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まだ
tumblrに、投稿する宛のない下書きが溜まっていく。
まださらけ出さない私の気持ちたち。いつか成仏する時が来るのかな。
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久しぶりな話
とても久しぶりにtumblrで何かを書いてるし、とても久しぶりに本を読んだ。
文字に触れるのはやっぱりとても落ち着く。そして、自分の知識の成り立ちを感じる。たとえチープな内容のものであっても読んで、それをアウトプットしなければやすい文書すらかけないし、伝えたいことも読み取れなくなってしまう。
映画を見ても的確な感情の表現が出来なくなってしまった私にとても焦りを感じた。
すごい、やばい、アツい、感動した。この言葉を使わずに私は何を説明出来るだろう。少し考えて、語彙のなさと感情を表現する言葉の組み合わせを知らなくて、何も話せなくなった。
私は私からこぼれてしまった言葉を取り戻さないといけない時期なんだなって思ったので積極的に本を読んで、こう思ったああ感じた、を頭の中のもう1人の私とお話することにする。
また綺麗で染み込むような言葉が使えるようになるのをねがってる。
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3年目の呪い
今年で3年目になる。
卒業して、引っ越して、就職して。
私の中で3年間は物事を観察する期間大体の期間とくくっている。2年で大枠を掴んで、3年目でそれが自身にとってどんなものかを判断する。
習い事やスポーツもその類に入ったため、3年間でそこそこのことが出来るようになり、辞めてしまうことが多かった。
その、3年目が今年になる。
少し昔の話をしましょう。私が学生だった頃、折り返し地点の3年目はどうしようもなく学校を辞めたくなって仕方がなかった。ちょうど半分であり、今ならぎりぎりやり直しのきく時期であったため、辞めたい、違うことがしたい、自分のためにならない、と、考えることが多かった。何より自分の理解出来る学業の内容では無くなってきたので、自身のレベルに合っていないと強く感じることが増えてきたからだ。
その時は自分のお金で学業をしていた訳ではなく、周りに迷惑かけられないという理性が働いたのと、本気で辞めたとして自分に何ができて何になれるかが、全く想像がつかなかったから、いくら辞めてくても、いくら辛くても、辞めることは出来なかった。
3年目になる私の社会人生活も、色々状況を把握して考えることが出来るようになってきた。
まず、ひとつ上の階級の人達と同じ仕事をしているのに給料面は上の階級にならないこと。いつまで経っても先輩の補助ばかりで自分がやりたかったこと、が何一つ自分の力でできるようになっていないこと。何かを自力で学ぶためには私の理解力と知能では人よりもずっと時間がかかること。今のご時世働き方改革のせいで、自分で勉強するには会社の時間が使えない、使っても就業時間長くなるからサービスにせざるおえないこと。なにより、私が入ってきた時に3年目スタートの先輩と、同レベルに働くことが出来ておらず、自身の成長がこの2年間でほとんど見られないこと。
成長していないなら自分で勉強するのが当たり前と思うでしょうか。私は仕事をするために生きているのではなく、生きるために仕事をしてるのであって、私の生きる時間を当てたくない、と思うのは傲慢だろうか。
会社から出たら好きなことしたいし好きなように生きたい。でも、今のままだと何にもなれない、よわよわな3年目社員が出来上がってしまって…実際本当に何にもなれていない、何も出来ない。不安だけが強く大きく色濃く残る。
でも、ここの会社をやめたところで何が出来るのだろうか。明確な意思を持った就職活動は学歴が浅いために足切りされ、spiでは不合格が出るほどの知能レベルが低い人間なのに。たまたま就活担当の先生が連絡してくれて、弊社の人事が興味持ってくれたサンプルの私が、ここをやめたら何になれるのだろうか。
この間、うちの部署の取締役から声をかけれられて少し話をした。(うちの取締役はめちゃくちゃフレンドリーだからフツーに作業場にいたりする。)
「お前はこの会社で何がやりたくて入ったんだ?今ので満足してるか?何がしたい?」
私、入社時何がしたかったんだろう。
設計開発がやりたかったはず、なにかものを作ることが好きだから、手を動かしてなにか作りたかったはず。
今は?今は何したいのだろう。
2年間いて、何かやりたかったことを断片的でもできたって思えることあっただろうか?ほんの少しだけの設計作業、組み立て。他は先輩のアシスタント。
私のこれからやりたいこと、何だろう。
この5月でとても仲のいい先輩が辞めてしまう。
色々と考えてしまう
3年目になる私。
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読み物の話
活字がないと生きていけない気がする。
本を読むことが好きで、月に30冊くらいピークの時は読んでいたりした。今は完全に書籍から離れてしまっているが、tumblrやブログなど、手が空いた時は必ず文字を追っている。
読むことによる感情の動きが好きだ。頭の中に移される情景と感情。目に見えていない分いくらか鮮やかに眩く描かれる想像の世界。tumblrのような感情の吐露をメインにしたものに触れることが多いから、自分の情緒の発達になってる気がする。
決して綺麗ではなくて、それでも胸に刺さるものがあって、ぐちゃぐちゃの真っ暗のどろどろだけど、たまに鋭く光る白さも見えてくる。
空想ばかり追っていた幼少期は終わって、人の心に触れる 今。
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いきていく 散文
モヤモヤする。久々に不安になっている。
このご時世働き方の改革を求められる時代であり、残業することに対して厳しくなってきている。
正直に言うと、私は残業代で生活しているので、残業がなくなると困る類の人間だ。
学歴がなく、東京に一人暮らしをしているおかげで、入る額は少ないのに出ていく額は多い、なんとも行き辛い世の中。
去年度、私は部所の労働時間ワーストの両手に入るだけ働いていた。そうするとまぁまぁの残業代が出るわけだ。今まで税金やらなんやら取られるもの取られると手取りが寂しくなっていたものが、残業代が潤うにつれて取られてもさほど困らなくなった。人間裕福に慣れればそれを落としたくなくなるものであって、私もそう。
残業時間に対する見方が厳しくなった。自分の能力がないせいもあるが、少し長くやっていると、なんで終わらないんだもっとやり方を考えろって怒られるようになった。就業時間を付けなくなった。
自分のやりたい職種につけたから、別に残ることに対しては苦ではないし、ある程度は貰わないと生きていけない。
今の楽しい生活は落としたくないとけれど、これからは見直さなければならなくて、なんのために働くのでしょうね。
私は働くために生きている訳では無いのに。
同期とは確実に額面に差があるから給与の話をしたことがない。向こうも気を使ってくれているのは知っているし、お互い踏み込まない方がいいデリケートな話だ。でも、ふとした弾みで後輩のボーナスの額を知った。この世の中所詮学歴なのよね。知ってたけど。
4月から3年目になるのに、私が1年目に出会った3年目の先輩程仕事が出来るようになっているわけでもなく、私 一体何……?焦る焦る、何にもなれない私が焦る。能力も技術も追いつかないまま3年目になるのが不安しかない。自分が教えてい���後輩が私より貰ってるのが妬ましくなる。私はその子達よりしたなの?比較して悲しくなる。
妬み僻み焦り不安嫌だなぁ、モヤモヤして苦しい。
今は推しの先輩からのLINEも返せない。
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求める 散文
あまり、人に相談したりするのが得意ではない。自分の中に抱え込むタイプだと自覚してる。人からの相談は良くされるが、自分のことを言うのは不得意で、話を聞いてもらう、という手段がもとより存在しない。
人に向けられなかった言葉たちはこうして電子の海に吐いていく。言いたいこと、考え気持ち、まとめたりそのまま吐き出したり、文字にすることで整理され、発散されていた。それで良かったのだ。それで、
友人にパートナーが出来た。
その友人曰く「パートナーができて精神的な安定も得られるようになった。絶対に自分の話を聞いてくれる人はとても大事」
本当にそうなのだろうか。なら、今このどうしようないほど泣きたい気持ちもパートナーがいるならば、少しは楽になれるのだろうか。
泣きそうになったら抱きしめて欲しいし、上手くいったら頭を撫でてほしい、元気がない時は手を繋いでほしいし、リラックスするときは肩を並べて寄り添いたい、失敗したら一緒に笑い飛ばしてほしい。そう思う時が多々あるのは確かで、
相談しないのは不得意なだけで、本当は寒い中一人でいたくはないし、自分のことを自分で抱きしめるのも頭を自分で撫でるのも、偉い!と自分を褒めてあげるのも、温度が同じだからただ虚しく感じる。一人で涙を流すのも、本当はしんどい。
愛欲は求めていないけれど、他人の体温が欲しくなる。
誰かがいたら変わるのだろうか、こんなに孤独に世界と戦うことはなくなるのだろうか。
誰か、と、いい加減に求めてしまいそうで怖くなる。きっと誰でもいいのだ。抱きしめて涙を拭ってくれて寄り添ってくれれば。罪悪感さえなければ誰でも。
粗末に扱ってしまうのは嫌だけど、そうやって生きてしまいそうになる時があって、弱さを感じる。
今までが平気だっただけで、大人になるにつれて冷たくなっていく世界に、一人でたたかうだけのつよさは持ってなかった。
くらい夜は誰かの腕の中で世界から守られて眠りにつきたい。明るくなるまで、何もかもから隔離して、安全な場所を。
さむくなっていくと どんどん よわくなるから つらい。
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コンプレックスの話 散文
人にはそれぞれ大なり小なり抱えているコンプレックスは存在しているものだと私は思う。
そのお話を今日はしよう。
私の最大のコンプレックスは「学」である。
小学校、中学校共に、勉強さえすれば成績の上位者になることはできた。好きな科目は国語と理科で、理科は問題集を暗記したり、自己学習して理解を深めたり、国語は古典や小説読解が“好き”であった。必然的に読書の量も周りの友人達よりも多く、少しだけ頭のいい女の子であったと思う。
しかし、中学の受験。私は少し周りとは違う進路の選択をした。元々合格が決まっていた県内の公立高校(自分の成績のレベルにはあっている所)ではなく、私の知る教員全員が《落ちる》だろうと思っていた学校に、なんの偶然か受かってしまったのだ。教員からは 入ったら予備校もないし、何より専門的すぎる、きっとついていけなくなる 辛くなるから辞めろ。とまで言われた。今ならば分かるのだが、その助言は彼ら彼女らの経験からなる助言だったのかもしれない。が、当時の私はそんなことなどちっとも理解せず、進路の選択をした。結果から言うと無理をしたのだ。
人生は少しの無理と無茶がないと成長出来ないと思っているし、手の届かない所にあるものほど欲しくなるのはそういう事だとも思う。残念ながら小さめの私には届かない所であったが。
卒業の頃の成績は クラス順位の1番最後らへんで、毎年留年を危ぶまれて、本当に親切な友人に助けられて卒業した。
中学の義務教育を終えると人は次のステップに進むには学により振るいにかけられて、層別されていく。私はこのやり方は、その人の“こころ”を守るために正しいと感じる。
どうしても理解できない話の中に、自分は関わることが出来ない。知識と学の積み重ねの上に成り立つ会話は、その基礎がないものには上滑りして何も理解できないからだ。
さて、そんな状況が長く続くとどうなるだろうか。
なまじ義務教育期間は少しだけお勉強のできる女の子、だったのだ。初めの方は理解出来た。だんだん、そう、ゆっくりと部屋の中にガスを流し込まれるみたいに苦しくなっていった。
そうしてこう思うようになるのだ。
「私だけが出来ないのではないか。
みんなは学んでいることを理解していて、不明点は誰かに聞いて解決する。けれど、私は聞いても理解するのは暫く後、聞いても��でしかなくて知識として入ってこない。こんなの私だけなのではないか。」
実際に点数になり、試験や資格をとる際にそれは顕著に現れ 出来ないのは私だけ、という事実が目に見えてやってくるようになった。
とても、とても苦しいんだ。出来ない私は笑いをとるには十分だけど、それでも1人でいたら涙がでるし、自分に対しての「なんで?どうして?」は止まらない。
自身の周りには優しくて頭のいい、多才な友人ばかりだったからかもしれない。愚かなわたしはどうしても比べてしまうのだ。そして、いつの頃か勉強が出来ない私、は 何もできない何にもなれない私、になっていった。
私、何も出来ないわけじゃない!何者かにちゃんとなれるはず!!って叫ぶ私も確かに存在していて、二律背反な1人の私がいつも暴れている。
私はわたしのことが結構好きで、人生の二週目に期待はしているけれど、まだまだ諦めきれない生であると思っている。後悔しないように やりたいことをやりたいだけ自分のためにしようとしている。だけどそれでも、どうしても自分の学については…ちがうな。
私の抱える、学が原因となった自己否定、劣等感を魔法でも使ってどうにかしたくなる時がある。
文字に起こし、自分の中身を目に見える形にしてみると、現実味を帯びて私のこころに哀しさを生む。かなしいね。かなしいよ。
このコンプレックスが起因して、私の様々な出来ない、を生んでいる気がして。
何も出来ない私なんか、この人間のどこに価値を見出したのか。
そんなコンプレックスのお話。
辛くなったのでとりあえず上げてしまうけど、後日冷静になって書き足したり消したりは多分しない。
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クレジットカードを拾った話
(まじかよ、クレジットカード単品で道端に落ちてることある……??なんなのこれ、、、、、)
落ちてたんですねぇ、道端にクレジットカード単品。しかも有効期限切れてないし、しっかり表面16桁の数字もセキュリティコードも読める状態で。
外勤の帰り道、ふと目を落としたマンションの植木のところに落ちるクレジットカード。2度見した。
とりあえず、自分が落としたらどうして欲しいだろうって考えがばっと頭の中を過ぎったので、拾ってGoogleで検索。「クレジットカード 拾った」
まぁー悪用とかバレない使い方とかじゃんじゃん出てきますよね。そうですよね。でもそうじゃないんですわ。一刻も早く、これが拾われたこと通知、もしくは使用されないようにした���った。ざっと見たところ、カード会社に連絡するのが一番いいらしい。利用者の名前や情報がカード会社ならすぐに分かるため向こうから落とした人に連絡することも出来るし、利用を止めることもすぐできる?らしいからだ。交番の落し物に届けると、利用ストップはしてないため番号だけ抜いた輩に使用されてしまうかも知れないらしい。詳しくは調べてくれ。
とりあえず自分のいる位置から一番近くにある、拾ったカード会社のATMにいき、お困りの際に使用する電話からオペレーターに「すみません、クレジットカード拾いました。」
まぁー、そんなんで電話かけてくる人も少ないのでしょう。情報伝えては待たされ、担当の人に引き継がれ、伝えては待たされ……仕事の外勤中だったのでだんだん出始める焦り。(あかん……外勤から帰ったらすぐ打ち合わせって言われてるのに…)
もろもろ伝えて最後に、オペレートしてくれたお姉さんから、近くの交番に預けることできますか?とのお願い。「分かりました。○○駅の交番が1番近いのでそこにお預けします」
ATMからはなれ交番へ。
めちゃくちゃ警官人多いんすね、ちっせぇ交番なのに。
こわ……と思いながら、「すみません、クレジットカード拾いました。カード会社には連絡済んでいます。仕事があるのですが、すぐすみますか?」名前住所連絡先書いて、一切の権利を放棄にチェックして5分で出所する好プレーキメることが出来ました。皆下手に謝礼とかこだわるとクソほど時間取られるぞ。
私はね、この一連のクレジットカードを拾うっていうある種の自分を試されるファクターが発生したことで、『落とした人のこと、拾ってしまった時のこと、交番に届け出ること 』を真っ先に考えることが出来たことに、私の中の真っ当な人間が生きているって確認出来て本当に良かったと思ってるんですよ。確認出来たことだけじゃなくて、まだ自分が真っ当な生き方してて、善意的に動けるんだって思えて少し安心した。
さてさて、この件に関してはただの偽善レポートかもしれませんが、私はこの出来事でこういう自分であって欲しいって自分にきちんと会うことができたので良かったです。幸いにも仕事忙しいおかげで暮らす分には困らないお金を頂いております。自分がこの状況ではなくなって、お金に困っていたら、今日と同じことをできるのか分かりません。でも、その時になって、今日と同じことが出来なければ、それは私の目指す私ではなくなって、あの時の私は死んだ と、痛感することができるでしょう。それでいいんです。自分の中の確固たる基準ができた、とても大きなことだと思います。何時までも私のままで生きていきたいと願います。今日のまとめです。あと無駄に行動力あって良かった。ATM探して連絡して、交番に届けて、そういうのが面倒だなって思う前に動ける身体でホントに良かった。これも失わないでくれな、私。大事やぞ。
本日3度目の外勤の電車の行き帰りでこの文を打っているけど、途中で間違えて投稿するし、落ち着いて書く時間が欲しいなぁと思う今日この頃。でも鉄は熱いうちに打てなので、今です。
さーーて、会社戻って仕事するぞーーーー
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矛盾 散文
話したい。でも、話したくない。
こころがやわらかくない日は誰かと無性に話したくなるけれど、やわらかくない心で誰かと接するのは自分が嫌なので、誰とも話したくなくなる。
会いたい、でも会いたくない。一緒に居たい居たくない。全てそう。誰かと共にありたいけどどうしても居られない時がある。自分の中身は人といられる安心を求めるのに、自分の理性は誰かといることを拒む。
どうしたいんだろう。どうなりたいんだろう。こんな日はひとりになることを選んでしまうけれど、やわらかくない心で誰かと接して自分のことを嫌いにならないだろうか。相手に嫌われないだろうか。そんなことばかり考えてしまう。私の理性はつよいんだ。
さて。そんな日はイヤホン、ヘッドホン…とにかく脳に直接響くようなボリュームで、音楽をひたすら流して聴くのが今の流行り。
歌う時の息継ぎの音、よく聞こえるように。近くにいるような錯覚を、起こせるくらいに。
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あなたとわたし の話
「あ。これ好きかも」
食事や街をぶらついてるとき、耳にする隣を歩く人の好み。
隣にいる人が自分にとって大切な人であればあるほど、好きな食べ物、好きなお酒、好きな色、好きな場所を留めていこうとするのは何なんだろうか。隣を歩く世界中のあなたは、わたしと特別な関係性はなく次に出かけるのがいつかすら分からないのに、どうしてこうもわたしの中に留まるものを残していくのだろうか。わたしも器用ではなく記憶が絡まりやすいので、たまにあなたの好みを間違えてしまうけれど、でも、あなたと過ごす時間が多いほど 過ごす時間の中で流れずに滞留しているモノがたくさんある。
1度しかあったことがない、顔も朧気、でも食事をした日があなたの誕生日だった。それだけでもその記憶は私の中に残り続ける。薄暗いライトの中、顔を寄せ合い耳元で会話をしたあなたも、内容は覚えていないけれどわたしの耳に掛かる吐息の近さは忘れられない。ここの料理が美��しいんだ。このお酒がお気に入り。これを愛用している。あなたが関わらなければわたしの人生において何にもならなかったモノ達が 強く主張をして、意識に残り始める。
そんな瞬間がただただ、悔しくなる。
世界中のあなたは無意識にわたしの中に、ある一種のキズを残し、ちくりちくりと意識を向けさせる。本人はいないのにふとした瞬間の、一欠片で忘れられない何かを思い出させる。目で追って、ふと気づいて、そんな時がわたしばかりがあなたを覚えているようで、とても悔しい。
きっと世界のどこかであなたが死んでしまっても、わたしはあなたの残したキズのせいであなたを一生忘れられず、記憶の中で生かし続けるだろう。わたしの記憶に残り続ける限り世界中のあなたはきっと死なない。それが悔しくて、悔しくてたまらないのです。何がそんなに悔しいかって、わたしが世界中のあなたのことそんなにまであいしてしまっているような気がして。
わたしも世界中のあなたに、そんなキズを残せているのだろうか。
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情緒不安定な散文
あまり、綺麗な話でも気持ちのいい話でもありません。うまく泣けないので文章にします。メンヘラかなりメンがヘラってます。
年に数度、本当に希に理由なく気分がものすごく落ちる時がある。
死にたいとかそういう訳ではないのだ。ただ、すっと消えてなくなってしまいたくなるのだ。そんな時ほど自分の中にしまってあった会いたくない言葉たちが出てくる。誰かに言われたり、自分で思ってたり、そんな言葉が。まるで呪いのようにずっと自分の奥の底の方の真っ暗なところにいる言葉たち。きっと事実であって、私が直そうとしない、人間的に歪んだところ。
そんなのがじわじわ出てくると、別に手首を切って生きてる確認をしたい訳でも、線路に飛び込んで日頃の鬱憤晴らしたいわけでもないけど、ただ、すーーっと、なかったことになりたい。
今の生き方に後悔はしてないし、楽しく生きてるつもりだけど、なんでか全てやり直して1から始めたくなる。積んだ積み木崩して、もっと上手く、高く積めるようにしたくなる。
きちんと自分の思ったこと伝えられなかったりだとか、コミュニケーション取れない自分だとか、任されてる仕事の難易度とか、自分の評価とか、学歴ないせいで賞与に同期と開きあることとか、なんにも残せない写真とか、未発達なままの情緒とか、毎日昼過ぎに頭痛い気がして飲む頭痛薬が習慣化してることととか、ポンコツな身体とかもう、色々嫌になるのだ。比べられると自分の出来損ないな部分が相手よりも多くて辛くなる、なんでこんななの?って怖くなる。私のいい所ってなんだろう。私自分のこと大好きなはずだけど、どこが好きなの?そう思い込んで自我を保ってるだけじゃないの?自分の積んだ積み木の下地がぼろぼろで、上手く上に積まれていかない。もっとうまく生きたかった。
自分のこともっと、大事にできるようになりたかった。なんでこんなに“私”が私を否定的なんだか分からない。これ以上誰からも否定されたくないから、絶対に自分を好いてくれた人とは一緒になりたくないし、その人にとって一番いい私でいたい。でも絶対“いい私”からこっち側に来て欲しくない。そんなの私なんかじゃないのかもしれないのにね。
きちんと自分のために泣いたりできる私でいたかった。誰かに相談するってすごいよね、自分の気持ち明け渡すの怖すぎてできない。だからこういう壁打ちするんだけど。
この文書を打ちながら、ストレスを流すように泣いてるけど、私の嫌なところおさらいしててさらに嫌になる。なんだかなぁ、
最近楽しいこと多くて、頭の中にこういうこと浮かんでこなかったけど、なんだろうね、突然ね。
つよくてニューゲームすることは叶わないけど、もう1回回せるならもっと上手に、もっと生きやすく、生きれるはず。リセマラできないこの世の中辛すぎるわ。初期装備くらいリセットさせてくれ。持ち物が初めから悪すぎるとストーリー中盤でもうコケるんだよ。
誰も見ないで何も思わないでって思うのに、こういうところで吐き出すエゴ。
誰か私を見てて、ちゃんと確認していてって思ってしまう。すっと消えたら気づいて欲しいのかもしれない。
まだまだ、まだまだ消えられない。
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欲張り。 散文
自分とは違う経験、違う生き方に憧れる。きっと手に入らなかったなにか素敵なものがその人の手には収まっている気がする。私は欲張りなのかもしれない。
人の楽しかった出来事に憧れる。私の行ったことがない場所や、見たことない景色、聞いたことない言葉と音楽、触れたことがない文化。たくさんたくさん沢山ある。私がこの灯を落とすまでにどれだけのことを知ることが出来るだろう。どれだけのものを手に入れられるだろう。両手に溢れてなお、まだ次を求めてしまいそうだ。
そんな欲張りな私は、とりあえず学生の頃出来なかった夏、を取り戻そうと思う。
フェスやライブ、夜更かししたり、お祭りにも行きたい。浴衣だって着たいし、キャンプに泊まりにも行きたい。
私の記憶している夏はテスト勉強と、季節外れの夏季休暇で、お祭りは全て終わってしまってることくらいだ。
だから取り戻そうと思う。この夏に、やりたいことをやりきるのだ。きっといつか気づいたら灯が落ちそうになって、後悔だけが残るのは嫌なのだ、
うかうかしているとお祭りに行けなくなりそうなのが目下の心配。
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彼女。小話
僕の一目惚れをした彼女の話をしよう。これは誰にもまだ言ったことがない話なんだけどね、
彼女に出会ったのはもう両の手では足りないくらい前。僕がこの街に引っ越してきた時だった。
小学生の僕は周りとも馴染めず、遊びに外に出ることも少なかった。そんな時、近所を当てもなくふらふら散歩をしていて、全然知らない道の全く知らない公園で彼女を見かけたのだ。公園のベンチの近く、ふっと佇む彼女に。「きれい。」小学生の僕はひとつ、ぽつりと言葉を落とした。晴れた春の日だった。
僕は中学に上がり、友人もでき、毎日充実した日々を送っていた。ある日、じゃあまた、と友人を駅に送った帰り道、ふと昔に見かけたきれいな彼女のことを思い出した。何故か無性に、あの時のあの公園に行かねばならない気がしたのだ。走って走って、そうして見つけたのだ。まだ、彼女はそこにいた。そこにいたのだ、彼女は。昔と少し姿形は変わっていたが、紛れもない、あの時のきれいな彼女だった。夏の夕暮れに辺りがオレンジ色に染まっていた。
それからたまに、1年に4度ほどだろうか、彼女に会いに行くようになった。といっても、こちらはちらりと眺めに行くだけであって、向こうは僕のことなんて知らないんだろうけど。それでも、きれいな彼女をこの目に入れることは僕のほんの小さな幸せだった。
やがて僕もこの街に来て何年か経ち、家を離れる時が来た。彼女には滅多に会えなくなってしまうことが心残りだった。冬には引っ越しやら手続きやらできっと会えなくなってしまう、と思ったので、思い立ったが吉日、急いで彼女に会いに行った。彼女は色のない顔で高く澄んだ空を見上げていた。肌寒くなった秋の昼過ぎのことだった。
順調に一人暮らしにも慣れ、彼女には予想通り滅多に会えなくなってしまった。それでも実家に帰る度、行ける時は会いに行った。そうして行くうちに、何故か勘違いをしてしまったんだろう。彼女はきっと永遠にあそこにいてくれる。言葉を交わせなくてもきっとまた会える。と、
家を出て数度目の年、全く彼女に会いに行っていないにを気づいた僕は久しぶりに彼女の元に訪れていた。しかし、雲が灰色に沈む寒い冬の日。彼女はきえてしまっていた。
公園のベンチのすぐそば、いつもそこに居たのにポッカリと空いてしまったその場所。
春になると綻ぶ薄桃色の笑顔、夏のさわさわと頭を撫でる心地よい緑の風の手、秋の高い青空を見上げる枯葉を纏った身体、冬は寒そうに細くなった黒い腕たち。
彼女は切り株になってしまっていた。
僕の大好きな大好きな、きれいな桜の木は永遠になくなってしまったのだ。
これが僕の一目惚れをした彼女の話。人間じゃないって?そんなのどうでもいいじゃないか、僕は彼女のきれいなその姿に惚れて、ただただそれだけだったんだ。
さて、僕の話はこれでおしまい。美しいもの、綺麗なもの、いつの間にか心の拠り所になってしまっているもの、いつまでもそこにある訳では無いから、どうか今共に在れるのであったら、寄り添い長く時間を過ごしてほしい。僕みたいに知らないうちに知らないところでいつの間にか消えてしまっているのを知るのは、とても辛いからね。
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夏の話
いつからか、夏は一番生きていく中で難しい季節になった。
昔からプールやらキャンプやらカヤックやらサマースポーツをやっていたので、夏の楽しみには事欠かなかった。どれもこれも楽しく毎年楽しみにしていた。あれ?と思ったのは中学の部活に入ってからだ。運動部で、なおかつ風通しの悪い体育館で、決して涼しくはない格好で部活をしていた。暑いのに、指先が冷たくなる感覚、血の気がざらざら下に落ちて、耳元で聞こえる心臓の音。熱中症だった。そこから気づいた。私はほかの人より体温の調節が上手くないのではないか?と。私の周りで脱水やそのほかで倒れた人を見ないからだ。熱中症は身体の熱をうまく逃がせなくなって、中に溜まった熱で馬鹿になってしまい意識が薄くなるもの、と思っている。いくら水分をとっても私の熱は逃げずに体内に残った。その結果、毎年毎年夏になる度に、倒れた。
それと同時に太陽の下で遊んだり騒いだりすると頭痛がすることも気づいた。ことごとく夏は私に向かないらしい。
また今年も暑い夏がきてしまった。部屋は30度を超えて、動くのもだるい。一人暮らしの関係上エアコン様を1日つけるのははばかられ、結果具合を悪くする。
でもふと思うのだ。日本の夏はこんなに暑かっただろうか?
ヒヤリと冷たい床が最近は何より気持ちがいいし、いつまでも水の中に漂って涼んでいたい。
水槽の中からみんなの夏を眺めていたい。
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よあそび。 小話
ひた、と。人差し指に触る人差し指。
そろそろと辿り中指と一緒に、きゅ。と軽く拘束された。
暑い土曜の夜、私は友人とクラブに遊びに来ていた。何がどうってことは無い、出会いを求めたのだ。夜通しお酒を飲んで、爆音の中思い思いに身体を揺らし、たまに出てくるセクシーなダンサーさんにチップを渡す。非現実的なその空間で現実を忘れたかったのもあるかもしれない。溢れかえる人の中で、つい と目が合い、「ねぇ、1人?」と声をかけられた。友人と来ていると伝えると、実はこっちも、と友人を連れてきた。私も私の友人も、出会った2人との会話がはずみ、なかなか楽しい時間を過ごした。眠らないクラブの箱の中は真っ直ぐで、くるくる回るライトと、耳のすぐ近くまで唇を寄せないと聞こえない程の音楽に溢れ、もの暗い影では、素敵なふたりがキスをしていた。寄せる肩と身体は近ければ近いほどこの空気の中では溶け込めている気さえした。
出会ったその人から伝わる少しの好意、そろそろと躊躇いがちに辿る手。何故かとてももどかしくなる。私から掴んでしまおうか、頭をよぎった。けれど、あぁこの人今とても緊張してるのかしら、きっと、きっとこの人にとっては手を握ること、そういうことに慣れてなくてきっと今、探りながら、探りながら、様子を伺いながら触れようとしてくれてるんじゃないかしら、そう思ったらとてもてもこの焦れったいような、急かされるような、そんな時間がいとおしくかんじた。
夜が深くなるにつれ、お酒も入り、熱気に当てられ、だんだんとみんな理性が緩くなる。物陰に隠れていたキスも、手を伸ばせば届きそうなくらいだ。みんなが夜にのまれた頃、いつの間にか握られていた手も、抱かれていた腰も、全てを許してしまいそうになる。しかし、私たちはお互いにすることなどそれ以上何も無かった。ただ、そこで音楽に当てられて互いの熱を感じ、たまに耳元で囁くらいしか、
けれどいつだって終わりは来てしまう。深く深くなった夜は唐突に明けてしまう。何時だってどうしたって朝が来るのだ。
朝に、なっちゃったね。今日は帰るよ、じゃあまた。
まるで魔法のようにその空間が解けていくのが分かる。あんなに深く、暗く、なのに居心地さえ良かったのに、朝が来ただけでその場所はするすると解けてしまうのだ。指先に熱を与えてくれたことも、身体を寄せ腰を抱いたことも、全て夢に還る。きっとあの箱の中であったことは現実ではないのだ。きっと私ではまだ現実にすることは出来ないのだ。
朝の日を浴びて駅に向かう人たちを見て、私もまた現実に戻る。
私の日曜日の朝は、始まったばかり。
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疲れてしまうことも 散文
朝の外勤から会社に戻る時、駅のホームから動け���くなる。電車に乗っても会社の最寄り駅に着くと視界が滲む。玄関を出る時チクリとお腹が痛む。更衣室で座り込んでしまう時もある。
人生なかなか大変だ。何かわからないものが私のことを止める。動けなくする。だけど、なんだか分からないのだ。私を止めるものが。
これを疲れている、と言うのかどうかもわからない。でも、どうしたってしんどくなる時もある。
何が辛いかも何がしんどいかも分かりません。でも、視界が滲んで動けなくなることがあります。なんででしょうね。
社会人になって初めてわかった。毎日同じ時間に起きて、スーツ着て、合わないパンプスに足ねじ込んで、電車に乗って、人にぶつかって。すれ違う人みんなどこ見てるかわからない。顔が無なんだ。
えすえぬえすは、私の言葉の墓場です。ネガティブなこと、対面で言えないこと、ひっそりどうか、静かに埋めて置いてください。掘り返さないで立ち止まらないで、手を合わせないで。
あんまり弱いものを吐きたくないですね。強く美しく生きていきたい。
働くことで楽しいことも増えました。楽しいこと沢山できるようになりました。
働くことでなんだか良く分からない悲しみが私を襲うことを覚えました。
甘えて生きてきたからでしょう。やっと私は世間に生まれた気がします。
まだまだこの世の中で生きていきます。
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短歌の話
日本語は好きです。
制限を持たせて誰かに何かを伝えようとする短歌や俳句は、意味のわかった時の広がる情景が豊かだからもっと好きです。比喩や暗喩、遠回しな行間を読ませる日本語。難解でややこしくて、それでも美しさがある日本語。もっともっと得意になりたいものですね。
さて、友人と短歌のお話をしました。
その時降ってきたのを残しておきます。
ふ と情景が広がってくれたら嬉しいです。
肌湿る 夏の夜の 縁側に
赤い果実と 種飛ばす君
たまには詩人にもなるのです。
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