwwww
326 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 因みに後日↓ 執事「ペット・ショップの餌は基本的に吸血後の死体で宜しいでしょうか」 黄色「……ペットショップ……???」 執事「……? ……。……あっ(察し) ……えーとですね……。紆余曲折ございまして、ホルス神のスタンド使いの鳥は、『ペット・ショップ』という名前になりました」
わたしは「しつじはやさしいなあ」と、おもいました。まる。
327 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 執事wwww有能やのうwwwwww苦労しとるわwwwwwwwww
328 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>326 俺の中のDIOのイメージがどんどん人畜無害になっていく
329 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>326 どうしてこんな面白い話を忘れているのか……。悔しい……。
330 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >328 日傘差してスタクルに混ざってきてない? ダイジョブ?
331 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんかどうにもアホっぽい。あの日記書いてても納得。
332 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ンン、まぁ、真面目にしていれば凄いカリスマですよ?
333 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>332 お前も真面目にしてればイケメンパゥワ~凄いのに。 みんなもうちょっと真面目にやったらいいんじゃない? 緊張感足りないよww
334 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>333 黄色いの本人は至って真面目(なつもり)でしたけど?????
335 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 日記DIO様なんか特にそうだけど 達観してるんだか子供っぽいんだか、思春期こじらせてるようなとこある気がする
336 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>335 濃い人生だったからな… 青春時代も偽りの友情で終わったし。
337 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 何はともあれオペレータエピソードも続いて投下です >eee(σ□-□)σ
テンメイがおやつに「チェリーが食べたァいッ↑↑」と厨房に行ったら、 何故かオペレータが鋼入にケバブ作ってもらってました。
結局そのままケバブを追加で作ってもらい、一緒に食べ始めました。
テン「……美味しいですが、何故このような料理をこんなに手馴れているのですか?」 鋼入「……長く飯屋で働いていた」 テン「はぁ、意外ですね(正直すごくどうでもいい)」 サユ(すごくどうでもいいことを知ってしまった) 鋼入「……別にどうでもいいだろう」 サユ(本人ですら)
因みに『スティーリー』はやはり名前ではないようで、彼のプロフィールはあまり見えないです。 と、ここでオペレータがラジオから声を上げました。 続きます。
338 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>337 「鋼入り」と書いて「スティーリー」とは結局なんなのか
339 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 鋼入、生まれつきじゃなくて、後天的に手に入れたか目覚めたタイプなんだろうな……だから何って感じだけど。
340 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>338 あの頃の神、「来週の展開とか知るか」だったらしいし、特に意味はないんでは?
341 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known よりによってプロフが読めない相手と一緒にいないで欲しかったですね。 一緒にいるのが執事や皇帝なら「友達の友達方式」で、多少なりとも情報 取れましたし。 続きです↓
オペ〈例えば、イエローテンパランス〉 鋼入「?」 テン「?」 オペ〈この中に、ほんのひとかけら忍ばせ、対象に食べさせる〉 このときも、相変わらず寝ているのではないかというくらい、彼女の意識は静かでした。
オペ〈きっと、それはそれは面白いものが見られるぞ〉 サユ(げぇ) 鋼入「ああ、そういえばあいつ、そういう使い方をしないな……勿体無い」 オペ〈あァ。あの男、自信過剰なのか、なにかと正面から馬鹿正直に行きたがる。そこが惜しい。もっと遠慮なく闇討ち暗殺を進んで受ければ、1億だって自力で稼げるだろうに〉 サユ(……えっ、感想「勿体無い」だけ? この発想を当然のように受け入れちゃう???) テン(スプラッターかな?)
……とまぁ、そのときはそう思ったのですが、 復習というか、予習をしてみて、確かに霧BBAを触手祭りにして楽しく笑ってるくらいですから、そういうの、なんとも思わないんでしょうね。
342 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>341 おおう……絶対にやらないでいて欲しかったし、やらないでいてくれてよかった……一発で全滅する……
343 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>341 ちゃんと食いもんに気をつけてた??
344 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>343 当たり前じゃないですか。 といっても、そもそも料理に意識はないので「見て」いればすぐ分かります。
345 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- その発想がありながらやらなかったってことは やっぱりスタクルにはレベル上げて館まで来て欲しいのかね
346 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- オペレータ、なんか男みたいな喋り方だな
347 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>346 前世が男だったんじゃね?
348 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square そういえばサユ、オペレータって「マーベラス」とか言ってたか?
349 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>348 いえ……会話ログには特にないですし……。 声として登録する前に私の前で言ったかどうかまでは覚えていないです。
350 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>348 前に爆破を受けて言ってたな。前世関係か?
351 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>350 人工知能ちゃんの攻撃が最高にハマったときの台詞。 大抵は一撃死してる最中に聞く。ムカツク。「マーベラァス☆」 これを使うヤツは、相当数 人工知能ちゃんとこに通っては死んでる。
352 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>351 恨みはらさでおくべきかwwwwww
353 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 六窓がやられまくるって、人工知能、凄いな……。
354 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square コラボ企画のクリアボーナスが欲しくて、 修正されずに放置中だったバグ技を使って事実上の機能停止にした時には逆に言ってやったけど、 そっから人工知能ちゃんが回復しきる前に俺氏死亡とかいうクソみたいな流れ。流石にごめんと思った。
355 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>354 それ運営からお咎めないのかwwww
356 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>354 やっぱり未来人もやりたい放題やってたんじゃんwwwww
357 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>355 お咎めはナシだ (`-w-)b 前世ゲーのβ期って、できることの制限が緩くて色々云々かんぬんで、1人のプレイヤーに「対軍シェル」みたいなもんを造られちゃって、「もー! 運営とっても大変☆」みたいな感じで運営側にスカウトされた、ってのが人工知能ちゃんらしいから……。バグ技使おうとなんだろうと運営からとやかくは言われない。 ……後で人工知能ちゃん直々に呼び出しタイマンで大変な目に遭ったけどな。後悔はない。
まぁ、普通はパーティ組んで挑むのを一人でクリア()したのは楽しかったぜ。
358 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>357 これで廃人ではないとかwwwwwwww
359 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 勇者単身で魔王城へ乗り込んだってことか……六窓、相当やりこんでいるなッ!
360 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 承り先輩……どう思います?
361 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>360 控えめに言っても廃人だな
362 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>360-361 じ、人工知能ちゃんのが廃人だろ!
363 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>362 そいつはそれが仕事だろwwwwwwww
364 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ( 'ω')ζ 六窓……そのゲームについて、詳しく聞かせてもらおう。
365 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square  ゲ ー マ ー が 釣 れ た ……まぁ、その話は後でじっくりしてやるよ
366 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうか、人工知能ちゃんがそんなに廃人仕様なら挑む人も限られてくるでしょ? オペレータに心当たりのある知り合いとかいないの?
367 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>366 馬鹿、1人で魔王城に突っ込んでる時点で察してやれよっ!! !!
368 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>366-367 (´◉w◉)
369 :366:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ごめん俺が悪かったわ
370 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>368 今生は俺がいるだろう。
次は小悪魔エピソードだな。 前世の話は今さっきしたところだから俺からひとつ話すぜ。
簡単に言うと 「中学の頃に誘拐されたことがあったが、その日のうちに帰って来た」 という話になる。
今まで他の人間と共有することがなかったから気にしちゃあいなかったが 改めて話すとなると中々にどうかしている話だ……
371 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>370 おう、大体読めた。
372 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>370 もう話終わった気さえする。
373 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>370 えっ改めても何も、気づくの遅くね?
374 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りもこう>370言ってるし元気出せ六窓wwww
. . . ------------------------花京院視点------------------------
 新しく買い直した6人乗りの車に揺られ、崖っぷちをずっと進んでいく。  進むにつれて霧が濃くなる。サユが霧に『触れ』、間違いなくその霧が『ジャスティス』であることが分かった。  スタンドによる幻術の類は、アン・ノウンの前ではあまり意味がないだろう。幻術が効く効かないの前に『糸』で視界が遮られてしまうからだ。と言っても、全く意味がないわけじゃあないとも思う。意識の表示レベルを落とさなければいけないから他のことへの警戒が甘くなるし、スタンド攻撃だと分かるだけで、幻術の効果そのものがない訳でもない。
「3時半か。『予定』より少しばかし遅れとるな」
 ジョースターさんが時計を確認する。  前の車と違って狭くはないが、車が大きい分、運転も慎重にならざるを得ない。  崖から落ちたら落ちたで、スクエアで戻せばどうかとは言ってみたが、大きさの関係で車が歪むし心臓に悪いと却下されてしまった。僕とサユだけだったら間違いなくやっていたが。
「日光で焼けるタイプのゾンビじゃあねーっすから、日が暮れようがあんまり関係ないのが逆に幸いしてます」
 伝人が手元のスクエアで最後の予習をしながらジョースターさんの言葉に返した。  そう、ジャスティスで動かされている以上、頭を潰そうが四肢がばらばらになろうが、本体を叩かないことには襲い掛かってくる。吸血鬼の作ったゾンビとは違い、自立して動いてはくれない。しかし日光も関係なく、波紋の効きも抜群ではないし、ひき肉になるまで使い潰せる。数押しで来ると厄介な相手だ。
「一応、渡しとくぜ」 「例のアレですか」
 座席の後ろ部分に『窓』が開き、伝人からサユと承太郎に、スプレー缶にピンの突いたものがごろごろと手渡されるのが見えた。  例のアレの一言で通じてしまうようになった僕らの倫理観は、一体どこへ行こうとしているのだろうか。
「……新しいな。中身はなんだ?」 「財力で抑えた、火薬100%のヤツと、激辛グレネードの威力控えめ、ハバネロ100%のヤツ」
 『例のアレ』に慣れている様子の承太郎が、軽く手で弄びながら尋ねる。  慣れちゃあおしまいだとは思うものの、僕も隣にいる忍者があたりまえになっている手前、何も言えない。……お互いにお互いのどうかしている部分が掛け合わされている。旅が終わる頃、僕らの倫理観は本当にどうなってしまうんだろうか。特にサユが心配だ。
「威力控えめとはいたって、おばあちゃん相手にそんなもん使ったら死んじまうんじゃ……」 「対ゾンビとか皇帝とか、不測の事態に備えてですよ。……ですよね先輩」 「当たり前だろショック死されたらどうすんだ。ザオリクは使えねーんだから」
 不安げなポルナレフに、サユが伝人に確認を取った。  復讐鬼が仇の母親を心配する程度には僕らはもう駄目なようだった。
. . . . . . . .  霧の街に着いた。  街と言っても、『予習』した通りならここは墓場のはずだ。  実際、人は多いが活気はない。空気も人々の態度も冷え冷えとしていて、時折、遠巻きにぼそぼそとささやきが聞こえる。  死体と幻覚しかいないというのも納得の景色だった。
「あ」
 そんな中、唐突に伝人が首筋に手をやったかと思うと、膝が抜けた。
「どうした?」 「ちく、しょ……またかよ……」 「えっ先輩?」
 そのまま、だぼだぼの袖をばさりと靡かせてうつ伏せに倒れ付してしまい、ピクリとも動かない。  周囲を警戒しつつ、サユが倒れた伝人に近づき、様子を確認。
「気を失っただけで、状態異常の類は見られません。ただ、何が原因かは分からないですね」
 ジャスティスの霧の海に飲まれ、肉眼でもアン・ノウンでも、他の遠距離型の攻撃の察知が非常にし難い。  盾と回避を兼ねたスクエアを真っ先に封じられたのは、かなりの痛手だ。
「……首のところ、何か刺さっているな。小百合」
 承太郎が伝人を肩に担ぎつつ、サユがそれを確認する。  …………。こうして軽く持ち上げられているのを見ると、とても最年長には見え、いや、なんでもない、やめておこう。
「……針? 特にスタンド的なものには『見え』ません。何らかのヤバイ薬ですかね」 「何だか分からないものを素手で抜くな」 「遅いわ。もう抜いたし」
 観察しながら、そのまま平然と手でぶっこ抜くサユ。  なんともないようだから良いものの、これでサユまで倒れたら洒落にならない。  針は小指の先ほどの大きさで、肉眼で見ても、金属ではないと分かった。
「シソちゃんときと同じか?」
 周囲を警戒しつつ尋ねるポルナレフの右手に、うっすらと銀のガントレットが重なっているのが分かる。  リーチ長めとはいえ、ザ・近距離だったチャリオッツ。それが遠距離にも対応できるようになってきて心強いものの、『運命どおり』にアヌビス神とかいう剣のスタンドに乗っ取られたら本気で洒落にならない。二刀流に、射撃能力つき。なんとしてでも回避せねばならない。
「伝人先輩の状態から確かにそうとも考えられますが、マウスリボンがこうも積極的に難易度を跳ね上げるでしょうか」 「なに、ようは撃ってきたやつに問いただしゃあ良いんじゃろ?」
 ジョースターさんが懐から紙と万年筆を取り出し、わざとらしく親指と人差し指をとんとんと合わせて見せた。貸せと言うらしい。なんとも頼りになる限りだ。
「流石ジョセフさん話が早いです」 「ジョースターさんまでアクセル踏み切るようになってくのが おれぁ怖いぜ」 「元々、若い頃はわしもアクセル全開じゃった……」 「今もだろじじい」
 仲間が倒れているとは思えないテンションだが、怖いくらい迅速に処理がなされていく。  古紙に万年筆のインクをぶちまけ、写真のように浮かび上がったのは、こてこてのカウボーイスタイルの男。
「……ホル・ホースッ! あのヤロー、……。よく懲りずに来たな」
 伝人による『予習復習』で、世界中に彼女がいるとか、アヴドゥルを追い詰める『はず』だったとかを知ったからか、ポルナレフは一瞬だけ怒気を帯びた。……一瞬だけ。本当、あんな目に遭って、どうして来てしまったのか。
「持っている銃、エンペラーじゃあないな。本物のライフルか何かだ」
 念写した男は、スコープの付いた長めの銃を抱えていて、腕に穴が開いているのが分かった。  撃った後もこうして抱えているなら、十中八九物体としての銃だ。
 もう一枚念写してみようかというところで、承太郎が不意に顔を上げ、遠くを見る。
 視線を辿ると、死者の群れ。振り返れば来た道は『なくなって』いた。  一方向から押し寄せてくるのを見るに、あの先にエンヤがいると見ていいだろうが、どうやってそこへ行くかが問題だ。
「!」
 サユが半歩後ろへ下がる。  その手前を何か針のようなものが霞めていき、地面にぶつかった。  恐らく、伝人に撃ったものと同じだ。
 ……僕はさり気なく、サユの三つ編みにハイエロを絡ませた。
「……宣戦布告とみなします!」 「あっ! か、花京院、追いかけた方がいいんじゃあねぇのか!」
 どことなく嬉しそうに駆け出すサユ。  幻でできた街のド真ん中だというのに全力ですっ飛んで行き、後姿はどんどん小さく���っていく。  ……現実のモノがどこにあるかくらいは『見て』分かるか。
「サユは100人組み手系より、ボス戦のほうが好きだからなぁ……」 「1人はまじーだろ流石に!!」 「あわてるなポルナレフ。ハイエロで手綱は繋いである」
 手綱を引っぱれるとは言っていないが、行った先は把握できる。  触脚からエメラルドスプラッシュを放てばそう断ち切られることもないし、向こうでの会話も聞ける。  もちろん、向こうが危ないようなら向こうでハイエロの体を作り直せば加勢も可能だ。
「騎士どもはなんでこう単独行動に走りやがるんだ……?」 「アイツの『カッコイイ方が良い』ってのと一緒にすんなッ!!」
 早速スプレー缶のピンを引き抜き、スタプラで死者の群れに放り投げる承太郎と、地道に脚を射抜いて転倒させることにしたらしいポルナレフ。
「わしらの『頭を操作している』のではなく、『幻をつくりだしている』なら念写は有効じゃな」
 ジョースターさんはジョースターさんで、効率良く近づける移動ルートを探し始めた。  ……本当に、周りがスタンド使いばかりで、少し楽しいから困る。
. . . . . --------------------『この世で最も有能な兵器』を--------------------
 生きているようで生きていない、オレンジ色のラジオ。  早朝の爽やかな日差しとは相対的な、兵器室の冷たい空気。
「お前のつくり手については詳しく言えないのか」 〈まだ知るには時期尚早よ〉
 このなんとも言えない機械らしい声が、嫌でも耳に馴染んでいくのを実感する。  機械の向こうに人がいるような錯覚を覚えるが、実際のところ、音を奏でているのは『人工スタンド』だ。とても『生き物』とは呼べない。
「……あとあと、教えてはくれるんだろうな?」 〈あァ。き。私は、嘘は好かぬゆえ安心して良いぞ〉 「今なにか……」 〈私自身に対する質問なら答えてやる〉
 ……『き』?  今のは『音』ではなかった。確実にペレータの『声』だった。  完全になかったことにして話を進められたが、き、なんだ。
「あー……何のために創られたかとか、そういったことは」 〈……そうさな、まァ、『試作品』だ。具体的に、なんの。とは言えぬが〉 「言えないことが多すぎるんじゃあないのか」 〈繰り返すようだが、余計な情報は貴様の首を絞める。これでも貴様を慮っておるのだ〉 「おもんぱか……?」 〈貴様の身を思い、大事に至らぬよう計ってやっておると言うている〉 「…………」 〈そう微妙な顔をするでない。人の思いやりはありがたく受け取りやれ〉
 お前人じゃねぇだろ。とは思ったが話が進まないのでぐっと堪える。  自分の背景については何も語らないつもりらしい。  背景が駄目ならば、ペレータ自身の情報から考えていくしかない。
「なら、お前自身の目的は何だ」 〈生きること。と言えば最も近しいか〉 「……それもはっきり言えないのか」 〈ふむ、『ここに来た理由』とするならば、ここは色々と材料が手に入りやすく、尚且つ時間も稼げて都合が良いのでな〉
 時間を稼ぐ……?  つくり手に追われてでもいるのか……?  いや、待て、『試作品』ということは、こんなのが他に『完成品』として存在している可能性が高い。
「……お前と、似たような『完成品』があったりは……」 〈案ずるな、私と同じ手法の完成品はなかろうよ〉 「どういうことだ?」 〈キュイ―ー‐―イィン…果たして、『私』をそう都合の良いようにだけ、扱えると思うか?〉 「全く思えねーな」 〈だろう〉
 いなくてよかった……。ペレータと似たようなのがもう一体。コイツだけで既に頭が痛いのに、2倍になると考えると胃も痛くなりそうだ。  ラジオの『目』を見ていると、かすかに中心が外側に動いたのが見えた。
〈もっとも、私を『完成品』として扱ってくれるのならばこんなところには…ザ・のだ・ザー―…まァその話は良いか……〉
 不満げにラジオの灯りを点滅させ、ジリジリと言葉を濁す。  ……この口ぶりでは、捕まったら即処分なのかもしれない。  こいつが逃げなければならないようなところとやりあう気は微塵もない。
「質問を続けるが、腕が取れるとか言っていたのはなんだ」 〈あァ、か弱いのだ。いたし方あるまい〉 「どこがだ」
 ……見たところ、いや、今まで色々とやり取りをしてきて、ペレータに『か弱い』というイメージは全くない。  寧ろ、素手で熊さえ殺して見せても、それがペレータならが驚くこともない。  何しろ、本人がそう言い張っている以外に『か弱い』という情報は何もないのだ。
 わたしがラジオに不審の目を向けていると、ラジオは〈まァ〉と声を上げた。
〈貴様がきちんと私の『おつかい』をこなしてくれれば、その辺りも解消されるゆえ、張り切って頼まれろ〉 「おつかいはアレで終わりじゃあないのか」 〈馬鹿を申せ。私を殺したいのか?〉 「えっ……お前、死にそうなのか?」
 初耳だった。……しかも、となると、余計にペレータを『守らなくてはいけなくなる』。死なれては不味い。
 …………生きた死体のようでいて、体が脆い……肉体は脆い? ……ヌケサクとかいうゾンビ……あれは一応吸血鬼だったか? は、日光で焼ける。どちらにせよゾンビではない。純粋に死体を使っている? いや、そもそも、そういうタイプの化け物なら、『あの時』から体は成長しない筈だ。……まだ分からないか。
〈そうさなァ……。貴様が私を大事にしてくれないと言うなら、死ぬしかないなァ。私のボディの貧弱さはそれはそれはもう大層なもので、正に障子紙の如しだからなァ~~キュィイイーイィイン 〉 「……」
 ……わたしは今、こいつ、案外と面倒くさいな。と思い始めている。  自分自身を人質として振りかざし、更に、言うことを聞けなければ遠慮なく殺処分。  なんとかできるものならやってみろと言わんばかりの楽しそうな声。  実際、どうにもできない。正直なところ、むかつく。
〈……今、面倒くさいと思うたろう〉 「いや全く、そんなことはこれっぽっちも思ってないぞ本当に」 〈キ・キキ、ふむ、貴様、中々と飲み込みが早いではないか〉
 ……こいつ、手に負えないからこそ、即処分なのでは?  人工生命体とか、ロボットの暴走で人類が滅ぶようなB級映画は良くある。そういったものが心を学んで殺しをやめたいとかのたまう話も、結構ありふれた話だ。それに引き換え、この人工スタンドの場合は心があるからこそ殺しをしたがるというか、この性格こそが一番厄介な気がする。もっと冷徹なら無駄な殺しはしないだろうし、つくり手から逃げ出すことも、処分されることもなかっただろう。  どうしてこんなにも厄介なものが、他でもないわたしに巡りめぐってきてしまったのか。
「…………次の質問だ」
 どうでも良い日本語の掛け合いスキルが上がっていくのを自覚しながら、次の質問に移る。
「昨日、わたしに〈いつも同じような服を着ている〉と言い切ったことについて聞かせてもらいたい」 〈あァ、あえてのそれか……。それは別に貴様に限った話ではなかったのだが……、その話もまた、……ジジ・ジ―ー……〉
 あの言葉、あまり意識していなかったらしい。悩むようにノイズを上げた。  人でないことを隠す気はあるのに、隠す技術が足りないと言うか、なんというか。  やはり『よく分からんが、取りあえずしくじったら殺すか』くらいの気構えにしか見えない。
〈……なんと言うたものか。私は『この世界が辿るべき未来』を知っておるのだが、その未来で着ていた服と変わりなかったのでな〉 「未来?」 〈生憎と、『今の貴様』がその道を辿る可能性はゼロに等しいとは思うが……〉
 未来を知っているというのはまた新しく疑問だったが、珍しく言い難そうにしたのが気になる。黙ってその先を待った。
〈ダン、貴様には近距離パワー型の人型スタンドに、ごじゅう……何発であったか、まァ ボロクソに殴られる未来が待っておるぞ〉 「……えっ?」
 近距離パワー型のスタンドに……? ごじゅう……?
〈『明確に死んだ』ワケではない。あれは確か『再起不能』だ〉 「ふざけんッ……な……! そんなんどうやったって死ぬわ……!!」
 思わず立ち上がった。叫びそうになり、慌てて声を抑える。  普通、パワー型のスタンドの一撃で生身の人間は死ぬ。一瞬でミンチだ。  そんなのを50発も食らって生きている方がどうかしているし、再起不能というと、結局廃人。死ぬのと大差ない。
〈……無論、死なぬよう加減はしておったろうが、重傷間違いなし、といったところだな。今の貴様がどうであれ、最高に回避できたとして手足の骨折程度が限界であろうよ〉 「最高に回避して手足が折れて��じゃあねーか……ッ」 〈アバラくらいは……それと頬に軽く穴が開くのも、覚悟しておいた方が良いであろうなァ……〉 「…………」
 少し楽しそうな声で語るペレータ。  自分だって後ろが厳しい立場だろうに、人事だと思って随分なことだ。
〈だが案ずるな。貴様には、私の都合でその運命を『最高に回避』してもらう所存ゆえ。貴様もまた、私に協力して欲しい〉 「なに?」 〈ギ…『運命を変える』、というのは容易なことではないが……。今の更々、貴様以外の者に私を預ける訳にもいかぬからなァ……〉
 ラジオの『目』と目が合った。  理性的に考えて、つくりからしてペレータは生き物ではないと思う。  だが、接してみて、『あの時』を思い返してみても、生きているとしか思えない。
〈貴様は私の『おつかい』をこなす。私は貴様に『この世で最も有能な兵器』をくれてやる。『おつかい』もそう頻繁に頼むわけではない。悪い話でもなかろう〉
 瀕死の重傷を回避して、ペレータの最高傑作の兵器を頂く。  ……つまり、『おつかい』を見つからなければ良いのだ。ラバーズは、スタンド使いであろうとも肉眼ではまず見えないし、偵察機や盗聴器なら、目の前の人工スタンドがいくらでもつくれる筈だ。
「その『おつかい』のために小道具をつくってもらうことは可能か?」 〈無論、貴様が必要だと申すなら、材料の間に合ううちならいくらでも構わぬよ〉
 ……そう悪い話でも、ないかもしれない。  一々傷を負わずとも わたしから火力抜群の攻撃ができるようになるだけで、かなり美味しい話だ。  ペレータのラジオのように、普段はなんでもない形をしていれば尚のこと扱いやすい。
「因みに、完成形は普段は兵器の形をしていないんだろうな」 〈あァ。誰がどう見ても兵器とは思わぬだろうな。果たして貴様がなんというか。楽しみなくらいだ〉
 ペレータの気まぐれでナイフこそなくなったが、これなら補い余るくらいには良いものが手に入りそうだ。  ……まぁ、『おつかい』が全て終わるまで、何事もなければ。だが。 
〈他に聞きたいことはあるか?〉 「未来を知っている、という理由は?」 〈ふむ……それ自体は教えても構わぬが、それに紐付いた情報が、まだ貴様の手には余るであろうからな……。知らぬままでいた方が賢明ぞ?〉
 ……結果としてわたしに死なれては困るからとはいえ、本当にわたしを『おもんぱかって』はいるのか。
「…………。それは『知らない』ということが『盾』になる。という解釈で良いんだな?」 〈キ・キュィイイイーィ、貴様、中々どうして優秀ではないか。キ…やはり待たずに正解であった〉 「昨日も言っていたが、待つとは、何をだ?」 〈あの女タラシのガンマンに決まっておろう。私も一応、『女』のカタチをしておるからな。ヤツが館にいると確認できるまで待つつもりであったが、それより取り急ぎ必要なものを揃えたかったゆえ、諦めたのだ。結果として、貴様の方が都合が良かったがな〉
 気分が良くなった勢いか、話しても良いことだからか。すらすらと語るペレータ。
 予想したとおり、ペレータは言えないことがどっさりだったが、『言えない』ことで大体分かってきた。  これ以上はペレータの希望通り、直接聞き出すよりも観察しながら考えていった方が良いかもしれない。あまり急いで大量の情報を得て、それについてつつかれたときにうっかり零してしまっては洒落にならないわけだ。
「お前といると何かと油断できないな」 〈貴様は腐らせるには���体無い。そのくらいで丁度よかろ〉
 ……つい昨日も、女タラシのガンマンに同じようなことを言われた。複雑だ。
. . . . . . . . .
821 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known はい、というわけでここから私のターンになります。おk?
822 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 承りたちがモンスターハウス状態で腐った死体どもを相手にしている間、サユはガンマンと楽しくおしゃべりをしていたかと思うと……。
823 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おkおk
824 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>822 別に楽しくやってたわけじゃないですし、意識のなかった人に言われたくないです。
私が皇帝のところへ忍者Bダッシュで参上すると、 ライフルを壁に立てかけ、戦意ゼロな感じでお迎えされました。 サユ「えっ」 皇帝「なんだ? 嬢ちゃん1人で来たのか?」 サユ「戦う流れ……(´・ω・`)」 皇帝「まさか! 射撃だって正義に大穴開けられてイヤイヤよ」 サユ「せっかく爪も磨いできたんですが……(´・ω・`)」 皇帝「……やだこの子血の気が多い(意訳)」
曰く、『アサシンの娘を殺して来い、さもなきゃてめーをぶち殺す』という展開があったそうです。 とはいえこの時点ではもう向こうでモンスターハウスしてましたから、もう戦わなくても大丈夫だと……。
舞い上がった私のテンションは、真夏のコバエの如くむなしく叩き落とされました。 続きます。
825 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>824 がっかりすんなwwwwww
826 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 忍者欲求不満なのねwwwwwwww
827 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あー…そういや吊男のとき、サユだけ1人でぶらぶらしてたよな…。 もしかして皇帝、サユが前衛ハッスル忍者なの、理解してなかった…?
828 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 楽しく=戦闘
829 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known そんな感じで「戦いに来たというより、聞きたいことがある」と言われたので、 じゃあこっちの質問にも答えてもらおうと思ったのですが。ですが!
サユ「……ならば情報と情報の交換と言うことで」 皇帝「……やっぱりただの日本の学生じゃあねぇってことだな」 サユ「私について、既に調べは付いている筈ですが?」 皇帝「いやぁ~……そうは言っても、普通、信じられねぇだろ」 暗殺を本業にしている男にまでそんな反応をされ、「ニンジャナンデ?」の反応はガン無視でいこうという私の心構えは一瞬で燃えるごみと化しました。
サユ「忍者なものは忍者なんだから仕方ないじゃないですか、なんなんですかどいつもこいつも。現実を見たらどうなんですか、目の前にいるのは紛れもなくジャパニーズニンジャですよ。運命に抗うため、自身を磨きに磨いてはや10年。素手でかぼちゃを貫き、ビルの壁面を生身で降りる。ナイフを投げれば百発百中、潜水時間は5分を超える。暗視はもちろん、2日3日寝なくたってなんともない。ほーら忍者ですよ、忍者。Do you underst「もう十分伝わったから、一旦落ち着いてもらえると助かる」
地元から出て忍者やるとすぐこれです。 ニンジャリアリティショックはもういい加減にして欲しいです。 続きます。
830 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>829 これでたのしくやってたわけじゃない……??
831 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アイエエエェwwwwww
832 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- みんな大変! シリアスが息をしていないの……!! ここまで六窓先輩の意識がないままなのに……っ!!
833 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>832 それな
834 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known サユ「……はぁ。ではお先に質問をどうぞ」 皇帝「そんじゃあ遠慮なく聞くが、「鼠」とどういう関係だ?」 サユ「……ふむ?」
それを真っ先に聞くということは、「鼠」は本当にDIO側に対して接触していない。 また、彼に「その質問をするきっかけ」があった、ということでもあると思いました。 ということで、どの道この流れなら丁度良いかと「こちらの事情」爆弾を投下です。
こちらとしては 「スタクルの全員生存」  > 「時の加速(世界滅亡)を抑止」 鼠手絡としては 「スタクルの全員生存」 <<<|壁|<<< 「時の加速(世界滅亡)を抑止」
という感じで微妙な協力関係にあることまでを簡単に説明。 もちろん、鼠手絡が「そういう組織」だというのは最近知ったことも伝えました。 根掘り葉掘り聞かれても、鼠手絡自体には詳しくないので知りませんと。 続きます。
835 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>834 ガンマンが まきこまれた! ▽
836 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 遠慮なくぶっちゃけたな…あーあ、知っちゃった……
837 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>834 情報の提示と相手の退路を断つのを同時にやるんじゃあねぇ…… 有益な情報を聞いたはずなのに何故か強制イベント発生……ウッ頭が……!!
838 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>837 どうした六窓しっかりしろwwww
839 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known この話を聞いたからにはもう逃げられないですからね、へへ。>eee(σロ∀ロ)σ
サユ「ではこちらからの質問です。何故その質問をしましたか?」 皇帝「……」 サユ「「言わない」ならば交渉決裂ですよ」 皇帝「ン~……どうにもお嬢ちゃん、「こっち」寄りなニオイがするねぇ」 サユ「だから最初から忍者だっつってんだろいい加減にしろ」 皇帝「スマンおれが悪かった。だから真面目にやろうぜ……!」
「どうにも」とかいう表現にちょっとピキっと来たので、三つ編みを振り回して波紋で威嚇しました。忍者をまず『前提』として受け入れて話を進めて欲しいです。 
皇帝「ちょっと前に、魔赤が攫われたろう」 サユ「……ええ」 皇帝「その口止め料として、こいつをもらってね」 そう言いつつ、壁に立てかけていたライフルを片手で持ち上げました。
サユ「貴方が倒したことにでもしたんですか?」 皇帝「……まぁな。正義とも、一応1人で敵討ちに行ったとかで話をつけ……たかったのさ……」
煙と一緒に盛大なため息を吐き出す皇帝に、流石にちょっと同情しました。 これなら確かに『いけるかな』と思いますもん。この流れで行ってまさか『さもなきゃてめーをブチ殺す』になるとはちょっと考えにくいでしょう。お疲れ様です。 続きます。
840 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 元から大概だけど、皇帝の不憫担当が定着しつつある
841 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 戦車と良い皇帝と良い、お前はナンパ野郎に何か恨みでもあるのかwwwww
842 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 紫蘇嬢やりよるぅ~ 確かにほっといたらガンマンから黄色いのに報告されちゃうわいな…
843 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known とはいえ、出所不明のライフルを館に持って帰れない筈。 その辺りを詳しくうかがった()結果、やばいことが分かりました。
口止め料の本命はライフルではなく、 「ノーマライズリキッド」という「スタンド使いを治す薬」の試作品で、ライフルはオマケだということです。
この時点で、睡眠薬効果もある針が残り1発。ノーマライズリキッドのみの針が3発。 治すといっても試作品なので効果は数時間ですが、「試作品」ということは、完成したら、やばいですよね……?
続きます。
844 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>843 これさ、調べたけど、目高箱?に出てくる、能力者殺しのお薬だよな?
845 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- (;;゚д゚)
846 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 怖すぎワロエナイ
847 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ってことは皇帝にも黄色いのを倒せる可能性が微レ存……?
848 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>844 目高箱のやつで良いと思う。
紫蘇ちゃん、案の定そういうの詳しいのか。 鼠手絡も「俺ら」の寄せ集めだろうし、この感じだとそういうもんいっぱい作ってそうだな。
849 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>843 え?そんなん完成してたら、ありとあらゆるスタンド使いが瞬殺じゃん
850 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そういえばスタンドってウイルス感染だった
851 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 皇帝「まだ寝返るにゃ早いからこうして使いっぱしりに甘んじてるが、正直、この話を聞いて黄色いのは裏切っちまおうかな~~とは思ってるぜ」 教皇(テンメイ)『なら話は早いな』 ここで私の三つ編みから、ぬるっとハイエロが生えてきました。
皇帝「は?」 教皇『フフ、この忍者の馬鹿と過ごしてきたものだから、僕は気配を消すのは得意な方なんだ。何はともあれ、さっさとそいつで正義を撃ち抜いてもらおうか』
しかしここで思わぬ抵抗が。
皇帝「お、おれは女は撃たねぇ」 サユ「そんなガバガバに穴の開いた腕しといて何を言ってるんですか」 女を尊敬している場合じゃないというのにといいますか、 「予習」したのだと「くたばりやがれクソババア」とか言ってたのに。と思いました。
続きます。
852 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>851 やむを得ないときはやるけど、よっぽどじゃないとやらないんじゃない? トト神のときも渋りに渋って、なんだかんだ蹴っ飛ばしたっていう流れだし。
853 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 命が危ないとなれば信念曲げるのもしゃあない 逆に言えばそうでもなければ中々難しいだろ
854 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known サユ「はぁ、撃てないと仰るなら貸してください。私がやります」 皇帝「なっ! 日本人だろ!? ライフル、いや、銃を持ったこと自体あんのかよ!!」 サユ「筐体と大して変わらないですよ」 皇帝「きょう???」 軽く言いくるめられた皇帝の手から遠慮なくライフルをもぎ取り、作りと具合を確かめ、まぁなんとなく使ったことあるのと似てるかもしれないし、アン・ノウンで『見れ』ば大丈夫オッケーいったれ☆ 的な感じで構えて照準を合わせました。
サユ「フルスコアだって何度も取ってますし」 皇帝「……ハッ! テメーさてはテンメイのヤローと同じような……ッ!! 絶対ダメッあーーーーッ!!!!」 教皇『……うん、「マーベラァス」といった感じだな』 漸く察したのか掴みかかって止めようとするものの、教皇の触脚に抑えられる皇帝。 私はガン無視で狙撃、ババア倒れ付す。 勝ったッ! 正義戦、完!
皇帝「や、やりやがった……。……因みに……「キョータイ」ってのは、ゲームのこと……だな……?」 サユ「Exactly」 皇帝「頭がいてぇ」 サユ「アン・ノウンを舐めてもらっては困ります」 皇帝「そういう問題じゃ……あ~~~なんなんだこいつは……」 教皇『忍者さ』
できたのだから良いことにしてゴリ押し、霧が晴れて視界良好になった墓場を悠々と歩いて行きました。 因みに、皇帝が乗ってきた馬は死体と化していましたし、私たちの車はどうあがいても6人乗りでしたし、六窓先輩はまだ起きない感じでした。
855 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>854 そんなノリで撃つな……怖いわ… 狙撃したの皇帝じゃなくてお前だったのかよ
856 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>854 オッケーいったれ☆じゃねぇwwwww
857 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ねぇ誰かブレーキかけて? 忍者と妖術使いが怖すぎる。勢いが良すぎて怖い。
858 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この流れだと、今もしかして皇帝と一緒にいる??
859 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>858 >eee(σロ∀ロ)σ いますよ。 街が見えてきたのでそこで分かれるつもりですが。
860 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ここで問題です。 俺がいるのはどこでしょうか?
861 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>860 A:荷台
862 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>860 荷台だろ
863 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前……また荷台行きになったのか…
864 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 正解だよ!!! ババアなら俺の隣で寝てるけど質問ある?????????
865 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>864 やっぱりそうなったのかwwwww
866 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まぁ正義戦にちょっと遅れた分、車で次の町まで移動できたってことでwwwww いいんじゃない?wwwwww
867 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>864 肉の芽処理した?
868 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>864 BBA簀巻き?
869 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square A: 肉の芽はやっぱり頭蓋の中で脳に直接植わってたから、荒療治だけど波紋で直にふっとばした。 簀巻きにはしてあるし、皇帝からノーマライズリキッドも1本もらってある。
870 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>869 ぬ、抜け目ねぇ~~~
871 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- もらったって、やっぱり話し合い()があったんだろ・・・・?そうなんだろ?
872 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>871 安心してください、黄色いののスタンド能力の情報と引き換えです。>eee(-ロ-ロ)b
873 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>872 黄色いの息してないだろもう。
874 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>872 ネタバレわろたwwwwww
875 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 黄色いのの勝率、逆にどのくらい残ってる? オペレータが黄色いのの味方じゃなかった場合の詰みっぷりが酷いぞ?
876 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あれ、これ、何が目的の旅だったっけ……
877 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 横道事情がやばすぎて、もはや本来の目的が分からないスタクル
878 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- くっ…!! あんなゲロ以下で強敵だったのに、なんでかわいそうになってきてるんだ……!!
879 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>878 ※正史どおりでも、スタプラのワンパンで縦に裂けて負ける。
880 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>878 ※正史どおりでも時止めに調子ぶっこきすぎて、スタクル一掃のチャンスをみすみす逃して逆転されます。
881 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>879-880 あ、あれ……確かにそんなんだったね……?
882 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ほんとに倒さなきゃだめ…?
883 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>882 会ってみないことには、なんとも言えねぇ
884 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>882 そう簡単に信念曲げる様子でもありませんでしたから。
885 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 油断は良くないが、これは流石にちょっと…うん…
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.12.正義会議と早朝質問タイム前編
前回のあらすじ「This is my FUNDOSHI」
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722 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>694 この黒いの、やっぱり「とりついてる」スタンドなんじゃねーの? 黄色いの念写しようとて、ザワとかハミパがメインで写ってるようなもんだろ?
723 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>721 なにそれこわい、ほれちゃう……!!
724 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>723 わるいことはいわない、やめておいたほうがいい。
725 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>722 わかる。っぽいよな。次 紫蘇ちゃんに会ったらそこんとこ知らんのか聞き出したいんだよな。 その場にサユがいればベストなんだが、魔赤さん1人だけで普通に合流されたらそれもないし、微妙。
726 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>723-724 くっそwwwwwwwwwww
727 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- でもそうなると、「取り憑いてるスタンド側」が前世ゲープレイ済みてことになるんじゃね?
728 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green サユはオペレータの意識はほとんど眠っているようだと言っていたし、 何かしら操られている方向で考えて良いんじゃあないかな。
729 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>727 たしかに…じゃあこの金髪は一体…
730 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- オペレータの記憶を「使ってる」とかは? 肉の芽みたいに漠然とした洗脳状態とかで。
731 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>727 操ってる方が「俺ら」? なんでそんな状態で黄色いヤツのトコにいるんだ?
732 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どうあってもやっぱりとり憑いてる方向くさいよな ただ、少なくとも3ヶ月以上館にいるとして、執事の能力、誤魔化しきれるものか…
733 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- んーー…? 紫蘇ちゃんと関係あるなら、なんかそこで任務? お仕事とか?
734 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>732 あくまで「YES・NO」しか見れないし、 嘘さえ吐かなくて良いよう誘導できれば、誤魔化せないことはないんじゃあねーの 「スタンド」と「魂」はたぶん違うもんだし、明確に質問されない限りはとりつきとかは見抜けない筈。
735 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>733 関係あるかどうかも言えないって話だし、 あんまり引っ掻き回したくない筈の紫蘇ちゃんがそういう仕事振るかなぁ…
736 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green どちらにせよ、紫蘇側ならまさか敵の強化はしないだろう。 僕らが全滅したら、後始末できる程の自信があったとしても無駄な労力には変わりない筈だ。
737 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- オペレータは黄色いのサイドで、紫蘇ちゃんが追ってる側で、 オペレータと鼠手絡は敵対してる的な…
738 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>736 ひぃ紫蘇ちゃんこわ
739 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>737 だとしたら六窓に伏せるか? 言えない理由が分からん
740 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>739 紫蘇ちゃんが自分の手で始末つけたいとか?
741 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>739-740 紫蘇ちゃん目的のために手段選ばない感じあったからなー、「確実に仕留めたい」って理由はアリかもな 俺らが手出しすると手順狂うかも知れないし。 つってもまぁ、どっちみち館にいるんじゃあ戦うことにはなるとは思うが。
742 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- オペレータにとりついてる側とっては、肉体の方は使い捨てなんじゃね 六窓たちが館に向かってる間に紫蘇ちゃんが本体叩くつもりなら辻褄合うし。
743 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- うへぇ…本筋と関係ないとこでこれまたややこしい
744 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>742 あー、そんでオペレータはオペレータで 取りついてるヤツに武器作らせといて、後々本体と合流して紫蘇ちゃん迎え撃つとかいう算段ね。 怖すぎかよ
745 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 黄色いのと僕らとで大分混戦になるだろうから、 オペレータがどこの味方でもなければ「上手くやれば面倒なのを一気に片付けられる」なんて考えもあり得るな。
746 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>745 それこそ容赦なしじゃん、怖。
747 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>745 っべーーまじべーわあ… それなら戦力まとめて送って来ないのもご納得だわー… 紫蘇ちゃん乱入に備えて、スタクルのレベルを原作以上に上げさせておくつもりか……
748 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>745 ありえる、わかる。 人形の件もあるし、オペレータもまた手段選ばないよね。
749 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square まぁ、この段階じゃあ憶測の域を出ないし、今日のところはこんなもんか?
750 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>749 そろそろvsBBAの話題にうつる??
751 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そうだなー 結論出せない先の話より、目先のババアが大事か
752 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ちょいまちょいまち!! ちょっと思ったんだけど、テンメイの>745でいくとさ、
「スタクル館に着いた!」     ↓ 「紫蘇ちゃんも来た!」     ↓ 「黄色いの見っけた!」     ↓ >> 館爆破!!!!!!!!! <<
ってなったりしないの!!!?
753 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>752 んん、まぁ、サユとかテンメイならやりそうな手段だよね!(白目)
754 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 館ごとやっちまえばっていう案は、確かによく言われるよ…な…うん。
755 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>752 お……お前、そこに気づくとは……天才か……(震え声)
756 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ……館に着いたら、空から大量の火薬を巻いてC・F・Hで火を放つ方向にしようか?
757 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 後で、後でにしようぜ。な。 もっと情報揃ってから考えようや、その辺は。 考え方がもう、戦力インフレっていうか、火力インフレ起こしてっからさ その勢いで行くと核の炎でエジプトが地図から消えるからよ。
758 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どいつもこいつも過激派が過ぎるwwwwwww
759 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スタンドバトルに過剰な化学兵器を持ち込むの、駄目、絶対。
760 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>758 お、俺はまだ常識あるし!
761 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>759 っシュト様
762 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>760 馬鹿がうつるのも時間の問題だしwww元々容赦ないだろwwwwwww 諦めろwwwwwww
763 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 2部は波紋だからセーフ!
764 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>759 その辺も既に遅いだろ、オペレータがいる時点で銃火器の使用はもうされてるし
765 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square はいはいやめやめ!!一旦置こうぜこの話は!! BBA!! BBA戦近いから! とりあえずそっちまとめ終わってからにしよう! な!!! メシ食ったらみんなで雑談行くから!!!
. . ————————————伝人視点———————————— .
 椅子に座ってテーブルを囲む。  空中に浮かんだ四角い窓枠を全員で覗き込み、ざっくり切り貼りした過去ログをまとめておさらい。
 まさか全員で覗くことになるとは思っても見なかったが、確かに信じてくれるなら全員の方が都合が良い。  とはいえ関係ない雑談も多いから、毎日全員でとはいかない。ので、本スレに加え、雑談については俺がちょこちょこ覗いて、後から適当にサユにまとめてもらうことにした。……まぁ、雑談スレは時折、死亡組、特に花京院の生存ルートが少なすぎるとか、そういう話になるから、俺以外の人間はあんまり見ることがないように気をつけている。
「しかし、本当にSF映画のようじゃのう」 「まぁ、そうっすよね」
 承太郎なんかはスクエアに慣れ過ぎてなんとも思っていないが、ジョセフさんやポルナレフは、この時代には『訳の分からないもの』でしかないスクエアを、不思議そうに眺めている。  その上スタンドは、特に俺のような、空中で自由に動かせる半道具型のスタンドは、重力の概念が薄い。座ってじっくりと見る分には『空中に置いておく』のが一番楽で良い。だから1988年だというのに、宙に浮かんだウィンドウを見るなんて、SF的な作戦会議を開くことになっている。  最も、俺としちゃあそこまで変な感じもないが。
「伝人先輩の時代って、どのくらいの未来なんですか? さほど違和感なくやっているように『見え』ますが」 「んんー……ノーコメント」 「ノーコメントって……禁則事項でも決められてるんです?」 「あんま、現実面のことは思い返したくねぇ」
 サユも『現代』といえば『現代』の人間だが、ちゃんねると同じくらいの時代の人間だ。まだこれは早いらしい。  未来については……悪いが、その辺の話は俺自身のことも思い返すハメになる。  前世に大して良い思い出はないし、唯一といえばやっぱりアレだが、アレも大分心残りがある。  ……そう、何度かはクリアした……とは言うが、実際、あんなの正面から『勝った』とは言えない。どうしてもコラボ企画のクリアボーナスが欲しくて『思いついてもやるか普通』ってのを強行、事実上のシステムダウンに陥らせただけだ。俺のせいで、暫くはクリア者続出で直々に怒られたし。負け越して死んだのが唯一の無念。……いや、そもそも死んだというか、俺の場合は冗談抜きに、ある日起きたら第二の人生が始まっていたのであって、明確に『死んだ』記憶は無いから、実感は薄い。
「……やっぱり、先輩にも色々詰め込まれてますよね?」
 ジト目で俺のことを見る小百合。  混血だからか、小百合の目は茶色と言うよりオレンジ色に近く、眉もハッキリしているのも相まって、中々表情の印象が強い。  ……あれ、花京院も赤毛だしやたら背高いし、純日本人、俺しかいないんじゃねーの……? だから何だってことはないが……オセロの原理で俺の身長も伸びれば良いのに。
「んなこたぁねーよ。こっちきて全部ロストしたようなもんだし、たぶん、カップ麺と牛丼生活2年目だったのが祟って死んだワケだし」 「死因酷すぎワロタ」 「るせぇ」
 同じ病死のはずなのに、これほどの差があるのは確かに酷い。酷い自覚はあるが、『栄養にならなそうなこのチープなクオリティがたまらないのです』というやつで、やめることはできない……。
「……伝人、テメー今も菓子に牛丼にカップ麺。そればっか食ってるだろう。どうにかしねぇとまた気づかねぇうちに死ぬぞ」 「アーアーー聞こえねぇなぁ~~、ほんじゃまぁ、そろそろ本題の作戦会議に移りますか!」 「「…………」」
 スタクル全員になんともいえない視線を向けられつつ、大画面はそのままにしておき、接続先をアン・ノウンからちゃんねるに変更。  ……にしても、あんなことしときながら、事態が終息する前にめっきり顔出さなくなって、怒ってるだろうなぁ、と思う。あれから18年も経ってるし、死人に口なしとは言ったもんで、どうしようもない話だが。
「サユ」 「ン」
 おさらいが終わった後は、サユから花京院にアン・ノウンを渡し、眼鏡院の完成。  2人はこのままアン・ノウンで閲覧、書き込みを行う。
 残りのスクエアの枠はアン・ノウンに1セット、ちゃんねるに1セット。  ちゃんねるに繋げた1つは、まだ慣れきらない承太郎に完全に預けてしまう。  大画面は俺が使うのと、ジョースターさんとポルナレフとがちょっと覗くのを兼ねる。最も、どうせ見てもらったところで日本語はあんまり通じないし、基礎的な日本語が分かったところでちゃんねる用語のオンパレード。それに、『w』が『笑い』で、『pgr』が『m9(^Д^)プギャーwwwwww』でつまり『嘲笑』……という具合に、説明していけば説明していくほど、残念な日本語しか覚えられない。これは酷い。  もちろん、やっていく上で不都合があれば追々直していく予定だ。
「どうせ消費すごいだろうから、雑談、新しく立てるか……」 「お、それちょっと時間かかるヤツか?」 「あ? ちょっとはかかるけど、なんだ?」
 少し間が空いたところで、ポルナレフが何やら言いたそうに申し出た。
「いや、大したことじゃあないんだが、聞いておきたくてよ……。小百合」 「はい? 私です?」
 人差し指を立てて軽く身を乗り出すポルナレフに、小百合は首を傾げつつ、アン・ノウンの弦部分を触る。  俺も誰も、なんのことやらさっぱりなので、他は黙って成り行きを見守った。
「ちょっと、順にみんなの名前を呼んでみてくれ」 「名前ですか? ジョセフさん、承太郎先輩、モハメドさん、伝人先輩、典明……」
 なんとなく分かった。  確かに小百合は基本、名前呼びだ。……名前呼び、だが。
「ポルナレフ」 「なんでそうなる」
 ……言われてみりゃあ、確かにアヴドゥルさんまで『モハメドさん』で名前呼びなのに、ポルナレフ1人だけ、ジャン=ピエール・『ポルナレフ』。何でだ。それも、よくよく思い出してみると、初対面のときからだった。
「表示を弄らない限り、アン・ノウンは基本的に『姓』ではなく『名前』が表示されるので、名前で呼ぶのが習慣になっているんですよ。そこをあえて『姓』で呼ぶのは、私なりの、騎士としての敬意です」 「そ、そういう理由か! でもおれだけちょっと距離がある気がすんの、なんか寂しくてよ……」
 こいつ、騎士だ騎士だとは言うが、『騎士道』ってのは一体どういうもんを差すんだったか……。  小百合と花京院は説明不要にポルナレフの扱いが雑だから、あんまり信用できない。
 気になったらことは調べるに限る。  アン・ノウン用のスクエアを手元に出し、お馴染みの手書き入力で『騎士道』と検索してみた。
 『騎士道:ヨーロッパで成立した騎士階級の行動規範』  【十戒】  ・優れた戦闘能力  ・勇気  ・素直さ、高潔さ  ・誠実さ、忠誠心  ・寛大さ  ・信念  ・礼儀正しさ、親切心  ・崇高な行い、統率力
 ……あれ? 大体……あってる……ような?  ここに馬鹿と腐女子を足して、小百合の完成。って、んな馬鹿な。  俺がぺディア先生の提示した答えを受け止められずにいると、承太郎が「小百合」と声をかけてきた。
「そう言うことなら、俺も『空条』と呼んでもらおうか?」 「どうですかね」 「ほう?」
 ……最近、承太郎も大分ブレーキがイカレてきた気がする。  お前はそっちに行かないと思っていたのに、俺を置いて行きやがって……。波紋を習う2人組ってのは、なんでこうなんだ。小百合と承太郎ってのは、どうにも2部感がある。
「それこそ、そう仰るなら頑張ってジョースターの血統というのを見せ付けてみてくださいよ」 「やってやろうじゃあねぇか」 「……ライバルというのは良いもんじゃのう」
 軽く火花の散る2人を見て、どことなく嬉しそうなジョースターさん。お互いに張り合う感じと良い、ツェペリでこそないものの、血統と努力という属性と良い、さぞや昔を思い出して色々と懐かしいんだろう。  スタンドを含めた戦闘力では圧倒的に承太郎が上だろうが、本体だけで考えると小百合のほうが上。『喧嘩』や『戦い』なら承太郎、『暗殺』や『偵察』なら小百合。……お互い物理タイプだが、中々上手くバランスが取れていると思う。それに、『手錠』のようなスタンド封じにかけられたとしても、承太郎だってアホみたいに強いし、小百合なんかチョイチョイと『手錠』自体を抜けられるんじゃあないだろうか。アン・ノウンは攻撃力皆無だから、封じられたとしてもあんまり関係ないし。
「それに大体、ポルナレフが『ポルナレフ』じゃないなんて、そんなのポルナレフじゃないじゃないですか」 「Je ne comprends pas」 「それ前も聞きましたけど、逆に、私に『ジャンさん』と呼ばれて嬉しいですか?」 「……ンー、声に出して言われてみると、思ったより微妙な感じだなぁ……」 「でしょう」 「今更感がスゲー」
 ……さらっと流れたが、今のはフランス語の『意味分からん』か。  どうでも良い知識が増えた。一つ賢くなった。  ……なんて言ってる間に雑談場所の確保完了。あとはいよいよ、スタクル全員参加での、ちゃんねるによる会議だ。
「準備できましたぜー。……にしても、これで日本語覚えちまうと、後々取り返しつかない気がする……」 「それはおれもメチャクチャ不安に思ってる」 「ちゃんと、『そういうニュアンス』も解説しながら訳してくれるんじゃろうな?」
 ポルナレフとジョースターさんも、あの混沌っぷりに若干の怯えを持っているし、それは実際に正しい。
「俺はその辺も頑張る所存っすけど、あの2人が……」
 そっと、小百合と花京院を見る。  花京院はアン・ノウンを預かってからずーっとぼんやりと宙を眺めていたし、サユも……小百合も、ポルナレフに呼ばれるまでは意識がどっか飛んでいた。つまり、アン・ノウンで遊んでいたわけだ。しかし俺の言葉に反応し、やっぱり前髪と三つ編みがぴくりと揺れる。
「翻訳? 任せてくださいバリバリー」 「うわ、波紋でバリバリするな地味に痛い」 「……見ての通りのあんな感じなんで。っていうか、ちゃんねるは『全員あんな感じ』なんで」
 ポルナレフから、「魔境かよ」という言葉が零れる。  もう銀騎士の突っ込みレベルの上昇が抑えられなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。  手元のスクエアをアン・ノウンに繋ぎ直し、ため息半分深呼吸半分で問いかけた。
「準備良いか?」 「おkです」 「了解ー。んじゃまぁ、英語に直しようのない単語とかあるし、よく分からんのがあったら遠慮なく聞いてください」
 ���分で打った>>1も大概だったが、このちゃんねる大会議、絶対酷いカオスになるんだろうと思ったし、実際酷いもんだった。
. . ————————————雑談スレ———————————— .
1 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square
はい、というわけで、こちら雑談スレという名の霧ババア対策本部だ。
メンツ↓ ・騎士道忍者 ・じゅうはっさい(笑) ・妖術使い ・俺ら化待ったなしの最強の不良 ・電柱 ・焼き鳥(不在) ・おじいちゃん ・お前ら
完全なる身内スレだから、興味が沸いてきちまったヤツは最初から↓ 【な���か】今から黄色い奴に会いに行く【立てちゃった】
2 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 本スレに引き続き、六窓色々と乙ーーーー
3 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 紹介で完全に出オチwwwwwwww
4 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- メンツの余りにも適当な紹介に草
5 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こんなに意味の分からない紹介で分かってしまう悔しさwwwww
6 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 焼き鳥(不在)はやめたげてよぉ!!
7 :騎士道忍者:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ここからは全員参加ですよ。 翻訳なら任せろバリバリー >>》>eee(σロ∀ロ)σ《<<
8 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>7 だから波紋でバリバリすんじゃあねぇ。
9 :妖術使い:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 色々あったから六窓は少し疲れているようだ。
10 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>7 「バリバリー」はその音じゃねーだろwwww
11 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>9 火薬推しだったお前が言うなwwwwww
12 :騎士道忍者:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>10 ご安心ください、百も承知です。
13 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 何気に俺らもメンツに入ってて嬉しいww
14 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 分かってたけど4人もいるとわっちゃわちゃすんなーーーwwwww その後ろに更に2人?www収拾つかねぇだろwwwww
15 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square よーし、とりあえず正義のスペック(サユ調べ)がこれな↓
近~遠距離、能力は幻覚系 破壊力E(B) スピードD 持続A 精密E 成長E 射程A
幻覚? って思ってちょっと考えたんだが、 「霧の中にいる人間に幻覚を見せる」というのが「能力」で、 傷口をかっぴらいて操るのはハイエロファントの触手とか、スタープラチナの指を伸ばすやつとかにあたるんだと思う。
で、まずはやることを明確にしようぜ(棒)
16 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こんな空気の中、淡々と進行役をこなす六窓カッコイイわー(棒)
17 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>15 『スタンドの身体能力』みたいなやつか。
18 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ・最良は正義の生け捕り、情報の念写、肉の芽収穫 ・最悪の場合は「逃げるんだよォーッ」で一時撤退後、火力にものを言わせて押し切る
くらいの気持ちでいます。
19 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 因みに、火薬ならじじいの財力で抑えたぜ
20 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>19 「抑えたぜ」じゃねーよwwwww早くも火薬で吹っ飛ばすなwwwwwwww ブレーキwwwwww誰かブレーキをかけろwwwwwwwwww
21 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ブレーキ重要だよブレーキ…… 隠紫さんも「火薬かぁ。まぁそういうものも抑えておいて不足はあるまい、オッケー買ったろ☆」みてーなノリだった中、戦車だけは「えっこれみんな本気か?(不安)」みたいな感じだった。お前がブレーキ側に来てくれて小悪魔感激だけど、戦車がどんどんブレーキに仕上がりつつある現状をどうにかして欲しくもある。 ただ…火力インフレも否定できない複雑な心境……。やむなくやっちまう可能性もある……。 流石に俺の倉庫にもちょっと入れて置けないつったら、新しく場所も確保してくれる流れになった。
22 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>18 じゃあ生け捕りの方向でとりあえず検討してみっか
23 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- つか、情報割れてるんだし、別に生け捕りとかしなくてよくね? 見つけ次第みんなで襲い掛かろうぜ
24 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>23 現状、オペレータについてほとんどなんも分かってねぇから、ちょっとでも情報が欲しい あと吊男の呪いとか不安要素解明したいし。
25 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>24 なる、確かに雨避けの呪いとか意味分からんよな。誰が何のために感すごい
26 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >23の発想も、大分こいつらに感化されてるなぁとおもいました。まる。
27 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おばあちゃん1人に対して6人がかりでwwww傍目から見た酷さwwwwww
28 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square それに…紫蘇ちゃんとのやりとりのダシになるかなって……思った……。
29 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ダシ #とは
30 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- また小悪魔が物騒なことを言い出した
31 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ※戦車が渋い顔をしている。 戦車「自称……正義の味方……なん、だよな……?」 六窓「……自称な。自称」 戦車「六窓……一旦ちゃんねる中断して、ちょっと「正義」について調べようぜ」 サユ「「正義」というものについて、深く考えさせられる正義戦ですね……」 戦車「ですねじゃねーよ!!」
32 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>31 戦車www突っ込みの腕上がりすぎwwwwwww
33 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓もちょいちょいどうかしてるからなwwwwww
34 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square いや、ちゃんと考えた結果だぜこれでも。 だって俺さ、「能力が欲しい」ってタテマエで「再起不能にしておく」って手錠に襲われてるんだぜ? あんな強力なスタンド、鼠手絡的にも「欲しい」だろうからよ……。な…? 分かるだろ……?
35 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 一旦 戦闘続行不可にさえなってくれればスクエアで直ぐにテレビに繋げられますが、 「ダシ」に使うとなると、やはりきちんと捕まえたいですよね。
36 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>34-35 こ れ が 主 人 公 の や る こ と か !!!
37 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 先生!! 7人目の邪悪度指数、上昇が止まりません!!
38 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- さようなら正義……息子に先立たれてるけど、 まぁ、最後まで主人を信じる、良い人生だったんじゃないかな……
39 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 生け捕りつったって、具体的にどうする気だ? 最初から殺意高めで来られちゃあ、吸い込むのも難しいんじゃあねえのか
40 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>39 俺未だにあの一回しか出てきてない謎の吸い込みに納得いってないんだけど、できるの?
41 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>40 サユ「できると思えばできるんじゃないですかね(適当)」 承り「できるもんだと思ってやってみたらできたぜ」 六窓「ああ……うん、まぁ、3部は勢いが大事みたいなとこあるから……」 という感じで大丈夫そうだったよ。
42 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>41 そっかーーーー…できたかぁーーーーーーー………
43 :40@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>41 まぁ、できるんならいいや(諦め)
44 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 先に言っておきますけど、霧の街に着けば「意識を見る」機能は使えない状態でしょう。 意識の糸で視界が白く染まると思われます。
45 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ジャスティスって視覚共有ないのかな? 見えてたらホルホルくんボコってるときにポルポルが部屋のほうに来るの分かってなきゃ辻褄合わなくない?
46 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>44 正体分かってるし、その辺の機能は必要にはならないと思うけど、どうだろうな。
47 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>45 スタンドの核的な部分しかフィードバックないとかじゃない? それか広範囲すぎて感覚が薄いとか
48 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>47 「吸い込み」も核を押さえないと駄目っぽいですよね。 端からいったら流石に核にたどり着く前に気づかれそうですし。
49 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 隠紫「スタンドの感覚が鈍いなら、ハミパを伸ばして本体に波紋で奇襲はどうじゃ?」
50 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>49 俺これイイと思う
51 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どんどん奇襲にためらいがなくなっていくスタクル
52 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 隠紫「勝てばよかろうなのだと、究極生命体も言っておった……。手段を選ばないやつというのは、強いぞ」
53 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 強いぞ(キリッ)
54 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そうね…今頃、宇宙のどの辺を漂ってるのか…
55 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 霧ババア重火器持込の可能性は?
56 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>55 可能性は高くない、と考えられます。 彼女、一貫して「魔女」で、オペレータの能力は「文明がなくなったら使えなくなる」みたいなこと言ってましたし。……「魔女」として、黄色いのには科学推し文化を作り変えて欲しかった、とか……はっきりとは分からないですが、そんな感じで良くは思っていなかったように「見え」ました。ただ、私のアン・ノウンについてはラバソや車輪と同じように「見ていたかもしれない」と話は聞いているかもしれません。ラバソも戦った後に報告くらいはしてるでしょうし、その辺の事前情報はあるかと。
57 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あー……。 確かにお前らの時代から俺らの時代にかけてくらいって、呪術とか魔術とかは肩身狭そうなイメージある。
58 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- DIO様一本釣りの場所を、1人で迎えに行けるほど正確に占える魔女って相当やべぇだろ… 魔女代表みたいな魔女やん…そりゃ界隈代表してなんとかせなって思うかもな。 息子溺愛しすぎてて、あんなロイヤルストレートクズを心の清いと言い切っちゃうのはアレだけど。
59 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 個人的な妄想なんだけど、吊男はかーちゃんが怖すぎてエンヤの前では良い子してたと思ってる 吊男、エンヤの息子なのに呪術系の才能の描写ゼロだし、男だから継げないのかもしれないけど、それにしてはデーボとかケニーGとかいるし…。人柄くらいつくろってたんじゃないかと…
60 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- みんなこの話やめよう、倒したくなくなっちゃう、つらい。
61 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square しかし一方で超大手化粧品メーカーのトップの吸血鬼もいるのであった。 紫蘇「だれそれの都合とかそういうの良いから、やりたいようにやればいいじゃない」
62 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>61 転生ってみんな容赦とかいう概念が死んでるの?
63 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square いっそ催眠ガスで眠らせるのが手っ取り早いんじゃあねぇか?
64 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 僕のハイエロで遠くから口内へ侵入というのはどうかな。
65 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 駄目だ……イマドキの若いもんはみんな容赦がない……
66 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>65 ※現在1988年(乂'ω')ζ
67 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>63 んー、催眠グレネードはちょっと考えてみるわ ただそれ、配合とか分量とか間違えると永遠の眠りになっちまうからなぁ…
68 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これだからこのスタクルは……
69 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>68 一応助けようとしてるだろ! 肉の芽収穫して、その���とは知らないけど!!
70 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- エンヤは最初から黄色いの信者だし 息子が殺されてるから、気絶とかで再起不能にしただけじゃ不安要素消えないのも事実
71 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 黄色いのも息子が死んで気が狂ったから肉の芽植えたって日記に書いてたしな
72 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square  D I O の に っ き
73 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>72 承太郎はまだ聞かされてないか。 実は、DIOの日記っていう体の本があるんだな~~~~~~これが! まぁ……例のごとく、読むと倒すの辛くなるアレだけど……
74 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>73 いろんなことに対するなんとも言えぬ愛憎。バッドエンド厨にはたまらんかった。
75 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんか病んでる感じで好きじゃない 俺の中ではもっとスカッと「過程や方法ッどうでも良いのだッ!!!!」ってイメージ
76 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ノベライズと原作は別だから。 公式の側から出てるけど二次創作だから。
77 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前らなんでや! 面白かったやろ!! 魂集める理屈とか、「ディオ」らしさが残ってる感じとか! 素数かぞえて「それほど効果はないようだ」とか言ってるのとか!!!
78 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- プッチが読むつもりで書いたもんじゃねーの、あれ。 どこまでほんとなのか。
79 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 辻褄合わないのは全部パラレルワールドだと思ってる。 原作だって、1部と2部の時点でどうにもならないツェペリ家の矛盾あるし。 それぞれで読めば普通に全部面白いよ。おとなはウソつきではないのです。 まちがいをするだけなのです……。
80 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square (`-w-)ノシ はいはいDIO日記の感想はここまで 8<--------------- 「ここ」の黄色いのが日記書いてるかはさて置き、 正義は肉の芽抜いても黄色いの信者からは抜け出してくれないだろうぜ。
81 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green そもそも、「何が正史で」「これだと辻褄が」なんて言い出したら、サユの存在って一体……という話だから……。この無茶苦茶な忍者の家系に、歴史とか辻褄とかいう概念はない。
82 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ちょっと熱くなりすぎた…
83 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>81 サユの存在といえばこれだろ テンメイ「サユッ」
84 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>83 一瞬、ここって「そっち」だったのか??? ってメッチャ混乱した。いっそそうだったら良かった。
85 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>83-84 それ言い出したら二次創作とかも無視できないけど… 六窓にいたっては無理やりにも関連付けられないし、そういう可能性もあるよくらいで行った方がよくね?
86 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あとなんか生け捕りできそうな手段ってある?
87 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そうじゃなくても正史にいないスタンド使いもいたんだし、もう「ここ」自体が普通にパラレルワールドじゃん
88 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>86 当て身
89 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>88 そ れ だ 。
90 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そういえば承太郎とサユの波紋はどんなもんなの? 肩でも掴んで、一気に波紋流して気絶させるとかはまだムリそう?
91 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>89 それだじゃねぇよwwwwwwww
92 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>88-89 テンメイの当て身炸裂の瞬間の動画待ってるwwwwwww
93 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>90 隠紫「確実にやるには、まだちょっぴり不安定じゃのう」
94 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>92 そうなるようなら撮っておきます。
95 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>94 「し、死んでる……」の台詞つきで頼む。
96 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓のスクエアで海にドボンとかは…?
97 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>96 一回考えたが、一歩間違えると殺しちゃうから……
98 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>97 考えたのかよwwwwww
99 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これ俺ら必要か??wwww なんか違法の香りしかしないようなのがぽんぽん出てくるぞwwwwww
100 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 戦車「そういや皇帝も来るんだよな?」 六窓「忘れてた。でも大分おはなしをうかがった()から、果たして来るかどうか……」 承り「そもそも何をしに来る予定だったんだ?」 六窓「いやぁ……合流して、上手いことスタクルを一網打尽にしたかったんじゃあねぇの……?」 承り「ババアの息子が死んでるだろう。肉の芽云々以前に、てめぇだけまんまと生きて帰ってきておいて、都合よく協力できるなんて考えるか……?」 サユ「控えめに考えても「どの面下げて」ですよね」
101 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>100 確かになにしに来たんだ? 実際、ホル・ホースはエンヤと会って気まずい顔してるし、あんまり「来たくて来た」って感じじゃない。
102 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 寄らずに真っ直ぐ館に帰ればあんな目にあわずに済んだのに…
103 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 黄色いのに「応急処置で肉の芽植えたから、様子見て来い」って言われたんじゃ? エンヤだって裏の人間だから、まさか「息子が死んだ」ことであそこまでイッちゃってるとは思わなかったろうし。ついでに手を組めればと安易に近づいた結果はお察し。みたいな。
104 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>103 なるほど可能性はありそうだな。てか、何気に一番仕事してるわ皇帝……。 ヘタすりゃスタクルより移動距離長いだろうに…。お疲れ様……
105 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ああ、自分で「エンヤ倒されましたー」って連絡入れるからこそ、 確信を持って「お前らDIOの恐ろしさを思い知るぜ」って台詞が出てきたのか。
106 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>104 まだ活躍するから!! お疲れ様は早いよ!!!!!!!
107 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>104 六窓wwwwwwwまだwwwwまだアイツ元気だからwwwwwwwやめたげてwwwwwwww
108 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 結局仲間にする気ある? アヴさんも倒れてすらいないし
109 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>108 戦車「暗殺者2人目か……」 サユ「こっち見ないで下さい、不名誉です。あと、忍者ですが、騎士ですから」 承り「これ以上人が増えると狭いだろう」 テン「あのランクルギチギチ事件みたいなのはもうない、とは……言い切れないか」
110 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known やはり、流れによります。 彼が味方につけば確かに戦力にはなりますが、正直、もはや統率が取れないと言いますか……。
111 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>110 もう取れてないだろ
112 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>110 現時点でみんな好き勝手わちゃわちゃしてんじゃねーかwwww 今更一人増えようが二人増えようが一緒だわwwwwww
113 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green こんな中でもお兄さんは良く頑張っているよ……。主に、銀騎士のお兄さんが。
114 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>113 高校生、ぶっちゃけ戦車に甘えてるだろwwwwwwwwww
115 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 元々お兄ちゃんだし、5部を考えると確かにポルナレフは兄貴系属性の才能あるっちゃあるよなwwwww
116 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ああ戦車、周りが馬鹿ばっかなばっかりに……
117 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>116 【審議中】 ( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )
118 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 怒り狂ってるババアに加勢させるっていうのもあんまりなさそうだし、 サユの言ってた正史にいないスタンド使いは今回は来ないのかな。今んとこ全然来てないけど。
119 :116@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- わ ざ と じ ゃ な い
120 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square しかし、けっこー考えることあるよな。 ていうか良く考えたらまだ旅の序盤だわ。糖分を所望する。
121 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>120 っ「チョコメロンパン」
122 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>121 その節はシリアスを台無しにしてスマンかった
123 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承太郎wwwwwww
124 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やばいwwww承太郎が「っ」を使いこなしてきたwwwwwww
. . ————————————人ひとり分くらいの———————————— .
 空が白んできたのを見計らって、ベッドルームの窓から身を乗り出す。  丁度斜め下に位置する兵器室の雨戸を見る。夜のうちに開けておいたままだ。そのまま飛び移って中に入り、梯子を伝って床へ降りる。いらないスリルを避けるようになって久しいため、感覚が鈍った気はするが、なんとか無事にこなせたので及第点とする。
「お望みどおり、窓から来たが」
 日本語で話しかける。鉄臭さはほとんどなかった。窓もカーテンも閉じたまま。  窓の前に置いた机の上に、うっすらと灯りをともしたラジオが乗っている。
〈まるで、誂えたかのように都合の良い間取りよな〉
 近づいてみると声を発した。  ラジオからは黒いコードが延びており、その先ではペレータの肉体がベッドで眠っていた。
 肉とラジオ。離れた位置にあるため、どちらに視線を向けたらいいのか分からなかったが、ひとまず椅子を引いて机の前に座る。
 オレンジ色をベースとしたラジオは、本体が横幅30cm、縦20cm。奥行きは10cmくらいだろうか。  パーツのフチやメモリが薄く光っている。  正面から見て、中央左寄りには画面、画面の両サイドにスピーカー。その右側はツマミやボタンとラジオの局のメモリ。画面の下にはカセットとCDのディスクを入れられそうで、左の側面にはライトも付いている。ラジオと言うより、多機能テレビだ。……ただ、ぱっくりと割れると、このライトの上に銃口が覗くのは、忘れようにも忘れられない。
〈貴様が自主的にこの時間に来たいと言う時点で、ある程度の答えは用意してあるぞ。何から聞きたい?―‐〉 「……その前に、今、わたしが見えているか?」 〈キュィーィイ…見えておるぞ?〉
 肉体は完全に眠っている。ラジオを見て話しかけてみた。  すると、ラジオは無意味に唸りを上げ、可笑しそうに答える。
〈右のスピーカーの上の方に、カメラのレンズが紛れておる。それがわたしの『目』の一つだ〉
 言われてよくよく覗き込むと、デザインにうまく馴染んでいて分かりにくいが、確かにカメラのレンズがあった。  今のところは『ラジオ』が『ペレータ』で、『レンズ』を『目』だと思って話しかけることにする。
「ひとまず、お前がどういった存在なのかを知りたい」 〈……ふむ、つまり『私がなんであるか』を掘り下げろと申すのだな?〉 「どうあがいたところで、逃げるのは不可能なんだろう。なら、良く知っておきたい」 〈 キ・キュイッ 逃げる? 〉 「……とうに諦めている」
 少し大きな音が鳴り、一瞬心臓が跳ねたのを自覚する。  だがこのチューニングのような高い音は笑っている音の筈だ。  何が可笑しいのかはさておき、単に思わず吹き出した、といったところか。
〈馬鹿を申せ。その内に、そんな考えは消えようぞ〉 「なに?」 〈……いやァ? 詳しいことはまだ言えぬよ。それより、私についてだな。良かろう。私の構造についてくらいは説明してやる。ラジオを抱えて肉体のほうへ来い〉
 言われたとおりにラジオを抱えると、見た目より大分重たかった。  なるほど肩に下げるよりは、確かに腰に括りつけたほうが負担が少ないかもしれない。
〈まずはこの首のところ、うなじを見ろ〉
 ペレータは『この』と言うが、肉体はぴくりとも動かない。  首元を見ても、仰向けに寝ているのでうなじは見えなかった。
〈別に触れるくらい遠慮するでない。『これ』は『私』自身ではないのだ。傷を付けるようなマネさえしなければ何もせぬよ〉 「……わたしが動かすのか」
 椅子をベッドのほうまで引っ張ってきて、説明するのにペレータからも肉体がよく見えるよう膝の上にラジオを置く。布団を捲り、意識のないペレータの肉体を横向けにした。触れれば暖かいのがまた、何とも言えない。  ……ちょっとした介護のようだ。  そのままタートルネックを引き下げる。すると、枷の首の後ろ部分にもう一つ、歯車の形を模した円盤が付いているのが分かった。
〈私は今、この腕時計のようなものを介して肉体と機械の操作を行っておる。私はこれを仮に、『リンカー』と呼んでおる〉 「リンカー?」 〈まァ……『繋ぐもの』だから、そう呼んでおることにしておけ〉
 本来の由来は違うらしいが、細かいことは良いと言うので気にしないでおく。
〈この時計の円盤のような部分、この下に『私が入っている』『ハーネスト』が埋まっておるわけだ。因みに『ハーネスト』というのは作った側の命名で、『彼女の巣』という意味らしい。どうせ……その名もアレだが、名前のことは気にせずとも良い〉
 タートルネックの端を円盤の端に引っ掛け、首が隠れないようにしてそれを観察する。  時計のない腕時計。二つの歯車。それ以外に、特に形容のしようがない。
「……? 待て、『この下』に?」 〈百聞は一見にしかず。抜け出して見せるゆえ、少し喋れなくなるが直ぐ戻る。瓶の蓋を開ける要領でリンカーの蓋、円盤を捻って開けてみろ〉
 この下というと、脊髄、首はケイツイ、だったか。そこにめり込んでいることになるのでは……?  肉体の顎を軽く押さえ、『蓋』に手をかけた。思ったほど固くなく、すんなりと開いていく。
〈……‐‐√――〉
 ある程度開けると、ラジオから何かブツリという音が聞こえた。  かと思うと蓋はひとりでに回り始め、手を離してみると、軽い音を立ててベッドの上に落ちる。  ……落ちたものの、その下には『ハーネスト』自体と思しき金属製の蓋があった。  恐る恐る少し覗き込むと、きのこ状の蓋がまたひとりでに持ち上がった。ハーネストの奥は真っ暗で何も見えない。
「う、」
 ぶあっと、突然、どこにどうやって収まっていたのかという、人ひとり分くらいの量の黒い煙が溢れ出た。  思いっきり引っかぶった後であわてて身を引く。よくよく見れば、ところどころに青緑色のノイズのようなものが走っているのが分かった。
「ペ、『ペレータ』か……?」
 しかし喋れなくなると言った通り、返事はない。  『巣』である『ハーネスト』から出てしまい、『繋ぐもの』である『リンカー』が操作できないからか。
 黒い煙が、何の説明も無くわたしに巻きつく。  ぞっとしないでもないが、煙自体には何の感触もない。  そう、確かにわたしにぶつかり、空気の流れに沿うように漂っているが、何の感触もないのだ。わたしは自分のスタンドがスタンドだから、『スタンドそのものに触れる』という経験はほとんどないが、スタンドから触れてきたら、触れた感覚があるのではなかったか。
 しばらくそうしていたかと思うと、煙はポケットのナイフの辺りに集まった。ナイフがぐにゃぐにゃと蠢きだす。もはや起こる現象に対し、言葉は出ない。何か、どうでも良くなってはいけないものが、どうでも良くなりつつある気がする。  ひとしきり弄くって満足したのか、ナイフは大人しくなり、煙は金髪の女の首元の穴に戻っていった。
 恐る恐るナイフを取り出してみると、ナイフではなく、金属でできた小さな箱のようなものになっている。
〈ついでに実践して見せたが〉 「ッ」 〈―ビッ―〉
 黙り込んでいたラジオが急に喋りだす。色々と取り落とすかと思った。  視界が揺れたのが不満なのか、わたしを笑ったのか、ラジオが鳴る。
〈キュイッー、直そうと思えばいくらでも直せるとはいえ、私の貴重な『目』と『口』を壊してくれるなよ?〉
 気づけばハーネストの蓋は閉まっている。  ナイフだった小箱をベッドの上に置き、リンカーの方の蓋を元に戻してやる。
〈今の私の能力は見ての通りだ。ハーネストやラジオの操作はこれの応用に過ぎぬ。それゆえ線で繋ぐ必要がある訳だ〉 「……『今の』……『あの時』とは能力が変わったのか」 〈あァ。やむを得ん事情があってな。枷、と言えるのもその辺りに由来しておる。だがその前に肉体に布団をかけてやれ。風邪を引いては敵わぬ〉
 ハーネストからリンカーへ。リンカーからラジオへ。機械を通して繋がっている『ペレータ』。  ペレータの『本体』は肉体の首元にいるのに、『目』も『口』も、わたしの膝の上にある。  少し頭が混乱してきたものの、言われたとおり暖かい肉体に触れ、元通りに布団をかけてやった。
〈私の元の能力は、機械類に『言うことを聞かせる』というものだったのだが、必要に駆られて強引な仕様変更をしてな。それは成功したものの、『私』と『ハーネスト』の癒着が緩んでしまったのだ。ゆくゆくはそれで良くなる予定ではあるが、人間として振舞うには、知っての通りよ〉 「何を言っているのか、正直、背景が全く見えてこなかったが?」 〈まァその辺りは深く気にせずとも良い〉 「そればっかりだな……」 〈そう急くでない。余計な情報は貴様の首を絞めるぞ〉
 ラジオを抱えなおし、机の上に置く。  それに向かい合うように椅子に座り、喋るラジオの話を聞いた。
〈今は非生命体に限るが、モノを組み替えることができる。残念ながら『私自身』には殺傷能力は全くない〉
 『残念ながら』か。こいつは何故そうも物騒な考えになるのか。  『あの時』のことを思えば、単純にそういうことが好きなのだろうが、それにしては、度が過ぎるというか、『やりたい』規模が、大きすぎると思う。
〈私はハーネストから抜け出している間、肉体を操作することができない。ゆえにその間は、リンカーに姿勢の維持やら瞬きやらを代替わりしてもらっておる〉 「だからバッテリーがどうのと」 〈バッテリーも、充電すれば良いとはいえ、使い続ければそれだけ寿命が早くなるのでな。あまり無駄なことはしたくないのだ〉 「なるほどな……」
 ……人工スタンドか。  確かに、『ペレータ』について、知識は深まった。  大まかな構造が分かっただけでも、完全に得体の知れない何かであった昨日よりは、気分は大分マシだ。  ただ、わたしが知りたいのはそういうことではない。  あとの疑問もぶつけるだけぶつけてはみるが、この調子では、あまりはっきりとした答えは返ってこないだろう。
「ところで」
 能力の犠牲になったナイフ。  小さな箱になってしまったそれを、机の上のラジオに見せて尋ねる。
「この箱はなんだ……?」 〈箱型の知恵の輪だ〉 「……輪?」 〈……パズルリングと言えば伝わろう〉 「おれのナイフ」 〈なに。どうせ大したものでもなかろ?〉
 無機質なロボットのような声質で、これ以上なくあっけらかんと返すペレータ。  確かに、大したものではないが、わたしの唯一の直接的な攻撃手段が消えた。中々使うようなことはないものの、アレがあるとラバーズのための自傷行為にも役立つし、それなりに長く使っていたのだが。
〈さて、次の質問を申してみろ〉 「…………」
 わたしの複雑な心境など、ペレータにとってはどうでも良いらしい。  ……まぁ、何を言ってもそんな反応だろうとは思ったが。
. . ————————————雑談スレ———————————— .
125 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- とりあえずここまでのをザックリまとめました~ン☆↓
お題「正義を生け捕りにしたい」
 動機:オペレータの情報を念写したい     雨の呪いを解明したい     紫蘇ちゃんとの交渉のダシにしたい
  ジャスティスのステータス     近~遠距離、能力は幻覚系     破壊力E(B(操る力?)) スピードD 持続A 精密E 成長E 射程A
 手段:「ハミパ波紋」「当て身」「吸い込み」「ハイエロのっとり」「催眠ガス」「海にドボン」        (←殺意低)                         (殺意高→)
 戦況:イレギュラー戦力加勢の可能性は低い     重火器の持込の可能性も低い     オペレータからの事前情報を聞いていて、繕わずに殺意高めで襲ってくる可能性は高い     皇帝が来るかどうかは微妙だし仲間にするかも微妙
 最悪:正義に永遠に再起不能になってもらう
126 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square えっ何この優秀な>125 ありがたさしかねぇ
127 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この>125……できる……ッ!!
128 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こんなぐちゃぐちゃなスレをよくまとめたなwwwwwww
129 :名無しの褌:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- いつからここにはニートしかいないと錯覚していた……? 褒めてくれていいですよ??? (`・ω・´)b
130 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>129 まさかのお前かよwwwwwwwww
131 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 社会人乙wwwwww褌が思いのほか優秀だったwwwww
132 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>129 褌のことめっちゃ見直したwwwwwww
133 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 誰だこいつは?サユの知り合いか?
134 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>133 何故ならば顔の一件を、一番楽しみにしていた人です。
135 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>134 あったな(∵)wwwwwwwwwww
136 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 突然のお姫様抱っこに動揺が隠し切れない承り(∵)wwwwwwwwwwwww
137 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ「こちらも飛び降りて追いましょうか、よいしょ」 承り「!? ……ッ!? ……(∵)???」
138 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ………あれ、報告済みなのか
139 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 懐かしいwwwww(∵)wwwwwww
140 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あの頃はまさか花京院だけならまだしも、承太郎まで同時参加で来るとは思ってなかった(∵)wwwwwww
141 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>138 ごめんあれ安価だったからwww動画もちょっと流出してるwwwwwwwごめんwwwwww
142 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square サユ、表へ出ろ
143 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>142 だが断る。 だって安価は絶対なんですよ????? 確かに私もノリノリでしたけど、安価とあらば仕方ないじゃないですか!!!!!!!!
みなさん、 「 安 価 は ~ ? 」
144 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 絶対!
145 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- \ゼッターイ/
146 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 絶対!
147 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 絶対
148 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ゼッタイ
149 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 絶対!
150 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 絶対だからしょうがない
151 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square まぁ、絶対だよな
152 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ………………安価ってのは一体………
153 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 戦車「アンカ……スタンドか何かか?」 隠紫「面白そうじゃな」 因みに問題の動画はさっき僕のIDの方にも保存したwwwwwww
154 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square
155 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ところで、気づいてしまったんだが。 (ξ ・ω・) 他のガクセー組は全員顔文字があるのに、承りにだけ顔文字がない。
うけたまわりは ベッドにたおれた!▽
156 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square (`◉w◉) そういえばそうだな…
サユ「大丈夫ですか? 主人公交代しますか?」
157 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known おやおや、これはもしかして作る流れですか? (ロ∀ロゝ)eee<
承り「その提案は承れねぇ」 うけたまわりは ふっかつした!▽
158 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>153-157 一連の流れwwwwww
159 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんだこの仲良しwwwwwwww
160 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前らやる気あんのかwwwwwww まぁ1人だけ(∵)じゃ あんまりだけどwwwwww
161 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 確かに。でも、パッと見で承太郎を表すような顔文字なんていうのも、見たことない…
162 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known できました。
Ξ ̄ ̄☆| (_/-廿) やれやれだぜ
Ξ ̄ ̄☆| -3 (_/∞廿)やかましい! うっとおしいぞ!!
163 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>162 びっくりするほど一瞬で作ってきやがったwwwwwww
164 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 帽子の☆、掌でも良かったのですが、絵文字などで表示されると変に目立つので星にしました。 掌の場合↓ Ξ ̄ ̄✋| (_/-廿) やれやれだぜ
165 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- かわいい
166 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なにこれ可愛いしちゃんと承りじゃねーか
167 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんだこれwwwめっちゃ和むwwwwww
168 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 二行使わないとどうしても承り先輩にならない孔明の罠。 まぁ、電柱は当然二行ですが。
| ̄ ̄ ̄| ,(・ω・),
169 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>168 くっそワロタwwwwwだよなwwwwwwwwww
170 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- さり気なくピアスまでwwwwwww ああwwwwwwこれはポルポルやwwwwwwww
171 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 戦車「悔しいけど嬉しい」
172 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>171 分かりみしかねぇもんなwwwwww
173 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square Ξ ̄ ̄☆| (_/-廿) ……これでいいのか?
174 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>173 おkwwwwwww
175 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ああwwwwww凄いwwwwww 俺達何にも役に立ってないのにwww使ってくれて嬉しいwwwwwwww
176 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 私ってば本当天才ですね。
177 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>176 ソウダネ。
178 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- うけたまわりは かおもじを てにいれた!▽チャラチャチャーン
179 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>176-177 お前らwwwwww
180 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 話がぜんっぜん進まねぇwwwww
181 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 戦車「お前ら大分楽しそうだけど、正義戦大丈夫かこれ?」 隠紫「わしの顔文字はないのかのぅ……(´・ω・`)」
182 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>181 大丈夫じゃないwwww
183 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どうしても脱線するwwww
184 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 正直、本題も進まずにみんなでわちゃわちゃやっているのがとても楽しいと思っている(乂'ω')ζ ズアッ
185 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 全員スタンド使いってのが本当感慨深いですからねーーー。 お互いにお互いしか「見えない」期間が長すぎました>eee(σロxロ)σ
186 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>184-185 気持ちは分かる……!! 分かるが、お前らちゃんと考えたら結構練れるタイプなんだから!!もうちょい真面目にやろうぜ!!
187 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known いや、でもほら、ほぼ練り終わったじゃないですか? 結局のところ実際がどうだかは分かりませんし、実戦に挑むにはこのまとめを頭においておくくらいが丁度いいですよ。
188 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square それもそうか…。いや、そうか…?
189 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>187 「忍者」の説得力よ
190 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>188 逆に考えるんだ。このスタクルなら、勢いがあれば大丈夫だと。任せちゃってもいいさと。
191 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓もアドリブ力つけるって意味でもこのくらいでいいんちゃう?
192 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green あとはやっぱりツーマンセルというか、 最低でもお互いがカバーできるような2人組、それ以下にならないように行動するくらいじゃあないか?
193 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square んー、じゃあこの先はスタクルで軽く打ち合わせるとして、なんか安価取るか?
194 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おっ安価ーー!
195 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 噂をすれば何とやら!参加できるの久々!!
196 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ところでその前に、所謂「お前ら」に聞いておきたいことがあるんだが、良いかい……?
197 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>196 えっなにテンメイからの質問とかファン心が抑えきれない…!!!
198 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんぞなんぞー
199 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 答えられることならなんでも答えるぞい!
200 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green Q:画像を検索したときに、やたらと僕のクソコラ?が多い気がするんだが? なんなんだ?
201 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あっ、それ聞いちゃうんだ…
202 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 人気なんだよ。
203 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 愛されてるからwwwww
204 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- A:使い勝手良くて、気がついたら完成してる クソコラ職人は、ほら、息をするようにクソコラを作ってしまう生き物だから…どうか許してやって下さい…。
205 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どのジャンルにもそういうクソコラ担当みたいなヤツは絶対いるからしょうがない
206 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんか、花京院って弄りやすくてつい、みたいな。でも安心しろ、ほとんどは愛ゆえだ。
207 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>204 クソコラ職人が1人混じってるぞwwwww
208 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これを聞くって事はもう「花京院 R-18」とかも検索した?
209 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>208 串刺し(爪)からの輪切り(髪)で。
210 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>208 おいやめろ
211 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- はや��、流石忍者はやい。
212 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 地獄に送られた後、額縁に入れられる……(ガクガクガク)
213 :208:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スイマセンデシタ
214 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>213 お前、まさかとは思うが、いつぞやの懲りないヤツじゃ…
215 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>213 797! 生きとったんかワレ!!
216 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 前にもちょっとそれらしいのいたよな。解析できるヤツいる?
217 :解析:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 先生!! >208>213はいつぞやの懲りないヤツです!!
218 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>217 仕事速すぎwwwwwww
219 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あーあ…、折角生きてたのに、な。
220 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 出、出~~~~wwww797奴~~~~~~wwwwwwww
221 :いつぞやの797:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- リアルに「ヒェ」って声出た… いい加減みんな忘れたと思ったのに、なんでみんな俺に優しくないの……!!!!!!?!??
222 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>221 表へ出ろ>eee(-ロ-ロ)
223 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>221 お前が……そんなんだからだろ……?
224 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- しばらくぶりに来たコテハン勢の、スタクルと比べても全く霞まないキャラの濃さよ…
225 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- このスレ濃すぎるんだけどwwwwなんなのwwwww
226 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こいつは戦車の苦笑いが目に浮かぶようだ・・・・・・
227 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>226 馬鹿ばっかなばっかりに?wwwwww
228 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ( ζ ‐ω‐) やれやれだな。
229 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>228 Ξ ̄ ̄☆| (_/-廿) やれやれだぜ。
230 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>228-229 | ̄ ̄ ̄| ,(;=д=), いや、「馬鹿」にはお前らも含まれてるからな??
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orisyu-manako · 6 years
Text
スクエアンノウン.11.報告と掃除と風呂
前回のあらすじ「来ちゃった(ξ ・ω<)☆」
. ———————————————————————— .
493 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 保守
494 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ほしゅ
495 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 保守
496 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 時は夕暮れ、場はホテル。因みに国は、パキスタン。 是非ともやってみたかったので僕からご報告だ。( 'ω')ζ どうせ時差なんて関係なく、何時でも人はいるんだろう?
497 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>496 うん、何時でもいるよ……ニートだもん。
498 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おっ遂にテンメイからの報告タイムが…!
499 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この日が来るのを超待ってた! 久々に服を脱いで待機するか・・・
500 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 報告する側としては人はいた方がいい筈。つまり、俺らも役に立っているということ!!
501 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユとの件は落ち着いたのか?
502 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>501 ひとまずは……。 (ξ ᴖᴗᴖ)
503 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- よし、切り替えて行こう!! やっぱアレだよな!! 車輪が片付いたんだよな!!?
504 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あれ、なんか寒くね・・・?やっぱ服着たわ
505 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 駄目だwww落ち着いたようで落ち着いてないwwwww
506 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この間もそうだったけど、 そんな状態でもアン・ノウンの貸し借りはできてるんだから流石っていうか
507 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ところで報告のやり方はサユと一緒なのか?
508 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>507 ああ。サユと変わらないと思う。 会話ログを一気に日本語に訳して、置換機能でフェイクを入れてコピペ。 それから説明やら顔文字やらを適当に追加。といった流れだな。
509 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- うわー、バイリンガル流石っすわー
510 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スタクルは全員英語喋れるんだよなー それに引き換え、4部連中の混部への壁は厚い。
511 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイもアン・ノウン、サユ並みに使いこなせるのか 翻訳ってアン・ノウンで一気?
512 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>510 削手とかコミュ力はありそうだけど英語は全然だろうしな
513 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>511 一緒に居るときは借りていることのほうが多かったかもしれない。 喋らなくても済むし、手も使わないから結構便利なんだが、2人だけで突然吹き出したり、まぁ、色々あったよ。
翻訳は長文を一発で翻訳する機能がある。 もちろん機能として組まれていてサユの意識は介入しないから、少し残念な仕上がりだ。 あとから自力で直す必要がある。
514 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>513 んんんんん、だから! お前ら、その「色々」が気になるんだって!!
515 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 無料の翻訳なんて、結局みんなそんなもんだよな… 報告後の雑談スレが楽しみだ
516 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そういえば肝心のサユが何も言ってこないけど、なんかあった?
517 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>516 サユと承りは波紋の修行中だ。 公になったものだから、これからは度々時間を取ってちゃんとやることになった。 波紋の習得は才能と肺活量によるらしいから、その2人以外は元々ある能力を伸ばす方向だ。
518 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>517 え? お前ら個々に修行してるの……? ムネアツじゃん……?
519 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- RPGでたまに出てくる道場システムかな??
520 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ホテルで道場、とは
521 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 鍛えずにどうして敵に勝てる? レベリングはRPGの基本だろう?
522 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>521 ああ~~~ゲーム脳奴~~~~wwww
523 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 元々俺ら寄りだから会話がしっくりし過ぎて逆に違和感wwww
524 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>517 果たして喫煙者の承りが、今から努力馬鹿の忍者に追いつくのかってのは楽しみだがな
525 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お、六窓先輩も来たか
526 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>524 お母さん先生も喫煙者でめちゃつよだったし、なんとかなるんじゃね?
527 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>524 寿司勝負に乗るくらいだから大丈夫っしょwwww
528 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>526 お母さん先生wwww確かにそうだけどwwwwww
529 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 小悪魔も来たところだし、そろそろ報告を始める。 運転していたのは「予定通り」に戦車で、座席はこんな感じだ↓ ___ |隠 戦|  |サユ承テン| | 六 |  ̄ ̄ ̄ 隠紫「インドも北部へ来るとヒマラヤも近いせいか、流石に肌寒いな」 六窓「もう直ぐ国境なんで、たぶん、来ますよ」 戦車「ホントにこんなほっそい山道でやんのかよ、落ちたら洒落にならねーぞ」
続く
530 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やっぱり3列ある車にしたの? なんで2列目がそんなぎちぎちに…
531 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>529 全員予習済みだとちょっと安心感あるな
532 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>530 >> 俺がいたのは荷台 <<
諸事情あって、予定通りの車にしようぜってなった。 で、そんときの会話↓ 戦車「バスの次は車かぁ……」 テン「……何故僕を見るんだ」 戦車「お前だけは二度と運転席に座らせねーからなッ!」 サユ「と、いうことは私は」 戦車「免許のないヤツは立ち入り禁止! サユもどうせテンメイと一緒で「ああ」なんだろ!? オメーらにハンドル任したら全滅するわ!!」 サユ「本物の車、一度は操縦してみたかったのですが」 承り「焦らなくても免許を取れば好きなだけ乗れるぜ」 六窓「因みに俺は免許持ってる」 隠紫「しかし六窓じゃあ警察に止められること間違いなしじゃから、運転はよしておきなさい」 六窓「おお? 荷台で寝てて良いすか?」
533 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>532 ファーーーーーwwww これぞいつものスタクルww慣れって怖いwwwww
534 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>532 馬鹿が多くて苦労してるな戦車wwwww 運転じゃなくて操縦って言っちゃうサユwwwwww
535 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- それにしても承り狭そうだな…
536 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>535 それに関しては申し訳ないとは思っていたよ。
戦車「前の車チンタラ走ってんじゃあ……おっと?」 サユ「お間違いないようですよ。意識の糸が纏わりつくように視認できます」 テン「様子見のための茶番、始めるか?」 六窓「万が一のときの盾の準備はできてるぜ」 考察で練られていたように、重火器搭載済みでいきなりぶっぱの可能性を考慮していた。 中の会話が筒抜けと言うことはないとは思うが、一応、外から見て知らないように見える形で進めた。
続く
537 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>536 重火器それな
538 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 相手は機械工作特化だもんな……。車輪なんか特に機械系で、しかも物質一体型。こーれは怖い。
539 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 戦車が前の車を強引に追い越し、軽く茶番開始。 テン「おい戦車、運転が荒っぽいぞッ!」 戦車「お前がそれ言っちゃう?」 テン「あれは敵をブッ飛ばすためだったから別の話だ」 戦車「自分の乗ってる車ごとブッ飛ばす必要は無かったろ」 サユ「F-MEGA完全再現の、見事な横回転だったよ」 テン「フフ、だろう」 あのスピン、サユとスレ民には好評なのに、スタクルには不評なのが納得いかない。
続く
540 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>539 納得いかない、じゃねーよ、死ぬかと思ったわ
541 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>539 戦車の突っ込みの切れ味が増していくのを感じるwwww
542 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>539 俺は好きだよwwww自分じゃ絶対乗りたくないけどwwwww
543 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green そのまま引き離してみたが、まだ向こうからのアクションはなかった。 承り「……小石かなんか、ハネたようだったぜ」 戦車「どーせ敵スタンドなんだ、構いやしねーよ」 六窓「んー、ただ、あの車か……。タイミングは『予定通り』だが、形が違うっつーか、幾分か車がでけぇな」 隠紫「……なにか荷物を積んでいるようにな」 サユ「なにせ、車は走る機械ですからねー……」 テン「ホイール・オブ・フォーチュン、ステータスはどうだ?」 サユ「ん、破壊力A スピードB 持続A 精密……?」 テン「サユ?」 サユ「精密、Cです」
続く
544 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>543 ほわっつ?
545 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- えっ悲報じゃん しかも破壊力Aのほうかよ
546 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どうした車輪、お前はそんなにできる子じゃなかった筈だろ!!
547 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 大体予想がついているとは思うが、今回、結構な強敵だったよ。 六窓「……精密動作はどの資料でもEの筈だが」 サユ「近、中、長距離の物理攻撃型。とありますが、パワーアップはあの車体限定のようです」 六窓「限定だろうがなんだろうが、そのパワーアップした車体と戦うのは変わりねぇけどな」 いつ「正史」から逸れてもいいように準備しつつ、攻撃を先に仕掛けるかどうか、タイミングを計った。 時たま関係ない車も通るから、巻き込んでしまうのも避けたかった。
続く
548 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 車輪なんて正体知ってれば楽勝のはずが、この有様である
549 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- うん、やっぱり敵側で考えれば誰もが思うよな… ああいうスタンド、最初から強いモノに発現したらもっと強い気はするよな……… だからって本当にやらなくても良いじゃない
550 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green しばらく進んでいくと、さっきの車が後ろから追いすがって来た。 承り「また前に行きたがっている様だが、行かせるか?」 テン「ここで急ブレーキからのスタプラのアッパーで、崖にハジキ落とすのはどうだろうか?」 戦車「だから発想がゲーム過ぎるんだよッ!!」 隠紫「見えない位置に落とすのはこちらとしても危ない気もするが……」 六窓「まぁトラックとの衝突なら俺がなんとかすっから、取りあえず『予定通り』のまま進めようぜ」 サユ「どうしたんですか、かつてないほどイケメンじゃないですか」 六窓「フ、回避なら小悪魔様に任せな」 だがそのゲーム的な発想で、 今まで色々なことを乗り越えてきたというのを忘れないで頂きたい(乂'ω')ζズアッ
続く
551 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>550 もう終わった話だから安心して見れるけど、そのゲーム脳最強説やめろwwwww
552 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>550-551 F-MEGAスピンで吊男ぶっとばしたり、ここ掘れワンワンで地下にいた俺のトコ迎えに来たり なんだかんだ言って馬鹿にできないから複雑
553 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 車は道を譲るとまた速度を落とす。窓を開けて先に行けと促された。 戦車「良いんだな?」 六窓「任しとけ」
促されるがままに右へ車を走らせる。 すると目の前に現れる大型のトラック。と、不自然に歪んだ空間。
六窓「スクエアの素の有効範囲は12m」 歪んだ空間に突っ込んで、ランクルは宙に躍り出る。 トラックとの衝突を上に逃れて回避して、また歪んだ空間に突っ込み、地面に着地した。
六窓「このくらいなら軽く回避可能だ」 一連の流れよりも、六窓のドヤ顔の方が記憶に焼きついている。
続く
554 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square  ど  や (*`◉w◉*)-3
555 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やだ、六窓先輩かっこいい……////// でも何が起きたのかはイマイチ良く分かんない…//////
556 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お、おう……おお…? ランクルって横幅2m以上あるよな…?
557 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 俺らの知らんうちに成長してたってこと??
558 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 三面と三面で、立方体を半分ずつに分けたようにして、ランクルの目の前に被せるようにと、トラックの上に繋げた。 そのまま落ちると衝撃が凄いかと思って、すぐ地面近くに繋ぎ直したけどな。 ちょっと枠にかすったけど、双方無事で華麗に着地 ランクルくらいならモノにも寄るが、3面使えば通らないことはないってのは、三平方の定理で計算済みだったし。
>>557 成長したって言うか発見したって言うか…… スクエアは四角形の辺と辺をピッタリくっ付けると、その分枠を消して窓を広げられる。 流石に能力面に何の成長もないまま行けるとは思ってなかったから、色々試してた。 この活用法が見つからなかったら「正史どおり」に承りに任せてた。
559 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>558 なん……だと……? 三平方の定理……?
560 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 三平方の定理、とは
561 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>559-560 だからお前ら食いつくトコおかしくね? 1対1対√2とか、a2乗+b2乗=c2乗 とかいうやつ、高校で習う筈
562 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あ、あー……ああ?
563 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- √の計算って言うと、「富士山麓オウム鳴く」とかいうアレだっけ?
564 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>561 なんでそんなん出て来たwwww ぜんっぜん覚えてねぇwwwwwww
565 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 馬鹿野郎、俺は現役の高校3年生だぞ できて当然だ(`◉w◉)φ
566 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>565 学生組が高校生であるということを忘れるという謎
567 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known あのなんか良く分からないサインコサインタンジェントでメダパニなアレですね
568 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 完全に忘れてた>566wwww
569 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>567 ぜんっぜんなヤツがもう1人いるぞwwwww
570 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんかwwwよく分からないwwwww 大丈夫、社会に出て使うことはそうそうないwwwwww
571 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓は案外と勉強できそうな感じだよな
572 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>567 波紋はどうした波紋はwwwwww
573 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>567>>570 【悲報】 サユは現役なので使う。
574 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>573 やめて! あと数十日はそんなものとは無縁よ!!
575 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 無縁なら無縁なりに波紋に集中しろ。
576 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ウィッス
577 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユテンのレスが早すぎて置いていかれる俺氏
578 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 脳内キーボード早すぎかよwwww
579 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square なんていうか、勉強は戦闘にも大いに役立つから、厨二病患者もちゃんと勉強はしようぜ
580 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前らもう、わちゃわちゃしてた方が安心するくらいなんだけどwwwww
581 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green さて。報告、続けても良いだろうか。
582 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>581 すまんな、まさか三平方の定理を説明するに至るとは思っていなかった
583 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>581 おk、wktk
584 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>581-582 馬鹿でごめんな、存分に続けてくれwwww
. . ————————————声を発しないクセに———————————— .
 図書室の窓から外を眺める。それなりに手入れが行き届いていて、昼過ぎの日差しがまぶしい。  この建物に化け物が2人もいるとは思えないが、悲しいことに、そのうちの1人はわたしのすぐそばにいる。
〈……? ジジ……どうかしマシたか?〉
 図書室と兵器室の間に扉はない。スロープの先で厚手のカーテンで仕切られているだけだ。  だから図書室まで送って行けば、実質、兵器室に着いた等しい。  それでもわたしが部屋から出て行かないのに、ペレータは不思議そうに首を傾げた。
「どうもしないから困っているのだよ」
 護衛兼監視、と言われても、こういった護るような仕事をしたことはなく、具体的にどう過ごしたらいいのかが分からない。  今はあまりラバーズ本来の使い方はしていないが、昔は証拠の残らない拷問の仕事ばかりしていた。入りは良かったが、増える一方の傷に限界を察して量を絞った。もちろん、その後も誰かについているような仕事なんて、請け負うとかそれ以前の問題だ。頼まれたこともない。  軽く途方に暮れるわたしを見たペレータは、軽くラジオを唸らせ、一歩、ブーツの踵を鳴らした。
〈そう、デスね。どうもしナイでお困りなら、部屋の片付けをお願いしマス〉 「……。……仕方ないか」
 にこりと余所行きの『笑顔を作り』つつ、とんとんと指でラジオを叩く。絶対に断ることはできない。  ペレータは人間を装うのは苦手なようだが、先手先手で行き先を塞ぐのは随分と得意らしい。
. . .
 掃除道具を抱えて兵器室に入ると、朝から窓が開けっ放しにされて十分に換気されたからか、鉄臭さはマシになっていた。だが依然として、人が寝泊りする部屋としては酷い有様だ。普通、スタンド使いはあまり重火器を使うことはないため、最低限の火の用心程度で部屋ごと放置されていたのだ。さぞかし掃除のしがいがあることだろう。
 大きな丸窓に手をかけて、カーテンを開け放つ。  しかしそこで、何か違和感を覚えた。
「……いや待て。兵器室というのは普通、こんなところに、大きな窓は作らないのでは……」
 壁伝いに見上げるとやはりというか、高い位置に、明り取り用に設けられたであろう窓が。  窓と言っても、それは石の柱の間に少し錆びた鉄の戸がついているだけの、雨戸のようなもの。  入り口の方を振り返れば、ベッドの向かい側の壁に梯子がかかっている。ここから登って開け閉めをするつくりのようだ。
「この壁の窓、まるでスパッと削り取、……ああ」
 壁の『大きな丸窓』は『図書室と同じカーテン』で、つまりそれは、心当たりが心当たりなのでそれ以上言葉にするのはやめた。ペレータが来てその日に、穴だけならともかく、こうもきちんとした窓に仕上げるなんてできるはずがない。執事も案外、苦労しているらしい。しかしそれで済むのならわたしと代わってくれと思ったが、やはりあの仕事量をこなせる気はしないので、今の考えは無かったことにする。世の中、そう美味い話はない。  ここに来て何度目かのため息を吐くわたしの横で、ペレータは窓のことなどどうでも良さそうに床に散らかった機械類を拾い集めていた。
 いざ掃除を始めると、動くのはほとんどわたしで、ペレータは木箱に腰掛けたまま何をどこへ持って行ってほしいとか、次はこっちを頼むだとかという指示を出��だけだった。それも、集中していくにつれ、表情が消える。迷いやひらめきの言葉も、声だけで動作には表れない。やはり、この身体は『動かしている』だけで本体ではない。『スタンドが本体』なのだろう。ただ、肝心のスタンドを見ていない。
「そこでただ座っているくらいなら、『スタンドで』モノを運んだら良いと思うがね」 〈……バッテリーの無駄遣いは、したくありマセんノデ〉 「バッテリー……」
 肉体が貧弱なら肉体ではない方で動けと言ってみると、首元を指差して拒否された。  それは昨日『制御装置、あるいは補助器』と説明されたものだ。  具体的になんの、とは言わなかったが、寝ているときもつけっぱなしだったのを考えると、そうそう外して良いものではないらしい。
〈ジ・ジジジ……嫌でも、じきに分かりマス。それに、どちらにセよ、私のはモノを運べルようなものではありマセんカラ〉
 表情のないペレータの顔の上で、はくはくと、口が意味も無く音を模って動く。  『私のは』という表現は、『私の(本体)は』だと聞こえた。
 しかし、『あの時』を思い返すほどに、『シェルビー』と『ペレータ』の間に、奇妙なズレを感じる。  ……『あの時』は確かに、1人で過ごしながらも退屈そうに欠伸をしたし、心底嬉しそうに、笑ってもいた。だが今のペレータでは、退屈に飽き飽きした飢えた視線も、炎に見とれていたあの笑顔も、『作らなければ作れない』だろう。
「その首の『枷』は」
 また軽率に過去のことを聞いてしまうことに、抵抗がないと言えば嘘になる。  しかしわたしは不思議と、明日の明け方を待てないくらいに聞かずにはいられなかった。  この世のものとは思えないくらいの地獄絵図と、あどけない少女の笑顔。白昼夢のごとく浮かぶ過去の記憶に軽い眩暈を感じつつ、作業の手を止めて質問を続けた。
「言葉通りに、『枷』でもあるのか」
 ペレータはノイズ音を発するでもなく、ゆっくりと瞬きをしただけだった。  何の音もしない数秒間。時間が止まっていたように感じたが、漸くラジオが音を上げたかと思うと、右手でゆっくりと喉をなぞる。
〈……なにヲ思って…ザァア゙…質問の意図を、図りかねマスが〉
 答えた後になってから、何でもないような『作り笑顔』を浮かべ、首を傾げた。
「……『最初に見たとき』と、違うなと思っただけだ」 〈……ジ・……〉
 一度、考えるように目線を逸らし、薄くノイズを発しながらわたしに視線を戻す。ラジオが組み変わるような音は聞こえない。��当に、ただ、答えが浮かばないだけ。といった様子だ。沈んだ緑色の瞳がぼんやりとこちらを見ている。……自分から聞いて置きながらどうかとは思うものの、本人が分からないのなら、このまま流してしまっても良い気さえしている。
「単なる好奇心だ。答えがないならそれで、――」 〈今まで考えたこともありマセんデシたが、アナタの言うとおりに、これは確かに『枷』と言えマス〉
 引き下がろうとしたところで、唐突に答えが返る。
〈……詳しくは、『後』で〉
 ペレータは口の前で人差し指を立て、『作り笑顔』で話を打ち切った。  確かに何か間違っているわけではないが、声を発しないクセにその動作をして見せたことが、酷く印象的だった。
 兵器室は日暮れまで掃除をして、それなりに綺麗になった。
. . ————————————花京院視点———————————— .
 しばらく何もなかった道の真ん中に、ぽつんと建っている店。  だが重火器搭載の精密Cとあれば客ごと攻撃されかねないので、街道の茶屋の流れは無視する。
「いたぜ」
 アン・ノウンをかけたスタープラチナが、建物の後ろに問題の車を見つけた。  承太郎の指差す先に、確かにあの車が止まっている。こちらがスピードを落とさないのを見てか、相手も道なりに走り出した。それを追って、こちらのスピードも上がる。  しばらく走っていくと、前方に分かれ道が。
「あの歪んだ標識、『予定通り』ってことだな!?」 「おう、ここでパキスタン行くより、初対面でカタつけといた方が良いだろ。敵さんのお望みどおり、右に行こうぜ」
 ポルナレフは『知っていて』、あえて右へハンドルを切った。伝人が地図とスクエアで行く先を確認する。  唸りを上げるエンジン。土煙を撒き散らしながら、どんどん加速する。こんなデスドライブなら僕に任せてくれても良かったのではと思うが、サユ以外の全員から運転席進入禁止令が出ているので口にはしない。
「後ろに回りこんで崖に突き落とすというの、果たしてやりますかね」 「突き落とすんじゃあなくて、後ろからの馬鹿撃ちとかだと思うぜ」
 サユは承太郎からアン・ノウンを返してもらいつつ、弦の部分に手を当て、しばらく動きを止めた。思考加速の調整をしているのだろう。真面目な意味で、頭が心配になる。
「しかしこの道、案外と長いな。『予習』した感じも地図も、そんなにあるようにゃ思えなかったが……」 「ただ追いかけている場面なんて端折るに限りますから、?」
 伝人は上空から手元にスクエアを戻し、くるくると回して首を傾げた。  若干の違和感にサユが答えながらも、その答えた本人が、唐突に後ろを振り返る。
「それか、道を人工的に弄くったか、です」
 サユのその言葉に、僕も後ろを振り返る。  そこには同じような車がもう一台走っていた。  僕らが車の存在を確認した途端に、ボンネットが真ん中から『割れ』、ガトリング砲のようなものが顕わになる。  その下部には小型ミサイルと思しき弾頭がびっしりと伺えた。
「や、やむなし!」
 何か透明の板のようなものがランクルの前後に出現した直後、ゲームでしか聞いたことのない、けたたましい発砲音が鳴り響いた。が、銃弾がランクルに当たることはなかった。撃ち出された弾が透明の板に触れたかと思うと、そのまま前方の窓へと素通りしている。
「攻撃は、背面で受けるのでは?」 「馬鹿野郎、あんなのをドカドカ撃ち込まれちゃあ流石にスクエアが持たねぇわ。前から後ろからになるなら、これが一番効率良いだろ」
 スクエアの背面はほとんど透明で、前面はもう一対と繋がっている。だからこちらからは相手が良く見えるが、向こうからこちらの車はかなり見難くなっているはずだ。ガトリングが利かないと分かったか、一旦攻撃が止む。
「おい、追いついたぜ」
 ポルナレフの声に前に向き直ると、いつの間にか前を走っていた車に追いついていた。と思えば、運転席の窓から、スクエアを飛び越えるようにいくつか黒いものが放られる。伝人はまだ後ろを向いている。呼びかけても間に合わないだろう。
「チャリオッ――」 「駄目ですスタプラで投げてくださいッ!!」 「何ッ?」
 ポルナレフがチャリオッツで切り捨てようとするのを、サユが止めた。  それはそのまま、窓ガラスとボンネットにゴツゴツという音を立ててぶつかる。  落ちて来てみて、サユが止めた理由が分かった。それは掌に収まるくらいの、黒くて小ぶりな、ヘタの付いていないパイナップル。
「「手榴弾ッ!!!!!」」 「スタープラチナッ!!」
 車体をつきぬけ、スタープラチナが目にも留まらぬ速さで手榴弾を掴んで投げ返す。  が、それは前の車のトランクから顔を出している砲台によって撃ち落とされた。その間にも、後ろから何かが撃ち出される音。もう一度振り返れば、今度は何十という大小のミサイルが宙を駆け出していた。
「ハイエロファントで迎撃する!」
 散々サユと遊んできたように、エメラルドスプラッシュで飛んでくる的を射抜く。  ただ、これまでと違うのは、的が石ころや木の手裏剣なんかじゃあなく、推進力のある爆弾だということ。外せば間違いなく大惨事だ。僕は、的を撃つ以外の情報を言語から何から全て頭の外へ追い出し、集中する。ゲームと同じだ。他の事を一切考えなければ、必然的に処理できる情報量は増える。散々アン・ノウンを使ってきたおかげで、そういった脳みその使用領域の切り替えは得意なほうだ。手癖と計算とイレギュラー対応。自我も消えるくらい集中すれば、やってできないことはそうない。
「サポートなしでも結構良い腕してんじゃあねーか」 「……フフ、この 馬 鹿 と10年一緒にいたというのを、甘く見ないで頂こうッ!」
 聞こえた声に、少しはっとする。僕はミサイルを迎撃しきっていた。  フルコンボ。伝人が手元の窓枠を覗き込みながら褒めてくれた。第一幕をしのぎ切った合間に、サユを指差してドヤ顔で答える。と、丁度前方からも爆発音が響く。
「どーよ! 腕だけ発現するの、おれも使ってみたくってな!」 「連射は良いぞ」 「典明、布教してないで迎撃の方に集中して?」
 僕が前にやったのを、ポルナレフも習得したらしい。  彼の腕に重なるようにして、銀のガントレットが剣針のない剣柄を握っていた。追い詰められたときの必殺技と言っていたが、撃ち出した後、スタンドを引っ込めてもう一度出せば、剣の部分は復活する。なら、腕だけ発現してやれば、連射も可能だ。  ポルナレフのチャリオッツに加え、サユと承太郎のひざの上に拳大の石がごろごろしているのを見るに、知らない間に前からも大変なことになっていたようだ。パワーアップ、予想していたとはいえ、やり過ぎなんじゃあないだろうか。
「小百合、後ろの車に意識はねぇか」 「ないですね。誰が操作しているのかまでは分かりませんが、機械的な遠隔操作でしょう」 「なら構わずぶっ込め承太郎」 「ああ。繋げな」
 言っている間に考えがまとまったのか、伝人はサユに確認を取った後、スクエアを構える。僕はしばらく意識が飛んでいたために何となく予想するしかないが、予想する間もなく承太郎は四角形に飲み込まれた。そして、後ろを走っていた車が突然岩肌に叩きつけられる。……スタープラチナだ。もの凄い音がした後、後ろの車はいくらかコントロールを失った。それでも車体が少々変形しただけで決定打にはならない。すぐに第二幕が射出されたのを見て、僕は直ぐに頭を切り替える。「硬いな」という言葉と、後ろの車がもう一度大きくブレたところまでは覚えている。
「 前 の 枠 右 に ず ら し て ッ !!!!!」
 サユの素の叫びに現実に引き戻される。  爆発音と、衝撃。
「……ッてェな、クソ!」
 後ろを向いていたため、意識が戻ってまず目に付いたのは、見えるところに満遍なく擦り傷切り傷を負った伝人だった。この分だと、きっと全身だ。
「は! エメラルドスプラッシュッ!!」
 そこまで考えて、まだ迎撃作業の途中だったのを思い出す。  一機ずつ打ち落としていたのを、ハイエロを完全に車の外へ出し、液体全開弾数全開で一網打尽にする。  幸い残り少なかったため、なんとか凌げた。
「何があった?」 「ミサイルどか撃ちしつつ、崖で跳ねさせて手榴弾当ててきた。不覚」
 ハイエロを車内に戻しサユに尋ねると、苦々しい表情で答えてくれた。  手数に比べて目が足りないせいで、サユは見る方に専念している。  だが思考加速で処理したことも、伝えるためには喋らなければならない。そのタイムラグの分、対処が遅れたらしい。余りにも咄嗟だったので、伝人もスクエアの背面でガードしてしまったということか。
「フー、助かったぜ伝人。スクエアが間に合わなかったら危なかった」 「実質ちょっと間に合ってなかったがな。……良いぜ承太郎、続きだ」
 割れた窓ガラスに歪んだボンネット。  ポルナレフはチャリオッツで防いだのか全くもってピンピンしているが、この分だと車の前の部分もへこんでいるんだろう。爆発による焼け跡を覗けば『予習した通り』のダメージに、苦笑いが零れた。
「……車」
 ……ふと、相手が『物質一体型』で、『車のまま』強化してきたことによる、恐らく、カバーされていないある弱点が思い浮かぶ。
「伝人」 「あ?」
 一瞬、伝人は怪訝な顔をして僕を見たが、直ぐに僕が何か思いついたことを察したようだ。  ……この小悪魔に初対面にして海水を浴びせられたことは、その強烈さ故、肉の芽が植わっていたにも関わらず、良く覚えている。
「車はエンジン部が水没するとどうなる?」 「……オッケー、ナイス発想だぜそりゃ」
 海水は電気をよく通す。  そんなものを車の下から放出されれば、軽くエンストを通り越し、電気系統も一気にショートしてくれる筈だ。  会話の最中にも、前方からは爆発音が響いている。何故か攻撃が止まったままの後ろを警戒しつつ、僕も前を援護する。
「っつーわけで作戦変更だ。承太郎」 「やれやれだぜ。だが、今ので『破片が取れた』ぜ」 「おお、でかした!」
 スクエア越しに、その破片をジョースターさんに渡す承太郎。しかし座席には戻らない。  ジョースターさんは念写のための、繋がり用の小物が入った小袋にそれをしまう。
「食らえッ!! 海水砲ッ!!!!」
 伝人が叫んだ後、後ろの車はガコンと大きく揺れ、動かなくなる。  だが安心するには早すぎた。遠ざかっていくその姿が、更に『割れて』、そこで曲がり角に差し掛かり、見えなくなる。  かと思えば、その曲がり角からガトリングを抱えた小型のヘリコプターが姿を現した。大人しく海水を食らったのはきっと、弾切れではない。内部でこの準備をしていたからだ。
「げ、『真横が駄目なら角度を変えて』ってかッ!」
 上空からこちらに向けて撃ってくる。  伝人はスクエアの背面ではなく、車の前後に使っているのと同じようにして撃ち返した。ただ、単に的の立場から盾を構えるだけなら難しくはないが、こちらより自由に動き回るヘリに当てるのは難しい。……このまま行けば弾切れにはなるだろうが、その頃には吊り橋のある崖っぷちに着く。  これはその日その場で考えたんじゃあない。確実に前もって良く考えて、準備している。
「伝人、こうなりゃいっそ、全員で『場所を変えた』方が良いんじゃあないか?」 「……いえ、それじゃあ遠距離の攻撃力で敵に負けます。スタープラチナを当てようにも、今は俺自身が同じスピードで移動してるからやれてますが、車を降りたらスクエアが機動力で車に負けます。このまま限界まで粘りたいっすわ」
 ジョースターさんの提案に対し、伝人は渋い顔をした。  更に付け加えるなら、前を走る車に海水砲を食らわせた場合、スピード的に、こちらはそのまま突っ込むしかない。スクエアの車ごとの回避が計算に入っていたかは分からないが、3セット使わなければ車ごとの回避は出来ないので、前からも空からも攻撃が止まなければ、結局、退くことも難しいのだ。
「先輩、『頭、足りてます?』」 「あ? ……オメーはどうすんだ」
 攻めきれない状況の中、唐突にサユが伝人に��かってアン・ノウンを差し出した。
「セコセコ投石してますから、お気になさらず」
 またそういう。と思った。  アン・ノウンには自我が全くなく、サポートに関しては全てサユの手動だ。  サユは迎撃と伝人の手助けを、両方やると言っている。  この馬鹿は、二兎を追って二兎とも得るような無茶が習慣付いてしまっているから、手が掛かるんだ。
「いや、後ろのミサイルがなくなったんだ。前は僕がやる。サユはアン・ノウンに集中してくれ」 「……ん、仕方ない。任せた」
 サユは少し不満そうだったが、命がけなのだ。直ぐに折れてくれた。  アン・ノウンが伝人に渡される。  ……サユが僕以外の誰かとアン・ノウンの貸し借りをするのを見るのは、この旅が初めてだ。これまでは、貸そうにも、誰もその存在を認識できなかった。それが今や仲間全員がスタンド使いだ。それに、スタンド使いは引かれ合う、なんて台詞があるらしい。  だが、となると、ある筈だった僕の17年は一体何だと言うのか。
「結構、懐かしいなこういうの」 「狙撃ゲーはお好きですか?」 「嫌いじゃあないぜ!」
 前世でゲーム廃人とされるほどにゲームに慣れている伝人。  更に未来人となれば、その腕前は是非とも拝見しておきたい。が、生憎、今は少し厳しい。
「サユ、サポート表示も含めて録画頼んだ」 「前を引き受けた意味」 「ホテルで見たい」 「まぁ、柿ピーの頼みとあれば断れないね」
 若干嬉しそうな顔でサユが目を閉じたのを確認し、本格的に前に集中する。  ポルナレフが威力重視の大型を、僕が速さ重視の小型ミサイルを。時折、横から下から手榴弾も来るので気は抜けない。
「ミサイルちゃん、もらってくぜ」
 不意に聞こえた声と、現れる15cm四方の窓。と、上からの爆発音。  承太郎と繋がっていたスクエアの3セット目を切り替え、見事に前からのミサイルをヘリに食らわせたらしい。
「承太郎ッ!」
 少し状況を伺うと、ヘリがふらついたところに、空中から青色の腕がにょっきりと姿を現し、そのまま機体を掴むのが見えた。  前に向き直ると、ガリガリと土と金属が削られていくような音。恐らく、崖に押し付けられている。機動力が高いものは大抵防御が弱い。現実でもそれは適用されるのか。ヘリはスタープラチナのパワーに成す術もなく崩れ去ったようだ。
「よっし撃破ァッ、戻って来い承太郎!」 「やれやれ、廃墟で突っ立てるだけってのは緊張感が薄くていけねぇな」
 少し余裕のあった後列に、再び195cmが戻ってくる。狭い。  そして残るは『車輪』のみ。伝人とサユも手と目が開いたので、前を防ぐのが大分楽になった。
「そろそろ崖だろう。伝人、次の手は?」 「崖の先のほうが広い! 崖に突っ込んで、トラック回避したのをもう一回やる!」
 尋ねると、答えつつ3人から波紋の応急処置を受ける伝人。  回復しつつも不意打ちを食らったのがまだ収まっていないのか。いつもより目がつり上がっている気がする。中々負けず嫌いだ。
「……承太郎?」
 途中で波紋が途切れる承太郎。  息切れなんて様子ではなく、何か考え事をして気が逸れたように見える。
「伝人、ヤツが離れる前にアッパーぶちかまそうぜ」 「話が分かるな承太郎ッ!」 「ぐぇ」 「嘘だろ承太郎」
 思わずガッツポーズで身を乗り出してしまった。  承太郎の先にいるサユが思いっきり圧迫され、伝人と同時に微妙な顔をした。
「向こうの意思で身を隠されるより、こっちで道上にひっくり返したほうが位置を把握しやすいだろう」 「あー、確かにそう考えると一理あるな」
 伝人が頷くがいなや、再び四角形に飲み込まれる承太郎。  『車輪』はヘリもなくなって不利になったのもあってか、スピードを上げ始める。が、そこで突然宙を舞い、崖に叩きつけられ、僕らの後ろに仰向けになって落下した。  直ぐに組み変わろうとガタガタ動いているが、流石にひっくり返されてはそれなりに時間が掛かるらしい。
「向こうに飛び移るまでの時間は稼げたか」 「伝人、このままかっ飛ばすぜ!」 「了解、あれが最終コーナーだ」
 3面ずつ組み合わせたスクエアを、車のそばに構える伝人。  ポルナレフはアクセルを踏み倒し、カーブの先の吊橋の横から、崖に向って豪快にダイブ。  それを歪んだ空間が掬うように受け止めて、向かいの地面に着地。
「 い や 待 て ス ク エ ア ッ !!!!!! 」
 伝人が叫んだ半瞬後に、下方から強烈な熱と光と爆音が弾けた。
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628 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square どっこい生きてる、よろしくゥー☆
629 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>628 知ってた
630 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>628 生きてなきゃここに書き込めないからなwwww
631 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>628 それ当て身で全滅する方の皇帝wwww 戦車と皇帝は個人的にうろ覚えのが一番好きwwwww
632 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓って策にハメてる時は機嫌良いけど、ハメられると結構ムカ着火しちゃうのね…
633 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 波紋戦士が3人もいるって聞いたから怪我はそんなに心配してないけど、何があったし
634 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 向かいの崖に何があったかというと、地雷だった。 六窓「っあー……。結構食らったな。マーベラァスってか」 承り「なにがマーベラスだ」 六窓「俺にしか分からん話だ。気にすんな」 でもそれをガードした本人は結構元気だったので直ぐに切り替え、全員で迎え撃ったよ。
と言っても、 ①サユが意識を見て現れる位置を確認 ②飛び出してきたその腹に海水砲 ③スタプラのオラオラッシュ
車輪戦、完!!
という流れだったが。 相手が「車」だということを分かっていながら、最初から海水砲を思いつかなかったのが悔やまれる。 因みにこのあと、ランクルを買った店に新しく車を買い直しに「戻った」。
635 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>634 ほんとは車輪の車で国境まで行く筈で、 完全に動かなくなっちゃうと不味かったから思いつかなかったのは仕方ない。 六窓がいなけりゃ車買い直すとかいう手段もないわけだし。
636 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>634 海水砲でばっちり! とか思ってた矢先に手榴弾とかヘリとか来たらそれはそれで厳しかったんじゃね?
637 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>634 まさかの車を買い直すときたか…おじいちゃん殺人容疑かけられてないもんな スクエアで戻るのも一瞬だし、お店の人からしたらなんだこいつらってなっただろうけど
638 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square なんか最近、セーブポイント的な扱いになってきてる気がする。 長距離ワープは乱用しない! 六窓との約束だぞ!!
639 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>638 今さっき砂糖きびジュースを飲んできたやつに言われたくはないな……。 ところで方眼紙とペンの用意は良いか?
640 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>639 今そっち行く
641 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ウォオオちょっと間が開いてスレ追いかけてきたらwwwww 寿司は食ってるし紫蘇ちゃんは始祖ちゃんだしサユとテンメイは喧嘩してるしスタクルはなんかシリアスが死んでるしwwwwwwどうしたのwwwずっとこんな調子なの?wwwww
642 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>641 ばっか最初からこんな調子だろwwwwww
643 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>641 六窓とテンメイの掛け合い>638-640を見て分かるように、転生ネタバレしてからもずっとこんな感じだよ もうここのスタクルは「ちょっとシリアスが顔見せたかな~?」と思った途端に台無しになるんだ。そういう「運命」なんだ…
644 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>639 お前らwwwwwここでマルバツゲーム始めんなwwwwww
645 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>644 サユたちが波紋を教わっている間、取りあえず僕らは頭を使おうという話になったから、ただ遊んでるわけじゃあないぞ。 そう、ただ遊んでいるわけじゃあないんだ、φξ('ω' )ウン。
646 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>645 セウト
647 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>645 いや、ううん、うーん……?
648 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ここまででなんか質問あるか? マルバツつけつつ適当に答える。 >>653-656
649 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- シリアスは積極的に潰していくスタイルだなお前らwww
650 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>645 まぁ、なんもしないよりは良い、のか?
651 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 質問安価久々な気がする 地雷をガードって六窓怪我大丈夫か
652 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- マルバツゲーム、どっちが強い?
653 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 地雷察したのナンデ?
654 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 車の破片で念写した結果はどうだったよ
655 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユと承りは波紋で? 隠紫さんは教えてて? お前らサポート組はマルバツつけてて? 戦車は何してんの?
656 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 車輪本体は最終的にどうした?石に縛り付けてきたのか?
657 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 隠紫さん若返ってきてたりしない?
658 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 正義戦の予定教えてくれー そっちの予定によって考察の方向も変わってくる
659 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 最近で一番馬鹿やったこと
660 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイと六窓ってどっちが口でかいの?
661 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square まとめた ・地雷察した理由 ・念写の結果 ・戦車は今なにやってんの? ・車輪の後始末
>>658 正義戦は後で雑談に行くぜ
662 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 地雷と念写については六窓がサユから写真の視界スクショをもらったりなんなりと準備があるから、僕が答えられるところから答えよう。
・戦車は今なにやってんの? 彼は今、六窓の用意した場所で剣針の連射を練習している。 腕に重なるように剣柄をくるくる回しながら、廃墟を穴だらけにしているよ。 本当なら廃墟でも管理とか不動産関係の云々とか……あるんだろうけど、 六窓が「そういうの気にしなくて良い場所だから」と言うので、僕らは考えるのをやめた。
あとはスタンドパーカーみたいなことを試みてもいたが、ほぼ「本人のガタイ=鎧の外装」だったので無理そうだった。
663 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>662 マジで色々試してるのな
664 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>662 リアルスタンドパーカーは痺れる憧れる でもそっか、できるスタンドって結構限られるよな スタンドが本体よりでかいか、ハイエロみたいにほどけたりして「着れる」能力じゃないと・・・
665 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>662 ちょくちょく出てくるその廃墟なんなの?ていうか六窓がなんなの?
666 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>665 自称正義の味方やってて、もらったっていうか、 好きなように好きなだけ使って良いことになった部屋
667 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 結構真面目に修行してるはずなのに突っ込みどころがなくならねぇwww 六窓やっぱり小悪魔www
668 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ・車輪の後始末 車輪は廃車になるまでボッコボコにした。 本体はサユによってラバソと同じような感じで対応されたあと、 「金で雇われただけなんだ、助けてくれ、病院に行かせてくれ」と言うから、財団員の元に直送した。 パスポートは車輪の目の前でシュレッダー行きにしたよ。
669 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>668 だから容赦wwwww 目の前でやらなくたって良いだろwwwww
670 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>668 ラバソと同じようなって、それ絶対、色々と折れてるよね???
671 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 愛車が廃車か… お疲れ様、ゆっくり休めよ、車輪……!
672 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 車輪「二度と関わりたくない(ガタガタガタ」
673 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>671 奇妙な冒険って結構、俺も読んでて敵側に感情移入しちゃうけど、 この容赦の無さじゃ確かに転生スレでも敵のこと心配するわwwwww
674 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square うるせぇな、こちとら命が掛かってんのに容赦なんてできるか!
・地雷察した理由 なんか兵器のつくりと戦い方に覚えがあって、着地した瞬間にほぼ反射でガードした。
俺の前世の話だから、お前らにとって未来だしあんまり詳しいこと言いたくないが、 やりこんでたネトゲには某廃人地下鉄みてぇなとこがあって、 それが「中の人がいる人工知能」が管理するステージなんだよな。 一見何の変哲もないものがぱっくり割れてってのが、なんとなーく見覚えあったっつーか 仕掛けだらけのとこを「抜けた!」と思ったら地雷ってので見事に吹っ飛ばされたのが丁度フラッシュバックして、なんとかなった。
675 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>674 なにその楽しそうな鬼畜ゲーwwww 絶対悔しいやつwwwwwww
676 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>674 え? じゃあ、あれか? オペレータも六窓と同じ時代の人で、そのゲームしてたってこと?
677 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>676 彼女も六窓と同じように白ベルトに膝まであるブーツだったし、そういうことなんだろう。
678 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 中の人がいる人工知能…とな?ネトゲ上で、ユーザーじゃない、管理側の人が操作してる敵と戦える……? やばくね?プロゲーマーの新しい可能性を見たんだけど、めっちゃwktkなんだけど
679 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>674 六窓の容赦の無さはここからきていると見た
680 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>677 世界せまっ! でもサユとかは俺らと同じくらいの時代の人間で、……紫蘇ちゃんは?
681 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>678 あー…だからあんまり言いたくはなかったんだよなー…。 こういうので未来が変わっちまうか、前世の俺の知らないところでこのスレがあったのか、更に微妙な平行世界なのか…
>>679 容赦の無さは知らんが、喋り口調は完全に前世の影響
>>680 そんな踏み入った話する暇もなかったし 100年くらい生きてそうな吸血鬼相手にそんな話題振れるか。
682 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>681 その口調が、承りの影響じゃない…だと…?
683 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>682 あ~~、指が滑りま~した!
684 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>683 僕らに転生のことを話しても、そのことでの影響は特にないようだし、もう良いんじゃあないか…?
685 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>683 六窓wwwwwwww お前予め計画してないと結構うっかりやるよなwwwwwwww
686 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>681 ここにきて衝撃の事実wwww ずっとそっちに転生した影響だと思ってたのに、前世からその口調って一体wwwwww
687 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>685 不意打ちに弱いのはいい加減反省すべきだし、そのためにテンメイと色々ゲームしてる。
うーわ、聞かれてもないのに余計なコト言ったわ… えー……。まぁ、なんていうか、そう。流石に名称は伏せる、前世ゲーで良いか。
前世ゲーはTRPGみたいな雰囲気があって、β期からの会員は結構キャラをつくってたからよ…… 丁度奇妙な冒険が好きだったし、喋り方も独特だし、結構読んでたし、そういう喋り方で遊んでたら、 こっちの喋り方が素になるという大事故に至った。
688 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>687 それwwww相当やってなきゃそうはならないだろwwwwww
689 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- (´-`) 。o ○(やっぱり廃人じゃねーか)
690 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユの素は俺らの時代の口調のままで、六窓はすっかりそっちの世界の口調で喋ってるのに、 六窓が中々馬鹿どもの影響受けないの、なんでだろなとは思ってたんだよwwそういうことかよwwww
691 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square そ、そんなこと言ったら中の人のいる人工知能ちゃんなんかもっと大惨事間違いなしだし? 「~よな」とか「~であろう」とかだし??AIなのにいつの時代だよって喋り方だったし???
692 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>691 ん?人工知能「ちゃん」?中の人女の子か?
693 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>691 どこぞのインフルババアみたいだなwwwwww
694 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>692 公式でどっちとは言われてなかったが、声は女だった。
>>693 インフルの炎じゃなくて、マジで核の炎で焼き払うタイプだったぞ。容赦なし。 何回かは攻略できたんだけどなー、基本フルボッコされまくったわ すーぐアプデするわルート弄るわ、人が操作してるから行動パターンとかもないわでくっそ強かった思い出…
まぁその話はとりあえずあとで雑談でするとして、念写の結果。 【綺麗なブロンド髪の後姿。黒いタートルネックの首のあたりに、黒い煙のようなものが漂う写真の写真】 確かに視界スクショ見返させてもらったら、オペレータ、白ベルトにブーツ装備だった。
695 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>694 だから、これイズなに
696 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- オペレータの首か。やっぱ煙タイプのスタンド?
697 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>694 何気にオペレータの写真見るの始めてだな 綺麗なブロンドであることに、六窓先輩、コメントをどうぞ
698 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>697 サユとオペレータの外見が逆だったらどうにかなっていたかもしれない
699 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>698 (ヾノ ・∀・`)ζ ナイナイ
700 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>699 テンメイの即レスにwww確固たる自信を感じるwwwwwww
701 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 確かに綺麗なブロンドで強い外国の女の子だったら六窓的にはドツボwwwww だというのにwwwwww
702 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 何故か僕がいた頃より髪が綺麗になった気もするが、オペレータは常時目が死んでいたし、 なにより、中身がサユじゃあ……こう、どう頑張っても、ないよ……。
703 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------
 _人人人人人人人人人人人人人_  >> どう頑張っても、ない <<   ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
704 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユに対するテンメイの評価wwwwwww
705 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green ……中学生の頃、洗濯物を取り込むのを手伝っていた時のことなんだが、 白い布を手にした瞬間にサユの口から飛び出した「あ、それ私のふんどし」という衝撃の言葉。 それは生まれて初めて見た女子の生パンツであり、生まれて初めて見た生褌でもあった。 何を言っているのか今でも良く分からないが、ラッキースケベとかそういうものじゃあ断じてなかった。 僕「 (∵)ζ FUNDOSHI? 」 サユ「おういえ。This is my FUNDOSHI」 僕「OH……おういえ……」 そんな体験をしてみろ。もうどうでもよくなる。
706 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>705 おういえってwwwwwお前らwwwwwwwwwwOh, yeahwwwwwwwwww
707 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そこで褌に目覚めなかったのは不幸中の幸いなのかwwwwww不幸なのかwwwwwwww
708 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>705 お前らそんなんばっかりだけどwwwwwファーストパンツ酷すぎwwwwwww
709 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ごめん、やっぱりサユの外見がなんであれ、全然問題ないな。俺が間違ってた。
710 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>708 ファーストパンツって何だwwwwwwキスじゃねぇんだからwwwwwwww
711 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>709 分かってくれたようで嬉しいよ……。
712 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 中学ってそれまでお泊りとかしてなかったのか?wwwww もっと早く知ってそうだと思ってたがwwwwwww
713 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>712 一応、知り合ったのはちゃんと物心ついてからだから、風呂は別々に入っていたし、 流石のサユもFUNDOSHI一丁でうろうろしたりはしていなかったし、それまでは知らなかった。 前世があったことを考えると、そのくらいの配慮はして当然かなとは転生の話を聞いてすぐの頃は思った気もしたが、サユのことだからそういう訳でもなく、偶然というか親の教育とかそういう感じなんだろうな……。
714 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 喪ってるとかじゃなくて、サユだから仕方ないと思えるから末期wwww
715 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おういえ
716 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>713 でもやっぱりお泊りはあったのね、普通にカオスなんだろうなwwwww
717 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green うーん、まぁ、サユは女の子ぶるより、逆に傅いて微笑むとか、そういう方が破壊力がある。 本気を出したサユの騎士スマイルは本気で心臓に悪い。 オペレータは小柄だし、あまりそういう振る舞いは様にならないかな。
で、何の話をしていたんだっけか。
718 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>717 FUNDOSHIを踏まえても?wwwww
719 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>717 テンメイに心臓に悪いとまで言わせるほどの騎士スマイル、プライスレスwwwww
720 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>717 あーそういえば、オペレータの煙がなんだっけって話だったな。 盛大に脱線したwwww
721 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>718 俺から見てもFUNDOSHIを頭においたところでやっぱり後光差してるから…… アイツが男だったら大変な騒ぎだったと思うぜ
722 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>694 この黒いの、やっぱり「とりついてる」スタンドなんじゃねーの? 黄色いの念写しようとて、ザワとかハミパがメインで写ってるようなもんだろ?
723 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>721 なにそれこわい、ほれちゃう……!!
724 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>723 わるいことはいわない、やめておいたほうがいい。
725 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>722 わかる。っぽいよな。次 紫蘇ちゃんに会ったらそこんとこ知らんのか聞き出したいんだよな。 その場にサユがいればベストなんだが、魔赤さん1人だけで普通に合流されたらそれもないし、微妙。
726 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>723-724 くっそwwwwwwwwwww
. . ————————————『あの時』と同じように———————————— .
 2階の絵画ギャラリーの壁にもたれ掛かり、20分あまりが経過した。  次回からは本でも持ってくるべきか。
 ……それにしても、人を待つようになって改めて思う。この屋敷、設計者は酒にでも酔っていたのではないかという間取りだ。水周りを縦に並��るのも分かるし、ベッドルームとバスルームが同じ階にあるのも頷ける話ではあるが、何故、その間に絵画ギャラリーを挟んだのか。湿気とか、それ以前に色々とどうかしている。
 階段を登ってくる気配がして、そちらを見た。  テンガロンハットに咥えタバコ。片手に皮製の鞄を持っていることから、しばらくここに滞在するのだろう。
「よう、テレンスから聞いたぜ。シスターの嬢ちゃんの面倒を見ることになったんだって?」 「……だったらどうしたというんだね。ホル・ホース」 「おいおい、そんな嫌そうな顔しなさんなよ」
 目が合ったかと思うとこちらに歩いてきた。  ……よりによって、この任務で一番面倒くさい相手とは。  他の連中は好奇心ついでに、ということはあっても、そこまで積極的には寄っては来ないだろう。が、こいつは話が違う。
「もう少し待てばおれが来たってのに、ダンをご指名とはなあ」 「……それを分かっていた上でわたしに任せたのだから、察するべきでは?」 「まさか、お前さんよりはおれの方が適任だと思うぜ」 「世界中に『彼女』がいるクセに、何を言っているのだか」
 こいつのそれは女に優しいのとは違うと思うが、果たして本人に自覚があるのかないのか。  大体、万一ペレータに手を出そうとした場合、相手が誰であれ明日はやってこないだろう。
「で、誰に言われるでもなく風呂の見張り番なんて、一体いくらもらったんだ?」 「……ノーコメントだ」 「ほォ~。おれも偶には暗殺よりそういうのがやりてぇなあ」
 受け取ったのは結構な額ではあったが、実際のところ、悪い意味で内容と報酬が釣り合っていない。  『あの時』のことなど知る由もないホル・ホースは、「そんな美味しい仕事はそうないぜ」などとほ��きながら煙を吐く。わたしはその白い煙を目で追いながら、息を止めるのを堪えた。この界隈に関わらず、箔が付くとかいう理由で煙を好むものは多いが、わたしには理解しかねる。現に、わたしが板ばさみになっている化け物どもは、両者ともそんなものは好まない。
「ン……なんか」
 何も話すことはないと明後日の方向を見ていれば、ホル・ホースは何かに気づいたような表情で顎を撫でた。
「ダン、なんか昔に戻ったような感じだな」 「なに?」 「普段なら、あなたみたいなのが居なければ、見張る必要はないんだがなとかなんとか言い返してきそうだと思ってよ。ずっと館にいることになった緊張感か?」 「……そんなところだ。というか、いやに聞いてくるじゃあないか。あなたこそどうかしたのか」
 軽いノリで、随分余計なことを聞いてくれる。  わたしが初めてホル・ホースに会ったのは、あの火柱の後の仕事だった。  現に今、すぐそばに元凶がいるのだ。昔に戻ったようなと言われるのも仕方がないが、あまり深く探られると命が危ない。主に、わたしの。
「ま、単に誰かと組むのが性分なもんで、やればできる子やらない子ってのは見てて勿体無くってよ」
 いつ死ぬかも分からないくらいなら、いっそ勿体無いままで良い。  自分で言うのもなんだが、目をつけられるほどの能力ではないと思っているし、妙な動きを見せなければ館にいても問題なく過ごせるはずなのだ。そう、あの死んだ緑色の目が、無茶なことを強要しないうちは。
「そうだな。ただ、お前さん、調子に乗って痛い目見るタイプだから、そんくらいが丁度いいと思うぜ」 「……あなた、わたしの親か何かのおつもりか」 「親! いや~、こんな子を育てた覚えはねぇなあ、ヒヒ」
 ホル・ホースは、じゃあな、と、のん気に奥の学習室へと消えていったが、数秒後、あることに気づいてしまった。
「隣の部屋かよッ!」
 あの男は仕事で人と組む事が多いから、というより、元々誰かといたがる性質だ。  好きでもなければ、この界隈でそんなスタイルで仕事はしない。わたしと同じように。  面倒見が良いとかコミュニケーション能力が高いとか言えば聞こえは良いが、隠したいことのある人間、今のわたしにとっては只管に厄介なだけだ。絡んでくるとなれば、ペレータについての質問は絶対に避けられない。人としてのペレータについても、知っておく必要があるか。
 そこまで考えたところで背後から扉の開く音がして、視線をそちらに向けた。
〈戻りマシ・ギィイィイィ・ギ・ザザ、ピー〉 「……っ、どうした?」
 普段より血色の良いペレータだったが、無表情に荒くノイズを鳴らした後、思い出したように眉間にしわを寄せた。
〈ホル・ホースデスね。タバコの臭いデス。ここには分煙という概念は存在しナイのデスか?〉 「随分と嫌そうじゃあないか」
 かなり機嫌を損ねたらしいペレータの視線の先は学習室。  荷物を腕で抱え、死んだ目でじっとりと睨みつけている。
〈懸念していたよりも、喉や肺が焼けるようデス〉 「わたしも煙は好かないが『焼ける』とは……」
 そばかすのある肌はそれほど荒れている訳でもないが、褒めるほど綺麗でもない。  相変わらず、ブロンドの髪はくすんだ色で、痛んでいて、切ることを勧めたい。  人として仕方なく整えている、といった感じだからか、知らないほうが良いことを知っているからか、わたしはとてもペレータを女としては見れない。
〈…待たずに正解デシた…〉 「……?」
 部屋に戻るべく階段を降りている途中で、ペレータがぽつりと呟く。  音量的に、わたししか聞き取れないくらいの声。『待たずに』という言い方が少し気になった。しかし、当の本人は相変わらずの無表情で何も読み取れない。今の『ペレータ』にも、『あの時』と同じように表情があればなと、ぼんやりと思った。
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.10.ちゃんねる
前回のあらすじ「寿司が美味い。」
————————————小百合視点————————————
 乾パンや缶詰などの携帯食料、カップ麺、大振りなボトル入りの水。  なんなら常温保存可能な野菜ジュースやらお菓子やら。応急手当の道具にタオル、虫除けも。
「先に進む前に、水を買い足しておいた方が良いかのう」
 ちょっとしたホームシアターのように、ホテルの壁面に不自然な四角い穴が開いていた。  言わずもがな、スクエアである。個人的な荷物は各自で持ち歩くことになっているが、やはり、こういう能力者がいるととても便利で良い。
「なぁ、食料なんか別に買い溜めなくったってよ、『直接食べに行けば』良いんじゃねぇの?」 「……自分達がどれだけ目立つのか分かんねーか?」
 ポルナレフはどうにも腑に落ちない様子で、伝人先輩に尋ねる。  その言葉に、今後も145cmの宿命を背負った彼は窓を閉じつつ、ぎぃ、と口を歪めて歯を見せた。
「昨日の寿司屋は特別。長距離ワープはそんな気軽に乱用するもんじゃあないぜ。問題になる。……俺でさえ印象に残りやすいんだ。特に、ポルナレフなんか一度見たら一生忘れねぇだろうしよ」 「……それ、どおいう意味だ?」 「……」
 伝人先輩は口では答えず、袖に覆われた手でトントンと頭を叩いた。
「くっ……フフッ!」 「花京院! 笑ってんじゃ……!!」 「プッ」 「ジョース、いや、おい! 何でみんなそっぽ向いてんだよッ!」
 耐え切れず、それぞれが一斉に視線を逸らした。  ずっと一緒にいると慣れてきて忘れがちだが、改めて指摘されると笑ってしまう。  私も、彼の髪型は『知っていた』筈なのに、初めて会ったときには目を奪われたものだ。
「アヴドゥル! オメーはどうなんだ! 頭にマキズシのっけやがって!!」 「ブフッ! 覚えたばかりの、言葉で、喧嘩を売るのはやめろ!」 「本人が笑ってたらおしまい、ですよ……! ノォホホ、ひぃ……ッ!」
 モハメドさんは形だけでも怒ろうとしたらしいが、それは叶わず。典明はついに膝から崩れ落ちた。  ポルナレフも自分で言っておきながら顔が緩んでいるし、ことの発端である伝人先輩は袖で顔を隠しているものの、肩が小刻みに揺れている。これから出発だというのに酷い混沌ぶりだ。この世界のメインキャラについて、髪型のことを言い出したらキリがない。
「かきょ、いや、良い」
 口の端が落ち着かない承太郎先輩が名前を呼ぼうとして途中で止めるのを、私は聞き逃さなかった。  一応確認して『見れ』ば、彼の糸はやはり、元気に揺れる赤い髪の束に絡み付いている。  私はバレないよう静かに深呼吸して真面目な顔を作り、アン・ノウンを抑えてキメポーズをとった。それなら、私が代わりに言って差し上げよう。
「我慢せず言ってくださいよ。あの前髪、生きてますもんね」 「ぶはっ、言うんじゃあねぇ! ウハハハ! くっ……なんッ……ポーズ……!!」
 狙い通りに吹き出させた喜びをコロンビアで表現したのが、更に追い討ちをかけたようだ。承太郎先輩は腕で顔を覆ってしゃがみ込んでしまった。隣の伝人先輩からも「んん」という声が上がる。袖で顔を隠していながらも、さりげなくどこかに窓が開いているのかもしれない。
「さ、サユこそ完全に尻尾じゃあないか! 承太郎だって、それはどこまでが帽子でどこからが髪の毛なん――ッ」 「やめ、やめろッ! ストップストップやめやめ!」
 膝で立った典明が吠え掛かってきたところで、ジョセフさんの静止が入った。  数分かけて、度々ぶり返しながら落ち着きを取り戻す。  スタクル全員が肩で息をするハメになった原因が髪の毛の話とは、これいかに。
「はーっ、なんで朝っぱらからこんな疲れにゃならんのだ」
 この年にはキツいわいと零すジョセフさん。  確か、『正史』ではエンプレスのせいで町中を駆け回ることになり、そんな台詞を吐く筈だったのではなかっただろうか。
「そうですよ伝人先輩ッ」 「テメーがそれを言うか!」
 全ての元凶に話を振ると、カッと牙を向かれた。  少し疲れた様子で「俺だってここまで酷い状況になるとは思ってもみなかったわ」と弁解するものの、このメンバーで髪型について言及した……いや、正確には何も言いはしなかったが。そこからの一連の流れは仕方のない話だ。だって、みんな変な髪型だもの。
. . . . . . . . . .
 こういった場所に馴染みのあるモハメドさんと、物資担当の伝人先輩が水を買いに行くことになり、当然のように承太郎先輩に預けられる手首。  その間に他のメンバーは先に進んでおいて、買い物が終わったら即合流。という寸法だ。
 ジョセフさんとポルナレフ、私が崩れた三角形に並び、その後ろから承太郎先輩と典明が続く。
「……上に長いのと下に長いのが並ぶと映えるな。色も白黒正反対で、ピアスとジャージの色も丁度いい。承太郎、どう思います?」 「後ろからなにか聞こえんぞ」
 言いたいことを途中で終わらせられたからか、典明の中ではまだ、完全には鎮火されていないらしい。  同じくネタにされたポルナレフがこちらに目配せをしてきた。言いたいことを『見て』察し、軽く頷いて返す。  振り返らずに言い返してやることにした。
「えっ? 私には前髪のさえずりしか……」 「っ……その話題引っ張るの、やめねぇか」
 また変にスイッチが入りそうだぜと言いつつ、承太郎先輩の声はもはや、我慢できずに笑っているのが丸分かりである。
「昨日も思ったんですが、承太郎先輩も大分緩く、いえ、『こちら寄り』に仕上がってきましたよね……。良いことです」 「……果たして良いことか?」 「なんでも強かなのは良いことでしょっていうか、典明が言えたことじゃないと思うけど」 「不服だ」
 このノリが感染していけば、今後がもっと楽しくなる。  例えば安価に巻き込めるし、敵さんに対してスタクル全員で茶番を仕掛けたりもできるだろう。  どう考えても、良いことしかない。
「しかし、ここまでくるとワシだけ仲間外れみたいで寂しいのぉ」 「ん? でもよジョースターさん、伝人も普通の髪型してるぜ?」 「いや……。まぁ、変じゃあねえか」
 ジョセフさんが口を尖らせ、頬をかきながら軽く振り返った。やっぱりこの人、中々に仕草があざとい。  ……確かに、ジョセフさんと伝人先輩は常識的な髪形をしている。と思ったのだが、承太郎先輩はそれに対し、素直に肯定の言葉を返さなかった。
「ン? それは、それ以外は変な髪型だと?」 「今のはちょっとした表現上の事故ってやつ、だぜ」
 後ろを見ると、丁度揚げ足を取るように食って掛かる典明に対し、承太郎先輩が優しく肩に手を置き、軽く微笑んでゴリ押して流すところだった。……本当、先輩も、旅の始めの頃はちょっと抱え上げただけで何故ならば顔を晒すくらいだったのに、随分と逞しくなってきたなとしみじみ思う。
「ああいうの、なんて言ったか……。ミミズクなんかの、耳みてぇなハネがあるだろう」 「確かにあるな。如何にも小悪魔という感じのつんつんが」
 全体的にハネ気味ではあるが、その二つの耳のようなハネは、確かに彼の髪型の特徴である。  私は後頭部に『目』が来るようにアン・ノウンをかけ直し、後ろ向きに歩くことにした。「良いなそれ」と隣の電柱が感心するのが聞こえる。チャリオッツの方に貸せば、彼もスタンド視点でモノ見ることができる筈だ。貸してみる価値はある。
「伝人のあれ、整髪料の類は何も使ってねえんだぜ。一度、気になってぐしゃぐしゃにしてみたんだが、手ぐしで適当に解かすとあのカタチに戻りやがる」 「伝人先輩の髪、形状記憶合金か何かですか?」 「ワシも若い頃はそういう感じだったが……」 「初耳だぞじじい」
 散々昔話は聞いたが、髪形については何も言わなかったじゃあねぇかと言う孫に、わざわざ話すほどの髪形だとは思っておらんかったのだと語るおじいちゃん。  ……2部、2部は残念ながらあまり覚えていないが……確か、彼の若い頃の髪型は、前にぴょんぴょんしていた気がする。
「うむ。思い返してみると、汗だくになっても埃塗れになっても、勢いの良い前髪は全然へこたれなかったわい」 「……結局、全員そういうアレじゃないですか」
 ……そのくらいなら常識の範囲内……いや、探せばいそうなレベル。ではあるか。  なんだか、こういう、変な髪型というか、物理的法則を無視した髪型が増えてきたのは3部からだったような……。気のせいかもしれない。あとで先輩に確認させてもらおう。
「……?」 「どうさかれましたか?」
 アン・ノウンをかけ直し、前に向き直ろうとしたところで、承太郎先輩の意識が不自然に揺れた。  かと思うと、ポケットに手を突っ込み、足を止める。
「預かってた手首が、消えてるぜ」
 それまでのん気していた全員の足取りが止まる。そこから緊張がじわりと広がったのが『見え』た。  手首が消えた、ということは、スクエアの接続が切れた、ということだからだ。  アン・ノウンの通信遮断は特にしていない。寧ろいつでもウェルカム状態だったのに、何の通知もない。
「……あいつはこういう、性質の悪い冗談はやらねぇからな……」 「あの2人で一緒にいてリアクション起こす前に接続切れって、相当じゃないですか」
 まずそういうことが起こりにくい2人だと思ったからこそ、2人で良しとしたのだが。承太郎先輩にも私にも連絡する暇がなかったとは、かなり不味いような……。それに、ここでの『正史』におけるイベントは先んじて潰してしまった筈だし、潰せていなかったとして、あの2人でいてはぐれるような『筋』ではなかった筈だ。
「来た道、戻るか?」 「いや、どのタイミングでどう接続が切れたかによっちゃあ、この国にすらいねぇ可能性もあるぜ」
 ポルナレフの提案を、承太郎先輩は帽子のつばを軽く引き下げながら却下した。  それは顔を隠したいときの癖であることは散々『見て』理解している。  はぐれてみて初めて痛感する。ワープ系能力者というのが、ここまで裏目��出るとは。
 ここで不意に、承太郎先輩に向け、ぶわっと意識の糸が浴びせられる。
「おほん!」
 わざとらしい咳に視線をずらして見ると、ジョセフさんが「忘れてやいないか」と、紫色の茨の絡みついた右手を掲げてふんぞり返っていた。
「伝人かアヴドゥルの持ち物を持っておらんか?」 「そういや、じじいのスタンドはホテルのテレビをぶっ壊してから長らく活躍していなかったな」 「……波紋だけがジョセフ・ジョースターではないッ!」
 ……今、かっこいい流れをごり推した。  誰も言いはしなかったが、似たような意識の動きをしたので考えたことは一緒だろう。
 しかし、自分の荷物は自分で持ち歩いているため、そう都合よく他人の持ち物なんてある筈がない。
「念写ってよ、モノがないと駄目なのか? DIOはなんもなくても映せるんだろ?」 「自分自身に関することでもなければ、何かしらの『確かな繋がり』がないとちと厳しくてな。……DIOの場合は、皮肉にも、ジョナサン・ジョースターの肉体という繋がりがある」
 今までは伝人先輩がいるからと特にそのままにしていたが、これは落ち着き次第、何か『確かな繋がりのあるもの』をジョセフさんに渡す必要がある。……ただし現状、若干の諦めムード。……眉間のしわを深め、無言でタバコに火をつけた先輩以外は。
「手首が消えたはずのポケットに絡まっているその意識は、一体なんです」
 問いかけながら一歩詰め寄ると、煙を吐き出した後で、観念したように答えを述べる。
「…………持ち物というか、食いかけの、チョコメロンパンならあるぜ」
 少し投げやりな動作で、承太郎先輩は学ランのポケットに手を突っ込む。  そこから引きずり出されたのは、見事な歯形が残った菓子パン。掲げると、断面の崩れた部分が風にさらわれていった。
「いや、手首の代わりに入っていてな。……たぶん、食ってる途中だったんで、取り合えず突っ込んだんだろう」
 こんな空気の中、食いかけの菓子なんざ出したかなかったんだがと弁解された。  ……まぁ、確かに承太郎先輩の口から『チョコメロンパン』というファンシーな単語が飛び出したせいで、シリアスが台無しになった感じはある。
「このさい何でも良いわい! 貸しとくれッ!」
 それはともかくとして、そのファンシーな物体はジョセフさんに渡された。  威勢よく「念写!」と叫んでぶっ壊したのは、安物のペン。紙の上でインクが踊り、みるみる地図が描かれていく。  そう、繋がり云々はどうにもならなかったが、念写の媒体に関しては香炉の灰でだって描けるくらいだ。別にお高いカメラを一々ぶっ壊す必要なんてない。その辺りは『見て』確認した上でお伝えした。
「ほんっと、いまいち緊張感ねぇなあ~!」 「承太郎、このメロンパンどうします?」 「……食うか?」
 ……灰でコールタールを辿る筈が、チョコメロンパンで小悪魔を辿る始末。  頬に手を当てて微妙な顔をするポルナレフに、ちょっとしたショートコントでも始めそうな典明と承太郎先輩。色々とシュールな光景だった。
. . ———————————————————————— .
208 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ……うん、平和だなお前ら
209 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ……チョコメロンパンがいけないんです。みんな真面目にやろうと思ってはいましたよ、本当に。 そんな感じで、六窓先輩バトンタッチで。
210 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 真面目にやろうとすればするほどシリアスが死んでいくスタクルwwww
211 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓と魔赤さんはどうなってたんや、続きはよ
212 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>210 失敬な、俺の方は結構シリアスしてたわ!
水買った後に路地裏に行くだろ? 倉庫に荷物置いて、じゃあ合流すっかってとこで、俺氏、手錠をかけられるという事案が発生。 俺 「は?」 魔赤「六窓?」 何が起きたか良く分からなかったが、スクエアが勝手に閉じだしたから、 兎に角、反射的に手に持ってたモンを「つながり」要員として窓に突っ込んだ。 それが食いかけのチョコメロンパンだったのは、まぁ…うん。
213 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known シリアス #とは
214 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>212 ……シリアス、してるか?
215 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前々から思ってたけど、六窓って甘いもの好きだよね
216 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>215 虫歯になったことはないそうですけどね
217 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>216 お前、俺のプロフィールどこまで読んでんだよ…。
続き↓ で、右手首に引っかかった手錠を良く見ると、輪の部分の外側に目がついてて、内側には歯が並んでいた。 しかも、リアルなやつ。スタンドっぽい感じじゃなくて、なんかもう、リアルな目とリアルな歯。 俺 「きっっしょ!! ……こ、これは間違いなく、「スタンドを封じるスタンド」ッ!!」 手錠『アア……』 魔赤「腕を出せッ焼ききってやる!」 手錠は喋るでもなくうめき声を漏らす。ほんときっしょい。
この後から急展開。 手錠と炎が不自然に引っ張られて、魔赤さんの攻撃は見事に空ぶった。
218 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>217 シリアスなのかシリアルなのか判断しかねる
219 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>217 その「きっっしょ!!」を我慢できれば完璧だったのにな…
220 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>217 最近暇だったので、みなさんのプロフ読みまくってました。 先輩がネトゲ廃人であったことも、その白ベルトに膝ブーツがネトゲの装備を意識していることも既読です。
221 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>220 やめろ、俺はまだ廃人じゃなかったから。これでも社会人してたから。
続き↓ すかっと見事に空ぶって、完全に術中にハマってることを察した。 そこで聞きなれない男の声が聞こえた。
男 「スタンド使いがスタンド使いを相手にするときにゃあさ」 裏の人間っぽさバリ��リなおっさんが、通りの方から浅黒い手でオールバックを撫で付けながら歩いてきて、手には木の杖のようなもの。服装は、黒スーツに、リボンタイだった。
魔赤「鼠、手絡……ッ!?」 男 「スタンド以外の手段でも戦えるよう、ちゃ~んと準備しておくこった」 魔赤「まさか黄色いヤツの下に……!?」 男 「なに、うちのお嬢はそんなタマじゃねぇよ。落ち着けって」
222 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 鼠手絡、やっぱり絡んできたのか
223 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- っていうかどんどん「黄色いヤツ」の呼び方で定着しつつあるのなんなのwwww 黄色いおっさんwwwww
224 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>223 承り先輩にもリアルに「黄色いの」って言って一瞬で通じましたよ。 アン・ノウンで視界スクショを直接見せていますし、スタクルは全員「黄色いの」で通じるんじゃないですかね。
225 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>221 いや待て!六窓、ニートじゃなかったのか!!!?
226 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>223 いや、魔赤さんは流石にここは名前で呼んだろ それにしても六窓先輩がニートじゃないとか酷い裏切りを見た
227 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 装備? なんてネトゲだ?
228 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square お前ら反応するトコそこじゃねえ >>226 流石にここは名前で呼んでた。安心しろ >>227 ぶっちゃけた話、まだない。このスレより、もうちょい未来。
続き↓ 魔赤「…………天下の鼠手絡が、わたしたちに何の用だ?」 男 「あー、俺は直球で言っちまったって構わないと思ってっけど、今ちょっとお嬢に口止めされてんのよ。わりぃね」 軽い口調で話しながら、男がとんとんと杖で肩を叩く。 ってことは手錠はこの男のスタンドじゃねぇなって思ったところで、首筋にぴりっとした痛みが。
男 「ま、簡単に言うと、ちょっと検査入院してもらいてぇんだわ」 振り返ると魔赤さんも俺と同じように首筋を押さえながら振り返ってて、そこで意識は途切れた。
229 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 重要度 「六窓が社会人してた」>>>>|越えられない壁|>>>>「鼠手絡」
230 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アレッ六窓さらっと未来人発言してきたぞ??
231 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 報告も気になるけど六窓の前世も気になって忙しいwwwww
232 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やだ……サユのこと散々言っておいて、六窓もやっぱり人のこと言えないじゃん……
233 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ほらこの反応ですよ m9(□∀□-)eee<
234 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 別に  忍 者  に比べたら、ちょ~っと未来から来てるくらいなんでもないと思うが??? ほんと、ただ少し未来でオタクライフ送ってたくらいで、ある朝突然、目が覚めたら第二の人生始まってただけ。
続き↓ 意識が戻ったのは石の床の上。横向けに倒れてたから、知らない天井ならぬ知らない壁だった。 目に見える範囲に魔赤さんはいない。視界の端にあるドアには鍵穴。内側から「鍵を使って鍵をかける」タイプのドアってのが分かった。 後ろ手にくくられた感覚からして、手錠で両手拘束済みで、そのスタンドの涎かなんかで濡れててきしょかった。
235 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>234 忍者……まぁ、せやな
236 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 確かに腐女子で忍者で騎士道に比べたら大抵のことは霞むwww
237 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なら六窓に聞けば、今連載中の漫画とかの今後の展開分かるのか
238 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 何ですかこの流れ、解せぬ。
239 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>237 ネットの先からも運命の修正受けるってのは怖いから、未来の話は禁則事項ですってやつで。 >>238 m9(`◉w◉´)
続き↓
. . ————————————伝人視点———————————— .
 目が覚めたのは石の床の上だった。  横向けになっていたため、知らない天井ではなく、知らない壁が目に入る。
 動く前に少し、あったことを整理したい。  恐らく、転生関係の組織『マウスリボン』に誘拐された。『検査入院』と言われた。  ……承太郎には奇跡的にチョコメロンパンを送っておいてあるし、なんとか、念写してここまで来てくれることを願う。  で、感覚としてトクセイグレネードも没収済み。あったとして、ここじゃあとても使えないが。
 小さく紙の捲れるような音がした。
「……」
 しばらくそのままじっとしていたが、時折紙の捲れる音と、あのうめき声が聞こえるだけで、何も進展はない。  ごろりと寝返りを打って振り返ってみると、杖を持っていたほうではなく、あの振り返った瞬間、きちんと視認はできなかったが、何かを撃ってきたほうの男だろう。そいつがパイプ椅子に座って文庫本を読んでいた。やはり、アヴドゥルさんはこの部屋にいない。
「起きたか」
 しかし膝の上で本を閉じただけで、立ち上がることも無ければ、それ以上話すでもない。  黒髪の七三分け。日本語を使ったことからして、日本人だとは思う。20代後半だろうか。  起き上がって改めて見てみると、スーツとリボンタイという服の方が負けそうなくらい、異様に姿勢が良い。この手錠は、この男のものか。
「……俺が『俺ら』だって分かってんなら、検査入院ってのがなんなのかくらい、教えてくれて良いんじゃあねーのか」 「魂の検査」 「魂の……?」
 無表情に返ってきた答えは余りにも簡素過ぎて、理解ができなかった。
「本来なら病院に『借りに行く』予定だったが、それが狂った」 「はぶき過ぎだぜ……。意味が分からねぇ」 「どうしても必要なことだ」
 少しも姿勢を崩さないまま、淡々と述べる。述べるが、いまひとつぼやけていて伝わってこない。  ……ただ、俺がホル・ホースとJ・ガイルのコンビからアヴドゥルさんを助けたことで、こいつらの予定は狂った。ということは確か。少し、雲行きが怪しい。
「『7人目』がいなくなれば、『運命』は元に戻る」 「……!」
 聞いたことが、いや、読んだことのあるような台詞。  こいつはとても不味いんじゃあないだろうか。
「元に戻ってもらっては困るが、現段階で安易に流れを変えてもらっては、我々は大変困る」
 男は立ち上がり、本を椅子の上に置いた。  おおよそ165cmかそこらだが、姿勢が良すぎてそう見えるだけかもしれない。
「……じゃあ何か、大人しく見てろってか?」 「もとより2人は、検証のために命は助かる可能性は高かった」 「『検証』だと……? それに2人? なんにしろ、枠が一つ足りないんじゃあねぇのか」 「3人であれ2人であれ、こちらに支障はない」 「…………」
 会話になっているようで、なっていない。これは意図的にズラして答えられていると考えて良いだろう。  魂の検査とは、結局何をするのか。何故2人分だけ、助かる可能性があるのか。
「現段階では、私から『7人目』に深く話すことはない」
 ……『7人目』か。まさかとは思うが、マウスリボンが転生だけで組織されているならば、俺に全く接触せずに『7人目』をさせていたのは、何か目論見があるのだろうか。
「……ところで、必要なのは7人で���8人もいらないらしい」 「……あ?」
 さて仕事の話は終わったぞ、と言わんばかりに、ろくな情報も聞けないまま、男の良すぎる姿勢が少し崩れた。  だがこんな状況で『8人もいらない』と言われて、気を緩める馬鹿はいない。嫌な汗がにじむ。
「その能力、シソ様が欲しがっていた。待つ間に『再起不能』にしておいたほうが、きっとお喜びになられる」
 ここで初めて男が笑った。この無表情、笑えばもっとマシに見えるだろうと思っていたが、全くそんなことはなく。  ぐにゃりと歪んで弧を描く目に、正直に言って、俺は命の危機を感じた。
「欲しがってたって、なんだよ……ッ!!」
 再起不能になっちまったら能力使えねーじゃねーかと吐き捨てながら、後ろへ飛び退いて男から距離を取る。  手錠は噛み付いたりはしてこないし、キツくなる様子もない。が、武器も無く、両手もスクエアも使えない状況。無茶振りが過ぎる。
「確か、『小悪魔』の『7人目』は18だったか」 「だったらなんだ」 「その容姿……イイ……」 「…………ッ!!!!」
 吊り上がる口元に、全身に鳥肌が立つ。確信した。嘘だろ。マジか。
 空港で小百合に一杯食わされてからそれなりにこういう時の立ち回りを改めたし、暇な時間にはみんな怪我のない程度に手合わせをしていた。それにしてもやはり、スクエアに頼りすぎていた節があるようだ。まさかこんなに簡単に能力を封じられてしまうとは。封じられるにしても、1人になる気は無かったし、実際、アヴドゥルさんは強力なスタンド使いだ。……それがあんなにアッサリ防がれるとは、イレギュラーに対して詰めが甘過ぎたかもしれない。  この変態が顔面に蹴りを入れても少しも怯む様子がないってのには流石に参るが、相手が素手で掛かってきたのは不幸中の幸いだ。ただ、最低な気分に変わりはない。
「少年少女というのは、このくらいが、イイ……!」 「『イエス! ロリショタ!! ノー! タッチ!!』ってのを知らねーのかテメーはッ!!」
 男は顔面を蹴られつつも硬い皮のブーツを引っ掴み、完全に勝った気になったか、不用意に顔と顔との距離を詰めた。  これが小百合なら爪なりなんなりで武器があるが、あいにく俺には1m以上ある三つ編みも、自在に伸びる爪もねぇし、縄抜けの技術なんて当然ない。
 ……だから、できることは一つしかない。  俺は丁度目の前、相手の顔のド真ん中に位置する突起物に狙いを定め、口を開いた。
 一瞬の間のあと、聞いたことのない種類の、聞いたことのない音量の悲鳴が上がる。  スタンドは、闘争心の現れとも言われる。顔の一部が菓子パンのように引き千切られて錯乱でもすりゃあ、それは当然、解除される。
「……チッ」
 小汚い肉片を床に吐き捨てたが、口の中に不快な味が残った。  個人的には、スクエアを角材のようにして思いっきり殴り倒したい。が、ここで命まで持ってくと、グレーな対立が、絶対なものとなる可能性が高い。それは後々が宜しくない。相手が冷静になる前に深呼吸を一つ。熱くなった頭を無理やり冷やし、背後から学ランを首に巻きつけ、一気に引き絞る。  多少もがいたが、無事絞め落とし、床に転がした。
「……あー、俺ってば超優しいわー……ッ!!」
 流石に出血は知ったこっちゃあねぇ。こんくれーなら数時間は大丈夫だろとアタリをつけ、触りたくもないが、男のポケットを漁る。と、やはり鍵が出てきた。さっさとこんなとこ出るかと思って鍵を開ける。
 小百合にだけはバレている、スクエアの致命的な弱点。  大まかな現在地の把握と確かな方向感覚がないと、12m以上の空間移動能力は使えない。  自分が今、宇宙のどこにいるのかも分からない状況で、宇宙船のワープ先を設定できれるだろうか。そういう感覚だ。
 ドアノブを回して外へ出――。
「あらごきげんよう」
 そこでまず目に飛び込んだのは、白銀のショートヘアと紫色の瞳。  俺は思わず、素でドアを閉めてしまった。
「嫌だわ。僕はそこで倒れている犬養を叱りに来たのよ」
 ガチャリとドアを開け直し、日本語で喋りながら入ってきた僕っ子。  どう考えても、『シソ』以外の何者でもない。ただ、誰も連れておらず、1人だけだ。  真っ黒なドレスは膝丈で、室内だというのにベールのついた帽子を被っている。小さな唇には白く細い棒が加えられていて、それはキャンディの棒らしかった。
「……叱りに、だと?」 「ええ。僕は『ただ、逃げないように』と伝えたのだけれど、何を勘違いしたのかしらね。確かに前々から君の能力が欲しいとは零していたわ。でも、無理矢理にでもとは言わな��ったのに」 「…………」 「ここへ来る間に意識も失ってしまったようだし、犬養の件は後で良いわ。少しお話ししましょう」
 パイプ椅子の上に載ったままの本をぞんざいに投げ捨てて、くるりと振り返りながら腰掛ける。  犬養というらしいこのクソ野郎を叱る気はあっても、被害者である俺に謝る気は毛頭ないようだ。  俺はスタンドが解除されたことで一気に乾いた袖の上から手首をさすりつつ、壁にもたれてシソを見る。
「改めて初めまして。僕はシソ・ハッカ。冗談抜きに、今は誰に対してもこの名前しか使っていないわ」 「……曲木伝人。じゅうはっさい」 「まぁ、君のことは知っているのだけれど」 「だろうな」
 シソは始祖かと思っていたが、まさかの紫蘇で合っていた。  小百合もいないし、本名かどうかは確かめようがない。この際、それはおいておく。
「……先にいくつか、……俺の方から、大きく三つほど聞きたいんだが」 「構わないわ。こちらから一方的に、というのもフェアではないし、くぁ……。失礼、質問に沿ってお話させて頂くわね」
 色素のない髪と肌。眠たげにあくびをする口に、長い犬歯が覗いていた。  一対一の状況下でこうも余裕綽々なのは『スタンド以外の手段でも戦える』から、だろう。
「一つ目。転生か」 「Exactly。僕は確かに『俺ら』でお間違いなくて、ついでに言えば、誰の眷属でもない石仮面製の吸血鬼よ」 「……やっぱり、人間やめてるんだな」
 シソは答えながら手袋を外し、爪のとがった人差し指を目にあてる。こぽ、と音を立てて、眼球の3分の1くらいを覆ってしまうんじゃあないかというサイズの、白目付きのカラコンを外した。その下には当然、宝石のように真っ赤な瞳が。  ……赤い目。鉄の味の不快感が強くなって、我慢できずに床に吐き出す。とても飲み込めたもんじゃあない。
「それがいつのことだったかまでは、正確には覚えていないけれど」
 オッドアイだったのは数秒のことで、シソはすぐに馬鹿でかいカラコンを目に押し込み、手袋をはめなおす。
 人間をやめた日付を覚えていない、ということはつまり……ロリババア。  俺自身の戦闘力は高くない。吸血鬼と密室で2人っきりってのは、戦闘になったらどうあがいても瞬殺されるワケで。この先、雲行きが怪しくならないことを祈るしかない。
「なら、マウスリボンの『ご令嬢』じゃあなくて、『創設者』で良いのか」 「お察しが良いのね。そう、マウスリボンは僕が創った組織。表向きの事業は主に、僕のUVカットのために発展したのよ」 「通りで忍者御用達の一級品なワケだ……」 「ふふ、品質には自信があるの」
 忍者の単語に大きく反応しないことから、小百合についてもしっかりと調べはついているらしい。  手袋に覆われた手を軽く握り、口元に当てて薄く笑った。  綺麗な外国の女の子の笑顔には正直ぐっと来るが、相手はロリババアで『俺ら』であるし、こんなときだ。堪える。
「……そういや、使ってる日焼け止め、売りもんか?」 「まさか。僕の使っているものは全て僕専用よ。僕以外の吸血鬼が日中、外へ出て来るようなことがあっては困るもの」
 吸血鬼が外で活動しようと思ったなら、確かに、嘘偽り無く、『絶対に焼かない日焼け止め』が必要だ。  それがその辺で普通に手に入っては、黄色いのが館の玄関から正々堂々出てくる展開があり得ると思ったが、それはないか。  何よりだが、イレギュラー的に深刻なのは、次の質問からだ。
「……二つ目、『ペレータ』とかいう女について、何か知っているか?」 「知っている、とまでしかお答えはできないわ」
 全くの無関係ではないと見た。  転生である以上、それだけで無関係とは言い切れないと思うが、全く別の立場であるならこういった答え方はしないだろう。
「……答えられない理由についても?」 「誓って後ろめたい理由ではないけれど、君がどう受け取るか分からないから」 「人に寄っちゃあ好ましくないと?」 「どうかしらね。それについてもお答えはできないわ」 「……禁則事項ですってか」
 俺はシソのワンパンで死ぬから、あまりズカズカは聞けない。  とりあえず深呼吸をひとつ。次の質問へ移ることにした。
「三つ目。マウスリボンってのは、星屑十字軍の、敵か、味方か?」 「敵になるつもりは全く無くてよ」 「…………つもりはない、か」
 一番大事なところだが、これまた曖昧な答えだ。  ここにサユがいれば心強いのだが。これだけのやりとりでも、色々と読み取ってくれたろうに。  ぐぅと唸る俺に対し、シソは値踏みでもするように目を細め、首を傾げて口を開いた。
「君は、『カタツキ』の『ヨクシリョク』と言って通じる人間かしら」 「…………通じる人間だが?」
 俺は唐突な質問に頭が停止しかけたものの、シソはその答えに満足したように、そう。と答え、話を続ける。
「僕は、星の一族というのは、この世界における、自覚のない『抑止力』のようなもの。だと考えているわ」 「……あ?」
 星の一族、というのはジョースター家のことか。  抑止力とは、簡単に言うなれば確かに『世界が滅びる原因を排除するもの』だ。  ジョースター家は、ほとんど選択肢のない理不尽な流れで世界を救うことになっている。俺としては『守護者』寄りな気もするが、だいたいあってるか。……最も、少年誌の主人公様ってのは、大概そうだとは思うが。
「個人対個人としては、あまり良好な関係は築けないかもしれないけれど、抑止の機能としての方向からは全面的に味方よ」 「……抑止の機能としてって……。おい、まさか。神父はもう……?」 「いいえ。まだ手出ししていないわ。手のつけられないズレが生じたり、『世界』くんに感付かれては面倒が大きすぎるから」
 ……見えてきた。  マウスリボンってのは、一巡、時の加速、いや、『今ここに存在している世界が滅ぶ』のを防ぐための組織か。  だから、3部の段階で『正史』から大きくズレ過ぎては、予想外の方向から世界が終わっちまう可能性がある。困るってのは、そういうこった。だが。
「だからって、今生きてるやつらを見殺しにゃあできねぇ」 「でしょうね。犬養はああ言ったけれど、僕としては、お好きに助けて頂いて構わないわ」 「なん、だと?」 「お互いの事情なんて知ったことではないでしょう? 我侭を押し通すのは、今ここに生きているものの特権だもの」 「……お互いに、自分のやりたいことを好き勝手に押し通そうぜってか」
 安そうなパイプ椅子に座って喋るような内容じゃあない。  何十年、いや、世界『くん』ってことは、少なくとも100年以上は生きてるかもしれない。流石、吸血鬼のロリババアは言うことが違う。
「君からの質問は以上で宜しいかしら」 「ああ。……できれば、アヴドゥルさんをどうする気なのかも、詳しく聞きたいが」
 今までの話の流れから、どうやら俺は無事に帰してはもらえるようだが、アヴドゥルさんをどのくらい『借りる』気なのか。予定通りにカメオ戦まで帰ってこないなんてのはちと厳しそうだ。
「『運命』を見るのよ」 「うんめいを、みる?」
 マウスリボン側の細かい事情については『禁則事項です』となるかと思ったが、案外、すんなりと答えてくれた。
「うちには魂をじっくり触れる子がいるの。検査もこれからだからなんとも言えないけれど、結果に寄っては、『死ぬという運命』を誤魔化して生存させることができるかもしれないのだから、損ではない筈よ」 「運命を誤魔化すだぁ?」 「全ては検査の結果次第だわ。予定としては、『恋人』のカードでお返しするつもりよ」 「……信じて良いんだな」 「もちろん。話したことに嘘はないわ」
 だが『恋人』のカードというと、やはり、ペレータが関係しているのだろうか。  分からない。かなり始めから存在は分かっているのに、結局、その女についての情報が少なすぎる。   「さて、僕からの質問だけれど、今のところ、僕から君に聞きたいことは1つだけだわ」
 手袋をした指に、白銀の髪をくるくると巻きつけて、シソは質問を口にした。
「死体処理は、旅の始めから君のご担当で宜しいのかしら」 「……ああ」 「そう。分かったわ」 「だったらなんだ?」 「ご想像にお任せするわ」
 予想外というか、何故そんなことを……といった感じだ。  死体処理がなんだというのか。今のところの存在自体がイレギュラーな刺客は、人形の男と、電気の男と、ラジコンだけ。……そのうち、俺が死体処理をしたのは、電気の男だ。ということは、逆に考えて、唯一生身の人間であった電気の男は、もしかすると。
「……金で雇ったのか? 小百合に、何か個人的な恨みでも?」 「…………『世界』くんの名前をお借りしてね。ただ、恨みは無いわ。単に『カザミ』とは、旧い縁(えにし)があるものだから……試したの。きちんと馬鹿を受け継いでいるようで安心したわ」
 えにし。という言い方。  どこかで……確か、小百合が、そんな言い方をした。風見を良く知ってるのはマジなようだ。  ここまでずっと余裕綽々だったシソが初めて表情を曇らせたことから、あまり良い思い出でもないらしい。
「あんた、出身は」 「……イギリス。100年間、缶詰にされていた誰かさんとは違って色々あったの。……用件はそれだけよ。地上へ案内するわ」
 ……吸血鬼と色々あった騎士道忍者の血筋。  常々思っちゃあいたが、風見の血も相当に主人公だ。運命に抗う素質は十分か。  それに引き換え俺の方は、しがない『俺ら』。今生も、歴史もない家の弓矢製のスタンド使い。やっぱり前に出るより、後ろで地道にってのが良さそうだ。
「あら、嫌だわ」
 案内すると言って立ち上がったシソだったが、不意に上を向く。  それに倣って俺も上を向くと、ぱらぱらと石の粉が降ってきた。
「なんだ?」
 耳を澄ましてみると、上の方から岩を砕くような破壊音が近づいてきているのが分かった。  音が響く度、部屋が揺れる。
「僕が案内をする必要はなさそう、――ね」 「げっ」
 シソが言い終るのと天井が割れるのはほとんど同時だった。  スクエアで居場所を確保しつつ、土くれと瓦礫の上に出る。
「抜けたぜ!」 「ス、スタープラチナ……!?」
 良く知った、逞しいヒトガタスタンド。それに続いて承太郎が降りてきた。  天井を完全にぶち抜いて、これがホントの青天井ってか。元々部屋だった所は瓦礫に埋まっちまったが。  シソの方を確認すると、犬養を小脇に抱え、手袋が血で汚れるのも構わず歯形のついた肉塊を手に持っている。平然と瓦礫の上に立っていて、パキリと飴を噛み潰した。今になって察したが、あれはきっと口内用の日焼け止めだ。
「やれやれだぜ。まさか本当に地下にいるとはな」 「こんな形で迎えが来るとは、僕も流石に予想外だったわ」
 この段階でシソと星屑十字軍のご対面ってのは、少々都合が宜しくないような気がする。  だが、承太郎に睨みつけられたシソは特に焦るでもなく、俺の方に向き直った。
「『7人目』くん、申し訳ないのだけれど、僕を扉の向こうへ通してくれるかしら」 「……なに?」 「あー……、わぁったよ」
 その単語を、既に承太郎の前で使っていることを、シソは知らない。  俺のタロットが、『カップの6』であることも、シソは知らない。  だから、個人名を使わないシソが俺のことをそう呼んでしまったのは仕方ない流れで、今更どうにもならない話だ。
「ありがとう。恩に着るわ」
 大人の男を軽く抱えた白銀の髪の少女は、宙に開いた窓から通路の奥へと消えて行った。  そして俺に突き刺さる、195cmからの視線。
「……後で聞くぜ」 「……おう」
 流石にここまで直接の関わりを見せといて、承太郎にすら黙っとくなんてのは厳しすぎる。  アヴドゥルさんの件もあるし、どこまで踏み入った話をして、どうまとめるかが問題だ。なんと説明したものかとため息を吐きつつ、スクエアで地上に戻る。
「心配させおって。一瞬、ワシが間違ったみたいな空気になったじゃろうが!」 「地図上のバツ印に破壊行為は、RPGの基本ですよ」 「まさかゲーム脳が役に立つ日がこようとはね」 「それをマジでやろうって言い出すあたり、流石だよな」
 合流すると、他の面子がわちゃわちゃと待ち受けていた。  馬鹿みてぇなノリに安心しつつ、改めて、そもそもなんでこちらの事情を言わないんだったかと、思いを巡らせた。
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294 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 合流した後、スタクルに鼠手絡のとこの紫蘇ちゃんが吸血鬼でお間違いないってのと、 こっからラバーズ戦まで長くて10日くらいだと思うから、そんくらいには返すって約束してもらったって話を簡単に伝えた。 運命を見るとかなんとかって言われたとも言った。
295 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 紫蘇ちゃんやっぱり紫蘇じゃなくて始祖だったけど紫蘇ちゃんなのか……
296 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りにはなんて説明したんだよ
297 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>296 六窓先輩が長時間に渡ってここを覗いている時点で、お察しではありませんか?
298 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>295 ややこしいわwwww
299 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>297 えっ
300 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>297 おっ…???
301 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- いや、冗談だろ?
302 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 俺だけだったら信じてもらえるか微妙だったが サユがいるから無茶苦茶な説明も変に説得力があったし、実際事実だし、結局なんとかなったし、 俺に対する「オメーも色々詰め込まれてんじゃねーか」っていう空気半端なかった。
303 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- も、もしかして、転生暴露ですかーッ?
304 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>302 なんとかなったって、詳細くれ詳細
305 :名無しの目覚め:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 埒が明かないようだから来ちゃった(ξ ・ω<)☆
306 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>305 ( ゚д゚)?
307 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おっ……と……?
308 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>305 ID、ぐりー��…………
309 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>305 も、もしかして妖術使いさんです??????
310 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>309 YesYesYes!! (乂'ω')ζズアッ
311 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ウワアアアアアアアアアアアアア!!! 腐男子だああああああああああああああああアアアアアアア!!!!!!!!!
312 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- キタ━━━━━━━┓ ┏━━━━━━━┛ ┗━━━━━━━┓ ┏━━━━━━━┛ ┗━ゲホッ…キ,キタ━┓ ┏━━━━━━━┛ ┗━━━(゚∀゚)━!!
313 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square これでいいのか
314 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>310 承りじゃなくてお前が来るのかよwwwwwなんでだよwwwwww
315 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>311 やめろwwwwその件穿り返してくるなwwwwwwww
316 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- IDが違うってことアン・ノウン経由か? サユはIDがアン・ノウン?
317 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>316 IDについては恐らくとしか。私自身は「ログイン」という作業をしたことがないので、はっきりとは言えません。
318 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>311>>317 あることないこと吹き込んであるみたいだけど、どういうことかな(ξ ᴖᴗᴖ)?
319 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>318 ※事実です
320 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square こうか?
321 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>319 認めた覚えは無いが。
322 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>321 は? 知ってんだぞ。お前、私のえrpほんんのたな朝っ
323 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 【お詫び】ただいま映像が乱れております。 その間、承りの初めてスマホのチュートリアルに付き合ってやってくれ。
324 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ……ごめん、急展開過ぎてどうしたらいいか分からない
325 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>320 承りも来てたのかwwww気づかなかったwwwwww
326 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>323 よ、よーし、おじさんはりきっちゃうぞ!
327 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>322 ……俺、キーボード見て何が言いたかったのか察したんだけど、……ごめんなんでもない
328 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- せっかく承りが来たのに、忍者と妖術使いのせいで喜ぶ暇もないwwwwww
329 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 正直、お前ら気持ち悪いぜ
330 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>329 いきなり辛らつだなwwwwwwww
331 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りwwwwww
332 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- せやなwwwwwwww
333 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>329 ごめん知ってたwwwww
334 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square この全くめげない感じも、全員が全員、サユみてぇだ
335 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>334 サユみたいっていうwwwwww表現wwwwwwwwwwww
336 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こんなとこ見るやつは、基本的にそんな簡単にめげるヤツじゃないからなwwwwww
337 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ここはそういう雰囲気じゃないけど、 死ねとか挨拶みたいに飛び交うし、荒らしとか気軽に沸いちゃうようなとこだからなww だれもそんな程度でめげたりはしねえよwww
338 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- で、どこまで聞いたんだ?wwwww
339 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square それにしても承りがスマホ()を使う光景を眺める日がこようとは
340 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>334 確かにみんなサユみてえなもんだけど、 散々サユと一緒に居たんだし、そのうちなんてことなくなるから安心してくれwww
341 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>339 でも入力方法は手書き文字なんだろ?wwww
342 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 紫蘇ちゃんの話してるところまでは折角シリアスだったのにwwww お前らどうして毎度毎度こうなるのwwwww
343 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>338 六窓とサユが未来の平行世界?から輪廻転生して来てて、ある程度の未来を知ってるってのと、 六窓がときおり、てのひらをつついてたのが、インターネットを見てたってのと、 俺の一族が強制的に世界を救うことになってるとか、 このまま行くと世界が滅ぶとか、たぶん、大体全部聞いたぜ。
テメーらが髪型の話で盛り上がってるときもずっと説明されていたんだが、 ………マジでありとあらゆる細かいことがどうでもよくなってきたぜ。
344 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>343 思ったより全部だったwww一気に詰め込みすぎwwwwwww
345 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- でもここの承りなら最初はキャパオーバーしつつもなんだかんだ消化できると思えるのが逆に怖いwwwwww
346 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>343         *'``・* 。         |     `*。        ,。∩      *    もうどうにでもな~れ       + (´・ω・`) *。+゚       `*。 ヽ、  つ *゚*        `・+。*・' ゚⊃ +゚        ☆   ∪~ 。*゚         `・+。*・ ゚ というやつだな。サユのこういった絵文字スキルは、前世ありきだったのか。
347 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>346 おいこいつ余裕だぞwwww
348 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>346 妖術使いが初めてとは思えないくらい馴染んでるwwwww
349 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 普段私とやってるやり取りと大差ないですからね。 元来所謂『俺ら』に近いですし、そりゃスレにだって良く馴染みますよ。
350 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 寧ろ、僕はサユが文字で喋っているのに敬語というのが新鮮だが。
351 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- クールぶった馬鹿共が何事も無かったかのように復活したwwwww
352 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ハッ……!? ということは……? これからは、テンメイにも安価をお願いできる……???
353 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 気持ち悪いってのは訂正する。いっそ、怖いくれーだ。 全員が全員、ただのサユじゃあねぇか
354 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>352 そこに気づくとは……天才か……。
355 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>353 怖がることはない、友達になろう……
356 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>355 ( ξ 'ω')っ「ゲロ」
357 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>356 ホント、ノリを分かってんなオイwwwwww
358 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あの場面結局吐いてたのかwwwwwww
359 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>356 コイツ、分かってる……!!
360 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ゲロ?
361 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>358 ああ、吐いていたよ……。 というか、僕としてはことの始まりは 「運命の地エジプトに行ってみたら凄い服を着た黄色いおっさんに遭遇、逃げられないかと追いかけっこした結果吐いて、気がついたら承りの家で寝ていた」 といった感じだ。3ヶ月の記憶がダイジェスト的にしか残っていなくて、そんなに昔の記憶じゃあない。
362 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ、こんなことなら最初からテンメイに説明しちゃえば良かったじゃんwwwww
363 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 追いかけっこってなんだ追いかけっこって
364 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>360 今現実のほうで説明されてるかもしれないけど、 テンメイは黄色いおっさんに会ったとき、恐怖でゲロをぶちまけてる。はずだったけどなんか違うね。
365 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 凄い服を着たwwwww分かるけどwwwww 冷静になったら負けみたいなファッションセンスだけどさwwwwwww
366 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>363>>364 (ξ 'ω' )小一時間、全力で追いかけっこして限界が来て吐いたが??
367 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known アン・ノウンでサポートしてめっちゃ頑張ったんですけど駄目でした。 テンメイは逃げ出した! しかし! 回りこまれてしまった! って感じです。
368 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>366-367 恐怖じゃなくて体力勝負の末かよwwwwwww
369 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>366-367 何かあったら取り合えずアクセル踏み込むの、どうにかならねーのか
370 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 黄色いの相手に小一時間も逃げ回るって相当だろwwww
371 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>369 ああ……承りがちゃんねる使ってる。 六窓だけならまだしも、こうも馬鹿に囲まれてちゃ、俺ら化不可避だろうなぁ…www
372 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>369 どうにもならねーからこんなんになってんだろうがよwww
373 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 黄色「友達になろう……」 テンメイ「だが断る」 ここだけ動画ありますよ >eee(σロ∀ロ)σ【動画ファイル】
374 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>371 逆に考えるんだwwwwwそっちのほうが楽しいじゃんと考えれば良いさwwwwwww
375 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>373 なんで撮ったwwwwww
376 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>373 黄色いの、顔が若干引きつってんじゃねーかwwwwww
377 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これ絶対(アッ……ちょっと面倒くさいヤツだこいつ……)とか思われてるだろwwww
378 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 肉の芽、意思の強さ云々の前に、単に扱いにくいからブッ刺しとこって感じじゃね?wwwww
379 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>378 うん、確か走れなくなって吐いた直後に、ズン、と脳天に何か刺されたな。
380 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 思ったより深くいってしまったのか、直後に黄色いのから「あっ」って声が聞こえましたけどね。 一瞬、まさかのここで死んだかと思いました。
381 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green >>380 初耳。
382 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>381 ごめんて。
383 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>380 まさか最初に焦って駆けつけたのって、そういうwwwwwwwww
384 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>383 ああ。俺という予想外の7人目に、更に展開がズレたら死ぬかもと思った結果があの「うわぁああああ」だそうだ
385 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square こんなことならさっさと正面からぶん殴ってでも聞き出すんだったぜ、馬鹿らしい
386 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>384 なるほどwwww普段から大概だけど、あの時はめっちゃテンション振り切れてたよなwwww
387 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>385 承り、ちょっと怪しんでたのかwwwww
388 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>385 この醜い争いを見てもそう思うか?
389 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>388 …………
390 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>388 今そっちで何が起きてるんだwwwww
391 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- kwsk!!!
392 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square あー……うん、実は、スレへの報告の前にスタクルに大暴露しちまったんだよ。 紫蘇ちゃんの話をスタクルにした後、これついでに色々話しときたいことあるし、その辺のことまとめるから、早めに宿に入りたいって言ってさ。そこで転生とか未来を知ってるとか、ざっくりそういう話をするだろ?「サユもそう」だって言うだろ?
(ξ ᴖᴗᴖ)「…表へ出ろ」 >eee(-ロ-ロ)「…よかろう」
そんな予感はあったが、そのまま窓から出てった。 まぁいっかと思って他の面子に説明してたら、1時間後くらいに2人ともボロボロになって帰ってきた。 そっからはスタクルへの説明とスレの報告を平行してやってたが、 あいつら、まだちょいちょいどーでもいいようなことでも喧嘩してる。今も。
393 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ああああああ……察する……!
394 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイ言いたいこといっぱいあっただろうな…
395 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 仕方ないけど、仕方ないけど……!!
396 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 俺が見る限り、今のあいつらが今までで一番の負傷なんだが、落ち着くまでどうにもならねえんだろうな
397 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>396 ほっとくしかないんじゃん…?
398 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>392 あれ? ていうかスタクルに説明して、今もってコトは、戦車もおじいちゃんもここ見てる…?
399 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>398 大画面でみんなで見てるぞ。 日本語だからガクセー組で通訳してるけど。
400 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>399 なん……だと……!?
401 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>399 マジかwwww電柱とか言ってごめんwwwwww
402 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>399 早く言えよwww
403 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あっじゃあ聞きたいんだけど、おじいちゃんが浮気した話はしたの???????????
404 :承り:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>403 今から本人に直接聞くぜ
405 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 【速報】 承りがアップを始めましたwwwwwww >>403 くっそwwwwwwそういうの絶対出てくると思ったよwwwwwwwww なんだかんだ隠し事多いなこのメンバーwwwwwwついでついでで全部ゲロってこーぜwwwwwww
406 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>403 なんでwwww言ったwwwwwwww
407 :テンメイ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Green 浮気の件と芋づる式に、サユが波紋を教わっていることが判明した。 隠紫さんと浮気の件を秘密にする代わりにとかいう云々かんぬんがあったそうだ。
408 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 暴露大会始まったwwwww
409 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>407 そんな話あったけど、もう波紋まで習得済みなのかよ!!!!お前ェ!!!!!!
410 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 全部暴露しても、結局こっちが日本語だから、ちゃんねる使えるのは学生組だけか
411 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square もともと俺としちゃあ、いきなりこんな話しても信じてもらえそうもないから黙っとくって感じだった。 それがサユとかいう無茶苦茶な存在と、鼠手絡とかいう転生組織のおかげで信じてもらえる材料が十分そろったし、 良い機会だからここらで言っちまったほうが良いと判断したんだが、
サユ的には「そういう裏の事情は黙って片付けたほうがカッコイイじゃん」みたいなことを考えてたらしくてな……。 もちろんテンメイはサユに激おこだし、承りは隠紫さんに激おこだし、大分現実が荒れてる。
412 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユまじサユ
413 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>411 ちゃんねるより現実のほうが荒れてるとかwwwwなんというカオスwwwwww
414 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>411 忍者の色々と隠してた動機が酷すぎwwwwww
415 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>411 まぁそうだよな。転生の何が辛いって、そういう話をしたときの信用度が一番の問題のはずだし 味方は多いほうがいいし、隠し事は少ないほうがいい……のにな。サユェ……。
416 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- うーん、騎士共は抱えたがりだ…
417 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これは承りも波紋を使えるようになるフラグと見た
418 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>416 かっこつけたがりの度が過ぎるよな サユはもちろん、戦車にもよく言っとく
>>417 なるみたいだ この様子だと、6部まで波紋が受け継がれていくかもな…
419 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これは寧ろ、ラスボス逃げろレベルwwこれじゃ6部でもみんな現役だろwwww
420 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>418 ぅゎょぅ|”ょっょぃになるのか。強い幼女は良いぞ。良いぞ!!
421 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 大分収拾つかないから、落ち着いたらまた連絡するわ この状況で落ち着いてスレ見れてるのが俺と戦車っていうな。 戦車こそギャグ要員トップだったはずが、どうしてこうなったのか。…まぁ、原因の心当たりは1人しか居ないが。
422 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>421 サユが引っ掻き回したのがいけない
423 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>421 もしかして:サユのせい
424 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>421 大体サユのせいだろ
425 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>421 原因…? 忍者以外に誰が……?
426 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>421 忍者が妖術使いと知り合った時点でこの流れは不可避だったんじゃね?
427 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 満場一致わろたwwwwサユwwwwww
428 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square …承りも「こっち側」というか、俺を通り越してサユたちの「あっち側」に染まりつつあるしな んじゃ回線切るわ。さいならー(`ーwー)ノシ
429 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>428 おつおつー!!
430 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>428 おつかれwwwwちゃんと2人の傷治してから寝ろよ?wwwwww
431 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>428 寧ろ六窓こそ、サユといてよくブレないでいられるよなwwwww 承りにおいてかれて寂しくないのかwwおやすみーwwww
432 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>428 報告乙wwww戦車が真面目な方って相当酷いwwww
433 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 今後、他の転生が承りに会う機会とかあったら、相手さん混乱必至だわこれwww
. . ————————————こういった服装を日常的に———————————— .
「……本当に治ったのか」
 昼時に改めて部屋を訪ねてみると、ペレータの右目は本当に綺麗さっぱり治っていた。
〈何か、不自然デスか?〉
 ベッドの上から人間らしい表情でわたしに問いかけるのは、事情を知っているのと知らないのとでは全く意味合いの違う言葉。これは『まだ具合が悪そうか』ではなく、『自然に人間を装えていないか』ということだ。  ……取り繕った態度なのは、人が活動する時間だからだろう。最も、それに関してはわたしも同じだが。
「いや、特には」 〈なら大丈夫デス。行きマショウ〉
 ペレータは慣れた様子で白いベルトにラジオをとりつけ、ヒザまである皮のブーツを履き、金具を留めた。  昼前に資料を見せてもらったが、DIOの知人の知人ということで裏も取れていて、確かにシスターではあった筈だ。  シスターになる前、彼女が言っていた20年以上前に、こういった服装を日常的にしていたことがあったのだろうか。
「……か弱いなら、もう少し軽装にしたらどうだね」
 新しく買った服も結局、今着ているものとほとんど同じデザイン。  腕が取れるなどと言ってみたり、実際、詳細不明の怪我でぐったりしていたりするのなら、もっと楽な服にしたら良いと思うのだが。
〈…ザァーー…効率を求めた結果、みんなブーツに白ベルトにナッタのデス〉 「効率?」 〈『ここ』では誰も分かりはしナイことデスから、お気にナサらず〉
 そう言いながら顔を拭って、簡単に化粧をする。  女の身支度は長いものだとばかり思っていたが、ペレータの身支度は起き上がってからたったの10分で全て完了し、わたしの方へ歩いてきた。  そもそも、わたしが見ている前で平然と支度をするあたり、ペレータそのものは女ですらないのかもしれない。
〈それに、いつも同じような服を着てイルという点デハ、アナタも人のことは言えないデショウ?〉 「請け負った仕事にも寄るが、スタンド使いはそう簡単にイメージを変えるわけにはいかない。覚えやすい方が都合が良いのだよ」 〈ジジ、なるほどそういうことデシたか。全てに納得がいきマシた〉 「……?」 〈『こちら』のお話デス〉
 さっぱり意味は分からなかったが、〈お気になさらズ〉と話を打ち切り、なんでもない様子でそのまま図書室へ歩き出す。
「いや、待ちたまえ。何故わたしの先を歩こうとする」 〈ッピーーーー・ジジ……シスターという職業柄、人と歩くときには案内スルことが、多かったノデ、つい〉
 それでは何か違和感があるのではとペレータを引き止めたものの、その発想は無かったと言わんばかりの反応。  果たして、こんな調子で本当に今まで人間として生活できていたのかすら怪しくなってきた。
「それに……」 〈それに?〉 「いや、『今』は良い」
 わたしとは、たった2日しか過ごしていない筈なのに、いつも同じような服を着ていると言い切った。  となると、昨日、あそこまで強気に出られたのは、わたしには『銃で勝てると分かっていた』からか。また明日、朝っぱらから部屋を訪ねる必要がありそうだ。
〈……何か『不都合』がありマシたら、遠慮なくご指摘願いマス〉 「喋れるようになって嬉しいのは分かるが、話すことの要領が分かるまでは控えたほうが良い」 〈ザァアァァ…分かりマシた〉
 昨日も思ったのだが。〈どこかで会ったか〉と無表情に銃口を向けてきたクセして、ペレータは隠す気が薄いように思う。困ったことになったら殺せば良いとでも考えているのだろうか。  やはり、ペレータはどうにも人間ではない、ということだけが確かなことだ。
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.09.寿司
前回のあらすじ「きょうたい」 . . ———————————————————————— . 824 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユwwwwwwwかっこよすぎかwwwwwwww なぜベストを尽くしたのかwwww
825 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前らもう中身交換しろよ……
826 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 見えない眼鏡を座席に設置してる時点で大分奇行じゃねぇかwwwwwwww ドライバー混乱必至だろwwwwwwww
827 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>826 意識の隙見てやったんで大丈夫です(たぶん)。
828 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- くっ……!「テンメイなら私の隣で寝てますが……?」前髪に!! チュッて!!!!! すげぇもだもだする! サユ! サユ!! うわあああああ(ゴロゴロゴロゴロ)!!!!!!!!!!!!!!
829 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>825 中身交換してもこのテンションのテンメイが完成するだけだから、それはそれでどうかと思うwwwww
830 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 隣でテンメイ寝てる状況のサユもうらやましいんだけど これやってもらえるテンメイもうらやましくてなんか悔しいwwww
831 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>829 つまりテンメイがサユに後ろから抱きついたり、三つ編みにキスしてみたり? あれ、ちょっとまって可笑しい、なんか文字にしてみたら今のままでも大分アウトだね……!?
832 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>> サユテン付き合ってません <<<
833 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユはどうして男に生まれてこなかったの?生まれる前にちんこ忘れてきたの?
834 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>833 私が男だったら色々とアウトになってしまうじゃないですか。寧ろ腐女子で丁度良かったくらいですよ。
835 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>832 どう頑張っても「サユテン」であって「テンサユ」じゃないのやばいと思った
836 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>834 なってしまうじゃないですかじゃねーよwwwwwww 現状でも良くて「アウフ」だwww「セーフ」じゃねえwwwww
837 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>834 「女×」「腐女子○」wwwwブレないwwwwwww
838 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイのこと、前世で所謂「嫁」だったり…?
839 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>838 まぁ、推しではありましたが、前世の段階ではそこまでの地位ではありませんでした。 今生の自分がかっこよすぎて人生楽しすぎるのがイケナイんです……。
840 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>839 まぁ、確かに人生楽しそうだよお前は
841 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そういえばサユの前世聞いてねぇな。
842 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前世のサユも、なんか喪女ってイメージできねぇわ ずっとこのテンションだったとしか
843 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前世も眼鏡だったのは確実だろ?
844 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ……ぶっちゃけると確かに眼鏡JKでしたね。享年17歳です。 かといってそんな悲しまれる感じではなくて「余命がないなら死ぬまで好きなことさせてくれ!」と、両親に対し、病体引きずって土下座かまして腐女子ライフを楽しんで死んだので……なんか……すみません……。
845 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ……なんだろう……お前、前世から相変わらずなんだな……。
846 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>844 その来世がこれである
847 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 肉体的な意味では、前回と今回でバランス取れてますYO。>eee(-ロ-ロ)b 健康体やばい強いとか思って鍛えまくってたら今に至る、みたいなとこもないわけじゃないですし。
848 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 今の超元気すぎるサユを思うと、前世のご両親にこそ同情せざるを得ない
849 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 17歳……ううん…うん……
850 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前回それで死んでたらガチで強くもなるわいな
851 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 学校もほぼ行かなかったのでJKの肩書きも怪しいですが……。 来世あるならもうちょっと親孝行しとけばよかったなとは思いましたよ、流石に。それが今や忍者一族の跡継ぎですからね。 >eee(-ロ-ロ)っ「美声」【音声ファイル】
852 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ぅゎサュっょぃ
853 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 叛逆EDかー、意外な選曲だった
854 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>851 ってことはサユは三つ編み眼鏡からストレートロングにジョブチェンジして時間を止める可能性が微レ存?
855 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 騎士王が銀の庭うたってるとかただの俺得wwwww
856 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>854 ねぇよwwwwwww ……ねぇよな?
857 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>854 特にその発想は無かったんですけど、どういった方向に頑張れば時間止められますかね?
858 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>857 の、乗り気だぞこいつ!! どこまでチートになる気なんだ!!!!!
859 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 案外サユならやりかねないなって思い始めてるあたり、もうこの馬鹿に慣れすぎている。
860 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アン・ノウンって脳みその外付けハードディスクみたいなもんだろ? ところで俺の好きなラノベには、ニューロリンカーというものがあってだな……
861 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「見る」能力なら、動けなくても見るのはできるかも。 見れるだけでも大分違うんじゃない?
862 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りも速く動こうとして、動けて、光より速くなったからみたいなアレだったよな
863 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>860 思考だけが1000倍になるってやつだろ…?こいつならやれそう…
864 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>862 弾丸摘むとか最初のほうでも黄色いのと同じようなことやってたし、単純に時止めは最初から備わってたんじゃね?
865 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 先輩の方の理屈はなんでも良いので、その思考加速のお話、kwskお願いします。 >eee(σロ-ロ)クイッ
866 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>865 なんでも良くはねぇwwww承りにも早めに時止めのこと教えてやれwwwwww
867 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>866 エンプレス戦やる筈だった所に着いたら教えますよ。いいから教えろください。
868 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>865 その半分真面目な動作久々に見たなwwww 最近「>eee(σロ∀ロ)σウェーイw」ばっかりだったのにwwww
. . . . . . . . . .
894 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known つまり、アン・ノウンで脳の信号量を1000倍に増幅させ、 それを処理する機能も1000倍に拡張させれば、思考は1000倍になる、はず。ということでFAです???
895 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そうなんだけど、自分の頭の中だけでそんなプログラムっていうか機能っていうか、創れるか?
896 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 元ネタの1.8秒を30分どころか、 その更に何千倍にまで引き伸ばさなきゃ時間が「止まった」とは言えないと思うし……
897 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 土壇場で考える時間が増えるだけでも十分ですから。やってみるだけ無駄ではありませんよ。
898 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 戦車見てても思ってたんだけどさ、騎士はもうちょっと自分を大事にしてもええんやで
899 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>898 ご心配なく。どうせ旅のせいで留年確定ですし、日本に帰ったら春まで遊び倒しますよ。
900 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>898 それな、5部ナレフつらい
901 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>899 アッ……いや、サユはなんとか大丈夫なんじゃないか…? もともと優等生してなかった承りとか、既に3ヶ月行方不明のテンメイはともかく…
902 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>901 既に3ヵ月、まともには学校行ってませんけど? もともと前世でちゃんと勉強してないので、勉強に関しては強くてニューゲームじゃないですけど?? 頭の中にパソコンがある状態とはいえ、起動できなきゃ意味がありませんけど??? テストにアン・ノウン使おうとするとテンメイから触脚が伸びてきますけど?????
903 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>902 心配しつつガクセー生活してたんじゃねーのかよwww まともにはできてなかったのねwwww
904 :901:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あー、そりゃそうだよな、ごめん俺が間違ってたわ
905 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前世でも今世でも、ろくに学校へ行っていないサユ氏
906 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイと違って頭の良い馬鹿じゃないもんな。 ただのクールぶった馬鹿だもんな、お前…。
907 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 読み物は大好きだったので、唯一国語だけは……という有様ですね。 英語が話せることと英語のテストが出来ることは別ですし、この時代はパソコンの授業なんてありませんし。ブラインドタッチなら完璧なのに。
908 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こいつぁひでぇww 心理戦も勉強じゃ役に立たないしなwwwwせいぜい山カンwwwwwww
909 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうかそろそろ雑談行ったほうがよくねぇ? スタクルに対する実況とか安価ですらないし、だいぶ話が脱線してきた。
910 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>909 六窓先輩がほぼ寝てるので、私がこのスレから移動できません。 どうせ残り少ないですし、終わったら新しく立ててもらいますから構いませんよ。
>> ていうか私が暇なので構ってください <<
911 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>909 サユもこう言ってるし、最後にもう一回安価しようぜ
912 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ一晩寝なくても全然平気なんだっけ、昼夜逆転ニートにも優しい仕様
913 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- (」・ω・)」安!(/・ω・)/価! (」・ω・)」安!(/・ω・)/価!
914 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>912 お前のせいで現実に引き戻されただろwwwwwふざけんなwwwwwww
. . ————————————わたしは言われるがままに———————————— .
 どうせ今更逃げようにも、DIOからの金(名義だけであり、実際に管理しているのはテレンスだが)は受け取ってしまったし、奇跡的に吸血鬼側の都合がつけられたとしても、果たしてペレータがそれを見逃すとは到底思えない。DIOに『シェルビー』のことを伝えようにも、どう伝えればいいのか。裏づけには『あの時』のことを証明できねばならないだろうし、そんな悠長なことをしている間にわたしの脳天には風穴が開くことだろう。  わたしにとってペレータは人質足りえるし、ペレータはわたし自身を人質に取っているとも言える。
 もうどうにもならない状況に追い詰められていることを自覚しながら、昨晩手に入れて来いと言われたものを持って早朝の屋敷へ足を踏み入れた。金さえあれば苦労無く手に入るものではあったが、見つかったときに全く説明がつかない。なんのために、と問われたところで、使いっ走りにされたわたしには知る由も無いのだ。  既に太陽が顔をのぞかせている。DIOは日の差す部屋には出てこない。朝食にも早すぎるし、執事であるテレンスもこの辺りにはまだ用は無い筈。普段何をしているのかも分からないヴァニラ・アイスだけが少々の不安要素だが、鉢合わせないことを祈って足を進める。
 絵画ギャラリーからミュージックホールを通り、図書室から更に奥へ。足音を殺して歩いていく。  食料庫の裏に位置する兵器室に入ると、古めかしい剣や槍が入ったガラスケースが出迎えてくれた。
「鉄臭いな……」
 ガラスケースの後ろでは木箱やらドラム缶やらが山積みになっている。その中身は使っていない銃器やそのためのオイル、火薬などだそうだが、まだ手をつけた様子はなかった。昨日買ったばかりの機械類が無惨にも分解されて床に転がっているのが目に付く。組み立ててあるものは何も見当たらないが、彼女のやることなんて予想のしようが無い。  屋敷の外側、武器の置かれていない石壁の真ん中に、大きな丸窓がある。かかっている厚手のカーテンは図書室のものと同じだった。その窓の更に奥、部屋の隅には申し訳程度のベッドと洋服箪笥が設置してあり、盛り上がった布団から、くすんだブロンドが零れているのが目に留まった。
「おい、買って来たぞ」 〈……〉
 布団を引っかぶったまま少しもそもそと動いたかと思うと、それきり呼吸の音しかしなくなった。  不意に、カーテンが捲れて太陽の光が差す。窓が開けっ放しだったから、風が吹き込んだようだ。だというのに、この空間には清々しさの欠片もない。  逃げ場が無くじりじりと焼かれ続けるような心境のまま、視線をペレータの方へ向けなおす。改めて見ると、ラジオが床に置かれていることに気づいた。線で繋がなければ喋れない……ことはないと思うのだが、なんにせよ『喋れない設定』なのだから、喋れないのだろう。
「ペレータ」 〈…………〉 「……? 目、どうかしたのか」
 二度目の呼びかけによって漸く起き上がったペレータだったが、一目見て分かるほどに右目が腫れぼったい。酷い隈か、痣のようになっている。  腕を上げるのも億劫だといった様子で、のろのろとラジオから伸びるコードを掴み、首の枷に挿した。
〈……さァ?〉 「一応、お前の監視を頼まれているし、変に怪我をされると困るんだが……」 〈案ずるな。この程度なら寝ていれば昼までに外観は繕えよう〉
 彼女自身は『人工スタンド』だと言ったものの、結局、それがどういったものなのかは分からない。得体の知れないものと会話をしているという感覚はなくならないままだ。
「……治るか?」 〈馬鹿を申せ。治すのだから間に合うよ〉 「…………」
 ひとまず惚けられたままに流すことにして、欲しいといわれたものを差し出す。  ペレータは無言で受け取って中身を確認したと思うと、そのままわたしにつき返してきた。痛々しい目蓋の下から、死んだ緑色の目が私を見る。
〈冷蔵庫に入れておけ〉
 いつの間に造ったのか。  重そうな腕で指し示す先には、木箱。の外見をした、ホテルにあるような小さめの冷蔵庫が。  良く見ると、確かに指をかける部分が削れており、扉の部分には冷機を逃がさないためのゴムがついている。
「今こそ必要なように見えるが……」 〈いや。今はまだ、その時ではない〉
 しっしと手首だけで急かすものの、彼女の顔色は今にも倒れそうなくらいに宜しくない。  ……吸血鬼ではないというのなら、こんなものを何に使うというのだろうか。わたしは言われるがままに、輸血パックを冷蔵庫へ押し込んだ。
「その様子だと朝食は食べられそうもないな」 〈ジジ……そうさな。執事には何か軽いものをと伝え、それを貴様が持って来ると良い〉
 そう言いながら再びベッドに沈み、仰向けになって丁寧に布団をかけなおした。  ペレータは、理由は分からないが、弱っている、のだろう。  が、だからといって、わたしの置かれた状況が少しでも有利になることはない。嫌になる。ため息が零れた。
 彼女はそのまま目を閉じて、眠ってしまうかと思った。  しかしコードは枷から抜かれないままで、ラジオが小さく機械音を鳴らす。
〈……それと、今の貴様が言うには『食えそうもねぇ』と言った方が似合うぞ〉 「どうでも良いだろう」 〈まさか。繕わぬ貴様が角のない言葉を扱うのは、いっそ気味が悪いくらいだ。早急に訂正しやれ〉 「……思ったより元気そうでなによりだ」
 この部屋に時計は見当たらない。  しかし彼女はまだ時間が十分にあることを把握しているようで、そのまま日本語講座が始まった。  わたしは近くにあった木箱を引っ張ってきて腰掛け、意識を失ったようなその顔を眺めてみる。とても起きているようには見えない。目を閉じて、静かに息をするばかりだ。それに対し、ラジオの方は少しも眠気を感じさせない流暢な喋りを続ける。
 一応、真面目にやらないと後が怖いので話は聞くが、聞きながらペレータについて考える。  ラバーズを飛ばして頭の中に入り込み、脳を観察する。どう見てもスタンドをフル活用している状態ではない。  となると、やはり『スタンドがこの女を使っている』というのが『ペレータ』であるのではないだろうか。まだ情報が少なすぎるためなんとも言えないものの、この横たわっている女は、ほぼ間違いなく『ペレータそのもの』ではない。
 ……考えなければ、本当にどうにもならなくなって、どこかで死ぬだろう。  そうしなければ死ぬのなら、そうするしかない。非常に、不本意だが。
. . ————————————雑談スレ———————————— .
805 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まさか俺らによる他ジャンルの知識が、転生者の役に立つ日がこようとは
806 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なあ、サユにはフィジカル・フル・バーストのこと、言わなくて良かったよな?
807 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>806 どんな能力?
808 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>807 能力っていうか、高レベルになると使える裏コマンドみたいなもん 思考だけじゃなく、肉体も100倍の加速状態で動かせる。 ただしプレイヤーの生命線であるゲームのポイントを所持分の99%も使うし、肉体を100倍速で動かすとか負荷が尋常じゃないから、使ったけで入院ってレベル
809 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>806 言ったらサユ、そこ目指してやりかねないだろ。 100倍の加速ですら身体ボロボロになってたのに、 「加速」の方向からのアプローチの時止めの世界で肉体動かすとか、とんでもない。
810 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 時間がずれてもちょくちょく原作っぽいこと起こってるからなぁ… これで花京院が危ないとなったら、ヤツ、絶対時間止めたまま100mでも200mでも突っ走るわ…
811 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんか死亡フラグが本気で怖いなこれ
812 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- でも保健室の先生は無事だし不良も怪我しないで助かったじゃん 飛行機の乗客とか、船の乗組員とか、ベレナスの娘ちゃんもさ
813 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ホリィさんもちょっと元気になったしな
814 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- またジャンル違うけど、六窓の好きなfateじゃ ケリィがたったの3倍加速で世界の修正受けて大分ダメージ追ってたから、100倍でも相当やばい筈 その遥か先、加速的な時止め状態で動いたらマジで死ぬんじゃね?
815 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユの「テンメイが死ぬ運命が見えてる」ってマジなのか? だとするとどうするんだ? いくら「強気で行け」つったってさ…「運命」だとしたら…
816 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>812-813 ホリィさんは「倒れる」っていう経過は通ったが
817 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ジョジョ世界って「運命」とか「一巡」とかの概念がばっちり存在しちゃってるからか、 いまんとこ、所謂「修正ペン」なるものがマジで仕事して来てて駄目な方向にご都合主義すぎる。洒落にならん。
818 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アヴさん! アヴさんは倒れなかった!!
819 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>812 モブは運命にそんな影響ないからじゃね?
820 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 神父は運命が分かってれば覚悟の幸福がどうとか言ってたけど サユさんはその分かってる運命を捻じ曲げるために10年も修行してきたんだよね これで死んじゃったらサユさんどうなるの……
821 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>818 どっちにしろまだ死ぬ場面じゃなかったんだし、それだけで安心は駄目だろ
822 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- モブは助けられてもメインは絶対助けられないとかつらすぎ 特に花京院、なんで死んでしまうん?アイツだけ公式生存ルートがないとか難易度尋常じゃねぇよ
823 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>822 生きる場合も一回死んでて、後から運命を上書き保存とかwwwwwwwwww ワロタwwwwwwwwwwwwwwwわろた………
824 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 何故死ぬのか もっと根底から変えられないと無理
825 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 公式に生存ルートがあるとかそのへんが運命が変わる可能性、世界線の移動ポイントだっていうなら、 逆に他のメンバーはこのまま行ってもそれなりに助かる可能性あるってことか?えっサユ……サユ頑張れ超頑張れ!!
826 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>825 お前も頑張れなんか考えろ、サユは十分すぎるほど頑張ってるわ アン・ノウンの成長性Dなのに、今から時止め入門する気なんだぞ
827 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユは死ぬまで腐女子エンジョイしてたとか軽く言ってたけど、 なんだかんだ自分が17で死んでて、花京院に生きて欲しくないわけがないよな 強くなるためなら何でもするよそりゃ
828 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スチール缶を軽く握りつぶして80kgを抱えたままビルを壁伝いに降りて 爪は自在に伸びるし髪も凶器だし、校舎の2階には三角跳びで入れるし、止まった時間の中も「見ようと」してる それでも足りないかもしれないという恐怖、なんなのこれ
829 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あとは…波紋とか?
830 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>829 いい加減、人間一人の存在に対して余りにもキャパオーバー過ぎるだろ、身体壊すぞ。
831 :名無しさん@お腹減った:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- このまま行くと一巡止めるのも厳しいよなあ…
. . ————————————伝人視点———————————— .
 右目で茶色いガンジス川を眺めつつ、左目で窓を覗いて文字を追う。  なにがなんだか良く分からない異臭が漂う中、右から煙が流れてくる。よく知ったタバコの匂いだ。  宿の確保待ちで一緒にいる承太郎とポルナレフが一服始めたらしい。  この旅、人数がいる分、今日の今日で宿を取るのは結構大変なのだ。頑張れジョースターさん。
「……ポルナレフ。仇を討ったのに、まだ俺たちと行くつもりか?」 「なぁに言ってんだよ」
 承太郎が煙を吐き出しながら問いかける。  それを聞いて、ポルナレフは今更といった風に肩をすくめた。  因みに、3人で固まっているのは戦力的にあんまりバラけないようにってのもあるが、俺が個人的に誰かと一緒にいたいからだ。そう、1人になると人が寄ってきて『子供が1人でなにしてる』ってなるんでな……。クソが……。
「あれだけ威勢よく振り切ったってのに、結局みんな来ちまったじゃねーか。『用は済んだしじゃあこれで』なんて言えるかっつーの」 「……生憎、似たようなのがもう1人いたんでな。なんとなく、ほうって置けなかったワケだ」
 ポルナレフの復讐パートが本来のそれより大分暖かい感じにまとまって、何よりだと思う。  眺めている川に得体の知れないゴミが流れていなければ、更に気分は晴れやかだったのだが。
 今の俺は傍目から見て、ぼけっとしているように見えるんだろう。が、実際のところは今のうちに今後の展開を確認しておこうと、ネットを漁っている。『色々と考えることがある』ってヤツだ。小百合のおかげで、いい感じに『この世界』について勝手に考察してくれる場所も設けられたし、何かと準備しやすい。ありがたい限りだ。  ただまぁ、J・ガイルは針串刺しの刑で地獄へ行ったし、ホル・ホースはなんだかんだエンヤ婆のところへ向かったんだろうし、エンプレスも一瞬で片がついてしまった。
「しっかし、なんか思ったより平和だよな」 「ああ。俺もガンガンに刺客が送られてくることを覚悟していたが、拍子抜けだぜ」
 そう、『本筋』の外側に問題が広がってきているものの、逆に、『本筋』が順調に進み過ぎて、これが結構、暇なのである。ここからまた、数日は平和そうだ。
「なにせここ最近で一番ヤバイと思ったのが、花京院の軽トラでのもの凄い横回転! 忘れたくとも忘れられねえ!」 「あれは俺も何が起こったのかさっぱり分からなかったな」 「小百合がああしたのか、ああだから小百合と親友やってんのか……!」 「両方、じゃねーのか……?」 「アクセルとブレーキかと思ってたのに、アクセルとターボだったってのは、マジで恐ろしい話よ」 「常にフカしている小百合と、突然振り切れる花京院か。分かるぜ」
 忍者と妖術使いが言われたい放題言われているが、事実なのでいたしかたなし。馬鹿の二乗だ。  今頃も、果たして宿を取る手伝いをしているのか邪魔をしているのか……。
 俺はなんとなく視線を上げて、川の向こうを見る。  そこで我が物顔で歩く牛に、良く口にしていた牛丼の味が恋しくなった。
. . . . . . .
「なんとか7人分確保できたが……急だったから食事は出せない。だそうだ」
 取れた宿は大きすぎず狭すぎず。  まぁ、そこそこというか、前世の感覚からしたら、普通って言ったらこんくらいだと思うような感じだ。
「予約なしでこのメンバーとゆーのは、あんまり確りしたトコは難しくてなあ……」
 しかし流石、お金持ちは違いますわ。ジョースターさんは腕を組んで難しい顔をする。  俺としてはベッドもあるしシャワーもあるし、庶民からしたら何一つ不満はねぇよと思うが。  ……ていうか、逆に今までが極端すぎた。漂流してみたりバスで寝ることもあれば、シンガポールを良い例に豪華なホテルだったり……。
「泊るたびにじじいの財力振りかざすってのも無駄遣いだろう」 「別にその辺で食うのも良いけどよ、そろそろ違ったメシが食いてぇんだよなぁ~」 「違ったメシ、か……」
 ポルナレフがぼやいた直後、承太郎が帽子のつばを指でなぞり、意味深に笑う。俺と目が合ったかと思うとヌシヌシと歩いて来て、ぽんと肩を叩かれた。
「伝人」 「おう、言いたいことは分かる。だが言わせてくれ。嘘だろ承太郎」
 承太郎は両手の人差し指で四角を描きつつ、少しわくわくしながら俺のほうを見ている。声には出さないものの、『これはもうスクエア一択だろ』という心の声が伝わってきた。  それを見た小百合の三つ編みと花京院の前髪がぴくりと跳ねたのは、目の錯覚であって欲しい。
「……伝人先輩ッお願いがあるんです……!」 「こんなときこそ、その能力を生かすべきだと思う」 「察しが良すぎんぞテメーら」
 残念ながら錯覚ではなかった。どうやら後輩2人は茶番モードに突入したようだ。  ヤツらの纏う空気が、悪い意味で一気に変わった。切実な表情で胸の前で拳を握る小百合と、ピッと背筋を伸ばして後ろで腕を組む花京院。少し硬い感じの花京院らしい花京院の振る舞いが、どうしてこうも演技臭いと思えなくてはならないのか。
「お金は後で払うんで寿司屋連れてって下さいよSU・SHI・YA! いい加減、醤油が恋しいですし、おすし!」 「しかも寿司屋ご指定かよ!!」
 小百合はパンと音を立てて手を合わせ、祈るようにして膝を突いた。  見上げようとして見上げてくるのが若干ハラタツので、ぜひとも却下してやりたいと思った。が、ここで承太郎と花京院がチラと視線を交わす。
「俺も寿司が良いぜ」 「僕も、随分長い間食べていないからな……」 「お、おう」
 ……日本人が、醤油と生魚に飢えだしている……。  これが無くとも1人で牛丼を食べようと思っていたから、あんまり人のことは言えないが、着々と寿司屋に行く流れができつつある。口の中が完全に牛丼だったのに、寿司か。
「その……わたしも、良いだろうか」 「アヴドゥルさんもっスか」 「ここで寿司というのも変な話だが……食べられるのであれば、是非というか、だな」
 さっきからソワソワしていたアヴドゥルさんが、そっと流れに加わってきた。  もしかしなくても:寿司が好き  ああ『知っていた』さ。だが、それがここに来て、いや、良いんだけどさ、なんか、腑に落ちねぇっていうかさ……。
「ええー……。まぁ、こんだけ希望者いたらしゃあないか。回転寿司な」
 直後、俺の言葉を聴いた彼らの『やったぜ』というこの表情である。嬉しそうにうんうんと頷くアヴドゥルさんに、ピシガシグッグをキメる花京院と小百合。その後で、承太郎と花京院が拳を軽くぶつけ合った。  ……いや、なんでこんなんで結束強めてんだお前ら。この一体感、もっと他にあったろ。
「せっかくなら、ワシも連れて行ってはくれんか?」 「じゃあおれも行くぜ!」 「……ぜ、全員ッ!」
 この流れに、ジョースターさんとポルナレフも便乗。  ……つてとは かこまれてしまった!▽  スタクルメンバーは何かと目立つし、こんなことしてて良いのか感が凄い。しかしジョースターさんとポルナレフ2人だと戦力に偏りがある気はするし、俺としては置いていくのも不安ではある。それに、なにせホリィさんもそれなりに元気だ。DIOを放置してたら不味いってのが主にメインの動機なので、偶には寄り道したいのも、まぁ、頷けないこともないことは、なくはないが。
「この面子全員でッ!! 日本の寿司屋に……ッ!!!」 「確かに人目はあるかもしれねぇが、長くとも2時間かからないで戻れる筈だぜ」 「……そんなに寿司が食いたいか」 「ああ!」
 承太郎に再確認すると、稀に見る良い笑顔で返された。俺も流石に、この笑顔を無碍にはできない。  結局、メシ時にホテルから出た後、こっそり人目のない路地から日本の路地裏へワープ。そのままスタクルメンバー全員で回転寿司に突入し、みんなの視線をガッツリ集めることとなった。ちなみに小百合と承太郎は皿タワー作って競い始めたし、そんな金額の『今すぐに使える日本円』なんて当然、俺のタンス預金くらいしかなかったのでメモを取る。  このツケはきっちり確り、全員から回収する所存だ。
. . ———————————————————————— .
【7人目】(`◉w◉)人(ロ∀ロ-)eee<【8人目】
1 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square はい、というわけで3スレ目だ。 1【なんか】今から黄色い奴に会いに行く【立てちゃった】 2【合法ショタ】俺らの奇妙な転生・第3部【忍者JK】
ただいまの状況  いわゆる『俺ら』が3部に転生。スレ主2人はスタクルにいるが、DIO側にも誰かいる。  ガチ黄色いおっさんを倒すべく、エジプトに向かってる。寿司が美味い。
スレ主紹介 ・六窓(身長145cmのじゅうはっさい(笑))(`◉w◉) 承りとは中学からの仲。パッと見は萌え袖のじゅうはっさい(笑)。実際のところは牙がヤバイ小悪魔。 スタンド:「スクエア」ワープ系能力、カップの6。
・サユ(スタンドが眼鏡の忍者JK)>eee(σロ∀ロ)σ 10年前からテンメイとトモダチやってる忍者。腐女子。男前通り越して馬鹿。ほんと馬鹿。 スタンド:「アン・ノウン」サイコメトリ系能力、ソードの1。
色々と濃すぎて今北産業は不可能なので、初見には初回から見てくることしか推奨できない。
2 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>1 乙ー
3 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 最初から追ってるから今更なんとも思わないけど、改めてまとめると結構どうかしてるwww
4 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 待ってwwwww寿司が美味いってなにwwwwwww
5 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>4 うるせー! 寿司食ってんだよ!! スタクル全員で!!!!!
6 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ハイハイいつものいつもの
7 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前ら相変わらず唐突だな��ww
8 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- とりあえず「何が起きたのか」を3行で頼むwwwwww
9 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>8 ・このメンバーで予約なしの宿泊は難しく、本日の宿では夕飯はつきませんでした。 ・承り「ならスクエア使おうぜ」六窓「嘘だろ承り」私「なんなら寿司が食べたいですし、おすし」 ・テン「僕も食べたい」魔赤「わたしも」隠紫「ならワシも」戦車「じゃあおれも!」>>マジで寿司を食う流れに<<
10 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square じゃあサユ、実況任せたからな! トイレ長いヤツになっちまうんで俺は消えます!!
11 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>9 お、おうwwww
12 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんだかんだ、スタクルってみんなノリ良いよなwwwww 写真KUREEEEEEEE!!!!!!!!
13 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 言いだしっぺが承りwwww
14 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 日本人が醤油に飢えていたのと、魔赤さんの期待の眼差しが決め手でしたね。 >>12 【狭そうにテーブル席に座る学生帽を被った学ランの男と、だぼついた袖を捲くった学ランの少年の写真】 【2貫を一口で食べる赤毛の学ラン男子の横顔の写真】 【寿司を食べている見覚えのある外国人。西洋系2人、アジア系1人の写真】
15 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>14 あっ幸福………
16 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 平和すぎwwwwwどうした星屑十字軍wwwwwwww
17 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 黄色いの「スタクルは今頃何をし……  寿  司  食  っ  て  る  」
18 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>17 自分のトコ向かってきてるはずのやつらが楽しそうに寿司食ってたらwwww そりゃ流石の吸血鬼も困惑するわwwwwww
19 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>17 念写wwwww向こうもできるの忘れてたwwwwwww
20 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>19 私も忘れていましたし、たぶん全員忘れていますね。 それはともかく寿司が食いたいので、見られたら見られたで、良いでしょう。
21 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 完全に置いていかれている初見はクールに去るぜ…なにここ怖い…
22 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>20 よかねぇwwwwwww たぶん見られたらマジで>17になるwwwwwww
23 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>20 どんだけ寿司が食いたいんだよwwwww
24 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>21 まぁ暇だったら1スレ目から見て来いよwwwwww 結局意味分かんないと思うけどwwwwwwww考えるな、感じろ状態だけどwwwwwww
25 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 日本人勢と外国人勢でテーブル分けたのか
26 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>25 我々の平均的な体格を考えてもみてくださいよ。 狭すぎて身動きできないじゃないですか。4人でさえちょっとキツイんですから。
27 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 日本と時差あるし、こいつらいきなり入ってきたらさぞかし目立つだろうなぁ…
28 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ここで先ほどの会話を投下です↓ テン「……そういえばこういうの、3、4ヶ月くらいは食べていなかったな」 後光が差して見えるほどの麗しい控えめな笑顔と共にこの言葉を放ったテンメイ、 それを受けた六窓先輩は私に実況を頼む際、「……また連れてってやろう」とか言ってきました。
しかし私には分かった。これは、後輩であることを逆手にとっていくスタイルだと。
29 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>28 せっかくの策がサユの解説で台無しwwwww後で読まれるやつwwwwwwww
30 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 後光が差して見えるほどの笑顔に定評のあるサユとテンメイwwwww
31 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承り、何皿くらい食べたー?
32 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>31 20皿目が終わるところですね。私も。
33 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>32 やっぱり物理はいっぱい食うな
34 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>32 他のメンバーは?
35 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>34 平均して13皿くらいですね。良く食べます。
たった今、承り先輩と目が合いました。お茶が美味しいです。 視界の端でテンメイが私の空いた皿にガリを乗せてきていますが無視です。
36 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 普通20皿も食ったらお会計やでwwwwww
37 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイ、気配りのように見えて遊んでるだろこれwwww
38 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>37 ちょっとしたガリの山ですよ。この状況で私の皿に盛るなんていい度胸です。
とりあえずサーモンいきます。 承り先輩はイカの皿を取りました。
食べるネタ2つ >>46
39 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おいなんか始まったぞ
40 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お互い何も言わないけど、絶対張り合ってるだろwww
41 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- さあ、盛り上がってまいりましたぞwwwww
42 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サーモンって大食いには向いてないんじゃ……
43 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そんなことしてお金足りるのかよwwww 安価なら納豆まきとカンピョウ!
44 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>42 サユのことだから、余裕を見せ付けるためじゃね? ウニとイクラ
45 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- タコとイカ
46 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 炙りサーモンと、マヨネーズかチーズ乗せサーモン
47 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- マグロとエビ食べたい
48 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- カルパッチョあったら海老カルパッチョ、なかったら甘海老とネギトロ
49 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>46 >eee(σロ∀ロ)σ 任せてください、ドヤ顔で食べます。
50 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>46 ばっきゃろうwww言った傍からwwwwww
51 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>46 サーモンおかわりして、積極的に余裕を見せ付けていくスタイルwwwwww
52 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りの反応は?wwwwあからさまに煽ってきてるぞwwwwww
53 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こんな平和な仲間内バトルがあるかよww
54 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 肉です! ヤツはカルビ寿司を取りました!!  テン「長くなりそうだし、何か暇つぶし道具とかないか?」 六窓「○×ゲームでもすっか」 テン「……こんなところでティック・タック・トゥーをすることになろうとは……」 六窓「ティッ……なんて?」
サーモン美味しいです!! 次の2皿お願いします!! >>59
55 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>54 テンメイなんて??wwwwwwwww
56 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユに張り合うとは、承りも高校生だなぁ
57 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アジとイワシの光りもの
58 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- HOTATEとTAMAGO
59 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ポテトとから揚げ
60 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>55 マルバツゲームの英語名。ハマると中々奥が深い。 エビと甘エビ
61 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- タコとマグロ
62 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>59 サイドメニューじゃないですかwwwww 食べますwwwww
テン「4つ並べたら勝ちのルールにしよう」 六窓「お前これ、もしかしなくてもめちゃくちゃやりなれてるだろ」 テン「因みに6つルールの場合、長いと2時間くらいになる」 六窓「○×ゲームってそんなかかるもんだったか……?」 テン「アン・ノウンなら、枠が足りなくなったら無限に広げられるものだから、中々決着がつかなくて……」
私がから揚げを取ると、承り先輩は「なん……だと……」という顔をしました。 【帽子を被ったまま寿司を食べている男の、驚いた表情の写真】
63 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>62 くっそwwwwwこれ見ると(∵)しか思い出せねぇwwwwwwwww
64 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユの変化球は予測不能だぜwwwwww
65 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やばいテンメイ上級者 サユとやってたってことだろ?勝てる気がしねぇ
66 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>64 後ろに俺らがいるからなwwwww
. . ————————————小百合視点———————————— .
 エアコンはついている。部屋自体は寝苦しくない。  しかし私たちは眠れない。○と×を描く片手間に、妖術使いは隙あらば口にガリをねじ込むし、小悪魔はまだ食べているのに新しい皿を取るからだ。結果、無敵の承太郎様と忍者の風見さんは物理的に腹が膨れていた。
「…………承太郎先輩」
 仰向けに寝転がり、枕とヘッドボードの隙間にまとめた髪を軽く弄びながら、はす向かいのベッドに対して声をかけた。  ついに誰もが私に対し、女子としての配慮を一切しなくなって幾日。学生同士、4人部屋の中、起きているのは2人だけになった。
「……なんだ」 「先輩の、スタンドについてなんですが」
 ぴく、と、視界の端で『糸』が揺らめく。私が起き上がると、承太郎先輩も起き上がる。同時に、起き上がったことでベッドの上に散乱した髪が目に付いているのが『見えた』。まぁ、普段は三つ編みにしているからこそ膝下くらいで済んでいるが、この状態では足首まである。ちょっと姿勢を低くするとそれだけで引きずってしまうので、髪を完全に解くのは、本当に風呂と寝るときくらいなものだ。  ……話が話なので、私だって今くらい真面目にやりたい。ただ、視線を下げないようにしても本人の意識が胃の方へ絡まっているため、嫌でもそのことを忘れられない。これぞ、視界への暴力。
「……近距離パワータイプ、精密特化。黄色いののスタンドも……同じく、ということです」 「…………やれやれだぜ。スタープラチナに、文字として『それ』が見えたってのか?」
 DIOの方から、いつ、どう『見られる』かは予測できない。だから明確な表現は避けられるときは避けたい。  伝わったかどうかは『見れ』ばだいたい分かるし、この人はなんだかんだ結構顔に出ている。帽子がなければ裸眼でもいけそうだ。
「ですが、対抗しようと『それ』を実際にやってみて、向こうに感付かれては困りますから」
 右手でレンズの上下と弦の部分を掴み、気持ち大げさにアン・ノウンを外し、放り投げる。  承太郎先輩が素手でキャッチした後、何も言わずとも『かけて』くれたのを、すかさずサイズ調整。
「案外、テメーも悪巧みが好きだな」 「ふふ、どうも。ゲームには不慣れと『見させて』頂きましたが、アカウントの作成をお願いしたく」 「あかうんと……?」 「……先輩レベルの人間にアカウント作成を勧めるのは悪徳業者みたいで気が引けますが……。これがないと何も始まらないので」
 そこから十数分、まるでおじいちゃんにパソコンを教えるようだった。  この時代の人間としては不思議ではないのかもしれないが、この空条承太郎という人は『俺ら』である伝人先輩と一緒に過ごしてきたというのに、電脳的経���が、ゲームの本筋でないようなミニゲームを何回かやったきりだ。  当然の話、そんな人に『コントローラーを握って画面を見て』というのではなく、『景色にダブって見えているこの文字を脳内でクリックして脳内で文字を入力して』という操作をいきなりやらせるのはかなり大変なことだった。ただ、文字の入力は伝人先輩のIMEパッドを参考に。今から脳内キーボードは、色々と無理がありすぎる。
「練習の場を、脳内に設けられるようにしました。お暇があればお声掛け願います」 「ログインして、ここに『行け』ってのか」 「スジは良いですし、すぐ慣れますよ」
 意識だけでネットへダイブ。あれも中々参考になった。  あえて何もない領域を創り、時間の概念だけを追加。まさに脳の外付けハードディスクとして利用できるようにしたのだ。完全にトぶわけではないが、現実でぼーっとしながら、仮想空間で時間を止める練習をしてもらう。  ……もちろん、ここで感覚を掴んでもらえれば、結果的に私も入門しやすくなるだろうという目論見もある。  勉強には役に立たないかもしれないが、そういうところはちゃっかりゲームで鍛えられているのだ。
「要望があればお気軽にどうぞ」
 しかし、疲れた。  始めはただ意識を見るだけだったアン・ノウン。来るべき運命をぶちのめすため色々と機能を増やしていった結果、その成長性はかなり落ちた。たった一日で新しい機能を急ごしらえというのは、今の私には少し頭が痛い。
「……例えば『覗き見厳禁』、とかか?」 「ファ」 「そうはいかねぇんだろうが」
 先輩は眼鏡に慣れないようで、少しやりにくそうにフレームを触っている。  ……だから何、と言うことは何もないのだが、アン・ノウンのレンズは私の目蓋に、レンズ周りのフレームは顔と胴体、弦の部分は手足にそれぞれ対応している。レンズに傷が付くと目蓋が切れるが、恐らく、割れると目まで傷が届く。  因みに、レンズに傷が付く原因となった典明はこのことを(物理的に)痛いほど理解している。
「気軽になんて言うが、少し間をおいた方が良いんじゃあねぇのか」 「……何故?」
 案の定、当代ジョースター家は私の状況をお察しのようだった。  分かられていることを分かっていながらも惚けてみる。それを見た先輩は軽く息を吐き、壁に背を預けた。  私自身、他者からの視点では『見えない』ように表示を弄っているし、忍者として顔に出ているつもりはない。  それでも、特にここ最近は人間として無茶なレベルでやってきている自覚は十分にあった。
「……俺は単なる血筋ってヤツだが、小百合の『忍者としての身体』は、俺のとは違うんだろう」 「……案外、先輩もよく『見て』ますね」 「スタンドが高性能なんでな。……ポルナレフにも言ったが……似ているぜ。お前らは」 「むぅ」
 確かに仰る通りで、私だって忍者の血筋ではあるが、運命のため、限界ギリギリの鍛錬を詰め込んで仕上げた。  思わず声を漏らすと「テメーでテメーを追い詰めすぎてぶっ倒れたんじゃあ洒落にならねーぜ」と、ビシッと指を差される。  ……この調子なら、ひとつ『抜け駆けしてる』ことも直ぐ気づかれそうだ。  これまでひたすらに『強く』あることに極振りして来たので仕方ないが、やはり、その場の勝負の駆け引きはともかく、長いスパンでの隠し事というのはどうにもニガテである。  果たして『7人目』の件も、いつまで隠せるのか。
「花京院は、お前のそーいうトコを止めたりはしねぇのか」 「まさか。典明ならすかさず張り合ってきますよ」 「誰かこいつらにブレーキを与えてくれ」
 鼻で笑って答えると間の開かない返しが飛んできて、承太郎先輩も、段々とノリを分かってきたなと思った。
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orisyu-manako · 6 years
Text
スクエアンノウン.08.雨の話
前回のあらすじ「A:定義にもよりますが、「否」とは言い切れません。」 . . ————————————————————————
519 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >eee(σロ-ロ)σハァイ、おはようございます。 六窓先輩はこちらを覗けない状態のため、私からご報告させていただきます。
520 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おっ、お帰りー
521 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 朝っぱらからwww
522:サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>521 朝っぱらから人がいることに驚きですが、 人がいようといまいと、昨晩の小悪魔知将の活躍、詳細投下です。
ブチ切りした数分後、全員の部屋にスクエアを繋げ、マジでこう叫ばれました。 六窓「ド深夜だよ! 全員集合!」 寝るだけの狭い2人部屋に、無理やり7人集合です。狭い。
六窓先輩の言うことには「大体の流れは用意してあるから任せて欲しい」ということなので、 始めに六窓先輩がスクエアの縁に指を引っ掛け、そのまま列車のはるか上空まで持って行き、覗き込んで敵の全体を把握。全長1m、幅50cm程度のラジコンヘリが列車の左右に10機ずつ、計20機でした。 風の音が凄く、実際めちゃくちゃ吹き込んできていましたが、プロペラの音はほとんどしませんでした。
次に、そのまま私が意識の糸があるかを確認。 操縦者は近くにいないこと、スタンドではないことを伝えました。
続きます
523 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>522 お、おう……いつでも、いるぜ……ニートに時間は関係ないからな……
524 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 小悪魔知将てwwww 知将本人はどうした?wwww
525 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>524 寝起きですし、現在、承り先輩と話しているというか、ダラダラやってるだけみたいですが。 そんな中でずっと掌つついているワケにもいきませんから……。 あっちなみに部屋は「サユ・テン」「六窓・承り」「魔赤・隠紫」「戦車」になってます。2人部屋です。
六窓「……ふーん、機械を組み立てるスタンドって時点で色々考えてたから、何通りか準備してあるけどな。魔赤さん、1機残して焼き払ってくれますか」 魔赤「1機、残すのか?」 六窓「カタチが残るようにぶっ壊して、念写してもらう材料にするんで」 隠紫「なるほどな。六窓、中々頭が回るのォ」 窓を2セット、2m四方めいっぱいのサイズで、左右のヘリに向かい合うカタチで開きました。 どうにも我々に反応してダカダカ撃ってきたようですが、19機、魔赤さんが一瞬でメルトダウンです。 魔赤さん、っょぃ(確信)
続きます
526 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>525 サユテン同室か(白目) 薔薇の花が咲いてんだろ?知ってる。
527 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>525 魔赤さん、本気で戦えたらめちゃくちゃ強いからなぁ……
528 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>526 やめろwwwww言い方wwwwww
529 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 最後の1機は「場所を変えて」日本の廃ビルです。 ここぞとばかりに言わせて頂きますが、中々に頭がどうにかなりそうな光景でしたね。
六窓「ん」 承り「おう」 という会話でいきなり承り先輩に手首を預けたかと思うと、列車の内と外に2組、スクエアを大きく広げ、 ラジコンヘリと、テンメイと戦車と六窓先輩を掬うようにして瞬く間に消えてしまいました。
それから数分、平然としている承り先輩と、ベッドの上に置かれた手首を眺めて待機です。
続きます
530 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ああー……やっぱり六窓も何かぶっ飛んでるっていうか…… いや、確かに能力、言ってみりゃ瞬間移動だもんな。そりゃ距離とか位置の感覚おかしくなるわ
531 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スタンド使いって、もしかしなくても全員ちょっとずつ狂ってんだろwwwwwww
532 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイと戦車の人選は、遠距離と武器持ちの近距離だからか? 六窓いれば盾もあるし、他だとマシンガンみたいなの相手じゃ厳しいもんな。 魔赤さんじゃ攻撃すると溶けるし。
533 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known しばらくして手首が宙に浮かび上がったかと思うと、スクエアがむにょんと広がり、 六窓「倒しましたー。隠紫さん、念写オナシャス」 隠紫「急じゃな!」 ということで、ここで唐突に日本の廃墟、物理的にボッコボコにされたヘリのもとへGOです。
六窓先輩がカメラを手渡し、隠紫さんが念写。 それを承り先輩のスタプラにスケッチしてもらう、という完璧な流れでした。
続きます
534 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 流れるように進んでくな
535 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 個人技のサユと集団戦の六窓……っょぃ(確信)!
536 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known とまぁ、ここまでは超順調だったのですが、 ヘリは写真一枚撮っただけで、すぐに自爆装置で木っ端微塵になりましたね。丸々でなく、破片にしておけば……。
そして問題の写真が問題すぎて何も進みませんでした。 【ところどころに電子ノイズの走った、黒い煙のようなものがラジオにまとわり付いているスケッチ】 なんですかねこれ。一応、これがオペレータのスタンドってことで落ち着いたんですけど。
知将のご報告は以上です。
537 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なにもわからないという無力
538 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 奇妙な世界の魂の煙、とかかな……
539 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スタンド?
540 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 何を念写したんだ?
541 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>540 造った人というか、「つくり手」を写そうとした結果がこれです。 隠紫さんは、特に妨害されたような感触はなかったと言っていました。
542 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 本体写ってないの?
543 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>542 写っていません。 その点、どうにも変ですよね。普通なら本体がメインで写ると思うのですが。
544 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- オペレータ自身に「状態異常」はなかったのか? 逆に、スタンドにとり憑かれてるとか。
545 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>538 真っ黒くろすけやん、大悪党の魂になっちゃうわ
546 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>544 直接触れていないのでなんとも言えませんが、確かに随分と静かな意識でした。 それで言うならば「スタンド使いAがスタンドB’にとり憑かれていて、AのスタンドA’がこの煙」 ということ、ですかね? スタンド使いBがオペレータの本体です???(言いながら分かっていない)
547 :ななしの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >546 でも結局「つくり手」が煙になってることは何も解決してなくね? 作り手の意識がないから? んんん?(分かっていない)
548 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ……そもそも、操り系の状態異常なんてテンメイの、まぁ、ハイ、という感じなので、 あまり見たことがないですし、直接触れないままに判断するのは難しいですね。
549 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>548 なんかまた物騒なエピソード出てきたな、テンメイが何だって???
550 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>549 やめとけwwwwこいつらの日常いちいち掘り下げてたらキリないだろwwwwww
551 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 俺にはやっぱり解像度の低い奇妙な世界の魂に見えるが
552 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 機械組み立てるスタンドのビジョンがこれってのもなんかな
553 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>549 妖術使いのテンメイ君は、喧嘩売られて色々あり過ぎて職員室に呼び出されました。以上です。
ということでこの辺の話題はここでは打ち切りにして、後は雑談にお願いいたします。 そして私からは、切り出したくてウズウズしていましたこの件を申し上げます。
テンメイに安価 >>560
554 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>553 アッついに……!!!
555 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 自分で広げてきたシリアスを殺した…だと………!?
556 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>553 まってwwwwwそれ詳しく聞かせてwwwwwwww
557 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 妖術使いってなんだwwwwwwww サユが忍者だからかwwwwwwめっちゃ和風wwwwwwww 安価なら2人で髪マフラーして写真くれ!
558 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 安価なら前髪三つ編みにする でも、今更何をしようとも動じないんじゃ…っていうのが逆に不安
559 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 寝てる間に顔に落書き
560 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あの細腰をがっちりホールド
561 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ハイエロを着させてもらう。 解けるし、中は空洞だし、サユとテンメイ身長ほぼ一緒ならリアルスタンドパーカーみたいなのできそう。
562 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アルゼンチン・バックブリーカー
563 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 蝉ドン
564 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 手とか合わせた写真欲しい。体格差を見比べたい。
565 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おい誰だバックブリーカー入れたのwwwwww
566 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 結構近かったのに色々出たなwwww蝉ドンとかサユじゃなきゃできねぇwwwwww ま、俺はJKの蝉ドンだったら是非ともやってもらいたいけどな!
567 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>560 なんというご褒美wwwwwww えっ? 寧ろそんなので良いんですか?wwwwwwww
568 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 腰wwwwwテンメイ好きなら動機はともかく誰もがやりたいヤツじゃねぇかwwwwwww
569 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この余裕……! 寧ろ、テンメイと一緒に誰かに悪戯しに行くぐらいで良かったのでは…?
570 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>567 普通なら「そんなの」じゃねえよwwwww テンメイの腰をホールドって、サユじゃなかったら結構ハードルたけえだろwwwwwww
571 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known なう 【肩口からお腹を見下ろした画像。白いシャツに白いセーラー服の腕が回っていて、端にピンボケした赤毛が写り込んでいる】
572 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 仕事早すぎwwwwwwwww
573 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 幼馴染怖いwwwwwww
574 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known あっ、流れ的にスタンドパーカーもできそうですけど、みなさん見えないんですよねwww すいませェんwwwスタンド使いだけで遊んでおきますwwwwww ちなみに安価は3ヶ月前まで凄くいつものことだったので、何の反応もなく達成しましたwwwwwwww
575 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ベッドの上か……でもこいつら腐ってると思うと何の心配も無くてそれが逆につらい……
576 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>574 おまいらほんと仲良しだなwwwww
577 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>575 なんなんだろうなこの関係www
578 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 顔とレンズの隙間からスレ覗いてるのばれたりしないの?
579 :サユ :1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>578 別にスタンドのレンズに映しているわけではなく、 「脳にアクセスして情報を見せている」感じですので問題ありませんよ。
そろそろ朝食なので落ちますが、また何か進展あれば顔出します。>eee(-ロ∀ロ)ノシ スタンドパーカー結構楽しいwwwww
580 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ええー!もっと安価欲しかった!!
581 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 結局ハイエロ着れたのか。 でも腰周りが絶対 サユ > テン だろうからぴったり収まらなそう…
582 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>579 あれっ?ID作るのって、もしかしてサユと脳が繋がるのを認めるみたいなもん……? サユだから良いけど地味に怖いな
583 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そう考えると射程距離Aなのって、かけてもらってる相手のエネルギー借りてるからか?
584 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 戻ってきたら聞こうぜ
585 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- さて、ハイパー保守タイムか……
586 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>585 こっからインドまで長いよな… 保守
587 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 暇なら暇なりに、そのうち雑談に来るだろ 保守
. . ————————————取り急ぎ必要なもの————————————
 淡々と必要なものを買いに回り、わたしは結局、化粧品などの水周りの道具に、カメラと、何に使うのか知れないような機械のパーツ諸々を抱えていた。取り急ぎ必要なものといって、半分以上が機械類なのはなんなのだろうか。  しかも、当然のように大半を私に持たせて、本人は10Lくらいのビニール袋1つだけ。  出会いがしらに大分脅迫されたとはいえ、流石にそれとこれとは別だろう。
「化粧品くらい、自分で持ったらどうなんだね」 〈衣類だけで手一杯デス��
 隣を歩くくすんだブロンドには、先ほど買った服装に合わない麦わら帽子が乗っている。  こちらを見もせずに涼しげな顔をして答えたが、ラジオのノイズはザリザリと荒くなった。
「……アメリカからエジプトまで一人で来れるくらいには体力がある筈だ。持てないワケがあるか」 〈……ご冗談を。ジジッ……そんな重たいモノを持ったりシテ、私の腕が取れてシマッたらどう責任を取るのデスか?〉 「…………玩具のロボットじゃあ、あるまいし」
 一応、音に合わせて口を動かしているため、傍目からもわたし一人で喋っているようには見えないだろう。しかし、音自体の質が良くない上、発音の危うい英語。かなり意識を傾けてやらないと、何を言っているのか聞き逃してしまいそうだ。  ペレータはこの日差しの中、汗一つかかずに一定のリズムを保ったまま歩いていく。まるで機械のように。
〈私、貧弱なんデス〉 「百歩譲ってお前が貧弱だとして、この程度で腕が取れることはないと思うが」 〈……まァ、普通ならな〉
 音の質は変わらないものの、唐突に滑らかな日本語に切り替わった。  どこからどう見ても日本人ではない外見で、どうしてこうも日本語だけは流暢なのだろうか。
「急に言語を替えるのはやめろ」 〈案ずるな。そのうち慣れる〉 「そもそも、アメリカ人だろう。どうしてそんなに英語が喋れない」 〈……ザァアー……喋ったことがなかったからに決まっておろう〉 「……『あの時』喋っていたのは?」 〈あの時?〉
 ペレータはそこで初めて、随分と緩やかに、車を滑らかに止めるように歩みを止めた。  どうにも彼女は、必要最低限のエネルギーで必要最小限の負荷になる動き方をしている。  意識してやっているようには見えないし、気にしていなければ気づかないであろうレベルだが、良くできたロボットだと言われれば、確かにそう思えてくる。
〈バスの運転手と、ということか?〉 「何か話していたのを見た」 〈……ジジ、あれは録音した音声を再生しただけで、私の声ではない〉 「大爆発を眺めながら呟いたのは?」 〈……ザー--ーー……驚くほどすばらしい、と?〉
 意味のないノイズを流しながら、覚えてはいないが心当たりはある。という、呆れと笑いが混じった表情をしてみせた。  ……この反応。あの光景を思い返してみると、やはり彼女はズレている気がする。わたしがこんなことをいうのもなんだが、彼女は、いくらなんでも人間として備わっていなければならないものが、備わっていなさすぎる。
「それはなんだったんだ。……思い返してみれば、確かにカタカナ英語ではあったが……」 〈ギギ……職業病のようなものだ。『声』に出したつもりはなかった〉 「は?」 〈日本語の方が得意なことも含め、その話は20年以上遡ることになる。長くなるゆえ、気にせずとも良い〉 「20年、以上……!?」
 ペレータはふいと顔を背けて再び歩き始める。半瞬遅れてくすんだブロンドが緩く宙に舞った。  職業病ということは、実年齢は30やそこらではなさそうだ。知れば知るほど人外染みている。  引き止めようにも両手が塞がっているため、仕方なく、後を追うようにして話を続けた。
「わたしが良くないッお前一体、いくつなんだ」 〈さァな。定義による。私からもなんとも言えん。そもそも、私は生きているのか、というところから危うい話よ〉 「なんだそれは……」 〈どちらにせよあれ以来、声を発したことはない。『これ』なくして喋るには、それ相応のリスクがあったのでな〉 「これなくして……、ああ。その古めかしい日本語もどうにかならないのか」 〈キュインッ、辞書でも引け〉
 ペレータは『これ』と言いながら指先で首をとんとんと叩き、大して嵩のないビニール袋を両手で抱え直した。  時代劇のような日本語は、理解するのにタイムラグを伴う。これなら、あの平坦な発音の英語の方がやりやすい気もするくらいだ。
「……ということは、『それ』はスタンドではない、ということか?」 〈あァ。スタンドで作った制御装置、あるいは補助器。言うなれば補聴器ならぬ、補声器、といったところだ〉 「ごちゃごちゃ似たような言葉を言わないでもらえないか。話が進まない」 〈キ・キュイーーィン、貴様、存外と日本語が得意、というほどではないのだな。早く慣れると良い。崩れるときに崩れきらぬような話し方は���貴様には似合わぬぞ〉 「お前が英語に慣れるという選択肢は」 〈ある訳なかろ〉
 声のトーンの白々しさに反し、何が楽しいのか、沈んだ緑色の目を細めてラジオを高く鳴らす。  見た目からして笑っているのだろうが、チューニングのような音が流れるだけで、声としては全く聞こえない。
〈ふむ、電子辞書か……。そういったものは上手く構想がまとまらぬなァ。紙媒体で我慢してもらおうか〉 「……完全にわたしに日本語を教え込む気だな」 〈案ずるな。レクチャーは得意なほうだ。まァ、20年ほどのブランクはあるが、なんとかなろう〉
 喋ったことがないという割りに良く喋る。  肝心なことを聞けないうちに館が見えてきた。そろそろ話を切り上げなければならない。  込み入ったことは後でも良いが、どうしても、今のうちに聞いておきたいことがある。
「……館に着く前に、ひとつ聞きたい」 〈言うてみろ〉
 ペレータはやはり歩みを止めず、無駄に振り返ることもしないで続きを促す。  異様に静かな脳、機械のような動作、能力。少なからず、人間ではない筈だ。
「お前は結局、なんだ?」
 その言葉を受けて、一瞬だけ視線をこちらに向けた。  すぐに向き直ってしまったが、彼女の横顔から、表情が抜け落ちたのがはっきりと見えた。
〈……『私がなんであるか』。難しい話だ〉
 音に合わせて口を動かすことを放棄して、薄く細く息を吐く。  そういえば、化粧をしているのに肝心な道具を持っていなかったことに今更ながら気がつく。  パスポートもない。シスターという身分で、それでどうやってここまで来たというのだろうか。
〈最も近しいものとして言葉に表すのなら……〉
 言葉を探しているのか、何秒か間が開く。気だるげに緩く瞬きをした。  館の門が見えてきたところで、ようやくラジオは答えを告げる。
〈人工スタンドだ〉
 聞き間違いかと思うほどの一言だった。  怪しまれたらとか、そういった心配を一切していないのか。思わず立ち尽くすわたしを置いて、ペレータはすたすたと先に進んでいく。  あまり目立たないように急ぎながら『人工スタンド』の意味を反芻した。
 ……つまり、彼女は『つくられた』ということで、『つくった』誰かがいるということだ。
 全てを投げ出して、全力で逃げ出したい。
. . ————————————伝人視点————————————
 インド、カルカッタ。ここで気にすべきことは、J・ガイルの雨の問題だ。
「ジョースターさん、おれはここであんたたちとは別行動をとらせてもらうぜ」
 そして朝一番にポルナレフのこの一言を聞く。  随分長い間、知った台詞を聞かなかったから、インドへ来て久しぶりに『始まった』と思った。  ふと視線を落とすと、足元の水溜りに雲が映っている。昨日の夜は雨だった。今日も快晴とは言えない。
「妹の仇がこの近くにいると分かった以上、もうあの野郎が襲ってくるのを待ちはしねえぜ。敵の攻撃を受けるのは不利だし俺の性に合わねえ。こっちから探してブッ殺すッ!!」 「この天気で、一人でか?」 「『両腕とも右手』、その上顔も分かっているとなれば十分! それにヤツの方もオレが追っているのを知っている。ヤツもオレに寝首をかかれねえか心配のはずだぜ」
 台詞は『少し違った』ものの、アヴドゥルさんとポルナレフのやりとりの殆どは、『予習』したものと変わらなかった。  ……知りすぎている、というのも問題だなと思う。前にホテルでスタンド使いの情報を共有したとき、ポルナレフはJガイルの顔を小百合に見せてもらっていた。  そのときポルナレフを止める理由は何もなかったし、俺自身も、絵より写真で確認しておきたかったから、何人か生身の視界スクショを見せてもらっている。ただ、ポルナレフが一人で突っ走ることをあらかじめ知っている俺からすれば、よしておきたかったというのはあるにはあった。……どうしようもないことだったが。
「こいつは、ミイラ取りがミイラになるな!」
 そこから先は、予習済みの文面を完璧になぞらえた口論が展開された。  こういうとき、俺は目の前の出来事が実写ドラマのワンシーンのようだと、急にどこか遠くに思えてしまう。普段は全くそんなことはないのに、突然、かっちりと運命をなぞりだすのだ。  そっと目の前にスクエアを出してみて、遠目から小百合の様子を伺う。ぶつけるアテのない憤りみたいなものを、拳を握って誤魔化していた。
「もういい、やめろ。行かせてやろう。こうなっては誰にも彼を止めることはできん」
 そうして一人で歩いていくポルナレフ。  ……とは言ったものの、やはりというか、知っていたが、結局追いかける流れになった。  が、そんな中で小百合は一人、やる気のなさそうな顔で爪を研いでいる。
「決着がついたら呼んでください」 「なに?」 「…………渡しとくぜ」
 アヴドゥルさんが意外そうな顔をした。俺はとりあえず窓を渡す。  普通なら1人は不味いんだろうが、俺がいるから1人での行動というのが実現してしまう節がある。  小百合は受け取った窓をストレングスに乗った時と同じく、耳の後ろの髪の中に押し込んで、何のためらいもなく雑踏の中に消えていった。
「……」 「……この件には口出ししないつもりなのでしょう。サユリは、動機が、動機ですから」
 納得いかない様子のアヴドゥルさんに、花京院が何もない米神をそっと撫でながら答える。  死ぬ運命だと言われ、それに抗うために来ている筈なのに、どことなく、自分の問題ではなく小百合の問題みたいな言い振りだ。
「で、オメーはどうすんだ?」 「僕は……、僕もポルナレフを追うよ」
 残りの窓は2セット。アヴドゥルさんにあらかじめ仕込んでおくことを考えると、俺は承太郎と一緒にいたほうが良さそうで、そう考えると結局、最初に駆けつけるのはアヴドゥルさん、という流れは変わらないらしい。
. .  . . . . . . .
 右耳に小百合、左耳にアヴドゥルさんの窓をセット。両手の袖で周りからの視線をさりげなく誤魔化しつつ、手元の窓で空からポルナレフを探す。一目見れば分かる髪形とはいえ、上空から見下ろした景色はかなりごちゃごちゃしている。やはり先に見つけるのは難しそうだった。  小百合が外れていなければ俺がはるか上空まで窓を持っていき、アイツに名前を探してもらうというのができたのだが。ここは筋書き通りにアヴドゥルさんが見つけるのを待ったほうが良いか。
「伝人、ポルナレフを見つけた! しかし……あれは、エンペラーの、ホル・ホース……?」
 なんて考えた傍から早速だ。説明されなくても大体分かっている。  分かっているものの、承太郎とジョースターさんがいるため、状況を把握する動作をしなければならない。必要なくなったため、手元に開いていた窓を一旦俺の中に戻した。
「承太郎! ジョースターさん!」 「いたのか!」
 承太郎とジョースターさんに大きく手招きをして、俺も2人に歩み寄る。
「くっ不味いッ! 先に合流する!」
 左から、焦ったような声が聞こえた。その間にもイベントがグイグイ進んでいくため、先ほど閉じた3セット目をアヴドゥルさんの居場所に繋げ直し、枠を広げる。遠ざかっていくアヴドゥルさんの後姿のその奥に、電柱頭と顎割れガンマンが見える。  アヴドゥルさんがポルナレフに追いつく頃。俺の左耳にかかっていた2セット目の窓を、彼らの上空12mに下向きに繋ぎ、片割れを手元で空に向けた。そこから斜めに覗き込むようにハングドマンのいる水溜りを把握。これなら下からこちらを見ても、映るのは空。そこまで不自然ではない。
「焼き尽くしてやるっ! 『マジシャンズ・レッド』!!」
 3人が集まりきったところで丁度タイムリミットだ。ポルナレフの元に行く前に、2セット目をアヴドゥルさんの背中に繋ぎ直す。  結果、銃弾は炎で溶けて、ハングドマンの見えない刃は虚しく宙を空ぶった。
「なにィ……ッ!?」 「フフン、ちょろいもんよ」
 俺は策がキマったのを噛み締めながら、一足先に2セット目から窓の向こう側へ降り立つ。  3セット目を俺の中に戻し、水溜りに被せるように改めて発現させようと思ったものの、流石にそこまでのん気していないらしい。発現しきる前に、キラリと不自然な光が道沿いの窓ガラスに走ったのが見えた。閉じ込め失敗だ。  目的を達成したとはいえ油断はできない。余った窓はさっさと自分の中に戻す。
「ワリィ、逃げられた」 「そろって何しに来た。おれは一人で良いといっただろーが」
 ポルナレフはアヴドゥルさんと背中合わせ気味になる俺に、困ったような呆れたような、複雑な表情をしてくれた。  後からジョースターさんと承太郎も窓を潜り抜けてこちらへ来る。  何の疑問も抱かない様子の承太郎と、未だに少し不思議そうな顔のジョースターさんが対照的だ。
「お、オメーらみんな来ちまったのかよ……」 「小百合は来ねーがな」
 あれだけ威勢よく突っ走って来ておいてなんなんだよこれはって話なのは良く分かるが、みんなお前のこと結構好きなんだぜってのが良く分かった筈だ。  ポルナレフはわざとらしいため息を吐いた後、吹っ切れたように敵に向き直った。
「さて、おれのことをヒトを甘く見ると言ってくれたが、それはどうやら、お前さんの方だったらしいな」 「うっ、ぐぐっ……! 曲木、伝人……ッ!」 「よぉホル・ホース。思ってたのより全然やっかいじゃあねーかってか?」
 言いながら、急な形勢逆転に後ずさりするホル・ホースを鼻で笑い、スクエアを手元でくるくると回す。  どーせ能力バレてんだろと思って構えていたのだが、向こうはあまり警戒していなかったらしい。拍子抜けだ。ワープ系能力者を軽んじてると案外痛い目見るってのを知らないのか。  大方、ポルナレフ1人、来てみてアヴドゥルと2人だ。と思って余裕ぶっこいてたんだろうが、そこへジョースター家+αがぞろぞろと合流したんだから、うろたえるのも無理もない。
「おれはまだしも、生身じゃあ流石に、ちと厳しいんじゃないのか?」 「! ……ああ旦那ァ、勿論、ここは引くぜ」
 ハングドマンの言葉に頷くホル・ホース。だが急に余裕を取り戻したのが引っかかる。違和感。  背を向けて一目散に駆け出したものの、俺は一瞬、追うのをためらう。しかしそれは間違いだった。  ヤツ目の前で、都合よすぎにタクシーが止まる。
「なんじゃ……?」 「……!」
 そこから降りてきたのは褐色の美少女で、何故かそのまま運転席のドアも開く。  乗り捨てるように降りてきた運転手は震える手で札束を持っていて、そこで初めて、なんとなく察しがついた。
「お逃げくださいッ! ホル・ホース様!」 「な、なに……!?」
 良家の娘さん(仮)は俺たちの行方をさえぎるように立ちはだかり、タクシーに追いつかんとしていたポルナレフにしがみ付く。愛してるぜフォーエバーとかほざきながら乗り込んだホル・ホースは、そのまま猛スピードで走り去った。もはやスクエアでは追いつけない。  彼女、既にネーナなのか? とは思うが、肝心の小百合は窓に話しかけてみてもどこ吹く風。マジでこの件にゃあ一切手出ししねぇぜってか。やれやれだが、ネーナのスタンドの初期症状はかなりじわじわくるものだし、血か体液か何かがつかなければ問題はない。後回しだ。
「こ……このアマあ! 何考えてんだ!」 「事情は良く分かりませぬが、ホル・ホース様のため、それがわたくしの生きがい!」 「小百合の言うことには、ホル・ホースはタラシらしいから、そういうことなんだろう……」 「オイ! おれはアイツじゃなくてJ・ガイルってクソ野郎に用があんだよ!! 放せッ!!」 「その女性も利用されている一人にすぎん、よせ、ポルナレフ!」
 止めに入ったジョースターさんだが、……アンタがタラシ云々言うの、すげぇツッコみたい。  ……それはそれとして、このままじゃあ不味いのではないだろうか。ここでJ・ガイルを逃したら、一体、どうなる?  状況を整理しようとして、既に合流しているはずの頭の良い馬鹿がこの場にいないことに気づく。
「アヴドゥルさん、花京院はどうしたんすか?」 「花京院?��そういえば、ポルナレフを見つける直前まで一緒にいたんだが……」
 辺りを見渡したアヴドゥルさんは、ある一点を見て動きを止めた。  その視線を辿ると、『見覚えのある軽トラ』が猛スピードで走って来ている。  近づいてくると、エンジンが悲鳴を上げているのが聞こえた。よく見れば、運転席でハンドルを握っているのは花京院だ。……こう来たか。
「ポルナレフ!」 「花京院ッ」 「ああ!」 「『ああ』じゃねえッ! アンタはそこにいろ!」
 この車、明日には使えなくなるんじゃあないかってくらいの、ギャリギャリという遠慮のないブレーキ音。停止しきらないままポルナレフが荷台に飛び乗り、軽トラは再びスピードを上げ始める。  追いかけようとした娘さんはジョースターさんにあっけなく止められた。ポルナレフが叫ぶ。とりあえず、彼女のことは適任者をこの場に召還して対処しよう。
「花京院! 俺も連れてけ!」
 それはそれとして、俺が置いて行かれると正史と同じく、2対2になっちまう。  承太郎に手首をぶん投げ、軽トラのドアを貫通してスクエアを滑り込ませ、空間をすっ飛ばして助手席に直接座る。
「その子は任せた!」 「承知しました」
 その間に小百合を承太郎たちと合流させ、空いた窓を、荷台と運転席とを繋げるのに使った。  で、状況が一旦落ち着いた今、俺は花京院に一つの疑問をぶつけた。
「……花京院、いっこ聞いていいか。運転、どこで覚えたんだ?」 「えっ? 今聞くことか?」 「今聞くことだ」
 花京院は軽く返しながらも、何のためらいもなくアクセルをベタ踏み。  軽トラの寿命と引き換えに距離を縮めていく。  ……俺は既に、背中に嫌な汗が滲みつつある。
「そうか、日本は18からか。ン? 花京院オメー、17だよな? なんでこんなに躊躇いなく……」
 荷台からポルナレフが尋ねてきた。  アヴドゥルさんが無事な上、妹の件での煽りも受けていないからか。それなりに余裕がある様子だ。
「筐体と大差ないみたいだし、大丈夫です」 「きょうたい」
 かきょういんの こうげき! つてとは めのまえが まっくらになった!▽  確かに、この世界は本来の1980年代よりかはビミョーに技術が進んでいるし、ゲーセンにそういうのも置いてあった気はする。ただ、だからなんだというやつである。今の台詞が完全に駄目なパターンであることに変わりはない。
「キョータイ?」 「ゲームセンターのゲームのことだよ!」 「なにィ!? 花京院ッ今すぐ運転代われッ!!」
 『筐体』が通じなかったポルナレフも、意味を伝えてやると直ぐに運転席のシートに掴みかかった。  こいつはマジでやべぇ。凄まじい勢いで流れていく風景に、背筋が冷たくなってきた。いっそシートベルトはせずに、スクエアを構えておく。
「いや、大丈夫だッ!」 「何が大丈夫だというのか!!」
 こんなところで小百合と同じように根拠のない『大丈夫』を吐くんじゃあねえ。  もうホル・ホースの乗った車はすぐ目の前にある。そのまま横に並ぶと、タクシーの窓が開いた。
「ヒヒ。おいおい、無理しなさんなよそんなボロ車。それに、今にもハングドマンがそっちに移るぜ?」 「……フフ」 「あ?」 「オイ! 代われつってんだろ!」
 このまま追いついちまったもんは仕方ないと、マジシャンズレッドで焼き払ってもらおうかと考えたが、なにか、なにかやばい。
「……そう、やり方は覚えてる。3ヶ月なんてなかったみたいに……。散々やっていたから……フフフ……」 「えっ? か、花京院?」
 花京院が、急に独り言を言い出した。  コイツはもう、頭の中だけ他のところにトんじまって、周りの景色なんかろくに見えちゃあいないだろう。
 俺はこの笑いを知っている。  前世でやりこんでいたゲーム。そこで新しい技を獲得して、それを試す直前の俺と、同じような笑いだ。  しかしホルポルの2人からしてみりゃあ、何のことやらさっぱりだろう。これから何が起こるのか全く見当がつかないといった様子だ。
「ずっと、ずっとやってみたかったんだ……!!」
 最高に、「ハイ!」ってヤツなんだな。分かるぜ。  普通なら絶対にやらないようなハンドルさばきの予感。スクエアでポルナレフと自分を掬い上げ、承太郎の元へと避難する。
「は? オイ、何しッ――」
 その瞬間、ホル・ホースがサッと顔を青ざめさせたのが見えた気がした。  直後、凄まじいスリップ音と、何かデカい機械が衝突する音。3人分の悲鳴と、ノォホホという意味不明な笑い声が窓の向こうから届く。
 ホル・ホース? J・ガイル?  ああ、まぁ…………。
 というのは冗談として、……いや、事態は冗談じゃあ済まないが。  窓を覗き込むと、ホル・ホースが見えない。上から探してみると岩陰に倒れているのが分かった。すっ飛んで頭から岩に激突したらしく、血を流し、手足がぴくぴくと痙攣している。アイツのことだからたぶん死んではいない、んじゃあないかな。死んでないと良いと思うぜ。ああ。  それと、映るものに映るスタンドであるハングドマンは勿論、怪我のしようがないのだが、遠くから響いた絶叫からして大分頭の中をシャッフルされたようだ。予習したのと会話ログを見た限り、喋り口調もスタンドと変わりないようだったし、本体とスタンドの感覚がほとんどイコールなタイプだったのだろう。今回はそれが痛手となったか。
「こ、こんな馬鹿みてーなことを本当にやっちまうヤツ、初めて見たぜ……」 「やれやれだぜ。……今まで、さぞ小百合に振り回されてきたんだろうと思っていたが、全然そんなことはなかったようだな」
 ポルナレフの幾日ぶりかの苦笑い。冷や汗が滲んでいるのが分かる。  スタンド使いとはいえ、あの車に乗っていたらタダじゃあ済むまい。  承太郎は俺たちが潜り抜けてくる窓を持っていたため、花京院のもの凄い横回転炸裂の瞬間をばっちり見てしまったようだ。ドン引きである。  ……俺はスレで散々ヤツの暴挙を見させてもらってたから、変に思い切りが良いの、知ってたけどな。
「だ、だがおかげで、J・ガイルの本体の居場所がおおよそ分かった! 行くぜッ!!」 「まぁ待て」 「なんだよ伝人! 早くしねぇと逃げられるぞ!」
 早速スクエアの窓枠に足をかけて、今にも駆け出さんとするポルナレフの裾を引っ掴んで止めた。
「わざわざ走ってくことないってことよ」 「……おお、ブラボー!」
 窓枠をついとこちらに引き寄せて腕をかける。そしてそのまま空へ。上から見下ろしながら一気に進む。  これなら体力の消耗も随分抑えられるし、顔が分かってる分、視界も広いし見つけやすい。
「車にゃあ追いつかんけど、道とか全部無視して行けっから、走るよりは早い」 「けどよー、見てるだけってのももどかしい、ぜ……。おい、花京院は?」 「助けるの素で忘れてたわ」 「心配せずとも生きてますよ、あの馬鹿は」
 ……あの状況で『花京院を助ける』という発想ができるわけがなかった。  しかし会話に入ってきた小百合はのん気に欠伸をかましている。その背中には、くったりと気を失っている娘さんが。背負うのに邪魔だったらしい三つ編みは、腕に巻きつけられていた。
「おま、それ……」 「恋する乙女は流石に厄介でしたので、当て身で少々」 「この子には焦ってたとはいえ、随分キツく当たっちまったな……。ん? 口の中なんか怪我してんのか?」
 ポルナレフが気づいた、口の中の怪我。  俺は、それにもの凄く心当たりがあった。チュミミーン。
「小百合が状態異常『寄生』だというので、わたしのマジシャンズレッドで、ジュッと」 「……へぇ」
 勝った! エンプレス完!!  というわけでジョースターさんの活躍は更に延期のお知らせのようだ。いや、怪我の回復には十分活躍してるが。  ……しかしそう考えると、『わし自身もこいつになっちまうのか……!?』というのは正解だったのかもしれない。まぁ、この娘さんが助かって良かったってことで。
 小百合の手が塞がっているため、悲惨なことになった軽トラの元には承太郎が向かった。  俺は空からJ・ガイルを探しつつ、車の傍でハングドマンにも気をつける。まぁ、2窓の作業くらい、どうってことない。
「信じられん、ピンピンしているぜ……」 「だから言ったじゃないですか」
 スタープラチナが潰れたドアを毟り取り、歪んだ車体を押し広げる。  すると、そこから何事もなかったかのように傷一つない花京院が出てきた。
「少し胸を打ったが、ハイエロでがっちりシートベルトもしていたし、この通りさ」 「イマドキの若者は無茶苦茶じゃのう」
 ジョースターさん、アンタも若い頃からずっと無茶苦茶だったろ。  とは思ったが、言わないでおく。
. . ————————————————————————
731 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 続き
戦車「この子には焦ってたとはいえ、随分キツく当たっちまったな……。ん? 口の中なんか怪我してんのか?」 便器のくだりじゃないが、べレナスの娘ちゃんの舌に何かはっつけてあるのを戦車が見つけた。 そして大体予想できていたが、直後、魔赤さんの決定的一言。
魔赤「サユが状態異常『寄生』だというので、わたしのマジシャンズレッドで、ジュッと」 六窓「……へぇ」 勝った! エンプレス完!!
で、テンメイは車としての原型を失った軽トラの中から、まるで何事もなかったかのようにご登場なされた。
732 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テン「得意なんです、F-MEGA(ニコッ)」が脳内再生されたwwwwwww
733 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 流石テンメイwwwww妖術使いさん流石っすwwwwwww
734 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- たった1レスで片付く女帝wwwwwww
735 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スタンドを見ることも、声を聞くことも、本体を見ることもなく勝利と来たか…
736 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>734-735 気がついたら終わってた悪魔よりはマシだろwwwww
737 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 続き
で、結局、仇討ちだからってことで戦車がタイマンで挑んだんだけど、 対処法知ってるし、なんだかんだで「針串刺しの刑だッ!」つって勝った。 これがほんとのハングドマン。やったー(棒)というわけで、みんな合流。
そしてカルカッタでの本題はここからだ
738 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やったー(棒)
739 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>737 もの凄い横回転とか「ジュッ」とかが本題じゃない、だと?
740 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 六窓先輩、ほんと夜更かし好きですよね。 読むの追いついたんでお休みください。
741 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>740 おk、眠いからあと任せんぞ ギリギリ回線切れないくらいに寝るわ(´ノw◉)ねむみ。
742 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>740 サユさんちっす
743 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>741 道ガッタガタだろうに、バスで寝れるのか?
744 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known これがほんとのハングドマン、の直後から続けます。
戦車「妹……」 仇を倒し、良い感じに騎士感漂う戦車を見て、私は一人で「負けじ!」とか思っていたんですが、 昨晩から天候の優れない空から、ついに雨が降ってきたんですよね。
ハングドマンと雨といえば予想はつくと思いますが、 吊男が死んだのに、その死体を、雨が避けて通っているんですよ。 スタクルが一斉に私を見ました。勿論私は吊男を「見ました」。でも、何もないんです。
続きます
745 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ガチ無言ですね続きです。
六窓先輩の窓を使い、直ぐに退ける状態で、その死体に直接触れました。でも、死体なんです。 六窓「サイコメトリーの結果は?」 サユ「状態異常なし、というか、死んでいるのでもちろん意識はあ���ません……」 戦車「……ちゃんと人間の死体だろーな?」 サユ「人間の、死体です……。無機物ではありません。どうあがいても」
確かに絶対にヤバイのですが、具体的に何がヤバイのかが良く分からない、という状況でした。
続きます
746 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ああそっか、サユの能力、何かって言うとサイコメトリーか。今気づいたわ。
747 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ひとまず雨避けに、テンメイが娘さんに学ランをかけてあげました。 そして容赦なく袖で私の首を絞めてくるスタイル。
サユ「スタンドに意識がない、というの、ありえますかね」 隠紫「皇帝の銃のスタンドはどうじゃ?」 サユ「普段から手に持っているので、それ自体に意識があるかどうかは、判断しかねます」 テン「ストレングス、船のスタンドは動かしていたのもあるだろうが、意識はあったな……」 六窓「……スクエアは?」 サユ「それ、普段から宙に浮いてますよね。意識して操作してると踏んで聞きますが、意識しないとどうなるんですか?」 六窓「……意識していることを忘れることはあっても、完全に意識しないってのはできない」 承り「皇帝を叩き起こして事情を聞けば良いじゃあねーか」 魔赤「お前たちに容赦という言葉はないのか」 承り「ねぇ」
続きます
748 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>747 シリアスかと思ったけどテンメイと承りにちょっと安心したwwww
749 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 人が死んだので野次馬がわちゃわちゃしてきて警察も来たというのもあり、 死体のスクショだけ撮って皇帝がぶっ倒れたところへ移動しました。
いなくなったかと心配もしたのですが、まだ岩陰でぶっ倒れていたので隠茨さんの波紋で強制的に起こしました。 雨が降っているのもあり、予習済みだった少年もいませんでしたね。 サユ「ほあようごぁいまーしゅ」 皇帝「う……なん……?」 テン「収拾つかなくなるからやめろ」 皇帝「……ハッ!? いつの間に!?」 承り「ちょいと聞きたいことと、試したいことがあってな」
皇帝、スタクルに完全に包囲された状態でのお目覚めです。
続きます
750 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>749 サユはネタを挟まないと死んじゃう病なの?
751 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ほあようwwwwwww
752 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 皇帝が絶体絶命すぎるwwwwwww
753 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 皇帝「試したい、ことだぁ……?」 承り「まずその拳銃のスタンドを、地面に置け」 皇帝「…………!?」 絶句というか(しぬやつだこれ)って顔でしたし、意識の方も大分ビビッてるのが「見え」ました。
皇帝「……おい待て、その、背負ってんのは」 サユ「ああ、先ほど気絶していただきました。べレナスの良家の娘さんです」 皇帝「…………」 承り「ちなみに、吊男なら既に戦車が地獄へ送ったぜ」 テン「一体、どっちが悪役なんだ……!」 六窓「ほんとにな……」
続きます
754 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前らwwwwwこのどっちが悪役だか分からない感じwwwwwww
755 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓とテンメイがここぞとばかりにwwwwwwwww
756 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 人質として有効だったかは分かりませんが、 彼も積極的に女の子の命を奪いたい性質でもないでしょうから、保護で背負っているのは黙っておきました。 承り「別に誰も殺しやしねえ。今後、二度とその面見せなきゃあな」 サユ「高校生の顔じゃないですよ」 承り「忍者は一旦黙ってろ」
とかなんとかやった結果! やってくれました!! 【雨が振っている中の地面の画像】
続きます
757 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 画像wwww何もwwwww見えないwwwwwww
758 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 地面wwwwwwwwwww
759 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known デスヨネー。解説すると、本体からの意識の糸が伸びていいて、まとわり憑いていますね。 発動しているんですからそりゃそうですけど。
そのまま色々とおはなしをうかがった()のですが、 吊男の雨が避けるというのは、十数年ほど前から突然そうなった、ということらしいです。 正義はその『呪い』? を解く? という目的も含めて黄色いやつに接触したとかなんとか。
その後、皇帝にはべレナスの娘さんを押し付け、我々はホテルで一泊。 現在は六窓先輩が先ほど申し上げたように、バスを乗り継ぎ先に進んでおります。そちらと同じく夜です。 六窓先輩もおやすみタイムなので、運転手の他は私しか起きてませんイエーイ。報告終わりです。
760 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 皇帝置いてきたのかwwwww 本当なら馬で逃げてるはずだったのにwwwwww
761 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 気にしなきゃやばいことまとめた ・鼠手絡 ・黒いもやが何なのか ・オペレータ、テンメイの眼鏡最初から怪しんでたんじゃね? ・吊男の雨避けの呪い
762 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 魔赤さん離脱なしキタコレ!
763 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>761 乙、だけど鼠手絡ってなに?
764 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>761 おつおつー
765 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>763 紫蘇ちゃんとこのじゃね?
766 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>763 目の前の魔法の箱か板でggrks
767 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>763 手絡は「てがら」と読みます。日本語でリボンのことです。
万が一起こしてしまっても見張りといえば十分言い訳できるので、起こさない程度に安価。 とはいっても運転手さんは起きているため、私の奇行具合は控えめなヤツでお願いします。 >>773-775
768 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>767 待ってたァアアアアアアアアアアアア!!
769 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>767 みっつもwwww 戦車の髪の毛縛っておこうぜwwwww
770 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りの帽子を戦車の髪にこう、フィットさせられないか?
771 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイの前髪、前髪を三つ編みに……! おそろいにしよう……!!
772 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りの鎖に、サユの髪の毛繋げてながーくする
773 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 全員の寝顔スクショを撮るべし!!
774 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「○○なら俺の隣で寝てるけど?」動画ください!!!!!!!!!!
775 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユが覚えてる歌、歌ってくれ! その声で!!
776 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 持ってる限りのゴムとかリボンで、みんなの髪を結びまくる
777 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 魔赤さんの髪の毛を解明したいから写真ください
778 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りと戦車とテンメイに♂Πの測定をブチかましてくれ
779 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 窓からバスの上に出る、サユ視点のニンジャ動画ー!
780 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 何の手振りもなく動画や写真がとれると分かっているだけあって、みなさん要求が凄いですね。 良いでしょう……期待して待っていてくださいよ。俺様の美声に酔いなァ!!
781 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スタクルの寝顔スクショとか、永久保存待ったなし! 既に保存の準備はできてた! 待ってる!!
782 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「俺の隣で寝てるけど」は絶対テンメイでくるんだろうな、知ってる。
. . ————————————承太郎視点————————————
 落ち着いた女の声と、人が動き回るような気配で目が覚めた。  何を言っていたのかは聞き取れなかったが、音のする方を見ると、丁度小百合が座席に腰を下ろすところだった。  一応、簡単に自分の格好を確認する。別に何も悪戯された後はない。  なら良いかと再び意識を手放そうとしたそのとき、小百合が急に歌を歌いだした。
「そっと開いた、ドアの向こうに、壊れ、そうな、世界はある」 「……!」
 俺はこの歌を聞いたことがあった。いや、正確には、この歌詞を口にしたのを聞いたのだ。  たしか、そう、伝人が超能力を明かしたときだ。あいつは『壊れそうな世界はある。ってか』と、いつもの口癖で打ち切った。はっきりと覚えている。別になんでもねぇなんて有耶無耶にされたが、あの時から世界が滅ぶだとかなんだとかを知っていたとして、伝人はそんなセンチなことを言う玉じゃあねえ。  あいつの事情なら小百合が知っているはずがねぇし、逆に、この歌がどっかにあるもんだとして、伝人が知っているのはあいつの柄ではない。
「君は気づいていたかな? ほんとのことなんて、いつも、過去にしかない」
 動揺を『見られた』かとも思ったが、窓の枠に肘をかけて外を向いているため、俺が起きたのには気づかなかったようだ。俺の方を気にするふうでもなく、暇そうに月を眺めながら歌い続けている。
 ……考えてみりゃ、小百合と伝人、2人はどうにも仲が良過ぎる。  小百合に貸した客間は、花京院の寝ていた部屋に行くまで、少しばかり迂回しなけりゃ伝人の部屋の前は通らない。あの忍者は始めに『真っ直ぐに花京院の元に向かった』と聞く。道を間違えたりはしない筈だ。偶然にしちゃあ、できすぎだと思う。
「ひたむきな小鳥の声で歌う子供は、何を隠し、何を壊し、燃える、時計、秘密めく花の、香り『ここにいるよ』」
 それに、だ。  伝人というのは、目的があって人間関係ができる節がある。  薄情なワケじゃあねぇが、友達を選ぶのが上手いと言ったら良いのか。アイツは不用意に人との距離を縮めたりしねぇ。だというのに、他のみんなに比べ、小百合と打ち解けるのは随分と早かったように思える。
 ……本当は、『7人目』、『奇妙な冒険』とやらを知っているんじゃあねえのか?  あのふざけた回答に『知っていることを伝える要素が入っていた』なら、あれだけで同士であるというのが、お互いの仲で成立したとしても納得がいく。
「夢はその腕の中に、優しい人の嘘も、嘆きも、閉じ込めていた」
 ただ、隠す理由が分からねえ。  伝人のことだから、最後の最後で知らないほうが上手くハマるように裏でなにやら仕込んでいる可能性はある。  しかし小百合が花京院に隠し事をするってのは、これまで見てきた『小百合』という人間としちゃあ違和感がある。
「静かに寄り添って、何処にも行かないで窓辺で囀って、何処にも行かないで」
 逆に、花京院は知っている……?  いや、あいつらの態度からして、その件は知らねえと見て良い筈だ。
 考えるほどに、聞かずにはいられなくなっていくのが自分で分かった。  だが今じゃあねえ。やるのは、花京院を巻き込んで、もっと確実に、逃げ場を塞いでからだ。  ……覚悟しておけ。
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orisyu-manako · 6 years
Text
スクエアンノウン.07.ごきげんよう
前回のあらすじ    (∵)  
————————————ポルナレフ視点————————————
 小百合のやつ、スチール缶をあんな『つい』って感じに握り潰しちまうなんて、ほんとシャレにならねー。  冗談で言ったつもりが、マジもんのニンジャの家系だったとは驚きだ。
 とはいっても、黙ってりゃ綺麗な黒髪の女の子だ。……黙って、じっとしてるだけなら。  いくら昔からそうやってきたんだと聞かされたって、あんまり身体を張って戦うのは、見たいもんじゃあない。
 売店に行くと、おれの好きな銘柄は切らしているという。  仕方なくホテルの裏にあるコンビニまで歩いていくと、店の前のベンチに黒い日傘をさした少女が座っている。  身なりからして、いかにもどこぞの令嬢といった印象。  まだ少し幼い感じだし、ちょっとこの子に声かけたら流石にマズいかと思って通り過ぎようとしたが、おれはあっけなく目を奪われていた。
「……ワォ」
 白桃のような肌、白銀のショートヘア。頭全体を覆うベールの付いた黒のカンカン帽に、黒いドレス。白い手袋、白いブラウスと、白い、タイツ……? 側面のジッパーから、タイツのようだが、白いタイツと黒い靴が一体になったような、変わったブーツだと分かった。  薄いピンク色の小さな唇と、大きな垂れ目に紫色の瞳。それだけが唯一色を持っていて、すごく、不思議な魅力をかもし出している。こういうのは、確かアルビノというんだったか。
「あら、嫌だわ。ちょっとぼんやりしていたもので。なにか、僕に御用だったかしら?」
 しばらくボーゼンと突っ立っていると、首をかしげておれのほうを見た。  お上品な言葉遣いのなかに、どこか少年らしさがチラつく。
「あんまり綺麗なお嬢さんだったんで、見とれてしまった。……いや、ホントにさ」 「そんなことを言われたのは久しぶりだわ」
 言われなれてると返されると思ったのに、意外に、というか、随分人に会っていないような口ぶり。  どっかの美術館の絵画から抜け出してきたんじゃあないかってくらいに、美しい少女だ。  外に、出してもらえてなかったとか、そういうことかもしれない。
「……初対面でこんなことを言うのもあつかましいけれど、実は、待ち人来ず、といった調子なの。迷惑でなければ、僕に少し、付き合っていただけないかしら」 「喜んで!」
 ヤバい予感も、もちろんしたが、日傘を畳んではにかむ顔がおっそろしく可愛くて、これを断るなんてそれこそとんでもねー話だった。
 シソと名乗ったその子はコンビニに入るのも珍しげに、自分で硬貨を持つのも何年ぶりだと言った。  不思議なことに、社会の一般的な常識はある。何か聞いてみれば、おれより詳しく話すことだってあった。  なのに、動作は酷くぎこちない。『知識はあるのだけど』と言い訳するが、どうにも知っているだけで、やったことはないんじゃあないかと思った。  いくらか歩き回って、ふと、シソちゃんが立ち止まる。
「外の世界も進歩したものね」 「進歩?」 「少し外に出ないうちに、見なかったものができているから」
 何気なく言った『少し外に出ないうち』という表現に、一瞬だけ、一瞬だけ疑う。
「無理を言って外に出てきて良かったわ」
 だが、楽しそうに細められた『紫色の瞳』と『日に晒された』白い肌に、馬鹿な考えはすぐに打ち消された。
「……そろそろ待ち人のところへ行かなくて大丈夫かい? 送ってくからさ」 「そうね。おかげで楽しかったわ。ありがとう」
 結局、待ち合わせ場所は本当にあのコンビニの前のベンチだった。  送っていく途中で、何人か、逃げるような態度の通行人にすれ違ったのを疑問に思う。だが、待ち合わせ場所についてみてすぐに理由が分かった。そこに、黒いスーツを着込んだ集団がたむろしていたからだ。  揃ってリボンタイなのが印象的な以外、いかにもな服装だが、何故か一人を除いて全員成人しないくらいの女の子だ。
「…………あの人たちで間違いない?」 「ええ」
 色々とヤバ気な雰囲気に、見つからないうちにホテルに戻ろうと思ったが、運悪く、丁度、あっと声が上がった。
「シソ様!!」 「お一人にならないようあれほど申し上げたではないですかッ!」 「見たところお肌は問題ないようですが、ゼンガンノカラコンに不調はございませんか?」 「シソ嬢の身に何かあったとなれば、俺らの首が何個あっても足りないんすから……。はいアメちゃん」
 わらわらと黒服が群がって、口々にまくし立てた。  いかにもその道の風貌の初老の男すら、ペロペロキャンディなんか渡しちゃって……なんだこの状況。  まあちょっぴり心配したような囚われの身って感じじゃない。シソちゃんは超大事にされているらしい。  おれなんか視界にも入らないみてーなんで、そっと引き下がる。
「心配しすぎよ。なんともないわ」 「……ところで、誰です。この頭に電柱の乗った男は」 「でんっ……!?」
 後ろを向いて歩き出したときに、ようやく気がついた様子でかけられた声。  振り返らないで逃げればよかったが、流石にこれに無反応は通せなかった。
「……シソ様と何をしていた?」 「良いの。僕から声をかけたんだから」 「あっ馬鹿、良いからかえ、――」 「貴様は黙っていろ!」
 黒服のうち、男だけは止める気があるようなことを言いかけたが、女の子達は聞きもせずに胸元に手を突っ込んだ。話の分かるやつがいても、これじゃあ全然意味がねぇ。大の大人の男だろ、もっと頑張れよ!
「おいおい、こんな街中で堂々と拳銃かよ」
 揃いもそろって、手馴れたように構える。ヘタしたら、シソちゃんより年下の子もいるのに。  銃自体はチャリオッツで防げばどうってことないが、こいつら、目をつけられたら絶対に面倒くさい相手だ。撃たれたとしても、アイツらが何が起きたかよく分からんうちに撤退したい。
「ポルナレフさんッ! 探したわ!」
 突然上がった幼い声に、全員の視線が一気に逸れた。銃口は全くぶれなかったが。  おれもチャリオッツを出す一歩手前くらいに気を張ったまま、声のしたほうを見る。
「……あ、アンちゃん?」 「綺麗な女の人とデートなんかしちゃって、気になって追って来てみたら! 何をしでかしたのよォ!」 「おい! 危ねーから出てくるな!」
 白いマリンキャップを握り締め、ひぃひぃと叫ぶアンちゃん。  スタンド使い同士の戦いじゃあないんだから、危ないのは見て分かってるはずだ。なのに一向に逃げる気配がねぇ。  そのまま何秒か経った後で、布のこすれる音がした。  目線をずらして見ると、しばらくただ黙って見ていたシソちゃんが日傘を差しなおしている。
「……レディの前で、いつまでそんな物騒なものを出しておくつもりかしら。慎みなさい、お前達」
 傘をくるくると回し、周りを囲っている黒服の集団から何歩か前へ出ながら口を開いた。  レディの前って言ったって、物騒なモンを持ってるのは女の子じゃあねーか。とは、言えなかったが。
「し、シソ様……!」 「ですが!」 「聞き分けの無い子はキライよ」
 突き放したような一押しに、黒光りするそれらは静かにしまわれた。
「ごめんなさいね。この子達も中々に世間知らずなもので。よく言っておくわ」 「お嬢が言えたことじゃないですよね」 「あらモーセ、別に僕の世間知らずは、僕のせいではないのだけれど」
 男は仕えているはずのシソちゃんに軽口をたたきながらコンビニに入って、今にも警察に通報しそうだった店員を奥へ連れて行った。  その間にアンちゃんが駆け寄ってきて、おれの服の裾を引っ張る。
「僕に付き合っていただいたことには本当に感謝しているのよ。ごきげんよう、ポルナレフ」 「あ、ああ……」
 軽く一礼して、女の子達を引き連れて歩いていくシソちゃん。あとから男もコンビニから出てきて、その後ろについた。
 ホテルに戻りながら、ちょっとばかし呆然としたままの頭ん中を整理する。   昨日のDIOの刺客との戦いは一瞬で終わったってのに、今日のちょっとしたデートのほうがよっぽども疲れた。  この旅に加わってたったの数日だが、女の子に対する考えが色々と変わった気がする。
「なんつーか、女の子って……、案外、思ってたより強いんだな」 「あたしだってあんなとこ出張ってきたくなかったわよ! 最悪死ぬかと思ったわ!」 「だったらなんで出てきたんだよ、相手は十何人いたんだぜ? ジョーダン抜きに、命が惜しかったらおれたちに引っ付いてないでとっとと帰るんだなって話よ!」
 そもそも、勝てるかって聞かれたら当然勝てる状況だった。  ただ、このあと問題が長引きそうだなってだけで、危険を押してまで誰かが助っ人に来る必要が、まずなかった。
「……あそこで逃げるなんて、できないわ」 「はぁ?」
 アンちゃんは口を思いっきりへの字に曲げたかと思うと、べ、と舌を出した。  意味は良く分からなかったが、それっきり話さなくなっちまって、結局そのままホテルに着く。  部屋に戻ろうとしたらジョースターさんたちに捕まり、ニセモノかなんだと煩くて、朝の小百合の気持ちがちょっぴり分かった。
.
. ———————————— 伝人視点 ————————————
 飯を食いつつ、ポルナレフの話を聞き終わる。  結果として何もなくて良かったんだが、ジョースター一行が泊まるホテルの裏で黒服が大集合ってのは、なんか臭う気がする。  若い女の子ばっかりの組織ってのも色々と怪しいし、ここに来て第三勢力なんてのはご勘弁願いたい。
「……馬鹿なのか?」 「……馬鹿みたいですね」 「……馬鹿なんじゃない? ……どう見てもホンモンの銃が10個くらいこっち向いてるんだもの。スタンドとかいうのよりよっぽど怖かったんだから」
 並んで座っている花京院、小百合、家出ちゃんから、ポルナレフに対して馬鹿の3コンボが決まった。  俺も理性的には全面同意だ。ただ、綺麗な外国の女の子っていうのはちょっと気になる男心というものがあって複雑でもある。遭遇したのが小百合だったら後で写真を見せてもらえたのに、と思わずにはいられない。
「危ないと思ったのに釣られるとか、それはそれは絶世の美少女だったんだろーな?」 「ああ! ホントすっげぇ綺麗でよぉ! 状況が状況でなけりゃあ、あと3時間は話していられた自信があるね!!」 「3秒で帰って来い、そんな怪しいの」
 ちょっと聞いてみればこの開き直り具合である。掘り下げるのはやめておく。  呆れた様子の承太郎がやれやれと零し、途中からずっと何か言いたそうだったアヴドゥルさんが、ようやく口を開いた。
「ポルナレフ、全員リボンタイだった。というのは間違いないか?」 「リボンタイ? ああ、そうだな。男もリボンタイで印象的だった。シソちゃんはストライプの大きなリボンだったが」 「……もしかすると、本当に危ないところだったぞ」
 ヤバイ予感。アン・ノウンに繋げたいところだが、ここで出すとなると誤魔化しきれる自信はない。  画面が見えなきゃ繋げても無駄だ。ひとまず頭の中でまとめといて、後で作戦会議か。
「はぁ? その口ぶりじゃあ、全員スタンド使いだってのか?」 「ご令嬢がいたのなら、可能性は……なくはない」 「それ、マジに言ってる?」 「ア、アヴドゥル、わしもそんな話は聞いとらんぞ……?」
 大人組みのどよめきに、学生組は顔を見合わせる。やっぱり誰も分からないらしい。
「いえ、その、決してDIOの配下に下るようなことはない筈ですし……ジョースターさんは、名前くらいは、ご存知かと」 「なんじゃと?」 「組織の人間は全員リボンタイで、2匹の白ネズミのウロボロスをシンボルに、――」 「ねずっ!? マウスリボン……ですか?」 「ああ。小百合は知っているのか」
 俺も全く知らなかったが、ずっと日本に住んでいた上に『知識』もうろ覚えのはずの小百合だけが大きく反応した。  マウスリボンという言葉に、ジョースターさんと花京院が思い出そうとする動作をしているのを見るに、この世界の大きな組織のようだが、何故お前が知っている。
「……なにか、聞き覚えがあるな」 「聞き覚えって言うか、だってそりゃ、典明、昨日の夜も見たじゃん」 「あ? 『見た』?」
 花京院は首を傾げたが、昨日の夜というと、小百合の忍者騒ぎくらいしか思い当たらない。  電気のスタンド使いは別にリボンタイなんかじゃあなかったし、あの後は特に何もなかった。2人だけでアン・ノウンのやりとりでもしたのかと思ったが、そうなると、花京院にアン・ノウンを貸したままちゃんねるをしていたことになっちまうワケで。  そこまで考えたところで、小百合の声が思考を遮った。
「単に普通に肉眼で、ということですよ。伝人先輩も承太郎先輩も、昨晩、見てないことはないと思いますが」 「ああ。え……? つまりそれって、サユの使ってるブランドの……超大手じゃあないか」
 詳しく聞いてみると、小百合が『暗器』の手入れに愛用しているクリームやら石鹸やらの製造元だった。ちょっとばかし裏で何してるか分からないが、製品自体の質は間違いなく最高で、我が物顔で業界にのさばっているとかなんとか。
「……はぁ、この世界、狭いんだか広いんだかよう分からんな」
 ため息を吐き、評判のよろしくない自分の歯を隠すようにしてそのまま袖の中で軽くググってみたが、やっぱりこの世界にしか存在しないブランドみたいだ。夢の国のネズミのガールフレンドばっかり出てくる。  スタンド以前に、吸血鬼もゾンビも、全身消化器官の古代人すらもが存在しえるこの世界。  未来の話とはいえパッショーネとかもあるわけで、そういうイケナイ組織があったって、おかしい話ではない。
「マジモンのヤバいとこのご令嬢様だったのか、あっぶねー!」 「ほんと良く揉め事にならずに帰ってこれたな」 「あたしのお陰でね」
 イ、と悪戯っぽく歯を見せて威張ってみせる家出ちゃん。  確かに、吸血鬼相手にしただけでも7人と1匹の生還目指すのに手一杯なのにそんな巨大組織に睨まれちゃあ堪ったもんじゃない。悔しいが、ありがたいと言えばありがたかった。
「それには感謝するケドよぉ、お前ほんとにちゃんとお父さんとこ行くんだろーな? 今だってちゃっかり小百合の隣で一緒に飯なんか食っちゃってさぁ」
 ポルナレフよ……お前の言うことは全面的に正しい。  隙あらば本筋どおりに回るような感じはあるものの、こっちにも向こうにもイレギュラーがいる。  守りきれる保障というものはどこにもない。帰せるなら、帰したい。
「だって小百合といると安心なんだもん。強いしカッコイイし優しいし!」 「やめてください、当然のことですやめて苦しい典明スイマセン調子乗りました」
 あ、これ、完全に小百合に憧れちゃってるわと確信したときには、既にハイエロファントの触手が小百合の首を絞めていた。  後で軽く殴ろうかと思ったが、それはこれでチャラで良いか。
「……やれやれだぜ」
 隣の承太郎を窺う。帽子と手のひらで顔を隠してはいるが、横から見ると苦笑いを浮かべているのが分かった。  さっきのなぜならば大事件を思うと、眼前のこの有様との差である。  こう、なんていうか、圧倒的負けを感じるよな。オツカレ。
 ……ただ、ひとつ気になるのは、ウロボロスが象徴するものってのは、確か……。
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343 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前らシリアスかと思った傍から安定のシリアルだからなぜならば顔するしかないわー
344 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square まぁな……俺ももうちょっとシリアス頑張ってくれていいと思う
345 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうか護衛までおにゃのこばっかってスゲェよ。俺もそこに就職したい
346 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 紫蘇ちゃんもっとkwsk聞きてぇ
347 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>345 こんなとこ見てないで真面目に就活しろwww
348 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>346 戦車から聞いた話だし、今更聞き返せない
349 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アルビノって全部赤目だと思ってたけど、別にそんなことないんだな 知らなかった
350 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 私が粘菌と戯れている間、戦車は楽しくデートに勤しんでいたかと思うと丸刈りにしてやりたくなりました。
351 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユに痺れて憧れたとか、オマエんとこの家出ちゃん、 男を(∵)にするくらい強くなりそうだよな……将来が楽しみだぜ……
352 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>350 やめてあげてwwwwwwww
353 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >341-344 でも情熱みたいな組織がそこら辺にぽんぽんしてるかもしれないと思うと 六窓たちのいる世界めっちゃヤバイよね
354 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>353 ほんとそれな…まじで別件の因縁が増える展開は勘弁してもらいたい。 旅終わってからだって、世界が一巡するのを阻止するためにめっちゃやることあるのに…
355 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >353-354 増えたら増えたで、やはりレベルを上げて物理で殴るスタイルですけどね。 近距離型にも優しく、催涙グレネードもありますし。 ばれなきゃ犯罪じゃないと承り先輩も言っていましたし。>eee(σ□-□)σ
356 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>355 いや、犯罪は犯罪だろと思ったけど、スタンド使いは法で裁けない、くっ……!!
357 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >355-356 グレネードは物理攻撃なのにwwwww六窓の能力じゃ一瞬で証拠隠滅wwwwwww
357 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 俺が裁っ……だめだ! これ言ったの承りだ!!
. . . . . . . .
371 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square いえーい、列車乗って夜だぜ。もう面倒だから時系列でいくぜ。疲れたぜ。
本日のディナー↓ 1、タロット結果発表 2、サユとテンメイの仁義なき戦い 3、家出ちゃん3部後にご来日フラグ
372 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どうした六窓wwwwwwwww
373 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 待ってたけど2と3wwwwww
374 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 濃いなーーーwwwwwwwww
375 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前らなんでそうも毎日毎日イベント盛りだくさんなのwwwww
376 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 1、タロット結果発表です。
六窓:カップの6 解釈「自らの望みを振り返り、過去の経験を生かして物事に取り組む」 サユ:ソードの1 解釈「勇気や努力、意志の固さなどを表す・「強気で行け」というメッセージ」
377 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おお、おう……おおお? サユ、ソード??? ていうかやっぱり小アルカナか
378 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓wwwww「聖杯」の6wwww流石wwwwww 騎士王大好きすぎない?wwwww
379 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>377 ざっくり暗示であって外見じゃないからな。 ハイエロとかスタプラとかも、タロットと外見、全然関係ないし。 そもそも、サユと一緒にいるとありとあらゆることに対して細かいことがどうでもよくなる
あと、この世界、別にタロット限定とかじゃないみたいで、あくまで「占い」だとよ。 魔赤さんも小アルカナであることとかには、別になんも言わなかった
380 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アン・ノウンの機能、超レベリングした結果だって言ってたもんな まずサユ自身がとんでもなく忍者だし、努力とか超分かる
381 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>379 の割りに六窓の方はかなり合ってるよね
382 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユのどのへんにこれ以上強気になる余地があるんだよwwwww
383 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>382 強気で物理でGOしていく所存です。
384 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>378 綺麗な金髪の強い女の子可愛い(`◉w◉) >>381 たぶんこれ以上窓は増えないんだろうな。俺はこの先もずっと六窓だな。
385 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>382 メッセージって言うか、そういう存在ってことじゃねーの?
386 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>384 嘘だろ六窓wwww突然の性癖wwwwwwww
387 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>386 その言い方はヤメロ。好みのタイプと言え。
2、サユとテンメイの仁義なき戦い ちょっと長くなる。例のレロレロが大分展開変わった↓サクサク貼ってく。
テン「僕の好物なんだ、くれないか?」 承り「ああ」 ここまでは大体一緒だった。 問題はここからで、テンメイがチェリーに手を伸ばす前に、サユが口を開いた。
サユ「テンメイ……、チェリー、だね」 テン「こっち見んな」 サユ「えっ……どうしてそんなことを言うの……?」 テン「心底わけが分からないという顔をやめろ」 何を期待してるのか分かるだけに、このやりとりにはちょっと笑いそうになった。
388 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こっち見んなwwww
389 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やべぇwwwサユの声知ってるだけに会話の脳内再生が余裕wwwwwwwww
390 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 続き サユ「レロレロなくして、柿ピーは語れないんだよ……!?」 テン「そんな格言生まれて初めて聞いたし、やらないからな」 サユ「そっか……」 サユは悲しそうな顔で、アン・ノウンをズイッとかけ直して、
サユ「いらないなら私がもらう!」 テン「食べないとは言っていない!」 勢い良く承りの皿に手を伸ばした。 テンメイも当然分かっていたらしく、ハイエロの触手が飛び出してその手を押さえた。
391 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 相変わらず仲良しかよwwwwww
392 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- もしかしてサユもチェリー好きなのか?wwwwwww
393 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>392 2人して箱単位で食べてしまって、仲良く腹痛でぶっ倒れたくらいには好きですけど????
394 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 続き テン「ぐ……!��相変わらず強いっ……この、物理カンストめ……!!」 サユ「甘い! 砂糖より甘いね! このチェリー、私のものだッ!!」 それでも止まらないサユの手を、テンメイは自分の生身の手も合わせて引きとめようとする。が、近づいたのを機に、逆にそのまま顔をホールドされた。これで、テンメイには先に食べるという手段があったのに、それを封じられた。 こんな馬鹿みたいなことに必死になってほんと馬鹿みてぇだなとは思ったが、平和で和むので放置。
隠紫「あの、お前さんら、さっきからなにしとるんじゃ?」 サユ「なにって仁義無き戦争です、が!?」 テン「取り込み中なんで話しかけないでくれませんか!!」 承り「……馬鹿はほっといて良いだろ」
395 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ひでぇなこれwwwwww見たかったwwwwwwww
396 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りwwww「うるせぇ」とかじゃないんだなwwwwwwwww お姫様だっこの衝撃が抜けてない感あるwwwwww
397 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 物理カンストwwwwwww遠距離型とはいえスタンドに生身で対抗するサユwwwwww
398 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 続き しばらく戦ってたが、最終的にテンメイが折れた。 テン「ああ、分かった! 見せてやる! ただし、どん引きされたら全部サユのせいだからなッ!!」 サユ「おk、任せろ。動画の準備は大丈夫で問題ない」 承り「会話が酷すぎてついていけねぇ」 六窓「大丈夫だ。俺も半分置いてかれてる」
ズルッと触手がしまわれて、テンメイはチェリーをつまみ上げ…… サユ、貼れ。
399 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>398 アイアイサー!! 【赤毛の学ラン男子が舌の上でさくらんぼを転がす動画。段々顔が赤くなっていき、20秒ほどでパクっと食べてしまった】
サユ「ふほっ。すごい、すごい安心した。懐かしい、これぞ柿ピー!」 テン「くっ殺せ……!」 サユ「くっころ頂きましたー!!」 戦車「ちょっ、えっ、今のもっかいやってくれよ!」 テン「黙れ戦車」
(//`ω´//)ζ<もうしないぞ そんな感じでしたね。以上です。
400 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- モザイクが足りないけど大丈夫か?wwww
401 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 保存不可避wwww┌(^q^┌)┐
402 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- リアルレロレロパネェwwwwwベロの動き意味不明杉wwwwwww
403 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>400 いや、別に何も卑猥なことは何もないから…… たださくらんぼを美味しく頂いてるだけの動画だから……
404 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- さすがご本家、スゲー…… レロレロ、やってみて舌が攣った思い出、プライスレス
405 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 何のためらいも無くレロレロしていたあのテンメイがwww 人前でレロレロすることを恥じている……だと!?wwwwww
406 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>405 前に貼ったレロレロ動画、直後に見せたんですけど、それでちょっと考え直したみたいです。 私と2人っきりでいる時は普通にレロレロしますが。
407 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そもそもなんであんな特技身につけたんだろうなwwwwww
408 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>406 そういう大切なことに気がつくためにも、友達は大事なんだなあと思いました(小並感)。
409 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>407 私と知り合ったときには既にコロコロ転がせてましね。 ぼっちでチェリー食べてるうちになんかできたとかなんとか。
410 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>409 お前と知り合ったときって、要するに小1かそこらじゃねーか…ご納得しかねるわ……
411 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >409-410 小1の舌捌き(意味深)
412 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known まぁその辺りは置いておき、家出ちゃんの話に行きましょう。
413 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>411 お前さ、前スレ797でお間違いない……???
3、家出ちゃん3部後にご来日フラグ
チェリー食ってるとき、承りの後ろ方向の車両に、家出ちゃんが乗ってることはご確認頂けるか? 一応、位置説明しとく。俺ら入れてこんな感じだった↓
      外  ーー  ーーーーーーーーー  □ || 承|机|テン  家 || 俺| |サユ    ||  □ || 紫|机|□  □ || 魔| |戦  ーー  ーーーーーーーーー       外
次も俺から報告してく。
. . ————————————伝人視点————————————
「ところであの女の子、アンちゃんはどうした?」 「列車の出発間際までシンガポール駅にいたんだがな……きっとお父さんとの約束の時間が来たので会いに行ったのでしょう」
 ようやく皿の上のチェリーが片付いたところで、『予習済み』の言葉が聞こえた。  ……しかしこのくだり、茶番乙としか言いようがない。すぐそこにいるぞ。  そもそも、ポルナレフの座ってる位置的に気づきそうなもんだと思うが。
「でもなぁ~、お父さんに会いに来たってのが、どうもウソくせーんだよな」 「あの」 「ん?」
 小百合が苦笑いしながら俺の後ろを指を刺し、ポルナレフの視線が指に釣られた。  ようやく問題の少女を認識したらしく、アッと声を上げる。  ……言われなかったらそのまま見過ごしてたってのが……なんだろうな。戦闘に入れば強いのに、普段が緩すぎるんだよな、こいつ。
「伝人先輩の後ろなんですが……、アンちゃんが乗ってます」
 ポルナレフの反応を気にした風だった全員が、小百合の言葉に一斉にそちらを見る。  一応、俺も椅子から身を乗り出して振り返った。指差す先、後ろのドアの窓から、家出ちゃんが寝こけているのが見えた。
「気づいてたなら言えよッ!」 「何はともあれ、食事はきちんと食べたいじゃないですか」
 おれが馬鹿みてぇじゃねーかと続けるポルナレフに、デザートの乗っていた皿を軽く人差し指で叩いて答える小百合。納得しない様子のポルナレフに、何かおかしいこと言ってます? と言わんばかりに首を傾げて見せた。  ……花京院と良い、お前ら、ポルナレフへの当たりがキツイよな。まぁ、何かと反応がでかいし、気持ちは分からないでもないが。
「あ~あ。伝人、もう寝てる間にホンコンにでも帰しちまった方が良いぜ!」 「ああ、おおむね賛成だな。ここでほっといて、今後も1人で追っかけてくるってのは危ない」
 スクエアを出してくるくると回転させた。そのまま椅子から降り、歩いて行ってドアを開ける。  手早く説明してさっさと帰すか。と思ったところで、ぱちっと目が開いた。
「あ?」
 騒いだせいで起きたのかと考える間もなく、彼女は身軽に荷物を抱え、逃げるかと思いきや俺の後ろへ駆け抜ける。
「おっ……!?」
 全くの予想外な行動。  状況を察しているということは、強引に窓で掬うようにして帰しても良かった。  だが、そこまで思考が至る頃には既に、家出ちゃんは小百合に駆け寄って左腕に飛びついていた。
「帰らないわ! つれてってくれるって言うまで離れないーッ!」 「……なんということでしょう」 「言っとる場合か!」
 のん気にアン・ノウンを指で軽くかけ直しながら、ビフォーアフターを始める小百合に、ツッコまずにはいられない。  お前、ゼッタイ避けれたろ。何やってんだ……。
「…………すごく、逞しい子だな……」
 アヴドゥルさんがため息を吐き、早々に戦線離脱で着席した。  確かにこの場面の適任者ならきっと、まさに今、しがみ付かれているソイツだろう。
「女の子一人でいなくなって……家族が心配してるんじゃあないか?」 「……」 「それはないと思いますよ」
 ジョースターさんの言葉にもツンと顔を反らし、全く聞く耳持たず、と言った様子。  しかしそれは家出ちゃんではない方向からきっぱりと否定された。
「おい典明、私を見ながら言うんじゃねえ」 「とても良い例がとても身近にいるもので、大体予想がつきます」 「聞いてんのか柿ピー」
 否定したのは、小百合ではなく花京院だった。  小百合は花京院と話すときだけ敬語が崩れるが、こうして聞いていると、やっぱり素は荒っぽいというか、所謂『俺ら』側なのがよく分かる。  そして花京院は突っかかってくるのを慣れた様子で総シカト。もはや気持ちが良いくらいだ。
「普段からそんななら、家族も心配してないことはないとは思う、くらいだろう。でも、きみだって、女の子一人で行くアテもなく世界中ほっつき歩くなんて、危ないってことくらい、分かっているんじゃあないのか?」 「……へーきよ、別に」 「ちょっ、こっちも気にして? なんで腕にしがみついた少女Aしか見ないの? ワタシココニイルヨ?」 「忍者うるさいぞ」 「ウィッス」
 ……やっぱり、ポルナレフと小百合、なんか似てるわ。  花京院からの扱いっていうか、ふざけてるときと真面目なときの差?  いや待て。果たして、小百合が真面目な場面なんてあったっけか……?
「いいか。一人旅なんていうのは、カボチャを素手で叩き割ってみたり建物の壁をよじ登ってみたり、少なくとも、大の大人を一撃で沈められるようになってからするべきだ」 「なんかすっげー聞き覚えのある具体例を出してきたな?」 「わたしの知る限り、その条件に当てはまる女の子なんて一人しかいないが……」
 ポルナレフとアヴドゥルさんが苦笑いを零した。小百合お前、いい加減、人に苦笑いさせ過ぎだ。  だが今に限っては、花京院には目の前の忍者の顔を見てあげて欲しいとも思う。見たことない顔してるから。複雑すぎてなんて表現したらいいのか分からん顔してっから、一旦見てあげて。
「いきなり、人ひとり持ち上げてみたりな……」 「ン? なんじゃ承太郎?」 「いや、なんでもないぜ」
 思わず、といった様子で呟いた言葉に、ジョースターさんが聞き返す。  承太郎、お姫様が抱っこ、引きずってんな……。いや、そりゃそうだろうが。  ……くそ、笑うわあんなん。今この瞬間、顔に出ないようにするのに精一杯だよ俺は。
「帰らない帰らない帰らないーッ!」
 ホイールオブフォーチュン戦以上かと思うくらいの粘りを見せる家出ちゃん。  ここでようやく、されるがままにしていた小百合が口を開いた。
「我々の旅路には命がかかっているんです。巻き込まれて死んでは、元も子もありませんよ」 「つーか、なんでそこまで頑ななんだよ。カボチャを素手で云々はともかく、旅なんて大人になってからで良いじゃねーか」
 ほっといても……とは思ったが、つい口を挟む。  俺としてもさっさと帰したいからだ。無闇に守らなきゃいけない対象を増やすのはよろしくない。
「……だって」
 家出ちゃんはサユの腕で抱っこちゃん人形と化したまま、口を尖らせて答える。
「小百合、このままエジプトに行って、そのあと、日本に帰っちゃうんでしょう?」 「憧れてんのは分かってたけど、帰らない原因マジでそれか……」
 小百合ェ……。お前というやつは。  無駄にイケメン振りかざすからこういうことになるんだよと思ってみても、こういうことになっちまった以上はどうしようもない。
「もう会えないじゃない! 流石に日本の空港まで誤魔化して入国なんてできるつもりはないわッ!」
 そのつもりがないらしいので、できたらやるみたいな口ぶりなのは突っ込まないでおくが、全員で『あっ(察し)』みたいな顔で家出ちゃんを見たのは言うまでもない。  直後、小百合はため息とも言えないくらいに軽く息を吐き、俺の方へ向き直る。
「……伝人先輩」 「あ?」 「筆記用具と、何か紙を頂けますか」 「筆記用具? ……人をドラ猫か何かだと思ってんじゃあねぇよ」
 全ての物はタダではない。少し不満だ。とはいえ、自分の部屋ならほとんどタイムラグなしに繋がる。手間ではな���。  言いながら袖の中でペン立ての前に繋げ、適当にボールペンとメモ用紙を引っ張り出して、小百合に渡してやる。  小百合は空いている右手でそれらを受け取ると、テーブルに置いて一気に何かを書き込んだ。
「何年後かは分かりませんが……。きちんとしたパスポートを取って、一人で日本へ来れるようになった頃。それでも尚、私に会いたいというのなら、ここへ来てください」 「サユ」
 花京院が何か言いたげではあったが、小百合はお構いなしに家出ちゃんを床に下ろし、そのまま傅いた。  ……渡したの、ぺらっぺらの安いメモ用紙だったんだが、果たしてそれまで紙自体が持つだろうか。
「ニホン語……。これ、住所……?」 「私の紹介だと言えば、誰にも拒んだりさせませんよ」 「……わ、分かったわ」
 後光が差して見えるくらいの男前な微笑みに、いえでちゃん は メロメロ だ! ▽  ……お前ほんと、なんで女なの? 男だとタラシが過ぎるから?
「……そうやって騎士スマイル振りかざして、自分から簡単に住所を渡すなんて良くないと思うんだが」
 緑色の紐が、咎める様にぺすぺすと音を立てて小百合の頭を叩く。まぁ、確かにごもっともだ。
「む、大事に持って帰るわよ!」 「……ごめん。きみのことは良いんだ。僕はただ、サユリに『この先もそういうことがあっては困る』という話をしている」 「別に、この先にそういうことをする予定はないけど」 「いまひとつ信用ならないね」
 ああ。どうしても、小百合と花京院が繰り広げる光景が、男女逆に思えて仕方ない。  女の子と見れば誰でも優しくするんだからー、そんなことねぇよ別に普通にしてるぜー、みたいな。……いや、小百合は誰彼構わず騎士スマイルして見せるが。
「何なら風見の名に誓ったって良いけど、こんなん今更じゃん。急に何ぞ?」 「状況が状況だし、なにせ僕って、繊細だからさ……心配なんだよ……!」 「なにをいってんだこいつは」 「あ? 何言ってんだこいつ」
 右手を胸に当て、大げさに繊細アピールをする花京院に、小百合とほぼ同時に突っ込んでしまった。  が、いたしかたなし。この花京院からは、繊細さや神経質そうな印象は、全然感じられない。クールぶった馬鹿100%だ。
「何を言ってんのか分かりかねるぜ」 「花京院、何を言っておる?」 「えっ」
 承太郎とジョースターさんも完全に同意見らしく……いや、ジョースターさんはこの茶番を分かってやってる雰囲気だな。花京院は意外そうな顔をしたが、それこそ意外だって話だ。半分マジで言ってたなら、自分を良く振り返ったほうが良いぞ。
「何を言ってるのか……さっぱり分からんな」 「何を言ってんだお前?」 「えっ、えっ……!?」
 続いてアヴドゥルさんとポルナレフからも同じ内容の言葉が飛ぶ。視線をずらして確認すれば、家出ちゃんの表情も「何言ってんだこいつ」でFA、つまりファイナルアンサーだった。  7対1で花京院の完全敗北である。  この一連の流れを受け、小百合は勝ち誇った顔で花京院の肩をポンと叩いた。
「だってよ典明」 「ウッ……! なにこれ傷つく……!」
 これはひどい。
. . ————————————————————————
445 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「ウッ……! なにこれ傷つく……!」に草不可避wwwwwww
446 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これが元現代腐女子、そして現行でも腐女子の忍者と10年一緒にいた結果かwwwww
447 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 腐食が進んだっつーか、ノリがうつってやがるwwwwww めっちゃイマドキ俺らっぽいwwwwww
448 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 何はともあれ原作より早めにご退場させられて良かったじゃんwwwww
449 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>448 まーな。ただ、なんだかんだその後も粘るわ粘るで、結局日が沈むまで一緒にいたが。
450 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なあ、募集してないけど質問おk? どうしても気になることがある
451 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>448 絶対あとで日本に来ちゃうヤツだけどなwwwww
452 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>450 どうした?
453 :450:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ……ずっと気になってたんだが、恐ろしくて聞けなかった…… サユ、ひとつ、聞いても、いいか……?
454 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>453 私ですか? なんでしょうか。
455 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 怖いじゃねーか、なんだ。
456 :450:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- Q:テンメイは、腐ってるんですか?
457 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>456 A:定義にもよりますが、「否」とは言い切れません。
458 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------
459 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square
460 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------
461 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------
462 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------
463 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------
464 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------
465 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known えっ感動です……。 「ここは無言の多いインターネッツですね」を、まさか本当に体験できるとは思いませんでした。
466 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 10年の重みを感じた
467 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>465 いまそんなこと言ってる場合じゃねーから!! マジかよもぉおおおお!! 別に知りたくなかったっつーの!!
468 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 幼馴染って、すげぇや…(白目)
469 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ   _, ._ (;゚ Д゚) …?!
470 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 私が机におきっぱにしていた百合本を、 「あっこれはBのLじゃないぞ」と思ってうっかり読んでしまったのが全ての始まりでした。 そのままズルズルと「話が面白ければ何でも良い」というやつになりまして、今では特に地雷も無いようです。 反省はしていますが後悔はありません。>eee(σロ∀ロ)σイエーイ☆
471 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>470 テンメイ! テッ……テンメェーーーーーーーイ!!!!!!!! うっそだろ! もう戻れないレベルにそちら側の住人に……!?
472 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 俺はサユが腐女子って聞いたときからそんな予感してたwwwwwww
473 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- もしかして2人でBのL妄想の話とかもしちゃうとかいう……?
474 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>473 テンメイ、話の構成上手いので普通に楽しいですよ。
475 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>474 あああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwww
476 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- な、なんだってーー!?wwwwwwwww
477 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ( `◎w◎;;)アッハイ
478 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- うそだろテンメイ……
479 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- えっwwwwなにそれ怖いwwwwwwwww
480 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 別に「誰某くっつけよう」とか「そこだ行け!」みたいなマネはしませんけどね。 2人っきりのときに超展開茶番劇みたいな感じで遊んでるだけですので、六窓先輩もご安心ください。
481 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お、おうwwwwww
482 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 今年一番の衝撃だわ
483 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ちょっ……お前ら……!! お前ら……!! ……もぅムリ……脳のキャパシティ足りなぃ……窓開ぃた……チョコ出てきた……食べた……美味しぃ……
484 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>483 六窓しっかりしろwwwwwwなんかそれ見たことあるwwwwwwwww
485 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >483-484 手首切った、カイワレ生えてきたwwwwwwww
486 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>483 お前が倒れたら誰がここに繋げるんだよwwwww頑張れ無線LANwwwwwwww
487 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square あ~~~~~チョコうめぇ~~~~~~~~~ ていうか窓の外になんかラジコンヘリ飛んでる~~~~~~ でもここ列車~~~~~~併走できる筈が無い~~~~~~~から今回はこれで落ちるぜ~~~~~
488 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やべぇwww サユとテンメイが部屋でひたすらに薄い本読んでる様子想像してカップ麺零したwwwwww
489 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>487 えっちょっ……!!
490 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓wwwwwwそんな状態で大丈夫なのかwwwwww
491 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ラジコンヘリっていうとやっぱり7人目っぽいけど、作ったのはオペレータだろうな サユのときもこんな感じだった希ガス
491 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あっ六窓が戦闘に入るとサユも自動的に落ちるんだっけ。これでまた報告待ちか。
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orisyu-manako · 6 years
Text
スクエアンノウン.06.順番に読んだ貴方は次に「お前かよ!」と言う。
前回のあらすじ「忍者。はい、解散。」
————————————伝人視点————————————
 ジョースターさんの部屋に呼び出され、念聴を試みたと話をされた。テレビが壊れている。相違点としては裏切り者は花京院ではなくポルナレフで、でもあいつデーボぶっ殺したじゃねーかどうなんだ、というような流れだった。  俺は真剣な顔で語るジョースターさんを見ながら、今朝方、突然の『ジャパニーズニンジャ』にテンションの上がったジョースターさんとアヴドゥルさんが小百合に延々忍者の話をさせ続けたことと、最終的に昨晩と同じように、やんのかゴルァ状態になった小百合が手に持っていたスチール缶コーヒーをブシャッと潰し、「疲れたんで外行ってきます」と、承太郎と列車の手配に向かっちまったことを思い出していた。  承太郎にはイエローテンパランス用に、普段は対、群衆に使っているアイテムを持たせているし、何より忍者と一緒ならなんとかなるかとそのまま見送った。
「ポルナレフに気をつけろか。……肝心の本人はどこへ?」
 そう言う花京院も、物理タイプ2人の心配は全然していないようだ。
「確か、タバコを買いに行くとか言って、どこかへ出かけて行ったきりだ」
 アヴドゥルさんもテンションが上がりすぎた反省故か、女子力(物理)の高さを思い知ったが故か、小百合を案じる様子はない。うん、そういう俺も全然心配してないが。  心配といえば家出少女のアンちゃんがいないくらいか。たぶんついて行った。
「ふむ……」
 花京院が腕を組むようにして右手を左目の横あたりに持っていき、顔に触れない程度の空間を人差し指で突いた。  まるで、眼鏡の位置を直すように。そしてその手は見事に空振りする。
「あ」
 そこで初めて、思い出したかのように目の周りを触って確かめる。  記憶が飛んでいるとはいえ、3ヶ月もアン・ノウンという名の眼鏡をかけて生活していたのだ。無理もない。
「クセが染み付いてんな」 「……失礼した」 「そうか、アン・ノウンなら解析できるわけだな」
 花京院とグダグダやっていると、アヴドゥルさんが思い出したようにそう言った。  ……分かる。もう忍者のインパクトが強すぎてアン・ノウンの能力忘れそうになる。分かる。
「いや、そもそも裏切り者なら香港で気づけていた筈です」 「それな」
 花京院が前髪を触りながらそれに答えた。俺もそう思う。
 敵さんがどの程度小百合の能力を把握しているのかは分からない。  だがポルナレフに関しては出会ってすぐにアン・ノウンに『触れ』させた挙句、漂流時には花京院もアン・ノウンをかけていた。念聴の言葉の意味がイエローテンパランスだと知らぬ前提で考えても、ポルナレフ本人が敵ではないのは疑いようがない話である。
「私が『見た』ときにも、状態異常の類は見えなかった。後ろめたい隠し事もないようだし、操られているとか、何かがくっ付いているということもありません」 「じょ、状態異常って……。混乱とか操り状態なんかも視覚情報として見えるってのか?」 「本人に自覚がなくても、別の意識が混入していたり、本人の意識が不自然に動かされている訳だから、触れていればその辺りも表示される」 「……それ、俺もそこまで『見られてる』ってことで良いんだよな?」 「Exactly」
 アン・ノウンは『魂を見る』アトゥム神と違い、嘘か真かははっきり分からないが、その分使える幅はかなり広い。  本人に自覚がない状態異常も、他の意識の介入がされているならば『見れば分かる』と来たか……。  やっぱり味方にいるならこの上なく便利だし、心強い、が。
「……おっそろしー能力だな、ほんとに」 「…………」
 さっきからジョースターさんは黙ったままで、うっすらと汗が滲んでいる。  この場に小百合がいたなら『状態異常:焦り』とでも言ってくれただろうか。  アン・ノウンの『直接触れれば』という条件、ジョースターさんは普段から露出は少ないし手袋もしている。意識しなければ直接触れることはまずない。あの長い髪だって、この人ならさりげなく避けられるだろう。だが、ジョースターさんは波紋使い。貴重な回復要員。  旅の終わりまで小百合に触らないというのは、どうあがいても、無理だ。
「……ジョースターさん?」 「いや、ということは『DIOの手下が』『ポルナレフとしている』。つまり化けて襲ってくる、という解釈が自然だと思うんじゃ。『われわれの中に裏切り者』というのは、DIO側からの視点にも捉えられるしの」
 今、このじじいは絶対に東方朋子のことを考えていた。2ポンド賭けたって良い。  はっとしたようにべらべら喋って誤魔化しているが、頭の中は浮気のことでいっぱいいっぱいの筈だ。  どの道避けられないなら、早いうちに過ちを明かしてしまった方が色々とジョースターさんのためかもしれない。ただ、肝心の小百合と承太郎がこの場にいない。……またの機会だ。
 小百合はクヌム神を直接見ていない。必然的に、小百合にとって個人的に憎いだろうイエローテンパランスの名前が挙がった。
「変身系だとして、小百合と一緒ですし、相手がイエローテンパランスでも承太郎にはトクセイグレネード持たせてあるんで、なんとかやるんじゃないっスかね」 「……グレネード? トクセイの?」 「催涙スプレーに手を加えただけっスけど」
 少々物騒な単語にジョースターさんが反応した。スクエアを回しながら簡単に説明する。  ただまぁ、近距離パワー型ということは、遠距離特殊型にめっぽう弱いのは誰もが承知の上。補う手段は必要だ。  承太郎だって、今朝方渡すときにも、ああ、これ。的な感じで普通に受け取った。
「……」 「……」 「……」 「え?」
 だというのに、お前らのその微妙な顔はなんだというのか。一歩引き下がった、まるで俺がおかしいみたいな……。花京院が墜落する飛行機の中で一歩引かれたときのことを思い出す。デジャヴ。  本人もそれを思い出しているのか、曲木も人のこと言えないだろ、みたいな顔をして口を開いた。
「さすがというか、普段からそんなものを持っているんだな……」 「いや~、小悪魔様々ってか?」 「……褒めていないぞ」 「だよなッ! ……あんだよ、忍者にはあんなに盛り上がっといて、アンタらッ……!」
 なんだか不当だ。  こいつら、合法ショタで物騒なもん持ってる自称正義の味方の扱いがよろしくない。
「有罪!」 「いや、どちらかというと、有罪なのは伝人じゃよ……」
. . ————————————承太郎視点————————————
「まさか忍者の話で、あの2人がああもグイグイ来るとは……」
 昨晩、敵のスタンド使いをスタンド能力抜きに倒しちまった小百合は、黒光りする三つ編みを不機嫌そうに振り回している。  今なら分かる。普通じゃあ考えられんほどに長いこの髪は、どんな持ち物検査にも引っかからねー、使い勝手の良い暗器だったというワケだ。
「散々質問攻めにされたんだ。もう話すこともねーだろ」 「ええ。そう願います。もう敵が何を言ってこようとガン無視で行く所存ですよ私は」
 小百合は俺のほうを見ずに金属の髪留めをぱしんと手で受け止め、深くため息を吐いた。  こいつは確かに、顔立ちも体つきも、男に見間違えるようなもんじゃあねぇ。  だが、花京院とほとんど変わらんような背丈と、落ち着いた声色。ガサツなのとは違うが、女らしくはない。
「ココナッツジュース、飲みますか?」
 出店の前で立ち止まり、もはや本来の役割を失っているスカートのポケットからガマ口の財布を取り出す。  時折、常識外の言動と意味のない悪ふざけが目に余るものの、基本的には男と話しているときと変わりなく、それなりに話しやすい。
「ああ、2つくれ」
 ……それはそれで何か間違っている気もしたが、花京院の言うとおり、色々とどうでもよくなってきた。  店員が準備する間に、飾ってあったココナッツの見本を手に取り、もてあそんでいるのが目に付く。
「まさか、素手で穴開けるとか抜かすんじゃあねーだろうな」 「……やろうと思えば、出来ないことはないですが……」 「なんだと?」
 俺も1つ手に取ってみたが、ココナッツの感触はただの木のボールだ。  素手で。……できるか、拳で割るだけなら兎も角、これに、穴を。
「……ジョセフさんもいないのにいきなりチャレンジしないでくださいよ?」 「……アン・ノウンで俺の意識を見やがったのか」 「えっ、今のはアン・ノウンで見なくても大体なに考えてるか分かりますけど……」
 本気にやるつもりはなかったが、小百合は俺の動作を敏感に読み取ったらしい。  俺は伝人に、傍目に何を考えているのか分かりにくい自覚を持てと言われたことがある。  見りゃあ分かるだろうと思っていても案外と分かってくれていないらしいが、こいつは文字通りに『見れば分かる』能力者で、忍者だ。  やはり、余計なことを言わなくてもやりやすい。
 大人しく見本を戻し、金を払って先に進んだ。
————————————小百合視点————————————
 承太郎先輩は思ったより話しやすかった。散々ちょっかいかけておいてアレだが。  狙ったようにいかなかったのに一撃で倒してしまって微妙な気分になったとか、拳が思ったより深く沈んでヤっちまったかと一人で焦った話とか、おおよそ他の人間とはできないようなあるある話が結構あって、楽しい。
「……いやに平和、ですね」
 ここへ来るまでに誰かしらに成り代わって接触してくるかと思っていたのに、あっさりとケーブルカーに乗り込んでしまった。私自身がやる気になると敵が来なくなる法則でもあるのだろうか。そういうの、やめていただきたい。  流れていく景色を眺め、そういえばアンちゃんがいないことに今更ながら気づく。承太郎先輩の好感度……とは思うものの、ホテルにいてくれるならひとまず安全だし、それに越したことはない。
「なんだ……?」
 不意に、承太郎先輩が顔をしかめて右手を持ち上げた。
「どうかされました……か!?」
 いつの間にか、承太郎先輩の右手の小指に、憎き黄色い粘菌が引っ付いている。  ……貴様、貴様があんなとこでミンチ肉を食ってなければ!
「イエテンッ!!」 「なんだと? その、イエテンってのは変身能力じゃあなかったか?」 「普段の使用法はそれですが、それは対一般人用。スタンド使い、まして私のような解析能力者が一緒にいてはなんの意味もありませんから……」
 どこでつけられた、いや、この付き方は、確実に乗る直前だろう。
「物質一体型で射程距離E、切り離せば制御を失い、バイオハザードになり町中に広がれば自身でも回収しきれませんから、本体は近くに……いや、違う……そのために、ケーブルカーを……?」
 読めてきた。『物質一体化』ということは、『切り離せば制御を失う』ということは、逆に、『知っている』ことでこちらも動きを制限される。  しかし乗り場を振り返ってみても怪しい人物はいない。そういうプロを雇ったか。仕事が終われば撤退。当然だ。もう少し、そういった方向にも警戒すべきだった。
「小分けにしたものを誰かに持ち運んでもらって、適当に引っ付け、ケーブルカーの着いた先で私たちの死体を回収しよう。という魂胆だと思います」 「小百合」
 推測を口にしながら行く先をよくよく見てみれば、本体からだろう意識の糸が、細く細くではあるが確かに伸びているのが分かった。  私がロープを伝って特攻でもしようかと考えていたところで、承太郎先輩の呼ぶ声で現実に引き戻される。
「なんでしょうか」 「仕込み刀か何か、刃物を持ってねえか」 「……刃物、ですか。ないことはないですが」
 風見一族はとにかく、馬鹿が多かった。  数代前から、科学が進化したって関係ない暗器を『身に付けておく』ようにしてしまっている。  少しお披露目はしたが、勿論、刃物だって『身に付けている』わけで。
「まだ浅い。スタープラチナで、指の、皮を剥ぐぜ」 「……『作る』ので、少々お待ちください」 「……まさかとは思うがよ」 「ちょっと話しかけないでください」
 流石は天下の承太郎様。これだけのやりとりで察したようで、若干引いた顔をされた。  それはそれとしてとりあえず黙らせ、思いっきり深呼吸。  右手を構え、全神経を親指に集中する!
「……ぐっ…………!!」
 そんな目的に使うほど、しかも急いで伸ばすとなるとかなり疲れるのだが、とにかく伸ばす。  刃渡り7cmくらいになっただろうか。髪留めに彫られた風車の溝。これは爪やすりになっているのだが、そこで爪を研ぎ、刃物の完成だ。  ただ、このままでは使えないので、べりっと剥いで差し出す。剥いだ傷口は新たに爪を生やすことで強引に塞いでおく。
「……。切れ味は上々みてーだな」
 承太郎先輩は色々言いたいことはあったろうが、黙って私の爪を受け取り、指で切れ味を確かめる。  刃物として賞賛のお言葉を頂いた。
「スタープラチナ!」    ……流石は精密動作A。『見た』ところ、若干自我があることも、精密動作が得意な由縁であるらしい。  確かに、ステータスとかそういうのを抜きにしても、承太郎先輩はそこまで細かいことが得意なようにはとても思えない。細かい動きはスタンドに任せたほうが、確かに精密にやってくれるだろう。
 肉片というか、人間の生皮が、黄色い粘菌と絡み合って、床に落ちる。
「ヌ……、思いのほか」
 無事、切り離しには成功したらしいが、傷口からぼたぼたと血が流れて止まらない。これではイエテンの恰好の餌だ。私の爪と、垂れた血液をも吸収したイエテンは、向こうにつく頃になっても自然消滅しないくらいの体積になってしまった。
「使ってください」 「ああ、借りるぜ」
 襟元からスカーフを外し、承太郎先輩に渡す。  赤い布が赤く濡れていくが、ぎゅっと引き絞ると血の勢いは弱まる。なんとか応急処置にはなったようだ。
「あとは、ひたすら逃げて向こうに着くのを待つしかねーな」 「ええ……。流石に瓶は持っていませんし、コイツを外に放るとマジでバイオハザード待ったなしですから……。ヘタに窓も開けられないです」
 やはり、こちらの動きを視野に入れて計画を立て、更に『知られている』ことをも計算しているようだ。知らなければ黄色い粘菌を外に放り捨て、見事に大惨事を引き起こしていただろう。知っているゆえに、それができない。  ……あの女、手ごわいな。  一人もやつく私の眼前に、ひゅるりと何か言いたげな意識の糸が躍り出る。  そちらに視線を向けると、承太郎先輩の意識が学ランのポケットに集中していた。
「小百合、テメー、息は何分持つ?」 「息……? 止めて、ということですよね。普通に動いて5分くらいは持ちますが」 「十分だぜ」
 そう言って、ポケットから取り出したのは、なんていうか、どう見ても手榴弾の形を模した缶だった。  どういった経緯でこんなものを持っているのか、探らなくてもすぐに分かる。  あの小悪魔よ、中々どうして、やりおる。
「コイツを使ったら絶対に息を吸うな。目も開けちゃあならねー」
 手渡されたブツはどことなく手作り感があって、明らかな違法の香り。  あの人も全然私のこと言えないじゃねーかと思うしかない。
「伝人が催涙スプレーに手を加えた『催涙グレネード』だぜ」 「なるほど了解いたしました。……とはいえ、法的に大丈夫なんですかこれ」 「何も、バレなきゃ犯罪じゃあないんだぜ」 「アッハイ」
 聞いたことのある台詞に察するしかなく、手渡された缶をポケットにしまう。  先ほどの思考を少し訂正しよう。小悪魔と、ジョジョも、全然人のこと言えないじゃねーか。  なんだ、催涙グレネードって。
. . . . . . . .
「キッツ……!!」 「……あとどのくれーだ?」 「景色からしてもう間もなく、2分ほどです」
 その後、私たちはぎっちぎちになりながら、ケーブルカーの端に詰まっていた。  死んだように見せなければならないため、降り場からの死角に収まって大人しく待たなければいけない。だが、広がり縮こまりうぞうぞと這い回るイエテンにも、捕まる訳にはいかない。  承太郎先輩がでかいのがここまで邪魔になるとは思っていなかったが、実際、こう、どうあがいても邪魔だ。
「……もう少し、小さくなれたりしません?」 「なれるワケねーだろ」
 しかもお互いに関節とかそういう話ではなく身体が硬いせいで、寄るに寄りきれない。  ただ、長い学ランの裾を女子のスカートのように膝のところに巻き込んでしゃがんでいるのは……イイ。全て許そう。
 対する私は、太ももの中ほどまでしかないスカートに指定ジャージ。彼の皮靴に対し、私はバッシュ。足元の悪い場所で不利になるようなことは決してない。何に、ということはないが、勝った。と思った。
「……テメー」 「なんですか?」 「いや、マジで色々とどーでも良くなってきたぜ」 「それは何よりです」
 馬鹿ばっかりの、歴史ある忍者の家系。  そんな風見家が跡継ぎ小百合様に対し、所謂女子な扱いはしてもらいたくない。
 いよいよもってケーブルカーが降り場に着き、扉が自動的に開いていく。  2人同時に立ち上がり、イエテンを踏まないようにして素早く外へ出る。
「……ポルナレフ?」
 何故かそこにいたのはポルナレフ。の、形をしたラバソだった。  ここに来てこれはないと感じたのか、承太郎先輩がこちらを確認する。なんとすれば伝わるのか一瞬悩み、目で後ろを指す。それを受け、ラバソから一歩距離を取ってくれた。伝わったらしい。
「ジャーン! 驚いたか? 先に来て待ってたぜ!」 「……ジャンだけにですか?」
 さり気なく触れようと近づいてくる。  じりじりと位置をずれて、ケーブルカーのほうへ行く道をあけた。  向こうとしても、スタンドが回収しきれなくなる事態は避けたいのだろう。特になんとも言わず、大人しく流れに沿って足を進めた。  そんな彼に、真顔で言ってやる。
「笑えないですよ、ラバーソール」
 ポルナレフはDIOの手下の中でもそれなりに名が知られている。  それはその存在そのものがかなり道化チックだったから、話に上がりやすいらしいのだ。  妹の仇を探してDIOに近づき、肉の芽を植えられ、Jガイルからは遠ざけられて、良いようにジョースターの血統の始末を……。
 そう思うと、少し、腹の中で煮えるものがある。
「……へぇ、そこまで知ってんのか」
 名前を言い当てられると、途端に日本人にお優しく日本語に切り替えてきた。  日本語に強い敵は『私達』にとって少々都合が悪いので勘弁してもらいたい。  能力の割りにあまり細かい計画や戦略を好まない彼であるが、完全に予想済みだという様子で勝ち誇った顔をしてみせる。彼が自信家で調子に乗りやすいことは『予習済み』だし『見て知っている』が、この、向こう側からつくられたイレギュラーな状況。館で何か吹き込まれて来た可能性もある。
「名前も能力も筒抜け。花京院のヤローがかけてたその眼鏡は、やっぱりスタンドだったってワケ……だなッ!!」 「!」 「小百合!?」
 攻撃するとき、必ず意識だけが先行する。それを感知し、反射的に隣にいた承太郎先輩を庇ってしまった。  遠慮なくぶちまけてこられたイエテンを避けきれず、左のわき腹から背中側へ向けて引っかくように食らいつかれる。なるほど地味に痛い。皮ごと剥ぐには少々面積を食らい過ぎたか。出血を考えるとこのままでいる他ない。
「おっ柔らかいかと思ってたが、嬢ちゃんかなり鍛えてんなぁ~~」 「痛いではありませんか」
 強引に身を捻り、バックステップでイエテンを切り離させた。これで意図的に這い上がってくることはない。  しかしじわじわと肉を食われていくなんてとんだチキンレース。早めに倒さねば。
「ハハハハハ! 力も強いッ!! ま、当然ッおれに敵うほどじゃあねェが!」
 ポルナレフの顔が派手に裂け、自称ハンサム顔が顕わになった。周囲から軽く悲鳴が上がる。  コイツに暗殺者の自覚とか配慮とかはないのだろうか。こんな往来で。
「チッ……小百合、前に出たがりが過ぎるぜ」 「すみません、性分なもので」
 承太郎先輩は帽子のツバを指先で撫でながら、別に庇ってもらわなくて良かったと主張する。  とりあえず���先だけで謝っておき、右手でアン・ノウンの位置を直す。過ぎてしまったものは仕方ない。
「なァ、とはいえ二対一だ。おれがどうすりゃあ確実に勝てるか、分かってんだろぉ? それは……」 「ハァン? この状態の私を放置してどちらへ?」 「なに?」
 承太郎先輩のリアクションが少しもどかしい。これで隣にいるのが典明なら、既にアン・ノウンをかけてもらって全て分かっている状態でいられるのだが、いまひとつ、情報の伝達が遅れている。  まぁ、答えは分かっている。『逃げる』だ。
「逃げる!」
 高らかに宣言し、バッと身を翻してビルから飛び降りる。流石は衝撃吸収ゲル。遠慮ない。  普通に考えたら追いかけられないわけだが、忍者の脚力を舐めてもらっては困る。  幸い、すぐ隣にもビルがあるし、向かいは窓が一つ奥まっている造りだし、イエテンが付いているのも背中だし……色々と、丁度良いい。
「こちらも飛び降りて追いましょうか」 「おい待て何しやがッ……おッ……!?!??」
 細かいことは気にせず跳ぶ。
 ……ラバソの性格からして、もっと正面から挑んでくると思ったのだが。何か策を講じているらしい。  しかし違和感は拭い切れない。ならばどうして手下が一斉に襲ってこないのかという疑問が残る。これが彼女が口出しした結果なのなら、少し戦力を固めて襲わせれば、それだけで十分な脅威足りえるのに。
 彼女が何を考えているのか。ほとんど会わなかったとはいえ、同じ『私ら』であるのに、私には分からなかった。  眠っているように静かな意識からは、さして何も読み取れずに時間が過ぎてしまったから。
「さて、いきなりでしたが、大丈夫ですか?」 「…………」
 承太郎先輩をそっと地面に下ろしてやると、途端に距離を置かれた。  先輩は持ち上げてみたらやっぱり重たかったため、流石に抱えながらふざけるほどの余裕はなかったのだけど、『見れ』ば、何か信じられないものを見る顔で、意識の糸が動揺を隠し切れずに震えていて、それはそのまま自分自身を庇うような形で渦巻いている。  これは、初めてバレンタインにチョコレートをもらったテンションの高まりに任せ、傅いて手を取ってお礼を言ってあげたときの典明と同じような反応だ。やだ……私ってば、かっこよすぎ……?
「なにも唇を奪ったとかそういう訳でもなしにイてェッ!?」 「……行くぜ」 「殴りましたね!? 典明にもいつも殴られてるけど!!」
 そんな反応しないでくださいよと続くはずだったのに、意味のある暴力が私を襲って言葉は途切れた。  一応、触れるときには布をはさむように気を使っていたのだが、本人に頭を『直接』殴られてしまったわけだ。来ると見えてはいたのだが、まさか頭とは。伝人先輩じゃないが、承太郎先輩は私に牙を剥くように威嚇して道案内を促した。ああ、良く見える。
. . ————————————————————————
193 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known そんな感じで安価達成しました!! やった! 私カッコイイ!!
194 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りおつかれさまです!!!!!wwwwwwwww
195 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square お前さぁ…前々から思ってたんだけど、前世男だったりしない?
196 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>195 え?? 嘘偽りなく前世から「腐女子」でしたけど????
197 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 男前振りかざして遊ぶの、さぞかし楽しいだろうな。 もはやサユがウラヤマシイくらいだわ。イケメン爆発しろ。
198 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 私ならそんなん���れたら女の子としか付き合えなくなる
199 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ちなみに動画見返すまでは気がつかなかったのですが、先輩、見事に「なぜならば顔」を晒してくれていました。
200 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 動画と聞いて    ( ゚д゚) ガタッ    /   ヾ __L| / ̄ ̄ ̄/_   \/   /
201 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- よし、貼れ!
202 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 何故ならば顔ってどんな顔だよwwww
203 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>202 「なぜならば」を変換してみてください。どんな顔か、よぉ~~~く分かる筈です。 っ【動画】
204 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- (∵)
205 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- くっそ(∵)wwwwwwww それはそれは大層なイケメンをご発揮なされたんでしょうな(∵)wwww
206 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ひぃーwwwwwwwwwまぁだろうよwwwwww
207 :212 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 承りwwww思ったよりうろたえてたwwwwwww よくもまぁこれで別に何もなかったぜみたいな顔で帰ってきたなwwwwwwww
208 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あの忍者動画から切り取ったんだけど、 三角跳び直前のサユの真剣なイケメン顔↓ 【どこか日本人離れしている凛とした顔立ち、透き通った緋色の瞳の少女の写真】 だめだ俺なら落ちる(∵)
209 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ…お願いがある…お前が「問おう。貴方が私のマスターか?」って言うだけの動画くれください。
210 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 俺もこんなただのおっぱいのついたイケメンにお姫様抱っこされたら(∵)ってなるしかねぇwwww
211 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>209 俺が思ってても言わなかったことをォオオオ!!
212 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square やめろお前ら!!俺はコイツの中の人のことを頑張って考えないようにしてんだよ!! 騎士王のイメージが!!こんな、こんな馬鹿に……俺の中の綺麗な思い出がッ!ウッ!!
213 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known え……? なんです……??? 言ったほうが良いんですか? 言わないほうが良いんですか……??
214 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >> たのむからやめろ <<
215 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓そんなにFate好きだったのかwwwwww
216 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユって普段から敬語だしなあ…… 真面目にしてればさぞかし似てるんだろう……。…真面目にしてれば
217 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- え?でも公式からも結構やりたい放題やってね?
218 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>217 それはそれで、これはこれだ
219 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 【悲報】 追いついたら承り動画削除済み\(^o^)/ナンテコッタイ
220 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 前世の私の活動圏内に無かった話ですかね。 ちょっと良く分からないままですが、私の声とかその辺の話は雑談でお願いします。
221 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square くそ……まさかスレ民から言われるとは……承りの貴重な放心動画見て忘れよう……
222 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>219 ここで今北産業状態wwwwww どんまいwwwwwwww
223 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>220 サユさん再うpしないっすか!? 本日の最大イベント逃した組にどうかお慈悲を!! マジで褌買いに行ってたら流れましたとかマジで洒落にならないわ!!!!!!!!! お願いしますよ!!
224 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>223 お前もしかして、忍者の話題で盛り上がってるときに褌締めて待機してろって言われてた?wwwww   54 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known   >>52   できるだけその場の流れに沿って違和感なく良い感じにやり遂げて見せますので、褌締めて引き続き待機しててください。
225 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square しかし、テンメイのそういう紳士的っていうか、 初期院のスカした感じが全然ないのが地味に気になってたんだが、やっぱりお前のせいだったんだな こんなんが隣にいたらそりゃ止める側に回るしかねーよ
226 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>223 雑談スレで、なんとか他の人にもらってください。
227 :名無しの褌:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- \(^o^)/ナンテコッタイ
228 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 半年と思ってROMってましたが、書き込まずにはいられないッ!\(^o^)/ナンテコッタイ
229 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 同じく見逃し組として\(^o^)/ナンテコッタイ
230 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 結構いるwwwwwww今更どうしたwwwwwwww
231 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんで丁度そこだけ見逃すやつがこんなにいんの?
232 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 馬鹿野郎……時計見ろニート共……仕事終わってスレ覗きに来たに決まってんだろ……?
233 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>232 アッ
234 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 申し訳ございませんでした!!!お勤めお疲れ様です!!!!!!
235 :名無しの褌:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 寄り道しないで真っ直ぐ帰ってスレ確認すればよかった……(´;ω;`)
236 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そんな社畜達のために、俺が文字にしてやった↓
まず画面が承りを写す。どっかのビルの屋上。 「こちらも飛び降りて追いましょうか」 見えない聖剣から派手に光線でもぶっ放しそうなイケメン女子ボイス。ほぼ間違いなくサユの声。
いまいち意味が分からない様子の承りに近づいたあと、横に回りこむ。 「おい待て何しやがッ……おッ……!?!??」 ブレてまくっててこの辺はよう分からんが、ケーブルカーのとこにいるのがなんとなく分かる。 映像が落ち着くと、お姫様抱っこで抱えられた承りを抱え上げたほうの主観で映している。
承り越しに、そのまま屋上のフェンスに足をかけたっぽいのが見える。 「屋上だぞッ……跳んっ……!」 思わずといった感じで手が上がって、はっとする承り。たぶんサユにしがみ付きそうになって我に返った。
しばらく画面があんまり手元を写さない。ビルの窓と壁ばっか。壁伝いにぴょんぴょん降りてるっぽい。 途切れ途切れだけど、映りこむ承りの表情がどんどん切羽詰ってって最終的に(∵)になる。
「さて、いきなりでしたが、大丈夫ですか?」 「…………」 地面についてすぐ、(∵)から回復してきた承りにイケボ女子が話しかける。 承りがバッと距離を取って、気持ち守りの姿勢に入ったところで動画が終わった。
大丈夫な要素なんて、身体に怪我がないってことくらい☆ かな☆ みたいな感じ。 褒めていいぜ?
237 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>236 ありがとうございます!! ありがとうございます!!!
238 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- いや、そりゃ(∵)にもなりますわー…
239 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>236 お前みたいなタイプほんと何様だけど今だけは>236様と呼ぶしかねぇ
240 :名無しの褌:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こういうときだけはニートの存在がありがたい…!! 感謝でござる…感謝でござる…!!
241 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known テンメイにはそういうのやめろよって言われるんですけど、 逆スケコマシみたいなことやるの楽しすぎてやめられないんですよね。
242 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square もう次の話行って大丈夫か?
243 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ格好良いわぁー、抱いて…
244 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>243 だが断る >>242 進めましょう
245 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>244 お前って誰彼構わずイケメン振りかざすくせに、なんか茶番上でも貞操だけは硬いよな。 で?承りを(∵)にしてどうなったって?
246 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >243-244 前もこのやり取りあったなwwww
247 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known はい、で、この動画の直後に頭を「直接」ぶん殴られまして、色々とよく「見える」ようになりました。 私にくっついてるイエテンと本体の間に伸びる意識の糸を辿ってラバソのいる方へレリゴー。
辿っていくと最終的に廃ビル?の地下に入りました。 途中、水道があったので、蛇口全開でウォーターアトラクション施設みたいにして更に追って行きます。 バケツもあったので水入れて持って行きます。 続きます
248 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 案の定殴られたのかよwwwww
249 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 水浸しにする意味が分からんのだが
250 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square あー…原作で海でオラオラできたのって、なんかそういうアレか…弱点あるじゃねーか…
251 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known- >249ー250 私も「直接」食らって初めて分かったのですが、 イエテンは水に濡れると精密動作Eがさらに使えなくなります。 肉が流れやすくなるとかいうなんかそういうアレです。エネルギー消費もでかいみたいです。
最終的に扉を隔てた廊下に出たのですが、特攻以外に責め入れられないよう、イエテン祭りが開催されてました。 廊下の奥で余裕顔で待ち構えているラバソを見て、承り先輩にはアン・ノウンをかけてもらい、お望みどおりにそのまま私が特攻です。
息を吸ってはならない、目も開けてはならない。 といっても、5分くらい息を止めていられる私なら余裕ですね。と、思っていた時期が私にもありました。
続きます
252 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known スピードCなので特に盛大に食らうこともなく奥まで進み、ブツのピンを抜いて宙に放りました。 ……で、承り先輩視点だけで遠くからのん気に眺めていたのですが、なにか、ラバソの反応がおかしいんですよね。
炸裂する「赤っぽい」煙。死にはしないと聞いていたのに、聞こえる声が鬼気迫りすぎている。 そして悲鳴に混ざる「カラい」という意味の言葉。
あれ、私も、このあとヤバくないです? と思いましたね。 続きます
253 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 嘘だろ六窓
254 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 催涙グレネード(激辛)wwwww
255 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>253 いいや! マジだぜ!!
256 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known なりふり構わず私達が入ってきた扉から全力ダッシュで外へ出ようとしたラバソですが、 ガードがゆるゆるになったところを先輩に殴られて廊下にもんどりうってました。 そこまで「見て」私は承り先輩からアン・ノウンを奪い去り、全部任せて戦闘放棄で、離れた位置の水道に向かいました。 めちゃくちゃ良く洗い流してから息をしたんですけどちょっと辛くて、承り先輩を殴り返そうかと思いました。
戻ってみたらラバソはずぶ濡れで顔面が歪んでました。 とりあえず戦闘はここでひと段落です。
>>255 あんたらもほんと大概ですよ。ラリアットかまして良いですか? おかげで今もなんか首とか顔とか熱っぽいですからね。
257 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 見返してみたけど、確かにイエテン、ちょっと水に浮き気味……? ケーブルカーの中であんなに広がってたのが海に落ちてどこへ消えたのかと思ったらエネルギー消費か
258 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>257 そちらでどういう理屈なのかは知りませんが、こちらではそういうことになってました。
259 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>256 スイませェん。 承りが説明すると思ってた。ていうかお前が色々煽るからいけなかったと思う。
260 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 催涙グレネードの中身、なに…?
261 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>260 粉タイプ催涙スプレーとブート・ジョロキアの粉。 手榴弾型にすることにより勢い良く弾ける、両者のエクストリームなハーモニーをお楽しみください…。
262 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- えっほんとに人死なない?大丈夫?
263 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>259 >eee(-ロ-ロ)煽る? 私がイケメンなのは通常運転ですよ? ン?
その後なんですが、どう考えても勝負はついたのにラバソはまだ粘る気でいたので、 遠くの水道まで引っ張って「面倒なので始めに足を折ります」と宣言し、そのままへし折ったら素直に答えてくれる気になってくれました。承り先輩は何も見なかったぜみたいな顔してました。
まだ私のターンが続きます。ご容赦ください。
264 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>262 使う相手は選んでるから死なない
265 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 普通「折られたくなかったら」だろ、お前ら本当物騒だな
266 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ご容赦くださいって言ってるやつが一番ご容赦ない罠 お前のようなイケメンがいるか
267 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known なんだかんだ身体は丈夫で、その上しつこいと予習済みですし、実際面倒なタイプだと判断したまでです。
偽名でプロフィールが見れなかったという口実で、オペレータのねーちゃんのこと話してもらったわけです。 結果、彼女のスタンドが、材料さえあればどんな機械でも組み立てられる能力ということが分かりました。 機械人形は彼女が作ったもので間違いないようです。
あと…………まだ六窓先輩にも言ってなかったんですが、 彼女、元々裏社会で過ごしていたわけではないらしく、一人、世話係的な人がいたんですけど……。
268 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square いたんですけど?
269 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- いたけどどうした?
270 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 新たな俺らか?
271 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ちょっとこっちの事情的に危うかったです↓ ラバソ「シスター上がりで裏社会の事情に詳しくねーから、ダンせんぱ……、えーと、恋人のスタンド使い、鋼入が面倒を見てる」 サユ「えっ」 承り「『えっ』?」 サユ「面倒、見てるんですか? そんな風には……とても……」 実際、彼女、鋼入の前を悠々と歩いて、楽しそうに日本語で喋ってましたしね。 ……いや、あのキャラを知っていたら誰だって「えっ」って言っちゃいますよね。これは仕方の無いことですよね。
続きます
272 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- えっ
273 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- え???
274 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アイツ、人の面倒とか見れるのか?????
275 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square (´◎w◎)誰の人選だ?
276 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前かよwwwwなんでだよwwwwwww
277 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ラバソ「は、はぁ? ソコ引っかかるか? その眼鏡で、館の中……見てたんじゃあ、ねーの?」 サユ「……? 小柄なブロンドの女ですよね?」 ラバソ「???」 承り「嘘は吐いてねーようだが、認識が違ってるのか」 サユ「貴方から見てどういう人間でしたか?」 ラバソ「……ちっとばかしネジがトんでるが、大人しくて気が利く。でもぼーっとしてることが多かったぜ」 サユ「……テンメイの肉の芽の事情を知っていて、普段被っている猫を外していた、ということですかね」 承り「更に事情がややこしくなってきやがったか」
続きます
278 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 単に黄色いヤツの味方なら猫被る意味だろ マジかよ…探っておくこと増えたな…
279 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 黄色いヤツの側にいながら猫を被る勇気よ
280 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 鋼入りと知り合いなのか? シスターで? 何がどうなったらそうなる??
281 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known サユ「2人は黄色いヤツを通じて始めて知り合ったのですか?」 ラバソ「なんでそんなに知りたがッぶへっ! わ、分かった! 思い出す!」 余計なこと考える前に頭から水ぶっかけました。なんかガチの筋者がその辺の不良イジメてるみたいだなあと思いました。
ラバソ「…………どこで知り合ったとかは知らねぇ。ただ……仲が良いっつーか、鋼入があんなに世話を焼いてやるの、ちょっと変かなとは思ったけどよ、そんくらいだ。おれだって別に四六時中館にいたわけじゃねぇし、これ以上は知らない」
そこから先の進展は見込めなかったため、アン・ノウンでちゃんと戦意喪失をしつこく確認し、 ラバソをビルの地下に放置して列車予約して帰ってきました。
私からは以上です。
282 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 色々考えたが、俺なら機械を組み立てるスタンド持ってても鋼入と仲良くできる気は全くしない
283 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>281 帰ってきたあと、隠紫さん別室に連れてったとこは報告なしなのか?
284 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 鼻も顎も足も骨が折れてるのに放置されるラバソ…暗殺者だしなんとかするか。
285 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>283 別室の中でのことは、「秘密にする代わりに秘密をもらいました」とだけ言っておきます。 帰ってきたその辺のくだりは六窓先輩からどうぞ。
286 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>283 kwsk
287 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そういえばサユ、背中にイエテン食らってたな。 隠紫さんのプロフィール筒抜け問題、結局どうしたんだ?
288 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>285 んー、了解。
戻ってきたらサユが全体的にしっとりしてるしセーラー服に点々と血がついてるし、 承りは小指に赤黒い布巻いてるし、一目見てなんかあったのが分かった。 そこでのテンメイとサユの会話をご確認ください。
テン「……おかえり、背中に結構な怪我をしているだろう」 サユ「うん、ただいま。イエテンに少し齧られただけ。もう血は止まってるし大したことないよ」 ここでハイエロファントが伸びて、一ミリの遠慮も無くセーラー服の裾に突っ込んだ
テン「そんなに深くはないみたいだな。ちゃんと隠紫さんに治療してもらえよ」 サユ「ン」 冷静に考えたら負けみたいなを会話を目の前でされて、俺はどういう顔をしたらいいか分からなかった。 ここまでテンメイとサユのやりとりに誰も何も言わない。
続く
289 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんかちょっともやもやするぅwwwwwww
290 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユがでかい傷負ってるの一瞬で分かったのかよwwwwww
291 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 女子メンバーが怪我を負って帰ってきたんだから、みんなもう少しなんか反応があって良い筈だと思うの……
292 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ちゃんと治療してもらえよという言葉に、俺はそっと隠紫さんのほうを見てみた アン・ノウンがなくても、顔に「やべぇ」と書いてあるように見えた気がした
サユ「んー……すみません、一応、傷が体中にあるので、別室での治療をお願いいたします」 隠紫「お、おお。分かった」 ナイス言い訳だが、隠紫さんはきっとこのあと地獄を見るんだろう。アーメン。って感じだった。 出てきたら2人ともなんでもない顔してたが。
俺もまだ内容知るわけにいかないから、そのときになったら教えてくれ
293 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 慣れって恐ろしいなwwww
294 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイとサユを逆にして考えるとすごい落ち着く会話な気もするんだが… なんだ、この、落ち着かない感じ
295 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 別にいつもやってるようなやり取りですけど……?
296 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- …あれ?家出ちゃんどうした?結局ホテルにいたのか?
297 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 隠紫さんマジ生きた心地しなかったろうなwww 孫がすぐ近くにいる中でやらかした過去ばれるの確定とかwwwww
298 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>296 あー、それな。意外と戦車と一緒に帰ってきた。
俺もまだちゃんとは話聞いてないし、そろそろ飯だから一回落ちる。そこでkwskしてくる予定。 戦車の馬鹿、可愛い女の子にホイホイされてちょっと危なかったってよ
299 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>296 家出ちゃん曰く、私と承り先輩を天秤にかけて悩んでる間に置いてかれて、 諦めてホテルに戻ろうとしたら戦車見つけてうんぬんあったそうです。
300 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 家出ちゃんとか忘れてた。そういえば帰してなかった
301 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 戦車まさかのっていうかやっぱり色仕掛け引っかかったのwwwwww馬鹿なのwwwwwww
302 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どこ行っても敵だらけだなオイ
303 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 黄色いヤツの刺客じゃあないが、アカン筋の人間に絡まれたとよ だから帰したかったのにって思ったんだが、家出ちゃんファインプレイだったらしくて複雑。 すぐ戻る予定だが、保守は頼んだぜー(`◉w◉)ノ
304 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known また来ます>eee(σロ∀ロ)σ
305 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 予想できたとはいえマジで釣られたかー…
306 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>303-304 おつおつー 戦車、あのキャラで色仕掛けが本命の敵が来なかったのが謎だったくらいだしな…
307 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>303-304 保守ならニートに任せろバリバリー
. . ————————————この歯車こそが————————————
 わたしがDIOという吸血鬼に従うようになり数ヶ月が経ったあとで、丁度館にいるときに一人の女が尋ねてきた。  その女は、貢物を持ってきたのでも、自身の生き血を捧げに来たのでもなかった。  アメリカからDIOというヒトを尋ねて来ましたと、聞き取りづらい声で告げたという。テレンスが中へ通したのを好奇心から軽く伺う。
 とてもエジプトにいるとは思えない、ダークブラウンのタートルネック。白いジーンズに、ヒザまであるブーツ。  腰にはオレンジ色のラジオが括り付けられていて、薄くノイズを垂れ流している。  くすんだブロンドの髪と、眠たげな緑色の目。化粧をしていても、そばかすがあるのが透けて見えた。
 時間が止まったかと思った。  当然に、悪い意味で。
 『あれ』から数年。20歳前後だろうか。  柔らかな微笑みを携え、奥へ奥へと歩みを進めていく姿は確かに『優しくて良い子』で、だからこそわたしは確信する。危うくわたしが殺されるところであった『シェルビー』であると。
 しばらくして、呼び出しがかかった。  この時点で嫌な予感しかしていなかったが、わたしには逆らう理由も、他へ代わって貰う理由もない。  床を踏みつけるようにして告げられた部屋へ向かい、扉を開けると、案の定テレンスとシェルビーが椅子に座って待ち構えていた。
「ようやく来ましたか」 〈私、ペレータと申しマス〉 「ペレ……?」
 椅子に座ったまま軽く一礼、名乗った言葉に混乱する。  聞いたことのある無機質な声。  見たことのある沈んだ緑の目。
「声の出なかったのを、故あってDIO様に救われたと……」 「それは良い。本題に入ったらどうだね」
 本音を��うとその話は最後まで聞きたいくらいだったが、それではわたしとしては不自然かと思い、テレンスの言葉を遮った。  入ってきた扉を後ろ手に閉めて、背を預ける。  そんな筈がない。彼女はどう考えてもシェルビーだし、シェルビーは絶対に、元からスタンド使いだ。
「彼女はこれまで教会に勤めていて、裏の人間の事情に詳しくありません。貴方のスタンドなら、常に本人を人質を取っていられるでしょう?」 「…………おい、まさかとは思うが」 「もちろんタダで受けろなどとは言いません」
 テレンスはわたしの目の前にスーツケースを引っ張り出してきて、がぱりと開けた。中身はギッシリだ。  ……生まれてこの方、自分のためだけに生きてきた。いよいよそのツケが回ってきたらしい。表情は殺したが、軽く眩暈を覚えた。
「彼女の監視、保護をお願いいたします」 「だけでこんなに?」 「例えば……これが、実際に使える『電話』だと言ったらどうされますか?」
 安いテレビショッピングのように、どん、とテレビをテーブルに置かれる。セットで、リモコンの代わりに電話の子機がついていた。  高さ30cm、幅40cm、厚みは、10cmないくらいだろうか。コードも何も繋がっていない。
「……テレビのように見えるが」 「『テレビ電話』だそうです」
 言いながらどこかへ電話をかけ始める。  こんなふざけた形状で本当に使えるのであればとんでもない話だ。  しばらく経って相手が出たのか、子機を渡される。画面をわたしのほうへ向け、本体の電源を入れた。
〈スティーリー・ダンか〉 「ディッ……!? DIO様!!」 〈フフ……わたしが出るとは思っていなかったようだな〉
 顔は暗がりではっきりとは見えないものの、まさに我らが主、その人であった。  普通、一言あるだろうとテレンスを睨む。だがヤツはそ知らぬ顔でスーツケースの中身を綺麗に整え、蓋を閉めようとしているところだった。
〈ペレータに発現したスタンドは、まだ発明されてもいないような機械を作れるというものだ。……確かめたので間違いはない〉 「それで、死んでもらっては損失だということですか……?」 〈テレンスは執事の仕事がある。他の者は……お前も分かってきているだろうが……。流石のわたしも、その辺りの問題はどうしようもないからな〉
 忠臣筆頭のヴァニラ・アイス、同じ女とはいえ、マライア、ミドラー……。  自称女に優しいホル・ホース……は、確か、世界中に彼女が…………。  わたしは20歳そこそこの女の面倒が見れそうなアテを探すのをやめた。
〈大事に扱えとは言わない。いつの間にか死んでいたり、始末せざるを得ないようなことにならんように見張っていて欲しい〉 「……かしこまりました」
 ぷつ、と通話が切られた。遅れて画面のほうに手が伸びて、映像も途絶える。
 自分でもまさか女の護衛のような仕事に向いている性質だとは思わない。  しかしどれほど考えてみても、思い浮かぶのは金を積まれたところでそれができないような面子ばかりだった。  妥協点で、丁度館に居たわたしになったのだろう。
「ではよろしく頼みましたよ、ダン」
 立ち上がったテレンスはキャリーカートにテレビを載せ、手のひらを上に向けてこちらに突き出した。そこに電話を返してやり、道を譲って扉の外に出るのを横目で見送る。
 そして部屋には問題の『ペレータ』と2人きりになった。  テレンスの足音が十分に遠ざかるのを聞き、ラバーズを飛ばして脳内に入り込ませてから口を開く。
「……一つ、聞いておきたいのだが」 〈なんデショウか〉
 人当たりのよさそうな、まるで世間知らずのお年頃な表情で小首を傾げる。  しかし依然として声は無機質で、ラジオのノイズに重なっており、わたしの脳裏に火柱が浮かぶ。
「お前の本当の名は『シェルビー』ではない、の、か……!?」 〈……ザァーーーガガ・ギィイイァーアアーーーーーガガ・ピーーィイイイイーー〉
 知った名を呟くと、言葉通りに彼女から表情が抜け落ちた。それとは反対に、わたしは自分の顔がこわばったのが分かった。  ラジオから、肌を引っかくような尖ったノイズが流れる。
〈あら、嫌だわ〉
 それまでと打って変わって、用意していたような『滑らかな日本語』が聞こえた。  唐突な言語の切り替えに頭が追いつくのに何秒かかっただろうか。彼女の口が少しも動かないことも大きな要因だった。
〈どこかで会ったかしらァ?〉
 自分が負けることなど寸分も考えていないような自信に満ちた足で立ち上がり、一歩、わたしの方へ進む。  ここは意地でも下がれないとは思ったが、どちらにせよ、わたしの足は動く気配もない。  ラバーズは殺し合い向きの能力ではない。痛みが返るからと強気でいられるのは、相手がヘッドショットを決める状況でないことと、死を恐れない相手でないことが前提なのだ。
〈答えなくば今ここで殺す〉
 腰に括り付けられたラジオが彼女の声とともに『割れ』て、そのまま大振りな銃の形をとった。  その銃口の上部分に、赤い光が見える。自分では見ることはできなかったが、考えるまでもなく、その光はわたしの脳天を照らしているだろう。
「……わたしは、見ていた。5、6年前にバスを工場へ突っ込ませたのを」
 わたしは会話を成立させやすくするため、頭の中を日本語に切り替えながら簡潔に答えた。  余計なことを聞いたと後悔する暇もない。米神に嫌な汗が伝う。  しかし彼女はわたしの答えに満足していないらしく、機械音を響かせながらまた一歩、ブーツの踵を鳴らした。
「その数ヶ月前、孤児院のキャンプファイヤーから外れて本を呼んでいるのも見ている。お前は一瞬わたしを見て、すぐに視線を本に戻してあくびをしたのを覚えている。その先で、子供が何故シェルビーはこちらに来ないのかと十字架をつけた女に質問しているのを聞いた。名前を知ったのはそのときだ」 〈キャンプファイヤー? ……あァ、あのつまらない火か。……そのことを誰かに言ったか?〉 「いや、誰にも」 〈私に誓えるな?〉
 目の前まで歩いてきて、こちらを見上げる。  それでも、目は光を映していない。
「誓う」 〈そうか。なら、まァ良しとしよう〉
 無機質に言い捨てて、がしゃんとラジオは再びラジオに戻る。上から覗くような形になり、初めて彼女の首もとが窺えた。歯車のような枷がはまっていて、そこからコードが下のほうへと伸びている。それは服の裾から、ラジオに繋がっていた。  この歯車こそが彼女のスタンドで間違いないし、やはり、彼女は『あのとき』からスタンド使いだったと見て良いだろう。
〈それから〉
 彼女は小さな手で自分の首を掴むようにして、ラジオを低く唸らせた。
〈その虫唾の走る単語で私を呼ぶな。私からは以上だ〉 「……分かった」
 ペレータの傍に居ることを義務付けらたのは、返って良かったかもしれない。  このことが発覚したときに別の立ち位置であったならば、即その場で撃ち殺されていた可能性が高い。  彼女は、殺すといったら間違いなく殺すだろう。
〈しかし、見られていたとはな〉 「……火柱に随分見とれ、いや、なんでもない」 〈ギギッ……美しかったのだ。仕方なかろ〉
 自分で人を殺した光景を見ているとは思えないくらいに、あどけない顔で喜んでいたのは強烈だった。   そして今、人を殺しそうな目で睨んだ直後につんと顔を反らして扉の外へ出て行くのも、やはり何かが決定的に狂っている。
「……護衛が欲しいのは、わたしのほうだ」
 わたしは盛大にため息を吐きながらスーツケースを回収し、ペレータの後を追った。  もはや意味はないと判断し、ラバーズを脳の中から呼び戻す。そして、彼女が『何であるか』について思考を巡らす。  そうしなければ、このままではわたしは死ぬ気がする。
 ラバーズで見るペレータの脳の中は、異様に静かだった。  これで普通に立って歩いて、スタンド能力を使ってさえいるというのが、信じられないほどに。  生命維持に必要な動きは見られるが、それだけに見える。これでは、生きた死体だ。
 追いついた後で、わたしは目の前の化け物に取り急ぎ欲しいものはあるのかと聞いてみた。  彼女の荷物はラジオと現金しかなかった。そんな身で今日ここへ来たのなら生活に必要なものも何もない筈なのだが、ペレータは少し悩んだあと、〈たくさんあるが、取りあえずは一番新しい型のカメラを〉と答えた。
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.05.忍者イエーイ
前回のあらすじ「ーーーーご愛読ありがとうございました! 797の次回作にご期待ください!!ーーーー」
837 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square とまぁそんな感じで、サユが男前を発揮しながら猿の船に乗ってきた。 後はさっき言ったように俺が怖いってことで、家出ちゃんがサユに引っ付いたまま先のイベントに進むことになった。 魔法使いのお兄さんは嫌いか……調子乗って急に能力見せすぎた……(´◉w◉)
838 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スクエアが完全にアイパッドwwwwwwww
839 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓がいると旅が快適だなー…
840 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 私としても彼女は帰したかったんですがね。
841 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓この顔文字(´◉w◉)気に入ったのかwwwwwwwwww
842 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>841 ちょっと気に入った
「だからほらそーいうところが怖いんですってば!」のあとから続ける。
俺もまだこの時点だと「スタンド使いは人間」で、「この船に乗ってる筈だ」っていう体でいなきゃいけないから怪しい動きはできない��� アン・ノウンのことはスタクルみんな分かってるし、テンメイとサユが目配せしてるから作戦を任せた。 結局適当に手分けして捜索することになったが、あえて俺とサユ、承りとテンメイを一緒にした。 あとは戦車と魔赤さんと隠紫さんでひと組。大人組ハブサーセン。
家出ちゃんは隠紫さんとこのがいいかなとは思ったが、向こうの組には詳しい事情を説明できないし、 サユと分けておくと余計面倒くさい事態になるかもしれないから、俺と一緒のグループに。 オレ、コワクナイヨー(´◉w◉)
ストレングスの終わりまで連投する↓
843 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 続き 承りと隠紫さんにも窓を渡し、サユはテンメイからアン・ノウンを返してもらって、バラけて捜索(笑)開始 俺はサユについて行くままに下の船室へ。家出ちゃんとシャワー浴びたいって言うから俺が見張りっていうタテマエで隣の部屋に残った。 しばらく部屋をウロウロしてると俺の足が床に埋まる
想定済みだからここでスクエアを踏み場にして回避もできたが、ここまで猿をおびき寄せないといけないので大人しく埋まる。
844 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 続き 扉が開いて猿が入ってきた。 なんでもないように俺の目の前を通り過ぎるのを、茶番乙と思いながらシャワー室へ見逃す。 数秒後に家出ちゃんの悲鳴と何か鈍い音と「六窓先輩! テンメイをこちらへ接続願います!!」というサユの声が聞こえたので サユに預けてた窓を使い、俺は上半身だけご登場。 猿を見ると腹を押さえて床に転がっていたが、崩壊しかけの汚いバベルの塔が聳え立っていた
そりゃサユと一緒でも悲鳴が上がるワケですわ。てめーに慈悲はねぇ(`◎益◎’) テンメイに預けてる窓を拡張して猿の方に繋がっている面を向けた。
845 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 続き、会話ログ参照。
テン「サユ!」 サユ「コイツでFA(ファイナルアンサー)やっちゃって!」 窓の向こうで、テンメイと承りはほとんど船に飲み込まれていた。
テン「OK! エメラルドスプラッシュ!!」 が、テンメイは焦った様子もなく、まだ自由な右手を掲げ、スタンドを手だけずらして発現。 手のひらからのエメラルドスプラッシュ。ギニャーッと叫びぶっ飛ぶ猿。
サユ「はいこれ」 テン「任せてくれ」 猿は早くも「や、やべぇ、許してくれ!」って感じの顔になったが、ここでサユはアン・ノウンをテンメイにかけた。 直後、1ミリの遠慮もなく関節や急所にエメスプをドカドカヒットさせられ、猿は再起不能になったのだった……。
ってことでストレングス、撃破!!
846 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- つ、つぇえええええええ!!
847 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アン・ノウンの視界で遠距離攻撃ヒットさせまくるとか、絶対気持ちいいヤツじゃんwwwww
848 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アン・ノウン装備テンメイめっちゃ強いな!!!! 無駄撃ちゼロか!!!!!
849 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 【悲報】大人組、ここまで出番なし
850 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アン・ノウンがゲームと現実がごっちゃになる程度の能力すぎて
851 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>849 カットしたけど、魔赤さんと戦車は大バトルしたから大丈夫 隠紫さんは……まだ、その時じゃないだけだ。うん、原作でもそうだったし、何も問題はない。 承りのバトルも1個消えたけど、水兵さん帰してやりたかったから、ズレは仕方ない。 むしろ備えてれば簡単にイベント阻止できるって分かってよかった。
852 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「18歳」をしっかり覚えてくれていたことによる「ヴ男」からの「魔赤」へのさりげないクラスチェンジがwwwwwww
853 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あれ? 家出ちゃんから承りへの好感度、上がってなくね?
854 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 関節に急所とか、えげつねェな…………
855 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>853 そういうことも、ある。▽
856 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうかサユがそのまま直接ボコ殴りにしたんじゃだめだったの? 床で転がってたのってそういうことでしょ?
857 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>856 この時点じゃ私、服を着てないじゃないですか。腹に蹴りを入れて距離を稼いだ後は服を着てたんですよ。 全裸でオランウータンをボコ殴りなんて絵面が相当ヤバイですから。家出ちゃん泣いちゃいますから。
858 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>857 想像して狂気を感じたwwwwwww
859 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>857 確かにそんなのエロいとかカッコイイとか通り越して怖いwwwwwwwww
860 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>857 察しはついてたから見ないようにした
861 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 家出ちゃんにとって一番頼れるサユが豹変wwwwww無理wwwwwwww怖いwwwwwwwww
862 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square まー、報告はこんなとこだな。 話が進展するかなんかあったらこっち来る。
後で答える質問受け付ける(`◉w◉)ノシ >870-875
863 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユの身体は6部女子みたいな感じなんだろうなー。硬そう。
864 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おつおつー
865 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 雑談スレ4つ目いったからご報告ですん 【なんか】スクエアンノウン雑談4【立てられた】
866 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>865 雑談スレも進んだな…… 安価ならみんなの写真クレ
867 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 承り先輩に襲い掛かる、特に意味のない安価も受け付けます。 >eee(σロ∀ロ)σ 保守よろしくお願いします。 >>885
868 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- よっしゃパンツ!!みんなのパンツは何色ですか!!
869 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓先輩の武勇伝おながいします
870 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- じゃあスクエアとアン・ノウンのABCのステータスが見たい。
871 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>867 そういえばそんなこと言ってたなwwwwww 安価なら館で遭遇した100回くらい叫びそうになったうちのひとつを教えてくれwwwwwwww
872 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 2人のタロット欲しい
873 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 皇帝仲間にしないの?
874 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>867 忘れてたwwwww 荷物なに準備してきた?
875 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユのスペック
876 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 2人の前世話!
877 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承り先輩に襲い掛かる、特に意味のない安価wwwwwwwwww >869 俺も六窓の武勇伝聞きたい
878 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お互いの相棒との仲良し自慢エピソード語って
879 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アン・ノウンは全員に触ったのか?
880 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 質問安価ならパンツ 承り安価なら学ラン貸してもらって、承りにはセーラー服を着せる
881 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 返事をするまで「承り先輩」って呼ぶ
882 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- エロ本の隠し場所をアン・ノウンで見て当てる
883 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ジュース飲みますか?って言って、果物を直に搾って渡す。
884 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 帽子を剥ぎ取ってそのまま走り去る
885 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「お姫様が抱っこ」を食らわす
886 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 全てのタバコをココアシガレットに差し替えて置く
887 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サーフェスのように向かい合ってぴったり同じ動きをする
888 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 隙を見て問答無用でアン・ノウンをかけさせる
889 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「パキケファロサウルスの化石×夕暮れの教室」について議論を持ちかける
890 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 決まったああああwwwおひめさまだっこだあああああああああwwwwww
891 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ファーーーーーーーーーwwwwwwwww そもそも全部が全部ひでぇwwwwwwwwwwww
892 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ウッソだろwwwwwwwwwwできんのか?wwwwwwwwwww
893 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承り「い、今起こっていることをありのまま話すぜ!」
894 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これは期待wwwwwwwwwww
895 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>892 できるだろwwwwむしろできないほうが想像できないwwwwwww
896 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>889 お前のそれはそもそもサユが分かるのかwwwwwwwwww森のwwwwww
897 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やべぇスレ埋まるwwwwwwwww
898 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>880 想像して吹いたwwwwwぱっつんぱっつんじゃねーかwwwwww
899 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- こりゃ期待して待つしかねえわwwww
900 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>898 最悪雑談スレで六窓に頼めばおkwwwwwwww
. . ------------------------------------小百合視点------------------------------------
 時は夕暮れ、場はホテル。  私達はなんやかんやでシンガポールまでたどり着いていた。
 本来ならそのまま各自で分かれていたのかも知れないが、ようやく落ち着いたということで、私が『見てきた』情報を共有することになった。  ジョセフさんとモハメドさんの部屋に集まり、私が館で見たスタンド使いとその能力を一通り話し、簡単に対応を練っていく。
 そんな中、J・ガイルの詳しい能力を話すとき、ポルナレフの表情がとても真剣になるのを見た。
 彼は妹が死ぬことを知らなかった。  私は典明が死ぬことを知っている。
 ……彼にはとても複雑な感情を覚える。たぶん、同じにおいがするってヤツなのだろう。  もちろん、典明は死んでいないのだけれど、これはもう、仇討ちのようなものだから。
 伝人先輩から話を聞いているため、見てもいなければ声すら聞いていない相手も、情報が全くないわけではない。  しかしズレがある可能性もある。知ったか情報で逆にピンチになるなんてとんでもない話なので、本当に私が見聞きした情報だけを伝えた。  その中でDIOのスタンドが時を止めるものだという酷いネタバレもしたし、何秒時を止めようと関係のない攻撃をすればよいという答えも出たし、今後タイミングを見て承太郎先輩にアン・ノウンに触れてもらい、時を止める素質があることを伝えるつもりだ。  ……オーバーキル? この世界線に限ってそんなことはないだろう。
「それと……私が一番気になるのは、ペレータですね」 「ああ、サユのアン・ノウンに感づいた女か……」
 話の最後にDIOではなく例の彼女を持ってきたのは、もちろんワザとだった。  この時点で推すのは少し強引かもしれないが、推さざるを得ない。  解析としても行動としても、何を考えているのかが読めないという意味では、彼女はDIOよりも恐ろしいからだ。
「彼女、本名はおろ���、声すら聞いたことがないんですよ」 「……? でも、会話ログは残っていただろう?」 「あれは……ラジオ越しの声」
 典明が不思議そうに首をかしげる。私をあれほどハラハラさせておいて、その間の記憶がないというのは実にややこしい話だ。  私が『その音』を『ペレータの声』として登録したからこそログに残っているものの、酷く機械音染みた彼女の声ははじめ、アン・ノウンに『声』という認識がされなかったのだ。  そう、あれは正に『耳が慣れていないと聞き取れない機械の声』だった。
「ラジオ?」
 ここで伝人先輩が食いつく。  そう、たしか『ラジオ』というのは強制アイテムだった筈だ。無理もない。
「はい。彼女は常に腰に大きなラジオを付けていて、それを通して話していました」 「つまり、音声発信型のスタンドってことか?」 「念写と逆のことができるのかもしれんなぁ」
 ジョセフさんがハミパの像を出して見せる。  確かに見たいものを見る受信型能力と、それに対する、聞かせたいことを聞かせる発信型能力というのは一理ある。
「ラジオ自体はスタンドではないようでしたし、ヴィジョンとしても糸としても、スタンドの形は見ていません」 「まぁ考えすぎてもしょうがねーな」 「んんー……そう、だな」
 ポルナレフの一言に伝人先輩が頷き、これにてペレータに関する話はお流れとなった。  流れてばかりの彼自身がトイレに流れていかないことを祈る。
「さて、疲れたろう。あとは各自ゆっくり休んでくれ」
 ジョセフさんの言葉に、それぞれバラバラに支度を始める。  私は913号室の鍵を指に引っ掛け、くるくる回した。伝人先輩と目が合う。散々スクエアを回すのを見ていたから、うつったのかもしれない。
「ホテルについて早々に打ち合わせなんて流石に糖分足りなくなるわ。なんか買ってくるぜ」
 そう言って、当たり前のように承太郎先輩に自分の手首を押し付ける伝人先輩。承太郎先輩も当たり前のように受け取り、ポケットにしまう。  ……異様な光景だった。この世界はやたらと手首が取れる気がする。
 私はそれを眺めながら、皮の学生鞄を手に取り立ち上がる。  この中身は手と髪の手入れ道具がほとんどだ。ただ、可愛らしい理由はひとつもなく、女子力(物理)のためでしかない。
「小百合」 「はい?」
 さて行こうかというところで、ジョセフさんに呼び止められた。
「適当に決めたとはいえ、離れた階でポルナレフと隣の部屋で大丈夫か? 今からでも花京院と代わった方が良いんじゃあないか?」 「ちょ~っとそれは流石に、おれに失礼なんでないの?」 「……私に対しても失礼ですよ」 「ん? そりゃどういうことだ?」
 思わず悪乗りするのも忘れるほどにやれやれだった。  私はこれ見よがしにため息を吐いた。スタンドのヴィジョンが眼鏡だからといって、舐めてもらっては困る。
「私の戦闘力は素手でかぼちゃを貫く程度ですが、何か問題があります、か?」 「ゲ」 「イヤ~、何も問題なかったわい! ゆっくり休みなさい!」
 指を揃え、音を立てて空気を裂くと、女好きの2人は一瞬顔を強張らせた。  スタンドを発現する間も与えず直接ぶちのめす。発現していても直接ぶちのめす。攻撃してきていても直接ぶちのめす。  それが私のやり方だ。
「では行きましょうか」 「お、おう」
 部屋を出て、ポルナレフと2人だけでエレベーターのほうへ向う。  しかし彼の性格からしたら考えられないほど、お互いの距離が遠い。
「……何ですか、女子高生がかぼちゃを貫けてはいけませんか?」 「い、いや~、随分強いんだなぁ~と思ってさ」 「……まぁ、鍛えていますから」
 私の指は空気だけでなく、ポルナレフの妄想も同時に切り裂いていたらしい。めちゃくちゃ距離を計られている。  心配せずとも、仲間相手に先手は取らないつもりなのに。
「鍛えたとかそういうレベルの話じゃないと思うんだが……」 「風見は、そういう家系なんですよ」 「家系? ……まさかニンジャとか!」
 その言葉があまりに唐突で、思わず瞬きで返してしまった。  彼はフランス人で、10年の時間を修行に費やし、3年間、仇を探して世界中を転々としていた。  日本人に対するイメージなんてその程度だった。『見返して』見ても、うそ偽りなしに、ただそれだけのことだった。
「YESと言ったら?」 「えっ?」
 私はエレベーターの前で、ポルナレフに向かって右手を構えて見せる。  すると彼はぽかんと口を開けてしまった。『見れ』ば頭の上に大量のクエスチョンマークが浮かんでいる。
「Je ne comprends pas」
 信じられないという顔で呟かれたそれは英語ではなかった。  フランス語だろう。ただ、『理解不能』系の言葉であることは間違いない。
「私、忍者ですよ」 「いや、知ってるぜ! イマドキ忍者なんていない……はずだッ!」 「……なんならその髪、輪切りにして見せましょうか?」 「証拠ならほかのモンで見せてくれよッ! な~んか辛らつだなぁ」 「貴方、アン・ノウンの件と良い、風見の件と良い、私の言うこと為すことみんな信じないじゃないですか」 「ウッ……えっと、いや、ワザとじゃねーよ。キミのコト嫌ってるワケでもないんだ」
 ジト目で返すと、一気に身振り手振りが大きくなり、もはやどんなに遠くから裸眼で見たって焦っていることが丸分かり状態になった。  ああ、典明がポルナレフに冷たいのがなんとなく分かった。  なんかこう、なんか、こう、どうしてもこうなる。こちらこそ嫌っているわけではないのだが、こうなるのだ。
「……後々、きっちり証明して見せますから良いんですがね」 「悪かったって!」
 彼の私に対する接し方が問題なのであって、能力や技能についてはもともと行動で示すつもりだ。  だからこの辺はどうでも良い話なのだが、ポルナレフ、構わずにはいられない。
「……」
 アン・ノウンにスクエアからのアクセス通知が来た。  まだ話しかけ続けてきているポルナレフを放置して、そちらを許可する。
『小百合、これからデーボ戦だろ? なんか追加で聞いとくことあるか?』 『別にいりません。終わったら生身で報告しますから、気にせずお菓子貪ってて下さい』 『ん。まぁ対策も決まってるし、元々ポルナレフ以外なら苦戦しない相手だし、2人いれば楽勝か…。じゃあ俺はスレ確認してやることまとめとくな』 『了解です』
 9階についた。電柱は適当に無視して部屋に向かう。  伝人先輩はああ言っていたが、私は全てがそうすんなり行くものではないと踏んでいる。  だが、私はあえて通信を遮断した。
「本当、舐めてると痛い目見ますから」 「あっ」
 913号室の扉を潜り、バタンと閉める。ポルナレフとの通信も遮断した。
 アン・ノウンの意識感知を最高に高め部屋を見回す。  一部壁から糸が揺らめいているものの、間取りを考えるとあれはデーボの意識だ。もうすぐ脳天に一撃必殺でご退場だろう。  どうやら私の敵は天井裏に潜んでいるらしかった。だが、私が入って来たのを察知したという揺らぎ以降、動こうという意思すら感じられない。
「……どいつもこいつも」
 煽ってみたつもりだったのだが、敵さんの意識はぴく、と震えただけでそれ以上動かない。  自分のことだとは判断しなかったようだ。
 今夜は、髪の手入れが長引きそうだ。
. . . . . .
 夕食も済ませて、部屋に戻る。  一応部屋を見回してみても荷物を漁られた形跡すらないのには少々呆れた。  どうせ漁ってみたところで、風見家か美容師くらいしか喜びそうも無いものしか入っていないが。
「さて」
 髪留めの仕掛けに指をかけて金属部を外し、結びついている紐を解く。それを鞄に放り込んで、髪用の粉石鹸とつげ櫛を引っ張り出す。  『そういう体』で行くために、アン・ノウンの目をシャワー室に向けて鞄の上に置き、セーラー服を脱ぎながら歩みを進めた。  爪も研いでおきたかったが、風呂場だからあまり意味はないと思考を止める。  扉を閉めた頃になって、天井からゆっくりと意識の糸が降りてきた。次いで特徴のない男がシャワー室の方へ歩いていくのを『見ながら』三つ編みに手をかけ解いていく。
「……」
 まだ知らない顔をしておいて、頭からお湯を被り、指に髪を絡める。  程よく湯が染み渡り、良い『切れ味』になる。そこで丁度聞こえたのは、鍵の壊れる音だ。
「待ってたぜ~~! このときを!」
 男はドアを豪快に開き、両手を腰くらいの高さで構えて見せる。  背景にジャジャーンと文字が浮かんで見えるかと思うほどの馬鹿馬鹿しいご登場に、私は思わず失笑をキメた。
「黒髪は好きですか?」 「は?」
 私こそ、このときを待っていたというのに。  すかさず両手を振り上げ、男の首に髪を絡み付ける。『直接触れた』途端に、彼の背後に置いて来た視界の中に文字が浮かび上がる。  遠慮なくぎゅっと引き絞りながら、彼のスタンド能力を読み解いていく。
「ア”ッ~~~!?!??」 「……つつッ……痛いでは、ありませんか」
 男は電気のスタンド使いだった。ばしばしと天井のライトが点滅し、シャワーのパーツにヒビが入って変なところから水が吹き零れる。  ただのスケベな馬鹿ではなく、ここが一番有利な場所だと思って選んだらしい。  しかしスタンドを出そうと思った瞬間には致命的なまでに追い詰められていた上、私は多少の痛みには耐性がある。今更後悔してみても、ぷつぷつという感触は止まることは無い。
「人を舐めているからこういうことになるんです、よ!」 「ヅダンッガミッ……!! ……ッ」
 思いっきり引いてやると、ぶづん。という音を立て、男はみるみるうちに動かなくなっていった。  スタンド、髪の毛。それは明瞭な言葉にならなかったが、言いたいことは十分に伝わる。不正解だ。
「違いますね。武器イコールスタンド、という考えはやめるべきです。まぁ、もう答えることもできないでしょうが」
 聴力は最後まで残っている感覚らしいので、聞く分には聞こえたろう。  来世に期待だ。
「……さて」
 髪を洗う前に、部屋の外から聞こえるノックの音と、心配そうに呼びかける声に返事をしてやらなければいけない。  私は滴る血が床に落ちないよう、へばりついた肉ごと髪をざっとまとめ、鍵の壊れた扉から顔を出して声を張り上げる。
「ポルナレフ! ちょっと全裸なんでそっち出られないんですけど!」 「えっ!? 全裸!?」 「傷一つ負っていないですし、圧勝だったんで気にしないでください!!」 「ぜ……えっ!?」 「全裸は置いておいて良い話なんで!!」
 その後も何か言っていたが、無視して壊れたシャワーで湯浴みを済ませた。
. . ------------------------------------------------------------------------
942 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やばいやばいそろそろ終わる 保守
943 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- はしゃいだのもアレだけどサユがあのタイミングで爆弾安価ねじ込んでくから…! 保守
944 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 保守
945 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 保守
946 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スレ主はよ 保守
947 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square おまえらよろこべサユのスペックだ _人人人人人人_ >  忍者  <  ̄^Y^Y^Y^Y^ ̄
948 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- え?
949 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- は?
950 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ごめんどゆこと????????
951 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 俺も「は?」ってなってるわ。 安価はひとまず置いといて、さっき起こったことを投下する。 言葉は思い出しつつ脳内補完してるから微妙に違うかもしれない。
ここまでのあらすじ ・シンガポールのホテルついた ・サユが館で見たスタンド使いの情報をみんなで共有 ・悪魔戦は脳天一撃で戦車大勝利で終わってた
で、夜テンメイ部屋に呼んで、承りと3人で適当に話してたらサユから部屋に電話かかってきて 「死体処理お願いします」って言われて行ったら、何故かサユ氏、風呂上りで髪の毛のお手入れ中。
「死体は?」って聞いたら「お風呂です」とか答えるから雲行きおかしいと感じながらも、 3人いるしって思って風呂に行くと、浴槽に、何か糸みてーなもんで首をズタズタに裂かれた死体がホカホカになって納まってた。
テンメイはそんなに驚いてなかったけど、 それが逆に色々狂ってる気がしたから「お前さ、結局、何なの?」って問い詰めたら「……にんじゃ」ってよ!!! 承り「は?」 俺 「(´◎w◎)?」 サユ「忍者というものが消える時代、それぞれ普通の職にジョブチェンジしていく中でただ一人「忍者」ごり押しで「観光用忍者」を選んだ忍者の末裔です」 俺 「えっちょっと待て、じゃあアレか!?前に言ってた免許皆伝って、正式な忍者になったってことかッ!?」 テン「前に?」 サユ「承り先輩の家でテンメイを起こしに行くとき、部屋が通り道だったので」 俺 「俺も起きてたし、大丈夫なのかって聞いたら……家の道場で免許皆伝までいったから大丈夫だって…言ったけど…言ってたけどよ…ッ!!」
俺氏、テンパリ過ぎて危うく辻褄合わなくなるところだった
952 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- んんんんんんんんんんんんんんん??????
953 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どっから突っ込んだらいいのか
954 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 何を言っているだァー!wwwwwwww
955 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ=サンとお呼びしたほうが良い?
956 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square もう承りと俺は全力で「え?」って感じで、正直なにを言っているのかよく分からなかった 30秒くらいみんな黙ってたけど、突然サユが爆発した。 サユ「うがーッ!ほらこの空気ですよ!だから言いたくなかったんですけどッ!? なんですか!?代々馬鹿が生まれやすくて、お里消滅したのに未だに忍者やってる馬鹿忍者の家系ですけどッ何か!?」 テン「……サユ、手入れ、代わろうか?」 サユ「お願いしますッ!! ハイ、忍者だけどなんか質問ある? 来いよ!何でも答えてやるよッ!!」 俺 「キレんな」 ここでテンメイが当然のように腕まくりしてサユの髪の手入れ始めた
957 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アッハイ
958 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 三つ編みセーラー(眼鏡)JK忍者???
959 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お里消滅してまだ忍者ってどういうことだよ���wwwww
960 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 承り「……さっきのを仕留めたのは、髪の毛か?」 サユ「YESYESYES!! あんまりにも襲ってこなかったのでシャワー室で全裸待機してたら案の定ですよッ!!どいつもこいつも舐めやがってとか思ってたんで、一瞬で仕留めましたッ!」 承り「……敵のスタンドはどうした」 サユ「電気系でした!」 俺 「あ?水場だっただろ?それこそ大丈夫だったのか?」 サユ「もちろんそれなりにバリッと来ましたが、無視してぎちっとキメました」 承り「……やれやれだぜ……」 俺 「…なんか、忍者っぽい驚きの身体能力とかあったりするのか?」 サユ「爪が伸びます」 俺 「おほぉ」 完全にアレだと思った。「クセになってんだ、音殺して歩くの」だと思った 漫画みたいにシャキンッてのじゃないけど、見てる間に構えた右手の爪がじわじわ伸びていくのがヤバイ。マジなヤツだった。
961 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 某暗殺一家じゃねーかwwwwwwww
962 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 待て>951の「死体処理『お願いします』」ってどういうことだ
963 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ガチ忍者の末裔なのに道場とか構えちゃってんの?? 馬鹿なの???
964 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな
965 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>962 俺が財団の人に窓繋げて死体引き渡すか、直接鮫の海に捨てる
承り「あとは……英語が……随分得意なようだが、忍者ってのは南蛮の言葉も覚えるモンなのか?」 サユ「ああ、それは確か、曾祖母? か、その上の祖母イギリス人でして、そこから学んだそうです」 承り「イギリスだと?」 サユ「? はい」 承り「イギリスのどこだ?」 サユ「ロンドンと聞きましたが…それ以上は知りません」 俺 「…お前のひいひいじーちゃん、イギリス人だったよな」 承り「…ああ。それもロンドンの貴族だったという話だぜ」 サユ「はい?」 テン「え?」 ちょっと聞いてみたが、こいつ始まりの2人の出身地を分かってなかった。ほとんど3部しか記憶に無かった。 あとドライヤーうるさくて聞こえにくかった。
966 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あびゃーーーー
967 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- その頃って日本は明治だと思うんですがどうやって…
968 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そりゃ承りもびっくりですわ
969 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>965 食わせて証拠隠滅…警察に追われる心配は薄そうだな
970 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 俺 「いや、そもそも明治真っ只中でどうやってイギリス人と出会うんだよ」 サユ「え? 普通に船に乗っ―」 テン「密航」 サユ「あっ」 承り「…………」 俺 「……忍者だもんな」 承り「どうしてそうなった?」 俺はこの会話もどうなのかと思ったが、 テンメイの手つきが完全に美容師みたいな感じでそれもどうなのかと思っていた。
971 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- きっとその代のサユ家は、奇妙的冒険が大好きすぎたんだな、と、おもいました。まる。
972 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓も地味に俺ら的な言い回し浸透させてね?「どうしてそうなった」ってまさにそれだろ?
973 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- さすが忍者さすが……強い……。
974 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 俺も忍者に会ったのは初めてだったし、頭がどうにかなりそうだった。
サユ「時代の波に血が飲まれることを恐れ、革命を求めて清く正しい騎士の血を欲したそうです」 俺 「へ、へー……」 承り「とんでもねーな」 テン「そのうち色々とどうでも良くなってくるさ」 俺 「すでにどうでも良くなりつつある」 テンメイ、サユという究極馬鹿のお家に慣れきってる。しゅごい。
サユ「……さて、今宵の質問はこれにて締め切り、ということで宜しいですか?」 承り「……ああ」 俺 「んー……この辺の話、隠紫さんとかに言っても良いんだよな?」 サユ「……別にいいですけど、みなさん絶対突っ込んできますよね………」 ああ、絶対突っ込んでくると思うぜ! そんな感じで適当に解散して夜は更けていくぜ!!
975 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 忍者だもんなで全て解決しようという空気wwwwwその理屈はおかしいwwwwwwww
976 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ここまでで分かっているサユのスペック ・一本三つ編みJK ・スタンドが眼鏡 ・(腐)女子力(物理) ・テンメイの幼馴染 ・先祖にイギリス貴族か騎士←New! ・忍者←New!
ヤツは化け物か……?
977 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>974 忍者に会ったことなんて普通はないwwwwwwww
978 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square はい、というわけでそろそろ髪の毛も良い感じに整ったと思うので、問題のサユにご登場いただきます。 サユ~~~~!!
979 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 【ベッドの上に、巨大な黒い糸の束のような塊が沈んでいる画像】
980 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>979 ファッ!?
981 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>979 なんだこれwwwwwwサユかwwwwwwwwwww コッチヲミロォ!!wwwwwwwwwwwww
982 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 恐怖画像かと思った
983 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユwww起きろwwww
984 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >eee(-ロ-ロ)なんすか? 騎士道忍者はいけませんか? ハァン?
985 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんかスレてるwwwwww
986 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前の存在が謎なのは目を逸らしたところで変わらない現実だぞwwwwww
987 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known こういうのがイヤだったから黙ってたんですよ……。 私だって転生した先が1970年代で、お家が明らかに転生ばっかりの騎士道忍者とか、全く意味分からなかったですよ。 そこにプラス「見えない眼鏡」で、初めて「見えた」友達があの柿ピーとか、更に意味が分からなくて頭がどうにかなりそうでした。 私の今回の人生どんだけ詰め込まれてるんですか。
988 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「神が○○を作るとき」でアレもコレもしちゃったかな?
989 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square どう考えても最終機密は腐女子じゃなくて忍者だと思った俺は悪くないよな?
990 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 神「…スタンド、女子力(物理)、忍者、騎士…。最後に魂……あっこれ腐女子の魂だったうわあああああ」
991 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>989 俺も思ってた
992 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>989 あれ?おれいつ書き込んだかな?
993 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ろくまどせんぱァい、しんすれははらないんですかァ~~~~~~~↑↑?
994 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>989 本当、こんな爆弾かくしておいてぬぁ~にが最終機密だって話だよwwwww
995 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>993 ほらよwwwwwwwwww 【合法ショタ】俺らの奇妙な転生・第3部【忍者JK】
996 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>993 サユwwwwwwスレすぎwwwwwwwwww
997 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>995 タwwwイwwwwトwwwwルwwwwwww
998 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユの騎士の血仕事しろwwwwwwwww
999 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そういえばサユの部屋どこだ? 誰も気づかないうちに敵さんギチッと片付けちゃったのか?
1000 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やべーwwwww言いたいことありすぎてダメだこりゃwwwwwwww
1001 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
. . ------------------------------------笑顔という名の深淵は------------------------------------
 男が次にそれを見たのはそれから数ヶ月、やはりアメリカだった。  その日、仕事を終え、空港に戻るためバスに乗る予定だったのだが、『運よく』予定のバスは既に出発していた。  まださじ加減も分からない頃。仕事終わり。呼び止めるなどして変に目立つと病院を進められそうな身体。だから彼はそのバスを大人しく見送った。  夜だったが乗客も多くその選択は当然だった。それに、見送っていなければ、彼は今頃生きていない。
 その道は真っ直ぐ進むと崖があり、下には24時間稼動していたらしい工場があった。何の工場だったかは調べていないので知らないままだ。  当時、そこにあったガードレールは貧弱なもので、あと数ヶ月もすればコンクリートの壁が設けられていたがそれは後の祭りというもの。
 見送った先、バスの進行方向、ぽつんと置かれたベンチに誰か座っているのが見えた。  そこへバスが止まり、ドアが開いた。しかし人影は運転手と何やらやり取りをしたあとバスを見送る。
 奇妙なのはその後で、見送ったくせに、小走りでバスを追いかけだした。  道の途中にある街灯に照らされて、くすんだブロンドが目に映る。彼はそれに見覚えがあった。既視感と同時に、『生まれつき声も出ない』という言葉を思い出す。  ならばどうして人と会話ができようか。頭では別人だと思ったが、不思議に感じて後を追った。
 負傷していたため、後姿との距離は縮まらないまま。  何気なく吹いた風が彼女のくすんだブロンドを撫で上げ、タートルネックに隠されたうなじ部分が見える。足は止まらなかった。
「えっ」
 だが見ているうちに、バスが猛スピードで走りだす。かと思えば、あとは誰もが想像した通り。
「……ッ!!?」
 それを見てしまった誰もが、言葉を失う光景だった。  バスがガードレールを突き破り、建物に豪快に突っ込んで数秒後、月まで焼いてしまうのではないかという火柱が上がった。その輝くような緋色はあまりに残酷で美しく、男は眩暈を覚える。  鉄筋コンクリートが吹き飛ぶ爆音と、肉と鉄が焼ける嫌な臭いが当たり一帯に広がっていく。  だというのに、前を行く足取りがとても軽かったのが目に付いた。
 彼はいつの間にか足音を殺して歩いていて、それでも足を止められなかった。
〈…キ・キュイーーン……キーィインー…〉
 ようやく追いついた頃、随分と近い距離から機械音が流れていることに気がつく。  轟々と燃え盛る炎の中での不自然な音に、耳を澄ます。その中に、無線越しのようなざりざりとした、それでいて嫌に無機質な声が「驚くほど素晴らしい」という英単語を紡いだのを、確かに聞いてしまう。
 男は息を潜め、気づかれないようにその表情を覗く。  後々になって思い返してみれば、全然そんなことをしている場合ではなかったと気づけたのだが、彼は不思議とここで退くという発想はなかった。  そして覗いた先にあったのは、まるで、目の前いっぱいにごちそうが置かれているような、魔法使いにドレスとガラスの靴でもプレゼントされたような、ウットリとワクワクと、兎に角ありとあらゆる嬉しさでいっぱいになった、可愛らしい少女の笑顔。  沼底の泥のような緑色の目は感動に濡れて宝石のように輝き、雀斑のある頬は炎と興奮に赤く染まっていて、まるで別人のようだったが、間違いなく『シェルビー』であった。
「……!」
 その瞬間に感じた熱は、彼の中で何か大切なものに焼き跡を残した。  彼女には、人間が持っているはずの何か大切なものが決定的に欠けていた。いや、全くなかった。足りないのではなく、それで完成されているのだ。
 彼が我に返ったときには気がつけば空港にいて、やたらと寒いだけで、どうやって空港まで帰ったのか、まるで思い出せないのであった。  一つ確かなのは、好奇心で覗いてしまった笑顔という名の深淵は、彼に忘れることを許してはくれないということだけだ。
. .
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【合法ショタ】俺らの奇妙な転生・第3部【忍者JK】
1 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square というわけで俺の名前は六窓、そしてこれはクソスレ。 前回【なんか】今から黄色い奴に会いに行く【立てちゃった】
ただいまの状況  いわゆる『俺ら』が3部に転生。スレ主2人はスタクルにいるが、DIO側にも誰かいる。  俺達はガチ黄色いおっさんを倒すべく、エジプトに向っている。
スレ主紹介 ・六窓(俺)(`◉w◉) 承りとは中学からの仲。身長145cmのじゅうはっさい(笑)だが、あんまり舐めてると鮫の海に突き落とすぞ☆ スタンド使い。
・サユ(スタンドが眼鏡の忍者JK)>eee(σロ∀ロ)σ 10年前からテンメイとトモダチやってる忍者。まさかの忍者だった。俺は頭がどうにかなりそうだった。スタンド使い。腐女子。
付き合ってられないと思ったらすぐに帰ったほうが頭のためだし、 俺もこの先、更なる頭のおかしい展開が待っている予感しかしていない。はい、解散!
2 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- クソスレ立て乙wwwwwwwwwwwww
3 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- くっそwwwwwwwこんな展開誰も予想しなかったわwwwwwwwwwww
4 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 1スレ目でスレ主から堂々の解散宣言wwwwwwwwwww
5 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- え?なに?このスレ…
6 :忍者JKサユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 観光用忍者だけど質問ある? 【どこかの学校を映した動画。背の高い女の子が遠くから走ってきて、壁の柱に跳躍して三角飛びで2階の窓へ入っていく。異様に長い三つ編みがたなびいている】 >>25-28
7 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 立てておいて解散させんなwwwwwwww
8 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 前回を知らなくても分かるように今北
9 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>6 サユ=サンwwwwww 忍者だこれwwwwwwwwwwww
10 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>6 よじ登るにとどまらずwwwwwwwお前wwwwwwwwwww
11 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>8 知ってるか…? 世の中には、「できること」と「できないこと」があるんだぜ……?
12 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>11 見事に奇妙的冒険な感じのご回答wwww >>8 前スレ見るなら気をつけろwwwwww六窓の話は長いぞwwwwwwwww
13 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>6 なんかちょっと赤いものが映り込んでるけどこれテンメイの前髪?wwwwwwwww
14 :忍者JKサユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known あーやだやだ! 今の私はテンメイの目の前でチェリーもぐもぐしてやりたいくらいにむしゃくしゃしてるんで!! おら!! どんな質問でもカカッテコイ!!
15 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんのスレなのこれ 転生?3部で忍者が何だって?
16 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>6 は? 3部メンツの貼れよ。なんだこれ。
17 :忍者JKサユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>16 お前らこれ見ても同じこと言えるんですか? 【赤毛の少年が舌の上でさくらんぼを転がしている動画。女の子の声が「それ舌どうなってんの?」と尋ねると、「愛……かな」という返事をする。再び女の子の声で「日本語でおk」と言う。そこで動画は終わっている】
18 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ここがなんのスレかって……? ・転生のSAN値回復ふれあい広場スレ ・面白ければ何でもいいやつにネタを提供しつつ、ちゃっかり攻略のヒントになりそうな情報をもらうスレ ・無関係の奴も出来るだけ救うための変態的アイディアが零れないか棚ぼた待機するスレ
を兼ねている。だから一切協力とか考えなくていいし、普通に楽しく盛り上がってくれるだけでいい。 雑談スレも含めて時折舞い降りる神の如し発想を俺がきっちり拾っていくスタイルだから、楽しんでくれれば俺の目的はクリアされててモーマンタイ。
19 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>17 何故その動画にしたwwwww
20 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>17 もっとあるだろ他のwwwwwww愛…かなwwwwwwww
21 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>17 何かで「レロレロなくしてテンメイは語れない」とまで言われてたがwwww この説得力wwwwww確かにwwwwwwwww
22 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>18 六窓もなんだかんだガチ小悪魔じゃねーかwwwww こいつ、勢いで立てたとか言ってた割りに考えてるぞwwwwwww
サユさん西洋の剣とか使える? アヌビスわんわんお憑依したらやばい?
23 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 忍者の巻物とか持ってる?
24 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>18 さすが小悪魔!! そこに痺れる憧れるゥ!!  ……ろくまどせんぱい、てきにまわしたらアカンタイプだなっておもった。
意外と忍者って普通にいるもんだったのか…?
25 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 観光用忍者って結局何だよ
26 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- パンツ何色!!!!!!!!!!!!!!!!!!
27 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイも忍術使えたりしますか!!!!!!!?
28 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 他にも忍者動画あったら下さい
29 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 口から火吐いたりできる?
30 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ヤバイ薬の調合とかできるのか
31 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 忍者の特訓ってどんな?
32 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 忍者って、近所の人とか同級生とかどう思ってるんだ?大丈夫なのか?それで良いのか?
33 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 「俺ら」なら楽しめば議論は自然発祥だし、大半のオタクなら、IF、考えずにはいられないだろ? どちらにとっても悪い話じゃあない筈だが???
34 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>26 つ、ついにねじ込んできたwwwwwww
35 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>33 ああ、あのギラギラの白い歯が脳裏に浮かぶ・・・
36 :忍者JKサユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>25 ・観光用忍者とは 忍ばない忍者です。派手な技と馬鹿みたいな身体能力でショーとかに出るアレです。 とは言いつつも、ちゃっかり暗躍できるような技術も受け継いでいってます。 戦闘面ではギリ合格貰いましたが、パパンには「ただ、お前にはその眼鏡があるからな……」って言われちゃいました。 でもその頃にはアン・ノウンはテンメイに持ってってもらってたんで軽くおこでしたね。もちろん言いませんでしたけど。
>>26 ・パンツ何色? 意外とスタンダードに白の褌ですけど文句ありますか?
37 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- とりあえずお祭りしとけばいいんだなって分かったから前スレ遡るわ…… お前らやたら楽しそうで悔しい
38 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>36 スタンダードにwwwwwwwふwwんwwwどwwwwしwwwwwwwwwwwwww
39 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前のような忍者がいるかって思ったが更に褌女子か……もう何でも良いや……
40 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square サユは忍者だからな。……それで全部解決だろ。
41 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>36 パパンはスタンドの存在認めてくれてるのか
42 :忍者JKサユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>27 ・テンメイ忍術使える? 忍術って程ではないですが、気がついたらパパンが当て身を指導していたので奴の当て身は完璧です。 あと私に色々と連れ回されてるんでフットワークも結構軽いです。足場悪くてもテクテク来れます。
>>28 ・忍者動画下さい おらよ!! 【どこか木々の茂った場所の勢いのある川。上流から髪の長いスクール水着の女の子がサーフィンのように下ってくる。目の前まで来ると岩を踏み台にし、こちらにジャンプして着地。乗っていた流木を手に持って歩いてくる】 【10mほど離れた距離で「え、これ本当に大丈夫?」と言う赤毛の少年。頭の上にリンゴが乗っている。女の子の声で「いくよー」と言い終わったときには、リンゴにはナイフが3本突き刺さっている】
43 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>40 そんな「ツヨシはダンスやってるからな」みたいなノリで言われても…
44 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>42 当て身wwwwwwwハングドマン戦でうろジョジョ再現できちゃうwwwwwwwwwww
45 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>42 いくよ、そう言い終わったときには既に行動は終わっているんだ……
46 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>42 テンメイ、こんな日常送ってたら確実に常識というものが麻痺してるよな。
47 :忍者JKサユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>46 常識なんて大人の押し付けですよ……。
48 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square そろそろ前の安価の回答いくぞ? 大丈夫か? 忍者に関してはもう落ち着いたか?
49 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>48 落ち着いたんじゃね?
50 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>47 そういう話じゃねえwwwwww
51 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 質問安価ですが、タロットはまだやっていないので後々です。
前スレ>870 ・私と六窓先輩のスタンドのステータス スクエア  :��壊力C  スピードC  持���B  精密C  成長D  射程C(実質A) 上に載せる分には承り先輩一人、80kgくらいが限界で、基本は腕を振り回すくらいの力とスピード。 アン・ノウン:破壊力なし スピードなし 持続A  精密なし 成長D  射程A   まず自分で動けないただの眼鏡。自分の中に「しまおう」と思わないと基本出っぱなしです。
前スレ>871 ・館で100回くらい叫びそうになったうちの一つ 何がどうしてそうなったのか。写真は柿ピーがそっと撮っておいてくれました。 【体格の良い白髪の男性を斜め後ろから見た画像。下半身のきわどい服を着ているが、上着の裾がベルトに挟まり後ろからもきわどいことになっている】 …………本当、なんなんですかねこの服。ディオコレですかね。
六窓先輩バトンタッチです。
52 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>51 それより承り安価はまだなんですか? いい加減服が着たいんですけど?
53 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>51 アイスwwwww誰か教えてやれよと思ったけど確かに言えないわwwwwwww
54 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>52 できるだけその場の流れに沿って違和感なく良い感じにやり遂げて見せますので、褌締めて引き続き待機しててください。
55 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>51 ディオコレwwwwこの服なwwwwwもうちょい布面積を下半身にまわしてやって欲しいよなwwwwww
56 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>873 ・皇帝仲間にしないのか 流れ次第だな。味方は多いほうが良いってのもそりゃそうなんだけど、 これ以上仲間がわちゃわちゃしてると移動手段も限られるし、色々と収拾つかない気がして…
>>874 ・旅の荷物 俺 →何にも用意してないに決まってんだろ。基本自宅から直で取ってる。買ったものとか、承りの荷物も預かったりしてる。 サユ→手と髪の(凶器的な意味での)手入れ道具、ジャージ、スポブラ・褌、月に一度のお祭りの道具とかその辺。
>>875 ・サユのスペック 忍者。はい、解散。
57 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>54 突撃じゃなくて自然な流れでお姫様抱っこと聞いて
58 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>56 確かに人数限界か。 スタクルは愚者来る前で5人で+2人しててただでさえ車とかもぎゅうぎゅうから、これ以上は……入らないな。
59 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ところで、私は2,3日寝なくても全然平気ですけど、六窓先輩はそろそろ寝なくて大丈夫なんですか?
60 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>56 サユの荷物リスト…ちょっと女子として慎めよテンメイ泣く…なく……。いや、それはねぇか……。
61 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>60 テンメイのが女子力高いくらいなんで大丈夫です。
62 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>59 そろそろ寝る。明日睡眠不足とか流石にやばい。何してたんだって言われる。 >>61 何が大丈夫だというのか
63 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>61 サユ、テンメイに関する問題には全部大丈夫って言ってる気がする。何が大丈夫だというのか。
64 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known え? ……だって、実際、大丈夫ですし? 何も心配することはないくらいには大丈夫ですし?
65 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>64 根拠のない自信、マジで何が大丈夫だというのか……。 まぁ信頼ってコトにして回線ぶった切るわ…。おやすみー。
67 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>65 報告乙
68 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>65 六窓おやすみー
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.04.途中変なの挟まってますが仕様です。
前回のあらすじ「純粋な喜びと隠しきれない腐臭と、流れていったピラーマン(戦車)」
----伝人(六窓)視点----
 香港において食事は中断され、文字通り、戦いの火蓋は切って落された。  殆ど知っている通りだったので詳細は省くが、ポルナレフが 仲間に なった! ▽  そして現在、俺たちは偽船長の乗る、爆破される船を眺めていた。
「チャーターしたのはあの船だ。我々の外には乗組員だけだ。外に乗客は乗せない。もしもの事故があるとまずいからな」
 特に真剣に議論されるようなことでもなく、推測できるような情報もないため、俺の勝手な想像でしかないが、本物の船長は既に死んでいるだろう。どうしようもないのでそこはもう始めから諦めている。残りの船員は、ストレングス戦でスクエアを使い、可能な限り香港の港に強制送還する予定だ。
「ムッシュジョースター、ものすごく奇妙な質問をさせていただきたい」 「奇妙な質問?」 「……詮索するようだが、あなたは食事中も手袋をはずさない……。まさかあなたの『左』腕は『右』腕ではあるまいな?」 「…………? 『左』腕が『右』腕? 左が右? 確かに奇妙な質問じゃ……。いったいどういうことかな?」 「妹を殺した男を探している……。顔は分からない。だが、そいつの腕は両腕とも右手なのだ」 「……50年前の名誉の負傷じゃ」 「失礼な詮索であった。許してくれ」
 くるりと背を向けて話を続けるポルナレフ。そしてやはり、『雨がよけて通っていた』ことを聞いた。  ハングドマンが水溜りの中で傘を差していたと言えば全て解決するのだろうが、これが俺たちのようなイレギュラーが絡んでの『予定調和』の結果で、敵として現れる可能性が一番怖い。多少無理をしてでも明らかにしておきたいポイントだ。  目の前と袖の中にスクエアを発現して、それぞれをアン・ノウンへと繋げ、小百合に手早く確認を取る。
『館で、これが証明できるような何かはあったか?』 『いえ、特に。彼がこの件に関する話を誰かにしていたこともありませんでした。わざわざ話す程の過去でもなかったのでしょう』 『その何かが、水溜りの中で傘という仮説以外の結果として突きつけられる可能性は?』 『十分考えられますね。全く知らないスタンド使いもチラホラいましたし……』 『厳しいな』 『……ポルナレフには、私がその辺りも含めて説明いたします』
 そこまで読むとぷつんと回線が切られ、スクエアが自動的に俺の中に返された。アン・ノウンが外部アクセスを遮断した、ということだろう。ためしに再アクセスを試みるが、いつまでたっても接続中状態。向こうが許可しなけりゃ全く繋がらないらしい。   ……分かれて行動している時、安易に小百合につなげるのは避けたほうが良いだろうか。彼女が敵と戦っている時に俺からのアクセス通知というのは、かなり危ない気がする。よほどでなければ控えるとして、後で伝えておかなければ。
「……そうして君らを殺して来いと命令された。それが正しいことだと信じた……」 「肉の芽のせいもあるが、なんて人の心の隙間に忍び込むのがうまいヤツなんだ」 「その両腕とも右手の男ですが、館にいましたよ」 「……なに?」
 個人的に、二度も花京院の台詞を奪っているのが地味に気になるが、まぁ今回は仕方あるまい。  女にしては大きな手でアン・ノウンをズイッとかけ直し、一歩前に出る小百合。長い三つ編みが潮風で揺らめいた。
「DIOを目指していけば妹の敵に出会えると思っていた。が……君は今、なんと言った?」 「両腕とも右手の男は確かにDIOの館にいた。と、申し上げました」
 ポルナレフがざっと俺たちに視線を潜らせた。真実であるか確認したいんだろう。  各々頷いて返す中、花京院が小百合の後ろから声をかける。
「……サユリ、もしかして、ポルナレフと私は会っていたんじゃあないか?」 「いいえ。私達が館に行ったのは3ヶ月前。名前こそ聞いたことはありましたが、実際に出会ったのは今日が初めてになります」 「なんだ? どういうことだ? 少年は記憶がないようだが……そちらのお嬢さんは……まさか肉の芽もなしに、DIOの元に……?」
 ……結局、花京院のエジプト行きから説明することになったのだが、意外にも、これが中々骨の折れるイベントだった。  スタンドに珍しいも変わっているもないが、小百合ほどステータスが極端なケースは確かにそういるもんじゃあない。  更に、彼は生まれつきヒトガタのスタンドを持っていた。それに対し、彼女のスタンドは出会ったときからずっとかけている、その眼鏡。理解し難いのも分かる。  最終的に手に取り、かけてもらって、するりと透けて落ちて見せて初めて納得してもらえた。
「……ところで、気になっていたんだが」 「なんだろうか」
 ようやく一段落したところで、俺はポルナレフに対し、ずっとモヤついていた疑問をぶつけてみた。
「俺の手は確認しなくて良かったのか? さっきから袖で見えていない筈だが」 「事件は3年前。それで日本の学生……ましてや幼い子供を疑うほど人間不信ではないつもりだ」 「幼い、子供……だと?」
 俺に電流走る……!  バッと承太郎を見た。若干の苦笑い。帽子のつばを引き下げて誤魔化された。  ジョースターさんを見た。「まー、しょうがないんじゃあないか?」という顔をしている。  アヴドゥルさんを見た。俺の言いたいことを何となく察したらしく、ぎこちない笑顔で応援された。  そして花京院と小百合を見る。堪えているつもりのようだが、どう見ても笑っている。
「……伝人は18歳だぜ」 「……なに?」
 見かねた承太郎が、ようやく動いてくれた。  声に出していなくても、その全身からやれやれと聞こえるようだ。  承太郎はタバコを吸う姿に何の違和感もないくらい、俺とは逆の意味で17歳には見えない。俺もやれやれだと言いたい。おまわりさん、コイツ、ミセイネンです。形だけでも止めてください。不公平です。俺は吸わないが。
「俺、学生組の中で最年長なんだけど」 「失礼ですよ。ね、典明」 「全くだ」 「……!??」
 俺の台詞を聞くや否や急に真顔になり、流れるように乗ってくる後輩2人。  遊ぶな、茶番開始すんな。なんだか揺れる前髪と三つ編みが動物の尻尾に見えてきた。捥ぐぞ。  対して、ポルナレフは軽く責められてうろたえている。いっそ俺もうろたえたい。
「……18歳?」 「は?」 「……じじい」
 ここに来て、ジョースターさんが何やら聞き逃せない言葉を零した。  それを聞いて承太郎まで笑いそうになってやがる。ギルティ。お前らそれでもジョナサンの子孫か。紳士の遺伝子仕事しろ。
「……あれ。ジョースターさんには、俺と承太郎が中学の時に知り合ったって……話しましたよね?」 「2コ下の、高校1年生かな~、と……思っとったんじゃが、違ったんじゃな!」 「ジョースターさん……クラスで一緒だったと言われたじゃないですか……」
 アヴドゥルさんはどうしてブ男呼ばわりされているのか。マジに良い人である。  ジョースターさんはもう少しちゃんと話を聞いてくれ。  ……それにしたって、何故こうも不当な扱いを受けねばならない……。  身長に関しては譲ってやっても良いが、背の低い大人はいっぱいいるだろうがよ。
「どいつもこいつも! 有罪だ!!」 「その、……誤解していたようだな。すまない」 「やれやれだぜ……」
 一番罪のないやつに真摯に謝られるわ、友人にはガチ呆れのやれやれを食らうわ、散々である。  これ以上この話を広げられたら香港の沖合い35kmに放り出すつもりだったが、ようやく落ち着いたのでギリギリ勘弁してやった。
「すみませーん、ちょっとカメラのシャッター押してもらえませんか?」 「!」
 まだ少し怒りが残っているところへ、旅行者らしい女性の2人組が近づいてきた。ため息を吐いてクールダウンする。  やはり時間が前後しても抑えるところは抑えてくるというか、隙あらば正史通りの現象を起こしたがる何かを感じる。  ベタではあるが、『ここ』にそういった運命の予定調和のようなものがあるとするならば、『俺達』はその運命を根底から覆すか、それでも抜けられる手段を講じる必要がある。
「……」
 全員の注意がそちらへ反れる中、小百合だけが一瞬動きを止めたのが見えた。  これだけぐだぐだした後だというのにどうでも良さそうなイベントがきっちり発生したのだから、俺と同じようなことを思ったのだろう。ポルナレフの流れをざっくり予習させておいたのもあるが、彼女は『運命どおり』というのにかなり敏感なハズ。嫌でも反応してしまうか。
「おねがいしまーす」 「やかましい! 他のヤツに言え!!」 「まあまあ、写真ならわたしがとってあげよう」
 ポルナレフのナンパが炸裂する中でこんなにシリアスな気持ちになるとは、転生というのは苦労が多い。  小百合は花京院から見えない位置でグッと拳を握り、直ぐにその緊張を解く。俺と同じように、それがいつもの仕草ってヤツらしい。
「なんか、分からぬ性格のようだな」 「頭と下半身がハッキリ分離しているというか……」 「……サユみたいだ」
 だが、ここで全く予期しない台詞が投下され、頭が追いつかなくなった。
「え? ……柿ピー今なんてッ!?」 「いや、あの切り替えの早さ、凄く見たことあるなー……なんて、思っ……ふっ、ほんと、いつも見てるッ……!!」 「ええ……笑いすぎだろ、私に失礼だよ……」 「それはそれでポルナレフに失礼じゃねぇか?」
 2人して真面目な思考だったのもあるが、完全に花京院に置いていかれた。似てる似てると1人でツボに入ったらしく、馬鹿みたいに笑いが止まらない。  ここまでは『俺達』が動かない限り大体『運命どおり』だったと思うが、10年間もスタンド使いの転生腐女子と一緒にいた花京院は、そんな運命に従うようなヤツではなさそうだ。  俺のじゅうはっさい(笑)騒ぎが収まったかと思えば、次は小百合ときた。中々真面目になれない旅だ。
「……テメーらといると疲れるな」 「まだ日本出たばっかだぞ、確りしろ承太郎」
651 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- え? なにこれ修学旅行か何か?
652 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 流れていったピラーマン(戦車)がほんとに「仲間に なった!」の一言で流れてった件について
653 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 確かに腐女子モードと敬語モードがハッキリ分離してるといえばしてるかもしれない
654 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイが幸せそうでなによりだけど承りついていけてないwwwwwwwww 頑張れwwwwwwwwwwwwww
655 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 承りはスタンド使ってないのにSPガ��ガリ減ってる気がする 漂流中に俺んちのテレビに繋げて相撲とか一緒に見るわ
656 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうか次の船長なんだけど、見た瞬間サユにバレるんじゃね?
657 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>655 それ…漂流っていうのか? 水も食料も足りなくなる心配ゼロっつーか…漂流してるか?
658 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known SP? 知りませんね。 流石に真面目な場面では自重しますが、 暇になったら特に理由のない安価が承り先輩を襲います。覚悟!!
659 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>658 せんせー! 後輩が俺の友達をいじめてまーす!! …猿の後の漂流までは安価してやるなよ? はじめてのひとりスタンドバトルになると思うし、ここで承りが変に動揺してたら全滅しかねん
これから船長とかストレングスとか色々あるから俺は落ちるけど、 アン・ノウンとちゃんねるはできるだけつなげっぱにしとくんで宜しく。
660 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>656 サユ「黒」 テン「おk」 承り「オラオラオラオラオラオラ!!」 こうですね分かります
661 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>658 くっそwwwwwwwwwwww 恐れを知らないサユwwwwwwwwwwwwww
662 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>659 六窓もそこは延期じゃなくて止めてやれよwwwwwwwwwwwww 承りは怒って良いぞwwwwwwwwwwwww
663 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 俺こんなのと10年いたら禿げてるわ
664 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 名前呼ばれただけで安価察してたし、テンメイも相当色々あったんだね……
665 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known え? なんです??? 私ばっかり迷惑かけてるみたいなこの空気は……???
666 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>655 違うのか? 違うとするならば証拠を提出すべき
667 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>666 あれー、そんな口利いて良いんですかねー? 幼馴染ぞ? 私、幼馴染ぞ?
668 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 私はむしろサユとかいう爆弾が友達になってしまったテンメイがどんな暴走をしているのか見たい 要するに写真クレ
669 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 証拠!! 証拠!! バンバンバンバンバンバンバン バンバン   /⌒ヽ バンバンバン バンバン∩#^ω^)はよ!はよ!            /_ミつ / ̄ ̄ ̄/__      \/___/
670 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 「おまえ、見えないメガネのサユちゃんと友達なんだってー?」→「無双、そして私まで親を呼ばれる始末」 【かなり遠目だが、赤毛の男の子が小学校の廊下で複数人の男の子に囲まれている画像】 【何故か絡んでいた方の男の子達が床に縫い付けられるように転がって悶えている画像】 【子供のものと思われる両手で思いっきり顔を掴まれ正面を向かされているのに、思いっきり目をそらしている赤毛の男の子の画像】
「あそこ、ネコかな? なんか入ってったね」→「捕まえてきてよ」 【空中から逆さになっている視点で、地面では若干ピンボケした赤毛の男の子がわくわくした表情でこちらを見上げている画像】 【廃ビルか何かの中で、ネコではない2匹の何かがその子供を庇うように牙をむいてこちらを睨みつけている画像】 【動物図鑑のハクビシンのページを抑える、包帯の巻かれた子供の手の画像】
わたしは、うんめいうんぬんいぜんに、つよくなるときめた。
671 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- がーぞう!!!!!! がーぞう!!!!!!!!
672 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ってきたぁああああああああああああああああ!!!!!
673 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイwww ショタ時代はかなりやらかしてんなwwwww
674 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>670 ちょっと良い話なのにwwwww やりすぎwwwwwwwwwww「悪くない」みたいな顔wwwwwwwwwwwwwwwww
675 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんだこれwwwwwwwwwwwwww保存待ったなしwwwwww
676 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ハクビシンwwwwwwwwwww 小学生ロリVSハクビシン(子持ち)wwwwwwwwwwwwwww 死ぬわ
677 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ハイエロ見える友達ができてテンション高かったんだろうな!! サユも案外苦労したんだな!!!
678 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 真面目に鍛えだして間もない頃だったので、ハクビシン戦は本気で死ぬかと思いました。 殺しちゃマズイですし私はロリでしたし。 それについては後で全力で謝ってもらいましたが、その後もお互い色々やらかしてここまで育ってきましたね。 今となっては良い思い出です。
679 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やだ……ここのテンメイ普通にアホ可愛い……もの静かで頭の切れるイメージない……
680 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ここから段々あのテンメイになって…るか? サユと同じように、ほんとはクールぶった馬鹿のまま育ったりしてないか?
681 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >679-680 クールぶった馬鹿×2ですが何か? 作戦は常にガンガンいこうぜですが何か?
682 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 推察系は六窓先輩がやってくれそうだからパーティバランスは問題ないのかもな
683 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>681 (自覚あったんだ)
684 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>681 っ「いのちだいじに」
685 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>682 六窓先輩が増えた分テンメイ抜けてたらだめじゃね…?
686 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 思い出話はこの辺にして、ここから実況しますね。
687 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 攻めてなんぼのパーティwwwwww
688 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>685 ほら、学生組はコンビでやってるから……たぶんだいじょうぶ……だよな?
689 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 実況!! 事後報告ばっかだったから嬉しい!!
690 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>688 大丈夫ですよ。テンメイはちゃんと頭の良い馬鹿なんで。 【随分高い視点から人のいる甲板を見下ろした画像】
どこから始めれば良いのか分からないのでとりあえずタイムリーにいきます。 承り「……あれは放っておいて良いのか?」 テン「あれ?」 承り先輩に、見上げられて指を差されました。 サユ「スガスガしい気分ですよ。私こういうの夢だったんです。船と言えば高いところでカモメやウミネコと戯れるに限ります」 テン「サユがあの程度の高さから落ちたくらいで怪我をするはずがないさ」 承り「アイツは猫か何かか」
691 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 待て待て待てどこにいるんだお前
692 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 柿ピーのそれは信頼なのかなんなのか
693 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ネコ × ハクビシン ○
694 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>691 マストにかかってる縄というか網みたいなやつに座ってます。 港でパンを買っておいたので、それで鳥さんとニャアニャアやってます。 >>693 有罪
テン「それにほら、彼女、馬鹿だから」 承り「ば、馬鹿だから……高いところが好きと?」 テン「Exactly」 サユ「おい柿ピー聞こえてんぞ」 テン「知ってる」 六窓「……いぐ……?」
六窓先輩、さらっと流してくれるかと思いましたがダメでした。 二度見されました。
695 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 相変わらず楽しそうだな
696 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- vs執事の時にそれ言われるだろwww どうすんだwwそりゃ二度見もするわwwwwwwww
697 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 彼女、馬鹿だから……馬鹿だから…… なんとかと煙じゃなくてストレートに言ったな
698 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- くっそwwwwwその台詞をテンメイに仕込んでんじゃねぇwwwwwwww
699 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- …なぁ、もしかして転生して細かいこと覚えてなかったせいで そういう敵の台詞とかを感染させちゃったのか? それともわざとなのか?
700 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>699 この台詞は分かってて教えましたが、無自覚に感染させた台詞は結構あるかもしれません。
隠紫「しかしお前らな~、その学生服はなんとかならんのか~! そのカッコーで旅を続けるのか? クソ暑くないの?」 テン「僕らは学生でして……ガクセーはガクセーらしくですよ」 サユ「何しろタダで貰った高級学ランですからね。着なきゃ勿体無いですよ」 隠紫「タダで? とは?」 テン「……実は……この学ラン……DIOの館で用意されたものらしいのです」 承り「そんな服着てDIOの首取りに行くなんざ、どーいう神経してんだテメー」 テン「ン……別に良いでしょう。やたらと丈夫みたいだし」 サユ「旅が終わったら着る機会ないじゃないですか。卒業したらそれこそタンスの肥やしに直行ですし?」
701 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>700 あとで……ちょっと打ち合わせしような……
702 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known わぁ☆ 六窓先輩怒らないでくださいよ。 わざとじゃないんですよ☆ この台詞以外は……この台詞以外は……!
家出少女が見つかり、なんやかんやで海に飛び込みました。
703 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>700 無自覚に感染させた台詞でなんかしらの大事故とかが起きなきゃいいけど
704 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この台詞以外はな
705 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 打ち合わせという名のお説教 ーーー六窓先輩がログインしましたーーー
706 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ふざけた時の肯定の返事としちゃ使い勝手は最高だし、使いたいのは分かる
707 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- でも結構深刻な問題じゃね? 幼馴染が使ってる言い回しをやたら敵が使ってくるなんてどう考えても違和感あるだろ
708 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>700 執事に作ってもらった服を着て執事を倒しに行くテンメイwwww
709 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>707 大丈夫ですよ!! ここまでスレでは日本語でお送りしてますけど、基本ガクセー組以外は英語で会話してるんで!! ほんと!! 六窓先輩も安心してくださいって!! この先敵だって日本語使ってこないでしょう!?
承り先輩が後を追い、鮫をぶん殴って、テンメイがなんかいい感じに活躍してます!!
710 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 逆に台詞の方にちょこちょこ英語入ってるし 暗殺者って言ったら世界中駆け巡ってて日本語も使えたって何もおかしくない 特に変身系のスタンド使いなんかは日本語だってペラペラじゃねーの…?「Do you understand?」
711 :サユ改めクールぶった馬鹿:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>710 やだ……//// 全然気づきませんでした……////
家出ちゃんがスタンド使いじゃないかとか疑われて、なんかガヤガヤしてます。甲板降りました。 ヴ男「このヴ男……噂すら聞いたことのない「スタンド」だ……」 因みに私と六窓先輩の間にはみんなと違う緊張が走ってて気まずいです。
712 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユwwwwww実況がないがしろになってんぞwwwwwwww
713 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- は? いや、英語なの?
714 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>709 考えてみりゃそうだよな… …戦車やヴっさんがなめらくぁ~な日本語を使えるというのも、変な話なのです
715 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- クールぶった馬鹿が英語得意なの意外過ぎた
716 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square いや…俺も軽く使ってたけど、まさかお前、よりによってそれをテンメイに仕込むとか…マジか、マジか…! 俺はまた落ちるけど、こっちの都合で回線ブチ切りとかするかもしんねーから覚悟はしといてくれ
717 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>714 助詞付きやめろwwwwwwwwww 半チャーハンwwwwwwwww
718 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known いや、万が一何もかもがばれたとしても、テンメイなら大丈夫です!! 私が保証しますから!! テンメイなら大丈夫です!!!! 責任は私が取りますから!!
サユ「貴女、お名前は?」 家出「……家出。きゅ、急に名前なんか聞いてなんだってんだ?」 ステータスをゲットした!▽ サユ「白ですね」 テン「なんだ、ただの密航者か」 家出「は?」 戦車「!?」 偽船長が出てきました。家出ちゃんを相手にし、こちらを意識しないようにしているようですが、ニセモノと分かっているので詳しく見てみます。 案の定、スタクルメンバーに意識の糸が不自然に伸びていました。 戦車「いや今の……お、おお……ブラボー……」
719 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まさか戦車に名前があれば何でも見えるって説明してない??wwwwwwwww 「お、おお…」wwwwwwww
720 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 確かにお前んとこのテンメイなら大丈夫な気はしてきてる
721 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>719 説明しましたが、まだちょっと半信半疑だったようですね。 因みに彼に説明するとき「直接触れてもらった」件はみなさんお気づきかとは思いますが、まぁそういう感じです。 こちらからはよく見えます。以上です。
722 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「ただの密航者」ってwwwwww
723 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 偽船長が承り先輩に喧嘩売りました。その喧嘩を買ってひと悶着してます。 隠紫「それは考えられんぞ承り! この「船長」船長は財団の紹介を通じ身元は確かだ! 信頼すべき人物、スタンド使いの疑いはゼロだ……」 船長「ちょっと待ってくれ「スタンド」? 一体何をいっているのか分からんが」 サユ「……「船長」船長、ですか……?」 本当はなんて名前なんですかね。ステータス見れないので、本物の方の名前なんでしょうね。 彼のステータスを見たい気持ちもあったのですが。残念です。
承り「……。スタンド使いに共通する見分け方を発見した。それは…スタンド使いはタバコの煙を少しでも吸うとだな…」 一瞬チラ見されました。彼の前でわざとらしく名前を繰り返してみせたのが確信に至らせたみたいです。
724 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>721 戦車のプライベートは消えたんや……
725 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 承り「鼻の頭に、血管が浮き出る」 一同「「えっ!」」 戦車「嘘だろ承太郎!!」 承り「ああ、嘘だぜ! だが……マヌケは見つかったようだな!」 一同「「あっ!!」」
726 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>725 ここ転生組もやったのかな
727 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユいなくてもマヌケは見つかってたけどな
728 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「船長」船長ってややこしいわ
729 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 隠紫「承り、何故船長が怪しいと分かった?」 承り「いや全然思わなかったぜ。船員全員にこの手を試すつもりでいただけのこと……。サユが名前を繰り返したときには、ほとんど確信していたがな」 サユ「……彼、「船長」などという名前ではないようです。フルネームではないとはいえ、ステータスが見えませんでしたので」 船長「ステータス……? フン、シブイねぇ……全くおシブイぜ。確かに俺は船長じゃねー……本物の船長は既に香港の海底で寝ぼけているぜ」 承り「それじゃあてめーは、地獄のそこで寝ぼけな!!」
>726 一応「あっ!!」はやっておきました。
730 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- にしてもホンモンの船長は一体どこで死んだのか。船員も気づかないうちに入れ替わってたって怖いわ
731 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 家出ちゃんが人質になりました。 予習していなければここで私が突っ込みフジツボパーリィしていたかもしれません。 船長「水のトラブル!」 クラ○アン!! 船長「嘘と裏切り! 未知の世界への恐怖を暗示する「月」のカード!! その名はダークブルームーン!!」
話が長いので意訳します: 船長「小娘を人質に海へ入るぜ! 追って来いよ、ただし俺は5��1でも強いぜ。水の中なら素早いぜ。勝つと予言するぜ」 承り「一人でやってろだぜ」 船長は承り先輩に思いっきり殴られて一人で海にドボンしました。 ヴ男「占い師の私を差し置いて予言するなど」 戦車「10年早いぜ」
732 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 水のトラブルwwwww俺も思ってたけどwwwwwwwwww
733 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 意訳wwww会話ログコピペより面倒くさいんじゃないのか?wwwwサユ大丈夫か?wwwwwwww
734 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前実況飽きてきたんだろwwwwwwwwwww
735 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>733 ただのコピペではなく英語を日本語にする手間があるので、ぶっちゃけた話、意訳のほうが早いです。 >>734 飽きてきました。出来事を一々細かく翻訳・コピペとか、思っていたよりダルイです。
戦車「流されていくぞ。ダークブルームーン、自分のスタンドの能力をさんざん自慢していたわりには大ボケかましたヤツだったな」 隠紫「承りどうした? さっさと女の子を引っ張りあげてやらんかい!」 承り「う……。くっ、ち、畜生引きずり込まれる!!」 テン「え!?」 隠紫「なんだって!?」 六窓「フジツボだ……!!」
736 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 英語かー……サユって頭のいい馬鹿なのかな?
737 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- さあ、テメーは何になりたいんだ?のお時間です。
738 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>735 承りとタメかそれ以上に物理で強い上に英語もできるとか、お前はいったい何なんだよ。 10年修行したって、旅のためだけに英語も修行したのか?
739 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- でもサユの顔立ちって純日本人じゃない感じだし、なんか親戚が外国人とかなんじゃね?
740 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 次遅いな
741 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>739 最初からいたやつしか写真見れてないだろ 六窓先輩の張ってくれてたやつ……もう見れねぇから……三つ編みJKの写真とか俺だってほしいわ!!
742 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 回線切られたか?
743 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ここでスクエア使わないとヤバイことってなんかあった?
----伝人(六窓)視点----
 小百合には絶賛実況中のところで悪いが、回線をぶった切った。  何度か此方からのぶち切りを経験しているだけあり、小百合も特に表情や動作に不自然さはなかった。真面目に承太郎の心配をしている顔だ。  別にあと1セット残っているし、回線を切らなければできないことじゃあなかったが、まさか実況のためにスクエアを空きゼロ状態にするなんて危険を冒すわけにはいかない。  一方の俺は承太郎が海へ引きずりこまれる前に新たにスクエアを出し、引きずり込まれる先を甲板にしてやる。
「グッ! つつ……!!」 「一応引き止めたが……このままじゃあラチが明かねぇな」
 俺の能力で混乱気味のアンちゃんを小百合に押し付けながら、承太郎が立つのを見守る。  派手な音を立てて背中から落ちたので若干の罪悪感はあったが、ここで不用意に触っちまうとフジツボを貰うことになりかねない。
「ってぇじゃねーか」 「俺も行くべきか?」 「伝人……。いや、構わねぇ。俺一人で十分だぜ」 「ああ、分かった」 「伝人! 承太郎!!」
 なんていうか、凄くいつものノリで会話を進めてしまった。  こう考えると結構、ガキの頃からアブネー橋をひょいひょい渡って来てたんだなと思う。ジョースターさんに咎められて初めて気づいた。
「なら口開けろ」 「く、くち?」
 俺たちの突き進み具合にちょっぴり気が立っているジョースターさんは置いておき、承太郎の前でスクエアを2cm四方に縮めて見せた。  つい2週間かそこら前までは承太郎にとって『見えない四角』であったスクエアは、最近『見える四角』になった。  今までも歪んだ空間そのものは見えていたわけだが、それを縁取る額と背面も認識できるようになったのだ。  だからこの状態にしても、スクエアは見えている。数回瞬きをして、俺の言うことを察したらしい。
「あ」 「ほほぉ、なんじゃ、そういうことか……」
 歯が見えるくらい大きく口を開ける承太郎。そこへスクエアの片割れを突っ込む。瞬間、小百合がビクンとしたのは気にしたら負けだと思った。花京院も見てみぬフリを通している。  十分空気が通る程度にサイズを調整し、それを軽く噛んでもらう。
「……れかいにゃ」 「え? にゃんですか先輩」 「 で か い な と言ったんだぜ」
 しかしここで意味のない小百合の煽りが承太郎を襲った。  今は安価はできない筈なので素でやったわけだ。俺にはお前の素が分からない。紳士なのか馬鹿な腐女子なのかどっちかにしろ。  これには承太郎もスクエアを口から取り出して軽く言い返す、が、偽テニール船長が待ちぼうけだぞ早く行け。
「サユ、サユハウス!」 「かしこまです」 「……行って来る」
 ガッと三つ編みを掴み、小百合を引っ張って下げる花京院。ほんと仲良いなお前ら。  スクエアを噛み直してもらった後、良い感じになるよう俺の右手の小指をブッ刺した。ネットを見るのと同じように、これなら遠くまで流れても『行ったことがある』場所になるので安心というわけだ。  大きく深呼吸をして海へ飛び込む承太郎を見送り、右手首だけを新たな窓で空中に浮かべた。理由はそのうち分かる。
「フフン、スクエアは使い方次第でいくらでも応用が利くんスよ?」 「なーるほどなぁ」
 俺は余ったスクエアをくるくると回して見せ付ける。それに対し、ジョースターさんは感心したようにひげを撫でた。  無駄にネットで知識を漁っている訳ではない。頭脳戦なら貴方にも負けないつもりだ。
「ただやっぱり、承太郎あんまり口でかくねぇからな……。俺なら全然平気なんだが……」 「少々れかいんですにゃ」 「いい加減殴られるぞサユ」
 船の上から承太郎の帰りを待つ。  エネルギーを吸い取られているとはいえ、呼吸は確保しているし、最悪スクエアで直接その場へ助けに行ける。みんなそこまでの緊張状態にはない。  渦潮には少々どよめいたが、そんな中でも、後輩組が宙に浮かぶ俺の右手を見て微妙な表情で声をかけてきた。
「……なんか、垂れてるが」 「しょうがねぇだろ。こうしねぇと射程範囲外に出たとき、承太郎の口の中が大変なことになっちまうんだからよ!」 「人はその液体をよだ……いえ、流石にやめておきましょう」
 呼吸孔なので閉じるわけには行かない。開きっぱなしなので、当然、中の液体は零れ放題。  まぁ、お察しのとおりで、甲板にはホタホタと若干糸を引く透明な液体が滴っており、時折ぱしゃぱしゃと海水も混じる、というありさまだ。  もちろん思いっきりひっ被らないように、こちらに通じる窓は下を向かせ、俺の手は小指が一番下になるような向きにしてある。  それからしばらくして、若干遠目のくぐもった声が『スターフィンガー』と言うのが聞こえ、渦潮が消える。スクエア越しにスタープラチナの声が届いたわけだ。承太郎が上がって来たのを見てスクエアを解除した。
「おお!」 「JOJO!」 「やはりわしの孫よ!!」
 承太郎が船に上がり、全くの無事ではないがそれなりに元気だと確認した後、俺は船室から雑巾を引っ張り出してきて、まず俺の手、そして床を拭いた。爆破されると分かってても、これをこのままにするわけにはいくまい。  それを見た承太郎から苦笑いを食らった。
「やれやれ……せめてもうちょっと隠して拭け。俺だって分かってたぜ、こうなってるってことくらい……」
 ちゅどーん。
----可哀想なシェルビー----
 男が始めてそれを見たのは、実はエジプトではなかった。  5、6年ほど前、ようやくその力で仕事をするというのも軌道に乗り、アメリカに行ったときのことだ。
 日が沈みきった頃だった。  彼は偶々通り道だった広場で、孤児院か何かのイベントでキャンプファイヤーをしているところへ出くわした。  だがそんな中で1人だけ輪から外れ、火から遠いところでそっぽを向き、だらしなく片膝を立ててベンチに座って本を読んでいる少女に出会った。傍から見れば出会ったというほどのことではなく、それにとっては記憶にも残らないような瑣末な出来事であったが、男にとっては、忘れることのない確かな記憶となっている。
 染めているのかくすんだブロンドに、沼底の泥のように光を知らない緑色の目。顔にはそばかすがあり、いかにも楽しくなさそうな眠たい顔が嫌に目を引く。  どうしてもやることがないから仕方なくこの本を読んでやっている。と言わんばかりの、刺激に飢えた視線が、足音に反応して男を刺した。が、見た瞬間、彼がそこにいることなど忘れてしまったかのように視線を戻し、つまらないという感情を見せ付けるように犬歯をむき出しにしてあくびをする。その態度、とうてい年頃の少女ではない。
 彼は何故かそれに目を奪われたが、そのまま通り過ぎて広場を横切っていった。
「ねぇせんせい、どうしてシェルビーはみんなといっしょにこないの?」
 すると、火を囲んでいる中でも特に小さな子供が、首に十字架をぶら下げた女に疑問を投げかけているのが耳に届く。  彼はシェルビーというのがあの眠たい顔の少女で間違いないと思い、なんとなく会話を聞いた。
「火が、怖いのよ。……あの子は、火事でお父さんを亡くしたからここにいるの。生まれつき声も出ないし……ああ、可哀想なシェルビー」 「カジ?」 「家が燃えてしまったのよ。今思い出しても、ひどい焼け跡だったわ……」
 彼は女の使った『可哀想』という言葉が引っかかった。あの顔は、どう見ても『一緒にいられないから楽しくない』のではなく、『ここにいなければならないから楽しくない』、という顔に思えたからだ。  辛い想いをして捻くれたとも考えられるが、一人で拗ねているにしては辛さというものが微塵も感じられず、寧ろあまりの退屈さに憤りすら滲んでいたくらいだ。
「……でも、優しくて良い子よ。あとで仲良くしてね」 「うん!」
 更に続けられた『優しくて良い子』というのも、男には信じられず、思わず辺りを見回してしまう。だが、それ以外にシェルビーという名で呼べそうな人影はなかった。  後姿からあの態度は伺えない。おとなしくベンチに座って見える。しかし前へ回ってみれば、それはきっとあのままの態度で、あの飢えた視線で他者を見るのだろう。
 彼は、その食い違いが妙に気になった。  この流れから、彼女が猫を被っていることが想像できた。  では、何のための猫だろうかと思考を巡らせてしまった。
 第一に、火事で炎にトラウマがある、というのは、態度からして嘘である。  第二に、火事で父親が死んだ、というのは、十字架の女の言葉からして真である。  第三に、やさしくて良い子を演じているが、本心では退屈に飽き飽きしている。
 なんとなく察しがついてしまった。  彼は振り返らないようにして歩き、そのままの勢いで仕事を済ませた。直後、必要はなかったが、足早にアメリカから飛び立った。  だがもう遅いのだ。この時点で彼はすでに、抜けられない泥濘に片足を突っ込んでいる。
----花京院視点----
 僕らは今、チャーターした船を爆破され、漂流している。  ……のだが、もはやスタンド使いは誰一人として漂流している気分じゃあなかった。  救助信号をうったからとか、そんな話ではない。いざとなれば小悪魔曲木のスタンドで一瞬で香港まで戻れるため、特にこの後どうなるのかという不安を持ちようがないのだ。
「お前らな~~……!」 「チャンネルは譲らねーぞじじい」
 JOJOのひざの上に、白い糸の纏わりついたガラスのような板が置かれていて、その向こう側から相撲をやっているような音声が聞こえる。  アン・ノウン越しに見ると、曲木とJOJOから伸びる意識の糸が板にぶつかるところで不自然に切れているのが分かった。
 僕は目の前で起こっている、通常では考えられないはずの現象を特に不思議なく眺めていた。生まれつきのスタンド使いだというのもあるが、サユと一緒にいると細かいことにいちいち突っ込んでいられないのだ。  小学校の頃、夏にスイカを割るのは素手だったし、中学校の頃、遅刻しそうなときは校舎を軽くよじ登って教室へ直接入ってきたし、それが高校ではかぼちゃを一突き、教室へ来るのは三角跳びにまで成長した。人間として、めちゃくちゃだ。  そんな彼女は今、僕の隣で長い三つ編みを首に巻きつけてなんでもないように海を見ているが、頭の中ではトランプのデータを引っ張り出し、僕とスピードをしている。
「救難信号はうってあるから、もうじき助けは来るだろう」 「なぁ、コーラとオレンジジュース、どっちが良い?」 「い、いま、どこから出したの……?」
 密航してきた女の子は魔法でも見ているような呆け具合で、完全においていかれていた。  あれだけスタンド能力を味わってしまった後だからと、JOJOたちにはあまり隠す気がないらしい。2人で透明の四角を覗き込みながら、曲木が袖から2本のペットボトルを取り出した。
「袖」 「……? ……???」
 彼は当然のように答えて見せるが、普通に考えて何を言っているのか分からない。  女の子はわけのわからない光景に不安になったのか、隣に座っているサユの腕にしがみついて、驚いた顔でいったん離れ、またしがみついた。僕には何が起きたのか分かる。硬かったんだね。分かる。
「あまりスクエア使わないであげてくださいよ。怖がってるじゃないですか」 「海の上でテレビ見てる時点で、もうなんでも良いだろ?」
 サユが咎めるような口調で遠慮なくオレンジジュースをもぎ取って、女の子に渡す。ただ、僕ら自身トランプで遊んでいる手前、あまり人のことを言えない。  少し悪戯っぽく笑って答える曲木の口には、小悪魔の名にふさわ���いギザギザの歯がちらつく。彼のスタンドに物理的なパワーはあまりないが、あの歯で噛み付かれたら相当痛そうだ。
「あんたたち、いったい何者なの……? あ、冷たい」
 なんだかんだ言いつつ、少女は受け取ったジュースをごくりと飲んだ。冷蔵庫で冷やされていたんだろう、ボトルに水滴がついている。
「君と同じに旅を急ぐ者だよ。もっとも、君はお父さんに会いに……わしは娘のためにだがね」 「……」 「安心してください。私たちの誰も、あなたの敵ではありませんから」
 未だ警戒の解けない少女に対し、サユは凛々しい眉をやさしく緩ませて、琥珀色の瞳でまっすぐに見つめる。  ただの白地に黒襟のセーラー服が王子様の衣装に見えるくらいの、騎士然とした態度。とてもいつものサユだなと思ったし、そんなことをしながら頭の中ではトランプを裁き続けているのも、いつものサユだ。
「……サユリ」
 頃合を見て肉声で声をかける。  サユは切りのいいところで適当にトランプのウィンドウを消し、視界の下の方に会話ログを立ち上げた。
「ええ、船ですね」 「え!?」 「か……貨物船だ! 気がつかなかった!!」
 しばらく前から、波に紛れて白い意識の糸が漂っている。  スタンドの像も見えなかったので、何か形として見えるまで何も言わないつもりだったが、サユも同じような判断をしていたようだ。一応『怪しんでいるが気づいていない』ように振舞って、何もない米神を押さえた。  助けが来たと騒ぐ中言いにくいが、この船全体に緩く意識の糸が纏わりついている。これは発現しているスタンドの見え方だ。  JOJOと曲木も何か察したらしく、何気なく4cm四方くらいの見慣れた四角い板を渡された。それをサユが耳の後ろの髪の中に押し込む。通話用の窓というわけだ。
「……承太郎、何を案じておる? まさかこの貨物船にスタンド使いが乗っているかもしれんと考えているのか?」 「いいや……タラップが降りているのになぜ誰も顔を覗かせないのかと考えていたのさ」 『あー…、ここでこの貨物船『が』スタンドだって言ったら、全体的に死亡ルート入る雰囲気』 『これだけ巨大だと外から攻撃するほうが危なそうだ。乗るしかないな』 『曲木:聞こえるか? 聞こえるなら俺のほうを見て2回続けて瞬きをしてくれ』
 素のサユと頭の中だけで会話を進めていると、突然、僕に聞こえていない曲木の言葉が会話ログに混じった。  彼を見ると、左の袖で口元を隠している。サユに聞こえたからログに入ったわけだ。タイミングをずらして、僕もそれに答えた。
『曲木:あ? ……そうか、アン・ノウンの機能か。これなら花京院にも伝わるな。把握したわ』 「ここまで救助に来てくれたんだ! 誰も乗ってねえわけねえだろーが! たとえ全員スタンド使いとしてもおれはこの船に乗るぜッ!」 「他に選択肢もなさそうだし、俺らも行こーぜ」
 ポルナレフの後に続いて、みんなどんどん乗り込んでいく。  僕らを確認するように視線を寄越したあと、曲木もタラップへと移った。  女の子はすっかりサユに頼るつもりのようで、JOJOが手を貸すというのを知らん振りし、サユの短いプリーツスカートを軽く引く。下にジャージを履いているので、引っ張ったものがスカートだという認識が薄いようだった。
「やれやれ」 「私は別に構いませんよ」
 サユはそう言いながら軽く少女を抱えあげると、そのままタラップへ飛び移ってたんたんと上り始めた。足音に合わせ、三つ編みの端で風車の彫られた金属の髪留めが揺れている。  あとを追うように僕も飛び移る。ふと、何か言いたそうなJOJOと目が合った。
「……ああいう女は初めて見たぜ」 「サユリは、女とかそういう枠組みの中の人間ではないのさ」
 彼女はとても強い。とても。  そして、女としては少々発酵が進んでいる。
768 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ほ
769 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- し
770 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- し
771 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- い
772 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square たけは嫌いだ
どこからが良い? ①バッドニュース ②グッドニュース ③回線ぶち切りの後 >>780
773 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おかえり六窓。無事か
774 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おかえりー!!
775 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- バッドニュースあるのかよ 1
776 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ショタは干ししいたけが嫌い(意味深)か ……ふぅ、③で
777 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 1
778 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 相変わらずここのスレ主達は唐突だな 2
779 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 1
780 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 1
781 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ③
782 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 1
783 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 2
784 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ①
785 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square バッド大目だな 良かった…始めに投下した花眼鏡の惨劇を繰り返さなくて……
というわけで準備はしていたぜ。下空けといてくれ
786 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 【悲報】俺氏、家出少女に怖がられる
俺は猿の船の上で、スクエアで水兵の頭ぶち抜きを阻止したあと、彼らを無傷で家に帰してやろうと更に窓を増やして香港に繋げた……。ところが家出ちゃんだけがいつまでたってもサユの足にしがみついたまま窓をくぐろうとしない。 以下アン・ノウン会話ログ参照
六窓「……被せて帰すか?」 サユ「不安なのを無理やりにというのも可哀想ですが……」 テン『……サユ、その子、六窓が怖いんじゃあないのか?』 サユ「ぷっ、あえりえる……」 六窓「あ? なんだ?」 サユ「六窓先輩が怖いのではないかと、テンメイが」 家出「べ、別に怖いわけじゃ……」 六窓「よーしお前らちょっとこっち来い」 家出「ひゃ」 サユ「だからほらそーいうところが怖いんですってば!」
こうして家出少女は窓をくぐれず、まだ俺達のところにいる…… 解せぬ。
787 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- は?
788 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- バッドニュース、とは
789 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- んん? 六窓って怖いか?
790 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- バッドニュースが平和すぎて安心したwwwww
791 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 逆にサユに懐いてるっぽいな。 この時点だと承りの好感度高くないし、サユのほうが女の子で安心とか?
792 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 俺より身長低いヤツが来たと思ったらこれだよ!!
で、グッドニュースは猿と船長を無事に倒したって話。 ちなみに今は救助されてシンガポールにむかってる
793 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known みなさん口の開いてない驚いた顔しか見ていないからそんな反応なんですよ。 六窓先輩のギザギザの歯と眉間のしわの寄りっぷりはまさに悪魔です。↓参考資料です。
ビフォー(`◉w◉) 【袖のだぼついた学ランを着た釣り目気味の少年を、斜め上から見下ろした画像】 アフター(`◎益◎’) 【写真の少年が今にも噛み付かんばかりに眉間にしわを寄せて牙を剥き、こちらを睨み付けている画像】
794 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- え?これ両方同じ子??六窓先輩???
795 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- も、猛犬注意かな?
796 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おっかねぇ~~~~~~~wwwwwwwwwww
797 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>795 ハクビシンだろ?
798 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square あんだよ~! お兄さん怖くないから安心してくれよ~~~!!(`>w<´)=3
799 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known これ「よーしお前らちょっとこっち来い」のところですからね。それでこの顔ですからね。 >>797 そのネタ引っ張るのやめませんか???? ちょっと足の運動がしたくなってきました。
800 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ぬるっと入ってきて恐怖画像を貼るサユwwwwwwww
801 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>798 誤魔化せないwwwwwそんな顔文字じゃ誤魔化せないぞ六窓wwwwwwwww
802 :797:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>799 アッ……ごめんなさい……息子だけは、息子だけは……!!
803 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お兄さん? おに、おにいさんか…。そうだったよな…。うん。
804 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんかお前ら怖いwwwwww唯一の癒しかと思われた六窓先輩も怖い人だったwwwwwwww
805 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>803 (`◉w◉)おれはじゅうはっさいです
806 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>802 797お前、さっきの干ししいたけの>776だろ? いろいろと大丈夫か?
807 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>802 (`◎益◎’)
808 :797:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>806 ああああああああああ!!なんで!!言った!!もう書き込めないじゃねーか!! すいません許してください!!調子に乗りました!!!
809 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 797は犠牲になったのだ……
810 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 797、愚かなやつめ………
811 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- さよなら797、あんたのことは忘れるまで覚えておくよ……
812 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ーーーーご愛読ありがとうございました! 797の次回作にご期待ください!!ーーーー
813 :797:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- え!?なにこれ!?俺死んだみたいなこの感じ!? いや、本当申し訳ございませんでしたっていうか!? まさかそんな六窓先輩がシルバーのピアスしちゃってるガッツガツの不良だとは思ってなかったっていうか!?
814 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おwwwまwwwwえwwwwらwwwwwww
815 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 797は触れないほうが良いなと思って流してたから別に今更どうでもいいけどよ…。とりあえずサユの実況ぶった切ったあとのトコから続けて良いか? ちなみに俺のこれはピアスじゃない。イヤーカフ。引っ張れば取れるんで。穴開いてないんで。不良のつもりないんで。
816 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>813 煽る相手を間違えましたね、797……。
817 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>815 「この六窓は、いわゆる不良のレッテルを貼られている…」ってことかよwwwwww やっぱ承りの友達だなwwwwwwwww
818 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- これは酷い去勢スレwwwwwwww
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.03.この時はまだあんな展開にしようなんて思ってなかった
前回のあらすじ「光る緑色の隙間から『あ、ありのまま今起こったことを話すぜ』というラバーソールの顔」
426 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square まぁ、親指立てて溶鉱炉に沈んでいくシーンはまだ俺たちの時代にはないんだけどな。
427 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- オペレータやばすぎィ! 執事ラスボス級の能力になっちゃったんじゃないの!?
428 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓が徹夜で語ってから何があったんだ? 今北産業頼む
429 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ラバソ「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ、イエテンに肉を食わせていたら空から男子高校生がry」 くっそwwwwwwwwwww
430 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この調子で行くと次にヤバい進化してそうなの誰だ?
431 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>428 テンメイがイエテンでスライム姦 かと思いきやターミネーター そして掲げられるアン・ノウン
432 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>248 おや… しつじ の ようす が… おめでとう! しつじ は にんぎょうつかい に しんかした!!
433 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 逆に執事の兄貴はなんか進化しようがなさそう 恋人も本体がもうちょっと油断しないで頑張るとかそのくらいか?
434 :428の目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんかヤバイんだなっていうのは分かった さかのぼるわ
435 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 考察は非常にありがたいが、長くなりそうな横道はこっちでやってもらえると助かる。俺がちょくちょく覗くんで。 【なんか】スクエアンノウン・Withスタクル【立てられた】 立ててくれたやつありがとうな。
436 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known はい、というわけで、落ち着いたところで安価のお時間です。 実は今、飛行機待ち中なんです。 私は現実にはテンメイと、脳内では六窓先輩と同時進行でお話ししてます。 六窓先輩は承り先輩と背中合わせで喋りながら、スクエアという名のスマホでネットしてます。 ガクセーは椅子でくつろいで、オトナは何やら受け付け中です。
私が誰に >>450 何をするか >>460
437 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>435 はーい移動しまーす
438 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>435 考察厨の腕が鳴るぜ
439 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>436 お?
440 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 安価北ーーーーーーーーーーーー!!
441 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ここでかwwwwwwwwww オペレータとか執事とかの問題の直後にwwwwwwww 温度差で風邪引きそうだわwwwwwwwwwww
442 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- えっじゃあテンメイで
443 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承り先輩狙って行こうぜ
444 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 安価ならヴ男 接点ほぼ皆無だろうし、今のうちに仲良くなっといた方がいいぞ
445 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あえての六窓
446 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承り
447 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おじいちゃん!!
448 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイと承り
449 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ヴっさん
450 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スタクル全員
451 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイ
452 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 隠茨とヴ男
453 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承り太郎でしょう
454 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known おおーーっと??? 出ました、安価名物無茶振りwwwww しかしやらせていただきましょうwwwwwwww 全員に何をしたらいいですか?wwwwwwwwwwwww
455 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 全員かよwwwwwwwww 安価ならひざかっくん
456 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 安価出すのも難しいな 無難にお菓子あげるとか?
457 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ペロッ、これは○○の味!!
458 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「私って美少女ですよね?」という話を振る
459 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 髪型に突っ込む
460 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ひらひらした裾を捲る
461 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 雄っぱいのサイズを掴んで測定!!
462 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 安価なら↑
463 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known みんな大好き男のΠ しかし裾捲りですね。みなさんひらっひらしてますもんね。 捲りたい気持ち、お察しします。
この命、しかと受けました。 行って来ます!!  三 >eee(/-ロдロ)/
464 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>457 JKに男の顔を舐めさせるなwwwwwwwwwwwww 通報!!
465 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ええー! おっぱい測ろうぜおっぱい!!
466 :457の目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------      < (警)>          \ソンナツモリジャナカッタ/     ヘ( ゚∀゚)ノ          ヘ(; ゚д゚)ノ    ≡ ( ┐ノ           ≡ ( ┐ノ   :。;  /             :。;  /
467 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- でもさ、出発した時のおじいちゃんって捲るトコあったっけ 六窓先輩も短ランじゃん。ボタンされたら捲れなくね?
468 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 安価対象に安価筒抜けだけど 俺はアップを始めたサユをどうしたら良いんだ
469 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>467 確かに
470 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>467 あっ……
----サユリ視点----
 安価が決まり、アン・ノウンの中のスクエアのウィンドウを最小化した。景色に被って見えているとはいえ、やはり思いっきり動くには邪魔になるからだ。  チラと典明の向こう側、椅子2つ分離れた伝人先輩のほうを見ると、元々宜しくない目つきでジロと睨まれた。  そんな目で見てますけど、私が決めた安価ではないんですが。むしろ平和な内容で良かったくらいでしょうよ。
「……ねぇ典明」 「やめておけ」 「まだ何も言ってない」
 一応典明も安価対象な訳で、捲るには、まず立ち上がってもらわなくてはならなかった。  しかし一瞬の間を開けて名を呼んだだけでこのザマである。
「悪戯だろう?」 「何故……分かった……?」 「何故分からないと思った……?」
 付き合いが長いだけに、アン・ノウンもなしに行動を読まれる。安価するには手ごわかった。  しかし茶番を交えつつスッと立ち上がれば、向こうも立ち上がる。作戦通り。戦いは既に始まっているのだ。
「一つ質問をしよう。ターゲットは誰だ?」 「いい質問だ。だがそれに答える必要はない」 「おいなんか始まったぞ」 「やれやれだぜ……」
 伝人先輩が敵か味方かは分からない。この時点で確かなのは、2人の注意が此方に向いたこと。  くだらなすぎる緊張がピークを迎えた瞬間、私は動いた。
「第一目標を設定します!」 「あッ」
 大分不利なため、まずはモハメドさん狙いである。  そしてその背中を目指して駆けている最中、スクエアのデフォルト表示のために、私だけが全員名前呼びであることに気づいた。どうでも良い。  兎に角、この安価において最も実行しやすいその裾に触れられる距離になる2秒前、私の足元に『糸』が絡みつくのを察知した。
「!」
 ヤツの糸はもはや見なくとも分かる。横っ飛びでハイエロの触脚をかわす。こんな場所でエメスプはない。触脚にだけ気をつければ良い。飛んだ先に待ち構える糸をかわすため、つま先を伸ばし、着地を無理やり早めて更に跳ぶ。次のステップでモハメドさんへの距離を一気に縮めた。
「そぉい!」 「うぉあっ!?」
 うん、普通な驚きだ。振り返って、何をされたか理解不能という顔をしてくれた。  ナイス普通をスクリーンショット。最初にやって良かった。貴方が最後ではツマラン。
「Oh! ヤマトナデシコな文学少女の外見で、随分とおてんばなお嬢さんじゃな」
 ジョセフさんのほうが寧ろ良いリアクションをくれた。ぽりぽりと右手で頬を描きながら私を見る。  フフフ、だがまだ終わらんよ……。
「やっておかなければならないと思ったので」 「くっ……止められなかった……!」 「鍛えられていてもその記憶がない柿ピーと、3ヶ月みっちり鍛えた私を一緒に考えるな」
 アン・ノウンの弦を押さえつつ、少し遅れて合流した典明に勝ち誇った。  これにて悪戯終了だと思い込む一同に、ニヤけそうになるのを必死で抑える。  柿ピーよ……いつ私が、試合終了だと言った……?
「ゴホン……。話が変わるようだが、あの席から駆けてきたのか?」 「ええ、サユリの脚なら5秒くらいですね」
 さっきまでいた席と受付は結構な距離がある。駆け出す前の声が遠巻きに聞こえていたのだろう、モハメドさんは近づくまでの速さに少し不思議そうにしていた。  私の話なのに平然と答える典明を放置し、承太郎先輩達を見れば、やれやれといった様子で小走りで追いついて来ていた。  一応全員揃ったが、まだその時ではない。
「やれやれ、ぶっちぎりで置いていかれるとはな」 「身体能力半端ねーな」
 彼らも戦闘は経験済みだし、喧嘩だって強いんだろう。  ただ、私のはそういう強さではない。人は何十分全力で走れるだろうか、何分息を止めていられるだろうか。どれだけの距離を跳躍できるだろうか。私のアン・ノウンは動くことすらできない。髪の毛一本動かすどころか、神経細胞の一��摘まむことだってできやしない。だから私の武器は、自らの肉体だ。
「レベルを上げて物理で殴るのが私ですから」 「油断してると髪の毛で締め落されるぞ」 「意外ッ! それは髪の毛! ってか。……こわ……」
 承太郎先輩と伝人先輩の方へと、受付から少し離れる柿ピーにさり気なく位置を譲った。  だが柿ピーのせいで伝人先輩から『おそれ』を1P獲得! といった感じだ。解せぬ。
「柿ピーいらんこと吹き込まないで」 「事実だろう?」
 柿ピーが私に振り返り、承り先輩と同じ向きで並ぶ。そのまま私も自然に横に詰めより、並んでおく。  ベネ! 非常に良い立ち位置だ!! 一気に後ろ側を駆け抜ける。   「そぉい!!」 「なっ!?」 「あッ油断した!」
 2人の裾を同時に捲りあげた。  舞い上がる学ラン。2人とも、見事な腰だ……ディ・モールト・ベネ…………この、細さと厚さ……ベネ……。  視界スクショ連写、そして保存。素晴らしい。
「うん、ごちそうさまです」 「……? 何がだ?」 「やめるんだJOJO、それ以上いけない」
 柿ピーの助力もあり、彼の純潔(心)は守られた。  思わず腐女子の顔が全開になりそうだったが、理性の力で何とか抑える。そういうのは、旅が終わってからひっそりとやるべし。  とりあえず誰にも発見できないところに『スタクル隠しフォルダ』なるものを作り、そこにブチ込んでおく。
「さァてあと2人……ふた……、おや?」
 絶好調だったが、私はここで気づいてしまった。
「ハッ……!! ジョセフさんと伝人先輩には、捲るべき裾が、ない……!?」 「小百合、今頃気づいたのか?」
 捲るものが……な、い……?  にゃあああああああああああああん!! うぁああああああああああ!!  そんなぁああああああ!! いやぁぁぁあああああああああ!! はぁああああああん!!  私はここで別の安価を実行するぞジョジョーーッ!!
「捲られないと安心してもらっては困りますよ」 「なんなんだよこの流れはよ……」 「残念なようだが、サユリはいつもこういう感じだ」
 呆れながらも相対する伝人先輩。外野から煩い柿ピー。  人目に着くこの場所で、スクエアを使うことはないだろう。が、彼は小さい。となれば、初見殺しのあの手を使う。
「行きます!」 「あまっい……!?」
 正面から迫り、捕らえんと手を伸ばす。  この身長差だ。当然相手は身を屈めて潜り抜ける。のを、あえて上に跳び、空中で前転するように引っ掴み、無理やり抱えあげて着地する。
「何が起きた? な、何が起きた……?」 「人間の動きじゃあなかったな」
 伝人先輩から混乱の台詞と、承太郎先輩から人外認定のお言葉を頂いた。  目的は果たしたため、伝人先輩を床に置いて解放する。若干のドヤ顔をキメると、外野から地味に歓声が聞こえた気がした。  そして私はこの判定を下す。
「Aカップでした」 「Aで良いんだが地味にダメージあるな」
 伝人先輩は全くのつるぺたかと言えば、そうでもなかった。筋肉あった。  しかしカップに当てはめると圧倒的Aである。微妙な顔の先輩もスクショしておく。
「おいお前さんら、遊んでないでそろそろ行くぞ!」 「だとよ」
 ジョセフさんに呼ばれ、一同振り返った。  承太郎先輩がそれを促すのと、さり気なく嬉しそうに伸びる意識の糸に、やっぱりおじいちゃんのことキライじゃないんだなと思う。
「はいはいかしこまりまーし、た!」 「おっ?」 「小百合ェ……」
 安価はやり遂げるもの。人懐っこく駆け寄ったかと思わせて、正面からパイタッチである。  ジョセフさんは一体何なのか理解していない様子。伝人先輩は呆れを通り越して、死んだ尊敬の目を向けてきた。
「C……いやDですかね……?」 「……人のじじいに何してんだ」 「サイズを測っております」 「ブッフォ! くっ……! お前さん、結構やりおるな……!!」
 この流れで噴出すとは、話が分かる。  この瞬間、ジョセフさんとの心の距離が一気に縮まったと実感できた。
「この私、一度やると決めた悪戯は、必ずやり遂げますので」 「良いから行くぞ」 「んん、分かりました」
 キリッと宣言した横から、私からジョセフさんを引き剥がして進んでいく承太郎先輩。  おじいちゃん取られてちょっと寂しいんですね分かります。冗談抜きに見れば分かります。  ツイと視線を典明にずらすと、少しによによしているのが見えた。分かったことが分かったと見える。
「理由はどうあれ、旅は楽しくないと」 「そうだね……」 「エジプトとんぼ返り組も早く来い、置いてくぞ」 「今行く」 「ただいま参ります」
 余った袖を振る先輩に続いて、堕ちる飛行機に乗り込んだ。
503 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 抱えられたときはほんとびびった
504 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サイズをwwwwwwwwww測っておりますwwwwwwwwwwww
505 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 最後2人wwwwwwwwwwwwwwww 胸囲の格差社会wwwwwwwww
506 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうか落ちる飛行機って 落ちるけど!落ちるけども!!
507 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ああ……写真ありがたや… サユさんは腐女子の鑑やでぇ……
508 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known あとはブンブンいわれて起こされるまで、2時間弱のお昼寝タイムです。
509 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 出発する前からこの仲良しっぷりwwwwwwwww
510 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まさか安価がここまでアクロバティックな成長をとげるとは おっぱいを捻じ込んだときには思いもしなかった
511 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そういえば、六窓とサユはエジプト行くのになんて言い訳して来てんだ? 血縁的に無関係だろ? あとテンメイは行方不明続行中なのか?
512 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>511 あーそれな 俺は別に世界救うのに言い訳もくそもないっていうか 家族は俺が「超能力者」だってこと知ってるから、ほとんど隠さなかったっていうか
513 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>511 我が家とテンメイの家族に「ちょっとテンメイ連れ帰ってきます」って言って来ました。「行方不明」のままです。 家はちょっとした道場みたいなのをやってるんですが、ちょっと前に免許皆伝までやり遂げたのでお咎めなしですね。
514 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- わお
515 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 意外にも理解あるご家族だった
516 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>513 サユの家って何やってんだ JKがいきなり「幼馴染を連れ帰ってきます」って旅に出ちゃうの止めないとかどんだけ
517 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>512 お前ん家何してるの…
518 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- できればパイロットも助けて欲しいけど
519 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>517 夜の商売なんで、俺が外で暴れてこようが別に気にしてない
520 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>516 何、と言われてもなんとも表現し難いんですが、サバット……ですかね? 総合的に色々です。
521 :名無し目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 3部の旅に「行けるから行く」って、改めて思うとすげーな
522 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>521 人生2回目になると死生観狂う感はある
523 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうかもう半分使ったんだな まだ戦車までたどり着いてないってのにこの消費か
524 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ブンブンいいだしたらもう飛行機落ちるの確定だっけ?
525 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 灰塔戦に挑むのに安価で上がったテンション下げたくないんですが、 まぁほっといても六窓先輩とマイヒロイン・テンメイが大体何とかしてくれますよね。
526 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>525 俺に任せろバリバリー
----伝人(六窓)視点----
 アヴドゥルさんから見えないよう、窓側を向いて、寝たような起きたような体勢のまま雑談スレの考察を覗いていた。  眼前に浮かべた見る用の窓と、袖に隠したマウス兼IMEパッド用の窓。それぞれ1セット使っている。これが一番やりやすく目立たないのだが、アン・ノウンとの連絡も、となった場合には3セットフル導入しなければならないというのが難点だ。
「……」
 つらつらと先のほうの考察を適当に見流していたが、灰塔戦は、誰かに監視されていなくては成り立たないのではないか。という書き込みが目に留まった。  確かにそうだ。俺たちが乗る飛行機が分かってなけりゃ、タワーオブグレーは乗ってこれない。  『ここ』は奇妙な冒険の世界で、俺たちのようなイレギュラーがいる世界で、俺たちにとっては当たり前に現実の世界。物事が起こるには理由がある。
「見られた」
 見られた。否、見られていたのではないだろうか。  小百合の『意識の糸を見る』能力も、そこまで有能ではないという。プロの殺し屋なんかの視線には気づかないかもしれない。
「今、DIOに確かに見られた感触があった」 「ああ」 「気をつけろ…新手のスタンド使いがこの機に乗っているかもしれん」
 だが『正史』でもそうだったという可能性も、タワーオブグレーが一人で見計らって乗り込んで来た可能性も考えられる。  監視を気にし過ぎても事態は好転しない。が、見つけ次第潰すことを頭に置いた方が良さそうだ。 
「……虫の羽音」
 一番後ろ、花京院と並んで座っている小百合が、ぽつりと呟く。
「か……かぶと、いやクワガタ虫だっ!」 「うう、座席の影に隠れたぞ……」 「機内に虫だと? 普通じゃあないな!」
 それを機に、みんな一気に気づきだした。  『大体』知識どおりに進んでいく景色を眺めつつ、俺は自分がすべきことの準備を始めた。  普通じゃあない、か……。筋書き通りだと侮っていては、やられます。か。
「クク……たとえここから1cmの距離より10丁の銃から弾丸を撃ったとして……弾丸はおれのスタンドには触れることさえできん!」
 だが、侮ればやられるのはあちらも同じだ。  さっきから静かな花京院と小百合。勝利を確信し、1人はしゃぐタワーオブグレーをよそに、既に2人の攻撃は始まっているようだ。俺もぼうっとしていられん。承太郎の腕をスクエアで軽く突いた。それを無言で掴んでくれたことに、口元を袖で隠してほくそ笑む。
「最も弾丸でスタンドは殺せぬがな」 「ぬ!」 「ククク……」
 余裕ぶって分かりやすく笑ったりしたのが、お前の敗因だ。  神経を集中し、ギリギリでスクエアを動かす。
「オラァ!」 「ギッー!? ……!!??!??」
 結果から言うと、気持ち悪いクワガタにスタープラチナの指がずっぷりと刺さった。なんとなく理由は察するが、不思議と悲鳴はない。  タワーオブグレーが乗客を貫こうとした瞬間、『そこに予め出しておいたスクエアを裏返した』のだ。  スクエアは裏から見ればガラスのように透明なので、馬鹿みたいにテンション上げて調子に乗っていれば気づけはしない。もちろん、それと繋がっているのは承太郎に渡した窓。  いつどこへ来るかが分かっていて、しかも飛び出してくる『場所』は『自分で持っている』となれば、スタープラチナが狙いを外す理由はなくなる。
「承太郎! やったのか!?」 「それは、もしかして」
 ジョースターさんとアヴドゥルさんは驚いた様子だ。  先ほどタワーオブグレーがいたところとこちらを交互に見る。
「ああ、スクエアだぜ」 「小悪魔舐めんなよ?」 「だがスタンドがこれなら、本体も相当なダメージを負ったはずじゃが……」
 承太郎は帽子のつばを引き下げ、俺はスクエアを回��させる。2人でキメポーズをして見せたのだが、大人は欲しい反応をくれなかった。顔を見合わせる。  少し寂しいがシリアスな場面なので大人しく引き下がることにした。
「本体ならもう捕まえましたよ」 「なんと!」
 ひょいと覗いてきたのは花京院で、小百合もその後ろから何でもないように続く。彼の活躍は、いつの間にやら正史よりも更に静なるものとして完結していた。  小百合と俺はざっくりした予定は話し合っても、細かい作戦までは打ち合わせないことにしている。  お互いに知らないはずのことを知っていることによって不自然さが生まれるのを防ぐためだ。地味に辛いが、余計な混乱は避けたい。
「あんなにテンション上げて、見つからない方がどうかしてます」 「本体さえ見つかれば私のスタンドでこの通りというわけさ」
 俺たちの席のほうに足を引きずるような不自然な歩き方で『やって来させられた』のは、体のあちこちが裂け、口から緑色のものと赤い液体を零す老人。  ……表情と良い、動きと良い、完全にホラーだった。
「えっヤダ……どっちが悪者か分かんない……」 「サユがやれって言ったんだろう。……なんですか。ホラ、舌を見てください。ちゃんと本体ですよ」
 流石に酷すぎる絵面に、花京院から一歩引き下がった一同。  なるほど、倒された瞬間、口にハイエロファントを詰め込まれたから悲鳴が上げられなかったらしい。  弁解する花京院の言葉に指差す場所を見る。触手がぐちゃぐちゃに裂けた舌を押さえ、無理やり元の形に合わせた。丁度クワガタの形に抉れているのが分かる。
「……!! ……!!」 「……何か、言いたそうだぞ」 「……正直こんなヤツに入っているのもあまり良い気分ではないが。今更開放して騒がれても面倒というか」
 DIO様は凄いぞとか、自分のスタンドの暗示とか、この飛行機は落ちるぜとか、色々言うことはある筈だ。  話の進行を気にして花京院に声をかけてみたものの、生憎『ここ』ではお前本体の台詞はないらしい。視界の端で、形の崩れたクワガタをスタープラチナが適当に投げ捨てたのが見えた。  さてコイツをどうする、スクエアで外に捨てるかなどと、どん引きな空気のままに、時間はずるずると過ぎ去っていく。  その内、面子の中でも一際背の高いジョースター家の2人がぐらりと体勢を崩し、バランスを取るために一歩動いた。
「変じゃ…気のせいかさっきから機体が傾いて飛行しているぞ」
 こういっては可笑しな話だが、少し安心した。  このまま直行して、3部悪全員が待ち構えたモンスターハウス状態とかいうのは絶対に避けたかったからである。
「やはり傾いている……ま、まさか!」 「……先輩、まだこいつを捨てるには早いみたいですよ」 「みたいだな」
 小百合と分かりきった会話をする。  犯人不在では俺たちが怪しいことこの上ないため、俺自身は捨てる気は元からなかった。
「お客様どちらへ? この先は操縦室で立ち入り禁止です」 「知っている!」 「お……お客様」
 もう殆ど意識がないであろうタワーオブグレーの本体にも、無理やり引きずるように後を追わせつつ、操縦室へ向かう。  本当にどっちが悪役だか分からんが、全責任はヤツにあるし、その自白をスチュワーデスに聞いてもらわなければ困るのだ。
「どけアマ」 「きゃあ!」
 ……一応、俺は承太郎の直ぐ後ろにいたのだが、まず視界に収まらないという悲劇を繰り広げ、後に続く。
「おっと」
 どうでもよい相違点だが、ここで彼女らを受け止めたのは花京院ではなく、小百合だった。
「失礼いたしました。女性を邪険に扱うなどナンセンスですが、今は緊急時なのです。どうか許してください」 「は、はい……」
 彼女は殆ど完璧に花京院の台詞をなぞらえたが、こんな場面を予習させた覚えはない。  つまり、素でやったわけだ。どうなんだ、それ。  そして血みどろの操縦室に全員が納まった後、完全に白目をむいた老人に適当な茶番をさせて、ハイエロファントがそこから抜けた。彼はべちゃりと音を立てて倒れたあと、新しく傷でも負ったかのように床にじわりと血の水溜りを広げていく。
「……オイ」 「……仕方ないじゃないか……」
 花京院に小声で確認しようとすると、あからさまに目をそらされる。やはり『喉の内部あたりを出るとき、キズをつけて』トドメを刺したということだろう。  ちょっとほんと、なんだこれ、とスタンド使いは全員思ったことだろうが、これにて無事灰塔戦は幕を下ろしたのだった。
「しかし承太郎、これでわしゃ3度目だぞ。人生で3回も飛行機で墜落するなんて、そんなヤツあるかなぁ」 「……2度とテメーとは一緒に乗らねェ」
 ざぱーん。
623 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 容赦な院が半端な院だった
624 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- テンメイ「『あばばばばゲロゲロ~~~(白目)』……さて、と……」 流れ酷すぎかwwwwwwwwwwwww
625 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 被害は減ったが灰塔が哀れ過ぎてwwwwwww
626 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 息をするようにタッグで挑む学生組に謎の安心感なんだが
627 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓は承りと、サユはテンメイと 始めから友好度マックスだもんなそりゃ強いわ
628 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square あ、そろそろ飯屋に集合なんで ピラーマン(戦車)仲間にした後に船チャーターする頃、スキ見てまた来るわ
629 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 電柱をニクメナイやつにするイベントですね。
ところで飯屋行く前なのに買い食いしまくりなのでテンメイにつつかれてます。 でもどうせ戦車に台無しにされてまともに食事はできませんし、むしろ食わせるスタイルです。 【『悔しいけど美味い』という表情の、何かの串焼きを口に突っ込まれる赤毛の少年の画像】 先輩に回線ブチ切られる前に消します。 というわけでまたお会いしましょう。
630 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ピラーマンwwwwwwwwwwww
631 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>629 なにこれ幸せ
632 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>629 ありがとうございます!!ありがとうございます!!! 超保存しましたありがとうございます!!!!!
633 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- アアアアアアアアアアアアアアアアアアア ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
634 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユさんいてくれて良かった感がすごい…… 親友(意味深)だけど幼馴染パワーすごい……
635 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 香港と言えば買い食いだよな
636 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 純粋な喜びと隠しきれない腐臭と、流れていったピラーマン(戦車)
637 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>629 ほぼ目線一緒じゃねえかと思ったけど サユも身長170くらいあるんだっけか? 鍛えてるからか手もゴツいし、あんま女の子といる画像に見えないな…
638 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>636 それで上手くまとめたと思うなよww
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orisyu-manako · 6 years
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スクエアンノウン.02.まだ日本にいる
前回のあらすじ「もしかして:朝」
168 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square じゃあこうしよう! お前にスクエアで俺の手首預けるから、柱の(ような)男の所まで着いたらモーニングコールして!!
169 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 灰塔戦は六窓先輩の能力がないと乗客の安全が厳しいので駄目です。 大事ことなので二回言いますが、駄目です。
170 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- メガネヒロイン(ただしスタンド使いにしかメガネは見えない)キターーー!!
171 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 格ゲー女子の様な足で相手の股間をけり潰す系女子…… ご褒美…ではないな…再起不能(リタイヤ)だわ…
172 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>169 ってことは飛行機落さないのか? いきなり黄色いヤツのところついたらレベルリング足りなくて死なない?
173 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 唯一のおにゃのこ成分が筋肉女子か。結局ムサイな。
174 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 確かに外が明るかった。朝か…。 まぁ二回言われたし、一睡もしてないけどこのまま黄色いヤツに会いに行ってくるわ。 じゅうはっさい(笑)パワーでなんとかなるだろ。たぶん。
175 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>172 その辺は昨晩六窓先輩と打ち合わせた結果、パイロット以外を可能な限り助ける方向に決まりました。 助けられそうなのに助けないということに言い訳はできないでしょうが、飛行機が墜ちないとおっしゃるとおり経験値不足で全員リタイアすること間違いなし。戦車もスルーしてしまうので、落とします。
176 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>173 馬鹿野朗!六窓先輩がいるだろ! じゅうはっさい(笑)の爽やかなきゃわいい成分の風が吹いてるだろ! ダボダボの袖でショタアピールかと思いきや、ばりばりトリックに活用してる抜け目ない六窓先輩が!!
177 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- あの……俺、一応IPアドレスとか、その他もろもろを調べたんだけど、 どこまで漁っても当然のようにスタンド名だったりエラー表記だったりしかないっていう情報はもう要らない感じ?
178 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square ところで俺なんかは対人でぶっとばしたり病院送りにしてみたりしてるけど、サユの方はそういうの大丈夫なのか? 鍛えてるってのも、特技は��闘技とかしか見えなかったが あと>173と>176は何の話をしてんだよ
179 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんだこの秩序のない転生スレ…荒れてないけど荒れてる… 目と頭が足りない……
180 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>179 つ「アン・ノウン」
>>178 黄色いヤツを目の前で、柿ピービジョンで見て流石にばっちり覚悟キメましたよ。 それに、行ってみたら3ヶ月ですよ3ヶ月!「帰らないのかよ!!」ってブリッジの姿勢で叫びましたよもう!!
いつ柿ピーが肉の芽のせいで私の能力のことを喋るかひやひやもやもや。黄色いヤツは身体能力からしてスタンドと張り合うくらいチートだし、サイコゲーマーとか予知漫画とか霧魔女とかイエテンとか、行ってみたらバレそうな要素結構あったしで、物理でこのストレスを100倍返しにしなければ気が済みません。 よくもまぁそんな長い間バレずに盗撮盗聴し続けられたなと自分を褒めたいくらいですよ! その分ステータスの収穫はばっちりホックホクですけどね!! あと最後の方は怪しまれてましたけどね(白目)!!
181 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 軽い感じで流れてるけど命の取り合いだもんな 3部とか24時間気が抜けないといえば気が抜けないし
182 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- なんか六窓とサユのレス早くね? スタンドだから?
183 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>180 戦いが大丈夫そうなのは良いが、そのバレそうなくだり後で説明しろ怖い あとお前らに速報。知ってたと思うけど聖子さん倒れる。 というわけでちょっと離脱するわ。
質問受け付ける>>190-195 俺は暇になったら寝るので、答えはサユからいくと思われ
184 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 命かけた戦いっていうのはキツいよなって思った途端にサユの勢い…
185 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 3ヶ月って結構長いって言うか、 良く考えたらテンメイって旅してるより長く黄色いヤツのところにいたんだな。 それでサイコゲーマーの能力とか館の幻覚知らないってなんか変じゃね?
186 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この勢いでその安価指定とな。 整理する時間が欲しいわ。 安価なら結局写真のこと説明されてないからそれで
187 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>185 そういうこと言い出したらもともとの話が…ほら…大人は間違いをするだけだから… 安価ならテンメイは館にいる間何してたのか
188 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>185 銀戦車もそうだが、肉の芽を植えられるまでの話はしてるがそれからのことは全然話してない。 その間の記憶がほとんどないんじゃないか? そしてこういうとき、俺は必ずみんなのパンツの色を聞かなければならないと考えている。
189 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 柿ピーとサユは付き合ってるのか? 親友とか言う割りに一緒に寝る発言気になるんだが
190 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 安価なら>186 だよな サユの能力っぽいけど、結局なんで写真取れるのか説明されてない
191 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スクエアの背面で攻撃防いでるみたいだけど、 なんで地面とかどうでもいいところに繋げたヤツにしないのか
192 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 最初に戦ってる時、なんか最後テンメイの様子がおかしかったみたいだけどサユなにしてたの?
193 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やっぱり旅は50日間なのか? アン・ノウンで聖子さんのスタンド解析できないのか?
194 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 黄色いヤツのカリスマはどのくらいやばかったか
195 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 書き込むのってどうやってる? アン・ノウンは脳内キーボードだろ? スクエアは?
196 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 柿ピーの前髪は左右落ち着いてますか?
197 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おっぱい何カップ?
198 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スクエアって1枚どのくらいの力で動かせるんだ? 自分で上に乗ってたけど、50kgくらいか?
199 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 敵の命は積極的に奪っちゃう予定か
200 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 無難に決まったな
201 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- パンツおっぱい系はもう親の顔より見た質問だから、転生スレでしかも今やんなくて良いよ…
202 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まとめた ・写真を撮る方法 ・スクエアで積極的に攻撃を受ける理由 ・初戦ラストあたりで柿ピーの様子が少しおかしかった理由 ・聖子さんの容体どうにかならんの? ・ガチ黄色いヤツのカリスマレベルはどうだったか ・スクエアの書き込み方法
203 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まずまずそれなりに真面目な質問かな
204 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 花とサユの関係は個人的に知りたかったが
205 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まぁまた質問安価来るだろ リクエストすればやってくれそうな感じだし
206 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 「ガチ黄色いヤツ」の言い方だと「とても黄色いヤツ」って感じに思えるww
207 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 果たして、腐ってることがカリスマに対してどうはたらくのか
208 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>188 ガチ黄色いヤツ「最悪肉の芽取れてもその間の記憶ないし、日本への刺客はテンメイ一人で行かせるか…」 サユ「ステータスの収穫はばっちりホックホクですけどね!!」 こうですね分かります。
眼鏡を押し上げる動作フェチな俺だったが、どうあがいても見れない絶望に打ちひしがれている。 今からスタンド使いに目覚めたいし、アン・ノウンで鏡を撮ればいいと提案したい。
209 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 雑談スレ作った。【なんか】スクエアンノウン・Withスタクル【立てられた】 あいつらさくさく進めてくから消費早いし、六窓は話が長いし、こっちは保守だけにして別で話そうぜ。安価とか考える時間もなく流れる。
210 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ガチ黄色いヤツか……声はどっちだったんだろうか。
211 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>209 おつー
212 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>209 おk
258 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 保守
259 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 保守
260 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ズアッ
261 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ちくわ大明神
262 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 保守
263 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 誰だ今の
264 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>261 さり気なく入るなwwwwww
265 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おかえりー
266 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ただいま戻りました。 まとめ乙ありです。
・写真を撮る方法 視界スクショです。ログインしてアン・ノウンをかけていれば他の人でもできます。 私と柿ピーのIDは一部だけ切り取るスニッピングや動画撮影も可。
・スクエアで積極的に攻撃を受ける理由 うっかり自分側に繋がってる窓に通したら普通の物理攻撃でも死ぬからだそうです。 背面ならダメージを受けても六分の一。リスクとリターンを考えてのこと。
・初戦ラストあたりで柿ピーの様子が少しおかしかった理由 柿ピーにアン・ノウンを貸した状態で戦う時、Z注目とか緊急回避エフェクトとかを出すのですが、 それを全くしなかったのでどうかしたのかということです。
・聖子さんの容体どうにかならんの? 多少どうにかなりました。
・ガチ黄色いヤツのカリスマレベルはどうだったか ガチ黄色くて見るだけで腐海の住人の血が騒ぎだすくらいにゲロヤバでしたが、 1部の顔芸と鼻毛真拳を思い出しながら見ていたので、大丈夫で問題ありません。
・スクエアの書き込み方法 実質マウスしかない状態のはずなのにあんまりサクサク書き込むので、私も気になっていたんですが、  I M E パ ッ ド の 手 書 き 機 能 でした。 一瞬ちょっと何を言っているのか私も分からなかったですね。 でも六窓先輩、ガチ恐ろしいくらい使いこなしてるんですよ……。 慣れるとそんなものなんですかね……。
267 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おかえり
268 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ジョジョジョージョ・ジョージョジョwwwwwwwwwww
269 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 聖子さんどうにかなったのか
270 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 見るだけで腐海の住人の血が騒ぎだすくらいにゲロヤバってwwwwwwww それゲロヤバなのは黄色いヤツの貞操じゃねーかwwwwwwwww
271 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 視界スクショいいな。 となると最初のテンメイの微妙な笑顔は「これがサユですよ」の時のか。
272 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 余命50日脱した?
273 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 一気に答えたな… Z注目とかお前それ、タライとホースの…
274 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓先輩戦闘慣れしてるな 自称正義の味方ってどこまでやってたんだ?
275 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- IMEパッド!? キーボード並みに打ってるのに!?
276 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 一晩IMEパッドで徹夜で語り明かした六窓先輩ェ…
277 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スニッピングとはなんぞや
278 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>271 写真→Exactly(その通りでございます) 柿ピーのそれは、3ヵ月前までは私が一週間に一回は見ていた表情です。 守りたい、この笑顔>eee(σ‐ロ-ロ)クイッ >>275 IMEパッド→マジだぜ 承り先輩の家に六窓先輩のノートがあったんですが、字はめちゃくちゃ綺麗でしたね。 >>277 スニッピング→詳しくはWebで 知るとネット生活がより豊かに変わるかもしれなくはない機能です。
279 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 聖子さんの件kwsk頼む! 何とかなったのに承り黄色いヤツんとこ行くのか?
280 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>279 もともとkwskするつもりでした。 以下、名無しに変わりまして眼鏡ガール(ただしスタンド使いにしか眼鏡は見えない)がお送りいたします。
----サユリ視点----
 朝起きて、まずいつもと違う布団の感触、いつもと違う空気を感じる。  次に典明が(思いっきり殴られたし、頭に穴も開いてるが)無事帰ってきたことを思い出し、久しぶりに『自分の体からアン・ノウンを出した』。  懐かしい我が本体のサイズを調整し、布団の上でセーラー服に着替え、いつものように三つ編みを作っていく。
「まさか本気で3ヶ月もエジプトにいるとは……」
 真っ青な顔で日本へ帰国したおじさんとおばさん、その表情は今も昨日のことのように思い出せる。  しかしそれでも、居場所は私が知っていますなどと口が裂けても言えるものではない。3ヵ月、ただ『見ながら』只管にその時を待った。幼馴染が行方不明とあれば自らを追い詰めるかのごとく稽古に励むのも不自然ではないし、多少独り言が増えても見逃される。DIOへ強制的に憧れさせられてしまっている典明に、上手く私の能力を伏せさせきったのは自分でも褒めてやりたいくらいだ。ただ、その分日本へ『私達の知らない刺客』が来ているかもしれない。伝人先輩には早めにその辺りを相談しておきたい。彼の能力のバグ技のような奇跡で『予習』ができるというのはかなりありがたかったが、知ら���い敵が怖い。
「ああ、先輩ログイン状態ロックしっぱなしだった、……か? あ? いや、ちょっ……!?」
 そしてたった今、伝人先輩が一睡もしていないという事態に遭遇した。  彼のスタンドとリンクして私もネットができるようになったのはかなり便利だが、彼の見ているページしか見れないというのは不便だ。その上、スクエアが『ネットと私に繋がっている』ことが条件ときた。下手なフィルタリングや通信制限より、分かりやすくて使いにくい。  向こうも私に繋げっぱなしのままだったらしい。そして今はそれが事態の把握に最善の状態で、彼のコンディションは最悪の状態だろうと分かる。
 深呼吸を一つ。布団を畳んで鞄を掴んだ。  無数の世界線を越えた未来の電子掲示板で、前世のように馬鹿なノリで話すと、自然とSAN値は回復していく。少し離れた、テレビのある部屋で寝ている(ハズだった)伝人先輩の顔を見に、廊下を歩いて襖を開ける。
「ハァイ、おはようございます。どうぞお外をご覧下さい。もしかしなくても、朝です」 「ああ、まぁ……そうなるな……。一晩繋げっぱとか通りで消耗してるわけだよ俺のアホ」
 ソファに仰向けに沈んだまま、顔だけをこちらに向けて視線を合わせる。  梟のようなその顔立ちは、昨日最後に見た時より少し虚ろな表情だった。
「さて、リンクしたの、話しますか? 私はまだ伏せたいですね。出会って2日目ですから」 「そうだな、俺もそうしたい。花京院に特定の会話ログとかIDが増えたのとかって隠せるか?」 「アン・ノウンは育成10年目の我が本体ですよ。そのくらい朝飯前です」
 ダルそうにしながらも、その指先は恐ろしく正確に素早く、文字を書き出している。  スピード・精密動作Aかな? などと考えながら、脳内と現実とで風邪を引きそうな温度差で手早く打ち合わせを進めた。主に私からは未知の敵への警戒の件を、伝人先輩からは出発の飛行機は夜だから睡眠の件は安心してくれという件を。
「さて、私は典明の所へ行ってきますね」 「行ってら」
 三つ編みを首に巻きつけて、典明の部屋へ向かう。  長らく意味のなくなっていた米神を押さえる私の癖が再び意味を持った今、運命の時は近い。
「おはよう柿ピー」
 昨日と同じように勝手に部屋に入り、寝ている典明の傍に胡坐をかいて座る。  久しぶりにまともに顔を見た。今までずっと視点を借りてDIOの館での生活を擬似体験していたので、しっかりと他人として顔を見るのは3ヶ月ぶり。  少し『見て』みるが、館で鍛えられ、スペックが幾らか向上していること以外、3ヶ月前と何ら変わらない。  去年の入学式で加えられた、『17歳まで生きる』とかいうふざけた一文も、変わらない。
「おはよう、起きろや。朝だぞー」 「……サ、ユ……?」
 軽く布団の上から叩いて、声をかける。  一瞬、知らない天井だという表情をした後、私の顔を見て状況を思い出したと見えた。
「サユリは ノリアキを 起こした! ▽」 「ノリアキは 起こされてしまった! どうする? ▽」 「……」 「……くっ」 「あははっ」 「フハハッ」
 いつもみたいなやりとりに、少し間を開けて笑った。  起き上がった分、しゃがんでいる私と目線がかち合う。懐かしすぎてテンションが上がる。
「久々に生身でご対面! 下らない茶番!! やらずにはいられない!!」 「ただいまサユ。……大分苦労かけた気が、する」 「うん、大分苦労かけられた。詫びろ」 「悪気はなかった」
 典明の身支度を眺めながら、今日の予定を話した。  駅に借りっぱなしのチャリンコを返し、典明はすっかり忘れているかもしれないが、コインロッカーに荷物を取りに行くつもりだ。私の荷物は既に鞄にまとめてきたし、そこまで急ぐことはないだろう。
「……?」 「なんか騒がしいね」
 DIOの居場所を突き止めるのは昨日やった訳で。どういう理屈かは分からないが、ホリィさんのイベントが早まったらしい。それは今日の朝飯は抜きということだし、私の出番ということである。承太郎先輩が許せばの話だが。
.
.
294 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ここまでおkです?
295 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おk
296 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうかテンメイの荷物ってなんだ 眼鏡と羽衣以外に荷物あったのかよ
297 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おk そうそう、夜の飛行機だからクワガタ戦でみんな寝てたんだよ
298 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>296 そういえば、眼鏡院はお絵かきしてなかったな。ハンカチも承りに渡しちゃったし。
299 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ナチュラルにいちゃつくなwwwwwwwww くっそwwwwwwwwwwwww和むwwwwwwww
俺も彼女欲しい、切実に
300 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>296 何を言ってるんですか。 エジプトから遥々来ておいて、荷物が「私」だけだなんて思ってました? 金なし服なし資料なしで、どうやって日本で承り先輩を探すんです?
301 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 六窓の徹夜という杞憂
302 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- じゃあ六窓は今2セットサユのカキコのためにスクエア使っちゃってるのか 敵が来たらサユの通信がブチ切りされる可能性
303 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>300 すげぇごもっともだった
304 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known それに、サイコゲーマーが作ってくれたガクセー服は、もう一着あるんですよ。 このままじゃ塩塗れの学ランで旅に出る羽目にって、そういえばどっちみち塩塗れにはなるんでしたね!
305 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>304 あっ執事さんお疲れ様です……
306 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>304 飛行機は落ちるし船は爆散するし 前半は海水浴ばっかりだよ
307 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>306 予習できるのは六窓先輩のスクエアだけで、私の仕事はここの世界の正確なプロフィールの収集ですから……。 この17年で相当記憶も薄れて、ざっくりしたあらすじしか覚えてませんでしたから……。 メモしなきゃと思ったのは柿ピーに会ってからだったので、それもぼんやりでしたし。
308 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- スターダストクルセイダーズ~塩味~
309 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サイコゲーマー服も作れるのかよ 人形の細かいのが作れるんだからやろうと思えばでき…るか?
310 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>308 イチゴ味みたいに言うのやめろww
311 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 替えのガクセー服を取りに行こうと言ったら、 やはり洗脳状態の記憶は薄いようで「えっこれ黄色いヤツの館の執事が……?」って顔しましたね。 似合ってるし、なにより結構良い生地を惜しげもなくぶッ込んであるからもらっとけって言っておきました。
因みに、作る前の話なんですけど、ハートとかいっぱい入れられそうになったのを、テンメイは「冗談だと思うか?」と相談してきました。私からは「執事さんとか亜空さんの服を見なよ、断らなかったらホントにハートまみれになるよ」と返し、そのまま「目立つから」という理由でお断りです。
312 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>307 まぁ普通に転生したら前世の漫画の話なんてどんどん忘れるよな もう読み返せないし語る相手もいないし
313 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- つか俺、1回日本戻ってから転校? だと思ってたんだが。 ここのテンメイ、本当に3ヵ月ずっと館にいたのか?
314 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>313 いたよ!! 私だって流石にマジで3ヶ月もいるとは思ってなかったよ!! 普通に旅行から帰って来て、こっそり指令でも来て承りのとこ行くのかなって思ってたよ!! 思ってた時期が私にもありましたよ!!!!!  私の本体は日本で柿ピーのことを心配しつつも平然とガクセーしてなきゃいけないのにね(白目)!! もう色々と「どういうことだよ!!」って100回くらい叫びそうになりまーーした!!!!!!!
315 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ハート塗れのテンメイも見たかったと思ってしまうww
316 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ敬語取れたwwwwwwww 館で大変だったんだなwwwwwwww
317 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 無事だったんだからもちつけwwwwww
318 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- そうだよな… 柿ピー行方不明とかテラ茶番状態な上に自分のほうが命が危ないんだもんな
319 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 100回も叫びそうになる色々って何だwwwwwwww
320 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- やっぱり館常駐メンツの服のデザインがアレなのって、黄色いのがハートマーク好きだから…?執事の趣味…?
321 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>319 色々は色々ですよ……。 とりあえずこれ、サイコゲーマーの本気料理です……。 他にも色々突っ込みどころはあったんですが、メシテロいい加減にして欲しかった……時差7時間……夜中に柿ピーから『美味しい』とかいうコメントと一緒に通知くるのホント辛かった……。 つ【高級ホテルのディナーのような写真】 「なんすかこれ? 私はちょっと間違ったら死ぬってのに、何のんきに美味しいもん堪能してんの?」 って思いましたし、実際に言っておきました。
322 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>321 ファーーーーーーーーーーーwwwwwwwww 執事(21)灰スペック杉かwwww俺も食いてぇwwwwwwww
323 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 花「何コレ美味しい、サユに送ろwwwwwwww」 サ「テメェエエエエエ時差考えろこの汚らしい阿呆がァーーーーーッッ!!」 こうですね分かります
324 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 地味に苦労してたwwwwwwww
325 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 参加してない食事会の画像を送りつけられる気分www
326 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 腹減るwwwww アメリカ料理じゃなかったwwwwwwwww 普通に美味そうwwwwwwwwwwwww
327 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 脱線しました。 で、その後のこと続けますね。
聖子さんがぶっ倒れて、こいつぁ黄色いヤツの息の根を止めなきゃならんとなりまして。
承り家にSPW財団のお医者様方を呼び寄せたわけですが、 お医者様が来るまでの間に、星屑十字軍+六窓先輩を少し離れたところに呼び、ここで私の案をぶちまけました。
会話ログコピペ弄ったの張るので、下開けておいてください。
328 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ありがとうございます続きです。
サユ「承りさん、隠紫さん、……ひとつ、提案があります」 星家「提案?」 サユ「その前にヴ男さん、要するに『闘争心』が湧けば、症状は和らぐ筈ですよね?」 ヴ男「あ、ああ……だが、彼女は」 サユ「私なら、彼女の精神状態を見ながら話せます」 承り「!」
承り先輩は鋭いですね。ここで勘付きました。
隠紫「まさか……!」 サユ「彼女の愛を試すようなマネになりますし、承りさんの名誉をも傷つけるような発言をしなくてはなりません」
因みに柿ピーには事前に少し話していたので、無言で聞いてくれてました。 そして六窓先輩はかなり眠そうでしたが、頑張って真剣に聞いてました。
サユ「ショックを受けてしまうと余計に悪化するとは思いますが、……賭けますか? 賭けませんか?」 承り「くどいぜ。やれ」 隠紫「承り!」
少し揉めましたが任せてくれることになり、詳細は結構なことを言ったので省きますが、
『聖子さんは スタンドに 目覚めた! ▽  しかし 黄色いヤツの 影響が大きすぎる!!  倒さなければ まともな 生活は 続けられないぞ!!▽』
『承り・隠茨・ヴ男・六窓、 4人からの 信頼を それぞれ 2P獲得!  承り からの 友情を 2P獲得!  聖子 からの 信頼を 3P失った! しかし 直後に 2P獲得!  柿ピ からは 何もなかった! なんかくれよ!!▽』
という結果になりました。因みに信頼ポイントは能力ではなくこの場で適当に言ってるだけです。 おめでとうございます。余命50日という点は改変クリアです。
329 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユすげええええええええええええ!!!
330 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:--------           \ヤッターーーー!!/               ∧_∧             ((´∀` /^)             /⌒   ノ          γ (,_,丿ソ′          i,_,ノ  ||| バンザイ  バンザイ        ヤッター  オメデトー     ∧_∧   ∧_∧    ∧_∧    ∧_∧  (^(,, ´∀`)) ・∀・)(ヽ    )')((・∀・ /')   ヽ    / ヽ    ノ  ヽ    ノ   ノ    ノ    ノ  r ヽ /    | /  O | ( -、 ヽ   (_,ハ_,),_,/´i,_,ノ (,_,/´i,_,ノ   し' ヽ,_,)
331 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りやっぱかっこいいな ズバッと即決か
332 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 嬉しいんだけど「なんかくれよ!!」がじわるwwwwwwww
333 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 良かった… なんか転生のオペレータ?が敵サイドにいるんだよな パワーアップした敵と戦うのに50日の時間制限変わらなかったらマジ怖すぎ
334 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 承りも当然のようにイケメンだったが 自ら汚れ役を買って出たサユさんも相当なイケメンだった
335 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 心理戦はお任せください >eee(σ‐ロ∀ロ)ドヤァ~~!
336 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ああああああ死にそうな聖子さん見てるの結構キツかったからめっちゃ嬉しい!! そしてサユには抱かれたい!!
337 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>336 だが断る
338 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この感じ、3部より4部な雰囲気だな 静かに確実に手を回す感じがこう、ひっそりと怖い
339 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>336 断られてやんのwwwwwwwww
340 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>338 全ての始まりはロマンホラーだから…
341 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ていうかサユは今何してんの? 柿ピーとデートがてら荷物取りに?
342 :336の目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ウィッス……サーセン……調子乗りました
343 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>341 みなさんまるで私が柿ピーの彼女のような言い回しをされていますが それは誤解でここは駅の2階、そして我々10年コンビと相対するは黄色いヤツの刺客。 六窓先輩は相変わらず寝てるので、暫くしたらどっちかが戻ります。>eee(‐□д□)ノシ アデュー
344 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユのスタンドチートかと思ったら割りと制限あるのなって思ったらやっぱりチートだった
345 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ぅゎサユっょぃ
346 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- いやちょっと待てなんかさらっと離脱したけど!!
347 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>343 予想していたとはいえ軽すぎである
----サユリ視点----
 無事チャリンコを返却し、執事が準備してくれた荷物を回収したところで、私達に纏わり着く『意識の糸』に気づいた。  警戒していたとはいえ、赤の他人の糸。よっぽど私達にご執着でなければ気づけない。そこまでの手練れではなさそうだ。
「……んー、2時方向」 「ああ」 「身タテナガ、薄茶白系の。アウターはグレーで」
 最近のゲームの話や稽古中の出来事について話していたが、あからさまに気づいてますよという会話は憚れるため、それに交えて敵の体系、髪色、肌色、目に付く服装を簡潔に伝えた。  こんな街中でおっ始められては困るため、さり気なく人気のない方へ歩いていく。
「使い手だろうか?」 「さあ、『糸』は何かの形を取ってなかったけど」
 典明には簡略化したアン・ノウン用語が通じるのでとてもやりやすい。  いつ攻撃が来るかは分からない。来る直前の意識の変化を見れば良いが、万全とはいえない。  人の足が薄れてきたところで不意に狭い路地へ曲った。通り道に触脚を張り巡らせながら進み、前は私が警戒する。
「サユ、後ろから来る」 「ば、ばれて……!!」
 振り返ると、私達に続く『糸』が揺らめいた。曲り角から姿を表した男の顔は、どこか精気がない。  名前が分からないのでステータスを見ることはできないが、表情からして自信の欠片もなく、……ついでに、『人間』とも読み取れない。
「!? 人間じゃない、胸の辺りに警戒が必要、敵意は全面に放たれてる!!」 「くっ!? ウォオッ!?」
 急いでハイエロの触脚で手足を絡めとり、本体を行動不能にする。それでもスタンドは出てこない。  それに、幾らスタンドがスタンドでしか攻撃できないとはいえ、典明はハイエロに対して余り力を込めていない。よって吸血鬼でもゾンビでもなかった。
「サユ、『これ』はスタンドじゃあないんだな?」 「スタンドじゃないし、既にスタンドが出てるようにも見えない。でも人間じゃない、洗脳状態っぽい感じにも見えない……」 「み、身動きが……! やっぱり一人じゃ無理だったんだ……畜生……!!」 「……典明、この人『見えてない』。ハイエロを全く認識できてない」
 刺客というよりは、脅されているようだった。気味の悪いくらい白い顔は、絶望の色で染まっている。  見えない触脚で拘束されたまま、狭い路地でじたばたともがく。  脅迫されての使いっぱしりとあっては流石に可哀想だと思うが、放すわけにはいかない。  そして、男が思いっきり身を捩った拍子に白い手が壁にぶつかって、パキリと指が折れて飛んだ。
「指が……?」 「……に、人形……!?」
 生身でなかったその指を拾い上げてみると、義手、というにはあまりに簡単な関節で、かなり金のかかった人形であると分かった。  人形遣い、いたような気もする。しかしこんな完璧なヒトガタの、しかも物体としての人形を使うヤツなんていただろうか。何せ読み手側だったのは17年前のこと。覚えてない。起きろ伝人先輩、アンタの知識が必要だ。
「もう無理だ! 爆発するッ!!」 「ばっ!?」 「典明退くよッ!!」
 物騒極まる発言。急いでハイエロを解く典明の襟を引っ掴み、路地の奥へと駆け出す。  直後に軽いうめき声と、カチリという音がして、路地裏に爆音が響き渡った。
「ゲホッ……爆破を食らったのに、ダメージがない……? 胸に本物の爆弾を仕込んでいたってことかッ!?」 「そうみたいだよ……! んー、野次馬のせいで『見えない』から、一旦意識の感知レベル落すわ」
 典明がハイエロを回収しきったのを見計らって手を放す。手でアン・ノウンを抑えつつ、意識の糸で真っ白になった視界を調節。ダッシュで人目から逃れて距離を稼いだ。  ……壁の修理代とかその辺は、世界征服を阻止するための戦いの結果なので見逃して欲しい。所謂、勇者特典ってことで。
「……遠隔操作型? でもスタンドらしい表示は何も見えなかったし……」 「純粋なヒトではないとしたら、受け答えがはっきりしすぎていた……。彼は本当に脅されていたんじゃあないか?」 「脅されて、自爆?」
 人ごみから離れて、分析しながら再び意識の糸を探る。  もう此方へ向けられたものは見当たらなかった。追撃の心配は低い。駅の方もなんともない。
「そもそも人形が脅されるって……。……心当たり、あった」 「あるのか」 「館の執事がそういう……ここじゃアレだから、『かけて』。直接話す」
 手早くアン・ノウンを渡し、かけてもらう。ログインしてもらって説明した。
 実際に見た彼も、しまい込んで一人で楽しむタイプだったのでその発想はなかった。  が、コレクションを置いて遠出することもあっただろうし、簡単なつくりでも目玉や口が動いていたのを覚えている。確かにやろうと思えばできたかもしれない。そして館に運び込まれていた何らかの機械や火薬。想像通りなら、私達を襲わせることもやはり可能だろう。  なにせ実際に『人間の魂が入っている』のだから。一々指示しなくても一人で考えて一人で動ける。家族や友人、恋人とセットで魂を手に入れてしまえば人質で脅すのは容易い。更に幾ら壊れて死んだところでスタンドではないので本体にフィードバックはないし、本体が死ねば人形も死ぬので謀反の心配も薄い。
「……マジ、吐き気がするほど邪悪じゃん」
 考えれば考えるほど、この使い方は恐ろしく使い勝手が良くて、ローリスクハイリターンだった。  ただ仕向けてくる黄色いヤツよりも、『私達と同じ』オペレータのオネーサンの方が、よっぽども厄介かもしれない。
『……サユ』 『何?』
 説明しながらも半分ぼうっとしていたが、典明に『直接』呼ばれて意識を戻す。
『その、ペレータというのは、サユに気づいてたりはしないのか?』 『(白目)』 『オイ』 『……えっと、ですね……たぶん、さっきの人形は、気づいていたからこそのペレータからの刺客ではないかとか、そんな風な予想があったり、なかったり……』 『ひじょうにまずいやつだな』 『ひじょうにまずいやつです』
 実は日本に来る直前、ペレータに、アン・ノウンについて『その眼鏡は何であるか』という質問をされたことがあったのだ。
『もしかして僕のせいか』 『柿ピーのせいっていうか……運命的に運が悪かったっていうか……』
 勘付かれる切欠は、余りに酷かった。  旅行から帰らずそのまま館に残るという衝撃の始まりから2ヶ月と幾日。なんだかんだ、私はギリギリまで普通に眼鏡として過ごせていた。  だがその日、私の肉体のほうが風呂に入って気を抜いていたのと、典明がチェリー1箱を貰ってテンションが上がっていたのと、風が強かったのと、イエテンのナルシストが館でスタンドに飯を与えていたのとが奇跡的に相まって、外に面した階段で風に飛ばされ、『私』はイエテンの中に落ちかけた。眼鏡なんて細くて薄くて小さな道具型スタンド、消化するのに数秒とかからないだろう。
 ぐんぐん迫るイエローカラーに、私は思った。第3部、完。と。  しかし予想に反し、私は黄色い粘菌の海に溺れることはなかった。
『でも、柿ピーがチェリーを放り出してまで、後に続いて飛んでくれてたんだよね』 『えっ』
 更に風に煽られて、くるりと回転した視界。その中に典明の必死な形相と、伸ばされた手と緑色を見た。  次に感じたのは確りと掴まれた感触と、ドウッという表現しがたい音。半瞬遅れて、光る緑色の隙間から『あ、ありのまま今起こったことを話すぜ』というラバーソールの顔も窺えた。  典明は、私を上に掲げて庇った状態、すなわち溶鉱炉に沈むアンドロイドのような感じで、私の代わりにイエテンに突っ込んだのである。お陰で私は傷一つ負わなかったし、ラバーソールが思考停止したため、典明も極軽い火傷程度で済んだ。しかし、その必死の救助が怪しまれる原因となったし、挙句最後の質問に典明は『JOJOを始末するついでに連れてきますよ』とかのたまいやがったのである。
『……え? 何だ? その酷すぎる展開』 『悲しいけれど事実なのよね……』 『どこから突っ込んで良いのか分からない……。ただ、その、ラバーソールとかいうヤツに会った時が気マズ過ぎるかな』 『んー、会わない会わない!! たぶんきっとメイビー!!』
 私の記憶が間違ってなくて、ペレータが典明にぶつかるよう仕向けて来なければ、の話だが。
370 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ほ
371 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- し
372 :���ユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known ゅ ということでただいまです
373 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ゅ
374 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- おかえり急に消えるな!!
375 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 倒したのか? ていうか刺客誰だった?
376 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 吐き気を催す邪悪とは……なにも知らぬ無知なる者を利用することだ……。 自分の利益だけのために利用することだ…………。
377 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 無事か!?
378 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- サユ姉貴お帰りィ!!
379 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- どうした
380 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- まだ日本出てすらないのになんかヤバイ敵でも来たんか?
381 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 敵サイドのオペレータの案と思われるのですが、 サイコゲーマーの能力がバージョンアップした模様です。 kwskは六窓先輩と私で『直接』お話しつつまとめて投下していきます。
389 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square おはよ
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orisyu-manako · 6 years
Text
スクエアンノウン.01.始まるよ
【なんか】今から黄色い奴に会いに行く【立てちゃった】
1 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square
というわけで俺の名前は六窓、そしてこれはクソスレ。 何を言ってんのか分からないと思うが俺も良く分かってない。勢いで立てた。 なんていうか、転生。
【体格の良い外国人���とした男と、背が小さく袖の余った学ランの少年、白髪の外国人と特徴的な髪形の外国人がなにやら焦った表情でこちらを見ている写真】 【頭に包帯の巻かれた、特徴的な前髪の赤毛の学ランの男の写真、困ったような笑いを浮かべている】
2 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square オラオラオラオラオラオラ 【学校の保健室らしき室内で、鎖つきの学ランを着た男と袖の余った学ラン少年がにらみつけてくる写真】 【黒髪のセーラー服の女子を斜め前から見た写真。腕を突き出しているが、肘の辺りで不自然に切れていて、切れた先が何も無いところに横向けに浮いて見える】 【クレープを海苔巻きか何かのように食べ進める赤毛の学ランの少年の動画】
3 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>2 もっとくれ
4 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>2 な、ないわーと言おうと思ったけどもっと貼れください
5 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>2 ガチショタかよどん引き~と思いきやJKもいるじゃねーか!
6 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>2 クレープってこんな食べやすい食べ物じゃなかったやろwww
7 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>2 セーラー服が違う、やり直し。
8 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- この口のサイズはテンメイですわ……
9 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>3-4 それは今後の展開によるってやつだな まぁ別に信じなくて良いから適当に付き合ってくれ。
俺のスタンドの名前は「スクエア」 俺が「行ったことのある場所」に繋がる、ネットの窓枠みたいなやつ。最後に行ったのがあんまり昔だと繋げるまでに時間かかる。履歴検索してるみたいな感じだな。最初にネット繋げた時は一晩かかった。1年で1時間かかるっぽい。いつも行くところはすぐ繋がる。 承りに会うまでは「行ったことのある場所ならいつでも行ける程度の能力」とかって呼んでた。
四角い。3セット6個まで出る。だから六窓。浮く。最大2m四方。枠は幅1cm固定。 一応物理で殴れる。結構硬い。裏から見るとガラスみたいに透明。一応「道具型」だと思ってる。
ネットが見れる理屈だが、お前もネットのリンク飛ぶときとか、スレ移動する時「行って来る」って言うよな。窓を開いてる状態で移動していけば、そのまま指先で画面(?)に触れているので「行ったことがある」場所になっていくから、知らないリンク先も見れる。そういう理屈で、「行ったことがある」に該当するらしい。さすがにそっちの世界には繋がらなかったが。
10 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>9 えっこの感じで続けんの?
11 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>2 てかどこ済み? LINEやってる? 併せしよ?
12 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>10 続くんだなぁこれが >>11 女の子のことは詳しくは知らん、髪の毛がクソ長い。
ちなみに基本ROMだったから書き込みのちゃんとした要領とかよく分からん。 段々丁度よくなるとは思うが、なんか駄目だったらスマン。
13 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>2 人間自体のクオリティの高さがガチすぎだろ これCGじゃなくて?
14 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>12 イッチのレス時空歪んでるやんけ
15 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>12 なんでもいいけどあくしろよ こちとらJOJOに飢えてんだよ
16 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>12 こいつら、生きてるんだぜ…嘘みたいだよな……
>>14 それな ROM専してないでもっと前から書き込めばよかったと思ったけどやっぱ写真とかねーと転生スレは信憑性なくて駄目か、なんでもねぇ。話に入るわ。
17 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>16 なめらかな自己完結
.
.
----伝人視点----
 俺の名前は曲木伝人。まがりきつてとである。乙女座18歳。悩みは背丈。145cmしかないせいで、じょうたろうさんじゅうななさい、つてとくんじゅうはっさい。みたいな比較を良くされる。俺に20cmくらいくれ。髪も染めていないし、付けてるアクセサリーと言えば右耳にイヤーカフが一つだけ。
 ことの始まりは、花京院が眼鏡をかけていたことだった。  文庫本を持っているだけで、お絵かきもしていない。
 思わず横顔を二度見してしまい、何か勘付かれるかと思ったが、この地域に馴染んでいない花京院は俺の行動の違和感を感じ取るまでに至らなかったらしい。承太郎の足をずっぱ切った後、文庫本をポケットにしまって、そのまま階段の下へ降りて行った。  ただの黒い眼鏡といえばそれまでだが、表現しがたいおしゃれな眼鏡だ。日本に来る際になんとなく、というものには見えない。長らく使うことを前提に拘って買ってこそ、というデザインに思える。派手すぎず、けれど地味すぎず。
「7人目とかでも、いや……どこの何でも、見たことが……」
 しかし未来の平行世界に助けは求められない。ネットへの書き込みはできるようだが、文章だけじゃあ信憑性が全く無い。よって、未来を知りたければ自分でどうにか彼が始めから眼鏡をかけている話を探すしかない。たぶんそんな話はねぇ。  正史と全く違う展開では俺のスタンドは大分不利だ。大筋くらいは合っていて欲しい。
「おはよう承太郎」 「ああ」
 階段下で、もらったハンカチを使いもせずにポケットへねじ込む承太郎へ声をかける。
「2万円もするズボンが破けてんな」 「妙なヤツに会った。恐らくソイツに切られたんだろうぜ」 「前髪が変なヤツか?」 「知ってんのか伝人」 「さっき見た」
 承太郎は俺といるおかげでスタンドにもそこまで動揺することもなかったが、何故か律儀に牢屋にぶち込まれていた。  見に行こうかと思ったが、俺が行くと事態が余計にややこしくなること間違いなしなのでやめておいた。
「つーか、お前なんで捕まった? 別に勝手に暴れるとかなかっただろ?」 「……上手く、使いこなせなくてやらかしたぜ」 「ふーん」 「こういったもんは全て、『スタンド』というらしい。」
 ……史実と違うよりも嫌な王道パターン、修正力様の可能性。  それだけは勘弁して欲しい。何のために俺がこいつのレベリングしてきたと思ってんだ。
 下駄箱へ着いたところで、学校の周りをぐるっと確認しておく。この人の出入りの多い時間にどうやって上ったのか。花京院は屋上で承太郎を待っていた。さりげなく医務室の様子も窺っておく。知ってる通り、不良が二人、ベッドの上に居座っていた。  承太郎が『見える』ようになって暫く経つ。あからさまに怪しい動きはできないので、確認はひとまずここまでにして一旦教室へ向かうフリをする。
「俺は医務室に行く。鞄は任せたぜ」 「りょーかい」
 俺は鞄を預かり階段の方へ、承太郎は医務室の方へ。花京院がいつどのように医務室へ行くのか分からないため、教室へ向かうそぶりだけはしておく。  そしてしばらく踊り場に突っ立って、スクエアを発現。他生徒から見えないように、承太郎と俺の鞄を袖で隠して直接机に突っ込む。こういうのは変に警戒するから見つかるんであって、堂々とやっちまえば、案外細かいことは気にされないものだ。
「戻るか」
 嫌な予感がしたと言えば十分言い訳は通るが、いきなり空間を捻じ曲げての登場は流石におかしい。普通に歩いて戻る。  改めて医務室につなげて承太郎を見ると、ズボンを脱ぐ手前だった。……あれ、ベルト二つとも外しちまうのか? 動き難くないか? 花京院遅くね?
 そのまま承太郎がズボンを降ろすかという手前になって初めて、先生が万年筆を振り始めた。
「……?」
 展開がおかしい。ハンカチだよ。ハンカチどうした承太郎、受け取っただろ。  承太郎、良いから。お前それ大事なシーンでズボンずり落ちるから見てないでベルト締めろ。
「それじゃあ良くッ! 見て、みなさいッ!!」
 俺は自分の手元と不良Aの目の前にスクエアを1セット発現、背面で万年筆を受け止める。  金属がぶつかり合うような音を立て、彼の左目は守られた。
「ヒッ!? ま……万年筆が、空中で止まった?」 「おめーらとっとと逃げな」 「ゲェッ曲木!!」 「テメェー! またなんか厄介ごと引っ掛けてきたのかッ!!」
 金属の扉を開けて中に入ると、不良たちから嫌そうな声が上がった。助けてやったのに失礼なやつだ。
「て、テメー、なんで戻ってきやがった」
 ベルトを締めながら尋ねる承太郎と、俺に対して酷い濡れ衣セリフを浴びせながらバタバタと医務室から出て行く不良共。  せっかくずばっと登場したのにシリアスが死んでいる。もやつくので、役割を果たしたスクエアを手元でくるくると回転させて落ち着く。
「そりゃあ、無敵の承太郎様がケガをして登校来たとあっちゃあ、嫌な予感しかしないだろ?」 「……そういうことにしといてやるぜ」 「仕留め損ねたわぁ……ねぇJOJOォ……?」
 先生が俺たちに向き直る。俺のスタンドでは、流石にこの人を無傷で助けるのは難しい。  難しいが、既に俺は、俺のスタンドでハイエロが急いで先生の体から出なければならない状況を作り出す方法を、考えて準備している。
「あなたはまさか万年筆に見えるなんて、言わないわよねーッ!?」 「う、なんだこの腕力! 女の力じゃあねぇ!」
 今度は承太郎の目玉が危ないため、もう一度スクエアを構え、今度は腕ごと別の空間に逸らして助ける。  その隙を突いて、なんとか二人を引き離すことに成功した。
「そのとおり……」 「てめーは……!」
 声のしたほうに視線を向けると、眼鏡院が窓枠に腰掛けていた。  ……その眼鏡は一体なんだ? ここは花京院が眼鏡をかけている並行世界、またはn巡後だってか? ただ、俺がそんなことを考えている間にも、花京院は余裕たっぷりに説明している。その慢心が命取りだ。俺のスタンドの餌食となるが良い!
「だから! 貴様を……」 「スクエアッ!!」 「なっ何だと!?」
 スクエアを3セット使い、校舎の医務室のちょうど上、屋上から地面に向かって突き落とす。  1セットで場所を繋げ、残りの2セットで足元をすくい、胸を殴りつける。スタンドはスタンドでしか攻撃できない。だが、スタンドからは物体に触れることができる。つまり、生身では押し出されているのに窓枠に掴まることができない、というわけだ。
「くっ……! ハイエロファント・エメラルド!!」
 スクエアの窓と医務室の外。同時に焦った声がして、先生の口から光るメロンが飛び出してスクエアに滑り込んだ。
「伝人、もしあの緑色のが間に合わなけりゃあ瀕死の重傷だぜ」 「『スタンド』で襲ってくるぐらいだ。このくらいで死にはしねーだろ」
 本体をキャッチして外から部屋へ戻ってくるまでのその隙に、気を失っている先生を無人の空き教室へ送っておく。これで騒ぎにはなるまい。
「……私の名前は花京院典明。空条承太郎と、曲木伝人だな」 「あ? 俺のことを……!?」
 窓から帰ってきた花京院に、一応驚いて見せるが、想定済みだ。俺は能力者、もといスタンド使いであることを、隠してはいない。  いや、正確には『超能力があるとは言っていないが、能力は積極的に使って過ごして来た』わけだ。俺は普段から、悪いやつらをやっつける、所謂『自称正義の味方』として行動している。その際に、ちょっと攻撃をかわしたり、先回りしたり、道具袋代わりに使ったりする。  そんなことをしていて、ついた通り名は。
「小悪魔曲木。空間を捻じ曲げるようなトリックというのは、その窓のスタンドが正体だったということだ」
 なぜ『小悪魔』って?  しんちょうひゃくよんじゅうごせんちだからです(白目)
 花京院は自分が劣勢になった筈なのに、まだ余裕な態度だった。  いくら肉の芽で操られているとはいえ、2対1、それも、俺のスタンド暦はそれなりに長いと分かっているのに、何かがおかしい。そう思っていたが、その答えはすぐに、そして耳を疑う単語で示された。
「サユッ!」 「『サユッ』!?」 「日本に来てから黙りっきりだけど、どうかしたのかい?」 「さ、サユ……?」
 この世界、そこかと思った。
 だが、花京院は伝説の『サユッ』を叫んだあと、急に電話でもする様に空中へ話しかけだした。単語のインパクトで処理が遅れたものの、イントネーションも多少違ったし、それは人の名前らしいと理解できる。
「君がちゃんと教えてくれれば、彼の攻撃は防げたというのに。……私は無事だから待ってろって? 何を慌てているんだい?」 「誰と喋ってやがる」 「私の親友さ」
 聞けば律儀に答えてくれた。親友。確かに17歳の少年には親友くらいいても全くどこもおかしい話じゃあない。だが、こいつは違ったハズだ。  ある筈だった17年の孤独がない。謎の眼鏡、相手は慌てている、日本に来て黙りっきり、『サユが教えてくれれば』防げた? ……まだはっきりとは分からないが、俺と『同じ』でなければ分からない質問をするしかない。
「花京院、『サユ』とやらに伝えろ。お前は『7人目』……いや、『奇妙な冒険』を知ってんのか?」 「しち、奇妙な……? ……フン、貴様に伝言だ。『質問に答えろだと? だが断る。この汚らしい阿呆がァ』だとさ」 「……」
 ビンゴ、サユは、俺と同じだ。そして花京院は分かっていない、承太郎にも知らせていない。花京院を死なない程度にぶっ飛ばして、『サユ』の情報を聞き出さなくては。  向き直る花京院は尚も不敵に笑っている。おい、自称正義の味方様を舐めるなよ。
「さて、エメラルドスプラァッシュ!」 「何!?」
 だが予想に反して、花京院は先手必勝不意打ち全開でいきなりぶっ飛ばしてきやがった。  スクエアでガードしようにも、承太郎の体格じゃあ、十分なサイズに拡張するのは間に合わない。スクエアを1cm×1cmから2m×2mにするまで2秒。かなり早い方だとは思うが、戦いの場における1秒2秒というのは大分重要だ。
「オラァ! ぐっ!」
 弾丸を撃たれてから盾を構えたところで何の意味があるか。やっぱり庇いきれなかった。  承太郎はスタープラチナで多少払ったものの『不意を食らって胸を傷つけ』て派手に吹っ飛んだ。一方の俺は小柄なのもあり、しゃがみこんでスクエアの後ろに収まったことで無傷。
「ほぅ」 「……う、不意打ちたぁな」 「ふむ、初めてスタンド攻撃をもろに食らった筈だが……。ああ、JOJOも小悪魔と共に活動していたんだったな……サユ?」
 承太郎がさほど動揺していないのが意外だったのか、足をガクガクさせながらも立ち上がってきたのが目に留まったか、注意が俺から反れた。その隙に俺は触手にも警戒しつつ、スクエアをある場所へ繋げ始めていた。
「承太郎ッ!」 「ああ分かったぜッ!」 「何を……?」    ところで俺は、高校1年の夏は海へ行った。こんな時に何をのん気にと思われるだろうが、俺の能力を踏まえた上で、沖合いまで行って潜って来た、と言いかえれば、意味合いは全く違ってくる。  接続が完了したスクエアの片割れを、花京院の背後に思いっきり広げてやる。
「海水砲!!」 「ハッー!!?」
 直径1m四方。水圧で勝手に打ち出される超強力な水鉄砲、いや、水砲台だ。
「……しまっ……!」 「そして裁くのは、俺のスタンドだッー!!」 「お前も直接裁いてるけど」
 こちらの方向へ吹っ飛ばされたがために『本体とスタンドの首』をそれぞれ捕まれ、天井まで殴り上げられる花京院。  ちょっとやりすぎた気もするが、まぁ手当てまでの時間は大分カットされるから、大丈夫だろう。とりあえず、俺の足元に落ちたこの気がかりな眼鏡は取り合えず拾っておく。
手に持ってみると、黒というより、透き通った暗い紫色のような色をしていることが分かった。
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----承太郎視点----
 青い腕の試運転で殴った道路標識がまさかあんな見事に空高く吹っ飛んで、車道からコンビニの駐車場にすら上がれそうもねぇ、地面すれすれの車高の車にぶッ刺さるとは流石の俺も予想しなかった。直後、当然だが色々とあって、俺はそのまま牢屋に入ることとなった。寝て起きた次の日の朝には、スタンドなりのワビのつもりなのか好き勝手に環境を整えられているやら、そのせいで同室のやつらは怯えているやら、看守は怯えて拳銃をぶっ放すやら。  ようやっと牢屋から出られたかと思えば、朝一番に妙なヤツに絡まれる。何故かそこから場を改めて襲ってくる。一体俺が何をしたってんだ。
 血を流して意識を失った花京院を肩に担ぎ、伝人に向き直った。道路標識の反省を踏まえて加減はした。骨が折れたり内臓がやられたりはしてねぇハズだ。  今日はもう学校をフケるとするが、ここからケガ人を手荷物にして街中を歩くのは目立つ。
「伝人」 「ああ、繋げる。お前ん家の、門の影で良いか?」
 俺の腹くらいまでしかない身長。  釣り目気味の大きな目は梟のようで、顔の割りに大きな口には、ギザギザに尖った歯が並んでいる。
「さっきの……『7人目』ってのは何だ?」 「俺の、因縁みたいなもんかな」 「因縁」
 見栄と希望的観測によって準備したという学ランは、コイツには余りに大きく、裾だけを詰めて着ている。  母親が裾を詰めすぎた結果、短ラン気味になり、ズボンも幅は太めなのに変に短い。それはヒザまであるブーツで誤魔化して、怖いので袖はそのまま。やりたかった訳じゃあないとは言うが、伝人はついに改造制服のまま卒業しようとしている。
「細けーこたぁ良いんだよ。お前の事情と雑ざってるみたいだからな」 「俺が首突っ込んだのか、テメーが首突っ込んだのか分かりゃあしねーな」
 伝人とは中学頃からつるみだした。そこから二年も友達付き合いをして、ある日『自分は超能力者だ』と打ち明けられた。  最初はついに中学二年生がかかるという例の病気になっちまったのかと思ったが、違った。本当に見えない板で空間を歪めて、学校から俺の家まで一瞬で送り届けて見せやがった。  それから、正義の味方ごっこをしていることも知った。俺は知ったがために巻き込まれた。その頃からガタイはいい方だったし、反吐が出るような悪をぶちのめすのもまんざらではなく、付き合っているうちに俺も喧嘩は強くなったし、いらない場数も踏んだ。
「言っとくが、俺の運命は百年の眠りから目覚めた吸血鬼退治らしいぜ」
 それが今になって必要になってくるとは、話が上手すぎて笑えるくれーだ。  縁側を歩きながら、お互いの事情を話す。
「へぇー……。俺の因縁は二十うん年後あたりで世界が滅ぶっぽいから、なんとしてもそれを阻止しねーとってとこだな」 「俺の運命の規模を軽々と超えんじゃあねぇ」 「しょーがねーだろマジなんだから」
 だが伝人のそれは、想像以上に頭の痛い話だった。俺のいない四日間に、こいつはこいつで色々あったんだろう。  直接狙われるようなことはないと言うが、放っておけば人類仲良くお陀仏たぁ洒落にならねェ。
「伝人の方は急ぎの話か?」 「んにゃ、最悪の最悪、滅ぶ直前までに原因の息の根を止めればなんとかなるハズだ。結局そうなる予感しかしてねーけど」 「やれやれだぜ……。てめーはいつも、どっからそんなややこしい話を見つけてくんだ?」 「いやー……なんか、成り行きでそうなる」
 ただの善人気取りなら俺も止めた。  そうならなかったのは、こいつが貰うもんをきっちり貰い、一種の商売としてやっている節があるせいだ。正真正銘、自分のためにやってやがる。
「そういや承太郎」 「あん?」 「お前、花京院になんかもらってなかったか?」 「そうだったな」
 ポケットの中にしまいこんだままのハンカチを取り出す。  ……漢字を間違えていたので、丁寧に破いてゴミ箱へ捨てた。こんな時だってのにまるで危機感がねぇ。
 じじいを探し、途中おふくろとも下らないやりとりをして茶室へと向かった。  茶室で花京院を見せると、頭に植わってる肉の芽の説明だとか、DIOとやらは今まで相手してきたチンピラどもとは別格だとかいう話をされた。それを聞きながら、俺は自分のスタンドがうずくのを感じていた。できる、そう言っている気がした。
「……でなければわたしも、この少年のように『肉の芽』で仲間に引き込まれていただろう。『スタンド』をやつのために使わされていたろう」 「そしてこの少年のように数年で脳を食い尽くされ死んでいたろうな」 「死んでいた? ちょいと待ちな。この花京院はまだ、死んじゃあいねーぜ」
 スタンドの手で肉の芽を引っ掴む。体内に侵入するというのは聞いていなかったが、気力で無事に引き抜く。そのあとじじいの波紋で灰と化した。  伝人を見ると、柱に背を預けて何かを考え込んでいる。
「な……? なぜお前は自分の命の危険を冒してまで私を助けた……?」 「さあな……そこんとこだが、俺にもようわからん」 「……アッ!?」 「!?」
 呆然とする花京院を置いて部屋を出ようとしたところで、急に叫んだ。  何事かと振り返ると、きょろきょろと辺りを見回したかと思えば、まだ頭に穴が開いてるってのにかなり慌てた様子で掴みかかってきた。
「ちょっと待て助けてくれたのは感謝する!! それでっサユリはどこだッ!?」 「サユリ?」
 サユリというのは医務室で話しかけていた『サユ』で間違いないんだろうが、まさかあの時すでに一緒にいたとでもいうのか。
「ち、違う、眼鏡だッ! 眼鏡はどうした!? まさか置いてきたのか!?」 「……これか?」 「サユリ! ……よ、良かった……」
 伝人が苦笑いしながら袖から取り出したのは、黒い眼鏡。拾っておいたのか今取り寄せたのかは分からんが、考え事はその眼鏡についてだったらしい。  花京院はそれが生きているかのように受け取り、眼鏡を庇うようにそのまま倒れる。
「おい、花京院……?」 「……」 「へんじがない、ただのしかばねのようだ」 「マジに気を失ってるぜ」
 無理もねぇ。  花京院は布団で寝かせておいた。
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----伝人(六窓)視点----
 でかいテレビのある部屋で、ソファに座りながら暖かいホットミルクを啜る。斜め向かいに座るのがもうちょっと気を抜いていい相手なら、最高だったが……。
「孫がスタンドを扱えずに苦労してると大急ぎで駆けつけたというのに、まさか牢屋でマンガを読んでいるとは思わんかったわい」 「あれ? 承太郎から聞いた話じゃあ、スタンド? が上手く扱えなくて牢屋に入ったって聞いたんすけど」 「……承太郎なら、ベッドの上でビール飲みながらマンガ読んで不貞クサれておったぞ。標識がなんとかと言ったきり、詳しくは何も言わんかったが」
 その日の晩、俺はジョースターさんに捕まっていた。  俺が超能力者(ガチ)であることはなんとなく前から知っていただろうから、ぶっちゃけ全く疑わないことはできねーだろう。承太郎と仲良くやってた信頼もあるが、それと同時に、色々と引っ張りまわして危ない橋を渡らせてもいる。100%信じてもらうには、ジョースターさん自身との信頼を詰まなければならない。
「標識……?」
 俺に心当たりは全くない。  実は二周目でDIO戦でも思い出したか?
「警察に聞いた話じゃあ、なんでも走行中の車に道路標識を槍投げのように刺して揉め事になったらしい。詳しくは分からんが、あのスタンドを扱えなかったことが原因なのは事実じゃろう」 「道路標識を投げた……? ……?」
 つまりどういうことなのかは良く分からないが、まぁ、それは追々聞いてみれば良いか。
「それはそれとして、いくつかお前さんに聞きたいことがあるんじゃが……」
 質問タイム、知ってた。  俺はこのナリでも、ひとたび口を開けば人に無条件で信用してもらえるような純粋さも可愛らしさもゼロだし、『小悪魔』が余りにも定着している。いきなり転生の話をしたところでそこまで信じてもらえる気はしない。希望はほぼ見えない。
「お前さんのスタンド、超能力なんじゃが……いつ頃から使えるようになった? 生まれつきか?」 「いえ、俺のは小学生の頃です。ある日高熱が、いや、川で遊んでいたら何かで腕を切って、その晩から三日間、熱を出して寝込みました。それからっすね」 「腕を切った……?」 「はい。で、その時見た夢の中では、鏡のようなものが浮かんで見えるんすよ。始めは意味が分からないし怖かったんですが、その板状のものが、鏡なんかでないこと、自分の中にある像、ヴィジョンであることが分かってきて、なんで分かるって言われても分かるからとしか言えませんが、これは自分だって自信を持ったら、すっかり熱は引いて、自分のものになりました」
 因みにその『矢』の欠片は、ちゃんと回収してある。  変に放置して余計面倒なことにするのは不味いし、かといって持ち運ぶのも余りにリスクが高い。だから結局、家の地下に俺だけの秘密倉庫を作り、そこにいつもの武器と一緒にしまっておくことにした。
「生まれつきでなく、後から……? DIOのスタンドも、眠りから目覚めたからではなく、そういう、外部的なことの可能性もあるな……」
 ジョースターさんはひげを触りながら推察しだした。案外早く『矢』の秘密に気が付きそうだな。やれやれ勘が良くて困るぜってか。隠すのも変だから話したが、これが後々変に響かないことを祈るしかねぇ。
「ん?」
 その時、遠くからチャリンコで急ブレーキをかけたような音がした。  空条邸の前で急ブレーキとなると、俺はちょっと嫌な予感がした。
「なんの音じゃ?」
 直後にガッシャァアという派手な音が続く。大胆に乗り捨てたらしい。いよいよ嫌な予感がした。もちろんスクエアを出して身構えた。
「すいまっせェん!! 花京院典明がいるのはこちらでお間違いないですよね!?」 「女……?」 「例のサユリ……ですかね」 「じゃろうな」
 花京院の名を唱えた大声は、女のものだった。花京院を探す女といえば、現時点で一人しか思い浮かばなない。彼女が敵か味方はともかく、広い屋敷だ。迷うだろうと思って声のした門へ向かった。が、何故か付いてみるとそこには誰もおらず。軽く塗装が擦り向けてこそいるが、壊れてまではいない自転車が転がっているだけだった。
「い、いねぇッ!?」 「花京院の方じゃ!」 「先に行ってますよ!」
 ジョースターさんを置き去りに、スクエアをスケボーのようにして上に乗かった。コッチのほうが速い。いきなり部屋に登場したって良いが、知らないスタンド使いをあんまり驚かせて即死攻撃は絶対に嫌だ。
「あっずるいぞ伝人!」
 数秒後に花京院の寝ている部屋へ着くと、縁側に黒いバスケットシューズが脱ぎ捨てられ、部屋の敷居から一本の黒い縄のようなものがはみ出しているのが見えた。  そこから聞こえる声は感極まって何を言っているのかも良く分からなかった。めちゃくちゃ入りにくかったが、意を決して部屋を覗き込む。
「典明助かったァアアアアアアアアアぴんぴんしてるぅううううう!!!!! 異常なし!! 奇跡かっ!!!!!!! うわぁあああああああああ柿ピー無事だァアアアァアアアアアアアア!!!!!!!!」 「あっ……、ど、どうも」 「ああ……。そいつがサユリで良いんだな?」 「ハァイ! 私が『カザミサユリ』にございますけど!? テメェよくも塩水ジェット噴射してくれたなァ!? 典明べったべただぞゴルァ!!」
 勢い良く立ち上がり振り返ったのは、俺が拾ったあの眼鏡をかけ、花京院を背に此方を睨みつけてくるセーラー女子。  スカート丈はヒザががっつり出るくらいと今の時代にしてはかなり短いが、下に小豆色のジャージを履いている。そして相対した今、部屋からはみ出していた黒い縄が、縄なんかじゃあなく、ヒザ下まである長い三つ編みだと分かった。テンションについて行けず目線をずらすと、布団の傍に皮製の背負い鞄が置かれている。サユリのものらしい。
「……ですが」
 俺が思い切り見上げるほどの身長。170cmはありそうだ。  サユリは攻撃してくるかと思いきや、急に声のトーンを落とし、少しわざとらしく眼鏡をかけ直して、こう言った。
「典明が危うく罪なき市民に対し傷害罪を犯すところを防いで頂いたことには、感謝します」 「んー、まぁ。止めたい、そう思った時、既に行動は終わってるっていうか……」 「そうですか……。ところで先ほどから随分回りを気にしているようですけれど、何を気にされているんですか?」 「何って……」
 俺はそんなに分かりやすく動いていただろうか。  サユリは相手の動きを見切ったり、追跡したりするスタンドが使えるのかもしれない。サポート特化タイプか? にしては、こう、本体がでかいな……。
「伝人……騒がしいぜ」 「なんじゃ、敵ではなかったようだのォ」 「花京院の言っていた『サユリ』というものが、こちらに来ているのか……?」
 星屑十字軍、全員集合。  開けっ放しは流石に寒い。取り合えず部屋に入り、アヴドゥルさんが戸を閉めた。花京院は布団を畳み、サユリと隣り合って座り直す。そしてやはり、俺のせいであるベタつきを気にしている動作が見えた。すまねぇ。  二人と向き合う四人という構図で、適当に落ち着く。
「さて、私はカザミサユリと申します。風を見るに、小さな百合と書きます。典明とは十年前、小学校へ入ったばかりの頃、お互いの特別な相棒が見えるという縁(えにし)により親友と相成りました」 「ご丁寧にどうも」 「じじいッアホらしいぜ」
 サユリはぺこりと正座から綺麗なお辞儀をして見せるが、花京院の目はサユリに冷たい。そして承太郎の目もジョースターさんに冷たい。  何も分かりきった猫かぶりに真面目に対応することはあるまい。
「そして私の能力ですが……」
 俺はサユリはサポート型だと推測していたが、彼女のスタンド能力、恐ろしさは、すぐに彼女自身によって証明された。
「空条承太郎、ジョセフ・ジョースター。お二人とも身長195cmとは、やはり大きいですね」 「……!?」
 唐突に、『知っていなければ分からない』ようなプロフィールを述べ始めるサユリ。
「ジョセフさん、貴方のスタンドは中距離直接攻撃型、固有能力は探索系。能力が目覚めたのは最近、ということは、能力には伸び代があるかもしれませんね。と、承太郎さんのは、近距離パワー型。パワーに加え、精密動作特化。それと、お2人は首筋に星型の痣、ジョースター家の証をお持ちですね。ああ、それとスタンドの名前を教えていただければ、ステータスをアルファベットで表すこともできますが、まだ名前はありませんか?」 「なッなんじゃと!?」
 メモかカンペでも見ているように語る。空中の何もないところをゆらゆらと彷徨う視線は、操られているのではないかと思わせるが、隣でそれを見る花京院は平然としている。
「加えてモハメドさん、貴方は特殊能力の欄に『マジシャンズレッド』の他、『占い』も見えます。占星術師ですね。本物の占い師ということが私の中で証明されました。お店はハンハリーリで宜しいですね?」 「そこまで分かるとは……!」 「おい……スタンドってのはマジになんでもありかよじじい」 「う、むむ……。スタンドについては未知の部分が多すぎる。何せ世間には全く知られておらんし、研究もほとんどされていない……。あり得ないとは言えんのだ」
 まだ、俺はこの時点では信じきっていなかった。何故なら、『知っていなければ分からない』プロフィールということは、『知っていれば分かる』ということ。しかしその考えはすぐに打ち破られることとなる。
「そして曲木伝人さん」 「ああ」
 他の奴らに比べて、僅かにもったいぶる。名前もフルネームだ。  言われなければ分からないような微妙な間だが、俺にはこの間が『見せてやる』というようにしか感じられなかった。
「貴方の『スクエア』は射程距離C、すなわち10数mせいぜいですが、能力が時空間干渉タイプであるため、射程距離は実質A。そして発動したのは10歳の時。始めは1セットであった窓も、今では3セットと見せていただきました」 「はァ!? 発動時期まで、成長過程まで分かるってかッ!?」 「嬉しそうだねサユ……」
 ドヤ顔を決めるサユリの横で、花京院が呆れた顔をしていた。  しかしそのほかのジョースター一行は大分それどころではない。見ただけで個人情報が筒抜けなど、恐ろしすぎる。みんなかなり動揺していた。俺も怖いくらいだ。特に射程距離なんて、3セットフルに手元に出してしまうと一直線に並べた最大の大きさ、つまり12mが限界なのだが、そんな話は承太郎にもしていない。
「まぁ、貴��は随分と私の前で名前を叫んでくれましたし、『私に直接触れて』も頂いたので、結構見えるようになってます、よ」 「直接…………ハッ!?」 「となると、サユリ、テメーのスタンドは……!!」 「そう! 典明が必死で守り抜いてくれた、この眼鏡ですよ!!」
 右手を左の肘に、左手を眼鏡の淵に。ズアッと逆の腕の位置で、眼鏡をズイッと持ち上げる。  そんなべらぼうにチートなスタンドがあってたまるか。  いや、花京院が置いてきたのかと掴みかかったりするくらいだ、自分で移動できないのかもしれない。それどころか……もしかすると。
「私の眼鏡はアン・ノウンといいます。能力は先ほど述べた通り。名前と姿があれば、大抵のことは知ることができます。しかし物理的にはかなりただの眼鏡です。スタンドなので象が踏んでも踏めないので壊れず、一般人には見えませんが、人型スタンドがちょっと力を込めて握れば、それだけで私はもれなく死にます。そういうスタンドです」 「ひ、貧弱すぎるのでは……?」
 アヴドゥルさんが思わず呟いた。……やはりそうきたか。  例えば似たように相手のプロフィールを知る能力ならヘブンズ・ドアーやホワイトスネイクがある。  しかしその二つはかなり近くまで寄らなければ能力は使えないのに対し、このアン・ノウンというスタンドは、『名前を知る』ことさえ満たせればあとは『見るだけ』で良い。『知識持ち』ならこの上なく有利な能力。更に『一度でも触れる』ことができればもう何でも見放題。ただし、ステータスが余りにも特殊能力に極振りだ。
「……おかしな話だぜ。するってーと、なぜそんな貧弱なスタンドを花京院に預けていた? いつからだ?」 「……持って行ってもらうべきだと判断したからです。……典明、話していい?」 「いや、僕から話す」 「……!」
 お前、花京院に話したのか? 思わず声に出そうになった。一体何の話なのかは大体予想がつく。つくだけに、マジかと思った。  花京院はびしっと座り直すと、真剣な顔で口を開いた。
「……サユリと私は、10年の腐れ縁。それ故に、彼女は私の簡単な運命が見える。そして……私は1年以内にDIOによって殺される運命にある!」 「しっ死ぬッ!? 肉の芽は抜いたぞ!? 何故きみが死ななければならない!!」 「そこまでは……分かりません。だが、逃げていては絶対に駄目だと思った。だから、あえて運命の地、エジプトカイロへの家族旅行を止めなかったし、小百合について来てもらったというわけだ」 「……」 「……」
 その時、サユリと目が合い、薄く微笑まれる。  ネコを被っているようだが、『余計なことは話すんじゃねーぞ』とでも言いたげだった。
「エジプト、カイロ……?」 「じじい、写真はあるか」 「写真?」
 9時間かそこらほどイベントが早まり、承太郎とジョースターさんのスタンド名が決まった。というわけで今夜は解散となったが、俺はサユリに用があるので花京院となんとか離れて欲しい。しかしその希望は、サユリ自身のほうから叶えられた。
「こうして勢いでここまで来てしまいましたが、私はどこへ寝たら宜しいでしょうか?」 「意外だな……サユのことだから一緒に寝るとか言い出すと思ったけど」 「まだ回復しきってない柿ピーと一緒に寝るとかのたまうほど無神経ではないわ。あと1回頭の穴に気をつけつつシャワー浴びて来い。塩落とせ塩」 「ああ、まぁ……。そうだね。浴室を貸してもらえるか?」 「……その『見ました? これがサユリですよ』って顔止めろ柿ピー」 「仲良いなお前ら」
 花京院にこれほど信頼できる友がいるというのは既に救われた気になるが、彼女が『運命を見た』通り、まだ死亡フラグは折れていない。  ついでに言うと、あと1人と1匹の死亡フラグも、折れていない。
「……あー、客間で良いだろ。伝人、2人は任せるぜ」 「俺が案内するのかよ、俺も客人なんだけど」 「テメーはいつも当然のよーに飯食って、自分で持って来た菓子まで食って、挙句布団なんかいらねーとか言ってテレビ前のソファで寝てるじゃねーか。偶には役に立て」 「ウィッス、言うとおりっス、やらせていただきます」 「仲良いですねお2人共」
 そんな感じで承太郎とぐだぐだと分かれた後、先に花京院を風呂へ案内し、客間へサユリを連れて歩き出す。
「……んで、やっと2人っきりだな」 「ええ」
 一瞬の無言、百年の因縁とは全く無関係、とは言い切れない、奇妙な縁がここにある。
「お互い、守りたい相棒がいるのは分かりきってますから、今更動機の話は良いですよね?」 「ああ、すっ飛ばして構わねーよ」 「承知しました。貴方の背景は大方『見えて』いるので、少し私のことをお話します。私も、生まれつきであることを除けばほとんど貴方と同じです。歳は典明と同学年。伝人���んが前回どこまで生きたのか分かりませんが、私の方が後輩ですね。それと、戦闘面において見えないところを補足するならば、私のことを侮っていると格ゲー女子の様な足で相手の股間を蹴り潰します」 「結構鍛えてんだな」 「ええ、10年前からですから、当然です」
 この時代、夜は結構静かだ。そこまで騒がしい施設も近所にないし、空条邸は広く、塀もあるため尚更だ。  後ろ斜め上から聞こえる声に、振り返らずに応じる。
「ここからは簡単に、黄色いヤツのところへ行った結果をお伝えしますが、宜しいですか?」 「良いけど、黄色いヤツって」 「黄色いヤツです。……話を進めますが、向こうサイドに間違いなく『私達と同じ』『奇妙な冒険』を知るものがいました」 「ああ?」 「メタメタしい、私達には良く分かる台詞を使っていました。そして完全に黄色いヤツの味方です。残酷なことを好む性格なようで、3部悪の能力について悪い応用を憂い憂いと語っていましたね……」 「……マジか。ソイツはもしかして、勝った、第3部、完。その後が見たいタイプか?」 「動機については恐らく、としか言えませんが。それと、彼女はペレータと名乗っていましたが偽名でした。黄色いのにすらそう呼ばれているのに、詳しいプロフィールは見えませんでしたから。……筋書き通りだと侮っていては、やられるでしょうね」
 思わず舌打ちした。嫌に響いた。  客間はもうすぐだった。
「ただ、貴方も『鍛えてはおいた』のでしょう?」 「既に成立しているフラグを折るために鍛えた訳だ。それを超えて向こうもパワーアップしてもらっちゃあ困る」 「それでも負けるつもりは毛頭ありません。典明は、誰にも見えない友達を、唯一見つけてくれたのですから」 「俺も承太郎には、大分『自称正義の味方ごっこ』につき合わせちまったからな……。俺だって最後まで付き合ってやらにゃあ気分悪いわ」
 目の前に迫った障子を開けてやった。  サユリは背負っていた鞄を手に持ち直し、数歩先へ進んだかと、振り返って口を開いた。
「ところで」 「ん?」 「私のプロフィール、最終機密をお見せしましょう。ちょっとかけて見てください」 「最終機密?」 「少し部屋に入ってください。直ぐ終わりますから」
 障子を閉めてひょいと眼鏡を外したかと思うと、俺にかけ直した。  サイズが若干大きかったが、すぐに丁度良くなる。スタンドはサイズを変えられるというし、俺のも良く考えたらそうだが、こんなにあっさりと。
「おっ……!? 何だこの視界すげぇ……そして、そして!! こ、この、キチガイスマイルで、四つんばいで這い寄るアスキーアートは!!」 「掛け算、それは魂に刻まれし宿命」 「……Oh、腐ってやがる、早すぎたんだ……」
 なんていうか、アン・ノウンで見る世界は凄かった。  サユリの意識が細い白い糸のようになってわしゃわしゃ見えたし、半透明の文字で「風見小百合(カザミ サユリ)」という表示が頭の上に。さらに体の横には年齢性別、数種の格闘技、特殊能力アン・ノウン、など、プロフィールがずらっと並んでいた。そしてそこに、四つんばいで這い寄るあのアスキートもあった。
「最終機密はそれだけど、会話ログもあるからそっち覗いてみて。便利だから」 「いや、最終機密軽く流し過ぎじゃね……? ……まぁ、流してやるけど。ログはどうやって行くんだ?」 「ああ、……アクセス権開けますね」 「今ちょっと花京院に接するノリだったか?」 「それはだって、典明以外に私の眼鏡を使える人なんていなかったものですから」
 音は聞こえなかったが、錠前のアイコンが目の前に出てきて、それが独りでに開いた。  次に出てきたのはパソコンでよく見るウィンドウ。中央に入力できそうな横長の四角がある。まるで俺のスクエアだった。
「ではアカウント名を決めてください」 「アカウント」 「パソコンとゲームが基礎になっている能力ですので。……今のアン・ノウンは大分機能解禁、拡張してあるんです。10年がかりで育てました」 「あー……。なら、英語で『Square』で」 「畏まりました。次にパスワードを入力してください。貴方なら脳内でキーボードを想像すれば直接打てると思います」 「分かった」
 パスワードを打ったあと、エンターを押すイメージ。  みごとに*マークが並び、画面が溶けるように消えた。
「やはり才能ありますね」 「スタンドも窓だからな」
 そのあと会話ログを見せてもらい、なるほど前のやり取りが遡れるのは便利だと分かったし、アン・ノウンを借りていれば小百合に視覚共有できる上、会話ログの窓を小さくして表示を小百合だけにすれば、離れていても小百合とのやりとりができる。花京院の『サユッ』の秘密はここにあったのだ。が、俺はここで気づいてしまった。
「……なぁ」 「はい?」 「俺のスクエア……ネットができるんだ」 「ええ……見せてもらいましたが……?」 「それは『行ったことがある』に該当するからだってのも見たか?」 「見まし…………あっ」
 小百合も気づいたようだった。  そう、ここでようやく、全ては繋がる訳だ。
「で、俺、さっきお前に聞いたよな? 『どうやって行くんだ?』って」 「聞かれましたね」 「俺は今から、スクエアをアン・ノウン、会話ログへ繋げるぞ」 「私は今から、ID『Square』との重複ログイン状態をロックし、外部アクセス機能を作成します」
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152 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square 長くなったけど、そんな感じ。 以上。第3部冒頭の回想、完。
153 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- ……回想、完じゃねーよ……
154 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- もっとざっくりでも良かったんやでwwwww
155 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- わりと静かにしててほぼ一人でこの進みwwwwww
156 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- IDってそういう
157 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known いや寝てないんですかwwwwwww 六窓先輩何してるんですかwwwwwwwwwww うけるwwwwwwwww灰塔戦どうする気ですかwwwwwww
158 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- 話なげーなと思いながら誰も止めないwwww
159 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square だって会話ログとってあるんだから詳しく書けるだろ? 書いてたら長くなっただろ? みたいな? ってサユ来ちゃったとか今何時だ?
160 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known >>159 ウォッチ☆ お外は明るいですよ☆
161 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>157
162 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>157 まじか、二人目の過去からの刺客かよ
163 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square >>160 もしかして:朝
164 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- >>160 もしかして:朝
165 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known もしかしなくても:朝
166 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- くっそwwwwwwwww
167 :名無しの目覚め:XXXX/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:-------- お前らwwwwww
168 :六窓:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:Square じゃあこうしよう! お前にスクエアで俺の手首預けるから、柱の(ような)男の所まで着いたらモーニングコールして!!
169 :サユ:1988/XX/XX(X) XX:X:XX.XX ID:an known 灰塔戦は六窓先輩の能力がないと乗客の安全が厳しいので駄目です。 大事ことなので二回言いますが、駄目です。
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