2022年11月21日
カタール歴史的黒星、開催国の初戦不敗神話が止まる…22回のW杯の歴史において初の出来事【カタールW杯】(中日スポーツ)
注目の開幕戦に、開催国枠で初出場のカタールが登場したが、勝ち点の獲得はならなかった。開催国が開幕戦を含む初戦で敗れるのは、22回を数えるW杯の歴史において初めて。
カタールは初優勝した19年アジア杯でMVPと得点王を獲得したアリらが先発した。一方、2大会ぶりの出場となるエクアドルは8年前のブラジル大会で2得点したバレンシアらがスタメンに名を連ねた。
試合は前半16分に早くも動いた。今大会初ゴールを記録したのはエクアドルのエース、バレンシア。自らが倒されて得たPKを右足で冷静に蹴り込んだ。頼れるベテランはさらに同31分、ヘッドで2点目をたたき込んだ。貫禄の2発。ホストチームを鮮やかに出し抜いたエースは歓喜の雄たけびを上げた。
カタールはW杯初陣の硬さからか、思うようなプレーがなかなかできなかった。前半終了間際にアリがビッグチャンスを迎えたが、フリーで放ったヘディングシュートはゴールの左にそれた。開催国が史上初めて第1戦を落とすという不名誉な記録をつくってしまった現アジア王者。前途多難な船出となった。
今大会は中東では史上初で、アジアでは2002年日韓大会以来の開催となる。
ワールドカップ史上、大会初ゴールがPKから記録されたのは、エクアドル代表のエネル・バレンシアがカタール戦で決めた得点が初。
ワールドカップ史上初、中東開催の総額が半端ない!ケタ違いの大会総額31兆円に驚きの声続出「国家予算だ」「富豪感すごい」(ABEMA TIMES)
「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の開会式が日本時間11月20日に行われ、そのド派手な演出に注目が集まっている。過去最高と言われる大会費用はなんと31兆円。驚きの金額に視聴者たちが「国家予算だ」と盛り上がる一幕があった。
開幕戦となるカタール対エクアドルに先駆けて、カタールW杯の開会式が行われた。会場には、世界的音楽グループ『BTS』のジョングクやラッパーのリル・ベイビー、女優兼ダンサーのノラ・ファテヒらが登場。俳優のモーガン・フリーマン氏はスピーチを行った。
そのほか、過去のW杯で使用されたテーマ曲メドレーや大会マスコットが勢揃いするなど盛り上がりを見せると、極め付けはド派手な花火の演出だ。会場となったアルバイト スタジアムの屋根の上から無数の花火が打ち上げられ、開会式のフィナーレを盛大に飾った。
ピッチ解説を務めるヴィッセル神戸の槙野智章も「これはすごいですよね。素晴らしい雰囲気ですね」と興奮。実況の寺川俊平氏も「ものすごくお金をかけて作られた大会」との印象を口にした。
実際に今大会は過去最高となる31兆円の費用がかかっている。これまでの最高は2014年のブラジル大会で、2兆1000億円。今大会のあまりにもケタ違いな金額にABEMAのコメント欄は「オイルマネーやばいな」「ケタ違いすぎで笑える」「金持ちすぎるだろw」「過去の全大会の予算足しても31兆にならん」「国家予算じゃんw」「富豪感すごい」といった言葉が並んだ。
英『BBC』、人権問題などで揺れるカタールワールドカップの開会式を放送せず…決断には賛否の声(サッカーキング 11月21日)
20日、FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。同日、カタール代表とエクアドル代表の開幕戦が行われた『アル・バイト・スタジアム』では開会式が催されたが、イギリスメディア『BBC』が放送を見送ったことが議論を呼んでいる。
今回のW杯は、史上初の中東開催ということで多くの注目を集めている。一方で、現地・カタールにおける労働者の人権問題、LGBTQや女性への差別といった問題に対する批判の声も多数挙がっており、なかでも欧米からは辛辣な意見が聞こえてくる。
イギリス紙『デイリー・メール』は20日、「初日から茶番劇に突入したカタールW杯」と見出しをつけて開会式をレポート。2018年に女性らから性的ハラスメント行為を告発されたアメリカ人俳優のモーガン・フリーマン氏が開会式の司会を務めたことも、皮肉を込めて報じた。また、『BBC』は開会式を放送せず、同時刻にカタールW杯が与える悪影響を紹介する番組を放送した。
カタールでのW杯開催に多くの批判が集まるなか、開会式を放送しなかった『BBC』の判断を支持する声が挙がる一方で、否定的な意見も見受けられる。イギリス人ジャーナリストのロベルト・カーター氏は、自身のTwitterで「BBCは、これまでW杯の開会式をボイコットしたことはなかった。イギリス国家の口利きによる恥ずべき行為で、カタールはBBCを追放することを検討すべき」と、開会式の放送ボイコットに批判的なコメントを出した。
カタールでの開催の是非が問われ続けているW杯、今後も議論は継続されそうだ。
カタールでのW杯開催に批判殺到も…FIFA会長は西側の“偽善”だと反論「欧州は道徳を説く前に…」(サッカーキング 11月19日)
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、FIFAワールドカップカタール2022開催に先立ちスピーチを行った。19日にイギリス紙『デイリー・メール』がコメントを伝えた。
20日のカタール代表vsエクアドル代表でついに幕を開けるカタールW杯。しかし、スタジアム建設に従事した移民労働者の人権問題、LGBTQ+コミュニティに排他的な文化、欧州のシーズン真っ只中となる開催時期など、カタールでのW杯開催の是非をめぐる議論が尽きることはない。
インファンティーノ会長はスピーチの冒頭、カタールW杯への批判に言及。「今日、私はカタール人であり、アラブ人であり、アフリカ人であり、ゲイであり、障害者であり、移民労働者であると感じています。もちろん、私はカタール人でもなく、アラブ人でもなく、アフリカ人でもなく、ゲイでもなく、障害者でもありません。しかし、外国で外国人として差別され、いじめられるということがどういうことかを知っているから、そのように感じるのです。(スイスで育った)私は子供の頃、赤毛でそばかすがあり、イタリア系移民であることから、いじめられたことがあります。そのとき、どうしたでしょう? 友達になることです。非難したり、喧嘩したり、侮辱したりするのではなく、関わりを持つのです。これこそ、我々がすべきことなのです」と、独特の切り口で批判に反論した。
さらにインファンティーノ会長は、「ヨーロッパは道徳的な教えを説く前に、世界中で3000年間やってきたことに対し、これからの3000年間謝り続けるべきです」ともコメント。西側諸国によるW杯批判は“偽善”だと形容し、カタールはヨーロッパ以上に移民労働者の問題に取り組んでいると主張した。
「カタールから何百万、何十億と稼いでいる欧州や西側の企業のうち、何社が移民労働者の権利を当局に訴えたのでしょうか? なぜなら、法律を改正すれば、利益が減るからです。しかし、私たちFIFAがカタールから得ている利益は、これらのどの企業よりもはるかに少ないのです。もしヨーロッパが本当にこの人たち(移民労働者)の運命を案じているのなら、カタールのように合法的なルートを作り、多くの労働者がヨーロッパに来て働くことができるようにすればよいのです。収入を減らしてでも彼らに未来と希望を与えるのです。このような一方的な道徳教育は、ただの偽善に過ぎません」
移民労働者に関しては、少なくとも6500人以上がカタールで死亡しているとも報じられている。しかし、インファンティーノ会長は今年初め、カタール当局が独自に作成した「労働者福祉進捗状況報告書」に基づき、移民労働者の死者数を3名のみだと報告。人権団体からバッシングを浴びたが、今回も「私は3年前にここに来て、最初のミーティングから、移民労働者の問題に真っ向から取り組みました。2016年以降のここでの進歩をなぜ���も認めないのか不思議です」と、カタールでの取り組みの正当性を主張している。
カタールは同性愛者にとって最も危険な国の一つと位置付けられているが、インファンティーノ会長は「誰もが歓迎されることは、彼ら(カタールの主催者)も私も確認しています」と、LGBTQ+コミュニティの安全面は確保されていると強調。「もし、あちこちで反対のことを言う人がいても、それはその国の意見ではなく、FIFAの意見でもありません」と言葉を続けた。
さらにインファンティーノ会長は「ワールドカップを見ないというファンもいますが、私は彼らが試合を見ると確信しています」とも語っている。「最近見た世論調査のように…ある国では、カタールだから、FIFAだから、悪い奴に見えるから、ワールドカップを見るのは良くないと言われています。でも、彼らは家に帰れば、もちろん試合を見ることになります。なぜなら、サッカーファンにとって、ワールドカップほど大きなものはないからです。50億人が史上最高のサッカーを見ることになりますし、史上最大の感動を見ることになります」
『デイリー・メール』紙は「FIFA会長が恥ずべきスピーチでカタールへの批判に突っかかる」と見出しを打ち、インファンティーノ会長を批判。また、イギリスメディア『スカイスポーツ』は「トーナメント直前の異常なスピーチ」、ドイツ紙『ビルト』は「スキャンダル」などとの反応を示している。
ワールドカップ人権問題に抗議 “今は好ましくない” 田嶋会長(NHKニュース 11月22日)
20日に開幕したサッカーのワールドカップの開催地、カタールでの人権問題に対しさまざまな抗議の動きが出ていることについて日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「今サッカー以外のことでいろいろ話題にすることは好ましくない」などと話しました。
20日にカタールで開幕したサッカーのワールドカップを巡っては大会に出場するヨーロッパのチームからカタールでの性的マイノリティの人たちへの扱いについて批判の声が上がっていました。
これについて22日、日本代表の練習場を訪れた日本サッカー協会の田嶋会長は「今この段階でサッカー以外のことでいろいろ話題にするのは好ましくないと思う」と述べました。
その上で、「あくまでサッカーに集中すること、差別や人権の問題は当然のごとく協会としていい方向に持っていきたいと思っているが、協会としては今はサッカーに集中するときだと思っている。ほかのチームもそうであってほしい」と話しました。
FIFA、ワールドカップ会場でのアルコール飲料の販売中止を急きょ決定(サッカーキング 11月19日)
国際サッカー連盟(FIFA)は18日、FIFAワールドカップカタール2022が開催されるスタジアムにおいて、アルコール飲料の販売を中止することを発表した。
FIFAは、開催国であるカタール当局との議論の結果、アルコール飲料の販売をファン・フェスティバルや認められた一部の場所に限定し、スタジアム区域内での販売を行わないことを決定。飲酒が禁じられるイスラーム文化圏のカタールでは、かねてより海外のファンに対するアルコール飲料の提供の有無が議論の的となっていたが、一時は認められていたスタジアムでのビールの提供が、開幕直前に禁止されることとなった。なお、ノンアルコールビールの販売は引き続き行われる予定だという。
いよいよ開幕が目前に迫っているカタールW杯。開幕戦のカタール対エクアドルは、日本時間で20日の深夜25時(21日午前1時)にキックオフを迎える。
これだけのビールが行き場なし! W杯ビール販売禁止でバドワイザーが写真公開(ニューズウィーク日本版 11月23日)
<カタールW杯の開幕直前に発表された、スタジアム内でのビール販売禁止。販売を予定されていた大量のビールの写真を投稿してバドワイザーが嘆き節>
早くも世界中をアツくさせているFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会だが、その開幕直前に突然、スタジアム内でのビールの販売が禁止されたことは大きな話題となった。この決定を受けて大会スポンサーでもあるバドワイザーは、本来なら現地で販売されるはずだったビールを、優勝国の祝賀会に提供すると「積みあげられたビールの写真」付きで発表した。
バドワイザーのビールは当初、大会期間中にスタジアムとファンゾーンで販売される予定だった。ところが飲酒に対する規制を敷いているカタールは先週、スタジアムでのビールの販売を禁止すると発表。すでに現地に輸送されていた大量のビールが行き場をなくしてしまっていた。
この決定に対しては、バドワイザーを販売し、FIFAと7600万ドルのスポンサー契約を結んでいるアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)だけでなく、世界各国からカタールを訪れているサポーターたちからも不満が上がっている。
しかし、ABインベブは、大会期間中に販売できずに残った大量のビールを、優勝国を祝うために提供することにした。
「『お祝いがあるところには、必ずバドワイザーがある』という精神に基づき、バドワイザーはFIFAワールドカップのスタジアムから優勝国のファンにこのお祝いを届けたい」と、バドワイザーの広報担当者はニューズウィークに述べた。
「私たちは、優勝国のために最高の祝賀会を主催する。勝利したチームのファンにしてみれば、彼らは世界を手に入れたことになるからだ」
バドワイザーがこの祝賀会について最初に言及したのは19日のことだ。倉庫に大量のビールが保管されている写真をTwitterに公開。「新しい日、新しいツイート。勝利した国がこのバドワイザーを手に入れる。誰が手に入れるのか?」と投稿した。
広報担当者は、祝賀会でどれだけの量のビールを配布するかについては明言せず、詳細は大会の決勝戦が近づき次第、発表すると述べた。
■「ビールをよこせ!」とサポーターが大合唱
ABインベブは、大会開幕前の今月12日に、バドワイザーの売店を「目立たなくする」よう指示されたと明らかにしていた。ビール販売の方針転換を受け、バドワイザーは「これは厄介だ」と投稿していた。
英スカイニュースは、アルコールが「文化の中でそれほど大きな役割を果たしていない」中東や南アジアから、カタールに観戦に訪れるファンが多いため、この決定が下されたと報じた。
なお限られたファンたちだけは、スタジアムでビールを購入することができる。約2万2000ドルの「コーポレートホスピタリティ・チケット」を購入した人たちだ。
開幕戦では、カタールと対戦したエクアドルのサポーターが「ビールをよこせ」��大合唱し、その時の動画がSNSで拡散された。これに対してバドワイザーは、「私たちには心地よい響きだ」とTwitterで称え、「エクアドル向けのバドワイザーを倍にする」と投稿した。
我らが日本代表は?…AIがカタールワールドカップ出場国の優勝確率を算出! 1位はブラジル「16.79%」(サッカーキング 11月17日)
アメリカのデータ会社『スタッツ・パフォーム』の人工知能によって、FIFAワールドカップカタール2022に出場する各国の優勝確率が算出された。データサイト『Opta』が算出されたデータを掲載している。
イギリスメディア『BBC』によると、この予測モデルは『スタッツ・パフォーム』によるチームランキングとスポーツベッティング市場のオッズによって各試合の結果(勝ち、負け、引き分け)を推定しているという。チームランキングとオッズそれぞれには、過去と最近の各チームのパフォーマンスを反映されており、グループステージや対戦相手の難易度についても考慮されているようだ。
各チームの優勝確率は変動するが、現時点(11月17日)で最も優勝確率が高い国はブラジルとなっている。FWネイマール(パリ・サンジェルマン)筆頭に各ポジションに強力なタレントを揃える同国の優勝確率は「16.79パーセント」。次いでFWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)擁するアルゼンチンが「13.29パーセント」で優勝候補の2番手となっている。
前回王者のフランスは「11.77パーセント」で3番手。続く4番手には「9.08パーセント」のイングランド代表が付けている。グループステージで日本と同組の強豪2カ国もランキングの上位に位置。スペイン代表は「8.65パーセント」で5番手、ドイツ代表は「7.31パーセント」で6番手となっている。
なお、日本代表の優勝確率は「0.33パーセント」となっており、全体の23番手となっている。
また、同サイトでは各国の決勝トーナメント進出の確率も算出されている。日本代表が入るグループEの4カ国それぞれの決勝トーナメント進出確率は、スペイン「85.94パーセント」、ドイツ「79.29パーセント」、日本「26.85パーセント」、コスタリカ「7.92パーセント」となっている。
優勝確率が高く算出された上位10カ国は以下の通り。
ブラジル 16.79%
アルゼンチン 13.29%
フランス 11.77%
イングランド 9.08%
スペイン 8.65%
ドイツ 7.31%
オランダ 7.02%
ポルトガル 5.35%
ベルギー 5.03%
デンマーク 3.47%
インドネシアでM5.6、62人死亡 うち40人が子供、700人負傷(時事通信)
【ジャカルタ時事】インドネシア西ジャワ州のチアンジュール県付近で21日午後1時20分(日本時間同3時20分)ごろ、マグニチュード(M)5.6の地震があった。国家災害対策庁によると、62人が死亡、地元メディアはこのうち40人が子供だとしている。けが人は約700人に上るという。
同庁などによると、2700戸以上の家屋や、教育施設を含む複数の建物が被害を受けた。倒壊した建物の下で救助を待っている人は少なくとも25人おり、約5400人が避難している。
インドネシア気象気候地球物理学庁によると、震源は首都ジャカルタの南東約100キロの地点にあるチアンジュール県内で、震源の深さは約10キロ。津波は確認されなかった。同国では被害はなかったものの、18日夜にスマトラ島南西沖を震源とするM6.9の地震があったばかり。
【海外地震情報】 日本時間の11月18日(金)22時37分頃、海外で地震がありました。震源地はインドネシア付近(インドネシア、スマトラ南西方)で、地震の規模はM6.9と推定されます。この地震による津波被害の心配はありません。
仮想空間「メタバース」でセクハラ横行…臨場感あり「とにかく気持ち悪い」
インターネット上の仮想空間「メタバース」で、ハラスメントが横行している。有志の調査では、利用者の半数が被害に遭ったことがあると答えた。メタバース市場は2026年度に1兆円を超えるとの試算もあり、子どもたちが利用する機会も増える。対策は急務だ。(大重真弓、隅谷真)
「自分のアバターを執拗に触られたり、つきまとわれたり。1日に1度は迷惑行為に遭遇する」
そう話すのは、約10か月前から日本企業が運営するメタバースを利用する40歳代の男性だ。気軽に多くの人と交流できることに面白さを感じ、女性型のアバターを使って毎日数時間利用している。VRゴーグルを使っているため現実世界に近い臨場感があり、「とにかく気持ちが悪い」と訴える。
米企業が運営する世界最大規模のメタバースで楽しむ20歳代の男性も、「卑わいな言葉をぶつけられたり、自分のアバターの胸やおなかを触られたりしたことは何度もある」と話し、「正直、不快だ」と漏らす。
メタバースでのハラスメントに関する総務省や経済産業省、デジタル庁の調査はない。しかし、利用者の間で実態をつかもうとする動きも出ている。
3月の出版以来、6刷2万4000部を重ねている「メタバース進化論」(技術評論社)の著者「バーチャル美少女ねむ」さんと、スイスの人類学者は9月、ネット上でアンケート調査をした。
その結果、全回答者(876人)の約半数が「何らかのハラスメントを受けたことがある」と報告した。
回答の8割以上を占める日本の利用者では55・3%が「ある」と回答。内容は「性的な言葉」(60・1%)や「性的に触られる」(40・9%)などで、「悪口」(43・6%)なども目立った。「他人が何らかのハラスメントを受けたのを見たことがある」と答えた人も66・4%に上った。
ハラスメントを受けた理由は「女性型アバターでプレーしているため」と答える人が多く、52・8%。日常生活に及ぼした影響については、27%が「軽度」、9・5%が「中程度」、3・6%が「重い」、3・9%が「極めて重い」と答えた。
メタバース事業に参入する企業は増え、利用者は急速に広がる。
市場調査会社「矢野経済研究所」(東京)によると、2021年度の国内のメタバース市場規模は744億円。22年度には1825億円に伸び、26年度には1兆円を超えると予測する。
総務省も8月、利用上の課題を整理する有識者会議をスタートした。
メンバーの一人で中央大国際情報学部の岡嶋裕史教授はハラスメントを「重要な検討課題の一つ」とする。「SNSでは中傷されて自殺したケースもある。メタバースでも同じことが起きる可能性は十分にある」と懸念する。
一方で、メタバースの利活用を促すためには「法律で規制するのではなく、サービスを提供するプラットフォーム側が制御するのが望ましい」と指摘する。
プラットフォーム側も、特定のアバターを近づけないようにする「個人境界線」などの機能を設ける対策を進めている。
岡嶋教授は「環境整備を急ぐとともに、利用者が正しい知識を身につけていくことが重要だ。アバターの向こうには生身の人間がいることを考えて、使ってほしい」と話す。
◆メタバース=ネット上に作られた3次元的な空間。専用のVR(仮想現実)ゴーグルを装着するなどして参加し、自分の分身の「アバター」を動かして、ほかの利用者と言葉を交わしたり、商品を売買したりできる。アバターの外見は自由にデザインでき、顔や性別は好きに選べ、そもそも人型である必要もない。
企業・自治体が次々参入
メタバースは、「Meta(超越した)」と「Universe(世界、宇宙)」を組み合わせた造語で、ネットに接続したコンピューターのソフトやスマホアプリで参加する空間を選ぶことができる。
かつては、一部の愛好者の空間ととらえられがちだった。しかし、米IT企業フェイスブックが社名を「メタ」に変更するなどしたため、一気に注目が集まった。
国内でもANAホールディングスやNTTドコモなどの企業のほか、兵庫県養父(やぶ)市といった自治体が次々に参入している。
教育分野でも東京大が9月、「メタバース工学部」を開設し、メタバース内に再現した「安田講堂」で式典を行い、教員や受講者らがアバターで参加した。
【本日(11/21)の広島県内の感染状況】(広島県)
新型コロナ 県内で1376人感染確認 4人死亡 21日発表(NHKニュース)
広島県では21日、新たに1376人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、4人が亡くなったと発表されました。
感染が確認されたのは、▼広島市で563人、▼福山市で254人、▼東広島市で127人、▼三原市で71人、▼尾道市で57人、▼呉市で55人、▼廿日市市で54人、▼三次市で41人、▼安芸高田市で20人、▼府中市で18人、▼府中町で17人、▼海田町で14人、▼大竹市と庄原市でそれぞれ13人、▼竹原市と神石高原町でそれぞれ10人、▼熊野町と坂町でそれぞれ9人、▼江田島市で7人、▼世羅町で6人、▼大崎上島町で5人、▼北広島町で2人、▼安芸太田町で1人のあわせて1376人です。
1週間前の月曜日より256人増えていて、17日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。
これで県内での感染確認は、のべ50万9574人となりました。
また、県内では患者4人が亡くなったと発表されました。県内で新型コロナウイルスに感染し、その後、死亡した人は839人となりました。
新型コロナ医療の現状 病床使用率48.4% 20日時点(NHKニュース)
20日の時点で病床の使用率は48.4%(確保病床535床、入院患者259人)、このうち重症患者用の病床使用率は11.9%です(確保重症病床42床、重症の入院患者5人)。
軽症の人や症状がない人が入る宿泊療養施設は1220室を確保し、315人が過ごしています(利用率25.8%)。
直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は637.28人です。
現在、広島県の感染状況はレベル0から4の5段階のレベルのうち、医療体制への負荷が生じはじめていることを示す「レベル2」です。
【新型コロナ 厚労省まとめ】57人死亡 4万2424人感染(21日)(NHKニュース)
厚生労働省によりますと、21日発表した国内の新たな感染者は空港の検疫などを含め4万2424人となっています。また国内で亡くなった人は57人で、累計4万8338人となっています。
東京都 新型コロナ 6人死亡4619人感染確認 17日連続前週上回る(NHKニュース)
大阪府 新型コロナ 4人死亡 新たに1834人感染確認(NHKニュース)大阪府内の感染者の累計は224万1784人となりました。府内で感染して亡くなった人は合わせて6698人となっています。
国内コロナ年間死者、3万人超 昨年比で倍増、新規感染は4万人(共同通信)
国内で新たに144人の新型コロナウイルス感染者の死亡が報告され、今年に入ってからの死者数が計3万人を超えたことが共同通信の集計で21日、分かった。これまで最多だった昨年の1万4909人から倍増し、年別の最多記録を更新した。21日に全国で新たに確認された感染者数は4万1449人。1週間前より5千人近く多く、感染者数、死者数ともに増加傾向が続く恐れがある。
厚生労働省の専門家組織が17日に出した分析では、全国的に病床使用率が上昇傾向にあり、4割以上が使われている地域も多い。21日に多くの死者が報告された長野県では病床使用率が60%を超え、北海道は50%近い。
イラン
イラン選手、国歌歌わず 抗議デモに連帯か(共同通信)
【ドーハ共同】サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で21日、イラン代表の選手らはドーハで迎えた初戦のイングランド戦前、国歌を斉唱しなかった。イラン国内で広がる反スカーフデモに連帯を示したとみられる。国営イラン放送は、選手が国歌を歌わなかった場面でテレビ中継を一時中断した。
イスラム体制下のイランでは、髪を隠すスカーフのかぶり方が不適切だとして当局に拘束されたマフサ・アミニさん(22)が急死し、これに抗議するデモが続いており当局が厳しく弾圧している。
試合前、先発選手11人がピッチ上で肩を組んで並んだが、口を真一文字に結んだまま厳しい表情だった。
【W杯】国歌斉唱拒否のイラン代表、帰国後に刑務所行きか死刑の可能性浮上 海外報道「警告されていた」(FOOTBALL ZONE 11月26日)
イングランド代表の国歌斉唱時に選手らが沈黙、抗議デモを支持する行動で波紋
11月21日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦でイングランド代表に2-6と敗れたイラン代表は、試合前の国家斉唱を拒否していた。英紙「ザ・サン」のアメリカ版は「帰国後に刑務所行きか死刑の可能性があると警告されていた」と伝えている。
イングランド戦の国歌斉唱時、イランの選手たちは沈黙を貫いた。首都テヘランでヒジャブ(頭髪を覆うスカーフ)を適切に着用していないとの理由から治安当局に拘束されて女性が死亡し、そこから抗議運動が広がり、その抗議デモを支持行動だったという。
しかし国歌斉唱拒否が波紋を呼び、記事では「代表チームは、カタールでの開幕戦イングランド戦の前に国歌斉唱を拒否し、帰国後に刑務所行きか死刑の可能性があると警告されていた」と伝えている。続くウェールズ戦では「イラン代表チームは、ウェールズ戦の前に国歌を口ずさみ、圧力に屈したように見えた」と記した。
イランの国内情勢について「サッカー選手やボクサーなど、政権に反対する声を上げたとして絞首刑や銃殺されたりしている」と言及。ウェールズ戦では2-0と勝利して盛り上がりを見せたものの、母国帰還後に処罰が下される可能性も出ている。イランは29日の第3戦でアメリカ代表と対戦するなか、今後の動向に注目が集まる。
ジュード・ベリンガム(19歳145日)はワールドカップでのイングランド代表史上2番目の若さでの得点(最年少は1998年のマイケル・オーウェンの18歳190日)。
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