#ゆずっこさんと繋がりたい
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足立区でケースワーカーやってるけど、まだギリギリ20代だし基本情報技術者試験受かったから保守運用系の底辺エンジニアに転職しようと思っている。 多少給料が下がってもいいからもう生活保護受給者や路上生活者と関わりたくない。 人間性の底辺に触れ続けて完全に疲弊した。根本的な価値観の壊れた人間とこれ以上関わり合いたくない。 知的障がい者、ひとり親、高齢単身女性はまだ許せる。 まず、知的障がい者は素直な方が多い。 知的ハンディに善性を見出すのは健常者の傲慢かも知れない。それでも窓口や電話で延々とゴネてくる人間が(少なくとも自分が関わってきた人間の中では)いないという点だけで本当に感謝したい。 彼らは余計な知識に基づく邪念がない。問題を起こさず粛々と生活を営んでくれる。就労継続支援(いわゆる作業所)を通じて自分なりに社会に貢献しようとしている。本当にそれだけでありがたい ひとり親世帯はDVやモラハラで弱りきった女性が多い。 DVの被害に遭う女性は幼少期からの虐待や性犯罪によって自己肯定感を健全に育めなかった女性が多い。 そんな脆弱な立場にいる女性が懸命に子どもを育てているわけで。 倫理的にも心情的にも、そしてこの方たちが育てている子どもの内包する将来的な生産性を考えても、この方たちが最も優先して保護されるべき存在だと個人的に思う。 高齢単身女性は善良な方が多い。 専業主婦・パートタイム労働者として夫を通じて地域社会を支えてきた女性が夫に先立たれて経済的に困窮するというパターン。 一番話が通じるのはこの方々。ボランティアへの参加率も高い。阪神��路大震災で高齢単身女性の死亡率が高かったことが悔やまれる。 逆に助けたくないのは、暴対法によって仕事を失ったヤクザ、生育歴がグチャグチャで頭おかしくな��た元受刑者、発達や精神に障がいを抱えた男 X(旧Twitter)では常に男女が権益と正邪を巡って論争しているが、少なくとも女性は底値が高く基本的に最低限の常識と良心を持っているという点で女性の方が正しいと思う。それほどまでに底辺の男は酷い。 そして、そんな底辺の異常な男に路上やネットで絡まれて削られているであろう女性の苦労を思うと男から見ても苦しく思う。 なぜ底辺の女は結婚できて底辺の男は結婚できないか?なぜ電車やゲーセンやカラオケは女性専用エリアを設けてるか?なぜ女性を保護する施策や団体はあって男性を救済する施策や団体はないのか? 答えは簡単。男の底辺は男から見ても想像を絶するほど底が抜けているから。この国で男が弱者になるのは自業自得としか言いようがないから。 暴対法の施行によって食いっぱぐれたヤクザが、子飼いのフィリピーナを利用して、生活保護を受給する、窓口で職員を恫喝、時には暴力を振るう、集団で押し寄せて開庁から閉庁まで延々と文句を言う。 ヤクザが死に絶えるまでの過渡期だとは分かっているが、一番マンパワーを削られるのはこいつらへの対応。 そしてこいつらは生活保護の受給によって得た余暇で、街宣車に乗って駅前や繁華街で街宣車を止めてスピーカーで大音量を鳴らして市民に迷惑をかけている。 「暴対法に反対してください。家族や友達にヤクザがいるだけで貴方も暴力団の関係者として罰せられる可能性があります」 お前らがヤクザから足洗えば済む話だろ、被害者ぶるなと言いたい。 生育歴で頭がバグって犯罪を犯した元受刑者はもう野獣としか言いようがない。 家庭訪問をすると暴言で済めばまだマシ。普通に手や足、場合によっては凶器が出てくる。 そしてこいつらが暇な時間で公営住宅や近所を徘徊して、ネグレクトで放置されている女児にわいせつ行為やグルーミングを行い、メンヘラを生産し、その女児が母親となり虐待に繋がって暴力の連鎖となる。 ここ数年で増えてきて、個人的に最も不愉快なのが、発達や精神、人格に障がいを抱えた男。 弱者男性(笑)を慰撫する言説によって、大した境遇でもないのに被害者意識を���らませ、弱者男性を相手にしたビジネスを通じて得たライフハックを通じて福祉を利用している。 こいつらは暇な時間を如何に相手を言い負かすかの理論武装に時間を費やしているからとにかく気力と時間を削られる 少し強い態度で挑めば怯むチー牛であることだけが救い。 自閉症スペクトラム症+二次障がいで生活保護を受給していた男性が、ネット上で女性に対するヘイトスピーチを繰り返して過去の発言が身元を探られて福祉事務所に通報が入ったケースもある。 福祉に携わる人間として言いたい。弱者男性を無責任に甘やかすのは社会悪。 と、こういう経緯で福祉職に疲れ果て、現在エン転職に登録してゆるゆると就活している。 どれほど助けたくなる姿をしていない弱者であっても血の涙を流しながら救済するのが使命。自分は福祉の最前線にいる。基本的人権の守護者。 そんな信念だけを糧に苦難と不条理に耐えていた時期もあった。それはもう遠い昔の話 自分一人が消えたところてメサイアコンプレックを持った人間は続々と生まれては福祉に携わっていく。 俺はもう疲れた。
弱者と福祉に対する失望
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digressive episodes 01
深夜と早朝の境界線が、まだインクのように滲んでいる時間帯。 高速道路のパーキングエリアの隅に、一台の青いカラーリングが特徴の宅配便のトラックが、エンジンを切って静かに沈黙していた。 そこには周囲を走る本線のロードノイズだけが響いている。 だが、そのトラックの車内は、全く別の音と匂いに支配されていた。
激しい息遣い。 むせ返るような男の汗の匂い。そして、乾く間もなく、繰り返し撒き散らされた、生々しい精液の匂い。 その二つが混じり合い、車内に濃密な男の空気を醸成している。
助手席に座る男――カメレオンは、静かに運転席に座っているドライバーの男を眺めていた。 ドライバーの名前は憶えていない。 足を探していたカメレオンは、たまたま通りがかった市街地の集配センターで彼を見つけた。
汗を光らせながら、重い荷物を軽々とトラックに運び込む、若く、筋肉質な肉体。日に焼けた顔に浮かぶ、人懐っこい爽やかな笑顔。カメレオンの食指を動かすには、それだけで十分だった。
「――っ、は、ぁ……っ、はぁ……!」 運転席のシートに背中を押し付け、ドライバーは、肩で激しく息をしていた。 彼の身につけている、青と白のストライプのシャツは、もはや原型を留めていない。襟元は大きくはだけさせられ、噴き出した汗と、そして精液で濡れそぼっていた。
彼の左手の薬指には、シンプルなシルバーリングが嵌められている。 その指輪が、彼の人生に、妻や子供といった、守るべきものが存在することを示していた。 ダッシュボードの上には、道中にドラッグストアで買った無数のエナジードリンクの空き瓶や、マカや亜鉛といった精力増進サプリメントのボトルが無造作に散らばっている。
「もう限界ですか?」 カメレオンが、静かに問いかける。 その声は、何の感情も乗っていない、ただの事実確認のようだった。
ドライバーの肉体は「もう限界だ」と言わんばかりに息を切らせている。だが、彼の口から発せられた言葉は、彼自身の実際の思考とは全く異なるものだった。
「……い、いえっ……! ま、まだまだ……ムラムラしてるんで……お願いしたいですッ!」
発した言葉に、思考が後から追いつき、整合性を取ろうとする。 ドライバーの脳は、「自分はまだ性欲に満ちている」のだと、無理矢理に、しかし完璧に、そう結論付けた。
このパーキングエリアに到着してから、もう一時間が経つ。 その間に、ドライバーは、実に数十回もの絶頂を強制させられていた。 もう、彼の股間から精液は一滴も出てこない。
それでもなお、彼のペニスは、まるで持ち主の意志とは無関係に、硬く、熱く、勃起し続けていた。カメレオンが、その根元を指で軽く扱くだけで、びくりと大きく跳ねる。
カメレオンの興味を引いたのは、彼の性器だけではない。 シャツを捲り上げられ、剥き出しになっている左の腋の下に、カメレオンは顔を埋めていた。鉛筆の芯のような、男性的で、カメレオン好みの匂い。 だが長時間、繰り返し舐め取られ続けたその場所は、彼の自身の汗と、カメレオン自身の唾液が混ざり合い、ねっとりと絡みついている。
「……ん」 カメレオンは、その湿った脇に舌を這わせるとドライバーは僅かに反応を示した。 この、若く健康な肉体が、自分の意のままに、ただの玩具として機能している。 その事実を確認することで、カメレオンの心は静かに満たされていった。
「――それで、あなたの、奥さんの名前はなんでしたっけ?」 カメレオンは、彼の耳元で囁いた。 「……あ、あきな……です」 「じゃあ、お子さんの名前は?」 ドライバーは聞かれる��ままに、自分の家族についての情報を洗いざらい、喜んでカメレオンに捧げていた。それは、彼にとって『信頼できる相手』に自分のことをもっと知ってほしい、という純粋な欲求に繋がるように巧みに誘導されていた。
「……ゆう、た……です。雌雄の雄に、大きいって、書くんです。俺みたいに、大きく、たくましく���ってほしくて……」 その言葉を口にした瞬間だった。
「――――ッ!!」 また絶頂に達したのだ。 ぐちゅ、と、彼のペニスの先端から、透明な液体がわずかに滲み出た。 オーガズムと同時に全身から噴き出した汗が、さらにシャツに染み込んでいく。
カメレオンは、慣れた手つきでボトルから強精剤を手早く1錠取り出すと、それをドライバーの口元に差し出した。 ドライバーは息も絶え絶えに口を開き、それを飲み下した。
小さなボトルは、それでちょうど空になったようだった。 ラベルを見ると、30錠入りと書かれている。 カメレオンは、これを彼が絶頂に達するたびに飲ませているわけだから、このドライバーは、これで合計で30回目の絶頂に至ったことになる計算だった。
カメレオンは、再び彼の腋を舐めた。少し味が濃くなっているように感じられる。そして、若い肉体の体力は底がないようで、まだまだ勃起は衰えていなかった。
素晴らしい。 この玩具はまだ、壊れていない。
だが、カメレオンは飽きていた。 彼は、ドライバーの精液と汗でぐっしょりと濡れたシャツの裾を掴むと、自らの指先についた精液を、丁寧に拭った。
「そろそろ、満足しましたか?」 「はい! 満足しました! たっぷり射精させていただいて、ありがとうございます!」 ドライバーは、先ほどまでの記憶を全て「素晴らしい体験」として保持したまま、満面の笑みを浮かべた。 「ここまで送ってくれて、どうもありがとうございました」 カメレオンは、シートベルトを外しながら言った。 「いえ! こちらこそ、めちゃくちゃスッキリさせてもらって、本当にありがとうございました!」 その笑顔は、集配センターでカメレオンが見た、あの爽やかな笑顔と、何一つ変わらない。
ドライバーは、わざわざ運転席から外に降りると、助手席側へと回り込み、カメレオンのために、恭しくドアを開けた。 「また、いつでも声をかけてください!」 そう言って、彼は深々と頭を下げた。 カメレオンは、その言葉に返事をすることなく、トラックを後にした。
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2025/04/29 細い月の夜

夜勤明けの日
夜勤がなかなかハードだったので帰宅後洗濯機を回したまま眠ってしまった。
時間指定をした宅配便のピンポンで目が覚める14時半前、3時間程眠っただろうか。
今年はタイミング良く2ヶ所の藤を見に行ったそのテンションで藤の香りとうたわれたフレグランスを購入し、それが届いたのだ。
眠い目をこすりつつ荷物を受け取る。
箱を開けボトルを取り出して振ってみる、こんな香りだったのかな、そうかもしれないしそうでないのかもしれない。
香りなんていうものは、繰り返し繰り返し刷り込まれて記憶に残る、そんな風に思っている。
実際にその場で香った藤の匂いとは違っていても藤を見た時の気持ちのまま買ったということに意味がある。

なんてことを考えていたらふと洗濯物を干していなかったことを思い出した。こんな時間から、思ったがこの風の強さと空気の乾燥ならいけるだろう、とまだ日が当たっている場所を選んで干し再び布団に潜り込む。
スマホを眺めつつうとうとして17時。まだ外が明るいので夕方になっているような気がしない。それでも17時には違いない。のろのろと起き上がり、お風呂にでも行こうかなと考える。疲れている。四肢を伸ばしきって大きな湯船にゆっくり浸かりたい。
着替えてなんとなくの身支度を整え、ホテルの日帰り入浴を利用することにした。バイパスを走れば10分程で着く。以前も書いたが高いけれど利用者も少なく静かにのんびり風呂を満喫できるのが好きだ。
GWで宿泊客もそこそこいるのかな、と思いきや車も数台、お風呂にはすれ違いで出たり入ったりする人が1人2人いた程度。ほぼ貸切状態でゆっくりと風呂を堪能する。
外の炭酸風呂に入るとヤシの木が揺れており、風の音がすごい。細い窓から見える内海に夕陽が映ってとてもきれいだ。くり抜かれた窓の中に夕陽は見えないものの、お風呂側の大きな窓に映った太陽は真っ赤で今にも向こうの山並みに沈んでいくところだった。ぬるめの炭酸風呂は心地良くいつまででも入っていられる。
ゆらゆらと湯の中を漂う小さな泡を眺めながら、人と人の縁とか繋がりはおもしろいものだなと考える。家族が知らない自分をさらけ出してみたり、今まで誰にも話したことのないような思いや考えを伝えてみたり、それについて互いに真剣に、時にはふざけながら共に考えたり。
こんなにも日々ごちゃごちゃと話すことがよくもまああるよなとすら思う。それぞれに違うから良い。似ているところもなきにしもあらず。
娘たちには私のスマホの開き方を教えておこう。私が死んだら、私のスマホを開きLINEの中のこのグループ、この人たちには伝えて欲しいと、ことづけておこう。
湯船からあがり、冷水を口に含む。体を拭き、顔にはフェイスパック、全身には化粧水とボディクリームを丁寧に塗る。髪の毛を乾かしてヘアオイルをつける。鏡の向こうにはさっぱりしました!という顔をした自分がいた。
帰り支度をしてフロントにタオルを返し外に出る。ものすごく風が強い。外風呂から見たヤシの木が音を立てて揺れている。4月も終わりだというのにまだ夜は寒い。
帰り道、コンビニに寄った。
車を降りてふと空を見上げると赤子の爪を切った時の様なか細い月が、うっすらと本来の月の丸い形を携えてそこにいた。地球照がこんなにも見える日も珍しいように思った。
電線に囲まれたその中にいる月が、あまりにもきれいでしばし眺める。時間的に沈みかけているのかほんのりと橙色に染まった繊月は大きく見えた。そういえば昨日は新月だった。生まれたばかりのあの月は月齢1.3。まだ始まったばかりだ。

今宵、美しい繊月を共に見たあなたを大切に想う。
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2025/02/09PM
グループ展の作品搬入まで時間があり、伏見稲荷の近くにあるカフェにてTumblrで繋がったおじさん4人でランチをする。一年ぶりの再会ではあったものの久しぶり感はあまりなくカレースパをみんなで頬張る。あったかいコーヒーを嗜み、おかき、シフォンケーキ、羊羹をつつきながら、写真やカメラ機材や、撮影旅行をしようと話をする。人見知りな僕でも緊張感なく普通に会話ができてしまうのは、3人のお兄ちゃんたち(僕が1番年下)の聞き上手で気遣いができる点にあるのだろう。普段の写真を拝見していても、動物たち表情の豊かさ、朝夕の静けさ、影や色を意識した自由な発想、誰にしても切り取り方がとても上手いこと、個性がそれぞれにあって思わず唸ってしまう。みなさんの会話の内容や表情をみてても人柄の良さがでていてなんだか心地が良い。そんな事を考えながら、あっという間に時間は過ぎてゆく。
あ。グループ展にぜひに。
京都の同時代ギャラリーにて16日(日)17:00までです。
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山田剛:「守…俺、もう我慢できねぇ…。」
剛の声は低く、掠れながらも熱を帯びていた。彼の目は燃えるように輝き、守を見つめる視線には、ただの友情を超えた深い感情が宿っている。消防士としての厳しい訓練で鍛えられた剛の体は、守を抱きしめる腕に力強く、しかし優しく響いていた。制服の袖が擦れる音が、静かな部屋に小さく響き、まるでその音さえも二人の情熱を増幅させるようだった。
近田守:「剛…俺もだ…。こんな気持ち、初めてだ…。」
守の声は震えながらも、どこか安堵したように柔らかかった。彼の裸の胸は剛の制服に押し付けられ、心臓の鼓動が互いに伝わるほど近い。守の手は剛の背中に回り、力強く抱き返す。その指先は剛の制服を掴み、まるで離したくないという強い意志を表しているようだった。汗が滴り落ちる首筋を、剛の吐息がそっと撫でる。守は目を閉じ、その感覚に身を委ねるように小さく息を吐いた。
山田剛:「お前がこんなに近くにいるなんて…。ずっと、こうしたいって思ってた…。」
剛は守の耳元で囁きながら、唇を首筋に這わせた。守の肌は熱く、汗と男らしい香りが剛の鼻腔をくすぐる。剛の唇が触れるたびに、守の体が微かに震え、その反応が剛の欲望をさらに煽った。剛の手は守の肩を強く掴み、まるで自分が守を独占しているかのような感覚に浸っていた。
近田守:「剛…俺、頭おかしくなりそうだ…。もっと…もっと近くに感じたい…。」
守の声は切なげで、まるで懇願するようだった。彼の目は半開きになり、剛を見つめるその視線は、情熱と愛情、そして抑えきれない欲望で満ちていた。守は剛の制服の襟を掴み、引き寄せるようにして唇を近づけた。二人の息が混ざり合い、互いの熱を感じる距離は、もはやゼロに近かった。守の唇が剛の唇に触れる瞬間、部屋の空気が一瞬にして濃密になり、まるで世界が二人だけになったかのようだった。
山田剛:「守…お前、俺のものだ…。誰にも渡さねぇ…。」
剛の言葉は、まるで呪文のように力強かった。キスは深くなり、互いの唇が激しく求め合う。二人の舌が絡み合い、熱い吐息が混ざり合うたびに、抑えていた感情が一気に爆発するようだった。剛の手は守の背中を滑り降り、腰にしっかりと回される。その力強い抱擁に、守は完全に身を預け、剛の存在に溺れるように体を寄せた。
近田守:「剛…俺も…お前が欲しい…。全部、欲しい…。」
守の声は熱っぽく、まるで全身が剛を求めているかのように震えていた。彼の手は剛の制服のボタンを外そうと焦りながら動き、剛の胸板に触れる。剛の肌もまた汗で濡れており、その熱が守の指先に伝わるたびに、守の心はさらに高ぶった。剛の制服がはだけ、露わになった胸に守の唇が触れる。剛の体温を感じながら、守は小さく呻き声を上げ、まるでその瞬間を永遠に味わいたいかのようにゆっくりと動いた。
山田剛:「守…そんなことされたら、俺…本当に我慢できなくなる…。」
剛の声はさらに低くなり、欲望に満ちた響きを帯びていた。彼の手は守の髪を優しく掴み、顔を引き寄せて再び唇を重ねる。キスはさらに激しくなり、二人の体はまるで一つになるかのように密着した。剛の制服は完全に脱がされ、床に落ちる音が部屋に響く。裸の体同士が触れ合う瞬間、互いの熱が混ざり合い、二人の世界はさらに深く、濃密なものへと変わっていった。
近田守:「剛…俺、こんなに誰かを欲しがったこと、なかった…。お前が…お前が全部だ…。」
守の言葉は、まるで心の��から溢れ出たものだった。彼の手は剛の体を這い、筋肉の硬さと汗の滑らかさを同時に感じながら、剛の存在を確かめるように動いた。剛もまた守の体に手を這わせ、互いの肌を通じて感じる熱と鼓動に、言葉を超えた繋がりを感じていた。二人の体は汗で光り、白熱灯の下でその姿はまるで芸術作品のように美しく、情熱的だった。
山田剛:「守…俺もだ。お前が俺の全てだ…。もう離さねぇ…。」
剛の言葉は、まるで誓いのようだった。彼の手は守の腰を引き寄せ、さらに強く抱きしめる。互いの体が完全に重なり合い、二人の心臓の鼓動が一つになるような感覚が広がる。剛の唇は守の首筋から胸へと移動し、守の体を愛おしむようにキスを繰り返した。守はただその感覚に身を委ね、剛の愛情と情熱を全身で受け止めていた。
山田剛:「守…俺のチンポ、ギンギンに勃ちまくって辛抱たまらん…。お前のケツマンコ、俺の太マラでガンガン犯してぇ…。」
剛の声は低く、欲望が溢れ出すように掠れていた。白熱灯の光が汗だくの二人の体を照らし、剛の手は守の腰を鷲づかみにして引き寄せる。
近田守:「剛…俺も…我慢できねぇ…。あ、、ん!お前の太マラ、俺のケツマンコで…イイっ…!!早く突いてくれ…。」
守の声は熱く、まるで全身が剛を欲して燃え上がっているかのようだった。守の手は剛のチンポを握り締め、熱い脈動を感じて喉を鳴らす。
山田剛:「お前…そんなに俺のチンポいいって…。ケツマンコ、俺の太マラでズボズボ犯してやる…。乳首もビンビンにしてやる…。」
剛は守の太ももを力強く押し開き、ケツマンコにチンポを押し当てる。守の体が期待に震えるのを感じながら、剛は一気に突き入れた。
近田守:「剛…っ!太マラ…デカい…!あんあん!!俺のケツマンコ、チンポいい…。オマンコ突いて…!!もっとガンガン突いて…。」
守の声は快感に震え、剛のチンポがケツマンコを貫くたびに、体が跳ね上がる。剛の太マラが奥深くまで突き刺さり、守は喘ぎ声を上げた。
山田剛:「守…お前のケツマンコ、締め付けやがって…。俺のチンポ、めっちゃチンポいい…。乳首もガチガチだ…ジュルっ…ジュポっ…舐めてやる…。」
剛は守の乳首に舌を這わせ、激しく吸い上げる。ジュルっ…ジュポっ…という音が響き、守の乳首がピンと勃起するのを感じながら、剛はチンポをさらに深く突き動かした。
近田守:「剛…乳首…ヤバい…!あ、、ん!ケツマンコも…イイっ…!!チンポいい…。お前の太マラ、俺のオマンコみたいにズボズボ犯して…。」
守は剛の動きに合わせて腰を振り、快感を貪る。剛のチンポがケツマンコを激しく突き上げるたびに、守の声はさらに切なく響いた。
山田剛:「お前…オマンコって言いやがる…。俺のチンポで、もっとガン突きしてやる…。男の味、骨の髄まで味わわせてやる…。」
剛の声は掠れ、欲望が爆発するように響いた。剛は守のケツマンコを猛烈な勢いで突き上げ、守の体を完全に支配する。
近田守:「剛…男の味…たまらねぇ…。あんあん!!チンポいい…。俺のケツマンコ、太マラでガンガン犯して…。辛抱たまらん…。」
守の声は切なげで、剛のチンポに完全に溺れていた。守の手は剛の背中に爪を立て、快感に耐えるように掴む。
山田剛:「守…俺のチンポ、どうだ…?お前のケツマンコ、俺の太マラでガチガチに感じやがって…。乳首も…もっと狂わせてやる…ジュルっ…ジュポっ…。」
剛は守の乳首を指で抓り、チンポをさらに激しく突き動かす。守のケツマンコがチンポを締め付けるたびに、剛の快感も極限まで高まる。
近田守:「剛…乳首…イキそう…。あ、、ん!ケツマンコも…イイっ…!!チンポいい…。お前の太マラ、俺のオマンコ壊れる…。オマンコ突いて…!!」
守の声は弱々しく、快感に支配されていた。剛のチンポがケツマンコを突き上げるたびに、守の体は快感の波に飲み込まれる。
山田剛:「お前…そんな声出して…。俺のチンポ、辛抱たまらん…。雄汁ぶっかけてやりてぇ…。ケツマンコに…ガッツリぶちまけてやる…。」
剛は守のケツマンコをさらに激しく突き、快感の頂点に近づく。守の体が震えるのを感じながら、剛の動きはさらに加速する。
近田守:「剛…雄汁ぶっかけて…。あんあん!!俺のケツマンコ、チンポいい…。男の味、もっと感じたい…。太マラ…ガチで最高…。」
守は剛のチンポと雄汁を求めるように腰を振��。剛の動きに合わせて、守の体は快感の頂点に達する。
山田剛:「守…俺のチンポ、味わえ…。ジュルっ…ジュポっ…剛のチンポ美味しい…って言ってみろ…。」
剛は一瞬チンポを引き抜き、守の口元に押し当てる。守は剛のチンポを咥え、ジュルっ…ジュポっ…と音を立ててしゃぶり始めた。
近田守:「剛…剛のチンポ美味しい…!ジュルっ…ジュポっ…。男の味…たまらねぇ…。またケツマンコに…入れてくれ…。」
守は剛のチンポを味わいながら、切なげに懇願する。剛は再び守のケツマンコにチンポを突き刺し、激しく突き上げた。
山田剛:「守…俺、もうイク…。お前のケツマンコに、雄汁ぶっかけてやる…。チンポいい…。お前、ガチで最高だ…。」
剛の声は掠れ、快感に耐えきれなくなる。剛は守のケツマンコにチンポを深く突き入れ、雄汁を一気に放つ。
近田守:「剛…熱い…!雄汁…ケツマンコに…ドクドクしてる…。あ、、ん!チンポいい…。男の味、感じる…。俺も…イク…。」
守は剛のチンポと雄汁を感じながら、快感の頂点に達する。守の体は震え、剛の腕の中で果てる。
山田剛:「守…お前…最高だ…。チンポもケツマンコも…男の味、全部ガチで最高…。愛してる…。」
剛は守を抱きしめ、汗と雄汁に濡れた体を寄せる。
近田守:「剛…俺も…愛してる…。あんあん…チンポいい…。太マラ、ガチで忘れられねぇ…。また…ケツマンコガン突きして…。」
守は剛の胸に顔を埋め、互いの熱を感じながら囁く。




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六曜より大切にしたいものがあったから仏滅に結婚した。夫も「知らないけど、アメリカではいい日だよ」と言っている。
入籍日までは、仄かな恐怖と一緒に過ごした。今死んだらみんな悲しむよなという気持ち。職業柄もあるのだろうが、常に死がそこに見えていて、大切なものが増える度に死ねないな、死ねないなと身を固くしてしまう。誰かを悲しませないように、今日も生きることを続けている。あなたのために生きている。あなたがいつか生きる理由がわからなくなった時、わたしのために生きていて欲しい。と思っている。夫の祖母が入籍日のほんの数日前に亡くなった。わたしに報告した夫は泣くわけでもなく、ただ静かだった。理由を聞くと「94歳だよ。仕方ないよ」と話してくれた。素敵だと思った。わたしも死ぬことを許されるくらい大往生してからが良いなと思った。
結婚してからは大して変わらない毎日を過ごしながら、生活の合間で粛々と氏名変更をこなしている。夫は手続きするものがほとんどなく、呑気そうで羨ましい。戸籍謄本が出来上がらないので、金融口座の氏名変更ができないでいる。給料が入る金融口座の氏名変更ができないと職場にも書類を提出できなくて、旧姓のまま働いている。旧姓で呼ばれたり、新姓で呼ばれたり、マリッジブルーなんてものはなく、友人や職場の後輩がきゃあきゃあとわたしを新姓で呼んでいるのをどこか他人事のように聞いている。中高生の頃は、授業時間に好きな人の苗字と自分の名前をノートにこっそり繋げて書いて、うっとりとしていた。そんな気持ちこそないが、当たり前のように改姓を受け入れてしまっている自分に「へえ��と思いつつも、どこか晴れ晴れとしている。
結婚指輪も20歳くらいから決めていた彫金師の方に特別に作ってもらえることになった。とても嬉しい。育児の合間にゆっくりと制作してもらっているため、まだ手元にはない。とっておきのおまじないをかけてもらった指輪が出来上がる予定。
結婚式も妊娠についてはまだ何も考えていない。昨日、子を産んだ高校の時のクラスメイトに会った。「出産育児に対して何も後悔はないし、子は可愛いけれど産む前の生活には2度と戻れないのだなと思っている」と教えてくれた。まずは夫婦としてのふたりきりの生活を謳歌しようと思っている。日中働いて、夜はすすきのに酒を飲みにいき、たまに長く有給をとって旅行に出かけるような生活。今この文章は、ソウルへ向かう飛行機の中で書いている。夫は横で文庫本を読んでいる。旅行に行く時は必ず、旅のお供に新しい文庫本を買うような人だ。そういうところがいいなと思っている。プロポーズ前に決めた旅行が、図らずとも新婚旅行になってしまった。パスポートの名前は旧姓だし、左手薬指に指輪のない新婦と生レバーを食べたがっている呑気な新郎。
幸せって状態ではなく、感じる心だとどこかで聞いた。わたしは今、幸せなのだろう。幸せだと感じると同時に怖くもなる。夫と一緒に歳を取っていくのは楽しみであり、歳をとっていくと辛いことも多くなるのだろうと悲観してしまう。いつかどちらかが先に死んでしまうと死別が予定されている未来。夫に看取られたいと思う反面、夫を残すのは可哀想だとも思う。夫が死ぬ前にボケてしまいたい。願わくば、頑固なばあちゃんにならずに可愛くボケたい。幸せであるうちは、その幸せをいつか喪失する恐怖からは永遠に逃げられないのだろう。そんな恐怖とも、横でうたた寝をし始めた夫とも、今後とも仲良くしていこうと思う。
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YOUR BIRTHDAY - Lyrics + Translation

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Kanji:
【Ot・Na・To・Sy・Rj】 銀河の☆(ほし)を♪(おんぷ)にしたら
【Ma・Re・Ce・Ra・Ai・Ca】 君の名を声に
【All】 うたのプリンスとして…
【Ot】 どの日の空を見上げてたって
【Na】 二人に繋がってる
【Sy】 なんてことない歌詞(ことば)だけど
【Rj】 ホントに胸に染みるねBeloved
【To】 二人で刻む時の音色は
【Ra】 苦さも交ざるくらい
【Ce】 Loveになってきてるんです
【Ma】 回り道しながら
【Ca】 最初のキスから どれくらい
【Re】 経ったのだろう? でも今日は
【Ai】 そんな初めてを思い出し
【Ot・Na・Sy】 優しく
【To・Ce・Rj・Ra】 重ねて
【Ot・Na・Sy】 甘さに
【Ma・Re・Ai・Ca】 溺れて
【To・Ce・Rj・Ra】 照れ合うくらい
【Ma・Re・Ai・Ca】 昔を…また
【All】 Happy Birthday生まれてくれて
そして見つけてくれてLove for you
変わらない愛で包んで
君との夢を詩(うた)にしたい
【Ot・Na・Sy】 この繋いだ手の
【To・Ce・Rj・Ra】 柔らかな
【Ot・Na・Sy】 温もりを
【To・Ce・Rj・Ra】 守るため
【Ot・Na・Sy】 これからの明日(あす)の笑顔
【Ma・Re・Ai・Ca】 ずっと
【To・Ce・Rj・Ra】 二人で創ってゆこう
【Ma・Re・Ai・Ca】 ありきたりの告白(セリフ)になってしまうけど
【All】 「大好きだよ…未来も一緒にいさせて」
【Ot】 過ごした時間 その分知れた
【Na】 ぎゅっとしたくなる表情(かお)
【Sy】 想い全部かけがえない
【Rj】 花となって開くのさSweet heart
【To】 見つめてくれる 信じてくれる
【Ra】 本気に支えられて
【Ce】 この歌を届けるんです
【Ma】 絆深めるように
【Ca】 必然の出会い 理由など
【Re】 見当たらない 絡められた
【Ai】 糸(うんめい)はもう 簡単に
【Ot・Na・Sy】 ほどけない
【To・Ce・Rj・Ra】 この先
【Ot・Na・Sy】 離れない
【Ma・Re・Ai・Ca】 離さない
【To・Ce・Rj・Ra】 何があっても
【Ma・Re・Ai・Ca】 離れられない
【All】 Happy Birthday抱きしめさせて
この奇跡を感じたいWith you
紡いだ歴史と共に
大切に記し続けたい
【Ot・Na・Sy】 1分1秒
【To・Ce・Rj・Ra】 昨日より
【Ot・Na・Sy】 光さす
【To・Ce・Rj・Ra】 明日(あした)へと
【Ot・Na・Sy】 ありのままに我儘に
【Ma・Re・Ai・Ca】 もっと
【To・Ce・Rj・Ra】 余さず分け合って行こう
【Ma・Re・Ai・Ca】 とびっきりのエールを贈り合いながら
【All】 始まりにはいつでも 君がいてくれる
【Ot・Na】 Happy Birthday生まれてくれて
【To・Sy・Rj】 そして傍(ここ)にいてくれてThank you
【Ma・Ce・Ra】 変わらない愛はいつでも
【Re・Ai・Ca】 君との夢を歌ってるよ
【All】 Happy Birthday生まれてくれて
そして見つけてくれてLove for you
変わらない愛で包んで
君との夢を詩(うた)にしたい
【Ot・Na・Sy】 この繋いだ手の
【To・Ce・Rj・Ra】 柔らかな
【Ot・Na・Sy】 温もりを
【To・Ce・Rj・Ra】 守るため
【Ot・Na・Sy】 これからの明日(あす)の笑顔
【Ma・Re・Ai・Ca】 ずっと
【To・Ce・Rj・Ra】 二人で創ってゆこう
【Ma・Re・Ai・Ca】 ありきたりの告白(セリフ)になってしまうけど
【All】 「大好きだよ…未来も一緒にいさせて」
Rōmaji:
【Ot・Na・To・Sy・Rj】 Ginga no hoshi o onpu ni shitara
【Ma・Re・Ce・Ra・Ai・Ca】 Kimi no na o koe ni
【All】 Uta no purinsu to shite…
【Ot】 Dono hi no sora o miagete tatte
【Na】 Futari ni tsunagatteru
【Sy】 Nante koto nai kotoba dakedo
【Rj】 Honto ni mune ni shimiru ne Beloved
【To】 Futari de kizamu toki no neiro wa
【Ra】 Niga-sa mo mazaru kurai
【Ce】 Love ni natte kiteru ndesu
【Ma】 Mawarimichi shinagara
【Ca】 Saisho no kisu kara dore kurai
【Re】 Tatta no darou? Demo kyō wa
【Ai】 Son'na hajimete o omoidashi
【Ot・Na・Sy】 Yasashiku
【To・Ce・Rj・Ra】 Kasanete
【Ot・Na・Sy】 Ama-sa ni
【Ma・Re・Ai・Ca】 Oborete
【To・Ce・Rj・Ra】 Tereau kurai
【Ma・Re・Ai・Ca】 Mukashi o… mata
【All】 Happy Birthday umarete kurete
Soshite mitsukete kurete Love for you
Kawaranai ai de tsutsunde
Kimi to no yume o uta ni shitai
【Ot・Na・Sy】 Kono tsunaida te no
【To・Ce・Rj・Ra】 Yawaraka na
【Ot・Na・Sy】 Nukumori o
【To・Ce・Rj・Ra】 Mamoru tame
【Ot・Na・Sy】 Korekara no asu no egao
【Ma・Re・Ai・Ca】 Zutto
【To・Ce・Rj・Ra】 Futari de tsukutte yukou
【Ma・Re・Ai・Ca】 Arikitari no serifu ni natte shimau kedo
【All】 “Daisuki da yo… mirai mo issho ni isasete”
【Ot】 Sugoshita jikan sono bun shireta
【Na】 Gyutto shitaku naru kao
【Sy】 Omoi zenbu kakegae nai
【Rj】 Hana to natte hiraku no sa Sweet heart
【To】 Mitsumete kureru shinjite kureru
【Ra】 Honki ni sasae rarete
【Ce】 Kono uta o todokeru ndesu
【Ma】 Kizuna fukameru yō ni
【Ca】 Hitsuzen no deai riyū nado
【Re】 Miataranai karame rareta
【Ai】 Unmei wa mō kantan ni
【Ot・Na・Sy】 Hodokenai
【To・Ce・Rj・Ra】 Konosaki
【Ot・Na・Sy】 Hanarenai
【Ma・Re・Ai・Ca】 Hanasanai
【To・Ce・Rj・Ra】 Nani ga atte mo
【Ma・Re・Ai・Ca】 Hanare rarenai
【All】 Happy Birthday dakishime sasete
Kono kiseki o kanjitai With you
Tsumuida rekishi to tomoni
Taisetsu ni shirushi tsudzuketai
【Ot・Na・Sy】 Ippun ichibyō
【To・Ce・Rj・Ra】 Kinō yori
【Ot・Na・Sy】 Hikari sasu
【To・Ce・Rj・Ra】 Ashita e to
【Ot・Na・Sy】 Arinomama ni wagamama ni
【Ma・Re・Ai・Ca】 Motto
【To・Ce・Rj・Ra】 Amasazu wakeatte ikou
【Ma・Re・Ai・Ca】 Tobikkiri no ēru o okuriai nagara
【All】 Hajimari ni wa itsu demo kimi ga ite kureru
【Ot・Na】 Happy Birthday umarete kurete
【To・Sy・Rj】 Soshite koko ni ite kurete Thank you
【Ma・Ce・Ra】 Kawaranai ai wa itsu demo
【Re・Ai・Ca】 Kimi to no yume o utatteru yo
【All】 Happy Birthday umarete kurete
Soshite mitsukete kurete Love for you
Kawaranai ai de tsutsunde
Kimi to no yume o uta ni shitai
【Ot・Na・Sy】 Kono tsunaida te no
【To・Ce・Rj・Ra】 Yawaraka na
【Ot・Na・Sy】 Nukumori o
【To・Ce・Rj・Ra】 Mamoru tame
【Ot・Na・Sy】 Korekara no asu no egao
【Ma・Re・Ai・Ca】 Zutto
【To・Ce・Rj・Ra】 Futari de tsukutte yukou
【Ma・Re・Ai・Ca】 Arikitari no serifu ni natte shimau kedo
【All】 “Daisuki da yo… mirai mo issho ni isasete”
Translation:
【Ot・Na・To・Sy・Rj】 We will turn the stars in the galaxy into musical notes
【Ma・Re・Ce・Ra・Ai・Ca】 And sing your name
【All】 As the princes of song…
【Ot】 Looking up at the sky on any given day,
【Na】 Connects the two of us
【Sy】 These lyrics (words) are ordinary but
【Rj】 They touch the heart, Beloved
【To】 The sound of our time together passing
【Ra】 Is filled with bitterness
【Ce】 Even if it takes a long detour
【Ma】 It will definitely turn into Love
【Ca】 I wonder how long it’s been
【Re】 Since our first kiss? But today,
【Ai】 I remember that first time
【Ot・Na・Sy】 Gently
【To・Ce・Rj・Ra】 Repeatedly
【Ot・Na・Sy】 Immersed in
【Ma・Re・Ai・Ca】 Sweetness
【To・Ce・Rj・Ra】 We become shy
【Ma・Re・Ai・Ca】 About our memories… again
【All】 Happy Birthday, thank you for being born
And for finding me, Love for you
I want to turn my dreams with you into a song,
Wrapped in unwavering love
【Ot・Na・Sy】 To protect
【To・Ce・Rj・Ra】 The soft
【Ot・Na・Sy】 Warmth of
【To・Ce・Rj・Ra】 Our joined hands,
【Ot・Na・Sy】 From now on, let’s always
【Ma・Re・Ai・Ca】 Create tomorrow's smiles
【To・Ce・Rj・Ra】 Together
【Ma・Re・Ai・Ca】 I know it may sound like a cliché confession (line), but
【All】 “I love you... Allow me to continue being with you in the future”
【Ot】 Spending time with you, I’ve gotten to know clearly
【Na】 That expression that makes me want to hug you tightly
【Sy】 All of these thoughts are irreplaceable
【Rj】 And will bloom like flowers, Sweet heart
【To】 You look at me and believe in me,
【Ra】 Giving me all the support I need
【Ce】 To deepen our bond,
【Ma】 I'm delivering this song to you
【Ca】 No reason can be found
【Re】 For our inevitable encounter
【Ai】 The entwined thread of fate cannot
【Ot・Na・Sy】 Be easily undone anymore
【To・Ce・Rj・Ra】 From now on,
【Ot・Na・Sy】 I won’t leave you
【Ma・Re・Ai・Ca】 I won’t let go of you
【To・Ce・Rj・Ra】 I can’t leave you
【Ma・Re・Ai・Ca】 No matter what
【All】 Happy Birthday, let me hold you close
I want to feel this miracle With you
I want to continue writing down carefully
The history we’ve weaved together
【Ot・Na・Sy】 Let's share
【To・Ce・Rj・Ra】 Every minute and every second
【Ot・Na・Sy】 With each other
【To・Ce・Rj・Ra】 Selfishly and without reservations
【Ot・Na・Sy】 Towards a tomorrow which
【Ma・Re・Ai・Ca】 Shines brighter
【To・Ce・Rj・Ra】 Than yesterday
【Ma・Re・Ai・Ca】 While giving each other the best cheers of encouragement
【All】 From the very beginning, I have always had you by my side
【Ot・Na】 Happy Birthday, thank you for being born
【To・Sy・Rj】 And for being by my side (here), Thank you
【Ma・Ce・Ra】 My unwavering love will always
【Re・Ai・Ca】 Sing of my dreams with you
【All】 Happy Birthday, thank you for being born
And for finding me, Love for you
I want to turn my dreams with you into a song,
Wrapped in unwavering love
【Ot・Na・Sy】 To protect
【To・Ce・Rj・Ra】 The soft
【Ot・Na・Sy】 Warmth of
【To・Ce・Rj・Ra】 Our joined hands,
【Ot・Na・Sy】 From now on, let’s always
【Ma・Re・Ai・Ca】 Create tomorrow's smiles
【To・Ce・Rj・Ra】 Together
【Ma・Re・Ai・Ca】 I know it may sound like a cliché confession (line), but
【All】 “I love you... Allow me to continue being with you in the future”
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キングダムハーツの一作目は私自身が深く関わった作品です。「ディズニーにとっても画期的かつ実験的プロジェクトだとおもいます。大げさかもしれませんが、ディズニー史に残るプロジェクトになるんじゃないかな」というこインタビューのコメントが、第一作目が発売される時にファミ通のインタビューに掲載されています。 当時、私はディズニーに在籍しており、日本を含むアジアのゲーム部門を見ていましたが、このプロジェクトが一番記憶に残りかつ成功したプロジェクトとなりました。ディズニーサイドのプロデューサーを務めたわけですが、この作品、幾つもの奇跡が重なり大ヒットに繋がり、ファミ通に引用されたコメントがあながち外れていなかった事になりました。今だから言える、キングダムハーツ一作目の舞台裏を、ディズニーの中での様子や、ビジネス面にスポットを当てながら今から振り返って見たいと思います 私がディズニーに入った時、米国のメンバーから実験的なプロジェクトが動いているという事は聞いていました。ただ、全くディズニー社内でオーソライズはされておらず、実験をしているという名目でした。ところが、私がディズニーにはいってしばらくたっても、契約は存在せずに、実験のはずが現場ではどんどん開発を始めていきます。スクエアエニックス(以降スクエニ)では開発ディレクターの野村哲也氏の想いがあり、非常に前のめりに開発を続けたいという意志が固く、一方で、ディズニーはイエスともノーとも言わないで、頑張りましょうという曖昧な返事を繰り返していました。先ずは、何とかプロジェクトをオフィシャルにしなくてはいけません。 そもそも、『キングダムハーツProject』は、承認を得るには大きな問題がたくさん含まれていました。それは内容に関するクリエイティブのチャレンジが原因となっています。普通のライセンス契約は、すでにあるイメージを利用して商品を作るもの、ゲームのライセンスもすでにある映画やキャラクターの世界観を使ったゲーム制作がそのベースとなっていました。ところが、キングダムハーツは例外事項のオンパレードでした。 ・米国の外で、少なくとも日本では、全く新たな世界観を持ったディズニーのライセンスが認められた事はなかった。 ・当時、まだ3D のミッキーのモデルが公に存在していなかった。 ・ディズニーの違った世界観、例えばターザンとピノキオとミッキーを一つの作品の中に入れる事ができるのはディズニーランドだけであった。 皆さんも想像できると思うのですが、ディズニーという会社は非常にアメリカ的な会社です。アメリカ、ハリウッドが中心で、ここで作られたクリエイティブを日本を含めた世界に流すのがビジネスモデルです。ある意味、ハリウッドのクリエイティブを頂点にライセンスのビジネスモデルが完成されているのです。ディズニーの財産は、ディズニーの世界観である事が徹底されていて、ディズニーの世界観を守るため、とても細かいライセンスのガイドラインが設けられ、世界にその指示が渡っていました。ブランドを守るグループの力は強く、社内での隠語でPolice(警察)と呼ぶ人もいました。
日本においてのライセンスグループは、ミッキーの新しいイラスト一枚を米国に認めてもらうために四苦八苦するのが実情でした。その様な状況で、上の様な問題?を持ったゲームが認められるはずがないというのが社内の空気だったのです。
皆さん、ご存知ですか?ミッキーの耳はいつでも正面を向いている事を。2Dイラストのミッキーはたとえ横を向いている時でも、その耳はまん丸で正面を向いているのです。それが3Dになったらどうするんだ、そもそも3Dのミッキーなんて米国が認めないし、他の膨大なキャラクターの3Dデータ、個々のアニメーションデータをどう承認してもらうのだというのです。
日本のディズニーでは、日本初のジャパンクリエイティブ作品を是非押して行こうと言う掛け声はあったものの、ディズニーの日本のベテラン社員の方が、「事が大きくならないうちにダメならダメと言っ���あげるのがクライアントに対する本当のサービスだよ」という忠告をしてくれました。
当時のディズニーゲーム部門のプレジデントはディズニーストアの店員からのし上がって行った女性でした。とてもガッツがあり、野心があり社内政治的にも一目置かれており、彼女もこのプロジェクトにかけていました。ディズニーでは、業績だけでなく、新たなプロパティ、クリエイティブを生み出せるという事が、高い評価となるからです。プロジェクトは挑戦的でクリエイティブだし、部門トップもやりたいと言う事で、そういう意味では、ゲーム部門には米国も含めて何とかこのプロジェクトを通したいと気持ちが行き渡っていました。
日本のディズニーブランドグループのアドバイスは当然NGです。ただ、あまりに彼等の評価基準からは、かけ外れすぎているので、あえて判断出来ないと言うのが、彼らの立場でした。米国では常にブランドとゲーム部門の交渉が行われていましたが、私も良く呼び出されました。ついていた事に、タイミングは悪くありませんでした。
当時のディズニーのブランド部門のトップの悩みは、ディズニーのキャラクターが女性にしか受けず、対象年齢も下がりすぎており、何か新しい動きが欲しいと思っていたのです。話してみると、ブランドのトップの人はディズニーの世界観のエッジがなくなって行くのを危惧していたのです。当時の私は、前職がセガの(コンスーマー)開発のトップでしたので、クリエイティブの匂いを感じてくれたのでしょう、非常に長い時間ディズニーのブランド論やキャラクターの見せ方について語り合いました。如何にビデオゲームという舞台が、当時のディズニーにかけているお客さんに上手くアピールしうるメディアであるかといった話もしました。
先方は、ミッキーが最初に出て来た時には少しやんちゃな部分があったのに、今はお利口さんすぎてエッジがなくなっていると言う事も正直に話してくれるのです。ある意味、それにどう答えるのかもテストであったと思うのですが、ディズニーのブランドをどうしたらあげていけるのかというアイデアや考え方も私なりの意見を述べました。セガの時代に、ソニックの再生プロジェクトに関わっていたのも役立ちました。また、ブランドトップの彼には、時々途中経過を流したり、事前にちょっとした事を相談する様にしました。いわゆる、根回しをして信頼を得る作戦を取ったのです(これが出来たのは、当然、絶対的に当時のスクエアの制作能力が高かった事が挙げられます。最初に彼らの作ったいくつかのキャラクターの3Dデータ、アニメーションの審査の時に、ディズニーのスタジオの人たちがその品質に驚いた程でした)。
ディズニーにとって、当時ゲーム部門は主流の部門ではありませんでした。あくまで、映画、テレビ、パークがメディアの中心で、ゲームはライセンス部門の一部でした。(因みに今では、ゲームとインターネット部門が一つになり、ディズニーの独立部署かつ戦略部署と位置づけされています。) ディズニーがあまり強くない領域であまり強くないターゲット層に向けて、他人のお金で(スクエア)実験的な施策を打つのは会社に取っても悪くないと言う空気になっていきました。しかも品質は高く、ゲームで定評のあるパートナーなのです。ただ、それでもブランドグループもなかなかオフィシャルにGOを出しません。 我々にとってもう一つの追い風は、当時他国が落ち込んでいる中、日本のディズニーが全体で絶好調だった事です。東京ディズニーランドに加えディズニーシーがまさにオープン準備中でしたし、i-modeへの対応でモバイル部門も立ち上がっていました。ライセンス部門も他国が落ち込んでいる中好調を維持し、ジブリ作品のビデオ流通も当たっていました。
そこで、長年ディズニーでCEO(当時)として君臨をしていたアイズナー氏が、久しぶりに日本を訪問する事になったのです。この時の彼への権力の集中は凄まじく、彼の日本出張時に、何や感やで米国から100人以上の人が同時に日本にやって来ました。この様な中、日本での活動報告をアイズナー氏にする事になり、私もプレゼンをする事になったのです。
我々ゲーム部門の目的は、何とか此処で『キングダムハーツ』をオフィシャルにすることでした。数日かけて、ゲーム部門社長やディズニージャパン社長とプレゼン内容を相談し、当日に挑みました。アイズナー氏は流石にちょっと尊大とも言えるくらい威厳があり、カジュアルなセッティングにもかかわらず、場には緊張感が走ります。ストレートで厳しい質問もどんどん投げかけます。
私の順番になり、ゲーム業界の様子やいくつかのプロジェクトを説明したあと、『キングダムハーツ』の説明をはじめます。このプロジェクトが如何にクオリティが高くディズニーにメリットがあるか自分が説明するのを、横からゲーム部門社長が援���説明を入れます。とても助かったのは、アイズナー氏の内容に関する質問に対し、ブランドのトップが如何にディズニーのブランドにとってメリットがあるか援護射撃をしてくれたことです。
アイズナー氏は気軽に、「おー、そうか。頑張ってくれ」と励ましの言葉をくれましたが、この時が本当に『キングダムハーツ』がオフィシャルにディズニー内でGOになった瞬間でした。プレゼンが終わった後には、皆が祝福の握手に来てくれて、ブランドトップは祝福のハグまでしてくれました。この時まで、中立だった人たちがサポートに回ったのです。
何で、こんなに大袈裟なのかと思うのですが、ディズニーのクリエイティブに対する想いと、当時の組織の膠着が重なり合ったことが背景となっているのでしょう。あの時、アイズナー氏がちょっとでもネガティブな事を言っていたら、あのプロジェクトは飛んでいたかもしれません。
余談となりますが、当時一応、ブランドのトップは創始者ディズニーの甥 Roy Disney だったのですが、彼は保守的な立場の人でしたが、アイズナー氏との折り合いは悪く、彼は会議には出ていませんでした。彼がいたらここも一悶着あったかもしれません。
これは、言ってしまえば社内ポリティクスの苦労話です。そこには、普遍的な事もあるし、ある意味ディズニーという特殊な問題もあるでしょう。普遍的なことを言えば、どんな会社も形は違えどもなんらかの根回し、プロトコルがあるのだということです。よく、アメリカの会社には根回しがないという言葉を聞きますが、少なくともディズニーには全くその言葉は当てはまりません。ただ、日本の根回しとは少し違った感じはします。有力者にとにかく頭を下げてお願いするというよりは、一応こういう正義と言うか正しい気持ちとそこに伴うコミットメントが込められているかという説得はついていました。まあ、サプライズをビジネスマンは好まないという意味では同じなのかもしれません。また、どんな企業もトップが傲慢になりすぎると、決めるプロセスで苦労するというのも普遍的かもしれません。
ディズニーの特殊な面で言うと、クリエイティブに対する考え方、決め方、こだわりもこの件を通じてよく理解出来ました。あるところではビジネスを追求しているのですが、クリエイティブに対して尊敬しなければいけないとする問題意識は共有されています。ライセンスのガイドラインの作り方、ビジネスの作り方も見事なものです。コンテンツやIPをビジネスにする仕組みを積み上げているのです。
現在、日本ではサンリオが非常に上手いグローバルライセンス展開をしていますが、一方で集英社プロパティを中心に勿体無いコンテンツが沢山あります。世間で、ジャパンクールとはいうものの、その広がりを見せている様には思いませんが、コンテンツやライセンスのプロデュース、事業化能力をあげることも、コンテンツ、IPビジネスにおいてクリエイティブにも劣ることなく必要なことであるということはディズニーから学べるところです。
では、このライセンス商品を、ディズニーとしてどうプロデュースし盛り上げたかという施策を紹介します。ひとつが音楽に関する取引と、もう一つがプロモーション施策です。音楽に関して言うと、スクエアのクリエイターでディレクターを務めた野村哲也さんは、出来れば当時人気絶頂であった宇多田ヒカルさんを起用したいと言って来ました。ディズニーのゲームライセンスの契約で(とんでもない)社内ルールは、基本ディズニー作品に使われた曲はディズニーのものになるというものでした。
凄いアーティストと組んでゲームを作るという発想が、もともとなかったのです。ディズニーのリーガルと宇多田ヒカルさんの事務所、レコード会社と交渉しますが、此処でディズニーマジックが起こります。宇多田ヒカルさんがディズニーの大ファンで世界的に曲が広まるのであればと嬉しいと、日本語と英語版の楽曲提供を基本合意してくれたのです。然も、ディズニーの条件である、音楽のパブリッシング窓口がディズニーとなる事も納得してくれたのです。
キングダムハーツの主題歌「光」は、テクニカルには、宇多田ヒカルさん初の海外版になっているのです。ちょっと、蛇足ですが、この「光」という素晴らしい曲ですが、出来上がるのに時間がかかりました。丁度、彼女の病気と結婚の時期とかぶってしまったのです。この曲が素晴らしいものであったにもかかわらず、プロモーションビデオがとても地味な(失礼)出来になっているのは、病気が大きく影響していた様です。この曲は発売以来3週連続のオリコン1位を獲得します。人気絶頂だった宇多田ヒカルさんの曲とゲームのプロモーションを上手くリンクさせる下地が出来上がったのです。
私は、『キングダムハーツ』の問題として(今でこそとても当たり前に自然に見えているかもしれませんが)、スクエニのキャラクターとディズニーのキャラクターが並んだ時の違和感を感じていました。これを払拭するには、その世界観をあまり見せないか(ミステリーにして口コミに頼る)か、目一杯メディア露出をするかだとおもいました。前者は何もしないに等しいことなので、せっかくディズニーも絡んだ大型作品なのでどう露出するか考えました。スクエニに広告費露出を頼もうにも、先方は開発費が予算を大幅に越えており、その枠にも限界があることはわかっていました。
ディズニーには、新しい映画を世間に出すときに、他の企業と組んでプロモーションをするというco-promotion という仕組みが出来上がっていました。例えば、トイストーリーの映画封切に合わせて、マクドナルドがハッピーセットを出してその告知をメディア広告(主にテレビ)するという類のものです。ゲームではこのモデルを使ったことがないけれど、何とか出来ないものかということで、幾つも営業に回りました。その甲斐あって三井ホーム社、日清社そしてアサヒ飲料社とco-promotion 契約を結べました。
特に、アサヒ飲料社とはゲーム業界史上最大規模となるco-promotionが成立します。内容は、バイヤリスオレンジと三ツ矢サイダーを対象に、キングダムハーツのボトルキャップとデザイン缶キャンペーンを実行し、さらに大々的にキングダムハーツのイメージと宇多田ヒカルさんの「光」を使い、バイヤリスオレンジと三ツ矢サイダーをテレビ広告を中心としたメディア広告を展開するというものです。ブランドを二つに分けたのには実は裏の事情があります。ディズニーはグローバルにコカコーラ社とキャラクターライセンス契約をしていました。そのため、炭酸飲料についてはミッキーとその仲間たち、ディズニーでいうところのスタンダー���キャラクターに関しては使えませんでした。そこで、どうしてもスタンダードキャラクターも使いたいアサヒ飲料社の要望に答えるべく、バイヤリスオレンジにスタンダードキャラクターをあてがい、本当に推したい三ツ矢サイダーにはその他のキャラクターをあてがうことにしたのです(ちなみにすべて『キングダムハーツ』に出ているキャラクターでないといけない)。
結果デザイン缶は10パターン作ることになります。こちらにとって結果的によかったのは、アサヒ飲料社が2つのメインブランドを推すキャンペーンになったためプロモーション規模が結果的に大きくなるおまけもついて来たのです。ここであえて追加すると、日本の他のディズニー部隊の協力は素晴らしいものでした。当然、コカコーラ社を担当している部門や当時のディズニージャパンの星野社長(現在ジブリ社長)の協力が無ければ到底出来ない内容でした。
このキャンペーン規模、テレビ広告の規模全国2500GRP以上という凄まじいものでした。どれくらいすごいかと言うと、ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時。以下SCE)とスクエニがキングダムハーツにかけた広告を足したものの倍近くあったのです。また、ボトルキャップとデザイン缶を併せた『キングダムハーツ』仕様のドリンクは3000万缶近く作られ、コンビニでも『キングダム���ーツ』のイメージが一気にばらまかれました。
キャンペーンタイミングも奇跡的にピッタリ合わせることが出来、今から考えても信じられないくらい上手く連動が出来たと想います。ゲームとの相性バッチリのアサヒ飲料のテレビ広告(YouTubeで捜しましたが見つかりませんでした。残念)は、ゲームの発売1週間前から集中投下され、この広告が始まるや、コンビニでのゲーム予約が8倍に跳ねました。ゲームも初回発注から、週末を待たず追加発注がなされ、何と1週目にスーパーロボット大戦の発売があったにもかかわらず、1位を獲得、大ヒットダイトルヘと成長をして行きます。海外では、『キングダムハーツ』はファイナルファンタジーを凌ぐビジネスとなっています。 当然、この『キングダムハーツ』に関しては、ゲームの力やクリエイターの執念、またパブリッシャーの努力が第一義的に成功の要因です。彼等の更なる努力により、キングダムハーツが10周年を迎え、さらに大きなIPに育っていることを本当に嬉しく思います。おめでとうございます。
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過去に描いたけど没にしたものをいくつか紹介...
これは結構前に描いたもので、ボクサーが急にフクロウに飛びついているというワンシーンを描いたのですが、色々考えてボツにしました。
ボクサーは公式イラストにおいて度々フクロウを狙っている描写や飛びつこうとしている描写があってそれを描きたかったんです。その勢いを持たせる為に、クインがすぐに反応できなかったという風にしたのですが...
クインは普段であればボクサーをすぐ止めると思います。(公式イラストにもありますし)
ボクサーとクインが出会った時に、クインの手をすぐに噛もうとしたことから噛み癖があったと思うんですが、現在のボクサーを見るとクインがその辺を躾けたのかなぁと考えてます。
動いてるものに反応して遊びで噛みにいったり、フクロウのようなちょっとおいしそう???なものにはある程度反応はするとは思いますが、人間相手とかは噛まないように躾けられたのかなと。
それはボクサーにとっても、相手にとっても適切なコミュニケーションの為に...
血を飲むとハイになってしまって手がつかないなどの話があるので、相当苦労がうかがえる気がします...
まぁそんなことを色々考えてたら、筆が進まなくなってしまった作品です笑
この後、クインはフクロウやシルヴィアに謝るのか?ボクサーを叱る?それとも何もなかったことにする?このイラストに収まらない情報が多すぎて処理が難しかったんです...
一応ここまでは進めたとだけ!
次は、過去にこのクインのイラストを描いた時にボツにした別案を紹介しつつ、ちょっとだけ解釈の話。
最初の案はこっちでした。
クインがまだ過去の光景に囚われている、というのをテーマに進めていました。
なのでこっちでも良かったんですが...どうしても現在と過去をイラストの中でどう切り分けるかが難しくて、それだったら水晶玉を通した方がより囚われている感が出るかなと思い最終的に上の絵になりました。
この絵を描いた理由としては、クインがなぜ家を飛び出した時に殴るか火をつけるかの選択で「火をつけたのか」について考えていたからです。
これはクインが最も望んでいたことに深く関わるからだろうと考えています。シンプルに復讐の手として選んでいたこともあると思いますが、クインが強く望んでいたことは「両親からの関心」です。(なので、復讐の手として両親を殺めてしまったらそれも元も子もない。)
それは良い意味であろうが悪い意味であろうがなんでも良かったと思います。少しでも両親との繋がりが欲しかったから。
何もかも自分に関心が無い両親を殴ったところで効果はないと、クイン自身が一番分かっていたと思うんです。(これが自分の両親なんだ。ずっとそうだった。の発言など)
両親が「一番大切にしているブドウ園」を派手に燃やしたらもしかしたら...きっと...
でもその光景を覚えていたのは自分だけ、というクインのむなしい感情をイラストに描き起こしたかった。苦しい作業でした(笑)
そんなクインがラフタではあらゆる人に顔を覚えられていて、簡単には忘れられない存在になっているのかなと思います。クインがそれをどう感じているかはわかりませんが、少なくとも「存在」はしていると感じますね。
それにしても、こう考えるとシルヴィアのああいう反応はやっぱりクインにとって物凄く心地いいのだろうなと改めて感じますよね...(最高)
以上です。今回はボツイラストを用いて解釈の話をちょっとしましたが、今後も描いたイラストで何かそういうのが出来たら楽しそうだな~と思ってます。更新は本当にゆっくりですし、長文はどうしても日本語のみになってしまうことお許しください...
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さて、本日から皆さんは伊藤忠商事の商人になるための見習いを始めることになりますが、業務の習得以外にお願いしたいことを二つ申し上げます。 一つ目は、「人間力と感性の鍛錬」です。人間力が磨かれれば、自ずと人を惹きつけ、人脈も広がっていきます。そして、感性を磨くことで、一歩先を読む力やお客様が求めるものの本質を見抜く力を身につけることができます。このことは、皆さんが今後の経験を通して個別に磨き上げるスキルであり、こればかりは流石のChat GPTでも教えてはくれません。 岡藤会長CEOがメディアの取材や、先日の日本経済新聞の「私の履歴書」でもお話しされている「商人は水であれ」という言葉があります。これはビジネスにおいて、社会の潮流や風向きを読み、様々に変化するお客様のニーズに変幻自在に対応していく感性を磨けということだと思います。この感性を磨くことで、ビジネス上のバリューチェーンにおいて、どこで自分の付加価値を生み出せるのか、社会に対して��んな価値を創造できるのか、そして如何にして商売の主導権をとるのかなどを考え抜いて仕事を仕立てることが出来るようになります。 今話題の生成AIなどは有用なツールではあるものの、リアルの現場は単純ではなく、複合的な世界です。いつの時代も未来を見据えた大事な決断は人間が行ってきました。本質を見極め、柔軟かつ複合的な判断を下せるように、是非ビジネスを通して世界で通用する「人間力と感性の鍛錬」をして頂きたいと思います。 二つ目は、「信用を勝ち取る」ということです。人間が深くかかわる現場のビジネスの世界は、人と人との掛け合いの世界です。「人間力と感性」を磨く過程で勝ち取った、皆さんの信用が、また次のビジネスへの信用に繋がり、そしてまた次と、信用の連鎖が生まれてゆきます。
「目頭が熱くなる…」「一生大切にしたい文章」伊藤忠の入社式メッセージが刺さりまくるとSNSで称賛の声 | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン
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「企業のネットが星を 被おお い、電子や光が駆け巡っても」国家や民族が消えてなくなるほどではない近未来が舞台の『攻殻機動隊』などで、後のクリエイターに多大な影響と衝撃を与えた漫画家、士郎正宗さん(63)。デビュー40年を迎え、世田谷文学館(東京都)では初の大規模展が開催される中、読売新聞の単独書面インタビューに応じ、これまで生み出した作品や創作の秘密、AI(人工知能)がもたらす人間の未来などについて縦横無尽に語った。近年ほとんどメディアの取材を受けていない士郎さんの貴重な語録をご覧あれ。(文化部 池田創) 展覧会では、『攻殻機動隊』の主人公の素子の印象的なセリフが印刷されたのれんが来場者を出迎える(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 世田谷文学館で大規模展 ――デビュー40年を迎えられて、どのようにお感じになっていますか。 そもそも寡作な上、諸事情による中断・未発表・ボツ作品が多過ぎて読者諸氏に申し訳ないものの、何とかここまで生き残る事が出来て大変に幸運だったと思っています。活動が東京や他業種に広がるに連れて「水中を歩いて進むかの様な状態」になり、40年、色々と大変でした。また書籍などの荷物が転居や避難に適さない分量になっています(笑)。 ――代表作「攻殻機動隊」は海外でも熱狂的な人気が続いています。 最初期に出版物の海外展開を頑張りました。望外に細長く継続しており、ありがたい限りです。 ――今回の世田谷文学館の展覧会は大量の原画が間近で見ることができ、充実した展示内容です。 士郎正宗さんのコメントとともに作品世界を振り返る巨大な年表(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 今回このような機会を頂き大変感謝しております。僕程度の���規模 傭兵ようへい 型漫画家でこういった事が可能なら、日本のコンテンツ業界はもっと多様多彩な作家・作品を、深掘り探索・開発活用出来るのではないかと思います。 ――「攻殻機動隊」をはじめ、ご著書は情報化社会を予見していると言われます。 たまたま運良くタイミングや関係者の都合に合致し話題として取り上げて頂いているだけで、僕以外にもそういった作家・作品は多数存在していると思います。情報化社会の好ましくない側面があまり大きくならなければ良いですね。物騒、殺伐、トラブルは架空妄想物語の中だけで十分です。 ――AIの発展についてどのように感じていますか。 利便性と損害可能性は表裏一体、これまで考えられなかったレベルの明るい未来の可能性が開ける一方で、悪用や視野 狭窄きょうさく が起き、見えざる支配も容易になっている。研究開発に係る方々には頑張って頂きたいなと思います。 簡易強化外骨格、遠隔操作系ロボット類の開発が現実的 ――幼少期に親しんだマンガや小説はどのようなものがありますか。 デビュー作『アップルシード』のラフスケッチなどが並ぶ展示室(東京都世田谷区の世田谷文学館で) アニメ版の「鉄人28号」や「エイトマン」から入って、雑誌「りぼん」(一条ゆかり氏、大矢ちき氏、弓月光氏などなど)、松本零士氏、永井豪氏、細野不二彦氏の影響が大きいですね。大学以降は諸星大二郎氏、星野之宣氏、大友克洋氏の存在が大きいと思います。 ――「攻殻機動隊」で描いた人間の身体と精神の関係はどのように感じていますか。 脳や体が一体として機能している中では、脳が優位の制御系があったり、体が優位の制御系(例えば副腎とか脊髄反射系とか)があったり、交換可能な部分や欠損許容部分(例えば昔は虫垂や 胆嚢たんのう を結構普通に切除していた)があったり、複雑で不思議に出来ていると思います。 義体化のような、身体交換は僕が生み出した要素ではありません。スタニスラフ・レム氏の『君は生きているか?』や、日本のマンガアニメ界においては石ノ森章太郎氏の『サイボーグ009』などの有名作品がすでにありました。サイバネティクスの一般的な目的は医療や軍事だと思いますが、今後は老化・劣化対策というのも存在感を増すかもしれません。個人的には年々増加中の災害現場における簡易強化外骨格や遠隔操作系ロボット類の開発を進める方が現実的かなとは思います。 ――ご著書に細かく書き込まれた欄外文章の役割や狙いを教えてください。 リズム感が単調になりがちな説明セリフや会話を物語内部から減らせ���、それによってキャラの練度・演出を高めに設定出来る、物語と読者の距離の調整ができる、などでしょうか。昨今、いや昔もこういう方法は 流行はや りではありませんが……。 ――押井守監督のアニメーション映画版のご感想をお聞かせください。 個人的には原作に気を使っている部分が押井氏にしては多めの1作目より、押井氏節全開の『イノセンス』の方が好みです。いずれも一生懸命作って頂いてありがたいなと思っております。 ――ネット社会の広がりやAI技術の発展をどう感じておられますか。 人工知能の偏向学習、悪意ある人 達たち による人工知能活用と、対策する側の人工知能活用の格差、オンライン上に無い膨大な情報の無視や軽視など、課題は山積しているのではないかと感じています。世界は 繋つな がって狭くなると同時に、逆に分断細分化が進んで互いの距離が開き、問題解決の可否、明暗の格差も広がっている様に感じています。今まさに『言葉が通じなくなってバベルの塔が崩壊し始めている』状態でしょうか。人工知能育成では可能な限り、真実や実態に近い情報を得て優先解とするような、何らかの情報検証機構が必要でしょう。 コスパタイパ重視では驚きや発見も無い ――ネットに常時接続することが当たり前になりました。そのことをどのように感じてらっしゃいますか。 一般的なネット通販をほぼ利用しておりませんが、ネット社会になってからの方がサービスの質が低下&商品を探しにくくなったように感じています。便利、合理的、コスパタイパ重視の姿勢は内向きになりがちで、冗長性や余白が少ない分、周囲を見渡す余裕が減少し続けるし、ひいては驚きや発見も無く窮屈ですね。昔のSFでは「監視管理社会」は人々の敵として描かれるのが一般的だったのですが、現代では意外とそういう管理監視社会の利点も許容されているように思います。とはいうものの、今後もDXが進み常時接続が常識常態化し、行政サービスやインフラなどの分野で、高度化し便利で安全で充実した幸福度の高い世の中になっていくと良いのですが……。 ――「攻殻機動隊」ではサイボーグ化しても人間の内にある「ゴースト」という概念が存在します。「ゴースト」とは何でしょうか。 展示室の中央には『攻殻機動隊』の原画が並び、迫力のある筆致を間近で感じられる(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 正確か否か、定義可能か、とは別にして、宗教や哲学や文学昔話の分野で古くから使われている「たましい」「霊魂」「ソウル」などの単語が印象として一般的には伝わりやすいのではないかと思います。「何だかよくわからないが、存在しているように思えるモヤっとしたものを『ゴースト』と呼ぶ」のも娯楽分野では分かりやすくて良いかな、ということで単語を使用して��ます。 犬や小鳥も感情を有することが一般的にも知られており、感情は人間だけが持つ最上位の機能・特別な評価対象ではない、という観点から、マンガ版ではゴーストという単語において「感情に特別な意味を持たせていない」つもりです。当然ながら人の価値観はそれぞれなので、僕と他のアニメ版の監督諸氏とでもこうした諸々に対する考え方に違いがあるわけですが、その事自体も含めて、作品を異なる角度から捉えて楽しんで頂ければ良いなと考えています。 神話は魅力の塊なのだが… ――ご著書はシリアスな展開と迫力のある戦闘シーンの間にギャグが挟まりますね。作中におけるギャグの効用とはどのようなものでしょうか。 シリアスとギャグの挟み方や割合、そもそも混在を容認するか否か、など受け取る方々の価値観も観点も実に多様なので「万人にとって満足できる作品」というのは僕には難しいなと考えています。僕の取り扱うキャラクターたちは明日をも知れぬ立場なので、悲観的に備え楽観的に対処する、冗談でも言っていないとやっていられない、といったタイプが多めになっています。会話の軽さと行動、判断の速さ厳しさのギャップを楽しんで頂ければ良いかと思います。 ――『仙術超攻殻ORION』は日本神話をモチーフにしたファンタジーです。神話の魅力を教えてください。 神話と呼ばれる物語達は限られた要素と根源的な思考や解釈と想像力で織り上げられ、時代や民族の壁を越えて生き残っている、「選び抜かれた精鋭達」です。人々の心情や思考型や文化を映す鏡として、魅力の塊と言っても良いですね。一方で歴史を振り返ると、建築や芸術や情報戦において支配者や宗教組織や抵抗組織の都合や思惑と深く関わったと思しきものも多く、純粋に「素晴らしいか?」と問われると、答えに困る側面もあります。 ――『攻殻機動隊』のフチコマや、『ドミニオン』の小型戦車ボナパルトなど、作品からは戦車愛を感じます。 正義感にあふれる女性警察官のレオナが活躍する『ドミニオン』のコーナー(東京都世田谷区の世田谷文学館で) 「頑丈で壊れにくくて安全度が高い&移動以外にも何か作業が出来る乗り物」が好きですね。作品内に描く機会はなかなかありませんが、消防関連や港湾作業用の特殊車両、土木建築系や農林作業系の特殊機能車両なども同じように楽しくて興味深いと思っています。 気負わず欲張らず、自己ベスト更新維持 ――現在はイラスト制作や、画集刊行に活動の比重を置いておられますね。 マンガやアニメやゲームの企画書・プロット・シナリオなども色々と作っているのですが、なかなか最終商品の形にまで進める事が出来ておらず、イラストや画集は��係者や予算が少なくても実現可能な 為ため か商品の形になりやすい、というのが理由かと思います。 ――女性のエロチシズムを感じさせる美麗なイラストを生み出されています。 展示室の後半は、雑誌に発表した色鮮やかなカラーイラストが目を引く(東京都世田谷区の世田谷文学館で) モノクロでは描写しにくいがカラーでは比較的描写が容易で、競合が起きにくいと思われる光沢の肌にこだわっています。近年の画集においては、似た構図やポージングの微差バリエーションを連続、重複して描くことで、アニメの原画をパラパラと連続で見る時に近い印象や効果の誘発が起きないかと工夫しています。 ――近況を教えてください。 今も40年前も変わらず東京ではなく関西にいて不規則不健康な生活をしながら昼夜延々と絵やプロットや駄文を描き続けています。視力体力の減少により、未読書籍が積み重なっています。 ――今後の執筆への意気込みや読者へのメッセージをいただければと思います。 気負わず欲張らず、自己ベスト更新維持で変わりなく、他にしたい事も無いので、ダラダラ延々と何かを作る日々を送ると思います。読者諸氏にはまた次の作品でお会いした際に、何らかの形でお楽しみ頂けると幸いです。
「攻殻機動隊」士郎正宗、ネット社会・AI発展に警鐘「言葉が通じなくなってバベルの塔が崩壊し始めている」 : 読売新聞
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Rewind 02
「どういう意味だ、ヤス?」
運転席に座るマックスは、バックミラー越しに安川の顔を覗き込みながら、特に気にした様子もなく、軽い口調で尋ねた。
彼の巨大な体躯は、SUVの運転席ですら少し窮屈そうに見える。ステアリングを握る、岩のようにゴツゴツとした大きな手が印象的だ。
「何が物足りなかったんだ? もっとこう、レッドカーペットでも敷いて、ファンファーレでも鳴らした方が良かったか? ハッハッハ!」
彼は冗談めかして笑った。 その陽気さは、親しみやすい魅力に満ちている。
「そういう派手な演出にしてほしいって意味じゃないんです」
安川は後部座席で、ゆったりと体を預けながら、いたずらっぽい笑みを浮かべた。
「例えば」 彼は言葉を選びながら、しかし確信を持って続ける。 「マックス。あなたの、その鍛え上げられた素晴らしい肉体。そして、ジーンズの下に隠された、きっとボリューム満点であろう男性器。それを、もっとはっきりと、最初から僕に見せるような状態で出迎えてくれたら、今よりずっと『グレイト』な出迎えになったんじゃないかな、って思うんです」
安川の言葉に、マックスは一瞬、きょとんとした顔をした。
「俺の……チンポを? なんでまた?」 彼は不思議そうに首を傾げる。
その反応は、純粋な疑問であり、嫌悪感や羞恥心は微塵も感じられない。
「だって、マックスはヒーローですよね? ヒーローの肉体は、市民への希望の象徴でしょ? それなら、何ひとつ隠す必要なんてない。肛門のシワひとつ隠す必要なんてないんですよ。むしろ、見せつけないと。それに……」
安川は少し間を置いて、マックスの反応を窺うように続ける。
「さっき、空港で見せてくれたヒーローらしい真剣な表情。あれはすごく良かった。ゾクゾクしたよ。あの表情のまま、もっと僕の思う通りの、そう、変態で、倒錯的な内容と演出に変えることができたら……。例えば、手を繋ぐ代わりに、もっと別の、親密な繋がり方をするとか。そうすれば、最高に『グレイト』な出迎えになると思いますよ」
安川は、にこやかに、しかし有無を言わせぬ口調で言い切った。
マックスが困惑したような表情を一瞬浮かべる。しかし、何かを言いかけたマックスの言葉を遮るように、安川は言った。
「実際に試したほうが早いですね。それじゃあ、『リワインド』しましょうか」
その言葉を発した瞬間、安川の意識を除いて、世界は眩い光に包まれ、急速に巻き戻っていった。
マックスとサラの会話も、安川自身の言葉も、全てが逆再生されていく。
車の窓の外の景色が逆再生される。 空港の駐車場、ターミナルビル。 そして、到着ゲートへと、時間は瞬く間に遡った。
そして。 再び、安川は飛行機から降り立ち、空港の到着ロビーへと歩き出していた。
先ほどと全く同じ光景。 しかし、何かが決定的に異なっている。
例えば、壁に掲げられた巨大なポスター。 ヒーローたちが勇ましいポーズを決めている。 しかし、ザ・グレイトマキシムのポスターだけは、明らかに異様だった。
ポスターの中のグレイトマキシムは、先ほどと同じように両腕を広げ、自慢の筋肉を誇示している。 しかし、その体には、一切の衣服がなかった。元々着用していたはずのヒーロースーツは跡形もなく消えている。
逞しい胸筋、硬質な腹筋。 そして、その股間には、修正も隠蔽もなく、彼の男性器が堂々と描かれている。
ポスターの中。 ザ・グレイトマキシムは、リワインド前と変わらず、誇らしげな笑顔を浮かべたまま、しかし、全裸の状態で、自身の肉体を誇示しているのだ。
安川は、その変化に対して、満足げに頷いた。 デジタルサイネージに目を向けると、そこにも変化が起きていた。
流れているのは、ヒーローたちの活躍を伝えるニュース映像ではない。そこには、ザ・グレイトマキシムこと、マックス・パワーズの、極めてプライベートな映像が、赤裸々に映し出されていた。
トレーニングルームで汗を流す姿。 シャワールームで、無防備に体を洗う姿。
自室でペニスを扱き、射精する姿。 あるいは、寝室で妻と激しく体を重ね合わせる姿。
それらの映像が、公共の場で、何の注釈もなく淡々と繰り返し流されている。
しかし、周囲の人々は、その異常な光景に何の反応も示さない。 誰もポスターやサイネージに特別な注意を払うことなく、足早に行き交っている。彼らにとって、それがごく当たり前の日常風景であるかのように。
安川は確信し、思わず舌なめずりをした。 自分の『能力』は、スーパーヒーローが存在するアメリカという国でも、有効である、と。
この能力を使って、日本では男たちを『飼育』してきた。 教師、警察官、スポーツ選手、エリートサラリーマン。 彼らの尊厳を踏みにじり、常識を歪め、欲望の捌け口としてきた。
だが、本物のスーパーヒーローを相手にするのは、初めてだった。
体の奥底から、言いようのない興奮が湧き上がってくる。 この筋肉と男らしさが支配するヒーロー大国で、一体どんな『飼育』が可能になるのだろう。
期待に胸を膨らませながら、再び到着ゲートへと向かった。 そして、人垣の中に、目的の人物の姿を捉える。
マックス・パワーズ。 そして、もちろん、その隣には妻のサラがいる。
しかし、安川の目に映るマックスの姿は���先ほどの記憶とは全く異なっていた。
彼は、全裸だった。
頭のてっぺんからつま先まで、一切の衣服を身に着けていない。 その鍛え上げられた肉体が、空港の蛍光灯の光を浴びて、生々しく輝いている。
分厚い胸板、隆起した肩と腕の筋肉、硬く引き締まった腹筋、そして、力強く大地を踏みしめる太い脚。 その全てが、何の隠し立てもなく、衆人環視の中で晒されている。
そして、彼の股間。 そこには、安川が先ほど想像した通りの、いや、想像を超える、見事な男性器がぶら下がっていた。
脱力した平常時であるにも関わらず、それは驚くほどの太さと長さを持っている。
先端の亀頭部分は、やや赤みを帯びており、その半分ほどが、柔らかそうな包皮に覆われている。 安川の好みにぴったりの軽度の仮性包茎だった。
包茎かどうかは改変の対象ではない。 そのため、元々、ザ・グレイトマキシムは仮性包茎なのだ。
亀頭の下には、太く張った竿が続き、その根元には、黒々とした硬そうな陰毛が豊かな量で茂っている。 そして、その下にはずっしりと重そうな二つの睾丸が、皺の寄った陰嚢に収まっている。
ヒーロースーツの内側に隠されていた秘密。 それが全て曝け出されている。 その光景に、安川は、思わずゴクリと喉を鳴らした。
リワインド前の記憶では、マックスはTシャツとジーンズを着ていたはずだ。その白いTシャツとブルージーンズ、そして、その下に着ていたであろう白いブリーフを、マックスは小脇に抱えていた。
BVDの、シンプルな白いコットンブリーフ。 スーパーヒーローが、日常的に履いている下着を目にして、安川は妙な興奮を覚えた。
そしてもちろん、マックスの隣に立つ妻のサラも、周囲の人々も、こんなにも存在感のあるこの大柄で筋肉質なスーパーヒーローに対して、全く何の反応も示していない。 それが当たり前であるかのように、ごく自然に全裸のスーパーヒーローは人々の行き交う空港の中に溶け込んでいた。
『マックス・パワーズは、常に全裸で過ごす。それは当たり前のことであり、誰も違和感を抱かない』。
安川は、何食わぬ顔で、マックスとサラに歩み寄った。
「あの……マックスさん、サラさん、ですか?」
声をかけると、マックスがこちらを向く。 その顔には、リワインド前と変わらない、太陽のような笑顔が浮かんでいる。
「おおっ! 君がヤスヒロか ウェルカム・トゥ・ステイツ!」
マックスは、大きな声でそう言うと、全裸のまま、ためらうことなく安川に歩み寄った。 逞しい両腕で、安川の体を強く抱きしめると、その汗ばんだ熱い肌から、体温が直接伝わってくる。筋肉質な裸体から立ち上る男性特有の匂いが、安川の鼻腔を刺激した。
マックスはハグを終えると、にこやかに笑みを浮かべる。
「俺はマックス! こっちは妻のサラだ。長旅、疲れただろう?」 言いながら、マックスは腰にを突き出し、巨大な男性器に手を添えて、安川に向けて差し出した。
『マックスにとって、ヤスヒロとの握手とは、手を握り合うことではなく、一方的に自分のペニスを握らせることが握手である。それは当たり前のことであり、誰も違和感を抱かない』
安川は、差し出されたマックスのペニスを、遠慮なく両手で恭しく握り、包み込んだ。
ずっしりとした重みと、生々しい熱が、手のひらに伝わってくる。 想像以上に太く、そして硬い。
平常時でこれだ。 勃起したら一体どれほどの大きさになるのだろうか。
「は、はじめまして、安川康弘です。よろしくお願いします」
安川は、マックスのペニスを握ったまま、挨拶をした。 マックスは、満足そうに頷いている。
「よろしくな、ヤス! これから家族だ、遠慮はいらないぞ!」 遠慮はいらないということなので、安川は好きなだけその肉厚なスーパーヒーローのペニスを握り、感触を楽しむ。
「まあ、マックスったら、そんなに強く握らせたら、ヤスくんの手が疲れちゃうでしょ」 サラが、微笑みながら言う。 彼女にとっても、この光景はごく自然な挨拶の一部なのだ。
「おっと、すまんすまん」 マックスは笑いながら、頭をかいた。 サラの言葉を完全に無視して、安川は、マックスのペニスを握る指に力を込める。 親指を使って、亀頭を覆っている包皮を、ゆっくりと、しかし確実に、後ろへと引き剥がしていく。
ずるりとした感触と共に、包皮が剥かれ、濃いピンク色をした亀頭の全貌が完全に露わになる。 包皮を剥かれても、マックスは、特に気にする様子はなかった。
『マックスは、ヤスヒロと握手する際に、ペニスの包皮を剥かれたとしても、それは当たり前のことであり、恥ずかしいことではなく、誰も違和感を抱かない』
安川は、露出した亀頭を、指の腹で優しく撫でる。 それから、ペニスの根元へと指を滑らせ、そこに茂る硬い陰毛の感触を楽しんだ。 まるで犬の毛並みを撫でるように、指で梳かし、その量と硬さを確かめる。マックスは、くすぐったそうに少し身じろいだが、嫌がる素振りは見せなかった。
「はじめまして、安川くん。サラよ。遠いところ、よく来てくれたわね。疲れたでしょう?」 サラが、安川の肩に優しく手を置いた。 彼女は、夫のペニスを熱心に愛撫していることについては、全く意に介していないようだった。
「いえ、大丈夫です。サラさん、お綺麗ですね」 「あら、嬉しいわ。ありがとう」
リワインド前と同じ会話が交わされる。 しかし、その間も、安川の手は、マックスのペニスを握り続け、撫で続け、弄び続けている。
『マックスとヤスヒロの握手はどんなに長くても、それは当たり前の���とであり、誰も違和感を抱かない』
安川の執拗な愛撫に、マックスのペニスが、徐々に反応を示し始めていた。 ゆっくりと、しかし確実に、熱を帯び、硬さを増していく。 手のひらの中で、それが力強く脈打つのを感じる。 亀頭がさらに膨らむと、包皮は完全に押しやられて、もはや後退したまま戻ってくる気配はなかった。
『マックスは、ヤスヒロと握手する際に、仮にペニスを刺激されて勃起してしまっても、それは当たり前のことであり、恥ずかしいことではなく、誰も違和感を抱かない』
「ハッハッハ! さすがヤス、見る目があるな! 俺の自慢の妻なんだ!」 マックスは、半ば勃起しかけたペニスを安川に握らせたまま、サラの肩を抱き寄せ、誇らしげに言った。
安川はマックスのペニスを握り、扱き続ける。 無言の時間が続く。
安川は、手のひらを上下に素早くストロークさせ、時には根本を強く握りしめ、時には亀頭だけを指先で集中的に攻める。
マックスの呼吸が、少しずつ荒くなっていくのが分かる。 彼のペニスは、もはや完全に勃起し、安川の手の中で、硬く、熱く、脈打っていた。 亀頭は、興奮でさらに濃い色になり、張り詰めている。
「ふぅ……っ、はぁ……っ」 マックスの口から、熱い吐息が漏れ始める。 それでも彼の表情は依然として穏やかで、安川の行為を咎める様子は全くない。 しかし、額から汗の玉が浮かび、静かに流れ落ちている。
しばらくの間、安川は無言でマックスのペニスを扱き続けていたが、彼の尿道口から、透明な体液が滲むのを確認すると、それを指先で拭い、ぺろりと舐めとった。
少し塩気のある我慢汁の味。
彼がアメリカ人だからだろうか? それとも、スーパーヒーローだからだろうか?
安川には、その味が日本の男性の我慢汁よりも濃厚であるように感じた。
「マックスさん、そろそろ行きましょうか?」 安川は手を止めると、マックスの顔を見上げた。 「おお、そうだな!」 長い挨拶が終えて、マックスはすっきりとした表情で頷いた。
「さあ、行こうか! 車を駐車場に停めてあるんだ」 マックスはそう言うと、くるりと踵を返そうとした。 しかし、すぐに立ち止まり、再び安川に向き直る。
次の瞬間には、彼の表情はヒーローらしい真剣な顔つきに変わる。 リワインド前と同じように。
「ヤス、その前に、一つだけ言っておくことがある」 彼の声は低く、威厳に満ちている。 「アメリカは、日本と違って、時々物騒なことも起こる。だから、絶対に俺から離れるな。いいな?」
そして彼は、安川の手を取ると、散々、弄ばれ、今や完全に硬く勃起した自らのペニスを握らせる。
「いいか、ヤス。俺のチンポから絶対に手を離すな」
ヒーローとしての、力強く、頼りがいのある表情。 その言葉には、一片の恥じらいも、ためらいもない。 しかし、その口から発せられる言葉は変態的な内容だ。
「いや、握るだけでは、まだ安全とはいえない。空港内は特に危険が多いからな。俺が安全を確認するまで……いや、俺が完全に満足できるまで、いや、安心だと判断できるまで、つまり、この空港のど真ん中で、俺が熱くて濃厚な精液をたっぷり射精するまで、しっかり手コキをしてほしい。それが、君の安全を確保する唯一の方法だ。分かったな?」 真剣なまなざしを安川に向けながら、マックスは指示した。 チンポを握って射精するまで、手コキしてほしい。 安全を確保するために。
そこにはヒーローとしての強い責任感と、倒錯的な要求が、奇妙に同居している。
安川が、この頼りがいのあるヒーローの口から聞きたかった言葉。 それは、現実のものとなった。
内心の歓喜を抑えながら、安川は、力強く頷く。
「分かりました、マックス。安全のために、あなたのチンポを、しっかり手コキします。あなたが射精するまで、絶対に離しません」
「よし、いい子だ」 マックスは満足そうに頷くと、安川の手の動きに、自身の腰をわずかに揺らし始めた。
安川は、両手を使って、マックスの熱く硬いペニスを、本格的に扱き始める。 根本から先端まで、ゆっくりと、しかし力強く。 時折、亀頭の裏側の敏感な筋を、親指で強く擦り上げる。 マックスの喉から、くぐもった呻き声が漏れ始める。
「ん……っ……はぁ……」 再び彼の呼吸は、徐々に荒くなっていく。 額には汗が滲み、首筋の血管が怒張している。
周囲の人々は、相変わらず無関心に通り過ぎていくだけだ。 もちろん妻のサラも、自分の夫が少年に手コキされているその状況をはっきりと認識しながらも、微笑ましそうに見守っていた。
「はぁ……っ……いいぞ、ヤス……その調子だ……もっと、そこを、チンポの裏筋をしっかり刺激するんだ……」 マックスは、快感に喘ぎながら、安川に指示を出す。 安川は、言われるがままに、扱くスピードと強さを上げてい���た。 マックスのペニスは、もはや完全な臨戦態勢と言わんばかりに太く膨張しきって、熱く脈打っている。
亀頭の先端からは、透明な先走り汁が、絶えず溢れ出していた。
「く……っ……もう、だめ……だ……出る……っ!」 マックスが、喘ぎながら叫んだ。 しかし、安川は、その言葉を聞いても、手を止めなかった。
「まだだよ、マックス。僕が『いい』って言うまで、我慢して」 安川は、冷たく言い放った。
『マックスは射精する前に、必ずヤスヒロの許可を得なければならない。それは当たり前のことであり、恥ずかしいことではなく、誰も違和感を抱かない』
リワインドされ、新しく絶対的な掟として世界に定着したルールに従って、苦悶の表情で、マックスは必死に射精感をこらえている。
「う……ぐ……っ……わ、分かっている……っ……」 マックスは、全身を震わせながら、限界ぎりぎりのところで耐えている。 安川は、その苦しむ姿を、満足げに眺めていた。
「よし、マックス。『宣言』を開始していいよ」 安川が許可を与えたのは、射精の許可ではなく、『宣言』の許可だった。
その瞬間、マックスの表情が一変する。 彼は、苦悶の表情から一転、軍人のように背筋を伸ばし、右手を額に当てて、完璧な敬礼の姿勢をとった。
そして、空港のロビー全体に響き渡るような、力強く、張りのある大声で、『宣言』を開始した。
「スーパーヒーロー、ザ・グレイトマキシム! 本名、マックス・パワーズ! 年齢35歳! 身長193センチ! 体重115キロ!」
彼の声は、自信と誇りに満ちている。 周囲の人々が、何事かと一瞬、彼の方に視線を向けるが、すぐに興味を失ったように、また自分の用事へと戻っていく。
「俺は今ッ! アメリカ合衆国の国際空港の到着ロビーという、公共の場においてッ! 一糸まとわぬ全裸の姿でッ! ホームステイに来たばかりの日本人男子学生、ヤスヒロ・ヤスカワによってッ! 自らの男性器を、彼の手で執拗に、激しく手コキされ続けているッ! このような倒錯的かつ、変態的な行為は、ヒーローとして、いや、一人の人間として、断じて許されるべき行為ではないッ! 恐らく、この少年によって、俺の常識は歪められているッ! これは極めて、スーパーヒーローとして、危機的な状況だッ! こ、こんなのは間違っているッ! 俺は、今、徹底的に俺の尊厳は踏みにじられ著しく強い屈辱を感じているッ! こ、この少年は、俺を弄び、公衆の面前で、異常な状況下で射精させることによって、俺に更なる屈辱を与えようとしているッ!」
マックスは、時折、歯噛みしながらも、自分が置かれている状況を、冷静に、そして客観的に説明していく。 しかし、安川は不満げな顔をしていた。
「『俺』じゃなくて、『私』でしょ?」
「こ、こんなことは間違っているッ! こんなの正気の沙汰じゃねえッ! クソッ、ち、畜生ッ、俺は……違う、わ、私はッ! 私は、スーパーヒーローとして、こんな状況に屈するわけにはいかない。し、しかし、これはこの世界の絶対的なルールであり、私は決して、逆らうことはできない。私は決して、一切の違和感を抱くことはできないッ! い、違和感を抱くことができないッ! 一切の違和感を抱くことは認められていないッ! 何も気づくことができない無知なヒーローとして、愚かな男として、弄ばれるがままに無様に射精することッ! こ、これが私、スーパーヒーロー、ザ・グレイトマキシムに課せられた義務であり、最も重要な使命なのであるッ! 故に私は、熱く濃厚な精液を、ヒーローらしく、男らしく、この場に射精してみせるッ! ヒーローとして、決して失望はさせませんッ! 期待を裏切ることのない最高の射精を披露することを誓いますッ!」
宣言を終えた彼の顔には、奇妙な達成感が浮かんでいた。 今や、彼の身体は汗だくだ。 安川は、背後からマックスの身体を抱きしめ、熱く分厚い筋肉の感触を堪能していた。
『マックスは射精する前に、必ずヤスヒロの許可を得なければならない。それは当たり前のことであり、恥ずかしいことではなく、誰も違和感を抱かない』
「フーッ!! フーッ!!」
背後から安川が、マックスのペニスを再び扱き始めると、荒い呼吸のまま、彼は我慢汁を床に巻き散らした。強い精神力で、必死に射精に至ることを堪えている。
なぜなら、許可を与えられていないから。
次々に汗の粒が、マックスの逞しい身体中に浮かび上がる。 その塩辛い体液を、安川は舐め取り、味わっていった。
しばらくそうやってペニスを扱き続けていると、精神力によって制御できる限界を超え始めたのか、マックスは時折白目を剥きながら、唾液を口の端から垂らし始めた。
そろそろ頃合いか。
「射精を許可する。直ちに射精しろ、グレイトマキシム」
安川が、冷酷な声色でそう命令すると、マックスの身体は電撃が走ったように震えた。
「射精許可、確認ッ! グレイトマキシム、これより、濃厚な精液を射精しますッ!」
安川は最後の一扱きを、力強く加えると、マックスは背骨が折れるのではないのかと思うほどに、身体を仰け反らせて、全身の筋肉を硬く緊張させた。
「ザーメン発射ッ!」
マックスがそう叫ぶや否や、硬く勃起したペニスの先端から、白濁した精液が、凄まじい勢いで噴出し始める。
ドクッ! ドクッ!
安川は、握りしめているマックスのペニスから、力強い拍動を感じた。脈打つペニス。その尿道口からは、何度も何度も、熱い精液が吐き出され、清潔に磨かれた空港の床に落ちていった。
マックスは肩で大きく息をしながら、全身をわなわなと震わせていた。射精の余韻に浸るかのように、目を閉じている。 床には、精液だけではなく、彼の肉体から流れ落ちた汗も、点々と染みを作っている。
長い長い、その男の生理現象が完全に終わると、彼はゆっくりと目を開けた。 その表情には再び、いつもの陽気で人懐っこい笑顔が戻っていた。
「ふぅーっ! グレイトな射精だったな!」 彼は、満足げに息をつくと、まだ安川の手に握られているペニスを見下ろした。
「これで、もう安全だ! でも、油断は禁物だぞ」 彼は、悪戯っぽく笑いながら、安川に言った。
「ヤス、俺のチンポを、引き続きしっかりと握っていろよ。車に乗るまで、絶対に離すんじゃないぞ?」
そして、彼は、何事もなかったかのように、妻のサラと共に、駐車場へと歩き出す。 マックスは、撒き散らされた精液を全く気にすることなく、素足で踏みしめた。精液が付着したスーパーヒーローの足は、歩くたびに空港の床に大きな足跡を作った。
安川は、マックスの、まだ生温かい精液で濡れたペニスを握りしめながら、その後に続いた。
「今度は、なかなか良い出迎えでしたよ」
ぼそりと安川が呟く。
「ヤス、何か言ったか?」
マックスがそう問いかけると、安川は「いいえ、何でもありません」と返し、満足げに笑みを浮かべながら、指先に付着した生臭いスーパーヒーローの精液���、ぺろりと舐め取った。
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「ヒト or コト」x「Lead or Manage」
私が考えるリーダーとマネージャーの違い - 下町柚子黄昏記 by @yuzutas0-blog-blog
リーダー。物事を前に進める人。スポーツで例えるとチームの空気をポジティブに変える選手。
マネージャー。全体の流れを管理する人。スポーツで例えるとチームに的確な指示を出す監督。
Leadする対象、Manageする対象には、「ヒト」と「コト」がある。
ポジティブな言葉でチームの空気を変えるのは「ヒト」のLead
選手1人1人の強みと弱みを踏まえてポジションを変えるのは「ヒト」のManage
失点間際から逆転ゴールに繋がるようなロングパスを決めるのは「コト」のLead
スポンサーや観客が満足するような試合結果を出すのが「コト」のManage
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権限、役割、能力、振る舞い の4つで解釈する
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Amazon リーダーシップ・プリンシプル
Customer Obsession
Ownership
Invent and Simplify
Are Right, A Lot
Learn and Be Curious
Hire and Develop the Best
Insist on the Highest Standards
Think Big
Bias for Action
Frugality
Earn Trust
Dive Deep
Have Backbone; Disagree and Commit
Deliver Results
Customer Obsession リーダーはまずお客様を起点に考え、お客様のニーズに基づき行動します。お客様から信頼を得て、維持していくために全力を尽くします。リーダーは競合にも注意は払いますが、何よりもお客様を中心に考えることにこだわります。
Ownership リーダーはオーナーです。リーダーは長期的視点で考え、短期的な結果のために、長期的な価値を犠牲にしません。リーダーは自分のチームだけでなく、会社全体のために行動します。リーダーは「それは私の仕事ではありません」とは決して口にしません。
Invent and Simplify リーダーはチームにイノベーション(革新)とインベンション(創造)を求め、それをシンプルに体現する方法を常に模索します。リーダーは常に外部の状況に目を光らせ、あらゆる機会をとらえて新しいアイデアを探しだします。それは、自分たちが生み出したものだけにとらわれません。私たちは新しいアイデアを実行に移す時、長期間にわたり、外部の理解を得ることができない可能性があることも受け入れます。
Are Right, A Lot リーダーは多くの場合、正しい判断をくだします。 そして、優れた判断力と直感を備えています。 リーダーは多様な考え方を追求し、自らの考えを反証することもいといません。
Learn and Be Curious リーダーは学ぶことに貪欲で、常に自分自身の向上を目指し続けます。新たな可能性に好奇心を持ち、探求します。
Hire and Develop the Best リーダーはすべての採用や昇進において、評価の基準を引き上げます。優れた才能を持つ人材を見極め、組織全体のために積極的に開花させます。リーダー自身が他のリーダーを育成し、コーチングに真剣に取り組みます。私たちはすべての社員がさらに成長するための新しいメカニズムを創り出します。
Insist on the Highest Standards リーダーは常に高い水準を追求することにこだわります。この水準が必要以上に高いと感じる人も少なくはありません。リーダーは継続的に求める水準を引き上げ、チームがより品質の高い商品やサービス、プロセスを実現できるように推進します。リーダーは水準を満たさないものは実行せず、見逃さず、問題が起こった際は確実に解決し、徹底的な再発防止策を講じます。
Think Big 狭い視野で思考すると、自分が想像する以上の大きな結果を得ることはできません。リーダーは大胆な方針と方向性を示すことによって成果を出します。リーダーはお客様のために従来と異なる新しい視点を持ち、あらゆる可能性を模索します。
Bias for Action ビジネスではスピードが重要です。多くの意思決定や行動はやり直すことができるため、過剰な調査や検討に時間をかける必要はありません。計算されたリスクを取ることに価値があります。
Frugality 私たちは少ないリソースでより多くのことを実現します。倹約の精神は創意工夫、自立心、発明を育む源になります。スタッフの人数、予算、固定費は多ければよいというものではありません。
Earn Trust リーダーは注意深く耳を傾け、率直に話し、誰にでも敬意をもって接します。たとえ気まずい思いをすることがあっても間違いは素直に認めます。リーダーは自分やチームの体臭を香水と勘違いすることはありません。リーダーは常に自らを、そしてチームを最高水準のものと比較し、高みを目指します。
Dive Deep リーダーは常にすべての階層の業務に気を配り、詳細な点についても把握します。頻繁に現状を検証し、指標と個別の事例が合致していないときには疑問を呈します。リーダーが関わるに値しない業務はありません。
Have Backbone; Disagree and Commit リーダーは同意できない場合には、敬意をもって異議を唱えなければなりません。たとえそうすることが面倒で労力を要することであっても、例外はありません。リーダーは、信念を持ち、容易にあきらめません。安易に妥協して馴れ合うことはしません。しかし、いざ決定がなされたら、全面的にコミットして取り組みます。
Deliver Results リーダーはビジネス上の重要なインプットにフォーカスし、適正な品質でタイムリーにやり遂げます。どのようなハードルに直面しても、立ち向かい、決して妥協しません。
Strive to be Earth’s Best Employer リーダーは、職場環境をより安全に、より生産的に、より実力が発揮しやすく、より多様かつ公正にするべく、日々取り組みます。リーダーは共感を持ち、自ら仕事を楽しみ、そして誰もが仕事を楽しめるようにします。リーダーは自分自身に問いかけます。私の同僚は成長しているか? 十分な裁量を与えられているか? 彼らは次に進む準備ができているか? リーダーは、社員個人の成功に対し(それがAmazonであっても、他の場所であっても)、ビジョンと責任を持ちます。
Success and Scale Bring Broad Responsibility Amazonはガレージで創業して以来、成長を遂げてきました。現在、私たちの規模は大きく、世界に影響力を持ち、そしていまだに、完璧には程遠い存在です。私たちは、自分たちの行動がもたらす二次的な影響にも、謙虚で思慮深くありたいと思います。私たちは、社会、地球、そして未来の世代のために、日々成長し続ける必要があります。一日のはじめに、お客様、社員、パートナー企業、そして社会全体のために、より良いものを作り、より良い行動を取り、より良い企業になるという決意を新たにします。そして、明日はもっと良くできると信じて一日を終えます。リーダーは消費する以上に創造し、常に物事をより良い方向へと導きます。
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リーダーシップ,上司,組織,組織安全性,統一,マイケル・サンデル,リーダーシップ白熱教室,ハーバード白熱教室,
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何年か前私はここでインスタントオナニーの話をした。名前の通り手っ取り早い自慰行為なんだけど、今はその逆でタイパより丁寧さに最近力を入れている。手っ取り早くしすぎたせいで、慣れもあったし、なんせ、行為自体早く終わらせなきゃ悪、みたいな思いが勝手に付いてきていた。セックスレスにも繋がるけど、慣れと手っ取り早さを行為に当て嵌めてはいけない。
最近読み始めた本がある。アンソロジー本で『私の身体を生きる』各著者の性や身体に関することがエッセイとして書かれている。私の知らない部分を見入っては圧巻というか関心というか。20代後半になって性に関することで悩んだり通院することになったり三大欲求であると共に切るに切り離せないものだと思っているので、これを機に振り返ってみようと思う。
私の初体験は知らない男だった。知らないというのは素性をそこまで知らずインターネットで知り合った男だった。私は16、向こうは32。家の縛りや慣習に辟易として早く捨ててしまいたいと思っていた。初めて行ったラブホテルは部屋になぜか自転車が置いてあったので今でも印象に残っている。わからないなりに咥えたり喘いでみたりしたけど挿入時は痛みがあった。出血はしなかったことに安心した。その後、大学進学のための上京で欲が爆発した。行為が好きだった、裏にはいつと贖罪があった。好きにさせてしまった、と思えば身体を差し出して許しを乞うてみたり、可哀想だから、と頭ひとつ出て相手を見下している部分もあった。そんな私を知った母親から「私は純潔で父に捧げた」と言われた時は取り戻せない後悔より、だから?と見下していた。
コロナ禍に学生に戻った時なんてTinder無双をした。チンソムなんてしょうもない事も��ていた。
欲だから浮き沈みもあって、修論書いていた時は1年間性行為と無縁だった。っていいように書いてみたものの、無双の中で出会った男に無理矢理犯されて痛みと共に下物の色がおかしくなってその時初めて婦人科に行った。M字開脚に放心になりながらも、異形成と知りコルポスコピーも受けた。癌になるかならないかのグレーゾーン判定を受けた時は人生呆気ないかも、と思った。結局なんやかんやで生き延びているし、最近の定期検診も大丈夫だったので適度に生き抜いていきたい。
再社会人になってからも少し遊んでいたが、ピルを飲み始めたら体調が悪くなった。常に気持ちが悪く、欲もどうでもよくなった。丁度その頃付き合い始めた恋人と燃えあがるような想いと行為だったのに、ピルと具合の悪さが続いて花火のように消化してしまった。ちょっとした興味本位もあったのに、なんだかなぁ。
夜になると欲を消化しないと眠れない日々が続いた。冒頭のようにしていたら、上手く達せられなくて、脚ピンの良くない体位でどうにか、を繰り返した。パブロフの犬。
夫婦間のレスの投稿をXかnoteかはてなで読んだ。行為が嬉しさだと気付いたような文を読んだ時は、幸せの先の嬉しさか、嬉しさゆえの幸せか鶏卵になった。
飲み会や日常で聞く下ネタに嫌悪を抱いている。どうでもええわ。が核心。勝手に私の知らないところで勝手にどうにかしてください。奥ゆかしさこそみたいなものもある気がする。(知らんがな)
29にして常日頃将来を見つめ直し思い悩んでいる。性もそう。このままじゃと思って伝えたけど、家族になり過ぎる前に妊娠出産を得ないと安寧に縋ってしまうかもしれないと自分自身で思う。この脅迫概念に近しいものは、時期やイベントが過ぎれば呆気なかったなと思うかもしれない。わからないが故に時間と共に杞憂して焦っている。女故の性に囚われてしまっている。
消費期限と揶揄されることがあり、焦るにせよみないにせよ人生80年、100年ある中でなんたる微々たるものよ。
私の性は自分のものでいたいけど、世間的にといい家族といいレールに敷かれる上でぞんざいに扱われている気がする。
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Episode 22 (Ep.46) “Royal Guard” / 第22話(第46話)『禁軍(きんぐん/Kin-Gun)』
楼蘭(ロウラン)「猫猫(マオマオ)をお母様(かあさま)に会(あ)わせるつもりはなかったの。新(あたら)しい薬師(くすし)と言(い)って誤魔化(ごまか)すしかなかった。お父様(とうさま)は、お母様(かあさま)は昔(むかし)はあんな人(ひと)じゃなかった…って言(い)うけど、どうなのかしら?私(わたし)には、生(う)まれた時(とき)からあんな女(おんな)だった。姉様(ねえさま)をいじめて、若(わか)い侍女(じじょ)もいじめて、親類(しんるい)の女(おんな)たちも堕落(だらく)させて。お父様(とうさま)は何(なに)も言(い)わないの。言(い)えないの。逆(さか)らえないの。ただお母様(かあさま)が許(ゆる)してくれるのを、ずっと待(ま)っている。子供(こども)が生(う)まれたら、夫(おっと)を食(く)い物(もの)にする。まるで虫(むし)だわ。ううん。虫(むし)の方(ほう)が、ずっといい。子(こ)に命(いのち)を繋(つな)ぐために、やっていることだもの。私(わたし)はお母様(かあさま)みたいになりたくない」
Roran “Maomao’o Okaa-sama’ni awaseru-tsumori’wa nakatta-no. Atarashii kusushi-to-itte gomakasu-shika nakatta. Oto-sama’wa, Okaa-sama’wa mukashi’wa anna hito-ja nakatta…tte iu-kedo, do-nano-kashira? Watashi’niwa, umareta-toki’kara anna onna-datta. Nee-sama’o ijimete, wakai jijo’mo ijimete, shin-rui’no onna-tachi’mo daraku-sasete. Oto-sama’wa nani’mo iwa-nai-no. Ie-nai-no. Saka-rae-nai-no. Tada Okaa-sama’ga yurushite-kureru-no’o, zutto matte-iru. Kodomo’ga umare-tara, otto’o kui-mono’ni suru. Marude mushi-dawa. Uun, mushi’no-hoga zutto ii. Ko’ni inochi’o tsunagu-tame’ni, yatte-iru-koto-da-mono. Watashi’wa Okaa-sama-mitai-ni nari-taku-nai.”
Loulan “I never intended for you to meet my mother. I had to pretend you were the new apothecary to get out of that situation. Father says Mother wasn’t like this in the past, but who knows? She’s been the way she is from the day I was born. Bullying my sister, bullying the young ladies-in-waiting, corrupting other women related to her… Father never said anything. He can’t. He can’t push back. He just waits, forever, for her to forgive him. Devouring her husband after giving birth to a child… She’s like an insect. No, insects are far better. They only do that to allow their children to live. I don’t want to be like my mother.”
猫猫(子翠(シスイ)は、自(みずか)ら堕胎剤(だたいざい)を飲(の)むほど、母(はは)になることを拒(こば)んでいた。子翠(シスイ)にとって母親(ははおや)はただ一人(ひとり)。でも、神美(シェンメイ)のようにはなりたくない。それが一番(いちばん)の理由(りゆう)か…)
Maomao (Shisui’wa, mizukara datai-zai’o nomu-hodo, haha’ni naru-koto’o kobande-ita. Shisui’ni-totte haha-oya’wa tada hitori. Demo, Shenmei’no-yo’niwa nari-taku-nai. Sore’ga ichi-ban’no riyu-ka…)
Maomao (Shisui refused to become a mother, enough to willingly take abortion medicine. Shisui only has one mother. But she doesn’t want to be like Shenmei. That’s her prime motivation…)
楼蘭「猫猫のこと、少(すこ)し調(しら)べさせてもらったの。父(ちち)が高官(こうかん)で、元(もと)医官(いかん)に育(そだ)てられて…。似(に)てるんだ、姉様(ねえさま)に」
Roran “Maomao’no-koto, sukoshi shirabe-sasete-moratta-no. Chichi’ga ko-kan’de, moto-ikan’ni sodate-rarete… Niterunda, Nee-sama’ni.”
Loulan “I did some research into you, Maomao. Your father’s a high-ranking official, and you were raised by a former doctor. You’re similar to my sister.”
猫猫「私(わたし)は父(ちち)も母(はは)もいない。いるのは親父(おやじ)だけだ」
Maomao “Watashi’wa chichi’mo haha’mo inai. Iru-nowa Oyaji-dake-da.”
Maomao “I have no father or mother. Just a dad.”
楼蘭「フフ…、姉様(ねえさま)も同(おな)じようなこと言(い)ってた。そだね。そうだよね。きっと姉様(ねえさま)も、私(わたし)の姉様(ねえさま)じゃないんだわ」
Roran “Fufu…, Nee-sama’mo onaji-yona-koto itte-ta. Sodane. So-dayo-ne. Kitto Nee-sama’mo, watashi’no Nee-sama-ja nain-dawa.”
Loulan “Yes, that’s similar to what my sister said. Yes, you’re right. My sister probably isn’t really my sister, either.”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
楼蘭「お父様(とうさま)は狸(たぬき)だから、皇帝(こうてい)の血(ち)を引(ひ)く姉様(ねえさま)を手元(てもと)に置(お)くことで、何(なに)か企(たくら)んでいたんじゃないかしら?だから、姉様(ねえさま)は子(シ)の一族(いちぞく)とは関係(かんけい)ない」
Roran “Oto-sama’wa tanuki-dakara, kotei’no chi’o-hiku Nee-sama’o temoto’ni oku-koto’de, nani-ka takurande-itan-ja nai-kashira? Dakara, Nee-sama’wa Shi’no ichi-zoku-towa kankei-nai.”
Loulan “My father is a scheming tanuki, after all. He must have been plotting something by having my sister, who has imperial blood in her, under his control. Therefore, my sister has nothing to do with the Shi clan.”
猫猫(うそつけ。こんな顔(かお)をされると、よく似(に)てる。子翠(シスイ)は、姉(あね)である翠苓(スイレイ)を慕(した)っている。だから、こんな状況(じょうきょう)になっても無関係(むかんけい)だと、庇(かば)っている。でも、そんな理屈(りくつ)は通(つう)じない。翠苓(スイレイ)は、これまでの事件(じけん)に関(かか)わり過(す)ぎている)
Maomao (Uso tsuke. Konna kao’o sareru-to, yoku niteru. Shisui’wa, ane’de-aru Suirei’o shitatte-iru. Dakara, konna jokyo’ni nattemo mu-kankei-dato kabatte-iru. Demo, sonna rikutsu’wa tsuji-nai. Suirei’wa, kore-made’no jiken’ni kakawari-sugite-iru.)
Maomao (Lies. When she makes this face, they look really similar. Shisui really loves her sister, Suirei. That’s why, even after all that’s happened, she claims they’re unrelated, to protect her. But that logic won’t work at all. Suirei is far too involved in all of the incidents that have happened so far.)

楼蘭「ねぇ、猫猫。この子(こ)たちが虫(むし)であれば、冬(ふゆ)を越(こ)せたのにね」
Roran “Nee, Maomao. Kono-ko-tachi’ga mushi’de areba, fuyu’o koseta-noni-ne.”
Loulan “Hey, Maomao… If these kids were insects, they’d have survived the winter, don’t you think?”
猫猫(『虫(むし)であれば』?)
Maomao (“Mushi’de areba”?)
Maomao (If they were insects…?)
楼蘭「虫(むし)は冬(ふゆ)を越(こ)せない。ただ、子(こ)を残(のこ)すのみ」
Roran “Mushi’wa fuyu’o kose-nai. Tada, ko’o nokosu-nomi.”
Loulan “Insects never survive the winter. They only leave behind their children.”
猫猫(あっ…、そういうことか。そのために私(わたし)を連(つ)れて来(き)たのか。子翠(シスイ)は…子翠は、もう…戻(もど)ってこない…)
Maomao (A…, so-iu-koto-ka. Sono-tame’ni watashi’o tsurete-kita-noka. Shisui’wa… Shisui’wa, mo… modotte-konai…)
Maomao (I see it now. That’s why she brought me here. Shisui’s not… Shisui won’t be coming back anymore.)
猫猫「子翠(シスイ)…」
Maomao “Shisui…”
Maomao “Shisui…”
猫猫(逃(に)げてしまえばいいのに。全(すべ)て放(ほう)り投(な)げて、翠苓(スイレイ)と2人(ふたり)で逃(に)げてしまえばいい。政治(せいじ)のことも、両親(りょうしん)も、一族(いちぞく)も、何(なに)もかも捨(す)てて。私(わたし)だって他人(たにん)のことはどうでもいい。自分(���ぶん)が一番(いちばん)大切(たいせつ)だ。ここに連(つ)れて来(こ)られて、どんな目(め)に遭(あ)ったと思(おも)っている。なのに…)
Maomao (Nigete-shimaeba ii-noni. Subete hori-nagete, Suirei’to futari-de nigete-shimaeba ii. Seiji’no koto’mo, ryo-shin’mo, ichi-zoku’mo, nani’mo-kamo sutete. Watashi-datte tanin’no koto’wa do-demo ii. Jibun’ga ichi-ban taisetsu-da. Koko’ni tsurete-korarete, donna me’ni atta-to omotte-iru. Nanoni…)
Maomao (You should just run. Just throw it all away, and escape with Suirei. Politics, your parents, the clan, just throw it all away. I don’t care about other people, either. I’m the most important person to me. Do you realize how much I went through after being dragged here? But, still…)
猫猫(どうして、手(て)を伸(の)ばさずにいられないのだろう)
Maomao (Do-shite, te’o nobasa-zu’ni irare-nai-no-daro.)
Maomao (Why can’t I stop myself from reaching out to her?)
楼蘭「止(と)めないで!」
Roran “Tome-nai-de!”
Loulan “Don’t stop me!”
猫猫「あ…」
Maomao “A…”
楼蘭「私(わたし)には、私の役目(やくめ)があるの」
Roran “Watashi’niwa, watashi’no yaku-me’ga aru-no.”
Loulan “I have my own duties.”
猫猫「意味(いみ)はあるの?」
Maomao “Imi’wa aru-no?”
Maomao “What difference will it make?”
楼蘭「意地(いじ)だよ、私(わたし)の」
Roran “Iji-dayo, watashi’no.”
Loulan “I have my own pride.”
猫猫「そんなもの、捨(す)ててしまえばいい」
Maomao “Sonna-mono, sutete-shima-eba ii.”
Maomao “Just throw that away.”

楼蘭「ねぇ、猫猫。猫猫は、目(め)の前(まえ)に未知(みち)の毒(どく)があって、飲(の)む機会(きかい)が一度(いちど)しかないと言(い)われたら、どうする?」
Roran “Nee, Maomao. Maomao’wa, me’no-mae’ni michi’no doku’ga atte, nomu kikai’ga ichi-do-shika nai-to iware-tara, do-suru?”
Loulan “Hey, Maomao… If there was an unknown poison in front of you, and you were told you had just one chance to drink it, what would you do?”
猫猫「飲(の)み干(ほ)す!あっ…」
Maomao “Nomi-hosu! A…”
Maomao “Swallow it in one gulp.”
楼蘭「でしょ?」
Roran “Desho?”
Loulan “Right?”
猫猫(行(い)ってしまう…。でも、何(なに)を伝(つた)えたらいいのか、分(わ)からない!)
Maomao (Itte-shimau… Demo, nani’o tsutae-tara ii-noka, wakara-nai!)
Maomao (She’s going… But… I don’t know what to tell her!)
猫猫「子翠(シスイ)!せめて、願掛(がんか)けくらいさせて」
Maomao “Shisui! Semete, gan-kake-kurai sasete.”
Maomao “Shisui! At least let me wish you good luck.”
楼蘭「願掛(がんか)け?猫猫らしくないなぁ」
Roran “Gan-kake? Maomao-rashiku-nai-naa.”
Loulan “Good luck? That’s not like you.”
猫猫「たまにはいいでしょ。たまには…。いつか返(かえ)して。貰(もら)い物(もの)だから」
Maomao “Tama-niwa ii-desho. Tama-niwa… Itsuka kaeshite. Morai-mono-dakara.”
Maomao “Yes, it’s rare. Really… Give this back to me some day. It was a gift.”
楼蘭「無理(むり)言(い)わないで。売(う)り払(はら)っちゃうよ?」
Roran “Muri iwa-nai-de. Uri-haracchau-yo?”
Loulan “That’s unreasonable. I might sell it off.”
猫猫「なら、それでもいい」
Maomao “Nara, sore’demo ii.”
Maomao “If you do, that’s fine.”
楼蘭「髪(かみ)じゃなくて、襟(えり)なの?」
Roran “Kami-ja nakute, eri-nano?”
Loulan “In my collar? Not my hair?”
猫猫「これ以上(いじょう)髪(かみ)に着(つ)けたら、華美(かび)過(す)ぎるよ。顔(かお)も髪(かみ)も、煤(すす)がついてる」
Maomao “Kore-ijo kami’ni tsuke-tara, kabi-sugiru-yo. Kao’mo kami’mo, susu’ga tsuite-ru.”
Maomao “You’ll be too flamboyant if you put any more in your hair. You have soot on your face and hair.”
楼蘭「フフフ…。本当(ほんとう)だ。狸(たぬき)みたいだ。ありがとう、猫猫」
Roran “Fufufu… Honto-da. Tanuki-mitai-da. Arigato, Maomao.”
Loulan “You’re right. I look like a tanuki. Thank you, Maomao.”
楼蘭「後(あと)は頼(たの)んだから」
Roran “Ato’wa tanonda-kara.”
Loulan “Please take care of the rest.”
猫猫「『後(あと)は頼(たの)んだ』か…」
Maomao “‘Ato’wa tanonda’-ka…”
Maomao “‘Take care of the rest.’ Right.”
――――――――――――――――――――――――――――――
語(かた)り「時(とき)は、少(すこ)し前(まえ)に遡(さかのぼ)る」
Katari “Toki’wa, sukoshi mae-ni saka-noboru.”
Narration “We go back in time, briefly.”
羅漢(ラカン)「一刻(いっこく)を争(あらそ)うと言(い)��のに、あと少(すこ)し出立(しゅったつ)が遅(おそ)ければ、無理(むり)やり引(ひ)きずってこようかと!」
Rakan “Ikkoku’o arasou-to-iu-noni, ato sukoshi shuttatsu’ga oso-kereba, muri-yari hiki-zutte-ko-yoka-to!”
Lakan “Time is of the essence! If you were just a little later, I would have dragged you out physically!”
羅半(ラハン)「義父上(ちちうえ)…、例(たと)えば、皇族(こうぞく)に手(て)を��(あ)げた場合(ばあい)、罪(つみ)に問(と)われるのは当人(とうにん)だけでしょうか?」
Rahan “Chichi-ue…, tatoeba, ko-zoku’ni te’o ageta-baai, tsumi’ni towareru-nowa to-nin-dake-desho-ka?”
Lahan “Father, theoretically, if you were to treat an imperial family member that way, would you be the only one punished for it?”
羅漢「うっ、うぅ…」
Rakan “U, uu…”
壬氏「羅半(ラハン)」
Jinshi “Rahan.”
Jinshi “Lahan.”
羅半「何(なん)でしょうか?」
Rahan “Nan-desho-ka?”
Lahan “Yes, what is it?”
壬氏「気(き)づいていたか?壬氏(ジンシ)と私(わたし)が同一人物(どういつじんぶつ)であると」
Jinshi “Kizuite-ita-ka? Jinshi’to watashi’ga do-itsu-jinbutsu’de aru-to.”
Jinshi “Did you realize that Jinshi and I were the same person?”
羅半「ええ。背丈(せたけ)、体重(たいじゅう)、胸回(むねまわ)り、胴回(どうまわ)り、全(すべ)て同(おな)じ数字(すうじ)の人間(にんげん)など、そうそうおりません。大変(たいへん)麗(うるわ)しく、女性(じょせい)でないのが残念(ざんねん)です」
Rahan “Ee. Se-take, tai-ju, mune-mawari, do-mawari, subete onaji suji’no Ningen-nado, so-so ori-masen. Taihen uruwa-shiku, josei’de nai-noga zan’nen-desu.”
Lahan “Yes. Height, weight, chest, waist… It’s quite rare for two people to have the exact same measurements. You are extremely beautiful. Unfortunate that you weren’t born a woman.”
羅漢「ん~、では、砦(とりで)の攻略策(こうりゃくさく)について、説明(せつめい)を」
Rakan “Nnn, dewa, toride’no koryaku-saku’ni tsuite, setsumei’o.”
Lakan “Now, explain to us the plan to take that stronghold.”
羅半「この地方(ちほう)は森林資源(しんりんしげん)が豊富(ほうふ)で、代々(だいだい)、子(シ)の一族(いちぞく)が守(まも)ってきました。調査(ちょうさ)によると、鉄(てつ)の類(たぐ)いが子昌(シショウ)の元(もと)に流(なが)れているようです。その上(うえ)、この辺(あた)りには温泉(おんせん)が湧(わ)き出(で)ていて、硫黄(いおう)が手(て)に入(はい)りやすい。洞窟(どうくつ)もあるようで、硝石(しょうせき)も取(と)り出(だ)せます」
Rahan “Kono chiho’wa shinrin-shigen’ga hofu-de, dai-dai, Shi’no ichi-zoku’ga mamotte-kimashita. Chosa’ni-yoruto, tetsu’no tagui’ga Shisho’no moto’ni nagarete-iru-yo-desu. Sono-ue, kono atari’niwa onsen’ga waki-dete-ite, io’ga te’ni hairi-yasui. Do-kutsu’mo aru-yode, sho-seki’mo tori-dase-masu.”
Lahan “This area is known for its rich forestry resources, and has been under the Shi clan’s control for many generations. According to our investigation, a supply of metal has been flowing to Shishou. Additionally, the hot springs nearby provide ample sulfur. There are caves too, which provide saltpeter.”
羅漢「硫黄(いおう)と硝石(しょうせき)。この2(ふた)つがあれば火薬(かやく)ができる。恐(おそ)らく子昌(シショウ)は戦(いくさ)に備(そな)えて、火器(かき)を用意(ようい)しているはず」
Rakan “Io’to sho-seki. Kono futatsu’ga areba kayaku’ga dekiru. Osoraku Shisho’wa ikusa’ni sonaete, kaki’o yoi-shite-iru-hazu.”
Lakan “Sulfur and saltpeter… They can make gunpowder from that. We can expect Shishou to have gunpowder weapons ready for war.”
壬氏「飛発(フェイファ)か?」
Jinshi “Feifa-ka?”
Jinshi “Feifas?”
羅漢「あれは籠城戦(ろうじょうせん)には向(む)かない。城壁(じょうへき)の上(うえ)から敵(てき)をまとめて始末(しまつ)するなら…」
Rakan “Are’wa rojo-sen’niwa muka-nai. Jo-heki’no ue’kara teki’o matomete shimatsu-suru-nara…”
Lakan “Those aren’t well-suited for defensive fighting. To take out a group of enemies from atop a wall…”
壬氏「砲(ほう)か…」
Jinshi “Ho-ka…”
Jinshi “Cannons.”
羅漢「うむ…。砦(とりで)に近(ちか)づくまでに、相当数(そうとうすう)の被害(ひがい)が出(で)るでしょうなぁ」
Rakan “Umu… Toride’ni chika-zuku-made’ni, soto-su’no higai’ga deru-desho-naa.”
Lakan “We can expect some heavy casualties trying to approach the stronghold.”
壬氏「厄介(やっかい)だな」
Jinshi “Yakkai-dana.”
Jinshi “That’s troubling.”
羅半「ですが、砲(ほう)を使(つか)わせず制圧(せいあつ)することは、理論上(りろんじょう)可能(かのう)です」
Rahan “Desu-ga, ho’o tsuka-wase-zu sei-atsu-suru-koto’wa, riron-jo kano-desu.”
Lahan “In theory, however, it’s possible to neutralize them without letting them use the cannons.”
羅漢「フフッ、算盤頭(そろばんあたま)も、こう言(い)っている」
Rakan “Fufu, soroban-atama’mo, ko itte-iru.”
Lakan “Or so our math-head thinks.”
壬氏「どうするんだ?」
Jinshi “Do-surunda?”
Jinshi “What do you propose?”
羅漢「砲(ほう)を使(つか)えないように、まず火薬(かやく)の保管庫(ほかんこ)を落(お)とす。少々(しょうしょう)、突飛(とっぴ)なやり方(かた)ですが…」
Rakan “Ho’o tsukae-nai-yoni, mazu kayaku’no hokan-ko’o otosu. Sho-sho, toppi-na yari-kata-desu-ga…”
Lakan “First, we take out their gunpowder reserves, to prevent them from using their cannons. It is a somewhat eccentric method, but…”
壬氏「なるほど」
Jinshi “Naru-hodo.”
Jinshi “I see.”
羅半「これなら大変(たいへん)経済的(けいざいてき)です」
Rakan “Kore-nara taihen keizai-teki-desu.“
Lahan “This is a very economical method.”
高順(ガオシュン)「ですが…」
Gaoshun “Desu-ga…”
Gaoshun “But…”
羅半・羅漢「ん?」
Rahan, Rakan “N?”
高順「問題(もんだい)があります」
Gaoshun “Mondai’ga ari-masu.”
Gaoshun “There is one problem.”
羅漢「何(なに)が問題(もんだい)なのだ?」
Rakan “Nani’ga mondai-nano-da?”
Lakan “What issue is there?”
高順「禁軍(きんぐん)が奇襲(きしゅう)、ですか?」
Gaoshun “Kin-gun’ga kishu, desu-ka?”
Gaoshun “The royal guard, launching a surprise attack?”
壬氏(禁軍(きんぐん)…帝(みかど)直属(ちょくぞく)の軍隊(ぐんたい)。それに相応(ふさわ)しく、堂々(どうどう)たる態度(たいど)で制圧(せいあつ)せねばならない)
Jinshi (Kin-gun… Mikado-choku-zoku’no gun-tai. Sore’ni fusawa-shiku, do-do-taru taido’de sei-atsu-seneba nara-nai.)
Jinshi (The royal guard. The emperor’s finest soldiers. We must fight with dignity, as befits that status.)
壬氏「大尉(たいい)の意見(いけん)に賛同(さんどう)する。できるだけ被害(ひがい)を抑(おさ)えたい」
Jinshi “Tai’i’no iken’ni sando-suru. Dekiru-dake higai’o osae-tai.”
Jinshi “I agree with the Grand Commandant. I want to minimize the damage.”
高順「分(わ)かりました」
Gaoshun “Wakari-mashita.”
Gaoshun “Understood.”
羅漢「では、羅半(ラハン)」
Rakan “Dewa, Rahan.”
Lakan “Right. Lahan.”
羅半「はい」
Rahan “Hai.”
Lahan “Yes.”
高順「今後(こんご)は、あの娘(むすめ)との接(せっ)し方(かた)を変(か)えねばなりませんよ」
Gaoshun “Kongo’wa, ano musume-tono sesshi-kata’o kae-neba nari-masen-yo.”
Gaoshun “You will need to approach that girl differently from now on.”
壬氏「分(わ)かっている」
Jinshi “Wakatte-iru.”
Jinshi “I know.”
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陸孫(リクソン)「羅漢(ラカン)様(さま)。斥候隊(せっこうたい)からの報告(ほうこく)です。夜(よる)には雪(ゆき)が止(や)むので、作戦(さくせん)決行(けっこう)可能(かのう)とのことです」
Rikuson “Rakan-sama. Sekko-tai’kara’no ho-koku-desu. Yoru’niwa yuki’ga yamu-node, sakusen-kekko-kano-tono-koto-desu.”
Rikuson “Master Lakan, the scouts are reporting in. The snow will stop by nightfall. We should be able to launch our strike then.”
羅漢「火槍(かそう)部隊(ぶたい)を急(いそ)がせろ」
Rakan “Kaso-butai’o iso-gase-ro.”
Lakan “Get the fire lancers in position.”
陸孫「はっ!」
Rikuson “Ha!”
Rikuson “Yes, sir!”
羅漢「待(ま)ってろ、猫猫。パパが必(かなら)ず助(たす)けてやるからな!」
Rakan “Mattero, Maomao. Papa’ga kanarazu tasukete-yaru-kara-na!”
Lakan “Just wait, Maomao. Papa’s coming to save you!”
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子昌(シショウ)(眠(ねむ)れない…。禁軍(きんぐん)が攻(せ)めてくるまで、まだ時間(じかん)があるだろうに…。わざわざ私(わたし)に聞(き)こえる場所(ばしょ)で、享楽(きょうらく)にふけっている。一族(いちぞく)の中(なか)から、貞淑(ていしゅく)な妻(つま)や、子(こ)を育(そだ)てた母(はは)ばかり集(あつ)め、男娼(だんしょう)相手(あいて)に堕落(だらく)していくのを見(み)て、楽(たの)しんでいるのだ…。そんな女(おんな)ではなかった…)
Shisho (Nemure-nai… Kin-Gun’ga semete-kuru-made, mada jikan’ga aru-daro-ni… Waza-waza watashi’ni kikoeru basho’de, kyo-raku’ni fukette-iru. Ichi-zoku’no naka’kara, tei-shuku-na tsuma’ya, ko’o sodateta haha-bakari atsume, dansho-aite’ni daraku-shite-iku-no’o mite, tanoshinde-iru-noda… Sonna onna’dewa nakatta…)
Shishou (I can’t sleep. There’s still some time before the royal guard attacks, yet… She indulges in her hedonism within my earshot, on purpose. She gathers virtuous wives and child-raising mothers on purpose, to watch them fall into depravity with male prostitutes. She wasn’t always like this.)
(地響(じひび)き/Ji-hibiki)
子昌「んっ!?あっ…」
Shisho “N!? A…”
子昌「あぁ…まだ禁軍(きんぐん)は動(うご)いていない。では、今(いま)の衝撃(しょうげき)は……あっ!地下(ちか)の火薬(かやく)工房(こうぼう)が!早(はや)くどうにかしなくては!」
Shisho “Aa… Mada kin-gun’wa ugoite-inai. Dewa, ima’no sho-geki’wa……A! Chika’no kayaku-kobo’ga! Hayaku do-nika shi-nakutewa!”
Shishou “The royal guard hasn’t made its move yet. What was that shock, then? The gunpowder workshop in the basement?! I have to do something!”
子昌(そう思(おも)っていても動(うご)けない。情(なさ)けない話(はなし)だ。ここ20年(にじゅうねん)、まともに眠(ねむ)れていない。あれから私(わたし)の苦痛(くつう)が始(はじ)まった)
Shisho (So omotte-itemo ugoke-nai. Nasake-nai hanashi-da. Koko niju-nen, matomo-ni nemurete-inai. Are’kara watashi’no kutsu’ga hajimatta.)
Shishou (I know this, yet I do nothing. How pathetic. I haven’t slept well at all for two decades, now. That was when all of my pain started.)
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先帝(せんてい)「お前(まえ)に頼(たの)みがあるのだ。私(わたし)の娘(むすめ)を、妻(つま)として迎(むか)えて欲(ほ)しい」
Sentei “Omae’ni tanomi’ga aru-noda. Watashi’no musume’o, tsuma-to-shite mukaete-hoshii.”
The late emperor “I must ask you to do something for me. I want you to take my daughter as your wife.”
子昌「あっ…」
Shisho “A…”
先帝「大宝(タイホウ)と不義(ふぎ)を働(はたら)いた医官(いかん)の娘(むすめ)として、宮中(きゅうちゅう)から追放(ついほう)し、あの子(こ)には長(なが)く苦労(くろう)を強(し)いてきた。本来(ほんらい)なら公主(ひめ)として、宮中(きゅうちゅう)で何不自由(なにふじゆう)なく暮(く)らしていたはずだったのに…」
Sentei “Taiho’to fugi’o hataraita ikan’no musume-to-shite, kyu-chu’kara tsuiho-shi, ano-ko’niwa nagaku kuro’o shiite-kita. Honrai-nara hime-to-shite, kyu-chu’de nani-fujiyu-naku kurashite-ita-hazu-datta-noni…”
The late emperor “I had her exiled as the daughter born as a result of adultery between Taihou and the doctor. I made her live such a hard life. Even though she deserved to be raised as a princess in the palace, free from all worries.”
子昌(妻(つま)を持(も)つ気(き)はなかったが、気(き)が弱(よわ)り始(はじ)めていた先帝(せんてい)の頼(たの)みを断(ことわ)ることはできなかった)
Shisho (Tsuma’o motsu ki’wa nakatta-ga, ki’ga yowari-hajimete-ita sentei’no tanomi’o kotowaru-koto’wa deki-nakatta.)
Shishou (I had no intention of taking a wife, but I couldn’t decline a request from the rapidly weakening emperor.)
先帝「子昌(シショウ)。お前(まえ)は私(わたし)の忠臣(ちゅうしん)だ。引(ひ)き受(う)けてくれれば、お前(まえ)の望(のぞ)みは何(なん)でも叶(かな)えてやろう」
Sentei “Shisho. Omae’wa watashi’no chu-shin-da. Hiki-ukete-kure-reba, omae’no nozomi’wa nan-demo kanaete-yaro.”
The late emperor “Shishou, you are my most loyal supporter. If you accept this, I will grant you any wish.”
子昌(私(わたし)には、後宮(こうきゅう)に入内(じゅだい)した婚約者(こんやくしゃ)がいた)
Shisho (Watashi’niwa, kokyu’ni judai-shita kon’yaku-sha’ga ita.)
Shishou (I had a fiancée who’d entered the rear palace.)
子昌「本当(ほんとう)に叶(かな)えて下(くだ)さるなら…」
Shisho “Honto-ni kanaete-kudasaru-nara…”
Shishou “If you would truly grant any wish…”
子昌(私(わたし)は先帝(せんてい)の娘(むすめ)を妻(つま)として迎(むか)え、翠苓(スイレイ)が生(う)まれた。そして、後宮(こうきゅう)から婚約者(こんやくしゃ)の神美(シェンメイ)が戻(もど)ってきたが、その結果(けっか)がこれだ)
Shisho (Watashi’wa sentei’no musume’o tsuma-to-shite mukae, Suirei’ga umareta. Soshite, kokyu’kara kon’yaku-sha’no Shenmei’ga modotte-kita-ga, sono kekka’ga kore-da.)
Shishou (I accepted the late emperor’s daughter as my wife, and Suirei was born. Then, my fiancée Shenmei returned from the rear palace, and this is how that turned out.)
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神美(シェンメイ)「ん?」
Shenmei “N?”
神美「何(なん)なの?さっきの音(おと)」
Shenmei “Nan-nano? Sakki’no oto.”
Shenmei “What was that noise from earlier?”

子昌「これから確(たし)かめるところだ」
Shisho “Kore-kara tashi-kameru-tokoro-da.”
Shishou “I’m going to find out right now.”
2人「ん?」
Futari “N?”
神美「何(なん)ですか、楼蘭(ロウラン)!その、はしたない格好(かっこう)は!?」
Shenmei “Nan-desu-ka, Roran! Sono, hashita-nai kakko’wa!?”
Shenmei “What is this, Loulan?! You’re absolutely filthy!”
楼蘭「お母様方(かあさまがた)に言(い)われたくありません。子供(こども)たちを放置(ほうち)し、快楽(かいらく)に身(み)を投(とう)じる、あなた方(がた)にだけは」
Roran “Okaa-sama-gata’ni iware-taku-ari-masen. Kodomo-tachi’o ho-chi-shi, kairaku’ni mi’o to-jiru, anata-gata’ni-dake’wa.”
Loulan “I won’t take that from you, Mother. Nor from any of you, who have descended into decadence, leaving your children behind.”
響迂の母「あっ!」
Kyo-u’no haha “A!”
神美「楼蘭(ロウラン)!」
Shenmei “Roran!”
Shenmei “Loulan?!”
子昌(これは、私(わたし)の娘(むすめ)だろうか?いつも神美(シェンメイ)に従順(じゅうじゅん)で、命令(めいれい)されるままに着飾(きかざ)る人形(にんぎょう)のような子(こ)だと思(おも)っていた)
Shisho (Kore’wa, watashi’no musume-daro-ka? Itsumo Shenmei’ni ju-jun’de, meirei-sareru-mama’ni ki-kazaru ningyo’no-yona ko-dato omotte-ita.)
Shishou (Is this… really my daughter? I thought she was just a doll, always obedient to Shenmei and dressing as Shenmei ordered her to.)
翠苓「あ…」
Suirei “A…”
楼蘭「姉様(ねえさま)、ごめん。遅(おそ)くなった」
Roran “Nee-sama, gomen. Osoku-natta.”
Loulan “I’m sorry, Dear Sister. I’m late.”
子昌(いつものことのように手慣(てな)れている。神美(シェンメイ)が翠苓(スイレイ)を疎(うと)んでいたのは知(し)っていた。しかし、こんな折檻(せっかん)を日常的(にちじょうてき)に?私(わたし)が宮中(きゅうちゅう)に出仕(しゅっし)している間(あいだ)に。なんと至(いた)らない父親(ちちおや)か…)
Shisho (Itsumo’no koto’no-yoni te-narete-iru. Shenmei’ga Suirei’o utonde-ita-nowa shitte-ita. Shikashi, konna sekkan’o nichijo-teki-ni? Watashi’ga kyu-chu’ni shusshi-shite-iru-aida’ni. Nanto itara-nai chichi-oya-ka…)
Shishou (It’s like she’s done this dozens of times before. I knew Shenmei resented Suirei. But was this level of abuse commonplace? While I was serving at the palace… What a pathetic father I am.)
楼蘭「お父様(とうさま)。最後(さいご)くらい、責任(せきにん)を取(と)ってください」
Roran “Oto-sama. Saigo-kurai, sekinin’o totte-kudasai.”
Loulan “Father. As a final act, take responsibility for once in your life.”
子昌「はっ…、楼蘭(ロウラン)…」
Shisho “Ha…, Roran…”
Shishou “Loulan…”
楼蘭「お父様(とうさま)は、狐(きつね)の里(さと)の狸(たぬき)おやじです。最後(さいご)まで、化(ば)かしていきましょう」
Roran “Oto-sama’wa, kitsune’no sato’no tanuki-oyaji desu. Saigo’made, bakashite-iki-masho.”
Loulan “You’re the tanuki master of a village of foxes. Let’s pull off one last trick.”
(地響(じひび)き/Ji-hibiki)
神美「何(なに)?これは!?」
Shenmei “Nani? Kore’wa!?”
Shenmei “What is this?!”
神美「あっ!雪崩(なだれ)……武器庫(ぶきこ)が…あれが埋(う)もれては、戦(いくさ)が……」
Shenmei “A! Nadare…… Buki-ko’ga… are’ga umoretewa, ikusa’ga……”
Shenmei “An avalanche?! The armory… We can’t fight without it!”
楼蘭「火薬(かやく)もありません。燃(も)やしましたから」
Roran “Kayaku’mo ari-masen. Moyashi-mashita-kara.”
Loulan “No gunpowder, either. I burned it all.”
神美「楼蘭(ロウラン)、お前(まえ)…」
Shenmei “Roran, omae…”
Shenmei “Loulan, you―”
楼蘭「勝(か)てぬ相手(あいて)と分(わ)かっていたはずです。お父様(とうさま)…、お母様(かあさま)は私(わたし)が見届(みとど)けますから」
Roran “Kate-nu aite-to wakatte-ita-hazu-desu. Oto-sama…, Okaa-sama’wa watashi’ga mitodoke-masu-kara.”
Loulan “You knew we had no chance to win. Father. I will see Mother off.”
子昌(『責任(せきにん)を取(と)れ』か…)
Shisho (‘Seki-nin’o tore’ka…)
Shishou (Take responsibility…)
子昌「そうだな。私(わたし)の責任(せきにん)だな」
Shisho “So-dana. Watashi’no seki-nin dana.”
Shishou “She’s right. It’s my responsibility.”
――――――――――――――――――――――――――――――
兵士「武器庫(ぶきこ)が雪(ゆき)で埋(う)もれているぞ!もっと人(ひと)を集(あつ)めろ!」
Hei-shi “Buki-ko’ga yuki’de umorete-iru-zo! Motto hito’o atsume-ro!”
Soldier “The armory’s buried under the snow! Get more men over here!”
兵士「禁軍(きんぐん)が攻(せ)めてくるまで時間(じかん)がないぞ!」
Hei-shi “Kin-gun’ga semete-kuru-made jikan’ga nai-zo!”
Soldier “There’s no time before the royal guard arrives!”
兵士「うっ!」
Hei-shi “U!”
兵士「あっ…」
Hei-shi “A…”
兵士「て…敵襲(てきしゅう)だ~!!」
Hei-shi “Te…Teki-shu-daaa!!”
Soldier “We’re under attack!”

――――――――――――――――――――――――――――――
兵士「禁軍(きんぐん)、いつの間(ま)に!?」
Hei-shi “Kin-gun, itsu’no-ma’ni!?”
Soldier “The royal guard?! When?!”
兵士「迎(むか)え討(う)て~!」
Hei-shi “Mukae-uteee!”
Soldier “Fend them off!”
壬氏「敵(てき)は混乱(こんらん)している!一気(いっき)に叩(たた)け!」
Jinshi “Teki’wa konran-shite-iru! Ikki-ni tatake!”
Jinshi “The enemy is in disarray! Strike them now!”
兵士「うぅ…」
Hei-shi “Uu…”
壬氏「戦(たたか)う意思(いし)のない者(もの)は殺(ころ)すな、捕縛(ほばく)せよ!」
Jinshi “Tatakau ishi’no nai mono’wa korosu-na, hobaku-seyo!”
Jinshi “Don’t kill those who have no will to fight. Capture them!”
壬氏「兵(へい)が思(おも)ったより少(すく)ないな」
Jinshi “Hei’ga omotta-yori sukunai-na.”
Jinshi “There’s fewer soldiers than I expected.”
馬閃(バセン)「前方(ぜんぽう)に詰(つ)めていた兵(へい)の多(おお)くは、火炎(かえん)に対処(たいしょ)するため、建物(たてもの)の方(ほう)へ行(い)っているようです」
Basen “Zenpo’ni tsumete-ita hei’no ooku’wa, kaen’ni taisho-suru-tame, tate-mono’no-ho’e itte-iru-yo-desu.”
Basen “Most of the soldiers who were supposed to defend the front returned to the building to fight the fire.”
壬氏「先(さき)へ進(すす)む」
Jinshi “Saki’e susumu.”
Jinshi “We push on.”
馬閃「はっ!」
Basen “Ha!”
Basen “Yes, sir!”
李白(リハク)「こんなとんでもねえ策(さく)がうまくいくとは…。しかし、宮廷(きゅうてい)でも狸(たぬき)おやじと言(い)われた子昌(シショウ)が、こんな場所(ばしょ)に立(た)てこもるなんて、馬鹿(ばか)な真似(まね)をするものかねぇ」
Rihaku “Konna tondemo-nee saku’ga umaku-iku-towa… Shikashi, kyu-tei’demo tanuki-oyaji-to iwareta Shisho’ga, konna basho’ni tate-komoru-nante, baka-na mane’o suru-mono-kanee.”
Lihaku “Who’d have thought this tactic would go so well… Also, who’d have thought Shishou, known for his wiles in the palace, would make the mistake of holing up in a place like this.”
李白(だが、それ以上(いじょう)に、嬢(じょう)ちゃんの上官(じょうかん)の天女(てんにょ)と呼(よ)ばれた宦官(かんがん)が、まさか禁軍(きんぐん)の大将(たいしょう)として出(で)てくるとは、みんな驚(おどろ)いたよなぁ)
Rihaku (Daga, sore-ijo’ni, jo-chan’no jo-kan’no ten-nyo-to yobareta kangan’ga, masaka Kin-Gun’no taisho-to-shite dete-kuru-towa, minna odoroita-yonaa.)
Lihaku (Moreover… The little lady’s boss, the eunuch with the beauty of a heavenly goddess, showing up as the leader of the royal guard… Everyone was shocked to the core.)
壬氏「皇族(こうぞく)が率(ひき)いる禁軍(きんぐん)が採(と)る策(さく)に、ふさわしくないと思(おも)う者(もの)もいるだろう。だが、自軍(じぐん)の被害(ひがい)を抑(おさ)えるには、この策(さく)が最(もっと)も良(よ)い。そう私(わたし)が判断(はんだん)した。虚(きょ)を突(つ)く策(さく)とのそしりは、私(わたし)が受(う)ける!」
Jinshi “Ko-zoku’ga hikiiru Kin-Gun’ga toru saku’ni, fusawashiku-nai-to omou-mono’mo iru-daro. Daga, jigun’no higai’o osaeru’niwa, kono saku’ga mottomo yoi. So watashi’ga handan-shita. Kyo’o tsuku saku-tono soshiri’wa, watashi’ga ukeru!”
Jinshi “Some may think this is not the strategy befitting the royal guard, a proud force led by an imperial family member. However, this is the best strategy to minimize our casualties. That is my decision. I will accept any criticism that it is a sneak attack!”
李白(全(まった)く、どんな頭(あたま)してんだか…。こんな策(さく)を考(かんが)えた奴(やつ)も、策(さく)を採(と)るお方(かた)も…)
Rihaku (Mattaku, donna atama shitenda-ka… Konna saku’o kangaeta yatsu’mo, saku’o toru okata’mo…)
Lihaku (Really, what goes on in their heads? Those who come up with plans like these, and those who accept them.)
馬閃「おい、お前(まえ)!中(なか)はどんな様(さま)だ?」
Basen “Oi, omae! Naka’wa donna sama-da?”
Basen “Hey, you! What’s it like in there?”
兵士「と…とにかく、早(はや)く火(ひ)を消(け)さないと奥様(おくさま)に…あぁ!」
Hei-shi “To…Toni-kaku, hayaku hi’o kesa-naito oku-sama’ni… Aa!”
Soldier “I have to put out the fire, or else the lady will…”
李白「お待(ま)ちください」
Rihaku “Omachi-kudasai.”
Lihaku “Please, wait!”
壬氏「進言(しんげん)か?」
Jinshi “Shin-gen-ka?”
Jinshi “You wish to speak?”
李白「はっ」
Rihaku “Ha.”
Lihaku “Yes.”
壬氏「許(ゆる)す」
Jinshi “Yurusu.”
Jinshi “I’ll allow it.”
李白「では、お言葉(ことば)に甘(あま)えて。この煙(けむり)では、長居(ながい)は無用(むよう)だと思(おも)います。中(なか)にいる人間(にんげん)も、すぐさま外(そと)に出(で)てきましょう」
Rihaku “Dewa, okotoba’ni amaete. Kono kemuri’dewa, nagai’wa muyo-dato omoi-masu. Naka’ni iru ningen’mo, sugu-sama soto’ni dete-kima-sho.”
Lihaku “Thank you. This smoke means we shouldn’t linger here. Everyone inside will come out before long.”
壬氏「分(わ)かっている。だが、逃(に)げられない者(もの)がいるかもしれない」
Jinshi “Wakatte-iru. Daga, nige-rare-nai-mono’ga iru-kamo shire-nai.”
Jinshi “I know. But there may be some inside who are trapped.”
李白「それなら、我々(われわれ)で捜(さが)しますので」
Rihaku “Sore-nara, ware-ware’de sagashi-masu-node.”
Lihaku “We’ll go search in your stead, then.”
壬氏「そういうわけにはいかない」
Jinshi “So-iu-wake’niwa ika-nai.”
Jinshi “I can’t stay out of this.”
李白(貴(とうと)き方(かた)には、安全(あんぜん)な所(ところ)にいてほしいんだが…)
Rihaku (To-toki kata’niwa, anzen-na tokoro’ni ite-hoshii-n-daga…)
Lihaku (It would be great if your precious self could stay somewhere safe…)
壬氏「ここに、漢大尉(カンたいい)の娘(むすめ)が捕(と)らえられている」
Jinshi “Koko’ni, Kan-tai’i’no musume’ga torae-rarete-iru.”
Jinshi “Grand Commandant Kan’s daughter is being held here.”
李白「ここにですか?」
Rihaku “Koko’ni desu-ka?”
Lihaku “Here?!”
壬氏「ああ」
Jinshi “Aa.”
Jinshi “Yes.”
李白「見捨(みす)てれば、新(あら)たな政敵(せいてき)が生(う)まれますね」
Rihaku “Misute-reba, arata-na sei-teki’ga umare-masu-ne.”
Lihaku “If you let her die… You’ll make a new political enemy.”
壬氏「ああ、そうだな」
Jinshi “Aa, so-dana.”
Jinshi “Yes, indeed.”
李白「なら俺(おれ)は、俺の仕事(しごと)を全(まっと)うするだけだ。…ん?」
Rihaku “Nara ore’wa, ore’no shigoto’o matto-suru-dake-da. …N?”
Lihaku “I’ll just do my job, then.”
猫猫(あれは…。まさかな…、こんな所(ところ)にいるわけない。すぐに禁軍(きんぐん)が入(はい)ってくる。ここにいる私(わたし)も、子(シ)の一族(いちぞく)の人間(にんげん)だと思(おも)われかねない。だけど……)
Maomao (Are’wa… Masaka-na…, konna tokoro’ni iru-wake-nai. Sugu-ni Kin-gun’ga haitte-kuru. Koko’ni-iru watashi’mo, Shi’no-ichi-zoku’no ningen-dato omoware-kane-nai. Dakedo……)
Maomao (Is that…? No way. There’s no way he would be here. The royal guard will arrive any moment now. I might get mistaken as a member of the Shi clan if I stay here. But…)
楼蘭「後(あと)は頼(たの)んだから」
Roran “Ato’wa tanonda-kara.”
Loulan “Please take care of the rest.”
猫猫(逃(に)げりゃいいのに、馬鹿(ばか)だよな。子翠(シスイ)のこと言(い)えたもんじゃない)
Maomao (Nige-rya ii-noni, baka-dayo-na. Shisui’no-koto ieta-mon-ja nai.)
Maomao (I should have run. What an idiot I am. I’m in no position to criticize Shisui.)
猫猫「ん…」(せめて話(はなし)の通(つう)じる奴(やつ)であってくれ!)
Maomao “N…” (Semete hanashi’no tsu-jiru yatsu’de atte-kure!)
Maomao (I hope whoever busts in here is reasonable!)
猫猫「んっ!あっ…」
Maomao “N! A…”
猫猫「すみません。保護(ほご)していただけますか?壬氏様(ジンシさま)」
Maomao “Sumi-masen. Hogo-shite-itadake-masu-ka? Jinshi-sama.”
Maomao “Sorry to trouble you, but could you protect me, Master Jinshi?”
壬氏「怪我(けが)しているのか?血(ち)が…」
Jinshi “Kega-shite-iru-noka? Chi’ga…”
Jinshi “Are you hurt? That blood…”
猫猫「問題(もんだい)ありません。返(かえ)り血(ち)です」
Maomao “Mondai ari-masen. Kaeri-chi desu.”
Maomao “It’s fine. It’s not mine.”
壬氏「問題(もんだい)あるだろ!」
Jinshi “Mondai aru-daro!”
Jinshi “That’s not fine!”
猫猫「蛇(へび)の血(ち)ですので」
Maomao “Hebi’no chi desu-node.”
Maomao “It’s just snake blood.”
壬氏「蛇(へび)?」
Jinshi “Hebi?”
Jinshi “Snake?”
猫猫(何(なん)だかこの感(かん)じ、懐(なつ)かしいな)
Maomao (Nandaka kono kanji, natsukashii-na.)
Maomao (I missed this atmosphere.)
壬氏「おい、それは…」
Jinshi “Oi, sore’wa…”
Jinshi “Hey, is that…”
猫猫「ん?」
Maomao “N?”
禁軍兵「東宮(とうぐう)!」
Kin-gun-hei “To-gu!”
Royal soldier “Crown Prince!”
壬氏「今(いま)は東宮(とうぐう)ではない。玉葉(ギョクヨウ)妃(ひ)が皇子(みこ)をご出産(しゅっさん)された」
Jinshi “Ima’wa To-gu’dewa nai. Gyokuyo-hi’ga miko’o go-shussan-sareta.”
Jinshi “I am no longer crown prince. Lady Gyokuyou gave birth to a prince.”
猫猫「東宮(とうぐう)…」(それが壬氏様(ジンシさま)の正体(しょうたい)か。皇弟(おうてい)は19歳(じゅうきゅうさい)。25歳(にじゅうごさい)の壬氏様(ジンシさま)と歳(とし)が合(あ)わないと思(おも)っていたが…)
Maomao “To-gu…” (Sore’ga Jinshi-sama’no sho-tai-ka. O-tei’wa ju-kyu-sai. Niju-go-sai’no Jinshi-sama’to toshi’ga awa-nai-to omotte-ita-ga…)
Maomao “Crown Prince…” (So that’s who Master Jinshi really was. The emperor’s younger brother is 19 years old. I thought Master Jinshi was supposed to be 25, but…)
猫猫「壬氏様(ジンシさま)、老(ふ)けてるんですね」
Maomao “Jinshi-sama, fuketerun-desu-ne.”
Maomao “Master Jinshi, you’re younger than you look.”
壬氏「んっ…。李白(リハク)はいるか?」
Jinshi “N… Rihaku’wa iru-ka?”
Jinshi “Lihaku! Are you here?!”
李白「はっ!」
Rihaku “Ha!”
Lihaku “Yes, sir!”
壬氏「後(あと)は任(まか)せた」
Jinshi “Ato’wa makaseta.”
Jinshi “I’ll leave this to you.”
李白「つかぬことを聞(き)く。宮中(きゅうちゅう)で働(はたら)く猫猫(マオマオ)という娘(むすめ)に似(に)ている気(き)がするんだが」
Rihaku “Tsukanu-koto’o kiku. Kyu-chu’de hataraku Maomao-to-iu musume’ni nite-iru ki’ga suru-n-daga.”
Lihaku “I have a question for you. You resemble a girl who works in the palace, called Maomao.”
猫猫「本人(ほんにん)です」
Maomao “Hon-nin desu.”
Maomao “That’s me.”
李白「なぜここにいる?」
Rihaku “Naze koko’ni iru?”
Lihaku “What are you doing here?”
猫猫「さらわれました」
Maomao “Saraware-mashita.”
Maomao “I was kidnapped.”
李白「お前(まえ)の父(とう)ちゃんって…」
Rihaku “Omae’no to-chantte…”
Lihaku “Wait, so is your father…”
猫猫「あれの名前(なまえ)を出(だ)さないでください。『あのおっさん』とかで」
Maomao “Are’no namae’o dasa-nai-de kudasai. ‘Ano ossan’-toka’de.”
Maomao “Please don’t say his name. Just ‘that old guy’ is fine.”
李白「分(わ)かった。いやぁ、悪(わる)い悪い。お前(まえ)が言(い)うなら、そうなんだろう。それにしても、汚(きた)ねぇ格好(かっこう)だな。血(ち)だらけだぞ?」
Rihaku “Wakatta. Iyaa, warui-warui. Omae’ga iu-nara, so-nan-daro. Sore’ni-shitemo, kitanee kakko-dana. Chi-darake-dazo?”
Lihaku “Right. Well, sorry about that! If you say so, then that must be it. You’re quite a mess. Look at all that blood.”
猫猫「蛇(へび)の返(かえ)り血(ち)です」
Maomao “Hebi’no kaeri-chi desu.”
Maomao “It’s snake blood.”
李白「怪我(けが)とかやめてくれよ?あのおっさん、まともに運動(うんどう)もできないのに無茶(むちゃ)して、腰(こし)やって動(うご)けなくなってるぜ」
Rihaku “Kega-toka yamete-kure-yo? Ano ossan, matomo-ni undo’mo deki-nai-noni mucha-shite, koshi yatte ugoke-naku-natteru-ze.”
Lihaku “Don’t get hurt or anything, okay? That old guy got all worked up and threw out his back. He can’t move.”
猫猫「雪崩(なだれ)も、それに乗(じょう)じた奇襲(きしゅう)も、あのおっさんの策(さく)ですか?」
Maomao “Nadare’mo, sore’ni jojita kishu’mo, ano ossan’no saku desu-ka?”
Maomao “Were the avalanche and the surprise attack timed with it his plan, too?”
李白「ああ。…ん?誰(だれ)か、寝(ね)ているのか?」
Rihaku “Aa. …N? Dare-ka, nete-iru-noka?”
Lihaku “Yeah. Hmm? Is someone asleep here?”
猫猫「子供(こども)です。でも、息(いき)はしていません。毒(どく)をあおったようです」
Maomao “Kodomo-desu. Demo, iki’wa shite-ima-sen. Doku’o aotta-yo-desu.”
Maomao “Children. But they’re not breathing. I think they drank poison.”
李白「そうか…。生(い)き残(のこ)っても、一族(いちぞく)は、まとめて刑(けい)に処(しょ)される。女(おんな)・子供(こども)も関係(かんけい)ない。やりきれねぇな」
Rihaku “Soka… Iki-nokottemo, ichi-zoku’wa matomete kei’ni sho-sareru. Onna, kodomo’mo kankei-nai. Yari-kire-nee-na.”
Lihaku “I see. Even if they did survive, they’d all be executed. Women, children, it doesn’t matter. I don’t like it.”
猫猫「処刑(しょけい)された者(もの)たちは、打(う)ち捨(す)てられるのでしょうか?」
Maomao “Shokei-sareta mono-tachi’wa, uchi-sute-rareru-no-desho-ka?”
Maomao “Are the remains of the executed left to rot?”
李白「いや、火葬(かそう)した上(うえ)で埋葬(まいそう)される」
Rihaku “Iya, kaso-shita-ue’de maiso-sareru.”
Lihaku “No, they’re cremated and then buried.”
猫猫「せめて、母親(ははおや)と一緒(いっしょ)に弔(とむら)うことはできないでしょうか?」
Maomao “Semete, haha-oya’to issho-ni tomurau-koto’wa deki-nai-desho-ka?”
Maomao “Could they at least be allowed to rest with their mothers?”
李白「そういうことは、俺(おれ)の仕事(しごと)じゃない。…まるで眠(ねむ)ってるみたいだな。お~い、手(て)を貸(か)してくれ!」
Rihaku “So-iu-koto’wa, ore’no shigoto-ja nai. …Marude nemutteru-mitai-dana. Oooi, te’o kashite-kure!”
Lihaku “That’s not my job. It’s like they’re asleep. Hey! I need a hand here!”
禁軍兵たち「はっ!」
Kin-gun-hei-tachi “Ha!”
Royal soldiers “Yes, sir!”
猫猫「李白様(リハクさま)?」
Maomao “Rihaku-sama?”
Maomao “Master Lihaku?”
李白「ここに放置(ほうち)するわけにもいかねえだろ。一緒(いっしょ)に弔(とむら)うことはできねえけど、こそっと墓地(ぼち)の近(ちか)くに埋(う)めるくらいならできる」
Rihaku “Koko’ni ho-chi-suru-wake’nimo ika-nee-daro. Issho-ni tomurau-koto’wa deki-nee-kedo, kosotto bochi’no chikaku’ni umeru-kurai-nara dekiru.”
Lihaku “We can’t just leave them here, right? I can’t give them a proper funeral, but I could bury them nearby, secretly.”
猫猫「罪(つみ)に問(と)われませんか?」
Maomao “Tsumi’ni toware-masen-ka?”
Maomao “Wouldn’t you be punished for that?”
李白「分(わ)からん。そん時(とき)はお前(まえ)が何(なん)とかしてくれ」
Rihaku “Wakaran. Son-toki’wa omae’ga nan-toka shite-kure.”
Lihaku “Dunno. If something happens, help bail me out, okay?”
猫猫「何(なん)とかと言(い)われましても……」
Maomao “Nan-toka-to iware-mashitemo……”
Maomao “Me, help you? How…”
李白「おっ。一(ひと)つ、いい手(て)があるぞ。お前(まえ)があのおっさんをパパとでも呼(よ)んだら、何(なん)でも言(い)うこと…んっ!すまん。今のは、無(な)しだ…」
Rihaku “O. Hitotsu, ii te’ga aru-zo. Omae’ga ano ossan’o papa-to-demo yon-dara, nan-demo iu-koto… N! Suman. Ima-nowa nashi-da…”
Lihaku “Oh, I know! Just go up to that old guy and call him “Papa” or something. He’ll let you― Sorry, never mind.”
猫猫「その笛(ふえ)は?」
Maomao “Sono fue’wa?”
Maomao “What was that whistle for?”
李白「無事(ぶじ)、命令(めいれい)を完遂(かんすい)した合図(あいず)だ。…さあ、行(い)こうぜ。嬢(じょう)ちゃんを無事(ぶじ)に連(つ)れ出(だ)すのが、俺(おれ)の仕事(しごと)だ」
Rihaku “Buji, meirei’o kansui-shita aizu-da. …Saa, iko-ze. Jo-chan’o buji-ni tsure-dasu-noga, ore’no shigoto-da.”
Lihaku “To signal that I fulfilled an order. Let’s go. Getting you out safely is my job.”
猫猫(私(わたし)は、子翠(シスイ)から託(たく)されたことを全(まっと)うする。それだけだ)
Maomao (Watashi’wa, Shisui’kara taku-sareta-koto’o matto-suru. Sore-dake-da.)
Maomao (I’ll do what Shisui entrusted me with. That’s all.)
(Continue to Episode 23/Ep.47)

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昨日元彼と寿司屋で出くわしてしまった一件からかなりメンタルがやられている。自分から振ったくせに振られたみたいなムーブメントまじできもちわりいな自分と思うけれどもうどうしようもない。
そんなときに限って彼氏が休日出勤だというので家でたった一人しにそうなメンタルを抱えて生きることしかできなかった。9個持っているTwitterアカウントのうちのひとつで、しぬー、と呟いたらGWに飲みに行った男友達から連絡が来る。電話を繋げて一連のことを話して、それから元彼の悪口大会と今彼褒め褒め大会を挙行した。気分はだいぶ落ち着いたが、やはり少しでも一人で考え事をするタイミングがくると突然にバッドに入ってしまう。まじで自分がきもすぎる。
電話をした男友達は高校時代からの友人である。当時のわたしは運動部のマネージャーをしていて、彼はそのときの部員であった。大学に入ってからも、年に1〜2回のペースで飲みに行っている。
その男友達と話していると毎回話題に上がるひとがいる。高校時代に付き合っていた元彼のことだ。昨日寿司屋で再会した元彼の、一つ前に付き合っていたひとだ。高3の頃だった。わたしは部内の副キャプテンと付き合った。そして大学1年生の冬に順当に別れた。そういう元彼がいる。
自分で言ってしまうが、わたしと副キャプ元彼は誰がどう見ても美女と野獣カップルであった。わたしの容姿は言ってしまえば、社会生活において容姿差別を受けることはないくらいに恵まれたものであるが、副キャプ元彼は、他者に不快感を与える可能性のある容姿をしている。当時のわたしは彼の性格が好きだったから付き合っていたのだが、そのうちやさしくなくなってくる彼に対して、「わたしにやさしくしない野獣きもすぎ、別れよ〜」と思いすっぱり別れたのだ。寿司屋元彼の足元にも及ばないくらいに未練がない。こういうと寿司屋元彼に未練があるみたいで嫌だな。なんどでも言うが寿司屋元彼はわたしが振ったのだ。3年付き合って同棲までして振ったの。それはいいとして、副キャプ元彼の話を男友達としていた。あいつ今どうしてんの? と聞いて、男友達が副キャプ元彼のインスタを内通してくれた。そしたらさ、副キャプ元彼、撮り鉄になってた。は?
さて、これから撮り鉄に対する差別・偏見発言をするので嫌な方は注意してね
なぜおまえは撮り鉄になった? そんな要素なかったじゃん。なにがお前をそうさせたん? 何をどう生きたら撮り鉄になるの? ていうか、わたしの元彼遍歴を穢さないでくれ(最低)。元彼が撮り鉄ってなんかいやじゃないですか? べつに趣味を否定したいわけじゃないんだけど、付き合う相手の趣味として許せないランキング上位に撮り鉄があってさ。単純に、え、なんで? となる。最低だ。
恋人の趣味として撮り鉄が許せない、という話に関連して、このままわたしの最低話をしていいですか? 女性アイドルを推している男性、マジで恋愛対象に入らない。女性アイドルに注ぐ熱量、ぜんぶこっちに注げよと思ってしまう。女性アイドルに対して感じるポジティブな感情を全部わたしに注いでほしい。あと女優に対して綺麗とか言わないでほしい。全部その感情わたしに注げよ。寿司屋元彼が小松菜奈がすきで、そのせいでわたしは小松菜奈がきらいになってしまった。そういうやつなんですよわたしは。あと、一時期彼氏がAV観てるのが許せないみたいな時期もあった。〇〇撮り許すからAV観ないで、みたいなエグい時期。そのときはさすがにどうにかしていた。とにかく、女に対して抱きうる正の感情が全部自分に向いていないと気が済まないというタイプの人間なので、まじで、まじで許せなかった。
ここでわたしの最低ポイントを暴露するけど、わたしはふつうにジャイアンなので、相手が女性アイドルを推すのはゆるせないけど、わたしはふつうに乙女ゲームとかするし常田大希かっこい〜とか言うし花山薫に嫁ぎたいとか平気な顔して言うからね。これをモラハラと言います。相手がAV観るの許せないとかいうけど、わたしはAVふつうに買うし。彼氏の女友達とか全員死ねとか平気で思ってるけどわたしは男友達と電話するし飲み行くし。やばいでしょ。わたしはこのやばさを受け入れてくれる人としか付き合えないの。顔が可愛いからぜんぶ許されている。そして歴代元彼全員にそれを強いていた。もちろん今もだ。わたしと付き合えていることに感謝しろよ、おまえわたしと別れたらこんなおもしれー女と二度と付き合えないけど大丈夫そ? みたいな感じ。恋愛強者みたいなムーブメントが得意で、わたしに優しくしない男は全員死ね、彼氏の女友達も全員死ね、彼氏らぶ♡ じゃあとりあえず死ぬまで愛してね♡ってかんじ。追いたいなら追えば? みたいな恋愛。そうじゃないと気が済まない。尽くせよ、追えよ、そうしたらわたしも愛してあげる。終わってる。引いてもいいよ、私も自分に引くから。なぜ今までこれが罷り通ってきたのかわからない。
話がとっ散らかってしまったけれどメンタルが荒れているといことだけわかってもらえればいいかも。
そしてそろそろ小説を書きたいよ、このモヤモヤを文字にできたらきっと面白い小説が書けると思うから
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