#笑顔の魔法
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nocturangel · 18 days ago
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rugbysm3 · 7 months ago
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拡張ラグビーケツマ◯コトレーニング
今日はラグビーユニフォームとケツ割れ履いてリモートワーク。
夕方、仕事がほぼ終わったタイミングで拡張自主トレを開始。ケツを洗い、一番小ぶりな張り型を入れ、椅子に座り仕事机に向かう。張り型の亀頭部分がスクラム練習では鍛えられなかった前立腺を刺激する。チンコの根元の奥あたりから、モヤモヤとした快感がラグビーユニフォームを着た全身に広がる。
慣れてきたところで張り型をサイズアップ。持ってる張り型の中で2番目に太いやつだ。黒光りして亀頭のエラが張った立派な張り型。
ラグビーでも仕事でも、成長するかどうかは、一人の時にどれだけ自分に厳しくなれるかにかかっていると思う。俺は新年の抱負として、ケツ穴の拡張をしフィストの道に進むとここで宣言した。
フィストの道に進むことに迷いがないと言えば嘘になる。でも、俺は自分の気持ちにもうウソをつきたくない。自分に正直に生きたい。そうだ。俺はラガーマンだ。ラガーマンとしての気概を見せるんだ。
俺は持ってる中で2番目に太いこの張り型をケツに突っ込み15分間椅子に座り続け、何があっても耐えケツから張り型を引き抜かない、くわえ続けるというノルマを自分に課した。
タイマーを15分にセットする。これが鳴るまでにもし張り型をケツから引き抜くようなことがあれば俺はラガーマン失格だ。神聖な白ラグパンを履く資格を永久に失う。万が一、15分間張り型を入れ続けられず張り型を引き抜くようなことがあれば、その時は恥ずかしい罰が待っている���
白襟のラガーシャツ、白ラグビーソックス、黒スパイクを履き、フリチンでグランドを100周するのだ。ラグビーの聖地、菅平高原名物、「ラガーマンのフリチンラン」を所属していたラグビーチームの仲間の前でするという、妄想めいた罰を思いついた。
こうして自分を追い込まなければ、怠け者の俺は正月の抱負として立てた「拡張トレーニングを継続しフィストマ◯コになる」という誓いをいつの間にか破るだろう。
ラガーマンは有言実行。黙って張り型にまたがり15分間椅子に座り続けた後は、一番大きい張り型に挑戦するのだ。二番目に太い張り型を手に取りローションを塗りケツに亀頭部分だけ突っ込み椅子に座る。体重をかけるとケツがグワッと広がりズブズブと体の中に入っていく。あぁっ…。
張り型の亀頭が、そして太い竿の部分が、パンパンに張った俺の前立腺を引き摺るように刺激していく。キ、キモチイイ…。全体重を掛け張り型を根元までくわえ込む。8割ほど飲み込めた。不自然に腰を浮かせたまま、残りの仕事に集中する。
しばらくすると直腸が動いたのか、張り型が
勝手に飲み込まれていく感じがした。あぁっ…全部入る。スクラムで押し込まれ後退するときのようにジリジリと押し込まれていく。ラグビーを引退してもバクバク食って増えた自分の体重を呪う。
コリッとした感覚があり、張り型がすべて根元まで入った。スウェットを履いたケツが椅子にしっかりと沈み込む。すると、ケツが少し楽になる。俺のケツが張り型を完全飲み込んだのだ。
ふー…。椅子に座りパソコンに向かっているだけなのに、何なんだこの体力消費は。俺は脂汗をかき、白ラグビーソックスを履いた両足をつま先立ちさせ、ケツの奥が突き上げられ圧迫される少し苦し感じに耐える。
スクラム練習よりキツい!つま先立ちした両足がプルプル震え始める。張り型の根元の太い部分でケツの入口が押し広げられる。少しきつい。張り型を引き抜きたい!…でも…仲間の前でフリチンランなんてできない。そんな学生の罰ゲームみたいなことを社会人ラガーマンの俺がしたら、未来永劫、俺はチームの笑いものだ。
フーフー荒い息をしてケツの圧迫感に耐える。タイマーを見ると、長い長い15分がまもなく経とうとしている。あと15秒…10秒…5秒…終了!!硬直した下半身を椅子から浮かし、スウェットをずり下げる。そして入れていた張り型をケツから引き抜く。
ズロン!!あぁっ!
自分のケツが引き抜く際に一番感じる癖のあるケツであることを忘れていた。俺はケツから背筋を貫き脳天までしびれさせるゾクゾクするような快感に腰が抜け、椅子に座り損ねて床にケツから落ちた。
俺の膣液でヌルヌル光った張り型を床に落とした。勢いよくボヨンと飛び跳ね床に静かに横たわる黒く太く長い張り型。俺も床に転がった張り型のようにグッタリと床に横たわった。
はーはー息をする。張り型を引き抜いたケツは開いたままだ。ケツの穴を閉じたり開いたりすると、俺のケツは物欲しそうなヌチョヌチョという音を立てた。部屋の隅に置いた姿見に自分が映る。俺は急に恥ずかしさに襲われる。
なんてザマだろう。やはりラグビーを引退してタガが外れたのだ。俺は長年、不屈のラグビー精神で自分の中に巣食う淫魔と戦ってきた。週末のラグビー練習で思いっきり走り、ぶつかり、叫ぶことでストレスを発散し、淫魔に打ち勝ってきた。
だから俺がラグビーを引退したらストレスを解消できず、抑え込まれていた淫魔が解き放たれることは覚悟していた。でもまさかここまで淫魔に乗っ取られるとは思いもしなかった。
正直に告白する。俺は、ラグビユニフォームとケツ割れを履いた姿で、ラグビーや空手をするようなゴツい男の手でケツの穴を拡げられ、ローションまみれの膣の奥の奥まで見られたいと思っている。恥ずかしい願望だ。しかも、これは絶対に内緒だが、フィスト貫通したあかつきには、OBぐらいの年代のオヤジ達の前でフィストショーをし、ケツでイク姿を見られたいとまで思っている。
思えば長い長いラグビー生活だった。ラグビーコミュニティで男色は御法度だ。だから男との交わりは絶対の秘密にしバレないようにしていた。でも、ラグビーを引退した今の俺は、こうして男色へのドロドロの欲望を不特定多数の男達にネットでさらけ出すだけでなく、仕事中に禁断のケツマンオナニーにふけり、その姿をネットに投稿している。
俺は、フィスト願望が溢れ出して止められなくなっている…。なんということだろう。俺は、あんなにも愛し夢中になっていたラグビーをこの体で冒涜している。
チームの仲間の顔を思い出す。好きだった監督のラグパンのふくらみや、バカでかく発達したふくらはぎや太い腕の筋肉も思い出される。ラグビーボールをつかむ大きな手も。その手が俺のケツに…
あぁっ…。またとんでもない想像をしてしまっている。最近は気が付くといつもこうだ。白昼夢の中の監督の、太くて硬いチンポをしゃぶる。ツユダクでしょっぱくて美味い。強い男の匂いがする。
俺は罪深い妄想に取り憑かれている。もう監督に顔向けできない。監督もOBの先輩たちも、こんな張り型アナニーにふける俺の姿を見たら驚き軽蔑し嫌悪し離れていくだろう。
「もう吉田とは関係を持つな」というお触れが出るに違いない。俺はラグビーを引退しキッズ達のコーチになるのではなく、チームから距離をおいた。そして一年は我慢できた。
でも、淫欲を抑え込む歯止めとしてのラグビーがなくなった今、俺はラガーマンの象徴であるラグパンを脱ぎ、淫乱マ◯コ野郎の象徴であるケツ割れを履き、ラガーシャツと白ラグビーソックス姿で部屋で一人アナニーに没頭している。
何よりも人に言えないのは、俺は大事なチームの試合動画を流しながら激しく興奮しながケツマン拡張アナニーをしているということだ。これがラガーマンとしてだけでなくスポーツマンとして絶対に許されない行為だということは分かっている。でも俺は、自分が出て活躍したラグビー試合動画を流ながらのアナニーを我慢できない。
監督すみません。俺は、動画から聞こえる「吉田!寝てんじゃねー!立て!走れ!金玉ついてんのか」という監督の怒鳴り声を聞きながら興奮しています。半開きのケツの穴からも、硬く勃起したチンポの先からも我慢汁を垂らしています。
監督が俺に怒鳴り声を上げれば上げるほど、俺のチンポは硬くなります。監督に鍛えてもらったデカいふくらはぎに白ラグビーソックスを履き、ケツ穴をヒクヒクさせ、両手で乳首をつまみ、アヘ顔で我慢汁をとめどなく垂らしています。
監督、俺はもう監督の目を直視できません。もし直視したらその瞬間、監督の目の前で俺はイッてしまうでしょう。
俺は試合動画から聞こえる監督の「吉田!突っ込めーっ!」という怒鳴り声を合図に、俺はふらふらと立ち上がり、持っている中で一番太い張り型を手に取った。監督が怒鳴る。「吉田!モタモタしてるな!突っ込め!」。
俺は張り型にローションを塗りながらラグビー脳がピンク色染まっていくのを感じ���。監督の「吉田!行け!」の怒鳴り声を合図に、俺は一番太い張り型をケツに突っ込もうとする。
うぅっ…。亀頭部分だけでもすごい圧迫感だ。スクラムを組む俺に、監督が「耐えろ!吉田!」と声をかける。あの太く低い監督の声で、苦しいスクラム戦を何度も耐えしのいだ。
俺は張り型を椅子の上に置き、ゆっくりと腰を下ろし体重をかけていく。ハーフタイムに円陣になった俺に向かって監督が言う。「吉田、体に力が入り過ぎてる。重心を感じろ。そしてスパイクをグランドに食い込ませろ。スクラムの基本を思い出せ」檄が飛ぶ。
俺は重心を感じ、床にしっかりと足をつき、脂汗をかきながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。張り型の竿の一番太いところが括約筋を通過する。「よし!いいぞ、吉田!突っ込めっ!」。監督の怒号と同時に一番きついところを乗り越える。
あぁっ!監督っ!
俺は天を仰ぎ、一気に椅子に腰を下ろした。そしてその瞬間は突然やってきた。チンコをしごいてもいないのに、腹の奥からドロドロの熱いマグマがこみ上げる。
監督!ダメです!俺!俺、イキます!
初めて感じる快感にガクガクと体が震える。
イクッ!イクッ!イクッ!
長い射精だった。一分ぐらい止まらないトコロテン射精の快感に、ラグビー脳が破壊されていく。俺は椅子からずり落ち、ドサリと床に倒れ込んだ。ケツから張り型が勢いよく飛び出す。ブチュ!ケツ��激しいムズムズした快感が広がる。
ケツ穴に自分の指を突っ込みむと、俺のケツ穴は軟体生物のようにグニョグニョだった。自分の指をヌチョヌチョと包みこんで喰っていく。ノーサイドの笛が鳴る。俺は白ラグビーソックスを履いた太い足をピーンと伸ばし、ラグビーで鍛えたゴツい上半身を反り返らせる。監督が俺を見下ろして立っている。
監督…すみません…
監督は黙って背を向け去っていく。あぁ…。快感の中、俺は意識を失った。
___________
久しぶりに長文書きました。感想を教えてくれると嬉しいです。写真は、俺の自主トレ姿です。
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lachatalovematcha · 1 year ago
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🎀☘️⭐️˖ ⊹ ♬˚₊‧₍𝄐⩌𝄐₎ ˖ ⊹ ♬˚₊‧カエル カエル カエル🌈☁️🏠魔法の蝶の家🌈☘️🍓(◡ ω ◡⁠)そばにいてください(◡ ω ◡⁠)🎀🥝🎒🎨⋆˚✿༉‧₊˚.HONEY🥞🎀🌈もう一歩進もう。🍮🎀🌈こころのそこからあいしてる🌈☁️🏠笑顔の太陽𓏲 ₊˚๑ ꒰Happy꒱ ໑‧₊˚.🍩☀️🎀
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sou0902 · 2 months ago
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5月末にとある劇団が幕を下ろされた。最後の舞台撮影に携われたことに嬉しくもあり、寂しくもあり、編集をしながら複雑な気持ちになっている。劇団代表との出会いは、別の劇団のお芝居の集合写真の際に、あまりの大人数と、経験が浅かったこともありガチガチに緊張していたところ、人を笑顔にする『魔法の言葉』を教えてやる。と声をかけられ、そこから懇意にして頂いている。ちなみに撮影で『魔法の言葉』を使ったものの、場の空気は凍りついていた事は懐かしい思い出だ。そ��から、自劇団の撮影や、その他の仕事の依頼、自分ごとでは退職し写真で挑戦している事などなど、事あるごとにメールや電話での叱咤激励をくれる仲となった。最後の撮影が終わり、撮影のお礼がてら僕が今挑戦していることへの報告を入れた後の一通の連絡。そこには、『君ならやれるだろう。さらに気合を入れてその道を進め。何故だか分からんが、我には確信がすでにある。理屈抜きで頑張れ。』と。迷いを悟られたのか、その言葉に後押しされている自分がいた。自分の強みないし自分の事すら未だに分からない。分からないからこそ経験を重ねて重ねて、いずれ死ぬ時に僕自身が現れればいいな。それまで感動は大事に取っておこう。
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krdc · 1 year ago
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マジカルラブ - 黒沢心の声だだ漏れVer. (magical love - kurosawa's overflowing thoughts ver.) — full version
spotify
(lyrics & unofficial translation below, kurosawa's thoughts in pink)
magical love be with you
すげー可愛い すげー好き
suge kawaii suge suki
you're so cute, i like you so much
やばい めっちゃドキドキする
yabai meccha dokidokisuru
crap, my heart is beating so fast
指の隙間でチラ見 (最初はただ)
yubi no sukima de chira mi (saisho wa tada)
glancing through the cracks of my fingers (at first...)
僕にはもったいないって? (そばにいられたらって)
boku ni wa mottainai tte (soba ni iraretara tte)
aren't you wasting it on me? (being by your side...)
今までだったらそれで終わり (思ってただけなのに)
ima made dattara sore de owari (omotteta dake na noni)
if it had been before, this would've been the end (was enough for me)
一味違うthis love wow
hitoaji chigau this love wow
this love is different, wow
まさかこの年になってこんな
masaka kono toshi ni natte konna
i never thought i'd experience it at my age
初恋みたいな気持ちになるなんて
hatsukoi mitaina kimochi ni naru nante
this feeling that feels like a first love
ああ もうずるい
aa mou zurui
ah, it's just not fair
これ以上どうしろっていうんだよ
kore ijou dou shirotteiun da yo
if this keeps up, what am i supposed to do?
瞬間 近づく鼓動
shunkan chikazuku kodou
the moment i got near your heartbeat
聴こえた マジかよ マジカル!?
kikoeta maji ka yo majikaru
i heard them, it's for real, it's magical?!
ヤバイ 近いっ 可愛いーっ!
yabai chikai kawaii
crap, you're so close, you're so cute!
もう ムリ無理 見て見ぬフリ
mou muri muri mite minu furi
i can't keep pretending i don't see it
夢でも 胸高鳴り
yume demo munadaka nari
even in my dreams, it makes my heart race
運命変えちゃう love
unmei kaechau love
a love that changes destiny
君と 僕が? あわわっ
kimi to boku ga awawa
between you and me? i can't deal!
ハッピーエンドの途中
happi endo no tochu
on the way to our happy ending
焦る i want you (yeah)
aseru i want you (yeah)
i want you right now (yeah)
一緒なら越えてゆける
issho nara koete yukeru
as long as we're together, we can overcome it all
明日は七色 君と甘色 wow yes
asu wa nanairo kimi to amairo wow yes
tomorrow will have a rainbow, with you and the sweet colors, wow, yes
安達...
adachi...
四六時中 夢心地 (こんなに可愛くて)
shirokujichu yumegokochi (konnani kawaikute)
day and night, i keep dreaming (is your being this cute...)
そんなの聞いてないって (大丈夫なのか!?)
sonna no kiitenai tte (daijoubuna no ka)
saying things i've never heard you say (really okay?!)
想定外 好きが渋滞 chu (俺だけのものにしたい)
souteigai suki ga jutai chu (ore dake no mono ni shitai)
unexpected feelings stuck in a traffic jam (i want you to be only mine)
大胆不敵 this love wow
daitan futeki this love wow
this love is fearless, wow
これ以上好きにさせて
kore ijou suki ni sasete
why do you have to...
どうしようっていうんだよ
dou shiyoutteiun da yo
make me fall for you even more?
ああ このまま時が止まれば良いのに
aa kono mama toki ga tomareba ii noni
ah, i wish time would just stop right here
敏感 本音と嘘
binkan honne to uso
my sensitive true feelings and my lies
気づいた マジかよ マジカル!?
kizuita maji ka yo majikaru
you noticed them, it's for real, it's magical?!
ヤバイ 近いっ 可愛いーっ!
yabai chikai kawaii
crap, you're so close, you're so cute!
もう ムリ無理 見て見ぬフリ
mou muri muri mite minu furi
i can't keep pretending i don't see it
夢でも 胸高鳴り
yume demo munadaka nari
even in my dreams, it makes my heart race
運命変えちゃう love
unmei kaechau love
a love that changes destiny
君と 僕が? あわわっ
kimi to boku ga awawa
between you and me? i can't deal!
ハッピーエンドの途中
happi endo no tochu
on the way to our happy ending
焦る i want you (yeah)
aseru i want you (yeah)
i want you right now (yeah)
一緒なら越えてゆける
issho nara koete yukeru
as long as we're together, we can overcome it all
明日は七色 君と甘色 wow yes
asu wa nanairo kimi to amairo wow yes
tomorrow will have a rainbow, with you and the sweet colors, wow, yes
隣にキミの笑顔 (love is the magic)
tonari ni kimi no egao (love is the magic)
with your smile next to me (love is the magic)
yeah (love is the magic) oh
魔法が解けたって 大丈夫さ ふたりなら
mahou ga toketa tte daijoubusa futari nara
even if the magic is undone, we'll be okay as long as we're together
安達!
adachi!
幸せすぎてもムリ
shiawasesugite mo muri
i'm too happy, i can't handle it
未体験の胸騒���
mi taiken no munasawagi
the apprehension of something unfamiliar
世界の数だけ love (あーっ) love (まって) love (もうっ) wow
sekai no kazu dake love (aa) love (matte) love (mou) wow
for every world out there, there's just as much of our love (ah...) love (wait...) love (jeez...) wow
大好きだ!
daisuki da
i love you!
初めてだらけのストーリー
hajimetedarake no sutori
in this story filled with our firsts
誰にも邪魔させない
dare ni mo jamasasenai
we won't let anyone interfere
特別以上の love
tokubetsu ijou no love
a love that's beyond special
愛しい 嬉しい 気持ち
itoshii ureshii kimochi
and the precious, happy feelings
ハッピーエンドの途中
happi endo no tochu
on the way to our happy ending
もう全部 i want you
mou zenbu i want you
i want you, all of you
一緒なら越えてゆける
issho nara koete yukeru
as long as we're together, we can overcome it all
明日は七色 君と甘色 wow yes
asu wa nanairo kimi to amairo wow yes
tomorrow will have a rainbow, with you and the sweet colors, wow, yes
magical love be with you
もう 幸せすぎる
mou shiawase sugiru
jeez, i'm too happy...
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blr-blue · 20 days ago
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 さいきん暗い日記ばっかりだったしもうちょいポップな文章でも書くかと思い、下書き画面を開いている。いつの間にか暗い話になってたらごめんちょす
 まじで、noteとか、Tumblrを書いてくれるひと、そして読んでくれるひと、本当にありがとうといつも思っている。考え方やら感情やら思考やら、めちゃくちゃ似てるひともいればそうでないひともいて、だけどお互いをゆるやかに肯定しているこの場所がとてもすきです。
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 今月のネイルは、前回の記事に載せた過去ネイルをまたやりたくなっちゃったから、それの復刻版ネイル。右の写真はフットにやりたいマグネットジェルの記録。
 重い腰を上げて睡眠外来に行き、睡眠薬を処方してもらった。先生はとてもいいひとだった。きちんとお話を聞いてくれる系の先生だった。大学院のD1だということを伝えるとめちゃくちゃ饒舌になった。毛様体賦活系の話をされて、「これって義務教育で教えた方がいいと思わない?」と言われ、「そうかもしれませんね」と答えたら、「さすがアカデミアのひとだ、断言を避けるんだよね、生存戦略として」と言われる。苦笑い。最後には学業がんばって、と声をかけられる。うん、それなりにがんばるよ。だけど先生、寝る前2時間スマホ禁止は、まじで、むりだよ。スマホないと暇すぎるもん。
 1錠から4錠までの間で、すこしずつ増やして自分に合う量を決めてね、と指導されて飲み始めた睡眠薬はたった1錠でよく効いた。8時間も一度も目覚めずに眠ったのは久しぶりだ。もっと早く行けばよかった。
 生活���整えたいと思うけれど自分の弱さゆえにそれがどうしても難しいと感じるときがある。とりあえず、眠ることに関してはなんとかしていくので、つぎは食事だ。せめて2食はきちんと食べたい、よ。
 健康といえば。母からLINEで「健康診断の結果どうだった?」と問われたが、「キャンセルしちゃった」と返信した。スケジュールをよく見ずに大学の健康診断の予約を学振DC2の書類の提出日にとってしまったから、当日に時間がなくて健康診断の方をキャンセルしたのだった。ばかだなあ。そんなことをしているうちに大学が定めた健診期間が過ぎてしまった。そういうわけで来年に乞うご期待、それまでに死んだら仕方あるまい。
 腰も悪くしてるし、これまでの人生で生活や健康を蔑ろにしてきたツケがこんなにも早く巡ってきたかというかんじだ。ならば短く太く生きるかあ。なんつって。
 表で更新しているweb小説を追ってくれているひとがいることは存じているものの、最近は意識が小説以外のものに向きすぎていて、今のじぶんの生活にとって小説が邪魔だなと思う日々が続いている。だけどきちんと時間をとって書くようにしてるし、推敲作業もして毎日ちまちま更新してる。製本用の日記だってちゃんと書いてる。なんでこんなところばかりストイックなのだろう。
 だけどさいきん、文章がへたになっている気がする。気のせいかな。気のせいだったらいいけど。推敲するときに、ありえない文法のミスをかなりの量見つけてしまう毎日だ。そもそもの日本語力がよわよわちゃんなのかもしれない。
 日傘や日陰を駆使し、炎天下をすり抜けるようにして大学に向かう。夏の不快感の本質は気温じゃなくて湿度にある。
 卒論構想発表会でまじめな顔をして発表している後輩たちはもう3つも歳下で、それに対しておそろしさを感じる。学部2・3年生は先輩たちの卒論構想を見てホワワ〜としてるだけだが、院生はまじめにコメントをしなければならない。卒論生に対して発破をかける立場にいる自分がキモいな〜と思う。わたしのコメントなんて価値ないし。
 その後研究室の同期(女の子)と一緒にちょっとだけ作業をして、それからふたりで夜ご飯を食べに街に出た。食べて、喋って、健全な時間に解散した。研究室における嫌なことを共有するのでむだに話が盛り上がる。人間と人間が仲良くなるために必要な��パイスは、負の感情の共有と共通の敵なのだとしみじみ思う。
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katsurakeito · 7 days ago
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テンVSスティルトン
霧が立ち込める夜の街。月光がぼんやりと路地を照らし、遠くで教会の鐘が響く。そこに、銀髪をなびかせた少女、スティルトンが立っていた。ゴシックドレスの裾が風に揺れ、彼女の瞳は鋭く夜を切り裂く。魔法少女として、この街の闇に君臨する彼女の名は知れ渡っていた。
「遅いわね、黒教祖め!」と彼女は呟き、細い指で髪をかき上げた。
重い足音が路地の闇を破り、屈強な男が現れる。テン、黒のロングコートに身を包んだ歌手だ。肩幅はまるで岩のようで、その声は聴く者の魂を揺さぶる。今、彼の顔には苛立ちと闘志が混じる。
「俺を呼び出したのはお前だろ?」テンの声は低く、地響きのようだった。
スティルトンは微笑み、挑発的に言った。「この街の支配権を賭けて、勝負よ。あなたの歌と私の魔法、どっちが強いかしら?」
テンは鼻で笑った。「無意味な争いか? 時間の無駄だ」
「逃げるの? なら、この街は私のもの!」スティルトンが手を広げると、背後にゴシック調の門扉が浮かび上がる。黒曜石と鉄でできた荘厳な門は、蔦模様が蠢き、冥界の入り口のようだ。
「Guard, arise! In the name of the ancient pact, I summon thee!」イギリス訛りの英語で唱えると、門扉が軋み、青白い光が溢れ、防御の結界が形成された。どんな攻撃も跳ね返す、彼女の「ガード」の力だ。
テンは目を細め、拳を握った。「その門で俺を止められると思うなよ?」彼は一歩踏み出し、胸を張る。次の瞬間、力強い歌声がドイツ語で夜を切り裂いた。
♪ Oh, die Schatten fallen, die Nacht ist mein Thron,
Ich wandle im Feuer, zerbreche den Stein.
Keine Ketten halten, keine Furcht bindet,
Meine Stimme zerreißt die Zeit entzwei! ♪
歌声は空気を震わせ、地面を揺らし、音の刃となってスティルトンの結界に襲いかかる。門扉の表面に細かなひびが入り、青白い光が一瞬揺らいだ。
「やるじゃない!」スティルトンは目を輝かせ、両手を広げた。「Strengthen, O Gate! By the will of the old blood, stand firm!」彼女の声が響くと、門扉が輝きを取り戻し、結界が強化される。ひびが消え、光がより強く輝いた。
「ただの歌で私のガードを破れるなんて、甘いわね!」彼女は嘲笑う。
テンも引かない。彼はさらに声を張り上げ、ドイツ語の歌詞に魂を込めた。
♪ Erhebe dich, Seele, kein Wall hält mich fest,
Ich singe die Wahrheit, zerbreche den Rest!
Dein Tor wird fallen, dein Zauber vergeht,
Diese Stadt ist mein, der Kampf ist gehegt! ♪
歌声は嵐の如く、結界を直撃。門扉が大きく揺れ、ひびが広がる。スティルトンは冷静に指を鳴らし、「Unleash the chains of eternity! Bind and conquer!」と唱えた。門扉から黒い鎖が飛び出し、テンを縛ろうと襲いかかる。
テンは身を翻し、鎖をかわした。「その程度か!」彼はさらに歌う。
♪ Hör meinen Ruf, der Himmel erzittert,
Kein Spruch, kein Tor, mein Wille erschüttert!
Mein Herz lebt, mein Weg ist mein,
Mein Name wird schnitzen in diesen Stein! ♪
歌声が頂点に達し、音の波が結界を直撃。門扉が轟音とともに砕け散った。スティルトンは目を丸くし、後ずさる。
「…やるわね!」彼女は息を整え、認めるように頷いた。「でも、これで終わりじゃない。次はもっと強いガードを用意するわ!」
テンは笑い、肩をすくめた。「いつでも相手してやる。次はお前の負けだ」
霧の中、二人の姿は遠ざかり、夜の街に静寂が戻った。だが、この戦いはまだ続く――。
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shodoshima-camera · 5 months ago
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小豆島の醤油蔵「ヤマロク醤油」さんが今年も「ヤマロク祭り」を開催! さまざまなブースが立ち並び、イベントも盛りだくさんだったなか、一際注目を集めたのは、小豆島の人々が大好きな「もち投げ」をアレンジした「○○投げ」!
お子さまたちには、笑顔を届ける「お菓子投げ」、そして奥様がたには、今夜の夕食も助ける「野菜投げ」! 投げられた瞬間、歓声や笑い声とともに飛び交うお菓子や野菜が、魔法のように皆の心も体も暖めました。
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nephe1o · 6 months ago
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Giselle-profile
▼プロフィール
【名前】ジゼル クロムウェル(Giselle Cromwell) 【年齢/性別/身長】??歳/女/151cm 【一人称/二人称】私(わたし)/貴方 【長所】鷹揚・独創的・お茶目・柔軟・積極的 【短所】吞気・独善的・偏愛・小悪魔的 【好き】食事・魔法・調薬・変化・墓地・丈夫な骨 【嫌い】雷・待機時間・不変・腐った屍
大らかで気品ある落ち着いた雰囲気の中に少女らしいあどけなさも感じさせる何処か不思議な魅力を併せ持った女性。 上品な立ち居振る舞いながらも、茶目っ気を見せたり、気さくで話しやすいこともあって比較的親しみやすい性格。 反面、他者への評価を自分の価値観のみで判断してしまう面を持っており、好きな相手や親しい相手に対しては存分に甘いが、嫌いな相手や興味の無い相手に対しては一切の容赦をしない。
高位の魔導師であり死霊を操るネクロマンサー。 一国の姫君としてこの世に生を受けたが、生まれながらに内包している魔力が桁違いに多く、中でも特に闇の魔力との親和性が高かった為、災いを呼ぶと周囲から危険視され長らく城に幽閉されていた。 生きていくには不自由のない生活環境を与えられてはいたものの、時が経つに連れしがらみが多く自由の少ない暮らしに嫌気が差し、最終的には城から抜け出すべく魔法を駆使して強引に脱出した大胆な過去を持つ。 城から抜け出して間も無い頃は、世情を知らないが故に傍若無人な振る舞いで悪さもしていたが、とある人物に出会ったことをきっかけにある程度は改善されている。 城に幽閉されていた頃に読んだ旅の物語に憧れがあり、現在はその人物と共に各地を渡り歩く自由気ままな旅を続けている。
魔法や薬の研究が趣味。 風変わりな魔法や怪しげな薬を作っては、平気で他人を使って実験しよう��するので注意が必要。しかし意外にも彼女の作る薬は一部の者から人気で、裏で高値で取引されていたりする。 又、美味しいものに目が無く食べる事が何よりも好きで、高級で贅沢な食事から有り触れた庶民の食べ物まで選り好みせず何でも食べる。 特に乳製品が好物で、中でもミルクは一日一本欠かさずに飲んでいる程。 因みにアンデッドは霊体や骸骨などを好んで使役する。魔力に満ちた魂と健康的で丈夫な骨が好き。
◇「つまらない日常にはもう飽きたの。《変化》を感じる有意義な時間を過ごしましょう?」 ◇「真っ赤な花を咲かせてあげる」 ◇「滑稽過ぎて笑っちゃう!貴方みたいな退屈で無価値な存在、関わるだけ無駄な時間ね」 ◇「カルシウムはちゃんと摂るのよ!じゃないと立派なスケルトンにはなれないわ」 ◇「どうかしら?凄いでしょ!沢山褒めてくれてもいいのよ?」 ◇「これは面白いの予感!」 ◇「ま、待って!流石の私もこれはちょっと恥ずかしいわ…っ!!」 ◇「私のことは気軽に《ジル》って呼んで!貴方にも可愛いあだ名を特別に私が考えてあげるわっ!」 ◇「ねえ大丈夫?疲れた時はやっぱりミルクよ。カルシウムが一番効くんだから!…もしそれでもダメそうなら、私に甘えてくれてもいいのよ?」 ◇「これでも私は一途なの。貴方の為ならこの命、捧げる事も厭わないわ」
◆「デニサ?そんなに恐い顔をしてどうしたのかしら?牛乳あるけど飲む?産地直送のとっても濃いミルクよ!…貴女のケーキを勝手に食べて、ゲイザーをボールにして遊んで、回復ポーションを媚薬にすり替えたことなら謝るわ…え?違うの?」 ◆「燿香。私は貴女を高く評価しているわ。こんなにも美味しいご飯を作れるのは紛れもない天才よ!侍よりも料理人を本業にすべきだと私は思うわ」
××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
▼使い魔と武器
◆使い魔は「ゴースト」。 憑依によりあらゆる物質や一部の生物に取り憑いて支配をする能力を持っている。 強靭な鎧に憑依し騎士の様に剣を振るったり、人間の死体に憑依し相手を欺いたりすることなども可能。 反面、彼ら自身の戦闘能力は低く、憑依対象が存在しなければ無力に等しいことが欠点。 因みに主人に合わせて悪戯に加担したりするが、彼らの性格は意外にも堅実的で主人が暴走しないように常に目を光らせている。
◆希少な魔鉱石製の紫色の大鎌。 魔鉱石で作られた武器は使用者の内包する魔力によって性能が多様に変化する珍しい性質を持つ。
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▼リンク
◆他クリエイター様による作品一覧
12 notes · View notes
showra93 · 2 years ago
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【ハッピー☆ブギ】歌詞の意味を考察!ブギウギとは悲しみを笑顔に変える魔法の言葉【中納良恵 さかいゆう 趣里】
【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS 今回あなたの心に届けたい楽曲は 中納良恵さん、さかいゆうさん、趣里さんが歌う ハッピー☆ブギです。 Total Playing Time 3:40 ※sourced by.…
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destinygoldenstar · 23 days ago
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💙反逆のデザイナー登場!キュアアズールの選択は彼女のもの!💙
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スーツケースの中から、オレンジのくぐもった鳴き声が聞こえる。
ケイコは歩みを止め、身をよじる。
「おいおい!静かに!」彼女はしゃがみ込み、身をよじるバッグを押さえる。「もうすぐ着くけど、静かにして。学校に鳥を連れてきたなんて知られちゃいけないの!」
彼女は指で口を押さえ、彼を黙らせようとする。
その時、背後の廊下のドアが開き、別の女の子がキャスター付きのスーツケースを持って現れた。ケイコは飛び上がり、作り笑いをして、さっきの行動を隠そうとする。
女の子は目を大きく見開いてケイコを見つめ、何を見てしまったのか分からなかった。「大丈夫…大丈夫?」
「ええ!」ケイコはすぐに答える。「ただ…えーと…ステッカーを貼っていただけ。それだけよ。」
「どれ?」ケイコのピンクの布製スーツケースには、柄のないステッカーが山ほど貼られている。
「えーっと、いい加減にしときましょう」ケイコはどもりながら、質問を後ずさりし、ケイコを避けようと身をよじった。それから廊下を急ぎ足で進んだ。
ケイコは少し疑問に思いながらも、ほっと一息ついた。
ケイコは番号が書かれたカードを手に、割り当てられた寮へと急いだ。学生たちに個室が与えられていることに感謝している。特に今の自分の状況は便利だ。
「256…」ケイコはカードで部屋番号を確認する。左手の濃い紫色のドアに目を向けると、上部に金色で数字が書かれている。金色のノブに手をかけ、ドアを開ける。中に入ると、後ろ手にドアを閉めた。
少し���屈な部屋だ。淡いベージュの床で、木の床が敷かれ、奥に窓がある。部屋の片側には白いドレッサーとベッド、反対側の隅には木製のロールトップデスクがある。
「これ…思っていたより狭くて殺風景…」ケイコはそう言いながら、その現実を実感する。
すると、ケイコの目は星空のように輝いた。「最高!!!」
ケイコは小さな部屋の中をくるくると回りながら、くすくす笑いながら、少しの間踊り明かした。
「やあ!」とケイコは声を掛けると、オレンジの声が聞こえ、ピンクのステッカーがぎっしり詰まったスーツケースがガチャンと音を立てて邪魔された。「まだここにいるよ!」
「あら!」ケイコは立ち止まり、気づいた。「ごめん、オレンジ。」
誰にも知られないようにドアに鍵をかけ、スーツケースのファスナーを開ける。
オレンジは勢いよく飛び出し、栗色のベッドカバーに倒れ込む。深呼吸をしている。
彼は疲れた声で「二度とあそこに入れないでくれ」と言い張る。
彼がそこで休んでいる間、ケイコは窓に近づき、様子を伺う。鍵がかかっていることに気づき、少し調整すると、窓がパタパタと開いた。夜空の涼しい風が部屋に入ってくる。
「窓が開くわ」ケイコは言った。「誰かが入ってきたら、外に飛んでいけばいいのよ。そうすれば隠れられるわ」
「うん…」オレンジはゆっくりと立ち上がり、翼を広げた。すると、たちまち疲れが吹き飛んだ。翼をパチパチと鳴らし、「よし!仕事だ!」と宣言した。
「え?」ケイコは驚いて振り向いた。「でも、まだ着いたばかりなのに!」と泣き言を言った。
オレンジは机まで飛んでいき、そこに着地した。「自分の力について知りたい?」と彼は尋ねた。
「ええ、そうよ!」ケイコは同意し、デスクチェアに腰を下ろした。肩にかけた鞄からプリキュアパレットを取り出した。
「私の絵がこんなものになってしまったの」ケイコは思い出した。
「あの絵はネオンペンを使ったのね」オレンジが説明した。「あれはあなたが私から拾ったペンよ」彼は翼でケイコのポケットにあるピンクのジェルペンを指差した。ケイコはそれに応えてそれを取り出し、パレットの隣の机に置いた。
「プリキュアは創造の精神によって動かされ、世界を救うために創造する力を与えられてるの。あなたが絵を見せたとき、その絵にはネオンペンの魔法が込められていたの。だから、その魔法があなたの精神を表現するのを聞きつけて、プリキュアパレットに変身したの。そして今、そのパレットとネオンペンがあれば、いつでもキュアチェリーに変身できるのよ。」
ケイコはペンをいじりながら、その情報を吸収する。「それだけ?変身させるだけ?」
「いや、もっとあるんだ。」とオレニは答える。彼は胃に勝った。「これを使った技を教えてあげるよ。」
ケイコはペンを手に取る。
「わかった。それで…長押しして、空中に何か描いて。」
「いい…?」ケイコはペンを持ち、カチッと音を立てる。ペンからピンク色の火花が散りばめられ、使うのを待っている。���何を描いてほしいんだい?」
「パパイヤ」オレニはよだれを垂らしながら、すぐに答える。
「なんでパパイヤなの?」
「お願いします!」
その懇願にケイコは肩をすくめた。「わかったわ」
彼女は空中に小さなピンクのキラキラしたパパイヤの形を描いた。
「カチッ」とオレニが指示する。
ケイコがペンをカチッと鳴らすと、絵はパパイヤに変身し、机の上に落ちた。
「え?!」ケイコは驚いて叫ぶ。
「やった!!」オレニは歓声をあげ、飢えた獣のように果物にかぶりつき始める。
「え、何だって?!」ケイコはまだ驚いている。「何もなかったのに本物の果物になったなんて!どうしてそんなことが起こるんだ!?」
「それが魔法だよ」オレニは食べながら言った。彼はすでに果物を半分食べていた。「ランチありがとう。必要だったんだ。」
「あら、魔法で食べさせるためだったの?!」ケイコは利用されたと感じて声を上げた。「お腹が空いていたら、食事が許されている場所で食べ物を買ってあげてあげられたのに!」オレンジはひどく唾を飲み込んだ。「ああ、でもそれだとペンの機能って分からないだろうね。マルチタスクって言うんだよ!」彼は得意げに微笑んでウインクした。
ケイコは言葉を失い、まだイライラしている。
「いいかい、プリキュアを探して何日も全国を放浪してたんだ。しばらく何も食べてないんだ」オレニはパパイヤを食べながら言い訳する。
「だって、これは大事な話だと思ってたのに!」ケイコは反論する。「ただフルーツを作ってるだけなのに!」
「ああ、これは大事なことだよ」とオレンジが答える。「君はもうプリキュアなんだ。あの人たちが君を助けに戻ってくるよ」
「あの灰色の男の子たち?」ケイコは説明を求めて尋ねた。
「ノワールとモノ。彼らは消しゴム。インクリングを使ってこの世界の色を奪うことが目的だ」
「でも、どうして?」ケイコは自分を抱きしめながら尋ねた。「どうしてそんなことを望むの?」
「彼らは師匠の下に仕える。聖鏡師匠。これを望んでいるのは師匠だ」
「なるほど、なぜそんなことを望むのですか?」
「わからない」オレンジは言った。食べ終わった食事からゲップをするために少し間を置く。それから続ける。「現れるまで、誰も彼のことを知らなかった。彼の企みが何なのか、私には全く分からない。ただわかっているのは、彼が脅威であり、この世界の全てが生命のない荒野になるまで止まらないということだ。そして、あなたはその脅威となる。あなたの力はインクリングたちの呪いを解くことができる。」
ケイコはその情報を理解し、身震いした。「それで…つまり、イレイザーは…」
「彼らは戻ってくるよ」オレンジはうなずいた。
ケイコは心配そうに目をそらす。奴らが彼女を捕まえに来る。
「おい、こっちを見て」とオレンジが尋ねる。彼女が言うことを聞くと、彼は約束する。「大丈夫だ。奴らに連れ去らせはしない」
ケイコはそれを聞いて軽く微笑む。
「その間、俺たちは奴らより一歩先を行く!それで、お前の今の任務はこうだ!」���レンジは構える。
その時、彼の額の小さなピンク色の斑点が光る。
「な、何をしているの?」ケイコは椅子に深く腰掛ける。
鳥は咳き込み始め、何かを吐き出す。それらは鳥の唾液で覆われた机の上でガチャガチャと音を立てる。
「うわっ…」ケイコは嫌悪感を抱く。
オレンジはもう一度咳き込み、口調を直す。「ごめん。ポケットがあればいいのに」
ケイコは机を見下ろし、驚きに目を見開く。 「これ…これ…」
机の上にはネオンペンが4本ある。ケイコのペンと同じ構造だが、上部の装飾が少し異なっている。濃い青にアイスブルーの六芒星、赤い線が入った黄色、濃い緑に鮮やかな緑の四芒星、そして白い五芒星が描かれている。
「まだネオンペンあるの!?」
「これが最後のネオンペンだ」とオレンジが言う。「このネオンペンを使って、もっとプリキュアを覚醒させたいんだ」
「え、もっとプリキュア?」ケイコは疑問を口にした。
オレンジは真顔でケイコを見た。「悪気はないけど、一人では無理よ。仲間が必要なのよ」
ケイコはその言葉に肩をすくめて、納得しなかった。彼女は尋ねます。「わかりました...それで、そのペンは誰のことを考え���いるのですか?」
「ペンがあなたを選ぶのではありません。あなたがペンを選ぶのです。」オレンジは答える。
彼はくちばしで青いネオンペンを取り、空中に弾き飛ばす。青い輝きが物語を語る。「そのためには、君がやったように、彼らにもやってもらう必要がある。ネオンペンを自分たちのアートプロジェクトで使ってもらうんだ。そして、彼らが声に出して情熱を表現すると、そのプロジェクトはパレットとなり、彼らはプリキュアになるんだ。」
キラキラ輝くモデルのような魔法少女の姿を見て、輝きは消える。
「だから、君は君の仲間になりそうな人たちにネオンペンを使わせるように仕向けるんだ。」とオレンジは指示する。「5人のプリキュアを早く集めるほどいい。」
ケイコは消えていく輝きだけに集中している。
「ケイコ、私の言ったこと、何か聞こえた?」
「うん!」ケイコは頷く。「でも…どうして私が?」
オレンジは自分を皮肉る。「喋る鳥の話なんて、誰が聞くっていうの?」
ケイコは自分を指差す。
「あなた以外にはね。」
「まあ、そうね。私って…あの…」彼女は不安そうにくすくす笑い、胸に手を当てた。「私、人付き合いが苦手なの。みんな私から逃げちゃうの。友達だけは…ちょっと待って」
ケイコは自分の考えに息を呑んだ。
「あおいちゃんと次郎くん!私の友達!私の味方になるにはぴったりよ!」
「えっと…友達?」その考えに、オレニは意味もなく眉を上げた。
「あ、あおいちゃん、きっと気に入るわよ!」恵子はもう興奮して、とりとめもなく喋り始めた。「彼女は私が知っている中で一番賢い人の一人よ!私たちは本当に仲良しなの。仕事ももううまくいってる。私が説得してここに来たの。彼女はファッションセンスがすごくいいの!きっと最高よ!」
最後の部分で、ケイコは歓声を上げて席から飛び上がるが、椅子に寄りかかったせいで、ケイコ自身もろとも床に倒れ込む。
オレニは机の端ま��駆け寄り、ケイコが床に倒れ込み、痛みに頭を掻いているのを見た。
「大丈夫か?」オレニが尋ねる。
「ええ…」ケイコは苦しそうに答え、震える親指を立てる。
オレニはため息をつく。「思ったより大変そうだな…」
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ノワールはラウンジのドアを勢いよく開け放つ。灰色の荒野の真ん中に佇む、小さな平屋建ての家だ。中は灰色で統一され、装飾はない。バーカウンターと、ゲームの箱が置かれた棚がいくつか、ソファがいくつか、そして中央にビリヤード台があるだけだ。
「信じられない!」ノワールはラウンジの中を足踏みしながら、のたうち回る。
「まさか? ずっと可能性があったんだと思うけど」モノは両腕を背中に組んで、足を引きずりながら中に入る。
ノワールは両手を振り上げ、相棒に頭を振り回す。「どうしてそんなに落ち着いてるの? ショキョ師匠に報告しなきゃいけないのに、きっと激怒するわよ!」
二人はビリヤード台に近づく。モノは整然と積み上げられたボールを全て払いのけ、スイッチを入れると、中央に小さな穴が開いた。ノワールはポールと真っ黒なビリヤードボールを取り出す。ボールを所定の位置に置き、狙いを定める。
ポールを突き上げると、ボールは中央の小さな穴に転がり落ちた。ボールはぴったりと収まった。
カチッという音が鳴り、ボールが二人の目の前にプロジェクターを出現させた。プロジェクター越しに話す人物は不具合だらけで、灰色と黒のノイズしか見えないが、低く響く声は明瞭に聞こえた。
「何が起きたんだ?」
部屋が揺れ、少年たちは緊張する。ノワールは既に自分たちの任務が失敗だったことを知っている。
「うわああああああああああああ、ノワール、教えてあげて!」モノがノワールの脇腹に肘を打ち付け、緊張した笑みを浮かべる。
「俺が!?」ノワールは身構える。「何だって?全部俺に責任を押し付けたいのか!?」
「誰が言おうと構わない!教えてくれ!!」マスターが叫ぶ。「そして、理由は良いものでなければならない!!」
二人とも緊張して震え、作り笑いは灰色の顔から流れ落ちる汗の下で揺れている。「あの、あの、マスター…」ノワールは楽観的になろうとするが、うまくいかない。「私たちが失敗した理由は…ええと、私たち、私は、うまくいっていたし、すべて順調だったんだけど、あの、あの鳥がいて、それから…​​それから女の子がいて…私たちは、プリキュアに止められたんです…?」
一瞬の沈黙。ノワールは緊張した笑みを浮かべる。
「プリキュア?」ショキョウ師匠は、ストイックなほど冷静に説明を求める。
「はい、承知いたしました」ノワールが早口で答える。
一瞬の沈黙。
すると、投影された映像が炎を噴き出し、建物が地震のように揺れます。
消しゴム達は後ずさりし、激怒した主人に向かって恐怖の叫び声を上げます。
ノワールは、今度は緊張を隠そうともせ���、どもりながら言った。「おいおいおいおいおい!怒らないで!いいか?!知らなかった!あ、本当にこんなことになるなんて知らなかった!ただ仕事をしていただけなのに!これは…」
彼はモノを指差した。
「モノが悪いんだ!罰を与えるのは俺じゃなくてモノだ!」
「何だって?!」モノは叫ぶ。「俺のせいだって?!仕事をしたのはお前だろ!」と言い返す。
「お前に割り当てられた仕事だろ!!」ノワールは反論する。
「ピンボールでハイスコアを出すのに忙しかったんだ!」モノは反論する。
「じゃあ、来るなよ!」
「シルバートンに追い出されたんだ!」
「じゃあ、仕事中に来るなよ!」
「もし俺が来なかったら、鳥に尻を叩かれてただろうに!」
言い争いはますます激しくなるばかりだ。
「十分!!!」
炎が噴き出し、ラウンジの周囲に衝撃波が広がり、二人は吹き飛ばされ、窓ガラスは粉々に砕け散った。
床に倒れたノワールとモノは、震える腕で体を支えながら、静かに見上げている。
マスターは「プリキュアはもういない」と怒鳴ります。
「俺たちもそう思ったんだ!」モノは嘆願する。「本当にそう思ったんだ!でも、妖精がどういうわけか君の鼻先をすり抜けて、ネオンペンを持って逃げたんだ。それに…今、野生の桜が地上をうろついて、インクリングの邪魔をしてるんだ!どうしよう!」
「他に何か?」ショウキョウ師匠は声を上げて命じた。「地球に戻って別のインクリングを作れ!」
「はい、マスター」ノワールは頭を下げ、目を床に落とした。
「この新しいプリキュアをできるだけ早く倒せ。もっとプリキュアが生まれるかもしれないぞ!」
「はい、マスター」ノワールはそう断言する。それから顔を上げて、不安そうに尋ねる。「でも、聞いてしまってごめんなさい。もしまたプリキュアが目覚めたら…?」
「プリキュアを全部倒せ!! 何言ってると思ってるんだ!?」
ノワールは再び床に顔を伏せた。「私がやります、翔京様!」
「もっとしっかりしろ」と小鏡師匠は警告する。声は大きく響くものから、静かに唸り声へと変わる。「だから、手伝ってくれ。もしお前たち二人が仕事をこなせないなら、元の生活に戻してやる」
ノワールとモノは息を呑む。いや。違う。違う。違う。
「今すぐキュアチェリーを始末します、翔京様!」ノワールは断言する。
「良い。」
すると投影は消えます。
ノワールは立ち上がり、ドアに向かい始めた。そして、まだ地面に倒れているモノを指差した。「今回は来ないでほしいんだ!わかったか?」
「よかった。どうせ行きたくなかったんだ」モノは同意する。
「ああ、じゃあショキョウ様がお前を処分してもいいんだな。わかった。気にするか?」ノワールは叱る。「気にしないで」
「楓がくれたビリヤードのボールと話してたんだ。そこで言われたことは真に受けちゃダメだよ」モノは保証する。「大丈夫だ」
ノワールは嬉々として、皮肉たっぷりに言った。「ああ、ボールが足りないのか? じゃあ、小京師匠のところに行って、面と向かって罵倒してみろ!」それから皮肉を止めた。「ああ、待て! そうだ! できないんだ!」
モノは呆れたように目を回した。「俺は���カじゃない。もう分かってることなのに、わざわざ言う必要はない。」
「よし、シルバートンが戻ってくる前に、このガラスを片付けて窓を直してくれ!」ノワールはドアに向かって足音を立てながら要求する。勢いよくドアを開け、縁につかまる。モノの顔に振り返り、怒りの唾を吐きかける。「バカ!」
それから彼は後ろでドアをバタンと閉めた。
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*ビープ* *ビープ* *ビープ* *ビープ*
ケイコのベッドの上で携帯のアラームが鳴り、画面には「6:00」と表示されている。
一瞬にして、ケイコは枕から顔を背け、微笑みながらスマホに向き直った。アラームを止めようとスマホを掴むと、ベッドに飛び上がり、両腕を広げて目を覚ました。「起きた!」
もう自分の部屋ではないことに気づき、ケイコは言葉を止めた。まだ太陽は出ていない。オレニは机の上で仰向けに寝ている。寮だという事実を無視しているようだ。静かにしているべきだろう。
そこでケイコは両手を口に当て、興奮をささやいた。「初日の授業!やったー!」
すぐにベッドから出て、奥の隅にあるバスルームのドアに向かった。
数分後、ケイコは制服姿でバスルームに出た。ただ、髪に結んでいるピンクのリボンだけは別だった。
太陽はまだ昇っておらず、オレニはシャワーの音に気づかず、まだ寝ている。寝坊なのか、それともこれまでの出来事で疲れ果てているのか。ケイコの目に入ったのは、机の上の4本のネオンペンだった。彼女は自分の使命が何なのかを知っている。
みんなと同じ紫色のランドセルに、教科書とプリキュアパレットを詰め込んだ。ピンクと赤の水玉模様のペンケースには、鉛筆、色鉛筆、消しゴムを詰め込んでいる。4本のネオンペンもケースに入れる。
それから、ケイコは部屋を出て、廊下へ駆け出す。文字通り、この時間には他に誰も起きていない。ケイコは廊下の突き当たりまで行き、ドアを開けて階段を現す。そして、あおいの部屋がある3階へと階段を上る。
—-------------------------------------------------------------
その部屋で、葵はキルトの上に青い毛布を重ね、深い眠りに落ちている。机の上にはミシンが置かれ、本や糸巻きもきちんと整理されている。
バンッ!
「あおいちゃん!!」
突然のドアの閉まる音とケイコの叫び声に、死ぬほど怖かったアオイは目を見開いた。
ドアをノックする音が鳴り続ける。「あおいちゃん!あおいちゃん!あおいちゃん!起きて!起きて!!」
葵は気を取り直し、両手と膝で顔を覆い、うめき声​​を上げた。
ノックの音は、葵がドアを開けるまで鳴り止まない。白い縁取りと白いフリルが付いた、柔らかな青いパジャマと、疲れた瞳が露わになった。眼鏡をかけていないので、見えるのは友人のぼやけた姿だけだった。
「入学おめでとう!」恵子は嬉しそうに挨拶する。
葵は「恵子、授業は9時半から始まるのに。どうしたの?」と文句を言う。
恵子はもう葵から離れ、廊下を歩いていく。「早く着替えて!次郎を起こしに行ってくるわ!」と葵に言う。
葵はもう階段へ降りようとしていた。
葵は「…え?」としか言えなかった。
—-------------------------------------------------------------
男の子たちは建物の反対側の廊下にいて、次郎は1階の部屋にいる。彼も布団にくるまってぐっすり眠っている。
バンッ!
「おい、次郎!!」
「やあああ!!!!」次郎は驚いて叫び、ベッドから飛び起きた。毛布が床に落ちた。マットレスに倒れ込むと、胸が張り裂ける思いで胸を押さえた。
「おはよう!」ドアの向こうからケイコが叫んだ。「準備して!あなたとアオイにコーヒーを持ってくるわ!」
次郎は歯を食いしばり、ショックで目が震えていた。そのまま1分ほどそのままだった。
制服と眼鏡をかけ、ドアを開けると、案の定、ケイコが白い泡のコーヒーカップを2つ持って立っていた。どちらにも紫色のスプラッターロゴが描かれていた。ケイコは目が覚めたような満面の笑みで「おはよう、次郎!」と挨拶した。
次郎は「えーと…どういうこと…?」としか言えなかった。ケイコはコーヒーを手渡し、「食堂が別の建物にあるわけじゃないのよ」と説明した。
「ケイコ」制服姿の葵が近づいてきた。相変わらず朝の不機嫌さが目に見える。「そんなに早く起きると、人間じゃないんじゃないかって思えてくるわ」
「だから、私はコーヒーを飲んではいけないのよ」とケイコは答え、アオイにもう一つのコーヒーカップを差し出した。
アオイはそれを受け取り、すぐに一口飲み込んだ。すぐに後悔し、吐き気をこらえた。「これ、ラテ?」と彼女は尋ねた。
「クリーム増しで!」ケイコは嬉しそうに答えた。
アオイはケイコに目を細めた。「私はブラック派なの」
ケイコの目が虚ろになった。「どうしてそんなことが分かるの?」と、ケイコはそれを否定しようとした。
「前に言ったでしょ」とアオイはぼんやりと答えた。
ケイコは歯を食いしばり、指を鳴らした。「ごめんなさい…」
ジローはコーヒーをそっと一口飲みながら、ケイコに言った。「気分が良くなるなら言うけど、僕はラテが好きなんだ…だから…僕のは正解だよ」
「ケイコ、君が早く起きるのは分かるけど、私たちも起こさなきゃいけなかったの?」葵が尋ねる。「コーヒーを飲んでいると、少なくとも1時間は起きないんです。」
「ああ、そう!」とケイコが話を戻した。「これは一度きりだって約束するわ… いや、取り消します。約束はできないけど、でもちゃんとした理由があるって誓うわ!」
「そう願ってるよ。」とジローが付け加えた。
「あなたたち二人に一緒に来てほしいんです。大事なこと…秘密を話したいんです!」
葵と次郎は困惑したように顔を見合わせ、葵が「どんな…?」と尋ねる。
ケイコが言葉を遮った。「大きいのよ!」
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オレンジは机の上の休憩場所で寝返りを打った。窓から差し込む朝日への反応で、体がなかなか目覚めようとしない。何日も渡り歩き、行動を続けてきた彼には、この休息が必要だった。これだけの休息は、実に気持ちがいい。
彼は立ち上がり、羽を広げ、あくびをした。「おはよう、ケイコ…」と温かく挨拶する。
ケイコがいなくなった。
「ケイコ!?」
ネオンペンもいなくなった。
「な、な、ケイコ、どこにいるんだ!?」部屋中飛び回ってケイコを探したが、見つからなかった。「ああ、食べ過ぎて寝込んだらこうなるんだ。二度とあんなことしないぞ…ケイコ、おかしいじゃないか!」と呻いた。
すると窓に視線が移った。ケイコの姿が目に入った。寮の正面、花壇の真ん中に石のベンチがいくつか置かれた場所に。ベンチにはアオイとジローが座っていた。
「ケイコ、何してるんだ?」オレニは声に出して尋ね、外へ飛び降りようとした。
しかし、顔がガラスにぶつかった。
衝撃を感じ、オレニは窓枠に倒れ込んだ。ぼんやりと窓の取っ手に目をやる。飛び上がって取っ手に立つと、体重をかけて取っ手を回し、窓を開けることができた。
ようやく会話が聞き取れるようになった。最初に聞こえたのは、ケイコが嬉しそうに「ほら、プリキュアになればいいじゃん!」と言う声だった。
オレンは怒りと恐怖が入り混じった表情になった。「ええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?」
ケイコはそれを聞いていない。代わりに、得意げに「で、どう思う?」と尋ねる。
あおいと次郎はケイコを呆然と見つめる。
「プリ…何?」あおいが尋ねる。
「わからない」と次郎が言う。
ケイコのつむじが垂れる。「信じてくれないんだね」
「昨晩見た夢の話でしょ」あおいが確認する。
「違う!これは夢じゃない!」ケイコは懇願する。「わ、わ、わかった。もう一度やり直そう。そういえば、オープンハウスの時、あのイカモンスターが『ガラァァァァァァァ!!!』って言ってたよね。あなたたちは二人とも『ああ、ケイコはどうやって生き延びたの?あれがケイコを捕まえたのかと思った!』って感じだった。警察は『イカが突然消えた!どうしてそうなったの?』って感じだった。でも、本当のところはこう。私があのイカと戦ったのよ!」
「そうね…」あおいはコーヒーを一口飲んだ。その返事は、まだケイコの言葉を信じていないことを如実に示していた。
「わかったわ、次郎。ごめん。嘘をついたの。君のノートのせいで残ってたわけじゃないけど、目撃したって嘘はついてないわ。本当に残ってたのは、私が描いた鳥を見て、彼が戦おうとしたからよ!また別の悪者に捕まったの。そしたら、彼が喋り始めたのよ!」
「鳥が喋るの?」次郎が尋ねる。
あおいは彼の耳元で囁く。「正気を失ってるのよ」
「本当のことよ!」ケイコは懇願する。プリキュアパレットを取り出して見せる。「私の絵がこうなったの!プリキュアに変身できる!こんなにたくさんの力があって、あ、それにすごく素敵なコスプレも!あおい、コスプレ好きなんでしょ?」あおいはそれには答えず、きっぱりと言った。「ケイコ、妄想を語るのは構わないけど、それは妄想だって認めなさいよ!」
「あおいちゃん、あなたもプリキュアになれるの!今すぐ!」ケイコは明らかに必死になり、ぎこちなくネオンペンを取り出した。そしてペンを友達の顔に近づけた。「このペンをあなたのプロジェクトに使ってくれれば、私と一緒にプリキュアになれるわ!一緒に世界を救えるわ――!」
「ああああああああああああああああああああああ!」
ケイコの言葉は鳥の鳴き声にかき消された。オレンジ色の閃光が突然降り注ぎ、ケイコの顔面に叩きつけられた。
誰も反応する間もなく、オレンジ色のぼんやりとした物体はケイコに体当たりし、視界から引きずり出した。
衝撃をはっきりと見ることができなかったアオイは、何が起こったのかに驚き、立ち上がった。「ケイコちゃん!?」
オレンジはケイコを寮の反対側に押し倒し、壁の角に投げ飛ばした。ケイコは壁に叩きつけられ、羽根が体に張り付いた。ケイコはただそこに立ち尽くし、打撃で痛む頭に手を当てていた。
「奴らは何も見ていない!」オレンジは誇らしげに翼を払いながら、断言した。「さて、どこまで話したっけ?」彼は激怒してケイコの方を向き、何度も羽根をケイコの頭に叩きつけた。「何を考えていたんだ!?」
「痛い…」ケイコはそれしか言えなかった。
オレンジは叱責する。「運命で味方が誰なのか分かっていたら、私は何も言わなかったわ。でも、あなたには運命なんてない!プリキュアのことは誰にも言ってはいけないのよ!」
「彼らは私の友達よ!」ケイコは言い訳をする。「そして、私以外に友達はいないのよ。何?友達に嘘をつこうって言うの?」
「ええ!」オレンジは苛立ちを隠さない。「プリキュアのことは秘密にしなきゃいけないのよ!」
「じゃあ、どうやって味方を募ればいいの?」ケイコが尋ねる。
「彼らはあなたの友達だって言ったでしょ?守りたいの?」オレンジはその問いに答える。
「もちろん!」 「じゃあ、もし彼女たちがプリキュアになって命を危険にさらす理由が、友達だからだけなら、そんな危険にさらす理由にはならないわ!インクリングを止めるために、彼女たちがチームにどんな貢献をしてくれるの?」
「彼女たちは…」ケイコは説明しようとしたが、言葉に詰まった。「彼女たちは…」
「ケイコちゃん!」
葵の呼びかけに、ケイコは質問に答えるのを止めた。彼女はオレンジを掴んで背中に隠し、くちばしを手で塞いで口を塞ぎ、喋れないようにした。
葵が角を曲がってきて、「大丈夫?」と尋ねる。
「大丈夫よ、葵」ケイコは作り笑いで安心させる。「心配しないで」
「間違っていたら訂正して。でも、何かが空から舞い降りてきて、ケイコの顔に体当たりして、ここまで引きずり戻してきたのを見たのよ」
「ああ、あれ?」ケイコは緊張した様子で笑いながら、説明しようとした。「つまずいちゃったの」
「10メートルも後ろにつまずいたの?」
「みんなもするでしょ!」ケイコはうまく言い訳しなかった。「とにかく、私は大丈夫。それが一番大事。ねえ、朝食に行って授業の準備をしようか?」
「あの…」葵は、友人が話したくないことをすでに察した。肩をすくめて「ええと…」と言った。
ケイコの背後で、オレニは困った顔をしている。
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ケイコ、アオイ、ジローは学校の廊下を一緒に歩いている。緑色の廊下で、ヘッドライトはステンドグラスになっている。たくさんの生徒が歩き回っていて、声が混ざり合ってまるで人だかりのような音を立てている。
アオイは時間割表を出して読んでいる。「そうだな…ホームルームはこの廊下のどこかにあるはず。よく見ててね。」
ケイコは冗談を言う。「私は見たい。」
アオイとジローはケイコをぼんやりと見つめる。眼鏡をかけた二人は腹を立てる。ケイコは慌てて「ごめん」と呟く。
ケイコは話題を変え、「ねえ、午後は他にあまりないけど、少なくともホームルームは一緒だしね。選択科目は何?」と尋ねる。
「グラフィックデザイン。」ジローが答える。
ケイコは、まだ時間割表に集中しているアオイの方を向く。「アオイ?」
「ん?」と気付いた葵は慌てて答えを探した。「えーっと……『経営戦略と起業』」
恵子の笑顔が消える。「ビジネス?美大で?」
「別に私が選んだわけじゃないわ」葵は言い訳をしながら、書類をバッグにしまう。「いつか役員になるのよ」
恵子が尋ねる。「ファッションはどうな��たの?」
その質問は答えられない。何人かの生徒が驚きの表情で近づいてくる。
次郎は照れくさそうにうろたえ、恵子と葵は困惑している。葵が尋ねる。「何かお探しですか?」
「幻覚ですか?」生徒の一人が驚いて言う。「もしかして、綾野葵さんですか?あ、青い髪に見覚えがあるんです」
「えっと…」葵は緊張した笑みを浮かべる以外にどう反応すればいいのか分からなかった。「ええ、私です」
「お父さんは綾野吉孝さんですよね?何の会社のCEOなのですか?」別の生徒が尋ねる。
「映画製作チェーンのCEOです」と葵は答える。「正確には『プリズムスタジオ』です」
「えっ!?」と生徒たちが叫び、さらに注目を集める。次郎は恥ずかしさで顔を真っ赤にして、本を顔にかぶせている。ケイコはずっと困惑していて、友達が注目されていることに気づいていた。それなのに…まるで幽霊になったような気分だ。
葵は次々と質問を浴びせられ、明らかに恥ずかしがり、無理やり笑顔を作った。
「家ってどんな感じ?」
「映画の上映が早いの?」
「『エレクトリック・シーズ』って知ってる?今年後半に公開される映画なんだけど」
「お父さんのお小遣いは多いの?」
「えっと…」葵は驚きながらも、優しくしようと努める。「一つずつ質問してくださいね。」
生徒の一人が「ここで何をしているの?」と尋ねる。
葵は眉を上げた。「え?」
「わからないな。君みたいな実業団の子は他の私立校に行くと思っていたんだけど。その分野の授業は他にもたくさんあるでしょ?なんでここに来たの?」
「えっと…」葵はどう答えていいか分からなかった。その時、彼女の視線は女子制服に向いた。袖の生地が一枚一枚剥がれている。「袖、どうしたの?」と葵は尋ねる。
「あら?」少女は彼女の言葉に気づいた。「私は2年生なの。直すお金がないの。」
「失礼ながら、あなたのキャラクターの邪魔になるし、悪い印象を与えてしまいますよ。」葵は厳しい口調で言った。彼女は針と糸のように両手を握りしめ、指示した。「針と透明な糸で返し縫いをしてください。ブラウスの生地はとても薄いので、細い針をお勧めします。それから、直す機会が来るまではジャケットを着てください。」
「あら!」少女は驚きのあまり目を見開いた。彼女は大きな柔らかいピンクのベビードールジャケットを取り出した。「こんな感じ?」
それを着ると、葵の目は喜びに輝いた。彼女は「ええ!とてもよく似合っています!」と喜びを隠せない。
友人の熱意と急に自信が湧いてきた様子を見て、恵子は微笑んだ。
「ありがとう!」少女は微笑んで言った。 「ファッション科に通ってるの?」と生徒が尋ねた。
「いえ、違います。」葵は我に返り、その思い込みを否定した。
「どうして?きっと合うよ!」と生徒たちは言った。「もし気が変わったら、今週末までにスケジュールを変更して登録できるんだ。」と指摘した。
葵は腕を掴み、その考えに納得がいかない様子で目をそらした。
「さあ、ホームルームの場所を教えてあげるよ!」と生徒が言い、3人は後を追った。
歩いていると、恵子は声を上げなければならないと感じた。笑顔で手を振って挨拶した。「こんにちは!さくら恵子です!画家なんです!いつか有名なアーティストになりたいと思っているんです!」
ほとんどの生徒は彼女を無視する。一人の生徒が振り返り、「…えっと、何ですか?」と尋ねた。
恵子の笑顔が消えた。誰も彼女が誰なのか知らないし、気にしているようにも見えない。 「僕は…あおいの友達です。2年生の時に会ったんです。次郎に紹介してもらったんです。」
「あ、僕、もう一人のビジネスマンです!」次郎は注目をどう受け止めていいのか分からず、どもりながら言った。彼は話しながら手をもてあそんでいる。「僕の、僕の家族は…えっと、彼らは…僕は…」その時、彼は気を紛らわせる何かを見つけた。「ほら見て!ホームルーム!」
それは1階の教室で、反対側の壁には3つの窓があり、画材の棚が並んでいる。教室の正面にはホワイトボードと先生の机がある。机に座っている先生は、グレーのスーツに青と黄色のストライプのネクタイ、眼鏡をかけたがっしりとした体格の男性だ。
すでに数人の生徒が机を占領している。残念ながら、空いている席は3つしかない。
「ここが私たちのホームルームです!」生徒が自己紹介する。 「山田先輩は厳しいけど、授業は進歩的だから、君にぴったりかもしれないよ。」
「ありがとう」と葵は答える。生徒たちは葵を空いている机へと案内し始めた。5列で、各列に4席ずつある。葵は真ん中の列の真ん中左の席に座る。
次郎と恵子は二人とも教室の後ろへ急いで行き、次郎は最後列の真ん中左の席に座る。恵子は一番右、窓際の席に座る。恵子がもっと気になっているのは、隣に誰が座っているかということだ。
オープンハウスで会った赤毛の女の子は、片耳にイヤホンをつけて、ノートに書き込んでいる。恵子は席に着き、挨拶しようとした。
しかし、遮られる。
「秋野さん」山田先生が声をかける。レイは、先生が中身を覗いているのではないかと心配するかのように、本を閉じた。「今年は一番前の席に座ったらどう?」
レイは顔を上げて、「それは提案?」と尋ねた。
「いいえ」山田は最前列の右真ん中の席にペンを向けた。「こっちへ来なさい」
「おおおおおおおお」というからかい��声が何度か聞こえた。
レイは呆れて席を代わろうと立ち上がった。ケイコの姿は見えなかった。
「えっと…もしもし!」ケイコが手を振った。レイはケイコの声が聞こえなかった。「あ…」
「あーあ」目の前の男子生徒が頷いた。彼はレイに言った。「新入生だろうな。この学校で生き残りたいなら、一つアドバイスがある。秋野レイは本当に嫌な奴で、意地悪な奴だ。大人でさえ彼女を嫌っている。身の安全が保障されているなら、彼女と関わらない方がいい」
ケイコは眉を上げた。理解できない。「どうして誰も秋野さんを好きにならないの?一体どうしたの?」
それを聞いたレイは机から振り返り、皮肉っぽく言った。「私が嫌いなのは、典型的な尖ったティーンエイジャーの典型で、怒りっぽさと誠実さに欠けるところがあるからよ。そういえば、あの子は誰にも知られたくないオンラインアカウントを持っていて、夏休みの間に露骨なクィア差別用語を連発していたの」
何人かの生徒がうめき声をあげる。一人が「黙れ、アキノ!」と泣き言を言う。
それを見たアオイは、嫌悪感��歯を食いしばり、「うわ、それは…すごい」と小声で言った。
「ひどい子ね」隣の女子生徒が耳元で「前の学校で喧嘩を売って停学になったらしい」と言う。
その噂話にアオイは目を見開く。生徒は頷きながら「彼女はタフな子よ」と付け加えた。
その時、山田が手に持っていた小さなベルを鳴らし、授業の開始を告げた。彼は立ち上がり、教室の中をうろうろ歩き回っている。
「よし、生徒たち、静かに!みんな静かに!授業が始まるぞ!」
みんなが耳を傾ける。聞こえるのは、学用品を運び出すざわめきだけだ。
先生はホワイトボードマーカーで「山田春樹です」と書きました。
「初日の授業へようこそ!週末を除いて、このホームルームが皆さんの毎日の授業になります。今年度の担任、山田春樹です。今日は一番長い授業なので、国語と数学を重点的に学びます。このクラスは1年生と2年生で構成されているので、これから説明する内容は既に皆さんの中にもご存知の方もいるでしょう。」
先生の退屈な説明の間、ケイコは机と学用品の準備に追われている。良い第一印象を与えたいのだ。
ノート。チェック。鉛筆。チェック。添削ペン。チェック。算数の教科書。チェック。
よし。ケイコ、みんな大丈夫だよ。しっかり目が覚めてる。ちゃんと聞いてる。何も忘れてない。いいスタートだ。きっと最高の第一印象を与えられるよ!
「よし。試験を始めるために、みんな机を片付けて!」
ケイコの目が真っ白になった。「え、何?」
生徒たち全員が信じられないといった様子でケイコの方を向いた。
ああ、ケイコはついに注目を集めた。猿の手だ。
「えーと…」ケイコは緊張した面持ちで笑う。「入学初日に抜き打ちテストって、ちょっと面白いよね…」
「抜き打ちテストじゃないよ」山田は明らかにがっかりした顔で言った。
「ケイコ」葵は厳しく言った。「入学書類に書いてあったんだ」
ケイコは何も言わない。
葵が付け加える。「一緒に読み上げたよ」
ケイコは何も言わない。
「3回も」
ケイコはこれ以上自分がバカだとは思えない。静かに机に倒れ込み、顔面を地面に打ち付ける。
初日なのにもうバカなことしちゃった…
試験が行われている間、オーレンジは目立たないように学校の外を飛び回っていた。ケイコがいる教室の窓を見つけ、窓辺に着地した。中を覗き込みながら、生徒たちを観察し、次のプリキュアを探そうとしていた。
今は全員が試験を受けているようで、手がかりとなるものは多くない。
次のプリキュアには、有能で、頭が良く、意志が強く、情熱的なメンバーが必要だと彼が求めるのは間違っているのだろうか?
残念ながら、彼が監視している窓はケイコの隣の窓と同じだった。ケイコは彼を視界の隅で捉え、彼を見た。彼女は驚いて目を見開き、手を振って彼を立ち去らせた。
おレンジは「次のプリキュアを探して!」と口パクで言います。
ケイコは「わかってる!」と口パクで返します。
「さくら?」先生が机から気づき、「何か問題でも?」と尋ねる。
ケイコは立ち止まり、先生のほうを向く。「いいえ」と頷く。
「勉強に戻ってください」
オーレンジは飛び去るしかなかった。「このままじゃ、プリキュアはいつまでたっても集まらないぞ!!」と心の中で呟く。
試験の結果、そして授業の終わりは、ケイコの予想通り、恥ずかしさのあまり机に頭を突っ込んだまま終わった。
「30%」
目の前の男子生徒が言う。「少しでも安心するならいいけど、毎年必ず一人は細かい字を読まない人がいるんだ…」
それでも気分は晴れない。
「あらまあ!」山田は突然驚きの声を上げた。嬉しい驚きだ。彼はあおいの机に向かい、テスト用紙を返した。「新入生。初日。満点。気のせいかな?」
あおいはテスト用紙を受け取る。優しく「私、もっと難しい試験を受けたことがあるの」と言う。
山田は彼女の机に手を置き、微笑む。誇らしげに「見張ってるよ」と言う。
周りの生徒たちは身を乗り出して見守る。誰がクラスのトップか、目撃者になったと、ざわめき始める。
一方、誰が最下位かは一目瞭然だ。彼女は友人への誇りと、自分への失望が入り混じった気持ちで、その状況を見つめていた。少なくとも今回は誰も彼女をいじめていない。
チャイムが鳴り、皆が荷物をまとめて出発し始める。ケイコもそろそろ帰ろうとしたその時、先生が「さくら、ちょっと話がある」と言うのが聞こえた。
ケイコは先生の机に近づき、自分の答案を見せた。
先生はケイコを安心させた。「別に問題ないよ。ただ心配しているだけだよ。勉強しなかった理由があ���んだろう?」
ケイコはケイコの腕を掴み、恥ずかしそうに目をそらした。「忘れたのよ」
「じゃあ、答案を読んでなかったの?」
「読んでたのよ!」ケイコは両手を差し出し、懇願するように言った。「本当に読んでたのよ!ただ…忘れてただけ…」
「正直に言うけど、君のことは分かっていたわ」
ケイコの顔が恐怖で引きつった。「まさか…まさか?」
「転校する前は落第生だったんだね」先生は説明した。「だから、そんな評判の子にとって初日が大変になるのも無理はない」
だから先生は最初から私が不合格になると思っていたんです…
「あら、先生?」あおいは部屋を出ようとしたが、立ち止まり、戻ってきて話に加わった。バッグから書類の束を取り出した。「さくらさんの友達なんです。さくらさんのご両親から、先生に診断結果の書類をお渡しするように頼まれました。」
書類を手渡しながら、ケイコは疑問を抱いたようにアオイを見つめる。アオイはケイコの方を向いて、「だって、あなたに任せられなかったんだから」と付け加えた。
「まあ、そうね」とケイコは肩をすくめて認めた。彼女もきっと忘れていただろう。
山田は紙をざっと読み、太字で書かれた診断名に指を触れた。
「注意欠陥多動性障害」
「なるほど…少しは状況が明るくなりましたね」山田は書類を脇に置き、「ええと、そうですね、確かに障害のある生徒の対応は苦手ですが、頑張ってみます。その間、家庭教師をつけましょうか?」と言った。
「よろしければ」と葵が口を開いた。優しく穏やかな笑顔で、「お手伝いできます」と答える。
山田は明らかに驚いた表情を浮かべ、「え、大丈夫ですか?」と尋ねる。
「大丈夫だと思います」と葵は安心させる。「私は彼女のことを知っていますし、あなたもご存知の通り、私は自分の勉強は十分にできます。彼女は一人で何もする必要はありません」
ケイコの顔が恥ずかしさから温かい気持ちに変わった。彼女は感動した。
そして、オレンジが一人ではできないと言ったことを思い出した。
「あおい、負担をかけられないわ…」と彼女は懇願する。
「もしあなたが私にとって負担だったら、何年も前に友達をやめていたわ」あおいはそう言って安心させる。
ケイコは微笑む。「私はあなたにふさわしくない」と認める。
「あおい綾乃、君のおかげで私のクラスはすごく良くなったと言ってもいいよ」と山田は言う。
ケイコは、あおいが先生のお気に入りになったことを確信した。
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その夜遅く、ケイコとアオイはアオイの寮の部屋に泊まりました。ケイコはベッドに座り、ノートと鉛筆を手に持っていました。アオイは彼女の前に立ち、家庭教師役を務めていました。
「さて、簡単なことから始めましょう。」アオイは指示しました。「半分は何パーセントに相当するか教えてくれますか?」
「えーと…」ケイコは考え込む。「50?」
「50って何?」
「50パーセント。」
「ほらね。じゃあ、4分の1を言ってくれる?」
「20…5…?たぶん…?」
「うん。」アオイは頷く。「わかった。それを足して、何の分数になるか言って。」
ケイコは言葉に詰まる。「アオイ…」と弱音を吐く。
「一歩ずつ、ケイコ、頑張れよ。」アオイは手を叩いてケイコを励ます。
「えーと…2分の1と4分の1って、違うよね…」ケイコは明らかに混乱している。「何もないの?」
アオイはため息をつく。ケイコに近づき、紙を取り出して書いてあげる。
「2を4に割るの。合成数だから。4分の2と4分の1。答えは4分の3よ。」
ケイコは呆然とした顔で言う。彼女は机の上の糸巻きに目を向け、指差して尋ねた。「そんなにたくさんの糸巻きをどこで買ったの?」
葵は困惑したように糸巻きの方を向く。「無印良品よ。とにかく、仕事に戻ろう――」
「ちょっと待って、つまりプロジェクトは君にあるってこと?」
「集中して」葵は静かに問いかける。
オレンジは葵の部屋の窓辺に近づき、中を覗き込むと、二人がセッションの最中だった。ガラスに頭をもたせかけると、かすかに二人の声が聞こえてくる。
葵は本を手に部屋の中を歩き回りながら、「必要な寸法を理解するには、まず計算してみるのが一番よ。そうしないと後悔するわ」と説明した。
ケイコはずっと椅子で身をよじりながら、ノートに走り書きしていた。
葵は説明を続ける。「例えば、長さが30センチ、幅が22センチの紙があるとしたら、作業スペースを念頭に置く必要があります。それを考慮するには、面積、つまり長さと幅の積を知る必要があります。私の例では、30に22を掛けて660センチになります。」
ケイコは顔を上げて尋ねる。「もう少し数字を控えめにしてもらえませんか?よくわかりません。」
葵はケイコをちらりと見る。明らかに少しイライラしている。机の小さなランプのせいで、ケイコの上に暗い影が落ちている。
彼女は明かりに向かって手を挙げ、影に気づいた時に、そのことに気づいた。表情を和らげ、深呼吸をして、状況へのアプローチを変えた。「よし、やってみよう。」と彼女は決心する。彼女は影を消すように光を避け、ケイコの隣にベッドに腰掛けた。二人は光を浴びていた。アオイは鉛筆でケイコのノートをそっと押し下げ、「定規がなくてもフレームを測れます。指先で測ってください」と説明した。
アオイは自分の指先を掲げた。彼女の手には青から水色のグラデーションのネイルポリッシュが塗られている。もう片方の手で人差し指を指し示した。「ほとんどの指先は1センチメートルと同じ長さです。だから、フレームを測りたいのにメジャーがない場合は、端に沿って指を動かしてください」
アオイはケイコのノートの端に沿って、2本の人差し指で動かして実演した。「1、2、3…」
少し指を動かした後、彼女はこう結論づけた。「あなたのノートの幅は28センチですよ。」
「へえ。」ケイコは微笑んで頷き、自分の印象を述べた。「どこでそれを習ったの?」
「こういう試験に受かるコツは…膨大な数字から学んだの。」アオイはそう答えたが、友人のために言葉を戻した。「でも、このコツはお母さんから教わったの。」
ケイコの笑顔が消えた。「ああ…」
アオイは立ち上がり、自分のスケッチブックを取り出した。古くて擦り切れているが、まだ無傷だった。表紙には、どっしりとした青いドレスを着た女の子の棒人間が描かれている。まるで幼児が描いたような見た目だけでなく、手が端から切り取られていて、あまりにも大きすぎる。
「あれは…母がいつも持っていたファッションモデルのコンセプトアートを自分で描こうとした、下手な試みだったの。どうしても、自分のは大きすぎるものばかりだった。」葵の目は悲しげだったが、思い出したように微笑んでいた。「お母さんに教わったの、スケッチの構図をうまく決められるように、この測り方を教えてもらったの」
彼女はこの本に載っている最新のスケッチをめくる。それはドレスのファッションモデルスケッチだった。白い着物の上に紺色の縁取りがあり、袖は肘までしか伸びていない。ベルトはサイドに紺色のフリル生地、後ろには大きなリボンがついている。スカートの残りの部分は膝丈で、スタイル的にも模様的にもウェーブがかかっている。後ろのリボンからは半透明の青い生地が伸び、モデルのすねまでドレープしている。モデルはすねを完全に覆う紺色のブーツを履いており、髪には銀色の縁取りのサファイアがついたセルリアンブルーのリボンが飾られている。何よりも、このスケッチはプロフェッショナルな印象を与え、サイズバランスも完璧だ。
「私…彼女はきっと気に入ると思う…」
ケイコは何も言わない。オレニもそう思う。それを聞いたオレニは、少し悲しげに目を見開いた。ケイコは、アオイが手首に着けているものに気づいた。ジャケットの袖口で少し隠れているのだ。銀色の宝石があしらわれた、派手な濃紺の腕時計で、時計自体には小さなボタンが付いていて、開けるようになっている。
「きっとそうするわ」ケイコは言い張る。「きっとそうするわ」
アオイは本を置き、ようやく「さっき私のプロジェクトについて話されたけど…」と認めた。
机の脚の横に箱が置いてある。開けると、マネキンの胴体部分が現れた。その上にはゆったりとした青いシルクのジャケットが載っていて、肘までゆったりとした波打つ袖が付いていて、襟の縁には小さな宝石がいくつか付いている。
オレニは見たものに驚いた。
ケイコの目が星のように輝き、笑顔が広がる。「そんなにできたの?!」
「厳密に言うと、まだ終わってないわ」アオイは認めた。ジャケットの裾を引っ張りながら、彼女は言った。「裾はまだちゃんと縫ってなくて、自分で着てみたんだけど、宝石と大きな袖で上半身が重すぎるのが問題なの。裾には何もないの。それに、私が目指しているスタイルには大きすぎるの」
「ベルトを付けてみた?」とケイコが尋ねる。
「実は付けてみたの」アオイは、無地の銀色のベルトバックルが付いた無地の白い帯を取り出す。マネキンに巻き付ける。見た目からして、彼女は頬を噛む。「どうだろう、問題は解決するんだけど、ただ…まあ…邪魔なだけ。もちろん、まだ完成じゃないけど、邪魔なのは確かよ」
「ちょっと何か付け足す必要があるだけ」ケイコは立ち上がってよく見る。「例えば…ベルトのバックルを自分で作るとか、素敵なトリム模様を描いてみたらどうかしら。それか…」
ケイコはチャンスだと悟った。ベッドの上の自分のペンケースに視線を向ける。青いネオンペンが突き出ている。
ケイコはそれを拾い上げ、戸惑った様子でケイコを見つめるアオイに見せる。「ラメ入りのペンだと思う。うまくいくと思うなら、貸してもいいわよ」とケイコは言う。
窓の外にいたオレンジは、ジレンマを抱えながらその状況を見つめている。止めるべきか? 放置すべきか? これまでの状況からすると…もしかしたら、間違っていたのかもしれない。
アオイは手に渡されたペンをそっと受け取る。ペンの繊細な輝きに見とれながら、じっと見つめる。
その時、視界の端に窓からオレンジ色の光が見える。
二人は窓の方を向く。オレンジはパニックに陥り、窓枠をつついて飛び去ることで平静を装おうとする。
「ただの鳥よ」ケイコは怪訝な顔をしないようにしながらそう言う。
ペンを握りしめた葵は、こう告白した。「あのね、今朝から…あなたの言ってたこと、本当のことだったような気がするの」
「えっと…本当に?」ケイコは疑わしい態度を取ろうとするが、うまくいかない。
「あなたが本当に言っている通りの人だと仮定して」葵は冗談を言いながらも、少しだけ本気を込めて言った。「正直に言うと、その高級ペンは他の人にあげた方がいいと思うわ。私は美術の授業にも出ていないし。私には向いてないと思う」
「ええ、そうよ!」ケイコは友人の手を握りながら主張した。「そうよ!今日、あなたは十分すぎるほどの実力を見せてくれたわ!あなたは有能で、頭が良く、意志が強く、それにファッションに情熱を注いでいる!どうしてファッションの授業を受けないの?」
「理由は分かってるでしょ!」葵は手を離し、ペンを胸に押し当てた。 「お父さん!お父さんは…運命の人なのよ。ケイコ、お父さんの陰口を言うわけにはいかないわ!ファッションの道に進むなと厳しく命じられたのよ!私…なんて悪い娘なの。」
「でも、あなたはいい子よ!」ケイコはためらうことなく反論する。「友達だからこの学校を選ばせたんじゃない。あなたが本当にやりたいことを知っていたから、ここに来るように誘ったの。あなたも分かっているでしょう?あなたが経営者になりたくないのは。」
「���の言うことは絶対よ。」アオイは言う。「私が選ぶことじゃない。」
「そうよ!」ケイコはアオイを安心させる。「あなたの人生、そして情熱をどう追求するかは、あなた以外の誰にも決められないわ!アオイ、あなたの選択よ。ファッションデザイナーになりたいなら、自分でやりなさい!その選択は永遠にあなたのものよ!」
アオイの手が腕時計に触れる。指が時計の縁をなぞる。
そして彼女は時間に気づく。 「あら!もう出て行った方がいいわよ!」
「え?」ケイコは戸惑っている。
アオイは少し慌てた様子で説明する。「この時間にお父さんに毎日電話するって約束したの!電話しないといろいろ疑われるわ!明日またね!」
「え、えっと…わかった…」ケイコは仕方なくアオイにドアまで押し出される。
アオイはドアを開け、ケイコを押し出すと、慌てた様子で「ありがとう!明日は家庭教師ね!じゃあね!」と言い、ドアを勢いよく閉める。
ケイコは廊下に立ち尽くし、どうしたらいいのか分からず途方に暮れている。
階段脇の窓から何かが鳴いているのが聞こえる。振り返るとオレンジがいた。窓まで歩いて行き、開けて彼を迎え入れる。
彼は真剣な表情で彼女に言った。「全部聞いたよ…正直に言うと、気になっているんだ。僕が知らない彼女について、君はどんなことを知っているんだい?」
「実は、かなりたくさん知ってるよ」ケイコは腕を差し出しながら言った。彼は彼女の腕の上に立った。「彼女は芸術のためにここに来たわけじゃないけど…もし彼女がそう望んでいたなら、そうしていただろうってことは分かってるんだ」
「なぜ?」と彼は尋ねた。
「彼女の母親が亡くなってからもう5年近く経ちます…ええと…亡くなってから…彼女の父親は…理想的とは言えない状態になって…」
葵は携帯を取り、番号をダイヤルする。電話が通じると、彼女は無理やり笑顔を作り、明るい声で言った。「あ、お父さんだ!」
「調子はどうだい?」その声は厳しくて冷たい。
「すごく調子いいよ!」葵は無理やり楽観的に言った。「今、寝る準備をしてるところなんだけど…」
「学校での君の成績のことを言っていたんだよ」と彼女の父親は説明した。
「ああ…まあ、それは持ち越しです。試験も完璧に合格して、先生もすごく感心してくれています。みんな本当に優しくて、いい方向に進んでいるって実感しています。」
「あれは私の彼女よ。」
葵はくすくす笑う。「分かってるでしょ。」
「この学校にはかなり迷っていたけど、うまくいっているみたいだね」と父親は言った。「友達がどうしてあんなにくだらないことを言っていたのかは分からないけど、少なくとも君の思い込みじゃないんだ。このまま続ければ、来年にはちゃんとしたビジネススクールに編入できるかもしれない。綾乃にとって、それは素晴らしいことだね」
葵はもう笑顔を偽ることができない。父親はすでに彼女を転勤させようとしている。だが、彼女は驚いていない。父親は娘に自分の跡を継いでほしいと思っているのだ。高給の仕事だ。娘のファッションデザインへの情熱に、父親は強く反対していることを隠そうとしない。
「葵?」彼の声で現実に引き戻される。
「あ、うんうん、まだここにいるよ」あおいはそう保証する。
「頑張ってくれ」と父親は指示する。「少しでもミスをしないように気をつけろ。お前はそんなことはないはずだ。」
「もういいですか?」できるだけ早く電話を終わらせたいと思い、あおいは尋ねた。
「もちろんだ」父親が命じた。
「愛してる」葵は優しく、心からの笑顔で彼に告げる。
彼女は返事を待つ。
返事は、彼が電話を切ることだった。
葵の笑顔が消える。彼に愛していると言われてから、もう5年近く経っていた。
葵は電話を置き、ベッドに向き直り、背中から倒れ込む。息苦しそうに息を吐き出す。頭の下から枕を掴み、顔に当てて、枕の中で叫ぶ。
息をしたい時だけ枕を顔から離し、ぎゅっと抱きしめる。
彼女は閉じ込められている。自分の人生をコントロールできていない。ビジネスマンの娘になることを望んだわけでもない。死んだ母親になることを望んだわけでもない。冷酷で魂のない、強欲な経営者になる道を歩むことを望んだわけでもない。優秀な学生になることを望んだわけでもない。先生のお気に入りになることを望んだわけでもない。こんなに惨めになることを望んだわけでもない。
彼女は他の人の前では、気にしていないふりをすることができます。
少しの愛とサポートを求めるのは間違っているのでしょうか?
確かに、ケイコとジローはそう思っている。二人はありのままの彼女を受け入れてくれる。でも…実の父親から受け継いだものとは違う。
その時、アオイはネオンペンがまだ自分の手に握られ、指で弄んでいることに気づいた。
「私は良い選択じゃないわ。」
「そうよ!そうよね!」
頭の中で声が流れる。
あおいは机の上のジャケットの作品に視線を向ける。ペンを手に押さえる。確かに、青いラメだ。手のひらにラメで波打つ線を描く。片方の目に、もう片方の目をジャケットに当てる。
彼女は夢を見る。
パジャマに着替えると、あおいは机に座り、作業に取り掛かる準備を整える。
あおいはすっかり自分の世界に浸り、完全に集中すると、頭の中のあらゆる音や背景が消え去る。彼女の背後にあるものはすべて、青と紫の魔法のゾーンだ。
あおいはマネキンからジャケットを外し、机の平らな面に置いて採寸する。二本の指を使って、端から5センチほど上に伸ばすことを決める。まっすぐな木の板を取り出し、まっすぐに伸ばす。
ハサミで端を切り落とし、ジャケットを短くしていく。残骸は気にも留めず床に落ちる。
そこから、葵はジャケットの裁断した端を折り畳み、よりプロフェッショナルなジャケットの端を作り始めます。彼女はキットから小さな針と灰色の糸巻きを取り出します。片目を閉じて焦点を合わせ、慎重に糸を針の穴に通します。
彼女は端を縫い合わせます。針は布地をスムーズに通り、反対側から針を取り出し、再び前面に突き出します。ジャケットの端全体が織り込まれるまで、これを何度も繰り返します。端まで来たら、糸を切ります。
マネキンにジャケットを再び着せると、ベルトを外して作業を開始します。淡いセルリアンブルーの布を切り、無地のベルトに巻き付けることで、ベルトに新たな色と質感を与えます。太めの針に糸を通し、この布をベルトの上に縫い付けます。バックルの端は慎重に切り落とし、端を完璧に縫い合わせます。布の四辺を縫い合わせ、落ちないように注意します。
彼女は机の下にもう一つ箱を置いて開けると、プラスチックの宝石とパイプクリーナーがいくつか入っていた。青い宝石を一つ取り、ベルトのバックルの前にかざす。小さすぎる。別のものを試してみたが、バックルが完全に隠れてしまう。パイプクリーナーを取り、毛羽を削り始める。彼女が欲しいのは、傷んだ部分だけだ。
パイプクリーナーを削り終え、完全に毛羽がなくなると、彼女は時間をかけて青い宝石を中心に、花の形を丁寧に形作る。ループ状の端を上に押し上げて、より立体的なブローチに仕上げる。
今度は極太の糸をもう一つ取り、ワイヤーで編んだ花に巻き付けていく。花が太く、白く見えるようになる。この作品には、意図的に交差するループ模様が描かれている。
芸術作品を作る過程では、アーティストが自分の要素に没頭し、この小さなファッションプロジェクトに情熱を注ぐこと以外に何も重要ではない。
葵はペンを手に取り、糸の上をなぞり始める。花のブローチにグリッターがくっつき、輝きを放つ。花びら2枚ごとに丁寧に作業することで、グリッターが繊細に散りばめられているように見える。次に、ベルトにペンで緩やかな波模様を描き、できるだけゆっくりと丁寧に作業を進める。
作業が終わると、別のパイプクリーナーを花のブローチとベルトのバックルの留め具として使う。しっかりと締める。
マネキンにベルトを装着すると、ジャケットに新たに生まれた輝きと完成された表情が現れる。
葵は自分の作品に感嘆し、出来栄えに微笑みを浮かべる。
ある意味、芸術的な領域が終わってしまうのは残念だが、最終的な結果は必ず報われる。
正気に戻った時には、辺りは真っ暗だった。スマホを見る。「午前5時」
コーヒーが飲みたい…
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翌朝、葵は寮の外を歩いていた。手に深い青色のリボンがついたラベンダー色の箱を持って。丘の方へ歩き、恵子を探していた。
「葵ちゃん!」恵子は提灯の柱から手を振った。橙二は提灯の頂上に座り、近づいてくる二人を見下ろしていた。
「持ってきてくれたの?」恵子は興奮して尋ねた。
「ええ、そうよ」葵は箱を見せながら言った。少し心配そうに「ファッション教室に見せるの、本当にいいことなの?」と尋ねる。
「参加したいんでしょ?」とケイコが尋ねる。
「えっと…わからない…」葵はまだ疑念を抱いている。
それから顔を上げた。もう彼を隠せない。
鳥を見ると、葵はケイコにぶっきらぼうに尋ねる。「本当のことを言ってたでしょ?」
「えっと…えっと…」ケイコは両手を合わせ、どもりながら言った。正直に言うべきかどうか迷う。「え、ほら…」
「あそこにいるのはコンゴウインコ?」と葵はオレンジを指差して尋ねる。
それがオレンジの衝動を刺激する。「何て呼んだんだ!?」
彼は覆いを全部吹き飛ばし、オレンジ色だった顔が真っ赤になった葵の顔に飛びかかる。彼は怯えた少女に怒りをぶちまける。「失礼!僕はコンゴウインコなんかじゃない!」
葵は襲われたことに怯え、悲鳴を上げて顔を覆い、箱を地面に落とした。
「オレンジ!」ケイコが彼を呼ぶ。彼は立ち止まり、ケイコの方を見る。ケイコは彼に落ち着くように合図する。「この話はもうしたでしょ。葵はいい子よ。」ケイコは照れくさそうに微笑み、葵に言った。「彼のことでごめんなさい。こっちはオレンジ。だいたい、僕を助けてくれた子なの。これで分かったわね。」
「ああ。なんとなくわかった。」葵は安心するように両手を下げながら認める。「いい子なの?」
「コンゴウインコなんかじゃない。」オレンジは叱る。「僕は妖精なの。」
葵は呆然と彼を見つめる。「なんてこと…」「質問。」と短く答えるしかなかった。ケイコは「ペンを使ったの?」と聞かざるを得ない。
アオイは答えない。
叫び声が返答を阻む。
二人は振り返ると、別の丘にいる生徒たちの集団が目に入った。そのうちの一人が石に変わっていた。昨日のベビードールジャケットを着ていたあの子だ。
フィールドの色が消えていく。
ノワールが黒い折り紙を片手に、ベビードールジャケットをもう片手に、二人に近づいてくる。彼は一瞬、声に出して嫌悪感を漏らした。「どうしてこんな色の服を着るんだ?気持ち悪い」
「また来たの!?」ケイコは胸に拳を突きつけて叫ぶ。
「何だって!?」アオイは何を信じていいのか分からず、他の生徒たちに何度も頭を振る。
ノワールはようやく二人と向き合い、ニヤリと笑う��「ああ、キュアチェリー。見つけたぞ」
アオイはケイコと向き合うべきだと決意する。ノワールが言及しているのは、ただ一人しかいない。
「戻ってくるって言ったでしょ!」オレンジが心配そうに言う。
ノワールはアオイに視線を向ける。アオイはノワールの視線を感じ取る。彼女は彼の方を向き、恐怖の視線を向ける。彼は得意げに「あら、君の可愛い友達は誰?」と尋ねる。
ケイコはアオイの前に立ち、彼女を守るように腕を前に出す。
「ええ、構いません。今日が彼女に会う最後の日です。そして、あなたにとっても最後の日です。」ノワールは宣言する。
ノワールは手と折り紙を頭上に掲げた。「見よ!インクリング!」
折り紙は辺り一面に黒魔術を噴き出す。ジャケットにも反応し、黒魔術を噴き出す。
ふわふわの白い毛糸と黒い雄羊の角を持つ、巨大な黒羊に変身する。
恐怖で体が硬直したあおいは、戦慄しながら尋ねた。「あれは…何…?」
「オープンハウスで見たの覚えてる?あのイカモンスターは何だったの?」ケイコは慌てて答えた。
ケイコはプリキュアパレットを取り出して差し出した。そして、決意を固めて指示した。「おレンジ、あおいを守りなさい。私が守るわ!」
ピンクネオンペンのクリック音とともに、背景はピンク色の魔法の空間へと変化した。
全身がピンク色に染まったさくらけいこは、ペンを頭上に高く掲げている。もう片方の手でプリキュアパレットを持ち、それを開く。
「プリキュア、クリエイティブチャージ!!」
ペンでパレットのピンク、赤、緑の点を軽く叩く。3つの点が光り、中央にキラキラと輝くチェリーピンクが現れる。ペンをパレットに浸すと、ペンがペンで満たされる。
けいこはペンを持って飛び跳ね、ペンをこぼしまくり、背景は緑と赤のペンの斑点で覆われる。けいこ自身の腕、脚、頬にもペンの斑点が散らばっており、彼女はそれを目に見えて認識している。
ペンを手首に回し、魔法のペンで円形の白い腕章を作る。
ペンを足にも回す。それから彼女はペンを広げ、地面を踏み鳴らして、深いピンクのつま先とヒールが付いた、膝丈の長い丸い白いブーツを作り上げた。
ペンを差し出し、全身を回転させると、渦巻くインクが彼女の胴体に当たり、フリルのついたピンクのスカート、太い赤いベルト、そして薄緑の縁取りと花のような白い肩パッドが付いたゆったりとした薄ピンクのジャケットができた。
彼女はペンを掲げて微笑んだ。もう一度カチッと音がすると、ペンはピンクの絵の具のしみで燃え上がった。彼女はペンを投げ、回転して絵の具を四方八方に飛ばした。
絵の具は彼女の胸に落ち、薄緑のブローチが付いた大きな赤いリボンができた。
絵の具は彼女の耳に落ち、赤い桜のイヤリングができた。
絵の具は彼女のベルトの後ろに落ち、淡い半透明のピンクのリボンと、スカートの後ろから垂れ下がった厚手の布地ができた。
絵の具の飛び散りが彼女のスカートに落ち、赤と緑の絵の具のしみとなった。ペンキがリストバンドに落ち、赤いリボンが浮かび上がる。腕を前に伸ばしたままにしておくと、ペンがリストバンドに落ち、それを振り払うとリボンがほどけ、赤いリボンがリストバンドから垂れ下がる。
再びペンを手に取り、頭の上をなぞると、赤いチェリーが飾られた薄緑色のヘッドバンドが現れた。ヘッドバンドから魔法が漏れ出し、かつてブロンドだった彼女の髪はマゼンタ色のペンキで覆われる。
ケイコはお団子ヘアを持ち上げ、手を放すと、ペンキが光り輝き、髪に溶け込む。髪は濃いピンク色になり、後ろまで届く長い毛束と大きなトップのお団子ヘア、そしてチェリーの茎のような大きなつむじが特徴的になった。
彼女はペンを顎に当て、歯を見せて笑う。そして、ばつの悪そうに親指で顎についたペンキをはじく。彼女の目は、髪の色と同じピンク色に輝いている。
彼女は空中に飛び上がり、ピンク色の魔法が噴き出す。
ジャンプの頂点に達すると、ピンク色の魔法は背後で爆発し、ペイントのように広がる。彼女は四肢を大きく広げてポーズをとる。
ネオンペンとパレットがベルトに取り付けられる。
ヒロインは落下し、上からさらにピンク色の魔法が噴き出す。
「筆で情熱と命を世界に広げる!」
彼女はぎこちなく着地し、倒れそうになるが、なんとか体勢を立て直す。そして最後のポーズを決める。片足を上げ、反対側の腕を頭上に上げてピースサインを作る。
「ピンクのペインター!キュアチェリー!」
チェリーは一瞬の間をおいて、顔にかかる髪の毛を吹き飛ばした。「この髪にはまだ慣れなきゃ…」と呟きながら、気を取り直してインクリングを倒すべく駆け出す。
アオイはそれを見ながら、「何…?」と尋ねようとした。
インクリングが地面を踏み鳴らし、地面が揺れてあおいはつまずいてしまった。オレンジが「どけ!」と叫んだ。
あおいは二度言われるまでもなく、一目散に立ち上がり、隠れるために走り出した。オレンジも一緒にいた。
箱を忘れたのだ。
キュアチェリーの疾走は揺れる地面の影響を受け、つまずいてしまうが、バランスを取って転倒を防いだ。ぎこちなく、あおいはぴょんぴょん跳ねて回避しようとする。インクリングはゆっくりと足を踏み鳴らし、あおいの方向を向いた。
一歩踏み鳴らしただけで地面が持ち上がり、チェリーはそれが来るのを察知した。チェリーは跳ね返り、蹴りを入れようとした。
インクリングの体がウールであることに気づかなかった。あおいの足はウールに引っかかってしまった。
インクリングに蹴り飛ばされ、キュアチェリーは何もする暇がなかった。彼女は両手と自由な足でなんとか踏ん張ろうとした。
しかし、何かがおかしい。下を見ると、毛糸がまだ脚に絡みついていて、それを包み込んでいることに気づいた。膝を曲げることもできない。驚いたように「え、何?」と声を出すことしかできなかった。
はい…羊を物理的に攻撃しないでください!
チェリーはかろうじて、頭上に迫りくる影に気づいた。インクリングが彼女の上に覆いかぶさり、両前脚で踏みつけようとしていた。チェリーはかろうじて片足でジャンプして避け、今度は倒れ込んだ。
しかし、その隙にアオイの箱を見ようと振り返った。中にはジャケットが入っていた。蓋がきしむ音で開いた。
チェリーはその驚きに息を呑んだ。インクリングが貪欲な目でその品物に目をやり、ノワールがニヤリと笑うのを見て、さらに息を呑んだ。
いや。もう二度と。こんなことは許さない!
ジローは前回の攻撃でノートを失くした。消しゴムがそれを破壊したのだ。もう一人の友達の作品まで失くさせるわけにはいかない!
「そんなはずないでしょ!」インクリングを無視して、チェリーは箱を掴もうと駆け寄った。インクリングは黒いペンキを彼女に吐きかけたが、チェリーはそれを避け、背を向けて箱を守った。
あおいはそれを聞くと、走るのをやめる。まだ視界と聴覚の範囲内にいる。「ケイコ!?」と叫ぶ。
それを見ているオレンジが叫ぶ。「何をするんだ!」
チェリーは、踏みつけられる音から飛び退きながら答える。「プリキュアとして、みんなが情熱と愛情を込めて作ったこの大切な作品を守ると誓ったのに!前回は失敗した。またか!」
チェリーは木の枝に登り、木に退く。足はまだ毛糸に覆われていて、動きが制限されている。毛糸を殴って剥がそうとするが、手に付いてしまい、急いでこすり落とさなければならない。しかし、うまくいかず、関節のない前腕に毛糸を乗せる。彼女は苛立ちのあまり、「この毛糸、呪ってやる!」と罵る。
インクリングが木に唾を吐きかけ、チェリーはインクまみれになる前に飛び退かざるを得なくなる。彼女は手にピンク色のペイントの球体を作り、インクリングに投げつけて攻撃します。
ペイントは吸収されてしまうため、何も起こりません。
この獣を攻撃できない!
インクリングはチャンスを逃さず、キュアチェリーに突進する。しかし、攻撃を耐え、木に叩きつけられる。
その場に立たされたまま、彼女は起き上がろうとする。目が自分の脚と前腕に合う。自分だけだろうか、それとも毛が広がっているのか?
確かに。ゆっくりと広がり、腕と脚を這い上がってくる。「脚の感覚がない!」と気づき、彼女は少しパニックになり始める。彼女は二の腕を掴み、手を動かそうとする。厳密には覆われていないが、静脈の流れが遮断されている。「どうして手が痺れるの?!」
このインクリングを一刻も早く始末しなければ、毛で窒息してしまうかもしれない。それはまずい。
指を動かすのも一苦労だが、彼女はネオンペンを取り出す。目の前にインクリングが突進してくるのが見えた。彼女は「よし、これに対処しましょう!」と命令します。
ピンクネオンペンのクリック音とともに、背景がピンク色の魔法の空間へと切り替わる。
「ピンクネオンペン!私の翼を創って!」
彼女はパレットのピンクのボタンにペンを押す。中央のスペースにピンクの絵の具が現れ、ペンを浸すと、ペンがペンで満たされる。
キュアチェリーは魔法の絵の具をくるくると回し、激しく飛び跳ねる。
回転が遅くなると、魔法の絵の具が彼女の周りを回り、背中に降り注ぎ始める。
ピンクの光が瞬き、彼女の姿が完成する。チェリーは足を外側に蹴り上げ、頭上にピースサインを描いてポーズをとる。
チェリーは驚いて背中を見つめる。「これは…」言葉では言い表せない。
背中には、丸いピンクの妖精の羽があり、濃いピンクの縁取りが施されている。
チェリーは両手を握りしめる。両手を広げると、赤いペンキがこぼれ、赤い球体の形になった。
「ゴー・ワイルド・チェリーズ!」
球体はいくつかの小さな球体に分かれ、彼女の体の周りを回転した。
「プリキュア…」
彼女は頭上に手を挙げた。球体はすべて合体し��大きな赤い球体になった。彼女は手を後ろに引いた。彼女は標的をじっと見つめた。
「チェリー…スプラッター!!!」
彼女は球体を投げた。それはいくつかの球体に分かれた。そして…
爆弾はインクリングを完全に避け、空へと消えていった。
チェリーは驚きで目を見開いた。痺れた手でぐちゃぐちゃになっていた。
「冗談でしょ…」オレンジは怯えながら呟き、チェリーの方へ飛びかかった。
ノワールは笑いすぎて、涙を拭わざるを得なくなった。そして、無理やり言葉を絞り出した。「難しいかと思ったよ。でも、意外と簡単だった!君って本当にバカだね!」
チェリーは歯を食いしばり、激しく憤慨した。
インクリングはチェリーを轢こうとする。チェリーはかろうじてもう片方の足でよけようとするが、うっかり箱を手放してしまい、箱はチェリーの隣の地面に落ちてしまう。
インクリングはそれを受け止め、奪われたおやつによだれを垂らす。片足を差し出すが、チェリーは箱を掴み、胸に抱きしめ、背中を向けて代わりに受けようとする。
チェリーは地面に蹴り倒され、痛烈な一撃を受ける。かろうじて膝立ちになり、片方の手でペンを取り出す。ペンからピンク色のペンキが噴き出し、黒い唾の攻撃を防いだ。唾はペンキに圧倒され、消えてしまう。
「チェリー!」オレンジーがチェリーの上を飛び越える。「全部食べなきゃダメだよ!!」
チェリーは「私がやるわ!」と彼に保証する。
ピンクネオンペンをクリックするだけで、背景がピンク色の魔法の空間へと変化します。
「ピンクネオンペン!私の翼を創って!」
彼女はパレットのピンクのボタンにペンを押し当てます…
何も起こらない。
インクリングも混乱して止まる。
チェリーはパレットの上でペンを連打し続ける。何も起こらない。「な、な、なんで効かないんだ!前は効いたのに!」
オレンジは顔が恐怖で歪んで気づき、驚く。「やばい…」彼は叫ぶ。「まだ新人のプリキュアなんだ!パワーアップしてないんだ!だから変身モードは1回につき1回しか使えないんだ!言うの忘れてた!」
チェリーは叫び返す。「どうして忘れるの!?」
チェリーは気づかず、羊の毛で叩きつけられる。また地面に押し倒される。羊毛がお腹を覆っている。チェリーは膝をつき、呼吸が苦しくなる。慌てて尋ねる。「どうすればいいの! オレンジ!?」
「え、えっと…えっと…」 オレンジはパニックでどもりながら言う。彼には理由がわからない。彼はこう言いました。「慌てるな!何か考えよう!」
考える暇などない。チェリーは地面からの攻撃に巻き込まれ、制御不能に陥って宙を舞い、インクリングは毛糸を使ってチェリーの体を背中から振り落とす。
今度は地面に着地すると、毛糸に完全に閉じ込められ、出ているのは頭と片腕だけだった。
箱はチェリーの腕から遠くへ飛んでいき、届かない。丘の反対側、あおいのいる場所へと落ちていった。
「ケイコちゃん!!」あおいは叫びながらケイコに手を伸ばした。相変わらず友達のことが怖くて、どうしたらいいのか分からなかった。パニックのあまり、膝から崩れ落ち、両手を胸に抱えた。呼吸が乱れ、視界が揺れ始めた。
「だめだめだめだめ、お願いだめだめ…」おレンジもパニックだ。何もできない。プリキュアを失いそうだった。
キュアチェリーは毛糸の罠から抜け出そうともがくが、動けない。彼女もまたパニックに陥っており、呼吸困難によるものかもしれない。
チェリーのパニックは、箱とアオイに目を留めた瞬間に収まった。
彼女は思わず微笑んでしまった。やった甲斐があった。
インクリングが視界を遮り、目の前にはノワールも浮かんでいる。得意げな笑み。腕を組んでいる。彼は嘲るように言う。「ほら、こんな役立たずを救うためにあんなに努力していなければ、こんな状況にはなっていなかったんだ。最期の瞬間に、それに気づいてほしいんだ。」
そしてチェリーが笑っていることに気づき、彼の表情は困惑へと変わる。「どうして笑ってるんだ? 綿毛で窒息しそうだよ。」
「友達のプロジェクトを救ったんだ。やった甲斐があった。」チェリーは息を呑む。 「だからこの役を選んだんです…そして、その選択に後悔は全くありません!私のものだったんですから!」
葵の目に輝きが宿る。
「選択…」
あなたの人生、そして情熱をどう追求するかは、他の誰にも決められるべきではありません!それはあなたの選択です、葵。ファッションデザイナーになりたいなら、自分で決めなさい!その選択は永遠にあなたのものなのです!
あおいは再び集中し始めた。「ケイコ…」
あおいは下を向くと、蓋が外れて、自分で作ったジャケットが露わになった箱を見た。感情がこみ上げてきて、彼女は体を抱きしめ、震えた。
インクリングとの戦いを見上げ、そして再び箱を見下ろした。
ブルーネオンペンを取り出し、顔に当てた。
少し考えた後、あおいは眼鏡を外し、表情を強張らせた。「私が彼女を助けてあげよう。」
ノワールはチェリーを挑発する。「それなら、布を節約する方が命が助かるわね。」彼は視界から外れながら指示を出す。「インクリング、仕事を終わらせろ。」
インクリングは二本の前脚を掲げ、チェリーを踏みつけようとした。チェリーは恐怖に震えた。
「だめだ!!」脚が下ろされると同時に、オレンジが叫ぶ…
しかしインクリングは立ち止まる。痛みに目を見開き、横に倒れる。
あおいはそこに立っていた。足に太い針を刺して気絶させ、ジャケットを着ていた。
チェリーはそれに気づき、「あおい…?」と呟いた。
あおいはすかさずキュアチェリーのもとへ駆け寄った。あおいはチェリーの自由な腕を掴み、引きずり出そうとするが、うまくいかない。「さあ、ここから出そう!」と懇願する。
インクリングが唸り声をあげ、あおいの注意は再び立ち上がったインクリングへと向けられる。
あおいはチェリーを放し、両腕を広げてチェリーの前に立つ。その表情は決意に満ちている。
「おい!」ノワールが文句を言う。「お前は関わるな!」
「やめてやる!」あおいが叫び返す。
チェリーは怯え、「あおい、出て行って!!」と懇願する。
友人の返答に、葵はわずかにがっかりしたように頭を下げた。「価値があったって言ったでしょ? 価値なんてどうなってるの? あの精霊がいなかったら、私はこの学校にもいなかったし… 本当にやりたいことを追求する選択肢もなかったのに…」
葵は再び頭を上げ、叫んだ。
「私はデザイナーだ!それが私の選択だ!!」
フラッシュ
あおいのジャケットからまばゆい青い光が放たれる。
インクリングが後ろに倒れ、ノワールの目がくらむ。今度は、ノワールは身を守るために片腕を顔に当てる。何が起こっているのかに気づき、叫ぶ。「だめ!」
チェリーは、畏敬の念を抱きながら光を見つめ、「やったね…」と呟く。
青い光が魔法のようにあおいの周りを巡り、彼女を守った。ジャケットが彼女の体から剥がれ落ち、形を変え、何か別のものへと歪んでいくのを、彼女は見守る。
「え…何が起こっているの?」あおいは驚き、辺りを見回す。「ケイコ!?」
「アヤノさん!!」オレンジは笑顔で彼女に駆け寄り、嬉しそうに告げる。「ネオンペンを受け入れた!プリキュアだ!」
「僕…プリキュア?」あおいは悟る。
「キュアチェリーと同じだ!」オレンジは答える。 「まるで…」その時、あおいの顔がぱっと明るくなった。「え、私もコスチュームもらえるの?!」
「え…ええ?」その返事に、オレンジジーの顔は真っ白になった。「なんでそれが一番気になるの?」
ジャケットが新しい形に変形し終えた。あおいの目の前に現れたのは、パレットのようなものだった。ピンクの縁取りが宝石で飾られた、きらきらと輝く派手なパレットで、ガラスの蓋があり、真ん中に空いている。周りの空いている部分には、黄色、オレンジ、赤、ピンク、紫、青、緑の順に色が描かれている。
「それってコスチュームじゃない…」あおいは、デバイスが手の中で浮かんでいるのを見ながら言った。
「ペンをクリックして、パレットの好きな色を3色タップして、空いているスペースで混ぜて、『プリキュア クリエイティブチャージ!』と叫ぶだけで、あとは任せてください!」
「それでいいの?」あおいは尋ねた。彼女は自分の質問にこう答えます。「いずれにせよ、ケイコがあなたを信頼しているのなら、私もそうすべきだと思います!」
ブルーネオンペンのクリック音とともに、背景は青い魔法の空間へと変化する。
全身を青く染められた綾乃あおいは、ペンを胸に当てている。もう片方の手でプリキュアパレットを持ち、それを開く。
「プリキュア、クリエイティブチャージ!!」
彼女はペンでパレットの青、ピンク、黄色の点を叩く。3つの点が光り、中央にきらめく紺碧の色が浮かび上がる。ペンをその色に浸すと、ペンが満ちていく。
あおいはペンを縦に振り、こぼれた絵の具がカーテンのように広がる。彼女はそのカーテンをくぐり抜け、ペンを頭に当て、ファッションモデルのように歩みを進める。背景は深い藍色とピンクの絵の具の波に覆われる。波のしぶきで、葵の腕や脚はペンキの飛沫で覆われる。彼女はモデルのように足を踏み鳴らし、くるりと回る。
ペンキの波が彼女に向かってくると、彼女はそれを両手で掴み、くるくると回して胴体に巻き付ける。波は布に変わる。ペンで一刀両断すると布が切れ、ピンクの縁取りが入った無地の青い着物だけが残る。
両手を上げてポーズをとると、両手首から氷のような青い半透明の腕章がキラキラと輝く。
両手を腰に下ろし、足を前に踏み出す。足首からキラキラと輝きが消え、氷のような青い半透明の靴下と、ピンクの縁取りが入った折りたたまれた青い足首丈の靴が現れる。
彼女はペンを胸に抱き、微笑む。もう一度カチッと音がすると、ペンから青いペンキが糸のように燃え上がる。彼女はくるくると回り、糸が彼女の周りを漂う。ペンは縫い針の役割を果たす。
ペンを両肩に縫い付けると、糸が肩の周りを回転する。両腕を広げると、着物の袖が両方とも落ち、半透明の短い袖に変わる。
ペンを胸の脇に縫い付けると、水色のリボンと金色のブローチ、そしてアイスブルーのネクタイが現れる。
ペンをドレスのスカート部分に縫い付けると、布地が彼女の脇まで上がり、その下に水色のスカートが見える。
ペンをベルトの反対側に縫い付けると、サファイアの宝石のブローチが現れる。
ブローチから二つの火花が散り、彼女はくるくると回ってつま先を叩くと、ブーツにも同じサファイアのブローチが現れる。
ペンを頭の上でなぞると、サファイアのついた金色のティアラが現れる。彼女はペンを頭の両側に軽く叩きつけ、金の鎖でバレッタを作る。鎖からは魔力が漏れ、かつては深い青だった髪は、より鮮やかな青い塗料で覆われる。
あおいは丁寧に髪を撫で、耳の上にペンを移す。そっと手を離すと、ペンが閃光を放ち、彼女の髪に溶け込む。髪は肩まで届くストレートカットになり、鮮やかな紺碧の青に染まっている。
彼女はペンを目に当て、柔らかな笑みを浮かべる。ペンを顔に滑らせると、彼女の瞳は髪の色にマッチした青く輝く。
彼女は空中に飛び上がり、彼女から青い魔法が流れ出す。
ジャンプの頂点に達すると、青い魔法は背後で爆発し、水へと変わり、彼女は膝を胸に抱え、両手で額縁を作って目を覆うポーズをとる。
ネオンペンとパレットがベルトに取り付けられる。
ヒロインは落下し、上からさらに青い魔法が降り注ぐ。
「縫い目を通して、情熱と生命を世界に広げる!」
片足で着地し、もう片方の足もカチッと音を立てて着地する。そして、腕を背中で組み、片足を前に出すという最後のポーズを決める。
「ブルーデザイナー!キュア・アズール!」
「キュアアズール!!」オレンジは興奮気味に叫び、青い光が消えて新たなヒロインが現れると、畏敬の念を抱きながら見つめた。
アズールは青い目を見開き、驚きのあまり自分の姿に目をやった。ドレスの裾を掴み、「これは…普通じゃない…」と呟いた。しかし、彼女は微笑んだ。「でも、すごくかっこいい!」
「キュアアズール!!」チェリーは新たな仲間に歓喜の叫びを上げた。立ち上がろうとするが、まだ毛糸に絡まっていることに気づく。
「冗談でしょ…またか?」ノワールは軽蔑の表情を浮かべた。
「危ない!」チェリーが叫ぶ。
アズールは振り返ると、インクリングが回復し、踏みつけようとしていることに気づいた。
アズールは飛び退き、空中でスーパージャンプした。畏敬の念を抱きながら地面を見つめ、彼女は理解した。「ああ、なるほど。変身すると超人的な能力が身につくのね…」
「それでインクリングを倒せるのね!」オレンジが言い終える。
アズールはインクリングの角を掴みながら飛び降りる。羊が彼女を振り落とそうとするが、アズールはしっかりと掴み続ける。「羊毛に触っちゃだめ、羊毛に触っちゃだめ、羊毛に触っちゃだめ…」と、彼女は独り言のようにつぶやく。
彼女はぶらぶらした足で羊の顔面を何度も蹴る。しかしインクリングは悲鳴を上げて、さらに強い力で彼女を振り落とそうとする。彼女は落ちて片膝をついた。自分の手を見て、「どうすればいいの?」と自問する。
インクリングはアズールに突進し、唾を吐きかけます。アズールは叫び声をあげ、両手を前に突き出します。
その時、目の前に鮮やかな青い盾が現れ、唾の攻撃を防いでくれます。
アズールは自分が繰り出している魔法を見て、困惑して見上げます。
インクリングが盾に体当たりをします。十分な威力で盾が閃き、アズールを吹き飛ばし、丘に墜落します。
アズールは両手を離すと、盾は消えます。彼女は自分の手を見て気づきます。「私は防御戦士だ…」
回復するインクリングを見て、彼女は何かを悟ります。「押すような感じだ!」
アズールは突進し、羊の前に飛び出します。まるで羊毛を殴ろうとしているかのようですが…
その代わりに、羊毛を打つために盾を前に出し、羊毛を羊の体の奥深くまで押し込みます。代わりにその攻撃を吸収すると、インクリングはスタン状態に陥る。
アズールは両手を離し、盾の上に立つ。インクリングの尻に立っているので、盾に守られながら頭まで歩けばいい。
一歩ごとに、盾は布のようにインクリングの周りに広がる。彼女は声を出して足音を数える。「一、二、一フィート、三、四は二フィート、三フィート、四、五…」
インクリングは彼女を振り払おうとする。彼女はバランスを保ち、集中力を失わないように努める。羊の上に青い魔法がかかっているのに気づく。彼女は素早く数える。「一、二、三、四、五、六…八?! あなたって大きいのね!」
彼女は走り続ける。「八、十、十二、十四!」
彼女はインクリングの顔にダブルストンプで仕留める。
彼女は手に持った青い魔法を持ち上げながら、飛び降りる。彼女は宣言する。「確かに、672フィートの毛糸よ。」
もう片方の手をハサミのように使い、指を切り裂く。魔法が圧縮され、インクリングは閉じ込められる。毛糸は圧縮され、締め付けられる。
「どうして止める方法を知っていたの?」オレンジは驚いて尋ねる。
アズールは指を高く挙げて誇らしげに説明する。「ウールをデザインに使うと、ふわふわして吸水性が高いので、扱いにくい素材になるんです。だから、たいていの対処法は、布を折り重ねて押さえつけることなんです。」
���ェリーは微笑みながらオレンジに言う。「彼女は賢いって言ったでしょ!」チェリー自身、明らかにこのことを知らなかった。
「おい!そんなの不公平だ!」ノワールがアズールの背後から小声で叱責する。彼のパチンという音にアズールは気づき、振り返る。ノワールは手を差し出し、暗い光線をアズールに放とうとする。
アズールが手首を軽くひねるだけで、小さなシールドが現れて攻撃を反射し、ノワールの顔面に命中させる。
彼はすぐに意識を取り戻し、傷ついた顔に手を当てる。彼の視線はアズールに釘付けになる。
深く沈み込みそうな青い瞳を持つ、きらめく青いヒロイン…
顔の赤みは怒りに変わり、尖った耳からは蒸気が噴き出すほどの激しい怒りがこみ上げてくる。
「どうすればこれを止めることができるの?」とアズールが尋ねる。
「クリエイティブウィング!」とオレンジが説明する。「プリキュアパレットを手に取り、ネオンペンで青いボタンを押して、クリエイティブウィングを塗るんだ。パワーアップして、インクリングに好きな攻撃を大量に繰り出せるようになるよ!」
チェリーが叫ぶ。「ちょっと待って、私のはピンクだって言ってたけど…」
ブルーネオンペンのクリック音とともに、背景が青い魔法の空間へと変化した。
「ブルーネオンペン!私の翼を創って!」
彼女はパレットの青いボタンにペンを押し当てた。中央のスペースに青い絵の具が現れ、彼女が使えるようになる。ペンをそのペンに浸すと、ペンは絵の具で満たされた。
キュア・アズールは、彼女の四方に魔法の絵の具を振り回した。
四方に散らばった絵の具は、魔法の灯台へと変化し、彼女の周りを回転してから彼女の体を飲み込んだ。
青い光の閃光とともに彼女の姿が作られ、アズールは泳ぐようなポーズをとった。
彼女の背中には、縁に濃い青色のダイヤモンドがあしらわれた、ダイヤモンド型の青い妖精の翼が生えていた。
アズールは両手を胸の前で組み、アームバンドの縫い目をほどく。青い布が彼女の体の周りを渦巻く。
「縫い目を縫って!」
アズールは指を鳴らして小さな針を作った。
「プリキュア…」
彼女は目の前の糸に針を突き刺す。糸が針に引っ掛かり、彼女は慎重に標的へと狙いを定める。
「アズール…お針子さん!!!」
彼女は糸を弾き、インクリングへと送る。糸はインクリングの体に巻きつき、何度も何度もループし、ついには縫い目の網に捕らえられる。
アズールはペンを手に振り向く。ペンを閉じると、翼が消える。サングラスをかけ、腕を組む。「できた!」
魔法のハサミが空中で糸を切る。残った糸は青い光とキラキラをインクリングに浴びせる。
「カラフル…」インクリングは呟くと、その体が反応して光る。青い光の中、インクリングの体は消える。白い色に浄化された、宙に浮いた折り紙だけが残る。
折り紙はベビードールジャケットの少女のもとへ飛んでいく。折り紙は形を失い、鮮やかな魔法へと変わり、少女の体に流れ込む。
石が彼女の体から砕け、彼女の色彩が戻り、彼女は膝をつく。
野原の色彩が戻る。
キュアチェリーの毛が消え、彼女は起き上がり、再び手足を掴む。満面の笑みで、彼女は「足の感覚が戻ったわ!」と叫ぶ。
ノワールは顔を押さえたまま考え込む。「つまり、増殖して、ものすごく方向感覚が狂うのね?」彼は笑顔と赤面を隠そうとする。「笑っていいのか泣いていいのかわからない。」
彼は空中に消え、後ずさりする。
アズールは疲れたように頭を抱え、疲れた笑みを浮かべる。
「キュアアズール!!」チェリーはすかさずアズールの体を抱きしめる。「本当に嬉しいわ!」
アズールは、友達にぎゅっと抱きしめられて、思わず照れくさそうに笑ってしまった。アズールもアズールを抱きしめた。
二人が別れると、オーレンジが飛んできて、「キュアアズール。プリキュアへようこそ」と挨拶した。
「えっと…ありがとうございます?」アズールは、どう反応していいのか分からなかった。
オレンジは認める。「チェリー…認めざるを得ない。この子は優秀だ。チームに頭脳があってよかった。それに、もう学習も速いし。」
「で、私がこれを着られるの?」アズールは、もうすでに自分の服を見つめて感嘆しながら尋ねる。「これが魔法で作られたって、すごいわ!まるで着物をアレンジしたみたい。より…大胆になった。この表現でいいかしら?」
チェリーとオレンジは、二人とも涙がこぼれそうになるのを感じた。「まあ…」チェリーは微笑んで言う。
アズールは立ち止まり、あることに気づく。「あ!そういえば!手遅れになる前に…」
—-------------------------------------------------------------
学校の廊下で、先生が葵に紙を渡している。「変更通知です。良い一日をお過ごしください。」
「ありがとうございます!」葵は嬉しそうに紙を胸に抱きながら言う。
「ファッションクラスへようこそ。」と葵は言う。
先生が教室に戻ると、葵は紙を見つめながら廊下を歩いていく。
「葵!」葵は顔を上げると、そこに恵子が手を振っているのが見えた。恵子はコーヒーを手に持っていた。
葵は近づき、コーヒーを受け取る。「ありがとう。今日はこれが必要だったの。」
葵がコーヒーを飲む前に、恵子は「もう済んだの?」と尋ねる。
葵は紙を見せる。「私の希望は通っ��の。ビジネスクラスはキャンセル。ファッションクラスは追加。変更の通知をもらったの。」
恵子は満面の笑みを浮かべる。「すごい!」しかし、ふと気づいた途端、笑顔が消える。「え、お父さんはどうしたの?」
葵の笑顔が消えた。彼女は説明する。「あなたのご両親とは違って、父は私が学校の書類を管理することを全面的に信頼してくれているの。私は書類に対してとても責任感があり、内容についても父にはすべて正直に伝えてきた。私が言わない限り、父は今回の変更について知ることはないわ…」
それから彼女は書類をバッグにしまった。「だから、これは渡さないわ」
「嘘でしょ!?」恵子は驚いた。それは彼女の考えとは全く違っていた。「葵…」
「わかってる、わかってる。お父さんには絶対嘘つかないから」あおいはため息をついた。自分でも受け入れがたい。「でも…私はプリキュアだから、どっちにしても秘密は守る。それに…」眼鏡のレンズが目を覆っている。「もしお父さんに、私がビジネスじゃなくてファッションの道に進んでいるって知られたら、この学校だけじゃなく、友達も、人生に残された良いものも全部失っちゃう」彼女は作り笑いでその気持ちを振り払おうとする。「だから、プレッシャーは感じないで」
ケイコはどう答えていいのか分からなかった。確かにあおいに夢を追いかけるように励ましたけれど、あおいが父親に嘘をつくとは思っていなかった。証拠もなしに疑うはずがない。ましてや、あおいを育てた娘として、そんなことはありえない。
ケイコにできるのは「まあ…あなたが選ぶことよ」と言うことだけ。
「ケイコ、元気出して!」あおいはケイコの肘を突き、二人の不安を晴らした。彼女は微笑んで事実を受け入れた。「芸術を称える寄宿学校よ!私のようなビジネスウーマンが、芸術への夢のためにここにいるんじゃなかったら、何のためにここにいるの?」
ケイコはそれを受け入れ、微笑んだ。
しかし、アオイがコーヒーを一口飲むまでは。驚きのあまり目が輝き、ケイコを厳しい目で見つめた。「ラテ?」
ケイコの顔は真っ白になった。彼女は気づいた。「しまった…」
またしくじってしまった。
するとアオイの顔が和らぎ、もう一口飲んだ。「あら、どうしたの? いずれにしても、コーヒーの視野を広げた方がいいかしら。」
そうだ。十代の反逆者としての人生を受け入れる時が来たのだ。
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mayimkjs · 9 months ago
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Braze you!! Japanese Transcription
Feel free to use this how you like with no credit to me required. Credit should go to Yamanaka.
エス: Es
フータ: Fuuta
1|ミルグラム監獄内尋間室
薄暗い尋間室の中。
フータ 「ふぅー......ふぅー.....」
椅子に座っているフータ。止まらない貧乏ゆすり。
気持ちを押さえつけるように、荒く息をする。
フータ 「......くそが!」
激しく床を蹴りつけるフータ。
エス 「......随分な荒れ様じゃないか。囚人番号3番、フータ」
いつの間にか尋問室の入口にエスがいる。
一瞬の驚きの後怒りに震えるフータが口を開く。
フータ 「......誰のせいだと思ってんだクソガキが......」
エス 「僕は看守だ。言葉遣いには気をつけろ」
フータ 「ナメんじゃねぇぞっこんなところに連れてきて偉そうにしやがって......!」
エス 「どうした?震えているぞ」
フータ 「やってやる......やってやるよ......っ!!」
椅子から立ち上がり、エスに向かって走るフータ。
エス 「!」
フータ 「うぉおおおお!!」
エスに殴りかかろうとするが、ギリギリで見えない壁にぶつかったように拳が止まる。
フータ 「な、なんだこれ......見えない壁がある......」
エス 「ほう、理屈はわからないがジャッカロープが言っていたのはコレか。“囚人から看守への攻撃はできない」
フータ 「......な、なんだっつうんだよ。現実じゃねぇのかここ......」
気が抜けてぺたりとへたり込んでしまうフータ。
エス 「無害とはいえ、感心しないな。看守への攻撃行動、とて悪印象だ」
フータ 「こ、こんなふざけた場所へ閉じ込めた奴が何言ってやがる!立派な正当防衛だ!」
決死の形相のフータを見て思わず、笑みがこぼれるエス。
フータ 「......フ、フフフ......」
笑い出したエスを見て、馬鹿にされた怒りと恐怖が入り交じるフータ。
フータ 「な、何を笑っていやがる!」
エス 「いや、すまない......こっちの話だ」
フータ 「な、何なんだテメェ......」
エス 「まぁ一旦座れ、フータ。尋問を始める」
フータ 「......」
戸惑うフータ
エス 「どうした?腰が抜けて立てないか?」
フータ 「ばっ、バカにすんじゃねぇ!」
立ち上がり、ふてぶてしくドカッと椅子に座るフータ。
フータ 「そもそも俺は自分が囚人だなんて認めてねぇ!こんなワケわかんねぇ場所に連れてくるなんてジンケン侵害だ!」
エス 「自分を囚人だと認めていない、か」
フータ 「当たり前だ!ムジツの人間を拘束して監禁するなんざ、テメェの方がよっぽど犯罪者じゃねぇか!他のヤツらはなんでか素直に受け入れてやがるが、俺はごまかされねぇぞ」
エス 「それはおかしいな。お前らは全員『ヒトゴロシ』だと聞いている」
フータ 「......しらねえ。誰が言ってんだそんなこと」
腕を組み、目をそらすフータ。
エス 「思い当たるフシもないと」
フータ 「当たり前だ。名誉キソンだろそれ」
エス 「しかしヒトゴロシという言葉が出た瞬間に腕を組みだしたな。これ以上踏み込んでほしくないか」
フータ 「は、はあ?」
慌てて腕をほどくフータ。
構わず推理を続けるエス。
エス 「囚人ではない、と僕に殴りかかるほどだ。日本の法律を犯していない、という自信があるんだろう」
ブータ 「そ、そういってんじゃねぇか」
エス 「しかし、『ヒトゴロシ」には反応した。立件はできない。犯罪ではない。ただ......人は殺した......」
フータ 「......」
エス 「目をそらしたな」
こくん、と息を呑むフータ。
フータ 「......はん、バカバカしい。的外れだぜ」
エス 「話し始める前に唇を舐めたな。緊張している証拠だ。嘘を付き慣れてないのか?」
フータ 「......!いい加減にしろテメェ!!!」
椅子を倒し、立ち上がるフータ。
フータ 「......ふーっ。ふーっ」
殴りかかろうとするが思い出し、止まる。
エス 「頭に血が昇ると、暴力が無意味だということまで忘れてしまうのか?」
フータ 「......汚ねぇぞ、てめぇ......」
エス 「ちなみに、教えといてやろう。しぐさや反応で心理が読めるなんてことは、ありえない。それらしい話に簡単に騙されないようにな」
フータ 「こ、こ、こいつ......」
あまりの怒りに唇を震わせるフータ。
エス 「残念ながらお前の言う人権侵害も、監禁も、名誉毀損もミルグラムではまったく問題にならない。ここはそういった理の外にある」
フータ 「......そんなこと、認められっか......」
エス 「自分の立場をわきまえろ。何を言おうとお前は『ヒトゴロシ』の囚人だ。決して逃げられない。お前に判決がくだるまではな......」
椅子に座り直すフータ。
気が抜けたのか、顔を手で覆う。
フータ 「くだらねぇ......。俺は殺してねぇ......殺してねぇんだ......」
エス 「......ふむ」
興味深そうにフータの様子を眺めるエス。
ワーダ 「愛してねぇ......してねえよな......」
エス 「フータ」
フータ 「あんだよ......」
エス 「先に述べたミルグラムの性質上、お前の 「ヒトゴロシ』も、今の時点では問題にはならない。僕はそのことでお前を責める気もない。一旦落ち着くと良い」
エスの言葉を反芻し、ごくりと生唾を呑むフータ。
フータ 「......は、ははっ殺してねぇっつうの」
安心して、空笑いのフータ。
エス 「どちらでもいいさ。いずれ、ミルグラムの力でわかる問題だ。お前の心象を覗くことになるからな」
フータ 「プライバシーの侵害だろ......。フザけんなよ......」
エス 「お前にとっては好都合だろう。本当に人を殺していないんだったらそれを証明できるんだ」
フータ 「......そうだけど、よ......」
エス 「安心しろ。ミルグラムは......まぁ、僕もかな。別にお前の敵じゃない。たとえ法律を犯していても、人を殺していてもミルグラムで赦すと判断されれば赦される。ある意味、フラットだろう」
フータ 「......」
エス 「まぁ、お前の味方というわけでもないけどな」
小さくつぶやくエス。
少し落ち着いた様子のフータ。
フータ 「ふぅーー......」
エス 「落ち着いたようだな」
フータ 「現状どうしようもねぇからな。出口は見当たらねぇし、力づくでも通用しねぇときたらな......」
だ息を整えたのちエスに向き直るフータ。
フータ 「おい、��ス」
エス 「言葉遣いに気をつけろと言ったはずだが」
フータ 「うるせぇ、どうせ俺より年下だろ」
フータの物言いに呆れるエス。
エス 「......やれやれ、野蛮人め」
フータ 「ここはなんなんだよ。何の目的で俺たちを捕らえてんだ」
エス 「答えるつもりはない。お前たちはただ髪で生活をしていればいい」
フータ 「......おい、囚人だからってナメんなよ。刑務所の中の人権侵害とか、今どき問題になってんのしらねぇのかよ!」
エス 「なんだ、囚人だということは認めたのか?」
フータ 「言葉のアヤだバーカ!」
取り合わないエス。
エス 「こちらからの質問をするぞ。監獄内の生活はどうだ?」
フータ 「どうもこうもねぇよ。スマホもPCもねぇし。現代人かHらネットワークを奪うなんてどうかしてんじゃねぇのか」
エス 「他の囚人との関係性はどうだ?」
フータ 「別に......。でも変なヤツらだよ。なんでか落ち着いてるヤツも多い。こんな状況だっつうのに......」
エス 「ふむ」
話し出すと止まらなくなるフータ。
フータ 「特に気に食わねぇのがシドウとカズイのおっさんコンビだな。この緊急事態だっつうのに。年長者のくせにノ���キにしやがって頼りねぇたらありゃしねぇ」
エス 「そうか」
フータ 「ま、ハルカもミコトも全然だけどな。俺が引っ張ってい反かなきゃなんねぇ」
エス 「ふぅん......」
フータ 「そもそもオンナは頼りにしてねぇしな。代表してガツンと言ってやるよっつって、今回も俺が来てる訳よ」
エス 「あぁ、それであんなに興奮してたのか。しかし、代表の割にやけに震えていたな」
エスの言葉に少し言いよどむフータ。
フータ 「いや、それは、ユノのヤツが......尋問室でとんでもねぇ暴力を受けたってて言ってたからよ。武者震いってやつだよ......!」
エス 「ユノ......律儀にやってくれたんだな」
フータ 「なんか言ったかよ」
エス 「特に何も」
リラックスした様子のフータを見つめるエス。
エス 「しかし、よく喋るようになったじゃないか」
フータ 「は?オマエが質問してきたんだろうが」
エス 「最初はよっぽど怯えていたのだろうな。先制攻撃することで、それを誤魔化す。そうして自分を守ってきたのだな」
エスの言葉に、ピリつく空気。
フータ 「......あぁ?ケンカ売ってんのかよ...」
エス 「僕がお前を判断するために必要な評価だ。気を悪くするな」
フータ 「おいおいおいおい!偉そうに人を評価してんじゃねぇぞ!違法行為だらけのヤツがよ!」
フータ 「ここを出たら絶対に訴えてやっからな!お前も!ただで済むと思うなよ!」
エス 「ふぅん」
フータ 「俺は悪いやつは許さねぇ!このミルグラムとかいう場所も、絶対に潰してやる!」
フータの言葉に目を丸くするエス。
エス 「僕が“悪いやつか。その発想はなかった。ではフータ、お前は正義か」
フータ 「たりめぇだろ!悪をぶっ潰すのが正義だ」
考え込むエス。
エス 「......正義が、人を殺したのか?」
フータ 「......ッ!殺してねぇ!」
エス 「では思考実験だ。どう思う。正義のための殺しは赦されるか?」
フータ 「......赦される......。赦されるに決まってる......」
思考に没頭するエス。
エス 「興味があるな......。果たして、正義は赦されるのか、悪、罪、そこに因果関係はあるのか」
フータ 「おい、何ぶつぶつ言ってやがる」
突如部屋にある時計から鐘の音がなる部屋の構造が変化していく。
フータ 「な、なんだ!何が起きてやがる!」
エス 「......時間か。見せてもらうよ、お前の正義」
フータ 「歌を抽出するってやつか。けっ、好きにしやがれ......」
エス 「そうさせてもらおう。何か言い残したことはあるか?」
フータ 「言い残したことね······おい、エス」
エス 「なんだ?」
フータ 「なんで笑ってやがった?」
エス 「ん?」
フータ 「最初の方!こっちの話だ、とかいってはぐらかしてただろ!ああいうのモヤモヤして気持ち悪いんだよ」
エス 「あぁ......」
エスの顔に笑みが浮かぶ。
エス 「あまりに囚人らしい囚人だったもので、正直、少し嬉しくなった。おかげで、いつもよりはりきって虐めてしまったかもしれないな」
フータ 「はぁ~~~~~!」
エス 「楽しかったよ、ありがとう」
フータの肩に手を載せるエス。
エス 「囚人番号3番、フータ。さぁ。お前の罪を歌え」
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krdc · 1 year ago
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マジカルラブ (magical love) — full version
spotify
(lyrics & unofficial translation below)
magical love be with you wow baby
指の隙間でチラ見 (キミの smile)
yubi no sukima de chira mi (kimi no smile)
glancing through the cracks of my fingers (at your smile)
僕にはもったいないって? (ちょっと待って)
boku ni wa mottainai tte (chotto matte)
aren't you wasting it on me? (hang on a second)
今までだったらそれで終わり (チャ チャンス?)
ima made dattara sore de owari (cha-chansu)
if it had been before, this would've been the end (ch-chance?)
一味違うthis love wow
hitoaji chigau this love wow
this love is different, wow
まさかまさかの展開
masaka masakano tenkai
there's been a surprising turn of events
心もカラダも限界
kokoro mo karada mo genkai
my mind and body are at their limits
寝癖 ドキり 照れる 素振り
neguse dokiri tereru soburi
your bedhead, your nervousness, the bashful way you act
超 cute ズキュン
chou cute zukyuun
they're super cute, they've struck my heart
瞬間 近づく鼓動
shunkan chikazuku kodou
the moment i got near your heartbeat
聴こえた マジかよ マジカル!?
kikoeta maji ka yo majikaru
i heard them, it's for real, it's magical?!
もう ムリ無理 見て見ぬフリ
mou muri muri mite minu furi
i can't keep pretending i don't see it
夢でも 胸高鳴り
yume demo munadaka nari
even in my dreams, it makes my heart race
運命変えちゃう love
unmei kaechau love
a love that changes destiny
君と 僕が? あわわっ
kimi to boku ga awawa
between you and me? i can't deal!
ハッピーエンドの途中
happi endo no tochu
on the way to our happy ending
焦る i want you (yeah)
aseru i want you (yeah)
i want you right now (yeah)
一緒なら越えてゆける
issho nara koete yukeru
as long as we're together, we can overcome it all
明日は七色 君と甘色 wow yes
asu wa nanairo kimi to amairo wow yes
tomorrow will have a rainbow, with you and the sweet colors, wow, yes
四六時中 夢心地 (キミの voice)
shirokujichu yumegokochi (kimi no voice)
day and night, i keep dreaming (about your voice)
そんなの聞いてないって (もっとキテ)
sonna no kiitenai tte (motto kite)
saying things i've never heard you say (come closer)
想定外 好きが渋滞 chu (che cherry?)
souteigai suki ga jutai chu (che-cherry)
unexpected feelings stuck in a traffic jam (ch-cherry?)
大胆不敵 this love wow
daitan futeki this love wow
this love is fearless, wow
一歩進んで後悔
ippo susunde koukai
the first step forward, there's regret
二歩目は あら単純明快
ni home wa ara tanjun meikai
the second step, it's just plain and simple
a b c d x y z
妄想ばかりじゃいられない
mousou bakari jairarenai
i can't keep staying in my fantasy
敏感 本音と嘘
binkan honne to uso
my sensitive true feelings and my lies
気づいた マジかよ マジカル!?
kizuita maji ka yo majikaru
you noticed them, it's for real, it's magical?!
もう ムリ無理 見て見ぬフリ
mou muri muri mite minu furi
i can't keep pretending i don't see it
夢でも 胸高鳴り
yume demo munadaka nari
even in my dreams, it makes my heart race
運命変えちゃう love
unmei kaechau love
a love that changes destiny
君と 僕が? あわわっ
kimi to boku ga awawa
between you and me? i can't deal!
ハッピーエンドの途中
happi endo no tochu
on the way to our happy ending
焦る i want you (yeah)
aseru i want you (yeah)
i want you right now (yeah)
一緒なら越えてゆける
issho nara koete yukeru
as long as we're together, we can overcome it all
明日は七色 君と甘色 wow yes
asu wa nanairo kimi to amairo wow yes
tomorrow will have a rainbow, with you and the sweet colors, wow, yes
隣にキミの笑顔 (love is the magic)
tonari ni kimi no egao (love is the magic)
with your smile next to me (love is the magic)
yeah (love is the magic) oh
魔法が解けたって 大丈夫さ ふたりなら
mahou ga toketa tte daijoubusa futari nara
even if the magic is undone, we'll be okay as long as we're together
幸せすぎてもムリ
shiawasesugite mo muri
i'm too happy, i can't handle it
未体験の胸騒ぎ
mi taiken no munasawagi
the apprehension of something unfamiliar
世界の数だけ love love love wow
sekai no kazu dake love love love wow
for every world out there, there's just as much of our love, love, love, wow
初めてだらけのストーリー
hajimetedarake no sutori
in this story filled with our firsts
誰にも邪魔させない
dare ni mo jamasasenai
we won't let anyone interfere
特別以上の love
tokubetsu ijou no love
a love that's beyond special
愛しい 嬉しい 気持ち
itoshii ureshii kimochi
and the precious, happy feelings
ハッピーエンドの途中
happi endo no tochu
on the way to our happy ending
もう全部 i want you
mou zenbu i want you
i want you, all of you
一緒なら越えてゆける
issho nara koete yukeru
as long as we're together, we can overcome it all
明日は七色 君と甘色 wow yes
asu wa nanairo kimi to amairo wow yes
tomorrow will have a rainbow, with you and the sweet colors, wow, yes
magical love be with you
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blr-blue · 3 months ago
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 しゃべりたいことがたくさんあってどうしようもない。書いて散らしていく。
 学位プログラム等で関わりのある、学年がひとつ下の後輩(Kとする)に対して苦手意識があった。それが明確になったのはつい先日、プロジェクトのミーティング前に雑談しているときだった。みんなで、学振ヤバいよね〜という話をしていた。学振というのは、日本学術振興会というところでやっている、将来有望な研究者の卵に研究費を支援するプログラムである。倍率はクッソ高い。通過率10%くらいかな? D進を視野に入れているorD進した大学院生はみんなそれを狙っている。狭き門だ。
 去年学振DC1に落ちたわたしが、話の流れで、「わたしは去年書いた申請書が原型としてあるから、作成自体はそれ見ながらやればなんとかなるかな〜」と零した。そうしたら後輩のKが言った。「いや落ちてんだから書き直せよ(笑)」と。
 しね、と思った。お前だけはDC1落ちろ、と思った。キメーんだよ、こっちの努力も知らないで。つーかそんなコロコロと研究計画変えられるわけねーだろ(笑)おまえはどんだけ一貫性ない研究してんだよ(笑)ちょうしのんな。ちょうしのんな。ちょうしのんな。
 な〜んて思いながらも、それに対して過剰に反応する自分なんか誰にも見せたくないから、てきとうに誤魔化した。誤魔化せていたかどうかは定かではない。とにかくKがうざいな〜と思っていた。だけど後輩だから許せた。これで自分よりも年上だったらドン引きだけど、歳下ならキモいな〜で済む。
 だがその後、驚きの新事実が舞い降りた。後輩K、なんと高卒後1年間浪人していたらしく、年齢はわたしと一緒らしいのだ。
 その瞬間、そいつが大嫌いになった。アーわたしと同じだけ年齢を重ねてきたくせに、おまえはわたしですら持っている良心を持っていないんだね? と思った。キモキモキモキモ。
 またも同じプロジェクトの別の後輩(こちらは女性)と、別件で飲みに行った。話の流れで、恋愛についてしゃべった。彼女はひどくプラトニックな恋愛に身を投じていて、わたしとは違う人種のにんげんだった。彼女もその彼氏も大学院生で、ふたりは性的な経験を持たず、クリスマスに贈り合ったというプレゼントも同年代のカップルが交換するものとしてはかなり子どもっぽくて(示し合わせたわけでもないのに、素で2〜3000円で買える物を贈りあっていた)、ふたりともびみょうに垢抜けてなくて、デートっぽいデートもしているわけではなさそうで、たまにお家で一緒にご飯をたべて、健全に解散するだけの関係で、基本的にすべて割り勘で、お互いに自立を求めていて、親もその関係を知っていて、そんな彼氏の現在の趣味は節約で、外食もしなければ俗っぽい遊びもしない、しかも告白の場所は地元の近くの公園で、初デートはお互いの研究領域にゆかりのある施設、らしい。誕生日くらいは奢ったり奢られたりしないの? とたずねると、べつに割り勘ですね〜、と返ってきた。いい意味でピュアなのだ。彼女は俗っぽい恋愛というものを知らない。
 わたしはそれを聞いて、高潔だな、と思った。
 彼女にわたしの話をしても引かれるだけだろう。そう思って、あまり自分の話をせずに、ひたすらに聞き手に回った。すてきな関係だね、なんて、思ってもいないことを口にして。
 わたしはいろいろと歪んでいるので、汚くない恋愛をせずに生きてきた彼女を羨ましく思っていると同時に、じぶんはこっち側でよかった、とも思っていた。高潔であることは羨ましい。だけどわたしは、そういう付き合いに耐えられない。クリスマスには多少見栄を張ってほしい。仮にその後輩ちゃんがクリスマスに貰ったモノを、わたしが自分の彼氏から貰ったとしたら、発狂して大喧嘩をすると思う。おしゃれなレストランで食事をしたい。飲食店のソファ席は当たり前に譲ってほしい。重い荷物は持ってほしい。愛は目に見えないものだから、お金と時間をかけて愛を具現化してほしい。つまり、わたしにお金と時間を使ってほしい。そうしてくれないと嫌。もっと甘えたい。わがままを聞いてほしい。つねにわたしだけの味方でいてほしい。わたしを何より優先してほしい。わたしに依存してほしい。自立しないでほしい。わたしだけが生きる意味であってほしい。
 汚い恋愛をしないと見えない世界というものが確実にある気がする。知るのと知らないのだったら、知っている方がいい。わたしは無知を罪だと思っている節がある。べつに彼女を罪深い人間だと決めつけているわけではないが、恋愛という話題において、わたしの価値観は彼女を傷つけるし、彼女の価値観はわたしを傷つけるものだと悟った。
 その後の会話で、彼女の家族仲が良いことを知り、わたしはやっぱり、ほんのすこしだけしにたくなった。彼女が持つ、自分の価値観に対する絶対的な自信は、家庭のあたたかさに起因するものだったのだろう。垢抜けてなくても、世間の恋愛観と自分の恋愛観がすこしずれていたとしても、なにも気にせず、ありのままの自分を愛してもらえると、彼女はそう信じているのだ。ああ、そういうところが妬ましい。両親からありのままを愛されたからこそ、そんな高潔な思考をブレずに持ち続けられるのだ。「〇〇さんのお家では家族LINEとかないんですか?」って無邪気な顔で聞かれたときのことが忘れられない。わたし、家族だけどお父さんのLINE知らないの。
 実家がお金持ちな家庭はもちろん羨ましいけれど、それよりももっと羨ましいのは、家族旅行などに行ける関係性の家族である。先に書いた彼女はその典型で、家族とよく旅行をしているらしい。それがなんだか苦しかった。これはわかる人にだけわかってもらえたらいい。
 父と母と旅行に行きたいかと言われたら微妙なんだよ。しぬまでに母をどこかに連れて行きたいとは思うけれど、父はべつに……って感じだ。そんなわたしのことを冷たいと感じる人は、自分の家庭を引き続きたいせつにしてください。全員に理解されたいわけじゃない。もっともっと奥深くてどうしようもない感情なんだ、これは。何度も言うけれど、わかる人にだけわかってもらえたらいいの。
 月末、やっと母との予定が合い、実家に帰ることになった。妹と弟が家にいない日を狙わないと、わたしはろくに実家にすら帰れない。きっと帰省しても父とは挨拶を交わすくらいでまともに話はしないだろう。
 LINEで母が言った。「あなたの部屋がぐちゃぐちゃになっている」と。妹がパニックを起こし、わたしが使っていた学習机をひっくり返したらしい。あの机の引き出しには、実家を出る前に付き合っていた元彼からもらった手紙と、元彼と撮ったプリクラが大量に仕舞われているはずだ。ほんのすこしおもしろくて、ほんのすこししにたくなった。
 わたしはきちんと家族という枷に縛られている。わたしは自分の家庭環境の中でていねいに創り上げてきた自分の価値観が揺らぐのが、おそろしいのだ。
 上記でなぜこんなに学生プロジェクトのメンバーの話をしているかというと、先日、同プロジェクトで企画した一般向けのイベントがあり、それでプロジェクトメンバーとの関わりが一時的に増えたからである。大学でとある単位を取得するために、あまり得意ではないアウトリーチ活動をした。
 企画イベントは大盛況だった。まあ、それは話の本筋とはなんら関係ないので端折る。
 イベント参加者に質問紙調査をさせるために、同じくイベント運営メンバーそれぞれからiPadを貸してもらうことになっていた。だからiPadを回収する前日、ブラウ��の履歴を削除するように呼びかけていた。やましいものは消せよ、とは言わないものの、まあそういう意味合いを込めて伝達した。当日、回収したiPadの設定をするためにブラウザアプリを開いたら、わたしがとても尊敬しているI先輩のiPadのブラウザタブにアダルトサイトが残っていた。しかもMissAV。おまえ違法サイトで見てんのかよ。セコすぎわろた。しかも大学から貸与されてるiPadでAV観てんのヤバすぎ、大画面を満喫してんじゃねえよ。でもわたしは基本的にI先輩がだいすきなので、完全無欠なI先輩にもそういう人間っぽいところがあるんだ、と思ってすごく安心した。とりあえず、念入りにタブを削除させてもらった。思春期の息子の自慰行為を悟った母親の気分ってたぶんこれかも。
 I先輩はイベント後、新幹線の終電で帰宅した後そのまま報告書を書き、夜中1時くらいにこちらに送ってきた。なんだそのバイタリティは。I先輩には敵わない。やっぱり尊敬している。
 大学院生は世間という実体からかなり離れたところに位置していると思う。つまるところ、みんな浮世離れしているのだ。
 苦手な後輩Kも、子どもっぽい恋愛をしている後輩も、わたしだってそうだ。
 学部時代のわたしは中堅私立大にいた。ずっとそこで学歴コンプレックスを患っていたけれど、今となってはそこで4年間、俗っぽさの海を漂えてよかったと思っている。旧帝大はやはり頭のネジが数本ぶっ飛んでるひとが多すぎるし、それがマジョリティになっている。そしてそのほとんどが、自分の感覚が世間とズレていることを自覚していない。
 わたしは、世間の感覚を失うことに怯えている。高校や大学のときの友人は社会人になって、社会に揉まれながらも妥協点を見つけて生きている。わたしは、世間から遠ざかりながらも、同時に大学院生(とくに自大)のコミュニティに馴染めない感覚もある。どちらにも振り切れないのだ。それがくるしい。わたしを置いていかないで。
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katsurakeito · 7 days ago
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成金と夢見心地の戦い
夜の街を照らすネオンの光が、冷たく濡れたアスファルトに反射していた。雑踏の喧騒を切り裂くように、突如として轟音が響き渡る。黄金のマイクを握りしめた屈強な男、ツヴィが、ステージさながらの大仰なポーズで街の中心に立っていた。彼の背後には、豪華な装飾が施された巨大なスピーカーがそびえ、まるで彼の歌声を増幅する要塞のようだった。
「…はっ! この街は今夜、俺の歌で支配されろ!」ツヴィの声は、自信と金に裏打ちされた野太い響きで夜空を震わせた。彼のスーツは金糸で刺繍され、指には宝石がキラキラと光っている。成金の歌手、ツヴィ。彼の歌は人を狂わせ、街を意のままに操る力を持っていた。
だが、その瞬間、闇の中から可憐な声が響いた。
「夢かわいい~♪ ゴシック・ガーディアン、発動!」
空気が一瞬にして凍りつき、ツヴィの前に現れたのは、魔法少女カンボゾラだった。彼女のドレスは黒と白のレースで彩られ、まるで古の貴族の令嬢のような気品を漂わせている。だが、その手には巨大なゴシック様式の門扉が浮かんでいた。鉄と石でできたその門は、荘厳かつ重厚で、まるで古城の入り口を思わせる。門扉の表面には薔薇と茨が絡み合い、神秘的な光を放っていた。
「あなたの歌でこの街を混乱させるのは許さないわ!」カンボゾラの声は、愛らしい見た目に反して力強かった。彼女の瞳は正義に燃え、決意に満ちている。
ツヴィはニヤリと笑い、マイクを口元に近づけた。「お前さんよぉ、俺の歌を止めるなんて100年早いぜ! 聴け、この黄金の声を!」
彼が一節を歌い始めると、地面が揺れ、周辺のビルからガラスが砕け散った。彼の歌声はまるで物理的な衝撃波のように広がり、街の人々を魅了し、操り人形のように動かし始めた。だが、カンボゾラは動じない。彼女は両手を広げ、叫んだ。
「夢かわいい~♪ ゴシック・ガーディアン、完全展開!」
ゴシック様式の門扉が彼女の前に立ち上がり、ツヴィの歌声の衝撃波を完全に防いだ。門の表面に刻まれた薔薇が光を放ち、まるで生きているかのように揺らめく。カンボゾラは門の後ろで微笑み、杖を振り上げる。「あなたの歌、どうでもいいけど…私のガードはもっと強いんだから!」
ツヴィの顔が歪む。「あぁ!? 俺の歌を…防いだだと!?」
「ふふっ、夢かわいいガードはね、どんな攻撃も跳ね返すの! さぁ、覚悟しなさい!」カンボゾラは杖を振り、門扉が一瞬にして光の粒子に分解され、ツヴィに向かって突進する無数の薔薇の刃に変化した。
「チッ…くそっ!」ツヴィはマイクを振り回し、歌声で刃を弾こうとするが、カンボゾラの攻撃はあまりにも素早い。薔薇の刃が彼のスーツを切り裂き、金色の装飾が地面に散らばる。
「まだ終わらないわ!」カンボゾラは再び唱えた。「夢かわいい~♪ ゴシック・ガーディアン、ファイナル・クロージャー!」
巨大な門扉が再び現れ、今度はツヴィを完全に包み込むように閉じた。門の内側から光が漏れ、ツヴィの叫び声が一瞬響いた後、静寂が訪れる。門がゆっくりと開くと、そこには気を失ったツヴィが横たわっていた。彼のマイクは砕け、歌声の魔力は消え去っていた。
カンボゾラは髪をかき上げ、微笑んだ。「街の平和は私が守るんだから。ね、夢かわいいでしょ?」
夜の街は再び静けさを取り戻し、彼女のドレスの裾が風に揺れる中、カンボゾラは闇の中へと消えていった。
(終)
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elle-p · 1 year ago
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Persona 3 Club Book Strega pages scan and transcription.
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ストレガ
Strega
主人公たち特別課外活動部の行く手に現れる謎の3人組。同じペルソナ使い ながらあくまで敵対する彼らもまた、彼ら自身の信念でその限られた力を振るっている。
復讐代行屋 Strega
港区全域
自らをストレガと名乗る3人組の表向きの顔は、「復讐依頼サイト」に書き込みされた内容を受けて、自ら手を下せない依頼人の代わりに復讐を果たすことだ。人知れず所持する武器を手に、彼らは裏社会を渡り歩いている。
3人はいずれもかつて幾月が、ペルソナ能力者開発のためにグループ内部にすら秘密裏に進めてきた研究の被験者だ。非合法の人体実験で多くの子どもたちが命を落とすなか、幸運にも生き永らえて能力を開花させたものの、悲惨な実態を目の当たりにして研究所から逃亡し、身を寄せ合って生きてきた。
ペルソナ能力の発現と引き換えに心身に過剰の負担を負う彼らは、制御剤の力を以ってすら長くは生きられない。生命としてのルールを逸脱した運命に魅入られ、彼らは刹那的な衝動にのみ突き動かされて生きている。
たった3人だけで影時間に生きてきた彼ら。宵も享楽を求めて夜の街を笑う。
タカヤ Takaya
凶行の担い手
ストレガの実質的リーダー。3人の中では推定年齢が一番高く、研究所から逃亡した当初から指導的立場に立っている。刹那的・虚無的な思考が強く、自分にも他者にもあらゆる物事への執着の愚かさを説く。復讐代行屋として銃の引き金を引くときも、自分の享楽はもちろんだが、相手の生にしがみつく無様な姿を浄化してやろうという思いがあるようだ。
かつて同列の研究対象であったタルタロスは、忌まわしい邪悪なものではなく、甘美な悪夢をもたらす近しいものだと考えており、ペルソナ使いの存在はもまた、タルタロスあってのものだとしている。そのため真意を知らずタルタロス破壊を目指す主人公たちの存在は、愚かな人間がシャドウの恐怖に怯えることへの嘲笑も込めて、抹殺すべきものだと捉えている。
主人公たちの働きではからずも滅びそのものである二ュクスの復活が秒読み段階に入ると、自ら二ュクスの代弁者を名乗り、滅びと破壊の思想で扇動する。
タカヤの救世主思想
• あなたが自覚している悪意と、相手が感じている悪意とは無関係⋯ 人はみな、聞きたいように聞き、信じたい事だけ信じるものです。(6月22日影時間・裏通り)
• 聞けば、人々を守るための、“善なる戦い” だとか。ですが⋯ 今夜はそれをやめて頂きに来ました。(8月6日影時間・防空壕跡)
• 時の限られたこの体⋯力を失ってまで生き永らえるなど無意味⋯ ならば、 私の生きた証⋯ この地に立てるのみ!(11月3日影時間・ムーンライトブリッジ)
• 分かっていますね⋯? 君には “居場所” など無い⋯ 私たちと来る以外にはね。君もよく知っている筈だ⋯ 怖いのは死ぬ事なんかじゃない。(11月21日深夜・辰巳記念病院)
• フ⋯亡霊などではありませんよ⋯ 生に “執着” などしなかった我々を、運命はそれでも “生かした”⋯ 私は “選ばれた” のです。(11月22日影時間・タルタロス)
自分たちの思想こそが浄化された世界を作ると信じるストレガのリーダー。痩せこけた体に長い髪、色素の薄い瞳という憂世離れした姿。
欲深き自称メシア
ほぼ同年代のはずのストレガですがタカヤは見るからに老け顔。不精ヒゲを剃って髪を切ったらかっこいいのに。
ジン Jin
知性派の爆弾魔
タカヤの右腕を務める少年。自作の爆弾を持ち歩き、武器として使用している。
社会から隔絶された自分たちだけのコミュニティの中で生きているストレガは、物資の調達の大半を影時間を利用した略奪行為によってまかなっているが、その指揮を担うのがブレーンであるジン。特別課外活動部を脱退してからの荒垣に接触し、ペルソナ能力抑制のための制御剤を提供することになったのも、ジンの情報収集能力あってのことである。またネットでは同名のハンドルネームで知られており、その知名度と情報操作のノウハウが、ニュクス教を一気に広げることを可能にした。
つねにともに生きてきたタカヤを崇拝しているが、それゆえに狂気の思想に囚われる彼を、命を捨てていさめようとする。
物議を醸す髪の構造がよくわかる右からの一枚。身につけているものひとつひとつにもこだわりが感じられます。
ストレガ一家を支える苦労人な屋台骨
実際的な生活能力の欠如したストレガを支える一番の常識人。資金調達から食事の世話まですべてを担う関西弁のミリタリーマニア。
ジンの毎晩大変なんだから
• お前を恨んどるヤツがおんねや。でもって、“復讐” を頼まれとる。(6月22日影時間・裏通り)
• お前らには “個人” の目的しかあらへん。どいつも本音はその為に戦っとる。お前らの正義は、それを正当化する為のただの “言い訳” や。そんなんは “善” や ない⋯ ただの “偽善” や。そんなもんに邪魔されとうない。(8月6日影時間・防空壕跡)
• 破れかぶれは、あかん! ⋯すんません。でもこれは⋯ あなたが言うてくれた言葉です。(11月3日影時間・ムーンライトブリッジ)
• やめときや、タカヤ⋯ アンタには先がある! ここで無理したって⋯意味 あらへん! (11月22日影時間・タルタロス)
チドリ Chidori
手斧の魔女
白いドレスに身を包んだ、虚ろな表情の少女。ストレガのひとりとしてタカヤやジンと行動を共にし、ぺルソナ能力のひとつである索敵能力でふたりのサポートを行なうが、ふたりとともに戦いの場で力を振るうことは少ない。
感情表現に乏しく、とくに喜びや悲しみを表に現すことはほどんどない。それは幾月の下で受けた過酷な人体実験や、逃亡後の寄る辺のない生活によって後天的に身に付けた自衛の手段。また彼女は自身のペルソナを通して、あらゆる生き物に命を分け与えることができるが、これも自分の人生にはすぐ先に死が見えているという揺るぎない事実ゆえ、生きることに対してまったく執着を持たなくなった結果の悲しい力だ。しかしそれでも、ふたりが手を下す殺戮現場に決して目をやろうとしないのは、運命をゆがめて与えられる死への、本能的な嫌悪感を抱いているからかもしれない。
生を放棄した飛べない小鳥
可憐な容姿に似合わず手斧を振るって戦う少女。気の向かない相手とは一切会話せず、自分のペルソナだけを拠りどころに生きている。
冷めた目線はチドリのトレードマーク。豪奢なドレスは彼女の趣味なのか、ジンのお仕着せなのか。
あんたには関係ない私の言葉
• チドリよ。私の名前。順平が訊いたんでしょ? あの絵⋯もうすぐできるから。私の描いたものは、私にしか分からない。でもそんなに見たきゃ⋯来れば? (8月31日昼・ポートアイランド駅前)
• 命より、作戦が大事ってこと? 死ぬ事って、普通の人には一番の恐怖なんでしょ? ⋯ 違うの? (9月5日影時間・巌戸台分寮屋上)
• ⋯言っとくけど、心配してくれなんて、言ってないから。あんたの勝手な早合点でしょ。(9月8日昼・辰巳記念病院)
• なにそれ⋯ なんで、そんな顔してるの? 死ぬなんて怖くないのに⋯ 死なんて、あした目が覚めないってだけ⋯ ただそれだけじゃないの。(9月10日昼・辰巳記念病院)
• そう⋯アイツのせいよ⋯ アイツが近づいて来てから、私、毎日、苦しくて⋯ 死ぬのが⋯怖くなって⋯ (11月21日深夜・辰巳記念病院)
• 順平と一緒に居ると、怖くなかったものが、なんでも怖くなる⋯ 無くすのが怖い⋯ 死ぬのだって怖い⋯ 一緒の時間が終わっちゃうのが⋯怖い⋯ だから、私⋯ (11月22日影時間・タルタロス)
「チドリ補正」の入った超ナイスガイな順平とともに。幸せになって欲しいカップルNo.1。
順平との出会いと「生きること」
敵同士としての立場にありながらも献身的に尽くす順平と出会って、チドリは少しずつ生きることの意味を知る。けれどそれは自分自身の死の認識と同義。ずっと忘れていた死ぬことの恐怖におののきながら、それでも彼女は愛する彼に生きて欲しいと願った。
頬を染めたグラマラスなチドリの魅力に、すっかり鼻の下が伸ぎ切った順平がキュート。がんばれヒゲ男くん!
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