2018心に残る食べものたち〈社会人篇3〉
記憶に新しい。最後です。
9/30 fuglen ASAKUSA
なんとあのフグレンが浅草に…
我らの生活の要、ドンキの近くに突如として現れたフグレン。
代々木上原にあるお洒落代表カフェが
なぜ浅草のしかもJRA(日本中央競馬会の略)の目と鼻の先に…
私は驚きを隠せなかったものの、
気づいたらそこに足が向かっていた。
一言で最高です。
まずあの雰囲気で夜中までやってくれているのは救いだし、
夜の薄暗い中でロウソクが灯っているのが
抜群のムードを演出している。
そして何より感動したのが、
トイレだった。
無機質で清潔で無駄に広い空間
オーガニックな香りがするハンドソープ
思わずトイレの中でかなりシャッターを切ってしまった。
「トイレに住みたい」
と思った経験はここと、
代々木上原のflowくらいだろうか。
度々通っています。
しっかりとしたドリップコーヒーがあれば
なお良いんだけどなあ。
10/5 湯気
インスタ開けば湯気だらけ
それくらいにみんな行っている湯気。
まず名前がいいものね。
ここは少し背伸びしながらも、
居心地のいいちょうどよさがある。
店先にはお花屋さんがあって、
店内は大きなテーブルが二つにカウンターのみ(まるでスナックみたいと最初思った)。
料理はシンプルな組み合わせのものが多く、
でもそのどれもが想像力を掻き立てるものばかりで
あれもこれもとなかなかオーダーが決まらない。
ご一緒した二人は学生さんで、
学んでいることを私たちにちゃんと説明してくれた。
いや、もはや語ってくれた。
私はそれを聞いていて、すごく羨ましくなった。
大学に4年間在学したが本当に学びたかったことに出会えなかった。
そもそも、専攻を間違えたなと今になって思う。
当時の私だったら、学んでいる事を聞かれたら
笑ってごまかしていたし、何も語れなかった。絶対に
学生にコンプレックスがある。
もう一度本当に学びたい事を学びたい、
そう思った理由のひとつ。
10/7 キィニョン
数少ない大学の友人に教えてもらった
パンとスコーンのお店キィニョン。
今まで全く知らなかったのを心底後悔するパターンのやつでした。
見た目子供連れのお母さんが買うような、
可愛らしいチェーンのパン屋さんって感じの店構えから
このクオリティのスコーン出してくるから、たまげた。
職場よりもっと奥にしかないのか…
なかなか食べられぬ…くそう。
と思っていたら、なんと上野にあるではないか!
早速買いに行きます。
10/13 きび太郎
2018年ベストオブシメラーメン
これほど、シメに向いているラーメンは
他にないのではないだろうか。
いくつか種類がある中の鶏そばというもの。
透き通ったスープは鶏の旨みがギュンギュンに凝縮されていて、
けれども味は透明。いくらでも飲んでいられる。
田原町で飲んだ日には、
必ずこの姿を思い出して頭を抱える。
むむむと思いながら歩いていると、
いつの間にかお店の前に付いているから不思議だ。
10/25 贊記茶餐廳
チャンキチャチャンテン
と読みます。
同僚からおいしいから行ってみて!とすすめられ、
早速行ってみることに。
事前に腸粉という
プルプルしたものがはちゃめちゃにうまい
と、聞いていたので真っ先にそれの海老を注文。
口にした瞬間、
腸粉キターーーーーーー!!!
腸粉のビックウェーブ来ました。
ちゅるんぷりっがひたすらに繰り返される
この食べもの。なんですか。
ずっと幸せ…
まだここ以外で食べたことがないのだけど、
ここに来たらもう腸粉以外食べれません。
10/26 petanque
はい、ウフマヨ❤️
観音裏にやばいビストロがあることは
かなり前から知っていたのだが
ハードルが高く感じて、
足を踏み入れられなかった。
ここもまた深く話が通じる友人と
せっかく浅草で食べるならここでしょ!と
満場一致(?)でペタンクに予約したのだ。
つ・い・に!
憧れに憧れていた
ウフマヨにチューリップ唐揚げを…
二人して目が無くなっていた間違いなく。
この子とおいしいものを食べにいくと、
最上級においしみを感じることができる気がする。
味わっていたい時は、
いつまでも味わっているし
喋りたくなったら喋るみたいな。
いつもより少しお金を出して
いいものを食べる時って、
よりその時の状況によって感じられる
おいしさが違うように思う。
この後、立て続けに2回行ったので
なおさらそう思った。
一緒にいる人
話している話題
同じ味のはずなのに
何か残るものが違う気がする。
11/2 松㐂
MATSUKIでございます。
何気に2回目なのだが、
前回があまりに緊張していたし
一人だったもので記憶が微かすぎる。
今回は年下の子とかなり背伸びをしてここに。
何を食べるにしても妙に緊張してしまって
クスクスのポソポソのお皿だけ最初サーブされて
こ、これがクスクスかあ…
と思って食べていたら、その後に出てきた
スープと混ぜて食べるものだったらしく
かなりはずかしかった。
終いには、お会計でもワタワタしてしまって
赤面症の私は顔真っ赤。
なんだかまだ松㐂を
心から楽しめない私。
帰り道、たは〜〜〜〜
って感じだったけど、
こうやってダサいことをして
人って成長するのかなとか思ったりした。
その度に私は顔を真っ赤にするのだけど
たまにはこういう思いした方がいいんだよな。
(しょっちゅう顔真っ赤にしてますけども)
11/3 山谷酒場
台東区日本堤に
これまたやばい酒場ができた。
すでに丸千葉があるというのに、
なんちゅうまちだ…
駅からある程度歩く距離にあるのだが、
夜はかなり物騒だった。
死んだ町とも言えるほどの雰囲気。
人と引っ付きながら歩くと、
突然パッと明るい看板が。
そこから中はもうパラダイスというか、
最高でした。
パイナップルのテーブルクロスや
一見適当なメニュー
変な置き物たち…
ビールは缶ビールだし、
コーンバターやアメリカンドック、
キクラゲのもやしいため?
ここにしかない変な違和感、
の中で食べるそれらはめちゃうまい。
これは、妙に薄気味が悪い(住んでいる方ごめんなさい…)
南千住にあるからいいんだろうな。
11/7 鳥鳥鳥の店 鳥清
上野の裏道にそれはあった。
鳥鳥鳥の店
と書いてある看板が暗闇の中で灯っていて
これは絶対やばい、
と思いながら入店。
店内もこれまた何もかも最高で、
チューハイのグラスがいいし、
いいちこあるし、
頼むものすべてうまいし、
鶏鍋のおばちゃんの鍋奉行ぶりがたまらないし、
はあああああああああ
幸せのため息が止まりませんでした。
絶対にまた行こう。
11/15 TONY'S PIZZA
あたたかい
お店の前に立った瞬間からそう思った。
ふかふかのクッションに包まれながら、
食べるピザのなんとおいしいことよ。
店主さんが生地と会話しているかのように
それはもう丁寧にこねていて、
その生地とたくさんのチーズに覆われた
あっつあっつの出来立てをパク。
たまりません…
私の心はほっかほかで、
意気揚々と会社に帰ると
両手からピザの香りがした。
完全に恋に落ちたと思った。
人を好きになりそうになると
ちょっと距離を置いてみるみたいな、
今そんな状況。
11/17 アロマ
地元で一番好きな��茶店
て言っちゃうよねここは。
昨年、一番通った喫茶店
なんせ通うのが苦手なもので、
常連と言えるお店はないけれど。
でもここは店主さんが話しかけてこないので(私みたいな一般人には)
ふらっと淡白に通える。
それがとても居心地良いのだ。
11/25 path
奇跡みたいな日2
左には真っ白な洋服に大きなハンカチをエプロンがわりにしている
何しても可愛い黒髪ロングの女の子。
右には才能に溢れた魅力の塊で
眩しくなるほどにキラキラした可愛い可愛い女の子。
の間にいる、普通の女の子(は私です)。
こんな環境で食べるpathのカレー以上に
贅沢なカレーは二度とないでしょう。
お土産にあのスペシャルなレーズンサンドを
持たせていただき、
人生楽しみ無限大∞だゼ!を実感しながら(は?)
駅に向かって歩いた。
11/28 かるかや
青空うどん、ついに叶う。
学生最後の旅行で香川県に行った時、
あるうどん屋で入りきれなかったお客さんが
店の外で青空の下、立ち食いしている光景を目にした。
(学生篇の投稿で記載している)
その光景がずっと忘れられなくて、
ずっと憧れていた。
今後叶わないだろう、
そう思っていたらありました。
しかも東京の池袋のデパートの屋上に…
香川県民のように片手でお椀を持って、
立食いとまではいかないが
私は感動してしまった。
おつゆが夕日に照らされて、
キラキラと輝いておる…美しい。
池袋がまた少し好きになった時間でもあった。
12/1 やきとん たくちゃん
隠れ名店
だと私は行くたびに確信している。
家の近くにこんな良い居酒屋を構えてくださり、
ありがとうございます。まず感謝。
値段もお手軽で、何より食べ物がどれもこれも
想像をはるかに超えてうまい。
いつも頼むのが、
赤星瓶ビールにもつ煮の玉子入りとレバー、
はらみ、つくねピーマン付けなど。
ここのレバーは驚愕的にうまいと思う。
この値段で?え、良いんですか??
と毎回思う。はらみも同様。
そして写真のつくねwithピーマン!
私これ長年憧れていて、
孤独のグルメで井ノ頭五郎さんが
ピーマンにつくねを乗せてそれを箸で少し崩して、
それはもう、うまそうに食べていたのだ。
まさか地元でできるなんて…!
ピーマン苦手なのに、
なぜかハマって常連かのようにいつも頼んでる。
早く夏になって、
外で飲みたいなあ。
12/7 豊前房
思い出すだけで、
心が柔らかくなるよう。
「超敷居高いうどん屋さん」
とずっと認識してしまっていたがために、
なかなか足を運べずにいた。
寒さが強まってきた頃、
偶然出くわしたある可愛い女の子が
そこで働いていると知り、
それはいかねばとやっと重い腰を上げたのである。
マイミューズ平野さんもご家族でよく来られていたとも
聞いていたし、間違いないのは認識済みだった。
やられました。
認識のはるか上でした。
誰かと抱擁したくなる味でした。
(残念ながら一人だったので自分で自分を抱きしめたけど)
おつゆのなんとお優しいこと。
麺はそれに寄り添う、ハリツヤがあって角のない手延べうどん。
体の全てに、そして心に染み入る
素晴らしいおうどんです。
12/8 藪蕎麦
連日のいいうどん、いい蕎麦。
ハイライトは、
しきりに店員さんが発する
「ありがとう存じます」。
この平成という時代に
誰がこんなお上品な言葉を使うだろうか。
お出汁もお蕎麦の量もお上品でございました。
蕎麦があたかも米のように海苔に巻かれた
そばずしを頼んでみたのだが、
蕎麦の新たな可能性に出会い、感動してしまった。
またこうやっていいものを食べながら、
可愛がってくれているお兄様お姉様にも
大変感謝なのです。
12/15 サイゼリヤ台東田原町店
このペコリーノチーズの
ポテンシャルの高さよ…
これぶかっければ、
サイゼのメニューの大体のものは
ワングレード美味しくなるのでは…
これは、アーリオ・オーリオ(299円税込)という
にんにくの旨みとオリーブオイルのみで仕上げたパスタに
ペコリーノチーズ(ちなみに100円税込)を
どさっとぶっかけた399円税込の安いやつなのだが、
それがまあああうまいこと。
ペコリーノチーズやるなあ…
これからサイゼ行ったら、必ずこいつも頼むことに決めた。
12/17 美奈福
代休で平日に休めたので
すかさず人形町に向かった。
(これでも意外とまだ無遅刻無欠席である)
特にどこに行くとか決めず、
フラフラ歩いていると赤い提灯が見えて
「おでんの食べ歩きもありだなあ」
なんて考えながら立ち寄った。
大根、はんぺん、つみれの完璧トリオを迎い入れ、
すぐ食べるなら漏れないようにと
何重にもして渡してくれた。
ほかほかの大根を路地で一人で頬張りながら
立ち昇る湯気を見ている時、
寒い中であたたかいものを食べると
なぜこんなにも幸せなんだろうと思った。
肉まんや焼き芋を食べている時も
涙が出そうなぐらい幸せを感じる。
湯気に包まれる。
この冬のテーマです。
12/22 guerrero
おいしくて可愛い時間。
食が大好きで仕方ない女子5人が集まって、
初対面もいる中、忘年会を開催。
場所は多数決で決まった下北沢のゲレロ。
写真のは、根セロリのスフォルマート。
正直セロリが駄目なのだが、
流れに身を任せて食べてみると、うまい…
友人の言葉を借りると、
「セロリが優しく寄り添ってくれる」
このタイプなら私もいけるらしい。
好きが似ていると、
時間もかからずに仲良くなれてしまうし、
いろんな話がしやすい。
食べ物に映画やラジオ、洋服、恋愛…
これって本当に豊かで贅沢なことだと思う。
だから、インスタを介して人と会って話すことは
すごくいいことだと私は思っている。
会社の悪口言ったり、
自分の弱音を吐いたり、
記憶がなくなるまで飲むのではなくて
(それもたまには必要なこと)
好きなことを好きなだけ喋れる聞ける。
そして私と相手の考えを共有できる。
この時間が何よりも生きる糧な気がする。
12/24 ぱいち
浅草で洋食を。
クリスマスには、盛大に浅草をオススメしたい。
洋食やケーキが食べれる喫茶店もあるし、
浅草寺や雷門は真っ赤だし、ぴったりでしょ。
ヨシカミやグリルグランド、グリル佐久良などの洋食の有名店は、
土日のお昼時に行けば並ばずして入店はできない。
ぱいちはそれほど並ばないし、
どの有名店より「和」だと思う。
オススメしたいのは、
ランチが終わる間際に入店すること。
スッと入れるし、
お店の人が休憩に入って賄いを食べる姿が見れる。
浅草の商い感が滲み出る洋食屋。
揚げ物もシャクシャクに揚がっていて、
頬張るたびに耳がくすぐったい。
私はこの妙に太い、付け合わせのスパゲティが大好き。
12/30 FOS
23歳になった。
私は年末生まれで、
クリスマスやら年越しやらで
忙しない中、歳をとってしまうのは毎度のこと。
でも、必ず学校や仕事は休みなので
自分の誕生日は嫌いじゃないけど。
22歳は学生から社会人への変換期で
泣いたり笑ったり怒ったり、
感情に素直だったような気がする。
仕事にはだんだんと辟易していったのだけど、
仕事以外のことが楽しくて、
何かを掴んでいくような感覚もあった。
いろんな人と会って話して、
自分のやりたいこと考えていることを
伝えれば伝えるほど、前に進んでいる
そんな感覚があった。
でも今は、「そんな気がしている」だけだ。
23歳は、そのやりたいことを
もっと具体的に、形にしていく。
いろんなものを観て読んで聞いて、
それを私の中に落とし込んで、表現する。
きっと難しい歳になるだろうなあ。
ーー
最近、あるアメリカのコンビニオーナーさんの
展示を観て思ったのだけど、
夢は何?ってもしヒゲモジャに聞かれたら(あいみょん風)、
「面白いおばあちゃんになること」
と答えることにした。
「私の人生面白かったあ」
そう思いながら眠りたい。
2019.02.4
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