#涙ぐましさ漂う
Explore tagged Tumblr posts
generalwonderlandpeace · 7 months ago
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
0 notes
rugbysm3 · 2 months ago
Text
Tumblr media
ラガーマンの快楽処刑
たぶん俺は空気をしっかり入れたラグビーボールのように「固いぐらいパンパンに張った感じ」が好きなんだと思う。パンプアップしたふくらはぎ、太もも、ギンギンの竿、精液を溜めまくった金玉、前立腺、キツいラグパンに包まれたデカケツ。
そんなパンパンに張った肉体に、限界ギリギリでくわえ込んだ5連ディルド。これを引き抜かれたらどうなるか。想像すると恐ろしくて身震いがする。
5つのボールにパンパンに張った前立腺を高速連打されて耐えられる男はいない。強靭なラガーマンの精神も例外ではない。ラグビーの試合でトライを決めた時の快感を優に超える強烈なケツの快楽がラグビー脳に刻まれる。天国の扉が開く。
「あばよ。イッちまいな、ラガーマン」
男が5連ディルドを引き抜く。どぅろろろろろっ!
あぁっ!!!!!
熱く甘く切ない禁断の快楽がラガーマンを襲う。太い首に青筋を立て、デカい口を開け、のどチンコが丸見え。��の字眉毛で白目を剥いて、鼻の穴まで広げ快楽に泣き叫ぶラガーマン。M字開脚で白ラグビーソックスを履いた足をつま先まで反り返し、快感に震え上がる。ゾクゾクする快感がケツから一気に背骨を駆け上がり、ラグビー脳を直撃。短く刈り上げた髪が逆立つ。ちんけなプライドで着飾ったラグビー脳が真っ白に漂白される。めくれ上がる肉穴。クパ~と開き真っ赤な膣壁を露呈する。その奥で収縮する前立腺。鍛えた大胸筋の上で両乳首がキューッ!と収縮する。男はそれを見逃さない。ラガーマンの両乳首を摘まみ上げる。
「ケツと乳首でイクわけねーよな、ラガーマン」
切ない第2波がラガーマンを襲う。5連ディルドを引き抜かれ縦に割れたケツ穴から脳天まで、ラグビーで鍛えた肉体と精神が、強烈な性的快感で串刺しにされる。
あぁんっ!!!!
「あん、だと?格好つけたラガーマンも、一皮むけばただの淫乱マ〇コだな」
絶対に言われたくなかったその言葉が、ラガーマンを快楽地獄の谷へ突き落す。とてつもない無力感にすべてを奪われる。コントロールを失う。そして…
どどどどど…、どぴゅっ!どぴゅっ!どぴゅっ!
ドロドロの熱い精液が噴き出す。
どぴゅっ!どぴゅっ!どぴゅっ!
射精が止まらない。M字開脚のままガクガクと痙攣するラガーマン。呼吸もできない。精液が金玉の横を流れ落ち、開きめくれ上がったケツ穴に流れ込む。濃い栗の花の匂いが充満する。天を仰ぐラガーマンのイッちまった目から、一筋の涙がツーと垂れる。
「正義のラガーマンが良いザマだ。責めるなら自分を責めろよ、ラガーマン。俺を挑発したお前が悪いんだぜ」
これがラガーマンの快楽処刑。ラグビー処刑だ。
ケツをしっかり締めよう。ラグビー精神を守らなければ。性欲に流されてはいけない。ケツのディルドを絶対に引き抜かれてはいけない。
67 notes · View notes
kenshfsblog · 1 year ago
Text
正月から忙しい毎日だったが、ようやく一段落着いた平和な週末だったので、ひさびさにやることに決め、前々からやろうと言っていたちょっと年上のアメリカ人と、その人の家でやることに。
会ってみるとセクシーな雰囲気漂うなかなかのスリ筋なイケメン。テンション上がりながらフライトの準備。一緒に突き終わると、いきなり濃厚なキスをしながら乳首摘み合い。お互いのチンコは既にビンビンに(俺は勃起薬なし)。イケメンさんのチンコがデカくて綺麗で、すぐに食いつき、そのまま金玉からプリケツを舐めまわしていたら、ピンポーンと。そのイケメンさんが「ウケとタチの友達も呼んだから」って突然のお知らせ。入って来たの��かなり若いスラッとしたアメリカ人のウケ君。来るや否や服を脱ぐとすぐに突きを。即キマったらしく、いきなり俺とベロチューしまくり、俺のチンコに食らいつき俺のケツの穴め舐めまくり。お返しにイケメンさんも絡んでウケ君のケツとチンコを攻めながら掘りまくりに。しばらく3Pに没頭していたら、またピンポーンと。来たのは更に年上のガタイのいい男らしいマスクのアメリカ人のダディ。俺のワクワク度は頂点に。脱ぐと筋肉質なでかい胸と太い腕と脚。突いたら早速そのダディにディープキスされ(これがとろけるようなエロいキスで体の力が一瞬抜けた)、チンコに顔を誘導。そこでまたびっくりしたのは、ダディのチンコが25cmはあろうかと言う超デカマラで、形も太さも金玉のデカさもAV男優以上。イケメンさんとウケ君と俺の3人はすぐにダディのデカマラに食いつき、しばらくしゃぶり合いに。そこからはダディと俺でイケメンさんとウケ君のケツを舐めまくって交互に掘りまくり。ダディと二本差しプレイをやったらウケ君とイケメンさんの歓喜の悲鳴の嵐。
朝方ちょっと休憩モードになったので俺がトイレに行くと言ったらウケ君がついてきて、オシッコかけて欲しいと。風呂場に案内されると、顔からかけて欲しいと言うので、初のションベンプレイを。俺のションベンを口開けて飲んだりしてるのを見たら俺のエロスイッチがまたオンになり、すぐにウケ君をベッドに抑え込み、3人で口とチンコとケツを攻めまくりに。
その後もう一回入れようと言うことになり、朝方に3回目を追加。
突き終わるとなんか皆の目つきちょっと違う。おやっと思ったと同時にダディとイケメンさんに四つん這いにされ、イケメンさんにベロチューで顔を抑えつけられ、ダディはケツを抑えるとケツの穴の奥まで舌を突っ込んで舐めてきて、ウケ君は体の下に入り込んで俺のチンコをしゃぶりまくり。あまりの気持ち良さに変態度急上昇して喘ぎ声出したら、いきなりダディがビンビンになった図太い超デカマラを俺のケツにぐいぐいと押し付けてきた。ヤバいと思ったが、激痛と共にブチっと言う音が聞こえたように感じた瞬間、その超デカマラがケツの穴を突破してぐいぐいとゆっくりと入ってきた。痛さでうめき声と涙が出て抵抗を試みたが、口はイケメンさんのデカマラを突っ込まれて顔を抑えつけられてるし、体はウケ君が抑えながら我慢汁漏れまくりのチンコに食いついてるし、ダディは俺のケツを抑えながら腰をぐいぐい前後させて超デカマラを徐々に奥に突っ込んでくる。タチである屈辱感と執着心と快感となんか変態になってる嬉しさも感じて痛みが分からなくなって、気づいたら抵抗する力は抜けて3人に身を任せ、気持ちいいと何度も声を出す始末。最後はダディのうめき声と激しいピストン運動の末中出し��れ、続いてイケメンさんがすぐにガバガバになった俺のケツをビンビンになったデカマラでファック。最後はピクンピクンとチンコの膨張と温かいザーメンが入って来たのを感じた。
それを見たウケ君はたまらずしごいていたチンコを俺の口に突っ込んで大量に口内発射。今回の外人とのプレイでめ、またしても最後は俺が上も下もザーメンまみれに。だが俺はヘロヘロになりながらも、即座にイッたばかりのウケ君を抑え込み、ビンビンになって我慢汁まみれの俺のチンコに口からウケ君のザーメンを出して擦り込み、綺麗なケツにぶっ込んで何度も泣かせた後にケツの奥に種付けして仕返ししてやった。ウケ君のケツから垂れる俺のザーメンと、俺のケツから流れる二人の大量のザーメンをダディとイケメンさんが舐め取って俺の口に運び、4人のザーメンが混じった口で、3人と顔を寄せ合いザーメンまみれの口でしばらくベロチューを楽しんだ。
思いがけず、年始一発目のキメセは今までのキメセの中で断トツに最高なエロい4Pとなった。
多分しばらく忘れられないだろうな。あんなに超デカいチンコを入れられたのは初めてで、今も超エロいプレイと彼らの濃厚なザーメンの匂いを思い出して勃起したチンコから我慢汁が止まらない。
#キメセ #4some #超デカマラ
403 notes · View notes
ashi-yuri · 8 months ago
Text
Mouthwashing 「ある医務室の記録」
アーニャに関するごく短い掌編
<出航1週間前>
「1年ってだいぶ長いじゃない。よく受ける気になったわね。」
「かなり迷ったんですけど、終わったらいい額の臨時ボーナスが出るって。それなら奨学金の返済が楽になるし、今後のことを考えたらいいのかなって。」
「そうなの。まあ、部門縮小の噂もあるし、もらえるうちにもらっとかないとかあ。長期航海は小規模チームでも短期とはまたべつの大変さがあるから、いろいろ気をつけてね。」
「はい、メンバーはベテランぞろいらしいんですけど。自分は長期ははじめてなので、船医としてやっていけるかちょっと不安で。」
「あんまり根詰めないほうがいいのよ。そうだ、帰ってきたらお祝いに、このまえ本社のそばにできた、話題のちょっといいパフェごちそうするね!」
「気が早いんじゃないですか?でも……ありがとうございます、楽しみです。帰って来た時も、まだお店あるといいな。」
「確かにねえ。」
<発見3日後>
「そこ、3号、鼻から血を流してるほうの奴な、バイタル記録みたら二人分らしいぞ。」
「そっすか。」
お得意さんからまわってきた孫請け仕事の事故処理現場は、思ったよりきれいで助かった。ロケットの損傷は軽微、現場の保存状況は良好、内乱で死んだらしい死傷者たちの外傷・腐敗は最小限で済んでいる。空気が漏れた宇宙船の破裂した人体ほど悲惨なものはないから、だいぶ運がよかったものだ。その分、苦悶の表情がよく見える。
けれど、その表情の先を読み取ることはしない。仕事を続けるためには必要なことだ。それが自分の仕事。それで金を受け取っている。3号の顔は物言わず虚ろなまま自分を見つめ返す。この船はもうすぐ爆破処理される。船は会社が抱き込んだ査定員のもとで保険金へと変わり、その金は会社と遺族へ引き渡されるだろう。仕事は終わり、金だけが巡っていく。
あなたは必要なものを受け取った?
<衝突30分前>
銃だけは、ぜったいにあの男に渡してはいけない。
緊急避妊薬の使用期限は過ぎてしまった。どうしてバイタルチェックを見逃してしまったのだろう。ピルは飲んでいたはずなのに。でももう泣き言は通らない。結果だけがすべてだ。妊娠したことを告げたとたん、あの男はふらふらとなにも言わずに立ち去った。
ふしぎと驚きはなかった。期待していたわけじゃない。予想しなかったわけじゃない。けれど、強い失望だけがそこにあった。
不安とさみしさとプレッシャーの中で、あの男と関係を持ってしまったことをどれだけ悔いただろう。こちらを馬鹿にしたような素振りも、身勝手な欲望もイヤで仕方なかったけれど、決して私のことを見ることのない昏い瞳が見つめる先にいるときが、この逃げ場のない宇宙船の中での逃げ場所だった。
でもいまは、それ以上に嫌な予感がする。去る時に見た焦点の合わなかった目は、もうなにをしでかすかわからない気がした。
自分はあの男のメンタル不全の兆候を見逃したのではないか?同じく失調気味で、あの男のことに関してはまったく頼りにならない船長に、彼のメンタルチェックを任せたのは適切な判断だったか?船長の「異常なし」の所見を、本当に信じてよかったのか?精神を崩した患者に、過剰なショックを与えたとしたら……
ドンっ、と強い衝撃が襲う。バランスを崩した身体が床に叩きつけられた。
<過剰投与3日前>
『船医であるあなたが、船員のこころと体を守るの。完璧はむりだけど、せめて船を動かし続けられるように。だから、絶対に医務室では主導権を渡してはだめ。医務室の主はあなた。どんなベテランだろうと船長だろうと、みんな等しくあなたの患者なの。患者の健康管理があなたの責任。わすれないでね。』
先輩の言葉が今さらよみがえる。ここは、医務室は、もう私の場所じゃない。部屋の中央で船長だった肉塊が苦しみの声を上げ続ける。それを聞くことがつらくて、あの男に鎮痛剤の投与を任せたら、ずっとこの部屋に入り浸りはじめた。私���ことも、お腹の子のことも、一度も口にせずに、船長の包帯を巻きなおし、薬を飲ませ、甲斐甲斐しく世話を焼き続ける。本当は、あの男を追い出して、私がしなければならないことだとわかっている。船長には船長として、船医には船医としての役割と責任がある。でもその苦しみを引き受ける気には、どうしてもなれない。
船医なのに、自分自身も、船長も、あの男も、この子のことも、だれの健康も守れなかった。
今となっては、この船全体が病んでしまった。船内はどこに行ってもアルコール臭いマウスウォッシュの臭いが漂い、きもちわるくて吐きそうだ。もうずっと、だれにも言えないけれど、気分がわるくてきもちわるい。媚びを売るようにして手に入れた鎮痛剤は、私ではなく船長のためのもの。食事管理もバイタル管理もなくなって、もうこの船に健康なんてどこにもない。
医務室の椅子に座って、うめき声とあの男がなにかぶつぶつ言う独り言を聞きながら、ただ失敗した、責任を果たせなかったという考えだけが頭に浮かび続ける。
<過剰投与3分後>
くるしいくるしいくるしい。
だけど最高に気分がいい!!
ロックのかかった医務室の中、なすすべなく横たわる船長と自分だけがここにいる。
今、ようやく、この部屋の主は私だ。だから私が患者の、自分の生死を決める。
あの男が逃げ出した責任、私の果たせなかった責任、すべてが身を苛んであまりにも苦しい。この身体もお腹にいる子も生きたいと叫び続けているのに、私はもうこの苦しみに耐えられない。
鎮痛剤を船長に分け与えれば、この意味のない苦しみを終わらせられるだろう。けれど私はただ、私に終わらない苦しみを与えたあの男と船長が、より長く苦しむことだけを願っている。希望のないこの場所で、生き続け、苦しみ続けることを!!
……私はどうして、医療の道へ進もうと思ったのだろう。
もう悲しくはないのに涙があふれる。口の中を埋めつくす味のしない薬を噛み砕きながら、食べに行くことのなかった生クリームと果物たっぷりのパフェのことを思い浮かべた。
あとがき
誰にもかえりみられることもなく失われたものと彼女の責任について。
労働SFが好きなので、被害者としてだけでなく労働者としてのアーニャ見たかったなあと思ったので書きました。満足。
被害者としてのアーニャについてはこちらの考察を参考にさせていただきました。深く感謝。
【Mouthwashing】感想+考察|鹿
なお、後半アーニャが自分のことをひどく責める描写になってますが、男女比率の偏った孤立しがちでプライバシーも確保できないろくでもない労働環境(会社がわるい!)と不測の事態のなかで、非熟練者なのに頑張ったと思ってます。
いつかおいしいパフェを食べてほしい。
(おまけ)
ジミーとカーリーに関する所見+Mouthwashing感想
7 notes · View notes
yutakayagai · 10 months ago
Text
浩志が自分の棺を見詰めている間、小松﨑家では忍と修が彼について話をしていた。今、忍は四十代前半、修は所謂「アラ古希」であった。
修は定年までタクシーの運転手を勤めたが、その後も他の会社で仕事をしていた。大病もせずに健康に生活していたが、ずっと再婚をせずにいた。一方、忍は都内の私立大学に入学し、卒業後も東京にとどまり、就職した。結婚もしたが、今回は彼独りだけが帰郷した。
かつて小松﨑家があった末広町の公営アパートは廃止となり、そこからすぐ近い松本町の方に修が平屋の家を建てた。バリアフリーで、いつか忍たちが帰って来てもイイように考慮した。忍は、酔っ払った修を介抱しながら何とか居間のソファまで連れて行き、座らせることができた。すると、修はそのまま横になり、力ずくで忍の腕を引っ張り、唇を奪った。忍は、
「と、父さん! 止め…」
と声を上げたが、修の唇と両腕は彼を離さなかった。修はすすり泣いていた。
「…もし、萌に目撃されてなかったら、オレは浩志さんから離れることがなかったのに! 畜生!」
「…父さん!」
「…お願いだ、今夜はオレを慰めてくれ!」
そう言うと修はチノパンのベルトを外し、脱ぎ捨てた。すでにブリーフ越しにチ◯ポが勢いよく硬直し、卑猥なほどに隆起していた。忍は父の激情に揉まれながら己もスラックスを脱ぎ、そのまま快楽の極地まで漂流していった。
オルガズムの後、居間には二人の着ていた服や下着が散乱していた。互いに裸で抱き合いながら、情事の余韻を味わうように接吻を繰り返した。愛液を拭ったティッシュもあちこちに散らばり、如何に激しい情事が繰り広げられていたか物語っていた。
実は、忍は修が浩志と関係があったのは知らなかった。学校で浩志が彼と会っても話さなかったし、家でも修から話を効くこともなかった。しかし、忍が修が身に付けていた下着の「匂い」を嗅ぎながらオ◯ニーをしていたところを姉・萌が垣間見、異様に思われていたのである。実の父の穿いていたブリーフに鼻を近づけ、チ◯ポをしごく様子を襖の隙間から見てしまったのだ。彼女は思った。
「何故、忍はお父さんが穿いたパンツの臭いをかいでエッチしてるのだろう…? 昔はあんなことしてなかったのに。もしかしたら、『ホモ』に目覚めたのかしら!?」
その後、萌は父の様子も覗う様になった。いつも夜勤明けになると夕方まで帰っても来ないのが、不思議で仕方なかったのだ。お母さんがいた時はすぐに帰って布団で寝ていたのに、いつから…? まさか「ソープ」にでも行ってるのかしら!? よく、お父さんの会社のタクシーは、青柳町にある「ソープランドK」で乗り降りするお客さんからライターや灰皿をもらっていたっけ。彼女は妄想する様に二人���疑った。
浩志は、忍に手を出すことはしなかった。しかし、萌がたまたま別の場所で忍や修と会っているところを見かけてしまっていた。まさか、あの男(ひと)がお父さんや忍を!? 彼女は内心、そんな理由ないと否定しつつも不安に駆られた。彼女のそんな思いが爆発したのが、たまたま末広町のアパートに帰って来た時だった。普段は下市の方にあるS病院の寮に住んでいたが、秋冬物の衣類を取りに来たのだ。かつて自分の部屋として使っていた和室の襖を開けようと手を伸ばした時、喘ぎ合う男の声がした。えッ、まさか…!? そう思って開けると、ベッドの上で修と忍が布団を掛けた状態で情事をしていた。彼女は一瞬、言葉を失った。そして、
「な、何…!? ふ、不潔! やだァぁぁぁぁ〜!」
と悲鳴を上げ、部屋を出て行った。修は慌ててスラックスを直に穿いたが、すでに萌の姿はなかった。
数日後、浩志が勤める県立M高校に教育委員会から一本の電話があった。その電話は、彼が一生徒と保護者に関係を持っていると言うものだった。校長室に呼ばれた浩志は、自分は潔白だと否定したが信じてもらえなかった。気付くとそれが校内の噂となり、周囲から白い目で見られる様になった。担任やラグビー部の顧問も降ろされ、彼は自宅謹慎となった。
『忍とは寝てないし、修との関係は誰にも話してないのに、何故…!?』
応接間のサイドボードに置いてあったウィスキーを飲んでは憂さ晴らしをする日々が続いた。
結局、浩志は懲戒免職の処分を受けた。無職になった彼は、幸雄を求めて水戸を去った。学校でそのことを知った忍は、
「先生は悪くない! なのに、どうして…」
と校長に直談判したが、教育委員会からそう話があったから仕方ないとの返答だった。修も浩志がいなくなったことにショックを受け、立ち直るのに時間がかかった。
ソファの上で、修は流れてくる涙を手指で拭いながら、
「あれから萌から連絡は?」
と聞いた。萌はあれから、一時的に自暴自棄とはなったが、たまたま一緒に働いていた研修医の男と出逢い、交際していく中で二人のことは忘れていった様だった。母親の墓参りには来ていた。忍は、
「全然だね。完全に確執となってしまった」
と言った。
「…そうか」
修はため息をついた。まァ、総てはオレの性癖が原因で招いてしまった結果だと言い聞かせるしかなかった。しかし、そうでなければオレは梢の死からの悲しみを振り切ることはできなかったし、仕方なかったのだ…。止まらない涙を手指で何度も拭いながら、そう思った。彼は立ち上がり、脱ぎ捨てた服や下着をまとめながら、
「シャワーを浴びて、もう寝よう」
と浴室に向かった。時計の針は午前二時半を回っていた。
懲戒免職の処分を受けてからの日々を、浩志は振り返っていた。母の菊乃は、無精髭を生やしたまま何もしない彼をそっとしておいた。彼女は、東京で男色を覚えたのだろうと思ったが、そう言えばこの佐伯家の男連中はその傾向が強い家系だと考えていた。幸いにも、二人の息子は「ノンケ」で済んだと安心していたが…。どうせ跡取りになる気はないし好きにしたら?と彼女は責め立てることはなかった。ただ、このまま自堕落してしまうのは見てられなかった。
応接間でレコード��聴きながらウィスキーの瓶を離さない浩志に彼女は、
「浩志。話がしたいから、入ってイイ?」
とドア越しに声をかけた。浩志から返事はなく、ただフリオデカロの曲だけが聴こえる。幸雄はアルゼンチンタンゴが好きで、曳舟の実家にあったレコードを何枚かもらったのだ。菊乃は、
「開けるよ」
とドアノブを押し、室内に入った。浩志はソファに横たわっていた。両腕を組んで枕の様にし、天井を見上げている。ローテーブルには半量を残したサントリーの「ホワイト」の瓶が置いてあった。すっかり酒浸りになってしまった浩志に、
「全く…。そんなに飲んだら身体壊すよ!」
と菊乃は呆れた表情で言ったが、浩志は黙っていた。彼女は、
「…あたしは、お前が生徒さんに手を出したとは思わない」
と言った。どうして、何も知らないお袋がしゃしゃり出るンだ?と、急にイラッとした浩志は身体をガバッと起こした。彼は怒鳴る様に、
「お袋にオレの何が解るって言うンだ!? 濡れ衣を着せられた身になったこのオレの気持ちが解るか!?」
と訴えた。その言葉に菊乃は言うか言うまいか迷ったが、着物の胸元から一枚のはがきを取り出し、差し出した。
「『小松﨑忍』って、浩志の教え子でしょ? 先刻、ポストに入ってた。ちょっと目を通したけど」
「か、勝手に読むンじゃねぇよ!」
「こう書いてあったよ、『父から総て話を聞きました。恐らく、教育委員会に告発したのは娘の萌だと…。僕は父に、先生とは何もなかったって言いました』って」
「…」
浩志は手紙を受け取り、一読した。確かにそう書かれていた。彼は途端に目頭が熱くなり、涙を流した。菊乃はやるせない表情をし、こう言った。
「実は、佐伯家の男は今の言葉で言えば『ホモ』が多いのよ。お父さんもそう。たまたま市街の寿司屋で働いていたアルバイトの男の子に惚れちゃって…。お祖父さんも、若い頃に年上の男と雑木林の中でイチャイチャしたらしいよ。あたし、三人の息子のうちのどれかはもしかしたら、と思ってた」
「…」
「お前が大学に行ってた頃、みいさんに男遊びしてませんか?って、手紙に書いたことがあって、そうしたらみいさんのお父様もホモだったって…。『今、幸雄さんと言う方とお付き合いしてますよ』って書いてあった」
「…みいちゃんが?」
「…浩志。もう一度���東京に行ってやり直してみたら? 別に教師じゃなくてもイイじゃないの? 戻ればみいさんも、その幸雄さんって方もいるじゃない? あたしはきちんと送り出すよ」
まさか、お袋がそんなことを…。浩志は嗚咽を上げた。そうだ、東京へ行けば総てをリセットできるだろう。またやり直せばイイんだと、彼は暗闇の中に一筋の光を見た気がした。
菊乃のこの提案は、柳次郎も賛成した。お前の人生だし、このまま自堕落な生活を送るよりはマシだろうと、仕事から帰って来るとそう言った。浩志はさっそく身繕いをした。
翌々日、浩志は水戸駅から常磐線の電車に乗った。この時、菊乃がホームから手を降り、見送った。
今でも、あのお袋の姿が目に焼き付いている。人生、生きていれば何とかなるとでも思っていたのだろう。浩志は、そんな母や父のところへもうじき行けるのだと、天井を仰いだ。
6 notes · View notes
yanderefairyangel · 1 year ago
Text
Love Solfege/Schwarzwald/Black Forest
la…aaa (いつか)あふれる
(One day) Overflowing (私の)想いを
(those are my) feelings (あなたに)伝えて時の涙よ
(for you) In the moment I convey them, I am overcame by tears 窓の外には雨音が 音も無くただ続いている
Ouside of the window I hear the sound of the rain going on, creating an unstoppable silence ああ息も重たくて
Ahh... my breath feels so heavy 町の光な遠すぎて この部屋にまで届かない
The lights of the town are too far away, they cannot reach this room ひとりきりでここに
I remain all alone in this place まどろむ私待ちつづけ 無限の時間漂うの
But I continue to wait as I slumber, drifting through eternity
ああ静かなる窓辺
Ahh, near the closed window いつか叶うと描き留めた 明日の景色を眺めても
Even as I gaze upon a scenery of tomorow, hoping someday it would be granted 降り続く涙
Tears continue to fall
その出会いは一度 一度だけの言葉
Only one meeting, only one conversation ただそれだけなのに 深く分かりあえた
That is all that we had, yet we understood each other deeply あなたの悲しみを cry 深く包み込んで deep
I wanted to cry at your grief, to embrace you in a deep embrace 救い出したかった ah… 聖母[マリア]の微笑で
I wanted to save you Ah...Grace you with the Smile of a Saint (Maria) あなたを
Letting its wet wings 濡れた羽休め たたずむ白い鳥
rest on you, the white bird
美しく気高く 空へ上がる
Arose in the sky with beauty and elegance 夢と溶け込む雨音に 消えたあなたは戻らない
In my dream blending with the sound of rain, you vanished and never returned 瞳の奥の愛しさに 揺れる木々の葉写らない
Your eyes full of tenderness didn't reflect the swaying woods
Ah 変えられなかった My destiny
Ah, my destiny cannot be changed
Who…言葉より早く 私の想い見つけ出して! 鉛の空と黒い森 闇と時間を支配する 閉じたシステム壊れても 回り続けるゆりかごで
Who... could find my feelings when they are too fast to be expressed through words ?!
Lead by the sky in the dark forest, time and darkness achive to dominate me
My enclosed system finally breaks, the craddle still spins nonethless
Ah…願いをつむぐ your destiny
Ah... your destiny weaves a wish
Who…いつの日にか一つに…
Who...could one day make us become one ?
その出会いは一度 一度だけの言葉
Only one meeting, only one conversation ただそれだけなのに 深く分かりあえた
That is all that we had, yet we understood each other deeply あなたの悲しみを cry 深く包み込んで deep
I wanted to cry at your grief, to embrace you in a deep embrace 救い出したかった ah… 聖母[マリア]の微笑で
I wanted to save you Ah...Grace you with the Smile of a Saint (Maria)
あなたを…
You go 宇宙[そら]を駆け巡り 翔く翼より
To greet the cosmos (sky ) as your wings soar away
永久[とわ]に響く 願いの羽が舞う
The eternal echo of the wishful wings dances 雷瞬き命が轟く
The thunder flashes, life roars
持って生まれた定めを行くなら
If I follow the destiny I was born with
この身尽きてもかまわない
I don't care if my body is worn out
願いは生まれ変わり行く
My wish can be reborn あなたの記憶まではah…奪えない
Until then, my memories of you ah... no once can steal them from me 夢と溶け込む雨音に 消えたあなたは戻らない
In my dream blending with the sound of rain, you vanished and never returned 瞳の奥の愛しさに 揺れる木々の葉写らない
Your eyes full of tenderness didn't reflect the swaying woods
Ah 変えられなかった My destiny
Ah, my destiny cannot be changed
Who…言葉より早く 私の想い見つけ出して! 鉛の空と黒い森 闇と時間を支配する 閉じたシステム壊れても 回り続けるゆりかごで
Who... could find my feelings when they are too fast to be expressed through words ?!
Lead by the sky in the dark forest, time and darkness achive to dominate me
My enclosed system finally breaks, the craddle still spins nonethless
Ah…願いをつむぐ your destiny Who…いつの日にか一つに…ah…
Ah... your destiny weaves a wish
Who…いつの日にか一つに…
Who...could one day make us become one ?
La...aaa
(Un jour viendra) où ces sentiments
(mes sentiments) qui débordent
(Mes sentiments pour toi) Au moment où je les confesse, les larmes me gagnent
Dehors, par-delà la fenêtre, le son interrompue de le pluie crée un silence sans fin
Ahh... mon souffle semble si lourd
Les lumières de la ville sont bien trop loin pour atteindre ma petite chambre
Je demeure seule en ce lieu
Mais j'attends toujours et je m'assoupis, flottant vers l'infini
Ahhh...près de la fenêtre fermée
Et quand je regarde la scène d'un avenir lointain que j'esquissai, espérant qu'un jour, elle se produira
Les larmes s'échappent de mes yeux
Rien qu'une seule rencontre, rien qu'une conversation
C'est tout ce qu'il y a entre nous, pourtant nous nous comprenons si bien
Je voulais pleurer avec toi devant ta douleur, t'enlacer dans une profonde étreinte
Je voulais te sauver, Ah...t'offrir un sourire telle une Sainte (Maria)
Auprès de toi
Un oiseau blanc vient se poser pour laisser reposer ses ailes trempées
Puis il retourne vers le ciel, avec grâce et beauté
Dans mon songe qui se mêle a au bruit de la pluie, tu disparaissait et ne revenait jamais
Mais tes yeux plein de tendresse ne reflétaient pas les bois tremblant
Ah, personne ne pourra changer ma destinée
Qui pourrait comprendre mes sentiments quand ils sont trop rapides pour être saisi par les mots ?!
Conduit dans la forêt noire par le vaste ciel, le temps et les ténèbres achèvent de me dominer
Mon système verrouiller fini par se briser, mais le berceau se balance comme si de rien n'était
Ah... ta destiné forme un souhait
Qui... pourrait faire qu'un jour nous soyons unis ?
Rien qu'une seule rencontre, rien qu'une conversation
C'est tout ce qu'il y a entre nous, pourtant nous nous comprenons si bien
Je voulais pleurer avec toi devant ta douleur, t'enlacer dans une profonde étreinte
Je voulais te sauver, Ah...t'offrir un sourire telle une Sainte (Maria)
Mais tu t'en vas
A la rencontre des cieux, déployant tes ailes
Et un écho éternel s'échappe des ailes dansantes de mon souhait
L'orage laisse tomber sa foudre, la vie rugit tel le tonnerre
Si je poursuit la destinée avec laquelle je suis née
Peu m'importe que mon corps s'abîme
Mon souhait pourra toujours renaître
Mais pour l'instant rien ne pourra, ah... dérober les souvenirs que j'ai de toi
Dans mon songe qui se mêle a au bruit de la pluie, tu disparaissait et ne revenait jamais
Mais tes yeux plein de tendresse ne reflétaient pas les bois tremblant
Ah, personne ne pourra changer ma destinée
Qui pourrait comprendre mes sentiments quand ils sont trop rapides pour être saisi par les mots ?!
Conduit dans la forêt noire par le vaste ciel, le temps et les ténèbres achèvent de me dominer
Mon système verrouiller fini par se briser, mais le berceau se balance comme si de rien n'était
Ah... ta destiné forme un souhait
Qui... pourrait faire qu'un jour nous soyons unis ?
2 notes · View notes
picnicism · 1 year ago
Quote
1. おはようございますアトリエ文学 2. あれから13年の3.11ですか、何が解決して、何も変わっていないのか、あれからおかしくなっていったやんけJAPANなのか、ずっとおかしかったのか。 3. 魯迅の野草読みすぎて、ずっと意味がわからない。100年前の比喩は絵本だろ!って感じで何かを例えてるのかもしれないけど、元ネタわかんないし、さらに文章が死ぬほどわかりにくい厨二病でどうすりゃいいんだか。しかし横浜トリエンナーレの今回のテーマが魯迅が100年前に書いた野草ってことになってる。 4. そこまで言われたら読むしかないんだけど、手に入らないんだなこれが。そんで、改めて気がついたんだけど、普通の思考回路だとまず本屋かアマゾンで、その後図書館かネットでヤフオク、メルカリ、日本の古本屋、でそれでもなければ古本屋を回るってことなんだろうけど、最初っから古本屋なんですよね、なんでだろ? 5. 今まで岩波文庫には縁がない生活でここまでやってきてて、背表紙が気に入らないというか、文庫本の中で圧倒的古民家佇まいを醸し出してるどころか燻きってて、字は細かいし旧字で書いてありそうだしで読む気になれない。そんな中、薄ピンクの海外文学にナイス肌色の背表紙がなんとも今っぽい。 6. 古本屋で岩波がありそうな場所を見つけたら、ほぼ100%色分けされてるので、ここだけ見ればいいですよってのがわかる。レコ屋でもA~Cとかそんな感じだけど、肌ピンク岩波見つけたらもっと惹きつけられるカラーリングマジックがあって、あの店行ったら、あのお香の匂いするよね。その匂いはあそこの古着屋と同じ匂いだから、一回 古着屋の店内の感じがふわっと身体に広がってから、同じ匂いのこの店にいます。というようなあの感じに似てると言いますか、盆栽の配置の妙みたいな、ここ��置きましたかぁ、という嬉しさから始まっているので、無くてもいいんです。というか、結論から先に言っておきますが、50軒くらいの古本屋回ったけど見つからなかったのでアマゾンで買いました。 7. この寂しさよ。古本屋行かなきゃよかったのか?と聞かれたらその通りですと言うしかないんだけど、見つからなさに重点を置かないとやってらんないっすね。 8. でっ、買って読むけどこれまた全く意味がわかんないの。どうすりゃいいっすかね。買うまでが楽しいと思ってたんです。遠足も行くまでが楽しかったもん。 9. でも、中国のリウのディンが、これや!と思ったわけでしょ、そのコレやの部分知りたいやんやんと思うけどわからんし、案の定、野草は比喩で、庶民とかに例えられてんのかな? 10. 例えんなよ、魯迅。野草=わさびってことにして、早く山に入れよ、登山しろよ、沢登れよと思うが、ずっと考えてばかりで、こいつマジで友達少ないだろうなと思うばかりで、過剰で過激なんすよ、でも実際に会ったたきっと静かなタイプですよ、筆の弁慶は山に入らなそうだなと。 11. 魯迅のYoutube解説とかwikiとか読んだりするんだけど、カレー屋の社長が書いた小説!というような一言で説明ができにくい人で、たぶん日本で一回もバズってない人ってのがわかりやすいかもしれない。いろんな面がありすぎてどこを見たらいいのかわからない=大したことない人 12. コラーーー!言い過ぎですよ。 13. すいません。でっ、面白そうな感じは常に漂っていて、唯一これはいいんじゃないか?と思ってた本が2016年に出た 魯迅 野草と雑草 秋吉收 と言う本で、これがまたクッソ高いんすよ6300円くらいして、100%買えないじゃないですか。面白くない本を解説してる本が6300円ですよ。 14. 無理無理。なんだけど、図書館で借りたらいいやんけ!で最近は便利なカーリルってサイトがあって本の書名を検索したら自分ん家の近くに蔵書があるかを調べてくれて、なんとなんとの港区の図書館しかないやんけ、下道君のシンビ塾展示観るついでに行くか?とか思うけど、どうにも遠い。 15. とか思ってる時に、よせばいいのに、池袋ジュンク堂に行く機会があって、検索したら、在庫ありなんすよ、どうせつまんねぇから最初だけでも読んでみるかと。バチくそ面白いやんけ。 16. レジ直行ってわけにもいかないっすよね6000円オーバーですよ。 17. 座って読んだりしてたんですが、むちゃくちゃ面白くて、知ってるんですよ買う前が一番面白いってことも。だって、こんな大学出版からでた専門書が面白いわけないし、そもそも魯迅がわからなすぎて手に取ったのに。 18. PayPay 19. 買ってましたよ気がついたら。俺のPayPayだけ使えないようにしてもらえませんかね。6300円くらいしたけど380円くらいのPayPay気分で買えちゃってる。 20. でっ、ここまで読んだ方が興味でたとしたらチョロ間違い。大間違いではないけどちょろっと間違えてるし、その前も説明しとかなきゃいけなくて、オーカワさんが外山滋比古の思考の整理学って本を再度文庫にして、編集の久保さんとささやかな打ち上げの席に俺も同席させてもらって 、とにかくこの本が裏モノJAPANみたいでめちゃくちゃ面白かったんす。そして次に読みの整理学って本も読んだら、これまた面白くて、本が何で読めるのか、読めているのかって教わってもいないし、どうやって理解できるようになったのかもわかっていない。その解説を書いてて、読書には二種類あって、すぐに理解できるアルファ読みと何度も何度も読み込んでそれでも意味わかんなくて、ある時違うところで繋がってようやく理解できたり、それでも理解できない時は一緒に待ちましょう!というようなベータ読みってのがあると。 21. アルファ読みはわかりやすいエンタメでいいんだけど、ベータ読みってのが、例えば古文を子供に素読させたり朗読させたりするってことと書かれてるんだけど、確かに盛者必衰のことわりをあらわす、奢れるものもしたしからず。って意味も字もわかんないけど言えちゃうもんな。と 22. わからなさに寄り添った方がいいんじゃないかなと思ったんです。 23. あの頃のPILなんすよ。セックスピストルズのジョニーロットンがピストルズ解散後に始めたバンドがPUBLIC  IMAGE LIMITEDでPILなんですが、これが、マジでなんスカコレ?でパンクじゃないってか意味わからん雄叫びだけなんだけど、これをかっこいいって言ってたらカッケー空気が流れてたんですよ。だから意味もわからず聴いて、全然良いと思わないんだけど聴きすぎて聴きすぎて好きになるDVだめ彼みたいなもんでしょうか。あの頃の長い戦いと言いますか、わからないに浸りすぎて好きになるような懐かしさを魯迅の野草にぶつけてみよう。 24. でっ、ベータ読みしまくってたら書いた本人さえ気が付かなかったような新しい読み方ができることがあると、その時に初めてその本が古典として誕生するとSHIGEが書いてんすよ。そして、6000円本の冒頭でそれが宣言するかのように繋がってて買っちゃったんですが、 25. 読んでみたら、酷すぎて爆笑しすぎて、100年後の魯迅パクリ疑惑の文春砲なんすよこれ、ここまで追い詰めるか?ってくらいの何年何月に書いた魯迅のこの文章は与謝野晶子が雑草ってタイトルで書いてるとか、これがあれがとオンパレードすぎて、さらに若手詩人に対して全く興味ないふりしながらモロパクリしとるヤンけとか、魯迅生きてたら顔真っ赤かにしてけしからん!って言って鎮座ドープネスとラップ始めるでしょうね。 26. 高くて重い本は笑えないと思ってたけど完膚なきまでに魯迅の人としての懐の狭さを叩きまくってる103ページは大爆笑するしかなくて15��も年下の詩人を圧力かけまくって発表させないようにした文章について      文壇の大御所たる魯迅が、そんな “ひよっこ“ にこうまでヒステリックに刃を向ける必要があったのか。 27. 大爆笑しました。が、そこから先にもどんどん証拠と器の小ささを暴露されまくってて涙目の魯迅ですが、222ページに芥川龍之介の文章と魯迅の文章について書かれてるのが、伏線回収というか全部がここで美しくつながりを見せてくれるんすよ。 28. さて、さてですよ。 29. 今週日曜日に横浜トリエンナーレで直売やることになりました。バチコンと、旧第一銀行でやりますよんよん 日時:2024年3月17日(日)11:00-13:00会場:旧第一銀行横浜支店1階 展示会場 〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町6丁目50-1 参加費:無料/ただし、入場のためにチケットが必要です 詳細&直売画像はこちら https://note.com/ccttaa/n/n113eb47e75eb お待ち��とりまーす
途中でやめるチョロっとUPしとります
2 notes · View notes
kennak · 2 years ago
Quote
例の件に関して、当事者でもなければ長崎の生まれでも広島の生まれでもない人間がどうこう、という書き込みを目にして、少し自覚したのでどうしても言わねばならないことを言う。俺は長崎の生まれで被爆三世で当事者たちから直接話を聞かされて育ったから言う。俺程度がおこがましいという気持ちはあるけれど、当事者はほとんど残っていないから俺が言う。長崎ではガキどもは原爆の話を聞かされて育つ。クーラーどころか扇風機もない真夏の小学校の体育館に一時間近くも寿司詰めにされて、原爆の話を聞かされた。俺はとにかくそれが辛かった。話をする年寄りはもっと辛かったと思うが、小学生のガキにはそんな想像ができるはずもないし、俺だってずいぶん聞かされた話をほとんど忘れてしまった。思い出せるのは精々ひとつかふたつだ。もうひとう、この時期になると廊下にはずらりと、他所の地域ならPTAが発狂するようなグロ画像が堂々と貼り出される。原爆資料館ももうずいぶん漂白され、観覧者がトラウマを抱くような過激で恐ろしい展示は多くが撤去されたと聞くので、今はどうかは知らないが俺の頃はそうだった。小学生の頃の俺にはどうしても直視できない写真が一枚あった。谷口稜曄さんの写真だ。検索すれば出てくる。閲覧注意のショッキングな写真だが、それでもどうか見てほしい。どうしてもその写真の掲示された廊下を通れなくて、その時期はいつだって別の階を遠回りして、写真が目に入らないよう逃げ出していた。今は、妹を探すために焼け跡に向かった俺の爺さんは、目を背けることも別の道を通ることもできなかったんだなと思う。写真どころか、まだ生きて呻きを上げる人間が山ほどいただろうし、苦しみの果てに事切れた人間はもっと山ほどいただろう。瓦礫だらけの長崎の狭い道を、リアカーを曳いて何キロも何キロも歩いて、妹を捜し歩いた。当時の祖父は子供じゃなかったはずだが、当然それと似たような事をした小学生も居た。居ただろうじゃない。居た。俺はその話を本人から聞いたし今も覚えている。幼い兄弟が焼け跡から自分の親父の死体を見つけて、自分たちで焼いた話。薪が足りなくて親父が生焼けになってしまって、零れ出た生焼けの脳ミソを見て逃げ出して、それが今生の別れになってしまった話。俺はガキの頃に聞いたその話をいつまで経っても忘れることが出来ないし、今だって辛くて苦しくて、手が震えて涙を出している。どうしてあの親父の脳ミソから逃げた爺さんは、想像もできないほど恐ろしいトラウマを、一生治らない傷痕をほじくり返して人目に晒すことが出来たのだろうかとずっと思っている。今は少しだけわかる気がする。俺が自分のトラウマをほじくり返してでも祖父やあの爺さんの話をせずにいられないのは、彼らの言葉が忘れ去られることに比べれば、この程度の苦しみなど何でもないからだ。俺の手が震えて動悸や眩暈と共に涙や鼻水に塗れることなど、かつて確かにあった途方もない苦しみがなかったことにされるのに比べれば何でもないからだ。だからひょっとしたら同じなのかもしれないとも思う。俺には想像もできないほどの地獄を味わった祖父は、孫が産まれるまで生き、焼け跡で妹の死に目にも会えた。つまり祖父はあの焼け跡で、誰よりも幸福な人間のひとりだった。祖父やあの爺さんは結局のところ、地獄の淵をさまよっていた人間に過ぎないのだ。俺には想像もできないほどの苦痛を味わった人間でさえ想像もできないほどの苦しみが、78年前の長崎には石ころのように転がっていて、誰にも顧みられなかったのだと思う。俺には想像もできない彼らの苦しみは、彼らが目にした無数の途方もない苦しみがなかったことにされるのに比べれば何でもないことなのだ。記憶は人の口を経る度にどうしようもなく薄れていく。あの人たちが忘れられることをどうしても許せなかった記憶ももうほとんど忘れ去られている。78年前の途方もない苦しみはもうほとんどが消え去って、二度とは語り継ぐことはできない。あの原爆で最も苦しんだ人たちは、それを誰に伝えることも出来ないまま焼け跡で腐れ落ちて死んだ。それを自分の目で見た人々も、多くは口をつぐんで墓まで持って行った。僅かに語った人々もほとんどが墓の下だ。老人たちの言葉と比べて、自分の言葉は何と軽いのだと思う。こんな軽い言葉で語るくらいなら、口をつぐんだ方がマシだとさえ思う。それでも誰かが継がねばならない。俺のこんなにも軽い言葉でさえ、もはやこの世に残された原爆を語り継ぐ声の上澄みなのだと気が付いた。自分ごときがと思う気持ちは痛いほど良く分かる。それでも口を閉ざさないでほしい。語るべきでないと、口を閉ざした結果があれなのだ。想像もできない苦しみを想像することを止め、他者の苦しみを面白おかしく消費して生きていくことを、俺は時々選んでしまいそうになる。俺がもう声も顔も、言葉さえろくに思い出せない老人たちの、せめて苦しみの想像が残っているうちに、ここに書き残しておく。
バービーの件に関してどうしても語らなければならない諸々の事
2 notes · View notes
teddyysblog · 5 days ago
Text
### 『紫の秘密と姉弟の絆~僕だけのお姉ちゃんコレクション~』
#### 【第一章:隠されたアルバム】
雨の匂いが漂う日曜日の午後。僕は自室のクローゼット奥に隠したスケッチブックをそっと開いていた。ASDの特性で、光沢紙のざらつきが指先に敏感に伝わる。ページをめくるたび、お姉ちゃんの笑顔が現れる──アイお姉ちゃんのスクール水着姿、浴衣の襟元が乱れた瞬間、うたた寝する姿...すべてこっそり撮影した、僕だけの秘蔵コレクションだ。
「...お姉ちゃん」
指先で写真をなぞりながら、僕は自然と頬を緩ませた。不細工で友達もいない僕だけど、お姉ちゃんの写真を整理している時だけは孤独を忘れられた。
「弟く~ん!おやつできたよ~!」
突然の呼び声に、僕はあわててスケッチブックを布団の下に押し込む。165cmのお姉ちゃんがドアを開け、紫色のロングヘアを揺らしながら入ってきた。今日の私服は少し大きめのTシャツで、動くたびにCカップの谷間がちらつく。
「あの...今、勉強してたから...」
「え~?じゃあお姉ちゃんが『ご褒美』あげられないじゃん!」
お姉ちゃんがベッドに座り込み、155cmの僕を膝の上に乗せる。いつもの甘いバニラの香りが鼻をくすぐる。
「ほら、あ~んして?お姉ちゃん特製のショートケーキだよ~♪」
#### 【第二章:運命の発見】
その三日後、僕は学校から早めに帰宅した。玄関で靴を脱ぎながら、不意に寒気が走る。ASDの過敏な感覚が、何かがおかしいと警告していた。
「...お姉ちゃん?」
普段なら「おかえり~!」と飛びついてくるはずのお姉ちゃんの姿がない。階段を上がると、僕の部屋のドアが微かに開いている。
「あ...」
目の前の光景に凍りつく。お姉ちゃんが僕の布団の上で、あのスケッチブックを開いていた。紫色の瞳がページを行き来し、唇が微妙に震えている。
「...お姉ちゃん、それは...」
「弟くん」
声が冷たい。いつもの陽気なテンションはなく、静かな怒りが込もっている。165cmの身体がゆっくりと立ち上がり、10cmの身長差で見下ろされる。
「これ、全部...お姉ちゃんなのね?」
#### 【第三章】
スケッチブックが目の前に差し出される。開かれたページには、去年の夏祭りで浴衣を着たお姉ちゃんの写真。肩から帯がずれかかった一瞬を狙ったショットだ。
「あの...僕...」
「どうして撮ったの?」
お姉ちゃんの声が震える。Cカップの胸が浅い呼吸で上下し、紫色のロングヘアが肩にかかる。僕は言葉を失い、ただ俯くしかなかった。
「...不細工な僕なんかが...お姉ちゃんを...」
「ばかじゃないの!?」
突然、お姉ちゃんの声が弾けた。スケッチブックがベッドに落とされ、その瞬間、僕は強く抱きしめられた。お姉ちゃんの涙が僕の首筋を伝う。
「お姉ちゃん...怒ってる...?」
「怒ってるわけないでしょ!」
抱擁がさらに強くなる。お姉ちゃんの鼓動が早すぎる。
「ただ...もっと早く言ってほしかった...弟くんがお姉ちゃんのこと、そんな風に見てくれてたなんて...」
#### 【第四章】
「ほら、見て?」
お姉ちゃんがスマホを取り出す。画面には、今まさに撮影されたばかりの、頬を染めたお姉ちゃんのセルフィーが映っている。
「これからはこっそり撮らなくていいの。お姉ちゃんが...弟くんのために、いっぱい撮ってあげる」
「え...でも...」
「だめ?お姉ちゃん、弟くんに喜んでほしいだけなのに...」
その瞬間、お姉ちゃんの表情が一変した。いつもの陽気さが戻り、目がきらきらと輝く。
「じゃあ今からフォトセッションしよっか!お姉ちゃん、弟くんのリクエストに全部答えてあげる!どんなポーズがいい?ん~?この水着姿?それとも...」
「お、お姉ちゃん...!」
僕の耳が真っ赤になるのを感じながらも、心の奥では小さな喜びが広がっていた。お姉ちゃんは...僕の気持ちを拒絶しなかった。
「ねぇ弟くん」
お姉ちゃんが突然真剣な表情になり、僕の手を握る。
「これからは何でも話してね。お姉ちゃんは...弟くんの全てを受け入れるから」
その言葉に、僕はゆっくりと頷いた。お姉ちゃんの温もりに包まれながら、僕は思った──この絆は、たとえどんな形であっても、永遠に続いていくのだと。
[完]
0 notes
lyrics365 · 2 months ago
Text
lighthouse
名前を呼んで 綺麗な声で 西へ沈む星が一つ 思い出の海 呼び合うエコーが 頼りなく 漂ってる 光の色と瞬きだけで 船を導く星になりたい 波を貫き 遠くを目指した心が歌う海原 新しい世界を呼び寄せて その手を汚した悲しみさえも貴方が 未来へ進む空を照らす灯り 私はひとり 貴方もひとり 灯火をひとつづつ 触れ合うほどに近づいてやっと 寂しさを照らし合う 涙をぬぐう優しい指に 昔どこかで出会ったような 記憶は巡る 遠くを目指した心が眠る場所には あたたかい光が満ちていた こんなに暗い世界でも大好きだったよ あの頃はまだ知らずにいたけれど ただ静かに 名前を呼んで 貴方の声で 私のかたちを 優しく 教えて 遠くを目指した2人が出会う場所には なつかしい声が聞こえてくる この手を汚した悲しみさえも貴方が 未来へ進む空を照らす灯り 暗い海の向こうへ
0 notes
generalwonderlandpeace · 10 months ago
Text
Tumblr media
鬼武正子先生オールシーズン通し怒りさえ無い穏やかな先生でした。今は亡き飼い猫ミミにも穏やかさを随時与えてましたから、ミミ大往生で無事に天国へ旅立ちました。此れからは健太郎居候新たに配偶者出来し��も授かりもの出来て暮らさなければならない為、幾ら穏やかだろうと油断さえ出来ません。健太郎居候2024年秋附け49歳迎える為慎重になって新しいG-F設けリトルエンジョイ徹底して参りたく改心致します。
2024/08/22
0 notes
0ku20 · 3 months ago
Text
池袋を愛しすぎていて もはや流れるように道を歩けるのが嬉しいのだと今日気づいた。
しゅるり、ヌルリ、なのか。誰にもぶつかる事なくまっすぐとぼんやり歩くことができる。
メトロポリタン口から目白方面を眺めるのが。ジュンク堂横から雑司ヶ谷へ向かうときにある変な眼鏡屋をいつの間にか通り過ぎるのが。LSDをやった時の景色って言いながら歩く地下道で口呼吸に切り替えるのが。地形のせいで全く勘があてにならなくなって池袋のマンションを空に見て帰る目白庭園が、池袋で歩いた道。
夜中、植木を見た時の瞳に何にもピントを合わせないような闇。そこまで古びていないはずなのに嫌な雰囲気が漂っていて入ったことないない雑居ビル。
瞳の中に記録媒体があって、脳を介さずに自動で映像を流す。
本当に言いたい事を言葉にすると涙が出ますと口にするまで数年かかったこと。あの時は寂しがれば何時でも誰かに会えたこと。今は簡単にひとりぼっちですとは言えなくなったこと。大好きな人もたくさんいるのに、自分だけがたぶんダメなこと。
無音映画は、勝手に音を入れてきそうになるので耳を塞いだ。
「魚になれて嬉しい」って言ったら笑ってもらえるだけでよかったのに。
東京でできた男の子の友達。鼻につく人だと思ってたけど、無理してでも少し大げさに生活を彩らなければ、人生のどこも輝かなかったのかと思うと感謝と恐怖と己の愚かさが今さらスクリーンを斜めにゆっくり移動して辺にぶつかるたびにまた斜めに折り返してる。
初めて会ったときにわたしの家にあったいらないIHヒーターを譲ったら、家に招待してくれ、ペペロンチーノを作ってもらった。ボヤッとした彩度のカラフルなお皿に不揃いの2つのグラス。
背中側の壁には床から横置きした文庫本が積み重なって砦のようになっていた。バンドのチラシやジャケット写真、友達��描いてもらった絵などが不規則に画鋲で刺さっていた。
オシャレな家具はないシンプルだけどいい家だった。
出会って数年、お互い恋人がいないタイミングがあったので当日に連絡がついた時たまたま夜ご飯を食べようってなった。クリスマスの変な時間に24hのスーパーに行って、コントレックス見てすぐに相対性理論歌っても「箱」って言いながらちゃんと目的のワインを買って結局ほとんど飲んでくれてありがとう。「東京で友達になってくれてありがとう」って言えないまま 疎遠になってしまった。
池袋の街をスイスイ泳いでるよって言ったら「お魚だ」って、今もたぶん言ってくれるね。
0 notes
moko1590m · 6 months ago
Quote
韓流ドラマ視聴で「友人が銃殺」 自由を求め漂流44時間 20代脱北女性が語る金正恩政権の「韓国敵視」政策 12/28(土) 18:30配信 北朝鮮から韓国に木造船で漂着した脱北者一家の20代女性が11月、都内で産経新聞のインタビューに応じ、金正恩(キム・ジョンウン)政権で強まる韓流文化の取り締まりの実態を証言した。女性は韓国ドラマを視聴したとの理由で友人が銃殺刑に処されたことで、厳しい統制から逃れ「自由を手に入れたい」と脱北を決意した。 【写真】東京都内で開かれた北朝鮮人権映画上映会で、脱北者として実態を証言する姜ギュリさん ■「違う国で生まれ変わりたい」 脱出のボートに警備艇から銃撃 待ち合わせした都内のカフェに現れたのは、髪を明るく染め、白いコートをまとった姜ギュリさん。脱北後1年ほどしかたっていないが、ファッションも話し方もソウルの女性と見分けがつかない。韓国ドラマ好きで、『梨泰院(イテウォン)クラス』『キム秘書はいったい、なぜ?』など最近の作品も密かに北朝鮮で見ていたというから、韓流の浸透ぶりが伺える。 姜さんは北朝鮮北東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)出身。2023年10月、母とおば、船員の計4人で木造船に乗り、脱北した。 普段、貝を取りに海に出た際は何事もなかったが、韓国へ向かって出航するとすぐに警備艇が銃撃しながら追ってきた。追跡を振り切り、44時間漂流した末に、韓国北東部の江原道(カンウォンド)束草(ソクチョ)にたどり着いた。ひたすら願ったのは、「死んだら違う国で生まれ変わりたい」。命をかけて自由を求めた。 ■言葉遣いも検閲対象…「韓国式」への厳しい取り締まり 脱北した理由は、金正恩政権で韓流文化への統制が強まったことへの不満だ。漁船を管理する裕福な家庭で育ち、食べることにも困らなかったが、「北朝鮮には自由がない。できることは、とても限られていた」と振り返った。 金政権は近年、若者らに流行する韓国文化に神経をとがらせ、反動思想文化排撃法(20年)、青年教養保障法(21年)、平壌文化語保護法(23年)といった法律を制定し、ドラマの視聴や流布、韓国式の言葉遣いまで取り締まっていた。 姜さんも、道を歩いているだけで服装を見た軍人に「韓国式だ」とたびたび呼び止められ調査された。スマートフォンも取り上げられ、韓国式の言葉遣いをしていないか検閲されたという。姜さんは摘発されなかったが、友人が韓国ドラマを見たという理由で警察署に連行された後、銃殺されたと聞いた。    「韓国ドラマを見ることが銃殺されるほどのことなのか…。理解できなかった」。いつか自分もそうなるのではないかと不安が募った。 ■脱北者の番組視聴し「韓国に行く」決心 姜さんの祖父は、1960年代の北朝鮮帰国事業で日本から親族とともに北朝鮮に渡った在日朝鮮人だった。姜さん一家は北朝鮮で海岸近くにアンテナを立て、韓国のラジオや公共放送KBSなどもよく視聴した。姜さんは中学生の頃には脱北を意識するようになっていた。 特に印象に残っているのは、韓国で暮らす脱北者が北朝鮮について証言するKBSの番組だ。同じ北朝鮮住民が脱北し、韓国で支援を受けながら成功をつかんだと涙ながらに語る姿を目にした衝撃は忘れられない。「絶対に韓国に行かないと」と決意したという。 金正恩政権は今年、韓国を「敵対国」と定義する憲法改正に踏み切り、金日成(イルソン)、正日(ジョンイル)政権が掲げてきた「南北統一」政策を否定する動きを強めている。 ただ、姜さんは韓国敵視政策は「ずっと以前から」との認識で、驚きはないという。住民は統一を願っているが、金正恩政権に入って以降、統一についての教育を受けたことはないとも断言した。 脱北後、ソウルで大学入学を目指す姜さんだが、気がかりは北朝鮮の友人たちの境遇だ。脱北者として北朝鮮の人権状況を証言することで、「国際社会が少しでも関心を寄せ、彼らを救う助けになってくれたら」と願いを語った。(石川有紀)
韓流ドラマ視聴で「友人が銃殺」 自由を求め漂流44時間 20代脱北女性が語る金正恩政権の「韓国敵視」政策(産経新聞) - Yahoo!ニュース
0 notes
404spring · 8 months ago
Text
2024.10.15-21
15日 刺青/海岸/メリーゴーランド
永遠に消えない痛みを味わって/そうして訪れるやわい冬 潮に濡れた砂浜でいつか消える永遠を描くあたしときみ ここにある幸福を捧げながら回転木馬で夢を見ている 祈りにも似た針先/祈りにも似た痛み/祈りにも似たあなた
16日 消える/宝石箱/歌
朝にしかない感傷を君が目覚めるまでに書き残しておこう 星空を「宝石箱みたい」ときみが言うから指輪をさしだした きっと夜明けにはきみの美しさは透明になって見えなくなる 大切なものが入った白い箱 そっと鍵を閉めて抱きしめる
17日 疑問/朝食/やりたい
遠くて近い君を誘う理由を考えている夜更けのLINE 塩をかけた目玉焼きとトーストに塗ったジャムに裏切られた朝 ホテルのビュッフェで好奇心が抑えられず山盛りになる皿たち
18日 目減り/煙草/裏切り
禁煙を心に誓ってから気にしている/目減りしていく煙草 莫迦だなと思う/フィルターと同じ色をしている心臓が 反故された約束を盾に貴女に自分の欲望を押し付ける
19日 魚/涙/漂流
切実なきみから落ちた鱗を拾い揚げ「綺麗だね」と囁いた 感傷で伝う雫を拭い取り 電話ボックスで抱きしめ合う 流れ着いた先の海で揺れる白いスカートの裾が濡れていく 君のことをなにひとつ知らないから深く深く潜りたい夜更け
20日 雨上がり/ヒロイン/帰れない
ヒロインに悲劇は必要? そんな莫迦な話があってたまるかよ 雨上がりの君の美しさをみて帰らせたくないと思う朝 夜更けのやさしい海で手を繋いだから僕たちはもう戻れない
21日 ブルーモーメント/赤い糸/狭い
蒼く済んだ透き間を縫う赤い糸が朝を作っているらしい 窮屈な日々を解く赤い糸に指輪を絡め恋をしている バスルームで青い朝と白い光がぼくの手首で揺れている その手首の赤い糸がわたしとぼくを繋ぐまでやめないでくれ
1 note · View note
kotobatoki-arai · 10 months ago
Text
Invisible奇候
 窓の外は総てたわいない挿話である。熾火が時を経て蛍を遺し鮮明に刻印する思考濃度を確かめる。足を止めたときに憑かれる、いつか。術はまるでひどくおかしいのか、空穂舟はびしょうへと降下するんだって。あからさまで逆さまにしても芝居じみ、おちつかず、微睡み……類似を手繰らせ、急ぎお躾る。〈鉄条網のさきで〉ぐるりとみわたせば花托は煤けたようで拡がってゆく。ただ己の呼吸に縛られカラダをひきづってその場所へ、そのものへむかって、いつまでもなにもできずにいる  拒絶するものでしょう/これらすべては  知っていたか 〝Invisible〟  そのままの意味さ/ごらん。セピアの杜だ  ビニールの淡い色彩を持つ差傘の賑わいだけ延ばして、何処かを浮かべ帯を引く。万物故に大柄のあとにして痺れ、窄んだ水母は輝き出る、そして逃げ腰の風紋。大通りに面したテラス席に座りこみ、しばし往来に視線を預ける。死神の名をこうしてもって想像します  引っ詰める髪を雑に解いて、落日と点滅する生命ひとつずらして、口にした敗は悪びれずに。あなたは普段 壊れやすい一礼をして、未練がましい手首ばかりがわぁと泣き顔を踏む。幸せを願えずどこか不幸をさずけてしまう所があります  ~かたしなぢ仄かやあい聲や、左右によろねくこどしかできづ~ 祖は頷く波風の欠けた姿勢のみ曝し、廃線に沿って正す。頬染める夏模様ばかりが一雨きそうで。ならそうだね 入道雲を垂らした必然。――単純なわたしとは/きっぱり/ある点まで起き上がり、ようやっと続けられるあわい世界で胸に手を当て、気づけばもじょもじょしていた  荒んだ庭を眺めているのはまたあした。うん、この愁い開放の夢も、くねるものながら ザラザラとひらかれたこの翠雨よ。こんな具合 じゃ、結び、置き手紙を奏して 風鈴の訛りに隷シタガい給え。なんて実にひとつの玲瓏をいただく背景はさ 宵の花火まですこし休めると横になり、淡い雫を映してしまうよ  あまり綴られた糸は今にも千切れそうで、切なさを不意に思いだすから弱々しく��けていて 既にしゃぶりついた白紙の静寂なり。まだ投げかけた気配がないから結局、のろのろと拙い否か応か。あぁ萬畫のような素形だと遠くを看做ミナし、ふくよかな私すら消し去るのでした。 オシマイ。なんて葬するより鮮明な首を切る?  もうすぐこれが手を握るの。だからぎゅっとよかったね、 コレが視野調和の習慣  そこまでの道のりと憶病で柔らかい棘であり、歪んだ小花が微動だにせずに、一冊の手記を携え喫茶店を訪ねたのか。その所為? と口を挟み、どこへでも翔けることが叶うようであった。とはいえ屁理屈は訪れ藍色の海のみなそこを現した、水葬に浮いている擬声と愛されることに、一斉にひぐらしと暗示して、なら。初夏はいま錆色の空に似つかわしくない香炉ひとつが与える情感であった。ほらほら、視覚は主張であり空虚とは気晴らしで。ね? いいでしょう  綺麗事はそれっきりだ。みぎわのにおいと猛言と 熱と肺腑にしみる浮雲を しぃと破片と造り込んでは、その上は短くて堪らなく愛おしい、怯えた仕草も表立つ。虚ろ目で流れ落ちる間隔 無作為に「そうかもしれないなあ」と見守るかたち。空は夜に溶け透明な動脈に従う、足は翼を持つらしい。ほぉ満ちていた、押し当てられたような痛みを伴って。然し、急がなければいけない『伝達』とはこう漂っている。均等にして微笑んでいるとき永久トワ  ――遺体を骨にする。  そう反復するのでした/くりかえし/おちつかないツクリである種は訝しむ策も蒸した柵もない。よって庭は傷ひとつない、それなら芽吹いた先にある一本道の、単にせせらぎが無垢な幾千の防波堤は。ほんとうだ、干渉を嫌い凪と破れ、黄昏に折り重なるばかり。 それでいうことなら―― 月が綺麗ですね (〝奥行の足りない暗渠に冷たく狭まるモノ〟) 雨がやみませんね。 じゃあ「どうすればいいですか。」 ぜいぜい喉を鳴らしながら、 まさに喰みだした彼岸への問いかけにすぎない (まるでつつがない、ふちでおわりはじまる プラネタリウムだろ。あの時刻表ではひかりは呼びかけに答えることなく、跳ねる硝子でのびた魚、鋭利な白樺と、雲雀の幸福はながいあいだ寝冷えしていた)  彼方はどうせひとりで眠る。再会と出発までわずかに割る。どうせ古い果肉だと思った。 ――毒があるのかも痴れない。厭に瑞々しいから/じっと眺めていて。または身を委ねて。もう!! おなじように溢した星あかりは照らされた。薄い肩を震わせ ややこしいので特別だと枯れぬ、嘘ッ……  熱い息を吐く/穏やかな寝顔の柔らかい死に包まれて挟んであり (今を、探している 誰そ彼のワタシハ 神様ではない)  悲鳴をこらえる/もっとも影がなく聞えたらしく流れ星を数えている  玄に歪んだ雲行きが溺れ向こう側が暗い (未成品の手紙を吐き戻す(  恋に熱に雨音がこもり  )死より腐蝕したひかりが旗色に切れて  )今やの飾りを打ち消すささやかな網膜が  港を認識する  、雷鳴を 掻き、毮る仕草  机上の蝋燭は強く揺らめき、闇を待つ。そう!   疎ましい箱庭除法。喉に絡む湿原を捉え深めるんだ  果たして不自由ならいっぺん尋ねる。おもいのほか、身なり背が高く奇数のランプの影はヒマワリひとり湛える境界なのだと、かこつけていった。いつも/とは/ほんとう/に目の前にぶら下がると。得るだけの季節と空間を憶えたのだ  これら揃えたこの腕はおごそかな事を興せ。たとえば星砂糖を数個入れ、ひたひたの珈琲をこぼしてみる、この口に含んで暫く呆けることは旅路への支度をすることと同じ。PCを閉じ席を立つ/けれど瞑ったまま、つまびらかにかるく押されて緑と光に透かす mama いつかのナデシコを少々足してね。あれら全てちいさく纏めつつ、車窓だけを摘み取る御者がいるらしいが。そうであったのならまるで、さし貫かれ 涙ぐんでむせて、咳き込むとひとみは光と宿していたとも射えるんだよ  つっかけの散らばる玄関などを通り抜け、腥温い風が障る。ただ受け入れた球体の彬しさは熱病の狂気におもう。それはちかちかとみれば、そこには しぶしぶ、どうしようと荒れ放題の皐月のツラがあり。いまやわらかで花を埋イける。指先が咲くからだ  まるで蝕まれる/亘りと 遮る物。閉じこもり悶々する筵そのまま 虚ろな手はない、意思の下に改めるからだばかり(いつも過去を窺え またも未来を奮う 今がまとまらず達する それはがっかりして丸まってしまうからだ。)  私はまなうらにある理想からはひじょうに、詳細は掴めないけど、空論を取り違えた屍は/口から勢いだけ流転させる心臓と蝶形のディテールを/鼓動は横たえた野アザミに押さえ/団居では白くとんで透き通る雨だれがぽろぽろ/つらぬくとともに殺されても好い。 ――時期、宵だとおもっていて  この一幕に手をかける・祈り・かがむ。それだけの縊れたゼロからやり直し、ときに流され 私はくらんでいた。まっしろな帆の尾を騒がせ胸から口許までの腐りや楔を用い、根は腐り繕うこともできず、ありがたくも引導を渡す  栓で結ってもなにも塞がらない、まほう  あのときの理由もなく傀儡もいばら その法楽  なにかわざわざ睨み付け、秘すれば花 そもそも光芒  ためいき ばらばらに髪を梳き、扇と流し込んだ水面はいつか澄みきるの だけど はかない/激しい/はなやかな。タマシイは内向きの銀河だろ  だけどこの瞳に焼き付いた奥ゆかしさを。気がつくだろ皆、遠くの尾根をこさえるあいだ。納棺師はあおいあおいそらにしろく、しろいくもを濯ぎ、すこしずつ紬いでそらに流していく彼方とは、   芙蓉――縮んだ襤褸だよと、 そよ吹いて根も葉もない偽善者だと所詮茶化すもの  だから、さぁ 2024/05/26
0 notes
na1129 · 10 months ago
Text
きんようび通信No.714📚
2024年8月23日
▲15日、「ちむぐりさ/菜の花の沖縄日記」(沖縄テレビ開局60周年記念)というドキュメンタリー映画を観ました。石川県珠洲市出身・坂本菜の花さんが、15歳から3年間、沖縄で過ごす中で出会った人や出来事とその後の沖縄を時系列で取り上げた内容。とても良かったです
▲フリースクール(夜間中学併設)での触れ合いや県民集会・米軍属による事件・米軍ヘリ落下物事件など自分の眼で確かめた中で語られる言葉は、心に響きました。条件付き移設容認の辺野古漁師の方の言葉に涙する姿は、いろんな声に耳を傾ける大切さを教えてくれました
▲18日、毎年恒例「松元ヒロライブ」に参加しました。次々と繰り出される話しに会場全体が引き込まれて、一緒に行った母親は「来年も必ず行きたい」と帰りの車で語っていました。政治の本質をわかりやすく伝えたいといつも思っていますが、ヒロさんのようにはいかないですね
▲帰宅後に飛び込んできたのが、17日に高石ともやさんが亡くなったというニュース。すずききよしさんに続いての訃報でとても残念。時々に高石さんの歌に励まされてきました。「109ソングブック」「ヒット・エンド・ラン」等、大好きなアルバムを噛みしめてみようと思います
▲さてオリンピックが終わった途端、自民党総裁選でテレビジャックされた状態となっています。アメリカ大統領選も含め、誰がなるか・どんな組み合わせになるかなどの予測が飛び交っています。大きな関心事ですが、それよりも大事なことが沢山あります。しっかり見る目を持ちたいですね
【今日は何��日📌】
【今週の一句🔖】
酒飲み🍺🍶川柳
表紙だけ
変えても中身
変わらない😤
【今週の歌🎸】
・Midland(Country)…Vegas
僕が勝手に音楽の師匠の一人と思っている人が、FBで紹介しているのを見て知ったミッド・ランド。来月最新アルバムが発売されます。大好きな感じです😊
youtube
【今週のグルメ情報😋】
・釜揚げうどん一心…近鉄・長瀬駅から徒歩10分ほど
釜揚げメインのお店ですが、カレーうどんがあったので迷わず注文しました。とろみが麺にしっかり絡んでとても美味しかったです😙
Tumblr media
【追記📝】
気持ちだけ朝が涼しくなったように思いますが、まだまだ日中は沸騰しているような空気が漂っていますね。まだしばらく、この状態なのでしょうか。早く落ち着いてほしいと願っています
#きんようび通信 #ちむぐりさ #菜の花の沖縄日記 #沖縄テレビ #松元ヒロ #高石ともや #テレビジャック #自民党総裁選
1 note · View note