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四民流転
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個人サイトの作品をそれぞれ区切りがつく頃に投稿しています。あとがきも投稿します。
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tetraminion · 8 months ago
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キリングミュータント【リブーテッド】
💭 原案
2018年にハーメルンに投稿したキリングミュータントです。当時から次の3点を元に執筆しています。
もしも夢主が『暗殺教室』の修学旅行で拉致されてしま��たら
拉致された夢主が意外にも平然としていたら
もしも赤羽業が夢主に警戒心を向けたら
夢主の前世が『Paranoia』のトラブルシューターであるという属性は、これらの整合性をとる中で定まりました。赤羽業が名前もそうであるように赤色の登場人物であることにも、大きな影響を受けました。
赤羽業と夢主の対立も、この頃に決まりました。定番ではありますが都合がよかったので、彼女のE組落ちの発端も、彼の例の暴力沙汰に担ってもらっています。非常に都合がよかったです。
もう5年以上も前のことですので、忘れてしまったこともあるかもしれませんが、以上のようなことを最初に考えて最後まで貫きました。赤羽業との友情を落としどころにすることまでは、考えていなかったのではないでしょうか。キリングミュータントという題名が殺せんせー暗殺のみを指していた時期もあったかもしれません。
✍ 構想
続編のようなものを書きたくて、最終的にリブーテッドの副題で改稿することになりました。続編の執筆に際して、現実に直面したためです。
『Paranoia』の新版の発売
『暗殺教室』の描写の不足
文章
まず2019年にパラノイア【リブーテッド】が発売されていました。このいちばん新しい用語や訳語に寄せたいという漠然とした考えがありました。以前は25周年記念版パラノイア【トラブルシューターズ】【インターナルセキュリティ】【ハイプログラマーズ】を読みながら書いていました。
また、書きたい続編のようなものを書くために、夢主と暗殺教室にとっての事件に触れる話が必要であることが判明しました。これは彼女の性質の問題でもありますが、本編は彼女自身にとっての事件のみで構成されています。
そして2018年から2021年にかけて文章が変化し、全体的に増量傾向にありました。一方で我ながら2018年の簡潔さと勢いが好きだったので、上書きしようとも思えませんでした。
🔍 課題
攻撃
戦闘
時間
いずれも以前から認識はしていましたが依然として課題の��まです。
もっと夢主を攻撃したかったです。十二月も二月、又はバレンタインも、赤羽業が彼女から受けた仕打ちに見合う内容ではありませんでした。手心を加えてしまいました。
また戦闘に説得力を持たせることもできませんでした。クラスの総意を戦い争って勝ったり負けたりしたという程度の文章で事が済まないだろうかとずっと願っていました。描写だけではなく戦術や戦略も勉強したいですが、しばらく書きたくないという気持ちが正直なところです。
そして2021年10月29日に四月、又は序章を公開してから、約3年が経過してしまいました。もっと時間配分を工夫して、執筆期間を短縮させたいという気持ちはあるのですがそれによって筆を折っている未来も見えます。
🤯 発見
三月、又は終章で迎えた結末は二月、又はバレンタインを書くまでは想像もしていませんでした。以前同様の展開と結末を予定していました。
突然『暗殺教室』第1話「暗殺の時間」の殺せんせーのセリフが脳裏をよぎるようになって、急遽再度改稿を頭から見直した次第です。
👍 自賛
朝だか昼だか夜だかから始まる前世の回想
冬の外気の句
ハーメルンでいただいて今は読めないのですがコメントにもっと『Paranoia』らしさが欲しかったというようなものがあったことを思い出して、前世の回想を追加しました。違う可能性も否めないものの私は気に入っています。
冬の外気の句も新しく追加して、私が気に入っています。冬関連のくせに、八月、又は夏期講習の頃に思いつきました。それとも五月、さらに修学旅行だったっけ。
📁 裏側
『Paranoia』のトラブルシューターだった前世とミュータントパワーを隠しつつ『暗殺教室』の一介の生徒としてひそかに人類滅亡を望んでいた女子中学生が、隣の席の赤羽業に目をつけられてしまって、アルファコンプレックス市民だった彼女自身を殺すことになる話。でした。題名のキリングミュータントは結局は彼女自身にかかっていました。 1. 暗殺教室生徒かつミュータントパワー保持者である夢主 2. 破壊生物かつ改造人間である殺せんせー 3. ミュータントパワー保持者である夢主への赤羽業の暗殺宣言 4. 夢主自身の前世にまつわる偏執を解決すること
夢主 ��$名前が見つかりません]
Personality 保身、不信、不遜
彼女を説明する3つの単語です。『Paranoia』ではキャラクター作成時に左側のプレイヤーが1つ引っ繰り返してくれるそうです。私は3つ引っ繰り返してあげました。最初の彼女は献身的に他者を信用することができる謙虚な人物だったのかもしれません。そうはなりませんでしたが。少なくとも十二月までは。
Profile Data
夢主視点で書いたことはおそらくありませんが、片岡メグよりは背が低い、という程度の意識がありました。ここで中村莉桜との兼ね合いを考慮してみた数値がこちら。 - 身長 165cm - カップ C - 体重 48kg
よくない特徴を三拍子そろえた割に、夢主は何かと恵まれているという設定があって、この体型そして外見も、彼女が受けた恵みの一部です。キリングミュータントや【リブーテッド】で彼女が自覚的に振る舞ったことはおそらくないので、実際に描写できたかもしれない部分は家庭環境ひいては両親でしょうか。優生学ではありませんが突然変異ミューテーションもさておき彼女は両親から優良な遺伝子を受け継ぎました。
一方で、夢主がつまりは夢創作の主人公であるために、私が特に設定していない項目も多いです。彼女自身も少なくとも十二月までは人に対して表明する自己を重ね重ね偽装していました。 - 好きな教科 数学 - 嫌いな教科 国語
夏に期末テストで理系の成績を出した彼女は、人に聞かれたら、このように答えたでしょう。他の教科と比較して好成績な数学が好き、成績の悪い国語が嫌い、という実に無難な選定です。ただこの自己紹介には赤羽業と重なる部分もあるため、十二月以降は好きな教科がなくなったり、嫌いな教科が道徳になったりするのかもしれません。浅野学秀と重なる部分がありますね。
読書も無難な趣味として教室ではたびたび彼女に本を持たせていました。E組落ちで退部になるまで所属していた部活動は、特に何も考えていませんでしたが、やはり何か無難な名前が入るのでしょう。帰宅部ではなさそうです。『名簿の時間』によると、部活動に所属していなかったE組生徒��赤羽業と寺坂竜馬だけで、なかなか無難な設定とは言い難いので。
本音では趣味も宝物もありません。強いてあげるならミュータントパワーが特技です。ミュータントパワーの影響で何でもできてしまうので。『Paranoia』ではGMがミュータントパワーを1つ与えてくれることがあるそうですが、私は彼女にあらゆるミュータントパワーを与えました。パラノイア【トラブルシューターズ】はミュータントパワーの自作に触れています。
逆に好きな食べ物は珍しく十二月前後でも変更点のない自己紹介です。彼女は甘味やカレーライスが好きです。アルファコンプレックス下級市民の食生活は相当だったようですから。
定期試験 主要5教科
1学期
中間テスト 350点
四月、又は序章と五月、又は修学旅行の間のできごとですが、『暗殺教室』第13話「くるくるの時間」で殺せんせーがクラス全員50位以内を達成可能な目標として掲げたものの『暗殺教室』第14話「テストの時間」で浅野學峯の見えない問題に殴り殺されたというテストですね。
赤羽業はともかくとして名簿の時間によると磯貝悠馬が367点、片岡メグが364点、中村莉桜は352点だったようです。テスト当日に問題を確認した夢主は、E組生徒が3割の得点を逃すようになっていることをいち早く認め、7割の点数をとりました。
期末テスト 450点
単純に難化傾向にありましたが『暗殺教室』第50話「期末の時間」のラッキーチャンスからほとんどE組全員が向上しようとしていました。名簿の時間によると磯貝悠馬は472点、片岡メグは475点、中村莉桜は471点でした。夢主も9割は固いと判断しました。あるいは元の成績に戻りました。彼女は元は優等生で通っていました。
2学期
中間テスト 475点
『暗殺教室』第97話「アフターの時間」にはE組は惨敗だったとありますが、夢主は成績を伸ばしました。E組の惨敗には理由があるものの、その事情を両親に説明することが面倒でした。特に彼女の父親は、中学受験で私立椚ヶ丘学園を勧めた手前、長女のE組落ちに責任を感じていました。一度あがった成績が下がって、またE組制度のことで割を食ったと見なされては手間でした。
暗殺能力
戦略立案 4
指揮、統率 3
実行力 5
技術力(わな・武器・調理等) 4
探査・諜報 4
政治・交渉 3
彼女は暗殺訓練でも優等生です。E組落ち以前に体育の授業で優秀な成績を修めていたため、暗殺訓練も優秀な成績を修めてよいだろう��いう判断です。
ファッション
白色を選んで身につけていました。アルファコンプレックスのセキュリティ���リアランスが念頭にありました。下級市民の劣等感から黒色や赤色を避け、紫色や白色を選びました。自宅の私室にも、白色の家具があります。
十二月以降は黒色を身につけるようになりましたが特に家具などは変化が追いついていない部分もあります。
色の他に系統にも変化がありました。十二月以前の私服は奥田愛美や神崎有希子のような清楚な装いでしたが、現在は衣服や小物から装飾が減りました。
表のある神崎有希子、いたずら心のない赤羽業などと考えながら書いたり書かなかったり、していたような。
[$名前が見つかりません]家の人々 ひとりっこ
いわゆる令嬢ではなく、家事使用人もいませんが、裕福な家に生まれました。両親には品性と知性があり、ミュータントパワーや前世は保持していません。子供が夢主でなければ、善良な親の元で健やかに育ち、やがては親孝行に励んだでしょう。
E組転入事由 素行不良
赤羽業の暴力沙汰が発端となってE組へ。伴って自宅謹慎処分も受けました。
D組の大野先生は停学処分を希望していたようですが、内申への影響を嫌がった夢主によって、罰則の内容が停学から自宅謹慎へと変更されました。珍しくミュータントパワーを発動しました。
未来の時間
私立椚ヶ丘中等学校を卒業した夢主は、中村莉桜と一緒の高校に進学します。卒業アルバムの時間によると中村莉桜は国立ジャスミン女子大附属高等学校に進学するそうです。冬の期末テストで、あの浅野学秀の次、という学年順位に落ち着いた中村莉桜の進学先ですから超難関とか何とか書いておきました。そしてこの高校生活を書きたいと考えています。
現在、暗殺教室卒業後の話を書くためにキリングミュータント【アウトサイド】を書いています。夢主視点で彼女自身にとっての事件のみを扱った【リブーテッド】とは異なり、彼女のクラスメイトの視点で暗殺教室にとっての事件に触れています。蛇足ですが。
いずれにせよ続編、のようなものです。蛇足です。合わなかった方は読まなかったことになさってください。
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tetraminion · 3 years ago
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私たちの部屋だった
部屋を片付けなさいと言われた。半ばも何も命令のそれに、はいわかりましたとうなずいた。友達が手伝おうかと言ってきた。完全なる親切心のそれに、困ったら呼ぶねとうなずいた。そばにいたクラスメイトたちが、困ったら呼んでねと言ってくれた。手が足りなかったときはお願いねと、答えながら、漠然と感じていた。きっと必要ないんだろうな。
そもそも私は部屋を散らかさない人種である。常に整頓されてはいないが、乱雑なま��にもしてはいない。寝間着は時々放り投げるが、洗濯物は畳んでしまう。教本は机に積み重なっても、ごみはきちんとごみ箱に捨てる。換気もする。掃除もする。そうやって考え事をしながら寮の部屋の扉を開けたら、やっぱり汚くない自室に出迎えられた。人っ子一人いない二人部屋に。
二人部屋の寮生活で、汚いままにしておくほうが、よほど無理な話だった。そろって無精者ならともかく。安藤鶴紗は衛生的な人種だった。だから私たちの部屋も、いつでもある程度は清潔だった。いや、だから、というと、ちょっと違うのかもしれないけれど。——この短くなかった共同生活において一定の配慮が働いたことは確かだ。
入口で二人部屋を見渡して、開けたままの扉を閉めた。後ろ手に鍵もかけた。急に静まり返ったような錯覚を抱いた。もちろん廊下は初めから静かだった。それに、この部屋が賑やかだったことなど、今の今まで一度もなかった。私はかぶりを振って反対の壁まで歩いた。まがりなりにも片付けをするのだから、とりあえず窓を開けておこう。なんて。
窓を開けても今日も自室は静かなままだが、片付けの意欲は高まってくる。私はさらに周囲を見回し、机から手をつけることにした。
備え付けの机はすぐに空になった。それぞれが一か所にまとまっていた。必要なだけの教本と、必要なだけの筆記用具、必要なだけのプリント類。不要になった分は端から捨てていたらしい。プリントはわずか十枚程度が一つの引き出しに収められていた。隣の鍵付きの引き出しには、元から何も入っていなかった。もちろんごみも落書きも一切ない。
そして作業の単調さを実感する前に、二段ベッドに目標変更。床に膝をつき、布団を剝がし、シーツを剝がし、何の障害もなくマットレスが出てくる。そういえば洗ったばかりだった。私はすぐに引き上げて、再度、目標を変更した。だが、こちらもすぐに片付くのだろう。予感とともに衣類を見下ろす。まるで個性のない下着と靴下。それらは、やはり簡単に片付いた。
あとは制服だけ詰めて、歯ブラシとコップを捨てればよかった。私たちは日用品のほとんどを共有していた。だから目の前の段ボール箱一つが、この部屋のおよそ半分で、安藤さんなのだ。
上層部は二十四時間以上の猶予をくれたが、十五分もかからなかった。部屋の半分はさしたる労もなく持ち上がる。本当に手伝いは必要なかったな。私の日々の鍛錬だとか、安藤さんの生活様式だとか、きっと、そういうことは関係ない。私たちはただのルームメイトだった。
二十分前に別れたばかりの先生に、安藤さんの荷物を預ける。先生は中身を一瞥して、疑うこともなく私を追い出す。私はまっすぐに帰った部屋で、ふと風に吹かれて顔を上げた。窓を開けていたのだった。また用事もあるから閉めようと、窓に向かって手を伸ばす。
「ニャア」
はたと息が止まった。
「ニャアオ」
外をのぞいてみたけれど、姿はどこにも見つからない。
私はなぜか安心して、今度こそ静かに窓を閉めた。
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tetraminion · 3 years ago
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冠は余らない
もう1か月以上もたちましたが、完結しました。昨年10月の公開から11か月で書き上げたと思えば、私にしては悪くないペースです。そして約4年ぶりの完結です。オチありきで書き始めたことが功を奏したと言えるでしょう。
オチは最初から決まっていました。ふと「Anotherなら死んでた」と花宮真が結びついてしまったので。ギミックの詳細についてはぜひ『Another』を、花宮真と誠凛高校の本来の関係についてはぜひ『黒子のバスケ』を。そんなこんなで舞台も序章も題名���決まったので。
今吉翔一もそんなこんなで芋づる式に登場しました。霧崎第一高校もある種の責任の下に登場させました。花宮真は本来は霧崎第一の選手でした。
心残りはありませんが、プロットより3話ほど少なくなりました。機会があれば番外編を出すかもしれません。
読んでくださったみなさん、リアクションをくださったみなさん、どうもありがとうございました。
再度になりますが、夜見山北中学については『Another』を、高校バスケについては『黒子のバスケ』を、ぜひ読んでみてください。どちらもTVアニメ版と劇場版が制作されています。『Another』は小説原作ですが、コミカライズされています。『黒子のバスケ』は漫画原作ですが、スピンオフ小説が出ています。
ちなみに私は『Another』原作者の綾辻行人先生の作品の中では『殺人鬼』と『時計館の殺人』と『黒猫館の殺人』が特に好きです。『黒子のバスケ』の登場人物の中では、花宮真と黒子テツヤが特に好きです。
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tetraminion · 3 years ago
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