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#オーバナンモン
popgearecords · 2 years
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「パートタイム叔母」
text by オーバナンモン
行き詰まったら一旦笑って落ち着きましょうのお話になります。
西加奈子や長嶋有の小説なんかに主人公に影響を及ぼすちょっと風変わりな叔父さん叔母さんとか出てくることがあるのだけど、私にも有り難いことにそんな叔母がおりました。小学低学年の頃の話です。
私の母の妹で、祖母の家にお泊りに行くと未婚で一緒に住んでる叔母が相手をしてくれました。トランプでいかさまを平気でしたりとか、コロコロコミックを読んでいると語呂がよく似てるからこれも読んでみろと言ってエコエコアザラクを読ませようとしたりとか、何かしら狙いがある訳でもなく素で面白い人でした。
ある夏休みに私は読書感想文の宿題を持ってお泊りに来ていました。
「かわいそうなぞう」という戦時中に動物園で殺処分しなくてはならなくなった象の話です。タイトルどおりとても可哀想なお話でまだ子供の私は結構なダメージを受けていたのでなかなか筆も進まず原稿用紙とにらめっこをしています。
ようやく最後のまとめあたりに差し掛かり「だからぼくはこれからは、」から戦争を憎み平和を望みたい的な事を書こうとしていたがまたここで筆が止まり、そして叔母の登場です。どれどれ私に任せなさいみたいな顔でふむふむと原稿を読み、「だからぼくはこれからは、」「象のお肉は食べないと心に決めました」これで完璧じゃん!って嬉しそうに言いました。
私はお話にショックを受けながらも一生懸命に頭を悩ませていたのを馬鹿にされた悔しさとそれを上回る面白さで泣きながら笑いました。
この瞬間、子供ながらに感じたことは自分が行き詰まっていたとしても他の人は何も変わらず平常な時が流れており、親切な人は気にかけてくれるかもしれないが結局のところ自分が自分の気持ちを変えていくことが大事なんだということです。叔母はそのような教訓めいたことを押し付けるタイプでは無いのでただの悪ふざけだと思うのですが、この出来事は私の性格を形成するターニングポイントとなりました。
これは人に頼るな自分自身が強く生きるんだ!という話ではなくむしろその逆で、行き詰まったら弱音を見せてさらけ出し一旦笑って落ち着きましょうの話です。強がりでも無理矢理でもいいので一旦笑って落ち着いてみると案外と色んなことが馬鹿馬鹿しく思えて明るい道が見えてきます。そうすると何だ何だと心優しきお節介な人も集まるような気がします。
そして私は象のお肉はこれからも絶対に食べません。戦争反対。ラブ&ピース。
年末ですのでご挨拶を。皆さま良いお年を迎えられますよう。
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ho-so-vo-so · 4 years
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本公演は新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため中止となりました
愛知県名古屋市にて
2020年4/26(日)愛知県名古屋市
新栄Hunny-Bunny
開場19:00開演19:30
¥2500+1D
オーバナンモン
Quki
HoSoVoSo
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popgearecords · 3 years
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「ロンドン効率ング」
text by オーバナンモン
イギリスはロンドンに行ったときの話です。
靴屋さんでサイズを出してもらおうと頼んだら店員さんバックヤードに行ったきり20分ぐらい戻って来ませんでした。聞くと、ちょうど3時の休憩だったからだそうでお茶をゆっくり飲んでいたらしいです。
そんなのイギリスでは当たり前なのだそうで「日本で3時の休憩をしっかり取るとクビになるかもしれないがイギリスでは3時の休憩をしっかり取らないとクビになる」という言葉まで聞きました。なんですかその素晴らしい感覚は。
なんだかここ最近の世の中は「これじゃなきゃ駄目だ」みたいにガッチガチで過去から振る舞いからすべてあの人がこの人をこの人があの人をと監視してるみたいでしんどいなと思うんです。
もしそんなガッチガチであったとしても3時になったら例えばあくびや背伸びをしても誰にも文句言われずにお茶飲んでゆっくりしていいんだという全国共通の意識があるだけで随分と心にゆとりが出来そうです。
「昼寝していいよ」「お茶飲んでいいよ」「楽な服装でいいよ」ってのが堕落とかルール違反的な捉え方ではなくて、ゆっくり休んでリフレッシュしてしっかり働きましょねと効率よくゆとりを持つ社会を作る前向きなアドバイスとして定着していって欲しいです。ベンチがずらっと並んでるのに周りが誰も座らないから自分も座れないみたいなそんな世の中じゃないですか。ちょっと色々しんどいです。少しだけ甘めでお願いしたいです。
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popgearecords · 3 years
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「舞 レボリューション」
text by オーバナンモン
前回に引き続きまた一つ思い出した革命があるので紹介させて下さい。
正直これが面白いのかどうかの手応えもないので全く面白くない読み物として世に出されているのかもしれないのですが、言ってしまえば世に出すというのはすべてその可能性がある訳でして自己満足自己解決の粋であっても気にしないことに決めておりますので、心の広い方がもしおられましたらお付き合い下さい。
中学三年の担任というとこれは言いづらいですが「中学の恩師として美化される存在」なのではないでしょうか。実際40点くらいの存在なのにたまたま自分の中学生活最後の一年を共に過ごすというだけで85点くらいに高評価してしまうというか。私は何かそれが癪に障るので持ち上げたり貶したりと自分の中でバランスを取りながら過ごしていた記憶があります。
体育祭でクラスに一つづつ応援の旗を作るというものがありました。実際に振って使ったり大会前から教室の窓から飾られたりとそのクラスのシンボルとして目立つものでした。2メートル✕2メートルぐらいの大きさだった気がします。
そのデザインを私が担当することになりました。中学三年のときの担任は何というかムッツリスケベ的な男性音楽教師で特に何かにつけ女子生徒に地味に屈辱的な体罰をするような教師でした。実際に私が卒業した翌々年に合唱部の指導といって女子生徒の下着に手を入れたりすることが問題になり懲戒免職になりました。
まあそんな教師なので私も恩師とは言いながらもいつか恥をかかせてやろうという気持ちが強かったので、この応援団旗でそれを実行しようと思いつきました。先ずは先生からの承諾です。「先生、おれが応援団旗のデザインすることになったけど先生描いてもいい?イメージ的には勝利の女神とか天使とかそういう神秘的な感じでいこうと思ってる」と。先生ちょっと気をよくして即OKの返事。
承諾を得たので思う存分めちゃくちゃ丁寧に描きました。先生の顔から天使の羽根は少し大きめに大事なポーズもしっかりとバランスよく。
私が居残りまでして描きあげた応援団旗の発表です。手前味噌ですがめちゃくちゃウケました。他のクラスの音楽の時間に嫌な思いをしてた生徒からも握手を求められました。実際の画像が残っていたらそれを見てもらいたいのですが残念ながらありませんので参考画像を貼り付けますのでよろしくお願いします。
これが私の中学三年生体育祭のときの「合法的屈辱返し革命」です。
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popgearecords · 3 years
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「毎 レボリューション」
text by オーバナンモン
小山田圭吾のあの件で、はたして自分はどうだっただろうか?と小学中学の頃なんかを思い出しておりました。消しゴムを食べさせられた思い出はありますが排泄物を食べさせたような思い出は無いのでとりあえず最低限他人様をひどく傷つけてはいないと思います。
あまり陰惨な話題もきついので変えますね。
私が中学生の頃です、周りはどんどんいわゆるヤンキーになっていきます。小学生の頃は無邪気にサッカーボールを追いかけてた仲間がシンナーを片手に他校へ喧嘩をしに行くようなそんな姿を見なければならなくなります。悲しいものがありました。
私はといえば「いかにして先生や学校を小馬鹿に出来るか」を日々考えておりました。改造した制服を着て先生の胸ぐらをつかむとかそういう低レベルなものではく、ルールに則った合法的なものです。いくつかありますがその中で一つ今回思い出したものを紹介させて下さい。
屋内運動場で全校朝礼が週一くらいですか、そんなのがありました。生徒が退場する際、「○年○組起立」という号令がかかります。ここで私の登場です。やることはとてもシンプルでその号令がかかると同時に誰よりも早くピシッ!!と垂直に立ち上がるのです。ここでニヤニヤしては意味がありません。とにかくキリッと真剣な表情で前方を見つめピシッ!!と立ち上がるのです。最初は周りも何をやってんだ?くらいの反応でした。それが2度3度となるとクスクスと笑われるようになります。それが続くと私のクラスが呼ばれる時になるとほぼ全校生徒が私に注目するようになり例のピシッ!!で笑いが起きます。私は「号令に従ってしっかり起立しているだけなので何も悪くない。注意をするなら笑う周りの生徒を注意してください」のポジションで先生にぐうの音も言わせないようにしていました。そしてそれを繰り返し期待度がぐんと高まったあたりでそのピシッ!!を私ではなく友達にあらかじめお願いして代わってやってもらいました。これが一番ウケましたね。オーバじゃないんかい?!のやつです。これが私の「合法的朝礼台無し革命」でした。
そんな中学三年生の思い出ですがシンナー吸って喧嘩してる奴らのほうがモテてました。まあ当然といえば当然の話です。ピシッ!!の奴に好意を抱く女子などいないです。
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popgearecords · 3 years
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「マイ ゴネレーション」
text by オーバナンモン
これ数年前にFacebookに投稿したものなのですが、多くの人に読んでもらえたらと思いここに載せてもらうことにします。だだーっと改行もなく書いたものなので読みづらいかもですがよろしければ一読よろしくお願いします。
姪が看護師をしておりまして、彼女と寛容な親ヒステリックな親の定義なんかをワイワイ話してたときに、すごい真剣に「夜間診療行ったらとにかくゴネろ論」を説いてくれた。小さな子供が高熱出して夜間に慌てて診てもらうことってのあるんだけどまあ「おそらく大丈夫なので今夜のところは様子を見て下さい」と帰らされる場合が多い。親はその言葉でホッとするし実際次の日に劇的に悪化することも少ない。でも、少ないけど大事に至ることはゼロではない!と。もし帰れと言われても親が「いや、この泣き方は、ぐったりした感じは尋常じゃない」と思ったならその直感を信じてあれこれと食い下がればいいのだと言ってました。もしその時に点滴を打っておけば大事に至らず助かったかもしれないという事例もあるそうです。子供の命より常識のある親だと思われたいがためにすごすご帰ることを優先させるなんてあり得ない。学芸会で我が子を主役にさせろとゴネることとは全く違う。そう言っておりました。「○○先生(名札を見て)、この子に万が一があったら責任取って頂けるでしょうか?」ぐらいまでやれ!とのことです。
さすがに命を扱う仕事を選んだ人間の言うことは違うなーと心から感心したので、もし小さな子がいたり、友人知人に思い当たる方なんかがいたらこの話をしておいてくれたらいいなと思います。
長文を最後までお付き合いありがとうでしたm(__)m
と、ここまでです。私はもう子供らも大きくなりましたのでそうそう慌てふためくこともないのですが、幼い頃はホントに焦りまくったものです。
若く経験の少ない新米パパママは医者がおっしゃるならとか他の方に迷惑かかるからと強く主張するのを躊躇うことも多いと思いますが、直感を信じて「とにかくゴネろ」です。私も親になりたての頃にこれ誰かが言ってくれてたら良かったなと思ったので載せて頂きました。感謝を。
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popgearecords · 3 years
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「闘志・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」
text by オーバナンモン
 
 
ライブ後の打ち上げがとても好きでした。今は全くですが過去何十、何百回とやったでしょうか。色んなバンドマンと色んな話をしました。
でもそんな人達の中にも萎えてしまう人ってのがいます。店員さんに横柄な人です。「おい、生中まだか?」みたいなの。なんかガッカリしてしまうんです。
礼儀正しくしろという事でもないんだけど、音楽をやっているというだけの事で何か自分が周りより偉くなったような気になってるのが何だかセコい感じがするんです。サラリーマンやマイホームパパなんかを馬鹿にするのも苦手でしたね。
自分の音楽や歌詞やスタンスに誇りを持つのは素晴らしいことだと思います。でもそれは自分とは違う生き方をする人を見つけて馬鹿にする武器ではありません。
戦うとか挑むってのはそういうことじゃないでしょと思ってしまうのです。勇者ならばドラゴンを倒しに行け、村人を襲うなと思うのです。
先日、地元一宮のケーブルテレビの取材を受けました。カメラ、インタビ���ー、編集などを兼ねてやってるディレクターさんと色々話をさせて頂きました。奇遇にも私がギターを弾いておりました志乃という歌い手の大学時代の先輩でもあり個人的にもっと仲良くなりたいなと思うような方でした。
当然ながらそのような方を相手に嘘偽りを話すことなどもっての外なので本音のとこを出来るだけ出したつもりです。とても良い経験になりました。
その取材を受けたユニットで一緒に音源作りをしている方は地元のカフェ店主なのですが落語をしたり謎のヒーローに変身したり地元にちなんだグッズを作ったりととにかく周りを楽しませることに命かけてるような方です。音楽に関してはご本人は自分は素人だからと仰っていますが歌詞も歌声もとても人間味のある感じ、逆に言えばずっとミュージシャンをやっている人には出せない味があって私はそういうところに惹かれました。言い方はとても失礼なのですが「こんな近くにこんな面白い遊び相手がいたんだ!」と思いました。幸いなことにその思いが通じて一緒に曲を作り、では形にしましょうかという流れになりました。レコーディングにも昔からの仲間が手を貸してくれました。良い仕上がりになると思います。
このコロナ禍のストレスで誰かに何かに八つ当たりしたくなる気持ちはみんな持っています。そんな中でさらに「こうするべきだ、あんなことは間違ってる」みたいなことを言われても疲れてしまいます。音楽家も八百屋も魚屋も小学生もみんなそれぞれ不安を抱えてぐっと堪えて頑張っています。もうちょっとだけ頑張れとも思うし頑張らなくてもいいよとも思うのです。
音楽やアートなど表現活動全般にこのコロナ禍は色濃く反映されていると思うのですが、それでもやはり「勇者なら村人は襲うな」の精神は忘れてはいけないと思っています。外でお酒を飲むなと言われずっとずっと我慢しててもう限界だ一杯だ��飲みに行こうって人を、ちょっと息苦しいからマスク外そうって人を勇者の剣で切りつけてはいかんのです。
Moses Sumneyというアーティストの曲が去年くらいからとても好きでよく聴いているのですが、彼が何かのインタビューで「音楽には何にも力はないよ、でも誰かが何も考えなくてもいい時間を作ってあげられる」って言ってて、ああ!それだ!!って思ったんです。
おじさん二人がウクレレでダジャレソングを歌ってみてもドラゴンに致命傷与えたり世の中を変えることなんて出来ないのです。でもそれを聴いてその様を見て笑ってもらえたらそれは「何も考えなくていい時間」であってそれを提供できるということはとても意義のあることだなと思うのです。原動力としてもそれだけあれば充分なのです。
そんなのが伝わればいいかなとも思うのでよければ観て下さい。その番組です。一週間の期間限定なので数日後には無くなります。コラムのコーナーを番宣に利用する形になってしまいすみません!
https://youtu.be/h4ciuoC2dnw
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popgearecords · 3 years
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「代案トワード」
text by オーバナンモン
何か社会に不満を言えば「政権批判や社会に文句言うやつは代案や解決策を考えようともしない」ってこれにいつもカチンとくる私が、少ない脳ミソを絞ってこのコロナ禍におけるワクチン接種が素早く行き届く方法を考えてみました。
まず会場設営はフェスやイベントの中止で今まったく仕事がない音楽イベンターに依頼発注します。
とにかく何千何万のお客さんの動きをコントロール出来る経験を持つプロフェッショナルです。会場の立地や規模に合わせ安全面や動線などキメ細かな設営が期待できます。さらには警備や広告などにも太いパイプがあると思われるのでそこも強みです。告知に関して若者メインになってしまうのではという懸念は自治体広報などの連携によって広い層に行き渡ると思います。簡単に言えば毎年全国各地で行なわれていたはずの音楽フェスのスキルを活かしワクチン接種をすすめていけるのではないかという考えです。さらに設営の仕事が増えることによってイベント関連の職種の人達の首が繋がるのではという考えもあります。
ではこの医療がひっ迫してる状況でワクチンを打つ医師や看護師の人員確保はどうするのかについての考えを書きます。ちょっとこれは法整備が必要になってくるので現実的ではないかもですが、今は非常事態であるということを踏まえて読んでください。
全国の医学生の出番です。もちろん学徒動員などではなく志願で。きっと名乗り出てくれると見込んでの話です。今、学生もまともな授業も受けられずバイトも出来ないという声を耳にします。とりあえずワクチンを打つ技術習得のみを優先し「非常事態医療補助士」みたいな資格を医学生に与えます。ワクチンが静脈注射より簡単な筋肉注射であるという点に着目し思いついた案です。きちんと技術を身につけたのならば接種会場に限っては新人看護師さんに負けないくらいの戦力になると考えます。もちろん有償で派遣されます。医学生にとっては実務経験にもなり収入も得られます。フォーメーションとしては例えば一つの会場に医師1名看護師10名が必要ならば、副作用やトラブルに対処出来る医師1名看護師3名、非常事態医療補助士(医学生)7名の体制をとれば7名の看護師が通常勤務に戻ったり休養を取れたりが可能になります。
それが実現すれば彼ら医学生はコロナから人の生命を守ったというその経験が自信になるかもしれない。さらなる医療への情熱を持ってもらえるかもしれない。これは図々しい希望ではありますがそんな願いもあります。
ザザッと書きましたが、私はこう考えました。
当然ながらなんだその子供じみたアイデアは?と笑う方もいると思います。そこで例の忌々しいセリフの登場です。「じゃあ代案は?」ですよ。そして私より素晴らしい代案がそしてそれよりまた素晴らしい代案が〜と出て来て最終的にキレッキレのトンチの効いた案が浮上してくるかもしれない。それを願いつつ本気で書きました。最後までお付き合いありがとうございました。
トンチが世界を救うと信じています。
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popgearecords · 3 years
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「魂マーシーミー」
text by オーバナンモン
1971年生まれなので今年で50歳になります。50、ぷぷぷって感じです。30の時はぷって感じでした。40の時はぷぷって感じでした。90になったらぷぷぷぷぷぷぷって感じになると思います。
基本なにも変わりません、人間。
小さい頃に想い描いた自分の50歳はガウンを着て書斎で葉巻をくゆらせながら何か知らん重たそうなガラス細工の茶色いお酒を重たそうなグラスに注いでおつまみもなしにストレートで飲んだりしてるはずでした。
が、今もスターウォーズとかAKIRAとかラモーンズとかハッピーターンとかミートボールとか好きです。卒業はありえないでしょう。このまま金田のバ���クに憧れて電撃バップを口ずさむ90歳になる予感がします。
大人とは何でしょうかね。肉体的なこと責任とか生活力や社会的地位とかそういうことなのでしょうけど、例えばデヴィ夫人はもう老人の年齢だけど夏目三久より子供みたいだし米津玄師は泉谷しげるより大人みたいじゃないですか。勝手なイメージですけど。 
大人の対応って言葉もありますね、例えば何かしらこちらを責立てられるような状況においても冷静かつ筋の通った対処が出来ることを言います。出来んのです。
もう大人なんだからとか言われても、もう少しだけ子供のままでいさせてという気持ちになります。
それでも年を重ね50歳になろうとしています。
こういう事を言うとまだまだ若いって思われたい症候群みたいですが、そんなんとも違うんです。立派などっしりと重厚感のある50歳になりたかったんです。困ったことがあればいつでも来たまえとか言って、小切手にササッと金額書いて、重たそうなグラスで茶色いお酒をグイとやりたかったんです。
そんな私ではありますが、歳を取るのが怖いとか、白髪が増え肌が弛むのがみっともないとかそういうことを嘆いたことはありません。どんな人もたった今産まれた赤ちゃんでもみんな歳を取りみんないずれ死にます。
クレヨンに夢中になり、砂場遊びに夢中になり、サッカーに夢中になり、恋愛に夢中になり、音楽に夢中になり、子育てに夢中になり、、とか過ごして来たらあっと言う間に50歳です。おそらくみんなこんな感じなのでしょう。
これを読んでらっしゃる方は何歳ですかね。おそらく私より歳下の方が多いでしょうね。いや歳とか全く関係ないので偉そうに何も言いません。偉そうに何かを言い出したら終わりだと思っています。というか偉そうに何か言えない人間なので茶色いお酒を重たいグラスでストレートで飲めないのではと気づき始めました。
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popgearecords · 3 years
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「私の好きな響き ドロ編」
text by オーバナンモン
濁点+ラ行の二文字の言葉に惹かれます。例えば、ボラ、ガリ、ゲラ、ゾロ、グルなど。なぜだか分からないけれど「悪い感じ」がして好きなんです。
ドロなんてのはその中でもリーダー格ですね、ドロ、とても素晴らしい嫌な響きです。
ドローンはいつか悪いことをしでかします。腐った卵を私の頭に落としてきたり罪の無い仔猫を空に吊り上げたりします。
ドロシーという名の女性は私を夢中にさせて最終的にはお金持ちの男性とオープンカーに乗っておさらばします。泣き崩れる私に投げキッスです。
ドローイングダイエットは黒魔術の類で手を出そうものなら私を暗黒の世界に導きます。
ドロップはおはじきです。
酷い偏見を書いてしまいました。ドロ関係者がおられましたら心からお詫びします。しかしそれぐらいドロの響きに魅了されていることを分かって頂けたら幸いです。
   
    
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popgearecords · 3 years
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「奇声ユーセイミー」
text by オーバナンモン
昨日見た通勤路でのワンシーンのお話を書きます。
道路に面したマンション1階の窓から赤ちゃんを抱いたママさんが外を見ています。その先にはパパさんと2歳くらいの男の子が歩いています。おそらくコンビニへ散歩して帰ってきたのでしょう。男の子が窓のママさんと赤ちゃんに気付いて「きぃやあぁぁ!あっはっはー!!」と大喜びで奇声を上げて飛び跳ねていました。
この男の子は弟(妹かも)のことが大好きなんでしょう。でもいつも寝ているかおっぱい飲んでいるかくらいの姿しか見たことがないのに突然ママさんに抱かれてではあるけれど自分のことを出迎えてくれたことが嬉しかったんでしょう。大声で身体全部を使ってそれを表現していました。
私の文章力が足りないのでこの光景を上手く伝えられてないかもしれないですが、それはそれは素敵なワンシーンでした。
大人になるにつれ感情を表に出すことをコントロール出来るようになるのだけれど、それは言い方を変えれば奇声を上げて飛び跳ねたくなる素敵な衝動にグっとリミッターをかけて自分を封じ込めてしまっているってことかもしれないと思いました。
ちょっと話は逸れますが韓国の映画などを観ていると、韓国人はすぐに我を通そうとして口論します。葬式では大声を上げて泣き崩れます。これは日本人が礼儀正しく人に迷惑かけないような美学、文化があるのでちょっと違和感を感じてしまうのでしょうが、昨日見た男の子の姿を見て感情の赴くままに表現する韓国式もアリなんじゃないかと思いました。少なくともそういう表現方法に寛容になるべきなんじゃないかと思います。もちろん日本がダメとかそういう話ではありません。
腹が立ったけど我慢した。泣きたいけど我慢した。大喜びしたいけど我慢した。そうやって我慢し続けて人に迷惑かけない人生を送ることってどうなんでしょうか。怒るのはあんまりとしても泣いたり笑ったりは思うがままにしてもよいのでは。そしてたまには奇声を上げて飛び跳ねてみるのもよいのではと思いました。きぃやぁぁ!! 
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popgearecords · 3 years
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「(怨恨Get No)SATISFACTION」
text by オーバナンモン
父が死んで30年近く経ちます。もう今さら何か言うほど哀しみのようなものはないのでそれは置いておいて。でもその時に生まれてしまったトラウマを今回書きたいと思います。副題としては「ごめんよキティちゃん」とでもしておきます。
父が倒れて搬送された先の病院で問診や案内などを担当してくれた看護師さんが天然ぶりっ子キャラみたいな若い女性でした。態度や言葉使いもあざとく子供っぽく見えましたが、緊迫してるのにそんなキャラの方に対応されるのは心配ではあるけどちょっと何故かホッとするような感覚も覚えたんです。暗い気持ちになってしまいそうなところを救われるような思いがありました。
しかし診てもらった結果その病院では手術は無理と判断され別の病院へと緊急搬送されることになりました。そこでまたその看護師さんの登場です。救急車には看護師が付き添わなければいけない決まりらしいのですが、なかなかその救急車に乗ってくれないのです。「えーん、怖いよー怖いよー」と言っています。これ冗談ではなく本当に言ってました。それを若い男性医師たちに「大丈夫、大丈夫」と笑って背中を押されて渋々乗り込んだのです。でも私はこの時点でも怒りよりもこんなコントみたいなことをしてられるくらいなので父は大丈夫なんだなという安心感の方が上回っていました。
結局、倒れてから何時間も経ってからの手術はうまくいかず父はそのまま天国へ行きました。もちろんこれは運命だったのだ、皆さん尽くしてくれたから誰も恨んではいけないと思いました。でもいけないことではあるけど一つだけ何か恨みを持つとしたらやはりあの看護師さんだと思ってしまいました。彼女が問診のときに使っていたボールペンや名札の横に付けていたクリップがすべてHELLO KITTY キティちゃんでした。おそらく部屋の中まで全部キティちゃんグッズだらけなのだろうと推測されます。私は彼女を恨むのではなくキティちゃんを恨むようになってしまいました。それからもうダメなんです。キティちゃんグッズを見ると救急車乗車拒否のあの光景がメラメラと思い浮かんでくるのです。キティちゃんには何も罪はありません。個人的な恨みをすべて担わせてしまっただけのことなのですから。でも一度植え付けられたトラウマはなかなか払拭することは出来ません。
さて先日、今ではフェスやキャンプに行くオシャレさんにも人気というワークマンに行きました。通勤路にあるのでたまに寄る店なのですが、ふと見るとトレーナーのコーナーにキティちゃんがいます。さらによく見るとキティちゃんしっかり肉体労働しています。何だか笑ってしまいました。当然ながら例の乗車拒否シーンを思い出しますが、それよりも無言でこちらをつぶらな瞳で見つめながら働くキティちゃんに癒やされている私がいます。ふと心が楽になった瞬間でした。
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私は父にちゃんとお別れ出来なかったことや親孝行出来なかったこと、そういう後悔をキティちゃんに押し付けていたのかもしれません。あの看護師さんもおそらく今は50歳ぐらいでしょう。あれから救急車に乗ることなど屁とも思わない看護師という立派な仕事を務め続けているかもしれない。早い人ならお孫さんもいるかもしれない。ひょっとしたら今もキティちゃんが大好きでお孫さんとグッズを集めたりしているかもしれない。そう思うと今まで自分の器の小ささを棚に上げてキティちゃんを恨み続けてきたことが急に恥ずかしくなってきました。
ようやく今なら言えそうです。
ごめんよキティちゃん。 
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popgearecords · 3 years
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「味変工��ジェネレーション」
text by オーバナンモン
ひつまぶし。最初はそのまま、次は薬味を添えて、最後は出汁をかけてと味変させながら頂く料理。なかなか高価なので頻繁に食べたりは出来ず随分と御無沙汰しているのに言うのもおかしいですがこの味変システムは気持ちを高揚させてくれてとても好きです。
ひつまぶしとはまた違う話ですが私はラーメン屋に行っても備えつけの薬味があれば一通り試してみたくなるし、カキフライが3つあればソース、ケチャップ、タルタルと3種の味で食べたいという欲に駆られます。もうこれは味変を嗜むというよりせっかくなのであれもこれも味わいたいという貧乏性の域なのでしょう。
曲を聴くにしても、最初はそのまま、次はドラムベースに着目し、最後は歌詞カードとにらめっこしてとひつまぶしスタイルで楽しみたいのですが貧乏性の一つなのでしょうか。これもまた味変なのかもしれません。
ケータイもTVゲームも無かった時代〜から始まる話は武田鉄矢式お説教の匂いがするので避けたいとこですが、まあケータイもTVゲームも無かった私の少学校時代の頃の話。通学路で棒きれや針金なんかを拾ったら、これで何か武器作れるんじゃね!つって、おお!ホントだ!やってみようぜ!つって、無限の武器開発作戦が繰り広げられたのですが、そうやって何だかんだと毎日遊びを見つけていた思い出があります。それもいつもの代わり映えしない通学路の中に何か味変を試みたのではないかと今ならその作戦もそれなりの意義があったんだと思えるのです。
人間は単調を嫌う生き物だと聞いたことがあります。何もない真っ白な部屋に閉じ込められたり、例えば穴を掘ってその穴をまた埋めるという生産性の無い単調な仕事をさせられ続けると気が狂ってしまう。
出来ることなら毎日刺激的でなんなら世界一周旅行でもしながら生きていければいいのですがなかなかそうはいかないのが現実です。同じような毎日が繰り返されるとひょっとしたらこれはエンドレス穴掘り穴埋め作業なのかもと疑念を抱くこともあります。
しかし我ら人類にはひつまぶしで学んだ味変という技術があります。薬味や出汁が無くとも視点や発想を切り替えるだけでも単調な生活を味変出来ると思うのです。食卓には一輪の花をかばんには1冊の本を。片田舎の小学生でさえ棒きれと針金で味変に成功しています。同じような毎日の繰り返しと思い込んでしまったらダメなのです。時代は今、味変を求めています。
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popgearecords · 3 years
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「スタンドバイ意味」
text by オーバナンモン
私の職場にいつもプンプン怒って、意味分からん!が口癖の人がいます。傍から見るとその怒る意味は単純明快なのですがその人にとっては意味不明なのだそうです。 
意味が分からないまま仕事をするというのはとても辛いだろうなと思います。意味は大事ですから。お爺さんが山へ芝刈りに行くのもお婆さんが川へ洗濯に行くのも意味があります。大きな桃がどんぶらこと流れてくる運命的なタイミングにもやはり大きな意味があります。出来ることならば意味が分からないというシチュエーションは避けたいところです。
しかし私にも意味が分からないという状況に出くわした経験があります。バイクで走っていると遠くの道端で謎のおじいちゃんが拳を振り上げながら何度も何度もジャンプしているのです。ゲームをする人なら分かると思いますが昇竜拳のアレです。何の意味があるのだろうかとスピードを緩めておじいちゃんのその動きに合わせて昇竜拳!しょ、しょ、昇竜拳!と呟きながら近づいてみたところなるほどようやく分かりました。頭上の電線のカラスに石を投げていたのです。やはりちゃんとした意味があるのです。
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昇竜拳おじいちゃんの気持ちを考えてみました。おそらく第一投で何かしらの手応えを感じたのでしょう、そしてあと少しあと少しとのめり込んでいったのだと思うのです。倒すべきカラスはそれを嘲笑うかのように不動です。おじいちゃんの熱はさらに上がります。これ、何かに似てるなと思ったら何をか言わんや私や私の周りにいる音楽好き中年と同じ構図ではないですか。周りからいい歳こいてお金にもならんことをと冷ややかに見られながらも、ちょっといい曲や演奏を出来たり出来なかったりで一喜一憂してあと少しあと少しといつまでも昇竜拳さながらに楽器を持つ姿こそがまさに。
遠くから見たら意味がなさげなことも近くで見たらその意味や熱量や目的が分かる場合もあります。ちょっとだけそばに寄り添ってそんな音楽好き中年達の気持ちも分かって頂けたらと願うばかりです。それを糧にさらに精進したり昇竜していけるのです。
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popgearecords · 3 years
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#haguruma
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popgearecords · 3 years
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「翻弄コーリング」
text by オーバナンモン
ミヨシくんから声をかけて頂いて書いております。オーバと申します。ウクレレ持って歌ったり曲作ったりしてます。よろしくお願いします。
さて何を書こうかとミヨシくんの事を思い返しておりました。ミヨシくんのステージでの姿は何度か観ていますがここ最近では娘ちゃんに翻弄されている姿をよく見かけます。娘ちゃんの可愛らしい容姿も相まって地下鉄のザジをリアルで鑑賞しているようなそれはそれは惚れ惚れする見事な翻弄されっぷりです。まだ小さな息子くんが大きくなったらまたその翻弄されっぷりも研ぎ澄まされ倍増するのではと期待せずにはいられません。
翻弄されるというとどこか意思が薄弱で流されやすいといったマイナスの意味で揶揄されることが多いのですが、それはどうなんでしょうか。慌ただしく過ぎていく日常の中で何かに翻弄されるという喜びを蔑ろにしてはいないでしょうか。翻弄されまいと人として大切な何かを犠牲にしてはいないでしょうか。
昨年のブームから紐解いてみましょう。ドルチェ&ガッバーナの香水の匂いに翻弄される曲がヒットし、様々な鬼の特殊能力に翻弄されて全集中の呼吸する漫画がヒットしたではないですか。そう、我々は無意識に主人公が翻弄されるストーリーを欲しているのです。
いやいや、わがままな上司に翻弄されて〜とか、無神経なご近所さんに翻弄されて〜とか大変ですぜと思う方もいるでしょうがそこは声を大にして言いたい。そんな方は翻弄される能力やセンスに長けているからこそなのです。上司やご近所さんに翻弄されないような人はきっと素敵な音楽や美しい景色に心を翻弄されたりもしないのです。
翻弄されるような人や物事との出会いはお金では買えません。心の冒険、心の開放なのです。一度きりの人生、翻弄されて生きていきたいです。
オーバナンモン_profile
屁理屈とウクレレと時々ギターと歌と愛。 最近は一人で弾き語りや作曲依頼を受けています。
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