#水木しげるユニバース
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pair2square · 1 year ago
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我は求め訴えたり
frugativi et appellavi.
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thyele · 2 years ago
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2023年1月16日
高速道路、2115年まで有料へ 老朽化対策費を確保 遠のく無料化:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASR1H6JFCR1HUTIL00G.html
水道橋博士氏 参院議員を辞職、辞職届受理 昨年11月から休職/芸能/デイリースポーツ online https://www.daily.co.jp/gossip/2023/01/16/0015969062.shtml
「ガキ使」18年ぶり歴史動いた マミィ酒井が河本準一の不動1位超え、涙 怒濤「七変化」女性マネも涙/芸能/デイリースポーツ online https://www.daily.co.jp/gossip/2023/01/16/0015969497.shtml
『証明写真機』が女子中高生に流行なぜ? “盛らない”撮影に新ニーズ、アナログ体験をデジタル発信する若者たち|eltha(エルザ) https://beauty.oricon.co.jp/special/101732/
三谷幸喜氏、大河ドラマで北条義時を主人公にした理由を明かす 『日曜日の初耳学』に登場 | ORICON NEWS https://www.oricon.co.jp/news/2263990/full/
お弁当に入っていたらうれしいおかずランキング!鶏の唐揚げ、エビフライ、卵焼き、1位は?|鶏の唐揚げ,卵焼き,エビフライ|他 - gooランキング https://ranking.goo.ne.jp/column/8505/
エーザイ、認知症新薬を日本でも承認申請: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC160PC0W3A110C2000000/
ドミノ・ピザ、見た目はピザな「バーガー」を発売 なぜバンズで挟む形にし��かったのか?:開発担当者に直撃(1/2 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2301/16/news093.html
Snow Man「��いあがれ!」に登場?細かすぎる“演出”が話題「すごすぎる」「全然気づかなかった」 - モデルプレス https://mdpr.jp/drama/detail/3556324 V系が混じってるぞ(笑)。
アントニオ猪木さんに旭日中綬章が授与 - サンスポ https://www.sanspo.com/article/20230116-3KT3XIUWB5B3LF4KZ7K5CHN2LA/
激かわ動物さん「抱きしめ合う子猫!!!」 https://twitter.com/Gekikawa_Dbts/status/1614036339489665024
SUGIZO 「音楽に政治を持ち込むな」? 全身全霊で世の中に自分ができることをする:朝日新聞GLOBE+ https://globe.asahi.com/article/14812695
Amarantine / 常世 仁 (ことよ じん)さん「ギターとピアノと管弦楽によるシンフォニア《沈丁花 ~出逢いと別れ~》[Crossover Mix] https://t.co/JUMgmgGSBa ポップなクラシカルアレンジで https://t.co/OLLfBlDxWZ」https://twitter.com/Miu_guitar_Zin/status/1527759624241577985
ヤスヒロさん「🐶🆘迷子犬🎈 [#神奈川県茅ヶ崎市🐕] 🔹2023.1.12 🔴茅ヶ崎市 #東海岸南 の自宅から迷子になった柴犬の〝うみちゃん♀〟を探してます🐾🐕 ※ 茅ヶ崎海岸IC(新湘南バイパス)出口◽️柳島で目撃 🍀うみちゃん発見に皆様のお力をお貸しください🙏 #迷子犬 #神奈川県迷子犬 #柴犬迷子 https://t.co/R7NjsWO2r2」https://twitter.com/gY2TiUbn6e8e6KL/status/1614225197456064512
ryo m:a.ture / joppin:calさん「きっとわたしは明日のお昼は寝ているでしょうから今の内に宣伝しておきます。joppin:cal 7周年ワンマンのチケットは明日のお昼から発売開始です。777円だよ。イイイィィーーーッッ!!!」https://twitter.com/m_a_ture_ryo/status/1614259804926791687
WeROCK/ロッキンfさん「コロナ禍の間、沈黙を保っていたレデースルームが、ガマンならずに始動! 本日よ��ツアー開始です。 いや~、ライヴ前に取材させて頂いたのですが、あいかわらずな内容に笑うしかないのと懐かしさで涙😅💦 ぜひ、みなさんも、ライヴを体感してください。 インタヴューの模様は、次号WeROCK 093で! https://t.co/7Zf80qi6UN」https://twitter.com/werock_magazine/status/1614234126269444096
優貴さん「おはようございます 日曜日 なんか今までの動画が全てクラッシュしてカクカクしてるから少しずつ載せていこうかなと。 今日は打ち合わせと商談だから真面目にお仕事しなきゃだ。 日曜日って感覚ないけど楽しんで粋ましょ✰ˎˊ˗ https://t.co/c1EVnFV2SB」https://twitter.com/YUKI8686kk/status/1614391138491990019
[email protected](日) 新宿BLAZEさん「セットリストも決まって練習の日々です。このメンバーでステージをやるのは人生で一度だけになると思うので是非見て欲しい。楽しみましょう!! https://t.co/ORHNXjVXSN https://t.co/bzctAbNehE」https://twitter.com/KISAKI_OFFICIAL/status/1614601740397215744
亜希乃 ハルカカナタさん「みんなからの匿名質問を募集中! こんな質問に答えてるよ ● 昔よくライブ行ってました懐か… ● 答えありがとうございます。昔… ● アイコンの写真、なんでそんなに… ● テキサス! #質問箱 #匿名質問募集中 https://t.co/WSXFrPXG1u」https://twitter.com/glammy_akino/status/1614544329674215428
Always with you~to おはる ♡~さん「出演アーティスト紹介⑳ 21日出演 アンチフェミニズム 叫: KENZI Gt: SHOGO Ba: leaya Dr: ROSSY 首をあらってまってなさい。。 https://t.co/ivAgfk1jyv https://t.co/bTGja2PqKG https://t.co/ZQCm3nenQF」https://twitter.com/oharuevent/status/1614608757904019457
MSN Japanさん「YMO高橋幸宏さん死去 70歳 20年脳腫瘍摘出 懸命リハビリも 伝説のテクノサウンド ドラムで支え https://t.co/vb3KwKWFAe」https://twitter.com/MSNJapan/status/1614316514236305409
Always with you~to おはる ♡~さん「出演アーティスト紹介⑱ 22日出演 L.I.S.K Vo: Poe-zo (ex.堕天使) Gt: 瞋 (覇叉羅) Ba: leaya (覇叉羅) Dr: K助 (覇叉羅) 自由奔放にストレートなROCKをやり倒す! https://t.co/MWEEPsAqHA」https://twitter.com/oharuevent/status/1614284357761667072
Ivy darknessさん「そやこれ今日からチケット発売だよね 知ってる人いるー」https://twitter.com/IVY_DOPE_SHOW/status/1614287512985546753
Hydeさん「面白い!ライバルは自分自身かもな。」https://twitter.com/HydeOfficial_/status/1614294003842940928
ゆきだるまさん「@bozu_108 素敵なバンド 首振りDOLLSの出身地 北九州市🤗🤗 https://t.co/SOTUisy0ri」https://twitter.com/1zyhsneJ7ehUAk8/status/1614263105319751687
ストロベリーソングオーケストラ公式呟キ処さん「🎌魔モ無ク‼︎🎌 帰ってきた怪帰大作戦 2023年1月15日(日) 味園ユニバース #ストロベリーソングオーケストラ #妖精帝國 #メリー #アイリフドーパ #首振りDolls #ジェラスガイ坂本 #松原タニシ #日比谷カタン #シモーヌ深雪 FOOD #深夜喫茶銭ゲバ ☞e+ https://t.co/qJ67pUQ2Kf ※クロークあり https://t.co/1pY8UyNztG」https://twitter.com/15sso_official/status/1614185607621754880
about tessさん「【about tessからお知らせ】 次回1月16日池袋手刀公演ですが、 諸事情により鍵盤の総理が出演出来ない為5人編成での演奏になります。 よろしくお願いいたします。」https://twitter.com/about_tess/status/1614099416624807937
lucy〜中村真悟@1/20luin単独公演さん「後輩の音源を整えてます。 毎回「そう来ましたね!!?」をぶち込んでくるので、此方も愉しくやらせて貰ってます。笑 https://t.co/R0v9eySwCP」https://twitter.com/lucy_peter/status/1614342874157682689
タイザーさん「わりと長くやってるけど、まだまだ聴かせ方や楽しませ方新たに気付くこといっぱいあるんだーなとシャワー浴びながら思った コロンたたいて名古屋へ向かいます https://t.co/bbfmHnEOys」https://twitter.com/taizodiac/status/1614369258317950977
ヴィジュアル博士のる@監修オムニバスCD2種発売中さん「【#ヴィジュアル系今日は何の日】 ゴールデンボンバーが初の日本武道館でのワンマンライブ「ゴールデンボンバーワンマンライブ特大号『一生バカ』」2DAYS2日目を開催した日。 (2012.1.15) https://t.co/fNfUC9E3B9」https://twitter.com/vr_noru/status/1614397056017379328
ヴィジュアル博士のる@監修オムニバスCD2種発売中さん「【#ヴィジュアル系今日は何の日】 Femme Fataleが渋谷WWWでのワンマンライブ「Rendezvous before Metamorphosis」をもって解散した日。 (2016.1.15) https://t.co/7rihh9jNzF」https://twitter.com/vr_noru/status/1614397071880237058
ryuichi sakamotoさん「https://t.co/LjiZy3K4n0」https://twitter.com/ryuichisakamoto/status/1614387507659177984
ヴィジュアル博士のる@監修オムニバスCD2種発売中さん「YMO、うちのオカンが好きだったんだよなあ…」https://twitter.com/vr_noru/status/1614406787725398016
seekさん「本日。 MIMIZUQ 2023ライブ初め。 素敵なゲストを迎えてトーク&ライブ MIMIZUQ presents SINGER’S 喫茶CAT’S EYE 1/15(日) 柏PALOOZA 開場17:00/開演17:30 MIMIZUQ 生熊耕治 CUTT 田澤孝介 YOSSY x YOSSY 会場 https://t.co/c8kznkc9Q9 配信 https://t.co/2JPk3q0U0Z https://t.co/tzWevzNJMk」https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1614412631426895873
砂々良(ささら)㊗️50周年㊗️お酒と料理の談話室さん「今日はささらマスターの誕生祝いでした。2023.1.6で80歳の傘寿! いつまでもおいしいごはんをお願いします。 https://t.co/o9yyx5LS4s」https://twitter.com/sasara620/status/1614269434813902850
ジョニーダイアモンド首振りDollsさん「関西の1発目はやっぱこれですね あけおめって感じがする #怪帰大作戦 https://t.co/gPg5SLKrEP」https://twitter.com/Tracisixteen/status/1614426365780164611
首振りDollsさん「本日『YARIMAN HUNTER』も大阪で…!」https://twitter.com/KubihuriDolls/status/1614429129360945152
源 依織さん「実家に帰省の道中に弟ヨッメがコロナ判定を受け、道中に車が故障し散々な目に遭いながらこれからおばあちゃん家に行ってキスイさんに会って帰ります。 いやどうせなら帰りに温泉でももう一泊してこうかな。 目的のない旅が始まる…」https://twitter.com/prin_guitarist/status/1614430940390121473
ザゴッドアンドデススターズさん「【ライブ情報】 「BØY MEETS GOD」 2023年2月16日(木)新宿LOFT 出演:COØL BOY / the god and death stars open 18:30 / start 19:00 前売:6,000円(ドリンク代別) ※チケット発売:12/18(日)12:00~イープラス https://t.co/LXUy17HZNx https://t.co/emo2dymeqr https://t.co/aXxT5gFoPG」https://twitter.com/davidskullno/status/1602136261396938753
首振りDollsさん「🎌本日怪帰大作戦🎌 本日の物販購入特典は…! 5000円以上お買い上げで、サイン入り絵馬プレゼント🎁 そして更に先着順でラババンも付けちゃいます⚡︎ それでは本日味園ユニバースでお会いしましょう👊 https://t.co/n2rANhny2Y」https://twitter.com/KubihuriDolls/status/1614445235110838272
Ryuichi Kawamuraさん「https://t.co/mNjus8ubLY」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1614450248709197824
【Phobia】 KISUIさん「@prin_guitarist ほんと気をつけて!笑」https://twitter.com/KISUIxxx/status/1614451767273721857
源 依織さん「間も無く実家。(但し中には入れない… https://t.co/C5gqFEOVWo」https://twitter.com/prin_guitarist/status/1614452622538440704
源 依織さん「@KISUIxxx おばあちゃん家寄ったら行きます! 一緒にジブリパーク行かん?笑」https://twitter.com/prin_guitarist/status/1614452736090865665
【Phobia】 KISUIさん「@prin_guitarist 冗談なんか本気なんかわからない。笑 みんなどう思う?」https://twitter.com/KISUIxxx/status/1614453241072451584
ᴋᴀɴᴏɴさん「お洒落だなと思う地名ありますか? 個人的には美女木がダントツと思うんだけど」https://twitter.com/kanondattahito/status/1614446282940223488
ヴィジュアル博士のる@監修オムニバスCD2種発売中さん「美女木、英語で「Forest of beauty」って言うとすごくヴィジュアル系の曲名にありそう。 https://t.co/shJrwaj6Jo」https://twitter.com/vr_noru/status/1614454472796934144
源 依織さん「@KISUIxxx いや、マジで。笑」https://twitter.com/prin_guitarist/status/1614456009954840576
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0613magazine · 2 years ago
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201003 GQ Japan
THE BEST IS YET TO COME
7人のメンバーそれぞれは、過去と現在、そして未来について、なにを語ったか?──BTSは何処へ行く
デビューから7年、飛ぶ鳥を落とす勢いであらゆる記録を更新し、走り続けてきたBTS。ワールドツアーが延期となった今、世界でもっとも多忙な7人は、どんな心境の変化を経験しているのだろうか?そして、2年3カ月ぶりの新作について、また5年後、10年後の未来について、訊いた。
2013年6月にデビューし、今年で7周年を迎えたBTS。これまでの日々はインタヴュー最後のVの言葉通り、階段を一段ずつ上がってきた成長ストーリーだ。歌手を夢見ていた7人の少年がヒップホップアイドルとしてデビューし、K-POP最高のグループを超え、全世界的なBTSシンドロームを引き起こすまでの胸に迫るストーリー。BTSはその華やかな世界の頂点に立ち、今年2月、4thアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』を発表し、デビューアルバムから積み上げてきた〝BTSユニバース〟のハイライトを繰り広げた(日本4thアルバム『MAP OF THE SOUL : 7 ~ THE JOURNEY ~』は7月発売)。新型コロナウイルスの感染症が一過性の災難ではなく、人類が「ニューノーマル」の時代を迎える準備をしなければならないものであることが明らかになったある日、BTSに会った。
「本来なら忙しく海外を飛び回ってライブをしているはずの時期ですが、すべてが中断され、家やスタジオで一日一日を過ごしています」。ソロカットを撮った後、インタビューのために用意された部屋に入ってきたRMが言った。2018年の国連でもよどみないスピーチを披露したRMの照れくさそうな姿から、純粋な青年の一面がうかがえた。過去7年間、夢中で走り続けてきたBTSにとって、意図していないなかで与えられた時間。RMは〝STAY HOME〟の生活様式のおかげで、外側に向けていた目を内側に向けるようになったと言った。「日常を満たしてくれる些細な行動に没頭することから得られる平和や楽しみを知りました。例えば毎朝、起きてすぐ植木鉢に水をあげたり��ています」。彼を見ていると、落ち着いて自分を見つめ直し、自分の物語を綴ったミックステープ『mono by RM』での雰囲気が、目の前で現在進行形で立ち上がるように思えた。
変化はなにをもたらしたのか
「僕たちがこうして安全に日常を営むことができるのは、孤軍奮闘している医療スタッフをはじめ、力を尽くしてくださる方々のおかげです。そのことを考えないわけにはいきません」と、いうのはJUNG KOOK。真剣な表情で話しながらも、専売特許である甘い微笑が口元から消えなかった。「だからこそ今、与えられた状況を残念に思ったり、ただやり過ごしたりするのではなく、生産的に活用したいと思います。自分を少しでも、よりよい人間に成長させられるように努力しながら」。彼はボクシングやギターの演奏等、これまで手をつけられずにいたことをもう一度、習っているそうだ。
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Vもまた、この休息期間を、「ポジティブに受け入れたいと思っている」と語った。Vは、神秘としか言いようのない声とまなざしを持っているにもかかわらず、向かい合って座る者に思いがけない安らぎを届けてくれる人だ。「準備したり考えたりする時間が多ければ多いほど、さらに深みが増した音楽が生まれると思います。だから日本4thアルバム『MAP OF THE SOUL : 7 ~ THE JOURNEY ~』への期待が僕自身も大きいです」。
JINは、家族の大切さに改めて気づくきっかけになったという。「活動している時は家族と頻繁に会えませんでしたが、最近は一緒に多くの時間を過ごせました。食卓を囲んで食事をする平凡な瞬間がとても気楽で嬉しく、改めてありがたいと思いました」。真剣な話も重い気持ちにならずに、明るく話すのがJINの習慣のようだった。
このような状況のなか、今一度、仕事の大切さを感じるようになったというのはJ-HOPEだ。「仕事に追われているうちに、自分の人生において仕事がどれほど大事なのか、向き合うタイミングがなかなかありませんでしたが、振り返ってみると、一番大事な人生の原動力だったことに気づかされました」。「MIC Drop」のイントロ部分の、グルービーでありながら節度のあるダンスラインのように、プロフェッショナルな心構えと茶目っ気を絶妙なバランスで保つJ-HOPEが言った。
ポーカーフェイスながら誠意がにじみ出るSUGAもまた、仕事への愛を語った。「ワールドツアーの真っ最中の時は、自分が今、どの都市にいるのかも認識できないほど疲れていることもありました。ステージに上がる瞬間はいつもとても幸せですが、ステージを下りると、自分の体がいつまで持ちこたえられるだろうかとちょっと弱気になることもありましたね。でも、今回の事態を経験した後は、もう一度、同じ状況に置かれたとしても、仕事の大切さを身にしみて感じ、その瞬間をもっと満喫しようとするはずです」。
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JIMINは、今回の事態で苦しんでいるすべての人たちの気持ちを代弁するかのように吐露した。「僕は一日も早く終息してくれることだけを願っています。しなければならないこと、したいことができないでいるという事実がもどかしくて、つらいです」。「Intro: Serendipity」で、とびきり甘い声を聞かせてくれたJIMINがワントーン、声を低くして言った。
デジタルを駆使した新た��試み
BTSがライブステージに立ったのは昨年10月末、ソウルのチャムシルオリンピック主競技場で開かれた『‘LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF’[THE FINAL]』ワールドツアーのフィナーレ公演が最後だった。今年4月、ソウルからスタートして新たなワールドツアーに突入する予定だったが、全日程を中止せざるをえなかった。しばらくの間、遠ざかっていたライブステージへの熱い思いは、6月14日に開催された初の有料オンラインライブ『BANG BANG CON The Live』で一部、満たされたことだろう。4thアルバムの収録曲を含め、12曲を約90分間にわたって歌ったこのライブは、特別に開設されたURLに接続し、ライブストリーミングを視聴する方法で行われ、視聴者数は75万6600人余りに達した。非対面(非接触)がニューノーマルのライフスタイルとして浮上しているこの時期に開かれたデジタルコンタクトライブ。デビュー初期からSNS等、オンラインのプラットフォームを効果的に活用したBTSは、このように変化を牽引し、新しい文化を共有する役割を果たしている。それがBTSの哲学である〝多様性〟〝コミュニケーション〟〝つながり〟をテーマにしたグローバル現代美術プロジェクトである「CONNECT, BTS」の求心力にもなった。BTSでなければ、アントニー・ゴームリー、ハンス・ウルリッヒ・オブリストなど、現代美術界のトップクラスのアーティストをひとつのプロジェクトのもとに集めることはできなかっただろう。このプロジェクトを通してソウルの東大門デザインプラザでは、アン・ヴェロニカ・ジャンセンズが創造したカラフルな霧の中を散策し、ニューヨークのブルックリン・ブリッジ・パークではアントニー・ゴームリーの巨大な立体造形物を背景にセルフィーを撮ることができた。「ファンの皆さんと一緒に楽しめるイベントができただけでも楽しかったです。アプローチするのが難しかった現代美術に一歩、近づけたのもよかったし、いろいろなことを感じさせてくれるプロジェクトでした」。そう述べるJINの言葉通り、このプロジェクトによって世界のさまざまな都市で大勢の人たちが芸術を介したコミュニケーションとつながりを経験できた。
今まで一段ずつ階段を上って成長してきたので、今は地面に降りることはまったく怖くありません
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音楽ではさらに多くのコラボレーションがあった。DJスティーヴ・アオキとのコラボレーションから生まれた「MIC Drop」のリミックスバージョンは恐るべき爆発力を醸し出した。さらにアメリカのミュージシャン、ホールジーがボーカルとしてフィーチャリングに参加した「Boy With Luv」は世界的な人気を得た。今年の初めには、4thアルバムの収録曲「Black Swan」の音源とともに公開したアートフィルムを、スロベニアの現代舞踊チームであるMN Dance Companyとのコラボレーションで作り上げた。「他の分野での経験とエネルギーを持ったアーティストに出会い、そこから生まれる成果が与えてくれる喜びは本当に特別です!」。そう言うJ-HOPEは目を輝かせて、コラボレーションの利点を語り、JIMINはそのプロセスで得られる学びについて話してくれた。「コラボレーションをする時は、もちろん成果も大事ですが、その過程で予想もしていなかったことを自然と学ぶことになります。コラボレーションするアーティストが持っている実力、心構え、性格、すべてにおいて見習うべき点が本当に多いんです」。
インタビューのために向かい合わせに座った7人の青年には、共通して〝冷静さ〟〝頼もしさ〟といった言葉を連想させる落ち着いた雰囲気があった。ビルボードチャートの席巻、グローバルツアー、国連での演説、YouTubeの再生回数10億回突破(「DNA」のミュージックビデオ)など、俯瞰すると、BTSのこれまでの7年はK-POPの新しい歴史を切り開いた成功談のように思えたのだが、7人のメンバーに会ってみると、真のプロになるための成長期としてこれまでの期間を位置づけるべきだと思った。年を重ねるごとにステージはさらに壮大で華やかなものになったが、彼らはそのステージのために、より深く黙々と没頭し、鍛錬を積んで自分たちの世界を築いてきた。彼らのいまの落ち着きは、それぞれの分野で熾烈に実力を磨き上げた人間から感じる謙虚さと毅然さが宿ったものである、と、そう思った。
メンバー全員が推す〝末っ子〟JUNG KOOKの新曲
インタビュー���終え、フラッシュが点滅するカメラの前に立つと、7人のメンバーは自然にリズムをとり、体を動かし始めた。その姿を見ていると、伝説のステージがオーバーラップした。マンハッタンのパーク・アベニュー、42丁目、グランド・セントラル駅でニューアルバムのリード曲である「ON」を披露したパフォーマンス(アメリカNBC「ザ・トゥナイトショー・スターリング・ジミー・ファロン」で放映)、セクシーな悲壮美にあふれる「FAKE LOVE」を披露した2018年ビルボード・ミュージック・アワードのステージ、韓国の伝統音楽のリズムと踊りを融合した2018年メロン・ミュージック・アワードでの「IDOL」のパフォーマンス、観客が爆発的な反応を見せた2017年アメリカン・ミュージック・アワードの「DNA」のステージ、そして、そのあいだ、LA、ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京、アムステルダムなどで行われた数々のライブステージ……。若者の代弁者として怒りや不満を噴出させてきたメンバーは、数多くのステージで自分たち自身を証明して見せ、限りなく成長してきた。
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まったく異なる個性を持った7人のメンバーが、それぞれの個性を曲とパフォーマンスに投影しながらも団結した力を発揮する。このエネルギーは決して簡単に真似できないBTSだけのものであり、何よりもチームワークが基盤となっている。アルバム『MAP OF THE SOUL : 7 ~ THE JOURNEY ~』の製作中、リスナーにどんなところを一番期待してほしいかと聞いたとき、メンバーは、まるで口裏を合わせたように同じ答を返した。「個人的に、JUNG KOOKが作った『Your eyes tell』を一番楽しみにしています。ファンの皆さんもそうだと思います」。
一番最後のインタビューとなったJUNG KOOKが私の前に座ったとき、「メンバー全員がJUNG KOOKさんの作った歌のことを話していましたよ」と伝えると、彼は「本当ですか?」と言い、照れくさいのか、いたずらっぽく目をくるくる動かし、「Your eyes tell」がアルバムに収録されることになったいきさつを語った。その言葉には、大切なものについて話す時のせつなさと慎重さがにじみ出ていた。
「メロディーと歌詞を書きながら曲作りを始めたのですが、すらすらとスムーズにできました。ちょうど準備していた日本のアルバムともよく合うだろうという意見があり、悲しくて美しい感じのする歌詞に合わせ、その方向性でレコーディングをしたのですが、JIMINさんの音域が高かったので、本来よりもキーを上げました。ファンの皆さんがこの曲を気に入ってくれたら嬉しいです」
JUNG KOOKが作った美しい旋律の「Magic Shop」同様、「Your eyes tell」もすぐに聴きたいと思った。
〜振り返ってみると本当は僕/最高になりたいと思ってたわけじゃない気がする/癒しと感動になりたかった僕/あなたの悲しみ、苦しみを消し去りたい 僕〜
【註:「Magic Shop」の歌詞より】
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「Magic Shop」はBTSのファンであるARMY(アーミー)に贈るセレナーデとして知られている。BTSはファンの文化にも大きな変化をもたらした。ARMYはただライブに行き、CDを購入するだけではなく、アーティストと同志意識を持つ新しい概念のファンである。BTSに関連したコンテンツを再生産して拡散するのはもちろん、BTSの哲学に通じる活動をしたりもする。次元の違うARMYの〝ファン活動〟は、大衆文化研究家の研究テーマになるほどだ。それだけに、BTSの7人のメンバーにとってもARMYは格別な存在だということが、インタビューの間、ずっと感じられた。Vはグローバルファンコミュニティプラットフォーム「Weverse(ウィバース)」でARMYとコミュニケーションを取るのが日常の楽しみだという。「ファンの皆さんがWeverseに書き込んでくれる温かい言葉の中で、きれいな文章を見��けると、歌詞ノートに書いておいたりします。最初はARMYにパワーを届けたくてWeverseにコメントを残し始めたのですが、最近は僕たちの方がたくさんのものをいただいていると思います」。
ニューアルバムはこれまで7年間の〝縮約本〟
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『MAP OF THE SOUL : 7』は、昨年リリースしたミニアルバム『MAP OF THE SOUL : PERSONA』に続く10カ月ぶりの新作だ。BTSは、メンバー個人のミックステープと韓国以外でのアルバムを除けば、大きく3部作単位で〝BTSユニバース〟を作り上げてきた。
10代が感じる不満や恐れを描いた「学校3部作」、BTSの世界観を全世界の人たちに印象づけ、今を生きる青春の多彩な感情を歌った「花様年華3部作」、ふれあいと絆を語り始めた「LOVE YOURSELF3部作」、そして現在、BTSの世界観は「MAP OF THE SOUL」の2作目に来ている。「デビュー以来7年間、僕たちが活動するなかで経験したことや感じた気持ちが込められているアルバムです。BTSをあまり知らない人たちにとっては、BTSの物語の縮約本のようなアルバムになるでしょう。ファンの皆さんにとっては、僕たちと一緒に作った思い出を振り返るための、橋渡しをしてくれるアルバムになるのではないかと思います」。JIMINはこのアルバムの意味をこう語った。
「自分探しの旅」が始まる
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「LOVE YOURSELF3部作」が〝自分を愛そう〟という優しいメッセージを伝えてくれたとしたら、「MAP OF THE SOUL」は〝自分探し〟というテーマ意識にこだわっている。7人のメンバーが今に至るまで歩いてきた道は平坦ではなかった。迷う時もあれば、プレッシャーと恐怖を感じることもあった。今度のアルバムは、そんな内面の試練や心の傷さえも自分の真の姿のひとつであることを知った7人のメンバーが、ついに〝完全な自分〟を見つけて作った歌で構成されている。
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「これからは自分に寛容でありたいと思います。もっとも難しいことのひとつですね。これまでの音楽は、結局は今の僕に語りかける言葉だったんです。最近、自分たちの音楽を改めて聴きながら元気を出しています。自分を愛し始めました」
そう言うSUGAの話を聞きながら、BTSのこれまでの歌がパノラマのように頭の中を駆け巡った。今度のアルバムで、これまでの7年を振り返ったけれど、今後の7年にはどんな日々が待っていると思うか、と聞いてみた。
「5年後、10年後はどんな姿になっていると思うか、という質問をよくいただきます。今まで一段ずつ階段を上って成長してきたので、今は地面に降りることはまったく怖くありません。いつも変わらず自分に挑戦する姿を見せて、ARMYと一緒に時間を過ごせたら、それだけで十分です」
Vが淡々と語った。彼に、これからもBTSが、今のように自分の人生と内面の風景を音楽にしてくれたら幸せだと思う、と伝えたかった。
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ギネスを記録した桁違いの「BANG BANG CON The Live」
6月に開催されたBTS初の有料オンラインコンサートは、5つの部屋と2つのステージを舞台に配信され、アクセスが世界107カ国で75万6600人を超える最高同時視聴者数を記録した。これは5万人収容のスタジアム公演15回分相当だ。
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BTS
2013年に「2 COOL 4 SKOOL」でデビュー。RM、SUGA、J-HOPE、JIN、JIMIN、V、JUNG KOOKの7人で構成された韓国発ヒップホップグループ。国内の新人賞を総なめにし、名実ともに韓国を代表するボーイグループに成長したのち、世界進出。アジアにとどまらず、北米、ヨーロッパ、南米、中東など、世界中でBTS旋風を巻き起こしている。      
English Translation
BTS -- who debuted in 2013, and had their 7th anniversary this year. Just like V said at the end of the interview, their days have become a story of growth, stepping up the stairs one by one. A thrilling story of 7 boys, who dreamed of becoming singers, debuting as hip-hop idols, surpassing the biggest groups in K-Pop, and enthralling the entire world in the BTS syndrome. Standing at the glorious peak of the world, BTS released their 4th album MOTS:7 this February and unfolded the highlights of the "BTS Universe" that have been accumulated from their debut album (Their 4th Japan album MOTS7: The Journey was released in July). On a day when it became clear that COVID-19 wasn't just a transient calamity but something in which humans had to prepare for an era of "the new normal", we met up with BTS.
"We were supposed to be busy flying around the world doing concerts at this time, but everything has been canceled, and we've been spending each of our days at home or in the studio." RM, came into the interview room after his solo shoot, explained. From the slightly shy nature of RM-- who eloquently delivered a speech at the UN in 2018 -- I could see a pure, boy-like side of him. For BTS who have kept on passionately running [for their dreams] for the last 7 years, it was a period of time they had never planned to get. Because of the "STAY HOME" lifestyle, RM said that it made him focus from the external aspect to the internal. "I've come to understand the peace and enjoyment you can attain from immersing yourself in trivial actions that can fulfill your daily life. For example, every morning I water my plants right after waking up." Watching him, it felt as if the aura of his mixtape "mono by RM", where he calmly reflected on himself and wrote out his story, came into reality right before my eyes.
What did the change bring?
"We're able to safely live everyday thanks to the people who have been pouring their everything [for everyone], starting with the medical workers who have been fighting a lone battle. We can't go without acknowledging that," said Jung Kook. Even when talking with a serious expression, his signature sweet smile never left his face. "That's more so why I want to  be productive rather than just lamenting our circumstances and waiting for it to pass -- through working hard to make myself become a better human, even just a little bit." He apparently is relearning boxing and guitar, things that he couldn't quite do until now.
"I want to accept this [resting period] in a positive way", talked V as well. V is the kind of person who can give a surprising amount of comfort to the person sitting across, even while having a gaze and a voice that can only be explained as "mystical." "I feel like the more time we have to prepare and think, music with an even bigger depth can be created. That's why I have high expectations for our 4th Japanese album MOTS7: The Journey."
Jin said that it gave him an opportunity to re-acknowledge the value of family. "I couldn't see my family frequently when I was doing my activities, but I've been able to spend a lot of time together recently. The ordinary moments of eating together at the dinner table were very liberating and made me happy, and I became grateful for them even more." It seemed like a custom of Jin to be able to talk brightly about serious topics without letting the mood get too heavy.
j-hope actually came to feel the value of working, once more, during these circumstances. "When I was busy with work, I never really got the chance to reflect on how important work was for my life. Looking back, I realized that it was the most important driving force for my life." --  said j-hope, who held just the right balance of a professional attitude and an element of playfulness, like his groovy yet well-maintained dance line in the introductory part of "MIC Drop".
SUGA, exuding a sense of authenticity even with a poker face, also talked about his love for work. "In the midst of our world tour, I was sometimes so tired to the point where I couldn't even identify the city I was in. I'm always filled with happiness the moment I go up on the stage, but whenever I got back down, I sometimes became a bit weakened in spirit, thinking about how much my body can bear. But after undergoing the circumstances this time [with COVID], even if I'm placed in the same spot again, I know I'll strongly feel the value of work and try to live the moment to the fullest."
Jimin let out his feelings, as if he was speaking for all the people who had been struggling to get through the current circumstances. "I'm just hoping that this all ends as soon as possible. It's frustrating not being able to do what I want to do, and it's hard." Jimin, who let us listen to his extraordinarily sweet voice in "Intro: Serendipity," said in a voice one tone lower.
Their new challenge utilizing the "digital"
The last time BTS stood on a live concert stage was last October, when they had their "LY: SY [THE FINAL]" world tour final concert at the Jamsil Olympic Stadium in Seoul. They were scheduled to embark on a new world tour starting with Seoul in April, but it became inevitable for them to cancel all of the dates. Their passionate feelings for the stage that had been distanced for a while must've been partly fulfilled during the paid online live "BANG BANG CON The Live" carried out on June 14th. The 90 minute live of 12 songs which included ones from their 4th album was connected to a specially built URL as a livestream, compiling around 750k viewers in total. A digital contact live -- hosted in an era where a lifestyle with an absence of in-person contact has emerged as the new normal. BTS, who had been efficiently utilizing online platforms like SNS from around debut, is fulfilling the role of leading the way for change and sharing a new culture. This also became the unifying force for their global contemporary art project "CONNECT BTS" which revolved around their philosophy of "diversity" "communication" "connecting." If it weren't for BTS, it wouldn't have been possible to gather top class artists in the contemporary art world like Antony Gormley and Hans Ulrich Obrist in a single project. Through this project, people were able to stroll around the colorful mist created by Ann Veronica Janssens at the Dongdaemun Design Plaza in Seoul, and take a selfie in front of Antony Gormley's huge three-dimensional structure at the Brooklyn Bridge Park in New York. "Being able to create an event that could be enjoyed together with our fans was fun enough. It was nice to be able to step closer to a field difficult to approach like contemporary art, and it was a project that made me feel a variety of things." Like Jin said above, tons of people in cities around the world were able to experience a source of communication through art, through the project.
There were even more collaborations in music. The MIC Drop Remix created from a collaboration with DJ Steve Aoki blew up on an explosive scale. In addition, Boy With Luv, which featured American musician Halsey in the vocals, achieved universal popularity. In the beginning of the year, they created an art film released along with the soundtrack "Black Swan" included in their 4th album, in collaboration with Slovenian contemporary dance team MN Dance Company. "Encountering artists with energy and experience in a different field and being able to develop something out of it gives you a truly special sense of happiness!" J-HOPE explained the benefits of collaborations with sparkling eyes, and JIMIN continued, talking about what can be learned from that process. "The end result is of course important in collaborations, but you naturally learn about things that you never expected to do so during the whole process. There's really a lot to learn from the skills, attitude, personality, and everything that the collaborating artists have."
The 7 boys sitting across for the interview had a kind of a shared composure that made you think of words like "calmness" and "reliability." With dominating the Billboard Charts, their global tour, speech at the UN, surpassing 1 billion views on YouTube (with DNA), etc., BTS' 7 years had seemed like a success story paving a new history for K-POP, looking at the big picture. However, after meeting the 7 members, it seemed more fitting to define their time until now as a growing period in order to become true professionals. As years went by their stages have become even more grand and magnificent, but they've also immersed themselves deeper and accumulated training for those stages, building a world of their own. It seemed, to me, that the composure they have now is a culmination of a kind of humility and firmness that can be felt from those who rigorously polished up their skills in their respective fields.
"Maknae" JUNG KOOK's new song that all of the members love
Finished with the interview and standing in front of the camera with the blinking flash, the 7 members took on a natural kind of rhythm and started moving around. Watching them, the scene overlapped with their legendary stages -- Their performance of ON at Grand Central, their 2018 BBMAs stage where they performed FAKE LOVE which was overflowing with a sexy but tragic kind of beauty, their IDOL performance at the 2018 Melon Music Awards where they fused traditional musical rhythms and dances, their DNA stage at the 2017 AMAs where the audience showed an explosive reaction, and the many live stages performed in LA, NY, London, Paris, Tokyo, Amsterdam, etc……. As speakers for the youth expressing anger and dissatisfactions, the members have countlessly proven themselves on the stage and showed an unlimited amount of growth.
The 7 members who each have completely different personalities, demonstrate their unity in songs and performances while also incorporating their own personalities into them. This kind of energy is unique to BTS, and can't easily be imitated by anyone else -- more than anything, teamwork is the foundation. When asked what they wanted the listeners to be excited for in their MOTS7: The Journey album, the members answered with the same thing as if they prepared their answers together beforehand. "Personally, I'm most excited for Your Eyes Tell, which was created by JUNG KOOK. I think all of the fans are as well."
When Jung Kook sat in front of me for the very last interview and I told him "All of the members were talking about the song that you created," he said "Really?" and teasingly rolled his eyes as if he was shy. He went on to talk about how Your Eyes Tell came to be recorded in the album. Those words exuded a sense of sadness/painfulness and carefulness felt when talking about things of sentimental value. "I started composing the songwriting the melody and the lyrics at the same time, and it went very smoothly. There were opinions saying how it would fit right into the Japanese album we were preparing for, and so we matched it with sad but beautiful lyrics, and starting recording it in that direction. Jimin's vocal range was pretty high, so we upped the key. I hope all of our fans enjoy this song."
Like with the beauty melody in Magic Shop created by JUNG KOOK, this made me want to listen to Your Eyes Tell.
~But then, looking back, actually I feel like it's not that I wanted to become the best, I wanted to comfort and move your heart, I want to take away your sorrow and pain~ (Magic Shop lyrics, credit to doolsetbangtan)
Magic Shop is known as a serenade for BTS' fans, ARMY. BTS also brought about a huge change for fan culture. ARMY's not only go to concerts and buy CDs, but also hold a sense of solidarity with the artists, a fandom with a new concept. Reproducing and spreading BTS-related contents is a must, but they also engage in activities that align with BTS' philosophy. The "fan activities” of ARMY on a whole another scale have even become themes of research for popular culture studies. I could feel during the interview just how much ARMY meant to the 7 members of BTS. V said that communicating with ARMY on the global fan community platform "Weverse'' was a fun daily activity for him. "Whenever I find beautiful sentences in the warm words written by our fans on Weverse, I sometimes note them down on lyric notebooks. I initially started leaving comments on Weverse to deliver some energy to ARMY, but nowadays I think we are the ones getting more from it."
The new album is an abridgment of the 7 years until now
MAP OF THE SOUL: 7 is a new release in 10 months following their mini album MAP OF THE SOUL: PERSONA which was released last year. Excluding the individual mixtapes and albums released outside of Korea, they've built up a "BTS universe" through each of their trilogies.
The "School Trilogy" where they depicted dissatisfactions and fears felt by teens, the "HYYH trilogy" where they projected BTS' worldview into people around the world and sung a spectrum of emotions of youth, their "LOVE YOURSELF trilogy" where they started talking about connecting and bonds, and now, BTS' worldview is at the second piece in the MAP OF THE SOUL series. "It's an album that's filled with our experiences and feelings that we've had through the 7 years we've been active since debut. It'll probably become something like an abridged version of the BTS story for people who don't really know about BTS. For fans, I think it'll be an album that becomes a bridge to reflect on the memories that we've made together," Jimin talked about the meaning of the album.
The start of a "journey to find yourself"
If the "LOVE YOURSELF trilogy" delivered a kind/heartwarming message saying you should "love yourself," MAP OF THE SOUL is focused on the theme of "finding yourself." The road the 7 members walked to come to this place hasn't been easy at all. They've become stuck at times, and felt pressure and fear as well. This album is comprised of songs that the members, who found out that all those internal struggles and scars are also a part of their genuine selves, created after finding their "complete selves." 
“From now on, I want to be generous to myself.  Our music, at the end of the day, were words that were meant for myself. I've recently been listening to our music again and becoming energized from it. I've started loving myself." Hearing SUGA's story, BTS' past songs passed through my head like a panorama. We'd reflected on the past 7 years, but what kind of days are waiting for them in the next 7 years?
"We often get questions asking where we'll be in 5 years, 10 years from now. We've grown by  climbing up the steps one by one, so now I'm not afraid of falling to the ground. If we can continue showing us challenging ourselves and spending time together with ARMY, that's enough"
V said straightforwardly. I wanted to tell him that I'd be filled with happiness if BTS kept on making the landscapes of their lives and internal sides into music. 
Source: GQ Japan English translation by: @kookceptional
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vintagerockstd · 7 years ago
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9月16日(日) 
 ザ・コレクターズが1年掛かりで開催中の12カ月連続クアトロマンスリーライブ9回目。何と、12本全ての公演が発売と同時に即日完売という盛況振り。このシリーズはレア曲が多数飛び出したりで人気も高く、当然と言えば当然の結果なのだが、改めて素晴らしい事だと思う。 本日のライブも文句のつけようがないライブ。先月の「新木場サンセット」で披露した『ドルフィン・ラブ』も、ラブコールに応え再プレイで盛り上がった。 
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9月17日(月) 
 約1カ月振りのOFF。朝、綺麗に洗車したら夕方土砂降りに。 
 9月18日(火) 
 打ち合わせ3本。21時終了。2本目の打ち合わせに向かう道中、あとちょっと���到着!というタイミングで信じられないくらいのゲリラ豪雨。ずぶ濡れの見すぼらしい姿に見かねた打ち合わせ先の方にグッズのTシャツを頂き着替えさせて頂いた。とほほほ。  
9月19日(水) 
 スピッツのファンクラブツアーで川崎CLUB CITTA’。ここでのライブは初めてになるが、以前一度、ツアーのゲネプロで使わせて頂いたことがある。忘れもしない2011年、震災の影響で色んな事が混沌とする中、我々のツアースケジュールや伴うリハーサルスケジュールがぐちゃぐちゃになっていたところに空き日を提供してもらいツアーの準備を無事行う事が出来た。「いつか本番で恩返しを」と思っていたが随分と時間が経ってしまった。いいライブで恩返し出来たと思う。  
9月20日(木) 
 6時台の「のぞみ」で大阪へ。なんばHatchできのこ帝国の10周年&ニューアルバムの発売記念ワンマン。尚且つ本日はヴォーカル佐藤君の誕生日という事もあり、大勢のお客さんに集まって頂いた。 深夜まで誕生会を兼ね打ち上って、何年か振りに一部スタッフと部屋呑みまで決めてしまい酩酊気味にベッドに倒れ込む。  
9月21日(金) 
 今日は午後に味園ユニバースに入ればよかったので目覚ましを掛けずに寝たら11:00起床。寝不足気味とはいえこんな時間まで寝てられた事も最近はなかったので、得した気分。インデアンを決め、大阪滞在時にいつもいくマッサージも決め会場入り。 雨のパレードがGLIM SPANKY企画に呼ばれてプレイ。独特な会場の雰囲気に飲まれることもなく、良いライブをやれていた。 終演後、涙のラストトレインで福井入り。  
9月22日(土) 
 福井フェニックスプラザで行われる「BEAT PHOENIX」に2年連続でクリープハイプが出演。今回はトップバッター出演という事で色んな事がらくちんで助かる。 終わった後、軽めの打ち合わせなどして帰京。 
9月23日(日) 
 新木場STUDIO COASTできのこ帝国。 最新アルバム「タイム・ラプス」リリースパーティの東京公演。4月の10周年ツアーに続き、今回もソールドアウトで迎えたツアー最終日。新旧織り交ぜた楽曲セレクトでフロアを大いに沸かせた。 場所を移しての打ち上げなど。  
9月24日(月) 
  出勤途中、渋谷駅の東急地下通路で展開中のクリープハイプの広告展開をチェック。インパクト大の仕様に���激。 
 渋谷CLUB QUATTROで黒猫チェルシー活動休止前の最後の東京公演。またいつか、再開できる日がきっと来るだろう。 クアトロさんのご厚意で会場にて打ち上げをやらせて頂く。  
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9月25日(火) 
 午前中のミーティングから始まり、会議3連荘。ちょっとだけ消耗。 夜は下北沢に新人視察。  
9月26日(水) 
 午前中、某プレイガイドにてチケットインフラに纏わる打ち合わせ。少しずつ世の中に「電子」の波が押し寄せてきている。決め手はやはりオリンピックだろう。ここを機に何かが大きく変わる気がする。良い方に変わればいいのだが。 
9月27日(木) 
 終日、社内で事務仕事。まとまったデスクワークDayは今日と明日くらいなので、10月から始まる鬼のような本数のツアーに向けての準備など。そして水面下で動き始めている来年秋のツアーブッキング。その数、7ツアー。総本数120本超え。1日10カ所押さえたって半月は掛かるという気の遠くなる作業はまだまだ続く。  
9月28日(金) 
 引き続きツアーブッキングの鬼と化す。やってもやってもゴールに辿り着かず。 夜は某バンドの来年以降の展開に関するミーティング。 
9月29日(土) 
 朝から若洲公園で開催の「PIA MUSIC COMPLEX」、通称「ぴあフェス」へ。雨の中、トップのユニゾンに始まりトリ前のクリープまで。特に日が暮れた時間帯のクリープ、照明もばっちり効いていいライブで終える事が出来た。毎回、フェスには野外だろうが昼間だろうが、必ず照明オペを帯同している。きっかけがずれたりするのは見ていてストレスになるので同行した方が軽減されるからだ。なのでこう言った現地での準備の時間が限られた環境下でもバッチリ決める事が出来る。 あまりの寒さにビールを飲むのも忘れて帰宅。  
9月30日(日) 
 昨日で夏フェスモードを終えたクリープハイプの来月から始まるツアーのリハーサル。本日より少し大きめのスタジオを拠点に、スタッフも一同に会しての作業。 初日はこのツアーから導入する新機材の調整やシーケンス関係のデータ整理がメイン。 昼過ぎ、もう一つの現場である在日ファンクのLIQUIDROOMに向かおうと思ったが、台風の影響で夜には全てのJRが運休する事になり、止む無く中止に。振替公演の段取りなど。
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soi63 · 4 years ago
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d/sユニバース左銃左
銃→Dom
左→Sub
ストレスの溜まった銃兎が左馬刻に当たったりする話
これは俺の持論なんだが――と、入間銃兎は、丁寧な手つきで肉を切り分けながら話し出した。低温で気が遠くなるほどの時間をかけてローストされたらしい鴨肉は、さほど力を入れていないだろうナイフでも難なくその断面を晒していく。美しいロゼ色だった。果たしてこんなに必要なのかと疑問に思う程多く置かれたカトラリーも、この男にかかればどれも��適切なタイミングで使用されていくようだった。内側から使うのか外側から使うのか、銃兎に教示されるまで迷い続けていた左馬刻とは違って。
「個々人のダイナミクスと人格には少なからず齟齬がある。むしろ、双方が完全に一致していることの方が稀だとすら言えるな。人を痛めつけることを好まないDomだっているし、指図されることを嫌悪するSubだっている」
そこでちらりと鋭い光を放つ瞳がこちらを見る。レンズ一枚を隔ててもなお輝くグリーンガーネットが、白いテーブルクロスと映えて眩しかった。左馬刻は努めて興味のないそぶりを見せながら、フォークに刺した肉片を口の中に放り込んだ。美味い物を食べているときに小難しい話をするな。
「だから」そんな左馬刻の願いも虚しく、スーツに身を包んだ男は淡々とした口調で続ける。「DomやSubにふさわしい環境や教育や職業なんて、あるはずもないんだ。Domだからこういうことが適していて、Subだからこういうことをさせた方がいいなんて。この社会で、一概にDomとSubで区別しようとすること自体が非効率的なんだよ。男か女かで教育や職業を変えるか?それと同じだ」
銃兎は、そこで初めて手元に注がれたワインに気付いたかのようにしゃべるのをやめた。いつもと違って革手袋の嵌まっていない、しなやかな指をワイングラスの脚に添えると、その優雅な動作とは反して勢いよくボルドー色の液体を煽った。
「機嫌が悪いな、銃兎」
柔らかな肉片を味わい、付け合わせのマッシュドポテトにまで手をつけたあとで左馬刻は目も合わせずに言った。「てめえが選んだ店だろ」
一日中仕事に忙殺されたことが伺える、疲れた顔をした男は――現に、この店の予約も一時間後ろ倒ししなければならなかった――ばつが悪そうに目を逸らすと、短くため息を吐いた。右手に持っていたフォークを音を立ててテーブルに置くと、前髪に指を差し入れて項垂れる。かろうじてセットの保たれていた髪も台無しになってしまった。これでもう、この男の中で完璧なものは、着る人間にはお構いなく何時間経とうともぱりっと糊を効かせ続ける、オーダーメイドのスーツだけだ。
「美味いな、ここのソース」
「そうだな」
「悪い、左馬刻」
「別に」
自分の前でこの男の機嫌が悪いことなんて今に始まったことではないので、本心からそう答えた。一緒に食事をする人間の様子によって口に入れるものの美味しさが左右されるほど���細な神経をしているつもりもなかった。敢えて言うなら、うるさい環境音楽がなくなってやっと落ち着いたというくらいだ。左馬刻は無言で新しく肉を切り分けた。
「今日、俺が身柄を押さえた被疑者の尋問から外された」
口に入れる予定だったフォークが皿の上で止まる。ゆっくりと目を上げると、銃兎は先ほどより幾分かは落ち着いた様子で、ワイングラスを弄んでいた。
「被疑者の精神が不安定だっていう理由で。俺がDomだから、相手を威嚇して、混乱させて、言いたいことも言えなくさせちまう可能性があるんだってよ」
は、と諦めたように笑う。
「俺がいつ、そんなことをした?何年この仕事をやってると思ってるんだ。俺は、まともに相手の事情聴取ができないほどバカじゃない。Domだからとか以前の問題だ」
左馬刻は何も言わなかった。続きがないことを悟ると、伏せられた翡翠色の双眸から目を逸らし、残りの肉に集中することにした。左馬刻の皿が空になり、ウェイターがさりげなく水を追加しにくる頃になってようやく、銃兎はカトラリーを持ち直し、何事もなかったかのように、音もなく食事を再開した。
 特別な日だったわけではない。銃兎が火貂組に便宜を図って、それは些細なことではあったのだけれど、義理を重んじる左馬刻が自分がホストとなる食事を提案したのだ。――表向きはそういうことになっているが、実際は借りを作るのが癪だったという方が正しい。そんな話が決まったのはかなり前で、二人が互いに都合を付けているうちに実現するまでに相当の時間が経ってしまった。今となっては、本当に意味や理由のないただの食事だ。
店からは、左馬刻のどのセーフハウスよりも銃兎の自宅の方が近かった。料金を全て左馬刻が持った代わりなのかどうかは知らないが、珍しく宿泊の許可が下りたので連れ立って歩く。エントランスに入るところで、銃兎は何かを思い出したように駐車場の方へと足を向けた。定位置に止めておいたレクサスから膨らんだビジネスバッグを引き出している。不思議そうに見ていると、歩み寄ってきた銃兎が仕事の書類とパソコンだと説明した。
「家に帰っても仕事すんのか?公僕はご苦労なこって」
多忙な警察官は肩を竦めただけだった。「商売繁盛なんだよ」
おかげさまでな、と続けなかったのは、しばらく目の前の男が面倒ごとを引き起こしていないことを思い出したからかもしれない。悪い気分はしない。左馬刻は腕を伸ばすと、銃兎の手から鞄をかすめ取った。
「あ?」不意を付かれて、銃兎は素っ頓狂な声を上げた。片手で鞄を上げ下げしてみて、無駄に重いことに呆れる。こんなに持ち帰っても、一晩では終わらないだろう。
「何するんだ?返せよ」
銃兎は全く意味が分からないという様子で、左馬刻を見上げてくる。それを無言で睨みつけた。訝しそうに歪む顔は、空いている方の手でゆっくりと銃兎の寄れていたシャツの襟を直してやったところで、ようやく合点がいったように和らいだ。
「ああ、そういうこと……」
やっと大人しくなった男を置いてさっさとエレベーターに向かう。ボタンを押したところで追いつかれた。こうして気まぐれを起こすSubとしての行動に対しては、銃兎は最初こそ驚いた顔をするものの、やがてすぐに受け入れる。気まぐれの予測がつかないだけなのだろうと思われた。そして、それ以上を求めてくることもほとんどなかった。左馬刻がしたいときに、したい程度のことをそのままさせる。その距離感はこの上なく心地が良かった。
「お前って」到着したエレベーターに乗り込んだタイミングで、食事中とは打って変わって機嫌の良い声が言った。「けっこう、尽くすタイプだよな」
稀にこうしてからかってくることを除いては。
「気色悪いこと言ってんじゃねえわ」
  **
  入間銃兎という男は、いかにも処世術に長けていますといったスマートな見た目をしているが、その実、とことん組織とは相性の悪い人間だと左馬刻は思っている。大多数と足並みを揃えるという発想がそもそもなさそうであるし(これは「空気を読む」というのとは別の能力だ)、ルールや法は網目をかいくぐるものだと思っている。拘りが強いことに関しては頭に血が上りやすく、往々にして独断専行も辞さない。自分が入間銃兎なら、絶対に警察組織の中になどいられないな、と左馬刻は思う。本質を見れば、彼だってこちらの側なのだ、結局。
舎弟からの報告を聞き終えると、左馬刻は一度だけ頷いて、部屋から出ていくよう頭の動きだけで促した。付き合いの長い部下なので、すぐに察してその場を後にする。端末を取り出してすっかり馴染みとなった電話番号を呼び出した。呼び出し音は煙草に火を点け一服をする間のBGMにしかならなかった。何回鳴ったかも分からない音に飽き、呼び出しを終了させると革張りのソファに端末を投げ捨てた。
薬物の取引に関する情報を銃兎に売ったのは先週のことだ。中身を咀嚼し、少し考えるような仕草をしたあと、「分かった」と言って落ち合っていた路地裏を離れた。それが銃兎と会った最後だ。それから連絡もなければ、なんとかしてコンタクトを取ろうとしても応じる気配がない。先ほどの報告によれば、こちらが提供した情報を元に警察が動いていることは間違いないらしかった。左馬刻は面白くなかった。
左馬刻は待たされることと、指図されることと、抑圧されることが嫌いだった。そういう場面に遭遇するたびに、相手が誰であろうと構わず怒鳴ったし当たり散らした。我慢するということは覚えなかった。それが、周りからいつの間にか当然のごとくDomであるとみなされるようになった所以なのだと気付いたのは最近になってからだ。なんでだ?と、純粋に疑問に思う。自分のダイナミクスが何であろうが、嫌いなものは嫌いだし、好きなものは好きだと思って生きてきた。左馬刻はSubだったけれど、痛いことや苦しいことは苦手だし、なるべく避けて通りたかった。避けて通れないから、諦めているだけだ。
ふと、少し前に銃兎と食事をしたときの会話を思い起こした。やたら不機嫌な声で、眉間に深く皺を刻みながら、何かの仇であるかのように上等な肉にナイフを入れながらまくし立てていたこと。確かあいつも、DomがどうとかSubがどうとか言っていた。いつものように回りくどい言い方をするので癇に障ったが、なぜか、言っていることは理解できた。
「おい」左馬刻はドアのすぐ向こうで待機しているはずの舎弟を呼んだ。「車回せ」
「は」遠慮がちに重厚な扉が開いて、舎弟が顔を出す。その戸惑った表情に向かって「今日は終いだ」と言い、ジャケットを羽織る。ついでに放っておいた端末を拾い上げるが、もちろん折り返しのメッセージが届いているわけもない。裏口を出ると、迅速に用意されていた車に乗り込んだ。後部座席に身を預けながら、「行先は指示する」と低く言った。
「え?ご自宅ではないんですか?」
振り向いた舎弟から目を逸らして、窓の外の暗闇に目をやった。そういえば今は何時だっただろうか。それなりにいい時間のはずだ。
「まあ、自宅と言えば……自宅だな」
  路駐させた先のマンションを確認して、運転手は瞬時に理解したようだった。間違った方向に。車を降りた左馬刻に「ごゆっくり」と言って走り去っていく。それを見送るともなく眺めてから、勝手知ったエントランスに侵入した。
いるかどうかについて予測はなかった。ただ、警察署に乗り込むよりは建設的だと思っただけだ。まあ、そうすることも時間の問題のような気はしたが。目的の扉の前に立って呼び鈴を押す。中で微かに椅子を引くような音がした。左馬刻は仁王立ちのまま扉に空いた穴を睨み続けた。おそらくは数秒で痺れを切らした。
「オラァ銃兎、いるんなら開けろや」
エイトホールブーツの底で思い切り扉を蹴る。思いの他立派な音が外廊下に反響した。すぐさま焦ったように扉が開かれ、見慣れたダークグレーのスーツが視界に広がった。銃兎、と呼びかけようとした言葉が途中で止まる。目の前の男は想像していたよりもはるかに酷い顔をしていた。盆と正月と地獄が一緒に来たような。
「左馬刻」ざらついた声が言う。「帰ってくれ」
「あ?」
「帰ってくれ。頼む」
左馬刻は目を細めた。相手の意図を推��計ろうとする。「命令か?それ」
レンズ越しの瞳が歪んで、周囲を泳ぐ。左馬刻にはひどく長く感じられた逡巡のあと、良く知るDomの男は、喘ぐようにして「命令じゃない。お願いだ」と答えた。
「じゃあ聞けねえなあ」
扉を掴んで無理やり引くと、虚を突かれたのか銃兎がバランスを崩した。その隙に玄関に足を踏み入れ、自分よりはいくらか背の低い身体を押しのけると、後ろ手に扉を閉める。意図せず闖入者を迎え入れることとなった男は、不満を隠そうともせず左馬刻を見上げてきた。それに少なからず苛立ちを覚える。こっちはてめえにくれてやった情報が有効に活用されているのか、報告を受ける権利があるはずだが。
「ずい分とお疲れみてえだな、銃兎。でもその様子だと、俺からの電話を取る余裕くらいはあるんじゃねえか」
「悪かったよ」
「何がだ」左馬刻は銃兎の細い肩をつかんだ。「てめえの悪い癖だぜ。後ろめたいことがあるとすぐに謝る」
ぱしっと音を立てて腕が振り払われる。その瞳は、怒りとも哀しみとも取れる何かを湛えていた。
「お前の情報のおかげで、組対はちゃんと動いてるよ。だが、俺はその捜査から外されてる」
「はあ?」
「俺の……自業自得だ。でかい捕り物で、薬物が絡んでて……入れ込み過ぎた。私情を挟んでいると言われて反論ができなかったし、実際、間違いじゃない」
そう言って自嘲気味に笑みを浮かべる。
「そんなわけで、せっかくお前が提供してくれたネタなのに、捜査状況がどうなってるか俺には分からないんだよ。訊かれても答えられないんだ」
だから帰ってくれ。革手袋の嵌まったままの手が肩を押し返す。少し震えている気がした。この男のことだ、上層部の決定とはいえそう簡単に了承したとは思えない。一体どれだけの反論をして、どれだけの手段を試みた後なのだろうかと考えたら気が遠くなった。そうやって、今日もコントロールの効かない組織の中で信念を貫こうと躍起になっている。
「帰ってくれ。頼むから」
「聞けねえっつってんだろ」
「今の俺に命令させないでくれ」
「すればいいだろ」
はっとしたように伏せっていた顔が上げられる。意味が分からないという表情が乗っていた。
「なあ、ちょうどいいと思わねえのかよ。散々な目に遭って、溜まってんだろ?目の前にSubがいるんだから使えよ」
「左馬刻」
「遠慮してんだか何だか知らねえが、我慢なんて毒だぜ。今なら何でもしてやるよ。どんな命令でも――」
「うるさい!」
突然発された怒鳴り声に左馬刻の身体がびくりと跳ねた。大声など聞き慣れているはずなのに、普段の冷静で計算高い声音とも、相手を煽る高圧的なハイトーンとも違う銃兎の声に一瞬で身体が動かなくなった。
「黙ってくれ、左馬刻」
ゆらりと、獲物を追い詰めるような動きで銃兎が近づいてくる。左馬刻は後ずさろとして、玄関の固い扉に��まれた。明らかなDomからの威嚇を受けて、両足から一気に力が抜けていくようだった。Subの本能と、自らの理性やプライドがせめぎ合ったのはほんの一瞬で、左馬刻の脳はさして時間をかけずにすべてを明け渡す方の選択を取った。冷たい扉に背をつけたままずるずると床に座り込む。まずい状況だな、と思った。Domが目の前でSubに跪かれているのだ。命令したくて仕方ないだろう。朦朧とした視界の中で、歩み寄ってくる銃兎の脚を捉える。それがすぐ目の前でしゃがんだ。
「顔を上げろ、左馬刻」
命令に身体が震える。Domからコマンドをもらっているはずなのに全く気分が良くなかった。むしろその逆だ。左馬刻は本来、人から指図を受けることを好まない。合意のない中でこのようなコマンドを受けたところで、脳はそれを苦痛としてしか認識しなかった。ぐっと床の上で握った拳に力を入れると、のろのろと上半身を起こした。赤い手が顎を掴んで無理やり銃兎の方を向かせた。
「何でもするって言ったな」
冷たい声が狭い玄関に響く。とっさに頭を振って手から逃れようとしたけれど、思った以上に強く掴まれていてびくともしなかった。
「言ったな?」
顎を掴む手に力を込められて痛かった。今自分はどんな顔をしているんだろうと思いながら、目の前の男を覗きこむ。眼鏡の奥の瞳が、晴れた日の木漏れ日を閉じ込めたように輝いていた色が今は見る影もなくて、左馬刻はそれが好きだったことに気付いた。
「ああ」ようやく喉から声を絞り出せた。「何でもするよ」
表情のなかった顔が不思議な感じに歪んだ。一瞬、その大きな瞳が水を這ったように光って、泣き出すんじゃないかと思った。なんて顔してんだよ。せっかく俺がここまで言ってやったんだ、有難く思えよ。ああ、でも、そんなにハードはプレイには自信がないからそこは多めに見て欲しい。そんなことを呑気に考えていて、気がついたら手は解かれて頬が床のタイルの冷たさを感じていた。
玄関の脇にかかっていたコートが乱暴に取り払われる音がした。視界の端で、上等な革靴に脚が突っ込まれる。大きな音を立ててドアが開け閉めされ、外の廊下を性急な足音が遠ざかって行った。待て、銃兎、逃げんな。声にならない悪態を吐きながら左馬刻は意識を手放した。
  次に目を開けたとき、額にはひんやりとした何かが押し当てられていた。温度の低いそれは存外に気持ちがよく、自分の身体が熱を持っているのかもしれないと思った。触れているのが手のひらだと分かったのは、細い指が目にかかる前髪を遠慮がちにどかしたからだ。そのころには、自分の身体が玄関の固い床ではなくスプリングの効いたシングルベッドに横たえられていることに気が付いていた。白い天井から視線を移すと、ちょうどよくベッドの持ち主と目が合って、充血した瞳がばつが悪そうに泳いだ。ベッドの脇にあるカーテンはすっかり開けられていて、窓からは高く昇った陽射しが入ってきていた。左馬刻は腹筋に力を入れると、上半身を起こした。
「頭いてえ……」
起き上がったせいでずしりと重い感覚に襲われたが、少しの間じっとすることで幾分かマシになる。「おい、大丈夫か」隣で銃兎が心配そうな声を上げる。目線が変わらないことを怪訝に思ったら、台所からでも出してきたのだろう低いスツールに腰掛けているのだった。グレーのシャツは昨夜のままだが、いつもはきっちり絞められているネクタイが首から取り払われ、めちゃくちゃになって胸ポケットに突っ込まれていた。センスよく無造作にまとめられているはずの髪も、何度も乱雑に掻き回したのかあちこちで跳ねている。「悪かった」と明瞭な声が言った。
「昨日、怒鳴って悪かった。無理やり命令聞かせて、一人で残して悪かった」
「は」声に出して笑ってしまった。「本当だよ。あそこまでやっておいて放置するか?俺じゃなかったらサブドロップしてるぜ」
銃兎は言葉に詰まったようだった。唇を噛み締め、言うべき言葉を探して目をさまよわせている。何かを取り繕う術ならいくらでも用意している、普段のこの男からは考えられないことだった。左馬刻は口を開いた。
「まあ」努めて何でもないような声で言う。「俺も悪かった。お前を煽ったのは事実だしな」
驚いたような瞳が左馬刻を捉える。
「最初に帰れって言われたときに、素直に従っときゃ良かったんだ」
「お前は悪くない。左馬刻」何とも言い難い困惑したような顔が、一呼吸置いて、怒ったような表情を作った。「けどな……なんであんな風に言ったんだ。何でもしてやるなんて。お前は、そんなことしちゃだめなんだよ。何でもするなんて言うな。冗談でももう二度と」
左馬刻は返事をしなかった。黙って銃兎の眼を見つめていた。いつものようにそれは命令かと訊くこともできたが、そうしなかった。命令ではないことは分かっていた。この男がしたいのは契約ではなくて、約束なのだと思った。
「お前、どこにいたんだよ」
代わりにしたのはそんな質問だった。
「は?」
「部屋を出て、一晩中どこにいた。どっかの店で、相手してくれるSubでも探してたのか」
「なんでそうなるんだよ。ジムだよ」
は?と、今度は左馬刻が目を丸くする番だった。目の前の男はあっけらかんとして、「二十四時間営業のジムが近くにあるんだよ」と続ける。そこでずっとサンドバックを殴っていたのだと説明した。オーナーとは馴染みで、銃兎が警察官であることも知っているし、仕事などで行き詰ってむしゃくしゃした際に似たようなことをした前科があるため、特に気にもされなかったという。「まあさすがに、一晩中なんてのは初めてだったけど。おかげでずい分スッキリしたな」
「……ふっ」
左馬刻は我慢しきれずに噴き出した。身体を折ってベッドの上で肩を震わせる。
「お前……バカだバカだとは思っていたが、ここまでとは」
「なんだって?」
「健康的すぎんだろ。部活動やってる高校生か」
「それのどこが悪い。お前に首輪付けて契約書結ばせて、この先一生俺の命令しか聞けないようにするところだったんだ、こっちは」
���らりとなかなかにすごいことを言う。それを実現されたら、俺は確実に今の生活を送れなくなるが。一通り笑い終えて、ヘッドボードに背を預けて息を吐く。ちらりと銃兎を盗み見ると、先ほどより威勢は取り戻したようだったが、未だに居心地が悪そうにしている。ずっとジムにいたというし、帰って来てすぐに左馬刻のためにベッドを明け渡したのなら、おそらく一睡もしていないはずだった。心なしか香る石鹸の匂いは、ジムを出る際にシャワーだけでも浴びたからだろうと思われた。鋭さのない目元には疲労が見てとれる。
銃兎、と左馬刻は静かに名前を呼んだ。「コマンドくれよ」
「え?」眼鏡越しの瞳に困惑の色が浮かぶ。昨日の今日でそんなことを言われると思わなかったのか、探るようにじっと見つめてくる。左馬刻は肩を竦めた。
「なんでもいい。お前からのコマンドが欲しい」
もう一度はっきりと言うと、いよいよ困ったように身を引いた。もしかしたら、自分はもう二度と目の前の相手に命令をする権利などないと思っていたのかもしれなかった。そんな殊勝なことを考える���だったかよ、と思う。無言のまま数秒が経ち、元来左馬刻と同様こらえ性のない男は、諦めたようにため息を吐いた。のろのろと胸元に手を伸ばすと、ポケットに突っ込んでいたものを引きずり出し、ベッドの上に置いた。
「ネクタイ」
「は?」
「ネクタイ、締めてくれ。出勤しないと」
「いや、寝ろよお前は」
思わず呆れた声を出してしまうと、銃兎は初めてリラックスしたような表情を見せた。
「一つ捜査から外されたって、仕事は無限にあるんだよ。心配しなくても、今抱えてるものを片付けたらちゃんと帰って休むさ」
別に心配しているわけじゃないと言いたかったが、言ったところで「そうか」と頷かれるだけなのでやめておいた。こんなところで些細な見栄を張っても仕方なかった。掛け布団の膝のあたりに放られたネクタイを見つめると、そっと手を伸ばす。いつもはこの男の首もとで存在感を発しているそれは、今は左馬刻の手のひらの上でやたら頼りなく見えた。目で合図すると、素直にこちらに向けて頭を傾ける。無防備になった頸にネクタイを回した。
襟の下をくぐらせ、両手で結び目を作る間、僅かに顎を上げた姿勢でじっとしているので、その従順さがおかしくなってしまった。「急所だぞ」と指摘してみる。
「いいのかよ、何するか分かんねえぞ。昨日の仕返しに」
「別にいい」
即答されて、手の動きが止まった。見ると、目の前の白い壁をぼんやりと眺めていた瞳がゆっくりと閉じられるところだった。気持ちよさそうに。刃が振り下ろされるのを待つ殉教者のような穏やかさだった。左馬刻は視線を手元に戻し、次の手順を思い出そうとした。感覚で覚えているはずの行為の続きが、考えなければできなかった。不自然なほど時間をかけてやっと出来上がった結び目を持ち、長さを調節する。ひどく緊張した。
「銃兎」聴こえるか聴こえないかの声で言う。「いいぜ。首輪くらいならしてやっても」
「あ?」
目を瞬���せた銃兎がこちらを見る。その口が何かを問う前に、左馬刻は完璧な角度で結ばれたネクタイを叩き、その身体を向こうへ押しやった。
「ばーか冗談だわ」
驚いた顔をしていた男は、呆けたように数秒固まった後、まるで子供みたいにくしゃりと表情を綻ばせた。何かを背負ったような重苦しさはもうなかった。すっかり生気を取り戻した目が、窓から差し込む黄金の光を受けて輝いた。水をはじく若葉のような鮮やかな緑。
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motiwonohtrgt · 5 years ago
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まとめ
邦画
ヒミズ/落下する夕方/蜜のあわれ/味園ユニバース/パンドラの匣/告白/贖罪/少女/円卓 こっこ、ひと夏のイマジン/クリーピー 偽りの隣人/地獄でなぜ悪い/渇き。/冷たい熱帯魚/悪の教典/蛇にピアス/愛なき森で叫べ/22年目の告白 私が殺人犯です(日本版)/TOKYO TRIBE/ハードロマンチッカー/カイジ(実写)/アフロ田中(実写)/ぼくたちと駐在さんの700日戦争/日々ロック/ロックンロールは鳴り止まない/リングシリーズ/呪怨/仄暗い水の底から/てけてけシリーズ/ひきこさん/こっくりさん/カメラを止めるな/永遠のゼロ/少年H/食堂かたつむり/深夜食堂/TRICKシリーズ/人間失格 太宰治と3人の女達/ミッドナイトスワン/ばるぼら/嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん/神様の言うとおり/みんな!エスパーだよ!/麒麟がくる/ヘルタースケルター/Mother(日本ドラマ)/パプリカ/鉄コン筋クリート/東京ゴッドファーザーズ(アニメ)/AKIRA/エヴァンゲリオン/銀魂(アニメ、実写)/斉木楠雄のΨ難(実写)/今日から俺は(実写)
洋画
デタッチメント 優しい無関心/永遠に僕のもの/私の知らないワタシの素顔/プラダを着た悪魔/レ・ミゼラブル/エターナル・サンシャイン/愛しのローズマリー/戦場のピアニスト/ダージリン急行/エクスプリメント/異端の鳥/ミッドサマー/エスター/グッドナイト・マミー/ソウ/アナベル死霊人形の誕生/フェイシズ/羊たちの沈黙/ミッドナイト・イン・パリ/イエスマン/天使にラブソングを/ゴースト ニューヨークの幻/ロング,ロングバケーション/キャデラック・レコード/ハリーポッターシリーズ/白雪姫と鏡の女王/シンデレラ(実写)/美女と野獣(実写)/ディズニープリンセスシリーズ全般/チャーリーとチョコレート工場/魔女がいっぱい/アルマゲドン/ET/スプライス/Back To The Future/未知��の遭遇/ワイルドスピードシリーズ/バイオハザードシリーズ/デットプールシリーズ/ジュラシックパークシリーズ/ジュラシックワールド
アニメ、漫画
ヒミズ(古谷実)/シガテラ(古谷実)/わにとかげぎす(古谷実)/グリーンヒル(古谷実)/ゲレクシス(古谷実)/行け!稲中卓球部(古谷実)/ヒメアノール(古谷実)/蟲師/モノノ怪(妖〜AYAKASHI〜製作委員会)/ゲゲゲの鬼太郎(水木しげる)/うしおととら(藤田和日郎)/月光条例(藤田和日郎)/SUNNY(松本大洋)/鉄コン筋クリート(松本大洋)/GOGOモンスター(松本大洋)/漂流ネットカフェ(押見修造)/ぼくは麻理のなか(押見修造)/血の轍(押見修造)/ミスミソウ(押切蓮介)/アポカリプスの砦/世界の終わりと夜明け前(浅野いにお)/殺さない彼と死なない彼女(世紀末)/さよならバイバイ大好きだったよ(世紀末)/優しさでいっぱいの土の上で(アボガド6)/寂しすぎてレズ風俗に行きましたレポ(永田カビ)/一人交換日記(永田カビ)/分校の人々(山本直樹)/少女椿(丸尾末広)/トミノの地獄(丸尾末広)/パノラマ島綺譚(江戸川乱歩/丸尾末広)/瓶詰の地獄(丸尾末広)/薔薇色ノ怪物(丸尾末広)/涙煮込み愛辛さマシマシ(にくまん子)/恋煮込み愛つゆだく大盛り(にくまん子)/あいとまこと(森世)/みっともない恋(森世)/こぼれる(森世)/ブラックジャックによろしく/銀魂(空知英秋)/斉木楠雄のΨ難(麻生周一)/テニスの王子様(許斐剛)/僕のヒーローアカデミア(堀越耕平)/HUNTER×HUNTER(冨樫義博)/幽遊白書(冨樫義博)/レベルE(冨樫義博)/あなたがしてくれなくても(ハルノ晴)/された側のブルー(セモトちか)/アシガール(森本梢子)/高台家の人々(森本梢子)/俺物語(河原和音/アルコ) etc
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momokoikegamiwrite · 5 years ago
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11/2〜8
月曜日
実は、「鬼滅の刃」の映画を見ておきたくてアニメシリーズ26話分を数日前から観ていた。あまりに世間が鬼滅一色で、そういうものってやっぱり多くの人の心を掴むだけあって面白いのだろうし純粋に楽しみたいなと最近は思うようになった。ストレンジャーシングスも、アベンジャーズも、スターウォーズも、アナと雪の女王も、初めは毛嫌いしてたけど心底面白かったし、例えそれが面白くなくてもどこが嫌なのかを明確にできたらそれだけで良い。そういうわけで「鬼滅の刃」テレビアニメシリーズを観終わり、本日はついに映画を見てきた!テレビアニメシリーズは、本当に絵が綺麗で技の演出とかとても凄くて(水の技法で波が浮世絵タッチになるとことか)面白かった。それを劇場版で大スクリーンで観れるのはやっぱり凄かった。でも、何かの作業のついでに観れるテレビアニメくらいの距離感だとちょうど良い「説明セリフ」のくどさが全集中して観る映画というシチュエーションだとあまりにもしつこすぎた。正直、テレビアニメの延長と言��感じで映画としての面白さってそこまで無いと思うのだけど、アニメの画力と声優の力の凄さはめちゃくちゃ体感した。死を美化しすぎなのでは…とちょっと心配になった。小学生たくさん見てるので。
火曜日
「プリキュアミラクルリープ不思議な1日」を見に行った。不覚にも、めちゃくちゃ泣いてしまった。まず、映画が始まる前にプリキュアのキャラクターが出てきて「声を出しちゃダメだよ」と注意のアナウンスをするんだけど、その、小さい人たちに語りかけるその物腰が素敵すぎて泣けた。もうこの時点で、この作品は徹底的に子供の味方で、子供に真剣に語りかけてるんだって感じて泣いた。次に、テレビアニメと同じオープニングの曲がフルで流れたとこでまた泣いた。いつも日曜の朝に聞いて生活に馴染んでる曲が、特別スペシャルバージョンになって目の前の大スクリーンで流れていて、日常とエンターテイメントの融合がすごすぎる。そして去年のスタートウィンクルプリキュア、さらに一昨年のハグっとプリキュアが出てきてアベンジャーズごとく違う作品の戦士が集うユニバースものとしての迫力。今回は"時間ループもの"で、謎のタイムキーパー(敵)に操られて同じ日の午前中7:30〜12:00を100回くらい繰り返すっていう設定で、なんとも映画的題材をテーマにもってきている。そして、「明日へ進む力」を持つミラクルペンライトをかざして皆んなで明日を目指す。コロナでなければこの「ミラクルペンライト」を映画館に来た子どもたちがスクリーンに向かって振りかざし応援することでプリキュアはやっと勝てるのだけど、今回は感染症対策で声を出してはいけないことになっており、そこは改編されていた(この映画はもともと3月に上映される予定で延長を重ねやっと公開されたもの)。推しのプリキュアの格好でバチバチにキメてきてる小さい女児の姿にもやられた。好きなものに夢中になることと、その夢中を提供することの尊さよ。
水曜日
昼休みに外に出たら、今日も青空がすこぶる青かった。青くて、青くて、どこまでいっても青くて、もうこれだけで十分だと思った。日陰は寒いけど、お昼に日向のベンチに座っていたら5分もしたところで着ていたフリースが発熱して暑いくらいだった。きな粉クッキーを作った。ひとつまみいれた塩が抜群にうまかった。チョ・ナムジュの「彼女の名前は」を読んだ。「82年生まれキムジヨン」から数年、前作と違うのは、地獄の最中にいながらも声を上げ、ここにいない誰かのために社会を変えようとする力強さがあること。私たちはもう黙らない、運動が日本に比べ盛んな韓国の声だ。一緒に良くなっていきたい。
木曜日
工場へ行って立ち会いした。��しぶりに機械を見た。インキの独特な匂いが充満している工場、微妙な色加減を巧みに操作する現場の寡黙な人、世の中の印刷物は全てこうして人が機械を動かしてひとつひとつ作り上げているんです。途方もない。
金曜日
どうしても食べたくて、またモスバーガーへ行った。うちの駅にはモスバーガーがある。モスバーガーがある街は良い街だってマキタスポーツが言ってた。そう思う。
土曜日
日曜日
荻窪音楽祭で、今年は医療従事者へ向けたチャリティコンサートが開かれ、抽選に当たったので見に行った。正直、医療従事者へ感謝の拍手を〜とかチャリティコンサートを〜とか招待したって医療従事者の人はそれを望んでいるとは到底思えないのだが、とにかく久々にクラシックが聴きたかった。今回は四重奏+ピアノで、聞きたかったショパンのピアノコンチェルトもたった5人での演奏だった。ショパンって本当に、なんて美しい旋律なんだろう。ヴァイオリンの人が「私たちの演奏はホールの響きに助けられて初めて成立する」と言っていたのが印象的だった。名演には名ホールあり。ここの杉並区公会堂はとっても良いホールだと思った。
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natsu16g · 6 years ago
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20191027
まちあわせして、おでかけ。
ディズニーハロウィンは断念!また来年。
品川で立ち食い蕎麦食べて(しょっぱいし、多かった。男性の胃袋にあわせてある。)新宿→千歳烏山。パティスリー ユウ・ササゲ 訪問。焼き菓子のよい香りのする、ミントグリーンのお店。ショーケース内は色とりどりでケーキのデザインも素敵。店員さんは愛想がない、美人のおねえさん。①シュークリーム②チーズケーキ③モンブラン④ピスタチオとベリー 購入。駅のちかくの珈琲豆屋さんでコーヒー買って、公園求めて調布へGO。
調布で降りて、こーちゃんが昔デートしたらしいパルコのミスドを横目に(しきりに懐かしいと、高揚する彼、)、新しい建物であるような、パレットを積んだ子供の遊び場、木の机とイス、なんともいえないスペースでケーキをひろげる。ケーキがっつり手づかみでバクバク食べる。シュークリームの芳醇なバニラ感…ピスタチオがいちばん無念でした。というかほんとは二種の栗のモンブランが食べたかった。むむ。
この日は天皇賞の日でした。
電車で川崎まで移動。ハロウィン前とあり、ハロウィンパレードをしているらしい川崎駅前は活気、活気。人のエネルギーが目視できるよう。こーちゃんがゾゾタウンでしきりにお洋服を見ているのは知っていて、珍しいから。彼のお洋服を見に行こうとひっそり決意。ラゾーナでショッピングです。
ユナイテッドアローズでネイビーのセットアップ、グローバルワークでキャメルのコート(私は淡いベージュのニット、焦げ茶色のニットスカート…♡)、ナノ・ユニバースで辛子色ニットとパンツ2本(わたしはモコモコのオーバーコート…♡)、ザラで香水(わたしは真っ白のハイネックニットワンピ…♡♡これがかわいい。こーちゃんセレクト)(あとグリーンレーベルでブラウス)!
しきりに思うことがあって、以前は試着が嫌いでしなかった彼が、今回はなんと、全部ちゃーんと試着をした!!これがほんとうに驚く。髪がみだれるとか、いちいち面倒とか、絶対に思ってる。はず。たぶん。きっと。
アゼリアの地下でかるーく飲んで、ほくほく気分で帰宅。こーちゃん好き。たのしかった。
帰宅したら悲しいことが2つあって、ひとつは、お気に入りのピアスを片方なくしたこと。もうひとつは、クモが…クモが出た。そのクモに対して、ビビリ散らかした私に…がっかり。こーちゃんは眠くて電話口で不機嫌になり、悲しい気持ち。退治したけど。後日あやまってくれたけど。
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次の日、月曜日。
ひさしぶりに自転車で出社。午前中はほんとうに不安定で、泣いて泣いて、あ、おかしいかも、普通じゃないかもと思いながら仕事して、鏡のなかの自分の目が怖くて、顔がのっぺりしていた。朝は化粧もきちんとして、白湯も飲んで、清潔に来たのに。そういうことでは、解決できない、基礎の部分に水がはいってしまっている。
かえりみち鬱々としていたけど、こーちゃんが川崎にまた買い物行きたいっていうので付いていった。それだけなのに、元気になった。GUで黒のハイネックニット買って、ユニクロでスキニー買って、そんで私にストール買ってくれた!うれしい。たいせつにする。ABCマートでブーツ買って(スエードのサイドゴアブーツ、かわいいのにかっこいい。)、スタ丼で晩ごはん。床のぬるぬるがトラップ。
こーちゃんが好きだな。
しぬこさんが、付き合ってる人いるのに別な人も好きなの理解できないといっていなので、私はおかしいんだな。
なんの執着なんだろー。
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hayakawasouko · 7 years ago
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3月4日 川上未映子×マームとジプシー MUM&GYPSY 10th Anniversary Tour vol.2 「みえるわ」
14:00/19:00 ご予約 3,500円 当日券 4,000円
テキスト 川上未映子 「先端で、さすわさされるわそらええわ」「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」 「夜の目硝子」「戦争花嫁」「治療、家の名はコスモス」「冬の扉」「水瓶」「まえのひ」など
演出 藤田貴大 出演 青柳いづみ
衣装 「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」 ヒグチユウコ
「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」 ANREALAGE
「戦争花嫁」 suzuki takayuki
「治療、家の名はコスモス」 overlace
「冬の扉」 malamute
「水瓶」「夜の目硝子」 l i r o t o
設立10周年を迎えたマームとジプシーの10th Anniversary Tour vol.2 として、2018年1月から3月にかけて小説家・川上未映子との共作を巡演いたします。本作品では書き下ろしを含む川上未映子の複数の詩を青柳いづみというひとつの身体を通して、演劇に立ち上げていきます。2013年に東京で初演を迎えて以降、東京国際文芸フェスティバルのクロージングへの招聘や全6都市を巡るツアー、 美術展への出展など多岐にわたる活動を経て今回またあたらしい作品として生まれ変わります。ぜひご期待ください。
<東京>2018年1月31日(水)ー2月3日(土)|WWW <宮城>2018年2月6日(火)|会場未定 <松本>2018年2月10日(土)|まつもと市民芸術館・小ホール <福島公演>2018年2月12日(月・祝)|LIVE STAGE PEAK ACTION <札幌公演>2018年2月15日(木)ー2月16日(金)|PROVO <横浜公演>2018年2月20日(火)ー2月21日(水)|横浜市開港記念会館・講堂 <山口公演>2018年2月25日(日)|山口情報芸術センター・スタジオA <大阪公演>2018年2月28日(水)ー3月1日(木)|味園ユニバース <熊本公演>2018年3月4日(日)|早川倉庫 <沖縄公演>2018年3月7日(水)|水円 <沖縄公演>2018年3月10日(土)ー3月11日(日)|アトリエ銘苅ベース全10都市11会場を予定チケットご予約受付開始日|2018年1月7日(日)10:00〜 *ご予約は、マームとジプシーやMUM&GYPSY 10th anniversary year 特設サイトのチケットフォームより承ります。主催|合同会社マームとジプシー/<横浜公演>NPO法人アートプラットフォーム(急な坂スタジオ)/<山口公演>山口市文化振興財団 共催|<松本公演>まつもと市民芸術館 <横浜公演>横浜市文化観光局  助成|芸術文化振興基金
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nebulatheorion-blog · 8 years ago
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地球システムの崩壊/松井隆典 新潮選書
俯瞰する視点
二〇世紀、人類は地球の重力圏を突破し、宇宙へと進出した。その象徴的な事件がアポロ計画による有人月探査である。人類は月にたち、そこから地球を、そして人類を眺める視点を得た。これは文明史上最高高度からの俯瞰的視点である。二一世紀の世界を考えるとき、この高度からの俯瞰的視点をもったことの意味をよくよく考えねばならない。
 月から眺めると地球は、広大な宇宙に浮かぶひとつの小さな天体として見える。それを構成する大気とか海とか大陸とか、あるいは生物圏とか人間圏とか、個々の物��圏が個別に見えるわけではない。全体が全体として意味をもった存在として見える。それを他の太陽系天体と比較して見ると、その特徴はより明らかになる。海も、大陸も、生命も、高等知的生命体である人間も、他の太陽系天体には存在しない。
人間圏というシステムのユニットをどうとるか
 ・・・一九九〇年代以降の人間圏は、どのような状況にあると分析できるだろうか?そのためには例えば、ユニットに注目するとわかりやすい。結論を先にいえば、現在の人間圏の流れの向きは、ビッグバンに向かっている。国家や企業のような従来のユニットが、強固な求心力を失い、いわゆる先進国では個人をユニットに、発展途上国では地域や宗教、家族をユニットにという、旧来の共同体を破壊する流れである。近代という時代に形成されてきた国民国家という共同体の概念が揺らぎはじめ、そのユニットとしての昨日に限界が見えはじめたといっていい。
 このような流れが生じているひとつの理由が、インターネットの普及である。その結果、情報が個人に拡散し、旧来の共同体の求心力が弱まりつつある。共同体の求心力とは情報に他ならず、それが拡散すれば求心力が失われるのは当たり前である。これは例えていえば、宇宙のはじまり(ビッグバン)に相当する。過去に遡れば宇宙は収縮し、すると宇宙の温度は上昇する。その結果、すべての構造は破壊され、究極の構成粒子にまで分解される。現在の人間圏は、ビッグバンに向かいつつあると分析できるのだ。もっとも、この流れは、旧来の人間圏の内部構造を破壊し、新たなる人間圏構築のためと、好意的に解釈することも可能である。しかしそのためには、破壊の後にどのような人間圏を構築したいのか、そのビジョンがあらかじめ示されなければならない。
二酸化炭素の温室効果について
 ・・・人類の二酸化炭素放出によって地球が金星化することはない。地球はシステムとして地球温暖化に応答し、その地表温度を下げるからである。この話と、金星が地球の未来の姿という話は、実際には全く関係のないことである。・・・人類がいくら二酸化炭素を放出しようと、現在の地球システムが機能する限り、地球は金星化しない。
 すなわち、大気中の二酸化炭素が増え、地表温度が上昇すれば、地球はその変化に応答し、地表付近の二酸化炭素循環を通じて、大気中の二酸化炭素を減らすという負のフィードバック作用を働かせるからである。地球が人類の活動を通じて金星化するとすれば、それは二酸化炭素による温暖化ではなく、人類がたとえば大規模に太陽光発電を行うなどして、結果として今以上に太陽光を地表に流入させるか、あるいは核融合を実現し、第二の太陽を地表にもつかした時である。人類の二酸化炭素放出による地球の金星化は、惑星科学的にはありえない。
タイ��ン:もうひとつの地球
 ホイヘンスから送られてきたタイタンの地表画像は、比較惑星学者としては久しぶりに、心躍るものであった。・・・しかしその同じ画像が、一般の人々にとっては、それ程印象的でもなかったようだ。かつて、金星や火星、木星や土星、天王星や海王星、あるいはそれらの衛星に探査機が初めて接近し、あるいは地表に降り、その素顔を初めて明らかにした時、世の中はもう少しそれに感動したような記憶があるのだが、最近は、初めて見る世界にも感動を覚えなくなったのだろうか?
 我々がそれまでの智の境界を越え、新たな智の領域を探ることは、まさに我々が、現在のような文明を築いた、その生物学的な理由のひとつとして考えられる。大脳皮質のニューロンのネットワーク化がその背景にあることを第一部で論じた。我々のレゾンデートルともいえるその感性を失うとしたら、我々はこれからどこに行くのだろうか?
アストロバイオロジー
 ・・・しかし現在の生物学はまだ、そのような普遍性を目指す学問レベルに、達していないのである。生物学が対象とするのは、地球上の生物である。我々はまだ、それ以外の生物の存在を知らない。従って現在の生物学を正確に表現するなら、地球生物学と称すべきなのである。
 では、物理学や化学はどうか?結論を先に述べれば、物理学や化学は、現段階でも普遍性を有する。・・・物理学的には、ある限られた時空で成立する現象なり、原理が、より拡張された時空スケールで成立する場合、普遍性を有すると考える。より拡張された時空といえば、そのもっとも大きな時空スケールが宇宙である。地球で成立することが、太陽系で成立し、銀河系で成立し、更に無数の銀河から成る宇宙で成立すれば、それは普遍性を有すると考えられる。
 問題を更に突き詰めて考えると、果たしてこの宇宙で成立したら普遍的と考えていいのか、という疑問は残る。なぜならこの宇宙は特殊と考えられるからである。なぜ、特殊と考えられるのか?例えば、この宇宙は物質からなる。実はそのこと自体が、この宇宙の特殊性を示唆するのだ。この宇宙が誕生した、その瞬間の頃を考えてみよう。エネルギーから物質と反物質が生まれ、物質と反物質が衝突すると両者は消滅し、エネルギーに変わり、という反応が繰り返されていた。この物質と反物質の生成が全く対称的に起これば、ある瞬間宇宙が膨張し、その瞬間の状態が凍結されても、一方の存在である物質のみが残ることはない。しかしその生成に関し、対称性が破れていれば、余分に生成されるどちらかのみが残ることになる。この宇宙ではそのようにして、物質のみが残り、物質からなる宇宙が形成されたのだ。
 このように、この宇宙が特殊と考えられる例は、他にもいくらでも挙げられる。例えば、物理学には、様々な定数というものが存在する。例えば、ニュートンの万有引力(重力)定数とか、プランクの定数とかである。これらの数値が上記の値と少しでも異なる値だったら、この宇宙は現在のような姿にならない。塵とガスの塊である分子雲コアが、重力の作用で収縮し、星が生まれ、その内部で熱核融合反応が起こり、元素が合成され、というような過程が進行しなければ、この宇宙に、銀河も恒星も惑星も生命も文明も形成されない。物理定数の存在もまた、この宇宙が特殊であることを示唆するのだ。
 ところで、物理学では、これらの定数がなぜそのような値を持つのか、説明することができない。そうであるべき理由は、物理学的には見つからないのである。別の値でも構わない、ということだ。ただしその場合、生ずる結果は全く別のものになる。敢えてその理由を探れば、答えがひとつだけ考えられる。そのような宇宙では、地球が生まれ、生命が誕生し、進化し、我々のような知的生命体が生まれ、高等科学技術文明を作り、宇宙を観測し、理解する。その結果、この宇宙の存在が認識され、存在したことになる、ということである。まさに宇宙のレゾンデートルに関わる話なのだ。普通か否かを問う我々のような存在がなければ、そもそもこの宇宙が普遍だろうと特殊だろうと、そのことに全く意味がない。
 我々にとって、外界として認識されるこの宇宙が特殊であるとしても、我々は普遍性について考えることはできる。なぜか?その理由を探ろうとすると、この宇宙を観測するとか、認識するとかということが、我々にとって如何なる作業なのか、を考えてみなくてはならない。最近の脳科学の理解に基づいてそれを説明すれば、それは、外界である世界を脳の内部に投影し、そこに内部モデルをつくることである。外界がいったん脳のなかに投影されてしまえば、その内部モデルとしては、この宇宙ですら相対化され、その外側にいくらでも、別の宇宙を考えることができる。ユニバースではなく、マルチバースのなかのひとつというように、である。・・・
惑星の定義
 地殻を構成する岩石の種類や、地表付近の岩石圏の運動様式であるテクトニクスも個々に異なる。例えば、大陸地殻を構成する花崗岩は地球にしか存在しない。プレートテクトニクスも地球にしか見られない。金星や火星ではプリュームテクトニクス(プリュームとはスポット的に上昇する流れのこと)が卓越する、といったようにである。
 木星と土星も、その内部構造はよく似ている。中心に岩石からなるコア、その周りを金属水素(高度に圧縮されて電子の軌道が互いに交りあい、電子が自由に動けるようになる)から成るマントルが覆い、その上には水素分子の層があり、さらに大気へと続く。それぞれの厚さは木星と土星で異なる。顕著な違いは大気中のヘリウムの量である。土星の大気中のヘリウムは少ない。ヘリウムが中心に向かって落ちているからと考えられている。
 天王星と海王星は、中心に岩石からなるコアが存在する点では巨大ガス惑星と同じである。しかし、その周りを取り巻くマントルが主として水からなる点が異なる。この両天体は、基本的に内部構造も大気の組成もほとんど変わらない。どちらも青い色に見えるが、それは大気中にアンモニアが存在せず、メタンが赤い光を吸収しているためである。アンモニアはこれらの天体のマントルを構成する水に溶け込んでしまっていると考えられている。
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c3oyama · 5 years ago
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10/29ホームビデオ&とらふぐの日 誕生日/ #小島明子 #つんく #志穂美悦子 #高嶋政宏 #堀江貴文 #佐伯美香 #前園真聖 #菅広文 #小川麻琴 誕生日 1656年 ハレー(天文学者)  1815年 井伊直弼(江戸幕府の大老) 1921年 坂倉芳明(経営者) 1931年 並河萬里(写真家) 1935年 高畑勲(アニメ映画監督) 1936年 小島明子(第8回ミス・ユニバース)1959年(昭和34年)に開催された第8回ミス・ユニバース世界大会で栄冠を獲得した。日本人・有色人種・アジア人として初めてのミス・ユニバース世界大会優勝者である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E5%B3%B6%E6%98%8E%E5%AD%90 1939年 水野英子(漫画家) 1942年 浜畑賢吉(俳優) 1945年 小栗康平(映画監督) 1947年 リチャード・ドレイファス(俳優) 1951年 小倉一郎(俳優) 1955年 志穂美悦子(女優) 1956年 周防正行(映画監督) 1960年 中村福助(歌舞伎俳優) 1965年 高嶋政宏(俳優,高島忠夫の子,高嶋政伸の兄) 1968年 つんく♂ (音楽プロデューサー,ミュージシャン(シャ乱Q/ヴォーカル)) 1968年 金城一紀(作家) 1968年 山下しげのり(ジャリズム・タレント) 1972年 堀江貴文 (経営者,ライブドア社長[元]) 1973年 前園真聖(サッカー) 1973年 島田達樹 (俳優) 1973年 鈴木あい (女優) 1976年 菅広文(ロザン・タレント ) 1977年 河西りえ (タレント) 1985年 長谷川純 (タレント(ジャニーズJr.)) 1987年 小川麻琴 (歌手(モーニング娘。[脱退])) 1989年 佐伯美香 (タレント(AKB48[脱退])) 誕生花・誕生石 誕生花は パンパス(pampas)、花言葉は“奔放な愛” 誕生石は キャッツアイ(cat's-eye)、宝石言葉は“心変わり” ホームビデオ記念日1969(昭和44)年のこの日、ソニー・松下電器・日本ビクターが世界初の家庭用VTRの規格「U規格」を発表した。 しかし、値段の高さやカセットテープの大きさなどから家庭には普及せず、各社が小さいサイズのテープを使用した規格を構築し出した。最終的にはソニーのベータ方式とビクターのVHS方式に収斂され、以降、両陣営の熾烈な争いが繰り広げられることとなった。 とらふぐの日 おしぼりの日 全国おしぼり協同組合連合会が2004(平成16)年に制定。 10月は「て(ten)」の語呂合せと10本の指から、29日は「ふ(2)く(9)」(拭く)の語呂合せで、「手を拭く」の意味。 歴史・出来事 1884年 自由党解党 1888年 スエズ運河条約成立 1914年 早・慶・明3大学野球リーグ成立 1923年 トルコ共和国成立 1930年 閣議、「支那」を「中華民国」と呼称することに決定 1945年 第1回宝くじ発売 、1枚10円、1等賞金10万円、売上は2500万円 1950年 千葉県船橋市で日本初のオートレース開催 1956年 イスラエル軍、シナイ侵入。スエズ戦争勃発 1969年 人工甘味料チクロ使用禁止に 1976年 酒田大火 1976年 「防衛計画の大綱」で防衛費の総額をGNPの1%以内にすることなどを決定 #今日は何の日 #パーソナルカラー #カラードレープ #カラーパレット #こんにちは #色見本 #PCCS #ドレープ120色 #パーソナルカラー用品 #テストドレープ #C³ #色のみかた #シーキューブ (パーソナルカラー用品ドレープ、見本帳,PCCSのご用命はc3(シーキューブ)) https://www.instagram.com/p/CG5yrTsAJw_/?igshid=1pdx9du2u3c5b
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c3oyama · 5 years ago
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7/24地蔵盆の日 誕生日/久保田利伸 相沢紗世 植草克秀 谷崎潤一郎 河合奈保子 魁皇 横尾要 サマーグロー 渡辺知夏子 水川あさみ アンナ・パキン 高橋彩華 誕生日   923年 朱雀天皇(寛明親王) (天皇(61代))[952年8月15日歿] 1802年 アレクサンドル・デュマ(作家・大デュマ) 1886年 谷崎潤一郎 (小説家,劇作家『細雪』『春琴抄』)1949年文化勲章[1965年7月30日歿] 1901年 中村草田男(俳人) 1945年 高田繁(野球) 1954年 酒井ゆきえ(タレント) 1962年 久保田利伸 (シンガーソングライター) LA・LA・LA LOVE SONG https://youtu.be/prfepwJ5wZE 1963年 河合奈保子 (歌手,女優) 1964年 よしもとばなな(吉本ばなな) (小説家『キッチン』『TUGUMI』) 1966年 植草克秀 (俳優,歌手(少年隊)) 1968年 内藤尚行(ギャオス内藤・野球) 1970年 原田ゆかり(歌手) 1971年 坂本昌行(V6・タレント) 1972年 魁皇(大相撲) 1972年 横尾要 (ゴルフ/かとうれいこの夫) 1973年 中村紀洋(野球) 1978年 相沢紗世 (モデル,女優) 1980年 北村宏司 (騎手) 1981年 サマー・グロー (米:女優) 1982年 さがゆりこ(嵯峨百合子) (タレント) 1982年 アンナ・パキン(女優) 1983年 水川あさみ(女優) 1984年 hiroko (ミュージシャン(mihimaru GT/ヴォーカル)) 1985年 渡辺知夏子(モデル) 1986年 舞衣子(MAIKO) (ミュージシャン(ZONE[解散]/ベース・ヴォーカル)) 1998年 高橋彩華(プロゴルファー) 誕生花は サボテン、花言葉は“燃える心” 誕生石は ルビー(ruby)、宝石言葉は“情熱” 地蔵盆の日 子供たちが地蔵に花などを供えて祀る。地域によっては月後れの8月24日に行われる。 毎月24日は地蔵菩薩の縁日であり、その中で7月15日のお盆に近い7月24日に行われる。地蔵が子供の守り神とされることから、地域の子供達が中心となって行われる。 劇画の日 1964(昭和39)年のこの日、青林堂が劇画雑誌『ガロ』を創刊した。 白土三平の『カムイ伝』を始め、水木しげる、つげ義春等が登場し、大人向けの劇画ブームの拠点になった。 天満祭り(大阪市天満宮) 河童(芥川龍之介)忌 地蔵盆 歴史・出来事 1959年 児島明子日本初のミスユニバースに 1959年(昭和34年)に開催された第8回ミス・ユニバース世界大会で栄冠を獲得した。日本人・有色人種・アジア人として初めてのミス・ユニバース世界大会優勝者である。 1974年 北の湖が第55代横綱に昇進。21歳2か月で当時の史上最年少横綱に  #今日は何の日 #パーソナルカラー #カラードレープ #カラーパレット #こんにちは #色見本 #PCCS #ドレープ120色 #パーソナルカラー用品 #テストドレープ #C³ #色のみかた #シーキューブ (パーソナルカラー用品ドレープ、見本帳,PCCSのご用命はc3(シーキューブ)) https://www.instagram.com/p/CC__bJfgp9j/?igshid=1h87tczgx4zrc
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c3oyama · 6 years ago
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10/29ホームビデオ&とらふぐの日誕生日/小島明子 つんく 志穂美悦子 高嶋政宏 堀江貴文 佐伯美香 前園真聖 菅広文 小川麻琴 誕生日 1656年 ハレー(天文学者)  1815年 井伊直弼(江戸幕府の大老) 1921年 坂倉芳明(経営者) 1931年 並河萬里(写真家) 1935年 高畑勲(アニメ映画監督) 1936年 小島明子(第8回ミス・ユニバース)1959年(昭和34年)に開催された第8回ミス・ユニバース世界大会で栄冠を獲得した。日本人・有色人種・アジア人として初めてのミス・ユニバース世界大会優勝者である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E5%B3%B6%E6%98%8E%E5%AD%90 1939年 水野英子(漫画家) 1942年 浜畑賢吉(俳優) 1945年 小栗康平(映画監督) 1947年 リチャード・ドレイファス(俳優) 1951年 小倉一郎(俳優) 1955年 志穂美悦子(女優) 1956年 周防正行(映画監督) 1960年 中村福助(歌舞伎俳優) 1965年 高嶋政宏(俳優,高島忠夫の子,高嶋政伸の兄) 1968年 つんく♂ (音楽プロデューサー,ミュージシャン(シャ乱Q/ヴォーカル)) 1968年 金城一紀(作家) 1968年 山下しげのり(ジャリズム・タレント) 1972年 堀江貴文 (経営者,ライブドア社長[元]) 1973年 前園真聖(サッカー) 1973年 島田達樹 (俳優) 1973年 鈴木あい (女優) 1976年 菅広文(ロザン・タレント ) 1977年 河西りえ (タレント) 1985年 長谷川純 (タレント(ジャニーズJr.)) 1987年 小川麻琴 (歌手(モーニング娘。[脱退])) 1989年 佐伯美香 (タレント(AKB48[脱退])) 誕生花・誕生石 誕生花は パンパス(pampas)、花言葉は“奔放な愛” 誕生石は キャッツアイ(cat's-eye)、宝石言葉は“心変わり” ホームビデオ記念日1969(昭和44)年のこの日、ソニー・松下電器・日本ビクターが世界初の家庭用VTRの規格「U規格」を発表した。 しかし、値段の高さやカセットテープの大きさなどから家庭には普及せず、各社が小さいサイズのテープを使用した規格を構築し出した。最終的にはソニーのベータ方式とビクターのVHS方式に収斂され、以降、両陣営の熾烈な争いが繰り広げられることとなった。 とらふぐの日 おしぼりの日 全国おしぼり協同組合連合会が2004(平成16)年に制定。 10月は「て(ten)」の語呂合せと10本の指から、29日は「ふ(2)く(9)」(拭く)の語呂合せで、「手を拭く」の意味。 歴史・出来事 1884年 自由党解党 1888年 スエズ運河条約成立 1914年 早・慶・明3大学野球リーグ成立 1923年 トルコ共和国成立  1930年 閣議、「支那」を「中華民国」と呼称することに決定 1945年 第1回宝くじ発売 、1枚10円、1等賞金10万円、売上は2500万円 1950年 千葉県船橋市で日本初のオートレース開催 1956年 イスラエル軍、シナイ侵入。スエズ戦争勃発 1969年 人工甘味料チクロ使用禁止に 1976年 酒田大火 1976年 「防衛計画の大綱」で防衛費の総額をGNPの1%以内にすることなどを決定 #今日は何の日 #パーソナルカラー #カラードレープ #カラーパレット #こんにちは #色見本 #PCCS #ドレープ120色 #パーソナルカラー用品 #テストドレープ #C³ #色のみかた #シーキューブ (パーソナルカラー用品ドレープ、見本帳,PCCSのご用命はc3(シーキューブ)) https://www.instagram.com/p/B4LRs4JAb5k/?igshid=1oxunwh4n0xie
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c3oyama · 6 years ago
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10/29ホームビデオ&とらふぐの日誕生日/小島明子 つんく 志穂美悦子 高嶋政宏 堀江貴文 佐伯美香 前園真聖 菅広文 小川麻琴 誕生日 1656年 ハレー(天文学者)  1815年 井伊直弼(江戸幕府の大老) 1921年 坂倉芳明(経営者) 1931年 並河萬里(写真家) 1935年 高畑勲(アニメ映画監督) 1936年 小島明子(第8回ミス・ユニバース)1959年(昭和34年)に開催された第8回ミス・ユニバース世界大会で栄冠を獲得した。日本人・有色人種・アジア人として初めてのミス・ユニバース世界大会優勝者である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E5%B3%B6%E6%98%8E%E5%AD%90 1939年 水野英子(漫画家) 1942年 浜畑賢吉(俳優) 1945年 小栗康平(映画監督) 1947年 リチャード・ドレイファス(俳優) 1951年 小倉一郎(俳優) 1955年 志穂美悦子(女優) 1956年 周防正行(映画監督) 1960年 中村福助(歌舞伎俳優) 1965年 高嶋政宏(俳優,高島忠夫の子,高嶋政伸の兄) 1968年 つんく♂ (音楽プロデューサー,ミュージシャン(シャ乱Q/ヴォーカル)) 1968年 金城一紀(作家) 1968年 山下しげのり(ジャリズム・タレント) 1972年 堀江貴文 (経営者,ライブドア社長[元]) 1973年 前園真聖(サッカー) 1973年 島田達樹 (俳優) 1973年 鈴木あい (女優) 1976年 菅広文(ロザン・タレント ) 1977年 河西りえ (タレント) 1985年 長谷川純 (タレント(ジャニーズJr.)) 1987年 小川麻琴 (歌手(モーニング娘。[脱退])) 1989年 佐伯美香 (タレント(AKB48[脱退])) 誕生花・誕生石 誕生花は パンパス(pampas)、花言葉は“奔放な愛” 誕生石は キャッツアイ(cat's-eye)、宝石言葉は“心変わり” ホームビデオ記念日1969(昭和44)年のこの日、ソニー・松下電器・日本ビクターが世界初の家庭用VTRの規格「U規格」を発表した。 しかし、値段の高さやカセットテープの大きさなどから家庭には普及せず、各社が小さいサイズのテープを使用した規格を構築し出した。最終的にはソニーのベータ方式とビクターのVHS方式に収斂され、以降、両陣営の熾烈な争いが繰り広げられることとなった。 とらふぐの日 おしぼりの日 全国おしぼり協同組合連合会が2004(平成16)年に制定。 10月は「て(ten)」の語呂合せと10本の指から、29日は「ふ(2)く(9)」(拭く)の語呂合せで、「手を拭く」の意味。 歴史・出来事 1884年 自由党解党 1888年 スエズ運河条約成立 1914年 早・慶・明3大学野球リーグ成立 1923年 トルコ共和国成立  1930年 閣議、「支那」を「中華民国」と呼称することに決定 1945年 第1回宝くじ発売 、1枚10円、1等賞金10万円、売上は2500万円 1950年 千葉県船橋市で日本初のオートレース開催 1956年 イスラエル軍、シナイ侵入。スエズ戦争勃発 1969年 人工甘味料チクロ使用禁止に 1976年 酒田大火 1976年 「防衛計画の大綱」で防衛費の総額をGNPの1%以内にすることなどを決定 #今日は何の日 #パーソナルカラー #カラードレープ #カラーパレット #こんにちは #色見本 #PCCS #ドレープ120色 #パーソナルカラー用品 #テストドレープ #C³ #色のみかた #シーキューブ (パーソナルカラー用品ドレープ、見本帳,PCCSのご用命はc3(シーキューブ)) https://www.instagram.com/p/B4LRhl4B1Qx/?igshid=1nqwglblguif
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soi63 · 5 years ago
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Dom/Subユニバース左銃左
Dom:銃兎/Sub:左馬刻
左馬刻が精神的に痛めつけられたりします
木曜日:13時30分――銃兎
 銃兎が通報を受けて踏み込むと、事務所のやたら豪華なソファの上で青年がぐったりとしていた。さらに、そこに何度か吐いたような痕跡を見て取る。
違法薬物か、違法マイクか、その両方の可能性を懸念して近づいた銃兎は、呻く身体を仰向けにさせ、そのどちらでもないことを悟った。
ぶわりと身体を悪寒が走り抜け、激しい動悸とめまいに見舞われる。胃から何かがせり上がってくるような不快感、圧迫感、もしくは渇望感。間違いなく自身のDom性が引き起こす欲求だった。
銃兎は、室内に足を踏み入れようとしていた仲間へ声を飛ばす。
「救護班を呼べ。それから、Domの捜査員は進入しないでください」震え始めた自分の腕を抱き、深呼吸をする。「サブドロップだ」
 たまたま通報元が組対の管理している暴力団組織の人間であったため、初動捜査には銃兎たちが当たったが、被害者がSubとなると管轄は異なる。担当部署へと無事に引継いだ後は、あっさりとお役御免となった。
原因は、パートナーのDomに長期間放置されたことによる精神不安定だった。問題のパートナーは現在行方不明。珍しい話でもない。が、そうよくあっていい話でもない。
銃兎は取調室の前に立つと、ノックもせず雑に扉を開け放した。部屋の中では、パイプ椅子に長い脚を投げ出して座った男が、退屈そうに手錠を弄んでいた。
「今回ばかりは、タイミングを褒めてあげましょう。お伝えしたいことがあったので」
さして興味もなさそうな赤い瞳が銃兎の方を見上げる。そして無言のまま、金属で拘束された両腕を二、三度振って見せた。早くこれを外せ、という意味だ。
銃兎は廊下にちらりと視線をやってから扉を閉め、内側から鍵をかけた。手錠を解いてやると、左馬刻は短い息を吐く。
「遅かったじゃねえかよ。そろそろドアを蹴破ってやろうかと思ってたぜ」
机の向かい側に腰かけ、銃兎は左馬刻の様子を観察する。相変わらず口は悪いが、発言の内容ほど苛ついてはいないようだ。機嫌は良くもなく悪くもなく、という感じだった。
「110番通報があったんですよ。うちで持っている暴力団組織からだったので、出向いていました」
「は?どこの組だよ」
名前を言ってやると、ふうんと相槌を打ってすぐに興味を失くした。それ以上聞いてこないところからも、火貂組の若頭からすればさして歯牙にもかけていない組織のようだ。
銃兎としても、この話をこれ以上続ける気はなかった。持ってきていたラップトップを机の上に乗せ、キーを操作する。警察の共有ドライブへアクセスし、パスワードを入力して目的のデータベースを呼び出すと、それを左馬刻の方へ向けて回転させた。
「ノックリストだ。これが組対で管理している全て」
切れ長の目がすっと細められた。無感動に身を起こすと、画面に映し出されたリストを目で追った。銃兎は後ろから手を伸ばしてキーを押し、目的の人物の詳細情報を映し出した。
「今回の情報提供者です。問題の組織に潜入しているウチの人間。二日後の計画実行の際、間違えても殺さないでください」
ちなみに、その計画というのは、組対として正式に行うものではない。あくまで、銃兎が潜入捜査官から独自に入手した情報を元に、左馬刻と共に “個人的に”行うものだった。仲間が潜入先で掴んだ情報が正確性に欠けていたり、組対を動かすには証拠が薄弱すぎたりするとき、その情報は銃兎の元に回ってくる。そうするように銃兎が取り付けた。左馬刻に言わせれば、“ずい分と物好き”なことであるらしかった。
目的の顔と名前を頭に叩き込んだらしい左馬刻は、「了解」とだけ言って椅子に深くかけ直した。銃兎は共有ドライブからログアウトし、ラップトップを閉じる。携帯を取り出して釈放の理由を考えながら、椅子の上で大人しくしている白い男を見やった。
ふと、先ほど介抱したサブドロップしていた男��ことが頭をよぎる。
「左馬刻。今夜、プレイをするか?」
「は?なんで」
怪訝な顔がこちらを向く。
「いや……最近、してないだろ。そろそろ必要かと思って」
「……お前は俺のパートナーなのか?」
銃兎はその質問に少しの間考える。
「いや?」
出したのは紛れもなく率直な回答だった。銃兎と左馬刻はパートナー関係を結んでいるわけではなく、頻繁に連絡を取り合っているわけでも、お互いの間でしか命令をしないというような取り決めをしているわけでもなかった。
また、今夜、と銃兎は言ったが、別にセックスをするという意味ではなく、実際したこともない。二人の間で行うプレイは、日常や仕事上で行われる指示の延長のようなものがほとんどで、それで左馬刻は充分だというし、銃兎もさして不満はなかった。
「パートナーじゃねえなら定期的にプレイする必要なんてねえし、パートナーでもないsubのことをてめえが気遣う必要もねえだろうが」
そう言って頬杖をつく、整った横顔を銃兎は注意深く見つめた。左馬刻が示したのはプレイの誘いへの明確な拒否だったので、それを無理強いすることは逆効果だと思われた。この気ままな王様のことだ、命令を受けたくなったら自分から要求してくるだろう。そう判断した銃兎は、釈放手続をするために立ち上がった。
  日曜日:14時30分――左馬刻
 銃兎と出会うより前、左馬刻はどうやって自分のSubとしての欲求を満たしていたか、ほとんど忘れてしまった。それは、別に銃兎が特別だという意味ではなく、単純に、これまで意識をして他人から命令を受けたことがなかったということだ。
左馬刻の性格上、自分から己のダイナミクスを明かすようなことはなかったし、反社会的勢力に身を置いてからは、それはもはやタブーとなった。今の火貂組に、左馬刻がSubだという事実を知るものはいない。ただ一人、火貂退紅だけは見抜いているだろうなという予感があるだけだ。
幸い、左馬刻はDomから命令を受けないことで深刻なストレスを抱えるようなタイプではなかった。あったとしても、ちょっと気分が悪いなと感じるくらいだ。そういう時は銃兎の元へ押しかける。最近では、それ以外の選択肢など最初から頭になくなっていた。
 結果からいうと、土曜日の夜に実行した計画はうまくいった。銃兎の根回しは十分なものだったし、当日、目的の暴力団組織のアジトに乗り込んだ後の連携もまずまずだった。銃兎の部署から潜入しているノックも一目で分かった。それはあらかじめ顔を知っていたからで、知らなければ、左馬刻は自分と同じ裏社会の住人だと信じて疑わなかっただろう。大したものだなと思う。そう考えて、いや、あの時隣でヒプノシスマイクを片手に高圧的なリリックを浴びせていた男も似たようなものかと思う。到底警察官に見えないという意味で。
そんなわけで、銃兎との“野暮用”をつつがなく終わらせた左馬刻は、その次の日曜日を穏やかに過ごした。警察の人間と懇意になどしていませんという顔で、朝からルーティンの業務を処理し、何件か発生した下部組織の揉め事を片付け、その中で銃兎へ提供しておいた方がいいと思われる情報を選別したりした。
今思えば、あまりにもうまくいき過ぎていたのかもしれない。
その午後、左馬刻は珍しい場所で珍しい相手に声をかけられた。その男は艶のある髪を綺麗に七三に撫で付け、きっちりとしたスーツを着こなし、ノンフレームの眼鏡の奥の瞳を柔和に綻ばせていた。見た目だけで言うと少し銃兎に似ていた。
左馬刻の組が懇意にしている店を出た辺り、室外機や壊れた電気看板��空のビール瓶などが散乱した裏路地の一角で、その人物は驚くほど背景に溶け込めていなかった。彼は心理カウンセラーだと名乗った。
「あなた方のような、大っぴらに病院に行けないような方々を訪問診療するサービスを行っておりましてね。いや、気を悪くしないでください」
渡された名刺を裏返しながら、左馬刻は、別に気を悪くなどしていないが、と思った。名刺の裏には簡易な地図が記されている。“ニコニコクリニック”という、なんとも胡散臭いものが、この男が営む診療所の名前らしい。
「あなたは」もったいぶったように話し出す。「火貂組の幹部という重要な立場でありながら、同時にディビジョンラップバトルに出場するチームのリーダーでもある。そのことにストレスを感じたことは?予選を勝ち抜く中で、心境や生活に変化の兆候は?夜は眠れていますか?」
普段の左馬刻であれば、うるせえと一喝して即刻黙らせているところだが、なぜかその取っ掛かりを掴み損ね続けていた。流れるようになめらかな彼の喋りには、相手に耳を傾けさせる何かがあった。
とはいえ、このような話を長々と聞いているほど左馬刻は精神的に暇ではない。外回りを一通り終えて、帰るところだったのだ。何事もなく終わる奇跡のような一日の邪魔をこんなところでされたくはない。営業なら他所でやれ、というのが率直な本音だ。
「あー、必要があったら声をかけるわ。名刺だけもらっとく」
それは左馬刻にしては最大最上の丁寧な応対だった。ここに部下がいたら体調を心配されていただろう。「じゃあな」とまで挨拶をし、背を向けたところで頭に鈍い痛みが走った。殴られたのだ、と気付いたときには頬に冷たい地面の感触があり、目線の先にはやたら立派な革靴だけが見えていた。しくじった、と思いながら左馬刻は意識を手放した。
  日曜日:16時00分――銃兎
 その日は、驚くほど平和な一日だった。溜まっていた書類を全て片付け、部下の押収した証拠品の分析に立ち会い、管内の暴力団についての情報収集を行う間、事件らしい事件は一度も起こらなかった。
今頃ヨコハマ港の底に沈んでいる、昨夜押収した違法薬物のことを思った。潜入している仲間からは短い連絡が来ていた。暴力団組織の痛手はそれなりもので、しばらくは薬物に手を出す余裕はないだろうとのことだった。
銃兎はそのメールを受信ボックスに入っているいくつかのDMと共に削除する。DMは受信拒否をしてもしつこく送られて来るくだらないものだ。DomやSubのメンタルケアサイトの紹介や、主にパートナーのいない人間を対象としたDom及びSubの職員によるサービス提供店の案内。どれも安心・安全・政府認定ありを謳っているが、怪しいものだ。中には本当に福利厚生のみを目的としている善良な業者もいるが、本当に一握りであるところが現状だった。
空になったボックスを眺めているうちに、やはり一度会っておくかという気分になる。昨夜の件についても協力してもらった手前、仲間からの報告を伝えておいた方がいいだろうと思った。銃兎は端末を閉じると、デスクの下へ押し込んでおいた鞄を手に取った。
「火貂組へ行って来る。そのまま直帰するから後はよろしくお願いします」
 火貂組へ向かう道すがら、何度か左馬刻の携帯へかけてみる。そのどれも、コール音がするだけで応答はなかった。まあ、さほど珍しいことではない。銃兎からかけた電話に一発で出ることの方がむしろ稀なのだ。散々ヤキモキさせておいて、忘れた頃に呑気に折り返してきたりする。すぐに折り返せといつも言っているのだが、気まぐれな猫のような男は、素直に聞くつもりもないようだ。
「あいにく兄貴は留守でしてねえ」たどり着いた火貂組では慇懃な態度に迎えられた。「外回りですよ。その後は適当に帰ると言ってましたけれど」
今日はせっかく兄貴の機嫌も良かったので、面倒ごとなら繋ぎませんよ、などと警戒するような口ぶりで言う。
「別に面倒ごとを持ってきたわけではないですよ」
そう涼やかに返しながら、銃兎は可笑しくなる。今日の左馬刻の機嫌が良かったというなら、その理由は十中八九、昨夜久しぶりにヒプノシスマイクを使って暴れたせいだ。合法的に。複数を相手にやたら楽しそうに暴力的なリリックを紡いでいた姿を思い出す。銃兎にとっては毎回綱渡りでしかない行動なのに、相変わらず軽い男だ。まあ、その軽い男とつるむ機会が日に日に増している銃兎も、相当なものだったが。
まあいい。急いで連絡を取らなければならないわけでもない。そう思って踵を返しかけたとき、「そういえば」と左馬刻の部下が思い出したように言う。
「兄貴が出かけてすぐ、もう一人あんたみたいな男が兄貴を訪ねてきましたよ。いけ好かない奴でね」
「はあ」
いけ好かない奴、という単語は聞かなかったことにして、とりあえず銃兎は続きに耳を傾ける。
「なんでも、DomやSubについての研究を中心にしているカウンセラーだそうで。兄貴をカウンセリングさせて頂きたいなんて胡散臭いことを言うのですぐに帰しましが。今日会う予定があるんなら、あんたからも言っといてください」
ま、兄貴が気をつけなきゃならないことなんてないと思いますがね。そう付け加えて、部下は何でもないという風に肩を竦めた。銃兎は数秒無言で考えたあと、「分かりました」とだけ短く答え、火貂組を後にした。
端末を開く。数十分前に送ったメッセージは当然既読になっていない。銃兎はもう一度電話を入れてみようかと考え、結局やめた。
  日曜日:17時50分――左馬刻
 革靴がコンクリートを規則正しく叩く音で目を覚ました。それがいつから鳴っていたのかは分からない。ずきずきと痛む頭を慎重に持ち上げると、目の前にはパイプ椅子の背に腕を乗せて座る男の姿があった。反射的に殴ってやろうとして、左馬刻は後ろ手に縛られていることに気付く。大きく舌打ちをした左馬刻の態度に、男が愉快そうに笑う。
「騙しやがったな」
断定する口調でそう言うと、スーツ姿の男はきょとんとした顔を見せる。
「何がですか?全く騙してなどいませんよ。あなたに渡した名刺は本物ですし、心理士の資格も間違いなく持っています。ここも、私の診療所ですから」
辺りは、コンクリート打ちっぱなしの窓のない部屋だった。気温の低さから、地下であろうと推測できた。なんとなく、防音設備も完璧なのだろうなと思わせる閉塞感があった。
「カウンセラー様を怒らせるようなこと、した覚えはねえんだけどなあ」
わざと間延びした口調で言ってやる。恨みは数えきれないほど買っているのでいちいち気にしていないが、本当に、この手の人間に何かをした心当たりはなかった。医師ならシンジュクの人間を一人知っているが、いきなり人を殴り倒すような人種と関わりのある可能性はまずない。
心理士を名乗る男は笑みを消して立ち上がる。殴られるか蹴られるか道具を使われるかは分からないが、これから暴力を受けることになるのは確実だった。
めんどくせえな。諦めに似た感情でそう思う。拷問されること自体に今更恐怖心はないが、この状況の中で活路を見出すのは少し難しそうだった。携帯はポケットに入ったまま奪われていないようだが、拘束された腕で取り出すことは絶望的だ。今日は外に出たまま帰ると伝えてあるので、部下がおかしいと思い始めるのは早くても明日の朝。痛みにはある程度慣れているとはいえ、どのくらい耐えられるだろうかと考えると少し憂鬱になる。
男が歩いてきて左馬刻の前にしゃがむ。後ずさろうとしたが壁に阻まれたため、せめてもの抵抗で顔を逸らした。途端、頬に感じた視線に、ぞわりと経験したことのない悪寒が走る。直感的に理解した。この男はDomだ。
「あなたを捕まえた理由ならはっきりしています。教えて欲しいことがあるんですよ」
カウンセラーは両手の指を合わせ、開いたり閉じたりした。
「あなたたちのような、裏社会の人間を相手に診療していると言いましたよね?そのうちの一つの暴力団組織が、昨夜、警察の襲撃に遭ったんです」
予想していなかった方向からの話に、左馬刻の思考が一瞬停止する。
「薬物の密売に手を出していたことを捜査官に感づかれた。そう説明を受けましたが、どうも納得ができないんですよ。そう簡単にバレるほど杜撰な組織ではないと思っていたので」
「見込み違いだったんだろ」
「そうでしょうか?」
「てめえもあそこからヤクを買ってたんなら、そのうち迎えが来るぜ。残念だったな」
「あなたのお友達の警察官がですか?」
表情のない男の顔を正面から見つめる。そこから何かを読み取ろうとしたが、ハッタリなのか、何をどこまで知っているのか確信が持てなかった。
「あの組織に潜り込んでいるネズミの名前を教えてください」
「なんの話だ……」
「知っていますよね?昨夜あそこにいたんですから」
左馬刻は男の顔から目を逸らし、気付かれないように深呼吸をした。口の中が渇いて、何度も生唾を飲み込む。ずしりと頭を押さえつけられるような感覚が気持ち悪い。
不意に、男の手が左馬刻の頬を撫でた。言いようのない不快感に全身に震えが走る。そのまま顎を掴んで前を向かせられた。灰色の濁った目に射貫かれる。
「あなた、Subですよね?」
ひゅっと息を飲む。それが伝わったのか、男は今度は楽しそうに笑った。
「ああ、心配することはないですよ。あなたは上手くやっています。驚くほどにね。普通の人間であれば、たとえあなたを殴ろうが蹴ろうが犯そうが気が付かないでしょう。でも、私なら分かるんですよ。あなたと少し立ち話をしただけでね」
片手で顎を掴まれているだけなのに、左馬刻は身じろぎ一つできなかった。背中で腕を締め付けているのは強力な医療用バンドのようで、自分の力だけでは外せそうにない。これをこの部屋で使うのは初めてではないだろうなと思えて吐き気がした。
「教えてください。誰がノックなんですか?」
「知ら、ねえ」
「知らずに乗り込めるわけがない」
「あいつは、俺に、そんな重要な情報を教えねえよ」
「……嘘をつくのは良くないな」
無骨な手が顎を離れ、頬にかかる髪に指を差し入れると何度か梳いてから耳にかけた。それを左馬刻の本能は快感として拾った。
「いい子になれますよね。私に、知っていることを教えてくれますよね?」
左馬刻は唇を噛み締めて相手を睨みつけた。柔らかく問いかけられるたびに、気分の悪さが増していく。
この男が心理士であることは本当だった。Subに対して、どの方法が一番効くかを熟知している。左馬刻はdomから命令をもらえなくともある程度はストレスを感じない。けれど、domが出した明確なコマンドに反し続けることは、本能からくる何よりの苦痛だった。こんなことをされるくらいなら、普通に暴力を受けた方が何倍もマシだった。
この苦痛から逃れるためには、この男の質問に答えなければならない。この男に従うべきだ。従いたい。どんどん思考が曇っていく。
それでも黙り続ける左馬刻から顔を離すと、カウンセラーはひどく失望したようにため息をついた。それさえもSubの精神をすり減らせる。
「教えていただけないのですか。残念だ」
そして左馬刻の頭をつかみ、床に引き倒す。ただでさえ割れるように痛かった頭をコンクリートに打ち付けられ、一瞬意識が飛ぶ。すぐに、革靴で踏みつけられる痛みで呼び戻された。
「悪い子だな。お仕置きが必要だね」
その言葉に腹の奥が反応した。Domに反抗し続けたことによるストレスや罪悪感は、仕置きを受けることで解消される。その魅力に抗うことなど不可能だと思えた。これは左馬刻の感情などとは関係のない、細胞に組み込まれた動物的な反射作用だった。最悪だ。熱い吐息を漏らしながら、そんな自分に不快感が募っていく。
その時、思い切り扉を蹴る音が聞こえた。頭に加えられる力が緩む。「なんだ?」男が声を上げる。それからすぐにドアノブが回る軽い音がして、「鍵くらいかけておけ」という拍子抜けしたような声を聞いた。
「その足、どけてもらえますか」
四角い部屋に反響する聞き慣れたハイトーンに、左馬刻はこわばっていた身体から一気に力が抜けていくのを感じた。
  日曜日:19時00分――銃兎
 扉を開けた先の部屋では左馬刻がスーツを着た男に踏みつけられていた。その光景に銃兎の内臓が冷えていく。男の動きに注意を向けながら、どう考えても拷問やプレイのためだけに作られたと思われる殺風景な部屋に足を踏み入れた。
左馬刻をちらりと見て、なんとか五体満足ではありそうなことだけ確認する。
「これはこれは、入間巡査部長」
男は見せつけるように左馬刻を踏む足に力を入れ、足元で低い悲鳴が上がる。
「どうしてここが分かったんだ?――ああ、携帯のGPS機能か。さすが、違法なことをやらせれば右に出る者はいない」
一人で納得すると、左馬刻の頭から革靴をどけ、彼はその場にしゃがみ込んだ。
「でも、邪魔しないで欲しいな」そして左馬刻が呻くのも気にせずに、その白い髪を掴んで上向かせる。「これからこのSubにお仕置きをするところなのに」
銃兎は慎重に運んでいた足を止める。「なんだって?」
「彼が、あなたたちが潜り込ませたノックの名前を教えてくれないので」
「だ、から」掠れ切った声が反論する。「知らねえって」
それで、銃兎はここで何が起こったかを全て理解した。左馬刻の意志の強い瞳はまだ光を失っていなかったが、ひどく疲弊していることは明らかで、男の腕を振り払おうと頭を振る力は弱々しかった。
男は明らかなDomの雰囲気をまとっていた。それも、ただ単調な命令を繰り返して支配欲を満たすだけのありふれたDomとは違う。もっとじっくりと、あらゆる言葉で相手を追い詰め、内側から蝕んでいくのを好むタイプの人間だった。たまにいるのだ、こういう、サディストと呼ぶ方が適切なDomは。
「これはプレイなんですよ」男が嫌らしい口調で言う。「彼もお仕置きを受けられて悦んでいるじゃないですか。あなたもDomならこうして遊んであげないと」
輪郭をなぞられて左馬刻の瞳が不快の色に染まる。銃兎はポケットのマイクに手を伸ばした。その動作に気付いた左馬刻が、こわばった表情を作る。
「まあ、確かにその男は少しマゾヒストのようなところがありますが」
「てっめ」
「けどね、一番好きなのは、優しく頭を撫でられることなんですよ」
銃兎がマイクを起動させた瞬間、男が懐から銃を取り出した。左馬刻が何か叫ぶ。男の手から発砲された弾は銃兎の右側を掠めて背後の壁を穿った。反動でバランスを崩した男が体勢を立て直すより遥かに先に、銃兎の激しいリリックが男を直撃した。
 気を失った男の手元に落ちている拳銃を拾い上げる。ひどい粗悪品だった。これでヒプノシスマイクに対抗できると思っていたなら、とんだ阿保だったのだなと思う。
床でぐったりしている左馬刻を抱き起こす。苦労して両腕の拘束バンドを外した。壁に凭れさ��てやると、充血した目が億劫そうに銃兎を見た。
マイクを使った後の自分の息が上がっていることに少なからず動揺した。ワンバース目で既に男は倒れていたのに、それ以上の無駄な言葉を使ってしまった。おかげで、このカウンセラーが目を覚ますかどうかは怪しい。
息が整うのを待ってから、銃兎は左馬刻の元にしゃがんで言った。
「大丈夫か」
それには答えず、目を伏せてしまうので銃兎は不安になる。あのDomと左馬刻の相性は最悪だったはずだ。そもそも、ダイナミクスを公言していない左馬刻はSubとして一方的に扱われることに慣れていない。サブドロップしていないことが奇跡だった。
銃兎は左馬刻の頬を両手で挟むとゆっくりと顔を上げさせる。辛そうならやめようかと思ったが、拒否はされなかった。
「なにも喋ってないな?」目を合わせ、やさしく言い聞かせるようにして言う。「ノックの名前、言わなかったな?」
「言ってねえ」
左馬刻は吐息と共に疲れ切った声を吐き出した。
「何も言ってねえよ。だから……」
最後まで言わせずに銃兎はその額に自分の額を合わせる。
「good boy. お前は最高だ」
近すぎてぼやけた視界で、左馬刻の瞳が水面の中のように揺れた。片方の手で左馬刻の柔らかい髪を撫でる。何度も。不安定だった呼吸が徐々に落ち着いていくのが感じられた。長時間、Domの命令に従いたいという本能的な欲求に耐えたのだ。どれだけの精神力が必要だったのかと思う。そうやって、銃兎と銃兎の大切なものを守った。
一瞬、謝ろうかと思った。巻き込んでしまったことについて。知らなくてもいい情報を知ってしまったせいで、余計な暴力に晒されるハメになったことを。けれど、そんなことを言おうものなら、きっとあらゆる悪態が飛んでくることだろうことが分かったのでやめておいた。
「なにがいい?」左馬刻から顔を離して穏やかに問いかける。「物でも行為でもなんでも、お前の褒美になるものをやるよ」
左馬刻は少しの間何かに浸るような表情をしていたが、唐突に、両腕で銃兎を押しやると言った。「ヤニ」
「は?」
「持ってんだろ。今すぐくれ。それから」
緩慢な動作で銃兎の方へ腕を伸ばす。戸惑っているうちに、懐から煙草の箱が抜き取られていった。
「てめえに頭撫でられて喜ぶとか、ねえわ」
壁に背中を預け、まだ動きの覚束ない指が手間取りながらも一本煙草を取り出した。薄い唇がフィルターを咥える。燃えるような色を宿す瞳が不敵に銃兎を見やり、その細い指に挟まれた煙草に火を点けさせることは目に見えていた。
銃兎はしゃがんだまま天井を仰ぎ、心底呆れてつぶやいた。
「ほんっとに、可愛くねえやつ」
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hayakawasouko · 8 years ago
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テキスト 川上未映子 演出 藤田貴大 出演 青柳いづみ
設立10周年を迎えたマームとジプシーの10th Anniversary Tour vol.2 として、2018年1月から3月にかけて小説家・川上未映子との共作を巡演いたします。本作品では書き下ろしを含む川上未映子の複数の詩を青柳いづみというひとつの身体を通して、演劇に立ち上げていきます。2013年に東京で初演を迎えて以降、東京国際文芸フェスティバルのクロージングへの招聘や全6都市を巡るツアー、 美術展への出展など多岐にわたる活動を経て今回またあたらしい作品として生まれ変わります。ぜひご期待ください。
MUM&GYPSY 10th anniversary year 特設サイトはこちら
<東京>2018年1月31日(水)ー2月3日(土)|WWW <宮城>2018年2月6日(火)|会場未定 <松本>2018年2月10日(土)|まつもと市民芸術館・小ホール <福島公演>2018年2月12日(月・祝)|LIVE STAGE PEAK ACTION <札幌公演>2018年2月15日(木)ー2月16日(金)|PROVO <横浜公演>2018年2月20日(火)ー2月21日(水)|横浜市開港記念会館・講堂 <山口公演>2018年2月25日(日)|山口情報芸術センター・スタジオA <大阪公演>2018年2月28日(水)ー3月1日(木)|味園ユニバース <熊本公演>2018年3月4日(日)|早川倉庫 <沖縄公演>2018年3月7日(水)|水円 <沖縄公演>2018年3月10日(土)ー3月11日(日)|アトリエ銘苅ベース
全10都市11会場を予定
チケットご予約受付開始日|2018年1月7日(日)10:00〜 *ご予約は、マームとジプシーやMUM&GYPSY 10th anniversary year 特設サイトのチケットフォームより承ります。
主催|合同会社マームとジプシー/<横浜公演>NPO法人アートプラットフォーム(急な坂スタジオ)/<山口公演>山口市文化振興財団 共催|<松本公演>まつもと市民芸術館 <横浜公演>横浜市文化観光局  助成|芸術文化振興基金
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