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ブログ休止のお知らせ
すごく久しぶりの更新となります。当店ブログをご覧頂きありがとうございます。
オープン当初から続けてきたブログですが、現在諸般の事情により更新を休止しています。
元々は入庫して頂いたお客様への作業の進捗状況や整備内容をお知らせし、納車時の説明時間の短縮を図るのを目的としておりましたが、ブログ更新に掛かる時間を少しでも作業時間に当てるほうが効率的に進むことや、最近ではやはり携帯での閲覧が主流になりオーナー様側で新たにアプリのインストールが必要になったり・・等
様々な事情により、現在はより���ーザーの多い「 Instagram 」での更新に移行しております。
今回更新したのは、これからクラシック・ミニに乗ってみたい・興味がある・既にクラシック・ミニに乗っているがメンテナンスに不安があるなどで初めて当店HP・ブログを見に来て頂いた方もいらっしゃるかもという事でのご案内となります。
当店は「クラシック・ミニ」の専門店であり、メンテナンスのプランを作りご提案させて頂き、プランに沿って正しい整備を施し、少しでも永く・安全に乗ってもらうのを命題とし営業しております。その辺りの様子は是非過去ブログ記事をご覧ください。
また、「 PRE-OWNED 」として、ポイントを押さえた整備を施した車両の販売もしております。
当店InstagramはHPメニュー「NEWS」から左側のカメラアイコンをクリックで飛べます。日々の作業の様子はストーリーズに日々アップしておりますので、是非フォロー宜しくお願いします。
シルバークラウド 店主 尾崎より。
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車検整備で宿題を着々と解消中です。

カントリーマンの車検整備をさせて頂きましたm(_ _)m 定期点検を受けて頂いた際に、悪い所を少しずつ解消しており、今回の車検整備でも何点かの不具合箇所を整備していきます。

まずは基本点検からスタート。リヤブレーキのホイールシリンダーは漏れ・固着などは有りませんでしたが、保守整備でO/Hしていきます。

ピストンが少し錆びていたので・・・

磨いて・・・


今回も日本製カップ&ブーツを使ってO/Hしました。

ブレーキ&クラッチフルード交換。

クラッチマスターのキャップが割れていたので・・・

USEDの良品で交換しました。

エンジンオイル&オイルフィルター交換。異物の排出は無く、ドレンマグネットへの付着も平均的な量でした。

クーラントの比重を測定して・・・

リザーブタンクを新設していたので適量補充。

減った分は、クーラント性能復活剤を入れて調整しました。

スパークプラグは清掃・点検してギャップ調整して基本的な整備は���了。

宿題その1の整備へ。ロッドチェンジに変えられているのですが・・・


チェンジボックスを吊っているマウントがそろそろヤバそうなので今回は交換します。

フロアスターターなのでクリアランス激狭いです。とりあえずマフラー外して・・・

隙間からマウント外していきます。

外した瞬間に片方のマウントが剥がれてしまいました。まさに首の皮一枚って感じで良いタイミングでした。

コチラ��良いタイミング?でバックランプが点灯しませんでしたのでついでに点検。バックスイッチが良くないようなので・・・

単体テスト。内部の接触不良のようなので交換しようかなと思いましたが、最近の新品スイッチはちょっとイマイチなので、ダメ元でケミカル剤で復活を試みてみ��す。結果スイッチ連打で導通が復活しました。この辺は走行距離の少ない個体のあるあるでしょう。

元に戻して宿題ひとつめの整備完了です。

2つめへ。SU1-1/4のツインキャブ仕様でキャブは新品が付けられているようですが・・・

リヤ側のフローがこれより下がりません・・・。

フロント側をリヤに合わせるとアイドリングが高過ぎるので、フロント側のフローを無理矢理下げて、あとは点火時期でごまかしている状態でした。
オーナー様はツインキャブに拘りがあるようなので正常化していきます。

まずはキャブを外して・・・

チェック。

フロント側キャブのスロットルバルブ全閉状態に対して・・・

問題のあるリヤ側はかなりの隙間があります。

全閉するようにバタフライ&スピンドルの位置調整しました。

その他色々とチェック&アジャストして組み付け。

調整へ・・・


左右シンクロしました♫

デスビの仕様に合わせて点火時期も調整して・・・

2つめの宿題も無事にクリアーです。

最後にバッテリー充電と・・・


バッテリー上がり防止でカットオフ製作して取付けました。

無事に検査も合格して各部リセッティングも完了。宿題も残り僅かになってきましたね。またのご依頼お待ちしておりますm(_ _)m
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クラシック・ミニのラバーコーンを交換して乗り心地を改善してみました。

タイヤ交換のついでに足廻りの整備のご依頼頂きましたm(_ _)m

前回点検時におススメさせて頂いていた箇所ですが・・・

ハイローキットがMAXまで上げられています。乗り心地も硬く、突き上げも大きいので、他の部分に悪影響が出る前に改善しましょうという事で今回ラバーコーン交換を主とした整備を行なっていきます。

早速分解して点検していきます。スイベルハブやアームなどを外して・・・

サブフレーム内に収まっているラバーコーンとハイローは予想通りにすっかり固着して外れてきません(汗)叩いてこじってを繰り返してようやく取り外し。



分解しながら不具合のある箇所もリストアップしていきます。まずは左ドライブシャフトのインナーブーツから漏れがあり・・・

左側のスイベルハブはハブシールが抜けてきていて、内部のベアリンググリスが飛び散っている状態でした。

ハイローキットはアジャスタライドが使われていて、特に問題ないのですが・・・

ハイローキットとアッパーアームをつなぐ部分にあるナックルジョイント。出来れば一部のみ入れ替えてボールシャフトは再使用したかったのですが・・・

うーん。残念・・・。底の部分が平らにカットされているパーツが組まれていました。

その他ショックアブソーバーはカヤバ製の物が付いており、状態は良好。リバウンドバッファも問題ないのでこの辺は再使用します。

サブフレームもチェック。今回はラバーコーンからラバーコーンへの交換なので大丈夫そうでしたが、稀に取付け部を潰していたり、割れていたりする個体もあるので毎回点検します。この子は状態良好でした。

そして本丸のラバーコーンの状態ですが・・・。AT車という事もあり過去最大級の潰れ具合でした。

お約束の新品ラバーコーンとの比較です。見事に半分位になってますね〜。
新車装着から約25年、距離数は少なめですがゴム質もカチカチに硬くなっており、既にサスペンションとしての役目は終えている状態でした。
今回は数種あるラバーコーンの中から、定評のあるドゥ・トレーディングさんのMOULTON-AVON D.O SPECを使いますので、かなり乗り心地の改善が期待出来ます。
再使用出来る部分もあるので、追加部分を含めて再度見積りしオーナー様へご報告。同時作業で出来る部分でもあるので、追加分も含めて作業のオーダーを頂きました。

まずは各パーツの洗浄から・・・

ハイローキットをリペアしたり・・・

アッパーアームも洗浄し両端のニードルベアリングをチェック。ナックルジョイントが入る部分の手直しをしてから

WAKO'Sの塩害防止塗料を使って防錆塗装します。

アッパーアーム両端のグリスシールは交換しました。

ナックルジョイントは交換するので、アジャスタライド用のシャフトが太いタイプを取り寄せました。
新品ですがそのまま使うのは怖いのでバラしてチェックします。

先端が平らにカットされているとソケットを削ってしまい、早期に破損する恐れがあります。右が今回使う新品でこちらは球状なのでOKです。

組み合わせるナイロンカップとダストブーツは・・・
ナイロンカップは触った感じで硬すぎで粘りが無く、割れそうな感触。ゴム製品は日本製に勝る物��無いので・・・

両方とも別なパーツに入れ替えます。

組んでしまうと見えなくなりわかり難いので構成を再現してみました。
今まではこうでしたが・・・

今度はこうなります。
サスペンションは全体のバランスが大事で、この他ショックアブソーバーやブッシュ類の状態も含めてのトータルバランスですが、これだけでも乗り心地が改善されるのが分かると思います。


そしてサブフレーム側も手直しをしていきます。アーム両端のグリスシールがあたる部分のバリや異物を取っておくと、シールの早期破損を防げるので小加工して・・・


防錆塗装します。

追加分の整備へ。左のドライブシャフトを外してインナージョイントを分解。

メクラ栓からオイルが混入していてジョイントのグリスの粘度が落ち、ジョイント本体を壊す原因になるので修理します。


メクラ外してシールし直し・・・


新しくグリスを詰めてバンドを交換。これでOKです。

デフサイドオイルシールからの漏れは無かったのですが、ついでの作業なので・・・

サイドシールも交換して・・・

ジョイントポッドを取付けます。

追加分その2。左側のハブシールはシール交換だけでも出来るのですが・・・

グリスが散っており状態も良くないので補修していきます。

此方もまずは分解して洗浄しチェック。ベアリングはTIMKEN製で・・・

少々レースの焼けはありますが、目立ったカジリや損傷は無いので・・・



ベアリンググリスを詰め直して、両端のオイルシールを交換してリペアしました。いずれも早期発見・処置したので今後の無駄な出費は抑えられたと思います。

これで仕込みは完了し整いましたので組付け��ていきます。

これから少しハイローを伸ばしていきますが、新品ラバーコーンだとこの位の伸び量です。



こんな感じで組付け完了です。

入庫時に全体的に車高を下げて欲しいというご依頼もありましたのでリヤの車高を調整。

今回はフロントのみの作業になりましたが、リヤのラバーコーンもフロントほどではありませんが潰れて硬くなっています。他の部分も一部不具合を抱えている状態なので、この辺は後々にでも正常化出来ると良いですね。

夏&冬タイヤセットを洗ってから取付けて・・・

着地して試運転しながら新品ラバーコーンの初期沈みを取っていきます。ある程度落ち着いたらまずは狙った車高に合わせて・・・

サスペンションのストロークチェックとトー角を調整。

試運転していても、以前のような跳ねや、ガ��ンとした衝撃も無くなり、ミニ本来の乗り心地を取り戻しました。
新品ラバーコーンはもう少し初期沈みがあるはずで、その分を見越してフロントの車高を少し上げて、落ち着いたら狙った車高になるようにしてあります。
もし車高が下がり過ぎた時は、交換初回の車高調整はサービスしますので、お気軽に申し付けくださいね。
ご依頼ありがとうございましたm(_ _)m
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箱がピンシャキな販売車両が入荷しました。

販売車両入荷のご案内です。
平成7年(1995y)式 ROVER MINI "TARTAN" Limited Edition が入荷致しました。ボディカラーは純正ブリティッシュ・レーシング・グリーンのマニュアル車両です。
走行距離は98420kmで内・外装共にオリジナルを多く残しており、ボディ・フレームなどは錆が少ない「箱の良い」状態。元々出来の良い年式のメイフェアがベースなので、穏やかに・快適に、ドライブ出来ると思います。
現状10インチ化されていますが、純正サイズのオーバーフェンダー仕様なので、ひと手間加えれば12インチの純正アルミホイールも装着出来ますので、スタッドレスタイヤに困ることも無い��しょう。
現在内装の手直しを終えて、少しずつ本来の機能を取り戻すべく機関系の整備を始めています。
車両は店舗に有り、現車確認出来る状態ですので、クラシック・ミニをお探しの方は是非ご覧になってください。
ご来店の際は、事前にメールかお電話でご連絡頂くと助かります。
希少な限定車 「 TARTAN 」でミニライフを始めてみませんか?
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お初のご入庫です。

インジェクション・クーパーさんエンジン不調でご入庫頂きましたm(_ _)m
お初と書きましたが、実は今までも1箇所経由して何回か修理・車検などやらせて頂いてましたが今回は直接のご入庫です。

エンジン不調でかなり回転がバ��ついており、吹け上がりも悪く、黒煙も吐いています。しばらくエンジン掛けて点検していましたがラジエターキャップ辺りからジージーと異音がするので何だろう?とキャップを開けてみると・・・

うぉ!冷却水が無い!とりあえず補水したら3リッター位入りました(汗)完全に無くなっていたようです。目視出来る範囲でもコアの錆が酷く、かなり詰まっている感じでした。

クーラントが無くなって水温を正常に検知出来ないのが原因のひとつでしょう。加圧して漏れをチェックします。

ウォーターポンプから激しく漏れてきました。漏れの原因は此処ですね。

とりあえず補水して診断機繋いで再度チェック。それでも症状は変わらず・・・。


スパークプラグも真っ黒に燻っていて、こりゃヘッドガスケット抜けたかも・・・と思いリークダウンテスターで計ると4気筒共に問題ない範囲でした。エンジン本体にはダメージが無いようでひと安心。
ついでに車検整備のお見積もりもご依頼頂いているので、ひと通りの点検とデスビキャップなど消耗品の交換をして再々チェック。

すると出ました。画面の一番上E.C.T(水温)の値が255℃!朝一のチェックなので水温は10℃位でしょう。あきらかに異常な数値。
どうやら空焚きが原因で水温センサーがダメになってしまったようです。

お見積もりして検討して頂き、直るのであればまだまだ乗りたいという前向きなお返事を頂きました。新車からのワンオーナー車で走行距離もまだ少ない個体なのでオーナーの熱意に応えるべく、店主も気合いを入れていきます。
まずは漏れのあるウォーターポンプ��交換と・・・


水温センサー・・・

サーモスタッド廻りと交換箇所を外して組み付け前処理。

各ホース類も内部に錆が付着しているのでしっかりと洗浄します。

再使用出来そうなパーツは・・・

ブラスト処理して再生させます。


ウォーターポンプは鋳物インペラの良品とステンレス製ボルト、ガスケットはブロスガレージさんの良品を使って組み付け。


詰まりがあるラジエターは在庫の純正タイプ3コアのグッドユーズドを使って交換します。

ベルト類も一式交換しますので、ついでに折れてタイラップ留めだったオルタネーターのガードを・・・



2箇所溶接修理してペイント。

組み付け準備。

サーモスタッドも交換します。

クーラーホースのクランプバンドが無くなっていたので・・・




新しく用意して組付けていきます。

最後に水温センサーを新品に。

付ける前に一応単体テストして・・・

水温9℃で問題無いのを確認してからセンサー取付けます。

これで組付け完了。冷却系に錆や汚れが多いのでフラッシングしながらエンジン掛けましょう。


フラッシング後クーラント液に入れ替えて最終チェック。各データも良好になりエンジン不調は無くなりました。

最後にリザーブタンクに適量補水して・・・

今回の修理は完了です。こちら側はかなり良くなったと思います(^ ^)

こちら側はちょっと宿題残していますので続きは車検の時にでも。

ご依頼ありがとうございました。また来月車検でのご入庫お待ちしてますねm(_ _)m
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季節外れですが・・・ミニにクーラー取付けました。#2

前回からの続きでクーラー取付け後半戦です。

エンジンルームからクーラーの配管を引き込んで、排水用のドレンホースやユニット固定用のブラケットを取付けて・・・

リペアしたクーラーユニットを取付けます。

スイッチユニットも取付けて・・・

まずは此処までOKです。

エンジンルーム内の配管を固定していきますが、ちょっと確認したい部分もあるので・・・

一度サーモハウジングを外してチェック。

ハウジングはブラスト当ててクリーニングして、サーモスタッドとラジエターキャップを交換します。

組付け。クーラーの配管は初期タイプで干渉箇所が多いので、適宜スパイラルチューブを巻いて保護しておきました。

全ての工程を終えてクーラーユニット内の真空引きをしていきます。今回は新たに取付けしたので反復真空引きで強めに引いていきます。

30分ほど引いた後、真空状態で20分放置。ゲージの指針は動かないのでリークは無いようです。
本来ならこのままガスチャージ・・・といきたい所ですが、この時工場内の気温は2℃前後の極寒。上手くガスが入らなさそうなのでチャージは見送って・・・

車検整備を進めていく事に。リヤブレーキは現状問題なしですが・・・



ホイールシリンダーも日本製カップKITを使ってO/Hしておきます。


ラバーコーン&ハイローキット&ナックルジョイントは新品で交換してから間もない状態でグッドコンディションです。

フロントブレーキもキャリパーO/H済み。10インチですがDIXCELのブレーキパッド&スリットローター&ステンメッシュブレーキホースのセットで、充分な制動力を得ています。


フロントサスペンションもリヤ同様にラバーコーン&ハイローキットは新品同様です。ガタも無くショートバンプ&ロングリバンプラバーで車高を下げてもサスペンションがキチンと仕事をするように組んであります。

エンジン系も整備完了。バルブクリアランス測定・調整を終えてイグニッションコイル移設の為、ブラケット取付けて・・・

診断機繋いでエンジン始動。データチェックしながらクーラントエア抜き。

数日後に10℃くらいまで気温が上がった日を狙って再度真空引きして・・・

いよいよガスチャージ。頼むよペンギンちゃん!

一発で上手くいかないと覚悟してましたが、予想に反してすんなりクーラーON!アイドリング状態で7℃ほどなので走行風を受ければもう少し冷えるでしょう。上手くいきました!

クーラー取付けと車検整備を終えて、後は内・外装の手直しを残すのみです。
またキリの良い所でまとめてご報告します。登録予定日までもうしばらくお待ちくださいね。
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季節外れですが・・・ミニにクーラー取付けました。

春に納車予定の販売車両1.3iずんだ号。季節はまだ冬真っ只中ですが、少し余裕をみてご依頼事項のクーラー取付けを始めました。ついでに車検整備も同時進行で進めていきます。

おそらく2オーナー目でクーラーレスになっているはずなので25年以上はこの状態でしょう。すっかり見慣れたエンジンルームですが、最近の気象状況から仙台でも夏場はクーラーが必要になっています。
これまでも多数のお問い合わせやご検討を頂いており、ボディの状態や機関系は良好だし、Mk-1仕様としてはかなり完成度の高い個体なのに次期オーナーがなかなか決まらなかったのは、やはりクーラーレスがネックだったのは間違いないでしょう。
やっとよきオーナーに恵まれ、晴れてクーラー取付けて納車出来ることになりました。

店主もクーラーの事は気に掛けており、同じ年式辺りのクーラーパーツをコツコツと集めておりました。パーツ事情により殆どがUSEDで組み上げなくてはならないので、ひとつずつチェックしながら手直しをしていきます。



色々と分解して点検。汚れなどを落として・・・。
ユニットのモーターは予想外に固着して回らなかったりして、急遽他のドナーから外してみたりと・・・。

あるだけでもありがたいレシーバータンクや・・・

コンデンサーなんかもチマチマとフィン修正しながら・・・

塗装し直して動作確認。


テンショナーはベアリングを新品に交換したり・・・


クーラー取付けに伴う変更箇所も多くあり、オルタネーターのプーリーなどはウェットブラストしてから塗装してみたり・・・

これが無くては動きません的なハーネス&スイッチ類も、チェック&リペアして・・・

ようやく整いました。全て単品では問題無いハズなのですが、組んで正常に動くかどうかが肝心なところです(汗)脳内シュミレーションでは完璧なはずですが・・・笑

期をみて着工へ。

プーリーアライメントが合わず、付けて外してを繰り返しようやく整列。

オルタネーターの・・・

仕様変更完了。

この辺りにコンデンサーがドーンと付きますんで、ヘッドライトリレーやホーンなんかも移設が必要になります。

長さが足りないのでハーネス延長して・・・

レシーバータンクの脇に移設しました。

確実に整備性が悪くなるので、コンデンサー付ける前にクラッチフルード交換など車検整備をしておきます。

コンデンサー付けて油圧ホースの取り廻し変更などなど・・・。

ホーンも移設して、ライトハーネス繋いで・・・何とか収まりました。グリボタン仕様でしたが取付け部がかぶる為、タッピングビス仕様に変更します。

クーラーホースのブラケットを付けたりしてようやく折り返し地点へ。長くなるので続きとします。
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販売車両HL ミッションO/H編

ボディが旅立って早幾年・・・。そろそろ戻ってくる予感と期待を持ちつつ、工場にある機関系の準備を進めておく事にしました。
ここ数週間多くのお問い合わせを頂いているHL。期待に応えられるようにしっかりと整備していこうと思います。

今回は手始めにミッション系の作業のご紹介です。ロッドチェンジの前期型でスタッドボルト&ナットが多く使われています。

まずは・・・

バラしてバラして・・・

溜まりに溜まった汚れを・・・


一度洗浄します。

ケースの割れなどチェック。問題無いようなので、合わせ面などの余計なバリを・・・


リューターで落としていきます。

C面処理が終わったら2度目の洗浄へ。ウェットブラストで手の入らない隙間の汚れを落としていきます。

ブラスト粒子が残らないように3度目の洗浄と各ネジ山の修正&クリーニング。ウェットブラストを当てた面は、そのまま組むと漏れやすいようなので組み付け面は砥石で研いで少し荒らしておきます。

綺麗に仕上がったケース達。そのままでも良いのですがアルミは早くに表面が荒れていくので塗装します。

ついでに外したボルト類も洗浄してネジ山修正・塗装。所謂仕込みってやつです。

続いてギヤ関係。ミニのミッションの泣き所であるシンクロリングは、優良の新品・純正GOOD USEDなどを適材適所に見繕って合わせていきます。無理に新品を組む事はないです。交換すべき所はして、すべきではない所は再使用する見極めが大切で、沢山失敗して、落ち込んで、考えて・・・を繰り返して得られる技術でしょう。店主も沢山失敗してます笑


オーバーホールは単なる部品交換ではありません。規定値に合わせた隙間を造ってあげる事が重要になります。適正なクリアランスを得るために部品を交換する・調整する。というのが正解でしょう。

整いました!組んでいきます。

なるべく仕上がりが均一になるように数値化しながら組んでますが、最終的には手の感覚が一番重要になります。再使用出来ると踏んだベアリングは僅かにですがガタが感じられるので交換です。

まずはギヤユニット組付け完了♫

続いてデフO/Hへ・・・

分解します。各スラストワッシャーはまだ原型を留めており、ピンも良好な状態でした。スラストブロック無しのデフは久しぶりだなぁ。

こちらも洗浄して各ギヤのバリを取っておきます。そういえば子供の時に夢中で作ったプラモデルもライナーから切ったパーツを一生懸命ヤスリで削っていたな笑 きっと性分なのでしょう。特にスペシャルな加工はしていないです。
ただ、洗浄回数は多いほうだと思いますが笑

消耗品のみ交換して・・・

組み込んで測定。この辺のデータは後々生きてくるはず。

前回ブログで書いたガスケット類を使って・・・

最終組付けへ・・・

此処はガスケット入れる派・入れない派で分かれる所でしょう。本来は無しでラインボーリングしている筈なので入れないのが正解かもしれませんが・・・。何度か割られていると接合面が凸凹になっている個体が多いので店主は入れる派です。ビビリなので液体パッキン塗り過ぎるのもありますし汗
最近やっと悟った事があります。「液体パッキンを制する者がオイル漏れを制する」と。



という事で4シンクロロッドチェンジギヤボックスO/H完了です。

最後にアイドルギヤのスラスト測定・調整をして・・・

ミッションは暫し保管しておきます。HLは続いてエンジンO/H作業へ。キリの良い所でまたブログでご紹介します。
作業の様子が知りたい方は当店インスタグラムのストーリーにアップしていく予定なので是非チェックしてみてくださいね。
youtube
動画も撮ったりしたので宜しければどうぞ♫
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オーバーホールについて少しだけ真面目に考えてみた。
「オーバーホール」
なんて素敵な言葉でしょう笑 自動車整備に携わる者としては割と頻繁に使う言葉で、ひと昔前には国産車の整備でも多く行われていました。
最近の国産車はASSY交換が主流になっていますが、クラシック・ミニの世界ではまだまだオーバーホールが主流。というか、これからは益々オーバーホール作業が増えていくのは間違い無いでしょう。
この「オーバーホール」という言葉は非常に曖昧な意味合いを持っていて、「オーバーホール済み」という事で受け取ってみたものの、調べてみたら一部の部品が交換されているだけの単なる部品交換作業だったりする事もあります。
言わばやり手の言ったもん勝ち的な、「オーバーホール済み」や「レストア済み」には気を付けないといけない。そんなマジックワードです。

ありがたい事に当店でもオーバーホール作業のご依頼を頂く事が増えてきました。その時にはガスケット交換が必要になります。
画像のガスケット類はマニュアルミッションOH時に使用する基本的な物ですが、今回は少し時間に余裕があったので、店主が使いたい物を軸に単品で取り寄せてセットにしてみました。
エンジンに比べてミッション&デフは多くのハウジング・ケースが合わされているので、ガスケットやOリング・ロックタブの数も多くあり、その分クリアランスの差が出たり、オイル漏れしたりと多方面に気を使う部分でもあります。
当然この他に、交換すべきパーツ・交換すべきではないパーツの選択や各クリアランスの測定と調整・・・etc
正直言って「安くできる訳が無い」のがオーバーホールです。
これからのクラシック・ミニは個体数が減り、程度の良し・悪しに関係なく価格は上がり、ひと昔前のように気安く代替えが出来ない状況になるはずです。(現状既にそうなっていますが・・・更に・・・)
そして今所有しているミニは年数・走行距離数が増え、いずれその時が訪れる事になります。機械ですから当然の事です。
その時に新品同様に。いや欲を言えばそれ以上にオーバーホール出来るように日々手を黒くして頑張っているミニ屋さんが必ずあります。
当店も「永く・楽しく」クラシック・ミニに乗れるように、日々精進していくと共に、大事な個体をオーバーホールしながら乗り続けたいというご希望に応えられるようにしていこうと思います。
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水抜き必須
1月後半から一気に寒くなってますねぇ。皆さまも体調崩さないようにご自愛ください。

COOPER MIGLIA 998 車検でご入庫頂きました。

リヤブレーキのホイールシリンダーは漏れ・固着はありませんでしたが、前回車検時にはO/Hしていないので、今回はO/Hさせて頂きます。

分解してシリンダーホーニング・・・


日本製カップ&ブーツを使ってO/Hしました。


チェンジロッドのオイルシールからオイル漏れがあるのと・・・

ダウンパイプクリップのボルト・ナットが欠落しているので修理します。



チェンジロッドシールは日本製を使いました。

ドライブシャフトのアウターブーツですが、右側はバンドが緩いようでグリス漏れしているのと・・・

左側はブーツが破損していました。


ついでにタイロッドエンドのダストブーツも破損しているので��とめて修理します。

グリスの飛散が多いので一度ナックルを外して、ブーツバンドを交換。


飛び散ったグリスを綺麗に除去して・・・

タイロッドエンドブーツも交換しました。

左側はブーツ交換なのでジョイント外して・・・

こちらもO/Hしていきます。

ペイントして・・・

WAKO'Sのバーフィールドグリスを詰め込み。


こちらも日本製のブーツを使ってO/Hしました。

各部グリスアップ。

ブレーキフルード交換して・・・

ブレーキフルードの残量警告灯が機能していないのでキャップ内部の端子を交換。


車両側のハーネスコネクターもセットで交換しました。

エンジン廻りもひと通りチェックして・・・


スパークプラグやキャブレターサクションなどを清掃。

エンジン調整を2セット。

車検整備完了です。ご依頼ありがとうございました。
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2023年も宜しくお願い致します。
と言いつつも早くも1月後半でした(汗)今年もインスタ同様ゆるゆるとブログも更新していこうと思いますのでどうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m

1.3i車検でご入庫頂きました。いつもありがとうございます。

まずは下廻りのチェックから・・・

チェンジボックスのステディロッドの取付け部ナットが欠落していたので・・・

取付けしました。バックランプの件はこれが原因だったかもしれませんね。

フロントブレーキや・・・


サスペンション・ステアリング系・・・

ラジアスアームO/Hなど。都度整備をさせて頂いているので状態は良好でした。

各部増し締めとトルクチェック。


前回手を付けなかったリヤブレーキのホイールシリンダーは、漏れ・固着などありませんでしたが、保守整備で今回はO/Hします。


今回も日本製カップ&ブーツでO/Hしました。

今回はエンジン廻りに重点を置くことにして、まずはフューエルトラップの清掃。

リークチェックして・・・。と、負圧引く時に少し時間が掛かるので少し放置しておくと・・・

ジワジワとリークしてました。

アングルコネクターもそろそろ限界なので・・・

フューエルトラップは純正のUSEDを使って全て交換します。

此処はエンジン制御の要の部分なのでトラブル前に早期発見出来て良かったです。

ちょっと寄り道しましたが、今回のメインイベント。点火系統のリフレッシュ作業です。まずはデスビキャップ・ローター・プラグ・プラグコードなど外して点検・・・

デスビキャップは各セグメントの状態もイマイチでしたが、何よりセンターコンタクトがグラグラで抜けかけていました。

プラグコードも差込みの端子が腐食しています。この辺は消耗品なので致し方ない所ですね。

併せてプラグの端子も腐食気味です。

そしてイグニッションコイル。これはこれで現状問題ないのですが・・・

手に入るうちに如何ですか?の店主のお誘いに快く乗って頂きましたm(_ _)m
イグニッションコイルはドゥセリア製ユニパートGCL143・デスビキャップはLUCAS GDC156 いずれも有るうちにしか手に入らないNOSなパーツです。
スパークプラグもBPR6EYと着火性の良い物を使います。

上がアフター品で下が今回使うLUCASです。全ての純正品がベストではありませんが、やはり当時に手を抜かず作られたパーツは材質や構造が違ったりして耐久性が見込めます。

でわでわ組み付けへ。もちろんポン付けはしません。

せっかくの良いパーツ。性能を100%出してあげる為に末端の端子なども交換して・・・

取付けさせて頂きました。

その他クーラントが少し減っていたのでリザーブタンクへ適量移して・・・

量の調整はクーラント性能復活剤を入れて補充。


スロットル廻りの清掃・給油などして・・・

足廻りもグリスアップ・・・

メタルグリスチューブを使ってO/Hしたラジアスアームは気持ちよく両端から古いグリスを排出してくれます。
両端のブッシュ&ベアリングはバンダーベルとトリントンを使っていますので、この辺は当時物&アフター良品の組み合わせです。
生産終了しているミニをどうやって生きながらえさせるか。ミニの整備は常に勉強です。

今回の車検整備はこれにて完了。

検査も難なくクリアーしてお渡し準備。ご依頼ありがとうございました(^^)
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12ヶ月点検からの各部修理 #2

12ヶ月点検からの続きです。予定を合わせて頂いて後日再度ご入庫m(_ _)m
不具合箇所の中から3箇所を改善していきます。

まずはステアリング系統のガタの修理から始めます。

タイロッドは交換します���、その奥にあるナイロンブッシュ。交換記録はあるのですが、どのパーツを使ったかで寿命が変わるので・・・

ちょっと点検・・・

うん。大丈夫な物でした。此処はそのままにしておいて・・・

左右タイロッド&タイロッドエンドとヒビ割れのあるラックブーツを交換します。

日本製のタイロッドと・・・

タイロッドエンド・ラックブーツも日本製で現在一番耐久性の高い組み合わせです。

右側は組み付けずに、グリスアップの不具合がある上下ボールジョイントの修理へ・・・


上下共になので一度スイベルASSY外して、上下のボールジョイントを分解・清掃。

ちょっと分かりづらいのですが・・・グリスが通る溝が擦り減って無くなっていました。調整用のシムはまだ充分残っているので・・・

グリス溝を追加工して再使用します。

シム調整しながら組み付けてグリアップ・・・

古いグリスが抜け出るようになりました。OKです。


ハブベアリングのウォーターシールドが割れていたので交換して・・・

車両に組み戻し。

ピニオンにも少し遊びがあるので調整して・・・



ガタも無くなり正常化完了です。後はリヤのラジアスアームの不具合を残しているのと・・・

試運転しましたが、めちゃめちゃ車両が跳ねます(汗)ハイローキットもMAX伸ばしている状態ですし・・・

ラバーコーンは新車当時のままでカチカチに潰れてしまっているでしょう。インジェクションAT車なので、もしかすると過去最高の潰れ具合かも。
硬い足廻りは機関系にもボディにも良い事は無いし、外す時に大変なので早めにこの辺も整備出来るといいですね〜。と、この場を借りてお誘いしてみたり(笑)

さて。今回最後は上がりの悪い水温を診ていきます。診断機の数値の動きや、ホースを触った感じでは、サーモスタッドが閉じていない可能性大です。

通常ならクーラントは全量抜かなくてもいいのですが、透明なクーラントは漏れた場合発見が困難なので、やはり色付きのクーラントに入れ替えします。
漏れる可能性が低い国産高級車なら透明でも良いとは思うのですが・・・ミニは漏れやすいですからね。何事も早期発見が大事です。

ハウジングを開けてみると・・・


やはり弁が閉じずに開きっぱなしでした。

サーモスタッドとガスケット交換します。


取付け面の修正や錆落とし、ネジ山クリーニングなどして・・・

新しく使うサーモスタッドを念の為チェック。

海外製や日本製など数種ありますが、安定して使えるサーモが無いのが現状です。ウチも試行錯誤してやってます(汗)っていうかハマっているのウチだけ?!(泣)



現状ベストな選択をしてみました。

工場内の温度は約8℃・・・


水温見ながらクーラントのエア抜きをしていきます。

今度は正常に温度が上がってサーモスタッドが開いた後、83℃位で落ち着きました。修理前から約10℃ほど水温上がって、アイドリングも50rpmほど下がり正常範囲に収まりました。

もっと水温上げてくれ!と診断機に断られていたステッパー値確認も出来ました。こちらも正常値範囲内です。

漏れや量などを確認して、性能の良いラジエターが付いているので・・・

今回使うサーモスタッドに合わせたラジエターキャップへ交換します。

最後にタイヤのトー角とステアリングのセンターを調整して・・・

今回の修理は完了です。残りの箇所は車検に合わせて整備していけると良いですね(^^)
ご依頼ありがとうございましたm(_ _)m
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12ヶ月点検からの各部修理

最近タヒチブルー率高め(笑)12ヶ月点検でご入庫頂きましたm(_ _)m

点検・整備でのご入庫は初めて。距離数は少なく、今までも定期点検をしっかり受けてきており、良くお手入れされているので大きな問題は無さそうですが、初見という事もありしっかりと診ておきましょう。

ATのシフトワイヤークランプの・・・

ビスが外れかけているので・・・

直しておきました。

左のドライブシャフトインナージョイントからオイル漏れがありました。

タイヤのガタが大きく出ていたので点検。

ステアリングラックのナイロンブッシュは交換記録がありましたが、今回はタイロッドのボールジョイント部分からのガタと・・・

タイロッドエンドのボールジョイントもガタが出ていました。

左ほどではないのですが、右も同様に2箇所ガタが出てます。

リヤブレーキは漏れ・固着無く、残量も充分にあるので、清掃・給油・調整のみでOK

フロントブレーキはブレーキパッドの残量が少なくなっており、ちょうど交換時期が来ていました。

ピストン廻りのダストを清掃して・・・


此処は新品に交換させて頂きます。

少しブレーキ鳴きも出ていたようなので面取り対策をしてから・・・

交換しました。

ブレーキフルードの残量は規定レベル内に入っていましたが、残量センサーが良くないようで、空の状態にしても室内の警告灯が点灯しないので・・・

キャップを分解


端子が腐食していたので交換します。

配線側の端子も同様に腐食しているのでこちらも交換して・・・

再チェック。


左から2番目がブレーキフルードの警告灯です。何かのトラブルでフルードが減ると点灯するようになっています。ブレーキは重要な部分なので、転ばぬ先の杖。しっかりと機能させておきました。

各部グリスアップしていきますが、右のボールジョイント上下共にグリスが入っていかないのと・・・

左のラジアスアームはグリスが出てこないという「ミニあるある」もしっかりと存在してます(汗)

ご依頼事項のオイル交換していきます。

異物の排出は無く、磁石に付着した鉄粉なども正常な範囲でした。


ドレンボルトのワッシャーと・・・


オイルフィルターも交換します。

エンジン廻りもひと通り点検していきましょう。

スパークプラグの焼けは・・・うーん少し燻り気味な感じがしますが、AT車だし、お買い物がメインなのでこんなものかな・・・。

とりあえず清掃とギャップ調整はしておきます。

クーラントは・・・量は充分ですが・・・真水?!

比重はあるので、どうやら透明なクーラント液でした^^;

少し改善したい所もあるのですが、全体的には良好な状態なので最後に診断機繋いでデータチェックしておきます。

データも悪くは無いのですが、ひとつだけE.C.T(水温)の上がりが悪く15分ほどアイドリングしても73℃しか上がりません。コア増しのラジエターが付いていますが、コンピューターの制御を考えるとあと10℃位は水温上げたい所です。ヒーターの風も心なしかぬるいような・・・。
この辺は後で打ち合わせする事にして・・・


バッテリー点検、スペアタイヤのエアー調整などして。

ついでにスタッドレスタイヤへ交換。

試運転して点検終了と思いきや、運転中に室内に響き渡る「ピーーーー!」音(汗)

運が良いのか、悪いのか・・・。走行中に排気温センサーが折れました・・・。

お渡ししてからじゃなくて良かったと、前向きに捉えて(笑)・・・

処置。

今回の点検結果で優先順位を付けて、後日再度入庫して頂く事になりましたm(_ _)m
という事で・・・次へ続きます。
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1999y ROVER MINI COOPER 1.3i エンジン不調修理 #2
前回スロットルセンサーをテストして頂いていたのですが・・・

翌日にまた同じ症状が出たとの事で再入庫して頂きましたm(_ _)m

エラーコードは前回と同じでスロットルポジションセンサー系統。アイドルスイッチもONしなく、数値の変化も無しでした(汗)

再入庫時は症状が消えてしまっていて、正常にエラーコードは消せたのですが、マフラーからの黒煙も多く出ておりスパークプラグも真っ黒に煤けている状態でした。

やはり気持ち悪いので、スパークプラグはNGKに交換させて頂いてm(_ _)m

プラグコードも念の為抵抗値を測定。レジスタープラグを使うには、かなり内部抵抗が高い数値ですが・・・新品なのでとりあえずこのままにしておいて・・・

本丸の失速する原因を探っていきます。エラーコードはスロポジセンサー「系統」。センサーが違うとすると、その先の配線かはたまたECUか・・・。まずはECUまでの配線を診ていきます。
メインハーネスの束をほどいて怪しい箇所が無いかチェック・・・

むむむ・・・

んがーーー!!お前か!犯人は!
スロポジセンサーとECU間の配線2本皮膜が破けてました。位置もちょうど同じなので、振動などで短絡する可能性大。今回の原因になり得ますので・・・

患部をカットして繋ぎ直します。

他の配線も全数チェック。怪しいのは全て処理しておきました。

揺さぶりながら導通テスト。

OKなので配線まとめ直して、今回擦れていた箇所に・・・

ひと手間入れてラバーを装着。

組み戻します。

という事で・・・


元々付いていたスロポジセンサーはどうやら冤罪だったようなので・・・

元に戻しましょう。写真沢山撮っておいて良かったーーー!

ひと通りチェックしながらセンサーの微調整して・・・

今回は少し長めに試運転します。

3日間で100キロほど走って問題無しなので、最後にプラグの焼けを見ておこうとしたら・・・見事にコードの端子がすっぽ抜けました・・・・神の知らせか・・・

オーナーに事情を説明して、今回は「良いプラグコード」をお買い上げ頂きましたm(_ _)m

プラグの焼けも97y以降らしく真っ白になり。

これで第2ラウンド終了です。その後問題なく走っているようでひと安心。
第3ラウンドは無い・・・と思うのですが(汗)
その他、不具合因子もあったりするので、その辺は少しずつでも直していけるといいですね。ご依頼ありがとうございましたm(_ _)m
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1999y ROVER MINI COOPER 1.3i エンジン不調修理

お初でご入庫頂きましたm(_ _)m
お電話頂いた時は、転勤で仙台に来たばかりなので、ちょっと遊びに行っていいですか?的な感じだったので、ウチに来ても大して楽しくはないんだけどなぁ・・・とか思いつつw
で。実は調子悪くて・・・と。

購入してまだ1年も経たずしてミニの洗礼を受けたようで(汗)ちょっと見た感じでは、かなりのエンジン不調。事故られても困るし、まともに走れる状態では無いのでお預かりする事になりました。
お話聞いた限りでは、回転がスムーズに上昇しない・アイドリング時にハンチングする・マフラーから黒煙出る・冷間始動時にファーストアイドルしない・etc・・・とトラブルのオンパレード。

どうやら何度か修理を試みたようで数点交換されたパーツもあるので、その辺も怪しいなぁと思いつつ、まずは診断機繋いで診ていきます。

まずはエラーコード呼び出し・・・


1個出ました。スロットルポジションセンサー系統です。

一度コードクリアしますが・・・

速攻でまた同じコードが出ます。どうやら現在進行形で異常があるようです。

データ表示に切り替えてみると、アイドルスイッチがONにならないし、スロットルを動かしても数値が全く変化しません。(画像はONの表示ですが、ウチの診断機は表示が逆に出るので、実際はスイッチOFF)
嫌な予感的中か・・・

存在は知ってましたが実物は初見のスロポジセンサー。まずはコレを入れ替えてみましょう。

おぃおぃ・・・(汗)

そうなってんのかーーー!


純正スロポジに戻したいのですが、シャフトの固定ナットとガイドスペーサーが無くなっているので、USEDの部品取りから外して・・・


テスト用純正品に入れ替え。

再びコードクリア。今度は消せました。

アイドルスイッチ&センサー出力も正常に変化するようになり、まずはひと段落。
って事は、トラブル出て数ヶ月間はセーフモードで乗ってたという事か・・・(汗)

一応基本的な部分も点検しておく事に。バキューム関係は、一式交換されているようですが・・・

最近の新品フューエルトラップは怪しいのが多くあり、メカニックがトラップに掛けられる時があるので(汗)一応リークチェック。これはOKでした。

各ホース&コネクター。違和感あり・・・

サーマックバルブに繋がるパイプが潰されてました。

問題あるようには思えないのでカットして復帰。問題ある時はまた殺します。

アングルコネクターは柔らかいのが付いてましたが、柔らかすぎて通路が狭くなったり、ドン付きで塞がったりするので・・・

ちょっと硬めのに交換しますm(_ _)m

ぐるっとひと回りしていきましょう。マルチリレーのコネクターはOK

スパークプラグはエンジン不調のせいで真っ黒け。

新品なので清掃・ギャップ点検で再使用しますが、N9はちょっと・・・。
個人的にはNGKプラグを推奨します。

プラグシート面が汚いので・・・

クリーニング♫

そういえば、IGコイルも交換したって言ってたなぁ・・・

下の1本居ないぞ・・・

・・・(汗)
ここは締めときますね。

クーラントは少なめなので・・・

比重見て・・・

適量リザーブタンクに移して補水しておきました。

ラジエターは日本製3コアでウチも使ってるドゥさんのですが、なんかちょっと違和感・・・

あー。わかりますわかります(笑)コレは考え付かなかった!
しかし豪快だなぁ。

ぐるっと最終地点。見るからに怪しい気配。アイドリング調整してもらったって言ってたな・・・

グリスでベタベタなのでまずは清掃。ブーツを抜くとステッパーのシャフトが固着してました。
バラす余裕は無いのでまずはこのまま浸透剤入れて、ちょっと強引ですが引っ張り出して、清掃・給油を繰り返して・・・。何とか軽く動くようになりました。

きっとシャフト固着がファーストアイドルを含めたアイドリング系不具合の原因でしょう。

夕方から始めてすっかり夜になってもうた。水温も下がったので改めてエンジン始動して最終チェック。

ファーストアイドルも1200rpmほど上がるし、各データも範囲内に収まってます♫

最後にステッパー値を調整して完了。MEMSシステムもクローズドループに入っているので明日試運転して学習させよう。

翌日朝一で試運転。やっとまともに走れました(笑)

ちょっとブレーキの効きが悪く、タッチもサーボ付きとは思えない状態。エンジン不調の原因にもなるので、念の為ブレーキサーボのリークチェック。
結果はリークダウンとかじゃなく、全く負圧が掛からない状態でした・・・。

バルブクリアランスも詰めたいですねぇ。

その後何度か試運転して症状が出ないので、事情を説明しテスト用のままで一度オーナーにお返しして様子を見てもらう事にしました。
これまで何度も症状が出たり・直ったりを繰り返しているらしく、今回も「直ったよ!」とはまだ言えない状況ですが・・・。
若くて気概のあるオーナーなので大丈夫でしょう!何かあったらすぐに連絡くださいねm(_ _)m
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1997y ROVER MINI COOPER 1.3i 車検整備

車検整備でご入庫頂きましたm(_ _)m

定期点検も欠かさず受けてくださるオーナーなので、そんなに多くの整備は無かろうと思っていたのですが・・・

そうは行かず・・・(汗)で、予想外の所からフルード漏れです。


少し前に、他の個体で見た風景と同じです。塗料が剥離しているのでブレーキフルード漏れですね・・・

フルードはまだ十分にあるので、最近漏れ始めたのでしょう。

念の為、ブレーキマスターシリンダーからの漏れとブレーキサーボの気密チェックも行って、そちらは問題無し。漏れの位置的にPDWAバルブが怪しいので・・・

周辺を外していきます。

やはり・・・


PDWAバルブ本体から豪快に漏れてました。



ブレーキフルードは侵食が激しい油脂なので、まずは洗浄して塗膜が剥がれた部分を補修塗��しておきます。


97yなので25年間。距離数はもうじきメーター2回転目を迎える時期なので、製品としては優秀でしょう。長年の労を労いつつ、新しいバルブへ交換します。

周りを戻す前にクラッチフルードの交換や・・・

クラッチアームなどに給油。

特にここ2年間は走行距離が伸びているので、しっかりと点検・整備しておきましょう。フューエルトラップも汚れが多いので、しっかりと洗浄・・・

気密チェックして・・・


一部ホース化している箇所はバキュームホースを交換して取付けました。

外していたサーボ&マスターを組み付けてPDWAバルブ交換は完了です。

その他のブレーキ関係も抜かりなく。リヤホイールシリンダーは日本製カップを使って車検毎にO/Hしているので、漏れ・固着等ありませんでしたが・・・


予防整備も兼ねて今回もシリンダーO/Hさせて頂きました。

フロントディスクブレーキは機能やパッドの残量など問題無し。清掃してピストンの錆防止でシリコングリースを塗布して組み直しました。

エンジンオイル&オイルフィルター交換。

ドレンボルトマグネットは今回もキレイな状態です♫

オイルを抜いたついでに、滲みのあったシフトロッドオイルシールを・・・

今回は日本製シールを使って交換しました。


フロントサブフレームマウントが左右共に割れてきているので・・・



左右交換して・・・

ひび割れのあるリヤマフラーのマウントラバーも・・・

交換しました。交換後の写真取り忘れ(汗)目視出来るので現車確認でお願いしますm(_ _)m

スパークプラグは前回1年点検時に交換していますが・・・

それから約2万キロ走行で電極がすっかり丸くなって消耗していました。特に2番シリンダーは少しクーラントを喰っている様子もあります。
97y以降の同時点火モデルは特にプラグの摩耗が激しいです。今回も交換しました。

その他スロットルリンケージ周りの清掃・給油や・・・



K&Nエアークリーナーの清掃・給油などして・・・


最後に灯火類。右のドライビングランプ不灯は点検の結果

バルブの断線だったので交換です。


前回車検時に内部リフレクターの腐食で光度ギリギリだったヘッドランプも今回は新品に交換します。
オーナーの趣向から、煌びやかなヘッドランプではなく、あえてスタンダードなWIPACをチョイスしました。

そういえば、テストパーツで装着させてもらっていた、ブロスガレージさんのECUガードラバーは10ヶ月、17000キロ経過しましたが全く壊れる気配無し。
1年は様子見しますが・・・たぶん数年は大丈夫な感じです♫

目指せ20万キロ・ノンオーバーホールでやってきましたが、いよいよオド計2回転目も間近になってきましたね〜。

少しずつオイルやクーラントの消費が多くなってきましたが、まだまだ元気に走れる個体です。
流石に経年劣化は免れられず、色々なトラブルも出るでしょうが、計画的にメンテナンスしていきましょう。
ご入庫ありがとうございましたm(_ _)m
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SOLD OUT

販売車両の1.3i Mk-1仕様の嫁ぎ先が決まりました。
これから少々の手直しと快適装備の追加をして、来春再び公道復帰させます。
次期オーナー様には少々お待ち頂く事になりますが、しっかりと整備をして素晴らしいミニ・ライフを送れるように、気合い入れて頑張ります!
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