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kacpapcity123-blog · 6 years
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京都芸術センター図書室に、『シティⅠ・Ⅱ・Ⅲ』特設コーナーを開設しました!『シティⅢ』愛知公演の資料 (提供:愛知県芸術劇場) のほか、AAF戯曲賞関連書籍も設置しております。ぜひお立ち寄りください!!
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kacpapcity123-blog · 6 years
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【稽古場レポート① 】「シティⅠ」ドラマトゥルク 渡辺美帆子さんとの対話から
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これから本番まで、『シティⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に関わる方との対話や稽古場の様子を、「シティⅠ」プロデュースのゆざわさなの言葉でお届けします。
初回は、「シティⅠ」ドラマトゥルクの渡辺美帆子さんとの対話から。美帆子さんとは、昨年の6月頃から「シティⅠ」についてのディスカッションを重ね、テーマやコンセプトといった作品の土壌作りに取り組んできました。この日は本番の会場となる講堂で、初めて通し稽古をしました。
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------------- ゆざわ:どうですか?今日途中まで通しをして、やっとかたちが見えてきて。
渡辺:まだ言語化できていない部分も多いんですが...ダンスを見るのって、私結構好きなんですよ。どうして好きなのかなって考えると、ダンサーが人間に見える時と、人間じゃないものだったり人間を超越したものに見えるときと両方あるから好きだなと思っていて。〈中略〉川瀬さんの今回の作品については、そういう変容が明らかにあるわけじゃなくて。 なんか、ノイズのように入り込んでいる感じで、その変容する瞬間が見えるのが面白いなっていうことを思いましたね。それが、こういう(「シティI」という)戯曲があって、こういう経緯を経て作った作品だからそういうことを思ったのか。川瀬さんやゆざわさんが"これがダンスだ!"と思っているものから出てきていて、私が拾ったものなのか、どちらかはわからないんですけど。
ゆざわ:うんうん。
渡辺:ゆざわさんはどうでした?とか聞き返してもいい?
ゆざわ:はい、全然(聞いてください)。 やっと形になってきたんだなという安心感と、さぁここからどう変わる?っていうワクワクは自分の中ではかなり強くはなったんですけど。 〈中略〉私が意図したことや掲げたテーマを川瀬さんはこういう形で作品に立ち上がらせてくれたんだな、ということに結構納得がいっていて。
渡辺:へぇ。
〈中略〉
ゆざわ:自分のビジョンをひとに委ねて作るということがこれまでなかったので、こういう風ににひとは立ち上げてくれるんだなっていう納得感と面白さと手応えみたいなものは少しずつ感じ始めてはいますね。
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振付を踊るために反復して練習することで、ダンサーの身体に振付が記憶される、ということ。そのプロセスの中で、いかに振付を新しいままに保つか、ということが本作では意識されています。
加えて、振付を担当する川瀬さんの動きが、視覚記憶としてまたは体感として、ダンサーたちの身体に引き継がれていることが感じ取れるということも、この作品の魅力の1つになっているのではないでしょうか。
渡辺さんとの対話の中で「川瀬さんは感情表現に関するオーダーをしていない」ということが話題になりました。 確かに川瀬さんは「心を込めて」とか「こんな気持ちで」とかといったオーダーは一切出しません。それでも、ダンサーたちからは様々な感情が見受けられます。 作品を立ち上げていく作業としては、内面へのアプローチよりも、むしろ身体のフォルムやムーブメントに関する細かい注文が多い印象を受けます。 形や動きにこだわるほど、内面からその人の人となりや身体が持っている記憶が滲み出てくる、そんな作品になっています。
(文責:ゆざわ)
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ゆざわさな 1993 年秋田県生。立命館大学文学部卒、神戸大学大学院博士課程に在籍。3 歳からモダンバレエを始め、大学在籍時よりヤザキタケシに師事。これまでに矢内原美邦、高野裕子、渋谷陽菜の作品などに出演。関西若手コンテンポラリーダンス公演The bomb、舞台企画back☆pack 主催。ダンサー、企画主催、レビュー執筆、指導など活動の幅を広げている。
渡辺美帆子 1987年東京生まれ。演劇作家。日本大学芸術学部演劇学科演出コース卒業後、2012年まで劇団青年団に所属。2013年に別府清島アパートにてアーティストインレジデンス。現在は俳優・美術家の遠藤麻衣とのユニット「二十二会」としても活動。「へんなうごきサイファー」を全国各地で実施。「岸井戯曲を上演する」シリーズに参加。「魔笛、的、テキーラ!」や「食事会『ひばり』」の上演など。
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kacpapcity123-blog · 6 years
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【レポート】プレイベント「 街歩き」
1月12日(土)に、『シティⅠ・Ⅱ・Ⅲ』上演を前に、プレイベントとして街歩きの企画を実施しました。
 ナビゲーターはゆざわさなが務め、ゲストティーチャーに京都橘大学の土井脩史さんをお迎えしました。
『シティⅠ』を形作っていくにあたり、街歩きは作品の土壌を作る上で重要な要素になりました。というのも、クリエーションメンバー(プロデュースのゆざわ、振付の川瀬、ドラマトゥルクの渡辺)と出演者は、クリエーションに入る前に何度も街歩きをしてきました。作中での具体的な動作になっているかということはさておき、街を見る・街を知る・街を考える経験は、『シティⅠ』を踊る出演者たちの見える景色を鮮明にし、自分の足で歩いて得た体感は身体に根付いています。
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今回のプレイベントは「作品をつくる私たちと同じ経験を通じて、作品をみてもらいたい」という思いから実施しました。プレイベント当日は、、京都の街の仕組みを学び→実際に街歩きをし→“これがなくなったらこの街じゃなくなってしまう”ものを絵に描いてシェアする、という 実際にクリエーションチームと出演者が行なったのと同じ活動をしました。
新町通りの電線の話、町内という仕組みの話、重なり合った屋根の話。土井さんからたくさんの知識を教わりながら、参加者の皆���んそれぞれの観点で、土井さんに質問しながら、時には雑談を交えて、京都の街を歩きました。
皆さんも新町通りを歩くときはぜひ、上を向いてみてください。京都ならではの景色に、気付くかもしれません。
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今回のプレイベントで私たちが歩いたのは、新町通りと膏薬之逗子(こうやくのずし: 四条通から綾小路通まで通り抜ける細い道 )です。膏薬之逗子は、出演者の1人が育った場所でもあり、クリエーションチームと出演者もその逗子を何度もみてきました。どちらも京都芸術センターから、歩いていける距離なので、観劇の前後に立ち寄って、私たちがみてきた景色を感じてみてください。
 誰かの目線を借りて、街をみる。
自分の目線で、ひとの街をみる。
自分の目線で、自分の街をみる。
どんな視点でも構いません。
だれかが過ごしているこの街を、『シティⅠ』という作品を通して、みつめてみませんか。
(文責:ゆざわ)
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kacpapcity123-blog · 6 years
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第17回AAF戯曲賞受賞公演『シティⅢ』(演出:捩子ぴじん) 提供:愛知県芸術劇場 photo by Kai Maetani
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kacpapcity123-blog · 6 years
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KAC Performing Arts Program 2018/ Contemporary Dance『シティⅠ・Ⅱ・Ⅲ』フライヤー イラスト・デザイン:高橋由季・カヤヒロヤ(コニコ)
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kacpapcity123-blog · 6 years
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『シティⅠ・Ⅱ・Ⅲ』のフライヤーは、『シティⅢ』愛知公演と同じく、デザインユニット、コニコ(http://conico.co/)のカヤヒロヤさん、高橋由季さんにお願いしています。 『シティⅢ』愛知公演のキュートなフライヤーが印象に残っている人も多いのでは?
お二人に、 「『シティⅢ』の戯曲を読んだときのイメージと、フライヤーについて」と、 「実際に捩子ぴじん演出の『シティⅢ』を観たときの印象」 について、教えていただきました!!
----------------- シティIIIの戯曲を頂いて、最初に読んで感じたのは薄暗い奇妙な世界に入り込んだようで、昔プレイしたゲームの世界を思い出しました。何かが狂っていてなんとも言えない気持ちの悪い感じとシュールな面白さのようなものがあるような。デザインをしていく上で言葉を拾っていくうちに、それについて考えている自分がいたり、なにか寂しさを感じたりもしました。でも希望のような一つの象徴のようななにかを表現したくて、あえて発色のいいルシオライトという紙を使用させて頂きました。
実際に演劇を見させていただき、動きや響いてくる声を肌で感じ、見て考えていくというよりも、その場面ごとの出来事が感覚的に入ってきて、リアルに「シティⅢ」という劇を感じ取れたような気がしました。 ただ、戯曲を読んだときは文章からゲームの世界に入り込んだ感覚で、演劇を見たときはゲームをプレイしているような感覚で、登場人物が走りきっていく感じはまさにゲームのロード時間のように感じました。
カヤ
-------------- シティⅢの戯曲を読ませていただき感じたのは「怖さ」だったかもしれない。どこかわからない死に近い場所で、遠くをみて生きている。それは「希望」を求めているとはあまり思えなかったのだけれど、光のようなものは見えた気がしました。
名古屋公演を観させていただき感じたのは、戯曲と同じく「怖さ」でした。真っ黒な空間のなかを走り回る、響く音、揺れる空気、予想ができない動きをじっと見つめていたのですが、なぜか演じている人が目の前にいるのに、戯曲を読んだときのほうが人を感じていたような気がしました。
それはきっと目の前で動いているなにかと、想像で見えてくる景色が残像のように重なり、戯曲には書かれていない言葉が、体の動きによって表現され、どこかに置いてきてしまった記憶がささやき、不安になったのかもしれない。言葉だけで追うと「人」を想像したのですが、劇で追うと体感するというところから「空間」を意識したことで違った印象を受けたのかもしれないです。 でもそれはとても刺激的なひとときでした。
不安も希望も、本当は近いところにあって、ひとつの視点で捉えることのできない面白さを思い出させてもらえた作品でした。
高橋
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kacpapcity123-blog · 6 years
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第17回AAF戯曲賞受賞公演『シティⅢ』(演出:捩子ぴじん) 提供:愛知県芸術劇場 チラシイラスト・デザイン:高橋由季・カヤヒロヤ
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kacpapcity123-blog · 6 years
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撮影:前谷開 提供:愛知県芸術劇場
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