#夫婦間の頑固さ
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jpsite · 2 months ago
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彼女はサディズムに苦しんでいるため、夫を殴る
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asagaquru · 3 months ago
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六曜より大切にしたいものがあったから仏滅に結婚した。夫も「知らないけど、アメリカではいい日だよ」と言っている。
入籍日までは、仄かな恐怖と一緒に過ごした。今死んだらみんな悲しむよなという気持ち。職業柄もあるのだろうが、常に死がそこに見えていて、大切なものが増える度に死ねないな、死ねないなと身を固くしてしまう。誰かを悲しませないように、今日も生きることを続けている。あなたのために生きている。あなたがいつか生きる理由がわからなくなった時、わたしのために生きていて欲しい。と思っている。夫の祖母が入籍日のほんの数日前に亡くなった。わたしに報告した夫は泣くわけでもなく、ただ静かだった。理由を聞くと「94歳だよ。仕方ないよ」と話してくれた。素敵だと思った。わたしも死ぬことを許されるくらい大往生してからが良いなと思った。
結婚してからは大して変わらない毎日を過ごしながら、生活の合間で粛々と氏名変更をこなしている。夫は手続きするものがほとんどなく、呑気そうで羨ましい。戸籍謄本が出来上がらないので、金融口座の氏名変更ができないでいる。給料が入る金融口座の氏名変更ができないと職場にも書類を提出できなくて、旧姓のまま働いている。旧姓で呼ばれたり、新姓で呼ばれたり、マリッジブル��なんてものはなく、友人や職場の後輩がきゃあきゃあとわたしを新姓で呼んでいるのをどこか他人事のように聞いている。中高生の頃は、授業時間に好きな人の苗字と自分の名前をノートにこっそり繋げて書いて、うっとりとしていた。そんな気持ちこそないが、当たり前のように改姓を受け入れてしまっている自分に「へえ」と思いつつも、どこか晴れ晴れとしている。
結婚指輪も20歳くらいから決めていた彫金師の方に特別に作ってもらえることになった。とても嬉しい。育児の合間にゆっくりと制作してもらっているため、まだ手元にはない。とっておきのおまじないをかけてもらった指輪が出来上がる予定。
結婚式も妊娠についてはまだ何も考えていない。昨日、子を産んだ高校の時のクラスメイトに会った。「出産育児に対して何も後悔はないし、子は可愛いけれど産む前の生活には2度と戻れないのだなと思っている」と教えてくれた。まずは夫婦としてのふたりきりの生活を謳歌しようと思っている。日中働いて、夜はすすきのに酒を飲みにいき、たまに長く有給をとって旅行に出かけるような生活。今この文章は、ソウルへ向かう飛行機の中で書いている。夫は横で文庫本を読んでいる。旅行に行く時は必ず、旅のお供に新しい文庫本を買うような人だ。そういうところがいいなと思っている。プロポーズ前に決めた旅行が、図らずとも新婚旅行になってしまった。パスポートの名前は旧姓だし、左手薬指に指輪のない新婦と生レバーを食べたがっている呑気な新郎。
幸せって状態ではなく、感じる心だとどこかで聞いた。わたしは今、幸せなのだろう。幸せだと感じると同時に怖くもなる。夫と一緒に歳を取っていくのは楽しみであり、歳をとっていくと辛いことも多くなるのだろうと悲観してしまう。いつかどちらかが先に死んでしまうと死別が予定されている未来。夫に看取られたいと思う反面、夫を残すのは可哀想だとも思う。夫が死ぬ前にボケてしまいたい。願わくば、頑固なばあちゃんにならずに可愛くボケたい。幸せであるうちは、その幸せをいつか喪失する恐怖からは永遠に逃げられないのだろう。そんな恐怖とも、横でうたた寝をし始めた夫とも、今後とも仲良くしていこうと思う。
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kennak · 1 year ago
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私の祖父は今年亡くなりましたが、あなたはそれを知らないでしょう。   実際、彼はあなたがそうしないことを望んでいたのです。   レイ・ハレルは 1930 年代にカタルーチー渓谷で 8 人兄弟の末っ子として生まれ、ピューマを追い抜き、牛を山から追い落とし、借りたジープを衝突させました。そして 90 年後の 1 月 20 日、彼は音もなくこの世を去りました。   それが彼が望んでいた方法です。   墓石は見つからないでしょう。   葬儀には誰も集まりませんでした。   彼はここにいて、70年近く連れ添った妻と共有していたポーチに座っていましたが、その後、彼は��ませんでした。   塵から塵へ。 一日の授業を終えて車で家に帰る途中、おばあちゃんから電話がありました。  過去 1 年間、ガンのせいで徐々に命を奪われ、その朝彼はベッドに横たわり、残りの��生はそこに留まり続けるのではないかと思われた。 「あなたのパパの死亡記事を書いてくれませんか?」  彼女は、最愛の人を失ったにもかかわらず、常に現実的な質問をした。 伝えたいことはたくさんありました。  彼は10代の頃にスクールバスを盗み、教師の車の上でバックさせたことがあった。  彼は 1950 年に陸軍とともにドイツに派遣され、そこで空家から誤って大砲を発砲したにもかかわらず、階級を上げていった。  彼は人生のほとんどをそこで働いた繊維工場で労働組合を率いていた。  しかし、彼はそのことについては決して多くを語らなかった。  彼がやろうとしたのは、ノースカロライナ州フルーツランドで小さな生活を築き、娘たちを育て、皿洗いをし、壊れたガレージのドアを直すことでした。  彼は静かに暮らすことを目指したが、その後、同じように亡くなった。 座って執筆していると、テンプレートに詳細を落とし込んでいる自分に気づきまし た 。   死亡届は、何が重要で、何が記憶され、称賛されるべきかについて特別なプレッシャーを与えるが、新聞紙に載る名前や新聞での賞には何の興味も持たず、陰で生き続けることを目指した人生について人は何を語るだろうか。マントルピース?   ジムとコーラの息子であるレイ・ハレルは、じっと座って風が葉を散らすのを眺めて満足していたでしょうか?   レイ・ハレル一等軍曹は、財布の中のお札を金額の高い順に並べましたか?   グレースによって生き残ったレイ・ハレルは、小屋の中で正しい釘を探しながら、毎年同じ発明曲を口笛で吹き続けていました。   私は予想通りの詳細を記入して訃報を新聞社に送りましたが、それが正しくないことはわかっていました。   それは彼の生きた人生を何も捉えていませんでした。   彼が亡くなった数日後、教会の女性たちがキャセロールでテーブルを覆い、おばあちゃんが19歳以来初めて一人でベッドで寝たとき、私が戻ってきたのは、静かな生活のまったくの大胆さでした。 洗濯トラックを運転して一日を終えたレイ・ハレル。  彼の花嫁グレースは、最初の家の外で写真を撮りました。 私たちの時代の著名な人物が亡くなると、私たちのスクリーンに彼らの功績を記録した短いクリップが流れ、彼らの影響について議論するトーキングヘッドが登場します。  しかし、静かな生活は背後で音もなく流れていきます。  しかし、それらは私たちの皮膚の中にある命であり、朝食から就寝まで私たちを導いてくれます。  彼らの命が私たちを作り、世界を動かし続けているのです。 彼らは私たちが気づく前にゴミを出したり、郵便物が来ているかどうかを確認するために道路を歩いたりしています。  ビスケット生地を適切な厚さに並べる方法を教えてくれます。  春の午後、彼らは私たちの息子たちをトラクターに乗せました。  彼らは壊れたシンクを隣の人に手伝ってもらいました。  彼らは18か月の赤ちゃんを引きずり出すために川に飛び込みました。  彼らはフォークリフトに挟まれて腰を折った男性を捕まえ、そのまま抱きかかえて死亡した。  彼らは甥が自分の名前に一銭も持っていなかったとき、彼らのポケットにお金を滑り込ませましたが、恥ずかしくてそれを認めませんでした。  彼らは洗濯をしました。  彼らは床を掃除した。  彼らは子供のように庭で遊びました。  彼らは塩味のパックを食べて、夜がなくなるまで毎晩ベッドに潜り込みました。フルーツランド・ロードから離れた土地で小さな生活を営むことは最も神聖なことだから、残されたのは生き続ける人々だけです私たちは考えることができます。 私たちの周りには、派手なアメリカの個人主義、明るい照明、そして表舞台のサイレンの呼びかけを無視して、頭を下げて両手を広げた生活があります。   私は大丈夫、ここに 部屋の端からの反応があり、その満足感はまったく破壊的です。   どうしてそれだけを望むことができますか?   世界が求めています。   持つべきものは常にもっとあります。   ノースカロライナ州フルーツランドにあるグレースが幼少期を過ごした家の外でポーズをとる新婚夫婦。  その家は、レイとグレースが一緒に家を建て、住んでいる場所の道路を挟んだ向かいに建っていました。 レイ・ハレルが持っていたのは、頼もしいトラクターと、燃えるような女性だった。   彼は正午の夕食時にコーンブレッドを一口食べ、毎晩寝る前にRCコーラを飲んでいました。   彼には子供、孫、曾孫がいて、毎年クリスマスになると家がいっぱいになりました。   それで十分でした。   「私たちは良い人生を送れました」と、最後の年に私が訪問するたびに、彼はほぼ毎回私に言いました。たとえ遠くから見ると奇妙に見えたとしても、私はそれが真実であると確信していました。 やもしものことを後悔する長いリストを残したはずだ   理論的には、クリアクリークの上空にあるこの小さな生命は、もしものこと 。   しかし、この人生こそが人生そのものであり 、  1954年に彼と私の祖母グレースが道の先にある小さな教会で結婚したときに目指したものそのものでした。 それらの訪問では、私はコーンブレッドを食べて落ち着いて��を聞きました。  時間が経つにつれて、私はこれまで知らなかった歴史を収集しました。  スクールバスが盗まれ、ジープが墜落し、牛が泥にはまってしまったことを知りました。  私は、朝鮮戦争中にドイツに駐留していたパポーが高額のトランプを獲得し、その収益を持ってヨーロッパ中を旅したことを知りました。  私は彼が繊維工場から何度も何度も解雇されたことを知りました。 "どうして?"  私は尋ねた。 「そうですね、私がイライラしていたからだと思います。」 ほとんどその通りでした。  彼は誰も聞きたくないときはノーと言い、上司たちが聞きたくないときは労働組合を結集させた。  ハーネスなしで10フィート登って自分でローラーを交換するように言われたときのように。  「私は彼らに、そんなつもりはないと言いました。」  彼らは彼を解雇し、労働組合の弁護士が介入し、彼は仕事に戻った。 「頑固なおじいちゃんだよ」とおばあちゃんは言った。 おそらくそれも正しかったのですが、世界を見て不正義と闘う物語をつなぎ合わせてみると、静かな生活は受動的な生活ではないことに気づきました。  ポーチにじっと座っていることは、世間をやり過ごすことを意味するものではありません。  彼とおばあちゃんはキャンピングカーに乗って国中を旅しました。  彼は組合の会長を務めた。  満足しているということは、盲目であるという意味ではありません。  それは、善良な戦いと利己的な戦いの違いを知ることを意味します。 「私は正しいことのために立ち上がることを信じています」と彼はトウモロコシを一口食べながら言った。  「こんなこと言うべきじゃないけど、みんな私のことが好きでした。」 "なぜ?"  おばあちゃんは尋ねました。 「あなたがそんなことを聞かないといけないとは思っていませんでした。  私は良い歳をした少年だよ。」
静かな生活のための訃報 — THE BITTER SOUTHERNER
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mxargent · 2 years ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初��午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸��練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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55megami · 5 months ago
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・1/8祖父の通夜。14:00頃に祖父宅に行き納棺師さんらに体を綺麗にしてもらう。組んだ手がカッチカチに固まっていて解けず。祖父はadidasジャージを着ていたのだけれど(よく着ていたらしい。若い!)結局鋏で切ることになった。祖父の腕なんかをちゃんと見たのは初めてで沢山の紅い痣があった。本当によく頑張ってくれたなぁと思った。納棺して霊柩車まで親族で「重い重い!」「そっち気をつけて!段差!」なんて言い合って騒々しく運んだ。なんだか楽しかった。祖父は入院して以降、結局家に帰ることは出来なかった。本当に立派な家を建てたよなぁと思う。バイバイ。
・通夜会場へ。私は受付係。来るのは親族のみのはずなのに多いんだよ…淋し見舞いとか香典とかワケ分からないのよ…。世間知らずを痛感。会場にはお花が沢山の立派な祭壇があった。今後こんなに豪華な葬式に出ることはないであろう。祖父の遺影はとても良い笑顔だった。あまり笑う祖父ではなかったけれど、そんな祖父だから時々笑ってくれると嬉しかったな。祖父の日常的に使っていた遺品(帽子、スリッパ、祖母作のパッチワーク作品、運転免許証)も並べられていた。運転はし続けたいと頑なに言っていた祖父の運転免許証にはふたつの穴が空いていた。
・通夜。不謹慎だけどどーーーーーーうしても御経に笑ってしまう。しんどい。意味なんかが分かれば真面目に聞くことが出来るのだろうけどそうではないので…。最前で肩を震わせ小突き合う私と妹。
・最後はスライドショーで締め。祖父と祖母の若い頃の写真、小さかった母や叔父と一緒に写っている写真なんかが流れた。この時祖父がタバコを吸っていたこと���初めて知った(40歳で辞めたとのこと@母)。祖父、私、母、叔父夫婦でバスガイドだった妹が担当するバスツアーに参加した時の写真も流れた。祖父、楽しかったかなぁ。最後の写真はセルフィーで撮った集合写真だったけれど、隣席にいた妹が「やだ!これドすっぴんだよ私!すっぴん!」と言いながらゲラゲラ笑い、そして泣いていた。私も泣いた。良い通夜だったと思う。
・会場に泊まる組ではない私は一旦祖父宅に行き支度をする。みちが喪服がないと言っていたので祖父の喪服を貰って帰宅。
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yfxif · 7 months ago
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2024.11月日記
2024/11/01
2024/11/01
ひどい寝不足なのに残業となり、仕事を済ませるとからだがしんどく、やっとの思いで帰宅。週明けからは異動となる。
興味本位で(個人企画)に提出した作品が最終候補作に残っていておどろいた。文フリいかないと。改めての見直すと内容の矛盾がひどく修正の必要がある。
2024/11/02
祖母と伯母夫婦、従兄弟が来て、家族で寿司屋へ。ZOZOTOWNのポイントを消化し、そのままアプリをアンインストールした。
今月末に石沢麻依のエッセイが出るなら、貝より続く場所はそろそろ読み始めなければならないし、月の三相も読み直したい。
2024/11/03
体調悪いと思っていると生理が来る。生理中より前のほうが体調悪くなりやすい。そもそもわたしは普段の生活が生理前の体調に響くタイプなので日々ちゃんとしていればよいものを、10月はたびたび2時くらいまで起きていた気がする。反省。
2024/11/04
体調が悪いから一周回ってカラオケに行きたくなり行く。ふらふらしながら4時間いて、そのあとはFrancfrancでクリスマスオーナメントをながめた。まんまるのサンタクロースのオーナメントは3色あり、エメラルドグリーンのおじさんが両手に星を3つずつも抱えて真顔で浮かれている様子が良く、けれど銀色のおじさんにひとりものすごく気難しい顔をしたひとがいて、さらには赤色のおじさんも誠実そうな顔をしていたので迷いに迷ってひとつもかわなかった。
2024/11/05
極悪体調。極悪体調の日はカレンダーに書くようにしているが、なんと3ヶ月ぶりだった。
2024/11/06
あまりに吐き気がひどいので欠勤。はじめて体調不良で有給を使ったが、これで今年の有給消化は5日目になり、こんなお休みでもう有給を取らなくて良くなってしまった。
2024/11/07
職場、友人はみんななんとなく風邪を引いている。
2024/11/08
いくつか歌集が届く。いますぐ読まない本ばかりが増えていくがメンタリストの視聴をやめられない。ときおり挟まれるパトリック・ジェーンの感傷的な表情には胸を締め付けられるが、レッド・ジョンに家族を殺された悲哀の滲むリアリストとしての彼が魅力的なのであって、家族を殺されていない(記憶を失っていた)頃の彼はあんまりだった。クリミナル・マインドとかNCISばかり見ていたころが懐かしい。
2024/11/09
恋愛についてはだいたい良い思い出がなく、傷つけられたというよりはだるかったというのが大半で、その手の話になるとぐちばかりでてまだ元彼が自分のことを好きだと思っている元彼女をやってしまう。じっさい(ぜんぜんわたしのことをもう好きではない)元彼氏は今彼女の後ろ姿ばかりをインスタに投稿して、クリープハイプを熱心に聴いては男女交際の感傷にずぶ濡れで、村上龍作品の感銘を受けた部分をストーリーに無断転載しているところをみるとやはり別れてよかったと思う。
2024/11/10
メンタリストのほぼまるまる5シーズンを一日で見てぐうたらしていた。あとは会社に持っていく内職用のノートができたのでよい休日だったといえるかも。
2024/11/11
ポッキーの日だがポッキー買い忘れる。気づいたら仕事が終わっていた。我慢できずレッド・ジョンの正体を見るが、正直流し見でマカリスター保安官が出てきたところでこの人!となることができなかった。rijのスケジュールが発表される。たのしみにしていたキンハは大トリ、夢島と大地の汽笛は並んでいてどちらもたのしみ。
2024/11/12-18
2024/11/12
記憶なし
2024/11/13
記憶なし
2024/11/14
記憶なし
2024/11/15
体調が悪い。とにかく9時間寝たら少しは良くなったので仕事に行ったが、帰りはへろへろだった。のど飴と、よくわからない免疫力上昇を謳うタブレット、いつもの2倍の白米をたべる。コロナだったら仕事に行けないし、科博もたのしみにしていたのにとめそめそする。
2024/11/16
必死に寝て体調不良が良くなってくる。ポケモンスリープのポケモンがどんどんあつまる。メンタリストを見終えてサイモン・ベイカーの出演作をWikipediaで調べたりするが、パトリック・ジェーンの飄々とした手品が見たいので意味ない。
2024/11/17
国立科学博物館『鳥展』へゆく。大きい鳥の剥製をたくさん見る。剥製を見るのは好きだからもっとやってほしい。写真ももっとたくさん撮ったらよかった。友人のひとりに恋人ができて、でも上手くいかない気がすると怖気づいていたのでさいごの食事代を多めに払ったら一生懸命突き返され、わたしが「幸せになってほしいから」と押しつけると(恋人のいないわたしに対して)「客観的に見たら俺のほうが幸せだから」とさらに突き返され、やかましく、愛しかった。
2024/11/18
タンブラーを会社に持っていくと座席て温かいお茶が飲めるから良い。ただ毎日ティーパックをひとつ使うのはもったいないので、そのうちインスタントのデカフェにしたりするかも。
2024/11/19
朝から泥酔した人が駅に座り込んでいて、駅員が一生懸命話しかけていた。寒くなってきたというのに。寝ていたら寒いことにも気付かないんだろうか。仕事。良い機会があって、リーダーにここぞとばかりにわからなかったところを聞いたら笑って教えてもらえる。笑ってくれるだけで明日も頑張れるからずっと笑っていてほしい。机の上にルルアタックが出ていて、可哀想だった。
2024/11/20
Francfrancで買ったタンブラーを労働に導入して、八時間労働を八時間茶話会にしようとしている。●お仕事一生懸命してい���すというアピールがなかなか効いて、はじめてリーダーにスタンプを押してもらう。●『サミュエル・ジョンソンが怒っている』を読んでいるが、ほんとうにただ読んでいるだけ。
それらはいわば、彼女という人の「自分観察日記」だ。一人の人間が実人生とぶつかりあって立てる火花をていねいにすくい取り、幾重にもろ過して言葉の形に結晶させたような。
リディア・デイヴィス『サミュエル・ジョンソンが怒っている』訳・岸本佐知子
●骨なしオデュッセイアも読んでいるといえば読んでいる…
目を覚ませ、もう正午だ、幸福は朝の時間に似ている、どちらも絶対的なみずみずしそのうちにあり、それと一瞬交錯する眩暈を生きることはできても、それを固定したり、持続させたりすることはできない、目を覚ませ、もう正午だ、あまねく白けた光の支配を、おまえは死ぬまで受けなければならない
野村喜和夫『骨なしオデュッセイア』 79頁
そういう意味では、私はまさに骨がなかった、気骨がなかった、反骨もなかった、比喩的な意味での骨がなかった、女のところに背骨を置いてきてしまったらしい私のこの無脊椎的夢遊も、つまるところ、骨のない私の生き様への寓意にすぎない?
野村喜和夫『骨なしオデュッセイア』 97-98頁
敵は社会であること、自分を責めないこと、負い目をつくらないこと、こう生きるべきだとは考えないこと、ほめられないようにふるまうこと、アイデンティティを植え付けられないこと、頭を緑にすること、光を浴びること、雲であること、虹の根となるような場所で涙を流すこと、 野村喜和夫『骨なしオデュッセイア』 
野村喜和夫『骨なしオデュッセイア』 121頁
●『メンタリスト』の代わりになるサスペンスドラマがない。なにをみてもつまらない。
2024/11/21
フェーズがひと段落し、べつのフェーズのために資料を作ってもらう。気難しいひとが横展開するための資料に、とくにわたしにわかりやすいよう工夫を施してくれたのでうれしかった。資料を確認した後ひととおり確認すべきことを定時内に終え、今日は完ぺきと言ってよい仕事ぶりだった。●昨日はお弁当をわすれてしまい温かいお茶を飲むことができなかった、今日こそタンブラーでお茶をすると意気込んでいたのに、今日はティーパックを忘れてしまって、空のタンブラーを鞄に入れたまま一日じゅう切なかった。今日はティーパックと、粉末スープも用意したので明日は職場でも家のように過ごせるはず。ウルの歩行が、一連の行為全体が精神となって肉体を追い越すように、わたしは職場を追い越してあそこまでを家にしたい。●『塚本邦雄全集』と水原紫苑『光儀』を読む。少女を通ることなく、透明な子どもと女性の中庸をとることがいまの自分のもっとも保ちたいバランスかもしれない。少女性というのにぴんとこず、けれどひとりのひととしてみずからの性を引き受け���ことに、使命に似たものを感じている。●『サミュエル・ジョンソンが怒っている』ー『変身』人間から木に、木から石になる娘。いまのところはこの話が一番好き、灰色が好きだから。
2024/11/22
よい夫婦の日だというからガトーフェスタハラダのチョコレートを買って帰ろうとはたらきながら考えていた。この間そのチョコレートを母が食べておいしいと言っていて、残っている私の分をみて「食べないの?」「食べたいの?」「そういうわけじゃないよ」と笑ったばかりだったから。けれど今日の帰宅中待ち合わせを提案され、時間を伝えると待てないと言われ、さいごは置いてゆかれたのに落ち込んでいたら買うのを忘れてしまった。●妹が待遇の良い企業に引き抜かれ、年収が上がるらしい。すごいなあ。●あるところにしまっておきたい語彙が少ないと感じているので、できれば個人的にアプリで辞書をつくりたい。あたらしいminiPCにもeclipsをいれ、とりあえずhello world。●資料を渡されたと思い読み続けていたら、その資料を見ながら資料を作ってほしいというタスクを指示されていたらしく、出だしからわたわた。そのあともあまりうまくゆかず。少し残って作業していると、「でもそんなに急ぎの仕事ではないので」「来週まで見積もっているので」と声をかけてもらい、温かかった。●9月に出ていたfabrizio peterliniの新しいアルバム『summer stories』を聞くため、ひさびさにapple musicに登録。重複登録がこわくてすべてのappleIDを一度削除していたから保存していた音楽はすべてきえていた。けれど好きな曲はいくつか覚えている。SOFIANE PAMART『PLANETーplanet』など。ただ人の声を歌でなく楽器として扱い曲を作った、ドイツの作曲家の名前は忘れてしまった。
2024/11/23
大学受験の時に母親に買ってもらった時計を直したく、いつものデパートへ。ソーラー充電なのに動かないのは中の部品を交換する必要があるらしい。修理が終わるとしたら年内で、買った分くらいのお金がかかるということでいったん持ち帰りにした。ネットで色々調べていると、ブラックフライデー(ってあまり良く分かっていないのだけど)でダニエル・ウェリントンの時計が半額になっていた。革の黒いバンドの時計が可愛く、だいたい修理費とおなじくらいなので一層悩んでしまった。●Excelで一行おきにコピーしたいというのを妹に相談すると、ChatGPTに聞いてすぐに教えてくれた。引き抜かれるだけある。ChatGPTのことはそんなに信用していないので、明日試してみよう。●声のよい人と会話。だいたい仕事の話。●本にはさむタイプのブックライトほしい。
2024/11/24
やっぱり時計は直してもらうことにした。7年前なら部品の在庫もあるだろうと言われ、直したくても直せない日がこれからくると思うと、直せるうちは直して使おう。ダニエルウェリントンのブラックフライデーは毎年あるのだろうし。●ノンワイヤーブラをはじめて試着したところすごくよかったので2着購入。ワイヤーの締め付けによっては体調を崩したりしていたので、もっと早く導入すべきだったのかも。●何年ぶりかにトレーナーを購入。こういうカジュアルな服を着るのいつぶりだろう。ギャップのVネックで、袖と裾のところに白いラインが入った紺色のトレーナーを購入した。ジーパンと合わせると普段着らしくてかわいい。
●水原紫苑『光儀』読み終える。
投身の瞬間にしてわが歌を直したき思ひ来べきや否や
水原紫苑『光儀』
すごい歌。
帰宅すなはち解かれたるわがたましひは白きけものの形象を得つ
水原紫苑『光儀』
『光儀』には白い犬がたびたび登場する。ほかの歌集にも登場するのかな。1句目の字余りも雪崩れるように帰宅してからだから「たましひ」が吹き出すのをかんじるし、わたしもそういうふうに帰宅する。
2024/11/25
朝はさむく、心臓に穴があいたみたいに体に力が入らなかった。●『オレンジだけが果実じゃない』読んでいる。イヤなかんじのママが訳っぽい。●目がひまで電子で買ったウルフの『波』を読むとあまりによく、こういう文章をずっと読んでいたい。さいきんは短歌の比喩に触れていたけれど、小説のほうがずっと自由で飛躍したところにゆけるのではないかと思う。
すぐに収まるよ。ほら、ぼくたちからだを寄せあってる。ぼくが息するのが聞こえるだろう。カブトムシが葉っぱをかついでいるのも見えるだろう。あっちへ走りこっちへ走りするから、それを見ていれば、何かを(いまはルイだ)なにがなんでも独占したい、というきみの気持ちも、きっとゆらぐ。ブナの葉のあいだにちらつく日の光みたいにね。そのうちきみの心の奥深くで暗くうごめくことばが、このハンカチにねじこまれた固い塊をほどいてくれるよ」
ヴァージニア・ウルフ 『波』 森山恵訳
それ自体を比喩で説明するとき、比喩に対しては説明的でならなければならない。短歌という定型の中では比喩へ誠実に意味を持たせるほどその比喩に対して比喩をつかえないジレンマがあるが、小説という形態ならそれを簡単に打破できてしまうのではないだろうか。●仕事は反省。わからないのに後々わかるかな、と疑問のままを放置してのろのろ調べていたことが結局わからず、同じことを二回聞きに行き情けなかった。いつものひとはいつものとおりに「うん、うん」と聞いてくれ、それがいっそう申し訳なかった。「うん、うん」と言ってもらっていると、菅原百合絵の短歌に見る「聞きくれぬ」が思い浮かぶ。そのひとの横顔におぼろげなフレーズを見出しながら、ログってどこで見れます���…と半泣きで聞いた。
2024/11/26
職場で温かいお茶を作るようにしたら、毎日つめたいほうの水筒を飲まなくなったから作らなくてもよいかもしれない。そろそろティーパックはなくなるから買い足さなくてはいけないけれど、こう毎日消費するなら大容量のものをみつけたい。1週間に5個ずつ使っていくとして、膨大な数になりそう。●仕事にならず。解決できてないけど明日になったら解決するかな、と放置。だめなら後悔することになる。●
その日を境に、学校では誰もわたしに寄りつかなくなった。でも自分は正しいという確信があったから、悲しくなんかなかった。 (中略) 「選ばれしものは孤独なんだよ 」母は言った。
ジャネット・ウィンターソン『オレンジだけが果物じゃない』 岸本佐知子訳
このあとの「自分に理解できないものだからといって、価値がないと決めつけるのは間違いです」は爽快だった。けれど、このお話そこではないだろうからおしまい。●ファミリーマートはいっぱいクーポンくれるから好き。
2024/11/27
仕事は解決せず。同じことを2度聞いたけれど、そもそも資料に誤りがあったのでそれほど反省すべきこともなかった。●大森静佳『カミーユ』読む。
顔の奥になにかともっているひとだ風に破れた駅舎のような 彼らの世に彼らの灰色の顔はどんなにしずかな穴であったか 鈴のように一日ひとひがふるえてる その鈴のなかのきみを撫でおり 見えぬものは見えないままにそのひとの海の暗さを告げられている いないのは誰だったのか夕雲よ怒りのどんづまりに触れてみよ 紫陽花の重さを知っているひとだ 心のほかは何も見せない
大森静佳『カミーユ』
深度の差が特徴的でそれは重さの差であり、沈み、沈まれ、表面に見える/見えないのもの同士のありかたを描きながら
八月のわたしだけには見えていたあなたの奥の動かない水 心底と言うとき急に深くなるこころに沈めたし観覧車 陰影のつけ方などにそのひとの欲望透けて素描はのこる
同上
その中心に据え置かれるものをまなざす歌が多かった。それは個人の抱える内面的なある場所でもあり、
曇天に火照った胸を開きつつ水鳥はゆくあなたの死後へ
同上
生きものの心臓であり、
感情にすべては繋がるべきな���に鉄路にひどくひたむきな雨が
同上
心としての感情で、
弟はすべての季節の奥にいてすべての季節を殴っていたが あ、あれはむかしのわたしの掌じゃないか蛍を潰す余白なき愛 雨沁みて重たいつばさ 感情は尖がもっとも滅びやすくて
同上
いっぽう感情はときに猛々しさや狂気を��もなって描かれる。
八月のわたしだけには見えていたあなたの奥の動かない水 夢に逢う、ということもなくわれのみが土偶のごとく息しておりぬ 感情がいま釣り鐘のように重い 錆びながら、もっとかがやきながら
同上
だれもが渦の中にあり、渦を抱えるひととして描かれながら、そのさなかにどこまでも重く沈む一点はけっしてその荒さに巻き込まれない。ほか、ふかくとどめる/木/きみとこの世を横切ってゆくも同様。
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fueno-minoru · 8 months ago
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#183 【番外編】みのゆき爆誕
皆さん、こんにちは。笛野みのゆきでございます。ウルトラVOX第182回を収録して���ったのは、まず、僕はとにかく可愛げがないんですよね。これ、もう事実として認めざるを得ない。で、可愛げがないとどうなるかっていうと、まあ、いろいろと面倒くさいことが起きるわけですよ。たとえば、「なんか気に食わない」とか、そんなレベルの理由で部下をいじめる幼稚な上司に当たるとさ、もうアホみたいな嫌がらせをされるんですよね。で、結果、会社を辞める羽目になるわけ。これ、経験者は語るってやつです。
あとは、自分の周りを「イエスマン」だけで固めたい系の人たちにも僕、めちゃくちゃ嫌われます。
前職で働いていた頃、営業のSさんっていうおっさんがいたんですよ。当時、営業成績がちょっと良かったから、まあ、少し偉そうにしてたんですけど、実際はそんなに大したことないわけ。で、仕事の接点はほぼないんですけど、僕の上司のTさんと仲が良かったから、新人紹介って名目で会食がセッティングされたわけです。で、僕は新人として紹介される側だったんですけど、実はこのSさん、僕じゃなくて、同じチームにいたMさんっていう女性社員が気に入ってたんですよね。だから、新人紹介っていうのはただの口実で、実際はMさんと飲みたかっただけっていうね。もう、分かりやすいよね。
でさ、そのSさん、会食の場でTさんをディスりまくるんですよ。TさんもTさんで、自虐に走って一緒になって笑ってるし。いやいや、何それ、って感じじゃないですか?だってさ、Sさん、営業だから僕らIT部門にとっては別にキーマンでも何でもないんですよ。なのに、Tさんはやたらにへりくだってて、わけが分かりませんでした。
で、そのSさんが得意げに話してた内容って、今となってはほとんど忘れてるんですけど、ひとつだけ覚えてるのが、「浮気しそうになったら結婚指輪を見て気を取り直す」っていうしょうもない話です。それ聞いて、内心「何言ってんの、この人?」って思いましたよね。で、極めつけはSさんが、Tさんの夫婦仲が悪いだとか、Tさんをいじり出したんですよ。で、普通だったら「何それ?」って感じなんですけど、Tさんはやたらに下手に出て、「みのるちゃん、僕みたいになっちゃダメだよ」って、めちゃくちゃ自虐しながら言うんですよ。いやいや、どんな会話の流れだよって感じですよね。
これでも僕は義理堅いんで、僕にとってTさんは「腐っても鯛」ならぬ「腐っても上司」なんですよ。周りからの評判はあんまり良くない人だったんですけど、ゼロから仕事を教えてくれたのは間違いなくこの人だったんで。で、僕も流石に「さっきから何なんですか?」って突っかかっちゃったんですよね。そしたら、Tさんが慌ててなだめに来たんですけど、そのタイミングでラストオーダーの声がかかって、その会食もお開きとなりました。まあ、こんなくだらない会だったんですけど、その後にSさんに目をつけられることになったわけです。
で、ここからが本題なんですけど、僕の中で「チョコレート事件」って勝手に呼んでる出来事がありまして。新卒1年目の5月、営業のイベントで「人手が足りないから新人も来てほしい」って言われたんですよ。それを言ってきたのがまたSさんなんですけどね。でも、人手が足りないっていう割には、なぜか女性社員しか呼ばれてないんですよ。しかも僕だけ厨房に配置されて、他の女性社員は全員受付。いやいや、これ、露骨すぎでしょって思いましたよね。
でも僕、売られた喧嘩に乗っかるのは負けだと思って、黙って厨房で仕事をこなしたんですよ。そしたら、偶然にも厨房の食洗機が大学時代のバイト先で使ってたのと同じ型番だったもんで、しかも他に厨房にいた日雇いのイベントスタッフは使い方知らないっていうから、妙に手慣れた感じで取り仕切っちゃいましたよね。で、結果的にイベントは無事終了しました。取引先の人に「頼れる人が来てくれて助かった」なんて褒められちゃって。だから僕も、「Sさんが僕"だけ"を厨房に配置したのが功を奏しましたね」って嫌味たっぷりに言ってやったんです。まぁ、結局やり返してるってことですかね。
で、イベント終了後にお客さんに提供したチョコレートが余ってて、営業の女性が「頑張ったから食べていいよ」って会社の冷蔵庫に入れてくれてたんですよ。でも、会社に戻って冷蔵庫を開けたら、チョコレートがないんですよ。「おいおい、何だこれ?」って思ってたら、なんとSさんが同期の女の子にそのチョコレートを渡してました。チョコレートはイベントを手伝った人に食べる権利があるんだし、同期の女の子が食べるのは別にいいんですよ。でもね、Sさんがその女の子の隣の席の人にまで振る舞ってたんですよね。
しかもSさん、その同期の女の子をやたら気に入ってたらしくて、何かにつけて席に行って話しかけてたんですよね。で、そのうるさい声がIT部門で問題になってました。いやいや、浮気しそうになったら結婚指輪見て気を取り直すんじゃなかったのかよって感じですよね。
結局、Sさんはその後、同期の女の子の家にまで押しかけようとしたとかで、会社を辞めることになりました。いや、何もしてないのに、勝手に自滅してくれるってありがたい話ですよね。正義は戦わずして勝つってやつですかね。
だからさ、僕が誰に対しても可愛げがないんじゃなくて、単に人を尊重できない人を相手にしないだけなんですよね。僕のことを可愛げがないとか言う前に、自分の態度を直すべきじゃないかなって思いますって話でした。
お相手はわたくし、笛野みのゆきがお送りしました。それでは次回のウルトラVOXでお会いしましょう。
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doctormaki · 9 months ago
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四日目に予定していたツアーに行く。アフリカプレートとユーラシアプレートの出会うモロッコ、イタリアは地震が多い。そして、北アフリカのアトラス山脈は、プレート運動によるもの。非常に複雑なプレートなのだ。ちなみに4167mの北アフリカ最高峰のツブカル山近辺では、冬はスキーもできるざます。嫌、ワシはスキー好きだけど、ここにはスキーでは来ないけどね。
そこでワシが見たいのは、ズバリ、プレート運動である。我ながら、なんとマニアックなんだろう。流石、学生時代に地理学者の高木先生と251と言われた国土地理院の25000分の1縮尺地形図を持って藤沢近辺歩きまくったり、ネパールまで一緒に行っただけあるざます。まだ紙の地図の時代。等高線を赤鉛筆でなぞったりして、標高毎の土地利用を見たり、土地利用から地質を推測したりと楽しかった。高木先生は、慶應退官後どっかの大学の学長やってたけど、先生なら当然だろうと思う良い先生だった。��こで、渓谷巡りしながら、アイットベンハドゥというカスバを目指す。カスバとは、アラビア語で城塞、城砦を指す。
一緒に行くのは、ベルギーのリエージュから来た若い夫婦。こんなに乾燥しているのに、嫁は粘度の高そうな鼻水を何度もかんでいた。ワシなんか、乾燥しすぎて鼻粘膜から鼻血が出る上に、勝手に修復活動しているから、ともすると、鼻の奥の粘膜部分にできてしまう巨大鼻くそで窒息しそうになる。鼻かんでも出てこないざます。ので、ベルギー人が羨ましい。ベムでさえ棒よだれタレなさそうな勢いの乾燥度合いの中、さすがエウロッパ人の粘液体質である。感動。ツアーガイド兼運転手のお兄ちゃんには、早々とワシがフラ語をわかっている事がバレる。細かな、例えば地震とかいう単語は知らないけれど、文脈でおおよその予測はつく。だんだんと、フラ語でしか説明されなくなる。汗。
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アイットベンハドゥを目指し、午前中は、ツブカル山側の渓谷。山並みが美しい。感動的に不毛な大地。人々は、オリーブやアルガンなどを育てて、羊飼いなどをしながら生計を立てているらしい。でも、段々と都会に楽な仕事と現金収入を求めて出稼ぎに行っているらしい。道路建設や、昨年9月もマラケシュで大規模地震があったが、復旧工事などが地元である間は、生活が潤うのだとか。現金収入を手にしてしまうと、元の生活に戻れなくなるのは世の常なんだなぁ。福島の祖母の家の周りの急速なにわか金持ち達の家々を思い出す。日本は、豊かである。こちらは、家は壊れたまま、未だにテント生活しながら、干し煉瓦と干し草と土で固めた家を、少しずつ、自分の手で再建している。神戸と東北震災の差異を感じたものだったが、ここまで来ると、政府なんてあって無きが如くである。などと思いつつ、絶景を堪能。
午前中にアイットベンハドゥに到着。世界遺産。そして、映画の撮影地でもある。アラビアのロレンスを撮影したのはここ。その後、ハリウッドはここからまだ南下するワルザザートに撮影所を作っている。多くの観光客は、そちらへ行くらしいが、ワシ一切興味無し。入場料払って撮影所に行くのは、太秦でさえ行かないんだから、モロッコで行くわけないでしょ。
太秦といえば、コロナ中に、母を連れて、憧れのトロッコに乗りに行ったっけ。ワシは、予約無しでトロッコに乗れた事に、感動。と同時に、子供の頃、信楽で買ってもらったタヌキを思い出さされるタヌキだらけの駅を通り、タヌキ熱にかかってしまった。今年、久しぶりに車で関西に帰る途中、憧れの信楽タヌキをまたゲット。前回の、つぶらなお目々に惚れて買った子は割れてしまったので、母が随分と前に捨てちゃったのよね。
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アイットベンハドゥです。手前は、川。橋もあるのだが通行料を取るらしいので、鴨川のように飛び石になっている無料の渡し場を通って、暑い中、ワシ、頑張って、上のぴょこんとなっている丘の上まで、城塞都市を通り抜けながら、登山。あのぴょこんとなっている所には、攻められた時用の食料が置いてあります。今は半壊になっていました。このカスバには、まだまだ人が生活していて、世界遺産だから、土産物屋とカフェ、ホテルだらけ。ホコリっぽく暑い。けど、おまけに迷路です。
ワシ、道がホウキで封鎖されているので、戸惑っていると、中からこすっからい感じのババァが出てきて、その道通れない。我が家を抜けてこっち通れ。近道あるよ。1ユーロに当たる10ディルハム払え。という。マジかーと思ったが、もう今さら戻る気にすらならないよ。何段階段登ったんだよと愚痴り、お金を払う。もっと最悪な事に、近道という道は、確かに近道だが、上からペットボトルなどのゴミが流れる、いわゆる砂防のような砂利道斜面。膝悪いワシには最悪。ゴミを避けながら、滑り落ちないように、足場を確保しつつ、たまには手もついて、必死に登る。一歩滑ったら、そのまま崖である。冷や汗出まくりだけど、暑い。ワシ、山登りしてて良かった。普通の人なら、無理レベルだと思う位に、斜度がきついし滑る。
興味深くお宅拝見できたのは良かった。水が来ているのだ。どうやって水を上げているのか、不明。気になる。けど、カスバの頂上には何も水関係の施設がなかったので、多分、下から川の水をポンプで汲上げしているのだろう。面白い事に、郵便も届くらしく、玄関と思しきドアの横には、郵便ポストもある。中は、分厚い壁のために、嘘みたいにひんやりと涼しい。そして冬は暖かいのだという。やっぱ壁の分厚さによる断熱だよなーとワシは思う。ドイツとか北欧の家も、壁分厚いもん。日本の薄壁に断熱ウール入れて、断熱してまーすってやっぱ、どう考えてもなんちゃってだろう。ワシは、ワシの部屋のクーラーをママが買い替えてくれたので、国士舘柔道部出身のおッちゃんの工事の一部始終を詳らかに観察したが、これで断熱って、騙されてるーと思ったっけ。
パッシブソーラーハウスの典型として出てくるモロッコの住宅。壁分厚く、中にパティオを作って水を流すので、適度な湿度が保たれ、冬温かく夏涼しいと、建築学の本で読んだ通り。昔の人の方が賢い。風土に合った建築を作っている。え、まてよ。日本は、なぜあそこまで寒さに耐えなくちゃいけない家なんだ。。。東北の家の中にある蔵、内蔵は温かそうだけど、あれが持てるのは金持ちだけだしなぁ。。。オンドル無いし。辛すぎやろ。ワシ、暑いのも寒いのも苦手な段ボール箱の箱入り姫様ですねん。
昼食は道中の村でタジン鍋。ワシ、下痢中なので、控えめに食べる。帰路は、アトラス山脈側の渓谷。運転手が、急遽、古代からの塩田に連れて行ってくれた。白いのは塩。雨が降ると、地面から滲み出て、塩田になるらしい。舐めてみると、とても優しい塩だった。昔、この辺り一帯は海。それがユーラシア大陸とぶつかって隆起している。道端の土産物屋では、アンモナイトに三葉虫などの化石がたくさん売られている。感動しているのは、当然ワシだけ。ベルギー人夫妻の感動ポイントは、良く分からない。向こうも、ワシがなぜ、sel de fleurと大騒ぎしておるのか、さっぱり意味不明だっただろう。ここは、昔、海韃靼だよと言っても、アホにな何も通じない。アホってマジで救いようない。
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この上の写真を観ているだけだと、完璧に、アルゼンチンのサルタ、フフイの感じ。ワシ、地球の活動に感動。地球は生きとる。そして、美しい。人間の無知なんて、ここでは、笑いものにすらならない。無知な奴は死ぬだけ。ラクダのキャラバンに必ず一頭はロバをつけるのは、ラクダは水分なら何でも飲んでしまうらしいが、ロバは危険な鉱物が入った水は飲まないらしい。なんなら緊急時、ラクダのオシッコでさえ貴重な水分源になるキャラバン隊にとって、ラクダが飲めるからと言って、オシッコ活用しなきゃいけない時にラクダちゃんの身体がろ過した危険鉱物をいただく訳には行かないのだ。だから、まずはロバに水を飲むか確かめさせてから、人間もラクダも水を飲むらしい。いやぁ、侮れないぞ。ロバ。
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reallypaleninja · 10 months ago
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お前の若い日にお前と結んだわたしの契約を思い起こし、お前に対して永遠の契約を立てる。
エゼキエル16・1-15、60、63
お前の若い日にお前と結んだわたしの契約を思い起こし、お前に対して永遠の契約を立てる。
エゼキエルの預言
16・1主の言葉がわたしに臨んだ。2「人の子よ、エルサレムにその忌まわしいことを知らせなさい。3あなたは言わねばならない。主なる神は、エルサレムに対してこう言われる。お前の出身、お前の生まれはカナン人の地。父はアモリ人、母はヘト人である。4誕生について言えば、お前の生まれた日に、お前のへその緒を切ってくれる者も、水で洗い、油を塗ってくれる者も、塩でこすり、布にくるんでくれる者も���なかった。5だれもお前に目をかけず、これらのことの一つでも行って、憐れみをかける者はいなかった。お前が生まれた日、お前は嫌われて野に捨てられた。6しかし、わたしがお前の傍らを通って、お前が自分の血の中でもがいているのを見たとき、わたしは血まみれのお前に向かって、『生きよ』と言った。血まみれのお前に向かって、『生きよ』と言ったのだ。7わたしは、野の若草のようにお前を栄えさせた。それでお前は、健やかに育ち、成熟して美しくなり、胸の形も整い、髪も伸びた。だが、お前は裸のままであった。8その後、わたしがお前の傍らを通ってお前を見たときには、お前は愛される年ごろになっていた。そこでわたしは、衣の裾を広げてお前に掛け、裸を覆った。わたしはお前に誓いを立てて、契約を結び、お前は、わたしのものになった、と主なる神は言われる。
9わたしはお前を水で洗い、血を洗い落とし、油を塗った。10そして、美しく織った服を着せ、上質の革靴を履かせ、亜麻布を頭にかぶらせ、絹の衣を掛けてやった。11わたしはまた、装身具をお前につけ、腕には腕輪、首には首飾りをつけた。12また、鼻に飾りの輪を、耳には耳輪を、頭には美しい冠をかぶらせた。13こうして、お前は金銀で身を飾り、亜麻布と絹とで美しく織った服を身に着けた。そして小麦粉と蜂蜜と油を食物とした。こうしてお前は非常に美しくなり、女王のようになった。14その美しさのゆえに、お前の名は国々の間に広まった。わたしがお前を装わせた装いには、少しも欠けるところがなかったからである、と主なる神は言われる。
15それなのに、お前はその美しさを頼みとし、自分の名声のゆえに姦淫を行った。お前は通りかかる者すべてにこびを売り、身をまかせた。
60だが、わたしは、お前の若い日にお前と結んだわたしの契約を思い起こし、お前に対���て永遠の契約を立てる。63こうして、お前が行ったすべてのことについて、わたしがお前を赦すとき、お前は自分のしたことを思い起こして恥じ、自分の不名誉のゆえに、二度と口を開くことはできなくなる」と主なる神は言われる。
答唱詩編
イザヤ12・2、4、
喜びに心をはずませ、救いの泉から水をくむ。
イザヤ12
12・2神はわたしの救い、わたしは信頼して恐れない。 神はわたしの力、わたしの歌、わたしの救い。
4神をたたえ、その名を呼ぼう。 神のわざをすべての民に伝え、その名の誉れを語り告げよう。
福音朗読
マタイ19・3-12
アレルヤ、アレルヤ。あなたがたに宣べ伝えられた福音は、永遠に留まる神の言葉。アレルヤ、アレルヤ。
マタイによる福音
そのとき、19・3ファリサイ派の人々が近寄り、イエスを試そうとして、「何か理由があれば、夫が妻を離縁することは、��法に適っているでしょうか」と言った。4イエスはお答えになった。「あなたたちは読んだことがないのか。創造主は初めから人を男と女とにお造りになった。」5そして、こうも言われた。「それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。6だから、二人はもはや別々ではなく、一体である。従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」7すると、彼らはイエスに言った。「では、なぜモーセは、離縁状を渡して離縁するように命じたのですか。」8イエスは言われた。「あなたたちの心が頑固なので、モーセは妻を離縁することを許したのであって、初めからそうだったわけではない。9言っておくが、不法な結婚でもないのに妻を離縁して、他の女を妻にする者は、姦通の罪を犯すことになる。」10弟子たちは、「夫婦の間柄がそんなものなら、妻を迎えない方がましです」と言った。11イエスは言われた。「だれもがこの言葉を受け入れるのではなく、恵まれた者だけである。12結婚できないように生まれついた者、人から結婚できないようにされた者もいるが、天の国のために結婚しない者もいる。これを受け入れることのできる人は受け入れなさい。」
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anelloblog · 1 year ago
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パンナコッタがメロンのスープ仕立てになりました
  
完熟したメロン
最低糖度のお砂糖を入れてもとっても甘いので
レモン果汁を加え、濃厚なスープを仕込みました
  
ちゅるんとした絶妙な凝固加減のパンナコッタと合わせます♪
甘いミルクのパンナコッタに透明感のあるメロンの味わいがよく合います
  
食後に重たいのはな〜、と言う方にもピッタリ◎
    
  
   
週末には息子の通う保育園で夏祭りがあり
生憎の雨模様で室内開催にはなってしまいましたが夫婦で参加してきました♪
  
楽しみにしていた年長児の開幕太鼓𖤐
元気いっぱいに力強く、でもちょっぴり緊張しながらも
一生懸命にたたいて取り組む姿になんだか成長したなあと嬉しさいっぱい
    
0歳から6年間通ってきた保育園
運動会も保育参観も心配になるくらい泣いてばかりの乳児期から
だんだんと、一歩一歩自分の足で歩けるようになり
お友だちと遊ぶことがとっても楽しくなって
共に泣き笑いしながら成長する子どもの姿には励まされることばかりです
  
預けて働く 
言葉にすれば簡単なようで
でも、どのお母さんもとっても大変だと思います
  
葛藤しながらこれまでずっと、時に涙を堪えてやってきましたが
生まれてからはじめてのこの6年間が
実りある日々になりそうだな!と思えたこの夏祭り
先生やいろんな人の手を借りての子育て
感謝の気持ちでいっぱいになりました
  
この先もなんだか毎日楽しいな!と思えるように
ささやかな日々を積み重ね、親子共々頑張りたいなと思うばかりです( ◠‿◠ )
  
    
#anello_ホシノ #anelloホシノ
  
  
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khrbuild · 1 year ago
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雨降って地固まる
今日はお昼から、よそ行きの服きまして、大阪天満宮に。
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というのも、甥っ子の結婚式!
今日は雨ですが、気温は温かいて朝から天気予報で言うてたのに、
寒い〜。
この歳になると 結婚式というのもなかなか出席する機会も少なくなります。
同級生のDちゃんCゲちゃん祝い用意して待ってるで〜。
まぁ、何にしても身内の祝い事というのは喜ばしい事で、
若い二人の門出を美味しい料理とお酒をいただいて祝いたいと思います。
うちの孫もええべべ着させてもろて、初結婚式で、ちょっと緊張しながらもポケットに手を突っ込んで、ええカッコしいはワシのDNAか・・・(^_^;)
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しかし、料理が出てくると、ハイテンシーョン!
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と、食い意地はってるとこもワシのDNAのコピー??
(-_-;)
もうちょいええ遺伝子コピーしてきなさい(^_^;)
そうそうこの日は1日雨でね、日本ではは 「雨降って痔痛なる」やったですかね?
でもうちの姉弟が良いスピーチしてくれてましたよ。
ヨーロッパではってまたデカい部分の話ですが、
結婚式の日に雨がふると、新郎新婦が生涯かけて流す涙を、神様が流してくれるといった言い伝えがあるらしいですね。
私の歳になると何かと冠婚葬祭で、来賓代表や親族代表などの役が回ってきまして、簡単な挨拶なんかもするお年頃。
今はネットで調べたらすぐ出てくるんで大丈夫ですかね(^_^;)
週が開けたらもう3月のラストウィークです。
やっと桜も開花し始めますかね。、
水間の民泊の家の工事も大詰めです。
頑張っていきまーす。
(ビフォー)
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(アフター)
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それでは今週もお付き合いよろしくお願いいたします。
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shintani24 · 1 year ago
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2024年2月22日
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媛県今治市菊間保育所に置かれた耐震シェルターを示す森松浩司社長。工費には地元産材利用のための国の補助金が充てられた
家の中に「避難所」を 南海トラフに備え耐震シェルター 人気じわり(毎日新聞 2月19日)2024年2月22日に追記
愛媛県産の杉材を使い、1週間ほどで建物内に組み立てられる「愛媛県型耐震シェルター」を今治市の建設会社「森松建設」=森松浩司社長(62)=が開発し、保育所や個人からの注文が続いている。年に2~3基がコンスタントに設けられ、シェルター内に非常持ち出し袋や水、食料などを備蓄する利用者も多いという。【松倉展人】
3.11が契機に
南海トラフ地震に備え、森松さんは「家の中の避難所」となる安全で頑丈な部屋ができないかと考え、東日本大震災(2011年)を機に製品化を急いだ。えひめ産業振興財団の助成を受け、県内の森林組合から供給される杉材で6畳サイズの箱形シェルターの試作を繰り返した。補強のために天井に7本の鉄骨を渡し、出入り口の上部にも鉄骨を入れた。耐震金具で杉材を固定し、3トンの重りを3メートルの高さから落とす実験で強度を確認。停電になると点灯する充電式フットランプも装備した。
設置第1号となった今治市菊間保育所は14年に完成。普段は保育や昼寝に使うほか、食料や水などの備蓄品を置く。毎月の避難訓練のほか、実際に四国でも揺れを感じた鳥取県中部地震(16年)の際も保育士が子どもたちを誘導した。
愛媛県産杉材��菊間保育所のシェルターを組み立てる森松社長(右)ら。天井には補強用の鉄骨を渡している=愛媛県今治市で2014年
その後も保育所、幼稚園や個人から注文があり、これまでに愛媛県内で25基あまりを完成させた。住宅の場合はリフォームの際に置く例がほとんど。建物全体の耐震リフォームを見送っても「安全な寝室は必須」と、シェルターを中心にした1階居住部分に改修を集中させる利用者は増え、年配の夫婦が1人1基ずつを生活と就寝に常用する例もある。
工費は現在、6畳タイプで約80万円から。愛媛県産材でリフォームした住宅への県補助金、各自治体の耐震シェルター補助制度などが利用できる。
1月の能登半島地震でも建物の倒壊による犠牲者が多数出た。森松さんも「高齢の家族を守りたいという強い希望を感じています」と話し、民間や公共施設からの相談を受けている。
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kennak · 9 months ago
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岸田文雄政権下の約3年間で、日本ではさまざまな物やサービスの値段が上がった。食料品の値上げは今も続き、庶民の負担は増大。子どもやその保護者、高齢者など地域の住民に食事を提供する「子ども食堂」には、さまざまな境遇の人が集う。2人の子を育てるシングルマザーは「将来が不安」と話す。物価高に苦しむ中、政治にどんなことを求めているのだろうか。 肉や卵もぜいたく品に 「みんなの食堂ころあい」が入る吉川団地=埼玉県吉川市で2024年9月11日、新宮巳美撮影  9月上旬の午後4時。食堂が開くと予約していた4、5人のお年寄りが集まり始めた。この日のメニューは、天ぷら、ひき肉とナス、ピーマンの甘辛炒めなど。1人暮らしの女性(69)は「1人で料理するのは大変。特に野菜がたくさん入った温かいみそ汁がうれしい」と顔をほころばせる。  ここは、埼玉県吉川市の吉川団地内にある「みんなの食堂ころあい」。ボランティアの女性らが丹精込めて作る無料の料理が人気の子ども食堂で、独居の高齢者など団地に住む人の憩いの場となっている。運営は介護事業などを営む社会福祉法人が担う。  この女性は週に1度買い物に出るが、数年前と比べ1~2割ほど出費がかさむようになり、物価高を痛感している。「切り詰められるのは食費くらい。特にコメが高いね。好物の果物もあまり買わないようにしている」という。  約7年前に脳内出血で倒れ、右半身に後遺症を負った。治療やリハビリにはお金がかかる。月10万円弱の年金だけで生活するのは難しく、家賃は別居する長男に払ってもらっている。物価が上がり続けたら生活していけるだろうか――。同じ団地に住む1人暮らしの友人と、そんな話をするようになった。「せめて最低限の衣食住がそろい、安心できる暮らしが続けられたら」と話す。  午後5時を回ると、学校帰りの子どもらが加わり、食堂はにぎやかさを増す。シングルマザーの女性(39)は離婚後、1年ほど前から通うようになった。週5日の工場勤務のアルバイトで月収は10万円弱。児童扶養手当と元夫からの養育費はあるが、小学1年の長男と幼稚園の長女を養うのは大変だ。  「日常生活にまつわるほぼ全てが値上がりしている印象。肉や卵もぜいたく品になってしまった」。肉を買う頻度を週1回に減らし、魚も切り身ではなく缶詰を買う。生活はどうにかなっているが「子どもの進学や習い事など将来を考えると不安がこみあげてくる」と話す。  女性は最優先で実現してほしい政策として「小中学校の給食の一律無償化」を挙げる。文部科学省によると、全児童・生徒対象の完全無償化に踏み切った自治体は2023年9月時点で約3割にとどまる。「正直、不公平感は否めない。子どもがどこでも安心して食事ができる社会になってほしい」と地域格差の解消を望む。  栄養バランスの取れた食事や交流の場を提供する子ども食堂は、子どもの居場所作りへの関心が高まる中で年々増加している。認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」によると、23年度調査では全国に9132カ所あり、子ども以外にも高齢者など多様な人が利用している。食事は多くの施設が無料か安価で提供している。 3年で7万品目値上げ  食品の大規模な値上げは2年以上続いている。22年2月のロシアによるウクライナ侵攻などで穀物や原油など資源価格が世界的に高騰。歴史的な円安が重なり、食品や原材料の多くを輸入に頼る日本にも、物価高の波が押し寄せた。  帝国データバンクによると、主な食品メーカー195社が値上げした飲食料品は、22年で2万5768品目(平均値上げ率14%)、23年で3万2396品目(同15%)に上った。24年も11月までに1万1872品目(同17%)が値上がりし、この3年で延べ7万品目に達した。  加工食品や調味料、飲料の値上げが目立ち、他にも菓子や乳製品、パンなど多岐にわたる。ニッセイ基礎研究所の久我尚子上席研究員は「購入頻度の高い物の値段が上がり、上昇率も高かった」と指摘する。 運営側も「厳しい」 慌ただしくおかずを弁当に詰める運営スタッフ=東京都板橋区の「まいにちおいで子ども食堂」で2024年9月10日、安藤龍朗撮影  物価高で子ども食堂の運営も各地で厳しさを増している。東京都板橋区の「まいにちおいで子ども食堂」は月曜を除く週6日、夕飯の弁当を作っている。10日にマンションの一室を訪ねると、運営スタッフがおかずを容器に慌ただしく詰めていた。1日40~50食ほどを用意するが、予約制で2週間先まで埋まっている。  24年4~8月の食材費は前年同期の1・5倍ほどに膨らんだ。高騰する光熱費や部屋の賃料も大きな負担となっている。運営するNPO法人「キッズぷらっとフォーム」理事長の武井重雄さん(73)は「頑張って毎日開くほど運営は厳しくなる」とため息を漏らす。  約40人の運営スタッフはボランティアで、運営費は寄付金のほか、大人の利用者の弁当代(300円、子どもは無料)と公的機関や民間の補助金で賄っているが、コストが膨らみ運営は苦しい。物価高が続けば、弁当代の値上げを検討せざるを得ないという。  仕事帰りに弁当を受け取った女性(42)は子ども3人を1人で育てており、「家に帰ったら家事が山積み。料理したくても時間がないので本当に助かる」と話す。進学費用を工面するにも残業する時間はなく、「物価高で子どもたちにお菓子を買うことは減った」という。  1人暮らしの女性(71)は両股関節の手術後、食堂に通うようになった。「台所に長時間立つのは難しいし、1人分の煮物を作るのも大変。弁当の提供はお年寄りにもありがたい。足が良くなったら恩返ししたい」と感謝した。  武井さんは「半年後には収支がマイナスになってもおかしくないが、必要とする人がいる以上、やめるわけにはいかない」と語る。 日本「豊かではない国」へ 物価高対策などについて記者団の質問に答える岸田文雄首相(左)=首相官邸で2022年9月8日、竹内幹撮影  総務省によると、家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は27・8%(23年)。調査対象が異なるため単純比較はできないが、1983年以来40年ぶりの高水準となった。エンゲル係数は生活の豊かさを測るバロメーターとされ、数値が低いほど家計に余裕ができ、生活に不可欠な食べ物以外にお金を回せることを意味する。第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは「日本が豊かではない国に変わりつつあることを象徴している」と話す。 負担軽減策を連発した岸田政権  岸田政権は物価高の負担軽減策を手当たり次第に打ち出してきた。22年にガソリンや灯油などの価格を抑える補助金制度を始め、23年から電気や都市ガスも補助金で価格を抑える仕組みを導入。23年3月まで半年間は、輸入小麦を企業に売り渡す価格を据え置き、パンや麺類の小売価格抑制策を打った。低所得世帯を中心に現金などの給付も繰り返し、24年6月には納税者と扶養家族を対象に、1人4万円の定額減税を始めた。  ただ、給付や減税はいずれも1回限りの措置。ニッセイ基礎研究所の久我氏は「負担軽減にはつながるが、可処分所得の増加は一時的に過ぎない。将来不安がある中で消費者は手元にお金をとどめやすい」として、負担軽減策による消費活性化の効果は限定的とみる。 「誰にも期待しない」 子ども食堂「100人カレー弥永」で昼食を取る地域の子どもやお年寄り福岡市南区の弥永公民館で2024年9月8日、植田憲尚撮影(画像の一部を加工しています)  物価高を受け、各地の子ども食堂に多くの人が集まっている。福岡市南区の公民館で月1回開いている子ども食堂「100人カレー弥永」。野菜や果物を煮込んでからミキサーにかけて仕込んだ特製カレーが定番メニューで、高校生以下と60歳以上は無料(大人は200円)で提供している。  8日昼には近所の親子連れやお年寄りら約80人が集まった。3人の子どもを連れて参加した20代の主婦は「定額減税だけでは(生活費が)足りない」と話し、安いスーパーでまとめ買いをする日々だ。  日雇いの建設現場で働く男性(64)は、持病や体力の衰えに連日の暑さが重なり、この3カ月間は仕事に出られていない。所持金が尽き、初めて食堂を訪れた。最近は炊き出しの列に並ぶか食パンだけの日々が続いていたという。  男性の手取りは今年になって1日8000円から8500円に増えたが「(物の)値段が上がり、(生活費が)ぜんぜん足りない。自民党は世襲議員ばかり。私のような人間の気持ちなんて分からない」とこぼす。党派閥の裏金問題が発覚し、総裁選は「誰にも期待できない」とあきらめたように話す。 「持続的な賃上げを」  物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は、6、7月と2カ月連続のプラスとなっている。ようやく物価上昇に賃金上昇が追いつき始めたが、庶民の財布のひもは固い。総裁選では物価高対策が争点となり、候補者から「低所得者への給付を拡充する」「電気・ガスの抑制策は続けたい」と家計支援を訴える声が相次ぐ。  第一生命経済研究所の熊野氏は「賃上げの裾野が広がらなければ、物価上昇を上回る賃金の伸びは実現できない。新政権は企業の競争力強化や生産性向上を支え、持続的な賃上げを実現させる必要がある」と指摘する。【成澤隼人、植田憲尚、安藤龍朗】 編集後記  食事の提供だけでなく、地域の交流の場としてニーズが高まる子ども食堂。世代も職業も異なる利用者からは、先の見えない物価高を憂う声が多く聞かれた。  あらゆる物やサービスの価格上昇が続く中、生きる上で必要不可欠な「食」への影響は特に大きい。主食のコメも高騰し、手に入りにくい状況が続く。おかずの品数を減らしたり、肉や魚を買う頻度を少なくしたりしている――。多くの人が物価高を強く意識し「節約疲れ」が顕著になっていると感じた。  物価と賃金がともに上昇する好循環の兆しが見えつつある一方、生活必需品の値上がりは、中低所得者と富裕層の格差拡大を生んでいる。これからの暮らしはどうなっていくのか。次期総裁候補の経済政策に注目が集まっている。 ※この記事は、毎日新聞とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。
「肉や卵もぜいたく品」不安抱えるシングルマザー 続く物価高、子ども食堂に集う人々のため息(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
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krkwngm · 2 years ago
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高野豆腐店の春
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映画館で観てきた。予告編が良くて楽しみにしてたけどやはり良かった。以下ネタバレがある。 ちなみにこうやどうふではなくたかのとうふです。
なんでタイトルが「春」なのかなって思っていたら劇中で春が巡ってくるごとに字幕が流れる。特定の春じゃなくて繰り返す春を撮った映画、人生の映画だった。舞台の尾道がどのあたりなのか分かってなくて、言葉を聞くに広島ぽいなと思っていたら主人公のおとうちゃんこと高野辰雄は原爆を知っている世代で、奥さんは原爆の影響で40過ぎに病を患い亡くなっていた。原爆は夏に落ちた。落ちる前の春、落ちた後の春がどんなだったか劇中では語られないけれど、傷ついて多くを失って苦しみに耐えてきた人たちが、それでも互いに助け合いながらどうにか生きて迎えてきたいくつもの春は、娘の春が父の豆腐を称して言うところの「甘くて やわくて なめらかで 口に入れるととろけて」「苦みもあ」る、温かな明るさを含んだ季節だったのではないかと思った。映画で描かれた春がそういう情景ばかりだったので。 苦みとはこの場合、春の元姑やふみえさんのパート先や姪夫婦の、ほとんど悪意に近い無理解を指す。豆腐のにがりは投入するタイミングを間違えるとだめになってしまうと春は言う。豆腐は作り手によって出来栄えが全然違っていて、スカスカな豆腐や「腹黒い豆腐」もあるとのこと。結婚して家を出ていく春に初めて作らせた豆腐を「いい豆腐だ」としげしげ眺める辰雄、店の豆腐を「おとうちゃんそのものみたいな おとうちゃんにしか作れない豆腐」としみじみ語る春。「いい人生じゃったと振り返れるように幸せにならんと」と笑う辰雄の言葉を、ありがとう、と噛みしめるふみえさん。苦い思いや悲しみ、穏やかな喜び、忘れようもない在りし日の幸福。そういうのを全部ひっくるめて織り成されるひとりひとりの人生の滋味深さが、作り手のありようが率直に表れる豆腐というものの白さ、奥深さとともに描き出される映画だった。すごくよかった。映画館でしみじみと味わえてだいぶ元気が出たし辰雄と春さんのやりとりで何度か泣かされた。 ところでここまで書いてタイトルの「春」が春さんも指してたことにようやく気付いた。春っていい名前だ。
辰雄とその「悪友」(公式サイトにそう書いてある)のやりとりが全部良い。キャスティングが秀逸で良い。悪友が理髪店で働いてる時間にみんなでダベってる場面でもう面白いし、春ちゃんの幸せのために婿さんを探してあげよう!てみんなでわちゃわちゃしてて楽しいし、大会出場経験のある高校の演劇部長に真面目に稽古つけられてるとことか、波止場のコンクリに座って足ぶらーんてして沖をのへーんと眺めながら辰雄の恋バナ聞いてる場面のなんともいえん良さとか全部よかった。この前段で理髪店の奥さんの早苗さんが辰雄さんにお見舞い品の相談を受けるシーン、相手が女性だと知って仰天する早苗さんの背後で流れる喫茶店のBGMが「運命」で笑った。絶対わざとじゃん。 音楽が演出として使われる映画は楽しい。ふみえさんが演奏したピアノの曲はメンデルスゾーンの「歌の翼に」だったけど、メンデルスゾーンはユダヤ人の家系ゆえに生前も死後もしんどい見方や扱われ方をされてきた作曲家らしく、ふみえさんの背景に少し重なる気がした。「わたしこれね、ずっと持ってるんですよ」と辰雄が懐から小さくたたんだ4月2日のピアノコンサートのチラシ取り出したときのはにかんだ顔、「ばかだねぇ」と嬉しそうに笑うふみえさんが良かった。手術の日もふみえさんは「ばかだねぇ」と笑ってて、それは電話で手術を知った辰雄がわざわざ病院に駆け付けてきたからだけど、「わたしここで待ってます。待ってますから」と一生懸命に言ってくれたことが本当に嬉しかっただろうし、辰雄のそういう優しさが春さんや奥さんを幸せにしてきたのだと思う。 理髪店の金ちゃんに「辰ちゃんはその人のこと好いとるなら伝えんと」と言われた辰雄は「わしゃあそういうんじゃなく、」と口ごもって「男が廃るど!」と叱られていたけど、辰雄のふみえさんに対する感情は恋愛というよりただただ幸せに生きてほしいって祈りだったんじゃないだろうか。春さんが再婚しないのは辰雄が家に置いておきたいからだと揶揄われて「ぶちたいぎぃ」と怒っていた辰雄は、大変な時代を支え合って生きるために結婚した奥さんのことも、そのとき自分の娘になった春さんのことも心底大事で、春さんは何も言わないけど自分との関係のせいで元姑に色々言われたらしいことも気にしてて、ほんと頑固だし不器用だし融通聞かないけど、他人が馬鹿にされていたら怒るし、豆腐を褒めてくれるお客さんには(たとえ原爆を落とした国のひとだろうと)大事に接するし、春さんに無視されると凹むし、娘でいてくれた春さんに「ありがとう」と感謝を口にするまっすぐなところが憎めないんだよな……言葉の端々や行動に心根の優しさが表れていて、春さんにとって本当にいい「おとうちゃん」だったんだろうなと想像できる。最後のシーンでおとうちゃんに縋りついて泣く春ちゃんの子どもみたいな泣きじゃくりかた、全部をゆるされたように嗚咽を上げて泣く麻生久美子さんの演技、受け止める藤竜也さんの優しい顔が涙腺にきた。良い映画だった。辰雄さんは早いとこ心臓の手術受けようね。
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harinezutaka · 2 years ago
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二年前日記33(2021年8/13〜8/19)
8月13日 熱は今のところ出ていない。喉は少し痛い気もする。昼過ぎに夫の機嫌が悪いことに気づき「私、何か言ったかな?」と聞くと「言った」と言う。今回はすぐに話してくれた。昨日「電話をしてね」と言ったあとで、私がその横ですぐにテレビを見出したからだそう。うーん全然気づかなかった。それはひどいな。「電話をしたほうがいいんじゃないかな」ぐらいのニュアンスで言ったつもりだったんだけど、「すぐかけて」って言ってるように聞こえたんだとか。難しいなぁ。iPhoneをSEに新調したので、機種変更の作業。何年か前よりも嘘みたいに簡単にできてびっくり。すげーや。アプリがありすぎるのか途中で固まってしまったけど、だんだんと進んできてなんとか3時間ほどで終了した。晩ご飯は、ゴーヤと魚介の塩炒め。上司より連絡があって、念のためPCR検査を受けるように言われる。症状が出てからでいいんじゃないのかなと思いつつ、病院に問い合わせすると、保健所の指示がないとやっていないとのこと。仕方なくネットで注文することにする。
8月14日 午前中に買い物へ。スーパーのなかに入っているカレー屋さん。インド人っぽい人がやっていて気になっていた。お昼に食べる。なかなか本格的で美味しい。本棚を買って、来週届くので今のうちに整理をしようと夫を誘ってみるが、頭のなかで思い描いている段取りがお互い微妙に違ってうまくいかない。「もういい」と言って一人でやろうとしてしまう。途中で反省して謝った。多分、私は今、コロナの不安があって、何か動こうとするもすぐに空回りしてしまうんだろう。不安はこわい。検査のキットがなかなか届かない。各地での大雨のニュースも大変。結局、キ���トは7時過ぎに届き、今日検査するのは無理だなとあきらめた。晩ご飯は、お昼のカレーの残りをご飯で食べた。夫に「夏休みの宿題っていつやってた?」と聞いたところ「(9月)2日には出してたかな」との答えで、何だかいろいろと納得している。私もぎりぎりになっちゃうタイプではあったが、遅れるという選択肢はなかった。2日に出せるって、ちょっとかっこいいと思ったりもしてしまうな。
8月15日 投句していた句具句会の結果を見る。背高泡立草の句がなかなか人気で嬉しい。いつもの通り、選評がとてもみなさん丁寧でいい場だなぁと思う。朝イチで検査をして、朝ごはんを食べてから郵便局に持っていく。買い物をして(夫が眼鏡を買いたいと言ったのでそれを見に行く)お昼はお弁当を買って帰宅。私はチキン南蛮、夫は焼き鯖とおかかごはん。やっと夫の機嫌が戻ってきてよかった。職場の上司もほとんど体調はよくなったらしい。私はまだ症状はないけど、念のため、来週の予定はほとんどキャンセルした。あとは検査結果を見て考えよう。妊婦ということもあり、すごく心配されてしまうので、仕事どうするのがいいんだろうなと考える。どちらにせよ9月までにしようと思っていたけど、もう有休消化してから最後あいさつに行くぐらいにしたほうがいいのかもしれない。夫が散歩に行くというのでついていく。夫がずんずん歩き、私はついていく。コースを考えなくていいのは楽だなぁ。晩ご飯は、トマトと手羽中とじゃがいもの煮物、きゅうりのお漬物。近所の人の話を聞いていて思うところがあり、夫といろんなことをだらだらと話していたら、気づけば11時になっていた。赤ちゃんもよく動き、幸せな時間だった。夫も初めて大きな胎動を感じたみたい。いつも何故か夫が触るとピタッと止まってしまうので。
8月16日 雨はあがって洗濯もできた。夫の休みは今日まででゆっくり寝ていたので、朝のうちに掃除などをできるだけすませた。午前中にけっこう頑張ったので、お昼から昼寝と思ったらまたガッツリ寝てしまう。気がつけば夫まで寝ていた。明日のパンや卵や牛乳がなかったので、夫に買いに行ってもらった。晩ご飯は、生姜焼き(分厚めの豚ロースで)、もやしとエリンギを焼いたの、にんじんと豆の胡麻酢和え。『ふたりのディスタンス』という番組がとてもよかった。録画していた武満さんの番組も当然よかった。PCR検査の結果は陰性だった。安心せず、引き続き気を引き締めていかねばだ。
8月17日 湿気は高いが、気温も低いのでクーラーをつけるかどうか悩ましい。設定温度を低くしないと湿度が下がらないしな。除湿モードにすればいいような気もするが、除湿はあまり意味がないと夫が言っていた。なぜだろう。朝のうちから簡単な掃除をして、身支度も最低限し、珈琲とおやつを用意してインターネットラジオを聞きながらのノートタイムを10時までに入れると、とてもいい感じに満たされた。またしばらくは専業主婦なので、自分なりのリズムを作っていきたいな。夫の事故の件で保険会社のひとから久しぶりに電話があった。こちらからは経過を少し説明し、「治療が終わったら連絡くださいね」と言われる。前は「この人は敵だ」と自動的に思ってしまってもっと身構えていたけど、そういうのがなくなった感じがする。お昼を食べてから読書。うとうとしていたら荷物が届き、そのときとっさに起き上がったらよくわからない痛みが。しばらく横になっていたら治まったので、筋がどうにかなったのかな。夫は実家に寄るとのこと。実家に行くといつも帰ってくるのが10時ぐらいだから、実家好きなんだなぁと思う。私の晩ご飯は、牛肉とじゃがいものオイスターソース炒め、かぼちゃとなすのマリネ。一人の割にはきちんと食べた。
8月18日 今日も昨日と同じ感じで、朝のうちに掃除してからおやつタイムを作った。最近、あまり体重が増えなくて大丈夫なのかなと少し心配になる。いろいろ考えすぎになってるのかもしれないな。しっかり食べられているのできっと大丈夫。お昼からは晴れたので洗濯物を外に出した。午後からは俳句の選句をしたり、確定申告をしたりした。来客もあり、「お腹出ないねー」と言われて、少し気にしてしまう。悪い意味で言ってるんじょないとわかってはいるものの。夕方、買い物に行く。なかなか会えなかった近所の人にも会えてよかった。2回ワクチンも打てたとのことで、お元気そうだった。妊婦さんの感染が増えているというニュースもあり、私も早く打ちたいなと思うようになってきた。県がやってるところに行こうかな。晩ご飯は、牛肉とじゃがいものオイスターソース炒め、かぼちゃとなすのマリネ(昨日の残り)、ゴーヤとソーセージのきんぴら、高野豆腐の炊いたの。今日やりたいことができたので、『コンテンツラバーズ』という番組を見ながら、プリンを食べた。
8月19日 朝ゴロゴロ雷が。今週はずっと雨だ。天気もなんとか感染がおさまるように味方してくれてるような気さえする。大変な地域は心配なんだけど。みんな雨の日は、休めたらいいのに。午前中、歯医者と美容院に行く。今週キャンセルしなかった予定。美容院の人とワクチンの話なんかもする。大規模接種会場の医師は、慣れてない人も多いからみたいなことを聞いて気持ちがゆらぐが、父からも早く受けろとの圧があり、姫路の分を予約した。予約するまで少し怖かったけど、したら少し腹がきまった気がする。コロナ療養中の妊娠8ヶ月の妊婦さんが自宅で出産してしまって、そのまま赤ちゃんは亡くなってしまったというニュースもあった。キーっとなっているところに夫が帰宅。疲れていそうだったが、話も聞かず「私は予約したので、早く予約して」と言ってしまった。悪いことをしたな。ちょっと頭もおかしくなってきているので、私は少しニュースから距離を取った方がよさそう。明日はホテルに泊まった気分で過ごす日にする。晩ご飯は、肉団子と蓮根の黒酢あん(冷凍の)、スンドゥブ(相模屋の)、高野豆腐(昨日の残り)。
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keredomo · 2 years ago
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ヒロスエの手紙
 ヒロスエのごく個人的な恋文が大衆に晒されたことがひたすらに悲しい。  有名人の個人的なことが暴力的暴露に晒されることにカタルシスを覚える者の感覚がまったくわからない。ヒロスエもまた自分と同じく人間であることを想像できない思考回路がわからない。その人が与えてくれる画面越しのきらめきを搾取するばかりで、自分の側からは相手に何の幸福ももたらし得なかった者たちが、ただただ身勝手に期待し身勝手に非難し、おのれの信じてきたものを守るためだけにひどく攻撃する。ヒロスエと自分があたかも対等であるかのように非難するくせに、ヒロスエが人間であることは認めない。その大衆のふるまいが憎い。あなたが信じるものとヒロスエが信じるものとは本来別物であって然るべきなのに、ヒロスエの倫理が自分と同じでなかったことを憎んで、好き放題叩く。あまりにも醜い。
 不倫の報道があるたびに(そもそも不倫を報道することが是である社会が狂っているのだが)大衆は「婚姻制度」を揺るがす事態に動揺して、婚姻制度に反撥した個人を「死んでもよい」くらいの勢いで、思いっきり叩く。その弱さがゆえの攻撃性が私には憎くて仕方ない。婚姻制度を信じることのしょうもなさに、その思考停止に、気づく余地もなく大喜びで信仰してそれが与える正しさに淫して、そんな有様ながら自分が信じているものを信じきれていない弱さを他者への暴力という形に転化させてしまう、無恥。あまりにも愚かだ。暴力に淫する人間の無様なこと。
 「愛」とか「好き」とかの、定義がさだかでないままに流布してしまった概念を扱うのが難しいのと似て、「婚姻制度」をどの程度確固たるものとして扱うかには時代による揺らぎがある。  自我を持つ同士の思想も感性も大きく異なる二者が育む複雑な関係がなす近代以降の恋愛と、国民をふやし国を強くする糧としての繁殖を目論んであつらえられた婚姻制度とは、ほんらい別物でよかったはずだ。一緒くたにしたのは、国家が戸籍管理をスムーズに運用するためだろう。さらに道徳というものを導入し、社会の規律を守れる人間だけが正しい人間であると吹聴する。こうして悪魔的に賢い人間が作り出した婚姻制度は、人権侵害という暴力を正当化する頑丈な武器となった。元来、暴力を振いたくて振いたくて仕方ない生き物である人類はみな、大喜びでその武器を振り回し、人を傷つけまくっている。大いなる権力が認めている道理に従えばおのれもまた正しいものになれるのだと信じ、その正統性を主張することで他者を嬲る暴力の快楽に、愚衆はあらがえない。
 婚姻において夫婦間の愛情関係が維持されるべきだというのは、ロマンティックラブイデオロギーが強要する信仰にすぎない。その信仰を強化するための生ぬるいフィクションが未だに世に喜んで受け入れられているのを、白けた目で見ている。社会に促されるがままに家父長制という神を信仰させられている人間たちは、自身が信仰する神のありかたに反抗する者を断罪したくて仕方ない。セクシャリティの多様性には寛容な態度を示す者も、なぜか婚姻契約の反故については目の色を変えて激怒し暴力を行使しようとする。己の信仰が脅かされれば、安寧もまた脅かされるからだ。狂ったように、自分の信じる脆い倫理の埒外にある人間を傷つけようとする。
 何が正しいのか、何が正しくないのか、正しさの基準点を見定めて自分自身でしかと判断するには、膨大な労力がかかる。それを全うするためには、自分が生きていて手が届く範疇よりも広い世界に眼差しを開き、その無知を恥じ、愚直に学び、知るために奔走し、知がもたらす自己否定の痛みを伴いながら異和を受け入れ、おのれの状況・環境を相対化して広い意味で客観視する必要がある。その学びを怠って、ぬるま湯に浸って生きている人間に、他者を非難する権利などないはずだろう。脊髄反射で他者を叩くことなど、少しでも知性が働けばとても出来やしないはずだ。芸能人の不倫ゴシップに沸き立つ人間が「相手も同じ人間である」「その相手は自分と異なるバックグラウンド・状況に立っている者である」と考え至るだけの想像力を欠いているのは、国家が婚姻制度を「信仰」に仕立て上げたせいだけではない。阿片のように与えられたその信仰を、一度たりとも疑わなかった者の咎でもあるはずだと言いたいのだ。
 一口に婚姻といっても、個のなす一対一の関係である以上、そこに築かれる文脈は膨大なものになる。配偶者のモラルハラスメントからようやく逃げ延びた先が家族ではない他者だったのかもしれない��妊娠だけを強制される性交に苦しんでいた日々の唯一の救いが家族ではない他者だったのかもしれない。もちろん、幸せな結婚生活・家族計画もこの世にはごまんとあるだろう。しかし、それと同じように、幸せではない結婚生活・家族計画もごまんとある。  婚姻関係と家族を神聖視することは、間違いなく一つの宗教にすぎない。それがきちんとあなたに幸福をもたらしてくれているのなら、そのまま信じていてほしい。あなたが幸福であるのなら、私は何の文句もない。けれど、信仰に従った十全な幸福に浸ることが叶わず、異教徒を迫害し討伐しようとして首を刈り耳鼻を削ぎ死体を燃やすような真似だけはしてほしくない。そんなかたちでカタルシスを得たところで、結局はだれも幸福にならない。
 「個人」という概念は近代、明治以降の開化政策によって西洋から日本に導入された。それまでの日本は「共同体」を重んじる社会で、たとえば村落の夜這いのシステムは本来「夜闇にまぎれて女を襲って身勝手な快楽を得るため」ではなく「試しに知り合い同士で体を重ね、もし女性側から性的な面での合意がとれればまぐわい、夫婦となりましょう」といった至極理性的なものであった。そういう伝統を明治維新によってがらりと覆した結果、かつてのシステムが機能しなくなり、人口維持ができないことを恐れ、共同体を離れた個人間の恋愛を繁殖制度に持ち込んだのはほかでもない国家だった。  初めて国際政治の場に立った日本が直面したのは、国家の「武力的」繁栄のために人口を増やす必要があるという喫緊の課題であった。明治政府も大正政府も、戦争の可能性を視野に入れて、兵となる国民を殖やすのに躍起なのだった。それで産めよ殖やせよをやっているうちに、生殖につながる恋愛感情を利用する策を講じたのがうまくいった。その成功体験を引きずってこんにちまできていて、だからLGBTQ+のことを「非生産」として認めないばかげた与党をやっているのだろう。とっくに不戦条約を掲げているはずの憲法を改めてまで戦争を望み、非生産な結婚を望まず、女を産む機械だと言って憚らない政府に反撥するのであれば、婚姻制度自体もきちんと疑うべきではないのか。なぜ陽動されていることに気づかないのか。
 国家の敷いたレールに人生を捧げるかどうかは、個人がそれぞれに選べばいいと思う。ただし、自分が選んだ道を正しい道だと盲信し、他者に強要することだけは避けてほしい。あまつさえ、自分は国家に従っているがゆえに圧倒的に正しく、おのれの盲信に反した他者を叩く権利を持っているなどと前近代的なことを主張するのはやめてほしい。  それぞれの人生をそれぞれが選ぶことを容認し、選んだ道が同じではなかったことを責めることなく、自分だけの人生を謳歌してほしい。それがいわゆる本質的な多様性なのではないか。「多様性」は善性を大いにはらんだ言葉であるように見なされているが、まったくそんなことはない。信じる神が違う者同士が隣人となった時に、いかに共存するか、共存するための自治を対話によって確立できるか、そういう難しい話であるはずだ。一方的に叩き、相手の尊厳を貶めるのは対話ではなく暴力であり戦争の契機にすぎない。
 ヒロスエの手紙を晒すことによる公開処刑は、日本社会の幼稚さをあまりにも無様なかたちで明らかにした。ここまで、大きな社会構造の話をしてきたけれど、最後に個人の話に焦点を戻して終わろう。  誰を責めたところで、自分の人生がよくなることなどないはずだ。無為な、鬱憤晴らしの暴力を他者に振ったところで何も変わらない。見つめるべきは他者よりもおのれではないか。おのれを見つめて、愛のありかを定めるのが、人生というものではないのか。  あなたのそれは、他者を貶めることで守れる程度の安い人生なのか?
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