iamshizu

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May 17

私は、紙ものが好き。

紙の何が好きって、肌触りが心地よくて好き。だから、本も電子より紙書籍の方が好き。あの、ページをめくる感じが好きなのだ。更に言えば、湿気を含んででこぼこになる断面とか、手あかでよれる端っことか、めくった時に聞こえる紙の音とか、異素材を組み合わせた装丁とか。紙書籍の好きなところを言い始めると、あれもこれもと出てくる。手に取る回数が多ければ多いほど、よれたり、シワができたり、折り目があったり、書き込まれたり、何かを挟んだ跡があったり、“私だけの本”になっていく。もちろん電子書籍は、手軽だし、サクッと読める魅力がある。何か知りたいとき、情報を得たいときは電子書籍を買うこともある。でも、電子でも好きなものは、紙書籍でも買ってしまうんだから、最終的に手元に置いておきたい時は紙書籍なんだろう。重たいし場所もとるけど、それによって何かを実感しているらしい。

多分私は、そういったところからも、本に対して情報や言葉だけではなくて、人の手が加わっている感じやホッとするあたたかみを求めているのかもしれない。その人の思いをより近くで感じることができる気がしているのかもしれない。

つまりは、五感で味わいたいし、楽しみたいのだと思う。見て、聴いて、味わって、嗅いで、触って、五感を使った直接体験を通して心を満たしたいのだと思う。割と、私の真理を突いている気がする。

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May 10

母に感謝を。

仕事をしていると感じること。毎日フルタイムで働いて、保育園にお迎えに行って、買い物に連れて行って、ご飯作って、洗い物して、お風呂に入れて、洗濯回して、洗濯干して自分の仕事して、誰よりも早く起きて朝ごはんの準備して、ごはん食べさせて、保育園連れて行って、また仕事に行って。

どこに自分の時間があるんだろう。そもそも自分の時間なんてあったんだろうか。自分のことで悩む時間はあったんだろうか。

どう考えても、1日の時間が足りない気がする。

こうやって考えるだけでも母って偉大。親って偉大。

そんな中で、手が離れるまで養ってくれたことに感謝。今もたくさん心配をかけている気がするから、実質まだまだ手は掛かっているのかもしれないけど、いつもありがとう。

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May 6

今日は雨。連休最終日だけど、どうも外出する気にはなれないので、1日を家の中で過ごすことにした。と言っても、この連休は直前まで何の予定も入れていなかったのだけど。

4月後半くらいから、気候も過ごしやすくなってきた。ここ最近は、外で過ごすことが多い。何をするわけでもなく、公園に行って、木陰にシートを引いて、パンをほお張りながら友だちとおしゃべりしたり、キャッチボールをしている親子を眺めたり、ベンチに腰かけてお昼ごはんを一緒に食べている老夫婦の後ろ姿に癒されたり���ている。この間は、猫にリードをつけて散歩をしている夫婦を見かけて、“猫って散歩するの？”　って不思議に思いながら目で追っていた。でもやっぱり本能には抗えないのか、木を目の前にすると、前足と後ろ足がうずうずしていて今にも飛びつきそうな様子に、思わず笑ってしまった。

ついこの間までは、「まとまった休みがあれば、遠出しちゃいます！」と息巻いて言っていたけど、ここ最近は、割と近場にずっといる。体力がどんどんなくなってきているのも一理ある。30代に差し掛かり、いろんな場面で　“ああ、30歳ってこういうことか…” と現実を突きつけられる。だからなのか、『身の丈にあった』とか『日常』『ありのまま』をよく口にしている気がする。何となく、なるようにしかならないことも分かってきているのだろう。何が言いたいかというと、昔ほど先のことに期待をしなくなった。希望がないというわけではなくて、高望みをしなくなったと言うことだ。その代わりに、ちゃんと現実を受け入れようとしている。昔は、現実に抗おうとしていた。旅行だって、現実逃避をすることが目的だった気がする。今思えば、何か変わりたかったのだろう。今に目をつむり、未来に目を向けすぎていたと今となってはそう感じる。何がきっかけだったかはどこかでまた振り返るとして、今は、今の自分や現状を受け止めたいと強く思っている。だから、who am i （私って何？今どんな気持ち？何を感じてる？何を見てるの？）をいつも持ち歩いている。自分に、今あるものに関心を持つようにしている。

体力の衰えが遠出から遠のいてきているのも現実だけど、目の前のことに目を向けるといろんなことを再発見したり、今がもっと豊かになると感じているのもひとつの要因だと思う。

なんて、聞こえがいいことを言っているけど、片付かない部屋を横目に、ナポリタンを作ってほお張っている現実。まあ、これが私なんだろう。（都合が良すぎる。笑）