Tumgik
yonk0-0 · 3 months
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お弁当
スタバで何の躊躇いもなくフラペチーノを買えるようになったのは、アルバイトを始めてからだったと思う。
社会人になって、給料をもらい、ボーナスを知り、先輩から譲り受けたマイカーを持つようになってからは、1万円以上する服を躊躇わずに買えるようになってしまった。10万円以上する航空券をポチッと予約できるようになってしまった。
学生時代から唯一変わらないのは、お弁当で昼食代を節約していることくらい。
こうも変わったのは、入ってくるお金の額のせいか。
食事も、インテリア1つ買うのも、週末のドライブも、すべてが自分の生活に直結していて、日々を豊かにすることにかけるお金がよくよく見えるようになった。
自分を癒すことも大事で、週末を楽しむことも必要で、それにはちょっぴりお金がかかるみたい。「自分で自由に使えるお金が増えて、大人って楽しいよ」と前に教えてもらったけれど、本当にそう。楽しいことに、お金が直結し過ぎている。
どこか心がざわつくのは、貧乏性だった昔の私が顔を覗かせるからか。自分がハイソであることに自覚的ではない人々に囲まれ、ざらっとした世界に目を背けている気がするからか。
善人ぶるつもりはないけれど、どこまでが許されるご自愛で、どこからが贅沢なのかな。そんな線引きあるわけないけれど。少なくとも毎日のお弁当作りは、自分が変わっていくことへのささやかな抵抗でもあるのかもしれない。
奮闘の記録、?
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yonk0-0 · 5 months
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軽やか
たったひとつの命を持って、ただでさえ大変な人生という荒波を、なるべく楽しんで成長してから天に帰るようにできているのが人間というものなのに、ほんとうにもったいないと思う。
できればだれもが自分と調和して楽しく暮らせるといいね、と思っているし、そのために小説を書いているのだが、結局は本人の幸せを叶えられるのは本人だけなのだというあたりまえのことを思う。小説はなんの役にも立たない。それでも書き続ける。いつかどこかで、どこかのだれかにたった1ミリのきっかけをあげられるかもしれない、そう思う。
吉本ばななのnoteにあった言葉を静かに引用。
重たくなりたくないな。
軽やかに本気で生きていたい、それだけ。
季節に幸せ感じたい、それだけ。
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yonk0-0 · 5 months
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約束
毎年提案を出そうぜと、いい大人と誓ってしまった花見の夜。
約束な、っていう言葉はずるいし、
自分が何者かどうかなんて考えたくないし、
でも周りをうかがって身動き取れずにいる自分を言い当てられすぎてギクリとする。
ふきのとうはアク抜きしない方が美味しいし行者にんにくは生でも食べれる。
山菜を貪る、ほろ苦い日々。
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yonk0-0 · 8 months
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スペイン旅行記③
また行きたいお店が増えたマドリード滞在。
心に残ったお店たちをば。
★Vinicola Mentridana
プラド美術館からほど近いワインバー。
気軽にテイスティングさせてくれて、お好きな方を、といけてる店員さん。
滞在の中で最もheavyな赤が余韻を残してずーっと楽しめた。もっと英語聞き取れたならば、、、悔し
★Restaurante Peyma
雨の朝にひとりでランニング。寒くてひとまず入ったお店で、華麗なるモーニング提供を見た。
パンコントマテのパンはお皿3枚重ねて潰して焼き目をつけて。エスプレッソの準備とオレンジジュースの生搾りが同時並行。これぞローカルモーニング、、、
トマトとオリーブオイルの優しい味わいに痺れました。
★Restaurante La Enredadera
マドリードの友人と言ったトレド小旅行。たっぷりローカルフードレクチャーを受けたお店です。
ラタトゥイユ的なソースのpisto や、パンくずを炒めたmigas、これまたパンくずと卵やニンニクが入った優しいSopa de Castellana
伝統の味は、地域によって随分違うらしく。
マドリードは大都市にも関わらず 「これがマドリードの味だよ」 って言えるのが素敵だなあと。
あと、トレドはこれぞ要塞という感じで。
★Restaurante Manolo 1934
Cocido食べてみて!!と盛んに言われ、いざ。ヌードル入りのスープが温かく優しく。ミート類が絶妙なバランスで畳み掛ける。量が多くて堪能しきれなかったけれど、Cocidoが各地によって多様ということも知れてうれしい。
スペインに限った話ではないと思うけれど、パンが保存食で。それをいかに楽しく食べるかの方向性の食文化で面白かったなあ。
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yonk0-0 · 8 months
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スペイン旅行記②
バル巡りに興じたサンセバスチャンでの一日。
美食の街、と聞いた時からいちばん楽しみにしてた。
タコのマリネ、アンコウのピンチョス、タラのクロケッタ、、
どれも軽やかでチャコリの微発砲でコクリ🥂
地元の人で賑わうバルは一杯と一皿で5€ほど
小綺麗なバルでも7.5€くらい。こちらはリオハの赤で飛んでゆける。
19時くらいに繰り出して4軒回って飽き足らず、部屋に戻ってからダメ押しのもう一軒。
Amberビールも程よいラガーでヨーロッパのビールの中で一番好き。
18度くらいの気温
スっと馴染めるバルのカウンター
偶然にも年に一度の"太鼓祭り"の前々夜
どれもがちょうどいい熱気で、日常がこの温度なんだな、と思わせるそれで心地よかった。
あと中心にある教会の空気がとても良くて。バルセロナで見たサクラダファミリアの賑わいと対比して、教会は静かでなんぼだなと思った。
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yonk0-0 · 8 months
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スペイン旅行記①
はじめての冬ボーナスをユーロに替えいざスペイン。まずはバルセロナから。
到着早々、空港からホステルへ向かう車内から見えたあるレストランにふと惹かれた。シックなグリーンの外観。テラスに集う気取らない人々、昼下がり。
荷物を置いて、そのレストランを目指した。
扉を開けるとスペイン語の、怒ってるのか賑わってるのかわからない早口な会話が飛び込んでくる。他愛もない現地語のBGMが最高で、メニューも少数精鋭でときめいた。
スズキのタルタルが、ビーツと菊芋のソースで新しい味。ベリーのように甘酸っぱく無い、チーズのように重たくない、…でもそんな要素を併せ持った素朴なマリアージュ。カポナータもひまわりシードやレーズンがきいて楽しい食感。
果たして2日後に再訪(笑)
店長らしき人に「来たことある?」と聞かれ、the day before yesterdayと言うと、おー!!と喜びの舞。
いくつかのワインをテイスティングさせてもらい、プリプリのキノコのソテーに舌鼓を打ち、白赤オレンジ…とグラスを傾けた。
このレストランは、特に野菜への愛がある。
旬の野菜を丁寧に面白く主役にできるお店だ。
結局デザートまで楽しんで、次の町に向かう列車にギリギリになってしまった(飛び乗ったのが合ってるかヒヤヒヤタイムを過ごした)けど、幸せな余韻を携えて列車に揺られる。
何度でも思い出すだろうな。
それはSOMAというレストランです。
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yonk0-0 · 9 months
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氷点下
ビックリするくらいに寒いと顔をあげられないらしい。
はじめての氷点下の日々にたじろぐ。
色んなことが折り重なると知らないうちにダメージが積もって心が鉛になるけれど、
小さい灯でポッと明るくなってフワッと心が持ち上がるんだな、そんなスパイスカレー。
本当に好きなお店だったなあ。
いちいち周りみてしょげてるけど、顔上げて。
車検通ったし、厳しい冬どんとこい。
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yonk0-0 · 1 year
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希望
LIGHT HOUSE を観た。
「仕事が1つ行き詰まると未来が全部消えたような感覚になる」という星野源の言葉にそれだなあと。
ちゃんと悔しいの何年ぶり。
なんなら初めてかもしれない。
出来ない、わからない、全然知らない。
やりたいこと、伝えたいことはこんなにあるのに、無力以外の何物でもない。
生みの苦しみ以前。真っ当に何もできてない。誰も攻められない自分の思考の甘さ、経験のなさ。
慰めてくれる人もいなくて、10月の涼しさがちゃんと寂しくて。目が腫れるくらい泣いたの何年ぶり。
こんな鬱々と書いているけれど成長痛がうれしいんだ。適当に電話してくれる人大募集。さみしー。
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yonk0-0 · 1 year
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あつい
クーラーがない夏というのを初めて過ごしている。夜風の涼しさやビールの冷たさにいちいち反応していて、いい夏だなと思う。
最近は、仕事の話を肴に出来るのがうれしい。
数個上の先輩とも親世代の上司とも、同じ温度感で映像について語り合えること。
もっとわがままになれとか作品見ろとか、ドキリとする言葉をくれること。その上で、俺の方が悩んでるとかいつまでもプレッシャーかかるとか、新人に張り合うくらい謙虚なこと。
こういう環境に憧れていたのではないか。
憧れていた環境だからこそまだ何も語れなくてヘコヘコするしか。
誰も傷つけずに生きていたい。
というのは、わがままでしょうか。
ただ怯えてるわけではない。
けっこうパワーに満ち満ちている。
こんなあつい夏は久しぶり。ビアガーデンのある日常に乾杯。
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yonk0-0 · 1 year
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初仕事
デビューした。
朗らかで温かい、素敵な人たちと会えた。
自分のやりたいことを大事にして、戦えた。
アウトプットの至らなさも、四苦八苦した過程も学びになったな。
とはいえ、たかが1本目。
打ち上げのビールはそんなに染みなかったし、ご褒美のランチはご褒美と思えなかった。ちょっと華やかなビルの最上階で流し込むワインもステーキも複雑な気持ち。
楽しくてもまだ、ぐっと言葉を飲み込む夜が多い。
魔の2週間というものがある、と先輩から聞く。
今の仕事と次の仕事の間。
そこでやりたいものを掴み取る力。
全然これからだし、ただ首を垂れてるだけ。
不安症、やっほ。
サクラマス美味しかったなあ、これほどの感動作りたいなあ。
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yonk0-0 · 1 year
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札幌
豚肉のチンジャオロースーが美味しく作れた。
ウーウェンさんのレシピはシンプル。
素材が少ないから生かすも殺すも自分次第。味が決まるポイントが明快だから気持ちがいい。
この街もシンプルだなと思う。
買い物したいなら札駅。飲みたいならすすきの。街の人に愛される自転車屋さんやお肉屋さん、銭湯も発見して。ちゃんと都会なのに、どこかへ行こうと思う時「この場所に行たい」がくっきりしている。目的と手段が自然とクリアになる。
ちなみに豚肉は、近所のお肉屋さんで買った北海道豚よ。
シンプルさが心地良い街に来ました。
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yonk0-0 · 2 years
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準備
インドに行くのだ。
いつも旅はふっと決まって、準備もままならず気がついたら現地にいる。今回はそうしてはいけない気がする。なんて言ったってインドだから。
旅のことを話すと「なんでまたそんな国に?」と言う人と、「楽しそうだね(行かないけれど)」と言う人が、半々だった。インド人の知り合いは「最高だよ!みんな詐欺師だからそれだけ気をつけて」と言う感じ。兎にも角にもちゃんと不安なんだわたしは。
面倒なビザを取ってエピペン追加して南京錠を買って。リスクを冒してまでも一体何を楽しみにインドへ向かうのか、直前になるとわからなくなってくる。
この旅の目的は、「インドを楽しむことができるのか」を知ることであって、行って無事帰って来ればそれだけでいい。言ってしまえばそういうことだ。
あとは、デンマークに行ったときに現地の料理というものが特になくてそれだけが寂しかったから、「インド料理」というわかりやすくも未知の味を求める旅にしたいのだと思う。
南インドのシャバシャバカレーで肩慣らし。まだ優しい。
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yonk0-0 · 2 years
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弱気
身体的な弱さを、これでもかというくらい思い出した1年だった。正確には2022年の後半期のことで、6月までは就職活動の荒波を乗りこなしつつある時で、そんなことには気がつきやしなかった。
幼い頃は月1で熱を出す虚弱体質、何かと面倒なアレルギー体質。
就活が終わった瞬間に、堰を切ったように先天的な体質が症状になって現れ始めた。
そんな2022年の身体的な不調や気持ち的なモヤモヤを、丸っと抱えて2023年に持ってきちゃったみたい。追い討ちをかけるようにむしゃむしゃと美味しいものを入れてしまったから、胃腸が大丈夫かい?と問いかけてくる。
大丈夫じゃないかも。
今年も頑張り方を間違えそうだし、アンコントローラブルなものに悶々としそう。久しぶりの弱気スタートが、この1年でどう転んでいくか見ものです。
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yonk0-0 · 2 years
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許し
今年もぽわぽわと何かを考えながら一人で過ごしていた誕生日。
わたしはすっかり怠ってしまうのに、ちゃんと覚えていてくれる友人の言葉がうれしくて。
欲張っちゃうなあ、
好きな人の言葉があれば強い。自分の好きに自信が持てればそれだけで大丈夫なのに。
期待値をいくら低くしても音沙汰ないことに、小さな幸せをすっかり忘れて悲しくなっていた。
それでも、許したいと思ってしまう。許していいのかなと思った時に、
「愛することは許すこと」
敬愛する寂聴さんがそう言っていたらしいと知って、ほっとした。
朝起きれない自分も甘いものをすぐ食べちゃう自分も、すっかり忘れてる彼のことも。愛をもって許そうと思う、そう思う。結局あとで後悔するの〜。
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yonk0-0 · 2 years
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余韻
贅沢なバカンスより、日常と地続きに感じられる旅の方が好きだ。
非日常を体験するとその余韻にいつまでも浸ってしまう。
だから今、真夏のデンマークのバケーション気分が抜けなくて困っている。
22時に体育館から見える夕焼け、日曜10時の贅沢なブランチ。
街の中心から帰るいつもの上り坂、部屋から見えるキャンプファイヤーの炎。
ラウンジの煌びやかな灯りとビールの空き缶(緑色)。
どれも鮮明に思い出せるのは記憶か、写真の見過ぎか。それくらいに毎日写真を見返しては懐かしんでいる。
こんな余韻を感じられること自体が幸せなんだ。そう言い聞かせている始末。
なんとか日常にカムバックすべく冷や汁を食べるなどしたけれど、やっぱりデンマークの日差しを浴びて中庭でランチしたいと思ってしまった8月31日。
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yonk0-0 · 2 years
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後悔
思ったように話せなかった最終選考の帰り道。
湿気でジトッとした空気が重たくて、渋谷の人混みがやっぱり好きではなくて。
逃げるように山手線、中央線と乗り継ぎ、西荻窪のカフェに立ち寄った。
今月はライチのパフェ。
山椒のアイス、春菊のアイス、松の実のアイス。
どれもほろ苦くて、爽快で、すぐに溶けた。
途中で顔を見せるナタデココ、ビールのジュレ、オーツ麦のクッキーなんかが楽しい。パフェ初心者だからゆっくり楽しめず、あっという間に平げてしまった。
パフェは贅沢すぎたかもな、
ちょっとのウソ見透かされたかもな、
面接官の目がギラついていたな、
準備不足で油断したな、
後悔ばかりの日だった。先に立たないなら、あとでとことん味わう。忘れないぞ、この感情とパフェの味。
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yonk0-0 · 2 years
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100%
小さい頃から常々、気合100%で臨んだ時の方が残念な気持ちで終わっている。
応援ソングを聴いて気持ちを高めて、願掛けのルーティンをして、そういう時に限って悔しいタイムに泣いた水泳の大会とか。
あいつに会えるなーとか思いながら洋服まで散々悩んだのに、バスの座席が遠くて全く話せなかった遠足とか。
そんな当時を思い出してしまうくらい。
浮ついて地に足がついていない。ドキドキしてる、たぶん。
そういう時こそ、天ぷらを食べる。
さっくりと軽やかに、ジュワッと素材の味が生きている。
まとう衣はそこそこにして、確かな中身をシャンとして、程々に。
80%くらいの気持ちで挑みたいんだけどなあ。
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