#…眼鏡を調節もらうことが必要ね。
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変身中

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昨日、研究室には行けなかったけど、研究室の人が集まる演習授業にはギリギリ出席できた。すっぴん眼鏡・しかも部屋着で行ったので見た目は当社比最悪だった。
ずっとディスコードの文面だけでやりとりをしていた担当教員と久しぶりに顔を合わせたら、「痩せた?」と聞かれた。体重計には乗っていなかったが、どうせ痩せたと思うから「たぶん〜」と答える。ていうか大学教授のおじさんが若い院生に「痩せた?」とか聞くの大丈夫なの? まあ、わたしは良いんですけどね、
12月は魔の季節だ。わたしは修士論文の執筆で、玩具メーカー勤務の彼はサンタクロース業でせわしなく動いている。年末はちょっと良い焼肉屋さんにいく約束をしたから、それだけを楽しみに師走を走りたい。この日記を書き終えたら30分だけパソコンに向かってみます。嫌だけど。
星座を覚えられない。最近は夜に空を見上げるとオリオン座を見つけられるが、わたしはオリオン座しかわからない。そろそろオリオン座の周りにある星座から覚えたい、とは思うけど、怠惰だからまだ調べられていない。
知識欲はあるけど、知識を得るためのハードルが高いと感じる。つまり、調べるのが面倒くさい、と思うことがある。たぶんこの考えは、大学院生になってからついたものだ。
知りたいことを何でも知れると思っていたインターネットは、実はあまり万能じゃないということをここ数年でよく感じる。たとえば、探したい論文があってもそれを探すのが大変だし、知りたいことを検索しても、表示されるページが信頼に足るかどうかを精査する必要があるから、それが面倒くさい、と思う。面倒だから、放置してしまう。人間としてよくない流れに巻かれようとしていて、ちょっと自分がおそろしい。
ああ、修論書きたくない、修論書きたくないよ〜〜、だけど30分だけ、30分だけがんばります。
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BoB(BugOutBag=非常持出袋)の制作
今年は正月から大地震が頻発し国際情勢も非常にまずい方向に突き進んでいるようなので、3日間(72h)生存するためのBoBを作ることにした。 ★続編(バッグの交換)はこちら★

完成後の外見。重量は実に16.4kgもあるが、これでも最低限の装備。水を4Lも携行すると20kgになるので、できるだけ浄水��や浄水器を活用したい。
■参考文献
Creek Stewart著『Build the Perfect Bug Out Bag: Your 72-Hour Disaster Survival Kit』
■IFAK(個人用医療キット)
��れは既に車載しているものの亜種で、調達の都合上少し中身に相違がある。マルチビタミンサプリは栄養の偏りによる体調不良を予防するために必須である。

<内容物> [道具] ・ピンセット ・毛抜き・爪切り・鼻毛ハサミなどのセット ・包帯鋏 ・ポイズンリムーバー ・ペンライト ・ペン鋏 ・Bic J25 氷点下対応ライター(-11℃可のイソブタン仕様) ・耳栓 [外用資材] ・大判ガーゼ ・非防水ワンタッチパッド ・防水ワンタッチパッド ・ハイドロコロイド絆創膏シート ・絆創膏 ・綿棒 ・添木ロール ・ゴムチューブ1m ・伸縮包帯 ・サージカルテープ ・紙石鹸 ・ハイドロコロイド絆創膏(後日追加) ・透明フィルム絆創膏(後日追加) ・ヘモスタパッド(止血パッド・後日追加) [外用薬] ・消毒剤(マキロン/アルコールジェル/イソジン) ・リバガーゼ(殺菌剤含浸ガーゼ) ・アルコール綿 ・ステロイド軟膏(ベトネベートN) ・抗生物質軟膏(ドルマイシン) ・傷薬(パイロール) ・アレルギー用目薬 ・リップスティック ・虫刺され薬 [内用薬] ・消火器疾患剤(正露丸) ・抗ヒスタミン剤(レスタミン) ・即効性下痢止め ・解熱鎮痛剤(バファリン) ・マルチビタミンサプリ(後日追加)
■シュラフ
本州と異なり北海道では冬季の凍死対策が非常に重要になるので、重たいが-15度対応のものを調達した。

数万円出せばもっと小さいものが手に入るのかもしれないが、非常用にそこまでコストをかけられないので4桁円のものを選択。BoBの容量の大半をこいつが占めている… 5/10追記: シュラフ購入時についていた写真の袋を締めすぎてバックルが砕けたので、別用途のために買ってた30L容量のコンプレッションバッグに移し替え、さらに円周方向のベルトも追加してギッチギチに締め上げたらもうちょっと小さくなった。
■衣類パック(オールシーズン用)
冬季の防寒服や夏季の半袖衣類・蚊取り線香などは別のシーズンパックにするものとして、BoBにはどの季節でも使うものを入れておく。

<圧縮袋A> ・下着上下一式(速乾性で拓也さんめいたメッシュのもの) ・野外用靴下一式 <圧縮袋B> ・速乾性長袖シャツ ・速乾性長ズボン(リップストップ生地のもの) ・中量フリースのアッパー(後日追加) <追加ポーチ> ・ブーニーハット ・シュマグ(アフガンストール) ・タオル ・皮手袋
■サニタリーパック
トイレ・洗面などのいわゆる衛生用品を入れる。

<内容物> ・トイレットペーパー1巻 ・緊急簡易トイレ2つ ・シャンプーシート ・歯磨きセット ・タオル錠3つ ・小型石鹸(未撮影、ホテルにある15gぐらいのもの)
■ツールキット
できるだけ防水缶に入れるが、濡れてもよいものやすぐ取り出すものは外ポーチに入れる。防水缶はプラスチック製ケースよりアルミ製弁当箱の方が軽くてコンパクトで安価なのでおすすめ。 最後に念には念を入れて防水缶の蓋と本体の継ぎ目を自己融着テープで巻いて封印しよう。(防水とホールドアップ対策)


<缶の内容物> ・ナイフ(オピネルNo.6、刃渡73mm) ※通常のナイフは刃渡り60mm、折り畳みナイフは刃渡り80mmを超過しなければ合法(参考) 非常時には検問だけでなく人間との接触を避けるのが大前提! どうしても不安ならNo.5(刃渡60mm)を持っていけばよい ・マルチツール(重たいのでダイソーの300円品でいい) ・小型ラチェットレンチ(SK11 SRD-210) ・火起こし棒 ・エスビット(もどき) ・小型ケミカルライトx3 ・ワイヤーソー ・結束タイ10本 ・マッチ(12本ぐらい)+バーズアイマッチ(6本) ・瞬間接着剤x2 ・汎用接着剤G17 ・廃カードに巻いたダクトテープ3m(未撮影) <外ポーチ> ・パラコード15m ・アルコールウェットティッシュ ・コンパス ・加圧式ボールペン ・油性ペン ・鉛筆 ・裁縫セット ・ビニール袋ディスペンサー ・大型ケミカルライト(12h) ・大型ケミカルライト(24h)
■飲食・電気関係
飲食関係はメスティンに格納し、電気関係は外ポーチに入れる。

<飲食関係> ・1.5合メスティン ・ソウヤー製簡易浄水器セット ・ヨウ素浄水錠剤 ・カトラリー(スプーン&フォーク) ・シェラカップ(後日追加) ・スティックタイプのコーヒー(後日追加) <電気関係> ・モバイルバッテリー(10000mAh) ・複合ラジオ(充電・乾電池・ソーラー・手回し動力でライト付き) ・ヘッドライト ・予備電池(単3・単4) <その他: 外装> ・ハチミツ(行動食を兼ねる。メスティンに入らなかった) ・氷砂糖(行動食を兼ねる。すぐつまめるように。未撮影)
■野営装備
単独で野営できるような設備とする。参考文献によるとテントの重量は人数x2ポンド(908g)をリミットにすべきだというが、900g以下のテントなんてないのでここでは1kgのものを選定した。

<外装> ・ビビーサック(サナギ型テント。このタイプ) ・スリーピングマット(汎用性を考えロール式) ・1クォート(約946ml)ボトル(冒頭写真。この商品) ・オリンパス8x21RC II WP 小型防水双眼鏡(後日追加) <外ポーチ> ・小型タープ(3x3m以下) ・ガスコンロ(CB缶タイプ) ・ガスボンベ(一般的なコンロ用のCB缶) ・小型スコップ ・N95防塵マスク ・防塵サングラス ・防刃手袋 ・防水雨具上下(未撮影、放水を浴びても大丈夫な強力防水品)
■食料
Amazonベーシックのアルファ米パック10色セット。こいつは車にも搭載している。72時間(3日間)逃げ回ることを考えたら1日3食は食わないとやっていけないので、しっかり9食以上は携行するように。 なお撮影を忘れてしまったので写真なし。 水は1日2Lとして3日分を携行すると6kg超となり非現実的なので、1L以内を携行し他は浄水器で調達するものとしたい。
★軽量化について
冬山登山では20kg前後になるというから、16kgでもかなり軽量化したほうだとは思うがやはりちょっと重たい。そこでより高級なギアに換装してどれだけ軽量化できるか検証はしてたものの、内容物を2.94kg軽量化させるために9万円も払いたくないしバックパックの容量を保ったまま1-2kg軽量化するために5万円出すのも容認できないというわけで、リーズナブルな価格で揃えたらやっぱりこれぐらいが限界という結果に。 それにあんまし高級品にしてしまうんならソロキャン用具にしたいじゃん?
5/10追記: 後でフリースなどを詰めたらファスナーが内圧で外れたので、改めて内部フレーム式70Lのバッグを買いなおすことにした。届いたら詰めなおして続報記事にする予定。こちらの45Lバッグはキャンプ用にしようかな?
ほかにいろいろ思いついたら加筆予定。
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「月とコーヒー」吉田篤弘/著を読了。
喫茶店“ゴーゴリ”の甘くないケーキ。世界の果てのコインランドリーに通うトカゲ男。映写技師にサンドイッチを届ける夜の配達人。トランプから抜け出してきたジョーカー。赤い林檎に囲まれて青いインクをつくる青年。三人の年老いた泥棒、空から落ちてきた天使、終わりの風景が見える眼鏡―。忘れられたものと、世の中の隅の方にいる人たちのお話24ピース。
寝る前の5分で読む優しい短編集。だのに読みやすいのでスラスラと読み進めてしまった。強烈なオチがある物語ではないが、どこか夢見心地な、どこかトボけたような、でも舞台と登場人物のイメージがしっかり浮かび上がるようで楽しく読む事ができた。
甘くないケーキ:祖母が残した物語と棲家を引き継いだ彼、母の残した喫茶ゴーゴリを引き継いだ娘、残されたパイのレシピから、物語の続きが始まる。
映写技師の夕食:出前人のアオイと映画技師のミズシマ、届けた小さいサンドイッチを挟んだ小さな映写室で。
黒豆を数える二人の男:その禅寺は魔法を習得できると聞き、二人の男が挑んで修行は黒豆を数えること。
アーノルドのいない夜:シニアハウスの老人たちはシェフのアーノルドの暇に料理を作り始める。
白い星と眠る人の彫刻:宇宙学者ミカリと彫刻師ハブカ、滅亡した星に残された人身の彫刻の足の裏には。
隣のごちそう:古くて小綺麗なアパートに住むマキ、見知らぬ隣人が作る料理の音に絆されて。
ジョーカーのサンドイッチ:トランプから飛び出したジョーカーは、サンドイッチ屋になる夢を思い出す。
青いインク:小さな町で青いインクだけを作る工場を万年筆売り場の女性が訪ねていく
ミヤンザワ・キートン:顎関節症の名医キートン医師が、かつて別れた「はんぶん」の自分と再会する
カマンザの朝食:唯一の生存者カマンザは世界一美味しい朝食の噂を聞き、早朝の貨物列車に飛び乗る
バナナ会議:4匹の猿が自分らにとってのバナナとは?について議論を戦わせる。その結論は...
世界の果てのコンランドリー:最果てのコインランドリーと近所に一人住むトカゲ男、店舗のメンテナンスに来た前園はメモを発見する
鳴らないオルゴール:修理人タクトは、裁縫屋ミントのオルゴールを修理できずにいた。街へ移住を勧められたミントが引き取ろうとすると。
空から落ちてきた男:強面の父親と派手好きな娘、いつもの食堂での寡黙な朝食中にラジオから「天使が落ちてきた」とのニュースが
美しい星に還る人:美しい星から来たリルを案内する新米ガイドのカシワギ、わずか4日間の滞在で彼女が気に入ったものとは、内緒の話
青いインクの話の続き:インク工場を探す戸島は小さな路地に迷い込む。山崎は母の直筆の手紙で思いを知り、大量のリンゴが戸島を導くことに。
熊の父親:熊の父親と称する男が営む旗屋に、焼売屋を開店する気弱な雨男が旗を注文に。懐かしい焼売の匂いが、旗屋を始めた昔を思い出せる。
つづきはまた明日:三都市を巡る映画鑑賞ツアーに参加した私は自分と同じ境遇の男と出会う。彼は3日目の映画は観ずに見知らぬ街へ旅立つ
三人の年老いた泥棒:三人の年老いた泥棒は美術館の絵に描かれた星を盗もうとする。守備よく成功して見上げた空に失望し、その成果をばら撒く。
冬の少年:毎日2時間以上の通勤列車で食事をするのが楽しみなヤマコシ、ある冬の日、少年が読書に耽る姿を見て自分の昔を思い出す。
セーターの袖の小さな穴:仕事をクビになった青年が隣町でセーターを新調。かつて訪れた本屋の閉店を店を閉知り、月を見て運命を感じる。
二階の虎の絵:「中山先生」は母直伝の卵ケーキを売るお店。母親は異国の庭師からレシピを教えてもらったが、そこに「二階の虎の絵」と書かれていた
マーちゃんの眼鏡:大踏切の向こうで働く幼馴染にマーちゃんと再会、彼女が作る眼鏡はその人が寿命を迎えるまでの全ての光景が見えるという
ヒイラギの青空:仕事をやめたヒイラギは気になっていた路地の街へ。坂を転がる林檎・・・その先は小さなインク工場でした
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instagram
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電子書籍の進化はめざましく、新たなフェーズに突入した
販売チャンネル(ショップ)も増え市場規模は大きく拡大。各社が競争を繰り広げている
ファイルフォーマットは乱立気味。けれども専用アプリの提供やブラウザ対応など、工夫がすすむ
上手に選べば新刊を安く入手することも可能で『ことばの番人』も『ほんまに「おいしい」って何やろ?』も70%OFFで購入できた
紙の本はどうしてもモノが増えてしまうしシニア世代以上は読むためのリーディンググラス(老眼鏡)も必要になる
さらに持ち運びの手間もかかるうえに冊数が増えれば収納にも苦心させられる
かつてのような専用デバイスが不要になった新たな電子書籍ならそんな心配もいらないしiPhoneとPCがあれば十分、という結論に
ディスプレイ上でのフォントサイズの変更、読書速度の調節、一瞬での語句検索、自在なページ送りなどメリットが多い電子書籍
地下鉄やバスでの移動中はもちろんカフェや公共空間でも「読みたい」と思った瞬間に本が開け、買えもする
音楽を聴くように布団の中やトイレなど場所を選ばずに気軽に読書ができる、幸福
電子書籍は手軽さと経済性を兼ねそなえた新しい読書のかたちだとおもう
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※iPhone12mini&13miniと電子書籍を組み合わせると現段階での最小・最軽量の読書端末が完成
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#電子書籍
#新しい読書のかたち
#iPhoneminiとの組み合せで
#最小最軽量の読書端末を
#ebookjapan
#ブックライブ
#DMMブックス
#Kindle
#Appleブック
#ことばの番人
#ほんまにおいしいって何やろ
#leicaC112
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60
ボケクエ7の練習お題の結果が出たので記録記録。
お題
謝罪相手が最前列に座っている会見で起こったこと
62位 56票
[No.79] 4点0 3点6 2点19 ミスチルさんの作品
後ろから「あいつだけ私服で来てる」と言われながらキレ続けていた
ということで、前の記事に書いたとおり爆死した。
4票0って!
今こうして見返してみると、このネタの核となる部分は前半部分なんだけど、それを後半の文章が殺してしまっている感がある。もうちょっと違う表現があるか模索するべきだった。
実は当初のネタは「後ろの席の方から「あの人だけ私服で来てる」って言われてて恥ずかしそうだった」というもので、これを会議用CGIに出していたのだけど、謝罪会見という要素が抜けてるかなと思い、上記のネタを作った次第。
ただ、会議場で意見を聞いた際に、Nagomiさんから元の方が好きという意見を、またshamanさんからもすんなり入ってこない感があるという指摘があり、もうこの時点で危ないことに気付くべきだった。会議の意見大事。
次は穴埋めお題。
名人維新の穴埋めとなると、この悪夢をどうしても思い出してしまう。今回は絶対にこんな事にならないから!
では前回大会に続いて他の候補の紹介。
【他にこんなネタ出してました】
そうじゃないかなと思いつつ「キレてます?」って聞いたら、めちゃくちゃキレられた
止めどない非難に対して謝罪するしかなかったけど、「なんで謝ってんだよ!」に対しては首傾げるしかなかった
後ろの席の方から「あの人だけ私服で来てる」って言われてて恥ずかしそうだった
一番後ろのメガネ忘れてきた人の視線が一番怖かった
暑くて空調も効いてないのに、その人の席に置かれてる伊右衛門全然結露してなくて笑いそうになった
という事で5つ出して、メンバー内でも一番多く出していたのだけど、どれも評価がイマイチだったのでなんか恥ずかしかった。というか全体的に説明調過ぎる。なんか大喜利始めたての頃もこんな感じだった気がする。
久々の投稿だったからと言い訳したいけど、もう次からはそんな事言ってられないので、本当に大喜利の勘所を養わないといけない。
さて、あとは今回のツボ上げと、勝手ながらチームスクルトのメンバー紹介をしたい(怒られたら消す)。
(ツボ上げ)
【地下鉄を初めて見たお嬢様】
・メソッドさんの作品
これ以上進んだらやばいって思った地点がかなり手前
世慣れしてない感がすごい。
・ネオさんの作品
脱いだ靴をホームに揃えたら大騒ぎになった
周りもお嬢様も「え?え?」ってなりそう。
・まさゆめさんの作品
私が2人居たとしたら2人とも乗らない
・出雲螢さんの作品
ダイヤが乱れてると聞いて首元を見た
・おだンゴさんの作品
すれ違う顔が怖くて、帰りは手を繋ぐことにした
世慣れしてない感がすごい。(2回目)
【変態を育てる専門学校の卒業生は何をしている】
・かすとろさんの作品
短編小説をハガキに書いて、自分の住所に送ってる
変態っていうか狂気を感じた。
・てこもとさんの作品
頭を撫でながら、想像の中で脳みそを撫でている
変態っていうか狂気を感じた。(2回目)
・板野さんの作品
どうなっても知らねえからなと思うくらいには大事な仕事を任されている
・ギャルさんの作品
「痴漢、アカン」のポスターを見かけるたびに、ギッと睨む
【未来の自分から来た手紙に書いてあったこと】
・guniguniさんの作品
気を付けようがないけど、蛍光灯を丸呑みする日がある
避けられないのか...
・スカ���さんの作品
今日から楽しくない勉強をしろ
・ニャン志さんの作品
親指を鍛えてフランスパンの時代に備えろ
絶対にそんな時代来ないからw
・6さんの作品
氷業者よ、夏は好きか? 夏は氷がよく売れるだろう 今年の夏は特に暑くなるからな 皆涼みを求めている、忙しくなるだろうが... お前の氷が頼りだ 夏はお前の季節だ 任せたぞ
毛虫より
・日高さんの作品
お疲れ様です!ぶっ壊れスーパーの開店でお買い物上手だった俺はただの凡人へ
【日本掃除協会が腐ってると言われる理由】
・マイマイルさんの作品
おもちゃを宝物と呼ぶ子供に驚く
・じゃーさんの作品
「街をきれいに」というポスターを倒れた自販機に貼ってる
腐っているのは協会だけなのだろうか。
・キツルさんの作品
啓発ポスターの子役は飼い犬の糞を拾ったことがない
こいつは起用にあたって汚いお金絡んでますね間違いない
【服を着ると死刑になる国】
・クロレラサイダーさんの作品
顔つきで巫女だとわかる
なんか本当に分かりそう
・Hsさんの作品
痴漢ですと叫んだら、もっと痴漢みたいな人が来た
・リトラ文庫さんの作品
「服部」が「毒島」みたいな扱いを受ける
・磯野ワイニーしようぜさんの作品
野球観戦が本当に面白い
このネタ自体おもしろいけど、このHNで野球ネタぶっこんできてることで2度笑ってしまった。
・ゆう☆ポンデさんの作品
のりピーがちょっと着てた気がする
・みくもさんの作品
高架下の柱にダウンジャケット着たカービィがスプレーで描かれている
ワルの要素にカービィというファンシーな単語を使っててめっちゃおもしろい。これすごい好き。
・ファイアードラゴンさんの作品
換気扇の掃除をしていたら舞ったホコリがおヘソに入って惜しくも死んでしまった
・生命の輝きさんの作品
出してもらったご飯に対して必ず満足できる。というか不満に思っている自分をそもそも想像できない
はい、お腹いっぱいです。
・たんじぇんとさんの作品
テレビ見てたら服着てる総理大臣が一瞬中指立てた
(番外編)
・マグレ巡洋艦さんの作品
包茎は服に含まれますか?
なんでいるんだよ!?
【ミシュラン三ツ星のメガネ屋がやってるサービス】
・照れてるてるてるさんの作品
絶対に誰にでも見える大きさのCが置いてある
・風呂つんくさんの作品
らっしゃいモード
一気に入店しやすくなった
・あやまって!さんの作品
俺が大事に持って来たコップがクソ遠くに投げられたあと、クソ遠くに投げられたことが分かった
・ホテル関本さんの作品
燻製された眼鏡は臭い
・弦之介さんの作品
とびっきりの笑顔かと思ったら裸眼で頭わいてるだけだった
・布石さんの作品
お通しです あーはい、 飲食店じゃないのにミシュラン取っちゃって
以来、とりあえずお通しでマヨネーズ出してます 間違ってたら言ってください
・未々さんの作品
こちら、ご注文のメガネみしゅ。
たまたまだけど、採点するとき一番上のネタがこれで油断した。
・美化委員さんの作品
キリスト(本人)が、スッスッ(十字架) スチャ…(メガネ)
確かに十字架作ってたけど、そんな工程聖書に載ってないぞ!
【お尻が大きい人はこんなことでも悩んでいる】
・新大さんの作品
その透明なのは何を飲んでいるのか聞かれた
タネも仕掛けもありません。
・たたかうさんの作品
工業高校の一年が初めての授業で私の椅子を作る
・きまぐれさんの作品
自分の尻を経由してゴールに入ったのに、ボール蹴った人の得点になってる
・モノカルチャーさんの作品
小さい駅で皆降りた
・クドウヒロオさんの作品
車椅子のマークを見ると泣きたくなる
・床屋みの竜レグナードさんの作品
集合写真でパノラマモードになったの見えた
・チンカス本舗さんの作品
外歩いてるとポケットに小銭入れられる
・荒瀬さんの作品
ヴィーガンなのにヴィーガンに見えない
でしょうよ。
・ひまじんのかなづちさんの作品
プリクラ撮ると加工でもっとデカくなる
【謝罪相手が最前列に座っている会見で起こったこと】
・音鳴ヨチさんの作品
全部知ってるのに一番質問してきた
・shamanさんの作品
終わろうとするたびに砂時計をひっくり返された
圧が凄い。ちなみにshamanさんのは他の候補もおもしろかった
・noodleさんの作品
本気を出せば壊せる柵が設置された
投票できてたら4点入れていた。
・泣きゾーマさんの作品
頭が真っ白になって、ハライチ岩井の結婚とかを謝ってしまった
・高浜さんの作品
相手の出すカンペを読んだ結果、予備校に通うことになった
・マドハンペさんの作品
警備がザルすぎて、ライフル向けられてる
後ろからは見えないっていうアプローチの取り方、ネタ作り中にあったけど、これがその理想形かな。(途中で考えるの諦めた)
・いさむさんの作品
俺だよ孫だよ、ともう一度だましてみる
・げらさんの作品
視線が合う度にどんどん早口になる
・さとしきさんの作品
えーこの度は世間をお騒がせしてしまい、大変申し訳ございません はい今回謝罪させていただくのは、このことについてです(謝罪相手の頭についてる赤い大きなボタンを押す)
以上。3点、4点入れたネタのご紹介でした。
多すぎ。なんだこの量は。こんなの毎回出来んぞ。
(雑なチームスクルト紹介)
せっかくチームメンバーとして一緒になったのに、後になって「どんな人たちだったっけ?」となるのは寂しいので、本当に勝手ながら紹介をさせていただく。
勝手なこと書くなって怒られたら消します。
本当はこの人のこのネタが好き!というのを幾つか紹介したいけど、ログを漁れていないので、茶屋で見かけておもしろかったものを一つだけ挙げる。
Nagomiさん
チーム結成時にいち早くtwitterに会議場をセッティングし、CGIに練習お題の準備もしてくれた。かつて初対面にもかかわらずいきなりCGIに訳の分からないお題を作ってメンバーを困惑させたバカがいたけど、そんな奴とは違ってしっかりとチームが機能するようにしてくれた。
大喜利茶屋で活動している他、どうやら生大喜利のことにも詳しいみたい。ネット大喜利と生大喜利、どっちの雰囲気も知っているというのは大きな武器になるのではないだろうか。あと短歌も嗜んでいる様子。その短歌からもおもしろさを滲ませてる。
(好きなネタ) 【第335回】夜の茶屋
このアイドル、時代に逆行しているなと思った理由
女性のADのことは女ADって呼ぶ
味しらべさん
今回の大会出場にあたりtwitterのアカウントを開設した様子。最近になってプロフィール画像の変更を覚えた模様。
主戦場は大喜利茶屋のよう。というかtwitterのプロフィールにも「やってます!」って書いてあるので間違いない。twitter始めたてだし投稿歴は浅めなのかなと最初勝手に思っていたが、茶屋で滅茶苦茶投稿してた。最近ではb!g!r!の企画に参加していたようで、もしかしたら他のサイトでも活動しているかもしれない。
会議場では「みんなどう考えてるんだろう?」と引っ込み思案な自分とは違い、ルールやネタに関して疑問に思ったことをしっかりと確認してくれる。大会規定やネタのアプローチなどの情報共有の機会にもなるので、この姿勢見習わなくちゃなと思う。
(好きなネタ)
【第425回】夜の茶屋
(画像で一言)
所々にあるナルト面白すぎる
shamanさん
大喜利茶屋の第一線で活躍中の人。過去の投稿記録など見たらすごい好成績を残している。また、ネタボケライフでも活動中。レートが上がり調子であり、多分近いうちに自分のレート1777も越されるだろう。今大会でも既に練習お題で上位に食い込む活躍を見せており、本チームのエースとなることは間違いない。
会議中もお題とネタに対する考察は鋭く、しっかりとした意見を出してくれる。また、自身のネタ出しについても締め切りギリギリまで考え抜いていた。その結果が上位なので、本当にすごいと思う。
また、投稿・投票のタイムキーパーまでしてくれた。shamanさんに言われなかったら、投稿締め切り時間を23時と勘違いしていたので、本当に危なかった。
(好きなネタ)
【2024-04-06】日めくり
お題:萎える走馬灯
最後に「YOU LOSE」と出る
ミスチル
ネット大喜利界隈の隅っこで長年コソコソしている経歴詐欺の大喜利素人。私生活でもお笑いとは縁遠く、ヨーヨーとか絵を描くのが趣味(両方とも下手)。最近ではハイパーヨーヨーを子どもに買ってあげた上司に、ヨーヨー知識マウントをしてドン引かせた。
今回もなんとなくで参加したが、「え、名人維新終わっちゃうの!?」とか「チームサマルトリアでの雪辱を果たしたい」との理由もあって、しっかりやりたい所存。
活動歴が無駄に長いこともあるので、過去に多少まあまあな成績を残したことが多分何度かあったような気がするけど、今大会で「今が全盛期」と言えるよう、過去現在全ての経験を基に思考力・想像力を養っている最中。マジでなんとかして。
こんな感じ。
初めまして同士だけど、会議場でもみなさん優しくてワイワイやれており、このチームになれて良かったなと思う。
ここからが本番だから、チームの為に一所懸命やらなくては。
4人でガッツリ勝負して、ガッツリ勝ち上がってやるのだ!
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「機械仕掛けのあなたに」製作後記
出ましたね。製作後記が書きたいのをモチベになんとか完成させたような気もしてくるけどさすがにそんなことはないと思います。製作後記はずっと書きたかったけど。
作品で言いたいことは作品で語れという意見はわかるけど、全部を伝えられるほど有能ならこんなに苦労しないので勝手に語ります。語りたい、語らせてください先生。
展開そのものについては、技能的につたないことこの上ないと思うのですがやろうと思ったとおりにやったのでそこは別になんか言うことはないのですが、作り方に関しては何度も作り始めたことを後悔するくらいには大変だったので大変でした~と言いたい。
BGMについて
何も分からなかったです。雰囲気に合うのか合わないのかをグダグダ考えながら聞いては入れてはああでもないこうでもないと入れ直して、妥協点を見つけたらフェードかけて音量下げまくって何とか展開を邪魔してはいないんじゃないかって程度のBGMになった...なってましたか?という感じ。
やっぱり人を頼るべきだったような気はするけど、これは一人でやりたかったしやるべきだったからこれでいいんですと思うことにする。
音源配布者の方々、素敵な音楽をありがとうございます。
効果音
全然入れてない、そういう音がしそうなところにそういう音を入れた...だけ...
音源配布者の方々には頭が上がりません。ありがとうございます…
編集
編集ってなんですかね...なんか半年たってたけど...
何もわからないまま始まり、何もわからないまま気づいたら終わっていました。
AviUtlの各種プラグインの製作者様方、また動画制作テクニックを共有してくださったニコニコの投稿者様方のお陰でこの動画は完成しました。クレジットにどう入れるか悩んで結局入れられませんでしたが、ニコニコ復活時にツリー登録の形で感謝を伝えられれば幸いです。
キャラについて
ゆかりさんと「上司」と剣崎先生の立ち絵は自作しました。TTちゃんは松尾粥さん(公式)の物です。かわいすぎるため...
「上司」は立ち絵づくりの練習もかねて、一番最初に表情2種の差分のみで製作したものです。
はとのめの製作の方針として、たとえモブでも顔無しやシルエットにするのは嫌だ、というのがありました。その理由は省きますが、とにかくそういう意図のもと「上司」は辛気臭い顔の30後半~40前半(?)の緑髪の男性になりました。髪色はほかの人物のバリエーションと被らないようにしたためこういう色になっています。
彼が辛気臭い顔をしているのは別に生まれつきではなく、状況のせいです。本来は結月ゆかりと付き合えるくらいには魅力ある人だという想定で描いています。多分仕事もかなりできるのだと思います。いやまあ二股はしてたけど...
声はCOEIROINKでカナタくんの声としてよく採用されているおふとんPさんの声を使わせていただいています。スタイルが物凄く多く、結構ドンピシャの声を出してくれたので採用を決めました。すみませんでした。おふとんPさん、ありがとうございます。そしてこんな役柄ですみません...
結月ゆかりさんの立ち絵を自作した理由は動画を見ればわかると思います。端的に言って滅茶苦茶大変でした。
下半身は描いたはいいものの全く使う機会がありませんでしたね。
私服の変な柄などはゆかりさんっぽくて好きですが、反転すると文字が逆になるという最悪な仕様があり、後半平気で反転させまくりながら途中で気づき、そして無視しました。
複数の差分を動画制作中に追加したほか、横顔とか病室のベッド上とかの絵も別で製作しました(実はベッドの構図が最初に描いた絵です)が、全然差分足りね~~と思いながらやってました。顔の差分とか目と口があんまり印象合わなかったりみたいなので制限されたり、レイヤーの上下関係とかにも泣かされたり...立ち絵道は深く暗く厳しく、立ち絵製作者様方への尊敬が増しました。
ゆかりさんと言えばのバスタオルみたいな服はないですが、もしかしたらTTちゃんと会う前は(つまり轢かれる前は)部屋とかでは着ていたかもしれないな...と思います。私服の袖は手首にある機械関節(充電用ケーブルがそこから露出します)を隠すために長めのインナーを使っているという感じです。
正直一般的なゆかりさんらしさがかなり薄い絵になったなとは思いますが、雫からの連続性は少し感じられる造形になっている気がします。公式絵を見ながら描いたつもりでも顔のつくりに割とかれい式の影響がちらちら見えちゃいますね。あまりにも偉大である故...
動画の解釈に大きく影響すると思うので人物像について詳述することは避けますが、年齢は20代中葉から後半程度だという想定で描きました。
調声はどうすればいいんだ...となりながらやっていましたがゆかりさんの千両役者っぷりに助けられてこの動画は成立している側面があり感謝せずにはおれません。ありがとうございます。次出すときはもっと明るい話で...
ナースロボ_タイプTさんは、本作における重要な登場「人物」であり、僕がこの話を考えた起点でした。
ほかの作品においても倉成町私立病院やボイボ寮の設定をほとんど引き継がずにライン生産されたロボットとして描いてばかりなのは、自分のロボット観がどうしても動かせないため、だと思います。ごめんなさい...
絵柄を揃える意味で自作しようかとも一瞬思ったのですが、結局松尾粥さんの劣化コピーにしかならないのは分かり切っていたので公式から立ち絵をお借りしました。
旧立ち絵を使った理由は単純にこの衣装デザインが物凄く好きなため、また展開上そうである必要があったためです。
少なくとも彼女無しではこの動画は存在しえなかったです。ありがとう。次こそはもっと素直にいい話に出したい......
「医者」こと剣崎雌雄先生も本作においては世界観を伝えてくれる重要な人物でした。本来の剣崎先生はこんな滅茶苦茶な医療をやっている世界の人間ではないので作中で人物の名前を明確に出すのは控えました。
採用した理由は「いい立ち絵があるから」でしたが、DLし忘れてたら公開が停止してしまったのでやむなく自作しました。立ち絵を製作したのは色々あって液タブが使えない時期だったので家族のipadにprocreateを入れて製作したのですが、慣れない環境のためかなり粗くなってしまったのは残念なことです。
あと身長設定を生かそうとしたら常に頭頂部が見きれることになりました。すみません...
作中においては20代後半から30代前半程度の年齢だと思います。人工器外科という特殊な部門は設立からあまり時間が経っていないという設定なので、若い医者が多いようです。
淡々と語る演技で作中のテンションを制御してくれました。ありがとうございます。
背景、作中の世界観について
多分一緒に語るのが楽なのでここはまとめてざっと流します。
作中世界はおおよそ50~60年以上先...いやもっと先かな...くらいの近未来という設定です。冒頭の救急ロボットはハッタリというか、これくらいの(考証が)ゆるい世界観だぜ!!!というのを提示する役割を帯びて登場してもらいました。
↑アスクレピオスの杖のマークの入った救急車チックなロボットというコンセプトは自分でも好きです。災害現場の救助にも運用される(というかそのために設計された)ため、かなり大型でパワーがある機体となっています。
もしかしたら地方のインフラや建築は老朽化していて崩落事故なども割と起きており、今回のようなオーバースペックの出しどころがない現場ばかりではない...のかもしれません。
正直パトレイバーのブロッケンみたいなデザインだな...と思いますが水星の魔女とパトレイバーと鉄腕アトムくらいしかロボ作品の経歴がないので許してください...すみません...
↑以上二つは最初のカットの没なのですが、あんまりにも凡すぎるのでやはりハッタリはやってよかった部分だと思います。
残りの雑な未来描写シリーズひとまとめ
...こうしてみると本当にその場のノリって感じですね。最近パオロ・バチガルピの短編集を読んでいるので手前の想像力の貧困に余計涙が出てきます。
作中世界では本物の食肉の値段は高騰していて日常生活においては代替肉が普及しているほか、プラスチック資源の使途が増えたのに増産手段もあんまりうまくいっていないためにペットボトルが無くなり、ビンが復権しているようです。
浮遊画面ホログラムと眼鏡型コンピューターデバイスの使い分けについてですが、ゆかりさんは眼鏡を仕事用に使っているようですね。正直人の好みによるんだと思います。先生は患者に見せる資料をホログラムに表示しているし。
あとはこれくらいですかね。部屋の絵を描くときに作ったゆかりさん宅の概念図です。実際に描く段ではここからさらにいくらか改変していますが。タッチが角度によって違うのは描いた時期の違いです。合わせようとも思ったのですが、絵柄を散らせばTTちゃんが浮かないかなという色気もありました。
1990年くらいの設定かよというようなあんまりにも普通の家です。都市部でも人口は減っているでしょうから、こういう狭小住宅に住む必要はそこまでないのかもしれませんが、単身者にはこういうコンパクトな住宅はまだ人気があるのだと思います。
そういえば、窓はマジックミラーに近い構造になっているので昼間はカーテンをする必要がないっぽいです。じゃあ病院にはなんでカーテンがしてあるんだ。それは多分人工器科の施設が古くて...
作中ですっ飛ばしている部分について
展開上はどうでもいいし尺を削るためにすっ飛ばしている部分が幾つかありますが、その辺を一応言っておく部分です。そうなんだ、くらいのネタですし、別にこれと違う解釈をしてもらっても構いません。僕はそう思っています、というくらいの感じです。
・推察できるとは思いますが、ゆかりさんの怪我が重すぎるのは、轢いたほうに殺意があったからです。おそらく現代であればほぼ即死として処理されるような感じの負傷ですが、かなり発達した救急医療技術によって何とかなりました。
・ゆかりさんを轢いた女の人が出てこないのは物語開始時点以降、ゆかりさんと一切会っていないからです。殺人未遂事件が「事故」とされていることについては彼女の家がまあまあ金を積んで無理くり示談にまとめたのだと思います。作中に出すのは上司だけでいいと判断しました。
製作全体を振り返って
もともとこの動画のシナリオは、デストルドー様( https://www.youtube.com/@destrugrim )主催の「ソフトウェアトークヤンデレ投稿祭」(2023年12月~2024年1月)の動画を見て僕もやりたくなって一晩くらいでひな型を出しました。
しかし、当時の時点から言うほどヤンデレというテイストでもなく、製作ペースは遅々として当然全然間に合うわけもなくだらだらとシナリオの修正を繰り返しながら絵を用意し、重い腰を上げて編集してたらこんな時期になってしまいました。何やってんだ。
その間にニコニコがサイバー攻撃で吹っ飛びました。許せない。
今回の製作に関して反省点は自分の中にたくさんあり、またいくつかは動画を作れる程度のシナリオ案もありますが(いずれももっと穏やかな日常ものです)、ひとまずは次回以降は無駄な動きなどを省力化してスマートな動画製作を目指していきたいところです。
その前に紡乃世詞音の立ち絵を作るかもしれませんが。
では、このような乱文を最後まで読んでくださった皆様に感謝しつつ(最後まででなくてもリンクを開いてくださった皆様にも!)、締めとしたいと思います。
ありがとうございました!
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TEDにて
ニティシュ・パドマナバン:老眼鏡を含めた未来の自動オートフォーカス搭載メガネ
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
スマートフォンのオートフォーカスの仕組みを応用しています。
私がこれから話したいのは、最も重要な感覚のひとつ。視覚です。毎日、私たちはほんの少しずつ目のピント調節の能力を失っていて、最終的に全く調節ができなくなります。
こういう状況のことを老眼と呼び、世界の20億人が影響を受けています。そう、20億です。もし、老眼の人が身近にいなくて「その20億人はどこにいるの?」 と思うなら、ここで詳細を話す前にヒントを出しましょう。
老眼鏡や遠近両用眼鏡をかけるのも老眼が原因です。始めに、老眼に至るまでどのようにしてピント調節能力が失われるかについて述べます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、6.5センチほどの近さまで目の焦点を合わせられます。20代半ばまでには、その約半分の調整能力の10センチ程度までになります。まだ、十分近い距離なのでその差に気づかないでしょう。しかし、40代後半までには、最も近くても約25センチ。
あるいはもっと遠くなるかもしれません。この時点を越えると読書など近見視力の作業に影響があらわれ、皆さんが、60歳になる頃には、半径1メートル以内のものがはっきりと見えなくなります。
今、皆さんの中には「彼が話しているのは、老眼になる一部の人たちのことで自分には関係ないだろう」 と考えている人がいるかもしれません。
しかし、違います。
文字通り。ここにいる皆さん全員が、もし今そうでなくてもいつかは老眼になるのです。
厄介だと思われたでしょう。老眼は、長いあいだ人類を悩ませてきました。そして、私たちは、様々な解決を試みてきました。例えば、机に向かって本を読んでいるとしましょう。もし、老眼ならおそらくこのような感じに見えるでしょう。この雑誌のように近くのものは何でもぼやけて見えます。
解決策を考えましょう。
まずは、老眼鏡。老眼鏡のレンズは単焦点で近くの物体に焦点が合うように調整されています。しかし、遠くの物体は、焦点から外れます。つまり、眼鏡を頻繁にかけたり外したりしなければいけません。解決策として、ベンジャミン・フランクリンが発明したのが 「ダブル・スペクタクル」です。
今では、遠近両用眼鏡とも呼びます。
遠くを見たい時には、視線を上に。近くを見たい時には、視線を下にすればいいのです。現在は、上下の度数を徐々に変化させ境目をなくした累進レンズもあります。こうしたレンズの欠点はどんな距離においても視界が狭くなってしまうことです。上から下に向かってこのように分割されるためです。
なぜ?それが問題かというと。例えば、はしごや階段を下りている場面を想像してみてください。次の足場を確認したくても、ぼやけている。なぜでしょう?足元を見下ろす時は、レンズの手元用部分で見ますが、手の届かない遠い位置にある次の段は、目からすれば遠方に相当するのです。
次にあげる解決法は、あまり一般的ではありません。
しかし、コンタクトレンズやレーシック手術と並んであげられるモノビジョンというものです。これは、利き目の焦点を遠くに合わせ、もう一方を近くに合わせるというものです。脳は、非常に賢いので、それぞれの視野で最もはっきり見える部分を組み合わせてくれます。しかし、両目とも少しずつ違う物を見るため両目で距離を測るのが難しくなります。
では、どうすればいいのでしょう?様々な解決策を考えてきましたが、いずれも自然なピント調節を復元することはできません。見ただけで焦点が合うということは期待できません。
なぜでしょう?これを説明するために、まずは、人間の目の構造を見ていきたいと思います。異なる距離にピントを合わせる機能を果たす目の部分を水晶体と呼びます。水晶体の周りには筋肉があり、これが水晶体の形状を変え、この形状変化が度の調節につながるわけです。老眼になるとどうなるのかというと、この水晶体が硬くなり形状変化ができなくなります。
さて、これまでに挙げた解決策をもう一度考えてみましょう。すべての解決策にある共通点で、しかし、私たちの本物の目とは異なる点。それは、どれも度数が固定であり、海賊の義足のようなものだということです。では、視力に対して、現代の義足に相当するものは何でしょう?
ここ数十年で登場し、急速に発展している 「可変焦点レンズ」と呼ばれるものがあります。
それにはいくつかの種類があります。機械可動型、アルバレス・デュアルレンズ、可変型液体レンズ。そして、電子切り替え型液晶レンズ。
これらのレンズにはメリットとデメリットがありますが、視覚的な体験については妥協はありません。
どんな距離でもシャープに見えるフルビジョンの視界。すばらしい。私たちが求めるレンズは既に存在するのです。
問題は解決したのでしょうか?そんなに単純ではありません。可変焦点レンズには少し複雑な問題を伴います。
レンズ単体では、どの距離に焦点を合わせればよいのか分かりません。私たちが必要としているのは、遠くを見ると遠くの物がはっきりと見え、近くを見ると近くの物に焦点が合うよう自分で考えるまでもなくピントを合わせてくれる眼鏡です。
私が、ここ数年スタンフォード大学で取り組んできたのは、レンズにこうした正確な判断力を搭載することです。
私たちの試作品では、まず仮想と拡張現実システムの技術を借りて焦点距離を推定します。
視線追跡機能を用いて目が見ている方向を判定し、両眼の視線方向を使って三角測量することで焦点を推定できます。
また、信頼性を高めるために距離センサーも追加しました。これはカメラになっていて視界を見渡し、物体との距離を教えてくれます。
そして、視線方向を元に距離の推定値の2つ目が得られます。
この2つの推定値を照合して可変焦点レンズの度をアップデートするという仕組みです。
次に、私たちが行ったのはデバイスを実際にテストすることでした。老眼の人を100人募り、私たちのデバイスを試用してもらい性能を測定しました。そして、私たちは、この「autofocals」が未来の眼鏡だと確信しました。
参加者はよりはっきりと物を見たり、素早くピント調節ができるようになり、これまでよりも簡単でより質の高い視力矯正体験ができたのです。簡単に言うと視覚に関して「autofocals」は、現在の焦点固定の視力矯正にあるような妥協は一切しません。
しかし、先走りするつもりもありません。まだ、私たちのチームにはやるべき仕事が多く残っています。例えば、私たちのこの眼鏡ですが、少し大きいかも?
理由の一つは、研究用・産業用の大きめの部品を用いているからです。もう一つの理由は、視線追跡のアルゴリズムの制約で眼鏡の全てをしっかりと固定することが必要だからです。
プロジェクトが進み、研究段階から会社設立に向けて、いずれは未来の「autofocals」をもう少し普通の眼鏡に近づけていく予定です。これを実現するためには、視線追跡技術の性能を大幅に向上させる必要があります。
また、より小型で効率的な電子回路やレンズを採用する必要もあります。とはいえ、現在の試作品でも可変焦点レンズの技術が優れた性能を発揮し、従来の固定的な視力補正の性能を上回ることが証明できました。
あとは、時間の問題です。近い将来。いつどの眼鏡を使えばいいのか?心配することはなくなり、ただ大切なもの��だけ焦点を当てられる日が来るでしょう。
ありがとうございました。
(個人的なアイデア)
One such rocket engine, about one hundred million yen units in a unit of several hundred million yen It is real to realize the product in the price range that can not reach the price range of hundreds of thousands of yen reaching ordinary people with technologies far beyond the limits of human beings It may be an innovation that will become a plus-sam of it.
こういうロケットエンジン、ジェット機くらいのひとつ数億円単位で手の届かない価格帯の商品を庶民に手の届く数十万円くらいの価格帯に人間の限界を遥かに超えるテクノロジーで実現することが本当のプラスサムになるイノベーションかもしれません。
Apple Vision Proも発売されて・・・
Appleのメガネ型端末出すならば、かつてのiPodシャッフルみたいに機能を極限にまで絞ってオートフォーカスのみのハードウェアにして欲しい。
わざわざレンズを度付きにすることもなくなるし、後からハード機能を追加すれば良いだけ。
カメラを度付きレンズに代用し、微調整はジェスチャーで拡大縮小をソフトウェアで操作する。
例えば、iPhoneで画面上をピンチインやピンチアウトしたらフォーカスするようにレンズの前の空中で同じくジェスチャーしたら拡大縮小できると便利。
後は、Apple intelligence で入力したり音声認識やApp Storeでアプリを探せるようにしておけばソフトウェアで補うジョブズの思想に沿う形にできそう。
他には
バリーシュワルツが言うように、労働の概念が変わり、地球に居ながら映画アバターのように!その惑星にある資源を使い。
月や火星、土星や衛星などに無人ロボット部品��送り、ゲームのように自宅にいながら共同作業しつつ仕事をすることで高額な賃金が手に入る可能性も高い。
火星や土星や衛星に関しては、有人宇宙船内を無重力工場にして惑星移動期間に3Dプリンター製造、組立を効率的に行うことが実現すれば良いが無人ならベスト。
光速で惑星間通信できるようになったとしても、火星や土星や衛星への通信は、地球からでもリアルタイムで遅延が起きるため、月面のみ、この可能性が開けます!
無重力でもあるため、洞窟に工場を建築して人間の暮らせる環境を作り出すこともできそうです。可能性は無限!この領域に限界はありません!国家や行政府の範囲外なので極端な自由もあります。命の保障はないけど!
このアイデアは、今後数十年、人間の限界を遥かに超える新産業なのでプラスサムになり、地球環境は汚染されず資源エネルギー問題も起こりません。
2020年後半くらいから様々な占いで出てきてた時代の変わり目。それが、西洋占星術で具体的に「風」の時代という形で出てきました。
私が、感じとってたインスピレーションは、たぶんこれかな?
兆しは、世界的な金融ビックバンの1970年代、IT革命のミレニアムの前から出ていたけど。
これは、これまでの約200年間。物質やリアリティの影響力優位「土」の属性の時代から、量子コンピューター、ビットやインターネットなどといった物質ではないものに影響力が増していく「風」の属性の時代に。
そして、本格的に軌道にのっていく属性は、今後200年程続くことになるのです(2020年12月22日から、2100年当たりをピークに少しずつ衰退していく2220年まで)
直前に!
Appleも何かを感じてたのか?Appleシリコン搭載Macの方は、「Mシリーズ」チップに移行してるし、符号してる。
Googleは、量子超越性を達成してきてるし、Facebookも脳波を読み取る機械の開発を発表してますし、符号してる。
イーロンマスクもブレイン・マシン・インターフェース(Brain-machine Interface : BMI)を具体的に発表。これも、符号してる。
続いて
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
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<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
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ウィーンの空港で書いた下書が消えたー。。。ということで、ハンガリーから無事、帰国しました。友人夫妻には甘やかされまくり、多分、かなりデブになって帰国です。貴腐ワインで有名なトカイ地方(Tokaj)地方へも、Editの運転で、1泊2日の小旅行で、連れて行ってもらいました。そこで、ワイン評論家のEditさんオススメのワイナリーを訪ねて、ワインになる前のブドウを食べ放題で食べ尽くす。








ハンガリーの7区に暮らすEditさん夫妻は、定めし赤坂に住んでいるような感じ。全ての観光地に徒歩20分以内で行けます。ヨーロッパ最大のシナゴーグや、世界三大オペラハウスの一つや、バシリカにまで行きましたが、ブダ城とドナウ川下りなどせず、リストとバルトークの名を冠した音楽学校の側で、下手くそだなーなどと笑いながら音楽を聞いていたり、リストホールでラジオ放送用に収録していた四重奏を聞いたり。
市内でのハイライトは、リストホールの近くで偶然見つけた本家パガニーニで、おじいちゃんの代からバイオリン製作とリペアをしているRacz Palさんの工房で、弱音器を買い求めただけだったはずなのに、Palさんの勧めるままに、彼の製作したストラディバリウスのコピー作品、弦の元の部分や、一個一個の調音キーにまで彫刻が施してあった!、を始め、様々な楽器の試し弾きをさせてみらった。結局、Palも私も、そう思ったのだが、私はイタリア楽器と相性が良く、それも、Palが扱っている楽器で一番高い楽器が、私と良く歌う。弓はフレンチ。やっぱり、イタリア楽器にはフレンチボーだ。Palが作った楽器は少し、製作者本人に似て、取っつきは癖があるのに、慣れると、慣れすぎて、楽器としての面白みが急に欠ける。御しにくそうなのに、御しやすい楽器。
イタリアの子は、ブダペストオケのコンサートマスターが生前御愛用のソロ用バイオリンで、4弦のバランスといい、響きといい素晴らしいが、Sdeltiの繊細さは無く、大きく、男のバイオリンって感じ。Palを信用して、遺族が、楽器に相応しい方が出るまで売らないでほしい、という遺言を守って、店に展示してあるらしいが、Palのお眼鏡にかかる演奏家は少ないとの事。やっぱり私は、手が小さいし、もっと繊細な音を好むのか、Sdeltiが懐かしい。
Palは、4歳からバイオリンを弾く。私が試し弾きする曲を、全て言い当てるのには、舌を巻いた。Bartokの一節を弾いただけで、直ぐに、あーバルトーク、と呟く。ワシはド緊張。色々な楽器を渡されるままに引き、何かの試験を受けていたようだ。60代後半か70代前半位だろうか。Palさんは、仕切りにお昼を食べようと誘ってくれたが、Editママとのお約束があるので泣く泣く帰宅した。Palは、別れ際に、このバイオリンを引きこなしたのは、あの亡くなったコンサートマスターと、次にお前だ。日本に送ることもできるからな!と、ウィンクしながら念押ししてくれた。
ハンブルグでは音楽才能玉砕だったが、ブダペストで、Palに絶賛されて、そのほうが、つまり、音楽をファッションとしてではなく、生活の糧でありながら、こよなく愛する人に絶賛された事が嬉しい。Birsen先生を思う。先生も多分、この店に足を運んでいただろう。7区はお金持ちユダヤ人地区だったし、Palのおじいちゃんの代からあるのなら、Birsen先生は、Palを知らないとしても、Palのお父さんは絶対に知っていたはずだ。泣ける。Palは知らないかもしれないが、Palのお父さんとBirsen先生を介して、Palと私は、実に心楽しい豊かな一時を共に過ごした。神に感謝。Birsen先生の作っていた料理は、グーラッシュだったんだなぁとも実感。先生の、my dear little Maki! と言いながら、大きなお腹で抱きしめてくれる、あの優しく温かく大きな手を。。。あの日が先生に抱きしめて貰える最後の機会だと知っていたら、私は先生から離れられ無かっただろう。だからきっと、あの時の私は、知らなくて良かったんだ。
どんなバイオリンとも、すぐ心を通わせられるのが、本当のviolinist,マキはfiddlerじゃなくて、violinistになりなさいと。楽器と心を通わせられるから、人の心をも動かす音楽が奏でられるかもしれない。そんな音楽家を、先生、私は目指していました。そして、そうなれるようになるためには、人間性の成長が必要とも会得しています。先生、私の音楽は、天の貴方の心を打てるようになっていますでしょうか。先生がくれた愛情、厳しい優しさは、一生の宝物です。だから、また、いつかPalに会いに行こうっと。。。
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恰幅がいい体躯の背面にまさか極彩色の昇り龍を翻らせたりはしていないけれど、おおむね服装といえば柔らかそうな生地の黒い開襟シャツをまとうのがお決まりで、実のところドライアイの症状を和らげるものだと打ち明けてくれた眼鏡のレンズは茶色がかっている。そのメタルフレームがこめかみに食い込むさまの窮屈そうな禿頭は、果たして何ポンドあろうか磨き込んだボウリングの球さながら鈍い艶を放つ。失礼承知でなんて白々しい前置きをせずとも、まずなあ、飲みに行ってもお寺さんですかと探りを入れるようにしか聞かれんなと暗に張本人が認めるのだから問題ないだろうが、とにかく容貌だけではその筋の人としか解せなかった。長年にわたり生家の手工業に携わってきたという来歴、あるいは「おしゃべりは好きだが不必要なことは言わず、むしろ不器用で寡黙な印象さえ与える物腰や、ふいに高圧的になるところと臆病さが同居したような人柄」。堀江敏幸が『いつか王子駅で』において描く、かの正吉さんそのものではないかと思い至ったのは、実のところごく最近のことだ。
学生の時分に籍を置いていた寄り合いでは、いったいどんな伝手からなのか年度の単位で部員に受け継がれているアルバイト先があり、花冷えする春の日、私は推薦してくれた一つ上の姉御つき添いのもと、当時まだ花街の片隅に置かれていた仕事場へと出向い��形だけの面接を済ませ、おずおずと週に何回かの勤めをしだしたのだった。肝心な仕事の中身がすでに忘却の彼方にあるとしても、雇い主の立派な体つきの血となり肉となっている食の傾向は忘れることができない。どんなものも卓上のカセットコンロで調理していた。冷蔵庫の残りを一掃するためのバターライス、飲み屋での与太話に触発されて研究していた卵焼き。お好み焼きになると、だしでうどん粉を溶くところから始めていた。普段は日東紅茶を淹れている耐熱ポットに大袋の徳用ソーセージをぎっちり詰め込んでボイルし、茹で上がったところを本業用のガスバーナーで皮がぱちぱちとはじけるまで炙る。手ずから御大がひねった小皿で供せられ、福利厚生の一環としてよくお相伴に与かったものだ。私が電話番をしているとレジ袋をさげて現れ、いつも皮しか買わへんにゃけどという小ぶりの串焼き、二つでもうお腹いっぱいになってしまう肉だんごの甘酢などは、屋号を刷ったえんじ色の紙で透明なパックに腹巻きしてあった。また、酒を注いだ陶製のひょうたんを携え、その総菜屋で肴を調達してから隣の児童公園へ。さすがに毛氈までは敷かないけれども藤棚の下にあるコンクリートのベンチを占拠し、絵描きの友人らと一緒に花見をするとのこと。くだんの店はやはり鶏を中心とした精肉が本業らしく、そばに下宿のあった私を思いがけずちんまりした車で送ってくれもしつつ結構な頻度で通っているようだった。そらまあ、肉のなかではかしわがいっとう好きやな。
半年が経った秋、ようやく不可思議な勤めにも慣れたころ毎度のごとく顔を出したら、急な話で悪いが、今月末日をもってここでの活動を畳むことにしたとだしぬけに言い渡された。面喰っているこちらを試すように、なんや、反応が薄いやんけと笑ってみせつつ、そのときさえやけに小さく見えるフライパンを握って肉巻きおにぎりをこしらえるのに余念がなかった。一つの節目だということで、斡旋してくれた先輩ともども参集を命ぜられたのは、洛北の山すそにある古刹だった。仲良くしているらしい住職の計らいで、ゴルフ練習用の人工芝生が乱雑に敷かれて悪趣味な置き物なんかも並んでいる、お寺の庫裏というよりはリサイクルショップのバックヤードに近い野天へコンロを展開し、鶏もも、長ねぎ、椎茸をえんえんと焼いて食べた。美味しかった。当然ここで世襲も打ち止め、それきり免職になるはずのところを、結局は学校を出るまで勤務といえない勤務をだらだら続けさせてもらうのだった。
私がその街を去る間際、ささやかながら祝いの席や、ちょっとだけ食べに行こかと、移転されていまや久しいがその時分はまだ熊野神社のそばの、月極ガレージの詰め所みたいな小屋で商いをしていた店へと一緒に向かい、焼き鳥をごちそうになった。狭いカウンターの右隣では、我がボスがとりどりの部位の肉を串から外して黙々とほおばってゆく。また左隣では、藤真利子さんに似た見知らぬご婦人がゆったりと瓶ビールを傾け、品よく籠のキャベツをちぎって口に運んでいたことを覚えている。炭焼き台からガラス越しに伝わってくる熱を感じ、とても顔がほてった。どこか張り詰めた空気が流れているようにも思われたが、これはほかでもない私自身の、もうじき新たな生活を迎えるということに対する心の動きによるものだったろう。食べ終わってもまだ明るい時間で、それでは長いことご苦労さんだった、どうか気張ってやってやと短いはなむけの言葉をもらい、東西に丸太町通を別れてから私がちょっと振り返れば、市バスの停留所へと遠ざかりつつある巌のような背中に春の粉ぼこりがまつわりついて夕日にきらめき、すると確かにその場かぎりの幻の龍がひと舞ふた舞して七色に光る鱗をありがたく散らしている。
(2019年12月)
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Tumblrユーザーボイス: 埼玉県在住・Sugiichiさん。
朝起きて、外から小鳥のさえずりが聞こえてくると、心が和みませんか?鳥と一口に言ってもいろいろいますが、今回インタビューをお願いしたSugiichiさんはカワセミに魅せられ、バードウォッチング・野鳥の写真撮影にハマってしまったそうです。ブログ「Sugiichi Bird Cage」には、さまざまな野鳥の写真がずらりと並びます。好きなもののいい写真が撮れると嬉しいですよね。同じ趣味を持つ人たちと���んな気持ちを共有できるというのも、Tumblrの醍醐味のひとつ。暖かくなってきたこの時期、皆さんもカメラや双眼鏡を持って、自然の中へ野鳥観察に出かけませんか?
- まずは、簡単な自己紹介+ブログ/プロジェクト紹介をお願いいたします。
関東で建築関係の仕事をしているアラフィフです。10年ほど前から都市公園で見たカワセミに魅せられ、野鳥の写真にのめりこんでいます。最初はコンデジから始めたのですが、どんどん機材が大きくなっていきます(^^;;。ブログを始めたきっかけは、鳥専門の写真投稿サイトに写真をアップし始めたことです。当初は、鳥友に「先日こんなのを撮ったよ~」と知らせる程度の気持ちでアップしていました。その後そのサイトが閉鎖になり、あるSNSに移行しました。そちらで少しづつですが、いろんな方からの反響があり投稿することが楽しくなっていきました。しかし、そのサイトも閉鎖(><)。いろいろ探した結果、Tumblrを見つけ現在に至ります。鳥のいろいろな表情を紹介していけたらと思っています。

- Sugiichiさんにとってバードウォッチングの面白さ、楽しさとはどんなところですか?
季節ごとに出会える鳥が変わりますし、ときには迷い鳥に会えることもあります。まさしくリアルポケモンです。身近な鳥を撮っていても、出会えた場所やタイミングによって鳥の表情が違います。かわいい表情を撮影できると嬉しいですね。自然の中を歩き回って探したり、時には何時間も動かないで目当ての鳥が現れるのを待ったり、自然の中に溶け込んでいる感じも好きです。鳥を探しに行った先での人との出会いも楽しいです。年に数回遠征するのですが、そういった場所で鳥談議にふけるのは楽しいですよ。
- Sugiichiさんが特に大好きな鳥、思い入れのある鳥は何ですか?
鳥を撮り始めたきっかけはカワセミなので、どうしても目に入ると撮ってしまいます。一番撮っているのはエナガとセッカでしょうか。どちらも小さな体ですが、かわいいですよ~。アクロバティックな動きをするのもいいですね。

- 遠征はどんなところへ行かれますか?
奥日光には毎年数回行きます。1年を通して鳥の種類が豊富です。ここ数年は毎年1回、石川県の舳倉島という離島に行ってます。渡り鳥が立ち寄る場所で、かなりレアな鳥にも会える可能性があります。あとは関東の海や山ですね。いつか、初夏や冬の北海道に行ってみたいです。
- たくさんの鳥に出会えるようにするには、どんなことに気をつけたらいいでしょうか?
動きや鳴き声などを見逃さないように目を凝らして…小鳥が好きな木の実がたわわになっているところで粘ったりもしますね。あとは、ほかのカメラマンに声をかけながら情報収集したり。見つけたら、興奮してどんどん近づきたくなりますが、じっとその場で我慢。カメラマンの目にはかなり敏感なのでこちらが動くと向こうも動きます。じっとしていると、うまくいけば向こうから近づいてきてくれます。フィールドで追っかけまわしている人もいますが…。
- カメラ道具は追い求めればキリがなくなってしまいますよね。もしよければこれまでお使いの機材の変遷、オススメの機材などを教えていただけますか?
私の機材は、一眼レフにしてからは、本体はキャノンEOS50D→7D→7DMK2です。去年7DMK2を水没させてしまったので、2代目です。レンズは最初BORGという望遠鏡を使ってました。とてもキレのある写真を撮ることができたのですが、マニュアルフォーカスのためシャッターチャンスを逃すことが多かったです。数年前からEF400mm F5.6L USMを使用。軽くて使いやすいですが、手振れ補正がないので暗い森の中では三脚必須です。今はロクヨン(編集注:EF600mm F4L IS II USM)がほしくてほしくて…子供が学生のうちは無理だろうな~~~。
おすすめは、キャノンなら7DMK2+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM、ニコンならD500+ AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRですかね。フィールドでかなり多くの方が使っている組み合わせです。特にニコンの組み合わせはテレコンも組み合わせることができるうえ軽いです。周りの人が使っている組み合わせだと、設定などを教えてもらったりすることができるので助かることもあります。

- 鳥にたくさん出会うには、じっと待つ辛抱が必要ということですが、季節ごとにどんな対策を取られていますか?
冬はひたすら着ます。下半身は、タイツ、ジーンズ、防寒ズボンの3枚。上半身は何枚着てるかわからないくらいなので、モコモコになってあまり動けません(^^;;。動くときは、使い捨てカイロを背中に何個か貼り付けたりします。夏は半そでシャツに短パンで行きたいのですが、森の中は虫に食われたりするので長袖長ズボンです。干潟に行くときはサンダルに短パンで、水につかりながら撮ってます。
- 鳥発見の手がかりとなる鳥の鳴き声を判別するのは非常に難しいと思うのですが、どんなふうに勉強されていますか?
狙いの鳥の鳴き声はネットで調べたりしてます。YouTubeなどでかなり変わった鳥の鳴き声まで探せますよ。
- 今後Sugiichiさんが挑戦してみたいこと、夢や目標などを教えてください。
初夏や冬の北海道と、小笠原諸島、奄美大島、宮古島、石垣島などに行ってみたいですね。固有種もいますし。あとは、鳥だけでなく水中写真もやりたいです。昔、ダイビングをやっていて少しだけ写真を撮っていたのですが、一眼レフを持って潜ってみたいです。
(画像: @sugiichi)
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小生狸がよく喋る2019年12月 2019.12.29 UP
冬コミ初日、無事終了。 こえ部としてもvol.15を数える一つの節目が終わり、個人的にもすごくほっとしている。2日目以降も活躍する皆様に置かれては健康に気をつけつつ頑張って頂きたい。
まあ、頑張った。久々に頑張ったと言って良い文章が書けたと言って良いのではないか。詳細は本誌をご確認いただきたい。小生は「面白きことは好きことかな」を信奉する狸であるから、今回も狸の駄文にご期待くださる皆さまに向けて最大限の誠意と罠と暴力とを張り巡らせてお応えしたつもりである。如何だっただろうか。面白く読んでいただけたなら何よりだ。
「頑張る」ということについて、うむうむと思っているところが予てからありはする。ありはするのだけれど、その内情を言葉にするのはとても難しい。文章を書くとき、我々は様々なことを考え、様々なしょうもなさを張り巡らせるものではあるのだけれど、果たしてそれが「頑張る」という言葉に足る何かであるかどうかは定かではない。結局のところ我々は後の先を往く片割れでしかないのであり、我々の投げかけた先でそれを受け取ってくれる君が、その先で何らかの何かを考えたり思ったり感じたりして貰えるということが、我々がこのような文字列を無駄に形成する理由のほぼ全てだ。今回も我々は当然のように頑張った訳だが、君があの文章を楽しく読んでもらえたなら、その事がとても嬉しい。この「嬉しさ」は実に筆舌に尽くしがたいもので、我々がこのような無駄な行為を続ける理由のほぼ全てと言って良いだろう。つまりこれは、「頑張る」という行為ではない。我々は好きにやっている。君も好きに読め。あっでも今回もイラストが素晴らしかったからそれは是非見るように。
さて、色々言いたい事はあるが、それは恐らくこれとは別のところで書くことになるであろうから割愛する。何故ならこれは「小生狸がよく喋る2019年12月」だからである。小生狸がよく喋る12月である以上、小生狸はよく喋る必要がある。言葉を慎まねばならぬ場面が人生の中に往々にして存在するものであり、我々はそのようなものに対して口を紡ぐ代わりにこのような駄文を提出する。それでは今日もこのような駄文をひとつ。
さてひとつの何かが区切りを迎えたわけだが、僕の中には大変巨大なわだかまりが今も横たわり続けている。ふむ、どうしたものか。
先日、「お前の聴く音楽は音楽偏差値がクソ高くて気に入らない」という旨の話を頂戴した。(いやそこまでは言われてないよ?)
成程。音楽偏差値がクソ高い。うるせえええ加減にせえよ。僕はそんなふうに思った。なんでその辺りの話をここらできちんと行っておきたい。
まず、大前提として、「音楽」とは、僕にとって何らかの体験のひとつである。
そして、「体験」という行為は、体感的な何らかの取得である、ということを最初の前提としてここに置く。
全然関係ない話になるんだけど、テストが好きな子供っているんだろうか。僕は大嫌いなタイプの子供で、夏休み明けにはえらくひどい目にあったものだ。大変パンクな幼少期を送った僕はそもそも「人間が数値化されて横並びで評価される」ということが大変気に入らず、日々うるせえバーカ!という感じでテスト中は寝ているガキんちょであった。みんなテストは嫌いじゃん。嫌いなことはしなくてよくない?
無論テストはきちんと受けるべきである。今学生である君はきちんとやるように。我々狸は既に大人だから知ったこっちゃないが、君はやれ。後で大変反省することになるぞ。
僕がテストを気に入らなかったのはそれが「人を数値化する行為」であるということも勿論だったが、そこにはもうひとつ理由があった。それは「テスト勉」なるものが心底気に食わないということだ。勉強なんてものはまず学ぶ必要がある事を学ぶのであり、その進捗を評価するのがテスト、つまり試験・考査である。にもかかわらず、周りを見れば誰も彼もがその「試験」の為の勉強をしていた。そんなことある?そんなことなくない???アホかバーーーカって感じである。勉強はテストのためにやるんではないのだ。テスト前に勉強をするくらいなら日々やるもんだ。そうでしょ?僕なんか間違ってますか???間違ってなくない???なんかみんなやってるけどうるせえ僕はテスト直前の今夜はゲームやって飯食って寝るぞ!
大変気に入らなかったので、いつもそういう気持ちでやっていた。無論成績は好かったり悪かったりした。
今も昔も「テスト勉強」というものをやったことがない。僕は生き方が大変パンクな狸であるのだけど、本当にあれだけは一生気に食わない。前後が逆で道理も通らないし、やったところでテストが終わればみんなどうせ全部忘れる。ふざけんなという感じである。
だから、僕は音楽についても予習はしない。昔はそういうことをやってみたこともあるが、どうもそれは僕には合わなかった。だから特に最近は意識的にそういうふうにしている。
予習をしない事でどういうことが起きるかという事を書いておこうか。まず、予習していないから知らない曲や知らない人が全然分からない。「お前当たり前だろ馬鹿か」という感じだが、いやこれが実は大事なんですってお客さん。
音楽というものは、どうしたってやはり感覚の世界にあるものだ。いいものはいいし、合わないものは合わない。好き嫌いなんてほぼ誰にとってもそんなもんだろう。そういう世界において、体験、というものをみようとしたときに予習という行為はほとんど役に立たない。そこで観たものだけが全てだからだ。
初めて見る人、初めて聴く曲。予習をしなければそういうものがライブの中には沢山ある。けれど、感性で捉えたときに、それでも「あ、これいい」と思えるものは確実に在る。ひとめぼれをするような、恋に落ちるような、「あれ、これ知らないけど好きだな」と思える音楽が、人の外には存在している。そして、そういうものに対して予習という行為はほぼ無力だ。事前に知ってたって知らなくたって、好きなものは好きでしかない。君の好きなものは君の心より君の身体が知っている。胸がドキッとして目を見開く。そうなったなら、それが君の好きな音楽だ。身体は嘘をつかない。だから、予習してもしなくても、それを目の前にしなたら絶対にそれと分かる。音楽とはそういうものだ。
そういうものだから、予習したところで意味が無い。意味が無いし、寧ろそれは体験としてのライブを毀損するのではないかと僕は思っていて、だから予習をしない。人生において最もドキドキする瞬間が何かといえば、それは間違いなく「自分でも知らない自分の好きなものを知る瞬間」である。自分の身体が伝えてくれるその感覚を、前提知識は毀損する。本来知らなかったものを、事前に知っておくことで体験としての音楽が、知識を前提とした分析や意識下の動作に繋がってしまうようなところがある。例えば「この曲はここで飛ぶ曲だから」とか、「この曲はここで手を叩くから」とかね。ほら、君も経験あるだろ。
予習というものについて考えてみると、結局はそういうところに行きつくのではないかと思う。音楽を体験として受け取るということそのものよりも、その音楽を、自分がどう料理しようか、みたいな形になる。だって、テスト勉みたいに音楽を予習する理由って何?全然知らなくたって音楽は楽しい。知らなくてもそこに居るだけで充分その楽しさは君を満たしてくれるに違いない。なら、君は何故音楽を「予習」するのか。ほら、そこには「周りに合わせてこの曲の中で自分がどう在ろうか」みたいな感覚が、ありはしないか?
いや、無論それを否定するものではない。確かにみんなで手を叩いたり踊ったり飛んだりするのは楽しい。けれど、それはなんというか、「音楽が楽しい」とは、少し違うところにある楽しさであるように思う。まわりに合わせるのは楽しいかも知れないけれど、そうしなくたって音楽は楽しいものだ。知ってる周りが飛んだり跳ねたり踊ったりするのを「へー」と眺めたりするのも楽しいものだし、それがよければ見様見真似で盆踊りをしてみたりするのも悪くないだろう。一方でただ棒立ちしながら身体をゆらゆらさせたり、双眼鏡で演者をめっちゃ見たりするのだっていい。いや小生狸はステージに立たないから別にいいが、演者的には大変アレかもしらん。けれど、別にそれでいいのだ。音楽は、自由であっていい。どういう形でそこに居てもいいのだ。だから本質的に音楽については予習というものが意味を持たない。してもしなくても、音楽の受領というライブの体験そのものは何も変わらない。演者は音楽をやり、僕らはそれを受け取る。ただそれだけの行為の中に予習というものが何の価値を持つのか。君は、これから演る音楽を知っていても知らなくてもいい。知らない君も楽しめるような音楽をこれから演る。恐らくだが、ステージに立つ演者達もそういう気持ちであそこに立っているのではないかと思う。
僕は大変パンクな生き方をしてしまう小生狸であるから、このような考えに基づき「テスト勉強とか一生しない」の信念の許、今日も知らない場所に知らない音楽を聴きに行く。知らないものを知るという事は本当に楽しいものだし、嬉しいものでもある。その体験を確かなものとする為、今日も教科書を放り出す。
けれども一方で、日々の中で触れる音楽というものも確かに在り、例えば人から「○○ってバンドいいよ」と聞いて「へーどんなんだろ」と思って聴いてみるとかは、これは軽率にしている。これもまた「体験としての音楽」のひとつだからだ。音楽体験という意味においてはCDやDVD、最近だとyoutubeやサブスクというのもあるか、TIKTOK?は知らないけれどそういうのもあるだろう、ただ興味を持ったという理由で軽率に聴いてみるというものも実は大変良いものであり、聴いてみたらよかったからライブ行ってみようみたいな気持ちだってあるだろう。そういう君の気持ちもまた、自然な音楽体験のひとつであり、そういう体験の先に「ライブ行ってみようかな」があるのは、演者的にはとても嬉しい事と思う。是非やっていってもらいたい。重要なのは、こういう音楽への触れ方は「予習ではない」ということだ。興味あるものは触ってみたくなるでしょ?それは普通のことだし、普通の体験のひとつだ。それは予習ではなく、CDやDVD、最近だとyoutubeやサブスクというのもあるか、TIKTOK?は知らないけれどそういうのもあるだろうそれら自身が、ひとつの体験として機能しているという事だ。君はきっとそこで触れた音楽のことをずっと先になってまた思い出すことだろう。それは、ライブと何も変わらない、ひとつの音楽体験なんである。
僕は音楽が好きだから、全ての体験を大事にしたい。知らずに聴く自分の好きな音楽に早く触れたいと思うし、それはCDであれライブであれ、そこにあるドキドキを大事にしたいと思っている。だから、CDやDVDであれ、それに触れるなら予習ではなくそれを「本番」として触れるようにしているし、知らない人のライブなら知らないままの自分をそこに持っていってそこで何をどんなふうに感じるかという事を大事にしている。
君にとって音楽がどういうものなのかは分からない。けれど、君がもし音楽好きな人間だったら、その体験は大事にした方がいいと僕は思う。知らないからつまらない、なんてことはこと音楽に関しては絶対にない。演者だってそんな気持ちでは演っていないだろうし、そこに居る君はどんなふうにその音楽を聴いてもいい。周りに合わせる必要なんて一切ない。好きにしろ。好きにしていいし、僕はそういう君たちが好きにやってるライブが好きだ。
今日も君にとって良く知る音楽が、良く知らない音楽が、君の周りにはあることだろう。知らないものを知るというのは本当にいい。体験をやっていきましょう。
音楽をやるぞ。
ということで小生田淵調で書いてみたわけだが、やっぱむずいなーこれ。本家のようにはなかなかゆかない。田淵さんの文章は文体というよりその中身が命だから大変難しいですね。もっとこう、スパッと切れ味を出してゆきたい。
まあそれはそれとして、どうかなーこういう言い方で伝わるかしら。やっぱね、予習ってクソダサだって思ってるんですよね。僕は大変パンクな生き方をしてきた狸なので…
打ち上げにせーはくさんが来なかったから全力でぶんなぐっていくぞ!
冬コミのあとがきはまたいずれ。楽楽しんでくれた?ふふ。
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女子高生と山月記
「虎になる」というフレーズが流行った。
高校時代の話だ。かつて鬼才と呼ばれた男が、己の心に潜む獣に振り回されて虎になる話を習った。重い題材なのにどうにも心にひっかかる上、人間が虎になるという衝撃的展開に驚いた。加えて「尊大な羞恥心」だとか「臆病な自尊心」とかいう妙に語呂の良いワードが登場することから、わたしたちは授業が終わってもこの話を忘れられず、結果「虎になる」というフレーズを局地的に流行らせた。
わたしたちは虎になった。主に葛藤してどうしようもない時や人間関係が煩わしい時、そして自分が嫌いになった時に。具体的に言うならテスト前や恋愛にまつわる他者とのいざこ��、理想と現実の狭間でもがいた時に、現状の気怠さを「ほんと虎になるわあ」と溜息交じりに吐き出したのだ。
仲のいいグループだけで使う暗号のような、気怠さの共有コードのような使い方をしていたのに、いつしか他のグループにも「虎になる」子が現れた。使い方を教えたわけじゃない。なのに彼女たちはわたしたちが使うように「このままじゃ虎になる」と自然に言ってみせた。
言葉は感染する。きっとわたしたちが使うのを聞いて、自分たちのグループにも採用したんだろう。だけど説明してもいないのに完璧な用法で虎になってみせた彼女に驚くとともに、「山月記」という物語がわたしたちに与えた影響に驚いた。グループとか関係なく、わたしたちは同じものを受け取っていた。
あの頃、わたしたちは言葉に出来ずとも、仄暗いものを心の中に感じていた。山月記を教わる前は各々が好き勝手に感じていたものだ。だけど中島敦が、山月記という物語を通じてわたしたちに教えてくれた。あれは間違いなく「虎」だった。
怪物と親交を深める
友人たちと虎になっていたのは、もう昔の話だ。
今は内なる虎どころか目に見える怪物と相対する年頃になった。つまり就職してお局様と出会う羽目になった。歩く脅威とはまさにこのこと。生きているだけでケチをつけられ、重箱の隅という隅をほじくり回される。
仕事面では優秀だけど気に食わないことがあれば謎のコネで上に訴え、悪評を広め、最終的には泣き叫び壁を殴り颯爽と帰っていくお局様。人生で初めて出会う怪物がここにいた。
上司ガチャ爆死というワードが脳裏をよぎる中図太く仕事を続け、数年経った今はお局様に個人的なドライブに誘われるなど驚くほどに良好な関係を築いた。怪物の懐にちゃっかり収まった形になる。
努力をお局様との敵対や転職活動ではなく和解(と言ってもこちらに非は無いので向こうの軟化を待つだけ)に費やしたのは、お局様に好かれたかったからではなく、単純に可哀想だと思ったからだった。
もちろん腹は立った。この人さえいなければ職場は良い人ばかりだし、天国だろうと考えた。だけど度が過ぎる不条理を与えられると怒りよりも疑問が湧く。何故この人はこんなにも怒っているのだろう、と。一度そう思ってしまうと止められない。わたしはお局様が人目もはばからない怪物になってしまった理由を求めてサバンナの奥地へと旅立ったのだった。
この場合サバンナの奥地というのは比喩で、しかしお局様の私生活や歴史といった個人情報を知るには誰かの心の奥地、それこそサバンナのように深い場所へ踏み入らなければならないと考えていた。怪物のような同僚とはいえ、他人のことをべらべらと喋るわけがないと思っていたのだ。だけどわたしがお局様の詳細を尋ねると、先輩方はみな知ることが当然だと言わんばかりに必要以上を教えてくれた。
悲しくてありきたりな話だった。偏見と既存利益に潰されていた若い女性が、ひょんなことから道を外れて二度と戻れなくなった話。詳細は書かないけれど同情の余地がある。お局様はひどい仕打ちを受けた上、助けてくれる人もいなかった。だからといって女という女をいびり倒す理由にはならないけど、性格が歪む原因としては大いに納得できる。
そして過去から現在までひとりの人間を歪め続けた不幸をネタのように話せる人間に囲まれてしまったことも、お局様にとっては不幸だろうなと感じた。「昔は可愛かったのに、あの時は大変だったんだよ」と笑って言うくらいなら、あの時と言わず今助けてあげればいいのに。
お局様の世界観にも一応の倫理はあるらしいけど、誰も興味が無いから触れない。あれだけ噂話を教えてくれた先輩も、昔は可愛かったと謎目線の上司も、お局様がお怒りになる基準を知らず天災のように諦めるだけ。お局様マニュアルというか対応心得が無いのかと尋ねれば、ぜひあなたが作ってくれと笑われた。台風の発生機序を研究し始めた頃の人間ってこんな感じなのかな、とか思ったりした。
お局様と普通に話すようになってから、こんなことを言われた。
「これまではひとりで全部決めてきた。誰も決めてくれないから。だけどひとりで決めるのは大変だから手伝ってほしい」
誰も決めてくれないったって、あなたが全部聞く耳持たなかったんでしょう。そう言いかけて思い出した。
お局様が感情に任せた強い口調で話した後は、誰もが「あの人はああ言ってるんだよね」と腫れ物に触るような扱いをする。少し経って冷静になったお局様が前言撤回して別の意見を言うと「気分で言うことがコロコロ変わる」と冷ややかな態度を取るだけ。そして最終的に「誰からも意見が来なかったから私が決める」とお局様が決定を下す。
この間、お局様に意見できる人は影で溜息をつくだけで何もしない。怯える人は陰口だけで何も言わない。お局様の目線からすると、確かに孤独な一本道だ。
「喧嘩がしたいわけじゃない。違う意見も聞きたい」
そう言われた瞬間に眩暈がしたのは、自分の認識が揺らいだからだ。
何でこの人は急に普通の人っぽいことを言うんだ。目が合った奴らを全員ボコボコにするような生き方をしているじゃないか。もしこの人がこんな、いかにも普通のことを言うと、わたしはこの人を怪物じゃなくて普通の人だと思ってしまう。普通だから理不尽な仕打ちに歪んで、歪んだから手を差し伸べてもらえなくて、手を差し伸べてもらえないから怪物になった、ただの可哀想な人に見えてしまうじゃないか。
わたしがお局様に対して行ったのは、普通のことだけ。
何をしたか? 無視されるとわかって挨拶をして、注意をされれば非礼を詫びて、フォローされればお礼を言った。わからないことがあれば聞き、無知を咎められれば反省する。お前はわたしを特別にいじめるが、こっちはお前をなんてことのない日常の一部としか思っていないぞという反抗心からの行動だけど、特別なことは何もしなかった。
特別なことなんて何もないのに、お局様はわたしを懐に入れた。先輩たちからは猛獣使いと呼ばれた。上役からはお前がお局様のハンドルを握るんだと謎の激励を受けた。だけど何も響かない。きっと褒められて、認められているんだろうけど何一つ嬉しくない。頭の中にこびりついて離れないのは、わたしが自分の意見を真っ向から言った時の、嬉しそうなお局様の顔。
この人は普通の人なのに、こんな怪物になってしまったのか。
一度でもそう考えてしまうと、信じて立っていた足元がぐらぐらと揺れるような、どうしようもない不安に襲われた。
おはよう自我
性格は25歳を過ぎると変わらない、というのは友人の言葉だ。
25という数字の根拠はわからない。だけど友人の体感としては大体それくらいの年頃から融通がきかなくなっていくらしい。友人はわたしが受けた理不尽(主にお局様)の話を聞くたび「凝り固まった奴らはどうしようもないよ」と諦め顔で笑う。
友人の言葉には納得できたりできなかったりするけれど、個人的には「大人になったら性格は濃縮される」という持論を推したい。気の利く人がいつしか神経質になったり、雑な人はおおらかになったり。自我が確立した人間の性格は、とんでもない理不尽や幸運が無ければ、培った自我から派生していくものだと思っている。
と、したり顔で喋ったものの、わたしの体感として自我の芽生えはつい最近で、偶然にも25歳の時だ。友人がどうしようもないよと匙を投げる年頃にやっと芽生えた。遅すぎる自我よ、おはよう。
自我がない25年間は何をしていたんだと言われそうだけど、それなりに頑張って生きていた。もちろん記憶はあるし、自由意志もあるし、ちゃんと人間として過ごしていた。それでも不思議なことに、25歳の時不意に「自分はこういう人間なんだ」と納得する瞬間があったのだ。
出来ること出来ないこと、やりたいことやれないこと。理解と諦めと希望がごちゃ混ぜになった不思議な気分だった。ふわふわと漂っていた自分の表面に薄皮が張られたような、世界の解像度が上がったような、言い知れない感覚をどう表せばいいのかよくわからない。
だけどひとつ確かにわかるのは、自分と他人は違う人間だ、とこれまで以上に感じるようになったこと。自分の基本的なかたちがわかったから、生きるのが少し楽になった。
大辞林によると、自我とは「意識や行為を主体としてつかさどる主体としての私」らしい。細かい定義を個人がどれだけ認識しているかはさておき、インターネット上では「最近自我が芽生えた」と呟くアカウントがいくつか存在する。自分を赤ちゃんだと思う人RT、みたいな感じではなく「主体としての私」が芽生えたのがつい最近、という雰囲気のアカウントだ。
自我が芽生える前後のツイートを遡って見てみても、特に差異は感じない。普通に人生の断片が記載されているだけで自我の有る無しなんてわからない。それでも本人の体感として「最近自我が芽生えた」という意識があるのは、わたしと境遇が似ているようで親近感が持てた。
そんな顔もしらないアカウント達が「自分は20代後半に芽生えた。周囲もそれくらいで芽生える人が多い」「自分は双子だから物ごころついた時から他人との違いや自我を感じて生きていた」「自我が芽生える前の生き方を���く覚えていない」などと呟く様子を眺めるのが好きだった。
他人に求められる役割や、着せられがちな生き方がある。だけどそれよりも自分の行きたい道があって、思考しながら日々進む。思い悩むこともあるけど他人のことはあまり、気にしなくなった。
友人たちも似たような感じだ。個人主義になったと言えばいいのだろうか。みんな自分の世界があって、他人の世界も大切にする。学生時代と違って気の合わない人たちとは距離も置けるし、大人になってからの方が楽しい人間関係を築けると確信した。
確信した。そう、それは間違いじゃない。だけど気になることがあるのだ。
自分というかたちを知るほど、興味のないものを全く取り込まなくなってきた。行動の自由度が高まった分、思い通りにならない時に苛立ちを感じてしまう。わたしはどんどん我儘になっている気がした。
友人の言葉を借りれば、人間は25歳を過ぎると性格を変えることができない。
これはもしかして「だいたい25歳あたりから自分の歩き方がわかるから進む道を譲らなくなる。結果として柔軟性が無くなり、自分を形作る価値観の再編ができない」のではないか。そしてわたしの理論では性格というのは濃縮される。価値観の再編ができないままどんどん濃くなっていく。
ここで一文、山月記から引用をする。
「人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。己の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。」
濃縮されゆく人間の気質は、いずれ猛獣に至る。
このまま気のおけない友人に囲まれて、自分のやりたいことをやって、見たいものだけを見ていったらわたしの性格はどんな風に濃縮されるのだろう。今現在、気の合わない人たちを排除した人間関係を築いているくらいだ、この先解放的な性格になるとは思えない。
自分の世界を深めることは、他人が持つ世界との差異を浮き彫りにすることだ。自分の信条に合わない世界も必ずあるだろう。わたしはそれを尊重できるだろうか。
耳に優しい言葉を聞いて、見たいものだけを見て、自分の世界を深めていく。それは風の吹かない部屋で延々と穴を掘ることと何が違うのだろう。わたしがいつか狭い穴の中で暮らすようになったら、「外は晴れてるから出ておいで」と言ってくれる人はいるだろうか。もし誰もいなかったら、わたしは永遠に穴の中で暮らす羽目になる。
そして「穴の中より広い家の方が荷物も置けるし便利だよ」という他人の忠告を、忠告として受け取ることができるだろうか。視野が狭くなってしまえば、自分の世界以外のものは全て亜流に見えるかもしれない。「この穴の良さがわからないなんて」とか言ってしまうかもしれない。
自分が世間一般から大きく外れた生き物になってしまう可能性を、初めて考えた。
そして、冷やかな目で見られ持て余されたお局様に自分の姿が重なる。
わたしもお局様のようになる可能性がある。
そんな考えに至った時、心の中で虎が吠えたような気がした。
内側からの足音
ここで改めて、山月記を復習する。
山月記 (中島 敦) 隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎(さいえい)、天宝の末年、若くして名を虎榜(こぼう)に連ね、ついで江南尉(こwww.aozora.gr.jp
ものすごく簡単にあらすじを書く。
能力はあるのに生活が苦しい李徴という男がいる。地方の役人を辞めて詩で生きようとするものの全然売れない。家族養うには詩じゃ無理だな、と再び役人になるも、昔見下していた奴らが出世して指示出ししてくるからプライドがぼろぼろ。発狂して虎になってしまった。
そして虎として生きていた李徴は、かつての友人である袁傪と再会する。
李徴は袁傪と会話をする。「何かが呼んでるから外に出たら自然と走り出しちゃって、すごい夢中で走るうちに力がみなぎって、気づいたら虎になってたんだよね」「人の心と虎の心が混じってるから、うさぎ食べる時もあれば自己嫌悪がやばい時もある」「このまま虎になる予感がするけど、詩で有名になれなかったのが心底辛いからちょっとこの詩メモって」とか。
そして「でも虎になった理由、心当たり無いわけじゃない」と、以下のように語る。
人間であった時、己は努めて人との交りを避けた。人々は己を倨傲だ、尊大だといった。
実は、それが殆ど羞恥心に近いものであることを、人々は知らなかった。勿論、曾ての郷党の鬼才といわれた自分に、自尊心が無かったとは云わない。しかし、それは臆病な自尊心とでもいうべきものであった。己は詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交って切磋琢磨に努めたりすることをしなかった。かといって、又、己は俗物の間に伍することも潔しとしなかった。共に、我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為である。
(中略)
人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。己の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。これが己を損い、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、己の外形をかくの如く、内心にふさわしいものに変えて了ったのだ。
そして李徴は「妻と子供にはもう死んだよって伝えて」「妻子よりも詩のことを先に話しちゃうあたりほんと虎」と自嘲しつつも「もうこの道通らないでね」「ちょっと歩いたら振り返ってみて。今の姿見せる。もう二度と君が会いたいなんて思わないように」と話して、宣言通りに虎となった姿を見せて、友人の前から姿を消す。
以上、ざっくりとした説明だけど、引用部分には思い当たる節しか無くひたすらに心が痛い。中島敦の破壊力に怯えるとともに、これがデビュー作という事実に驚く。
そして大事なところだから何度も引用をする。
「人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。己の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。」
わたしの中に芽吹いた自我は、よりよい人生への切符であると同時に猛獣の幼生でもあった。自分と世界の間に線を引く術を知ってしまったから、世界を自分のことのように感じ入ることが無くなって呼吸が楽になった反面、濃縮されゆく自分自身を希釈することが難しくなった。
自分の見える範囲、好きな範囲だけを掘り進めるのが本当に楽しいからこそ、強く思う。自我は、猛獣だ。虎だ。そして心地よい世界への入り口だ。李徴が虎になった時「身体中に力が充ち満ちた感じ」と表現された理由がよくわかる。
自分に自信を持つことは、素晴らしくもあり恐ろしい。
有名な動画だけど、自分を信じることの恐ろしさはこれを見るとわかりやすい。この動画ではバスケットボールが延々とパスされていく。そこで、動画の中で「白服の人が何回パスに参加したか」を答えてほしい。
おわかりいただけただろうか。
この動画の目的に気づいてもらえただろうか。
動画には事実が映されている。そのうち、わたし達はどれだけの情報を受け取っただろうか。見たいものは見えたとしても、見なかったものは、無かったことにされただろうか。自分でも気づかないうちにかけていた色眼鏡は、いつ外せるのだろうか。
どうしてこんなにも、わたしは自分の中にいる猛獣を恐れているのか。
それは「素敵な自分でいたい」とか「よりアップデートされた自分でいたい」なんていうお綺麗なものじゃなくて、ただ単に身近な怪物たちが哀れで醜いからだ。
愚痴ついでに説明するとお局様の他にもう一人、職場に怪物がいる。
わたしと同時期に入ってきた男の子だった。素直で明るい体育会系で、愚痴をこぼすのが下手くそ。溜め込んでしまうタイプだなあと気にかけていたけど、ちょっと会わない間に怪物に変貌していた。
彼は愚痴を言うのも、話し相手を選ぶのも下手だった。どんな悪態にも同調し、否定せず、建設的な意見よりも感情的な意見を述べ、煽ることが得意な奴とつるんでしまった結果、自分の抱く負の感情を全て「尊重されるべき真っ当なもの」と思うようになった。友人は選んだ方がいい。悪い奴じゃなくても癖のある奴は用法容量を守るべき。ちなみに癖だらけの煽りマンは、わたしがプレイしているゲームに出てくる「キャスターリンボ」という奴が本当によく似てる。
彼は職場の人間のうち大半を嫌いになった。もちろん顔には出さないけれど、壁に耳あり障子に目あり、キャスターリンボと話している内容は筒抜けだから彼の罵詈雑言レパートリーは皆よく知るところである。
彼が人を嫌う基準は、最初こそ真っ当だった。仕事が適当だとか、やり方が強引だとか。その点、性別や見た目、歩き方やで人を嫌うお局様とは違う。しかし次第に腹を立てるハードルがどんどん下がって、人によって許す許さないの基準を大きく変えた。
そして一度嫌いになった人間を徹底的にマークして、どんな同情的背景があろうと、その背景含めて人間性や犯したミスを延々と馬鹿にするのだ。「あいつの事情なんて俺知らない」と子どものように頬を膨らませながら。
そして後輩たちを集めて、愚痴を肴に飲み会を開く。下には強く上には媚び、ながら唾を吐く。なお建設的な意見を表立って言いはしない。影でこそこそと、キャスターリンボや後輩たちに愚痴るだけだ。
愚痴のレベルがえげつない彼は、今でこそ腫れ物に触るように扱われるけれど、仕事に対する誠実さや巧みな話術は目を見張るものがあって、キャスターリンボとつるみさえしなければ将来の幹部候補だったと上司が嘆いていた。でも今の彼が幹部になったらパワハラセクハラモラハラが権力と服を着て歩いているような感じになってしまう。とんだ化��物だ。そうなればすみやかに辞職しなければならない。
人間の相性は化学反応のようで、理想通りには進まない。向けられた感情を鏡のように反射するコミュニケーション術を持ったキャスターリンボと、負の感情のコントロールが下手くそな彼は、壊滅的に相性が良すぎたのだろう。
かつて同期として肩を並べていたはずの彼は、随分遠くに行ってしまった。入ってきた頃は、溜息交じりに扱い方を囁かれるような人間ではなかった。こうなる前に何か出来ることがあったのかもしれない。そんなことを考えては、現状を思い気分が沈んだ。今のわたしは彼に嫌われているから何を言っても届かない。
お局様も彼も、良いところはあるものの人間として尊敬できない。好きか嫌いかで言えば嫌いだ。興味はあるし同情もするけど、こんな人間にはなりたくない。だけどわたしは最近、自分の都合で他人に苛立つことが増えた。あえて見たいものだけを見ているように思う。見たくない自分を見つめていると、二人とも、わたしの生きる延長線上に立っている気がした。
周囲を巻き込みながらも気持ちよく生きている二人がどうにも他人事には思えない。わたしが彼に対して何かしたかったと思うのは、自分がもし怪物になった時、誰かに止めてほしいと思うからなのかもしれない。
臆病者の旅路
「自分が行動を起こせば変わった、なんて思うのは傲慢だよ」
怪物になった彼のことを引きずるわたしに、屈強なミ��チルファンがそう言った。このミスチルファン(以下ファンと呼ぶ)は彼のことを友人の友人程度に知っており、彼の変貌過程も知っている。
「あいつは成るべくしてそう成ったんだよ。あんなになっても誰も止めてくれない程度の人間関係しか築けなかったあいつ自身に問題があるから、周りがどうこうって問題じゃない。そこまで気にするのは筋違いだし踏み込み過ぎ」とファンは言う。ドライな意見に聞こえるけど自信満々に言われると一理あるような気がしてくる。
ファンはわたしよりも早い段階で「自我」を確立していた。中学高校の時には既に今と同じ自分の世界を、自分の理論を持っていたらしい。そして「調子乗ってたらボコボコにされたけど、叱ってくれる人がいなかったら自意識モンスターになってたから良かった」と話してくれたことがある。
もしかしたら、自意識モンスターという概念を持っているファンには自分が怪物になる恐怖を理解してもらえるかもしれない。そんな思いで打ち明けた。これまで書き連ねてきたことを、一から十まで長々と。
ファンは時々頷きながら、黙って聞いてくれた。そして話が終わり、沈黙が続く。どんな反応をするかと待っていたら、ファンは突然歌い出した。
「滞らないように揺れて流れて、透き通ってく水のような心であれたら「アー↑」
名曲HANABIである。
「HANABIだ、まじHANABIだわ」と、ファンはひとりで納得しながら桜井さんすごいと呪文のように唱えた。そして「今度ミスチルの詩集貸すよ……曲もいいけど文字で見たら全然雰囲気違うし染み込み方が違うから」と力強く約束してくれた。ミスチルが詩集を出していたことを、わたしはその時初めて知った。
ファンが言うには、HANABIという曲は「ボーカルの桜井さんが冬場金魚の水槽を掃除するときにね、水が冷たいからちょっと貯めて放置しつつ……あれ塩素抜きを兼ねてたんだっけ? まあいいけど水貯めた翌日水の中に金魚を入れたらバタバタ死んでね、金魚が死んだのは水の中に空気が無かったからなんだけど、ああ水も死ぬんだな、人間も同じだなあという思いからHANABIという曲が生まれたんだよ」ということらしい。
ファンは歌い出し以降、わたしの怪物化への懸念に言及することなく、いかに桜井さんが素晴らしいかという話を延々と続けた。詩の作り込みが凄まじく、自分が生きる中で曲の印象が変わっていくのが面白いのだと。そして「HANABIの解釈がまたひとつ深まってしまった」「桜井さんはアップテンポな曲に容易く地獄を放り込む」と満足そうに去っていった。
わたしはミスチルファン歴が浅く、桜井さんのことはまだよくわからない。だけどファンの感性や屈強さは心から信頼している。だから、わたしが怪物の話をした直後に突如歌われたフレーズをファンの回答として勝手に受け取ることとした。
空気も水も溜まれば淀む。人だって立ち止まれば淀むのだ。透き通った心でいたいなら常に心を動かさなくてはならない……そういうことなんだろう。と思った矢先にファンからLINEが届いた。
「今みたいに揺れるのが大事なんだと思う」「自分はこれでいいのかって悩み続けること自体に意味があって」「どんどん新しいものを取り入れていけば」「自浄作用も働くし」「周りの人からも大事にしてもらえる」
細切れに届く言葉は胸に響くものの、お前それ面と向かって言ってほしかったし何なら歌う前に言ってくれやという気持ちが前に出る。
だけどこういう想定外の行動によって、自分の思い浮かべるやりとりよりも斜め上のやりとりが生まれた時、世界はわからんことだらけだなあと驚きを感じる。面白い時も苛立つ時もあるけど、こうやって人から驚きを貰える限り、わたしの世界はおそらく滞らないのだと思う。
問題はわたし自身が、自分の心を「揺れて流れる」ような不安定すぎる場所に置き続けられるか、ということで。驚きを与えてくれる友人がいても、結局は自分次第だ。
心に住まう猛獣はわたし自身であり、手綱も握っている。だけど、不安がどうにも拭えない。他の人たちはわたしのように猛獣を恐れたりしないのだろうか。ただ真っ直ぐに生きているのか、それとも自分を恐れることなく律することが出来るのか。
本来これは感じなくても生きていける恐怖なのかもしれない。だとしたら、そんなものに怯えているわたしは貧乏くじを引いてしまったのか、あるいは精神が未熟なのか。
そんなことを考えている時、インターネットで出会った友人の言葉を思い出した。ぼんやりと覚えていたものを、もう一度あれ教えてと頼みこんだらログを発掘してくれたので引用させていただく。
「文明の広がりと生命維持とか考えると色々面白いよね。例えば日本人はとても鬱になりやすいけど、統計とってみるとアフリカ(人類の起源)から離れるほどセロトニントランスポーター(心の安定に寄与する物質を運ぶもの)の働きが弱いんだってさ。つまりとても不安になりやすい」
「でも私たちがアフリカから極東に辿り着くには、それは重要なことだったんだよね。不安で周りを確認しておっかなびっくり足を踏み出す人間じゃないと、遠くの目的地には到達できない。人間どうしたってネガティブになりがちだけど、私たちはネガティブだからこそ今まで生存できてたってわけです」
「古代文明が栄えた場所も、全部あったかいところなんだよね。シュメール、アッカド、バビロニア。ほかの四大文明も。でも、時代を追うにつれて主役は北へ北へと移っていってるんだよね。やっぱりアフリカから遠く離れれば離れるほど不安だから、色々立ち止まって考えることが多くて、その結果なのかもしれないなあなんて思ったりします」
「じゃあ、移動手段と情報伝達が過度に発達した現代や未来はどうなるんだろうって思うと、途端に法則が当てはまらなくなるから困る。文明の北上は臨界点だし、等しく技術が飽和したなら、今度は環境の恵まれた南の辺りから自由な発想が生まれてくるのかもしれないし、もしかしたら、さらなる北を求めて人間は宇宙にさまよい出すのかもしれないなって思いました」
この話を聞いた当時は、人間すげえや、とか何でこの人こんなこと知ってるのすごっ面白っとしか思わなかった。だけど今はこの話に励まされている。
臆病者じゃないと到達できない場所がある。精神論じゃない。今わたしがここで生きているのは、過去の臆病者たちが一歩を踏み出した結果。わたしの未熟さ、抱える恐怖は、もしかしたら遥か遠くに辿り着くために必要な要素なのかもしれない。
行き着く先できっとわたしは色んなものに触れて、考えて、自分を確かめては組み替える。心の中の猛獣に押しつぶされて他を顧みない怪物となれば、完結した世界に満足して旅に出る気にもならないだろう。だけど恐怖に震える間は、怪物にならず歩いて行ける。長い旅路に意味はある。現に足を伸ばしてオンラインの世界に辿り着いたからこそ友人に出会い、知識に触れ、こうして励まされたのだから。
いつか怪物になるわたしへ
それでもやっぱり、わたしはいつか怪物になると思う。
いずれ自分が塗り替えられるという恐怖と戦いながら、怪物化に抗いながら、最終的には成ってしまうと思うのだ。様々なものを見聞きして、考え込んで、いつか考えることを止めて。そうして引き籠る内側の世界はきっと居心地が良い。自分を疑い続けるような旅を続けるより、好きなものだけを追及する方が幸せだと思う。
自分の世界の外に向けた想像力が、わたしを人間たらしめている。目の前に立っている人が見えないところで泣いている可能性を考えるし、自分の理屈が他人に通用しないことを知っている。
だけどこの想像力を全て自分のためだけに使うのなら、誰が泣こうが喚こうが知ったこっちゃないし、理屈は押し通すものとして狡猾に立ち回るだろう。自分のためだけに生きれば毎日がもっと楽になる。
怪物になりたくないと思うたび、怪物の良さを突き付けられる。いつの日かこんな風に悩むことすら面倒になって、全てを放り投げて大の字に寝転��時が必ずやって来る。わたしは臆病な奴だから、自分を傷つけて揺るがすものから必ず逃げたくなるだろう。そして考えることを止めて、周りにイエスマンだけを置いて、自分だけの素敵な世界を作りたくなるはずだ。
怪物になったら、怪物じゃない時の理想なんて理解できないかもしれない。だから正気があるうちに「わたしが変なことを言ったらボコボコにしてほしい」と介錯願いを数人に出している。勇者を育てる魔王がいたならこんな気分なのかもしれない。どうか綺麗に殺しておくれ、わが愛しの勇者たちよ。もし君達が先に怪物化したら喜び勇んで殴りに行くね。
いつか怪物になるわたしは、世間で触れ合う怪物どもに中指を立てて生きている。いずれ自分も辿る道、自覚も無しに通る道。哀れで醜い、と言われる側に立った時、わたしは何を見ているだろう。自分が怪物になったと気づかず、他の奴らを見下しているのだろうか。実はもうとっくに怪物なのかもしれないけど、勇者たちからの正論パンチが飛んできていないからまだセーフだと思いたい。
ふざけて「虎になる」なんて言っていた頃から、随分遠くに来てしまった。見える景色も歩き方も随分変わったけど、わたしという人間の連続性はゆるやかに保たれながら過去から未来へ伸びていく。願わくばこの悩ましい旅路が、葛藤ばかりではなく瑞々しい驚きと喜びに満ちたものになりますように。
この文章はいつか怪物になるわたしへ向けた弔辞であり、激励であり、備忘録だ。
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第34話 『旧き世に禍いあれ (2) - “ブラストフォート城塞"』 Catastrophe in the past chapter 2 - “Blastfort Citadel”
ブラストフォート城塞を見渡せば、『城』という華やかな言葉の印象とは遠い、石造りの堅牢な風貌は砦のそれと言っていいだろう。
スヴェンはこの建造物も元は修道院だったと噂では聞いていた。ただ、城塞に研究所を設けた時には既に砦として使われていて、実際のところどうだったかは、皆目見当がつかない。むしろ験を担いだ誰かの作り話ではないかと考えていた。作り変えられた施設にしては、礼拝堂だったと見られる建物もなく、険しい斜面をわざわざ切り出して作られた来歴の割には、この地に作られた由来すら記録に残されていないのも疑念の余地がある点だった。
城塞と名を冠しながらも、城壁の内側に市街はない。居並ぶのは兵舎や倉庫、そして厩舎などの背の低い軍用の建物で、全てが同じように暗い色をしていた。
はぁと深い息を吐く。その息は白く、スヴェンは体をぶるりと震わせた。外套の襟を直し、足を早める。
短い秋は瞬く間に過ぎ去り、もうすっかりと冬だ。視界に入る山岳はすっかりと白い雪に閉ざされている。ブラストフォートは年中気温が低く、1年の半分以上は雪に覆われている。
この城塞は、トラエ、ラウニとソルデの三国間で起きた紛争の中心地となった。三国の国境線が交わる丁度中央地点で、思惑も戦線もぶつかり合った。互いの国へ進攻するに際しても、ここを通らず他二国に兵站を送るにはどうあってもリスクの高い迂回が生じる関係で、攻めるも守るも、話はまずこの城塞を手中にしてから、という事情もあった。この要塞を抑えた国が勝つと信じられ、激しい争奪戦が目下進行している。
トラエがこの城塞を維持し続けられているのは、”軍神”ゴットフリートのおかげだ。不敗を誇るゴットフリートは、皇帝の厚い信望を受け、ブラストフォート城塞に陣を敷いた。ここを確実に堅持し続けることが、即ち勝利を意味する。武勲で比肩する者のいないゴットフリートが此度の采配を受けたのも、当然の帰結であり、疑いを示す者もいなかった。
対するラウニやソルデもそれを理解していたからこそ、戦火はさらに激しくなって行った。トラエ無双の英雄が、史上最も堅牢を誇る城を守護している。つまり、ここを打ち崩したもの、あるいは守り抜いたものが、この戦争を制するに等しい。この三国戦争の顛末を決定づける、天下分け目の決戦地の様相を呈していった。
ゴットフリートは戦場で一度もその膝を地面についたことはなかった。スヴェンが城に派遣されて3年、ブラストフォート城塞は今もトラエ帝国領のままだ。各地で名を馳せたどんな名だたる英雄が攻めてこようとも、この城塞を越えた者は未だかつていなかった。
(砦としての適切なつくりと、それを最大限に生かす武将……。理屈で言うは容易いが、それがこうして揃い立つと、これほどまでに守り抜けるものなのか)
スヴェンは眼鏡のブリッジを押し上げて、先を急ぐ。その手は幾冊もの分厚い魔術書があった。
激戦地とはいえ、兵糧が乏しくなるこの季節には大きな動きも見られなくなる。天候によってはなお一層、双方ともに大人しいものだ。攻めあぐねた敵軍に二面三面と包囲されながらも、ブラストフォート城塞はまるで平時のように静まり返っていた。
(ああ……どうしてうまく行かないのだ……)
城塞の中にある研究室の扉を開ける。
真っ暗な部屋を、たったひとつのランタンが照らしていた。本来はもっと採光がいい窓があったのだが、スヴェン自身が本棚で潰してしまっていた。外光は観測を伴う実験に不向きだ。
城塞の中の、私の城。眼鏡を再度押し上げて、ふふと短く笑う。
「次はうまくやってみせる……この書こそ本物だ、今度こそ……吾輩が見つけるのだ」
ぶつぶつと言葉を口の中で繰り返しながら、長い執務机の上に置かれていた書類や本を床にすべて落とし、新しい本を置いた。
本棚やコートハンガーにかけられた外套、並んだ靴などは嫌と言うほど規則正しく、寸分のずれもないように置かれているというのに、余程気が高ぶっているのか、今は床に落ちた本たちを気にして直すそぶりもない。
大きな椅子に腰かけて、その本を開いてページを手繰り始めた。
世界を知るということに限りはあるのだろうか。スヴェンは幼い頃からずっと考えていた。世界を知るためにありとあらゆる本を読み解き、特例を受けて最高学府に進級したときも、当然のこと、以外には特に何も思わなかった。神童と呼ばれ、世界の知識を見る間に吸収し、未知の研究に邁進し、知性で遥かに劣る両親とは縁を切り、知こそが価値とする者達とこそ縁を深め、生きてきた。
――この世界は、一個の生命だ。
そう悟ったのはいつのころだろう。それからスヴェンの関心は世界の表層を辿ることではなく、世界の成り立ちの根源を掴むことに移った。
この感覚までも理解し共有できる者はさすがにいなかったが、スヴェンは気にすることはなかった。目的と到達点は明確だったからだ。
世界が生まれた瞬間を見る。つまり、過去へ遡行しその瞬間を観測することが出来れば、世界が生命であり、巨大な有機体であり、何がどうやってそれを作り出したのかを証明できるのではないか、と考えた。菌類はそれぞれの菌根で膨大な情報網を作り上げることで知られている。ならば世界は? 世界と世界を構成する生命や物質との関係も、似たものではないのか?
夢を見ていると言われた。気が狂ったとも。けれど、スヴェンは時間を移動することに執着し、トラエ皇帝はスヴェンの情熱に理解を示した。思えばこんな突拍子もない目的に意義を見出す皇帝というのもまた、妙ではあるとは思った。皇帝にもまた、過去に遡行する事で成し遂げたい、”過去に戻ってでもやり直したい何か”が、心中にあったのかもしれないが、それを聞き出す術をスヴェンは持たないし、スヴェン自身興味もなかった。少なくとも、時間遡行がもたらしうる皇家の安定、全ての危険を排し、あるいは時を超えて未来の悲劇を食い止め続けて、皇家そのものを永遠に君臨させる、という”表向きの”理由――そのために、皇帝はスヴェンを支援することを決定し、臣君達も、やや半信半疑ではありながらも、それを支持した。
「これだ」
今日も皇帝に頼んでいた奇書が届けられた。
スヴェンはブリッジを押し上げ、眼鏡の位置を直す。正常な観測のためには、眼球とレンズの距離は常に1.5cmを保たねばならない。立ち上がろうとして自分が先程叩き落した本を見やり、露骨に眉をしかめる。頭の中を整理し終えて一息ついたら、急に普段の几帳面さが顔を出した。手早くそれらを元あった場所へそそくさと戻して、室内を完璧に揃え、部屋の中心に立った。
「まず、魔石を用意して……」
木箱に詰めてある魔石を取り出し、机に置く。魔石は貴重な資源である。研究には大量の魔石が不可欠だった。魔石なしには、相当な魔力量を消耗する実験を繰り返し行うことは出来ない。ブラストフォートは戦地だ。当然、魔術師部隊が使うために魔石も大量に集められていたが、落城までには湯水のごとく消費されていた魔石も、入城し防衛に転じてからは、ゴットフリートを中心とした白兵戦主体の迎撃戦において、これらが投入される機会も乏しく、結果余剰が出ていた。山と積まれた荷物を運び出すにも、労力がかかる。それならば、国内にいる魔石を必要とする人員が、逆にブラストフォートまで来れば良い。研究をする場所としては些か物騒な地ではあったが、自由にできる大量の魔石が得られる機会には代えがたかった。スヴェンは二つ返事で前線まで足を運んだ。研究には様々な代償がつきものだ。それを理解してくれる後ろ盾を得たスヴェンは、他の誰よりも恵まれていると言えるだろう。
取り上げたいくつかの魔石の中から、更に質の良いものを選ぶ。一番大きいものはナリだけで中身は薄く、魔力自体は少ないようだ。ページをたぐる仕草に似た動作で、一粒ずつ指を触れては次の石に触れ、研ぎ澄ませた感覚で内容量を確認していく。最後に触れた人差し指ほどの魔石が最も密度が高く、多くの魔力を秘めていた。
「よし……よし……まずは一時間前に戻る……そうだ……」
長い間研究し、様々な方法を用いたが、まだ成功させたことがない。
スヴェンも焦り始めていた。戦火は年を追って激しさを増している。今は冬期で戦線が膠着しているが、雪が溶ける頃にはまた激化される。2国がこの城塞を攻め、帝国は防戦し続ける。魔石の余剰が出ているのも今だけだ。魔石の消費量も年々増え続け、そうなればいつ自分に回してもらえる分が枯渇するとも知れない。そう考えれば、時間は限られている事になる。一度でも成功させられれば、魔石を消耗する前の時間に何度でも戻って、ほぼ無限の実験を繰り返し、術式完成を確実なものにすることが出来る。それが理想であり、今の目標だ。勿論この方法は戻る人間の肉体時間の経過は加味されておらず、スヴェン本人の寿命の解決という課題が残ってはいるが、禁術に手を出せば、その辺りは時間遡行に比べれば造作もないだろうと見当がついていた。
本のページを睨むように再度読み上げようとした時、パチン、と何かが弾ける音がした。ふぅっと風が頬を撫でる。
音がした方向を振り向いて、スヴェンは動けなくなった。
空間に大きな渦が現れたのだ。
その渦に向かって風が吹き込んでいる。
「おお!」
未知なる光景に弾んだ声を上げる。
まず渦から出てきたのは、手だった。男の両の手が伸び、時空の切れ目をこじ開けて、その姿を現した。これから始めようとしていた実験によって、数分か数時間の未来から自分が戻ってきたのではないか。どうやら、今実験している術式は成功したのではないか。歓喜に身が打ち震える。
単純な転移魔術など、スヴェンも何度も見たことがあるし、日常的に行使している。周辺空間に生じた歪の性質や姿の現れ方から、今目の前で行われているものは、通常のそれとは質が異なることは一目で判断できる。それは”理論上、時間遡行が成功すればこのような形で転移が成されるだろう”と想定した結果そのものだった。
「スヴェン博士か?」
渦から現れた男に尋ねられ、スヴェンは驚いて身を竦めた。
男は自分の身なりに気が付いたのか、ゴーグルの中の目を丸めて、被っていたマスクを外した。城塞の戦士たちよりも重装備だが、防寒具として見ても、防具として見ても、異様な姿をしていた。それはむしろ、ガスや毒に汚染された領域に立ち入る者が使う防護服に似ていた。
男は軽く会釈した。
「僕はフィリップ。スヴェン博士で間違いありませんか?」
「いかにも、吾輩はスヴェンだが……」
答えながら、興奮で何度もメガネを押し上げる。
「僕は未来から来た」
「おお、やはり! では、未来では時間移動の方法が確立されたのか! 素晴らしい! 素晴らしい!!」
スヴェンは無���気に飛び跳ねた。
悲願だ。
奇跡が目の前で起きたのだ。経緯こそまだ判然としないが、宿願が果たされたのだ。
「その方法が知りたいか?」
「ああ、無論だ。吾輩にとって、生涯をかけた研究の成果だ!」
「僕の生きる時代にはその技術は確立している」
身の内から湧きあがる感動に震える。長い時間をかけた研究が実を結ぶのだ。喜ばない人間がいようものか。
スヴェンはズレたメガネを何度も押し上げ、唇をペロリと舐めた。
「未来では、あなたの完成させた基礎を発展させ、実際に過去に飛ぶことが出来るようになった」
「そうか……そうか……! それで」
「研究資料はある。それを渡してもいい」
フィリップと名乗った男は荷物からひとつの本を取り出して見せた。スヴェンは手を伸ばしたが、ぴたりと手を止める。
「……吾輩は、基礎を完成させた……?」
「ああ、そうだ」
「つまりは吾輩が術式を確立させたわけではないのだな」
基礎を完成させた研究者が自分だとして、その先、実際に技術転用することは別の次元の話になるはずだ。魔術、火薬、物理……この世の全ての技術はそうして生み出されてきた。小さな研究の成果を種として多くの科学者が取り組み、発展的に理論を大成させていく。芽吹いたものを育てひとつの大樹とするにはそれだけの手間と時間と閃きが必要になる。
今までもスヴェンは『時間遡行の第一発見者』『行使者』となるために、寝食を忘れ、周囲から気味悪がられるほど、研究に必死で取り組んできた。
それでも時間が足りない��感じていた。その肌感覚は間違いではなかったのだ。
目の前に提示された本は確かにスヴェンを求めた結果に導くだろう。
だが、同時に自身の敗北を決定づけるのだ。己の力量だけではここには辿り着けなかったのだと、認めることとなる。
フィリップは静かに逡巡するスヴェンを見ていたが、やがて、微笑みながら頷いた。
「これは’’真実’だ。研究者としての矜持はさておき、”真実”を知りたくはないか?」
スヴェンはハッとして顔を上げた。
真実。
私は何のためにここまで進み続けてきたのか。
彼が言っていることが正しく、自身で術式を完成することがなかったとしても、それは過程に過ぎない。私が目指していたものは、あくまで”真実”ではないのか?
「もしも、それをいただくと言ったら? 何が望みだ?」
心のどこかで、素直にそれを受け取る事に呵責が生じていたのだろう。だから、それを受け取る事を、無意識に合理化したがっていたのかもしれない。未来から来た男に対価を返すことで、”真実”を受け取ってしまう自分に理由を与えようとしていた。
予見した通りにスヴェンの瞳に灯った貪欲な光を見出して、フィリップはにやりと笑った。
「城塞内の警備情報をいただこう」
「警備の? 何故だ?」
「知らない方がいい。あなたには関係のないことだ」
「……そもそもお前は、何のためにここにいるのだ?」
「知れば、来たるべき未来のことも伝えねばならなくなる。必要以上に過去を変える事は避けたい……ただ、必要なものがあるとだけ。それを持ち帰る事だけなら、この時代の歴史には影響しない、それは保証しても良い」
まるで台本があるかのように、フィリップは淀みなくスヴェンに語り掛ける。
未来から来た。それは間違いないだろう。スヴェンが口外もしていなかったはずの、仮説段階の転移の様子そのものが目前に展開したことで、疑う気持ちなど寸分もなくなっていた。受け取った資料に目を通せば、そこからもまたフィリップが未来から来た事が真実であるという証拠を得る事もできるだろう。ただ、もう一声、フィリップが信頼に値するという、自身が”真実”を受け取る事に感じる呵責を打ち消すだけの理由を求めたかった。
「受け入れたいのは山々だが、警備情報をとなると難しい。未来から来た事が仮に真実でも、君がトラエ以外の人間であったならば、私の立場からすれば利敵行為に与しかねない事になる。理解してくれるか」
スヴェンはこう言い放ちながら、内心で自嘲した。スヴェンは、フィリップがトラエの人間である事を証明してくれる事を期待していた。彼があらかじめ私の呵責を砕く準備までした上でここに来ていると、察しが付いていた。その上でこんな事を方便にするのは、戯曲を棒読みする姿を見透かされるようで、歯がゆかった。
フィリップは答えをやはり用意していたようで、間髪入れずに分厚い上着のポケットから、ひとつのネックレスを取り出した。金色のネックレスは傷がつき、古いものだった。スヴェンはその取り出す様を見ながら、やはり見透かされていたのだと、思わず赤面した。
「開けてみてくれ」
スヴェンはおずおずと受け取り、開いた。そして息を飲む。
「これは……!」
「一緒に映っているいる赤ん坊が僕だ」
一目見て分かった。写真に写った男は、ゴットフリートだ。城塞の食堂で目にした、岩でも噛み砕きそうな厚い顎、豹を思わせる眼光、右頬と左こめかみに負った特徴的な傷跡。スヴェンの知るゴットフリートよりもかなり年を重ね、白髪や白髭を蓄えた風貌で笑っていた。
――未来だ……。
スヴェンは、ごくりと息を飲んだ。
「あのゴットフリートが、人の親、果ては老人か……。戦場で死ぬような者ではないとは、思っていたが」
「祖父は一族の誇りだ」
「……分かった。警備情報を渡そう。だが、本当に面倒事は起こさないのか……?」
「表立っては何も起きないから、安心していただきたい。この時代には捨て置かれたものを、持ち帰るだけだ」
スヴェンには、その言葉の意味まではわからなかった。
その後の逡巡を見越したように、ゆっくりと研究書をスヴェンに差し出す。
「戻れる先は魔力の量に左右される。魔力を1点に集中すればいい。杖を使えばいいだろう」
「お……おお……」
「この本に詳しくまとめられている。運命は、未来は変わらない」
「本当に?」
「あなたが、あなたのために使うだけに留めれば、自ずとそうなるだろう」
答えないスヴェンの胸に、ドンと本が叩きつけられる。
その感触に、スヴェンの理性はぐらりとふらついた。
月が高く上ったのを見上げて、フィリップはゆっくりと山岳の斜面を進んだ。姿勢を低くし、音を立てないように。
(……不安はあったが、狙ったタイミングに戻れたな……)
グレーテルと徹底的に城塞の歴史を調べた。
激しい攻防戦から間がなく、その後しばらく戦闘がない、天候が落ち着いている時期。かつ、当日の天気が晴天で満月であること。
いくら協力を得ることが出来て警備の状況が把握できていても、誰もいないはずの山の斜面で灯りを用いて、遠目にでも見つかる危険を冒すことは避けるべきだ。暦を遡り、目途をつけたのが今日この日だった。
斜面には雪が積もっている。この積雪から数日、戦線に動きはなかったと記録されている。束の間の平和。だが、その直前には、この斜面で、たくさんの人と人が殺し合ったのだ。静寂に包まれた雪景色の中、あちこちに矢が突き刺さったまま放置されていた。戦闘の跡だ。
左右を見渡してから、フィリップは一番近くの雪を掻いた。そこにも矢が刺さっている。
(……矢先の雪がほのかに赤い)
山岳地の雪らしく、水を含まないさらさらとした雪で、払えば埋もれたものが簡単に姿を現す。
「……あった」
雪の下には、傷の少ない兵士が眠るように倒れていた。
念のため体を検めるが、四肢も無事で、背中に矢を受けた痕があるだけだ。専門外だが、転がした下の赤黒い土の色から察するに、死因は失血だろう。
こんなに状態のいい屍体を見たのは、いつぶりか。
ここはまさに、フィリップにとって宝の山だ。
見渡す限り、無数の屍体が隠されている。先日攻め入ってきたが退路を断たれ、殲滅の憂き目にあったラウニの一個師団がこの斜面に眠っている。
ざっと見積もっても数千から万を超すだろう。 この雪の下にある屍体さえあれば、それらは全て、二人が未来で戦うための手足となる。計り知れないほどの戦力だ。
グレーテルも転送を待っているだろう。と言っても、未来で待つ彼女の方からしたら、突然数千の屍体が目前に現れるような形になるのかもしれないが。
兵士を完全に雪の上に横たえてから、フィリップは術式を展開した。過去に遡行することに比べ、未来に送ることは難しくはない。状態が劣化しない静止した時空間に屍体を閉じ込める。そして、ある特定の時期に来たら、閉じた時空間から屍体を現実に表出させるように仕込んでおく。川の流れを下るように、時の流れに逆らわずに未来へ向かうのであれば、身を任せるだけで良い。逆に、流れに逆らって上流に向かおうとするには、莫大なエネルギーを要する。それが、時間遡行研究者たちがたどり着いた、ひとつの答えであった。
遺体はぼぉっと青白い光に包まれて、ふっと消えた。
成功だ。
こうして閉じ込めた屍体全てが、グレーテルの元で姿を現すだろう。彼女も状態のよさとその数に感動するはずだ。周囲を見渡し、笑みが溢れる。
屍体の数は多ければ多いだけいい。フィリップは近くの雪中を再び探り始めた。
「ん? なんだぁ?」
突然降ってきた声に、フィリップはぴたりと動きを止めた。
振り向けば、豪奢な装備に身を包む屈強そうな男が、首を傾げながらこちらを見ていた。ありえない。
「――……巡回はいないはずじゃ……」
スヴェンから得た警備資料は棚から即座に取り出されたものであって、あの場で嘘を取り繕うためにあらかじめ用意できるようなものではなかったはずだ。
だからこそ、その内容を信じたフィリップは夜を待って行動を開始したのだ。
「巡回なんざしてねえさ。散歩してただけだ」
男は野太い声で言った。
「しっかし、誰だ、お前は。さっき屍体を掘り返してたよな?」
「……何のことだ」
「おいおい、しらばっくれても無駄だ。見てたぞ。目の前から消えたんだからな」
失敗した。
頭の中で思考が急回転を始める。どうやってこの場を切り抜ける? 取り繕うか、命を奪い口を封じるか、逃げるか?
「転送魔法か? それで屍体を運んで何しようって���だ」
「それは……」
なにかうまい口実はないか、言葉を手繰ろうとするフィリップを待たずに、男は叫んだ。
「戦場泥棒は重罪だぜ!」
雪をギュッと踏みしめる音を立てて、男はフィリップに飛び掛かる。
やるしかないか。
咄嗟に、重力歪曲《グラビティプレス》の術式を展開する。
跳躍し上向いた兜の中の顔を、月明かりがはっきりと照らす。豹のような眼光がこちらを見据えていた。一瞬、フィリップの胸中に幼い日が去来した。
(――……ゴットフリート爺さん!)
逃げなければならない。話も通じない。殺してはいけない。
月明りを背に大きな影が落ちる。
フィリップは咄嗟に術式を変じて、空間移動《テレポート》に切り替えた。短い距離であればすぐに展開して移れる。
鈍い音を立てて、ゴットフリートが鞘から引き抜いた剣が雪に突き刺さる。さきほどまでフィリップが立っていた雪の跡は、衝撃で爆ぜて消え失せる。そのまま、目線を数歩先のフィリップに向ける。
「はっ、やっぱり転移か。ラウニの連中は知ったこっちゃねぇが、ここには俺の隊の奴も幾人か眠ってんだ…」
雪から剣を振り上げるように引き抜き、巻き上げられた細かい雪がまるで煙幕のように広がる。視界が真っ白に染まる。
フィリップは咄嗟に腕で顔を庇ったが、視界に影が過る。
(まずい!)
二度目の転送が一瞬遅れ、避け切れなかった。ゴットフリートの剣先は肩から胸にかけて切り裂く。傷は浅いが痛みによろめく。
雪の影から突きを繰り出したゴットフリートは、目をぎらりと輝かせる。
「魔術師相手は滅多にやれねえんだ。面白えな……!」
まともにやり合ったら、殺される。
運が悪すぎる。
本気でやり合ったところで、ゴットフリートに勝てるわけもない。仮に勝てたとしても、祖父である彼を今この場で殺したら、未来から来た自分は一体どうなる? 前例がなく、全く予想がつかない。年老いてからも人の話を全く聞かなかったあの男が、戦場跡をうろつく怪しい男が語る”理由”なぞ、おとなしく聞いてくれるはずもない。殺さずに無力化出来るような術も持ち合わせてはいない。
なんとかやり過ごして、逃げるしかない。
再度テレポートをしようと身構えたフィリップに向かって、ゴットフリートが大きく踏み出そうとして、ぴたりと止まった。
「……なんだ? 臭ぇな……」
眉をぐっと止せ険しい表情で辺りを見渡す。
確かに何か匂いがする。嗅いだことのない匂いだ。
「屍体の臭いでもないな……なんの臭いだ……?」
唐突に、その匂いが一層強くなった。
屍体は確かに掘り返した。けれども、この気温で、雪の下にあった兵士の体は腐敗するはずがない。凍てつき、匂いもなかったはずだ。
腐ったような、けれどももっと酷く脳を直接刺激するような……嗅いだことのないほど異臭。
「……うっ」
胸が悪くなる。
ゴットフリートも片手で鼻を抑えながら、周囲を見渡した。
ふたりの視点が1点にとまった。打ち捨てられた盾だ。放り出されて地面に突き立ったままのそれが、奇妙な黒い靄に包まれている。
「おい、小僧、お前の術か、ありゃあ?」
ゆらゆらと噴き出ていた黒い煙の密度が増す。
フィリップは自分の背中が粟立つのを感じた。
あれは、だめだ。
理由はわからない。ただ、本能が叫ぶ。けれど、足が竦んで動かない。
盾を包んでいた煙は次第に細くなり、盾と地面が成す角から勢いよく噴き出した。そして、その煙が見たこともない不気味な黒い猟犬の姿を取った。
~つづく~
原作: ohNussy
著作: 森きいこ
※今回のショートストーリーはohNussyが作成したプロットを元に代筆していただく形を取っております。ご了承ください。
旧き世に禍いあれ(3) - “猟犬の追尾”
「ショートストーリー」は、Buriedbornesの本編で語られる事のない物語を補完するためのゲーム外コンテンツです。「ショートストーリー」で、よりBuriedbornesの世界を楽しんでいただけましたら幸いです。
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TEDにて
ダニエル・フェインバーグ:ピクサー映画に命を吹き込む魔法の成分
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
ピクサーの撮影監督であるダニエル・フェインバーグは、数学と科学とプログラミングを使い、魂のこもった、驚きに満ちた物語を作り出しています。
「ファインディング・ニモ」、「トイ・ストーリー」、「メリダとおそろしの森」、「ウォーリー」などの舞台裏に行って、ピクサーがどのようにアートと科学を織り合わせ、夢見たことが現実になりうる素晴しい世界を創造しているのか覗いてみましょう。
この講演はPBS特別番組『TEDトーク — 科学と不思議』の一部です。
ちょうど2年後。あの映画を作った会社のピクサー・アニメーション・スタジオで働き始めました。実際に映画をどう作り上げるかを学んだ場所です。私たちは、ピクサー映画を作るために3次元(3D)の世界をコンピューターの中に創造します。
点から始まり、点が線を作り、線が顔を作り、キャラクターが出来上がります。または、木や岩が最終的には森となります。これは3次元の世界ですからその中でバーチャルなカメラをあちこち動かすことが可能です。
このすべてに私は魅了されました。そして、初めてのライティングを経験したのです。ライティングとは、この場合、3次元の世界に光を配置していくことです。
光源を動かせるアイコンがあります。ここに光源を追加したのが見えますね。ソフトウェアを使い、大まかにライティングをしていきます。影をつけて光源を置いていきます。光源を置きながら実際の世界ではどう見えるだろうか?
ということを考えますが、芸術的にそして、ストーリー的に必要なものとバランスをとっていきます。初めはこんな感じで見えているものを何週間にもおよぶ作業の中あれこれ調節したり、動かしたりするうちにラフでは、このようになり、そして、完成版ではこうなります。
ライティングには、私をすっかり虜にした瞬間があります。
それは、これがこれへと変わり、すべてのピースがはまる瞬間です。突然、世界が不思議な命を持ち始めるのです。まるで、実在する場所であるかのように、この瞬間は色褪せることがありません。
こんな世界は驚くべきものですが、制限のないデザインアートの自由はカオスを作り出し、見ている方が不快になるようなありそうにない世界や動きを作ってしまう可能性もあるのです。
それを防ぐため、私たちは科学の手綱を付けます。
科学と現実の世界をバックボーンとして使うのです。共感でき認識できるところから離れないためにです。「ファインディング・ニモ」はこれの良い例です。映画の大部分は水の中でのお話ですが、どうすれば水の中のように認識し見えるのでしょう?
初期の研究開発では、水中の映像素材を撮りCGで再現しました。それから、どれが水中らしく見える要素なのか?細かく見ていきました。重要な要素の一つは、光が水の中をどう進むかということでした。私たちは、この物理学を取り入れ、光をプログラミングで再現しました。
初めに水中での視界。それから色への影響。手前にあるものはフルカラーで色彩豊かですが、光が水中深くへと届くにつれ赤色の波長を失い、次には緑色の波長を。深部で残るのは青色だけです。
この映像ではもう2つの重要な要素があります。
1つ目は、波のうねりと波打ち。海中の微粒子を押し流す。目に見えない水の流れです。2つ目はコースティック。これは光のリボンです。プールの底で見られるようなもので太陽の光が海面の波や波紋の峰で屈折した時に発生する現象です。
ここでは、光の筋が色の深度の手がかりを与え、海面が映らない場面でもどちらの方向が上か教えてくれます。
ここで他に見られるすごい所は、微粒子に当たる光はコースティックだけで、微粒子が光のリボンに出入りするたびに現れたり消えたりして、繊細な魔法のようなきらめきを水中の世界に加えることです。
このように、私たちがどう科学を用い、水や光や動きの物理的性質により、芸術的自由を制限しているか、見ていただけたかと思います。ですが、それに、ただ頼るのではなく、それぞれの要素を検討し、どれが科学的に正しくなければならず、どれがストーリーや雰囲気に応じて調整できるか考えました。
私たちは、早い段階で色彩には裁量の余地があると気がつきました。
これは伝統的な色合いの水中のシーンですが、ここではシドニー湾を撮り、緑寄りに色調整することで起きている出来事の悲しい雰囲気に合わせています。このシーンでは水中深くを見ることがとても重要です。
東オーストラリア海流が、どんなものでそのジェットコースターに飛び込むウミガメたちの様子が分かるように、そのため海流の視認性を現実の世界では、あり得ないところまで大きく調節しています。
なぜなら、最終的には、私たちは科学的に正確な世界を再現しようとしているのではなく、主観的に見ている人が熱中し、実際に物語の中にいるかのような真実味のある世界を創ろうとしているからです。
素晴らしいものを創り出すために科学を使っています。
驚きに満ちた世界へと連れていくためにストーリーと芸術的手法を使っています。このウォーリーはそのとても良い例です。彼はシンプルなものに美しさを見出しています。
ですが、ライティングのこととなると彼には困らされました。私たちは、ウォーリーをリアルなロボットにすることにこだわり、彼の双眼鏡を光学的にほぼ完璧なものにしたのです。
どの映画にもまとめるのに苦労するシーンが存在します。
監督のレビューでは、一般に、まず、何か良い言葉をかけてもらい、それからコメントや修正点を指示されるものです。それから、出来れば最終的な次のステージに進める指示をもらいたいですね。
私が紹介をした後、クラゲのシーンを上映したのですが、戸惑うぐらいの長い間、監督は沈黙していました。
「ああ、これは絶望的かも」そう思うのに十分なくらい。その後、彼は拍手を始めました。それから、美術監督も拍手を始め、最後には部屋全体が拍手で充たされました。この瞬間のために、私はライティングをして生きているのです。
すべてが一つになり、私たちが信じられる世界を手にする瞬間です。
素晴らしい世界を創造するために、数学、科学、プログラミングを用い、物語と芸術を用い、命を吹き込みます。この芸術と科学を織りなすことによって世界は高められるのです。
驚きに満ちた世界へと。魂のこもった場所へと。信じられる場所へと。心に描くものが現実になりえる場所へと。
そして、女の子が、ふと、自分は科学者というだけではなく、アーティストでもあるのだと実感する世界へと。
続いて
男脳と女脳は、構造上、別物なので、自分と同じようにふるまうことをお互いに無意識のうちに相手に期待し、共感しようという思い込みが不幸を招き寄せてしまいます。
なので、極論お互い別の生き物と思えばいい。さらに、共感できる範囲が唯一食べ物や赤ん坊、子供くらいとお互いに狭いことが原因かもしれません。
男と女は違うみたいで、どちらが優れている?劣っている?ということではなくただ違う!両者に共通しているのは、種が同じということだけです。見ている世界も違えば、価値観も役割も違うそうです。
自分の尺度で相手を測ろうとしても、自分と同じ考え方、感覚を求めても必ず男女間の不満は爆発してしまうものと認めてしまえばいいかもしれません。このような前提で、お互いに歩み寄っても不満は無くなりませんが最小限にできる可能性があります。
児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?極端な場合は保護が必要ということを前提にしても問題がある。男女平等が社会システム内では功利主義的には有効?混乱を産み出し憎しみの連鎖を起動させてるだけで果たしてそうなのか?国の歴史によっても異なるし、上記の事例に関しては、法の下の平等は万能ではない!道理に反するということでもあります。
太古からの厳しい自然淘汰を生き抜く上で多少の児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?が良い作用を与えていたのも事実であって数万年かけて培われた本能的な児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?は、犯罪者扱いするんじゃなくて隔離して教育してもいいし、国家が対策マニュアルをオープンソースで公開して男女の特性子供の特性として共有すれば?極端な男女平等思想が憎しみの連鎖の原因かもしれない?
それを社会システム内で最適化させて一千年単位のスパンで少しずつ改善するほうがいいし、マスメディアも慎重に吟味してセンセーショナルな報道をしないことだ。本当に殺しては社会システム内ではダメだからテレビ的にはタレント生命、テレビ、ラジオ出演者生命や広告代理店関係者、芸人芸能人生命、俳優生命など。是非、不幸をあおるやつらを殺してほしい
児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?たった数十年の現代版社会システム内では善かもしれないが、数万年単位の大自然内では場合によっては最適かもしれない。強制的に洗脳報道繰り返すマスメディアは潰れたほうがみんなのためにもなる?極端な男女平等思想が憎しみの連鎖の原因かもしれない?
女性は、腹が立つ相手に恋をするし、「感性が真逆の相手に発情する」という特性は、脳科学上の真実
対策として、ケンカになった際は言い募るのではなく「悲しい気持ち」をありのままに伝え感情を共感しましょう。
男性が一日に発信する情報は7000語くらいで、女性は約三倍。この差は、テクノロジーやコンピューター、人工知能を活用しないと絶対に勝てないレベルです。コミュニケーションツールとして女性脳は認識しているためでもあります。女性の特性上、サポートするような仕事は、太古からの自然淘汰の中で培われたため相性が良いかもしrません。
対策として、何気無い言葉でのメールやチャット、メッセンジャーも良いかもしれません。
つまり、女性はもともと本能レベルで備わってるので機械が使えないのではなく、使う必要性がないから、そんな役に立たないの使わないし興味がないだけです!だって、自分で無料で瞬時にできるのに、わざわざ遅くなる手間とお金かけないでしょ。
「今日は何してたの?」は禁止ワード。具体的に時間がかかろうが一つ一つ90分くらいは1日にかける覚悟は必要です。「言ってくれればやったのに」は禁止ワード。まず、ごめんね。と言って感情を共感してから手伝うこと。
「おかず。これだけ?」は禁止ワード。次に食べたい食べ物を要望して会話のキッカケにするこ��。足りない場合は自分で買って後で食べればいいだけです。
マスメディア側の専門的な知識や経験のない勝手な先入観で広告料金をもらうだけのために勝手な報道を垂れ流し、離婚させるよう誘導、偏向報道し、その報道のために児童虐待?女性差別?男女関係のトラブル?と視聴者に誤解させても責任をとらない?潰れたほうがいい。
自らが権力者であることを発信せず視聴者を混乱させ、それに便乗して権力乱用する日本の民法テレビ局。同じことを繰り返さないようにみんなでチェックし見守っていくことだ。
日本で、恋愛結婚が普及したのは、サルトルとボーヴォワールが来日した時に一気に拡大した可能性もあるかもしれない。それ以前は、お見合い結婚が主流でした。
前提条件として、恋愛結婚はサルトル、ボーヴォワールみたいな有名人であること。創作活動が成功していて多額の資金を保有し裕福層であること。
それ以外では、まず不可能。良い結果にはならないことを追加しておきます。日本の高度経済成長インフレ時代には合っていたけど、デフレ経済下に入ってしまうと厳しく破綻しやすくなります。
または
女性特有の支離滅裂な言語。例えば、キモいなど擬態語共感は男性には理解できない。
だから、言葉の定義を決めない場合、リアルタイムに真似して、同じしぐさで中和か、法律で正当防衛的な暴力を情状酌量可能にすれば言葉の表現方法を考えるきっかけになるかもしれない。
大前提として、理想の男性はこの世にいない!本能に任せて男を追い求めるくせに、母親が、幼い男性にもっと小さい頃から女性の善い面や悪い面を覚えさせることが最善。
さらに、将来までのサポートをしない責任もある!女性は、年齢的に心と身体形態を最低三回くらい変えていくエヴァンゲリオンの使徒みたいな特徴もあるから!
後始末しづらい精神分裂者と男性には感じられることが多々ある。
以上の前提条件から考えると
女性は子供を創る天才。男女平等じゃないのに男女雇用機会均等法を誤解したまま流布した政治家、マスメディア関係者をすべての女性は恨みな!
結局女性弱者にツケが回る仕組みなんだよね。お金を分配して償えば?邪悪な悪女が構築?
小池百合子が主犯と見ている
言葉の定義を決めよう!ジェンダー平等の定義は?そもそもの起源は?多神教や一神教。男と女。違いは必ずある!
価値観を数値化できないと定義も決まらない倫理観が欠落することになり権力者に悪用され基本的人権侵害に直結する危険性大
ジェンダー平等?真の男女平等な第二次大戦で社会実験結果がでたでしょ!男が勝利!平等はないと!
だから基本的人権が社会システム内に創られた!外に出たら結果は明白でシステム内の法律で押し付けるといずれ災厄が吹き出すぞ警告だ
女性活躍女性が強い?これは裕福女性がテレビで流布したプロパガンダだから女性弱者はこいつらを恨め!真実は第二次大戦で男性勝利で決着がついてる!
女性の末路は悲惨なものだった!死人に口無しって知ってる?
実務のできない女性を上役にしても混乱するだけ公約を果たさず再選した小池百合子が悪い見本
男女平等と誤認させるなら権力者であるテレビ局に出演する女性の旧姓と結婚後の名前を表示しろ!それで対等だ!
同じ種だが役割が違う!男が勝つのは先の大戦で結果がでた!こうして基本的人権が創設。
だから、男女平等ではなく男女対等。誤訳?平等なら男子女子と分けずに一緒にするよ
男女平等は誤り、男女対等と言え!
トップに立つには、それ相応の女性の良い見本を示すことが重要。
ジェンダーの定義は、古フランス語から共通の特性を持つ集まり、血統が語源。
この後に「平等」が付くと概念上は医療をフラットに提供するための原点に似ている?
二元性が存在できないプラスサム、共感やワンネスに近い?
参考概念としては、個人の基本的人権や法人の競争に頻繁に登場します。
知ってるつもりで思い違いしてること!で、公平概念というのは「ハンデをつけて上限を公平に!」と言葉であえて説明する。
平等概念をわかりやすく言葉にすると「上限の公平ではなく底上げの平等!」みたいな感じです。
これ以上でも以下でも概念が変わるから拡大解釈しないこと。
個人の基本的人権とは真逆なため、法人の平等な競争はあまり聞いたことない。公平な競争がしっくりくる。
時間をかけて諭していたが・・・
過酷な真実を言わなければ、女性の腑に落ちないから言うけど・・・
男女平等な第二次大戦で男が勝っているのに、東日本大震災、新型コロナ、ミレニアム以降の日本全体に災厄が降り注ぐのは
女人禁制の経験則に男女対等じゃなく、誤った男女平等を持ち込んだからかもしれない。
悲しいことに、ジェンダー平等や女性活躍主張する女性ほど独身、離婚者が多いのはなぜ?
結婚してる女性は幸せだから、慎ましく将来の息子の出世に響くため、そんなこと言わない傾向がある矛盾があるから統計を取るといいかも。
よく考えても見ろ!
自分の息子の将来を現時点で独身女性、離婚者女性が奪うのは、ジェンダー平等かな?
わがままで強欲な女性ほど、早く結婚して自分の分身である子供を産んだ方が、自我欲を均して子供に教育してもらえる。
何十年単位のトポロジー的なトリレンマがあり、すべての母親は、体得してるが、娘は絶対に聞かないし腑に落ちない傾向が強い。
法律全般にアメリカの3ストライク制は危険だがハラスメント全般に限定したら効果的かもしれない?
公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため
男女問わず、美貌も含めて職業の武器にしたら、知名度に応じて罪に段階的なハンデをつけるなど。
多神教の日本では仏の顔も三度という概念をシステム化したら良いかも?日本版は、すぐ起訴ではなく3アウト制にしてファクトチェック含めてはどうだろうか?
ハラスメントなどは、なぜか成長してる国家や法人に顕著に集中する傾向が統計的にあります!
カイヨワの戦争論が言うエネルギーを奪う成長には生け贄が必要なのでしょうか?課題です。
最近の研究によると顔のバランスが整った美人ほど悪女の素養があるらしい事が判明した!芸能関係や女優を公安の対象に入れてストーカーアルゴリズムで透明化することも正当化できそうだ。
美人は飽きるではなく悪女の素養がある。この根拠は、男尊女卑の根拠にもなる。
実は、プロセスがあって、まず君主制の場合、君主が、美人と言う皮を被った悪魔(悪女)を好む歴史的な傾向あり。
続いて、誰も君主の伴侶。つまり「無意識にバカな男達ね」とせせら笑っているのに悪女の戦略に踊らされて悪女を批判できなくなり君主が暴走する。
立憲君主制、民主主義がある場合、君主であっても批判は許容範囲なため回避できるメカニズムがある。
これが民主主義の歴史的な背景も考慮した良い面です。
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