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vultredge · 2 months ago
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nyantria · 11 months ago
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トランプと今後の世界
この2週間で米国政界の様相ががらりと変わった。それまで米政界は、民主党側のエスタブやマスコミ、リベラルの勢力が、濡れ衣犯罪捜査や裁判、歪曲記事など各種の手法を使ってトランプを無力化し、秋のバイデン再選につなげようとしてきた。
共和党を席巻したトランプは草の根の支持者を増やしてきたが、民主党エスタブ・マスコミ側の巨大な政治機関の威力に押されていた。
(トランプへの銃撃)
だが、バイデンが自滅した6月27日の討論会を皮切りに、トランプを訴追した4種類の濡れ衣裁判の失敗の確定、そして7月13日のトランプ銃撃と、民主党の内部から仕掛けられた超稚拙なトランプ弱体化策が次々と見事に大失敗し続けた。
これらの結果、バイデン再選の可能性が急落し、トランプが勝って大統領に返り咲くことがほぼ確定した。
少し前まで、民主党側はトランプを「ヒットラー並みの極悪人」「米国にとって最大の脅威」とみなし、トランプを潰す方針で結束していた。共和党側は、草の根に支持された新興のトランプと、旧主流派のエリートな軍産エスタブに分裂していた。
(Trump Once Unified Democrats and Divided Republicans. The Shooting And Debate Turned the Tables)
だが討論会と銃撃を経た今、民主党側が、バイデンに立候補辞退を求める勢力と、防戦するバイデン陣営の間で激しい政争になり、急に分裂し始めた。共和党側は、銃撃がトランプの人気を急増させ、旧エリートはほとんど見えなくなり、党内がトランプ支持で結束した。
事態は2週間で革命的にひっくり返った。バイデン政権で民主党の上層部に潜り込んだ「反トランプのふりをした隠れ親トランプ」ともいえる隠れ多極派の超稚拙トランプ敵視策が見事に「成功」している。
バイデン陣営は、7月中に民主党本部(DNC)のオンライン会議でバイデンの統一候補を確定しようとしているが、党内でこれに反対する声が強まっている。8月半ばの民主党大会まで、バイデン下ろしの政争が続きそうだ。民主党の分裂はさらに強まる。
(Group of Democrats oppose virtual Biden nomination)
(米民主党内乱、トランプ勝算の急増)
7月13日の銃撃で、トランプ演説会場を警備していた地元の警察のチームが、犯人のクルックスの不審な動きに気づき、銃撃の30分前に上官に無線で連絡したが、何の対応策も指示されずに放置されたことが、地元新聞の報道で判明した。
地元警察は、クルックスが登った建物の中にも陣取っていた。クルックスが銃撃を挙行する前に、連邦政府のシークレットサービス(USSS)の狙撃要員も、その建物にやってきて、クルックスを見下ろせる場所に陣取った。
(Exclusive: County Officer Warned Of Seeing Man With Rangefinder Before Trump Was Shot)
クルックスが銃撃を挙行すると、数秒以内に狙撃要員がクルックスを狙撃して射殺した。複数の狙撃要員が、いくつかの場所から同時にクルックスを狙撃して殺したという目撃談も出てきた。
USSSと、その母体である本土安保省は、クルックスを誘導してトランプを銃撃させ、その直後にクルックスを口封じのために殺すシナリオを実行したのだろう。銃弾がトランプの頭蓋をわずかに外れたことだけが「予定外」だった。
(Expert view: This one thing about Trump shooting is very suspicious)
本土安保省は責任逃れのため、失敗を地元警察のせいにするリークをマスコミに流しており、これに対抗して地元警察がUSSSのおかしな動きをリークした。マスコミは、意図的な間違い報道も流しているが、長くなるので今は書かない。
(Snipers Were INSIDE Building Used By Trump Failed Assassin; Reported Him Using Range Finder, Took Pictures, And Command Did Nothing)
バイデン傘下の米当局がトランプを殺そうとしていたことが露呈し、民主党側への非難と、トランプ支持が強まっている。
トランプが勝ち組になったとみるや、いろんなセレブや大金持ちたちが相次いでトランプ支持を表明している。
(President Trump receives flood of surprising endorsements after shooting - one group is particularly interesting)
民主党側では、あきらめきれない活動家や言論人などが「トランプは銃撃で死んだ方が良かった」という趣旨の発言を放っている。民主党が政争で内部崩壊するほど、リベラルの中から過激化して暴力肯定の極左になる勢力が出てくる。
以前か��民主党左派のBLMやアンティファは、暴力や暴動を肯定して実践してきた。今後、民主党系の勢力による暴力や暴動、犯罪がさらに増える。
(VDH: Assassination Porn & The Sickness On The Left)
私の予測では、民主党の統一候補はバイデンのままになるが、8月の民主党大会でバイデンが正式な候補になった後、それに失望・反発する民主党内の左派が過激化・暴徒化する傾向が急進する。
民主党は左傾化・テロ組織化が進行し、有権者の支持をますます失う。バイデンが落選すると、その傾向がさらに進む。トランプやその支持者たちが民主党側に狙撃・襲撃される可能性が、来年になっても残る。
(降りないバイデンを降ろす)
トランプは、ナショナリズムや経済の保護主義を掲げる右派で、民主党は国際主義(米覇権主義)やグローバリズムを掲げる左派だ。米国は今後、左派が下野し、右派の国になっていく。
対照的に欧州では、英国が先の選挙で保守党(中道右派)が惨敗し、労働党(中道左派)の政権になった。英保守党は、米共和党で少数派に転落した軍産エスタブ系と連携していた。英労働党は左派のコービン前党首を追い出し、中道系のエスタブが復活して選挙に勝ってスターマーの政権になった。
今の英労働党は方向的に、バイデンの米民主党に近い。トランプは、労働党政権の英国を嫌って各種の意地悪をするだろう。英新政権は、経済を重視して中国に再接近する姿勢だが、トランプは経済面の中国敵視を強める。
(Election In Britain)
(The UK’s next government must redefine its confused relationship with China)
英国は親パレスチナの傾向だが、米トランプはゴリゴリの親イスラエルで、パレスチナ敵視を公言している(パレスチナ支持者=民主党左派)。英米同盟は関係悪化の方向だ。
フランスも、先日の議会選挙で中道派のマクロンが、右派に負けるのを防ぐため、左派と組んで勝ち、左派が政権に入り込んでくる。ここでも、左傾化するフランスと、右傾化する米国がぶつかる。ドイツも、エリートが右派の台頭を全力で排除している。
右派のトランプは、エリート系や左派が握る英仏独に対して「NATOのくせに防衛費の支出が足りない」などと言って思い切り意地悪する。
(Over Half of French See Pre-Vote Candidate Withdrawals as Fraud)
欧州で最もトランプと仲が良いのは、ハンガリーの右派首相オルバンだ。オルバンは、EUや英仏独の政府から敵視されているが、オルバンを敵視する者たちは、トランプから敵視されることになる。オルバンは親プーチンだが、トランプは米国のロシア敵視を堅持するため、親プーチンを隠す。
トランプは、ウクライナ戦争を和平で解決する構想だ。それに乗って、すでに負けているが戦争をやめられないウクライナのゼレンスキーが、トランプや習近平に仲裁してもらって対露停戦和解しようと動き出し、先駆的にゼレンスキーから頼まれたオルバンが、プーチン、習近平、トランプに会った。
(習近平がウクライナの停戦を仲裁しそう)
ウクライナが停戦したら、トランプはNATOへの米国の関与を大幅に減らす。対米従属によってロシアを潰そうとしてきた欧州は、はしごを外されてエリート支配が崩れ、ルペンやAfDなどの右派が政権をとっていく。
(欧州エリート支配の崩壊)
トランプ陣営は「米国にとって最大の脅威は(ロシアでなく)中国だ。中国を敵視せねばならないので、ウクライナ戦争を急いで終わらせねばならない」と言っている。
トランプは中国と戦争するのか??。そうではない。トランプの中国敵視は、経済や貿易での「中国との縁切り」が中心で、軍事面は欧州や中東から撤兵するための言葉だけだ。(トランプは、サウジアラビアを猛烈に加圧してイスラエルと国交正常化させ、中東から撤兵したい)
(Trump’s VP pick promises ‘rapid close’ to Ukraine conflict)
(New GOP Platform Vows Support for Israel, Deportation of Pro-Palestinian Protesters)
���ランプは、安全保障策の一環として、米経済を中国から完全隔離する縁切り策を打ち出している。これで米国の製造業を復活させると言っているが、実際には逆で、中国と縁切りすると米経済の不況やインフレがひどくなる。トランプはインフレを止めると言っているが、これも無理だ。
米中の経済分離策は、中国の非米化を加速する隠れ多極主義の策である。トランプは安保面で好戦的な米国の世界支配・破壊を終わらせる英雄だが、経済面では米国の自滅を加速する。
(米国側が自滅する米中分離)
トランプは、ドルの基軸性を維持するとも言っている。米国の偉大さを維持したいトランプが、ドルの基軸性を維持したがるの当然だ。だが、中国との経済的な縁切り、ドル防衛に貢献してきた欧州など同盟諸国の切り捨ては、むしろドル基軸性の地政学的な基盤を破壊する。
地政学的な基盤が壊れても、米連銀(FRB)が簿外(QE外)でドルを作って金融システムに注入している限り、見かけ上のドル基軸が維持され、株も債券も高値が維持される。
だが、ドル基軸を支えるちからは、ウソに立脚する薄っぺらなものになっていく。トランプは1期目から、米連銀の金融バブル延命策を積極的に支持してきた。
(Donald Trump is going to win - America isn’t)
トランプが銃撃を乗り越え、政権に返り咲く可能性が急に高まった後、金相場が上昇して史上最高値を更新した。金相場の上昇は、ドルの基軸性がこれから危うくなることを示唆している。今後、トランプが当選や就任に近づくと、金相場が上がる傾向が続く。
(Gold Soars To Record High As Stocks Do Something Not Seen Since Oct 1987)
トランプが主導する共和党は7月16日から党大会を開いているが、これに先立ち、7月8日に党の政策方針を要綱として発表した。これがトランプ政権の政策要綱になる。
NATOへの意地悪やイスラエル支持、中国との経済縁切り、インフレ抑止、ドルの基軸性維持は、いずれも要綱に盛り込まれている。トランプの政策の分析については、また書きたい。
(2024 Republican Party Platform)
トランプと今後の世界
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kennak · 9 months ago
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20秒以上にわたって不適切発言を連発 「釣魚島と付属の島は古来から中国の領土である」 8月19日13時過ぎ、日本の公共の電波で、突如そんな「宣言」が発せられた。 NHKのラジオ国際放送の中国語ニュースで、靖国神社の落書き事件について原稿を読み上げていた男性スタッフが、「『軍国主義』『死ね』などの抗議の言葉が書かれていた」という原稿にはない文言を勝手に加えて発言。 そして、冒頭のように尖閣諸島が中国の領土であると主張したうえ、「NHKの歴史修正主義宣伝とプロフェッショナルではない業務に抗議する」と批判したのだ。 さらにこの男性スタッフは、英語でも「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな」と語るなど、20秒以上にわたって原稿にはない発言を繰り返した。 NHKによると、これらの発言を行ったのは'02年から外部スタッフとして契約していた中国籍の男性。同局は男性との契約を8月21日付けで解除し、損害賠償請求や刑事告訴を検討しているという。 東大大学院を出たエリートだった 公共放送が突如ジャックされるという異常自体だけに、NHKの管理体制にも疑問の声が上がっているが、そもそもこの中国人スタッフはいかなる人物だったのか。 NHK関係者によると、この中国人男性スタッフ(以下・K氏)は中国山西省の出身で、現在49歳。留学生として日本に来たのは20代のときで、最終学歴は東京大学大学院卒というエリートだという。 K氏はナレーター・レポーターとして幅広く活躍していたようで、ナレーター派遣会社のHPにはこんなプロフィールが記載されている。 〈NHK国際放送局のアナウンサーをはじめとして、フリーのジャーナリスト、ラジオ番組司会者、テレビ番組コーディネーター、ライター、翻通訳者として、多岐にわたり活躍している〉 また、これまでのナレーションを務めた経歴をみると、 〈NHK「ラジオ・ジャパン」、「テレビで中国語」、「みんなでニホンGO!」、「プロジェクトX」(中国語版)、「東京の歩き方」、「Weekend Japanology」など〉 と列記されており、NHKとの関わりの深さがうかがえる。だが、K氏の「仕事相手」はNHKだけにとどまらない。「経歴」の「その他」の欄には、 〈トヨタ自動車、ソニー、パナソニック、東芝、京セラ、ユニクロ、資生堂、ニコン等日本の大手会社、内閣府、経済産業省、警察庁等官庁の中国語VPナレーション実績百件近く〉 とも記されている。詳しい業務内容については書かれていないが、プロモーションなどの仕事をこれらの企業や官庁で担当したと思われる。 中国国内でも話題になっている さらにK氏は、日本だけでなく中国メディアからの仕事も請け負っていたようだ。中国のSNS「ウェイボー」で検索すると、K氏が中国の衛星テレビ局「フェニックステレビ(鳳凰衛視)」の「特約記者」として、カメラの前で日本の現地報道を行う動画が複数ヒットする。 たとえば今年1月3日には、前日に滑走路上で航空機衝突事故が起きた羽田空港からレポート。また昨年8月24日には、福島第一原発の「汚染水放出」についても現地からレポートし、住民による抗議活動などについて伝えたのちに「地元水産業は致命的な打撃を受けるだろう」と締め括っていた。 そんなK氏が起こした今回の「NHKジャック事件」については、中国国内でも報じられ、話題となっている。K氏の実名こそ今のところ特定されていないが、 「日本の宣伝機関を乗っ取り、真実を伝えた彼は真の英雄だ」 「央視(中国中央電視台)は彼を特別待遇で迎えるべき」 などと、愛国発言を行った「名もなきナレーター」を称賛する声があふれている。 中国共産党の命令か K氏は中国への愛国心から、突如としてNHKで「不適切発言」を行ったのだろうか。しかし、K氏の仕事仲間はこう首を傾げる。 「たしかに彼は、中国への愛国心を相応に持っていたと思います。しかし責任が強く、自らの思想・信条や一時の名声ために職場に迷惑をかけるようなことはしない絶対にしないタイプです。実際、これまでに問題を起こすようなことはしたことがありませんでした。 そもそも、不規則発言をするような人物は中国系メディアや企業も起用を敬遠するので、今後のキャリアにも悪影響を及ぼす。なぜあんな発言をしたのか、理解できません」 一方で、こんな憶測も出ている。 「誰かに命令され、それを断ることができない事情があったとすれば、合点がいきます。彼が『特約記者』を務めていたフェニックステレビは、表向きは民間企業ということになっていますが、中国共産党の影響力を受けていると言われています。それだけに、彼が工作活動に利用された可能性も否定できません」(同前) 現段階では陰謀論に過ぎないが、たしかにフェニックステレビには日本国内でこんな「疑惑」を報じられた過去もある。'07年9月1日付の産経新聞によると、海上自衛隊横須賀地方総監部を訪問した中国国防相の取材に同行していた同局クルーが、撮影を禁じられている海自の潜水艦や米海軍のイージス艦を隠し撮りしていたことが発覚。防衛省は同局への文書による正式抗議も検討していたという。 事情を聞くべく、K氏の携帯に連絡をしたが電話には出ず。また、都内にある自宅も訪れたが、インターフォンを押しても応答はなかった。 前代未聞のNHKジャック事件の裏には何があったのか。動機の解明が待たれる。 なお本記事公開後、フェニックステレビからは概ね以下のような内容の抗議が届いた。 まず、K氏とフェニックステレビの関係について(カッコ内は現代ビジネス編集部の注釈)。 「ご指摘の方(K氏)は、弊社東京支局の社員ではなく、NHKでの出来事は、弊社とは一切関わりがありません。(K氏には)臨時的な仕事を依頼しておりました。現在、この方は弊社と業務委託の関係ではありません」 続いて、フェニックステレビと中国共産党の関係について。 「弊社東京支局は中国共産党とは全く関係がありませんので、工作活動に利用するということはあり得ません。『憶測』で書かれた内容は『妄想』であり『事実無根』です」 そして、フェニックステレビのクルーが海自の潜水艦を「隠し撮り」したという報道について。 「弊社東京支局のスタッフが、海自の潜水艦や米海軍のイージス艦を隠し撮りしていたという事実はありません。(中略)産経の記事には『防衛省は文書による正式抗議も検討している』と書かれていましたが、弊社は防衛省・自衛隊から何の抗議・警告も受けておりません。弊社は、当時、悪意のある報道を行った産経新聞に対し、厳重な抗議と訂正申し入れをしました」
トヨタにユニクロ、内閣府や警察庁の仕事も…!「尖閣諸島は中国の領土」「慰安婦を忘れるな」不適切発言を連発したNHK中国人スタッフの「ヤバすぎる経歴」(奥窪 優木) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
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harusino · 2 years ago
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Fediverseに参加してみた一年を振り返る
この記事はFediverse Advent Calendar 2023 第二会場の8日目の記事です。 昨日の記事は、まくらさんの「FediverseとTwitterの反復横跳びをしてる」でした。
こんにちは、ヌヌです。 普段はマストドンやツイッターで独り言を垂れ流しつつ、イラストや短歌や俳句などを投稿しています。大体居るのはじゃぱねっと鯖(mastodon japan server)です。
ツイッターからマストドンにSNSの主軸を移してから大体一年が経ちました。移してみてから、いくつかのサーバに登録してみたり、自分でサーバを建ててみたりしたので、ツイッターやマストドン関係のことを中心に振り返ってみようと思います。
私がだいたい居たのはじゃぱねっと鯖なので、絵文字が追加されたとかなんかが流行っていたとか、何かを食べたとか、そういった事象はじゃぱねっと鯖のローカルTLでの流行・ネタです。
なお振り返るにあたり、今年前半トラベラーズノートにつけていた日記と、notestock(https://notestock.osa-p.net )が役に立ったので、何かしらのログをつけておいて見返したい人にはおすすめです。
2022.10月~12月
・マスク氏がツイッターのCEOになった
・ツイッターの創作界隈で頻繁に行われるコンテストや人気投票+それらにしつこく参加を募ってくる人がいてツラかった
・fedibirdにアカウントを作る。連合TLなどで自分とまったく関わりない人を探せるのが楽しい
・fedibirdに人が増えて重たくなったので、vivaldiやじゃぱねっとにアカウントを作る。ローカルTLの面白さを知る
・ホストドンで一人サーバを作成。自分でSNSを運営できる、という点に惹かれた。でも独りで使うにはもったいないような気もした(モデレーション関係の機能とか)
2023.1月~3月
・参加したツイッターの投票形式のコンテストで予選敗退し、投票形式のコンテストでダメってことは自分の作品て需要ないんだなーと落ち込む
・差別問題などでマストドン界隈一部がゴタゴタしていた。人が増えたから、そういうのもおこるよなーと思った。
・misskeyの一次創作サーバにアカウントを作る。ツイッターの創作関係のフォロワーがアカウントを作ったのに合わせてみた。
・なごやんを始めて食べる
2023.4月~6月
・ローカルTLで短歌を褒められる。嬉しい。
・事務のパートが雇用期間満了になり、6ヶ月の待機期間に入ったので、Linuxなどについて勉強してみようかなと思って職業訓練校に入学する。
・独りで使うにはもったいないのかなと思っていたホストドンを解約する。
・職業訓練校にトラブルメーカーが居て大モメ。殴り合いとかにならなくてよかった。
・ITパスポートの勉強を始める。
2023.7月~8月
・酔った勢いでconohaでVPSを契約し、misskey系のサーバを建てられないか悪戦苦闘する。  →最初、めいどるふぃんで建てようとしたけどうまくいかず、情報が多くて公式のマニュアルが詳しいmisskeyで建てみて、おおよその流れや各手順の役割を理解  →改めてめいどるふぃんで建てられた。
・有識者の「かんたんに」「サクッと」は信じてはいけない
・ツイッターがXになった
・ITパスポート取得した。大変だった。
・じゃぱねっとに人が増えた。ローカルTLの話題や流速についていけなくなり、未収載・ホームTL運用で壁打ちするようになる
・短歌を褒められる。嬉しい。
・御座候(ベイクドモチョモチョ)を食べる
2023.9月~10月
・就活失敗。元の事務の仕事に戻ることにする。
・じゃぱねっとのローカルTLに、スパムアカウントや怪しげなクスリを売ってるようなアカウントがあらわれる(人が増えた弊害?)
・人が増えたのでローカルTLもまったり和気藹々というカンジではなくなってきた。色々なタイプの人が増えた。
・ンァヒィ!の絵文字ができる(ツクツクボウシの鳴き声とのこと)
・手入れを怠った自鯖がダウンする  →とりあえず再起動したり、何か更新がないか確認してみた  →「容量がいっぱいで再インストールできない」みたいなエラーがでたので、該当フォルダを確認・いらなそうなファイル(キャッシュとか)を削除した  →復帰したけど、一部サムネイルが消えたままになってしまった(今も)
・DISTOPYAというSNSにアカウントを作ってみる。投稿をAIが検閲するSNSで、面白いけど普通に使うには不便だ(人が多いと投稿がすぐに反映されなかったり)
・マスク氏がヒゲ面になる。私的には不評。
・短歌を褒められる。嬉しい。
・私の創作物で何が見たいですか?というアンケートをとったら「絵を見たい」という人が多かったのが嬉しかった。
・モヒヒアッカが流行する。
2023.11月
・スカイミートというSNSにアカウントを作る。とにかく、改行すると一行空くのが使いづらくて運用してない
・じゃぱねっと鯖が1周年を迎えた。結構人の入れ替わり立ち代りがあったよなー。
・自鯖は管理に不安があるので閉じようかな……
【総評】
・今年の前半は、週末になるとツイッターで何かトラブルが起きて人が増えていた気がする。ユーザーを飽きさせないためのそういうイベントだったのか?
・場に人が増えると自然と何かしら衝突が起きてタイムラインがごたつき、やがて人が分散して落ち着く、という流れの繰り返しだった。
・ローカルTLでの交流が盛んなところで、ローカルで交流する人をフォローしつつホームTLを運用するのって難しい。やっぱりリストとか複垢を使い分けるのが良いんだろうか?
・とはいえ「同じ町内に住んでるけど面識はない人々」が、大通りでワイワイやっているのを眺めつつ自宅でぼんやりしてる、みたいな今の環境はわりと好きだったり
・来年はお絵かき掲示板周りを色々やれたらいいな~。misskeyと連携できる絵板を見つけるなどしたので。
ここまで読んでくださりありがとうございました。 最後に、自分なりのfediverse短歌を1首ひねってみたので記しておきます。
狂騒のタイムラインを差し退きて たゆたうFediverseとふ宇宙
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dr-iphone · 20 days ago
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分散式控制系統50週年!橫河電機發表新一代CENTUM VP控制系統,強調自主營運與數位安全
橫河電機宣布,全新一代整合式製程控制系統CENTUM VP Release 7.01正式亮相。這也是CENTUM作為全球第一套分散式控制系統(DCS)問世50週年之際的重要里程碑。新版本持續強調「自主營運」理念,並因應現今製造業高度數位化、AI導入與碳中和等趨勢,強化了系統的安全性、監控範圍與工程整合能力。 Continue reading 分散式控制系統50週年!橫河電機發表新一代CENTUM VP控制系統,強調自主營運與數位安全
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aiworklab · 3 months ago
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XServer VPSのスペック強化がもたらす圧倒的な性能向上とコストパフォーマンスの魅力
\ お申し込みはこちら! / XServer VPS イントロダクション:XServer VPSのスペック強化とは? 引用元:エックスサーバー株式会社のプレスリリース サーバー業界で高い信頼を得ているXServer VPSが、2025年にさらなる進化を遂げました。今回のスペック強化は、ディスク容量の大幅な拡大と、メモリを無料で増設できる革新的な機能の追加が主な特徴です。この進化により、XServer VPSはこれまで以上に幅広い用途に対応可能な、高性能なサーバー環境を提供することができるようになりました。 具体的には、ディスク容量はこれまでの最大100GBから一気に2,400GBへと拡大しました。さらに、一部プランではメモリ容量が1.5倍に増設され、現在利用中のユーザーもこの恩恵を受けられる仕組みが導入されています。このようなスペック強化により、XServer…
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8ucloud · 3 months ago
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獲得最佳體驗的 VPS
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gslin · 3 months ago
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droidtown · 1 year ago
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AI 時代的語言學 - 連載之一:結構
前陣子收到一封演講邀請信,來信的是一位「計算機語言學」的專家,但在信中卻寫了一句「…傳統形式語言學[註1]…」這讓我覺得特別有趣。
若要比年代的話,其實計算機語言學起自1946年的機器翻譯,而喬姆斯基 (Chomsky) 的以數學形式描述的形式語言學研究方法,還要 10 年後,在 1957 年才發表「轉換生成語法 (Transformational Grammar)」[註2]。
這就像是 2016 年最流行的 LSTM (長短期記憶模型) 指著 12 年後的 2022年底才出現的 LLM (大型語言模型) 說「那個是傳統 AI」一樣令人感到時空錯亂。
但凡現象必有原因,為什麼一個「計算機語言學家」會認為「形式語言學」是傳統的?我想了幾天,終於想到一個原因『在 AI 時代裡,計算機語言學家認為形式語言學已經是 Old School 的老東西了!所以才會稱之為傳統!』
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但既然我已說明了相較於計算機語言學,形式語言學並不傳統,接著,我就借用 "Linguistics for the Age of AI" (連結) 這本書的書名,做為本篇的題目,說明一下我們用「形式語言學」怎麼在現代做 AI/NLP[註3] 吧。
除非額外說明,否則以下「語言學」的指稱對象都是「形式語言學」。
基本單位:詞彙 vs. token
在語言學裡,掌管語意計算的最小單位是「構詞 (morphology)」;但在 AI 的眼裡,它無法理解什麼是「詞彙」。AI 的領域裡,模型計算的最小單位是一個 token。
token 不一定是「字」,甚至不一定是一個「詞」。Token 可以是任何電腦可以儲存解析的單位。比如說一個中文字,在 Python2 裡就是以三個 bytes 來儲存。
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但從語言學的角度,一個「構詞的單位」是可以和整個句子的語意有所關係的。例如「打破」的「破」表示「這個動作最後造成的結果狀態」。而呈現一個句子意義的方式,是透過其句法結構逐層計算而來。
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而且在這個架構下,我用紅色字體標出的每個 XP (TP, ASP, VP, DP, NP…) 都可被視為是某一種程式裡的函式 (Function,請特別注意這個字!),只需要給予它需要的論元 (arguments) 就行了。一段用以表示概念的 psudo-code 可以是像這樣:
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由於這個語言的 VP 是 head-initial (中心語在前) 的,所以當 VP 繼承 XP (class VP(XP) 這行) 的時候,不需要另做調整。而這個語言的 NP 是 head-final (中心語在後) 的,所以當 NP 繼承 XP (class NP(XP) 這行) 的時候,需要在 __init__() 裡設定它不是 HeadFirst 的參數[註4]。
於是,我們就能完全基於形式語言學的句法規則,來撰寫程式該怎麼處理句子。取出句子裡在句法樹上的每個元素,然後就能轉為形式語意 (Formal Semantics) 的 labmbda abstraction 的邏輯式,再進行語意計算了。
這時,下一個合理的問題就會浮現:正如大型語言模型都有「訓練」和「推論」兩個階段。上面的 psudo-code 既然類比的是「推論」的使用階段,那麼一開始究竟是怎麼得到 inputSTR 裡的這些標記結果的呢?
這又要回到「傳統 NLP」(這裡真的可以用『傳統』一詞) 處理高頻詞的想法和形式語言學的差異了。
傳統 NLP 是從訊號處理的角度出發的。因此很在意熵值的變化。他們覺得「只要某個東西的出現次數太多了,它就應該像背景雜訊一樣,數量多,而且變化多端。只要把它們濾掉,排除,剩下的就是我們要的訊號了。」
但從語言學的來看:「這個元素一直出現,必然有什麼特殊的原因!」
以下我們可以從某個詞彙出現次數繪製的長條圖裡,看出這兩種不同對待語言的態度:
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ref. https://slackersite.wordpress.com/2015/08/28/zipf-it-word-frequency-and-line-drawing/
這張圖呈現的是某語料經統計後的結果,出現次數最多的詞彙往左排,次多的排第二,第三多的排第三,依序往右排。所以這張圖表裡呈現的就是「本語料中,"the" 出現的次數最多,"of" 出現的次數次之,"and" 第三…依序呈現」這種分佈被稱為齊夫分佈 (Zipf's distribution) 或是也有人稱語言中詞頻的分佈會遵守齊夫律 (Zipf's law)。
如果你是受傳統 NLP 出身的訓練,那麼你下一步會處理它的方式就是所謂的「去除停用詞 (stop word removal)」
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ref. https://www.ngcm.soton.ac.uk/2021/07/07/natural-language-processing-in-python/
也就是把出現次數最多的那幾個詞,當做是「高頻詞」,然後把它當成是「就像出現次數又多,種類又變化多端的雜訊」一樣去除。然後只取後面的 "interesting word" 來當做實義詞 (content word) 使用。
但語言學並不是從這個角度理解這個現象!
語言學從「人類幼兒如何從極少的資料裡,就能掌握自己身處的母語環境中,究竟要把 HeadFirstBOOL 設為 True 還是 False」這個角度出發。從這個角度來思考,我們馬上就能注意到「這麼多高頻詞,怎麼剛好都是 Function word 呢?」
因為 Function word 可以快速地幫助人類幼童決定他正在「習得 (acquire)」的這個語言,要怎麼設定參數,以便快速地用最少的能量 (他每次的能量補給只有幾 c.c. 的母乳,而不像大型語言模型一樣有三個州的電網系統可以提供能源),在最少的例子裡聽出來「什麼東西一直反覆出現,那就先把它當做是句法樹上那些紅色的節點。優先釐清它的參數設定 HeadFirst (中心語在前) 還是 HeadFinal (中心語在後)」。
就依這樣的步驟,我們實際觀察一次這個比較少台灣人熟悉的語言:
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如果把它依前例畫成每個詞出現的次數的話,就會發現第一多出現的字就是 "di"!讀者應該可以想像,人類幼兒聽到很多次的 "di" 以後,接著會發現它是前面的東西變化比較少,還是後面的東西變化比較少。如果是前面的東西變化比較少,那就表示它和前面那個東西的關係比較緊密,所以它是 "HeadFirst=False" 的參數設定;相反地,如果它後面的東西比較不會變化,那麼它就是和後面的東西關係比較緊密,這麼一來它就是 "HeadFirst=True" 的參數設定。
除了這個 HeadFirst 的參數設定以外,我們還會注意到「所有能扮演 Function 的元素,都是有限的數量」。比如說英文介系詞就少少的那幾個,中文的更少 (e.g., 在、於、之、的…等)。換言之,人類幼童根本不需要有那麼多的訓練語料,他只需要掌握住「那些常常出現的高頻詞,各自是屬於要往前併成一個 XP 的類型,還是往後併成一個 XP 的類型」就可以了。
於是「那隻貓打破了這個花瓶」,就可以很快地被以下的步驟逐層解析並加上標記:(我用 -> 和 <- 來表示它是往哪個方向併成一個 XP 結構,並用 [ ] 標出已經併起來的單位)
那(->) 隻貓打破了這(->) 個花瓶
[那隻] 貓 打破(<-) 了(<-) [這個] 花瓶
[那隻](->) 貓 [[打破]了] [這個](->) 花瓶
再加上我們知道具有 Syntax Function 的功能詞只有那幾類。就能標上:
[DetP[Det 那隻] [N貓]] [VP[V打破]了] [DetP[Det 這個]花瓶]
走到步驟 5 的時候,一個可以被 Formal Semantics 的 Lambda Abstraction 接手進行語意計算的句法樹標記就做好了。這 5 步,就相當是對應現在大型語言模型的「訓練」階段。只是我們用語言學的方法是用演算法來做,而不是用資料模型來逼近。
簡言之,我們不需要大量語料,不需要像 1950年代的 Pre-Chomsky 的『真.傳統語言學家』去編寫每個詞彙的文法,列舉每個例子,就能模仿人類幼童學會語言的句法結構和參數知識的方式,用語言學來做 NLP 了。
我們的 Articut 就是這麼做的。在中文上做了一次,在英文上做了一次,還正在排灣語上再做一次。我們一次又一次地做,就是為���證明「這種方法是可行的,而且即便是語言類型學上非常不一樣的語言,形式語言學的方法,在 AI 時代裡也是可行的,而且我們還非常省能源,又不需要大量語料呢!」
而且,由於我們的演算法是貼著 X-bar 做的,所以我們的各種應用也等於是提供了形式語言學家 (或是生成語言學家) 一個「可以透過資訊工具大量測試和觀察語言現象」甚至「將理論實作成應用」的研究平台了。
===
註 1
形式語言學的英文是 Formal Linguistics. 其中的「形式」一詞,指的是指使用定理或公式解,來說明並建構知識的邏輯系統。這種研究方法又被稱為 Formalism,中文被譯平「形式主義」。
但大概是近 30 年來的兩岸開放交流,台灣吸收了許多中國詞彙和語意的解釋。而中國使用「形式主義」這四個字的時候,更像是官僚主義的那種只看事物的現象而不分析其本質的思想方法和工作作風。
於是乎…莫名奇妙地開始有些剛接觸語言學的學生就帶著「中國風味的形式主義」來理解 Formalism 的 Formal Linguistics 的中文譯名「形式主義語言學」了。
不過還好,Formal Linguistics 裡研究句法的分支,通常又被稱為 Generative Syntax,而中文常被譯做「生成語法/生成句法」。這個字眼就持續維持中性,直到 2022 年底的大型語言模型,又把這個字拿去放在「生成式 AI」的 Generative AI 裡。
於是乎,又有許多「先看到生成式 AI,才看到生成式語法」的人,以為『你們這些語言學家就是在蹭 AI 的熱度哦!』
註 2
簡單的年表如下:
1956年 達特矛斯會議:第一次冒出 "Artificial Intelligence (AI)" 這個字眼,當時的語言學是傳統的 Rule-based 語言學。
1950年代,意識到 Rule-based 語言學無效,因為規則寫不完,因此開始了 Computational Linguistics (計算機語言學) 和 Corpus Linguistics (語料庫語言學) 的發展。前者企圖用某種知識圖譜、人為標記做出統計機率模型,後者企圖採集『具代表性』的語料,以避免資料量太大的時候,描述規則會寫不完的問題。兩者都是為了「解決 Rule-based 的不佳」而開始的領域。
1957 年 Chomsky 出版他的第一本關於語言的專書,他是在荷蘭出版的,因此對美國的影響並不那麼立即或明顯。
1965 年 Chomsky 出版他的第二本關於語言學理論的專書,這本是在 MIT 出版社出版的。
因此…誰更「傳統」?這個問題的答案,似乎不言而喻。
註 3
較明確的說法應該就是 NLP 而非 AI。但在 LLM 出現以後,大家似乎漸漸把 "AI" 一詞能指涉的範圍變得更廣了,只要是能通電的,都能冠上 "AI"。因此,為了讓文字閱讀時遇到陌生詞彙的費力感降低,本文裡的 AI 其實就只專指 "NLP (自然語言處理)" 的相關技術與應用。
註 4
psudo-code 的意思是「它並不是被期待成可被直接執行的程式碼,而是用以表達概念或是演算法核心的偽碼」。甚至連這段程式碼裡的 regex 都不該使用才對,而「這裡的 NP 還需要做一些調整,才能正確地使用」我知道,但這就是用以表達概念的 psudo-code 而已,它本來就不是要被執行的,而是被用來理解的概念的。
有些不熟悉 Formalism 或 Programming 的人,會對這段 psudo-code 提出諸如「回傳的結果是錯的,我用另一個句子就會得到錯誤的結果」或是「這個程式根本不能動」的質疑。這個註解就是寫給這些人看的。
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takachan · 1 year ago
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Google のサイバーセキュリティにおける最新の取り組み
2 月 1 日〜 3 月 18 日は日本政府が主導する「サイバーセキュリティ月間」です。Google も賛同し、さまざまな取り組みを行っています。 Google は、安全なインターネットの実現のために、「Secure by Default」という考え方を重視しています。これは、製品やサービスに最初からセキュリティ対策を組み込むことで、ユーザーが意識的に設定を変更しなくても安全に利用できるようにするものです。例えば、Gmail や Google 検索は、搭載されている AI によるスパムや不正行為のフィルタリング機能により、大部分の疑わしいメールやスパムサイトがユーザーに届く前にブロックされています。 サイバーセキュリティ意識の啓発キャンペーン Safer with Google  インターネットが生活の基盤となった現代社会において、一人ひとりのセキュリティ意識の向上は、社会全体のサイバーセキュリティにとっても重要です。Google は、内閣官房内閣サイバーセキュリティーセンター (NISC) の推進するサイバーセキュリティ月間の活動の一環として、「パスワード管理ツール」、「多要素認証」、「ソフトウェアアップデート」、「詐欺」の 4 つのテーマに関する啓発動画を公開しています。 サイバーセキュリティ月間中に、ぜひご覧いただき、ご自身のセキュリティ環境について今一度ご確認ください。 サイバーセキュリティ研究拠点の取り組み 六本木オフィスに開設した サイバーセキュリティ研究拠点のスペース ヘザー アドキンス(VP, Security Engineering)と 内山 純一郎(サイバーセキュリティ研究拠点長) 個人のセキュリティ意識の向上と同時に、多様なステークホルダーから成り立つインターネットをより安全にするためには、関係者間における連携とベストプラクティスの共有が肝要です。Google は、昨年 10 月より日本をサイバーセキュリティ研究拠点として、アジア太平洋地域のサイバーセキュリティ強化に取り組んでいます。この取り組みを一層前進させるために、本日 Google 六本木オフィスに、サイバーセキュリティ研究拠点のスペースを開設し、産官学関係者やアジア太平洋地域団体との政策対話や教育機関との共同研究など、日本のサイバーセキュリティ全体を保護する取り組みをすすめます。サイバーセキュリティ研究拠点の詳細については、こちらをご確認ください。 また、昨年 10 月に発表した Google の慈善事業部門である Google.org による日本を含むアジア太平洋地域 13 か国のサイバーセキュリティの強化を支援する APAC Cybersecurity Fund において、日本におけるパートナーとして、一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)と連携しました。この取り組みを通して、最大 2,500 社の中小企業、非営利団体、および社会的団体を対象にサイバーセキュリティトレーニングを提供し、日本のサイバーセキュリティ人材育成を促進して参ります。 これらの取り組みを通して、Google は誰もが安全で安心できるデジタル社会のために、今後も重要な役割を果たすべく努めていきます。   Posted by Safer with Google チーム http://japan.googleblog.com/2024/03/cam-2024.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=tumblr Google Japan Blog
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fiftyohm · 2 years ago
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誰是林登 詹森?
“誰是林登 詹森?” 他是推動或支持1964 民權法案,1965 投票權法案,1965 移民與公民法案,Medicare/Medicaid等等重大法案的總統。這些法案都是保守派深惡痛絕的,然身為南方保守的民主黨人,他為什麼跟著楊基民主黨總統羅斯福,甘乃迪的腳步走progressive 的政治?下回分解。
“誰是林登 詹森?” 詹身為南方保守的民主黨人,他為什麼跟著楊基民主黨總統羅斯福,甘乃迪的腳步走progressive 的政治?因為他是一個對窮人,黑人有熱情compassion 的南方民主黨人士。詹的下人(窮又是黒人)到詹家幫忙的路上,不得搭公車,不得上廁所,為此,詹感到十分不公平,不應該。雖然���甘乃迪(民主黨)的副總統,但是一般認為他是羅斯福總統(楊基民主黨)的傳人。羅倡議New Deal, 詹倡議Great Society; 兩者都是民主價值的倡議。但詹與甘兩人其實配合非常好:甘是學院派,講理想但卻無法通過法案,詹來的自眾院,參院,熟悉法案運作。甘的理念剛好在甘過世後,在詹的運作下通過了。這好像是天意吧?聽說詹與羅伯甘乃迪有過節?沒錯,下回分解。
“誰是林登 詹森?” 上次提到聽說詹與羅伯甘乃迪有過節,是的。詹森個性有陰暗面,即1 害怕失敗(fear of failure); 2 不足感(inadequacy). 第一點,來自他父親曾經失敗過,這對他影響很大的。比如,1964大選他遲遲不表態競選(怕失敗),甘請他當副手。直到甘乃迪的旋風起來,他才感覺事態嚴重。正好,甘請他當副手。第二點,他上的大學是師範大學,比甘的幕僚多來自東北角長春藤聯盟似有點不足。這一點由日後他成為總統後全面接受甘的幕僚可以看出。另外我覺得正因爲不足感使得他面對咄咄逼人的羅伯甘乃迪(哈佛大學)有些招架不住。两人無法好好相處是白宫人士多有所聞的事。下次再聊詹森如何形容自己當VP不受歡迎,到他如何吐了這口��氣。真有天壤之別,下回分解。
“誰是林登 詹森?” 上次提到詹森形容自己當VP如何不受歡迎的窘境。詹森擔任副總統時因為南北地緣不同,文化不同,個性不同,與總統的弟弟羅伯相處極為不恰。他經常受到羅伯的故意冷落,或總統的無意疏遠,開會經常沒邀請他。雖然常代表總統出訪,內心感到十分地不受重视。詹森甚至自嘲「幹VP一職就像一條被閹了的狗」。然而11月22日(1963),一切改變,詹森成了總統,換羅伯夜夜不得好眠。詹收編了甘的團隊,意氣風發,甚至在他的德州農莊擺國宴款待外賓德國總理。在國宴上一切都是德州式,五花馬 ,千金裘(五百磅的牛肉,三百磅的豬排,西部牛仔泥帽)。他的老婆Lady Bird 高興地嬉笑,拋飛吻,送禮物,其狀況當然不是11月22日前鬱鬱不樂當VP時可以預想得到的。真是時也,命也,運也。吳教授提到越戰升级是致使詹放棄連任之主因。下次我們一起來看是否有什麼脈絡可尋,注定他沒辦法處理好越戰,下回分解。
“誰是林登 詹森?” 上次説到詹森總統因為為越戰上昇,擴大以致於放棄連任(類似吳教授的comments),其實本人覺得會有如此的情況,是有脈絡可尋的。在古巴危機時刻,他就是強調快速出兵一舉殲滅對手的那一派,不像甘比較鴿派,會give and take. 我們都知道越南被轟炸得死去活來,加上他對於古巴事件的建議來看與詹森總統不無關係(肌肉強硬派,少negotiations ,少 finesse 細緻的本質;此為本人推估,會再查證)。下次談詹森總統的 「任性」,這與詹森以非高壽(至少八,九十)而終有關。請待下回分解。
“誰是林登 詹森?” 上回說到 「任性」 的個性與詹森以非高壽(至少八,九十)而終有關。詹的 「任性」 直接唤回他中斷了十五年的抽煙習慣,他的女兒反對他抽煙,他怎麼說呢? 「我總統都幹過了,有什麼可以阻止我抽個小煙呢?」 可惜的是他不只抽小煙,相反地,他卻是一個chain smoker,一天三包的煙。這麼一抽,他在短短地於卸任後四年又兩天,在64歲的低齡與世長辭了。早逝神奇之處就跟他1963年11月22日突然從人生的最低潮的VP,徹底地改運成總統的一國之尊同樣地amazing. 時也,命也,運也,What can you say?!
“誰是林登 詹森?” 就此打住,感謝各位收看。
11/15/2023
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vultredge · 3 months ago
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香港VPS雲端伺服器 快速一鍵部署
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yungkenb · 2 years ago
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(經由 Vultr VPS 主機上安裝 Webinoly - VpsEE)
當在 Vultr 上部署新的執行個體時 (VPS),它會自動啟用 UFW(簡單防火牆),以阻止除 SSH 連接埠 22 之外的所有連接埠。
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kkv-main · 2 years ago
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news - 2023.09.07
CLOVER RECORDS ARCHIVE カセット再発決定! 第一弾4タイトル10月13日発売
1995年にカセット・レーベルとしてスタート、翌年にレーベル主催のイベント『Exhibition 1』を開催しKactusとPervencheの前身であるPeatmosの7インチをリリース。以降90年代後半から2000年代にかけてPervenche、800 cherries、Daffodil-19、red go-cartなど良質のインディー・ポップを静かに、しかし数多くリリース。海外のレーベルとの交流もありSarah RecordsのThe Field MiceやBlueboyのライセンス・リリースなども行う。
インディペンデント(=『独立心』)にコダワリ続け、国内・国外を問わず、ジャンルにも捕らわれず、ハンドメイドな質感が漂う作品をリリースしてきた。
今回の再発ではレーベルに残された作品から選りすぐりの4タイトルをカセットでリリース、そのサウンドは20年というときを超え現在でも清廉な風のような響きを湛えている。
パンク以降、ポストパンクからニューウェーブを起点に80年代から90年代のUK、USインディーに憧れ音楽ばかりを追っかけていた世代による美しい足跡が蘇る。
予約はこちら
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Pervenche / Subtle Song カセット+DLコード KKC-001CA 2,200円税込 2001年リリース 斎藤が当時の2ミックスから新たにマスタリングしたリマスター音源を使用。 DLコードにボーナス・トラックとしてフランス・ツアー、パリでのライブ音源を収録!
Side A 1.subtle song 2.blue painting 3.play the wind 4.earl grey tea 5.picnic 6.long holiday Side B 1.mess 2.snufkin 3.ano neko 4.september’s not so far way  [cover of The Field Mice’s song] 5.out of the room 6.we surely become happy CLOVER RECORDSの中心人物、斎藤正人を中心に活動していたPeatmos(ピートモス)を前身に、98年斎藤以外のメンバーが加藤、川田、清成となり結成。98年にはSMILEY、GYPSOPHILEらと共にフランス・ツアーまで行きながら、なかなかレコーディングに満足いくものができず、あらゆる変化を経てようやく形となったファースト・アルバムが本作。強い個性を持つ各メンバーの楽曲への愛情から生まれた音楽。異様なまでの空気感の存在はThe Velvet Underground、The Field Miceに通じ、生活の中から生まれたシンプルながら独特のメロディーはThe Marine Girlsや最近のバンドではIdaのように素朴なセンスの良さを持っている。収録曲ano nekoにはオーストラリアの重鎮The Cat's MiaowのBart Cummingsがリードギターで参加。
2022年にリリースされた2ndアルバム『quite small hapiness』は海外からも高い評価を受けたことも記憶に新しい。
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800 cherries / piccolo カセット+DLコード KKC-002CA 2,200円税込 1996年リリース マスターは2022年リマスター音源を使用、DLコードにはボーナストラックとしてWhen I Was Fiveのリミックスを収録。
Side A 1.we love carrying candies (song for ants) 2.dandelion (タンポポ) 3.telephone song (にくいテレフォン) 4.everybody knows (みんな知ってる) 5.tulipland (チューリップランドへゆこう〜気球に乗って) 6.this pale girl (ディス・ペイル・ガ−ル) 7.gallop (あしたへギャロップ) 8.viva toyshoplifters (オモチャ泥棒) Side B 1.cosmic moss children (星空のチルドレン) 2.grapejohn (グレイプジョン君のテーマ) 3.dizzy dizzy dizzy (ディジィ・ディジィ・ディジィ) 4.when i was five (5才のとき) 5.eggs in my head (タマゴとコオロギ) 6.fresh-water (フレッシュ・ウォ−タ−) 7.lament (赤い屋根) 8.when the insomniac lambs sleep (ひつじの歌)
1994年秋札幌にて、マルフジマナミ、オオテラリツコ、タカハシマサユキにより結成。1995年Clover Recordsと自身のレーベルFractalと共同で1stカセットテープ・アルバム『piccolo』をリリース。1997年より2人組となる。温かみのあるメロディーとサウンドが好評の知る人ぞ知るヒミツの宅録ポップ・ユニット。
Stereo Labにも共通するミニマルな浮遊感とDonna Reginaのようなメランコリックな有機的電子サウンド、初期Salon Musicを彷彿させるポップなメロディーは唯一無二のセンス。800 cherriesとしての活動は2001年に終了したが、タカハシはその後いくつかのユニットでの活動を経て2007年よりPervencheに加入。
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Daffodil-19 / circuit カセット+DLコード KKC-003CA 2,200円税込 2003年リリース DLコードにボーナス・トラックとして貴重な2003年渋谷屋根裏でのドライブ感溢れるライブ音源をフルセットで収録!
Side A 1.sleepyhead 2.crimson star 3.re-creation 4.memory circuit 5.stick boy 6.marcus#5 Side B 1.somnambulistic ray 2.larkspur blue 3.honey blue 4.launderette 5.i don’t believe in happy endings 6.vermilion sands 1994年のVenus Peter解散後に、VPよりイシダマサト、ドナカヤスシ、コガユタカに、イシダとPenny Arcadeで組んでいたサトリヨウコ、ドラムのオオフルトンソウタが加わり、イシダの未発表曲を仕上げるプロジェクトとして結成。 メンバーチェンジを経て、現在のラインナップは、イシダ、ドナカ、サトリ、イトウヨウコ(ドラム、元soul mission, 333 discs 主宰)、ノモトミキヒコ(ベース)。 2003年にclover recordsよりリリースされたcircuitは、オオハシノブユキ(元bridge / pate)を共同プロデュースに迎え、ポスト・パンク、ニューウェイブをルーツとし、一筋縄ではいかないUK/USサウンドにOpalのKendra Smithを彷彿させる強く儚くドライなヴォーカルが魅力。日本にいながらトランス・アトランティックな自由さを持つ独特な世界。
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red go-cart / Skip And Make It Flower カセット+DLコード KKC-004CA 2,200円税込 1999年リリース Pervencheの斎藤が今回リマスタリングしたマスター音源を使用。DLコードにボーナス・トラックとして、800 cherriesやadvantage Lucyも出演したレコ発イベントCLOVER CHAT! #806のライブ音源を収録!
Side A 1.chime 2.very dearly 3.simple question 4.gallop slope 5.perfume Side B 1. mybicycle! 2.be like you 3.last live in the boat house 4.clutch snow chicks 5.hummingbird   [cover of Moving Pictures’ song] 6.heartstrings 1996年よりウスイユウジとウスイトモミの2人が、多重録音による音源リリースを目的としてスタート。1996年Clover Recordsから1stカセットテープEP『sweets consists of red go-cart』をリリース。1995年から活動しているウスイユウジのバンドRecycledpop、ウスイトモミ発行のファンジン「pastels badge」とともに国内外を問わずインディー誌などに多く取り上げられ話題を呼ぶ。仙台で制作しつつ、東京を中心にライブ活動も開始。1999年1stアルバム『skip and make it flower』をリリース。インディー・レーベルKへリスペクトを捧げるパンクスピリッツを持ちつつも可愛く繊細な感性で、ジャパニーズ・インディー・ポップの代表格として海外からの支持も厚い。Talulah Goshのような疾走感と素朴さ、Moving Picturesのような懐かしさや切なさが詰まった印象的なメロディはまさにポップの王道!
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nemosynth · 5 years ago
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<未来をこころざすシンセ:Roland V-Synth review>     前編:V-Synth の紹介と、仕様解説
あまりに情報量が多すぎるので、2分割します。 「前編:V-Synth の紹介と、仕様解説」 「後編:V-Synth の背景・誕生・そしてシンセの未来へ」
以下、前編です。
●メーカー名 Roland
●機種名
・V-Synth(初代:’03年発売:オープンプライス、発売当時の実勢価格は、29万円くらいか?)
・VC-1 "V-Card; D-50 for V-Synth/VariOS“(V-Card シリーズって、1枚3万円くらいやったっけ?)
・VC-2 "V-Card; Vocal Designer“
「シンセサイザーは、こんなことで良いのか!?」
という強大なアンチテーゼに対し、ローランドが出した渾身の回答、そして問題作、その名も「V-Synth」シリーズ。日本語では「ヴイシンセ」と読む。
そしてそのオプションとなるソフトウェア・ライブラリー「V-Card」シリーズ。この豪華3機種へのレヴューを、まとめてお送りします。ついでに先行機種 VP-9000 や VariOS(ヴァリオス)も、少し触れておく。
2003 年に発売された、初代 V-Synth。
61 鍵、ベロシティ、チャンネルアフタータッチ対応キーボードシンセ。フルデジタル。
2年後の 2005 年には機能拡張された3Uラックサイズ/デスクトップ型音源モジュール V-Synth XT が、さらに2年後の 2007 年にはフルモデルチェンジによる後継機種キーボードシンセ V-Synth GT が発表。
ローランドが独自開発した VariPhrase(ヴァリフレーズ)テクノロジーを使ったサンプリングシンセであり、と同時にヴァーチャルアナログシンセでもあり、さらには COSM(コズム;Composite Object Sound Modeling)テクノロジーによる各種オブジェクトをモデリングした音色加工セクションもある。これら3つをちゃんぽんにして音創りする、一種のセミモジュラーシンセ。
この当時のローランドには「V-Product」と呼ばれる、一連の革命的なスター商品があった。’95 年発売の V-Guitar VG-8 に始まり、V-Studio VS-880、V-Drums TD-10K、V-Mixer VM-7000、V-Bass、VP-9000 VariPhrase Processor、そして V-Synth / VarIOS / V-Card。いずれも Virtual のV、Victory のV、そして V-Synth などに限って言えば VariPhrase のVや、Variable のVもあろう。このあとで V-Piano、さらには R-Mix という PC / Mac 用ソフトにおいて VariPhrase を応用した V-Remastering という技術まで出し��、V-Product の波は終わった。
V-Synth は、ソフトシンセみたいな音が出るハードシンセであった。ではソフトシンセで良いじゃないか、というと、そこはハードならではの、演奏できる楽器としての存在意義があった。 だが、それは単に物理的だから直感的、というだけではない。この意義ついて、一般的に思いつくよりもずっと深い次元にいたるまで、そして前人未到の楽器の未来への展望にいたるまで、ここではつぶさに見ていく。
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●音源方式
これが、丸ごと可変する。当時そのようなスタンドアローン楽器はめずらしかったので、ローランドでは「Open System Architecture」と呼んでいた。機能が丸ごと変わるという点では、古く 80 年代後半にあった同社 S-50 や MC-500 に始まる一連の「クリーン設計」と呼ばれたプロ仕様サンプラーやシーケンサーがあった。が、V-Synth は、既存のどの機種とも関係なく、まったく隔絶した、異なる単独プロジェクトとして開発された。
V-Synth は、ソフトウェアシンセ同様の処理で音源を生成。どんなアプリを起動するかによって、機能も出る音もまるで変わる。
デフォルトでは V-Synth として起動し、他のアプリは V-Card シリーズという PCMCIA カードに収められて販売された。V-Card のアプリを起動させるには、電源オフのときにそのカードを V-Synth 本体背面にあるスロットに挿し込んでから電源を入れるだけ。すると、カードから自動的にシステムソフトをロードして起動する。各システムソフトは切替制で、二つ以上の共存は不可。さらに、いったん V-Card からソフトを流し込んで起動したあとは、そのカードを抜いて本体だけにしても、変わらず稼働し続ける。電源オフにすれば、当然ロードしたアプリは消えるので、設定はそれまでに保存せねばならない。
最終的には、以下の3種類のシステムソフトが用意された:
・V-Synth ・VC-1 "V-Card; D-50 for V-Synth/VariOS“ ・VC-2 "V-Card; Vocal Designer“
つまり V-Synth の実態は、アプリによって機能が可変するフレキシブルなソフトシンセであり、しかもそれが最適化された専用ハードを身にまとっている点がユニークなのである。いわば「ソフト・ハードシンセ」。内部的には、32bit 浮動小数点処理をしていた。
以下、おのおのの概略:
▼V-Synth モード
デフォルトでは、このモードで起動する。すなわち V-Card を使わずに電源投入すると、このモードで起動する。
基本的には
・2基の可変型オシレーター ・1基の加算・乗算セクション ・2基の COSM セクション(モデリングフィルターなど音色加工部分) ・1基のアンプ ・3基の内蔵エフェクト
からなり、おおむね減算方式にのっとった音創りができる。
さらに各セクション同士の結線は、3種類のストラクチャーから選べるという、準モジュラーシンセであった。
このときの音源方式は「Elastic Audio Synthesis」と呼ばれる。
これは、ローランド独自の VariPhrase 技術と COSM 技術とを併用したフルデジタル音源方式。Elastic とは英語で可塑的(かそてき)、可逆的、柔軟、そんな意味。
VariPhrase とは、オーディオファイルをリアルタイムにタイムストレッチしたり、リフレーズしたり、声ならジェンダーまで変えたりと、自在にひねくりまわ��る技術。フレーズループをこねくりまわす際は、わざわざアタックトランジェント部分は自動的にそのままに残すなど、工夫もされている。
VariPhrase が誕生するまでのオーディオファイルは、いったんサンプリング / レコーディングしたら、そのあとはカット&ペーストする以外には編集できない「硬い」ものであった。すでにタイムストレッチはあったが、時間かかるノンリアルタイム処理かつ不可逆処理であり、しかも文字通りの破壊的エディットだったので、音が破綻することのほうが多かった。VariPhrase は、リアルタイム・タイムストレッチの草分け的存在であるだけでなく、一歩進んでオーディオファイルを自由自在にひねくりまわせる、画期的新技術であった。
この VariPhrase 音源のほかに、アナログを超えたヴァーチャルアナログ音源もあり、これも音創りに動員できるパラメーターは半端ではない。時々、V-Synth の VA 部は JP-8000 そのものと言われるが、JP-8000 からは機能・性能・精度ともに大きく進化。
加えて COSM 技術による各種モデリングでもって音色を加工するセクションも装備。1鍵ごとに違う処理をマッピングできたりもするので、ただのフィルターだけに、とどまらない。
そもそも COSM とは、Composite Object Sound Modeling の略であり、モノを構成する複数の部品ごとにモデリングし、それらを組み合わせることで、あらゆるモノの音を再現しようというコンセプトにもとづくモデリング手法。部分を組み合わせると、その総和を超えたあたらしい音がする、という発想である。
そして、これらをすべて統合し、柔軟な音声をもたらす音源方式「Elastic Audio Synthesis」。そのおもしろさはいろいろあるも
「世界で唯一、サンプルを時間軸制御できるハードシンセである」
ことが、もっとも大きいと言われる。しかも条件によってはフォルマントも制御可能。つまり、VariPhrase 型サンプリングシンセでもある。マルチサンプリングはできないが、そのかわり Roland 独自のリアルタイム可変 PCM ともいうべきものであり、相当にイカれた音にまでサンプルを加工できる。
なお、V-Synth では、外部音声を入力して加工することも可能。
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▼VC-1 "V-Card; D-50 for V-Synth/VariOS“ モード
LA 音源を搭載した、D-50 そのまんま。
V-Card シリーズのうち、VC-1 という機種を、あらかじめ V-Synth 背面のカードスロットに差し込んでから電源スイッチを on にすると、このモードで起動する。のちの音源モジュール V-Synth XT では、V-Card の中身が丸ごと内蔵され、電源を落とすことなく切りかえれるようになった。
ローランド初のデジタルシンセである伝説の名機 D-50 を、モデリングどころか、D-50 実物のソースコードを、まんま移してきたという「D-50 そのまんまモード」。モデリングではなく、D-50 そのものになる。このため、D-50 のシステム・エクスクルーシヴを、まんま読み込むので、昔 D-50 でつくった音色が最新の V-Synth から出てきたときは思わず吹き出した。しかもこのおかげで、PG-1000 という当時あったプログラマーなるエディター・ハードウェア(!)で音創りもできる。
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▼VC-2 "V-Card; Vocal Designer“ モード
VC-2 という V-Card を、V-Synth カードスロットに差し込んで電源投入すると、このモードで起動する。やはりのちの V-Synth XT では内蔵され、電源を落とすことなく切りかえれるようになった。
よくヴォコーダー・モードと思われがちだが、ただのヴォコーダーにあらず! VP-330 のようなヴィンテージ・ヴォコーダーの再現はもちろん、大聖堂における壮大な混声合唱を意のままに自分の声で歌詞を吹き込めるクワイア・モデリングマシンなどなどにもなる。気分は第九かハレルヤコーラスか、はたまたカール・オルフ作曲カルミナ・ブラーナ! 
なお、あとから出てきた VP-550、VP-770 という機種は、このアルゴリズムをリファインし、専用ハードへ移植して単独機にしたもの。
▼Open System Architecture
先述の通り、V-Synth のように機能がまるまる切り替わるという仕組みを、当時のローランドでは「Open System Architecture」と呼んでいた。
このように機能がまったく変わる機種は、古くはローランドの S-50, W-30 といったプロ向けサンプラー、そして MC-500, MC-500mkII といったシーケンサーがあった。S-50, S-550, S-330 はサンプラー機能のほかに、Director-Sというシーケンス・ソフトを読み込ませることで、本体音源を駆動する原始的なワークステーションになった。
MC-500 シリーズは、MIDI シーケンサーになるほかに、リズムバンク・ライブラリーや、Sys-Ex を送受信して管理するバルクライブラリアンなどのシステムソフトが後追いで発売され、これらを読み込ませることでリズムマシンになったり、気の利いた Sys-Ex ライブラリアンになったりした。
このアプリによって機能が変わる設計思想は、当時「マイコン」と誤解されて呼ばれし原始的なパソコンになぞらえ「クリーン設計」と呼ばれた。
また、V-Synth と同時に発表された赤い VariPhrase 1U音源モジュール VariOS は、V-Producer II ない V-Producer III というパソコン上で動作する小さな DAW ライクなコントロール・ソフトウェアが付属し、通常はこれと併用することで曲づくりする VariPhrase 音源モジュールとして動作した。
と同時に、V-Synth 同様、V-Card シリーズを読み込ませることで、D-50 モジュールや Vocal Designer モジュールにもなった。さらに、パソコン上で動作するコントロール・ソフトウェアとモジュール本体ファームウェアの切り替えにより、VariOS-8 という VA ポリシンセモジュールにも、VariOS 303 という TB-303 を意識した VA ベースシンセにもなった。
このため、VariOS には「Open System Module」という肩書まであった。
というわけで、これら V-Synth や VariOS は、やはり専用ハードの衣をかぶったソフトシンセ、と言えよう。
こういう機種が存在していたことから、ローランドでは、
・ソフトシンセ ・ハードシンセ
という分類をせず
・PC / Mac ベースのシンセ ・スタンドアローンのシンセ
という分類をしていた。
つまり本質的にデジタルシンセとは全てソフトシンセなのであり、その動作プラットフォームが、
・パソコン上なのか ・スタンドアローンなのか
の違いでしかないという認識である。そしてスタンドアローンであれば、ソフトに最適化した独自のハードを身にまとうことになる。
故にハードシンセといえば、リアルアナログシンセしか無い、というのが当時のローランドのスタンスであった。
なお V-Synth の後継機種 V-Synth GT では、Open System Architecture は廃止された。よって、V-Card 非対応となり、D-50 モードが無くなった。そのかわり Vocal Designer は常に起動して VariPhrase / COSM 系による「Elastic Audio 音源」とレイヤーできるようになったが、そのアルゴリズムは、音質はよりクリアに、パラメーターはリファインされてより単純化されているらしい。さらに Elastic Audio 音源による2音色重ねもできるようになり、AP-Synthesis(Articulative Phrase Synthesis)と呼ばれる生楽器の奏法や挙動をモデリングした独自のシンセシスも搭載し、これを他のプリセット音源波形へあてはめることで非現実的ながらにリアルな表情変化をもたらす楽器音も出るようになった。
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●同時発��数
最大 24 音だが、演算負荷によって可変。
それはソフトシンセと同じで、負荷がかかれば発音数が減る。普通のハードシンセでは、音色をレイヤーすれば発音数が半分になるものだが、V-Synth では例えばどの音源波形を使うのか、どのフィルターを使うのかによっても発音数が変わる。重たい処理を重ねまくった場合、同時発音数は最小4音ポリくらいになってしまうが、そのぶん、音が非常に個性的になるので、私は不便に思ったことが無い。初代 nord lead も Dave Smith の Evolver 最上位機種も4音。あれって音が個性的でクールだよね! もっと言うなら名機 prophet-5 ですら5音ポリだったのだが、みんなそれを 120% 使いこなして様々な音楽をしていた。そして V-Synth も、それらにならぶ名機たらんとして開発されたのである。
●内蔵エフェクトの性能と傾向
▼V-Synth モード
・リバーブ1基 ・コーラス1基 ・41 アルゴリズムのマルチエフェクトを1基
計3基のエフェクトを内蔵。基本的には、同社初の VariPhrase 音源機である VP-9000 のそれを踏襲したもの。
独立リバーブは、SRV-3030 からリファインしたというクリアなリバーブのほかに、専用 EG がついたノンリニア・リバーブというゲート・リバーブの拡張版、左右に音が飛ばせるステレオ・ディレイなどになる。
独立コーラスは、複数のコーラス・アルゴリズムがあるほか、フランジャーやショート・ディレイにもなる。
そしてマルチエフェクトには、チェイン・アルゴリズムなどのほかに、単発もののなかに過去の名機エフェクターを COSM 技術でモデリングしたものがいくつかあり、それらはテープエコー RE-201、ディメンジョン SDD-320、フランジャー SBF-325、BOSS コンパクトペダルのフランジャーをステレオ化したものなど。あと歪み系や、ビットレート落としなどもある。
このエフェクト群だけは、音源部からは独立した DSP で処理しているため、24bit 固定小数点処理であり、またエフェクトの演算負荷が重い軽いにかかわらず、本体シンセの発音数は変わらない。
▼VC-1 "V-Card; D-50 for V-Synth/VariOS“ モード
まんま D-50 で動作するモードなので:
・パッチあたり2基の変調系(コーラス/フランジャー) ・パッチあたり1基の空間系(リバーブ/ディレイ)
D-50 と同じく、空間系はエフェクトタイプを選べず、他のパッチからコピってエディットする! 当時はデジタルリバーブを内蔵しただけでも御の字だったので、これでもまったく不便だともなんとも思わなかったのである。
▼VC-2 "V-Card; Vocal Designer“ モード
なんと V-Synth モードとおんなじエフェクトが出現する。すなわち 41 アルゴリズムのマルチエフェクトと、独立したリバーブ、そしてコーラス。
さらに別途、マイク入力された音声を整えるため、上記とは別に入力音声用ノイズ・サプレッサー、コンプ、リミッターも装備。
●内蔵波形、プリセットの傾向
▼V-Synth モード
まず VariPhrase 処理された PCM 波形と、VA すなわちヴァーチャルアナログ波形とがある。オシレーターにて、どちらの音源波形を出力するか、モード選択する。
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VariPhrase エンコードされた PCM 音源波形は、内蔵フラッシュメモリーに貯蔵され、その数や内容は、バージョンによって変化しており不定。なんと音源波形は書き換え可能で、ユーザーが個々の波形を消去することもできれば、ファクトリー・リセットで復活させられる。ユーザーが自分でサンプリングしたり、ネット上でひろった著作権フリーの .wav / AIFF ファイルを USB 経由で取り込んだりした波形も、ここに保存される。最大、計 999 波形を保存可能。
なので、プリセット波形ではなく、プリローデッド波形ということになる。
一方 VA 音源波形には;
・鋸歯状波 ・矩形波 ・エイリアスが少ない鋸歯状波 ・エイリアスが少ない矩形波 ・ランプ波 ・三角波 ・サイン波 ・ホワイトノイズ ・JUNO 波(変調鋸歯状波)
がある。
鋸歯状波と矩形波とでは、エイリアスの多い少ないによって、2バリエーションある。多いほうは、かなりエイリアスノイズが出る。少ないほうは、処理が重たくなるので発音数が減る。当時、多くのメーカーが必死でエイリアス除去につとめるあまり、音色がおもしろくなかったので、実はエイリアスがあったほうが、かえってガッツのある音が出ていた。実際、��外機種ではエイリアスを意図的に流出させる機能を持ったものすらあり、V-Synth もそれにならった選択肢を設けている。
JUNO 波というのは、α JUNO シリーズにあった変な倍音構成の鋸歯状波のようなパルス波のような、みょーちきりんな波形をモデリングしたもの。また多くの VA 波形は PWM によって変形できる。つまり鋸歯状波や三角波でも、PWM によって変形可能。
これが Ver.1.5 になると;
・D-50 の鋸歯状波 ・D-50 の矩形波 ・サブオシレーター
が追加された。いずれも V-Synth 本来のものよりは、いくぶん丸い音がする。
さらに Ver.2.0 では、過去の DSP シンセの名機 JP-8000 にあった音源波形を、改良したものなどが追加。それらは;
・JP-8000 にあった SuperSaw ・ポリ化された Feedback Osc. ことフィードバック・オシレーター ・そして新規開発された X-Mod(クロスモジュレーション)オシレーター
上記のうち;
・SuperSaw は、言うまでもなく鋸歯状波を7つ重ねたモデリング波 ・Feedback Osc. は、JP-8000 ではモノフォニックだったが、V-Synth ではポリフォニック化 ・X-Mod オシレーターでは、オシレーター2がモジュレーターに、オシレーター1がキャリアになる ・しかも SuperSaw や Feedback Osc. は、JP-8000 ではオシレーター1でしか使えなかったが、V-Synth では2つのオシレーターで使えるようになったので、鋸歯状波 14 波重ねという、あほなくらい分厚い音もでるようになった。
SuperSaw 波は、JP-8000 に搭載されて以来、トランステクノの定番音色となったが、わたしゃ Feedback Osc. のほうが好き。なんかいかにもシンセシストが憧れるギターみたいな、シンセによる近未来ギターを先取りする意欲的な、そんな音色変化がとてもいい。どうせなら JP-8000 にあった、D/A がアホになった三角波のエミュレーションとかも加えてほしかった。
なお肝心の音については主観的な意見になるが、いずれの VA 波も、リアルアナログからすると硬質な印象を受ける。ただし、Clavia nord シンセほどブライトな高次倍音に満ちたブライドな音でもない。つんざく押しの強さがほしければ、VariPhrase 波をシンセサイズしておぎなうと良い。後述する COSM セクションと併用すると、とんでもない重低音もだせるが、重低音でも輪郭がはっきりして粘る感じなところが、リアルアナログとは違う新しさ。
プリロードされている音色に関し、総じて言えるのは、シンセならではの抽象的なシュールな音が得意ということ。ていねいにマルチサンプリングされたアコースティック楽器みたいな音は、まず出ない。その代わり「どうやって、こんな音つくった!?」と言いたくなる音は、いくらでも出る。
これらの音色もまた、内蔵フラッシュに保存され、すべて書き換え可能。これもバージョンによって数・内容ともに変化している。
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ところで Ver. 2.0 と、それ未満のバージョンとでは、VariPhrase 音源波形がまったく異なるので、両バージョンの間には音色の互換性が無いという、またおもいきったことをしたものである。Ver.1.51 以下のプリロード波形やプリロード音色は、VariPhrase の特性を生かした曲芸的なものが多く、私は大好きだったが、どうも実戦的でなく玄人ウケだったらしい。たしかに私でも、音色によってはっきり好みが分かれるものがあった。そこで Ver.2.0 からは、世界中のアーティストが作成した、より即戦力となるプリロード波形とプリロード音色が採用されることになり、互換性を犠牲にしてまでしてそれを断行したあたり、なみなみならぬ意気込みをかけたテコ入れである。 
このバージョンアップは、ユーザーが簡単に行えるようになっているのだが、裏技を使うと、システムプログラムだけ Ver.2.0 に上げて、音源波形は Ver.1.51 以下のままという、いわば「キメラ」「キマイラ?」とでも言うべく、ハイブリッド・バージョンにもできた。ただし、この場合、誤動作や変なことになってもメーカーの保証外! たとえば Ver.2.0 で追加された Sound Shaper という音創りマクロ機能は、この場合だと正しく動作しない。私は、ハイブリッド・バージョンやっちゃいました! はい、メーカー保証外です! 自己責任です! 私は、あまりにも古いバージョンでたくさん音色を創ってしまったのだが、シンセシスだけは Ver.2.0 の恩恵を受けたかったので、あえて、メーカーの保証を捨ててまでして行いました! 良い子の皆さんは真似しないようにしましょう。やり方? どっかの海外ユーザーサイトに載ってました! ここでは紹介しません!(アメリカのローランド US 社が、勝手に「自己責任でどうぞ」ってアップしとるワwwww https://www.roland.com/us/support/by_product/v-synth/updates_drivers/f0fd62e8-e5b2-4a99-9f96-8e9d6a526207/ フランクフルト・ムジークメッセで「どうしても教えろ」と詰め寄られた海外スタッフが、社員バッジを外し、あくまで1民間人となって、自己責任を前提に教えたところ、それがネットでまたたくまに伝播し、それを勝手にアメリカさんが拾ったらしい。さぁ皆さん、故障しても誰にも文句いわないでね、DIY ってそういうもんでしょ)
なお、音源モジュール V-Synth XT は、最初から Ver.2である。
そして後継機種 V-Synth GT に至っては、まったくそれまでの機種とは互換せず、しかも V-Synth GT 独自の Ver.1と Ver.2とがあり、それでまた音色が違う。V-Synth シリーズとは、どこまでも果てしなく輪廻転生しつづけるシンセらしい。
▼VC-1 "V-Card; D-50 for V-Synth/VariOS“ モード
音源波形は D-50 のものと同じであり、さらに新規 PCM 波形も追加されているため、D-50 と上位互換する。
・一種の先駆的 VA とも言えるシンセサイザー・パーシャルには、鋸歯状波と矩形波との2種類の音源波形があり、どちらも PWM がかかるところも D-50 と同じ。 ・PCM パーシャルには 128 種類の音源波形があり、このうち最初の 100 種類が D-50 と同じもの。新たに追加された新波形には、V-Synth モードの Feedback Osc. をサンプリングした音などがあったりする。V-Synth と違って、ユーザーが波形を追加することはできない。
プリセット音色は、オリジナルの D-50 にあったものの他に、かつて別売されていた純正の ROM カード・サウンドライブラリーの音色がすべて網羅されている大サービスぶり。いずれも黎明期の PCM シンセならではの、荒削りでいて個性的かつ気持ちよくノイジーな LA 音源特有の音ばかり。ジャン=ミシェル・ジャールが、アルバム「REVOLUTION」や「Waiting for Cousteau」等でそのまんま使った音色などがある。
▼VC-2 "V-Card; Vocal Designer“ モード
12 のアルゴリズムがあり、音源波形はアルゴリズムによって異なる。リアルなクワイアから、ヴィンテージ・ヴォコーダー系の音源波形、ノイズなど、さまざま用意されており、これらをキャリア波として使う。
マイクを使わず鍵盤を弾くだけで音源波形を鳴らすアルゴリズムもあり、このときはユーザーが音源波形を追加することも可能。
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●エディットの自由度と可能性
これまた膨大で深い。
4階調モノクロ表示のグラフィック液晶ディスプレイは、QVGA(Quarter VGA すなわち 1/4 VGA)サイズなので、今から見れば小さくて表示もラフ。PC / Mac / iOS エディターアプリもない。ただ、これは当時のハイエンド機種には、よくあった仕様であり、マルチタッチではないがタッチスクリーンであるだけ、まだましとも言う。V-Synth XT ではカラー液晶に、さらに後継機種の V-Synth GT では視野角の広い TFT カラー液晶になり、表示されるグラフィックスもちょっとばかし近未来的なテイストへとなった。
ただしタッチスクリーンをいじってると、そればっかりにのめりこみ、横にあるたくさんのノブの存在を忘れてしまう。中央値を出すにはセンタークリックのあるノブを使うなど、適当に使い分けるのが良い。
▼V-Synth モード概観
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先述のとおり、基本的には、
・2基のオシレーター(各オシレーターが専用の音量 EG つきなので、各オシレーター自体が1台のシンセのような威力を発揮する) ・1基のモジュレーター(オシレーターミキサー+変調機) ・2基の COSM セクション(フィルターなど音色加工部分) ・1基のアンプ ・3基の内蔵エフェクト
からなり、おおむね減算方式にのっとった音創りができる。
さらに、エフェクト以外のブロックは、3パターンの「ストラクチャー」と呼ばれるプリセットされた接続方式でもって配置を変えられる。タイプ1は、COSM セクションが直列に並び、2つのオシレーターを2基直列接続の COSM へ流すもので、Jupiter-8 などと似たもの。タイプ3は各オシレーターと各 COSM セクションとが並列に並び、オシレーター専属の音量 EG のおかげもあって、ほぼ2系統のシンセシスとして動作するもの。タイプ2は、その中間的存在。
▼V-Synth モード;オシレーター概要
2基のオシレーターの各々にて:
・VariPhrase 音源波形 ・VA 波形 ・ステレオの外部音声入力:これはオシレーター1への代入のみ
から1つ選んでアサインする(PCM パーシャルとシンセ・パーシャルをアサインできた D-50 に似てる)ため、2つのオシレーターを両方とも VariPhrase オシレーターにすることも、両方を VA オシレーターにすることも、片方ずつ異なる方式のオシレーターにすることも可能。ステレオの外部音声入力をオシレーター1に代入することで、外部音声を様々な変態 COSM フィルターで奇想天外に加工できるのも良い。
▼V-Synth モード;VariPhrase 基礎編
PCM オシレーターに VariPhrase を採用しているため、マルチサンプリングはできず、むしろ時間軸やフォルマントをどう料理するかに力点が置かれている。
VariPhrase 音源波形として、ユーザーがサンプリング / リサンプリングした波形を内蔵フラッシュメモリーに保存できるほか、数百種類の音源波形が���リセットされているが、気に入らない波形を削除 / 復活できるところがすごい。ぜひとも、すべての PCM シンセに、こうしてほしい。音色パッチもすべてが RAM なので、これも全部自作の音にできる。これもすばらしい。コルグは昔から音色メモリーは RAM ベースだったが、音源波形までもが削除できるシンセは聞いたことが無い。どのメーカーも、こうしてほしいものだ。
VariPhrase 波形をどうやってつくるかというと、サンプル波形を VariPhrase エンコードすれば良い。
サンプルそのものは、本体で自力サンプリングした波形、USB 経由でインポートしたサンプル、あるいは内蔵エフェクトまで込みでリサンプリングした波形が使える。
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それ��ユーザーサンプルを、まずはタッチパネルで波形編集し、
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そのあと VariPhrase エンコーディングして初めて音源波形として使用する。
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エンコードタイプも複数あり、対象となるサンプルに応じて使い分ける。この結果、ピッチを変えてもテンポ(V-Synth では Time という)が変わらない、あるいはテンポを変えてもピッチが変わらない、ソロ音声をサンプリングした場合はフォルマントも変わらず、演奏はポリフォニックでできる。あるいは意図的に、ピッチやテンポ、フォルマントを独立して自在に変えられる。変えるのはノブ、鍵盤、二次元パッド、ペダル、各種物理操作子などなどで、両手両足で自在にできる。
ただし、どのメーカーのタイムストレッチでもそうなのだが、波形との相性があり、きれいにストレッチできるケースと、歪んだりデジタルノイズが乗ったりローファイに崩れてしまうケースとがある。意図しない音色変化が生じてしまって使いものにならないケースもあるが、きれいにストレッチできなくても、その歪みかたが妙におもしろくて使ってしまうケースもある。冨田勲が、moog IIIp の音の歪みやすさを逆手にとって音創りしていたり、Art of Noise が初期の8bit なフェアライト CMI を駆使して個性を出していたのと同じ。
また、エンコーディング前にはうまくループが取れていたのに、エンコードするとループノイズが再発する場合もあり、そんなときは、ループの開始と終了ポイントを数波ぶんループ長が短くなるよう設定しなおすと回避できる。隙間の多いフレーズ・ループなら、ほぼ問題なく一発で動作する。
すごいやろ。
それでもまだダメなときは、こんな使いこなしワザもある;
V-Synth 上の波形編集で、こんなふうに、時間軸上にループを作ったとしますね
  |----------|----Loop----|
上記に対して、ループ部分を2サイクルぶん、付け足しましょう
  |----------|----Loop----|----Loop----|----Loop----|
そして、エンコードするとき、2つ目のループ区間のみを、ほんまのループ範囲として指定するのです
  |----------|----Loop----|====Loop====|----Loop----|
すごいやろ。
なんでそもそもエンコーディングしないといけないのかというと、ひとえにレイテンシー無く反応させるためである。 事前にコンパイルしたオブジェクトにしてしまうことで、あとは、MIDI 音源としてのレイテンシーのみにゆだねてしまう、つまり DAW のプラグインなどではなく、楽器として必須の条件なのであった。
余談ながら「VariPhrase」という単語は、日本語では「バリフレーズ」、英語になると「ヴェァリフレイズ」と巻き舌かつ中間母音を含んだ難しい発音になるも、イタリア人がしゃべると「ヴァrrrリフrrrrレイズ」と、まるで日本語みたいに、しかも江戸っ子べらんめぇ調になるのには、ちょっとだけ驚いた。イタリアンは、バス停のことを「フェルマータ」って言うし、「ゆっくり気をつけて!」っていうときは「ピアノピアノピアノ!」って叫ぶし、ドイツ人にいたっては、ハープシコードのことを「チェンバロ」って言ぅてたし、生で聞くと少し感動。
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▼V-Synth モード;VariPhrase 発展形「Time Trip」
V-Synth に見る VariPhrase テクノロジーで、従来と違う、最も分かりやすい進化点が Time Trip 機能。「タイムトリップ」という、すごい名前がついているが、文字通り「音のタイムトリップ」を実現する。
先行機種 VP-9000 では正方向にのみ時間制御できたが、V-Synth では逆方向でも時間制御できるようになった。ピッチを変えることなく正再生~停止~逆再生まで、なめらかに変化する。タンテのスクラッチと似て非なるところは、ピッチが変わらず、再生速度=テンポだけが変わるところ。V-Synth ではこれを Time Trip と呼び、その名も Time Trip Pad と呼ぶ2次元パッドや、LFO、EG、D Beam、ベロシティなど様々なコントローラでも制御可能。Time Trip Pad には円が描いてあり、これをなぞると、1拍で1周するようになっているので音楽的にフレーズの進みぐあいを視覚で確認しながら制御できる。円の向心方向にも、別パラメーターをアサイン可能で、指を半径方向に動かしたり、小さく円を描くか、大きく描くかで音が変えられる。
さらにこのような極座標系のみならず、よくある X-Y 座標系にも切替えることが可能。すぐれたフィジカルコントローラあっての、すぐれた音源。それでこそ楽器。
なお、モジュール版の V-Synth XT では、液晶画面に Time Trip Pad や X-Y Pad を表示させて使える。SF の電影照準器みたいで、操作しててもわくわくする。
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この Time Trip 機能は、V-Synth シリーズにのみ搭載されている機能で、指一本で、フレーズサンプルのピッチを変えずに、スピードだけ変えたり再生方向を正逆切替えられるので、タンテのスクラッチとも違う新しい表現。むろん設定でピッチも可変するようにすれば、D-Beam で心底リアルなスクラッチをかけたりもできる。手を曲芸のようにひらひらさせながらスクラッチかけるワザは、ローランドのデモンストレーター David Ahlund(デイヴッド・オーランド)氏が「D-Scratch」と命名して、よくやっていた。
鍵盤やパッドやノブやペダルや D-Beam などがついていることもあり、この「フレーズサンプルがリアルタイムに弾ける・あやつれる」というところが唯一無比のすぐれたところで、単なるタイムストレッチではなく、よってサンプルのピッチやテンポ合わせするだけの Melodyne や ACID、ableton LIVE などと決定的に違うところである。V-Synth は、やはり楽器。手で弾ける、演奏できる楽器なのだ。
じつは先行する Roland 社のグルーヴボックスに D2 というオレンジ色の機種があり、あれにも Time Trip という機能がついててパッドまであるのだが、あれは MIDI シーケンシング上のトリックと逆再生 PCM 音源波形をわざわざ積んでる「まがいもの」であって、VariPhrase ではないw
▼V-Synth モード;VariPhrase 応用編
V-Synth では、単一のフレーズサンプルを全鍵おなじテンポで弾けるだけでなく、���ロディやハーモニーも思いのままに弾ける。リズムループをサンプリングして弾くと、ドスの効いたベードラは低い鍵盤で、スネアは高い鍵盤で鳴らすにも何の設定もエディットも要らず、ただレガートで弾けば思いつきでどんどん試して聴ける、弾くだけの快適さ。がばっと和音を押さえて高次倍音を持ちつつもヘヴィなリズム音にする、なんてのも一発。
あるいはタイムというパラメータをノブでリアルタイムでいじる、LFO かける、EG で制御するのも良い。LFO をフレーズサンプルの BPM と同期させれば、正再生・逆再生が交互に出てくるリズムループがつくれる。LFO は MIDI クロックなどでも BPM 同期できる。つまり、シーケンサーの拍に合わせて正再生・逆再生が交互に出てくる。オシレーターが2つあるから、もっと複雑なことも可能。
人声によるソロなど、モノフォニックなフレーズサンプルの場合、フォルマントが可変してポリで演奏できるので、単一のサンプルにてフォルマントを崩さずに超ソプラノから超バスまで幅広い音域で演奏したり、あえてフォルマントを加工することでジェンダーを変えられる。2つのオシレーターのうち片方を女性ヴォーカルに、もう片方を男性ヴォーカルにしてハモらせたりできる。このときも、もちろん鍵盤でリアルタイムにおもいつくままにメロディなりハーモニーなり、それこそハモりとソロとを瞬時に弾き分けたりできる。
ReCycle! みたく、音節ごとにマーカーをつけてドラムマップみたく鍵盤上に展開でき、これをアルペジエイターで駆動し Time Trip Pad をいじると、ノーマルなフレーズの中にリバース再生が入り乱れる変態リズムが速攻でつくれる。マーカーは、VariPhrase エンコーディング時に自動的にトランジェント・ピークを検出して割り振られるばかりか、自分で自由に追加削除もできる。
しかも波形上にマーカーがついているだけで、実際にぶった切っているわけでは無いのが REX ファイルと違うところで、波形としては元の単一のまま管理できる。
また、VariPhrase にはグラニュラーシンセシスも含まれているので、サンプルのピッチはそのままに極端にテンポをゆっくりに落とすと、ちょうど動画の一部を極端に拡大すると個々のピクセルが明滅しながら姿を現すように、原音とは似ても似つかない、うごめく倍音群が得られておもしろい。これもその当時までに無い音創り。世界で唯一のグラニュラー・スタンドアローンシンセとも言える。おかげで、切り裂くような耳に痛い過激な倍音も平気で出るので、フィルターで加工しがいがある。
しかもアタックトランジェントのピーク部分だけは、無加工のまま残してくれるので、アタックがなまることも無い。
さらに、なにも時間軸にこだわらなくとも、たとえばフォルマントをノブや X-Y パッドで自在にいじりながら弾くだけでも、非常に感覚的。風変わりなフィルターみたく使える。
たとえば生ピの音をサンプリングし、フォルマントを XY パッドでいじりながら弾くと、まるでピアノ弦が木製になったような、変な木琴のような正体不明の音が出る。クラヴィの音を、フォルマント崩さずに XY パッドでピッチベンドしながら弾きまくっている人もいた。
というわけで要約すれば、サンプルの、ピッチ、タイム(テンポ)、フォルマントの三大要素を、独立して演奏できるところが、あたらしい。
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▼V-Synth モード;VA オシレーターと、オシレーター EG、そして Time Variant の真意
VA 音源波形は、ただのモデリングにとどまらず、先述のとおり多くの波形で PWM が効いたり、Fat という低域を強調するようなパラメーターや、Impact という、アタックを強調するパラメーターなどが追加されている。特に Fat には、専用 EG があるので時間軸上で音の太さを変えれたり、LFO やベロシティで音の太さを変えれたりする。PWM は鋸歯状波や三角波のような音源波形にも効き、やはり専用 EG があるほか、LFO やベロシティで変調できる。
たいがいの VA 波形で、サブオシレーターが使えるのもいい。最大4オシレーター駆動できるので、輝くようなストリングスとか創れる。
各オシレーターには、専用アンプこと専用 TVA があり、これまた音量 EG や LFO、ベロシティ変調までが用意されているので、ほとんどオシレーター1個だけで1台のシンセに匹敵する音創りが可能。
これを含め、オシレーターには4基の EG が存在する。
VariPhrase オシレーターでは:
・ピッチ EG ・タイム EG ・フォルマント EG ・オシレーター専用音量 EG
VA オシレーターでは:
・ピッチ EG ・PWM EG(矩形波以外の大半の波形でも PWM かかる) ・Fat EG ・オシレーター専用音量 EG
このように、オシレーター変調が充実しているのが、このシンセの特徴でもある。
ローランドは、旧来の VCF, VCA をデジタル化するにあたり、DCF, DCA という名を使わず、あえて TVF, TVA という名を使った。ここでの TV とは Time Variant の略で、時間軸上を変化することを意味し、すなわち音に時間的変化を与えてこそシンセサイズであるという意味が込められていた。したがって V-Synth のオシレーターは、いわば「Time Variant Oscillator」なわけで、時々刻々と表情が変化、それも自在に変化できるオシレーターなのである。PPG / waldorf のウェーヴテーブルやエンソニック VFX などにあったトランスウェーヴの未来形、とも言えよう。
▼V-Synth モード;モジュレーター・セクション
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2つのオシレーターをミックスする「モジュレーター」だが、単なるオシレーターミキサーを超え、以下の処理が可能;
・単純な加算ミックス ・FM ・リング変調 ・エンベロープフォロワーによって検出されたオシレーター2の音量カーヴでオシレーター1の音量を変調する「エンベロープ・リング変調」 ・ハードシンク
上記のうち1つが選べる。このうち加算ミックス以外の変調方式系では、オシレーター2がモジュレーターに、オシレーター1がキャリアになる。なお、ハードシンクだけは、オシレーター2波形がアナログモデリング波形に限定される。
モジュレーター・セクションでは、まず他のシンセになかなか無いのがエンベロープ・リング変調。これは、先述のとおりオシレーター2をモジュレーターに、その音量変化をエンベロープ・フォロワーで取り出し、オシレーター1をキャリアとしてその音量に当てはめて変化させるもの。オシレーター2にフレーズループをアサインすると、その音量変化にしたがってオシレーター1の音量が追随するので、EG や単純な LFO にとらわれない複雑なリズム感のあるコード弾きができたりする。
あと知人に教えてもらったのだが、モジュレーターセクションにて FM を選び、モジュレーターにサイン波を、ピッチをキーフォローさせず、言わば fixed frequency 状態にして、キャリアに PCM 波形を選ぶと、元の PCM 波形には無い新しい倍音を生み出せる。
▼V-Synth モード;COSM セクション
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COSM セクションには 16 タイプのアルゴリズムがあり、単なる LPF, HPF から、ウェーヴ・シェイパーやアンプ・モデリング、ギターのボディの鳴りをモデリングしたレゾネーター、Lo-Fi、ポリフォニック・コンプなど、いろいろある。これも元は 15 タイプだったのが Ver.1.5 以降は、TB-303 のフィルターをモデリングした TB Filter が加わり 16 タイプとなった。この調子でもっともっと増えてくれるのかと期待したのにねー。
TB Filter は、効きが滑らかで、またオリジナルの TB-303 ��は無いパラメーターも追加されてて深い。これはのちの AIRA(アイラ)シリーズに採用されている Analog Circuit Behavior モデリング音源ではなく、さらにのちの Roland Cloud プラグインに採用されている Analog Behavior モデリング音源でもない。原始的なモデリングであり、その分、かえって独特。
すべてボイスごとに処理されるので、じつはポリフォニック・ディストーション、ポリフォニック・オーバードライヴ、ポリフォニック・コンプレッサーなどにもなり、和音でも音が濁ったり相互干渉することがないので、クリアな歪み処理ができる。なかでも、レゾネーター・ギターのボディをモデリングしたものや、言ってみればポリフォニック・アンシミュ(!)というものもあり、秀逸。
特に白眉は、2種類のサイドバンド・フィルター。じつはテレビに内蔵されている画像処理の回路からモデリングして音創りに転用してみたものらしい。これはどうやら整数次倍音と側帯波のみを残していく、一種のコムフィルターのようなものらしく、フィルターを絞れば絞るほど金属的な響きがして、最後には全倍音が消滅する。ホワイトノイズからでもピッチ成分を抽出できて音創りできる。
外部音声を、オシレーター1に代入できるので、フィルター・バンクとして外部音声を COSM 加工できる。
▼V-Synth モード;秘技「COSM マッピング」
この COSM セクションで、じつは一番大きなポイントは、1パッチあたり最大 16 ゾーンに鍵盤を分割し、各ゾーンに違う COSM 処理をアサインすることで、まったく異なる音色加工ができること。やろうと思えば1鍵1鍵ごとに違う処理をアサインできることである。
具体的には、キースプリットで複数のゾーンに分割し、おのおの違う設定にすれば、ゾーンにまたがって手で弾くだけで奇想天外な加工ができる。最大 16 ゾーンにまで分割し、それを1パッチとすることが可能。ただ、ゾーンまわりのエディットは、ちょっと不親切な画面でめんどう。その苦労を乗り越えれば、アルペジエイターで外部音声を切り刻むときなどで他には無い変態加工ができる。
先述のとおり、内蔵エフェクトにはヴィンテージ機種のモデリングもあるので、外部音声をそれで加工することも可能。
▼V-Synth モード;制御系、変調ソース系
全般的に EG が多く、先述のとおり VariPhrase のフォルマントやタイムをおのおの専用 EG で変調できたり、VA オシレーターにて Fat という低域を強調するパラメーターにも専用 EG があったり、フィルターのレゾナンスにまで専用 EG がついてたりする。EG そのものは古典的な ADSR 方式で、D-50 以降の多ポイントのものではないが、デプスをマイナスにできるので、これまたなつかしいテクで EG カーヴを上下反転させることができ、スフォルツァンド的な「hit and run」とも言われる音色変化も可能。最近、このように EG カーヴを反転できるデジタルシンセは、意外に無い。
アルペジエイターには、ノート情報のみならず、D Beam など操作子のリアルタイム変化も記録できる。2連装の D Beam による音色変化も楽勝で記録。Elektron で言うパラメーターロックである。
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Ver.2.0 になると、4トラックのマルチ・ステップモジュレーターも装備されるようになった。16ステップ4トラックの簡易ループシーケンサーで、これもただのシーケンサーではなく、V-Synth のパラメーターも変化させられる。タッチスクリーンのおかげで、指一本でステモジのカーヴを描ける。DAW のオートメーションに近い。
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アルペジエイターとどう違うのかと言えば、ステモジは鍵盤でトランスポーズできる。そして、アルペジエイターもマルチ・ステモジも、音色パッチごとにパターンを記憶可能。
マトリクス・コントロールと呼ばれる、モジュレーションマトリクスがあり、これが歴代ローランド・シンセの中では恐らく最大規模。13ソース、45デスティネーションあり、そこから最大8ソース / 16 デスティネーションまで選んで結線できる。
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2つの汎用ノブもあり、さまざまに変調ソースとして使える。
D Beam は2連装なので2つのパラメーターを同時に制御でき、空間的リボンコントローラーみたく、効きしろの長いコントローラとして使える。V-Synth は独特の音色変化がおもしろいので、D Beam と最も相性の良いシンセではないだろうか。
▼V-Synth モード;エディット総括と、その後の機種への展開
初代 V-Synth とは、色彩豊かな PCM シンセでもあり、サンプラーでもあり、しかもそれが動的にリアルタイムで変化できる VariPhrase と、これまたアクの強いアナログ・モデリングのカップリング、しかもリング変調も FM 変調もハードシンクもでき、鍵ごとにことなるモデリング処理をあてはめれる COSM モデリングマップまで実現できるので、ただの VA よりもずっとずっと色彩豊かなバリエーションに富んだ音を出してくれる機種である。そしてさまざまなコントローラやアルペジエイターとマルチなステモジのおかげで、すべてが意のままにあやつれる。外部音声にも加工できる。
このようにパラメーターが膨大なのだが、初代 V-Synth Ver.2.0 以降と、V-Synth XT には、Sound Shaper(サウンド・シェイパー)という、マクロ・エディット機能があり、これを使うと目的の音がすばやく創れるようになった。サウンド・シェイパーをつかってラフにエディットし、いったんセーヴしてから、通常のフル・エディットで細かく詰めることも可能。ただしこれは、音源波形も Ver.2.0 コンテンツになっていることが前提。
V-Synth GT では、Sound Shaper II となって、マクロ・エディットからフル・エディットへ移行できるようになったらしい。
なお、あとから SH-201 という廉価版の VA シンセが出たが、これは V-Synth の VA 部分を拾い集めてパラメータを簡略化したかわりに、外部音声入力に対してのみ効く専用の独立したフィルターを追加した機種。機能を限定しているかわりに、CPU 処理ではなく DSP 処理としている。
SH-201 は、外部音声に対し、鍵盤を弾いたときと弾いていないときとで違う加工処理をあてはめられるらしく、キーのオン/オフによって外部音声が変わるという芸当ができる。これには打鍵時には外部音声をシンセ本体の加工処理でおこない、離鍵時に独立した専用オーディオ・フィルターで加工するというワザを使う。片方を LPF、もう片方を HPF にするとおもしろいかもしれない。アルペジエイターを併用すると、外部音声がリズミカルにきざめる。
なお、専用エディターソフトが付随し、これは VSTi にも AU にも対応しているので、DAW 上でトラックをフリーズさせたような使い方ができる。プラグインエディターというものは、このころからだんだん普及し始めた。
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▼VC-1 "V-Card; D-50 for V-Synth/VariOS“ モード
D-50 そのまんまモードなので、詳細は拙作の D-50 レヴューにゆずるとして、ここでは V-Synth 上における使い勝手を少々。
D-50 モードのときは、一度にたくさんのパラメーターがタッチパネルでエディットできるので、D-50 より操作しやすい。D-50 ��ジョイスティック機能は、X-Y パッドがつかさどる。さらに各種の操作子にも、パラメーターをアサインできる。
パッケージ箱の中に PC / Mac 上で動作するエディターソフトも CD-ROM で入っており、このソフトは、SoundQuest というソフトハウスによって開発されたもの。なのだが、こちらは一転して使いにくいという噂。
V-Synth の D/A コンバーターは、D-50 のそれよりはるかに優秀なので、エイリアスノイズが出にくくクリアな音になっている。それを見越してか、VC-1 には「V-Synth 音質モード」と「D-50 音質モード」とがあり、前者は V-Synth ならではのクリアな音質で D-50 サウンドを満喫でき、後者は私みたいに D-50 のエイリアス大好き人間にとってうれしい D-50 の粗い音質をわざわざモデリングしたものとなっている。その D-50 音質モードでも、まだ実機よりは、じつは音質が良い。
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▼VC-2 "V-Card; Vocal Designer“ モード
基本はヴォコーダーなのだが、12 のアルゴリズムがあり、それらは以下の5種類に大別できる:
・Modeling Choir:生々しい大合唱(クワイア)、男声や女声のヴォーカル、シンセ音ヴォーカルのモデリング ・Vocoder:いわゆるヴォコーダーが数種類 ・Poly Pitch Shifter:その名のとおり、ポリフォニックのピッチシフター ・Keyboard:鍵盤を弾くだけで鳴るクワイアなどで、ユーザーが音源波形を追加可能 ・Processor:外部音声を利用するトーキングモジュレーター的なアルゴリズム
各アルゴリズムには複数のパラメーターがあり、通常のヴォコーダー的な、子音を取り出す一種の HPF の設定とかのほか、フォルマントを変えたり、声をうなり声に濁らせたり、シンセ波形をキャリアに使うときは2つあるオシレーターの設定をしたりできる。
鍵盤でピッチを指定するほか、アルゴリズムによっては、マイク入力された声からピッチ検出して、それに自動的に追随したピッチでキャリア波を鳴らせるので、自分で自由に歌い上げて声色だけ変えるという芸当もできる。
マルチコードメモリーがあり、1オクターヴ内の1鍵ごとに、異なるコードをメモリーしておける。単なるコードの平行移調だけにとどまらず、鍵盤ごとに違うコードフォームがワン・キーで弾けるという芸当が可能。
出てくる音はヴォコーダーの範囲を越えたもので、ロボティックなヴィンテージ・ヴォコーダーの再現から、シンセ音でヴォコる、リアルな男性や女性コーラスを歌詞つきで歌わせる、リアルかつ壮大な混声合唱団に歌詞つけて歌わせるなど、様々にできる。ハリウッドのスペクタクルみたく、エピックな大仰な映画音楽みたく、大編成混声合唱団を真似るのに最適!
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●拡張性 
先述のとおり、PCMCIA カード・スロットあり。
PC カードアダプターを併用することで、バックアップメディアとして CompactFlash や Micro Drive などが使える。また、前述のとおりこのスロットにシステムプログラム入りの V-Card シリーズなる PC カードを差し込んでから起動すると、まったく別のシンセとして起動する。起動したあとは、カードを抜いても問題ない。
VariPhrase エンコーディングされたユーザーサンプル波形は、.wav 形式で保存される。USB 経由でこのファイルはパソコンと送受でき、しかも普通の .wav ファイルとして認識されるため、ダブルクリック一発で簡単に再生でき、DAW で利用できる。逆にパソコンから .wav ファイルを V-Synth を USB 転送し、それを V-Synth 上でエンコードして使える。音色パッチまでそのまま USB でパソコンと送受できるので、インターネットで音色交換することも楽勝となった。これらは今ではあたりまえだが、当時はまだ珍しい先端機能であった。
V-Synth XT では、USB での音声ストリーミングにも対応し、結果 USB オーディオインターフェイスとしても使えるようになった。
V-Synth XT では、外部音声入力がファンタム電源供給可能な XLR / フォーンとの混合ジャックになった。
V-Synth GT になると USB ホストとしても機能するようになり、USB メモリーなどがストレージメディアとして使えるようになった。 
SPD/F ならびに ADAT Lightpipe に準拠した、デジタル・オーディオ出力端子が、コアキシャルとオプティカルと、ともにそろって装備。なかなか贅沢。
●あなたにとっての長所
抽象的な表現でなんだが V-Synth モードのとき「近未来の音」がするところ。それまで、どんなシンセが出てきても
「へん、しょせん俺さまの ensoniq VFX には、かなわねーのさ。VFX の音は永遠に新しいのさ。」
と内心ひそかに思っていたのが、これをいじってて完全にやられてしまった。
音源波形そのものを、根底から操作できるシンセは、そうそうない。まるで、音の遺伝子操作、音源波形の遺伝子操作をやっているかのようだ。
しかも音の時間軸を双方向に制御できるスタンドアローンシンセは、V-Synth しかない。「時間」すらをもパラメータとする、他に例の無いシンセ。
そして音源方式もすごいが操作子もすごい。Time Trip Pad による、波形わしづかみ感覚! これもまた唯一無比。たまたま鍵盤もついているので、なんとフレーズサンプルをクリエイティヴに弾けてしまう。これも他ではできない。
VA の音にて、とんでもない重低音が出る。しかも、それでも輪郭のはっきりした音なので、そこが新鮮でもある。
非常に非常に主観的な好みだが、ローランドのシンセの中では、もっともキータッチが好み。あと私が好きなキータッチを持つ機種と言えば、ensoniq VFX SD と Emu Emax SE。かつては CASIO VZ-1 のキータッチが好きだったが、今では軽すぎるように思うことだろう。まぁ、こればかりは人それぞれということで。
D Beam と、最も相性が良いシンセではないだろうか?
自力サンプリングやリサンプリングし、波形編集してシンセサイズできるのも、無限の可能性があっていい。
今ではあたりまえだが、USB でパソコンと接続し、ファイル送受できるのは、めっちゃ便利。ネットで見つけた著作権フリーの .wav ファイルを、ドラッグ&ドロップで V-Synth に入れてエンコーディングすれば音源波形になる。パソコンへのバックアップも、簡単かつ高速で済む。
私が D-50 でつくった音色の延命策。かつ、壮大なクワイアも意のままに歌詞つけてできてしまうところもまた、唯一無比。
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●あなたにとっての短所
誰でも挙げることだが、マルチティンバー・モードの使い勝手の悪さ。
設定画面がたった一つしかなく、しかも非常に限定されたパラメーターしか存在しない。しかも内蔵エフェクトが、すべて第1チャンネルのものに統一されてしまう。なので、わたしゃマルチで使うことは、ほぼ諦めた。
電源投入時に内蔵フラッシュ・ストレージから内蔵バッファ・メモリーへと音源波形をいっせいに全部ロードしてくれるのだが、これが遅い。こういうところは、音源波形をロードすることなく波形 ROM から一発で読み出してくれる既存の PCM シンセに、軍配が上がる。一瞬で起動できないと、ちょっと���タンドアローンシンセらしくない。あ、そうか。これは事実上ソフトシンセなんだって、自分でも書いていたね。
まぁ往年のアナログシンセなんて、電源投入してから温度が安定するまで、最低でも半時間以上は待ってから弾いたもんであり、そんなんで済めばまだかわいいもんですが、でもやっぱ今はデジタルなんだから一瞬で起動しようね。近ごろのワークステーションも起動時間が長いが、あんまし待たせるもんじゃないよ、スタンドアローン機種は。
ちなみに V-Synth GT Ver.2.0 では、少しだけ、起動が早くなっているらしい。
音源波形メモリーの構造とその容量も、マニュアルからは分かりにくい。あとから V-Synth Book という販促物となる書籍が出たのだが、そこに詳しく図解されている。まず内蔵されているのは:
・16MB の内蔵 SSD ・50MB の内蔵 RAM
すなわち上記 16MB の内蔵ストレージないし外部ストレージとしての PCMCIA カードに音源波形が保存され、電源を投入するとそれらから 50MB の内蔵バッファへと音源波形をロードしてくれるのだが、それに気づくまで時間がかかる。おまけにタッチスクリーンでのメニューには「Memory」ではなく「Disk」と表示されるので、それが実は音源波形ストレージの事だと気づくのに時間がかかる。ま、たしかに USB でパソコンと接続すると、外部ドライヴすなわち「Disk」としてパソコンでは認識されるのだが、今までのシンセ使いにとっては、いきなり PC ライクすぎる言葉づかいかも。
音源波形メモリーそのものも、もっと容量がほしいなぁ。いくらタイムストレッチできるからって、バッファ 50MB というのも、今となっては少なすぎ。しかもそれを全て埋めると、前述のとおり起動時間がかかる。KRONOS も、そうやんなー。
USB でパソコンと接続して作業しているときに、他に何もできないのは不便。VariOS では普通に送受でけてるやないかい。
USB メモリーが接続できたらいいのに。V-Synth GT から出来るようになったけど。
わたしゃエイリアス・ノイズも好きで、それも音創りの一環とおもっているが、世間的には嫌われているらしい。たしかに普通の鋸歯状波とかで高域を鳴らすと、少し漏れて聴こえる。でもそれって、個性なんちゃうのん? かつて冨田勲が駆け出しのころ、当時の日本には存在しなかったエフェクターであるファズをイギリスから取り寄せて、それを時代劇でサムライが二人とも刀を抜いて睨みあっている緊迫シーンで「びやぁーん」って使って悦に入ってたら、スタジオエンジニアがヘッドフォンかなぐり捨てて「音が歪んでます!」って怒ったらしいが、それくらい柔軟な発想がないと、いかんぜよ。いつから電子楽器は、ノイズを否定するような、ド近眼な音づくりツールになったん?
海外メーカーのシンセやサンプラーなんか、ともすればエイリアス除去フィルターのカットオフが、パラメーターとしてユーザーに解放されていて、エイリアスばりばりの音も意図的に出せるようになっている。えらい。V-Synth も、もっと幅広く自在にクォリティを変えれるようになってほしい。
フロントパネルに向かって右側に配列された、おびただしい数のエディット・ノブを、ぐりんぐりん存分にいじくりまわすと、音がモタることがある。MIDI CC ではなく、Sys-Ex を送信するからである。これを回避するには、マトリクス・コントロールを多用するしかないらしい。うーん、せっかくたくさんあるノブなのに、それもどうかと。まぁ、左側のアサイナブル・ノブ2つを使えばええんですが。
アルペジエイターがゾーンごとに分割して使えないのは、困る。複数のゾーンをまたがって打鍵すると、そのとおりにアルペジエイターが起動してしまうのは、困るのだ。これは V-Synth GT では迂回策ができるようになったらしいのだが、私は持っていないので分からない。
サイドバンド・フィルターの音色変化は、非常におもしろいのだが、かけすぎるとアタックがナマるのは、ちょっと。
あと、かけすぎるとどんな音でも同じ音になってしまうので、うっすらかけるとか、さじ加減を習得せんならん。まぁこれはどんなフィルターでも同じで、LPF をかけすぎるとみんな丸い音になってしまうのと同じこと。要は使いこなしであり、まさにこれこそ、さじ加減。
ユニゾンモードが、ほしいよぉ。
SuperSaw は鋸歯状波7つ分あって音の繊細さは買うが、どの波形でもユニゾンできるのが、望ましい。デジタルでユニゾンさせると音が暴れるからとかなんとか言われたけど、それも音創りやで。
TVA にパン設定やパン・モジュレーションがあるのは良いが、せっかくオシレーターごとにも専用 TVA がついているので、そちらにもパン・モジュレーションをつけてほしかった。広がる VA シンセパッド音を背景に、ゆっくり左右に移動する VariPhrase 波形とかできたら、冨田サウンドそこのけに広大な空間演出ができるのに。
V-Card は、せめて3種類、できれば5種類くらいは出してほしかった。変態グラニュラー・シンセシスとか可能に思えるのだが、出してほしかった。2つの音色のグレインを混ぜる比率を変えることで、2音色を変態なぐあいにモーフィングできるとか、その比率を EG や LFO や D Beam で変えるとか!
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「後編:V-Synth 背景・誕生・そしてシンセの未来へ」へ、つづく https://nemosynth.tumblr.com/post/630759093029765120/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%82%92%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%96%E3%81%99%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%BBroland-v-synth-review-%E5%BE%8C%E7%B7%A8v-synth
Copyright (C) 2009-2020 Nemo-Kuramaguchi All Rights Reserved. Revision log; First revision published on Oct 1st, 2020. 
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kotabrog · 5 years ago
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【アイデア→ビジネス】ビジネスモデル・キャンバスの作り方
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アイデアはダイヤの原石みたいなもので、磨かないと輝かない。
という言葉がありますが……嘘です、今考えました。
まぁそんな名言があるかは置いておいて、とりあえずその考え方は多くの方が言っていることです。
そこで今回は、アイデアをビジネスに変える方法について、以下の本を参考にご紹介したいと思います。
ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
また、この方法は、アイデア次第でビジネス以外に応用することも可能です。
この方法をもとに、ぜひとも自分の中に眠るアイデアを形にしてみてください。
ビジネスモデル・キャンバス
今回ご紹介するのは「ビジネスモデル・キャンバス」という手法です。
この方法は簡単にいうと「アイデアを形にする設計図を作る」ようなイメージです。
早速その手順を見てみましょう。
9つの要素を書き出す
足りない部分を補う
清書する
以上の3ステップによって、アイデアを形にするための設計図が出来上がるイメージです。
それでは1ステップずつ詳しく見ていきましょう。
アイデアをビジネスにするための9つの要素
最初のステップは、以下の9つの要素について、書き出していく作業です。
アイデアを形にするために、ふわっとしたイメージを言語化していく作業になります。
9つの要素、聞いたことある言葉も結構あると思いますし、もしかしたら名前だけ知っていて意味はよくわからない、というものもあるかもしれません。
まずは9つのリストをあげていきます。
CS:顧客セグメント(Customer Segment)
CR:顧客との関係(Customer Relation)
CH:チャネル(CHannel)
VP:価値提案(Value Proposition)
KA:主要活動(Key Activity)
KR:主なリソース(Key Resource)
KP:キーパートナー(Key Partner)
RS:収益の流れ(Revenue Stream)
CS:コスト構造(Cost Structure)
ということで以上が9つの要素になります。 それぞれについて少し詳しく見ていきましょう。
―CS:顧客セグメント― 価値を提供する相手。例えば自分のアイデアを役立てたいと思っている相手や、メインのターゲット。
―CR:顧客との関係― 顧客とどのような関係を構築するのか。例えば、ビジネスパートナーのような関係なのか、一緒にサービスを盛り上げていこうというような関係なのか。
―CH:チャネル― 価値を届ける方法や経路。例えば、サービスサイト、アプリ、Webセミナー、自社メディアなど。
―VP:価値提案― 提供する価値。何を提供するのか。例えばサービスや商品の簡単な内容。
―KA:主要活動― ビジネスモデルを機能させるために組織が行うこと。例えば、商品を作ること、マーケティング、プラットフォーム開発など。
―KR:主なリソース― 価値提供のために必要となる資源。例えば、プラットフォーム、決済手段、売買ノウハウ。
―KP:キーパートナー― 外部委託や調達先。例えば、スキル習得のための支援サービス、ノウハウを持つ企業など。
―RS:収益の流れ― 収益を得る方法。例えば、登録は無料だがより優良なサービスを得るためには有料になったり。
―CS:コスト構造― 必要なコスト。例えば、プラットフォーム開発や管理、広告運営費、材料費など。
ということで、まずは以上の9つの要素を書き出すところから始めましょう。
もしかしたら、以下のようなくくりで考えると書きやすいかもしれません。
「誰に何をどうやって」 CS:顧客セグメント CR:顧客との関係 CH:チャネル VP:価値提案
「組織の体制」 KA:主要活動 KR:主なリソース KP:キーパートナー
「収支」 RS:収益の流れ CS:コスト構造
足りない部分を補う
書き出しが終わったら次は足りない部分を補う作業をします。
おそらく書き出し作業を行っている間に、アイデアがふわっとしている部分や、アイデアを実現するために何が必要かいまいちわからない部分も出てくるかと思います。
そういう部分がでてきたら、調査を行う必要があります。
調査方法については色々ありますが、例えばターゲットについてうまく絞れていないのであれば、ペルソナ分析をするのも一つの手です。
ペルソナ分析については過去に詳しく書いているのでもしよろしければこちらも↓
ペルソナ入門。1人に刺されば1万人に刺さる
清書
最後に9つの要素を一枚の紙に書き出します。
この清書した紙が、ビジネスの設計図になるので、しっかり練って書きましょう。
もちろん、事業を進行している間に、また新しい問題が出てきて変更をする必要が出てくるかと思います。
その際には、「核となる部分」はできるだけ残しておきながらも、できるだけ臨機応変に、最初の決定に縛られないようにしていきましょう。
ということで、以上の3つのステップでアイデアをビジネスにするための「設計図」ができた段階です。
その先は実際に行動に移さなければ、もちろんそのアイデアは現実のものになることはありません。
設計図ができれば何をすればいいかも具体的になりますし、何より自分の頭の中にあったアイデアが形になってきて、モチベーションも大きく上がることかと思うので、その興奮が冷めないうちに、しっかりと行動するようにしましょう。
あと、そもそもアイデアが思いつかない……という方は、もしよろしければ以前書いたアイデア出しの投稿があるので、そちらを実践してみてください。
アイデアを手に入れたいなら、まずはアイデアの手に入れ方から
参考書籍
ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
ps
考えすぎもよくないですし、行動が何より大事だとは言いますが、その行動による失敗を学ぶことができなければ、いつまでも失敗し続けてしまいます。 そして、その失敗を活かすためには、今自分の脳にある知識をフルに活用していかなければいけないので、やはり考えることも大事なわけです。
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