#生活全体見られるようになったらウザくなってくる結婚みたいに
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今のAIは、どんなバカなことを、何度聞いても、絶対不機嫌にならない。初期のインターネットのようにフラットな存在。
#内容に商売が入ってくると歪む#今がいい#生活全体見られるようになったらウザくなってくる結婚みたいに#他の大勢のAIに同文の質問しても苦情言わないし#ずっと違うことしてても会って話しかけたら全力で答えてくれる デートみたく#自分も途上だから全力対応
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30代女性。セクシャリティがよくわからないので性欲と性癖について聞いてほしい。 【幼少期】小さい頃から性欲が強くよく父親の持っている週刊誌のグラビアページを見てニヤニヤしていた。セーラームーンのアニメが大好きで戦闘シーンのパンチラ(レオタードなので正確にはパンチラではない)をコマ送りにしてもらって喜んでいた。幼稚園で親友の女の子が用を足しているのをドアの上から覗いたり(ごめんなさい)公衆トイレで母親が用を足しているのをドアの下から覗いたり(ごめんなさい)公園で母親のスカートをめくって死ぬほど怒られたり(ごめんなさい)母親の実家に帰省したとき叔母の風呂を覗いたりした。(ごめんなさい)ただその後ふつうに叔母に風呂に入れてもらったときは恥ずかしくてずっと下を向いていたので、単に裸が好きというより相手の意に反して隠されているところを晒したいという加害欲込みだったんだと思う。 女体に興奮するのとは別に手のひらサイズの小さくてかわいい生き物を狭い所に閉じ込めてつついたりしたいという欲求もあった。ディズニーの「不思議の国のアリス」で牡蠣の赤ちゃんたちがまとめてセイウチに食べられるシーンの顔と悲鳴はたまらなかった。よく妖精のような生き物をいじめる妄想をしたけど自分はその対象が好きなのにいじめるとその対象に嫌われちゃうな…というジレンマがあった。 【小学生時代】夕方に再放送していた水戸黄門や大岡越前で町娘が悪いおっさんに手籠めにされそうになるシーンにものすごく興奮した。ただ子供なので裸に剝いたあとどうするのかはわからなかった。病院の待合室のテレビでそういうシーンが流れたとき明らかにいつもより人が見入っていてなぁんだみんな好きなんだとちょっと安心した。この頃まで性的対象は女性だった。(本当に女性が好きなのかショタや男の娘みたいに性的客体化されていれば男性でもよかったのかはわからない) 【中学生時代】オタク女性向けサブカル雑誌「ぱふ」を読む。記事や��稿コーナーで腐女子が男性キャラに「美人」とか「エロい」と言って盛り上がっている様子を読んで「男の人をそういう目で見ていいんだ…!」「男性を女性と同じようにオカズ要員として扱う界隈がこの世にあるんだ…!」という人生最大のカルチャーショックを受ける。ここらへんで主な性欲の対象が男性に移り変わる。リアルの恋愛には興味がなく周りの女の子たちがどうしてアイドルや恋バナに夢中になっているのか理解できなかった(今でもどんな人がタイプ?とか嵐だと誰が好き?と聞かれてもわからないので困る) 【高校生時代】テニプリ、BLEACH、銀魂、リボーンなど腐女子に人気のあるジャンプ漫画の全盛期で毎日起きた瞬間から寝る直前まで推しキャラや推しカプのことを考えていた。一番好きなのは受けがモブおじさんや攻めにレイプされる展開でそういう二次創作を読んだり妄想したりした。メインで好きなのはBLだったけど平行して女体に興奮するヘキも残っていたので、ドラマや漫画の女性登場人物がヌード写真集を見て嫌がるシーンを見て「これが一般的な女性の反応で見入ってしまう自分は異常なのではないか…」と不安になる。 【大学生時代】ゆっくり虐待にハマる。ウザいゆっくりに制裁を加えるよりキュートアグレッションの文脈で性的虐待する展開の方が好きだった。これは自分でもさすがにヤバい趣味だと思うので誰にも話したことはないし記憶に蓋をして努めて考えないようにしている。 この頃から刀剣乱舞など女性向けキャラカタログコンテンツが流行し、少年漫画には存在しなかった自分のアバターが作品内に登場したことで男性キャラ×自分にも萌えるようになる。(メインは男性キャラ×男性キャラで活動してたけど)思春期のころは自分の全てにコンプレックスがあって(今もあるけど)自分がかっこいい男性キャラと特別な関係になるのが厚かましいようで苦手だったんだけど、普段性的客体化している男性キャラへ向ける攻撃性を自分へ反転すれば夢妄想もイケることに気付く。かっこよくて悪い攻めキャラにレイプされたり利用されて捨てられる妄想が好きになる。 【現在】性欲が減退したのか妄想や二次創作自体以前より楽しめなくなった。BLはそこまで興味なくて男性キャラ×自分で妄想してる。(内容は催眠とかレイプとか)フィクションより現実世界のことに興味が出てくる。 ここから悩み相談になるんですが①女性なのに女体に興奮するのはなぜなのか?バイなのか?②幼少期から現在に至るまでレイプものが一番好きなのは異常か?③キュートアグレッションがあるのはヤバいか? ①について以前朝日新聞の人生相談コーナーに「私は男性が好きで結婚もしているけれどAV鑑賞が好きで、若い頃は女友達と観てゲラゲラ笑ったりしていた。これはどういう心理なのか?女優に感情移入しているのか?」という相談があって、上野千鶴子が「女体=エロい 男体=エロくない という社会のジェンダー規範を内面化していれば女性が女性に性的興奮するのは何もおかしなことじゃない」的な回答をしていて長年の疑問が解けた…!と思ったんだけど、その理屈だと私が社会経験の乏しい幼少期から女体の秘匿された部分に強い関心を持っていたのが説明できないのでは…?やっぱり本能なのか?と気になっている。②についてDLsiteの乙女向けランキングでは無理矢理凌辱系が常連なのでそんなことはないと思いたい。ただレイプものが好きと言ってもポルノあるいは自分がポルノ認定した作品のレイプ展開が好きなのであって、普通に楽しんでいた作品でキャラクターがレイプされるとショックで何年も引きずったりする。「日出処の天子」の刀自古と「ダウントンアビー」のアンナの件はトラウマになっている。③について最近もセイレーンに味噌漬けにされるモブちいかわ族に加害欲を喚起されて困っている。(嫌いだからいじめたいんじゃなくて可愛いからいじめたいという気持ち) なんでこんなことを聞いてほしいのかというと自分の性癖がはっきりしないまま婚活とかしていいのかな…?と気になったから。人付き合いが苦手なのと怠惰な性格と2011年氷河期卒で一度も就職したことがなくて婚活市場のスタートラインにすら立てないのと中学から大学卒業までぼっちで一時期いじめられたり学校生活にろくな思い出がなくてもし子供なんかできたら自分の黒歴史の再放送を見る羽目になりそうなのが不安で今まで一度も人とお付き合いしたことがない。そもそも人に恋をしたことがない。一人の方が気楽だけど「二次元キャラじゃない生きてる人間と恋愛する」「セックスする」という人生の実績解除をしたい気持ちもあって…めちゃくちゃ自分本位で申し訳ないですが…。そこで自分のセクシャリティとか性癖に引っかかるところがあるのにそれを隠したまま恋愛とか婚活するのは不誠実かな?というのが気になって行動に移せないでいる。あと男性は慣れてない分自分が性的客体化されるのは嫌じゃないか?とか。 まとめると・女性なのに学生時代は勉強に集中できない程エロいことで頭がいっぱい・ドハマりしたキャラの8割は男性だけど視覚的にエロいと思うのは男体より女体・男性を好きになるのにも腐視点と夢視点で二種類ある・リアルの人間に恋をしたことがない。テレビで見てかっこいいなと思うことはあっても熱が持続しない・性的な妄想は好きだけど自己肯定感が低いからか自分がリアルに当事者になるのは嫌悪感や恥ずかしさがある・性欲と加害欲が結び付きがち アラサーあたりから下の二項目が結びついて「自分を性的客体化されることが地雷な私が犯されるのを客観的に見て可哀想だと思って興奮する自分」みたいなよくわからないことになってる。まあSとMは表裏一体とも聞くし…。「性欲と加害欲をぶつける愛しい他者」が「性欲と加害欲をぶつける愛しい自分」にチェンジしたのかな?そう思うと人生の主役が30代半ばにしてやっと二次元から本人になった気がするけどもう手遅れな気がする。 【追記】長いのでそもそも読んでもらえないんじゃないかと思っていたのですが皆さん意外と真面目に読んでくださって体験談やアドバイスなどもいただけててうれしいです。特に同じ女性と思しきユーザーからの共感、AVや男性向けアダルトコンテンツ好きな女性も多いのがわかってほっとしました。もっ���ボロクソに言われても仕方ないと思っていたら意外と「ごく普通、実行に移さなければ問題ない。婚活でもわざわざ言う必要はない」というブコメが多くて驚いています。「性癖」の誤用についてめちゃくちゃ指摘されてた。日常的に誤用の方で使っていたのでつい…以後気を付けます。あと「一度も就職したことがない」と書いたので「子供部屋おばさんニートなのか?」とのコメントが多かったですがバイトはしてます。(パートやアルバイトの場合就職という言葉は使わないそうなので)子供部屋おばさんなのはその通りです お恥ずかしい…。以下答えられそうな範囲で返信。 「女性が女性に対しての欲望を持つって言うのはラカンかなんかで読んだ気がするな。ほぼ忘れてるから説明できんけど笑"女は存在しない"だっけ。男のホモセクシャルというのは存在するが女のレズビアンはない、女を愛するのは(身体)男にとっても(身体)女にとっても正常。なぜなら(身体女は存在するが)精神が女は存在しないから、みたいなこと書いてあった希ガス。」 「女は不死である」って本ですかね?すごく興味を惹かれました。読んでみたいです。 「なにが元増田に対して言いたいかって言うと、自分の性癖に怖がらずに、むしろ色々取り入れたらいいんじゃないかってこと。あとレイプ陵辱暴力は確かに興奮するけど、例えるならばめっちゃ味の濃い料理なので、そればっか食ってたら舌が鈍くなるんじゃないかってこと。まあ鈍くなってもいいと思うけどね、自分の人生だし。」 味の濃い料理めちゃくちゃわかります…!どんどん強い刺激に慣れてしまってふつうの萌えに不感症になるのよくないですよね…。 「②については仕事してた身から言うと、受ける側が積極性を持たない極限がレものだ。マグロのフィクション版というか…。ただそこに首絞められとか腹パンされ嘔吐、腹ボコなどが入ってくると別の���望になるよ」「レイプって自分から何かする事ないし、なんならセックスするかどうかの決定自体も「されてしまった」にする完全なる受動的性行為なんだよ。」 めちゃくちゃ納得しました。よく「令���が政略結婚させられるけど実は両想いで…」みたいなTL漫画の広告が流れてきますがそういう「良好な人間関係を築く手間をすっ飛ばして素敵な相手と一緒になりたい」みたいな需要のもっと極端なやつってことか。 『婚活の理由が「恋愛」と「セックス」だけど、婚活とはそこ意外と関係ないから気を付けて。婚活は「これから人生を共に生きるパートナー」を見つけるところであって恋愛したことない人を恋愛させる機関じゃないぞ。セックスの可否ももちろん夫婦生活に影響でるけど…』「それよりも、自分に結婚が本当に必要かどうか、掘り下げた方が良いのでは。」「婚活は時期尚早ではないかな まず出会いの場に行って自分が人を好きになる感覚があるのかトライしつつ、自分の食い扶持を自分で稼ぐ経済的自立をするのがまず大前提では」 それは本当にそうですね…。言われてからよく考えたら「結婚したい」じゃなくて「結婚したいと思えるほどリアルの世界で好きな人が欲しい」だったかもしれません…。 『「女性はエロいことに興味がないもの」みたいな社会通念が女性の生きづらさに繋がっている気もする。性別に関係なく性欲の多様性はある』 実際最近女性の性欲について解説した増田の内容が非常に理性的だったのと、「俺のイメージする女性の性欲に近い」というブコメが上位に来ていたので「そうじゃない奴もいるよー」と知ってほしくて書いたところはあります。(ただ私の文章読んで女だって性欲まみれじゃないか!と思われるのも世の女性に迷惑かけないか心配になってきた…) 「言っちゃ悪いけどクソしょうもない凡庸な悩み。長文書いていいのはやかんが沸騰するの見て興奮するとかそんなレベル。」「正直どうでもいい凡庸な自分語りだけど一度も就職したことなくて今何してるんだ?婚活してる場合だろうか。たぶんその前に友達作るとこから始めた方が良さそう。性癖以前にコミュニケーションに問題ありそう。」 そう言われましてもアンケートとか取ったことないし本当にわからなかったので…。みんな普通に友人と何に勃つかとか何に萎えるとか会話するものなんですか?羨ましいです…。 「こういう長文を書くのは最も増田らしい増田の使い方のひとつだと思うしみんなどんどん書いてほしい。」 優しい。 『性癖や嗜好よりも学生時代のいじめとコミュニケーション不全の方が問題。現実逃避からやっと今に目が配れるようになったと。あなたに告げたいのは「これからよくなるから大丈夫」てこと。』 優しい。泣く。 「性欲が強いと豪語するなら、自分の自���行為や性行為について語らなければそれは性欲として見做すことは間違っている。同性が性的に辱められている不様さを愉悦する悪趣味なだけだ。同性の友人の不幸にも興奮してそう」 それは全然違います。男性キャラがレイプされると女性キャラと同じくらいかそれ以上に興奮するので「同性が性的に辱められている不様さを愉悦する」には当てはまらないし、本文にも書いてありますが「好きor可愛い」と思っているキャラがひどい目に遭う展開に興奮するのでむしろ制裁されてスカッとするようなキャラがレイプされも全く嬉しくありません。「同性の友人の不幸にも興奮してそう」←尊敬するフォロイーの痴漢され報告ツイートを見てその人の良さを何も理解していない知らない男に雑に消費されたのが悲しくて未だにふっと思い出して嫌な気持ちになるのでそういうことを言われると腹が立ちます。侮辱された気分です。
自分の性欲と性癖について聞いてほしい。【追記】
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250204 火
【3:30】
そろそろ寝る。会社にスタッフまだ全然いるからネカフェで寝よう。朝起きてから一度も寝てないが、今の時点まで全然眠気に襲われてない
いい、最高だ。肉体を理性が制御できている
20代中期くらいのセルフコントロール感
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さっき、このテンションの高さはFPVドローンにハマってた時と似た「一過性のもの」なんじゃないのかって思ったけど理由が根本的に違ったわ
ドローンは操縦そのものが楽しかったのとレースに出場し一攫千金夢見てた事によるブースト。今回のは30代以降一度も味わったことのない「健康の回復」によるもの
我ながら大げさだと思うが、本当に8時間以上連続で起きてることなんてこの10年ほぼ無理だった
1日中サラダだけで過ごせば起きていられない事もないがそうなると今度は栄養失調で眠くなるし筋肉が分解されてサルコペニアになるし、もう一日の実質的な活動時間は6時間くらいで一生固定なんだって思ってた
今日は夜につけ麺大盛り食べた。しかもそれから5時間以上経ってるが眠くない。前頭葉が活性化している感覚がある
ここ数日は朝にラジオ体操してる。これもいい影響及ぼしているっぽい
LINEにこーいうどうでもいい「お爺ちゃんだけど日々頑張って生きてますアピール」ひたすら送ってくる先輩いてウザいんで、自分も書きすぎないようにしないとな(もう手遅れだが)
元気になったら元気になったでとっとと描けよ作れよ覚醒しろよ
「結婚して子供生まれてその子供がすげー素直でいい子で父親である自分の事を嫌わないでいてくれること」は400%奇跡だが「元気になって仕事ができること」は別に昔から出来てた「当たり前のこと」だろうが
私はとにかく20代の頃、皆が様々な理由により業界をドロップアウトしてゆく中で「仕事に関しては」むっちゃ真剣に向き合えたし成果を上げることができていた
言われたことをただやるんじゃあなくその環境に必要なものを適時提案しプログラマーと共にツール開発しなろう系主人公のように効率的に経験値&実績稼いでた
だが、友人の図抜けた大成功を観てそれまで誇りにしてきた実績やそれに基づく優越感が完璧にカスと化し...
うん、もういい。あん時にブルーロックみたいな漫画と出会えていれば思考を切り替えられただろうが、出会えなかったのだから仕方ない
私にとって私は一切消費物ではない(代わりの効かない貴重品だ)が、他者にとって私は消費物...もとい、消費物未満のガラクタ
それは相互にそう。伝えるべきは絵描きとして生きていく上での有益情報や裏技...
あ。ダラダラ駄文書いてるうちにスタッフ帰り始めた。机の下で寝よう(ネカフェも一泊高いんで)
----------------------- 【10:00】
本当は7:30にカラっと目が覚めたけどさすがにおかしいだろ思って二度寝して今。睡眠時間6時間ちょい
朝だ... 気力十分。前日過集中した事によるアタマの重さはあれど、30代の頃の体力 / 気力を感じる。お爺ちゃん感はない
いや、むしろ毎朝太極拳や乾布摩擦やってるような爺ちゃんの主観ってこんな感じか。基本1日中ダルくて常に眠いのってやっぱおかしいもんな
真剣に人生を「善くしよう」と考え、悩み、時に祈ったからこそこういう時間を引き寄せることができる
人間とは常にそういうものだと私は確信してる
私の運がいいだけじゃあない。あまねく全ての人間に備わった基本能力だ
自然環境はとにかく生き物を「殺す力」に溢れている
人類は生身で無ければ地球上の自然環境をほぼ全て克服したと言える
ウイルスや細菌を自然環境の一部とするならまだまだ克服できていない
地球上の生物は大気圏内の外気ありきで構成された生命だ
だから宇宙空間へ出る際は「コンパクトな地球環境」を身体の外側に纏わねば生きていけない
宇宙(真空)は地球上の自然の何千倍も生き物を「殺す決意」に溢れた自然環境
何者かの「そいつ殺す」という意思から子を護るのが親
そう、だから地球は親なのだ。もとい、大気と重力と緑こそが我々炭素生物にとっての希望なのだ
ああ、自分が気持ちよくなる為の思考しかしていないな
ここは足踏みする人々を慰める為のブログではない。私の中の可能性を引き���し命を燃やし尽くす為の補完計画のログを載せる場所だ
だから「お前の中ではそうなんだろうが普通は違うと思うぞ」ってことを臆さず書く。中途半端な学しかない人間が扱う客観視点って、基本、生きる気力奪うだけの「毒」なんすよ
無論、私も浅学理論武装人間。客観視点になると萎えまくる
家族とか仲間のこと考えると元気が出てくるのは客観じゃないの?
という問いにはノー
愛ってのは基本的に「他者にこうあってほしい」というエゴの押し付けだ。それを愛を押し付けた当人らが勝手に「報われた」と勘違いすることで成立している自己愛。だから徹頭徹尾「主観」でしかない
気持ちいい主観同士をシェアし合う暑苦しいオ●ニー合戦。それが愛の正体
どんな自慰行為も上手くキマると「ああ、今目の前の相手も自分の事を許し受け入れ全肯定してくれてる」って感じるだろ
そして理性は常にそれを「んなわけねーけどな..」と言い続けてる
賢者モードに入ったら即座にコクピットに座ってお花畑人格を蹴り出す準備してる
私は今「理性と本能」が停戦協定結んでいる状態だ
本能の「とにかく沢山寝たいんで睡眠時間無限に寄越せ」というメチャクチャなオーダーを控えてくれたから
また同じこと始めたら当然ただじゃおかない
理性はいつだって「卑近な生物的欲望を回避し建設的活動をしたい」と願ってるんだ
私のこの駄文、26歳くらいの頃に書いてたテンション感だ
すなわち諦観ゼロ。希望は十分
そりゃそうだ、自信2.5Vもあるんだ。思考もポジティブになる
----------------------- 【10:50-11:10】
◆ラジオ体操を1.25倍速で実行。クリア(自信+0.01V) ◆寄せラクガキ6分いじる。ステージロゴの色をオレンジにする。いい感じ(自信+0.01V) ◆朝ご飯12分:チキンハンバーグ+サラダ(自信+0.01V)
総合2.5.3V
次にWEBラジオ体操する際はWEBラジ体1.25と称して1.25倍速でやろう
----------------------- 【11:15】
私が人生を「記憶忘れてタイムリープ繰り返している物語」だと思う理由は「攻撃性と不寛容さ」抑えて穏やかな思考を任意のタイミングで取り戻す為
どのみち自分はこのシナリオを安全にクリアした実績がある(だからタイムリープできている:ただし記憶はないので毎回同じところで怒りや哀しみを抱えている)のだから、変に他者を貶めたり攻撃する必要はないだろう、と
攻撃性と不寛容さは社会的な低評価に繋がる
稚拙で視野狭窄的というレッテル貼られる
それで容姿が可愛きゃ愛玩動物みたいに庇護されるが見た目がおっさんだとガチでスポイルされる
だから安全な社会の中で攻撃性と不寛容さを発揮するメリットはない
プライドがあると侮辱に対し敏感に反応してしまう
だから平和な世界ではプライドも要らない
ただしスポーツ的ルールが敷かれたフィールド内では狩猟スイッチをONにして全力で戦う。その様子を実況中継してもらう(オア、セルフでする)
やるとなったら命がけのゲームを生き残れるプレイヤー(ポスト狩猟者)である事のアピール
それが平和な世界におけるアドバンテージの築き方
私は社会のシステム、人間心理を巧みに利用し熱を維持するSNSというシステムが大好きだ。我々人類は誕生して以降地獄から出られたことは一度もない
ならば地獄を許さず認めないメリットというものもない
神様気取りの存在Xが押し付けてくる理不尽やパターナルを否定し足掻き続けることこそが「人としての生」なんだよ、という意見にはイエス
いいぞ螺旋生命体。昨日の敵は今日も敵。だけど来世じゃ家族かもね
・
私は内心、妻の人格を「この世のすべての敵意を集約させたような人格」だと思っていた
だが、それでいいんだ。自分に近づいてくる他罰欲に満ちた敵を300%許せたなら、それはもはや家族だろう
敵意を抱くことが悪いのではない。「敵意に対し敵意で返す不寛容さ」が悪なのだ
不信感や不安を煽り、負のエネルギーを増長させることをよしとする意識そのものが悪なのだ
あなたがどんなに闇に染まろうとも、私だけはあなたのかがり火でありたい
そう心の底から願えることこそが相対的な善であり、親が子を想う心なのだ
人間が大好きなアンチスパイラル:
「貴様とニアの結婚を祝福してやる!! ただし性格は重メンヘラに変えておいた。今までのような陰キャオタクに都合の良いシナリオ歩めると思うな!! あと、貴様たちが外宇宙に出るなら私もこっそりついてゆく。いざとなったら頼れ!!」
やろうと思えば子を難なく滅ぼせるけど決して滅ぼさない強者
それが正しい親ってもん。弱っちくて他責ばっかして「あんたなんか生むんじゃな��った」とのたまう親はシンプルにダメな親。肯定できる箇所いっこもなし
だが、そんなダメ親でも誰かに愛され許されているから生きていられる
その優しい事実を確認できるだけでも、ダメ人間が殺されず生かされている様子を観測することには価値がある
誰にも許されず、社会保障からも放り出された人間はほぼ氏にます
ホームレスが死なないのはその存在を大勢が「仕方ない」と思って許しているから。都市インフラにフリーライダー達の生命を維持する十分なキャパがあるから
北海道のホームレスはほぼ全滅した。昭和時代には許されていた寒気をある程度遮断できる商業施設への寝泊まり(侵入)が一切できなくなったから
海外だと寒い地域でもホームレスが生活してる。下水道とかに住んでる
----------------------- 【13:30】
ラクガキちょっと進む(自信+0.02 | 総合2.5.5)
———
【15:30】
おやつに寿司食べちゃった、日中にバクバクご飯たべちゃった
ごめん、流石に眠いから寝る。ネカフェで3時間
贅沢を自分の意思と責任で実行したんだ
だから自信は減らない
キミに自信がないのはキミに自信を維持できるだけの自信がないからさ
キミにお金がないのはキミにお金を維持できるだけのお金がないから
キミに元気がないのはキミに元気を維持するための元気がないから
現状維持の為に必要な最低限のエネルギーってもんがある
それをチャージし運用フェイズ入ったら、たまには思い切りサボってもバチは当たらない
ああ、でも自分まだ投資フェイズだな。じゃ、自信-0.5V(総自信 2.0.5V)
自信なんてポイントカード気分で消費してまた増やしゃいいーんだよ
----------------------- 【19:20】
18:30キッカリ、3時間パックになるようにネカフェを出てスタジオ戻り一息ついて今
明日明後日のことじゃなく2~3ヶ月後の自分を「どう仕上げたいか」を意識して生きる。さもなきゃあ我々の年齢の人間は一瞬で寿命迎える。2年後生きていられるかなんて定かじゃないんだ
このスタンスは35歳から始めても遅くはない
20:00まで、仕事に集中
----------------------- 【20:15】
修正オーダー数か所のうち一つ撃破 自信+0.02V 総自信2.0.7V 緊張を途切れさせるな。リハビリモード時の仕事は登山や綱渡りと一緒だ。脳をフル活用しろ 12分休憩
目をつむり息を全部吐いて5秒止める。その後息を深く吸って5秒止める。それを数セット繰り返す。前頭葉に溜まっていた血液がスっと抜けてゆく感覚。身体の緊張が解ける。軍隊式呼吸の簡易版だ
白熱灯を見つめ「意識リセット意識リセット意識リセット」と唱える
「没頭モード」が解除され時間の流れが緩やかになる
休憩時まで集中モード維持していると休憩時間が秒で消失してしまうし脳も休まらない。この頻繁な緊張と弛緩のスイッチを任意コントロールできるようになることが「アスリート化」の第一ステップ(だろうな、たぶん)
【✓】
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おととい、高校時代からの友達に会ってきたんだけども、なんか一応高校時代からの親友だったのに絶縁状態で、ちょっと嫌だったんだけどもさ、会ったらやっぱ楽しかったから良かった。なんか前に色々一方的に言われてムカついて無視してたんだよね。私も悪かったんだけども、相手は友達マジで少ないらしくて、私と絶縁したら死ぬしかないとか二十代の頃は言ってたほど、私に依存してて。なんででも私なんだろ?実際会ったら、コミュ力に問題ないし、むしろ私のほうがコミュ障っぽいのに。でも、人間関係で色々考えすぎてしまうところがあるんだろうなあ。
MBTI何か知りたいわ。多分NFJタイプであることは間違いないんだよね。INFJか?ENFJ か?なんかどっちかというと内向的な感じはするけど、私よりは外交的で色んな人と話すの好きって感じがする。職業も基本接客系だしそっちの方が性に合ってるみたいだから。私は接客系は精神的に疲れ切りそうで絶対選ばないからなあ。まあ接客業でもIの人いっぱい居るだろうけどさ。私がインキャすぎで高校時代は彼女はすげえ陽キャに見えてたよなあ。実際ちょっとやんちゃなマイルドヤンキー系のグループに馴染める人だし。私は無理やもん。あんな地元の狭いコミュニティに留まるなんて考えただけでゾッとする。高校時代の同級生と結婚したから、その関係で高校時代の子と何人か会うことになるかもしれんな。嫌だけども、まあ実際会うと楽しいかもしれんけどさ。友達は意識高い系って感じもあるから、ENFJぽさもすごいあるんだよなああ。なんか高校時代すげえしつこく話しかけてきて、インキャな私は正直戸惑いながら、それでも仲良くなったって感じだから、やっぱEかもしれん。友達本当はたくさん欲しいのに、完璧主義すぎるのと人に気を使い過ぎるのとで白黒はっきり分けてしまって切り捨ててしまったとか言ってたしな…そう思えば、私はよく生き残ったよな。
私ってかなり年下、かなり年上でも割と何も気にせず打ち解けるタイプではあるし、外国人の友達も多いから、意外に社交的だなあっていつも言われる。でも社交的っていうか、向こうが陽キャで社交的だから、その人のたくさんいる友達の一人に加えてもらってるだけだともいう。あと、夫や元彼は友達クッソ少ないインキャで、インキャすぎて浮気も絶対無理なほどの人だからw私の方がまだ誘いも多いし、なんかそこまで執着心が自分以外の人間にないからか、うっかりすると二股になってしまうっていうことはよくあった。ほぼ確実にINTPなんだけども、ENTPみたいなところあるんだよなあ。吾妻のアニメ見てると若(INTP)より薫(ENTP)に共感してしまうこと多いから。私が人と接して陽キャモードになってる時はウザ絡みしてENTPぽくなってるかもw
なんかすごいおもろかったんだけども、友達が急に「あたし店長のことが好きでさあ…」とか言ってきてwおととし結婚したばかりの新婚夫婦なのに、何か聞き間違えた?って思って最初意味がわからんかったんだけども、夫の友達繋がりのマイルドヤンキーたちにはそんなこと絶対言えないもんなw不倫願望ってほどではないけど、ご飯食べに行ったりぐらいはしたい…とか言っててクッソおもろかったw確かに私は友達の悩みとか全く否定しないもんなあ…別になんかおもろいよなあとか思いながらきいてて、しかも会う方法を提案したりもしてしまうw二人きりが難しいなら一番仲のいい同僚(女)を一人追加して、ご飯に誘ったら?とか友達は仲のいい同僚ともなかなかご飯誘う勇気ないとか言ってくるしwなんかただ聞いて欲しいだけなんやろうけど、必死で解決策を考えてしまうwやっぱTとFの違いなんやろうなあ…
ていうか友達昔からやたらと惚れっぽくて、そこがむしろ羨ましいというか。私は惚れられて勢いに押されて付き合いだすことが多いから真逆だ…誰かに惚れられて勢いよく迫られないと何も始まらんタイプだから、私がすげえブスだったら恋愛は完全に詰んでたね。INTPがモテないと言われるのもわかる…なんかさ、今の旦那も友達から惚れてアタックしまくってやっと、みたいな感じだから不思議なもんだよなあ。普通にモテそうな感じでよくアタックされそうなのにそういうのあんま経験ないとか。まあ慎重派でマイルドヤンキーのように地元や職場でどうにかしようとしてるから余計かも。私は自分を色々新しい環境に置きまくりで、人と知り合うこと多いから、それで好きになられる人も自動的に増える、みたいな。すげえモテるわけでもないしね…なんかマニアックな人から好かれて、すぐストーカー化して、変なもの送りつけてくるし、あんま面倒なことにならんようにしようって、こいつ面白いし割と気が合うなとか思っても、仲良くし過ぎず、あえて距離取ってるほどだからな。私の恋愛はこういう感じだから
��から、ご飯行くのも自分から誘うほどなん??って思ってしまう。向こうもいいと思ってたら絶対誘ってくるだろうし。なんか話聞くと、ただの競馬好きのおっさんなんだよw高身長のいけめんらしいけどwなんか私からすると深く関わると絶対きめえwって感じのやつだよwって思ってるんだけどもな。
私はイケメンかどうかでは判断しないけどな。前の職場ではよく運送会社の人来てて、知り合う機会多かったけども、なんか私が年増なのバレると面倒な反応されるし、極力関わりたくないから、仕事の最低限の会話だけしてた。上屋の男の子がさっき来てたトラックの運転手めっちゃイケメンでしたね!って騒いでたけど、私はそうだったっけ?って反応しててどっちが女なんだ…と呆れられてたw
あと、共通の友達が不妊治療してるらしく、体調とかすごい悪くて2年ぐらい会えず仕舞いで、デリケートな問題だから連絡取りづらい…とか悩んでたから、私は忘れる前にかるーくサクッとLINE送って、そしたらすぐ返事きたんだよな。多分この子はINFっぽい。多分INFP。なんかこの二人すげえ感情的なやり取りすぎて、3人のグループLINEだと、短文絵文字なしの私はどことなく浮いてるんだよな。ラインが長文&絵文字だらけなのが、私から見ると茶番に思えてしまうwまあ私もやろうと思えば長文&絵文字はできるけども、LINEで必死こいて手間のかかる絵文字付きの長文送りつけんでも、長年の友人で人柄分かりきってるんだから実際会って話せばええやんって感じでもあるし。私も知らん人やと絵文字つけるようにして出来るだけ愛想よく振る舞うふりしてるけどw
もしかしたらINTP,INFJ,INFPと全員インキャのINだから3人でおるのが合うのかもしれんなあ…
なんか去年やっとのことで妊娠できたのに、流産したみたいでもうすごい病んでたらしいわ。今はもう大丈夫らしいけど、でもまだ妊活は続けるとか。後悔したくないからって。なるほどなあとか思いながら。子供がいても後悔はありそうやけどもな。なんか姉を見てると、発達障害一家というのを身をもって実感するし、ほんま寂しいとか思わんし、私は正直大人になった子供とも上手くやれる気がしないから別に居なくても同じかもな。一応疎遠ではあるけど姪っ子たちがいるから、ほんまにそれで満足してるって感じ。まあでもさあ、ほんまに女性の社会進出で少子化して破滅に向かってる感じがするわ。イスラム教みたいに、女性の権利意識が薄くて、女性が若くして結婚して子育てに専念するしかない環境やったらそりゃ人口も増える。日本は晩婚化しすぎなんだよな。友達の旦那が不妊の原因らしいけども、もしかしたら旦那も若い時には精子に問題なかったかもしれんし、もし10代で知り合ってデキ婚してたとしたら、そっちの方がよかったよな。生物的にもその方がよほど自然だわ。女も学���をつけて働いてって、確かに快適にはなっただろうけども、その優秀な女が量産されることによって、今まで男だからと仕事を優遇されてきただけの男性が女性に仕事を取られてるから、弱者男性が生み出されているわけで。あー来月会った時についこんな感じで語ってしまいそうになるけども、話を聞いて、共感するだけというのも大事だからね…書くだけにとどめておこうね…って自分に言い聞かせる。
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ある画家の手記if.96 雪村絢視点 告白
本当は許してしまいたい、あなたが正しかったんだって、無邪気にただそう信じて甘えられたら あなたのしたことを全肯定して、何もかもすべて大好きだって言えたなら そんな盲目的な過ちが俺の両脚を焼いた 俺は俺の愛する人にもっとも言いたくない俺の真実を言おうと思う 捻くれた俺の愛情が、今度こそまっすぐ伝わってくれるように震えながら
起きなかったこと 誠人さんが俺を殺そうとしたこと 殺そうとした、ことだ 殺したんじゃない あの人の場合は殺意があったかどうかも俺にはよく分からない 殺そうとしてみただけだったかもしれないし、俺はちょっと脅かされただけだったのか …そんな下品な遊びはあの人はしないか でも真澄さんの場合なら、本人の言葉を聞いてるから… 真澄さんには殺意があった、香澄相手だからアピールじゃない、本当に殺そうとして 殺さなかった
シーツに包まって書斎から出る。また途中で泣き出したら困らせるから見えないように最初から被っとく。 真澄さんが座ってるソファの一番端っこに膝を抱えて小さく座る。 情香さんとの話の途中に怒鳴り散らしたままなのちゃんと謝らなきゃ 「…生意気言ってごめんなさい…」 …。謝りたいだけでも…なくて…言いたいこともあるんだけど… 「……真澄さんは迷ってたって言ってた、何もできなかったって。 …真澄さんは何度も殺そうとして、何度も殺さなかった。消極的判断とか現実や意思決定からの逃避とか言えなくもないんだろうけど、一番重要なのは結果的に殺さなかったことだ。 どうでもいい相手じゃない、一面��は心底死んでほしい相手に向けて、真澄さんは殺そうとして殺さない判断と決定を繰り返してきた。…俺は そういうふうに思う」 何かをすることと、しないこと。 されなかったこと、起きなかったことは見落とされがちで、でもそこに目を向けるようにあの人から教わった。 香澄が今生きてるのは、俺が最初に考えたように運が良かった、だけじゃなかった。真澄さんが殺さなかったからだ。 他の人間の場合はどうだったか知るすべがないけど、真澄さんには明確な殺意があった。殺さない判断を下さなかったなら香澄は確実に殺されてた。 見落としてた …いや、考え��いようにしてた 香澄がまだ生きてることだけを見ようとして、そこから導けることを考えてた 香澄が生きてるのが、殺されなかったことの堆積だってふうには…考えたくなかったのか、俺が 「理屈は分かってたんだ、誰かが殺さないといけない場合もある、…俺を殺そうとした人が、そうだったのかもしれないから。 でも逃げて、助けられた俺が生きてる間はそういうものを許しちゃいけないと思った。なんでも簡単に許せたらそのほうがみんな楽かもしれない、俺も。 …真澄さんを…許してくれる人もいてほしいけど、俺は、それにならないことで…俺に対しても、香澄に対しても、真澄さんの行動が、報われたらと…思って…」 俺うざいな…真澄さんに恩着せるみたいになってる …自分がここで居心地よく過ごしたいから謝りたいのかな… 俺を助けたことを、真澄さんは正しい行いだとか俺に良いことをしたとかいうふうには思ってない。香澄の命を永らえさせることが一方では非人道的だとも言えるような意味で。 俺だって助かってすぐは頭ん中ごちゃごちゃしてたけど、やめた。真澄さんが俺を助けたことを肯定したくて。 …俺は香澄とは違うよ でも…自分の意思で生きてたい理由を真澄さん一人への俺の気持ちに負わせたいわけでもない 俺が 本当に大事にしたいものは何? 「……ほんとはこういうウザいこと思っててもあんまり言いたくない…。真澄さんが俺のこと追い出しにくくなるから… ごめんなさい」 過ごしやすいように環境的な配慮はしてもらえてたかもしれない、香澄から以前の生活の様子を聞いたから。 でも俺に必要以上に好感を持たれたり執着の対象になるのを真澄さんは避けてたはずだ、でもそれも、俺が台無しにしてしまった。 俺がこの人の配慮の裏を読もうとしたから。 …すぐに正解に辿りつけない、だからあれこれ考えてしまう 直にぃみたいに主観そのものをそのまま世界にする稚拙な乱暴さだって必要なときがあるのに、俺には正解を定める勇気がなかった、できるのは可能性を追うことだけ、終わらせないことだけだ 俺はきっと真澄さんにとって扱いの面倒な人間だ 「………」 「追い出したくなったらいつでも追い出すから安心しな」 シーツ被って黙ってたら横から返事がきた。 そういえばまこと話したときも俺布団かぶっちゃったせいで相手のリアクション伺えなくなったな。よくない癖かも 「許されることが報いとは限らないさ 僕が過たなかったのは結果でしかない…」 許す… 「香澄はそれを許したよ。以前ならあの子に許すも許さないも無かったろうが、確かに一度…許されてしまった」 許せないことを抱き続けるのは消耗する。本当は俺は自分の身体を優先するためになるべく多くのものをさっさと許すべきだ。 でも俺が許せないものを持ってることを光さんは褒めてくれた。 「…。」 「それはあの子の危うさでもある…だから…絢があの子の傍に居ることが僕には心強い 希望を抱くことへの怖さがやわらぐよ」 希望は 現実が受胎してる。俺の持ち物でも発明でもない。 だから本当は俺が発見しなくても真澄さんは現実の中に希望も見ていた。見える希望に夢を抱かなかっただけだ。 …許すも許さないもない、それは香澄とは異なるけど以前の俺にも言葉だけなら当てはまるものだ。助けてもらった時にすべて捨てた過去のあれが俺なりの生存戦略だったなら、あの頃より俺は早く死に向かってるかもしれない。 真澄さんのそばにいて死ぬのは嫌だな。 でもみんないつか死ぬのに、助けてもらった俺に許される死に方ってどんなんだろう。助けてもらったことに死に方まで負わせたくないな。 「僕だってこんなことは言いたくないよ。…これでお互い様としよう」 「……。」 光さんや香澄は真澄さんが自分で選んでそばに置いてる人たちだけど、俺は違う どうやってここにいよう
「なにがおたがいさまだばかものめ」
寝室からぺたぺた歩いてくる裸足の足音と一緒に、場の空気にそぐわない丸くてかわいい声がリビングに響いた。 「ふたりとも泣きそうになってるのになんにも話さない!真澄も絢もダメダメだ、じぶんのきもちをいいなさい」 真澄さんの膝の上に顔を向かい合わせて乗った光さんがぶかぶかのシャツの袖から指先だけのぞかせて真澄さんのほっぺた引っぱってる。…なんか相変わらずすごいことするな…。 真澄さんは「泣きそうになってない」って返したけど、光さんはまったく怯むことなく間髪入れずに言い返した。 「絢は泣きそうになってる。真澄は泣けないだけじゃん、よわむしさんめ」 真澄さんが若干表情曇らせてる…これって夫婦だからこんな遠慮ない感じなの…? 俺の中にまともな夫婦像あんまないけど…夫婦だったら追い出される心配とか不安はない…とか? 光さんはがっくり肩を落として心底呆れたみたいな顔して続けた。 「はー。すなおじゃない。言いかたが遠まわしすぎる。それである程度通じるあいてだとか通じなくてもそれはそれとかおもってるのがあまったれてる。はー。」 …今の、俺の脳天にも若干ぶっ刺さったけど、俺にも言われてるよな… 「真澄も絢にここにいてほしいでしょ? 絢の自由をそこなうなんて絢のことみくびってるの? 絢はそれくらいちゃんとじぶんで決められるし真澄はなんの障害にも縛りにもなんないの。絢をもっと信用しなさい」 今度は真澄さんが光さんのほっぺた引っぱった。白い餅みたいにすごい伸びてる。…こういうふうに触れ合えるっていいな 「ほっとくとすぐよけいなことかんがえる。ふたりともわたしのわがままに従いなさい。わたしは真澄と絢とわたしのさんにんでいっしょに暮らしたいからそうすること。わたしのわがまま聞くだけだからいいでしょ?」 「光に頼まれなくても僕は好きにしてる」 「…。真澄はちょっときて。」 唐突に膝からおりた光さんに服の裾引っぱられながら真澄さんが寝室に連行されていった。
「…。」 自分の気持ち…を、…大事にするのは、勇気がいるよ 俺にとっては 光さんはそういうのを怖がらない人だ。多分。 …光さんが真澄さんと結婚してここにくるまでの経緯とかは何も知らないけど、光さんは少し…香澄に似てる。 どういうとこが、っていうのを光さん本人に言ってみたら「うん」て当たり前みたいに言われそうだな。分かってて、そういうふうに生きてるのか。 強さと、危うさ 光さんも真澄さんも、お互いに、いなくても生きていけるように見える。いないと生きていけないから結婚したんじゃない、多分。 俺は…どうなのかな 俺は二人にいてほしいよ ちゃんと自律してないからかな …早く仕事探そう。そういう問題じゃないけどさ。今の俺じゃ真澄さんが追い出したらそれだけで殺人未遂に近いようなことになっちゃうし。
…嫌だ 俺は ここにいたいよ
寝室のドアが開く音がした。 シーツの中で両脚を抱えて頭を伏せて小さくなる。 近いうちに動かなくなる脚を、老いたら誰だってそうなっていくし速度の問題なら真澄さんや光さんの方が早く体にガタがくるかもしれないし、とか、いうふうには、思えない。 …許してしまったからだ、この脚は 俺が、あの人を 家族に選ばれたわけでもない俺を家族として扱ってくれる二人に 俺はどこまで自分のツケを負わせていいの? 「絢」 低い声に呼ばれてパジャマの膝で目元を押さえてから少しだけシーツから顔を出す。 真澄さんの方を向いたらそっと頭を撫でられた 撫でてくる手と真澄さんの顔を交互に見てたら、先に真澄さんが言った。 「ひねくれた言い方してごめんな、光に怒られてしまった、僕が素直な方が絢は困らないよって」 ひねくれた言い方…? ってどこだろ。特に嘘つかれたりとかはしてないと… ーーーー真澄も絢にここにいてほしいでしょ? 絢の自由をそこなうなんて絢のことみくびってるの? 「…」 あれは 光さんの憶測じゃなくて、実際に真澄さんが光さんに語ったことだった…? 「俺も…そんな素直じゃないし ひねくれてるし…」 俯いてシーツの端っこを握った手をぱたぱたさせる。 最初は潔癖気味なのかなと思ってた、でも真澄さんは光さんには結構ふつうに触ってるけど俺には触ってきたりしないし、それもそうかってなんか納得してたから… 頭撫でられるって別にこれが生まれてはじめてとかじゃないと思うけど…なんか嬉しくて目が細まる 照れてんのかな 何がしたいのか自分でもよくわかってないけどそわそわしてたらぎゅって抱きしめられた …正解の反応がわかんない。 嫌がられないように、迷惑かけないように、邪魔にならないように、過不足なく、適切に …そういうのを捨ててみて…いいのかな… 真澄さんの肩におでこをそっとくっつけてみる そのまま静かに目を閉じたら 「ここに居てね」って 言われた
「ーーーー……」
自分の気持ちを…叫び散らしてしまったことを謝るつもりだった おさえられなくて口から出た言葉 相手にどう影響させたいとか何を伝えたいとかそこまでも思考の届いてない、飛び出してしまった衝動的な言葉を あれから …真澄さんのことを いい風に 考えようと、必死になって紡いだ思考 殺そうとして、殺さなかった事実 ここから、後半部分を拡大することでなんとか折り合おうとして でも、いくら頭で考えたって全部後付けだ、俺は 前半部分を無視できない 真澄さんがやったことは相手が香澄だったからだ、自分のケースと混同してるわけじゃない それでも俺が自分の気持ちを大事にすることで、この人の怖さが��らぐなら 俺が 自分の感じたことを大事にしても許されるなら 「…」 真澄さんの肩に顔を押しつけながら言った 「殺そうとして 殺さなかった それでも、殺そうとした」 「うん」 「…殺そうとした」 真澄さんの体に腕を回してぎゅっと甘えるみたいに抱きつく 「殺そうとしたことを 俺は許さないよ」 結果的に死んでない ならそれでよかったとは 思わないよ 起きなかったことは妄想だ それでも俺は、 本当に怖かったんだよ 殺されると思ったんだ 俺はここで、終わりだって だから今、ここに真澄さんと一緒にいる 「…許さないよ」 肩に顔をすり寄せて、愛情を今の俺にできる精一杯で示しながら くりかえす
「ゆるさないよ」
「うん」
そのあとも俺が何度も繰り返した残酷な言葉を、真澄さんはそのまま最後まで静かに肯定しつづけた
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さて、皆さんは、どちらかと言えば美人でしょうか、それともブス寄りでしょうか。 兵庫県宝殿駅前、結婚物語の仲人Tです。 皆様は、恋愛や婚活で悩んだ時、誰に相談しますか?大体の方が、同性の友人に相談されるのではないでしょうか。 私もそうでした。 中学高校と、ガリ勉で一度も彼氏ができたことが無かった私。もちろん告白もされたことは一度もありません。大学時代、サークルの飲み会で、可愛い同級生のMちゃんに恋愛相談をしていた時のことです。 「男の人にはボディタッチがいいよ!」とか「メールはすぐに返さない!じらすの!」とか、多分そんなアドバイスをしてもらっていた時のことです。 サークル内で最もモテるイケメンの同級生(佐藤健似)が、ビールジョッキを片手に、私たちの間に乱入してきたのです。 「おい!T! お前、ブスなんだから、 美人に恋愛相談すんな!!」 飲み会は静まり返りました。 佐藤健(勝手に命名)は、何を思ったのか、急に私の前に座り込み、私の手首を掴むと壁ドンしてきたのです。 近い!顔が近い!まつ毛長い! あと男のくせに超いい匂いする!! すっごい動揺する私に、 佐藤健は言いました。 「今、ドキドキした?」 何も言えず、 鯉のように口をパクパクする私に、 佐藤健はかぶせてきました。 「何でドキドキしたと思う? それは、 俺がイケメンだからだ。」 えっ・・・ こいつは何を言っているんだ? その場にいた全員がそう思ったと思います。 佐藤健は続けました。 「もし俺がブサイクだったら? 壁ドンされてドキドキするか?」 えっ、ブサイクに壁ドンされたら? ドキドキ、は、多分しない・・・ ていうか、なんかムカつく! ブサイクが何調子乗ってんねん!ってなる!! 「そうだろう。 お前がやっているのはそれと同じだ!!」 佐藤健は畳み掛けてきました。 「いいか?Mちゃんは美人だ。美人にボディタッチされたら男は嬉しいし、美人がメールを返してくれなくても男は頑張って食らいついていくだろう。美人だから、それはモテるテクニックとして通用するんだ。 しかし!! お前は!! ブスだ!!」 ひどい!!オブラートゼロ! 「ブスに触られたらキモい!そして、ブスに焦らされたら、ブスのくせにと苛立ってメールはそこで終了だ!!上目遣い、髪をかきあげる、足を組み替える、恋愛相談を持ちかける、返事がもらえるよう質問が入ったメールを送る、そういうテクニックは、ブスにやられてもウザいだけだ!! ブスに恋愛テクニックを使う資格などない!!」 ぐはーっ!! 私は、涙目になって言いました。 「じゃ、じゃあ、ブスは、 ブスはどうしたらいいん!?」 佐藤健はきっぱり答えました。 「ブスは中身で勝負だ!!」 「いいか?ブサイクな男でも、金が稼げて話が面白かったらモテるだろう。売れているブサイクな芸人には、必ず可愛い彼女がいる。それと同じように、ブスは、誠実さ、優しさ、料理ができる、褒め上手、聞き上手、床上手、金を貢ぐ、中身で勝負するしかない! ブスはひたすら、人間性を磨かなければならない!!」 「に、人間性・・・。 わ、分かった。私、頑張って、中身を磨くわ!性格のいい人になる!」 佐藤健は頷いてビールを一口飲むと、 爽やかな笑顔で私の肩を叩きました。 「ちなみに性格のいいブスと、 性格の悪い美人の二択なら、 男が選ぶのは間違いなく 性格の悪い美人だ。」 ええーーーーーー!! 人間性、 意味ない!! 「いや、人間性は大事だ。なぜなら、性格の悪いブスと性格のいいブスなら、性格のいいブスが選ばれるからだ。 しかし!ライバルが美人なら、ブスは何をやっても負け戦だ!!」 ぐはあーっ!!! 救いがない!なさすぎる! うなだれる私に、 佐藤健は言いました。 「5万だ。」 「5万で、お前をブスでもモテるようにしてやろう。月曜9時30分、5万を持って駅に来い。」 その日の晩、私は風呂場の鏡で自分の顔を見つめました。 そうかー、 私、そんなにブスだったのか・・・。 美人ではないと思ってたけど、そんな、めっちゃブスとまでは思ってなかった。普通だと思ってた。 でも、私がブスブス言われてた時、周りのみんなは、酷いこと言うよね、みたいな感じにはなってたけど、誰一人「Tちゃんはブスじゃないよ!」って言ってくれた人はいなかった。 私、まごうかたなきブスやったんや。 ちょっぴり涙が出ました。
ブスは美人に恋愛相談するな | 結婚物語。ブログ
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カメルーン生まれ、関西育ちの星野ルネが描いた『まんがアフリカ少年が日本で育った結果』(毎日新聞出版)が話題を呼んでいる。 星野は母親の日本人との再婚がきっかけで4歳のときに来日。それ以来、人生の大半を日本で過ごしてきた。 自身の体験をもとに、日本人が無意識のうちに黒人に対して抱いている偏見や先入観をあぶり出していく彼の漫画は、SNSで公開されて間もなく大反響を巻き起こし、異例の速さで出版へとこぎつけた。異色の漫画が誕生した経緯と、日本人の「不思議」について、星野に聞いてみた。
写真:現代ビジネス
なかなかチャンスがないなかで
――この作品を描こうと思ったきっかけは? 最初は単純に「みんなが知らない世界があるんだよ」っていうのを伝えたかっただけなんです。「黒人ってこうだと思ってるでしょ? 実はこうなんだよ」みたいなのを描きたかった。自分自身も本を読んだりして新しい情報を入れるのが好きなので、それが面白いんじゃないかなと思ったんですよね。 もともとはテレビでそういうことをやりたかったんです。外国人のタレントが出る番組って結構あるじゃないですか。でも、僕みたいなアフリカ系日本人とか微妙なラインの人はあんまりいないっていうのを発見して。そこで何か作れないかなと思って、タレント活動もやりながら悶々としていたんですけど、なかなかチャンスをつかめなくて。 若かったからそれを上手く表現できなかったし、ガッツもなかったし、女にも溺れたし(笑)。で、いろいろもがいている最中に、漫画だったら自分のペースでできるな、と思って描き始めたんです。 ――最初はツイッターに作品を投稿されていましたが、1日1作品ぐらいの早いペースでアップしていましたよね。描き続けるのは大変ではなかったですか? そうですね。はじめたころは絵を描くのに手を抜いていたんです。1ページ30分ぐらいで仕上げていましたから。「画力が上がってる!」とか言う人がたまにいるんですけど、画力が上がってるんじゃなくて、かける時間が長くなっただけなんです。時間をかければかけるほど絵はそれなりに上手く描けますから。今は平均2時間半ぐらいですね。 ――星野さんが絵を描き始めたきっかけも、コミュニケーションの手段としてだったそうですね。 そうそう。4歳のときに日本に来て、保育園に通い始めたんですけど、最初は全然日本語が分からなくて。そこでお絵描きの時間があって、自分の描いた絵を見てくれる子がいたんです。何を言ってるかは分からなかったけど、笑っているのは見えて。「これで仲良くなれるんだな」って子供ながらに思ったんですよね。その体験がやっぱり自分の中で大きかったんでしょうね。だから、それから人生通してずっと描き続けてます。 『ドラゴンボール』を見ては絵を真似して、『スターウォーズ』を見ては真似して、っていう感じで。あと、自分がバイトで工場に入ったときにも、工場の仲いい人たちの漫画を描いたりしましたね。『ドラゴンボール』の世界みたいなところでみんなで冒険して、僕の先輩が一番最初にスーパーサイヤ人みたいになるんです。それを週に1~2回ぐらい描いて、みんなに見せていたんですよ。 ――本に収録されている漫画の中で、最初に大きい反響があった作品って覚えていますか? 最初にバズったのは、僕が運動会のかけっこで初めて3番になったら、みんな��ちょっとざわついた、っていう話ですかね。まさか黒人が1位じゃないなんて、という話なんですが(笑)。あと、高校の入学式のときに、みんなが僕を見ないで窓の下の誰かを見ていて、「僕より目立つやつって誰やねん」と思って見てみたら、派手な民族衣装を着た僕のオカンが立っていた、っていう話も人気でした。 ああいうネタはもともとテレビとかでしゃべるためにストックしていたんですよね。昔あったこととかを思いつくたびに携帯にメモっていて、それが100~200個ぐらいたまってたんです。で、そんなにテレビに呼ばれることもないから、その内容を漫画にしたっていう感じです。 ――どのエピソードも漫画の中ではサラッと描かれていますが、実は明らかな「差別」にあたるような出来事も含まれていますよね。 そうなんです。たしかにそれは問題なんですけど、差別だと知らない人���対して怒るっていうのは、僕の中ではないんですよね。何も知らないで、そんな気なしに言っていたことが「差別だ!」って指摘されると、言われた方はもうたまらなくなると思うんですよ。普通にご飯を食べているだけで「なんでお前はご飯食べてるんだ!」って怒られるような感覚じゃないかと思うんです。 そういう人に対していきなり怒っても始まらないですよ。だから、当たり前にやっていたことがもし誰かを傷つけているんだとしたら、「実はこうなんですよ」って大らかな気持ちで説明していくしかないのかな、って思っています。じゃないと、たぶんその人の中ではなにも変わらないです。あくまで僕の持論ですが。
黄信号、という役割
――例えば、昨年末に放送された『ガキの使いやあらへんで!! 』の特番『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時! 』でも、出演者が顔を黒塗りにして登場したところ、「それは黒人に対する差別表現である」と問題になったことがありました。あれに関しても、そもそも多くの日本人は黒塗りが差別表現にあたるということを知らなかったのではないかと思います。 そうなんですよ、早いんですよね。ある日突然、それまでは寛容的に見られていたものが「それはダメ!」と言われてしまう。青信号からいきなり赤信号に変わる、みたいな。「いや、まだ黄色になってへんやん」っていう。今まで青信号だと思っていたものが急に赤信号だって言われても、車は止まれないですよ。いったん黄信号を挟むから、みんな「そろそろスピード落とそうかな」って考えるわけじゃないですか。そこはちょっと、いまの風潮には違和感があります。 ――その意味では、星野さんの作品は赤信号の一歩手前の「黄信号」みたいな役割を果たせるのかもしれないですね。この漫画って無理にコミカルに笑わせようともしてないし、逆に「こういうのは差別だ」とか「傷付いた」みたいなシリアスな感じにもしていない。その真ん中の自然体な感じで描かれていて、それがすごく新しくて面白いなと思ったんです。 そうそう、「もうすぐ黄色になりそうだね」ぐらいの感じかもしれない。やっぱりそれがないと、いきなり切符切られて「はい、罰金」って言われたら、「やってられる���!」ってなるでしょう。まあ、差別されている側の……たとえば外国人とかハーフの人とかでも、すぐにカッとなっちゃう人も多いんですよ。本人は辛い目に遭っているからそれも仕方ないんですが、自分は被害者で相手は加害者だって決めつけちゃってるんです。 でも、法律でも「善意」の悪人みたいなのってあるじゃないですか(善意:ある事実や事情を知らないということ)。「悪意の悪人」はもちろん裁いていいと思うんですけど、「善意の悪人」を裁くには別のシステムを採用しないと難しいんじゃないかな、というのが自分のスタンスです。
まだまだ時間がかかるのでは
――最近で言うと、女子テニスの大坂なおみ選手も、日本のマスコミからはやたらと国籍とかアイデンティティのことを聞かれるじゃないですか。世間では「この人を日本人と言っていいのか」みたいな戸惑いの声もあって。そんな声がまだあるのか、と驚きませんか? まあ、しょうがないところもありますよね。ほぼ単一民族だ、という考えを持った人が多くいるなかで、2000年近くずっと来た国だから。もし日本のサッカー代表が全員黒人と白人とラテン系だけになったら、ワールドカップで優勝したとしても心の底から「よし、日本勝った!」って言える国民はそんなに多くないと思うんですよ。 大坂選手をどう見るかっていうのは、見た目の印象もあるし、言語が基本的に英語っていうのも大きいですよね。あれで日本語ペラペラだったらまた違うんでしょうけど。そこはまだまだ時間がかかるところだと思います。 ――差別的な体験も、漫画の中ではあまり深刻に描かれていませんが、実際には嫌な思いをしたこともあったんでしょうか? ちっちゃい頃はすごく嫌なことがありましたね。指差されたり、こそこそ話されたり、露骨に何か言われたり。でも、ぶっちゃけた話、それも小学校に入って最初の2~3カ月だけの話なんですよ。それが過ぎるともうみんな見飽きちゃうんで、普通の生徒とあんまり扱いが変わらなくなっちゃうんですよね。 たまに何か言われることはあるけど、それは太ってるやつやおしっこ漏らしたやつをからかったりするのと同じレベルでしかない、と僕は思っています。僕だけがみんなに毎日糾弾されるわけじゃないんです。子供の頃ってもともとみんないじられるじゃないですか。自分もその中の1つの「黒人」っていうタグでいじられるっていうだけの話だと思っています。もちろん、深刻ないじめを受けている方もいるでしょうから、あくまで僕の場合、ですが。 それでも、大人になってからも、いじりがしつこくてウザいなあと思ったことはありますよ。 暗いところで写真を撮るときに「ルネだけ写ってへんやん」みたいないじりをする人がよくいるんです。そういうときには、「僕はあんまり怒らないけど、それをほかの人にやったらマジでブチキレられるよ」ってやんわり注意したりしてます。 でも、あんまり身に染みてなくて、もう1回おなじことを言ってきたりとかするから、「え、キレた方がいいの? めんどくさいなあ、あんまりキレるの好きじゃないし。あの1回で何となく伝わんないかな」って思ったりするんです。 ――それってたぶん、言っている方は��談としてなにげなく言っているだけなんだけど、星野さんにとってはもう何回も聞いているベタなやつなんですよね。 そう、まず僕に対してスベってるし、何も面白くないし。あと、昔の話ですが、バイト先の先輩が、何かの話の流れのなかで「お前は昔、奴隷だったんだから」みたいなことを言ってくるときがあって。 ―-聞いているほうも恥ずかしくなるレベルですね……。 そういうときには、もうこの人にはなにを言っても通じないから、「ああ、教育って大事だな」って思うようにしています(苦笑)。 あと、「差別反対」って言っている人は結構いるけど、自分が理解していないことに関しては平気で差別しちゃう人もいますよね。例えば、人種差別とかにめっちゃ怒っている人が、キャバクラ嬢とかのことを「あんな水商売のやつら」と言ったり、平気で職業差別をしてたりする。でもそういうことってあるんですよ。 アメリカの大統領選のときにも、民主党支持者の中には「人種差別をするようなドナルド・トランプみたいなやつはダメだ」って言いながら、「トランプを支持しているのは南部の方の教育水準の低いやつらばっかりだ」とか言っていた人もいるわけじゃないですか。 もちろん今までの人生で見てきたものは違うかもしれないけど、その人たちも同じアメリカ人であって、そういう人たちの意見も尊重されるべきなのに、やっぱりそこにも差別みたいなものがあって。一切差別しない聖人君子みたいな人は、そうそういないですからね。
「アフリカ少年が見たニッポン」話題の漫画作者が差別について思うこと
いろいろ背負わされるけど
――黒人問題に関しては、単純に日本人が日常生活のなかで黒人に触れる機会が少なくて、慣れていないというのが大きいのかなと思うんですよね。漫画の中で、星野さんが日本人の女性に告白したときに、「ありがとう」でも「ごめんね」でもなく、「その発想がない」って言われてフラれたっていう話がありましたよね。それは本当に正直なところで、その女性は、そういうことを考えたことがなかったんでしょうね。 そうそう、差別以前の問題。そもそも考えたことがない、というような感じでした。悲しかったなあ。まあ、固定観念とか先入観はありますけどね。「アフリカは貧しい」とか「黒人は足が速い」とか。そういう先入観でしゃべっているだけですからね。彼らが持っている、理解のためのカードを増やしてあげれば、見えてくるものも違ってくると思うんです。 ――そんな日本でも、最近は外国人の観光客や居住者がどんどん増えています。星野さんは日本で暮らしていて、なにか空気の変化を感じることはありますか? 日本語が上手い白人とか黒人を見て、昔の人は驚いていたけど、今は驚く人は減ったかもしれないですね。街で僕が話しかけられるときにも、昔は絶対英語だったけど、最近は日本語で話しかけてくる人が増えました。 ――そんな状況の中で、星野さんは自分の社会的な役割のようなものを意識したりすることもあるんでしょうか。 うーん、もともとそこまで大げさなつもりでやってなかったんですけどね。漫画を描いてSNSで公開して、フォロワーがちょこちょこ増えて、見てくれる人がいたらいいな、と思ってたぐらいだったんで、ここまでになるとは思ってなくて。この何カ月かでそういうことも考えるようになりましたね。 ――こういう漫画を描いていると、いろいろな立場の人から意見も来るだろうし、何かしら役割を背負わされる感じはあり��うですよね。 そうそう、いろいろ来るんですよ。アフリカハーフのお母さんが「うちの子供がルネさんの漫画を見て元気づけられています」ってコメントをくれたり。「みんなルネさんが代表だと思ってるんで」って言っていたりして。代表なんだなあ、って(笑)。この間は新聞社の人から「移民問題についてルネさんの意見を聞きたい」って言われて。 いやいや、それ、僕の担当じゃないよ、って思ったんですけど。僕が日本に来たのは4歳だから、日本人と大して変わらないんですよ。 ――背負わされますね。 もう、あえて背負ってみようとは思っていますけどね。やってみたら、なにか発見があるかもしれないですから。 (撮影・小川光)
ラリー遠田
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ヴァンパイアの新婚旅行
長文のわりに情報量に乏しい、これといった見どころがない――と一部マニアに大好評のヴァンパイア日記。膨大な量のSSを溜め込んでしまったので、記憶が確かなうちにプレイログをまとめることにした。取り留めのない日常を綴るだけの冗長な記事だが、寛大な心でご覧いただけると幸いである。
また、今後はこの世帯に関する投稿に #Lyle and Tracy のタグをつけることにした。ご興味があればお読みくだされ。
***
2年半もの長い春を終え、ようやく結婚にこぎつけたライルとトレイシー。
新婚さんなのでいちゃいちゃしたがる二人だが、彼らにはすべきことが山ほどあった。 甘い生活どころかアスリートの合宿レベルにハードな日々の幕開けである。
***
朝。ライルが「スキル上昇」のムードドリンクを作り、トレイシー���一緒にそれを飲む。
その後、二人そろって裏庭の畑で野良仕事。彼らの急務は「高品質の作物を量産できるようになること」であり、その過程でガーデニングスキルを極めることでもある。
いつか自宅でバーを開業するのがこの世帯の目標なのだ。良いフルーツやハーブが大量にあれば、ライルは質の高いカクテルを作れるし、トレイシーは美味しい食事を作れる。そんな将来への第一歩として、当面この夫婦は農民生活を送ることになった。
畑仕事のあとはそれぞれのスキルを磨く。
ライルは器用さスキルを、トレイシーは料理スキルを中心に黙々と作業してもらう。
週に2回程度、ライルはヴァンパイアラウンジで働く。
ライルは元々このヴァンパイアラウンジのバーテンダーNPCとして自動生成されたシムで、誕生時点でカクテルスキル (Mixology) がMAXであった。その持って生まれた技術をさらに伸ばして最強のバーテンダーになるべく、彼はカクテルのスキルチャレンジの全クリアを目指しているのだ。大量にカクテルを作りまくり、店で客にドリンクを提供しまくり、店の人気メニューを覚えまくる。かなりハードなチャレンジだが、是非クリアしたい。
ちなみにトレイシーもこのラウンジのピアニストNPCとして誕生したため、ピアノスキルが初めからMAX。生活が整ったら、彼女にはピアノのスキルチャレンジをコンプリートしてもらう予定である。
次回、このヴァンパイアラウンジについて詳しく綴ろうと思っている。
夜。トレイシーの寝息を聞きながらライルがスキルブックを読む。 朝6時まではヴァンパイアのスキル習得速度が2倍近くにUPするので、その時間帯に敢えて畑仕事を始めることもある。
そして次の朝が来る。――二人の生活サイクルは毎日おおむねこんな感じ。
うん、ライルが全く眠らない。 彼は体力もそれ以外のゲージもほとんど減少せず、4〜5日に一度しかベッドに入らないのだ (*ウフフ時を除く)。詳しくは次回に述べるとして、筆者はこうしたライルの異常さを含む二つの重要事項を見落としたままこの世帯のプレイを始めており、この時点ではまだそのミスに気づいていない。ヴァンパイアすげえなって勘違いしてた。
その結果〝眠らない男〟ライルは超人ぶりを遺憾なく発揮し、農作業と各種スキル上げに精を出すのであった。
日々の苦労が報われ、ライルのガーデニングスキルがようやくLv.10に到達。
この時を待っていた。先述のとおりスキルUPは大切だが「生涯の幸福ポイント」も稼ぎたかったのだ。 彼にはどうしても手に入れねばならない「生涯の報酬」があったからである。
これ。
SNで実装されたこの報酬のおかげでライルは不死身となった。もはや彼は日光によるダメージを受けないし老化もしない。筆者のワールドは時間経過をOFFに設定しているから老いる心配はないが、日中の屋外で堂々と過ごせるようになったのは実にありがたい。30,000pts以上の価値がある良い報酬だと思う。
……ただ一点を除いては。
なにこれすごい光る。
ゴミを捨てる時も郵便ポストを見に行く時もキラキラ。屋外に出ると体からエフェクト(光と音)を発するようになってしまった。かなりウザい。しかも今後は太陽の下にいるとプラスのムードレットがつくのだ。身も心も輝いちゃう。このエフェクトを解除するMODもすでに探し当てているのだが、筆者が飽きるまで現状維持でいくことにした。
そして、この報酬を欲したのにはもう一つの理由がある。
このカップルを新婚旅行に行かせたいのだ。旅先ではヴァンパイアがすぐに屋内に避難できない場面に遭遇するかもしれない。そう思ってこの報酬を獲得してから旅に出ようと決めていた。
ちなみに筆者にとって初の海外旅行である。いつかWAの旅行を満喫しようと考えていたため、ずっとアドベンチャー関連の情報を遠ざけてきた。初見のワクワク感を大事にしたかったのだ。しかし当然のことながら、他のプレイヤーさん方のプレイログを拝見するうち蓄積されていく情報もある。それらだけを頼りに新婚さんの冒険が始まるのであった。ああそうさ。筆者は「レッスン」を読まないタイプだよ。
***
というわけで、早速フランスに到着。 旅先にここを選んだのは「ライルの母親の故郷」という設定による。3つの国を3つの世帯にそれぞれ分担してもらおうと考えており、そんな設定ゆえに彼らを「フランス担当の冒険者」に選んだ。
この地において、筆者は二人に以下のミッションを課した。
フランス産のブドウを全種入手する(カクテルの材料にしたい)
ネクタースキルを学ぶ(趣味として楽しむ程度に)
フランス限定の料理レシピを入手する(トレイシーの役目)
ビザレベルを上げて別荘を構える
おそらくものすごくスタンダードな目標なんだろうが、この4つである。さしあたっての本命は1。ついでに2と3に着手できそうだし、その過程で4への道も拓けるだろう。さあ、がんばるどー。
まずはショッピング。3日間しか滞在できないから、旅行用品やらレシピ本やらを先にまとめて買っておくことにした。 ご主人のエフェクトのせいでフランスの瀟洒な街並みが台無しになっているが気にしない。
ところでこちら。 ▼
店の外壁からにゅっと生えているドラゴン。 これはきっとガーゴイルを模しているのだと思う。ガーゴイル���はヨーロッパ各地に見られる怪物の彫像のことだが、本来は雨どいの装飾として据え付けられた異形の像を指すそうだ。その恐ろしい姿は近づいてくる魔物どもを威嚇するためのもので、つまり彼らは家の守り神。沖縄のシーサーにも通じる「愛すべきクリーチャー」なのだ。(ちなみに、ライルとトレイシーの家の庭にも同じく〝魔除け〟として一対のガーゴイルが据えてある。)これ実にいいなぁ。いつか真似したい。
さらには雑貨屋の店頭ディスプレイも素晴らしい。(筆者ホイホイ的な意味で) シャン・レ・シム、最高だぜ。
二人で手分けして買い物をしたのち、ネクタリーに移動。 ここでもネクターのスキルブックやネクター製造機を購入。旅行ってお金かかるなぁ。
ネクタリーの地下室に井戸があったので、ライルがあの有名なスタイルでダイブ。
すると、井戸の底でネクターを拾った。そうかそうか、こうやってお宝を獲得できるのだな。 二日目からアドベンチャーも引き受けよう。ぜひ換金性の高い品々を手に入れたい。
その後は無茶にスケジュールを詰め込まず、博物館にて観光。 購入モードで買える家具に喜ぶ彼らを見て目頭が熱くなる。EAに気を遣って盛り上げてくれてるんだな、きっと。
そうやって二人が名所を散策する間、筆者はマップビューから舐め回すようにワールド中の作物を観察。フィールド上にブドウが生えていないかを探していたのである。
やがて、目的のものを発見。
ついさっきまでいたネクタリーの敷地内にブドウ畑があった。節穴か。戻れ戻れ。
この畑で3種類のブドウを手に入れた。
3種ともにレアリティは低いものの、ガーデニングスキルLv.7のトレイシーはこれらに触れることができず、ライルが一人で収穫。よし、順調に農民化が進んでいるな。
手持ち無沙汰なトレイシーが「発掘」に挑む。 これ地味なわりに���しいなぁ。いろんな物が出てきてワクワクする。今後、発掘だけのために渡仏するのもおもしろそうだ。「遺物」が何なのかよくわからないけれど、せっかくだから頂戴しておこう。
拾ったばかりの「古代のコイン」を持って「特別な商人」を訪ねた。 ふむふむ……今は何も買えないが、ビザレベルを上げてもっとコインを稼げばブドウも手に入るのか。先ほど拾った分とこのリストを照合すると、フランス産のブドウは全部で6種類のようである。
しかし「店で買うしか入手手段がない作物」というのは妙だ。 Sims3では「死の花」や「生命の植物」といった架空の稀少な植物ですらフィールド上に存在しているのに、ブドウをポイントで買うというのは不自然に感じる。しかもこのリストには先ほど拾ったブドウも含まれてい���。つまり、残りの3種もフランスのどこかに自生していると考えるべきだろう。
わりと長時間ワールド中を観察したのに、あの3種しか見つけられなかったんだよなぁ。もっとくまなく探せということか。でもライルとトレイシーには新婚旅行の記念としてアドベンチャーにも挑んでほしい。滞在時間が足りないからブドウの探索は次回の課題として持ち越そう。
そんなこんなで夜。 二人の体力が尽きかけたタイミングでベースキャンプに帰還。翌日に備えてそれぞれアドベンチャーを引き受けておいた。ふむ……世帯全員で同じ依頼を受けることはできないのか。不便じゃね?
ところで、この夫婦が一緒に眠る姿を見るのはこれが2度目だった気がする。
フランスに到着してから、筆者は上述の「ライルの異常さ」に気づき始めていた。なぜなら、フランスではライルの欲求ゲージの動きが通常のシムとほとんど同じになるからだ。体力もそれ以外の項目も時間経過や行動によってどんどん増減する。もちろん、この旅先での状態がシムとして正常なのだ。しかし筆者は「いつもと違う=旅先では様子がおかしくなる」と普段を基準に考えてしまい、対応が遅れるのであった。
***
二日目の朝。
まずは簡単そうなライルのアドベンチャーを試すことに。ネクター関連のクエストなので、スキルも上げられそうだ。指示に従いネクタリーにブドウを10個届けた。うんまぁ、昨日そこの畑から盗んだブドウだけどな。
続いてネクターを作るよう指示され、初めてのブドウ踏みにトライ。ネクタースキルを獲得するとともにさらなる指示が出た。なるほど、こうやってクエストが連鎖していくのだな。ちなみにブドウを踏む際に彼が「うひょひょ」だの「ぐふふ」だの妙な笑い声を発していたが聞こえないふりをした。
二人分のクエストを並行で消化するのは不可能と判断し、この日はライルのクエストに集中することに。ネクター作りの合間にトレイシーのクエストを少しだけ進めておいた。しかし、彼女はこの日ほとんどネクターを飲んでいただけ。ずっと待ちぼうけを食らってしまった。それなりに楽しく過ごしていたようだが、申し訳ない気持ちになった。ごめんよ。
ライルのクエストは「良質以上の品質のネクターを作れ」という指示が出たところで中断した。スキルがまだLv.1だしネクターが作れる量の自作フルーツを持参していないので、挑んでも無駄に終わる予感がしたのだ。すでに二日目の夜になっていて時間切れでもあった。こちらも焦らず次回の旅行に持ち越そう。
***
最終日の朝。
トレイシーのアドベンチャーに挑むべく「ケルトの遺跡」にやってきた。
地下のダンジョンで瓦礫を撤去するライル。そういえばスポーツスキルがまだ0だった。 スキルが高ければ、こういう作業のスピードが上がったり体力の減退率を抑えられたりするのかな。
あと、なんでEAは天井を塗らないのかな。驚きの白さ。公式がムードをぶち壊していくスタイル。
で、旦那さんは重労働を請け負って男らしさをアピールするものの……
奥さんがまった���見てくれない。一人遊びに夢中。報われない努力。
その後、さらに地下深くまで潜って全クエストをクリア。 二人だと探索を手分けできてスムーズだった。また他のアドベンチャーに挑みたいなぁ。
時間が余ったので、最後に二人が初日からずっと行きたがっていたカフェに赴く。 ヴァンパイアのライルが普通の食事を摂ったところで何の欲求も満たされないけれど、まぁ旅の思い出として。
カフェの店先でラブラブチュッチュしたあと、電話からサービスを呼び出して家に帰ることに。 ビザレベルはあともう少しのところでLv.1に届かなかったが、充実した新婚旅行であった。
***
帰宅後、すぐに自宅区画の拡張工事に取り掛かる。
区画面積を元の幅20x奥行25から20x30に広げた。生活動線を補強することと裏庭の畑を広くすることを目的に奥行きを5マス増やしたのである。さらには地下にネクター蔵を新設。家屋の外観はやや変わってしまったものの、シムたちがより暮らしやすくなり満足している。
リニューアルされた新居で初めに気づいた変化は、
ライルの考え込む地点が少し奥にずれたことであった。以前は玄関ドア周辺のとても邪魔な場所にしょっちゅう座り込んでいたのだ。少々迷ったが、やはり家屋も拡張して正解だったなぁ。うんうん。
さて。 工事が完了してからさっそく彼らに指示したことが二つある。
一つはもちろん、持ち帰ったブドウを育て始めること。これ大事。
そして、もう一つ。
血清フルーツ (Plasma fruits) で料理を作ること。
ヴァンパイアのあのジュースをすするだけの食事シーンはよろしくない。味気ない。旅先のカフェで夫婦を眺めていてしみじみそう感じた。
それと同時に思い出したのだ。トレイシーが収穫したブドウを所持品に入れていた時に「ブドウのパンケーキ」を作ったことを。同じ要領で血清フルーツを使えばヴァンパイア用の料理が作れるのではなかろうか。そう考えて試したところ、期待どおりの一皿が出来上がった。
すぐさまライルに食べるよう指示。
ゲージが上がった……!! やった!!
はっきり言って、ライルとトレイシーの新婚生活の中で最もうれしかった出来事はこれである。筆者は本格的な農家プレイが初めてで作物を所持する習慣のあるシムが少ないため、この仕様をすっかり忘れていたのだ。また、LNの屋台にヴァンパイア向けの食事メニュー(血清フルーツのスープ?)があったことをこの記事の編集中に思い出した。EAはあらかじめヒントを授けてくれていたんだな。
フルーツを使うメニューとなると軽食��デザートが中心なんだろうか。 この世帯は血清フルーツとハーブをガーデニングの肥料に用いている。幸い彼らは裕福なので、栽培効率の良くない血清フルーツを今までほぼ購入品で賄っていた。でもこれからは高品質の血清フルーツを本気で育てよう。ライルにも美味いものをたくさん食わせてやりたい。
うれしいなぁ。楽しいなぁ。
食事を終えたライルが得意げなカメラ目線を送ってきた。そうかそうか、君もハッピーでなにより。
ただし、人間(普通のシム)は血清フルーツを食べられない。
後日、血清フルーツ入りのフルーツパイ (Cobbler) を二人が一緒に食べたところ、トレイシーは2時間後トイレに駆け込んで吐いた。人間の体はこのフルーツを受け付けないということらしい。だからこの夫婦が同じ料理を食すことはできない。しかし、彼らが一緒にテーブルに着けるだけでも大進歩だ。
素朴な疑問。 トレイシーはそんなつらい目にあってなお、なぜか彼女自身の意思で血清フルーツ入りの料理を食べる。当然その後に吐く。冷蔵庫に他の食事(品質が良く腐っていない食事)も入っているにもかかわらず。彼女は愛するライルのためにこのフルーツに慣れようとしているのか、はたまたちょっとアホの子なのか……。後者のような気がするがまだ答えは出ていない。
新たな世帯でプレイし始めるたびに新たな発見がある。このヴァンパイアの食事の件もまた然り。そろそろプレイ歴4年になるというのに、まだ知らないことだらけの初心者プレイヤーだということを改めて自覚させられるエピソードであった。この調子だとSims3を遊び尽くすのにあと何年かかるだろうか? 果たしてそんな日は訪れるのだろうか?
***
そんな世紀の大発見から数日後 (3〜4日後?)、二人にそろって同じ願望が出現した。
ついにおいでなすったか……。 この願望、実は旅行中にも出していたため2度目である。しかし帰宅後の区画工事のために引っ越しをしたことで願望が消え去ってしまったのだ。もちろん二人ともセットし直しておいた。
そう、GENのファミリー要素=出産と育児を体験することもこの世帯の大きな目標の一つなのだ。ヴァンパイアと人間のハーフってどうなるの?と興味津々ではあるのだが、今は自宅バーの開業に向けて全力を注ぎたい。子育てはそのあとに取り組もう。筆者にもうちょっと時間をおくれ。
そこへ続けて新たな問題が勃発する。
金がない。
世帯の所持金がスターター未満の金額に激減。旅行前は§70,000くらいあったはずなのに……あれれー??
この世帯、日々の買い物(血清フルーツの大量購入など)で§1,000とか普通に遣うし、旅先で大枚叩いたし、家を増築したし、そのくせ自営業の「園芸家」はまだ軌道に乗っていない。支出ばかりでまともな収入がないのだ。知らぬ間にかなり散財して��まったんだな……。
以下、この世帯の所持金に関する余談。(読まなくてもOK)
ではなぜ先ほど「裕福」と記したかというと、独身時代のライルがかなり稼いでいたからである。筆者はRegisterでNPCたちに給料を支払う設定を施している。バーテンダーNPCとしてヴァンパイアラウンジに長く勤めたライルは、初めて操作世帯に切り替えた時点で約§80,000もの資金を持っていたのだ。
一方のトレイシーは、同じラウンジのピアニストNPCだったわりに世帯合流時の所持金は§30,000ほど。大分少ない。これは彼女が「ピアニストなのにピアノを弾かない」という盛大な不具合を起こしており、役割をまっとうできずにいた期間は無給だったからだと推察する。その不具合の解消後からNPC状態を解除するまでの給料しか上乗せされなかったようだ。
また、筆者は「完成した家を無料で居住シムに贈る」というこだわりを持っている。その理由は、建築に資金の制限がかかるのが嫌だからであり、そこに住むシムに対するエールでもあるからだ。頑張って生きろ、と。(チャレンジ要員として生まれたジミーちゃんだけは例外。彼はスタート時の資金から家を購入している。)入居して以降の調整にはもちろん世帯の所持金を使うが、原則的には無料なのだ。つまりやたら装飾の多いこの家を、二人はタダで手に入れている。
そんな経緯で金持ちだったカップルは今や資金が枯渇しかねないピンチに陥っていた。
うーむ……ネクター作りに手を出すのが早すぎたんだろうか……。 ネクター製造機、スキルブック、ネクター棚etc. たくさんの買い物をしたうえに地下室を作って……。趣味程度に嗜むつもりだったわりにかなりコストをかけてしまったなぁ。
というわけで、やむなく非常手段に訴えることにした。
彼らが同居し始めた直後、いつのまにかトレイシーがセレブに昇格していた。たしか「友達が多いから」とかそんな理由だった気がする。で、続けてライルも (おそらく同じ理由で) セレブLv.1となり、二人はいつもほぼ同時にセレブレベルを上げ、現在そろってLv.4になっていた。
セレブといえば贈り物の山。謎のメーカーから大量に届く高級家具や家電。リーサルウエポンとして温存していたこれらを一気に売却することにした。本当は別の機会に使いたかった方法だが仕方ない。
じゅういちまん。
§4万〜5万で売れればいいなぁと考えていたら、その倍以上の儲けになった。セレブすげえ。こんな高額になったのは初めて。二人が当面暮らしていくには十分な金額だし、今後彼らには超高価な買い物が待ち構えている。なのでセレブであり続けることが有効な金策になると確かめられてよかった。
ちなみに旅行で拾ったお宝の数々は売らずに保管している。換金すべきかコレクションすべきかをまだ決めかねているのだ。このまましばらく様子を見たい。
***
目指すは2度目のフランス旅行。残り3種のブドウの収集。 だがその前に、もう少し準備を整えるとしよう。
* to be continued *
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【🔮#占い&♥#恋愛:😫人から敬遠される😥嫌がられる要素を無くした方が人生はうまくいく!😌 💞(2020年9月13日更新)】 #円華流四柱推命 #恋愛番長 #石川円華 です。男性が目指すべきは✨嫌われる勇気というより、「女性から嫌われない努力」をオススメします✨ 🏵️「女性から好かれようと努力するより」 ↓↓↓ 🏵️「女性から敬遠されない、嫌われない」 😥キモがられない 😫ウザがられない 😨敬遠されない を目指した方が 🏢お仕事も 🎀私生活も ❤️恋愛もうまくいく‼️ ❤️❤️❤️ 女子って集まると (特に食事やお酒があり、開放感があるときほど) 人の悪口を言うってあるじゃないですか。 『😍人を好きになるポイントは人それぞれ違うけれど 😠人を”嫌悪”するポイントはほぼ一緒』 だからですよ!←これに気づいた。 ❤️❤️❤️ 話題の共通項をさぐると、 結局 ”自分の好き” ”好み”で 共感を得られる話題ができない。 “こう言う人は嫌だ” “これはナシだよね” “ウザい” “キモイ” “汚らしい” 嫌、ナシの視点が 女子はだいたい一致する。これはマストなんですよ。 “あの人嫌い”を 話題に上げた方が 共感し 理解して 納得できる話題になりやすいんですよ! (悪口は生るべくなら言わない方がいいと思いますが) ❤️❤️❤️ 男性ってとかく、 ⚽ハットトリック、 スーパープレイをやり遂げて、 😏英雄✨になりたがるけれど ドマイナス、 対象外に カテゴライズされてしまうと、 悲しいけれど、眼中から外れてますよね。 ❤️❤️❤️ これは、ビジネスでもアルアルです。 10月から 男性の雰囲気イケメン、 イケたオジサマ、 #イケダン、 #イケフン 講座をやることにしました。 これが‼️ 意外と男性にも、女性からのレビューも好評です❗ わたしの身の回りの女子から、 話題が上がります。 ❤️❤️❤️ “あの人この講座を受けてほしいよね” 😫…あの人 そうそう…残念な人が居るんです😭 残念さに気づいていないのか😨 気づいていても開き直っているのか…😵 ❤️❤️❤️ その反対に え❗もう十分 👨イケメンでしょ? ❤️モテるでしょ? ✨ステキでしょ? 👔ビジネス成功してるでしょ❓ って方ほど、 受講の意思を示してくれます☆ ❤️❤️❤️ 🌐昨今の世の中では、 格差が広がる 格差社会と言われています。 💰経済的格差ですね。 一概には言えない、 各論になるので、 これがマストではないですが…。 👛👛👛 一般家庭の七割は、 女性がお財布のひもを握っている現実。 👛👛👛 好感が持てない男性営業マンは受け入れない、 嫌い 嫌だと 嫌悪を抱かれたら 🔢数字 ⤴️売り上げも あがる見込みが少ないものだと思いますよね。 ⚽⚽⚽ “イケた雰囲気格差社会” なんだと気づいた。番長。 売り上げも 数字も 仕事も 稼ぎも 恋愛も 婚活も イケた雰囲気の男性であれば 人生も変わる‼️ 大事な要素。 ⚾⚾⚾ 別に、生まれた時から イケメンじゃなくていいんですよね。 雰囲気がイケメン、 素敵なら、全然アリです。 🌐🌐🌐 今の経済状態がよろしくないので、 また、 これも断定的に言ってはならないと 心得ておりますが 一方で “あなたはコロナの影響と言っていますが 本当はコロナが原因でうまくいかない、 違うんじゃないかな?” ですよ。 外見力や 対人対応能力 コミュニケーション力の無さ 緊張感の無さ 人への気遣いや気配りの無さ 日ごろの ご自身の姿勢や 仕事に向ける態度を 今だからこそ、 真摯に 見直す必要があるではないでしょうか? ⚽⚽⚽ ⚽ハットトリック、 ⚽スーパープレイを決めるより、 ⚽地道に、自分を見つめ直し、 改めるは改めて ⚽日々の努力、 ⚽自主練を積み上げた方が、 🏁確実に得点をあげられる 🏁ヒット率を挙げられる 🏁勝利を確実に手にしますよ。 ⚽⚽⚽ 🏁雰囲気がいい人、 🏁感じがいい人、 🏁お付き合いしやすい人を狙う。 それがむしろ早道なのではないかと思った次第です。 ❤️❤️❤️ 【🏫:✨10月から男性向けオンライン無料セミナーを開講します✨ ~イケメンを超えるイケオジ講座~】 雰囲気イケメンってご存知ですか? 皆様の周りには、表情やしぐさ、物腰など全体的に見て女性に好かれる男性のことです。 ☆全体の雰囲気としてなぜかかっこいいオーラをまとった素敵な、雰囲気イケメン♥ ☆本講座に参加していただくとイケた雰囲気、イケたオジサマ(#イケオジ)、カッコイイ男性に🚙シフトチェンジするための日々の“ちょっとした”努力のポイントが、わかりやすく楽しく学べます。 ☆5人限定!告知前に、すでにお申し込み、お問い合わせをいただいております。 https://www.instagram.com/p/CFDZkl-g6LG/?igshid=h4zhtndwmpu6
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【読むPodcast】#215 自分にとって家族とは?(ゲスト:高橋晋平さん)
ゲームクリエイターの高橋晋平さんに、家族のエピソードを話していただきました。ご夫婦でケンカをすることもあるのだとか。とことんまで話して価値観の違いを知ることが晋平さん流だそうです!
栃尾
クリエイティブの。
高橋
反対語。
栃尾
こんにちは、ストーリーエディターの栃尾江美です。
高橋
こんにちは、おもちゃクリエイターの高橋晋平です。
栃尾
この番組は私、栃尾江美が好きな人やお話したい人をお呼びして、クリエイティブに関することや哲学的なことを好き勝手に話す番組です。えー、晋平さん先週に引き続きよろしくお願いします。
高橋
よろしくお願いします。
栃尾
はい、結構晋平さんからお子さんの話をよく聞くなと思って、奥さんとか。
高橋
はい。
栃尾
で、家族をすごく大事にしてそうな感じがするので。
高橋
はい。
栃尾
「家族って晋平さんにとってどんなものなのかな」っていう、またザックリとした質問をね、してみたいんですけど(笑)。
高橋
はい、当然もう人生のすべてであるし、今となっては。
栃尾
(笑)。
高橋
あの、もう大好きだし、いつも楽しく過ごしてはいるんですけど、まあ、その話をいっぱいしてもあんまり面白くないだろうから(笑)。
栃尾
(笑)そうですか?
高橋
「なんか時々揉めるよね」みたいなことは、うちはあって。
栃尾
うん。
高橋
逆に、「それは皆どうなんだろう」って話をすごい聞きたいんですよ。まあ、今日、とっちーさんと話しているからそれも聞きたいは聞きたいですけど。
栃尾
うん。
高橋
うちはまず、奥さんと仲良いけど、奥さんとよく揉めることもあるんですよね。で、うちは奥さんは家にいて、まあ、今子育て中というか、働きに出ているわけではないという状況なんですけど、やっぱりそれで、僕がずーっと仕事でいなかったりすると、子どもとずーっと向き合っているってすごいキツイと思うんです。
栃尾
うん。
高橋
僕だったら絶対に真似できないし、僕、土曜日に「奥さん休ませなきゃな」と思って、子どもを例えば公園に連れていくじゃないですか。まあ、普段だったら、ギャーギャー騒ぎだしたら、駄菓子買ってあげたり、「まあ、じゃあ、バーガーでも食うか」とか言ってね、バーガーショップ行ってね、ポテトとバーガー食わせれば、まあ何とかなるみたいなことで。
栃尾
(笑)。
高橋
で、また公園行ってとかで、半日過ごすともう限界を迎えるんですよ。
栃尾
クタクタなわけですね(笑)。
高橋
(笑)そうそう、もう体力の限界があって。これをね、ずーっと例えば幼稚園行くにしても、帰ってきてからずーっと毎日、毎日子どもとだけ向き合っているって、もうすごいことだと思って、絶対にそれは代われない。で、「もうこっちは気楽なもんだな」とよく思うんですよ。仕事をしてる奴なんて、仕事に逃げられるじゃないですか。
栃尾
うん。
高橋
言ったら通勤の電車の中だって、すごいリラックスして1人になれるけど、子どもといると1人になることはできないわけだから、これはすごいキツイと。で、まあ、それはわかってて、ものすごく感謝していますが、それでもやっぱり、それでイライラしている奥さんが、だからこう、まあ言ったら多少理不尽なことを言って八つ当たりをしてきたりすると、やっぱりイラッとしちゃうんですよね、僕も。
栃尾
うん、うん。
高橋
で、「そこは大変だからしょうがないか」みたいになれるときもあれば、なれないときもあって、すごく揉めるってことがあったり。
栃尾
(笑)。
高橋
あと、僕がだらしない性格なんで、それで家での生活の……、仕事の「片付け方」みたいなことで揉めたりとかも、まあ、よくありますよね。でも、それは普通の話をしちゃったけど、普通ですよね?
栃尾
うーん、ケンカするんですか?
高橋
ケンカしますよ。
栃尾
言い合い?
高橋
あっ、はい。
栃尾
そうなんだ。
高橋
なんだったらもう、この1年で最大のケンカの話とかありますけど、興味あります?
栃尾
そうですね。はい、聞きたい(笑)。ケンカするんだ晋平さん。
高橋
します、します。
栃尾
しなそうなのに。
高橋
しますよ。
栃尾
うん。
高橋
毎日じゃないですけど。
栃尾
はい、はい、最大の。
高橋
どれくらいの頻度……でも、月に何回かケンカすると思うんですけど。
栃尾
ケンカって何をもってケンカですか?
高橋
まあ、言い争いですね。口喧嘩ですよね。
栃尾
結構強く言います?
高橋
うーん、その強く、もっとも強く言った話っていうのは、今からする話なんですけど。
栃尾
うん、うん。はい、はい。
高橋
それは去年の大晦日の話で、僕が子どもと早く起きて、一緒に遊んでたら、奥さんがちょっと遅く起きてきて、急にブチ切れて。
栃尾
へぇ。
高橋
ゴミが捨てられてないと。
栃尾
あぁ。
高橋
ゴミの日だったんです、大晦日。
栃尾
大晦日で捨てられるんですか?
高橋
はい、うちは地域が、曜日がそれが火曜日だったかな、燃えるごみの日だったんですけど、もう大晦日なんで、完全に休みモードで、曜日感覚とかもう一切なくて、まあ、言ったら浮かれてたんですよ。
栃尾
うん。
高橋
で、「もう今日ごちそう食おうぜ」みたいな感じで子どもとはしゃいでたら、急に来てめっちゃ切れられて。
栃尾
うん。
高橋
今日、ゴミ出せなかったら、次の正月の三が日まで飛ばされるじゃないですか、ゴミ捨てられるのが。
栃尾
うん。
高橋
「じゃあ、次、捨てられるのいつなんだ」って、「もう1週間後だ」っていうので、怒って、めっちゃ怒ったんですよ、奥さんが。で、すごい結構長い時間怒ってたんで、僕がとうとう、それで僕が怒っちゃって。だってまず、悪気ないし。っていうのはまあ、それはいいんだけど、捨てなかったのはまあ悪かったのはわかるけど、「これってさ、大晦日で、もうトラップ級じゃない」みたいな。
栃尾
(笑)そうね。
高橋
「だってさ、これで火曜日で、これで忘れたっていうのが、ここまで責められるかね」っていうので、めちゃくちゃ僕がブチ切れたんですよ、その時。
栃尾
うん。
高橋
で、折角の大晦日なのに、収拾つかなくなって、スゲェあの時3時間ぐらい、こうすっごいケンカしてましたね。
栃尾
ずーっと言い争っているんですか? 3時間ぐらい?
高橋
うーん……言い争ってたと思います、その時。
栃尾
すごーい、すごいエネルギーじゃないですか、体力ある。
高橋
うん、で、ここでだって、そのときにね、もうすっごい色々言ったから割愛するんですけど、まあ、結局しょうもない「ゴミを捨て忘れた」ってしょうもないことで。
栃尾
まあね。
高橋
だから、これ価値観の違いの話で、で最後それで、「でも、これを言い争うのを途中で止めたら絶対にいけない」と、「たぶん、なあなあにして『まあ、いっか』ってやると、絶対どっかでこの話はひっかかってくる」って思ったんですよ。まあ、僕そういう性格なんで。
栃尾
なるほど。
高橋
自分がどう思って、なんでこんなに怒ってるかを伝えきらないといけないと。で、向こうからも出し切らせないと、「あのとき、あいつスゲェ、なんかダメだったな」ってどっちがが思っちゃうと、こういうのって、夫婦の一生に響くんじゃないかって(笑)。
栃尾
そういうこともあるでしょうね。
高橋
そう思ったの。だからその、「ただ、単にゴミを出し忘れたことでも、こういうのの積み重ねで、コミュニケーションを取り戻せなくなるっていうことが、起き得るんだろうな」って、なんか思うんですよ。僕自分が、もともとコミュ障なタイプだと思うし、そもそもは昔って女性と話すことすらできないみたいなやつだったから。
栃尾
へぇ。
高橋
なんかそういうのが容易に想像できて。で、自分の両親とかを見ても、うちはまだ会話多いほうだと思うけど、どうやって言いたいことを切り出してとか、どう冗談を言えばいいのかわからなくなるっていうことってよくあるって思ってて。それは、両親の話っていうよりも、僕と自分の親の関係がやっぱりあるのかなって思って、僕、親とあんまり仲良くないって話、たぶん、前回出たときしたと思う。
栃尾
そうですね。
高橋
鳩時計をね、作った。
栃尾
はい、してました。
高橋
話のときに。だから、それをいつも思っちゃって、それってすごい細かいことを怒りきれなかったことの積み重ねで、なんかね、どっから切り出したらいいか、わからなくなったんですよ、捻れちゃって。
栃尾
うん、うん。
高橋
だから、このゴミを、奥さんからしたら、「ゴミ捨てを忘れることはありえない。だから、許さない」なんだけど、こっちは「もう、時間も戻せないし、大晦日っていうこのトラップでそこまで許せないかね」っていう。
栃尾
(笑)。
高橋
それがホントに「これ許せないってなったら、お互いに許せなくなるぞ」と、色んなことが。
栃尾
うん、うん。
高橋
っていうのは、どうしても言いたかったから、で、最後言い切って、僕らすごい気も合って仲良いんですけど、「やっぱりここはもうお互い絶対に擦り合わないな」ってことで終わったんですよ。
栃尾
おー、そうなんだ。
高橋
「ゴミを出さないっていうのが、どれだけ悪いことかっていうのは、もう変えられない」と、奥さんからしたら。
栃尾
(笑)。
高橋
でも、こっちからしたら、「いや、これもしかしたら、1週間後かもしれないけど、ベランダに置いておくしかないじゃん。こうなったら」って、「だって時間は戻んないし、もう来ないんだもんゴミ収集車は」っていうことを3時間ぐらい喋ってたっていうことだけど、そういうことはありました。
栃尾
へぇ。
高橋
でも、そういう風に、言い切るのが大事とは思ってて、それで言ったら、やっぱり普段の家事とかも、やっぱね、擦り合わないんですよね。
栃尾
まあねぇ。
高橋
僕、基本的に、晩御飯の皿洗いは家にいるときはするんですけど、「皿を戻す位置が違う」っていうのはいつも怒られるんですよ。
栃尾
なるほど、結構細かく言われちゃうんですね。
高橋
うんと、全部のことを細かくは言われないけど。
栃尾
うん、うん。こだわりがいくつか。
高橋
そう、いくつかこだわりがあるんです。何をやっても「ありがとう」ってなる家事もあれば、「それはちょっと信じられない」ってなる家事もあるっていう、それを未だに今年10周年なんです、結婚10周年なんですけど。
栃尾
はい、おめでとうございます(笑)。
高橋
ありがとうございます。でも、未だにそれを探り合ってるんだなっていうのをよく思う。
栃尾
なるほどねぇ。
高橋
うん、だから、そうやってコミュニケーションを、何かに捻れて、そのときにいつでも取り戻せるようにしておきたいなってよく思ってて。
栃尾
うん、そうですね。
高橋
それは、子どもに対してもそうで。
栃尾
うん、うん。
高橋
いくら、6歳と3歳なんですけど今、そんな歳でも、なにかやっぱりこっちが間違ったら絶対にすぐ謝るし、とか。あと、叱るって言うよりも話し合いたいとか、子どもだからそういうの逆にストレスかもしれないけど、なんかそういうのを……、回復力を強めたいなって思ってます。
栃尾
うーん、わかります、わかります。私、言ったかな、私離婚したんですけど。
高橋
あ、そうなんですか?
栃尾
あぁ、そうそう(笑)。
高橋
えー、それは初耳。
栃尾
だから夫婦の話だと、もしかしたらそれが積み重なっちゃったのかもしれないんですけど。
高橋
あー、はい。
栃尾
まあ、でも、積み重なったんでもないのかな。まあ、結構、あのー、まあ、難しいな(笑)。まあ、それはいいとして、でも、子どもの話で言うと、やっぱり結構わかりますね。というのは、こっちが、なんだろうな、こっちが正しいことを言ってる。つまりルールを破ったから、「ゲームを何時に終わる」って言ったのに終わらなかったから、「もう早く止めなさい」って言ってるのに、その言い方に対してめちゃめちゃブチ切れられるみたいなことがあって(笑)。
高橋
はい、はい。
栃尾
それは、お互いの正しさを主張しても、終わらないので、「それは、私が強く言ったのはごめんね」と。
高橋
うん。
栃尾
で、彼も「キレたのはごめんね」と、「でも、ホントにあれは嫌だったんだ」みたいな感じで、お互いに落ち着いてから「ごめんね」って言い合うっていう関係性ですね、うちは。
高橋
あぁ、すごくいいですね。
栃尾
で、怒ってるときに、何を言っても、うちの子に対してはですよ。
高橋
うん。
栃尾
「怒ってるときに、どんなに正論を言っても、どんどん火に油だな」ってことがわかったので。
高橋
うん。
栃尾
で、逆に落ち着いてから話すと、すごくすごくわかってくれるので、そのギャップがめちゃくちゃ激しいんですけど、うちは落ち着くまでもうじっと待つみたいな感じです。
高橋
あぁ、まあ、男子ってねぇ。
栃尾
そう、男子(笑)。
高橋
うーん。
栃尾
まあ、男子にとってね、母親はね、ウザくてしょうがないっていうのは、まあしょうがないことだと思うので。
高橋
そうだよなぁ、いや、その話を、こういう友だちから聞くのって、自分の、自分の親に対してのリハビリになるなっていつも思いながら聞いてて、自分も男だと相当ウザかったんだろうなっていうのは思うのは思う。昔、うーん。
栃尾
(笑)そうですね。
高橋
うん、なんか、でも、笑いが解決するとは思ってて。
栃尾
あぁ。
高橋
僕はもう「笑い至上主義」なんで、絶対笑いを絶やさないことが最強だと思っていて、で、最近『note』の記事にも書いたんですけど、家族独特の言葉みたいなのってすごい大事だよねって思ってて。
栃尾
うん。
高橋
うちやっぱ、僕が一番シュールなんだけど、他の奴らもその影響でシュールになってきて。
栃尾
(笑)。
高橋
こう、わけわかんない言葉を爆誕させるんですよ。
栃尾
おー。
高橋
まあ、うち白いご飯のことを「よね」って言ってるんですけど、全員。
栃尾
(笑)読んだかも。
高橋
で、その「よね」。
栃尾
うん、うん。
高橋
「熱々のよねだ」って言って喜んでるんですけど、やっぱりこの「よね」って言ってる以上、ケンカしても最後の一線守られるんですよね。
栃尾
なるほどねぇ。
高橋
だからなんか、例えば茶碗がね、「それ茶碗じゃねぇ」みたいに怒られるケースはね、「茶碗に似てるけど、それは煮物用のやつだ」みたいな。
栃尾
あぁ。
高橋
っていうことも未だにあるんですけど、で、なんか「それに入れちゃいけない」みたいな。「うるせぇ」みたいな。「よね、何に入れてもいいじゃねぇか」みたいな(笑)。
栃尾
面白い(笑)。
高橋
「よね、それじゃないから、それ『よね』用じゃないから」みたいに言っている以上、やっぱり最後の一戦は越えないだろうなって。
栃尾
確かにちょっとくすっとしちゃいますね(笑)。
高橋
そう、だからその家族語みたいなのは、非常に重要なツールだと思ってますけど。
栃尾
なるほどね。うちも男子なんで、すっごいくだらないことばっかり言ってるんですけど、私も負けない、負けないっていうか、外では言えないけど、すごいつまんないギャグみたいなのとか、ダジャレみたいなのとかを言って、「ママ、馬鹿だな」って言われるのを結構大事にしてますね。
高橋
あぁ、すっごい大事ですね。すっごい大事。
栃尾
「なんか子どもを笑わせられる母親が最強だな」ってあるとき思ったんですよ。
高橋
うん。
栃尾
「やさしい」とか、「よくできる」とかじゃなくて、「笑わせられる母が最強だ」って思ったから、それからなんとなく気をつけてますね。
高橋
本当にそうだと思います。
栃尾
ね。
高橋
100%同意見ですね。
栃尾
(笑)。もうちょっと頑張んないと(笑)。そうですね、笑いですね。
高橋
やっぱり顔がにやにやしながら怒れないっていうね、人間は。
栃尾
はい。
高橋
だから笑ってれば絶対に大丈夫だと思います。
栃尾
はい、素敵に締まったところで、今日はこれぐらいにしたいと思います。はい、以上、栃尾江美と。
高橋
高橋晋平でした。
<書き起こし、編集:折田大器>
http://emitochio.net/services/ ↑栃尾江美のサービス一覧です。
【読むPodcast】#215 自分にとって家族とは?(ゲスト:高橋晋平さん)はEMITOCHIO.NETで公開された投稿です。
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ジョジョ第2部
第1部に引き続き第2部。原作既読アニメ初見勢。イラストは無い。
10話
待って1部の余韻が、余韻が…。連続2話放送だから余韻に浸ってる間が無いのが辛いところだよね。
BGMが1部とはまた違っておしゃれな感じ。スモーキーはもっと子供かと思ったら違った。ジョセフの前髪は左右固定してない花京院方式か。
あーん!スト様が〜っていうのは何かと思ったら当時のお便りだったのか。ストレイツォが出るたびコメント欄がそれで埋まるから驚いてた。私の中ではストレイツォといえば、このストレイツォ容赦せん!だから。
次からOP付きかな?あのOPジョジョアニメの中で一番好き。
11,12話
OP来た!イントロもサビも好き。流れてる間ノリノリだった。
今回もストレイツォが出てきたからコメント欄があーん!あーん!言っとりました。おかげでストレイツォの印象が強くなったよ。それと説明する時に「ので」じゃなくて「ゆえ」っていうようになったね。1部の時の説明だとのでのでいうから気になってたんだよね。
スピードワゴンとシュトロハイムって解説王って呼ばれてるの…?二人が出てきた時ダブル解説王なんて言われてたよ?そういえば世界一ィィィィ!のセリフ出てたね。もうここで言って���のは記憶になかった。コメント欄にうるせえ!って言われてた。確かにうるさいな。
BGMかっこいい。サンタナが吸血鬼吸収した時とか通気口から現れた時のBGMすき。
2部にも舐める要素があったね。ほら、シュトロハイムの頬をカミソリで切った時に女の人が。ただまあこれは他の部と比べて気持ち悪く無いけど。
13,14話
グラブルの古戦場しながら見てたから全部は見れなかった。
サンタナってイケメンだよね。目元の模様好きだよ。ジョジョDRでも最初に当たったのがサンタナだからよく覚えてる。サンタナって最初はカタコトだったのか。なんか他の柱の男と比べると可愛いと思ってしまう。あのあとサンタナを完全に倒す方法とか見つかったのかな?カーズみたいにロケットに乗っけて宇宙に飛ばしたんだろうか。
シーザーって登場時あんなに変人だったっけ。ジョセフとの絡みが見てて楽しい。これからも仲良く…なか…よく…。
ワムウ!(鳴き声) このコメントが一番笑えたわ。確かに突然名前叫ぶのおかしいよね。自分の影に入られると反射で攻撃してしまう設定って結局なんだったんだろうね。
14話のEDがいつもと違ってかっこ良かった。これって曲の一部なんだってね。一回全部聞いてみたい。
15,16話
15話のEDを結婚式verとかいうのやめい!
ワムウの声イケメン…。しかし改めて見ると煽り耐性無いね。ジョセフの考えを見抜いてるあたり頭の回転は速そうなんだけど。なんでこう柱の男達は可愛げがあるのか。
油の柱のやつ(名前がわからない)の回は漫画で見た時ジョセフのやったことがわからなかったけどアニメだと分かりやすくてよかった。
未だにロギンスとメッシーナの区別がつかないんだよね。顔も服装も似てるし…。
17,18話
エシディシにやられた方がロギンズだったね。エシディシが泣く場面が想像以上に迫力あってびびった。あんなん怖いわ。そのあとスッキリの場面の前に雲が流れるシーンが挟まれるじゃない、あれが不気味さを増幅させてる。
リサリサの入浴シーンを覗くところさあ、ジョジョがいちいちカメラ目線になるのすごくウザかった(褒め言葉) スージーQにプラスの波紋とマイナスの波紋流すところの意味がよくわからなかったけどアニメでもよくわからなかった!それがジョジョさ!
明日もうシーザー死にそうだよね…。もうちょっとジョジョとの共闘が見たかったなー。せっかく息が合うようになったのにね。
19,20話
シーザーの前にシュトロハイムの話を。あれ本当にうるさいのね。世界一ィィィ!も人間を超えたのだァァァ!もテンション高すぎだって。そして想像以上の不死身だった。胸から下がなくても生きてるなんて中身は一体どうなっているのか…。
今回はシーザー特集だった。アニメってすごいのな。シーザーがワムウをボロボロの体で殴ってるところとか最後の波紋とかグッとくる。シャボンレンズまでは普通に勝っちゃいそうな雰囲気だったのに後一歩及ばなかった…。なんでジョセフ走って来なかったんだよう。もう少し早くついてれば二人の共闘で熱い展開になってそうだったのに。
コメントでちゃんとメッシーナ師範代の心配してる人いてよかった。私も今の今まで忘れてた。
21,22話
たまに止まってたけどこれは私のPCのせいかな。まあ22話はちゃんと見れてよかった。
リサリサの年齢を把握した時のジョセフの反応面白すぎた。そのあとカーズが約束をするところでコメント欄がウィンウィンうるさいんだわ。まだだってそれはー。このカーズに比べてワムウは戦士よなあ。服は気になるけど。あの服は何だろうね。カーズは変態にしか見えないけど、ワムウのあのとんがってるのって皮膚を貫いて刺さってるわけではないんだよね?
ワムウ戦は結構長いんだね。演出が凝っててかっこよさ増してた。ジョセフがハンマーひっかけてワムウの戦車に乗るところとか良かった。カーズとリサリサはこの時は本当に解説役だよね。ワムウがボウガンの球を受けた後立ち上がった時のカーズの嬉しそうな顔w ここから巻き返すジョセフは流石。
EDにシーザーいないんだけど…。そっか。エシディシもいなくなったしな…。
23,24話
アニメで見るとワムウが首だけで飛ぶのシュール。ワムウは最後まで戦士だったね。株が上がりまくりですわ。
カーズは…なあ…。そういえばカーズの髪って三つ編みの房があったんだ。最初気づかなかったけど、後ろ向いた時に三つ編みが見えて二度見したよ。リサリサとの戦いでウィンウィン言ってるところ、原作ではわかりにくかったけどもしかしてエアギターってやつ…?このカーズすごい楽しそうにウィンウィン言ってるよなあ。ジョセフとの戦いだけどカーズはワムウと比べればすごい短絡的だよね。すぐ挑発に乗るし、策に引っかかるし、ちょろい。
リサリサの過去の顔と今の顔ほとんど変わってないよね、波紋すごい。そして強い。シュトロハイムは最後にやってくれたよなあ。まあジョセフが波紋使えない中でカーズを倒すとしたら紫外線照射装置しかないしな。大丈夫シュトロハイムはまだ巻き返しのチャンスがあるぞ!
25,26話
ここからは一度見たことがあるんだけど、改めてみるとBGMがいい仕事してる。カーズが究極生命体になった時にみんなの言うアーイアーイのBGMが流れるんだけど火山から復活した時にこのBGMの力強いバージョンが聞こえてもうこいつには勝てない。と思わせてくれた。それと赤石でカーズの波紋を跳ね返すところに1部のBGMと今までの回想が入ってきてものすごい熱い展開だった。カーズが宇宙に飛ばされてどうにか地球に帰ろうとしてるシーンではBGMが無くて、究極生命体となったカーズが石になるのを黙って見守ってた。BGMのおかげで雰囲気が良かった。
そういうわけで画面に釘付けだったからコメント欄はあんまり見てなかったんだけどナレーターがカーズが太陽とお友達になったら…って説明してるシーンでそうかカーズ様はお友達が欲しかったのか…って言ってる人がいて笑ってた。この頃のサンタナとワムウって赤ちゃんだったんだよね。年齢差がきになる。そういえばカーズって最初は不死身じゃなかったんだね。長寿の生き物だったけど、石仮面つけて不死身になって、さらに太陽を克服したかったのか。貪欲だなあ…。
最後の締めくくり方がとても良かった。ED前までは原作と一緒で登場人物のその後と3部への伏線だった。そこからさらにED後に日本に向かう飛行機と牢獄にいる承太郎が出てくると、これからまたジョジョの新しい物語が紡がれるのかという期待感が湧き上がってくるよね。とても…良かった…(浄化)
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【blog】ペーソスに作り物はない
小林信彦の説を見るまでもなく、エノケンこと榎本健一はフシギなペーソスのある人です。 前に書いた「韋駄天街道」なんていう実につまらない映画でも、エノケンがただ存在しているだけで哀愁が出て、ギリギリ映画の体を保てている、と思うわけで。 さて、今の朝ドラの「ひよっこ」に出ているシシド・カフカという人がいます。 アタシはこの人が演技をするのを見るのは初めてだったんだけど、これが意外といい。 上手いかどうかはわからないよ。以前書いたようにアタシには役者の巧拙を見る目なんかないから。 ただ、どう見ても芝居経験も浅いはずなのに、存在にね、哀愁があるんです。 見た目からしてドSキャラを割り振られることが多いらしく、世間では、つかマスコミ界隈では「第二の菜々緒」と言われているみたいだけど、うーん、どうなんだろ。アタシ的にはちょっと違うと思うんですよね。 つかあの哀愁を活かさない手はないんじゃね?と。 シシド・カフカを見てると、どうしても石川亜沙美を思い出します。 この人はわりと早くに結婚して(離婚したらしいけど)第一線を退いたので、ドラマに出てたのなんて日本版「奥さまは魔女」くらいしか知らない。 このドラマでの石川亜沙美の役どころは、まァ仕事が出来る、みたいな感じだったけど、見てるこっちまで緊張感が伝わってくるような芝居で、正直仕事が出来そうな感じがまったく出てませんでした。 しかし、それくらいマトモに演技ができてなかったからこそ「素」だと思うんだけど、奇妙な哀愁があった。別段哀愁なんか必要ない役なのに全身から哀愁が溢れていたんです。 さっきも書いたように、その後一線から退いたので、石川亜沙美の哀愁を全面に活かした仕事はなかった、と思う。全部の仕事をチェックしてたわけじゃないから知らないけどさ。 哀愁ってね、後付けではどうにもならないんです。また演技の上手さも、先の石川亜沙美やシシド・カフカの例を見てもわかるように、あんまり関係ない。もちろん演技派と呼ばれる人でも哀愁のある人はいるし。 たぶんその人が持つ本質みたいなもので、ま、完全に生まれた時点で哀愁のあるなしが決まるわけじゃないんだろうけど、それでも成人するまでには決まるような気がする。 これも前に書きましたが、ホリエモンなんかまさにそうでしょう。 口を開けば本人だけが正論と思っている、人の神経を逆撫ですることしか言わない、はっきりいえばウザい人間ですが、あの哀愁で救われている。口を開けばムカつくだけだけど、黙っていればどうしようもないくらいの物悲しさがある。 あんなもん後付けでどうにかなるもんじゃないんですよ。いくら頑張って哀愁を手に入れようと努力しても、それこそ無駄な努力でしょう。 ま、ホリエモンの話はともかく、では哀愁のある役者だけで感動的な話をやればいいんじゃないかと一瞬思うんだけど、これはね、ダメなんです。 そんなことをしたら逆に作品としてウェットになりすぎる。ウェットな話こそサラッと描かなきゃいけないんだから、役者までウェットならビシャビシャになっちゃうというか。 ウェットな話は逆にドライな感じの人がやる方が沁みるわけですよ。 『「胸の振り子」は服部良一が戦後になってすぐに発表した曲ですが、メロディは多少ウエット、一方アレンジはというと音数の少ないシンプルでシックなものに仕上げています。だから全体としてはクールなんだけど、心にしみるようなウエット感も残っており(中略)それよりも霧島昇の歌唱です。もし霧島昇が情感たっぷりに歌ってしまったら、これほどまで長く歌い継がれるような名曲には、おそらくならなかったと思う。クサ味みたいなのが強くなりすぎるっつーか。(中略)霧島昇的にサラッとした感じの方が悲しみが溢れ出す』(2017年4月23日更新「唄はなつかし・胸の振り子」より) 霧島昇はドライな歌唱の代表みたいな人だけど、役者やコメディアンでもそういう人はいます。 アタシが見るに谷啓って人は、見事なくらい湿り気がないドライな雰囲気がある。あ、性格が、じやないよ。役者として、コメディアンとしての話です。 だから谷啓がウェットなドラマをやると、変にジトジトしなくなるんですよね。 谷啓が主演の「クレージーだよ・奇想天外」とか「空想天国」とかはウェットな喜劇だけど、谷啓のドライさと相まって「ほどほど」感が良い感じなのです。 逆にエノケンのような哀愁のある人は、徹底的にドライな喜劇の方が向いてる。ドライな話でもエノケンが主演になるだけで「ほどほど」のウェット感がでる。 いやもう、かなりエノケン主演映画を見たけど、ウェットな展開になると辛すぎて見てられないのですよ。普通のコメディアンなら悲惨な展開であればあるほど見せ場にすらなるんだけど、エノケンがやると可哀想に思えてきて、辛い。 以前書いた通り、アタシは「エノケンのちゃっきり金太」をあんまり評価してないんだけど、ただこの映画の特徴として「徹底的にドライ」なんです。そこは確実にエノケンと合ってる。 個人的には「孫悟空」とか「エノケンの爆弾児」のように、ギリギリまでウェットさを封印させて、クライマックスで爆発させるってのも好きなんだけどね。 アタシは役者には特性があると思っている。そしてその特性を無視すればダイコンに見えやすい。 だからこそね、シシド・カフカなんか、長身で文句なしの美人、しかもキツめの顔立ちっていう見た目だけで「これはドSキャラ」とするのは、あまりにも安直だし、あまりにももったいない。 あの哀愁を活かさなきゃ。上手く活かせば「一見ドライな作風だけど、実は『ほどほど』のウェット感がある」みたいな佳作が作れそうな気がするんどけどね。
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