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#後志素材いっぱいケーキ
otarulove · 1 year
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〈こめトわ さん情報〉 よろしくお願い申し上げます。 ドライりんご入り酒粕 パウンドケーキ🌿 久しぶりに作りました。 でも、私のお気に入りな ケーキです。 酒粕が、バターくらい入っていますが、酒粕の感じがそんなにしなくて、苦手な方でも食べやすく甘さ控えめで、ドライりんごの甘味を感じます🍎 今回は、カップで作ったので、薄くカットして食べるのもおすすめです🌿 ぜひ一度お試しくださいね🌾✨ 明日25日の販売日に販売します😊 #米粉菓子店こめトわ#サニーホームワークスさんのドライりんご#田中酒造さんの酒粕 #後志素材いっぱいケーキ (Otaru) https://www.instagram.com/p/CpDtUTwScuy/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tokyomariegold · 1 year
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2022/11/12〜
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11月12日 たぶん最後のギンレイホールへ行った。 アルバイトをしていた時、地下鉄の出口の案内をさんざんしていたのに、B4のbだったかB3のbだったか分からず、B3で地上へ出ると一つ道を間違えていた。やっぱり紀の善は閉店していて、細い道を通ってギンレイホールへ到着。 お世話になった社員さんへご挨拶をした。 「君、意外とよく来るな!」と言ってくれた。 今回の閉館のことは突然決まったことらしく、次の場所の目処は立っていないらしい。社員さん方もほとんどこれで退社されるとのこと。 久しぶりにロビーの内側から、ガラス扉越しに犬を連れた人々が通り過ぎるのを見ながらお話をした。 グッズの缶バッチをいただいて、あ、もう会えないんだろうな、と思いながら「お元気で」と言い合って別れた。
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ギンレイのみなさんに差し入れを、と、近江屋洋菓子店でお菓子の詰め合わせを購入。いちごのケーキがたくさん並んでいてかわいい。いちごのショートケーキは日本人が作った可愛さがある。
ガーディアン・ガーデンで写真の1wall 展を鑑賞。最後の1wall 展で、今日は最後が多い日。 いわゆる家族、を、冷静に観察させてくれる展示だった。 取り留めのない会話が流れる居間。 私の祖母は物静かだったので、ひとりでに語り始めることはなかったし、母も余計なことをあまりたらたら話すことはなかったので、適当に何か会話が生まれている、いわゆる居間っぽい感じは、少し羨ましいかもしれない。
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gggではデザイン対象の展示を鑑賞。 キコフの器がかわいい。 年賀状を作り始めたところだったので、いろいろなパッケージデザインを観て、あれで良いのかな…と、悩み始めた。
4ヶ月ぶりに髪を切って染めた! こんな場所にも安心感がある美容室ってあるのね〜、とフランクでおしゃれでヤスミノさんのヴィジュアルっぽいお店だった。 髪色を白っぽくしたい!と伝えていて、頑張って座り続けて、出来上がりがピンクっぽくて、あれ?でもかわい〜、となった。 自分が白って言ってなかったことにしていたら、色が抜けると白っぽくなるとのこと。なるほど。 年末年始金髪計画も相談させてもらった。(もったいないという結論。)
初めて“おうちクリーニング”モードで洗濯してみる。ヒートテックなんてクリーニングモードでなくて良いのにね〜、と干してみるとカイロを貼ったまま洗濯していて残念な気持ち。
11月13日 ギンレイホールの支配人からお礼のショートメールが入っていた。いつまでもお世話になってしまって、でも、アルバイトを辞めても少しだけ繋がりを持たせてもらえて幸せ。 来週、ハロウィンのキャンディを持って、研究室にもう一度行って、ちゃんと挨拶しようと思えた。
気圧がだめっぽい感じは当たっていて、湿度が高くて呼吸がしづらい。
フィルム現像を出したデパートの、物産展かいつまみ食材売り場みたいなところに、マンスーンさんがラジオでおすすめしていたとり野菜みそがあった。パッケージの金髪お母さんキャラもちゃんといる。参考書でワンポイントアドバイスをくれるキャラみたい。
年賀状はやっぱり指向を変えて“ポップをはかる年賀状”にしようかな。年末年始も開館している図書館でお正月を過ごしたい。
今日は何もなかった。
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11月14日 実家の忘れ物を送ってもらって、実家と関わりを持ったことで何かざらざらした気持ちになる。“ありがたい小包”が届いた。
とても忙しなく1日を過ごして帰宅した今も息が上がっていて呼吸が不自然。 昨日届いた新しいルームフレグランスがいい香り。
朝のバス停に何かのカードが裏返しで2枚落ちていた。 発車したバスの車内で、ずっとリュックの全てのポケットを探ったり、荷物の中身を取り出してはしまっている人がいて、あ!と思った。さっきのカードは、バスの乗車証も兼ねている職員証だったのかも知れない…特段拾い上げもせずに見過ごしたこと、何か悪いことをしてしまった人でなしの気分になった。
2023年ポップをはかる年賀状をつくる…
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11月15日 久しぶりにmoney treeを開いて、もうダメ。お金がない、というより、電気代がとっても値上がりしていたり、カードの引き落とし額が増えていたりで少し落ち込む。お金を使い果たす豊かさを知りたいです、バタイユ先生。 でも、今のところ節約すべきポイントがないのでこのままずるずるまたmoney treeをアインストールする日々を送ってみる。
前の職場でとってもお世話になった上司へメッセージを送る。近々お会いできるかもしれないので、その旨を連絡してみた。 今の職場の上司から、奥さんが4月に出産予定である報告を受け、育休をとるつもりであることを相談してくれた。男性が育休を取るには、証明書類が必要で手続きが少し面倒らしい。でも、出産とか子育てってそれに比べられない大変さがありそうで、その手伝いを友人や他人がもっとライトにできるシステムってあるのかな?身内でそんな手続きが必要なら、他人ならどうなるのかしら。考えながら、昔、都写美のトークイベントで志賀理江子がぬらりひょんみたいにそんなことを言っていたのを思い出した。
来週予定されている職場の食事会の件で、私は人前で食事が取れないことを伝えてみると「ちょうど良かった!今回はやっぱりバルにしたので、みんなで取り分ける感じで残す心配をしなくても大丈夫ですよ。」と言ってくれた。 自分の食事のことは、自分でももうどうにもできないので、人に伝えることをあきらめていた(理解してもらえはしなくても、それ以上に距離を置かれることしかないと思っていた)。 初めて社会の場で伝えてみて、その相手がこの方でよかった。
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11月16日 乗り換え駅で忙しなく乗り換えの道を歩んでいたら「あ!ちょっと!!」 みたいな感じでおじさんが正面から声をかけてきて、反射的に立ち止まらず視線を向けずまっすぐ通り抜けてしまった。よく街でいたずらに声をかけられる事があるので、自分のペースを崩さないで歩く癖がついている。たぶん今回もからかいっぽさがあったので正解だったと思うけれど、朝の通勤時間帯になんだったんだ…と、私に何を伝えたかったのか後々気にしている。
国宝展のチケットの予約をすっかり忘れていたことを、相手からの“忘れていてごめんなさい”メッセージで思い出す。 よくない感じで仕事の忙しさに、(文化的)生活が壊されている!
2期下の方のデスクにかわいいマスコットがいるのが気になっていて、今日やっとそのことを話せた。 バイエルみたいな名前(忘れてしまった)の水属性のポケモンらしい。イグアナがモチーフとか。クリスマス仕様で白のふわふわのマフラーを巻いていてかわいい。私が知る限りだと、その方が退勤した後はデスクからいなくなっているので、持ってきて持ち帰っているという、とても愛な感じ。
ネコのチーズケーキが再販されていた! コンビニご飯は心が枯れるけれど、でも、アイテムとして買ってしまうこともあるよね。
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11月17日 乗り換え駅にちいかわのガチャガチャが入ったと思ったら、売り切れて、今日はもう他のキャラクターのガチャガチャが入っていた。
ポケモンって動物の野生の要素を残しつつキャラ化しているので、変に平面化されたり擬人化されていなくてかわいいかも。ちいかわは人間社会の世知辛さをやってる感じが受けていると思っていて、それ以外で純粋に外面だけで愛でている人もいるのかな。
髪をすかれすぎて悲しかったけれど、すぐ乾かせる様になった。あとカラーシャンプーに戻したらきしまなくなった。
せっかくバラを買ったのに、それを楽しむ余裕がないほど何かに呑まれている1週間。 ポップをはかる年賀状を作りながら、全くポップじゃなかったな〜2022年、と反省している。
空腹を紛らわすためにナイアシンフラッシュして、ナイアシンフラッシュで頭痛を起こし、イヴを飲んで胃が痛くなって胃腸薬を飲む訳の分からないループをしている。
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11月18日 疲れすぎたので今日は日記お休みです!と、するつもりだったけれどちゃんと今書いている。 掃除もしてしまったし、ウォークインクローゼットの中のいらないものを少し捨てた!えらい!
大人の防災訓練は、ここぞとばかりにみんな喋りまくっていてその相槌で忙しかった。こうゆうとき思ったもの見えたものをフィルター通さずぱっかりみんな喋り始めて、社会人じゃなくなって、でも社会をするために集められた人達なので、本当に何も生まれない会話がずーっと同時多発的に発生していてすごかったし、私も海外旅行でカップ麺と非常食(まずい)を交換させられた話などをした。
保存食の配給を無視して受け取らないでいたら「何で!?持って帰ろうよ!どうしてそんなことするの?」と少し怒られ口調も入れて問いただされてしまう。食べ物のストックは大切!と力説された。私はそうゆうものを、あ!!と、なって一気に捨てたことが何度もある。
午後休みをとって表参道でネイルをしてもらって、町が平日にも存在していて、帰りに混んだ電車で暖房を浴びて、とっても疲れてしまった22時。これから今日の一食目。
仮囲いの中のクリスマスツリーが、今日のポップ。
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gunosy-news · 4 years
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もう限界!食べすぎて嫌いになった「大好物」
集計期間:2020年4月18日~4月20日 回答数:15035
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大���物の食べものは、どれだけ食べても飽きることはない…そう思っている人って、けっこう多いのではないでしょうか。
しかし、物事には限度があるもので、嫌というほど食べれば文字通り嫌いになってしまうことだってあるでしょう。そんな食べもの、貴方にはありますか?
今回は「あんなに好きだったのに、食べすぎて嫌いになってしまった食べもの」に関する調査を行いました。
食べすぎて嫌いになった食べ物はありますか?
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回答者15035名のうち、食べすぎて嫌いになった食べものがある人の割合は、全体の約28.4%という結果になりました。
ここからは、何を嫌いになったか具体的な意見を見ていきましょう。
あんなに好きだったのに…
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<肉類>
・バーベキューのやりすぎで焼肉が苦手になった
・しゃぶしゃぶで、牛肉をたべすぎ、それから、あまりたべられなくなった。
・焼肉のせんまい。独特の食感にハマって一時期は焼肉に行くとせんまいばかり食べていたけど、突然飽きてしまい今では全く食べません。
・すき焼き。昔、1人暮らししてた時に いつもコンビニ弁当を食べてたので正月休みの時にたまにはちゃんとした物が食べたいと思ってすき焼きの材料を買いすぎて正月休みの間ずっとご飯はすき焼きを食べてたら嫌いになった 
・子どものころ、母親がハンバーグばっかり作るからマジ嫌いになった。最近はわりと好き
・子供の頃、脂身たっぷりの豚の角煮を食べ過ぎて夜にリバース…トラウマで今も脂身が食べれない。
・冷凍春巻きを高校時代毎日お弁当に入れられてしばらく食べられなくなりました。
・幼い時、冷凍餃子を食べ過ぎて、冷凍餃子が嫌いになりました。
・学生時代、冷凍コロッケを常備していて、晩ご飯で困った時はコロッケを食べていました。あまりにも食べ過ぎたので、嫌いになりました。
・給食で出てた、鯨の竜田揚げ。休んだ人の分まで貰って食べてたら、食べ過ぎたのか、戻してしまった事があります。
・レバー大好きな子どもでした。少し体調が悪い日の夜ご飯にたくさん食べてしまい・・・その夜もどしてしまった。その匂いでたべられなくなりました。
・缶詰のポーク。幼い頃は生で食べるほど好きだったが、暫くの間食べずに過ごしてて久々にポーク卵おにぎり食べたら体が受け付けなくなっていた。
・関西出身で中部地方に嫁ぎました551蓬莱の豚まん大好きですが中部地方は冷凍しか販売しておらず里帰りした時は30個購入し帰路の車の中でまた帰宅後・次の日約24時間、家族三人で完食してましたが食べすぎて現在、豚まんとは疎遠になっています
・肉まんが大好きで 冬場6から7個を毎日食べていたら10 kg あっという間に太ったのでやめた。
<野菜>
・野菜が嫌い。小学生の時の朝食は毎日、ボウルいっぱいの野菜サラダだけだった。パンとか肉(ウインナーとか)など全くなし。食べ終わらないと学校に行けない。妹は時々遅刻していた。なので今の野菜嫌いはそのせいだと思っている。
・病院食に出るブロッコリー
・嫌いというよりアレルギー。昔ナスとトマトの農家で、食卓が出荷できないナスとトマトのメニューばっかりだった。今はアレルギーでどっちも食べられない
・椎茸。姉の嫁ぎ先で椎茸の栽培をしていた。遊びに行くと山の様にくれた。最初は美味しく食していたが、程度問題。鼻につきだし、もう見るのも嫌になる。
・しいたけが小さい頃大好きで、しーさんと呼んでよく食べていたら、大人になったら嫌いになった。
・メンマが大好きで瓶で食べてたら、大人になって食べれなくなりました
・子供の頃きゅうりのキューちゃんという漬物が好き過ぎて大量に食べた数時間後吐いてしまいそれ以来食べられなくなりました…
・大根小さい頃に毎日大根の味噌汁が好きで作ってもらって食べていた結果、今では大根どんな調理方法でもダメです
・子供のころ、毎食トマトを1人1個食べさせられていた。毎食なので、平日は1日2個、休日は3個。成人し、家を離れてからトマトは食べなくなりました・聞けば、兄弟3人とも離れてからトマトは極力食べないようになったと言ってた。
・毎日アボカドを2年くらい食べていたら食べたくなくなりました
・かぼちゃ妊娠中食べすぎて、今はもう食べたくない…見るのも嫌
・パクチー好きで食べすぎてカメムシの臭いに感じ出して以来食べられなくなった
・ネギが大好きで、何にでもかけたり、入れたりしてましたが、あるラーメン屋さんで、入れ放題だったんですが、何故か物凄く臭くて、吐いてしまい、それから、食べられなくなりました。
・きゅうり。となりのトトロでおばあちゃん家の畑で取れたてのきゅうりを食べてるメイちゃんのシーンを見て、当時幼稚園生の私は毎日2本丸かじりして食べてました。おかげで今はあの青臭さが苦手でウリ系全般苦手になりました。
・銀杏が子供の頃好きすぎて親戚と温泉に行った時みんなの茶碗蒸しから銀杏貰っていっぱい食べたら気持ち悪くなってみんなの前で吐いてしまいそれから銀杏食べれなくなった
・竹の子、シイタケ。田舎の暮らしは貧乏だったので、竹の子の季節になると裏山に次から次へと生えるたけのこが、毎日毎日食卓のおかず。大皿にいっぱいのたけのこの煮物。無くなると、また母が作り、時期が終わる迄、たけのこと、タクアンの漬物だけがおかず。米農家だったので、ごはんには事欠かなかったけど椎茸も同じような物で、裏山の松の木の枝に椎茸菌を植え込み、育った椎茸を売りに出していたので、季節問わず椎茸の煮物ばかり。母は農作業に忙しく、料理もあまり工夫もなくて、煮物しか作らない大人になっても暫くは、食べたいとは思えませんでした。還暦を過ぎ、やっとたけのこと椎茸のシブい味がわかるようになり、たまに食べてます。
<果物>
・実母の実家が農家をしていてイチゴ、スイカ、メロンが食べ放題…食べ過ぎた結果、食べると口の中がかゆくなるようになり、以降は食べなくなりました。
・メロンが好きで沢山食べていたら口が痒くなり、あまり食べれなくなった。
・キウイフルーツ。子供の頃にたくさん食べたら酵素で舌が痛くなり今はちょっと苦手になりました。
・パイナップル。食べ過ぎて舌が痛くなり嫌いになってしまった。
・梨。水分はいいけど、果肉が意外と腹に溜まる
・りんご。若い頃、りんごダイエットをしていて、一生分食べました。もう食べる事はないと思っていましたが、昨年、再びりんごダイエットをして、もう一生分を食べました。今度こそはもう食べる事はないと思います。
・バナナダイエットの流行に乗って食べたバナナ。あの時に食べすぎたせいで今はバナナの匂いだけで気持ち悪くなる。
・妊娠中にプルーンを食べ過ぎて嫌いになった
・スイカ。小さい頃志村けんの真似をして食べ過ぎてから今じゃ食べられなくなった。
・記憶にないくらい幼少期にレーズンを一袋1人で食べたらしく、(母親から聞いた)お腹を壊したか吐いたのか、口に入れると吐き気を催す。
<魚介類・海産物>
・子供の頃に生牡蠣が大好きで食べていたのですが今は食べると気持ち悪くなるし売ってるのを見ても美味しそうに見えないです。
・骨折後に小エビを食べすぎてその後はしばらく食べたくなかった
・ホタルイカを沢山食べて、食あたりを経験し、それ以来、たべつけなくなった。
・高校生の頃シーチキンを食べ過ぎて嫌いになりいまだに食べられない
・イワシが髪に良いと聞いて毎日食べ2ヶ月 さすが飽きました。まだまだあるけど何か美味しい食べ方ないかな?
・鮪とかの刺身。前夫の実家が都内で魚屋をやっていて近所だったから毎日のように、鮪のブツやら姑が調理した魚料理がワンサカもらって(要らないといっても強制的に持たされた)必死で前夫と食べてたから、もう食べたくない。でも再婚した夫は刺身大好き。‥仕方なく少し食べてるけど。もう一生分食べたから要らない。
・数の子。正月に祖父が、私のお皿に永遠に数の子を乗せて来たので、残してはいけないと食べ切った。
・うなぎ私が子供の頃、魚屋で働いていた母親が、売れ残りのうなぎの蒲焼きを、度々もって帰ってきました。ゴムみたいになったままの蒲焼きを何度も何度も食べることで、うなぎの蒲焼きが好きでなくなりました。きっと美味しかったら嫌いにならなかったと思います。
・タコですね。子供の頃なんか忘れましたが、食べ過ぎて熱を出し寝込み50年位前ですが、今は見るのは大丈夫だけど、食べれませんね
・鯖寿司。母が好物で、美味い店を見つけたと言っては1人一本買ってきて食卓に出しました。最初は良かったんですが、ずっと続いたせいでその内一切れも食べれなくなりました。
・しじみが大好きで、お味噌汁のしじみを、母親が良かれと殻をとって身だけをいっぱい入れてくれたが、その様が気持ち悪くて嫌いになった。
・寿司が苦手です。板前として働いていたので、食べません。
・大トロが小さな頃から好きで回転寿司や回らない寿司屋で食べまくっていたら高校くらいから気持ち悪くて食べられなくなりました。
・ムール貝。知り合いのお店に遊びに行ったら何故かムール貝のお料理が次々に出てきた。食べきれない程の種類と量に、お店中の人にもお裾分けしたがまだ余る。帰宅後、死ぬほど吐いたが、それ以来ムール貝は食べれない。
・修学旅行で北海道に行った時お店のかたが良かれとイクラ丼を超大盛りにしてくれて、正直そんなには…と思ったけど好意に悪いなとも思い、無理して食べた結果もう二度と食べなくなった
・親が海産系の仕事をしていて小さな頃はよくいくらや刺身を食べていたが、今ではあまり好きじゃなく、特にいくらはなるべく食べたくない
・しゃこえび好きで食べ過ぎて当たった。吐いて下痢してを一晩中繰り返して、二度と食べれなくなった
・だいぶ前の話ですが、カニ食べ放題で食べてしばらく食べれなかった。今もあまり好きでは無いです。
・お寿司のエンガワ。廻るお寿司屋さんで初めて食べた時、とても美味しかったので、エンガワ、エンガワ、エンガワと5皿も食べ続けていたら、次第に脂の味しか感じなくなり、それからそれを思い出して食べられなくなった。
・髪が黒くなると言われ、ひじきをいつも食べさせられて嫌いになった。
・切り昆布の煮物。毎日どんぶり1つ食べてたが吐き気がする様になってやめた
・うなぎ。子供の頃、身体が弱く、また好き嫌いが多かった私を少しでも栄養が高い物をと両親が印旛沼の専門店まで毎週買いに行ってくれて、週3くらい食べていた。幼稚園の弁当にも入れてもらい、アルミの弁当を冬にストーブの近くに置いてあたためてもらうと、うなぎだと匂いで周りの子にバレ、ウナギ女とあだ名をつけられて、食べ過ぎと嫌なあだ名が重なり嫌いになった。
・牡蠣です。昔から酢牡蠣が大好きで、頻繁に食べていたが、大学自体あたりから、いわゆる酢牡蠣で食当たりするようになり、その頻度が上がってきた。社会人になっても、性懲りもなく食べていたが、30過ぎたあたりから体が受け付けないというか、食べたいと思わなくなった。一度、食べざるを得ない状況となり、食べたところ、やはり体調不良となり、今では食べたいどころか、あまり見たくもない。
<ご飯もの・お餅>
・卵かけご飯です。小学生の頃、毎朝食べていたら、突然苦手になりました。今は食べれないわけではありませんが、基本的には食べません。
・学生時代に炒飯を毎朝出されて見るのも嫌になりました
・お餅が大好きだったけれど、かなり毎日食べ過ぎて苦手な食べ物なってしまった!
・香川県白鳥町のぶどうもちがあまりに美味しすぎて食べすぎたので何年か食べれなくなった事がある
<麺類>
・東日本大震災の後、コンビニにミートソースがいち早く並んだため、当時は好物で苦にならず連日おにぎりと食する日々が続いたが、ある日を境に身体が受け付けなくなり、今も可能な限りパスタは食べたいと思わなくなってしまいました。
・冷やし中華、チャーシュー小学生の時に食べ過ぎて。ちらし寿司バイトのまかないで食べすぎて。
・カップラーメンやインスタントラーメンが好きで中学生の時にほぼ毎日間食のように食べてたら今では風味が嫌いになりました。ラーメン自体好んで食べるものじゃなくなってしまいました。
・子供の頃、親が仕事をしていたのでインスタントラーメンを自分で作って食べてました。2年間食べて小3から食べていません。
・素麺を高校のクラブの合宿でバケツ一杯食べさせられて、素麺を見るたびにあげそうにない。
・35年ほど前に朝昼晩と1日3食×7日間、大好きな焼きそばを食べたら大っ嫌いになり、未だに食べられません。
・小さい時にお昼となると焼きそばかナポリタンが出て、しかも味のむらがあり、あまり美味しくなかった記憶があり、今でも苦手です。
・シンガポール仕様の「出前一丁」。日本より食材の値段が高く驚いて、スーパーで取り敢えず安かったこれを買って、こればかりお昼とかに食べていたら、本当に心底飽きて食べられなくなった。日本に帰ってきてからも一度も買っていない。
<豆類・大豆製品>
・小さな時に、納豆好きで食べてたが…中学生以降、突然嫌いになり、それから食べて無い
・貧乏だった幼少期に豆腐を食べさせられて今も嫌いです。多分、あの時期に一生分の豆腐を食べました
・小豆水ダイエットで毎日食べる茹でただけの小豆。痩せるし健康になるけど食事が楽しくなくなる。
・小学生の頃、家族でおばぁちゃんちに行った際、親戚から送られてきた落花生などがあり、1歳下の妹と一緒に落花生をどれくらい食べれるか競争して、食べ過ぎてしまったのか気分が悪くなり嘔吐してしまいました。それ以来、落花生を食べるのが怖くなり、食べず嫌いしています。アレルギー検査など1度もした事がありませんが、食べ過ぎでアレルギーを起こすという事例も多いと聞いたので、もしかしたらアレルギーになっている可能性ありますね。
<乳製品>
・中学生の頃、給食に出ていたスライスチーズが気に入って友達の分ももらって食べていたが、食べ過ぎて嫌いになった。
・ホイップクリーム10代までは美味しく食べていました。親元を離れてケーキバイキングに行けるようになり好きなだけ食べましたがある日突然気持ち悪くなり体が受け付けなくなりました。今では大嫌いです...。
・中学受験の頃にナチュラルヨーグルトにハマり、毎日500mlのパックを1つを3か月位食べ続けた結果、その後10年以上は「一生分のヨーグルトは食べたからもう食べない」と一口も食べられなくなった。最近また少しずつ食べるようになったけれど、まだ好きには戻れない。
<お菓子・スイーツ>
・ケーキ屋に勤めていた兄がチョコレートケーキの端切れを毎日持って帰って来てくれましたが、余りにも食べ過ぎた為それから10年程食べられなくなってしまいました。ある時たまたま食べたらとても美味しく感じられ、それ以降はまた食べられる様になりました。
・小学生の時の誕生日に、どうしてもケーキをワンホール一人で食べたいと言い張り、食べ過ぎて吐き、それ以来生クリームのケーキが嫌い。
・和菓子。以前のパート先で午前、午後の休憩時、年配の先輩から毎日和菓子の差し入れが(-_-
・嫌いにまではならずとも、一時的にドはまりして食べ過ぎたが故に飽きてしまい、自らでは殆ど買うことがなくなってしまったお菓子が多数あります。
・子どもの頃、コアラのマーチが大好きでした。家でコアラのマーチを食べていたら、盲腸のマックスの激痛と重なってしまい、それ以来トラウマとなり手が出なくなってしまいました。
・ゴーフル。小さい頃 大して美味しいお菓子もなかった中で、時々お土産でもらうゴーフルはもう格別に美味しかった。ほとんど自分だけで1缶食べてしまい、その夜 食べ過ぎで 全て吐いてしまいそれ以来 ゴーフルを見ると気持ち悪くなる。
・玉子ボーロ、小さい時大好きで毎日食べていたらある日突然食べると気持ち悪くなった。以来食べると気持ち悪くなるので40年以上食べてません。
・お菓子のおっとっと昔1日1箱食べてたんだけど、いつしか嫌いになってしまった
・小5の頃、やっすいラムネを(透明の箱で黄色の蓋の)をしょっちゅう食べてたら、蕁麻疹出てそれ以来二度とラムネが食べれなくなった
・ポテトチップスのコンソメ味が、発売された当初、母がいつも食べさせてくれたのですが、食べ過ぎて、今では、あまり食べたくないです。
・ポテトチップス、揚げつまみフライ等、油物に吐いて苦しい思いをしたので、もう食べないと思っていました。ずっと、食べずにいましたが、今は、ポテトチップスは、食べるようになりましたが、揚げつまみフライは、まだです
・心太(ところてん)。30年前、高校生の頃にダイエットしようと心太ばかりお腹いっぱい食べていたら気持ち悪くなった。それ以来、食べたくなくなった。
・抹茶。以前は大好きでした。でも今の職場が和菓子工場で毎日毎日抹茶のお菓子の味見やら抹茶その物の匂いにさらされて今では何もときめきません。
・小さい頃きなこが大好きでよく食べていました。しかし、ある時大量にきなこをかけたお餅を食べようとした時、きなこでムセてしまい…。もともと咳がひどく、ムセはなかなか治らず。それが原因であまり好きではなくなりました。
・コーヒーゼリー���ハマってよく食べていたが、どんどん食べていくうちに味がマンネリ化してきて結果的にコーヒーゼリーもコーヒーも嫌いになった
・メロンパン。一時期ハマっていて色々なコンビニのものを食べ比べしていたけど、食べ過ぎて嫌いになった。
・プリンが大好きな友人に、コンビニの棚にあるだけのを全部買ってお礼に渡したら、次に会ったときには大嫌いになってた。
・子供の頃にプッチンプリンを食べ過ぎて、プリンが嫌いになりました。が、18歳頃から食べられるようになりました。焼きプリンから。
・小学生の頃輸入食料品店で売っていたシナモンのクッキーが大好きでよく食べていました。ある日いつもの様にクッキーを食べていたら、腕やお腹に赤い発疹が出て、小さな赤いブツブツがどんどん増え繋がって皮膚がボコボコに。蕁麻疹でした。それ以降シナモンの入っている食べ物は食べられなくなりました。嫌いと言うより、また蕁麻疹が出るかも?と怖くなってしまったのです。
・小学生の頃、プチシュークリームを食べ過ぎて、気持ち悪くなり、大人になるまで食べれなかったです。
・父がお土産にコンビニスイーツをたまに買って来てくれるのですが、ティラミスとかエクレアとか美味しいって言うとずっと買い続けるので、正直飽きて嫌いになってしまいました。
・ミルクチョコを食べ過ぎて油分が気持ち悪くなり食べられなくなったことがありました。その際は油分があまり感じられなかったホワイトチョコを食べてました(結局チョコは食べてました
・チョコレート。子供の頃、父がもらったバレンタインチョコを食べ過ぎて、気持ち悪くなってから、嫌いになった。
<飲みもの>
・自動販売機のコーンスープを飲み過ぎて嫌いになりました
・生茶パンダの懸賞でシリアル番号が欲しくて何箱も箱買いした。それでも当たらなくて生茶を飲みまくってたら体が受け付けなくなってしまった…。今でも生茶だけは飲めない。
<調味料>
・餃子にサウザンドドレッシングをかけるのにハマって毎日したらある日吐き気が。���れからサウザンドドレッシングが無理。
・マヨラーだったので、ほうれん草のお浸しやツナサラダ等にもマヨネーズをかけて食べていました。ある朝お弁当に持って行くツナサンドを作ろうとして、マヨネーズをツナにかけていたら「ぷちゅんっ!」と容器から出てきてしまったのです。左手に着いたマヨネーズを舐めた途端に気持ち悪くなり、以来マヨネーズは苦手な調味料になってしまいました。
<その他>
・父がピザが安いときにピザばかり食べさせてきて、それ以来大嫌いになりました
・フィレオフィッシュを3日続けて食べたら気持ちが悪くなって食べられなくなった。
・ポンデリングを続けて3個食べたら気持ち悪くなって、何回も挑戦するけど気持ち悪くなってもう食べられなくなった
・うずらの卵の水煮。こどものころ、食べすぎて吐いて、しばらく食べられなかった
・家庭用たこ焼き器が流行った時に買い、母が作りすぎて嫌いになった
・天ぷらを食べすぎてお腹を壊し、以来滅多に食べなくなった。
・チーズタラを食べ過ぎて吐血した。大嫌いになった。
・子供のころ手作りの刺身こんにゃくを食べすぎてこんにゃくと名のつくものは全てダメ
・ダイエットしてこんにゃくとしらたきがにがてになりました
・幼稚園のお弁当で必ずご飯にかかっていた「さくらでんぶ」。一生分食べたので、今はもう見なくてもいい。
まとめ
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みなさんから寄せられた意見をまとめると、
・食べすぎた結果、体調を崩すなど痛い目に遭った経験が多い
・親の仕事内容など、家庭環境が左右する場合もある
・しばらく期間を空けた結果、克服した例も
といった具合です。大トロやいくらなどの高級品にくわえ、ハンバーグや天ぷらといった「子どもの好物」とされるものも挙げられており、人によって事情はさまざまであることがわかりました。
好きなものを腹いっぱい、嫌というほど食べてみたいという願いを叶えるには、相応のリスクが伴うようですね。
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
グノシーの「アンケート」タブにて、毎日新しいアンケートを更新しています。ポイントが手に入るものもあるので奮ってご参加ください。
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こちらの記事に関するお問い合わせは [email protected] までお願いします。
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うん、うん、わかった、と壁に向かって繰り返す。あーもうわかったうるさいいつも同じ細かいことを何度も何度も。ちゃんとやってるから、あーもうわかったてば。ママ、いつ帰って来る? もうすぐ帰る、で通話が切れて、受話器を置きながらため息が漏れた。久しぶりに電話がつながったと思ったらこれだ。
「ママ、もうすぐ帰って来るって。」
 子供部屋に声をかけると「はーい! お片づけの時間なのです!」と子供向けアニメの決めゼリフが微妙に甲高いうめき声に混ざって聞こえてきた。何事かと見に行けば床に転がったピンクうさぎのぬいぐるみがおもちゃ箱の下敷きになってバタバタもがいていた。何だうさぎか。
 箱をちょっとずらしてやったが存在に気づかずチカの足が踏んづけて、ぎゃっ、と悲鳴が上がった。散らかっていたぬいぐるみやままごとセットを拾い上げてはぽんぽん玩具箱に放り込むのを眺めながら自分は勉強机に戻って数学の課題にとりかかる。あともうちょっとで解けそうなんだけど、うーん……。どこ間違えたんだろ。
「ねえちゃん読んでー。」
 さっきまで数字が並んでいた場所をぬいぐるみ的なクマの絵が占領していた。チカの最近のお気に入り、「さんびきのくま」。
「自分で読みなよ。私来週テストなんだってば。そんなの読んでるヒマ無いって。」
「うー……。わかった。」
 口を尖らせて部屋の隅に座り込む。自分で読むと言ったってまだ平仮名すら読めないはずなんだけどページをめくりながら一字一句間違いなく文を読み上げ始めた。全部おぼえてるのか……。内容覚えてるのに読んで何が楽しいんだ。っていうかその記憶力私に分けろ。あと声出して読まないでよ気が散るから。
 書き写しミスを直してやっと最後の問題を解き終わったところでタイミングよくインターホンが鳴った。ちょっと待ってて見て来るから、と玄関に出るとガチャガチャと金属音が続いて扉が開いた。ママだ。
「ただいまあ。買い物してたらちょっと遅くなっちゃった。お腹すいたでしょ。今日はおいしいお土産があるんだよー♪」
 スーパーのレジ袋二つを任されて中身を覗き見る。一つはいつも通りにんじんとかたまねぎとかその他野菜類だったけどもう一つは妙に軽くて白い四角い箱。
「ママおかえりー! おみやげ? なに、なに?」
 周りを飛び回るチカを避けつつリビングのテーブルで箱をあけた。現れたのはイチゴのホ���ルケーキ。三人用のようで一般的なホールケーキより若干小振りだがめったに我が家の食卓に載ることの無い高級品であることは間違いない。中身を確認してぃやったあ、とチカが両手をあげて万歳。
「ケーキだ! ケーキ、ケーキ!」
「飛び跳ねないの、下の人に迷惑でしょ。」
 ママは舞いあがるチカに苦笑しながら他の食材を冷蔵庫に分けて入れて、さあ夕ご飯作るからね、と中華鍋を取り出した。中華! どんな高級料理だろう。
   今日の夕飯は何か高級料理というわけでもなく無難に酢豚で、でもいつもは入っていないパイナップルが混入していた。豚によく合っておいしい。
「……何かいいことあったの?」
「うん! 和志が明日デートしてくれるって!」
「……よかったじゃん。」
 最近喧嘩して目をあわせてくれないとか次はいつデートしてくれるんだろうとか言ってたけどいつのまにか仲直りしたらしい。
「ママ、その人と結婚するの?」
「そのつもり。明日しっかり話し合うつもり。」
 新しくパパになるらしいその人は普段わりとぼけっとしてて、不器用で、でも優しくて気がまわるいい人なんだそうだ。半分どころか多分にママののろけが入っているので正確な情報じゃないだろうけどまあ悪い人ではなさそうだしうまくやっていけるんじゃないかな、と頭の隅で軽く考えて箸を置いた。
「結婚してほしくない?」
「ううん、応援する。そりゃパパのポジションに他の人が入って来るの抵抗ないってわけじゃないけど、パパポジションの人が来ればお金のこととか、色々楽になるんでしょ。何よりママの支えになる人がいつも側にいてママが幸せになってくれれば私もうれしいし。」
 うえ。何か綺麗事言い過ぎて口だけ私の顔からがっぽりはずれてどっか遠くでぺちゃくちゃしゃべってる感覚。嘘は言ってないけど本音を省略しまくったらこんなクサいセリフになるのか。うええええ……。
「そっか、ありがとう。」
 はにかんで照れたように顔をふせながらケーキを切り分けて、いつも苦労かけてごめんね、もうちょっと我慢してね、と笑った。そのまま流れで始まったのろけ話を流れで右から左に聞き流してフォークを手に取る。自分のケーキを細断して大事に大事に味わうチカの隣、空っぽの皿の前でピンクうさぎは不満そうにそっぽを向いていた。
  「桜庭(さくらば)、最近親どう」
 四限の数学の後、課題ノートを半分運びながら多田がきいてきた。
「どうって、なに。別にふつうだよ。何いきなり。」
「いや、俺の知り合い桜庭ん家近くらしいんだけどさ、夜遅くに結構その……さわいでる? っていうか」
「わ、ごめん聞こえてる? 近所迷惑になってるって言っとく。ありがと、教えてくれて。」
 他人ん家の事情に探り入れてくんなうっとーしー、このまま嫌な話に移行したらノート全部持たすぞとか思いつつ職員室がすぐ近くであることに感謝する。
 何が不満なのか多田は眉間にしわを寄せて職員室のを示すプレートを睨み上げて数秒黙ってから中に入って行った。先生はまだ戻っていなかったのでデスクに積んでおく。他の先生に言づてを頼んで職員室を出ると先に出た多田がまだ待っていた。そんな気をつかわなくてもいいのに。何やら周囲を気にしているので時折目を落とすのにつられて手元をみるとCMでよく見るようなタッチパネル式情報端末を握っていた。校則違反じゃんか。それも職員室前で。没収くらっても知らないぞ。
「あ……のさ、メアド教えてくれん?」
「何唐突に。私携帯持ってないんだけど。」
「マジで!? なんで? 親厳しんか?」
「前住んでた所立地のせいで電波悪くて。そのまままだ買ってもらってない。」
 そっかー、と目に見えて落胆してスマホをポケットに滑り込ませる。そのポケットをさぐってメモ帳を取り出して何か書き付け始めた。……早く携帯買ってもらわないとマズいな。
 どうやらこの学校では携帯は日常生活必須アイテムのようで転校初日にもクラスの女子からライン交換しようとかツイッターのアカウントはとかという話になって、カナが携帯を持っていないことを知ると人だかりは一気にはけてしまった。今更手に入れた所で手遅れかもしれない。
「あの、これ」
 メモ用紙を一枚破って渡された。11ケタのアラビア数字。
「家電(いえでん)はあるんだろ。何かあったらいつでも連絡して」
「ありがと。……今はいいや。」
 とりあえず適当にポケットにしまっておいて、昼食を買いに多田と別れた。
  「ねー、“パパ”ってどんな感じ?」
「どんなって。……そっか、チカはまだ小さかったもんね。」
 ウサギとクマとブタという、どう考えても弱肉強食が成立しそうな組み合わせで家族ごっこをするチカの頭をなんとなくなでる。ママ役をわりあてられたはずのピンクウサギが妙にいばりくさってクマに家事を押し付けまくっていた。クマとブタはされるがままゆっさゆっさとゆられている。
「ええと、いつも仕事で遅くて、でも土日はたいてい家に居て遊んでくれて……。」
 どんなって言われると意外と単語が出て来ない。優しかったり厳しかったりちょっとお茶目だったり、何にせよカナにとってもパパがいたのはもう五年も前の話で、早くも記憶が曖昧になっている気がする。パパはそこまでスーパー善い人だったか。たまに理不尽に不機嫌になって怒鳴り散らすようなことはなかっただろうか。そっちの方が人間らしくて、自分の近くに居た人という感じがする。
 鍋の中でとろけていたカレールゥがとろぷつと湯気を立て始めた。チカにご飯をよそわせてその上に解凍した冷凍カレーをぶっかける。今日はママがいないからルゥが二割増だ。リビングのテーブルに持って行くとすでにスプーンも並べられていた。行儀よくテーブル上に座らされたウサギの前にもプラスチック製の先割れスプーンが転がっていた。そんな期待の目で見られてもウサギの分なんか用意してないし。
 席についてそのまま食事を始めると「ねえちゃんいただきますは?」と手を合わせた妹に睨まれた。うるさいなあ、とスプーンを口に加えたままふがふがと手を合わせると「口にもの入れたまましゃべらない!」とすかさず声が飛んだ。あーもう、どこのオカンだあんたは。ウサギも馬鹿笑いすんな……。年下オカンに叱られ続けるのも癪なので素直に従って食事を続行する。
「あー、明日も雨だよー……。」
 画面いっぱいに並んだ傘マークにチカが肩を落とした。
「何かあったっけ明日。」
「ゆうちゃん家、明日旅行に行くんだって。」
 ゆうちゃんって誰だ。知り合いと親戚の名前を脳内検索していつもチカを預けているおばさんの名前がヒットした。いい歳して「ゆうちゃん」て。
「明日土曜だからチカは家でしょ?」
「おみあげ買ってきてくれるって言ってたよ。」
「おみやげね。……チカ、今日もデザートあるよ。」
「え、本当!」
 わー、小学生って単純だな。いや、もうすぐ小学生であって正確には小学生ではないのだけれど。昨夜うきうき気分のママののろけ話を一通り聞かされた後に学校帰りにデザート買って帰りなさいと500円玉を渡されたのだ。ケーキは昨日食べたのでプリン二つ、240円なり。残りはどうしようかなー。
 食後のプリンを平らげて、迷いつつも電話を手にとった。邪魔しちゃうかな、邪魔しちゃったら悪いなと思いながら押し慣れた番号にかける。ちょっと遅れてぷるる、と鳴り始める。
 15秒。コール音を5回数えて、電話は切れた。
 まだ今からつながるような気分でしばらく固まって、受話器をおろした。期待していたわけじゃないけれど気がついたらため息がもれている。いやホント、期待していたわけじゃないけれど。
「またマンマ?」
「ママ、ね。」
「あの人ママじゃないよ、だってチカのこと知夏って呼ぶもん。ママはチカのこと、ちぃちゃんって呼ぶんだよ。」
 畳部屋で布団を敷いていたはずのチカが右手に持っているのは積み木だった。遊んでないで皿洗い手伝ってよ。そういう自分だって皿洗いほっぽって電話かけてたけど。チカはしばらくその角棒を手の中でもてあそんでから耳に当てて「もしもしママー?」とかやりはじめた。ママにかけていると言う設定なのに相手はもしもしこちらウチュウジンですと返事して、「今日ねーチカねーつみきしてあそんだのー。」と話し出す。見ているとピンクうさぎは困ったようにえーとママを誘拐したから身代金をとかぼそぼそさらりと学前児童相手にとんでもないことを口走りやがったのでじろりとにらむと、ウサギはおどけるように軽く肩をすくめてみせた。
 ジリリリ、と耳障りなアラームが鳴った。
「お風呂お湯入ったって。チカ先入っていいよ。」
「えー。一緒に入るー。」
 しょうがないなとタンスからパジャマを引っ張り出す。自分がいつから一人で風呂に入ってたのか覚えが無いけどそろそろ一人で入ってもいいんじゃないだろうか。
「ねー、今日ママいつ帰って来る?」
「今日はデートだから遅いよ多分。……チカが寝た後じゃない?」
 ピン ポーン
 ちょうどインターホンが鳴って二人で顔を見合わせた。ママが帰って来るには早すぎるから、お客さんかも。でも夜中に、誰だろ? チカが目をくりくりさせて「パパだったりして。」とにんまりしてみせる。
 しばらく間があってからガチャガチャと金属音を立てて鍵がくるりと回る。あーなんだママか。思ったより早かっ
   一瞬で視界がぶっとんで頭の中に思考が戻ってきた時にはリビングの床に転がっていた。ぎゃあぎゃあとチカの泣き声が響いている。体を起こすと手に革ひもが触れた。ママの黒バックだ。左目のあたりが食い込むようにズキズキと熱を持っていて視界が悪い。黒バックから水筒が顔をのぞかせていた。アレか。
「ねーちゃ、ねえちゃんっ。」
 アレに追われてチカが畳部屋から転がり込んできた。その体をストッキングの脚が蹴り飛ばして流しに衝突しガシャンと音が立つ。
「なんでてめえら片付け済んで無いんだ! 今から先に風呂だってか? やること、すませろって、いつもいってるよ、なっ?」
 ガスガスと蹴りつけられてチカがうめき声をあげる。その口がねーちゃんデンワ、と動いた。
 そうだ電話。早く電話かけないと。ママに。早く帰って来てって。
 固定電話に飛びついて聞き慣れたプッシュ音で目的の番号を呼び出す。途中から、二重に聞こえ始めてチカを蹴る音がやみ、アレが部屋を出て行った。
 ぷつり。電話がつながる音。
『はい桜庭です』
 落ちついたママの声。玄関の方からも聞こえるのでチカが不思議そうに覗き込もうとして、あわてて引き止める。
「ま…ママ?」
 電話の向こうのこの人もアレに成り代わられているんじゃないかと急に不安になって声が小さくなる。しかし返って来たのはいつもの穏やかな声。
『どうしたの佳那。ちゃんと夕飯は食べた?』
「うん。……冷凍カレー。デザートはプリンだったよ。」
 ちがうちがう、そんな日常的な穏やかな話をしたいんじゃなくて、でもこうやって時間を稼いでたらママが戻って来るかもしれないし。いつもそうだし。今からお風呂に入る所だったとか、宿題で一個わからない所があるから後で教えてほしいとか、どれから話せばママが戻って来るだろう。
『佳那。いろいろ話したいみたいだけどちょっと電池が……』
「待ってママ。」
 電池切れの警報が聞こえ始め電話を切られそうになってあわてて受話器を耳に押し付ける。
「ママ、いつ帰って来る?」
 ぷつ、ツー、ツー、ツー……
 通話が切れて、呆然と電話を見つめる。誰かがこっちに戻って来る。チカがカナの脚もとまで這ってきていてすがりついた。反射的に���きしめて玄関と反対側へひきずって移動させ、覚悟をきめてリビング入り口に立った人影を振り向く。真後ろ、目と鼻の先にいた。
「まーたいたずら電話か? ああ?」
 髪をつかんで揺さぶられてずきんと左目が痛み、電話を取り落とした。
「受話器を投げるな! 物は大事に使えって言ってんだろ!」
 耳元で大音量がひびいてクラクラした所で腹に衝撃。うずくまったら今度は顔を何かにぶつけた。ママによく似た声が耳から大音量で突入してわんわんと反響している。何言ってるかわかんない、わかんない。どうすればいいんだよ、どうすれば、どうすれば静かになるんだよ。
 至近距離で怒鳴るアレはなぜか怒った顔というよりも泣いていて、びっくりしてよく確認しようとしたら殴られてそれどころではなかった。
「お前らが、いるからっ……お前らがいるからっ……」
 腹にぐりぐりと拳を突き込まれて息がつまる。うめいたら平手がとんできて頬がひりひりした。鼻がくっつきそうなほど顔が近づいて来る。
「いいか? これは私が悪いんじゃないの。お前らがいるから悪いのよ。和志ね、自分の子とお前らと平等に見れる気がしないからお前らをどっかに預けろっていうのよ」
「預けたら、いいじゃん……。」
 平手。さらに首に手が伸びてきた。なんとか頭をずらして避けると腹に拳がさらに食い込んだ。
「お前らを育てるために和志に頼りたいのに、預けられるわけないじゃない」
「預けたら他の子、育てられるんでしょ……。」
 また首。今度は避けられずに徐々に息がつまる。
「ねえちゃんこっち!」
 はっと顔をあげると椅子を移動して電話前から玄関へ直通路ができていた。玄関をチカが開け放ち、外廊下の灯りが遠いのに妙に目にまぶしくうつった。チカの手ににぎられたウサギもにげろ!と叫んでいる。
 体をひねって抜け出し、一直線に玄関へ。風呂場前の水浸しの床を飛び越え脱ぎ捨てられた上着を踏んづけ裸足のままで。思い切りドアを閉めて階段を駆け下りる。チカを追い抜き後ろを振り返る。閉まったドアの向こうから「お湯出しっ放しじゃねえか何やってやがんだ!」と怒声がずいぶんとはっきり聞こえた。どうやらすぐには追って来ない。今のうちに距離をかせがないと。
「チカ、早く。」
「へ、わ。」
 同じように振り向きながら降りていたチカが続きの段を踏み外した。くるんと体が回転し、ゴン、ドンと転がり落ちる。
「チカ!」
 地面に激突する前に何とかキャッチし抱きかかえてとにかく方向も考えずに走り出した。
 
 逃げなきゃ。早く。どこかへ。どこへ? 遠いところ。なるべく、遠い所。
 走っていたら途中バス停を見かけた。それは道路を挟んだ向こう岸だったのでそのまま走り続けていたらその先のバス停にちょうどバスが到着した所だった。なんとか発車前に追いついて乗り込む。お金あったっけ。ある、デザート買った残り。ポケットの中に入ってる。
 ぐっしょり濡れ鼠の姿を見て同乗する大人たちが眉をひそめる。おばあさんが何か言いかけたのでにらみつけて黙らせた。何も聞かないで。放っといて。説明するのも、なんかもう面倒くさい。
「ねえちゃん、どこ行くの?」
 チカがおろして、と体をゆらしてきいてきた。よかった、無事みたいだ。駅、とりあえずそう答える。駅まで行けば色んな所に行けるはず。そこから、えっと、おばあちゃん家に行こう。最後に行ったのはずいぶん前だし降りる駅もわからないけど、まあどうせお金十分になくて誰かの車にでも乗せてもらうことになるだろうからその人が地名を知ってれば大丈夫。だからとりあえず駅行って……。
 駄目だ。ポケットの中でちゃりんと小銭が音をたてた。この一年バスに乗ってなかったから忘れていたが自分は今中学生。もう大人料金で、だから駅までも行けない。運賃板に目を走らせると一区間分にしかならなかった。
 ボタンを押して停まった停留所ですいません降りますと運賃箱に料金を放り込んでさささと降りた。運転士が何か言いたげな顔をしたけどゆっくり話してる場合じゃないし、無視。アスファルトの上の小石が足の裏を刺した。
「ねえちゃん、ここ駅じゃないよ。」
「ごめんお金足りないから駅まで行けない。……とりあえず、どっか見つからない所で休もう。」
 雨粒が視界をさえぎってうっとうしい。左目の傷は切れているのか雨がしみてズキズキにヒリヒリが加わり始めた。チカも頬に傷を作って雨で薄まった血が頬をつたっていた。チカはその傷を気にするよりも眠くてたまらないようで歩きながらうつらうつらしている。そういえばいつもならもう寝ている時間だ。
 おぶさって、と背中を向けてチカをおんぶして、目についた公園に入る。運動公園とかいう無駄に広そうな所。フェンスを回り道して中に入るとずぶりと泥で足が滑って転びそうになり、あわててチカを背負い直して体勢を整えた。
 真っ暗な遊歩道を歩くうちにどんどん雨で体が濡れて来た。髪が頬にはりついて、セーターもシャツも通り抜けて水がしみ込んできて寒い。どこか、屋根のある所。後、明るい所。ゆるやかなカーブをまがりベンチの横を通り過ぎる。全速力で走ってきたせいか、足が重くてだるかった。さっきのベンチに座ってしまえば良かった。今から戻って座ろうか。足が止まる。
 ペチャ、とチカを支える腕に何かが触れた。この感じ、多分ピンクうさぎだ。もうちょっと頑張れ、な感じでベチャ、ベチャ、と優しくたたく。運んでんのは私であってウサギは乗ってるだけじゃないかとちょっとイラッとしつつその苛立ちを利用して足を前にだす。
 どうしてこうなっちゃったんだろう。皿洗いを後回しにしたから? 違う。お風呂に入るのを優先したから? 多分違う。だってアレはその時もう家にいた。パパが死んだから? 違う。アレが家に来るようになったのは最近だ。じゃあ、なんで?
 自分達が、いたから? 家を飛び出す前にアレが口走った言葉を反芻する。数日前に「ママは二人がだーいすき。だから生活は大変だけど、一緒に生きて行こうね」と笑っていたのは、ママだったはずで、だからアレはママじゃない。アレは、ママじゃない。
 ママ、戻って来るかな。戻ってきたら私たちがいないことに気がついて探してくれるだろうか。それとももう、ママは。
   ぼったん。粘った液体がタイヤから垂れた。つり下げられた白バンに絡み付いた藻は緑を通り越してドス黒く、ぼったん、ぼったんとドブ水を垂らしている。
 ぺろーん、と軽快なテロップ音が鳴り、視界の上下に文字が現れる。どこかでアナウンサーが地域のイベント紹介をする時と同じく興味無さげな他人事口調で淡々と何かを言っている。シナイのノウドウでジコがアリマシタ。ウンテンしていたダンセイのシボウがカクニンサレマシタ。ケイサツは……サンとミてミモトのカクニンを……。
 ……はやくかわれ
 民放ならCMでもいい。早く次のニュースにかわって。次のVTRにうつって。
 やがて音声が次のニュースに切り替わり、アナウンサーの声が多少和やかになっても画面は切り替わらないままで、
 ぼったん。ぼったん。
 したたる水音がだんだんと近くなって眼前にせまり、ぴちゃっと一滴、冷たくはねた。
   ぴちゃっ、と頬に何か触れて、目が覚めた。また一滴落ちてきて見上げると天井から水が降ってきていた。雨漏りしているみたいだ。外の雨はますます激しさを増し、ボックスの灯りに照らされた路面でびちびちと白く跳ねていた。アナログチャネルの雑音のような雨音がガラス一枚隔てた向こうからくぐもって聞こえる。
 チカはカナに抱きついたまますやすやと寝息を立てていた。階段から落ちたときについたのだろう傷はもうふさがっていて、かさぶたの近くにあざが浮いていた。右手に握ったままのウサギが首をしめられる形になっていて、へるぷみーとじたばたしていた。苦しいわけないだろ……。
 目の前に設置された緑の電話機をぼんやり眺める。今じゃ街では絶滅危惧種なこれが公園の敷地内に設置されていたのはラッキーだった。でもいつまでもここに居るわけにもいかない。狭いおかげでお互いの体温があんまり逃げなくて外よりは暖かいが背中にあたるガラスからその冷たさがだんだんしみこんできている。
 これからどうすればいいんだろう。とりあえずばあちゃんの所へって出て来たけど既にたどり着ける気がしない。手元に残った2枚の10円玉ではこれ以上もうどこにも行けない。深夜という時間帯と、場所が場所なだけあって近くを誰かが通る気配もなく、車に乗せてってもらうという選択肢も無い。
 ぽん。ウサギがチカのひたいに手をあてた。つられてカナも手をのばしてそのいつもより高い温度に気がつく。雨で冷えたのかもしれない。この状態じゃ外に出て人を探すわけにもいかない。ウサギがちょっとやすめと袖をひっぱる。一緒にいてやるから、やすめって。
「あんたじゃチカの熱さげれないじゃん。」
 そうだ、ぼくはもう二人をまもれない。でもいつでも一緒にいるから。チカがカナにひっついているように、カナもぼくにひっついていいんだ。だいたいそんなことを喋りながら小さな手で鼻をなでなでして、カナがついくしゃみをするとガラスにぶつかって床に落ちた。
 あわてて拾い上げたけど何か違う気がした。耳をつまんだのに文句を言わない。ちょっと、ねえ起きてる? とボタンの目のあたりをデコピンしてみたり、ゆさゆさ揺さぶってみても反応がない。当たり前のようにただのぬいぐるみがカナの指先でぷらぷら揺れているだけだった。
 どうしよう。誰か、誰か。
 ウサギがしゃべらなくなっちゃった。誰に言えばなおしてくれるんだろうと考えてからまず誰に言ってもまともに対応してくれる人が居ないことに気がついた。とにかく今は、誰かに、アレ以外の人に助けてもらわなくちゃ。
 目の前の電話機のコイン投入口に一枚放り込んで押し慣れた番号を呼び出す。息を潜めて待っているとだんだん頭がふらふらしてきた。倒れまいと電話機にしがみつき、コール音を数える。
 15秒。コール音を5回数えて、電話は切れた。
 どういう仕様なのか投入したコインは回収されてしまって戻って来ず、手元には10円玉が一枚だけ残った。後一回。ママの携帯にかけて、出なかったらこれで終わりだ。もう一回かけてつながる保証は無い。でも他にかけるところなんて……。
 ふと思い出してポケットをさぐる。数学の課題を出しに行った帰りにもらったメモがくしゃくしゃに突っ込まれていた。これで、誰も出なかったらもう誰も迎えに来ない。この辺りを誰かが通るまでは気づいてももらえない。反応しないウサギのぬいぐるみをぎゅうっとにぎりしめて、書いてある番号をひとつひとつ、押して行く。
 プルルルルルル、プルルルルルルルル、プルルルルルルルルル、……。
 一回、二回、三回……。ああ、駄目かも。夜遅いもんなあ、寝てるよね。五回目。
 ガチャっ。
「はい。多田です」
 出た。びっくりしてしばらく沈黙してあわてて桜庭です、えとあの、12ルームの、と付け加える。同時に今硬貨を入れたばかりなのに電光表示の0が点滅を始めた。やばい、こんな深夜にとか言ってるけどそれどころじゃ無い。何言えば、とりあえず助けてって、あと場所伝えなきゃ。
「あのっ。」
 ぷつっ。ツー、ツー、ツー。
 電話はあっさり途切れて、ついに足の力が抜け、崩れ落ちるように座り込んだ。同時に手から受話器がすっぽぬけ、顔面すれすれを通過してゆらゆらとぶら下がる。
 雨音がどこか遠くで聞こえている。電灯がジジリと音をたて、時折風がびょうとふく。
 チカをウサギと一緒に抱きかかえて、ぷらんと垂れた受話器に手をのばした。耳にあてても何も聞こえない。
「もしもしママ?」
 聞こえない。
「ねえママ、迎えにきて。」
 応えは無い。わかってる。無音の電話機の向こうが、ママにつながっていたらと想像する。大丈夫、私にはパパがいつもついてるから、待っていられる。だから迎えに来て。
 待ってるから。
  「ねえママ。今日はいつ帰って来る?」
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Text
スキマスイッチ TOUR2018“ALGOrhythm” 福岡サンパレスホール 2018年5月9日
なるたけネタバレ避けて、私の覚えている顛末を覚え書きしてみました。
最初の挨拶のとき、確かにいつもとは違う会場の熱気。
(。・ˇ_ˇ・。) 熱い歓迎だなぁ。でも、最後まで保つの??
ロングMC前の、少しの空白の時間。本当に声援の凄い会場。
(。・ˇ_ˇ・。) なにその、まだ元気あるアピール。
もう既にサプライズに怯えているかわいそうなおおはしくんw
(。・ˇ_ˇ・。) 自分で言うのも何ですけど、今日、僕誕生日なんですよ。だって!ほら、(会場指さしつつ)みんなも言っていいのかどうかわからん感じになってるから!
( ˙灬˙ )みんなも敵だからね。
(。・ˇ_ˇ・。)え、味方おらんの?
心底怯えて我々を見渡すおおはしくん気の毒wwwwいや、何も仕込まれてないから、安心して(?)
ここらへんで後ろのモニタにリムジンに乗る王子と執事の写真がずらっと並ぶ。
(。・ˇ_ˇ・。) 僕ら2日前から来ててね。
客席\えー!?/
(。・ˇ_ˇ・。) 色々あったんだよ!
(。・ˇ_ˇ・。) だって、朝から始まってるんですよ!!朝、ホテルからチャリンコで会場行けって言われて、そんなの無理だよって思いながら大通りまで行ったらリムジン停まってて、この格好の(といいつつ、後ろのモニタを指差す)しんたくん立ってて!王冠とマントつけさせられて、乗り込んだらシャンパンあって。しんたくんも一緒に乗るのかと思ったら助手席乗ったんだよ。
( ˙灬˙ )サポートの人だからね。
(。・ˇ_ˇ・。) ひとりでシャンパン飲んで。会場ついてもまだ続いてるんだよ!!(スタッフがお出迎えしている写真を二人で眺める)
(。・ˇ_ˇ・。)バンメンがハッピーバースデー演ってくれてね。でも、誰も歌う人いないから、自分で歌ったの!はっぴばーすでーとぅみーやりましたよ!
誰か歌ったげてwwwいつぞやの誕生日に近いライブでサブリーダーがステージでハッピーバースデートゥミーって歌ってたなぁって思った私。ボーカルの宿命ですか?w
(。・ˇ_ˇ・。) ケーキが出てきてね。○○(福岡で有名であろうパティスリーの名前を言ってた)のケーキだって言うんだけど、どうみてもクソ素人が作ったケーキなの!
クソ素人www
(。・ˇ_ˇ・。) ブルーベリーで40って書いてあって!もうひどいの!たくやとも書いてた!どう見ても売り物じゃないの!!!切れって言われても近づけないの。何が起こるかわからないから!誰も食べないんだよ。こんなにおっきいのに一人で食べろっていうの!あんな得体の知れないモノ食べる恐怖わかる???
(。・ˇ_ˇ・。) 誕生日がここ(福岡)だって聞いた時から、嫌な予感してたんだよ!キョードー西日本のしょーじさんって人がいて。スキマチームの天敵なんだけど。毎回、対決するんだけど。あ、対決という名のリクレーションなんだけどね。野球とかフットサルとかやるのね。それの罰ゲーム、ご飯が白ご飯だけとかなんだよ。おかずなしだよ!マジだからね。一度、みんなで電車移動させられたから。荷物も持ってね。
この流れでケーキの作者はしょーじさんなのかなぁ?と思いました。断言してたかな?
(。・ˇ_ˇ・。) この裏、できることなら見せてあげたいよ!(と、ステージの裏を指差す)風船だらけだから!!
(。・ˇ_ˇ・。) 他の会場ならね、普通に楽しみだったんだけど。(会場を指差しつつ)みんなとはずっと一緒にいたいんだけど。
何さらっと人たらしなセリフはくかなーwww
(。・ˇ_ˇ・。) 今日はメンバーともスタッフともさっさと離れたいんだよ!12時まで気が抜けないんだよ!帰りも王冠とマントつけさせられて帰るんだからな!!!
え、まじですか。というか、帰りに目撃しました、リムジンで王冠とマントつけて、窓から手を振りながら帰っていくおおはしくんをwww完全に罰ゲームだったwwww
(。・ˇ_ˇ・。) (舞台袖に向かって)プレゼント出せる???え?無理?版権??あ?出せる?ちょっと待ったら出る、そう。ちょっと待とう。
一旦、並んでいた王子の写真が消える。しばし待っていると、「人間ドック完全制覇!!」という文字がドーンと出る。白衣の人が聴診器首から下げてる感じの背景に毛筆文字。どうもチケットかなんかの写真。下の方にあらゆる���査項目を網羅!!って書いてあって右上に笑顔のおおはしくんの写真。
人間ドックwwww仙台から大阪まで引きずってた人間ドック!スタッフだいぶ気にしてたwwww
(。・ˇ_ˇ・。)忙しいアピールするわけじゃないですけど…ある日、ふとここオフですって日があったの。なんの休みかなーと思ってぼーっと過ごしたんですよ。そしたら、相方、一人で人間ドッグ行ってるんですよ?酷くないですか??言ってよー!それなら、めっちゃゆっくり過ごすか、一緒に健康診断行くかの2択じゃん!僕、めっちゃぼーっと過ごしちゃったんですよ!ぼーっとですよ!
まだ怒ってたんかいwwww
( ˙灬˙ )人間ドッグの様子はカメラ入りますから。
(。・ˇ_ˇ・。)見たいかー?
( ˙灬˙ )うえっ、うえって(胃カメラの様子を再現)
(。・ˇ_ˇ・。)あられもない姿でねぇ…。
このあたりの大橋くんは完全にしんたくんのピアノにもたれてました。
人間ドックの写真はこの辺で消えた。後どうなってたか覚えてないや…。
( ˙灬˙ )今日、一人でいること多かったよね。
(。・ˇ_ˇ・。)そりゃ、一人でいますよ!!何されるかわかんないもん!!!
いつも以上にゲラゲラ笑っているしんたくん。何か隠してるのはありあり。サプライズ怖いと言うおおはしくんを一生懸命なだめてる。辛抱強いお父さんww
(。・ˇ_ˇ・。) 歌ってるときだけはやめてね。僕だけ歌ってるとか嫌だからね!!
( ˙灬˙ )大丈夫、一人にしないから。
しんたくん、男前すぎるセリフwww
(。・ˇ_ˇ・。) ここも怖いんだよ!(スタンドマイクの前に立って、上を見上げ、そこを指差す)何か落ちてくるんじゃないかって。
マイクスタンドを動かすおおはしくん。
(。・ˇ_ˇ・。) コレ動かせるんだよ。
なにそのかわいさwwwwだいぶ下手まで動かして、完全に横を向いてしまう。
(。・ˇ_ˇ・。) みんな(バンメン)見ながらやる!!
( ˙灬˙ )新しいなぁ。
流石にそれはまずいと思ったのか、おずおずと元の位置にマイクスタンドを戻すおおはしくん。おおはしくんが下手に背中を向けているタイミングであきーむさん登場。スタンドの位置の確認。それに文字通り飛び上がったおおはしくん。あきーむさんもびっくり。気の毒www
(。・ˇ_ˇ・。) びっくりしたぁ!なんかされんのかと思った!
( ˙灬˙ )サプライズ的なね。
(。・ˇ_ˇ・。) プレゼントないの?最近しんたくんにあげてないなぁ。
( ˙灬˙ )最近やってないねぇ。
しんたくん、白々しいwwww去年もあげたって話聞いたけどwwwwwおおはしくんもまだそれ言うタイミングじゃなかったかって感じで話をサクサク進める。
(。・ˇ_ˇ・。) 昔はやってたんだけど、だんだんネタも尽きてきて。本当に欲しいものあげたいじゃない。昔は畳あげたりしたんだよ。畳二畳分!畳ってそのへんで買えないんだよね…ん、買えない…というか、ホームセンターとかで売ってないじゃない。だから、注文して。ステージに持ってきてもらって。しんたくんの好���なスコーンもあげたんだよ。あの時、街中のスコーンなくなりましたからね。
( ˙灬˙ )あの時、ものすごい口内炎になったからね。
口内炎www街中のスコーンなくなるとかなにいってんのw
(。・ˇ_ˇ・。) (舞台袖を覗き込む)え!なんでそこから撮影してるの!撮影ならあっち(機材席の方を指差す)でやればいいじゃん!!!絶対なんかあるじゃん!!
( ˙灬˙ )誰も信じられなくなってますけれども。
(。・ˇ_ˇ・。) 次の曲、行っていいの?
( ˙灬˙ )行っても行かなくても。
(。・ˇ_ˇ・。) えっ、行かないって選択肢があるの???え、まだだ大分あるぞ。
と、ここで足元の何かを指差す。どうやらセトリだった。
(。・ˇ_ˇ・。)セトリ全部言うぞ!
なんでや!!
そして、おおはしくはその印刷物をとりあげてひらひらさせる。緑色のラミネートされてる感じの板。絶対最前列の人見えてるよwwwwちょっとwwww
誰も信じられない様子のおおはしくん。アニキと浦さんの間の台に座ってしまう。
( ˙灬˙ )みんな、あなたのこと大好きだから。
(。・ˇ_ˇ・。) 大好きな人にやることじゃないんだよ!!
 ( ˙灬˙ )みんなの顔見て?(バンメンを見やる)大丈夫でしょ??
ここいらで流石にせっつくしんたくん。
(。・ˇ_ˇ・。)曲行った方がいいの?
( ˙灬˙ )うん、もうだいぶ喋ってるなーと思って。
(。・ˇ_ˇ・。)マジのやつか!
( ˙灬˙ )マジのやつです。
( ˙灬˙ )バンド紹介していいですか。
(。・ˇ_ˇ・。)……ば、バンド紹介ならしていいよ。
何その譲歩wバンド紹介の間、下手からバンメンを見張っていたおおはしくん。バンメンの紹介が終わって、しょうがないからセンターに戻ってきてしんたくんを指差し、「鍵盤、ときたしんたろう!」
( ˙灬˙ )ボーカルは…なんと!!おおはしたくや!
妙なため、やめてあげてwwwあなたのところのボーカルさん、怯えてるよwww
まだ信じられない様子ながらも次の曲が始まる。二曲は何事もなく終わる。そして、ロングMC後の三曲目。ソロ回しが始まった。
我らがラスボス本間さんの出番!!その音色はハッピーバースデー!モニタにみんなで歌いましょう!って文字とともにハッピーバースデートゥ・ユーって文字が左から右へたくさん流れていく。勿論みんなで歌った。DEAR TAKUYAって最後に大きく出て。ハッピーバースデートゥ・ユー♪
大橋くん固まっちゃってるwwww
楽しすぎてこれ以降の流れをあまり覚えていませんw
( ˙灬˙ )みんなちゃんと歌えたでしょ。(モニタ指差しつつ)ここに出てたからね。
(。・ˇ_ˇ・。) え、僕が歌ってる間に?
いや、歌ってなかったね。ソロ回しを楽しそうに見てたよwww
ケーキがワゴンで運ばれてくる。ろうそく沢山。
( ˙灬˙ )運んできた人もいじってあげて。
(。・ˇ_ˇ・。) おお、まつむろ!
私も全然気づいてなくてごめんw
(。・ˇ_ˇ・。) そうそう、僕、バースデーTシャツ作ってもらったんですよ。
むろくんがそのTーシャツ着てて、みんなに見せてくれる。蝶ネクタイにジャケット羽織ってて正装してた。
( ˙灬˙ )売れ残ってるんだってね。
(。・ˇ_ˇ・。) え、そうなの?
むろ「ばっちばち残ってます」
ものっそい正しい関西イントネーションで言うんで凄い強烈に聴こえるばっちばちwww
結構長いことろうそくつけたまま喋ってたからハラハラしちゃった。
アニキのドラムロール、照明が落ちて、ろうそくの光におおはしくんだけが浮かび上がる。おおはしくんがろうそく吹き消す。流石ボーカル、一発!
ここでしんたくんが花束持ってきたのかな?遠目に赤い花束。白がワンポイント。
( ˙灬˙ )自分で花屋さん行って見繕ってきました。
受け取るおおはしくん、めっちゃ笑顔。
(。・ˇ_ˇ・。) センスいいね!
お花色んな角度から見てほんとに嬉しそう。
どのタイミングだったか、その花束をお客さんに分けようとして(多分本気?)、テープ剥がそうと頑張ってたけど、諦めた。
(。・ˇ_ˇ・。) 剥がれないや!
この時の口調が無邪気すぎて殺さるかと思いました…個人的に超ツボだった…。
( ˙灬˙ )花屋さんで選んでるときもカメラ回してたからね。いずれどこかで。
このやり取りを見ながらおっさんずラブかよ!と思っていた私。間違ってませんでしたwwwwまさかあんな動画があがるとはwおっさんずラブ公式に拾われてるしwww部長がはるたんにあげようとしたのは真っ赤なバラの花束でしたね…。
(。・ˇ_ˇ・。) プレゼントくれよ!
( ˙灬˙ )ありますとも!
おおはしくんの言い方の圧!wそして、ケーキワゴンのリネンをまくって中からプレゼントを取り出すしんたくん。そこか!そこに入ってたのか!w
( ˙灬˙ )あなたがほしがってたやつ。見たことあるでしょ?
(。・ˇ_ˇ・。) スボルメ!!
青い袋に金色系のリボンがかかってた、のかな。
(。・ˇ_ˇ・。) なにかなー?
何やら衣料品が出てくる。
(。・ˇ_ˇ・。) あ!ランニングウェア!
( ˙灬˙ )そう!始めたいって言ってたでしょ。
(。・ˇ_ˇ・。) しんたくんはまっちゃんとやってるよね。普段家の周りとかだと見慣れた風景だから….。ツアー先なら新鮮な気持ちで走れるかな?と思って。
ここでリーダーの顔がよぎったのは私だけじゃなかった。隣の志田ちゃんが「きたがわかな」ってつぶやいた。ああ、安定感wwww伝わらないけど書く。
(。・ˇ_ˇ・。) まだある…..。
更に奥を探るおおはしくん。
(。・ˇ_ˇ・。) あ!!!シューズ!!
会場「かわいー!」
( ˙灬˙ )まっちゃんと僕も色違いで揃えましたから。
(。・ˇ_ˇ・。) なに?チームみたいになれるの???
嬉しそうだなぁ(*´ω`*)
このプレゼント、広げてるのしんたくんのピアノの上ですからw同じ列の誰かが「小学生みたい..」ってつぶやいてて、心のなかで全力で頷いたw
(。・ˇ_ˇ・。)曲の途中だよね。喋っていいの?
( ˙灬˙ )ソロだから大丈夫。ソロ回しの途中だから。
おおおはしくんのソロだったのかwwwww
この間、ずっとステージに立っていたむろくん。
写真を撮ろうと言うことになり、むろくんがステージから写真撮って正面になるようにケーキを回転させる。
むろ「こっち向けましょう」
(。・ˇ_ˇ・。) 気が利くなぁ!
むろ「このために僕はここにいました」
そのためにいたのwww
(。・ˇ_ˇ・。) もっと後ろで撮って!
カメラマンさんに後ろに下がるように指示。みんな映りたいよね♡ここでさっきのハッピーバースデーって文字が流れていく画面になる。それに驚くおおはしくん。
(。・ˇ_ˇ・。) あ、なになに?あ、これで歌えってことだったの??え、ケーキもこれ凄いね!
今ここでケーキに反応w撮った写真を見たけれども、遠すぎて流石に自分は見つかりませんでした。一応写ってますが。
ケーキを下げることになる。
(。・ˇ_ˇ・。) え?食べないの?
むろ「箸とかないですから。持って帰るようにきつく言われてますから」
きつくww
(。・ˇ_ˇ・。) 切ってよ!!!
と、言われ、何故かチャッカマンを構えるむろくん。
(。・ˇ_ˇ・。) あっぶね!今箸のつもりでかまえただろ!
なんで箸ww
(。・ˇ_ˇ・。) 切っといてね!
むろ「やっときます」
しずしずとケーキを舞台袖に運んでいくむろくん。その背中に。
(。・ˇ_ˇ・。) まつむろまさや!
むろ「せいやです!」
ぱっと後ろ向いて真顔でつっこむむろくんwww最後笑顔で帰っていきました。
(。・ˇ_ˇ・。) 毎回、これやってるの!
うざいwww
(。・ˇ_ˇ・。) この上、ちょっと片付けようか。
ピアノの上をごそごそしだすおおはしくん。しんたくんは暖かく見守ってました。
え、おおはしくん、これ片付けられるの??なんで思ってごめんなさいwでも、思って正解。入ってた袋をたたんだな~と思ってたら、出てきたあきーむさんにその袋を渡した。もう一人スタッフの人出てきてたんだけど、それ以上は渡さず、二人を追い払うwwwそして、衣料品を重ね直してその上に花束おいた。不器用か!!!かわいい、もう、かわいいって言われたいんだろ!そうだろ!!!!
(。・ˇ_ˇ・。)曲の途中だよね?
( ˙灬˙ )大丈夫、入りも決まってるから。
(。・ˇ_ˇ・。)え、俺知らないよ!
( ˙灬˙ )15年のキャリアでこい!!
アニキのカウントで再びソロ回しから始まる。ピアノの上にはプレゼント、この曲こんなに面白かったのは初めてだよwwwww最後のアニキ、ソロ終わりに「おめでとーーー!」って叫んだ。愛だね☆
16曲目の石成さんの前に出てくるソロ、半分ぐらいハッピーバースデーでした♡かっこよかったー(*´ω`*)
本編ラス前のコメント。多分。
(。・ˇ_ˇ・。) いい曲作って、いいパフォーマンスして、元気でいなくちゃなって。こんな時が永遠に続けばいいなと思います。
(。・ˇ_ˇ・。)この仕事してなかったらこんなたくさんの人にお祝い歌ってもらうことなんて無いじゃないですか。時々、不思議になります。人前でこんな大きな声出すなんてなかなかないでしょう?こういう時、この仕事してて良かったと思います。
(。・ˇ_ˇ・。)今日はみんなからもらってばっかりだね!
満面の笑み。もうほんと人たらしなんだからっ。
(。・ˇ_ˇ・。)でも、こんなことばっかりしてるから、この業界頭おかしいって思われるんだよ!
健康でいなきゃって話を三回ぐらいしてたなぁ。不惑だもんねぇ…考えちゃうよね。
本編終わりで晴れ晴れと帰っていくおおはしくん。しんたくんなんかゆっくりしてるなーと思ったら、ピアノの上のプレゼントを集めだした。それを抱えて帰っていく。お父さんかwwwスタッフが慌てて受け取りに来てました。
アンコール明け
しんたくんはバースデーTシャツにグッズのニット帽。バンドメンバーはボーダーTシャツ。おおはしくん、出てこない。この間、しんたくんがバースデーTシャツ残ってるよ、買ってって話で繋いでました。ボーダー着てる人も多いけど、よく見たら別のボーダーだった!などなど。
そこへ、ウェアを身につけたおおはしくんが下手から走って現れる。かわいーーー!って歓声。でも、そのまま上手へ消えていく。え?かんしゃんかな?かんしゃん???そして、なかなか出てこない。
( ˙灬˙ )え?呼んでってこと?
客席から手拍子があがる。
もう一度下手から現れたおおはしくんは花束を掲げてました。なるほど。
自分の着てるウェアを見ながら、キラキラの笑顔のおおはしくん。
(。・ˇ_ˇ・。)ようやくみんなの気持ちが分かった。形から入るの大事だね!
( ˙灬˙ )そう、アゲてくの。
いやぁ、かわいいっす。このウエアでアンコール全部歌いましたから。アンコール一曲目にはまってたよねっ。パーカーかぶったりして嬉しそうだったなぁ。
途中で上着は脱いでたけど。暑かったんだね。中から出てきた黒のSVOLME Tシャツもかわい♡
アンコール二曲目であたしは打ちのめされてたんで、あんま後は覚えてません…うう。死ぬ。
(。・ˇ_ˇ・。) ケーキと花束は外においてあるので、記念に写真でも撮っていって下さい。
( ˙灬˙ )なんちゃら映え、映え。
玄関ホールにしょーじさんのケーキ写真と並べておいてあったけど、かなりの混雑。係員さんが殺気立っててもうしわけなかった(^_^;)まともな写真は撮れず….。無理です….。
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最後の曲終わって、ピック投げて、しんたくんはタオル投げて、そして、帰っていく。しかし、おおはしくんは上着を忘れていた。しんたくんが気づいて、おおはしくんに渡す。おおはしくんはそれを投げようとして、やめて、それをぎゅっと大事そうに抱きしめた。なんだよっ!!最後の最後になにやってんだよ!!
福岡まで行って本当に良かった….。楽しかった。この機会をくれた家族に感謝です!!!
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konyokoudou-sk · 6 years
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一日一はや慕Weekly 2018年1月24日~1月30日
835. 1月24日
「やっぱりはやりちゃんのおっぱいは気持ちいい…」 「もっと甘えていいよ」 「やった」 今日は落ち込むことでもあったのか いつも以上にはやりんに甘えてくる慕ちゃん でもはやりんからすれば いつも以上に慕ちゃんがべったりしてくれるので 彼女との一体感が増して心地良く感じる
頃合いを見て何があったのか 慕ちゃんに聞いてみるはやりん 「どうしたの?」 「特になんでもないよ。いつもより外が寒かった。それだけ」 「良かった…」 自分の想定していたほど 深刻な状況でなくて ほっと胸をなで下ろすはやりん 「あ、今はやりちゃん安心した?」 「そうだよ。だから良かったって」
慕ちゃんがホントに精神的に落ち込んでるのでなく ただ寒くて温もりを求めてるだけで 良かったと心から思うはやりん なぜなら慕ちゃんが傷ついてるのを 見るのは嫌だから 「このまま寝ちゃっていい?」 「ダメだよ。ちゃんとベッドで寝ないと」 「え~?」 「私が寝違えたらどうするの…」
836. 1月25日
「慕ちゃん家に遊びに行くからクッキー焼いてあげないと」 部活から帰ってくるなり ご飯も食べないでクッキーを焼くはやりん 明日慕ちゃんの家に遊びにいくので プレゼント代わりに何枚か焼いてあげようと 思いついたのだ 「美味しそうに食べる慕ちゃんの顔が目に浮かぶなぁ…楽しみ☆」
作ったクッキーの中には 慕ちゃんの好きな鳥さんをあしらったものもあった他 麻雀牌をクッキーにしたものもいくつかあった そして完成した生地を型に押し込んで オーブンに押し込んだ後は 焼き上がるまでじっと待っているはやりん 「ああ…早くできないかなぁ…」 鼻歌を歌っているとそこにお母さんがやってきて
「楽しそうにお菓子作ってるわね」 「お母さん…その…慕ちゃんのとこへ遊びに行くから、クッキーでも焼いていこうかなって」 お母さんに慕ちゃんのことを言うのは 恥ずかしさが伴ったのか照れた顔になっていた 「そのはやりの顔、懐かしいわね。真深さんにクッキーとかフィナンシェ作ってた時みたい」
真深さんのことを言われると はやりんも弱いのか一気に動揺してしまう 「ま、真深さんと慕ちゃんは違うよ…」 動揺を堪えて恥ずかしそうな 声を漏らす娘を見るのが 楽しいお母さんはさらに追い打ちをかけるように 「そりゃそうだよね。はやりが昔真深さんに抱いてる感情と、今慕ちゃんに抱いてるそれは別だもの」
痛いところを指摘されて すっかりゆでだこになってるはやりん 自分が慕ちゃんのことが好きなんて 誰にも言ったことがないのに 何故かお母さんにはお見通しだった 「(やっぱりそういう所、叶わないなぁ…。変なところで鈍感なのに、変なところで鋭いの…)」 心の中で悪態をつきながらお母さんの目を見るはやりん
そこから漏れた言葉は 意外なものだった 「はやりが慕ちゃんたちを連れて家に上がってきた時、本当に嬉しかったわ」 どこか懐かしむような顔で 小学生の時のことを振り返るお母さん 「今まではやりが友達を連れて家に上がったことなかったから。はやりにもそういう友達が出来て嬉しかった」
お母さんの言葉を受けて 自分も勇気を出して口を開いたはやりん 「あの時は、確かに慕ちゃんのことを友達だと思ってたよ。でも今は、大好きな人」 「告白はまだできてないんだ」 お母さんの問いにはやりんは コクンと肯いて答えた 「流石にまだ…告白するには早いかなって。それに…」
「それがどうかしたの?見た感じ慕ちゃんもかわいらしい子だから、早く告白しておかないと他の子に取られちゃうよ?」 「わかってるけど…」 どうにも頭が良すぎて こういう時に煮え切らない娘を諭すように お母さんは言った 「恋は当たって砕けろって言うじゃない。はやりも当たって砕けてみたら?」
お母さんからのアドバイスに 思いっきり吹っ切れたのか 目の前で宣言するはやりん 「うん。明日慕ちゃんに告白する」 「そうそう。それでこそ我が娘。頑張りたまえ」 そしてクッキーが焼き上がった後も お母さんも加わっていろんなお菓子を 大盤振る舞いするように作っていくはやりん
「こんなにたくさん大丈夫?」 「娘の恋のためだもの、惜しくはないわ」 「お母さん…」 「いや~久々にハードワークして肩こったわ…後は頼んだわ」 「はいっ☆」 厨房を去って行くお母さんに 感謝の念を込めてお辞儀をするとともに 明日の告白を絶対に成功させようと 心の中で決意するはやりん
そして翌日 たくさんのお菓子を詰めて 慕ちゃんの家へ向かうはやりんを お母さんは出迎えた 「さぁ、張り切ってらっしゃい」 「ありがとう…」 「失恋したら失恋したで、慰めてあげるから」 「うん」 告白という一大決戦へ向かう娘を 母としての包容力で包み込んだお母さん 「これも経験よはやり。全力で恋しなさい」
「もちろん」 闘志に燃えるはやりんの目を見て ほっと胸をなで下ろすお母さん 「行ってきます!」 「がんばって」 バス停へ向かって走る娘の後ろ姿を見て 胸の中にふっと寂しさがよぎるお母さん 「(はやりが大きくなって、また一つ私から離れてく。わかってるけど寂しいことね。っと気を取り直して仕事しますか)」
837. 1月26日
「慕ちゃん、今日」 「疲れたからもう寝るよ」 慕ちゃんが最近相手してくれないので どう振り向かせるか思案するはやりん 頭の良いはやりんは今まで 慕ちゃんの相手をしてきた経験を元に 即座に結論を出した 「(慕ちゃんはおっぱいが大好きなはずだから…それを強調すればいいよね)」
というわけで事あるごとに はやりんはおっぱいを強調することで 慕ちゃんを誘惑してみることに 例えばテーブルの上におっぱいを たわわと載せてみたり 「たわわ~☆」 しかし慕ちゃんはそれを見つめるなり 冷たくスルーしてしまう 「疲れてる?」 「(ぜんぜん効いてない!?なんで!?)」
その後もはやりんは慕ちゃんに モーションをかけるなどして 色欲に訴えかけるものの 見事に空ぶりを演じてしまう 「どうして…私のおっぱいが通用しない!?」 ショックで頭を抱えるはやりんの 心の中には不安が兆していた 「(もしかして慕ちゃん。私のおっぱいに飽きちゃったのかな…)」
はやりんとしては考えたくもないことだったが 最近妙に慕ちゃんの態度が冷たいのも納得がいく 「どうしようどうしよう…」 不安に駆られたはやりんは 半ばやけくそになって 慕ちゃんを無理矢理にでも 押し倒すことを考え始める 「慕ちゃんの愛が冷めてたら冷めてたで…ふふふっ…」
不穏な笑みを浮かべるはやりんは 慕ちゃんが買い出しから帰ってくる タイミングを待って一気に仕掛けた 「おかえりっ…って…どうしたの?」 「慕ちゃん、私の愛を受け止めて!」 「はやっ!?」 不意を突かれたのか抵抗できずに そのまま押し倒された慕ちゃん 「いきなりどうしたの?」
慕ちゃんの問いに涙ながらに 答えるはやりん 「最近…慕ちゃんが冷たかったから…」 そう思いたくなかったことは確かだったが 言葉にするのは身体が引き裂かれるような気がした 「なんだ…そういうことだったんだ。ごめんね」 謝罪とともにはやりんのおっぱいにキスをする慕ちゃん
「最近、あんまりベタベタしすぎてはやりちゃん疲れてないかなって思って。あえて夜のことも遠慮してたんだ」 申し訳なさそうに言う慕ちゃんに はやりんは安堵したのか 納得の笑みを浮かべた 「なんだ…てっきり私に魅力を感じなくなったと思って」 「何度もおっぱい見せ付けられて、誘惑に乗っちゃうかと思ったよ」
キチンと誘惑も効果があったことも 確認したのかすっかり安心したはやりん 「おっぱいにも反応しないなんて、慕ちゃんらしくないと思ってたのに」 「これでも我慢するのに必死だったんだよ」 「じゃあこれで、我慢しなくても良いよね」 慕ちゃんにはやりんの乳房を含ませて そのまま舐めさせるはやりん
「どう?久しぶりのおっぱい」 「おいしいっ…」 美味しそうに堪能する慕ちゃんに いつもの彼女が戻ってきたのを感じたはやりん 「さぁ、もう一丁」 「大盤振る舞いだね」 「最近してなかった分、溜まってるんだから。覚悟してね」 そのまま最近の空白を埋めるように 肌を重ねるはやりんと慕ちゃんだった
838. 1月27日
「いいの?わざわざついてきて」 「はやりちゃんと一緒に東京行きたかったから」 はやりんが志望する 大学のオープンキャンパスに ついてくる慕ちゃん せっかくなのでオープンキャンパスという名の 大学デートを敢行することにした二人 「けっこう落ち着いてそう」 「綺麗だね…」
はやりんも慕ちゃんも 小学生の時の全国大会や インターハイなどで東京に行ったことはあるが それとはまた違った発見があったのか まるでお上りさんのように 周りの風景を見ていた二人 「無事大学受かったらどこ住む?」 「その辺は事務所に相談しないと」 「続けるんだ」 「うん」
大学生になっても牌のお姉さんを 目指しているはやりんの表情は 夢を追う少女そのもので惹かれるものがあった 「はやりちゃんのこと、応援してるから」 「お願いね☆」 そんなこんなで大学の近くまで来ると 流石の二人もドキドキが止まらなくなる 見るからに学生らしい人影が 町並みを闊歩しているのを見ると
「これぞ大学って感じだよね」 「いいよね…私じゃ気後れしちゃうかな…」 大学のキャンパスを羨ましそうに 見つめる慕ちゃんの目を見て 自分も切なくなってしまうはやりん 「(そういえば慕ちゃん、進学希望じゃないんだっけ…)」 ある日慕ちゃんの進路志望を見てしまった はやりんは衝撃を受けた
慕ちゃんの進路志望票には 『プロ雀士』以外に何も書かれていなかった 「進学、しないんだ」 「うん。これ以上おじさんに迷惑はかけられないし。できるだけ早く自活しなきゃって」 慕ちゃんの実績から考えると プロ雀士になれる可能性は まず間違いなく高いことは はやりんも理解していた
おそらく麻雀ドラフト会議が始まれば いくつかのチームから指名が集まるだろう だがそれにしては慕ちゃんの表情は暗かった 「はやりちゃんこそ、プロにならないんだ」 「私には、プロになることよりも大事なことがあるから」 慕ちゃんとしてもその答えは 想像の範疇だったらしく やっぱりと俯くだけだった
「それじゃあ、卒業しちゃったら…」 慕ちゃんは口に出しかけた言葉を引っ込めた それ以上言ってしまうと 自分たちが別れ別れになってしまう事実を 認めてしまうだけだから 「これからもきっと私たちは一緒だよ」 気休めのような言葉を 慕ちゃんにぶつけるはやりん 「本当?」
あの日の慕ちゃんの縋り付くような目が はやりんの心にずっとこびり付いていた 「(私のオープンキャンパスについてきたのもきっと…)」 はやりんと一緒に居たかったこともあるけど できる限り納得したかったんだと思う こんなに魅力的な場所ならば はやりんが行くのも無理はないと
「どうしたの?はやりちゃん」 「なんでもない」 キャンパスに入っていった二人は まだ見ぬものへの不安を覆い隠すように その手を握りしめて離そうとはしなかった 「見学ツアーはこっちだって」 「わわっ…」 学生アルバイトの誘導でキャンパスのあちこちを 歩き回る二人はその風景にひたすら圧倒されていた
「すごい…私にはわからない」 「この大学で研究に力を入れてる物質なんだって」 「へぇ~」 自分ではわからない説明も うんうんと肯いて聞けるはやりんに 流石と納得する慕ちゃん そして一通りキャンパスツアーも終わって 学生達の集まる食堂で昼食を取っていると 「(見られてる?)」
男子学生からの目が二人に いや主にはやりんに注がれていた 「このラーメンおいしい」 「そうだよね…」 はやりんがラーメンを啜る度に 揺れるおっぱいに見とれる男子学生たちを きっとにらみ返す慕ちゃん 「(はやりちゃんは私のものだから、手は出させないよ)」 あまりの威圧感に男子学生たちは 自分の手元の昼飯に目線を戻していく
「きつい目してる」 「いや、特になにかあったわけじゃないよ?」 「?」 案外周囲の目線に気づいていない はやりんの鈍感さに内心呆れながらも これから来るであろうナンパからも 彼女を守らなければと決心する慕ちゃん そしてその後も襲い来る男子学生の目線を かいくぐりながらもキャンパスを巡り終えた二人
「すごい楽しそうなとこだよね」 「そうだと思う…でも、そこに慕ちゃんがいたら…もっと楽しいかな」 はやりんの寂しげな顔を受け止めながら 慕ちゃんはこう言った 「例えはやりちゃんの大学と私のチームが離れてても、はやりちゃん家に遊びに行くからね」 「ホント…や、約束だよっ…」
すでにキャンパスから離れては居たけど 公衆の面前で思い切り顔を真っ赤にするはやりん 「何恥ずかしがってるの…」 「あのその…安心したから…」 「(ああ…やっぱりはやりちゃんはかわいいなぁ…)」 高校を卒業してそこから道が分かれたとしても 一緒にいる決意を固めた二人はそれを確かめるように ぎゅっとハグをした
839. 1月28日
「(慕ちゃんにオーダーされて着てみたけど、やっぱり寒い…)」 デートの集合場所で慕ちゃんを待ちながら コートを羽織って寒さに耐えるはやりん 「いくらなんでも、こんな日のこのチョイスは…さむっ…」 一つため息をつくと白い息が 夜の街灯に照らされて そのまま空中へと飛んでいく
結局落ち合う予定の時間より4分ほど 早く慕ちゃんが来たので そのタイミングで言える愚痴を たんまりぶつけていくはやりん 「今日の注文…こんな日に着させるってどうかしてるよ…」 「はやりちゃんなら似合うかなって思ったけど」 慕ちゃんの言うことを言葉通りには 受け取れず不満を燻らせるはやりん
というのも慕ちゃんがそういうことを 言う時は決まってはやりんをからかって 遊びたい時と相場が決まってるからだ 数年付き合っていれば嫌でも慣れるけど それでも不満は隠せない 「どうせ、慕ちゃんは私で遊びたいだけでしょ」 「そんなことないよ?」 「(この反応…図星だ…)」
慕ちゃんのあたふたした反応を見て その本音を察したはやりん 「(流石に何年も付き合ってたら、慕ちゃんの考えることぐらい私にもわかるもん)」 きっと慕ちゃんが何も言わなくても 彼女の思考や感情はだいたい読み取れる ああ見えてムッツリスケベなところだって 「寒いから、カイロ代わりにしていい?」
考えれば考えるほど腹が立ってきたので 慕ちゃんの腕を抱きしめて 暖房器具代わりにするはやりん 慕ちゃんのスケベな感情も満たされるので 彼女にも文句はないはずだ 「さぁ、目的地のバーまでキリキリ歩いて」 「(怒ってるはやりちゃんもかわいい…それにおっぱい当たってる…)」
傍目から見れば仲睦まじいカップルな 二人がたどり着いたのはこじんまりとしたバー マスターは女の子二人でやってきた客に 何も言わずクールに席を案内した 二人はそっと奥の方の席に座って お酒が出てくるのを待った そしてマスターが注文を聞き終わったタイミングで 慕ちゃんの目が据わった
「はやりちゃん、手が冷たいんだけど」 「はいはい…」 慕ちゃんの意図を察したはやりんは そっとコートを脱いでセーターだけになった 「これでいい?」 はやりんの着ていたセーターは 胸の部分に穴の開いた縦セタで その大きい胸が強調されるようだった 「(やっぱりこんな所で…恥ずかしい…)」
はやりんが恥じらった反応を見せるのも お構いなくさっそく冷えた手を セーターの穴の部分に突っ込む慕ちゃん 「やっぱりはやりちゃんのおっぱいはあったかいね…」 適度に胸を弄びながらはやりんの 顔をペロリと舐る慕ちゃん 「ここ汗かいてる…」 「んっ…」 谷間をかき回す慕ちゃんに 為す術もなく流されるはやりん
そしてはやりんと慕ちゃんは 密着させ合いながらキスをした もちろんマスターにも見えないように 「お酒来ちゃうよっ」 「あっ…」 二人の間の甘い雰囲気を察しても 何も言わずに注文したカクテルを並べて マスターは持ち場に戻っていった 「お酒も来たことだしこのままはやりちゃんと一緒に楽しもう」
はやりんはため息をつかずには居られなかった 完全に自分の痴態を肴にして お酒を楽しもうとしてる 「へんたい」 「それははやりちゃんも大概だよね」 お酒の力を得て慕ちゃんの行為はエスカレートしていくが だんだんはやりんも乗り気になっていったが 「これ以上はホテルで」 「わかってる」 はやりんに歯止めを掛けられて ムスっとする慕ちゃん
840. 1月29日
「何食べてるの?」 「一緒に仕事した子から貰ったお饅頭」 はやりんが何かをおいしそうに 食べてると思ったら他人からのもらい物なので 警戒する慕ちゃん 「私の作ったもの以外を食べてる」 「そんなこと言わない。これホントにおいしいんだよ」 はやりんが熱烈に勧めるので 仕方なく食べてみると
「んんっ…おいしっ…」 「私がおいしいって言ったから間違いないでしょ」 「外サクサクなのに中身が柔らかい…」 「気に入った?」 「うん」 あの貰い物のお菓子は なんと一口で慕ちゃんを 魅了してしまい はやりんと競って食べ合ってしまうほど 「ちょっ、食べ過ぎない」 「こんなにおいしいもの食べさせたら、はやりちゃんの舌がその子に取られちゃうっ…」
「(それはこっちのセリフだよ)」 結局二人でお菓子を食べきってしまったものの はやりんは味わった感触から 材料や製法をおおよそ把握していた 「慕ちゃんも気に入ったことだから、今度同じものつくってあげる」 「やったっ」 子どものように喜ぶ慕ちゃんの顔に 作りがいを感じるはやりん
「でも、はやりちゃんの手作りなんていつぶりだろう…」 「(慕ちゃんの舌が他の女に取られないように、ちゃんと私が作ったお菓子を食べさせなきゃ…)」 もちろん慕ちゃんの舌を魅了するほどの お菓子をプレゼントしてしまった子には 陰で理不尽な制裁が下されるわけですが それはまた別のお話
841. 1月30日
「どうしよう…」 何日も考えてきたことのはずなのに どうやっても頭がまとまらない 「明日誕生日なのに…」 慕ちゃんの誕生日に 何を贈れば良いのか 喜んでくれるのかわからない 何年も慕ちゃんの誕生日を祝ってるのに だからこそわからなくなってる 「はぁ…私慕ちゃんの恋人失格だなぁ…」
誕生��のことについて考えすぎて 何も手が付かないせいか 授業では普段では考えられない失敗を犯す�� 部活でもここでは振り込まないはずなのに 振り込んだりする 「(慕ちゃんのこと考えすぎて、調子がおかしくなってる…。おまけに眠れてない)」 このままじゃお肌に悪影響も出るかなと 心の中で呟いていると
「どうしたんだ」 「閑無ちゃん」 ジュースを買ってきてたのか そのうち一本を私に差し出してくれた 「目にクマまでできてるじゃないか…眠れてるのか」 「ううん…全然」 「普段のお前なら絶対犯さないミスもするし、何か悩んでるのか?」 素直な閑無ちゃんになら 私の悩みを言って良い気がした
普段の悩みだったら慕ちゃんに相談しても良かったけど 今回ばかりは彼女にだけは言えそうにないから 「明日慕ちゃんの誕生日でしょ…。それでね…贈るプレゼントが決まらないんだ。どんなプレゼントにすればいいのかも」 「ちょっと待って。お前らもう何年も付き合ってるんだろ?なのにそんな悩みか!?」
私の悩みが閑無ちゃんの想像とは違ったものだったらしく 戸惑いを通り越して呆れてるようだった 「うん。慕ちゃんに毎年毎年プレゼントを贈ったら喜んでくれるんだけど。だからこそわからないというか。本当に彼女が喜びそうなものが何なのか考えても答えが出ないというか」 慕ちゃんは私がプレゼントしたものなら 何でも喜んでくれる
毎年彼女の喜びそうなものは何か悩みながら プレゼントを選んで渡してるけど どんなものでも喜んでくれる それはそれで嬉しいはずなのに 慕ちゃんが本当に欲しいものを 渡せてないような気がして余計に悩んでしまう ああ見えて慕ちゃんは 自分の欲求を素直に伝えることはしないし ワガママ一つ言わない
良い子なんだけども同時に 自分が欲しいはずのものまで 押し殺してるような気がして 私は慕ちゃんの恋人なんだから それぐらいわかってなきゃいけないのに 「ねぇ…私って本当に慕ちゃんに喜んで貰えてる?」 不安に満ちた本音を閑無ちゃんに 吐き出した途端彼女は腹抱えて大笑いした
「はやりって、頭いいのに単純なこともわかんないんだなってさ」 「単純なこと?」 「慕はお前の贈るプレゼントなら、なんでも喜ぶんだろ。つまりはさ、お前から心を込めてプレゼントしてくれるなら何でも嬉しいんだよ。はやりのプレゼントには愛情が篭もってるから慕も嬉しいはずなんだよ」
閑無ちゃんの明快な言葉に 私ははっとさせられた 今まで私は慕ちゃんが欲しがってる「もの」ばかり 考えていてそこにある思いのことがわかってなかった 「少なくとも私の知る限りの慕は、はやりのプレゼントに喜んでたぜ。毎年」 「何で知ってるの…」 「誕生日のたびに延々メッセでノロケてくるからな」
閑無ちゃんの言葉を聞いて 私のプレゼントで本当に喜んでくれてることが ようやくわかって納得したような気がした 「だからさ、何を贈るとかそういうことでくよくよ悩んでるよりはさ。はやりが慕に思いを込められそうなプレゼントにすればいいんだよ。少なくとも慕の欲しいプレゼントはそれだと思うぜ」
「ありがとう…閑無ちゃん。お話聞いてくれて」 「やっと吹っ切れたか。じゃあ今日の部活は早退だって顧問に伝えておくからさ。さっさとプレゼントを用意しな。慕を失望させたら私が許さないぞ」 閑無ちゃんに背中を押されて 今までに無いくらいに 身体が熱くなっていた その瞬間に慕ちゃんへ贈るものは 決まっていたから
「(今年のプレゼントは、いつもよりはシンプルで原点回帰して。手作りのお菓子を作ろう)」 慕ちゃんの喜ぶ顔が私の頭のなかに浮かんだ そういえば私の作ったお菓子なら なんでもおいしいって言ってくれたっけ すっかり悩みも解消して 今までにないほど軽い足取りで 家路についていた
慕ちゃんのプレゼントを用意するのが ここまで楽しいのは初めてだったから 「ドデカいケーキとかもいいよね。とにかく張り切っちゃおう」 慕ちゃん待っててね 今年のプレゼントは 今まで以上に愛情を込めてるから 楽しみにしててね そんなことを私は 暮れゆく夕方の空に投げかけたのだった
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