Web & Graphic Designer | デザインワークス中の人。 6年前に軽井沢に移住・長野県佐久市在住。 薪の原木販売サービス『リバースウッド』運営。 弱点:猫・焚き火・ビール。
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痛感!身体が資本「林業転職1年目のリアル」
おつかれさまですー!
やっぱり今年もアドベントカレンダーに参加したくて、WEBフリーランスから、色んな意味で真逆な林業に転職した1年目のリアルを書き残しておくことにしました。
仕事内容はいたって普通の林業です。なのでそれを書くより、毎日の生活で感じたことがメイン内容です。
ちなみに去年はこんなnoteを書きました。 https://note.com/works35135/n/n2517df1c4beb (こんなことも言ってたな〜)
仕事も生活もガラッと変わって、ほとんど記憶がないくらいあっという間に8ヶ月が過ぎていた。。。!
初年度だから少しずつ慣れていけたらいいな、くらいに考えていたけど全然違いました、いい意味で。
とにかく山に関わることは何でもやる。

もはや藪刈りに近い、電線の下をひたすら進み続ける草刈り(イメージは進撃の巨人の地ならし)、

チェンソーを使った間伐作業、ロープを駆使した特殊伐採など、初年度からいきなり現場に出る1年目でした。
とにかく経験を積みたい人にとっては恵まれた職場である。。。
ITからの野良仕事
まず痛感したのは、脳みそだけじゃなく頭から爪先まで���分の「身体」全体がとにかく資本で、コイツが調子よく動くことが何よりも大切だということ。
とにかく日常生活の中で準備項目が多いこと。朝型の生活リズムに慣れるまでもツラかった。
動かせない基本ベースとして「6時間以上の睡眠」「朝飯and弁当の用意」そして「朝7時までの出社」
この時点で気付いた「制約多くない??」(遅)
フリーランスでwebの仕事をしていた頃は、とにかく脳が働いて指先が動けばよかった。飲み過ぎで寝不足でも多少OK、自炊が面倒なら外食してればよかった。そんな生活でもとりあえず仕事は回る。
だけど林業は、身体の調子が生産性に直結し、悪ければ全く使い物にならないし怪我もする。単純に仕事の前後に準備することが多い。平日は金曜日以外は呑めない。。。( i _ i )
ただ、これは生活、暮らしの大切さを身をもって知るいい機会ではないか。
食費を抑えつつ量を食べるにはどうしたらいいか?お米や野菜をできるだけ地域のつながりの中で自給できないか、鹿肉をゲットできるつながり、あるじゃん!とか。
あとワークマンに頻繁に通っていると本当に現場で役に立つ隠れアイテムがあることに気づく(笑)
もはや家の暖房を薪ストーブにすることは、機能面、コスト面でどう考えても導入すべきやん。。。とか。衣食住足りてなんとやらではないが、衣食住足りて初めて出社できる感覚。

↑※アカマツ林で見つけた「ファットウッド」。天然の油を含んだ木は着火剤として超優秀。
弁当忘れが一番怖いよ。キャンプ場ではないガチ山の怖さ
少し話は変わるけど、キャンプ場の楽しさは「日常生活の延長の先に、森の中という非日常な空間を味わえる」ところにあると思う。
テントが張れるよう区画は平らに整地され、炊事場やトイレもある。管理棟に行けば焚き火の薪やちょっとした道具も買える(管理人さんだっている)。
だけど林業の現場には当たり前だけどそれがなく、実際に肌で感じるのは「恐怖」である。
なんだろう、人間様ではなく、イチ生物としてそこに放り出された感じ。
歩いている足元の土砂が崩れるかもしれない、熊やハチに遭遇するかもしれない。腐った太い枝がいきなり頭に落ちてくるかもしれない。伐倒方向を間違えることはできない。
一人で作業をして大怪我をしてしまったら、そのまま動けず暗い森に取り残されて終了、である。
普段は当たり前に生活しているが、それは気づかないほど無数に整備された環境によって成り立っている。
車はアスファルトの上を走り、お腹が空けばコンビニがあり、寒ければ暖かいカフェにでも入って一休みできる。自然に潜れば潜るほどそれはなくなり、山では何もなくなる。
体調を万全にし、山で休憩できるように弁当を持参し、冬は昼寝用の寝袋を準備をし、木と戦う武器であるチェンソーや道具を万全の状態に整えて初めて、人間が山で「仕事」ができる状態になる。そんな感覚。たびたび進撃の巨人ネタになるが、立体起動装置がないと人が巨人に勝つの難しいですもんね。

そして道具の世界の奥深さよ。道具がなければ人間は木一つ切れず、丸太一つだって運べない。
自分よりスケールの大きな相手に物理的に対抗するために、機会が登場する。そしてより大きな力を効率よく力を出すため、「油圧」「滑車の原理」「テコの原理」「ロープワーク」などなど駆使していく。日々の生活のこと、自分の身体のこと、道具や技のこと。考えるネタの数と深さ、どっちもある林業はもはや「道」なのかもしれない。
フリーランスから会社員
最後にちょっとまた話は変わるけど、フリーランスから会社員になった目線で感じたのは、チームワーク、めちゃくちゃ大事やな!」ということ。
個人競技のテニスからサッカーに変わった感じで、チームで成果をあげることがとにかく大事。
フリーランス時代はITツールを駆使してとにかく効率化できるところは効率化、個人としてのパフォーマンスを最大化する、そんな意識だったけど、林業で言えば、自分を含めてそのITツール一つ一つが感情を持った人間であり、それぞれ考えや目的も微妙に違う集団で一つの成果を目指す。ゲームのルールが違う。
最後に。会社員をしながら、これまでのwebのフリーランスの仕事や、リバースウッドの活動も並行してしていました。が!ほとんどできなかったです。。。!すみません。。。
来年は少しずつこちらも広げつつ、最終的に自分がなりたい姿に向かって進んでいけたらと、頑張り中です!
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お酒が好きで、自分で買って飲むようになってから朝が遅くなった。アルコールは睡眠に良くないのは本当だったようだ。
それでも最近、昔のように早起きするようになったきっかけがある。雑誌で見て、ずっと行きたいと思っていた和食屋の朝食「御厨」。それを食べに行く機会があったからだ。
率直に、すごく美味かった。番頭さんが朝5時起きで竃で焚いたご飯がおひつで運ばれてくる。 鶏の味噌焼きにそば豆腐、そして味噌汁。オーソドックスだけど「軽井沢で朝食」を食べている気分にさせてくれる。食後に甘酒も頼んでみる。
開店は朝の7時。軽井沢はまだ霞がかっている。その時間に行きたい。森を分け行った先に姿を表すこの古民家は誰にも教えたくない。
でも、友達が遊びに来ると「とっておきの場所があるよ」と自慢げに連れて行ってしまう。
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東京とは真逆の生活を送っております。向こうは24時間、街がフル稼働しているけどこっちは夜の8時になると電気は消えて街は真っ暗に。
なんだかキャンプ場に来たような感覚。何よりコンビニが11時に閉まるのにはビックリ。夜中にお酒が飲みたくてふらふら出かけても門前払いでもするように電気は虚しく消えている。軽井沢ではコンビニは24時間営業じゃない。
これは軽井沢の決まり。でも不思議と「決まり」という押し付けられた空気は感じない。「当たり前だよね」と自然と街の人がそのルールを尊重しているように感じる。
この生活サイクルに慣れてそれが当たり前のようになると、むしろ気持ちがいい。実際体調はいい。
夜になれば眠ればいいし、水は仕事の帰りにでも買っておけばいいんだし。スーパーの閉店時間までに仕事を片付けないといけない、と頑張れる。
人間もコンビニも24時間動く必要なんてどこにもないのかも。軽井沢、東京まで新幹線で5000円の場所です。メモ。
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夏に徳島県の美波町に行ってきた。会社が新しく、サテライトオフィスを出すというので開所式に行ってきた。
もともと地方に興味があったこともあり今は軽井沢に移住して働いている。
それでも違う場所も見たくなった。3日ほど向こうの暮らしを体験したのだが、すでにここから離れられなくなっていた(笑)
まず海のある生活が新鮮だった。小さいころも海は近くにあったけど、当時は良さに気付けなかった。
今は四方を山に囲まれた軽井沢だから面白い。森に囲まれたひっそりとした雰囲気は最高だけど、海もいい。
SUPにカヤック。サーフィン以外の遊びも初めてした。うまく釣れなかったけど釣りもして、夜は魚の美味しい居酒屋で新しくできた友達と呑むことができた。美波町の人たちは打ち解けるスピードが異常に早い。
朝になれば岬沿いを車でただひたすらドライブもした。パコソンは持って行ったがついに最後まで開かなかった。
軽井沢と美波町では地域のコミュニティの特性にはっきりとした違いがある。美波町は、外に発信できるコミュニティだと思う。地方の魅力を伝える、自分がここの暮らしを楽しむ、外から来た人でさえつの間にかプライドにも似た土着を持つ。若い人も多い。一言で言えばイケイケの感じ。
軽井沢は違う。ここは100年の歴史のある別荘地。休暇に来る特別な場所。他の地方とは違ってブランド化されていてすでに完成形。人は向こうからやってくる。
美波町から帰ってきて今は軽井沢にいる。いろんな視点を混ぜて、外者として軽井沢のことを発信するのが楽しい。都会の人の休み先ではなくて暮らす軽井沢に今は興味がある。
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「HONDA MAGAZINE」の取材を受けた。フリーペーパーだけど、発行部数が全国340万部というから驚き。7月に取材を受け、誌面に載るのが10月。置かれる場所は主に全国のホンダディーラー店。
発行初日に「見たよ!なんで載ってんの!」という久しぶり友達からのリアクション。やっぱりすごい雑誌に取材してもらったんだなぁと実感する。「いや〜載っちゃいましたよ」それでもそっけない返事。
実は正直まだ「すごい」という実感がない��きっかけは、あるコラムを編集長の方が見つけてくれたから。軽井沢の暮らしをネタにしたコラムで、冬の過ごし方の一つとして「車の運転で気をつけること」を書いた。それをたまたま「面白い!」と見つけてくれた。インターネットは面白い。
記事に使った写真は、仕事で乗っているモビリオ。後部座席から、運転席とフロントガラスに映る雪景色をスマホで撮ったものをキャプションに使った。それが「ホンダ車が写ってる!」「しかも雪の走り方!」「ピッタリのネタだ!」と思ってくれたかどうかはわからない。少なくとも何気ない一記事のおかげで、僕らは全国誌の見開き2ページに出るチャンスを得た。 「どうやってネタを探しているんですか?」と聞くと「オレや編集部が素直に面白いものをピックアップしてるよ」との答え。雑誌の影響力は本物で、同好会のような人達から持ち込みの企画とかもあるそうだ。そういうのは会員誌になってしまうので全部断っているそうだ。
それでも妙な気持ちがする。この成果は「当たり前だよ」という実感がある。短い文章だけど、コツコツ手を抜かず嘘をつかずに書いたものが、同じ編集者の琴線に触れた。それは奇跡を喜ぶというより、分かってもらえる人が現れた、という安堵に近い。取材の知らせを始めて聞いたとき、うまく喜べなかった。トイレから出てきたら社内が浮き足��っていたのを覚えている。「マジで載るぞ」「340万部だそ」「もし自腹でチラシ撒いたらいくらだと思ってるんだ」状況はすぐに飲み込めた。でもはしゃげない。当たり前だから。
その後なぜか怒られた。「喜びを表現することも仕事のうちだ」何にも知らない人はこれだから困る。自分が続けてきたことの延長戦にチャンスが降ってくると、実感なんて湧かなくて後から充実感だけが込み上げてくる。やったよ。その日はその人が帰った後にやっぱり飲みに出かけた(笑)
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軽井沢のキャンプ場、ライジングフィールドさんで行われた「働き方改革in軽井沢」に参加してきました。
初対面でも一つの目標に向かって一緒に体を動かすチームビルディング。達成した時には仲良くなって会社の合宿で取り入れれば、より絆が深まるというもの。
朝から夜までプログラムがあって、それぞれきちんと狙いと仕掛けが隠されていて、「これはどんな目的でやっているんだろう」と考える時間が楽しかった。
まず「アウトドア会議をしよう!」ということでテントの設営からスタート。初めての方もいてみんなで協力しないとなかなか完成させるのが難しい。出来上がったテントの中で話すと自然と笑顔で前向きな会話ができて、きっとディスカッションする前に体を動かしたのがよかったんだと思う。身体が温まってる。
そのまま「働き方」についてみんなで議論(テーマは完全に自由!)。僕はアウトドア派でたまに外で作業すると捗るんだけど、「そういうのって本当に生産性をあげるためだけなのかな?」と考えてしまう。
単純にリラックスできるし、そのままベーキューでもできればその日はきっとハッピーになれる。自分の幸福度みたいなものを上げるための働き方、と捉えるべきだということに気づいた。
夜はお待ちかねのバーベーキュー。ここでもすぐにありつけるわけではなく、自分で食材を調達して、自分で火を起こさないといけない。キャンプ場全体がフィールド。
もちろん、本当に食材を取りにいくとクマとニアミスしてしまうので、スタンプラリー形式で食材を集めるスタイルだった。それでも一苦労で、火起こしも初めて使う火打ち石にこれまた一苦労。それでも無事に肉にありつけた。人生で一番美味しいバーベキューだったかも!
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HanaLab5周年記念のパーティー行ってきた。(会場は「UNNO」、1階がコワーキング、2階がシェアオフィス、1、2階合わせて500坪以上あり、キッチン、ワークスペース、子供の遊び場まである例のママさんのコミュニティがあるところ。上田の商店街の中にあり街にも開かれている)。いろんな方と知り合えたけど、ワークショップが面白かった。
テーマは「あなたがワクワク働くために欠かせない要素3つ」。僕らのグループは①好きな場所②好きな仕事③好きな人で落ち着きました。その場所、仕事、人って一体何なのかって議論になって、隣の席の大学の教授らしき人が、コワーキングスペースの存在理由と絡めて面白いまとめをしていた。
【「自分らしさ」で繋がる共同体が成立する場所】
人がお金を稼いで生活して、という共同体は会社しかなかった。好きな仕事ができる人はいいが、そうでない人は嫌なことがあってもお金のために我慢しながら会社にいる。
本音は別にあっても、会社で口にするのは難しい。そこで別の居場所のニーズが発生する。そこは自主性がベースで集まり、話し、仕事をする人がいる。ベースにあるのは「個人」としての意見を肯定すること。それいいね!やろう!が自然に出る環境(ノリでもいいんです)。
そこにいると「ああ、自分の意見を言っていいんだ」と助けられる人が多いんだとか。自然に仲間ができて「好きな」ことベースでお互いに仕事をしてみよう、という流れになる。2、3人でもいい。会社とは別の共同体が初めて生まれる。そういう細かなコミュニティの発射台になっている、という意味でコワーキングスペースは町にとって欠かせないインフラなのではないか、という意見。
面白かった。ゴールは「当たり前」の「たまり場」なのかもしれない。
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