#異世界好色無双録〜異世界転���の知恵と力を、ただひたすら✕✕✕✕するために使う〜
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#what kind#Isekai Koushoku Musou Roku ~Isekai Tensei no Chie to Chikara o Tada Hitasura ✕✕✕✕ Suru Tame ni Tsukau~#異世界好色無双録〜異世界転生の知恵と力を、ただひたすら✕✕✕✕するために使う〜#dresses#squish
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Isekai Koushoku Musou Roku ~Isekai Tensei no Chie to Chikara wo, tada hitasura ×××× suru tame ni Tsukau~[異世界好色無双録~異世界転生の知恵と力を、ただひたすら××××するために使う~]
#manga covers#this will not be the last of this batch#that i absolutely did not bother to translate#it can be hard to process words#when my eyes have rolled into the back of my head#from sheer exhaustion at how bad some of this shit is
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砂漠歌人と砂丘歌人
2019年7月14日ジュンク堂池袋本店内カフェにて、千種創一『砂丘律』第4刷&𠮷田恭大『光と私語』第2刷を記念してトークイベント「砂漠歌人と砂丘歌人」が開催され、55名近くが出席しまし��。以下その内容です。(敬称略)
1 はじめに
2 自己紹介
3 中東との出会い
4 短歌との出会い
5 旅行詠と滞在詠
6 暮らしにまつわるあれこれ
7 影響を受けた映画作品
8 音楽と短歌
9 増版とSNS
10 それぞれの作歌法
11 『砂丘律』制作秘話
12 『光と私語』制作秘話
13 翻訳について
14 『光と私語』の魅力
15 千種からの発表
16 さいごに
1 はじめに(ジュンク堂書店池袋本店・市川真意文芸書担当)
二〇一五年末の刊行後、異例の売行で第二刷がされた『砂丘律』。この春、砂漠を詠んだ歌がSNSで大きな話題になり、第三刷、次いで第四刷が決定。一時帰国する著者千種創一を、鳥取砂丘育ちの新鋭歌人𠮷田恭大が迎えます。
万葉時代から命脈を保ち続け、砂漠も都市も飲み込む器、短歌。その叙情はどこに行くのでしょうか。二人が語ります。みなさま、拍手でお迎えください。(千種・𠮷田が登場)
2 自己紹介
千種:みなさま、本日は雨の中お越し頂きありがとうございます。千種でございます。一九八八年、愛知県生まれです。二〇一五年、青磁社より『砂丘律』を刊行しました。
𠮷田:𠮷田です。一九八九年生まれ、鳥取県出身です。塔短歌会所属、学生時代は早稲田短歌会にもいました。今年の3月に、いぬのせなか座より『光と私語』を刊行しました。
二〇〇九年に千種さんが外大短歌会を設立して、その初期に私が歌会にお邪魔してからのつきあいなので、かれこれ十年以上になりますね。その間には中東短歌なんていう同人誌もありましたね。
千種:そうですね。「アラブの春」の起きた二〇一二年、僕は中東に縁のある歌人たちと同人誌「中東短歌」を創刊しました。二〇一三年に第二号、二〇一四年に第三号で終刊、そして二〇一五年に砂丘律を刊行という流れです。
𠮷田:今回のトークイベントに先立って、ネットで質問を募集しました。そのうちいくつかへの回答を交えつつ、進めて行ければと思います。
(撮影:青磁社)
3 中東との出会い
𠮷田:ではまず、千種さんの中東への関心というのは、どのようなきっかけだったのでしょうか。
千種:幼稚園がキリスト教系だった関係で地元の教会に行っていてパレスチナとかに興味があって。で中学一年生のときにNYで九・一一事件、パレスチナで第二次インティファーダ(一斉蜂起)事件が起きて、そこから更に興味が出たんです。
だって飛行機がビルに突っ込んだり、子供が石を投げてイスラエルの戦車に立ち向かうとか、尋常ではないでしょう。何なんだこの世界は、と思って。
𠮷田:ということは、初めて知った”外国”というのはそのあたりですか。これは質問も寄せられております。
千種:はい、聖書を読んでいたので、イエス・キリストの活動していたパレスチナ、エジプト、ヨルダン、そのあたりです。小さい頃はハリーポッターみたいに架空の国だと思ってはいましたが。
4 短歌との出会い
𠮷田:これも質問が寄せられているんですが、千種さんはどうして短歌をはじめたんですか。
千種:高校まで自転車で通ってたんですけど、道中で自然に歌ができていたんです。最初は忘れるに任せていたんですけど、あるとき勿体ないと思って、高二の春からノートに書きとめ出したんです。
5 旅行詠と滞在詠
𠮷田:砂丘律の冒頭から中東の歌がありますが、詠まれた時は実際に現地に行かれていたんでしたっけ。
千種:いわゆる「アラブの春」が起こる前に、シリアとトルコを旅行しました。でもそれくらいです。大学卒業後にヨルダンに住み始めました。
𠮷田:中東に旅行してみて詠んだ作品と、中東に住み始めてからの作品というのは何か違いがありますか。
千種:砂丘律は時系列に編まれていないので、中東に住み始める前の歌もかなり入っています。そのあたりの歌はかなり想像、というか妄想です。
妄想��現実が一致しないのはよくある話なので、実際に住み始めてから修正したり、歌集には収録しなかった歌などもあります。中東に住み始めてからは、非日常が日常になっていく感覚はありました。
ちなみに、砂丘律を編むにあたって、もともとは一四〇〇首とか一五〇〇首とかあったものを四一〇首まで絞って収録しています。
𠮷田:削除した歌はどこかに書き留めていますか?
千種:作った歌は全部大事にしたいので、発表できるレベルに達しなかった歌たちもWordファイルに書き溜めていますね。
身辺整理の際にはファイルをデリートしようかなと思っています。これ死後に発掘されたら、地獄やな、思ってますので。(一同笑い)
𠮷田:千種さん、整理整頓できるほうですよね。わたし手元に全然歌を纏めていなくて。『光と私語』を出そうと思って色々掘り返したんですけど、1年くらい遅れてしまいました。
千種:あ、みなさんのために補足しますと、歌人って歌をいろんな雑誌や同人誌に書くので実は作品が散逸しやすいんです。
6 暮らしにまつわるあれこれ
千種:普段𠮷田さんとはこういう話はしないので結構緊張しています。先日も台湾に一緒に行ったのですが、どーでもいい話しかせんかったもんね。
𠮷田:そうね。暮らしの話はしないもんね。じゃあ、聞きましょう。「普段何を召し上がっていますか」(一同笑い)
千種:パン食べて生きています。安い。パンにホンムス(豆のペースト)を塗って食べています。だから日本にいるときはラーメンと寿司にどっぷりですね。
𠮷田:確かに台湾でもひたすら麺食べてたもんね。(一同笑い)
𠮷田:「日本に帰国したときに驚くのは何ですか」という質問もありますが。
千種:日本人がみんな子供に見えることですね。あとすれ違う人がみんな知り合いに見えます。
7 影響を受けた映画作品
𠮷田:千種さん、好きな映画は何かありますか。
千種:邦画で言えば、例えば『ジョゼと虎と魚たち』、『海街diary』、最近で言えば『寝ても覚めても』とか、人間のどうしようもなさを描いた映画が好きです。
影響を受けた映画としては、ふらっと入った渋谷ユーロスペースで観たポーランド映画『エッセンシャル・キリング』(イエジー・スコリモフスキ監督、二〇一〇年)。
中東風のテロリストが、砂漠と、そして拘束後に輸送された先の雪原をひたすら逃亡する。詳しい設定説明や台詞もなく、多くが謎のまま、ただ映像が綺麗。中身を語らずとも、枠を語ることから滲み出る美しさもあるんだな、と。
ビジュアルというよりも、コンセプトの面で影響を受け��した。
他には森博嗣原作の『スカイクロラ』(押井守監督、二〇〇八年)。キルドレというずっと子供のまま成長しない戦闘機乗りた���の終わらない、終わらせることのできない、運命や気持ちの揺れ、諦めみたいな世界観は、砂丘律にも影響しています。
千種:𠮷田さんの好きな映画は。
𠮷田:アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の『光りの墓』(二〇一五年)とか。物語も好きなんですが、それより映像と音楽で引きつけていく、みたいな映画が好きです。
8 音楽と短歌
𠮷田:じゃあ、好きな音楽は何でしょう。
千種:中学生まではバロックを中心にクラシックばかり聴いてました。でもHYという沖縄のバンドのAM11:00という曲を偶然ラジオで聴いたことがきっかけでJポップにも興味が湧きました。
𠮷田:くるりの岸田繁さんが砂丘律の推薦文を書かれてますが、くるりとの出会いは。
千種:くるりは、高校生のとき「赤い電車」のMVを観たのが最初の出会いですね。
高校生の頃はBump of ChickenとかRadwimpsとかの切実な曲を聴きまくってました。
でも赤い電車を聴いて、こんなゆるい曲があるんだと思って何となく気になっていたところに、進学した先の大学で友達から、聴け、といってくるりのCDを大量に貸しつけられて、聴きこむようになりました。
𠮷田:くるりをまとめて貸してくれる友人っているよね。(一同笑い) 歌人に好きな人多いです、くるり。私は早稲田短歌の先輩から布教されました。
千種:𠮷田さんの好きな音楽は。
𠮷田:あまり聴かないんですよね。舞台に使われた音楽を聴いたり、もっぱら他人から勧められたのを聴いています。最近だと空間現代とか。
9 増版とSNS
千種:今回の重版は、この春にある方のツイートに載せられたこんな歌がバズったのがきっかけでした。
アラビアに雪降らぬゆえたた一語ثلجと呼ばれる雪も氷も /千種創一
元URL: https://twitter.com/Ots_mh/status/1106256914915028992
𠮷田:このサルジュの歌がバズったとき、どんな気持ちでしたか。
千種:あら、それバズるんだ、という気持ちでした。
𠮷田:そうだよね、キャッチーな歌とか他にもいっぱいあるのにね。
実は今日、会場にそのツイート主にお越し頂いております。「なんでこの歌を引いたんですか」とか、ちょっと聞いておきましょう。
(マイクを受け取りつつ)
橋本牧人:はじめまして。この歌を引いた理由ですか。僕自身が大学一年生のときにアラビア語を勉強したことがあって。学問で得た知識を詠み込んだ歌を志向していきたいなと思って、この歌を選びました。
他にはカロリーメイトの歌とかも好きです。
煙草いりますか、先輩、まだカロリーメイト食って生きてるんすか /千種創一
千種:ありがとうございます。
サルジュの歌、実は過去砂漠に降った雪の写真に添えて投稿したこともあるんですが、ぼちぼち伸びたくらいです。
今回の橋本さんのツイートがあれだけ伸びたのは何でなんでしょうね。
𠮷田:Twitter本文に表示される横書きではなくて、歌集の写真として縦書きだったことが良かったのでは。そして橋本さんがその写真を撮ったという行為がワンクッションあること、あたりも理由として挙げられると思います。
千種:橋本さんの”物語”が差し込まれているというね。
𠮷田:そうそう。しかしこれだけ伸びたのは、作者冥利に尽きるのではないでしょうか。
千種:本当に。改めて橋本さんに感謝申し上げます。
10 それぞれの作歌法
𠮷田:Twitterで拡散されやすい歌、ってあると思うんです。
千種さんの場合は、「先輩」というような呼びかけとか、会話体を使ったキャッチーな歌が多くて、初読で印象に残りやすい。例えばこんな歌。
あっ、ビデオになってた、って君の声の短い動画だ、海の /千種創一
千種さん、会話体使うの得意だよね。
千種:得意というか、そうなっちゃうんだよね。和歌風に文語旧仮名で朗々と詠いあげる、みたいなのは書けと言われても書けない。
𠮷田:破調はどうですか。会話を優先するのか、定型を優先するのか、みたいな。
千種:会話優先ですね。でも歌を作るときには、寝る前とかに百回なり千回なり、ぶつぶつ口に出して繰り返して、その一行のための定型みたいなものを探します。
𠮷田さんはどんな風に作るんですか。
𠮷田:私はスマホで作りますね。声に出すのは割と最後の段階。視覚的な収まりどころを最初に探します。そこから韻律をいじります。
この前、地元でNHKの取材を受けたんですが、作歌風景を撮りたいというのでスマホで作っていたら「絵的に弱いから、ノート持ってきたんでこれに書いてください」と言われました。でも���局、字が汚くてボツになったというオチ付きです。(一同笑い)
(NHK鳥取のページより)
千種:僕は気分転換で紙を使うことはあります。
僕も記録は基本スマホなのですが、歌のいろんなバリエーションを作って、俯瞰するために紙に書き出したりします。スマホだとせいぜい三行とかしか表示できないので。
千種:𠮷田さんは音楽聴きながら歌書いたりしますか。僕はくるりの「ばらの花」とか「ワンダーフォーゲル」とかえんえんリピートで聴きながらよく書きます。
𠮷田:THE YELLOW MONKEYを聴きながら連作を組んだりした時期もありました。ありましたが、精神が不調になりますね。(一同笑い)
最近だと落語を聴きながらが多いですね。深夜とか、人の話声が聞こえてると安心するんです。でも歌詞のある曲だと自分の書いているものに干渉してくるんで……ラジオとかポッドキャストとか、聞き流していられるようなものが丁度いいです。
11 『砂丘律』制作秘話
𠮷田:歌集にまとめる際に、改作はどの程度していますか。確か砂丘律が出た直後の批評会(二〇一六年)で、歌人の田口綾子さんが指摘されていましたが。
(批評会記録:http://dunestune.blog.fc2.com/blog-entry-4.html )
千種:はい。当初、文語の歌も少しはあったんです。でも口語の多い砂丘律の中では浮いてしまうので、改作したり、もしくは泣く泣く落とした歌もありました。
𠮷田:ではその辺の歌は、没後出てくる感じで?
千種:出ません。出させません。(一同笑い)

𠮷田:砂丘律は装幀・デザインもかなり話題になってました。
千種:当初、出版社の青磁社には、洋書のようなシンプルなペーパーバックで、写真はこれ使って、というような何とな��のイメージを伝えていました。
割と装幀は自分で介入するつもりでした。
でも砂丘律の原稿を読んだ、濱崎実幸という装幀家さんに”ハイジャック”されて。「やりたいこともあるから任してほしい」と言われたので、僕も「任せます!」として任せたんです。
𠮷田:背表紙がむき出しの特殊な装幀でして、なかなか費用も手間もかかっているとか。
実は本日は砂丘律の出版元、青磁社の永田淳代表にお越し頂いております。砂丘律に関し、どのような苦労がありますでしょうか。
永田淳青磁社代表:版元の青磁社の永田です。
砂丘律はすべて手製本です。職人さんが一冊一冊、背表紙の寒冷紗を貼って、題簽を貼っています。今は圧倒的に機械製本が多いので普通の書店には手製本はほぼないと思います。
砂丘律は製本代だけで300円くらいかかっています。ここにさらに印刷代などがかかります。業界の人ならわかると思いますが、定価1400円の中で製本代300円という数字は、すごいコストがかかっています。
12 『光と私語』制作秘話
千種:光と私語もまた、背中がむき出しの装幀が話題となっています。第二刷もされました。
𠮷田:砂丘律と光の私語は双子のようだ、という話も言われてましたね。本日は、光と私語のデザインを担当したユニット「いぬのせなか座」主宰の山本浩貴さんにもお越し頂いておりますので、その辺の話も伺ってみましょう。
山本「いぬのせなか座」主宰:デザインを担当した山本です。光と私語と砂丘律とを二冊並べて写真をSNSに投稿した人たちもいました。
付き合いの長い𠮷田さんと千種さんのお二人の関係性でそういう投稿が見られたのかもしれませんが。
実は、千種さんのこと知る前のことですが、かつて本屋の歌集コーナーで一番かっこいいと感じた砂丘律をジャケ買いしていました。
そうしたこともあって、光と私語をデザインする際には影響を受けないようにしていたのですが、結局似てしまったのが面白かったです。
ちなみに光と私語はコデックス装という装幀です。

𠮷田:先般増刷された堂園昌彦さんの『やがて秋茄子へと到る』なんかもそうですが、なるべく長く売っていくためには、なるべく人に手に取ってもらうようなデザインが大事だと思っています。製品としての存在感があったほうがいいのではと。
千種:一時期、電子書籍で歌集を出そうという潮流がありました。紙の本が電子書籍に勝てるところといったら装幀とかと思って、砂丘律を出す際にはこだわりたいと思っていました。
𠮷田:電子書籍のメリットは版切れのないことと、アクセスの良さですよね。
『光と私語』については近日中にデータ版を無料公開する予定なのですが、そこをきっかけに書籍版を購入してくれる人が少しでもいればいいなと思っています。何せ紙の本にはマテリアルとしての良さがありますので。
千種:軽く言っちゃうと、本のインスタ映えとかね。
𠮷田:そうそう。重要。
13 翻訳について
𠮷田:千種さんは割と、主題制作、つまり連作の中で物語を立ち上げるという試みをされていますが。
千種:はい。砂丘律の中だと、「或る秘書官の忠誠」という連作があって、独裁者の秘書官になりかわって詠んでいます。が、すごく評判が悪い。
あと、確か歌人の紀野恵さんが、一時期、紀貫之か何かに成り代わった連作を雑誌「短歌研究」に連載していたんですけど、まあ、なかなか難しいですよね。
それは歌人の力の限界なのか、それとも短歌という詩型の限界というか、向き不向きのような話だと思っています。
𠮷田:単純に物語を立ち上げるだけだったら、散文に分がありますからね。
物語といえば、千種さんはアラブ文学の翻訳もされていますよね。中東短歌にも、歌と並行していくつか翻訳を発表されてました。
千種:はい。今日のチラシには「歌人・翻訳家」と書いてあるんですが、実はまだ翻訳で本を出せていません。
とある出版社に翻訳の持ち込みをしたのですが、アラブ文学では商業出版はなかなか難しいと却下されてしまって。
もちろん図書館に行けば翻訳されたアラブ文学もぼちぼちあるのですが、湾岸戦争、九・一一、アラブの春、など大きな事件が起きて、読者の関心が大きくなったときに翻訳・出版されたものが多いと聞きます。
𠮷田:中東情勢が荒れると、翻訳が出るということですね。となるとあまり出ない方が世界の平和のためには良さそうですが。(一同笑い)
私は舞台関係のマネジメントを仕事にしているのですが、演劇界隈でも、中東への関心というか、アーティストを日本に招聘したり、作品が日本で試演されたり、ということが増えている印象があります。今後、政治情勢だけではなく文化の面でもフックは増えていくのではないかと思います。
千種:そう願います。みなさまの中にアラブ文学の翻訳出版に興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ千種にお声かけを。宣伝しちゃった。
14 『光と私語』の魅力
千種:僕が自分について喋りすぎているので、光と私語の魅力について話します。話していいですか。話しますね。
光と私語は、「枠」の歌集だと思っています。
まず、装幀については、プラスチックのカバーだったり、本文中に四角や長方形のボックスが差し込まれていたり、視覚的にカクカクしているのが、とても都市っぽい、枠っぽいです。
歌について言えば、例えば一月とか「時間枠」を読んだものが多くあります。
・一月は暦のなかにあればいい 手紙を出したローソンで待つ
他にも、枠としての建築への関心も示されています。
・恋人の部屋の上にも部屋があり同じところにある台所
短歌では、部屋でタバコを吸う「私」の恋人とか、一月に「私」が友達と行く初詣とか、枠の中身について話すのが普通です。
一方で、光と私語では枠ばかりについて話すことで、「私」が希釈されます。
でもそれこそが都市のリアル、我々が見る都市の人間像でないでしょうか。とてもリアルな。
𠮷田:なるほど。なんだろう、たぶん個人的には、私自身以外のところから私性を取り出したいのですよね。あまり自分の話をしたくないというか、枠の中身はどうでもいいというか。単に自分に自信がないだけかもしれませんが。
15 千種からの発表:活動再開宣言
𠮷田:そろそろ時間だけど、告知とかしましょうか。
千種:何だっけ。
𠮷田:ほら、これからの、歌の。
千種:え、ああ、これまとめに入ってますね。(一同笑い)
(考え込んだあと)ちょっと、実は、その、第二歌集を用意しています。冬か春くらいに出せればな、と。タイトルは「千夜曳獏」。
𠮷田:ここ数年は歌からは離れてましたが。
千種:はい、そうですね。
(しばらく考えて)砂丘律を出したあとに、言葉との距離がわからなくなってしまって。
他人に不誠実な言葉、例えば嘘、を吐いてしまうこんな自分が、歌で綺麗な言葉を使っていてよいんだろうか、って。
言葉を単なる道具みたいに扱っているんじゃないか、って怖くて。
もちろんその葛藤や罪悪感はまだあるんですが、書くのをやめたこの数年、病気みたいになっちゃって。僕にとって書く行為は生体リズムの一部だったというのがこの数年でわかったことです。
書いて褒められたいとかではなくて、書かざるを得ないんです。書いちゃうんです。ほら、マグロって泳ぎ続けないと死ぬじゃないですか。あれです。
今後、また書いていきます。良いものが創れればと思ってますので、みなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
𠮷田:今日は、その言質を取れたら勝ちだと思って来たので。もう引き返せないですよ。
千種:やられたわー。みなさんこれ、打ち合わせと違う展開です。(一同笑い)
16 さいごに
𠮷田:では最後に一言、どうぞ。
千種:はい。いろんな奇跡が重なって、僕もここにいるし、みなさんもここにいると思っています。
𠮷田さんがいなければ僕はこんなに短歌にのめり込まなかっただろうし、砂丘律は青磁社や装幀家の濱崎さんがいなければ生まれなかった本だし、橋本さんのツイートやジュンク堂さんからのお声掛けがなければこのイベントもなかったと思います。
書き手として本当にありがたいと思っています。みなさま、今日はお越し頂き、ありがとうございました。
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ゆめののゆめの旅
朝起きる。 おはようございます現実。 ええ今。先程の世界は夢であります。 5秒前に一緒にいた彼は虚像です。 彼女も虚像です。 あの温泉も、 遊園地も、神社も、学校も、 虚像です。 頭が痛い。夢から怒られている。 こんにちは地球。 私の名前、夢乃って言います。 夢幻の夢、渦巻銀河の乃で夢乃って書きます。
摩訶不思議なリアリティ。 私はいまたくさんの空想と、現実と、刺激と、思い出とを咀嚼して言葉に置き換えて打ち込んでいるのはいずれすべて忘れてしまう自分ができないから。 今の私はいつもの私ではないけれどいつもの私っていうのは家できなこ棒食べたり打ちひしがれて夢と現実の境目の隙間に挟まりこんでノートにありのままの事書いたりインターネット覗いたりアルバイトしたりここの次元に対する願望にもどかしさ覚えたりで夢見がちなただの普通の女の子という側面俯瞰して。
住んでいるのは西日のひどい9階のマンション。 見えそうで見えない海とスクエアで無機質な建物に囲まれてまるで虚構を見させられている気分です。高層ビルについている赤ライトのあなたの正体も暴けずにいる地球号はいつまで円環を乗せてうたかたの余暇と青春の余韻と憂鬱な群像をさすらっているつもりなのだろう。
マンションのエレベーターを降りて地球にやってきた。 京浜東北線と山手線を乗り継いで街に出る。 楽器のお店とラーメン屋さんと古本屋がひしめいていて男女6人組の学生が段ボールとコンビニで買った飲み物とお菓子を持って歩いている。 彼らの歩いてく方向をすり替えては方向音痴を楽しんでいる。 あの時が懐かしい。ひとり。ひとり。 映画館。美術館。都市の外れのすこし寂しげな場所。工場の煙。乾いたギターの音楽。ひとり。またひとり。憂鬱で楽しい一人歩きの倦怠。
私は毎日を意義のあるものにしようと奔走し結局はなんでもない所に行きついて無感応症の小びとに囁かれるのを待っている。
マズイぞ!マズイぞ、このままじゃ!考えない、考えられない。感じない、感じられない。話せない。聞こえない。映らない。そんないきものになっちまう!
このままじゃお前もここの仲間入り、本の背表紙のタイトルだけ眺めて満足して終わりの人間になってしまう! 嫌だろうそんなのは。もう一度戻りたい。 せめて、せめて立派に感動できるようになりたい。泣いていたい。例え勘違いのペンキで塗り固められた愛だったとしてもそれを世界で一番大切なものとして扱っていたかった。このまま息絶えていく。もっと共有したかったな。
放射状に降り注いできている無感応症の光線はよけてもよけきれない。 分かりました、ええ。言うことを聞きます。夢の中から皆さんと接触のない心臓交信を行うために円盤状のマイクロソフトをこれから頭の中に埋め込みます。分かりました。わかりました。この砂埃の中から這い出た凶暴なブラックホールから飛び逃げた天の川のように流れ落ちていくビー玉の光線を浴びながらこの先へと潜っていきます。
自己嫌悪でできた柔毛に引っかかっているのはマザー・シップ。 保たれているギリギリのホログラムが分解されてしまう前に迷わず飛び込んだ。 これから接触の無い心臓交信をするために長い匿名の船旅が始まろうとしている。
忍び込んだ先の船体の中心であるツタだらけの機長室ではコンピューターになった霊長類がdelete keyを押し続けている。 よく見ると知り合いの女の子。 植物に埋もれた彼女は船長の役目を担っているらしい。 世界中の命ある生物の人生を絶え間なく受信している彼女の動脈には全生命体の知覚が流れ込んでいる。 並行して進む彼女自身の人生はもう僅かで、黎明期の死はあまりにも早い。 知恵熱で生っぽくなったその焦点の合わない瞳を私に向けてこう通告した。
“まだここにいたの まだそこにいたの あなた そこにいるのなら 私に 知識を 頂戴。“
船体の絡まるツタがせり上がって来ては 念力を使って私に通告する。
“いかなる創造も地球から出ることはできない。だけど地球の裏側に忍び込むことが出来るのだよ。そこからは宇宙のバイブレーションを感じることが出来る。それらを円環させていくのが私の、そしてこの旅の使命なのだ。”
ロマンティックな音楽に考えることを放棄して抽出され損ねた意識の残骸がくっついている。 船がマーブル状に溶け合った境界面に着地した。 辺り一面散りばめられた宝物みたいに輝いた銀河に流れる一つの屋形船から広がる波紋が星になったとき天体化した夢うつつな遊泳散歩はとまどう私の短な旅。
このまま吸い込まれたら私も嘘になるかな。 思い返すと私が君と共有していた夢は私のただの思い込みで君の幻影をただ追いかけていただけなのかもしれないな。みんな夢だったのだ。 乱雑に揺らした体が刻んだリズムから発展した焦燥感のせいで自分の視点が窓ガラスの内側にあるのだと気づいた。 あの孤独は何だったのだろう。
広がる穴から
胎内を巡った
乱雑に揺らした体が刻んだリズムから発展した焦燥感
まだ止まらないで まだ消えないで もう少しこの陶酔を続けさせて
文学ハイを教えてくれた唯識者はイデアの恋人
彼の心臓は手のひらにあるから、今は 今は ただつまらない愛なんかを蒸発させて昇華させて打っているだけで自分の思考の塊りを吸い取ってくれる幽覧船のようなもの。
ゆっくりと旋回していく渦の中で変わっていくあなたの色はもう何回染まりなおしていることにお気づきですか。この眼の中には本質��待っているのだろうか。 私を縛り付ける重力から解放させてください。
いよいよ私はこの渦の佳境に飲み込まれるけど、飲み込まれたら最後 私もみんなと同じ幸せを手に入れてさようなら 。 濁流の中でしがみつこうとしたのは分裂した思惑の反素数。
私は生きたい 。
そう思った途端軽くなる身体
ぼんやりとした境界の見えない地平線を目指して漕いでいる時に考えたこと。 ありがとう宇宙飛行士の君、私に落ちてきて愛の惑星にしてくれた。すぐに出発しちゃって、少し淋しかったのだよ。
水面下のいかだはすべてがオートモードで、1世紀だってもたずに朽ちてしまうこんな母船だけれど役割分担で回された鉄パイプの減量バルブの向きに舵を沿わせて漂っている。
行き先はユートピア・・・どこにも存在していない虚構の美しい島。紫色の空と朝日に染めらごれた孤島をパラグライダーに乗りながら眺める。
その日1日の思い出が蜜になる街に着陸。 人々は毎日あくせく働いてたくさんの思い出を作っている 甘い蜜を吸いたくて 新しい 甘い蜜に埋もれたくて そうやって毎日を思い出のために生きている街
ここでは言葉は飾り物で美しければ美しいほど良いとされているから嘘なんてものは存在していなかった。すべてが美しいという訳ではない。
聞いた話によると、この島には時間を行き来する老人が住んでいるらしい。 島に住むその一人の老人を訪ねに行った。
何もわかっていなかった私は老人と対話をすることによって後から理解してその証を記してきた。
三人のブルーズに真理の質問をするヘンリー・カウは行ったり来たりしての粥状の受け皿に乗せられたイメージの墓場を見つめてひとりぶつぶつと呟いている。
“これが具現化するなんて夢のようだ!いやそれも絶望なんじゃないか?比喩化することによってもともとは何の味もないオーガニックに知的操作を行い組み込んで出された排他的衝動で本当はまだ早いその内膜に埋め立てをしているのだからな。
空想で満たされている事をなにも立体装置で再稼働させる必要はない。 そんなことをしたら境界線がすぐそこの浜まで侵入してしまう!私を征服しようなんて無駄な世界観の侵入をするな!ここは私の惑星だ! 引きちぎられた上演の記録されたテープも、嘘みたいなイメージの墓場も、自分でつぶした虫の死骸だって全部愛しい私の宝物だ! ヘンリー・カウは笑い転げて続けた。 招待状は破かれたの。今更それらをコラージュして何になるっていうの?
肉体が邪魔してこの要塞から抜け出せない間に繭の中から顔を覗かした私の中の虫が 私を食らいつくそうとしている!
吐き出した胃酸で溶かされた私の孤独は泣いている。あまりにも醜いフォルムで繁殖を繰り返すその虫たちを私は放ったらかしにしてきた。 私のなかにまだ潜んでいるのなら…飼いならすことはできるのだろうか?
いや、もうとっくに同化が進んでいるみたいだ。 思い返すとあのときほど幸福なものはなかったがね…。 あの時は幸せな残像と個々の住人が遊ぶことができないのをまだ知らなかったんだ。 すべての生物の愛人気取りはもううんざり!私はあの時光をみたのだ…。 いまはこの身を抱きしめること、そして私は私自身のバベルの塔を残りの生涯で創りきらんとしている!シュヴァルの理想宮を超えらんとするために...“)
現実を上書きするためにもう一度。 おじいちゃんがテーブルに置いた腕時計。 その正体を私は知っている。 おじいちゃんがテーブルに腕時計を置いた。 ほんとうにそこのテーブルだったっけ? 私はその腕時計の正体を知っている。 触れてみる。 アラームが鳴った。 “私の評価は夢の外。あなたはここでシャボン玉を吹いていればいいのに。私の評価は夢の外。あなたはそこで空中遊泳してればいいのに。”
私は昨年 おじいちゃんの家で星を見ました.その日の夜は偶然双子座流星群が自己主張する夜で 私は今でも変わらない揺るがない夢をみました。 口渇とした惰性は焦燥感の減退となんらかの因果関係があって、 でもそれは…海と空が凧糸で陸に繋がれた時に約束されていたのだと思います。
ーおはよう火星の犬。 いつまで支離滅裂のカメレオンを演じているつもりかい。 様々な色に染められているから混沌の中を小宇宙の身体預けて浮遊している君を見つけては引き戻すのに苦労したってことは知っているかい。 本当は旅へ出たいのです、なんて寝ぼけ眼で言っていたことは覚えているのかね。 君はもう女になれましたか。 出来損ないの未来志向の自尊心は何かを知ったかのように愛の尊大さに憧れていたようだが、それは狂った時間軸のニア・ミスだってことに気付いたみたいだね。 船旅に随分と揺られていたようだが揺られていたのは幼生の精神も同じのご様子みたいで。 ただ一つ確かなのは、この現実とかって呼称されている、どうしようもないような3次元世界っていうのは思い込みの延長線上にあるっていうこと。 世界の60%は空想で変えることができるから、残り40%を行動で変えればよいのだよ。 つまり君は、君自身で決めることができる。引力は自由に操れる意識に入った。今や月だけにその支配権はあるまい―。“
ある休日の昼下がり 私は部屋の天井のシミが段々と大切なものが溶けていように広がっていく様子をぼんやり見つめて同じようなところをずっと廻っている。
19歳ですべて溶けきってしまうのです��?
未来のあなたによく似た妖精が目の前に現れて北向きをささない羅針盤を手渡した “このコンパスは生命力で動きます 愛へ向かうための生命力なんです。“
“あなたの生命力はどこへむかいますか? あなたの生命力はどんな愛に動きますか?“
世界への侵入経路はすぐそこにあるのに襲われるリアリティから受け取ったその情報量をコントロールしようと描きたいモチーフを選んでいるのにその都度更新が出来なくて大事な標識を見逃している事実に諦念を浮かべたあの孤独の虹は何処へ向かったのだろう。
(ただ地球に、あなたはあなたの道理に合っていますと言われて抱きしめられたい。ヒトの文明の中にいるけれど住所のように連なる界隈になじめずにい��特定の場所を求めていないことを知る。)
あなたの世界で目覚めますように。 また起きなくちゃ また起きなくちゃ 断片的に飛んでいった夢の欠片を探す為に 昔みた夢の地図にフィーリングでぬいつける。また戻って来れるようにって祈りながら。
虹色の光を抜けて海を渡ると言葉の必要ない接触だけの世界に辿り着いた。 ここには重力がない。 ねじ曲げられることはもうないみたいだ。
抜けだした。 ここだった。 みんなこんなところにいたんだね。
花をみてやさしい気持ちになってみたり
<
摩訶不思議な遊泳体験はいかがでしたか 私はというとあなた方の光りだした世界にカタルシスを感じることができました。
左脳の台頭による理性と感性をつなぐ知性は脱出口を探しています。 純・100パーセントの右脳の時代ではなくなったのです。思春期は終わった。芸術的春ももう過ぎた。
“ あなた、 そこが空洞なのってご存知? どんなに凛とした芯の中も 核の中も マントル覗いてみればなーんにもないただの空洞 まるで私たちみたい
まあ夢先案内人の私には何の関係もないことだけど。入眠前のビジョンだけが私の出せる魔法なの。 みなさんこんな世界でも楽しんでおいでで?“
不特定多数のなかで咲いてしまったその異色の花を私は忘れない 種だった全てのきみたちへ贈ろうとおもう でも君だけになるのはあまりにも不安すぎるから 私は夢から醒めることにしました。 fin
p.s 春の風が暖かい。 地球にやってきた。 くしゃみがやけに出ると思って後頭部を触ったら冷たかった。 髪をちゃんと乾かさないまま外にでちゃったみたい。 電車に乗るまで気が付かなかった。
乗り継��のホームで並んでいる人の頭の上に出ているオーラの中で一番感じのいい人の後ろに並んだ。隣で電話をしている女子の会話を盗み聞きする。
“私前衛は好きだけど反芸術には興味ないのよね。私は宇宙に抵抗するのに忙しいの。それに絵を描くのが好きよ。だってキャンバスの中だけだから、自分の好き勝手出来る場所って。”
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#for science#Isekai koushoku Musou Roku: Isekai Tensei no Chie to Chikara o Tada Hitasura ✕✕✕✕ Suru Tame ni Tsukau#異世界好色無双録〜異世界転生の知恵と力を、ただひたすら✕✕✕✕するために使う〜#midriff#tummy#sports bra
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