#それに自分のミスのせいでもありお父さんの計画を台無しに
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Nogoon Beki (Yakusho Koji) & Nokor (Ninomiya Kazunari) ① || Vivant Episode 10
#vivant#nogoon beki#nokor vivant#ninomiya kazunari#yakusho koji#vivant jdrama#jdramaedit#jdramasource#asiandramasource#my gif#vivant gif#mine mine#vivant spoilers#個人的に10話に最初にささったのはこのシーンだ#だってノコルは兄が現れたからすごい自分が実力足りないと感じただろうし#兄は凄い優勝で自分が出来ないこととか気付かなかったこととか簡単に出来たし#お父さんの昔から探している子でね#それに自分のミスのせいでもありお父さんの計画を台無しに#自分は全然ダメな人間だなと思ったんだろう#でもそこにお父さんに慰めて#これからはお前がその国を引っ張っていくんだって言われて#それでも信頼してて#苦しかったわ#ノコルくん愛されてるなー
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タイトルの通り。とはいえ、単なる悪口では終わらせたくないので、これから行くことを検討する人のために、自分の体験からのアドバイスと失敗談をまとめる。 1 入念な調査・準備が必要――予習こそがすべて 2 「クイックチケット」は絶対買うな。マジで。 3 暑い・辛い・暑い(4としてエピソードを書いたよ」) 自分は、かつて愛知万博に行ったことがある。 あのときはとても良かったのを覚えている。未来を感じたし、刺激的だった。しばらくは万博で受けた刺激に考えさせられた気がする。 当時はそこまでの期待感をもっていったわけじゃなかったんだが、今回、言い出しっぺの妻の提案に、報道等でネガティブな印象しかなかった大阪万博でも、 ある程度の刺激は受けられるものだろうと、行くことが決まってしまえばそれなりに期待していた。 あれから何年も経って、技術も進んで、どんな刺激を与えてくれるのかなと。 今回は2泊3日の旅程(6-7月中の日曜~火曜)。チケットはしっかり3日分用意した。 体験者としては、冷やかしではなくそれなりに「本気」で行った部類に入ると思う。 学校の行事が最優先と考えるウチで、子供に学校まで休ませてまで行ったわけだからね。 構成としては、家族4人。子ども2人。 父(私)と長子は先行して入場し、初日は午後から。2日目は終日、3日目は午後2時ごろに退出予定。 母(妻)と下の子は、遅れて合流。1日目は宿泊のみで、2日目から万博に参加するという段取り。 で、まず結論から言う。 準備してないと、マジで意味ない。地獄を見る。いや、正確には、「準備“の質”が問われる」。 これはもう、「予習」というレベルではない。 あらゆるブログやYouTubeを読み漁り、「戦略」を練らなければならない。そう、戦略。俺みたいに公式のガイドブック片手に軽く読むぐらいじゃ何の意味もない。 (そもそも公式のガイドブックがイメージ図ばかりで全然意味がわからない) 段取り8分。本番2分。 いや、段取り9.5分でも足りないかもしれない。 万博を楽しむには、何よりも、事前情報と作戦がすべてだ。 なぜか?並ぶから。暑いから。辛いから。 だからこそ、どれだけ「並ばないか」、どれだけ「ピンポイントで楽しめる場所を選ぶか」に、すべてがかかっている。 もう一度言う。 暑い。 並ぶ。 暑い。 辛い。 2 「クイックチケット」は絶対買うな。マジで。 チケットの選択は、死ぬほど重要。いや、「罠」と言ってもいい。これほんとさー、マジでこのチケットのこと考えるだけでもいまだにムカつく。 上でもちょっと書いたが、今回は妻が言い出しっぺで、この万博計画のメインマネージャー。私はどちらかというと、参加側。つまり、乗っかり勢。 実は仕事が忙しく、あまり万博の予習をしてはいなかった。 初日のチケットについて妻からこう言われた。 「私はあとから入場するから、初日はあなたと子どもの分、自分で買ってね。スマホに表示する必要あるから」 新幹線のチケットは買ってくれたが、どうやら、チケットを代わりに買うといったことはできないらしい。 妻は行ってもいない万博の地図が思い描けるぐらいの準備済みである。 はいはい、了解。と、軽いノリでネットで検索。 すると、「クイックチケット」なるものが出てくる。 説明には、 「行く日が決まっている人には最適。スムーズに入場できます!」 的なことが書かれている。 とりあえず、行けないのが一番困る。その日の枠を押さえたい(上限があると思っていた。たぶんあるはず?) 買ってしまえばどうとでもなるか、という考えのもと、 「へぇ〜便利そうじゃん。これでいいじゃん」と、特に疑問も持たずに購入。 細かい注意書き? あるけど流し読み。 事前予約はできません? え? なにそれ? でも、「入場してから予約できる」って書いてあるし、問題ないでしょ? ……まぁ、これが、最大の失敗。自分のミスと言えばミスなのだ。 しかし、「パビリオンの事前予約」ってことの重要性が分かっている人間はどれほどいるだろうか。 (けっこういるかもしれないが、ライト勢にとってはそうではないのだ。だいたいパビリオンなんて単語さえ普段使わないだろ?そうだろ?) クイックチケットでは、事前予約が一切できない。 つまり、人気のパビリオンにはほぼ入れないということだ。 んー、、枠押さえして安心したもの気になったので事前予約について調べてみる。 つまり「しまった」と気づいたのは、購入後すぐ。 でも、そこには「キャンセル不可」の文字が冷たく光っていた。 この時点で自分のミスだとは分かっている。けど、それにしても「一切変更不可」とか、強気すぎるだろ……。 転売対策はわかるよ?けど、どうしようもないってのは何? しかも、クイックチケットであっても、後から予約機能にアクセスできるような“救済措置”が一切ない。 事前予約ができなくなった時点で、この後のパビリオンを調べたりするモチベーションもさらに低下する。 「まぁ、入場してからどうにかなるでしょ」 ――この油断もまた、すべてを台無しにする一因となる。 3 暑い・辛い・暑い――それしかない初日 入場は午後。万博までの入場は、スムーズだった。この時間帯は全く混んでいない。チケットをかざし、ゲートを抜ける。スタッフの対応も良くて、気分はそこそこ。 そう、ここまでは良かった。 問題は、入場した“あと”。 パビリオンの予約をしようとするためには、予約機なるもので操作しなければならないのだったね。予約機を探してみる。予約機に長蛇の列。 何これ、意味わかんない……。 しかも、後から知ることになるが、この列に並ぶ意味、ほぼない。 なぜなら、予約はまず取れないから。 基本的に予約争奪戦は、スマホ。しかも秒単位。(実際、みんな展示を見ずにスマホとにらめっこしている。) 予約機で取れるようなチャンスは、キャンセルが出た「ほんの一瞬」に限られる。 で、予約機の台数も少ない。スマホで取れる人が取ったあと、偶然空いた枠を取れるかどうか……というゲーム。 ここで効いてくるクイックチケット。クイックチケットの購入者には、一切のアフターケアがない。 たとえばこれも書いたけど「後からIDと紐づけて予約できるようにする」みたいな対応があってもよさそうなものなのに、そういうものは一切ない。 「購入時の判断がすべて。失敗はあなたの責任です」と突きつけられる。 不満をグッと飲み込みとりあえず、歩いてみる。こちとら子供を連れている。はるばる遠出してきてたのだ。イライラしているのを見せるわけにはいかない。 大屋根リングにたどり着く、確かに大きい。スケール感はある。 でも、ニュースでも見たあのリングに「これにお金が一体いくら…」と、つい思ってしまう自分がいる。 建築的な美しさを味わいたい。でも、心はまずはパビリオンの中に入ってみたい気持ちで頭の8割を占めている。 (今思うと、クイックチケットの惨状を目の当たりにしたことで、行けないかもしれないとなった不安が1つあったかもしれない)。 目についたパビリオンに近づき、「ここ、入れますか?」と係員に声をかけてみる。 すると、 「予約はありますか?」 「……ないです。(クイックチケットなので。)」 「予約してからご来場ください。」 「…」 「…」 暑い。 パビリオンには長蛇の列も見かけるけど、小学校低学年の子を連れて並ぶのは、無理。 それに、そもそも「並べば入れる」のかすら、よく分からない。 とにかく、圧倒的に予習不足だった。 ちなみに、2日目に気づいたのだけど、「ここ入れますか?」みたいな質問をしている人なんて、誰もいない。 完全に素人ムーブだった。恥ずかしい。 そして、なにより、 暑い。 暑い。 暑い。 もうね、文章の合間に挟まずにはいられない。 暑さをしのげる場所がない。パビリオンに入れない人間には、ただの炎天下が広がっている。 これはもう、 ネットワークにアクセスできる者と、できない者。 クイックチケットか、それ以外か。 情報武装できる者と、そうでない者。 そんな格差社会。 まるでディストピア。電脳空間への接続を許された人間だけが、涼しく快適な未来を体験できる。 ――そういう未来を、見にきたわけじゃないんだよ。 4 水を求めて――自販機に敗北する父 暑い。 とにかく暑い。 子どもよりも、まず自分がバテてきた。 水分を求めて、自販機を探す。 ようやく見つけた。が、現金を入れる口がない。どうやら「電子マネー専用」のようだ。(おばあちゃんとかどうすんだよ。) ……まあ、普段からいくつか使ってるから平気なはずなのに、暑さで頭が働かない。 目の前の小さな画面。多すぎる選択肢。見にくいUI。タッチの反応、悪い。 「どれがどの電子マネーだっけ……?」 暑い。選択肢が多い、頭が回らない。 タッチミスする。戻る。選び直す。……もう限界。 ようやく支払いまでこぎつけた……と思ったら、 アクエリアス、売り切れ。 えっ? マジで? まぶしくて「売り切れ」のランプ、見えなかった。そこに未来を見せろよ。 子どもが喉を乾かしてる。けど、こっちも限界。 仕方なく、隣の自販機で別の飲み物を購入(出てきた炭酸はぬるい)。 そこで子供に私は言った。 「ごめん……無理だ。大屋根リングの下で休もう」 入場から、わずか2時間。 パビリオンに一つも入れず、ただ炎天下の中をさまよい、水を求めて敗れ、大屋根リングの下で横になる。 1万円を払って(移動宿泊費別)、大屋根リング下で休みに来たのだった。 第一部(完) 第二部は、二日目以降、ちょっとこなれてきた俺の攻略実践や、朝一で並んでみた人間が感じた人捌きオペレーションの考察、過去の万博との比較の中で国パビリオンと企業パビリオンについての考察やコンセプトについて、どんな人が行くべきで、どんな人はやめとくべきか等、考察メインで書く(かも)です。
2025大阪万博に行った。今までで最低のユーザー体験だった。
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エドワード王 六巻
昔日の王の一代記、六巻
訓練
その日は、エドワードがアーチマジスターに召喚され、ミスリルの杖の贈り物とともに別れを告げられて塔を去る日でした。
彼の小部屋に戻って、エドワードは入門者用のローブを脱ぎ、灰色のシャツと黒いズボンに着替え、塔に締めてきた赤いサッシュを巻きました。彼はサッシュをいとおしそうに指でなぞりました。きちんとして見えるし、旅の土埃が目立ちにくいと言って彼の母がこのシャツとズボンを買ってくれたのです。モラーリンは彼に双子の葉っぱと花、小鳥と蝶を、ミスリルとドワーフとエルフの金属糸で刺繍した絹のサッシュを贈ってくれました。でも、彼は運河を超えるまで待っていました。アリエラが、とても大切なものだと言ったのです。彼女はモラーリンの古い服を切り詰めて作ってはどうかと提案しましたが、かのエルフは断固として彼女にそれを渡しませんでした。エドワードはそれを思い出しながら笑い、サッシュを彼の腰に二周巻き、慎重に端を結びました。彼は杖を取り、両親に会うために駆け下りました。
彼は二人に抱きつくつもりでいましたが、モラーリンは一人で、エドワードは立ち尽くしました。「母さまは?来て―」
「彼女は残ってお前のために馬を選びたいんだそうだ。ビーチに任せておけないんだね」
「馬?僕に!ほんと?」
「もちろんだ。モロウィンドまで歩いてはいけないよ」
「僕、後ろに乗るんだと思ってた―誰かの。見て、アーチマジスターが僕の杖をくださったの!きれいでしょう?」
かのエルフはそれを手に取って重さを確かめ、何度か振ったり突いたりしてみました。「お前にはいい重さでバランスもとれていると思うよ。私には軽いがね。どんなふうに使うのか見せてくれ。攻撃するふりをするから」彼は素手を使い、エドワードは防御の姿勢を取り、彼の攻撃を防ぐと、モラーリンの足の方に杖を突き刺しました。彼は軽々と避けましたが、少年を褒め称えました。
「メイジは短剣も持っておくべきだ。お前がトゥースを持ちたいかと思ってね」エドワードの目が飛び出しました。トゥースは、エボニーの刃と、本当のドラゴンの歯でできた柄を備えていました。エルフが鞘から滑り出させてエドワードに渡すと、彼は慎重に受け取りました。刀身は先端が曲がっていて、剃れるほど鋭い刃がついていました。マッツが時々それを借りていました。その柄を削り出したのは彼なのです。
「マッツは本当に気にしないの?」
「気にしないとも」モラーリンは彼のベルトを外して鞘を抜き取りました。蛇革でできたエドワードのための新しいベルトは、柔らかくてしなやかで、モラーリンのものと同じように、モロウィンドの黒い薔薇が留め金に描かれていました。「これは仲間たちからだ」彼は膝をつくと、サッシュの上からベルトを合わせてダガーを差しました。エドワードは彼の首に抱きついて言いました。「すごいや。本当にありがとう。あなたにも、みんなにも!ああ、それに僕、ずっとみんなに会いたかったんだ」
「我々もお前を恋しく思っていたよ。さあ、行こう。潮目を逃してしまう」
「母さまを心配させるのは嫌だな」努めて自分に心配してくれている母がいることが気楽に聞こえるように、エドワードが言いました。
「心配はいらない。明日の夜まで探しに来ないようにと言っておいた…念のためにね。だが、彼女を驚かせてやろう」
「いいね」
彼らはかなりの速さで船を漕ぎ、満潮になる前に入り江に着きました。
「トゥースの使い方を見せてあげようか?それとも、休憩の方がいいかね?」
「トゥースがいい!僕はボートで寝られるもの」
トゥースのひと噛みは冗談ごとではないからと言って、モラーリンは自分と、エドワードにもシールドの魔法をかけました。「僕、自分でシールドの魔法をかけられるのに」エドワードは誇らしげに言いました。「上手なんだよ。だけど、ヒールは全然なの」
「できるようになるさ。時間がいるんだ」
明らかに、トゥースにも時間が必要でした。どんなに頑張っても、彼はエルフに近付くことさえできませんでした。モラーリンが足を地につけたまま、ただ身体を揺らし、身を反らせたり左右に動かしたりしているだけなのに…しかも、笑いながら。鬱憤が溜まって、エドワードはトゥースを鞘に納めて杖を取ると両手で振るい、彼に強く打ち付けました。実害は何もありませんが、シールドをぴしゃりと打つ満足のいく音をたてました。魔法の効果が切れると、モラーリンは彼に打たせましたが、いとも簡単に杖を止めました。エドワードは杖を地面に投げ出して、後ろを向きました。エルフは慰めようと彼に歩み寄りました。エドワードは鞘からトゥースを抜くとエルフの心臓めがけて突き刺しました。刃は彼の手から叩き落され、くるくると回転しました。エドワードは動くトゥースを止めて掴もうとしましたが、シールド越しでも衝撃を感じました。するとモラーリンが彼の前に膝をついて左手を右膝に置きました。彼の顔はショックと信じられないという気持ちで灰色になっていました。血が噴水のように手首から噴き出しています。「お前のサッシュを貸せ!」
「僕―僕そんな―」エドワードは歯の根がかみ合わないほど震えていました。彼は気分が悪くなり、眩暈がしました。胃液が口の中に上がってきました。「つもりじゃ――な、なかったのに」血はどんどん流れています。
「坊や、今気絶しないでくれ。お前の助けが必要だ。サッシュだ。さあ、エドワード!傷口に巻きなさい。まったく、なんてこった!」彼の片方の手が手首から半分取れかけていました。エドワードは放心したように座り、全身を震わせていましたが、彼の手は開いた傷口にサッシュを巻いていました。それから、残りの部分を手と手首に巻き付けました。「私のサッシュを取って吊り帯を作るんだ」モラーリンは怪我をした腕を吊り帯に落ち着けると、片手を離しました。彼はベルトから水筒を取り出して飲み下しました。「もっと水がいる。お前の杖はどこだ?2マイルほど戻れば井戸がある。トゥースは?探しに行きなさい。怪我をするんじゃないぞ」
「もういらない」
「モラーリンの血に浸った剣はそう多くない。幸運を連れてきてくれるだろう。言われた通りにしなさい」
「満潮だ」
「ああ。ファーストホールドにジョーンのお恵みがあるだろう。片手では魯が漕げんな」
「僕が―」
「いや、お前には無理だ。力がない。ここは流れが速い、私は地面の上で死ぬ方がいいよ。エドワード、ここに留まってはいられない。血の匂いが獣を引き寄せるからな。もし私が気絶したら、充分離れて木に登るんだ。そして祈りなさい」彼は荒い息で杖に寄りかかって立ち上がりました。「離れるなよ。だが、何があっても私にしがみつくな」彼は小さく一歩を踏み出し、またもう一歩歩きました。
「ごめんなさい」
「まったくだ。アサシンに変身するにはまずい時と場所を選んだものだ。優れたアサシンは常に離脱の手立てを持っている」
「はい」エドワードは涙を流しながら鼻をすすりました。「僕、ヒールはできないけど、少しは力を回復できるよ」
「本当かい?そりゃ助かる」エドワードが唱えた呪文に、エルフは衝撃を受けました。彼は息を呑みましたが、極力まっすぐに立っていました。衝撃が去ると、いくぶん姿勢を保ちやすくなりました。「僕、もう一度できるよ」エドワードが熱心に申し出ました。
「いや。お前��大変な力を持っているが、調節する技能がいる。だが、良くなったよ」
モラーリンは歩きやすくなり、声にも力が戻りました。エドワードは心の中にある怪我の絵を滲ませようとしました。彼らはゆっくりと歩き、時々モラーリンは木にもたれて休みました。彼らに危害を与えるものはありませんでした。無言の長い旅の果てに、彼らは古い井戸に着きました。モラーリンが水筒の水を飲み干すとエドワードが水をくみ、彼も飲みました。それからもう一度水を詰めました。
「今晩はあそこで過ごそう」 『あそこ』は、大きな荒れた建物で、明らかに人はいませんでした。エルフは鍵のかかったドアを蹴りつけて開けました。中は真っ暗でした。「明かりの魔法はいる?」エドワードが申し出ました。
「いや、私は見える。力を温存して私のそばにいなさい」何かが素早く動く音がします。ネズミです!エドワードは考えるより早く二人にシールドをかけ、トゥースを抜いてエルフの背中に自分の背をつけました。1匹のネズミが跳び上がって、刃に身を投げました。モラーリンは杖を振るい、もう2匹を倒しました。他のネズミたちは逃げて行きました。
「よくやったな、坊主!」彼らは小さな窓のない部屋を見つけ、中に入ってドアを閉めました。そこにはいくばくかの薪があるようでした。おそらく、台所の隣の倉庫か何かでしょう。モラーリンは壁際に座りました。
「で、ナイフが使えるじゃないか。全部芝居だったのかね?私を油断させるための?」
エドワードは不安と恐怖でいっぱいになりました。そうしようとしてモラーリンを傷つけたのではないと抗議しながら、涙をあふれさせました。「僕、ふざけただけだったんだ、笑わせようとしたの…最初は怒ってた、だけど自分にだよ、僕がぶきっちょだから、あなたにじゃないんだ…思いついて…本当に大好きなんだ!」
エルフは怪我をしていない方の手を伸ばし、エドワードを引き寄せました。「それなら、片手なんて安いものだ」
モラーリンが優しくとんとんと彼の肩を叩いて鎮めている間、エドワードは彼の肩にもたれて泣きました。「僕の本当の父さまだ」
「エドワード、私は…」
「いいえ、あなたがそうなんです。僕の幸せを何より大事にして、そんな値打ちがない時すら僕を愛してくださる。あなたはずっと親切で寛大で、僕の利益になること以外、何も要求したことがないんです。あなたの人生を僕に捧げてくださってる。それは本当の父親がすることです。それに僕は、あなたに痛みしか与えていないのに。僕を生ませた人は、僕がその人に似ていないからって僕と母さまを忌み嫌っていました。僕たちはあなたにも似ていないけど、それでもあなたは僕たちをとても愛してくれる。あなたがいれば、僕、もっといい子になれると思うんだ。大好きな父さま」
「私はお前に攻撃する十分な理由を与えたんだよ。私はお前から母を奪ったのだから」
「僕を父親から引き離さないために、母さまを失う危険を冒したんだよ。僕のことなんか知らないのに、それに、僕の父親は憎むべき敵だったのに。それでも僕たちのことを考えてくれてる。彼がどんなにおかしいか、あなたにはわからないよ。父さまの中にはないから」
「わかった。それでも、お前の中に反感と怒りは残っているね」
「愛してるよ!」エドワードは抗議しました。でも彼は、自分の声の中に怒りを聞きました。
「そして憎んでいる」モラーリンの声はとても穏やかで、静かで、まるで天気の話でもしているようでした。
「両方はできないよ…そうでしょ?」
「どうかな?」
「傷つけるつもりなんかなかったんだ」
「信じるよ」
「僕は―僕は邪悪なの?とても後悔しているんだ、あれをなかったことにできるなら何だって差し出すよ、だけど―僕―」
「いくらか満足のいく答えだ」
エドワードの喉が嗚咽で詰まりました。彼は口がきけませんでしたが、モラーリンの肩に向かって頷きました。エルフの手が、優しく彼を撫でていました。
「アイリックはデイドラのことを話��たかね?」
「悪魔のこと?いいえ。僕にあんなことさせたのは悪魔なの?じゃあ、僕は邪悪なんだ」
「お前はそうじゃないよ。だが、デイドラはあのような行動に餌をやっている。やつらはそれを―力づけるんだ。そして、お前の怒りは彼らを引き寄せる。しかし、やつらがお前に何かをさせることはできないし、やつらも、それも、お前の中にはない。つながっているがね」
「そんなの嫌だよ。どこかに行ってほしいな。どうやったら追い払えるの?」
「なぜ嫌なのだね?そこから力を引き出すんだ。それが、お前が襲ってきたネズミから身を守るために私たちにシールドをかけさせたんだよ」
「魔力のこと?あれは悪魔からのものじゃないよ」
「そうだ。だが、それを使用する能力がね。いいかい、お前の行いの一部がデイドラの餌になる。だが、それと同時にお前はそこから力を引き出すんだ。そうすれば、どのような目的で使うにしろ、その力はお前のものだ」
「デイドラを持ってるの?」
「持っているよ。それも大きなものだ。だが、皆同じものか、それ以上のものを持っていると思っている。他の者より強いのがいる、それだけのことさ。だが、そんなことを聞いて回ってはいけないよ、慎ましい行いじゃないからね」
「僕のにはどこかに行ってほしいよ!」泣きながらエドワードが叫びました。
「お前はそう言うが、それがない振りをしていたら、それが達成されることはないだろう。デイドラを持つことは、馬に乗るようなものだ。制御し続けなければいけない。デイドラはお前のことなど気にかけない。そいつはお前の痛みや、けがや、死のようなものすべてを餌にして命に代え、新しい宿主を探している。やつらは我々がするように考えたり計画を練ったりはしないし、我々と同じように時間を経験しているとは、私は考えていない。だから、デイドラが餌にする行為はその瞬間に起こり、それに捕らわれている間は、過去も未来も存在することをやめてしまう。それは非常に強い快楽に満ちた経験だが、非常に危険にもなりうる。そして、とても中毒性が高い。だから、自分のデイドラに餌付けをすることだけを考え始める。神や愛する者、自分自身のことさえ考えるのをやめてしまう。その道を行き過ぎると、他を選ぶ意思を失ってしまうんだ」
「怖いよ!じゃあ、僕は何をしなきゃいけないの?」
「恐ろしいことだよ、人間が陥る中で最も最悪の事柄だ。今夜のことを覚えておきなさい。どう感じたかを。デイドラの飢餓が何なのかを把握し、自分の行動を考えなさい。お前は若くて、とても大変なことだが、お前はその危険に直面しているからね。ああ!」エルフの体が硬直して息が乱れました。エドワードはあの傷が痛んでいるのだと思いました。
モラーリンは少し眠らなければいけないといい、エドワードに見張りをして、一時間後に起こしてほしいと頼みました。そのあとで、ドアに鍵をかけて一緒に休むことができます。
「うん、父さま…それに、僕、何かもっとできるかもしれない。僕は鍵をかけられないけど…」ドアには掛け金がかからず、開きっぱなしでもありませんでしたが、バタンと音をたてるほど揺れていました。エドワードはその後ろの壁の近くを探って、くさびを見つけました。彼はドアを閉めてくさびを木切れと一緒に差し込みました。「思った通りだ。材木を両腕いっぱいに抱えてこんなドアを通るのはおかしいもん。こういうの、僕の―ゲラルドの宮殿にあったんだ。これで何かが入ってこようとしたら大きな音で知らせてくれる。鍵の魔法の代わりにヒールを使えるよ」
「へえ、実によく考えたね」彼は剣を取り出して、横の床に置きました。「これなら二人とも眠れるかもしれん」
彼らは身を寄せ合って眠りました。ドアと壁を引っ掻く音は頻繁に聞こえましたが、この小さなクローゼットに入ってくるものは何もありませんでした。モラーリンは夜の間何度かヒールを唱えました。朝になる頃には、「片腕の男としては」調子がいいと宣言しました。彼はサッシュの包帯を解いて傷を調べました。出血は止まっていて、片手を触るとまだ温かいままでした。触っても顔色が変わったり体が竦むようなことがない程度には痛んでもいませんでした。でもまだ傷口は開いたままで、片手は使えません。神経と筋肉、小さな骨の数本が傷ついていました。このような怪我の修復は彼の能力を超えていました。エドワードはその光景の中に食事をするデイドラを感じて、急いでそれを追いやりました。
モラーリンがにやりと笑いました。「食べさせておけばいい。害のない類の餌だ。もう済んだことだからね」
「飢えさせるつもりなんだ」エドワードがしっかりとした声で言いました。
「それをやってみてもいいし、代わりに制御することを学んでもいいが、それでも、神々とともに歩きなさい。我々はタワーに戻るのが最善だと思うね」
「うん。そこなら治せるよね?」
「どうかな。少なくとも今よりはしっかりくっつけられるだろう。ああ、そんなにうつむいてはいけない。もし塔に治療の力がなくても、どこかで見つけられる。スサースは戦の負傷は得意だし、塔のメイジたちよりも治療に優れていることで有名な寺院もある。それに、左手だからね」彼は乾いた血のしみがついた丸めたサッシュを持ち上げました。「この色はお前の母上が考えていた以上に実用的だったな。少しは洗い落とせるかやってみよう。こんなに用意の整わない旅はしたことがない。エボンハートの大通りをぶらぶらした時ぐらいのものさ。お前の母上に殺されてしまうな」
「僕を殺してからだよ」エドワードはため息をつきました。「少なくとも塔に戻って帰りが遅れるもの」彼らは明るい中庭に出ました。朝日は西の空に既に高く昇っていました。
「そうでもないぞ、エドワード。仲間たちが近くに来ている。聞こえるぞ。マーラ、どうかうまい嘘を思いつかせたまえ!」
ミスが中庭に馬を速歩で駆ってきました。「ここにいるぞ!」彼が他の者たちに声をかけました。「なんてことだ、怪我をしてるじゃないか!見せてみろ。船を漕いでいる途中で会えると思っていたんだが、岸で血を見つけてここまで追ってきたんだ。何にやられた?」
「デイドラだ」※
「デイドラって!一体どういうことだ!?昼日中のこんな開けた場所で?得物は何だったんだ?黒檀の大太刀か?」ミスが怪我を検めると口笛を吹きました。アリエラと他の者たちが駆け寄ってきて、彼女はエドワードを抱きしめました。「大丈夫?心配してたのよ」そして、夫の手を見た彼女の顔色は真っ青になりました。
「腕が鈍ったに違いないな。一体何をやってデイドラにこんな目に?」ミスが強い口調で訪ねました。
「この子だよ…怖がって私の腕を掴んで、シールドの呪文をしくじったんだ。彼のせいじゃない。事故だ。アリ、見ちゃいけない。エドワード、母上にお前が殺したネズミを見せて差し上げたらどうだね?」
「僕、スサースを見ていたいの」エドワードは異議を唱え、それからそのことがデイドラの養分になることを思い出しました。でも、見ていれば治癒に関する何かを学べるかもしれません。それはいいことでしょう。これは、彼が考えているよりずっと複雑なことでした。
「まあ、エドワード」アリエラが言いました。「戦いでは意識をはっきり保っておかなければなりませんよ」
「この古びた宿屋で彼がネズミを殺したんだよ。実によくやった。頭をしっかりと上げて私と背中合わせになって、両方にシールドの魔法をかけたあとにね。初めての戦闘では誰だってうろたえる。特に予想していない場合には」
最後にスサースが普段通りにやってきて、他の者たちを肘で横に追いやると、怪我の具合を調べ、シッシッという声で言いました。「なおせせせるよ。きれいな傷だっしし」彼は注意深く怪我を見ながら、腕を曲げて傷口を開きました。すると、傷口の組織の両端が触れるように手を前に出しました。彼はそれがきれいに並ぶことにとてもこだわっていました。それから、呪文を唱える間、マッツにそのまま支えさせました。外側から見える怪我の痕跡が、切り傷すら残らずに消えてしまいました。モラーリンは満足げに腕を振り、指を曲げました。「ありがとう、スサース。少し痛むが…」
「あしした、ししし仕上げをすすすするよ」
「かわいそうに」アリエラがエドワードを案じて言いました。「怖かったでしょう。それに、こんなひどい家で一晩過ごすなんて」
「僕は赤ちゃんじゃないよ。怖くなんかなかった。父さまと一緒だったもの」
※原文ではDemonの表記ですが、デイドラの意と解釈しています。
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明かりを消して
2021年4月10日
・退職願用に白い便箋を100均で買った 郵便番号の枠がない真っ白の封筒って、意外と売ってないんだな 100均にもスーパーにもなかったので、明日本屋へ行ってみる 6月末で退職しようと思う
・会社に新しい社屋ができて、4月からそこで勤務している 部屋が狭く、自分の電話対応の声が全員に丸聞こえの状態で、すごく嫌だ 自分以外全員男性で、こちらの社屋に引っ越してきてから変なノリが助長された それもすごく嫌だ 加えて後輩のことも心底無理になってきた 相変わらず毎日ミス連発、引っ込み思案で社内の人とコミュニケーションを取ろうとしない、臨機応変な対応ができない、自分の頭で考えることができない 勘が鈍くてセンスがない もう無理
何の利益も生み出さないようなジョークを言い続ける上司にも辟易している そんなことを言う暇があるなら仕事をしてほしい 部署の全員から能無しだと陰口を叩かれていることに気づかないのだろうか
ああ早くここから離れたい そういう気持ちが日に日に大きくなっていく
・まだ親戚から鍵を返してもらっていないが、祖父の家に引っ越してもいいよと父親から許しをもらった 母方の祖母のことで忙しいので、それが片付く5月中旬頃には引っ越しできそうだ
管理会社に退去の連絡 祖父の家にインターネット回線を引く 引っ越し ガス・水道・電気停止の連絡 NHK受信料支払い解約の連絡 転出届・転入届提出 免許証の書き換え その他諸々住所変更の連絡
やることがたくさんある ここ数年何もしてこなかったのでちょうどいい やることに追われて無駄に悩む��とから解放されたい 不安に追いつかれないように逃げるだけ (「走れ、絶望に追いつかれない速さで」のパクリ)
・会社を辞めてからのことは考えていない 何も考えたくない 本当は生きるのをやめたいのに、痛いのが怖い/家族を悲しませたくない/誰にも迷惑をかけたくないという理由で渋々生きることを選んでいるので、 その上で希望や計画なんて出てくるわけがない 考えたくないんだ できるだけ早く死にたい まあでもバイトするだろうな多分 完全無収入ではやっていけないので
・楽天モバイルの新プラン1年間無料の期限が迫っており、プラン内容も魅力的だったので契約した 乗り換えでもよかったんだけど番号変えるのもいいかなと思って新規契約にした 以前の番号はもうすぐ消滅するので、しつこくSMSを送ってきていた元恋人ともこれで完全に縁を切ることができる 不必要な人間関係は一掃したい 本当はLINEもやめたいけど、家族も利用しているのでそうもいかない 便利すぎるねあれ
新しいガジェットとか新しいサービスとかわくわくするね とりあえずモバイル通信開通に3時間くらいかかったけどね 変なところで手詰まりになって、マニュアル全部読み返して困ったときはの項目2周くらいやって、検索しまくってやっとたどり着いた個人ブログで問題が解決するっていう しかも正攻法なのかよう分からんし まあ使えるようになったのでいいか
とりあえず今日から1年間スマホの通信費がタダです よしよし その後も外で極力使わないようにすればタダらしいので それは無理でも多分980円の価格帯には納められそう 今より安くなることは確実なので良かった
最悪いろいろうまく行かなくてスマホが使えなくなっても構わない インターネットは使いたいけど、人との連絡手段を持ちたくない どこにいたってスマホ1つで誰かから意思をぶつけられてしまう現代 苦しい
誰とも関わりたくないわ 特に職場の人
・今月車検があって14万が飛んでいった あと再来週にとある遁世施設へ見学に行く いろいろとお金がかかるなあ バイトで生きていくの正直しんどいって分かってる いつまでもフラフラしていられない なにせボーナスが入ってこないし 2年に1回車検はあって 年金や健康保険料も払わなければいけない
金がかかる 働かなくてはいけない 狂ってる
こんなシステムから早く離脱したいよ
・全てが他人事のようだ 会社を辞めることも、引っ越すことも 本当に実行するのだろうか
祖父の家は、玄関の内側に蜘蛛の巣が張っていたり、畳がぐにゃぐにゃだったり、ネズミや蛇や虫が出たり、 お風呂もトイレもちょっと汚いし、光が入らないのでいつも暗いし、台所も寒々としている でも家賃がかからない 怖い隣人もいない 何部屋もあって広い 台所もかなり広い
なにより、私の中に引っ越す以外の選択肢がない
自然と導かれるように話を進めている自分がいる 一方では他人事のように思いながら、それでも 多分この選択は間違いじゃないと思う
違うことをやっているときは、常に迷い続けているから
・あとになってから、正社員を辞めたことを後悔するかもしれない 慣れ親しんだ1Kの部屋を手放したことを後悔するかもしれない それはそれでいい 大きな挫折も経験せずこんな歳になってしまった もっと失敗していいはずだ
・他人に愛着を抱けない 他人に依存することを極端に避けることが普通になってきた 恋人がいないことや、友人が少なく、かつその友人とも交流が少ないことに関して、寂しいだとか惨めだという感情もあまり生まれなくなってきた 精神的に成長したと言えるのか、人として問題があるのか、分からないけどどうでもいい 誰かに自分の気持ちを話したところで、何になると言うのだろう
私は何にも夢中になれない 余計な感情やプライドを捨てたい 早く生きることを終わりにしたい もう寝よう
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旅先から修羅場まで...みんなの野宿エピソードが面白すぎた
集計期間:2020年12月20日~12月22日 回答数:17115
突然ですが、皆さんは「野宿」をしたことがありますか?
筆者は遠い昔、家族が寝静まった深夜に帰宅するも鍵を紛失しており、実家の敷地内で野宿をしたことがあります…
そこで今回は「やむを得ず野宿をした経験はある?」というテーマで調査してみました。
やむを得ず野宿をした経験はある?
回答者17115名のうち、やむを得ず野宿をした経験が「ある」人は全体の約14.8%、「ない」人は約85.2%という結果でした。
ここからは、やむを得ず野宿をした皆さんから寄せられた貴重なエピソードを見ていきましょう。
<旅先で>
・北海道でのツーリング中でガス欠して。
・夏の北海道で。その日は、夜の宿を予約しておらず、まぁ、銭湯にでも行こうと思っていたのですが、とても暖かく、夜風にあたりながら、そのまま。
・野宿と言ってよいかどうかわかりませんが、50年近く前の学生時代に北海道旅行した時、金がないので札幌駅前の芝生(?)で寝たことがあります。今はどうかわかりませんが、当時は問題なく過ごせました。ただ、熱くて寝苦しかったのを覚えています。
・高校卒業旅行で弾丸で和歌山へ車で出かけて宿をとっていなく、浜辺で寝た
・学生の頃、四国へ青春18切符を利用した旅行した際、予定の目的地に間に合わず、野宿する
・学生の頃、東北三大祭りの一つ「ねぶた祭り」を見に行ったら宿に空きがまったくなく、仕方なしに公園にたまたまあった土管の中で一晩過ごしたことがある。
・高尾山付近で山小屋で新聞紙を体に巻いて一夜を過ごしました。下山後駅前での食事が美味しかった事この上ありませんでした。
・1人旅の途中に散歩がてら徒歩で山の景色を楽しんだら迷子になり宿泊先に戻れず1晩と野宿するはめになった。
・山を越えて日本海へ!と友人と車で出掛けてみたが、道に迷い途中でガス欠寸前に。ガソリンスタンドが開くまで動かずにいようと朝まで待ちました。
・無計画な旅行で、夏場だったので、公園で朝を迎えた事がありましたよ!朝陽を浴びて、とても清々しい気持ちになりました。
・宿がなければ駅に止まればいいと思い旅行に出たが駅を24時に締め出され野宿した
<グローバル野宿>
・東南アジア旅行した時に、タイやインドで駅の中で野宿した
・グアムで初日ホテルとってなくて、しょうがなく
・海外にて予約していたはずのホテルに業者のミスで予約が入っておらず、折悪く周辺ホテルも満室で止むなく教会の敷地内に野宿した。今思いだしても、あれはないわ。。。
・イギリス旅行した時に、公園のベンチで一晩過ごしました。今よりズッと治安も良かった気がします。
・オーストラリアでメルボルンからエアーズロックまで車で行こうと思ったが日本の距離感が全く会わずに砂漠で野宿しました。満点の星空に感激しました。
・フィリピンでパナツボ火山に登った時に日が暮れてしまって火山灰の上に野宿
<天災や事故で大変でした>
・大震災の次の夜、知り合いも避難であてにならず、車移動の途中で道路脇で一夜を明かした
・東日本大震災のとき、避難先の小学校の屋上で一晩過ごしました。近くのコンビナートで火災があったため、迫りくる炎の中での野宿は翌日ヘリで救助されるまで生きた心地がしませんでした。
・昔、東北の峠越えの最中に雪で脱輪落下。明るくなるまで、車内で野宿。
・大雪ので道路が通行止めになって、コンビニの駐車場で野宿した。食べ物とトイレはコンビニで済ませて助かった。
・ドカ雪が降り家まで帰るに帰れず車中ですが野宿しました寒さと恐怖で寝るに寝れなかった
・台風で道路が通行止めになり仕方なく駅で寝たことがある
・真夏の海沿いで、渋滞にハマり、帰宅までの時間が見通しつかずに、仕方なく翌日の朝に帰るようにと思い、海沿いにあった灯台の駐車場で野宿。が、真夏、海ということもあったせいか、ヤブ蚊の餌食になった。車に入ってきた、数、21匹。主人ともども、無数、刺されまくった、、、最悪だった。
<家出>
・学生時代に家出して一晩野宿しました。冬ではなかったのでなんとか……。
・高校生の頃家出をして…田舎なので国道沿いの山奥で朝まで隠れてたことがある。
・中学生の頃家出して、泊まる所がなくトラックの荷台で野宿した事がある。
・野宿と言うか、車中泊だったんだけど。社会人になって間もない若かりしある日、仕事から帰って母親の作ったご飯を食べようとした瞬間、母親が「さっさと家を出ていけ」と言ったことに対し、仕事も上手くいっていなかったせいもあってカッとなり「今すぐ出ていったるよ!」とカバンだけ持って自家用車で行く宛もなく出ていき車中泊した。
・ガキの頃親と喧嘩して、うちを飛び出したのだが行くあてもなく河原の土手で一晩過ごした!
・両親と喧嘩して、お互い頭に血が上ってて、出てけって言われたから荷物とか大量に詰めて出ていったが、携帯は持っていくなと言われ誰にも連絡つかなくてしょうがないから近所の公園で一晩過ごした。
・10代の秋頃に友達と2人で家出中、行く所が無くなり寒くて風を凌ぐためにマンションのエントランスに入って野宿した事がある
・中学生の頃に家出をして、祖父の山に野宿した。夏場だったが寒く枯れ草を集めて暖を取り、火を焚いて蚊を追い払い、夜空の星を見上げていたらこの世界で自分は何でも出来るのだと思った。2日も経たないうちに、お腹が空いて帰り怒られた。
<ライブで興奮>
・ライブ終わり興奮しすぎて高速バス乗り過ごした
・つま恋の拓郎&かぐや姫のライブに前日から行き友人とここで寝るしか無いと暗闇の中寝た。朝起きたらすぐ横を走るトラックの音で起きびっくりした。道の端で寝ていた!
・19歳で好きなバンドのツアーで初めて千葉から名古屋まで行き、金銭面でもそうだけどホテルさえ手配していなくてバンドの人達の出待ちをして、電車も終電なくなり当時は改札からホームは閉鎖していたけど改札入る前の駅自体は閉鎖されていなかったから駅構内で野宿をしました
・他県のライブに行った際、終電を逃して友達とずっと公園で話していた。
<終電よ行かないで>
・電車で最終で寝込んで終点まで行きお金なく公園で野宿した
・終電を逃した時に限ってホテル満室のため、駅の待合室で1泊した。
・列車の旅をして終電乗る過ごして野宿した
・田舎のローカル線で21時頃の終電を逃して駅前の公園のベンチで朝6時頃の始発まで野宿
・終電で寝過ごして帰れなくなったときに横浜のランドマークタワーの下でダンボールにくるまって寝た
・残業で終電がなくなったが、職場からは追い出された。始発まで公園のベンチにいた。
・終電で寝過ごし、知らない駅で降ろされ、二人先の方でタクシーが出払い、待っていてもタクシーが来ず、駅から歩き出すも方向が判らず結局、駅から1時間強くらい歩いた河川に掛かる大きな橋の下に泊まることに・・・。翌朝起きると地元ではなく、隣の新潟県でした・・・。
<酔っ払い>
・酔っていて外で寝てしまった
・若い頃結果的に酔っ払って数回した事がある。
・野宿とは意味合いが違うけど酔って建物の軒下で寝たことが何回かある
・呑みに行き、終電で帰路に就いたが開発中の終着駅にて…ショッピングモールもホテルも建造中でタクシーすら通らずで
・飲みすぎて路上で寝てしまい荷物を全てなくしてしまい一晩屋外で過ごしたことがあります。翌朝知人に会うことができ、電車賃を借り帰ることが出来ました。
・大学生の時にお酒を飲んで終電を逃した。翌日1限からだったので大学の実験棟外階段で野宿をした。朝7時に部室棟が空き部室で寝たが2限も寝坊した。
・酔っ払って財布を見たら1000円しか無く周りに何も無くしばらく歩いて会社の最寄駅まで行き(定期が使えるので)風を凌げる所のベンチで始発まで寝た酷い二日酔いだった
・ありがちなのですが、飲み会で飲みすぎて、終電逃しタクシーで最寄り駅まで着いたのは、いいのですが、歩いて5分の自宅の方へは、なぜか行かず、駅のバス亭の、ベンチへ、気がつけば朝日が昇っております。結果、一晩ベンチで野宿しました。因みに、私は、おんなです。
・飲み過ぎて今どこにいるのか分からなくなり、財布と眼鏡も盗られたのか落としたのか何処かで失くし、仕方がないので公園のベンチで朝まで寝ました。(8月で良かった)
・友達のアパートへ3人程で一晩お世話になるつもりが、酒を飲んだ後酒を飲まない自分の車でコンビニに買い物に出かけた後、締め出しにあった。本人曰く眠ってしまったらしい��…。仕方なく車の中で3人で一晩過ごした。今思うと夏だったから良かったけど、冬なら無理と思う環境だった。
<お金がない>
・大学生の時。金がなくて。仕方なく。夏だからできたし、若かったからね。おかげさまでお金のありがたみがよく分かりました。
・日雇いの仕事で一日の予定が、明日も予定が入って電車の金がないから仕方なく。
・乗り過ごし真冬に山梨県大月駅で終電で降りてホテルに泊まる金も無く、始発迄、寝たら凍死するかもと思うくらい寒い中で野宿した事が有る
・長距離バイクツーリング時に、昼食後うっかり財布を鞄ではなくポケットに入れてしまい、給油の時に財布を落としていることに気づき、やむを得ず野宿しました。
・コロナがはじまって仕事が無くなり職も住まいも無くして知人のお宅にお世話になるまでこの寒空に1週間野宿をした。こんなに困ってる国民がいるのに国は助けてくれない!もう一度給付金が出れば助かるのに…生まれ変わったら必ず国会議員になる!とつくづく思う。
・コロナで、家賃が払えなくなり、ミニミニに追い出されて野宿しました。
<鍵がない>
・帰るのが遅くなり鍵を持ってなかったので家の前で寝る羽目になった。
・家の鍵を会社のロッカーに忘れてしまった。
・家の鍵を無くし、携帯の電源が切れ、朝まで家近くをウロウロしたり、べんちに座ったり、夜が明けて実家に行きました。
・夜遅くまで飲んでいてタクシーで帰ったのですが、玄関前で鍵を家に忘れていることに気づき一緒に住んでいた彼女は寝てて起きなかった
<ガチ勢>
・寝袋はかならず持っていて何処でも寝られる体制にしている
・子供の頃はしょっちゅう。それこそ公園のベンチ、お寺の境内、コインランドーリ、夏場は、公園の噴水で体を洗ったこともある。
・しょっちゅうしてる
・昔ホームレスやったし
・寝るのは学校の階段下がいいよ
<修羅場>
・小さい頃、家のカギが閉まったままで中に入れず一晩犬小屋にいる犬にくっついて寝たことがある。父は出張、母親は違う男の人と一緒にいたみたいだった。シロがそばに居てくれた事を今も忘れない。
・母親が酒乱だった。夜中に酒を飲んで帰ってきて、寝ていた私を起こして「今すぐこの家から出ていけ」と着の身着のまま追い出された。その日は2月の氷点下まで気温が下がった午前1時半。追い出されたけど行くあてもなく(当時16才)仕方が無いから公園で夜を明かした。
・中学生のころ、父が自宅で酔っていた夜に日付が変わっても乱暴な音や暴力的な独り言が止まず怖か��たので、勝手口から抜け出して明け方まで近所の公園の東屋にいました。屋根のある「家」があるありがたみをひしひしと感じました。
・家から締め出されて近くの公園で野宿しました。女です。まだ10代でした。信じられない。
・東京に上京した時に渋谷駅のハチ公前で寝ていたら寝ている間に財布を盗まれました。
・当時付き合ってた彼女に知らない場所に捨てられて真冬の中公園で野宿して死にかけた
・明け方に職務質問されました
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打ち上げ花火、解釈(暫定)
今回レビューを書いたのは、あまりにも誤解というか、変な観方をされていたからです。 君の名は。とかと比べられたり…声が批判されたり...
追記
なんか勢いで書いてしまったので、訂正させて欲しいです...
君の名は。はめちゃくちゃ好きだし、作品的にもエンタメ的にもとてつもない完成度だと思います。好き。別に比べるのも悪くないんです。今の日本に受け入れられるアニメーションであることは確実に証明されているし、同じ夏アニメで、男女の話だし。比較対象として出てくるのは当然と思います。何が問題なんだ?!浅いとか深いとか言うつもりもないです。浅い深いどちらがいいということも思っていない。ただ、この作品に適した見方をされてないと思うんです。それはネットの感想を見る限り君の名は。の影響が大きくて。もちろん、見せ方がまずかったのはあると思います。でも、企画はこの映画の方が先だし、君の名は。がここまでヒットすると考えて作られていない。そういった点を考えると、積極的に庇いたくなったんですね...なんか表現が難しいな
君の名は。に負けないくらい素敵な作品であることを広めていきたい。
僕は全く声に問題があるとは思わなかったし、内容は苦しくて切ないけれどまっすぐで前向きで、すっきりして、幻想的な映画だったと感動しました。
広告もよくなかったし、典道の見た目が高校生っぽくなっていた構造的な問題もあったと思いますが、 一番の理由は、暗喩が理解されなかったことにあるんじゃないかと思います。
たくさんはないですが、構造や比喩に関して述べているレビューだったり、ツイートがあるので、僕も便乗して、他の的外れな批判たちに埋もれないよう、私はこう観たぞという文を残そうと思いました。表面の絵だけ追う観方では魅力が半減する映画だと思うので、その助けになれば幸いです。
かといって未鑑賞の人にはオススメしないけど...
比喩について
「桐島部活やめるってよ」は、ゾンビ映画の比喩が理解できないとイマイチ楽しめないし、作中に出てくる塚本晋也監督の「鉄男」はドリルの比喩がわからないとよく理解できないでしょう。
例えば、物凄く難解なパズルがあって、なんかすんごい些細なアラに見えるバグみたいな要素に憤慨して、もっと完璧なパズルよこせと言う人より、いや、これはなにか解くのに必要な要素なんじゃないかと疑問を持てる人でないとその作品は楽しめないし、凄さもわからないのです。
なんか疑問に思っても、いや、この製作者はそんなミスをしない人達なはずだから、なにかあるに違いないと思ってみないと、とけないパズルだった感じがあります。
制作物全てがパズルではないし、無論パズルとして見なくても面白がれるのですが、ただのアラのある立体としてしか見ることができないとそりゃあ面白くないだろうなと思います。
なんだよ、去年の立体は素人が見たってめっちゃ綺麗な形で、こんな出っ張りなんて一つもなかったぞ!!!となる。 せめて、解くことはできなくても、その物体がパズルであり、解くことができる、かっちり美しく組まれているということを知らないと出っ張りの意味がわからず楽しめないのです。
そういうものもあるそういうたのしみかたもあるということです。
なお、映画を見たのは一回きりで、文章を書いている間に原作を観ました。 感動の余韻で急いでメモしたことをとりあえずまとめたものですので、文体とか、読みやすさとか、時系列を考えていません。
なお、本人ですらうまく表せていないなと感じています。アニメに対しての「実写」という表現だったり、「大人の世界」だったり。
思いついた言葉で書いてますので、あ〜だいたいこういう方向性の意味ね、という感じでお読みください。
言葉足らずだったり、記憶違いだったりするかもしれませんが、大目に見ていただければ嬉しいです。
以下、アニメ実写ともにネタバレあります。 鑑賞後にお読みください
1 ぼりのしん個人の読みとき
あくまで一例にすぎません 映画も一度しか見ていないので、勘違いしているところがある可能性が高いです。 でも、楽しんだもの勝ちだと思っているので、あくまで例にすぎませんが、解釈の一助になれば、という思いで書きます。
まず、話の大筋を書きます。
男子に比べ、ちょっと成長の早い女子(なずな)が大人側の世界にまきこまれてしまう。まだ子供の世界にいたがるのだけれど、どうやら強制的に大人にならなければならないらしい。 それを見た典道は彼女が可哀想になって、覚悟を決めるまで付き合ってあげられたらなと妄想します。(妄想に入った段階はまだ判断できていませんが最初からか、海でなずなを見た時からか、プールでなずなをみたときらへんではないかと思います)
『まだ大人になりきれていない女子は怖さから逃げることを考え、切なさから、道連れを探すんじゃないか。 プールで成長をはかり、少しでも成長しているほうを巻き込もうと賭けるんじゃないか。 そうなったらその道連れに進んで選ばれてあげよう。 でもやっぱり怖くなって大人の世界にいくの無理かもしんないぞ。 下ネタや冒険のあるホモソーシャルな世界が心地よいし、仲間より先に大人になったらバカにされたり、疎まれたりするだろうし。』的な。
今は物語全体が典道の妄想説が有力なんじゃないかと思ってます。 おそらく実世界の典道は朝なずなを見かけてから、その日1日、自分の行動に重ねて妄想を繰り広げていたのではないだろうか…
男子はおそらく花火が球であることを知ってるんじゃないかと思います。 いずれ、それを認めなくてはならない、そんなことを気にすることすらできなくなることを知っていて、認めたくないのではないか。
子供のままであろうと試みているなずなには大人の世界から催促がきて、決断できずにうじうじしている典道は彼女が覚悟を決めるまでの時間を稼げずゲームオーバーです。その度に、いや、そこはこうすればいいのか、と妄想しなおしたりしますが、女の子の気持ちがうまく想像できないことや、都会を知らないので想像できなかったり(うる星やつら2、アベノ橋☆魔法商店街、まどマギ劇場版)、御都合主義の結末に典道自身でも納得がいきません。
それでも諦めずに考え続けた典道は妄想の中で成長し、花火が平面じゃないこと、いずれ自分も大人にならざるをえないことを受け入れ、ついになずなともお別れすることに成功します。 無事妄想を終えることができた典道(なずな)は友達を残し一足早く妄想の世界から消えてエンドです。
基本的に以降の考察は以上の考えで進めていきます。
鑑賞二回目追記
最初の3回は確実に、もしも球を使う前、キーンという耳鳴りがしてますね。
おそらくこれが妄想の始まりなのではないでしょうか。耳鳴りの後にもしも球が画面に出てきます。
「なずな」は春の植物で、8月には咲きません。最初の「もしも」の少し前、草原に咲いているのはなずなだと思いますが、これは妄想説を裏づけます。
どうやら、アイドルシーンの回といい、なずなの「もしも」妄想も入っているみたいですね。もしも球の存在を知っているのはなずなと典道だけだし。
なずな回の女の子花火、典道はもしも球を投げようとしているのにわざわざ祐介が突き落としに来る。普通勝手に女の子とつきあっただけで灯台からその子ごと突き落としたりしません。思うに(なずなの妄想なので)心中でしょう。そのあとの典道回でアイドルシーン二回目の時、典道が引いている、怯えているような表情はそのためでしょう。
一回目は『家出』、二回目は『駆け落ち』、三回目は『心中』と、すべての選択肢を試してみているのでは。
なずなは典道が「どこに行けばいいかわからない!」というと楽しそうです。(人生において)なずなも同じなので、嬉しいんじゃないだろうか。
2 比喩の解釈
この話はいわゆるループものでも、並行世界ものでもないと思います。 ちょっとやそっとでは変わってくれない世界を主人公が努力して変えていくという話ではないし、 何よりおっぱいの大きさや球の大きさ、花火の形が現実ではありえない変化をしているからです。 めちゃめちゃご親切に提示してくれている「もしも」「if」という言葉からも、単に典道の頭の中なのだと思いますね。 友達が、灯台へ行く前に典道と祐介が一緒にいたことを知っているような口調なのもそもそもが典道の頭の中だからだし(原作では「あとは典道か〜」)、女子が憧れている世界(アイドル)の妄想がチャチくなってしまう(松田聖子のシーンのCG)のも典道が女の子の理想をよく知らないからです。
2-1 知っているであろうわけ
男子(典道)が花火の形を知っているだろうというのは、祐介の言動の二転三転がまず怪しいです。平べったいに決まっていると言った時も、出したうちわの例えが矛盾しています。
縦にうすい花火であるならば、下からみてもうすい花火であるはずです。 このうちわ問題は細かい指摘に見えますが、原作のラストで言及されている問題なので、タイトルが「正面から」ではなく「下から」のままである以上、意識的な矛盾でしょう。 作中でも階段の下に平行に落ちたうちわを祐介が見ているカットがなぜかあります。 祐介は花火が平面ではないことを受け入れたくない、確かめに灯台に行きたくないのです。 受け入れたくないよ〜と言うのが男子共通の暗黙のノリなので、 泳ぐのが早かったうえにマセてる典道が勝手に仲間の輪を抜けたことに祐介がもやもやするのは当たり前なのですね。せつねえ。
鑑賞二回目追記
うちわトリック、祐介が花火は平べったいと言ってうちわを投げた直後、典道はうちわを下から見ています。そこだけスロー。あとの祐介のシーンと合わせて、二人とも気づいた、もしくは違和感を持ったといえそう。
祐介は父から私立に行けと言われていたようです。
おそらく男子で遊びたくて、いつまでもつるんでいたくて、父親を突っぱねて公立に来ているのでしょう...せつねえ...
2-2 プール
ここでいう、泳ぐのが早かったというのは、成長のことを暗に示しています。 なずなと祐介と典道がプールで競争をする、これは成長の早さを競うレースな訳です。 早く大人になった方がなずなに告白できるし、一緒に駆け落ちできるわけです。 察するに、典道がターンでミスをしたのは、なずなの大人の体を見てこわくなったか、わざとか、または別のなにか大人になりたくない事件があってつまづいていたのではないでしょうか。
この場合プールというのはミニ人生、ミニ社会です。対比されるのは海ですね。
序盤、海の向こうを臨むなずな 大人にならなければならないということを表すシーンですが、男子は海なんて見ずに、じゃれてるのが印象的です。 海と違って安全で、泳ぎを訓練できる、まんま義務教育の終わり、中学校のような意味です。 プールでは掃除をサボって泳ぎたがり、夏休みは遊びたがる男子たちの口から、海で泳ぎたいという言葉が出てきていなかったように思いますが、海は大人の世界だからです。 海で泳ぐのは怖いから、安全なプールで仕事を放棄して遊ぶ… なずなが寝ているシーン、片足を突っ込んでいますが、まさにモラトリアムに片足突っ込んでるわけです。(たぶん海で泳がないといけない、ちゃんと泳げるから、ちゃんと成長しているから)
打ち上げ花火は海の向こうで打ち上がりますが、おそらく未来の輝き的なことなのではないでしょうか。
自分が大人になることを認めたくない祐介にとって、灯台で花火をみるということは恐怖であったはずです。 現実を、未来の眩しさを直視しなければならない。だからこそ「平面に決まっている」なんてことを言って、行きたがらなかった。 でもみんな行ってしまう…みんな大人になろうとしているのに自分だけ子供でいるのは恥ずかしいし、怖いので、典道も残れよ〜と誘いますが振られるわけです。
レールは人生のメタファーとしてよく用いられますが、ここでもそうで、海に行きたくない二人は船ではなく電車で都会を目指すわけです。 海もレールも「大海原に漕ぎだす」「敷かれたレールの上を走る」みたいな感じでよく比喩に用いられます。 ですが、おそらく作中ではずるい手段なんじゃないでしょうか。お金を払ってる感じもしないし、16歳だと偽ってから乗ってるわけなので。大人の乗り物? 多分、この世界で大人になるには海の向こうへと、泳いで行かないといけないんでしょう。その訓練のためのプールです。
2-3 灯台と校舎
灯台も大事なシンボルで、海の向こうを見渡し、進むべき道を照らす役割です。 打ち上げ花火、正面から見るか?横から見るか?にならなかったのは、うちわトリックもありますが、この海を見渡す高さが必要だからでしょう。 灯台は、工事中の足場の描写もあり、まだ考察すべきところです。
灯台と同じく重要な建物が校舎です。 シャフトに有り勝ちな独特なデザインですが、すごく連想しやすい。 大事なのは円柱であることと、二つあることです。 平面(子供)が(年、勉強が)積み重なって立体(大人)になった形であると同時に、母性の象徴、おっぱいでもある。 おそらく学年が上がると上の階に進むはずです。おっぱいもそうですが、平面から立体へ進む場所なので。
鑑賞二回目追記
灯台が工事中であるのは、男根の比喩であるからと予想。
工事中の足場は皮を表している。
2-4 おっぱい
この作品の大事なモチーフであろうおっぱい。 冒頭でなずなのおっぱいが強調されたり、先生のおっぱいがバカでかかったりとめっちゃ出てきます。 花火同様、平面か球体かが重要です。 なずなはじめ、中学生女子のおっぱいは平面から膨らみを持ち、球状になる、なっている時期であると思います。
先生のおっぱいは、子供を保護する大人の、母性の象徴であると同時に相対的に典道の成長を示すアイテムになっているんだと思います。 もしもを繰り返し、花火大会に来ていた先生カップルと会った時、先生の胸が小さく、平べったくなっていましたね? わざわざ彼氏にセクハラさせてまで強調しています。 原作では胸の大きさは変わらない代わりに、最後に先生に、花火の形は平べったいはず、と言わせています。 どちらも成長していない特徴です。 これは少し複雑で、物語全体の救いというか、なずなの母親が大人の代表になることの否定なのではないだろうかと考えています。 ただ受け入れることが大人になるということじゃないよ、もしくは、大人になっても中身は子供で、受け入れられていない人もいるよ、ということでしょう。 デート中の先生は花火大会という場で、童心に帰っているということかもしれません。
もう一度観る時、なずな(となずなの母)のおっぱいが最初と最後で大きさが変わっていないか見ようと思っています。
あと、序盤で先生のおっぱいの大きさを男子が想像する?シーンがありますが、あまりにしつこいので、もしかしたら(後のシーンで先生のおっぱいが小さくなっていたことをふまえると)典道のループ、もしもの回数、階層とリンクしているんじゃないかと思ってます。 読み上げられていたのはD〜J?の7回。 もしも球の発動が7回であれば最初からもしもの世界、6回であれば最初は現実と捉えられたりするかなと… 典道が大人になればなるほど先生のおっぱいは(役割とともに)小さくなっていくのでは?
ラストシーン、教室での点呼でギリギリ先生のおっぱいのサイズが確認できないのは、あの世界がもしもの世界(妄想)か現実かをわからなくさせるためなのではないでしょうかね。
鑑賞二回目追記
回数、そんなに多くなかったですね...
カップ数、何かあるんだと思うんですが...
点呼のシーン、祐介は典道がいないことをあまり不思議に思っていないようです。むしろなにかむすっとしているように見えました。
3 声優と俳優
大人になろうとする主役二人の声が話題ですが、俳優や女優を使わずに声優を使って欲しいとの意見が多いようです。 個人的には全く違和感のない声で、演技もうまいし成功していると思いましたが、逆に考えて、なぜ脇役も実写の人にしなかったのかという疑問が生まれました。 しかもめっちゃ豪華。 実写の声の人は主役二人の他にもいてなずなの母親もそうです。 単に広告の意味合いなのであれば、なずなの母親よりかは祐介に実写キャストを当てるのが自然に思えます。
まだ考える余地はありますが、仮説として一つ考えていることは、 アニメと実写作品で、平面か立体かを対比しているのではないかということです。 大人になることを受け入れられている人物は平面ではない俳優や女優を起用しているのではないでしょうか。 違う世界の人物だよということをキャスティングから示唆しているのではないでしょうか…? かんがえすぎだろうか。
そう考えると、原作の実写作品の分岐、「もしも」作品だということも考えられてこないですか?? 「『打ち上げ花火』実写で見るか?アニメで見るか?」 平面で見るか、立体で見るかということです。 映像が花火だとすれば、立体の映像を見るか、平面のアニメを見るかということですね。 無論、しつこいようですが、解釈は自由だし、アニメと実写どっちが優れているということでもなければ、 子供と大人どっちがいいという話でもないです。
鑑賞二回目追記
ラストの台詞、「観月ありさ〜」の直後に「それ前も聞いたよ」の台詞。
原作の分岐だと考えると、小ネタとして自然。
この解釈でラストを見ると、世界から消えたのはなずなと母親と典道という実写キャストです。 アニメーションで語られた妄想世界から厳しい現実世界に旅立ったと考えられないでしょうか…? (再婚相手…)
4 もしも球
おっぱいと花火、という球体を平面と見るか球体と見るかが重要であることは書きましたが、もう一つ、もしも球(他のレビューサイトでこう呼ばれているようなので)についても書こうと思います。
もしも球は妄想の産物です。 原作には出てこないし、登場も唐突で、仕組みも描写されない。時かけのようにルールや枷があるわけでもない。 妄想が進んで、大きく改変されればされるほどもしも球も大きくなります。 妄想の産物で、典道が考え出した、その名の通り「もしも(こんな)球(があったら)」ということなのではないでしょうか。 最終的に酔っ払い花火師に打ち上げられますが、もしかしたら、花火であっているのかもしれません。 今のところ、平べったい花火の(世界をつくる)尺球という解釈をしています。正直まだ考察が足りてないです。 典道が毎回花火を打ち上げていた、最初に投げた時、もしも球の爆発を横から見ていた、というのはなかなか好きですが。
以上の考察を以って、原題を引用すると、 「少年たちは打ち上げ花火が平面であって欲しかったけど、認めたくなくて、横からみたかったのにみることができずにいた」 という話だったのではないかと解釈しています。
鑑賞二回目追記
もしも球も平面が積み重なったような見た目をしている。
5 残された謎
まだまだ完成度の低い解釈で申し訳ないです。 残っている謎としては、風力発電機の羽の描写の意味、花火師がなぜ嘘をついたか、なずなを見てなぜうんこしたくなったか、でしょうか。 うんこは典道に告白のチャンスを与えるためとか思ってるんですがちょっとまだよくわからない。
しつこいようですが、僕の解釈はあくまで一例です。 解釈、楽しみ方は本当に人それぞれです。
ここ違うんじゃないか、などありましたらコメント?などお願いします。 後から編集する可能性があります。 よろしくお願いします。
鑑賞二回目追記
風車は時間のモチーフで良さそうです。
今までのシャフト作品から見ても、劇中の描写から見てもそうですね。
時計回り→正しい時間の進み方
反時計回り→回想へ
あと、これは初回から思っていたのですが、冒険のための荷物が否定されて笑われるのが切ないです。スタンドバイミーをやるにはおとなすぎるし、あんな冒険できっこないこともわかっているんじゃないかというようなことを思いました。
めちゃくちゃ重要なことを忘れていました。なずなの父親が亡くなった時にもしも球を持っているようですがなぜなのかわかりません。本当にこれはだれか教えて欲しい。幼いなずな?をおぶっている人物も母親には見えないが...
あと、サイレンの音も何かあると思います。
鑑賞二回目追記
父親のシーンは心中か...?
追記 なずなが絶対的美少女であるべきだというようなレビューを見かけるんだけど、僕は思いません。原作版に比べて、なずなのミステリアスな感じを意図的に抜いていると思う。なずなに翻弄された男子の話ではなく、ともに何かを受け入れた典道となずなの話でいいと思う。特別なファムファタールではなくて、まるで別のアニメにも出てきそうな女の子(物語シリーズ戦場ヶ原)でいいのだと思ったんだけど、どうなんだろうか。やはり原作を見てからだと違うんだろうか。
追記2
(球体だと)わかっているけど認めたくない、の構図はラストもそうで、なずなの「また会えたら」みたいな台詞は、中1でよそに引っ越した相手と偶然また会って、付き合って、結婚する!といった、ことはまあおそらく、そんなことってないのわかってて、でもきっとあるって信じたい、ということなんですよ。あえないことはわかってるけど、でも信じてみてもいいじゃんという。
花火で言えば、球体だってわかってるけど、平面かもしれないってわくわくしてたいじゃん。
鑑賞二回目追記
ラストシーンはどうやらめちゃくちゃなハッピーエンドなのではないだろうか...
典道が告白しようとする前のなずなの台詞「また会えたら」的なやつは、おそらく原作と同じで、あえないことを知ってての、知らせるための、それでもそうだといいよね、そう思いたいよねという台詞だと思うのですが(だからこそ告白しておこうとする)(その少し前、俺はこの世界でなずなと一緒にいたい!の場面でなずなを見つめる典道と違い、なずなはドームの向こうを見つめている、受け入れている)、花火師がもしも球を打ち上げて世界の枷が壊れた時、典道がなずなとの未来を掴み取っていることを考えると、おそらく「君の名は。」を超える(主観)ハッピーエンドなのではないだろうか...結末のわかっている時かけと言ってもいいけど、おそらく再会するんじゃないでしょうか...
そうなると二度目のなずなの台詞「今度会えるのはどんな世界だろうね」は「未来で待ってて」的なことになる?なんかもっとうまく言える気がするのですが...
というか『妄想の世界』ではなく『現実の世界』で会おうよってことかな
あと、最初にもしも球を投げる前はなずなが「家出」と言っているのが気にかかる...以降は「駆け落ち」だと言い張るのに...
この映画、オタク以外にはわからない、みたいな分け方をして欲しくないな...
勢いで書いているので、不快に思うところもあると思いますが、お許しください...
誤字を除いて、極力編集せずに追記と言う形で書いていきたいと思います。
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Batman: Close before Striking
この作品は、Batman:False FacesというライターBrianVaughanの作品集にも収録されているが、オリジナルは2001年のBatman#588-590。FalseFacesには、ワンダーウーマンがクレイフェイスに力を奪われるA Piece of You, またヴィラン情報を握ってブルース・ウェインの全ての崩壊をたくらむ、Skeletonというヴィランの導入作品である、Skullduggery、あとはマッドハッターがアリス作品に登場する謎の怪物、Jabberwockを再現しようとするMimsy were the borogoves という作品が収録されている。2つめに上げた、Skeltonというヴィラン(?)だが、Vaughanによると、残念ながらその後の作品に登場せず、彼/彼女の正体は謎のままらしい。このヴィランもかなり気になるので、もし機会があれば、続きを書いてもらいたいぐらいである。

今回の作品は、Vaughanがバットマン誌のレギュラーのライターを目指してオーディションのために書いたとされるもの。(残念ながらEd Brubakerに負けてしまったようだが・・・)ただ、この作品はバットマンのアイデンティティについて、また違った目線で書かれており、バットマンのアイデンティティ問題が好きな私にとっても、良作のひとつではないかと思っている。ちなみに私はScott McDanielのアートが好きなので、それも理由だったりする(笑)

ちなみにFalse Facesはdeluxe editionとして再販された。まだ手に取っていない方は、これを機会に読んでみることをオススメする。
前書きはこれぐらいにして、あらすじを書いておこう。バットマンは犯罪の情報収集のためにMatches Maloneの偽名を使い、よく活動している。だいたい、Matchesはどこか特定の組織に属さず、金がありそうなところに行って雇われる用心棒のような役割で、犯罪の計画を先に聞き出し、そして実際の取引が行われる場所にバットマンとして行って捕まえる、というパターンである。(ちなみに名前の通り、いつもマッチを持っている)ただ、問題はどうやらそのパターンがもう犯罪者たちに知られつつあり、Matchesを雇うとバットマンが必ず来て、自分たちの計画を台無しにする=Matchesはバットマンのスパイだ、と気づかれ始めている。冒頭、バットマンはナイトウィングの助けを借り、あえて公の場(と言ってもチンピラどもが集まる酒場)で、バットマンとMatchesが対決しているように見せかけ、Matchesはバットマンの敵であり、普通にバットマンと対等に戦える、というイメージを植え付けようとした。その後、スカーフェイス(とVentriloquist)が目をつけ、Matchesは彼に雇われることになり、彼は武器密輸の情報を手に入れる。これ幸いと武器密輸の場面で、バットマンが仕掛けるが、あと少しのところでスカーフェイスを取り逃がす。スカーフェイスはMatchesがやはりバットマンのスパイだったと確信。その後、オラクルからバットマンとナイトウィングのもとにMatches Maloneがスカーフェイスによって撃たれたとの情報が・・・?
何と実はMatches Maloneは実在の人物だった。バットマンがナイトウィングに話す内容と、Matches Maloneが死に際に話す内容をまとめると、もともとMatchesとCarverの兄弟が、保険金詐欺(あたかも事故に見せかけて火事を起こし、保険金���もらう。ファイアフライもそんな感じのことをしていたような)を別の都市でやっていたが、その後ゴッサムへ。そのころはハービーがまだ地方検事。バットマンとMalone兄弟は何度か戦ったようである。彼らの犯罪のスキルはかなり高く、証拠も残さないほどだが、建物を燃やすだけで、人は絶対に殺さないというポリシーは持っていた。あるとき、人がいることに気付かず、建物を全焼させ、意図的ではないのだが、殺してしまった。Carverは人を殺してしまった責任の念にかられ、自殺。Matchesは自殺を恥じ、Carverが殺されたように見せかけたため、バットマンでさえ、当時はMatchesが殺したと思っていた。その後Matchesは名前も変え、姿を変え、もといた場所で犯罪で生計を立てていたが、ゴッサムに自分を名乗る男がいると聞き、ゴッサムへ戻ってきたのである。ただ、スカーフェイスは全く知らずに「本人」を撃ってしまったわけだが・・・Matchesは最後にバットマンにこう言う。「俺が死んだら、弟の隣に埋めてくれ・・・あと俺を撃った奴を殺してくれ、約束してくれるか」バットマン��、こう答えたのだ・・・「ああ、もちろんだ」
その後、憑かれたように、Ventriloquistとスカーフェイスを追うバットマン・・・ディックはその復讐の念のような、またバットマンらしさを失った彼を見て、オラクルにも相談に行っている(しかも、その前にはバットマンは本当にスカーフェイスの手下を殺しそうになるのをナイトウィングが止めている)。バットマンに何が起きたのか?
オラクルも口にするバットマンのアイデンティティクライシス。彼はブルースとバットマンで構成されているのだが、ここに、Matches Maloneという3つ目の要素が入ってくる。別レビューでも、バットマンのアイデンティティについて、かなり長く分析しているが、バットマンはブルースと相互に補完し合っている。ブルースという人間性がなければ、バットマンは暴走するだけで、またブルースに生きる目的を与えているのもバットマンなわけだ。ただ、バットマンには絶対に破ることはない、自分に強いた掟は存在する。その掟を自由に破れる存在というのが、おそらくMatchesなのだろう。ブルースが善の存在であるのなら、Matchesが悪であり、そのちょうど真ん中に位置する、完全な善でもなく、かといって、完全な悪でもない中立の存在がバットマンなのかもしれない。この3つのアイデンティティの中で、彼は一体誰なのか、彼を一番定義づけるものは一体何なのか、ということになってくる。
これがクレイフェイスだと、常に彼はアイデンティティの問題について苦しんでいる。(A Piece of Youにもつながってくるが)クレイフェイスは誰にでもなれるので、結局自分というものを持たなくても生きていける。もっと見た目が「カッコイイ」ようになりたいと願った悲劇だが、もし姿が変わったら、それは自分なのだろうか、という問いが浮かんでくる。クレイフェイスは誰かの真似であり続けるので、他人の影であり続ける。他人に依存しないと生きていないのだ。Graveyard ShiftのNowhere Manなどもそうだが、誰にでもなれるがゆえに、誰でもない存在なのである。
ただ面白いことに、私たちもまた、だいたい違うアイデンティティを持っている。名前が違うというだけの意味ではない。会社で見せる顔、SNSで発信する顔、家族に見せる顔・・・または肩書も位置づけも変わるのだろう。時と場合により、社長と呼ばれたり、父親と呼ばれたり、またある時は伝説のヴィジランテとか?(笑)でも、本当の自分は自分だけがわかっているはずだ。自分が本音を出せる場所、自分が一番安心できる場所。そこが自分のあるべき場所、姿なのだろう。では、「彼」が「彼」でいられる場所とは・・・?
実は以前から思っていたのだが、バットケイブはバットマンにとって一番中立の場所だと思っている。Hushではバットマンも一番プライベートなところであると言っている場面がある。バットマンの心の象徴であるバットケイブは、バットマンとブルースの境界をよく表している。バットスーツを着るときにブルースからバットマンになるのだが、その変化のプロセス(もちろん逆も)が行われる場所であり、彼の両方のアイデンティティが混在する場所でもある。バットマンがカウルを脱ぎ、モニター画面を見つめるシーンがよく描かれるが、あのシーンは彼がバットマンでもあり、ブルースであるという概念をよく表している。ブルースの理性とバットマンの頭脳と力。それが合わさって初めて、彼というものが構成されているのではと思っている。そのバランスはデリケートなものであり、どちらかに天秤が傾いてしまえば、彼の人格崩壊にもなり得る、と考えている。Black& White vol.1にTheThird Maskという作品があるが、あの作品では人格を二つ以上に分けることで、そこから生まれる無限の可能性を探るものであった。バットマンでもなく、ブルースでもない彼に制限はなく、そこにあるのは、理性も掟も全て失ったもの・・・(R.I.Pのあのバットマンもそういえば第三のアイデンティティと言えばそう言えるのかもしれないなあ)
Matches Maloneのアイデンティティは確かにバットマン、ブルースの可能性を大きく広げることになるのだが、彼は逆にその人格に入れ込みすぎてしまったのは、彼自身の罪の意識である。彼は、かつて死んだ(と思っていた)Matches Maloneになりすますことで、自分の目的の達成と同時に、Matchesの名誉をも引き継ごうとしていた。ただ、バットマンは結局彼の人格を隠れ蓑に、ただ自分の都合のいいように使っていただけで、悪く言えば、クレイフェイスにも似たところを感じる。特にバットマンがMatchesを使って築き上げた「評判」はいいものではなく、そしてMatchesがスカーフェイスに撃たれるのも、結局はと言えば、バットマンのスパイという人格に仕立て上げたバットマンのせいである。生前にCarverにMatchesが、「自分が誰だかわかってるんだろうな。お前はMaloneだ。無駄なことをしゃべるな」と言っていた。だが、バットマンがMatches Maloneを敵に秘密をもらすようなスパイという存在にしてしまったことで、もともとのMatchesの人格を壊したあげく、当の本人を死に追いやったわけでもある。(よく考えれば、これはこのままMalone兄弟が誤って人を殺し、Carverが自殺した場面と対称の関係になっている)だから、バットマンが本当にMatches Maloneとして生きることで、そして彼の復讐をすることで、本物のMatchesの罪滅ぼしをしようとしているのである。ただ、そのMatchesのアイデンティティがあまりにも自分によりふさわしいように思えた彼にとって、バットマンというアイデンティティすらも捨てることになろうとは思っていなかったのだろうが。
Remember who you are. 自分が誰なのか、思い出せ。CarverがMatchesに残した遺言である。マッチボックスに書かれたその言葉は、死に際のMatchesからバットマンへと受け継がれている。最後に、あのMonarch Theater (無論、ブルースが最後に両親と映画を見たあの場所)でバットマンはスカーフェイス、Ventriloquistと対決するわけだが、最後にMatchesに入れ替わって「バットマンは殺せないが、俺は殺せる」とスカーフェイスから奪ったマシンガンを構える。ただ、殺す前に、Matchesはマッチをつける際にマッチボックスの言葉を見る。Remember who you are. それは自分を失いかけたバットマンの心にまっすぐ届く。バットマンは、バットマンなのである。たとえ、どんな偽名を、どんな姿をしていようと。それを忘れれば、彼は築き上げてきたものが崩れていく。そして、彼が一番大事にしていたものを、なくしていくのだ。理性そのものを。特に、あえてMonarch Theaterを対決の場所に選んだVaughanの設定にうなずくしかない。あのTheaterの裏で、バットマンが生まれたのだから。バットマンがバットマンであるのには、両親が殺されたあのオリジンがあるから。それがなければ、ただの犯罪者と同等レベルまで落ちるだけだ。自分がどれだけコントロールを失ったか理解し、バットマンはマシンガンを捨てるが、Macthesとの約束は果たす。スカーフェイスをマッチの火で焼くのだ。その後のVentriloquistの言葉は意外と重い。「彼はただの人形じゃない!スカーフェイスは実在している!人間なんだ!」それはバットマンが犯したミスの本質を突いているような気がするのだ。
バットマンのアイデンティティは長年にわたって問題になってきたが、短いながら第三者を通じてバットマンを分析するこの作品はとても興味深いものだ。バットマンはたまに道を外すのだが、どんなことがあってもその道から大きく外れることがないのは、彼は孤独でいながら、いかに(彼自身が気付いていなくても)周りの人に支えられているかだろう。アルフレッドに、バットファミリーに、そしてゴードンなど。そしてもちろん彼の精神は常にあの通りにある。あの二発の銃弾が放たれた場所。あの場所で起きた出来事が、彼を形作った。それを忘れない限り、彼は彼のままでいることだろう。
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コラム:【超ネタバレ御免】神ゲー『Horizon Zero Dawn』 #ホラゼロ についてどうしても語りたい

先週末は連日 #HorizonZeroDawn というゲームの攻略に費やした。妻と交代交代で妻が平日・休日仕事に行くまでにアイテム集めやスキルアップ、私が休日の仕事の合間に主に大規模戦闘を担当(笑)し、コツコツ進めて3週間くらいでやっと物語終盤。
しかしヘヴィなテーマの物語だ。
『HorizonZeroDawn』略して『 #ホラゼロ 』は、旧人類絶滅後千年後の世界を舞台に、継ぎ目のない世界を旅して回る #オープンワールド ARPG。絶滅後の荒涼とした世界を文字通り自分の足で駆け回る。ありがちな設定で、そこに生きる新人類は原始的で狩猟を生活の糧として生きる。
『ホラゼロ』では、多様な"部族"間の交流は物々交換によってなされる。「金」という概念は存在せず、「納税」という概念の有無は不明だ。旧人類の"悪しき"文化は伝わっていない。それは絶滅に瀕した旧人類の深慮ある知恵だったのだが、正直要らんお世話だった。先ほどRTしたツイートに、"We Aren’t the World"(我々が世界な訳ではない)という言葉は当にその通りで、旧人類の叡智を集めた「知識の伝搬」は、新人類には無用の代物だった。「知識」にアクセスできる人間は限られ、そこに「階級」を生んだからだ。
『ホラゼロ』では、この「知識へのアクセス権」が「神」と「神の代弁者」を作り出す。今の世界とそう変わりはない。そんな中で「掟」が生まれ、掟を守らないものは部族から締め出され「異端」とされる。この物語の主人公のアーロイは、生まれながらにしてその「異端」である重い宿命を持つ少女だ。
アーロイの出自は不明で、父と慕うロストという男も「異端者」で、出身部族とは会話すら禁じられている。ロストがなぜ異端となったかは物語終盤で明らかになるが、偏狭な部族の掟や旧人類の不必要な戒めにより生き方を縛られる不幸な"親子"のドラマが『ホラゼロ』の物語の醍醐味でもある。
『ホラゼロ』ではこの不遇の主人公アーロイが,部族の「掟」の外に飛び出し,自らの出自の謎を解き明かす壮大な旅に出るのだが,その真相は新人類誕生の起源にまで繋がる重大なものだったことが終盤になって分かる。
(※ここかから本格的にネタバレ注意)

アーロイは旧人類が絶滅寸前に実行した『ゼロ・ドーン』という壮大な計画の“直接"の産物だった。計画は,人類の絶滅を危惧したある有能な科学者が立案・計画・実行した人類の保存・再生計画だった。しかし旧人類の過ちを繰り返させたくはないため,その"親心"で様々な保護措置を講じていた。
旧人類が絶滅寸前に至ったのは,ある巨大企業が開発した技術が要因だった。 『ホラゼロ』の世界では,大小様々なロボットがまるで生き物として人類とともに自然界に暮らしている。このロボットたちが狂暴化するまで,人類は狩る側と狩られる側の弱肉強食にありながらも,”平和的に”共存していた。 自然の摂理がそこにはあった。
しかし実は旧人類の科学者らにより創られた摂理だった。ロボットは,旧人類絶滅後の世界の均衡を保つために,人類を補完する存在として創られ,展開させられていたのだ。 しかし,何もかもが設計通りに行く訳がない。その数々の誤算が新人類に危機をもたらしていた。
旧人類の最大の誤算が,『ゼロ・ドーン』計画のコアとなる「ガイア」システムを支えるサブシステム「ハデス」の暴走だった。もともと「ガイア」の目的は,破壊し尽くされた地球を再生し,人類や生物を再び誕生させ,人類に叡智を授け,人間らしい感情を育み,再び人類社会の繁栄を促すことにあった。「ハデス」はそのために,必要悪な「破壊」を司るシステムで,「ガイア」による地球再生(テラフォーミング)が万一失敗して生態系が”不良”となった場合に,テラフォーミングそのものを”逆転”させて生態系をすべて破壊し,その後「ガイア」に再び再生をさせるための「一掃」を行うシステムだった。
ところが,「ガイア」システムは設計者の思い通りには機能しなかった。サブシステムでしかない筈の「ハデス」が何らかのきっかけで”自我"に目覚めて暴走し,破壊プロトコルを実行しようとしたのだ。「ガイア」はこれを察知し「ハデス」を止めるため自ら自爆し「ハデス」を道連れにした――かに思えた。が,「ハデス」は健在で,旧人類の欲深き者たちに力を与える「邪神」として崇められるようになる。
そうして邪悪なハデスの力により,人間を補完するシステムのパーツであった筈のロボットたちは「穢れ」てしまい,暴走して旧人類の敵となる。だが「ハデス」の目的は人類を支配することではない。「ハデス」の目的は人類を含む生態系の一掃である。しかし「ガイア」はすでに自己破壊しているため,「ハデス」がプロトコルを実行してしまったら,地球は再生できなくなる。まさに”地球の危機”だ。
しかし,「ハデス」は”邪悪”なものに思えても(そう描かれてはいても),実は悪意を持たない。或いは”今の”「ハデス」は”邪悪”といえるのかもしれないが,それは「ハデス」自体の不備ではなく,設計した人間の不備だった。ただし,その「ハデス」にすら,”緊急停止スイッチ”は存在する。
(※以下、究極のネタバレにつき注意)

「ハデス」を緊急停止させるフェイルセーフ機能。それが「マスターオーバーライド」と呼ばれるもので,これはアーロイにしか制御できない。アーロイはまさにそのために”創られた”のだ。
「ハデス」は,比較的知能と科学文化の発達した部族の中の邪なる野望を持つ者「シャドウ・カージャ」に力を与え,その中から選りすぐりの軍隊を組織し彼らに故郷の奪還を約束しながら,実は自らの計画を推し進めるために彼らを自己の機能の修復に利用する。その計画とは勿論,「生態系の一掃」。「ハデス」は『ゼロ・ドーン』計画のプロトコルを忠実に実行しようとしているに過ぎない。そのため障害となるものは無慈悲に”排除”する。(実はまだ終盤とはいっても”決戦”前なので「ハデス」がどのような姿形と機能を持っているのかは把握していない。だから「排除の」方法も実は不明だ)
ウイル・スミス主演の"I, Robot"という近未来SFがあるが,ここに登場するのも,古くは手塚治虫の『火の鳥』にまで遡る「人工知能による人類の粛清」というテーマだった。人間より遥かに知能の発達したAIが人類を「不適格者」と判断してその抹殺のため暴走するというストーリーだ。
“I, Robot"にも登場するアシモフの有名な「ロボット三原則」は #ホラゼロ の物語の中には登場しないが,そ三原則が存在しているとは暗示されている。「ガイア」が自爆したのもその三原則に拠るものだと想定できる。この三原則をしばしば自己矛盾を来す。「ハデス」でもそれが起きている。だが,「ハデス」を暴走させた”何らかの意思"がある。その存在は本作では明らかにされないらしいが(だからこそ誰もか続編に期待するのだが),「ガイア」システムの中なのか"外"なのか。とにかく"外的要因"により完璧な筈の「ガイア」システムに綻びが生じた。
そもそも人間の造るものに完璧なものなどない──それが #ホラゼロ のメッセージのような気がする。そもそも「ゼロ・ドーン」計画は,旧人類の死滅が予期されたからこそ計画されたものであり,その計画を立案する嵌めに陥ったのは,某企業の設計ミスによる治安維持部隊ロボットの暴走に起因する。
この超巨大企業「FARO」は,ロボットに自己増殖機能を与え,生殖機能の無いロボットに”繁殖”の力を付与してしまった。そのロボットが暴走し,結果として異常増殖したロボットが数で人間を凌駕し, 人類を死滅に至らしめた。
これが『FAROの災厄』である。
人間の造るものに完璧はなかった。それは『ゼロ・ドーン』計画も「ガイア」システムも同じだった筈なのだ。いかに緻密に,人類の叡智を選りすぐって造り上げた「フェイルプルーフ」なシステムでも,人間は神にはなれない。神の真似事もできない。だから何重にも防護措置を設けて,エラーを予期する。それでも,失敗を余儀なくされる。
このゲームは(もはや一篇の映画作品といっていいが),重いメッセージを含んでいる。ありがちな,世紀末的な世界観で単純な「性悪説」で人類の愚かしさを描くものとは一味違い,「人がどんなに誠心誠意努力しても,人は神にはなれない」という現実を突きつけてくれる。同時に,「では人とはどうあるべきなのか」という命題を与えられたような気になる。どんなに文明が進んでも,知能や技術が発達しても,人の知能は自然に劣る。「敵わない存在」「適わない夢」がそこにある。これを自覚すること,限界を知ることって,ものすごく大事なのではないかと思う。
『ホラゼロ』では,旧人類の「愚かな神々」は,自らの技術が生み出した破滅の輪を,更にそれを上回る技術で閉じようとする。しかし人智の及ばないところで生じる「エラー」を,結局科学者たちは予測しきれなかった。というより,予測しなかった。その人類の傲慢さが人類の滅亡を招いたのに,国境や文化を越えて全世界の叡智を集めて、決死の覚悟で、崇高な使命感を持って進めたのに,『ゼロ・ドーン』計画は結局,思い通りの結果を生み出すには至らなかった。それは不可能な夢だからだ。人が見てはいけない不可能な夢。それを限りなく具現化しようとしたからこそ,「綻び」が生じた。
「綻び」があって当然なのだ。
人が造るものなのだから。むしろ「綻びは一切生じない」と考えることこそが傲慢で、人は謙虚になる必要がある。それは、どの"システム"でも同じだ。民主主義という政治システムもそう。「何事も人の考え出すものに完璧はあり得ない」。こう理解することが大事なのだ。
更に、改革や革新を求める"人の善意"もそうで、いかに"well-intended"であっても予期しない結果や過程をもたらすことは可能性として決して「ゼロ」ではない。そう捉える心を持たなければ、独善に陥り、FARO創設者のような取り返しのつかないことに陥る結果をもたらし得る。
『ゼロ・ドーン』計画は、人類に新たな地平(ホライゾン)をもたらすためのものだった。しかし人類は千年の時を経て原始の文明に戻っても、同じ過ちを繰り返そうとしている。本当に人類に新たな地平を示すには、アーロイが未来を切り拓くしかないのだろう。これから私も彼女とともに最後の戦いに臨む。
以上、超ネタバレ御免。どうしてもこの胸熱な、「神ゲー」と呼ぶにふさわしい、神でない人間の作った重厚な物語について、思いを言葉にして語りたかった。でも明かしていないディテールは沢山あるので、まだプレイ途中の人や購入を検討している方は是非本編で謎を解き明かしていただきたい。
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2008/1/9 (Wed.) 11:39:06 高遠優子は多重人格である。誰もそれを知らない。 「高遠」の中には、シリアルキラーの高遠、吝嗇家の高遠、拒食症の高遠、ペドフィリアの高遠、普通の高遠などがいる。 しかしそれらのどの人格も、(頭の中はどうあれ)、普通の高遠らしい振る舞いのみをする。 例えば、菜食主義者やムスリムの高遠でも、「高遠」にとって食べることが自然な場面では、豚カツでも豚の丸焼きでも我慢して食べる。 お風呂に入るときは肩まで湯につかるし、吝嗇家でなくてもシャンプーのむだ使いはしない。 ただしシリアルキラーの高遠だけは、高遠らしくなく人を殺すことをしてしまうが、それでもなるべく高遠っぽい殺し方を選ぶ。 このように高遠たちの高遠が常に普通の高遠である、という偽装はおおむね完璧なので、 誰も高遠の正体に気付くことは出来ないのだ……という夢をしだり川が見た。 2008/1/11 (Fri.) 10:33:11 連続猟奇殺人犯の高遠、そしてその犯行を目撃してしまうしだり川。 しだり川は高遠を問い詰めるが、解離性同一性障害を患っている高遠には、自ら手にかけた遺体を前にしても状況を理解することはできないのであった。 しだり川は記憶のない高遠を救うため、匿ったり現場を隠蔽したり、わりと親身に行動する。 一方で高遠はそんなしだり川の思いも知らず、新たな人格ばかり発現させて周囲を困惑させる。 そして現れる第二の殺人鬼…。 現場から消えた靴下の謎。 ヒストノ=エチオピクス、僕殺魔法少女、そしてコナミルクとはいったい? 果たして彼女たちは凛ちゃんによるアルマゲドン(最終戦争)の恐怖から人類を救うことができるのか……!? 多くの登場人物をあっさり殺しつつ、「生きる」とはなにかを読者に説き続ける青春活劇。 そういう内容のモリタが描いた漫画。 基本的にしだり川がひどい目にあうだけ。 2008/1/12 (Sat.) 03:40:05 「自らを神と呼ぶ者は、我以外須らく呪われるべし」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ それは特に何の変哲もない夕方の事だった。しだり川はバイトに行く途中に、突然自分に天啓が降ってきた事に気付いた。 「そうだ!何故今まで考えつかなかったんだ!メタ・マニュアル!」 それまで、しだり川は、散発的事象に対応するためのマニュアルの整備に専心してきたのだが、同時にその作業に行き詰まりを覚えつつもあった。 なぜならそのようなマニュアル作成は、どうしても事態の後手に回りがちであったからである。 「しかし…マニュアル作りのマニュアルをしっかりと持っていれさえいれば、いかなる事態にも迅速な対応が可能となります。 言い換えれば、今までの一次的マニュアルたちの統合と止揚によるメタ・マニュアルの作成こそが! 真のマニュアル作成への正しい第一歩と呼べるのです」 しかしこの時まだ彼女は知らなかった…メタ・マニュアルの完成はさらなる上位メタメタ・マニュアルへの入り口に過ぎないこと、 ついに統一マニュアル理論を完成し、全世界のマニュアリストから賞賛を受けること、 さらにはその活躍ぶりをモリタが伝記漫画にして一儲けすることなどを… 2008/1/16 (Wed.) 02:44:18 「爆弾を仕掛けただって!?」 「貴様らのファニーボーンに爆弾を仕掛けた。 後ろの席の人と話そうと振り向いたが最後、椅子に肘をぶつけ、ボン!!だ。」 「なんということを・・・」 そのとき高遠は、ふと、ある事を思い出しました。 シェイクミックスの携帯の待ち受け画面は・・・チェ・ゲバラ! 2008/1/22 (Tue.) 00:07:40 本の執筆に励むエチオピクス。 クロコダイルは、博士に質問をした。 「今書いているのは、ある特殊な心理学についての本よ。 心理学って何かですって? それはねえ......」 エチオピクスが、割にやさしく、わかりやすく解説する。クロコダイルは、心理学の概念を知って、震えあがる。 (そんな......そんなものを真壁さんが知ったら、どうなることだろうか! きっと、毎日私の行動を分析したり、変な解釈をつけるんだろうな。毎日毎日...... 考えただけでもやりきれないよ...... 隠さなければ 隠すんだ......) その後、そこらじゅうに心理学の参考書をばらまくエチオピクスと、 それらを真壁マリの目に触れないように、必死で片付けるクロコダイルのドタバタシーンが入る。 何回かニアミスがあるが、何とか誤魔化すクロコダイル。しかし、ほっとした瞬間に、マリに本を見つけられてしまう。 「なにこれ」 (ああ......) しかし、意外にも、マリは心理学に興味を持たなかった。 「私は、占いとかそういうばかばかしいことは、もう卒業したのよ」 逆にクロコダイルが心理学にはまってしまい、夜な夜な、好きなバンドの歌詞を分析したり、変な解釈をするようになる。 (こ...これって何の象徴なのかしら......うわー!) ヒストノ=エチオピクスの著書「改造人間の心理、または人間心理の改造についての考察Ⅰ」は、 その長きに渡る執筆にもかかわらず、いまだ未完であり、完成が待たれています。 2008/1/23 (Wed.) 14:01:59 "ヤマダの独占欲がカズサを襲う!" カズサは子供達の人気者。 それを見ていたヤマダは カズサを独占しようと考えある殺人兵器を使用する... カズサはひどい目に遭う。 ------------------------ 私は、兵藤カズサのような人間になりたかった。 いや、なりたい。よし、なろう。なってやる。 知識を得ることで得られる純粋な悦びを味わいたい。 カズサのように勉強することによって得られる純粋な喜びに夢中になりたい。 だが"勉強する"の定義が分からん!分からないのだ! それは私が無知であるからだろうか? そうだ!そうに違いない! まずは自覚するんだ! 自分の無知を知るべきなんだ! 2008/1/29 (Tue.) 22:04:10 「嫌悪戦隊イヤレンジャー」 生理的に不快なヒーロー。 5人それぞれが違ったスタイルで嫌悪感を演出している。 「アンケート:悪の組織に聞く、一番戦いたくないヒーロー」で、5年連続一位。 「あいつらだけは見るのも嫌だ。特にピンク。」 「奴らが現れると、部下も市民も逃げ出すので戦いどころではない。ほんとにおぞましいよ。特にピンク。」 「ピンクが出てきただけで部下達が泣いて謝ったよ。」 「ピンクが怪人にウインクしただけでそいつの所属する組織が壊滅した。」 「グリーンはまだマシな方。」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ イヤなグリーン「グゲッ、グゲゲゲッ。」 ガーパイク「うひぃ・・・お、俺、あいつ苦手なんだよう。」 イヤなグリーン、近くのガラクタを投げつけてくる。 クロコダイル「こ、この爬虫類めっ!!」 ガーパイク「お前もだろ・・・。」 2008/2/2 (Sat.) 16:49:23 彼女たちの学校で昔の携帯ゲームが流行する。 ケイタイのゲームじゃなくて、ポケットに入れて携帯できるようなやつのことだ。 それもインベーダーとかテトリスとかいう正規のやつじゃなくて、著作権的に危ういネイミングの、つまりパクりのやつが受け入れられた。 一つの機械に平均十種類ほどもミニゲームが入っているという手軽なうさんくささに惹かれたのだろう。 休み時間になると皆で一つのゲームを奪い合う。 モリタは頻りにコナツを勧誘する。 「ほら…コナツ、やりたいんだろう」 「別に」 コナツは本当は少しだけ興味があったのだが、興味のない者まで無理に仲間に引き込もうとする周囲の雰囲気が嫌で、無関心をきめこんでいた。 モリタはコナツがいらだっているのに気付かぬ様子で、しつこくゲームを押し付ける。 「我慢するな、ほらほら」 「うるさい!」 コナツは我慢出来ずにモリタを怒鳴りつけてしまう。 モリタははじめびっくりしたような顔をしていたが、やがてひどく落ち込んだ様子でうなだれてしまった。 コナツはその顔を見て罪悪感を感じたが、一度怒鳴ってしまったものは取り返しがつかない。 それから、その場面を偶然目撃していたしだり川は、家に帰るとすぐにそのことを自分の感想を添えて日記に書いた。 2008/2/4 (Mon.) 20:46:17 朝、モリタは授業が始まる前の浮いた時間を、自分の席でぼーっとして過ごしていたところ、 携帯電話が制服のポケット内で小刻みな振動を始めたことに気づいた。 振動を続ける携帯電話を取り出し、発信主を確認すると、モリタはぎょっとした。 (小夏!?古名瀬小夏から電話だと?) 普段、滅多に電話などかけてくることの無い小夏から電話がかかってきたのである。 非常にめずらしいことなので、モリタは緊張しながら電話に出た。 「・・・・・・私だ」 「はは、何それ(笑)私、小夏だけどさ、モリタはもう学校に着いてるかな?」 「ああ、もう一時限目の準備まで終わっているぞ・・・何かあったのか?」 「いや、ちょっと寝坊しただけで、大したことは無いんだけどさ、 運が悪いことに、今日は日直なんだ・・・ おそらく、学校に着くのは一時限目が始まる直前になると思う。 ・・・だからさ、悪いんだけどモリタ、私の代わりに日直の仕事しておいてくれないかな? もちろん朝の分だけでいいんだ・・・頼まれてくれるかい?何かお礼はするからさ・・・」 お礼、と聞いてモリタはこの取引が自分にとって有益なモノであると感じた。 (あの小夏が、わざわざ借りを作ってくるなんて、 寝起きで頭が回っていないのか知らないが、これはチャンスだ!) モリタはこの取引によって生じるであろう見返りを空想し、思わず笑みがこぼれていた。 「そ、それじゃあ、私の言うことを一つだけ聞く、という条件でどうだ・・・?」 続かない 2008/2/6 (Wed.) 18:52:42 2月6日(水) 今日、学校のあとで、モリタは繁華街のカラオケにくりこもうと提案した。 その計画には気がすすまなかったが、彼女の嘲弄の的になるのがいやさに承知した。 わたしたちは、シェイクミックスと一緒に行った。店を出しなに、ひとりの改造人間にぶつかった。 モリタは、少々ラリッていたのだろう、その女をつきとばした。その女は、わたしたちの行く手をさえぎって言った。 「通りたい奴は、この怪光線を越えて行くんだな。」 入口の闇のなかに、義眼がぎらりと光ったのをおぼえている。モリタがふるえあがって後へさがる。 わたしとてこわかったが、マニュアルが恐怖を克服した。武器を引きだすふりをして、胸元のポケットに手をやると、きっぱりと言った。 「通りでかたをつけましょう。」 見知らぬ女は、今度は口調を変えて、答えた。 「気に入った。あんたらをちょっと試してみたかったのさ、ダチ公。」 そして親しげに笑った。 「ダチ公とおっしゃるのはそちらのご勝手ですがね」と答えて、わたしたちは通り抜けた。 義眼の女は一人でカラオケボックスにはいっていった。 あとで聞いたところでは、それはクロコダイルとか、獣王クロコダインとか、なんでもそんな名前で、気の弱いので有名な改造人間だった。 通りへ出てしまうと、それまで黙っていたシェイクミックスが、わたしをぴしゃりとぶって、大げさに叫んだ。 「三人いて、銃士がひとりか。よお、マニュアリスト!」 モリタは、自分のひるむところを見られたことで、決してわたしを許さなかった。 2008/2/11 (Mon.) 03:03:12 まるで病院の通路のような場所を、小夏は二人の男に連れられて歩いていた。 (あれ?どうしてこんな事になってるんだろう。今までの過程が思い出せない・・・。 夢・・・なのか?だとすれば、ずいぶん変わった夢だなぁ。) 通路の先に大きな扉があった。その扉を抜けるとさらに大きな扉があった。 扉が開くと、そこにはモリタが待ちかねた様子で座っているのだった。モリタが言った。 「ようこそ小夏!突然連れてきてすまない。ちょっと強引だったかな。 しかし、これには理由がある。実は、もうすぐ世界中が炎に包まれて この世から人類が消滅する・・・この地下シェルターに居る人間以外はね。 ねぇ、小夏。ここでは私の好きな人たちだけを集めて住ませてあげてるんだよ。 その中でも、小夏は特別なんだよ。私と一緒にこの世界を作り直そう! きっとみんなが幸せになるし、みんな小夏の事も好きになると思うよ! そうだ、小夏が好きなファミレスもこの中に作らせたんだよ!後で一緒に行こうね!」 小夏はモリタの背後の壁に掛けられた掛け軸を見る。 (ウェルカム トゥ マイナイトメア・・・そういうことか!これは確かに夢だ。 それも、モリタが見ている夢・・・モリタは現実の世界を夢の世界と挿げ替える気なんだ! あの掛け軸はそれを私に気付かせる為に残した、彼女の最後の良心なのだ・・・。 かわいそうに、モリタは自分を他人とは��う特別な人間だと思い込んでいたけれど、 世の大勢の人々と同じ生き方を自分もしている事が許せなかったんだろう。 それでこんなちんけな世界に君臨して・・・そんな世界も面白いかもしれないな。 でも、モリタをそんな大悪党にする訳にはいかない。あの子とあたしが親友だというのなら! やるしかない。あたしの手で、あの子を始末してやろう。 思えば、あたしはこの時の為に魔法少女になったのかもしれないなぁ。) 2008/2/11 (Mon.) 20:44:21 家族が皆死んだせいで、主人公の少年が狂ってしまい 世界に復讐を試みるライトノベルを先日読んだ。 複雑な家庭環境や幼少時のトラウマで動機を説明しようとするのは、 話としては分かりやすいが、なんだか浅い。 逆に、先日読んだある漫画では、主人公の少女には家族がおらず 遠い親戚のおばあさんと二人で暮らしているのだが、 おばあさんが死んだときに少女は全く悲しまない。 これは上のような物語に対する一種のアンチテーゼとして機能しているが、 やはり少女の超然とした態度の原因を家庭環境に求めてしまうのは 私が俗物だからだろうか。 古名瀬は以前、人が死ぬのを悲しむのは その人を失う自分自身を悲しんでいるというような事を言っていたが、 (何の話だったかよく覚えていない。私は記憶力がすごく悪い) もし父が死ぬようなことがあって、全然悲しくなかったなんて言ったら 古名瀬はどんな顔するだろう? そもそも父の話自体したことがなかったか。 話す機会がないし。古名瀬は私に何も質問しない。 だいたい、唐突に身の上話なんか始めたって、 引かれるぐらいならまだ良い方で、古名瀬の事だから こちらの思惑なんか見透かして安い不幸自慢ぐらいにしか捉えないだろう。 ……父が死んだら悲しいだろうか? ……想像もつかない。 いや、そんなことは想像しなくて良いのだ。だいたい、 こんなことを考えるなんて不謹慎だぞ。お父さん、ごめんなさい。 でも毎日看病してあげてるんだから、これくらい許してくれるよね? 2008/2/12 (Tue.) 21:01:50 小夏「こんな話があるんだ。ある村に都会から男の子が引っ越してきた。村の人達は優しくて、友達もすぐ出来た。 ところが、村で恐ろしい殺人事件が起きてしまう。しかも村の人達はそれを村の神様の祟りだと思い込んでいて、皆が大パニック。 これは祟りに見せかけた殺人事件に違いない、一体誰が犯人なんだ!? ・・・と思っていたけど、実は本当に神様の祟りだったんだ。」 昨夜「それで、どうなったの?」 小夏「さぁ、知らない。そこで読む気失せちゃって・・・。」 昨夜「あー、なんかわかるわ、その気持ち。」 2008/2/15 (Fri.) 15:41:21 「バレンタイン終了を祝ってチョコレートを食べる風習が日本にはあります。」 カズサはもちろん、高遠さんからチョコを貰えませんでした。 誰からも貰えませんでした。 「ふん、バレンタインだなんてばかばかしい」という主張を繰り返しているので、態度には表せませんが、微妙な気分です。 ユズルとか顔可愛いし案外もらってるんじゃないか?とか、 シュンはどうせ水谷香歩とかから貰うんだろ?とか、 そういえば川林は女と同棲して…みたいなことが頭をよぎりますが、 「何を考えてるんだ! 他人のことなんて関係ない!」と思い直す。 でもなんかモヤモヤして…。 一方シュン君は前髪が邪魔で前が見えません。 2008/2/17 (Sun.) 18:42:19 カズサ達のクラスで、音楽鑑賞の授業があった。 有名な現代音楽作品で、打楽器のみのアンサンブルで構成されていた。 シェイクミックスは、演奏が始まって1分もしないうちに、 ことさら大きな音を立てて席を立ち、教室を出て行ってしまった。 カズサは、その曲を一聴してかなり気に入った。 彼は、姉に対する反動もあって普段ほとんど音楽を聴かなかった。 また、音楽を聴いて何となく気に入ることはあったが、 その感動を的確に表現する言葉を持たないので、 中途半端に感想を表明するべきではないと考えていた。 ただ、彼は授業に対しては真摯に取り組むべきだと考えていたので、 無理して感想を書き提出したが、自分の感想の稚拙さに辟易してしまった。 悔しくて、クラスメイトに感想を求めてみたところ、 「良く寝れた」とか「芸術って感じだった」とか 「先生手抜きじゃねーの」とかの答えしか返ってこず、 誰も正面切って自分の意見を表明しないことに落胆した。 そこで、高遠優子なら真面目に感想を述べてくれるのではないかと思い、 さっきの曲をどう思うか訊いてみた。 高遠は、特に何の感想も抱かなかったので、困ってしまった。 他の生徒は、何らかの感想を持ちながらそれを表明しないだけだったが、 高遠は、本当に何とも思わなかった。 2008/2/26 (Tue.) 21:13:29 悪の組織ギガンダー(仮称)もいよいよ追い詰められ、 正義のヒーローっぽい五人組にアジトを襲撃されて窮地に立たされた。 そこで博士は、クロコダイルに巨大化光線(もちろん失敗作!)を浴びせて形勢逆転を図った。 何故か上手いこと巨大化したクロコダイルは、誰もの予想を裏切るほどの圧倒的強さを見せ、 正義のヒーローっぽい五人組をいとも簡単に蹴散らし、撃退に成功した。 なんだか今日はいけそうな気がしたクロコダイルは、 そのまま正義のヒーローっぽい五人組の本拠地を潰しに行った。 しかし、不幸なことに、正義のヒーローっぽい五人組の本拠地の間近で、 クロコダイルの好きなバンドがライブを行っていたのである。 過去に、自分に関わった好きなバンド(と、言ってもたまたまそこに居た、とかそういう類) を何度も戦闘に巻き込まれて死んでしまっていたので、 今回も戦闘に巻き込んで死なせてしまうのではないか、 とクロコダイルは思い侵攻を躊躇していると、 自衛隊と思わしき戦闘機や戦車がたくさん出てきて、攻撃してきた。 攻撃は全然効かなかったが、撃墜した戦闘機がライブ会場に墜落したり、 流れ弾が飛んでいくといけないので、クロコダイルはライブ会場を守るように座り込み、無抵抗に徹した。 最初のうちはたくさん攻撃を受けたが、そのうち相手も分かってくれたのか、 攻撃を止め、ライブ会場に居る人達の避難を指揮するようになった。 それを見て、クロコダイルはあたたかな気持ちになり、今日はもう帰ろうと思った。 しかし、ここで帰って来た正義のヒーローっぽい五人組のニューウェポンによる必殺技が炸裂。 それを後頭部にまともに受けたクロコダイルは、ライブ会場へ前のめりに倒れこんでしまった。 その衝撃で両目の義眼が取れ、その義眼はもちろんクロコダイルの好きなバンドのメンバーを直撃。 地面と義眼の隙間から真っ赤なアレが染み出したところでコマーシャル。後半に続かない。 2008/2/27 (Wed.) 15:13:05 お前がいた頃は 目を合わせることも出来なかった お前はまるで天使だ その柔肌には涙が出るよ お前は羽根のように 清らかな世界を舞う あたしも特別ならよかった お前は最高に特別だよ でもあたしはしらみだ あたしにはモリタ程の才能もない こんなとこで一体何をやってるんだ ここはあたしの居場所じゃないのに 2008/2/27 (Wed.) 19:03:22 広大なネットのことだ、たまには間違いも起こる。つまりはデータの配送ミスというわけである。 郵便物において起こることが、ましてデジタルの世界で起こらぬわけがない。 2進数32桁もの数値の組み合わせからなる膨大なアドレスへ向け、ほとんど無秩序に毎秒発信されるパケット群。 それらのすべてがすべて、きちんと宛先に届くなどと期待する方が土台無理があるというものだ。 気付いていないだけで、案外しょっちゅう君のデータは間違った場所に届いているのかもしれない。 また、君も毎日不要なデータを受け取っているわけだ。 ただそれが、例えばファイルの一部とか無意味な符号とか、重要でないものだから気付いていないだけかもしれないのである。 そういうわけで、コナツのディスプレィに「しだり川の裸足を写した画像」がそっくり届いた。これも当然考慮されるべきことだったのである。 2008/2/28 (Thurs.) 00:03:10 最近は知り合いに勝手に通り名をつけるのが流行っている。 「そうねぇ、彼女には『水色アルカイダ』とか、『国産舶来アンテナ』なんてどう?」 「かっこいい! 私も普通と違うような名前ほしいな」 期待の眼差しを向けられているのに気付いて、コナツはわざと視線を外した。 「……。」 「通り名に皮肉を入れるのは……その、えっと、古名瀬さんらしくて面白いと思います…」 コナツはその言葉に振り向くと、今度は無言で見つめて少し笑う。 (指摘しようとしたくせに自信ないもんだから言いよどんで、逆に皮肉を言ってしまうなんて。 気付いてないんだろうな。面白いから後で教えてあげよっと) 「コナツのために私も考えたよ!『詩的殺戮者の不機嫌(キリング・ワーズ・ジェノサイド)』 『善悪不一致』『The Lust Future』『ツンデレエイローネイア』……いっぱい考えたよ!」 「うわぁ…やっぱりアンタはこういう厨二っぽいの得意よね。でも多分それスペル間違ってるし……ツンデレじゃねえ!」 「えへへ。それで、私もコナツに何かかっこいい名前を付けてほし……(ry」 その時、急に扉をひらいてやってきた小柄な少女はまっすぐに一同の元へと歩み、 会話をさえぎるようにして誇らしげにノートを掲げて見せる。 「皆さん! かっこいい通り名を作れるマニュアルができました!」 「……何それいらない」 「!?」 「……あのね、私もかっこいい名…(ry」 2008/3/5 (Wed.) 02:28:08 「りつりんって、ニックネームじゃないのか」 「なんか、そんな感じの名前の芸能人、いたよねー」 「ええ…次は何をにぎりますか?」 「まだ考えてない!魚以外!」 「あたしはエビ!」 「またエビかよ…たまには他のにしろよ…」 「じゃあ、この灰色のエビっぽいの!」 「蝦蛄ですね」 「そうそう、こういう話、知ってるか?」 「知らない!」 「まだ聞いてないだろ!」 「嵐があったとする。 船がいっぱい沈没する。 すると、その辺りでは蝦蛄だの蟹だのが沢山獲れて、しかも味がいいんだ。 何故だと思う…?」 「わかんない!」 「…考えたくない」 「へへ、りつりんちゃんはどう?ヒントは、食物連鎖」 「えーと…」 (なんだか変なお客さんだなあ…早く帰らないかなあ…) 2008/3/6 (Thurs.) 19:08:51 少女A(女子高生。少女Bを崇拝している) 少女B(少女Aと同じ学校に通う生徒。フランス文学が好き) 少女C(昨夜) A「古名瀬さん、こんなところでどうしたんですか?」 C「あれ? えーと、誰だっけ? そうそう、しだり川さん」 B「やあ、奇遇だね。バイト?」 A「ええ」 C「ねえ、これから二人でバリに行くんだけど、しだり川さんも一緒に行かない?」 A「パ、パリ?」 C「それはフランスでしょ」 A「すみません、濁点が読みにくくて」 B「そんな話はしてない」 A「古名瀬さん、どうしたんですか? 顔色が」 B「一杯引っ掛けてきた、これからもう一軒いくところ」 C「そんな話はしてないでしょー」 B「英語で言うとバンコクビックリショー」 A「(なんだこの二人、か、からみにくい)」 B「しだり川、しだり川って綺麗な髪の毛してるね。うなじとかも」 A「えっ? あっ、ちょ……はうっ」 C「お、いいねいいねー」 A「何が!?」 この後むりやり一行に参加させられるしだり川。数時間後、 酔いつぶれた二人を自宅に連れ帰ることになる。 はたしてコナツは裸足を見られてしまうのか! 2008/3/6 (Thurs.) 21:46:53 裏をかき、裏をかきしているうちに、犯人が無差別になっていき そのうちに本当に好きなものを書こうと思っても書けなくなってしまう。 未熟な自分をさらけ出すのが怖くて、 無様な自分をさらけ出すのが怖くて、 奇をてらうのは、愚かしい。 かわいそうに。 2008/3/7 (Fri.) 20:58:24 美巡「おろかなニーチェが狂った理由は、常識を疑いすぎたからだったそうだが、 私は素直に常識を信じてるが、狂ってしまったぜ・・・。」 -- 美巡ちゃんはまれに自分で���理することがある。 今日の料理は味噌抜きの味噌汁、タイトルは「汁」。味噌の代わりに塩を1kg使っている。 「じゃあ『塩汁』でいいんじゃない?」という考えも頭によぎる。 具はキャベツの葉一枚。実際に食べるかは本人の自由意志。 2008/3/9 (Sun.) 23:54:24 「フハハハ…!」 モリタの静かな嗤いが彼女の部屋に響いた。 研ぎすまされた刃の爪。その先端まで神経が巡り、空気のほんのわずかな揺らぎさえも感じられるほどに鋭利な輝きを放っている。 ついに我が腕は鉄の爪と一体化し、無敵の凶器と化したのだ。 もはや誰の手も及ばぬ至高の存在。何人たりとも立ち寄れぬ境地へと至ったのだ! これでコナツに振り向いてもらうことができる。 あの冷たい瞳を。寂しい眼差しを。その細く白い手に手をつなぎ、毎日一緒に帰ろう! ──嗚呼モリタ! しかしお前はあまりにも無知! 確かにお前は非凡。だが! お前の真実の才能は決してその爪にあるのではなかった。 少女はその部屋の外にある絶望を知らない。己が信じる爪の鋭さに狂うことはできても、その脆さを知らない。 そして少女は扉を開く。 2008/3/11 (Tue.) 04:58:06 マニュアル・ライフのアニマル アベレージこそがハッピー ポリシーははがれおちても OK 2008/3/12 (Wed.) 14:30:29 コナツが怪我をした。 その日、モリタとコ��ツは廊下で喋っていた。その日コナツは上機嫌だったので、モリタは嬉しくなり、気分が高揚していた。 しだり川はそれを嫌そうに遠巻きに見ていた。 それでコナツがふざけたことを言ったとき、モリタはコナツの肩を叩いて笑ったのだが、いささか力が入りすぎてしまい、コナツはバランスを崩した。 コナツはよろめき、廊下を走っていた男子生徒と激しく衝突した。モリタは慌てて駆け寄った。コナツは肩が痛いと言った。 モリタは何回も謝ったが、コナツが痛そうなふうでもなくその謝罪を聞き流しているのを見て、大したことはないと思い、またおしゃべりを始めた。 コナツはずっと眉をしかめていた。モリタの肩を叩く手は少しは優しくなった。しだり川はそれを嫌そうに遠巻きに見ていた。 翌日、コナツは学校を休んだ。モリタは怯えた。しだり川はそれを嫌そうに遠巻きに見ていた。 モリタがケーキを持ってお見舞いに行くと、善良そうな妹が出迎えた。コナツの部屋に通された。 その部屋はなんだか甘い匂いがした。コナツは包帯を巻いてベッドにいた。 「やあ、モリタか」 モリタはその痛ましい姿に怯え悲しんだ、それと同時になんだかそれを綺麗と思った。 モリタが恐る恐る休んだ理由を聞くと、昨日帰宅しても肩の痛みが消えず、医者に行きレントゲンを撮ったところ鎖骨が折れていたという。 腕が使えないので、学校はしばらく休むそうだ。 「ごめん、ほんとにごめんね、コナツ……」 「ああ、いいんだよ、モリタ……」 モリタは嫌われただろうという思いでほとんど泣きそうになり、 コナツはもしかしてこの子はわざとやったのだろうか、いやこの子にそんな勇気などない、と逡巡していた。 モリタはケーキをコナツに渡した。しかしベッドサイドのテーブルに、明らかにケーキを食べた痕跡があった。 皿と、クリームのついたフィルムと、フォークである。 「ああ、さっき、ぶつかった男子が母親と謝りに来て、ケーキ持ってきたんだよ。馬鹿だよねえ、ケーキなんかあったって治らないのに」 モリタは何も言えなかった。 モリタは帰宅した。コナツの怪我の一因は自分にもあると、母親に告白してその男子のように正式に謝りに行かなければいけないかもしれないと思ったが、怖くてできなかった。 2008/3/13 (Thurs.) 15:01:07 昨夜「当時のマネージャーの川林は、『こんなバンド名じゃ契約が取れない』って言ってたけど、 ボクは『OK、じゃあバンド名を川林竹光にしよう。川林竹光か銀河最強・究極2号かどっちかだ』と言った。 すると3ヵ月後には契約を取ってきたよ。銀河最強・究極2号でね。」 2008/3/17 (Mon.) 15:01:14 私には家族がいない。恋人も友人もいない。 居るのはサイボーグとワニだけだ。 サイボーグに名前をつけて妄想の世界で敵と戦わせるのが唯一の楽しみだ。 そんなサイボーグ工場も先月不渡りを出し次で倒産となる。 酒の量は増え妄想の世界に逃げる時間も長くなった。 もうだめかもわからんね。 この前私の妄想がTV番組になったものを子供が喜んで見ていた。 地球が粉々になればいい。 2008/3/21 (Fri.) 15:48:15 モリタが みじかいくつしたを はいてきた コナツ「なんだそれは!」 モリタ「痛た・・・なにも殴ること」 コナツ「うるさい! お前がわるい! だいたいそんなの校則違反だぞ!」 モリタ「いいじゃん」 コナツ「よくない!」 しだり「どうかしたんですか?」 コナツ「しだり川もちょっと見てくれ、こいつの靴下を!」 しだり「え・・・あっ!」 モリタ「な、なに?」 しだり「そ、そんなの・・・! モ、モリタさん、おかしいですっ!」 コナツ「そうだ、モリタはおかしい!」 モリタ「そうかなぁ・・・」 2008/3/26 (Wed.) 00:41:19 誕生日だというのに、モリタは、一人だった。素敵な友人達はみんなどこにいるのだろう。 コナツ、昨夜、高遠、シェイクミックス、カズサ、ユズル、メケコ、めぐみ、凛、チート、あとしだり川たち。 今日、みんなはどこにいるのだろう。 他の所に住んでいる父親から来たバースデー・カードを、モリタは悲しそうに見た。モリタの所に届いた唯一のバースデー・カードだった。 「自分のまわりに友人の一人や二人当然いてもよさそうなこの日にこんなふうに一人ぼっちでいるのが納得いかない」と、モリタは思った。 とにかく彼女はバースデーケーキの火を吹き消していった。そしていきなり、ドアに楽しげなノックの音が聞こえた。 今このドアにノックする人は、一体誰だろう。彼女はドアを開けてみた。 そして、そこに立っていたのは、誰あろう、彼女の友人達だった。 コナツ、昨夜、高遠、シェイクミックス、カズサ、ユズル、メケコ、めぐみ、凛、チート、あとしだり川たちではないか。 入ってきておくれ旧友たちよ親友達よ。大きな微笑をうかべて、モリタはよろこんで友人達を部屋の中に迎え入れた。 冗談を言っては笑い合いながら部屋の中に入ってきた友人達は、「ハッピー・バースデー、モリタ」と叫び、更に心からなるあいさつをした。 そして彼らは全員がモリタに飛びかかり、「これまでずっと、お前は嫌いだったのだ。 お前のことを友人だと思ったことは一度だってなかったのだよ」と叫びつつ、たいへんな勢いでモリタの頭を殴りつけていった。 みんなはモリタを殺してしまったのですが、とにかく彼女は友人達に囲まれて死んでいったわけですよ。 昔からのつきあいである友のモリタよ、ハッピー・バースデー。 2008/3/26 (Wed.) 16:05:07 ひょんなことから、小夏と昨夜の仲が気まずくなった。 具体的に言うとエッチな事件だったので、たいへん気まずくなった。 2008/3/27 (Thurs.) 14:33:32 しだり川。あのこもつまらんことをしたなあ! なんだって、あんな下らない真似をしでかしたんだ。へん、自分が英雄のつもりだったのかね? アタシは別に死んでもよかったのに、いや、つまらんことを考えるな、コナツ、よせよせ! ばかばかしい。まったくどうかしてるんだな。 ふん、だけど、彼女が自分に酔ってたことは確実だな。いい気なもんさ、こっちは大迷惑、迷惑千万! これが僕の愛、これが僕の心臓の音、とかね。 さてもさても、へっへ、お涙ちょうだいって訳だ。おやおやこれは。よくよくのことだぞ。 だけどね、アタシは酔わないよ。そんなことは許しません、アタシは酔わない。彼女がどう死のうが、さうです、かのぢよは死にました、これで仕舞いさ! まあ、なに、だけど今日一日くらいは悲しいふりもしといてやろうか、たれびとも世人に倣いてなりふり決める、それも世塵の処し方なれば、へへ。 モリタのやつ、同情するだろうな。案外怒るかしら。昨夜は何か気付くだろうさ。 しだり川。だけど、本当に死んだのかな。騙されてるかもしれない。あいや、もしか、あれは夢か。 へええ、どうした古名瀬小夏、ふん、お前もつまらん人間だな。責任逃れか何かのつもりか、関係ないさ。下らん。 えいえい、止めだ止めだ、いやなこった。まったくいやだ。いやだ、いやだ。いやだ。本当に、アタシはいやだよ。 しだり川。 2008/3/31 (Mon.) 01:09:42 クロコダイルが、真壁マリと、仲良さそうに話している。 **************************************** 「ねえ真壁さん、博士って、何の実験をしてるの?」 「さあ…でも、前やってた実験の話なら、聞いたことがある。 エチオピクスダイヤルってあるでしょ? 胸につけて回せば…」 「何をされても、しあわせ!」 「そうそう、それそれ。 で、その実験の時にねずみを使ってたんだけど、どこかの調節が不完全で、一匹ずっと幸せなままになっちゃったの」 「別に、いいんじゃないの?ずっと幸せなら、それはそれで——」 「不完全なままじゃ、製品にはならないでしょ」 「そ、そっか」 「そんなわけで、博士はちゃんと不幸せも感じるように、ダイアルを調節したんだ」 「あ、わかった。調節が失敗して、ねずみは、ずっと不幸せになっちゃったんでしょ?」 「残念、ねずみは幸せも不幸せも感じられるようになったんだよ。でも、確かに調節は失敗しちゃったんだけど……」 「どういうこと?」 「何をしたら幸せで、何をしたら不幸せかが、アトランダムになっちゃったの。 満腹になっても、幸せになるとは限らないし、電気ショックを受けても、不幸せな気持ちになるとは限らない。 全く同じことをしてても、それは同じで、喜びと絶望が不規則にやってくる。 だから、ねずみは自分が何をしたいのかが分からなくなって、ご飯も食べなくなって、死んでしまいました」 「うええ……」 (ねずみさん、可哀相だなあ。でも、待てよ。これは本当にねずみの話なんだろうか……) 2008/4/3 (Thurs.) 22:12:46 深夜に父から電話があったらしい。 なんでも近々こっちに一時的に帰ってくるだとか・・・。 朝食を食べているとき、母が姉とそんな話をしていたのだ。 (金にしか興味がないやつがなんでまた・・・) カズサはそんなことを考えていた。 母親は「うれしい」だとか「よかったぁ」とか頻繁に言う。 (度が過ぎている気がする・・・) カズサはそう思った。 これは、以前コナツが言っていた"認知的不協和"ではないだろうか。 つまり、母はあんな醜男と繋がりを持ったという不協和を下げるため 「結婚してよかった」と認知を変えて その不協和を解消しようとする。 カズサは悲しくなった。 (母さんはやっぱり・・・、 いや、だからこそオレがしっかりしないと駄目だ。) それから、カズサは学校へ行くため靴を履き 父親がいるであろう方向を、じっと睨んだ。 「いってきます」 そう言うと、カズサは玄関を出た。 ---------------------------------- 兵藤カズサのような人間を見ていると 葛藤こそがこの世で最も美しいものではないだろうか・・・ と思えてきました。 そんな人間に私は成りたいのです。 2008/4/4 (Fri.) 23:10:05 しだり川は、映像の為のアイディアをまとめて山女めぐみのところへいきました。 するとそこで山女めぐみが以前製作したという映像を見せてもらうことになりました。 それは簡単にいうと、さまざまなものが泥で汚れてゆく様子を撮影し、それを逆再生したものでした。 泥まみれのものから泥だけがきれいに落ちてゆくように見えます。 (出来ることなら、古名瀬さんの足を、はだしを、こんなふうに撮れれば。きっと美しい絵になる。 ああ、でも、いけない、彼女の足を汚してしまうことに! 例え一瞬でも、なんてことを考えてしまったんだろう!) その日の夜は、まんじりともしていられなかったしだり川、翌日コナツを見て何かうしろめたいところがあったりするのか、どうなのか。 2008/5/5 (Mon.) 12:17:42 「羞恥は高慢の外套である」 「愚者もその愚に徹すれば賢くなるだろう」 「人間のいない所、自然は不毛である」 「過剰は美である」 「愚者の非難を聞け! それは kingly title だ!」 「他の人が愚かでないなら、われわれが愚かなのだろう」 「女性の裸足は神の作品である」 2008/6/12 (Thurs.) 23:55:35 モリタに対する自論の展開 モリタが普通じゃないと言われてこうも喜ぶのは 天才願望があるからだ と推測する。 つまりモリタは天才になりたいのだ。 天才と呼ばれる人はなにかが欠落している。 私は、変人こそが天才にもっとも近い存在だと信じている。 常人と呼ばれる人はその普通と呼ばれる範囲を超えない。 いや、超えようとしない。超えると失笑が待っているからだ。 社会からの他人からの冷たい視線を浴びたくないからだ。 もし浴びてしまうと社会的な地位が下がってしまうからだ。 そういう教育を受けてきたからかもしれない。 惰性で生きましょう。周りに合わせましょう。 その方が企業にとって、社会にとって都合がいいのです。 なにかがぶっとんだ人間は扱いにくいのだから だからこそ普通じゃないと言われると喜ぶのだろう。 「ふふふ!私は遂に常人の域を超えたのだ!」と喜んでいるモリタが目に浮かぶ。 それに、欠落した存在の方がモリタにとって都合がいいのである。 なぜかというとそういう存在はやはり目立つのだ。 目立つことができればコナツの目を惹くことができるからだ。 そうすると結果的にモリタにとって利になる。 なんだか、あまり目立たない子が虚言によって人から注目を浴びる現象に似ている。 なぜ私はこんなことを書くのだろうか なぜなら私も普通じゃないと言われるとうれしいからなのである。 2008/6/18 (Wed.) 10:40:30 「たいへんなことをしてしまったぞ」 しだり川は興奮していて、心底困り果てていました ポケットのなかには古名瀬さんの靴下・・・しだり川はあたりを見回します 「ふう・・・ひとまずはばれてないようだ。 しかし、これからどうしよう」 そっとポケットのなかに手を入れてみて、その温もりに驚いて、狼狽して手を引き抜きます しかし、やがてすぐにばかばかしい、と思い直しました ポケットに入れていたから、温まってしまったのだ。なにも彼女の体温というわけではない しかし、理性ではそう認識できても、高まる心臓の鼓動はそう簡単に御せません 今しがた、彼女の一部分に触れたばかりの自分の右手から、彼女のオーラが漂ってくるような気がして・・・ 「しかし、わたしがこれほどのへんたいだったとは」 2008/6/24 (Tue.) 10:43:36 (今日はお腹もペコちゃんだし、焼肉屋にでも入るか) 店の戸を開けると店員がやってきて「お一人様ですか?」と詰め寄る。 (別に来ようと思えば友達誘って来れるが、今日はたまたま一人だっただけだ・・ほっといてくれ) しだり川は「はい」とだけ答えた。 店員が威勢良く「ご新規一名さま入りまーす!」と声を張り、奥の座敷に案内する。 正直、座敷とは予想外だが、靴下までならOKという覚悟で来ていたため、 物怖じせずに靴を脱ぎ、座敷へと上がる。 「カルビ定食とオレンジジュースください」 「カルビ定食なに?」 聞こえずらかったのか店員が聞き返してくる。(どうもタイミングが合わないな) なんとか注文を頼み終えると落ち着いたのか、あたりを見渡す余裕ができた。 (休日のお昼時だからか?結構混んでるな) 後ろにしきりを隔てて家族連れが。左壁にメニューが貼ってあり、 正面に自分と同い年ぐらいの三人組が店員に案内されていた。 (なにやら姫とか呼ばれているが、あだ名だろうか?) そして右側が通路になっていて、座敷下に自分の靴が置いてある。(それにしても遅い) 回りがワキワキと食べ続ける中、自分の注文がなかなか来ない事に苛立ち始めていた。 すると店員が皿を持ち、こちらに向かってくる。(やっと来た) しかし店員は横を通り過ぎ、さっき来たばかりの三人組のテーブルへ行ってしまった。 「海老のチリソース、お持たせしました−」 「わ−い、海老大好き」 この事に対し若干怒りが沸いたが、すぐに自身をたしなめた。 (マニュアルを思い出せ。怒りは無謀によって始まり、後悔によって終わる・・。 早く仕上がった品がたまたま向こうにいっただけじゃないか) しかし、決定的な事件は起きた。 「そしてこちらカルビ定食になります♪」三人組に出されるカルビ定食。 ついにしだり川の怒りは頂点に達した。 (空腹な中、待った仕打ちがこれか! 私の存在はどうとでも良いというのか! 店長に掛け合って・・いやいや、それだけでは済まさない! 店を潰してもらうよう本店の社長に掛け合って・・) 「カルビ定食大変お待たせ致しました」 「あ・・はい」 皿を抱えながら声を掛ける店員。 「すいませんねぇ、お待たせしてしまって」 「いえ・・」 カルビの乗った皿をテーブルに置き、忙しそうに立ち去る店員。 (ま、まあいい。私が本気になればクレームを出して店を潰す事もできるが、 忙しかったようだし、ここで働く人も養う家族がいるだろうし、 今日のところは私が大人になれば済む話だ) 肉を焼いて食べ始めるしだり川。しかし今度はご飯がなかなか来ない。 (何をやってるんだ。焼き肉といったら白い飯だろうが。 よし、アンケートにマニュアルを見直ししてもらうように書こう。 もしかしたらこの秀抜な意見が社長の目に止まり、全店舗に私のマニュアルが採用されて、 一億円ほどの報酬が私の・・) 「ご飯お待たせしました−!」 「あ・・はいぃ・・」 ご飯がテーブルの上に置かれた。 正面をみると、三人組はもういなかった。うーん、どうもさっきからタイミングが合わないな。 靴を脱いだせいで歯車がズレたか・・。 帰り支度を始める家族連れを横目に、ひとりご飯と肉を頬張った。 2008/6/25 (Wed.) 12:29:42 (マニュアルがあれば・・。いや、よそう。 こんな普通じゃない発想は。もうそんな歳じゃない。) ただ惰性で生きる毎日を過ごしていた。 そんな折りだった。上司に客先説明用のマニュアル作成を頼まれたのは。 こんなに気持ちが高ぶったのは何年ぶりだろう。楽しい。 今日は上司に渡してあるマニュアルを評価してもらう事になっていた。 嬉々として上司と対面すると待っていたのは激しい怒鳴り声だった。 何を言われたのか良く覚えていない。 ただ自分の中にあった唯一の自信が無くなっていた。もともと仕事ができるわけではない。 周りとの能力の差に打ちのめされていく中、悲観的にならなかったのは心のどこかでマニュアルが支えになっていたのだろう。 できそこないの自分自身を保つためには、そうせざるを得なかった。 いま最後のストッパーが壊され、しだり川には何も残っていなかった。薄々感じつつも、意識したくなかった事実。 (私は何の役にも立たない人間だ) 結局、マニュアルは後輩が作る事になったらしい。 (私は本当に無価値な人間だ。今までの私の人生は何だったんだろう・・) できる事ならまた高校時代に戻りたかった。 (小夏さん、懐かしいな。モリタはいま何をしているんだろう。高遠・・) 高遠とは今でも会っている。高校の頃はバカにしていたが、 大人になるにつれ次第に彼女を尊敬するようになっていき、 いまでは唯一親友と呼べる存在になっていた。 自分は今まで悩みがあっても人に打ち明けた事はない。 相談する事は弱い行為だと思っていたからだ。 だがこの日ばかりは気が滅入っていた。考えなしに高遠に電話をかけた。 就職してからは2か月に一回会う程度になってしまったが、それでも彼女との会話は楽しかった。 今日あった事は一切話さなかった。 (高遠に自分が悩んでいる事を知られるのは恥ずかしい) ただ週末に遊ぶ約束をした。 電話を切った後、心が軽くなっていたのが、ハッキリとわかる。 高遠がいて良かった。 ふと携帯を見るとメールが一件入っていた。 見ると高遠からで[あなたの良いところ]という件名で私の長所がいっぱい書いてあった。 どうしてわかったんだろうとは考えなかった。ただその夜は声を出して泣いた。 2008/6/27 (Fri.) 19:01:12 学校の会議室に行くと、室内で小夏と昨夜が話していた。 昨夜は私に気を使ったのだろう。会話も途中で部屋を出ていった。 慌てて自分も出ようとすると、小夏が気がついた様子で、私に語りかける。 (まさか小夏さんの方から話しかけてくるなんて) しだり川は夢中で話していた。モリタの漫画のこと・・小夏の作品のこと・・。 どうやら彼女は門限があるらしく少しの時間しか話せなかったが、 彼女が作品に対して熱意を持っていた事が何より嬉しかった。 その事とは別の話になるが、芸術家は少なからず評価に左右されるように思う。 優れた芸術家には正しく作品が評価される場所が必要なのであろう。 そのためには芸術家は評価される場所を知らないとするのが1番良かったのかも しれない。 モリタの一件もそうだと思っていた。あの時はモリタの意図が知りたいと思った が、結局は卑怯な不意打ちになってしまった。モリタは普通ではないと見せてい るが、本当はただ作品が存在していれば良かったのかもしれない。それは嘘であ るが、もっとシンプルな話で作者と読者の間には余計なコミュニケーションなど 必要としていなく、作品に込められたメッセージを読者が読み取れば十分なのか もしれない。 私は彼女(小夏)の作品だからではなく、作品の作り手が彼女だから応援したい と思った。素直な気持ちとして、私の人生の中で一番の作品だ。 2008/6/28 (Sat.) 22:33:37 私には彼が何を言わんとするか具体的に理解できないし、 彼もそれ知ってて解り辛い表現を使っている以上、理解されないことこそ本望なのであろう。 難しくしたものを解いたからって真実に近くなるわけではなし、 そんな真実だって、それは難しさを理解するために己が生み出した妄想であって、 それを己の都合よく真実だと誤認し感動する��は愚かしいことである。 だから、これでいいのだ。 2008/7/2 (Wed.) 01:48:16 『暗号文解読マニュアル』 絶版となっておりました。 2008/7/4 (Fri.) 22:32:49 「不愉快だ!!」 金魚姫は激昂した。 あまりの怒りに我を忘れて暴れまくる。 水槽(もちろん空で、金魚はまだ入っていない) を手当たり次第に破壊しつくした上に、 水槽(こちらには金魚が入っている) を丁寧に机から降ろして、安全を確保したのちに 叫びながら丸裸の机を自分の武器で真っ二つにした。 ・・・それでも、彼女の怒りはおさまらない 「不愉快極まりない!!」 ただただ、彼女は叫んだ。 怒りの理由なんか、どうでもよかった。 2008/7/5 (Sat.) 20:17:54 撮影その1 とおまけの話 山女めぐみの召集で集められるメンバーたち。 どうやら山女が撮る映像作品の役者に選ばれたらしい。 小夏さんと兵藤カズサは室内での撮影になるので、 私たちとは別グループだ。 そういえば作品の内容を知らされていなかったな。 どうも、途中で終わっていた作品を完成させたいらしいが、 なんだろう? 外に出てウォームアップを始める高遠と昨夜。 見覚えのある光景に戦慄が走る。 まさか・・・。 ------------------------------------------------ ☆おまけの話☆ 「噂のマニュアルを注文したいんですが」 「鋭い方がいるようですが、ダメなものはダメです」 2008/7/7 (Mon.) 00:58:44 「なっ・・・何ですか この化け物は・・・?」 「これか?もちろんこれこそ我がテロ部の秘密兵器だ。 何でも破壊し、何でも食う。 好き嫌いしない。とてもいい子だよ。」 「まさか・・・最近町で行方不明者が頻発してるのは・・・」 「君がこの学校を爆破しようと地雷を設置しているのは知っている。 でもあの隠し方じゃすぐにバレてしまうよ・・・。 僕が特別に教えてあげる。 ただし テロ部への入部が条件だけど・・・」 「!?そんな・・・なぜそれを!?」 「見くびらないで欲しいな 僕はテロ部なんだ。 さて、そろそろお昼の時間だよ。 答えを聞かせてもらおうか もう 戻れないよ。」 2008/7/8 (Tue.) 21:21:20 撮影その2 山女めぐみとの会話 「最後のシーン。どうしてもイメージ通りの一枚絵が撮れなくて」 「いや・・なんていうか・・言葉では表現しずらいんだけど・・」 「フルーチェを食べながら空を飛んでる昨夜を、シェイクミックスが武器を乱射 しながら追い掛けている図というのを・・・」 2008/7/21 (Mon.) 00:15:44 ひとしきり咳をして 薔薇の花ほど血を吐いて そしてたちまち降り注ぐ、見知らぬ人からの寵愛に次ぐ寵愛!! 2008/7/30 (Wed.) 02:12:46 「ねーねー博士、いいこと思いついた。 私はさー、手を改造したでしょ? クロコは目、セネガルズは耳…あとなんだっけ?? まあいいや、とにかくいっぱいいるけど! これ全部あわせて、完全改造人間とか作ったらどうかな!? 体全部改造しちゃうの!絶対強いよ!絶対!」 …実際、過去に彼女はそれをやろうとしたのだ。 しかし結果は、無残な失敗だった。 改造人間達はそれぞれ色々なものが欠落している。 お箸は使えないし、傘の差し方を知らないし、起こされるまで目が覚めなかったりする。 そして体のほとんどの部分を改造された「完全改造人間」は、 実に、人間性という人間性を全て失ってしまっていた。 仕方なく、博士はそれをロボットとして使うことにしました。 **************************************************** 改造人間は、もう人間ではない。 エチオピクスは人間たちにダイアルを与えた。 ダイアルを回したものは、人間ではなくなってしまう。 **************************************************** 「へえ、どうしてまがい物の宝石を集めてるの?」 「芸術とは、内なる神への叫びであるべきだ!それがなきゃ屑だ」 「クローンのイチゴだっけ?あのでっかいの。そういうのもボク好きだよ」 (これは改造人間とは関係ない) 2008/8/4 (Mon.) 20:07:54 「粉砕!玉砕!大喝采−!!ワハハハ−!」 モリタの猛攻の前に崩れ落ちるモンスター。 (やったぞ!ついに難関とされるあのモンスターを倒したぞ。 ククク・・かわいそうにしだり川。隅っこの方で震えてやがる。 だが安心しろ。あの怪物はこの私が葬ってやったのだ。 それにしてもこれほど上手くいくとは・・!いつだったか、実は私はどこかの国 の王女で今くすぶってるのはみんなが私を騙して演技しているから、と思った事 があるが本当なのやもしれぬ。くくく・・今日は誕生日だ! この新生・モリタの誕生日だ!ワハハハハ−!) ---------------------------------------- (くそう・・モリタめ、調子に乗ってるな。 これではまるで、私が怯えて何もしなかったかのように見えるじゃないか。 だが、落ち着け。あの場はあれで良かったのだ。 私が攻撃される事でリタイアになる事だってありえたのだ。 すべてはマニュアルに従った私の・・・知的で冷静な判断の結果といえよう。 BE COOL・・BE COOL・・。そう、私はCOOLだ。) 2008/8/8 (Fri.) 17:21:20 悪い夢でした。 人間が金魚を飲んでいる! 御風ちゃんは顔を覆って目を逸らしたかったのですが、身体のどこかでだいじな神経が断絶してしまったようで、目を閉じることもできません。 事の次第はこうです。ご両親も出かけていて、一人でのお留守番に退屈していた御風ちゃんは、何というつもりもなく、テレビの電源をつけました。 一人の男が金魚鉢を抱えて登場します。何事か叫んだ後、その鉢の中に手を突き入れると…いえ、もうこれ以上はいえません。 それで終わりではありませんでした。いっそのこと、そこで終わっていた方がよかったかもしれません。 一度飲み込んだ金魚を、醜い動作で吐き出すと、男は得意げに微笑んだのです。 「ちょっとした冗談さ」とでもいうみたいに。 何がなんだか分かりませんでした。だけど、心の内側で御風ちゃんは期待していました。 画面の中のすべての人間、その外側の人間、観客席の者らまでが、わずかな沈黙から我を取り戻し、怒りの声を発しながら、 雷鳴のような素早さでその男を��テージから引き摺り下ろし、当然の制裁を加えることを。その義憤を、常識人の、理性人のあるべき正義を。 しかし、いつまで経ってもそのような進みゆきにはなりませんでした。放送局の操作により画面が暗転し別の映像にすりかわるということすらもありませんでした。 和やかな雰囲気がそのスタジオには溢れています。拍手をする者さえいました。いえ、すべての者が拍手をしていました。 いったい御風ちゃんに想像することができたでしょうか。 人間は金魚を飲み込んでまた吐き出す、というあそびが大好きな生きものだったのです。魔物…魔物です。 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。 御風ちゃんは自分の金魚に謝り続けました。そうするより他になかったのです。 もちろん、飲まれたのはこの金魚ではないし、飲んだのもけして自分ではありません。けれど、そうするより他になかったのです。 「私にもあの男と同じ血が流れている……一度飲まれて、その後吐き出された憐れな金魚を嘲笑っていた人間らと同じ血が……」 2008/8/10 (Sun.) 22:47:11 misson:Save the goldfish!! 「では、この金魚たちを全てすくうのだ」 「よしきた…ってこれ全部かよ!怒られるぞ!」 「話はつけてあるから大丈夫だ。シュンはこっちのたらいに、金魚たちを移すだけでいい。はいどうぞ」 「うう…しかもポイ一個かよ…」 「お前ならできる。自分を信じろ!誰も信じるな! 万が一出来なくても、殺しはしないから安心してね」 「ほ、ほんとか?」 「ちょっとしぼるだけ」 「やめろ!」 **************************** 「エビおいしー」 「それ、イカ焼きじゃないか…」 「ふふふ…まさか本当にやってのけるとはな、よくやった」 「いやそれほどでも…ところで姫、最近痩せてないか? 暑いからって食べないと体に毒だぞ」 「ちゃんと食べてる!栄養たっぷりだ!」 「ねーねーみんなでご飯たべよーよー」 「エビ子は食べすぎ!」 「よし、では褒美だ。晩飯をおごろう。家に行くぞ」 「うーなんだか、嫌な予感…」 2008/8/21 (Thurs.) 21:47:28 「えー? まあ…要するに、小説なんてつまらないことなのさ。 (中略) …そのことを私は自分の小説で実証するんだ。 そのためには凡そくだらないものを書かなきゃならない。 ばかばかしい、屑のような小説を。 人々が小説など全く読まなくなるようにね」 2008/10/17 (Fri.) 04:24:59 モリタ「こんな世界にはうんざりだ!もう死んでやる!」 コナツ「はいはい、死にたい、死にたいって、何回目だ。もう聞き飽きたよ・・・。」 モリタ「今度は本気だよ!絶対死んでやる。一体何人が、どれくらい悲しむか楽しみだ。」 コナツ「じゃ、せいぜい頑張って死んでね。私は帰りますので・・・。」 モリタ「・・・」 モリタ「どうして止めてくれないの・・・?」 モリタ「何か悩みでも、とか聞いてすらくれない・・。」 モリタ「・・・決めた。私は今からコナツのせいで死ぬんだ!」 モリタ「コナツが一生トラウマ背負い込むくらいの、どぎつい遺書も書いちゃうもんね。」 モリタ「そしてコナツは鬱病になって、私の後を追って自殺するんだ!」 モリタ「・・・でも、こんな私は地獄行きだろうな・・・。 い、いや、死ぬぞ。死ぬと決めたんだから。 今死ななきゃ格好つかないぞ、ああ、もう・・・。」 翌日、モリタは普通に学校に来た。おしまい。 2008/11/3 (Mon.) 02:21:19 「みてみなよ、モリタ。あれが彼なりの『けじめ』の付け方なんだそうだ。 まったく、馬鹿馬鹿しいったらありゃしない!! 滑稽だ!お笑い草だ!思考回路がいかれてる! あれじゃあ、ただの道化師とかわらないね。 おかげでさっきから笑いが止まらなくて困ってしまうよ。 ・・・うう・・・!・・くそ・・・!! ・・・なんだってあんなことをするんだろうか。 くだらない、くだらない、 ああ、もう まったく!!人間ってやつは!!!」 ・・・そんなコナツの激昂を聞きながら モリタはコナツのうなじのことを考えていた。 2008/12/11 (Thurs.) 00:55:48 ■アウター能力 世界を隔絶する程度の力。 正式名称は精神順応性事象疎外能力と呼ばれ、自分の意志(精神力)により目前に迫りつつある脅威から目をそらす、 あるいは認識すらせずに雑務を行うことができる。一時的な精神安静が得られるが、使いすぎれば最後には我が身を滅ぼす諸刃の剣。 「できるできないが問題じゃねえ 、やらないんだよ!!」 2009/4/12 (Sun.) 00:48:32 「あたしはしらみだ・・・!」 ------------------------------ 厭世的なコナツ 1 プレイヤーセレクト画面で"コナツ"にカーソルを合わせる。 2 R1ボタンを押しながら、十字コントローラーの右を6回押す。 3 ×ボタンを押しながら、キャラクターを決定して下さい。 コマンド入力が成功すれば、 厭世的なコナツが使用可能になります。 2009/4/12 (Sun.) 03:11:45 コナツは丘の上で磔にされた。 狂った女が槍を彼女に突き付ける。 丘に真っ赤な夕焼けが沈み、友人たちは皆泣いている。 と、コナツが「モリタ」と呼んだ。 モリタは驚いた。 自分などコナツの友達の中でも下の下だと思っていたのに、 彼女が最後に自分の名前を読んでくれるなんて! 驚きの後に深い感動があった。 「コナツ」と一声応えて丘を登っていくと、 狂った女が無残にもその両足を切り落としてしまった。 モリタはそれでも両手で匍って丘を登っていく。 すると狂女は彼女の両の腕までも切り落とした。 これでもう近づけまいと見ていると、モリタは顎を上下して必死に架台にずり寄っていく。 そのあまりに凄絶な姿を目にして、さすがの狂女も呆然としていると、 モリタがようやく架台の下へ辿り着き、コナツへ声を掛けた。 「…コナツ、何だい?」 「モリタ、ここから君の家が見えるよ」 2009/6/22 (Mon.) 05:02:22 わたしのような薄弱者が白鳥の衆に飛び入るなどとそんな馬鹿な真似をするからわたしは薄弱なのだ!! 2009/7/2 (Thurs.) 01:52:19 瞼を閉じよ。 それは神経の底に標されているもの。 つまらない幻。 死せる咎人の夢。 笑わない少女は扉を開かなくてはならない。 2009/7/5 (Sun.) 00:19:04 彼女の物語の孤独なステージ。 彼女以外の登場人物は彼女自身が消しました。
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diary 2020.6.24~6.30
【6.24(Wed.)】雨ときどき晴れ
といっても、といってもというのは昨日6/23の日記のなかに関連した記述があるのだが、つまりは芥川賞候補作品を図書館から借りてきて、でもわたしは小説から離れているモードにある、ということを書いたことを指しているのだけれど、積み上げられた候補作の冒頭部分を順番にざっと読んでいく。
わたしの好みは、髙山羽根子『首里の馬』(「新潮」2020.3月号)。マニュアル車に乗って、常にシフトレバーに手を置いて、小刻みにシフトチェンジしている感じ。クルマと道路とのあいだで緊張感を保っているのが伝わってくる、とわたしは感じる。 ところで、髙山羽根子という名前、単純に「たかやまはねこ」を漢字変換するとATOKくんは「髙山は猫」「髙山派猫」と表示してくれる。あ、そう。 DeNA対中日は、3-2でDeNA。よし。
【6.25(Thu.)】雨のち曇り
Twitterを眺めると、慶應通信(慶應義塾大学通信教育課程)のフォロワさんたちが「そろそろ代替レポ課題が到着するのでは」と騒いでいる。
コロナ禍の影響で、3ヶ月に1回実施される大学の科目試験が4月に引き続いて「レポートによる課題提出」になって、自宅にレポート課題が郵送されてくる形式となっている。たとえば、「鎌倉幕府が中世日本政治にもたらした影響について述べよ」とか、いま適当に思いついたけど、そんな課題がやってくるわけだ。 それにたいして、決められた字数でレポートを書いて、決められた期限内に決められた形式・体裁で提出する。それをもって採点されて合格/不合格が決定するという仕組み。 郵便受けをチラ見したが、今日はまだ届いていない。
DeNA対中日は、10-2でDeNA。大勝。こういうときの翌日が恐い。
【6.26(Fri.)】曇りのち晴れ
夕方、郵便受けを除くと、大学からレポート課題が届いている。わたしの〈受験科目〉は[日本法制史Ⅱ]。 法制史というのは、わが国の法制度(刑法や民法とか)の歴史等に関する学問分野だ。科目名の最後に”Ⅱ”とあることから、当然“Ⅰ”もあるわけだが、ざっくりと時代区分によって分けられているみたい。“Ⅰ”は、古代から平安末期あたり、“Ⅱ”は鎌倉時代から明治期まで。後者のほうがスパンが長いのよ。つまりはそれだけ出題範囲が広いということになる。〆切は7/6、消印有効。
残業で遅くなるという家人M氏には悪いが、娘と息子とでサイゼリヤへ出かける。席に着くなり、課題の入った封筒を開けてみる。子どもたちが「なにそれー」と訊いてくる。「大学の試験だよ」「どうせ、また不合格なんでしょ」と娘。なにを云っていゃあがる。前回の[日本法制史Ⅰ]はBだったけどな、合格して単位はもらったよ。 課題に目を落とす。ふむふむ、2000文字で書けとある。さて白ワインを一杯だけ。 DeNA対阪神は、6-0でDeNA。5連勝か。先発・今永が8回無失点の好投で今季初勝利、とな。 あれ、今週は毎日試合やってるんスか。お疲れ様です。
【6.27(Sat.)】曇り
午前中、関わっているPTA活動の資料作成をする。いったんドラフト状態まで仕上げてちょっと寝かすことにする。みんな2週間にわたった定期総会で、役員は疲れているだろうから、グループウェアには月曜日6/29にでもアップするとしようか。
明日(日曜日)は朝から雨らしいから、子どもたちに「今日しか外では遊べないよ」と5回くらい伝える。書いてみると「今日しか遊べない」というのは不正確ですね。正確には、「この土日では」という範囲が限定されなければならない。
けっきょく、昼過ぎに外に出かけたのは、家人M氏と娘だけ。わたしはハナから出かける気はなく、息子とYouTubeを観ながら呑むことにする。小学生の息子は〈定番〉のHIKAKINで笑っている。わたしはたいして面白くは感じないが、まあ安心して観ていられる。 そして少し午睡。ザ・日本の休日。ザ・日本のお父さん。イエス。
ということで、本日は開店休業を決め込んだわけだが、それでも夕方になってのそのそと多摩川縁りを歩くことにする。走らない、歩くだけ。相変わらず土手の上は混んでいるなあ。 歩きながら、代替レポのことや卒論のことを考えるようするのだが、あちこちに考えが散らばってぼおっとしたまま歩いている。その横をすっと自転車が通り過ぎていく。ハアハアという息づかいとともに、ジョガーたちが行き交っていく。
夕方からはプロ野球。DeNA対阪神(第2戦)をニコニコ動画で視聴する。地上波TVKのサブチャンネルでも放映しているのでどっちでもいいんだけど。中継しているアナウンサーはどなたかしら。そこそこコメントを拾ってくれる。まあ、解説者もベンチレポータもおらずに3時間ものあいだ単独でしゃべるというのは、そりゃ大変ですよね。
9回表に山崎がサンズに打たれる。逆転の3ランだ。8-6で試合が台無しになる。
【6.28(Sun.)】雨のち晴れ
土砂降りのなか、クルマ(ホンダFit)の半年法定点検に、近所のディーラへ出かける。待ち時間が90分もあるので、読みかけの卒論の参考論文を携えていく。クルマ屋さんに出向いてクルマにはまったく目もかけずコーヒーを2杯も頂戴してテキストに集中するというのもどうかとは思うが。 担当の営業さんと少し話す。さいきん彼女と同棲解消し、わが家の近所に引っ越してきたそうだ。自転車通勤しているそうなので、「今日みたいな雨の日も自転車で?」と訊いたら、ワークマンで買った〈優れもの〉の合羽を着て自転車通勤しているという。わたしの関心は別れ話ではなく、優れものの合羽のほう。 帰宅して、また雨のなか地元の図書館にでかける。[日本法制史Ⅱ]の代替レポを書くために、参考文献を探すため。課題についてはネットでは何も書けない(書いてはいけない)のだが、課題はその時代の法制史テキストならだいたい触れている内容ではある。ではあるのだが、そんなに深くは書かれていないという、前回4月の[コミュニケーション論]代替レポの課題に似ている。 こういうときには、文献や論文を漁るに限るというのが、3年のあいだレポートを書いてきた肌感覚ではある。
夕方に多摩川縁りを歩く。雨もとっくに上がったこともあってか、今日も混んでいる。今日は少し卒論について考えることができたかもしれない。 夕方からはDeNA対阪神(第3戦)をニコニコ動画で視聴する。昨夜の敗戦をどう乗り越えるのか。 終わってみれば、9-1で大勝。エスコバーもパットンも調整モードで快投。
【6.29(Mon.)】晴れ
5時起床。代替レポの参考文献を読む。明治初期の法典編纂の歴史について。まだ渉猟が足りないとだけ解る。これではレポは書き始められないね。
午後、コロナ禍でこの春から延び延びになっていた運転免許の講習と交付にでかける。近所の市民センタで開催なので、在宅勤務のあいだに〈中抜け〉をしてくる。この機会を逃せば、二俣川くんだりまで出かけなければならなくなる。会議2本を見送って向かう。
「講習にあたっては、スマホなどの携帯はバックなどにあらかじめ仕舞ってください。さいきんですが盗撮事案が発生し、大騒ぎになりました。李下に冠を正さずです」という係の人のアナウンスがある。
李下の冠、瓜田の靴。
業務終了間際、来月からはじまる「データサイエンティスト講座」の資料がどっさりと手元届く。データファイルが送付されただけだから、どっさりというのもどうかとは思うし、手元といっても会社貸与のパソコンのメーラーに届いたんだけど、「まずはanacondaを通してPython3をインストールして、以下の動作確認をしてください」とさらりと書いてある。この講座、アラフィフからはじめるビギナーズコースのはずだが、うん、なるほど、そういうことだね。
プロ野球は、今日はお休み。
【6.30(Tue.)】曇りのち雨
久しぶりの築地出勤。新人教育のカリキュラムが朝から組まれており、不肖講師として登壇するのでいささか早く自宅を出る。雨が降っていなくてよかった。
その教育を皮切りに、大小8つの会議を文字通りに八艘飛び。ま、こういうスケジュールを組んだのはわたしなんだけど。夕方にはさすがにヘロヘロ。オフィスグリコをつまむ。こういうのは、在宅勤務では味わえないから、出社したときにはひとまずグリコ。
通勤の帰りには「計量政治学入門」をよっこらしょという感じでページを広げる。行きの電車ではわりと面白かったんだけど、統計の話にはいった途端に、数式が登場してきて、うへっという感じ。春に受講した慶應通信の「統計学」(Eラーニング)を思い出す。 DeNA対巨人(第1戦)は、継投策の采配ミスでベイの負け。こういうところが大味なんだよなあ。 寝ようとして、PCを閉じた途端、リビングのTVが思い切り床に倒れる。
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2020年4月9日
凹馬@2K20▼06さん「この前たまたま気が付いたんだけど、ヒラスァさんのギターノンタンとお揃いなんですよ………」 https://twitter.com/oumasan__paka/status/1238677844445630465
癒しチャンネルさん「ずっと見ていられる」 https://twitter.com/iyashichannel_/status/1238966092157964289
最多情報局さん「QとWとOとPのキーだけで運動選手を走らせるゲームのコスプレ」 https://twitter.com/tyomateee/status/1238768982796013570
もふもふ動画館さん「野生とは....」 https://twitter.com/mohu_Movie/status/1238839693204049921
平成を忘れないbotさん「東京大学の地震学の名誉教授に地震のことを正しく勉強してくださいとか難癖つけるヤバイ人」 https://twitter.com/HEISEI_love_bot/status/1238835811136581632
吉川きっちょむ(元ゲオルギー)さん「こんな時間にとんでもないもの読んでしまった…!! #武田スーパー『#くらし』読切 何が悪くて、どうしようもない毎日をどうにもできず心を擦り減らし何処へも行けずただ傷ついていかなければならないのか。辛すぎるけど、最後まで夢中になって読んでしまった。素晴らしい読切」 https://twitter.com/kittyomz/status/1239230271129415680
日本経済新聞 電子版さん「人工呼吸器、増産企業に補助金 政府検討」 https://twitter.com/nikkei/status/1244221767326945280
ロイターさん「動画:ジンやめて消毒用アルコール生産 「人助けになれば」 ベルギー」 https://twitter.com/ReutersJapan/status/1244217739834605568
毎日新聞ニュースさん「感染のサッカー協会田嶋会長「順調に回復」、ウェブ会議に参加」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244221464569458688
毎日新聞ニュースさん「「におい、味全くしない」感染の入院患者証言 対応看護師減り「病院余裕ない」」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244216833525178368
毎日新聞さん「厚労省は、新型コロナウイルス感染症の影響により業績が悪化した企業が従業員を休業させた場合の「雇用調整助成金」の支給に関する特例措置を、4月1日からさらに拡充すると発表しました。」 https://twitter.com/mainichi/status/1244220256090034176
ロイターさん「イタリア、新型コロナの死者1万人を突破 世界全体で3万人超え」 https://twitter.com/ReutersJapan/status/1244215385362219009
毎日新聞ニュースさん「千葉の障害者施設で新たに28人の感染が判明 20人が利用者、8人が職員の家族」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244220452492283904
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版さん「買い物代行ギグワーカー、収入増も感染リスク上昇 #新型コロナウイルス #新型肺炎」 https://twitter.com/WSJJapan/status/1244217789063315458
読売新聞オンラインさん「「距離取って並べ」食料品店の行列に南ア警察が連日のゴム弾発射 #国際」 https://twitter.com/Yomiuri_Online/status/1244213974377398272
毎日新聞さん「湖北省からの車遮断で地元警察同士が衝突 背景に感染拡大の懸念」 https://twitter.com/mainichi/status/1244250455347212288
まむしは刀ミュ難民さん「ちょっとTwitterお休みしてた理由を 書きました 全人類読んでくれ 特に10代頼む」 https://twitter.com/mamumamu10101/status/1244052528980832257
毎日新聞ニュースさん「シャッター目立つ大阪・黒門市場「売り上げ9割以上減った」 自粛で大打撃」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244249963808223232
毎日新聞ニュースさん「福井で13人目の感染確認 感染者が訪れた飲食店従業員」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244247116081278977
毎日新聞さん「祈願祭は異宗教で団結し、苦難を乗り越えようと祐徳稲荷神社が企画しました。」 https://twitter.com/mainichi/status/1244245422069039104
毎日新聞ニュースさん「感染177カ国・地域、世界全域で66万人 死者3万人超える 新型コロナ」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244249745108819969
朝日新聞(asahi shimbun)さん「全国で新たに167人感染 大都市部でクラスター発生か #新型肺炎 #新型コロナウイルス」 https://twitter.com/asahi/status/1244248454131412994
毎日新聞さん「状況を危険視する専門家からは批判の声が上がっています。」 https://twitter.com/mainichi/status/1244247942514409472
朝日新聞(asahi shimbun)さん「横須賀市で理学療法士ら2人感染 神奈川県内126人に #新型肺炎 #新型コロナウイルス」 https://twitter.com/asahi/status/1244245940262670338
しおり🇨🇦Plz stay safeさん「日本人へ、最後の忠告をしました。 これが多分、ラストチャンスだわ。 少しでも多くの人にちゃんと届いて、心に響くといいんだけど…」 https://twitter.com/shiori_in_____/status/1243692776186732544
柳喬之 takayuki yanagiさん「ごめんね、しつこいのわかってるんだけど、インスタで読んだ記事があって、これ読んでから今回の件との向き合い方が変わりました。シェアさせてー!イタリアでどんな風に感染拡大したか、簡易的に日本語に訳してみたからみんな見てみて!間違ってたらごめん!」 https://twitter.com/yanagitakayuki/status/1243336295541362688
Aya Pusterさん「今朝のFAZ紙。コロナ感染は防げないが、重症化は防げるBCG効果が欧州でも認められている。特に医療従事者を守るため、コロナワクチンができるまでの暫定措置として、オランダ、オーストラリア、イギリスでBCG臨床実験が始まる。ドイツでは特殊プロテインを加えた有力な新BCGがすでに開発されていると。」 https://twitter.com/PusterVerlag/status/1244192041267015681?s=20
東京都 あす以降も「在宅勤務」「夜間外出控えて」継続 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200329/k10012356381000.html
Norbert Elekesさん「JUST IN: President Trump says the highest point of coronavirus death rate in the U.S. is "likely to hit in two weeks."」 https://twitter.com/norbertelekes/status/1244388079697305601
“コロナ疲れ”あるかもしれないが「長期戦の覚悟を」安倍首相が示した危機感(THE PAGE) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200329-00010001-wordleafv-pol
Thai king ‘isolates’ himself with harem of 20 women amid COVID-19 pandemic - The Week https://www.theweek.in/news/world/2020/03/29/thai-king-isolates-himself-with-harem-of-20-women-amid-covid-19-pandemic.html
テレ朝newsさん「【速報】アメリカ全土からの入国拒否の方針固める 日本政府関係者」 https://twitter.com/tv_asahi_news/status/1244263812150087680
家電量販店で「俺コロナ」 業務妨害容疑で42歳男逮捕 | 共同通信 https://this.kiji.is/617002724562764897
佐久市長 柳田清二さん「【首都圏にお住まいの皆さまへ】 今週末の首都圏から長野県への人の移動が増えています。 出来れば、首都圏の皆さんも自宅で過ごしてもらいたいと思います。 蔓延する首都圏から比較的穏やかな長野県で過ごしたいとお考えかもしれませんが、自粛要請の趣旨をもう一度考えて下さい。 ↓県内某スーパー」 https://twitter.com/Seiji_Ya/status/1244063578946076672
ヒマな中高生がいっぱい!渋谷・原宿で「クラスター感染者」量産? | FRIDAYデジタル https://friday.kodansha.co.jp/article/103553
エターナル総書記さん「WHOが実は無能、 米国が実は一番弱い、 欧州が実は人権後進国、 ボリス・ジョンソンが実は頑張る人… コロナウィルスが次々と人間の禁忌を暴露していく中にあって、 「日本の野党が実はクズ」なのは全くブレてなくて本当に凄い。」 https://twitter.com/kelog21/status/1243582675883040769
イタリア 死者1万人超え 事態さらに深刻化 新型コロナ | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200329/k10012356061000.html
「人工呼吸器の増産へ調整」 西村経財相: 日本経済新聞 https://r.nikkei.com/article/DGXMZO57380640Z20C20A3000000?s=0
ロイターさん「ギリシャで、新型コロナウイルス検査で陽性が判明した女性が、元気な男の子の赤ちゃんを出産した。」 https://twitter.com/ReutersJapan/status/1244278137527001088
毎日新聞ニュースさん「マニラ国際空港で羽田行きチャーター機が炎上 カナダ人患者など8人が死亡」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244277414961614849
毎日新聞ニュースさん「楽天、30日からチーム活動を一時休止 新型コロナ感染防止で」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244277191170387968
毎日新聞ニュースさん「大阪府で新たに17人感染確認 無症状の小学生も 4人が味覚や嗅覚の異常訴え」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244264688319213568
Trafficさん「MUTEレーベル創始者 ダニエル・ミラー より。 #loverecordstores @MuteUK 「私は今でもインディペンデント・レコード店の力を信じています」 全文訳⬇︎」 https://twitter.com/Traffic_Label/status/1243350405695688704
福井健策 FUKUI, Kensakuさん「ずっとアート・文化を支援して来て、ここまでの怒りは、ほとんど記憶にない。 >文化芸術、スポーツへの救済は? 安倍首相「税金で補償はなかなか難しい」」 https://twitter.com/fukuikensaku/status/1244055875133689856
町山智浩さん「トランプ大統領は初動でコロナを見くびったミスを取り戻すように連日具体的なコロナ対策を実行し、年収一千万円以下の全納税者に13万円支給して支持率は55%に上昇。ニューヨークをスケープゴートにして呼吸器を渋ったり病院を建設したりアメとムチで強権を固めています。」 https://twitter.com/TomoMachi/status/1244281663648985088
村本大輔(ウーマンラッシュアワー)さん「政府や都は外出を自粛しろと大声で言うけど店を休めとは言わない、なぜか、そうなると補償を約束しないといけないから。そこで働く彼らにも生活はある。奨学金払わないといけない学生、みんなギリギリでやってる。彼らはお客さんにきてくれ!とは言えない。」 https://twitter.com/WRHMURAMOTO/status/1244291314616680449 https://twitter.com/WRHMURAMOTO/status/1244290460777984000
朝日新聞(asahi shimbun)さん「京都で新たに3人感染、20代学生ら 府内計47人に #新型肺炎 #新型コロナウイルス」 https://twitter.com/asahi/status/1244290736465440769
楠本まきさん「UKロックダウン6日目|楠本まき #note」 https://twitter.com/makikusumoto/status/1244397953219022849
毎日新聞ニュースさん「成田入管で19時間留め置き 日本に20年暮らすイラン人の怒り」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1244378906687188992
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版さん「コロナ対策、米政府もスマホ位置情報を利用 懸念の声も #新型肺炎 #新型コロナウイルス」 https://twitter.com/WSJJapan/status/1244406506939920384
共同通信公式さん「新型コロナ、世界70万人超感染 - 検査態勢充実で増加続く」 https://twitter.com/kyodo_official/status/1244370230492557312
河野太郎さん「3月29日、新たに新型コロナウイルスに感染した173名、死亡者2名が報告され、国内感染者は1866名、国内死亡者は54名となりました。」 https://twitter.com/konotarogomame/status/1244376205198938112
日本経済新聞 電子版さん「自動車の世界販売は中国市場の低迷と新型コロナが響き、2020年8000万台を割り込む見通し。再び成長軌道に乗り、1億台に到達するのは「2026年になりそうだ」との見方が出ています。 #新型コロナウイルス #新型肺炎 #COVID19」 https://twitter.com/nikkei/status/1244412202574020611
日本経済新聞 電子版さん「新型コロナによるアメリカの死者数は10万~20万人に拡大する可能性があると米国立アレルギー・感染症研究所長。被害が深刻なニューヨーク以外の大都市圏でも感染の急拡大が起こりうると警戒を呼びかけました。 #新型コロナウイルス #新型肺炎 #COVID19」 https://twitter.com/nikkei/status/1244405989937471492
コロナ陽性(軽症)@退院しましたさん「【拡散希望】 コロナ陽性でした。 症状などが知りたい方は私の過去のツイートを見てください。 今、1番伝えたい事は画像を見てください。 全員、うつされるリスクだけでなくうつすリスクもあります。 #コロナ #新型コロナ #陽性 #新型コロナウイルス #肺炎 #自宅待機 #自粛要請 #できることから」 https://twitter.com/spf9GW3eJujViUp/status/1244171316783009792
松本人志さん「素晴らしいおじさん。 ありがとうございました。」 https://twitter.com/matsu_bouzu/status/1244466017599811584
手を洗うピエール中野 凛として時雨 from 埼玉さん「池袋手刀に微力ながら支援しました。凛として時雨、ピエール中野があるのは、池袋手刀の存在が本当に大きいです。血英鬼完売してたので、増産してください。 https://t.co/rufH6W4taI https://t.co/YJoz0hciTL」 https://twitter.com/Pinakano/status/1247816126609809408
WildSideTokyoさん「【今後の営業について】 政府からの非常事態宣言を受け、5/6(祝水)までの間、営業を自粛します。 詳しくは画像をご覧ください。 https://t.co/feNlP35PLT」 https://twitter.com/WildSideTokyo/status/1247817269679288320
seekさん「ニコ生ラジオ番組「seekのFish Dance Hour 7時間目」レギュラー放送!! 日程:2020/05/26(火) 20:00~放送開始(開場予定19:30) ゲスト:MICHIRU〜未散〜(LOOP ASH) 「club Zy.チャンネル」内:https://t.co/G05dgQel1z https://t.co/pYUEOYLzKx」 https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1247857062601560065
涼平さん「Migimimi sleep tight 涼平 公式ブログを更新しました。 『MIGIMIMI WEB STORE本日オープン。5月6日まで送料無料!』 #WEBショップ #配信リリース https://t.co/WwJS2uXZ5W」 https://twitter.com/mm_peko/status/1247887902744301572
クルトさん「華月の誕生日に緊急事態宣言 極力協力して感染拡大を防ごうって華月も思ってるやろな 写真見て力を貰ってる 生活必需品を待ってる人が居るから俺らは止まらないで届ける! よく月色や百合十字団、2人で飯行ったり自宅でよく華月オカンの手料理食べてたの思い出す そしてまた音楽作って届ける! https://t.co/Noiv4DO7Tt」 https://twitter.com/kurutonbo/status/1247474476242980866
SATSUKI‐砂月-さん「Tonight is pink moon. The biggest and brightest super moon of 2020. https://t.co/jTOAuO9URG」 https://twitter.com/Satsuki_Rociel/status/1247897286362845184
池袋 手刀さん「いつも御利用、応援ありがとうございます・・・。 大変お待たせしました・・・。 最重要通販サイト「プーチョー」、 かっこいい手刀店員たちの血英鬼(チエイキ)、本日の出荷分です。 他、ネオグッズ、続々入荷予定です・・・ 激しくクリック・・・。 ↓ https://t.co/7pVXwmUAn3 https://t.co/uvh9npav9P」 https://twitter.com/ikebukuro_chop/status/1247901965876473862
SHRIMP アキタ。さん「【皆様へ大切なお知らせ】 https://t.co/nAQh2vWUiB」 https://twitter.com/shrimp_akita/status/1247858886100443136
幻覚さん「#延期公演 #幻覚始動 #ニ0ニ0年7月ニ五日 #目黒鹿鳴館 https://t.co/GMSakmrMxC」 https://twitter.com/genkakuoffical/status/1248020496274173952
ROLLY(寺西一雄)本人さん「デビュー以来30年間全力で走って来ましたが、身体の不調の為に引退もおぼろげに考えたが、コロナ騒動で休養も取れましたのでバネがギュギュギュと圧縮され、その結果ピンポンの球がポーンと弾けるような明るい未来を想像しております! 祖父が死ぬ間際に言った迷言 「人の世の水は暖かい」と信じて! https://t.co/bXQXZiL8mP」 https://twitter.com/RollyBocchan/status/1247894276584771587
U.F.O.CLUB(ライブハウス)さん「緊急事態宣言を受けUFO CLUBは5/6まで休業致します。 今後もUFO CLUBを存続させるために皆様のお力を賜りたく各界のアーティストの皆様にご協力を頂きオリジナルグッズを随時販売していきます。 何卒よろしくお願い致します。 通信販売→https://t.co/YwZv6yqVBd 受注販売→https://t.co/EhVZ62DrPd」 https://twitter.com/UFO_CLUB_TOKYO/status/1247826693705699328
EURO † SPEED-iDさん「緊急事態宣言。の状況下で気をつけたい「火事場泥棒」の存在。震災のときと同じだ。政府が特定業種を指名して休業を指示した以上どの街のどの施設や店舗が無人になるのかなんて考えれば誰でも分かる。ましてその業種が密集する街なら。─悪意はどこにでも潜んでる。事業者経営者のみんな。用心してね。」 https://twitter.com/HLEURO/status/1248145529873154051
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7月から今日まで
久しぶりに忙しい内容の生放送。朝冷蔵庫に忘れ物をして幸先が悪い。雨宮さんに試食を丸投げしてディスプレイする。放送開始後生肉を切りにいかなくちゃならず、インカムから聞こえる縁起のいいめだかを紹介する中継を聞きながら「おめだか様の手も借りてえ・・・」と思う。めだかには手も足もないというのに。猫に助けを求める時点で相当てんてこ舞いなのに、めだか。まあなんとか破綻せずにすんだ。かなり危なかった。試食入れ終わったの10秒切ってた。相変わらず想像力がない。帰って役所に行くつもりだったけど結局寝てしまった。19時に起きてデニーズにいく。1時に帰宅。流石に疲れてフラフラで寝る。
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ちょっと余裕ある時間に起きてステーキ丼食べる。堀井さんの担当回を少し見て家を出る。 JAFNA。川畑さん仕事早い時はちゃっちゃとやってくれるからってそんなトゲのある言い方しなくても。今日はまあ普通。そんなに早くは終わりません。昼飯は例によってはしご。5回連続。だあろう。隣の人が食べてたシュウマイがう��そう。次はだんだんとシュウマイかな。 なんだか酷く疲れてしまい帰ったら寝るなと思ったのでプロントに入る。が、wifiがなく結局飲んじゃう。
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朝雨がすごかったから小田急でツイート検索したら積み残しが凄そうだったのでケイクスにメールして1時間余計に寝た。カレー食べて11時半くらいに電車乗って12時半とかに出社した。パン祭り今日だったのにおにぎり弁当買っちゃった。なんだかんだ結構食べちゃう。全部めちゃうまかった。ロブションのクリームパンすごい。今度人に買っていこう。体力がガーーっとなくなって大変だった。結構やばい気分だったけど下北で一龍食べてブルーマンデーでES書く。興が乗ってきて、いい感じでまとめることができた。なによりやりきったことで得体の知れないエネルギーを得た。22:50くらいまでいたけど0時前に帰ってきた。下北沢は近い。
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朝起きて学校に行って証明書を発行して図書館にいって本を読もうと思っていたのに結局14時まで寝てしまった。背中に痛みを感じつつシャワーを浴びて代々木八幡に行く。月一の散髪。着く直前に清水さんから連絡が来ていることに気がつく。早稲田に移動。証明書を入れるクリアファイルを忘れてどうしようか迷ったけどお父さんは週末しかいないので発行することに。ついでに成績証明書も取っておいた。なにかに使う気がするので。図書館で『舞踏会に向かう三人の農夫』を借りて少し読む。どうやら舞踏会とは戦場のことらしい。19時に合流してピカソ。桃のサラダと2本目のワインが美味しかった。牧舎に行って藤田さんの誕生日に乾杯する。気にかけてくれていて嬉しい。
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13時まで寝てしまう。お父さんがご飯に誘い出してくれた。ロイホでハンバーグ。 煙草の吸いすぎで胸が痛くてあんまり長くものごとを考えられない。 少ししてヤマザキに買い物に行く。そうめんをゆでて食べてしばらくしてからデニーズに行く。日記を書いている。このあと帰ってお風呂に入って寝る。
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リハをやって本番をやる。古野さんが最後だったのにうまく感謝を伝えられなかった。頼りにされていたと思うし、つくしたいという気持ちがあった。いい経験だった。江ノ島に撮影に行く。しゅんじに手伝ってもらいながら二日間で5カット。満足。でも提出時に5カット”以上”で、テーマが『早稲田の光』であることに気づいてしまった。まあいいか。電車の乗り継ぎを間違えてしゅんじを1時間も待たせてしまった。ふつうにおちこんだ。 木金は銀座で事務。久保さんいないので好き勝手やった。でも仕事はほとんどきちんと終わらせた。ウーバーイーツを初めて使った。tosirou(85)がお届けしてくれた。ビッグマックセット。帰りにオールスター見たくて代々木上原のビアバー行って5千円も使ってしまう。でも秋山が松坂からホームラン打つところみれたからいいか。今日はプール行ってそうめん食べた。音楽の日とかいうテレビの歌番組で宇多田ヒカルを見る。今日も美しかった。
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引越しを手伝う。12時に渋谷につけるように起きて家を出た。セブンイレブンでサンドイッチとコーヒーを食べて電車に乗ったらお腹が痛くなって新百合で降りた。間に合うかなと思っていたらやっぱ13:30と連絡があってこの感じ懐かしいなと思った。下北で立ち読みして100均でメジャーを買って改めて渋谷に向かう。井の頭線に新しいエスカレーターができている。結局14時前に集合して天下寿司にいく。美味しい。元祖より美味しいし値段もそんなにしないし閉店間際は安くなるらしいしいい。カーテンを買いベッドを物色してから無印へ。ベッドを決めてハンズで壁美人を買う。ニトリに戻って鏡を買って再び戻る。楽しみだなあこれからの人生と言った友達が眩しかった。おれは全然楽しみじゃない。正気を保つので必死だ。
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俊二と早稲田に行って図書館とコンタクトセンター。ふたりでメルシーを食べる。別れて松の湯にいく。体重が70kgになっていて驚く。ゴトーでチーズケーキ食べて帰る。ダイエットだと思い夜はツナ缶とレタス。那須の話が動き出す。
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金曜日の夜からリンクス同期7人で那須に旅行に行った。1日で先に東京に戻って新木場でceroのtrafficに。SPANKHAPPYに間に合うか危なかったけど大丈夫だった。完全に整った。帰りにコンビニで煙草を吸うこともなく、石鹸を買い足し忘れたことにも苛立たず。おおらかなこころを取り戻した。
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9時台に起きて朝ごはんを食べる。昼まで洗濯をして12時半に正ちゃんへラーメン食べに行く。しょうゆ味玉。アイス食べてCS見る。ずっと後手。点差以上の差を感じた。
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ファミマで肉まん食って夜はサガミで味噌うどん。怒りの葡萄上巻読み切ってコンビニでコーヒーとチョコ。まじでおもしろい。怒りの葡萄。文章全体が煌めいてる。
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多摩川に行ってお昼を食べる。川沿いを歩く。狛江高校の女子陸上部がいる。硬式の少年野球がいる。小さい子供とその親がいる。女の人二人組がいる。洪水を伝える石碑を見つける。おれにも伝わったよ、と思う。トイレに行きたいのとゴミを捨てたいのとで駅に向かって歩く。結局改札内にしかトイレもゴミ箱もなかった。なんて不便なところなんだろう。駅でガーベラを、セブンでロックアイスを買って帰る。裏庭で焼き鳥をするというので鶏肉を切って串に刺す。串に食材を刺すことを串を打つという。ビール飲んで焼き鳥食べる。日本シリーズを最後まで見てコンビニに行く。帰ってきて風呂に入ってウイスキーを一杯だけ飲む。2時に寝る。
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俺を漢字一文字で表すと瓦らしい。瓦斯の瓦。青い炎。採用。9時に起きて着替えてコンビニまで散歩。なんとか振り絞ってES書いて履歴書も書き直してギリギリで家出る。走る。間に合って面接。可愛くて愛想がいいけどペラい感じの女の子が受け付けてくれる。なんか小説に出てきそうな絵に描いたようなベンチャー企業の若い女の子だ。面接はけっこう芯食ったと思う。終わって駅前でサンドイッチとカフェオレ。煙草。帰って授業の準備と授業。面接と演習で脳が興奮状態にある。
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リハ。ADさんが有能でとても助かる。パターンいじってただけ。本屋とベローチェで時間潰す。ベローチェにZAZYがいた。魚金で飲み会。楽しかった。
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本番。飯田さんへの手元大根の打ち込み浅かった。記憶ねえ。こういうとこだ。 オファーボックス整備。めっちゃオファーくる。去年の今頃からやっとけばよかった。
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12時半まで寝てから掃除と洗濯をして、ツタヤに行って帰りにコンビニでタバコを吸ってあとは部屋で音楽を聴いたりSNSをみていた。今日は129円しか使わなかった。これで2千円浮かしたのでもう本が買える。 年金の督促が来てしまったので遡って猶予できるか確認しにいかなくちゃいけない。でもこれで最大でも九月までしか猶予にならないことは確実になったから少なくとも半年分は月16000円払わなくちゃならない。ばりキツイ。
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11時前に起きてご飯を食べる。宇多田ヒカルのプロフェッショナルを見てからまほろ駅前狂騒曲をみる。真実は他者にはない。世界にもない。自分にしかない。思い出す作業に近い。なにか引っかかったら引き寄せくる。まほろは終盤急に大味になっていまいちだった。あのぬるっとした緊張感のなさと進行している狂気のギャップが悪い方にでてた。でも作品全体に横たわる空気はとても好きだ。映画終わってちょうどM-1始まったから見る。ここ3年はとても刺激的で、しかも笑いを通してなにか世の中の倫理観とか空気感がいい方向に転がっているような感覚がある。平場の志らくほんと嫌いなんだけど絶対上沼殺すマンになっててよかった。塙富澤志らくは審査基準を繰り返し述べていたのが番組全体に安定感と信頼感を与える結果になっていてとてもよかった。霜降り明星の漫才はボケ単体でもパワーがあるのにツッコミが全ワードハマっててすごかった。久々に背中痛くなるくらい笑った。92年93年生まれらしくて嬉しくなった。和牛が準優勝3回目と聞いて聖光学院かよと思った。ジャルジャル。もうジャルジャルが2本やっただけでいかにいい大会だったかということがわかる。その上で3位。いい塩梅。絶対結果を出そうとして、その過程についてまでも理想を描いて、突き詰めて、あの組み順で決勝に残って、ウケて、あの2組にああやって負けて、エンディングのあの表情。もう充分すぎるくらい見せてくれた。あなたたちが俺たちの幸福を願ってることは充分伝わった。あしたからも楽しく、幸せに、全員連れて行く漫才をつづけてください。ありがとう。
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新バイトへの説明と本番、JAFNA。眠すぎて市民センターいけなかった。友達から結婚の報告を受ける。おめでたい。すすすっと生きていくのに全然悲壮感やさみしさを感じさせないコミーさん好き。
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面接して面接。1本目はとてもうまく行ってその場で内定がでた。変に受け流しても体に良くない気がしたのでじんわり喜んだ。でも次があったので脚はわりと高速で回転させた。2本目は大失敗した。面接官の第一声を聞いた瞬間にこいつ冷たいな、見下してんな、しゃべりたくねえなと思った。終始全然響いてない感じで、締めの言葉が御足労ありがとうございましただったんでもう完全に終わったと思った。やべえどうしよう、まじでエンジニアか。これどっちだ?悲しいのか?迷いなくなってむしろいいのか?んんん??となりつつタリーズでなんかピザクロワッサンみたいなのとチャイミルクティー、煙草。ぼーっとして、ぼーっとしながらも猛烈な勢いでなんJ読み漁るいつものぼーっとするをして、ながらご飯、みたいなことだけど、して、体はねむいし頭は混乱してるから首がくんして寝ようとするけど次の瞬間には巨人のプロテクトリスト予想見て、いやどうせ若手が漏れてる、とか思った瞬間にはガクン。してるうちにメール。え、うわっ3時間で来た。常にお互い即レスという12月採用あるある第2位をやりながらここまできたもののさすがに今回はひらけず。再び広島スレを回遊したのち急にプロ野球が色褪せて見えたので、やっぱ一番面白いの自分の人生か、と思いつつ開いたら通ってて草。通ってて草。なにがあった?の答え一発目として上出来なやつだった。草ってリアルで使う人ほんと無理だったんだけどこの1年でちょっと大丈夫になった。3時間ふらふらだったけどまた別の種類のフラフラがきてフらふラだった。でも迷いは晴れない、とりあえず脳内に『まだ内定じゃない』をかけて戦闘モードを呼び戻す。
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最後のJAFNA。文書保存箱の組み立て方がわかんなくて、何はともあれ検索だと思ったら動画でてきて5秒で解決した。10分くらいウンウン言ってたのに。ファイルの整理や会員向けの資料の封書をしているうちにお昼に。最後なので事務局長とお食事。勤務初日に行ったイタリアンと同じビルにある和食屋さんに行った。目の前の壁に白鵬の手型が飾ってあってベタだなと思った。なんかふつうにハンバーグとステーキ重で迷っていていや和食和食と穴子重にした。穴子って銀座の和食屋でのランチとして一番ちょうどいい気がした。うなぎだと鰻屋のパチモンみたいになるし。美味しかった。なんで留年したのかとかどんなバイトしてたのかとかを話した。通常初日にする話。一応就活終わりましたと報告しておめでとうな空気にしておいた。就留中社会性を保つために始めたバイト先が、まさか解散し、まさか最終勤務日の前日に内定をもらうとは、なかなかかけない筋じゃないですか、と言おうと思ったけど何かの拍子に忘れ、今思い出し、言わなくてよかったと思う。席を立つ時「ここに白鵬の手型あるの気づいてましたか」と聞いたら見るなり「思ったより小さいのね」と言うので笑ってしまった。小ささに気づくの早っ。確かに小さい気がするけど。驚きの焦点の切り替わり方が早すぎる。バナナジュースコリドールに移動。レトロポップ&たしかな品質に久保さんも気に入ってくれたようでよかった。今日はベースを豆乳に変えてレモンとナッツを追加した。めっちゃうまい。またポイントカード作るの忘れた。午後は封書を頑張る。60ちょい。また盛大に紙を無駄にしながらも印刷したりなんだり。春にやってたら絶対おわんなかったし間違いまくりだったけど今はわりとふつうなのでふつうに頭が働いていい感じにミスを未然に修正してくれた。おれは間違えるけど脳みそが助けてくれる感じがした。無意識がのびのびしてるのがちょうどいい時
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9時に起きてラグビー。7時に兵藤から10時集合との連絡あったようだけどもう間に合わないと連絡。インスタみるも兵藤の気配がないのでたぶん朝まで起き���て今寝てる。三ツ沢上町から球技場まで歩く。とても立派な公園。球技場は球技場だけあって臨場感すごい。負けちゃった。けど生ラグビーはとても良いもの。早明戦以来だった。あれも冬。冬の晴れた日に熱く美しいスポーツを見るというのはなかなかいいものです。試合後横浜で飲む。みなさん暖かく受け入れてくれてありがたかった。
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吉祥寺でワカサギ会議。ワカサギを釣りにくことが決まった。長野に。久しぶりに井の頭公園にいく。大道芸人がとてもすごくて見いってしまった。その後ローグでキルケニーとなんかIPAを飲む。トラファルガーより品があって気分が出る。店内禁煙になっていたのもいい判断なように思う。お釣りが合わないからとたくとにスタバでチャイラテを買ってもらう。甘いの忘れていた。全然美味しくない。帰宅後、ご飯がなんにもないので腹ペコの中日記を書く。チャイへの後悔と空腹からナイルレストランを思い出して無性に食べたくなる。
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リハ。助手さんが有能で助かるというかおれが無能すぎて申し訳ない。でもなんとかなりそう。
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本番。まあなんとかなる。もっと時間をかけて準備しなくては。やっぱりSEは向いてない、というか嫌、やりたくない、のかもしれないと思い始める。まさきくんとよっちゃんと会う。よしひろに彼女ができたの本当だった。なんだか胸が熱くなった。相手と自分にきちんと向き合って常によしひろにとって最良の選択肢を選んでほしいと願うし、そのための力になりたいと思った。
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内定先の選定で無間地獄に落ちる。双六のルートを限界まで読み込んだところで結局ルーレット次第なので意味ない。意味ないことを意味ないで終わらせられなくてずっと困り続けてる。
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本番。朝、あっきーとあめみーさん結婚の報を知りはい?となる。目が覚める。以降いつになく調子がいい。つつがなく進む。結構見えてる感じ。一回インカム聞き逃して変な感じになったけど。サンドラ・ブロックがキアヌ・リーブス好きだったと告白したという記事で、当時サンドラはキアヌの顔を見るとあはははってなっちゃうから真剣になるのが大変だったと書かれていて、その好きのこぼれ方はとてもいいなと思った。
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9時に起きて10時から授業。途中11時からのも頼まれて12時に部屋に戻る。4時まで何をしようかと思っていると1時からもと言われて結局3時前にコメダに。グラコロバーガーとたっぷりウインナーコーヒー。おいしい。インヴィジブルを読む。佳境に入る。こういう視点の切り替えとても好きだ。夜はセブンの肉じゃがを2パック買ってきて食べた。美味しい。なんなら家のより塩分控えめでいいんじゃないかとすら思う。Spotifyはじめてみたけどとてもいい。
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9:30に起きて10時から授業。一コマやって夕方まで間があったので下北へ服を買いに行く。せっかくなので一龍納めする。奥のほうに常連がいていつもよりずいぶんにぎやかだった。なんか年末っぽい。一番盛り上がって最古参と思われたおじさんが実は初めての来店だったらしく他の客にひかれていた。4時に帰宅。夕飯の準備をしてから2コマ。終わって炊事。ニラとケールと豚肉と卵の炒め物。ネギと里芋がいつのまにかお好み焼きのタネにされていたので味噌汁はインスタントにした。
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インターン先に1ヶ月ぶりに出勤。新オフィスめっちゃ綺麗で笑ってしまった。編集部のみなさまに挨拶。なんだかんだ可愛がってもらってありがたいことです。鈴木くんと目黒。落ち着いたしいろいろ書こうねという話をする。なぜかダーツへ。楽しい。
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昼飯に藤田へ。鴨南蛮。この商店街もそろそろ建て替えらしく西側はもう取り壊されたらしい。よく通った駄菓子屋俺たちのサンケイこと三景も閉まったらしい。ドキュメント72時間の年末スペシャルを見て泣いたりウンウン唸ったりする。デパート閉店の回が特によかった。6時ごろ出て下北で時間潰す。山角納めしようと思ったらすでにお納まりになっていた。仕方がないからひとりでジンギスカンを食べる。今ブルーマンデーでこれを書いていてこのあと渋谷に行く。
20181229
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某S氏にはまらないで良いからやってくれと言われ、Vitaに突っ込んだまま●年積んでた乙女ゲー。 元々ゲーム自体があまり得意でないうえに、乙女ゲーは割と食わず嫌いだったんですけど、この度色々あって久々にVitaを引っ張り出してきて、入ってたソフトをとりあえず攻略しようとして、やり始めましたよね。 結果ですけど、 最高でしたよね……!! ほんとどうして今までやってなかったんだろうほんとごめんねS氏って彼女の住んでる方向に土下座しましたよね…… 最高だった。狛犬二人が本当に好き……ずっとスチル眺めてるくらい好き…… ていうか言わせて。パッケージの謡詠可愛すぎない??? 問題じゃない???????? あとOPの立ち絵とかも全部最高じゃない???????????? 可愛いが過ぎる……おかしい……ほんとおかしいくらい可愛い……ぐううう、 ファンディスク速攻買いましたよね狛犬√しかまだやってないですけどね……欲望に忠実……ファンディスクも……いいぞ……ファンディスクのパッケージもいいぞ……フード謡と舌ペロ詠あざといが過ぎるぞ…… 確か●年前、攻略対象を見せてもらった時の第一印象は萩之介が一番可愛いとか思ってたと思うんですけど、全ルート攻略して最終的には 謡≒詠>>>蘇芳>浅葱>>>(越えられない壁)>>>萩之介>真夏 という、何ていうかある意味解りやすい結果に…… 言うて皆好きなんですけど、とにかく狛犬が好きすぎた……あの二人の√はずるいやろ……CV下野と梶やぞ嘘やろ……あの二つの√に関してはほんと語ることいっぱいある……ていうか最終的にいっぱいちゅきしか出てこない…… 以下とりあえずネタバレやらなんやら気にせず語ったもの。ネタバレ配慮なしなのでえつらんちゅーい! くそ長いです ほんとくそ長い。ごめん愛だけしか詰まってない。 キモヲタのキモイ愛しか詰まってないごめん。めっちゃ好きあやかしごはん。S氏には今度美味しいものを奢ろうと思う。
攻略順
蘇芳→謡→真夏→萩之介→詠→浅葱
だったんですけど、この攻略順多分正解じゃないかなって自分で思っている……蘇芳はS氏の推しなんですけど、私は蘇芳√攻略後は本気で蘇芳しか見えてなかったし、謡√してる時もずっと蘇芳が気がかりだった(病気 ほら……一人で帰るとかもうほんとさせたくなくてさ……やった人はきっと解ると思うの……あの子はひとりにしてはいけない……早く凛ちゃんを……凛ちゃんを添えてあげて……ってなる。 あっ嘘だ。一週目は共通BAD通りました攻略も何も見てなくて。あやかし編のBADに綺麗に突入しましたそうだそうだった。 誰ともくっつかないで終わったって言った時のS氏の「下手かな?」っていう秒速リプワスレナイ…… 共通BADをやった時に既に詠がやばくて(だってフラグだけばしばし立ってる!)そこからずっと詠がやりたい詠がやりたいと言いながら蘇芳√をやり、蘇芳を囲いたくなり、謡√ではうっかり謡沼に腰くらいまでずぶっと落ちて……詠√に入ったころにはもうへろへろでしたよね…… あと、あやかしごはんは主人公の凛ちゃんが普通に可愛くて大好きなんですけど、この子の何が好きって守られ系じゃないとこなんですよね……相手のことをちゃんと守りたいって身体張る勇気というか、豪胆さが好きです。 何かそういう、人間だとかあやかしだとか気にせず、相手そのままを見てる感じが好きだったなぁ。 あやかし、人間それぞれに共通√があるんですけど、それで凛ちゃんが成長していく過程も丁寧に描かれてるのほんと好き。 選択肢が元々そんなになくてどちらかというとノベルゲー要素強いのも好きな理由かもしれません。だからこそ選択肢ミスると共通BAD待ったなしなんですけどねぇ……へへへ…… あと、OPもEDもほんと良いです。染み渡る感じで。EDは全部ストーリー終わってから聞くとほんと「ただいま」「おかえり」の尊さに頭抱えることになる…… ていうかこう何週もしてると既読スキップするんですけど、ちょっとずつ台詞が変わっていったりとか、タイトル画面の桜の木がどんどん変わっていったりとか、そういう描写にいちいち頭抱えるよね…… 幼少編のニュースが割と決定打になって真相を何となく悟ってしまったんだけど、悟ってしまってから見たあやかしごはんは本当に切ない以外の何物でもなかったよね…… 以下あんまり覚えてないけど各ルート感想とか共通ストーリーの話とか。
共通ストーリー
まぁ大体の話で泣きましたよね。まず一週目があやかし編だったのもあって、氷雨でボロボロ泣いて、百の話でボロボロ泣いて、さぎりで泣いてケイの話でまた泣いて。いっぱい泣いたなぁ。こんなに泣かされるとは。 哀しいけれど、ほっこりするお話ばかりで。何度ループしても良いなぁ、と思ってしまう。 あと、幼少時代のお話も好き。食器のSEとかが個人的にめっちゃ好きでな……こんなところで音フェチを晒して何になるかというあれなんですけど、好きなんですよねぇ。 おばあちゃんの家でのほっこりした温かな時間にも泣いたなぁ。私も吟さんのご飯が食べたい…… おばぁちゃんの服が青黄なんですよね。 でもすごくつらかったことがあって、幼少時代の選択肢で、人間編に行くために吟さんに冷たい態度取り続けなくちゃいけないのが…………辛くて…………ほんとうにつらくて……;;;;;; ていうかどうして吟さん攻略対象じゃないの。どうして。吟さんを攻略したいグリリバを攻略したい!!!!!!!! これ思ってるの多分私だけじゃないと思う。
人間編
最終的に好きになったけれど、最初にやった時に人間編の凛ちゃんほんっと嫌でな……何でそんな態度なんだよ! って怒る謡に「それな!!!!!! ごめんな!!!!!!」ってなってたのいい思い出です。 とにかく可愛くない。いやこれから成長していくんだろうけれどさぁ……とか思ってたら最終的にまさか皆を呼び捨てし始めるとは……最後までこのキャラで萩之介呼びするのが違和感だったのは内緒だ……あやかし編では伊吹君、花君、とかなのにな…… ひねくれて、全部最初から諦めて、でも寂しがりな主人公だからこそ、護衛は謡だったし攻略対象はそれを叱って引っ張り上げる謡だったし、めげずに明るく話しかけられる萩之介だったし、寂しさを共有して共感して埋めてあげられる蘇芳だったんだなぁと思うと、主人公の性格が二つあるのほんとよく出来てると思う。 最終的に割と大胆な子に育つ人間編の凛ちゃんだけど、根はいっつも強いんだよなぁ。やらかすこととか、思考回路とか、何だかんだ性格違っても根は一緒だなぁって思う。そういう軸がしっかりしてるとこも好き。
蘇芳
S氏の推し。私彼女と推しが被ったこと本当になくて、今回も事前に「何かお前がやっても『あぁ、アンタ好きそう……』で終わりそうって言われたんですけど、予想に反して蘇芳めっちゃ好きになりましたよね。 まず花蘇芳って名前が可愛い。花って。花って。可愛いに決まってるやろあざといが過ぎる。 猫属性なのもずるい。そしてCV杉山さん。杉山さんがにゃーにゃ―言ってんの可愛いに決まってる。知ってた。可愛い。 猫の姿になって頻繁に凛の部屋に遊びに来てるのも最高に構われたがりで可愛いかまってちゃんか! 可愛い!!!! 送り犬の下りはほんと声出た。何それ。何それそういう見えないとこで守っちゃう系やめて!? 好きに決まってるから! ぼろぼろとかほんとやめて!!?? しかもこれ人間編√共通なのほんと意味解らんと思うこれやられたらどう考えても蘇芳√いってまうやろ蘇芳可愛い。 あと寂しいから学校来てるって何それ可愛いが過ぎる。 親父の下りは泣いたしそもそもBADほんと報われなくてあっけなくて泣いたよね……嘘やろってなったよね……猫又お前許さねぇって割と本気で殺意抱いたよねあれは……ずるい…… でもその分ベストは幸せそうで良かったなぁ。自分を一番にして、って言う蘇芳いじましい可愛いが過ぎる……!! ベッドで二人でごろごろ昼寝するのも可愛いんだよなぁ。 蘇芳√やると、蘇芳を陽だまりのあったかいところへ連れてってあげたくなるし、一人ぼっちの時間なんて無くなるくらい甘やかして人のぬくもりとか団欒の安心感とか、そういうもので満たしてあげたくなる。 おまけストーリーまだやってないんですけど、スチルネタバレ見てしまって、そのスチルの蘇芳がすごく幸せそうな顔で笑ってたから、本当良かったなぁって思ったよねぇ……良かったね、良かったね蘇芳…… あの家の外に、やっと帰るところを見つけられてよかったね蘇芳……おねいちゃん嬉しい……って気持ちに……
萩之介
ごめんな、ほんと名前覚えられなくてごめんな……神社の息子とか言い続けててごめんな…… 萩之介√は、真っ当な少女漫画見てるみたいでこれはこれで好きだったなぁ。 明るくてクラスの中心人物だけど、皆とご飯が食べられない、っていうのできっと何か重いものあるんだろうなと思ったけれど、そっかぁ、お母さん……そして父ちゃん……家族ネタはだめだよ好きに決まってるよぉ…… 交通事故で亡くしてしまったお母さんを探し続けるお萩は見てられなかったですよね…… あやかしごはんという、皆で美味しいご飯食べれば皆幸せ、っていうキーワードを掲げた作品における、ひとりぼっちの食卓の寂しさよ…… クラスで明るく振舞っているけど、その実踏み込ませない境界線みたいなのがあるみたいで、それが何とも……哀しい…… ただ、あやかしごはんっていうタイトル上、あやかしを見えもしない本当の意味でただの人間である萩之介は題材からちょっとずれてるかなとか思ってたら突然の「オレの母はあやかしだったかもしれない」発言まじびっくりしたよね……結果として違ったけど、でもあのあたりは結構私が好きな展開で「おっ」ってなりました。 桜可愛いよ桜。ああいう素直属性の妹可愛すぎて…… それから桜に会った時の萩之介の涙も個人的にめっちゃ好き……萩之介あそこですごく好きになったというか、人間味が出たというか。妹のくだりくらいから人間くさいところが出て好きだったなぁ。 最後の告白シーンとかも爽やかで、吹き抜ける秋風みたいで本当に好きだったし、あやかしと人間っていう枷がない分ただただ気持ちがいい√だったんですけど、それゆえ逆にさらっと終わってしまったなあ、って印象でした。やきもちも爽やかにやく男萩之介……彼氏力たけぇ…… あと、最後に懺悔しとくね。最後妹に襲われてピンチの時に、狛犬二人が助けに来た時、萩之介√であることそっちのけで大興奮した僕がいました……ごめんね……もうその時点で狛犬二人がどちゃくそ好きだったから……ごめんね……でもね、あの登場の仕方はずるいと思う……ほんとずるい……
謡
まさかこんなに落ちると思ってなかった枠。一週目のあやかし編√ではほとんど出ないので(護衛じゃないのであんまり出番もない)ほんと一週目はただの馬鹿とまで思っていた個人的にビジュアルも詠のほうが好きだしとか。思っていた私の横っ面を叩くクリティカルショットだったよね…… 謡はねー……良いヤツですよね……ほんといいヤツ……そも人間編入った時の二人の登場からも何かもう良いヤツ。 謡詠の二人の公式設定って確か、人間嫌いがデフォルトだったと思うんですけど、謡ってそれをあんまり表に出さないんですよね。いや詠が前面に出しすぎなんですけど。 可愛くない凛ちゃんを叱り飛ばしたのは謡だし、引っ張って輪の中に突っ込んでいったのも謡だし、それを支えているのも謡だし。 ていうかこの√やると、「何で凛ちゃん謡以外に惚れられんの?」ってならない? それくらい謡って重要じゃない?? 彼が居なかったら凛ちゃんはあの家に馴染めなかったし、学校でだってあんなに楽しく過ごせなかっただろうと思うと謡ってすごすぎじゃない???? 謡が好きになったきっかけがさぎりの話の、あの怒鳴るシーンなんですけど、あそこの謡ほんと何回見てもイケメンが過ぎる…… お前が大事だって思う周りの奴らの気持ちを考えろって叱るんだけど、凛ちゃんの考えは絶対に否定しないんだよあいつ……多分、吟さんだったらさぎりのところに行くって言ったら絶対止めたし考え方を変えるまで諭したと思うんだけど、謡はそうしなかった。 危ないの解ってて、行きたいって言った凛ちゃんに「それでいいんだよ」ってついてってあげるのイケメンが過ぎない?? そんで全力で守るのかっこよすぎない???????? はぁ???????????? 自己完結して自分の世界に入り込んで、周りを理解しない、理解させない凛ちゃんに踏み込ませてくれ、っておせっかいやくのどう考えても良いヤツが過ぎるしお前それその顔でやられたら大概ころっていくやろ……ってなるおにいちゃぁああん…… は?????? 凛ちゃん謡以外見えなくないこれ????????ってなる。 そしてあの話後の謡におんぶされながら家路につくところのスチルは、私があやかしごはん中一、二を争うくらいに好きなスチルであります。あそこの謡スチルは掛け値なしにかっこいいと思う。絵が綺麗なんだよなぁ。 そしてあそこのストーリーも良いんだよなぁ、涙見ないふりしてくれるとこ(最終局面でもっかい凛ちゃん泣いた時に二回目って言っちゃうんですけどね。そんな大雑把な謡も好き) あそこ何が良いって謡が優しいのはもちろんなんだけど、あそこでようやく凛ちゃんはお母さんの死を受け入れて、自分の感情と向き合って、悼んで泣けたんだと思うとほんと良かったねってなるしほんと謡お前ってやつはすごいやつだよ…… そうやって心がほどけてから、ようやく人間関係をまともに築いたことのない凛ちゃんが、一つずつやっていくの本当に微笑ましい母の気持ちになる……謡はそんな凛をずっと見守ってるのほんとお前ってやつは…… 凛ちゃんがあやかし捜索隊なるものに入って、そこから友情を築いていくのほんとニコニコするし、気持ちがゆっくり謡に向かっていくのもニコニコする…… あやかしなのに周囲に溶け込んでいく謡に嫉妬したり、ライバルが現れて謡がとられちゃうって嫉妬するのもほんと何か不器用でもだもだして個人的にそういうの大好きなので最高でしたよね……あと仲直りの下りもほんと好き。 真摯に話を聞いてくれる謡はやっぱりイケメン……凛の言葉を絶対馬鹿にしないし、きちんと自分の気持ちを言葉で形にしてくれるやだ何このイケメン…… 謡はほんっとイケメン力高いし普通に友達としても良いヤツなんですけど、だからこそ彼が昔人間にされた仕打ちにどれほど傷ついたか考えると胸がえぐれる……子供の無邪気さが罪…… でも、結局ゆるしてしまう。嫌いになりきれない優しさがあって、それが謡。それでこそ謡。人間は嫌いだって言いながら、絶対に放り出さない、傷ついた過去を持ち出さない。そういう分別ちゃんとできるお兄ちゃん…… 中途半端だって自分の立ち位置を悩む真面目さも謡だなぁお兄ちゃんだなぁ。人間とあやかしっていう生きる時間も立場も違うことを一番真面目に考えているのも謡なんだよなぁ……悩みの矛先が自分に向いてるのがほんとお兄ちゃんって感じでほんとたまらん。 結局最終局面で凛ちゃんを守ろうとして自分から遠ざけたりするんですけど、その守り方も謡って感じでほんとに好き……BAD√はめっちゃ泣いた…… 謡はほんと奥手なのも可愛いんですよね……手を出す時にいちいち確認しちゃう誠実さもほんとすき。でも、気持ちはどこまでも正直に。エンディングの気持ち伝え合う下りの真摯さよ……そういうとこでは普通にくさいこと言えるんですね…… 謡√はほんと皆に覗かれてたり、それでからかわれたりするんですけど、本当皆に祝福されている感じがね……それだけ周囲を大事にしてたんだと思うと謡お前ってやつは……ってなる…… ほんと最終局面の謡の話好きなんですけど、真面目トーンの謡の声は本気で殺しに来るから困る。CV下野です本当にありがとうございます(さらに言うならファンディスクの謡はもっとやばい凛って名前呼ぶだけで私はころされたほんとやばい) 学校でのかくれんぼの下りの、教卓に隠れた時の謡の感じがほんと好きであそこのセーブデータほんと何回見たか解らない……下野お前……下野ォォォォ…… ところで最終局面で謡は凛ちゃんの傷舐めて治したけど、詠√だと詠は普通に触れるだけで治してるんだよね……むっつりですか。ねぇむっつりですか。お前ってやつは……謡お前ってやつは……!!!!! 謡語りたいことが多すぎて何もまとまってねぇな……ちなみにデータが一度消えたのでこれを書くのは実は二回目なんですが、ほんと何も変わってないくらいまとまってない。 あと謡√における詠もいいぞ……最終局面、謡を探してる時に出会った鬼のおとりになる前の詠は、本当に良い……「嫌いになりきれない、」って言うのほんと、彼の葛藤が詰まってる……詠ィ……;;;; 詠は謡が桜の木の下で凛のこと悩んでる時、目を覚ませ、って凛を悪く言って謡に叱られるけど、それを通して謡に対する思いと、凛を(友情的な意味で)好きになっていることと、彼は彼なりに色々考えていたんだろうなと思うとな……それを思ってBAD√の詠の叫びを聞くとなぁ;;; その分グッドとかベストで謡をからかう詠が微笑ましいんだよ。良かったね……良かったね詠ィ…… あと、おまけシナリオ可愛すぎる。ちょっとずれた凛がとんちんかんなこと言って自分のやきもちの中身言わされてんのほんと可愛い。割と凛ちゃん小悪魔素質ある…… 何かここまでいっぱい語ったけど魅力を語り足りない気がしている。何か取りこぼしている気がしている。とにかく謡は最高だよって言いたい。ほんと謡が好きでやばい。ほんと人間編は謡以外見れない。やばい。
あやかし編
こっちの凛ちゃんの方が私は好きなんですよね。素直で、良い子。芯が強くて、ちょっと向こう見ず。こんな優等生居るわけねーだろって思いながら素直ないい子にほっこり……吟さんとも最初から仲良くしてくれて何よりです。 すごくいい子だけど、何だかんだ言いながら凛ちゃん本質は一緒なので、割と自己完結型で相談とかしないでさくっと決めちゃうし、無茶も平気でしてしまうタイプで困ったやつです。解りやすい分人間編凛ちゃんのがまだ良いかなってくらい。 すごく友好的で学校でも家でも割とすぐ馴染んでしまうけれど、萩之介や蘇芳をずっと姓に君付けで呼んでたりする。仲良くなりたい、って前向きだけど、なれなれしくはならないのほんと処世術だなぁ、って。何だかんだ色々苦労したのかな……とかゲスパする(くらいには感情移入している) 人間編でも書いたのでここでも書くんですけれど、あやかし編の明るい凛ちゃんだったからこそ、人間なんか、って卑屈になって閉じこもってた詠を救い上げたし、最初から諦めて傍観していた真夏さんの背中を押せたし、空っぽだった浅葱に恋を教えてあげられたんだと思う。 人間編もだけど、大事にされてるっていう自覚がちょっと薄いというか、簡単に度外視してしまえるところはあるなぁって思う。割とこっちの凛ちゃんのが危なっかしい。 でも何だかんだ私はこっちの凛ちゃんの方が好きです。素直で友好的って大事。 あと吟さんにぎゅってしてもらえるのあやかし編なんで! あそこの下りすごく好きだし、ちゃんと泣かせてくれる吟さんほんとに良いお父さんや……どうして吟さん攻略できないn
真夏
ストーリーの展開上、どうしても恋愛要素が薄くて、うまく感情移入する前に終わってしまった真夏√。割と成就するまでの過程を楽しみたい人間なので、この√は正直物足りなかったかなーって思いました。 でも話としては普通に良い話なんだよなぁ。この√が一番凛ちゃんが王子様でかっこいい√だなぁって思います笑 臆病だった真夏さんの横っ面叩いて自分を諦めないで、っていう(語弊しかない 基本真夏さんって他のルートではほんと出しゃばらないんですよね。吟さんより下手すると出ない。唯一あやかし編の共通話として綴と三人で手を繋いで帰るスチルが一枚あるくらい。 ほんとそれくらい、遠くから凛ちゃんを見守ってるんですけど、この√に入った瞬間ほんとめっちゃ思わせぶりなことしてくるのずるい大人だなーーーーーーーー!! おまっ膝枕って!!!!! その癖逃げ腰なのほんとずるい。いや結ばれようとすると凛ちゃんが死んじゃうと思うとそりゃ近寄れないんだろうけどさ……ずるい大人だよほんと…… 平安時代の凛姫スチルは好きです。凛姫可愛いよ凛姫。この時代から既に真夏さんはずるくて、臆病で、脆い人だったんだよなぁ。今回の六人中一番脆いのは真夏さんだと思ってるんですけど、この人の脆さって凛ちゃんへの愛と優しさで出来てるからほんともう…… そんな脆さが後悔になり罪過になり獏になって二人を引き裂いてたとか不毛過ぎてほんとにお前ってやつは……ってなる。あやかし編の下りでも書いたけど、この脆さを叱咤して引っ張っていけるのはあやかし編の凛ちゃんだなぁ。 あと、子ぎつね吟さんが可愛かった……紅葉村で再会して義兄と義弟の関係っていうのが何かほっこりする。 くっついた後はすごく幸せそうというか、ここはほんとつーくんに対する真夏の態度見てても思うけど、良いパパさんになれると思うしちょっとカカァ天下的なご家庭になってすごく幸せ家族計画になると思う。 あやかしと人間、っていう隔たりもない、紅葉村のおしどり夫婦になれるし来世とかもずっとくっついてる的な描写になるからほんとお前ら……何世紀添い遂げる気なんだ…… 真夏さんは真相ルートにおけるすごいチートを吟さんに託していたんですけど、それを浅葱ルートで見た時やっと、真夏……お前すごいやつなんだな……ってなったよね(完全に情けない枠だと思っていたごめんよ真夏) あとお前はとりあえず電動の乗り物はやめておけ。いつか人を殺す。自分は死ななくても人を殺す。
詠
ぼくの本命。一週目の共通BAD踏んでから、ずっと詠しか見えてなかった。途中でちょーーーっと謡に浮気したけど、ほんと詠√楽しみにしていたんですよ。 結果として、あやかしごはん本編で一番好きな√になりました。詠√はとても……いいぞ……。あやかし編における護衛だから(人間編の謡と同じく)ほとんど一緒に居るんですよ。何かあったら二階とかからでも飛んできて、背中に庇ってくれるんですよ。 人間嫌いだとか言いながら。怪我したら治してくれる。ツンデレか。可愛い。 さて、詠を語るにあたって、まず私が沼に落ちた理由を説明させてほしい。それがこいつだ。CV梶裕貴。かじゆうき。ほんと梶裕貴罪深い……全編通してほんと梶裕貴が良い。ほんといい。 凛ちゃんがぽんぽこりんに来てすぐの詠はほんと取り付く島もない冷たさで、護衛を押し付けられてすごい嫌そうで、通学中も一緒に行くけど会話もまともにしてくれない。人間編の凛ちゃんみたいな頑なさがある。 それが、ストーリーを進めるごとに少しずつ柔らかくなっていってですね。年明け皆に内緒で抜け出して紅葉山の桜の傍で初日の出見た時にはもう……!!!!! はしゃぐ凛ちゃんに「はいはい、綺麗だな」って呆れ笑いするんですけど、その「はいはい、」がまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやばい。ほんとやばい。何だお前その……っ おま……っ!!?? はぁ!?!?!?!?! ってなる。えっならなかった? なるでしょ私はなった。 てかそもそもその前段階の凛の我儘を「慣れた」って言ってた下りから大概やばい。お前……デレデレやないか…………頑なに朱音って姓で呼んでるけどお前……、 あそこは完全に出来てた。普通に寒いからって肩抱き寄せてたしお前それは好意が無かったらただのセクハラだからな!? おまえ……っおまえーーーーーーーーーーーーっ!!!! そういうとこだぞ詠!!!!!!! もっとやって!!!!!!!!!! CV梶さらに罪深くて、ていうか最終局面にいけばいくほどほんとすごいことになる。最後の方はほんと梶おまえ……って合掌するしかなくなる。具体的に言うと天狗の里から逃げてきた凛ちゃんを崖のしたで見つけた時の必死な詠とか。 普段冷静で理性的な詠が初めて見せた子供っぽい部分がほんっとずるいシーンなんですけど、そこの梶さんの演技ほんとたまらんくなる……絞り出した声がほんとやばい。ほんとやばい梶裕貴ほんと罪深い。 さらに最後。助けに来たとこですよね。あそこは喉が心配になる。けどすごく良いんですよねあそこもね……そもそもあそこの台詞が好きでな……具体的に言うと「うるさい!」からの「お前には言いたいことが山ほどあるんだから!」あたり。何回リピートしたか……かっこいい推しに言わせたい…… あのうるさいの言い方もやばい……あのなりふり構わない切れ方最高に詠だと思う。ちょっと駄々っ子というか、あーーーもーーーー何やってんだよお前はーーーーっていうの隠しきれてない感じほんと好きだしそういう梶裕貴ほんとすき。 ほんと梶裕貴やばいんですよ詠√の魅力はほんと梶裕貴無しには語れないと思う。ほんとに。 詠はほんと普段大人ぶってるくせに余裕ない時に我儘で子供っぽいとこ見せてくるのほんと最高に好きだなぁと思うんですよね……やきもちの焼き方もすごい子供っぽいんですよねぇ拗ねたりするの。 ここでちょっと謡と詠の対比を語らせてほしいんですけど、普段大雑把でがさつな謡が土壇場で見せる責任感とか自分に矛先を向けちゃう性格に対して、普段冷静理知的な詠が土壇場で見せる我儘とか八つ当たりに見える感情の押し付けとか。自分の気持ちにおそらく早い段階で気づいてた謡と、最後まで抗い続けた詠と。 告白シーンも、出来もしない人間になりたいって夢を語る詠に対して、時間の流れが違うことを受け入れそれでも重なった時間を精一杯幸せにするっていう謡。この二人の対比ほんと好きでな……お兄ちゃんだし、弟なんだよなぁ。 どっちが好きって言われたらどっちも好きとしか言えない……ここを見てても、やっぱり人間編凛には謡が必要だったし、詠にはあやかし編凛が必要だったと思う。ほんとこの二人ィ…… なお手は弟の方が早い模様(笑)そういうところも含めて詠はずるい可愛さがあると思います。ほんと可愛い。 詠√の話に戻ります。詠√は凛ちゃんと同時に詠も成長していく感じがとても好きなのですが、天狗が出てきた辺りからほんとナイト感が増して最高でしたね正直ね……かっこいいんだよ普通に…… 自分が天狗の里に行けば、とか思ってたら「馬鹿なこと考えてるだろ」って見透かす詠のかっこよさほんとプライスレス……お前は単純だから変なこと考えてるとすぐわかるってお前……どんだけ凛ちゃん見てるんだよ……しかもコイツ凛ちゃんが起きてたら絶対様子みに降りてくるんだよ…… そんな感じだけれど、結局凛にはまともに告白もさせないし、逃げてばっかりなんですよね……凛に告白された時だって、結局まともに返事さえ出来ずに凛ちゃんにさっさと話畳まれてしまうのほんと……;;;; あやかし編の凛ちゃんは無意識なのかもしれないんですけど、割と人に期待しないというか、簡単にあきらめてしまうというか、自己完結型というか、そういうのがあって、だからこその最後のあの選択だと思うんですけど、それにしたってあのシーンほんと哀しい…… 最後の夜に、「ありがとう」って凛に言われて何かおかしいって勘繰る詠が、「フラれたからじゃない?」って言われてうやむやにされるの、「何だよ」とか言ってるけどお前のせいだからなくそーーーーーーーーっ!!!!! ってなりましたよね詠ほんとお前ってやつは!!!!!!!! あれがあるからこそ最後の追いかけてきてくれる詠に感動するし、うるせぇお前が大事なんだ! って叫ぶ詠におまえーーーーーーーーーーっ!!!!!ってなるんですけど その原因である詠の過去シーンの詠可愛すぎかよ……お前完全にキャラ見失っとるやんけ……ってなったよね……あれだけ素直だったからこそ、人間にされた仕打ちがつらかったんだろうとおもうとやっぱりお兄ちゃんともども頭抱える…… 「ただ守らせてほしいだけなのに!」っていう言葉はほんとつらい以外の何物でもないんですよね……そうやって人間なんか嫌いだ、って閉じこもってしまったけれど、でも、ぎりぎりのところで嫌いになりきれない詠の生き方がもうね;;;; 謡√のところでもちょろっと触れたんですけど、詠は結局どうあがいても人間を見捨てられないし嫌いになりきれないのほんと……狛犬という性質上どうしても人間を守らないとならないっていうのも、しんどかっただろうなぁ……詠;;;; はーーーー……この辺語るとほんと頭抱えるしか言えなくなるので、さらっとEDの話に戻ります。 最後、天狗が去った後の頬ぺちが個人的に大変性癖であります。そうなんだよね危険なことして頬ぺちするのが、普段人嫌いで深くかかわろうとしてこなかった詠っていう。その!! あれが!!!(語彙喪失 天狗を前に大告白大会大変こっぱずかしかったんですけど、必死になってがむしゃらな詠のほんとうのところってこれなのかなぁ、って思うとやっぱり子供っぽくて可愛いんだよなぁぁ、あんだけ見せつけられたらそりゃ天狗も帰るわ…… 詠√をクリアしてるとき、ツイッターでひたすら詠と梶裕貴を呟いてて、そこでも言ってたんですけど、BADエンドみた時に「神などいない……」って頭抱えて、気を取り直してBESTエンド行った時の私の絶望よ…… 詠√は最後の方に回した方が良いっていう理由がこのED後のCパートにあるんですけど、この詠の絶望と、凛を抱いた後の「良かった、お前は生きてる」って安堵するとこほんと……幸せそうな顔して「ならいい」って何なんだよ…… ならいいってなんだ全然良くねぇ。お前天狗事件の逆バージョンみたいなこと言ってんじゃねぇぞ……ってなったよねほんとにね…… 浅葱√後ちゃんとベスト拾って何とかメンタルリセットしたんですけど、それにしたって詠のあの幸せそうな顔ほんと絶望するよ……お前なら受け入れられるって何だよ……その先にお前が居ないとか勘弁してくれ…… そんなすったもんだあった詠ですけど、ファンディスクではある意味一番ハッピーエンドを迎えるんですよね……詠おまけシナリオでも解るけどすごい盲目的でやきもちやきなのほんと可愛い……今更そういう可愛いとこ追加してくんのずるい…… 詠はいいぞ……詠は……いいぞ……ていうか私狛犬の二人の下りほんとどんだけ語るんだってくらい長いね? ごめんね欲に忠実でね……詠は多分後で思い出したら追加する。
浅葱
いわゆる真相√。もうね、どちゃくそ泣いたよね……どういうエンドに転んでも泣いたよね…… CV石田彰なので、ほんと何かあるだろう何かってずっと身構えてたけど、ほんと綺麗な石田彰だったわ……ごめんな浅葱……ずっと疑っててごめんな……だって狛犬の二人がすごく警戒するから…… 浅葱は本当に不思議な子で、恋愛要素的なものは薄かったかなぁ。それよりも皆でご飯食べたり、一緒に遊んだりっていう、浅葱が知りえない経験をたくさんさせてあげたっていう事実が後からじわじわ尊さを帯びて染み込んでくるみたいな…… どんどん弱っていく浅葱が、それでも「凛が会いたいと思ったら、僕は会いに来る」って凛を何度も助けるのほんとね……浅葱、お前ってやつは…… 最後、一緒に過去に飛ぶとこの浅葱の優しい声が、何回聞いてもだめで……「大丈夫、怖くないよ」「凛のことは、僕が守るからね」っていう浅葱のぎりぎりの矜持が本当に好き;;;; 何となくそうなることは解ってて、でもいざ「僕はもともといなかった存在だから」とか言い始めたらもう我慢できなかったよねぇ……めっちゃ泣いた。水分めっちゃ出てったやばかった。 「僕は多分、君が好きだったんだ」っていう凛への告白と、最後の浅葱の独白とでほんと身体の水分半分くらい持っていかれましたよね……最後の「凛」って呼ぶとこほんとだめ;;;;;みんなで帰ろうとしたとこ、そこに浅葱が居ない事実が耐えられない;;;; 桜はしおれてるんだよ;;; 凛ちゃんが「咲いているの見たことない」っていうのほんと辛すぎる……あんなにたくさん見たじゃない。季節外れの桜だって、何度だって見たじゃない;;;;;;あぁぁ;;;;; 真相自体は割と初期に何となく察しがついてて(ていうかOPめっちゃネタバレだよねこれね)でもこの√の真相がもう解るぎりぎりになって、私はある勘違いをしていたことに気がついって絶望したんですけど、それが何か���て、「待って、つーくんも死んでるの……?」っていう…… 吟さんが生存していて、彼が発端であることは解っていたから、何か吟さんとつーくんはセットな気がして普通に生きていると思ったけど……そうだよね共通BADの時に居ないもんね……つーくんね……って土壇場で気が付いてほんと目の前真っ暗…… あと、察するのと言葉にされるのは違うよね……解っていても皆死んでいる、っていう事実にショックを受けるよ……だって、おまえ……一度はハッピーエンド迎えてきたんだぜ……???? BADルートの、凛ちゃんだけを帰すくだりの、一言ずつ言っていくのほんとたまらんかったですよ……お前らそれはあかん……村で唯一、生きている凛だけは、って逃がすのほんと…… そんなひとりぼっちの世界に戻して、どうしろと……皆と一緒に居たい、っていう凛の叫びがほんと切なかったなぁ、 凛ちゃんは巻き込まれた挙句自己満足で結局ひとりぼっちにされるっていう……そんな馬鹿な…… 「外の世界でも笑っていて」っていう願いが、本当に切ない。浅葱は、凛ちゃんがただただ笑ってくれれば、それでよかったんだなぁ、 あと、この√の吟さんと綴のくだりほんとだめ……「ごめんなさい、僕のせいでパパが死んじゃう」って泣く綴に、「綴のせいなんかじゃない」って声を荒げる吟さんよ……あのシーン見てから、あやかしごはんの音楽集のジャケットがまともに見れない…… おまけシナリオまだやってないですし、ファンディスクもまだなんですけど、でも多分前向きなエンドが見れそうなので今度やろうと思います。でもなんかこじらせ系なので、この浅葱はあの浅葱とは違うとか言い出さないか心配である…… 何も知らなかった浅葱に、たくさん温かなものを。やっぱりこの子も、あやかし編の凛ちゃんじゃないと駄目だったんだなぁって思います。
全部が終わって流れるエンディングを見ながら、ほんと虚無でしたよね…… これ全部終わったの深夜だったんです。その時点でこれを進めてくれたS氏は「真相はよ」という一言を残して寝落ちしていた……ほんとこの感情をどこへどうぶつけるべきか、みたいなことになって。 でも語ろうとしても、何も出てこないんですよね。言葉がね。やってから一か月あまりたってもまだこんな有様だからね。支離滅裂だからね。しかしこの文字量どうなってんだ…… 最後にエンディングのこと語ろうと思うんですけど、歌詞を見たらほんと死ぬ……凛ちゃんに居場所が出来たんだなぁ、ってなって。 凛ちゃんは何度もループする幻想世界で色んな子を救って、最後には紅葉村ごと救って見せたけれど、あの子はただの、ひとりぼっちの女の子で。本当に何も持っていなくて、唯一だった母親も死んでしまって。 そんな中で、ぽんぽこりんに来て、一つずつ与えられて、認めて、認められて。そうしてやっとできた帰ってくる場所。どこに居ても、何があっても変わらない。最後には必ず辿り着く温かな場所。 「みんなでおいしいごはん食べればしあわせ」そう言って手を合わせて食べる団欒の温かさ。そういうのを、やっと凛が手に入れたんだなぁって。「おかえり」と出迎える声があって、「ただいま」と返せる場所があって。 良かったね凛ちゃん;;;;;;;;;;;;;;;; このエンディングほんと、そういうの考えると無限に泣けるからこの辺にしましょうね。
めっちゃ長々書いたけど、語ると余計に沼にはまるなこれ…… あやかしごはんはいいぞ……とってもいいぞ……気に入ったらファンディスクもいいぞ……ファンディスクの狛犬のパッケージはほんと永遠に眺めてられるくらいいいぞ…… 付き合ったその後の二人がそれぞれの√で見れるの本当に公式様ありがとうって気持ち……ありがとうハニビ…… はーーーーーーーー筑前煮食べたい。
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神になったオオカミ~秩父山地のオオカミとお犬様信仰~
関東平野のド真ん中で生まれ育った私は、山が近いところに来ると俄然テンションが上がるという習性があります。海も同様かもしれませんが、そのほとんどが海を見ずに生涯を終えるとされる埼玉県民の例にもれず、海って狭山湖より大きいんでしょ? くらいの知識しかないので、いや、海も同様にワクワクしますよ。と、それはさておき8月3日の早朝、川越から東武東上線上の人となって北上し、秩父の山々へとぐいぐい近づくにつれ、行楽気分をぐいぐい高揚させて行ったのでありました。目指すは鉢形城で名高い寄居町の鉢形駅。そこを最寄駅とする県立「���の博物館」にて開催中の特別展「神になったオオカミ~秩父山地のオオカミとお犬様信仰~」を見物するためです。 鉢形駅へは、池袋から東武東上線のみで行けてしまうのですが、途中、小川町駅で乗り継ぎを求められます。いかに電車といえども、シベリアなみに広大無辺なる埼玉の大地を一息では縦断できぬということです。とはいえ、行きも帰りも対面のホームで待っててくれている神対応でしたので、乗り継ぎにまったく面倒はなさそうです。それよりも、そもそも小川町まで行ってくれる列車が1時間に2本程度しかないというのが問題ですね。県外人はみな埼玉が東京に匹敵する大都会だと思っているでしょうが、意外や意外と大半がクソ田舎なので、この本数少なすぎ問題は秩父路の鉄道旅につねにつきまといます。 もうひとつのルートとしては、上野方面(上野東京ライン)または新宿方面(湘南新宿ライン)からJR高崎線で熊谷まで行き、秩父鉄道に乗り換えて寄居駅で降り、そこから東上線または徒歩という手もあります。時間はかかりますが、高崎線なら本数の心配がないので、秩父鉄道の時間さえちゃんとおさえておけば、待ち時間に悶絶しないで済みます。土日には蒸気機関車も運行してたはずです。

とにもかくにも9時ちょっと前に鉢形駅に降り立ちました小生。この日は30度を越えない涼しい空気でしたが、ちょいちょい鋭い陽光がさすので普通に暑かった。徒歩にて荒川べりに向かい、かわせみ河原なるうらさびしいキャンプ場を横目にすると、「川の博物館」が見えてきます。

初めて行きましたが、博物館とは名ばかりというかなんというか、ちびっこが水遊びできる小さなレジャー施設といった雰囲気が支配的であり、おっさんひとりで訪れるにはかなり違和感がありました。ちびっこアトラクション以外の、博物館らしい展示の部分は、全般的にくたびれており、あ! これ『タモリ倶楽部』で見たやつ! と思い出してよろこんだ荒川流域の屋外巨大ジオラマ(大きさ日本一の地形模型)も、だいぶ汚れちゃってました。まあ、タモさんなみに地形マニアなちびっこなどほぼいないから仕方ないですね。そして博物館のシンボリックな大名物であるはずの巨大な水車は、老朽化のため動かず。建設当時は大きさ日本一、いまは2位に転落というあたりに県立らしい空虚な悲哀を感じますな。というか稼働していない現在は、水車としてすら認定できないでしょう。なにか恐ろしく巨大な輪形の遺構にすぎません。そんなのがデーンと屹立するもとで、子どもたちが水びたしになってキャッキャとハシャいでいる光景は、なかなかおもしろかったです。家族づれなら、2~3時間くらいは楽しめる施設ではないでしょうか。もっとも、家族なら普通に長瀞に直行したほうがよいかもしれませんが。

一方、おっさんひとりづれの目的はオオカミのやつです。秩父地域においてニホンオオカミが神の眷属として、あるいは「犬神《いぬがみ》」や「大口真神《おおくちのまかみ》」なる神そのものとして、いかに崇敬されていたかを示すさまざまな物品が展示されておりました。 個人的に特に見たかったのは、いきなり秩父関係ないですが、和歌山からやって来たニホンオオカミの剥製。母国の博物館でも年に一度しか公開されないという貴重な標本が8月20日までゲスト出演中。写真で見てたかぎり、頭の形がヘンだと思ってましたが、実物を間近に見るといよいよヘンでし���わ。頭が丸すぎる。そして丸すぎるせいで両目が寄っちゃってて、ブサイクちゃんになってしまっておられます。やはりこれは復元ミスですなあ。かといってガッカリするわけではなく、やっぱりヘンな顔だった! と確認できてたいへんうれしかったです。なんですかね、この悲運の絶滅動物に対する態度。もっと彼らを滅亡に追いやった人間の罪などを感じるべきだと思うのですが、それはそれとしてこの顔はヘンだよね? 笑っちゃうよね? との不真面目な感覚をおさえることができない。そしてこのヘンな復元も彼らが正確なスケッチすら残さぬまま絶滅したからこそ成立しているものであるわけです。そこには失われた世界に対するロマンがあるし、哀しさと可笑しさが表裏一体にあると思います。すなわちこの和歌山のヘンテコな剥製には、上野の博物館のちゃんとした剥製では語ることができない、ニホンオオカミとニホンジンとの断絶の歴史みたいなものがナンセンスな滑稽味とともに刻まれているのであって、この復元ミスが永久に修正されないことを願わざるをえません。 もちろん秩父のオオカミ信仰にまつわるあれこれもたいへん興味深かったです。憑きものを落とすアイテムとして珍重されていたニホンオオカミの頭蓋骨には、たしかに得も言われぬ呪術的な迫力がありました。これは実物を見たほうがよいです。きっとドラクエ12には「おおかみのとうこつ」が登場し、のろい状態を解除するとか、モシャスをとなえた敵を元に戻す効果があたえられると思います。美術面では、三峯神社が所蔵する画鬼こと河鍋暁斎のオオカミ絵が抜群の存在感でした。まあそりゃそうだ。草野球の試合にメジャーリーガーが混じったようなものですわ。 会場は狭いし、資料の点数も少ないものの、わざわざ来てよかったと思いました。そもそもこんな企画めったにないでしょうしね。「川の博物館」のくたびれ加減に対して、県民税をおさめる者としていささか公憤を禁じえませんでしたが、この企画ひとつでチャラです。ただ、長瀞の「自然の博物館」でやったほうがもっと多くの人に見てもらえるだろうな、との野暮な意見は正直ございます。おっさんひとりじゃ浮きまくるし。いや、おっさん何人だろうが、子づれじゃなければ浮きまくる場所でした。 こうなりゃ浮きつづけてやるわいと、目的のオオカミ見物を達成しても逃げ出さずに、一般展示やミニ水族館などをひととおり見てのち、食堂にも行ってみました。事前に名物「わらじカツ」が食えるとの情報を得ていたのですが、平日のせいか今日はカレーデーなどと称してカレーばかりのメニューとなっていた。こんなこともあろうかと持参していたファミマのおにぎりとパンをレストハウスでむさぼる。隣のテーブルでは遠足の子どもたちがワイワイと楽しそうにお弁当をひろげているが、個人遠足のおじさんは購入した図録に載っていたオオカミ像のある神社のリストからGoogleマップで位置を確認する作業に黙々と没頭していました。結果、駅から歩いて行けるようなところにはほとんどなく、秩父鉄道の野上駅の近くにひとつある程度でした。 もう用はないので博物館をあとにし、次なる予定はそのまま徒歩で鉢形城跡をたずねるつもりだったのが、なんだかすごく疲れている。そもそも前日は寝ておらず体調があまりよくない。リポビタンDを飲みつつけっこう無理して来たのは、翌日がゲーム『スプラトゥーン2』のフェス(オンラインイベント)だから、という、やむにやまれぬ事情があったゆえです。けっきょくその次の予定である長瀞の博物館を目指すことにし、鉢形駅で20分ほど待って東上線で寄居駅に行きました。そこから秩父鉄道に乗り換えるのですが、今度は40分も待たねばならない。そして驚くべきことに駅周辺にはコンビニすらない。寄居って県民にはメジャーな町だから、もっと発展してるイメージでしたが……まあ埼玉の大半はクソ田舎ですね。なぜかトイレの数だけが充実している不思議な駅でした。 なんだか待たされることに疲れてしまいました。待たされると、私の場合はニコチン中毒なので、とりあえず喫煙所を探し回ることになる。鉢形にも寄居にもありませんでした。じゃあ気がまぎれる場所はねえかと探し回る。なんにもありゃしない。駅前はそれなりに開発されてるので景色がおもしろいわけでなし。山が近いとかもうどうでもいいよ。そんなんでテンションなんか上がんねえよと、そうして無駄に歩き回った結果、心身ともにくたびれてしまうのです。 かくて徒労感をもって時間をつぶし、上長瀞駅に向かう秩父鉄道に乗り込み、車中で長瀞の博物館に行った場合をシミュレートしました。家に帰るまで合計6時間もかかり、そして随所に長い待ち時間が含まれるとわかりました。体調不良のためか、まるで台風の中を突っ切るかのような秩父鉄道の振動に気分も悪くなってきた。このまま乗ってたらさっきのファミマめしを吐くかもなあと、うんざりゲッソリ感がきわまったそのとき、「まもなく野上」とのアナウンスが私の耳に天使の矢のごとく射ち込まれたのです。 それは天啓でありました。長瀞の博物館にはパレオパラドキシアというややこしい名前の絶滅哺乳類がいて、それに幼稚園以来の再会を果たしたかったのだけども、そもそも今日はオオカミの日じゃないかと。すべてはオオカミのために無理をしてここに来たのだ。そう、Googleマップの情報がたしかならば、今日オオカミに会える唯一の神社が、まさに野上にある!

そうして私は、野上駅のホームへと飛び降りたのでした。その小さな駅から出た瞬間、私は自分の選択が正しかったことを確信しました。出口のすぐそばに、灰皿が鎮座しておられたからです。 人智を越えたおみちびきに感謝しながら、有害物質を肺腑に取り込んで元気百倍となり、その神社にテクテク歩いて向かいました。武野上神社は畑のなかにポツンとたたずみつつも、立派なケヤキを四方に伸ばして神域たる威容は充分に発揮し、木造の古い鳥居も重々しく、まさしく観光地ではないけども地元の人たちに長く大切にされてきたお社なのだろうなあ、というたたずまい。そしてその拝殿の左右に、私は絶滅したはずのニホンオオカミの姿を目撃したのです。

ひとまず見なかったことにして興奮をおさえ、粛々とお参りしてのち、返す刀でオオカミ観察へと移行します。稲荷神社におけるキツネの代わりとばかりに阿形吽形のかまえでもって、その二頭は対面していました。阿形のほうには子どもが張りついていてかわいいです。

画像を見ておわかりいただけるでしょうか。なんというか、プリミティブですよね。土偶みたいな素朴さ。つーかオオカミなの? まあ、キツネじゃないならオオカミか、といった諦念によってかろうじてオオカミです。ポケモンにこんなやつがいた気もしますが、あくまでニホンオオカミCanis lupus hodophilaxなのです。図録には各神社のオオカミ像の顔写真が並んでいるのだけども、シュッとしたクール系のイケメンやドラゴンっぽいオラオラ系のイケメンが多いなか、この武野上神社のオオカミは目立ってファニーでした。昭和17年の作ということで、きっとニホンオオカミの実物を見たことがない人が作ったんだろうなあと推測します。

ニホンオオカミもエゾオオカミも消えてひさしい現在の日本人にとって、オオカミとはなんなのでしょうか。どんな地位にあるのかというのが、個人的に大きな関心事でした。たとえば『もののけ姫』には平然とオオカミが出てくるわけですが、それを「むかしは日本にもオオカミがいたから」で受容するのか、「ファンタジーだから」で受容するのか。ニホンオオカミのことを知らない人は後者になりますが、知っている人であっても100%前者ではなさそうです。私は半々といったところで、日本を舞台にした創作物に登場するオオカミを、なかばファンタジックな幻獣としてとらえている気がします。 ライオンやカバなどに関しては、あくまで海外の動物であるという認識が確固です。でもオオカミは、もう海外にしかいない動物であるのに、なぜかエキゾチックなかんじがしない。外国の童話に出てくる悪役のオオカミたちも含めて、なぜか身近な存在に感じるのは不思議です。きっとトラと同じような存在感になっているのでしょう。トラは日本にいませんが、やけに日本人は親しく感じていて、日本的な動物であるとさえ思っている。しかし少なくとも有史以降、トラが日本に生息したためしはない。かたやオオカミは、たしかに百年前まで日本のあちこちに生息していました。 近代化後にヒトとのウィンウィンな共生関係が崩れた結果、オオカミが日本の自然界から絶滅することは避けがたい事態だったと私は考えますが、もしニホンオオカミがどこぞの施設に保護されて、トキのように繁殖に成功していたらどうだろうか。どんだけ殖やしたところで、わりと普通に人を襲って食う猛獣であるところのオオカミを、野生に返すことなど多くの日本人は望まないでしょう。各地の動物園で見ることができる程度の珍獣になり、そこには幻想的なイメージなど惹起させる要素がありません。絶滅してよかったという話では断じてないけども、滅亡したからこそ現在のわれわれは想像力ゆたかに、しかし現実味にきわめてとぼしい勝手放題なオオカミ観を獲得することができたのでしょう。 ようするにニホンオオカミという動物は、日本の山々からだけでなく、われわれの心のなかからも絶滅したのだ。そんなことを考えながら、私は小さな境内のベンチに座っておりました。そろそろ帰りの列車がくる時間になったので、武野上神社の、もうどこにもいやしないファニーなオオカミたちに別れを告げた次第です。

帰りはうまいこと計画が立っていたので、待ち時間に翻弄されることもなく電車を乗り換えてゆくことができました。総括するに、オオカミに会いに行ってオオカミがどこにもいないことを確認したという旅だったわけですが、なかなか��意義だったと思います。あとは旅慣れぬくせに体調不良で無理な遠出をすべきでないということと、田舎の電車はじっとして待ってろということを、今後のために学習した次第であります。
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「S」のこと
かつて、清陵に「S」という生徒がいた。12月生まれ、性別、男。
…とのように、単なるプロフィール紹介をすることなら容易いが、彼の性格や立ち振る舞いを一言で表せと言われると、どうにも困る。
その男、学友会長だったわけでも、部活のエースだったわけでも、SSHの研究で輝かしい賞を受賞した、というわけでもない。
ただ、計り知れない「価値」があった。決して目には見えない「ポテンシャル」のようなものが。自分以外の多くの生徒もそれを実感していた。
しかし、彼の名前は清陵にほとんど残っていない。表舞台に立つことも殆ど無かったため、彼を語り継ぐものも少ないだろう。(ごく一部の界隈では色濃く語り継がれているらしいが。)
決して「勝ち」が多い清陵生ではなかった。ただ、その「価値」は計り知れなかった。
強いて、一言でいうとすれば。そんな男が、清陵にはいた。
今回、ふと「S」のことを思い出し、清陵生だった当時の記憶を頼りに「S」が清陵にいたということを書き留めたいという思いが私に筆を執らせた。(正しくはキーボードを叩き始めた、だが)
これをSが見ているか見ていないか、Sを知るものが見ているか見ていないかなんて言うのは二の次で、単純に自分の記憶が鮮明にある内に当時を書き残しておきたいと思ったのだ。
いつもの癖で書き連ねていたら8000字を超えてしまったが、清陵関係者にしか楽しめないような、こんな駄文を読む変わり者はごく少数だと思われるので、添削せずこのまま残しておくこととしたい。
ーーーーーー彼、すなわち「S」とのファーストコンタクトを思い出してみる。あれは、中二の春、だっただろうか。私は高校受験に備えて週2で個人塾に通っていた。ある時、曜日のメンバーの組み合わせが変わり、「S」と同じ曜日に塾に通うことになった。それがSとの縁の始まりだった。もともと同じ個人塾には入っていたらしいが、授業の曜日が違ったので、それまでは全く会ってはいなかった。いや。もしかしたら、ふと目にしたかもしれないが、その時はそれほど印象を受けなかったのだろう。私が、「邂逅」と呼べる表現を、胸を張って使える出会いをした、あの中2の春。
彼とは、とにかく最初の授業から会話のドッジボールを交わしたことを覚えている。初めて会った気がしないほど気が合ったのだ。というか、「会話の波長」というか、ふんわりした言葉で言ってしまえば「雰囲気」が似ていた。そう、つまるところ似た者同士だったのである。おまけに名前まで読みが同じときたものだから、中2という溌剌とした時期を生きていた私たちには、たったそれだけの現象でも、何か神がかり的なものでも自分たちの周りを漂っているのではないか、という興奮じみた気持ちでいっぱいになって、その気持ちが気持ちを呼び、私たちは高度経済成長も驚くスピードで親交を深めていった。ギャグを言い合ったり、教材のテキストにお互いツッコミを入れあったり、とにかく楽しくギャアギャアと二人で会話をしていたため、塾の先生にはよく怒られた。彼とは学校が別であったので、腰を据えて楽しく長時間会話ができるのも塾くらいだった。中2という話したがりなお年ごろには、塾という閉じた世界で気の合う友達とワイワイ喋りあえることはこの上ない楽しみであったのだと思う。
当時から約5年経つ今でも、Sと喋りあえる塾に向かう足は、少なくとも心は、若々しいステップをしていたことを覚えている。そして、本当に楽しかったことも覚えている。Sが自分で考えた「一発ギャグ100連発」というノートを持ってきたときには、塾が終わってからも何十分も二人で笑い合ってしまい、親の迎えにとんでもなく遅刻して心配させたこともあった。他の塾生徒も交え、塾の軒先でずっとぺちゃくちゃ喋りあっていて、先生が出てきて「早く帰りなさい!」と注意されることなんてしょっちゅうだった。中3になってからも彼と同じ曜日に塾に通うことになった。いよいよ、受験生ということになったのだが、相も変わらず私とSはふざけた話や茶々を入れて、時折先生を困らせていた。
Sが学校でいじめを受けていると知っていたのはこの頃だった。彼は人を馬鹿にするような所はあったが、根は優しかったし、何より、人が気にしている所や嫌なところには触れることをしない分別の良さと賢さを持っていた。私と同じように、彼は、絶対「いじめ」をするようなタイプではなかった。だからこそ、狙われたのだ。たまに塾内でそのことを相談するようになり、私も、塾の先生も憤慨した。どうやら、彼の中学では荒くれ者が何人かいるらしく、他にいた塾の同中生も口を揃えて彼らの愚痴を言っていた。どうにかしたいけれど、どうにもできない。根本的に、Sを悩ませているいじめの張本人を殴ってやりたい気持ちだったけれど、それも叶わなかった。幸い、Sは学年で一位の成績をとっているほどに成績は良く、一緒にここ一番の進学校に合格して、そんな「下らない」奴らとはオサラバしよう、と彼を励まし、受験生として共に頑張ることで逃げ場を作ってやろうとする、くらいのことは出来た。中三の秋冬になっても、塾で頑張った後は道端で他愛もない話をして盛り上がった。週二日の塾の夜は、「下らないこと」も忘れることが出来た。
ついに、受験当日がやってきた。塾の先生に貰ったビターチョコレートを頬張りながら、5教科の要点を必死に総復習していた。
「やれば出来る、やれば出来る…。今まで頑張ってきたじゃないか…」
そう言って自分を落ち着かせる私の横で、Sは割と飄々としていたような気がする。似た者同士とは言え、Sとの私の違いは、努力なしで行けるSの天才肌的な部分だったのかもしれない。彼は、基本普段そこまで勉強しないくせに、私を上回る定期テストの点数を持ち帰ってきていた。所謂「勉強しなくても出来るやつ」だった。勿論、それなりの勉強をしてきたことは一緒にやってきたので充分分かっているが、素因数分解が異常に早かったり、難しい言い回しの文章題の呑み込みが著しく早かったり、とにかく地頭はSには敵わないと私は確信していた。受験がようやく終わり、何日か過ぎ、合格発表の時がやってきた。結果は…無事、2人とも合格。憧れの諏訪清陵高校に、2人とも入学できたのである。そして、奇しくもSと同じクラス、同じ講座になったのである。2人で狂喜乱舞し、改めて、いじめるような輩もいない新天地に辿り着いたことを祝った。そして、放課後や休日もこれまで以上に度々遊ぶようになった。
私がこれまでと違う感情をSに抱くようになったのは、1年生の文化祭の頃からであった。Sは元より自由奔放な性格で、中学の「下らなさ」から解き放たれたことにより、更に人と遊び、更に人に絡むようになった。勿論私もそんなSの愛嬌や元気さが好きだったし、それこそがSの真骨頂であると感じていた。当時の私は、少々真面目になりすぎていたのかもしれない。中学時代、生徒会長をしていたこともあって(更に言えば小学校の時も児童会長をしており)、この高校の学友会に少しずつだが首を突っ込むようになっていった。「ここがおかしい」「これは無駄だ」「これはこう改善すべきだ」この頃の私は一年生の癖に何をぬかすかと言われんばかりに会長を含め、議長、委員長など先輩に臆することもなく独自の意見を提言していった。更に、諏訪清陵高校では海外研修付の特別クラスがあり、2年生になったらそれに入りたい、という思いも同時に抱くようになった。この頃から私は、「友人とのだらだらした遊び」とは逆ベクトルの、そういった方向に心惹かれていったのである。
一方、Sは自由気ままに学校生活を謳歌していた、春先に入部したバトミントン部も夏にはもう辞めてしまう、なんてこともしていた。対照的に、私はというと学友会や特別クラスだけでなく、陸上部にも所属しており、上級生とのリレーに一年生から参加し、記録を残しつつ、日々の練習にも励んでいた。それでも、クラスや講座はいつもSと一緒で、新しい友達を交えながらも、毎日のようにつるんで笑い合っていた。しかし、自分はこのままでいいのか、友達と無為にじゃれあうよりも、するべきことがあるのではないか、と、まるでアグレッシヴな勤労精神を結晶化したかのような決意がこの頃からみるみる膨らんでいった。ついに私は2年生になり、特別クラスに進んだ。実はこの時、Sも特別クラスに進むべく試験・面接を受けていたのだが敢え無く落ちてしまった。おそらく、私と一緒に特別クラスで楽しみたかった部分もあったのだろう。しかし、私には己の野望を叶えなければならない、そのためには一時Sから離れなければならない、という、孤高なる情熱があった。今からこの頃を振り返ると、あまりにも「ゆとり」が無いとしっかり認識することができる。明らかに自分がやれる範囲を間違っており、頑張りすぎていた。
私も、どこかで一歩違えば、特別クラスに入れていなかったのかもしれない。偉そうに自分のことを語っているが、この時、Sも私も勉強に身が入っておらず、中学の時に比べ、校内順位は際やかに下がっていた。この時、仮に私が特別クラスに落ちていれば、何かが変わっていたのだろうか。何かが今得られていたのだろうか。何が失われていたのだろうか。人生は一度きりしかなく、過去から新たな並行世界を生み出し経験することは許されない。たった1通りの人生。その時その時において、たった1回の同じ選択しか許されない。けれども、「あの時こうだったなら…」ということは、徒然と考えてしまうものである。
私だけが特別クラスに入った後も、私の校内での動きはみるみるうちに加速していった。学友会では2年生で新聞委員会の副委員��を務めることとなり、その次の選挙では、遂に、演説、投票の末、後期の学友会長に当選したのである。陸上部ではリレーのメンバーとしてレギュラーに固定され、最終的にはアンカーの立ち位置を担うことになった。SSHの課題研究や特別実習に加え、色々な方面からの引手もあり、講演会や校内発表会の司会も務めた。さながら、(語弊を招くかもしれないが)この頃の私はまさに「無賃金で働く高校生」のような姿だった。学校に「登校」するというよりは「出勤」するような面持ちで、毎日スケジュールの詰まった手帳を持ち歩き、日々すべきことを1つ1つ丁寧に消化していった。「本当に自分は高校生なのだろうか?」と思うほど仕事が重なり疲弊していた時もあった。
しかし、議案書を作ったり、陸上のハードなメニューを熟したり、先生や役員と打ち合わせをしたり、全校の前で議論をしたり…、そんなことをしていた毎日の中で、「充実」を感じて、「安息」とは対極にある幸せを手にしていたことも事実である。給料などの見返りを求めずに、「自分の経験として楽しむ」ことが許されるこれらの経験は、当時、とても貴重なことに思えた。大人になれば、金銭が絡んでくる。失敗や、下手をすれば、最悪、賠償などの話にも発展しかねない。けれども、学生時代の運営系の仕事というのはボランティアであり「何事も経験」というレッテルの元、ほとんどのことが許される。学友会長を「不自由」と呼ぶ人もいたが、私にとっては最高の「自由」だった。自分が今まで歯痒く見ていることしか出来なかった学友会運営を、自らの企画で、施策で動かすことができる。こう友人に説いても、頑張りすぎの変人扱いしかされなかったが、変人だろうがなんだろうが、自分に向いていようがいまいが、「自分がやりたいことがやれる」ことの幸せは確かにそこにあった。実際、私がしたかったマニフェストのほとんどは、段取りを粛々と熟し、任期中に晴れて実施することが出来た。自分の頭の中で勝手に膨らんでいた企画が、優秀な副会長や周りの委員長を通じて、全校に広がり、目に見える形となり、自分が望んでいた通りの効果や感想というフィードバックが返ってきたとき、私はその施策の準備がどんなに忙しく辛かったとしても、この上ない達成感と自己実現感を手にすることが出来た。その瞬間が本当に幸せであった。だから、金銭なんて見返りは求めてもいけないし、求める必要もないと思った。
そのようにして私が学校のありとあらゆる方面に精を出している最中、Sはというと、何か活動をするという訳でもなく自由気ままにTVゲーム等に熱中していた。元々ゲーム好きだった彼は、自前の頭の良さを武器に数々のゲームをクリアしていき、友人の中でも話題の先陣を切りながら、誰にも負けないようなゲームコントロールの腕を磨いていた。客観的にみると、私とSは、まるで対極のような存在になってしまったように見える。しかし、私が主観的に私とSについて分析してみると、決してそんなことはなかったのである。私とSは、根っこにつながる部分は昔と変わらず健在であった。
彼は、周りの仲間たちが落ち込んでいれば必ず親身になって何時間でも相談に乗ってくれる。中学の時から、そんな深い情と他人への深い干渉がSの持ち味だった。私は、私について、さも何でもやりおおせたアグレッシブな男のように書いているが、実のところ、ただやりたいことがやりたいだけのマイペースな男で、ミスも非常に多かった。副会長を始めとした周りの人達に支えられていなかったら、おそらくきっと、どこかで失墜していただろう。長所もあれば短所もあった。私とSは、全てを含めるとプラスマイナスで絶対値は同じような男たちであった。私が猛烈に忙しくなってしまってからも、私は意識的に彼との接触を断とうとはしなかった。
彼にも高校に入ってから沢山の新しい友達に恵まれたようで(私もそうであったが)、Sなりに楽しく過ごしていたし、それに便乗して長期休み中はSの家に泊まりに、逆に私の家に泊まりにくることもあった。その時には勿論、ゲーム三昧である。私にとっては、「自己実現の充実」とはまた別の「幸せ」であり、こういう側面があったからこそ、最後まで挫けずに自分の「やるべきこと」を続けられていたのだ、と今になって思う。逆にSの遊びの誘いがなかったら頑張りすぎて、それこそ文字通り「頑な」を「張りすぎて」カチンコチンのお堅い会長様を演じすぎていつかダメになってしまっていたかもしれない。
…いや、ダメになっていただろう。人間、真面目になりすぎてもいつか失敗するものである。私みたいな、スイッチが入るとのめり込みすぎて倒れてしまうようなタイプには、「頑張れ」という言葉よりも「たまには一緒に遊ぼうぜ」というSのような言葉の方が結果的に良くなるのだと、ゲームコントローラーを握りしめながら痛感した時がある。きっと、彼はそんな自分のことを心配して見抜いてくれていたような気がするのである。
学友会長の任期も終わり、特別クラスの海外研修も終わった。3年生になり、私の生活は1年生初期のような落ち着きを取り戻した。残る「やるべきこと」は、最上級生になって最後の総体となった陸上だけである。こうして、自分の野望が半ば達成された今、私の「心夏期」(造語である。自分にとって感情がアグレッシブな時期をこう呼んでいる)であったこの1年間を振り返って、Sの大切さをしみじみと感じる。途中、何度か壁にぶちあたってSに相談したことがあった。Sは、持ち前のへらへらした笑顔で冗談めかして答えてくれたりもするが、いつも最終的には核心をついた答えをくれる。不思議と、その答えを聞くたびに、ずっとモヤモヤしていた感情が霧散し、溜飲が下がり、スッキリした気持ちになる。専門家の専門的な意見より、彼の大雑把な反骨的アドバイスの方がよっぽど清々しく私には感じてしまうのだ。
彼は遊びすぎだ、と元会長の私は今でも思う。彼の突拍子もない行動や、脈絡のない発言はどう考えても予想できない。そんなSだ。しかし、Sが学校に来ていないときは、「アイツ、なにやらかしてんだろうな。」と仲間内でSがしそうなとんでもない行動の数々を仲間内で妄想し、談義し合う。いつもSを煙たがっているような連中も、Sが風邪で何日か休むと「寂しいな…、早く学校こいよな」と、物憂げな表情を見せる。詰まる所、彼は私達の中で、「そういう存在」なのだ。そういう人格なのだ。Sが久々に登校して口を開くと、いつも通りのその突拍子もないからかいや笑い話が私を含めた仲間たちを楽しませる。
Sの祖父が叔父に激怒した時の話なんかは、もう、最高であった。祖父が何の気に触れたのかは忘れたが、とにかく祖父が叔父に激怒して、近くの障子の戸を引き抜いて手に持って掲げ、激昂しながら叔父に障子の戸を振り下ろしたらしい。そうしたら、叔父の頭が障子の1つの窓にすっぽりと嵌って、振り下ろした障子の戸の中央から叔父の震えた顔がひょっこり顔を出しているという構図が出来上がったらしい。Sはそれを遠目に見ていて、笑いをこらえるのに必死だったらしい。私は、それを想像するだけで噴出さずにはいられなかった。周りの仲間たちも、爆笑を禁じ得なかった。他にも彼の面白エピソードは山ほどあるのだが、砂漠の砂数のようにありすぎて、ここには紹介しきれない。よって、割愛せざるを得ない。Sの話は、長続きするのにも関わらず、飽きず、とにかく独創性があって面白いのである。私には、こんな芸当はできない。ましてや、私は他人をからかう類の事が得意ではない。Sが私をからかうことはあっても、あまり私は積極的にSをからかったりはしない。多少、皮肉ったりする程度である。更にSは他の仲間たちにも分け隔てなくからかいを重ねてきている。普段からかわれていない人も、Sにはからかわれたことがある場合が多い。そんな自由性ゆえに、高校入学からこれまでの約2年間、何度か喧嘩をしたこともあったが、なんだかんだ言って次の日には朝から駅で会い、電車で普通にしゃべるので、なんだかんだで、いつのまにか仲直りをしているのだ。
――――これが、私が勝手に親友と呼んでいる「S」と私との、あらかたの関係性である。彼も私に散々迷惑をかけたが、私も彼に散々に迷惑をかけている。私は、酷くマイペースでうっかり屋である。小さ��ころから親にもずっと言われ、Sや他の友人に言われる中でようやく自覚できたくらいのレベルである。(一応自分でも認識しているつもりであるが…)時折、マイペース過ぎて、連絡がすれ違ったり、約束を違えたりしてしまう。その節には本当にSにも迷惑をかけた。申し訳ない。もし私に「マイペース」による、どうしようもない情熱の悪魔が潜んでいなければ、会長を始めとする様々な活動に首を突っ込むことなく、当時も今頃も、Sと楽しく学校生活をエンジョイしていたのであろう、と思う。そうすると、マイペース故に、勝手に置いて行かれて、勝手に目の先で自分勝手にウキウキしている私を見ていたSは、どんな気持ちだったのだろう、と神妙に考えてしまう時がある。Sにとっては、私と、何の部活もせず、何の活動もせず、自分と2人でワイワイやっていたいというのが、一番都合のいい希望である。もし、私がSだったら、絶対そう考えてやまないだろう。だけれど、私は当時そんなことを考えもせず、ひたすらにマイウェイを邁進していたのである。Sはそんな私を応援してくれていた。もはや今考えると罪深くさえある。もう、どう足掻いても取り返せないのである。と、いうのも、もし自分がそのような青春の選択をしていなければ、Sのような存在になれたのではないかと思い耽ってしまうからである。つまり、Sを心のどこかで羨ましい、と感じてしまうのである。
Sと私は似た者同士だった。いや、「Sと私は似た者同士『だった』」という表現は正しくはないかもしれない。何故なら、「今」でも私とSには共通している部分が、会話の中でもその片鱗が垣間見えるのである。そして、中学時代よりも遥かに同じ時間を共に過ごし、互いを研究する中で、生まれ育ってきたそれぞれの「環境」、それぞれの家系に流れる「遺伝」、そうしたものは勿論のこと、趣味があっているようで少しずつ違うお互いの「嗜好」、お互いが経験を積み合った中で得た「思考」、これからどこを目指していくのかという「指向」……と、似ているようで違う部分を、共通する部分より鮮明に捉えていったのである。その結果、人生の分岐で分かれ続けて、私は元会長(その他もろもろ)、Sは、仲間内の明るいムードメイカーとして学校生活を送っていたのである。
しかし、彼とは心の奥底の何かが共通していたという、中2当時のあの沸々とした楽しさは今でも忘れられない。あの頃、塾の曜日が違っていたら、私は清陵にすら入っていなかったかもしれない。少なくとも、清陵での活動は違うものになっていただろう。そんな「S」の影響力は、間違いなく大きすぎる「価値」で、社会の「下らない」優劣競争なんかに左右されない軸があったのだと今になって思う。
勉強ができればいい、偏差値が高ければいい、スポーツができればいい、お金があればいい…、「S」を見ていると、そんな一面性の軸に縛られた社会的ステータスなんかどうでもいいと思えてくる。受験とか、就活とか、出世とか、そんなことの前に自分の周りを明るく楽しくさせる力の方がいかに大切かを思い知らされるのだ。
ーーーーーーそうして時は流れ、高校三年、最後の清陵祭がやってきた。
【高校三年 7月】
おそらく、私にとって忘れられない光景をあげようとすれば、1つのシーンがいつでも自然と浮かび上がってくる。高校3年、最後の清陵祭のファイヤーストームが終わった後の、登壇の時間だ。
(登壇と言うのは、語りたいことがある者のみが自由に登壇をし、全校生徒を前に語りたいことを語る時間である)
私は、去年、学友会長に当選し、少々学校内での出番が多く、多いどころかほとんどに自分が中心的にかかわっていており、でしゃばりすぎてしまったと自分では感じていたので、胸中では、今年は出来る限り「でしゃばり」を自重しようと心掛けた。
知り合いも何人か壇上に登り、告白やら感謝を叫ぶやらで最後の文化祭のフィナーレは段々に盛り上がっていった。正直に言えば、自分は既に友達のそういった姿を見て満足していた。そろそろ幕切れか、と思われたその頃の話である。
「次は誰が行くんだ?」と言う空気の中、、鋼の塔に向かっていったのは、他でもないSだった━━━。
泥とラクガキだらけの顔のまま、千切れて泥水で浸された灰色のTシャツを身に纏い、彼はまず、壇上の中心でマイクを持ち、そして、一呼吸を置いた。
ここからの映像は、周囲の熱狂的な雰囲気と自身の疲労により、全てを思い起こすことは出来ないが、思い起こせる限りの印象的な断片をここに記す。
「俺のこと知ってる人この中に何人いますか?多分いませんよね。俺は多分、この学校の最底辺なんで」
彼は、堂々と喋りだしたかと思えば、まず「自称最底辺」を名乗ったのだった。確かに、中学では学年一位の成績を誇っていた彼も、今では、成績で言えばだが、底辺すれすれではあった。
「俺には感謝したいことがある!Y、I、K、T、U…、こんな俺に付き合ってくれて有難う!本当に感謝してる!」
そのメンバーは、いつも大体育館で飯を食う「いつもの」メンバーであった。いつもはおちゃらけているSの突然の感謝の叫びに、メンバーは少し意表を突かれたように、照れくさそうに…反応に困っていた。しかし、誇らしげであった。
初登壇とは思えないほどの、清々しく、快活な響きで彼は語りかけていた。そのメンバーからも「俺も感謝してるぞー!!」「いぇーい!」という声が上がり始めた。
私が克明に覚えているのは、ここからの映像だ。
「そして、○○!!中学からの仲だけど、お前とは本当にいろんなことがあった!!迷惑もかけたけど、本当に楽しかった!!ありがとう!!!」
Sを照らす照明の光と、彼の闊達な笑みが滲んで見えた。鉄パイプで組まれた壇がおぼろげになり、いつのまにか唇が震えていた。それだけの言葉なのに、涙が堪えきれなかった。至近距離ではあったが、こちらはライトで照らされてはいない。Sに泣き顔を見られているのだろうか、だとしたら間違いなく初めてである。隣にいた友人が自分が「泣いている」ということに多少驚いたニュアンスで「男泣きじゃねえか」と呟いて、軽く肩を叩いてくれた。ファイアーストーム後の火照った体は、すでに冷え切っていたが、彼の声を聴いている間は、時が止まったかのように、寒さを、体温を、全く感じていなかった。
このエピソードに対しての文章量は圧倒的に少ない。心の動きに対して文章量が比例するなら。8000字以上あるこの文章量でも全く以て足りないと言わざるを得ない。が、いったん「Sのこと」を話すのはここでお終いとする。
ファイアーストームを囲んで歌った「この火」を、「この日」を私はこれから先、忘れることはないだろう。
『このひ』
「この火がいつまでも
消えないでくれるといいな
失っていくだけの日々から
僕を救ってくれた
信じた夢を叶えられる
そんなぬくもりが背中から Ah
風の向き 土の匂い
赤と黒の混ざった色
となりの君のその真剣なまなざしを
ずっと忘れない
この火を思い出す日が
いつか来たとして
僕らはそのとき
きっと今持ってる何かを失っている
でも覚えていれたなら
僕らはいつでもここに戻れる
今を青春と呼ぶのなら
大人になるのも悪くない Ah
火のぬくもりを忘れない」
「Sのこと」終
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映画を振り返る。 2017.01→2017.03
もうすぐ1年の4分の1が終わる。 丁度いい節目なので、この3か月の間に見た映画を振り返ってみた。
個人的評価基準 ☆★★★★ 最低。後悔なんてしない。 ☆☆★★★ イマイチ。物足りない。 ☆☆☆★★ 普通。良くも悪くもない。 ☆☆☆☆★ 良作。見れてよかった。 ☆☆☆☆☆ 傑作!最高!
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2017/01/05 『ジョーカー・ゲーム』 ☆☆★★★ 亀梨主演のスパイ映画。和製007を目指したのかもしれないが、イマイチ。深田恭子が演じる女スパイは別にいらない役だったと思う。
*2017/01/08 『プリンス/パープル・レイン』 ☆☆☆★★ 昨年亡くなったプリンスの初主演作。劇中で流れる名曲は神憑っていた。ただ、ストーリー重視な方が見ると退屈極まりないと思う。
『あなたを見送る7日間』 ☆☆☆★★ ユダヤ系のある家族が父親の葬儀を経て、家族(又は兄弟)の絆を取り戻すヒューマンコメディ。少しだけ前向きになれる映画。
2017/01/20 『母と暮せば』 ☆☆☆★★ 嵐・二宮&吉永小百合主演の映画。原爆投下後の長崎を舞台に、淡々と話は進むが、とても切ない映画。最後の演出で賛否が分かれる。
2017/01/25 『パディントン』 ☆☆★★★ 英国の児童文学作品の実写化映画。ある英国人を探して、故郷から英国へ密入国したしゃべるクマの物語。主人公のクマは面白いが、それ以外はイマイチ。
*2017/01/27 『蜜のあわれ』 ☆☆★★★ 二階堂ふみ&大杉漣出演の映画。金魚の赤子と老作家の恋?物語なのだが、理解に苦しむファンタジーもどきな映画だった。二階堂ふみのあふれ出る色気は健在である。
*2017/01/29 『イット・フォローズ』 ☆☆☆★★ 主人公がある青年とセックスしたことによって、謎の「それ」が主人公に付き纏う青春ホラー映画。低予算映画ながら、なかなか健闘している作品。じわじわと追いつめられるホラーがお好きな人にはオススメ。
2017/01/30 『ぼくとアールと彼女のさよなら』 ☆☆☆☆★ 映画オタクの主人公が白血病になった同級生と友情を育み、成長していく青春映画。よくある恋愛パターンに陥らず、あくまで主人公の内面の成長をクローズアップしているところが良い。悲しくも粋な演出がジワジワと心に効いてくる良作。
**************** 2017/02/01 大阪ステーションシネマ 『ドクター・ストレンジ』 ☆☆☆☆★ 魔術を操って、敵を倒していく「アベンジャーズ」シリーズでは異色のヒーロー映画。主人公はB・カンバーバッチしか考えられないくらい役に合っていた。 ****************
*2017/02/01 『MYTHICA ミシカ クエスト・フォー・ヒーローズ』 ☆★★★★ 3部作構成のファンタジー映画だが、安っぽいCGや意外性のない物語の展開にうんざりさせられた。私がこの映画の続編を見ることはない。
2017/02/09 『火の山のマリア』 ☆☆☆★★ グアテマラの過酷な環境下を生きていくマヤ族の女性を描いたヒューマンドラマ。社会問題も交えた映画なので、全体的に暗い作品。
2017/02/14 『ロパートキナ 孤高の白鳥』 ☆☆☆★★ 世界三大バレエ団・マリインスキーバレエ団のプリンシパルを務めるU・ロパートキナのドキュメンタリー映画。バレエ好きにオススメしたい一作。
**************** 2017/02/15 大阪ステーションシネマ 『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』 ☆☆☆☆★ 「もし、ティム・バートンが『X-MEN』を手がけていたら」を形にしたようなミステリアスなファンタジー映画。個性豊かな脇役に対し、主人公の陰が薄いのが欠点。濃厚なバートンワールドが展開されているので、好き嫌いが分かれる。 ****************
*2017/02/16 『オートマタ』 ☆☆★★★ A・バンデラス主演の近未来SF映画。予想外な展開はあるが、そこに行き着くまでに退屈してしまう可能性が高い。これを見るくらいなら、『アイロボット』を見た方がいいかもしれない。
2017/02/19 『サウルの息子』 ☆☆☆☆★ カンヌ映画祭グランプリ、米アカデミー賞外国語映画賞を獲得したホロコースト映画。ホロコーストを題材にした作品の中で、1番圧迫感、残酷さが際立つ衝撃作。万人受けはしないが一度は見て欲しい良作。
*2017/02/20 『サヨナラの代わりに』 ☆☆☆☆★ 難病ALSに冒された女性の苦悩とそれを支える女学生の友情にスポットを当てたヒューマンドラマ。難病の女性を演じたH・スワンクの演技はとても素晴らしく、メッセージ性の強い良作。
*2017/02/21 『マクベス(2015年版)』 ☆☆☆★★ シェイクスピアの四大悲劇の一つを『マクベス』を映画化。俳優陣は熱演しているものの、ストーリー自体は淡々とした展開で、文学に興味がない人は寝落ちしそうな作品。
『アリスのままで』 ☆☆☆☆★ 若年性アルツハイマー病を発症した主人公が家族の介護もむなしく、記憶をなくしていく日々を綴った物語。最後のワンシーンで、主人公が呟く一言に涙した。
*2017/02/22 『ダラス・バイヤーズクラブ』 ☆☆☆☆☆ エイズに感染し、余命30日を告げられた主人公の実録ドラマ。かなり自己中だけど嫌いになれない主人公をM・マコノヒーが体を張って熱演している。トランスジェンダーの役を演じたJ・レトの演技も素晴らしい。何故、もっと早くに見ておかなかったのだろうと後悔するくらい良作!
2017/02/24 『ヒメアノール』 ☆☆☆☆★ 人気コミックの実写化。V6・森田剛が演じるサイコパス役がとても良い。最後は意外な終わり方をして、想定外だった。全体的に暗く後味悪い映画なので、明るい映画を希望している方は見てはいけない。でも、見る価値はある一作。
**************** 2017/02/25 TOHOシネマズ梅田 『LA LA LAND』 ☆☆☆☆☆ 本年度の米アカデミー賞で6部門受賞したハリウッド・ミュージカル映画。まさに映画館で見てほしい作品。過去のミュージカル作品へのオマージュが至る所に散りばめられ、とても美しい。そして、この映画で流れる楽曲は秀逸!思わずステップを踏みたくなる気分にさせてもらえる。私の2017年のBEST MOVIEの1つである。 ****************
*2017/02/27 『花宵道中』 ☆☆★★★ ベストセラー小説の映画化。花魁と青年の許されぬ恋模様を描いているのだが、R15指定映画でいいのか?と思えるくらい、濡れ場のシーンが長い。安達祐美の体当たりな演技はいいが、幼い風貌故に色気があまり感じられないのが残念。
*2017/03/05 『アーロと少年』 ☆☆★★★ ピクサーアニメーション作品。恐竜と少年との成長物語なのだが、ピクサーの技術力の高さに反して、物語自体が実に無難。今まで見たピクサー作品の中で一番退屈になってしまったのが残念。
*2017/03/14 『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』 ☆☆☆★★ M・フリーマンとD・キートンの初共演作。ある老夫婦が新婚時代から暮らしているアパートを売ろうとする話なのだが、夫婦の若かりし頃の回想シーンがあるので、とても温かみのある作品に仕上がっている。
**************** 2017/03/15 大阪ステーションシネマ 『モアナと伝説の海(吹替え版)』 ☆☆☆☆★ 南の島と大海原を舞台にし���ディズニー映画。恋愛要素がないプリンセスものに好感が持てた。海やキャラクターの髪の毛、動くタトゥーの描き方は技術力の賜物だと思う。劇中、某映画へのオマージュがあって、個人的に楽しめるシーンが多かった。 ****************
**************** 2017/03/22 大阪ステーションシネマ 『SING(字幕版)』 ☆☆☆☆★ 『ミニオンズ』などを手掛けたイルミネーション・スタジオの長編アニメ映画。歌唱力抜群の俳優陣をキャスティングしているので、歌唱シーンは文句なし。ストーリーは王道だけど、退屈させられることはなかった。劇中で流れる曲を知っている数が多いほど、楽しめるエンタメ映画。 ****************
2017/03/26 『スレイヤーズ・クロニクル』 ☆☆★★★ 特殊能力を与えられた青少年たちの戦いを描いたアクション映画。全体的に何もかも中途半端で、まとまりが感じられない。若手俳優さんの演技が悪くなかった分、脚本で大損しているように思える。
*2017/03/27 『アウトレイジ ビヨンド』 ☆☆☆★★ 北野武監督の任侠映画第2弾。前作「アウトレンジ」の続編なので、前作を鑑賞した上で観るべき映画。ヤクザ同士の抗争シーンなどバイオレンスなシーンは健在で、ヤクザ映画が好きな人にはたまらないと思う。最後の締め方はスッキリした。
『at Home アットホーム』 ☆☆☆★★ 暗い過去を持つ5人が、一つの「家族」となり、その日常を守るために奮闘する物語。両親、長男が犯罪で生計を立てている設定が面白い。ただ、この作品は映画で2時間にまとめるより、ドラマ化して45分×10話で描いた方がもっといい作品になれたと思う。
全29作品 ============
振り返ってみると、なかなか充実した映画の時間を過ごせたと思う。中には「なぜ私はこの映画を録画しようと思ったのか。」と思ってしまう駄作や嗜好に合わない作品もあった。しかし、それも含めて映画の楽しみかな、と私は思う。ちなみに上記にあげた作品で見てほしい3本をあげるなら、『ダラス・バイヤーズクラブ』、『ぼくとアールと彼女のさよなら』、『LA LA LAND』をお薦めしたい。
来月から映画館では、今年の米アカデミー賞にノミネートされた作品や、大ヒット漫画の実写化作品が次々公開されていく。時間があれば、劇場に行き、のんびりと映画を楽しみたい。
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