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詩とか、詞とか、おはなし
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pid-b · 6 days ago
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日々あれこれ#193
2025年8月4日 素敵は音を立ててやってきた ドカドカいうの 騒々しいわけじゃない 強い意志が心音の強さを呼ぶ それは こころそのもの 見えてしまうんだ 強さと美しさ 見えないんだ 輝きのまぶしさで どこにも属さない新しい個 そんな出会い ほうき星に乗ってやってくる 塵の作用 多面的に 素敵なのさ
2025年8月5日 灯が消える 普遍ではないと知る エクリプスの影 魂を連れてゆくコントラスト 熱を失えば 灯が消えた 流れる光景は 現実のものか とどまる棲家からの景色 めくるめくうねる爬虫類 わたしの中の存在 どうにかしてくれと すがるのは 神か模造の幻影か 見えているのは光るミコト 灯は消えた
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2025年8月7日 水しぶき、飛ぶ 流れに巻かれ 汗も雨も涙も一緒になり かいていなくても 降っていなくても 落ちていなくても 飛ぶ 散る 分れる 胸の奥の模様 できあがった砂の世界 崩れるわけでもなく、水は あふれて流れた 砂上の楼閣とはよく言ったもの 目の前で 跡形もなく流れる砂の城 一握り食む
2025年8月8日 雨が降る 床の表面の下に降る ガラスでもない床の 薄っぺらな表面 横に降り そして時間を経ると 落ちてゆく 下の下 深淵深く消えてゆく 床の上 散らかってるのは白い粉 砂糖のようなただの白 戻ることのない粒 音もたてず 吸い込まれるだけ 機嫌がいいと有頂天 闇に落ちれば餓鬼の群れ
2025年8月9日 ぼくのこころがしぼんでいれば 表面の汚れ 洗い流したい 固く小さいこころを洗い きれいになれば水分吸収 できればね 洗って流してもみ洗い 晴天の下 乾かし眺めた途端暗転 天晴とは真逆の仕業 雷雨に嵐と裂く暴風 打たれサンダー気づくのさ 汚れが残ったそれがぼく それが真 ふくらむよ
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pid-b · 13 days ago
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日々あれこれ#192
2025年7月28日 砂漠を旅すると分かる 無ではない無 無 無 海がそこにあったとしても 救いはない くたびれたオアシスがあれば 過去の繁栄を思い出す 香るのは 甘さ 人々の活動と 憶えてるのはいつか来たはずの 入れ子の中の記憶 時と場所の異なる世界 どこかで感じている 共通するのは 息づかいと香り
2025年7月29日 顔がすり抜けるような透過 そこで愛を語ったの 愛の考察メカニズム あなたの意見を受け入れたらば 自分の視野 広かったのさ 普遍的なものの再定義 なんて できることはないから 自分の世界を見つめ その中を泳ぎ眺め 考える ふと気づく 愛の存在 見えてきた あ 見えなくなった 難しい
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2025年7月31日 経験しないと分からない 体験せずには開かない 口 しなくても 取材をしたり本を読んだり 考えれば 分かるはず 口 最初ならば 誰も経験せず本には書けず 何もわからない そんなことは明白の色 どれがいう 口 奥の奥 コミュニケーションの元 行動しろ 手に入れろ 知れば書ける語る 口
2025年8月1日 快楽がやってくる 朝日と同じ 苦悩がやってきた 魂の落日 なにがなんだか分かっていても どうかするのを分かっていない 繰り返してしまうのは 悪癖の果て そうではないと叫ぶ 黄泉のこちらから手を離さないもの 誰だろう 世の父 神父や牧師じゃない ただの手 誰もが父と女性の手を取った
2025年8月2日 耳が鳴る ふさぐ 無音ではなく 後をひく ぬかるみの中の ただの点 ひとつひとつがリズムをつくり ひとつひとつが微妙な音階 ふさいだ耳 その奥の 壮大な浄土を作り上げてゆく 安楽に身を委ねられるのは ぬかるみの中 誰かではなく つつまれたわたし そして同様の 続く存在の ただの点
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pid-b · 20 days ago
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日々あれこれ#191
2025年7月21日 最高なんだ ぼくの清涼水 はじける炭酸 そのすべて 頭の中に現れ はじけ 笑顔 こころ ぼくの中心から 放射状に浮き上がる 小さなつぶ ひとつひとつ ゆれる 感情 思考 匂い 温度 感じさせるのさ すべての源 分かっているよ あなた 最高で最悪の力 理由ない嬉しさは ぼくを壊すよ
2025年7月22日 その造形 触りたい 初めての だけど確認するような 感覚 美しさ 音がしない 息を呑むだけではない極限 聞こえない 対峙しているだけ 肌で触れると分かる 感覚 精密なスキャン 厳密な計測 そんなものを陳腐化する 圧倒的な造形は こころを落とす 落ちたこころ とどまり 離れられない
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2025年7月24日 陶器で作られた大聖堂 誰も知らぬこの場所 余韻 一握り とはいえぬほどの聴衆 静かに響き始める倍音 その声は美しいとはいえず 割れるかと思えるほどの爆発 大聖堂に響くメタル 金属とは程遠い生の震え どこか未来を感じる衣装や装置は ウイリアムバロウズの落し子 アレルヤ 割ってしまえ
2025年7月25日 怖がるな 知ってるさ ひとりでは なにもできない自分だけ その怖さ 頷くよ だから共に愚かになれと 空気が笑う 背筋を伸ばし 一呼吸 ゆっくり回りを見てみてれば 分かるだろう 自分のこと それだけでいい そうしたら空気も変わるのさ ついてくる 率先しろとは言わないけど 思うままに
2025年7月26日 はかなさを知ったのは はかなさを書いていて失った そのとき 偶然でもないけれど メタメタな驚き 考えれば忘れる記憶 老化の典型 書いていても失われる迂闊 軽率の仕業 本当の姿は求めていたはずの 失われた美 その刹那 ビルドアップの途中 蜃気楼の先 痛感しても帰ってこない はかなさ
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pid-b · 27 days ago
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日々あれこれ#190
2025年7月14日 仕事がらとか言うんだよ その仮面 世の中や社会の衝突 そうすれば とりあえず 肩の荷はおりる 他にも重いもの たくさんね 背負っているようだ 見えなく感じぬおまえはバカと そんな称賛 ありがとう 最初から不感なんだ バカになるのは好きだけど ずっとバカでもあったよね そうさ そう
2025年7月15日 欲望ではないと 天からのそんな声 聞こえてくれば打ち倒される 存意 必死になってもがいてみても 顎をやり目配せの支配 始まりを終わらせようとした 沈黙が嵐を呼び埃まみれの土台 舞い上がれば 終わりが終わりを呼んでしまう 抜け殻の生命は 無限の線を上書きする 短時間 触れぬ冷たい目
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2025年7月17日 意味もなく陥る 不安のポケット 誰にもある 闇と壁 突き当り 黒 孤独を感じて 思う お決まりの履いて捨てられる側 不満だらけ 嘘まみれ 口や鼻 毛穴から出るのは 精製された嘘 不安定のゆらぎ 無知の集約 自身の喪失 光る目のパトロール 覚醒すれば遠ざけられるのか 意味のない不安
2025年7月18日 平行線に向い続く 硝子と硝子 共鳴することもあれば 存在の無でしかない場合 交わらない残像 接近したらどうなる その存在 激突の束の間で割れる 砕ける 潰れた 美と醜悪 美とBとビ 美々とビバと美貌と美意識 多すぎる ことば 空間と物体の真理 引力と作用と反作用 硝子のわたし響く
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pid-b · 1 month ago
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日々あれこれ#189
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2025年7月8日 愛をなくしてしまったものは 愛の結合を強くしてしまう 孤独に怯えた刹那 空にキラキラ輝けば 痛みなんてなんでもない 恐怖しかない中で 何をも顧みず救った自分自身 それは愛だった 自分が自分を愛して 人を愛す なんでもないこと 自分への愛を失ってしまうと なくしそうで 強く握る結合
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2025年7月11日 ふわふわふわ 漂うぼくらの温かさ 発して包まれ繋がって 鼓動のように跳ねる情熱 突き破る 黄と黒 稲妻を吸収し 光と影の応酬 エレクトロンが走る隙間 暴れる自由乗りこなせ 情と秩序の応用 無意味なんてこと 有意義のあふれる真空 流れて落ちて増え続け いつかの涙と同じ 散らばるだけ
2025年7月12日 春の風が吹いたのなら 飛び出して 木の葉や冷たい空気 少し前までは つむじのように舞っていた 茶と赤と黒 曲がり角 緑萌えれば 昨日の昼間 気づかぬくらい 赤みがかった光の世界 光景はずれ また戻る あたたかい光 光景 温度 真実の嘘 だけど焼き直すように 事実は重なる その季節
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pid-b · 1 month ago
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日々あれこれ#188
2025年6月30日 鈴がなる チリチリチリ 厄除けか お祝いか こころを運ぶ音もする 協調してるこころと幸福 その瞬間を大切にしろと 響く天の声 そうさ 神は親でオレは子で親か 延々と受け継がれている規範 それを伝えるのは義務か 鈴がなる それと同じ 続けるだけ どこにでもある音 だだの象徴 チリン
2025年7月1日 エレキの動かす膨大 計算とも判断とも呼べる無機 それがこころを呼んでくる boot up 目が覚める起き上がる 砂粒の翻訳 書いてある真理 世界を作り そこに存在するストーリー 宇宙は広がる 真も偽も関係なく進み ガラスの中の入れ子 こころ深まる 無から現れるすべて 簡単なことだ
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2025年7月3日 街中に響く 不安の音 半時打ちの止まらない衝撃 暗示の導き 黙示録の伝播 暗いのは昼間で 後ろ暗いのはわたし 響く不安は起こったこと 崖っぷちに立ち 見るのは下か 吸い込まれないよう見極め それとも 広い荒野を見渡すか 振り返れば誰も居ずに 背中を押され 崖っぷちから離れてしまう
2025年7月4日 殺す気か そんなこと そんなつもりのなさ 分かる だけど致命傷 殺す気か あなたの行動 笑顔 急激すぎて血液沸騰 だから 殺す気か こっちの勝手な受け取り 普段の様式と何も変わらぬ中の まぶしく刺さる グサリ えぐる パタリ 倒れ 気を取り直してもしどろもどろ やっぱり 殺す気か
2025年7月5日 ほとばしるような 大きな情熱 それがなければ言葉なんて 発せられないのか 平穏の透明なつぶやきは そのまま空に溶け 非常に微妙絶妙 分からないくらいの温度 上げてしまう なにも影響をあたえないほどの 世界 見回せば 作り上げている 誰もが大きな情熱と 体液を撒き散らし 意志の力と
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pid-b · 2 months ago
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日々あれこれ#187
2025年6月23日 分かれ道 壮大な問題ではなく 些細なこと 膨大な時間を費やす意味はなく 簡単な決断 そんなことを思い 得たもの やってくる 失ったもの 背中から引いてゆく 変わらずに 尊大な態度 非礼な思いを吐露 そしてそれは 絶大な支持を集めるだろう 魅惑な言葉ではなく ガス抜きの 片方は萎む
2025年6月24日 知ってるのさ 早い話 近くと遠くの差 その距離のあいまい 速度の渾然 焦らなくても 気にならなくても いい 意味はあるのか ドップラー効果で届く叫び あるよ 存在している それだけだ スピードに委ねて高揚 残念なのは 自分の起こしたスピードではなく 相対から起きたもの 極あいまい
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2025年6月26日 いつかのどこか あなたとわたしの多分 深く 遠い 視程により見えなくなるような そんなもの フィジカルではない関係性 こころ 一方通行じゃない あなたの評価は過大 わたしは動きを止めるゼロ 認知の問題 感じれば 過換気症候群の飽和 苦しいのはわたしではなく 事柄だ それでも光降る
2025年6月27日 なぜキミは 走り出さずにいられる 大人だから 賢いから それとも 忍耐力の結果 すばらしさ ここはどうだろう 走り出したい 心拍が血液に乗り すべてを越えて飛び出すだけ どうしても 抑えられそうになく 今にも すぐにでも あ、の瞬間に いなくなるだろう それが本望 消えゆけばいい
2025年6月28日 何をするのも自分だけ 涙マークのフェイスペイント こころは曼荼羅くずし 実際の泪なんて 流れて乾いて跡が残り 枯れて気づいて思いも閉ざす どうやら初冬の余韻 寒くなるのもこころばかり 動けなくなるのは体の内から もとよりこころは微動だにせず 落ちついて 目に頼って 今度は開こうよ
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pid-b · 2 months ago
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日々あれこれ#186
2025年6月16日 家の裏でにゃーが鳴く なんと鳴く まさか 太陽の照りつける小春日和 寒いか温いか分からない にゃーの口や喉 もれるのは 平穏で 平穏を破る欲望 伝えるべき夢 伝わらない欲望 にゃーは寝ているだけ だから鳴く にゃーの奇跡というけれど どうした奇跡というのだろう にゃーはそこにいる
2025年6月17日 ねえ 知らない世界を教えてよ あなたの中の別の世界 そんなこと 誰もが思って誰もが求め だけど閉ざしてる 口とこころ もっと開いてほしいのに ふと気づけばぼく自身 まったく開いていない そう気づいたよ ねえ ぼくの世界を知ってほしい ぼくの中のおかしな世界 楽しいと思うから ねえ
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2025年6月19日 キミがいたのを知っている 行方知れずなその事実 いつか炎につつまれ消えても それは憶えている 記憶の存在を 口から吐き出し すべてを失い 消えてしまえば断絶する 手も足も口も 閉じ込められて ゼロ地点は 時間を刻めば 迫ってくる だから絶対に 忘れたくない だが 逃れられない損失
2025年6月20日 失望してもいいじゃない 考えが甘くたって その時だけは羽を伸ばし 眠っていたい まどろみに目を開けば 羽ばたきたいよ こころの中 それは広大で どこまでも たどり着けぬフリーダム なにも変わっちゃいないよ 失っても降りてくる 新しい望み 朝もね 沈まぬ日の時代もある 飛んでゆくよ
2025年6月21日 群れからあふれたとき 溶け込んだとき ちぎれる体 溶け込んだ方がいいという が アイデンティティの転換と そんなもの ちぎられる前に ちぎれ ということか ぐるぐる巻の太陽の下に 異物は集まる ちぎれ 破れ 離れ離れ それでも収束し 群れている 群れからあふれたもの 溶け込むもの
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pid-b · 2 months ago
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日々あれこれ#185
2025年6月9日 音がした 響く音 誰かの声 あふれ出た音は無意識の思考 誘発された未来 透明の花が咲き 思考の透いた人 営み 液体は総じてゾル もったりした川や海 もっと摩擦のある関係 人と人 人と物 物と物 光りあふれ出る そこにいる笑顔はなんだ おもちゃの透明バニー 生きている無機物 眠る林
2025年6月10日 きみの強さがうらやましいよ 美しさの冷酷 無風の轟音 確信と笑顔 気づいてないのなら最高で 隙のない芸術 内に向かい破り裂き 外に向かい切りつける 血だまりに開く口 いつ破れるか分からない硬い殻 それでも 追ってしまう 分かってるんだろ 追われるカタルシス 知ってるのさ その恍惚
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2025年6月12日 もう少し生きててもよかったね そんなふうにおもう 消えてゆくこころ 刹那とも呼べぬ静止の中で 生まれ消えゆくパワー どんな意味があるというのだろう ひっそりともかけ離れ まばたきの間にも無限の生死 裏を返して 生まれ続けるとすれば ずっと どこでもいつでもあり続ける 普遍的な存在
2025年6月13日 なにもできず 自分から放置している 死体の日 変わらないのはわたしだけ それとも まわりの空気は変わっているか 呼吸くらい それでも動かない わたし 動いている わたし 以外 ずっと前から予測していた 止まったこころと現実の 違い戸惑い 認識するのは私の脳 感じるのはわたしの意識
2025年6月14日 淋しい淋しい淋しい 淋しいのはどうしてか 一人だからじゃない 淋しいはどうして衝動に変換する どうして暴力に発展するのか なぜだろう それを淋しさのせいではないと知れば 欲望欲望欲望 知りたい知りたい知りたい 見えないところを見てみたい 知らないことを吸収する 淋しさは消えるはず
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pid-b · 2 months ago
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日々あれこれ#184
2025年6月2日 限界なんてない 終わりがあるだけ どこまでも踏み続け 床を突き抜けるアクセル 脳が停止し 鼻や耳 口から血液を噴き出し 満足だった 終わっただけ 心音もせず 心電図のツー 0じゃなく 電源が落ちるのと同じように ゆっくり無に溺れてゆく と 1に戻れば 知ってたよ 絶対にお前だって
2025年6月3日 連呼したい 吐く吐く吐く 血の涙を流して 沸騰した臓器を溶かせば 楽を呼べるか 痛みなんか知らないのに 感じている これはどんな刺激 意味のないぐらつき 切っても切っても切っても 足りない麻痺 血潮 トンネルを抜ければ 二度吸い込まれるオレンジ色 ナトリウムランプの照らす先 永遠
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2025年6月5日 最後に笑うのは誰 そんなことを考えもしなかった この狭い人間関係という世界の中で 皆先を競うように落ちていった 吸い続け 小さな幸せをつかみ 飲み続ければ 涙が止まらず 高めあっても 不満だらけ 誰でも先に幸福を見据えていた だのに世界を痛めつけている 思考の中ではその逆の 不幸
2025年6月6日 あなたからの 好印象 いい評価 知っている わたしには そんなことは珍しく 反応も 自分から 関わることも 踏み込むことも できず いつもの傍観 朽ちてゆく 人は離れ 孤独がやってくる それはそれ けど もらったこころ いつまでも胸に持っている 温かく あふれるような 知ってるよ
2025年6月7日 自分の一部を失うと 例えば血潮 なにも考えられなくなる 耳に響く感情のうねり こころもようの表現 脳に伝わっても 響きはしない 糸の先に結んでいた 影を引き寄せたい それをできずに 落ちてゆくだけの重力 感情 結局それは 単なる言葉だった 動かない上辺だけのもの 惑わすのは終わり
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pid-b · 3 months ago
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日々あれこれ#183
2025年5月26日 分かっていても くりかえす どこにでもある話 不安にやられ ドラッグに沈む 目の前に見えるのは 瞳の真中のライン 半分程度の酒の水位 溺れてはいないが 沈むだけ すべてを手に入れている代償に 夜でも昼でも串刺しローラーが迫る こころ 支配され 怖ろしさだけ 振り返ることもできずに
2025年5月27日 キラキラ光って美しい ガラスや石の破片をね 集めて固めたその中 入ってしまえば安住の 外の世界と遮断の壁 誰もここを知らないから 安心 それでも不安は煙のように 破片の隙間 出ていって 誰かが気がついて壁を割り 手を差し伸べる なにも分からず拒否だらけ 偽りと動揺 涙 止まらずに
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2025年5月29日 こころの底から孤独 芯から冷たく止まっていても 本当のことは分���らない 孤独を知らないのなら そのほうがいいと そんなことを言えるひと 強い芯の具現 置き換えてみたとして 孤独なんて 大した問題でもないなと 仮初に 強くなったハリボテ鋼のボディ 流れ出るのはこころ 形すら保てずに
2025年5月30日 この広い世界の中で たったひとりになったから ずっと分からない 探している ぼくの意味 ここにいるからぼくではなくて つながりが稀薄な縦糸の ほころび ほぐれたより糸の最後の一本が切れてしまえば 風の中 手を伸ばし別れを分からないぼくと縦糸 掴みたい光景 そんな幻想を 思い出す
2025年5月31日 深い谷を発見したなら 覗いてみて どこまでも深く 底が見えなくても 旅を始めるなら 降りなければならぬ衝動 義務に支配され 第一歩を踏み出すため 覗く 気持ちだけでは足は出ず 切り立った淵 考える嚥下 回廊の高い天井から 飛べよ と聞こえれば 誰の声 なんの音 空を見ながら落ちる
2025年6月1日 零の刹那 世界の裏返り 意識するのはあのとき 何事もなく 暑く うるさい 繰り返しの中にいると ひんやりした午前 静かで 何も変わらない呼吸 スウ ハア 時計の針は動いてしまう 零 カチリ 記憶は残らずに すべて剥ぎ取られた地上 あるのものはなく すべて新しい汚泥に変わる 裏返る
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pid-b · 3 months ago
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日々あれこれ#182
2025年5月19日 くりかえし出現する 青白い炎 冷たく遠い 高い空にある星 満足と力 同等に赤く柔らかい 飛び立ったばかりの鳥と 失ったこころのような ゆるやかな喪失 時間を静止すれば 象徴として確認し 現実として君臨する あなたはあなた 青白いは赤く 燃え尽きれば鳥になる 裏表の輪廻 循環の輪舞
2025年5月20日 わたしの生を全身から 末端から中心まで 同じように感じさせる 映像 そこに情緒を感じたなら 登ってゆくは 天の中 時に染むように 入り込む 時に動けなくなる 吐き出すことのできぬ言葉の羅列 こころには浮き上がっていても 視覚からの流入によって マジックのように どこか 消えて失う
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2025年5月22日 人を愛すると 苦しいなんていうけれど そんなことはないはず 愛があれば潤沢な水 あふれ出て 飲み放題どころか 嫌なことすべて 洗い流せるだろう なにも知らないあの人を 愛してしまえば あふれ出る もも色だいだい こころ満たされても言葉は出ずに あれ 部屋でひとりになると 苦しいな
2025年5月23日 冷たいほどの鋭い眼光 わたしのこころ 深くえぐる 美しさを突き抜ける 鋭い爪 ひどく痛む その刹那 捉えているのはわたしだけ 許しているこころの中に 鋭く切り裂く眼光は わたしをずたずたにする 知っていればなおさら 冷たさに止まり 暖かさを求め 落ちてゆく ひとしずく 落ちる波紋
2025年5月24日 地平線や水平線と同じように 区切りのある存在 SとNの区別はどこだ 反発しあう背中合わせの思い 水を張った青いバケツの中 別の存在 比重 明確に分かれれば 境界線に映る互い 鏡のように青が映えるか それとも 水平線も地平線にも映っているか お互いのこと そのときは真実が分かるかな
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pid-b · 3 months ago
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日々あれこれ#181
2025年5月12日 腕の中にあるものは 胸の中にあるものは 腹の中にあるものは 実態が淡薄に消えてゆく実態 感覚を忘れてしまえばもう すべてゼロ 無に帰した始まり パーティクル やわらかいかたまり 集合体 腹の中に胸の中に腕の中にあるもの ハート しめつけ消化し 抱きしめたい どこかのいつかのぼくら
2025年5月13日 列車は走り始めた 特有のガタンという衝撃は 少しだけ 心地のよいもので 物事が動きだした現実 すぐにやってくる 気が向かないポイントの 段のダン それもまた 乗り越えられる 並行して走る列車のスピードは 今は同期せず すれ違う遥か でもきっと 近くには ね 距離も時間も置いてゆく
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2025年5月15日 こころ揺らめく町 崖の上の幼稚園 窯の中のお弁当 人で賑わう通り 金魚屋 友人の家 いつもの銭湯 通っていない小学校 陸橋の下 多重世界との境界の教会 線路 銀チョコを買うパン屋 空にある墓所 七曲り 逆さすり鉢のお宮 バイクの音 薬局 ぬくもりのある場所 ここにいる ここにいた
2025年5月16日 わたしはごきげん あなたを見れば 走る電気のスピードと こころのそこここ 光が灯る 昨日は不機嫌 曇り空 静電気が起きないのはいいけれど 足りない輝き 生活における灯火をくれるのは むつかしい顔をしている あなたの娯楽は パズルのようなこの世界 わたしをごきげん に させちゃうの
2025年5月17日 雨の衝撃 肉体を貫く粒 風の力がなければ実現できぬ夢 打ちつける粒はわたしを貫き どこかで消える 蒸発すればなかったこと 抜けてゆけば加速度を取り戻す 雨の衝動は自分本位の戒めと 常に維持する努力への 雄叫びだろう 聞こえるよ 開く獰猛な口 消えゆけというパワー 抗えという挑発だ
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pid-b · 3 months ago
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日々あれこれ#180
2025年5月5日 まやかしばかりを見せ続けられ すり込まれてゆく 条件反射の犬 近づいていても気づかずに とりあえず ワン ひとりだけ 気がついていないふりをして 平静を保つ 誰かいるよね 同じような わたし以上に目を こころを開いているひとたち 孤独 なんて聞こえないから ここにひとり いるから
2025年5月6日 しあわせの光景を見れば、斜めに向かって走る思い、邪は走らずそこにある真実だけ、脱ぎ捨てたヴェール
雨の窓、乗用車の中の歪んだ光景、雨も道路も音が消え歪む、嫌な道をゆく
光差し込めば分かれゆく幾何学的な情景、目で捕まえようと追うが、分裂して時に消える、その中のわたし、ここの住人
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2025年5月8日 ぼくの頭の中に流れる 流星群 どこからか現れて 燃えつき 消える 写真のように撮りたい記憶 こころの光は暗く フィルムには感光しない 記憶に残るものもなく 瞬間を楽しむ ただ一瞬だけの宝石 誰かに伝えたくとも 振り返ると無 ぽっかりとした 喪失感の裏 遠くから聞こえる悲鳴 戸惑う
2025年5月9日 脳内麻薬が出る度に 花ひらく シナプスの乾いた骨格 遊びごころのような乾き 意味不明のシステム 伝えようにも 花びらの先で折り返される 電気信号 そう 意味はある ほら見てごらん 花びらの線画の格子にそよいでる よく見てごらん ぼやけてる道に沿い 走る電子たちの光 キラキラの方向
2025年5月10日 ぐるとぐる 何度も往復している ひとつとふたつとみっつ それ以上 気持ちの量は増えつづけ 今にもあふれてしまうのに 結局は自分の中をまわるだけ コースを変え 一度でも 刹那でも 粘性の高い思いをぶつければ なにが変わるだろう 自己満足のモニュメント 不満足 悲しみの連鎖 弾け出る
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pid-b · 3 months ago
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日々あれこれ#179
2025年4月28日 最高の女とは存在する などと語る人 しあわせな時なのだろう そんな感想 実際は す、 こし分かる そして すこし恥ずかしい 最高の女も男も存在するよ それぞれにね たとえばあなた おまえ 誰か 知っているだろう 誰もがどこかに誰かを包んで それは現実で 妄想だとしても 美しいもの
2025年4月29日 静寂の中に存在する ぼんやりとした響きの幹 誰もが知る者とすれば 誰にも知られていて だのに 特定できぬ場所と同一 入り組んだ通路 いくつもの戸を開けても たどり着けない 響くからんの音 知らないでいても 生のすべてにふりそそぐ すり抜けても こころに余韻を残す 響きと 強い意志
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2025年5月1日 何十年目か知らないけど ひとつの周期が閉じるとき その瞬間から新しい 扉は開く だけどその少し前 寒い日 ゆっくりと重厚な空間の中 響く ガチャリ 不意に閉じられた 凍結したのは寒いから いや違う 風が吹き 炎が消えて見えなくなった その寒気 何十年の環の破算 新たに開く未知の扉
2025年5月2日 感情を表現すると薔薇が咲く 思考していると見ていた光景が砕け散る 舞い降りた白鳥はわたしを見て 凍る 視線から伸びるラインはわたしを貫き 集中すればワイヤーフレーム この世界の構造 ソーラシステムの軌跡や 存在するオブジェクトの波 硬い硬い硬い 骨格が世界を創造し織りなす 白と黒
2025年5月3日 世界が変わった瞬間 それを感じたことはあるかい 目撃したことは 目の前のできごと しあわせがしあわせを呼び 風が魂に閉じ込められるような そんな夢のような 現実 真昼なのに銀河が落ちてきて 花が萎んでもすぐに咲く 笑顔の中に笑顔が埋没する 奇跡 あああなたの存在 わはわたしの中に
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pid-b · 4 months ago
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日々あれこれ#178
2025年4月21日 足もと石畳水たまり 鏡のようなそれは 夜の明かりに反射した粒子の集まり 醜さ 汚さ 分かっていて手を下すもの 分からずに思い違いを信じ ナチュラルに傷めつければ もどし続ける反吐のように 集う 人間の澱 こころ引き裂かれても 傍観するだけ 近寄れば染まり 傷んで腐って 沈んでゆく
2025年4月22日 夜の幕がおりてくる 安心も不安もなにも変わらずに 続くだけの管 中に通るのはどんなエナジー 時に赤く 動けばオレンジの鼓動 夜の幕が上がろうとも 浮遊のこころ止まらない 管を巻きつけろ 拍子を奪え 赤をつかみオレンジを飲み 聞こえてくる 本当は不安なんだろう そんな声を かき消せ
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2025年4月24日 きっかけがつかめない 喪失と記憶 詩というもの 教科書程度でしか知らぬ無知 はじめて 降ってくるように 湧きあがってくるように 見つめた シェイクスピアのソネット 順番に知りたい だけど 遠ざかる現実 引きもどされる 聞こえるのは 尖った声 やわらかいこころ 本質と均衡 朗読の声
雨が落ちれば響く音 ぴちぱち言わず 重ね合わせた三角波 掬うような旋律 エコーみたいに使ったら 手をつないだ瞬間 弾けた気持ちと後の余韻 そんなこころの発信 あなたの手をひき雨を受けたら とてもやわらかな時間 あなた 雨 わたしの表面から広がって 内へと流れ込む 波動 音 そらへ
2025年4月26日 こころ焼かれて 残った印は二人だけの暗号 現れるのは概念の根底 目に見えるレイヤのひとつ 刻みこまれていて 消えることのない炭化 鞴にて送られる空気 煽るだけ 炭はふたたび赤く燃焼し 残るものはひとつだけ 愛のような連帯 純粋にそう呼びたいけれど こころ発動すれば 焼ける光る痛む
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pid-b · 4 months ago
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日々あれこれ#177
2025年4月14日 ふたりの関係 壊れてしまいそうな揺らぎ 一瞬だけ見えた 真実のラブ 手にすることはできず 見送ってしまった 流れる川 目の前にあれば 誰でも 推測すれば いつの日か 掴むのだろう ここには過ごした記憶の断片が 細かい映像に刻まれて 動いたまま舞い散るだけ 見えているのに 戻らない
2025年4月15日 なにが優先だったのか 分らない 分かってる 心配と破裂までの時間 その前に 触れてやる まるで骸骨のよう 骨と皮の手 重ねたい ぷくぷく脂肪率の高い肉 握っていたい そんな外側の事柄だけで それら情報の触感だけで なんら正解のない 見えるだけのゴージャスは 幻か 内側から感じてよ
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2025年4月17日 マシンが被ってくる 着ぐるみだとすれば ぬいぐるみと同じ狭さ 同化と同等の楽しさか 違う 異質 機械の意識は 補助から徐々に入ってくる 肉体の代替 神経との融合 思考への拡大 意思を持つとすれば 私自身 コピーではなく 融合なんだ それと同時に 一人ではないという 同居にも似た楔
2025年4月18日 本質を知ろうとしたとして 届いてくるのは時間の遅れた 明らかに意味を持たない情報 猫の足の裏をもみもみすれば 肉球のやわらかさ 硬さを感じて 無意味のような意味のある重大事 知ってしまう すべての情報は 平等に降ってきたとしても ここじゃない 遅れて違ってケイオスの内側 言語道断
2025年4月19日 多分あなたはいつも つまらない 多少だけ 失われつつある美貌 輝いていたとしても 普段の小さな輝きは 砂浜の中に石英が光る程度 その輝きを愛している そしてなによりも わたしを目の前に置いてみれば その時は 燃えつきるような明るい輝きを放ち 永遠の燃焼に衝を感じ 浴びれば湧き出す
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