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月刊ラティーナで紹介したCDレビューを紹介します。「Day By Day」というページ・タイトル通り、毎日(毎朝AM8時頃)、ラティーナがオススメする音楽を気軽に聴いてもらって、レビューを読んで理解を深められるというページです。 毎日、新しい音楽との出会いをお届けします。
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latinapage · 5 years ago
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cribas interview
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アルゼンチンでのコトリンゴ との2018年の奇跡の邂逅を経て2年…いよいよアルゼンチン音楽新世代の5人クリバスが日本の地に集結します。2016年に月刊ラティーナに掲載されたインタビュー記事を特別に公開します。
モダンフォルクローレと 現代ミナス派の邂逅
 ブエノスアイレスから南東約50kmにある州都ラ・プラタ。大聖堂を中心に格子状に設計された街並みはブエノスアイレスに比べ閑静な印象を受ける。
 そのラ・プラタから現れたまだ無名なこのグループからは、カルロス・アギーレ、アカ・セカ・トリオ、ルス・デ・アグアといったアルゼンチンのモダンフォルクローレのサウンドと、ハファエル・マルチニやアントニオ・ロウレイロといった、ジャズやクラシックをバックボーンに持つブラジルの現代ミナス派と呼ばれるようなサウンドの両方を聴くことができるように思う。
 メンバーは皆若く最年少は19歳だというが、高度に洗練された彼らの音楽は聴くものを驚きとともに強く魅了するだろう。そして現在23歳でグループの中心人物であるフアン・フェルミン・フェラリスにグループの成り立ちや、影響を受けた音楽について話を聞くことができた。
ーー まずグループについて教えてください。
フェルミン・フェラリス(以下F) メンバーはホアキン・メンディ(ドラムとパーカッション)、ニコラス・パディン(ギター)、バレンティノ・サンパオリ(コントラバス)、フアン・フェルミン・フェラリス (作詞作曲、ピアノと歌)、フアン・クルス・��ラサ(クラリネットとバスクラリネット)の五人でしたが、我々のクラリネット奏者が多忙のため参加できていないので、フェデリコ・アギーレ(アコーディオン)を新たに第五のメンバーとして迎えました。
 全員ラ・プラタで生まれ、今も住んでいます。彼らとは小さい頃からの友人で、学校も遊びも音楽も何もかもを共にしていたので、グループを結成するのは自然な流れでした。それぞれ音楽学校へ行ったり、個人で先生に習ったりしていますが、友人同士で演奏することも成長のための大事な要素になったと思います。
ーー ラ・プラタの音楽家ではフェデリコ・アレセイゴルやハビエル・アルビンなどが日本でも知られていますが、彼らと何か交流はあるのでしょうか?
F フェデリコ・アレセイゴルはラ・プラタ国立大学の芸術学部の教授で、私の大学時代の先生でした。授業を受けていたマエストロ達の中でも特に重要な一人だったと感じています。彼の音楽は計り知れないほど素晴らしいです。
 その大学からは多くの音楽家が巣立っています。アカ・セカ・トリオもかつてそこで学ぶうちに知り合い、グループを結成しましたから。
ーー クリバスという言葉にモノ・フォンタナのアルバムをイメージするのですが、実際には何を表す言葉でしょうか?
F クリバスという名前は、彼のアルバム『クリバス』に無関係ではないと言えます。偉大なマエストロを最初はスピネッタのキーボーディストとして知りましたが、彼自身の作品を含めて影響を受けましたから。とはいえ我々は本当に多くの音楽から影響を受けています。
 クリバスという言葉はスペイン語で「ふるい(篩)」を意味します。ふるいにかけるプロセス、歌に直面している間の、個人としてだけでなく、五人のフィルターを同時に通ること。それは想像と挑戦の時間です。手持ちのアイデアを捨て、計算がなくなるまで行い、歌が必要とするテクスチュアを構築します。調和のために。この編曲のプロセスは全面的に我々の記憶や好きなもの、日々聴いている音楽や感情的なことと結び付いています。作曲と編曲は、ただ我々を取り囲んだ鏡なのです。
ーー アルバムのタイトルは何を意味していますか?またこのアルバムはあなたにとってどういうものでしたか?
F 『La Hora Diminuta(とても小さい時間)』というのは「時間の存在しない瞬間」を意味します。我々がリハーサルをするのは決まって午後の、街が静寂に包まれる時間帯でした。アルバムのジャケットは夕暮れを前に屋外で演奏するときに感じる、ある瞬間の空気感のようなものがにじみ出るようにしました。曲の中でもそういった空気感が伝えられれば嬉しいです。
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ーー あなたが先日ラ・プラタでハファエル・マルチニと共演したと聞きましたが、彼との共演はどうでしたか?それから現代ミナスの音楽についてどう思いますか?
F それらの問いはより個人的なものです。グループとして共演したわけではないので、クリバスとして答えることはできませんが、主催者の一人として彼の音楽をラ・プラタに紹介できたことを喜ばしく思いますし、とても美しいものを彼と共有することができたと思います。『モチーヴォ』という彼の最初のアルバムが、自分の中に記憶として残っています。それは私にとって非常に重要な題材です。彼の音楽を聴けば放っておくことはできません。
 私は「ミナスの音楽」と意識してはいませんでしたが、ブラジルの音楽は多いに楽しんで聴いています。彼らの作品に触れてから、作曲と編曲は明確に変わりました。
 最初に知ったのはエルメート・パスコアールとエグベルト・ジスモンチで、その後にアンドレ・マルケス、レア・フレイリ、セルジオ・サントス、アントニオ・ロウレイロ、ハファエル・マルチニらを知りました。個人的にレア・フレイリとアンドレ・マルケスの講義とコンサートに参加できたことは、即興、作曲、編曲の観点でとても重要な経験でした。
 現代は新しい音楽家たちを探すことが非常に簡単になりました。コミュニケーションメディアはすばらしいツールです。他の方法では知ることができなかった多くの音楽家を知ることができるのですから。音楽はすでに国境を越えて、普遍的で無限の存在であると感じます。 ----
kotringo & Cribas Japan Tour 2020
2月23日(日)豊洲シビックホール(東京)
2月26日(水)sonorium(東京、永福町)CRIBASソロライヴ 2月28日(金) 三楽座(名古屋) 2月29日(土)蔭凉寺 (岡山) 3月1日(日)興雲閣(松江) 3月4日(木)ビルボード大阪
CRIBAS(クリバス)
アルゼンチンフォルクローレ、ジャズ、ラテンアメリカ音楽、室内楽など多様な要素を含んだ五重奏。2014年『La hora diminuta』をリリースしてデビュー。そのみずみずしいアコースティックなサウンドはカルロス・アギーレやアカ・セカ・トリオに次ぐアルゼンチン音楽の新世代の到来を日本のアルゼンチン音楽ファンに堂々と告げた。2017年にはセカンドアルバム『Las Cosas』を発表し、重厚かつ柔らかなアンサンブルはさらなる進化を遂げた。日本とのつながりも深く、フアン・フェルミン・フェラリス(ピアノ)による月刊ラティーナ誌への寄稿や、2018年にはアルゼンチンツアーを行ったコトリンゴとの共演を果たした新進気鋭の若手アンサンブル。2020年には新作となる『La Ofrenda(ラ・オフレンダ)』をリリース。コトリンゴ との日本ツアーでお披露目予定。
来日メンバー
フアン・フェルミン・フェラリス Juan Fermín Ferraris (ピアノ・ヴォーカル)
ニコラス・パディンNicolas Padin(ギター)
ディエゴ・アメリセDiego Amerise(コントラバス)
フェデリコ・アギーレFederico Aguirre (アコーディオン)
ホアキン・メンディJoaquín Mendy(ドラム、パーカッション)
ディスコグラフィー
2014年 La hora diminuta(ラ・オラ・ディミヌータ)
2017年 Las Cosas(ラス・コサス)
2020年La Ofrenda(ラ・オフレンダ)
text by TAKESHI MIYAMOTO  (月刊ラティーナ 2016年1月号掲載)
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latinapage · 6 years ago
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Quartabê interview
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クアルタベー 巨匠たちの作品を遊び心満載に再解釈する〈4年B組〉の生徒たち
ブラジルの鬼才 TOM ZÉ に続き、注目のフェス、FESTIVAL de FRUE 2019への出演が発表されたブラジル新世代の音楽家たちのなかでもその音楽性と斬新さが目を引くインストグループの Quartabê (クアルタベー)。彼らインタビューを期間限定で公開します。
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http://latina.co.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=0&products_id=23572
ブラジル新世代の音楽家のなかでもその音楽性が評価され注目される女流演奏家ジョアナ・ケイロス(本誌で連載掲載中)が所属することで知られ、その斬新さが目を引くインストゥルメンタル・グループ4人組、クアルタベー。デビュー時のアーティスト写真では、いたずらっぽい表情で、全身ペンキだらけ学生服姿の彼ら。コンセプトは、“学校のクラス”。作品ごとに一人の巨匠を課題に選び、その巨匠の作品を大胆に再解釈をする。 “実験”と “遊び” がグループのモットーだ。
 メンバーは、マリアー・ポルトガル(ドラム)、弊誌でおなじみのジョアナ・ケイロス(クラリネット&クラローネ)、マリア・ベラルド(クラリネット&クラローネ)、そして、黒一点のシカォン(キーボード)。(前作までベース奏者、アナ・カリナ・セバスチアォンが所属していたが、脱退。現在、シコ・セーザルのバンドメンバーとして活躍中)。
 グループの原型は、サンパウロ前衛派の中心人物であるアヒーゴ・バルナベーが『Claras e Clocodilos』(1980)の再解釈を試みるために招集した女流バンドである(さらにその前身にサンパウロ前衛派に影響を与えたコンポーザーHermelino Neder曲集のためにアヒーゴが組んだ「O Neurótico e as Histéricas」がある)。彼らのライヴ映像がYouTubeで見られるが、なるほどこのアヴァンギャルドさは、この前身のバンドから受け継いだものだと納得する。彼らのライヴを見たモアシール・サントス研究をするアンドレア・エルネスト・ヂアスが、自身が企画しているFestival Moacir Santosで演奏して欲しいと依頼したことがきっかけで、クアルタベーは始動する。全くの白紙の状態で自由にモアシール作品を再解釈して欲しいと依頼され、その際にマリア・ベラルドの学友だったハーモニー楽器のキーボード奏者としてシカォンが招き入れられた。まるで長年いっしょに演奏をしているかのように、良い化学反応を起こしたメンバーの演奏は好評で、アルバムを求める声に応えて、グループを継続することになったの���という。遊び心をもち、笑いが絶えないという彼ら。まるで4年B組(クアルタベー)だねと、ふざけてつけた名前に愛着が湧いてグループ名として採用された。
 最新作は、『lição #2: dorival(課題#2:ドリヴァル)』。前作にも増して大胆にドリヴァル・カイミ作品を彼ら独自に解釈をし、各方面で物議を醸し出している作品。最新作について、巨匠たちの作品を解体し再構築してく彼らのその試みについて聞いた。
── 前作のときに、ジョアナが「ここまでやっちゃっていいのかな?!」と恐る恐る大胆なアレンジに挑戦し、それは自分たちを解放する、また異なった提案をする勇気をもつ訓練となったと語っているのを聞きました。最新作��は、とても大胆にドリヴァル作品を解体して、その恐怖心から解放された印象をもちました。制作はどのように行われたのですか? マリアー・ポルトガル(以下、MP) クアルタベーは、最初からモアシール・サントス作品にまったく新しい解釈をするという目的で結成されました。1stでは、異なった音を提案し、独自のアレンジを施したとはいえ、そのフォーマットは原型を尊重したものでした。メロディーはそのままだったりして、あるところまでは伝統的な方法で曲を解釈しようとしました。「ドリヴァル」では、そのもう一歩先を行こうとしました。ドリヴァルはモアシールと異なり歌を作曲したコンポーザーで、今の世代の人たちにとってそうであるかどうかわからないけど、ある世代の人たちにとっては、聴き親しまれたコンポーザーです。ブラジル音楽に関心があれば、ドリヴァル作品には必然的に出会います。その歌詞も、メロディーも多くの人の耳に記憶されています。それに対してモアシールは広く一般的に知られていたわけではありません。ドリヴァルは、ポピュラー音楽のコンポーザーであり歌手でした。だからこそ、よりラディカルなことをしようと考えました。結果、ドリヴァル作品が容易にそれだとわからない作りになりましたが、部分的にわかる箇所もあれば、そうでない箇所もある。それでも、ドリヴァルはそこに存在していて、私たちがよく言うのは、私たちが奏でる音符は、ドリヴァルがつくった何かしらを素にしているということです。歌だったり、彼が演奏するギターだったり。 ── それは、将来的に自作をつくるための一歩で、あらたな作品への架け橋になったとも言えますか? MP 結成当初はよくそんな話をしていました。巨匠たちの作品を再解釈しつつ、自作も発表することについて。だけど、1stの後に『Depê』を発表して、それから今作をつくりながら、私たちはすでに作曲をしているのだということに気がつきました。この作品は特にこの〝自作とは何だ?〟と問う作品になったと思います。どこからドリヴァルが始まって終わって、私たちの自作がどこで始まって終わるのか、またその逆も。この作品は自分たちで作曲したという意識が強い作品ですが、同時にドリヴァルの要素もその根幹にある作品です。すべての素材は、彼の音楽から抽出しました。この作品は〝自作とは何だ?〟ということについて、さまざまな興味深い問いをもたらすものになったし、私たちにとって関心の高い問いばかりです。というのも、グループの活動と並行してメンバーそれぞれがソロ活動も行なっています。だから、作曲したいという欲求や、より伝統的な作品作りをしたいというような思いはそれぞれのソロ活動でやっています。クアルタベーはより実験的で、そこがおもしろいと思っています。自作ということについては、そういう視点で捉えています。 ── それぞれに異なる道を歩んできて、依頼があってグループを結成し、継続することは当初は考えていなかったそうですね。互いに共通の方向性を見出して、グループとして活動を継続することにしたのですか? シカォン(以下、C) 私たちは互いのことが大好きなんです。グループとしてすごくいい感じに作用しあって、機能しているものがあると思うし、それぞれへの愛情とリスペクトがあって、それがグループとしてとてもうまくいっています。クアルタベーはまさしく学校のクラスのようで、テーマに選んだコンポーザーの作品を一緒に研究するグループなのです。全員研究熱心で、その研究をもって冒険しようという精神をもっています。今のところ、選択してきたことに全員が一様に満足しています。私たちの今の音は、4人それぞれの個人を満たしている感覚があります。 ── ライヴを観るお客さんの反応はどうですか? みなさんの提案はどのように受け入れられていますか? 私もとても生で演奏を見たいです! C 近い将来、日本のみなさんにもお披露目できることを願っています。ライヴでは信じられないくらいに良い反響があります。(最新作は)アルバム全体が1つのトラックなので、それをステージでも実演しようとしています。この長い1曲は、生演奏では50分くらいになります。音以外に、ライヴの照明デザインも素晴らしくて、サンパウロの若き照明屋であるオリヴィア・ムニョスが、ライヴを本当の見応えのあるステージに演出してくれています。ドリヴァルの海にどっぷりと浸るようなステージです。信じられないくらいに、人々に伝わるものがあるようで、ライヴが人々にもたらす変化について、鳥肌の立つような感想をもらっています。
── クアルタベーは、女性を中心に結成されたグループであるという特徴があります。そして、そのことについての意識もそれぞれに高いように感じます。いままで、女性コンポーザーを課題にしようということにはならなかったのですか? いたら候補に出た人を教えてください。 マリア・ベラルド(以下、MB) そうですね。クアルタベーは主に女性によってグループが構成されています。バンドを組む時に意識的に決めたことではなくて、音楽が私たちをつなぎ合わせ、アヒーゴと一緒に演奏をしていたという状況などによって、結果的にそうなりました。だけど、時間が経つにつれて、現在のブラジルで、性差や、セクシュアリティー、さらに政治においてもこのことがとても活発に議論のテーマにあがっていると感じています。グループのほとんどが女性コンポーザーによって構成されているという事実の意味の大きさを感じています。さらにメンバーが女流奏者であり、女流アレンジャーであることで、ある種知的な空間を埋めており、他者のアイディアを誰かに伝達ということ以外に自分たちのアイディア、決断力をもっているという点で、大きな政治的な力がかかわっていると、ますます感じています。間違いなく、次回の課題は女性コンポーザーになります。すでに複数の候補があがっていますが、まだ公表はできません。素晴らしい作品を世に残している女性コンポーザーはたくさんいますが、調べるにつれて、素晴らしい作品にも関わらず正当に評価され、認知されていない人がどれほど多いかということも感じています。だから、その研究はより広範で、正当に評価されなかった古い時代のコンポーザーに関しての研究はより時間もかかります。今後しばらくはより多くのコンポーザーを見つけて研究することに時間をかけて、いずれいろいろな女性の作品を取り上げて演奏していきたいです。
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── 次のプロジェクトについて教えてください。 MB しばらくはドリヴァル・カイミのこの作品をたくさん演奏していきたいと思っています。それからたぶん、ドリヴァルについては、彼の重要な作品のひとつである「Suíte do Pescador(漁師の組曲)」をテーマに勉強、モアシール作品についてリリースした『Depê』(デジタル配信のみ)と同様にドリヴァル作品に関してEPをリリースしたいと思っています。それから、課題#3に取り組み始めることになります。それ以外に、クアルタベーの特徴としてメンバーそれぞれがソロプロジェクトを並行して行っています。マリアーは、今自身のファーストソロ作品の制作の真っ最中だし、演劇音楽の仕事もたくさんしています。ジョアナも、5枚目となるリーダー作の仕上げに取り掛かっているし、それ以外の演奏者としての仕事もそれぞれに抱えています。昨年の5月になりますが私も『CAVALA』というソロ作をリリースし、その演奏ツアーを行いながら、演劇音楽の仕事もしています。シカォンは、サン・ヤントーというアーティストと共同で、5つのEPをリリースする準備をしていて、その制作と並行して大学に入って数学を勉強し始めました。現在、ガル・コスタのバンドメンバーとしても仕事をしています。それぞれに複数のプロジェクトや仕事を並行して行っていて、それがバンドの活動に一層良い影響をもたらしています。
text by Nanci Lissa  (月刊ラティーナ 2019年6月号掲載)
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FESTIVAL de FRUE
開催日:2019年11月2日(土) & 3日(日) ※雨天決行
開場 / 開演 / 閉演:
11月2日(土)開場 11:00 / 開演11:00 / 終演 27:00(予定)
11月3日(日)開場 9:30 / 開演 9:30 / 終演 25:00(予定)
※予告なく変更する場合があります
開催地:静岡県掛川市 つま恋 リゾート彩の郷 (http://www.hmi.co.jp/tsumagoi/)
●Lineup:
Tom Zé/ACIDCASE/Acid Pauli/Geju/Aex/Billy Martin/Carlos Niño/Carista/Itibere Orquestra Familia Japão/Marco Benevento Trio/Quartabê/Sam Gendel/Svreca/Vessel & Pedro Maia present Queen of Golden Dogs/Wata Igarashi/YAKUSHIMA TREASURE(水曜日のカンパネラ×オオルタイチ)/悪魔の沼:/Compuma/Dr.Nishimura/Awano …and many more artists
詳細:http://frue.jp/festivaldefrue2019/
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latinapage · 6 years ago
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fuse / fuse Live at SHIKIORI
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【#DayByDayCDreview】 fuse『fuse Live at SHIKIORI』 サックス奏者井上淑彦の逝去から4年。彼の遺した音源をリリースすべく設立されたOpus1レーベルの第一弾は「fuse(フューズ)」の2011年4月、福岡の古民家SHIKIORIでのライブ録音。井上、田中信正pf、坂井紅介bs、つのだ健ds、百戦錬磨のメンバーそれぞれのソロもたっぷりフィーチャーした演奏が生々しく迫ってくる。小気味良くドライヴする疾走��溢れるプレイ、その一方で大地に根差した力強さやしなやかさも感じさせる幅広い表現はfuseの真骨頂。観客参加の③の暖かさも心に残る。井上の遺した楽曲はこれからも我々を魅了するだろう。ずっと... text by 三嶋聖子 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載)
http://fusejazz.com/discography.html
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latinapage · 6 years ago
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MÔNICA SALMASO / CORPO DE BAILE - AO VIVO (DVD)
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【#DayByDayCDreview】 モニカ・サウマーゾ『コルポ・ヂ・バイリ - アオ・ヴィーヴォ』「世界一の歌声を持つ女性歌手」モニカが2014年にリリースしたギンガとパウロ・セーザル・ピニェイロの未発表曲集『Corpo de baile』。その録音メンバーが集合したベロ・オリゾンチでの2015年のコンサートの模様を収めたDVDが本作だ。ネルソン・アイレス(P)、パウロ・アラガォン(G)、プロベッタ(Cl)、テコ(Sax)、ネイマール・ヂアス(B、ヴィオラ・カイピーラ)、弦楽四重奏クアルテーロ・カルロス・ゴメスが奏でる音楽世界は天の心地よさで、薄い透明の幕を活用した演出や照明も美し過ぎる。それを超一流の映画人ヴァルテル・カルヴァーリョが撮った。家宝にすべき1枚。text by 花田勝暁 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載) http://latina.co.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=0&products_id=23792
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latinapage · 6 years ago
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ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ / メタヴォリューション
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【#DayByDayCDreview】 Rodrigo y Gabriela『Mettavolution』 メキシコシティ出身ながらアイルランドに渡って活動、その超絶技巧でダブリンの路上で脚光を浴び、ダミアン・ライスにフックアップされ、ジョン・レッキーのプロデュースで2006年に1stを発表。一躍世界的な人気者となった男女ギター・デュオの通算4作目となる本作、プロデュースはデイヴ・サーディで、2人のギター以外の音色は全て彼によるもの。ロドガブが傾倒する仏教観も漂わせる冒頭のタイトル曲から、ピンク・フロイド「エコーズ」のカヴァーまで、期待を裏切らないプラチナな7曲。あの「タマクン」の再来とばかりに2019年、全世界を席巻する姿が容易に想像できてしまう。text by 船津亮平 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載) https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=4813&cd=SICX000000123
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latinapage · 6 years ago
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V.A. / エル・カミノ・デ・レダ(レダ・バジャダーレス・トリビュート)
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【#DayByDayCDreview】 V.A.『El Camino de Leda (Un Tributo a Leda Valladares)』 レダ・バジャダーレス(1919~2012年)は、アルゼンチンに伝わる伝承歌を記録したことで知られる音楽学者/蒐集家。80年代にはフィト・パエスらとの交流を深め、フォルクローレと他ジャンルの架け橋となる活動も展開した。2014年にはシルビア・イリオンドがトリビュート作を発表するなど、現代フォルクローレにおいても常に敬意を払われてきた彼女だが、今度はエレクトリック・フォルクローレ界隈によるトリビュート作が出た。チャンチャ・ビア・シルクイートら代表格からウジやバルダなど注目株までがズラリ。シーンの根っこに触れることができる好企画だ。text by 大石 始 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載) https://calentitomusic.blogspot.com/2019/03/cltcd2079.html
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latinapage · 6 years ago
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ミシェル・カミロ / エッセンス
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【#DayByDayCDreview】 Michel Camilo『essence』 総勢18名による音圧が冒頭から最高過ぎる。ミシェル・カミロ先生の通算25枚目のアルバムは、94年作以来となるビッグバンドでのスタジオ録音。華麗なカミロ流儀にのっかった音の粒が渦を巻いて、火傷しそうな熱気を運んでくる。キレッキレに咆哮するブラス軍団、逞しくしなやかな鼓動を刻む打楽器隊、そして常に優雅で力強いタッチで展開するピアノ…ジャズ、ラテンといったボーダーは、そこには存在せず、マエストロ主導でただただ豪快なフルバン・サウンドがあるのみ。タイトルとジャケは風・水・火・土の四要素。カミロ先生こそが森羅万象を担当しているのではという気がしてくる。text by 船津亮平 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載) https://www.sonymusic.co.jp/artist/michelcamilo/discography/SICX-30070
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latinapage · 6 years ago
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BANDALOS CHINOS / BACH
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【#DayByDayCDreview】 バンダーロス・チノス『バッハ』 ロック、ファンクをベースにシンセポップへ接近してきたバンドの4作目。とはいえシンセ奏者が加入後の現体制では初のフルアルバムであり、象徴的にバンドのイニシャルを冠する。ギターとシンセのキラキラ感、シャープなカッティング、絶妙なコーラスとサックス、爽快で心地よいグルーヴ、甘く切ないメロディはシティポップ��。時に幻想的なギターエフェクトはドリームポップ的でもあり、80sの様々な影響が窺える。ダンサブルかつノスタルジックでメランコリック。特に後者の要素にはアダン・ホドロフスキーのプロデュースが貢献しているはず。アルゼンチン・インディー要注目作品。text by 笹倉暢之 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載) http://latina.co.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=0&products_id=23689
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latinapage · 6 years ago
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JUAN FERMÍN FERRARIS / 35mm
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【#DayByDayCDreview】 フアン・フェルミン・フェラリス『35mm』 クリバスの中心人物による初ソロ名義作は、ピアノ奏者としてシャイ・マエストロやマリオ・ラジーニャらから影響を受けてきた側面を独自の手法で開花させた現代ジャズ色の強いタッチに。クリバスの初作に参加していた2名を含むカルテット+エレクトロニクス担当という編成で、洗練されたフォルクローレ調の旋律を多分に含んだ疾走感のある演奏に、日常の中で録音された物音や街で遊ぶ子供の声、数字を数える日本語などの具体音が重なる音世界は、モノ・フォンタナの名作『クリバス』を今っぽい感覚でより躍動的に発展させたよう。今年を代表する1枚として記憶されるだろう会心作!text by 吉本秀純 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載) http://latina.co.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=0&products_id=23783
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latinapage · 6 years ago
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スペインギターフェスタ / わたしたちのスペイン
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【#DayByDayCDreview】 Spain Guitar Festa『Querida España』 同時期にスペインに留学していて知り合った5人のギタリスト、池田慎司、坪川真理子、富川勝智、岩崎慎一、東隆幸による音楽集団《スペインギターフェスタ》。その活動の5周年を記念して録音されたのがこのアルバムである。演奏はすべてギター五重奏もしくは三重奏で、全員一丸のリズムの迫力、各パートの絡み合い・掛け合いの妙、繊細なハーモニー等、アンサンブルならではの魅力に満ちている。ファリャ、アルベニス等の作品に加えスペインのオペラ「サルスエラ」の楽曲、カタルーニャ民謡等、バラエティーに富んだ曲目をひとつのストーリーのように並べた構成も見事。激しさと陰影などスペインのいろいろな面を発見できる。text by 吉村俊司 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載)
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=142699
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latinapage · 6 years ago
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HILDA LIZARAZU / LA GÉNESIS
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【#DayByDayCDreview】 イルダ・リサラス『ラ・ヘネシス』 リト・ビターレが奏でる雨を描くピアノを背景にリト・ネビア作のロス・ガトス時代の名曲①のメロディが物語の始まりのように歌われる。80年代にロス・ツイスト、マン・レイ等のバンドで音楽キャリアをスタートさせたイルダ・リサラスはアルゼンチンを代表する女性ロック・ヴォーカリストの一人。本作で取りあげた全14曲はアルメンドラ、スイ・ヘネリス、タンギート等、1968~73年の自国のフォーク/ロック黎明期の重要曲。スティーヴ・ライヒ的ヴァイオリン・フェイズで躍動するヴォックス・デイのカバー曲③「創世記」等、独特のアレンジで“起源”を歌い継いでいる一枚。text by Jongaleiro (月刊ラティーナ2019年5月号掲載)
http://latina.co.jp/index.php?main_page=product_info&cPath=0&products_id=23695
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latinapage · 6 years ago
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NOUS(ヘニング・シュミート & マリー・セフェリアン) / je suis
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【#DayByDayCDreview】 NOUS (Henning Schmiedt & Marie Séférian)『je suis』 ヘニング・シュミートの最新プロジェクトは、ジャズ歌手マリー・セフェリアンとのデュオ。マリーは、レバノンとフランス人の血を引くドイツ人。ジャズに加えて、シャンソン、インド音楽など幅広い音楽的バックグラウンドを誇る才媛だ。全13曲は、すべて一発録音とのこと。ヘニングは、ピアノやトハーモニウム、エレクトロニクス等で、ミニマリズムに徹した音世界を構築。マリーはスキャットを駆使しつつ、各曲をじっくり丁寧に歌っている。中には、ブッゲ・ヴェッセルトフトとシゼル・アンデルセンのデュオ作に通じる曲もある。静謐でありながら程良い緊張感に貫かれている佳作だ。text by 渡辺 亨 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載) http://flau.jp/releases/je-suis/
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latinapage · 6 years ago
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Alfredo Del Penho / Samba Só
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【#DayByDayCDreview】 アルフレッド・デル・ペーニョ『サンバ・ソー』 アルフレッド・デル・ペーニョは、ラパを拠点とする注目のサンビスタ。作曲家でありギタリスト、そして歌い手でもある。本作は彼の歌と7弦ギターによる弾き語りで、自曲を綴った作品集。共作者には、ペドロ・ミランダ、ジョアン・カルヴァカンティや、ネイ・ロペス、デルシオ・カルヴァーリョなど新旧のサンビスタ、そしてジョイスやシコ・セザールなどMPBの重鎮まで、世代を超えた音楽家たちが名を連ねる。卓越したギターの技術、伸びやかでセン���ティブな歌声で、伝統的なサンバの薫風に、現代的な感性が付け加えられている。時代を繋ぐ俊英による、究極に粋なサンバです。text by 石郷岡 学 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載)
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latinapage · 6 years ago
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BE PEOPLE / ÍMPETU CHIWAYA
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【#DayByDayCDreview】 ビー・ピープル『インペトゥ・チワヤ』 フリージャズにアフリカ音楽(特にジンバブエはショナ族の伝統楽器、ムビラ)を美しく融合させた新鋭グループが登場した。アルゼンチン音楽とムビラと言えば、S・バスケスを筆頭に“音響派”の面々が真っ先に思い浮かぶが、本作では音響派の影響を感じさせつつも個人的にはドン・チェリーやコドナ、ジョン・ハッセルといった無国籍なエスノ世界を志向した一群の音楽家たちが頭を過った。メンバーそれぞれがムビラを始め、弦楽器から打楽器、管楽器まで多様な楽器をマルチに操り“ワールド・フュージョン”とも言える第四世界音楽のその先を創造する素晴らしい作品だ。text by 斉藤欽也 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載)
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latinapage · 6 years ago
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サミダ / アラジャ
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【#DayByDayCDreview】 SAMIDA『ALACA』 ジョージア(グルジア、母国語ではサカルトヴェロ)の伝統音楽と言えば男声ポリフォニー合唱がよく知られるが、このたびデビューしたこのサミダは女性3人組のコンテンポラリーなコーラスグループ。母国を含めた黒海周辺地域やトルコ、ブルガリアなど近隣諸国の伝承曲を題材に、時にやわらかなアンビエント・ヴォイス、時にメリスマを効かせたワールドミュージック的発声で、美しく多彩なコーラスを聞かせてくれる。民俗色豊かなアコースティックアンサンブルの中、ベースだけがエレクトリックでメロディアスに舞っているのも聴きごたえがある。もちろん変拍子曲もあり。text by オラシオ (月刊ラティーナ2019年5月号掲載)
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https://www.sambinha.com/e-commex/cgi-bin/ex_disp_item_detail/id/KLR-5512/
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latinapage · 6 years ago
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Kie Katagi / SYNESTHESIA
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【#DayByDayCDreview】
Kie Katagi『SYNESTHESIA』
 インストゥルメンタル・バンドjizueのピアニストとしても活躍する才女の2作目。mabanuaらが参加した前作も素晴らしかったが、本作はそれにひけをとらない傑作。小田朋美、千葉広樹、石若駿、sigh cityといったゲストを迎え、クラシックやジャズやミニマル・ミュージックを横断する変幻自在のピアノを聴かせる。優美な旋律と繊細なタッチが魅力だが、時折内に秘めたパッションが滲み出るのも興味深い。椎名林檎「丸の内サディスティック」のインスト・カヴァーは原曲の尖り具合を残しつつ、洗練されたラウンジ風に仕上げており実にユニーク。text by 土佐有明 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載)
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https://spaceshowermusic.com/release/20818077/
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latinapage · 6 years ago
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FRANCISCO SLEPOY / SOBRE GINASTERA Y ALGUNOS PLANETAS
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【#DayByDayCDreview】
フランシスコ・スレポイ『ソブレ・ヒナステラ・イ・アルグノス・プラネタス』
 作編曲もこなすギタリストをリーダーに、アルト・サックスとフルートの2管、ボンボなどを用いる打楽器奏者を含む6人編成で、南米のバルトークと称されてピアソラも師事したことで知られる大作曲家のアルベルト・ヒナステラの楽曲を4曲取り上げながら偉人へのオマージュを示した意欲作。現代音楽色が強いアンサンブルに、名手Juan Bayonによる重厚なベース、時折ホーミー的なボイスまでも交えながら展開するサウンドは、ヒナステラらしい緊迫感のある世界をジャズ・コンボ編成で巧みに表現している。後半にはギターを中心とした叙情的な楽曲も収め、濃密ながら多彩で飽きさせない。text by 吉本秀純 (月刊ラティーナ2019年5月号掲載)
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