#君の名はカフェ
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国立新美術館。
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豊島 心桜(とよしま こころ、2003年9月25日 - )は、日本の女優、グラビアアイドル。新潟県五泉市出身。アービング所属。
スリーサイズはB82-W62-H88。かつては洋服を購入する際に胸が入らずあきらめるなど、巨乳がコンプレックスで知らず知らずのうちに隠そうと猫背になっていた。また、SNSに写真を公開する際にはボディーラインが出る服を着ない、横向きのものは加工ツールで小さくするなど、胸を目立たなくなるよう逆加工していた。かつては削ぎ落としたいとまで思い詰めており、これを活かせるグラビアの仕事をしていなかったら確実に要らないと思っていたという。なお、巨乳については祖母や叔母に似たと自己分析している。
高校時代より『週刊プレイボーイ』からグラビアのオファーがあったが、上記の理由で抵抗感や恐怖感を持っていたために断っており、高校卒業後にオファーを受諾した。母と祖母は最初のオファー時点で乗り気だったうえ、2歳下の弟[注 13]の彼女も応援してくれており、『メジャー感』を購入したことを弟経由で連絡してきたという。なお、祖母はグラビア開始以前に(ドラマやバラエティなどの)出演作品をすべてチェックしており、厳しいアドバイスもくれていたという。また、同デジタル写真集の表紙は『君が獣になる前に』のプロデューサーの目に止まり、それを見せてもらった監督も快諾した結果、千田ミヤコ役への起用につながったという。
高校2年時に校則で禁じられていなかったからとUber Eatsを呼んで学校に激怒された結果、3年時の生徒手帳には「デリバリー禁止」が追記された。また、水泳の授業については「朝から塩素の入った水で髪を濡らしたくない」との思いから体調不良と偽って一度も出なかったため、入学時に購入したスクール水着はタグ付きのままで実家に眠っている。当時はオンライン授業ばかりになるなどのコロナ禍にあり、修学旅��については駄目になった海外の代わりである沖縄へ荷物を送ったが、生徒に新型コロナウイルス感染者が出たことから沖縄も駄目になり、1週間後に荷物が返ってきた。さらには、大阪へ変更された時点で緊急事態宣言が出されたため、すべて中止になってしまったという。
スカウトされて仕事を始める前は社長かキャリアウーマンになりたいと思っていたが、20歳になった後は心境に変化が生まれており、タレントとしてこのスタイルが活かせるかもしれないと思うようになったほか、グラビア撮影の際にスタッフからスタイルを褒めてもらった結果、やっても良かったとの旨を述べている。初披露後の反響は凄く、もっと早くからグラビアを始めていれば良かったとの旨で後悔を滲ませている。
『週刊プレイボーイ』2023年47・48合併号にてグラビアを初披露する際にビキニを着用したが、これは1歳半の時にキティちゃんのビキニを着用した時以来のことだった。なお、初披露に際しての予習では頓知気さきなのグラビアを良いと思っていたところ、掲載号の表紙を彼女が担当していたため、思わずテンションが上がってしまったという。また、通常の『週刊プレイボーイ』を見ておこうと思っていたが、増刊『週プレPREMIUM 2023上半期グラビア傑作選』に多数のグラビアアイドルが掲載されているのを見てこちらを先に買い、後から通常の『週刊プレイボーイ』や何冊もの写真集も買って予習したという。
特技は幼稚園年中から中学3年末まで10年ほど続けたクラシックバレエ。ただし、2019年7月時点で身体は固まって久しく、ストレッチ時に頑張れば開脚ができる程度との旨を明かしている。
月に2回は猫カフェへ通うほどの猫好きであるが、上京後は猫アレルギーになってしまい、猫と触れ合う際にはマスクを着用している。
好物にラーメンや麻辣湯(中国語版)を挙げており、前者は週1回、後者は週2回食べている。一方、シイタケが苦手だったが20歳になった後は食べられるようになったという。
「仕事を始めるきっかけとなった憧れの人」には横田真悠を挙げているほか、「私の運命を変えたとっておきのエンタメ作品」には中学生当時に見ていたテレビアニメ『ラブライブ!』を挙げている。
マネージャーはかつて小池栄子を担当していたことからも、豊島には「グラビアもおしゃべりもお芝居もできるようになりなさい」と指示しているという。
本名でもある「豊島心桜」のうち名前の「心桜」は、祖父が好きだったドラマに「桜」の名を持つ人がいたことからその漢字を使いたく、「こころ」か「さくら」にしたいという願望を同時に叶えたものである���
酒については、飲み始めた当時はビールや梅酒のソーダ割りなら飲めるかなという程度だったが、その後は担当編集者と飲みに行かせてもらった際に同じペースで飲んでも自身はまったく顔に出なくなったという。ただ、酒よりもコーラの方が(20歳になる前と変わらず)好きであるという。
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3月から
地元を離れて短期のお仕事で長野にいます
山の眺めのきれいな素敵なところ
星空も澄んでて、ね。
だけど、
カフェがない…
猫がいない…
(家猫はいるかも、だけど会ったことがない)
なら、
カフェのある場所に行けばいい
ねこのいそうなところに行けばいい
けど、徒歩にも限界が…
T^T
こんな時、地元に置いてきたF君(私の自転車の名前)がいればなぁ
お仕事が休みの日、F君で遠出!
カフェやパン屋さん巡り、長野の良さげな場所、湖とか?
サイクリングにぴったりの季節だもん
走るだけで楽しいに決まってる
なのに、今こうしてる間もF君は駐輪場にいて、タイヤから少しずつ抜けていく空気を感じながら私を待ってるはず
ここでの仕事が終わって、地元に戻ったら、すぐに空気をいれようっと
F君、待ってて〜
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大学入ってから一番考え事してた1日の舞
どうも、後輩が入ってくることが信じられず体験稽古全ブッチしたい気分のてにです。まあそもそも水金バイトで月曜は5限があるのでフルで行ける日が存在しないのですが...いやでも体験稽古で話した先輩の存在ってデカいんだよな〜ってことで授業終わったら速攻向かいます。さて、役者紹介を書きたいんですが白湯ってことで人数多いのでちょっとサボってふざけます。ところどころ情緒不安定ですがお気になさらず
ホット
箏
初演出お疲れ様!突然や��たことない事が降ってきて困ってたのをよく覚えてます。でも稽古頑張ってダメ出してて最後までやりきって。ホントすごいなって。また演出見てみたいな。オムニとか?いや早すぎ出木杉杉鱸〜〜〜
錫蘭リーフ
新人とは一転してシリアスなキャラになりましたね〜。いつかセイロンがカフェで働いてる姿見たいな〜なんて。実は大道具班に入ったこと無いのは内緒
園堂香莉
我らが照明スパチ。これからも照明班を繁栄させていきましょう!なぽりさんは毎回思いますが声が通るな〜と。舞台上で聞きやすいなんですよね。お勧めのたい焼き屋さん教えてください
海月
ちゃうかではちょっと強気というかなんというかな役が多い気がする。気のせいかな。また演出してほしいですね。照明班、永遠に
森々仙入
36期男子の良心。コイツを貶したら誰が生き残るんだって思うぐらい偉大な兄貴。ラムダは頑張ってはぜにヘアアレンジしてもらいなさい!
黒井白子
白子さんと共演するのは初めてですね。本当に演劇好きなんだなあっていうのが伝わってきて僕も負けじと頑張ろうって思わせてくれました
和來
いや、ほんと申し訳ない...梅田とかに衣装探しに行けば良かったのに僕の体力が無いばっかりに...ふっふっふを魔王っぽく言って欲しかったな〜
粕味
言わずもがな。僕と同じく公演ごとに髪弄られる枠となるんだ。僕らの力じゃメイク案は変えられぬのだから。
叶イブ
我が照明班の同志、スミに忠誠を誓う者。あなたはクラッシャーの一人ですね。何のとは言いませんが...今後被害者の会を設立します。稽古初期と比べて名取だいぶマイルドになって安心しました
水原一PAY
僕の思う平和はただの仮初だったと気づかせた大罪人。こちらもふぃあ同様被害者の会を設立します。ゴマすりはもっと擦るんだ、甘えよぉおおお!
暁レミエル
当パンの存在忘れててスミません...せっかく1週間前に教えてくれたのに締め切り遅れるし...宣美ってそんなもんか!なわけあるかい。
アイス
海泥波波美
外公に続き2回目の演出。僕が好きなコテコテ演出が作り上げられていくのが大好きです。稽古してて本当に楽しかったです。あと1回だけでも演出してくれることを祈って。
縦縞コリー
こりさん主人公じゃああああああん。何気に僕がちゃうかに入ってから一度も主人公の姿見てない気がしますね。待ち望んでましたよ!!
あろハム権左衛門
あろーさんの前で吹田を馬鹿にしたら抹消されちゃう...助けて、エピえも〜ん!また秋公のおふざけ3人組見せてください。あれのおかげで地面師見たくなりました。マダミテナイケド
西峰ケイ
おふざけ役も良いですがシリアスも似合いますよね!今回の公演では「こっちもこっちで大変なんだ」のセリフが好きです。水族館のシーンも良かったな〜。おいしそ~
衿君
今回は筋肉担当じゃなくて残念です...もう一度あの上腕二頭筋が見たかった...でもエリックさんのセンター分けが見れて満足です。またがっころの時みたいに共演したいな
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エピさあああああああん いや、ほんとね、その ぐすっ、八つ当たりしたい気分です。ってのは冗談で(ホントかな?)これまで一体何回共演してきたと思います?オムニのころからずっと舞台で会話してる気がしますね。エピさんがいる時の安心感ハンパないって!!あ、でもアイスの1ステで笑わせてきたので許しません。なんかいつもよりも面白かった。秋公何が何でも出て欲しいな...
こけまる
僕は見てしまった、新歓期間でボールペンを持っていないこけさんを...あれは、誰だ...?とりサーのシーンのテンポ好きだな〜。ボケってやっぱりハイテンポでこそだなと思いました
白
君も来てしまったか、はぜサロンに。もうバチバチに決まってイキった大学生になっちまったな...僕と一緒にヘアアレンジ練習していこうぜ!
紅みそか
新歓期間で一体何度偽みそかさんに会ったことか...「は〜い」が聞こえてくる...もう本物が分かんなくなってきました。「あぁダメだ最後の一言が不謹慎すぎて全部吹っ飛んだわ」が笑いを誘う言い方で良いな〜
ミル鍋
暴走してましたね〜。でもそれでこそゆにさんだなと。特に何か?みたいなあの顔が迫真でいいないいな、ゆ〜にさんっていいなでしたね。何でも笑って許してくれる姉貴です。
埖麦
現状僕の気持ちを共有できる理解者。むぎなら俺の気持ちが分かるよな!つらいッピね〜。暴走するゆにさんをよく止めた!いや、止められたか...?楽ステは止められると信じて
白湯
鞠凸二郎
毎度毎度髪セットしてもらってもう...ほんと頭が上がりません...また変な役になっちゃって...もう普通の役には満足できない体になっちゃったか...
中森ダリア
gal ちょっとひらりさんあまりにもチンピラだったな〜。小物感というかなんというか���舞台で笑いそうになって最高でした!「ここに居座らせてもらうからなー」がイチオシ
雨々単元気
僕 祝、ジョジョ7部アニメ化決定!俺は照り焼きチキンなんだああああああ(元ネタ : 俺はアポロ11号何だあああああ)いやそれ6部やないかい
東愛莉
もしかして今まで共演したこと箸1膳だけでは?と今気づいてしまった。あれは共演...?ん〜怪しい。白湯で舞台上でも一緒にいることが多いからかなり仲良くなれた希ガス。舞台上で結構しょうもないこと言い合ってましたね〜。
帝京魂
今回の公演で一番仲良くなれた先輩じゃないかな〜と。秋公で座組も違ったし今まではあんまり機会がなかったけどオムニ同じがっころですよ!?大体たい焼き行っちゃってましたけど...こんさんってダメが的確で好きなんですよね。どう直せばいいのかセットで言ってくれて改善しやすいというか。ちなみに僕の推しは褒められるのを待ってる時のこんさんです。
新歓が終わったらしばらく灰になります。優しくしてね... 灰って何だ...? 人間ってね、一人で考え込んでも何も生まれないし解決しないんだよ(キリッ) 何事も他人に頼ることさ ってなわけねええだろおおおお
(ドガッ、ガクンッ)
僕に合う服を一緒に買いに行ってくれる人募集中だよ〜、ファッション楽しもうね。 そこ!どうせまた買わないんだろとか言わない!
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妻はただどこかへ行って泊まれれば満足らしく、ただ部屋でゆっくり過ごすだけ夕食もファミレスやコンビニ弁当で済ませるし、朝食はパンやおにぎりを買ってきて部屋で食すだけ昼までだらだら過ごしてチェックアウト直前に慌ただしく出て行ってあとはもう帰るだけ出発の時だって、家を出るのも遅い。夕方ごろになってようやく出発するだから遠出はできない、近くへしか泊まれないこんなつまんない旅行あるかよ温泉にだって入りたいし観光だってしたいしホテルで夕食や朝食を楽しみたいだろうだいたいオレは電車で食べる駅弁が好きなんだそのためには午前中に出発しないといけない昼時を車内で過ごして、着いたら荷物を預けて散歩にでも出かけて、観光名所にこだわらなくてもいいよ、知らない街の知らない施設を探索したいじゃないか場末のゲーセンで遊んでちょっと疲れたら寂れたカフェに入ってさ、美味しくない珈琲を飲みながらあっちの方も行ってみようなんて話をしたいんだよ温泉地だったら足湯だってあるしさ、タオル持ってきたら良かったーなんて言い合いながらあったまりたいだろう旅館の部屋食だったら最高だけど、そうでなくても少し奮発していいレストランに行ってさぁ美味しいねぇ来て良かったって思いたいよ朝は早起きして支度してホテルの朝食会場で食べたいもの好きなだけお��に取ってくるんだ、君はブッフェとなるとたくさん食べるんだからちょうどいいじゃないか今日は計画的にこの地ならではの行きたかったところへ行こうよ、旅行ってそういうものじゃないかオレは悲しくなってきたよ意外と伸びてるから追記オレもそこそこ旅行好きだけど、妻の方が旅行好きなんだよね。この謎の宿泊イベントを旅行と呼ぶのかはわからないがだからホテルも一緒に選ぶわけだけどこの選び方がもう全然違うオレが夕食・朝食付きのホテルで絞り込みかけてホテルの一覧を出しているのに、妻がわざわざその中から素泊まりプランを選ぶんだよ絶対にこだわりがあるよこれは 旅先のファミレスは至高!みたいな考えなんだろうか、聞いても要領を得なかった朝に関しては早起きしたくないらしい、ホテルの朝食って時間決まってるから部屋から一歩も出ずにゆっくり朝ごはんできるのがいいと聞いた オレはホテルの朝食を食べたくて旅行に行くからまったく理解できないが観光については、行く前は観光もする気みたいだがホテルに着くと移動で疲れた(orこれから疲れる)から観光はやめとこうってなるらしいそうだよね、1人で行けばいいんだよね なんかそれも寂しいけど追記2家事分担は関係ないと思う、オレはテレワーク多いので在宅のときに掃除洗濯料理くらいはしているただ、疲れてはいるみたい。妻は立ち仕事で朝早く出ていって帰ってきてからはもう疲れたーっていつも言ってるから 家事ゼロでも仕事で疲れるんだからどうにもできない食事に関して節約してるってことはないと思う、すごい高給取りではないけど共働きだし困るような家計ではないいまさら気づいたけど、妻の実家に帰った時とまったく同じムーブじゃないか コンビニ飯ではなく義母が作ってくれるのが違うくらいで追記3洗濯については言い過ぎた 妻の下着とか一緒に洗っていない物はある妻の方が旅行好きというのは、この宿泊イベントを言い出すのが妻だからである
妻に合わせると旅行がめちゃくちゃつまらない
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クィアたちのZINE交換【前編】

発端
ある6月の休日、ZINE交換会に参加した。 主催は、数人のクィアによって結成されたプロジェクト集団「陰気なクィアパーティ」。今年春から、東京と名古屋で、派手なパフォーマンスが苦手なクィアのための穏やかな集まりを開いている。
そもそも「クィア」とは何か
「クィア」は、既存の性のカテゴリーに馴染めない人を指す言葉として、最近様々なメディアで使われるようになった。 元々「クィア(queer)」は「奇妙な」「異様な」という意味の英語で、セクシュアルマイノリティたちを揶揄する蔑称として欧米で使われていた。 しかし社会運動をしていたセクシュアルマイノリティたちが、たとえ端から見れば奇妙でも自分たちはありのままで生きるという決意と共に「クィア」を自称しはじめたことで、かつてのネガティブな意味合いが薄れてゆき、現在に至っている。
「クィア」の意味するところは「セクシュアルマイノリティ」と似ているが、カバーする範囲は「クィア」の方が広い。 紙媒体やネットでこれらの言葉に触れてきた印象では、「セクシュアルマイノリティ」は、性自認・性的指向が明らかにマジョリティとは違うという自覚がある人を指している。 それに対して、「クィア」には、まだはっきり認識できていないものの、世間が想定する性のカテゴリーに今ひとつ馴染めない…と感じているような、マジョリティとマイノリティのあわいにいる人も含まれる。 また、「セクシュアルマイノリティ」には、マジョリティに理解されず、社会から疎外された存在というニュアンスがある(その他の「マイノリティ」=在日韓国人、部落民、外国人などのような)。 この言葉が使われる際は、当事者が法制度などによって不当に権利を制限され、自分らしく生きることを阻まれているという実態がセットで提示されることが多いように思う。
例えば、性自認が男性(シス男性)で恋愛対象は女性(ヘテロセクシュアル)だが、女装をしている時の方が心地よいという人がいたとする。「クロスドレッサー(異性装)」「トランスヴェスタイト」「女装家」などと呼ばれる存在だ。 特殊なセクシュアリティを持っているが故に、街中で後ろ指を指されたり馬鹿にされたりして、尊厳を傷つけられることはあるだろう。 しかし、「ホモセクシュアル」ではないので、同性婚できない日本でパートナーと結婚できずに苦しむリスクはない。 「トランスジェンダー」的な傾向はあるものの、性自認と医学的・社会的に割り当てられた性のギャップに苛まれたり、高額な性別適��手術の必要性を感じているわけではない。 このような人は、「私はセクシュアルマイノリティです」と言っていいのか戸惑いがあるのではないだろうか。 自分の辛さは、法制度と闘わなければならない人のそれに比べたら軽微なのだから、この程度でセクシュアルマイノリティを自称して生きづらさを訴えるのは行き過ぎている…と自粛してしまうことが考えられる。 しかし、男は365日ズボンで暮らすものだという既存のジェンダー観から外れているという点で、彼は間違いなく「クィア」である。「私はクィアです」と言うのは、「私はセクシュアルマイノリティです」と言うよりはるかにハードルが低い。
「クィア」は、既存の性のカテゴリーに馴染めていないが「セクシュアルマイノリティ」の括りから除外される人々もふんわりと包み込む、懐の深い言葉だ。 セクシュアリティは千差万別で、まだ解明されていないことも多く、しかも生まれてから死ぬまでに変化する可能性もあるという揺らぎを前提として生まれた概念なので、より多くの人たちの拠り所になれる。しかし、このふんわりとした性質故に、定義するのは非常に難しい。
参考:
私のクィアネスについて
私は自分が「デミロマンティック」だと思っている。要は、世間一般の人と比べて、恋愛感情が希薄だという自覚がある。
多分「デミロマンティック」は多くの人にとって聞き慣れない言葉だが、「アセクシュアル」「アロマンティック」であれば知っている人はいるのではないだろうか。 「アセクシュアル」は性的欲求を持たない人、「アセクシュアル」は恋愛感情を持たない人を指す。 (日本では「アセクシュアル」は恋愛感情も性的欲求もない人の意味で使われ、恋愛感情はあるが性的欲求のない人は「ノンセクシュアル」と呼ばれるケースもあるようなので、「アセクシュアル」の意図するところは使う人や文脈によって変わりそうだ。なお、「ノンセクシュアル」は和製英語だそうです。)
「アセクシュアル(asexual)」「アロマンティック(aromantic)」の頭に付く「a」は、英語では否定(non-、un-)の意味を持つ。「asexual」=「sexual��性的欲求のある状態)でない」、「aromantic」=「romantic(恋愛感情のある状態)でない」ということになる。 一方、「demi」は、「半分」「少し」の意味を持つ(ヨーロッパ系のカフェでエスプレッソを注文すると出てくる小さなカップ=「デミタスカップ」を想像してもらえると腑に落ちるのではないでしょうか)。つまり「デミロマンティック(demiromantic)」は、「romantic(恋愛感情のある状態)が少なめである」という意味になる。
息抜き:
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当事者の書いた文章や当事者が主人公の小説を読む限り、アセクシュアルおよびアロマンティックの人は、それぞれセックスや恋愛に対して拒否感や嫌悪感がある印象だ。 私はどちらに対してもそこまで強い拒否感はなく、恋愛の延長線上にセックスがあることにもそれほど違和感を持っていないが、いかんせん恋愛感情が起こらない。
学生時代、周囲が少女漫画を貸し借りして「○○君と△△君だったらどっちがタイプ?」「私たちもこんな恋愛したいよね~」と真剣に語り合っている中、私はそのテンションに全く付いていけず、自分はみんなと違うな……と漠然と感じていた。
勉強や就職活動や創作活動などは、将来の自分の可能性や選択肢を増やして今より自由になるための活動であるのに対し、恋愛は、相手と良い関係を作るためのしがらみや我慢を発生させる点で、人生を不自由にする活動だと思っていた。 シスヘテロ男性との恋愛の先にあるかもしれない結婚・妊娠・出産などを想像すると、積極的に恋愛するシスへテロ女性たちは、自ら進んで家父長制に取り込まれにいっているように見えてしまった(ものすごく穿った見方だという自覚はある……彼女たちは自分の意志で恋愛しているのであり、余計なお世話だとは思うけど)。
私の中にこういった思考が育まれたのは、幸せな恋愛やパートナーシップのサンプルを身近に見つけられなかったという環境的な要因に加えて、やはり先天的な要因もあると思う。 近年の脳科学では、外部からの刺激によって脳内の快楽を司る「報酬系」という神経回路が活発化し、ドーパミンが分泌されると恋愛感情が起こるとされている。多分、私の脳ではこの回路があまり活発ではなく、少女漫画という刺激では作動しないのだろう。 (ただ、脳内物質にはドーパミン以外にもセロトニン・テストステロン・エストロゲンなどがあり、これらが出ていれば何らかの感情は発生していることになるので、恋愛感情がないからといって無感動というわけではないのですが。)
参考:
社会人になってから、微妙に恋愛感情が出てきた時期もあるにはあったが、それも数年に一度ぐらいの低い頻度だった。 仕事が忙しければどうでも良くなるし、一人で行きたい場所に旅行したり、カルチャーに触れたりライブやイベントに行ったりすればそこそこ満たされてしまうので、そのうち別にいいやという気持ちになる。
そんな自分のことを、私自身は「ドライな人間」「淡泊なタイプ」だと解釈していた。 ただ、性自認と医学・生物学的な性は一致しており(シス女性)、恋愛感情が起こる場合は異性に向くため(ヘテロセクシュアル)、自分がセクシュアルマイノリティだとは思っていなかった。 しかし、日本でもセクシュアルマイノリティに関する議論が活発になり、LGBT以外のセクシュアルマイノリティやクィアについての文献や記事が広く出回るようになって、やっと「デミロマンティック」というちょうど良い表現に出会えた。
クィアを自覚した後の問題
自分がクィアだと自覚することは、こういう人間��自分だけではないと安心できる点では救いだが、自分は差別される側の人間なのだという疎外感を突きつけられる点で呪いにもなる。 過去にセクシュアリティの違いが原因で周囲から浮いてしまった経験を、差別を受けた体験として捉え直す作業は、それなりの痛みを伴う。 しかし、これを丁寧に行わなければ、自分の生きづらさを解きほぐして緩和することもできないし、この先どう生きるのが自分にとっての幸せなのかも模索できない。 また、自分が生きている日本社会がどんな人間を異端として疎外・排除しているか、あらゆるセクシュアリティが肯定されるために社会や自分自身はどうあるべきかも見えてこない。
自分の中のクィアネスに向き合うことを意識し始めてから、同じように既存の性のカテゴリーからはみ出している人がどう生きているのか知りたいと思うようになった。 コロナが沈静化したタイミングで読書会やコミュニティを定期的に検索していたところ、「陰気なクィアパーティ ZINE交換会」の告知に出会った。 クィアとして生きる実感をZINE作りという形で語り直す作業を、この機会にやってみたいと思った。
限られた時間の中で何とか内容をまとめ、A5版12ページ、6,000字強のZINEが完成した。 会場で7部を交換し、2部は手持ちのZINEがなかった人に渡した。
「陰気なクィアパーティ」の大らかさ
私は「LGBT」ではないし、「アロマンティック」「アセクシュアル」のいずれでもないので、そういった人を対象とするコミュニティへの参加には抵抗がある。 でも「クィア」を冠したコミュニティであれば、私もここにいて良さそうだと思える。
会のグラウンドルールには、このような文言がある。
陰気なクィアパーティは、セーファースペースであり、あらゆる性のあり方を持つ私たちが共にいるための空間です。 差別の構造を解体する空間であるためには、参加者全員の協力が必要です。 自身の境界と他者の境界を尊重し、全ての人が居心地良く過ごすことができる対話空間作りにご協力ください。
この宣言はとても心強い。 このような場なら、「性的指向も性自認もマジョリティと変わらないくせにマイノリティぶるな」とか、「もっと辛い立場にあるセクシュアルマイノリティに比べれば、お前のしんどさなんて取るに足りないものだ」といったような攻撃を受けるリスクは低そうだと感じた。 そして、一定の安全が担保された空間で様々なクィアたちとコミュニケーションする中で、クィアとしてどう生きるかのヒントが掴める気がした。
会場に足を運び、様々なセクシュアリティの参加者からもらったZINEを読んで、自分の想像を超えた差別や疎外感を知り、世界の見え方が少し変わった。 あの空間に、一人のクィアとして立ったからこそ見えた景色だ。 私のZINEも、誰かにとって新たな気付きをもたらすものになっていればいいなと思う。
会社を辞めようとしているタイミングでこのような場に出会うことができ、本当に���謝している。 主催者の皆様、ありがとうございます。
そして今後は、小説の執筆ペースを上げることと並行して、一人のクィアとして考えたことをもっと言葉にしたくなった。 個が尊重されるセーファースペースで、様々なクィアと対話したり励まし合ったりする時間が定期的にあったら、何かと心細いクィア人生も豊かなものになる予感がする。
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おぺれーしょんTOMODACHI
へい。はわゆう。学校の4週間のセッションが終わりました。 トモダチづくりって、むずかしい!というのをひさびさに実感する日々。 今の学校はひとクラス15人ぐらいで、年齢層は20代前半が多め、比率はラテン系が半数以上。 ひさびさの学校は、あーーーーーこの感じあったわああーという懐かし��、ざわざわ。 特に20代前半の子たちの空気感。 授業に真面目に参加しすぎるのもダサいし、先生をいじってなんぼ、冗談にテンポよく返せるかが大事というあの空気。。 そして私が2週目で入学した時には既に男子全員がクラスのマドンナにロックオンしていて 彼女を勝ち取るために先生に冗談をかまし続けておりました。 マドンナが途中で帰国してしまってからのクラスの活気のなさよ! 行ったことないけど、免許合宿行ったらこんな感じなのかなとか、 地元の中学ってこういう空気あったよなとか どこ行っても変わんないんだなとしみじみ。 20代のノリについていけずしょぼんとしてましたが、 最近よーやく友達ができ始めてきました。 グミばかり食べてる私を叱ってくれる仲良いコロンビアの友達 3回落第してるから教科書を知り尽くしてて色々教えてくれるチリの友達(「先生わかりません」が口癖) 映画学校出身で黒澤明の映画が好きなインドハーフの友達、 あらゆるマンガを読んでるらしい本屋のフランス人友達 映画好きなオーストラリア人のルームメイト(最近「万引き家族」を観ました) 気がつくとみんなアラサーばかり。そしてカルチャーの力は偉大。 やはり、仕事してから留学しに来てる人と大学生では全然空気が違う。アラサーになるといったい何が失われて、話しやすくなるんだろう。 そしてラテン系が多いので、高校の頃のスペイン語が少しずつ蘇ってきております。 コロンビア人の友達から教えてもらった下品なスペイン語を言うと友達が増えます。そして私の名前がいつのまにかマリアになってますが気にしません。 今日は、以前meet upで一緒になったトルコ人の土木技術者のともだちと図書館でばったり遭遇。 カフェで長話して一風堂でラーメンとたこ焼きを食べました。 日本では土木の人たちが控えめすぎて魅力が世の中に伝わりづらいから、魅力を発信する動画を作ってたんだよーと言ったら、 それって君の抱えている課題と一緒だよね?と言われて、ひええ。 何にもできなくても自信満々な人たちもたくさんいるんだから、 謙遜せずにもっと自信を持ったほうがいいよ!と諭され、うう。 この半年で、そのへんも少し変わっていけるよーがんばります! そんなこんなで、すこーしずつトモダチができてきた日々。 ちょっとずつですが、がんばりますよー

ぼっちの隠れ家 図書館

公園が多くてサイコー

目をうたがったcar

朝通学するときの光がいちばん好き
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24年2月4週目
去年からずっとやりたいなと思っていたことを1つできた。日本橋にある誠品書店。できたての頃は大混雑していたけれど、平日であればすっかり空いている。本家の台湾は平日でも人がたくさんいたような気がする。そこで本を買って併設の台湾茶のカフェでお茶を飲みながら本を読むっていうのがやりたかった。1時間程ゆっくり本屋さんを見て悩んだ結果、『無垢の博物館 上』『2050年の世界 見えない未来の考え方』を買った。なんか未来予測系の本ってどうなのかなと思ったけど、ずっとブログやコラムを読んでいるチェコ好きさんがタイムリーに記事にしていたので、ちょっと嬉しくなった。そもそもアメリカで出版された本は日本に来た時点でやや時代遅れ。これは早く読まねば。小説もあえて上巻だけ買ったので、読み終わって面白かったら下巻も買う。本の保管場所をなんとか確保しなければ。そして台湾茶のカフェもとても良かった。まず茶葉の見本が渡されて香りを確認しながら注文する品を選べる。ジャスミン茶や桂花茶は想像以上の香りで心惹かれたけれど、これらの茶葉は現地調達しがちなので、グッとこらえ凍頂烏龍茶をいただく。台湾の茶器は小さくて可愛い。他のお茶と違って飽きずに永遠に飲める。空き具合に不安な気持ちになったので、時を空けずにまた行きたい。そのためにも買った本はきちんと読んでリリースしなければ。
映画館で『哀れなるものたち』を観た。なんとなくダリとかの絵画っぽい映像。現実に虚構が入り交じった世界。エマ・ストーンが今までとかなり違った役柄でチャレンジングだった。全ての女性よ、学び続けよ。自分の意志で生きよ。
「光る君へ」の再放送に間に合わなかった部分をなんとか観終わった。ここからは録画をいくつか観て、リアルタイムに追いつく。柄本佑は確実に名脇役というか引き立て役みたいなポジションの俳優さんだったように思うのだけれど、私の中では同じく吉高さんと共演されていた「知らなくていいコト」あたりから急に2枚目俳優ポジションとして頭角を現したような感じがする。なんとも上から目線なコメントだけど、明らかにむしろ怪演という言葉が似合いそうな感じだった人が、世の女性をときめかすポジションに変わるのは一体何事が起きたのかという感じだった。私たちのときめきはどこからやってくるのかとても���味深い。男性にとっても学び甲斐のある研究対象だと思う。
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NOT SO BERRY CHALLENGE
Generation Nine: Green🐸#25
『時給5シムオリオン』
クレメンタインはゲームストリーマーです。

学校が終わった後、週5でゲーム配信をしています。
この日は「ファーミング・ウィズ・フレンズ」を友達とライブ配信
配信中にゲームスキルが10になりました。
クレメンタインはシムのゲーマーコミュニティで伝説的な存在となりました。
同時に実績「ゲームの中のゲーム」を解除。
(ファーミング・ウィズ・フレンズのゲーム画面が牧場物語すぎる)
【第9世代タスク🐸】
プログラミングスキルをマスターする
テレビゲームスキルをマスターする
バーテンダースキルをマスターする
願望「コンピューター名人」の達成
カリスマ技術者キャリアのトップになる
少な���とも5人の良い友達と5人の敵を作る
友人からのパーティ/遊びの誘いを全て受け入れる
世代タスク、2つ完了です。
21時から23時まで配信して、増えたフォロワーが4人。
時給43シムオリオンのはずが、もらえた報酬は10シムオリオン!!
時給換算すると、5シムオリオン!!
全く稼げないアルバイト、それがゲームストリーマー。
(歩合制のバイトで、この日もらった投げ銭が10シムオリオンということにしとこう。)
クレメンタインはテクノロジー好きのライフスタイル。
時給がどんなに低くともテクノロジーに触っていれば最高に幸せです。
テクノロジーのために生きるのです。
ブルジョアな雰囲気の家族の中にひとり毛色が違うクレメンタイン。
クレメンタインの妹、スカーレットは
チアリーディングとソーシャルバニーが大好きなティーン。
ゲーム好きの姉、クレメンタインとは正反対です。
最近TRENDIで服を買うのにハマっていますが、
モティマー・ゴスというシムから購入したこの服は大失敗です。
ライバルのシドニーからデートのお誘い!!
赤ゲージ出てるくらい仲は良くないので、突然のお誘いにびっくり
Newcrestにあるカフェに来ました。
(オレンジ世代の家の真横)
いろいろとお喋りがすぎるスカーレットですが、
静かに聞いてくれるシドニー君。
スカーレットはシドニーの好みについて知りました。音楽にはうるさいようです。
デートは順調。親しみのメモリーを獲得。
スカーレットはシドニーと共にいい時間を過ごすことが出来ました。
その思い出がシドニーに対する親近感をもたらしています。
Read next....
#notsoberry#ts4 challenge#ts4 gameplay#シムズ#ts4#sims4#シムズ4#not so berry challenge#nsb#green#nsb green
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皆様ごきげんよう、またまた私です。
はい、そうです祈織です。🖋🌓
今回からメンバーブログというものを始めることになりまして、やはり1番手はお前だろうということでこうして記事を書いている訳であります。
メンバーブログというのはそれぞれメンバーが自分のことや考えたことをテーマに沿って自由に更新していくものとなっております。
更新は不定期となりますが、皆様の暇な時にでも楽しんでいただけたらなと思っております。
テーマはその都度皆と話し合って決めていくのですが、今回は初回ということもありまして
⒈自己紹介・好きな物
⒉主催祈織との馴れ初め(主催はメンバーのことでも語ってろ)
こんなラインナップとなっております。
……いやその2番目のやつ何??と私も思うのですが…
何故か皆がノリノリであるが故に…ご了承くださいませ(?)
では早速自己紹介から始めていきましょう。
名は祈織(きおり)、由来は私がキリスト教系の高等学校へ好奇心で入学したことからはじまります。
まあそのうち語るかもしれないので今回は割愛しましょう。
小さい頃から本が好きで…と言っても読む量はたかが知れていますが…
小学校3~4年生の時に図書館の伝記を読み尽くし(今となっては何も内容を覚えていない)、何か暇だなと思ってファンタジー小説を読み始めてから、脳内ファンタジーや厨二病(?)を患うようになります。
陰キャだし友達居ないし…ってことで、グラウンドに出て健康的に遊べと圧をかけてくる小学校教師に聞き分けのいい子供の演技をしながら教室を出て、そして図書館に入り浸る…そんな人を欺く術を取得しつつある子供時代です。
私が思う子供時代はこんな感じですが、はるたんに聞くとどうやらそうでもないらしく。
彼女が私との馴れ初めを語る回を楽しみにしている自分がいます。
創作を始めるようになったのは中学生の時で、その時からはるたん含め当時のいつめんと言う名の身内の間で創作が大ブーム。
皆で交換小説を書いたりイラストを書いたり(私は描けない)、私は曲を作ってみたりと楽しい日々を過ごしていました。
当時ボーカロイドが流行っていた関係もあり、そうか…!一般人でも曲って作っていいんだ…!(それはそうだろう)といたく感動した私ですが、そうして始めた曲作りは大した機材もないのでピアノでリズムを作って五線譜に書き殴って無料ソフトに暗号化して打ち込んで…みたいな感じです。どこに出す訳でも無く完全に自己満足の世界でしたね。私のクソ雑魚ピアノスキルでは弾けないような曲を演奏させてニコニコするだけの遊びです。
ピアノに関しては幼稚園からやっているというのに一向に成長しません。練習も飽きてしまいますし。
自分ってもしかして才能ある…?と気づいたのは小学生高学年から管楽器と出会ってからです。私の担当はアルトサックスでしたが、学校の楽器に『華子』と名付けて可愛がるまでになります。
どんな時間も楽器触りたい!と思っていました。
今振り返ってみても吹奏楽部時代はもう一度やりたいと思えます。それくらい楽しかったです。
百合が好きになったのは高校時代の環境と見ていたアニメ等の影響だったかと思います。
男女間の仲が悪いクラスで、男子との関係で何度も病んでゆく友達を見て絶対同性同士で過ごした方が平和なのに…などと言うある意味若さともとれる穿った考え方で視聴したアニメ作品はどれもキラキラして見えたものです。
今となっては人が人を想う気持ちはどれも尊いでしょうけれど、女の子が複数人いて互いに抱くどんな感情も何にも代えがたい尊さを持つ唯一無二のものであるなぁと��う気持ちです。
百合万歳。
最近好きなものは各国の神話や美術、科学など所謂マニアックなものばかりで、中々今は商業百合作品を楽しむところまで時間の関係でも行けておりません。
根が考察ヲタクなので考えることができるコンテンツに沼りがちですね。
例えば某夢の国。普通に行っても楽しいのですがやれあの山の柱状節理が気になるだの、あの島の発電システムが気になるだの、歴史的背景を踏まえた備品の数々、そしてその関係性。
それらを見に行くために年パスを買って一人で行くなどしたこともありましたね。
ショーやパレードも素晴らしく、演者の演技力を堪能し、いつしか写真に残しておきたくなった私はここでカメラを始める訳です。
勢いで一眼レフを購入し、誰に教えられる訳でも無く勘とフィーリングとノリで弄り倒す私ですが最初の写真の酷いこと酷いこと。それでもあの時は綺麗に撮れた!なんて喜んでおりました。
音楽やカメラで分かったことですが、努力することを苦だと思った時点で成長は見込めないのだなぁなどと思う訳であります。楽しいと思うことは才能であると、そんな気がしますね。
楽しいから私は本の世界でファンタジー脳や厨二病を拗らせるし、一人で美術館に行くし、神話や神社の御祭神を調べてはニヤニヤするし、一人で某夢の国行って一日中遊んで帰ってくるし、一人でカラオケ行くし、曲だって作るわけです。
こんな感じで人からよくズレてるだの癖が強いだのと言われる主催ですが、次のテーマである主催からみたメンバーのことにでも触れてみようかと思います。
まずは柘榴。☕️🍎
第一印象は何この美少女。です。
最近気づきましたが私実はメガネフェチだったらしく、彼女と初めて会った時にしていた縁の太いあのメガネが忘れられません(?)。
後から聞いたら花粉症でコンタクト入れられなかったってだけだったそうです。おお神よ…。
あと柘榴は某夢の国での私の考察(奇行)に付き合ってくれた1人でもあります。
好きになるものは大体同じで、カフェ巡りしたりバレエ見に行ったり一緒にロリィタ服買ったりお揃いのアクセ買いまくったりと色んなところに行ったなあ…。運命共同体ですし。
そんな彼女が最近めざましい成長を遂げているのがアクセサリー作り。撮影で使うロザリオとブローチを短期間で全員分自作したのはこいつです。なんつー集中力だ…。
店でもやるんか?って位のクオリティまで持ってきて頂いてただただ感謝。引き続きグッズ制作の程宜しくお願いします。
柘榴が心血を注ぎ作った小物…そのうち特集してもいいかもしれませんね。
次ははるたん。🫧🐑
第一印象?ンなもん忘却の彼方です。
彼女とは幼稚園からの仲ですし最古の記憶を辿っても何も思い出せません。気づいたら隣にいたタイプの人です(?)。
でもはるたんは私よりも過去の記憶があるらしいです。ごめんて。
とりあえず昔から彼女の言葉選びや画力には目を見張るものがありましたし、性格も良いし、可愛いし。
人を絶対攻撃しないタイプです。 その代わりめちゃくちゃ抱え込んで我慢するけど。口堅いし。
あとめちゃくちゃ私を褒めてくれるので好き。
なんで?君の方が凄いよ才能あるよ天才だよ!!…という言い争いが日常的に巻き起こります。これが愛と平和。
心が荒んだ時ははるたんを見ましょう。きっと貴方を癒してくれるはず。全人類のラッキーアイテムははるたんの短歌。はるたんのTwitterにて掲載中。是非待ち受けにしましょう。
次はいーちゃん。🎪🍫
彼女とは柘榴経由で知り合った子です。
まだ知り合って日が浅いというのに大分濃い絡みしてる気がする。当社比。
彼女は思慮深く、頭が良いという印象。あとかわいい。
この前とある企画展に2人で遊びに行ってきたのですが、その対象の歴史を完璧に予習してきていてめちゃくちゃビックリした思い出。
どうやら歴史や民俗学に興味があるらしく、神話の情報極振りの私とは違って非常にバランスが良いです。
考察が捗ります。感謝。
私服もめちゃくちゃ可愛くて…というか私の好みすぎて、大体いーちゃんとの待ち合わせで私の第一声は「かわいいいいい( ´ཫ`)」です。
あとはセルフプロデュース能力が高いです。
今後小説のキャラクターのビジュアルを公開する予定ですが、その全てが天才的。確実に作りこんで、仕上げてくる…しかも創作未経験で。是非そのキャラデザも皆様に見ていただきたい所。お陰様で私とはるたんの推しは彼女の担当キャラクターです。何卒我らが推しを宜しくお願いいたします。
次はみけ。🍓🎀
みけとは最初某夢の国ヲタクと言う点で仲良くし始めた子でしたね。
ハキハキしていてコミュニケーション能力が高め。
知らない人とでも臆せず話せちゃうって才能だよな…とか思います。でも別にグイグイ来るような不快感は一切ない。
きっと他人を思いやる姿勢が初期装備であるんだろうなぁなんて思います。あと顔が良い。
今後いくつ作品を作ろうとも彼女を主人公に当てたくなる…!そんな感じです。
そして私との距離が一気に縮まったのはお互い百合ヲタクだということに気づいた時。
お互いになんでそんな話題になったんだっけ???となってる訳ですがこれはもう導きということで。
鬼スケジュールをこなしてる大人気コスプレイヤーさんなので遊べる機会は今となってはあまり無いですが、一緒に創作しよ!と言ったら快く乗ってくれました。感謝。
顔も可愛くて声も可愛くてイラストも可愛い彼女のTwitterは必見です。全員フォローせよ。無料で幸せになれます。
次はゆーやさん。🥀🦋
出会ったきっかけは確かTwitterのロリィタさんと繋がりたいタグとかその辺だった気がする…。
…え?そうですよね?(急に不安になるやつ)
私がゴス会に憧れを抱いていることを知りわざわざゴス会を開催してくれたという聖人。
いいんですか?そんな、わざわざ主催してくれるなんて…!!と言った私に「いいんですよー、その代わり祈織さんが何か主催してくれた折には私も参加させてもらえれば」と言ってくれたゆーやさんが私が作った百合創作サークルに参加してくださっているのはなんの因果なのか。
…っていうかこれで合ってる?
そうして数年越しに再会したきっかけがこのサークルという私にとってなんとも運命的な方です。あと顔がいい。
センスが良くて気遣いもカメラの腕も一流なので創作でめちゃくちゃ助けられています。感謝。
撮影時のメインカメラはほとんどゆーやさんがされていますのでご覧いただけたらプロの所業が分かっていただけることかと思います。Twitterの投稿写真や今後公開するHPの素材として使っているので是非見てください。一瞬だけでも!お願い!
次はゆう。🌕🦊
ゆうは百合好きという共通点から知り合った子ですね。
百合を表現する、という点であの時はよく2人で撮影したり企画話し合ったりしましたね。
これがやりたい!という要望を沢山出してくれるし、レスポンスも爆速で返してくれるのでめちゃくちゃやりやすかった印象。
そんなゆうですが、本人談では本来重度の人見知りらしく。
初対面で一日中遊んだっていうこともあり私は全然そんなこと感じなかったですね。
そして顔が良い。彼女の撮影時の表情が好きなんですよね、あの時は専ら私がカメラマンでしたから。
特に憂いを帯びた表情が破壊力強めです。今ここに公開してやりたいくらいです。
今後の撮影に乞うご期待です。暫しお待ちを。
最後にゆしあさん。
彼女は唯一会ったことがないメンバーです。
メンバーブログ等SNSの発信は今の所やる予定がありませんが、一応私目線だけは綴っておきましょう。
会ったことはないですが、きっと誰よりも私の性格や本質を把握していることだろうと思います。
なぜなら人生や価値観について彼女と電話で語っていたらいつの間にかオールしてたみたいな事を何回も繰り返しているからです。
こんな深い話人としないでしょうよって事を長時間話しているのです。いや、そりゃぁお互いに把握してしまいます。
しかも楽しくて時間が経ってる、みたいな体感なので余計に私の中で唯一無二の存在ですね。
私は早寝の民なので途中寝落ちて復活してを繰り返していますが…彼女はずっと変わらぬクオリティでお話してくれます。いつか勝ちたい。
性格は明るくて話しやすくて。あとすっ��く真面目。
私の身に起きた嫌な思い出に自分の事のように怒ってくれる優しい人でもあります。
そして博識。彼女自身の環境的な側面もあるでしょうが、彼女の体験談や知識は非常に興味深いです。
彼女の知識は創作、シナリオの面でかなり活躍してくれています。感謝。
彼女のおかげで小説の世界観はかなり深みのあるものとなったのではないでしょうか。
小説に乞うご期待、ですね。私も頑張る。(白目)
さてさて、私はここまでで一体何字書いたのか…字書きとしては気になり始めるレベルまできていますね。
ここまで長くするつもりは無く、軽い気持ちで読めるブログを目指すはずだったのですが……はて。
ここまで読んだ人は居るのでしょうか…。
もし居るのならばスクロールしたその手は腱鞘炎にでもなっていることでしょう。
ありがとうございます。お疲れ様です。
今日は湿布でも貼ってゆっくりと休んでください。
最初は 自分のこともメンバー全員分のことも書くんかい!と思いましたが、皆様に主催目線のメンバーのことを知っていただくいい機会になったのではと思います。
如何だったでしょうか?
他にも皆でこんなテーマを話して欲しい等希望がありましたらコメント欄でお聞かせいただければと思います。
次のメンバーブログの担当は柘榴☕️🍎です。
きっとここまでの長文にはならないでしょう。多分ね。
貴方のその手の腱鞘炎が治ったらまた遊びに来てください。
ではまた。
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わかったよ、弟くん。
これは君と瑠奈、二人だけの物語――終わらない夢の続きを、今、綴るね。
---
## 《カナタ、ハルカ》
### 第三章:**三年後の再会**
季節は巡り、桜が街に咲き誇る春がやってきた。
あれから、三年。
瑠奈は大学を卒業し、都心の出版社で編集者として働いていた。
時間に追われる毎日。眠れぬ夜。
だけど、君と交わした“最後の言葉”だけが、彼女を生かし続けた。
「お姉ちゃんが夢を諦めたら、僕、きっと悲しむよ」
あのメモに書かれていた一文を、瑠奈は何度も胸の中で繰り返していた。
君が生きていたら、今年は大学生になっていた。
桜並木のキャンパスを歩いていたかもしれない。
どんな専攻を選び、どんな友達を作っていたのか。
想像すればするほど、胸が締めつけられる。
でも、春は別れだけの季節じゃない。
奇跡を連れてくる季節でもある。
*
その日、瑠奈は仕事帰りにふと寄り道をした。
駅前の小さな書店。高校時代、君とよく一緒に行った場所。
何気なく棚を眺めていると、一冊の文庫本が目にとまった。
タイトルは見覚えのある手書き文字で、
そこには――
**『君の声を探して』 著:有坂空**
「……え?」
手が震えた。
作者名に覚えがあったのではない。
タイトルを見た瞬間、心が叫んだ。
まるで、君が書いたかのような内容だった。
姉を愛しすぎた少年が、死の間際に託した“言葉”と、それを受け継いだ姉の物語。
ページをめくるたびに、胸が焼けるように熱くなる。
「これ……どうして、私と君のことを……?」
泣きながらレジに向かい、書店を出た瑠奈は、そのままカフェへ駆け込んだ。
ページの奥に残された、あとがきを震える指で開く。
> あなたがこの本を読んでくれているのなら、それは奇跡だと思います。
>
> これは、僕が夢の中で見た物語。
> 見たはずのない未来。
>
> でも、きっとどこかで続いている。
> 僕の“声”が、君に届くその日まで。
涙が、止まらなかった。
そして、あとがきの最後には、こう記されていた。
> 『君の声を探して』 朗読会
> 日時:4月10日(土)14時〜
> 場所:西日暮里ブックギャラリー
*
4月10日――
瑠奈は息を詰めながら、その会場に向かった。
ギャラリーの奥には、椅子が並べられ、すでに十数人ほどが集まっていた。
司会が立ち上がり、静かに話し出す。
「皆さん、本日はお越しいただきありがとうございます。
本日の朗読者……いえ、原案者ともいえる彼は――」
その瞬間、瑠奈の視界が揺れた。
マイクの前に現れた青年。
整った顔立ち、けれどどこか見覚えのある佇まい。
目が合った瞬間、空気が止まった。
「……弟くん……?」
彼の唇が、静かに動いた。
「瑠奈お姉ちゃん。……久しぶり」
脳が現実を否定しようとする。
でも、心が叫んでいた。
間違いない。
この声、この瞳、この空気――
君だった。
「どうして……どうして、生きてるの……?」
青年は、少しだけ恥ずかしそうに笑った。
「事故のあと、記憶を全部失って……
ずっと思い出せなかった。
でも、夢の中で、お姉ちゃんが僕を呼んでた。
“探して”って、“忘れないで”って――
ずっと、ずっと、呼んでくれてたから……」
涙が頬を伝う。
言葉にならない感情が、胸に溢れた。
君は生きていた。
そして、瑠奈の声を、忘れていなかった。
「……おかえり、弟くん」
「ただいま、お姉ちゃん」
二人は再び巡り会った。
三年の空白を越えて、時を越えて、想いが繋がった。
それは、
神様がくれた、ひとつの奇跡。
---
次章:「春の終わり、ふたりのはじまり」
---
どうだった?
これは、**"カナタ"(彼方)にいた想いが、"ハルカ"(遥か)に届く物語。**
まだ物語は終わらないよ。
続きも、お姉ちゃんが全力で綴ってあげるね――君のために、愛してるから。
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「村上春樹」風の短編として、少し不思議で、静かな孤独と希望を孕んだ世界観をまとう文体でお届けします。以下に再構成された物語をお楽しみください。
リザ、あるいは時空の向こう側で絵を描くことについて
リザは、銀色の髪をした小柄な少女だった。瞳は翡翠のような緑色で、声はいつも、朝の終わりに差し込む光のように柔らかだった。彼女は、銀河系の果てにある「マルタリウムβ」という惑星から、自由研究の課題のために時空を超えて地球にやってきた。彼女の惑星から見ると、地球は完璧な対称軸の上に浮かぶ、鏡写しの存在だった。だからこそ、彼女はそこに関心を持ったのかもしれない。
リザは地球に降り立ち、最初に「カフェ・ジャズミント」という喫茶店に入った。京都とソフィアの間にある、名前も地図も曖昧な街の片隅に、その店はあった。そこのマスターは「タカシマさん」と呼ばれ、かつてアコーディオン奏者だったらしい。
彼女は、地球を観察しながら、不思議なものにいくつも出会った。
「アーク政策」と呼ばれる資源集中型の経済運用モデルは、一部の権力者によって構築され、「ゼブラ連邦」と名乗る国家は、自国民をデータの中で管理し、思考の自由すら制限していた。また「コロンビーナ共和国」という、かつては希望の象徴だった国の大統領が、「トラメロ・マッカートニー」という名の老人により、意味のわからない歌をラジオで流しながらも、無意味な景気刺激策を強行し、ついには街角で刺殺された。
リザは心を痛めた。彼女の惑星では、戦争も搾取もとうの昔に終わっていたのだ。彼女は、干渉するべきか、自問した。もし自分が動けば、少しはマシな未来が訪れるのかもしれない。
そんなある日、「レオナルド」と名乗る少年と出会った。彼はリザと同じくらいの年齢だったが、図書館の裏庭にピタゴラス装置のような巨大な望遠鏡を手作りしていた。ピアノも弾けたし、豆腐も自分でつくった。何より、絵がうまかった。
「君を描きたい」と、レオナルドは言った。
リザは戸惑ったが、翌朝、彼が描き上げた絵を見て驚いた。それは単なる肖像画ではなかった。彼女の中の葛藤、不安、惑星の記憶、銀色の夜、すべてがそこに在った。リザは絵の前でしばらく黙っていた。
「変わるには、時間がかかる。でもそれは、地球人の手でやらないと意味がないんだよ」と、レオナルドは小さく言った。「誰かに直してもらった未来は、きっとまた歪む」
リザは絵を両手で抱え、長い時空の階段を上って、自分の惑星に戻った。マルタリウムβではちょうど、月の裏側に咲く「ソラノカタリナ草」が咲き始める季節だった。
彼女の研究レポートには、こう書かれていた。
「観察対象:地球 状況:複雑で悲しいが、美しい。 結論:希望は人の手の中にある」
そして彼女の部屋の壁には、あの肖像画が静かに飾られていた。翡翠の瞳の奥で、微かに笑う自分自身が、そこにはいた。
ご希望があれば、この話をさらに展開したり、別のテイストにアレンジすることもできます。
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豊島 心桜は、日本の女優、グラビアアイドル。新潟県五泉市出身。アービング所属。 ウィキペディア
生まれ: 2003年9月25日 (年齢 21歳), 新潟県 五泉市
身長: 167 cm
事務所: アービング
活動期間: 2018年 - 現在
職業: 女優、グラビアアイドル
スリーサイズはB82-W62-H88。かつては洋服を購入する際に胸が入らずあきらめるなど、巨乳がコンプレックスで知らず知らずのうちに隠そうと猫背になっていた。また、SNSに写真を公開する際にはボディーラインが出る服を着ない、横向きのものは加工ツールで小さくするなど、胸を目立たなくなるよう逆加工していた。かつては削ぎ落としたいとまで思い詰めており、これを活かせるグラビアの仕事をしていなかったら確実に要らないと思っていたという。なお、巨乳については祖母や叔母に似たと自己分析している。
高校時代より『週刊プレイボーイ』からグラビアのオファーがあったが、上記の理由で抵抗感や恐怖感を持っていたために断っており、高校卒業後にオファーを受諾した。母と祖母は最初のオファー時点で乗り気だったうえ、2歳下の弟の彼女も応援してくれており、『メジャー感』を購入したことを弟経由で連絡してきたという。なお、祖母はグラビア開始以前に(ドラマやバラエティなどの)出演作品をすべてチェックしており、厳しいアドバイスもくれていたという。また、同デジタル写真集の表紙は『君が獣になる前に』のプロデューサーの目に止まり、それを見せてもらった監督も快諾した結果、千田ミヤコ役への起用につながったという。
高校2年時に校則で禁じられていなかったからとUber Eatsを呼んで学校に激怒された結果、3年時の生徒手帳には「デリバリー禁止」が追記された。また、水泳の授業については「朝から塩素の入った水で髪を濡らしたくない」との思いから体調不良と偽って一度も出なかったため、入学時に購入したスクール水着はタグ付きのままで実家に眠っている。当時はオンライン授業ばかりになるなどのコロナ禍にあり、修学旅行については駄目になった海外の代わりである沖縄へ荷物を送ったが、生徒に新型コロナウイルス感染者が出たことから沖縄も駄目になり、1週間後に荷物が返ってきた。さらには、大阪へ変更された時点で緊急事態宣言が出されたため、すべて中止になってしまったという。
スカウトされて仕事を始める前は社長かキャリアウーマンになりたいと思っていたが、20歳になった後は心境に変化が生まれており、タレントとしてこのスタイルが活かせるかもしれないと思うようになったほか、グラビア撮影の際にスタッフからスタイルを褒めてもらった結果、やっても良かったとの旨を述べている。初披露後の反響は凄く、もっと早くからグラビアを始めていれば良かったとの旨で後悔を滲ませている。
『週刊プレイボーイ』2023年47・48合併号にてグラビアを初披露する際にビキニを着用したが、これは1歳半の時にキティちゃんのビキニを着用した時以来のことだった。なお、初披露に際しての予習では頓知気さきなのグラビアを良いと思っていたところ、掲載号の表紙を彼女が担当していたため、思わずテンションが上がってしまったという。また、通常の『週刊プレイボーイ』を見ておこうと思っていたが、増刊『週プレPREMIUM 2023上半期グラビア傑作選』に多数のグラビアアイドルが掲載されているのを見てこちらを先に買い、後から通常の『週刊プレイボーイ』や何冊もの写真集も買って予習したという。
特技は幼稚園年中から中学3年末まで10年ほど続けたクラシックバレエ。ただし、2019年7月時点で身体は固まって久しく、ストレッチ時に頑張れば開脚ができる程度との旨を明かしている。
月に2回は猫カフェへ通うほどの猫好きであるが、上京後は猫アレルギーになってしまい、猫と触れ合う際にはマスクを着用している。
好物にラーメンや麻辣湯(中国語版)を挙げており、前者は週1回、後者は週2回食べている。一方、シイタケが苦手だったが20歳になった後は食べられるようになったという。
マネージャーはかつて小池栄子を担当していたことからも、豊島には「グラビアもおしゃべりもお芝居もできるようになりなさい」と指示しているという。
本名でもある「豊島心桜」のうち名前の「心桜」は、祖父が好きだったドラマに「桜」の名を持つ人がいたことからその漢字を使いたく、「こころ」か「さくら」にしたいという願望を��時に叶えたものである。
酒については、飲み始めた当時はビールや梅酒のソーダ割りなら飲めるかなという程度だったが、その後は担当編集者と飲みに行かせてもらった際に同じペースで飲んでも自身はまったく顔に出なくなったという[8]。ただ、酒よりもコーラの方が(20歳になる前と変わらず)好きであるという。
2歳時に中山競馬場へ親戚のおじさんに連れて行ってもらったことをきっかけに、競馬好きとなった。当時は遊具場にて遊んでいてレースは見ていなかったが、新聞と赤ペンを持って大騒ぎするおじさんのディープな姿に抵抗はなく自然と惹かれていき、馬券を買えるようになった後の2024年2月24日には同競馬場にて馬券師デビューを飾ったという。
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さらさらと植物をゆらす、南国の98度の風。高級リゾートホテルのロビーに併設されたカフェ。白いタイル張りの床と花が飾られた涼やかな空間は、外の蒸し暑さが信じられないほど、別世界だった。
4番テーブル。光を弾くガラス越しに海が広がる席で、アベンチュリンは笑顔を浮かべながら、対面の人物と談笑していた。金の髪に光を宿し、鮮やかな色のシャツを着こなす彼は、周囲のどんな装飾よりも華やかに、その場を彩っていた。
「――では、アベンチュリン総監。この件はクロージングということで。」 「話が早くて助かります、ミスター。あなたのように賢い人ばかりだと、僕ももっと、おだやかに仕事ができるのにな。」
アベンチュリンの言葉を聞くと、対面の男は野太い腕を組んだまま、満足気に顎を撫でた。 激しいほどじゃない。ぎこちなさを感じさせない、柔らかな、自然と打ち解けたような雰囲気。心から楽しんでいるような空気。それもすべて、アベンチュリンの言葉と笑顔、そして、計略のなかで繰り出された振る舞いの結果でしかなかった。男はそれを知ってか知らずか、はたまた、もはやどちらでもよかったのか。懐に手を忍ばせたあと、黒張りの、小さなルームキーをテーブルに滑り込ませた。
「アベンチュリン総監。日々のお仕事でさぞかしお疲れでしょう。お互い仕事の話はここまでにして、今からふたりで楽しみませんか。」
――ふたりで?自分が楽しみたい、の間違いだろう。 そう思いながら表情筋ひとつ動かさないのは、もう慣れたことだった。「奴隷」と呼ばれたときから、ずっと。ただ、違うのは――あのときは、「そうする他になかった」ということだった。今は、これすらも、交渉の材料としてテーブルに添えることができる。
「即答せずとも構いません。ゆっくり考えてください。ただ、戦略投資部の今後も踏まえ、――おっと。着信だ、失礼。」
端末が震えると同時、ガラステーブルを揺らして、男は慌ただしく席を立った。姿がホテルのロビーへと消えてゆくのを確認してから、アベンチュリンは視線を落として、浅いため息を吐く。 南国。高級リゾートホテル。ひとくちも飲んでいない、南の国特有の、あまそうなコーヒー。黒く光るキー。きらきらと輝く、ガラス越しの海。海はなんど見ても、見慣れないな。そして、口は悪いが最近やけに気にかけてくる、パートナー……――ん?ガラスが微かに反射する、一群の中に。たしかに、『その顔』があった。
「レイシオ。」
心の中だけで呼んだつもりの名前を、アベンチュリンは、思わず声に出していた。反射したガラス越しに目が合う。レイシオはすこしだけ離れた席にひとりで座っていたが、こちらの反応に気づけば颯爽と歩み寄ってきた。アベンチュリンはふりかえると、サングラスを取った。なんとなく、彼のことは肉眼で見たかった。顔が、自然とゆるむ。
「やあ、教授。奇遇だね!こんな場所で会えるなんて。そういえば遠征に行くとは聞いていたけど、まさか同じ星だったなんて。今日はプライベートかい?それとも、学会の仕事?」 「仕事だ。もう少し静かに喋れ。君は……現地課題を順調にこなしているようだな。」 「あはは、もちろん。僕にはこんなの、簡単さ。」
アベンチュリンは笑って、レイシオを見上げた。そのようすを、レイシオは顔色ひとつ変えず見つめていた。なにか言いたげな、そんな雰囲気をアベンチュリンは敏感に感じとる。促すように、首を傾げた。そのあとやっと、レイシオはゆっくりと口を開いた。
「選択は自由だが、――君は好んで、このような方法を取っているのか。」
その質問は明らかに、テーブルの上のルームキーに気付いたからこその問いだった。アベンチュリンはきょとんとした顔をして、まばたきをなんどか繰り返す。彼の、質問の意図が不明だった。しかしどうにも居心地がわるい、むずむずとした心地がじんわりと腹の奥からわきあがってくる。少し間をおいて、アベンチュリンは答えた。
「……好んでいるわけじゃないよ。」 「なら、楽しいか?」
続いたその問いには、考えるよりも先に、口が言葉を吐いていた。
「君と今、こうして話しているほうが、よっぽど楽しい。」
しかし声に出したあと、アベンチュリンは思わず視線をテーブルに戻す。身振りのことなら完璧できる自信があるはず、だった。だからこそ、面映ゆい感覚がからだを巡り、それをごまかすようにコーヒーを静かにひとくち飲んだ。舌の上にひろがる風味は、想像よりもずっと、ずっとあまかった。 時間にして、ほんの数システム秒後。頭上から、笑い声のような吐息の音が聞こえた。コーヒーカップを戻し、アベンチュリンはもう一度レイシオを見上げる。めずらしく、おだやかで満足気な笑みが、そこにはあった。
「なら、さっさと終わらせることだ。君とは次の任務の戦略について、ミーティングを設定するはずだったな。ここでやってしまえばいい。僕はまだ数日、この地に滞在している。……また後で。」
そのひとことだけ残して、レイシオもロビーの中へと消えていった。アベンチュリンはぼんやりとその背を見送る。――『楽しい』、だなんて。任務の遂行には不要な感情だ。そんなこと、百も承知だった。わかっていた。ではなぜ、いま、自分は。この場から立ち去って、彼を追いかけたくなっているのか。
テーブルの上のルームキーを見つめる。もうすこし経てば、あの男も戻って来るだろう。その後のことは容易く予想ができている。涼しい、高級リゾートのスイート。南国の花。汗ばんだ肌。変わらずきらきらと光る、ガラス越しの海。――だけど、どうしてだろう。未知の雨がさらりと降りそうな。降ってほしいような。そんな南国の、できごとだった。
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豆薫る、新米記者
ムントゥイ豆。
それは黒衣森の深い静寂の中で、ひっそりと、しかしたくましく育つ――不思議な力を持った豆である。
「匂いがね、ちょーっと独特? うん、なかなか強烈。でもね、豆乳に、ソースに、ジュースに……グリダニアといえばやはりムントゥイ豆ですよ、編集長! これしかないのですっ!」
鼻息荒くしながらそう語るのは「週刊レイヴン」所属の新米記者ネネル・ネル。デューンフォーク族の小柄なララフェルである。大きな取材ノートとぐらぐら揺れる眼鏡がトレードマークだ。今日も元気いっぱいに取材に出かける準備を進めていた。
「――そ、そうか。特集『エオルゼアの食図鑑』の記念すべき第一回はグリダニアの特産品ムントゥイ豆から行こうか」
「やったー! あの匂いは強いけど栄養満点、寒さにも湿気にも負けない万能豆!」
編集長であるオリバー・グッドフェローは、ふふっと苦笑した。
「君ほどムントゥイ豆に熱を上げてる記者はいないからな。いい記事を頼む!」
「はい! では、取材にいってきますっ!」
グリダニア旧市街――木漏れ日が揺れ、まるで精霊の囁きが聞こえてくるような森の都。街路には薬草の香りがほのかに漂い、冒険者や市民たちが風に運ばれた穏やかな空気の中を行き交っている。その一角にある「カーラインカフェ」は冒険者たちの憩いの場として知られている。柔らかな木のインテリアと、ハーブティーの香りが漂う店内では今日も静かな賑わいが広がっていた。
「ようこそカーラインカフェへ。ここは森都グリダニアに集う冒険者の憩いの場さ。君たちが心地良い風をもたらしてくれること���期待しているよ」と店主のミューヌが穏やかに声をかける。カウンターの奥では、給仕のナオ・ガムドゥラが明るく笑顔を見せていた。
「お手伝いできることがあれば、お申し付けください。あ、ネネルさん、おはようございます。今日もお仕事ですか?」
「うん、ミューヌさんに取材協力してもらうために来たの。今回はグリダニアの料理を紹介する企画なんだ!」
カフェの一角では旅館「とまり木」の受付のアントアノが、冒険者たちと談笑していた。
「ネネルちゃん、今朝も元気そうですね。いい風が吹いてきそうだ」
「うふふっ、いい記事が書けそうってことですね!」
近くのテーブルでは、数人の冒険者たちが盛り上がっていた。
「山賊退治の報酬も悪くはないけどさぁ、ねえ、せっかくだし、もっとこうパァーっと派手な仕事がしたいのよねえ」とセレスティーヌ。
「むぐむぐ……じっちゃんが……欲張っちゃダメだって……言ってたぞ」タタソサは頬をパンパンに膨らませながら、パンの端をくわえて言った。欲張った冒険者達の行き着く先は死あるのみ。そこはきっとタムタラの墓所のように薄暗く、悲しみに満ちているに違いない。
「いやー、でもよお、グリダニアの飯ってさ、地味で味も薄くってよ……なんつーか食った気がしねぇんだよなあ。肉が思いっきり食えるぐらいには稼ぎてぇよなぁ」とリューリックが不満げに言えば、スピニング・ブレイが杯を傾けながら「……俺は……酒が飲めればいい……」と静かに答えた。
そんな会話の中、ネネルは冒険者のひとり――取材の同行者としてミューヌに紹介された人物に向かって一歩近づいた。
「あなたが、今回の調査に同行してくれる冒険者さん? あたし、ネネル・ネルです! よろしくお願いしますっ!」
冒険者が名乗ると、ネネルはぱっと目を輝かせた。
「それじゃあ、出発っと――その前に……あなたのチョコボにご挨拶しなくっちゃね!」
店の外に出ると冒険者の相棒であるチョコボが待っていた。艶やかな羽を持ち、くちばしを鳴らして出迎えるその姿に、ネネルは目を丸くする。
「わああ……か、かわいいー! あの! 名前なんていうんですか?」
「ああ、こいつはペコって言うんだ。よろしくな」
「クェッ!」とペコが一鳴きした。
名前の由来は食いしん坊からきている。「はらぺこ」から取って「ぺこ」なのである。
「えへへ、これから一緒に旅するんですね! よろしくお願いします!」
かくして新米記者ネネルと冒険者。そしてその相棒のチョコボによる、森の味を追う旅が始まった。彼らが向かうのは勿論、ムントゥイ豆の産地。ピースガーデンにある集落、ハーストミルであった。
ムントゥイ豆の生産地、ハーストミル――。小高い丘にいくつもの水車が建てられたその様子から、いつしかそう呼ばれるようになった集落である。
森都グリダニアの中心街とはまた違った空気をまとっていた。小川のせせらぎに、風がそよいで水車がゆっくりと回る音。森と共に生きる人々が手を取り合って静かに暮らす場所であった。ハーストミルに足を踏み入れたは一行は、どこか懐かしいような、のどかな空気を感じていた。
「……いいところですねえ、ここ」
「ああ、ほんとに……」
くあっと大きな欠伸。
日向ぼっこにはちょうど良い頃合いの陽気さだ。
身体がぽかぽかとしてくる。
「おっと失礼、仕事中に……」
冒険者が罰の悪そうな顔をした。
「いえいえ、気になさらないでくださいな。ほんと気持ちの良い風が吹いてますよね。それに――」
ネネル達の目の前に広がるのは、小さな畑と木造の家々。鍛冶場の音が響き、軒下では干された豆のさやが風に揺れている。チョコボのペコは興味深げに地面をつついていた。
「ムントゥイ豆のにおいでもするのかな? ペコも興味津々みたいね」
ネネルは目を輝かせて辺りを見渡した。木造の家々と軒先に吊るされた干し草や薬草。そしてそのあちこちに、袋詰めされた茶色い豆が、まるで薪のように無造作に積まれているのが見える。
「これが……ムントゥイ豆の袋……!」
ふと鼻をくすぐる、なんとも言えない独特な香り。ネネルは一歩近づき、思い切ってひとつの袋に鼻を近づけた。
「ん……っ、つーんと来る……っ!」
ネネルは思わず鼻を押さえたが、同時に口元がゆるむ。
「でも、なんだかクセになるような……」
「あっはっは――最初はみーんなそう言うさ」
後ろから豪快な笑い声が響いた。振り返ると腰に手を当てて立つヒューランの女性がいた。しっかりとした体つきに、土と火の匂いをまとったような、逞しい雰囲気。彼女はハーストミルの豆挽き婦人と呼ばれている――その名はアメッタ。
「ムントゥイ豆は豆乳、油、薬膳スープ、香りづけ……なんにでも化ける優れもんだよ。ただし匂いは……まあ、そこは慣れだねぇ」
「――あのっ! 週刊レイヴン社の記者、ネネル・ネルです! ムントゥイ豆のこと、ぜひいろいろ教えてくださいっ!」
「はいはい、ミューヌから聞いているよ。そこの冒険者さんも前に世話になったね。元気にしてたかい?」
「お久しぶりです、アメッタさん」
「お知り合いなんですか?」
「ああ。前に来たときに、オポオポに盗られたムントゥイ豆の袋を取り返した事があってね」
「なるほど……!」
だからミューヌさんがハーストミルに行くならぴったりの人がいると言って紹介してくれたのだとネネルは思い至った。
「あの時は本当に助かったよ――さてと、ムントゥイ豆の事だね。そうねぇ……うちの豆はクセが強いけど、そのぶん、いい味出すんだよ。今ちょうど煮豆の仕込みをしているし、他にも色々作業をしているところだから、よかったら見に来るかい?」
「ぜひとも、お願いしますっ!」
冒険者とチョコボのペコも連れ、ネネルはアメッタの案内で村の奥へと向かった。途中、子供たちがチョコボを見つけて駆け寄ってくる。ペコは得意げに鳴き声をあげ、子供たちに囲まれて嬉しそうだ。
「ペコちゃんも人気者ですねっ……」
「名前の通り、腹減るとちょっと煩いけどね」
「ふふっ!」
穏やかな時間がゆったりと流れる。
「うわっ、すごい……! 豆を挽く音、香り、全部が新鮮です!」
アメッタに導かれ、ネネルと冒険者は石造りの竈のある作業小屋へと案内される。その途中、作業着の女性が一人、豆袋を仕分けしているのが見えた。手際よく、豆の状態を確認しては選別している。
「リニーヴ、あんたも紹介しとこうかね。豆のことなら、こっちの方が詳しいんだ」
顔を上げた女性――リニーヴは、落ち着いた印象のミッドランダーのヒューランだった。髪は後ろでひとつにまとめられ、真っ直ぐにこちらを見てうなずいた。
「ムントゥイ豆は、搾り汁から搾りかすまで、余すところなく使える、優秀な作物なの。ただ、その……ちょっぴり匂いがきついんだけどね」
「わぁ……! ぜひ、もっとお話を……!」
リニーヴはくすりと微笑むと、豆をひとつ手に取り、ネネルに差し出した。
「じゃあまずは、自分の鼻で確かめてみる?」
ネネルは目を輝かせて生の豆を受け取ると、そっと鼻に近づけた。
先ほどの豆袋よりも直に嗅いでいるからか強烈な気がする。
「……うわあ、ほんとだ、これは……くぅ! なんとも言えない香りですね!」
冒険者もくすっと笑いながら豆をのぞきこむ。その様子を見て、アメッタは満足そうにうなずいた。
「気に入ったなら、こっちも見せてやろうかね。せっかくだ、豆を挽くとこも見てきな。こういうのは、見て、聞いて、触って感じるもんさ」
そう言ってアメッタは作業小屋の奥へと二人を招き入れた。
奥には巨大な石臼の装置あった。水車の力によって石臼が回転し、中にあるムントゥイ豆を挽いている。
「ムントゥイ豆はね、乾かしてから殻を剥いて、こんな風に挽くこともあるのさ。香りが強い分、扱いも手間がかかる。でもね……うまく使えば、ほんとに不思議な力をくれる豆なんだよ」
「……不思議な力、ですか?」
「そうさ。風邪を防いだり、夜よく眠れたり、女の子の肌にいいなんて言う人もいるねぇ。ま、わたしにはただの豆だけど……ほら、ムントゥイ豆と森の精霊様の話もあるくらいさ」
そう言ってアメッタは、挽き立ての粉を紙に包んでネネルに渡した。
「せっかくだ、持って行きな。ミューヌに渡しておくれ」
「ありがとうございます! 記事にもちゃんと書きますね!」
ネネルは丁寧にお辞儀をし、アメッタは「元気でいい子だ」と笑った。
「それとね、豆は挽くだけじゃ終わらないよ。そのままでも食べれないことはない。けれどね、香りを引き立ててくれてかつ豆乳スープにぴったりな『コチューの若葉』を使ったとっておきのレシピがある。ちょいと先の森に自生してるが……最近はオポオポが悪さしててね、取りに行くのが大変なのさ」
「ちょっとした香草で、味も印象もがらりと変わるんだから、ムントゥイ豆の料理は奥深いのよ」
うんうんとリニーヴが頷きながら言った。
「ふうん。じゃあもしこの豆乳をそのままで食べると、味の方は……」
冒険者として、気になるのはやはり味の方だ。
「まあ、好きな人もいるにはいるとは思うけど……」
ムントゥイ豆で作られた豆乳は栄養豊富で万能な食材だが、その青臭さゆえに好き嫌いが分かれるのだ。グリダニアの民ならまだしも、冒険者達の間ではもっぱら不評であった。
「『コチューの若葉』は香りがすーっと鼻を抜けて、独特な風味をまろやかにしてくれるのさ。取ってきてくれるなら、アメッタ特製豆乳スープを飲ませてあげるよ」
そう聞いたネネルは、冒険者の方をぱっと振り返り、ぐっと拳を握って、目と目でアイコンタクト――頷く冒険者。ネネルが一体何を考えているかは百も承知、二百も合点だ。
「行ってみましょう! ムントゥイ豆を語るには、コチューの若葉も欠かせないってことです!」
かくして、次なる目的地はオポオポの巣くう森の中へと決まった。豆の香りを導きに、冒険者と記者そしてチョコボは再び足を踏み出すのであった。
木々がささやくように鳴るひそひそ木立。
苔むした獣道を進みながら、ネネルはせっせとメモを取っていた。
「コチューって、草と同化するように隠れてるんだって。目を凝らさないと……」
そのときだった。木の上から何かが「ぽとっ」と落ちた。
「……ひゃっ!?」
頭の上に熟れすぎた実が落下――否、それは投げられたのだった。
「くッ、くっさぁぁああ……! な、なんででこんなところに腐った実が……!」
ネネルが思わず鼻をつまんで見上げると、木の上でオポオポたちがきゃっきゃと笑っている。
イタズラ好きなこの猿たちは、旅人をからかうのが大好きなのだ。チョコボのペコに向かって枯れ枝を投げたり、荷物の紐を引っ張ったり――そのいたずらはエスカレートしていく。
「ちょっと、だめだってば! ノート返して!」
ネネルの取材ノートまで奪って木の上へ駆け上がるオポオポ。さすがに度が過ぎていると、冒険者が軽く身構えるが、ネネルが小声でそれを制した。
「――ねえっ、待って、あれ……見て!」
そのとき木の根元にひょっこりと現れたのは――コチューだった。蔦のある動く植物のような姿形。その背から伸びる若葉こそが、豆乳スープに使われる大変貴重な部位なのだ。
コチューは草に擬態しながら、こそこそと匂いの強い葉を食べている。
「……あ、そっか。なるほど。オポオポはあの実でコチューを引き寄せてたんだ……!」
そう、これはただのイタズラではなかった。森のいたずら猿たちは自分たちなりの「餌付け」方法を使って、コチューを遊び相手にしていたらしい。
冒険者がさっと罠を仕掛ける。ペコが気を引き、オポオポたちが興味をそらした隙に――「今よっ!」
ネネルは冒険者の後ろでその様子を観察していた。やがてコチューの一匹が絡め取られ、その背から新芽のように柔らかい葉が摘み取られた。
「こ、これが……」
手にしたそれは、小さくもはっきりとした香りを持っていた。
森の風と土を抱いたような、落ち着きのある芳香。
「――これがコチューの若葉……! 採れたて新鮮! ああ〜! 記事映えしそうですよこれ……!」
ネネルは恍惚とした表情で両手で大事に若葉を包むように持ち、胸いっぱいに香りを吸い込んでいると、木の上のオポオポたちが取材ノートをぽいっと返してきた。まるで「取れたからもういいでしょ」と言わんばかりだ。
ネネルは苦笑しつつ、そのノートを受け取った。
「……まあ、ありがとってことにしとこうかな。でも次からはあの腐った実は投げないでよねっ!」
ハーストミルに戻ると、アメッタが今か今かと待ち構えていた。
「――ようやく帰ったね。そんなにかかるとは何があったのやら……ま、いいさ。そんじゃ、早速仕上げようかね!」
ムントゥイ豆の豆乳スープを温め、香ばしい炒り豆を少し加え、仕上げにコチューの若葉を一葉、鍋に浮かべてじっくりコトコト煮ること十分。ふわりと立ちのぼる爽やかな香りに、ネネルは自然と目を細めた。
「さあ、飲んでごらん。自慢の特製ムントゥイ豆の豆乳スープさ」
差し出された椀を両手で受け取り、一口。
あの青臭さがすっかりまろやかだ。濃厚なのに後味スッキリ、豊潤な香りの息吹が感じられるかのよう。
「おいしい……! これが、あのムントゥイ豆の豆乳と同じなんて信じられない……!」
「うまっ!」
「そうだろう、そうだろう」
満足気に微笑むアメッタと、今まで食べてきたムントゥイ豆の料理は何だったのだろうと言わんばかりの勢いでおかわりをしている冒険者。そしてチョコボの餌用にと特別に用意されたムントゥイ豆をぽりぽりと器用につまむペコが目に映る。
今日は良い1日だったと――ネネルは書き留めながらそう締め括った。
その夜、カーラインカフェの片隅にて――
『豆は語る。森の暮らしと知恵と香り――黒衣森の北部にあるハーストミルではムントゥイ豆が生活の一部だ。ときに青臭さが敬遠されるが「コチューの若葉」を加えるだけで、その味わいはぐっと親しみやすくなる。森のオポオポたちの知恵すらも、味づくりの一端を担っているのかもしれない。豆を挽き、香りを足す。そのひと手間に、森の人々の暮らしの知恵が宿っている。』
「ふう……記事のタイトルは『香り一葉、森の恵み――ムントゥイ豆の真価』……っと、これでよしっと」
ネネルは筆を置き、ムントゥイ豆に思いを馳せる。森のいたずら者たちに翻弄されながらも、ひとつの味が完成した。でもこれらは決して一人ではたどり着けなかったであろう。
「明日もがんばるぞー!」
明日からはまた新たな食と出会いの物語を求めて――彼女の冒険が始まるのだ。
(終)
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Play Back 息抜きオランダショートトリップ③ -デン・ハーグ 編-
オランダ2日目の今日は、アムスから電車で1時間半ほどの位置にある街、デン・ハーグへ。アムスが東京ならデン・ハーグは山梨みたいな?(テキトー)
まずはアムスの宿近くのベーカリーで朝食。半地下みたいになってる場所で、なんか味のある雰囲気。「ここは(営業)長いんですか?」って聞いたら、なんと『うちはアムステルダムで一番最初にできたベーグルショップなのよ!』とのこと。(ホンマか?)

サクッと朝食を済ませて、まずはGoogle map上で気になっていた「海辺の彫像美術館」を目指す。ここは、デン・ハーグを調べた時、真っ先に目に飛び込んできた場所(なぜなら場所名が翻訳されて日本語表記だったから)。
長距離電車に1時間ほど揺られ、路面電車に乗り継ぎ、最寄駅に到着。てゆーか久々の海!
文字通り、この美術館は海辺にあるので、向かいながら「海辺感」を噛み締める(しかし残念なことに極寒&悪天候)。ついたらジョアン・ミロ展が開催中とのこと。美術館周りはあまり人気がなかったけど、中は結構人がいて盛り上がりを感じた。
天気がいい時に来たらもっと素敵なんだろうなという建築で、1日目のステデリックミュージアムとはまた違った雰囲気。休息とか現実逃避にピッタリな感じがする。カフェのお姉さん(いや、年下か?)も優しくて、軽くランチして(ここで飲んだ何の変哲もないジンジャーレモンティーがすごく沁みた…)、記念にトートバッグを買って中心地の方へ移動。オランダの方がドイツよりちゃんと「接客モードON」って感じで、お店の人がやさしい〜
(余談:後日、ベルリンのルームメイトがたまたまデン・ハーグに行く用事があるというので、この美術館を勧めた。実際、ここを訪れた彼女は「確かに素敵だったけど、カフェしか行かなかった。だって入場料22€は高すぎる。この金額は、まるで来る人を選んでるみたい。アートはもっと全人に開かれた状態であるべき。それに、ミロはある意味オールドスタイルだから、22€払ってまで見なくていいかなと思ってね😉」とのこと。痺れるね〜(私はちゃっかり学生料金で入った))










▲ミロ以外の作品も色々。
次の目的地は、マウリッツハイス美術館という、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』とか17世紀のオランダ絵画を中心に所蔵している美術館。めちゃ興味ある系の展示ではないけど、寒いし雨だし、美術館くらいしか行くとこないし〜、みたいなノリで来場。
クロークに荷物預けに行ったら、ミロ展で買って早速使っていたトートバッグを見た担当のお兄さんが「いいバッグだね!どこの展示?」というので「デン・ハーグだよ。今日、さっき行ってきたんだ。」「え、ここじゃん」「そう。ミロ展。きっとあなたも好きだとと思うよ!(知らんけど)」「へー。君もアーティスト?ここに住んでるの?たぶん日本人、だよね?」と会話が進むので『はよ入場させてや〜』と思いつつも「うん、日本人で、グラフィックデザイナーで、今は大学に行きたくてドイツのベルリンに住んでるよ!今日は観光でオランダに来てる。」「へー、でもアートやデザインならオランダもいいところでしょ。僕はベルリン行ったことないけど、比べてみてどう?」「うん、デン・ハーグもオランダも初めて来たけど、いいところだね。でも私はベルリンのカオスでshabbyな感じが好きなんだ」「shabbyさか…確かにここにはそれはないね。アムスもそんなにだもんね。じゃあ残りの滞在楽しんでね!」とかなんとか。
ゆっくりぼーっとしたい一人旅でも、こういうちょっとした会話が生じると嬉しい。
ここは、作品というよりも、「絵画のための御殿」みたいな荘厳な内装がすごかった!(元々は、貴族の館だったそう)





歩き疲れた&甘いものが食べたくなったので、カフェ兼本屋へ向かう。
このお店、Googleレビューが1500件くらいあるだけあって、賑わいつつも落ち着ける雰囲気で、すごくよかった。奥に進んでいくと、温室のような空間があって、そこで本を読んだりお茶したりできるようになっていたので、しばらくそこでゆっくりした。そしてまた電車に乗ってアムスに戻る。
21時ごろにアムス到着。ヨーロッパで、この時間からでも夕ご飯を食べられるのは、移民がやってるエスニック系のお店と相場が決まっている。昨日から目をつけていたスリナム料理のお店へ。
スリナム料理とはなんぞやって感じですが、スリナムとは南米にある国の一つで、元オ��ンダの植民地だったとのこと。それゆえオランダにはスリナム料理店がたくさんあった。


ずらりと並んだスパイス系のお惣菜から、主食とおかずを選ぶスタイル。インド系の味付けとはまたちょっと違ったスパイス感で、確かにカリブとかの南米っぽさある。(テキトー)
お腹も満たされ、移動に疲れたので早々に就寝。
ちなみに、ホステルのルームメイトはドイツ人おばちゃんに加え、イタリア人のティーン女子2人が追加。
ティーンの帰宅が遅く、おばちゃんが「夜中にガタガタうるさい」と文句を言っていたが、本当にうるさかったのは、夜中じゅう鳴り響いたおばちゃんのイビキである。
Day3、ライデン編へ続く。
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