I wrote up general descriptions for Housamo/Tokyo Afterschool Summoners version of the characters from Winx Club
ブルーム "Bloom" (Real name: 愛川 龍子 "Ryuuto Aikawa"):
A child saved from a fire, Bloom grew up as a relatively normal girl with adoptive parents. That is until she became acquainted with the App and discovered that she herself is a transient and no-one knew until now. Her sacred artefact is a butterfly badge.
Her role is 'The Seal' and her rule is 'Willpower'. Her rule necessitates that as long as she still has the will to live, she can survive and stay conscious through anything, even mutilation.
ステラ "Stella":
A transient from the world of Eden, she's known for a bubbly personality and affiliation with light and mirrors. Her caretakers were people she bounced between and had very different styles of mentorship, representing the sun and the moon respectively. She was sent to Tokyo, and now using the App, she's decided to consolidate all she's learnt and shine brighter than either of they can alone.
Her sacred artefact is a mirror. Her role is 'The Royal' and her rule is 'Reflection'. Her rule reflects any and all aspects of herself and her opponent and depending on either of their mental states, they can fight in tandom with them or against them.
フローラ "Flora" (Real name: カルヴァーリョ 藤子 "Fujiko Carvalho"):
Flora is Brazilian diaspora living into Tokyo. She's known for being kind-hearted and soft, but is also a stickler for rules and a bit stuck up when it comes to her studies. She's empathetic and comes from a small family, her, her parents and a little sister.
Her sacred artefact is a quill. Her role is 'The Survivalist' and her rule is of 'Cycles'. Her rule makes it so that every action will cycle all the way back to its beginning, like the change of the seasons. A punch will eventually lead its way back to its own initiation, somehow.
ムサ "Musa":
A transient from the world of Hourai/Penglai, she's known for being tomboyish and has a tendency to keep to herself. She lost her mother during Penglai's famine and showed up in Tokyo with a newfound fervour to build up a life using her musical dreams. She seeks to spread her world's musical traditions whilst taking inspirations from J-Rock to make a new sound.
Her sacred artefact is a whalebone whistle. Her role is 'The Stone Heart' and her rule is of 'Vibrations'. Using the whistle, she can generate vibrations in the air that come out as an assortment of noises, along with also acting as fields that can veer opponents off-course.
テクナ "Tecna":
A transient from the world of Utopia, she's known for seeming outwardly emotionless and struggles in showing vulnerability. Despite the high technological advancement of Utopia, she still experienced a general distance from people in youth. She arrived in Tokyo mostly of her own volition, wanting to get out of the stifling atmosphere.
Her sacred artefact is a communicator. Her role is 'The Oracle' and her rule is 'Chain Reaction'. Her rule conflicts with Flora's, being that all events in a battle will cause butterfly effects that will not be predicted. This may spawn an exception if they were ever to fight.
アイシャ "Aisha":
A transient from Garo Demana. Aisha is known for her go-getter attitude and sporty nature, whilst keeping in touch with her feminine side. She has a love for dancing and desires a real connection with the world around her. There aren't an abundance of water-affiliated folks in her homeworld, so now in Tokyo, she wishes to connect with the water more. She grew up rather isolated, and eventually grew a distaste for the constant upholding of etiquette. Her sacred artefact is a beaded bracelet. Her role is 'The Raindancer' and her rule is 'Vitality'. The rule gives her and her opponent(s) energy boosts, but doesn't heal either. It can be useful if used correctly.
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2024年8月1日
Jリーグインターナショナルシリーズ 2024 powered by docomo サンフレッチェ広島 2-5 VfBシュトゥットガルト@エディオンピースウイング広島 20026人/19分 アンジェロ シュティラー、55分 中島 洋太朗、63分 エメル ベヤズ、68分 トーマス カスタナラス、76分 マルコス ジュニオール、79分 ニック ヴォルトマデ、90+2分 ムサ シセ
トルガイ アルスラン選手/もっともっと自分はよくなる
……45分の広島初出場、どうでしたか。
トルガイ●きつかったです。来日してから1週間強ぐらいで、チームと練習できたのが3セッションぐらいだったしね。
今日の自分の目標としては、まずはしっかりと(コンディション的に)フィットすること。徐々にフィジカルコンディションを上げるために、45分間やりたいということで、出場させてもらった。でもまだまだ全然、フィットしていない。筋力のところを元の状態に戻したり、心肺機能がフィットしていけば、まだ全然できる。
自分は見てもらった通り、落ち着いたプレーができる選手なので、もっともっと自分の良さを出していきたいなと思うね。
……チームメイトともっとコミュニケーションというか、関係性をしっかりと保てれば、面白いチャンスが生まれそうな気がします。
トルガイ●もちろん、そうだね。入団会見のときにも言わせてもらったんだけど、自分は逃げも隠れもしないというか、常にボールをもらうのが好きな選手なんだ。相手がいくらプレスに来ようが、しっかりとキープできると自分では信じてる。そこをしっかりとチームメイトにも見せていって、自分を信じてボールを預けてもらえるようになっていけば、もっともっと自分の良さが出せるかなと思う。
……トルガイ選手がボールを奪ったり、左右に散らしたり、スルーパスを出したりっていうプレーで、2万人のサポーターが歓声を上げていました。
トルガイ●何回も言うけれど、自分は落ち着いたプレーができる選手だからね。僕の3人の子供もホームゲームには見に来てくれると思うし、広島でのプレーを彼らにも見せたい。この素晴らしい観衆の中で試合ができることこそ、自分にとっては全て。いいプレーをどんどん見せていければなと思う
松本泰志選手/トルガイとのコンビ
……一番長い時間、プレーをしていましたね。
松本●はい。マルコスが「45分はプレーできない」ってことだったので。僕かムツくんかマコが70分以上プレーするかだったんですけど、僕でした。
……90分、やるのかと思いました。
松本●いや、さすがに(苦笑)。後半の給水までと言われてたんで。
……ブンデスリーガ2位のチームとやってみて。
松本●フィジカル的にも強かったですし、攻撃もスピーディーで、僕らのウィークポイントを突いてくる攻撃だった。クオリティの高さをすごく感じました。
……トルガイ アルスラン選手とのコンビで初めて実戦を戦ったんだけど。
松本●最初は僕が後ろの位置で、トルガイが前だった。ただ、ちょっと(守備が)はまらないなと思って、トルガイに後ろを任せて僕が前に出るようにしました。その方がうまくいったんで。
……彼のうまさと松本泰志選手のフリーランニングは相性がいいと思うんだけど。
松本●そうっすね。うまくはまればいいですよね。彼がボランチで僕がシャドーの位置関係でボールを受けてみたいっていう気持ちにもなりました。それは今日の後半、シャドーでプレーしてみて特に思いました。
……シャドーで活き活きとしていましたね。
松本●涼しくなったし(笑)。カシ(柏好文)くんのプレーがめっちゃ好きなんで、すごく気持ちよくプレーさせてもらいました、周りの選手に。
……得点に絡んだシーンは中島選手の姿もちゃんと見てたと思うんだけど。
松本●洋太朗が走り込んでくるのは見えていました。クオリティ持ってる選手なんで、パスすれば決めてくれると。ただ、自分にもチャンスがあったんで、そこでクオリティを発揮できなかったのは悔しかった。
……あれは、決めて欲しい。
松本●そうっすね(苦笑)。あれを決められないと駄目だと思います(苦笑)。決める自信はあったんですけど、相手に当てちゃいました。
……東京V戦に向けて課題と収穫があったと思うんだけど。
松本●課題としては守備面は本当にチーム全体でやらないと。トルガイもまだ(守備のやり方は)わかっていなかったですし、前から行く・行かないっていうとこは、すり合わせていかなきゃいけない。後ろにコンパクトにして引きたがっていたので、そこはチーム全体で言っていかないといけない。ただ、攻撃に関してはトルガイに対して言うことはないです。クオリティを持ってる選手なので。トルガイがより自由にできるように、サポートはしていきたいと思います。
加藤陸次樹選手/もっとコンディションをあげていきたい
……シュトゥットガルト戦の45分、どうだった?
加藤●いやあ、強かったっすね。対人能力は思った通り(強い)ですし、この暑さの中で、スピード感も落ちずにやっていた。すごいなと思いました。
……ただ、広島の選手たちはちょっと、身体もまだ重いって感じがしましたね。
加藤●1週間のオフが影響したかもしれないですね。
……トルガイ選手と一緒にやって、いかがでしたか。
加藤●守備のコミュニケーションが取れてないところが多かった。ただ、そこはやっていけばコミュニケーション取れると思うんで、うまく連携できればいいかなと思います。
……慣れてくれば、ゴールに直結するパスもくれそうだけど。
加藤●そう思います。僕も東京V戦までに、コンディションを完璧にして、いいゲームを見せたいなと思います。
越道草太選手/闘う姿勢は見せられた
……いい縦パスを出せましたね。
越道●まず視野を広く持とうって考えました。狙い通りでした。
……1対1の場面も多かったと思うけれど。
越道●前には強く行けるとこあったんですけど、戻りのところはまだまだフィジカルの差を感じました。
……一点目の起点になったシーン、よく見えていましたね。
越道●結構、相手が疲れてたんで、スペースも広かったです。
……狙っていましたね。
越道●狙っていました(笑)。なんか今日は、なんか、見えたっすね。
……ニュースタイル・コッシーって感じがしました。
越道●はい、だけど(ストッパーではなく)前のポジションでやりたいですね(笑)。
……だけどあれぐらいのパスがアベレージで出せるようになったら、いろんなポジションでもできますよね。
越道●そうです。あそこでパスをくさびのパスを出せるなら、ウイングバックに入った時に見方が変わってくるなって感じましたね。
……東京V戦向けて一言。
越道●ここで戦う姿勢っていうのを見せれてアピールできたと思うんで、メンバーにしっかり食い込んで、結果を出します。
井上愛簾選手/自分でゴールを決めたかった
井上●相手の迫力がすごくあって、自分がいい体勢で背負えたと思っていても、強さがありました。45分でしたけど、途中で疲れが出てしまって、最後は抜け出せなかったシーンもあった。いろんな課題が見つかった試合だったと思います。
……中島洋太朗選手に得点に絡みましたね。
井上●自分が最後は決める気でいたんですけど、少し消極的になってパスを出してしまったみたいなところがある。結果的には自分に相手が引きつけられて洋太朗のスペースが空いたので、良かったかなって思います。
……前半が非常に重たいというか、なかなか広島のサッカーができてない状態を見て試合に入ったと思うんだけど、どういうふうな意識で入りましたか。
井上●相手にも絶対に疲れが見えてくると思っていたんですけど、逆に自分たちにも疲れが出てきてしまって、シーソーゲームみたいな感じになってしまった。攻撃の選手としてはチャンスは絶対来るって思って試合に入れた。
……1本、いいシュートがありましたね。
井上●はい。決めたかったです。ファーに向けて気持ちで打ったっていうのが強いですね。今日の試合は勝利はもちろん、自分個人としても結果が欲しかった。これからJリーグに自分が絡めたら、どんどんシュートを打っていきたいなって思います。
……うまくいかなくても、相手に潰されても、チャレンジし続けていた。ガツガツガツガツしてるところがすごく出ていて、ああいうのが井上選手のプレーですね。
井上●技術が相手より劣っていても、守備や相手にぶつかっていくシーンは、気持ちでどうにかなる部分だと思っている。今日は相手に潰されることが多かったんですけど、気持ちを少しは見せられたかなって思ってるんで、そこは良かったかなと思います。
……ブンデスリーガのチームとやれたのは、非常に大きな経験だったね。
井上●U-20ワールドカップとは全く比べ物にならないぐらいレベルが高くて、プロの世界のレベルを感じられたので、すごい良かったです。
ミヒャエル スキッベ監督/トルガイはクリエイティブ
スキッベ監督●シュトゥットガルト戦は、非常に面白かった。自分たちのサッカーを表現できたときもありましたし、相手の動きに合わせることもありましたね。
ただ身体能力やスピードの差を見せつけられました。シュトゥットガルトの速い攻撃、能力を生かした攻撃というところも含めて、相手に勝利に値するものを見せつけられました。
今日のようにヨーロッパの、ドイツの素晴らしいチームと対戦したことによって、いろいろな課題が見えてくる。自分たちがどのように改善していかなきゃいけないかっていうのが見えた試合でした。今回シュツットガルトをゲストに迎えて、自分たちの選手、それからチーム、クラブ、それからこの街全体にとって、本当に良い経験になりました。この後、彼らはドイツに帰ると思うんですけれども、ぜひ気をつけて帰ってほしいと思っています。ここから2週間後、非常に長い厳しい戦いが始まるところで、そこでも頑張ってほしいなと想います。試合後、ギド・ブッフバルトと少しだけ話す機会があったんですけれども、そこでは彼も日本で過ごした日々のことについて、いい思い出だと言っていました。
……前半と後半、選手を大幅に入れ替えた中で、それぞれの収穫と課題を教えて下さい。
スキッベ監督●今回、今プレーできる状態の選手全員が試合できたことは、収穫だと思っています。もちろん身体能力的な部分で本当に大きな差を見せつけられた、それを今日・明日のうちに伸ばすことは不可能ですし、それはDNA的な問題でもあります。もちろん、伸ばしていかなきゃいけない部分ではありますが、それと同時にコンパクトに守るとか、そういった細かいところも、必要な部分だと感じています。それができれば、Jリーグでもっといいサッカーができると思っています。
……トルガイ選手についての印象について。
スキッベ監督●彼自身はすごく経験豊富な選手��、たくさんのリーグでやってきた。そういった経験を、チームに与えてくれることをまず期待しています。彼のクリエイティブさはオフェンスで見せてくれていますし、守備もしっかりと中盤を安定させてくれると思っています。彼自身はまだプレシーズンの状態で合流しているので、コンディション的にはこれからですね。
……得点を取った中島洋太朗、そして井上愛簾もゴールに絡みました。広島の未来を作っていくこの2人についてコメントをお願いします。
スキッベ監督●才能の塊だと思います。
「今の学生は『女性だから』の理不尽に気付いている。伊藤野枝のように殉教しなくても、言葉が響く時代です」と話す歴史学者の加藤陽子さん=東京都文京区の東京大学、上田幸一撮影
任命拒否も、あの日の理不尽も記録して 加藤陽子さんの闘い方(朝日新聞)2024年8月1日
歴史学者として、日本学術会議の任命拒否問題の当事者として、そして女性として、静かに周りを見つめている。日々の出来事をメモに書き付け、読み返し、歴史に位置づけ直す。傷ついたことも理不尽な経験も。加藤陽子さん、周到に、しなやかに闘うその目線の先に何があるのですか?
悪い制度に出会ったら
――研究室の名札は「野島陽子」なんですね。
「現在の戸籍名です。論文執筆時などに研究者名『加藤陽子』が確保できていれば、他はこだわらず『野島(加藤)陽子』なども使っています。もちろん選択的夫婦別姓論者です」
「1996年に夫婦別姓を選べる法改正案を法制審議会が答申しても、与党内の多数ではない『不自然な少数』の反対で法案化できずにきた。明治憲法の実質的起草者・井上毅(こわし)が女帝を認めなかった理由は、なんと、姓が変わるからでした。姓が変わる、すなわち『易姓』とは中国における王朝の交代を意味します。『姓が変わったら終わりだ』という思いがあるのでしょう。反対論の根幹にある特異な歴史観を見据えた闘い方が必要です」
「私の配偶者は予備校で日本史を教えています。彼の姓を私の姓に加えて用いるのは、大学で日本史を選択しようとする学生への参考情報になるかもしれないとの考えもありました。これまで大学に通称使用届などを出したことはありません。『悪い制度に誠実に対応しすぎない』ことが大事で、やってしまえばいいんです」
伊藤野枝にひかれる理由
――アナーキーですね。昨年のNHKの番組「100分deフェミニズム」では関東大震災後、憲兵隊に虐殺されたアナキストの伊藤野枝の著作を紹介していました。
「『乞食の名誉』は、因習的な家庭の中で子を産み、雑誌『青鞜(せいとう)』編集にもあたっていた野枝の実感に根ざす短編です。育児や家事に追われつつ仕事をする大変さを、多くの『不覚な違算』に囲まれていると端的に表現した。『想定外のことが続出し、思い通りにいかない』さまです。学会前に子どもが熱を出す、親が倒れる。家庭のケアは女性が行うべきだとの社会的規範が昔も今も多くの女性を苦しめています」
「一緒に出演した旧知の間柄の上野千鶴子さんには『なぜ緻密(ちみつ)で周到な加藤陽子が、粗野な運動家の伊藤野枝を選ぶのか』、また『野枝の言葉なら、因習打破の方を採るべきでは』と不思議がられた。でも因習打破はある意味当たり前の言葉です。自己実現の機会を奪われてきた女性の苦しみを『不覚な違算』と看破した野枝にひかれます。自己決定権を持たない女性の姿は家族の中で見てきましたので、それこそ幼稚園児の時には自覚的でした」
――何があったのですか。
「父は先妻を病気で亡くしたのですが、私の家には先妻の母、私にとって『義祖母』が同居していました。義祖母も母も辛抱強いので表だってケンカなどはありません。でも、家の中には常に緊張感がある。自分の居場所を自分では決められなかった彼女らを可哀想だと思っていた私は、小さいながらも2人の関係を取り持とうとずっと気を使っていました」
「義祖母と母は父の意向に従うしかなかったでしょう。私が大学生になって知識を身につけ、老いた義祖母や母に向かって『自分で人生を選んでいいんだよ』と言ってみたところで、もう無理なんですよね。自己決定権の行使には賞味期限がある。義祖母や母は間に合わなかった。すみません。なんで涙が出てくるのだろう……」
――そういう生き方はしんどいだろうな、と?
「ええ。自分の身の振り方を自分で決められないのは不幸だなと。また1931年生まれの母の兄弟2人は大学に進学できても、姉妹4人は行かせてもらえなかった時代でした。ならば私は、学問の力で人生の選択肢を増やしていこうと早くから決めていました。今思えば、とても優等生でしたね……」
「女性はどうせ就職できない」
――言葉を詰まらせるほどのやるせなさが、幼少期の体験にあったんですね。
「東大に進学してからも理不尽な壁に出くわします。20歳の時、一つ上の東大生に電車内でげんこつで殴られ、奥歯を2本折るという尋常ならざる体験をしました。また24歳で修士論文を書き終えた時には、その発表会後の懇親会の席上、一回り上の研究者から『女性はどうせ就職できないから、僕と一緒にアメリカに行こう』などと、たわけたことを言われました。どちらも、私はその場では何もできず言い返せもしなかった」
「『奥歯男』を前にして、当時の私は泣きもせず、『彼の友達を悪く言ったからか』だの、『母親を殴る父親を見て育った人だった』だの、頭の中では殴られた理由を列挙していたんですね。『自分の尊厳はこんなことでは傷つけられはしない』と思いたいがためだったと今では思います。ミソジニー(女性嫌悪)などの言葉自体がなかった時代です。『女性ゆえにこんな目に遭う』とは考えず、不当性に思いが至りませんでした」
「もちろん、二つの体験は心身ともに私を傷つけました。怒りを忘れないように年月日をメモしつつ、『研究教育職のポストに就けた日』『初めてアメリカを研究調査で訪れた日』なども併せて記録し、ひとりでガッツポーズを決めたりしていました」
――メモしているとは。
「卒論を書いた時から今まで、情報カードファイルに、『思いつき』『やること』『日々の研究』などのタグをつけたカードをとじていき、読書の記録、授業準備、ニュースなどを書き込んでいます。他人のSNS上の心ない発言なども記録してあります。現在、ファイルは92冊目になりました。ファイルがいっぱいになったら、重要だと思う部分を、例えば『昭和天皇実録』などのタグごと新ファイルへ移動させます。何冊かファイルがたまったらまた読み直し、自らの問題関心や時勢の変化で重要性が増した部分も新ファイルへ移します。振り返って見て、自分の予測は当たっていたのかどうかも検証できます」
「かつて書いた本のなかで、歴史のインデックスを常に頭に置き、現在起きていることを評価する際の参照軸にしましょうなどと述べた責任があるので、自身もこのファイルを使って実践しています」
現実が学問に重なる瞬間
――えんま帳ですね。2020年に菅義偉政権で日本学術会議の会員への任命を拒否された件についてもここに?
「もちろんです。20年9月9日から使い始めたファイルを開ければ、関連するタグ付きカードがすぐ出てきます。例えば『h―index』というタグがあります。論文がどの程度引用されているか調べるツールのことですが、これを用いて任命拒否された学者6人の業績を調べたら計測不能なほどひどかった、と10月5日に書いたSNSの匿名アカウントがありました。その実名は11月9日の時点でつかんでいました。『反政府』というタグは、11月8日に共同通信が『官邸、反政府運動を懸念し6人の任命拒否』という見出しで報じた一件などを記録してあります」
「相手を調べる、絶対に誤解をしない、軽んじない、過大評価しておく。もし闘う時が来たら絶対に負けないところまで調べ尽くして、相手の退路を断っておくのです」
「任命拒否関係の資料はつづら三つ分ほどになりました。『なぜ任命されなかったか』を拒否された側に尋ねる当時の報道の在り方は本末転倒で、本来は任命拒否という内閣総理大臣の判断を支えた根拠が、その意思決定過程をも示す文書とともに明らかにされなければならないのです。私が専門とする歴史学は、一定の時代に現れたり、つくられたりした制度や論理が、なぜその時代に現れたのかを問う学問です。任命を拒否された立場としての私には、任命拒否にあった理由を考える義理はありませんが、歴史学者としての私は、官邸がなぜ拒否を決断したのか大変に興味があります。だから記録と資料を残す」
――楽しんでいませんか。
「歴史学者として得がたい経験をさせてもらっているとの高揚感はあります。政治過程論では、対立する相手方にレッテルを貼ることで自他の集団の利益が象徴的に表されるとされます。まさに今回、任命拒否された学者らを官邸側が『反政府』と位置づけた報道などに接し、現実が学問に重なる瞬間を味わいました」
「並行して、どのような自己情報をもとに任命拒否にいたったのか、自己情報開示請求の手続きを進め、不服審査や答申など全ての手続きを踏んだ後、不開示とした処分の取り消しを求める原告の一人として今年2月、国を提訴しました。勝てると思っています」
――東大の教員としての任期も残りわずかですね。
「私は日本近代史の中の女性を描いてきませんでした。存亡の危機感にかられつつ国民国家となった日本の近代を考察するため、外交と軍事を専門としてきたからです。ただ、フェミニズムやジェンダーの理論形成に寄与した人々を欧米のみに求めるのは間違いだと感じています。そこで、例えば日中戦争期以降の時期、新設されたり構成員が増えたりした市町村内の団体は女性団体だけだったことに注目し、大政翼賛会の地方支部における女性と政治をテーマにした新領域にも挑戦したいと考えています」
「幼い頃から自分のことを『特別な任務を背負っている』人間だと気負って生きてきたせいか、過去の女性も同時代の他の女性たちをも、きちんと見てこなかった。野枝の随筆『階級的反感』は、銭湯で近所の女工たちに少し意地悪をされただけで縮こまってしまう自らの姿を描いていました。女工たちが見ている世界に入っていけない自分を責めた野枝でしたが、見てこなかったものに気付く時点から新しい関係は始まってゆくはずでした。若くして命を奪われた彼女にはその時間が許されなかったけれども。私も今、勉強しているところです」(聞き手 田中聡子、編集委員・高橋純子)
加藤陽子 かとう ようこ 1960年生まれ。東京大学教授。専門は日本近現代史。歴史学研究会委員長。著書に「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」など。
コメントプラス
磯野真穂(東京工業大学教授=応用人類学)【視点】 > 「相手を調べる、絶対に誤解をしない、軽んじない、過大評価しておく。もし闘う時が来たら絶対に負けないところまで調べ尽くして、相手の退路を断っておくのです」
文字面だけ見ると怖い感じがしますが、「もしもの闘い」の局面において加藤さんのこの姿勢は肝だと感じます。
戦いを挑む人の中には、しばしば感情的な辛さばかりを吐露して、何に戦いを挑んでいるのかが不明瞭になってしまったり、必要以上に相手を攻撃したりして、逆に相手からカウンターを受けてしまう場合もあります。
精神的に辛い時に、相手の動き調べるというのはなかなかしんどく、ともすると、「相手のことは一切見ない」といった態度をとりがちです。しかし、「もしもの闘い」の際に理不尽な思いをしたくないのなら、(最近使ってはならない言葉になっているようですが)「頑張って」向き合うことが必要になるでしょう。
そして証拠を集めておくと、それが戦いに使われることがなかったとしても、それを持っているという事実が、自分を精神的に守ってくれます。
私自身も若手教員の際に、あまりにも酷いアカハラにあったり(こちら自分���はうまく戦えず、数年後にその教員は別件で懲戒免職)、話したこともない相手からある事・ない事を本に書かれたりしましたが(こちらはうまく立ち回れた)、その時に助けてくれたのは、否定しようのない証拠でした。
ところで「女性はどうせ就職できない」というのは、私の恩師も指導教員から散々言われたそうです。加藤さんのような研究者たちが作り出した道の上に、自分が立っていることを忘れたくないと改めて感じさせるインタビューでした。
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voglio sentirmi vivo,
ma non trovo l'aggettivo,
ciò mi fa sentire aggressivo,
per dirti che tu mi piaci,
vorrei riempirti di baci,
ma forse saremmo troppo audaci,
la distanza è una brutta bestia,
da osservare l'orizzonte che albeggia,
andando avanti per inerzia,
voglio buttarmi in mare,
così da poterti abbracciare,
mi dovrò abituare,
a questa solitudine,
sdraiato sulla sabbia con la salsedine,
mi sento volubile,
forse labile,
sicuramente instabile,
voglio sentirmi vivo,
al costo di essere cattivo,
un tuo bacio sarebbe curativo,
quasi corrosivo,
graffiami il cuore,
sii un agitatore,
per la folla un aizzatore,
svegliami nella notte,
butta giù porte,
sfonda le finestre,
voglio sentirmi ancora vivo nel tuo ventre,
il tuo respiro sulle mie tempie,
facciamoci del male,
graffiami come un animale,
dolore addominale,
per il troppo sesso,
ma adesso,
lo ammetto,
tu per me sei stata un angioletto,
ma ora nel letto,
ti trasformi in un diavoletto,
e mi fai sentire vivo,
e non lo capivo,
e come un vampiro,
il tuo respiro,
sei la mia serotonina,
adrenalina,
mi fai venire l'acquilina,
è ora di andare,
ci stiamo per addormentare,
ed ora che il cellulare ti connette,
ne hai ancora diciasette,
fai presto,
io ti aspetto,
mostrami il tuo sorriso,
mi sento quasi indeciso,
sto per essere reciso,
la testa piena di idee astratte,
ma è l'ora della buonanotte.
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