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RG35XXにThemes Switcherを導入してみた
色々なテーマを簡単に切り替えたかった

現在でもお気に入りのRG35XXですが、前々回導入したGarlicOSには有志の方が作成した「RG35XX上から簡単に色々なテーマに切り替えるスクリプト」が公開されているのです! 意外と日本語でこちらのスクリプトに触れた記事を見かけなかったので、今回はこちらを紹介していこうと思います!
スペシャルサンクス
まずは、今回のスクリプト「Themes Switcher」を作成してくださったStandard-Pepper-6510さんにお礼申し上げます。
また、今回テーマを切り替える題材で記事を書くにあたってレトジャナイでこさんとやまひろさん作成のオリジナルテーマを例題として使用することを快く了承いただきました。 いつも素敵なテーマを作成、配布いただき本当にありがとうございます! お二人のX(旧Twitter)プロフィールリンク ヘッダ部より使用したテーマをダウンロードできますので、是非ご興味あれば確認してみてください!
更新履歴
2023/09/03 : GarlicOS 1.4.9で本記事の内容を検証済みです。
自分の環境
Windows 11 Pro 22H2 (OSビルド 22621.2134) 64bit : 2023/09/03時点
Themes Switcher v2.0 : 2023/09/03時点
GarlicOSをTF1/INTスロットとTF2/EXTスロット両方にSDカードを挿入して運用 (TF1/INTスロットにのみSDカードを挿入して運用している場合でもこのスクリプトは利用可能)
念の為注意
後ほどダウンロードするThemes Switcherのファイル一式には詳細なセットアップメモも含まれています。 ちゃんと読んで設定すれば基本的にはトラブルなく動作するのですが、実は私自身横着してちゃんと読まず設定したところGarlicOSが起動しなくなったケースがありました。 (原因はおそらく、 lang フォルダの存在しないテーマをそのまま配置した為。) 本記事でも丁寧に手順を記載するつもりではありますが、誤った操作を行うと重要なデータが失われる場合もあります。操作に関しては自己責任でお願いいたします。 また、作業前のセーブデータ等バックアップを怠らないよう是非ともご注意ください。
Themes Switcherの導入
冒頭でもお伝えしました通り、Themes SwitcherはStandard-Pepper-6510さんが作成したスクリプト群です。 Redditの記事よりGoogleドライブにアップロードされたものをダウンロードしましょう。
ダウンロードしたファイル(2023/09/03時点 Themes Switcher v.2.0.zip)はZIP形式で圧縮されていますので、お好きな場所に解凍してください。
すると、中には以下のフォルダとファイルが含まれているかと思います。
missing-overlay:使用するテーマにこのフォルダ内の画像が含まれていない場合に使用します。 TF1:GarlicOSをTF1/INTスロットにのみSDカードを挿入して運用している場合は、こちらのスクリプトを使用します。 TF2:GarlicOSをTF1/INTスロットとTF2/EXTスロット両方にSDカードを挿入して運用している場合は、こちらのスクリプトを使用します。 README.txt:このスクリプトの使用方法が詳細に記載されたテキストファイルです。
本記事では「GarlicOSをTF1/INTスロットとTF2/EXTスロット両方にSDカードを挿入して運用している」(以下「SDカード2枚運用」と表記)という例で進めていきますので、 TF2 フォルダ内に存在するスクリプトを使用します。 「GarlicOSをTF1/INTスロットにのみSDカードを挿入して運用している」(以下「SDカード1枚運用」と表記)という方は TF2 を TF1 に読み替えてくださいね。
TF2 フォルダ内には更に CFW ROMS SDCARD という3つのフォルダが存在します。 まずは、 SDCARD フォルダ内にある Icons フォルダと Themes フォルダをTF2スロットのルート /mnt/SDCARD 以下にコピーします。

次に、 ROMS フォルダ内にある ICONS フォルダと THEMES フォルダをTF2スロットの Roms フォルダ /mnt/SDCARD/Roms 以下にコピーします。

続きまして、 CFW フォルダ内にある config/coremapping-add.json ファイルを参考に、TF1スロットの /mnt/mmc/CFW/config/coremapping.json ファイルを修正します。ここだけは「SDカード2枚運用」でもTF1スロットに対しての操作となります。

この /mnt/mmc/CFW/config/coremapping.json ファイルというのは、 Roms フォルダ内に配置したフォルダのファイルを何と紐付けするのか設定する為のファイルです。 今回は上記画像のように "THEMES": "/bin/sh" という行と "ICONS": "/bin/sh" という行を追加します。 ここで注意!このファイルに行を追加する際は最終行以外は , (半角カンマ) を最後に入力する必要があります。 おそらく大多数の方は元々の最終行は "APPS": "/bin/sh" なのではないかと思うので…
"APPS": "/bin/sh" を "APPS": "/bin/sh", のように , (半角カンマ) を最後に入力
"THEMES": "/bin/sh", と入力
"ICONS": "/bin/sh" と最後に , を入れずに入力
と設定しましょう。
お疲れ様です!それでは次の項で使用したいテーマを格納していきましょう!
切り替えたいテーマを所定の位置に配置

切り替えたいテーマはTF2スロットに先ほど配置した /mnt/SDCARD/Themes フォルダ内に任意の名前を付けて配置していきます! それぞれのフォルダ内には、 font lang skin の3つのフォルダが必ず必要です!不足しているとGarlicOSが起動しなくなる等の問題が発生する可能性がありますので、必ず守ってください! 場合によっては、配布されているテーマに上記フォルダのどれかが不足している場合もあるかと思います。その場合はGarlisOSのDefaultテーマよりファイルを拝借して補填しましょう。
また、 skin フォルダ内に notification-overlay.png や guide-overlay.png ファイルが存在しない場合も問題有とのことです。 もし上記ファイルが存在しない場合は、冒頭解凍した missing-overlay フォルダ内に存在するファイルで補填しましょう。
Defaultテーマのファイル一式取得
GarlicOS for Anbernic RG35XXにアクセスすると、Changelogを読み進めた先に 「RG35XX-MicroSDCardImage.7z.001」「RG35XX-MicroSDCardImage.7z.002」 「RG35XX-CopyPasteOnTopOfStock.7z.001」「RG35XX-CopyPasteOnTopOfStock.7z.002」 という4つのダウンロードリンクが配置されています。 この内の「RG35XX-CopyPasteOnTopOfStock.7z.001」「RG35XX-CopyPasteOnTopOfStock.7z.002」をダウンロードして解凍すると、解凍したフォルダから ./roms/CFW とフォルダを辿ることでDefaultテーマの font lang skin を取得できます。
自分は素のテーマも好きなので、 /mnt/SDCARD/Themes/Default というフォルダを作成してそこに突っ込んでいます。
テーマリストの更新、そして…

さて、ここまで準備すると、GarlicOSを起動してゲーム一覧から THEMES を選択すれば 000-Update_Themes_List-000 という選択肢が表示されるはずです。こちらを実行すると…

先ほど配置したテーマが選択肢として表示されます! あとはお好きなテーマを選択すると…

こんな感じで

気分に合わせて、RG35XX本体の操作のみでテーマが切り替えできます!
MISC以下の置き換えや、retroarchのオーバーレイ画像には非対応
配布されているテーマの中には起動時の表示画像やバッテリー充電表示画像を切り替える為の画像、RetroArchのオーバーレイ画像が一緒に含まれている場合がありますが、このスクリプトではこれらの置き換えには対応していません。 こちらについては、今まで通り手動で対応いただければと思います。
皆様のGarlicOS Lifeがより良いものになれば幸いです!
それでは!
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RG35XXのADB機能を有効化してUSBデバッグしてみた
RG35XXとPCをUSB接続してデータ転送したかった

最近お気に入りのRG35XXですが、前回導入したGarlicOSにはADB機能を有効化してUSBデバッグする方法が提供されているのです!
ADBとは正式名称「Android Debug Bridge」で、デバイスと通信する為の多用途のコマンドを提供するものです。 Androidはご存じの通りLinuxカーネルがベースとなっています。GarlicOSもLinuxカーネルがベースとなっていまして、Androidのソースをベースにしているのかどうかはわかりませんが何かしら共通する部分があるのだと思われます。違っていたらごめんなさい…。
さて、そんなADB機能が有効となっていると何ができるかというと、「RG35XXとPC(OSはWindows/macOS/Linuxすべてで理論的に可能)をUSB接続することで、PCからRG35XXを操作できる」のです! 普段RG35XXで遊んでいるゲームのセーブデータバックアップや、これから遊びたいゲームのデータをコピーする際にはmicroSDカードをPCにマウントする必要がありました。ということはRG35XXから毎回microSDカードを抜き差ししなければならず、microSDカードの表裏を間違えてイラッとしたりする経験を何度もしてきた訳です。 それが、ADB機能を有効化してPCとUSB接続するだけで、PCからmicroSDカードの中身を直接触ることができるのです!
それでは、ADB機能の有効化から始めていきましょう。
更新履歴
2023/05/25 : GarlicOS 1.4.7で本記事の内容を検証済みです。
自分の環境
Windows 11 Pro 22H2 (OSビルド 22621.1702) 64bit : 2023/05/25時点
ADB Explorer v0.8.23050 : 2023/05/25時点
今回合わせて紹介する「ADB Explorer」はWindows OSのアプリですが、ADBコマンド自体はmacOS/Linuxでもセットアップ可能です。 是非本記事を参考にして試してみてください!
ADB機能を有効化するには…
それではGarlicOSのADB機能を有効化していきましょう。 ADB機能有効化のヒントは、前回解凍したファイルに含まれていた README.txt に記載されています。
. . Enabling ADB support: To enable ADB support, create a file named enableADB in the misc partition. Enabling ADB disables USB gamepad support but allows developers easy access to the device.
miscパーティションに enableADB という名前のファイルを作成すると、ADB機能が有効になるよ~と書いてありますね。 また、ADB機能を有効にするとUSBゲームパットは使用できなくなるよ~と合わせて書いてあります。USBゲームパッドを普段ご利用されている方はご注意くださいね。 (※最後まで読んでいただければ、RG35XX本体のみでGarlicOSのADB機能をON/OFFする方法をご説明しています!)
TF1/INTスロットに挿入しているSDカードをWindowsに接続してください。 GarlicOSをセットアップした際、 BIOS CFW Roms フォルダが存在した H: パーティションの他に、画像のように kernel.dtb や uImage ファイルが存在するパーティションが実はあったのですが、こちらがmiscパーティションです。 今回の場合はドライブレターが E: でした。
miscパーティションが何か解れば、後は enableADB という名前のファイルを作成すれば完了です。 ここで注意が必要なのは、拡張子無しのファイルでないといけないという点です。
エクスプローラの「ファイル名拡張子」を表示するように設定変更した上で…
E: パーティションの直下にテキストドキュメントを新規作成しましょう。 ファイル名拡張子が正しく表示されるようになっていれば、 E:\新規 テキスト ドキュメント.txt という名前のテキストファイルが作成されるはずなので、 E:\enableADB という名前に変更しましょう。 .txt を忘れずに取り除くこと、 enableADB は enable を半角小文字、 ADB を半角大文字とすることを必ず守ってください。 GarlicOSはLinuxカーネルがベースのOSですので、小文字と大文字を厳密に区別します。Windowsは小文字と大文字を区別しないので慣れないと混乱しますね。 尚、 .txt を取り除くと「拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか?」と確認されます。気にせず[はい(Y)]ボタンを押下しましょう。
以上、SDカードをRG35XXの「TF1/INT」スロットに挿入して電源ONすればADB機能が有効化された状態でGarlicOSが起動します。
PCにADBコマンドをセットアップしよう
GarlicOSのADB機能が有効化されても、PCの準備が整わないとUSB接続しても何も起きません。 PCからADB機能が有効なGarlicOSを操作する為に、Android Debug Bridge(adb)コマンドをセットアップしましょう。
ADBコマンドは、Android StudioというAndroidアプリ開発用 統合開発環境をセットアップしてダウンロードする他に、Android SDK Platform Toolsパッケージを個別にセットアップすることでも利用可能になります。 日常的にAndroidアプリ開発を行っていない場合は、Android Studioをセットアップすると無駄にPCのディスク容量を圧迫してしまいますので、後者のAndroid SDK Platform Toolsパッケージを個別にセットアップする方法がおすすめです。
SDK Platform-Tools リリースノートより利用中のOSに適したSDK Platform Toolsをダウンロードします。 今回の手順ではWindows OSを使用しますので、SDK Platform-Tools for Windowsをダウンロードします。 利用規約に同意する必要があるので、規約をしっかり読んで「□上記の利用規約を読んだうえで利用規約に同意します。」にチェックを付けた上でダウンロード実行しましょう。
次に、ダウンロードした platform-tools_r##.#.#-windows.zip ファイル( ##.#.# の部分はダウンロードしたバージョンに依存)を解凍すると、 platform-tools フォルダの中に adb.exe 等のファイルが入っていることが確認できるかと思います。 この platform-tools フォルダ毎、任意の場所に移動します。例えば、 C:\Program Files フォルダ以下に移動しましょう。 C:\Program Files\platform-tools のようにフォルダが移動していれば成功です。
その後、システム環境変数の Path に C:\Program Files\platform-tools を追加します。 これで準備完了です!
PCからADBコマンドを使ってRG35XXを操作してみよう
それではRG35XXとPCをUSBケーブルで接続して、ADBコマンドを実際に使ってみましょう! RG35XXは電源ON状態でUSB接続しても、OFF状態でUSB接続した後に電源ONしてもどちらでも大丈夫なようです。
USB接続できたら、コマンドプロンプトで下記を実行してみましょう。
REM ADBコマンドがちゃんとセットアップできているか確認します。 $ adb version Android Debug Bridge version #.#.## Version ##.#.#-####### Installed as C:\Program Files\platform-tools\adb.exe
上記のように Installed as ... 等と表示されていればセットアップ成功です。 もし上手く表示されないようであれば、システム環境変数の Path に正しく追加できているかどうか確認してみてください。 若しくは、 "C:\Program Files\platform-tools\adb.exe" version とフルパス指定で実行しても動作確認できますが、後述するADB Explorerは利用できないかと思います。
さて、引き続きコマンドプロンプトで下記を実行してみましょう。
REM 接続している端末を一覧表示します。 $ adb devices List of devices attached 0123456789ABCDEF device
(RG35XX以外に端末をUSB接続していない前提ですが、)上記のように出力された場合は 0123456789ABCDEF がシリアル番号で、 device がデバイスの接続状態(adbサーバに接続されている状態)です。 GarlicOSのADB機能が正しく有効化されていないと、そもそも何も一覧表示されません。その場合は enableADB ファイルに拡張子が残っていたり、大文字小文字や綴りを誤っていないか確認してください。
ちなみに、 0123456789ABCDEF というシリアル番号はGarlicOS上の /sys/class/android_usb/android0/iSerial ファイルに記述されている内容のようです。つまり、シリアル番号は皆様等しく 0123456789ABCDEF だと思われます。 ということは2台のRG35XXにGarlicOSをセットアップして同時にUSB接続するとシリアル番号が重複する…? 気になるのですが私の環境では検証しようが無いので、もし2台RG35XXをお持ちの方いらっしゃれば検証してみてください。
それでは、対話型シェルを起動してGarlicOSを操作してみましょう!
REM 対話型シェルを起動します。 $ adb -s 0123456789ABCDEF shell REM `root@xxxxxx:/ #` 等と表示されれば対話型シェル起動成功です! REM 試しに `ls` コマンドでディレクトリ内容を一覧表示してみます。 # ls bin boot cfw charger d data default.prop dev etc fstab.gs705a home init init.extra_modules.rc init.rc init.wifi.rc lib loadapp.sh misc mnt proc res root sbin sys system tmp ueventd.rc usbdbg.sh usbmond.sh usbtest.sh usr var REM 上記のような出力が確認できれば正しくGarlicOSを操作できています! REM 対話型シェルを終了する場合は `exit` コマンドを実行します。 # exit
GarlicOSのディレクトリ内容を一覧表示するだけの簡単な操作でしたが、念願だったRG35XXとPCをUSB接続して操作するという目的を達成しました! ここまで確認できれば、例えばコマンドプロンプトで下記を実行すると「TF2/EXTスロットに挿入しているSDカード上のSavesフォルダをPCにコピーする」というバックアップ処理の第一歩を踏み出せます。
REM PC上の空のフォルダである `C:\Temp` にセーブデータをコピーしてみます。 $ cd C:\Temp REM 空のフォルダなので、 `dir /B` コマンドを実行しても空白行が出力されるだけです。 $ dir /B REM それでは、TF2/EXTスロットに挿入しているSDカード上のSavesフォルダをコピーしてみます。 $ adb pull /mnt/SDCARD/Saves . /mnt/SDCARD/Saves/: # files pulled, 0 skipped. #.# MB/s (###### bytes in #.###s) REM Savesフォルダがコピーされて、 `dir /B` コマンドの実行結果が変わりました! $ dir /B Saves
もし「TF1/INTスロットに挿入しているSDカード上のSavesフォルダ」をコピーする場合は adb pull /mnt/mmc/Saves . となります。 /mnt/mmc 以下がTF1/INTスロットに挿入しているSDカードの Roms フォルダ等が存在した場所、 mnt/SDCARD 以下がTF2/EXTスロットに挿入しているSDカードの Roms フォルダ等が存在した場所と対応しています。
GUIで簡単にデータ転送できる「ADB Explorer」
ということで、ADBコマンドを使用してRG35XXを操作することができるようになりました。が、普段からCUI操作に慣れていないと取っ付きにくい…ということで、GUIで簡単にデータ転送できる「ADB Explorer」を紹介します。このアプリはWindows OS専用ですので、その点ご了承ください。 ADB ExplorerはMicrosoft Storeからインストールすることが可能です。ソースコードも公開されていて、おそらく怪しくないアプリですが、ご心配な方は使用をお控えください。
ADB Explorerを起動すると、画面左端の「Devices」に「ToyCloud」という名称の端末が見つかると思います。これがRG35XXです。 「ToyCloud」をマウスでクリックし、表示される[Browse]ボタンを押下すると…
このようにGarlicOS上のディレクトリが参照できます。[Root]と表示されている箇所をマウスでダブルクリックすると、
エクスプローラのようなUIでファイルにアクセスすることができます!
例えば先ほどADBコマンドでTF2/EXTスロットに挿入しているSDカード上のSavesフォルダをコピーしましたが、ADB Explorerを使用して /mnt/SDCARD フォルダまで移動し、 Saves フォルダ上でマウスを右クリックして表示されるメニューより[Pull]を選択することでPC上の任意の場所にコピーすることができます。
ここまでは pull という操作でRG35XXからファイルをコピーする例のみ紹介していますが、RG35XXにファイルをコピーする push という操作も実行することが可能なので、例えば『テーマ画像をPC上で作成してコマンド操作 又は GUI操作でRG35XXに画像をコピー』みたいなことが気軽に実施できます!
ADB機能をON/OFFするスクリプトを書いてみよう
ADB機能は便利なのですが、あくまでも「デバッグ用途」であるという点と、ADB機能を有効にすると「USBゲームパットは使用できない」という点には注意が必要です。 特に後者のUSBゲームパットが使用できないという点については、多用される方にとっては致命的かと思います。
ということで、RG35XX本体のみでGarlicOSのADB機能をON/OFFするシェルスクリプトを作成してみましょう!
実はGarlicOSは ./Roms/APPS フォルダ以下にシェルスクリプトを配置すると、ゲーム一覧から任意のタイミングでスクリプトを実行することができるんです。 これは、 ./CFW/config/coremapping.json ファイルの中で "APPS": "/bin/sh" とデフォルトで紐付け設定されているので実現可能となっています。 例えば coremapping.json に "SCRIPTS": "/bin/sh" と紐付けを追加すれば、 ./Roms/SCRIPTS フォルダ以下にシェルスクリプトを配置することも可能かと思います。
今回作成するのはどのようなシェルスクリプトかというと、ADB機能を有効化する ./Roms/APPS/enable_adb.sh と、ADB機能を無効化する ./Roms/APPS/disable_adb.sh という2つのファイルを作成します。 この2つのファイルはPC上で作成して、先ほどのADBコマンドやADB Explorerで ./Roms/APPS フォルダ以下にコピーすると楽々です。 スクリプトファイルは文字コードをUTF-8、改行コードはLFとしてください。
まず、 ./Roms/APPS/enable_adb.sh の内容は以下の通りです。
#!/bin/sh mount -o rw,remount /misc touch /misc/enableADB mount -o ro,remount /misc sync
本記事冒頭では手動で enableADB ファイルを作成しましたが、スクリプトでは touch /misc/enableADB で空の enableADB ファイルを touch コマンドで作成しています。 ポイントは mount -o rw,remount /misc です。 /misc フォルダ以下はデフォルトで読み込み専用となっており、明示的に読み書きできるよう再マウントしなければなりません。 enableADB ファイルの作成後は、念の為 mount -o ro,remount /misc として改めて読み込み専用として再マウントします。 最後に、 sync コマンドにてキャッシュ上に存在する未処理データをSDカードに書き込み確定させます。
そして、 ./Roms/APPS/disable_adb.sh の内容は以下の通りです。
#!/bin/sh mount -o rw,remount /misc rm /misc/enableADB mount -o ro,remount /misc sync
変わった点は rm /misc/enableADB で、 enableADB ファイルを rm コマンドで削除しています。
これらのスクリプトファイルを ./Roms/APPS フォルダ以下にコピーしたら、ゲーム一覧から「enable_adb」又は「disable_adb」を実行し、画面暗転して元に戻った時点で本体右横のResetボタンを押下してGarlicOSを再起動してください。 GarlicOSの起動と同時にADB機能がON/OFFされるはずです。
色々と夢が広がるADB機能
以上でざっくりADB機能の解説でした。 海外の方のGitHubリポジトリを参照すると、ADB機能を使用してGarlicOSのアップデートを自動化する例もあるようです。 PCとUSB接続してバッチ処理を実行するだけでセ��ブデータバックアップ!みたいなことももちろん実現可能なので、興味がある方はadbのドキュメントに目を通してみてください!
それでは!
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RG35XXにGarlicOSを導入してみた
エンジニアらしくCUI主体でGarlicOSを導入してみる

前回開封したRG35XXに、カスタムファームウェア(以後CFW)であるGarlicOSを導入していきます!
GarlicOSの導入記事自体はググると沢山先人の方のものが見つかるのですが、「こんなツールを使用しても導入できるよ〜」という事例はいくらあっても構わないかと思うので紹介したいと思います。 尚、エンジニアらしくCUI主体でGarlicOSを導入してみたいと思います。「CUI?何それ?」という方は、下記先人の方の導入記事が本当にとても丁寧に記載されていて参考になる為、そちらを参照いただくと良いかと思います。 (自分もTF2/EXTスロットに挿すSDカードの作り方について参考にさせていただきました!)
ANBERNIC RG35XX 用 カスタムファームウェア「GarlicOS」導入ガイド。 https://nitroxyz.com/archives/garlicos221101.html
【解説】RG35XX完全ガイド https://yoshives.com/rg35xx-guide/
英語を読むのが苦でないという方は、下記の導入記事も大変参考になります!
ANBERNIC RG35XX STARTER GUIDE https://retrogamecorps.com/2023/01/03/anbernic-rg35xx-starter-guide/
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2023/05/03 : GarlicOS 1.4.7で本記事の内容を検証済みです。
自分の環境
Windows 11 Pro 22H2 (OSビルド 22621.1555) 64bit : 2023/05/03時点
macOSをお使いの方は、Guides for Garlic OS and Retroarch on your Anbernic RG35XX using macOSという分かりやすく纏めてくださっている海外の方がいらっしゃいました! (私の方で実際に検証した訳ではないので、その点お許しください。)
必要なCFWファイル一式と今回使用するツール
GarlicOSはBlack Seraphが作成するRG35XX用のCFWです。 GarlicOS for Anbernic RG35XXにアクセスすると、Changelogを読み進めた先に 「RG35XX-MicroSDCardImage.7z.001」「RG35XX-MicroSDCardImage.7z.002」 「RG35XX-CopyPasteOnTopOfStock.7z.001」「RG35XX-CopyPasteOnTopOfStock.7z.002」 という4つのダウンロードリンクが配置されています。 今回はこの内「RG35XX-MicroSDCardImage.7z.001」「RG35XX-MicroSDCardImage.7z.002」を使用するので、ダウンロードしておきましょう。
次に、今回使用するツールの説明です。
7-Zip : 先ほどダウンロードしたファイル(.7z拡張子)を解凍する為に使用します。
FAT32 Format : 32GBを超える(=64GB以上の)容量を持つSDカードを使用する場合、FAT32フォーマットする為に使用します。
Win32 Disk Imager Renewal : イメージファイル(.img拡張子)をSDカードに書き込みする為に使用します。
ディスクの管理 : Windowsに標準インストールされているディスク管理ツールです。パーティション再構築に使用します。
極力Windows標準のツール・インストール不要のツールを選定していますが、7-Zipだけはインストール版を使用します。 7-Zipもコマンドライン版で処理できるのですが、この場合9.20(2010-11-18)迄遡らないと7z形式でしかダウンロードできず、結局7-Zipが必要になるという…。 7-Zipは便利なので、インストールしてあっても無駄にはならないと思います!
FAT32 Formatはこちらから、Win32 Disk Imager Renewalはこちらからダウンロードします。 ちなみに、Win32 Disk Imagerは有名なツールですが、2022年11月にSoftEther VPNの開発でも有名な登大遊氏より改良版がリリースされています。自分は該当したことがなかったですが、原版ではGoogle Driveとの相性問題があったようです。 原版と異なり1つのexeファイルに纏まっている等使い勝手が格段に良いので、是非チェックしてみてください!
7-ZipはWindows PowerShellを起動して winget コマンドでインストールします。
winget install -e --id="7zip.7zip" -s=winget
…上記のようにコマンド操作を知っている前提で進めてしまいますので、難しければ先にご紹介したGarlicOS導入記事をご参照いただくと良いかと思いますm(__)m
念の為注意
以下ではコマンド操作でSDカードのフォーマットを実行したりしています。 丁寧に手順を記載するつもりではありますが、誤った操作を行うと重要なデータを格納した領域をフォーマットする場合があります。 操作に関しては自己責任でお願いいたします。
TF1/INTスロットに挿入するSDカードの準備
それではRG35XXに挿入するSDカードの準備をしていきます。 先ほどダウンロードした「RG35XX-MicroSDCardImage.7z.001」「RG35XX-MicroSDCardImage.7z.002」が格納されているフォルダに移動して、7-Zipで解凍します。 ちなみに、ダウンロードしたファイルが「.001拡張子」「.002拡張子」となっているのは分割圧縮という仕組みによるものです。 「.001拡張子」「.002拡張子」のファイルを同一フォルダに配置して、「.001拡張子」を解凍すると7-Zipが良しなに処理してくれます。 コマンドプロンプトで下記を実行します。
REM 以下では `C:\Temp` 以下にダウンロードしたファイルが格納されていると仮定します。 REM また、7-Zipは `C:\Program Files\7-Zip` 以下にインストールされていると仮定します。 cd C:\Temp "C:\Program Files\7-Zip\7z.exe" x RG35XX-MicroSDCardImage.7z.001
上記コマンド操作によって README.txt と garlic.img ファイルが解凍されました。 README.txt にはこれから行うべき処理がざっくり記載されているので、目を通しておくと良いかと思います。
続いて、TF1/INTスロットに挿入するSDカードをWindowsに接続後、ドライブレター( E: みたいなやつ)を確認します。 以降、ドライブレターが E: と仮定します。
ここで、SDカードの容量が32GB以下の場合はWindows標準のコマンドのみで処理が完了します。 コマンドプロンプトで下記を実行します。途中求められるボリューム ラベルについては特に指定せずEnterキー押下で結構です。
$ FORMAT E: /FS:FAT32 /Q 新しいディスクをドライブ E: に挿入してください 準備ができたら Enter キーを押してください... ファイル システムの種類は FAT32 です。 クイック フォーマットしています xx.x GB ファイル アロケーション テーブル (FAT) を初期化しています... ボリューム ラベルを入力してください。 (半角で 11 文字、全角で 5 文字以内) 必要なければ、Enter キーを押してください: フォーマットは完了しました。 xx.x GB: 全ディスク領域 xx.x GB: 使用可能領域 xx,xxx バイト : アロケーション ユニット サイズ x,xxx,xxx 個 : 利用可能アロケーション ユニット 32 ビット : FAT エントリ ボリューム シリアル番号は XXXX-XXXX です
SDカードの容量が32GBを超える(=64GB以上)の場合は素直にFAT32 Formatを使用しましょう。 …はい、Windows標準のコマンドで何とかならないかすったもんだやっていたのは自分です笑
事前に準備した guiformat.exe を実行します。ユーザーアカウント制御が表示されるので[はい]を押下して許可します。
Drive項目のドライブレターを間違わないように指定します。また、Format optionsセクションの□Quick Format項目は☑チェックありに更新しましょう。 その後[Start]ボタンを押下すると「Do you really want to format drive E:\? All data will be lost!」と脅されますので、自信があれば[OK]ボタンを押下して処理実行しましょう! ダイアログ下部のプログレスバーが100%になれば処理完了です。
続いて、事前に準備した Win32DiskImagerRenewal_x64.exe を実行します。(32bit OSの場合は Win32DiskImagerRenewal_x86.exe です。)
Image File項目に先ほど解凍した garlic.img を指定します。 Device項目には、SDカードを接続する為に使用しているカードリーダー名を指定します。 (検証できていないのですが、1つのカードリーダーに2枚以上SDカードが挿入できる場合は指定内容が変更となるかもしれません。)
上記準備できたら[Write]ボタンを押下してイメージファイル(.img拡張子)をSDカードに書き込みます。 「Are you sure you want to continue?」と聞かれるので、自信を持って[はい(Y)]ボタンを押下して処理実行しましょう! 書き込みはある程度時間が掛かるので、少し一息付きましょう~
書き込みが終了すると、4つのUSB ドライブをWindowsが認識すると思います。そのうち2つについてはフォーマットするかどうか確認されたりしますが、決してフォーマットしないようご注意ください!
それでは、Windowsが認識したUSB ドライブの内、空き容量が一番大きいUSB ドライブについて操作していきます。 以降、ドライブレターが H: と仮定します。
H: 以下には BIOS CFW Roms フォルダが存在するかと思います。これら3つのフォルダについて、PC上の任意の場所にバックアップします。 ディスクの管理を使用したパーティション再構築の際に H: 以下のデータが失われる為、ここでバックアップしたフォルダを元に戻す操作が必要となります。
Windowsマークを右クリックして表示されるメニューより[ディスクの管理(K)]を選択してディスクの管理を起動します。
その後、画面下半分のグラフより H: パーティションを探し出して右クリックします。 表示されるメニューより[ボリュームの削除(D)...]を選択します。 「このボリュームを削除するとボリューム上のデータがすべて削除されます。…中略…。続行しますか?」と確認されるので、本当に注意して[はい(Y)]ボタンを押下しましょう。
こんな感じで H: パーティションが削除されて未割り当て領域とくっつけば成功です。 今度は未割り当て部分を右クリックして、表示されるメニューより[新しいシンプルボリューム(I)...]を選択します。 新しいシンプルボリュームウィザードが表示されるので、下記を参考に項目指定しつつ[次へ(N) >]ボタンを押下していきましょう。
シンプルボリュームサイズ(MB):(最大ディスク領域(MB)と同一)
次のドライブ文字を割り当てる:H
このボリュームを次の設定でフォーマットする
ファイルシステム:FAT32
アロケーションユニットサイズ:既定値
ボリュームラベル:ボリューム⇒ROMS
クイックフォーマットする:☑チェックあり
上記みたいな感じで指定できていれば[完了]ボタンを押下して完了です!
成功していると、空の H: ドライブが参照できるはずなので、バックアップしていた BIOS CFW Roms フォルダを元に戻します。 尚、このときTF2/EXTスロットを使用する前提であれば CFW フォルダのみ元に戻せばOKです。 BIOS Roms フォルダはTF2/EXTスロットに挿入するSDカード上に戻す形となります。
以上でTF1/INTスロットに挿入するSDカードの準備は完了です!お疲れ様でした。 SDカード1枚で運用する場合はここで導入手順は完了で、作成したSDカードをRG35XXの「TF1/INT」と書かれたスロットに挿入して電源ONしてください。 もし、各種データはRG35XXの「TF2/EXT」と書かれたスロットに別途SDカードを挿入して『SDカード2枚で』運用する場合はもう少しお付き合いくださいm(__)m といっても、ほとんど新しい手順はありません!
[任意]TF2/EXTスロットに挿入するSDカードの準備
TF2/EXTスロットに挿入するSDカードをWindowsに接続後、ドライブレター( E: みたいなやつ)を確認します。 以降、ドライブレターが E: と仮定します。
ここで、SDカードの容量が32GB以下の場合はWindows標準のコマンドのみで処理が完了します。 コマンドプロンプトで下記を実行します。途中求められるボリューム ラベルについては「ROMS」を指定してEnterキーを押下します。 TF1/INTスロットに挿入するSDカードの準備の時と異なる部分です。
$ FORMAT E: /FS:FAT32 /Q 新しいディスクをドライブ E: に挿入してください 準備ができたら Enter キーを押してください... ファイル システムの種類は FAT32 です。 クイック フォーマットしています xx.x GB ファイル アロケーション テーブル (FAT) を初期化しています... ボリューム ラベルを入力してください。 (半角で 11 文字、全角で 5 文字以内) 必要なければ、Enter キーを押してください: ROMS フォーマットは完了しました。 xx.x GB: 全ディスク領域 xx.x GB: 使用可能領域 xx,xxx バイト : アロケーション ユニット サイズ x,xxx,xxx 個 : 利用可能アロケーション ユニット 32 ビット : FAT エントリ ボリューム シリアル番号は XXXX-XXXX です
SDカードの容量が32GBを超える(=64GB以上)の場合はFAT32 Formatを使用します。 事前に準備した guiformat.exe を実行します。ユーザーアカウント制御が表示されるので[はい]を押下して許可します。
Drive項目のドライブレターを間違わないように指定します。Volume label項目について「ROMS」と指定します。 TF1/INTスロットに挿入するSDカードの準備の時と異なる部分です。 また、Format optionsセクションの□Quick Format項目は☑チェックありに更新しましょう。 その後[Start]ボタンを押下すると「Do you really want to format drive E:\? All data will be lost!」と確認されるので、問題なければ[OK]ボタンを押下して処理実行しましょう! ダイアログ下部のプログレスバーが100%になれば処理完了です。
成功していると、空の E: ドライブが参照できるはずなので、バックアップしていた BIOS Roms フォルダを元に戻します。 CFW フォルダはTF1/INTスロットに挿入するSDカードにのみ必要なフォルダです。
以上でTF2/EXTスロットに挿入するSDカードの準備は完了です!お疲れ様でした。 前項で作成したSDカードをRG35XXの「TF1/INT」と書かれたスロットに、本項で作成したSDカードを「TF2/EXT」と書かれたスロットに挿入して電源ONしてください。
これで素敵なGarlicOS生活が始まります! GarlicOSは比較的早い間隔でバージョンアップが行われている為、別の機会にバージョンアップ方法も纏めてみたいと思います。 GarlicOSの設定変更についてや、ボックスアートをImageMagickコマンドで調整する方法、更にはADBを使用したUSBデバッグの方法等、書きたいこと山ほどあるので徐々に投稿していきます(^^) (尚、読み返してみたら言うほどCUI主体になっていないところはご愛敬です笑)
それでは!
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中華ゲーム機RG35XXを購入してみた
所有欲を感じるクオリティの高い製品

前回このBlogを再開する理由として『技術分野の投稿や日常のなんでもない投稿に当てはまらない投稿はこちらで再開しようかな~』と挙げていましたが、それがこちら「中華ゲーム機」についての投稿でした。
今回購入したのはANBERNIC社の「RG35XX」です。日本語��応の公式サイトでも購入可能で、その場合は配送料は別となっています。
いざ開封

開封してみました。内容物を確認すると、
RG35XX本体
取扱説明書
画面保護フィルム一式
充電用USBケーブル(A to C)
となっています。付属の画面保護フィルムはガラスフィルムなので、非光沢のものが欲しければ別途購入して準備しておきましょう。 自分はTwitterでおすすめされていたPDA工房さんのものを貼り付けました。PDA工房さんは端末さえ貸し出しすればどんな端末の保護フィルムでも作成してくれるんですね〜、先人の方に感謝です!

ということで保護フィルムを貼り付けした本体はこちら! 写真からは伝わりづらいかもしれませんが、製品のクオリティがとても高くて驚きました…! プラスチック筐体ですが、変なバリが残っているとか隙間が空いているとか、そんな箇所は自分の端末には見られませんでした!

本体背面はこのような感じです。 小さい頃に憧れたクリア筐体、基板が透けて本当にカッコ良い!
こんなものも合わせて購入しました

本体に合わせて購入したのは、
ダイソー カメラプロテクトケース(ブラック)
バッファロー microSD 64GB RMSD-064U11HA/N
PDA工房 ANBERNIC RG35XX対応 PerfectShield
です。RG35XXの面白いところは、microSDカードにセットアップしたカスタムファームウェア(以後CFW)でブートできることです! CFWはLinuxベースで、今回はGarlicOSというものをセットアップしたのですが…このCFWのクオリティにもとても驚かされています…!
GarlicOSの導入記事自体はググると沢山先人の方のものが見つかるのですが、「こんなツールを使用しても導入できるよ〜」という事例はいくらあっても構わないかと思うので次回セットアップ手順を紹介したいと思います。
それでは!
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おひさしぶりです、Hidekichiです
不定期更新と言いつつ7年間近く放置しておりましたこのBlogですが、技術分野の投稿(普段はQiitaを更新)や日常のなんでもない投稿(普段はTwitterを更新)に当てはまらない投稿はこちらで再開しようかな~と考えて色々整えました!
とりあえずBlog全体のスタイルを1~2日で整えたので、ぼちぼち投稿していこうと思います! (もちろんマークダウン記法で。)
不定期更新となりますが、ぜひ興味があれば読んでみていただけると嬉しいです。
それでは!
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NUC6i3SYHを組み立ててみた
初めてのNUC
NUC(Next Unit of Computing)と言えば、インテルの人気小型PCベアボーンです。 今回、「リモートで接続する用のWindowsマシン」が欲しかったのですが、 リモートで外出先から繋ぐとなると24時間起動しっぱなしが好ましいかと考えました。 そこで気になるのが「消費電力」「静音性」だと思いますが、NUCであればこの2点を満たしてくれるのではないかと 期待しまして、この度購入に至りました。

購入したのは写真にあります通りNUC本体とM.2、HDD、メモリとなります。
パーツ 型番 性能 価格 NUC NUC6i3SYH CPU Core i3 38,934円 M.2 CT250MX200SSD4 250GB 10,126円 HDD WD10JPVX 1TB 5,972円 メモリ TS1GSH64V1H 8GB×1 3,980円
HDDはWindowsをセットアップするだけであれば不要ですが、自宅NASのバックアップ先としてついでに購入しました。

では、早速開けていきましょう。
NUC6i3SYHの同梱物

中身はNUC本体、VESAマウント用のパーツ、ACアダプタと色々なサイズのネジ、マニュアルです。 今回VESAマウント用のパーツは使用しないので、そのまま箱に戻しました。

ACアダプタはACコネクタを差し替えることで、複数の国で使用可能となります。

いやぁ、本体がとても小さくて感動しました。 PCデスクのディスプレイ下に配置予定なので、サイズが小さいに越したことはありません。

背面はこんな感じ。 映像出力はHDMIとMini Display Portです。

このままではただ開封しただけですので、 これらのパーツを組み立ててみたいと思います。
いざ組み立てへ

NUC本体裏蓋のネジを外すと、マザーボードにアクセスすることができます。 写真下部がメモリ接続部、上部がM.2接続部、そして裏蓋には2.5インチドライブの接続部です。

メモリとM.2を接続したところ。特に難しいことはありませんでした。

HDDを接続したところ。 こちらは思ったよりも力を込めて奥に差し込まないとうまく組み立てることができません。 注意が必要です。

そして裏蓋を元に戻せば組み立て完了です! 所要時間は15分程度で、全く手間なく組み立てすることができました。
今後はこのNUCにWindowsOSをインストールしてメイン機として使用したいと思います。
それでは!
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VirtualBoxにUbuntu Server 14.04をセットアップ-その2-…がアップされない訳
T90CHI-3775に悲劇が…
前回の記事から3ヶ月が経とうとしています。 筆不精というのも理由のひとつなのですが、使用していたT90CHI-3775に悲劇が起こったのです。
2度のマザボ交換、その後…
T90CHI-3775については、以前も紹介した通り持ち運び用として大変使い勝手が良いと思っています。 実際、かなりの頻度で愛用している鞄に入れて外出時持ち運んでいました。
しかし、実は1月頃から「スリープ状態から復帰しない」という現象がかなりの回数発生し、 どうしたものかと頭を悩ませていたのです。
購入したのは昨年12月だったので、もちろんメーカーの保証期限内です。 暫く手元から無くなるのは惜しいですが、保証期限内のうちに修理に出すこととしました。(1回目)
結果、2週間弱で修理品が手元に戻ってきました。マザボ交換となったとのことで、 「これで快適に使用できる!」と思っていたのですが…!
無線LANに接続できない問題
T90CHI-3775、2度目のセットアップ。 何故かWindowsUpdateの更新ファイルインストールが遅い…。 調べると、どうも無線LANに接続されたり切れたり、しまいには全く接続できなくなったり おかしな状況になっていました。(他端末は正常に接続可能。) ネットワークアダプターのドライバも最新だし、サポートに問い合わせても「初期化してください」の一点張り。 もちろん初期化しても状況は変わりません。
ふと、過去にT90CHI-3775の展示品を探して家電量販店を彷徨っていた時に、 「何故か無線LANに接続できないんですよねー」とT90CHI-3775を指さす店員に出会ったことを思い出しました。 もしやその時と同じ現象…?
結局、どうにもならないので、保証期限内のうちに修理に出すこととしました。(2回目) この時点で「T90CHI-3775熱」が冷めてきていたのかもしれません…。
再び2週間弱で修理品が手元に戻ってきました。マザボ交換になったとのこと。デジャブです。
ただ、今度は無線LANにもしっかり接続することができ、1度目の修理前の状況まで復帰させることができました。 ですが、T90CHI-3775の無い生活にすっかり慣れてしまったので、机の片隅に放置されることが多くなりました。
繰り返しになりますが、T90CHI-3775については、大変使い勝手が良いと思います。 しかし、不具合個体を引いてしまったが為に今回のような悲劇が起こってしまいました。 結局その後、T90CHI-3775熱も冷めたので、手放してしまったのです…。
T90CHI-3775に代わる端末
手放したのはいいものの、8インチサイズのタブレット端末には多少未練がありました。 WindowsOSだと色々外出時も遊べそうで良かったのですが、 途中から「リモートで自宅のWindowsに接続すれば、OSはなんでもいいんじゃないか?」と考えるようになり、

これとか、

これを購入するに至りました。 (リモート接続はセキュリティ上の問題もあると思うので、万人受けはしないと思いますが…。)
次回、これらの端末について紹介していければと思います。
それでは!
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VirtualBoxにUbuntu Server 14.04をセットアップ-その1-
Ubuntu Server 14.04をセットアップする為の下準備
前回セットアップした「VirtualBox」上にUbuntu Serverをインストールしていきましょう。
T90CHI-3775は非力なマシンなので、普通にインストールするのではなく「最小構成」でインストールしたいと思います。
これについては#CitrrasLab様()のブログを参考にさせていただきました。 リンク許可をくださったCitrras様、ありがとうございました。
Ubuntu Server 14.04のisoイメージをダウンロード
まずはisoイメージをダウンロードします。 …が、普通にUbuntuホームページのDownloadから14.04のisoイメージのダウンロードを試みると、 「64-bit only.」の文字が。 先にも述べたように今回は「最小構成」を目指しているので「32bit版isoイメージ」が欲しいのですが…
ということでググってみると以下のサイトに辿り着きます。
上記サイトにて32bit版のUbuntu Server 14.04 isoイメージがダウンロードできます。 どうして64bitのみという記述があるんでしょうか。
VirtualBoxで新規仮想マシン作成
VirtualBox バージョン5.0.16について、手順を記述しています。
VirtualBoxを起動して、画面左上の[新規]を押下します。 すると画面が遷移しますので、必要な項目を入力しましょう。
【名前とオペレーティングシステム】
名前:「Ubuntu」(必要に応じて変更) タイプ:「Linux」 バージョン:「Ubuntu (32-bit)」
[次へ]を押下します。
【メモリーサイズ】
メモリーサイズ:「768MB」(必要に応じて変更)
今回は最小構成ということで、デフォルトのまま設定を進めます。
[次へ]を押下します。
【ハードディスク】
ハードディスク:「仮想ハードディスクを作成する」
[作成]を押下します。
【ハードディスクのファイルタイプ】
ファイルタイプ:「VDI(VirtualBox Disk Image)」
通常利用ではVDIから変更する必要はありません。
[次へ]を押下します。
【物理ハードディスクにあるストレージ】
設定:「可変サイズ」
可変サイズの場合、仮想マシン上で実際に使用された分だけホストOS側(今回の場合はWindows10)のハードディスクを使用します。
[次へ]を押下します。
【ファイルの場所とサイズ】
場所:「Ubuntu」(必要に応じて変更) サイズ:「8.00GB」(必要に応じて変更)
[作成]を押下します。
無事仮想マシンが新規作成されました! 次回、作成した仮想マシンにさっそく「Ubuntu Server 14.04」をインストールしていきましょう。
それでは!
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ASUS T90CHI-3775にVirtualBoxをセットアップ
コンパクトなT90CHI-3775

昨年末に持ち運び用として購入した「ASUS T90CHI-3775」、なかなか使い勝手が良いです。

マウスは「Logicool M557」ですが、それと比べてもこんなにコンパクトなPCサイズです。以前はLenovoのYoga Tablet 2を使用していたのですが、愛用している鞄に入らなかったのでT90CHI-3775に乗り換えました。
CPUはAtomなので非力、ですが使い勝手がいいので色々弄りたくなるもの。 今回は「VirtualBox」をセットアップしてみたいと思います。 最終目標は「Ubuntu Server 14.04」を動作させる、です。
VirtualBoxをインストールしてみた
VirtualBoxのインストールですが、VirtualBox Mania様()のサイトを参考にさせていただきました。
VirtualBoxの公式サイトからインストーラをダウンロードして、セットアップを実施します。
途中は[Next]か[Yes] か[Install]しか押下していません。細かいことはいいんです。
もうインストールされました。簡単ですね。 エクステンションパックを導入することも忘れずに。
さて、土台が出来上がったので次回はUbuntu Server 14.04を仮想でセットアップしてみます。
それでは!
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はじめまして、Hidekichiです
このBlogでは、ガジェット系・PC技術系・マンドリン系等、興味のある分野についてあれやこれや記入していこうと思います。 (せっかくなのでマークダウン記法で。)
不定期更新となりますが、ぜひ興味があれば読んでみていただけると嬉しいです。
それでは!
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