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地獄変・泥眼小ネタ
本編終了後「家庭に入ったからと言って落ち着くわけではない蓮乃がむしゃくしゃするのを杏寿郎さんがなだめる話」の冒頭。
通しで書くとR指定が入りますが冒頭は特殊ないちゃつき方をしているだけでむしろギャグ。
ワンクッション
悪癖というのはそうそう治らないから悪癖なのだ。 地獄谷蓮乃は生まれついて人の嫌がる顔、痛がる顔、苦痛に歪む顔を見るのがたまらなく好きだった。そのせいでふとした時に他人を害したくなる衝動に駆られることがある。鬼殺隊に入隊し、一時期は鬼をとにかく惨殺しなければ気が済まないほど悪化したこの悪癖は、現在の夫、煉獄杏寿郎に出会って幾分治まったのだが、嫁入りしたからと言って完全に落ち着くものでもなかった。蓮乃自身、悪癖の発露を良いことだとは思っておらず、克服しようとあれこれ試行錯誤しているものの、成果の程は芳しくない。ただし幸いなことに、夫の杏寿郎はドのつく健全な精神の人でありながら悪癖のことを承知で蓮乃を伴侶に迎え、悪癖の改善に協力を惜しまないでいてくれるのだ。 これは、蓮乃の悪癖を鎮める方法を模索する中での一幕である。 ※ 「定期的にとても凶暴な気持ちになるのはどうにかならないものか」と思いつつ、蓮乃は真夏の昼下がり、自室の文机を前に原稿用紙をはらりとめくった。 近頃暇を見ては人が惨たらしく死ぬ話ばかり書いている。 人が死んで動き出す人間関係の変化を綴るとなんとなく気持ちが収まるので、蓮乃はむしゃくしゃすると筆をとるようになった。掌編小説一本を書き上げればたいてい気が済んで、書き上げたものを夫である杏寿郎に読ませるのがお決まりの日課になってきている。 文字に集中すると少しの物音や視線なんかが気にならなくなるようで、杏寿郎が文章を追うのに勤しむ間、蓮乃ははばかることなく、原稿用紙をめくる横顔を眺めていられる。基本的に物語の展開がどうあろうと杏寿郎の顔色は変わらないのだが、おそらく蓮乃が力を入れて書いた人間の死に様などのグロテスクでナンセンスな残酷描写に差し掛かると、眉間にシワが寄ったり、唇を引き結んだり、難しい顔をしたりする。蓮乃は杏寿郎のその顔見たさに己の書いた文章を読ませていた。最近の杏寿郎は蓮乃のことを本気で怒ることがない。蓮乃自身、むやみに怒らせて嫌われるのは嫌なので、これが蓮乃の見ることができる、貴重な嫌悪の表情なのだ。 ――怒った顔も格好が良くて怖くて好きだ。ゾクゾクする……。 そういう心持ちで杏寿郎の鑑賞を終えた後にだいたい「怖い!」「酷い!」「おぞましい!」の言葉から始まる感想を聞くと蓮乃は大満足で床に就くことができる。その上むしゃくしゃが完全に収まるのだから割合穏便な悪癖の鎮め方である。 しかし、これがここ数日はめっきり効かないのだ――。
(略)
このあと蓮乃が「私に抱かれてくれませんか」とか爆弾発言をしたりするいつものポンコツラブコメが挟まってから濡れ場が入る構想だけはあるんですけど、体力がいるのとなんか例によってクソ長いことになるのでひとまず冒頭のみネタ帳に上梓します。
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鏡地獄小ネタ
明くん冨岡さんに対しては 「訓練の意図を!!!言え!!!無言で俺をぶちのめすのでなく!!!意図を!!!」 と思うことが無くもなかったけどそのうち 「俺が意図を汲み取ればいい」 「俺が気をきかせれば問題ない」 「俺がしっかりするしかねぇ」 の気持ちになっているので冨岡さんの言いたいことをだいたい2週間くらいで わかるようになっている。
あと鍛錬の時にボッコボコにされたので義勇が超強いことも知ってるし それが過酷な環境で命のやり取りをしてきたからというのも分かっている。 実力をつけるのに凄まじい鍛錬をしてることも、自分に課される課題が激重なこと、 義勇はそれを「お前なら簡単にできるだろ(俺にもできたんだから)」的 ニュアンスで言ってくることなどから察しているので 明くんは冨岡さんのことをシンプルに尊敬しているが、 「それはそれとして言葉選びがマジで下手くそ」 「俺がしっかりするしかねぇ……!」 「一周回っておもしろい人だな」 という気持ちで接しています。
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鏡地獄小ネタ
明くんは動物に対して非常に淡白なので大抵の毛足の長い生き物のことを「毛玉」と呼びます。愛でることに関心がないけど観察するのは嫌いじゃないし世話などはきっちりできる。
蓮乃は割と動物好きな方です。
二人とも理由は異なるけど動物がいるとまじまじ見るのであんまり動物からは好かれません。
明はしのぶさんの飼ってる珍しい金魚(オランダ獅子頭)のことを「あの頭が病気みたいな魚」と呼んで「そ���呼び方はやめなさい」と怒られたことがあります。
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地獄谷明と千寿郎くんの小話
明くんは煉獄さんの弟子なので(徒弟奉公のようなものだと解釈すると) 家事もやるわけなんですが、明は教本渡せばその通りに作れる程度の料理の腕前である。 千寿郎くんと食事の用意などもしたのではと思うのでその時のエピソードのセリフだしなど。
「しかし煉獄さんよく食べるよなぁ、材料切るのも大変だ。 俺が来るまでは千寿郎くんが一人で?」 「兄が柱になってからはそうですね。それまでは手伝ってもらいながら」 「じゃあ煉獄さんと二人で作ってたんですか」 「はい。でも兄は台所仕事が不得手なので…」
「へぇ!煉獄さん苦手なものあるんですね! しかも料理! 素直に意外!」 「明さん、あなた兄をなんだと思ってるんですか……」
「ははは! 料理は菓子とは違って割と感覚に頼ってもなんとかなるし、 教本通りに作れば大抵食えるものにはなるじゃないですか。 刃物の扱いも慣れてるんだから、そうそう失敗しそうに見えませんので驚いて」
「…兄は火加減、水加減、塩加減の感覚をつかむのに苦労なさってました」 「あー……」
「あれですか、適量が読めないんですね。 塩少々とかの“少々”の感性が死んでるのか煉獄さん」 「死んでるってちょっと……! は、歯に衣を着せてください!」
※
地獄谷明、ナチュラルに失礼なことを言い、千寿郎くんに怒られるし、 千寿郎くんはこの会話の後兄の顔を見て「感性が死んでる」のフレーズがリフレインして複雑な顔をする。 煉獄さんは「なんだ?もしかして明と何かあったのか?!」と心配になり明を呼び出して 「思い当たる節はないか?」と話を聞くけど 「あー…煉獄さんの感性が死んでる話のせいですかね?」とか本人を目の前にして言うので 千寿郎くんの方が慌てるし、煉獄さんは煉獄さんで「俺の悪口を言っていたのか!!! 俺のいないところで!!!」とクソデカ大声でショックを露わにするので明が爆笑してしまい結局本人にも怒られる。
地獄谷明、基本的に全方位に慇懃無礼だしドッ失礼。
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地獄谷明と冨岡義勇の話
そういえば、明くんの場合蓮乃よりもたらい回し度が上がり、 冨岡(破門)→胡蝶(破門)→煉獄(更生)の流れで監督者が変わってます。 という話をします。ワンクッション。
冨岡さん、お館様直々にド新人の明くんを継子に取るように命じられて渋々承諾しました。 明くんは水の呼吸の覚えも良かったし割と気がきく男なんだけど、 明くんは他の型を即覚えても「干天の慈雨」ができない。 やる気がない。 おまけに「使う必要なくないですか?」とかいうクソほど舐めた態度を取る +拷問まがいの鬼殺が治らないので一応指導しようとはするも手を焼くし冨岡さんは胃を痛める。
そのくせ明くんは水の呼吸にバリバリ適性もあるしやたらめったら強いので 「お前が水柱になるんだよ!!」とまだサバイバーズギルトに苦しんでる冨岡さんは 干天の慈雨の習得を迫るわけですよ。水柱の地位を譲りたいから。 柱、多分呼吸の中でもできない型が無いのが望ましいし、 そこに継承権の有無があるんじゃねえかなと雷義兄弟見て勝手に思ってるんですが。
でも明くん、最悪な男だから 「いや、だからあなたが水柱でいいじゃないですか、 実力に不足があるわけでもあるまいし。めんどくさいな……」とか言う。
「それに……、冨岡様さぁ、あなた俺に誰か重ねて見てるでしょ」って指摘する。
明くんの入隊の経緯を聞いて錆兎のことを冨岡さん、思い出さないはずがなかったのでここは図星である。
「で、俺がその“誰かさん”とは似ても似つかない下衆野郎でがっかりしました?」←これは明くんの邪推
もし父親が鬼になっても干天の慈雨は使えない。俺は鬼畜だから、と言う明くんに 冨岡さんはなら明が継子でいる意味がなく、更生は無理だと悟ります。破門です。
冨岡さんは割とこの一件を引きずるんですけど 煉獄さんの副官やってる明くんみてちょっとホッとしたりするんじゃないですかね。でも明のことは嫌いじゃないけど苦手です。
冨岡さんからの好感度、意外と蓮乃さんより明くんの方が高くなったぞ…。 そして最初に水の呼吸を習った関係で、明くん、蓮乃さんよりも強いです。適正!大事!
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地獄変・泥眼小話
燐子の話(副官殿の女学生時代の後輩の話)
籠原燐子は地獄谷蓮乃を知っていた。 通う校舎のあちこちから、この一つ上の先輩の残り香がする。 良くも悪くも何かと噂の的になっているからそれも当然だ。 燐子は蓮乃のことを見目も振る舞いも華やかな人だと思いながら、遠巻きに一歩引いて見ていた。
だから図書室で声をかけられた時は飛び上がるほどびっくりした。 蓮乃は気さくに燐子に声をかけたし、話してみると読書の傾向も似ている。 蓮乃も燐子も怪談が好きだった。蓮乃がそういうものを好きだと言う時の、 ちょっと後ろめたさの含んだ表情に、燐子は見てはいけないものを見たような気分になった。 こんな顔をするんだな、と思った。
会話をして気づくのは、蓮乃はだいたいずっとニコニコしているけれど、 本当におかしい時は白い歯をこぼすように朗らかに笑うことだった。 例えば燐子に後ろから声をかけて驚かした時だとかに。
案外茶目っ気のあることも知った。 燐子はよく、野良猫のことをじっと眺めて怖がらせては逃げられている蓮乃を目撃した。 「動物には嫌われる性質なんです」と蓮乃は苦笑して言う。
『先輩、逃げられるのはね、可愛いからってじっと見ちゃうからですよ。 側にいたいなら、いてほしいなら、相手を安心させなくちゃ。 自分は無害ですよって示さなきゃ』
だけど燐子は教えなかった。猫に逃げられてがっかりしている蓮乃の顔も好きだったから。
それとなく見合いの話を振ってみたりもした。 さぞ申し入れがあるのだろうと思ったら、学業を優先すべきとの父親の希望で、 全て断っているらしい。
父親が腕利きの医者だから、見合い話はどれも政略的なものなのだと蓮乃は言うが、 きっとそうでもないだろう。 恋愛なんてものに興味がないのかしらと顔色をうかがうと、蓮乃は曖昧に笑っている。 そういう時の蓮乃は、心がここに無いような気がする。
心がどこか遠くに行っている時の蓮乃は全く虚ろで、微笑んでいても微笑んでいなかった。 完璧に計算されたものは美しいが、それだけだ。 燐子は美しいものの綻びが見たかったのだ。 それを知っているのは燐子だけだという優越感があった。 それが良かった。
蓮乃は燐子と打ち解けているように思えたが、実際は距離をとっていた。 仲の良い先輩と後輩としては適切な距離だ。 燐子は踏み出せない。踏み出せないでいるうちに、蓮乃は結婚するのだと言った。 学校を辞めるのだと。 その時、蓮乃の眼の奥がなんとなく揺らいで見えた。 『気づいてたんだ』と燐子は悟った。
それから一番に思った。『馬鹿にしないでよ』
気づかないフリをするのなら最後まで押し通してよ。 なんで同情するような顔をするのよ。わからないと思ったの。わかるわよ。 どうせもう会うつもりもないからそういうそぶりを見せたのよね。 私馬鹿じゃないのよ。馬鹿にしないでよ。馬鹿にしないで!
それで燐子はハサミを取った。 思い出なんかに昇華させてたまるかと思ったからだ。 傷つけることのできたのは手の甲だけで、最後に見た蓮乃の顔は全く揺るぎない無表情だった。 見たことのない顔だったが、それだけだった。 涙も恐怖も罵りも何も、蓮乃は燐子にくれなかった。 交換して身につけていたリボンだけが手元に残った。
そのあと、燐子は蓮乃に一度も会っていない。
燐子は蓮乃に貰ったリボンを引き出しにしまいこんで、それから嫁ぐまで開けることはなかった。
嫁ぐ先に引っ越すことになった日に燐子は開かずの引き出しを開け、 薄く埃のついたリボンをゴミ箱にするすると落とした。 かつて蓮乃の髪を飾っていたそれは濃紅色で、埃にまみれていてもやけに鮮やかで気味が悪かった。雑多なゴミの中に異様に赤く際立っていて、恨みがましく燐子を見ているような気になった。
そのとき、燐子は唐突に思いだした。蓮乃の何一つ揺るぎない無表情。
「あれは多分、傷ついていたんじゃないかしら」
口に出すといかにもそのような気がしたが、だからどうというわけでもない。 全ては終わったことである。
※
燐子は美しいと思っていたものの綻びを許せなかったし、 なにもかもを思い出に昇華したのも燐子の方です。
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地獄変・泥眼小話
入稿してからボロボロ見つかるツッコミどころに心折れそうだけどでも楽しくできたので…いっか!!!となってる白目だよ。久々のネタ帳投稿。拍手の返信は明日やる。
R-18同人誌砂糖と獣の冒頭で副官殿に見合いが来てたよって話を書いたんですがそのことについてのあれこれです。
明峰さんは多分当時としてはそこそこ歳行ってからの子供を設けてる感があるんだけど、女学生時代蓮乃に来てた見合い話、多分大学病院勤務の医者とか病院の跡取りが多く、中には明峰と同世代(40代)の申し入れがあって明峰さんはその度ブチ切れていた。
明峰さん、そもそも蓮乃には女学校を「きちんと卒業してほしいな〜」と思ってたので、女学生時代の蓮乃に見合いの話持ってくる人間に対しては「は? 卒業まで待てないのか? なぜ?」「娘が学業より君(君の息子)との結婚を優先する理由は何? 私が納得できるよう説明できる?」と心象が良くなかった。
それに加えて自分と同世代の人間が娘に求婚(多分バツイチとか)してきたら明峰さん、「テメーーーー!!!」てなるよな。
明峰さんは蓮乃が選んだ相手なら基本誰でもいい。娘の目を信頼してる(多分蓮乃はそんな変な男には引っかからないだろう)が条件は割と厳しい。「経済的に苦労はさせたくないな。不誠実なのも嫌だな。自己管理のできる人がいいよね。あと娘を幸せにしたいと思ってくれないと困るな…」とか色々考えてたけど煉獄さんは割と全部合格点だったので「いいよ」て言った。でもたまに圧をかける。「無茶をしてないかな、杏寿郎くん(娘に心配はかけてないかな?)」あと多分槇寿郎さんに対しても圧をかける。「健康で居てほしいんですよ、せっかく縁つづきになったしね(自己管理はできてますか?大丈夫か?)」
見合い話は大体が明峰の腕目当ての政略的なものだったんだけど、蓮乃(の外見)に一目惚れしてる男も居たとは思うし、蓮乃に会いに来て声かけたりもしてるとは思うが、蓮乃は知らん相手とお茶飲んだりとかは絶対しないし、そこで強引に迫った場合、蓮乃は素行のよろしくない令嬢の差し向けた相手だと思ってステゴロで黙らせてるので引き下がってた。
前提:蓮乃は自分に向けられる好意に対してにぶにぶ・ちょっと軽めに見積もる傾向がある。
宝田師範あたりはその辺の勘がいいので、蓮乃に恋をした男が蓮乃に全く好意が通じておらず、 その上暴漢と間違えられてぶん殴られて恋から醒めてることを知って大爆笑してる。(もちろん蓮乃には教えない) 「まあ、この方の伴侶なら、一発二発の張り手くらいは気にせん度量がないとなァ!」 と思ったら煉獄杏寿郎を連れてきたので「蓮乃殿……」てなった。
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地獄変・泥眼小話
副官殿が男の子だったら第二弾だよ
地獄谷明くんが我ながら刺さった。
そして多分鬼殺隊の入隊理由が蓮乃さんの時とちょっと変わる。 鬼を槍で退治したのをきっかけに入隊したのは変わらんけども。 煉獄さんへの身の上話だけセリフ出ししてみるよ!
「母は俺を産んで肥立が悪くて死にました」
「父は勤めてた大学病院を辞めて町医者になりましたけど、 本当は町医者の器に収まりきるような人じゃないんです。 地獄谷明峰は名医の中の名医です。 腕と頭で多くの人間の命を救ってきた……神様みたいな人なんだ」
「今だって勉強会だ、難しい手術だで父の意見を仰ぎたいと 大きな病院から声が掛かることもあるんですよ。 そんな人がなんで小さな診療所の医者なんかやってるのかって、全部、俺のためなんです」
「母の今際を仕事で看取れなかったのが、よほど堪えたんだと思います。 俺のことは、ちゃんと見ることに決めたんだと……、人づてに、聞きました」
「そんなことを聞かされたらね。やっぱり、応えたくなるでしょ」 「父は、俺に『どうしても医者になって欲しいとは思ってない』と口では言ってましたけど、 俺が本腰入れて医者になりたい、医学の勉強をしたいと言ったら、喜んでくれました。 高い学費も躊躇なく払ってくれた。俺も、もともと勉強は好きでした。……楽しかったな」
「……だけど俺は鬼畜だ。鬼畜生だ。人の苦痛を愉しむ悪癖がある。 物心のついた頃から自分の頭がおかしいのはわかってましたよ。 こんな俺が医者になるべきかどうか、何度も悩んだ」
「でもね、俺はバカだったから、表に出さなければ心で何を思っても自由でしょう、と、 腕さえあれば、父と同じように人を助けられるし、それでいいと思ったんです。 完璧に隠し通すことができればいい。俺なら隠し通せる。我慢できる。 そう、自惚れていました。……あの日、鬼に遭うまでは」
「たった一回、鬼の胴を薙ぎ払ってはらわたをぶち撒けて 悲鳴を聞いた瞬間に全部の箍が外れました」
「……煉獄さん、ダメでしょう。こんな人間が医者になったら。患者の命を預かるんですよ。 病に苦しむ患者はね、切らずに済むならそうしたい腹を、 藁にもすがる思いで他人に切らせるんだ。医者はその思いに応えられなくてはダメなんだ。 他の医者がどうなのかは知らないが、地獄谷明峰の息子の俺は、そうならなきゃいけないのに」
「何が表に出さなければいい? 何が隠し通せるだ。何が我慢だよ。 最初から医者になるべき人間じゃなかったんだ、俺は。 気づくべきだったのに気づかなかった。……見ないふりをした」
「医者にはなれずとも鬼殺隊に入って鬼を退治すれば大勢の命を守って救える。 ……鬼畜の俺が大勢救って死ねるんだ。こんな理想的な死がありますか」
「学校を辞めて鬼殺隊に入ると言ったら父は怒りましたし、 いざ入隊するとなった時は医学を勉強し続けることを条件にされました。 それを俺が全部飲んだ上で、父は、蝶屋敷の側に医院を移転した。 俺が独り立ちするまでは、……ちゃんと見ているからと言って」
「……いつなんでしょうね、俺が認めてもらえるのは。 そもそも俺は、父に認めてもらえるような人間には一生、なれないのにね」 ※
この後に煉獄さんの特大爆音の「そんなことはない!!!!!!!」が入る。 いや多分これ、煉獄さんも同情の仕方が変わってくると思うし、 めちゃくちゃ親身になってくれるんじゃないでしょうかね……。 女性だから遠慮して蓮乃て呼ぶの遅かったけど、 この場合、すぐ「明!」て呼んでくれそうな予感する。
こういうコンプレックスがあるから前回のネタ帳の明くんは しのぶさんに最悪ムーブをかましている。まあ八つ当たりだよね。 多分煉獄さんに指導受けた後は蓮乃さん同様に謝ろうと思うんじゃないかな… しのぶさんが許すかどうかはともかく。
※
そして宗教上の理由で明くんには童磨殿と無限城でクソ野郎対決してほしい。 (※白目は童磨殿のことが好きだよ。散々クソ男とか言ってるけど) しのぶさんvs童磨の最中割って入ってくる明くんが見たい。 「あれ、奇遇ですね。こんばんは」的に。マントを翻して欲しいかっこいいから。
一番にしのぶさんとの仲を邪推してくる童磨殿 「かっこいいねえ、女の子を守ってあげてさ。 それにしても随分親密そうだなあ、好い仲なのかな?」 これに明くんはしのぶさんと一緒に「は??? なんだこいつ???」と一瞬呆れ返った顔するけど 明くんちょっと考えるそぶりして「そうだって言ったら何か変わるのかな?」 て聞いてみるからしのぶさんはさらに「は???????」て顔になる。 もちろんしのぶさんと明くんは好い仲ではない!!!ここ重要!!!
童磨殿は 「もしそうなら先に謝っておこうと思って! 俺は男を喰うのは気が進まないんだ。 だからきっと離れ離れにしちゃうと思う。ごめんね」 て申し訳なさそうな顔するから、明くんはふ〜ん、て顔して槍構えるよね。
「なるほど。聞いてた以上にクソ野郎だな、お前」
そこからレスバだよレスバ。
「ところで、胡蝶さま。こいつお姉さんの仇なんですよね。 でも、こいつを苦しめようとか懲らしめようとか思っても無駄だと思いますよ。 お人形が人間のフリして喋ってるみたいだ。こいつの中には何もない」
「多分ね、俺と胡蝶さまの仲を邪推したのも動揺させるための布石か何かかな、 怒らせて判断力を鈍らせようとしてるんですよ。 アカザの時も思ったんだが、上位の鬼は俺たちから呼吸の型とか、 そういう……情報を得ようとも思ってるのかな? でも、こいつは最初から最後まで、 一挙手一投足が全部計算づくだ。 戦いを心底楽しんで研鑽していたアカザとは違う」
「別に今だって楽しいとは思ってないだろ」
ここで童磨殿は「確かにアカザ殿と俺は違うよ〜」てアカザのこと小馬鹿にした感じで返すけど そこから地獄谷明の最悪ムーブが始まるよ…。
「そうそう! あいつも生きてて楽しいのか疑問だったが、 お前に至っては楽しいとか悲しいとか以前の問題だよな? 何百年も生きてきて、何がしたいのか分かってないし、何にも興味がないんだろ?! だってお前にはなーんも無い! 返ってくる言葉が死んでるんだよ! ゼロに何をかけたってゼロだから!!!」
「あっはっはっは!!! 分っかんねえんだよな!? 感情の機微が?! 信頼と恋愛の違いもさァ! 俺が男で胡蝶さまが女だからって お前の数百年分のお手本から必死に捲って当てはめたんだろ!? なァ!?」
これには童磨殿、さすがに明くんに攻撃するけどそれすらニヤニヤするだろ明…お前…。
「へぇ? 快・不快くらいはわかるのか?」
「何だか赤ん坊みたいだな、お前」
地獄谷明!!!! 最悪!!!! これに対しての童磨殿の煽り返しも聞きたいし、 このクソ男二人に挟まれたしのぶさんの顔も見たい……絶対すごい顔していらっしゃると思う。
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地獄変・泥眼小話
副官殿が男の子だったら全然話違ったな~と思い、ちょっと考えてみた。 ワンクッション
地獄谷明くん(18) 長所が見た目に集約されてるキチガイ系優男。 身長180㎝くらいある。煉獄さんよりちょっとでかいといいな。 着痩せするけど脱いだらすごいぞ!多分!
学帽にマントに隊服で学生服っぽいズボンで革靴という爆裂イケてる着こなししてる。バンカラ〜。
男だったら武器は十文字槍です。めちゃ強なのは変わらず。 多分宝田師範、明くんとは年の離れた悪友感が出てると思う「しょうがない爺さんだな」「お前に言われたくないわ」的な。 膂力がある分罰の呼吸、かなり荒々しい感じになるんじゃないかなと思うし 医術に関しての知識は蓮乃さんより明くんの方が豊富なんじゃないかな、得意分野も違う。 明くんは学校も多分そっちに行ってるし。明峰さんも同性な分、明くんには厳しそうです。
そして明くんはしのぶさんの地雷を踏む感じが蓮乃さんの時よりもなんかいやらしくなると思う。 「それ、誰に言わされてるんですか?」言った時は、しのぶさんの片手を掴んで結構すごい体勢に持ち込んだし、しのぶさんは平手打ちじゃなくてグーで殴った(殴らせた)。
多分ね、しのぶさんが薬学に精通していること、並々ならぬ努力で知識を身につけ鬼を殺す毒を作り上げたことを明くん(蓮乃さん)はめちゃくちゃ尊敬してるのだけど、明くんの残酷無慈悲の武芸の才、蓮乃さんよりは、なまじ我慢が利いている(アレなのは一緒だが、長男なので耐えている…)上に明くんは男でかつ、“顔は”優しそうで頼りになりそうな感はでてるからしのぶさんは「君みたいな人が現場にいると安心しますね」て初期の頃思ってるけど明くんは「あなたさては自分の才能を、喉から手が出るほど欲しい人間がいることを知らないな?」「俺の悪癖を見て安心するとかよく言えるよな。どれだけ俺が堪えてると思ってんだよ」とちょっと不穏な感じになっていき破門される時にはなんか…
「なんで止めるんですか? ねぇ? あなたが俺なら、多分同じことをしたんじゃないかな? 中身を引きずり出したり、好きなだけ刻んだり……。ええ、俺はそれができますよ。 あなたみたいに毒を使ってもいいけどね? 鬼をズッタズタにして吹っ飛ばすのも爽快なんだよなァ!!! これが!!!」 ←前3行まで冷静でねちっこい口調なのに最後の文だけ爆音。テンションがおかしい。怖い。
「だってあなた鬼と仲良くしたいなんて、全然心にも思ってないでしょう。 それ、誰に言わされてるんですか?」
てなる。最悪度が増す。
あと槇寿郎さんの神経逆撫でしてボコボコに殴られるよ! 殴られて鼻血出してる顔が超絶似合う男、地獄谷明…。 しかし明くん、しこた��殴られても割とニヤニヤしてるよね。お、お前ほんと気持ち悪いな……。
でも「俺は鬼畜です。鬼畜生だ」て自嘲して言う明くんに「君は人だ!」て言う煉獄さんは見たい。 「……あなたすごいカッコいいこと言いますね。俺が女だったら惚れてるよ」←笑うところ。
煉獄さん相手が男でも女でも多分ここの対応は変わらんと思うし、煉獄さんは恐らく、 明くんがマジでヤバヤバ状態に陥らない限りは多分明くんを殴らないんじゃないかな。
明くんは多分、蓮乃さんの時よりも肉体的な暴力を軽蔑しているので (自分のことはクソほど棚に上げていると言うか、だからこそ自己嫌悪が激しいんだと思うけど) 殴って言うこと聞かせようとする人間については マジマジのマジで見下してくるから煉獄さんの対応、最適解。
「いや本当に��、口が付いてるじゃないですか人間って。 で、飯食うばかりが能じゃなくて、言葉が喋れるわけですよ、人間の口。 上っ面だけでも相互理解ができるように言語ってものがあるんじゃないですかね? なのに言葉使わないで殴ってくるって、なんなのかな? 脳みそが死んでいるのかな?」
「俺は言葉を使わない人間に、程度を合わせてやる気はないんだよ」
「殴って言うこと聞かせようって思ってるなら無駄です。無駄無駄。 だってあなたはもう俺以下です。俺以下。俺みたいな鬼畜生以下。 猿みたいなもんですね!!! あはは!!!」
……これ殴ってきた人間に対して言うし、殴らせるように誘導してからこれ言うし、 だいたい喧嘩の時に一発殴らせてからボコボコにしてこの捨て台詞だよな。 明くん本当にお前は最悪だな。
そして明くんは刃傷沙汰エピソードを煉獄さんに話してドン引きされるのではないかと思う。 「実は退学する際にもう会えないって言ったら女の子に刺されかけまして。 いや~、変に気を持たせて悪いことしちゃいましたかね。ははははは!」 「き、君という奴は……!」
ねずこちゃんに「これでも食べないかな?」て自分の首差し出すシーンがなんか変にいかがわしくなる。 スケ��だ!不死川さんとキャラ被ってるぞ!!!(被ってない) そして善逸のことめちゃくちゃ脅してからかって「も~~~!!!あんたほんと嫌い!!!」っつって相当嫌がられるのではないかな、ツラだけはいい男だからな明くん。
しかし本当に明くん、ツラだけはいい男なので多分副官になった時に 伊黒さんにめちゃくちゃ警戒された。 「甘露寺に近づくな……!!!」「……ははは!(すげえ分かりやすいなこの人)」 でも女たらしクソ野郎に思われてるけど、本人悪癖のことがあるから女の子とちゃんと付き合ったことはないよ。俺みたいな鬼畜に付き合わされる人間はかわいそうだ、と思ってるし、基本的に男女関係なく万人に丁重に優しく振る舞おうと努力してるよ(そういうところが女たらしクソ野郎と思われるゆえんなのだが)割と臆病な男だよ。
「俺、そんなに女たらしのクソ野郎に見えますか?」「……」 「あ、黙るってことは見えるんですね。あっはっは! 煉獄さん嘘がつけないんだから!」 「君は! もう少し! その軽佻浮薄をどうにかしろ!」
普段割とですます喋りで、丁寧に喋る。一人称は俺。でも多分蓮乃さんより口が悪いよ。 育ちは悪くないくせにチンピラムーブをかますよ。 地獄変使った時もテンション上がってるアカザ殿に「はしゃいでんじゃねェよ」て口に出して言う。蓮乃さんは口に出さないけど明くんは口に出す。 「そんな永遠楽しいですか?」も「お前生きてて楽しいか?」にオブラートが抜ける。最悪だね!!!
煉獄さんとの関係は恋愛色が強めに出ないかもしれないが言うことはそんな変わらん。 クソデカ感情だよ、クソデカ感情。
「俺みたいなクソ野郎より、あなたみたいのが長生きした方がいいんですよ」 「ばっかだなぁ。柱の代わりはいなくても、 俺みたいな下っ端の、代わりはいくらでもいるでしょう。盾にしてしまえよ、存分に」 「まあ、『自分の命に代えても皆を守る』なんてことを臆面もなく言える、 あなたにだからこそ、生きてて欲しいって思うんですが……」
多分明くんが「お慕いしておりました」の代わりに言うのは「あなたみたいになりたかったなぁ」で、 最期と覚悟して言う言葉が「父さん、出来損ないの、息子でごめん」です。 これを聞かされる煉獄さんまたこれ別の意味でダメージがすごいな。
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地獄変と無限城IFいろいろ
実際書くかわからんからいろんな可能性あるんで考えるの面白いです無限城IF。
あと、無限城が終わるまでに似たような展開来なかったらネタ帳に記そうかなと思ってたけど、 逆に描かれてない今がチャンスなのでは?と思ったから書くと言うか、 地獄変のネタというよりは現段階の私が考えた最悪の展開…、 本誌のネタバレ含むいわゆる恋愛沙汰に絡めた上での最悪の展開もちょっと記しておく。
ワンクッション。
これは演出の話だから確定ではないんだけど、 蓮乃さんは最初から煉獄さんと一緒に無限城入るのではなく、 一足先に猗窩座殿vs煉獄さんが始まってる途中に 壁ぶっ壊して乱入してくるのもかっこいいなと思った。
その場合
「あらぁ? 誰かが戦っていらっしゃるから助太刀にと思いましたら、 杏寿郎さんと、……ああ、どうも。お久しゅうございます。どうやらご縁がありますようで」 みたいな挨拶ニコッと笑ってかましてきたと思ったら 速攻猗窩座の頸狙って威力アゲアゲの鋸閻魔使うし、 さすがに初撃で頸切断までいかないけどそのまま追撃して猗窩座のこと義手でぶん殴ったりする。
猗窩座殿の顔を思い切り義手の鉄拳でぶん殴った蓮乃さん見たときは 流石に煉獄さん「お、おぉ……」となった。多分猗窩座殿の歯とかがふっ飛んでたので。
多分ぶん殴った後は蓮乃さん、 「よくも私の夫の目を潰してくれましたね?」って必要以上に甘ったるく囁くし ドリフターズの妖怪首おいてけみたいなポーズで猗窩座殿に 「万死、万死、万死です。万死に値します」て言う。 大事なことなので4回言う。
猗窩座殿はぶん殴られて万死発言されたあと 「これを嫁にしたのか杏寿郎…お前…」って目を煉獄さんに向けると思う。
嫁にしました。
※
あとこれは別ネタですが、私は勝手に無限城で鬼にされる鬼殺隊士出てくるかもと思ってたから無一郎くん鬼にするって 壱おじさん言い出した時めっちゃ冷や汗かいた…。
ところで、無惨や上弦と相対した時に蓮乃さんが無限城で鬼にされたら 煉獄さんと敵対する可能性もあるんじゃねえのかと気づいてそんな展開になったら マジで最悪すぎるな…と思ったんだけどどうですか?
なんかまともな方法だと鬼になるのに時間かかるけど 無理やり急速に体を作り変えられたとかそう言う逆ご都合主義などで…。 蓮乃さん、多分なけなしの理性が残ってる段階で「首を刎ねて」て煉獄さんに頼むやつ。 煉獄さん、そりゃ最終的には刎ねるでしょうけどすごい顔するんじゃねえのか……。
と、おぼろげに考えたところで与太話なんですけど、 これ…おばないと…みつりちゃんのコンビでやられたら…、 最悪じゃないかと…あの…万が一みつりちゃん鬼になっちゃったら…あの…。 目に上弦伍とか浮かんだらどうしようと思っていて…。 みつりちゃん特異体質だから、その特異体質がどう転ぶかわからないと言うことを踏まえて…。
おばない、もし、もしも、みつりちゃんの首はねることになったら、ど…。もうこの話はやめますね…。
鬼滅、善逸vs獪岳戦で義兄弟(と表すのが正解なのかよくわからんが)の首を刎ねることになるパターン、 実の母を手にかけることになった不死川さんのパターンはお出しされてますが、 友人、恋人、伴侶を斬らねばならなかったパターンが出てないから、 そう言うのがあるんじゃないかな、と思った次第でございます…。
でももうあらかじめあらゆる最悪の可能性に耐えておかないと読者は死んでしまうと思っていますよ私は…。
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地獄変・泥眼小話
柱稽古の際、玄関先に訪ねてきた蓮乃さんと不死川お兄さんの会話。
ワンクッション。
「不死川さまは、“半殺し”と“皆殺し”、どちらがお好きですか?」 「あァ……?!」
「私はどちらかというと半殺しの方が好きですよ」 「……俺は皆殺しだなァ。すりつぶす手間がある分、そっちの方が上等な気がすんだよ」
「なるほど、不死川さまは手間暇に価値を置くのですねぇ。 私は歯ごたえがある方が好きなのですが」 「どっちも悪くはねェと思うが」
「で、本日は���ちらになさいます? “半殺し”と“皆殺し”。やはり皆殺しにいたしましょうか」 「……」
「そう真剣に悩まずとも、本日は“皆殺し”、明日は“半殺し”、と言うふうにすれば よろしいのではありません?」
「……“皆殺し”だ」 「心得ました」
※
蓮乃さんも不死川お兄さんもおはぎのことしか話してないぞ!!!
蓮乃さんは差し入れ持ってきただけだよ。
ザ・小ネタでした。
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夏空の瞳 小話
姉御が宇髄夫妻同担歓迎強火オタクみたいな挙動をするのを 知っているのは誰かを話す。
知ってる:胡蝶姉妹、甘露寺さん、伊黒さん、煉獄さん、お館様、炭治郎君←New!! 知ってるけど自分たちも強火で推されてることには気づいてない:宇髄のお嫁さん3人 知ってるけど知らないふりしてる(半信半疑):宇髄さん
胡蝶姉妹は紅緒さんが宇髄さんの継子になりたてで怪我しまくってた時にお世話になった。 宇髄の勇姿について治療中ず〜〜〜〜っと喋り倒されたことがあるので しのぶさんは「面倒だから紅緒さんの前で宇髄さんの話はしないでおこう」と心に決めている。 胡蝶姉妹に対して紅緒さんは 「カナエさんは牡丹のような人ですね!華やかで優美! しのぶさんは菫の花のように清楚で可憐な趣! 私は大輪のひまわりのごとくおおらかな美しさ!皆違って皆美しい!」と いつものテンションで褒め称えたりしています。 カナエさんはしのぶさんを褒められて「そうでしょ?しのぶは可愛いでしょ?」とご機嫌。 しのぶさんもカナエさんを褒められて悪い気はしなかったらしいよ。
甘露寺さんと紅緒さんは「好きな人の話」で盛り上がることもあり、 その時はやっぱり宇髄夫妻同担歓迎強火オタクみたいな挙動を取るんだけど 「宇髄さんのお嫁さんになりたいとは思わないの?」とみつりちゃんがふと疑問に思って聞いたら 「みつりさんは大日如来と結婚したいと思うんですか?」と真顔で問い返されて それ以来結婚の話題は振らなくなった。(ちょっと怖かったらしい) 紅緒さんの中で宇髄天元、大日如来とカテゴリーが一緒。
伊黒さんは紅緒さんと直接の交流はそんななく、顔見知り程度なんですが 甘露寺さん経由で紅緒さんが宇髄夫妻同担歓迎強火オタクなのを知っている。 なんか勝手に紅緒さんに変な親近感のようなものを抱いているらしいけど表には出してない。
煉獄さんは宇髄さんとそこそこ仲が良さそうなのと、 宇髄さんが煉獄さんのことをかなり買っているのを知って、紅緒さんが 「あんたがどれだけ立派でも、宇髄さまの方がド派手な益荒男なんだからな…」 「確かにめっちゃ派手な髪色してるけど、私の髪だってド派手なんだからな…」 と勝手に煉獄さんに変な対抗心燃やして、宇髄さんの居ない時に 強火オタクみたいな挙動を煉獄さんにしたけど煉獄さん別に何も思わなかったというか 「宇髄はとても慕われているのだな!」で終わったし、 ナルシストムーブをかます紅緒さんのことも「自信を持つのは良いことだ!」で終わった。 ただ紅緒さんのテンションがおかしいとは思っているので 煉獄さんは紅緒さんについて「愉快な言動の宇髄の継子」と認識している。
宇髄さんは紅緒さんが外で宇髄夫妻同担歓迎強火オタクみたいな挙動してるのは いろんな人の口から聞いてるし知ってるんだけど 自分の前だと紅緒さんはキリッ!!!としてるし真面目だし、 たまに天然ボケとナルシストムーブをかますけど概ねクールで、 宇髄さんに尊敬の言葉をかけることはあっても、 他人の前での挙動のような狂気のテンションに陥ることはない(紅緒さんは我慢してる)ので
「慕われてるのも嫁たちのことが大好きなのも分かるけど、 お前外だとマジでそんな言動なわけ??? おくびにも出さねェのはなんで???」 「いやそれ俺に言えよ??? 直接派手に褒め称えろよ、俺を」
と思っていますが紅緒さんを突くようなことはしない宇髄さんです。優しさ。
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悪人
そういや親兄弟を殺されたから鬼が憎くて鬼殺隊入る話を私は多分書かない(書けない)な…、 親兄弟を殺してくれてありがとう目の上のたん瘤だったんだよな! 鬼! サンキュー!!! な話は書くかもしれんけど。と思ったので考えてみました。
ワンクッション
切原佐助君19歳の話をする。
商家の三男坊だった佐助くんだけどある日鬼に親兄弟を惨殺される。 佐助くんはその時お使い行ってたから無事だった。
隠が処理してる最中に「あの、ここ、俺の家なんだけど何かあったんですか…」て聞いたら 家にいた家族全員死んでるし、隊士には謝られる。 もう少し早く来れたら助けられたかもと言う隊士に「そうですか……」と俯く佐助くん
しかし、佐助くんは悲しんでるわけではない。 佐助くん、両親も兄弟のことも全然好きじゃなかったのでラッキー!!!くらいにしか思ってない。 でも俺どうすんのかなぁ、店も畳まないといけないしなぁ、親戚たらい回しかなぁ、 と身の振り方を色々考えている。
この場合、佐助くんの親兄弟は特別悪人と言うわけではなく、ちょっと束縛が強いとか、 ちょっと冷淡である、ちょっと堅物であるくらいの塩梅が望ましい。 佐助くんが最初から道を外れてるだけです。
隊士の人が俯いた佐助くんをみて勘違いして「鬼殺隊に入って、仇をとるか?」と 提案する。説明聞いてるうちに佐助くんはめっちゃ運良いじゃん俺!と内心小躍りする。 佐助くん商才が全くないので家の仕事も気に入ってなかったし、 割と闘争本能強めの少年だったので喧嘩っ早いし強かった。 何これ天命じゃん、と佐助くん歓喜。
鬼殺隊に入ったら鬼は俺の食い扶持にもなってくれる! 鬼、飯の種にもなる!!!サンキュー!!!
周囲の人間は佐助くんが適当に「親兄弟を殺されたので仇をとりたくて…」 て言ったら大体いろんなことを勝手に推察して親切にしてくれるので 佐助くんは遠慮なく周囲を利用する。
佐助くんは自分が可愛いし、フツーに死にたくないと思っているし なるべく遊んで暮らしたいしうまい飯を食いたい。ザ・俗物。
鬼殺隊では偉くなればなるほど給与が良くなるので佐助くんはめちゃめちゃ努力する。 そういうところで努力はできる男切原佐助。 鬼のことは害獣と似たようなものだと思ってるし殺すことにためらいゼロ。
自分が死と隣り合わせの場所にいることは 「まあしょうがないよな、 商いにしがみ付いてたって多分店潰してのたれ死んでると思うし。 俺は鬼殺に向いてるんだから向いてることやったほうが良いだろ」 と割り切っているし才能に驕っているので死ぬつもりもゼロ。
商才はないけど剣才はあるからそこそこ出世するんじゃないかな。 佐助くんは風の呼吸の使い手です。 顔に似合わず荒っぽいよねって周囲は言うけどそれ、そいつの本性だよ。 計算高くて人当たりも良いので評判も上々。仕事ができるタイプの俗物。 柱には絶対なれない、なってはいけないタイプですが。
大体周囲には勘違いされてて上からは「努力家で見込みがある」 下からは「頼り甲斐がある」って思われてる。
ただし炭治郎とか善逸と知り合ったら 「なんだこいつめっちゃ嘘つくじゃん」「こいつ心にもねーこと言ってんな」って すぐバレるし苦手に思われるんじゃないかな。 お館様にも俗物であることは見抜かれてるけど、お館様は別に 鬼殺に当たってくれればそれで良いと思ってるだろうからあまり関係ないですね。
しかし佐助くんは生き延びることについて執着しているわけでもなく、 いい感じの塩梅で死にたいと思ってるので鬼に勧誘されても 「いや俺そんな長生きしたくない」「還暦くらいでぽっくり死ぬのが理想」 「お前ずっと生きてんでしょ。100年も200年もずーっと。それさ、しんどくない?」 「そりゃ、生きてりゃ楽しいこともあるけどさ、苦しいことも多いだろ。 それ永遠にやるわけ? 俺はごめんだね」って言う。
死にたくないけどめちゃめちゃ長生きもしたくない切原佐助くんであった。 多分顔は優しげ〜で真面目そ〜な感じだと思う。本性と裏腹に。
勝手に勘違い系主人公になった。 仕事ができるタイプの俗物も私は結構好きだよ。
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地獄変・泥眼小話。
刀鍛治の里編(仮)のあれこれ。 多分しばらく着手できないだろうからさらっと書いとく。 ワンクッション。
時透くんと蓮乃さんは仲良さそうというか玉壺殿相手にレスバが発生した時 お互いがお互いに絶妙な合いの手入れるから玉壺殿の血管のキレ方凄いことになる。
玉壺殿が「鍛冶人の断末魔」出してきたとき蓮乃さんゲラゲラ笑うし 「そうですよねぇ、鬼とはこういうものですよねぇ」ってなんか一人で納得した後 「私ももう家庭に入ったのだから、 少しは落ち着きというものを覚えなくてはと思っていましたのに。 ダメですねぇ、いけませんねぇ……」 「正直、あなたのような鬼を見ていると堪らない気持ちになるんですよ」 からの煽りの呼吸の長セリフぶちかましからのトドメに 「『鍛冶人の断末魔』よりお前の断末魔が聞きてぇなァ〜〜〜!!!(意訳)」 だから時透くん以外全員ドン引きする。
鉄穴森さん、時透くんと蓮乃さんの悪い笑顔×2に白目剥く。
蓮乃さん、どこかのタイミングで玉壺殿に日輪義手パンチ(鉄拳)を食らわせる。
蓮乃さんが玉壺殿相手に煽りの呼吸ぶちかましてたことを時透くんは 血相変えて刀鍛治の里にやってきた煉獄さん (「蓮乃ーーーー!!!」って言いながら夜明け前ギリギリに走って来た)に フツーにチクる。
「煉獄さん、蓮乃さんは上弦の伍に『断末魔が聞きたい』とか言ってましたよ」 「時透さま! それは言わぬが花というやつで、」 「あと義手で上弦の伍のこと思い切り殴ってました」「時透さま!!!」
煉獄さん当然蓮乃さんのこと叱る。「こらーーーー!!!」てなる。
「君はもう家から出さない方が良いのではないかという気がしてきた!!!」 「とりあえず一月は出さない!!!」って宣告するから 蓮乃さん頬膨らませつつ「杏寿郎さん横暴! 横暴ですよ!」て言うから ポンコツ痴話喧嘩始まる。
「私が上弦と鉢合わせたのは偶然ですもーん。私のせいじゃありませんもーん」 「“たまたま”、本当に“たまたま”、鬼が現れたので、 微力ながらも力にならねばと頑張ったのですよぉ? 褒めてもらってもいいくらいじゃないですかぁ?」 「君が立派に人を守ったことは承知だ!!! しかし!!! 君のことだから上弦の鬼をここぞとばかり挑発したのだろう?!」 「え〜〜〜? だってあの鬼、人の尊厳を踏みにじるような言動だったのですもの。 普通に腹が立ちますし、一言二言言ってやらねば気が済みません」
「一言二言の騒ぎじゃないと思う」 「時透さま! ちょっと今はお口を噤んで頂けると助かります!」
多分時透くん、蓮乃さんが慌てるの面白がるところあると思う。
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作品タイトルの話
私は作品タイトル、サブタイトルを結構こだわるというか、 最終回のサブタイトルが作品タイトル名だったり、 文中に作品タイトルに関連するセリフが出てきたりするのが大好きなんですけど、 最近の流行りからは外れてるとは思う。
ハーメルンさんに進出した時に正直浮いてるな〜とも感じてました。 ので、もしも拙作の鬼滅作品でタイトルを流行に寄せたらどうなるか考えてみたよ!
デフォルトネームが出るのでワンクッション
地獄変・泥眼→ 「炎柱の副官は問題児」 「物騒系大和撫子が行く! 鬼滅奇譚」 「地獄の鬼退治」
とかそんな感じですかね…コメディ感すごいな。 ポンコツコメディの予感がすごいする。特に一番上。 タイトル詐欺に近いのでないかなこれは。
夏空の瞳→ 「ナルシスト鬼殺し」 「美形くノ一鬼殺帖」 「浅葱紅緒の自惚れ珍道中」
一番上、何も間違ったことは言ってないのに紅緒さんのヤベー奴感マシマシすぎて笑う。 ナルシスト鬼殺し。もう悪口じゃん。これも全部コメディ感が強いですね。
最近流行りのタイトルは主役、物語の簡単な説明になってると思うんですが これに寄せるとなんとなくコメディベースな作品っぽくなりますね。 あとはハーメルンさんで鬼滅だと「〇〇の刃」にしてみたり 鬼の字が入ることが多い気がします。
多分ハーメルンさんやピクシブさんなどのマルチ投稿サイトだと “鬼滅の二次創作”だということをタイトルの時点でわかりやすくした方が そのジャンルを読みたい人に読んでもらえやすいのかもですね。
しかし私はコメディコメディした話、あまり書けない! (夏空の瞳は頑張ってる方だと思う!) いや、ワンピースoda神に植え付けられた性癖のせいですぐどシリアスにしてしまうので(魔王か?) こういうタイトルのつけ方するの向いてないな…と思います。
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地獄変・泥眼小話
前にネタ帳にあげたスケバン般若の時空の話である。小ネタ詰め。
現パロ時空の地獄谷蓮乃の悪癖、鬼が居ないからまだ殺人・加虐衝動までいってないけど 「人の怯える顔、痛がる顔も大好き」という性質は変わってないから、煉獄さんに 「そういうことなんで、医者、看護師になるのはちょっと問題でしょ? 患者さんの苦痛を楽しむのは職業倫理的にどうかと思いますし」 「でもでも、悪い人相手なら良いかなって!」とか打ち明けて 「それはそれでどうかと思うぞ!」と言われている。 でも現代だと大正の頃より悪癖を散らす方法も娯楽もたくさんあるから蓮乃さんだいぶ楽だと思う。
大学卒業した蓮乃さんが試験に合格してキャリア刑事になった場合 煉獄さんは「おめでとう!!! いやしかし、一番権力を持ったらまずいタイプではないのか君は!? 面接とかないのか!?」 と失礼なこと言うけど 「え〜、私、面接が一番得意なんですよぉ?」と言う蓮乃さんを見て そういえば蓮乃は、外面、第一印象を作るのが尋常じゃなく上手いんだった、と 改めて思い直して頭を抱える回がある。
多分“スケバン般若”は蓮乃さんにとって一種の黒歴史と化すので煉獄さんがふとした折に 「そう言えばなんで般若面だったんだ?」とか素朴な疑問をぶつけると蓮乃さんは赤面するし 「……かっこいいと思ってたんですよ、当時は」「……その話まだしますか?」「……勘弁してください」 とだんだん俯いて声量が小さくなっていく。 煉獄さんには蓮乃さんがめちゃめちゃ真っ赤になっとるの見て グッと来てて欲しいのでちょっとそこ頼みます。
現パロ時空の蓮乃さんはホラー・スプラッタ映画大好きなので 秘蔵コレクション持ってるしめっちゃニコニコで鑑賞する。 煉獄さんはホラー・スプラッタ耐性そこそこあるけど蓮乃さんが ニコニコで恐怖映像見てることを知った時には 「笑いどころがわからん……」とちょっと遠い目になった。
蓮乃さん、しのぶさんとは怪談小説オススメし合う仲である。 現パロ時空だと蓮乃さんはしのぶさんより少し年上なのでカナエさんつながりでのお知り合いなのかも。 やばい表紙・タイトルの小説持ち寄ってキャッキャしながら 「ここの下りが最高で…」とか「わかります」とか言ってはしゃいでると思う。
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地獄変・泥眼小話
鬼滅170話を経てキャラ解釈を更新して自家中毒起こしてる白目です。 地獄変・泥眼のキャラ解釈の話をする。本誌のネタバレを含むし割と下世話な話もする。
あのさあ……煉獄さんはあの感じだと上弦の参撃退戦を生き残っても早死にするとは思ってましたけど、 柱の皆さん今の所伊黒さん、宇髄さん以外全員寿命アンダー25確定は本当にきついし ヒメジマさん(27)は今宵死ぬってどういうことだよ?!!?!?! これ…もしかしてもしかしなくても全滅エンドですか。 そんな予感は正直してたが現実になるのと想像してたのとでは正直破壊力が違う!!!
そして地獄変・泥眼in無限城のことを考えた時に、 煉獄さんは恐らくギリッギリ、ギリッギリまで粘るけど 本当にどうしようもなくなったら痣を出すことを絶対躊躇わんだろな、と思うのだよな。(前回のネタ参照) だって煉獄さん、背負った責務に加えて、鬼のせいで蓮乃さんが苦しんだ、左腕を失ったの目の当たりにしてるから 鬼のこと許せないよな。守りたいものな。自分の命より大事だって言うでしょ、責務も、蓮乃さんのことも。
煉獄さんが来るもの拒まず去る者追わずな雰囲気で、ある種薄情な部分あるのは、 あれは何かに特別な情を抱いてしまったら任務に差し障る、責務を果たすことがキツくなるからなんだろうけど、 地獄変・泥眼だと、そのあたりの節制と情緒を 地獄谷蓮乃がクソデカ感情でぶん殴ってめちゃくちゃにしてしまったので、 腹括って結婚したんだと思いますが、 蓮乃さんはその上でさらに共白髪の夢を煉獄さんに見せてしまうので、本当に残酷だし地獄のような女だよ。
地獄谷蓮乃は魘夢くんと似せたところがあるけど、”幸せな夢を見せる”ところまでは似せたつもりなかったのに 結果そこも似たことに気づいてものすごい惨いことになったな、とのたうち回っている。
しかも地獄谷蓮乃、片腕になっても前線に立つことを諦めないし 煉獄さんのことを一人で戦わせる気はさらさらないし、 悪癖も完全に治ってるわけじゃないから前線に立つ理由は十分だしで、煉獄さん本当に嫌だと思うこれ。
だから煉獄さん多分結婚した後は早急に蓮乃さんのこと孕ませて前線からは遠ざけたいと思ってる。 (裏設定のままにしときたかったけど無理でした)
蓮乃さんは多分うっすら気付いてる。気付いてるけど何も言わない。 でもめちゃくちゃ抗うよ。 お館様から育手を紹介してもらって水の呼吸を習いに行ったり、 刀鍛冶の里で義手を陽光山の鉄で作ってもらえるよう交渉したりする。
ここでエゴの殴り合いが発生する。 この二人がポンコツラブコメじゃなくガチの夫婦喧嘩やるとするならこの件に関してだと思う。
しかもなまじ蓮乃さんは天賦の才の持ち主なのでみるみる以前の実力を取り戻すし、 なんなら適性に合った水の呼吸を習ったことで技の冴えが片腕でも尋常じゃないことになる。 罰の呼吸も漆の型まで完成します。 その上、義手の作成には明峰さんも関わって、かなり高性能な 筋電義手(筋肉の電気信号を読み取って思い通りに動く義手)の開発に成功するし、腕、ある程度動くようになる。
以前、副官殿オルタのネタを書いたけど、煉獄さんが生きてた場合の蓮乃さん、 この幸福を失いたくない。どうやってでも煉獄さんを生かしたいという目的への執着具合が尋常じゃないから 五体満足で罰柱になった時に勝るとも劣らない実力をつけるんじゃないですか。 あっちは虚無故の強さ、こっちは恐怖故の強さですね。
今まで無限城リベンジマッチで 煉獄さんvs猗窩座殿に蓮乃さんは加わらんかもなと思ってたけど、 私が甘かったわ。甘かったです。
蓮乃さん、絶対意地でも煉獄さんについて行くし、煉獄さんが痣出したら蓮乃さんも痣出すよ。 これ、本ッ当に煉獄さんは嫌だろうな~~~。でも地獄谷蓮乃はそういう女なんだもんな~~~。
蓮乃の痣は目の下に黒く、涙や血が滴っているような形で浮き上がるんじゃないかな。 “罰”の呼吸の使い手で、元々の適性は水だから。 本人滅多に泣かないから余計しんどい形ではないか?
「私としたことがまあ、随分と甘い夢を見たものですねぇ」
「うふふふ、お伴しますよ、地獄まで」 「末長くとはいきませんでしたけど。 まあ、太く短くということで、よろしいんじゃないですかね」
いやもう、これをさ、死にたいと思わなくなった、 人でありたいと願った、共白髪を夢見た蓮乃さんが、煉獄さんに言うだろうことに気づいて。 しかも煉獄さんのためなら痣を出したり、 もう一度地獄変を使うことや面を被って鬼のような女になることを厭わないだろうことを察して めちゃくちゃめちゃくちゃへこんでたんですけど、 多分これがトゥルーエンドになると思う。
こちら、イメージソングが女王蜂の「ヴィーナス」です……。
“夢見心地な誓いも 無いよりはましと思いませんか?” “「最後の最後の二人」” だから……。
結果自家中毒起こしてめちゃめちゃめちゃめちゃへこんでおります。助けてくれ誰か。 もう私、現パロスケバン般若を書いてポンコツラブコメさすしか自分を救えないのか???? スケバン般若、ちゃんと書いたら文庫本一冊くらいのボリュームになりそうだから本にしたい……。
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