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#旧岩淵水門
yoshkawa · 3 months
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【観光】赤門は関東大震災に耐え、青門は2018年台風に耐え
【この記事のポイント】 ・隅田川への水流を堰き止めて荒川放水路に水を誘導する岩淵水門、初代の赤門と2代目青門を間近で見学 荒川知水資料館で学んだ後、荒川沿いをウォーキング。 対岸に見える高層マンションは川口ですかね。 風が弱いので水面にもマンションが写り、シンメトリーを意識して撮った1枚。 まずは旧岩淵水門、通称赤水門の見学。 荒川放水路の工事は1913年からスタート、この岩淵水門は並行して1919年〜1923年にかけて建築されています。 この年代をみてピンときたのが関東大震災、1923年9月1日に発生したんでしたよね。 岩淵水門には被害はなかったのか、そんな展示も荒川知水資料館にあったんです。 建設中の荒川放水路には被害があり、陥没や亀裂などは20箇所。 でも岩淵水門には被害はなし、当時最先端の鉄筋コンクリート工法を採用していたからなんでそうです。 あれだけの被害を出した関東…
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774 · 1 year
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「荒川放水路」は1965年(昭和40年)に正式に荒川の本流とされ、それに伴い岩淵水門より分かれる旧荒川全体が「隅田川」となった。それまでは現在の千住大橋付近までが荒川、それより下流域が隅田川と区別されていた。
荒川 (関東) - Wikipedia
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ichinob · 2 years
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TRECK FX-S6 20220827
さいたま市→台東区
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データ
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旧岩淵水門
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台東区→さいたま市
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データ
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ヤクルトスワローズ戸田2軍施設
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ewockn · 4 years
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  荒サイを河口までゆるぽた🚴‍♂️🚴‍♀️ それにしても、あっちいなあ。  #cannondale  #cannondalebike  #caadoptimo  #roadbike  #cycling  #roadcycling  #stravacycling  #cyclinglife  #ロードバイク  #サイクリング  #自転車  #自転車のある風景  #ロードバイクのある風景  #ロードバイク男子 #ロードバイクおじさん #荒川サイクリングロード #荒サイ #旧岩淵水門 #赤水門 #新砂リバーステーション (旧岩淵水門(赤門)) https://www.instagram.com/p/CDsXgWvFDnl/?igshid=ymzrcdakit11
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wochenendfoto · 3 years
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geckoparade · 5 years
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11月『リンドバークたちの飛行』仙台公演
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ゲッコーパレード出張公演 家を渉る劇vol.4 『リンドバークたちの飛行』 2019年11月2、3日 於:登録有形文化財 宮城野納豆製造所(宮城県仙台市)
ご予約 https://www.quartet-online.net/ticket/sendailind
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大海原さえ誰かにとっては狭く険しい一本道で、家は時として広大だ。
1927年、チャールズ・リンドバーグ(1902-1974)はニューヨーク-パリ間、無着陸の大西洋横断飛行を成功させ世界を驚かせた。
その2年後、ドイツの劇作家ブレヒト(1898-1956)はこのアメリカ人青年の業績に取材し、一本の戯曲を書き上げた。
さらに90年の時を経て演劇、現代美術、音楽、建築、身体表現、大道芸と様々な専門を持った6人の演出家が ーー まるで飛行士を大洋の上空で待ち受けた数々の困難のように ーー 建物の部屋ごとにシーンを用意してあなたを待っている。来場者はリンドバークと共に納豆製造所に飛び立ち、海を越える大冒険にでかける。
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ゲッコーパレード出張公演 家を渉る劇 vol.4
『リンドバークたちの飛行』
作:B.ブレヒト
訳:岩淵達治
演出:黒田瑞仁、柴田彩芳、本間志穂、渡辺瑞帆(青年団)、市松(砂と水玉)、古賀彰吾(劇団ドクトペッパズ)
出演:河原舞、崎田ゆかり、藪田真衣
衣装:YUMIKA MORI
照明:鈴木麻友
チラシデザイン:岸本昌也
建築写真:岩渕隆
過去公演写真:瀬尾憲司
《会場》
宮城野納豆製造所 
大豆を茹でる、菌をつける、そして発酵させる。納豆づくりの一連の工程が、建築の形としてそのまま残る宮城野納豆製造所。工程ごとに建てられた建築は、作業ごとの特徴をもって並んでいる。たとえば、蒸す工程は、トラス構造という明治時代に日本にもたらされた技術で柱のない大空間を作っているし、納豆を発酵させる室(むろ)は一転して、小さな部屋が並んでいる。
いまも現役で、毎日納豆を作り続けているこの工場は、1934年頃から建設されたものだ。もう実に80歳近くにもなる。空襲や震災、二度のおおきな被害をうけた仙台の地で、それでもなお大事に使われ続けてきた貴重な歴史遺産として、2019年に国登録有形文化財となった。これからも粘り強く、仙台の歴史を見守り続けてほしい。
〒983-0047 宮城県仙台市宮城野区銀杏町4-29   
https://www.miyagino-nattou.com/
JR仙石線 陸前原ノ町駅より徒歩5分
※駐車スペースには限りがあります。満車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。
《日時》
11月2日(土)  16:00  19:00
11月3日(日)  12:00  15:00  17:30
各回限定20名。上演時間は60分を予定しております。開場は開演の30分前。
上演中に段差の上り下りなど、室内の移動がございます。予めご了承ください。
記録・広報等のため、イベントの写真撮影・録画・録音・オンライン配信等を行う場合があります。
《料金》
一般:3,000円
U24:2,000円
プチ・パトロンチケット:4,000円 (特典はありません。このチケットのご購入が団体の継続的な活動につながります。ぜひもう一押し、応援ください)
高校生以下:500円(学生証をご提示ください)
《ご予約》
専用フォームからお申し込みください。
https://www.quartet-online.net/ticket/sendailind
当日問合せ=080-5479-3581(制作)
《お問い合わせ》
メール:[email protected]
電話:022-782-7510(せんだい演劇工房10-BOX)
ウェブ:https://geckoparade.com/
Twitter:@geckoparade
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仙台の文化財
仙台空襲、それに東日本大震災。この二つの大きな出来事で、仙台に残る文化財建造物はじつに、その数が��ないのが現状です。「家を渉る劇」は、歴史的な建造物で演劇公演をおこない、その建物から地域の歴史まで、思いを馳せてもらおうと企画を続けています。文化財が少ない!という状況に、たしかに公演場所の確保に苦労もしました。しかし、いまは仙台の地で、それに文化財建造物で公演をおこなうことに、とても大きな意味を感じています。仙台の地に、もし馴染みが無いかたがいらっしゃいましたら、ぜひ文化財建造物を巡ってみてください。今回、仙台の地で公演をさせて頂くにあたり、せんだい演劇工房10-BOX及び、仙台市教育委員会の協力のもと、仙台に残る貴重な文化財建造物、宮城野納豆製造所での公演を実現するに至りました。深く御礼申し上げます。
(建築史家 本橋仁)
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主催=ゲッコーパレード
共催=公益財団法人 仙台市市民文化事業団
協力=(有)宮城野納豆製造所、仙台市教育委員会、旧加藤家住宅
提携=仙台・劇のまちトライアルシアター
企画=本橋仁、渡辺瑞帆、黒田瑞仁
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家を渉る劇 いえをわたるげき
文化財として保存され、その姿を伝え続ける建築。そこに一編の戯曲が、物語と俳優、観客を連れて訪れる。そこに演劇や人々の行為が持ち込まれたつかの間、その建築はまた違う己を発見するのではないか…。『リンドバークたちの飛行』と共に各地を訪問し、出会いと変貌を観察する移動型の連続プロジェクト。
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ゲッコーパレード
2015年結成の演劇集団。名前の由来は「目的ではなく人の集まりこそ がパレードのように活動や表現を形成していく」という信条から。旧加藤家住宅を拠点にこれまで同住宅のほかホテル、博物館、歴史的建造物など12会場で23公演を行った。過去作にシェイクスピア作『ハムレット』(旧加藤家住宅)、ブレヒト作『リンドバークたちの飛行』(旧里見弴邸、山形ビエンナーレ、早稲田大学 演劇博物館ほか)など。メンバーおよび協力者募集中。
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撮影:岩渕隆
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theatrum-wl · 6 years
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【劇評】【レポート】どこにもない演劇のまち、西和賀:東北の湖畔の町で見た演劇の風景
第26回  銀河ホール地域演劇祭(2018/09/01-09/02) 片山 幹生
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〔西和賀町文化創造館銀河ホールの空撮。手前は錦秋湖〕
岩手県と秋田県の県境、奥羽山脈のただ中にある西和賀町は人口5000人ほどの小さな町だ。この町には客席300ほどの公営の劇場、西和賀町文化創造館  銀河ホールがある。この劇場では1993年の開館以来、毎年地域演劇祭が開催されている。第26回銀河ホール地域演劇祭は2018年9月1日(土)と2日(日)に開催され、4団体4作品が上演された。今回上演された4作品はすべて宮沢賢治の作品だった。本稿ではこの4作品の舞台評のほか、銀河ホールというユニークな地方公共劇場の活動と地域演劇祭の様子について紹介していきたい。
劇団あしぶえ『セロ弾きのゴーシュ』
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〔劇団あしぶえ『セロ弾きのゴーシュ』〕
銀河ホール地域演劇祭の最初の演目は、島根県松江市の公設民営劇場〈しいの実シアター〉を拠点する劇団あしぶえの『セロ弾きのゴーシュ』だった。あしぶえは2016年に創設50年を迎えた長い活動歴を持つ劇団だ。『セロ弾きのゴーシュ』はあしぶえが28年にわたって上演し続けている劇団の最重要レパートリーであり、アメリカ、カナダの演劇祭でいくつかの賞を受賞している。
『セロ弾きのゴーシュ』の筋立てはごくシンプルなものだ。しかしあしぶえの公演ではそのシンプルな物語が、ミニマルな舞台美術とストイックな演出によって、さらに研ぎ澄まされたものになっていた。徹底的に磨き抜かれた鉱物の結晶のような美しさを持つ舞台だった。張り詰めた緊張感が最初から最後まで維持され、冗長さはまったく感じられない。
自尊心を徹底的に打ち砕かれ、絶望で自暴自棄の状態に陥りそうになりながら、ぎりぎりのところでゴーシュは破滅への転落をまぬがれた。夜中にゴーシュの家にやってきた何匹かの動物の前で演奏することで、ゴーシュのセロは上達し、自尊心を回復する。次の演奏会でゴーシュはそれまで自分を罵倒していた指揮者から賞賛を受ける。彼はそれまで自分がどれほど傷ついていたことさえ気がついていなかった。演奏会が終了し、帰宅して一人になったときになってはじめて、ゴーシュは自分を絶望の淵から救い出してくれた動物たちの無償の優しさに気づく。
劇の最後で彼の口から漏れる感謝の言葉の真実に、私は強く心打たれた。
俳優の表現のあらゆるディテールにまで注意が払われていることが感じとることができた舞台だった。きびしくコントールされた俳優の演技は、ゴーシュの情念の動きを精密に、ダイナミックに描き出している。ゴーシュの絶望ともがき、いらだちが、舞台から豊かなニュアンスとともにまっすぐ観客席に伝わってくる。ゴーシュ役の俳優の演技にひきこまれ、観客の多くはゴーシュの重苦しさを共有していたに違いない。
なぜゴーシュが動物たちの出会いによって停滞から抜け出せすことができたのか、動物たちはなぜゴーシュの家にやってきたのか、そしてゴーシュが最初にやってきた猫に対して謝罪しなかったのはなぜなのか。いくつもの「なぜ?」に対する回答はあしぶえの舞台でも宙ぶらりんのまま提示されない。『セロ弾きのゴーシュ』はハッピーエンドの物語だろうか。ゴーシュに感情移入していた観客は、ゴーシュの演奏の成功にカタルシスは感じた者もいるだろう。終幕のゴーシュは確かに絶望からの解放を味わっていた。しかしその解放感は愚かで未熟な自分へのいくばくかの悔恨を伴っている。彼は喜びよりは、深い虚脱感をあのとき味わっていたのではないだろうか。そんなことを感じさせる演出だった。
物語を舞台化するにあたって、雑多な情報を持つ俳優の身体や舞台空間が、作品を過剰に説明的なものにし、そのノイズによって語りの持っていた本質的な魅力を損なってしまうことがままある。あしぶえの『セロ弾きのゴーシュ』は、これとは逆だ。俳優の存在と舞台空間の抽象性が、物語の純度をさらに高め、作品に内在する象徴性を際立たせることに成功している。ほぼ唯一の具象的美術であるチェロの存在が、この舞台ではなんと雄弁なことか。28年に渡る上演のなかでテクストと真摯に向かい合ってきたからこそ、到達することができた表現の逆説だろう。強くて美しい舞台だった。(9月1日14時開演@銀河ホール)
劇団田中直樹と仲間たち『水仙月の四日』
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〔劇団田中直樹と仲間たち『水仙月の四月』〕
地域演劇祭、二本目は西和賀在住の〈田中直樹と仲間たち〉による『水仙月の四日』を見た。この公演は田中ひとりよって語り、演じられる人形芝居だった。
田中直樹はもともとは地元の劇団ぶどう座に所属していたが、考え方の違いからぶどう座を離れ、ソロで公演を行っていると聞いた。会場は銀河ホールに隣接するUホール。Uホールの建物は円錐形のとんがり屋根と赤い壁の可愛らしい建物で一階は図書館になっている。二階のUホールは円形平面で、リハーサル室・会議室として利用されている場所とのこと。観客は床に座って見るが、今回の公演では後ろの壁際に何脚かパイプ椅子が用意されていた。
『水仙月の四日』は吹雪の一夜を雪原でやり過ごす少年の話だ。舞台が始まる前に田中から、タイトルの「水仙月」と作品冒頭で出てくる「カリメラ」という語についての説明がある。これらの語はいずれもは宮沢賢治の造語で、水仙月は2月から3月の雪深く寒い時期、「カリメラ」は「赤砂糖を一つまみ入れて、それからザラメを一つまみ入れる。水をたして、あとはくつくつくつと煮る」とテクストにあるので、おそらく「キャラメル」を指す。
『水仙月の四日』は日本有数の豪雪地帯であるこの付近の人々にとっては、とりわけその情景がはっきりと思い浮かぶ作品に違いない。田中直樹は赤いケット(毛布)をかぶった少年とその少年を見守る雪童子を15センチほどの小さな人形に演じさせた。これに対して吹雪のアレゴリーである雪狼は人間の顔と同じくらいの大きさの仮面、そして大吹雪のアレゴリーの雪婆は人間をすっぽり覆い尽くす大きさの紙製の面で表現していた。雪婆が登場する場面では照明が暗くなり、蛍光ライトで雪婆の巨大な顔が白く照らし出される。小さい子供たちは狭い舞台を走り回る雪狼と雪婆を怖がっていた。
少年と雪童子を小型の人形にしたことで、白くて厳しい大自然に翻弄される人間の様子が強調された。また白い美術のなかでの少年の着た鮮やかな赤のケットの色彩の対比も印象的だった。小品だが配慮のいきとどいた工夫の数々によって、大人の観客も子供の観客も異世界に誘う、優れた演出の公演だった。人形と紙製の大きなオブジェ、紙吹雪といった材料はこの作品の上演を考えると定番的な素材だが、そのスペクタクルが作り出す幻想は、宮沢賢治の物語を冗語的に説明するのではなく、その語りの美しさをより印象的に引き立てるものになっていた。(9月1日15時半開演@Uホール)
栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇『銀河鉄道の夜』
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〔栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇『銀河鉄道の夜』〕
銀河ホール地域演劇祭の二日目(9/2)の最初の演目は、文学座の栗田桃子によるソロ朗読劇『銀河鉄道の夜』だった。
会場は銀河ホール。舞台にはいくつものキャンドルが並べられ、中央に椅子が一脚置かれている。背景には静止画の映像が映し出される。栗田はときおり、椅子を立ったり、座ったり、あるいは歩き���ったりしながら、声色で人物を演じ分けて朗読する。
動きもスマートだし、朗読も達者ではあるが、その動作や声色の変化がことごとく定型的で、テクストに書いてあることをそのまま冗語的、説明的になぞっているに過ぎない。テクストの記述に反射的に反応するような中途半端な工夫は、かえってテクストの世界を矮小化し、観客が世界に入り込むことを妨げてしまう。あれなら座ったまま普通に読んだほうがまだ聞き手の想像力を刺激することができるだろう。広い間口の舞台で栗田の芝居が空回りしていた。栗田桃子という魅力的な女優を使った朗読劇がこんなありさまなのはいかにももったいない。演出家あるいは演者の作品に対する思い入れや独自の解釈などを感じとることができない退屈な朗読劇だった。「朗読劇ってこんなものだろう」という演出家の作品に対する取り組みの甘さを感じてしまう。
演出の単調さと照明の暗さで、五分もすると猛烈な眠気の波が襲いかかってくた。私の周囲の観客にも観客も落ちていた人がかなりいた。公演後のアフタートークで宮沢賢治記念館の学芸員と演出の西本由香の話があったが、このアフタトークでも西本の話ははなはだ曖昧模糊としていて、学芸員の語る興味深いエピソードとの対比で、演出家の作品への関心の薄さが露わになっていた。(9月2日14時開演@銀河ホール)
劇団ぶどう座『植物医師』@ぶどう座稽古場
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〔劇団ぶどう座『植物医師』〕
銀河ホール地域演劇祭で最後に見た演目は、この地を拠点に1950年以降活動を続けているぶどう座の『植物医師』だった。これは他の上演作品のような翻案ではなく、宮沢賢治の書いた短編戯曲の上演だ。私はこの戯曲を読んだことがなかったし、上演を見たことがなかった。ぶどう座は、近年は主宰の川村光夫が高齢(現在96歳)のため実質的に引退状態で、かつてと比べると活動力が大幅に衰えているという話を聞いていたのが、この『植物医師』の公演はその衰退ぶりを感じさせない充実した内容の公演だった。
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〔ぶどう座稽古場〕
公演会場は1960年代に建てられたというぶどう座の稽古場である。まさに芝居小屋といった風情の公演会場に、芝居が始まる前から心が浮き立つ。稽古場は北上線の踏切のすぐそばに、踏切の番小屋のように建っている。舞台の間口は6メートルくらいか。舞台奥の壁はさまざまな色の大きな布で覆われている。客席は板間平面と三、四段の段状、詰めれば40人ぐらいは座れると思う。
芝居の始まる前に、劇のオープニングで歌われる宮沢賢治作詞の《花巻農学校精神歌》の練習があった。観客もこの歌を一緒に歌うようにうながされる。これは楽しい趣向だった。
『植物医師』は上演時間30分ほどの小篇だ。岩手のとある村に《植物医師》を名乗る人物が引っ越してきて、植物病院を開業する。しかしこの植物医師の専門家としての知識はどうもいい加減なもののようで、いかにもうさんくさい人物だ。開業した植物病院に村人たちが次々とやってきて、枯れてしまった稲の治療法を訪ねる。植物医師はでまかせのいい加減な対処法を村人たちに伝え、お金を取る。いんちき治療法で易々とお金を稼いだ植物医師だが、彼の処方では稲の被害は収まるどころか、ますます拡大していく。村人たちが医院に戻ってきて植物医師を詰問する。植物医師は口舌でなんとかそれらの非難を丸め込もうとするが、最後には言い返す言葉もなくなり、村人たちの怒りの言葉にうなだれてしまう。善良でお人好しの村人たちはうなだれた植物医師を見て、彼に同情しはじめる。そして先ほどまでの怒りを収め、植物医師を許すのだ。その許しの言葉は、植物医師にとっては怒りにまかせた批判の言葉よりもはるかに重く感じられた。植物医師はますます打ちひしがれてしまう。
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〔ぶどう座稽古場内部〕
村人たちが入れ替わり立ち替わり植物医師のもとを訪れ、アドバイスを求める場面では、民話によく見られる同種のやりとりの反復とそのエスカレートが、笑いの効果を作り出している。岩手弁のユーモラスな響きがさらに場面の喜劇性を高めていた。不正に対する怒りと非難よりも、不正に行った人間への大らかな優しさと許しこそが力を持つという宮沢賢治らしい倫理が結末で提示されるが、最後の場面の急転が作り出すドラマの力強さと素朴さに心打たれた。村人たちの許しのことばが発せられるたびに、かがんだ体がどんどん下がり、苦悶と戸惑いの表情が深くなっていく演出と演技は見事だった。
芝居小屋の雰囲気もこの作品の上演にいかにもふさわしいものだった。まさに岩手で岩手の人たちによって演じられることによって、この『植物医師』はいっそう味わい深い作品となっていた。この地でのぶどう座の活動の歴史が染みついた稽古場で、この作品を見られて本当によかった。
終演後には稽古場内で打ち上げがあり、私も短い時間ではあったが、出演メンバーとぶどう座の旧メンバーの方々と座を囲んだ。『植物医師』は主宰の川村光夫演出でもかつて公演をおこなったが、それは27年前のことだと言う。今回の公演の演出を担当した菊池啓二さんに「今回の上演は川村さんの演出を蹈襲したものなのですか?」と聞くと「いや、前の上演はもうだいぶ昔の話で、私も見ていないし。まあ川村風にはやりました(笑)」と仰っていた。
今回のキャストには二十歳台の青年も二名参加していた。彼らは昨年から活動を始めた銀河ホール演劇部の部員だと言う。銀河ホール演劇部は、アートコーディネイターの小堀陽平氏の主導で昨年から活動を始めたサークルだ。小堀さんは「ぶどう座の表現は、この地域の人たちの身体と言葉、感覚に根ざしたものなので、銀河ホールで演劇部を作って活動をはじめましたが、外からやってきた僕たちが作る演劇が、ぶどう座を引き継ぐものにはなり得ないように思うのです。やはりぶどう座は土地の人が継承していくものだと考えています」というようなことを言っていたが、実際に公演を見るとそれが実感できる。
地域演劇祭の締めくくりでこの公演を見、そして短い時間ながらぶどう座の人たちと交流の時間を得ることがでいたのは私にとってはとても有意義なことだった。(9月2日17時開演@ぶどう座稽古場)
地域演劇祭と西和賀町文化創造館 銀河ホールの活動
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〔銀河ホール(後側)とUホール(手前側)〕
西和賀町文化創造館 銀河ホールのことを私が知ったのは二年ほど前のことだ。この劇場が、年に一度の地域演劇祭のみならず、地域に根ざした様々な演劇活動を積極的に行っていること、この地を本拠とする60年以上の伝統を持つぶどう座という劇団があること、劇場の活動の軸となっているのが東京出身で日芸OBのまだ若い青年であることなどを知ったことで好奇心をかき立てられ、いつか訪ねてみたいと思っていた劇場だった。演劇は都市のものという固定観念があった私にとって、東北の山間にある小さな劇場で多彩な演劇活動が行われていることが驚くべきことのように思えたのだ。
銀河ホールはJR北上線ほっとゆだ駅から歩いて数分のところにある。ほっとゆだ駅は北上駅から50分ほど。東京駅から北上駅までは東北新幹線で2時間半から3時間かかるので、東京からだと4時間ぐらいで銀河ホールに行くことができる。地図からの印象より案外近く感じられる。
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〔北上線ほっとゆだ駅。駅舎に公衆温泉が附属している〕
西和賀町文化創造館は、銀河ホールのある本館とUホールの別館からなっている。約三百席の銀河ホールの客席はゆったりとしていて、舞台までの距離も遠くない。暖かみのある落ち着いた木製の内装で、芝居を楽しむには理想的な空間だ。劇場の背景に広がるダム湖、錦秋湖の風景が美しい。錦秋湖の湖畔には、野外ステージもあった。
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〔銀河ホールの裏手にある野外湖畔ステージ。後ろは錦秋湖〕
人口5000人程度の自治体でこんな立派な公共劇場を持っているところはそんなにないのではないだろうか。西和賀町で演劇が特権的な文化活動になっているのは、この町で60年以上活動を続ける劇団ぶどう座の存在に負うところが大きい。ぶどう座は川村光夫という優れた演劇人のもと、地域演劇の担い手として充実した活動を行い、戦後日本演劇史に重要な足跡を残した。このぶどう座の活動実績があったからこそ、銀河ホールという公共劇場の建設が可能になったのだ。
西和賀町文化創造館(当時はゆだ文化創造館)は1993年に開催された〈第8回国民文化祭いわて’93 〉の会場として建設された。この国民文化祭を兼ねたかたちで〈第1回銀河ホール地域演劇祭〉が行われ、以後、地域文化祭は毎年秋に開催されている。当時、湯田町(2005年に沢内村と合併して西和賀町となる)の役場の職員で、この劇場運営の中核だった新田満氏に話をうかがったのだが、開館から2000年代半ばまでの銀河ホールの活動は目覚ましいものがある。毎年の地域演劇祭の開催のほか、町民を対象とした演劇学校、小中学校での音楽劇制作、行政的区画を超えた高齢者による演劇公演、そしてロシアとアメリカの演劇人を招聘し三週間にわたって行われた大規模な国際的演劇交流事業など、地方の小さな町の公共劇場としては驚異的な活動を展開していく。
しかしこの初期の黄金時代は、こうした活動に熱意をもって取り組んできたキーパーソンの退職とともに終焉を迎える。地域劇団として銀河ホールの活動に大きな影響を持っていたと思われるぶどう座も、主宰の川村光夫の高齢化とともに、活動力が低下していった。おそらく湯田町が沢内村との合併で西和賀町となり、役所内の組織にも大きな改編があった2005年以降、銀河ホールの活動は停滞期に入ったように思われる。
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〔銀河ホール内部〕
西和賀が演劇のまちとして再活性化しはじめるのは2011年以降のことだ。きっかけは2012年以降現在まで継続的に行われている《ギンガク》という学生演劇合宿事業だ。この事業の立ち上げで中心的な役割を果たしたのが、当時、日芸の大学院生だった小堀陽平さんだ。今回の滞在では小堀さんからも彼と西和賀町との関わり、銀河ホールの活動について話を聞いた。
彼は2014年以降、地域おこし協力隊の一員として西和賀町に移住し、《ギンガク》の活動のみならず、銀河ホールを核としたさまざまな演劇事業を企画・遂行していく。地域おこし協力隊の3年の任期が終了した2017年度以降、西和賀町は「銀河ホール アートコーディネーター」という職を小堀さんに用意し、彼は西和賀の嘱託職員として採用された。町の彼に対する信頼と期待の大きさがうかがわれる。
アートコーディネイターとして彼が担当する業務は文化事業全般に関わるものだが、演劇に関わる事業としては、地域演劇祭のほか、学生演劇の合宿《ギンガク》、小中学校での公演・ワークショップ、高校演劇アワード、地域中学への演劇指導、銀河ホール「演劇部」の活動、そして貸し館業務など多岐にわたっている。今後やりたい事業としては、シニア演劇、温泉・観光と組み合わせたイベント、アーティスト・イン・レジデンスなどを挙げていた。
ほっとゆだ駅から銀河ホールにかけての道に「どこにもない演劇のまちをつくろう」と書かれたのぼりが立ち並んでいるが、町外からこの町にやってきた地域おこし協力隊の青年たちがもたらす刺激によって、西和賀は演劇のまちとして新たな一歩を踏み出そうとしている。
第26回銀河ホール地域演劇祭
2018年9月1日(土)- 9月2日(日)
会場:西和賀町文化創造館(銀河ホール・Uホール)/劇団ぶどう座稽古場
主催:銀河ホール地域演劇祭実行委員会
後援:西和賀町観光協会・西和賀町芸術文化協会・西和賀町教育委員会
総合舞台監督:内山勉
テクニカルスタッフ:アクト・ディヴァイス
宣伝美術:髙野由茉 小堀陽平
特別協力(記録撮影):森山紗莉
劇団あしぶえ/島根『セロ弾きのゴーシュ』
9月1日(土) 14:00~@銀河ホール
出演:松浦 優海、門脇 礼子、上田 郁子、有田 美由樹、伊達 生、有田 美由樹、門脇 礼子、原田 雅史、上田 郁子、川村 真美、牛尾 光希、岩田 和大
演出:園山 土筆
舞台/照明:稲田 道則、岡本 敦、門脇 礼子、長見 好高、原田 雅史
音響:福井 健吾 前村 晴奈
小道具:上田 郁子
衣装:有田 美由樹 川村 真美
制作:前村 晴奈
劇団田中直樹と仲間たち/西和賀『水仙月の四日』
9月1日(土) 15:30~  総入替え2回上演@Uホール
出演:田中 直樹、田中 宏樹
演出/美術:田中 直樹
照明:小堀 陽平(銀河ホール)
雪布操作:田中 真理子
協力:湯田ドライブイン
栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇/東京『銀河鉄道の夜』
9月2日(日)14:00〜@銀河ホール
出演:栗田 桃子(文学座)
演出:西本 由香(文学座)
照明:賀澤 礼子(文学座)
映像・音響:西本 由香(文学座)
美術:米澤 純(Jun's Light Candles)
劇団ぶどう座/西和賀『植物医師』
出演:真嶋 実、池田 慣作、菊池 啓二、高橋 節子、高橋 守、三浦 勇太
演出:菊池 啓二
舞台美術:内山 勉、新井 真紀
音響/照明:真嶋 陽
小道具:髙野 由茉
●片山 幹生(かたやま・みきお)1967年生まれ。兵庫県神戸市出身、東京都練馬区在住。WLスタッフ。フランス語教員、中世フランス文学、フランス演劇研究者。古典戯曲を読む会@東京の世話人。
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roadbikejp · 3 years
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^ ^。 今日は荒サイ南下して、旧岩淵水門まで💕 荒サイはサイクリストたくさん、暖かかったですもんね🤔 良き良き👍 #ピナレロ #ドグマ #スペシャライズド #キャノンデール #ロードバイク #ロードバイク初心者 #ロート .. #ロードバイクJP
^ ^。 今日は荒サイ南下して、旧岩淵水門まで💕 荒サイはサイクリストたくさん、暖かかったですもんね🤔 良き良き👍 #ピナレロ #ドグマ #スペシャライズド #キャノンデール #ロードバイク #ロードバイク初心者 #ロート .. #ロードバイクJP
@hide_4060 ^ ^。 今日は荒サイ南下して、旧岩淵水門まで💕 荒サイはサイクリストたくさん、暖かかったですもんね🤔 良き良き👍
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kachoushi · 4 years
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各地句会報
花鳥誌令和2年2月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
令和元年11月7日 うづら三日の月句会
小春日も心配事も窓の外 さとみ 病む兄の泣き顔背には小春かな さとみ 秋深し見知らぬ人と船に乗る 都 蔵の戸をきしませ開き新酒出る 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月7日 花鳥さゞれ会
師と僧と旅の我等に雁渡る 雪 山国の黒きばかりの赤とんぼ 雪 冬桜なつかしや人なつかしや 雪 大根引く太さを笑ふ女たち かづを 大根干す風は乾ける匂ひして かづを 老杉が静寂深めし神の留守 かづを 石仏と頭巾と袈裟と冬に入る 匠 みくじ引く神無月とは知りながら 匠 料亭も跡形もなく冬日濃し 清女 茶の花や蓮如の道の道しるべ 千代子 何と無く書店をのぞく神の留守 啓子 神の留守社の木々も痩せ果てり 希 渡り来て水尾美しく鴨泳ぐ 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月8日 鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
午後の日を傾け綿虫のしきり 栄子 冬晴や鎮木に番の鳩留り 益恵 老いし身に糶の活気や冬の浜 すみ子 山茶花の今日咲く花と散る花と 都 木には木の記憶のありて紅葉散る 佐代子 この杜の心音刻みけらつつき 都 神の留守とて松替へて拝む夫 史子 冬用意山の官舎に軍手干し 悦子 唐臼の杵の一端冬日置く 悦子 針を持つ縁の隅より秋の声 立子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月9日 枡形句会
栗林圭魚選 特選句
陽子師を偲ぶ秋蝶ふはと舞ふ 和代 晩学に俳句習ひて石蕗の花 美枝子 錦秋の映る足湯を揺らしをり 白陶 人波に乗りつ辿りて酉の市 美枝子 年尾忌や最期看取りし人も逝き ゆう子 母訪ひて帰る不安や神の留守 百合子 堂裏を見守る大樹蔦紅葉 多美女 師の墓参暗闇坂は冬めきて 教子 おほやうに蝦夷語る声消えて冬 ゆう子 柿一つ眩しく照らす陽子晴 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月9日 零の会
坊城俊樹選 特選句
一陣の紅葉五重塔を巻く 順子 冬帝の傷無き空へ念仏を 光子 百段は小春浄土へ登る数 梓渕 冬晴や胸に罅抱く仁王像 慶月 文豪の寂土を指せば綿虫も 順子 円柱の影踏む人の冬あたたか 和子 鐘楼を去りかねてゐる冬の蝶 悠紀子 霜晴のちりとりに幸田家とあり 光子 小春日の水煙はるか雲の行く 眞理子 人間も餓鬼も屯す寺小春 美佐子
岡田順子選 特選句
冬帝の傷無き空へ念仏を 光子 小春日の墓所を巡れば塔婆揺れ 瑠璃 七五三五重塔の下敷に 俊樹 幸田家のちりとり冬の土の上 小鳥 国菊のにごり酒売る低き軒 眞理子 綿虫は露伴の墓を湧きしてふ 俊樹 露伴墓所露の五重塔を背に 梓渕 乳母車に小春日和をさし入れむ 和子 恍惚の刀自に連れられ七五三 俊樹 寒き刃を牛革で研ぐ理髪店 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月11日 なかみち句会
栗林圭魚選 特選句
冬日和ペットショップへ廻り道 あき子 冬日和リュックの老女たくましく 迪子 レシピすら知らぬや父の大根漬け 聰 手締めして小さき熊手も売られゆく ます江 電球の光集めて大熊手 秋尚 冬日和波をはるかに島光る 怜 大根漬日干しの香り閉ぢ込めて 秋尚 隙間なく沢庵樽の幾何模様 ことこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月12日 萩花鳥句会
面影の静かに浮かぶ小夜時雨 小勇 菊日和ティアラ煌めくオープンカー 祐子 七五三口とんがらせ紅をさす 美恵子 空と海ピンクに染めて神の留守 吉之 肝心な話は神の旅の後 陽子 秋空や火葬で昇天首里の城 健雄 山茶花や新たな命娘は宿し ゆかり 由布岳をすつぽり覆ひ時雨雲 克弘
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月13日 芦原花鳥句会
坊城俊樹選 ��選句
古錨虹屋の跡に秋の風 よみ子 萩しだれ小さき花つけ坂の道 寛子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月16日 伊藤柏翠記念館霜月抄
坊城俊樹選 特選句
菊の香にゐて菊の香をふと忘れ 雪 此処に果つ一向一揆曼珠沙華 同 時雨るるや山里小さくなるばかり みす枝 冬の月よろづの影の沈みけり みす枝 神座る石につつじの返り花 たゞし 菊花展きれいなままで枯急ぐ 富子 石庭のすき間すき間の草紅葉 清女 秋の声一乗谷にあふれをり かづを
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月19日 風月句会
坊城俊樹選 特選句
七五三兄は普段着にて並ぶ 秋尚 朝の日へ懸崖菊のはみ出でて 同 参道の黄菊一人に濃かりけり 久子 大日堂灯して昏く冬紅葉 斉 仁王門出でて一礼冬ぬくし 三無 一拍に鳴り龍冬を立ち上る 斉 大綿の霊峰富士を過ぎりけり 圭魚
栗林圭魚選 特選句
法の山札所露に冬に入る 斉 冬ぬくし丈六不動の黒き肌 佑天 鬼門守る花柊の古木かな 斉 朝の日へ懸崖菊のはみ出でて 秋尚 開け閉てに津軽林檎の匂ひくる 久子 大日堂灯して昏く冬紅葉 斉 足袋の子の鼻緒にぐづる七五三 久子 奥多摩も富士も指呼なる冬日和 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月20日 福井花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
大根を洗ふ人らは尻向けて 世詩明 初時雨軒に梯子を掛けしまま 世詩明 をの子の手ふと触れたしや星月夜 令子 仮の歯入れ鏡見てゐる小六月 令子 コルセットきつめに締めて小六月 清女 鉄路なきふるさと歩く小六月 よしのり 柊の花に幼帝祀る宮 雪 それぞれの鍵に鳴る鈴秋深む 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月21日 鯖江花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
濃紅葉の陶あかりなる幽石庭 昭子 あやとり橋紅葉明りに行き戻り 昭子 草紅葉鋤き込まれつつ田の眠る 紀代美 六腑もう三つを切りて冬に入る 一涓 花の名を男に聞かれ女郎花 雪 揺れてゐる揺れてをらざる猫じやらし 雪 天高く金の鯱そびえ立つ やすえ 千尋なる谷へ落葉の幾万枚 みす枝 落葉踏めば山の深さを語りをり みす枝 石蕗の花野仏瞼円らなる 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月23日 武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
男女ゐて何も起らぬ近松忌 世詩明 枯野ゆく川面に日矢の幾筋も さよ子 近松忌女の嘘の徒ならず 世詩明 遠き日の恋も忘れし木の葉髪 英美子 嚔出てわれを罵る人は誰 世詩明 小夜時雨静かに落ちる夢の淵 昭子 薪能舞台そのまま返り花 利栄 寒晴や命の電話海に向く 錦子 手足自由動く勤労感謝の日 みす枝 諦めて諦め切れず神の留守 靖子 高西風や舟屋早々灯を点す 昭女 重力で長く伸びたる糸瓜かな 三四郎 時雨るるや茅葺き重くなるばかり みす枝 紅葉して峙つ山をやさしくす 信子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月27日 九州花鳥会
時雨懇親句会
坊城俊樹選 特選句
飴色の街灯続く小夜時雨 愛 水旨き里に嫁ぎて寒造 孝子 檻握る猿の冷たき指紋かな 愛 まつ黄色ならぬ銀杏の潮傷み 由紀子 女一人拝礼長く冬茜 勝利 鮫干さる眼に残る冬の海 由紀子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月28日 九州花鳥会
名護屋城址・唐津吟行句会
坊城俊樹選 特選句
花八手古塁の石は無言なり さえこ 陣跡の石みな尖り石蕗の花 かおり 冬ざれや野望はかなき陣地跡 成子 神渡玄海の波荒ぶらせ 勝利 天守台傾ぐ古木に群千鳥 順子 軍船か壱岐か対馬か冬怒涛 千代 旧邸の玻璃戸に冬の海うねる 愛 冬萌や官兵衛ふれし野面積 寿美香 もののふの声解き放つ冬怒涛 かおり 杉戸絵の蛍火ともる冬館 由紀子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月29日 九州花鳥会
定例句会
坊城俊樹選 特選句
淋しらに転がりてみる枯野原 美穂 方舟にユダ紛れ込む開戦日 寿美香 にほどりのまやかしものの水面かな 愛 歳月は水に映らず枯柳 朝子 冬の日の胸の奥まで照らしけり 孝子 かひつぶりそしらぬ貌で浮き上る 阿佐美 冬の濤さらに激しき次を待つ 美穂 あかときの光まとひて鳰 阿佐美 太閤の野望くだきし冬怒涛 睦子 冬芽立つ石垣のみの夢のあと 光子 大根の真つ白な音おろしけり 寿美香 天から降りそそぎたるごと石蕗の花 光子 チラシより軽き新聞漱石忌 寿美香
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
さくら花鳥会
岡田順子選 特選句
容赦なく大根洗ふ滴飛ぶ あけみ 桜紅葉樹齢五百を彩りて みえこ 炉開や心の澄みて茶を点てる 寿子 身に入むや高架の下の弾き語り 登美子 遠目にも鳥休む岩秋白し 登美子 信楽の大火鉢にてもてなされ 寿子 冬近し気情な父の小言増え あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年10月11日 芦原花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
公報の声風に乗る野分雲 よみ子 くつきりと山巓晴れて秋の川 同 人住まぬ生家の跡の金木犀 孝子 ひとしきり犬の遠吠え野分雲 よみ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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774 · 3 years
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「荒川放水路」は1965年(昭和40年)に正式に荒川の本流とされ、それに伴い岩淵水門より分かれる旧荒川全体が「隅田川」となった。それまでは現在の千住大橋付近までが荒川、それより下流域が隅田川と区別されていた。
荒川 (関東) - Wikipedia
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ya-sojiro-blog · 5 years
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旧岩淵水門と岩淵水門
みなさんこんにちは!まだまだ暑い日は続きますね。こまめに水分補給しましょう。
さて、今日は荒川に存在する旧岩淵水門と現在の岩淵水門を撮影して来ました。 私は昔よく水門を観察していました。理由は分かりませんが、なぜか好きだったんです。その時の思い出がよみがえるかのような子供のころの気持ちになりつつありました...。
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こちらは旧岩淵水門。赤いゲートが特徴的な水門。今では老朽化に伴い使われていないみたいです。鳥がわんさか飛んでいました。
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旧岩淵水門の案内看板。右の図を見ると、中州が途切れていますね。昔は現在の岩淵水門ができるまで、中州は旧岩淵水門まで繋がっていたのでしょう。旧岩淵水門は現在、本来の使い方で使われることはなく、子供たちの学習の場や人々の憩いの場として使われているようです。
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後ろから見た全体像。道路や柵を見ると古い感じが出ていますね。
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ハトさんたちも休憩していました。ハトたちの憩いの場も、先ほどの案内看板に説明文として追加してもよさそうですね。
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自転車と旧岩淵水門をパシャリっと...。
~~~
次は現在使われている岩淵水門へ。旧岩淵水門は赤ゲートだったのに対し、岩淵水門は青ゲートとなっています。
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青と言ってもだいぶ色落ち錆び付いていますけどね。なにやら水門に変なものが付いていますね?
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これはいったい?誰がこんなところに国旗を付けたのでしょうか?
・・・
国旗ではないですよ。ちゃーんと調べました。緑と白の標識は進入可の標識で、赤と白の標識は進入禁止の標識です。船舶に向けての標識ですね。
さらに上にまた良く分からない標識が...。これはいったい?
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これも調べました。これは上が追い越し禁止の標識、下が回転禁止の標識です。これらの標識は初めて見たので、なんじゃこれえ!?ってなりました(汗)。
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岩淵水門の案内看板。洪水の時は閉門して、電光掲示板のところに「岩淵水門閉門中」と出るみたいです。ちなみにこの先の川はあの「隅田川」です。隅田川ってここから始まるんですね。意外と短いんだな~。
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No.3のゲートだけ異常に汚いんです。土がこびり付いていて、錆びまくっています。このゲートを良く閉めるんでしょうか。No.2も多少汚れありでNo.1は比較的きれいな状態でした。
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遠く彼方に東京スカイツリーが見えました。あれ、意外と離れているもんだな。
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旧岩淵水門と岩淵水門の位置関係はこんな感じです。奥が旧岩淵水門で手前側が現在の岩淵水門です。こうやって見ると旧岩淵水門小さいですね。近くで見たときは大きかったのですが、現在の岩淵水門の方がはるかに大きい(距離感含まず)。
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現在の岩淵水門。
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最後に岩淵水門と自転車一緒にパシャリと。
・・・
この後は近くを走る京浜東北線を撮影したり、荒川知水資料館を見学しました。自転車で遠出すると意外と楽しいです。ましてや川沿いってなると走りやすいし、面白いものがいっぱい見つかります。また涼しくなったら堤防を自転車で走ってみたいです。意外と良さげな場所でした。
なんだか今日のブログ記事は誰得記事になってしまいました...。最後まで閲覧ありがとうございました。
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pmato39 · 4 years
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@RocketNews24
【心霊スポット検証】ホラーゲームっぽい世界観に浸りたければ、赤羽に行くといい / 旧岩淵水門 https://t.co/d1EjeHM91A
— ロケットニュース24 (@RocketNews24) November 28, 2019
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wochenendfoto · 3 years
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angelpirates · 4 years
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OTO & PEACE #donaldduck #tee #benetton #oTo (旧岩淵水門 - 赤水門) https://www.instagram.com/p/CFAOT4ljybO/?igshid=1347dt5xq0zha
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otokatsu · 5 years
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[大人の台風19号] 首都圏の治水をコントロールしてくれた皆さん、グッドジョブ!ありがとう!【ハビキスHAGIBIS】
tenki.jp
台風19号が通り過ぎていきました。 発生した時から「過去最大級」「30年に一度」と言われた台風19号。 台湾や沖縄の人たちからも「これはでかい」と言われた台風19号。 10月13日の朝、関東地方を通り過ぎていきました。 なにしろ葛飾を含む城東地区は川が多く、1947年のカスリーン台風を持ち出すまでもなく、昔から水害の街。 12日の朝から「どれだけ雨が降るのか」「荒川が決壊するのではないか」「避難先はあるのか」と気をもんでいました。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
30年に一度の過去最大級台風
12日午前中から静岡県を中心に川の決壊や災害を発生してきており、「二日間で年間の三割の雨が降る」と言われる超大型台風が実感されてきました。
ウェザーニュースより
左の台風15号は先月千葉に大きな被害をもたらした台風。台風19号はその何倍もの大きさがあり、これはもう来る前から恐怖でした。 しかし、結果的に東京城東地区には大きな浸水や水害がなかったことには、国土交通省関東地方整備局をはじめとする治水関係者の皆さんの見えない努力があったようです。
台風前はダムの貯水率を半分以下にしている
まだ台風が上陸する前、12日午後早くから荒川上流の「二瀬ダムを放流する」と報道がありました。
ダムの放流は川の下流域に膨大な水量を流すため、洪水の被害が予想されました。
このとき荒川はすでに氾濫危険水位にあり、二瀬ダムの放流で「荒川決壊は決定的」と思いました。 「放流するなんて無謀だ」 そんな声もありましたが、じつはダムも台風前には貯水率を半分以下にして、十分に雨水を溜め込めるよう準備もしているものです。 二瀬ダムの場合、2019年06月は毎日15,000,000立方メートルの貯水量を維持していますが、10月に入ってからは7,200,000立方メートルしかありませんでした。 それでも、豪雨によって貯水量が増え続けたために、やむを得ずの放流計画だったのですね。
水門を開けるのか閉めるのか
今井水門
10月12日午前中、早い時間帯から江戸川区の新中川西側一帯に避難勧告が出ました。
「やけにはやいな」
と思った方も多かったのではないでしょか。
これは今井水門を閉じたための措置だったようです。
今井水門は、旧江戸川との合流地点にあり、高潮や津波から江戸川区を守るためにあります。 中川の水量は上がり続けていましたが、江戸川との水量調整や高潮対策で、今井水門を閉じたようです。
岩淵水門
12日夕方には、岩淵水門が閉じられました。
これは隅田川の水位が上がり、テラスの上まで水が来てしまい、レベル5の警戒水位となったことによる措置でした。
岩淵水門を閉じることによって、隅田川に流れていた水が荒川に迂回することとなります。 もともと荒川放水路と呼ばれており、隅田川が氾濫しないように作られた荒川ですので仕方ないのですが、荒川近隣の足立区葛飾区としては、水量が増えてしまい緊張感が増すこととなりました。 今井水門が閉じられたことで中川の排水量が減り、岩淵水門が閉じられたことで荒川の水量が増えてしまいましたが、そのタイミングや閉じる時間帯などは、治水管理の専門家の絶妙なコントロールだったようです。
今回も稼働した首都圏外郭放水路
川は上流の細い川が合流を続け、荒川や江戸川のような大きな川となって葛飾区を通り過ぎていきます。
今回のような大型台風時の雨量があると、山沿いに降った雨が集まってくるだけでも膨大な水量となり、下流域では氾濫の恐れがあります。
それを防ぐために、都心に流れ込む前の中小河川の水を事前に集めて、江戸川に流し込む施設が春日部にあります。
(引用)首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路です。中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川といった中小河川が洪水となった時、洪水の一部をゆとりのある江戸川へと流すことができます。
中川・綾瀬川の流域は、利根川や江戸川、荒川といった大きな川に囲まれています。この地域は、土地が低く水がたまりやすいお皿のような地形となっているため、これまで何度も洪水被害を受けてきました。また、川の勾配が緩やかで、水が海まで流れにくいという特徴があり、大雨が降ると水位がなかなか下がりません。さらに近年では、都市化が急速に進み、降った雨が地中にしみこみにくく、雨水が一気に川に流れ込んで洪水が発生しやすくなっています。
首都圏外郭放水路の完成によって、周辺地域で浸水する家屋の戸数や面積は大幅に減り、長年洪水に悩まされてきた流域の被害を大きく軽減しました。(引用終わり)
今回もこの施設が稼働し、葛飾区の中川や綾瀬川に流れ込む前に、水量を調節しました。この施設で毎秒25メートルプール一杯分の水量を江戸川に流し込めます。世界最大級です。
まとめ
温暖化のせいでしょうか。毎年ひどくなってきている水害ですが、このように首都圏の治水を守る国土交通省関東地方整備局を始めとする職員の皆さんが、徹夜で川の流れのコントロールをしてくれているからこそ、今回も大きな被害がなく台風が通り過ぎていったのだと思います。
見えない努力が私達の生活を守っています。
ありがとうございます。
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geckoparade · 6 years
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10月リンドバークたちの飛行@早稲田大学演劇博物館
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ゲッコーパレード出張公演 家を渉る劇 vol.3
『リンドバークたちの飛行』
2018年10月17日(水)14:00 / 17:00 / 19:30(全3回公演・上演時間60分)
於・早稲田大学演劇博物館
定員:20人 ※要事前予約・定員を超える場合は抽選
※早稲田大学演劇博物館のHPよりお申し込みください。10/5(金)17:00〆切
https://buff.ly/2x0vQDh   
==========
ゲッコーパレード『リンドバークたちの飛行』は文京区の島薗邸や鎌倉の旧里見弴邸など、各地の文化財を舞台に上演されてきました。今回は新宿区の有形文化財でもある演劇博物館の建物内での上演となります。演劇、現代美術、音楽、建築、身体表現、大道芸と様々な専門を持った6人の演出家が展示室ごとに異なる趣向を凝らし、演劇博物館の来館者はリンドバークとともに部屋をめぐり冒険の旅に出ます。リンドバークが無着陸の大西洋横断飛行を成功させたのは1927年。翌1928年に設立された演劇博物館は、戯曲と時代を共有する建物でもあります。現在と過去、日本と欧米。二つの時間、二つの場所が演劇博物館で交錯します。
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作:B.ブレヒト 訳:岩淵達治 演出:黒田瑞仁、柴田彩芳、本間志穂、渡辺瑞帆(青年団)、市松(砂と水玉)、古賀彰吾(劇団ドクトペッパズ) 出演:河原舞、崎田ゆかり、山本瑛子 衣装:YUMIKA MORI 照明:鈴木麻友 企画:本橋仁、黒田瑞仁、渡辺瑞帆
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参加費:無料 応募締め切り:10月5日(金) 17:00 抽選結果のお知らせ:10月10日(水) お申し込み:早稲田大学演劇博物館HPからお申し込みください。
 https://buff.ly/2x0vQDh
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主催:早稲田大学演劇博物館、新宿から発信する「国際演劇都市TOKYO」プロジェクト実行委員会 助成:平成30年度 文化庁 地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業 ※上演中に階段の上り下りなど、室内の移動があります。 ※記録・広報等のため、イベントの写��撮影・録画・録音・オンライン配信等を行う場合があります。
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◆家を渉る劇 いえをわたるげき 文化財として保存され、生活が凍結された住宅。そこに一編の戯曲が、物語と役者、観客を連れて訪れる。人々の行為が持ち込まれ、つかの間、その家屋は自分が建築であることを思い出す。「リンドバークたちの飛行」と共に家々を歴訪し、その出会いと変貌を観察する移動型の連続プロジェクト。 今回は特別編として演劇博物館に漂着し、そこに展示された品々はもとより建物そのものに息吹をもたらします。
◆早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 ハーフティンバー様式の建物に、ぐるりと囲まれた舞台。博物館でありながら劇場としての機能も持つ、この珍しい建築は、16世紀イギリスの劇場「フォーチュン座」を模して坪内逍遙によって発案され、今井兼次、桐山均一、江口義雄らにより設計されました。1928年、逍遙の古希と「シェークスピヤ全集」全40巻の翻訳が完成したのを記念し設立。舞台の正面には“Totus Mundus Agit Histrionem(この世はすべて舞台)”の文字が刻まれていますが、これはシェイクスピアの数々の傑作が生みだされた劇場、グローブ座に掲げられていたとされています。演劇博物館の建築、それ自体がまさに劇場資料ともなっているのです。
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photo by Kenji Seo
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