The Sims 3に関する雑記 | by のむら (Nomura) | Japan | Sorry, I'm not good at English.
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「活力を生成しています... 」
現在Simsを休んでアプリ版SimCityで遊んでいますよ、という記録。
2018年3月上旬。 心身の疲れを感じ、一時的にSimsのプレイを中断した。それに伴いSNSの投稿・閲覧も休止。今後もSimsと長くつき合っていきたいからこそ、ここですべてを断ち切ってリフレッシュしようと決めたのだ。そんなリフレッシュのさなかにSimシリーズで遊ぶのは矛盾しているような気もするが、まぁよいではないか。
こうしてアプリ版SimCity『SimCity BuildIt』のプレイ開始から約1か月が経過した。ようやく仕様に慣れたこのタイミングで、何の参考にもならない勝手な感想を綴りたい。ちなみに筆者のSimCity履歴は遠い昔のPC版『SimCity 4』のみで、展開中の最新版SimCityは未プレイである (PCゲームではSimCityより『Cities: Skylines』に惹かれるため)。
***
さて、こちらが筆者の治める都市。 まだまだ作りかけのマップだが、1か月かけてだいぶカタチになってきた。
海岸付近に敷いた都市名の形の道路と、イースターのガチャで獲得したウサギさん遊具がチャームポイント。 だがしかし……
夜になるとこの遊具が異様な不気味さを放つ。隠しきれない狂気。 見るたびにサイレントヒルのウサギを思い出す。
***
現在の都市レベルはLv.31、人口は約32万。 他のプレイヤーの都市と比較すると、我が市はレベルと面積のわりに発展 (=人口の増加) がやや遅いと思う。その原因は自分でもすでにわかっている。
低層 (=低密度) の住宅が多いからだ。 圧迫感のある高層 (=高密度) の住宅を極力避け、筆者は住人の少ない小さな家ばかりを好き好んで置いている。そして低層住宅と高層住宅をブロック分けし、都市全体を見渡しやすいよう配置。これはアプリ版SimCityならではの以下の二つの仕様によって実現できた街並みなのだ。
建物を自由に移動できる:住宅を1軒ずつ好きな場所に建てられる。建てたあとに移動することも可能。
手動で建物をアップグレード:建物にアイテムを与えることによって、より大きな建築へと成長させるシステム。つまり、低層の建物にアイテムを与えず成長をストップさせるという選択肢もある。
従来のSimCityでは、市長が行政や娯楽などのサービス施設を設置してやれば、市民たちはよだれを垂らして喜び、自動的に住宅・商業・工業の建物が大きく立派なものへと成長していく。だがアプリ版にはその3種の区分がなく、プレイヤーが育てられるのは住宅のみ。商業・工業の建物はレベルアップに応じて完成区画が順次アンロックされる (アップグレードなし)。こういった仕様はモバイル端末向けの軽量化対策でもあり、プレイヤーに継続的な課金を促す手段でもあるのだろう。
低層住宅をたくさん建てたところで、人口があまり増えないので効率が悪い。言い換えれば、低層住宅群を維持したいのなら多く建てるよりほかなく、建設用地を広げざるを得ない。マップを拡張するにはレアアイテムを集めたり課金したりなど相当の苦労を要し、筆者は泣く泣くそれらを実行している。険しい道のりを選んでしまった自覚はあるものの、やはり「自分が住みたくなる場所」しか作る気になれないのだ。根底にある主義はSims3の建築と同じなのである。
***
筆者の最もお気に入りの地区がこの「ロンドンタウン」。 空港を開設することによってパリ / ロンドン / トーキョーの3都市と交易できるようになり、それらの都市に関する建物がアンロックされる。この一帯のぎっちり並んだ家々は、見た目は低層でも通常の高層住宅より多くの居住者を擁している。デザインが良いだけでなく、人口不足のカバーにも大いに貢献してくれている地区なのだ。
テムズ川ならぬシムズ川のほとりに劇場「グローブ座」を置いた。 周辺が未完成なのでもっとシムオリオンを貯めて早く仕上げたい。
ロンドンタウンを気に入ったため、市長の家もここ。 背後にあるのはランドマークの大きな時計台「ビッグ・ベン」である。
夜景が美しいのもアプリ版の特長だと思う。この大時計を設置できた時は本当にうれしかったなぁ。市長も市民も大喜び。今後はロンドンタウンの奥に「トーキョータウン」を建設予定である。 で、3都市の残るは「パリ」。 Sims3プレイヤーとしては当然……
シャン・レ・シムを作らねばなるまい。 緑に包まれた瓦屋根のおうちが集う、ちっちゃなシャン・レ・シム。本来ならパリの街を意識した都会風の地区を作るべきなんだろうけれど、パリの住宅の形状が妙に扱いづらく、置く場所をあまり確保できなかったのだ。その一方、ごく序盤の成長段階である���舎家はとてもかわいらしい。そこで都会風のパリ地区を諦め、シャン・レ・シムのフィーチャーと相成ったのであった。
***
ひと月遊んでみた感想は〝よく出来た簡易版SimCity〟。EAの強欲さにうんざりさせられることもあるし、「こんなのはSimCityじゃない」という批判の声の一部に同意もする。だが、これはこれでいいゲームだなと。何よりも、手元の小さな端末に自分の都市が収まっているなんて夢いっぱいじゃないか。いつでも手軽に起動できるから、ちょくちょく市民たちを眺めては癒されている。だけどまぁ……
ポイント欲しさに悪魔に魂売っちゃったんだけどな。 マッドサイエンティストと手を組み、今日も今日とて市長は都市に災害を起こす実験を繰り返すのであった。すべては都市の発展のためだ。わかるだろう? 耐えてくれ、市民たちよ。
***
ところで。SimCityといえば各部門の担当官たち。 アプリ版でも行政・警察・消防・教育・建築などそれぞれの部門に担当官がおり、折に触れて市長にアドバイスをくれる。彼らのビジュアルと声はどうやらSims3をベースに作られているようなので親しみがわく。時代に合わせたのか旧作 (SimCity 4) よりも言動がマイルドだ。
財政難に陥っても金切り声を上げない担当官。 だが冷静に諭されるとかえって傷つく。いっそ罵ってくれ。
そして、こちら。
彼は医療の担当官。 初対面のはずなのに、どこかで見覚えが……。
あっ。
うん、うん、そうね。
びっくりするほど違和感がない。 眉毛が違うなぁ。惜しい。
あの医療の担当官を初めて見た瞬間、何とも言えない安堵感に包まれたのだ。筆者は元々「メガネ・ヒゲ・白衣」の3点セットが大好物なので、当初はそのせいだとばかり思い込んでいた。しかし、違った。彼がタローさんに似ていたからだったのだ。4年前、Sims3で復活した当時のタローさんがこの髪型で過ごした記憶が蘇る (タローさんは十数年前、Sims1プレイ中に誕生したシム)。懐かしいなぁ。
いやー悪いねタローさん。ゴメンゴメン。 戻すから。ちゃんと元に戻すから。
なんかずっとこのままでもいいような気がしてきたけど…。
***
以上、Simsとだいぶかけ離れた雑談。4か月ぶりの投稿がこれってどうなの。
一つだけ補足を。 アプリ版SimCityにはソーシャル要素が含まれている。見知らぬプレイヤーとの貿易 (アイテムの売買) のほか、プレイヤー同士で「市長��ラブ」と呼ばれるギルドを結成することもできる。クラブ間で戦争 (いわゆるPvP) をして遊ぶためのシステムなのだが、アイテムのトレードなどに応用しているクラブもあると聞く。
で、筆者はどこのクラブにも属していない。 のんびりマイペースで都市を造りたいだけなので、誰とも関わらず孤独プレイに徹することにしたのだ。毎日のようにたくさんのギルドから勧誘メールをいただくものの、その決意のもとに一切返信せず沈黙を守っている。こういうソロプレイヤーも多いと見受けるが、うーむ……まことに申し訳ない。失礼なのは承知の上だし、自分の人生にこんなモテ期は二度とないだろう。だがこれもまた主義の問題なので致し方ない。そっとしておいていただけるとありがたく思う。
***
最後に豪華付録。
ヒゲッパさん&ヒゲッポさんのスペシャルSS。 世界一かわいいうちのお犬様たちを自慢したかったのだ。マジAwesome。
コスプレが馴染みすぎて彼の本来の姿を忘れそうなので、元に戻しておいた。
今回の投稿のSSを撮るために、久々にSim3を起動した。タローさん世帯で遊んでいると、彼らの何気ない行動にいちいち笑わされたり和んだりする。この癒し効果はSimsでしか得られない。慌しすぎてこんな大切なことまで忘れかけてしまったのだなぁ。いかんいかん。エネルギーチャージが済んでSimsに復帰できる日を自分でも楽しみにしている。
というわけで、しばしのお暇をいただきます。 皆さま、どうかお体にお気をつけてHappy Simmingな毎日をお過ごしください。
* end *
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ヴァンパイアの新婚旅行
長文のわりに情報量に乏しい、これといった見どころがない――と一部マニアに大好評のヴァンパイア日記。膨大な量のSSを溜め込んでしまったので、記憶が確かなうちにプレイログをまとめることにした。取り留めのない日常を綴るだけの冗長な記事だが、寛大な心でご覧いただけると幸いである。
また、今後はこの世帯に関する投稿に #Lyle and Tracy のタグをつけることにした。ご興味があればお読みくだされ。
***
2年半もの長い春を終え、ようやく結婚にこぎつけたライルとトレイシー。
新婚さんなのでいちゃいちゃしたがる二人だが、彼らにはすべきことが山ほどあった。 甘い生活どころかアスリートの合宿レベルにハードな日々の幕開けである。
***
朝。ライルが「スキル上昇」のムードドリンクを作り、トレイシーと一緒にそれを飲む。
その後、二人そろって裏庭の畑で野良仕事。彼らの急務は「高品質の作物を量産できるようになること」であり、その過程でガーデニングスキルを極めることでもある。
いつか自宅でバーを開業するのがこの世帯の目標なのだ。良いフルーツやハーブが大量にあれば、ライルは質の高いカクテルを作れるし、トレイシーは美味しい食事を作れる。そんな将来への第一歩として、当面この夫婦は農民生活を送ることになった。
畑仕事のあとはそれぞれのスキルを磨く。
ライルは器用さスキルを、トレイシーは料理スキルを中心に黙々と作業してもらう。
週に2回���度、ライルはヴァンパイアラウンジで働く。
ライルは元々このヴァンパイアラウンジのバーテンダーNPCとして自動生成されたシムで、誕生時点でカクテルスキル (Mixology) がMAXであった。その持って生まれた技術をさらに伸ばして最強のバーテンダーになるべく、彼はカクテルのスキルチャレンジの全クリアを目指しているのだ。大量にカクテルを作りまくり、店で客にドリンクを提供しまくり、店の人気メニューを覚えまくる。かなりハードなチャレンジだが、是非クリアしたい。
ちなみにトレイシーもこのラウンジのピアニストNPCとして誕生したため、ピアノスキルが初めからMAX。生活が整ったら、彼女にはピアノのスキルチャレンジをコンプリートしてもらう予定である。
次回、このヴァンパイアラウンジについて詳しく綴ろうと思っている。
夜。トレイシーの寝息を聞きながらライルがスキルブックを読む。 朝6時まではヴァンパイアのスキル習得速度が2倍近くにUPするので、その時間帯に敢えて畑仕事を始めることもある。
そして次の朝が来る。――二人の生活サイクルは毎日おおむねこんな感じ。
うん、ライルが全く眠らない。 彼は体力もそれ以外のゲージもほとんど減少せず、4〜5日に一度しかベッドに入らないのだ (*ウフフ時を除く)。詳しくは次回に述べるとして、筆者はこうしたライルの異常さを含む二つの重要事項を見落としたままこの世帯のプレイを始めており、この時点ではまだそのミスに気づいていない。ヴァンパイアすげえなって勘違いしてた。
その結果〝眠らない男〟ライルは超人ぶりを遺憾なく発揮し、農作業と各種スキル上げに精を出すのであった。
日々の苦労が報われ、ライルのガーデニングスキルがようやくLv.10に到達。
この時を待っていた。先述のとおりスキルUPは大切だが「生涯の幸福ポイント」も稼ぎたかったのだ。 彼にはどうしても手に入れねばならない「生涯の報酬」があったからである。
これ。
SNで実装されたこの報酬のおかげでライルは不死身となった。もはや彼は日光によるダメージを受けないし老化もしない。筆者のワールドは時間経過をOFFに設定しているから老いる心配はないが、日中の屋外で堂々と過ごせるようになったのは実にありがたい。30,000pts以上の価値がある良い報酬だと思う。
……ただ一点を除いては。
なにこれすごい光る。
ゴミを捨てる時も郵便ポストを見に行く時もキラキラ。屋外に出ると体からエフェクト(光と音)を発するようになってしまった。かなりウザい。しかも今後は太陽の下にいるとプラスのムードレットがつくのだ。身も心も輝いちゃう。このエフェクトを解除するMODもすでに探し当てているのだが、筆者が飽きるまで現状維持でいくことにした。
そして、この報酬を欲したのにはもう一つの理由がある。
このカップルを新婚旅行に行かせたいのだ。旅先ではヴァンパイアがすぐに屋内に避難できない場面に遭遇するかもしれない。そう思ってこの報酬を獲得してから旅に出ようと決めていた。
ちなみに筆者にとって初の海外旅行である。いつかWAの旅行を満喫しようと考えていたため、ずっとアドベンチャー関連の情報を遠ざけてきた。初見のワクワク感を大事にしたかったのだ。しかし当然のことながら、他のプレイヤーさん方のプレイログを拝見するうち蓄積されていく情報もある。それらだけを頼りに新婚さんの冒険が始まるのであった。ああそうさ。筆者は「レッスン」を読まないタイプだよ。
***
というわけで、早速フランスに到着。 旅先にここを選んだのは「ライルの母親の故郷」という設定による。3つの国を3つの世帯にそれぞれ分担してもらおうと考えており、そんな設定ゆえに彼らを「フランス担当の冒険者」に選んだ。
この地において、筆者は二人に以下のミッションを課した。
フランス産のブドウを全種入手する(カクテルの材料にしたい)
ネクタースキルを学ぶ(趣味として楽しむ程度に)
フランス限定の料理レシピを入手する(トレイシーの役目)
ビザレベルを上げて別荘を構える
おそらくものすごくスタンダードな目標なんだろうが、この4つである。さしあたっての本命は1。ついでに2と3に着手できそうだし、その過程で4への道も拓けるだろう。さあ、がんばるどー。
まずはショッピング。3日間しか滞在できないから、旅行用品やらレシピ本やらを先にまとめて買っておくことにした。 ご主人のエフェクトのせいでフランスの瀟洒な街並みが台無しになっているが気にしない。
ところでこちら。 ▼
店の外壁からにゅっと生えているドラゴン。 これはきっとガーゴイルを模しているのだと思う。ガーゴイルとはヨーロッパ各地に見られる怪物の彫像のことだが、本来は雨どいの装飾として据え付けられた異形の像を指すそうだ。その恐ろしい姿は近づいてくる魔物どもを威嚇するためのもので、つまり彼らは家の守り神。沖縄のシーサーにも通じる「愛すべきクリーチャー」なのだ。(ちなみに、ライルとトレイシーの家の庭にも同じく〝魔除け〟として一対のガーゴイルが据えてある。)これ実にいいなぁ。いつか真似したい。
さらには雑貨屋の店頭ディスプレイも素晴らしい。(筆者ホイホイ的な意味で) シャン・レ・シム、最高だぜ。
二人で手分けして買い物をしたのち、ネクタリーに移動。 ここでもネクターのスキルブックやネクター製造機を購入。旅行ってお金かかるなぁ。
ネクタリーの地下室に井戸があったので、ライルがあの有名なスタイルでダイブ。
すると、井戸の底でネクターを拾った。そうかそうか、こうやってお宝を獲得できるのだな。 二日目からアドベンチャーも引き受けよう。ぜひ換金性の高い品々を手に入れたい。
その後は無茶にスケジュールを詰め込まず、博物館にて観光。 購入モードで買える家具に喜ぶ彼らを見て目頭が熱くなる。EAに気を遣って盛り上げてくれてるんだな、きっと。
そうやって二人が名所を散策する間、筆者はマップビューから舐め回すようにワールド中の作物を観察。フィールド上にブドウが生えていないかを探していたのである。
やがて、目的のものを発見。
ついさっきまでいたネクタリーの敷地内にブドウ畑があった。節穴か。戻れ戻れ。
この畑で3種類のブドウを手に入れた。
3種ともにレアリティは低いものの、ガーデニングスキルLv.7のトレイシーはこれらに触れることができず、ライルが一人で収穫。よし、順調に農民化が進んでいるな。
手持ち無沙汰なトレイシーが「発掘」に挑む。 これ地味なわりに楽しいなぁ。いろんな物が出てきてワクワクする。今後、発掘だけのために渡仏するのもおもしろそうだ。「遺物」が何なのかよくわからないけれど、せっかくだから頂戴しておこう。
拾ったばかりの「古代のコイン」を持って「特別な商人」を訪ねた。 ふむふむ……今は何も買えないが、ビザレベルを上げてもっとコインを稼げばブドウも手に入るのか。先ほど拾った分とこのリストを照合すると、フランス産のブドウは全部で6種類のようである。
しかし「店で買うしか入手手段がない作物」というのは妙だ。 Sims3では「死の花」や「生命の植物」といった架空の稀少な植物ですらフィールド上に存在しているのに、ブドウをポイントで買うというのは不自然に感じる。しかもこのリストには先ほど拾ったブドウも含まれている。つまり、残りの3種もフランスのどこかに自生していると考えるべきだろう。
わりと長時間ワールド中を観察したのに、あの3種しか見つけられなかったんだよなぁ。もっとくまなく探せということか。でもライルとトレイシーには新婚旅行の記念としてアドベンチャーにも挑んでほしい。滞在時間が足りないからブドウの探索は次回の課題として持ち越そう。
そんなこんなで夜。 二人の体力が尽きかけたタイミングでベースキャンプに帰還。翌日に備えてそれぞれアドベンチャーを引き受けておいた。ふむ……世帯全員で同じ依頼を受けることはできないのか。不便じゃね?
ところで、この夫婦が一緒に眠る姿を見るのはこれが2度目だった気が��る。
フランスに到着してから、筆者は上述の「ライルの異常さ」に気づき始めていた。なぜなら、フランスではライルの欲求ゲージの動きが通常のシムとほとんど同じになるからだ。体力もそれ以外の項目も時間経過や行動によってどんどん増減する。もちろん、この旅先での状態がシムとして正常なのだ。しかし筆者は「いつもと違う=旅先では様子がおかしくなる」と普段を基準に考えてしまい、対応が遅れるのであった。
***
二日目の朝。
まずは簡単そうなライルのアドベンチャーを試すことに。ネクター関連のクエストなので、スキルも上げられそうだ。指示に従いネクタリーにブドウを10個届けた。うんまぁ、昨日そこの畑から盗んだブドウだけどな。
続いてネクターを作るよう指示され、初めてのブドウ踏みにトライ。ネクタースキルを獲得するとともにさらなる指示が出た。なるほど、こうやってクエストが連鎖していくのだな。ちなみにブドウを踏む際に彼が「うひょひょ」だの「ぐふふ」だの妙な笑い声を発していたが聞こえないふりをした。
二人分のクエストを並行で消化するのは不可能と判断し、この日はライルのクエストに集中することに。ネクター作りの合間にトレイシーのクエストを少しだけ進めておいた。しかし、彼女はこの日ほとんどネクターを飲んでいただけ。ずっと待ちぼうけを食らってしまった。それなりに楽しく過ごしていたようだが、申し訳ない気持ちになった。ごめんよ。
ライルのクエストは「良質以上の品質のネクターを作れ」という指示が出たところで中断した。スキルがまだLv.1だしネクターが作れる量の自作フルーツを持参していないので、挑んでも無駄に終わる予感がしたのだ。すでに二日目の夜になっていて時間切れでもあった。こちらも焦らず次回の旅行に持ち越そう。
***
最終日の朝。
トレイシーのアドベンチャーに挑むべく「ケルトの遺跡」にやってきた。
地下のダンジョンで瓦礫を撤去するライル。そういえばスポーツスキルがまだ0だった。 スキルが高ければ、こういう作業のスピードが上がったり体力の減退率を抑えられたりするのかな。
あと、なんでEAは天井を塗らないのかな。驚きの白さ。公式がムードをぶち壊していくスタイル。
で、旦那さんは重労働を請け負って男らしさをアピールするものの……
奥さんがまったく見てくれない。一人遊びに夢中。報われない努力。
その後、さらに地下深くまで潜って全クエストをクリア。 二人だと探索を手分けできてスムーズだった。また他のアドベンチャーに挑みたいなぁ。
時間が余ったので、最後に二人が初日からずっと行きたがっていたカフェに赴く。 ヴァンパイアのライルが普通の食事を摂ったところで何の欲求も満たされないけれど、まぁ旅の思い出として。
カフェの店先でラブラブチュッチュしたあと、電話からサービスを呼び出して家に帰ることに。 ビザレベルはあともう少しのところでLv.1に届かなかったが、充実した新婚旅行であった。
***
帰宅後、すぐに自宅区画の拡張工事に取り掛かる。
区画面積を元の幅20x奥行25から20x30に広げた。生活動線を補強することと裏庭の畑を広くすることを目的に奥行きを5マス増やしたのである。さらには地下にネクター蔵を新設。家屋の外観はやや変わってしまったものの、シムたちがより暮らしやすくなり満足している。
リニューアルされた新居で初めに気づいた変化は、
ライルの考え込む地点が少し奥にずれたことであった。以前は玄関ドア周辺のとても邪魔な場所にしょっちゅう座り込んでいたのだ。少々迷ったが、やはり家屋も拡張して正解だったなぁ。うんうん。
さて。 工事が完了してからさっそく彼らに指示したことが二つある。
一つはもちろん、持ち帰ったブドウを育て始めること。これ大事。
そして、もう一つ。
血清フルーツ (Plasma fruits) で料理を作ること。
ヴァンパイアのあのジュースをすするだけの食事シーンはよろしくない。味気ない。旅先のカフェで夫婦を眺めていてしみじみそう感じた。
それと同時に思い出したのだ。トレイシーが収穫したブドウを所持品に入れていた時に「ブドウのパンケーキ」を作ったことを。同じ要領で血清フルーツを使えばヴァンパイア用の料理が作れるのではなかろうか。そう考えて試したところ、期待どおりの一皿が出来上がった。
すぐさまライルに食べるよう指示。
ゲージが上がった……!! やった!!
はっきり言って、ライルとトレイシーの新婚生活の中で最もうれしかった出来事はこれである。筆者は本格的な農家プレイが初めてで作物を所持する習慣のあるシムが少ないため、この仕様をすっかり忘れていたのだ。また、LNの屋台にヴァンパイア向けの食事メニュー(血清フルーツのスープ?)があったことをこの記事の編集中に思い出した。EAはあらかじめヒントを授けてくれていたんだな。
フルーツを使うメニューとなると軽食やデザートが中心なんだろうか。 この世帯は血清フルーツとハーブをガーデニングの肥料に用いている。幸い彼らは裕福なので、栽培効率の良くない血清フルーツを今までほぼ購入品で賄っていた。でもこれからは高品質の血清フルーツを本気で育てよう。ライルにも美味いものをたくさん食わせてやりたい。
うれしいなぁ。楽しいなぁ。
食事を終えたライルが得意げなカメラ目線を送ってきた。そうかそうか、君もハッピーでなにより。
ただし、人間(普通のシム)は血清フルーツを食べられない。
後日、血清フルーツ入りのフルーツパイ (Cobbler) を二人が一緒に食べたところ、トレイシーは2時間後トイレに駆け込んで吐いた。人間の体はこのフルーツを受け付けないということらしい。だからこの夫婦が同じ料理を食すことはできない。しかし、彼らが一緒にテーブルに着けるだけでも大進歩だ。
素朴な疑問。 トレイシーはそんなつらい目にあってなお、なぜか彼女自身の意思で血清フルーツ入りの料理を食べる。当然その後に吐く。冷蔵庫に他の食事(品質が良く腐っていない食事)も入っているにもかかわらず。彼女は愛するライルのためにこのフルーツに慣れようとしているのか、はたまたちょっとアホの子なのか……。後者のような気がするがまだ答えは出ていない。
新たな世帯でプレイし始めるたびに新たな発見がある。このヴァンパイアの食事の件もまた然り。そろそろプレイ歴4年になるというのに、まだ知らないことだらけの初心者プレイヤーだということを改めて自覚させられるエピソードであった。この調子だとSims3を遊び尽くすのにあと何年かかるだろうか? 果たしてそんな日は訪れるのだろうか?
***
そんな世紀の大発見から数日後 (3〜4日後?)、二人にそろって同じ願望が出現した。
ついにおいでなすったか……。 この願望、実は旅行中にも出していたため2度目である。しかし帰宅後の区画工事のために引っ越しをしたことで願望が消え去ってしまったのだ。もちろん二人ともセットし直しておいた。
そう、GENのファミリー要素=出産と育児を体験することもこの世帯の大きな目標の一つなのだ。ヴァンパイアと人間のハーフってどうなるの?と興味津々ではあるのだが、今は自宅バーの開業に向けて全力を注ぎたい。子育てはそのあとに取り組もう。筆者にもうちょっと時間をおくれ。
そこへ続けて新たな問題が勃発する。
金がない。
世帯の所持金がスターター未満の金額に激減。旅行前は§70,000くらいあったはずなのに……あれれー??
この世帯、日々の買い物(血清フルーツの大量購入など)で§1,000とか普通に遣うし、旅先で大枚叩いたし、家を増築したし、そのくせ自営業の「園芸家」はまだ軌道に乗っていない。支出ばかりでまともな収入がないのだ。知らぬ間にかなり散財してしまったんだな……。
以下、この世帯の所持金に関する余談。(読まなくてもOK)
ではなぜ先ほど「裕福」と記したかというと、独身時代のライルがかなり稼いでいたからである。筆者はRegisterでNPCたちに給料を支払う設定を施している。バーテンダーNPCとしてヴァンパイアラウンジに長く勤めたライルは、初めて操作世帯に切り替えた時点で約§80,000もの資金を持っていたのだ。
一方のトレイシーは、同じラウンジのピアニストNPCだったわりに世帯合流時の所持金は§30,000ほど。大分少ない。これは彼女が「ピアニストなのにピアノを弾かない」という盛大な不具合を起こしており、役割をまっとうできずにいた期間は無給だった���らだと推察する。その不具合の解消後からNPC状態を解除するまでの給料しか上乗せされなかったようだ。
また、筆者は「完成した家を無料で居住シムに贈る」というこだわりを持っている。その理由は、建築に資金の制限がかかるのが嫌だからであり、そこに住むシムに対するエールでもあるからだ。頑張って生きろ、と。(チャレンジ要員として生まれたジミーちゃんだけは例外。彼はスタート時の資金から家を購入している。)入居して以降の調整にはもちろん世帯の所持金を使うが、原則的には無料なのだ。つまりやたら装飾の多いこの家を、二人はタダで手に入れている。
そんな経緯で金持ちだったカップルは今や資金が枯渇しかねないピンチに陥っていた。
うーむ……ネクター作りに手を出すのが早すぎたんだろうか……。 ネクター製造機、スキルブック、ネクター棚etc. たくさんの買い物をしたうえに地下室を作って……。趣味程度に嗜むつもりだったわりにかなりコストをかけてしまったなぁ。
というわけで、やむなく非常手段に訴えることにした。
彼らが同居し始めた直後、いつのまにかトレイシーがセレブに昇格していた。たしか「友達が多いから」とかそんな理由だった気がする。で、続けてライルも (おそらく同じ理由で) セレブLv.1となり、二人はいつもほぼ同時にセレブレベルを上げ、現在そろってLv.4になっていた。
セレブといえば贈り物の山。謎のメーカーから大量に届く高級家具や家電。リーサルウエポンとして温存していたこれらを一気に売却することにした。本当は別の機会に使いたかった方法だが仕方ない。
じゅういちまん。
§4万〜5万で売れればいいなぁと考えていたら、その倍以上の儲けになった。セレブすげえ。こんな高額になったのは初めて。二人が当面暮らしていくには十分な金額だし、今後彼らには超高価な買い物が待ち構えている。なのでセレブであり続けることが有効な金策になると確かめられてよかった。
ちなみに旅行で拾ったお宝の数々は売らずに保管している。換金すべきかコレクションすべきかをまだ決めかねているのだ。このまましばらく様子を見たい。
***
目指すは2度目のフランス旅行。残り3種のブドウの収集。 だがその前に、もう少し準備を整えるとしよう。
* to be continued *
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再録版『本日のイヌケツ』vol. 13
「犬の日」スペシャル 2
毎朝、飼い主のタロー (Taro) さんを交互に起こしに来る愛犬たち。 愛くるしいピンクのおリボンがヒゲッパ (Higeppa) さん。 パンキッシュな黒のチョーカーが彼女の夫のヒゲッポ (Higeppo) さん。 ちょっぴり怖い顔と、筋肉ムキムキのたくましいボディ。 妙な迫力を漂わせつつも人懐こく賢く仲睦まじいご夫妻なのである。
たとえタローさんの就寝から2時間しか経っていなかったとしても、彼らは毎朝必ず寝室を訪れる。 しかも交互に波状攻撃を仕掛けてくるため、飼い主は二度寝もできず最悪の目覚めを迎えることに。 犬を多頭飼いした経験者ならば共感できる、いわゆる「犬あるある」という光景だ。
筆者の歪んだフィルターによって少々ドス黒い雰囲気になってしまったが、まぁ演出ということで許してほしい。
***

――お二人には息子と娘がいる。子供たちはそれぞれご近所に住む別の世帯へ里子に出された。時々道端で再会すると親子で仲良く遊ぶ。
ヒゲッパさん&ヒゲッポさんのお二人は、筆者にとって最古の犬シムである。
以前別の記事にて綴ったが、このご夫妻の誕生時期は11年前。Sims1で遊んでいた2006年である。
リアル愛犬たち (ルイ / ラン / エイト) の存命中も彼ら亡きあとも、ご夫妻は相変わらずモニタの中で元気いっぱいだ。

――筆者が長期間目を離すと、ヒゲッパさんは大抵ワールドの端のほうまでお一人で散歩に出かけている。非常にアクティブ。ただし出先で体力が尽きるため帰宅は翌朝。
触れられない愛犬。眺めるだけのペット。 それは観賞魚を飼う感覚に似ているように思う。 Simsを知らない人からしたら「犬の習性を組み込んだ単なるプログラムだよ」と笑うかもしれない。 でも、筆者は人生のつらく悲しい時期をこの彼ら夫婦 (とタローさん) のおかげで何度も乗りきってきた。 彼らがいてくれたから正気を保つことができたのだ。
だから今はこう考えている。「触れられないだけの愛犬」。 リアル愛犬たちと同じように、ヒゲッパさんとヒゲッポさんは筆者の心に住んでいる。 もし今後、現実で再び犬を飼うことになったとしても、お二人の大切さは変わらないのである。
***

――ヒゲッポさんも活動的だが、奥さんより落ち着いている印象。てっくんに劣らずホットドッグが大好きな彼。でもこれ食べ物じゃないから腹は減るんだよね。
犬トークとなるとついついヒートアップしてしまうが仕方ない。 だって犬はかわいいんだもの。(本日2度目)
そろそろSims4でもPETが発売される。4版ではどんな遊び方ができるのか興味津々。 筆者は現在Twitterを月1〜2度程度しか閲覧できない状況にあるが、次にTLを覗く時は遡るのが大変そうだ。楽しみ。
* end *
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再録版『本日のイヌケツ』vol. 12
「犬の日」スペシャル 1
真っ白な癒し系わんわん「てっくん (Tekkun)」。 常に穏やかな彼が大好きなホットドッグを前に心乱されてゆく姿を連写した。 うんまぁ……どんなに冷静な犬でもホットドッグのパワーには敵わないよね。
垂れ耳の犬シムはお耳がぱたぱた動いてかわいいなぁ。
***

ハロウィンの翌日である本日11月1日は「犬の日」。 世界的なものではなく日本限定��記念日のようだ。 そりゃ「1 (Wan = One) が3つ」というだけの理由だもんな。 オノマトペは言語によってさまざまだから、このダジャレ (こじつけ?) は日本でしか通用しないわな。
ちなみに昨年の苦い経験から、今後は「11月1日」のほかに「11月11日」と「1月11日」も独自に犬の日に認定した。 記念日は多いほどいいに決まっている。うむ。
ところで。 夏にふと思い立って、自分のSims3にペットが何匹いるのかをまとめてみた。

上段がメインワールド、下段が #MiniLotChallenge にて登場したややファンタジーなサブワールドに住むペットたち。 (下段右の「のらくろ」は、今後メインワールドに移住予定)
その数19。実に多い。 しかし犬は9匹か……正直まだまだ物足りない。よし、もっと増やそう。 犬は多いほどいいに決まっている。うむ。
筆者は《犬好き》の特質を持っており、犬を「幸せの象徴」だと考えている。 なので新たな世帯を作るたびにやたら犬を飼わせてしまうし、町の住人たちにも犬(や猫)を当てがう。 この筆者の習性によってワールド全体でのペット数は100匹を越えているはず。(Registerでの調整後にも係わらず) 多すぎるが仕方ない。だって犬はかわいいんだもの。
***
てっくん、君の次の出番は自宅区画の紹介記事だと思うよ。少し間が空きそう。 だからその時が来るまで存分にホットドッグと戯れていておくれ。

さて。 せっかくの「犬の日」だし、今日は犬の記事をもう一本投稿するとしよう。
* end *
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ヴァンパイアの結婚式 (ハロウィン風味)
前回投稿した〝古びた屋敷〟に住むヴァンパイアと人間のカップル。 2015年春に生まれた二人が、先日、2年半の時を経て結婚に至った。 その記念に撮った冒頭のSSとともに、結婚までのプレイログも残しておきたい。 少々長い記事だがおつき合いいただければ幸いである。
***
前回の投稿後、ライル(ヴァンパイア)の猛攻にトレイシー(人間)が陥落。 二人の関係が「恋愛対象」から「恋人」へと昇格した。 その直後ライルから彼女に同居を持ちかけ、二人は一緒に暮らし始めた。
筆者の設定にようやく実情が追いついてきたわけだな。よしよし。
同居開始から数日間、各人のスキル上げや生活の基盤作りに専念したのち……、
念願のプロポーズ。 シムたちのモーションがアホっぽくて実にかわいい。
二人ともオーバーリアクションで表情豊か。
興奮のあまりクールに徹しきれないライル。 Sims3でプロポーズを見たのは初めてだったのだが、とても楽しい。 驚きと癒しと爆笑に同時に見舞われるという稀有な体験であった。
よかったよかった。今日からお互いが「フィアンセ」だねぇ。
……となると、次は結婚式だ。
筆者の準備の傍ら、二人はまたスキル上げやチャンスに奔走する日々を送った。
この家の裏庭には畑があり、ライルのカクテル作り用の作物を育てている。(彼はバーテンダー) 現在は手当たり次第になんでも栽培しているが、ゆくゆくはフルーツ中心に切り替える予定。
そして二人のガーデニングスキルがLv.9 (ライル) とLv.5 (トレイシー) になった頃、だいたいの準備が整った。
3日連続でイベントを開催することにしたのだ。 独身最後のパーティーと結婚式。これを3日間で一気に執り行う。
***
まず初日はトレイシーのバチェロレッテパーティー。
ライルもトレイシーもNPC時代に大勢の客と知り合っているが、「友達」以上はごくわずか。 この独身最後のパーティーで二人に親密なシムを増やしてあげたい。 そんな親心から招待客の人数を少なめに絞ることにした。
かつて投稿した相関図に載る自作シムを中心に、仲の良いデフォルトシムもちょびっと招く。
さあ、始めよう。 ライルを自宅で留守番させ、店を借り切って女子だけの乱痴気騒ぎをしようじゃないか。
開宴時間の間際、店の前にメンバーが集まり始めたところ、
その服どうしたの。
親友のラン(以前ご紹介した廃教会の住人)も設定した記憶のない服を着込んでいる。 これがドレスコードの「目立つ格好」なのか。EAさんのセンスにはいつも度肝を抜かされるぜ。
一方、メラニーさんはフォーマルに設定した服のうちの一つを着用していた。 ふむふむ……必ずしも奇天烈ファッションをするわけではないのかな。
ちなみに、彼女は筆者のSims3の〝主人公〟たるタローさん (建築士) の恋人。 結婚願望の強いタローさんに、メラニーさんはYESと言ってくれない。 今のところ、彼女は仕事 (彫刻家) が楽しくて結婚に興味がないようだ。
さて。ランの「乾杯の音頭」でパーティーが始まり、
トレイシーが見たこともない表情で痴態を晒す。
それでも彼女は演奏スキルを極めたピアニスト。面目躍如でセッションを盛り上げた。
ささやかなパーティー。特に混乱もなく楽しい時間は過ぎてゆく。
店のNPCが会場に現れなかったため、途中でライルを呼び出して仕事をしてもらった。 こういう場面で身内にバーテンダーがいると実に頼もしい。
浮かれている間に朝が来てパーティーはお開き。最高の評価をもらえた。 16:00頃から始めて、終了が翌朝6:00頃。ぶっ通しで14時間とは長丁場だなぁ。
……などと考えながら自宅にカメラを戻したところ……
大量のカクテルが生成されていた。どう見てもパーティー用である。 ライルよ、留守番させられている間に独りで黙々とこれ作ってたのか……。 その姿を想像したら切なさのあまり笑いが止まらなくなった。うんまぁマジごめん。
さてさて、そんな君が本日の主役だよ。
トレイシーが仮眠を取る間に準備を進める。
イベント二日目は、自宅でライルのバチェラーパーティー。 前日より少し遅い18:00に開宴とした。会場が自宅だし、昨晩の反省からこの日はトレイシーも参加。
再びみんなが最高にCOOLなEAコーデに身を包んでいたので、片っ端から設定し直しておいた。
結婚してくれない彼女とともに、結婚する友人を祝う……。 タローさんの胸中はさぞ複雑であろう。到着早々カクテルをガブ呑みしていた。
で、複雑だって言ってんのに、
そんな彼に「乾杯の音頭」を頼んでしまった新郎新婦。(ライルとタローさんは親友) おまえらに慈悲の心はないのか。浮かれて判断力の低下したカップルほどたちの悪いものはないな。 いやまぁ実際に頼ん��のは筆者だがな。
きっとタローさんは精一杯の自虐トークで場を盛り上げてくれたことであろう。 (そして全員が沈痛な面持ちで彼のスピーチを聞いたことであろう)
だからネクターを浴びせかける彼の目が虚ろだったのは気のせい……のはず。
3時間ほど遅れて男性陣が来訪。みんな思い思いにパーティーを楽しんでいた。
こうして会場を眺めているととても楽しい。 元々「店舗 (バー)」として作った空間なので、今後もここでたくさんホームパーティーしたいなぁ。
やがて朝が来て、一人また一人と客が帰っていく。
……だがしかし。
あの……そろそろ昼なんだけど。なんでまだいるの。
どうしても帰らないのが3人。友好度と関係がある��だろうか。
俺の知ってるバチェラーパーティーと違う。 ――とライルは困惑の表情を浮かべ、眠気MAXのトレイシーは決死の覚悟で踊り出す。
ふと目を離した隙に、二人が廊下で仲良くダンスをしていた。 男同士、親友同士。良い光景だな。(この間にランたち2名は去った)
タローさん、これからもライルとトレイシーをよろしくね。 もうちょっとこの家の改装は続くから、一緒に頑張ろうね。
あと、邪魔だから帰ってね。
あなたがいたままだと今日の予定が狂っちゃうんだよね。
こうして22時間に及ぶツールドフランス級にタフなバチェラーパーティーが終わった。 こちらも最高の評価をもらえてうれしい限り。
パーティーの途中でぶっ倒れて眠りについたトレイシー。 もうちょっと寝ていておくれ。
トレイシーの回復を待つ間に、ライルが一人で本日の畑仕事を済ませる。 というか普段からライルが7割がた畑の世話を負担している。 NPC化を解いて日が浅いトレイシーは、すべきことが山ほどあり多忙なのだ。 かたやヴァンパイアのライルはほぼ眠らないため、時間を持て余すこともしばしば。
当面はそんな二人の生活リズムを模索しながらのプレイになりそうである。
***
やがて、夜が来た。
ライルとトレイシーが車に乗って出発する。
道中で偶然(?)にもタローさんと鉢合わせし……、
タローさんの車にめちゃくちゃ煽られながら……、
どうにか目的地へとたどり着いた。ここで二人だけの結婚式を挙げるのだ。
うん、無事に到着してよかった。 新郎と新婦が、結婚式に向かう途中という人生の絶頂で一緒に事故死とか目も当てられない。
いやまぁ……筆者はメインシムの陰湿な側面を垣間見て動揺しているけれども。 まさかタローさんがパーティーで長々と居座ったのは妨害工作…? 疑惑が胸をかすめる。 嫉妬とはこうも人を狂わせるものなのか……。
気を取り直して、ここは墓地。
その一角に用意した地下霊廟。(このSSは演出用にポーズにて撮った一枚) 極めて辛気臭いこの場所で、二人に永遠の愛を誓い合っていただこう。
まぁ、その、あれだ。 会場が未完成の状態でうっかり挙式しちゃったという失態はさておきだな。 コマンド「結婚する」のモーションを定点撮影したSS群をスライドにてご覧いただきたい。
▼
微笑ましいのぅ。 指輪の交換中にライルがずっとニヤついているのが笑える。
この挙式のあと続けてポーズを用いた記念撮影をした。 (冒頭のSSでは拝借したポーズによって二人の身長差が拡大しているが、本来は5cm差程度)
こういった撮影はとても楽しいけれど、まだまだ不慣れで手間取ってしまう。 撮り終えてからあれこれと反省点がわき出てくる。本当に難しい。 少しずつでいいから上達していきたいなぁ。皆さんのSSももっと拝見して研究を重ねよう。
婚礼の装束は男女ともに「古めかしい雰囲気」を重視した。 こだわりを語り出すときりがないので一切省くが、衣装も会場も結着するまでにとても悩んだ。 ……それなのに区画が未完成のまま撮影してしまうという体たらく。
この霊廟はいつか別の土地に建て直す予定なので、完成した暁にはリベンジで撮影をしたい。
よし、これにてミッションコンプリ���ト。 2年半もかかってしまったが、ようやく思い描いてきた状況が手に入ったぞ。
二人ともよく頑張った。本当におめでとう。
***
……と、ひと息つきたいところなのだが、このカップルに関して一つの懸念があった。
同居を始めた頃からライルにたびたび出現する願望。
▼
……むむむ。
さらに、婚約をした頃からトレイシーに出現するようになった願望。
▼
……えぇー…。
正直なところ「ヴァンパイアの夫婦」を見てみたい好奇心はある。 もちろんトレイシーが人間をやめるのは至極簡単なことだ。
しかし、それで良いんだろうか……。 君たちは「同じ」じゃないと幸せになれないのかい?
二人が「違う」からこそ生まれる何かがあるんじゃないのかい?
うーん……迷うなぁ。正解がない問題だからなぁ。 ちょうど二人のライフプランを練るべきタイミングだし、この答えも一緒に考えていくことにしよう。
* to be continued...?? *
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Residential Lot #003: ヴァンパイアの館
区画面積: 20 x 25
構造: 地上2階 + 地下1階
居住者: 若年2
ハロウィン間近だし、今日は「13日の金曜日」だし、こんな建築記事を投稿してみよう。
ヴァンパイアが暮らす小さな小さな屋敷。 工期に約2年もの時をかけてしまった、自分の未熟さを象徴するかのような区画である。
この区画を建て始めたのは2016年1月。シムが住める状態に整ったのが同年2月で、進捗は7割ほど。 しかし、そこで作業の手が止まった。建物の歴史や住人のプロファイリングが済んでいなかったから���。 この屋敷に対する自分の「設定」が定まっておらず、家具やテクスチャ選びの方向性を見失ってしまったのである。
その後、悶々と悩みながら少しずつ細部を仕上げて、8割…9割…と歩を進めた。 そして気づけば2017年10月。もうじき2年ではないか…! まだ手を加えたいところだが、そろそろ住人のプレイに集中したい。 そこでこの状態を「一応の完成」としてお披露目することにした次第である。
以下、区画のSSを集めたスライドショー。 とても枚数が多いので、お時間の許す限りでお楽しみいただきたい。
▼
この家は「1800年代末期〜1930年頃のアメリカ建築」を意識して建てた。 コロニアル様式、アールデコ、ヴィクトリアン様式。いずれも筆者の大好物である。
こういった建築様式にEP付属のデフォルトオブジェクトと公式ストア品を活用しない手はない。 さらにはそれを思い立ったタイミングで「The Now and Then Century Manor」の存在を知る。もちろん即刻購入。 この建材セットを中核に据え、外装のモデルとなった物件に近づけることに成功したのであった。
うん、まぁこのセットに対して不満もあるんだけどね?

不満1。 ここ……カーブ階段(Hang Right Curved Colonial Stair Rail)の手すりとフェンスの位置が合わない。

不満2。 このカーブ階段の下に物が置けないのも大問題だ。 OMSPに乗せられないからこの面積を占拠してしまい、オーディオ以外のオブジェクトをシムが使うことはできない。 お高いセットなんだから、EAさんにはもっと丁寧に考えて作ってほしかったなぁ。
***
……などという愚痴もそこそこに、ひとまず住人をご紹介しよう。 この家にはヴァンパイアと人間のカップルが住んでいるのだが……、

「二人の顔が写ったショット」がこれ1枚しかなかった。なにこのシチュエーション。
気を取り直してご紹介。

ヴァンパイアのライル。 彼はこの館の主人であり、館の一角でバーを営むバーテンダーでもある。
約2年もの長きに渡り工事中の家に住まわされ、筆者の気まぐれに振り回されてプレイもなおざり。 ある意味、彼はジミーちゃんより不憫なシムと言えよう。

そんなライルの恋人、トレイシー。 彼とともにこの〝自宅バー〟を支えるピアニストである。 清純な女子を作りたいのだが、筆者が不純極まりないせいでまだまだ中途半端な仕上がり。
二人は当初、ヴァンパイアラウンジの従業員としてシステムによって自動生成されたNPCシムだった。 で、この両名をなぜか妙に気に入ったため、Registerを用いて操作世帯にできるよう調整。 その後もしばらく二人は「半NPC」としてバーテンダー&ピアニストの生活を続けていたが、やがて退職して今に至る。
「そんなカップルが住む家」としてこの区画を作り始めたところ、冒頭で述べたように迷いが生じた。 この家に��り込みたい要素が溢れ返り、頭の中が散漫になってしまったのだ。
そこでそれを補うべく辻褄合わせで考えた「この家の来歴」がこちらである。
▼
1890年頃:竣工。ライルの生家。
1910年頃:ライルの両親が不幸な事故(事件?)で亡くなり、彼もこの家を去る。
1930年頃:長らく空き家となったのち、次の家主によって中規模の修繕が施される。
1950年頃:2番目の家主も不幸に見舞われ、この家を手放す。
以降数十年間:「呪われた館」と噂が立ち、家の買い手がつかず荒れ放題に。
2年前:ライルがこの街に戻って生家を買い取り、建築士のタローさんに「最小限の修繕」を依頼。
つまりこの家はライルの生きてきた背景に添って、1・3・6の三段階を経て今の姿になったという設定。
複数の建築様式を混ぜ合わせること。家中が荒れた状態であること。自宅に店舗(バー)を備えていること。 そして、ヴァンパイアの寿命が人間よりも長いこと。 それらすべてが違和感なく馴染むように、複数の年代をまたいで家が改築された「物語」を想定したのだ。
筆者の脳内にはもっと細かく長いシナリオが存在するが、建築において要るのは上記の部分である。 普段、ここまで考え込んで家を作ることは滅多にない。 煮詰まって苦しい時期もあったが、今後に活きるいい経験だったと思う。
目立たないながらも密かにこだわった点は、「白色」と「照明色」を統一しなかったことである。
竣工当時からの黄ばんだ天井の白色と真新しい家具の白色は、バラバラで当然なのだ。 ろうそくの炎の色と電灯の色は違って然るべきなのだ。 そう考えて、いつもなら統制するところを敢えてちぐはぐなまま残した。 これによって生まれる「雑味」でこの家のドラマを表わせたらいいなと。

また、ステレオタイプの「ヴァンパイアの住処」を避けた。 定番の「血を連想させる赤や紫が基調のゴシック系」という借り物のイメージに頼りたくなかったのだ。 ヴァンパイアらしさより「ライルらしさ」を表現すべく、哀しみやさみしさの漂う「暗く深い青」をテーマ色に選んだ。 さまざまな迷いの中で、この色だけは初めから決めていた。今でも正解だったと信じている。
うん。そんな経緯で2年もかけて作った家だからね。

たとえ社交アクションの主な舞台が廊下であったとしても。

たとえ毎日玄関で「人生の虚しさについて考える」ために座り込んでいるとしても。

たとえヴァイオリンの練習中にいつもガレージで焦げそうになっているとしても。
全然気にしてないよ。2年もかけてこのざまかよ!?なんて思ってないよ。 要するに家が狭い。

ラマ先輩が大学勧誘キットを置かずに帰ってしまうほど玄関先も狭いしなぁ。 うーむ……もう少し様子を見て拡張工事をするしかないのか……。 永遠に完成しない館になりそうな予感がする。 しかし方向性が定まりきらないまま迷走していた頃とは違う。 これからは「完成度を高めるためのブラッシュアップ」として楽しく改修作業ができるだろう。
***
ライルはヴァンパイアで、トレイシーは人間。

同じじゃないから苦労することもあるだろうけど、同じじゃないから得られる幸せもあるさ、きっと。 お互いに足りないものを補い合えるといいよね。
ところで。 ライル、君に伝えていなかったことがあるんだ。 いい雰囲気で記事を締めくくりたかったけれど、黙っていられなかったよ……。

このセーブデータ、実はプレイデータとは別の「建築撮影用」なんだ。
本来の君は、トレイシーと一緒に暮らすどころか彼女に交際を申し込んですらいない状態。 つまり元のプレイデータに戻ったら、彼女とデートの約束をするところから再開なんだよ。
君は彼女に振られ続けていたよ……筆者の記憶では3連敗中だったかな。 元気出して頑張れよ……?
* end *
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What’s in My Sim’s Bag?
I was tagged by @experimentalsims . Thank you as always, Henri (・∀・)
Rules: Choose a Sim of yours, post a picture of their bag content and tag 10 of your friends / followers / favorite Simblrs! Please tag #inmysimsbag :) It can be done with any Sims game. (You can do it as many times as you want)
I don’t tag 10 simmers. However, I’m looking forward to you posting with this tag. Please show me contents of your lovely Sim’s bag(*´ω`*)
Thank you for making a nice tag, Sandy! @aroundthesims
***
Special thanks to all CC creators!
Suitcase: BuffSumm (TSR)
Bag: Lulu265 (TSR)
iPhone: 4Sims
iPad: Fresh-Prince Creations
Macbook Pro: Paulean R Sims @pauleanr
Notebook & Pen: BabaYaga (MTS)
Ring binder: NynaeveDesign (TSR)
Tape measure (part of Tools): Around The Sims 3 @aroundthesims
Nikon Camera: cowplantpixels @cowplantpixels
Boots: Mutske (TSR)
Handkerchief: Around The Sims 3
Keys: DOT (TSR)
Wristlet (as Wallet): Around The Sims 3
Clothes: Un Sims au bout du fil. @simsontherope
Towels: Gosik (TSR)
Bottles: Gosik (TSR)
***
建築士〝タロー (Taro)〟さんの出張の荷物。 タローさんが中距離移動の旅先で仕事をして1泊する――そんなシーンを想定して、彼のバッグとその中身を考えた。
元々彼の家にインテリアとして拝借していたCCもあるし、このタグのために新たにお借りしたCCもある。

小物類のアップ。 シムズでNikonのカメラに会えるなんて最高だぜ。
さて。そんな素晴らしいオブジェクトの数々は、楽しい楽しい妄想タイムの末に得たものばかり。 以下、筆者の思考回路。タローさんの性質・行動を改めてプロファイリングしたのである。 ▼
彼は基本的に車で移動するので、ハードタイプのスーツケースに大体の物をまとめて入れる。
仕事中にすぐ取り出せたほうがいいアイテムはショルダーバッグで持ち歩く。
建築士のプレゼン用タブレットはiPadで代用。
彼はApple製品が好きなので (きっとシムズ界でも普及している)、仕事用ラップトップはMacBook Pro、スマホはiPhone。
ノートとペンはクライアントとの打ち合わせに欠かせない道具。巻尺 (金尺) は物件の計測用。
足場が悪いケースに備えてワークブーツも持参。
資料写真を撮るためカメラを携帯し、空き時間で風景なども撮る。(彼は写真撮影が趣味)
きれい好きの彼にとってハンカチは必須アイテム。ただし柄がダサい。(筆者の謎のこだわり)
鍵は車と自宅のもの。
財布は大きめ。動物病院の診察券やら何やら入れまくるため。
宿泊用の荷物は最小限の着替え+最小限のトイレタリーのみ。
いやぁ、楽しい。 普段ぼんやり考えていたことを「目に見える形」で表現できたことがとてもうれしい。
***
What’s in My Bag?
このタグを機に「バッグの中身」のCCを集め始めたところ、あまりに楽しかったので自分バージョンも撮ってしまった。 筆者の出張時のバッグはこんな感じ。 ▼

Bag: ShinoKCR (TSR)
Old cellphone, Voice recorder, Pen & Pencils case, Candy bar : Around The Sims 3
iPad (resize as iPad mini): Fresh-Prince Creations
Ring binder, Wallet: NynaeveDesign (TSR)
Accessory case: BuffSumm (TSR)
Keys: SIMcredible! (TSR)
Book: you-lust @you-lust
Pile of books, cigarette: lemoncandy (MTS)
Lighter: Aikea_Guinea (club_crimsyn) @aikea-guinea
筆者の出張はたいてい日帰りだが、やたら紙資料が多いためわりと重装備。 忘れ物をしないようにと念を入れ、余分に資料を持っていく傾向が強い。小心者なのだ。 しかし自宅や仕事場に閉じこもるほうが性に合っているので、出張はあまり好きじゃないんだよなぁ。 人と一緒にあちこち出歩いている間はTumblrもTwitterも自由に見られないしな!(本音)
***
……と、ここでタローさんの荷造りが終わった様子。

でも出発の準備が整ったとたんに……

お犬様たちがすねちゃった。 ごめんね、留守番はさみしいよね。 タローさんはおふたりの食費を稼がなきゃいけないから仕方ないんだよ。耐えておくれ。
そんな〝ヒゲッパ (Higeppa)〟さん&〝ヒゲッポ (Higeppo)〟さんが考える「理想の (飼い主の) 出張荷物」はこちら。 ▼

Dog food: b5Studio @baufive
うん、うん。欲望に忠実なセレクトでとても素敵だと思うよ。 でもそれ……飼い主の旅行荷物がひとつも入ってないよね……?
* end *
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再録版『本日のイヌケツ』vol. 11
「シムズ界ではペットがひとりで地下鉄に乗れる」 衝撃の事実を初めて知った瞬間の連写SSである。
飼い主が先に一人で帰宅してしまい、夜の公園に置き去りにされた〝てっくん (Tekkun)〟。 体力は残りわずか。そんな状況で彼が選んだ方法は、地下鉄で帰宅ルートをショートカットすることであった。 フリーウィルだったため本当に驚いた。てっくん賢いなぁ。
だがしかし。駅の時計の針が逆回転ということに今気づいた。 もしかしたら……これはいつもと違う〝不思議な世界〟で見た幻だったのかもしれない。
* end *
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再録版『本日のイヌケツ』vol. 10
黙々と、粛々と、延々と、朝ごはんを食べるわんわん。彼の名は「てっくん (Tekkun)」。 純白ボディーにのほほん顔を搭載した癒しの天使である。
てっくんは今回がこのブログにおける初登場なので、彼と彼の世帯について少し記しておこう。 上のフォトセットでお察しいただけると思うが、

カメラを向けると、彼は高確率で目をつむっている。

その佇まいに人智の及ばぬ犬独自の哲学を感じる一方で、

何も考えていないようにも見える。多分これが正解だな。

今にして思えば、ワールドに初めて降り立った瞬間からてっくんは目をつむっていた。 常にリラックスしきった表情の〝おとぼけ系わんわん〟なのである。
そんなてっくんの飼い主がこちら。

彼の名は「たいいく (Taiiku)」。 筆者が初めて実在の人物を元に作成したシムである。(もっと似せられるよう今後も改良を重ねる予定)
モデルとなったのはこの曲↓で今夏ブレイクしたミュージシャン。
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岡崎体育 (Taiiku Okazaki)『感情のピクセル』Music Video
ギャグを仕込んだ曲。ぽっちゃりした風貌。《笑いのセンスあり (Good Sense of Humor)》特質。 これらによって芸人扱いもされる岡崎氏だが、アルバムを聴いて多彩な音楽を作れる才能豊かな御仁だと確信した。 次世代の「電気グルーヴ (Denki Groove)」を目指して彼に音楽界をもっとかき回してほしい。
youtube
岡崎体育 (Taiiku Okazaki)『FRIENDS』Music Video
そして、このMVにはてっくんのモデルが登場。ペンギン風のパペットである。 この困り顔やカラーリングを犬シムで再現してみたのだ。 ……うんまぁ、気づけば別物になっていたわけだが。

この世帯はShowTimeの導入を機に作成したので、 たいいく君にはパフォーマー職(シンガー/マジシャン/曲芸師)に就いてもらおうと決めていた。
だから当然、上述のモデルご本人に近いシンガーが最有力候補だったのだが、

ついうっかり曲芸師を選んでしまった。いやなんか彼にはこの格好が似合いそうだと思ったから……。
まだ曲芸師Lv.2の彼は公園でパントマイムを披露して地道にチップを稼ぐ日々を送っている。

稼働し始めたばかりの世帯なので、たいいく君&てっくんは毎日大忙し。 しかしすでに両名は「永遠の親友」となって仲良く楽しく暮らしている。
7月上旬にてっくんのSSを初めてTwitterに投稿したところ、多くの方々からご好評をいただいた。 たくさんのFavや「見ているだけで癒される」という温かいコメント。そしてそれらによって自分自身も癒される。 もしかしたら我々は皆モニタを挟んでてっくんと同じ顔をしているのかもしれない。……という素敵な想像に耽っている。

そんな日々の中、なんとてっくんの二次創作に手を出す中毒者 ( @es439lotus ) が現れた。 彼のとぼけたムードを余すところなく表現したクッキーと小皿。なんという完成度…! かわいい! lotusさん、本当に本当にありがとう!! 一目見た瞬間、感激のあまり鼻からコーヒー出たよ!
長年ひとりぽっちでシムズをプレイしてきたが、勇気を出してSNSに参加してよかったとしみじみ感じる出来事であった。
***
以上、新たに仲間入りした世帯のご紹介。 ちなみに現在彼らの住む家を仕上げている最中で、完成したら建築記事として投稿予定である。

手元にはすでに数えきれないほどてっくん画像のストックが溢れかえっている。 #イヌケツタグの他のペットたちと同様に、このルーキーも是非かわいがっていただきたい。
* end *
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ジミーちゃんの獄中日記【08】
#Jimmy’s Diary:【07】← 今ここ →【09】
なまけ者で不潔なシム〝ジミーちゃん〟。 おはようからおやすみまでそんな彼の暮らしを見つめるという誰も得しない企画の第8回である。
前回までのあらすじ。(今回のスタート時点での情報) ▼
ゾンビとの交流を深めたジミーちゃんだったが、相変わらず友達は0人。 ボーンヒルダさんを呼び出す気配もなく、孤独との戦いはまだまだ続くのであった。
先に告白しておくと、今回はまったくチャレンジ日記になっていない。 いやいつもなっていないが、今回は特に。
***
水曜日の深夜。空腹で寝ていられなくなったジミーちゃん。 画像の隅にチラッと写り込んでいるとおり、
請求書が危険信号。
夜食タイムのあと……
7人目の天使が生まれ、〝神7〟が結成された。
満腹になって、再び就寝。
寝ている間に……、
生涯の幸福ポイントが10,000ptに到達。 最終目標30,000ptの1/3、夢の5桁に突入した。
しかし、眠りから覚めたジミーちゃんの表情は暗い。
うんまぁ……1/3に到達したということは、まだ2/3も残っているという意味だからな。 こんなに頑張ってきたのに半分未満。むしろ絶望しかない。
起床後のステータス。可もなく不可もなく。
生まれたての天使をベロベロと舐め回して空腹を満たしたあとは、
汚風呂で水遊び。
夏だもの。クレイジーに暴れたいよね。
こちらさんもクレイジーに暴れたいよね。
しかし督促のメッセージが現れないため、自分には打つ手がないのであった。
この日は「ブレきゅん」ではない別の少年が新聞配達に訪れた。 (庭が散らかっていて配達はされないけれど)
ジミーちゃんはとうとうブレきゅんに見捨てられてしまったのか……ショックすぎる……。 ちなみにこの「ババきゅん」もブレきゅんと同じく友人欄に一瞬登録された。 しかし交流を持てずにいたところ、やはり彼も翌日には抹消されてしまったのだ。 どうやら新聞配達員はこうなる仕様らしい。
ババきゅんが撤収したあと、ジミーちゃんは庭でお絵描き開始。
この日はゴーストハンターのミゲルさんや、
カフェ店長のケンジ君が通りかかった。 ジミーちゃんとともにこの狭小区画に閉じ込められた自分にとって、心癒される貴重なひと時である。
しかしケンジ君がやたら出歩いているのが気にかかる。この人(骨)、1日に3〜4回はここを通るのだ。 お店どうなってんの。営業しておくれよ。
16枚目の絵が描き上がった。夏らしいビビッドな色合い。
その後、屋内で絨毯を眺めていたところ……
前回に続き、またもやこの願望が出現。そして気づいたのだ。 なぜか自分はこの願望を「町のプール区画で裸泳ぎをする」と勘違いしていたが、そんな条件は一言も書かれていない。
つまり自宅区画で叶えられる願望のはず。ならば、
やるしかない。
だって、夏だもの。
さっそく水着に着替えてザブン。 ジミーちゃんの水着姿は頭も露出度が高いためかなり刺激的である。
裸泳ぎをしてほしいところだが、そのうちやってくれるだろう。
後ろにもう一人いるのが気になるものの、まぁ彼が楽しそうで何より。 ちなみにジミーちゃんの腹筋は実際にはぶよぶよである。(カスタムスキンの描画による錯覚)
空腹に耐えかねてプールから上がってメシを食い、
就寝。
12日目の獲得ポイントはわずか約200ptであった。
***
13日目、木曜日の朝。
起床時のステータス。 ちょっと低め。社交値がすっかり元どおりに下がってしまった。
プールは庭にあっても地下室扱いで薄暗い。そこで照明を設置。
所持金は§1,617となった。 今までに描いた絵をすべて保管しているので、それらを売却すれば§2,200〜2,300くらいになるはず。
さて、さっそくトイレと入浴を済ませたジミーちゃんは、
汚すぎるバスタブを見て、某ネット広告風に吐き気を催していた。
ほらー、掃除しないからだよ。被害者ヅラするのやめて。
その後はプールへ。彼が水泳を好きなようで安心した。
……などとほのぼの気分で立ち泳ぎを眺めていたところ、
ダイアンさんが請求書のお代わりを持参。なんだこの構図。
そして新たな請求書と引き換えに、
延滞していた請求書が消え、あのメッセージが……。
ヤバい……あいつが来る……!! なんだこの構図。
ここでダイアンさんと入れ替わりに、なんとブレきゅんが再登場。 じゃあ昨日のババきゅんは何だったんだ…?
でもまぁ見捨てられたわけじゃなくてよかった。 ブレきゅん、明日からもよろしくね! 新聞配達はできないけどね!
……と走り去るブレきゅんを見送っていたら、あいつが到着。
デデンデンデデン!! デデンデンデデン!!(ターミネーター2のあの音)
取り立て屋のアドリアーネさんが駆けつけた。 ふむ……ダイアンさんと同じ顔なのは仕方あるまい。
で、このアドリアーネさんが……
いやもうホントえげつない。本棚を奪われてしまった。
それなのにただ黙って見ているだけのジミーちゃん。抗議しないのかい?
ここでこの表情。血も涙もないぜ。
だが本棚だけでは金額が足りず、アドリアーネさんはさらなる物���を続ける。 つまり……
彼女は期せずして、ジミーちゃん以外で初めてこの家に足を踏み入れたシムとなったのである。
うん、そうだね。これが普通の反応だね。
小バエにもめげず標的を定めたアドリアーネさんによって、
小さなラグを没収された。
どうせなら小バエも吸い込んでくれればいいのに。
粛々と仕事を終えた彼女は後ろで溺れているジミーちゃんを気にも留めず立ち去るのであった。
すると家具を奪われた悲しみと怒りが爆発し、
ジミーちゃんは泣いたりわめいたりでてんやわんや。 なぜそれをアドリアーネさんに直接ぶつけなかったのか。内気か。
ムードメーターがひどい状態。 気づけば社交値もかなり下がっており、「寂しい」のマイナスムードレットが発動していた。
だが、ここからはジミーちゃんのターン。 おもむろにスマホを取り出した彼は……、
出会ったばかりのアドリアーネさんにメールを送る。
「失礼なメール」で怒りをぶつけたかと思いきや、続けざまに「友好的なメール」を送信し、
この2種類のメールを交互に50回以上送り続けた。
(リアル時間の)5〜10秒間隔で延々とメール。 ジミーちゃん、それ警察に捕まるタイプの奇行だからやめて。
その間にスキルレベルが上がったり願望を叶えたりした。 しかしジミーちゃんのあまりの陰湿さに呆然としてしまい、まったく頭に入ってこなかった。
やがて、ついに……ついに……
ジミーちゃんに友達(険悪)が出来た。それ友達って呼ばない。
ブレきゅんとは異なり、彼女とは社交アクションを経て関係性を築いているので、もう消えることはないだろう。
社交値を引き上げるためのメール攻勢だったようだが、「失礼なメール」を送ると社交値は下がってしまう。 おバカなジミーちゃんはきっとそれを知らず、「失礼」と「友好的」を半々くらいの割合でアドリアーネさんに送信し続けた。 その結果……
あんなに送ったわりには社交値もムードメーターもごくわずかに回復したのみであった。
その後もまだしつこく彼女にメールを送り続けるジミーちゃん。 モテない男の典型例みたいな行動やめて。
ようやくメールを切り上げた彼は、絵を1枚描き上げたのち、
本日の営業を終了した。
13日目の獲得ポイント。 300pt弱。二日がかりで500ptしか稼げなかった。まぁ仕方ない。焦らずにいこう。
歩みの遅いチャレンジ日記で申し訳ない。 ただ、おそらくジミーちゃんの生活は当面こんな調子でのんびり続くものと予見される。 さらには、今後は別の記事も投稿しながらこの日記をじっくり続けていきたいと考えている。 1,000万人のジミーちゃんファンの皆さん、どうか辛抱を……。
***
ところで。 すでにお気づきの方もいるかもしれないが、プールを設置したことによりジミーちゃんが痩せてしまった。 ポチャっと太った彼が好きだったのに……。残念。
そんなわけで、ジミーちゃんに体形が目立たない水着へと着替えてもらった。
庭のゴミ箱と同じ柄だということを、どうか彼には知らせないでいただきたい。
* to be continued *
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ジミーちゃんの獄中日記【07】
#Jimmy’s Diary:【06】← 今ここ →【08】
10x10の極小区画に閉じ込められた〝ジミーちゃん〟のフリーウィル生活、第7回。 こんな記事を7回も世にリリースしてしまったのか……と反省しつつ、今までのあらすじ。(今回のスタート時点での情報)
▼
なんとかしてジミーちゃんに釣りをさせようと、ベッドを庭へ移動した前回。 生活の舞台がアウトドアに切り替わったことにより「釣り」の優先順位が上がればいいのに。そんな望みを託した強引な模様替えである。 でもまぁ……いつも同じプレイ画面が続くことに飽きちゃったというのも本音だけれど。
また、小バエのアイコンが少し変化したことについては記事中でご説明したい。 小バエが中核にいるブログってホント何なの。母さんごめん。
ここ数回、連続でやたら長い記事を展開してしまったが、今回は比較的あっさりめ。1日分の日記である。
***
いやな夢を見た。
肥満&ハゲの不潔そうなゾンビに罵倒される夢だ。 …………。
11日目、火曜日の朝。悪夢の続きから一日が始まる。
肥満&ハゲの不潔そうなゾンビは見当たらないが、狭い庭がゾンビでぎゅう詰め。 前回の終盤で登場したエリさんとアーネストさんのお二方である。
起床時のコンディションは最悪。 社交値が底をつき「孤独」のムードレットが点灯。ほかの欲求ゲージも軒並み低下している。
そこへ出現した願望が、
受諾不可能系だった。嫌がらせか。
ジミーちゃんの空腹は限界に達しているが、家に入って朝食というわけにはいかない状況である。
おいでなすった。
狭い庭の中、3人で上手に場所を譲り合ってスタンバイ。思いやりの心って大切だよね。 続いてアーネストさんがジミーちゃんに襲いかかるが、
なにそのリアクション。
女子かよ。怖がれよ。
まるでゾンビをからかうかのようなジミーちゃん。 今まで震え上がるモーションしか見たことがなく、こんなバージョンがあるのを初めて知った。
怖がるシムと怖がらないシムがいるのかな?と思いきや……
女子かよ。なにその足。
怖がってはいるもののなんか様子がおかしい。これはこれでイラっとする。
ゾンビの皆さんのご協力により社交値がグンと回復。 「孤独」のムードレットが消え、ムードメーターも盛り返した。感謝感謝。
次に、お腹を満たすべくジミーちゃんは屋内へ。
窓越しにゾンビを眺めながら脳みそを食らうという、ある意味優雅な朝食タイム。
ジミーちゃんが食べ終えたのを機に、「小バエたちのチーム編成について」という超くだらないご報告をしておきたい。
前回、小バエを細かくチーム分けして喜んでいたのだが、全2チームに編成し直した。 投稿した翌日から猛烈に面倒くさくなったためである。
新編成は、食卓側が「HAE48」、キッチン側が「FLY48」。応援よろしくね☆(棒読み)
気づけばすっかり朝。しかしゾンビのお二方が帰る気配はない。 食後の二度寝を決め込もうと庭に戻ってきたジミーちゃん。
だがそこはやっぱり、
こうなるわけで。エリさんからの攻撃。 ……なんだけど、
ほら早く起きなよ、ジミーちゃん。皆さんをお待たせしちゃダメだよ。
今日なんで女子っぽいの。緊張感がなさすぎる。
ここであえて禁句を言おう。 すでに20枚も画像を使っているのにチャレンジ日記としては1ミリも進展していないんだ。 だからジミーちゃん、早く起きてくれ。
だがエリさんの攻撃はキャンセルされ、ジミーちゃんはお風呂へ行ってしまった。
どうやら庭が狭すぎてシムたちのポジショニングに失敗したようだ。 ���っかく他者と交流できるチャンスなのに、なかなか上手くいかない。
……と少々焦りを感じ始めたタイミングで、
エリさんが離脱。ご出勤タイムだ。
ゾンビのまま出勤なんて職場での評価が心配だが、どうか頑張っておくれ。 じゃあアーネストさんも仕事の時間が来たらさよならか……と情報を確認したところ、
本日は定休日だった。なんて不幸なシムなんだ。
だがジミーちゃんにとってはラッキーそのもの。 アーネストさんに今日一日つき合ってもらって、社交値を上げまくろう。
こうして「束の間の同居人」に見守られたり襲われたりして、イチャイチャする2名。 世界で一番いやなBLが始まりやしないかと不安を抱く。
初めて生物相手に社交アクションができたためか、ジミーちゃんがいつもより楽しそうに見える。 いやまぁちょっとイラっとする仕草だけども。
しかし、そんな幸せな時間は長く続かず……ひょいっと人間に戻ってしまったアーネストさん。 さよならの時が来てしまった。
今日という日の記念に、アーネストさんをドレスアップさせてあげた。ありがとねー。 まぁ本心では「ジミーちゃん以外のシム」と接したくてたまらずに、CAS編集をしてしまったのだけれど。
こうして2人目のゾンビも娑婆へと帰っていったのであった。また会えると良いなぁ。
彼のおかげで、ジミーちゃんの社交値は大幅に回復。
だが、ゾンビとは友達になれないことが判明した。友人欄は空っぽのままである。 これはつらい。友達が欲しいなぁ……。
じゃあそろそろ、平常運転に戻りましょかね。
せっかく屋外にイーゼルがあるので、家の前の様子を眺めながら絵を描くことに。
さっそくスナッフィーが通りかかる。 ああ……やっぱり世界で一番かわいい犬だよ。
続いてアイス屋の車をぼんやり眺めていたら、ジミーちゃんの絵描きスキルがUP。 願望を達成し、生涯の幸福ポイント1,000ptを獲得。
大判の絵は売値もなかなかの高額に。
疲れたジミーちゃんは2時間ほどのお昼寝タイムに突入。それにしても世界観のよくわからない画像である。
ここで少々困った事態に。
今日は叶えられる願望がまったく出現しない。絵描きスキル関連の願望の連鎖が止まってしまった。
簡単そうな願望ばかりだが、チャレンジのルールに抵触するため受諾できない。もったいないなぁ。 裸で泳いだあと、服を着ないままパーティーに乱入して、さらには交響楽を聴きに行けばいいんだろ? ジミーちゃんはこういうの得意なんじゃないかな、そんな気がする。
新たな願望をセットできないまま、仕方なく次の絵に取り掛かるジミーちゃん。 すると今度は鹿さんが通りかかった。かわいいなぁ。
お向かいに住む西の魔女さんも通りかかった。怖いなぁ。
定点カメラでこの風景をずっと眺めていると、いろんなシムが見られて楽しいことに気づいた。 狭い家の中でせわしなくカメラを動かすより、心が癒されて良い。 庭には小バエがいないから画像編集が楽なのも良い。しばらくこれでいこう。
初めての傑作を描き上げたタイミングでジミーちゃんの体力が尽きた。 さあ、寝よう。
やはり異様な光景だが、そのうち慣れるかな。
11日目終了時点での獲得ポイント。 ゾンビたちのおかげでムードを維持できたし願望も一つ叶えたので、1日で1,400ptほど稼いだ。 明日からまた絵画系の願望が連鎖してくれないと困るなぁ。 10,000ptの壁がこんなにも厚いとは……。
そしてボーンヒルダさんがすっかり忘れ去られているなぁ……。
* to be continued *
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ジミーちゃんの獄中日記【06】
#Jimmy’s Diary:【05】← 今ここ →【07】
肥満+若ハゲ+不潔の三重苦ボーイ〝ジミーちゃん〟が繰り広げるフリーウィル生活、第6回。 「生涯の幸福ポイント」を30,000pt貯めるまで頑張るぞっ☆
……と虚勢を張りつつ、今までのあらすじ。(今回のスタート時点での情報) ▼
せっかくボーンヒルダさんを購入したのに、ジミーちゃんが彼女を呼び出すことなく3日が経過。 汚部屋も孤独もすべて解決してくれる骸骨女神。今後、彼女の出番ははた���て来るのだろうか?
ちなみに、今回はいつにも増して病的に長い記事になってしまったので、その点をお覚悟の上でお読みいただきたい。
***
日記を始める前に、重大なお知らせ。
前回悩んでいた「ジミーちゃんの幸福ポイント数が妙に少ない」という問題が解決したのだ。 このチャレンジの発案者である潤さん ( @kataoka2012 ) が、正解を教えてくださった。 潤さん、ありがとう! チャレンジを断念すべきか迷っていたけど、おかげさまで地獄のランデブー続行さ!
では、そんな潤先生のSims3講座をまとめておこう。 (すでに周知の事実なのかもしれないが、基礎知識が欠けている自分にとっては衝撃の内容だったので記しておきたい)
「生涯の幸福ポイント」は、ムードメーターと密接に関わり合っている。 普段の生活中にポイントが少しずつ入ってくるようにするには、ムードメーターを良い状態に保っておかねばならないのだ。ジミーちゃんをサンプルに挙げよう。
こちらは〝一日中本を読んでいただけで約700ptも貯まった2日目〟と〝絵を描き上げたりしたのに約200ptしか貯まらなかった7日目(願望達成による獲得ポイントを除外)〟の比較。
どちらも6種の欲求ゲージがまあまあ満たされていて、二つは一見大差ない。しかし、ムードレットとムードメーターの状態が異なる。2日目にはより多くのプラスムードレットがついており、ムードメーターの位置は最上位の「大喜び」。 かたや7日目は、良いムードレットが少なくマイナスムードレットもついており、ムードメーターは1段階下がった「とても幸せ」。そして2日目の状態では幸福ポイントが常に貯まり続けていたが、7日目の状態ではカウンターが停止しポイント獲得はなかった。
幸福ポイントのタブを開きっぱなしにしてじっと見続けていたところ、ムードメーターのくびれのあたりまでムードが高まればカウンターがONになることがわかった。 このくびれより上が「大喜び」で下が「とても幸せ」。 「大喜び」なら間違いなくONになるが、「とても幸せ」の場合は7日目の位置ではOFFで、ONにするにはくびれ間際までムードを高めねばならない。(7日目の位置あたりが「とても幸せ」の範囲の下限らしい)
というわけで、ジミーちゃんの生活には何も不具合は起きていなかった。(前回のリセットは不要だった) 本当に気を揉んだので、原因がわかってひと安心。
ちなみに「ムードメーター大事よ」という注意書きも見つけた。しかし、曖昧な表現でいまひとつわかりにくい。ゲームとしての大前提に類する情報なんだから、きちんと伝わる書き方をしてほしいものだ。ぷんすか。
また、ムードメーターが充実した状態だと願望の出現率が上がるとのこと。おそらく上述の「大喜び」〜「とても幸せ」の上限あたりが〝充実した状態〟なのだろう。このチャレンジにおける重要事項である。気をつけねば。いや、気をつけると言ってもすべてがジミーちゃん次第なので、自分には何もできないけれど。
こうして、潤さんの教えによって一つ賢くなることができた。うれしい。以前記した「このチャレンジには基礎知識を補う目的もある」という裏の企図を、思いがけず実践できたエピソードであった。
***
では、心おきなくひきこもりライフをエンジョイしよう。
8日目、土曜日の朝。
ベッドの回復量を上げるMODを削除したため、この日からジミーちゃんの睡眠時間が伸びている。 部屋の中はまともじゃないが、起床時間だけはまともな社会人並みになった。
起床時点のステータス。 外出できないせいでマイナスムードレットがついているほか、空腹や社交の欲求ゲージに減少が見られる。
ここで唐突に、現在の小バエたちの繁殖状況を確認。 某アイドルグループになぞらえて「HAE48」と命名された彼らは、
5名(=置かれた食器の数が5つ)から成る「Team H」を中心に、少数精鋭の「Team A」2名、 先輩たちを追い上げる勢いの「Team E」3名、そして新人1名(まだ腐っていない)の4か所に分布していた。
つまりすごく増えてた。うん、今さらだがめちゃくちゃ増えてた。 前回の終盤あたりから、あらゆる構図に元気な小バエたちが割って入ってきており、改めて意識させられた次第。
母さん……あなたが必死に産んだ子は、小バエをグループ分けしたり画像加工について悩んだりで、一日中ハエのこと考えてますよ。本当にごめんなさい。
そんな心えぐる幻影を打ち砕いてくれたのは、ジミーちゃんのお皿ぺろぺろタイムであった。昨夜加入したての新人(皿)が大抜擢。
先ほどの画像程度の空腹度なら、彼は冷蔵庫でなくこのビュッフェでお腹を満たすことが多い。 もはやメシを取り出すことすら面倒くさいと申すか若造。 ……と、文句を言っていた矢先……
新人がTeam Aに移籍。ジミーちゃんが秋元康ばりの采配を振るう。 しかしこれ、明らかに食器同士が重なってるなぁ。こんなことする仕様だったっけ?
そうそう、ここでちょっとした失敗談を披露しておきたい。 今使っているこのULのミニ冷蔵庫は……
軽食専用だった。 シム友の桂馬さん ( @ponpon-keima ) に教えていただくまで、その事実にまったく気づいていなかった。過去の日記で「ジミーちゃんは《不精者》だから料理をしない」などと嘲ったが、そもそもこの冷蔵庫では料理ができないのである。
ここ半年ずっと建築に明け暮れており、その最中にULを導入したため、この冷蔵庫の機能チェックまで手が回らなかったのだ。(居住シムに対してこのミニ冷蔵庫を「使う」という指示を出したことがなかった)
普通の冷蔵庫があっても《不精者》のジミーちゃんは料理をしない気もするが、自分の無知が彼から行動の選択肢を奪ったことに変わりない。しかし今は所持金が少ないから買い替えられないし、どうせなら初日のようにまた「冷蔵庫を買う」の願望が出た時に購入を検討しよう。失敗したなぁ。すまん、ジミーちゃん。
そんなダメなオーナー(筆者)の妨害にもめげず、彼のチャレンジ生活は続くのであった。
食事(?)のあとは庭のノームさんを眺めたり、風呂に入ったり、
妙に早い請求書の督促に従ったり。
あれ? ダイアンさん、二日前(木曜日)に来たばっかりだよね? そういえば、請求書の配達や督促のペースもよく知らないなぁ。
この日は朝から昼頃にかけて、たくさんの願望が出現。 ところが叶えられないものばかり。「ガーデニングスキルを覚える」は、フリーウィルじゃ不可能だしなぁ。
前日から描いていた大判の絵を仕上げたジミーちゃん。 もう絵描きスキルがLv.4になっているから、大きな絵だと売値も3桁の額に。
描き上がる直前からこんな願望が出ていたが、この時は見落としていた。 今後大きな絵を描いてくれればすぐ叶うのでセットしておいた。
続けざまに次の絵を描いている最中、スキルレベルが5に。 上述の「絵描きスキルを上げる」の願望が叶い、幸福ポイント1,000ptを獲得。
11枚目の絵が完成。いいぞいいぞ、どんどんいこう。
その時に出現した願望。なんか大雑把だな。 新規のスキルじゃないとダメかな? ジミーちゃんの現在のスキルは、絵描き(Lv.5)とソーシャルネットワーク(Lv.1)の二つ。ソーシャルネットワークのレベルがそろそろ上がるので、それでもクリアできるかどうかを試すことに。
その後、トイレに行ったりベッドでだらだら過ごしたのち、
庭のすのこを眺めてからスマホをいじっている間にソーシャルネットワークがレベルUP。(Lv.1→Lv.2) 同時に先ほどの願望も叶い、幸福ポイント500ptを獲得。 「何でもいいからスキルレベル上げろ」という意味だったらしい。ふむふむ、なるほど。
またベッドに戻ってリラックスを極め、
やることないから寝た。 夕食すら取らず、夕方に床に入ったジミーちゃん。12時間しか稼働していないが、疲れたならしょうがない。
しかし……ここまで冴えない土曜の夜の過ごし方があるだろうか。(反語)
8日目終了時点での獲得ポイント。 冴えない1日ながらも約2,000pt稼いだ。よしよし。
***
9日目、日曜日の朝。
いや朝っていうか深夜だけどな。変な時間に寝たぶん早く起きてしまった。 いよいよクズっぽい生活リズムに突入。
起床時点のステータス。よくない状態だ。 空腹と社交の欲求ゲージが下がりまくっており、前日の眠る1時間前からまた「寂しい」のムードレットがついている。 ムードメーターは「大喜び」「とても幸せ」に次ぐ段階の「幸せ」で、当然このままでは幸福ポイントが入ってこない。回復せねば。
そこでジミーちゃんはさっそく朝食を食べ始めたのだが……
元気すぎる小バエたちに圧倒されとうとう本人が見えなくなった。気にせずジャムパンをもぐもぐ。
切実にボーンヒルダさんの登場が待たれる。
食後、新人(新たな食器)は昨日の場所に配属され、再び4チーム目が生まれた。 チーム名どうしようかな。
朝から大判の絵を描き始めたジミーちゃん。前日に出現した願望に沿うのでありがたい。
だが途中で「孤独」のムードレットが発動し、意気消沈。
いいぞ、この瞬間をずっと待っていた……。 さあジミーちゃん、ボーンヒルダさんを呼び出せ……!
Oh……
「孤独」をノームで解消してしまったジミーちゃん。もうおまえなんか嫌いだ。
……それとも、もしかしてフリーウィルではボーンヒルダさんを呼び出さないのか…? 不安が胸をかすめる。
続けて、シャワーを浴びた彼はバスタブの汚さに吐き気を催す。
いや、でもさ……
便器のほうがもっとヤバイよ…? 『ベルセルク』の13巻と同じくらい凄惨な状況だよ…?
一方その頃、
庭に散らかった古新聞がブレきゅんの怒りを呼び覚ます。 ああ、どうかジミーちゃんを見捨てないでおくれー。
そんな事態にも全く動じず、絵の続きを仕上げるジミーちゃん。 絵の売値が§150を上回ったため願望をクリア。幸福ポイント250ptを獲得。
絵を描き終えてだらだらしていると……衝撃的なものが視界に飛び込んできた。
……ケ……ケンジ君……!? 怖い怖い怖い。
以前ご紹介した不思議なカフェの店長・ケンジ君がとんでもない姿で出歩いているのを発見。すぐさま修正した。
彼の容姿はヘッドレスシムに専用のヘッドとボディを装着して出来ている特殊仕様で、普段着以外の服装だとこのグロテスクな顔+めちゃくちゃなコーディネートになってしまうのだ。今後は彼の家(カフェ)に少々細工を施して、こういった事故を未然に防ぐつもりでいる。
だからこのチャレンジが終わるまで待っててな、ケンジ君。
ああ、そろそろケンジ君&スナッフィーと遊びたいなぁ……。 そっちに行きたいなぁ……。小バエがいない清潔な世界へ……。
……という夢を見たんだ。
さあ、何事もなかったかのようにチャレンジを続行しよう。
続行を宣言したとたん昼寝を始めるジミーちゃん。
この時の彼のステータス。未明から起きているぶん体力ゲージの減少が早い。
体力を少し回復させてから、夕食にジャムパンをもぐもぐ。
そして食後……
Team Hを6名に増強。汚染区域が床にまで広がり始めた。
そこから皿を拾って舐めて、再び元の場所に戻すジミーちゃん。 どうやら「神7」を目指すというプロデューサーの決意は固いようだ。
その後、だらだらしっぱなしの彼に苛立って、
模様替えを敢行。 ボーンヒルダさんの棺が見やすいよう「落とし掛け」に見立てたパーツを外し、イーゼルを庭に出した。 つまり、娯楽品がすべて庭にある状態。
さあジミーちゃん、どうするんだい? 部屋に唯一残ったボーンヒルダさんを呼ぶのかい? それとも庭に出て遊ぶのかい? ……と挑発してみたところ、
寝た。 睡眠欲って最強だと思う。
9日目の獲得ポイントは約400pt。惨憺たる有様である。 願望を少ししか叶えられなかったし、ステータスが終日低めだったからなぁ。仕方ない。
***
10日目、月曜日の朝。
いや朝っていうか深夜だけどな。(2回目)
起床時点のステータス。
寝ている間に「寂しい」のムードレットが「孤独」へと悪化し、社交値がかなりひどい。 ムードメーターも「幸せ」より2段階下の「悲しい」へと低下している。
とりあえず社交値回復のため椅子に話しかけるジミーちゃん。絵面がヤバい。クルットル
バスタブの汚れが着実に第2形態へと進化。そしてやはり吐き気を催す。
この間、屋内に娯楽用のアイテムがないためか、ジミーちゃんの動作が止まって逡巡しているかのような時間もあった。 だが……
ついに観念したのか、彼は庭に出て絵を描き始めた。
出不精と思しき《不精者》を庭に誘導できた。
ずっと掲げていた「ジミーちゃんに釣りをさせる」という今後の小目標。その第一歩である。 このままジミーちゃんが絵描きスキルを伸ばし続けてくれれば、やがてチャレンジはクリアできるだろう。 しかし、自分は彼が釣りをする姿を見たい。すごーく見たいのだ。
シムはフリーウィルでは釣りをしない(あるいはその確率が非常に低い)という噂で、実際、ジミーちゃんも釣り関連のアイコンを頻繁に出すものの、実行したことは未だないという状況である。 だが、せっかくルールで認められている行動なのに、さらには《釣り好き》の特質までつけたのに、それをしないままチャレンジを終えるのをもったいなく感じるのだ。そんなわけで、今後はジミーちゃんが釣りをするように仕向けるべく、ちょくちょく家具の移動などを試すつもり。
……とか何とか言っている間に……
ダイアンさんが来た。
今までダイアンさんやブレきゅんがこの区画を訪れた際、ジミーちゃんはいつも壁を隔てた屋内にいた。 だが今回は同じ空間にいるのだ。しかも絵がそろそろ描き上がるという絶好のタイミング。 スムーズに話しかけられるんじゃないか? お友達(あるいは嫁)になってもらおうじゃないか。
と期待を寄せるも束の間……
なぜかダイアンさんが憤怒の表情……。
なんでそんな怒ってるの。
と、その時。 ジミーちゃんがイーゼルを離れてダイアンさんのいるほうへ……。
……いや、彼女を素通りしてドアへ向かっただけであった。
先ほど椅子に話しかけたことで彼の孤独はすでに解消され、今最もホットな欲求は食欲だったのだ。
間が悪いにもほどがある……。 友達が出来たかもしれないチャンスを活かせず悔しい。
でも最もひどいダメージを負ったのはジミーちゃんなのだ。悔しくてさみしいはずなのだ。
それ��えか朝食の間、彼の表情が悲しげに映った。その様子を撮影したのだが……
お見せすることができない。申し訳ない。
ところで。 ここらでちょっと実験をしてみた。 イーゼルを使えないようにして、ジミーちゃんが釣りを始めるよう仕向けたところ、
うん、全然ダメだった。
わざと絵を売らずに放置してイーゼルを塞いだのだが、彼はただだらだらと無為に過ごすだけ。 釣りに興味を示すかのようなアイコンは出すものの、行動はしないのだ。
こうして実験は失敗に終わり、約8時間をドブに捨てた。そろそろ彼の体力も尽きそう。
根負けした自分が絵を売却すると、ほどなくジミーちゃんは絵を描き始めた。
しかし先ほどの実験結果を受け入れられない自分が、暴挙に及んでしまう。
ジミーちゃん、今日から外で暮らしなさい。
以前お伝えした通り、自分のSims3にはまだSEAがインストールされていないため、季節と天候が存在しない。また、ジミーちゃんは《アウトドア好き》の特質を持っている。屋外にいれば良いムードレットがつき、ムードメーターも上がるのだ。 ベッドを移動したことにより、生活の中心が屋外になれば、チャレンジのクリアが近づくのではないか? さらには、釣りに手を出しやすくなるのではなかろうか? ――そう考えたのである。
とにかく思いつくことを何でもやってみよう。どうせ先は長いのだから。
ものすごく奇妙な光景の中、就寝。
10日目の獲得ポイントはわずか200pt程度。 まぁ実験ばかりして横道に逸れてしまったので仕方ない。明日から巻き返そう。
……と己を鼓舞していた時に思い出したのだが、
この日は満月であった。
他の世帯でプレイ中、満月の夜に湧き出すゾンビの正体が町の人々だということに気づいた。 タウニーも含まれるかもしれないが、見覚えのある顔や名前のシムが散見されたのだ。当番制なのか? つまり、ゾンビとも友達になれるんだよな、きっと。
おお、来た来た。 ジミーちゃんはちょうど庭で寝ていることだし、目覚めるまでこのゾンビがいてくれれば社交できそう。 今度こそ友達できるかな? わくわく。
……と、期待に胸躍らせていたら……
ジミーちゃんだった。なぜ。
なにも同一人物を同じ区画に出現させなくてもいいじゃないか。 システムのゾンビシフトの組み方がずいぶん雑である。
で、ゾンビのジミーちゃん……いやもう紛らわしいから「ゾミーちゃん (Zommy)」と呼ぼう。 このゾミーちゃんは、どうやら出現時点でジミーちゃんのステータスを引き継いでいるようで、ずっと眠たがっていた。
ゾンビは気味悪いけれど、ゾミーちゃんは愛嬌があってかわいいなぁと眺めていたところ、
すごく嘲笑された。
いやいやいや、ゾミーちゃん。 ジミーちゃんは確かにデブでハゲで不潔の三重苦だが、きみはそれらに加えてゾンビなんだよ? 四重苦なんだよ?
馴れ馴れしいかと思いきや次の瞬間には襲いかかってくるゾミーちゃん。なんだか情緒不安定だな。
で、そのまま5時間が経過した頃に……
新しいお友達が登場。
しかしこちらのゾンビはちょっとイケメン。 イケメンはゾンビになってもやはりイケメンであることを知り、ゾンビ界の格差に悲しみを覚えるゾミーちゃんであった。
で、さらに2時間が過ぎ去った頃、
まさかの3体目が出現。
今夜のジミー邸はなぜか大人気。 だが、狭い敷地には定員オーバーだったのだろうか。ここでゾミーちゃんがログアウト。 人間に戻ったゾミーちゃんは、やはりジミーちゃんと全く同じ容姿であった。
ジミーちゃんが寝ている間にゾミーちゃんは去ったため、二人の直接対決は実現せず。残念。
こうしてジミーちゃんの長い長い夜が続くのであった。
ところで、ゾミーちゃんはどこに帰ったんだろうか……?
* to be continued *
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改めて自己紹介 (Second self-introduction)
I'm not good at English, but I try to write easy-to-translate text. So if you are interested in my blog, please paste the article URL in Google Translate and read the English version. Original articles are written in Japanese. It will not be a perfect translation, but you will be able to understand rough meaning. (I think that the accuracy of translation is higher in newer articles.) Thank you^^
***
このSimsブログを始めた昨秋から9か月が経ち、フォローしてくださる方々も増えたので、改めて簡単な自己紹介を……。 いつも当ブログをお読みいただきありがとうございます。筆者の「のむら (Nomura)」と申します。筆者はご覧の5つの特質を持つ変わり者ですが、犯罪歴のない人懐っこい奴なので仲良くしてくださると幸いに存じます。
普段は建築に比重を置いたプレイをしているため、このブログの記事も建築に関するものが多く、人物SSは少なめ。そして人物のSSが少ない分、犬たちが活躍しております。
そんなプレイスタイルを反映しているとも言える、筆者のメイン世帯がこの3名。以前記事に書きましたが、ここで再びご紹介。建築士「タロー (Taro)」さんと、愛犬「ヒゲッパ (Higeppa)」さん(♀)&「ヒゲッポ (Higeppo)」さん(♂)の3人家族です。「横柄なお犬様たち」対「彼らに逆らえない気弱な飼い主」という、犬たちが上位の主従関係。こんな奇妙な設定で遊んでおります。
このブログではまだ彼らの出番が少ないものの、タローさんは筆者のSims3の〝主役〟。ゆくゆくはこの世帯が記事のあちこちに登場するようになる予定です。奮闘中の「ジミーちゃん日記」が完了したらこのワールドでもう少し遊んだのち、タローさんたちの住むメインワールドに帰還します。
その時まで、皆さんがこの家族を覚えていてくださると嬉しいのですが……。 犬たちは大丈夫だろうけれど、タローさんは存在感ないからなぁ……。
〈P.S.〉 久々に「小バエの登場しない画像」を掲載できたことが嬉しい。涙が出そう……。
* end *
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ジミーちゃんの獄中日記【05】
#Jimmy’s Diary:【04】← 今ここ →【06】
気づけばすでに第5回、怠慢男子〝ジミーちゃん〟のフリーウィル生活。
はい、いつものまとめ。(今回のスタート時点での情報) ▼
背景のジミーちゃんの画像は、前回=日記4日目に撮った1シーンのものである。 日記には登場せずTwitterだけに投稿したSSなので、ここで改めて掲載。 ▼
うん、改めて載せるほどのものじゃなかった。 《誘惑的》特質由来の「イケメンにしか許されないポーズ」を臆面もなく披露するジミーちゃん。アホだなぁ…。
ついでに告白してしまおう。アホなのはジミーちゃんだけではない。 今回の日記は3日分(5日目〜7日目)をまとめて掲載するのだが、6日目の終わりまでUIの撮影に失敗していた。 痛恨のミス。おのれGeForce……アップデートはわかりやすく通知しておくれよ…!
可能な限りあとから撮り直した画像で代用しているものの、UIの中には〝その瞬間〟にしか撮れないメッセージなどもある。 そこで一部の画像にてシム友・桂馬さん ( @ponpon-keima ) のご協力を仰ぎ、なんとか投稿に漕ぎ着けたのであった。 ありがとう、桂馬さん! これからは桂馬さんの愛犬の1匹として生きていくよ! 無駄吠えはしないし、トイレのしつけも済んでいるけど「待て」ができない駄犬だよ!(迷惑
えー……そんな経緯で、わずかなメモと曖昧な記憶を頼りに5日目の開幕である。
***
5日目、水曜日の朝。(ゾンビ女子は明け方に撤収した)
「生涯の幸福ポイント」の獲得数値が妙に少ないかも?という不安を抱えつつ、一日が始まる。 本日初の行動は……
光の屈折を利用した脚長効果で得意顔のノームさん。おはよう。
庭に出たジミーちゃんが、ノームを「眺める」。 ふむ……、前回から彼がひょいひょい外に出るようになったなぁ。 「《不精者》特質は外出が嫌い」という仮定の下に観察中で、どういう優先順位で行動が決まるのかはまだ不確定。
無駄なカメラ目線で、朝ごはんにブレインフリーズ・アラモードを食べるジミーちゃん。
この大変グロテスクな食品は、食べたシムを一定確率でゾンビ化させてしまうんだとか。 デブでハゲで不潔なうえにゾンビなんて不憫すぎて救いようがない。だからジミーちゃん、あんまりそれ食うな。
食事のあとは、注目のお片づけ。
おそらく画面右側のカウンターは、二つの食器ですでに全スロットが埋まっているはず。 さらには左側のカウンターも金魚鉢を設置しているため、何も置けないと思うんだが……。
……おや? 皿を置いた音はすれども見当たらない。どういうことだ?
続いて、ベッドサイドに置いてあるお人形を「眺める」ジミーちゃん。 美少女フィギュアに見立てた人形なので、自分の脳内ではなかなか不気味な光景が繰り広げられている。
前日から彼がやたらオブジェクトを眺めたがるのは、もしかすると社交値が下がっているのが原因かもしれない。 「寂しい」のムードレットがついてから始まった行動だし、 手元のメモによると、この時のジミーちゃんの社交値は充足度30%程度だったのだ。
このあとカメラを移動して、ようやく気づいた。
キッチンキャビネットの上…! そういえば、そこにもスロットあったな。 さらには、たしか(プレイヤーから見えないが)戸棚の中にもスロットが一つか二つ備わっていたはず。 そのキャビネットが計2台あるということは……もう考えることを放棄した。
とか何とかブツブツ言っていたら、
シムって本当に器用。 届かなくても手に取れる。腕なんて飾りに過ぎないのかもしれない。
ところで、こちらをご覧いただきたい。 今まで意図的に掲載しなかったのだが、前回の時点で、
トイレはすでに地獄と化している。
特に便器の中が夢も希望もない有様のため、あえて見えづらいように撮っている。 しかし見た目に反して、実は大きなメリットも存在するのだ。
《不精者》プレイの先輩であるTwitterフレンズのもど子さんから「トイレは流さない限り絶対に壊れない」という この世で最もいやな情報の一つをあらかじめ授けられていた。まさか自分がその情報に助けられる日が来ようとは……。
つまりどんなに汚れたトイレであっても、ジミーちゃんの暮らしには支障がないのだ。
ちなみに、このチャレンジ「お気に召すまま」の発案者である潤さん ( @kataoka2012 )のプレイ日記によると ここまでトイレが汚れた場合、《きれい好き》のシムはトイレを使うことができない。で、トイレに行けないから床に漏らしまくり、床を掃除しまくり、風呂に入りまくる。そしてその後、これらの行動を延々と繰り返すという悪夢のコンボが形成されるそうだ。 普段は重用される《きれい好き》特質も、状況によっては難特質になってしまうんだなぁ。おもしろい。
その事例を通して考えると、《不精者》は通常のプレイでは見るに耐えない行動が多いものの、 「タフ」というポジティブな表現も可能だ。「細かいことを気にしないサバイバル向きの性質」とも言える。
と、便器を通して人生の真理にアプローチしたその瞬間……
すごいのきた。
驚きのあまりフォント色を変えるほどの「究極の願望」が出現。 コーヒー? ああ、もちろん鼻から噴出したさ。
骸骨メイドのボーンヒルダさん。 彼女を手に入れれば、汚いトイレも、散らかった食器も、小バエの群れも、乱れたベッドも、すべてきれいにしてもらえる。さらには、ボーンヒルダさんに話し相手になってもらうことで孤独も癒される。まさに今のジミーちゃんにうってつけのアイテムなのだ。
そして何より、叶えられる願望が初めて出たのである。高額だが、クリアを目指して迷わず買うことに。 (上のSSはのちに撮り直したものなので金額が赤文字になっているが、購入時点での所持金は約§5,600で足りている)
しかし、この狭い区画のどこに設置すればいいのだ。
ここで補足説明と称した言い訳をしておこう。 今回のチャレンジには【あらゆるチートは使用不可】というルールがあるのだが、(非常事態における「ResetSim」のみ許可)この家は、そもそも狭さを楽しむための建築であることから、ほぼ常時「MoveObjects」チートがONになっている。やむない事情として、ルールに抵触することをご理解いただきたい。
とりあえず、玄関先にボーンヒルダさんの棺を設置。
ところで、UIが撮影できなかったため文面のみで追加のご説明を。 このボーンヒルダさんの設置直前に、請求書の支払いを済ませている。 シムはフリーウィルでは支払えないため、【期限目前の警告が来たらプレイヤーが代わりに支払う】というルールなのだ。 初の請求は§66であった。
明らかに様子がおかしい外観になりつつも、初めての願望達成とともに幸福ポイント1,500ptを獲得した。
だが、大変なのはここからである。 ボーンヒルダさんは設置しただけでは起動しない。誰かが呼び出さないと、彼女はこの棺から出てきてくれないのだ。 もちろんそれはジミーちゃんの役目。彼がフリーウィルでボーンヒルダさんを呼び出すのを待つしかないのである。
初めての大きな買い物とあってか、さっそくジミーちゃんがやってきた。
しかし、ただはしゃぐだけ。 早く! 今すぐ彼女を呼び出すんだ!
新たなオブジェクトを見て満足したジミーちゃんは、すぐに踵を返して……
ご入浴。ちきしょう……!!
ほらー、バスタブが汚れちゃったよ。 ボーンヒルダさんを呼び出せばお掃除してもらえるよ?
そんな願いも虚しく、ジミーちゃんは絵を描く。 この絵は通算で4枚目、現時点での彼の絵描きスキルは2である。
絵を描き上げたジミーちゃんは、だらだら(ベッドでリラックス)したり、美少女フィギュアと語らったり、
またもや「寂しい」と騒ぎ出したり。 だからボーンヒルダさんを呼べばすべて解決するんだってばよ。
その後、ベッドに戻ってだらけてから、彼は再び絵を描き始めた。
もはやアングルでごまかしようがないほどの小バエ乱舞である。
そして、ジミーちゃんがこの絵を描いている最中だったと記憶しているのだが、
ついにこれが登場。
頭は元々おかしいからいいとして、このムードレットは「寂しい」とは異なり、チャレンジを完了するまで解消しようがない。 放置しても、おそらく深刻な事態に陥ることはないと思うんだが……。
前衛的な5枚目の絵を描き上げたのち、
ルーティンワークに勤しむジミーちゃん。 いっこうにボーンヒルダさんに触れようとしない。
もしや、屋外に設置したからか?と思い至り……
とても目につく場所へ移動。イーゼルを設置した時と同じ強硬手段。 冒頭のカバーSSは、モザイクを外すとこうなっているのであった。 ▼
オーケイ、これならジミーちゃんも必ず興味を持つだろう。
洒落にならない量の小バエたちとともに夕食をとり、
食器を片づけて(片づけていない)からスマホで遊んで、
就寝。………から間もない深夜に、
起床。区画をリセットした。
ルールで認められているのはチートの「ResetSim」のみだが、それで事足りるのか自信がなく、 マスコン(MasterController)にて区画を丸ごとリセットした。 前日(5日目)にじっと観察し続けた結果、やはり幸福ポイントのカウントがところどころで止まることがわかったからだ。
5日目終了時点での獲得ポイントは約3,900pt。不確かなメモしかないが、4,000pt未満だったはず。 (UIを撮れなかったことが心底悔やまれる) 4日目終了時点でのポイントは2,171pt。この数値にボーンヒルダさん購入による1,500ptを足すと3,671pt。 つまり日常生活で、4日目よりも少ない300pt程度しか獲得できていない。 活動時間の短かった初日(13:00〜21:30の8時間半/願望達成なし)ですら261ptは獲得しているというのに。
幸福ポイントのタブを長時間観察したことはないが、今までの(他の世帯での)プレイを通して、 眠っていても何をしていても、幸福ポイントは生きているだけでちまちまと貯まり続けるものと認識していた。 動作と動作の合間(シムの移動時間や手持ち無沙汰な時など)に少しカウントが止まることがあっても、 基本的には1pt / 2min(シム時間)くらいの感覚で常時獲得し続けている……と思っていたのだ。 (だから4日目の400pt強を誤差の範疇・許容範囲と捉え、もう一日様子を見た)
ところがジミーちゃんの場合、眠っている間にポイントが貯まる日と貯まらない日がある。 絵を描きながらポイントがもらえる時もあれば、一切もらえない時もある。 次の動作に移るタイミングで、ポイントが貯まり始めたり、反対にそこでカウントが止まったりするのだ。
こんなに気まぐれなものなのか? おかしくないか? このチャレンジにおいて、今の状態は致命的ではないのか? ……と悶々と悩み、リセットに踏み切った次第。 他の世帯で確認プレイをする時間を確保できず、不具合なのか否かを検証しないまま強行してしまった。
とにもかくにも仕切り直しである。 ここからはかなり端折ったダイジェスト版でお送りしよう。 6日目と7日目は今までになく平穏(退屈とも言う)な日々で、特記事項が少ないからだ。
***
このリセット後、「○○を買う」シリーズの願望が立て続けに出現。
テレビを買う
パソコンを買う
ウォータースライダーを買う
しかし、残念ながらすべて却下した。
なぜなら、テレビは、初日の悲劇を繰り返したくないから。パソコンは、高額で手が出せないから。 (ボーンヒルダさん購入により、所持金が約§1,600しかない)
そしてウォータースライダーは、
敷地に入りきらなかったからである。
誰だよこんな狭い区画でチャレンジ始めた奴は…!? 何も買えずじまいで悔しいなぁ。
半端な時間にリセットで半端な回復をさせられたため、ジミーちゃんは二度寝。 その間にダイアンさんが請求書のおかわりを持ってきた。
ちなみに体力ゲージの回復量は半分ほどだが、社交・楽しさがなぜかフル回復し、「寂しい」のムードレットが消滅した。 やはりリセットをすべきではなかったのかな……。チャレンジの公正さがやや損なわれてしまったように思う。
いつもより遅めの起床後、風呂に入ってから、朝食代わりに皿を舐めるジミーちゃん。 緑のスモークなんぞお構いなしの、人としての尊厳を自ら投げ捨てていくスタイルである。
この行動には空腹を軽減する効果があると知ったが、知ったところで見たくない光景であることに変わりはない。
6枚目の絵を描いている最中、絵描きスキルが上がってLv.3に。
玄関周りがさみしい気がして、ジミーちゃんが初めから持っていた唯一の所持品「ハイスクールの卒業証書」を飾ってみた。
ほほぅ……ジミーちゃんは「星の地域学校」卒業生なのか。つまりツインブルック出身かい? 自分のメインワールドの住民は大半がツインブルック出身者だから、知り合いがたくさんいるかもしれないよ。 いつか君の気が向いたら、メインワールドに引っ越してもいいかもね。
……などと脳内会話を繰り広げたのち、
再びキャンバスに向かうジミーちゃん。 この7枚目を描いている最中に、待ち望んでいた願望がようやく出現した。
よし、これはおそらく今後連鎖で出現する願望だ。着実にクリアしていきたい。 いやまぁ、指示は出せないからジミーちゃん次第だけども。
その後は、また庭に出て卒業証書を眺めたり、汚れた風呂で体の汚れを落としたり、脳みそを食べたり。 社交値が回復してもジミーちゃんは問題なく外に出るなぁ。釣りも読書もしないけど。
そして就寝。これといった事件もない普通の一日が終わった。
ここでようやくUI撮影用のカメラが復旧。
6日目終了時点での「生涯の幸福ポイント」である。
5日目の約3,900ptから、600ptほど増えている。 うーむ……元に戻ったと考えていいのかな……?
***
7日目、金曜日の朝。お目覚め直後のムカつくポーズ。
夜中の間にいったんゲームを終了し、挙動のおかしかったベッド用MODを削除した。 (お気づきの方もいるかもしれないが)今までジミーちゃんの睡眠時間が妙に短かったのだ。毎日5〜6時間でフル回復。 このベッドはデフォルトの「性能: 2」の安いものなので、今後はもっと睡眠時間が長くなるはず。
二日ぶりなので、起き抜け時点でのUIを。 ▼
前述の通りリセットによって社交値が大幅回復したのだが、これは自分にとって得をしたことにはならない。 なぜなら「孤独」に陥ったジミーちゃんが、(話し相手として)ボーンヒルダさんを呼び出すのを待っていたからである。
この汚部屋を早く彼女に片づけてほしいんだ! スカッとしたいんだよ!
日課の「皿舐め」と「ノームさんへのごあいさつ」を済ませたジミーちゃんが、さっそく絵を描き始めた。
その最中にスキルレベルが4に上がり、二つ目の願望「絵描きスキルを上げる」を達成。
新聞配達に来たブレきゅんが庭で独り興奮していた頃、
再びスキルUPの願望が出現。順調順調。
ジミーちゃんはどんどん絵を描き続ける。 頭の上のダイヤに似ているような似ていないような不思議な絵が完成。
その後、風呂から上がるやいなや、巨大なキャンバスを用意したジミーちゃん。 どうしたんだ、今日はやる気満々だな。良い傾向だ。
シムたちが絵を描く最中の表情は、優しげでとても良いと思う。
たとえ彼らの描いている絵がこんな出来だったとしても。
だが大きな絵は時間がかかり、なかなか描き上がらない。
ジミーちゃんがくしゃみを我慢している時の表情で空腹を訴えて、この日の作業は中断。
撮影に支障をきたすほどの活況の中、彼はサラダを選んで食す。
食後に新たな地平を切り開く。
髪が生えたかのような斬新なエフェクトを身にまとい、ジミーちゃんの一日が終わる。
こうしてチャレンジ開始から怒涛の1週間が過ぎ去った。 明日こそボーンヒルダさんを呼び出しておくれ。
7日目終了時点での獲得ポイント。 1週間かかって目標値の1/5未満とは……。
願望を叶えた分の900ptを引くと、日常生活では239ptしか稼げなかった。今までの最低値である。 こまめに「幸福ポイント」のタブを見ていたところ、この日はポイントのカウントがほぼ止まっていたのだ。 不具合じゃなくこういう仕様なのか……? カウントの基準がわからねえ……。 このチャレンジでこんな厳しい目に遭っている人を見たことがないんだが……。
とりあえず、このまま続行してみよう。「諦める」のは苦手でな。 なぁに、願望をたくさん叶えればいいんだろ? 細かい数字なんぞ気にせずに済むほど稼げばいいだけのこと。 簡単簡単。余裕余裕。いやほんとマジで。
………………だれかたすけて。
* to be continued *
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ジミーちゃんの獄中日記【04】
#Jimmy’s Diary:【03】← 今ここ →【05】
ぐうたら男子〝ジミーちゃん〟のフリーウィル生活・第4回。 はい、例の「5秒でわかるジミーちゃんのすべて」(今回のスタート時点での情報)はこちら。 ▼
アイコンがじわじわと増えていくスタイル。
回を重ねるごとに冗長になっていくと一部マニアに大好評(誇張表現)の当ブログ。 今回の記事もすごく縦に長いことをあらかじめご了承願う。
***
小バエに矢印を打つ作業から始まる4日目、火曜日の朝。 すっかり大所帯と化しているが、もちろんジミーちゃんにその自覚はない。
起き抜けの朝シャン(死語)後……
さみしさに顔を歪ませるジミーちゃん。
社交値が下がりまくっているものの回復手段がなく、昨日から引き続き彼には「寂しい」のマイナスムードレットがついたままなのだ。独り暮らしで喋る相手がいないし、PCがないからチャットもできない。こいつはまずいぞ。マイナスムードレットの効力は「残り6時間」とあるが、6時間後にはもっと悪化しているんじゃないのか? 放っておいて大丈夫なのか?
そう。 今までにも触れたが、自分は特質やムードレット、引いては「このゲームの基本仕様」についてまだ知らないことが多い。建築に明け暮れて、通常のプレイが少々おざなりになっていたとも言える。例えば「寂しい」のムードレットが操作中のシムについた場合、いつもすぐに指示を出し(他のシムと交流させるなどして)解消してしまい、行き着く果てを見守ることがなかったのだ。 今回のチャレンジは、そんな知識不足を補うことも目的の一つとしている。特質やムードレットはもちろん、そこから生じる悪い状態を放置するとどうなるのかを、ジミーちゃんの観察を通して確かめていきたい。
さて。ウォッチ対象の彼は、何とか気を取り直して朝ごはんタイム。 誰もが一度は憧れる(断言)『レディーボーデン』一気食いである。 (まさかとは思うが、今時の若人はレディーボーデンを知っているのだろうか?)
ところで、小バエたちのデコレーション(?)を、丸形モザイクに切り替えてみた。だって矢印つけるのめんどくせえんだもん。このままいくと小バエは無尽蔵に増え続けるわけで、そうすると画像のレイヤーがとんでもない枚数になることも予見されるわけで、ならば「強調せずに隠す方向」へシフトすべしと考えたのだ。この処理だとレイヤーが少ないし作業が早くていいな。今後しばらく小バエの見せ方を模索してみよう。主旨からズレたところで無駄に心を砕くスタイル。
ここで密かな懸案事項だった〝食後の処理〟。食卓のスロットは〝グランドクロス〟の発動によってすべて埋まっている。ジミーちゃんは空いた容器をどうするのか? もしやきちんとゴミ箱へ捨てるのか?
そんなわけがない。順調に版図を拡大させていくのであった。
この時、彼の頭上に「釣り」を示すアイコンが出現。 そうだそうだ、釣りをしておくれよ。楽しいよ、釣り。自分はやったことないけど。
だが次なる行動はトイレであった。残念。
トイレ完了後は、なんとなくイラっとくる顔でお約束のスマホいじり。
すると……
ジミーちゃんが初めてのスキルを獲得した。
ソーシャルネットワーク。 ULをインストールして間もないため、このスキルの存在を知らなかった。そうか、スマホいじりもまんざら無駄じゃなかったというわけか。「なんでスマホ中に頭上にゲージが出るのかな?」とぼんやり眺めていたので、ちょっと得した気分。
それはそうと、スマホはコミュニケーションツールなんだから、これを活用すれば社交値を上げられるんじゃないのか? ブレきゅん(新聞配達員のブレントン君)に電話だけじゃなく、メールを送ったりもできるよね? 不特定多数のシムとSNSで交流するなんてことも可能だよね?
……などと一縷の望みを託し、スマホで使用できるコマンドを確認していたところ……
ベッドのせいじゃない。そもそもジミーちゃんには相手がいないんだってばよ。
そんなタイミングで、初めて状況にふさわしい願望が出現。 フリーウィルでは出来ない行動のように思えるが、とりあえずセットしておいた。
その後、壁の絵を眺めて投げキッスを送るジミーちゃん。今までになかった行動だが、理由があるのだろうか。 いっこうに絵を描こうとしないのは、ムードレットが下がっていることと関係しているだろうか。
Sims1では、欲求ゲージが下がって不機嫌なシムは、スキルUP向けのオブジェクトを使ってくれない傾向が強かった。 Sims3ではどうなんだろう。シムにとって、お絵描きはテレビ視聴や(スキル本以外の)読書と比べて気軽ではない娯楽なのかな。
ジミーちゃんが再び「釣り」に興味を示すかのようなアイコンを出すも、行動には結びつかない。 「寂しい」のムードやスマホの吸引力に取り紛れたように見える。憶測だが、ここには特質のせめぎ合いも含まれているのではないか。《不精者》・《釣り好き》・《アウトドア好き》という矛盾しているであろう特質と、現在の「寂しい」というマイナスムードレット。シムは欲求ゲージとムードを上げるよう行動するのが大原則のはずなので、ここから彼がどんな取捨をするかが楽しみである。
……と、そんな折。
心友・ブレきゅんの登場。 ジミーちゃんが自発的に彼と仲良くなってくれたらいいなぁ。まだ二人の関係性は「他人」だけどさ。
……などと考えながら、何気なく友人欄を覗いてみたところ、
えっ
なんで? なんでブレきゅんが友人欄から消えてんの? 一度登録されたシムが勝手に消えるなんてことあったっけ? それとも区画にいる間だけ表示されるとか? いやいやいや! だって昨日、ブレきゅんがいない時に友人欄見たらちゃんと載ってたよ?
前日(月曜日)の朝、郵便配達員のダイアンさんが来た際のSS。(ブレきゅんと出会ったのは日曜日の朝) 彼女が友人欄に自動登録されなかったことを確認するために撮った。
ブレきゅん一人のみが登録されており、この時点で彼はまだ配達に訪れていない。(日曜日に配達された新聞がまだ新品状態だった) 登録されたシムでも、社交がないまま一定時間経つと消えるとか……? うーむ……仕様なのか不具合なのか判断がつかん。 自分が本当に何も知らないことを実感したエピソードであった。
ブレきゅんが知人欄から消えたことにより、電話をかける相手を失ったんだろうなぁ。
真のぼっちに陥ったことを知ってか知らずか、ジミーちゃんがようやく絵を描き始めた。 うんうん、一つのことに打ち込んで気を紛らわすがいいさ。釣りをしてくれないのは残念だけど、その分お絵描きに集中して、絵画スキルだけで収入と幸福ポイントを稼いでいけばいいさ。
しかし、そんな青写真を描いていた矢先……
あっ
タイムアップだ……。
ムードレットが「寂しい」から「孤独」へ、Windows10のごとく強制アップグレード。 それに伴いムードメーターがガタンと目減りした。「相手は誰でも構わない」と言われても、その誰かがいない。交流のしようがない。
どうしたらいいんだ……。
さみしくて悲しくて、絵を描くどころではなくなってしまったジミーちゃん。なんとも痛ましい。 これ、もしやチャレンジを続行できないんじゃないか……?
なす術もないまま、「リタイア」の文字が脳裏をよぎったその瞬間……
なぜか妙に余裕の表情で、ジミーちゃんがどこかへ向かう。何だ何だ?
自ら屋外に出た彼は、おもむろに……
ドアとおしゃべりを始めてしまった。oh...
孤独をこじらせたシムはこういう奇行に及ぶのか。 「誰でもいいから話しかけろ」というシステムからの指令を、まさか非生物相手に実行するとは……。
こんな放送事故みたいなSSをネットに上げていいんだろうか? しかし、自分の葛藤など考えもしないジミーちゃんは続けて……
観葉植物にも話しかけていた。クルットル
静かな瞳に狂気を宿し、トークは弾んでいる様子。 生物もいるのに、人の形をした物も置いてあるのに、それらを無視してドアと観葉植物を選んだジミーちゃん。 少しは彼らのメンツも考えてやっておくれ。
このマッドなトークタイムのおかげで社交値がなんと半分まで回復。「孤独」のマイナスムードレットも解消された。 絵面が少々ヤバいものの、社交問題はこれにて解決したと見ていいだろう。
ところがすんなり絵描きを再開とはならず、ジミーちゃんはだらだらしっぱなし。 もはや安定感すら覚える見慣れた光景である。
すると突然、
おや? また外へ……。
ジミーちゃんが自ら庭に出た目的は、ノーム。
異様にハイテンションでノームを眺めるが、楽しさなどの欲求ゲージはまったく動かない。
しかし《アウトドア好き》特有のプラスムードがつき、とびっきりのアルカイックスマイル。やはりイラっとする表情。
ここでまた少し考えた。 前日、ジミーちゃんは本棚を屋外へ移動したとたん読書をしなくなった。そこまで出不精(仮定)の彼が、進んで外に出る。だが彼は本棚には目もくれず、興味のありそうな釣りもしない。要するに、ムードメーターを上げるための行動のほうが、特質による行動よりも優先されるということなんだろうなぁ。 ふむふむ、おもしろい。今後また家具配置を変えて、不精者シムの動き方を試してみよう。
その後、ジミーちゃんは部屋に戻ってお絵描きを再開。
ようやく絵描きスキルがレベル1に到達。 同時に「画家キャリアを選ぶ」の願望が出現するが、もちろん【就職禁止】のルールに従い却下。
2枚目の絵が描き上がった。余白遣いが大胆な一枚。
夕食は缶詰のスープ。 モザイク化記念で、初めて食事シーンのアップをお届けしてみた。
食後のお片づけ(片づいていない)はここ。 鳴り止まぬ崩壊の序曲……。
感情の読み取れない顔でトイレに入ったジミーちゃんは、そのあと……
またもや庭に出てノームと戯れる。 お向かいに住む「西の魔女」さんがちょうどお出かけするところだった。 いつかジミーちゃんが彼女の毒牙にかかる日が来るの��ろうか…?
部屋に戻って新たな絵を描き始めたタイミングで、電話が鳴った。 人生で初めての電話。誰かと社交できるチャンスかと思いきや……
EAからのいたずら電話だった。
そうこうするうちに、夜。
満月の夜なのでゾンビが涌き出て、
自分としてはこの際ゾンビでもいいから結婚してお友達になってほしかったんだけど、
ジミーちゃんは彼女を気にかけるそぶりもなく絵を描き続けて、
ずーっと描き続けて、
絵描きレベルが上がりつつ絵も完成したから、
寝た。すごく無視した。
「女子が家に遊びに来る」という千載一遇のチャンスをふいにしたところで、ジミーちゃんの4日目が終了。 ここで困った展開が待ち受けていた。
なにこの数値。丸一日で400ptほどしか獲得していない。
スキルを二つ(ソーシャルネットワーク&絵描き)手に入れて、絵を2枚描き上げて、それでこの数値? 確かにまだ何も願望を叶えていないが、前日はずっと本を読んでいるだけで700pt稼げたぞ? おかしくね?
うーむ……おそらく不具合だとは思うが、もし仕様だったら困るなぁ。 このチャレンジに《不精者》で挑むと決めた時点で、簡単にゴールにたどり着けるわけがないことはわかっていた。 それでも自分のプレイペースなら、きっと1か月〜2か月程度でクリアできると推測していたのだ。 しかし、こんな調子では1年後もまだやってるなんて由々しき事態もあり得るぞ。
とりあえずは、キャッシュの削除やResetSimといった消極的な手段を試してみよう。 それでも400pt/dayだったとしたら……まさかの1年コース確定か。
* to be continued *
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ジミーちゃんの獄中日記【03】
#Jimmy’s Diary:【02】← 今ここ →【04】
怠惰系男子・ジミーちゃんのフリーウィル生活、第3回。 「生涯の幸福ポイント」が30,000pt貯まるまで、10x10の極小家屋にひきこもる彼の姿を延々とウォッチする。
ここで、忙しい人のための「5秒でわかるジミーちゃんのすべて (今回のスタート時点の情報)」。 ▼
5秒で見終わる画像を作るために丸一日費やした。情熱を注ぐ場所を間違えている。 あとアイコンの位置に悪意はない。全然ない。ちなみに今後もこの画像を使いまわす気満々である。
***
3日目、月曜日の朝が来た。
ちょっと半身が埋まっているものの、新しい朝、希望の朝だ。 ジミーちゃん、今日は何をするんだい?
ああそうだね、読書だね。朝から絶望した。 やはりダメなのか……。
しかし、起き抜けはいろいろな欲求値が下がっているため、読書は長く続かなかった。
朝食をシリアルに決めたジミーちゃん。この日記史上初の「皿に盛られた食品」である。 ところが、喜び(?)も束の間……
食事風景は汚物まみれのちょっとした地獄絵図に。ヤバそうなのでアップで写すのは自粛した。 (※次回以降は大写しの可能性もあるので、何卒ご了承を)
野球と異なり何の名誉もない四番がここに誕生。四天王そろい踏みである。
すると……
今置いたばかりの皿を、ジミーちゃんがおもむろに持ち上げた。
なぜそんな澄んだ目を……?
あっ
あああああああああああああああああああああ
やりやがった……。これが噂の問題行動か。 実は今まで《不精者》シムを操作したことがなく、間近で見たのは初めてなのだが……マジ汚ねえ。
食事を隅々まで堪能しきったジミーちゃんは、残念そうに皿を見つめ……
またお戻しになりやがった。片付ける気ゼロ。
食後のトイレから戻ると、恒例の読書タイム。 なぜこうも行動パターンにバリエーションが増えないのかを考えていたところへ……
郵便配達員、襲来。
やった…!!女子だ…!! 典型的な「タウニー顔」だが、自分の目には超絶美麗な救いの女神と映っている。ジミーちゃんを救いたもう。
お名前は「ダイアン」さんね。オ���ケイ、覚えた。 ジミーちゃんの刑期が明けたら結婚してください。 週一で少しずつ、彼と愛を育んでください。また来週ね! (※彼女は知人欄に自動登録されなかった)
……と、いきなり婚活ターゲットにされたダイアンさんを見送りながら、ため息をつく。
世界はこんなに広く美しいのに、
人だって鳥のように自由に空を飛べるのに、
我が家は狭く、自由に飛ぶのは小バエばかりなり。 その傍らで、ただダラダラと本を読み続けるだけのジミーちゃん。 もうやめよう、こんな無為な暮らしは。建設的な人生を手に入れるんだ…!!
ここでジミーちゃんがお風呂に入り始めたので、無駄にセクシーな入浴シーンを挟みつつ前回のラスト辺りから考えていたことを綴りたい。先述の「行動が単調すぎる」理由だ。
まず、この家の娯楽品リスト。
テレビ【すでに無い】売却済
鏡【すでに無い】売却済
本棚【現在ご執心】
イーゼル【無関心】
池【無関心】
初日のジミーちゃんが「テレビに吸い寄せられた」のは理解できるのだ。あれは特質に関係なくたいていのシムが陥る。 同じく彼が鏡に夢中だったのも、《誘惑的》ならば当然の結果だ。しかし、本棚にジミーちゃんがここまで執着するのはなぜなのか。
現在残る娯楽品は、本棚・イーゼル・池である。これら3つの違いは何か。シムは「より高級なもの/より近くにあるもの」を使いたがる傾向が強いが、たった10x10しかない区画では、距離は問題にならない……はず。他に異なることといえば、本棚は屋内、イーゼルと池は庭にあるという点。もしかすると、庭の二つを使いたがらないのは、ジミーちゃんが「外に出たくない」からではないか。つまり《不精者》は、玄関の外に出るのが嫌いな「出不精」の性質をも含むのではないか。そう考えたのである。
庭にいることを好むよう、ジミーちゃんには《アウトドア好き》の特質も持たせている。しかし《不精者》の「屋外に出たくない/ひきこもりたい」というネガティブな欲求は、それを打ち消してしまうほど強いのだろうと推測。《アウトドア好き》は趣味嗜好のレベルであり、一方の《不精者》は「性格/人間性」に近い、心の根幹を成す要素なのではないかと思うのだ。
シムたちの特質をあまり熱心に研究したことのない自分には、ここまでの思考が限界であった。 長々と小難しい雰囲気で綴っているが、やりたいことはいたってシンプルなのだ。さあ、始めよう…!
……と、意気込んだ瞬間に現れた願望。 ▼
空気を読んでください。 EAさんが全力でプレイヤーのやる気を削ぎに来ている。
風呂を出たジミーちゃんが読書&トイレに勤しむ間に、模様替えを決行。
まず、本棚を庭へ移動。 続けて、庭に置いていたイーゼルを……
ベッドのそばへ移動した。 二つの位置を交換したような状態。
ベッドでリラックスしていると、真っ正面からイーゼルが見つめ返してくるという嫌味な配置である。
さらには、所持品の本(本棚から出して読み終えた本)をすべて売却。 【所持品に入ったアイテムを売却するか否かはプレイヤーの判断に任せる】というルールがあるため、この処理に問題はない。
こうしてジミーちゃんは、読書がしたければ庭の本棚へ本を取りに行くしかないし、庭に出たくなければ屋内のイーゼルで絵を描くしかない状況に置かれたのである。まずは先述の仮説(《不精者》は出不精)が合っているかどうかを確かめたい。そして、その仮説が正しかった場合……
ジミーちゃんの固執する対象が本棚からイーゼルへ変わり、しつこく絵を描くようになるはず。
一つのスキルを習得し始めれば、そのスキルに関する願望が次々と出現するようになるはず。
描いた絵が高値で売れるようになれば「○○を買う」という願望も叶えやすくなり、チャレンジのクリアがぐんぐん近づくはず。
天才か。自分の頭の良さが怖い。マジでこわ……
……い…ってスマホ!!! 思わぬ伏兵だぜ……。
この時、ジミーちゃんは一瞬だけ本のアイコンを出した。 「読みたいから本棚を探したが見当たらない」といった、彼の逡巡らしきものを感じる。やはり本棚が屋内(手の届く範囲内)にないからあきらめたのだと思うが、まだ断定はできない。ふむ、明日も引き続き行動パターンを追うことにしよう。
今のところ、ジミーちゃんはスマホをいじっても短時間(シム時間で30分程度)で終わることが多い。まだULをインストールして日が浅いので、仕様なのかどうかがイマイチよくわからないが、この時もすぐにスマホをしまっていた。
次なる行動は、夕食。相変わらず料理をする気はない様子。
小バエ先輩たち(朝より増殖)の激励を受けながら、もはやどこからどこまでが何なのかわからない状態で、簡易メシを胃に流し込む。
食後に待ち受けていたのは……
グランドクロス。大技が炸裂した。
この5つ目の汚物によって1x1テーブルのスロットがすべて埋まった。 明日からどうなるんだろう。さすがにここまで散らかした経験がないからなぁ。
その後、再び一瞬だけスマホをいじっていたジミーちゃんは……
あれ…??
っっかかかかか
描いた…!! ジミーちゃんがイーゼルを使ってくれた…! 謎の感動。 元々そのために模様替えしたくせに、いざそれが実現したとたん、なぜか妙に動揺した。
このまま明日からは絵を描きまくって過ごしてくれるといいなぁ。
ここでようやく新聞が二つに増えていることに気づく。 ブレきゅん(新聞配達少年)が知らぬ間に来ていたのだな。なんかスマン。……などとエア謝罪をしていた矢先……、
初のマイナスムードがついてしまった。新たな課題の登場。 そうだよね、ひとりぽっちは寂しいよね。《一匹狼》特質を選ばなかったため、ここから社交値を上げるのはなかなか骨が折れそうだ。ジミーちゃんは、自発的にブレきゅんに話しかけたり電話をかけたりしてくれるのだろうか。そもそもブレきゅんに相手にしてもらえるのかどうかも気になるところである。
そうこうしている間に初めての絵が描き上がったので、所持品に入れておいた。 たった§2では売ったところで意味がないし、今後、絵画に関する願望で使い道を考えたい。
絵を描き終えてすぐに就寝。長い長い3日目が終わった。
3日目終了時点での累積ポイント。 絵を1枚描いても絵画スキルは上がらなかったし、それ以外に目ぼしい行動もなかったのでこの日は2日目と同じくらいのポイント (700pt強) しか稼げなかった。絵画スキル関連の願望が今後たくさん出ればいいなぁ。明日からは、模様替えがジミーちゃんにどう影響を及ぼすのかを引き続き見守りつつ、ブレきゅんにちょっかいを出す方法を模索していきたい。
* to be continued *
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ジミーちゃんの獄中日記【02】
#Jimmy’s Diary:【01】← 今ここ →【03】
なまけもの男子「ジミーちゃん」の地味なフリーウィル生活、第2回。 初めに、前回お伝えし忘れていた点などの補足説明をば。
その1。 現在のEPインストール状況はこちら。 ▼
「一つ一つのEPを楽しみ尽くしたら次をインストールする」というのんびりしたプレイスタイルで、SEAがまだ入っていない。よって、ジミーちゃんの世界には季節と天候が存在しないのであった。
その2。 上述の通りULをインストール済みであるにもかかわらず、ジミーちゃんの家にはプレイ初日(前回)に大学勧誘のラマ先輩が来なかった。どうやらあまりに狭い区画だと先輩の来訪はないらしい。あるいは玄関の周囲に十分なスペースがないとダメなのかも。そして彼は「大学勧誘キット」も受け取っていない。
その3。 5秒でわかるジミーちゃんの特質まとめ。 ▼
この画像は厄除け・交通安全・家内安全・恋愛成就などあらゆるご利益を期待できる大変縁起の良いものなので、スマホの待ち受けにしたりプリントアウトを壁に貼ったりして、常にそばに置いていただくことを推奨する。
***
そんなこんなで2日目の朝。
前日に寝るのが早すぎたため、早朝に起きちゃったジミーちゃん。年寄りか。
この日最初の彼の行動はトイレ。 で、次は?と見守っていると……
えっ
ええええええ
えんだああああああああああいあああああい(ホイットニーさんの曲)
ジミーちゃんがシャワーを浴びたよ……。 《不精者》の彼が自発的に入浴したよ……。 まず間違いなく《誘惑的》の効力であろう。すげえな《誘惑的》。
ところで、ネット上でよくお見かけする「ハゲのシャワーシーン」の画像。たいていは「お風呂に入ったらCCの髪が外れてハゲになっちゃったんですぅ」という不具合報告のようだが、うちのは本物だから! ジミーちゃんは元からハゲだし未来永劫ハゲだから! ……と、自分でもよくわからないプライドをアピールしてみる。
興奮も冷めやらぬ間に、ジミーちゃんの「はじめてのおふろ」が完了。 もちろん水たまりは放置するのが彼のスタイルだ。
その後は本棚へ。 テレビは壊れた末に売却、鏡も見すぎてウザかったから売却。だからジミーちゃんに残された手軽な娯楽は、もはや読書しかない。ここで彼が庭の池やイーゼルに向かってくれれば、スムーズに「生涯の幸福ポイント」が貯まるんだけどなぁ。
……とか何とかぼやいているところへ、小さな発見が。
そうか。ベッドで本を読む時は、《不精者》のシムでもベッドメイキングするよな。当たり前のことなのにちょっとうれしい。今後はベッドで読書するといいよ、ジミーちゃん。
で、このタイミングで出た願望。 ▼
無理だから。 なんでこんなのしか出ないんだ。昨日の「冷蔵庫を買う」を却下したことが心底悔やまれる。それにしても二つ目が大雑把すぎないか。システムさん、この男にはキスする相手どころか知人すらいないんですよ。しかも対象がセレブなんて、もはや「やれるもんならやってみろ」くらい乱暴な注文である。もう少し状況に即した願望を出してはもらえないだろうか。
自分が憤っている間に、ジミーちゃんは『お祭り石の賛歌』を読むのを中断。続いて……
またもや簡易メシで空腹をしのぐ。 時間も体力も十分あるのに、彼はキッチンに立とうとしないのだ。緑色のスモーク(前日のジュースの残骸)を気にするそぶりもなく、ジミーちゃんはとっとと食事を終えた。そう、終えたんだ……。
うん、知ってた。こうなるってわかってたよ。 だって、それが《不精者》の生き様だから。
ところで、ここまで長々と綴っておいてようやく朝の9:00である。なんという濃密な日常。 するとそこへ……
おいでなすった…!! 今回のチャレンジにおいて、自宅にひきこもっているジミーちゃんが知り合うことのできる数少ないシムの登場である。 そう、冒頭でわざわざラマ先輩が来ないという不具合について記したのは、この新聞配達シムの重要度が増したことを意味している。(先輩も遅れて来てくれたらと願っているが、先例から鑑みるに望みは薄そうだ)
ふむふむ、少年はブレントン君という名なのね。これからはキミを「ブレきゅん」って呼ぶね? この出会いは運命だから、二人はズッ友だょ?
……まぁ猫なで声で一方的に語りかけたところで、
実際には会話の一つもないままブレきゅんは立ち去るわけで。 ただし……
知人欄にはきちんと登録されるわけで。ポケモンゲットだぜ!
ブレきゅんの存在にまったく気づかなかったジミーちゃんは、先ほどの本を読み終えたあとさらに本棚から『死霊の嘆き』という2冊目を取り出して読み始めていた。中二心をくすぐるタイトルだな。
読んで読んで読みまくる。あれ…? なんだろうこの既視感……ずっと同じ動作……。
テレビが本に代わっただけじゃないのかこれ。
いや、うん。あり得るパターンだとは思っていた。 しかし本棚は、テレビほど吸引力は強くない。だから遊ぶ欲求(楽しさUP)が満たされずに、ジミーちゃんが庭のイーゼルと池に興味を向けることを狙っていたのだ。だが、うまくいかない。他の動作の合間に本を読んでほしいだけなのに、読書一辺倒になってしまう。なぜこうも難しいのか。せめて読書に関する願望が出ていれば、見ていて退屈でも達成感は得られるのになぁ……。いやいや、まだほんの半日程度の出来事だ。心配は心配だが、文句を言うには早すぎる。
「同じ動作を続けていると物を減らされる」という不穏な気配を察したのか、ジミーちゃんはトイレへ向かい、
一度も流したことのない便器の上で、棒立ちでスマホをいじくり……
爆笑。
考え込んでいたのがバカらしく思えてくるほど楽しそうなジミーちゃん。 うん。先を急ぐわけでもないし、ジミーちゃんが幸せならそれでOKじゃないか。そうだそうだ。
その後、
今まで緊張とは一切縁のなかった彼が、さらなるリラックスを重ねる。それ以上どうやってリラックスするの。
究極の弛緩状態から、無駄のない流れるようなフォームで読書へ移行。
苛立ちを募らせ錯乱状態に陥った自分が、このタイミングで絶対に叶えられない願望をセットしてしまったものの、
(当然ながら)ジミーちゃんの行動は相変わらずである。
ついに卓上に魔のトライアングルが形成された。
続いて、大して衛生値は下がっていないのに、本日2度目のシャワーを浴びるジミーちゃん。 《誘惑的》の効力の強さを改めて思い知るとともに、「体の清潔さは保ちたいが他はどうでもいい」という歪んだ衛生観念を持つ新しいタイプの変態の誕生を確信した。
風呂のあと、順調に増殖する小バエ先輩たちを横目にしつこく読書。
……そして、
無駄のない流れるようなフォームで2日目のフィニッシュ。のび太か。
無意識下で「アウトドア」に親しむジミーちゃん。いや、それ意識下でやってくれ。
最後に、2日目終了時点の累積ポイント。 ▼
ギリギリで4桁の大台に乗った。 前日(初日)よりも活動時間が長かったから、約3倍のポイントを得ているのは当然。じわじわと前進してはいるが、ペースが遅い……と思う。まだ一つも願望を叶えられないまま、さらにはスキルを覚えるなどのイベントもないまま、のほほんと暮らしているだけだからなぁ。
よし、決めた。 先ほど「ジミーちゃんが幸せならそれでいい」と言ったが、あれは嘘だ。HAHAHA☆
次回、実験と作戦を強行する。
* to be continued *
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