#ipadを頭上に取り付けてひとまず完了
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koji-yoshioka · 5 years ago
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こりゃ長引くわ……ということで、おうち職場環境を整備。モニターは旧型のテレビで充分。HDMIとMiracastで接続。 …… #firestickもmiracastできるけど画質が今一 #TVの回転台が欲しいのでポチ #机が狭いので出切るだけワイヤレス接続 #SONYのエクスペディアも引き出した #ipadを頭上に取り付けてひとまず完了 https://www.instagram.com/p/B-wxsjOAWjk/?igshid=1v4e9n4oglhr5
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nemosynth · 5 years ago
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<海外シンセ興亡記 IV : waldorf microWAVE XT review>
●メーカー名
waldorf 
ドイツのシンセメーカーのひとつ、旧 PPG の後継者が、waldorf 社。 PPG  / waldorf は、ウェーヴテーブル音源方式を編み出したメーカーである。
PPG こと Palm Products Germany とは、その名の通り創業者 Wolfgang Palm(ウォルフガング・パーム)氏が '70 年代はじめからこつこつつくり続けていたアナログシンセを、組織として製造販売するようになった会社。
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最初はモジュラーはじめ各種アナログシンセを出し��いたが、早くからデジタルオシレーターを開発、世にアナログシンセしかなかった '78 年には、おそらく史上初のウェーヴテーブルを使った PPG Wave Computer 360 を出している。これは8種類のウェーヴテーブルを持つデジタルシンセで、フィルターは無い! このウェーヴテーブルと同じものが、のちの PPG Wave 2シリーズ、waldorf microWAVE シリーズ、blofeld なんかに引き継がれているが、それを聴けば、タンジェリン・ドリームのアルバムで聴ける数々のデジタル音やサンプルめいた音色が、じつはこの Wave Computer 360 であることが分かる;
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'81 年から始まった PPG Wave 2シリーズは、ウェーヴテーブルを増やして VCF/VCA を加えた機種で、これも DX7より2年も前に出た機種。
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Wave Term なる専用ラックマウント・コンピューターを使うと、1波の波形編集やウェーヴテーブルのエディットが行えた。下の写真は改良型 Wave Term B モデル;
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こうして ’80 年代には先端的なデジタル技術を駆使し、シンセシスト憧れの的として何百万円もする超高額機種ラインナップ Wave シリーズで一斉風靡したものの;
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理想を追い求めた重厚長大かつ史上初のハードディスクレコーダー HDU(Hard Disk Unit)や;
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どんなシンセにも変幻自在となるはずの、幻のヴァーチャルハードウェアシンセ Realizer の開発にカネをつぎこみすぎたあまり
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バグが止まらず崩壊、’88 年に PPG 社は解散した。北米キーマガには「Realizer that never realized.」と言われている。
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そして、翌年 '89 年に旧 PPG のエンジニアが再結成し、超個性派の新機種 microWAVE とともに驚きのデビューをはたした waldorf 社。
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社名は、ハイデルベルグの近くにある小さな町、Walldorf ヴァルドルフにちなむ。
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その後、120 万円もする巨大戦艦 The Wave を筆頭に
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順調に microWAVE シリーズをはじめとする新製品をどしどし出していたが、アナモデの名機Qシリーズを発売したあと、しばらくしてから業績がふるわなかったらしく、2004 年には、いったん倒産したらしい。 
しかし、その後、2006 年ごろからふたたびQシリーズの在庫一掃なのか分からん販売を再開し、それがフェードアウトするころ、2007 年になって正式に、不死鳥のようによみがえった新生 waldorf 社。 
その新製品第1弾が、これまた衝撃の仕様をつめこんだ小さな純白の音源モジュール blofeld であり
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2009 年1月には 49 鍵版の blofeld keyboard と
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両機種ともにサンプルが読み込めてそのまま再生できる有償アップグレード・オプションが発表され、さら後にはボディカラーを漆黒に染め上げたブラックバージョンも限定生産にて発売された。
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また blofeld keyboard が出たのと同じ 2009 年1月には、同社第2弾の新製品であり、同社初のソフトシンセ largo が発表された。 
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以降、新生 waldorf 社は、ハード、ソフト、アプリと、ふたたびさまざまなシンセを開発・販売し続けることになる。
iPad アプリ Nave
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Quantum
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Kyra
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他にも rocket や strechifett、zarenbourg などなどなどなど。
ここでは、waldorf 初代の機種である microWAVE シリーズから、さりげなくフルデジタルになることで、中興の祖となった機種 microWAVE II の派生機種 microWAVE XT を取り上げる。
●機種名
microWAVE XT '98 年発売 国内定価:約30万円
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PPG の後継として設立された waldorf が、初号機 microWAVE を出したあと、それに続いて出てきた一連の microWAVE シリーズ最後の機種。waldorf が倒産する前の機種である。
フルデジタルシンセ音源モジュール。 しかも、5Uラック型かつ据置き型ほんでオレンジ色!
なお私が所有していたのは ver.2.11で、その後 version があがっていたはず。ネットで最新OSをダウンロード可能だったのは、今では当たり前すぎるが当時は斬新であった。
●音源方式
Wavetable Synthesis+フルデジタル減算方式 2基×ウェーヴテーブルオシレーター 1基×音色加工用マルチモードデジタルフィルター 1基×音色補正用マルチモードデジタルフィルター 1基×デジタルアンプ
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オシレーターだけで音色変化を創造できる、ユニークな方式。10 年代以降になって、この方式は数々のソフトシンセにて使われるようになる。PPG / waldorf は、その先駆者。
基本的には、64 倍音加算合成、ハードシンク、FM、ウェーヴシェイピング、サンプル波形などで1波を生成、波形が異なる1波1波を計 64 波つなげ、それを1ウェーヴテーブルとして1くくりにして扱う。普段はそのうちの1波のみを読み出して再生する。しかし LFO やエンベロープ、ベロシティ、あるいはノブ操作などで、読み出す1波を切替える事が可能。これがフィルターに依存しない音色変化を、もたらす。ちょうど、1コマ1コマ違う静止画が描いてあるフィルムを連続走査する事で、アニメや動画になるのと同じで、1波1波が異なる倍音構成の波形をつなげスキャンさせる事で、音色変化を生む。いわば、波形のパラパラ漫画方式。ランダム LFO などを使えばランダムに読み出す事も可能。
このウェーヴテーブル1個をひとつの音源波形として扱い、さらにこのウェーヴテーブルが数~数十個搭載したのが、旧 PPG ならびに waldorf の Wave シリーズ・シンセである。 microWAVE XT には、以下のウェーヴテーブルがプリセットされている;
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ウェーヴテーブルにアサインされている個々の1波は、エディターソフトで波形編集できる。同社の The Wave という機種は、自力で波形創成すらできた。
エディターソフトで波形編集できるのは倍音加算合成による音源波形のみで、他のシンセシスによるものはメーカーが専用機器で合成されたものを音源波形メモリーに焼き付けているため、エディットはできない。これは Waldorf 社に、直接、英文メールで問い合わせて分かった。 
プリセットされているウェーヴテーブルは、個々の波形が、隣同士で全く異なるものもあれば、徐々に倍音構成が変わるように仕組んであるものもある。金属波形ばかり集めたウェーヴテーブルなどは、特に面白く、フィルターでは不可能な、不思議な音色変化が得られる。 しかも microWAVE XT にてウェーヴテーブル上のインデックス(読み出しポイント)を変調する EG は、ADSR を超えた多ポイントのものであり、これはのちの Largo や Nave といったソフトシンセでは得られない貴重な高度な仕様であった。
なお、旧 PPG / Waldorf の慣習として、各ウェーヴテーブル最後の3波だけは、どのウェーヴテーブルも同じ三角波、矩形波、鋸歯状波がアサインされている。
こうして創られたオシレーターからの出力は、デジタルのフィルター、アンプを通り、つまり通常の減算方式で加工される。アナログフィルターを採用していた PPG や初期の Waldorf microWAVE シリーズと違い、microWAVE XT は、フルデジタルである。
●同時発音数
10音
これでも当時の VA としては多かったのだが、さらに 30 音までの拡張サービスがあった。基板を交換だか追加だかをするので有償である。
10 音ポリで8パートマルチになるのは、この当時の DSP シンセとしては普通として、8パート個別に 16 ステップ・アルペジエイターが走らせることができるのは、じつはヤマハの特許を���害しているのだが、ヤマハにしてみれば捨て置け捨て置けで放置していたらしい。彼らが叩くのはK社みたいな、より大きな同業他社だけ?
●内蔵エフェクトの性能と傾向
ステレオ1系統。ひととおり、空間系、変調系、歪み系すべてあり、かかり具合も良い。ちゃんとエディットもできる。
マルチ音源として8パート構成にできるので、そのとき初めの3パートはシングルでのエフェクトをそのまま生かす、残りのパートはコーラスに限定される、とか、いろいろ当時なりにがんばっていた。
グルーヴ・ダンス指向なのか、ディレイタイムが、音符と BPM の組合わせでしか表示されないのには、ちょっとびっくり。つまり、BPM = 125 での八分音符、という具合。 謎のギターアンプ・シミュレーターもあって、いくつかのキャビネットタイプが選べるあたり、ただのイコライザーかと思いつつも、ここまで変な連中の考えることだから、ひょっとしてひょっとするのか、この時代にしてすでに DSP の余力で極超初歩的な物理モデリングの先駆者的なる不可思議な演算でも行っているのか?
●内蔵波形、プリセットの傾向
64個のウェーヴテーブルを搭載。 さらに1ウェーヴテーブルあたり、64個の波形を搭載。 リアルな音よりも、抽象的な音のほうが得意。
搭載されているテーブルは、旧 microWAVE と同じ。なんと旧 PPG Wave シリーズの波形を全て搭載。フルデジタルだから、いわば「バーチャル PPG しかもハードシンセ」である。
下記サイトに、搭載されているウェーヴテーブルを時間軸上で FFT 分析したグラフィックスが掲載されている;
http://unofficial.waldorf-wave.de/wavetable.html
すごい、さすがフィルターだけでは表現しきれん表現力、音源波形のオンパレード。
エンジンそのものは旧 microWAVE よりも進化しており、例えば旧 microWAVE より波長の長い波でも記憶可能。また波の後ろに、同じ波を点対称にひっくりかえした波をつなぐことで、複雑な波形を作成可能。さらに、64個ある波形の全部を埋めなくとも、任意の範囲の両端となる2波のみ入力すれば、あとは microWAVE XT が、中間波形を演算で算出・補完してくれるインターポレーション機能すらある。でも自力ではそんな波形編集はできない。自力で波形編集できるは、かの巨大シンセ The Wave のみ。本機の場合は外部エディターが必要。 しかし後述するが、プリセットされたウェーヴテーブルだけで、十二分に楽しめる。
A/B の2バンク各々128音色あるプリローデッ���音色は、生産された時期によって違う。かなりひんぱんに内容を改編していたようで、時期によって全く異なる上に、いくつもの版まである。以前はメーカーサイトからダウンロードできたが、今は?
私が持ってた版は、最も広く普及したエディションらしいのだが、相当にヲタなプリローデッド音色ばかりあり、テクノや SF 映画などにヒントを得た音色が満載。例えば「MCP」という名前の音色があり、これは映画「TRON」の超マイナーな効果音そのまんまなので、これまたマニアックに笑える。また内蔵アルペジエイターによるダサいスレスレのユーロ・テクノなバッキングパターンは、分かる人には爆笑。タンジェリン、ジャール、ヴァンゲリスなどが好きなら、それらをニヒルに真似たネタにもニヒルに笑えるであろう。
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●エディットの自由度と可能性
2オシレーター構成だが、両方とも同じウェーヴテーブルを共有する。ただしウェーヴテーブル内の、どの波形を再生するかは、個別に決定可能。
ウェーヴテーブルによる音色変化は、実にけったいで、クラフトワークのヴォコーダーのように「アインス・ツヴォオオ...」とドイツ語で数を数えてくれる(と錯覚する)ものすらある。先述のとおり、徐々に波形が変わってゆくテーブルもあれば、何の拍子か突発的に音色が変わるテーブルもある。特に旧 PPG 商品から引継いだテーブルには、わざわざ当時のバグを再現したのか、突拍子もなく劇的な変化をするものがある。またかつて定評があったサックスの波形もあり、これは「ほぅ。ま、なるほどねぇ」と隔世の感あり。その他にも FM 音源に似ているがもっと太い波形や、高次倍音がギシギシ出ているものも多く、これだけで充分すぎるほど個性的、買う価値はある。
先述のとおり、ウェーヴテーブルをスキャンする EG は多ポイントのものであり、のちの waldorf 機種よりもすぐれたアドバンテージとなっている。逆に言うと今の機種では役不足なところでもあり、ここは改善していただきたい。
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リング変調もクロス変調もハードシンクもできる。けっこう汚い音になるのがまた良い! 10音ポリなので、ユニゾンにすると JUPITER-8に近似した素晴しく暴れた音になる。しかもユニゾンにすると、ヴォイスごとにディチューンできるのは当前としても、ディ・パンニングまでできるのは初めて見た。つまり、ヴォイス毎に適当にパンニングを散らかせてくれるのである。もともと倍音が気持ち良いので、なお良い。
オシレーターのピッチを 128ft にまで落とせるのは、なかなかない。まぁ音が破綻するのだが、それでもええやないかい、音創りや。
旧 microWAVE の方が音が太い、と言われるのを見越していたらしく、わざわざ D/A コンバーターでの量子化ノイズを流出させることも可能。当時はビット落としなんてそんなに無かったから斬新。ビット落としの先駆者なんて、KORG DSS-1 くらいかなぁ? さらに D/A の演算を意図的にアホにする事も可能。出力がクリップした場合、そのまま頭打ちでサチって出力するのか、あるいは符合だけ反対にして出力するという安もののコンバーターの動作すら再現してみせたりするのか、選ぶことができる! これはささやかながら、凄い。
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このころからお約束になってきた外部音声入力も、標準装備。
デジタルフィルターも滑らかで、非常に充実。様々な特性のローパスやハイパスは無論、Oberheim Xpander のごとくオシレーターでカットオフ周波数を FM 変調できるフィルターや、WaveShaper を通してからかかるフィルター、果てはビットクラッシャーとレート・リデューサーのあとにフィルタリングするものなどなど、10タイプも装備。 さらに第ニのフィルターがあり、これは6dB/oct.という緩やかな特性を持った LPF/HPF 切替式で、補正フィルターとも言うべきもの。
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各フィルターの効き具合も、中々にアナログ的。レゾるところもばっちりだが、ただ、カットオフを絞りまくっても少し音がもれるところは、ちょっと残念。
エンベロープがループできるのには拍手。LFOも非対象波形になるまで歪めれるので、普通の鋸歯状波からも、いろいろバリエーションが楽しめる。
仰天するのがモジュレーションマトリクスで、この当時にしてすでに 30 以上のソースと 30 以上のデスティネーションとを、16 本のパッチケーブルで接続するに相当。おまけに4基のモディファイアを使うと、ソースとデスティネーションの間に、不可解な数式を組み込むことが可能。これは、かつての Kurzweil K1000/1200、現在のユーロラック・モジュラーなどにあった、正体不明の関数モジュ��ルと同様の機能。モディファイアの出力を別のモディファイアへ入力できて、もはやコメントしがたいほど壮絶。ベロシティ最大値でのみリング変調を作動させたりできる。
変な16ノート・アルペジエイターは、ユーザー設定可能。プリセットパターンが、なんともヨーロッパ人ごのみの、ずんどこずんどこパターンばかりで、そのまま日本人が使うとごっつダサくなりそうなのには笑える。そんなことよりあっと言う間にジャン=ミシェル・ジャールが出来る。あなたもジャール、気分はもう「磁界」。
使い勝手は、ツマミごこちのいいツマミたちのおかげで非常に簡単。値段に負けてmicroWAVE II にしなくて、ほんとうに良かった。このトルク感! これですよこれ! これこそ楽器ですよ楽器! 触り心地! フロントパネルの上 2/5 は microWAVE II となんら変わりなく、気分でどちらのエディット方法も可能。特にウェーヴテーブル切替ツマミと、カットオフのツマミと��、赤く着色されているのは、実に感慨深い。カットオフ同様、テーブル切替がキモなのだ。
ところで私のはハード自体が古いバージョンで、ツマミがずん胴である。後期のは上半分がやや細くなった改良型で、同社のQ等に採用されているのと同じもの。こちらのほうがツマミの間隔が開いていて使いやすそうではあるが、さりとて私自身は不便を感じた事が無い。ごっついドイツな巨漢むきの改良か?
またツマミは果てしなくグルグル回るエンコーダーで、従ってパラメーターの変化幅も大きくとってあり、微調整もしやすい。そのかわり必ず相対値操作となるので、絶対値でのエディットは不可。演奏中での狙った演出時には、ちょいと注意しておいたほうが良い。
●拡張性
ネットで OS をダウンロードできた。わざわざ URL を LCD に表示してくれる。この当時、これを見て「ついにそんなネット時代になったか!」と思った。
30音ポリに増大してくれる有償サービスがあった。
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どこか中途半端な木製サイドパネル(?)のようなものもあった。ラックマウント用の「耳」に装着するのだが、長さがラック高の2/3くらいしかない。ちょっとこれ説明不能。
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●あなたにとっての長所
もちろんこのマニアックなウェーヴテーブルの数々。これだけでも買いなのに、さらにディープでモジュラーなシンセシスが可能、EG も多ポイント、しかもエフェクトとアルペジエイターまでサービスされて、これで満足しないはずがない。
オレンジ色がまぶしいフロントパネルもよく見れば、意外にシックな色合いのスェード調。渋くて良い。海外のギアには、センスが理解できない異文化ものが多いが、これなら私も好きだ。良く知らないがディーゼル機関車的な色彩感覚なのか、まさにヨーロッパの鉄道などのような、シックにくすんだカラフルな工業製品感覚。
パワースイッチが他のボタンと同じ���ザインで、こりゃ危ねーな-と思うも、そこは考えられていて、稼働中に長押しつづけないとオフにならない仕組み。しかも押しつづけていると
  "Switching myself off"
とキュートなメッセージが出て、そのまま10からゼロまでカウントダウンが始まる。カウントダウン中にスイッチから手を放すと、電源は切れないからセーフ。
ランダムエディットが可能。実行キーを打鍵するたびに、勝手にマシンがランダムにパラメーターを設定。サイコロをふるがごとくに音色自動的に創成。最低でも10回に3回は、絶対に面白い音になる。ただし使える音かどうかは別。ったって使いにくい効果音になっても構うものか。おもろい音ならそれでええ! でや、なんせ私には楽音と効果音の区別がつかんのだ!
microWAVE XT の英文マニュアルは親切で、関数モジュールといえども分かりやすく図解されているので助かる。
●あなたにとっての短所
パワーオフ・カウントダウンが目にも止まらぬ速さで完了するので、正直あんまり安全設計とは言えない。やってくれるぜ Waldorf! おかげで、さきほどの
  "Switching myself off"
という、おちゃめなメッセージを読み終わって笑うと同時に電源が切れる。これは、ヨーロッパ人ならではの、毒の効いたブラックユーモアやもしれぬ。
あまりにランダムエディットが優秀なので、自分で音を創らなくなった。いかん。
古くなってくると、ポップなオレンジのスェード調なフロントパネルのペイントがぼろぼろ剥がれてきて、シルク印刷も一緒に剥がれ、しまいには操作しようにも、なにがなんやら分からんよーんなる。
とにかく高価だ。しばらく金欠でうなっていた。
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●その他特記事項
某店員などは 「こんなもの買う人そうそういませんよ」 と、真実��はいえ失礼な事をのたまった。だからその店では買わなかった。ばーか。
さて、microWAVE XT の特徴を一言で言うなら、マニアックな仕様と値段なるもそれにあるまじき軽快さ、そしてトドメの手触りのよさであろう。
'80年代にドイツから覇をとなえた PPG といえば重厚長大、大艦巨砲主義の権化のようなメーカー。1986 年にニュースがひろまった幻の Realizer なんか、今日のバーチャルシンセの走りですらある。
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実際に彼らが夢想したことは、30 年以上たった 2008 年の年末ごろに、Arturia Origin が実現したわけで;
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‘80 年代にしてすでになんでも実現できるトータル・システムを目指したがっていたところは、ドイツ人気質なのか、則ちまるでメルセデスのごときドイツ完璧主義なのか? 卓越したマエストロが生み出す匠の世界。そう言えば Creamware Pulsar は、なんでもコンセプトを真似したがる妙なメーカーであったが、PPG や Steinberg と同じく、トータルなシステムをめざしていたところは、通じるかもしれない。
それがいったん倒産し、やがて Waldorf となって復活。最初は小さな microWAVE にはじまり、「世界三大発明」として ・日本の盆栽 ・マクドナルドのハンバーガー ・そして microWAVE とが載った不思議な宣伝を打つ。
それがその後、またしても重厚長大路線に走りかける。なってったって The Wave。採算度外視にも、ほどがあると思われた名機。カラーバリエーションや、76 鍵モデルもあった。
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その巨大戦艦 The Wave、またの名を waldorf WAVE.それはいかなる機種であったか?
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そもそも The Wave は受注生産であり、日本には十台くらいしか無いと言われた。受注生産だけに、かえって柔軟に対応できたらしく、標準の青色の他に、シャア専用みたいな赤いやつ、Qみたいな黄色いやつ、精悍な黒いやつがあり、さらに 76 鍵版や、同時発音数を拡大するサービスも当時はあった。
その定価は 120 万円。
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先述した microWAVE XT と似ていて、1波1波の波形は 64 倍音加算合成、FM 合成などで作成。microWAVE などと違うのは、すべて自力で波形生成できること。 
びっくりするのが The Wave における1波をつくるための FM 合成で、8オペ1アルゴリズムという変態ぶり! しかも各オペレーターのパラメーターは、フリケンシーと出力レベルのみ! EG 無し! これは1波の波形しか生成しないために、こんな変態な仕様にしたらしく、これはもはやオペレーターというよりただのサイン波オシレーター。
して、アルゴリズムの形は: 
 Op1 → Op2       + → Op3   Op4 → Op5 
 Op6 → Op7 → Op8 
という、二系列のタワーになった、6モジュレーター2キャリア構成。 
他にも波形ハンドドローイングや、フォルマントフィルターをつかって波形生成したり、サンプル、それも、いにしえの Sound Designer I フォーマット(SDII では無い!)ないしは ATARI コンピューターの Avalon フォーマット(もはや化石!!)ないしはサンプル・ダンプ・スタンダードで取り込んだ PCM サンプルを、FFT / 逆 FFT で分析 / 再合成するというリシンセシスまで可能!
そのリシンセシスには2通りあり;
・1波のみの波形を生成するためにフォルマントを読み取って、それを全���域にあてはめる方式
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・1波どころかウェーヴテーブルを丸ごと一気に生成すべく、フォルマントは読み取らず、そのかわりフレーズサンプルをまんま時間軸上の 64 ステップにぶったぎってウェーヴテーブルを生成する方法
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とがある。
後者の場合、言葉をしゃべってウェーヴテーブルにし、和音を押さえると、各構成音のフォルマントは崩れる代わりに、フレーズのテンポが同期するので、のちに Roland が出した VariPhrase 技術を原始的にしたようなことが実現できていた。エンソニック EPS 16+でも、1波ループを設定し、モジュレーションマトリクスを使えば、似たことができましたね。このあと 2000 年1月のナムショーにて Roland が実際に VP-9000 として史上初のバリフレーズ機を発表したとき、waldorf の社員が見にきて「僕たちもこれをめざしていたんだよ」と言ったという。彼らなりのバリフレーズが実現できていたら、さぞかしおもろかったやろうね!!!!!
The Wave のすごいところはこれにとどまらず、さらに、すべての波形において2つの波形を加減乗除できる。しかもそれは、1波を構成するX軸(時間軸)目盛り1つずつのY軸(振幅)の値に対し、加減乗除する��言い換えれば、1波を構成するサンプルデータひとつずつの振幅を加減乗除するということ。特にシンセシスで初めて見るこの除算、興味深い。 
これで1波の波形をいくつかつくって、それを 64 波つなげてウェーヴテーブルにする。しかも、microWAVE XT 同様、64 波すべてを作らなくとも、いくつか作って適当な場所に放り込めば、あとはその間の中間波形は自動補完機能にて自動生成される。 
これら音源波形は、アナログ回路による4 pole レゾナンス付き LPF と、これもアナログ回路による2 pole レゾナンス無しの HPF とで加工できた。その LPF と HPF とは、直列に接続するとバンドパス・フィルターとなり、並列に接続するとノッチすなわちバンドリジェクト・フィルターとなった。
また、EG や Modulation Modifiers と呼ばれるものにマクロ機能があり、これにより本来だとモジュラーシンセなみに結線しなければいけないモジュレーション系統の操作を簡易にしていた。たとえばモジュレーションホイールでピッチ LFO かけるためのマクロ、とかあった。 
液晶が横長の表示板なんで文字表示だけかと思ったら、じつはグラフィック表示できる代物。しかも非常にふんだんに分かりやすいグラフィック表示をたくさん取り入れ、使い勝手も良い。ブロックダイアグラムみたいなグラフィック表示すらある。操作性の良さは、waldorf の象徴にすらなった、でっかい赤いレッド・ノブだけではない。
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サンプル波形からウェーヴテーブル自作できるところといい、グラフィック波形表示などといい、The Wave は PPG Wave 2シリーズに、WaveTerm をぶち込んだような仕様ですな。当時そんなことまでできる処理能力を誇った単体機は他になく、これはもはや波形コンピューター。旧 PPG の Wave Computer 360 の名をほうふつとさせる怪物であった。
なお、OS は、なんとフロッピーディスクで供給! かつてエンソ EPS やイーミュ Emax、ローランド S-50 やなんかに採用されてた方式。しかも起動が待てないせっかち屋さ��のために OS ROM というのも別売されていた。内蔵記憶媒体として HDD も搭載。
どうやら The Wave は、ウォルフガング・パームさんが、やりたかったことをすべて盛り込んだような超弩級変態シンセらしい。すごいですなぁー! 倍音加算も FM 合成も自力で可能なあたり、幻に終わった PPG Realizer の再来に近い部分すらある。waldorf 初号機 microWAVE が成功したあと、The Wave を開発するにあたり、とことんやりたいことをやりつくし、その成果からきっと microWAVE XT のような縮小版が誕生したんでしょうなぁ。 
だいたい 78 年に Wave Computer 360 を出した歴史ある彼らにしてみれば、技術的な面のみならず、エンソニックの TransWave や HyperWave も、コルグの Wave Sequence にしても「元祖は自分たち PPG / waldorf なんだ!」という思いもあったのかも。それでご本家として「20世紀最高のシンセ」という宣伝をしたのかも。まぁ、憶測の域を出ませんが。 
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しかし巨艦 The Wave を世に送りだすことができたおかげで、Waldorf 社は過去の呪縛から解放されたのであろうか。また、性能の良い DSP が出てきたのであろう。microWAVE XT は、ヲタな仕様にもかかわらず、軽快ですらある。それどころか過去の重厚長大主義から解き放たれた、不思議なポップさがある。PPG 創業者ウォルフガング爺が社を去ったという事と関係があるのかは、知らない。とにかくマニアな機種なのに、受ける印象が以前ほど硬派でなく、良い意味で一般性が、ポピュラリティが、増したように感じる。
まず発音数の増大やエフェクトを積んだ事もあって、スペック的に初代 microWAVE ほどストイックな印象を受けなくなった。さらに親しみやすいその使い勝手は、軽快さに拍車をかけているようだ。
そしてこのデザイン。価格の高さはおそらく零細企業なのだから仕方ないとしても、このあたたかい太陽系のような奇抜なデザインは、明らかに新生 Waldorf のポップで軽やかな感覚を象徴する。同じくテーブルトップ型の音源モジュールである JP-8080 や NOVA と、ぜひ並べてセッティングしてみたい。音も色彩豊かなのは、もはや言うまでも無い。しかも見かけだけでなく、使い勝手も良ければ、触り心地も絶妙。いつまでも、いじりつづけたくなってこそ、真の楽器と呼ぶにふさわしい。
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かつて同社からは、Gekkoという、ヤモリから名を借りた、カラフルな「まが玉」のごとき形の、単機能の MIDI デバイスも発売されていた。
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マニアな世界に有りがちな暗い閉息感や厳しい求道感とは、ひと味もふた味も違ったツウごのみ仕様かつ軽やかでオープンで色彩豊かな商品展開を、筆者はひそかに期待していた。
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この後、いったん Waldorf は倒産してしまうが、ゼロ年代半ばすぎあたりからぼちぼち復活。microWAVE シリーズは姿を消したが、当初Qシリーズを継続して販売し、その後、かつてなく小さいボディに凝縮されたヲタなウェーヴテーブルシンセ blofeld、同じく小さく取り回しがいいながらもヲタでニッチな周波数��周方式のストリングスモジュール Streichfett などが出ることになる。そして、Nave のようなソフトやアプリも軽快。ネット時代の進展とともに、モバイルギアがよろこばれると、それに乗ったポップで軽妙洒脱なガジェット的な機種がたくさんでてきた。
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blofeld という機種名は、映画「007」シリーズの主人公ジェームス・ボンドの宿敵たる悪役、ブロフェルド総裁にちなんだものであり、blofeld 専用サンプルエディターソフトの名前 SPECTRE は、ブロフェルド率いる悪の秘密結社の名前スペクターをそのまんま持ってきたという、遊びごころ満点のネーミング。かつて活躍した映画評論家、淀川長治は、例の名調子でブロフェルド総裁のことを「ま~この人、悪い人。恐ろしいですね~。」と言っていたらしい。 
そのため、blofeld が新生 waldorf からデビューしたときのネット広告では、ブロフェルド総裁に扮したゲーハーおっさんが blofeld を抱え、にこにこしながら映画でトレードマークともなっていた愛する猫とともに写っており、ドイツ訛りの英語で「この、ちんけさいざー、たまらんええぜよ」みたいな宣伝コピーが書かれていた。 
凶悪な音が出るシンセに、ふさわしいネーミングであり、宣伝戦略。
This one got my name on it 
For many yearss I trrick and tweek all ziss syntesizing maschinery to produce hyooch aural vibrationss. Bat zey are all not capable to produce a sound so powerfull and faehht like I need for ze big explosionss. 
Zey are so big and so many zat I cannot take on the journeys, you know? My very german Waldorf syntesizing scientists heff now developed a new sintesizing maschine viz ze power of many, many maschines inside! It is so strong, I cannot believe. My enemies vill be very surprised, yes! Hoeh hoeh.
訳して��いいんですけど、ドイツ語訛りの英語を訳すむずかしさと、それをドイツ人自身がネタにしている宣伝をそもそもどう訳したものか考えあぐねてて、どうも。
そしてそれらはやがて、2020 年を目前にして Quantum や Kyra といった、みたびの巨大戦艦、三度目の正直となって、それでもまだ性懲���もなく世に送り出す。 同じく巨大戦艦たる moog one も出ている今、時代は、みたびのフラッグシップ!
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しかも今度こそ、仕様が大規模である一方、やはり操作性や使い勝手のセンスは軽快、軽妙洒脱である。
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新生 waldorf には、これからもディープな機種を、それでいて軽くも愉快なセンスのデザインに満ちた開放的な感覚の、それも手触り感にすぐれた真の楽器を、これからも望むばかり!
その一方で、ウォルフガング爺は、自分だけで個人商店 PPG をふたたび立ち上げ、ウェーヴテーブルを彼なりに発展解釈した TCM - Time Corrected Sample などを開発、そのテクノロジーを利用したソフトシンセやアプリシンセを出してきた。あまりにも難解ヲタすぎて理解できないのだが、音のキャラを因数分解し換骨奪胎するウェーヴマッピングは、オブジェクト指向で楽しい。
老将が繰り出すソフトシンセ。
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その老将パーム爺も、2020 年に 70 歳になるとあって、ついに引退を宣言。 つくってきたプラグインシンセは、他社に譲渡される。かくして、電子楽器あけぼのの時代を知る歴史の証人が、また一人、視界からフェードアウトするのだが、しかし自分が存命のうちにビジネスをやめてご隠居できるとい��のは、ひょっとしてパーム爺ご本人にとっても本望で幸せなことなのか? ここに、彼のサイトにあった原文を紹介;
Important announcement
Dear Customer,
after 50 years of creative work in the field of sound synthesis I decided to stop doing business. I've been thinking about this step for some time now, especially since I've turned 70 this year. Therefore, I am very happy to have found a competent company in Brainworx Audio GmbH that will take over and continue my products and ideas.
I would like to thank you for the support I've received over the last six years. PPG VST plug-ins and iOS apps are no longer available for purchase. We will continue to provide downloads of your previous plugin purchases until end of 2020.
However, we do not recommend updating the hosts or the operating systems, as we cannot guarantee that our products will still run perfectly.
Customers of PPG plugins will receive a mail from SendOwl, which gives more infos on how to connect to Brainworx.
The future of the iOS apps has not been decided yet.
Thank you again for your support.
March 2020, Wolfgang Palm
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もはやプラグインのゆくえという、やぼなことを聞く雰囲気もゆるさない、歴史の重みだけが、ずしっと。
Copyright (C) 2006-2020 Nemo-Kuramaguchi All Rights Reserved.
Revision log;  First edition posted on Mar 8th, 2020
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hinge · 28 days ago
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Hinge presents an anthology of love stories almost never told. Read more on https://no-ordinary-love.co
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thequinary · 3 years ago
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大失態
たった3日目にして大惨事発覚 絶好の好天に恵まれ憧れの地を存分に堪能し、連日ハードに動き回ったから早く寝ようと9時過ぎにベッドに入って思い出しました
「あ、デジカメの電池充電しとこ」
ところがバッグに入れたはずの充電器が見つかりません 旅は身軽を信条とするゆえ探す場所が多かろうはずもなく、家に忘れてきたに違いありません あんなにチェックしたのに、出発前に再度満充電にしとこうと思ったのが間違いでした
今や絶滅危惧種のコンパクト•デジカメにとってこれは致命的、スマホの充電ケーブルとは訳が違うのです
過去の遺物と化しつつあるコンデジは、むかしスマホが初期の携帯電話だった頃のように機種ごとに規格が違っていて汎用性はなく、以前の機種のものなんか日本でさえ店頭で売ってるなんてことはほぼありえないのです
思えばデジカメではこれまでも何度も痛い目を見てます ラオスのルアンパバーンでは突然壊れて地元の個人店舗に駆け込み埃の積もった2世代ほど前の機種を発売当時の素っ高値で買い、中国西寧で故障した時は幸いにも日本のような家電量販店で同機種を見つけ日本より高かったのを「日本ではこの値段だから」と値引きを迫り中国人店員を呆れさせ、ブラジルでは水没させてしまい等々
逆にアメリカではシカゴで調子が悪くなり始めたので探したけれども当時使っていたfujifilmのものは見つからず、やむなく買ったニコンの手振れ防止機構が思いもかけずに日食撮影に大活躍したこともありましたっけ
でも今回は違う 正直、コンデジは作りが華奢(繊細?)なの��長旅には本来不向きで、砂埃が噛んだり、シャッターカバーが開かなくなるのは日常茶飯事だし、それはメーカーのせいでも使用者のせいでもない でも今回は完全に自分の失態
さて...
いくつか打開策を捻り出しました ①正規ルートで探す 以前、コロンビアのボゴタで壊れた一眼を修理に出した旅友にインスパイアされてメーカーの現地法人か修理業者に相談するのはどうか? ただ、もちろん時間があれば日本からでも取り寄せは可能でしょうが現物の在庫があるとは考えにくく一筆書きで旅行をしている身には難しいかも
②街で探す イギリスに家電量販店ってあるの?って留学経験のある娘に聞いてみたところ日本のようなのはなくてショッピングモールとか個人店が多いとの返事 う〜ん土地勘のない身には秋葉原のような集積地でもない限りあちこち探して回るのはかなりハードな状況か
③日本から送ってもらう これまでも何度か国際小包で送ってもらったこともあるけど問題は送り先 局留めも国によっては扱いが少なくてフィレンツェのような大きな都市でさえ中央郵便局で紛失されかけて...あれ?あのとき送ってもらったのはなんだっけ? まぁ、最悪、ヨーロッパ在住の知り合い(正しくは知り合いの知り合い、それもこれから探してお願いする)宅宛に至急便で送ってもらうのが一番確実かな、ひと様には迷惑かけるけど あ、そういえば免許証を旅友に日本から持ってきてもらったこともありましたね、その節はどうもでした(笑)
④別機種を買う いや、これまでの海外購入経験はまだデジカメ華やかなりし頃の話で、世界中どこでも日本のデジカメが売られてた頃と絶滅危惧種となった現在では全く別の話なのではたして欲しいようなのが売っているのか?日本にさえないのに 高級機やミラーレスなら売ってるだろうしそりゃあ高機能なんでしょうけどサイズが、重量が...
う〜ん、早く寝るつもりがもう深夜過ぎ
なんとか打開策はないかとあてもなくネットを彷徨っていると発見! 純正ではないもののAMAZONに在庫ありの表示! 最速翌日配送!!イギリスでもか、ありがたい!
いや、待て、どこで受け取る?一応、宿にメールを売ってみたものの返事は早くても明日以降、下手すればもっと先 そこから注文すると... あ〜!スイス行きの航空券昨日買っちゃったよ、キャンセル不可のヤツ あ、宿もキャンセル不可だ
夜中にあれこれ考えたっていいこと思いついた試しないし、早く寝て明日考えたほうが絶対いいって、早く寝ろ!
そうは言っても疲れてるはずなのに寝付けずうつらうつらしながらなんだか苦しんでた3時ごろ天啓が❗️
AMAZON LOCKER‼️‼️‼️ さっきネットであれこれ調べている時にふと目にしたその文字‼️ 日本の宅配ボックス的な?!
早速確認してはやる心をおさえながら注文入力 経験上こういう時は相当キケンな致命的ミス多発ポイントミスにミスが重なってどうしようもなくなるのはこれまでもなんどもあったよね、自分、深夜だし意識レベル低下してるし
え?日本のAMAZONアカウントじゃダメなの? じゃあ違うメアドで新規登録
え?日本円決済のカードじゃダメ? いやいやそんなことないでしょ、いや、国によってはあるけどまさかイギリスも? うん、なんとか行けそうだけど、じゃああの注意喚起メッセージはなに?後で落とし穴とかないよね?
え?AMAZON PRIME UK?? いや、そんのいいから、って、あ〜、間違えてボタンタッチしちゃったよ う〜ん、日本でもトラップにかかったことあるけど、一度押しちゃうと現段階では解除できないっぽい 最悪の場合イギリスのっていくらかかるの? え?30日タダ?よかった日本と同じで 後ですぐキャンセルね
え?ロッカーの場所どこにするか? いや、土地勘ないからどこでもいいよ、取りに行くからそっちが指定して! え?選ばなきゃダメ?まぁそりゃそうだろうな、どこがどこだかわかんないよ、えいや〜でココ‼️
え?値段、違くない??高過ぎでしょ? あ、送付先、日本になってるし さっきロッカーの場所を指定させたのはなに??その上でなんで日本に送ろうとするの?日本の住所は海外カードの確認用ってl書いてあったと思ったのはこっちの語学力のせい?いやいや、このiPad、勝手に自動で日本語に変換して表示されますからっ‼️
購入手続き完了しました さて、あとは受け取るだけ
ホントに❓❓
今日は絶憧れの景のセブン•シスターズを見てきました
絶景には2種類あります 写真のほうが綺麗な絶景と写真が嫉妬するしかない絶景 ここは後者です、是非現地でご覧ください 但し、晴れの日限定品です
って、なんでこんな長文に? 疲れてるのか短い文章は書けませんでした、ごめんなさい
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mailarnabers · 3 years ago
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Affinity designer youtube deutsch 無料ダウンロード.Affinity Designerの購入方法まとめ。半額セールについて。インストール台数についてもメーカーに聞いてみた。
Affinity designer youtube deutsch 無料ダウンロード.Serif Affinity Designer for PC
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                                                                          Affinity Photo.Affinity Store - バスケットは空です
    Affinity: the fastest, smoothest, most precise professional creative software GIMPとAffinityPhoto:完全な比較. XNUMX人の写真編集ジャガーノートを比較する時が来ました! GIMPは間違いなく地球上で最高の無料の写真編集者ですが、Affinity Photoは最高のプレミアム写真編集者のXNUMXつです(Adobe Photoshopの直接のライバルです)。 Affinity Designer Start Guide - DrawPlus    
Affinity designer youtube deutsch 無料ダウンロード.Affinity Designerの購入方法まとめ。インストール台数についてもメーカーに聞いてみた。
Affinity Designerは自由な創作を妨げることなく、エラーのない制作を可能にします。 1,,%を超えるズーム倍率 1,,%以上にズームインして、リアルタイムの調整、スムーズなパン操作ができます。 Jun 12,  · Affinity Designerって知ってますか?. 知っている方は「ああ、あれね」という位ちょっと有名なソフト。. 元々mac版しかなかったので、. 相手にしてなかったんだけど、. Windows版もあるとのことを公式サイトで見て、. 早速ダウンロードして見た。. 試用版なので Affinity Designer Start Guide - DrawPlus         
 Affinityシリーズ、すごい人気ですね。 リリース当初はMac版だけでしたが、Windows版やiPad版が出て一気に広がった感じがします。 本職のデザイナーさんの間でも支持が広がっていて、Affinityに対応した印刷会社も少しずつ出始めている状況です。. Affinityを購入する方法は、大きく 4パターン あります。 ひとつは公式サイトで購入する。 もうひとつはアプリストアで購入する。 3つ目はソースネクストさんで購入する。 または、ダウンロード版ソフトを専門に扱っている「 ダウンロードGoGo! 」で購入するのが良いと思います。. また、インストール台数については「 Affinityのヘルプとサポート 」に言及されています。 これによると、「個人利用の場合、個人所有のPCに対してインストール可能」「法人利用の場合、従業員専用のPC、または共用PC1台に対してインストール可能」と書かれています。 今ひとつ明確じゃないかな、と思って、直接メーカーのSerif Europeさんに聞いてみました。記事の後半でお伝えします。.
今回は、「どこで買うのが最良か」「インストール台数は何台か」について、詳しく見ていきます。 この記事を読めば、あなたにぴったりなAffinity製品の購入方法が分かります。 また、自分の環境では何本買えば良いかも分かるはずです。. ちなみに僕は、PCソフトの販売を20年以上手掛けています。 これまで扱ってきたソフトは累計本以上。 現在は、世界中のPCソフトを探し歩いて、日本の皆さんに紹介する活動を行なっています。 日本のPC活用は大きく立ち遅れていますが、このブログが少しでも支えになっていれば良いなと思っています。. Serif Europe Ltd. Apple、またはMicrosoftのアプリストアで販売しています。 日本で使えるクレジットカードの多くに対応していて、またコンビニでカードを買ってチャージするという購入方法もあります。 Appleの場合、家族のアカウントでもインストールして共用することができる長所があります。 ただ、Appleなどの意向で配信が終了されるとハシゴ外されます。.
ソースネクストさんでも取り扱っています。 購入方法が多いです。クレジットカード、コンビニ払い、AmazonPayにも対応しています。 クレカ以外での購入に魅力を感じるなら、ソースネクストさんも有力な選択肢だと思います。. ダウンロード販売の専門店ダウンロードGoGo!もおすすめです。 ここのポイントは、 無期限サポート であること。返品やキャンセルはできませんが、何年経っても相談に応じています。 Affinityシリーズ以外にも、Acrobatの置き換えに使えるFoxit PDF Editorや、買い切りのクラウドストレージpCloudなど、他店ではまず置いていないような製品を数多く揃えているショップです。. 特筆すべきは法人対応です。 ダウンロードGoGo!では、事前の見積書発行や請求書払いにも細かく対応しており、会社で買うならダウンロードGoGo!一択です。 実際、自治体や大学などからの注文引き受け数は日本で一番多いサイトです。. Affinity DesignerをはじめとするAffinity製品の現在価格は、 税込み7,円 です。. セールは年に2回くらい、ごく短期間行われるので、タイミングが合えば30%オフで購入できます。 新型コロナの蔓延ピーク時には50%オフでの販売が長期間行われましたが、これは例外中の例外で、今後も再度行われるかは不明です。.
狙い目としては、11月のブラックフライデー。ブラックフライデーは毎年30%オフで販売しています。 あとは新バージョンの発表などを記念してセールを行う場合もありますが、ちょっと予測しにくいかもしれません。. この購入特典は、公式独自なのでしょうか? 分かる範囲で確かめてみたところ、「 Mac App Store 」と「 ダウンロードGoGo! 」では、購入特典が付いていることを確認できました。. 冒頭の通り、Affinityのインストール台数については「 Affinityのヘルプとサポート 」で言及されています。 ただ、ちょっと理解しにくいですよね。 そこで僕、Serifさんに直接聞いてみました。.
当社のライセンスに対する考えは次の通りです。 1人のユーザが複数のPCにインストールして利用するか、 複数のユーザが1台のPCにインストールして共有するか、 このどちらか一方であるとお考えください。……どうだい、明確かな?. つまり、個人利用ならインストール台数は不問。 法人(チーム)利用なら1台だけど、同じ組織のメンバーなら、誰が使っても構わないというライセンス形式です。 分かりやすいですね。. アドビの厳しいライセンス制限に比べて、Affinityのライセンスは非常に寛容だと思います。 個人利用ならインストール台数は無制限、 チーム利用なら、インストール台数は1台だけどメンバー全員使える。 すごく分かりやすくて、しかも値段も相当安い……太っ腹ですね。.
でも、甘く考えないで、ちゃんとSerifさんの意向に沿って利用することを心がけてください。 僕は箱入りのソフトがヤマダ電機やビックカメラなんかで売られていた時代から、ざっくり20年以上ソフト販売のお仕事をしてきましたが、海賊版や違法販売の横行を随分見てきました。 結果的に、彼らの横行がアドビやマイクロソフトの態度を硬化させたわけで、これがAffinityにまで波及したら、彼らの志を無にしてしまいます。 どうぞ正規販売のショップで購入し、正しいライセンスでの利用を心がけて、末長くAffinityを愛していこうではありませんか。. Affinity Designerは良さげですね。 購入先は公式サイトが一番良いんですか? あと、インストール台数が無制限って本当ですか?. 公式サイト以外にも、正規販売サイトで購入する方法もあります。 1人で使うなら、インストール台数は無制限です。.
目次 Affinity Designerの購入方法は? どこで買うのが良いの? Affinity Designerの値段は? セール情報は分かるの? 公式サイトの「購入特典」 Affinity Designerのインストール台数について、メーカーに直接聞いてみた。 Affinityを購入するなら条件に合わせて。インストール台数は条件付き無制限。. 製品一覧|ソースネクスト|製品・サポート情報 www. Twitter Share Pocket Hatena LINE.
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kariyado-lab · 4 years ago
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(コロナウイルス感染予防のため、換気・消毒の徹底、十分な距離を取って実施しています。)
第10回 教えることだけが学びではない
6月17日12時40分すぎ、突然の激しい通り雨に襲われた。
3限から始まるワークショップの授業のため、ゼミ生8人と苅宿さんはO棟からA棟への移動中だった。
そんな中、なんとかB棟に避難したものの、さっきまで晴れていたため誰一人傘を持たず、一眼レフや三脚、各々の荷物などを持ち、足止めを食らってしまった。特に一眼レフがあるため、傘がない状況で外にでるのは危険だった。その後、苅宿さんの研究室に置いてあった傘を借りて、なんとかA棟に向かい準備を進めることができた。
そんなわけで本日は、A棟アリーナでメディア表現のワークショップの授業を行った。
ワークを行う授業としては今回が最後である。
前回と同じく、アーティスト不在で、脱中心型のコミュニケーション空間である。
つまり、ワークを行う間のコミュニケーション空間は受講生自身が作り上げていく。
その軸には試行誘因性のアプリがある。
【WSD&MC最後のワーク】
今回のワークは「逆転時間」。
「逆転時間」とは、撮った映像を逆再生にしてくれるアプリで、その映像に音声や題名を入れることが可能なものである。
このアプリを使うことで、自分たちが作成したものをすぐに確認ができ、やり直すことができる。
活動と省察をすぐに見て知ることができる。
振り返ることの経験値が積み重なっていく。
最初に望月さんのプレゼンが入る。
逆再生で面白い映像が撮れる。
自分たちはどんなのを作ろうかと考えながら、逆再生で撮った動画を見ていく。
あるカードのCMとその撮影風景の裏側を見た。
逆再生とは思えないほど自然な人の動きと、モノの重力に対する動きは逆再生というものが一つの動画に組み合わさった不思議な空間だった。
逆転時間のポイントとして、
・現実にはありえない動きが撮れる
 →まき散らした水がバケツの中に入っていく。
・繰り返す動きは逆再生に見えない
 →フラフープを回しても、振り子を揺らしても逆再生に見えない。
・逆再生なのに普通の動きに見える
 →ゼミ生が作った逆転時間の作品と、作成風景の実演が行われた。
・アフレコを工夫する
 →映像を撮っていて、少しうまくいかない点があってもアフレコをうまく使って、まとまりを出させる。
・前後の動きを足していく
 →世界観を面白がる、意味づけをする。
・全員で写る
 →逆転時間は一発撮りであるため、やり直しがきかず、全員が写るためには撮っている間に持ち替える必要がある。
などがあった。
とりあえずやってみる。
ということで、望月さんの丁寧で、ストレスを感じさせないフラットな説明を聞いた後、作品制作に入る。
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【逆転時間を通して学ぶ空間】
受講生に告げられたのは集合時間のみ。
渡されたのは逆転時間のアプリの入ったiPad
自由に使える小道具
受講生の共通のモノはアプリだけ。
アプリが試行誘因性を引き起こす。
つまり、「試しにやってみることを誘っている」ものがアプリである。
その他は受講生の発想力、やってみるという好奇心と主体性で授業が進んでいく。
最初の説明を終え、全体としての指示は終了の時間のみで、脱中心型のコミュニケーション空間である。
受講生に対する指示は最低限で、主体的に動き、教えなくても学べる空間である。
ワークに入ると、受講生は想像力を働かせながら、アイデアを出し合い、作品を作り上げていく
よりよい作品にしたいという意識がそれぞれ持ち、能動的に参加していることが見られた。
ワークの中では、作品制作(撮影、アフレコ、タイトル)、紹介ムービーの作成を行う。
なんとも不思議な動きや空間、自然に見える動きと不自然さが一つの映像に組み合わさることで、面白さが広がる。
動画の終わりを最初に撮るため、全体像をイメージしながら撮り、頭を使う。
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私のグループでは、
「モノが重力で落ちるのを入れたら面白いんじゃないかな。」
という言葉で始まった。
そして、場所を大きく使い、カメラワークで様々な場所を写すように撮影していた。
(私たちゼミ生が観察しているので、観察カメラで受講生が写るように画角を変えたり、受講生のカメラに私たち(ゼミ生)が映らないようにするのが大変なほど)
一度撮り終わるとみんなで撮った作品を見返して、改善点を探していた。
「ここもっとこうしたらどうかな。」
「これだとあんまり逆再生の感じしないね。」
「あと15分くらいだよ!」
この時間に関する発言は、前回のリフレクションシートで書いていた「こだわりすぎて時間が足りない」という気づきから、今回のワークでは時間管理に気を付けようという意識になったからこその発言だと考える。
ここで、ウィリアム・ジェー��ズの残した名言がぴったりだと感じたので、ここに残しておく。
The behavior will change if the mind changes.
Habits change if action changes.
Personality will change if the custom changes.
The destiny will change if the personality changes.
(-William James)
苅宿教授はよく、無意識の意識化や気づきという言葉をよく使っている。
これはウィリアム・ジェームズのいう、「気づきや意識化による心の変化から行動が変わり、行動は習慣になり、習慣は人格になり、人格はやがて運命に代わるだろう」というものに重なると考える。つまり、気づきは学習であり、無意識を意識化することによって、その人自身の運命をも変えうる大切なことなのではないか。
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少し話を戻すと、前回よりも話し合いが自然で、アイデアもより出るようになった。
最後には「やりたいことができた!」という発言もあり、受講生自身が納得でき、満足そうだった。
きっとこれは、作品の完成度だけでの発言ではなく、グループでの制作のプロセス自身にも納得できたからこその発言だったのではないかと考える。
受講生の発言の一つ一つが学びを象徴し、気���きを得て、振り返り、次へ工夫することにつながる。
一人ひとりの気づきとグループでの発想が合わさって、新たな価値が生まれる。
その活動とコミュニケーションを通して生じたものをメディアで表現する。
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完成した逆転時間の発表を見ていて、アプリという画面を通すと、誰もがフラットに写ると感じた。
アプリを通して作成することは、大人が作成した作品も子供が作成した作品も大差がなく見える。
それだけではなく、例えば、大人が4人いるとき、普段だったら誰かしら目がいきやすい人がいるが、画面上では4人とも均等に目がいく。
ダンスや演劇のように実演を作品として見せることよりも、アプリを通してみると、ある人に注目が集まるといった個人ではなく、1つの動画の中で4人いるようにフラットにまとまる感じがした。
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やるときはやる、笑いがあり楽しみながら学ぶことができる、異質性の高いサードグループとは思えないほど、楽しみながら取り組んでいた。
これが授業の最初うちにやっていたらこんな順調に進まないだろう。
2限続きの180分間の授業の中での構成だけでなく、これまでの9回の授業全体を通して、受講生自身が変化していくように考え込まれた構成により実現できるワークであるといえる。
次回は省察回。
A棟から帰ってきた受講生は、何やら机の上に招待状が置いてあるのに気づいたようだ・・・。
壁にも意味深なポスターが貼られていた・・・。
苅宿研究室3年 佐藤花帆
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tsuzuruhibi · 5 years ago
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[東北の旅]  その二
 仙台二日目。セットしていたアラームで飛び起きた。夜更かしをして2時にベッドに入ったおかげで、睡眠時間は3時間。疲れがなかなか取れない。個人的なことに頭を悩ませていられるのも今のうちだぞと思いながら、余計な考えを振り切るように大急ぎで支度する。スーツケースを引っ張って走り、途中道に迷いながらもなんとか石巻行きの電車に間に合った。汗だくのTシャツをあおぎながら、出発の車内アナウンスを聞く。
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 道中はただただ眠く、外の景色を眺めるどころではなかった。ボランティア会場となる石巻市万石浦市へは、仙台から電車を乗り継いで2時間かかるが、これが最短かつ唯一のルートである。JR東北本線一ノ関行きの電車が小牛田駅に入る頃、ようやく窓に朝日が差し込んできた。乗り継ぎの石巻線を待つ人々はわずかだ。冷えた木のベンチに腰を下ろすと、足下に小さな紅色のカメムシを見つけた。やわらかな光の差す朝のホームで、一歩一歩首を傾げながら前に進んでゆくカメムシの存在は、どこか暖かい。
 万石浦駅に着いたのは、朝の8時半だった。その小さな無人駅で降りた乗客は、私と中年女性の二人だけ。人が3人やっと座れるほどのベンチがあるだけの駅舎で時刻表を眺めている彼女は、どうやら乗り継ぎの電車を待っているらしい。駅から続く階段を降りて歩道に立ち、辺りを見渡すと、驚きと嬉しさで笑いがこぼれそうになる。これほどまで周囲に何もない駅を見たことがなかった。さっきまでの眠気が一気に吹き飛ぶ。山間の住宅地に染み込んだ朝の静けさだけが、全身を包み込む。
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 人っ子一人見当たらない東北のとある田舎町で、私が持っていたのは大きな黒いスーツケース一つと、ネット接続のできないipodだけである。頼りになるのはバックパックの中にしまってあるコンパスと、書き写してきた住所だけ。会場は駅から徒歩15分で辿り着けるということがわかっていた。しかし地図になるようなものは何一つ持っておらず、前もってグーグルで検索すらしてこなかった。人に聞きさえすれば大丈夫だろう、という甘い考えからである。降りる駅と目的地の住所があれば問題ないだろうし、最悪の場合タクシーで連れて行ってもらえばいい。しかし現実はというと、タクシーはおろか走っている車一つ見当たらず、散歩しているお年寄りの姿すら見えない。準備不足の後悔が頭をもたげるが、見当もつかない目的地を自力で目指していくことを考えると、(小さなこととはいえ)わくわくしてくる。集合時間まで1時間余り。時間はたっぷりある。
 まずは人を探さねば、と住宅地の中をずんずん突き進んでいった。少し大きめの道が見えてきたのでそれを目指す。スーツケースを転がすゴロゴロという音だけがやけに響くものだから、誰かを起こしてしまわないかと気になってしょうがない。 首からタオルをぶら下げてとぼとぼ歩いているおじさんを見つけたので、早速声をかける。話しかけられたことに少し驚いたような顔をして、彼はしばらくうーんと唸った。「万石浦 流留中 1の1?いやあ、知らないですねえ。電柱に書かれている住所を元に探していくしかないんじゃないですかね。すみませんねえ。」  1の1ということは1丁目に違いない。今は5丁目だから、まあしばらく歩いていれば自分がどの方角に歩いているかもわかってくるだろう。おじさんにお礼を告げると、道に沿ってそのまま歩き続けていった。周りは平凡な住宅地が淡々と続く。私はスーツケースを引っ張りながら、黙々と歩く。
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 角を曲がると、見慣れたサインが遠くに見えた。Family Martだ。ほっとする。異国の地にいるわけでもあるまいし、奥地で遭難していたわけでもないのに、日本中どこにいてもいつでも見えていたそのサインを見つけることが、こんなに嬉しいのだ。おもしろいもんだなあ、と笑ってしまう。  昼食は各自持参と告げられていたので、ちょうど良かった。サラダとこんにゃく畑を袋に入れてもらいながら、この住所までの行き方を教えて頂けますか、と尋ねる。レジのおばさんは快く私の手渡した住所を受け取り、目を細めながら「流留中、ながるなか、、、」と呟いていたが、「少々お待ち下さいね」と笑顔で言うと、さっさとレジの奥に消えていった。しばらく待っていると、こちらへ、と奥まで通された。店長らしき人が、大きな地図を前に首を傾げている。「この住所ねえ、見当たらないんですよ。」黒斑メガネの若い店長は、本当にこまった、という顔をしている。「僕の勘からいうと、きっとこのあたりじゃないかなあとは思うんですけどね。しかし地図に載ってないって、どういうことかなあ。」 「申し訳ないです。私が地図で確認してこなかったのが悪いんです。まずはその場所まで行ってみます。」 「いやあ、役に立てなくて申し訳ないです。たぶんここだとは思うんだけどね。ほら、あの山見えるでしょう?」窓の外にそびえる深緑の山を、彼は指差す。「あのすぐそばに小学校があるから、それを目指していけばいいよ。この道路をまっすぐ行ったらすぐに着きますから。気をつけてね。」
   お礼を言って、店をあとにした。コンビニで店員さんとこんな愛想の良い会話をしたことなど、かつてあっただろうか。小さくなってゆく店の姿を振り返りながら、彼らのあたたかさに少し勇気づけられる思いがした。
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 住宅地の中の細い坂道を上りきった辺りで、向かい側から来る70代くらいのおじいさんを見つけた。体型は割とがっしりめの中肉中背といったところで、ブルーのキャップをぐっとかぶり、元気に闊歩している。
「すみません、道をお尋ねしたいんですが、この住所がどこだかご存知ですか?」
「んん、ええ?住所?」
「ここに行きたいんですけど、どこだかわからないんです。石巻市、万石浦、流留中、1の1。」
「いづのいづ?」
「あ、え、はい?伊豆の伊豆?えっと、いちのいち、ですね」
「いづのいづかあ。わっがんねえなあ。ここは流留だけどな。いづのいづがどごかは、わがんねえなあ。」
 一瞬何が起きていたのかわからなかったが、『いづ』は『いち』なのだと気付いたとき、(ああ、これが東北弁というものか!!)と感動した。結局二人とも住所を探すことができず、おじいさんが「んだらば小学校さ、いぐといい」というので、お礼を言って別れると、道の先を目指して歩き続けた。
  渡波小学校の校舎は「災害避難場所」という大きな案内看板と同時に見えてきた。野球のユニフォームを着た男の子たちの姿がちらほら見える。近くまで歩いていくと、道路を挟んだ校舎のすぐ向かいの土地を囲む低いフェンスが目に入った。胸の鼓動が少し早まるのを感じる。道路沿いに置かれたいくつものプランター。フェンス越しに見えるプレハブの屋根。花に水をやる年配の女性。ホースを引っ張ってきて車を洗っている髪の赤い男の人。砂利道の上に立つ看板の「万石浦団地仮設住宅」の文字。
  ファミリーマートを越え小学校を通り過ぎたところまでは、何ともない田舎の風景だったが、突如目の前に現れた静かな街中のその一帯は非日常的な何かですっぽり覆われているように感じられた。奥まで続いていく無表情なフェンスがそう思わせているのだろうか。砂利道にしゃがみ込むお年寄りを見ながら、(私と彼らは分断された世界にいる)という恐れのようなものが、私の頭の中に忍び込む。上着をを何枚も着込んで大きなスーツケースを引っ張り、電柱を一本一本見上げながら歩く私は、彼らの目には異様に映るだろう。フェンスの向こうの男性がぼんやりとした目でこちらを眺めている。ボランティアをするためだけに大きな荷物を抱えてここまでやって来る沢山のよそものたちを、彼らはどんな思いで見てきたのだろう。私は自分が怯えているのを感じた。迷惑な自己満足のボランティアがまた来たかという目で見られはしまいかと、不安な気持ちが胸を渦巻く。どのように彼らと接せばよいのか、何度考えても自分の中でうまくシチュエーションを描くことができない。細かいことなどあまり気にすまい、と思っても、私が本当にここに足を踏み入れて良いのだろうかという懸念は、なかなか消えてくれない。
  それにしても困った。仮設住宅は見つけたのだが、それがこの手元の住所と一致しているかどうかがわからない。電柱から電柱へと移動しては、表示されているはずの住所を探すのだけれど、どの電柱にも何も書かれていないのだ。仕方がないので、すぐ側にある小学校の玄関をおそるおそる開いた。土曜の朝だが、先生方が既に職員室にいる様子が伺える。ドアの一番近くに座っていた教頭先生に挨拶し事情を説明すると、この人もまた、快く大きな地図帳を引っぱり出してきて下さった。「1の1ですかあ。この地図には載ってないなあ。」分厚いファイルのページをぱらぱらとめくりながら、「うちの子たちで流留中1丁目から来てる子は、いないんだよなあ」とつぶやく。「しかしどこだろう、1の1。」どうやらどの地図にも載っていない住所らしい。仮設住宅で行うボランティア会場を探しているのだと伝えると、その住所では近くにあるもう一つの仮設住宅よりは、この小学校の向かいにある仮設住宅の方である可能性が高い、と教えて下さった。このあたりまで波が来たので当然街は変わってしまい、震災後に土地整理をして仮設住宅も新しく作り、住所まで新しくなったということだった。電柱に住所が見当たらないのも、もっともである。
  今思うと、なんと回りくどいことをしていたんだろうと笑ってしまう。仮設住宅に入っていって、住所を尋ねれば良かっただけなのに、とてもそんなことが頭に浮かばなかったのだ。思い浮かんだとしても、そのときの私にそうする勇気はなかったに違いない。指定されていた集合時間までは十五分近くあった。どうしたもんかな、と思いながらフェンスの前で立っていると、しばらくして軽自動車が一台、砂利道に乗り入れてきた。助手席の窓から女の人が顔を出し、私に声をかける。「ボランティアの方ですか?無事に着けたのね、よかったよかった!」
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 この日私が参加したボランティアは「杜の都チームドルフィンドリーム」という団体が行う「ふれあい癒し1000人プロジェクト」である。セラピストの方からハンドケア講習を受けたあと、仮設住宅で暮らす方々にハンドマッサージを行う、という内容。週末のみの実施で各被災地を廻っているため、私は万石浦での1日参加を希望した。事前に持参するように言われていたのは、爪切り、バスタオル、そしてボランティア保険。(ほとんどの被災地ボランティアが保険を要求してきたのには驚いたが、現地で何があるか分からないことを考えると当然だなと思う。)旅行中、それも実施数日前にボランティア参加を決めた私は、最寄りの社会福祉協議会で保険申請をすることもできないまま、現地に足を踏み入れたのである。前もって担当の方に保険を準備できない事情の説明とお詫びを入れていたが、返事は来ないままだった。どうしても参加させられないと言われれば諦めるしかない、という心づもりである。
  仮設住宅内の部屋に移動し、スタッフの方々と一緒に道具の搬入や自己紹介を終えてしばらくすると、代表のHさんと奥さんであるセラピストの先生が現れた。小さなかわいい息子さんを連れている。Hさんはエネルギッシュなリーダーかつお父さん、という雰囲気で、挨拶をかねて色々お話をしていると私までビシッと背筋が伸びるようだ。先生は、見るからに穏やかな深い愛であふれた人という印象で、笑顔が素敵だった。仕事の支度をしながらも、お二人が目を細めて息子君を優しく見守る姿がとても印象的で新鮮だった。家族の姿というものを見たのは、いつぶりだろう、とふと思う。隔離されたキャンパス生活の中で、親子や夫婦という関係性を実際に目にする機会はほとんどない。今考えてみると、学期中はとても特殊な環境で生活していたのだなと改めて思う。
  意外なことだったのだが、その日のボランティア参加者は私一人だった。「普段は最低でも5人ほどはいるのに、今日は珍しくあなただけなんです。こんな日もあるんだねえ。」とHさんが言う。初めて万石浦仮設に来たという息子のRくんは、「ボランティアのお姉ちゃんといっしょに、Rくんもマッサージしようか〜?」という先生の声に、照れ笑いしながら私を見て考えている。「えー、どうしよっかなー、ぼく、このおもちゃでもうちょっと遊びたいんだけどなー」と口ごもっているのが微笑ましい。おもちゃを諦めて準備に来てくれるまでになかなか時間がかかったが、結局「おねえちゃんといっしょにやる」ということで隣にちょこんと座ってくれた。
  準備はまず、爪切りからである。持参した爪切りで、なるべく爪の白い部分が見えないくらいに切ってしまう。「深爪になるくらいがいいんだよ!」とRくんが元気に教えてくれる。ぱちんぱちん、と10本、丁寧に爪切りが終わると、今度はやすりがけ。先がやや尖った磨りガラスの棒のようなもので、一本一本爪の角を削っていく。ガラスと言えどもひっかいているような不快感は全くなく、滑らかに爪の先端を整えられるのは、やはりプロの道具だからなのか。仕上げにお湯で手を洗い、準備は完了。
  午前中はすべてハンドケア講習に充てられた。講習中マッサージを受けるのはスタッフの若い女性の方。細長いテーブルをはさんで向かい合い、テーブルの上に置かれた指先から肘までの間を丹念にマッサージする。左手はRくん、右手は私、真ん中に先生。決められた順番に沿って、一つの動きを習い、先生と受け手の方のOKサインが出たら、また次の動きを習う。片手につき約15分ほどのマッサージを、1時間ほどかけて練習した。手のひらや指を使って、まんべんなくマッサージを行う。
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 私自身は今までわりと日常的にマッサージをしたりされたりしてきた方だと思うのだけれど(小さい頃から母に頼まれてやっていたのと、自分が体調を崩すといつも母がしてくれていた)、普段自分がやるものとは、ツボも方法もかなり違っていたので驚きが多かった。マッサージをやる上でのポイントは、決して力を入れるのではなく、重心を手にあずけるということ。座る受け手に対してこちらは立って行うのだが、両足を肩幅に開いて、しっかり腰を入れて重心を落とさなければ、全然効かないのである。受けての方がほっそりした方だということもあり、練習の初めはなかなか思い切って重心をのせることができなかった。こんなにのせていいの?腕が折れちゃうんじゃないの?という恐れがだんだんなくなってくる頃に、コツがつかめてくる。スタッフさんが「そうそう、のってきたのってきた」と笑顔になる。  一通りの練習を終え、ガイドなしで順序を思い出しながら自分だけでワンセット繰り返してみたあと、「今度は自分がマッサージをされてみましょう」ということで、先生にマッサージをして頂いた。隣ではRくんが同じようにスタッフさんからマッサージを受けている。実際にやってもらう立場になると、自分が行っていた一つ一つの動作がどういう効き方をするのかがわかってとても面白い。終わる頃には、両手がふわっと軽くなるような気持ち良さがある。仮設に住む方々がマッサージを受けにくるのは午後からなのだが、私たちが準備やマッサージを練習する横で「やることもねえんで来ちゃったよ」と笑いながら遊びにくるお年寄りの方も何人かいる。代表のHさんなどは「おとうさん、お元気そうじゃないですか!」と嬉しそうに近況を尋ねる。二人の交わす暖かい冗談に、みんなして笑う。  
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  お昼時間だ!とHさんが言うと、Rくんが嬉しそうな顔をして飛んでいく。畳の上のテーブルを囲んで座り、みんなでお昼ごはんを食べた。スタッフさんは皆控えめであまりお話なさらないけれど笑顔の素敵な方々で、私やHさんたちの話に耳を傾けている。練習中はあまり話もできなかったので、お昼を食べながらHさんの質問に答えるために私はひたすら喋り続け、少し申し訳ない思いがした。どうしてアメリカの大学にいるのか、何を勉強しているのか、何故今日ここに来たのか。一つ一つの質問に答えていくことが、結局は自分の短い人生の総括と価値観の形成について(というと大げさに聞こえるけれど)、一気にかいつまんで話す形になった。新しく誰かに出会ったとき、「どこにいたのか、何を考えて生きてきたのか、これからどこへいくのか」といった質問に端的に答えることが、アメリカに行ってからよく身に付いたように思う。多様なバックグラウンドを持つ人々と関わっていく中で、自分という存在を(少しは)客観的に見ることができるようになったからだろうか。逆に、何度もそうやって自分という人間を紹介していく経験を積む度に、客観的視点を持って要点をまとめて話すことが以前よりできるようになってきたのかもしれない。  
  英語を3歳の頃から習っているというRくんは、両親に促されて私と簡単な英会話をした。「Do you like chocolate?」「No, I don’t.」首をぶんぶん、と横に振る。お母さんでもある先生は、色彩心理学などを英国で学ばれた経験もあって、Rくんに英語を教えているのだそうだ。「Rくん、今度英語のお話大会出るんでしょう?おねえちゃんに聞いてもらうために、録音してテープで送ったらいいんじゃない?」「えー、ぼく、まだなにもお話おぼえてないよう」おにぎりを頬張りながら、そんな楽しい会話をしている。  
  コンビニで買ったサラダも食べ終わり、Rくんがみんなに配ってくれたお菓子に手を伸ばそうとする頃、Hさんが「見てほしいものがあるんです」とipadを持ってきた。広島県立大学の学生団体「joyhoku」が作成した動画だという。Hさんはあまり多くは語らず、まずは見てみてください、と再生ボタンを押した。動画は石巻市で活動する4つのボランティア団体の活動を紹介しながら、被災状況の写真や主催者の思いなどを一緒にまとめている。バックの音楽のみで声は入っていないが、映し出される写真と文字だけで、十分に伝わるものがある。まず目に飛び込んできた壊滅的な街の写真は、予想外に衝撃的だった。不安な気持ちで数時間前に仮設住宅に足を踏み入れたが、こうしてあたたかいメンバーの方々と時間を過ごす中であたかも自分が今どこにいるのかを意識していなかったのではないかと思うほど、自分がいるこの地域がその写真なのであるということが信じ難かったからだ。今ここに座っている私以外のすべての人が、この街でこの震災を体験した当事者なのだ。急にひしひ���とそんなことを感じる。自分たちが生活を取り戻した上で、今私がこのようにボランティアとして受け入れられる環境を作るまで、どれほど困難な道のりだったことだろう。スクリーンに映し出される映像と文章を目で追いながら、彼らへの尊敬の念に胸がいっぱいになった。
  動画を見終わると、Hさんはとても強い眼差しで、それでいてとても穏やかな静かな声で、チームドルフィンドリームの成り立ちをお話して下さった。震災後にセラピスト学校の卒業生が主催の先生を中心にチームを立ち上げ、自らが被災者でありながらも被災者の方々を少しでも癒したいという思いから活動してきたこと。震災によって職を失った女性や主婦の方々に、技術を身につけてもらってセラピストとして活動する支援をしていること。「触れ合う」ということや、そのことによって生まれる対話や笑顔が、大きな癒しの力を持っているということ。それが今とても必要とされているということ。ボランティアに来る方々が感じて学んだことを各地に持ち帰ることで、癒しがもっと広まっていくことを望んでいること。
  Hさんの言葉は一つ一つが大切な重みを帯びていながら、静かな強いエネルギーを感じさせるものだった。「ふれあい1000プロジェクトというのは、今年中に千人の方に、このボランティアに参加していただくことを目標としているんです。」私はその362人目として、午後から早速活動を始めるのだ。「今日は君一人だから忙しくなるぞ。これからが本番だから、覚悟しなさい。」口元を緩めながらHさんはそう言うが、その目の真剣さに私は腹をくくる。時計の針が1時を指すころ、入り口には何人もの住居者の方々が受付に訪れていた。
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honyade · 5 years ago
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松本まりか 特典会 『月刊松本まりか 汀』(小学館)発売記念
▼当日券販売情報▼ イベント実施日に開店時より、当日券販売を行うことが決定いたしました! ぜひご利用ください。 ※規定枚数に達し次第、販売を終了いたします。 ※「部(回)」の選択はできない点あらかじめご了承ください。 ※待機列の形成する場合は、状況により運営が判断・決定いたします。
【商品内容】 松本まりか15年ぶりの写真集!
ドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日)で演じた井筒里奈役の「あざとかわいい」演技が話題になり、大ブレイク。 ソフトバンクのCMに出演するなど大注目の女優、松本まりかと数多くの女優の写真集を手がけるカメラマン、アンディ・チャオが初めてのタッグを組む!撮影地は、ベトナム。 街の喧騒と、鮮やかな島々の情景のなか、全てをさらけ出し挑んだ意欲作がここに完成した。 発売を記念して東京-渋谷、HMV&BOOKSでのイベントが決定!!
※ご注意※ ☆本イベントはご購入いただいたご本人のみ(未就学児1名迄の同伴は可)が参加できます。友人/知人、身内/血縁者にかかわらず代理購入、譲渡/分配はできませんのでご注意ください。約束を守ってイベントを成功させましょう。
<開催概要> 【日程】 2020年1月18日(土) 【会場】 東京-渋谷 HMV&BOOKS SHIBUYA 6F イベントスペース 【時間】 1部-12:00~ 2部-13:00~ <先着販売>
※各店とも予告なく「開催部(回)」、「配券数」が増える場合がございます。 ※開催部の最新の展開/詳細はローソンチケットの受付サイトをご確認ください。
【出演】 松本まりか 【内容】 特典会
【イベント内容詳細】 ■1冊券<2,475円・税込>:握手
【対象商品】 書名:松本まりか 『月刊松本まりか 汀』 コード:ISBN  978-4096823170 定価:2,475円 (税込) 発売日:既発 ※対象商品は当日スタッフからお渡しになります。 ※イベント対象としては他チャネルでの購入でつく各種特典はつきません。
<イベント参加方法> ・ローチケ一電子チケット販売
<イベント参加方法> 電子チケットで対象商品を予約購入いただいたお客様のみ、イベントにご参加いただけます。 ※ご購入されたご本人様のみご参加可能になります。分配や譲渡はできませんので、予めご了承ください。
【1】電子チケット 以下のサイトにて対象商品をお買い上げの上、2020年1月16日(木) 23:59までに表示されるイベントチケット(電子チケット)を、指定のアプリをダウンロードしてご確認ください。
ローソンチケット
※イベントチケットは、電子チケットでのお引き取りとなります。 ※本受付は、スマートフォンからのみお申し込みいただけます。 フィーチャーフォン、BlackBerry、WindowsPhone、タブレット端末(iPad、Android)パソコンからのお申し込みはできません。 ※イベントチケットは、ご購入者のみがお使いいただけます。チケットの分配、同伴はできません。 ※ご利用には、ローソンWEB会員(無料)への登録が必要になります。 ※ご購入されたご本人様のみご参加可能になります。分配や譲渡はできませんので、あらかじめご了承ください。
<受付期間> 2019年12月28日(土)13:00 ~ 2020年1月12(日)  22:00 (入金終了23:00) まで ※上記受付期間内でも、規定枚数に達し次第、受付は終了させていただきます。
■予約有効期間 予約日含めず1日間 ※2020年1月12(日)注文分に限り、2020年1月12(日) 23:00入金締め切りとなります。
■電子チケット表示期間 2020年1月16日(木) ~ イベント当日まで ※イベント当日に「入場画面」から進むことができます。
<チケット受付に関してのご注意> 【購入上限】 1会計につき10枚まで。在庫がある限りは何度でもご購入できます。 ※ご購入されたご本人様のみご参加可能になります。分配や譲渡はできませんので、あらかじめご了承ください。 ※本受付は先着順となります。規定枚数に達し次第、受付を終了いたします。 ※本受付はローソンチケットのシステムを使用しています。 ※本受付にてご購入の際、対象商品の代金とは別に、ローソンチケットの規定の手数料(システム利用料:200円(+税)/枚、電子チケット利用料:100円(+税)/枚)がかかります。 ※代金のお支払いは、クレジットカードでのお支払い、もしくは、コンビニエンスストアの「ローソン」「ミニストップ」店内にございます「Loppi」でのお支払いをお選びいただけます。 ※各店舗のプレイガイドカウンターでの販売はいたしません。 ※チケットに関する問い合わせは必ず下記にお願いいたします。 ※海外からは購入できません。日本国内のみの販売になります。
【ローソンチケットインフォメーション】 0570-000-777 (10:00~18:00) ※自動音声のご案内の後、オペレーターへおつなぎします。
<イベント参加に関してのご注意> ・受付終了した場合は当HP、SNSでお知らせさせていただくため、受付状況確認のためのお電話でのお問い合わせは固くお断りいたします。・イベントチケットの分配、転売、複製、譲渡、偽造行為は一切禁止とさせていただきます。それらの行為が発覚した場合は無効とさせていただき、入場をお断りいたします。・イベントチケットの再発行はいたしませんのでご注意ください。 ・店頭での当日販売は未定です。販売を行う場合は、事前に当HP、SNSなどでお知らせいたします。・都合により、内容等の変更・イベント中止となる場合がございますのであらかじめご了承ください。 ・安全面、警備強化の一環と致しまして、ボディチェックを実施させていただく場合がきます。あらかじめご了承ください。・当日メディアによる取材が入り、映り込み等がある場合がございます。あらかじめご了承ください。・イベント当日の録音・録画および、店内での飲食は一切禁止とさせていただきます。本イベントでは未就学児1枚までを除き同伴はできません・プレゼントは直接のお渡しはできませんので会場に設置のプレゼントBOXにお入れください。・イベントは列が途切れ次第、終了となりますので、あらかじめご了承ください。・イベント商品は発送の対応はいたしません。・お会計後はいかなる理由があろうともキャンセル、返金の対応はいたしません。・商品のお渡しはイベント参加時になりますが、万一イベントに参加できなかった場合はイベント当日~2週間の取り置き期間内に店舗のレジカウンターにてお引き取りください。イベント特典(サインや特典)はご参加されないとご用意ができません。取り置き期間を過ぎますと、商品を受け取ることはできません。
▼イベント内容の問い合わせ先 ■HMV&BOOKS SHIBUYA:03-5784-3270
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ibacompany · 6 years ago
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自分仕様の試着室、並ばないレジ…、米NYの最先端店舗を巡る
テクノロジーの力で、買い物がますますワクワクする体験に──。米ニューヨークはそんなテクノロジーを活用した最先端の店舗が多数ひしめく。世界中の流通業界の関係者がニューヨークに集まるイベント「NRF 2019 RETAIL'S BIG SHOW」開催を機に、いくつかの店舗を巡って体験してみた。
( 日経クロストレンド 2019.2月掲載)IBA代表取締役社長 Hitomi Iba(射場瞬)
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「NRF 2019 RETAIL'S BIG SHOW」で紹介されたアパレル店舗「Reformation」の店内に設置されたディスプレー
米アマゾン・ドット・コムを筆頭に、オンラインビジネスが実店舗を開店し、活用する試みが話題を集めてきた。一方で、実店舗での販売を中心に業績を上げてきた店が、デジタルを活用して店舗での体験をより便利に、より楽しくしようという動きも加速している。
NRF(全米小売業協会)が2019年1月に開催したイベント、NRF 2019 RETAIL'S BIG SHOWで、特に人気を博していたのが「Store tour:Best technology integrated stores in NYC」セッション。デジタルを使って買い物体験を“ワクワク”させるニューヨーク市内の最新事例を紹介するものだ。座席が足りず、床に座って聞く人も多数見られた。
アパレル、飲食店、スーパーマーケット、寝具店などさまざまなジャンル20店舗の情報が載った地図が配られ、その中から特に注目すべき実店舗の事例が紹介された。また、NRFの参加者用に、実際にこれらの店舗をガイドと一緒に回る「ストアツアー」も開催された。
このストアセッションで紹介されていた店舗から、実際に訪問してみて、「便利だ」「面白い!」といった感動があったお店を3つ紹介したい。
自分専用クローゼットが試着室に出現!?
まず訪れたのが、アパレルショップ「Reformation」だ。ノーホー(NoHo)地区と呼ばれるアパレルショップやカフェが立ち並ぶおしゃれなエリアにある。
この店舗でテクノロジーを活用して届けるワクワクは、「試着体験」だろう。まず、店内に入るとずらっとハンガーに掛かった洋服が並び、壁にはいくつかのディスプレーが掛けられている。店頭にある洋服は、実は各デザインに対して1色、1サイズしか並べられていない。気に入った洋服を見つけて、他の色やサイズを試着したいと思ったら、壁に掛かっているディスプレーを利用する。試着してみたい商品をタップ、サイズと色を選んで自分の名前を入力すると、そのリクエストが店舗のバックルームに伝えられる。
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試着したい服を選ぶ
 準備できると名前が呼ばれるので、試着室へ。中に入ると、奥にクローゼットのようなものがある。その扉を開けると自分が先ほどリクエストした商品が、まるで自分専用のクローゼットかのように収納されているのだ。
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名前を入力。この名前で試着室に呼ばれる
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試着室に入ると、奥にあるクローゼットに試着する洋服が準備されている
実際に試着してみて、他のサイズや商品も試してみたいと思ったら、試着室内に設置されているiPadからリクエストを送るだけ。クローゼットの扉を一度閉めて、少し待って扉を開けると、中に新たな商品が用意されている。
試着室自体にもワクワクできるような仕掛けがある。自分の音楽プレーヤーから試着室内のスピーカーで音楽をかけられる。また、気分やその洋服を実際に着る状況に合わせて、照明を変えて色味や顔映りをチェックすることもできる。
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音楽再生端末を接続できるケーブルと、照明を切り替えるボタン
ここまで「試着体験」をスムーズに、かつ楽しく演出されると、買おうかなという気分も高まる。購入する際はレジに行かなくてよい。試着室内のiPad上に表示される「私のクローゼット」の中にある商品リストから、要らない商品を��除して購入ボタンを押す。あとは外に待機している店員にカードを渡すと、お会計をしてくれる。
レジ待ち列よさらば、セルフ決済スーパー
次に、チェルシー(Chelsea)地区にあるスーパーマーケット「Fairway Market」を訪れた。Fairwayは、ニューヨークに本社を置く、高品質の生鮮食料品で人気のある、スーパーマーケットチェーンだ。
今回のNRFのセッションで紹介されたのは、ここ最近一気に注目を浴びている「アプリでのセルフ決済システム」だ。Fairwayのシステムは非常に単純。Fairwayのモバイルアプリをダウンロードしたら、顔写真や他の情報を入力し、会員登録をする。その後、クレジットカードの情報を入力したら、これで準備完了。買い物をスタートできる。
購入したい商品を手に取ったら、その場でバーコードを読み込む。野菜、牛乳、ヨーグルトなど、個別に包装された商品だけではなく、量り売りの商品も登録できるのが特徴だ。米国のスーパーでは、デリコーナーといって、大きなバットに盛られたお総菜から、好きなものを選び、好きな分だけ紙やプラスチックでできたパックに詰めて購入できる、量り売りのコーナーがあることが多い。
Fairwayでは、買いたい総菜を売り場にあるはかりで計量し、印刷されたバーコードをアプリで読み込むことで、量り売りのデリもセルフ決済することができる。購入する商品のバーコードをすべてアプリで読み込み、決済の準備ができたら、レジの近くに掲示してある「セルフ決済用バーコード」をアプリで読み込む。すると、登録してあるクレジットカードで決済が完了する。決済が完了したら、店舗に設置してある端末に自分の名前が表示される。あとは、袋に商品を詰め込んでそのまま退店するだけだ。
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Fairwayの量り売り用はかり
筆者は実際に午後6時頃に店頭に行ったが、有人のレジは2台しかなく、レジ待ちの長い列ができていた。それに比べて、セルフ決済は待ち時間もなく、時間の短縮になる。読み込みで戸惑うこともなく、快適な買い物だった。
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(写真:左)Fairwayのセルフ決済アプリ (写真:右)退店する前に壁に掲示されているバーコードを読み込む(バーコード読み取り時)
快適な眠りを技術でサポート
最後にご紹介するのは、寝具メーカーのスリープナンバー(Sleep Number)だ。1987年に創業された、高級マットレスで有名な寝具メーカーだが、2018年にテクノロジーを利用した「SleepIQ」というシステムと「360 Smart Bed」というマットレスを開発し、注目を浴びている。知能指数のIQのように、一人ひとりの眠りの質をSleep IQでスコアリングし、よりよい眠りを最適なマットレスでサポートするシステムである。
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Sleep Numberのパンフレット
快適な睡眠のために、マットレスそのものにも、最新のテクノロジーが導入されている。睡眠中、この360 Smart Bedは形を変えながら体をサポートする。背骨の湾曲や寝相、寝返りを打ったときの姿勢に合わせて計算がされ、マットレスの中の空気を自動調整し、形を変えてより快適な姿勢での眠りをサポートする。また、いびきを感知すると少し上半身の部分を起こしていびきを止める。起床時刻を設定しておくと、自動的に上半身の部分が起き上がり、すっきりと目覚める手助けをしてくれる。
就寝中のこれらのマットレスの形状の変化や寝返りの回数などのデータはすべてトラッキングされていて、起きた後にSleepIQのアプリで閲覧できる。マットレスのサポートとデータによって、睡眠の質をより高めて行けるような製品である。
 これらのテクノロジーを、すべて実店舗の店頭で試すことができ、マットレスの動きと変化を感じてみるのは、非常にワクワクする体験だった。
寝具は、金額的にも大きい買い物であることに加え、一人ひとりの好みが異なり、どれが自分の好みに合うのか選ぶのが難しい製品である。オンラインで見るだけではなく、こうして実際に店頭で「テクノロジーってすごい」という感動と共に体験できると、商品価値を実感できる。「日本に送ると送料が高いか……」と、取材を忘れて物欲が刺激されたのは、私だけではないであろう。
 NRFではこの他にも、飲食店や化粧品店など、さまざまなテクノロジーが利用されている実店舗が紹介された。どの店舗にも共通するのが、もともと存在した実店舗にテクノロジーを加えて、消費者に感動を届けようと努力している点である。
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セッション時に配られた地図
実店舗におけるお試し、購買体験などを便利にし「消費者にとって便利で楽しい買い物体験をつくる」ということを目的として、テクノロジーはそれを実現するサポート(講演ではEnabler=成功要因と解説)と位置付けている。
 今、話題に上っている「オンラインショッピングのために、実店舗をショールーム化する」とは真逆の考え方である。オンラインや他の店舗と差別化して、競争に勝ち続けていくためにはワクワクした体験を提供することが重要な考え方と方向性になる──NRFのお薦め店舗を巡りながら実感した。
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oharash · 6 years ago
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砂浜の教室
「アヅサはいいよね。学校以外に行くところあるんだから」
小5の夏、人間関係に悩んでいた友人にそんなことを言われた。
嫌なら話さなければいいじゃん、とかそんなことを俺は言ったのだろう。
彼の目にかすかにちらついていた怒りとも憎しみともわからない火の粉は俺の皮膚を焼いた。火傷みたいに。
「アヅやっぱり制服似合うね、中学の学ランもよかったけどブレザー着るとカッコイイ感じ。指定ジャージも送って! 友達とお昼食べてる写真とか送って、ていうかもう毎日何か撮って送って」
「そんな撮るものなくね? 」
「あるよ、もうね鞄とか文房具とか教科書ノートとか全部見せて欲しい。あー高校生いいな、俺もアヅと制服デートしたい」
机の上に立てたタブレットの向こうで、頭に寝癖をつけたユウくんがぼやいている。日本とカナダ・トロン���の時差は約13時間。こっちが夜ならあっちは朝だ。練習を終えて帰宅するとユウくんからのスカイプが入っていた。朝ギリギリまで寝ている彼からすると珍しいことだ。
「昨日帰ってきたらそのまま寝ちゃってさ。9時間寝てんのこれでも。目が覚めたらもう寝れなくって、アヅが帰ってくるまで待ってよーって。あ、俺ね✖️✖️に日本に帰るよ。東京で仕事。平日なんだけどさあ」
リラックスして喋っていたユウくんの声が少し早口になる。先週新しくしたiPadはトロントとのスカイプもほぼ時差なく映すけど、目元のこわばりや声の硬さが伝わるほどではない。そのはずなのに、ユウくんの早口が俺の凪いだ心に雫を落とした。波紋が音なく広がりユウくんの緊張が伝わる。
「ごめ、平日は学校行かなきゃいけないから」
「だよね。東京からアヅんちだとギリ日帰りできないしなー。仕方ないね」
俺は一年の半分を海外で過ごす上、日本にいるときも調整や大会が入れば遠征にでかけてゆく。だからスノボ関連のスケジュールがない日は絶対に学校に行くことにしている。小中から父に厳しく言われたことだが、今は俺の意思だった。
けど、時々後ろめたくなる。ユウくんは俺以上に忙しく競技の他に取材や撮影、さまざまなタイアップをこなしていて、俺たちが会えるのはオフシーズンのそれも俺の学校のない夏休みか土日、そしてユウくんが帰国していてスケジュールの空く日。これらが合致する奇跡的なタイミングのみだ。学校、というのは恋人に悲しい思いをさせても優先するべきものなんだろうか。一日くらいいいんじゃないのか。けれどひとつ特例を作ったらほかの何かも瓦解する気がして、俺は未だ頑なだった。そしてユウくんはそれに対して何を言うでもなかった。
「シーズン前の帰国はそれでラスト?」
「ううん、お盆に帰れると思う。じいさんの初盆なんだ。時間作るからさ。会お」
それでもこの半年の付き合いでその奇跡が何度も起きて、話もしたし手も繋いだしキスもセックスもした。世界の未知をふたりでつかむような心地だった。「俺ら運命だよね」と言うユウくんのポジティブさを、俺は結構愛している。
「じゃあそろそろ支度するね。愛してるよアヅ」
7インチの画面の中で、小さなユウくんがウインクをする。ラテン系のスクールメイトと仲良くなってからよく使うようになった仕草だが俺はいつも即座に反応できない。曖昧に笑って通話を切った。
なだらかでない世界を克服してゆく、本質的な強度を備えているユウくん。不器用で怠惰であるがゆえに、世の中に振り回されて日常生活の些細な達成に喜びを見出す人とは違うところにいる。でも、無神経ではない。
石川さんの唇が数回、何かを言いかけて震えた。
初夏の日差しが教室に差し込み、学校指定のハーフパンツから覗く彼女の膝を照らしている。進学したと思ったら球技大会が始まり、間を空けずに体育祭がやってきた。俺は体育祭当日は遠征。一年はコスプレをしての応援合戦に棒倒し、四人5脚にリレーと種目が多い。当日不在なことと接触系が多いこともあって俺は競技の練習には不参加。いよいよ準備に大詰めのラスト一週間、俺にあてがわれたのは横断幕の作成だった。
俺は絵も字も書けない、というかペンキ自体触ったことがない。ペイント用のクラッカーの方がまだ馴染みがある。幸いにもひとりではなくて、足首を捻挫していて体育祭に参加できない石川藍は俺より少しは頼りになりそうだった。
「いいフォント探して、それ拡大コピーしてレタリングしよ」。石川さんはスマホに「黎明」と表示させて俺に突き出した。チームのお題、というかテーマ。読み方を尋ねると石川さんは呟くように「レイメイ」と教えてくれた。
そうしてスマホとコンビニのコピー機を駆使して、俺たちは横断幕サイズの「黎明」の文字を手に入れた。カーボン紙を敷いて、A3のコピー用紙をパズルのように並べてゆく。コピー用紙の上を膝で移動するとぺたぺたと音が響く。それくらい教室は静かだった。ブラバンの音が遠く響いている。
「…音楽かけてもいい?」
静寂と、慣れない人が至近距離にいるのが落ち着かなかった。かと言って何を喋っても続かない気がする。
石川さんの唇が何かを言いかけて震え、恐らく始めに思いついたのとは違う言葉を差し出した。是。
iPodを取り出して、あまりハードでないプレイリストをタップする。ゆるいヒップホップが教室の空気を眠くしていった。
体育祭は来週の水曜日。土日を考えると明後日の金曜までには完成させておきたい。なるべく忠実に元の字をなぞっていく。
「北野って結構几帳面なんだね」
「…そうかな。やったことないから怖くて」
「すごい丁寧だと思う。私もちゃんとやろ。今日美術の松田に‘もっと丁寧に書けっていわれちゃったよ」「…そう」「北野は芸術、何とってるの」「音楽」「ああ、それっぽい。河野くんとかと一緒だ」クラスの半分は名前と顔が一致しない俺だが、コウノとは初日に‘やべえ! 銀メダリスト!’と声をかけてきて以来、多分そこそこ仲がいい。「河野くん、歌上手いよね。応援歌練習のとき隣だったんだ」「そうかも。桑田佳祐のモノマネも上手いよ」「あーそれ聴いたことある! わかる! ぜつみょーに上手い!」石川さんは鉛筆を掲げるように振って歯を見せた。靄がかかっていた教室に花が咲いたみたいだった。「あいつノートとか貸してくれるし、助かってる」「ああ北野いないこと多いもんね」「体育祭の日も遠征だからこの横断幕、デビューするとこ見れない」「じゃあ写真送ってあげる。LINE教えて」言われるままに画面を開く。俺のアイコンはチョコバナナ。ボード仲間のタクミが勝手に設定した。「片山じゃん」「…?」「かたやま」石川さんは俺が聞き取りやすいようにか、気持ちゆっくりと発音した。ゆるい川のように流れていた会話が俺の側で滞る。石川さんが顔を上げた。ああこれきっと、いつものやつだ。俺だけがわかんないやつ。「世界史の片山、タイと靴下の色合わせるじゃん。前に茶色いスーツに黄色いタイと靴下履いててさ。それがチョコバナナっぽいって。私の周りだけの内輪ネタだったかも、ごめんね」石川さんは過剰に笑う。笑顔にペンキをぶちまけるように。ペンキの飛沫は俺の膝を汚して、それ以上は侵食してこなかった。プレイリストのヒップホップが会話の空白をゆるく埋めてゆく。
中学は小学校からの持ち上がりで、義務教育は同じメンツで過ごした。あまり行けない学校はそれでも人見知りの俺にとってはどこか安心する場所だった。「高校で色んな出会いがあるといいね。俺とかアヅは普通の学生やってたら全然会えない人にたくさん会えるけど、学校の友達って特別だから」俺の入学前にユウくんが言っていた。俺には地元の友達もスノボ仲間もスケボー仲間もたくさんいて、仲間を積極的に増やす必要はないような気もする。けれどそれらはほとんど年上の人たちだった。そのことに対する漠然とした危機感と、新しい制服に身を包んだ高揚感が俺の舌を走らせた。
「俺、あんまりそういうのわかんないんだ、一年のうち8ヶ月くらい海外にいるから、日本の流行りとか全然わかんない」言いたいことはそれではないのだけれど、伝える語彙がない。世界史の教師のスタイリングは日本の流行りではないのわかっているが、もっと言うなら暗黙の了解だとか、これを言うとみんなが笑う、みたいなのがわからない。言語、価値観、それはなんて言うんだろう。もっとつかみどころのない、明日になれば忘れるランディング。
「そういうのってかっこよさじゃん」
石川さんは手をとめず、ハーフパンツの裾をまくるの同じナチュラルさで言った。
「ううんと、北野がそう言えるのってかっこよさじゃん。内輪ネタなんて大事なことじゃないし、学校を一歩出たら伝わらないしね」
その通りだ。この学校の広さはどれくらいだろう。そして世界はその何倍あるのだろう。教室の30人と、この時間にしか存在しない頼りないマークのようなもの。けれど時々、そんな薄雪のようなものが欲しくなる。ピンで刺した場所だって、ピンが増えればいつか大陸になる。ユウくんもこんな気持ちになったことがあるだろうか。
「わかったらわかったで面倒だよ。私とかそういうものばかり気にしちゃう。ソフトやるために来たのにさ」
「…ソフト部なんだ」石川さんは恐らく気を使って、自分を下げて言ってくれているのだろうに、俺のコミュニケーション能力ときたらこれだ。石川さんは足首のギプスを振り返って「これだけどね」と呟いた。まつげの先に光が粒を作っている。骨を感じさせないまるい頰が、やけに幼くみえた。
「体育祭出れないメンツふたりで横断幕つくることになった。相手女子だし俺人見知りだから沈黙作業になるかと思ったけど、少しコミュニケーションがとれた。俺も少し成長してね???」
帰り道、バスの中でユウくんにメッセージを送る。時差があるのでリアルタイムの返事はない。ユウくんがくれたイヤフォンは重低音がよく響く。窓の外を景色が流れてゆく。田植えの終わった水田から短い稲がまっすぐ天に向かってのびている。その清々しさと黄色くなってきた光の物悲しさがせめぎ合う時間帯だ。作業着のじいさんが腕を組んで農道に佇んでいる。次の角を曲がると海が見える。俺はこの山と畑と田んぼと海しかない田舎を結構愛していた。冬はこの町にいることはほとんどないから、春と初夏の風景を。
横断幕を作る作業はあと1日。嫌な作業でなくてよかった。学校に行くのが億劫になってしまうのは避けたかった。夜、練習から帰ってきたユウくんと少ししゃべった。「どんな子? かわいい?」「んー、運動部って感じ」「そうでもないってことね。何話したの?」「暗黙の了解。教師のあだ名とか。俺がそういうのわかんないって言ったら北野はそれでいいんじゃないみたいなこと言われた」「あー、俺らあるあるだよね。学校の内輪ネタみたいなのわかんない」「そうそれ。寂しいわけじゃないけど、わかんねえなって思う」「アヅは気になるの?」「んー…」画面の向こうではユウくんがストレッチをしている。股関節がべったりと開く。「気になる、っていえば、なる。…」沈黙が落ちる。俺は思ったことは似たような言葉に乗せないでちゃんと船を作って相手に届けたい。面倒なときもあるけど、少なくともメディアで喋る時とユウくんと話すときは逃げないでトライしたい。ユウくんはこの沈黙を許してくれて、かつ罪悪感を持たなくて済む珍しい人だった。「小中は同じメンツだったから、あんまり感じなかったけど。俺はクラスの人全部覚えてないけど向こうは俺のこと知ってて。お客さんみたいに扱われてる感じがする。それが学校だっていうのが、何か、俺だけ置いてかれてる気がする。みんな同じバスに乗ってるところを原付で追いかけていくみたいな」でもそれって、内輪ネタがわかんないからってだけなんだろうか。「ああ、置いてかれる、ね」ユウくんは笑うと目がすっと細くなる。「ちょっとわかるよ。あー、アヅの近くに行きたいな。嫌かも知れないけど、俺と次会うまでその気持ち持っててよ。消化しないで時々思い出して、新鮮なままにしてて」
俺が所属するのはスポーツ科で、学校が力を入れている野球と陸上、ソフトボールの生徒が多かった。スノーボードをやっているのは俺だけだ。寮生活をしてる奴も多いからか、自然と部活ごとにグループができる。自然とぼっちになりかけた俺によく絡んでくれるコウノは陸上部だった。日焼けしていて手足が長く、眉と髪がいつも嫌味なく整えられている。コウノと一緒にいる陸上部の奴らもよく声をかけてくれる。石川さんからみたら、俺もこのグループにいるように見えるんだろうか。
三限の移動教室の帰り、講義室Bに忘れ物をした俺はひと足遅れて階段を降りていた。視界の端には教室の前に備え付けられたロッカーが見える。その手前で女子がひとつの生き物のように塊になっていた。抱きついたり顔を寄せたり、女の子のコミュニケーションは密だ。みんな短髪で日焼けしている。制服と同じようにそれが揃っていて、その中に石川さんを見つけた。これがソフトボール部の子たちか。ふと、楽しそうにじゃれあっていた女子たちが動きを止めた。ほんの一瞬。その瞬間に彼女たちは分裂するように個々の生き物になった。石川さん以外の女子はお互いに顔を見合わせて、困ったような含み笑いをして教室に入っていく。
不安げに視線を上げた石川さんと目が合った。彼女の唇はわなないていたけど、言いたいことがあるようには見えなかった。喉の奥にぬるいものが引っかかる。石川さんはこの光景��誰にも見られたくなかったろう。迷った末に挨拶のつもりで左手を挙げた。彼女は眉を釣り上げ、肩をいからせて教室に駆け込んで行った。
さらさらと天気雨が降っている。教室は昨日より暗くて、机を寄せて作った作業スペースが昨日より広く感じた。
下書きを終えた俺たちはペンキで文字の縁をなぞり始めた。黎明。レイメイ。石川さんは俺の斜め向かいで筆先を睨むように作業していた。今日のプレイリストはトゥデイズヒッツ。洋楽邦楽男女ソロバンドグループ。スマホは脈絡のない音を流し続けて、音は砂のように俺たちの間に積もっていった。「…この曲」「うん?」積もった砂を蹴ちらさない、静かな足取りのような声。「✖️✖︎駅ってタイトルじゃん。うちの実家の最寄駅なの。待合にこの曲の宣伝ポスターたくさん貼ってあってさ、この人のファンクラブみたいになってる」「…そうなんだ。✖︎✖︎駅ってどこにあるの?」「S区」「へえ。じゃあ実家東京なんだ」「そう」砂が積もり続ける。このままでは泥になる。こういうときユウくんならどうするんだろう。石川さんがすごくコミュニケーションが上手いとか、すごく美人だったら俺の舌ももう少し饒舌だったのだろうか。興味を持って。昼間見た光景が蘇る。俺は何もしてやれないし、それについて聞くのも気持ち悪がられる気がした。この場だけの会話を楽しく進める方法も思いつかない。泥に足をとられる。
石川さんが立ち上がり、部活用のウインドブレーカーを羽織って戻ってきた。日焼けした指先には血の気がない。女の子には今日の気温は寒いのだろうか。このまま泥に膝まで浸かって時間をやり過ごすのはダサい気がした。小学生のときに言われた「アズはいいよね」という言葉を思い出す。そうだ、だって俺は命がけでその居場所を作っているのだから。でも本当にそれでいいんだろうか。誰かのことを一生わからないとしても、まだ諦めるのは早い気がする。ユウくんのことを思い出した。石川さんの額をじっと見た。ユウくんは俺から言葉を引き出したいとき、何も言わず目に力をこめる。自分の視線の力を疑わないかのように。「…何?」石川さんの声がざらついた。胸の奥が冷えた。逃げないためには地面を踏みしめなくてはいけない。期せずして我慢比べのように石川さんと睨み合うかたちになってしまった。
泥から抜け出したい。
開け放した窓から入ってきた風が布と床の隙間に入り込み、布を波打たせた。文字とそこに停滞していた空気がふわっと動き、視界が揺れたみたいな印象を与えた。見ていた俺の脳髄が揺れたのかもしれない。
先に表情を解いたのは石川さんだった。肩を落としてゆっくりと静かに息を吐く。「何か言いたいことあるなら言ってよ。先回りして私に考えろっていうの。いくら北野がスゴイ奴だからってそこまで私にさせる権利ない」石川さんが身体中にトゲを立てた。今度は俺が唇を震えさせる番だった。うん、とか、えーと、とか言えば言うほど自分を追い詰める言葉しか出てこない。「…4限の前」「やっぱりそれかあ。北野って結構おせっかいっていうか、スマートじゃないよね」踏み入った報復とばかりに、石川さんが俺の心を刺す。その声は低く、けれどふくらみがあって、どこか優しかった。丸い頰の石川さんんが俺よりずっと年上に見えた。
「なんか、気になって」「うん」
「4月の初めにたくさん雪が降ったの覚えてる? さすが新潟だね雪ヤバイ、って言ったの。ちょっと調子に乗ったようにか、無神経に聞こえたのかな。みんなに、直接は何も言われないけどすごく嫌がられた。東京から来たんだもんね、って。なんかそれから、部活も寮も馴染めない。シカトとかハブるとかはないけど、私が話すと、まあ見たとおりだよ」石川さんは所在なさげにギプスに触って、ぐにゃりと顔を歪めた。「でもまだ学校入って2ヶ月だし、家にも帰れない」「…ごめん」「謝るくらいなら聞かないでよ、何がしたいの」「うん」
プレイリストはいつの間にか終わっていて、ハードなヒップホップになっていた。ラッパーのしゃがれた声が教室に似合わない。‘SNSでくだらねえことを垂れ流す豚になるな。俺らは先へゆく。’ボードに乗っているときはあれほど高揚感をくれる音や言葉が、はるか遠くに聞こえた。雨はいつのまにか上がっていて青い空だけが浮かんでいた。
「じゃあ私も北野に聞くよ。何がいいかなあ…」
石川さんが、きっと優しさでもって空気を動かす。彼女が新潟の女の子にとって無神経に見えたとしても彼女が優しいか否かとは別の話だ。
「北野、彼女いるの」
相変わらず俺はダサく絶句するしかなかった。絶句。四句。杜甫。テストに出すって今日古典の中村が言ってた。行く先々で聞かれる質問なのでそれなりに答えは用意してあった。けれど今は、自分の心の柔らかい部分のベールをあげてくれた石川さんには、それで答えるのはフェアじゃない。不道徳や道ならぬことより今は嘘のほうが罪が重い。
「あっ人に言えない感じ? 人妻とか⁉︎」
「…人妻じゃない。年上だけど」
「ふうん。どっちから告白したの? 北野?」
首を振る。テーブルの下で手を握られた日のことを思い出す。‘俺ら付き合うべきだ。そう思わない? ’初めて目が合った時から、俺はユウくんの言うがままだ。
「何だ違うの。いいね、私も好きな人がいるんだ」
気づけば文字の着色が終わっていた。石川さんが四隅を引っ張って布をぴんと張り直す。その一方で、俺たちを繋ぐ微かな糸がたわむ。
「これで乾かして終わりだね。今日はこのまま帰ろ。私明日、朝練の前に来て後のことやっておくから」
「…ありがとう。頼む。コウノとかに手伝わせる? 俺、言っとくけど」
「今の私が男子に手伝ってもらったりしたらまじでハブられかねないからやめて。北野と作業してるのだってギリギリなんだよ。大丈夫、あの子たちこれくらい手伝ってくれる」
石川さんは安心しきれない悲しい顔で笑った。
下足箱の前でスニーカーに履き替える。いつの間にか雨はやみ、外は白いほど明るくて、校舎の中は真っ暗だった。しばらく学校に来れないから、教科書やワークブックを詰め込んだデイパックが肩に食い込んだ。校門を出るとようやく深く息が吸える気がする。帰ったらスケボーに乗って体を温めて、夕飯を食べて体をよくほぐしてから車に乗ろう。
校門を出て左に曲がって、フェンス沿いを歩くと公園が見えてくる。いつもはうちの生徒もたむろしているけど、今日は体育祭の前だからか小学生ばかりだった。ひとりだけ、フードを被った若い男がリフティングをしている。フリースタイルフットボールだろうか。あまり上手くはないけれど、この辺では珍しい。ウエアがアンダーアーマーなのが日本っぽい。サンクレメンテで見るボーラーたちはみんなNIKEかPUMAだ。
「…はっ?」
腹筋が動いた。結構なボリュームで俺は間抜けな声を出して、耳からイヤフォンを引き抜いた。
ボーラーは俺の姿を目に止めると手を振ってゆっくりと近づいてきた。背後の民家の二階の窓が揃って青く浮かび上がる。
「アヅお疲れー。わあ本当に高校生してる、制服眩しー。そろそろかなって電話しようと思ってたところ。アヅから見つけてくれるなんて、俺たち本当に運命だね」
「いや何してんの。は? 東京で仕事って言ってたじゃん」
「明日からね。空港から直で来ちゃった。北陸新幹線サイコー」
「じゃなくて帰りは」
「新幹線じゃ間に合わなくても、車なら明日の朝までに帰れるんだなあ。プータローしてる友達がいたからバイト頼んだの、あとで合流してレンタカーで帰るから安心して。車の中で寝てけるし。アヅ電車の時間まであと50分あるでしょ。っていうかせっかく来たんだからもっと喜んでよ」
何で俺の通学電車のダイヤを知っているんだ。いやユウくんならそれくらい調べる。GoogleアースとGoogle検索を駆使して、徒歩電車バスの乗り継ぎまで把握してるだろう。
「マジで? そのために来たの? その、50分のために?」
「うん、本当はアヅの家まで送って行きたいんだけど、車の中じゃふたりきりになれないからね」
そういう問題ではない。ベンチに座らされてミネラルウォーターを渡される。俺の好きな銘柄。ユウくんが使っていたサッカーボールはところどころ擦り切れていた。誰かの忘れ物を使っていたのか、それくらい使い込んでいるのか。全く判断がつかなかった。 されるがままにペットボトルを開けて水を口に含む。キンとした冷たさが額に響いた。渦を巻いていた言葉たちが凪いできた。
「ユウくんがうちのうちの学校の前にいんの、なんかシュール」
「ええどういう意味? 夢みたいってこと?」
「夢みたいにありえない。ていうかユウくんいつからフットボール始めたの」
「んんーついこの間。ネットでストリートスポーツ見てたら見つけて。スケボーとかスノボはできないけど、これならできるかな? って」
それであんまり上手くなかったのか。氷上でなら世界一をとるユウくんがボールを転がしている姿は結構不恰好だった。俺は微塵もスケートに関心を示さないのに、この人はエクストリームスポーツやストリートスポーツに興味を持ってくれる。こういうところがユウくんと俺の違いなんだろうか。いやもっとシンプルなものか。時間だとか体力だとかを考慮して、たぶんほとんどの人は50分のために片道6時間をかけて移動はしない。けれど最後に決めるのは自分だ。自分で決めて、欲しいものは手に入れる。それを突き詰めるとこんな変な人間になるのだ。俺はユウくんのつるりとした頰に触れた。
ベンチでの時間は瞬く間に過ぎた。ユウくんと肩を並べて駅までの道を歩く。身長差が7センチもあるので、俺がユウくんに話しかけるときは自然と斜めから見上げる格好になる。
「ユウくんは高校の友達と今でも会ってる?」
「んー? 俺高校で友達ほとんどいなかったよ。うちのスポクラ、男子は野球部多かったから。俺とかすごく嫌われてた。わかるでしょ?」
「え、自分は友達いないのに俺には友達作れって言ったの︎」
「そうだよ。俺友達欲しかったし。アヅ、この間のLINEで‘ちょっとコミュニケーションとれた’なんて無理してたけど、その女の子と少しちゃんと話せたみたいだね。この間俺がそのままでいてって言ったのに、今寂しくなさそうだよ」
それはユウくんが来てくれたからだろう。ふと、学校を振り返った。駅までほど近いところまで来てしまってはもう校舎は見えない。石川さんはもう帰っただろうか。居辛いという、寮に。
改札は人がまばらだった。「キスしたいな」というユウくんを小突いた。肩を引かれ、7センチ上から唇を寄せて囁かれる。「じゃ、次会ったらエッチしよ」もう一回小突く羽目になった。ユウくんは目を糸のように細めてケラケラ笑っている。得体の知れない魔物のように。フィストバンプをして別れを告げる。「来てくれてありがとう」「んん、いつでも。アヅがいるところに行くよ」
定期を通して改札を通って、何度も振り返った。ユウくんは胸のあたりで手のひらを振っていた。テレビで見るより少し無骨な仕草だった。‘アヅサ’と、声を出さずに口のかたちだけで俺を呼ぶ。普段呼ばない本名を呼ばれて、どうということはないのに鼻の奥がじんわり熱くなって、イヤフォンを耳に突っ込んだ。会えない時間より別れの瞬間の方が、心が台風みたいになる。
翌日、空港に向かう道中で車であくびをしていると、石川さんからメッセージが届いた。「頑張ってね」の言葉と櫓にかけられた‘黎明‘の横断幕。雨は降らなかったようで、まだ人のまばらなグラウンドに俺らの旗がひらめいていた。
1ヶ月の遠征を終えて帰国すると、田んぼは力強く青さを誇っていた。俺は初めての夏服に袖を通してユウくんに写真を送った。帰ってはきたがひと息ついている暇はなかった。南半球のオンスノーで得た手応えとか課題を日本でこなさなくてはいけない。そうしているうちにあっという間にシーズンインだ。俺の一年は子どもの頃からスノボでまわっている。
久しぶりの学校は少し緊張した。コウノはわざとらしい大声で歓迎してくれた。そこで俺はやっと石川さんが退学したことを聞いた。コウノは「体育祭から後くらい? からこなくなった。先週HRで川北先生が退学しましたって言ってたわ。家庭の事情だって」と特に何も知らない様子だった。やがて石川さんの話題は夏の高校総体の話や考査の���囲にこぼれ落ちて波に飲まれ、ゆっくりと俺たちの足元に沈んでいった。
あのとき石川さんのメッセージに俺はなんて返したっけ。ありがとう、とかそんなだった気がする。もっと何か聞くべきことがあったのは知っていたけれど、帰ったら会えるしまあいいか、と手を止めていた。トークルームを開くと石川さんのアカウントはunknownになっていた。昼休みにベランダで電話を鳴らしてみたが使われていない番号です、というアナウンスが遠く響いた。
石川さんのギプスと、ユウくんのことを思った。担任に食いさがって連絡先を教えてもらうとか、クラスの女子たちに手当たり次第に聞くとか、やってるかわからないけどSNSを辿るとか、きっと何かしら石川さんに連絡をとる方法はあるだろう。けれどそれをして、俺は彼女に何を言うんだろう。ユウくんとのトークルームを開いて閉じた。ユウくんは誰よりも好きな人だけどこの気持ちは共有できないし、間違わずに手渡せる自信がなかった。石川さんは辛さを俺に渡してくれたのに。
みぞおちの奥に、さらさらと砂が積もっていく、砂浜のようなあの教室を思い出す。退屈で薄暗くて、蜂蜜みたいに濃密だった時間。「きたのーメシ食おうぜー」とコウノが窓から顔を出した。上手く笑えない笑顔で返して、俺は教室へ戻る。外の明るさに慣れた目が、一瞬教室の中を暗くした。すぐに目は慣れてしまって、俺は教室の喧騒に溶けていった。
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korehayabai · 5 years ago
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「振り込み先が変更した」元経理担当者が6病院にうそ…2500万円だましとる 逮捕51歳男余罪追及(北海道ニュースUHB TimeLine)
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「振り込み先が変更した」元経理担当者が6病院にうそ…2500万円だましとる 逮捕51歳男余罪追及
配信期間:2020/8/4〜2020/8/6
UHB北海道文化放送
映像情報
北海道ニュースUHB TimeLine
 病院名義の架空の口座に6つの病院から売上金2500万円を振り込ませ、だまし取ったとして元経理担当者の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、北海道後志地方のニセコ町に住む医療法人・恵仁会の元経理担当者、森徹容疑者(51)です。 森容疑者は2013年10月ごろから2015年12月ごろまで、釧路の白糠町にある恵仁会傘下の6つの病院に「振り込み口座が変更した」とうそをつき、自分が作った恵仁会名義の架空口座に50数回にわたり約2500万円をだまし取った疑いが持たれています。 2016年に恵仁会から警察に告訴があり、捜査していました。 警察は森容疑者の認否を明らかにせず、余罪があるとみて調べています。
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sasashigure · 8 years ago
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勢いでドイツに行ってきた話#4 ケルン・ボン編
投稿日 2017.09.03
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前の記事 #3ケルン周辺アウトレット編
次の記事 #5ベルリン編
【今回の行程】
◆観光 ・ケルン大聖堂  (Kölner Dom) ・ビルケンシュトック アウトレット  (BIRKENSTOCK OUTLET Bad honnef) ・ハリボー ファクトリーアウトレット  (HARIBO Fabrikverkauf Bonn- Godesberg) ・ポーランド食器店  (Polish Pottery)
◆airberlinでベルリンへ AB6516 19:00ケルン・ボン空港 - 20:05ベルリン テーゲル空港
■あらためてケルン大聖堂へ
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朝7時半。早めにホテルの朝食を終えて、チェックアウト前にケルン大聖堂へ向かう。 朝はさすがに周囲を歩く人はまばらで、写真を撮るには良い時間かもしれない。
ホテルの朝食は相変わらずのパンチーズハムだったけど、それなりに美味かったし、今日も天気良いし、なんだかドイツ旅行はすこぶる順調である。 今日も色々移動して、最後は飛行機でベルリンまで行かなければならないが、ちゃんと準備もしたしきっと順調にいくだろう。
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ケルン大聖堂は世界遺産に登録されている。現在の建物は3代目で、1880年に完成した。完成するまで財政難で工事が止まったりして、何と600年以上もかかったそうだ。ゴシック様式の建築物としては世界最大だそう。とにかくでかくて、目の前に来ると迫力がすごい。
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中に入ると、数人の観光客と神父さんがいるのみ。朝の礼拝の音が奥の方からぼんやり聞こえる。何とも厳かな雰囲気だ。 入館料はかからない。写真撮影も可能だが、現役で使われている教会なので、思いっきり観光感丸出しで写真撮りまくるのは少しためらってしまう。
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高い天井にステンドグラスから漏れる光がなんとも穏やかな空間を作っている。これ作った昔の人すごいな。
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ホテル前まで戻ってきて、朝の広場を一周。まだお店はやっていない。
■ビルケンシュトックアウトレットへ
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ホテルをチェックアウトして、ケルン中央駅に向かう。ロッカーに荷物を預けて、駅の券売機でVRSのRegio5まで使える1日券を購入。
これから中央駅を出てバート・ホンネフ駅へ向かい、ビルケンさんのアウトレットを目指す。
具体的なルートは前の記事を参照。
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列車を待つ間、色々な車両がやってくるのが楽しい。 写真はユーロシティでパリまで行くらしい。列車で色々な国を周れるってなんか憧れるな。
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バートホンネフ駅についたら、15分くらい歩く。 写真は歩道橋から振り返って駅のホームを撮影したところ。 周囲にはまばらに店と家があるくらいで、観光って感じでは全くない。
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ビルケンシュトック アウトレットに到着。 ものによって価格が異なるが、日本での定番商品はかなり安い印象。 日本では販売されていない商品なんかもたくさんあって面白い。
■ハリボーアウトレットへ
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買い物を終えたら、お次はハリボーへ向かうためまずはフェリー乗り場へ。 こちらも具体的なルートは前の記事を参照。
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なんか面白い乗り物で楽しい。日本では見たことないけど、どこかに似たようなものがあったりするんだろうか。
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到着して、振り返って1枚。普通にチャリで乗り込む人もいて、生活の足になっていることが伺える。
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ローラントシェック駅からバート・ゴッテスベルク駅で乗り換え、プリッタースドルフ・ヴルツァー通り駅へ向かう。
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ヴルツァー通り駅から徒歩5分くらいでハリボーファクトリーアウトレットに到着。熊がお出迎え。
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ハリボーがたくさん
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熊がたくさん
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グッズもたくさん
そしてグミとグッズあわせて10kgというとんでもない量を買い込み、持ってきたポケットザックをパンパンにしながら店を後にした。
■せっかくなのでボン立ち寄り
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プリッタースドルフ・ヴルツァー通り駅からボン中央駅へむかう。
ボン中央駅で乗り換えて、デュッセルドルフのポーランド食器店へ行くためだ。
ケルンからデュッセルドルフまでRegio 5のエリアなので、ちょっと時間はかかるが、今日買った1日券で行けるので、ついでに行ってしまおうと考えた。
これまで列車のダイヤ乱れもなく、恐ろしく順調だったのですっかり気を抜いていたが、ボン中央駅へ向かうU Bahnが1駅過ぎる度に少しづつ遅れていることに気づく。
乗り換え時間は10分あるし何とかなるかな、と思っていたが、ボン中央駅に着いたときは既に残り3分。 走ってホームへ向かうも、乗る予定だった列車は何と目の前でドアが閉まり発車してしまった。次の列車は1時間後である。
これはドイツ旅初のミスだが、でも大丈夫。次の列車に乗っても十分間に合うことは事前に計算済みである。 余った時間でボン周辺うろついてみる。
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ミュンスター教会(Bonner Muenster) どうせなら来る前に色々調べておけばよかったな。
■デュッセルドルフへ…?
ボン中央駅からデュッセルドルフ中央駅へ向かいたいのだが、デュッセルドルフ方面の列車が来ない。 DBのアプリで確認すると、どうやら10分程度遅れている様子。 まあ、まだ時間はある。
やっときた列車に乗り込むと、次第に外は黒い雲で覆われていった。怪しいなと思っていたら、やはりまもなく激しい雷雨に変わった。
この列車はデュッセルドルフ中央駅へ向かう途中、ケルン中央駅にも停まる。ケルン中央駅到着時には8分遅れくらいまで回復しており、少しづつ遅れを取り戻しているようだ。 飛行機の時間もあるので、悪天候と列車遅延次第ではデュッセルドルフへ行くのをあきらめようかと思っていたが、どうやら何とかなりそうだ。
列車はケルン中央駅を過ぎてしばらく走ると、徐行と停車を繰り返すようになった。 外は相変わらずの雷雨。 これは…折り返した方がいいだろうか。しかしDBのアプリを見ると、他の列車の遅れは大したことなさそうだし、折り返しの列車も順調そうだ。いまホームに降りて折り返しても雨でびしょ濡れだろうし、先へ進むことにする。
こうしてデュッセルドルフ中央駅へ40分遅れで到着。 外はまだ雨なので、1駅だけだがUバーンでオストシュトラッセ(oststraße)駅へ向かう。 さっさと食器みて折り返そう。
そしてポーランド食器店「Polish Pottery」へ着いたのだが、なんと今日は臨時閉店だったという結末。一体何の為に来たんだよ…
■空港に間に合わない!!
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せっかくわざわざ時間を押してまで来た食器店が閉まっているし、外はまだ雨だし、何だかやるせない気持ちから立ち直れないが、まだ行程は終わっていない。搭乗時刻までにさっさと空港へ向かわなければ。
ケルン方面まで戻る列車を調べてみると、衝撃の情報が飛び込む。 全ての列車が盛大に遅延してるんですけど…
デュッセルドルフ中央駅に戻ったが、しばらく待っても列車はくる気配が無い。そうして徐々にタイムリミットが迫ってくる。 これはいよいよまずいことになってきた。焦りで口の中が乾いてきた。
背に腹は代えられないので、最終手段だがICEに乗ってしまうことにした。 ICEは優等列車なので、優先的に運行されるはずだし、現に普通列車ほど遅延はしていないようだ。 日本で例えるなら大宮から上野まで新幹線を使うような感じだが、着けばいいんだよ着けば。
ということでDBアプリで早速予約。持っててよかったDB Navigator! このあたりでふと思い出したのだが、遅延すると到着ホームがコロコロ変わるので、列車が到着するまで気が気じゃない、というのがどこかのブログに書いてあった。 もしやと思って、到着するはずのホームで電光掲示板を注視していると、やっぱりスッと列車の情報が消えた。他のホームに移ったようだ。 恐らくドイツ語でアナウンスはされているんだろうけど、そんなの絶対に聞き取れないので、やはりここでも活躍するのがDBアプリ。 DBアプリ上にも予約した列車の到着予定ホームが表示されるので、それに従いホームを行ったり来たりした結果、3度目の変更でようやく列車が到着した。
列車に乗り座席に座ると、向かいのおじさんもスマホとにらめっこしてそわそわしている。 たぶん似たような状況なのだろう。同じくらい自分もスマホを握りしめそわそわしている。 ICEは自慢のスピードを披露することなく、やはり徐行と停車を繰り返し、ケルン中央駅には予定の30分遅れで到着した。
■間に合った…
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ケルン中央駅に到着して、全力ダッシュでロッカーへ向かい荷物を引き取り、何とかギリギリ間に合う空港方面行きのSバーンに乗り込んだ。
かなりお土産を買い込んだので、飛行機に預ける荷物を列車の中で整理し、ドタバタながら無事リミット前にケルン・ボン空港に到着。 エアベルリンのチェックインカウンターも保安検査場も混んでおらず、搭乗口まではスムーズに辿り着いた。
搭乗口前の椅子に腰を下ろし、ふーっと大きく行きを吐く。 色々あったけど、どうにか間に合ってよかった。終わりよければ全て良しだな。
やっと落ち着いたところで、何気なくスマホを見て、メールを問い合わせる。
エアベルリンから幾つかのメールが届いていた。
■これからがほんとうのじごくだ
エアベルリンからのメールの中身はこうだ。
1通目:ちょっと飛行機遅延してるよ 2通目:さっきよりもうちょっと遅れるよ 3通目:かなり遅れてるわ
そしてさっき送られてきたばかりらしい4通目:
「欠航しました」
うえーーーーまじかよ!!どうすりゃいいんだこれ?! 安心から一転、どん底に突き落とされる。
空港内の案内板には特に欠航との情報は出ていなかったが、事態に気が付いた何人かが搭乗口の周りを囲みはじめ、係員に状況を聞いているようだった。
次第に人だかりが増え、ドイツ語で何かを説明する係員。とりあえず自分も何か動かなければ始まらないので、人だかりに近づいて手を上げると、話しかける間もなく「カウンターへ行け!」と一蹴されてしまった。
日本でも欠航した経験が無いので、どうしたらいいかさっぱりわからん。預けた荷物とかどうするんだろう。 とにかく回りの人間についていき、保安検査場まで戻る。 保安検査場の係員にどうした?と聞かれたので「My flight was canceled…」と言うと、こっちから出ていいよ、とすんなり外に出させてもらった。
チェックインカウンターに着くと、既に行列ができていた。 ざわざわした空気から「どーすんだよ勘弁してくれよ」という雰囲気がひしひしと伝わってくるが、それでもちゃんと列は成しており、こういったトラブルが起きても収拾つかない事態にはならない所に何とも素晴らしいドイツの国民性をみた気がした。
カウンターのお姉さんがドイツ語で状況を説明するが、もちろん一つも聞き取れるわけも無く。 それに気づいた回りのドイツ人客達が、「ドイツ語じゃわからないだろう、英語で説明してあげるよ」と親切に説明してくれた。 残念ながら英語も良くわからないので苦笑いの反応しかできない。こんなに周りが丁寧に説明してくれているのに、これは何だかとても申し訳ない気持ちになってくる…。 途中幾つか質問もされたので、こういうことかな?と想像して答えてみたものの、周りもあんまりわかってなさそうな雰囲気を察知したのか、まあいいや、という感じでやり取りが終わる。
「おまえもっと英語勉強したほうがいいぞ」
イミグレで吐き捨てられた言葉が、ここにきて更に重みを増す。 コミュニケーションとは、常に相手があることなのだ。いくら自分が不要だと思っていても、他国に足を踏み入れる以上、意思疎通が取れる言語は最低限のスキルであり礼儀でもあるのかもしれない。
カウンターの順番待ちの間、ケルンでもう一泊する宿を探したり、代替経路でベルリンまで行く方法を探したり、やれることはやらなければと懸命にスマホで検索する。
ケルンからベルリンまで夜行特急が出ていることを知り、最悪なんとかはなるのかとほんの少し不安は和らいだが、そしたら今度はなぜ自腹で代替手配をしなければならないのか、と悶々としだす。相手がどういう回答を出そうと、交渉できる能力がこちらには無いのだから、きっと泣き寝入りするしかないだろう。
エアベルリンはどちらかというとLCCに区分される。他のLCCと比べれば徹底的にサービスを廃止しているわけではなく、その分代金も若干高めなため、どっちつかずとの評価もあるようだが、それでもフルサービスキャリアではないので手厚い対応は見込めない。 LCCは少ない機材でやりくりしているため、ひとたび遅延や欠航が発生すれば、後の便になればなるほどそのツケが回ってくる。そのため予約時には最終便ではなく数便前を選んでおいたものの、そもそもこれは振り返られるチケットなのだろうか。ブッキングクラスはZだし。「返金する。あとは知らん」これが一番リアルに想像できるな…
そんな悲観とか疑問とか後悔とかを何度も頭の中で巡らせていたら、やっとカウンターの順番が回ってきた。 説明を受けると、預けた荷物をまずLost&Foundで引き取って来い、そしたらまた受付に戻ってくれば振替のチケットを発行できる、ということらしい。 振替できるんだーーーーーよかった!!!!
後々に調べてみたところ、機材トラブル等の航空会社起因による欠航はちゃんと対応してくれて、悪天候起因では仕方ないでしょ、で済まされる場合が多いようだ。まあこれは航空会社や状況によってまちまちだろうから、あくまで目安として覚えておこうかな。
そういえばさっきの客の人が、振り替えられたとしてもまた飛ばないかもみたいなことを言っていた気がする。まだまだ気が抜ける状況では無い。
Lost&Foundに着いたが、係員のような人は誰もいない。近くにいたサラリーマン風の人が、エアベルリンで欠航された人?なら僕と一緒だね、と話しかけてくれ、近くの電話機から係員を呼び出してくれた。このサラリーマンが居なかったら、自分で電話かけて係員を呼び出すというそれなりにハードなイベントが控えていたかと思うと、本当に助かった。 荷物を引き取ったらカウンターへ向かえば手続きしてくれるよ、しかしほんとまいっちゃうよね、みたいなことを言っていたのでうんうんとうなずいた。もちろんこれも身振り手振りから想像した結果である。
カウンターで振替手続きをして、再度保安検査場を抜け、搭乗口前で飛行機を待つ。 保安検査場では係員のおっちゃんに「かばんにiPadは入っていないか」と聞かれ、持っていないと答えると「どうして持っていないんだ!必要だろう!」と返された。セキュリティエリアで冗談を言ってくるなんて、なんだかドイツへの印象が変わった。陽気なおっちゃんのおかげで不安も少し和らいだ。
この飛行機も遅れているという情報があり、なおも全く気が抜けない状態が続いたが、結果なんとかケルンから飛び立つことができた。 搭乗口の周りには先ほど声を掛けてくれたり説明してくれた人ばっかりだったので、みんなにThank you. Danke schönと何度もお礼をした。これくらいでしか表せないが、このドイツの方々がいなければ確実に途方に暮れていたので、助けてもらって本当に本当に感謝している。
離陸した飛行機は悪天候からか荒れに荒れ、まだ幾つ試練が残っているんだと辟易したが、何とかベルリン テーゲル空港に到着した。色々あったが、無事到着して、預けた荷物もちゃんと回収できてほっと胸をなで下ろした。
何度も一喜一憂させられたけど結果的に良い経験だったな!
あらためて、終わり良ければ全て良し!
途中CAがアナウンスで冗談を言ったりして、乗客が笑いの渦に包まれたりしたが、まじめなドイツ人といっても日本のまじめと性質が違うのだと思ったりした。しかし雰囲気が良くなるのは悪い気しないよね。
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チケットと機内サービスのチョコ。 チョコは甘ったるくて個人的には全部食べられない。
■終わりよければ(3回目)
預け荷物を受け取り、深夜0時くらい。これからベルリン中央駅前のホテル��向かう。 まだバスは動いているが、チケット売り場が長蛇の列だったので、もう色々疲れたのでタクシーで向かう。 15€定額でいいかと聞かれたので、たぶんそんなもんだろうと思い了承。チップ込で17€渡したら露骨にすごい笑顔になった。
今日のホテルはベルリン中央駅前に立地する「IntercityHotel Berlin Hauptbahnhof」。 特典でベルリン交通機関(ABCエリア)の1日乗車券をくれるのでとても助かる。
もう深夜1時。フロントでチェックインを行う。とても長い一日だった。さっさとベッドに倒れこみたい。 そんな気持ちをよそに、フロントのお姉さんは眉間にしわを寄せ、首をかしげている。そして
「予約されてないよ」
こう言った。なんかもう、その前の態度でそんな気がしてた。今日は何度トラブルを起こせば気が済むのか。全くもって最後の最後まで追い込んでくるな…
エクスペディアでちゃんと予約したよ、と予約結果を印刷したものを渡すが、あまり納得いっていない様子。 そして、「あなたは○○トシユキか?」と聞いてきた。○○は私と同じ苗字だが、名前は違う。 どうやら同じ苗字の人を間違えてチェックインさせたようだ。 受付のお姉さんはこう続ける。 「あなたが予約した部屋にはトシユキが入っている。いまからトシユキに連絡を取って確認してみる」
いやいやそれ対応違くね?他の部屋用意してさっさと通してほしいんだけど。トシユキさんもこんな深夜に起こされたら迷惑だろう。
色々揉めていると奥から他のフロントの人がやってきて、対応を相談。 結果的に、「あなたはちゃんと予約していたが、こちらのミスで部屋を間違えた」とのことで、新しい部屋を用意するけど、ちょっと掃除するから30分くらいバーで待ってて、と言ってドリンクチケットをもらう。
30分後、本当に疲れ切った状態で部屋になだれ込み、ようやくとても長い長い一日が終わりを迎えたのだと実感した。 そういえばかなりの時間まともな食事をとっておらず、ここでやっと空腹感に気づいたが、それは今の猛烈な眠気の前ではとても些細なことだった。
■準備に使用したサイト・資料
【サイト】
ドイツ鉄道(DB) https://www.bahn.de/en/view/index.shtml
ケルン市交通局(KVB) http://www.kvb-koeln.de/german/home/ ケルン市内の交通情報の確認用
ライン・ジーク運輸連合(VRS) https://www.vrsinfo.de/ ケルン周辺の広域交通情報の確認用
ケルン・ボン空港 https://www.koeln-bonn-airport.de/en.html
エアベルリン(airberlin) https://www.airberlin.com/en/site/start.php
エアベルリン離着陸案内 https://www.airberlin.com/en/site/aims.php
Polish Pottery - Bunzlauer Keramik(ポーランド食器店) http://www.polishpottery.org/
ハリボーファクトリーアウトレット店舗一覧 https://www.haribo.com/deDE/shops/fabrikverkauf.html ※私が行ったのはBonn - Bad Godesberg店
ビルケンシュトック ドイツ店舗一覧 https://www.birkenstock.com/de/storelocator ※私が行ったのはBad honnnef店
ビルケンシュトックからのフェリー(Fähre Honnef) http://www.faehre-honnef.de/
【資料(pdfリンク)】
VRSのエリア対応表 https://www.vrsinfo.de/fileadmin/Dateien/downloadcenter/VRS_Tarifgebietskarten2015.pdf ※ケルンから見たエリア表は52ページ
ケルン中央駅 構内図 http://www.bahnhof.de/file/bahnhof-de/11022360/6UXgkrj7T8ZIDPnyGPQaVXYcTsI/11944566/data/Koeln_Hbf_de_PDF.pdf
デュッセルドルフ中央駅 構内図 http://www.bahnhof.de/file/bahnhof-de/11022360/BQ1XW1WbRujbvHWDIXU_Hcw43_0/11946550/data/Duesseldorf_Hbf_de_PDF.pdf
ケルン-ボン広域路線図 https://www.vrsinfo.de/fileadmin/Dateien/downloadcenter/SVP2017_Gesamtnetzplan.pdf
ケルン-デュッセルドルフ広域路線図 https://www.vrsinfo.de/fileadmin/Dateien/downloadcenter/SVP2017_SBahnenderRegion.pdf
ケルン・ボン空港マップ https://www.koeln-bonn-airport.de/uploads/tx_download/Wegweiser_Sommer_2017_SCREEN_01.pdf
前の記事 #3ケルン周辺アウトレット編
次の記事 #5ベルリン編
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korehayabai · 5 years ago
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「自転車ではなく木にぶつかった」車で男性はねた重傷ひき逃げ事件 逮捕送検の71歳男 容疑を否認(北海道ニュースUHB TimeLine)
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※ 視聴回数について
配信期間:2020/7/9〜2020/7/11
UHB北海道文化放送
映像情報
北海道ニュースUHB TimeLine
 7月7日北海道小樽市の国道で、自転車の男性をひき逃げした疑いで9日送検された男。「木にぶつかった」などと容疑を否認しているということです。 ひき逃げなどの疑いで7月9日送検された小樽市の井上孝敏容疑者(71)は、7日小樽市の国道で自転車の男性をはねて重傷を負わせ、そのまま逃走した疑いが持たれています。 その後の調べで「自転車ではなく木にぶつかった」などと容疑を否認していることが分かりました。 井上容疑者は、事件から約1時間後に整備工場で代車に乗り換えて現場に戻っていました。 警察は当時の状況など詳しく調べています。
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