Tumgik
#ケーキのキラキラ度合いが半端ないです
yoooko-o · 1 year
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15/05/2023
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病み上がり、やっと訪問できました。お店は変わったけれど、店員さんは変わっていない安心感💕パティシエの土川さんもすっ飛んで出てきてくれました。
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bodycocktail · 2 years
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素敵なクリスマスと、少し切ないバースデーカード
ご無沙汰しております。
書こう書こうとしているうちにバタバタと日にちが過ぎてしまっていました。
さすが師走と言葉がありように、やはり毎年冬は忙しい気がする…。
さて、今年は結婚して初めて迎えたクリスマス。といっても、お互いに仕事で忙しくこれといって気合いの入っていたわけでは無かったのですが、小さなケーキを買って、いつもより豪華な晩ごはん。二人で過ごす素敵なクリスマスでした。
クリスマスの話は簡潔にさておき、もう一つ大切なイベントがありました。そう、私はクリスマスイブの2日前の12月22日が誕生日なのです。
私はこのお祝い行事のクリスマスと誕生日、そして年末(休み)がある12月が本当に大好きなのですが、今年で年齢も26歳。今年は今までとは少し違うような、何かとちょっぴり大人な気持ちを思う誕生日でした。
今年は結婚をしとこと、そして何より、人とのご縁に感謝をする一年でした。また今年の振り返りについては、大晦日にもう一つ文章を書きたいのだけれど、今年の誕生日は格別だったので一年の振り返りとは別に、今回は感謝の気持ちを込めて記録の文章です。
結婚をして、東京という新たな地に住み移り一年。ここまでバタバタと忙しなくやってきました。そして、この26歳の誕生日を迎えてハッと気づいたことがありました。今まで気づいていなかったけれど私はきっと、ものすごく不安だったんです。
極端に言葉にすれば、近くに頼れる人が夫しかいなかったんです。もちろん遠方に住む両親や義父母、友だちが電話やメッセージをくれてとてもこころを支えてくれたけれど、やっぱり毎日の些細なこと、地域のこと、そんな毎日の小さな変化を共有できるようなコミュニティを持っていなかったんです。
実家に暮らしていたときには自然とあったそんな地域の人との支え合いがなくて、今振り返るとどこか毎日に気を張って頑張りすぎていたような日々でした。
そんな自分の気持ちにさえ鈍感に迎えた今年の誕生日。私は2店舗のカフェでパート勤務をしているのですが、なんと職場のご婦人やお姉さまたちがサプライズをしてくださり、きちんとラッピングで包んだプレゼント、遠くまでわざわざ買いに行って下さったおすすめパティシエさんのマカロン、さらにはホールのケーキを用意して下さったりと、本当に拍子抜けをしてしまいました。
わずか一年足らず、ましてや半年ほどのお付き合いで極端に言ってしまえば赤の他人にこんなにもお祝いの気持ちをまるで当たり前のように贈ってくださる素敵な人たちに囲まれていたことに今更気づき、それと同時にすごく安心したのです。
家のこと、地域のこと、住んでいる近辺のおすすめのお店、なんでもない話をしながら作るお菓子作りは本当に楽しかったな。私もそんなご婦人たちの楽しい時間の一部になれていたのかな、そんなふうに思いました。
私はどちらの職場でもアルバイトさんの学生を除くと一番年下で、きっととても可愛がっていただいていたのね。すごく大切にしてくれる頼もしい人生の先輩たちがいることに気づきました。
たくさんのプレゼントを自宅に持ち帰ると、夫が「とても大事にされているんだね」と伝えてくれて、その言葉を頭の中でいっぱいにしたら、私は本当に感動をして、今度は心がいっぱいいっぱいキラキラで満たされました。
胸がいっぱいって、こういうことを言うのね。
自宅に帰ると、母や祖母、友人からもプレゼントが宅急便で届いていました。園芸にどハマりしている私に、素敵な枝切り鋏を贈ってくれた友人。素敵な絵本と栞を贈ってくれた友人も。やさしくて素敵な縁に私は生かされているなと、大袈裟にも真剣に思ってしまうのでした。
そして、結婚をしてからも誕生日プレゼントとクリスマスカードを送ってくれる母と祖母。毎年、誕生日はこれがとてもうれしくて、それと同時に私はいつもとても切なくなるのです。
なぜかというとそれは、私の父の命日が私の誕生日の5日前なのです。いつも誕生日になると、父を想います。サプライズが大好きだったという父。私の2歳の誕生日、そしてクリスマスも目前に兄と私、二人の小さな子どもたちが待つ家に、楽しいこと、喜ぶプレゼントをめいっぱい用意していただろうに。そしてその時の母は、私の誕生日をどんな気持ちで祝ったのだろうと、いつも考えてしまいます。毎年、クリスマスの前に生まれた私に「誕生日とクリスマスは別だからね。誕生日とクリスマスのプレゼントを理不尽に一緒にしたりはしないよ。」なんて、律儀にお祝いをする母です。きっと父が亡くなった直後、どうしようもなく悲しくても、小さな私をちゃんと祝ってくれたんだろうなと思います。長い年月が経った今も、この日を思うと本当に無念でなりません。
そして、母から届くバースデーカード。私が学生時代に京都にひとり暮らしをしていたときにも毎年届きました。母はいつも健康と無事を、私の幸せを祈っていて、どうしても涙が滲みます。���ばにいなくても、父と母、二人分の愛を感じるのです。
いつも切ない誕生日。何よりの愛を感じ、そして私もこの先大切な人に両親のような、まっさらな愛をあげたいと感じる日なのです。
と、そんなこんなで実家を離れ、新たな地で迎えたお誕生日。いつに増しても、じんわりと滲む心に残る一日でした。本当に、支えてくれる人々にこれからも感謝を伝えて、誠実な人であろうと思いました。
ちなみに、夫からのクリスマスプレゼントは電気圧力鍋をいただきました。ボタンを押すだけで色々と簡単に作れるし、少しでもできる料理のレパートリーが増えたら(私が)楽しいかなと伝えてくれました。料理が、本当は楽しいはずなのに、忙しい日々の中でつい色々なタスクと天秤にかけてしまって煩わしいものになってしまったら勿体無いもんね。私が少しでも楽しい気分になれるように、気を遣ってくれたのかなと思うとまた感動してしまいます。いつもありがとう。
それでは、私も26歳のはじまりです。
インターネットで繋がる人々も、本当にかけがえのない存在です。
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。
また大晦日にでも短い文章を書きます。
どうか素敵な年末を。
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skf14 · 4 years
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「おめでとうございます!元気な、女の子ですよ!!!」
高らかに響いた赤ちゃんの泣き声に、気付いたら涙が溢れていた。十月十日、私の狭い暗いお腹の中ですくすくと育ち、そして、満を辞して、この世界に生まれてくれた、私と、主人の愛の結晶。尊い、小さな小さな命。感じていた痛みも苦しみも、何もかもが幸せに変換されてゆく。看護師さんに抱かれた、ピンクの肌をした小さな命。私は滲む視界の中に見えた、手のひらよりもずっと小さな手を、そっと、そっと触った。柔らかく、頼りないその手。私がこれから引いて、守っていくんだと、母になったんだと、あふれる涙が止まらない中、私はぽつり、呟いた。
「生まれてくれて、ありがとう。」
無事生まれてくれた我が子、実伽子は、生まれて3日目には私の母乳を少し飲んでくれた。手の中に抱く瞬間はいつも肩に力が入ってしまって困るけれど、会いに来てくれた父母や義父母、主人や職場の友人、皆に愛され可愛がられる実伽子が誇らしく、どうしようも無く愛しく、早くお家に帰って、準備万端なベビーベッドに寝かせたかったし、これから過ごすお家を見せてあげたかった。母乳の出も順調、出産後の経過も良好で、1週間の入院の予定が、5日間に短縮されたと聞いた時には小躍りしたくらいには、幸せに溢れていた。
退院の時、見送ってくれた看護師さんは、実伽子を取り上げてくれた方だった。手の中の小さな命。実伽子の手を握り、看護師さんへ振って、タクシーに乗り込み自宅の住所を告げる。
「可愛らしい赤ちゃんですね。」
「ありがとうございます。5日前に生まれたんです。」
「そうですか。では、一層安全運転で参ります。」
「お願いします。」
自宅ではビデオを回す準備をした主人のお母さんが待っているはずだ。普段ならすぐに過ぎる帰宅までの数十分が、とても待ち遠しい。街並みが窓の外で流れて、外を初めて見た実伽子の目に、ガラスに反射した街がキラキラと映っていた。綺麗だなぁ。命って、赤ちゃんって、綺麗。こんな感情、実際に我が子を産むまで、知らなかった。運転手さんも気を遣ってくれてるんだろう、車内に流れるのは無線じゃない、落ち着いたオルゴールの音。
...もう、20分は走っている。のに、見知った景色が何も見えてこない。
「あの、運転手さん。」
「はい?」
「そろそろ、○○町に入っている頃なんですが、道、合ってますか?」
「合っていますよ。」
「いや、でも.........ん、?」
首を傾げスマートフォンを取り出したところで、くらり、世界が歪んで、瞼を開いていられないほどの、強烈な眠気に襲われた。出産の影響、な訳がない。私は腕に力を入れ、実伽子を庇うように抱きしめ、運転手を、見た。
「お休みなさい。」
ミラー越しに目が合った、ガスマスクを付けた運転手の目が弧に歪んで、私の意識はふつり、と切れた。
子供の、合唱する声が、靄のかかった意識の外から流れ込んでくる。ザ、ザ、とノイズの混じったその声が段々と鮮明に、私に届いて、愚鈍な意識が、ゆるりゆるりと水面に向けて浮上してゆく。覚醒、していく。
「...、私、......」
どこかに座っている、それも、馴染み深い形で。視界は暗く、手足は、自由に動かない。首も、どこかに固定されているのか、周りをぐるりと囲まれるように、金属の輪、のような物が食い込むように嵌められていた。声は酷く出しにくく、絞り出した独り言も掠れていて、叫ぶ事が出来ない。この体勢は、そう、5日前に寝ていた、分娩台だ。病院に逆戻り、そんなわけはない。病院が目隠しなんてするはずがない。服はかろうじて着ていたが、足を大きく開いて、手も縛り付けられて、明らかに異常事態だと脳が警鐘を鳴らしていた。何よりも、我が子は。実伽子は。私の腕に抱いていたはずの、あの愛しき、命は。部屋からは生物の気配がまるでしない。沸騰する水のように沸き立つ焦りと恐怖に暴れまわりたくなる心を必死に押し殺して、私は息を潜めた。何か、誰か、この場を教えて、誰かいないの。私は、実伽子、一体どこで何を、させられて、今頃実伽子は、寒さで泣いているかもしれない、お腹を空かせているかもしれない、私が眠ってから、どのくらい経った?あの運転手は、一体。ぐちゃぐちゃと思考する脳味噌が騒がしい。誰か、誰か来て、
さっきからずっと聞こえていた童謡が、段々近づいて来る。音源がゆっくり、私のいる場所へ近づいて来る。古い、もう今じゃ使わない、カセットテープのような質感の声で歌われていたのは、
「起きた?」
足音の後、がしゃん、と床に何かを置いた音。童謡はそこから流れてくる。朗らかな、男の声で私に話しかけた人間が扉を閉め、鼻歌混じりに楽しそうに部屋をうろうろと動いている気配がした。まるで、私の主人のような当たり前の声で尋ねてくる様子に、訳もなく鳥肌が立つ。頭にいっぱい広がったなぜなにどうしてを抑えて、私は何よりも聞きたかったことを口にした。
「む、娘は...」
「あぁ、別のとこ。」
「ここは、貴方は、一体...」
流れる童謡のボリュームが上がる。幼稚園児ほどの子供が一生懸命歌っているそれは、「ハッピーバースデー』。私の問いには何も答えない男は、私の周りをうろうろとまだ動き回っている。耳を澄ましても、子供の泣き声は聞こえない。聞こえるのは男の足音と、単調な童謡だけ。ハッ、ハッ、と、呼吸が段々浅くなるのを止められない。
「ね、ねぇ、貴方、なんなの、ここは...これ、どういうことなの、」
「...あ。これ、取るね。」
その瞬間、目を覆っていた何かが男の手により外された。眩しい、と目を強く閉じ、そして、違和感にそっと瞼を開く。見えた光景は、薄暗く、コンクリート打ちっぱなしの、部屋。私に話しかけていた男はアノニマスの面を被って、私の顔をじっと覗き込んでいた。ヒィッと声が出て、出来もしないのに後ずさる。体を蠢かせ逃げようとする私を笑った男は面を取り、私の髪を撫で、「落ち着いて。」と微笑んだ。
その顔に、まるで覚えがない。初めまして、など言える空気ではない。どこかで会ったことがあるのか、少なくとも親しい間柄ではない。男は、百面相をする私の前に椅子を置き、テーブルに置いてあった皿を持って座った。皿の上にある物を見て、ますます意味がわからなくなる。
男は、イチゴの乗ったチョコレートのショートケーキを持っていた。カットされたそれに、いくつも、まるでハリネズミのように、ポップな色の蝋燭がケーキの原型をとどめないほど突き刺さっていた。本数は数えられない。が、夥しいほどの本数に、目の前の男が、少なくとも成人して時間が経っていることだけは分かった。男は手にジッポを持って、カチャカチャと蓋を開け閉めしていた。
「な、なに、助けて、嫌、」
「落ち着いて、お母さん。」
「私、貴方のお母さんじゃ、」
「ねぇ、名前呼んでよ、お母さん。」
頑なに私をお母さん、と呼ぶ、私とあまり変わらなそうな歳の男は、黒目がちの瞳を濁らせて、私に近寄り、そしてどろりと劣情を浮かべた目を私に向けた。寒気がする。名前どころか、どこの誰かも分からない人間が、私を標的にしている。
「な、名前...?知らないわ、そんな、名前なんて、」
「またまた、惚けちゃって。僕だよ、徇だよ。しゅん。」
「シュン...?」
「違う!!!!!!!!!!」
「ヒッ、ご、ごめんなさい、何が、違うの、」
「お母さん、どんな時でもどんな相手でも敬意を欠かしちゃいけないって言ってたのに、君付けもしないなんて、貴方らしくないよ。」
「ごめんなさ、い、シ、シュンくん、どうしたの、お母さん、手が痛いわ、ねぇ、」
急に激昂したり、悲しそうな顔をしたり、私の人生において、出会ったことのない、異物。同じ人間のはずなのに、私の中の第六感がずっと警告のサイレンを鳴らし続けている。刺激しないよう、相手の言葉を拾いながら、部屋の中を見渡す。男の後ろには扉。部屋の中は暗く隅までよく見えないが、物はあまりない。どうにか、実伽子を探して、ここから逃げ出して、
「ねぇ、お母さん、もっと先に、言うことあるよね。」
「......なんだった、かしら、」
「...そうだよね、忘れてるよね。」
男は皿の上のケーキを眺め、そして、私を見上げた。整った顔立ちに、色濃く「孤独」な表情が浮かんで、私は何も知らないのに、悲惨だと、直感で思ってしまった。
「今日は、僕の誕生日なんだ。」
「誕生日...?」
「そう、ちょうど、30回目の誕生日。忘れてたの?」
「.........いや、その、覚えてたわ、ちょっと、驚かそうかと、」
「だよね!そう、僕の誕生日なんだ、今日。生まれた日。僕がこの世に生まれて、オギャーって泣いて、色んな人に、生まれてくれてありがとう、って言われて、抱かれて、名前を貰った、日。そう、祝福された、日、生まれた、僕が、お母さんから、生まれて、十月十日前に、お母さん、と、お父さんが、性交して、卵子が分裂を始めて、人の形を、作り上げていって、ねえ知ってる?指の間の水かきは、僕たちがずっとずっと昔、両生類だった頃の名残りなんだって僕習ったんだよ!」
制御の効かないロボット、と思うほど、男は表情ひとつ変えないままガクガクと口だけを動かして、言葉を垂れ流した。馴染みのある言語なはずなのに、耳にまるで入ってこない。怖い。怖い。
「歌って。」
「えっ...?」
「誕生日。ハッピーバースデー。歌って。お母さん。」
「は、はい、...ハッピーバースデー、トゥー、ユー、ハッピーバースデー、トゥー、ユー、」
「うん、うん。ふふふ、そう、誕生日。僕、誕生日。」
「ハッピーバースデー、ディア、シュンくん、ハッピーバースデー、トゥー、ユー...」
「えへへへへ、ありがとう!!!!誕生日、嬉しいなぁ、祝ってもらえて、幸せ、僕、お母さんに誕生日、祝ってもらえた、」
「ええ、そう、ね、だから、もう、離して、」
男はジッポに火をつけ、ケーキに刺さった蝋燭へ一つ一つ火をつけ、そして、吹き消すこともなく側の机に置いた。燃えているようにも錯覚するチョコレートケーキが、火に炙られ、どろりとクリームが蕩ける。溶けて垂れた蝋がクリームを覆って、ケーキの形が崩れてゆく。
「誕生日だもんね、僕、お願いがあるんだ。」
「な、何、離して、逃して、助けて、」
「僕、お母さんと寝たい。」
「寝る...?」
「そう、いつも、僕が近寄ると怒ったでしょ、お父さんとは、あんなにくっついて眠ってたのに、」
「構わないから、この、手足、自由にしてもらえないかしら、ねぇ、」
「やったぁ!!!ありがとう、お母さん!!!」
狂人、と呼ばれる人を実際見たことはなかったけど、目の前の男のような人間をそう呼ぶのかもしれない。目的も何も分からない、ただ、狂っている。喜んだ様子の男が、私の足の間に滑り込み、腰に抱きついて頭を腹に乗せたところで、私は耐えられなくなった。
「イヤァア!!!触らないで!実伽子を返して!今すぐ離して!!!嫌!」
「......」
「誰か!誰か助けて!ここから出して!!いや、もういや、いやよ、離して、貴方、実伽子...」
「...そうだ、そろそろ、眠る支度をしないと。」
随分と掻き回しているんだけど、どうにも僕の頭はお母さんの膣には入らなそうだった。諦めるべきなのか。いや、でも、今日は僕の誕生日だ。諦めるわけにはいかない。一年に一度しかないこの日に、お母さんと眠りたい。それだけを叶えるために僕は、生きているのだから。
お母さんの陰部に嵌めた拳をグーパーしてみても、入り口が広がったようには思えない。おかしいな、ついこないだ子供が出てきたって言ってたから連れてきたのに。おかしい。
「先に寝ちゃったの?お母さん。そう。僕も眠りたいんだけど。」
返事はない。黒目を上に向けて、口から白い泡を垂れ流して、お母さんは眠ってしまった。広げられた足の間、僕の拳にはごつごつと何かが当たって上手く動けない。あぁ、これのせいか。部屋を見渡して、用意しておいた金属バットが目についた。握り締めてお母さんの陰部めがけて何度か振り下ろしていくうちに、グニャグチャと柔らかくなった感触がして、僕はバットを投げ捨てて、もう一度手を中へ入れた。先ほどよりもスムーズに入る。拳、腕、肘の手前まで入ったところで左手も入れて、中を広げる。ツン、と鼻につく匂いがして顔を上げると、お母さんが失禁、嘔吐していて、僕は中のものを出し切ろうと暫く腕を動かし続けた。
「別に、誰でも良かったんだ。子供を産んで、すぐであれば。」
大事にケースに入れられていた母子手帳と一緒にドラム缶へ放り込んだミカコチャンは、溶けたタイヤと共にもう炭に変わっている頃だろう。お母さんの中はだいぶ柔らかくなって、僕は手を引っこ抜いて、汚れやらなんやらを拭いてあげた。汚い服は全て剥ぎ取った。日付はもう、23時50分を過ぎていた。もう、誕生日が終わってしまう。
「お母さん、僕、今日誕生日なんだ。」
皮膚が少し伸び歪な形になった、露出した腹の皮膚に僕は頭を乗せて、体温と頬に当たる生毛を感じながら、すぅ、っとお母さんの匂いを吸い込んだ。微かに香る乳臭さに、僕は慌てて上半身の服も脱がせて、肥大した乳房をまじまじと見た。
母乳。お母さんの、命のかけら。子供を育てるためだけに生成され、子供のためだけに使われる汁。液体。清らかな、愛そのもの。白濁した、血液と同じ成分で構成された、栄養のある液体。母乳。母なる乳。命の泉。黒々とした乳首からじわりぽたりと滲み出て来るその母乳を、僕は乳房全体を握って絞り出した。視認できるギリギリの細さでシューっと飛び出す生暖かい僅かな液体を、僕は顔で受け止め、それが顎から滴り、または喉を伝って服の中に流れゆく様を感じた。誕生日。生まれた日。飲もう、とは思わなかった。ただ感じたかった。これが母の愛なのだと。だって僕は今日、誕生日だから。
「お母さん。僕は、生まれてきて良かった、と思ってるよ。生まれてくれてありがとう、と、言われたかどうかは分からないけれど、でも、確かに僕は生まれて、ここにいて、考え、動き、感じ、生きている。それは紛れもなく、貴方が、ここから僕をひり出してくれたからで、遡れば、お父さんと性交してくれたからで、うん、野暮だな。つまりは、産んでくれてありがとう。僕を僕として、産んでくれて、ありがとう。」
柔らかくなった入口に頭を押し付けて、ぐちゃりと色々なもので濡れた感触と、そしてゆっくり浸食してゆく感覚を味わいながら、僕は在るべき場所へと帰る。額が、目が、鼻が肉壁に包まれた辺りで侵攻を止め、腰を抱え、子猫が母猫に甘えるように頭を擦り付けて、お母さんを抱き締める。
「ただいま。」
頭が暖かいからだろうか、眠気が迫ってきた。明日には今日はしゃいだ分の片付けをしなければいけない。この肉塊もじきに冷たくなる。今だけ、お母さんの体温を目一杯感じて、今日だけは、僕が生まれた意義を、生きる理由を、何もかもを考えないまま、ただ生きていていいと肯定してもらえる場所で眠りたい。
「ハッピーバースデー、ディア、僕。」
僕はそっと目を閉じて、お母さんを想う。ハッピーバースデートゥーミー。ハッピーバースデートゥーミー。おめでとう。生まれてくれてありがとう。お母さん、お母さん、僕は、お母さんが、大好きだよ。
誕生日、おめでとう。
「おやすみなさい、お母さん。」
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