#シェイクスピアの言葉を泳ぐ
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onishihitsuji84 · 1 year ago
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『ガラスの街』
 五月は読書の月だ。僕は本を読んだ。数多の本を。  最初、それは次の小説のアイデアを得るためだった。頭上の樹々からワインのための葡萄をもぎ取るような、循環を続けるにあたっての摂取だった。いきおい堕落しつつある現実から少しでも意識を逸らすためでもあった。  普段の僕は、本を読んで時間を過ごすことは少ない。長い時間ひとつの文章に集中することができないのだ。  それに読むことよりは書くことのほうがずっと大切だと僕は思っている。読む行為は、現実という制限された枠組みのなかではせいぜい膝丈ほどの優先度しかなかった。  しかし五月ではあらゆるものが落下した。熟れ過ぎた果実が枝との繋がり終え、足元に開いた坩堝に呑み込まれていった。読む行為もそうだ。落ち、煮え滾る器の中で混合した。  いまでは僕の「読む」は混沌としている。それはいまでは長身の僕、その僕以上にのっそりとそびえる一本の巨大な柱となっている。物言わぬ花崗岩の柱。五月、僕はそんな柱を中心にぐるぐると回り続けている。手は文庫本に添えられ���目は9.25ポイントの文字に注がれている。足は僕の意識から離れて交互に動いている。ひたすら歩き、ひたすら読んでいる。柱から少し離れた誰彼にどう見られているかどう言われているかなんてことお構いなしに。
 いや。そんな話自体がどうでもいい。関係ない。  きょう、僕は自分自身が”うすのろ”だということを語りにきたのだ。
***
 五月。  僕はどんなものを読んだのだろうか。   金ができて僕がまずやったことは大学生協の本屋に行くことだった。カウンターで二枚つづりの注文用紙を手に取り、もう何年も使い続けている青のボールペンで書いた。 "9784002012759"  週明け、僕は地下の生協で注文の品を受け取った。『失われた時を求めて』全十四冊。いまは第一巻を読んでいる。僕がふと目をあげると、あの遠い窓の奥で、大叔母が目を爛々と輝かせているというイメージが浮かぶ。泳ぐような精神の移ろいもまた。
 シェイクスピアの『夏の夜の夢』も読んだ。 『MONKEY』のvol.31の三篇、ケン・リュウ「夏の読書」、イーディス・ウォートン「ジングー」、ボルヘス「バベルの図書館」も読んだ。  仕方なく後回しにされていた本を買って読んだのだ。  金銭の自由は、精神という鈍い壁に茂っていた蔓植物のような不足を一太刀で解決した。
『春の庭』も読んだ。『九年前の祈り』も。  ウルフの『波』も読み始めている。  僕の貪欲は、過去に読んだことがあるかどうかなんてものでは選ばなかった。カーヴァーの『象』、春樹の「タイ・ランド」、マンローの「イラクサ」、ヴォネガットの『スローターハウス5』。マラマッドの「悼む人」も読んだ。
 一度の時に、僕はこれらの本を読んだのだった。  こんなに大量のフィクションを仕入れて、いったい何をしようとしているのか?  紛争でも起こそうとしているのか?
 何のためか。それは僕自身にもわからなかった。  僕は特定の目的をもって読んだわけではなかったようだった。五月の読書は「文章の上達」や、「ストーリーテリングの技法」といったそれまでの興味とは別物だった。振り返ればそうだとわかる。
 五月の読書は、それまでの自分を抑制しようとする、極めて機械的な態度とは違っていたのだ。  言えば、それは無垢に機械的な読書だった。  これまでの僕は断じて読書好きではなかった。どんな傑作でも一時間もしないうちに音を上げて投げ出した。ドストエフスキーやメルヴィルと出会ったときでさえ、メインストリームは”書くこと”、そして”生きること”で変わらなかった。この五月に僕は初めてむさぼるように読んだのだ。頭を空っぽにして。堆い小説の亡骸の山に坐すかのようにして。
 それで、僕は何かしら成長したか。  いや。成長なんて一つもなかった。  そこには変化さえなかった。二週間前と、すべては同じだった。僕が着るのは依然深いグレーのブルゾンだった。コミュニケーションもぎこちないままだった。  だからそこで起きたことはシンプルだ。つまり、僕はポール・オースターの『ガラスの街』を読み、ある一つの事実に行き当たった。 「僕はなんという低能なのだ」という事実に。
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 一昨日から僕はポール・オースターの『ガラスの街』を読み始める。  『MONKEY』でオースターのエッセイを読んで彼のことを思い出し、その夜に丸善に立ち寄った僕は彼の本を久々に手に取った。  三日で読んだ。 「三日で読む」というのは僕にとってほとんどあり得ないことだった。僕のリュックサックには必ず四、五冊の本があった。読むときにはまずそのとき一番惹かれる本を手に取った。そして十数ページが過ぎ、抱いていた軽度の好奇心が満たされてしまうと、浮気性の蜜蜂のようにまた別の小説の甘いのを求めるのだった。  だから、一日目、二日目と時を経るごとに加速度的にその好奇心が勢いを増し、三日目には150ページを一つの瞬間に通貫して読んでしまったのだ。僕の読書体験において、異例中の異例だった。
『ガラスの街』を読んで、僕はうちのめされた。徹底的に。 ”面白さ”、そして”新鮮さ”の二つが、やはり事の中心だった。読書においておきまりのその二つが今回も僕を虐め抜いたというわけだ。 『ガラスの街』を読み終えた瞬間、僕の生きる世界のどこかが確実に変化した。
「祈っている。」  僕がこの最後の一文を読んだとき、曇り空の下にいた。その一節がこちらに流れ込んできたあと、僕は立ち上がった。テーブルがごとりと揺れるほどぶっきらぼうに立った。取り乱していたのだった。僕はそのままであてもなく歩き始めた。 「これ以上座っていることはできない」 「このまま座っていると、僕は頭の先から崩れ落ちてしまう不可逆的に」  そうした、僕という精神を一切合切覆してしまうほどの強烈な予感のために。  僕は予感に乗っ取られないよう、何も考えないと努めていた。何も感じまい、何も見まい、と。  リラックスを意識し、肩から力を抜く。腕をぐんと伸ばし、指をぽきぽきと鳴らした。イヤホンを耳にした。『ベリーエイク』を再生する。いつか足元をくすぐった波のように心地よい、ビリーアイリッシュの声に心をしっとり傾けた。  もちろん、そんな��とは無駄だった。とりあえずの形など、何の助けにもならなかった。以前との比較から始まる違和感たちは強権的に僕の感情の戸をこじ開けた。  歩く中、透明の空気が奇妙に凪いでいた。風景からは特定の色が抜け落ちていた。向こうで笑う声、衣擦れの音、靴底の摩擦。音という音がワンテンポずれて聞こえた。  変化は女王だった。彼女は支配的だった。  僕は小説による変化を受け入れ、恭順のように認めたわけではなかった。むしろ、変化は僕にどうしようもなく訪れていた。言わば、言い渡しのようにして。  女王を僕は素晴らしい小説を読んだ後の”ゆらぎ”の中に閉じ込めたのだった。何もかもが、僕に合わない形に作り替えられていた。建物を構成する直線はいまやでたらめで恐怖がつのった。頭上の青はこのように汚い灰色では絶対なかった。
――そして、当然、この点についての文章はかたちだけに過ぎない。これらは省略した文章。書く必要がないということ。  なぜなら、あなたたちもかつて同じ経験を経ているからだ。小説を読み終えたあとに来る世界の変質を。  加えて、忘れるなんてことを女王が許すわけもない。これについても言わずもがなだろう。
 そして、重要なのは変化のよろめきではない。   そうなんだ。きょうしたいのは女王の話とは実は違うのだ。ここであなたに伝える言葉は破壊だ。  破壊。  それは”面白さ”と”新鮮さ”のコンビがやったわけではなかった。変化の体験に曝されたゆえのサイコ・ショックでもない。  木々を打ち砕く手斧となり、人体を壊す剣となり、バベルの塔をゼロにする雷となったのは、オースターの書きっぷりだった。
 オースターは、考え抜いていた。  そこで”感じ”は排除されていた。  感覚による言い表しがまるで無かったのだ。僅かにイメージに依拠するものがあっても、それは必ず共感の姿勢だった。テーブルに身を乗り出し、相手の声に耳を澄ませる態度。
『ガラスの街』では、本当に一切妥協はなかった。僕はとても信じられず、街を隅から隅までしつこく歩き回った。しかし、本当に妥協はどこにも無かった。
 オースターは僕とコミュニケートすることを選んでいた。そのへんの宙に感覚という水彩画を描いて「ほらご覧」とする、ごく個人的で他者には見せつけるだけという表現は徹底的にしなかった。チャンドラーを始め、私立探偵ものに由来する例の論理的な高慢さはあった。しかし、確実にオースターは読者と対峙していた。彼は殴る、殴られる痛みを完全に了解した上でリングに立っていた。  彼の据わった��が僕を揺るがしたのだった。彼は完全の脆弱性を知りながら、完全に書いていた。  それだから、彼を読んだとき、僕は……
 向こうから厚底ブーツの女が歩いてくる。  女は痩せている。薄い、流線形の黒一枚に身を包んでいる。背が高く、ありったけに若い。二十歳前後に見える。二つの瞳はキャップに隠れている。すれ違いざまに見える耳にさえ、カナル型のイヤホンで黒が差されている。マニキュアはあまりにも美しい銀色に染まっており、高まりを誘う。  センスがいい。綺麗だ。  彼女はなんて豊かなんだ。  僕はそう思う。  ほとんど同時に、ガラス一枚を隔てた向こうで本を読む人を見つける。  また女だったが、今回性別は重要ではなかった。その読む人は区切られたブースで、文庫に目を落としていた。化粧や唯一のファッションなどもなく、やはり装飾は重要でなかった。というのも、いまにも涎が垂れてきそうなほどに口をあんぐりと開けて読んでいた間抜けなその放心が、僕の記憶に楔として打ち込まれていたからだ。
 これらのスケッチが、何かを直截に意味することはない。二つの風景は隠喩ではない。  正直に、上記は僕が受けた印象の再放送だ。  この日記は『不思議の国のアリス』ではない。二つは作為的な意味を持たない。  書いたのは「意味を持たない」ということを明らかにするためだ。  その内容でなく、外側、僕のスタイルという基本的な骨組みを露わにするためだ。
 そう。だから、つまり……僕は痛みから逃げている。オースターとは違って。  きょう、読んで、事実は突きつけられる。
***
”言葉”はもう一度響く。
「大西さんの小説は、けっきょく古典から表現を引用しているだけ」
「僕は彼にもう興味がないんだ。かつて、彼は賢い人だと思っていた。書くものに何かしらの意味があると思っていた。でも、そうじゃないと知った」
「あなたの課題は、独自の世界観を提示できるかということです。海外の小説、そして村上春樹でなく」
***
 そして、このように敗北してもなお、僕は決定的な何かについて述べることはなかった。張りつめた表情で、まやかし、それ自体に必死に祈る。もうそのような生き方しかできないと信じ込んでいるのだ。
「この大地にあるものはすべて、消え去るのだ。そして、今の実体のない見世物が消えたように、あとには雲ひとつ残らない。私たちは、夢を織り成す糸のようなものだ。そのささやかな人生は、眠りによって締めくくられる」
 祈りの文句を何度も何度も口にした。  僕の声はいつも通りにすごく軽くで響いた。  そして一度響いてしまったものは泡沫のようにたちまち消え去った。
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rieko-takano · 6 years ago
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無事終演 #シェイクスピアの言葉を泳ぐ #無名塾とシェイクスピア 12月21日、全公演無事に終演いたしました。 お客様方にも、主宰の #仲代達矢 さんにも、楽しんでいただけたようでなによりです。 私一人の想いで始まった企画でしたが、たくさんの方の多大なるお力添えのお陰で、素晴らしい公演になりました。 仲代さんが、稽古場での打ち上げに参加してくださり、興奮気味に作品の感想を述べてくださったことは、本当に光栄でした!(稽古場公演では異例!!) 全ては、素晴らしい構成���演出をしてくださった #山崎清介 さんのお力です。清介さんのお陰で、私たち役者も、シェイクスピアの言葉を果敢に挑戦することができました。 清介さんのシェイクスピアを世に届けることが使命のように感じ始めている自分がいます。 今後の活動にも乞うご期待!! 次回の #無名塾稽古場公演 は、 2020年6月11日(木)~21日(日) 『#サロメ』です!! (無名塾 仲代劇堂) https://www.instagram.com/p/B6Zk15Kl44V/?igshid=1bi3egfkybttn
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theatrum-wl · 6 years ago
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【アンケート企画】 「2018年の3本」
WLでは読者のみなさんから2018年に見た舞台作品の中で印象に残った3本を、その理由などを書いたコメントとあわせて募るアンケートを実施しました。WLスタート以来毎年行っているこの企画、4回目の今回は17名の方にご参加いただきました。掲載は到着順です。
まなぶ(司書) ・北海道余市紅志高等学校『おにぎり』(サントミューゼ) ・志賀澤子『ROSE ローズ』(シアターΧ) ・スペースノットブランク『舞台らしき舞台されど舞台』(カフェムリウイ) 『おにぎり』高校演劇を観始めて1年半くらいたつが、初めて全国大会に参加することができた。何回も反芻してもう一度観たいのは『おにぎり』で、野球部員が黙々とおにぎりを握るあの静けさをまた体験したい。と思ったら東京学芸大が再演するそうなのでたのしみ。で、高校生たちのうち何人が演劇/観劇を続けるのだろう。 『ROSE ローズ』3回鑑賞して、演者だけでなく観客としての私自身の変化を定点観測的に感じることができた。安すぎる価格設定や毎回のアフタートークなど、シアターΧの取り組みは素晴らしいと思う。両国門天ホールを含めて両国によく通った一年だった。再演文化の定着は私も希望したい。 『舞台らしき舞台されど舞台』信頼があるからこそ演者や観客に負荷をかけることができる。せんがわ劇場演劇コンクールや高松アーティスト・イン・レジデンスへの参加など、積極的に外に出ようとする姿勢が創作の源泉になっているのだと思う。(年間観劇本数:83)
中西理(演劇舞踊評論) ・劇団ホエイ『郷愁の丘ロマントピア』(こまばアゴラ劇場) ・青年団『日本文学盛衰史』(吉祥寺シアター) ・範宙遊泳『#禁じられた遊び』(吉祥寺シアター) 山田百次(青年団演出部、劇団ホエイ)の劇作家・演出家・俳優としての八面六臂の活躍ぶりには凄いものがあった。作・演出・出演を兼ねる劇団ホエイでは北海道三部作の完結編として夕張の炭鉱町に生きた男たちの群像をみごとに描き出した「郷愁の丘ロマントピア」を上演した。俳優として出演したオフィスコットーネ「山の声」も忘れがたい名演であった。青年団はこの山田を代表に演出部の作家たちの群雄割拠の活動が目立ったが、平田オリザの新作「日本文学盛衰史」も明��の文学者たちの生き様を現代と重ね合わせた傑作。青年団以外では範宙遊泳の山本卓卓も引き続き存在感を見せた。(年間観劇本数:250)
野呂  瑠美子(一観客) ・東京ハンバーグ『夜明け前、私たちは立ち上がる』(シアターサンモール) ・ナショナル・シアター・ライヴ『Young Marx』(TOHOシネマズ日本橋) ・西瓜糖『レバア』(テアトルBONBON) 過疎化している貧乏な地域が狙われるという鉄則通り、標的の町となった三重県芦浜原発の、地元有志による37年に渡る白紙撤回闘争の有様が、懐かしい伊勢弁とともに心に滲みた「夜明け前、私たちは立ち上がる」。札びらで頬を撫でられて、次々と屈服していく人々や、それでも闘志をかきたててピケを張りに行く人々の姿が沖縄やフクシマと重なった。また、西瓜糖「レバア」も敗戦後の日本人のたくましさや惨めさをリアルに描き、半壊した洋館など舞台美術も役者の演技も秀逸。イギリスの舞台はどれを見ても水準が高く、俳優の層の厚さ、舞台美術、斬新な演出など、どれをとっても素晴らしいものが多いが、「Young Marx」は舞台装置と場面転換の妙、俳優たちの名演で、深刻な話を明るくコメディタッチで描き、最初から最後まで楽しめた。(年間観劇本数:70)
kiki(地方公務員) ・iaku『粛々と運針』(こまばアゴラ劇場) ・青年団リンク やしゃご『上空に光る』(アトリエ春風舎) ・MCR『櫻井さん』(OFF・OFFシアター) 自分の好みが変わったことを気づかされる3本。それぞれに、人が生きていく中で出会う行き場のない想いを鮮やかに切り取っていた。 粛々と運針:題材・構成・演出・俳優等がとてもよく噛み合って、芝居というものの面白さってこういうことだよなぁ、と思わせられた。 上空に光る:正解なんかない、それぞれの抱えたものは抱えたままで、それでも生きていくしかない人々の物語。特定の状況を丁重に描きながら、その中に普遍的なものが息づいていた。 櫻井さん:変な奴ばかり出てくるのに、どうしてこんなに刺さるん���ろう。声を立てて笑ってるのに、いたたまれないくらい遣る瀬ない。ヒリヒリするほど酷い話なのに、登場人物たちへ向ける眼差しはどこかやさしい。この奇妙な物語を観ることができてよかった。(年間観劇本数:139)
青木  克敏(地方公務員) ・iaku『逢いにいくの、雨だけど』 ・iaku『梨の礫の梨』 ・オーケストラ・アンサンブル金沢『ペリアスとメザリンド』 iakuの横山拓也さんの活躍、そして深化が著しかった。3作品全て横山作品としたいぐらいでしたが、8月に上演されたボルドー国立歌劇場との共同プロダクションが素晴らしかったので。(年間観劇本数:40)
北村  紗衣(研究者) ・東宝『おもろい女』(シアタークリエ) ・『ヴェニスの商人』(ユタ・シェイクスピア・フェスティヴァル) ・ナショナル・シアター・ライヴ『ジュリアス・シーザー』 舞台を撮って映画館で上映するという形式がどんどん力を増しているように感じます。(年間観劇本数:118 )
矢作  勝義(劇場プロデューサー) ・mizhen『溶けない世界と』(日暮里d-倉庫) ・スペースノットブランク『ネイティブ』(せんがわ劇場) ・iaku『逢いにいくの、雨だけど』(三鷹市芸術文化センター星のホール) 今年の3本は、さらなる活躍が期待される3つのカンパニーの作品を選びました。並びは観劇順。mizuhenの作・演出の藤原佳奈は世界を切り取る独特な視点の面白さが秀逸。スペースノットブランクの小野彩加と中澤陽はオリジナリティーに溢れ、今後どのような作品を見せてくれるか楽しみ。特に小野さんの身体能力の高さは注目。iakuの横山拓也は、繊細かつ緻密に物語を紡ぎ出し、三鷹の大きな空間を生かした美術と演出により、iakuの作品の可能性をさらに広げた。 もちろん、先行世代も素晴らしい作品を上演した一年でした。穂の国とよはし芸術劇場で上演された糸井幸之介と木ノ下裕一による「とよはしの街の物語」、桑原裕子によるKAKUTA「ねこはしる」をはじめ、岡田利規、長田育恵、金山寿甲、柴幸男、詩森ろば、高木登、谷賢一、タニノクロウ、中村暢明、野木萌木、藤田貴大などのアーティスト達の2019年が楽しみです。(年間観劇本数:169)
和哉  遊柘 (観客) ・ヨーロッパ企画『サマータイムマシン・ワンスモア』(本多劇場) ・TEAM NACS『PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて』(森ノ宮ピロティホール、赤坂ACTシアターほか) ・くによし組『ケレン・ヘラー』(王子小劇場) ・精緻で巧みでそして何より面白い。前作より登場人物が増えたのに魅力が増してるのはマジックとしか言い様がない。傑作。 ・このカンパニーで今できるベストの公演かつ演出家として森崎博之の持ち味のエモーショナルさ・ダイナミックさが遺憾無く��揮されている。 ・切実で突き刺さる物語とその疾走感もいい上に、二人一役の必然性のある演出もぴったり嵌っていた。 他、次点で、ブラボーカンパニー『タイトル未定2018』『サムシング・ロッテン!』は、ほぼ同時期に福田雄一が関わる作品で双子のような作品でセットとして観ても面白い。 今年は良作は多数あったが傑作は少ない印象で物足りないのが正直なところ。また中~大劇場規模の演出が出来る演出家やその規模の客席を埋められる人材不足が目に付く。中~大規模の舞台を観る身としては、早急に見直しをお願いしたい。特に演出家は急務では。(年間観劇本数:103 )
薙野  信喜(無職) ・ヨーロッパ企画『サマータイムマシン・ワンスモア』(西鉄ホール) ・フィリップ・ドゥクフレ/DCA『新作短編集(2017)―Nouvelles Pièces Courtes』(北九州芸術劇場) ・KERA•MAP『修道女たち』(北九州芸術劇場) 2018年もいい舞台が九州で観られたのはありがたかった。選んだ3本以外にも、二兎社「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」、「老いと演劇-OiBokkeShi《オイ・ボッケ・シ》の活動から学ぶ「人生100年時代」の生き方!」、中村敦夫一人芝居「朗読劇 線量計が鳴る」、SPAC「寿歌」などのすばらしい舞台が多かった。九州の劇団では、 最新旧型機クロックアップ・サイリックス「上下左右」、go to・Theちゃぶ台「愛の讃歌」がおもしろかった。九州で作られた、北九州芸術劇場プロデュース「彼の地Ⅱ」、ニコちゃんの会「走れ!メロス。」も楽しめた。(年間観劇本数:129)
町田  博治(会社役員) ・静岡県立三島北高校演劇部『またね。』(山梨県立県民文化ホール) ・青年団『日本文学盛衰史』(吉祥寺シアター) ・モメラス『反復と循環に付随するぼんやりの冒険』(北千住 BUoY)  3作品を選ぶのはかなり難しい。初見の作品を選ばせていただいたが、再演の作品にも、SPAC『マハーバーラタ』、iaku『粛々と運針』、劇団こふく劇場『ただいま』など素晴らしい作品が多くあった。今年の3作品以外にも、ホエイ『郷愁の丘ロマントピア』、千葉県立松戸高校『Time After Time (「インディアンサマー」より)、iaku『人の気も知らないで』、『逢いに行くの、雨だけど』、うさぎストライプ『空想科学Ⅱ』など素晴しかった。 『またね。』高校生達の葛藤を深く掘り下げた見事な脚本と演技で魅せられた。女性、女子���生だから書けた女子同士の関係性や友達関係が崩れたあとの女子の葛藤を、受験を柱に深く掘り下げた見事な作品。 『日本文学盛衰史』日本文学と演劇への青年団からのエール。 『反復と循環に付随するぼんやりの冒険』これぞ演劇。観終わったあとの高揚感が凄かった。役者の演技も出色だった。(年間観劇本数:316)
りいちろ (会社員) ・マームとジプシー『BEACH』(VACANT) ・iaku 『逢いにいくの、雨だけど』(三鷹市芸術文化センター星のホール) ・マコンドープロデュース『空と東京タワーの隣の隣』(下北沢 スターダスト) 3本は演劇だから受け取りうる、言葉に為しえない細微で立体的な記憶の感触に深く染められた舞台。 演劇だからということでは、シリアルナンバーや劇団チョコレートケーキなどの作品たちが編む世界観にも心揺さぶられた。長田育恵戯曲達の強さと確かさにも痺れる。RoMT『ギャンブラーの為の終活入門』、MCR『親展』、サカサマナコ『静かな欠片』なども圧巻だった。 モダンスイマーズ、シリアルナンバー、MCR、泣かないで、毒きのこちゃんなどによる過去作品群の再演があり、回顧ではなく作り手の踏み出しと感じることがとても豊かに思える。qui-co、月刊根本宗子、くによし組、ピヨピヨレボリューション、キュイ、mizhen、第27班、アナログスイッチ、牡丹茶房、日本のラジオ、肋骨蜜柑同好会、劇団普通、遠吠え、やみ・あがりシアター、ワワフラミンゴ、書ききれない程多くの作り手たちの企てや進化が心強く思えた一年でもあった。(年間観劇本数:330)
片山  幹生(WLスタッフ) ・ゲッコーパレード『リンドバークたちの飛行』(早稲田大学演劇博物館) ・ゴールド・アーツ・クラブ『病は気から』(彩の国さいたま芸術劇場 大ホール) ・iaku『逢いにいくの、雨だけど』(三鷹市芸術文化センター星のホール) ゲッコーパレード『リンドバークたちの飛行』は2018年に見たなかで最も印象的な舞台だった。早稲田大学演劇博物館という空間の特性を十全に利用した見事な演出。リンドバークを引き受けた河原舞は観客たちをかの地への旅へと誘う魅力的なパイロットとなった。彼女の身体と声が伝えるリンドバークのことばに観客はさまざまな隠喩を読み取ったはずだ。ノゾエ征爾演出の『病は気から』は数百人の素人老人俳優のエネルギーに満ちた驚異的な規模と発想のモリエール劇だった。今年はiaku/横山拓也の年だった。アクロバティックでスリリングなせりふのやり取りのなかから生まれるドラマの豊かさが横山戯曲の魅力だ。上演作品はいずれもせりふ劇の面白さを堪能することができる傑作だったが、ここでは彼のこれまでの劇作術の成果が集約されたような『逢いにいくの、雨だけど』を特に挙げておきたい。(年間観劇本数: 118)
中村  奏太(プロデューサー) ・高松桜井高校演劇部『わたしの星』(綾歌総合文化会館アイレックス 大ホール) ・OM-2『ハムレットマシーン』(d-倉庫) ・青年団『銀河鉄道の夜』(さいたま市 プラザノース ホール) 今年は高松桜井の『わたしの星』が圧倒的だった。二年前、同校が初演版の『わたしの星』を上演したときも3本に挙げた。今回は代替わりをし、再演版の『わたしの星』を上演。人間の美しさ、一瞬の煌めきが世界に広がり、鼓動のように心に響く60分。驚くほどのクオリティだった。 OM-2『ハムレットマシーン』は、テキストでしか読んだことのなかったこの作品世界の深さ、広がりを体感できた。 青年団『銀河鉄道の夜』は、広い舞台に立ち上がる美しい世界と、ジョバンニ役の井上みなみの好演により、心が宇宙と一つになった風景が見えた。 2018年は、演劇の時間のなかで、世界の広さを体感できる作品に特に心を動かされた。(年間観劇本数:200 )
でんない  いっこう(自由業) ・パルコプロデュース『チルドレン』(さいたま芸術劇場 大ホール) ・新国立劇場『スカイライト』(新国立劇場 小劇場) ・風姿花伝プロデュース『女中たち〉』(シアター風姿花伝) 意識はなかったが3人のみの芝居に充分に惹かれた。決して内向きになる訳ではない。①は”心の痛み”が人を動かし、②は”生きるということ”の違いを出し、③は”嫉みの愛情”の結末。それぞれが社会、教育、権力などについて考えさせられる。他には台詞の面白さで『忘れる日本人』一人芝居の凄さで『FULLY  COMITTED』老いの日常で『うん、さようなら』正義の歪さで『わたし、と戦争』国が人を殺す戦争以外の死で『��悪の彼岸』を挙げたい。(年間観劇本数:58)
森岡  実穂(大学教員) ・KJプランニングス『ザ・モニュメント 記念碑』(プロト・シアター) ・世田谷パブリックシアター『岸 リトラル』(世田谷パブリックシアター) ・パルコプロデュース『豊饒の海』(シアターコクーン) 順番は上演順で、演劇・ダンスのみからの選択。小劇場の上演からは川口典成演出、コリーン・ワグナー『ザ・モニュメント』(翻訳:神保良介)。娘を奪われた母親(西田夏奈子)の、理性を超えた「忘却」への抵抗があまりに強烈で、2018年はほかの作品を観てこの作品を思い出すことが何度もあった。外国戯曲上演の中では上村聡史演出、ワジディ・ムワワド『岸 リトラル』(翻訳:藤井慎太郎)。これも豊かなイメージで喪と記憶、残された者たちの生が語られた。ムワワドの作品はぜひ今後も紹介してほしい。世田谷パブリックシアターでは森新太郎演出『The Silver Tassie 銀杯』など、他では難しそうな翻訳戯曲を積極的に上演してくれてありがたい。日本で書かれた戯曲上演では、素晴らしい役者陣を揃えて壮大な物語を美しい構造で語ったマックス・ウェブスター演出、長田育恵『豊饒の海』。長田は『海越えの花たち』も素晴らしかった。(年間観劇本数:50 )
今井  克佳(大学教員) ・渡辺源四郎商店×(一社)おきなわ芸術文化の箱『ハイサイせば~Hello-Goodbye~』(こまばアゴラ劇場) ・こふく劇場『ただいま』(こまばアゴラ劇場) ・地点+空間現代『グッド・バイ』(吉祥寺シアター) 多くの優れた演目、記憶に残る舞台を2018年も見ることができた。大劇場や高額の演目および新劇系統にももちろん優れた上演がたくさんあったが、サイトの特質上避けて、小劇場中心に選んでみたところこの三本となった。いずれもやや前衛的な演出傾向のある演目となった。『はいさいせば』はウチナーグチと津軽方言という発想が印象深く、『ただいま』は古典芸能の道具立てで展開していく家族ドラマのスタイルが興味深い。『グッド・バイ』地点と空間現代の共演のレベルが一つ上がり、言葉と音楽と身体が一体化したパフォーマンスを楽しんだ。また出演俳優の力量も三本とも優れていた。いずれも東京で鑑賞したが、発信地は、青森、沖縄、京都、宮崎と全て地方である。演劇における周縁(地方)の力を再認識するとともに、うち二本が上演されたこまばアゴラ劇場が果たしてきた役割の重要性にも思いが至る。(年間観劇本数:118)
小泉 うめ(観劇人・WLスタッフ) ・なかないで、毒きのこちゃん『やっぱり!おれたちにあすはないっすネ』(ザ・スズナリ) ・制作「山口ちはる」プロデュース『恋愛監獄』(小劇場 ���園) ・地蔵中毒『「淫乱和尚の水色腹筋地獄」改め「西口直結!阿闍梨餅展示ブース」』(王子スタジオ1) 選んだ3団体はいずれも驚異的なペースで創作を続けており、また単に多産というだけでなくどれもが秀作揃いで団体を選んでから作品を選ぶのもまた大変だった。なかないで、毒きのこちゃんのこの作品は地方公共劇場のプログラムディレクターに是非知って欲しい。この3団体は2019年も継続して活躍が期待できると思う。2018年を概して言えば、遅筆騒動が多く、またそれを扱った作品も多かった。それが理由とは感じていないが、新作戯曲に目を見張るものが少ない。これは2019年に更に期待したい。(年間観劇本数:365)
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gekibaka-blog · 11 years ago
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「男の60分」を観た高校生からの質問
愛知県の各校の演劇部の生徒さんたちに「演劇教室」で観ていただいた後、高校生側から文章で質問が送られてきて、それにゲキバカ劇団員が文章で答えるということをさせていただいたのですが、その中から抜粋してご紹介します。あくまでWEBで公開するつもりでの回答ではないこと、当時の見解であることを前提にお読みください
Q01: 稽古前の柔軟などどのような事をやっているのか。
スポーツのストレッチとほぼ一緒です。少し特殊かなと思うのは肩甲骨まわりのストレッチでしょうか。リラックスする事と筋肉を温めてエンジンをかける。この二つです。(回答:西川康太郎)
ストレッチ全般をやってから、ウォーキング、軽いジョギング。
あと踊ってます。今まで舞台でやったことのあるフリを踊って、とにかくほんのり汗をかく。(回答:菊池祐太)
ストレッチをする前に、必ず体を動かして温めてからストレッチに入ります。(回答:伊藤亜斗武)
稽古前は軽いストレッチと発声を行います。とにかく身体を温めることを重視しています。(回答:鈴木ハルニ)
一般的な運動時の準備体操、ストレッチと変わりません。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
眺めています。俳優の体調とかみてます。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q02: 日々の筋肉トレーニング、手入れ、毛の処理などどの様に行っているのか。
個人でやっています。(回答:西川康太郎)
今は筋トレはしてません。20歳までに着いた筋肉は、20歳以降落ちにくいと聞いたので、それまでは筋トレしてました。毛の処理は、役に合わせて、やったりやらなかったかり。(回答:菊池祐太)
トレーニングももちろんですが、個人的には、まず健康を第一に考えています。毛の処理…クリームは使います(笑)(回答:伊藤亜斗武)
僕個人としては、筋肉トレーニングはしておりません。(回答:鈴木ハルニ)
ゲキバカでは稽古の前は必ず1時間使って準備運動と心肺トレーニング等を行っています。手入れ、毛の処理?は役によって全く異なるので、普段から何か気を使うという事は多分ないんじゃないかな? 風呂上りに顔に化粧水を塗る、とかはしています。顔が荒れているとメイクのりも悪いですしね。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
してません。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q03: 河童さんに一番前で捕まえられた者ですがあの時私は何をするのが正解だったのか。
何もしなくて大丈夫です。(回答:西川康太郎)
何もしなくて良かったと思います。素直に戸惑ってる姿が一番面白いと、僕が観客なら思います。(回答:菊池祐太)
困るのがきっと正解です(笑)(回答:伊藤亜斗武)
何もしないのが正解です笑 ビックリして楽しんでもらえたなら、僕らはそれで満足です。(回答:鈴木ハルニ)
普通の人は何もしないんじゃないかな?w あなたが役者で、目立ちたがり屋で、「何かしてやろう!」と常々思っているなら、一緒に泳いじゃうとかしてもよかったのかもしれないですね。でもその作品に自分が中途半端に関与して、結果見ているお客さんを���快にさせたり話の流れが変わってしまったりしたら大変ですよね。もし「何かしたかった!」と思うのであれば、自分(と相手の役者と)で責任を持っていい流れにもって行けそうなラインでの絡み方にチャレンジしてみたらいかがでしょう。即興で、一瞬で、そういうやり取りをするのは難しいけど面白いです。役者としての勝負ですよね。失敗すると、それはもうとんでもなく恐ろしい事になりますけどね。僕個人としてはオススメしないですけど、チャレンジされたらいつでも受けて立ちますよ?w(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
特に何もしなくていいと思います。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q05: 人口呼吸のシーンは本当にやっていたのか。
口はつけていました。ただ全力で息を吹き込むと肺がダメージを受けるのでなるべく入れないようにしていました。(回答:西川康太郎)
やってましたよ。もちろんこれもすれば良いってものじゃないと思う。ただ、話の中で必要なのであれば、出来るだけ現実にあるリアルなこと(キスとか服を脱ぐとか)はやるべきだと思います。あくまで、話の中で必要なのであればね!(笑)(回答:菊池祐太)
人口呼吸はしてないと思いますが、口はつけていたと思いますよ?(回答:鈴木ハルニ)
唇はつけていましたが、わざとおなかを膨らませたり、ディフォルメはしていました。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
俳優に任せてます。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q06: 照明さん、音響さんは専属なのか。(できれば出会いも教えてください)
専属ではないです。出会いは僕が入る前なので、分かりません。ただ、お願いすることは多いです。感覚が近いと感じれば、またお呼びしたくなるんだと思います。(回答:菊池祐太)
専属、という契約は結んでいませんが、大体いつも同じ方にお願いしています。彼らも他の団体や公演についたりしています。どちらの方も別の音響家、照明家の紹介ですね。
もともと劇団が日本大学芸術学部演劇学科という、演劇を習える大学だったのでそもそものスタッフは学生で回していました。けれど、規模が大きくなるにつれて、同世代の若手だけでは回せなくなってきて、プロのスタッフを雇おう、と紹介してもらったのが始まりです。それから何人か変わっていますが、やはり紹介で知り合う事が殆どですね。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
照明、音響家は、専属ではありません。照明家との出会いは、私がたまたま見に行った舞台で、いい仕事をしていたので、ゲキバカの照明もお願いしました。現在の音響家は、前任者の紹介です。前任者はお酒の席で音楽の話と、気があったからお願いしました。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q07: 会社に行きつつ劇団をやっているのか。
アルバイトをしながら劇団をやっている人がほとんどです。(回答:西川康太郎)
僕はそうです。といってもアルバイトですが。小劇場の方々はほとんどそうです。でも、それはあまりオススメ出来ないです。個人的な意見だけど、これで食べて行くのなら、技術だけではないと思うからです。人との出会いは絶対に必要。事務所の方や偉い方に会って、自分を知ってもらった方が良いと思います。だから、もし戻れるなら、僕は事務所を探してオーディションを受けまくる。だからと言って技術が必要ない訳��ゃないからね!あくまで、それだけじゃないってことです。(回答:菊池祐太)
アルバイトをしながら劇団をやっています。演劇を続けるのは大変なんですよ~(回答:鈴木ハルニ)
正直、小劇場界のほとんどの役者が会社に勤めながらだったりアルバイトをしながら芝居をしています。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
私はプロです。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q08: 日芸大では何をやっていたのか。
学生をしていました。(回答:西川康太郎)
日本大学の芸術学部ではいろいろなことを授業でしました。バレエ、ミュージカル、狂言の授業があったりもちろん普通の演技もやりました。日本の芸能の歴史やシェイクスピアの研究論文も書いたりしました。すごく楽しかったです。(回答:鈴木ハルニ)
まず演劇学科には色々なコースがあります。演技、演出、劇作、装置、照明、理評、日舞、洋舞。8コース。それぞれで違うのですが、僕は演技コースでした。色々な授業がありましたね。どれも週一なので習う、というよりかじってみる、といった程度でしたが。バレエ、声楽、発声、台本読み、狂言、メイク、etc...
そこで何かを習得する、というのではなく、そこで興味が湧いた物を自ら学んでいくきっかけとする、って感じでした。どれも役者にあって損はないものばかりでしたね。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
恥ずかしくて書けません。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・��出家>) 
Q12: 台詞で大事な部分の音響が一瞬で小さくなったがどの様にしたのか。
ボリュームを下げてくれてるんです。ミキサー(音を出したり、切ったりする機械ね)で、ボリュームの調節をしてくれてます。毎公演、芝居を観ながらね。だから音響さんも、もちろん照明さんも一緒に、毎回舞台で演じることを手伝ってくれてるんです。(回答:菊池祐太)
音を出す音響卓には再生やスキップなど、操作をするスイッチ部分とは別に、音量調整などをするフェーダーという機械があるんですね。つまみを上げ下げしてボリュームを自在に操作できるんですが、音を大音量で流していて、セリフを言う時だけサッと下げる、とかはよくやります。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
フェーダーのつまみを一瞬で下げるのです。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q13: (アトムさんへ)一つ一つのシーン(特に日本人じゃないって言うシーン)どんな思いだったか、またどのような役だと思ったか。
「日本人じゃないんだ!!」と叫んでいましたが、実際は、やはり子供の役だし、普段から在日なんていう意識で友達と遊んではいなかったんだと思います。だから「コチュジャンとは遊んじゃいけないって親がいうんだ」と言われて、むしろ友達の口から「遊べない」と言われた事のショックの気持ちが強くて、それを「日本人じゃないんだ!」という叫びにしていたような気がします。(回答:伊藤亜斗武)
Q14: お客さんが入る前からダンボールの中で待機していたのか。
入ってませんでした。あれは本番直前の暗転中に段ボールに入ってます。(回答:菊池祐太)
開演前の暗転で入りました。(回答:伊藤亜斗武)
みなさんに観ていただいたバージョンは舞台が始まる直前でスタンバイしましたが、過去にやったバージョンではお客さんが入る前に30分間ダンボールの中でスタンバイしてたこともありました。大変でした笑(回答:鈴木ハルニ)
今回は大きな会場でしたので始まる直前の暗転中にサッと忍び込みました。前に同じ作品を小さな劇場でやった時は、お客さんが入る前から段ボールに入ってました。地獄の様でしたw(段ボールの中に40分間身動きとらずに待機できるか練習もしたりしましたw)(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
してません。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q15: 大きく遠くに響く様な声はどの様に出しているのか。
身体をリラックスさせて音を反響させます。(回答:西川康太郎)
筋トレして腹筋を鍛える。ただしく腹式呼吸をできれば、これで大きい声は出せる。赤ちゃんの頃、あなたは大きい声を出して、しかも声を潰さなかったでしょ?響く声は声帯トレーニングに行くのが一番かも。僕は出来るだけ声を頭に響かせて話してます。(回答:菊池祐太)
声の大きさより、伝える意識なんですよね、きっと。僕も勉強中です。(回答:伊藤亜斗武)
ヴァイオリンを思い浮かべてください。すごく響く楽器ですよね。 ヴァイオリンのボディの中は空洞になってます。 音は空気の振動で周りに拡がって行くわけですから、人の身体も良く震えるよう柔軟な身体作りと意識が必要だと思います。ですから、できるだけ力を入れないように心掛けています。(回答:鈴木ハルニ)
腹式呼吸って、聞いたことがあると思います。それを基本的にはやっています。腹から声を出す、ってやつですね。小さな声でも遠くまで響く声っていうのもあるのですが、それはまた別の技術です。専門書とかもあるので読んで勉強してみては?(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
身体全体で、振動させます。バイオリン等の楽器の原理と同じです。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q16: 語りと台詞のテンション、声のトーンの使い分けはしているか。
意識してやる時もあります。(回答:西川康太郎)
ずっと、心にゆだねています。(回答:伊藤亜斗武)
もちろん、使い分けはしています。わかりやすく言うと独り言と会話とのトーンの違いだと思います。(回答:鈴木ハルニ)
俺役の事ですよね。語りだからこう、セリフだからこう、というのではないでしょうけれど、いつ、なぜ、どこで、だれに、等々、前提が違えば芝居も変わってきます。俺のモノローグは現代から過去を振り返って話していますよね。やはり自然と芝居も変わります。モノローグ(語り)だからこうしなきゃ、というパターンではないです。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
しています。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>) 
Q17: 滑舌を良くする方法はあるか。
滑舌のトレーニングを行ってください。(回答:西川康太郎)
噛みそうな台詞なら、本当に百回喋ってみる。これで噛まなくなる。普段から滑舌が良くない人は、とにかく口を大きくハッキリ動かして喋る癖をつける。こればかりは常に意識し続ける。無意識で出来るようになるまで、いつまでも。(回答:菊池祐太)
顔をたくさん動かしています!(回答:伊藤亜斗武)
顔と舌の筋肉トレーニングをお勧めします。喋るというのは顔や舌の筋肉を使って行うものです。早く走りたいと思っている人は、そのための筋肉トレーニングをしますよねそれと同じで口の周りの筋肉を使う動作ですから、ぜひ表情筋などの筋肉をたくさん使ってください。いちばん良いのは歯を見せて笑顔になることですよ。(回答:鈴木ハルニ)
これはもうひたすら練習でしょうね。普段から舌を意識して話す事。僕らも稽古しない期間が長いと滑舌悪くなりますもん。あとは舌のストレッチも効果的かな。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
あります。人によって違います。演劇の本や、ビジネス書に載ってます。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q18: 枯れないような声を出すためのトレーニングは?
喉に力を入れずに声を出すトレーニングです。(回答:西川康太郎)
喉に力を入れずに喋る。大きい声を出すときにやりがちだけど、これをしちゃうと直ぐ枯れてしまうので。僕は高校の頃テニス部で、応援するときにいつも声を枯らしてました。何度も枯らすと枯れなくなる!これは持論(笑)(回答:菊池祐太)
普段から色んな高さの声を出しています。大きい声より、出し慣れていない声で枯れる人をよく見るので(笑)(回答:伊藤亜斗武)
とにかく力を入れないことが重要です。声をだす声帯という部分は唇に近い作りになっています。声は声帯が震えて音はなる仕組みになってます。唇を震わせる時に力が入っているとブルブルしませんよね?声帯もそれと一緒です。力が入って声帯が震えないのにムリして出そうとすると声帯が傷ついて枯れてしまいます。(回答:鈴木ハルニ)
喉で声を出さない、という事かな。腹式呼吸を意識する事。あと、声が枯れる様な時って、大抵芝居の中で怒ったり泣いたり叫んだり、テンションが高い事が多いんじゃないかな。テンションが高くなると必死になって、感情ばかり意識して、声の出し方とかどうでもよくなっちゃうと思います。どんな芝居をしてても頭はクールに、喉を潰さない、しっかりとした発声を心がける事です。難しいけどね。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
口で息を吸わないことが一番重要です。必ず鼻から吸います。声帯自体は鍛える事ができませんが、裏声で沢山の音域を出すことが、最上です。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q19: 小さい声で話すときや悲しい声とかの場合どうしたら後ろまで聞こえるか。
小さい声で話しているかのように大きな声をだします。(回答:西川康太郎)
僕は頭に響かせたまま話してます。あとは、演出にとにかく聞く。これで届いているか、雰囲気を壊してないか。逆にお客さんに届かすではなく、お客さんから集中して聴いてもらうようにしたりします。注目を集められれば、例え小さい声でも、お客さんは聴こうとしますからね。
『…この人、今から何を話すんだ!?』って思わせたら、嫌でも聴きたくなると思います。(回答:菊池祐太)
はっきり喋ることではないでしょうか!(回答:伊藤亜斗武)
なかなか小さい声で会場全体に響かせるのは大変です。ただ漠然と届かせようとしてもダメだと思います。これは、イメージですが針を刺すように声を会場の後ろに鋭く飛ばす感じで僕は出しています。今度ためしてみてください。(回答:鈴木ハルニ)
まず簡単なのは前を向いて喋る事ですよね。後ろ向いてたり、袖の中に向かって話したりすると、幕に音が吸われちゃったりして声は客席まで届きません。でも常に前向いて芝居はできないです。そんな時は声に指向性を持たせます。「どこに向けて話しているか」を明確にするとなぜか自然と音ってそっちに飛んでいくんです。この辺の事も専門書に詳しく書いてあるので読んでみたらいいかと思います。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
正しい発声方法で、後ろのお客様に聞こえる範囲の声の大きさで、声を出せばいいです。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q21: シリアスなシーンで笑いをとる方法、技術などはあるか。
滑稽であれば笑いは生��れると思います。凄く場違いな行動とか言動とか。(回答:菊池祐太)
笑いをとりにいかないことです!絶対!!人は人が真剣だから笑えるんです!(回答:伊藤亜斗武)
特にに技術は必要ではないと思いますよ。技術より必要なのは想像力だと思います。シリアスな時に笑いが起こってしまうのは何かやってはいけないタブーをおかしてしまった時ではないでしょうか。例えば、お葬式で正座をしていたら足がしびれて立とうとしたら転んでしまうとかなので、常に日頃からいろいろとアンテナを張って日常を良く観察してみてはどうでしょう?笑っちゃうことは意外と日常の中にあるものですよ。(回答:鈴木ハルニ)
まず、シリアスなシーンで笑いが必要かどうかですけどねw ゲキバカではそういう技術?を使う事もありますねど。笑いって二つあると思うんです。予想通りの笑いと、予想を裏切る笑い。シリアスなシーンでの笑いは後者が多いんじゃないかな? 例えば後半のカッパが足を怪我した後にみんなで遊ぶシーンとか、自ら怪我した足をネタにする。「えー!そんなことしちゃう!?」と思うわけです。でもただ面白い事しても、笑いは取れるかもしれないけれど「何してんの?」とさめてしまう。大事なのは「やってる側は真剣なんだ」って事。そうせざるを得ない何かがその役にはあるんだって事を見せられた時、笑いと同時にその役への理解が深まって、感動につながるんじゃないかなと思います。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
センスと経験です。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q22: どうすれば面白い動きができるか。
まず、自分が何を面白いと捉えているかを理解するところから始めましょう。(回答:西川康太郎)
研究あるのみ!鏡前で、それを真似てみる。今は簡単に映像が手に入るのだから、ダンスだったり、芸人さんだったり、芸術家さんの映像からヒントを見つけます。(回答:菊池祐太)
練習と観察(回答:伊藤亜斗武)
それが必要なのかは置いといて答えますw とにかく考えずに動いてみる事かな?こう動こう、とか決めるんじゃなくて、まず稽古場でめちゃくちゃやってみる。笑いが起きないと、あー、これは面白くないんだな、と分かる。相手の予想も自分の予想も超えた動きが出てきた時、見ててもやってても面白い動きが出てきている事でしょう。 重ねていいますが、それが必要なら、ですけどねw(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
面白い動きを出来る人のモノマネから入ればいいです。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q23: 役になりきるために何かしていることはあるか。
なりきることは不可能だと考えています。殺人犯の役が来た時に人を実際に殺すわけにはいかないでしょう。役になりきる、という、言葉の意味を考えるといいかもしれません。(回答:西川康太郎)
台本を読む。それに近いキャラクターが出ている映画とかを見る。そして真似てみる。(回答:菊池祐太)
容姿から入ることも手だと思います!(回答:伊藤亜斗武)
役を「演じよう」としない事ですかね。もう自分がそういう人間なんだ、と信じる。信じるには色々な要素が必要です。自分(役)が何に対して怒るのか、笑うのか、泣くのか、そういう線引きを明確にしないといけない。自分でない人間になるには、自分が持っていない価値観、思考、癖、見た目、をきちんと理解していないといけない。自分と役との違い���明確に理解しないと自分でない者にはなれないと思います。
自分にない価値観、思考、癖、見た目なんかはやっぱり他人を観察して分析しないと理解できないと思います。
普段の生活から「あの人はなんであんな事で怒ったんだろう」「あの人変わってるよな」「あいつまばたき多いんだよ」とか、何かしら気づいた事に対して思考する事を癖つけるといいかな。
「何に対して怒ったのか」「何が、どう、変なのか」「まばたきをしてしまう理由とは」正解不正解はともかく(聞いてみてもいいよね)、そういう自分とは違う思考回路を持つ事が武器になります。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
役を演じるのではなくて、役そのもになるのは、一つのやり方です。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q24: 「役に入る」という事の意味がよく理解できない。
僕もわかりません。(回答:西川康太郎)
演じ方次第だから、これは説明が難しいですね。自分に近づけて演じてる人は、きっと『役に入る』ことはないんじゃないかな。役に近づいて演じてる人は、仕草だったり、しゃべり方が変わるから、『役に入る』って言うと思います。(回答:菊池祐太)
人によって役作りは違うので、その言葉にとらわれない方がいいと僕は思います!(回答:伊藤亜斗武)
僕もいまだによくわかりません。問23に書いた事のような気がしています。役が乗り移って自分でもよく分からないけど演じられていた、という事もあると思います。スポーツで言う所のZONEみたいな物でしょうね。けれど、それができなくても役になる事はできます。
「役になる」と「役に入る」の違いはなんでしょうか。集中力かな。
2時間の芝居の中、一瞬も「役でない」瞬間がない時、それを役に入っている、というのではないでしょうか。
自分に戻る事がない。役として2時間演じきれるほども集中力を持って演じる事。大切だと思います。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
Do not think,feel!
沢山練習すれば、そのうちわかります。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q25: 練習やダメ出しはどんな風にしているか。
ゲキバカでは台本がシーン分けされてるので、シーン毎に稽古をしてダメだしを貰ってます。(回答:菊池祐太)
普段のみなさんとあまり変わらないと思います。台本を読んで、立って稽古して、どこがどうだったかを話し、何度も繰り返す。間違えちゃいけないのは、芝居を作るのは役者の仕事って事ですね。稽古は演出に自分がどう芝居をしたらいいのかを教えてもらう場所じゃないです。自分がこう演じたい、というアイデアを持ち込んで、演出が選別する場です。台本を読んだ時点で「こうしてやろう」というアイデアをいくつも用意しておかないと、何度稽古をしてもなかなかよくはなっていかないです。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
多分、皆さんと、さほど変わらないと思います。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q26: 人の動きや台詞をどうしたら意識できるか。
その人をよく見て、話を聞くところから始めましょう。その人に興味を持ってください。(回答:西川康太郎)
嘘つかないことです。作らないことです。(回答:伊藤亜斗武)
自分で自分の芝居を「こうしよう」決めてやりすぎない事でしょうか。決めすぎちゃうと、相手が自分の想像と違う動きや話し方をした時に対処できないし、そもそも自分がやりたい事に集中しちゃって周りが見えなくなっちゃいます。台本を読む時に、自分の役だけじゃなく、他の役の事も読み込んでみてください。相手がどんな気持ちでいるかは重要です。あと自分が相手��役だったらどう動きたいか等考えるのもいいですよね。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
「人」というのが、自分のことなのか、他の共演者のことなのかによって違いますが、普段の生活でやってることを舞台でやるだけです。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q27: キャストと演出を兼ねているのですが、その間自分のダメ出しがあまりなくってどうすれば良いのか。
自分のやった事の意図を他の人に伝えて意見を聞くというのはどうでしょうか。(回答:西川康太郎)
僕はしたことがないけど、自分へのダメだしを自分でするしか無いと思います。映像にとってもらってチェックするとか、相手が喋りにくい所を見つける。一人芝居じゃないかぎり、必ず相手役がいると思うのでね。(回答:菊池祐太)
可能であれば代役を立てて、自分の役をやってもらうのも手です。代役には自分がどうやるつもりかを伝え、その通りにやってダメだしも代役にしてあげます。自分でやるときにはビデオで撮るのもいいかもしれません。自分が思った様に動けているかは見てみないと正直分からないでしょうしね。演出助手を付けて、その人にどう見えているか聞くのもいいでしょう。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
代役をたてれば、いいと思います。たてれない場合は、第3の目を意識しましょう。お客様に見られている事をイメージ。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q29: 衣装の色の選び方のコツはあるのか。
キャラクターのイメージを最優先してます。稽古していく中で変わったりもします。(回答:菊池祐太)
センス、、、なんだろうなぁ。でも黒い舞台で黒い服を着ると目立たない、とかはありますね。男の60分ではわざと戦隊物っぽく、キャラに合わせた分かりやすい配色にしています。作品によって求められる配色は違うでしょうし。設定の季節とか、作品の雰囲気に合わせた色を配置した方がいいとは思います。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
バランス。舞台セットの色も考慮。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q30: 劇をより良くするために気をつけていること、気にかけていることはあるのか。
セリフを間違えないこと。(回答:西川康太郎)
とにかく『表現』と言われるものを出来るだけ見ています。演劇・ダンス・映画・ドラマ・CM・ポスター…
あと、何故それが素敵なのかを考えます。(回答:菊池祐太)
お客さん第一に考えること(回答:伊藤亜斗武)
お互い気になった事は役者同士言い合う事かな。言いにくい事もあると思うけど、すべてはお客さんの為、じっくり話し合って芝居作りしましょう。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
つくっている段階で、観劇者を意識してます。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q31: 俳優になろうとした、目指したきっかけは?
子供の頃から目立ちたがりで、よく友達の前でふざけてることが多かったです。それで子供なりに、もっと多くの人に知って貰いたいと考えて、TVに出れれば知ってもらえると考えて、そこから俳優を目指しました。(回答:菊池祐太)
もとは歌をやっていて、事務所の仕事がない頃、ドラマのエキストラに出向いていたころに「どうせやるならうまくやりたいなぁ」と思って習ったのがきっかけです。あとは出会いでした。(回答:伊藤亜斗武)
小さい頃から市民ホールに来る児童演劇とか着ぐるみ演劇とか好きで、小学校に毎年来る人形劇も好きで。もともと「物語」が好きだったんですね。映画、小説、ゲーム、マンガ、好きでした。演劇を始めたのは高校の���活からでしたが、それも多分目立ちたがり屋の性格と、上記の理由からだったと思います。明確に目指そうと思えたのは日本大学芸術学部という演劇を学ぶ大学に進んでからですね。そこ以外は芸術系の大学は受けず、落ちたら普通の経済系の大学に進む予定だったんですが、受かっちゃったんですw なので、明確な理由、きっかけってのはあまりないかもしれません。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
モテたいから。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q32: なぜ、俳優さんが全員男性なのか。(メリットやデメリットはあるのか)
劇団員の女性がやめていったからです。(回答:西川康太郎)
もともと女優もいました。男も女も入団退団を何度か繰り返すうちに男だけが残った、と。 けれど、男だけになった時に「せっかくだから男だけの熱い芝居を作ろう!」とやってみたらそれが自分たちにとっても実にしっくりくる作品になったんですね。で、これだ!と。 「入りたい!」と言ってくれる女優さんもいらっしゃるのですが、今のところ男だけにしています。 デメリットはもうずばり女優がいない事。作品によってはやはり女優も必要なので、その時は毎回外部から呼んでやってもらってます。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
気づいたらそうなってた。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q33: アクションシーンの練習の仕方はどうしていたのか。
芝居と一緒で、ひたすら稽古しました。体が覚えるまで稽古して、不安な部分は徹底的に排除します。あと、本番前にはアクションの確認を必ずします。(回答:菊池祐太)
繰り返し練習することです。お互いの意見を出し合うのは必ずです。(回答:伊藤亜斗武)
殺陣(刀等を使ったチャンバラ)がある時は殺陣師の人に振付をお願いしています。今回の様なちょっとしたアクションシーンは自分らで振付しています。まず演出家からどんなシーンにしたいかの構成を聞き、あとは自分たちでまず作ってみる。演出家に見せて手直ししてもらう、といった感じです。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
アクションによりますが、基礎身体能力を高めることと、反復練習です。私はスローモーションから作って、スピードを上げていきます。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
 Q34: アクションシーンをする上での体力作りや基礎練はどうしていたのか。
体力作りは、スポーツと一緒で走ったり筋トレしたりします。(本番2ヶ月前ぐらいから) 基礎練習はあまりやってませんでした。 殺陣師がいる訳ではないので、皆でアクションを考えて、その動きをひたすら練習します。(回答:菊池祐太)
体幹が一番大事だと思っています。腹筋背筋ですね。(回答:伊藤亜斗武)
アクションシーンの為にわざわざ何かをする、という事はないです。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
普段から、鍛えることです。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q35: キャラの演じ分けはどうやっておこなったのか。(子供やラーメン屋や大人などの演じ分けの時に気をつけている点などなど)
個人的ではありますが、あの時は子供という意識はありませんでした。そのシーンまでに『子供』というイメージが伝えられれば、ラーメン屋とかのシーンでは雰囲気は壊れないの…かな(笑)(回答:菊池祐太)
どんなシーンなのかをお客さんに伝えることを考えてから始まる作業なので、これは台本の読み方にあるかと…(回答:伊藤亜斗武)
全部真剣にやるって事かな。子供のごっこ遊びですが、子供のころって遊びに真剣だったでしょう。ちょっと��シーン、ちょっとの役でも役は役。ちゃんとやります。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
Q36: 段ボールを用いた理由は?
色んな所で公演しやすいように、と聞いています。(回答:菊池祐太)
まずこの作品は地方(活動拠点の東京以外)での上演が前提でした。移動にはお金がかかります。ちゃんとしたセットを組むとお金がかかりますので、お金のかからない装置はないかなぁと考えた時に出てきた案です。 また、段ボールがたくさん並んでるのってなんか哀愁というか郷愁とか、雰囲気あるじゃないですか。 何にでも見立てられるってメリットもあります。 演出家は段ボールから子供たちが飛び出てくる演出がまず浮かんだ、と言っていた様な気がします。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
予算。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q37: 団員は募集しているか。
特段してはいませんが、「入りたいです!」というメールを戴くことはあります。その都度プロフィールを送ってもらったり面談したりしています。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
現在は特にしてませんが、希望者から連絡があったりします。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
Q38: 演劇をする上で注意している点は?
責任をもって舞台に立つこと。凡ミスとかで、公演に悪い影響を与えないようにすること。これが終わって自分が死んでも、後悔ない舞台にすること。(回答:菊池祐太)
怪我しないこと(笑)(回答:伊藤亜斗武)
真剣にやる事。(回答:石黒 圭一郎<かっぱ役>)
つまらない演劇をしないことです。(回答:柿ノ木タケヲ<脚本・演出家>)
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rieko-takano · 6 years ago
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#��名塾朗読 絶賛公演中!!!! インスタグラムでのご報告が遅れてしまった!!!! 鷹野プロデュースの無名塾稽古場公演『シェイクスピアの言葉を泳ぐ』、土曜日まで公演中。 世田谷区岡本にある、#仲代達矢 さんのご自宅である稽古場 #仲代劇堂 にて。 #マクベス、#ハムレット、#リチャード三世、#ロミオとジュリエット の4作品を #山崎清介 さんが抜粋・構成し、とても面白い作品に仕上がっております。 #シェイクスピア を知るきっかけに、ますます好きになるきっかけに、なれたらいいな。 #集えシェイクスピアマニア!笑 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)終演 16日(月)終演 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 (無名塾 仲代劇堂) https://www.instagram.com/p/B6I30PKlwso/?igshid=a9af50psguqp
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rieko-takano · 6 years ago
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#鷹野とシェイクスピア #ウィリアムシェイクスピア #無名塾 #吉祥寺シアター 公演 #杉本凌士 演出 初めて得た“主演”の機会。 大先輩 #松崎謙二 さんの相手役。 この公演、音楽は父・#鷹野雅史 が担当した、親子初共演の舞台でもあります。 父は未だに杉本さんの舞台に音楽を提供しているようです。 素敵な出会いに感謝! 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 (吉祥寺シアター) https://www.instagram.com/p/B5yrlasAGVU/?igshid=dgy11l444evg
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rieko-takano · 6 years ago
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#鷹野とシェイクスピア #ロミオとジュリエット #モンタギュー夫人 #無名塾 #本公演 #高瀬久男 演出 2枚目は家族写真。 #ロミオ→#進藤健太郎 さん #モンタギュー→#川村進 さん シェイクスピア作品で初めてついた役。 ロミジュリ内で誰よりも少ない台詞の役。ロミオママなのに。タイトルロールのママなのに!笑 でもその少ない台詞も満足に言えなかった。今ならまだましに言えるけど、出口典雄さんは役ごとカットしてました😂 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 (中島町 能登演劇堂) https://www.instagram.com/p/B5utZR3AV7b/?igshid=1ova4xwcvq8n4
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rieko-takano · 6 years ago
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#鷹野とシェイクスピア #カクシンハン #オセロー #ビアンカ 役 ハンカチをキャシオーに見せつけるシーン。 娼婦ビアンカ。 耳飾りは、母にお願いして作ってもらったもの。 この作品に参加した頃は、全くなにも知らなくて、オセロー役の #丸山厚人 さんにたくさん叱っていただいた。 『下手くそは腹からでかい声出してやるしかないんだ』 という言葉はまだ心臓に刻み込まれています。 厚人さんの他に、#河内大和 さんと、#白倉裕二 さん、#杉本政志 さんという、素晴らしい大先輩の皆さんとご一緒できたのはとても大きな経験でした。 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 (無名塾 仲代劇堂) https://www.instagram.com/p/B5sQ1mclf5q/?igshid=i9s0bep83yo6
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rieko-takano · 6 years ago
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#鷹野とシェイクスピア #じゃじゃ馬ならし #キャタリーナ #山崎清介 #子供のためのシェイクスピア 『このケートだけは俺が連れて行く!』 ペトルーチオは #若松力 さん。 先日、#座高円寺 で、若松さんご出演の#カムカムミニキーナ や公演を拝見しました。 “こ、こんな素敵な方の相手役をやらせてもらっていたのか😲”と改めて思ったり…。 【ウェディングドレスを着る役 やりたい】という密かな願いを叶えてくれたキャタリーナでした。結婚式は、この写真の通りさんざんだったけど。笑 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時※完売! チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 (Ichikawa, Chiba) https://www.instagram.com/p/B5XXHXBleqp/?igshid=abfhzbe82l98
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rieko-takano · 6 years ago
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#鷹野とシェイクスピア #キャタリーナ #子供のためのシェイクスピア #じゃじゃ馬ならし より。 演出 #山崎清介 念願の、念願の、念願の、舞台。 子供のためのシェイクスピアカンパニー。 小4の頃からのファンで、私がシェイクスピアを���きになったのも、このカンパニーのおかげ。 そして私がシェイクスピア作品に多く携わっているのも、このカンパニーがあるから。 このシリーズは残念ながら今年で終わってしまいましたが、山崎清介さんのシェイクスピアは、まだまだ不滅!いつまでも付いて行きます。 …と言いつつ、早速無名塾に清介さんをお呼びして、来月、公演をします。 #無名塾稽古場公演2019 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 既に稽古も始まり、恐ろしい挑戦をしてしまった!と真っ青になるのが半分、清介さんと共に作品創りができている高揚感半分です。 シェイクスピアを舐めたら痛い目見る、というのは清介さんも私も共演の先輩方もみんな承知の上。 並々ならぬ熱意を持って取り組んでいます。乞うご期待!! 写真の中央、グレミオ役 #戸谷昌弘 さん、ビアンカ役 #大井川皐月 さんです。 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 (無名塾 仲代劇堂) https://www.instagram.com/p/B4_8Vh3gg2-/?igshid=1wyc975at2tml
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rieko-takano · 6 years ago
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#鷹野とシェイクスピア #ヘンリー四世 #ホットスパー 役 #出口典雄 演出 #シェイクスピアシアター 2018年6月@中野ザ・ポケット 死に際の台詞がかっこ良かったホットスパー。 千秋楽は、死んだら全てが終わり、二度とホットスパーとして生きられないことが名残惜しくて、本当に死にたくなかった。(若干タイム伸びてたと思う。笑) やりきったなぁ。これは。 やらせてもらったことで、更に憧れが強くなった役。 いつかどこかで、出会いたい。 日本一のホットスパー役者になりたい。なんちゃって。 背中にいるのはハル王子西尾洪介くん。同い年の相棒?弟?オタク仲間?ライバル?親友?そんな感じ。 倒れているのはフォールスタッフ清水圭吾さん。 この2人、現在同劇場で上演中のシェイクスピアシアター公演『#マクベス』で絶賛本番中です。 清水さんがマクベス、西尾くんがバンクォー。 やはりシアターの、言葉に対するアプローチはとても心地よい。 シェイクスピアをやる時は最低限習得しておかねばならない技術だと思う。 無名塾で、私が企画した朗読劇。 山崎清介さんの手をお借りし、シアターの良さ、無名塾の良さを組み合わせて、1段飛躍した面白くて見ごたえのある作品にしたい。 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 《ナビゲーターとして出演》 Duo Concert ピアノ #阿部大樹 チェロ #江島直之 11月16日(土)19時開演(18時半開場) @渋谷l'atelier チケット 一般 3,000円/学生 2,000円 お申し込みは鷹野まで直接ご連絡ください。 (ザ ポケット) https://www.instagram.com/p/B4o5wNUgGQn/?igshid=6rwsll8c3ejj
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rieko-takano · 6 years ago
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#鷹野とシェイクスピア #ペリクリーズ 2016 #出口典雄 演出 #シェイクスピアシアター #セーザ 役 この公演は、タイトルロールが #文学座 #清水圭吾 さんで、#詩人ガワー 役が #吉沢希梨 さんだったため、とても安定した作品になった。 これまでの喜劇と違い、ロマンス劇は物語の中で流れる時間や場面にも幅があるため、お客さんに与える感動も大きかったようです。 セーザは中盤、棺に入れて運ばれるシーンがあり、新鮮な経験でした。笑 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 《ナビゲーターとして出演》 Duo Concert ピアノ #阿部大樹 チェロ #江島直之 11月16日(土)19時開演(18時半開場) @渋谷l'atelier チケット 一般 3,000円/学生 2,000円 お申し込みは鷹野まで直接ご連絡ください。 (俳優座劇場) https://www.instagram.com/p/B4J1TfKgeTB/?igshid=1ofwygcctaylr
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rieko-takano · 6 years ago
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#鷹野とシェイクスピア #お気に召すまま 2016 #ロザリンド 役 #出口典雄 演出 #シェイクスピアシアター 公演 『教養を強要されたものだから…』云々 時についての問答のところ。。。台詞覚えてない。。。あぁ😭 シアターは通常稽古に3ヶ月かけるところを、私は4月中旬まで別の公演だったため、1ヶ月半の稽古でこの大役に臨まねばならなかった。 今だったらむしろ稽古短い方が有難いのだけど、当時は大量の台詞にプレッシャーも多く、ヒロインも2度目で経験が浅くてとにかく不安だった。 これは、今後リベンジしたい役その①。 もうひとつは、もう少し先で……… To be continued.......... ※オーランドー役は #文学座 #鈴木陽丈 くん。 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 《ナビゲーターとして出演》 Duo Concert ピアノ #阿部大樹 チェロ #江島直之 11月16日(土)19時開演(18時半開場) @渋谷l'atelier チケット 一般 3,000円/学生 2,000円 お申し込みは鷹野まで直接ご連絡ください。 (俳優座劇場) https://www.instagram.com/p/B4HKN3EgLjU/?igshid=mldzabc4kbt5
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rieko-takano · 6 years ago
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#鷹野とシェイクスピア #間違いの喜劇 2016 #出口典雄 演出 #シェイクスピアシアター 公演 #エドリエーナ 役 『辛抱できないし、した���もないわ』 シアター本公演で初めてやらせていただいたヒロイン役。 ある日の通常稽古(12時~17時)の後、個人稽古を22時までしていただいて、1日の稽古時間が10時間になった日があった。 次の日、昼の12時から3時間程自主稽古をして掴んだ身体の感覚が、紛れもなく今の私の基礎になっている。 その感覚が���るから次の公演はもう少しうまくできるだろうと思っていたけれど……… To be continued........ ※ルシアーナは #文学座 #伊藤安那 さん 《次回出演公演》 #無名塾稽古場公演2019 #無名塾朗読 『#シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 ~無名塾とシェイクスピア~ 構成・演出:#山崎清介 12月15日(日)~21日(土) @#仲代劇堂(世田谷区岡本1-6-2) 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 出演 #中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 【ご予約】 鷹野まで直接ご連絡ください。 《ナビゲーターとして出演》 Duo Concert ピアノ #阿部大樹 チェロ #江島直之 11月16日(土)19時開演(18時半開場) @渋谷l'atelier チケット 一般 3,000円/学生 2,000円 お申し込みは鷹野まで直接ご連絡ください。 (俳優座劇場) https://www.instagram.com/p/B4FYFLLAHQX/?igshid=1d6y0iqfyv1t6
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rieko-takano · 5 years ago
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【ご報告】 この度、私、鷹野梨恵子は無名塾を退塾しましたことをご報告いたします。 もちろん変わらず役者として生きていきます。 この自粛期間、存分に勉強と鍛錬を続け、準備万端で新しいスタートを迎えます! これまで無名塾の鷹野を応援してくださりありがとうございました。 今後もどうぞよろしくお願いいたします😌 写真 1: 門人札。仲代さん手書き。 2: 初主演『ウィリアム・シェイクスピア』 3: 初シェイクスピア出演モンタギュー夫人 4: 初プロデュース公演『シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 母が憧れた無名塾。入塾した時は家族親戚こぞって大喜びでした。そこからたくさんのことを学びました。 今後も精進します。 2020年4月22日(水) 無名塾28期 鷹野梨恵子 (無名塾 仲代劇堂) https://www.instagram.com/p/B_SMwVLFUYC/?igshid=1c93c8291dr33
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rieko-takano · 6 years ago
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本日予約受付開始 #次回出演公演  #無名塾朗読 沙翁の世界へいざなうべく 集った役者は無名塾 溢れる言葉で心地よく 揺さぶるお客様の想像力 本気の挑戦朗読企画 お待ちしてます皆様のご予約!! 《公演詳細》 #無名塾 稽古場公演2019 『シェイクスピアの言葉を泳ぐ』 12月15日(日)~21日(土) @無名塾稽古場・仲代劇堂 (世田谷区岡本1-6-2) 構成・演出:#山崎清介 出演:#中山研 #本郷弦 #篠山美咲 #井手麻渡 #鷹野梨恵子 ピアノ演奏:#鷹野喜充 チラシ写真:#鷹野晶敏 15日(日)14時公開GP/19時初日 16日(月)14時 17日(火)  19時 18日(水)14時/19時 19日(木)14時 20日(金)14時/19時 21日(土)14時 チケット 前売り・当日 2,500円 公開GP 2,000円 【ご予約フォーム】 https://www.quartet-online.net/ticket/wordswordswords?m=0dabfgf その前にこちらもあります🎶 チケットご予約受付中! 《ナビゲーターとして出演》 Duo Concert ピアノ 阿部大樹 チェロ 江島直之 11月16日(土)19時開演(18時半開場) @渋谷l'atelier チケット 一般 3,000円/学生 2,000円 お申し込みは鷹野まで直接ご連絡ください。 (無名塾 仲代劇堂) https://www.instagram.com/p/B335nrvgia_/?igshid=1miyxh9s02g7g
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