1月
年女。元旦から地元の友人2人とデニーズに6時間居座り、年末年始限定メニューの存在を知る。卒業式ぶりにネイルをした。魂24周年にバリチルで開催したパーティーで初めてオーダーケーキを頼んだがかわいくて大満足。こうきとまなみと神田大明神と湯島天神に初詣に行き、一瞬リョータに会う。シネマカリテで『そばかす』を観た。
まなみと日産グローバル本社でSAKURAの試乗をし、帰りに寄った中華屋で居眠りをした。あゆみさんとすえぴとネロの店で新年会をする。
THE FIRST SLAM DUNKの衝撃。三井への恋心を15年振りに思い出す。
すみちゃんとの大人の休日倶楽部が発足し、蔵前〜合羽橋あたりを散歩。観音山フルーツパーラーでももちとあゆみさんとすえぴが初対面。帰りにみんなにつかあってもらって、Tnewtiesで靴とワンピースを買った。
ことごとくおみくじの引きが悪い。
2月
休職中の同期に久しぶりに会えた。元気そうで一安心。こうき主催のスイーツ会兼合同お誕生日会。ダロワイヨでケーキをたくさん食べた。工場の同期と遊んでザファを一緒に観た(THE SECOND SLAM DUNK)ら、同期は24時間経たないうちに2回目を観に行っていた。代官山のあたりをプラプラ散歩し、無数のトイプードとすれ違ったり旧朝倉邸に住みたがったりする。自主的Tłusty czwartekでミスドを食す。
かなこと海を見てカラオケ。バリチルで三井の寿の宴を行う。21卒22卒23卒になった高校の友達と卒業旅行で箱根へ。富士屋ホテルで豪遊し、星の王子様ミュージアムに涙ながらの別れを告げる。
テニミュ青学vs氷帝が当日の公演中止でぴよと残念会。
3月
同期とご飯に行ったら2ヶ月ビハインドで私のお誕生日プレートをオーダーしてくれていて、この子たちのことは何があっても守ろうと思った。私お姉ちゃんだから。
大学の部活の先輩同期とかなり久しぶりに会った。大手町有楽町エリアで昼から夜まで遊んで、現役の時もこんなに遊んだことないから新鮮だった。私はちゃっかり途中の大丸でコスデコのアイグロウジェムをタッチアップし購入していた。
妹と母と受験お疲れ様の一泊2日熱海旅行。恋愛おみくじに「六歳年下が良い」と言われてじゃあ、三井寿か。と思う。月曜有給旅行の良さを感じたが穏やかな春の熱海の空気に当てられて情緒が不安定になる。
念願の姫鶴一文字を初顕現。宝箱からかなり早い段階で飛び出してきてくれて嬉しかった。
THE THIRD SLAM DUNKで横断幕特典シールをもらう。すみちゃんとピューロに行き、バツ丸のカチューシャを買ったらマレフィセントになった。三井を応援するネームプレートを作る。
在宅後ダッシュで駒沢に向かい、まおとA東京の秋田ノーザンハピネッツ戦を観る。なまはげがいたり、ありえない技(天井ダンク)を持つマスコットキャラがいたり、選手の概念車を教えてもらえたり、SDGsがボコボコにされたりと見どころ満載。ザファのおかげでプレーの解説がしやすい。ありがとう井上雄彦。
本社の同期4人ですみだ水族館にお出かけ。大阪人の登場シーンが肩揺らしすぎ歩くの早すぎ治安悪すぎで爆笑。いつの間にか水族館に墨田区の伝統アピールとして大金魚ゾーンができており不意打ちを喰らう。その後浅草寺で引いたおみくじ:凶。
かなこと銀河劇場でマリー・キュリー観劇。すごく良かった。韓国作品らしくフェミニズムのベースに労働者の健康被害問題や企業の製造責任、資本主義批判まで織り込んでおり見事な構成力。そうこうしていたらミューマギの第二公演情報解禁があり、まさかの山﨑昌吾ジャーファルに椅子から転げ落ちる。
ぴよのお誕生日@バリチルを開催。調子に乗ってバカのバースデーケーキを買ったら大変な目に遭った。
ももちとすみちゃんの作った和風シナリオを通過。知人の作ったシナリオは初だったが手癖を感じて面白い。バカ男子大学生コンビだったのでロールプレイが楽しかった。ガチ恋粘着獣の影響でYouTuberの探索者にした。
客先から一部品番値上げOK連絡をもらい、祝いにケーキを買って帰る。ここまで足掛け半年。
4月
まおとBunkamuraのマリー・ローランサン展を観る。ローランサンとシャネルのメディアを介したラップバトルの話やテニミュのような前衛映像で爆笑。
閉館前の三菱一号館美術館に駆け込み、グッズを買う。そのまま散歩してヒューマントラストシネマ有楽町で『ジョージア 白い橋のカフェで会いましょう』を観る。すごくリラクシングでおおらかな映画で良かった。お国柄かな。
カイザーの話をされすぎてブルロ原作を読み始める。何もかもがめちゃくちゃすぎて読んではTwitterを開き、読んではTwitterを開くハメになった。おかしすぎる漫画。
はるかさんのお誕生日会があり、ウォカジンのヘアピンで爆盛り上がり。まったく、兄貴は意外と抜けてるところがありやすからね。
すみちゃんとラシーヌの苺アフタヌーンティーに行き、ノリタケの加州安定ティーセットが届く。
アニメのオペラオーが良すぎてメロメロになる。本当に彼女のことが大好きだしこの手の人間に弱い。ウマ娘は人間ではないが。
品川区民として初めての選挙(区議会議員選挙)。出張ついでにTさんと京都で遊んで私が行きたかった京都府立植物園に付き合ってもらう。何故か28,135歩も歩いた。
わが、まお、あゆみさん、すえぴと日本橋でピザを食べてから千葉ジェッツのA東京戦を観戦。冨樫を初めて生で観た。千葉なのに東京のイキリ中学生たちがコラボしていて何故?と思う。今回は席が取れなすぎてバラバラに座ったから観ながら話せなくて残念。観戦後の焼肉で炎の男の写真撮影に興じる。
5月
2日にネスの夢小説を読み「ふ〜ん結構ネスのこと好きかもと思った」とツイートしている。
運転練習を兼ねてGWに家族で伊香保に行こうとしたが関越が混みすぎて秒速5センチメートルしか進まなくなったため途中で諦め森林公園へ行く。エゴイストなので別行動して一人だけサイクリングをした。地元のイタリアンで祖父母の誕生日祝いをした。
こうきとポコの再会。この時祖父母がこうきを質問攻めにしており申し訳なかった。
降り頻る雨の中ポラ科とポーランド祭りに行き、帰りに駅のムンバイでチャイをしばく。
金夜のミュージアムナイトですえぴとマティス展に行く。プロヴァンスの映像���ーナーがあり、教会の鐘の音を聴いた瞬間幸村精市との存在しない記憶とホームシックの幻肢痛に襲われた。とにかくヨーロッパに行きたい。
ももちとひなと湘北を想う湘南ドライブ。逗子マリーナの駐車場が法外な値段という学びを得る。これがあゆみさんから譲り受けたネスと初めてのお出かけ。
文フリに出かけて東直子とまほぴ、安田茜にサインをもらう。のいちゃんとたほさんにもご挨拶して差し入れを渡す。いつかドームに連れて行きます!と言われて最前行きます!と返した。
こうきとすえぴ、あゆみさんが対面し4人でヴァーミリオンのポップアップへ。この時はオーブのガーネットの指輪を買った。昼食場所を探したが渋谷の人口密度が高すぎてお高めの地中海料理に入る。イスカンダルセットというワクワクセットを注文。
母の日プレゼントで母にageteのネックレスを見繕った。チャーム別売りのやつ。
すみちゃんと劇場版コナン(魚影)を観た。元太のセリフ全てと陰謀論者の目暮警部で爆笑する。観終わった後がってん寿司でうなぎを食べてネスにも見せてあげた。
6月
マンシティvsバイエルンのチケットが当たりまくる。ここから1.5ヶ月ほどチケット捌きに奔走する。チケ取引が中学の先輩や大学の後輩に会うきっかけになったので何だかんだよかった。
すえぴとあゆみさんと六本木ヒルズで薔薇のアフタヌーンティー。スタンドの高さがありすぎて起立して写真撮影。PWCを始める。三笘が来た瞬間ゲームバランスが崩壊し三笘ゲーと化した。
ミューマギの公演が始まり、6公演入る。今回はキャストが増えたのでオープニングとエンディングの厚みがすごかった。まさかの客降りで山﨑ジャーファルさんが数メートル先を歩いて行った。長生きはするものだと思った。マギ、サイコー!でも紅玉ちゃんの個人ブロマイドがないのはまだ納得してない。アクスタが売り切れすぎて買えないかと思ったがぴよが捕獲してくれた。
ネスの夢小説を書く。執筆中は納期にミートするために定時退社していた。わりと気に入っているので続きが読みたい。
部署の奨励金で帝国ホテルのご飯を食べ、その後走って若手による新入社員歓迎会に移動。
7月
前日深夜に母に誘われ、急遽クレイジー・フォー・ユーを観劇。萌さんをリアルで初拝見。エンタメに全力な作品でかなり良かった。衣装もすごい。タイミングよくたかりかさんとも会えた。
ぴよとあゆみさんと東京タワーで迷子のストライカー探し。その後言ったカフェでマスターの爺さんに絡まれ怪しげな成功譚を聞かされる。
はるかとこうきと浦和レッズvsFC東京を観戦。初めてのスタジアムだったのでドキドキだったが色々新鮮で楽しかった。埼玉出身者としてコバトンと写真撮影。試合は0-0で内容もしょっぱい。酒井も3分くらいで怪我したし。翌日に国立でこうきと町田ゼルビア vs東京Vを観戦。シチュエーションが整っておりかなり熱い試合とブーイングが見られた。
リトル・マーメイドをひなと観た。冒頭にアンデルセンの引用があり大事をあげて椅子から転げ落ちる。
あゆみさんが妄言バースの夢小説を書いてくれた。嬉しすぎて仕事中に読みまくる。やってることが10年前と同じ。
すえぴあゆみさんももちとココス呪術コラボを冷やかす。
ポラ科ドライブで秩父へ行きそばを食べる。ポテくまくん邸を表敬訪問。
あゆみさんと渋谷シティの試合観戦。コートが近く、ボールを蹴る音が聞こえてすごかった。妹と国立西洋美術館のスペインのイメージ展に行く。
大学の部活の納会に参加しバスケをした後2次会までこなす。
マンシティvsバイエルンの当日、午後休を取ってネイルを変えてから国立へ向かう。かなりお祭りムードで楽しい。こうきにバイエルンバウンドの服装を褒められて嬉しかった。はるかさんも合流して写真撮影やらトロフィーチラ見やらをした。試合はシティのパスワークのすごさとバイエルンの疲労を感じた。
バリチルでリョータとソーちゃんの誕生日会をした。
8月
地元の祭りで3年ぶりの花火がまさかの強風で打ち上げ中止。同日に花火大会があった板橋では火事が起きていたので妥当な判断だったと思う。
すみちゃんと大人の休日倶楽部有楽町編を実行し、シンガポール料理、プラネタリウム、マリアージュ・フレールを巡る。マリアージュ・フレールで友人の結婚祝いを買った。
友人の結婚パーティーに参加したが、レストランでやる簡単なものだったためか泣かなかった。中学時代のいつメンと会えて嬉しいが、私が恋愛の話題に非対応なためやりづらさはある。最近どう?と聞かれたので順調だよ〜と言ったらいつから付き合ってるんだっけ?と言われる。流れを無視して交際ではなく人生の話をしてしまいすみません。でも結婚した友人のことは誇りに思うし尊敬するし応援してる。私たちもうホグワーツにも帝光中にもいないけど、それぞれの戦場で変わらず戦おうね。
お盆は車を乗り回すためムーミンバレーパークやスタジアムジャポンや伊香保に出かけた。
ひなとまなみと島でバカンス。海で浮いたり原チャリを乗り回したりと満喫。花火もお菓子も買ったのに朝が早かったため夜ご飯後に爆睡。星が綺麗らしかったが当然見れず。護岸されていない箇所で泳ごうとしたら波が激しすぎて引き波の時に足に当たる石で流血した。
ももちこうきあゆみさんと才能の原石たちとで本能のままに餃子を食らった。あゆみさんももちまおとHUBでサバトも開催。
かなこれみかと横浜散策。ダイナーでハンバーガーを取り違えられ、中華街にあるフォーチューンアクアリウムの存在を初めて知る。
ひなとTHE FOURTH SLAM DUNK。
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わたしを葬くる
それは、計画と呼べるような物ではなかった。
早朝、人の少ない時間に衣装室の使用申請を提出し、衣装を盗み出す。また夜になり、人のいない頃を見計らって衣装を返却する。ただ、それだけ。事前に所在は確認し、予定時刻には下見も行ったが、それ以上に細かな手順は考えていなかった。見つかったならそれまでだと、そう思っていたのかもしれない。
計画が実行されたのは六月の終わり、その前日の土曜日。数日間緩やかに続いていた雨が、昨晩から急激な豪雨へと変貌を遂げていた。都内広域に警報が出され、また暴風に伴い交通機関は停滞し、その結果、人影まばらなエントランスで二人の少女に気付いた人間は誰もいなかった。
職員の到着が遅れているため、契約上その場を埋めるためだけに受付に立っている警備員は、彼女たちを気に留めるはずもない。総務部には自宅を近くに構えていた職員が一人座っていたが、彼は春に関西の支社から転属されたばかりで、またアイドル事業部との関わりも薄く、そして職業意識も高いとは言えなかったため、特に気にもせず彼女たち衣装室の鍵を貸し出した。また、彼女たちは知らないことだが、その申請書は彼がこぼしたコーヒーのため、規定通りに保管されることなく廃棄されている。
衣装をリュックに詰め、鍵を返却し、二人は来た時から待たせてあったタクシーに乗り込んで事務所を後にした。要した時間はわずか十分程度であり、その間の二人を記憶している者は、誰もいない。予定上は休みであるはずの二人がそこにいたことを知る者は、誰もいない。
その一時間後には、二人は新幹線に乗り込み東京を後にしていた。
雨は風と共に、次第に勢いを弱めつつあった。
*
新幹線を在来線へ乗り換えて数駅、時刻はまだ昼の少し手前。小さな駅前、たった一つの古びた喫茶店。その奥で光を避けるように、速水奏と北条加蓮が座っていた。食べ終えたトーストは既に片付けられ、アイスコーヒーとカフェオレのグラスが彼女たちの前にあった。サイフォンやスタンダードジャズ、遠慮がちな話し声や雑誌をめくる音。そんな中にあって二人は、視線を重ねることなく、時おり時間を気にしながら窓の外を眺めている。
「止まなきゃよかったのに」
ぽつりと唇を震わせたのは、加蓮だった。この日は髪を結んでおらず、またアクセサリーやネイルも見受けられず、ただ貞淑な黒のAラインワンピースを纏う、その袖を肘までのばして少し寒そうに腕を寄せている。
「覆い隠してほしい?」
奏も同様に黒く、しかし肩口までを露出したワンピースに身を包んでいる。簡素な服装に反して、メイクは丁寧に施されている。隣に置かれた大きなリュックはその姿にいかにも不似合いだが、それを気にする人間はその場に存在していない。
「奏もでしょ」
一瞬だけ視線を交わした後、言葉はなく、視線を重ねることもなく、数十分後、到着したバスに乗って二人は駅を後にした。
店主だけが山奥へ向かっていくバスの背を見送っていたが、団体客の来店によって二人の姿は記憶の隅に追いやられ、再び甦ることはなかった。
*
彼女たちは地図を片手に歩いていた。鬱蒼と茂る夏の樹林と分厚い雲によって太陽は遮られ、映る限りの景色は澱んだ灰色に沈んでいる。行く道には最低限の舗装は行き届いているが、長雨の残した水溜まりやガードレールから道路までを這う蔓が、人の手を離れて久しい状況を伺わせた。そんな道を、黒いワンピースにリュックを背負った少女たちが歩いている。その状況は異様なものだったが、バスが二時間に一本通るだけの県道から外れた町道、をさらに外れた旧道にあって、二人を見咎める人間が存在するはずもない。
「靴、履き替えて正解だったでしょ」
スニーカーで地面を鳴らしながら、加蓮が呟く。
「言った通りね」
視線を地図に落として、奏は答える。
「私さ、計画とか準備とか好きなんだ」
「実地は苦手?」
「地図が無理、方向感覚ないから」
「負けず嫌いはどこにいったのかしら」
加蓮は小さく片手を振って「あとどのくらい」と訊ねる。「もう少し」奏の言葉の通りに、二人の行く先を灰色の看板とプラスチックの鎖が塞いだ。
『……教会……礼拝……月八日……』
木造の看板は、その施設が完全に放棄されてそれほど経っていないにも関わらず、元々の清廉な色を失っている。風雨に曝されての劣化や湿った大気による苔の緑、また心ない誰かの暴力や落書によって、ほとんどの文字が判別できない状態にあった。
地図を畳んで、彼女たちは鎖をくぐる。車二台がすれ違えるほどの道は、しかし広がった植物によって人一人がやっと通れるほどに狭められている。露出した腕や脚を気にして歩きながら、しかし、二人の足取りは確かだった。視線さえ、余所へ向けられることはなかった。
「随分ひどいのね、実物は」
程なく辿り着いたその建造物を前に、奏はため息をついた。くすんだ漆喰の白い壁は所々が剥がれ落ち、赤茶けた煉瓦が覗くその外観は、傷ついた人間の体を想起させる。かつては美しかったのだろう、くすんだ色のステンドグラスは、その半分以上が割れ落ちている。
「写真は一年前だったし」
見上げていた加蓮は、その建物を『教会』たらしめる最も重要なもの、十字架が屋根から失われていることに気付く。歩みを進めながら荒れた道にその形を探すが、しかし見つかることはなく、「このくらいがいいよ、きっと」そうこぼして、軋む扉を開いた。
教会に踏み入れ、その中が外観よりは荒廃していないことに安堵する。しかし並んだ長椅子は形こそ保っているが、塗装は剥げ落ち、ささくれ立った木肌を晒している。同様に木地の床も、割れた窓から吹き込む風雨によって煤けた土の色に染まっている。聖像もなく、十字架もない。二度と鳴らされないオルガンには、雨垂れが滴り落ちている。その空間を定義するのは、意味を失ったまま形だけを保つ教台と、朽ち果てた一冊の聖書でしかなかった。
水溜まりを避けながら席を、教台を横切り、彼女たちは聖堂奥の扉へと姿を消す。入れ違うように、割れた窓から一羽の蝶が降りた。烏羽色とエメラルドブルーの翅。長雨で弱った体をひらひらと、落葉のように運び、聖書の上で身を休める。その来訪者を歓迎するように、傾き始めた日の光は木々の合間を縫い、天窓から降り注いだ。
そうして蝶が十分に身を休めた頃、光が消えた。同時に扉が開かれ、蝶は入り込んだ窓から逃げ出し、森の奥へ消えていった。蝶は彼女たちを知らず、そして彼女たちも、予期しない参列者の存在を知ることはなかった。
聖堂には、二人の姿だけがある。ウエディングドレスを纏い並び立つ、夜色の花嫁と純白の花嫁。最初にそれを盗もうと提案したのはどちらだったのか、二人はもう、それを覚えてはいない。
衣装と揃いのヒールでざらつく床を鳴らす、彼女たちの手にはブーケがある。同じ花、しかしその色は濃紫と純白。それを用意した加蓮は、決して友人に手���を頼もうとはしなかった。
「夢の中、みたいな気がするわ」
「全部、夢なら良かった?」
「あなたは……夢であってほしい? 全て」
「……そんなわけ、ないよ」
緩やかな足取りで、二人は教台の前へたどり着く。向かい合う、白黒の花嫁。二人は少し、目を閉じた。そうして暗闇の中にその人の姿を、呼吸を、香りを、肌の温かさを想う。やがて同時に瞼を開き、瞳に映る互いのかたち。重ねた像のその奥に、互いではない、その人を探している。
「健やかなる時も、病める時も」
呼吸を合わせ重ねた声が、煤けた聖堂に響き渡る。
「私、速水奏は」
「私、北条加蓮は」
差し込んだ光が、二人にかすかな色を与えた。
「……生涯、愛することを誓います」
言葉の果て、最後までその人を探しながら、最後には互いの姿を確かめて、奏と加蓮は唇を重ねる。決して、長い時間ではなかった。それでも、瞬間で済むことではなかった。唇を離した二人は鼓動の高鳴りを、紅潮する頬を深い呼吸で整えて、本当の恋人であるかのように、遠慮がちに視線を重ねる。
「わかってた。はず、なのにね」
「私も、あなたも……代わりなんて」
見上げた天窓から確かに降り注いだ光は、もう、消えていた。
偽物の婚姻を終えた、偽物の花嫁に、何者にもなれなかった少女たちに、ただ滴り落ちる雫の音だけが響いていた。
*
聖堂奥の扉の内、そこは過去、応接室だったのだろう。中央のテーブルを囲むように木椅子が数脚散らばり、皮の破れたダークブラウンのソファが一台、気まぐれに訪れる来客を待ち詫びている。壁を塞いで並んだ大小のクローゼットやチェスト、書棚には数点のカップやグラス、埃を被った厚い本が残されているが、彼らを望む者はここにはもう現れることはない。
割られたガラスが床に散らばり、踏めば痛みに呻くような軋みをたてる。そんな空間にあって、着替えを終えて黒いワンピース姿の二人は、やはり異質な存在だった。
「裾、けっこう汚れちゃった」
気をつけてたんだけど、と加蓮がこぼした声に、応えはない。言葉を投げかけた相手は、ぼんやりと立ち尽くしたまま、役割を終えたドレスを眺めている。
「奏、聞こえてる?」
「……ごめんなさい。聞いてなかったわ」
薄く曇った奏の瞳。加蓮はふっと表情を和らげて奏に歩み寄ると、頬に小さなキスをして、その体をそっと抱きしめた。
「付き合ってくれてありがと」
「……付き合うとか、そうじゃないでしょ」
「じゃあ奏も慰めてよ」
かすかなため息、笑みをこぼした奏は、加蓮の頬に触れるだけのキスを返す。そうして少しだけ小さな体を抱きしめて、穏やかな手つきで髪を撫でる。
「奏のこと、好きになれたらなあ」
「笑えないわね」
「……ごめん。でも、全部嘘じゃないよ」
「なら、悪い夢を見てるの。私たち」
寄り添えた体を引き離し、二人は目をそらす。その視界の端で、かすかな空気の振動のせいだろうか、チェストから落ちた揃いのブーケが、乾いた音をたてた。
どちらかといえばだが、その近くにいた奏が拾いに向かう。じりじりとガラス片を踏みながら揺るぎない足取り、その後ろ姿を加蓮は見ている。チェストの奥はその位置からは死角になっていて、落ちたブーケは目に映らない。しゃがみこんだ背中で、拾い上げる仕草も決して見えることはない。
だから、どうして奏がしゃがみこんだままでいるのか、わからなかった。その手元から生まれた、かすかなオレンジの光。その理由を、理解できずにいた。
ゆっくりと、奏が立ち上がる。振り返り、加蓮を見つめる瞳が、大きく開かれている。手にしたブーケは、かさかさと震えていた。どうしたの、と言いかけた言葉を加蓮は飲み込む。踏み出した奏の足取りは頼りなく、その短い距離を怯えるようにして歩く。しかし視線だけは決して加蓮を離れず、そして加蓮は、待っている。奏の見つけ出した何かを、恐れながら待ち受けている。
「加蓮」
目の前にありながらその存在を確かめるように、奏が呼びかける。応えた加蓮をもう一度見つめ直して、奏は花束をそっとテーブルに置いた。
「提案があるの」
そうして開かれた奏の手のひら、彼女に不似合いな、真っ赤なライター。
以前にここを訪れた誰かが残した、煙草の吸い殻。その隣に忘れられた、失くされた、もしくは捨てられた小さな火種。どれほどの時間を経てか知れず、底にはかすかなオイルしか残っていない。しかしそれは花束を拾い上げた奏に届き、そして、その指先に小さな火を灯した。
「……窃盗と……器物損壊? 放火、は違うか」
「……ええ」
「犯罪、だよね」
言い淀む奏を、加蓮は見つめる。
「……きっと、後には戻れない」
奏が言葉を終えるより先に、加蓮の手のひらが奏に触れた。そうしてライターを奪うと、慣れない手つきで点けた火をブーケに近づける。それは決して花束を燃やしてしまうほどの熱ではなく、しかし、花を包むリボンをどろりと溶かす。
「最初から、戻る道なんてなかったよ」
燃え滓となったリボンから、焼けた化学繊維の黒い煙が立ち昇る。その臭いに顔をしかめる、その表情を笑い合って、彼女たちは小さく頷く。
「私も、加蓮のこと愛せていたら、そう思う」
「悪い夢。全部燃やさないと」
彼女たちはそれぞれの花嫁衣装を携えて、部屋を後にする。バージンロードを遡り、踏み出した教会の外。空は厚い雲に覆われている。「いい天気ね」「誰もいないよ」。言い交わす足取りは確かで、そこに入った時より力強く敷地の裏側へ、這い回る蔦を踏み越えていく。
そうして教会裏手、地面に引かれた白線が駐車場だったと教える広い���ペースで、彼女たちは立ち止まり、ドレスをそっと広げる。ライターを手にしたのは、奏。真っ赤なライターに火が点くことを確かめて、白と黒のドレスを抱きかかえた加蓮を見つめる。
「本当に……後悔しない?」
「したっていいよ。進もうよ」
頷いた、奏の指に火が灯る。ゆっくりと、ドレスに近付けられていく。
「さよなら」
ささやいた声が重なり、触れた小さな火はドレスを焦がして、黒い煙を生む。
しかし、望んだ炎が生まれることは、なかった。
目を合わせた、二人を弄ぶように火は消える。もう一度、と奏は繰り返すが、生まれるのは舞い散る火花と乾いた摩擦音。焦燥する指先、手のひらのうちで、やがて疲労を起こした金具と砥石が破断する音が響き、火花さえ、消えた。それ以上は、どれだけ重ねようと、噛み合わない金属音が二人の願いを拒むように鳴り響くでしかなかった。
疲労した金属部品。揮発したライターオイル。そして、ドレスに使用された不燃性の繊維。それらを理解するには彼女たちは幼く、受け入れるには、その想いはあまりに大きい。
「……戻る道も行く先も、ないの」
見上げた空に蓋をする、雲の黒灰色。その奥にある何かを、二人をここまで導いた何かを睨み付けて、奏が吐き出す。濁った空は、答えない。その心を慰めることはなく、傷を抉ることもなく、ただ心なく、流れている。
「……ねえ、奏」
呼びかけられ、奏は視線を引き戻す。しかし呼びかけた加蓮は、決して奏を見ようとはせず、教会を見つめている。
加蓮の視線を、奏は追った。教会の壁、剥がれ落ちた漆喰から覗く煉瓦。変わり映えのない光景。しかし、加蓮の視線、その中心にあるものを目にして、その意味は一変する。
「神様って、いるのかな」
壁に立てかけられていた、白木の十字架。どうしてそんな場所に追いやられたのか、しかし、確かにその形を保ったまま、そこにある。
「いるとしたら、悪辣ね」
応えることなく、加蓮は踏み出す。確かな足取りでそこへたどり着いて、十字架を手にする。
「提案があるんだけど」
「いいわ。あなたに乗る」
「ありがと」
そして加蓮は、十字架を地面に叩き付けた。風雨に曝され劣化していた木の十字架はいとも簡単に、鈍い音を立てて砕け折れる。
「ちょっと、スッキリしたかも」
そうして、数枚の木片が生まれた。
「まだ、これから」
そのうちの一枚を拾い上げて、奏が問いかける。加蓮は、一度だけ、目の端を強く拭った。
彼女たちは蔓を辿る。その根本、途切れたアスファルトを通り越し、積もった落葉に覆われ湿った土を木の板で掘り返す。か細い腕と、拙い手つき。柔らかな指、手のひらは見る間に傷んでいくが、躊躇はない。迷うことも、立ち止まることもない。老朽化していた白木は耐え切れず何度も折れ、それでも掘り続ける手のひらにはやがて血が滲み出すが、二人の意志は、肉体の痛みを妨げとして感じなかった。
やがて一羽の鳥が甲高く鳴き声を上げる、それを耳にして彼女たちは手を止めた。息を切らし新鮮な土の香りを浴びる二人の間に、言葉は存在しなかった。それぞれの衣装を掘り返した穴の内に置く仕草が想起させるのは、愛する人の棺に思い出の遺品を入れる瞬間、愛する人の寝床に洗いさらしの真っ白なシーツをかける瞬間、あるいは、その両方。
土を被せる。花束、アクセサリを添えて、落葉で蓋をする。そうやって、二着の花嫁衣装が世界から失われた。散りばめられた落葉は濡れた土と色濃く混ざり合い、埋められた想いを覆い隠す。新たな緑が地に広がり、いつか訪れるだろう誰も、気付くことはない。
彼女たちは、視線を重ね小さく笑う。「ひどい顔」「お互い様でしょ」「綺麗、だったわね」「綺麗だよ、私たち」。土と血に汚れた手のひらは、強く、強く重ねられている。
透明な、光が降った。
*
一ヶ月後、プロダクションで二着の衣装の紛失が発見された。記録上に手がかりはなく盗難の可能性は否定できなかったが、被害は軽微であるため、警察の介入を望まなかった事務所の意向によって紛失は事件として扱われることなく処理された。
奏、加蓮にはプロデューサーからの面談が行われたが、それは彼女たちを疑うものではなく心のケアを目的としていた。そのため真相にたどり着くはずもなく、発覚から二週間が経った頃には、若干の衣装管理基準の厳格化を残して、事件は人々の記憶から消え去っていた。
そして、夏。永遠に続くような、熱の季節。
電話越しの誰かと言葉を交わしながら、奏は事務所の廊下を歩いていた。涼しげに靴音を響かせる、彼女の瞳には穏やかな微笑みが浮かんでいる。
角を曲がり、面した窓にブラインドのかかった廊下、その先には加蓮の姿があった。レッスン用のスニーカーの底を小さく鳴らしながら、歳近いトレーナーと笑い合っている。
ゆっくりと、狭まる距離。
やがてすれ違う、瞬間に視線だけを重ねて、二人は互いを過ぎていく。過ぎ去って、決して振り返ることはない。加蓮が、次いで奏が角を曲がり、二人の姿はその空間から失われる。
ブラインドが濾過する、透明な光。その静かに降る、白い壁に、遠くの笑い声が反響していた。
誰も知らない。燃えることなく地に埋められた想いを、誰も、知らない。刻まれる墓標さえ持たないその名前を、二人だけが、知っている。
*
わたしを葬くる
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ぷちツアー
三ケ日まで遊びに行って来ましたぁ~。
とりあえず、9時にお昼の「うなぎ加茂」さんへ予約後に「蔵茶房なつめ」さんでティータイム。
私は珈琲とプリンを頂きました。とても美味しかった。
そして、12時の予約だったので11時前に出発して、cozyさんの三ケ日店へお邪魔しましたぁ~♪
左側がスワロフで、思わず衝動買いしてしまった。七色に光って素敵です♪
11:30に「うなぎ加茂」さんから用意が出来たとの事で、急いでランチへ。店内撮影禁止なのでうなぎの写真はありませんが、炭火で焼かれた、皮はパリパリ、お腹はふっくらとしたタレも絶品で夢中で食べてしまいました。
食べている間にも、たくさんお客さんが来たけど…案内時間が「6時」って事で帰って行かれました。本当に私たちはラッキーだった☆彡
食後は初山宝林寺の金鳴石を見に行きましたぁ~。ゴーゴー金運UP!!
そして、ぬくもりの森へCOZYさんへ会いに行って来ました。久々の再会に俄然テンションが上がりました。
で、ネックレスの右側のブレスレットは…ぬくもりの森で何か買う流れになって来たので買いました。うん、まぁ安かったし…いっか…。
というわけで、ぷちツアー終了致しました。
ほんとに楽しかったです♪
COZYさんが三ケ日店でネイルもやり始めたそうなので、是非、行けたら良いなぁ~と思いました。
では♪
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2019年振り返り「旅・地図・お笑い」
環境が変わって今までにないストレスがかかる中、より自分の好ましいかたちを選び取って遊んだり発散したりするようになった一年。特に象徴的だったのは「旅・地図・お笑い」。だけどそれら問わずいろんなところに行ったり遊んだりしたので残せるだけ残す。へただけど残す。それなりにお金かかってるし
1 旅・遠出
1月12日・13日
鬼怒川温泉旅。浅草から向かうので、1日目は花やしきに立ち寄り。60歳を超える大御所ジェットコースター(トリックで矢部が乗ってたやつ!)に乗った。最初ののぼりでガッタガタ揺れて怖かったし、クッションが効いていないうえにフィット感もない直角木製イスが痛かった。おもしろかったけど。プリクラ撮ったり占いしてもらったりもした。
鬼怒川で泊まった宿は卓球台があった。愛ちゃんを思い浮かべながら、テンポよく打つテンポ卓球を心がけたらそれだけで全員むちゃくちゃうまいっぽくなった。
翌日は日光江戸村に。たぶん小学校の修学旅行ぶり。にゃんまげと写真撮った!
4月14日
九十九里浜ドライブ
首都高使わなくても行きやすいところで場所選定。
「蝉の声を聞くたびに目に浮かぶ九十九里浜」だし、一度は行っておくか!と九十九里浜に決定。道の駅には木村さんの写真があった。
オンシーズンじゃないからか、浜は広く静か。波打ち際で���馬する人たちがいた。きもちよさそうだった。
6月1日
昨日のつよぽん舞台が夜公演だったため京都泊し観光。宿はsakuraテラスみたいな名前のところ。おしゃれで海外の人が多い宿だった。唯一行きたかった水族館は去年のごろさん舞台の際に訪問済みだったので、観光ルートはひたすら母にお任せ。銀閣寺、哲学の道など。天気よく、暑すぎず混みすぎず、観光しやすかった。葬式やら舞台やら用事があり、なんだかんだここ3年毎年母と京都に訪れている。しかも気づけばちょっとずつ違うエリアを観光できている。自分には京都熱ないのに、不思議なもんで。
お盆
青森。ソウルフード中みそを食べる時間がない悲劇。泣く泣く土産コーナーで中みそスープと麺を買った。買って正解。あまじょっぱい味噌らーめん、たまらん!これ書きながら食べたくなり通販があるか調べたけど、ない…現地に赴くか親戚に送ってもらうしか。
帰りは普通車空いておらず。親に大甘えし、はやぶさグリーン車初体験。この広々した座席で飛行機に乗れたら苦じゃないだろうなと思った。
ちょうど香港デモが激化し空港でもいろいろあったころ。無事旅行できるのかと気を揉んでいた。
8月17日
友人と街ブラ。
午前新宿集合で、地図を広げて場所会議。行ったことない場所かつ気になる名前で千鳥町へ行くことに。駅出てすぐにあった居酒屋「浮かれ海老」が千鳥のネタに出てくる名前みたいでなんともミラクルだった。お金持ちの家が並ぶ道を通り、ホームセンターで涼んだ。そこから蒲田に移動し、昼飲み。たのしかった。
こんな感じでゆるくルールを決めて、何かの企画っぽく遊ぶのがたのしい。
8月26日〜9月4日
こといちイベント。香港経由でスペイン!9泊11日。大学の卒業旅行以来の長旅。
(このころには香港の空港内は落ち着いていた。キャセイは快適で、空港飯もおいしかったので、いつか香港に行きたい)
ダン・ブラウン『オリジン』の舞台がビルバオとバルセロナだったのと、大学の卒業旅行で行ったバルセロナの「モンジュイック」に再訪したいと思ってたのとで、行くことにした。本当は18年に行くつもりだったけど、しんごちゃんパリ個展ツアーを優先し、1年越し。
マドリードで美術館めぐり、ビルバオ(から足を伸ばしてサンフアンデガステルガチェ、ゲルニカ、ベルメオ)、バルセロナ。のんびり過ごそうと思ったものの、どうせ行くならと貧乏性がでて、なかなかの詰め込み周遊旅だった。
トラブルに遭わないよう気を張っているし、疲れるとき多々。
むしろ人と行った方がたのしい瞬間さえある。バルで地元の人が友人や家族とわいわいやっている光景を見ると、わたしも友人と飲みたくなった。グッゲンハイム美術館は現代アートなうえ日本語ガイドがなかったので理解が難しく、せめて友人と大喜利しながらまわりたいと思った。
でも行きたい場所には行きたい。それのみ。事前にむちゃくちゃリサーチしながら、びびりながらのかっこよくない旅だけど、それでも行きたい。
スペイン語、NHKラジオで勉強したな。2ヶ月で飽きたけど。それに結局現地ではHola!以外ほぼ使わなかった。とはいえ少しでも単語の意味を知っておいたり、発音のしかたを知って発語を可能にしておくことは、何も知らないより心強く感じた。
今後も海外に行くであろうと踏み、持ち物はエクセルでリストアップした。アップデートして今後さらに旅がしやすくなればと思う。
10月5日
とうとう自然の中に身を置きたいお年頃になり、比較的近い奥多摩へ。森林浴専用・1時間程度で歩けるお手軽なハイキングロードを散策。休憩できる椅子がたくさんで、ビーチにあるような長椅子もあった。森林に寝転ぶ贅沢ったらなかった。行ったのは台風の1週間前。今はどうなっているだろう…
10月22日
千鳥の大漫才のため仙台前乗り。恐ろしくお金ないのでバス。スペインで8時間バス(トイレ休憩1回)を乗り切ったのでいけると踏んだ。都内で他の車にぶつけられ、1時間半足止めくらったのは斬新だった。
この日は雨。宿で読書してのんびりした。晩は凪待ちでしんごちゃんの彼女の娘役の子がレコメンドしてたお店で、牛タンのたたきを食らった
10月23日
お目当ての法華クラブご当地朝食ビュッフェにありつく。朝から食い倒れ。
仙台水族館に足を運んでからのメインイベント千鳥の大漫才。
焼き鳥屋で時間を潰し、夜行バスで帰京。広めのシートでもきついもんはきつかった
2 地図関係
今年もたくさんハッピーにさせてもらった。たくさん味わった。ほんとうに望む食べ物は他にもあるけど、今確実に在るものをおいしく頂いた。ごちそうさまです。
2月18日
地図ファンミ@武蔵野の森
初めて行ったスマコンがMIJ@味スタ。いろいろあったのち、その隣に戻ってこれた感動。
お見送りはつよぽん。
3月10日
地図ファンミ@仙台ゼビオアリーナ
Bブロック。スマコン参戦史上最も近い席。つよぽんと一緒にスパイダースパイダーした気がする。しかもロトもだちCM撮影の回!ロトのカードを振る我ら親子の後ろ姿もばっちり映ってるはず。
お見送りはつよぽん。笑
3月18日・4月20日・5月19日・6月16日
BOUM!BOUM!BOUM! しんごちゃん個展
ひとりで行ったり、母や友人を連れだったり。日曜20時~の回にひっそり行くのは夜遊びしてる感じでよかった。
南青山やらパリやら、しんごちゃんの絵を見る機会はこれまでにもあったけど、こんなにも早く日本で大々的に個展が開かれたのはうれしかった。
4月15日・18日
LIFE!LIFE!LIFE! 舞台
ケラさん×ごろさん!同じ登場人物・シチュエーションなのに、少しやりとりが違うだけでガラッと結末が変わるおもしろさ。こういう話すき。
15日は2階のサイドの席で見づらかったけど、18日はなんと前から3列目くらい。しかも円形に作られた舞台の向かいには…つよぽん!
ごろさんがむちゃくちゃ近く、つよぽんも観ている!オンのSMAPとオフのSMAPを同時に堪能。一生に一度あるかないかのレア体験。鼻をこすってたな。18日の公演に連れて行ってくれたスマ友さんには感謝だし、思えばつよぽん運強めの今年。
5月31日
家族のはなしpart1。舞台。コメディと感動ものの二本立て。たいがいつよぽん舞台は難解だけど、これはシンプルにたのしめた。
6月28日
凪待ち 映画
↑だけ手帳に書いてたけど思えば半世界とまく子も見た…
半世界がいちばん好き。人生悲喜こもごもドラマ。最初に見たときはラストの衝撃がすごかった。生々しくて。号泣した。
9月15日
氣志團万博。フェス苦手意識あったけど、3人が出るなら!!と、友人を誘い参戦。初野外フェス。行って良かったー。
始まるまで皆さまに受け入れられるかすごく勝手に不安だったけど、いざ登場するとファンじゃない方にもモテモテで、 その中で輝く3人がうれしかった。後ろ向きでせり上がってくるしんごちゃん、ぶちくそかっこよかった。友人3人中ふたりはあんま見てなかったみたいだけど。拝めよSMAPをー!と思ったけどそのときはぐっとこらえた。笑
自分のパートじゃないときのごろさんをガン見して手を振って、リアクションをもらった(気がするあるあるでもたぶんそうだよ)。
金爆や氣志團もたのしかった。やっぱりちょとコミカルさのある人たちがすきなんだな、と思う。アルバム聴くようになったし、金爆は無人島ライブも見た。笑 コミカルだし、ファン思いな人たちをまた見つけた。収穫。
9月19日
FREETIME SHOWTIME 舞台
これからもコンスタントに見続けたい、軽やかで華やかなミュージカル。見た後は心が明るくなる。
ごろさんのチャーミングさ、弦楽器のように伸びやかで甘く深みのある声を堪能。
ほんとはお酒片手にもっとほわんとした気分で見たい!
3 お笑い
テレビで楽しむのがほとんどだったけど、お笑いも生で見たれ!と思うように。笑顔にしてくれるのはもちろん、腹筋を刺激し、ときには涙腺も崩壊させるお笑いの強さに助けられた。テレビも生も通してわたしのMVPは千鳥。レギュラー番組は東京のも地方のもほぼ見た。芸人だけど、もはやテレビスター。芸も愛嬌も推せる存在。
8月1日
吉本@荻窪公会堂
初ナマ千鳥。その他の芸人さんも豪華。ちょうど吉本がやばいときで、千鳥もネタにしてた。わらいつかれた記憶
8月3日
流れ星ライブ@山野ホール
なんだかんだ昔からすきだった流れ星。
ド頭からちゅうえいのギャグギャグディスコで盛り上がった。
8月22日
EMPTY STAGE①
若手中堅入り混じりの即興コントショーの合間に、人気度知名度高めの芸人がワンマントークをするイベント。
この回のトークは秋山先生。彼ならではで、キャラに扮して登場してもらう流れに。登場のギリ前にお客さんから名前(みゆき)と職業(シェフ)を指定され出て来た秋山先生は…舞台裏にあったと思われる画用紙を筒型にしてシェフ帽のように頭に乗せて登場。まさかそこまでしてくれると思わなかったのでむちゃくちゃ驚いたし、もちろん爆笑した。そこからのなりきりトークやマジ歌もさらにおもしろすぎて号泣した。目に涙がにじむ程度でなく、涙がぼろぼろこぼれた。憑依芸&お笑いクリエーターぶり、さすがです。
あといろはに千鳥で見ていた押見さんがナマで見れたのもじみに感動。笑
8月24日
EMPTY STAGE②
どうしても大悟のトークを見に行きたくて、追加でチケット購入。
いろんな話が聞けて満足。いくつか知ってる話もあって、すげえ追ってるなわたし…と引いた。
9月29日
岡村ANN歌謡祭
ラジオきいたことなかったけど、おもしろ×歌の祭典がだいすきなのと、秋山先生の歌唱をききたくて友人と参戦。
爆笑&豪華&さいこうだった。スカパラ、五木ひろしのTRY ME、などなど
初ナマ岡村さん。わたしの元祖お笑いヒーロー。学生時代にめちゃイケの話をして笑ったり、一緒にお台場冒険王行った(ちなみにちょうど27時間テレビの日。フジテレビ内の大画面で中居くんが浴衣チャリに絡ませたところとか見ていた)友人と見に行ったのは個人的に胸熱だった
10月23日
千鳥の大漫才@仙台。ナマ単独感動。大悟空にとだもち玉(紙風船)を投げるのたのしかった。そしてわたしたちはとだもちでありアルバイターになった。ネタバレしたくてしょうがなかった。
11月21日
ナイツ独演会ディレイビューイング
薬物ニュース中毒なはなわさんわらった。ネタのバリエーションが豊か!土屋さんが歌うジッタリンジンのプレゼントに合わせてはなわさんがツッコミを入れるネタは涙を流してわらった。
11月28日
千鳥の大漫才千秋楽ライブビューイング
母も連れ。ライビュの方が見やすいからなのかなんなのか、2回目の方が笑える気がする不思議。スルメ漫才なのかな。繰り返し見ると面白さが増すような。落語みたいな?見たことないけど。太いネタの軸にふたりの豊かなリアクションが光るというかなんというか
4 その他エンタメ
2月8日
下北沢で佐藤健寿・鏡リュウジトークショー
奇界遺産×占い。
6月15日・24日
エンドゲーム見た。
MCUとの出会いも今年の収穫。約3週間でインフィニティウォーまで見て、キャプテンマーベルはレンタル待ちでスキップし、エンドゲーム。
REDとかキングスマンとかややB級めいたのが好みだったけど、なんか結局はまった。
史上最大の全員集合はあとちょっとで笑いそうなくらい壮大すぎた。ノブならこんなときどんなコメントするんだろう…とノブの副音声を欲した。
6月23日
キネマと恋人 千秋楽
初演を逃し、ずっと見たいと思っていた名作!舞台の妻夫木くん、だいすき。
6月29日
海獣の子供、スパイダーマンファーフロムホーム両方見。
前者はごろさん目当てで。むずかしかった!後者は期待を裏切らずおもしろかった。トムホかわいすぎる
7月7日
安藤裕子@Zepp Divercity Tokyo
甘くまろやかだけど力強い、琥珀色の声は年一ナマで聴かないと気が済まない。
11月26日
Q。野田地図!むずかしいようなシンプルなような。おもしろかった
5 食・イベント
食べたいものは、食べたい人と行く。というのをちゃんと実行するようになった一年。
4月6日
ワイン検定ブロンズクラス合格
年頭にワイン一年生を読んで興味を持ったのが受けるきっかけ。
検定後にいろんなワインを飲みながら合うお料理をいただけたのがよかった。
あまりもう覚えてないし上級の検定も受けなかったけど、いまでもたまに飲むし、飲みきれなかったワインで肉や野菜を煮込むたのしさおいしさに出会った。
5月19日
沖縄フェス@代々木公園
今年唯一の沖縄。心のふるさとなのには変わりないが、ここ最近はもーっと遠くに行かないと物足りなくなっている。逃避距離のびがち。首里城の件はいまだ様子見。どこにお金を落とせば良いか…
7月19日
ラム@歌舞伎町
羊のいろんな部位を食べた!店はザ・歌舞伎町の狭いお店だったから、次はもっとガチ店行ってみたい。
7月20日
離島キッチン
タモリ倶楽部の千鳥ゲスト回で登場したお店。ロケ地行きたい半分、メニュー食べたい半分。微妙にお高めなので足繁く、は難しいけど、物珍しくおいしかった。
7月27日
隅田川花火。ここ数年お招きいただいて、友人の会社のビル屋上から眺める会に参加している。今年は雨降らず!よかった。
12月28日
しもつけ@学芸大学。これまた千鳥の番組(ロコスタ)に出てきた水炊きお店。濃厚鶏スープが好物なのと、千鳥とゲストのずん飯尾さんのコメントでおいしそうすぎて、行った。
たしかにスープはカルボじゃった。おかみさんも親切で感じがいい。売れていない時代の飯尾さんに安い金額で焼き鳥とかがんがん振舞ってたエピソードも納得だった。
あんこう、うに、猪…食べたい鍋が他にもあって、来年頭に制覇予定。
6 その他
異動が大きなできごと。
今の所属の人とも前の所属の人とも飲みの機会が増えたのがよかった。
仕事環境についてはいまだにアレルギーがとまらないけど。
爪!
クリムト展きっかけでネイルを何回かやった。
今年やってもらったお店と出会って、ネイルはギャルのものだけではないんだなと知った。
担当さんもスマオタだったのミラクル。初回の帰りはマルニレセプの横通ってさらにミラクル。だった。しんごちゃん見かけなかったけど。
12月27日
ハウスオブデッド5全クリ。
今年から会社の人とゾンビゲーにはまった。
叫ぶし打つし、ときに集中するし、むちゃくちゃストレス解消になる!
「 急所の頭ばかりを狙うのでなく、敵によってはボディー打ってからひるんだところを頭狙うのがいいのでは」とか、ゲームを進めながら技術が身についていくのがたのしかった。
ノーマルモードでのクリアだったので次はいっこ難しいモードでのクリアが目標。
あとは自宅で配信で映画をばかすか見た。
アクションサスペンスコメディ子供向け…に食い込むブルージェイズ。
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