パワーメータ
ロードレーサーに乗ってると欲しくなる三種の神器がある。
1. カーボンホイール
安いアルミリムのホイールに比べて剛性が高く、重量が軽い。しかし値段も高い。導入は比較的容易。
2. 電動変速機
通常はケーブルを牽くことで変速機を動かすが、これを電気信号とモータに置き換え、スイッチの操作で変速する仕組み。すでに持ってる自転車からアップグレードする場合、前後メカ、レバー、バッテリ、ケーブル類を買い足せばいいだけなので価格はちょっと高いけど導入は比較的容易。
3. パワーメータ
走行中に出力しているパワーを測るセンサー。ハブやペダルで測る方式は、機材が制約されるが容易に導入できる。価格は高い。なにも変えずに追加で導入するのは難しい。
1 → 2 → 3 の順番で導入する人が多いと思うが、今回はいきなりパワーメータを導入してみた。
私の場合、ホイールを自分で組めるのでハブ型の powertap G3 を導入するのが一番容易で安く済む。しかし powertap G3 は単純にパワーを出力する機能しか付いておらず、せっかく導入するのでもう少し高機能なものが欲しい。
カンパのクランクを使ってるので、PIONEER のペダリングモニターは導入が難しい。
あとはスパイダー型の SRM、power2max、QUARQ、もしくはペダル型の powertap P1、Garmin Vector 3Jあたりが候補になる。
SRM、power2max、QUARQなどのスパイダー型は構造上の制約により、左右バランスの計測はできない。power2maxなどは左右バランスを表示する機能が付いているが、あれはクランクの角度を計測し、右クランクが前にあるときの出力を右、その逆を左と仮定して検出するだけの仮想バランス機能に過ぎない。power2max NG eco とハードウェアを共有する FSA Powerbox も同じ。
powertap P1、Garmin Vector 3J は純粋に左右計測を行っており導入も容易だが、LOOK互換のクリートに制約される。いまと同じ SPEEDPLAY ZERO か TIME iClick を使いたい場合は導入できない。またどうしてもペダルなので経年劣化と故障に対する耐性が他の方式に比べて低くならざるを得ない。(例えば落車した時に壊れる可能性が高い)
帯に短したすきに長しの各パワーメータであるが、その中で理想的な製品があった。
スペインの ROTOR が開発した、2INPOWER(ツインパワー)というクランク型のパワーメータだ。
もともと、ROTOR には INPOWER という、アクスル計測型のパワーメータがあった。アクスルの歪みを計測することでパワーを測るというアイデア商品で、ROTOR のクランクしか使えない制約はあるものの、他の機材を変えなくて良い。
2INPOWER は INPOWER のアクスル計測センサーに加え、右クランクの中にもセンサーを追加することで、左右のバランスも計測できるようにした新商品だ。アクスルの歪みは左右のトータル、右の歪みは右のみ、なので減算処理することで左右のバランスを正確に計測できる。加えて、200Hzという非常に高サンプリング数で計測を行うことで、クランク回転中のトルク変化も計測することができる。これは同社のアプリを使うことで、TORQUE360 という形で見ることができる。
センサーとしては ant+ に対応しており、同社のアプリと接続する場合は Bluetooth Low Enegy を使用する。ここは独自規格なので他社BLE対応サイコンとは接続できない。
ROTOR の場合はサイコンを作ってないので、Garmin など ant+対応の他社サイコンが必要になる。
2INPOWER は 30mmアルミアクスル(ROTOR製品で言うところの、3D+)なので、30mmアクスル対応BB を使う必要がある。ROTOR が用意した各BB を使うことで、ほぼすべての規格のシェルに取り付けることができる。
ROTOR 30mmアクスル規格は、ROTORの独自規格なので ROTOR純正BB を使うことが前提とされているが、BB30 をベースとしてアクスル長を長く取った規格なので、社外製の BB30系BBが使えることもある。
CHRIS KING の Threadfit30 という BB なら、BSAシェル規格のフレームに、30mm系アクスルを取り付けることができる。別売りの Conversion Kit を組み合わせることで様々な規格に対応するようになっており、BSAフレームに ROTOR 3D+ を取り付ける場合は、Conversion Kit #24 を用意すれば良いようだ。
2.5mm のスペーサが 3枚同梱されているが、これはクランクに合わせて組み合わせる。試行錯誤したところ、スペーサを 1枚、NonDriveサイドに挿入することでチェーンラインが出た。
同社の楕円チェンリング、Q-Ringsとの組み合わせを想定しているようでチェンリングは付属していない。汎用の 5アーム用チェンリングが使えるので、手頃な FSA Superroad CNCチェンリングを使った。もちろん、真円のもの。
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A.Dugast
#2台目号 こと、TIME Fluidity の最近の構成。
ホイールは OpenPro TU 32H + CHRIS KING R45手組みのものに。
先週まで、Kinlin TB-25 20H + PAULハブの手組みホイールを使ってたんだけど、乗車前に点検してたらリムに凹みを発見。
これが凹みの出来たホイール。パット見には分からないが、3時~4時のあたり。
ゴクッとへこんでる。チューブラーリムなので挫屈ではない。
前後にキズがあったので、夜中に走ってるときにどこかで気づかずに段差を越えたのかもしれない。
ここ1年ほどは、VELOFLEX Carbon 23C を使ってたんだけど、そのタイヤは他のホイールに貼っちゃたので、かわりに A.DUGAST(ドゥギャス)の STRADA Cotton 23C を使用中。
イタリア製の最高峰の一つが VELOFLEX だとしたら(他は Challenge か)、フランス製の最高峰の一つはこの A.DUGAST(と、双璧は FMB)。
サイクロクロスでは同じくフランス製の FMB と並び愛用者の多い定番ブランドだが、ロード乗りの間ではポピュラーとは言えない。しかしこれ、しなやかでクルクルまわってとても調子が良い。
サイドウォールには予め防水処理がされているのでリムに貼るだけで使える。
基本的にはスリックタイヤなんだけどチューブラータイヤでよくある杉目のトレッド仕上げ。
少し前にクランクを ROTOR のものに換えたのと、冬なのでペダルを XC用のモノに置換。
ペダルは TIME ATAC XC6。置いてる店が見つからなくて、近所のショップで取り寄せてもらった。
シューズは MTB用の 2つ穴(SPD互換)。冬の間はロード用シューズだと風通しが良すぎて足が冷たいので、MTB用シューズ + シューカバーで乗り切る。
細かいところだけどシフトワイヤーを JAGWIRE に変更。アルミ製のピースを組み合わせてアウターを作るやつ。
ダメだったら Campagnolo の純正アウターに戻そうと思ったけどいまのところ違和感はないのでしばらく使用してみる。あとサイクロコンピュータも bryton の Rider 530 を試用中。
スペアタイヤをタイラップで束ねてトゥストラップでサドル下に吊り下げてたんだけど、WorldCycle の PB商品R250に、工具ボトルをサドル下に吊り下げるためのアタッチメントがあったので、それをスペアタイア用に流用。
要らなくなったボトルに挿して、ボトルなり挿しちゃったほうが使いやすいかもしれない。
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クロモリ号の変遷
しょっちゅうパーツを組み替えてるので写真を撮るたびに構成が変わってるクロモリ号。そんなクロモリ号の変遷を振り返ってみる。
2015年12月5日。納車の日。この時の構成は、
・フレーム、ANCHOR RNC3 530
・フォーク、ANCHORクロモリフォーク
・ヘッドパーツ、フレーム付属TANGESEIKI TECHNO GLIDE 1″
・ステム、DIXNA リードステム 100mm/-17度
・ハンドルバー、NITTO M106NAS 400mm/26.0mm
・ブレーキレバー、SHINAMO 600
・シフトレバー、SHIMANO DURA-ACE(SL-7700)
・ブレーキキャリパー、SHIMANO 600
・フロントメカ、SHIMANO 105(FD-5800)
・リアメカ、SHIMANO 105(RD-5800)
・シートポスト、NITTO S65 27.2mm
・サドル、Selle ITALIA turbo
・クランク、Campagnolo ATHENA 50/34T 170mm
・チェーン、SHIMANO 105(CN-HG601-11)
・リム、Tradizione ZERO 36H
・ハブ、SHIMANO 105(HB-5800、FH-5800) 36H
・スポーク、HOSHI 2.0mmプレーン
・タイヤ、Vittoria Zaffilo 25C
・バーテープ、Fizik Classicブラック
・ペダル、MKS
いま見返してもキレイにまとまった良い構成だと思う。しばらくは大人しく、組んでもらったま乗ってたんだけど、5日目に初のカスタムに走る。
バーエンドキャップを、NITTO のカラーアルマイトのものに付け替え。
翌週、クイックをレトロなものに変える。
年の暮れ、2015年12月24日に MTB用のビンディングペダル、SPEEDPLAY Frog を導入。
これ、いまでもけっこう好きなペダルなんだけどなぜか人気がない。
2016年2月3日、ホイールを手組みする。
・リム、MAVIC OpenPro TU(旧REFLEX)リム32H
・ハブ、CHRIS KING R45ハブ 32H
・スポーク、HOSHI 2.0mmプレーン
これは気に入っていて、いまでもよく乗ってる。
2016年2月7日、バーテープを換える。Selle ITALIA の白いフカフカのやつ。気に入らなくてすぐ捨てる。
2016年2月14日、ビンディングペダルを SPEEDPLAY ZERO Stainless に換える。
2016年3月16日、ブレーキがあまりに重いのでフロントのキャリパーを DURA-ACE(BR-7800)に交換。
2016年4月2日、バーテープを気味の悪い茶色のコルク風のものに変更。これもダメですぐ捨てる。
2016年4月23日、ステムを SimWoks WENDY Stem(旧モデル)に変更。
2016年5月5日、知多エンデューロに参加。
2016年5月29日、鈴鹿エンデューロに出走。
2016年6月4日、CHRIS KINGグルメセンチュリーライドに参加。
納車後の構成から、
・ステム、SimWoks WENDY Stem(旧モデル)、100mm/-6度
・バーテープ、Fizik Classic シルバー
・バーエンドキャップ、NITTO EC-01 ブルー
・ペダル、SPEEDPLAY ZERO Stainless
・スキュワー、GIANT RWSスキュワー
と少しだけ構成が変わってる。ホイールは上記の手組みのもの。タイヤは SOYO Upstream 24。
ヒルクライムのあまりの登れなさを痛感し、軽量ギアに頼ることにする。
完組ホイール、
・Rolf PRIMA Vigor
を購入。同時に edco の軽量削りだしカセット、11-29Tも入手する。サドルは、
・Fizik VOLTA R1
と��う実測180gのサドルに変更。
細かいところでFメカとRメカが ATHENA のものに、チェーンが Campagnoloチェーンに変わってる。
タイヤは Specialized の TURBO COTTON 24C。
2016年6月11日、宮古島のツールド宮古島に参加。大雨の中で疲労だけが溜まり、あまりの寒さに完走できずに途中リタイア。
2016年7月1日、ヘッドパーツを CHRIS KING NoThreadSet 1″ に換装。
2016年8月10日、オーバーホール。
フレーム単体(ヘッドパーツ込)で 1,997g。フォークは 885g。
ホイール除く、サイコン、ボトルケージ、ペダル含む、6.09kg。
ホイール、カセット、クイックあわせて 2.30kg。
2016年8月26日、クランクセットを WHITE Industries VPC Crank に変更。
2016年10月16日、いなべヴェロフェスタに参加。クランクセットは ATHENA に戻してある。
2016年11月、ハンドルを NITTO NEAT Mod.185 に変更。
2016年12月22日、KASHIMAX にオーダーしてたサドルができあがる。aero(AX-4A) の Suedo Brown でベースはBlue。
2016年12月25日、ヴェロフェスタモリコロに出走。
2017年2月6日、バーテープをコットンバーテープに換装。
セラックニスを染み込ませる。
バーテープとサドルがブラウン、タイヤはアメサイド、クランクセットはブラックという組み合わせになる。
2017年4月18日、イメージチェンジ。
ハンドルバーを deda ZERO100 SHALLOW(外-外420mm)、ステムを HARP 3D 110mm/-8度に変更。同時にブレーキレバーとリアの変速を SRAM Rival に換装。
シートポストを OneByESU magatamaシートポストに換装。
フロントのブレーキキャリパーを DIXNA CNCブレーキ、オレンジに換装。
リアはシングルピボットの DIXNAバンテージブレーキ。
2017年5月14日、群馬サイクルスポーツセンターで開催されたクロモリエンデューロに出走。
2017年5月20日、ハルヒルに出走。
2017年9月1日、ステムを TNi 110mm/-6度に変更。
2017年11月現在は以下の仕様。
・フレーム、ANCHOR RNC3 530
・フォーク、ANCHORクロモリフォーク
・ヘッドパーツ、CHRIS KING NoThreadSet 1″
・ステム、TNiステム 110mm/-6度
・ハンドルバー、deda ZERO100 SHALLOW(外-外420mm)
・DTレバー、SRAM Rival 1x
・フロントシフトレバー、SHIMANO DURA-ACE(SL-7700)
・フロントブレーキキャリパー、DIXNA CNCブレーキ
・リアブレーキキャリパー、DIXNA バンテージブレーキ
・フロントメカ、Campagnolo ATHENA
・リアメカ、SRAM Rival
・シートポスト、OneByESU magatamaシートポスト
・サドル、KASHIMAX aero、スウェードブラウン
・クランク、WHITE Industries VPC Crank 50/36T 170mm
・チェーン、Campagnolo 11s
・リム、KINLIN TB-25 20H/24H
・ハブ、BITEX RAF12 20H / RAR12 24H
・スポーク、Pillar PSR X-TRA1422、DT Swiss Competition
・タイヤ、VELOFLEX Carbon 25C
・バーテープ、Kabuto BT-02
・ペダル、SPEEDPLAY ZERO Stainless
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TNi Helium 6ステム
2台目号を組んだときに使ったステム、THOMSON Elite X2。
CNC削りだしのアルミ製で、精度が高くデザインも気に入っていたが、ライズ角17度、長さ100mmが微妙にポジションが合わなくて、deda の SUPERZEROステムに変更した。
こちらはライズ角6度、長さ110mm。ほとんど違わないように見えるけど、こっちのほうが断然にポジションが合うので乗りやすい。
押し出された Elite X2ステムはクロモリ号のタキザワ800円ステムの代わりに付けてみたが、こちらもポジションが合わないのでクロモリ号用にも新しいステムを用意することにした。
ショップで物色していると、フロントのクランプ側の真ん中が開いたデザインのものがあったので買ってきた。上の Elite X2 も SUPERZERO の同じだけど、クランプが 4点留めになっており、真ん中が開いたデザインが好き。
TNi の Helium 6ステムという製品。買ったのは 2017年8月末。
ライズ角6度、110mm のものを購入。
Elite X2、デザインと精度にピンときて手に入れたけどうちでは活躍の場を見つけられなかったのでしばらくベンチを温めてもらおう。
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チェーン洗浄
工業機器の場合、洗浄といっても脱脂までせず、古い油を抜いて新しい油を注油する。
自転車も工業機器として考えると同じようなメンテで良いが、チェーンなどは駆動部品であるにも関わらず防塵対策がされておらず、油(オイル、グリスなど)が付いた部品が剥き出しになっており、走行することで内部にゴミが蓄積してしまう。
完全に脱脂までする必要はないが、内部に入り込んだゴミをかきだして新しい油を入れるために、洗浄する必要がある。
歯ブラシなどと灯油を使って地道に作業することもできるが、チェーンを洗浄する専用の器具があるので使ってみた。
チェーン洗浄のグッズはたくさん売られているが、サイクルテラスで売っていた PEDRO’S の Chain Machine と ORANJ PEELZ を使ってみた。
洗浄前のチェーン。前回、オイルを注してから約100キロほど走ったもの。
本体が上下に別れるので、まずは下部をチェーンの下にセットし、内部の歯車にチェーンが当たるようにする。
上部を組み合わせたら取っ手をプーリーゲージに引っ掛ける。取っ手をこの位置にすると、上下がかみ合わさって外れなくなる。
専用の洗浄液、ORANJ PEELZ。かなり洗浄力が高いので対象のパーツが使えるものか確認が必要。
上部にタンクがあるので適当量を注ぎ込む。
この状態では洗浄液は落ちてこず、ボタンを押すと少しずつ洗浄液が下へ落ちていくようになってる。
ボタンを押しながらクランクを逆回しにすると、チェーンと逆回転するブラシが洗浄液に浸かりながらチェーンを洗っていく。
洗浄液だけ通した状態。
器具を外して水洗いし、今度は洗浄液の代わりに中性洗剤を混ぜた水を入れて同じように洗浄する。
その後は、水だけを使って同じように作業し、下にたまった水が透明になるまで洗浄を繰り返す。
水気をよく拭き取り、内部に染み込んだ水をかき出すためにラスペネを吹いていく。
ラスペネを吹いたチェーン。
この後、新しいチェーンオイルを注油する。
なお、養生したとしても室内での作業は避けた方がいい。
どうしても器具の出口から洗浄液が飛び散るのと、チェーン自体は洗浄液まみれのまま駆動系を回転してくるので、クランクやカセットなどに洗浄液が付いてそれが下へ滴り落ちてくる。
また、器具の使い勝手もイマイチでチェーンから脱着したりする際に洗浄液が溢れるので、できれば外部の水道の真横で作業したほうが良い。
マンションなど、どうしても外部で水道を確保できない場合は風呂場に大量の新聞紙を敷いて作業するか、ベランダでバケツを使って作業することになると思うが、そこまでやるならもっとよい洗浄グッズがあると思うのでこの手の器具を積極的に使う必要性は感じない。
使い終わった洗浄液の処分方法は各自治体に問い合わせて欲しいが少量なら新聞紙に染み込ませて燃えるゴミに入れてしまえば良いと思う。くれぐれも下水へは流さないように。
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クロモリロードレース3時間ソロエンデューロ
群馬県みなかみ町の、群馬サイクルスポーツセンターで開催された、第6回クロモリロードレースに、3時間ソロエンデューロで走ってきた。
荷物はすべて送っておいて、(荷物に入れ忘れた)カラのボトル2本だけ持って新幹線でまずは群馬県の高崎へ。
高崎ヤバい。駅前にヤマダ電機があるんだけどこれはボクが知ってるヤマダ電機じ���ない。
宿泊先は結婚式などでも使われ、地元で人気のホテルなんだけど残念ながら2017年いっぱいで営業終了らしい。耐震工事ができないんだとか。
自転車を含む荷物は西濃運輸の自転車便で送っておいた。
以前、宮古島に行くときに使おうと思って問い合わせたんだけど、離島の場合は船便の関係で輸送に前後1ヶ月以上掛かるらしく、その時は前後の週にもイベントに出る予定があったので利用は断念して手荷物で持ち込んだ。
今回は、名古屋から群馬県なので1日あれば着くらしく(余裕を見て到着予定日の2日前に集荷)、木曜日発送の土曜日着でホテルへ送っておいた。
詳しいことは西濃運輸に聞いてみて欲しいけど、集荷に来たドライバーさんに聞いたところ、指定の輪行袋、輪行箱(販売、レンタルもある)に入っていて重さ30キロまでなら、中���は問わないとのこと。中身も見ないのでトラブル防止のためにもチャックはタイラップでとじちゃっても問題なし。
車体本体以外にもフレームポンプ、シューズ、工具類、ジャージ、帰り分の着替えなども入れてしまってok。
高崎駅で買ってきたおぎのやの峠の釜めし。
日本最古の駅弁を宇都宮と争ってる(一般的には宇都宮のほうが先と言われてる)
会場の群馬サイクルスポーツセンターまでは高崎市内からクルマで関越自動車道経由で約1時間半。ちなみに前橋インターの先は途中のインターを降りてもほとんど店など無いので必要なものは高崎市内、もしくは前橋市内で調達してから向かったほうが良い。
途中、ドラッグストアで湿布などを買っていこうと思ってたけど沼田の先はなにもなかった(コンビニはある)
軽く秘境。
イベントは6時間、1時間、3時間が混走で走っており、6時間と3時間はソロでもチームでも出られる。3時間ソロが一番参加者が多いっぽい。
かなりゆるいイベントで、クロモリの試走車もある(レースの中に混じって試走できる)
フレームがクロモリ(かステンレス)であればカーボンパーツの使用は可能で、カーボンフォークとクロモリフォークでクラス分けされてる。総合成績上位勢はだいたいカーボンフォーク、カーボンホイール。
出走は12時からなんだけど、受付が10時までなので、9時半くらいに到着するように向かった。9時から 6時間エンデューロ、1時間エンデューロが走ってるらしく、10時には受付を片付けてしまいたいらしい。
この日のために(?)、けっこう仕様変更。
フロントはWレバー変速のまま、リアは SRAM Rival に換えた。ハンドルバーも deda zero100 SHALLOW 420mm(外-外)に変更。バーテープは Kabuto のコットン調を使ってみたんだけどすごくいい。
ステムはタキザワPB の 800円アルミステム、8度110mm。群馬っぽさをアピール。
シートポストは OneByESU のカーボン製シートポスト、MAGATAMAに変更。ポスト自体は軽いんだけどヤグラが重くてトータル重量ではよくできたアルミ製ポストと大差ない。
フロントのキャリパーはオレンジ。DIXNA のCNCダブルピボットキャリパー。
ブレーキシューは船ごと BBB の TECHSTOP に変えてある。
リアは DIXNA の軽量キャリパー、バンテージモア。 こちらも BBB の TECHSTOP。
フロントよりリアのほうがよく効く。
その辺にクマとか居そうな場所なので試走の際も工具などは持っていったほうがいいかも。ケータイの電波とかもほとんど入らないし、イベント関係者以外は通行も無いようなとこなので注意。
エンデューロの様子は YouTube にアップロードした。
https://www.youtube.com/watch?v=2A6ScLR7P9U
タイム計測のために計測チップのバンドを脚に留めて走るんだけど、スタートするときに付け忘れており、スタート直後に気づいて、1周してきたところで計測バンドを取りに行く。1周損した、と思ったんだけど計測データでは(たぶん)手作業で修正されていた。
スタート時には雨が降っており、気温もちょっと肌寒いくらい。もちろん走り出せばまったく寒くはないんだけど、前の自転車が跳ね上げる泥水が顔に掛かるので走りづらい。
3時間、フルフルに走る体力ないので、途中、自主的に(勝手に)休みを入れながら10周(約60km)走ってきた。
行きにドラッグストアを見つけられなくて湿布を買えなかったので、帰りに道中で買おうと思ってナビで探したんだけど、前橋インター(高崎駅の最寄り)まで行ってしまうのがはやいことが判明し、約1時間掛けて前橋まで行きドラッグストアで湿布を買って全身に貼る。
西濃運輸に集荷を依頼してあるので、ホテルに寄って自転車を含めた荷物を預ける。帰りはボトルを含めて完全に手ぶらで。
帰りは急がないので自由席で。ちょうど来たのがあさまだったのでそれに乗る。
前日は釜めしだったので、帰りはたかべんのだるま弁当。
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コットンバーテープ
しばらく fi’zi:k の薄手の青いバーテープを使ってきたが、前から気になってたコットンバーテープを試してみることにした。
手に入りやすいコットンバーテープは東京サンエスの ViVA CYCLE のものか、VELOX。ViVA はエンドキャップ付き、VELOX はキャップなし。
安いので両方とも買って、とりあえず ViVA から試すことにする。
このバーテープ、伸縮性がないため巻きやすくはなく、さらに長さが短いので余裕を取らずにギリギリに巻いていかないと足りなくなる。
エンドテープの代わりに荷造り用の麻ヒモでほつれ防止する。
このまま使ってもいいが、素材がコットンのままだと汚れてくるのでセラックニスを染み込ませる。
こちらは事前にセラックニスを試し塗りして作ったサンプル。上から1度塗り、2度塗り、と5度塗りまでやってみた。
これでニスを3度塗りした状態。セラックニスは染み込んでいくので塗りやすい。
セラックニス自体は珍しいものではないが、最近のホームセンターでは取り扱ってないかもしれない。東急ハンズなどへ行けばあると思う。
使ったのはカインズホームで売ってる手芸用の自然由来塗料として売られていたもの。(手作りの皿の仕上げなどに使うらしい)
サドルのヌバックやタイヤのアメサイドとは色味が違ってしまうが、全体としてはブラウン系になった。
ついでに最近愛用しているモグモグバッグ。
登山用のチョークバッグをハンドルバーに取り付けられるようにした商品で、サイクリング中につまむおかしなどを入れておくバッグだが、スマホを入れてもいいしコンビニで買ったアイスコーヒーを入れるのにも重宝してる。
買ったのは少し前なので、APIDURA のものだが、最近、ワールドサイクルの PB、R250 から似たようなバッグが発売になったようでそちらなら半額くらいで買えるらしい。
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deda SUPERZERO
TIME Fluidity を組み上げる際、いままで乗ってた ANCHOR RNC3 とポジションを合わせるため、100mm/-17度のアルミ製ステムを使った。
THOMSON Elite X2 という2点留めの CNC削り出しのかっこいいステムだ。
乗っているうちに若干、ハンドル位置が手前に来てるような違和感があり、サドルを前後上下したりと試行錯誤したがしっくりこず、タキザワのセールでアルミ製ステムが800円で売ってたこともあり、110mmのステムを試すことにした。
タキザワのPB、HARP 3Dステム。
ライズ角が違うのでスペーサーを上に換えて取り付ける。
これをしばらく乗って違和感は感じない。試しに 100mm/-17度に戻してみる。違和感を感じる。どうも 110mm が調子良さそう。
いままでと同じ THOMSON Elite X2 の 110mm に変えても良かったが、違うものを試してみようと思って店舗で物色。
定番の deda 100 が良さそうだったがハンドルバーのクランプ側が 4点留めのプレート状のタイプで大きくロゴマークが入ってたので却下。
なにか他にないか見てたところ、同じ deda に SUPERZERO というシリーズが合ってこちらは 4点留めながら2ピースに分かれており、ロゴの主張も控えめ。
写真で見るとこれといって特徴のないステムなんだけど、実物はけっこう立体的に造形されていてかっこいい。
ステムの断面なんて三角形になっていて、ロゴも向きが決まってるので逆付けは許されない。
色は deda っぽいホワイト&レッドのものと、この控えめタイプから選択可能。
トップチューブがスローピングのフレームなので、この若干上向きライズが似合ってるかもしれない。
このセッティングで BB軸上-サドル先端が 53mm、サドル先端-ハンドルセンターが 510mm。
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FH-5800 と FH-RS400
SHIMANO の手組み用リアハブのリムブレーキ用11速対応品として、
FH-9000 (DURA-ACE)
FH-6800 (ULTEGRA)
FH-5800 (105)
がラインナップされている。グレード外品として TIAGRA/SORA相当という位置づけで
FH-RS400
も販売されている。
FH-5800 と FH-RS400 は寸法、重量などスペックはほぼ同じで見た目にロゴくらいしか違いがないが、内部構造が少し違うようなので両者のスモールパーツを拾い上げてみた。
クイックレバー(163mm)
Y31F98010 (FH-5800)
Y31P98010 (FH-RS400)
※ロゴ違い
右ロックナットユニット
Y31F98040 (FH-5800)
Y48U98020 (FH-RS400)
ベアリングボール(18個)
Y00091310 (FH-5800 / FH-RS400)
ハブ軸
Y31F07000 (FH-5800)
Y30K01100 (FH-RS400)
FH-5800 は M10
FH-RS400 は 5-9/16"
左ロックナットユニット
Y31F98050 (FH-5800)
Y4SK98060 (FH-RS400)
左シールリング
Y3CR09000 (FH-5800 / FH-RS400)
フリーボディ固定ボルト
Y3BL03000 (FH-5800 / FH-RS400)
フリーボディユニット
Y31F98080 (FH-5800 / FH-RS400)
ハブシェルスペーサー
Y3TD06000 (FH-5800 / FH-RS400)
両者の違いでパッと見ても違うのは左右のロックナットユニットとハブ軸で、その他の部品はほぼ同じだ。付属するクイックリリースも型番が違うが、これは色違い(ロゴ違い)なだけで実質は同じもの。
ちなみに FH-5800 は市価5千円強、FH-RS400 は市価3千円強くらいで手に入るパーツだが付属のクイックリリースは単品で入手すると 1,610円する。
WH-RS010 という手組ホイール構成の完組品があってこのリアハブも見た目は FH-RS400 の 24H品(市販されていない)に見えるが内部構造は同じなので WH-RS010 のスモールパーツ扱いで部品を取り寄せれば、24H の FH-RS400もどきを作ることも可能。クイックレバーを含まないスモールパーツ型式は Y48U98010 になっている。
追記:
Y48U98010 にはハブ本体(フランジ)が付いてないので上記案は不可能だった。リアのみなら新品でも 5千円ちょっと、中古品なら未使用品でも 2千円くらいで手に入ると思うのでハブのために買ってもよいかもしれない。(リムとスポークは使い道が無いが、、、)
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24Hヨンパチ組みリアホイール
20Hラジアル組みフロントホイールの続き。
ホイールは別に前後セットで作る必要はないが、同じリムを使った後輪も作った。
リムは台湾Kinlin TB-25 24H。前輪用の 20H と違ってフンドシの縫い目を避けるための溝はない。
ハブは台湾BITEX RAR13、現行品の A713/RAR12 とほぼ同じ仕様。カタログ値210g、実測216g。
6爪を 3爪ずつ 2パターンで 24のラチェットと組みあうことで 48ノッチになるという BITEX お得意のフリーハブだが 45ノッチの Chris King R45ハブと比べるとイマイチ。むしろ Chris King R45ハブがすごすぎるだけかもしれない。
ドライブサイド(DS、フリー側)は 2.0mmプレーンの SAPIM Leader 280mm。12本で 86.5g。
ノンドライブサイド(NDS、ハンフリー側)は 2.0-1.8-2.0mmバテッドの SAPM Race 294mm。12本で 76.0g。SAPIMブラスニップル24個で実測 22.5g。
左右とも 2.0mmプレーンでも左右ともバテッドでも良い。バテッドの方が 1本あたり 10円高い。(Leader が 70円、Race が 80円。ちなみに超万能セミエアロの CX-Ray は300円くらいする)
組み方は DS側を 4本取り(2クロス)で、NDS側を 6本取り(3クロス)とする左右異本組みとした。テンションの是正の具合については事前に検証した通り。組むのが面倒なら左右とも 6本取りにしても 4本取りにしても良い。
32H のタンジェント組みだと 6本取りが標準的な組み方だと思うが、24H に減らす場合、各ホールの接続角が変わり、32H の 6本取りと 24H の 4本取りはほぼ同じ接続角になる。
パターンを把握するため、DS、NDS、それぞれから 1ペアずつ抜き出し、4本だけ組んでみる。
32H だろうと 24H だろうと、タンジェント組はこの 4本の組み合わせをコピーしていくだけなのでこの 4本が正しく組めるならどんなホイールでも組める。
傍から見たら東南アジアの街角でカゴを編む人みたいになってると思う。
すべてのスポークを通し終えたら、ニップルを締めてテンションを上げていく。
組んだら 807g になった。
スポークテンションは DS 140kgf、NDS 70kgf。タイヤを貼った状態での測定。
フロントホイール同様、動画にまとめてある。
https://www.youtube.com/watch?v=WuvHUmrvwbo
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20Hラジアル組みフロントホイール
20H でアルミチュー��ラのフロントホイールを組んだ。
リムは台湾Kinlin の TB-25。カタログ値430g、実測384g。
上の写真は違う個体のものでリム内側がフラットになっているが、実物はリム中央にフンドシの縫い目を落とすための溝が入っていた。どれほど効果があるのかは不明。
ハブは台湾BITEX の RAF10。カタログ値79g、実測74g。
スポークは SAPIM CX-Ray 280mm、20本で 93.5g。ニップルは SAPIM のブラス12mm、20本で 18.5g。
フランジへの通し方はトラディショナルなヘッドアウト。
20本すべてをリム穴に通して、あとはニップルを締めあげるだけ。
完成。
重量は 571g。けっこう軽い。スポークテンションは 100kgf前後。
SOYO の練習用タイヤ、Challenger CKV-270 を貼る。Vittoria系のタイ・ライオンタイヤの OEM品。LION TYRES GT30、Vittoria STRADA、CONTINENTAL GIRO、Panaracer Practice あたりは兄弟。SOYO なのは自転車店で安く買えたため。
最近、近所にできたイオンバイク(サイクルテラス)でも Vittoria STRADA が売ってた。チューブラータイヤが出先で手に入るならパンクのときに安心なのでとても助かる。
制作の様子は動画にして YouTube で公開してる。
https://www.youtube.com/watch?v=m0IkQhWCPzw
動画の中でも紹介してるスポーク長の計算をするサイトはこちら。
http://sqm.jp/Spokes.html
24Hヨンパチ組みリアホイールに続く。
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VBC Crank の続きと mio FUSE
White Industries VBC Crank[1] の続き。
BB軸長113mm推奨の VBC Crank を軸長107mm の SHIMANO BB-UN55 BSA68mm を使ったところ、Qファクタが若干狭く、フレームとのクリアランスもギリギリだったので同じ BB-UN55 BSA68mm の軸長110mm のタイプに変えた。
軸長107mm のタイプは実測289g。
軸長110mm のほうは実測298g。
軸長110mm を使うと、Qファクタは実測148.3mm になった。
サイコン(サイクリングコンピュータ)に使う速度&ケイデンスセンサー、いまは CatEye の Bluetooth BLE対応の一体型センサーを使っているが、このセンサー、インジケータ類が無いのでセンサーが動作しているかわかりにくい。(使わないと自動で電源が off になり、再び速度 or ケイデンスマグネットを検知すると動作を再開するが、マグネットの位置がセンサーから遠かったりすると動作を再開しないこともあってわかりづらい)
BONTRAGER の同じようなタイプのセンサーはインジケータが内蔵されており、動作再開から 10回はマグネットの検出と同調して LED が点灯する。これがとてもわかりやすくて良い。
Bluetooth BLE と ant+ の電波を同時に出すので、サイコンはどちらかの規格に対応していればよい。
ただし、センサー部の角度の調整に 2.5mm のアーレンキーを必要とするのは若干使いづらい。
CatEye付属のケイデンスマグネットは両面テープで留めた上にタイラップで固定する方式だったが場所がずれやすく、とうとうどこかへ飛んでいってしまった。
自転車店でケイデンスマグネット単体でも購入できるが、100円均一で 4個100円のネオジウムマグネットを(引きはがすときの取っ手になるように)ビニールテープでくるんで使用していた。
ネオジウムマグネットは強力なので勝手に剥がれ落ちることはなく、もし剥がれ落ちても単価25円なので予備に変えればいいが、ビニールテープのノリがベドベドするのが欠点だった。
ケイデンスセンサーと同じく BONTRAGER のマグネットはクランクに差し込めるようになっており、ペダルを外さない限りは勝手に外れないようになっているので勝手がよい。
遠心力で常に外周部へ動いているので、ペダルがある限りはこの場所から勝手に移動することもない。
ついでに心拍センサー。mio FUSE という 1万円ちょっとの製品。
全体的に作りが雑で、動作がわかりづらいがロードバイク用の心拍センサーと割り切れば安くて使いやすいと思う。
電源はオフにできず、常にヘルスチェック動作している。このモードでは心拍は計測しない。
心拍計測モードにすると、Bluetooth BLE経由でスマホアプリから心拍数が見れるようになる。これは mio FUSE純正アプリを想定しているが、CatEye Cycling など他の心拍計測アプリでも受信可能だ。
ロードバイクで使用する場合は、CatEye Cycling側でロギングしているのでこの状態で使えばよい。
mio FUSE にはもう一段回、ワークアウトモードがあって心拍数のログデータなどもデバイス単体で取ることができる。このモードの場合も、心拍計測モードと同じように Bluetooth BLE経由でアプリ側でも心拍数を取得することができる。
心拍計測モードとワークアウトモードはバッテリを消費するが、ヘルスチェックモードはバッテリをあまり使わないので、一週間くらいは充電しなくても使えるようである。なお USB などで PC と接続することはできず時刻合わせから設定まで、すべて Bluetooth経由で専用のアプリmio GO を使うためこのデバイスを使うにはスマホが必須になる。
White Ind. VBC Crank再びに続く。
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ヘッドパーツ交換
ホイール、タイヤ、サドルといった部品は取り付けに特殊な工具が要らないのでカンタンに交換できるが、ヘッドパーツ(ヘッドセット)の交換は専用の工具を使う必要があるので Culture Club さんのレンタルピットをお借りして作業してみた。
基本は予約制で 3台まで同時に作業するスペースが確保されている。工具類は自由に使えて必要があればプロのアドバイスももらえる。
まずはフロントフォークを外したいのでブレーキキャリパーを外す。
ロックナットとステムを緩めればフロントフォークが抜ける。ここはスルリと抜けてくるので、気を付けないと落ちるので注意。
ヘッドワンリムーバー。フォークの代わりに差し込んでワンに引っ掛け、ハンマーで叩いて外す。
まずは下ワン。圧入されているのでけっこう硬い。
続いて上ワン。フレームセットに付いてきた TANGE テクノグライド 1″ ITAサイズ。
フォークに付いたクラウンレースを外す工具。クラウンレースリムーバー。
新しいヘッドパーツは Chris King の NoThreadSet 1″ ITA。
カラフルなラインナップで、KING のロゴが目立つ仕上げ(オリジナル)と目立たない仕上げ(SV)が選べるが、Silver は SV のみ。
古いヘッドパーツを外した後のヘッドチューブ。軽くふいておく。
新しいヘッドパーツを圧入する。工具はヘッドワン圧入工具。
様々なサイズのヘッドパーツに対応できるアタッチメントが付属しているが、Chris King の場合はしっかり圧入できるように専用の治具が用意されているのでそれを使う。(写真に薄い紫の部分)
フォークにクラウンレース(クラウンコーン)を圧入しヘッドチューブに挿入し、上からコンプレッションリングで押さえつけるが、ここが大変だった。
他社のヘッドパーツだとコンプレッションリングに割が入ってるので、けっこうラフでも入っていくが Chris King の場合は割が入っていないのでコラムのサイズの精度が悪いと入れることができない。
このフォークの場合、コラムの精度は問題ないが、コラムカットしたときに切断面が広がっていたため引っかかってコンプレッションリングが入らなかった。ここはヤスリで削って対応する。
これだけの作業で 1時間半掛かった。休憩は Culture Club に併設の Pine Fields Market でコッペパンサンド。
見た目にはほとんど変化がないが、ここは負荷が掛かる可動部。
長期的に乗るなら
精度の高いパーツを使うことは必然。
(けっこう迷った末に)無難に Silver を選択してしまったが違うカラーでもよかったかもしれない。
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ブレーキアーチ交換(BR-7800)その1
昨年組んだクロモリのロードバイク、ブレーキは NOS品の SHIMANO 600 を付けている。ブレーキレバーBL-6209、ブレーキアーチBR-6208 の組み合わせで 7400系DURA-ACE の頃の SHIMANO 600グレードのブレーキだ。
SHIMANO のブレーキはこの後の世代から引きの軽い SLR、デュアルピボット式のスーパーSLR、新スーパーSLRを経て現行SLR-EV に規格が変わってきたが、この BR-6208 は他社互換の重いブレーキなのでけっこう全力でブレーキレバーを握らないと制動しない。
ブレーキシューだけは現行品に変えてあるので少し制動はよくなるが、30キロで走行しているときに前輪だけ全力で握ってもまったくジャックナイフする気配がない程度の制動力しかない。
後輪はともかく前輪のブレーキが効かない/重いのは乗ってて不便なのでブレーキを交換することにした。
用意したのは BR-6208 より 4世代ほど新しい 7800系の BR-7800。デュアルピボット式のスーパーSLR規格のブレーキアーチになる。
これがいままで付けてた BR-6208 の裏。
「LF」の刻印は製造年月を示しており、1987年(=L)6月(=F)製とわかる。
こちらが付け替える BR-7800 の裏。
「EH」は 2006年(=E)8月(=H)製。
デザインは元々付いてた BR-6208 のほうが似合ってる気もするが、この世代までの DURA-ACE はアルミがちゃんとアルミ色なのでなんとか整合する。
次の世代(7900系)からはデザインに黒の要素が入ってきて現行の 9000系は完全に黒系のデザインになってる。
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ロードバイク用キャリパーブレーキアーチまとめ
※随時アップデート。
SHIMANO のロードバイク用キャリパーブレーキは規格が多いので調べてわかる範囲でまとめておく。
SLR-EV
2016年現在の最新規格。
デュアルピボット式ながら 3支点で動くようになっており剛性が高い。旧世代の新スーパーSLRと引き量に互換性がある。
BR-9000(DURA-ACE)
BR-6800(ULTEGRA)
BR-5800(105)
新スーパーSLR
デュアルピボット式の一世代前のもので、引き量は新規格のSLR-EV と同じ。効きやフィーリングは変わるかもしれないが STIレバー、キャリパーの新旧混在は可能。
BR-7900(DURA-ACE)
BR-6700(ULTEGRA)
BR-5700(105)
BR-4700、BR-4600(Tiagla)
BR-3500(SORA)
BR-2400、BR-R651、BR-R451
スーパーSLR
さらに古い世代の SLR がデュアルピボット式になったもの。引き量は新スーパーSLR、SLR-EV と違うので混在は不可。
BR-7800、BR-7700、BR-7403(DURA-ACE)
BR-6600、BR-6500、BR-6403(ULTEGRA、600)
BR-5600、BR-5500、BR-1055(105)
BR-4500(Tiagla)
BR-3400(SORA)
BR-2300 など。
SLR
非SLR(カンパなど他社製を含む)ではキャリパー側のみに存在したリターンスプリングをレバー側に増設し、全体としての引きを軽くした SHIMANO の独自規格。レバー側のリターンスプリングを前提としてキャリパーのスプリングが軽くなってるので、リターンスプリングを内装しない非SLRレバーとの組み合わせではキャリパーが戻らなくなる場合もある。引き量自体は非SLR と同じ。
インナーワイヤーは引く向きの動作は得意だが押すのはニガテで、キャリパー側のみにスプリングが存在すると、ケーブルを戻す動作はワイヤーをキャリパーから押す動作になってしまう。ワイヤーがニガテな押す動作を使ってポジションを戻すため、どうしてもリターンスプリングを強力にする必要がある。リターンスプリングが強力だとブレーキ動作のためのレバー操作も重くなる。この欠点を解消するためレバーを戻す動作でもワイヤーの引く向きを使うアイデアが SLR。
BR-7402、BR-6400、BR-1050
非SLR
(たぶん)当時のカンパ、マファック、ダイアコンペなどと互換性がある。
BR-7400、BR-6208 など
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手組ホイール、チューブラー、前編
納車の時にお店で組んでもらったホイールはリムが tradizioneリム36H(KINLIN Nb-R の OEM品)、ハブが SHIMANO 105(HB-5800、FH-5800)、星スポーク#14(2.0mmプレーン)でクリンチャーだった。
2ヶ月乗ってて特に不満は無いがチューブラーも試してみたいと思い、せっかくなのでチューブラーホイールを自分で組むことにした。
まずは必要なスポーク長の計算。
リムは Mavic の OpenPro Tubular 32H。旧名Reflex、ERD=611mm。色はシルバーと CD(黒っぽいアルマイト加工)から選べるがシルバーをチョイス。
ハブは Chris King R45 Road Front Hub 32H。色はピューターという濃いパープルのような色。
スポークは星のプレーン 2.0mm。
図面をひいて長さを計算すると 6本組みで 299.9mm と出るので近似値で 300mm を使用。ニップルは電蝕の心配が少ないブラスニップル。
リムは公称 360g だが実測値は 385.5g。
もう一本は 380.0g。
ハブはカタログ値102.0g と 0.5g の誤差。
スポークは 32本で 238.0g。
ニップルは 72本で 71.0g。
リアはリムはフロントと同じ Mavic OpenPro Tubular。
ハブは Chris King R45 Road Rear Hub 32H。PCD=51.0mm/51.0mm、中心からのオフセットが 38.3mm/17.0mm。
こちらも図面をひいてスポーク長を割り出すと Drive Side(DS) が 296.2mm、Non Drive Side(NDS) が 298.0mm と出たので近似値で 296mm、298mm を使用。
リアのハブはカタログ値と誤差なしの 224.0mm。
スポークが DS/NDS 合わせて 32本で 236.5g。
ニップルは CRC 5-56漬けにしてから使用。スポークには SIM GREASE を付ける。
試行錯誤しながら組んでいく。
フロントは実測 758.0g。リム 385.5g、ハブ 102.5g、スポーク238.0g、ニップル 32.0g なので計算と一致。
リアは実測871.5g。リム380.0g、ハブ 224.0g、スポーク236.5g、ニップル32.0g なので計算と誤差 1.0g。
ここまで組んできてなんとなく見た目に違和感を感じる。
6本組みの場合、アヤをとるのはニップルの一つ手前、1ヶ所だけ。
しかしこの組み上げたホイール、その手前もアヤを取ってる。つまり 6本組みのダブルクロス組み。
試しに乗ってみたところそれほど違和感は無かったがニップルが飛びやすいと聞いたので組み直すことに。。。続く。
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