2024年5月23日
「みんなの駅ビルに」新広島駅ビル商業施設の名称は “minamoa(ミナモア)” 2025年春に開業へ(RCCニュース)2024年5月23日
建設が進む新しい広島駅ビルの商業施設の名称が「minamoa(ミナモア)」に決まりました。川の水面や、みんなの駅ビルという思いが込められています。
JR西日本広島支社 広岡研二 支社長「2025年春の開業に向け、おおむね8割、工事が進ちょくしている」
新しい広島駅ビルは、地上20階・地下1階建てで、2階部分に広島電鉄の新ルート「駅前大橋線」の路面電車が乗り入れます。JR西日本広島支社・中国SC開発は、2階から6階までの商業施設の名称を「minamoa」に決定したと発表しました。
minamoaには、広島を象徴する川や海の水面、みんなの駅ビルにしたいなどの思いが込められています。
中国SC開発 竹中靖 社長「地元の方に使ってもらえる、地元の方がなくてはならない、非常に愛していただけもの(施設)になれればなと」
JR西日本広島支社 広岡研二 支社長「人やまち、社会のつながりを進化させて、人の心を動かして、さらには未来を動かしていくというようなことを目指していこうと定めたことの、まさに具現化できるのが、この広島の駅ビルプロジェクトじゃないかなと」
また、現在の「ekieザッカマルシェ」は、増床リニューアルされ、駅ビルの開業時にminamoaの一部となります。広島初出店の「成城石井」など、新たに7店舗が加わるとしています。
2025年春に生まれ変わる広島の玄関口。商業施設minamoaのロゴデザインは、6月下旬に発表される予定です。
新広島駅ビル名称は「minamoa(ミナモア)」 「成城石井」も県内初出店 広島(HOME広島ホームテレビ)
「minamoa」には県内初出店のスーパーマーケット「成城石井」などおよそ200店舗が入る予定です。
来年春の開業に向け工事が進む広島の新たなランドマーク。現時点で約8割の工事が終わっているということです。
パンがテーマのイベント「パンタスティック!!」を突如中止、運営会社の(株)ローカルズオンリー[広島]が破産へ(東京商工リサーチ)
(株)ローカルズオンリー(呉市)は5月23日、事業を停止して破産申請の準備に入った。負債は現在調査中。
広島県内でアパレルセレクトショップ、飲食店を経営し、感度の高い若者向けの商品ラインナップで定評があった。このほか、イベント企画やブランディングなども手掛け、2020年2月期は売上高約2億1000万円をあげていた。しかし、「新型コロナウイルス」の感染拡大による事業環境の悪化で、2023年2月期の売上高は約1億2000万円にとどまった。
コロナ禍の収束以降はイベント企画に注力して業績の巻き返しを図り、近年は各地の商業施設などで全国の人気のあるパンやジャムなどのグロッサリーを集めたイベント「パンタスティック!!」を展開していた。
こうしたなか、5月23日からは調布PARCO(調布市)にて同イベントを運営主催者として開催予定だったが、経営悪化により事業継続の見込みが立たなくなり、今回の事態となった。
関係者によると、「昨日(5月22日)、会社側よりイベントの開催が難しくなり、事業を停止して破産を申請するとの連絡があった」という。
※(株)ローカルズオンリー(TSR企業コード:742243486、法人番号:8240001042448、呉市中通2-1-18、設立2012(平成24)年4月、資本金100万円)
インスタで突然の中止発表「パンタスティック‼」 パルコで開催中の人気パンイベント 運営会社の事業停止で 「生産者を馬鹿にしている」出店者に困惑広がる(RCCニュース 5月24日)
突然インスタで“中止発表” 開催期間中だった人気のパンイベントに何が
広島市で開かれていたパンのイベントが突然中止されました。運営会社が事業を停止したためです。イベントに商品を出していた店には連絡もなく、困惑の声があがっています。
広島パルコで、5月17日から10日間開かれるはずだった「パンタスティック!!JAPAPAPAPANツアー2024SS」がきのう、急遽中止となりました。
看板を見ていた人 「びっくりですね。お昼で行こうかなと思ってたんで」 「残念な気持ちではある。ずっと広告見ていたので」
パンタスティックとは、パンの物産展で、全国からユニークな商品が集まります。
2015年に広島パルコで始まり、その後、全国の商業施設で開催されていました。
今回は広島パルコにとって16回目で、およそ50の店のパンが並ぶ予定でした。また「ツアー」ということで、23日から東京・調布会場、6月には福岡会場でも開催されるはずでしたが、それも合わせて中止となりました。
インスタで告知を見た妻が1分停止…「大変な事態だと」
出品店の一つである、北海道富良野にある米粉パン専門店として人気の「そらのくじら」。店主の西山さんはイベントの中止を、偶然、インスタグラムで知ったそうです。
「そらのくじら」西山拓志 店主 「店をオープンしてまもなく、妻がちょっと手が空いたのて、インスタを見たんです。したら、『パンタスティックからのお知らせ』っていうのを見て、妻がもう1分ぐらい停止しまして・・・。大変な事態だと」
イベント開催期間中に出品者に連絡も無く中止したわけは・・・?
パンタスティック中止の理由は、運営する会社「ローカルズオンリー」が自己破産の申請を決めたこと。出品者に中止の連絡はなく、インスタで発表されました。
「ローカルズオンリー」の代理人弁護士によりますと、コロナ禍で業況が悪化したことや、パンタスティック事業が立ちゆかなくなったことが破産の主な原因だということです。負債総額は1億9000万円を超えるとみられています。
「そらのくじら」が、パンタスティックに出品するようになったのは、2024年からです。特に、5月23日からは広島と東京での開催が重なるため、連日、午前3時から仕込んでいたそうです。
「そらのくじら」西山拓志店主 「破棄するのもね、すごい量なので。どうしようもなかったから、まずはもう真っ先に半額にして、少しでもお客さん来てもらえればなと思って」
西山さんは、行き先を失った160個の米粉パンを、半額で販売することを決断。地元のお客さんたちのおかげでなんとか売り切ったそうですが、すでに送った商品の行方はわからないそうです。
「そらのくじら」西山拓志 店主 「もう腹立ちますよね。もう遺憾としか言いようがね」 「月末の入金なので、静岡分の入金が今月末(予定)なんですけど、多分ないような気がして怖いんですよね」
「生産者を馬鹿にしている」今年の売り上げ200万円以上振り込まれず」
一方、三原市にある「むすびスイーツ」の田中裕士社長は、搬入した分を引き取りに来ました。
「むすびスイーツ」田中裕士社長 「2日(分)くらい売り上げがないので(引き取り分が)どんだけあるかわからないんで、保冷剤も多めに持ってきて・・・」
パンタスティックが始まった時からの出品者で、毎回、商品は売り切れとなる人気ですが、2024年に入ってからの売上、200万円以上が振り込まれていないそうです。
「むすびスイーツ」田中裕士社長 「びっくりしました。100個以上ですね、バスクチーズケーキも。週末もあって向こうからも『多めにお願いします』と言われてたんで。もうお金は仕方ないんですけど、生産者というか、色んな人を馬鹿にしているなと思います。これ作ってるのも、妻とスタッフが頑張って作ってて・・・。なんだと思ってるんだと思います。悔しいですね」
広島中心部に念願の「無料の高架バイパス」誕生へ!? 「西広島バイパス」延伸で都心貫通 工事いよいよ再開で国道2号「完全信号ゼロ」へ加速(くるまのニュース 5月22日)
「都心部延伸」の計画とは
広島市中心部に、悲願の「信号ゼロの無料バイパス」が実現していきます。いったいどんな道路で、完成すればどう便利になるのでしょうか。
【画像】超便利!? これが「西広島バイパス都心延伸」ルートと完成図です(7枚)
渋滞する国道2号西広島バイパス舟入出口(画像:国土交通省中国地方整備局広島国道事務所)
工事がいよいよ始まるのは、国道2号の「西広島バイパス」延伸部です。
広島の一般道の東西軸を担う国道2号ですが、周囲は立派な高架道路の西広島バイパスや新広島バイパス、東広島バイパスが整備済みな一方で、中心部はいまだに地上で信号が連続する状態です。
交差する縦の道路もやはり交通量の多い道路なので、渋滞が深刻になっています。ここに、東西を通過する交通流は信号ゼロとなるよう、完全立体交差の高架バイパスを通すのが、今回の西広島バイパス延伸部です。
西広島バイパスの今の東端は、広島電鉄の江波線の手前、天満川の西岸までです。延伸部はそこからいよいよ原爆ドーム南側や広島市役所を経由し、比治山の手前の京橋川まで。今の国道2号の真ん中に橋脚を立てる形で、総延長は2.3kmです。
2024年度になって、事業が「本格再開」となり、いよいよ準備工事が始まっていくこととなります。
計画自体は以前からあったものの、「市の財政状況」などを背景に、着工とならずに事業が延び延びになっていました。しかし数年前から事業再開に向けた動きが水面下で進められ、ついに予算が大きく設定されることとなったのです。
途中のICは、すべて西側エリアとの移動が想定されています。東行きは全て出口で「舟入」「大手町」「富士見町」「平野町」の4か所、西行きは全て入口で「国泰寺」「舟入」「観音」の3か所です。
構造は片側1車線、計2車線の高架道路。完成すれば、たとえば混雑の激しい舟入地区では、地上道路の混雑はほぼ半減となることが予測されています。
完成までの期間は、着工から7~8年とされています。
物価上昇しても賃金にほとんど回らず、大半が企業収益に GDP分析(朝日新聞)2024年5月23日
食品スーパーの精肉売り場=2023年12月、東京都練馬区
2023年度に相次いだ値上げによる物価上昇は、多くが企業収益となり、賃上げにはほとんど回っていないことがわかった。国内総生産(GDP)の物価動向を示す「GDPデフレーター」などから、朝日新聞社が算出した。昨年の春闘で賃上げ率は30年ぶりの高水準となったが、専門家は「結果的には、もっと賃上げができた」と指摘する。
「GDPデフレーター」は、消費者物価指数とは違い、原油など輸入コストの上昇分は含まれず、国内に起因する物価の値上がり分のみを算出できる。23年度のデフレーターは前年度比4・1%上昇し、伸び率は比較可能な1981年度以降、最大となった。
値上がりした分が賃金にどう回ったのかをGDPデフレーターから計算したところ、23年度の上昇分(4.1%)のうち、賃上げ要因は0・3%分にとどまった。割合では1割に満たない。残りには企業収益や固定資産の減少分、間接税が含まれるが、「大半は企業収益と考えられる」(エコノミスト)。実際、24年3月期決算で、上場企業の純利益の総額は3年連続で過去最高となり、値上げが利益を押し上げた企業も多かった。
背景には原油価格が下落するなど輸入物価が落ち着くなかでも、企業が過去のコスト上昇分を転嫁するなど商品の値上がりは続いたことがある。たとえば、帝国データバンクの調査では、食品メーカー195社が23年度に値上げした商品は2万5234品目にのぼった。
永濱利廣(第一生命経済研究所首席エコノミスト)見解 こうした傾向は他の統計からも垣間見えます。というのも、昨年度の企業収益は大企業を中心に過去最高を更新しています。
しかし、昨年の賃金構造基本統計調査を見ると、中小企業では人手不足に対応すべく一般労働者の所定内給与を前年比+2%以上上げていますが、大企業はむしろ▲0.7%減っています。
背景には、比較的賃金水準の低い30代前半までと50代後半以降の賃金が上がっている一方で、ボリュームゾーンの30代後半から50代前半賃金が下がっていることがあります。
こうした状況が続くのであれば、表面上の賃上げ率が33年ぶりとなっても、中々個人消費に火はつかないでしょう。
伊藤さゆり(ニッセイ基礎研究所 経済研究部 常務理事)補足 GDPデフレータの分析を基に企業がコスト上昇分を上回る価格転嫁をし、利益を確保したことが、インフレ押し上げ要因となった。
この現象は、英語の強欲とインフレを組み合わせた造語「グリードフレーション」が生まれるほど、欧米で問題となりました。
特に、労働市場が硬直的で、賃金と物価のスパイラルへの警戒が強いユーロ圏では、ECBが企業が賃金コスト上昇分をフルに価格転嫁するのか、平時より高い水準にある利益率を削って吸収するのかを見極めることを、金融引き締め策修正の要件としているほどです。
日本では、統計が示す高水準の企業収益という実感が、地方や中小・零細企業には行き渡っていないことを感じます。企業規模に関わらず、適切な価格転嫁ができ、利益と賃上げの原資を確保できるようにならなければ、内需の自律的な回復は望めません。
今野晴貴(NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者)見解 企業が利益を増やすために物価高騰に便乗して値上げする「強欲インフレ」は世界的な現象だ。IMFの調査では、2022年の欧州の物価高騰の要因の45%が企業の利益追求によるものとされている。アメリカでも、WSJによれば2020年から2022年の価格引上げ金額の3分の1は、企業利益に流れ込んだという。そのため、世界的に労働組合がストライキを実施し、アメリカでは組合員15万人を抱えるUAW(全米自動車労働組合)が3大自動車メーカーを相手に歴史的ストライキを行い、4年半で25%の賃上げを勝ち取っている。
だが、日本の場合には春闘の賃上げ率は、物価上昇に比して十分とはいえないばかりか、中小企業や非正規労働者の賃上げにはほとんど繋がっていない。そうした中で、個人加盟の労働組合による非正規春闘実行委員会のような取り組みも出てきており、社内労組によらずに労働者が声を上げることの重要性が高まっているといえよう。
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2023年下半期に見た展覧会
0701 ガウディとサグラダ・ファミリア展@MoMAT
0702 イギリス風景画と国木田独歩@茅ヶ崎市美術館
0702 生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良@神奈川県立近代美術館 葉山
0706 ブルターニュの光と風@福島県立美術館
0708 谷川俊太郎 絵本☆百貨展@PLAY!MUSEUM
0711 テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ@国立新美術館
☆0721 甲斐荘楠音の全貌 ― 絵画、演劇、映画を越境する個性(前期)@東京ステーションギャラリー *1
☆0729 ソール・ライターの原点 ニューヨークの色@ヒカリエホール *2
0729 平間至展 写真のうた@ヒカリエホール
0804 「あ、共感とかじゃなくて。」@MoT
★0804 デイヴィッド・ホックニー展@MoT *3
0805 ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム@アーティゾン美術館
0806 蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる@国立新美術館
0812 特別展「古代メキシコ」@東京国立博物館
0812 スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた@国立西洋美術館
0813 私たちは何者?ボーダレス・ドールズ@渋谷区立松涛美術館 *4
0820 フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン@東京都庭園美術館
0825 甲斐荘楠音の全貌 ― 絵画、演劇、映画を越境する個性(後期)@東京ステーションギャラリー
0826 生誕100年 山下清展―百年目の大回想@SOMPO美術館
0902 挑発関係=中平卓馬×森山大道@神奈川県立近代美術館 葉山
★0902 吉村弘 風景の音 音の風景@神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 *5
0907 三沢厚彦 ANIMALS@千葉市美術館
0917 虫めづる日本の人々@サントリー美術館
0920 版画家たちの世界旅行 -古代エジプトから近未来都市まで@町田市立国際版画美術館
1022 杉本博司 本歌取り 東下り@渋谷区立松濤美術館
1029 デイヴィッド・ホックニー展(2回目)@MoT
☆1029 ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン@アーティゾン美術館
1119 開館35周年記念 福田美蘭―美術って、なに?@名古屋市美術館
1121 テオ・ヤンセン展@千葉県立美術館
1122 展覧会のちょっといい話 絵本と近代美術のあれこれ@板橋区立美術館
1125 装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術@東京都庭園美術館
1202 「パルコを広告する」 1969 - 2023@PARCO MUSEUM
1203 「横尾忠則 寒山百得」展@東京国立博物館 表慶館
1203 開館記念展「皇室のみやび」(第1期:三の丸尚蔵館の国宝)@皇居三の丸尚蔵館
1203 生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ@MoMAT
1207 イン・ビトウィーン@埼玉県立近代美術館
1209 永遠の都ローマ展@東京都美術館
1209 大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ@国立新美術館
1209 イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル@国立新美術館
1214 モネ 連作の情景@上野の森美術館 *6
1216 「前衛」写真の精神: なんでもないものの変容@渋谷区立松涛美術館
☆1216 「鹿児島睦 まいにち」展@PLAY! MUSEUM *7
1223 吉田ユニ「PLAYING CARDS」@ラフォーレミュージアム
*1 御多分に漏れず「あやしい絵」展でファンになってから待望だった個展、こんなに早く見ることができるなんてありがたい。ただ、やっぱり結構残っている作品は少ないんだなあ、というのが一番の感想で、そして作品のアクが強くて初めのインパクトや中毒性は強い分、慣れてくるとそこまでじっくり見るような感じにはならないなあ、とも思ったり(音楽とかでもそういう曲ってあるよね)。一方で、メインビジュアルにもなっていたメト所蔵の「春」なんかは特有のケレンを上手く折衷させた見ごたえの絵のある絵に仕上がっているんだけれども、結局それより先が無かったという。。展覧会中でも識者の言葉として紹介されていたけれど、ちょっと惜しかったというか、あともう少し絵師として活躍してほしかったなあと。でも、図版でしか知らなかった作品をいっぱい見られて嬉しかった。
*2 ソールライターの「良さ」がようやくわかってきたような気がします。残されていたフィルムをデジタル現像して順番に映し出していく大画面スライドショーのインスタレーションがとても面白くて、美術館ではない空間になった分、こういう演出ができるようになったのは良いなあと思いました。
*3 この夏のナイスワン。自分の中の「とても楽しかった展覧会」の1つの基準が、「一通り見終わった後に展示室で延々ゆらゆらしていられること」なんですが、久しぶりにそのトリップがきました。ホックニー特有のポップで人懐っこい色彩がやはり素晴らしく、いつまでも網膜にうつしていたくなるんですね。特に大型作品の展示空間に入ったときは、その色彩感に包まれるのが嬉しくて、思わずくるくると踊りだしそうになりました(?)。 展覧会は、初期から始まってロンドン、カリフォルニア、イギリスの田舎町、そして最近移り住んだノルマンディーと、活動場所で区切られた作家のキャリアを一通り追う構成。昔メトで大規模回顧展を見たはずなのですが、あまり記憶になく、、今回改めて見て、初期はかなりベーコンの影響を感じるなーとか、やっぱり色彩はマティス、後期のボナールっぽいなーとか、いろんな発見がありました。 この10年来ハマっているというiPad絵画は、長生き作家にありがちの、晩年にどんどんと・・・よく言えばダイナミック、悪く言えば大味というか雑になっていくアレなんだけども(ピカソとか)、ただ色彩だけで言うと、やはりホックニーそのものなんですよね。近づいてみると、マジで点とか線は小さい頃にwindows95のペイントソフトで遊んだ、落書きライクな感じなんだけども、遠くから見るとちゃんと「らしい」作品になっているのはさすがだなと思いました。 以下は蛇足なのですが、作品構成は、大型の油絵作品10点余りがテートから、それから複数のパネルを組み合わせた作品が同じくテートとポンピドゥーから1点ずつ、あとは作家蔵の超大型作品がメインで、その間を都現美所蔵の版画コレクション(これ一度まとめて見たかった!)で埋めていく、という感じ。つまり単に金にあかせてガサっと作品を連れてきたのではなく(それでも相当お金かかってると思うけど)、館にあるものが起点になっているのが良かったな。欲を言えば、作家のキャリアハイである西海岸時代の作品(プールとか彼氏とか出てくるやつ)が手薄な感は否めなかったですが、まあ贅沢を言うとキリがない。
*4 古今東西における「人形」の役割を紹介する展覧会で、人形と言えばやっぱりセクシャルな意味合いもあるけどさすがにそれは展示できないよねー、と思いながら見てたら、最後にばっちりあって、ここ(渋谷区)は本当にすごいなと思った。もっとやってください。
*5 環境音楽家・吉村弘の回顧展。展示室に直接音楽が流れているのかと思いきやそうではなく、しかし音楽を喚起させるような愛らしい絵楽譜や、それぞれの映像から聞こえる微かな音楽によって、展示室全体がとても豊かな音楽に包まれていた。そしてそこに、微かな外音や、来場者の衣擦れや足音、小さな話し声が「環境音楽」として響いている、というわけ。写真2枚目のサウンド・チューブという展示があって、観客がめいめいにこの筒を揺らしたり、ひっくり返して、筒の中に入った水音に耳を澄ましている(そして、とても良い音だなと思う)。しかしよく考えれば、聞いている音はありふれた水音であり、つまり世界には、このように耳を澄ますべき音に溢れているんだ、ということがメッセージされている。そうして美術館の外に出るとあら不思議、外を通る車の音や風で葉がさわさわと擦れる音、いつもこの美術館の帰りに寄る鶴岡八幡宮の階段を登る自分の足音、美術館のコインロッカーで使った百円玉をそのまま賽銭箱に投げた時のコツンという音などが、全てビビットに聞こえてくる。つまりこの展示は、美術館の中でだけで完結せずに、観客の日常に対する知覚を変えることで、展示室外にもその世界がずっと続いていく、ようである。言うまでもないけれど、そういう展覧会はとても良いものだと思う。
*6 展示自体はなかなか豪華なモネ展だと思うんだけども、チケット代とか人の捌き方とか借用元とか企画元とかそういう本筋と関係ない部分がやたら気になってしまったい。でも、3,000円払って美術展を見たい、という層がこれだけ(しかも若年層も多かった!)いるというのは、ある種の救いなのかもしれぬ。
*7 PLAY!特有の見せ方のうまさと、展示されている作品群の愛らしさが上手に噛み合った、とても視覚的に幸福感のある展覧会でした。見られて良かった。
<海外編>
1104 Rijksmuseum/Museum Boijmans Van Beuningen At Rijksmuseum
1104 Van Gogh Museum/Van Gogh along the Seine
1105 Stedelijk Museum/Nan Goldin – This Will Not End Well
1107 Musées royaux des beaux-arts de Belgique
1107 Musée Magritte
1108 Musée de l'Orangerie/Amedeo Modigliani. A painter and his dealer
1108 Musée du Louvre
★1109 MARK ROTHKO Retrospective@Fondation Louis Vuitton
1109 Musée Marmottan Monet/Berthe Morisot and the Art of the 18th Century
★1109 Musée d'Art Moderne de Paris/Nicolas de Staël
1109 Musée d'Orsay/Van Gogh in Auvers-sur-Oise,Peter Doig
1110 Musée de Cluny
1110 Bourse de Commerce/MIKE KELLEY Ghost and Spirit, LEE LOZANO "Strike" etc.
1110 Centre Pompidou/Over the Rainbow
1111 Musée d'Orsay
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オレチョ本多個展「煌めきの点を繋ぐ」
会期|2023.10.1sun〜10.15sun
場所|gallery cobaco
時間|11:00~17:00
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「自己を超越させる鍵」をコンセプトに "オレチョ(己を超える)" という言葉を掲げ作家活動しています。
作家活動の始まりは、いつからか限界ばかり見るようになり、挑戦しなくなった人生を変えたいと思ったことがキッカケです。
自己の成長へと繋がった思考や言葉、空想の断片を作品の題材にしています。
現在「見方次第で世界の色は変えられる」というテーマに向き合い、
"輝き" を表現の軸に据え、ホログラム素材を用いた絵画を制作しています。
多くの情報は多面的で、どんな面を選択するかによって世界の色が決まると感じています。
どんな色の世界で生きていくのか?
それを決めるのは毎瞬の小さな選択なのかもしれません。
My concept is "The key for going beyond yourself", and I'm working as an artist with put up the word Orecho(Japanese means are feel like Ore=yourself, cho=go beyond) that's my coinage.
The beginning of my career as an artist came from a want to change my life, where I had stopped challenging myself and began to see only the limits.
I use thoughts, words, and fragments of fantasy as the subject matter of my pieces, they are the things that have led me to personal growth.
Currently, I am facing the theme of "We can change the color of the world depending on how we look at it.”, and I create painting with "glitter" at the core of my expression, using holographic materials.
I feel that much information is multifaceted and it is possible to determine the color of the world by choosing which aspects to use.
What color world would you choose and want to live?
It may be the small choices we make every moment that determine it.
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1977年生まれ。福岡県出身。
2001年 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業
イラストレーター,デザイナー(Graphic,Web)としてキャリアをスタート
メジャーアーティストのオフィシャルグッズ等のイラスト、デザイン制作をはじめ、
企業、団体のwebやロゴマーク、グラフィックデザイン制作などを手掛ける
2005年 アーティストとして自身の作家活動開始
2009年 iPhoneスライド作品集アプリ「takao honda」をリリース AppStoreの注目作品に掲載
2011年 オリジナルキャラクター「オレチョ」誕生
2012年 個展「Dig it!」IAF SHOP* 福岡
2013年 個展「ありがとー!(FUCA Exhibition vol.02)」FUCA BASE 福岡
2014年 グループ展「天神ラボ FOLLOW THE TRACKS」福岡PARCO 福岡
2014年 Orecho Studio(オレチョスタジオ)設立
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