Tumgik
shanchi8 · 4 years
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14Mar2020
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倶知安のお家を出て3日が過ぎてしまいました。わたしは目下北海道旅行中です。
初日から旅行記書いていこうと思っていたのに、人生とはまこと、ままならないものですね。
今、現在、札幌におります。そしてここにこのあと2泊する予定です。
これまでの3日間は、小樽→札幌→紋別→札幌という感じです。
1日ずつ細かく遡って書いていくことは面倒なのでしませんが、ハイライトをちゃっちゃっちゃと書いていこうと思います。
まず、11日に家を出ました。背中に荷物をパンパンに詰めたバックパックプラス、古着屋デイユースしていたリュックをドネイションしたかったので、それら不用品の入った小さい段ボールを手に抱えていました。もうとにかくわたしはぎりぎり耐えているっていう感じでどっかバランスが崩れれば倒れてしまうだろう、そんな重さを体いっぱい使って支えていたのです。だから絶対に最寄りのバス停からバスに乗らなくてはだめでした。そしてそのバスで一本で倶知安駅まで行く楽勝最短コースじゃないと絶対に、この時ばかりは、ダメな状況でした。しかし、お気づきでしょうか、こともあろうに、わたしはバスの時刻表を読み間違えて(そんな自覚はいまでもない)、大切な、1日に4本くらいしかないバスのうちの1本を、逃したのです。
うそだうそだうそだうそだ・・・・
何度そう、頭の中で繰り返したでしょう。幸先わる。プチ絶望。雨みたいな雪まで降っているしああああ。
どうにもこうにものっぴきならない状況なので、最寄りの次のバス停まで歩きました。そこのほうが止まるバスが多いのです。
結局、家を出てからトータル1時間半ほどの足止め。乗り換えのバス停の目の前にあるカフェに飛び込みました。Cafe Cubanos。ヒラフエリアの中心地にあって見るからにGood Vibes的なお店。Cubanosする日が訪れるなんて。しかもヒラフ最後の日に。
お店に入ってみると素敵な女性がお出迎え。内装も素敵で店内は思っていたよりずっと狭く、注文をするカウンターの向こうに数席イートインスペースがある。そして特筆すべきはここ。全編英語。メニューもオーダーも何もかも。そして店内も漏れなくネイティブイングリッシュスピーカー。こんな世界が日本にあるなんて。バスが思うように来てくれないこんな片田舎に。
ヒラフ最後の日に、一番ヒラフらしいお店に入れたような気がしたのでした。
その後、バスに乗ってドネイションして、小樽へ。
小樽では昆布屋さんを再訪して、お土産昆布をたんまり購入。店員さんが、こんな時にきてくれてありがとう、と一袋、昆布のお菓子をサービスしてくれました。こんな時だから北海道にお金を落とすのが、健康なわたしの役目だと勝手に使命感を感じてこの旅行を始めたのです。あぁ、こんな風にお金の使い方で気持ちをやりとりできることがあるんだなと思って、うれしい気持ちになりました。お金は汚らわしいものではなくて、便利なものなんだ。
この間、小樽に来た時に訪れた、小樽文学資料館はコロナウイルスの影響で、臨時閉館となっていました。あの時に来ておいてよかったと思いました。
あぁ、レトロ小樽。ラブ小樽。
そのあとはバスで札幌へ。札幌駅方面へ向かう道すがら、白い恋人パークの前を通り過ぎました。残念ながらこちらも閉館中とのこと。開いていても行ったかどうかは定かではありませんが何だか寂しい。
札幌でも土産を買ってくるようにと言付かっていたので、母の要望通り、佐藤水産 二条市場店へ。いかの塩辛等購入して、昆布と一緒に郵送しました。ところで、サッポロクラシックです。ビール好きが軒並みうまいと評する北海道限定、サッポロクラシック。わたしはこの(内地の人々にとっては)、幻のビールを故郷の父母に買ってやらんと勇んでいたわけです。昆布、塩辛そしてビール!最高のお土産セットだと。計画では、佐藤水産で塩辛を購入後、ドンキにて驚安価格のビールを12本ほどつかみ、その後はヤマト運輸に行って自分で梱包して送ろうと。しかし、わたしはそうはしなかった。ドンキヤマトの黄金ルートを辿らずして、佐藤水産で事を終えてしまったのです。そう、佐藤水産に幻があったから。6本パックが。ちょうどいいやと思ったわたしはそこで欲しかったものをすべてそろえて一気に実家へおくったのでした。その時までは、順調に物事進んでわたし史上最強にラッキーじゃん☆なぁんてあほみたいに思っていたのですが、ドンキの酒売り場を流し見して、わたしが犯したミステイクに自分自身で気づくこととなったのです。
6パック¥1,077 の文字。
ん?
1缶 約180円 の文字。
ええぇ?
何を隠そう、先ほどわたしは佐藤水産にて6パック350円のビールを買ったのです。かったの、です。かった、と、思い込んでいたのです。
よくよく考えたら、ビールがそんな安いはずがない、ということはつまり、さっきのビールは、まさか、うそだろ、1本350円ということ????
明細を見てみると、ビール4200円の文字。
驚高!!!!!!!!!!いや、狂高!!!!!!!!!!
ほんでドンキやす!!!!!!!!!!これこそ激安の殿堂ドンキ!!!!!!!
自分の世間知らずさ、そしてドンキのウソのなさに感服した次第です。
あまりにショックだったのでちゃんぺに慰めてもらいました。絶対に慰めてと最初に言って、慰めてもらいました。彼のことがもっと好きになりました。(笑)
さて、ところ移って紋別です。
札幌からバスで5時間超。北海道内の移動なのに片道5時間て。北海道の広さを改めて思い知らされます。
札幌から紋別の道のりは、淋しい景色で、わたしの中の雪国のイメージそのものでした。どこまでも白。ぽつぽつと人が住んでいるのだか住んでいないのだか分からないような民家があって、もちろん人の気配はなく、走る車さえも少ない。どうやってここで暮らしていけるだろうかと思うほど厳しい冬が目の前にあって、でも確かに人々の営みはここにある。そのことがとても尊く、素晴らしいことに感じました。自然と共に生きている人々。それも全部含めて北海道って魅力的だなと感じます。札幌を歩いているおしゃれな若者も、街の出身とはいえど、この冬のなかで育ってきた人たちなんだなと思うと魅力的に見えます。雪国出身はわたしにとったらセクシーです。変なこと書いてると自分でも思います。でもそれが今日発見したこと。雪国出身は特別です。セクシーです。
紋別では流氷を見るためにガリンコ号に乗ったけど、昨日今日の風で流氷大河沖合に流され、見ることができませんでした。
絶対にまた行きます。
ガリンコ号の船員のおじさん、あづまの店員さんとマスター、そしてかつうら旅館のおじさんとお話ができて楽しかったです。一人旅なのでだれか��話すだけで楽しい。みんな素朴で人が良くて。また来てねと言ってくれたから、これだけでも紋別来た甲斐があったなと思いました。観光地の経済は人がつなぐ。
どんどん北海道のことが好きになっている自分がいます。
多くの人がここに魅了されて移住する理由が分かる気がします。
ハイライトだけ、と思って書き出したけど、やっぱり長くなります。
次からはこまめに書こう。
明日明後日は札幌ー!
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shanchi8 · 4 years
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09Mar2020
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出会いと別れの春ですね。2月があっという間に終わり、その間にコロナウイルスが日本国中でうようよ繁殖して、行政民間、あらゆる物事が自粛に次ぐ自粛、終いに私は仕事にあぶれました。非正規労働者の何と非力なことよ。風に吹かれれば舞ってしまう塵に同じです。
仕事をクビになったわけではないですが、宿泊施設にお客さんが入らないことから、シフトが減らされ、あんなに毎日働きに行っていたのに、なんと週に1度の勤務になりました。それでもその時は3月末まで粘ろうと考えていましたが、そのタイミングで始めた居酒屋の仕事も出勤2日目に緊急ミーティングが設けられ、議題は当然、かの病原体。2店舗あるうちの片方をその週で閉めるというものですから、こちらもやはり、働ける日数が減るということを意味していました。
わたしはスノーボードをしない。もうこれ以上ここに留まる理由はない。
そう思い到り、先週半ば宿泊施設と居酒屋のオーナーにそれぞれ帰郷の旨を申し伝えた次第です。
ああ、短かったニセコ生活。わたしのニセコ生活。初めての雪国での生活。何がいいのだか理解のできないスポーツに惚れ込み、心奪われ、最高の雪を求めてやってきた人々の中に混じり送った超インドア生活。(最後にスノーボードを教えてもらって滑る楽しさを知り、スノーボードのイメージが覆ったけれど!逆エッジでこけたときに強打したあばらがまだ痛む!)同じシェアハウスに住む男のひとりに小さな恋心を抱いたり(彼はシェアハウス��オーナーと一悶着あったらしく地元に帰っていった!何があったかは永遠の謎!そしてもうどんな顔だったかも思い出せないわたしの薄情っぷり!)、シェアメイトと夜中まで話したり、映画を観たり、本を読んだり、料理をしたり、寝たり。
ニセコの思い出は家。家の中でしていたことである。そんなんでもいいじゃない、と自分で自分を肯定してあげる。だって自分を認めてあげられるのは自分だけだから!!!
それでも、倶知安の街を歩いたり、倶知安温泉で風呂に入るじゃが子をみたこともあるし、日本で唯一泊ることのできる駅舎、比羅夫駅まで歩いて、電車に乗って、隣町のニセコ町まで出かけ、綺羅乃湯のサウナでととのったこともある。徒歩でできることは割としたと思います。
さて、今日の話をしよう。
宿は昨日チェックインがなかったため、あろうことかノーゲストでした。
なのでオーナー夫妻がわたしとのりさんをお出掛けに連れてってくれました。
本当に、ビバ自動車!
その中でも特によかったのが、蘭越交流促進センター雪秩父です。この字面から想像もつきませんが、この施設は温泉です。町営のもので、目の前が山というなんともディープなロケーション。車がないと絶対に辿り着けないところなので本当にありがたかったです。
さぁ、その温泉の何が良かったかというと、いや、温泉は温泉それ自体がもう素晴らしいのだけれど、雪秩父には特筆すべきポイントがあるのです。それは、泥風呂!女湯にのみ存在するこの泥風呂は露天に泥の溜まったお風呂があって、その泥を掬い上げて、体や顔に塗るという、なんとも個性的なお風呂なのです!温泉自体は硫黄泉で、硫黄の香りがむんむん。今おうちでぬくぬく文章を書いているわたしも、はっきり言ってまだ臭いです。匂いはすぐには落ちません!少しこのにおいが煩わしい気もするし、でも温泉行ったって感じがしてちょっと気に入ってもいます。ちなみに、雪秩父の隣には、地球の脈動を感じられる地獄谷のようなものがあります。テンション上がること間違いなしです。エンターテイメント性を備えた雪秩父、あっぱれでした。
そのあとは念願のパウバーとニセコビュープラザ(温泉の前にニセコ山麓パーラーにてランチをとったがそれは割愛)。パウバーはヴィーガンのカフェで、うれしい!4月からのスタッフを募集していて、ヴィーガンのお店で働いてみたいと思いました(久々に居酒屋で2日間だけ働いて、やっぱり飲食店での仕事はしたくないと思ったばかり)。
行きたかったところ、気になっていたところ、ニセコ大橋の上も走ることができて最後に大満足の思い出ができました。
ふたりには感謝だなぁ。よしてもらってありがたかったなぁ。
今後ですが、わたしはすぐには地元には帰りません!
北海道と東北方面をぶらり旅して地元に今月下旬に戻る予定です。
お金がまた無くなりますが、それでも行きたいところがあるのなら絶対に行ったほうがいいと信じています。そう自分に言い聞かせて。そうしないとお金がどんどん減っていく事実に発狂しそうになる。
旅行の日記もちゃんと書けたらいいなと思います。
楽しむこと!!!
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shanchi8 · 4 years
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18Feb2020
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まったくもって退屈している。
昨日は街へ出かけて食料品の買いものをした。食べるものがすっかり冷蔵庫から消えたのでまた2週間、買い物に出かけずして生き延びられるよう、どどんと食べ物を購入した。
あんどーなつを買って食べながらバスを待つのが定番化しそうである。北海道の小豆を使ったこしあんどーなつ。存在はなんとなく気づいていたが、今まで生きてきてそのおいしさを知らなかったあんどーなつ。マイベストオブあんどーなつは小田原は守谷製パンのそれで不動であるが、マックスバリュの1袋5個入り250円のあんどーなつもなかなかいい仕事をする。ファットな甘さとこしあんの滑らかさ、ドーナツのふわふわ。食べ終わるころには、口の周りに、手に、洋服に、砂糖まみれになっている。ああ麗しのあんどーなつ。
あまり充実していない日々を送っている。
気になる彼はわたしが起きている時間に帰ってこなくなっちゃったのでもう顔を長いことあわせていないし、顔を合わせたってどうせ話すことが見つからないからどっちでもいいや。妄想を膨らましているぐらいがちょうどいい相手なのかもしれない。なにがいいのかなぁ。また今度分析して考えてみよう。
次の日曜が次の休日で、13連勤後の休みとなる。小樽に出かけようと目論んでいる。泊るところを今日押さえた。以前行ったことがあるけれど、正直あまり時間がなくて十分に楽しめなかったのでもう一度いく。
アイルランドのビザ申請の件も考えないと。書類集めてビザをおろしてもらわなくちゃ。時間があるので今のうちに準備しよう。まだアイルランドへ行きたいと思っていることをちゃんぺにはいっていない。どういう反応を彼はするだろうか。背中をおしてくれるといいな。
明日は米だ!一番に米の準備しなくちゃ!
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shanchi8 · 4 years
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14Feb2020
Happy valentines day, people!
He has gone out with someone who is probably his girlfriend or something like that, I guess cos it is fucking the day!!!
I have been missing him and I know this is wrong.
Someone I am supposed to be missing is my boyfriend.
I keep texting him and try to fill the blank in my heart out that I got because of his missing. I am a bitch but I do not care of it as I am not bothering anyone! 
It is good to listen wonderful musics, especially the night like this.
Night, people
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shanchi8 · 4 years
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13Feb2020
どうしよう
同じ家に住むおとこのひとのことが気になって仕方ない。
帰ってこないかなとか考えてる。
今夜は話せたらいいなとかも考えてて。
くるくるの髪の毛は触ったらどんな感触なんだろうとかも。
何でも知りたいのに何にも聞けない。
恋かもしれない。
どうしよう。
近くにいるから湧き上がる期限付きの恋心と思って、少しの間楽しもう、と思う。
だってこれはどうにもならない恋心。
私は東京に彼氏がいるんだ。彼のことは傷つけたくないんだ。
自分だけが知っている気持ちのままでとどめて。
スティーブも同じ熱量で好きだったけど今はもう大丈夫だから、きっとうまくやれるよ。
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shanchi8 · 4 years
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12Feb2020
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昨日はルームメイトののりさんと私たちが働く宿の隣にあるペンション、アリスにて夜ご飯を食べた。ベジタリアンメニューがなかったので久しぶりにエビを食べた。超絶うまかった。
あっという間に時が過ぎ、いろんな話をしたけれどこれといって覚えていることはない。言葉は炭酸飲料の泡のよう。しゅわしゅわと、発せられては消えていく。のりさんと話していると何でもできる気がするし、なんでも叶う気がする。もっと知らないことを勉強して、賢くなりたい。
昨夜はニセコへきて初めて外を出歩いて、空に浮かぶ月は大きくて明るかった。一面の雪の白に反射して、雪国の夜は意外と明るい。遅めの時間に就寝し、朝の出勤をこなし、仕事を終えて帰ってきたときには眠気もピークで、お昼ご飯を食べた後、3時間ほど昼寝をした。
今は空腹。何か作って食べないと。
今夜ちゃんと寝られるかしら。心配だなぁ。
ちゃんぺは忙しそう。彼とわたしの関係性って不思議だなと思う。ずっと連絡は取りあっているけど実際に会うことは本当に少ない。二人の関係はバーチャルだ。なかなか人生が合わないな、お互い。まぁ先のことをあれこれ案じても仕方がないのでこれについて考えるのは先送りにする。
なにかたべよう
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shanchi8 · 4 years
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10Feb2020
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自分がフェミニストであることを忘れていた。
ジェンダー論をかじった私は(卒論は日本の性教育について書いた)常日頃、考え方がリベラルだと自負している。そして二年前、意を決して私はフェミニストだと公言するようになった。その前も後も、自分の考え方の軸は大きく変わっていないのだけど、フェミニストであると堂々ということはなかなか勇気がいる。なぜならフェミニストは危ない人たちというイメージがあるから。しかし、二年前の私は、自分の主義主張を持つことは当然いいことなので、あえてフェミニストだと言っていくことにしようと決めたのだった。もしかしたらフェミニストのもつ言葉のイメージを変えられるかもしれないし。
けれども時が経て、私はフェミニストであると言わなくなっているのに気が付いた。
私の考え方が変わったわけではもちろんないのだが、自分はフェミニストと意識することをすっかり忘れていたのだ。
そんなことを思い出したのは今日ののりさんとの会話から。
話を聞くとのりさんはジェンダーを取り巻く問題について興味があって、ジェンダー論をトロント大学で学びたいそうだ。
私は今日、私の恩師である堀内先生以外で初めてフェミニストに会った。(彼女がフェミニストかどうか私が決めることはできないが)
日本で女やるのに疲れて怒ってはてながいっぱいのそんな仲間がシェアメイトだという奇跡が本当にうれしい。
ディスカッションしたり聞いてみたいことはいっぱいあって、お勧めしたい本や映画もいっぱいあって、気分が高まった。
私も海外の大学でジェンダー論を学びたい。気持ちにぱっとまた火が付いたような心持ちだ。
のりさんが午後のシフトへでかけていったあと、わたしは探し求めていたお気に入りの歯磨き粉が手元に届いてなおさらハッピーな気分になった。先週の金曜日に手元に届いているはずだった代物だったのだが、今日のいままで影も形もみなかった。郵便局へ問い合わせると、届けましたの一点張り。一縷の希望をもってシェアハウスのオーナーへ電話をかけるも手掛かりなし。ああ、買いなおさなくちゃ。。と半ばあきらめかけた矢先、インターホンが小さく鳴った。やはり郵便局の不手際で、配達が済んでいなかったのではないか?!と勇んで玄関の戸を開けると、そこにいたのはだぼっとした服装をした今どき風の男の子。郵便局員がそこにいると思い込んでいた私は拍子抜けだったがその刹那、わたしは彼の手元にあるものに目が釘付けになっていた。なぜならその手には外ならぬ、私が探し求め右往左往していた郵便物があったのだ。君だったのか。やはり隣に届いていたのか。わたしはその男の子が救世主かエンジェルのように思えて感謝しきりだったのだが、今考えればそんな義理は彼にはない。ものを受け取った後、ちょっとかわいい男の子だったなぁなんて幸せの絶頂にいた私はそんなことを思ったが、今になればもう彼の顔も思い出せない。とにもかくにもまた歯磨きを続けられる。難があったからなおさらこのことがありがたく感じる。今夜も歯を磨けることに感謝して寝ようと思う。
そしてもうひとつ。
今日は映画を一本観たい気分だったのでAmerican Beautyを観た。ずっとマイリストに入っていてずっと観ていなかった映画。すごくおもしろかった。みんな普通の顔して欲望や不満を隠しながら、抑圧しながら生きている。それらをさらけ出すことで「普通」の生活の歯車が少しずつずれてい��。それぞれの登場人物がとる行動は少しずつ常軌を逸していて端的に言うと狂っている。だから最後の主人公の走馬灯が一層美しく感じる。なんでもないことの連なりがとても美しいということに気づかされる。そういうことに死ぬ瞬間まで気が付けないなんて、もったいないなって思った。皮肉だと思った。すべての役者が最高だった!!
さぁ映画の感想までちゃあんと書けたので寝よう、寝ます、おやすみ。
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shanchi8 · 4 years
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09Feb2020
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今日はオフだった。特に何も予定がなく、なんとなく過ごした一日だった。
昨夜からNetflixにて配信されているGwyneth Peltrow の The Goop labを見始めた。Goopで働いている人々が様々なセラピーを受けて、体や心にどのような変化がみられたかを追うドキュメンタリーシリーズである。
なかなか度肝を抜くようなセラピーの数々で面白く見ていたが、番組についてググると批判的な記事しか出てこない。医者など「科学的」知見から、”非科学的だ”、”危険な行為である”等々。まぁ、そうだよなぁとも思う。
しかし、実際にこういったセラピーに救われた人もいるわで。
それは純粋に素晴らしいことなのではないかと思う。
信じるものがある人は強い。それは人によって様々で、ある宗教の教祖様だったり、お金などの具体的なものだったり、非科学的な健康法だったりする。傍から見れば、なんともいかがわしい、胡散臭いもののように思えても、実際にその人がそれらに救われているのだったら何も言いようがない(もちろん人に迷惑をかけていないことが大前提だ)。
生きづらい社会を生きている私たちに信じるものは必要だ。それをすでに見つけている人は尊い。それだけで十分だ。
1エピソード見た後、街へ出かけてカフェに入ってコーヒーを飲んだ。
宮沢賢治の短編を2編読んだ。雪国で読む宮沢賢治のお話は殊更良く感じる。岩手に行きたい。
ラッキーというスーパーで少し食材を買い、そのあとバス停まで歩いて道南バスに乗って帰ってきた。
どこまでいっても車窓は雪、雪、雪。白、白、白。ヒラフの中心街を歩く人々の顔は外国人のものばかり。こういう光景をみると、ふと地元の私鉄から見る車窓を思い出す。都会でもなく、ここと比べれば田舎でもない、あの街並み、並ぶ家々の屋根。時刻は夕方で、落ちかけの日の光で風景はぼんやりオレンジ色だ。こことは全然違う場所。あぁ帰りたいと、ふと思う。あれ、わたし帰りたいんだと、初めて地元を懐かしんでいることに気が付く。何もない、偶然にもそこで生まれて大人になるまで過ごしただけの場所なのに。なんの愛着もないと思ってきたけれど、私の中にも地元愛は少なからずあったようです。さあ、明日からも仕事頑張るぞ。北海道へきて1週間が経ちました。
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shanchi8 · 4 years
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07Feb2020
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ものがどこから来てどこへ行くのかを知ること、意識すること。
イングランド出身の友達と散歩していたとき、わたしは手に持っていた紙くずを道端のごみ箱に捨てた。ごみ箱は2つ口があって、ひとつはリサイクルできるごみ用、もうひとつはそうでないごみ用。わたしは躊躇なくgeneral rubbish つまりリサイクルではないほうに紙くず入れた。すると隣にいた友達が、今のごみはリサイクルに入れるんだと教えてくれた。今の行為で海の生き物の寿命が何年か縮んだとかなんとか言っていた気がする。彼女の言ったことが本当かどうかは別として(私は信じている、彼女は賢いのだ)、そういう意識って大事だよなとはっとした。
例えばスーパーで商品を選ぶとき。
多くのお菓子や加工食品の成分表にパーム油という表記が見られる。特段意識せずに購入するのが大方だろう。
しかしこのパーム油、しばしば使用を問題視されている。そもそも、このパーム油というのは、アブラヤシの実からとれる植物性の油で、その加工のしやすさから、様々な食品に使われており、世界的に非常にポピュラーな食材である。一体この油の何が問題視され波紋を広げているかというと、アブラヤシが育てられているのはマレーシアやインドネシアを代表とする東南アジア諸国である。世界中からのパーム油に対する需要の高まりから、熱帯雨林を破壊してアブラヤシを植樹、いわゆるプランテーションを作っているという。また、そういった大規模農園では人的搾取が繰り広げられているといい、低い賃金で現地の人々が働いている点でも問題視をされているのだ。
高まる需要に応えるために、自然が破壊され、不公平な労働環境で働く人がいることを、ポテトチップスを買う私たちは知らない。
本来ならば企業がどのように自社で使用している食材を仕入れているのか、フェアなやり取りがなされているのか、消費者はチェックをしなければいけないし、もしそれが怪しければ買うのを止めて、ほかの、もっと信頼のおける企業の同等品へシフトしなければいけない。そうして然るべきところにお金を流して少しでも公平で優しい世の中を作らなければいけない。
私個人の一つの行動は小さいけれど、でも確かに立派な行動で、否が応でも他社や社会に影響を及ぼしていくことをもっと自覚しなければいけない。
何かを購入する時も、はたまた何かを手放す時も。
ものがどこから来てどこへ行くのか。選択するのは私なのだ。わたしは人間としてなるべく正しいことをしていきたいと思っているので、ある日の道端をきっかけに(また、その当時出会った人々に感化されて)ものの流れを以前よりも意識するようになった。そうしてわたしはベジタリアンになることに決めたのだった。
Three billboard という映画は全く関係のないストーリーラインの映画なんだけれども、3つの看板の与えるインパクトに人々が翻弄される様は、“影響”という言葉を思わずにはいられない。しかし少しグラントリノのような、暴力ではなく優しさや思いやり、愛が最後は勝つのだというメッセージも感じられる。
ふとこの映画のことを思い出したから。
なぜこんな社会派なことを私人の日記に書いているかというと、今日仕事後自宅にもどり、ルームシェアをしているのりさんと色々話す機会があって、日本の過剰梱包のこと、プラスチックバッグをばんばん使うところ、そして躊躇なくそれをもらうところ。期待されすぎる働き方や存在の話、等々。海外で暮らしてから分かる日本の無駄の多さや後進具合を思いつくまま話した。
この瞬間が今日のハイライトで、のりさんは映画がすきでとてもおしゃれでかっこいい女性で、憧れずにはいられない。なにかやり遂げるぞという気になるというか。できないことはないぞという気になるというか。とても魅力あふれるルームメイトです。
昨日はお風呂入らずに寝て、今日は夕方、家にひとりぼっちの時にお風呂に入り、Ethiqueのシャンプーバーをおろした!今まで使っていた固形石鹸より断然髪の毛の指通りがよくなり、ペパーミントの爽快感も良かった。これも私の選択。もう液体シャンプーは使わないよ。Ethiqueはニュージーランド発のブランドで、昨年日本でも輸入販売されるようになったもの。みんなにおすすめしたい!!!!
今日は長くなった、夜ご飯はスンドゥブを食べた!おやすみ!
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shanchi8 · 4 years
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06Feb2020
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眠い
3日目にしてすでに心が折れそうである。
今朝は人数が多かったためばたばたとして忙しかった。この仕事余裕だと思ってたのはさばく人数が単純に少なかったからだったんだなあって思った。早く仕事をすっかり覚えて慣れたいね。
寝よう!
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shanchi8 · 4 years
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05Feb2020
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「もう2月になって5日ですか」
お客さんの言葉にはっとしたのは私だけではないはず。
もう5日も過ぎている。もう少しでニセコへきて1週間が経とうとしている。
ところでわたしはよく仕事をこなしている。
今まで、日本でしてきたどんな仕事よりも簡単で緊張感がない感じがする。まるでクライストチャーチのホステルでキッチンを掃除していただけの日々を思いだす。日本で、あの時のように働ける日々が来るなんて。驚愕だ。
さて今日は、オーナーが宿の宿泊客と雪山を滑りに行ったため、宿に一人残されて掃除等を黙々と進めた。12時45分で仕事があらかた終わったため切り上げ自宅へと一瞬戻ったあと、徒歩でヒラフの“繁華街”へ向かった。(途中宿の部屋のカギをひとつ左ポケットに入れたままだったため一度宿へ寄り、こっそり返した!)乗りたいバスを逃したのでヒラフを街ブラ。あらゆるところから聞こえてくる色々なアクセントの英語!!!!ニセコで日本人を探すほうが難しいというのはどうやら本当らしい。
余談だけれど、倶知安のゆるキャラじゃが太が大変かわいいので、ここを離れる際はステッカーでも購入しようと思う。
今日は倶知安市街にバスで出かけた。
街だ、と聞いていたから、街なんだ、と期待して出かけたけれど、思っていたほどでは。けれどこの寂れ具合、私は嫌いじゃない。
時間と寒さのため街の散策は十分にできなかった。また次回に取っておくとしよう!
倶知安駅前についたバスから降り、その足で駅近くにあるCOOPへ。
長靴と自宅用スリッパ、北海道の豆を使った納豆ととろけるチーズを購入した。長靴は明るめのネイビー。MAMMUTのパーカーとよくマッチングする色だ。新しい���はなんだってうきうきするものだ。明日はくのが楽しみである。
午後になってから雪がたくさん降っていた。
地元より寒いはずなのに、寒いと感じる度合いはさほど変わっていない気がする。どこにいたって人間生きていけるし、生きようとする。環境が全然違う場所に、行きたい気持ちがあるのに、あれこれ理由をつけて結局行かないなんてもったいないことだよな。不思議とその場所で適応していくものだよな。
殻をどんどん破っていこう。やれないなんて思うな!願えば努力すれば口に出せば実現することのほうが多い!
家に帰ってからは The Disaster Artistを観た。
この映画を観るのは2回目。一度目はオークランドへ向かう飛行機の中で観た。その時も面白い映画だなと感じたけれど、やはり面白かった。何よりJames Franco!Seth Rogen!ゴールデンコンビ!そしてうれしかったのは、飛行機の中で観ていた時よりも彼らの話す英語の理解度があがっていたこと!もちろんすべて話していることが聞き取れるわけではないけれど理解できるレベルはあの頃より格段に上がっている!まがいなりにも英語上達したんだな。もっとがんばろう。海外でくらせるようになるために。
これは初めてこの映画を観たあの時も思ったことだけど、The Roomが観たい。
さて今夜も寝ます。明日もいい日になりますように。
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shanchi8 · 4 years
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04Feb2020
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自分のために日記を書こうと思い到りました。
自分の人生を楽しく生きるために。 
自分とはなにか、何に気づき何を感じ何を考えたのか。
記録をして整理して自分をもっとちゃんと見つめたいと思います。
次にすべきこと、目指す場所がみえてくるはず。
さて本日は朝6時半から昼13時までアルバイトをしました。
私はいま、なにを隠そう、北海道は比羅夫におります。
比羅夫というのは、ヒラフともしばしば書かれまして、ニセコというエリアの一部です。
ヒラフだのニセコだのなぜカタカナ表記なんだと不思議に思うかもしれませんが、残念ながらその理由は私にもわかりません。
ただ、ない頭をひねって考えますと、アイヌの言葉が地名になっているから、とか、この地区にはやたらめったら外国人が多いから、とか、このあたりじゃないかなぁ(したり顔)なんて思います。
この場所を知らない内地の人(北海道人は道外に住む人をこう呼ぶ)はきっと驚くでしょう。なぜならここはまるで外国だから!街を歩く人の顔はのっぺりとした東洋人のそれとはまるでちがうのです!高い鼻!深いほり!そして十人十色な髪の色!彼らは日本のパウダースノウ、通称Japowを求めてここにやってくるのです。つまり、もれなく彼らはスキーヤー・スノーボーダーといえるでしょう。
わたしは現在、そんなニセコ・ヒラフエリアにある、小さな「ゲストハウス」で冬季スタッフとして働いております。(※ゲストハウスと表現しましたが2食付きのプランもあるので小規模ペンションのようなイメージ)
ニュージーランドからの帰国後、とにかく英語を話す機会を欲していたわたしは、箱根の次なる目的地としてここを選んだのでした。
本日は出勤3日目でした。そしてわたしは早くも気が付いてしまった。
‛お客さんとコミニケーションとる機会なくね?’ 
なぜならわたしが入っているのは朝シフト。仕事としては朝食準備して出してチェックアウト後の部屋を掃除するというもの。
もちろん朝のリビングルームで朝食をとりにくるお客さんたちと顔を合わせるのだが、なんせ朝だ。早く滑りたいとみんな黙々と朝食を食べて入り込むすきがなんとなくない。しかも朝、朝食中に話しかけられるってどうよ、と考えたり、そもそもお客さんの方は前日チェックインしていて、何の関係性も築かれていないお客さんにとってはニューカマーな、誰こいつ的なわたしが話しかけるってなかなかハードルが高いのだ!
仕事始まる前は、旅館の時よりフランクに外国人と英語ではなせるわ、楽しみ~なんて高を括っていたわたし。フランクに話すどころか一切口をきかない現実。おまけにそうこうしている間に彼らは早々に雪山を滑りに行ってしまう有様である!そんなにいいか、雪の上を板で滑るのが!想像していた職場環境と違くてわたしは3日目にして落胆しているのでした。
何とかしてこの状況を打開せねば。。。
ニセコに来たことを後悔したくない。。。
時間の無駄だったなんて思いたくない。。。
稼げるお金が少ないのも気になる。。。
私の仕事は昼には終わるので、ほかのバイトを始めようかと思っています。
案1:ルピシア(宿から1分、自宅から10分)フレンチレストラン?
時給がネックだけどほかはいい条件。
一番現実的だがなんとなくここでは働きたくない。多分、大きな会社のリゾート店舗だから。働くなら小さい規模の会社がいい。
案2:niseko pizza(宿から15分、自宅から30分)
まだパートタイムで求人募集をしているか確認が必要。
時給が北海道にしてはいい!外国人のお客さんがいっぱい!スタッフも外国人がいっぱい!たのしそう!でも遠い!!!!!夜仕事終わって歩いて帰ってなんか食べて風呂入ってってしてたら次の日の仕事に響くであろう。
案3:シンガポールのバーガー屋さん(フードトラック、宿から20分?自宅から40分?)
これは一番非現実的。でも連絡したら一番返事くれそう。(今日求人がでたから)
時給はドル表記だったので実際にいくらもらえるかが謎。そしてフードトラックなので絶対に絶対に死ぬほど寒い!なによりわたしはベジタリアンなので笑顔でビーフを使ったハンバーガーを売るのに抵抗が少しばかりある。(Veggie optionもあるが)あとはシンガポール人preferredと書いてあった。しかし、こうやって書きだすとこれは良い案ではないことは一目瞭然だ。
案4:ジェラパタット(宿から25分?、自宅から15分)
こちらもまだ求人しているか確認する必要がある。
小さなフレンチレストラン。目にもおいしい麗しい料理をだしている、地元出身のシェフが切り盛りするレストランだそう。外国人のお客さんによるレビューもちらほらあり、軒並み高評価を得ている。ローカルによるレストランというのが何より渋い!気になる。とても気になる。多分答えは出ている。フレンチということでワインの知識がまるっきりないのが心配。
こうやって頭でこんがらがっているあれこれを文字にして書き出すと、スゥっと絡まりがほどけてどれがどういう糸なのかじっくり見られるなぁ。なにに対してどう考えているか、自分はどんなリアクションをとっているかが正直に見えてきます。これこそ私が日々の記録を始めた理由です!
自分をほっとかないことが今の私にも、そして、待ち受ける未来の私にも必要なのです。うん。いいぞ。
明日何かアクションを起こせるようにします!
でも街に長靴を買いに行くのが先かもしれないわ!雪かなりふっているから!
さ~寝ます!明日はも~っといい日になりますように(ハム太郎の飼い主風)☆
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