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(DevolverDigital)
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天使「人間は失ってから気付く愛に比重を置きすぎてる。失うことと正面から向き合う覚悟がないからね。だから、愛と死と時間を認識するようつくられたのさ」
人間「天使の寿命ってどれくらいですか」
天使「寿命なんてない。帰りたい時に帰る」
人間「君には人間の抱える重さは分からない……」
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会社から帰ると、田島は珍しく夕食を作っていた。
「おかえり。それ届いてたよ」
テーブルの上の乱雑に置かれた書類の中に、子宮頸がん検診の封筒があった。
最近感じているこのモヤモヤはなんだろう。
田島が焼いている焼うどんのソースの匂いが鼻にへばりつく。
もしも。
もしも、私が子供を産めない身体になったら、田島は私と一緒に暮らしていくのだろうか。
もしも、自分の子孫を残していけないと知ったら、愛情はどうなるのだろうか。
幸江の顔を思い出した。私に告白したあと、突然話さなくなった幸江。私の答えも聞かずに、突然他人になった幸江。
女の身体とは、なんなのだろうか。
子供を産む装置?
だとしたら。
私たちの寂しさを癒すために、帰る場所を作りたいのだとしたら。
その寂しさの根源は何。
最近ずっと抱えていたモヤモヤがゆっくりと私の身体を通り抜けていったような気がした。
「できたよ」
「ありがとう。いただきます」
田島の焼うどんは少し濃い味がした。
今日は、これ以上あまり考えないようにする。
私たちの均衡を保つために。
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そのときくらいせめてもと
自分の足で辿り着いたステージ
"そのアイドル"たちが選んだ選択肢
指揮のないオーケストラ
その先にある庭の美しさは
ぼくなんかにはとうてい解らぬ
ただ美しい蝶が舞っていることを
ひたすら願うだけ
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私の中にいる誰か「ここに生まれる感情は、本当に私の感情なんだろうか?宇宙の法則で生まれた誰かの脚本を演じているだけじゃないだろうか?自然現象として、風のように吹き抜けてくだけなんじゃないだろうか……そう考えると、私の存在とは、いったい……」
本当の私「うるせんだよ!!死んでたまるか!!オラ!オラ!」
誰か「やっやめてよ……痛いよ……これだから身体を持つのはつらい……」
人間の仕事をする私「うるさ〜〜〜〜〜い!!!!
kpop聴いて大人しくしてなさい!!!」
ソバンチャ…♪
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今現在のこの世界は資本主体
その中にある中毒性のあるものはすべて
非現実的で永遠に満たされないものの代替品
本当に求めているものは、実は別の何かだから
その愛に対する狂気を緩和する安定剤の役割をはたそう
他人と自分の間で、自分がそうなりたいからだ
他人と自分の間にある線路は超える、超えないという概念は関係なく存在すべきなのだ
本当に求めているものを灯す魔法のランプを探す旅に出よう
それがどれだけ事実を反映するかはわからない
ただ非現実の甘さによって得られるものもあるということ
そしてその甘さは事実を反映するものになり得るのかという真偽
愛に惑わされることなく
淡々とした深呼吸だけが頼り
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