#分散型ストレージ
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まだGoogle Drive使ってるの?ファイルコイン (FIL)の将来性を徹底解説
#有望銘柄の徹底解説#ファイルコイン#PoSt#暗号資産#分散型ストレージ#仮想通貨#PoRep#ブロックチェーン#検閲耐性#web3#ProofofReplication#Web3インフラ#FILとは#Filecoin#ファイルコイン将来性#データ保存#ファイルコインとは#ProtocolLabs#分散型ネットワーク#クラウドストレージ代替#メタバースデータ#IPFS#NFTストレージ#データ主権#データアーカイブ#ストレージマイニング#ファイルコイン仕組み#ProofofSpacetime#データセキュリティ#FIL
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#ばばさん通信ダイジェスト : 大規模分散データベースGoogle Cloud Spannerに階層型ストレージが導入、コールドデータをSSDからHDDに自動移行
賛否関わらず話題になった/なりそうなものを共有しています。
大規模分散データベースGoogle Cloud Spannerに階層型ストレージが導入、コールドデータをSSDからHDDに自動移行
https://www.publickey1.jp/blog/25/google_cloud_spannerssdhdd.html
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ブロックチェーン技術の先駆者:EIEN取引所の使命とビジョン
EIEN取引所は、世界一流のデジタル資産取引プラットフォームで、 主に世界中のユーザーに「���ットコイン、ライトコイン、イーサリアムなど」のデジタル資産および、その派生商品の取引サービスを提供しています。

【私達のミッション】 私達はビットコインとブロックチェーンの核心的な思想を信じています。 分散型台帳やスマートコントラクト技術が人間信頼の土台を築き、取引の障壁を取り除き、取引効率を向上させ、実体経済に貢献すると信じています。 なので、さまざまな誘惑を避け、ブロックチェーン技術革命に全力を注ぎ、世界を変える為の力を尽くします。
【私達の技術について】 「EIEN」 は《「GSLB」 、分散サーバークラスター、分散ストレージ、高速メモリ取引エンジンの多機バックアップ、コールドウォレット、オフラインホットウォレット》などの先進技術を採用し、お客様に安全で安定した、信頼性の高いデジタル資産取引サービスを複数の端末で提供しています。 同時にユーザーのフィードバックや要求に基づき、私達の製品とサービスを改善・アップグレードし続け、すべてのクライアントに最高のサービスを提供する為に、絶えず革新とユーザーの体験を向上することを追求しています。
デジタル通貨はパスワードで保護された「デジタルま��は仮想通貨」であり、ドルなどの法定通貨とは異なり物理的な実体がありません。 《ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ドット(DOT)》などのデジタル通貨の基盤技術はブロックチェーンと呼ばれ、分散デジタル台帳として機能します。
デジタル通貨の各取引は、ブロックチェーンに、(記録され)、一旦(確認され)、(検証)されると変更することはできません。 これは取引を《逆転または改ざんする》ことができないことを意味します。
法定通貨は銀行が制御する中央集中型の台帳に依存しており、一般の人々はこれらの台帳にアクセスする事はできませんが、デジタル通貨の取引は誰もが追跡および監視する事ができる『公開ブロックチェーン』上で行われます。 さらに、コンセンサスアルゴリズムは、誰でも『デジタル通貨取引』を検証し、それを『ブロックチェーン』に追加することを許可し、これにより非中央集権式が実現されます。 ブロックチェーン技術は通貨の未来に影響を与えると考えられ、世界の金融システムを根本的に変えることに見なされています。
さらに金融機関はデジタル通貨への投資を継続しており、デジタル通貨の巨大な可能性とその未来を示しています。 サムスングループ、ブラックロック、モルガン・スタンレー、Alphabetなどの世界的な大手企業はすべてブロックチェーンとデジタル通貨に投資しています。 デジタル通貨を取引する事は非中央集権型金融の世界への入り口となり、急速に進化する最先端の技術に参加する機会を提供します。
世界的に見れば、現在の業界の主流はビットコインに対して五つの主要な見解を持っており、共通の認識が形成されつつあります。
EIEN取引所は業界内の重要な数社のマイニング企業を買収し、高品質の『ICO資源』を統合した後に設立され最新の取引と投資機能を通じて、迅速に暗号通貨市場を占め業界のリーダーとなることを目指しています。
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デジタル通貨の次のステップ:EIEN取引所のビジョンと計画
EIEN取引所は、世界一流のデジタル資産取引プラットフォームで、主に世界中のユーザーに「ビットコイン、ライトコイン、イーサリアムなど」のデジタル資産および、その派生商品の取引サービスを提供しています。

【私達のミッション】 私達はビットコインとブロックチェーンの核心的な思想を信じています。 分散型台帳やスマートコントラクト技術が人間信頼の土台を築き、取引の障壁を取り除き、取引効率を向上させ、実体経済に貢献すると信じています。 なので、さまざまな誘惑を避け、ブロックチェーン技術革命に全力を注ぎ、世界を変える為の力を尽くします。
【私達の技術について】 「EIEN」 は《「GSLB」 、分散サーバークラスター、分散ストレ���ジ、高速メモリ取引エンジンの多機バックアップ、コールドウォレット、オフラインホットウォレット》などの先進技術を採用し、お客様に安全で安定した、信頼性の高いデジタル資産取引サービスを複数の端末で提供しています。 同時にユーザーのフィードバックや要求に基づき、私達の製品とサービスを改善・アップグレードし続け、すべてのクライアントに最高のサービスを提供する為に、絶えず革新とユーザーの体験を向上することを追求しています。
デジタル通貨はパスワードで保護された「デジタルまたは仮想通貨」であり、ドルなどの法定通貨とは異なり物理的な実体がありません。 《ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ドット(DOT)》などのデジタル通貨の基盤技術はブロックチェーンと呼ばれ、分散デジタル台帳として機能します。
デジタル通貨の各取引は、ブロックチェーンに、(記録され)、一旦(確認され)、(検証)されると変更することはできません。 これは取引を《逆転または改ざんする》ことができないことを意味します。
法定通貨は銀行が制御する中央集中型の台帳に依存しており、一般の人々はこれらの台帳にアクセスする事はできませんが、デジタル通貨の取引は誰もが追跡および監視する事ができる『公開ブロックチェーン』上で行われます。 さらに、コンセンサスアルゴリズムは、誰でも『デジタル通貨取引』を検証し、それを『ブロックチェーン』に追加することを許可し、これにより非中央集権式が実現されます。 ブロックチェーン技術は通貨の未来に影響を与えると考えられ、世界の金融システムを根本的に変えることに見なされています。
さらに金融機関はデジタル通貨への投資を継続しており、デジタル通貨の巨大な可能性とその未来を示しています。 サムスングループ、ブラックロック、モルガン・スタンレー、Alphabetなどの世界的な大手企業はすべてブロックチェーンとデジタル通貨に投資しています。 デジタル通貨を取引する事は非中央集権型金融の世界への入り口となり、急速に進化する最先端の技術に参加する機会を提供します。
世界的に見れば、現在の業界の主流はビットコインに対して五つの主要な見解を持っており、共通の認識が形成されつつあります。
EIEN取引所は業界内の重要な数社のマイニング企業を買収し、高品質の『ICO資源』を統合した後に設立され最新の取引と投資機能を通じて、迅速に暗号通貨市場を占め業界のリーダーとなることを目指しています。
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Cloudflareは以前からAmazon S3のデータ転送コストが高すぎることを指摘しており、Cloudflare R2では読み出しにかかる帯域コストを無料に設定することで価格面での差別化を図っています。 利用料金はストレージに保存されているデータ容量およびリードとライトの操作に対する従量課金で、1GBのデータ容量に対して月額0.015ドル、100万回のライト(操作A)に対して4.5ドル、100万回のリード(操作B)に対して0.36ドル。 ただし10GB以下のデータ容量で月間100万回までのライト、1000万回までのリードは無料。 オブジェクトストレージとしての信頼性はイレブンナイン(99.999999999%)と説明されています。 バケットの作成時にリージョンを指定する必要はなく、自動的に作成者にいちばん近いCloudflareのリージョンで作成されます。
S3互換の「Cloudflare R2」が正式サービスに。データ転送料無料、10GBまで無料の分散型オブジェクトストレージ - Publickey
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市場シェア8割を占め、世界の空を飛び回る中国製のドローン
いま多数のドローンが世界中の空を飛び回っており、日本も決して例外ではない。近年、急速に性能が向上しているドローンは、美しい空撮映像だけでなく測量や災害救助にまでその応用範囲が広がっている。 そのドローンの世界的シェアをご存じだろうか。実は、市場シェアの約8割を中国製が占めており、そのなかでトップメーカーとして君臨するのが、世界シェアの七割以上を占める中国のDJIテクノロジーズ(Da-Jiang Innovations Science and Technology:大疆創新科技有限公司。本社は広東省深市)だ。いまや「ドローンといえばDJI」というほど世界的な知名度を誇る。 DJIは2005年、香港科技大学を卒業した汪滔(1980年生まれ)が創設。汪は大学寮の一室でDJIを創業した。現在の企業価値は150億ドル、総資産は54億ドル(約5724億円)にも上り、ドローン事業で世界初となるビリオネアとなる(『フォーブス』2019年2月)。
警視庁のドローンも中国製
日本でもすでにDJI製のドローンは市販されており、たとえば2015年に起こった首相官邸無人機墜落事件に使用されたドローンもDJIのものであり、この事件を受けて警視庁が発足させた網を使ってドローンを捕獲するという「ドローン捕獲部隊」が使用しているドローンもDJI製だ。 DJIが2018年秋に発表した産業用ドローンの最新機種「マビック2エンタープライズ」は、高度制御技術を搭載し、消火活動などの緊急事態への対応やインフラ設備の調査などでの活用を謳っている。 マビック2は8個の高解像度ビジョンセンサーと2個の赤外線センサーを搭載し、障害物を自動で検知、回避して飛行できる。最大飛行時間は約31分、最大速度は時速72キロで、マイナス10度の低温環境でも十分な性能を発揮できる。 さらに撮影した映像は、DJIの「動画・データ伝送システム」を使うことで、最大で約8キロ(日本国内五キロ)離れた場所からも操縦者の元に送ることが可能だ。価格は最も安いモデルで30万���程度からとなっており、同程度の性能で数百万円する他メーカーの産業用ドローンと比べると格段に安い。
特許取得数の圧倒的多さ
DJIの高い技術力は、同社が取得した特許数からも分かる。特許分析会社のパテント・リザルト(東京都文京区)が公表した無人飛行機を含むドローン関連技術全般における特許の質と量から見た総合ランキングでは、DJIが1位となっている。 2011年から日本でドローン関連特許の出願を開始したDJIは2014、15年に出願数を大きく伸ばした。たとえばドローンを使った荷物配送システムや、初心者でも簡単に操縦できるように離陸時の不安定性を減らす技術などで特許を取得している。
空撮データが中国に蓄積、日本の国土は確実に“丸裸”にされる
問題は、DJI機が空撮したデータの取り扱いである。あまり知られていないが、データはユーザーのパソコンなどに移されると同時に、中国にあるDJIのデータセンターにも蓄積されることになる。DJI機を購入したユーザーは、こうしたDJI機の仕様に同意しなければ使用許諾を得ることができない仕組みになっているのだ。 ドローンの空撮データには、GPS(全地球測位システム)の信号とともに緯度・経度・高度の画像情報が記録される。いまや日本全国で橋梁の保守や工場の安全点検、災害復興、農薬散布など種々雑多な空撮が行われており、これら一つひとつは「点」でしかないが、すべてのデータが手に入るとすれば、やがて「面」となり、それは日本の低空域における「航路情報」になり得る。低空域における航路情報をインプットすれば、ドローンは無線操縦に��らない「自律航行」が可能となる。 世界的にドローン規制が未整備な現在は、法の網の目をくぐり抜けた「偵察行為」が可能な状態にあると言える。現状を放置すれば、日本の国土は確実に“丸裸”にされる。その危険性を認識したうえで、中国製のドローンを使用しているだろうか。
東京都心の空間地理情報が中国企業に転売
実際に、中国が空間地理情報を狙っていると思わざるを得ない事件も発生している。2019年8月に埼玉県内に住む貿易会社役員の男が、首相官邸や皇居がある東京都心の空間地理情報をNT���グループ会社NTT空間情報株式会社からだまし取ったとして、警視庁公安部に書類送検されている。 販売されたデータは「GEOSPACE 3D ソリューション」と呼ばれる商品で、電子地図と航空写真のデータを組み合わせたもので、建物の高さと標高を1・5メートルの精度で表したものだ。地形の高低差情報は、ミサイルの飛行���ートを定めるうえで重要なデータになり得る。男は、2016年に転売目的を隠したうえでNTT空間情報から200万円で購入し、中国企業へ転売している。男は30年前に、中国から日本に帰化している。
人民解放軍のドローン攻撃に利用される日が確実に来る
ドローンが集める空間地理情報については、現時点で海外を含め法的規制を敷いている国はないが、個人情報と同じく空間地理情報の取り扱いも法規制が必要だ。想像してほしい、中国軍の飛行機が縦横無尽に日本の空を飛び交っている姿を。現状はまさにその姿なのだ。空間地理情報は簡単に個人が収集できるが、本来、個人のものではない。安全保障につながる国家として守るべき情報である。 同様に、カメラで撮影されたあらゆる空間地理に関する動画情報(静止画を含め)は国内のサーバーに保存すべきものであって、決して海外のサーバーに保存すべきものではない。このままでは日本の空を自由に航行できる航路情報として、人民解放軍のドローン攻撃に利用される日が来る恐れが極めて高い。
米軍が中国製を使用禁止にした理由
こうしたDJI機の仕様について、最初に問題視したのが米軍だった。それまでは米軍も、高性能で安価なDJI機は軍事利用可能と見て多数導入していた。ところが、2017年8月2日、陸海両軍が揃ってDJI機に関する報告書を出した。 陸軍研究所から「DJI無人航空機システムの脅威およびユーザーの脆弱性」という報告書が、海軍からは「DJI製品群に関する運営リスク」という報告書がそれぞれ出され、DJI機の使用が禁止された。 「すべての使用を停止し、すべてのDJIアプリケーションをアンインストールし、すべてのバッテリーとストレージ(補助記憶装置)を取り外せ」と非常に厳しい内容の報告書だが、米軍はこの報告から9日後の8月11日、今度は「OPSECの規定する条件を満たしているドローンは利用可能」と、先の使用禁止命令を緩和するような指令を出した。 オプセクとは「オペレーション・セキュリティー」(Operation Security)の略語で、ネットに常時接続されているコンピュータに求められる最低限のセキュリティー対策を指す。仮想敵国への情報流出リスクを判定する規定であり、米軍は条件を満たしていれば使用できるとした。 しかし実際は、DJIが中国企業というだけでOPSECの規定に反するとの見方が強く、現在も米軍でのDJI機の使用は制限がかけられたままだ。
“合法的に”空撮データを中国に送る仕掛け
米軍がDJI機の使用禁止を打ち出した直後の8月16日、DJIはドローンが撮影したデータを中国のデータセンターに送信することなしに使用できる「ローカルデータ・モード」を発表した。このモードでドローンを操縦すれば、データセンターがある中国に空撮情報が流れることはない、という説明だった。 だが、ローカルデータ・モードでの飛行は、高度が30メートル以下に限定されるうえに、DJI機の最大の特長である飛行中の高度な安全装置が機能しない。ローカルデータ・モード時に機能が制限されることはDJI���操作マニュアルにもしっかりと明記されおり、実際にこのモードで使用する人は極めて少ない。 つまり、通常の飛行モードを選んだユーザーは、従来どおり、空撮データがDJIのデータセンターに流れることを承諾せざるを得ないのだ。DJIは、いまも“合法的に”空撮データを中国に送ることができている。
ドローンの心臓部を握っている中国企業
仮にDJI機を排除しても他社製のドローンの多くが、GPSやジャイロ(安定飛行の装置)、加速度、磁気などのセンサーを搭載して飛行制御を行う「フライト・コントローラー」にDJI製品を搭載していると言われる。「ドローンの心臓部」といえるフライト・コントローラーをDJIに握られた業界では、「DJIの呪縛からは逃れられない」との見方が強い。
ファーウェイ事件と通底
DJI製ドローンの問題は、2018年末にアメリカが中国通信機器機大手のファーウェイ(華為技術有限公司)やZTE(中興通訊)社製の通信機器を全米から排除する決定を下した事件と通底している。 アメリカが決定を下した背景には、中国が2017年6月に施行した「国家情報法」に対する懸念がある。 同法は、“国家としての情報収集に法的根拠を与える”ために定められた法律だ。その第1条は「国の情報活動を強化および保証し、国の安全と利益を守ることを目的とする」と規定し、第7条は「いかなる組織および個人も法に基づき国の情報活動に協力し、国の情報活動に関する秘密を守る義務を有し、国は情報活動に協力した組織及び個人を保護する」としている。 つまり、中国の国民全員が、国のために情報収集を行う存在であると定義している。これはスパイにほかならない。それを国家は全面的に保護するといっているのだ。 ファーウェイやZTEがどれほど身の潔白を説明しようとも、中国政府から協力を求められた場合は抗えない制度になっている。当然、DJIも中国の企業である以上はこの法律に従うしかない。 国家情報法では、第9条で「国は、国の情報活動に大きな貢献のあった個人及び組織に対し表彰及び報奨を行う」と規定し、第25条で「国の情報活動への支援・協力により財産の損失が生じた個人及び組織に対しては国の関係規定に基づき補償を行う」と損失補まで定められている。
日本のIT企業で起きた中国人従業員情報漏洩事件
2019年、日本のある商社系IT企業のA社で起きた中国人従業員による情報漏洩事件は、この国家情報法と関係している可能性が非常に高いと見られている。これは重大な事件なので、事の経緯も含め説明したい。 A社で、中国人労働者のXが退職間際に、社内のパソコンから1・5ギガバイト(ギガは10億)ものデータを中国企業バイドゥ(百度)が運営するストレージ(データ保存)サービスに転送した事実が発覚した。送信されたデータを新聞の情報量に換算すると、約5万ページ分にも及ぶ。 バイドゥは「中国版グーグル」と称される検索サービスの大手企業として知られ、「Simeji」と呼ばれる「着せ替えキーボード」のアプリケーションを提供している。着せ替えキーボードアプリとは、スマートフォンやパソコンで文字入力する際に日本語の「漢字仮名交じり文」にするソフトだ。そのシメジは以前、「変換した文章が全て中国に送られている」と問題になったことがある。つまり、シメジが「情報を抜き取るためのサイバー攻撃のツール」だったのである。
国家の命を受けてデータ転送を繰り返していた
このシメジ問題によって新たな疑惑も生まれた。それは、検索エンジンの利用などで一度でもバイドゥにアクセスしたパソコンは、情報を抜き出す不正プログラムが送り込まれ、それ自体がサイバー攻撃のマシンに変わってしまうというのである。人民解放軍が実戦配備したサイバー攻撃の仕組みは「グレートキャノン」と呼ばれ、実際にアメリカのインターネットサービスがグレートキャノンの攻撃に遭い、機能不全に陥ったことがある。 この中国人社員は国家の命を受けて、日ごろから少しずつデータを小分けにして転送を繰り返していたと見られている。転送した事実は同社が運営するネットワーク監視機能で直ちに検出されたものの、1・5ギガバイトのデータはすでに送られたあとだった。 A社はX本人を呼び出し、聞き取り調査を実施したものの、黙秘を貫かれた。その後、Xは退職届けを出し、現在は音信不通の状態で、真相は闇に葬り去られてしまった。
日本の法律では裁けない。極めて深刻な事態
A社では、顧客のネットワーク構成図やIPアドレス(コンピュータの通信識別番号)も普段から扱っており、それらの情報は機密情報に該当する。しかも頭が痛いのは、通信記録から大量のデータがバイドゥに送られたことを掴んだものの、どのようなデータが送られたのかについては、データが暗号化されていたために知る術がない。 通常、この手の情報漏洩が起きた場合は「不正競争防止法」を適用し、持ち出されたデータが営業秘密に該当することを証明する必要がある。ところが、今回はデータが暗号化されていたために立証できない。現在の日本の法律では犯人を裁くことはできないのだ。 仮にA社が警察に被害届けを出したり、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて捜査協力を相手国に求めたりしても、日本国内で刑事犯罪としての要件が満たせなければ、相手政府も協力できないとの立場を取ることは明らかである。 A社は風評被害を恐れたからか、事件を公表していない。しかしA社の事業内容を見ると、各種の公共団体のネットワーク構築を請け負うとともに、セキュリティー監視も手がけている。事態は極めて深刻だ。
アップルで中国人技術者が
中国人従業員による内部犯行はアメリカでも起こっている。2019年1月に、米アップルの自動運転技術の企業機密を盗んだとして、FBI(米連邦捜査局)がアップルに勤務していた中国人技術者を逮捕した。2018年6月にアップルに入社し、自動運転車のハードウエア開発チームに所属していたが、中国へ渡航予定の前日に逮捕されている。 犯人が自動運転車開発に関する写真を撮影していることに気づいた同僚の通報で内部調査した結果、撮影データの他、図や2000以上のファイルを個人所有のパソコンにコピーしていたことが判明した。 アップルでは、2018年7月にも自動運転車の機密情報を盗んだ疑いで別の中国人が起訴されている。従事者の国籍によって内部犯行のリスクが排除されるわけではないが、国家情報法が施行されている以上、中国人従業員を情報やデータの管理職に指名する場合はスクリーニングを徹底すべきとの声もある。
採用に際して十分な身辺調査を行う企業も
スクリーニングとは、採用に際して十分な身辺調査を行うことである。アメリカでは「ウソ発見器」にかける企業もある。また、スクリーニングの専門会社も存在する。 日本では、採用面接の際に両親の職業を尋ねることも憚れるが、少なくとも出身校の教師や、前職の同僚や部下から話を聞くなど可能な限り過去に遡って、労働者の経歴など「バックグラウンド情報」を収集することが肝心だ。もはやそのような時代にきており、特に情報やデータの管理職に指名する人物に対しては、徹底したスクリーニングが欠かせない。 今後、入管法改正で、さまざまな国から労働者の流入が見込まれる。国益を守るためには、スクリーニングを合法的かつ効率的に行う仕組みを早急に構築する必要がある。
軍用ドローン1機で飛行場を壊滅させる破壊力
話をドローンに戻そう。日本の防衛省は2018年2月、国内の米軍基地、専用施設の上空や周辺でドローンを飛行させないよう、「航空機の安全な航行を妨害した場合は、法令違反に当たる」と注意喚起するビラを各地の防衛局に張り出した。だが、現代の「ドローン戦争」を想定すると、あまりにも対応が生ぬるいと言うほかない。 現在の軍用ドローンは、たった1機で飛行場を壊滅させる破壊力を持つ。防衛省が多額の防衛費を投じて日本に配備する「陸上イージス」(陸上配備型ミサイル迎撃システム)でも対応できない可能性が高い。仮に低空を自律飛行可能なドローンを大量に製造できる国が、軍隊として「ドローン戦闘機部隊」を整備し、何千、何万ものドローンを戦争の相手国へ向かわせる戦術をとった場合、相手国は大打撃を被るだろう。
ドローン1374機の編隊飛行に成功した中国
2015年4月7日、アメリカ国防総省が発表した「中国の軍事力に関する年次報告書」には、「中国は2023年までに4万機以上の無人機を製造する」と記されている。あれから約4年半、中国のドローンの能力は格段に向上しており、2018年4月に中国は、ドローン1374機の編隊飛行に成功している。 人民解放軍がいま力を入れているのが「ロボットの群れ作戦」だ。中国の軍事作戦の特徴は、飽和作戦といって���の力で相手を制圧することを目的としたものが多い。たとえば強力なミサイルを開発するよりも、何千、何万発というミサイルを打ち込んだ���うが勝率は高くなる。軍用ドローンが何千機と襲来した時、いまの日本には対処のしようがない。 2019年4月10日、中国は尖閣防衛識別圏に攻撃能力を搭載した無人偵察機「TYW-1」を配備した。「TYW-1」は約40時間の飛行が可能であり、かつ最大離陸重量は1500キログラム、総重量300キログラムのミサイルや爆弾を搭載することができるとされている。
中国海警が尖閣諸島にドローンを
その1カ月後の5月18日には、尖閣諸島の領海内に中国海警2308からドローンが飛ばされ、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル発進している。中国はいま、尖閣領海内でドローンを飛ばし、日本がどのような行動をとるか、どこまで行えばどう対応するのかを盛んに探っている。スクランブルにかかる費用は1機あたり300万円~400万円とされており、一方の中国はドローンを飛ばすだけで済む。コストも安上がりで、戦闘機を飛ばすよりも密かに確実に情報収集が行える。
水中ドローンの恐怖
これだけではない。ドローンというと飛行型を思い浮かべる人が多いが、中国は水中ドローンの開発にも成功している。国営の中国航天科技集団が開発した魚群NH1、NH2、NH3がそれで、「NH」とはインフラ攻撃を目的に開発されたものを意味する。日本は海底ケーブルでインターネットが繋がっているが、それらを破壊されたら日本の全てのネット環境が遮断され、日本社会は機能不全に陥ってしまう。 日本もアメリカのように、安全保障の観点からドローンの技術的仕様などについて何らかのセキュリティー規制を設けることは緊急の課題だ。 日本政府は「ファーウェイとZTEの製品を政府調達から事実上排除する方針」を掲げたが、ドローンについても早急に検討すべき時にきている。中国の日本侵略は着実に始まっていることを、国民も政府ももっと自覚すべきだ。
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ビットコイン価格の支え
原文リンク:https://ameblo.jp/aporo123-0108/entry-12567222777.html 2019年の初めに、ダークホースが通貨世界に参入しました。その分散化と真の自由なエコロジービジョンの達成を支援することで、VDSはより匿名でプライベートな機能で長い間退屈してきた通貨サークルを爆発させました。 2月にVDSがリリースされたとき、ビットコインは継続的に下落を止め、その後、VTCは最初の強気市場を先導し、BTCは68%上昇しました。 それは偶然ですか? または、VDSとBTCの間に密接な関係がありますか?
これは、VDSとBTCの関係から始まります。 VDSは共振取引を作成し、ビットコインユーザーはブロックチェーン方式で分散かの取引プロセスを直接実行できます。BTCをVollarに兌換した後、富にはオプションの操作方法があります。 ビットコインユーザーは、VDSを介してBTC資産のプライバシーを取り戻すことができます。共振取引、ゼロ知識証明付きの匿名取引、および分散型取引所では、BTCは完全に中央集権機関の監視から外れます。 集中化された普及の文脈では、これはすでにビットコインユーザーの緊急の必要性です。つまり、VDSはBTCに真に無料で安全な出口を提供します。 さらに、ビットコインユーザーはVDSエコシステムのより多くのことに参加��きます。共振取引システムだけで、ビットコインプレイヤーに十分な利益スペースを提供できます。
快速的な発展過程には、Vollarはエコロジーに高需要の状態です。マスターノード創建の収益方式にしろ、智能契約の開発と、トラストスタンプネットワークの拡張にしろVollarからはなれできません。エコロジーうちに、もっと大きな需要が出たっら、もっと多くのBTCが共振でVollarに転換できます。この間には、共振レベルの下りは直接に共振価格の上がりを決定しますが、共振価格は市場を主導する要素として影響を与え、Vollarがより高い投資収益率を得られます。エコロジーの創建者はまたスーパーマスターノードを利用してネットワークにサービスを提供することができ、収入を長く得られます。
VDSのデザイン角度と共振システムから、VDSはBTCと緊密な関係があることを見られます。VDShはビットコインのユーザーに安全自由なプライバシー通路を提供するだけでなく、BTCがより大きな価値があります。VDSの発展過程には、BTCの市場に積極的な影響をもたらすことができます。VDSエコロジーに入ったBTCは何度でエコロジーに流通して、再発展を刺激する奨励とします。公正な流通メカニズムは、長期的な開発から見ても不可欠な前提条件です。
VDSは生まれた時に4500枚のBTCを調達しました。多くのビットコイン保有者はその価値とビットコイン今の苦境を解決する可能性を信じています。さらに、ビットコインの第270ブロックをマイニングしたビットコイン開発者がVDSに参加しています。VDSは誕生した時から、ビットコインと離れない関係があるそうです。価格チャートから見れば、VDSとBTCも似ています。VDSが登場した場合に、BTCは約1年のベアマーケットを止めて、最後の底を迎えました。5月の初期には、VDS1日の増やす幅は55%に達し、翌日にビットコインは17%幅に増やしました。6月の末には、VIDの1日創建量は190,000に突破し、その同時に、BTCは今年価格のトップに達しました。
偶然が多くになったら、結論になりました。VDSはBTCのために、よりプライバシーの空間を提供し、またはビットコインユーザーに新しい発展機会を与えました。共振と一連の規制で、高く重ね合わせた市場参加者をロックしました。ユーザーが重ね合わせた同時に、その2つ群体が市場への嗅覚、判断はほぼ同じだという意味です。
VDSとビットコインお互いに影響し、将来の価格の行方の面だけではありません。ビットコインの取引速度は遅いですので、応用シーンが少ないことで、正式の提案がありません。そのゆえ、ビットコインは「データゴールデン」とよばれ、備蓄の機能でけで役に立ちました。VDSエコロジーの発展は応用シーンの多様性によっています。例えば、匿名取引、プライバシーチャット、トラストスタンプと智能契約などです。VDSは人間ソーシャル、自由金融、商業連結、消費資本、応用実現とネットワーク自由には、企画と整合を行い、1つのお互いに作用する分散��コモンセンスエコロジーを形成しました。共振は、VDSとビットコインを連結して、ビットコインがより広いペースを増やさせます。ビットコインの取引はますます透明化になり、そのネットワークの匿名も偽命題になりました。ビットコインは共振取引と匿名取引を協力して、ビットコインが改めて匿名プライバシーに回帰する最初の願いです。チェーンマーチャントとトラストスタンプの組み合わせにより、ビットコインは新しい流通の方向性を持ち、ストレージ資産としてのみ使用できなくなりました。 VDSが仮想と現実、空間と時間、そして分散化コンセンサスエコシステムが構築される日を本当に結ぶとき、ビットコインは分散とプライバシーの自由という当初のビジョンも実現します。 啓発としてのビットコインはVDSの方向性を導き、VDSはビットコインの精神をより広い世界に広げます。
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<海外シンセ興亡記 II : Emu Systems Emax S.E review >
●メーカー名
E-mu Systems Inc.(イーミュ)
シーケンシャルを創業したデイヴ・スミスに対し、もうひとりのデイヴおじさんこと、デイヴ・ロッサム(Dave Rossum)が興したシンセメーカー、E-μ Systems。1972 年に法人化、本社は合衆国。 このロッサムおじさんは、ポリシンセを創るのに欠かせないデジタルスキャニングキーボードを開発し、1973 年には特許も取得。Oberheim 4 Voice を始めとする世のポリシンセは、ほぼすべてこの特許をライセンス使用。これによりロッサムおじさんは「ポリシンセの父」とも言われる。
ところがその特許料を、シーケンシャルが解釈の違いから支払いをやめるという事態が発生。当時、7万ドルくらいもする大規模なアナログシンセ「Audity(オーディティ)」を開発中だったイーミュは経営危機に。やむなくコストがかかる Audity 開発は強制終了。
代わりに急遽ぱぱっと開発できてメシのタネになる新機種を!というので、従業員一同が知恵を絞ってると、’79 年 AES ショーにてオーストラリアからフェアライト CMI が出展。これを見たイーミュは「フェアライトは大規模な音楽コンピューターだが、サンプリングに特化すれば、よりコンパクトかつ安くできる」と考え「サンプラー」という機種名の、まさしく史上初のサンプリングマシンをマッハで開発。
そのさなか、ふとある従業員が「いいアイディアを思いついた」と、にんまり笑いつつロッサムおじさんのところへやってきて
「機種名をイーミュレーターにするのさ」
と提案。エミュレーターやエミュレーションというコンピューター用語のとおり、物真似する者を意味する「Emulator」、それもイーミュという社名に引っかけた名前をもつ機種「イーミュレーター」が、そう、誰あろう史上初のサンプラーである初代イーミュレーターが、ここに誕生。
1981 年に発売された初代イーミュレーターは、8bit、128KB RAM、5インチフロッピー、49 鍵、そんなんで当時定価 200 万円以上もしたとはいえ、またたくまにプロの間で大ヒットとなり、サンプラーの代名詞になった。後継機種 Emulator II にいたっては、512KB ~1MB RAM でもって、もはや不動の定番になり、すっかり業界標準機として定着。これでイーミュは食っていくことになった。

だがそのあと、1984 年には米国 ensoniq 社 Mirage、さらにその後 AKAI S612、S900 をはじめとする、40 万円を切る価格破壊モデルともいうべき競合機種が出まわりはじめ、イーミュといえど安閑としてられなくなったのである。



●機種名
Emax S.E(イーマックス・エス・イー) 1986 年発売 61 鍵、ベロシティのみ対応
E-mu 社初の廉価版サンプラー Emax。このシリーズには、以下の派生機種がある;
・Emax;素のサンプラー ・Emax S.E;倍音加算合成と、TM シンセシスとを追加 ・Emax HD と Emax S.E-HD;20MB の HDD を内蔵 ・EMAX II ;後継機種。Emax S.E をベースに、16ビット化、最大8MBの内蔵メモリー、固定サンプリング方式、デジタルフィルター、SCSI 標準装備、最終的にはステレオサンプリングも可能に
廉価版とはいっても、五十万円以上した。 私はそれを、まだまだ Emax が現役時代に中古で買った。そしてそののち、システムソフトウェアがアップグレードされ、Emax S.E となったので、そのアップデーターをフロッピーで入��、アプグレした。
二百万円以上もした伝説の名機イーミュレーターII を、1チップにまとめたという「E-Chip」なる独自開発のチップを採用。Emulator シリーズと同じく可変サンプリング方式。二代目 Emax II になってから、どうやら固定サンプリング方式になったらしい。固定サンプリングは開発するには難しいが、ピッチ可変幅が大きくとれるので有利。本稿で取り上げる初代 Emax シリーズには、これはまだ採用されていない。
OS をフロッピーディスクで供給するのはいいが、OS 用 RAM が小さいので、使用中もずっとドライヴもフロッピーを突っ込んだままにしておかないといけない。そしてエディットすると、いちいちフロッピーを読みにいってシークしたりするのが遅い。
ただ、イーミュレーター II が、5インチという当時すでにレガシーになりつつあったフロッピーを採用したのに対し、Emax シリーズは 3.5 インチという、当時流行していたメディアを使い、容量もハンドリングも有利であった。
●音源方式
オシレーターでの波形生成には、以下の3種類があり ・サンプリング ・サイン波倍音加算合成を利用したウェーヴテーブル ・TM シンセシス オシレーター以降は、VCF / VCA によるアナログ減算方式
よって、デジアナハイブリッド・サンプリングシンセとして使える。
Emax S.E ではなく素の Emax は、サンプリングした波形を減算方式で加工するサンプラーであった。その実態は2オシレーター構成の後ろに、各1基の VCF、VCA が続く。つまりコルグ DSS-1 とほぼ同じ構成で、ただし最後についてる内蔵エフェクトはコーラスのみ。メニュー体系や使い勝手も DSS-1 と似ていて、小さい液晶画面なのにとても使いやすい。
2オシレーター構成なのだが、彼らはそれを大々的に言わず、それどころか 「音をレイヤーしても発音数が減りません!」 などと魔法のような宣伝をしていた。なんのことはない、普段は1オシレーターのみ駆動し、レイヤー時に2オシレーター駆動しているだけなのだが!
A/D、D/A の解像度は 12bit。しかしディスクへ保存する時は、なんと8bitにまで圧縮する! 圧縮すれば音は悪いのか? でも、よぉ考えたら、そもそもデジタルそのものが圧縮である! せやかてデジタルは、アナログ曲線を離散値で量子化して間引いてまうやんけ!! そんなわけでかどうか知らんが、けっこう味のある音がする。 ちなみに 200 万円以上もした上位機種イーミュレーター II は徹頭徹尾、8bit である。いさぎよい!
メモリーは恐らく 512 KB で拡張不可。キロバイトといえど、この当時のプロ向けサンプラーでは標準的な RAM 容量であり、カシオ FZ-1 が1MB に達したときは話題となった。
鍵盤はベロシティのみ対応で、こんなに高い機種なのにアフタータッチがついていないことに驚愕したが、じつは二百万円したイーミュレーター II も同じであったと、のちのネット時代になって知った。
8パラアウト仕様だが、どうやら各アウト端子ごとに D / A がついているらしいところは、さすがサンプラー元祖のこだわり。
減算方式部分は素の Emax と同じだが、Emax S.E には、追加ですさまじいシンセ機能が装備されていた。これは、ソフトウェアのアプグレで可能であり、そのためのアップデート専用のフロッピーが販売されていた。
Emax S.E の S.E とは、Synthesis Enhanced の略だけあって、ただのサンプリングに加え、サイン波倍音加算合成(本機では Spectrum Interpolation Synthesis と呼ばれていた)を利用したウェーヴテーブル、そしてトランスフォーム・マルチプリケーション・シンセシス(Transform Multiplication Synthesis)という、とんでもない波形演算ができる演算が追加された。 すべて詳しくは後述。
●同時発音数
8音 当時としてはきわめて標準的。
●内蔵エフェクトの性能と傾向
コーラス内蔵 あるだけ御の字。
●内蔵波形、プリセットの傾向
サンプラーなので無い、って、ごめんなさいね 笑
●エディットの自由度と可能性
オシレーター部が凄まじい。
サイン波倍音加算合成は 24 倍音まで。なーんだ少ないと思うなかれ、こうして作った波形を 24 波まで時間軸上に並べることで、まさに PPG のウェーヴテーブルの簡易版のように、オシレーターだけで音色変化を創造できる! しかも開始波と終了波だけを作成し、間は自動演算で補完させることもできる。そのあとさらに倍音ごとの音量エンベロープも設定可能で、しかも倍音ごとにピッチ・エンベロープまでかけられる。そんな倍音、倍音って呼んでよいのか? ただし演算がノンリアルタイムなので、パラメータを設定してからいちいち演算実行せんと、音が聴けん。非力マシンが魅せる、ちからワザ。できた波形はフロッピーにセーヴ。99 もの波形をプリセットしたフロッピーまで、おまけについてくる。
そして TM 合成こと、驚愕のトランスフォーム・マルチプリケーション・シンセシス。
あまりにも名前が複雑すぎて、アメリカ人でも発音できず噛み噛み、私が訂正して発音してさしあげたら、復唱してきたのちに「サンキュー」と。
これは2つのサンプルから共通倍音のみを抽出し、それらを互いに乗算させるという、とにかくとんでもない演算。おそらく2つのサンプルをフーリエ解析し、基音を含む共通の周波数を持った倍音を抽出し、それらの振幅を乗算させたのち、リシンセシスしていると思われる。結果は、たとえばヴァイオリンが言葉を喋ったりするが、多くの場合予測不可能。強烈な金属倍音が激しく流出したりして、たいへんな結果に陥ることも多い。
しかももっと大変なのが、こいつも演算がノンリアルタイムであるという事と、しばしば演算に半時間以上もかかるということ! 最大 40 分くらいかかるらしい。なんでもスパコンに相当する演算を、32bit CPUと8bit コプロ��ちーちゃなメモリでやっているから、という事らしいが、とにかく「Synthesize!」とノーテンキなメッセージに促されるままに実行キーを押すやいなや「○分お待ち下さい」などと LCD に出てきたひには、失神しそうになる。しかし、すでになりふりかまわず Emax S.E は演算に突入。どえらい波形レンダリングをしているわけで、もはや誰にも止められない。英文取説では
「ま、ちょっと休憩でもどうぞ」
なんてこと書いてあったりして開き直っている!
おまけに、この演算を実行するには、最低 32KB の RAM 領域が必要とかで、これを割り込むと「足りん! サンプル減らせ!」と怒られる。キロバイト単位であっても、貴重なリソース。
このように強力シンセシスを駆使して作成した音は、サンプル同様に2つのオシレーターにアサインすることでレイヤーできる。
そのあとにくるアナログの LPF も効きが良く、ツィーンと鋭いレゾナンスはまるでプロフェット5のよう。事実、イーミュレーター II をワンチップ化したというだけあって、今度の VCF すなわち SSM 2047 によって、みるみるうちにサンプルがおもしろいくらい別の音への変わっていく。また、マルチサンプル各々の鍵域とは全く無関係に、フィルターをかける鍵域をいくつも定めて各々異なった設定にすることもでき、これは便利!
LFO 波形は、サイン波のみだが、パンニングを LFO でボイス毎に違う位相で揺らすことも可能、和音に良い。
16トラックの簡易シーケンサーも搭載。アルペジエイターもあって、休符もプログラミングできる凝ったもの。
2オシレーター構造の片方にはサンプルを、もう片方には変態シンセ波形を、そして後段の VCF / VCA へと、先人たちのアナログシンセを夢見つつ、無比の音色加工に溺れる。これでもって、D-50 ふうの LA 音源みたいな音色や、エンソニック SQ-80 みたく国産機にない自由な発想でクロステーブル音源を再現できる。イーミュ自身、それを奨励していたのは、ちょうど D-50 の音色がブームまっさかりだったから。
16 文字×2行の狭い LCD だが、メニュー体系が分かりやすく、しかもそれがフロントパネルにもシルク印刷されていて、やりたい事がすぐできる。ただし前述の 24 倍音加算しているときに、ピクセル幅しかない棒グラフが縦向きにひょろひょろと 24 本も表示され、それでエディットさせられるのには驚愕。
●拡張性
RS-422 端子装備! 特に古い Mac となら相性抜群? たしか Sound Designer とか Alchemy とかいったソフトウェアで波形編集できたはず。Sound Designer ですよ。この次の Sound Designer II なんか死んでも SDII フォーマットを遺した偉大な先人だが、初代 SD は?
●あなたにとっての長所
みょうに古い、メロトロンにも似た哀愁のあやしい出音。そして今となっては入手困難だろうが、豊富なライブラリー。クワイアーの音のあやしさなんか最高。VP-330 にも似た中高域と、メーテルの母のようなこわーい女性の低域。あれ、でもこれ「Male Voice」って書いてあるのに?
むろん強力無比の個性派シンセシス。そしてディスク・セーヴ時には8ビットにまで圧縮してしまうので、フロッピー1枚でもアホほど多くの音色が入る。
象牙のような鍵盤も静かで適当に重いのに滑らかで弾きやすい。グリスなんか世界一楽。でもこれはバージョンにより違うらしい。
自己診断プログラムもあって、イーミュ(和名エミュー)というダチョウのような鳥が、画面上を元気に走り回れば ok。これがまたかわいい。
この動画は、Emax II で撮影されたものだが、まったくおんなじ;
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ただ、これが自己診断機能だとは、どこにも書いておらず、取扱説明書に至っては:
「これは、内蔵姿勢制御装置を初期化し、過剰なジャイロ宇宙相対理論化を防ぐ機能です。注意深く画面を観察いただき、重力空間歪曲や明らかな時間の加速・遅延、鏡に映る物体が実際より近く見えるなど不安定化兆候が無いか、ご確認ください。 時に小さなエミューが Emax 内部に閉込められ画面上を走り回る事がありますが、これは安定化スキャン処理進行中の現象であり、Emax通常機能に影響はありません(超絶 Nemo 版和訳)。」
もうね、原文にある 「gyrocosmic relativation」とかバック・ロジャースのネタだし 「objects in mirrors appearing closer than they really are」って向こうの車のドアミラーに書いたーる警告文パロってるし どこにも「自己診断処理」て書いてないから 爆 それが自己診断機能だということは、生産完了後だいぶたってから、ネットかなんかで知ったw
そしてデザインが良い。Max Yoshimoto なる(日系?)イタリア人がデザインしたらしく、おしゃれな紫灰色ボディに落着いたくすみのあるパステルカラーのゴム製ボタン。テン・キーすら斜めに配置されているあたり、すばらしい。しかもデザイン重視なのに、メニュー階層と操作子とが分かりやすく、やりたいことをどうすれば実現できるか、すぐに分かる。
ちなみにフロントパネルの左はずれにあるスロット群は、スピーカーグリルではない。ただのデザイン。

●あなたにとっての短所
でかい。
おもてはクールなのに、リアのロゴが不思議にダサい。ぼてっとしてダサい厚みもある。
当時は高かった。だって定価 50 万円以上。すでに先行して存在していた国産サンプラーは、10 - 30 万円くらいだったから、いくら廉価版とはいえ群を抜いて高かった。
●その他特記事項
かつて小室哲哉が TMネットワークに在籍しているとき、テレビ出演時に使っていたことがあって、少なからずともびっくりした。
当時のデペッシュ・モードのライヴでは、ドラムもギターも一切ステージに無く、ただただ Emax HD だけが4台、あとはカスタムメイドの MIDI パーカッション・パッドが少々あるのみで、いかにもテクノな感じのすっきりシンプルかつハイテクなステージ機材ぶりが印象的であった。ライヴビデオ「101」で、その様子が拝める。
前述のとおり、史上初のサンプリングキーボードとなった Emulator は、
「イーミュレーター」ないし 「イミュレーター」と呼ばれた。今ふうに 「エミュレータ」などと読もうものなら、めんどくさいおっさんやじじいどもの集中砲火をあびるであろう。そんなことするから、めんどくさいおっさんやじじいどもは自滅するとも言えるのだが。
とまれ、イーミュという社名に引っかけて命名されたというのも、単語そのものは「競争者」「模倣者」という意味につき、まさに生音を模倣するサンプラーにふさわしい、センスの良い話。当時これしかなかったから、プロはみんなこれ使ってて、それがステータスモデルですらあった。
そこから Emax シリーズが、イーミュ社初の廉価版サンプラーとして登場。
Emax 発売が、1986 年。 EMAX II 発売は、1989 年。
そして生産完了となり、後継機種 ESI-32 へと取って代わるのは、じつに 1995 年のこととなり、Emax シリーズは、第2世代も含めて9年間にわたり販売されつづけるという、異例のロングセラーとなった。

おのおの廉価版と言っても、50 万円以上した覚えがある。それでも老舗ならではの膨大なサンプル・ライブラリーが、しかも最初からたくさん用意されていて、たいへん重宝した。事実、9年間も売れ続けるというロングセラーぶりは、この独自のライブラリーに負うところがすべてである。
おそらくこれでイーミュ社は、日本製の低価格サンプラーに対し、価格競争に巻き込まれること無く、それでいてシェア拡大をもくろんだに違いない。つまりイーミュのネームバリューと、経験豊かなサンプリングの結晶たる質・量ともに圧倒的なライブラリーでもって、ハードの高性能化と低価格化ばかり追い求める日本メーカーに対し、貫禄あるソフトウェアの勝利を見せてくれようとしたのかもしれない。
そして、ネタが買えない人や、ありもののネタを必要と感じない人に対しては、自分でユーザーサンプリングした結果を加工��べく、そこんじょらに無いくらい強力な VCF や、そこんじょらにないくらい強力なデジタル合成たる TM 合成や、フレキシブルな 24 倍音加算音源がアシストしてくれる。
かくして、自分の声であっても、それが「あほんだらぇーい」と罵倒星雲するものであっても、フィルターで原型をとどめないくらい加工し、そのあとヴァイオリンと TM 乗算してしゃべらせるなりして、一躍有名な声になるかもです。
サンプラーとは、コンテンツ・ビジネスである。
Emax は、豊富なイーミュのライブラリーのみならず、自力でコンテンツを生み出せる、最強のサンプラーになるはずだったのだ。
私は苦労して買ったはずのカシオ FZ-1 を売り、そのカネで中古 Emax を入手、後にそれを Emax S.E にバージョン・アップした。当時、16bit サンプラーを売って 12bit に帰るのは私くらいなものだったが、それは膨大な中古ライブラリーをタダで入手できたからである。当時の私はローランド S-10 という初心者モデルでユーザー・サンプリングしまくっており、プロな音ネタに飢えていた。FZ-1 には謎のコンピューター端子と、元気なレゾナント DCF、8ステージ・マルチループなどの曲芸わざもあったが、音ネタも含むトータルでの格安さには勝てなかった。ソフトウェアの勝利。見事にイーミュ社の術中に。
ライブラリーとして供給されていた全てのフロッピーに起動システム・プログラムが入っていたために、S.E 版にするには一枚一枚ぜんぶアップデートせねばならなかった! あえて数枚だけ元のヴァージョンで残す。しかし、S.E にアップグレードして得た奇妙珍妙なる機能のおかげで、私にとってはむしろ追い風となった。自分でサンプリングしたネタも、強力に変態なシンセシスでよく加工した。
すなわちサンプラーたるもの、あたりまえだがネタに囲まれないと、これほど使えないものは無い。
そしてネタの管理が大変。どこにお気に入りの音色があったか、すぐ忘れる。だから管理しない。電源切ったら音色データがぱーぷりんになるくせに、ロード時間もいちいち数十秒かかるというのは、実にまどろっこしい。ばっちりハマる音色にたどりつくまでの試行錯誤たるや、はんぱでない。当時のサンプラーとは、面倒なしろものなのであり、カードリーダーに換装するのが、合理的。しかしあの当時は、プロはみんなよく使ってたから、忍耐強かった。
この後、各社から 20 - 40MB クラスのハードディスクを搭載ないし SCSI 接続できるハードサンプラーが出現し始めた。筆者も一時期アカイ S1000HD を使っていたが、本体内に複数のサンプルを保存できる上に、ロードが一瞬で済む画期的さに、単純に驚いた。だが高価。
しかしそれが、じつはハードが PC 化してゆく流れだったことは、Roland S-50 が CRT とマウスオペレーションを実現し、AKAI がエディターソフト MESA を開発することにより明らかとなった。それがゆえにソフトウェア・サンプラーの出現により、いきなりメモリーとストレージの上限が外れた上に、価格が数十分の一以下にまで下落、文字通り市場が崩壊し、さらに ReCycle! みたいな便利ツールまでがでてきて、純粋なハードサンプラーは絶滅。あおりくらって超高級機メーカー・イーミュ社も業績急降下、シンガポールのクリエイティヴ社に買収されたのち、おなじく同社の子会社と化したエンソニックと合併して Emu-Ensoniq となり、Emulator のソフトウェア版や、PC 用のオーディオボードを新開発するなどずいぶん様変わりした。現存するハードサンプラーとは、アカイ MPC シリーズのように、シーケンサーやらパッドやらツマミやらついた操作子ばりばりの曲作り重視パフォーマンス重視なワークステーション的な、言わば付加価値タイプのみと言って良い。

かくして、純粋なハードサンプラーは絶滅し、楽器屋もきれいになり、知らん人が入りやすくなり、うさんくささもなくなり、あかるい家電量販店でホームユースのデジピを買い、あやしい Emax みたいな機種は、ソフトサンプラーと同じくネットの画面の彼方にて、オークションにて売買されるようになった。
サンプラーとは、コンテンツビジネスであった。 コンテンツは、ネタ勝負であった。
そこにまつわる諸問題へのソリューションを考えるとき。
まずロード時間;
すばやく効率よくネタを獲得するには、いちいちシーク時間が長いフロッピーというメディアは、あまりにも、とろすぎ。だからこそ MPC は、短いドラムサンプルに特化することで、このアキレス腱を回避。
ということは、普通のハードサンプラーであっても、ドライヴをカードリーダーに換装すれば、ロード時間問題は一気に解決できる。
次にユーザーインターフェイス;
MPC のような機種は、シーケンサーとユーザーインターフェイスと手を携えることで、生き延びる。
イーミュやアカイなどのサンプラーも、主要パラメーターが物理操作子で表に出ていたら、もっと使いやすいはず。
そして、どんな音色を求めるか;
ゼロ年代までのサンプラーとは、リアルな音の追求が至上命題であった。リアルであればリアルであるほど良く、だからこそ容量ばかり追求し、量的拡大がマスト。結果、ハードサンプラーは、容量制限がないソフトやアプリに駆逐されることになる。
だがその一方で、現実音を加工するシンセやエフェクトなども DAW へと結実し、DAW そのものがプラグインで現実音を加工するようになった。現実音を加工するほうが、倍音構成も複雑になり、リアルを超えたシュールレアルな世界が描ける。
リアルよりも理想的な音。
というわけで、なりふりかまわず何十分も演算しつづけ波形をつむぎつづけた TM シンセシスのように、なにか野心的なむちゃくちゃな蛮勇にあふれた試みが、それも自律してみずから音ネタをつくりだすための仕組みが、そろそろサンプラーにあっても良いのではないか? 私が知らんだけ?
そして敢えて問う、コンテンツビジネスとは、ネタありきだけでほんとうに良かったのか?
サンプラーは、ネタだけが勝負ではない、サンプラーとは楽器だったのではなかったか? 楽器としての完成度と使い勝手ではなかったか? Ableton Live が、Sequencing Instrument と銘打って飛び出してきた時、彼らはシーケンサーもが楽器であると言いたかったのではなかったか。
それに気づいたとき、ハードサンプラーとしての速度感と自由度の高さ、いい意味での限定という自由度の高さ、取り回しの良さが、再評価されるのではないか?

2005 年ごろの私の部屋
謝辞; ハードサンプラーへの情熱を思い出させてくださった「まうんす@Pyro391」さん
なお、写真は私が撮影したもの以外は引用です。
Copyright © 2006-2020 Nemo-Kuramaguchi All Rights Reserved.
Revision log; First edition posted on Feb 23rd, 2020.
おまけ; 特に後半 Depeche Mode の音が出まくる Emax SE の胸キュンな 1986 年サウンドライブラリー動画6分 45 秒
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#emax#emaxSE#emu#sampler#sampling#depechemode#101#daverossum#vintagesynth#samplingsynth#samplingsynthesizer
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ブロックチェーンのコンセンサス・メカニズム総まとめ:20種類のレイヤー1を徹底解説




























#世界一わかりやすい暗号資産のハナシ#レイヤー1ブロックチェーン#ハッシュグラフ・コンセンサス#ブロックチェーン初心者#仮想通貨コンセンサス#ブロックチェーンセキュリティ#カルダノウロボロス#ブロックチェーンスケーラビリティ#ソラナPoH#イーサリアムPoS#ファイルコイン分散型ストレージ#コンセンサス・メカニズム#デリゲイテッド・プルーフ・オブ・ステーク#暗号資産合意形成#トロンスーパー代表#ビットコインマイニング#TONブロックチェーン#プルーフ・オブ・ワーク仕組み#スイブロックチェーン#ブロックチェーンコンセンサス#アルゴランドPPoS#ブロックチェーン分散型台帳#ブロックチェーンエネルギー消費#コンセンサスアルゴリズム比較#ドージコインAuxPoW#PoWvsPoS#BNBPoSA#プルーフ・オブ・ステーク解説#ブロックチェーン環境問題#アバランチコンセンサス
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ヘリウム充填HDD。
2012年初め頃から使っているPromise Pegasus R6(初代)のHDD 6台を交換した。
7年も使っていて(しかも標準の東芝製)、これまでにディスクを交換したのは1/6台だけ。RAID管理レポートでもSMART情報でもエラー自体は全く出ていないんだが、さすがにいつ不具合が生じても不思議じゃない頃合い。
購入時から24時間365日稼働しているし、最初の3年は深夜〜昼間は温度管理されていない部屋に設置されていた。ハードディスクの故障の原因はほとんどの場合熱劣化によるものだから、それなりにダメージは受けているはず。
下記は左が交換前、右が6台全部交換し後のスループット。2倍超になったので、エラーはなくとも相当弱っていたと考えられる。
※接続はサンダーボルト(初代)。通信速度は10Gbps(1.25GByte/秒)が理論値で、実効値はその80%と考えると1GB/秒。交換後は700MB/秒出ているので、もう少し余力がある。ディスク7台のRAID 5がちょうど良さそう。
RAID 5は稼働中にホットスワップでディスクを交換できるのがイイ。
若い頃(?)は無鉄砲な速度重視のRAID 0のストライピング派だったが、一度も問題が起きないことがむしろ不安になって、15年くらい前に安全性と速度のバランスがとれたRAID 5に移行した。
6台中1台分の容量はパリティ記録に消費され、安全と引き換え。前述の通信速度もそうだし、何事も常に全体の15〜20%は保険(またはコスト)と考えていい世の中。
機械に興味がない人も、RAIDの理論はオモシロイと感じる人が多い気がする。
参考資料:RAIDの種類と構成について|RAID5、RAID1+0、RAID6|データ復旧
RAID 0に始まってRAID 5に到達するまでに思考の成熟度が感じられる。
今回選んだHDDは、ヘリウム充填タイプのWESTERN DIGITAL社製Ultrastar DC。何と5年保証。
タンブラーの読み手は、このヘリウム充填HDDにも興味があるんじゃないだろうか。
参考資料:ヘリウム充填のHDDについて – 株式会社ニューテック
「もう限界」と誰かが言い出すと、他の誰かが記録を更新する。Cambridge Brain Sciencesのスコアのように。ヒトの脳は本当に優れている。
通常の空気よりもヘリウムで埋め尽くせば空気抵抗が減るという考え方。風船が浮くことを考えたら当然の原理だ。
2000年頃から15,000回転/分HDDを愛用していた私は、RAIDに移行する前に、なぜそれ以上速いHDDが登場しないのか疑問に思い、当時調べた資料の中に「グリスの問題」だとする文献を見つけ、極めてアナログな壁が立ち塞がっていることを知った。
※現在適当な文献が見���たらなかったので、「摺動面における真空用潤滑剤の動的挙動」を紹介したい。
要はその速度で回転すると真空状態になってグリスがバラバラに飛び散って潤滑油として機能しなくなるという話。
長らく定番だった「ボールベアリング」という概念の限界的な。
そこで元々回転速度を上げるしかない方向性で存在するHDDには「流体動圧軸受」という考え方が取り入れられ、2013年頃にヘリウム充填型HDDが登場した。
13年くらい前まではSAS接続の15,000回転HDDをRAID 5(初期はRAID 0)で構成していたが、その後はSATA接続の7,200回転HDDでRAID 5を組み、ディスク台数を若干増やしスループットを維持するという合理的な選択をしている。
理論上の信頼性は落ちたものの(トラブルがないので実測値ではない)、ディスク1台あたりの価格差を考えたら、SATAディスクを早め早めに交換する方がコストパフォーマンスが高い。
と言いつつ自宅ユースのPegasus R6は7年も経った。
これとは別に第二世代のPegasus2 R8(ディスク8台)も5年経った。こちらはサンダーボルト2(20Gbps)接続。
最新版はPegasus3(32)でサンダーボルト3(40Gbps)接続だが、この通信速度を最大限に活かそうとすると、HDD RAIDでは20台超で構成する必要がある。
SSD RAIDの時代ということか。少なくとも回転する時代は終わった。
次期サンダーボルト4でも通信速度は40Gbpsのままのようなので、再びストレージ側のイノベーションが求められている。
参考リンク:最大転送速度は40Gbps、USB 4ではThunderboltとUSBが完全統合 | TechCrunch Japan
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Storj($Storj)の暗号通貨の仕組みと将来性
Storjは、分散型ストレージプラットフォームであり、以下のような特徴がある。
分散型ストレージ
Storjは、分散型ストレージを提供することにより、ユーザーのデータを中央集権型のストレージシステムよりも安全に保管できる。
また、分散型ストレージは、世界中のユーザーにサービスを提供することができる。
データセキュリティ
Storjは、エンドツーエンドの暗号化により、データを安全に保存する。
また、データは複数の分散ノードに分散して保存されるため、単一障害点が存在しない。
このため、データの保管先によるリスクを低減できる。
データの完全性と可用性
Storjは、多数の分散ノードによってデータが保存されるため、データの完全性と可用性が高くなる。
また、ネットワーク上での問題が発生しても、データを復元することができる。
これにより、ストレージに関するリスクを低減することができる。
コスト効率の高いストレージ
Storjは、オンデマンドでストレージを提供するため、コスト効率が高く、従量課金制度になっている。
また、Storjのストレージは、競合する中央集権型ストレージプラットフォームよりも低いコストで提供される。
これにより、ストレージのコストを削減できる。
データの自己所有
Storjのユーザーは、自分自身でデータを所有し、管理することができる。
また、Storjは、データのプライバシーを尊重し、ユーザーの個人情報を保護する。
これにより、データの管理におけるセキュリティとプライバシーを確保することができる。
高いスケーラビリティ
Storjは、需要に応じてスケーリングできるため、大規模なストレージプロジェクトにも対応できる。
また、Storjは、クラウドストレージとして使用することもできる。
これにより、ストレージの規模に合わせた柔軟性を持たせることができる。
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vForum2017に行ってきた!
目次
vForumとは? どんな所? 得た知識(vSphere 6.5 パフォーマンス・ベストプラクティス) 得た知識(vSANから自動化まで!vRealize Operations Manager 6.6 で変わる運用最適化とは?) 得た知識(サポートエンジニアが語るVMware vSphereのトラブルシューティング)
vForumとは?
- VMware社開催の1年に一度、日本で開催される国内ベンダー総集結する事前予約型の大型Forum https://vforum.jp/tokyo/
【開催日】2017年10月31日(火) - 11月1日(水) 【場所】ザ・プリンスパークタワー東京 (地下2階を丸ごと貸切っているけど、人が居すぎて毎年セッションブースがギュウギュウですwww) 内容としては、世界で開催されているVMWorldの日本版(ラスベガスで開催) https://www.vmworld.com/en/us/index.html
どんな所?
主軸は2つ!!!
2日間で国内主要HWベンダーを含む有名企業がVMware社製品を扱った、この日しか聞けないセッションを登壇していて頂き、1コマ約30分~2時間程度開いて頂ける https://vforum.jp/tokyo/program/?src=
- 参加出来なかったセッションは、後日スライドを入手する事も可能だが入手出来なかった場合は、初お披露目だったりする情報や、外部公開が出来ない情報だったりする場合は、二度と知る事は出来ない 図らずも、超希少なセッションだったりする 2. SOLUTIONS SHOWCASEと呼ばれる、ショーケース型のソリューション展示が行われるhttps://vforum.jp/tokyo/program/showcase/expo/?src= - 稀にセッションに登壇されている方が、そのままショウケースにて直接質問出来たりするので、色々と困っている事が解決したりします セッションじゃないからと侮れない!!!
得た知識(vSphere 6.5 パフォーマンス・ベストプラクティス)
包括的な技術情報– VMware Technical PaperPerformance Best Practices for VMware vSphere 6.5 https://www.vmware.com/techpapers/2017/Perf_Best_Practices_vSphere65.html 全編英語だけど、BIOS、CPU、メモリ、ネットワークなどなどVMware社推奨手順が網羅されている 逆に言えば、考慮しない場合、それ相応の覚悟が必要とも言える・・・
Hyper Threading Technology は有効化すべきか? ほとんどの場合、ハイパースレッディングは有効化しておいた方が良い結果を得られるVMkernel は物理CPU、物理コア、論理スレッドの関係を自動的に正確に把握して動作しているVMkernel のスケジューラはハイパースレッディングテクノロジーを十分に意識した設計となっている論理プロセッサー数は多い方がスケジューリング上有利
計算資源が2 倍になるわけではない点に注意※ここ超重要!!!
得た知識(vSANから自動化まで!vRealize Operations Manager 6.6 で変わる運用最適化とは?)
仮想化されたことで得られた効果
• CPU やメモリを共有化することにより、物理サーバを仮想リソースに集約 • サーバ台数の削減効果
• 機器の集約により、従来かかっていた人材・工数を大幅に削減 • ソフトウェア化する事で機器調達時間を削減 • 作業工数が数ヶ月から数日(数時間)へ短縮 • サーバシステム全体の最適化により、コスト圧縮
ますます複雑になるIT 基盤どう管理すれば?
• パフォーマンスに影響を与える項目と監視項目が多すぎる! → CPU?、メモリ?、ストレージ?、物理の?、仮想の? • 影響がある範囲が広すぎる! → 隣の仮想マシンのせいでこっちも遅い? → 同じストレージ上にあるから遅い? • なんとなく原因がわかったけど本当にこれでいいの? → 仮想化のオーバーヘッド?サイジング不足?リソースの競合? • ただでさえよくわからないのにHCI? パブリッククラウド? → ストレージが分散されるHCIはどう監視すればいいの? → オンプレとクラウド、どちらの方がいい? お得?
vRealize Operations Manager (vROps) 概要 • 仮想基盤のアラートと統計情報を収集し、それらの情報をあらゆる観点で可視化→ 可視化するために、ダッシュボードという表示形式を提供→ ダッシュボードは事前定義されており、自分でカスタマイズすることも可能
vROps で出来る事 ①問題管理 監視コンソールのようなダッシュボードで、基盤で起こった何らかの問題をアラートとして一元的に表示 • アラートは事前定義されており、必要に応じて追加編集も可能 • 収集した統計情報を元に、システムの標準的なふるまいを自動的に学習し、しきい値を設定
vROps で出来る事 ② パフォーマンス管理 様々なコンポーネントのパフォーマンスを一元的に表示することが可能 • トラブルシューティングといった、目的指向のダッシュボードも提供
vROps で出来る事 ③ キャパシティ管理 中長期的にみたキャパシティ傾向から、今後の予測を含めて可視化 • 仮想マシンに割り当てているが有効活用されていないリソースを、定量的に提示
vROps でできること④構成管理 仮想マシン構成をリスト化したり、統計的にグラフ表示 • VMware 推奨の構成を満たしているかのコンプライアンスチェックが可能
vROps で出来る事 ⑤ 自動レポート機能 収集したデータを使って、構成情報リストやパフォーマンスグラフなどのレポートを作成可能 • レポート作成はスケジュール実行できるので、人手を介さず出力が可能
得た知識(サポートエンジニアが語るVMware vSphereのトラブルシューティング)
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2022年11月22日の記事一覧
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共同体向けLinuxディストリビューションを作る?
徐々にですが『モノづくり共同体』の中でLinuxへの移行を進める仲間が増えてきました。 自分がPCを買って一番最初にすることは、内蔵ストレージをフォーマットしてLinuxをインストールすることです。出来ればWindows無しでPCを売ってもらいたいと思います。 Linux From Scratchは主に小中学性向けのIT学習ネタに良いと思って始めましたが、完成度が高く誰もがインストールできるLinuxを作るまでには少し時間がかかりそうです。まだまだ知識も経験も足りない。 共同体OSをいずれ用意したい。 『モノづくり共同体』の活動は単なるモノづくり好きの集まりでもカルチャースクールのようなものでもなく、分散型自律組織の雛型を作る活動です。だから自給農からITまでの幅広い活動を無理してやっています。Web…

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