#今日は昨日のつづきどこからか言葉が
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6月20日(金)open 12-19
毎日30℃を超える日々…
「この かんじ、ぜったい そうだ はじまったよ、はじまった!」
6月ですけど、これはなつだね。 今日も本が届いているので、またまたこちらに。 合田里美さんの新しい絵本『なつだね』を楽しみに開いて、まず見返し(表も裏も!)のデザインに、わぉ〜素敵〜!と感動しました。 そして合田さんの空気と水分を含んだような素晴らしい��の表現に心がピカピカに洗われました… どちらかと言うと夏は苦手な季節だけど、この絵本は気持ちが良くて、海に駆けだしたくなりました。 海、無いんだけどね。 だからこその、憧れ… ほとんど再入荷の本ですが、新しいものは 『なつだね』 『今日は昨日のつづきどこからか言葉が』 『さみしくてごめん』 の3冊です。
『K2 naokiishikawa』 『すべてを蒸したいせいろレシピ』 『brutus』No.1032、1033 はご注文品。
最後の写真は庭に落ちている地域猫のぽんちゃん。 ぽんちゃんも「なつだね」と言ってます。
#新再入荷の本#なつだね#ぽぱーぺぽぴぱっぷ#子どもと一緒に覚えたい野鳥の名前#うろおぼえ一家のおみせや#ポテトむらのコロッケまつり#ちいさな手のひら事典ねこ#ちいさな手のひら辞典子ねこ#ちいさな手のひら辞典とり#ゆうれい犬と街散歩#隙間2#隙間3#今日は昨日のつづきどこからか言葉が#私の好きな孤独#ことばのくすり#さみしくてごめん#世界の適切な保存#就職しないで生きるには#わからないままの民藝#パレスチナのちいさないとなみ#本屋#松本市#本中川#k2naokiishikawa#すべてを蒸したいせいろレシピ#brutus
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250217
朝、なんとなく早起きができる。 睡眠時間はとれていて、でもずっとねむっていたかった。 昨日からのまま、声が出にくい。
何か身になることに時間を使おう、と思って切り干し大根を煮る。 お弁当用に玉子焼きを作る。 フライパンに卵が張り付いて、ぐずぐずになってしまった。 仕事へ行く。 いつまでにこの実験を終えればいいですか、と教授に聞くと「できるところまで」と返ってくる。 できるところまで。それは時間の制限のある人にいう言葉で、3か月後の契約更新がなされないのではないか、と不安に思う。
彼がどらもっちを買って帰ってきた。 わたしは元気がないときは食欲がおちるのに、彼は甘いものを食べれば人はみな元気になると思っている。自分がそうであるように。 彼はクリームとあんこが47%増量中のどらもっちを食べていた。
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250218
わたしは勉強がすきだった、ということを思い出して、大学の図書館で本を借りて帰る。おもしろい。 晩ごはんは松屋の牛丼。 並盛が多く感じられて苦しい。小盛にすればよかった。
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250219
朝、日記を書く。 3日間くらい日記をかけていなくて、でも、残しておきたかったから、書いた。 今日も寒い。 はやく春になってほしい。 冬が終わることと春になることは同義であるけれど、春になってほしい。 朝ごはんは昨日買ったおいしい食パンとポトフ。 次の冬が今からこわくて仕方がなくて、次の冬が来る前にここから脱出したい。
今日は彼が��社の飲み会でいない。 炊飯器で鶏むね肉を蒸して、キムチと切り干し大根を食べた。映画を観た。 わたしは絵や詩がかきたかったんだ、これしかないんだった、と思い出す。 職場から絵や詩がなくなって、絵や詩に向き合う気持ちがよわくなっていた。職場というより、環境。わたしをちゃんとつれていかなくちゃ。 なんて弱い生き物なのだろう。 毎日、絵や詩に触れよう。どこかにいかなくたって、わたしにはわたしの本棚があるのだし。
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250220
朝、部屋がだいぶあかるくて、日が昇るのが早くなってきていることに安堵する。
生活が安定したら、絵や詩が落ち着いてかける、と思っていたけれど、逆で、絵や詩をかいて、わたしが安定したころに生活が安定するのかもしれない。 絵や詩をかいているとき、わたしの中は平穏。
夜、ずっとしゃべりつづけてしまう。 今日1日、起きたこと全部をしゃべらないと気が済まないみたいだった。 なぜだろう。頭が興奮している。
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250221
(何も書いていない)
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250222
朝、朝に正しく日が昇っていることに救われる。 冬はまだ暗いうちはねむってしまっていた方がいいのかもしれない。 目が覚めて、明るい方が上向きに1日を始められる。 ちいさな旅行にでる。 最近、たのしみがないね、と計画していたもの。 博物館と天文台にいくという小学生の理科のような組み合わせ。 博物館では束柱類の化石を見た。アショロアデスモスチルス。マッコウクジラの骨もあった。頭部に大きく窪みがあって、そこにはあぶらがつまっていることを知る。知らないことばかり。 天文台は日本で一番寒い町にあって、本当に寒かった。 空を見上げてみればいくつもの星が、こんなにも、と思うくらい散らばっていて、宇宙に感動しながらも寒かった。 望遠鏡をのぞかせてもらって、金星は欠けているということを知った。 彼が星を見てはたのしそうにしていて、星が好きだということを初めて知った。 太陽系の図鑑をひらいてはにこにことしていた。知らないことばかり。
疲れてしまって、晩ごはんはコンビニで買ったおにぎりと味噌汁。セイコーマートのおにぎりは大きくてあたたかくて、それだけで満たされる。
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250223
朝、狭いロフトベッドで目覚める。 起き上がりたくなくて少しぐずぐずとした。
湖をみにいく。 屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖。 湖は影を映すんだと思った。鏡と違って自然にゆらぐ。うつくしい。 摩周湖がすきで、ずっと眺めていたかった。けれど、寒さがそうはさせてくれなくて、お土産屋さんに入って大豆のコーヒーを飲んでみた。きなこの味がした。 もう一度湖をみにいくと、青さが濃くなっていた。
写真に撮ってみたけれど、写真に撮ると写真の記憶ばかりが焼き付いてしまって、自分の目でみたものが、感じたものが、消えていくような気がした。 車に乗って、頼りない線でスケッチした。こっちの方が正しい、と思った。
景色のきれいなところに住みたい。
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夜、貢は当直室にいた岩﨑を「夜這い」、布団の上で愛した。Tシャツを脱がせると女性化した乳房が現れ、すでに隆起していた。普段はブラジャーをしており、それを隠す様にベージュ色のタンクトップを着ていた。貢はその乳房を鷲掴みにし、更に接吻をした。
「はァぁぁぁぁぁん…」
岩﨑は歓喜の声を上げ、貢のネクタイを緩め、スラックス越しに股間を愛撫した。すでにチ◯ポは硬直していた。そのうちに貢は自らベルトを緩め、スラックスを脱ぎ捨てた。真っ白なシースルーのビキニだった。腰を突き出し、彼は岩﨑のスエットパンツを下ろした。無意識のうちに内腿を開き、その間に貢はその間に挟まった。
「岩﨑、スゴいよ…」
熱気が宿直室中に立ち籠める。岩﨑はレース柄のピンクのビキニを穿いていたが、それも貢に脱がされた。彼も貢のビキニを脱がせ、互いに全裸となった。互いに「兜合わせ」をし、先走り汁で股間を濡らした。
岩﨑は「雌馬」の様に、貢の卑猥なほどにいきり勃った肉棒に突かれながら乳房も揉まれ、エクスタシーに酔い痴れた。先刻、「腿カン」をしてダメージを受けた同一のものとは思えなかった。
「あッ、あはァん、あん!」
次第に先走り汁がとめどなく滴るチ◯ポが激しくピクつき、もうじきオルガズムだなと貢はそれを弄び始めた。
「こ、この雌馬め!」
そう罵りながら貢はいっそう激しく腰を振り始めた。彼も絶頂に達しそうだった。
「あはァあああああん!」
宿直室に岩﨑の絶叫が響く。階上の生徒らに聞こえたらどうしようと貢はふと思ったが、彼の肉棒に突かれる岩﨑の「雄マ◯コ」はあまりに熱く、「ラヴオイル」がなくても十分に粘液で満ちていた。こいつは本当に女なんじゃないか?と、貢は思った。
「あはッ、イ、イッちゃうゥゥゥゥゥ!」
岩﨑はすすり泣きながらそう訴えた。貢も全身が汗まみれになりながら、
「オレの子どもを産んでくれ!」
と叫んだ。そして、
「あッ、あぁ、あん、あッ、あはァあァァァァァ〜ン!」
と二人はオルガズムに達した。頻りに愛液が跳び散り、これまでにない脱力感に貢は襲われ、そのまま岩﨑の背中にうなだれた。一瞬、沈黙がやって来たが間もなく、
「あんッ、あッ、あん!」
と鞭打つ音と同時に声が聞こえた。岩﨑は血相を変え、
「いやァあぁぁぁぁん!」
と絶叫した。彼は枕で頭を覆い、
「くわばら、くわばら…」
と唱えた。貢も、
「…も、もしかしたら!?」
と父・操の日記を思い出し、
「マ、マジか!?」
と身震いした。
二人は慌ててシャワーを浴び、服を着て声が聞こえた方向に走って行った。雑木林に入ると、その声はますます大きく聞こえた。まるで誰かが実際に鞭打ちをしているかの様だった。亮司の寝泊まりしている「別荘」はさほど遠くない。別荘の玄関からちょうど亮司が出て来るのを貢は確認し、声をかけた。
「り、亮ちゃん、あの声で起きたの!?」
「あぁ、今夜は何か激しいな…」
「実は、親父の日記を読んでたら、やっぱり首吊り自殺をした生徒がいるらしいンだ」
「マ、マジで!?」
亮司も貢と岩﨑に合流し、恐る恐るその声の聞こえる現場へ向かって行った。鞭打つ音と同時に、
「あッ、あん! あん!」
と言う声がますます大きく聞こえてくる。岩﨑は両耳を押さえながら、
「小便ちびっちゃいそう!」
と訴えた。
その時だった。三人が別荘から数メートル歩いて行ったところに、何やら石碑らしいものを見つけた。亮司は懐中電灯をその石碑に向け、確認した。其処には、
「一生徒、此処にて自死せり。
一九七八年八月二十九日」
と刻まれていた。貢は、
「まさか、親父がこれを…?」
と言った。
「せ、先生! 助けて! 助けて!」
三人は、この近くであたかも叫んでいるかの様にはっきりと聞こえたので互いに顔を見合わせ、血の気が引いてしまった。そして、
「きゃあァァァァァァ〜!」
と絶叫しながらその場から駆け出してしまった。
その夜、亮司は恐怖を吹き飛ばすかの様に酒を飲み、貢と岩﨑は互いに離れじとて抱き合っていた。
翌日、三人は寝不足のまま朝を迎えた。特に貢は、何度も岩﨑に抱きつかれ、
「今週、ずっと一緒にいて!」
と身体をがんじがらめにされていた。大きなあくびをしながら、
「…あいつ、疲れるなァ〜」
と正面玄関で登校してくる生徒らを出迎えていた。
一方、校内ではおばけが出たと教室中で噂になっていた。職員室でも授業の時に生徒が話題にしていたのを聞いたという教師らがいた。それを耳にした秀一は、
「この学園に『おばけ』なンているんですか?」
と大平に聞いた。彼は、
「昔、敷地内の雑木林で首吊り自殺をした生徒がいるみたいなンです。オレも詳しくは知らないンすけど…。今朝、岩﨑校長が凄まじい顔で、
『おばけ出たのよォォォォォ〜!』
って皆に話してたンです」
と言った。
『おばけねぇ〜』
秀一は、「妖怪」や「おばけ」という存在を信じていないからか、内心は嘘でしょう!?と思っていた。大平はコーヒーを飲みながら、
「そう言えば、岩﨑校長が今週は寮の当直なンすけど、昨夜のことですっかり怖気づいちゃって…。代わりに益子先生にやってもらいたいって言ってましたよ」
と言った。
「はァ〜!?」
未だ入職して一週間も経たないのに、いきなり寮の当直ですか!?と、秀一は驚いた。
「ち、ちょっと…。校長先生に聞いてみます」
彼は席を立ち、校長室へ向かった。岩﨑はソファに横たわり、うなだれていた。秀一の声がドア越しに聞こえるとスクッと起き、髪を直した。
「は〜い」
まるで男を待ちわびた女の様に彼はドアを開けた。秀一の姿を見ると、
「あら、益子先生。どうしたの?」
と声をかけた。秀一は聞いた。
「お疲れ様です。校長先生、大平先生から聞いたンですが…寮の当直の件で」
「まァ、立ち話も何だから、室内へ」
岩﨑は、初対面では敬語を使っていたがすでに女言葉で他の教師とやり取りしているところを目撃されたので、素のまま話し掛けようと思った。あと、今日は何故かブラジャーの締め付けがキツく感じた。女性化した乳房の故に付けているのだが、恐らく昨日の「おばけ」騒動で寝不足なのも関係しているのだろう。彼は、
「益子先生。申し訳ないけど、ワイシャツ越しでイイから、ブラジャーのホック外して」
と言った。
「ブ、『ブラジャー』!?」
「ホルモンバランスが崩れてるのか、おっ◯いが女性化しちゃったの。今日は何かキツくて…」
「は、はい」
秀一は、変態か?と思いつつも岩﨑に言われた通りにワイシャツ越しにブラジャーのホックを外した。タンクトップを着ていたが、その中に、確かにもう一つ何か付けているのを感じた。彼は微かにパルファムの香りがするのを認めた。
「校長先生、香水付けてます?」
「うん、一応ね。でも、天然由来のものだから」
確かに、キツくはないハーブ系の香りがしている。秀一はパルファムには全く興味がなかったので、何の香りか区別がつかなかったが。
岩﨑は、後ろ姿を見ると所謂「なで肩」で、仕草��歩き方も女性的だった。身長は百七十センチぐらいだろうが、男特有の「ガサツさ」はなかった。秀一は、これまで彼の様な男とは出会ったことがないと思った。彼は、
「校長先生、本当に男なンですか?」
と何気に聞いてみた。すると、
「…一応、チ◯ポはあるわよ」
と言ってから、
「何言わせるのよ、スケベ!」
と顔を赤らめた。
『何自分から突っ込んでンだか…』
と秀一は苦笑した。
結局、大平の言う通り、「おばけ」が出るから寮の当直を代わって欲しいという話だった。岩﨑は言った。
「ミッちゃん…理事長がおっしゃるには、先代の方と関係があった生徒さんらしいのよ。余程ショックだったンだわね。あんな墓標まで作って…。その雑木林に『別荘』があってね、其処に用務員のオヤジが泊まり込んでるから、聞くとイイわ」
「用務員」?と、秀一は首を傾げた。未だ接点はなかった。その用務員がかつての恩師である亮司であることも、彼には判らなかった。秀一は、
「じゃ、寮に五日間泊まればイイんですね? イイですよ」
と引き受けた。
「御免なさいねぇ〜、入職したばかりで無理言っちゃって…。頼りにしてるわ」
こう言いながら、岩﨑はウィンクをした。彼のまさかの振る舞いに、秀一はただ苦笑するしかなかった。
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「ずっと一緒にいてね。将来結婚したいな」
「あなたいつも、もしとか、できたら、みたいな含みを持たせて未来の話をするけど。私、ifじゃやなの。willじゃなきゃやなの。私は商品じゃないの。今の私が未来の中で1番若いの。とりあえず予約だけ入れといて、いざ最終決定をする場面が来たら、結婚するか、それとも別れるか。みたいなそんな中途半端な気持ちでその言葉を言わないで。私は期待しちゃうの。あなたの言葉に。そして、落ち込むの。その未来を心から楽しみにしてたのは支えにしてたのは私だけだったんだって」
これは20代前半で恋人と別れた時の、私の心情ですね。ずっと一緒にいてほしい。◯歳になったら結婚してほしいみたいな言葉が怖かった。〜の時もまだ一緒だったらみたいな期待を持たせるよな言い方が大っ嫌いだ。大好きならずっと一緒に居たいなら今、プロポーズをすればいいのに。期待をさせる様な、予約だけ入れて商品取置きをするような発言が怖かった。正直今も怖い。未来を匂わせる様な発言をされるたびに、言質を取って責任を取らせようとする自分が、実現しないのが怖くて聞かなかったふりをする自分が怖い。
でも、今の彼は今までのとは少し違う。今までの人は、俺がお前の全てでしょ?俺以外には何もいらないでしょ?俺の存在を否定する仲間なんていらないでしょ?俺だけ見てればいいんだよってどんどん沼に引き込んでくる人ばかりだった。沼の中は暖かくて、気持ちよくて、心が満たされる気分で、でも気が付いたら私は沼の中で息ができなくなっいた。溺れてからこれじゃダメだと気づくことばかりだった。
でも今の彼は違う。溺れさせてくれない。寄りかかろうとすると、彼色に染まろうとすると少し距離を置かれる様なそんな感じ。めちゃくちゃ優しいけど、沼らせてくれない。自分で立ちな?我を失うなよ?って言われてる気分。最初は私のこと好きじゃないんだ、冷めたんだって思ってしんどかったけど、そうじゃない。ずっと溺れてるような恋は普通じゃないんだ。自分の足で立ててこそ、自分のテリトリーを守れてこそ、心から人のことを愛せるのかもしれない。
私今の彼となら愛を学べるかもしれない。
(ちなみに彼は今、コロナ感染中で昨日今日で行く予定だった九州旅行はキャンセル。今までの私ならコロナに罹ったなんてきっと嘘だ!!私と旅行に行くのが嫌になったんだ!!ってヒスってたと思うけど、今の私の心は平静です。彼の体調が早く良くなればいいなって心から思えている)
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私があなたを理解できないように
どれだけ上っ面を取り繕っても、人の本質は変わらないということを思い出した。
スマホが上着のポケットからアスファルトに滑り落ち、画面が割れた。29歳誕生日当日に縁起でもない、と修理ショップに持ち込むと30分ほどで直してくれた。ありがたい。
18歳の時1人で行った成人式の前撮りがあまりにも悲しくて、大人になったらやり直そうと当時からずっと心に決めていた。そして29歳になった昨日、ようやくリベンジできた。大好きな場所の撮影許可を得て。私は誕生日をものすごく大事にする。惨めな思い出上書日にわざわざ20代最後の特別な誕生日を選んだのだ。
姉と私はある日突然不仲になり、ある日突然話すようになった。経緯は散々過去に擦ってきたのですっ飛ばすけど、姉が私と話すようになってからは歪で、居心地は正直あまりよくない。姉は私に極端に気を使いすぎている。でも時が解決してくれるだろうと思っていた。いつか子供だったからしょうがなかったよね、と言い合える大人の姉妹になれると信じていた。
成人式の前撮りがあまりにも悲しかったから後撮りをするといった時、姉は泣いていた。私が全額出すし、参加させて欲しいと言う。私も泣きながらありがたく気持ちを頂戴し、昨日を迎えた。
撮影が始まって暫くは姉も調子よく、写真を撮ってくれたりしていた。でも気がついたらいなくなっていた。明らかに疲れた顔でふらふらとお店に入ってく姉を追いかけて大丈夫?疲れた?と話しかけると、別に、とそっけなく返されて、反対方向に歩いていった。
ああ、姉はこういう人間だった。
変わったと思っていた。思ってしまっていた。でも本質はこれなのだ。気分屋で意固地。すぐに不調になる。トリガーはわからない。機嫌が悪くなった時に気を使いすぎると大丈夫って言ってるでしょうともっと機嫌が悪くなるので放っておくしかない。でも、機嫌が悪い人が1人いるだけでどれだけ空気が重たくなるか知らないのだ。人の顔色を執拗に伺う必要なく育ってこられた彼女は。
猛スピードで服を着替えて外に出たら、おめでと、とやはり能面を貼り付けたような顔でご祝儀袋を渡してくれた。ありがとう、またごはんでも行こうねと言いかけてる途中で姉は私に背を向けた。そして車で去っていった。
帰ってきて、荷物を車から下ろそうとした瞬間スマホの画面が割れた。ああ、とため息をつきながら、今日は来てくれてありがとう、お祝いもありがとうと割れた画面を慎重に触りながら、つらつらLINEを打ったあと、スマホを修理に出した。
修理が終わった30分後、姉からの返信はなく、ただ既読という文字だけがはっきりと浮かんでいた。
私が主役で、楽しい記憶にするための会なのに、なんでこんなに気を使わなければいけないのだろう。なんで悲しい思い出を上塗りするのだろう。姉からもらったご祝儀袋は新札が20枚入っていて、それを見て私はおんおんと泣いた。きっと姉は私の涙の意味がわからない。一生わからない。私が姉の気持ちがわからないように。
どれだけ取り繕っても、どれだけ上っ面を整えても、几帳面すぎるぐらい私に気を使っても、一生姉は変わらない。不機嫌さを隠せないぐらい不器用で傲慢で、人に気を使わせてしまうことに困惑しどうすればいいのかわからない、むかしの姉のままだ。
そしていつか謝罪されるのだ。あの時はごめんと。謝り続ける。ごめんと言える方は楽で良い。私は何度も何度も辛かった記憶を蒸し返されては、姉の納得できる言葉で許していることを伝えなければいけない。謝れる人間なんて憎まなきゃいけない人間よりずっと楽だ。ごめんと言えば許される。なんて安心で快感なんだろう。ばかみたい。一生、一生加害者ぶって生きていけばいい。
私にも問題があるのだろう。彼女にとって許せない部分や理解できないことがあるのだろう。ならば言ってくれればいい。言う気力もないなら離れてくれればいい。近づいてきて、私がいちばん嫌がることをして、なんなんだろう。早い話相性が悪い。最悪だ。私が人の顔色を伺うことが当たり前であるように、あなたも自分の機嫌を自分で取れないのが当たり前なのだ。
10代前半の時、私ってシスコンじゃん?と姉に言われ戦慄いたことがある。彼女は冗談ではなく本気だった。私の知ってるシスコンとはかけ離れていて、鳥肌がたった。機嫌のいい時だけべったべたにくっついてきて、機嫌が悪い時は氷水をぶっかける。私の気分や体調は無視。妹には自我などないと本気で思っていたのだろう。あの時私は人間として扱ってもらった記憶がない。気に入りの人形の1つだった。
私はもう誰にも私の人生を邪魔されたくない。何度もそう思って生きてきた。29歳、素敵な滑り出し。
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「みんなの表町書店2」のこと

残暑、と呼ぶには、あんまりにもひどく継続中の酷暑に思考能力を奪われたまま、気づけば9月も後半に差し掛かり、いい加減にこの夏の事を振り返っておかなければ、と、今年、2024年もひと月限定でオープンしたシェア型書店「みんなの表町書店」について、まとまりのないまま書いてみる。
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「冬雨文庫」という名前で昨年に引き続き一箱本屋の棚主として出店させていただいた。昨年同様、私家版の詩集と、私物の読了本を並列に置くスタイルを取った。今年は本箱も自作して、工具と材料もほとんどは100均で揃え、それなりの形になったと思う。


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昨年は持病の症状が強く出ていた事、はじめての催しで勝手がわからなかった事もあって、棚主が交代で担当する店番ができなかったのが心残りではあった。けれど今年は比���的持病も落ち着き、数回のイベント出店を経たこともあって自信もついたのか、計三回店番を担当した。
ただ「店番をする」だけでは面白くない、と思ったので、レジ横のスペースに冬雨の個人所蔵の私家版詩集やzineを並べて展示した。一般書店で流通していない、文学フリマやネットで個人が販売している本の数々。冬雨として自分が作った本を並べる、という選択肢もあったのだろうけれど、岡山という地で、表町商店街という人の行き来が比較的多い場所において、自分ひとりの宣伝をするよりは、私が今まで出会って心動かされた作家を紹介する機会にしたかった。
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「自作の頒布」というのも出店の大きな動機であるのだけれど、きっと、詩を書き始める以前の、小学生時代に図書室の主と化していた、ただの本好きのひとりとして、この場にいられる事が嬉しかったのだと思う。昨年に比べて、棚主の数も増えて���「みんなの」という言葉をより感じるイベントになっていたと感じた。
「常設のお店ではない」ということも良い方向に働いているのだろう、各々の棚主が趣向を凝らした棚は見ごたえがあり、「本当にこの本をこの値段で買っても良いのだろうか」というような本との出会いも数多かった。
具体的に数えてはいないのだけれど、売れた本の数と、買った本の数がそれほど変わり無いのではないか、と思うほど楽しませていただいた。
売買、という通貨を通じた形ではあるけれど、私の実感としては見ず知らずの人々とそれぞれの持ち寄った本を交換し合っている感覚であって、(それは身内で楽しんでいるだけじゃないかとの批判点かもしれないが)好ましく思えることだった。
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(みんなの表町書店で私が購入させていただいた本たち)

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これまで関わることのなかった人々との会話が発生した、というのも嬉しい機会だった。特性としてコミュニケーションそれ自体が得意とは言い難い私でも、好きなものを介してであればそれなりに楽しく話すこともできるのだ、ということは発見であった。
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人と繋がるために創作をする、という考え方は好きではない。誰かと出会うために、繋がりをつくる為に、何かをつくるようになるくらいであれば、すっぱりやめてしまえば良いと私は私自身に対して思っている。
ただ、それとはまた別のレイヤーにあることとして、本が好きであることに変わりはなく、町のなかのひとりの生活者として、「みんな」のなかの一人として、魅力的だと思える場が在ることは望ましいことである、とも思っている。
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正直にいえば、岡山市が「文学創造都市」と急に名乗りはじめたことに疑問を抱かないでもない(ずっと岡山に暮らしていた者の実感として)。「都合良く文学という言葉を利用してるんじゃねえよ」というような呆れる気持ちもないとは言わない。
シェア型書店、という形を絶賛する立場を取りたいと思える訳でもない。従来の新刊書店や古書店に代替可能な形式ではあり得ないと思う。あくまでも「本」という文化の楽しみ方のいち形式でしかないのでは、と個人的には考える。その「文化」を大切にする、持続可能的に守って行くことを考えるならば、新たな催し事を増やす、ではなく、例えば図書館の予算であったりとか、常日頃から営業している町の本屋さんの現状を何とかする方が先決なのでは、とか考えたりもする。
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着地点がみえなくなってきた。
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きれいにまとめることはできなかったけれど、書きたかったことは大体書くことができたような気もする。
ひと夏の思い出として、素敵な場をもうけてくださった主催者さま、また、出店者の皆さま方、そして冬雨文庫の本を手にとってくださった方々、本当にありがとうございました。
来年も「みんなの表町書店」は開催予定とのこと。
毎年の夏の定番となれば良いな、と今の時点では感じているし、「商店街の空き店舗活用」という目的も、何かしら良い形で達成されると良いなぁと思っています。


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「冬雨文庫」としての売上 8,400円につきましては、令和6年9月能登半島豪雨への支援として、「特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン 空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」に寄付いたしました。
2024.9.23 冬雨千晶
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ラブドールに囲まれてパーティーをした。
小中高からの仲のひなちゃん。こないだ競艇で一緒に大儲けしたゆかちゃん。夏にニューヨークでショービズ三昧したなお。東京の夜の過ごし方を教えてくれたかよ先輩。会うたびハプバーやらマッスルバーやらで羽目外す悪友のえりちゃん。ティンダーで会ったレイバーの木村。この夏誰よりも時間を過ごした相方の山本。
誰もかれもコミュニティなんて違うのに、私の大好きな人が眼前に揃っていて、すごく変な時間で、幸せだった。この人たちははじめましてなのに、なんでこんなにもシームレスに会話をつなぐんだろう、と思った。私の友達だから。
帰りしな、おかみさんに財産だねえ、って言われた瞬間に涙腺ゆるんだ。私、私の友達を褒められるのがいちばんうれしい。そう、大自慢したい友達なんです。
好きとか愛してるなんて恥ずかしくて言えたもんじゃないけど、でも本当はずっと、友達や家族に大きい声で伝えたい。
そういうときに、私がフランス人だったらよかったのに、と心底思う。でっかいハグもビズもするのに。
私さ、あんまり素直に気持ちを示せないし、コンディション悪いとぴりぴりしちゃうけど、ちゃんと大切に思ってるってこと、みんながいてくれるから幸せな女の子でいられるんだよってこと、どうか伝わっていてほしい。
翌日、ひどい二日酔いのまま神楽坂でデート、書店をはしご。
この男の子のこと、昨年の秋から好きでい続けているけど、恋愛のセオリーをなぞるならぜんぜん脈ないよなあと思う。年末あたりは失���した気になってた。
ようやくなんとなくペースが読めてきて、この子なりに好きでいてくれている、と思う。気づけるようになってよかった。
いつだって名前に縋りたくなるのは不安なときで、でも私が本当にほしいのは、ただの友達だろうが愛されている、って確信を持たせてくれるそれなのだ。
前述の大好きな人たちに彼を交えたときに、きっとこの子は違和感なく馴染むと思った、あまりにも彼らとの共通言語が多いから。それってたぶん大切にしたほうがいい人だし、そうでなかったとしても、今後私が持っておくべき指標と思う。
言葉にならない愛情もすくいあげたいし、言葉にされたらあたりまえにうれしいから、多少照れても伝えられるときは伝えたい。いつまで大事にできるかわかんないからね。
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「もう日本の町じゃない」成長続ける”世界のニセコ”―時給高騰し人集められず…閉鎖する介護事業所も 2/16(日) 17:01配信
パウダースノーを武器に、世界的リゾートに成長した北海道のニセコ地域。投資熱は冷めず、円安を追い風にインバウンド(訪日外国人)の流入も止まらない。食品スーパーには、外国人向けの1折3万円を超える生ウニが並び、飛ぶように売れている。
【写真で見る】北海道各地でトラブル…“迷惑外国人”も出現―雪まつり会場スタッフに“雪玉攻撃”する様子配信
バブルのような好景気に沸く一方で、労働力が枯渇し、時給水準が東京より高い2000円を超えるまでに高騰している。人を集められず、閉鎖する介護事業所も出てきた。
外国人の交通事故も一冬500件を超し、住民とのトラブルも増えている。拡大を続けるニセコの現状に迫った。
スーパーに並ぶ3万円のウニ 地元民は「手が出ない」 倶知安町のスーパーで販売されている1パック3万円を超える生ウニ
ここは本当に食品スーパーなのか――。ニセコ地域の一角、倶知安町の「マックスバリュ倶知安店」には、世界的なリゾート地にふさわしい高級食材が並んでいた。
「外国人客が多い冬期間は観光客に満足してもらう商品を豊富に取り揃えている。やはり味にこだわらないと需要はない」(店長の田村誠さん)
北海道産生ウニが1折で3万2184円。急速冷凍したタラバガニのボイルには2万7864円の値札がついていた。霜降りの和牛もきれいに陳列されている。地元住民が目を丸くするような金額だ。
ウニを前に大興奮の外国人観光客
店内を見わたすと6割が外国人。高級食材をためらいなく、買い物かごに放る。アメリカの男性は「どの商品もアメリカより安いし、この品質なら全然高くない。せっかく日本に来ているから、おいしいものを食べないとね」と満面の笑み。かごをのぞくと総額11万5000円の食材が入っていた。
「私には縁がないかな。品ぞろえが良く安く買えるので、ほっとしている」。地元住民の買い物客はうらやましそうに外国人を見つめていた。
外国人ばかり 住民「私たちの町じゃない」とため息 外国人観光客らが歩くニセコのひらふ地区
ニセコ地域は倶知安、ニセコ、蘭越の3町を指す。2023年度の外国人宿泊数は、統計の残る2006年以降最多の延べ73万8800人。12月から3月のハイシーズンは関係者の間で「ニセコ100日戦争」とも言われている。
スキー場のふもとにあり、最もにぎわう倶知安町の「ひらふ坂」は目の前には雄大な羊蹄山が広がる絶好のロケーション。1戸10億円を超えるコンドミニアムや別荘、高級ホテルが並ぶ。
1平方メートルで70万円以上する土地もあり、価格は10年前の倍。札幌の高級住宅地よりも高いところがあり、投資熱は一向に冷めない。 行き交う人の大半は外国人。バス停の行列も外国人だ。「活気があるのはいいが、ひらふはいまや私たちのマチではなくなった」。地元住民の女性が本音を漏らした。
時給2000円超も 開発で上昇する賃金水準 店頭に出されているすき家5号倶知安店の求人
外国人の開発は賃金の高騰をもたらした。人材サービス大手の「ディップ」によると、去年12月のニセコエリアの平均時給は3年前を555円上回る1585円。これは札幌より445円、東京都より117円高い。
地元関係者によると、ひらふ地区の相場が時給2000円、英語を話せるなら2500円。市街地の大手牛丼チェーンでは時給1650円、深夜なら1900円でスタッフを募集していた。
あるホテルのスタッフは「飛び抜けてよい条件は出せないので早めに求人を出して目立つようにしている。たくさんの応募があるので面接するのが大変」と笑う。
別の関係者は「うちを含めて飲食店や宿泊施設は常に人が足りていない」と打ち明ける。
賃金格差大 人材争奪戦に敗れ撤退した法人も 地域内で賃金の格差が生じているニセコ地域
人手不足は地元民の生活を支える施設でも深刻だ。ニセコ地域を管轄する岩内公共職業安定所によると、介護や接客などのサービス業の有効求人倍率(去年11月)は4.52。人手が足りず、壮絶な争奪戦となっている。
倶知安町では、訪問介護事業所と認知症対応型の共同生活介護施設の2つの事業所が去年10月までに相次ぎ閉鎖した。
運営する社会福祉法人によると、理由は「働く人が集まらない」。他の地区よりニセコ地区の単価を上げて求人を出していたが、5年間応募はゼロだった。
物価高や最低賃金の上昇が追い打ちをかけ、廃止を決めた。利用者約20人は町内2か所の事業所に引き継がれた。
閉鎖する介護事業所もあり、高齢者にしわよせが
ある町内の事業所には8人が移った。そもそも人手不足でヘルパーを増やせないので、以前からいた利用者にしわ寄せが及んだ。 「週3から週1に減った方もいる。お金を払うからもっと利用したいと言われても対応できない」(利用者を引き受けた事業所の職員)
この法人が運営する別の事業所で働いていた従業員が内情を明かす。
「介護は大変なわりに時給が1000円ちょっと。ひらふはベッドメイキングでも時給2000円。あまりにも賃金の格差がある。ひらふ辺りはもう日本の町じゃない」(元従業員)
介護事業所の閉鎖はすぐに町内を駆けめぐった。倶知安町で暮らしてきた70代女性は不安を口にする。
「いまは人手不足の時代なので、介護する人も少ないのは仕方ないが、年齢が年齢なので不安。やはり最期は倶知安で過ごしたい」 交通事故の4割外国人 日々の生活に不安 夜も外国人でにぎわうひらふ地区
北海道警倶知安署によると、ニセコ地域で昨冬に起きた交通事故は前年同月比133件増の1024件。そのうち45%を外国人が占めた。大半は冬道に不慣れな人の操作ミスが原因だが、地元住民にとっては不安の種だ。
「交差点で一時停止しない。スピードを出して走っている」「気を付けないと。対向車線を走っている外国人がいるので」(いずれも地元住民)
日本の法律を確認せず、自国のルールや価値観で車を運転することもある。
1月13日未明、ひらふ地区で、オーストラリア国籍の男(31)が酒気帯び運転の現行犯で逮捕された。
警察の調べに男は「自国のルールでは少しアルコールが残っていても大丈夫なので、日本でもいいと思った」などと供述した。
スキーヤーの連絡手段? 不法電波で飛び交う外国語 パウダースノーを求めてやってきたスキーヤーら
法令違反は道交法にとどまらない。違法な周波数で無線を使用するケースも多い。総務省の出先機関、北海道総合通信局によると、1月の調査で確認された121回の不法電波の交信のうち、114回は外国語だった。
バックカントリーが盛んなニセコでは、外国人のスキーヤーらが仲間と連絡を取るために無線を使っているという。
「パトカーや消防、航空機の通信が妨害され、人命に危険を及ぼす可能性がある」(北海道総合通信局)
悪意はないとみられるが、明らかな違法行為だ。
物価高で「普通の生活」さらに困難に 識者の懸念 倶知安町駅で行われている北海道新幹線の延伸に向けた工事
倶知安町の人口は1万7000人。外国人が20%以上を占める。
ニセコ人気の先行きは――。北海道の不動産に詳しいアナリスト、志田真郷さんは今後も投資が進むと分析。物価の上振れで、家賃の高騰し新たな施設が建設しづらくなる。地域住民が生活しづらい状態は加速するとみている。
新幹線の開業を知らせる看板
「ニセコは海外の所得水準に合わせて上振れしている。住宅地の価格も上がっていて、通常の住宅地や商業施設、介護施設が成立する水準ではなくなってきている。生活の利便性も下がっていくだろう」
夜も外国人観光客でにぎわう
オーストラリア人がニセコに投資し始めてから20年がたつ。ニセコはアイヌ語で「切り立った崖」の意。隔絶された豪雪地帯から世界の富裕層を魅了する高級リゾートとなった。
北海道新幹線が延伸されると、札幌との移動は2時間超から25分に短縮される。インバウンドの流入や投資は止まる気配はない。 パウダースノーを武器に、世界的リゾートへと成長したニセコ。最もにぎわう「ひらふ坂」は見渡すかぎり外国人で、まるで異国のようだ。
スキー場のふもとにある倶知安町は人口2万人弱の町。平均時給は東京を上回り、ひらふでは、時給2000円超えはめずらしくない。「ひらふ辺りはもう日本のマチではない」。地元住民が嘆くのも無理はない。
深刻なのは、介護事業所の相次ぐ閉鎖だ。撤退をよぎなくされた事業所によると。他の地域より単価を上げて求人を出しても応募は5年間ゼロだった。「あまりに賃金の差が大きい」(介護事業所の職員)。たしかに介護職の時給はひらふの半分ほど。格差が生まれ、従来の地域コミュニティーをゆるがしかねない事態になってしまった。
北海道新幹線の延伸が予定され、ニセコへのインバウンドの流入や投資は止まる気配はない。「最後は倶知安で過ごしたい」。取材中に何度も聞いた高齢者の言葉が脳裏に浮かぶ。地元住民の思いは届くのだろうか。
※この記事は北海道ニュースUHBとYahoo!ニュースとの共同連携企画です。コロナ禍からのインバンドのV回復に追いつかず、オーバーツーリズムの危機に直面する北海道観光の現状を追いました。
(「もう日本の町じゃない」成長続ける”世界のニセコ”―時給高騰し人集められず…閉鎖する介護事業所も(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュースから)
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胃のあたりが、そわそわしている。胃というよりは、胃と食道の間らへん。みぞおちのような気もする。
どうしても文章が書きたくなったので書いている。何かを書いていないと落ち着かない。そういう発作がたまにある。今日はそういう日だ。夕方に別の場所で乱文を書き散らしたし、個人的につけている日記だって書いたのに、それでも飽き足らずTumblrまで開いている。だが今日はいつもの発作とはすこし系統が違う。感情を出したい、のではなく、とにかく何かを書いていたい。落ち着かない。なので適当に色々書いてみる。
最近鎖国気味である。
他人と話したくない気持ちが爆発して、誰もわたしに話しかけんな! みたいなオーラを出してしまう自分のことを鎖国状態と勝手に呼んでいる。
鎖国の起源は塾講師バイトをしていたときであった。信頼のおける先輩の先生たち(学生バイト)が全員卒業し、学生バイトではわたしが一番歴が長くなった(お局のようなかんじだったのかもしれない)。どちらかといえば器用なタイプだったので誰とも助け合わず、全部自分一人で仕事を完結させていた。そのとき、鎖国していた。
後輩から挨拶をされたらもちろんそれには返していたが、世間話なんか一切せず、指導終了後2分後には教室を出て帰宅していた。基本的に、指導のコマは連続するようにシフトが組まれるが、完全マンツーマンの個別指導塾だったので、たまにどうしても調整がきかなくて、1コマ時間が空いたりする。ふつうならそういう時間で他の先生と話したりするのだろうが、わたしは尖りまくっていたので、生徒が使う自習ブースを1区画借りて、ふつうに院試の勉強をしていた(おかげさまで今があります)。
ていうか、当時、他の先生のことがうっすら嫌いだった。とくに、ひとつ歳下のT先生。わたしはアイツを目の敵にしていた。アイツは教職課程をとっており、生徒に対してブイブイ言う系の先生だった。宿題をやらないのはなんで?? と生徒を詰めるタイプの先生であった。だがソイツは、大学の授業を落としまくってる系だった。そして彼は、わたしが卒塾するのと同じタイミング(つまり彼からしたら、大学3年の終わり頃)に退職した。理由は、「教職課程の取得があやしくなるくらい単位がやばいから」である。この時点で無理だった。生徒にガミガミ言っておきながら自分が本業を疎かにしてんのマジでキモすぎる。わたしはさ、院試に命かけて、しぬほど勉強と研究して首席になって、それでも生きるためにバイトして、飲食と掛け持ちしながら4年間勤め上げて、辞めたくても辞められなくて、教え子を医学部とか高専に送り出しても絶対に驕らないようにって自分を律して、叱るべきところと引くところのバランスを見て、どうしたらストレスなく塾に通って、無理のない範囲で勉強できるか考えて、そんなふうに、そんなふうにやってるのにお前はやることもやらずに生徒に怒鳴りつけてそして指導途中の生徒投げ出して辞めるんですね??ってなってまあ途端に無理になった。(ごめん、たかがバイトなので別にそんなに責任はないはずなんですけど) まあ、そういう人が多かった。やる気ないならずっとやる気ないままの方がいいって。熱血な先生装いながら自分の学業がおざなりなのが一番キモいねん。マジで。
すごく話が逸れた。まあ、そう言う感じで当時、鎖国をしていたって話です。
大学のゼミでも鎖国をしていた。大学のゼミには大体10人くらいが所属していた。ゼミは2年から4年まで基本的に持ち上がりだった。最初のうちはみんなと話せていたけれど、そのうちわたしは一人の友人としか話せなくなり、そのうち他の人たち(とくに女子たち)とはほとんど話さないまま卒業した。これも鎖国だった。絶妙な関係性の彼女たちに、自分から世間話を振ることができなかった。相手はきっと自分に敵意はないはずなのに、なぜだか怖かった。
その鎖国の波は今まさに第n波として到来中である。塾講バイトや大学のゼミで鎖国していたわたしは、さいきん、大学院の研究室でも鎖国しはじめている。数日後に卒論・修論発表会があるのだが、それが終わると研究室で追いコンが開催される。クソしょうもない飲み会ね。なんか、ずっと行くか行かないか迷って、それでもやっぱり行きたくなくて、意を決して欠席ボタンを押した。
わたし流・鎖国の悪いところ。ほんのすこしだけ、それが寂しいと思っているふしがある、ということ。
自分で離れたくて離れてるの。だけど、社会とのコミットメントが失われるのがこわい。研究室のコミュニティの居心地があまりよくないから離れようとしてるのに、それでもほんのすこしだけ、その中に混ざりたい自分もいる。はあ〜〜なんなんでしょうね?
これ、たぶん少し前の投稿でも話したけれど、わたし、理由がないとそこに居られないの。授業があるから、とか、面談があるから、という理由があれば大学に行けるけど、なんの意味もなく研究室に行って、共有スペースでそこにいる人とダラダラ喋る、みたいなのができない。つねに、「わたしってここに居ていいのかな?」みたいなことを考えてしまう。そういう体験が一つでもあるとそのコミュニティの居心地が悪くなる。だからわたしは研究室に行けない。
鎖国の波はSNSにも到来中である。
最近、SNSで他人と絡むのがこわい。自分の存在がうざくないだろうか、と考えてしまう。まあ、ここは大丈夫なんだけど、特に表の世界(Twitterを表の世界だと思っている節がある)が窮屈に感じてきた。だけどコミットはしていたいから、ひたすらにいいね押しマンになっている。わたしはここにいるよって伝えたいんだと思う。自分から絡めないから、絡むのにすごく勇気と体力がいるから、ツイートにも気を遣うから、とにかくフォロー中の他人のポストのハートマークを赤く染めて、界隈にコミットメントを図ろうとしている。そろそろ限界が来そうな気がしているけれど、わたしはスマホ・SNS依存症なので絶対にTwitterは辞められない。鎖国中だから、新しい作家���方からのフォローも返せない(悪意はないのよ)。交友関係が広がるのが恐ろしいと感じる。FFをこれ以上増やしたくない。これ以上増えたら、一人一人を大事にできなくなる。フォロバしないからか、たまにリムられる(ごめん、わたしはちゃんと気づいてます、気づいてない・気にしてないふりしてるんだよ)。ヒイ、と思い震える。さらに対人恐怖の波が来る。ソトとウチ。すべてを分けて、自分を守ろうとしてる。はあ、よくないですね。
鎖国の波にずっと呑まれていてつらい。一人になりたいのに一人になりたくない。これ、しんどいのが、うつ病とかそういうのじゃないとこなんだよね。もうここ5年とか、そういうレベルで起きてることなの。でもわたしは一応ちゃんと生きてるし、なんなんでしょうね。
わたし、恋人が途切れないタイプだけど、途切れないタイプなんじゃなくて、途切れさせると死ぬから途切れさせていないのかもしれない。指折り数えたらここ7年くらい、恋人がいなかった期間は多分6日とかだと思う(短すぎる理由はお察しの通りです)。恋愛依存とかじゃなくて、たぶん死ぬんだよな。恋人がいなくなったら、わたしはそれこそ、ほんとうの意味で他人と関われなくなる。唯一の生命線なの。そこが切れたらわたしは対人恐怖が悪化して引きこもりになる(もうすでに引きこもり気味ですが)。
鎖国の話はここまで。
さて、文章を書きたい欲求は留まるところをしらないのでこのまま書き続けます。今日、ほんとに調子がおかしい。もしかしたら泣きたい気持ちを文章を産出したい欲に置き換えているのかもしれないなとも思う。でもなぜ泣きたいのかはわからない。
そういえば最近、泣いていない。いや、この間ほんとうにほんとうにほんとうに大好きな作家さんのweb小説を読んだとき文章がうますぎて綺麗すぎてちょっとだけ泣いたけど、そういうのじゃなくて、ふつうに泣くやつ。悲しくて泣くやつ。
泣くのって、ストレス発散なんだよね。中学〜大学のときはよく、悲しいときはきちんと泣いてスッキリして眠るみたいことをよくやっていた。ていうか一昨年(2023年?)はわりと生活が変わって全てに追い込まれていたからわりとシクシクやってたんだけど、ここ一年くらいはいい意味で情緒が安定していたのであまり泣いていなかったような気がする。だけどその波が久しぶりにやってきたのかもしれない? でも別に泣きたいくらい悲しいことって今べつにないんだよな。あーマジで何言ってるんだろう。
これここまで読んでる人っているんですか?
うちがわから湧き出てくる感情って負の感情ばっかだな。わたしだけ?
自分のTumblr読むと暗い話ばっかでびっくりするんだけどみんなはポジティブな感情とネガティブな感情って同じくらいの割合で存在しているんですかね? 割合を教えてください、わたしは8割ネガ1.5割ニュートラル0.5ポジです。
誰だっけ、太宰治だっけ、知らんけど、誰かが、不幸というものはモワモワした質量の軽い雲みたいな真綿みたいなもので、幸福は質量の高い一粒の金��塊?砂金?みたいなこと言ってませんでしたっけ? わたしそれがすごく共感できるんだよね、苦しいことってぜんぶを覆い隠すの、だけど質量は幸せも同じくらいあるのよ。でも密度が違うの。密度が違うから、不幸がおっきくもわもわして体積がデカいんだよ。ごめんちゃんとした言葉は覚えてないけれど調べるのダルいので誰か調べといてください。でも誰か言ってたはず。
わたしが病んだところでサブカル鬱病クネクネ界隈(笑)と揶揄されるカテゴリーにしか属せないからふつうに死にたいです。だけど死ぬのはこわいので死にません。てか死ぬのってこわすぎるだろ、ふつうに。
ていうか自分が死にたい時期と、自分以外の全員が死ねよって時期と、誰も死ぬなって時期が一生交互にやってくるんだよねって感じだけど、今日Twitterを見ていたら同じことをツイートしている人がいて自分の思考は結局ちゃんと若者のステレオタイプでやっぱりちゃんと死にたいなと思いました。だけどやっぱり死ぬのはこわいです。以下略。
希死念慮をかかえられるほど世界に絶望しきってるわけじゃないけれど、確実に生きづらくはあるんですよ。わたしはインセルの亜種なので、健常と異常の間にある細くて長い道をそろりそろり渡っているだけ。
家庭環境だってそう。きょうだい児で我慢することは幼少期から多かったし何かを諦めることも割と得意だけど、親ガチャは経済力がFランクであるところ以外はスーパーレア星星星って感じなので教育にも理解があって大学院まで通えているけど、だけどそれでも苦労はしてきたし親はクソほど借金あるし自分の奨学金だって死ぬほどあるし、親が死んだらきょうだい2人を施設に入れてなんやかんやしなければならないのは自分だから、ふつうにあたたかい家庭で育ってきた他人に対してはなんか話合わないな違うなって思ってしまうし、だからといってゴリゴ���の毒親育ちってわけじゃないからそっちに共感を示せるわけじゃない、結局その間にある細い道をひたひたと渡ってるだけだからなにかと無理だなと感じてしまう。
うちの親みたいに、ふつうの人だったら潰れてしまいそうな高ストレス状況下でふつうに生きていられるのってある意味才能で、ていうか普通に内因が強いので多分うちの家系は精神疾患にはならないんですよ。そしてその遺伝子はきっちり減数分裂を経てわたしにも受け継がれているわけで。だからわたしは風呂キャンセル界隈を極めていてもべつに全然うつ病じゃなくてただ単にお風呂が嫌いすぎる不潔な人だし、引きこもっていても別にまあ希死念慮もないんですよ。それこそ鎖国をしたって死なずにここまで社会の中でなんとか生き延びてきたわけだし、不眠症なのにそんなに病まないし。むしろずっと恋人つくってちゃっかりストレスコーピングしちゃってんの。なんなの。生き方へたなくせに精神病まないし無駄に生命力強いから生きちゃってんのかって。マジで自分キモイよ。
そろそろみぞおち付近のそわそわ感がなくなってきたのでおわりにします。(ここまで読んでくれた人、もしいたらマジでありがとね、ラブ)
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USスチール社からの声明
2025年1月3日、合衆国バイデン大統領は、日本製鐵がUSスチール社を買収することには反対であると表明。これを阻止すると宣言した。
それに対するUSスチール社からの声明文が凄いというか、いやぁ、正直ここまで人さまをコテンパンにした公式文書というものは寡聞にして初めて拝見。なのでちょっと自分なりの和訳をしてみた。
そもそもUSスチール社はアメリカ第二位の鉄鋼産業企業であるも、経営難に苦しみ単独での再建を諦め、同盟国である日本の企業に買収されることで経営を立て直そうと考えていた。しかも鉄鋼業は自動車産業はもちろん軍需産業にも直結する。戦車の装甲やキャタピラを誰が作るのか、どんな組成の鉄鋼で作るのか、極めて軍事機密性が高い技術分野でもあり、それゆえ同社は前向きに日本製鐵による買収を進めていたところであった。
以下、例によって文化の文脈を踏まえ、異文化理解のために隠された行間すらをも読み取って可視化するnemo版超訳である。いかなる政治的意図もなく、ただただ原文にみなぎる強い論調・もはや口調といっても良いくらいに充満する火の玉のようなエネルギーに興味を持ったから翻訳してみたくなったまでである。
まずは参考までに原文:
Statement from David B. Burritt, U. S. Steel President and CEO, on Today’s Order by President Biden
January 3, 2025 - President Biden’s action today is shameful and corrupt. He gave a political payback to a union boss out of touch with his members while harming our company’s future, our workers, and our national security. He insulted Japan, a vital economic and national security ally, and put American competitiveness at risk. The Chinese Communist Party leaders in Beijing are dancing in the streets. And Biden did it all while refusing to even meet with us to learn the facts.
Our employees and communities deserve better. We needed a President who knows how to get the best deal for America and work hard to make it happen. Make no mistake: this investment is what guarantees a great future for U. S. Steel, our employees, our communities, and our country. We intend to fight President Biden’s political corruption.
以下、nemo版超訳
「本日のバイデン大統領からの命令に関し、USスチール社社長兼CEOディヴィッド・B・バリットからの声明文
2025年1月3日 - バイデン大統領がとった本日の行為は、恥であり腐敗です。我が社の組合幹部は組合員を無視しているというのに、そんな幹部に対し大統領は政治的見返りを与えるのみならず、その一方で我が社の将来、我が社の従業員、そして我が国の国家安全保障に対して損害をもたらしたのです。しかも我が国必須の経済安全保障同盟国である日本を侮辱したばかりか、こともあろうにアメリカの競争力すらをも危機にさらしたのです。北京にいる中国共産党指導部は歓喜のあまり街に繰り出して踊り出しているに違いありません。そしてあろうことかバイデン大統領は、私たちが事実を伝えるべく面会を申し込んでも拒否したまま、これらの全てを行ったのです。
我が社の従業員とコミュニティは、もっとまともに扱われて然るべきです。我々に必要だったのは、アメリカにとってベストな取引を引き出せる大統領、そしてそのためには努力を惜しまない大統領だったはずです。誤解しないでいただきたい、今回の買収こそが、USスチール社、我が社の従業員、我が社のコミュニティ、そして我が国に素晴らしい未来を保証する投資なのです。私たちはバイデン大統領の政治的腐敗と戦う所存です。」
いやぁ、あらためて凄い口調ですね。
政治的ポーズもあるとは思うけど、ここまで燃えさかるためのジェット燃料として、同盟国企業による買収がダメならダメで、なんであかんのかという理由がバイデン大統領サイドから明確に示されていないことなど、突けばいろいろ出てきそう。 そしてそれらを昨今のトレンドとしてサルでも分かるくらい分かりやすく示しているのか。
まぁそれゆえだとは思うけども、それにしても超巨大企業のトップが超大国の国家元首に対してここまで直球ストレートに言うというのも、ますますこれからの人類の行く末が案じられる昨今。
日産自動車も経産省が圧力をかけてきてホンダが立ち上がったとかあると聞いたし、これから政府自身がナショナリスティックになっていく、そんな世界はどうなっていくのか混濁していく中で、かくも義憤に満ちた言葉が飛び交う時代になったと言うのにも、正直暗澹とする。言葉は刃。 なら訳すなよって? そうね、でもこれも時代の記録だと思うのです。無論、あくまで私見であり私の訳でしかないのですけれども、それでもなお。
元の声明文それも原文へのリンク;
⚫︎翌朝追記 日本製鐵も声明文を発表したね: https://www.nipponsteel.com/news/20250103_100.html
抜粋すると; 「この決定は、バイデン大統領の政治的な思惑のためになされたものであり、」 「今回の決定が明らかに政治的な判断であることを示しています。」 「バイデン大統領による今回の買収禁止命令は、自身の政治的な思惑のために、米国鉄鋼労働者の未来を犠牲にすることに他ならないと考えます。」 「審査プロセスが、政治によって著しく適正さを欠いていたことは明白」 「その結論は、実質的な調査に基づかず、バイデン政権の政治的目的を満たすためにあらかじめ決定されたものでした。」 いやぁ、これが全て正しいとしても、そしてUSスチールよりは冷静に見えても、やっぱ思い切ったこと言うなぁと僕は思いました。まぁ、もはやそういう時代なのかなぁ。思い切った分かりやすさ。
以下、全文:
「米国政府による不適法なUSスチール買収禁止命令に反対する共同声明 ~日本製鉄とUSスチールは法的権利を守るためのあらゆる措置を検討中~ 2025/01/03
日本製鉄株式会社
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)とUnited States Steel Corporation(以下、USスチール)は、日本製鉄によるUSスチールの買収(以下、本買収)について、本日2025年1月3日、バイデン大統領が禁止命令を下したことに対して、以下のステイトメントを公表いたします。
日本製鉄とUSスチールは、バイデン大統領が、本買収に対して禁止命令を決定したことに失望しています。この決定は、バイデン大統領の政治的な思惑のためになされたものであり、米国憲法上の適正手続き及び対米外国投資委員会(以下、CFIUS)を規律する法令に明らかに違反しています。大統領の声明と禁止命令は、国家安全保障問題に関する確かな証拠を提示しておらず、今回の決定が明らかに政治的な判断であることを示しています。バイデン大統領の決定���受けて、日本製鉄とUSスチールは、法的権利を守るためにあらゆる措置を追求する所存です。
日本製鉄とUSスチールは、本買収により、ペンシルバニア州やインディアナ州をはじめとする米国鉄鋼業がある地域が再び活性化し、米国の鉄鋼労働者の雇用確保、米国の鉄鋼サプライチェーンの強靭化、米国鉄鋼業の中国に対する競争力の強化、及び米国の国家安全保障の強化につながるものと確信しています。日本製鉄は、USスチールが事業を行う地域コミュニティ及び米国鉄鋼業界全体に利益をもたらすため、米国の象徴的な企業としてのUSスチールを支え、成長させるために必要な投資を行うことができる唯一のパートナーです。日本製鉄は、既にコミットしている27億ドルの投資の一環として、ペンシルバニア州モンバレー製鉄所に少なくとも10億ドル、インディアナ州ゲイリー製鉄所に約3億ドルの投資を行うことを決定しています。本買収を禁止することは、USスチールの設備を長期間にわたり稼働させるために必要な27億ドルの投資が実行されないことを意味し、良好な処遇条件で家族を養う何千もの労働組合員の仕事が危機に晒されることになります。バイデン大統領による今回の買収禁止命令は、自身の政治的な思惑のために、米国鉄鋼労働者の未来を犠牲にすることに他ならないと考えます。また、USスチールの株主に対して、買収完了時に1株当たり55ドルを支払うとの約束を果たすべく、日本製鉄とUSスチールは、法的権利を守るためのあらゆる措置を講じてまいります。
日本製鉄とUSスチールは、CFIUSの審査において、当初から、誠実かつ透明性をもって真摯に協議に応じてきました。CFIUSに提出された記録を見れば、日本製鉄によるコミットメントを伴う本買収は、米国の国家安全保障を弱体化させるのではなく、強化するものであることが明らかです。CFIUSの審査プロセスが、政治によって著しく適正さを欠いていたことは明白であり、その結論は、実質的な調査に基づかず、バイデン政権の政治的目的を満たすためにあらかじめ決定されたものでした。米国政府が、米国の利益につながる競争を活性化する本買収を拒否し、同盟国である日本国をこのように扱うことは衝撃的であり、非常に憂慮すべきことです。残念ながら、米国へ大規模な投資を検討しようとしている米国の同盟国を拠点とする全ての企業に対して、投資を控えさせる強いメッセージを送るものです。
日本製鉄は、CFIUSの示した懸念に対応すべく、本買収完了後のUSスチールの取締役の過半数は米国籍とし、そのうち3名の独立取締役はCIFUSが承認すること、CEOやCFO等の重要職位は米国籍とすること、USスチールが提起する通商措置に日本製鉄は一切関与しないこと、生産や雇用を米国外へ移転しないこと、ペンシルベニア州、アーカンソー州、アラバマ州、インディアナ州、テキサス州にあるUSスチールの拠点の生産能力をCFIUSの承認なく10年間削減しないこと、国家安全保障協定(National Security Agreement)の遵守状況等をCFIUSに定期的に報告すること、CFIUSは取締役会にオブザーバーを派遣する権利を有すること等を含む、米国政府にとって完全に強制執行が可能な様々な問題解消措置を自主的に約束しました。しかしながら、CFIUS は、日本製鉄とUS スチールが100 日間にも亘って、自主的に提示した4 つの確固たる国家安全保障協定案に対して、���面によるフィードバックを全く行わなかったことから明らかであるように、両社が提案した問題解消措置のいずれについても適切に検討することはありませんでした。本日、バイデン大統領が決定を下したことに、日本製鉄とUSスチールは、深く失望しています。
日本製鉄とUSスチールは、本買収に際し、USスチールの従業員、地域コミュニティ、政府関係者、政治家、経済界をはじめ、米国および日本の様々なステークホルダーの皆様に多大なる協力と熱烈な賛同を頂いたことに感謝申し上げます。我々は、米国のステークホルダーの利益のために、米国で事業を遂行することを決して諦めません。日本製鉄とUSスチールのパートナーシップが、USスチール、特に全米鉄鋼労働組合との基本労働協約対象拠点をはじめとして、USスチールが将来にわたって競争力を保ち、発展し続けるための最善の方法であると確信しています。それらの未来を確かなものとするために、日本製鉄とUSスチールは、日米政府関係者を含むステークホルダーの皆様と引き続き緊密に連携し、法的権利を守るためのあらゆる措置を追求してまいります。
※本買収に関する詳細は2023 年12 月18 日公表の資料を参照ください。(2023年12月19日、2024年4月15日、同年5月3日、同年5月30日、同年12月26日に経過開示) https://www.nipponsteel.com/common/secure/ir/library/pdf/20231218_100.pdf」
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13:28
「抗精子抗体の値がべらぼうに高いので、自然妊娠は100%無理です。とにかく早めに体外受精に移行しましょう」
頭を鈍器で殴られる、って表現ってこんな時に使うんだなと理解できるくらいにはバコーンと言葉が私の頭にとんでもない刺激を与えた。
抗体値は2から異常、を示すのに、私ときたら98。
自然妊娠は100%望めないという。
100人に1-3人に見られる抗体、なんで私が。
いや、私だから、なのか。
不妊だろうな、時間が掛かるだろうな、とは思ってはいたけどまさか100%自然妊娠ができないと言われるなんて。
そうですか、と絞り出すように言ったはいいもののボロボロ涙が止まらず看護師がティッシュをくれた。同業者だと話さなくて良かったなと思った。
皮肉なことに、婦人科も産婦人科も不妊外来もいっしょくたなクリニックだから、もちろん学生くらいの若い子も妊婦さんも同じ空間にいる訳で、泣きながら足早に会計を済ませて自転車で帰路についた。途中から嗚咽が止まらなかった。
夫は朝、海外出張に出かけたばかりだった。検査結果がわかったら、連絡してね。と言われていたのだし、正直にLINEを入れた。私のせいで、ごめんね。と。
私たちの性行為には、子を授かる、という意味づけが昨日から無くなってしまった。
母に連絡をした。母も私を授かるのに7年掛かった不妊治療の先輩でもある。これまでは、1年できないくらいで大袈裟だ、酒をやめなさいと言われつづけてきた。
私のせいかもね、ごめんね。と開口1番に言われた。私が普通通りに産んであげられなかったからかも、と。
夫、母、父、義理の両親全員を苦しめている自分、と思えご飯が全く通らなかった。
今の世の中だから、きっと授かれる方法はあるから、と諭された。父にも話した、と言っていた。2代揃って不妊女系であることを、何と思っただろう。酒を飲んだ時には、バリバリ働くことも幸せだけど、きっと子どもを持てたら違う世界が見えるかも、と穏やかな顔をしていた父。
気が強い母に「私ができないはずがないんだから」と言われ7年間付き合った父。2人での人生を何度も母に諭し、それも幸せかもとも言っていた。
旅行で行った子授け神社でのおみくじは大吉で、子孫繁栄の兆あり、と書かれていた。お腹が暖かくなったような気がした、だけだったのだろう。
1番見たくなかった現実を突きつけられ、夢であれと思うのに、血液データの紙が、それを許してはくれない。
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タキシード仮面様コンプリートワークス
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「か弱い女の子に暴力を振るう・・・男の風上にも置けぬ妖魔よ聞くが良い 言葉の一つであってもレディに対する心遣いを忘れないのが本当の紳士 例えばタイのレストランでは大声で「コーヒー!」などと注文してはいけない なぜなら現地の言葉で「コー」は○○を下さい 「ヒー」は女性の大切なあの部分、すなわち幻の銀水晶を意味するからだ そんな事を公衆の面前で叫んだ日にはウェイトレスさんは赤面 怒ったガチムチ店長さんに「お前にはこっちをくれてやるぞジャップ」などと ムーンスティックでアクションされてしまうだろう 知らずに言ったでは済まされない事なのだから 充分に注意するがいい でもどっちかっていうと私はそういう意味で言った 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「波寄せる美しき夜の浜辺・・・この情景を壊す無粋な妖魔よ聞くが良い 淡路島では女性器を「チャコ」と呼ぶため、ご当地出身の上沼恵美子さんは サザンの「チャコの海岸物語」を歌う事が出来ない これはまさに悲劇と言ってもいい だが夕方以降の浜辺というのは音を吸収する砂と打ち寄せて岩間に反響する波の音で 男女がムーンティアラアクションしても気付かれにくい これを利用して他県から来る小学生をプライベートビーチに連れ込んじゃう 不届きなジャップもいるそうだ そんなものすぐ保護者に見つかってムーン袋だたきにされるので止めた方が良いのにな あいつら土下座しても許してくれないからな 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この体臭は・・・タキシード仮面様!」 「新緑香る芽生えの季節・・・清らかな花々を踏み荒らす妖魔よ聞くが良い 貴様には見えないのか?この生命に満ちた大地そこで繰り広げられる営みが お外でアクションすることをアオカンと言うが、その漢字は「青姦」ではない 「青邯」なのだ 元々は野外で居眠りをする言葉だった・・・だが 邯には枕という意味もあり、そこから転じて青空の下でのムーンティアラアクション またはムーンプリンセスハレーションを指す言葉になったのだ 枕か・・・フフッ、思い出すな この役を貰ったときのことを 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「心に優しさを忘れ・・・獣のように人々を襲い荒ぶる妖魔よ聞くが良い そんな風に誰かを傷つけてなんになる?ライオンのセックスを知っているか? やつらはペニスに骨が入っているため萎えることなく数時間に渡ってアクションすることができる 一方そんなやつらの爪や牙に怯えおちおち愛を確かめ合う事も出来ない草食動物はどうだ? キリンはメスを発見すると全力ダッシュで近づき、狙い澄ましたように衝突事故みたいな挿入 直後に射精して終りという、スケベ同人でジュピターが堕ちる以上の早さだ どうだ、これがお前の知りたがっていた獣のセックスの真相だ ちなみに晴れてエンディミオンになった暁にはもっと時間を掛けたいものだな クリスタル・トーキョーってラブホの名前みたいだしな 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この不快な咀嚼音は・・・タキシード仮面様!」 「人の情けを忌み嫌い・・・優しさを無碍にする妖魔よ聞くが良い 「無毛にする」と間違って覚えていた阿呆も聞くが良い 中国の一部では今でも、男の子に親愛の情を示すときにはその子の珍棒の先を摘む じゃあ女の子の場合はどうするかというとそれは私にもわからない ただ一つ言える事、それはこれが「賭け」であるということ 一歩間違えればただの性犯罪者になりかねないからこそ、慎重に行動せねばならないという事だ まったく関係ないことなのだが私は明日から海外へ旅行に行く 場合によってはもう君たちには会えないかも知れないが、どうか悲しまないで欲しい 私が居なくなったら、きっとセーラースターズの出番が増える そう思うと怖くはないんだ・・・例えメンバーの名前一人も思い出せなくてもね でもセーラー火球って何だよそれ 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この抜け毛の量は・・・タキシード仮面様!」 「妖しくも魔なるもの・・・まさしく呪われた呼び名を持つ妖魔よ聞くが良い 例え忌むべき存在であっても心にひとかけらの優しさあるかぎり、私の声が届くはずだ 日本人が聞いた時に初めてヤバイと思う呼び名と言えば「エロマンガ島」「スケベニンゲン」等は もはや有名所と言っても差し支えないだろう バリ島にそびえ立つ「キンタマーニ山」も知っている人間は多いだろうな 南米アンデスの高山「チンボラソ」まで行くと少しマニアックか チンボラソ・・・一見やばそうでそんな要素は薄い、しかし公衆の面前で発音するには憚られる そんな危うさを秘めた薄氷を踏むような地名だとは思わないか? ちなみにこのチンボラソには、地元で古くから伝承される「チンボラソのうた」という物も存在する ふふ・・・聞きたかろう・・・では歌いながら解説してやろう。まず、この出だしの歌詞だが 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「セーラー戦士といえどか弱き乙女・・・そこに付け込む卑劣な妖魔よ聞くが良い 貴様らの狙うミジンコは普段は全てメスという変わった生き物だ だが周囲の環境によって種の存続が危ぶまれるとその中で一番男らしい個体がオスになる 声優で言えば斎賀さんのようなものだ そして周りのメスはそいつに濡れそぼり、全員がそいつとアクションして子孫を大量に残すのだ つまりミジンコの性別は変幻自在と言えるだろう どうだ妖魔よ セーラースターライツという存在が何となく判ってきただろう 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このどもり気味な自己紹介は・・・タキシード仮面様!」 「見た目の違いから種を分け隔て・・・人を虐げようとする妖魔よ聞くが良い 男も女もない、人間とは皆等しく平等なもの 元は同じイブなのだ 陰茎(ペニス)だって陰核(クリスタル)から派生したものなのだ 小陰唇は男で言うとペニスの尿道海綿体であり 大陰唇はなんと陰嚢にあたる ぶーらぶらだ 股間に同じ魂を持つ者同士、わかりあえないはずがない なのにあいつら何かあるとすぐ陰嚢を蹴ってきやがる・・・親父にも蹴られた事無いのに 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この名刺は・・・タキシード仮面様!」 「あらゆるモノを憎み、妬み・・・そして破壊する妖魔よ聞くが良い 大切なのは柔らかな心だ。スポイトの頭の部分みたいな感じのな あれは英語でニプル、日本語でもそのまま「乳首」という名称だ 現在日本で入手可能な乳首はシリコン製のシリコン乳首にシリコンカラー乳首 そしてラテックス製のねずみ乳首、赤乳首の4種類 シリコン乳首の名前のガッカリ感と言ったら無いが 逆にねずみ乳首などロリケモックスを彷彿させる良い言葉だと思わないか? 赤乳首の方はお大事に 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「博多豚骨・・・タキシード仮面様!」 「昨今のブームに乗って通ぶった挙句・・・粉落としなんぞを頼む妖魔よ聞くが良い 九州弁で「でもさぁ」「しかし」などの意味である「ばってん」 英語にも似たような意味の単語がある それは「but then」 なんと発音もほぼ一緒なのだ 歴史的に裏付けがあるわけでもない、語源と言うには根拠皆無な共通性だが 九州弁とはかくも面白いものだと気付かされるな どうだ、今回は下ネタもなく綺麗にまとまっただろう妖魔よ 今だ、ポポ・ブラジル!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「法で裁けぬ闇の住人を、我等がやらねばだれがやる。妖魔よ聞くが良い 貴様ら妖魔に対してほぼ完全な役立たずとも言える警察だが その内部では俗に言う隠語というものが存在する 中でも面白いのは「包茎」を指す言葉だ そんなもの普通に「包茎」と言えばいいと思うがこれがなかなか面白い 万年筆から取った「パーカー」。由来は「頭にキャップが被る」所からだ 里芋料理の「きぬかつぎ」は皮ごと蒸し、「食べる時に皮を剥く」というオネショタな理由からだな 他にも想像しやすいのは「虚無僧」「すっぽん」「みのむし」等だが 一番格好良いのは「レーザーガン」だと私は思うぞ 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「じゃ大根とー、がんもとー・・・タキシード仮面様!」 「悪魔の手によって作られた悲しき生命・・・さまよえる妖魔よ聞くが良い 2003年の春、アメリカフロリダ州で悪魔の手によって生み出されたモノを知っているか それこそが人工処女膜「バージン・ミー」だ ��インベリルの手下みたいな名前だな 女性の局部にセットするとムーンティアラアクション時に痛みが走り、血まで出る これにより演技ではなくスムーズなロストシーズンを装えるというわけだ ピュアな男性の良心を欺く、実に卑劣な存在ではないか! こちらだけが一方的に童貞を失う・・・アンフェアな取引ではないか! 少々興奮してしまったが別にこれは私の体験談ではない 私の友人、月経の騎士(つきかげのナイト)から聞いた話だ 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このブレーキ音は・・・スタッドレス仮面様!」 「厳しい寒さに耐える人々をあざ笑う・・・許せぬ妖魔よ聞くが良い 凍り付いた不毛の大地を拓き、豊かな文化を築いたアイヌという民族がいる 彼らの独特な言語、それを知った時貴様は戦慄するだろう なにせアイヌ語で女性器は「ツ」。たった一文字の恐ろしさだ 敵の攻撃がかすった時、電柱からずり落ちた時など思わず口走ってしまいそうではないか だが本当の恐怖はここからだ 「ノ」「ト」・・・繋げて読めば大人気声優のこの二文字 なんと「ノ」は平常時、そして「ト」は勃起時を指しているというのだから堪らない のとが・・・能登が・・・ 正直に言おう、今の私はトだ! 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「現われたと思えばまた消える・・・神出鬼没の妖魔よ聞くが良い 突如消えて困るものアンケート第一位(なかよし調べ)と言えば男性器だが 03年のスーダンでとんでもない事件が起っている 「マントを付けた謎の外国人が街をうろつき、男性の性器を消し去ってまわっている」という通報があったのだ 妖魔の仕業かと思われたがさにあらず、なんとコロ(性器収縮症候群)と呼ばれる精神疾患の一種 これがパニックにより集団感染しただけだったのだ 感染者は自分の男性器が「しぼんでいく」「体内にめりこむ」「星野光みたいになる」感覚に襲われる 当然そんな外国人もいなければ被害者の男性器も無事だったが 一つの都市全体が幻覚からパニックを引き起こし、さながら白昼の惨劇といったところだった どうした妖魔よ、ひとのマントをじっと見つめて・・・欲しがってもやらんぞ 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「Cette rose est un smoking chose comme le masque(このバラはタキシード仮面様のものですね)」 「地球上のあらゆる民族にも属さず・・・そしてあらゆる民族にあまねく害を与える妖魔よ聞くが良い 人は国境を越え分かり合う事が出来る。それは人と妖魔も例外ではない 例えばフランスではコンドームを「イギリス人のマント」と呼び イギリスではコンドームを「フランス人の手紙」と呼ぶ そもそもコンドームは当時流行していた梅毒を防ぐための手段であり つまりコンドームが広く普及しているというのはそれだけ自国にこれだけの梅毒が蔓延していますという 恥さらしに他ならなかったのだ なので「こんな不名誉���ものは自国の品ではない」と苦しい言い訳をするべく フランスはイギリスのせいにし イギリスはフランスのせいにし 私は謎の外国人のせいにした 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「5秒前!4・・・3・・・2・・・・・・タキシード仮面様!」 「そこだ妖魔! いかに隠れようともこのタキシード仮面の目を欺く事は決して不可能! なぜ判ったのか不思議な顔だな。いいだろう教えてやる カメレオンの様な能力を持つ敵というのは貴様をはじめ創作物には数多く登場する だが、実際にはカメレオンは周囲の色に合わせて色が変わるわけではないのだ 主に暑さ寒さや空腹、恐怖などの精神的ストレスで変化し そのバリエーションも無限というわけにもいかないようだ もし本当に周囲の色を反映して変化するのであれば夜間はどこに居ても真っ黒になるはずだからな ちなみに夜は彼らは真っ白になるそうだ 加瀬あつし風に言えばある意味私もカメレオンを持っているが それは周囲のセーラー戦士に影響されて色と硬さを変えるわけではないのがこれで判っただろう まぁ私はぶっちゃけちびうさかサターンだけでも・・・うっ・・・スターシード出る 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「(この模様は何に見えますか?という問に対して)タキシード仮面様!」 「人々の眠りを妨げる・・・世を騒がす妖魔よ聞くが良い 一日に三時間の睡眠しか取らなかったとされる偉人と言えば? はいマーキュリー!そう、ナポレオンだ そんなナポレオンを崇拝していた我が国の偉人、野口英世は 同じく一日に三時間しか眠らず連日の激務に身を投じ努力を重ねた 一方、ナポレオンの側近秘書官プーリエンヌが後生で語ったところによると ナポレオンは一日八時間たっぷり寝て、さらに二度寝・昼寝もしていたというのだから堪らない 野口の耳に入らなくて本当に良かったと思う ちなみに毎晩の街のパトロールで日中睡魔に襲われ、学校から帰るとつい リビングのソファーでうたた寝してしまっているちびうさを私は 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「黄昏よりも昏きもの・・・タキシード仮面様!」 「か弱き人間を侮り・・・見下す妖魔よ聞くが良い たとえ力無き者達であっても勇気と信念があるかぎり、不可能な事など一つもないのだ かのナポレオンも「余の辞書に不可能という文字はない」との名言を残しているが 本人はそんなことこれっぽっちも言っていなかったという いわゆるキャラクター戦略の一環、逸話というやつだな フフ・・・連日のナポレオン推しに納得のいく答えが欲しいか?ならば教えてやろう 彼の主治医が残した記録にこんなものがある 『胸部は豊満、女性の形に似ている。また体毛は薄く、股間の隆起は小さい』 わかるか?つまり私が言いたいのはナポレオン=男装の麗人説である 遠征中に妻・ジョセフィーヌが浮気をしていたのも彼とは偽装結婚であったからではないか? 偽装の意味が今ひとつわからなくなったが、どうだ妖魔よ なにか厨二くさい歴史物ラノベが描けそうだろう? 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・ぶりぶり博士!」 「幼い子供にまで襲いかかる・・・うらやま もとい!うらやましい妖魔よ聞くが良い 貴様のような変態的ペドフィリアな悪霊から我が子を守るために モンゴルでは「ネルグイ」という名前を付ける事がある ネル=名前、グイ=無いという意味で、名前を知られると魂を汚されるという言い伝えから わざわざ「名前はありませんよ」と悪霊にアピールするのだ 他にも「ヘンチビシ(誰でも無い)」「フンビシ(人間じゃ無い)」などがあるが もっと酷いものになると「バースト」 一見格好良さそうなこの名前の意味はなんと「うんこまみれ」 魂を汚しに来た悪霊に対しバーストしてやンぞコゾー!という、一種の攻性防壁だなイシカワ セーラーサターン及びちびうさもバーストしそうになったら急いで私を呼ぶのだぞ なぜならその時トイレの戸はなぜか開かなくなっているからな 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「しゃあっ!タキシード仮面様!」 「若い女性を誑かす・・・ふしだらな妖魔よ聞くが良い 男子の憧れである「ハーレム」、これ実は複数の女性を集めた桃源郷という意味ではない その昔王族の間においておとんの妻がある程度隔離された状況あるいは場所のことを指したのだ つまり奴隷制度か一夫多妻制が無ければ無意味とも言える だからたった一人を愛するようなハーレムも、あったと言えばあった 逆にオスマン帝国ではオダリスク(奴隷女)を数百人も囲ったハーレム「至福の門」などもあり そこで年齢を重ねるとオダリスクといえどある程度の権力を持ち(若いオダリスクの教育係など) 「うあああ!オ・・・オダリスクが王族の宮殿を練り歩いている!」という そこいらの平民よりもよほど高い地位すら手に入れたという なので私を指してセーラー戦士ハーレム最高じゃんなどと揶揄するのはまったくの間違いである すでに仲良しグループを作っている女性の中にたった一人男子が混ざる恐怖、味わってからほざくがいい タキシード仮面はタフでなければ務まらないのだ 今だあっ、セーラームーン!」 「おおっ!コブラ・ソード!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「力を振りかざして弱きをくじく・・・傲慢な妖魔よ聞くが良い 主に国家権力の象徴として庶民に目の敵にされている閣僚だが その堅苦しいイメージとのギャップというものもある アイルランドのフリン環境相、アイスランドのアハーン首相などは聞いただけでも腰が砕ける スロバキアのコカン外相などまこちゃんに蹴り上げて欲しいのかと思う名前だ スウェーデンのローション環境相・・・さぞエコな成分なのだろう いずれもライス国防長官が普通の名前に聞こえるほどの猛者揃いだが コートジボワールのマンゴ大佐がゲイ参謀総長にクーデターを起こされたという話は 「そりゃゲイだからね」とマンゴへの反逆も納得がいく まぁ・・・名前を言ったらセーラー戦士の本名などかなりアレなものが多いが 作中一番悲惨なネーミングなのはぐりお君ではないだろうか あいつ婿���子に行ったら「大阪ぐりお」だぞ。惜しいな! 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この漫画は・・・よこたとくお先生!」 「子供達の夢と希望を奪い・・・暗闇の明日を招き寄せる絶望の妖魔よ聞くが良い 子供達に夢と希望を与える教材「学研シリーズ」その編集には並々ならぬ執念があった 「科学と学習」ではペンギンの足形を取ろうとして「頼んだぞ」と頭をなでた瞬間 ペンギンに怒りのくちばしを眼球めがけて喰らい失明寸前まで行ったり ペットボトルロケットが暴走しロケ地の遊園地プールのアクリル壁を破壊したり 動物イラストレーターがニホンザルを追って長野の地獄谷で遭難したりと散々である 実験コーナーで水槽に顔をつっこんで歯の食べかすを魚にとらせたり 身体に本物・偽物の果物を付け、見分けがつくのかニホンザルの群れの中で寝転がった編集者もいた ちなみに後者の実験結果は「どっちも全部とられた」だが たった二つしかない男のフルーツをもぎ取られなかっただけでも行幸と言える荒行だな グフフ・・・さぁ蛍くん、きみも学研からだのひみつを一緒に読もうねぇ え、なに?赤ちゃんが?大丈夫!デキッコナイス! 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「か弱い女性ばかり狙う・・・卑劣なる妖魔よ聞くが良い 近年で男性の「女子化」が進む中、ついにというかとうとうというか ニューヨークに「女装学校」なるものができてしまった。読んで時の如くである 週末に家族の目を盗んでお化粧し、フリルのワンピースに袖を通して鏡の前に向かう そんな「もっとキレイになりたい」男性が入学するデッドムーンサーカス団みたいな吹きだまりである ジェンダーフリーへの関心が高まった90年代初頭に創設されたこの学校 6割以上の生徒が既婚者であるという。お前らなぜ結婚した 私もウラヌスに「お前ここに在籍しとんのやろ?」と聞いた際スターオルゴールの片方を蹴り上げられ 激痛と薄れる記憶の中、入学手続きを送付寸前まで行った覚えがあるが フフ・・・意外と頑丈なものでまだ無事だったよ 見る? 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「そこまでだ!バスを乗っ取り人質を盾にする作戦は失敗のようだな妖魔よ さて乗客の皆様方はメタドンバスというものをご存じだろうか? オランダでは中毒性の高いハードドラッグの使用拡大を防ぐために マリファナなどソフトドラッグは法的に認可されている 敵に捕まったプルートが「わ・・・私を好きにしていいからスモールレディには手を出すな!」とか言うようなものだな さてもう薄々判っただろう。メタドンバスのメタドンとは麻薬の一種であり 自治体が運行し希望する人に麻薬を打って回っているというとんでもないサービスなのだ 時には一日で重度中毒患者が1000人近くもバスに押し掛けるというのだから 麻薬対策なんだかそうじゃないんだかもうよくわからないな お喋りはここまでだ!サターン、サイレントウォールでバスを崖から遠ざけるんだ! そうだバックだ。バックさせるんだ。バックでな。バックで・・・させて・・・うっスターシード 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「な・・・なんやてえええ!?タキシード仮面はん!」 「無数の分身で惑わそうとしても無駄だ妖魔よ!本物はお前だ! なぜ判ったのか不思議な顔だな!フフフ・・・簡単な事だ いかにも「古い友人です」「親戚です」という顔で式に参列する人達。だが待って欲しい それはセレモニー代理屋からの派遣なのかもしれないのだ 出席するだけではなくスピーチや仲良く集合写真、余興の披露までしてくれるという 建前にうるさい日本社会ならではだな スピーチを噛んでしまう新人もいるそうだがそれが逆に「ホンモノっぽい」と言われるという なんとも奥の深い職業ではある しかし所詮は金で動く他人、お仕事で出席しているということを忘れ無茶を言ってはいけないぞ おなじ金で動くなら他人より肉親だな、ちびうさ なんぼや・・・なあ・・・なんぼやて・・・ 今だ、萬田はん!」 「ヨロシおまっせえええええええ!」
すまんの 慈善じゃなくて 腹の中なら売れる 貸付額はパンク寸前 今から会いまっせ
泣きたくなるよなネオンライト 電話もできないミッドナイト だって追い込み どうしよう ハードなマグロ漁
黒いベンツに導かれ 事務所で巡り会う 期日の残りを数え 占う俺のゆくえ 同じ地球(シマ)に生まれたの ミラクルロマンス 死んじゃっているの ミラクルロマンス
「ゲエエ!このパワーは・・・ま、まさかプリンセス・セレニティ!?」 「妖魔よ、これがセーラームーンの記憶に秘められし真の力、ムーンセレニティの輝きだ セレニティとはセレナイト結晶、透石膏を指すのだが この透石膏が10メートルを超え森のように林立する洞窟があるのだ その名も「クエバ・デ・ロス・クリスタレス(結晶窟)」セラムン用語っぽいな 大変美しく価値があるにもかかわらず、気温平均45度・湿度約100%というムレムレかつヌレヌレな環境のせいで 特殊保冷服を着込んだ専門家でも中で活動できるのは20分が限界だという 私もまぁ中で活動できるのは20分くらいだが、締まりがキツいと10分くらいの時もあるんやで みたいな小粋なジョークをジュピターに振ったのだがあれから1週間くらい会話が無くなって まったくこれだからウブなネンネは困る む、どうしたマーズ、マーキュリー、ヴィーナス。敵は向こうだぞ 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「清らかな乙女の純潔を奪う・・・穢れた妖魔よ聞くが良い 私か?私の話は今してないだろう 代わりにこんな話をしてやろう アフリカに今も存在している遊牧民の一つ、ベドウイン族は結婚式の当日に花嫁の処女を確かめるため 銀水晶に指を突っ込み血が出るかどうかを確認する ゴーマリソーン まぁ未開部族には良くある風習だが、この時血が出なかった=処女で無かった場合はなんと 花嫁の父親かもしくは長男が斬首してもいいと言う事になっているのだ。ビッチ死すべしというわけだな 私か?私の話は今してないだろう ただまぁ、成人してからの処女って重いし・・・後腐れ無い方が良いかなって ・・・私の友人の月経の騎士(つきかげのナイト)が言ってた 私か?私の話は今してないだろう おいやめろジュピターその件に関しては後で首はやめろやめるんだうさこ!うさこー!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「粗野にして粗暴・・・気品のかけらもない野蛮な妖魔よ聞くが良い 言葉の一つであってもレディに対する心遣いを忘れないのが本当の紳士 古来より教養の一つとされた和歌のオフィシャルコンプリートブック「万葉集」にはこんな歌がある 『桜麻の麻生の下草早生ひば妹が下紐解かざらましを』 実に美しい響きだな 意味としては「桜麻の麻畑の下草がもう少し早く生えていたなら、私は彼女の下紐を解かなかっただろうになぁ」 あれ?と思った諸兄はこの「下草」に注目して欲しい 下に生える草・・・もうおわかりだな。古今紳士というものはモジャモジャはおろか生えかけですら 興味を失ってしまうというストイックな生き物だったんだよ!なんだってー! だが安心してほしい。一方で古来より女性のものは神秘的な力を兼ね備えお守りにもされている クインベリルとの最終決戦前には・・・セーラー戦士達よ、頼んだぞ ムーン2:マーズ1:マーキュリー1:ジュピター5:そして私のが1くらいのブレンドで頼む 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「パターン青!タキシード仮面様です!」 「暴虐の限りを尽くし・・・破壊をもたらす妖魔よ聞くが良い およそ歴史上において暴虐の名が語られる時、必ず登場するのがローマの暴帝ネロだ その放蕩な堕落っぷりは実の母アグリッピーナとムーンティアラアクションを繰り返していたという 有名な言い伝えだけでも十二分であるのだが 他にも男娼を招き入れた際自分が処女の花嫁役になり、花婿にバックで掘られて 「余にお前のエナジーをぶち込んでくれ!コードネームはセーラーVだ!」という感じのプレイを好んだそうな 更に殺した妻の代わりなのか、そっくりな美少年スボルスを去勢させると女装させ結婚式まで挙げた 倒錯ここに極まれりといった感じだな 個人的には狂った環境によってそれが許された上での変態よりも、社会道徳や法に反逆した変態の方が 変態としての矜持・志を高く評価したいと思う 私は百点中何点かな?フフフ 今よ、シンジ君!」 「うわああああああああああ!」
「あっ・・・タキシード仮面様」 「そこまでだ!嫌がる女性にいくら付きまとっても貴様に春は訪れんぞ妖魔よ 女性を口説くとはどういう事か、私がとっくりと見せてやろう そもそも貴様にようにガッつきすぎるとどう��るか?それがこれだ 俳人・小林一茶の残した日記にこんな事が記されている 「八日 晴 菊帰ル 夜五交合」「十五日 晴 月見三交」「十日 晴 黄散」 なんと妻の菊と一日どれだけアクションしたかの記録なのだ。ちなみにこの時小林一茶54歳 黄散(強精剤の一種。すごい効いた。変身ペン並の便利アイテム)を使ってでも致したかったらしいが 26歳下の若妻を貰ってればそりゃヤりたいっすよねヘヘ まぁ月見交合などは将来の私に約束されたプレイでもあるのだが できれば月以外の衛星も含めて惑星大直列(カサブランカ・メモリー)をキメたいものだな 今だ、俺と付き合ってくれ詩織!」 「話し掛けないでくれる? あなたと幼なじみだっていうだけでも 嫌なのに」
「貴様がタキシード仮面だな! なんというか聞いていたよりもずっと・・・」 「この強大な妖気、紅のルベウス率いるあやかしの四姉妹か! ならば聞くが良い 皆さんが日頃何気なくやっている乳頭の愛撫 これは医学用語で「ラヴィング」という格好いい名称が付いているのだ 他にも乳首を軽く摘む・前面を撫でる・揉みしだく事をそれぞれ タポトーマン・マッセル・ペトリサージと言うのだ どうだ、セラムンの敵幹部に居てもおかしくない名前だろう? 異名を付けるとしたらそうだな、「愛撫のラヴィング」「乳揉のペトリサージ」という感じか どうだ、今からでも改名を おっとすまない、泣かせるつもりはなかった。敵とは言えレディに失礼な提案だったな ・・・泣いてるコーアンちゃん・・・ギザカワユスなぁ・・・ 今だ、セーラームーン!」 「ダルクサンダー!」
「この賞金額は・・・人間台風(ヒューマノイドタイフーン)!」 「平和を踏みにじる・・・愛無き妖魔よ聞くが良い ラブとピース無くしてはこの世に光など永遠に生まれない事を! さてピースと言えばおなじみコッドピース。元は中世ドイツ、ショースの股間部に取り付け スターオルゴールがぶーらぶらしないように収納するための物であった だがファウルカップのように防護性を高めるために金属製のものへ 更にこれみよがしに装飾を施し、いらん芸術性まで高め始めていった 中には獅子の頭を模した物などもあったため、ではウラヌスのコッドピースはさぞ立派なのだろうと 見せて貰おうとした瞬間に股間への蹴り、それは、装着していたコッドピースをいとも簡単に破壊し その時の私と言ったらラマーズ法を繰り返すだけの哀れな小動物(アルテミス)であった なので近くを通りかかったちびうさとサターンに、いにしえよりの民間療法を懇願 早く私の患部にかけるんだ、ラブアンドピス、ラブアンドピス 今だ、ウルフウッド!」 「トンガリーーーーーーッ!」
「このジングルは・・・タキシードクイズ!」 「さぁ今夜もやって参りました、紳士による紳士のためのシルクハットなお時間 ザ・タキシードクイズ!テレビの前の妖魔よ聞くが良い 90年代アメリカでどれだけ長い時間怒張を維持できるかという「勃起マラソン」が行われましたが この勃起とは何が勃起したのを指すのでしょうか?はいジュピター!え、手挙げてない? そう、ペニスだ。ペニス。いうてみ・・・ほれぇ・・・いうてみぃや・・・ その時の記録は40時間、叩き出したのはわずか18歳の少年だったというのだから地球の未来も明るい だが1971年にはすでにイタリアでそれ以上の記録が出ていたのだ 叩き出したのは27歳の男性で、記録は驚愕の54時間 ムーンスパイラルハートアタックが約6480回ぶち込める計算だ妖魔よ その勃起を支えたネタは何だったのかというとなんと「名犬ラッシー」 まぁワンワンスタイルと言い換えれば古今東西ますらお奮い立つもやむない無双体位であるな ワンワーン!よしいいぞサターン!もっとだ!もっと私を鳴かせてくれ!コードネームはセーラーVだ! 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「あっちじゃヘリも飛ばした 戦車にも乗れたよ!100万もする武器を自由に使えた!タキシード仮面様!」 「気品もセンスのかけらもない・・・醜い妖魔よ聞くが良い 洋画に付けられた邦題で名作と言えば「ランボー」「天使にラブソングを」などは 気品とセンスに溢れた類い希な例と言えるだろう 逆に「史上最悪のボートレース ウハウハザブーン」といった「お前が最悪だよ」という感じの題名もある さて我等がセーラームーンはというと、例えばうさぎは「セリーナ」セレニティを意識した良い名前だな 私の本名は「ダリアン」なんかそういうサイコ映画があったような気もするな 各話タイトルもうさぎ誕生日会は「バースディ・ブルース」ちびムーン活躍回は「テインテッド・ティーパーティ」など バンドオブブラザーズ並の戦場ドラマを彷彿させる渋さとなっているが うさぎがルナに「俺の戦争じゃなかった、あんたにやれって言われたんだ!」とか言ったり ちびうさが「トゥインクルエール鳴らしてぇ、鳴らしてペガサス乗り回してぇよ」とか言ったりはしないので安心だ ただし声は若干太い 今だ、セーラームーン!」 「フゥーハハハァ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「柔肌を引き裂き・・・鮮血を求める凶暴な妖魔よ聞くが良い 今ではすっかり童貞の意味で使われるようになった「チェリー」 オックスフォード辞書によれば、そもそもは組み立て前の男を知らぬ成型色 またそんな乙女という名のガンプラを初めて組み上げた際の破瓜の血の色から来ているジオン驚異のメカニズム 要するに乙女を指す言葉だったのだな さくらんぼよりも「桜の花びら」というニュアンスで言えば納得していただけるだろうか しかしロマンチックな例えも男からすれば実際ちょっとしたスプラッター映画 紳士的に部屋をノック「今から挿入(はい)るけどいいかな?」「ええ・・・どうぞ」なんてやりとりがあって ワクワクしてドアを開けたら出ました紅のルベウス。紅ってかもうドス黒い 塩沢さんの声で「かかったなタキシード仮面!」とか響くわけだ。かけるのはこっちなのに そんなん見ちゃったもんだから、もう、スターライトタワー崩壊。守るべきものを失った・・・ あっでもサターン君のは大丈夫汚くない。なんていうか、Y'ズまん 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「フッ、危機一髪だったがこの賭けは私の勝ちと言うところだな妖魔よ! そんな時、ボールの数字を読み上げてくれるのがビンゴディーラーだ 利益をネイティブアメリカンの収入源にしていることから主にインディアンカジノで行われており 一兆円市場の業界でニーズも高く安定した優良職業 声に自信のある方はアメリカかカナダに飛んでみては如何かな? というか私の近くにも欲しいな、ビンゴディーラー。主に寝室にスタンバってくれるやつを んでもし当たったら、いや周期計算とかちゃんとしてるけど、ナマ気持ちいいし、だからもし当たったら 美声で「オオ・・・ビンゴゥ!」って教えて欲しい 「おめでとうございます!見事ビンゴしたのはこちらの紳士!」みたいなライトアップ付き くす玉なんか割れちゃったりして、花吹雪も舞ってる中、笑顔のビンゴディーラーがラジカセのスイッチ入れると エターナルセーラームーンのメイクアップBGMが流れ出したりね(エターナルッ) ああ永久就職(エターナル)ってそういう意味かぁーみたいなね(エターナルッ) 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「単勝一番人気はタキシードカメン、オッズ1.2」 「無駄だ妖魔よ!こちらには勝利の女神がついているからな! いわゆる「あげまん」というやつだ。伊丹監督の映画で有名になったが 「あげまん」の「まん」は銀水晶、つまり女性のオマンクスを指した言葉では無い 本来「まん」とは「間」であり巡り合わせや運などを意味する つまり相手の運気を上げる人を総じて「あげまん」下げる人を「さげまん」というのだ なので「男の場合はあげちん・さげちんになる」というのは真っ赤な嘘だ そもそもさげちんって何だ。萎えてるじゃないか。女性よりも男性側に不利益が出てるじゃないか 「どうした?大気光の変身バンクでも見ちゃったか?」とか慰めたくなるじゃないか 私を見たまえ!トゥインクルエール無しでもペガサスいきり立って登場、ウマ並なのねアナタとっても 下半身のデッドムーンサーカスがテントを張ったぞ! 見えました最終コーナーを曲がって、いやそんなに曲がってないけどちょっと右曲がりで アマゾネスカルテットの芝無し最終直線に 今だ、杉本清実況アナ!」 「タキシードカメンは遅れて六着」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「セーラー戦士達の洗脳は解けたぞ!残念だったな妖魔よ! 彼女たちが正常な状態に戻ったところで、伝えておきたい事がある 日本ではスタンダードとされる正常位だが、他の民族においては全然正常じゃない 多くは横向きに寝そべりながら挿入する側臥位が一般的 まぁ昔の庶民は狭い家で同じ部屋に家族が寝ていたため、お互い横向きでアクションする方が 隣で寝てる人にぶつかったり物音を立てたりしなくて済みそうだ そもそも生物学的に見れば一番正常というか自然なのは後背位っぽいがな ちなみに側臥位は動きも目立たないため隠れてアクションするには最適の体位と言える 隠れなきゃいけない様なやましい行為は私は一切してないが、魔が差すファンタジーそうさ夢だけは 私はただサターンをサンクチュアリに連れて行こうとしただけなのに。誠心誠意謝ったのに。所持品全部差し出したのに そしたらクインベリルの声の人が「まだ命が残ってるではないですか」みたいな事言ってきて殺されるところだった 君は幼宇宙(コドモ)で感じたことがあるか!? 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
~前回までのあらすじ~ クインベリルによって洗脳されてしまったタキシード仮面は急行系カードと物件を捨て値で売り払ってしまった 「・・・ここは・・・そうか、私は今まで操られて・・・しかしそれももう終りだ! 正常に戻った私から貴様に一つ教えてやろう 日本の正常位が世界的には全然正常じゃない、という事は前回言ったが 太平洋の一部島々では座りながらワールドをシェイキングするのが一般的 女性が木などにもたれて座り脚を広げると見えたぞ、ブラック・ドリーム・ホール! ここで相手の男性が性器で刺激し濡れそぼればOK。濡れそぼらないうちに、というか サターn いや相手が特に脚を広げてもいないのに刺激しようとするとウラヌスに殴られたりする 医��に診せたら一目でわかる グーパン型に痛むTatoo かくせないわ 逆にこの島で日本の正常位というのはアブノーマルプレイに分類されてしまうのだ 「なぁ・・・正常位してみね?」「やだもー変態!」そんな感じ 戦時中の日本軍が教えたそうだが、日本人は変態という印象には遺憾の意を表明する 今だ、さくまあきら氏!」 「桃鉄で遊んでくれた皆さん、今までありがとうございました」
「うわああ!し、死んでる!?」 「ようこそ妖魔の諸君。君たちはそれぞれ私がちびうさにした何らかの行為を ウラヌスとプルートにチクった共通点を持つ よってこの館にてその罪を償って貰うが・・・生き残りたくばこれを見ろ これは南極一号と呼ばれるダッチワイフだ その名の通り南極観測船の隊員達がアブラカダブラポン!するために用意されたビッチである ところが極寒の中では性欲自体が起きず、誰もポン!しなかったため結局全員ノーテンで南極にて南局終了 帰国後のインタビューで「処女にて帰還す!」という感動大作っぽい文字が躍る事になった 己の生まれた目的を果たせずに任務を終えた彼女の心中お察しする なればこそ女性としての役割は紳士として全うさせてあげたい ブラックレディは私のホワイトで中和できるはずだって意見したらこれだよ 毎度毎度あの巨女が。ヘリコプターに変な名前付けてるくせに。しかも撃墜されたくせに 天王号とかセンス疑うわ、私みたいにマシンタキシーダーとかにすればいい。そんなの持ってないけど 今だ、セーラームーン!」 「なんだ今の爆発音は!」「見ろ、唯一向こう岸に掛かってた橋が」
「この波動は・・・ジェダイの騎士!」 「そこまでだ妖魔よ!地の利を得たぞ! こないだ脱衣所でうっかりウラヌスと鉢合わせ、すわラブひなか?と思われたが 雪のように白い肌の向こうに出たぞ雪原の怪物ワンパ!もっさもさやんけ!ルークあやうし! その隙にいつもの的確な蹴りがヒット、どこにって?もう言わなくても判るよね? ウウッ・・・もう隕石調査は諦めるしかないっ・・・! 薄れる意識の中で思ったのは、スターウォーズEP5でルークがワンパに襲われるシーン あれは特殊メイクでもなんでもなくルーク役のマークが撮影現場へ来る途中交通事故に遭った怪我なのだ マジモンの負傷をそのまま撮影に使うとは恐るべき機転の利かせ方と言えよう こっちはルークどころじゃないよ。あのね、ライトセーバーが根本から伸びない。フォース全然出ない お願いブゥンって言ってブゥンって・・・そう思い今一度パンツの中を見たら死ぬ直前のヨーダみたいなのがいた さっきまで元気にグリーバス将軍並に振り回してたのに!弟のように思ってたのに! 今だ、レイア姫(朝日テレビ版)!」 「はいっ!」
「このエンジン音は・・・マシンタキシーダー!」 「私の愛機からは逃げられんぞ妖魔よ! 昔は白馬の騎士などという言葉もあったとおり馬に乗って颯爽と登場などが一般的だったが その「馬」という動物、実はすでに野生には居ない。地球上から絶滅してしまっているのだ 今いるのは人間が飼育しているもの、そしてそれが「野生化」したムスタングのような種類だけだ そんな彼らを無闇に戦いの場にかり出すのは良くないと思ってのこのマシンだが 走行シチュエーションを問わず走りを楽しみたいライダーにオススメのハイパープロ リアショック あえて個性を主張しないスタイリングは乗る人こそが紳士たれと呼びかけているかのようだ だがそんなマシンも乗る前に取り押さえられては真価発揮できず またキミか!プルート君!そんなビラビラになった時空の門には興味がないと言っているだろう! それとデッドスクリームは命中させる場所によっては私の馬が絶滅するので禁忌(タブー)だと言っているだろう! 判ったか!判ったらはやく不躾棒でちびうさのトランクまわりのチェックの続きを 今だ、田辺憲一さん!」 「ちょっと加速悪いねこれ」
「このジェット音は・・・マシンタキシーダー・スライダーモード!」 「ウイルスをまき散らす妖魔・・・いや病魔よ聞くが良い 貴様が蔓延させたこの風邪、世界各地で最も多くの民間療法を持つ病気なのだ いわゆる「お婆ちゃんが言ってた」というやつだな ポーランドでは玉葱丸々一個のみじん切りと砂糖で作ったポタージュ一気飲み イタリアでは黒焼きにしたレモンを鉢巻きで額に巻き付ける。八つ墓村? ブラジルでは生のニンニクでネックレスを作り首にかけ そして日本ではおなじみネギを直腸に挿 どうしたちびうさ?フフッ、早くキャストオフしてごらん ハイ来たこの痛み!例によって鋭い蹴りが人間・氷川誠としての部分をダメにした。もういいだろう! 見て下さい私のワームを・・・こんなネイティブになって謝っているではないですか・・・ その隙をついてクロックアップ、あやうくシャボンスプレーで葦原君になる所──なにっ!? ほう、クロックアップについてこれるのか だがお前は俺を甘く見すぎてる 今だ、加賀美!」 「運命の」
「お前は確か・・・タキシード仮面」 「こんな時間に公園で一人・・・どうしたんだセレセレ 妖魔といえどか弱いレディ。君にそんな涙は似合わないな ほら耳を澄ませてご覧。スターオルゴールの音色が響いてくるだろう 1週間くらい巻いておいたからね。ぎりーって。理性が壊れる寸前まで巻いておいたから今ちょっとやばい そうそう、オルゴールというのは実は日本語だ 江戸時代に海外から入ってきた見知らぬ楽器は全てオルガノと読んでおりそれが転じたようだな つまり外国人に「俺のスターオルゴールを~」と言っても通じない まぁちびうさにも最初は通じなかったよ。それがむしろ興奮した。スター・・・いやカオスシード出た 鞘からちょっと抜けそうになったギャラクシアの剣を頑張って定位置に戻しましたけどね でもそこへ通りかかった蛍君が「私にもお手伝い出来る事あります?」とか言ってきて、エ、エン、エンディミON! 誰だって誰かの力になれる。それを言いたかった さ、判ったらもうお帰り」 「・・・うん(よく判らないけど、悪いヤツじゃないのかも)」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「下劣な手段で人々の心に入り込む・・・薄汚い妖魔よ聞くが良い。 現在では笑いを伴わない猥談や露骨な性的話題も全てひっくるめて下ネタと呼ばれているが 寄席、落語の席ではエロ関係は「バレネタ」と呼び、下ネタと区別していた では下ネタとは何を指したのか?そのものズバリ「排泄・汚物」マーズが今朝でかい音をさせていたアレだ しかも粋や通に繋がるバレネタと違い下ネタはとにかく下劣で低俗と嫌われた 確かにマーズのはいかにもマーズ・アタック!色と大きさは例えるならニコルソンな凶暴さ どんなウンチの時も絶対諦めない、そんな仮面な乙女のポリシーをもつ私ですら躊躇した 思わずERに駆け込んだらダグラスがナンパ目的以外で急患扱いしてくれるレベル それに比べてプルートはどうだ!ちびうさをスモールレディと言うだけの量はある!顔をあげて とびこんでゆくの ひり出された見事なガーネットロッドの圧倒的迫力、君自身がキング・エンディミオンだったのだ・・・ フッ、ちびうさやサターン以外でもこんなポテンシャルを持つ戦士が居たとはな 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このジングルは・・・タキシードクイズ!」 「さぁ今夜もやって参りました、紳士による紳士のためのシルクハットなお時間 ザ・タキシードクイズ!回答席の妖魔よ聞くが良い。動けば撃つ ちんちん電車から電車を取ると何が残るでしょうか!はいジュピター!上のお口で答えて! え?・・・あー、まぁ普通はそう言っちゃうよね。正解は「線路と駅」ですがフハハハ! そんなジュピター大好きちんちんの形を模した大人の玩具 これ実は特許を出願する場合、該当する分類が存在しないのだ なので「大人用玩具」なのになんと「子供用玩具」として出願される。フ、聞くだけで勃起するわい・・・ 見よ、三つのタリスマンが共鳴して・・・振動して・・・リズミカルに揺れ始めた!新たな危険に誘われてここにブブブブ 思春期のサターンにはちょっとサプライズだったようだね、でもそんなに嫌がっても聖体(オスティーは)正直だな! で、気付いたらもう眼前にディープサブマージ迫ってるわけ。はいはいまた失敗です。どうなっているのかね 聞いているのかねカオリナイトくん!魔具茶だ!はやくしたまえ! 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「残念だったな妖魔よ!貴様の集めていたエナジーは全て取り戻したぞ! この黄色くて温かくて良い香りのする液体エナジーはな!チャープチャプだ! 「男として四部ジャンケン小僧のガラスのシャワー並に浴びたい液体と言えば?」で一位の潮だが 皆がありがたがる最大の理由であるアンモニア成分、実はほぼゼロ 潮すなわちスキニー線液が尿道口から出る際に微量の尿が混ざるだけで成分的には汗と同じ! つまり世の男性の8割がやっているマーキュリープレイはポカリスエットで代用できるのだよアンダーソン君 おっとお役立ち情報に洗浄のピスニスト達の浮動票が無所属タキシード仮面に多く傾いたかな? だがやはり本物は違うぞ たった100ccの中に宇宙が見える、それは彗星スノー嗅ぐや、否や、私の脳を鮮やかに刺激してスパーク おお、ザ・ライトスタッフ(尿資格者)・・・!ラムダパワー充填 本日は若干言語野に痺れが残る。甘んじて受け入れよう。しょっぱいけど いまならなかよし12月号に港区立十番小学校検尿日カレンダーがついてくる! 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「信じて送り出した・・・タキシード仮面様が!」 「息のあったコンビネーションは見事だが、同じ二人組ならこちらが上だ妖魔よ! はるか君とみちる君あたりにとってはもはや当たり前の用語「タチ」と「ネコ」 語源は諸説あるがタチは「太刀」というわかりやすい隠喩以外にも 歌舞伎の「立役(男の役)」から来ているとも言われている ネコはネコ車(工事用一輪車)を押している姿がソイヤッソイヤッに似ているからソイヤッ セーラー音頭で んちゃちゃっちゃ 私も以前キングエンディミオンの嫌がらせでうさことの仲を引き裂かれた際 何かを求めるように一の橋公園を徘徊。ねぇオーディションでこの役貰った時の事が忘れられないのぉ あるときはルナ、ある時はアルテミス、ていうかどっちもネコ、ヤッタネ!タキシード 不特定多数との絆が魔界樹のエイリアンを打ち砕く!エイルの笛よ吹き荒れろ、やだこれ太ぉい そうか・・・これがキングの持つ優しさの源・・・こうして歴史は紡がれていく・・・ ていうか私じゃねえか 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「人々の憩いの場を踏み荒らす・・・悪逆の妖魔よ聞くが良い 人質の皆さんも是非お子様と一緒にお聞き下さい。♪おお牧場はみどり 草の海 風がふく♪ 小学校の教科書などでもおなじみスロバキア民謡 実は祖国では聞くことが出来ない。それは元の歌詞に原因があり・・・要約するとこうだ 「戦に出るから家臣達お供せよ」「銃も持たずに何を狩るというのですか領主様?」 「18歳くらいの雌の鹿が居たので馬で追い立てた後に下腹部の銃で(小指を立てながら)これモンよ!」 「う、うむ なんだか興奮してきたよ!」 当然日本では歌詞を変えられているわけだがなんとパッションな歌だろう 私だってこれやりたい。エーデルワイス舐めたい 自慢の銃で、あ、でも罠もいいな。ちいさな子鹿を餌にせつなママまでおびき寄せちゃうトラップ一家 その表情がマイ・フェイバリット・シングス。理性という名の山を越えて大人のスイスへ亡命しよう そんな完璧な計画書を燃やした人がこのクラスにいます。先生怒らないから手を挙げなさい 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「この点滅は・・・聖夜限定奥義・タキシードミラージュ!」 「まぶしかろう妖魔よ!聖なる夜を荒らし回るのもここまでだ さぁもう安心だ子供達、お父さんお母さんの所へお帰り。あ、やっぱまだまずい 今ちょっとお父さんがね、暴れん棒のサンタクロース。クリスマス前にはっちゃけた 大丈夫別にお母さんは虐められてるわけじゃ・・・お父さんの方が泣いてた?フッ、珍しくもない いいかい坊や、下痢止めと下剤を同時に飲むとどうなると思う?答えは下剤の勝ち 人間、我慢するより出すほうが自然なんだね ただいまの決まり手は押し出し、押し出しでウンコの勝ち。ウンコ六連勝です。パンツ負け越し。濃いのハッケヨイ! 街を見てごらん、イルミネイションが輝いて、すっごい出た時に似てる。ブリリアントダイナマイトネオン プレゼントは来年10月くらいまで待ってね、きっとお母さんの産道から出てくる 何?違う?DXゴーカイオー?でもまぁ豪快に合体はしてるし納得してくれ。キャベツ畑からガレオン出航 今夜はゴム無しで大いなる力、注入。なぜって? 人間、我慢するより出すほうが自然なんだね」 「まもちゃん、今頃何してるかなぁ・・・」
「私は・・・私はただ、この人と一緒に・・・」 「判った、行くが良い。妖魔と人間の恋・・・まさにロミオとジュリエットか ラブストーリーの傑作と呼ばれるこの話、日数的に見るとかなりとんでもない 初日でロミオとジュリエットが出会いバルコニーでキス と思ったら翌日には電撃結婚。その帰りにロミオはジュリエットのいとこに ロミオ・スパイラル・ハートアタックをキメて殺害 その後ロミオ逃亡からジュリエット偽装自殺、勘違いにより二人とも死亡までわずか三日だ このスピードからすると多分おセックスもしてた。絶対。判らないようにちっちゃく 「そしてロミオ中出し」とか書いてある。んでバレないうちに次の瞬間、食事シーンとかになってるの ロレンス神父に後で聞くと「うーん、まぁフニクリフニクラ~」みたいな曖昧な事言いそう もうねわかってる。ロミオもこれ普通に行ったらおセックスできないって理解してるから 一瞬の隙を突いて腰突いて。速攻。ラディカルグッドモンタギュー家。見習いたいね サターンだって変身中にササっと済ませれば、そう思ってたら変身バンク無いの・・・嘘だろ・・・ 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」
「このバラは・・・タキシード仮面様!」 「追いつめたぞクイン・ベリル!光と闇の決着をつける時だ 光と闇。言うなれば食い合わせ。ウナギ&梅干やスイカ&天麩羅などは有名だが はいそこの妖魔!そーです貴方です!おでんを肴に一杯。いいですねぇ しかしこれがクセ者。なんと酒&辛子は共に結構を促し「過ぎる」ために高血圧の原因に また茄子の漬け物&ざるそばも体温を下げる組み合わせのため身体に悪影響 普段何気なく食べてるこうした組み合わせ、実は禁忌(タブー)だったんですねぇまみちゃん 逆に良い組み合わせと言えばちびうさ&サターン お互いの名を呼びつつも同時に達してしまう「堕ちる時は・・・一緒だよ」うん手は絡ませて! プルート&ちびうさも「やめて、スモールレディが横で寝て・・・っ!」という感じで 声を押し殺してのお餅つき。月のお餅はベタベタしてる というわけでTVスペシャル龍騎のラストさながらに私を囲むセーラー戦士の皆様、ガッテンして頂けたでしょうか? あぶないっ、うさこ!」 突き飛ばされたセーラームーンが見たのは、自らを庇いクインベリルの雷に貫かれたタキシード仮面の姿だった (つづく)
うさぎの手に抱かれ、タキシード仮面のマスクの点滅がゆっくりと褪せていく 「ブレーキの壊れたピスト自転車」と呼ばれた彼に終りが近いことは、もはや誰の目にも明らかだった 「こんなの・・・こんなのないよ・・・」 「すまないうさこ、正体を隠してでも・・・ずっと傍に居てあげたかったのに・・・」 「ううん、あたし知ってた。全部知ってたんだよ 正体がまもちゃんだって事も、ずっと私達を助けてくれてた事も 冬眠中の熊は眠ったまま尿をボンジョビしたり、逆に植物で腸を詰まらせ糞をブリジストンさせない事も 20世紀初頭まで食人してたフィジー島民によると「腐りかけをタロイモの葉で巻くとうんめぇーっ!」って事も 丼物に付く沢庵は一切れだと「人斬り」三切れだと「身切り」だから二切れだって事も テトリスの作者は特許を取ってなかったのでこれっぽっちも金が入らなかった事も ちびうさがこないだ「お父さんって呼びたくない・・・」って漏らしてた事も全部!」 「なにそれ死にた・・・い・・・」 「まもちゃん!まもちゃああああん!」 次号、感動のフィナーレ! (つづく)
物言わぬタキシード仮面、いや地場衛の身体を冷たい宮殿の床にそっと寝かせる たったそれだけの所作にうさぎの、衛への深い愛が籠もっているかのようだった 「うさぎ・・・」「うさぎ!」「うさぎちゃん!」「うさぎ!」 戦士達がうさぎを、そして己を鼓舞するかのように名前を叫ぶ。憎しみ、悲しみ・・・どれとも違う グリコマークのモデルになったのはフィリピン人マラソン選手カタロン氏。そんな表情だった 「みんな、いくわよ!」「ええ!」 皆判っていた。戦いの果てに死があること。今まで欠けることの無かった大切な仲間 それが敵の攻撃を受け、当たり前のように当たり前の現実を見せつけた 横たわるタキシード仮面。冷たい身体。目の前の死体。ただの物。糞袋。ゴミ。粗大ゴミ。←お前らの末路 そんな言葉を振り払うように5人は突撃していった 「フン、小癪なセーラー戦士どもが・・・!」 死の女王が嗤った
「男の子の股間に付いてる『チ』で始まるカタカナ4文字なーんだ?はいセーラームーン!」 「チンポコ!」 「正解はチャックでした!ゲェいささかも怯まない」 クイン・ベリルの精神攻撃を辛くも耐えるセーラームーン。大切な人を奪われた怒りが目に宿っていた 「成長期をむかえると毛が生えて皮がズル剥けちゃうアレはなーんだ?はいセーラームーン!」 「チンポコ!」 「どうもろこしだよ!即答はやめろよ!」 プリンセス・セレニティとしてのエナジー、そして羞恥心が備わった強い精神 それをある意味尊敬のまなざしで見つめる仲間達との絆が、今のセーラームーンの力だった だが──── 「女の子が一度味を覚えるとハマっちゃう、黒くて硬いものなーんだ?ヒント『チ○コ』はいジュピター!」 「えっ、あの、あふっ・・・」 セーラージュピターがゆっくりを膝を付き倒れる。砂山が崩れるようにゆっくりと スローモーション、そう、中森明菜並にスローモーションだった 「いや・・・いやあああああ!!!」
このまま圧せば勝てる、そう踏んだはずの攻撃の手が弛む 目の前の大義も忘れセーラームーンはジュピター・・・いや「まこちゃん」の元へと走り寄った 戦士といえど思春期の女の子。過酷なさだめに何から何まで耐えうるはずもない そんな目論見が当たり冷笑を浮かべるクイン・ベリルだった 「まこちゃん!まこちゃんどうしたの!?イグの!?」 「ちょっと濁音は止めなさいよばかうさ!」 「だってレイちゃん、まこちゃんが・・・まこちゃんが!だってまこちゃんなんだぜ!?」 瞬間、乾いた音が宮殿に響く 腫れた頬を抑えるセーラームーン。涙目でそれを睨むマーズ。うろたえるヴィーナス F91の展開の早さに一言あるマーキュリー 「・・・しっかりしてよね、ばかうさ。ここまできて全部無駄にしたら、きっとまこちゃん悲しむよ」 「レイちゃん・・・そう、だね」 ふっきった顔で立ち上がるセーラームーン。続く三人の戦士。もう迷わない。もう逃げない。もう寝ない 決意に満ちた表情だった
「貴様ら・・・!?」 ばかな。確かに立ち上がれぬよう心を折ってやったはずなのに。なぜ? 一人の仲間の死、それによって他の四人も戦えなくなるはずだったのになぜ!? 困惑するクイン・ベリル。タキシード仮面の死はカウントされていなかった 目の前の華奢な少女達が、死という現実を越えてなお立ちはだかる それが理解できなかった 「・・・ふん、同じ事をあと四回も繰り返せばそれで私の勝ちよ!」 「そんなにエロ雑学覚えてきたんだ・・・」 「引く」 「う、うるさい黙れ!」 声を張り上げるベリル。だが──── 「クイン・ベリル・・・可哀想な人」 「なんだと!?」 セーラームーンの意外な言葉に、死の女王は目を見開いた
「か・・・可哀想・・・だと・・・!?」 驚きに見開いた目は、徐々に屈辱で怒りに染まっていく 「可哀想だと!!!!111111?????」 「私達がなぜ立ち上がれたのか、判らないのね。だからそうやって婚期を逃し女を諦めてまで 卑猥な雑学で相手の心を乱して漬け込み破壊しようとする」 「ばかうさ・・・」 「それ私達もやってたんやな」 「ほんとだよ。謝れよ各方面に」 「かつて・・・赤塚不二雄は歯医者に言ったわ。『知り合いを驚かせたいので歯全部抜いて下さい』って 結局医者に止められたって!」 うさぎの頬を涙が伝う。それは誰のためでもない、自分のための涙だった。自分のためかよ
セーラー戦士達のエナジーが増大する 「マーズ・スター・パワー!」 「マーキュリー・スター・パワー!」 「ヴィーナス・スター・パワー!」 「ジュピター・スター・パワー!」 ジュピター!?ジュピターナンデ!? 「ムーン・クリスタル・パワー!」 「くうう・・・滅びよセーラー戦士!この穢れた地球の未来と共に!エロ雑学と共に!」 暗黒のエナジーは戦士達を蝕んでいく。だがそれでもセーラー戦士達は諦めなかった 「絶対に皆と帰る・・・あの平和だった日々へ!楽しかった毎日へ!だから力を貸して!銀水晶(生理中)!」 「脱ぐんじゃないバカ!死ね!」
とどめとばかりに襲いかかるクイン・ベリル だがその毒牙は飛来した一輪の花によって阻まれた 「な・・・なにっ!?」
「このバラは・・・まもちゃ、いえタキシード仮面様!」 「銀水晶のエナジー、そしてうさこ・・・お前の愛がある限り私は不滅だ! 我が最愛の人を傷つける・・・妖魔の女王よ聞くが良い 傷と言えばどこのご家庭にもあるアロエ。今や家庭の医学でおなじみですね 消炎・殺菌効果が高く『医者要らず』とまで言われるこの植物だが 場合によっては要注意。何と妊婦にとって最悪の影響である流産を引き起こすのだ! アロインという成分が子宮収縮を引き起こすためだが間違っても悪用はいけないぞ 一夜の過ちの結果を帳消しにしようと「お前の身体・・・大事にしたいからよ」などと 甘い言葉たくみにアロエを食べさせるなんてそんな不謹慎なこと・・・やろうぜっ! あれ?なんでジュピター生きてるの・・・?あっごめんやっぱ今の無し!うそ!うそでした! 今だ、セーラームーン!」 「はいっ!」 二人の切り開く未来が、地球を救うと信じて────────── そしてこの定時スクが、色んな人達に許されると信じて────────── (おわり)
おまけ -使いそうで使わなかったネタ一覧-
YESロリータ!NOビッチ!
そこは開かなくても良い方の時空門だから
処女宮!復唱するんだジュピター!処女宮!オメコのシャカ!!「天舞宝輪」あっ見ろシャカの目が
キミにはまだちょっと早いけど劇場版R前夜祭を始めようね
ウラヌスはあとでゴリラフォルダに保存してやるからちょっと待っていろ
いたいのいたいの飛んできたー
今日もまた一人寂しく子孫予備軍を大量虐殺して、2軍ベンチを温める簡単なお仕事
アメリカ横断ウルトラタキシードクイズ
この香りは・・・タイムリープ仮面様!
下手人は私だっ!
おまわりさん、この人スターライツです!
おい店主!安い酒から持ってこい!
ネットの匿名性が私を強くした
マシンタキシーダーが涙を・・・!
偉大なる聖人の使用済み染み付き聖骸布
何も考えずにエッチ展開に突入するだけのエロ漫画は私に勇気を与えてくれる
フーム・・・よし、発想を360度変えてみよう
ジュピタアアアアアアアア!!それだめ!!!剃って早く!!!111
うわ機械獣みたいなブサイク!うーん、真(チェンジ)!私のドラゴン、意気消沈
4人シートに3人しか座れないケツ・・・といえばプルートですが
バーニング・・・(ポンポンポンポンポンポン)オマンダラー!!
悪意から身を守るため、善意が牙を剥いた!
腸洗浄(マネーロンダリング)
「ゴールドボール・ランを開催する!」「サンディエゴ・ニューハーフ!」「サンディエゴ・ニューハーフ!」
人生のウルムド・アブドゥル
G(ジャイアント)・スポット!
海綿体(スポンジボブ)
え!? ゴムを付けずにデリシャスマッチを!? 妊娠(でき)らぁっ!
エロくない事言うのやめてもらえます?
この妖魔の攻撃・・・進研ゼミでやったとこだ!
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連休二日目、大平は厨房職員の出勤前に開錠し、再び床に入った。昨日の母親とのやり取りが尾を引いているらしく、布団を頭から被った。嗚呼、辛い、淋しい…。この思いを誰に吐露したらよいかと、彼は何度も寝返った。
それから一時間経った頃、ドア越しに声がした。
「大平先生、検食お願いします」
彼は寝ていた訳ではないのですぐ布団から出た。ドアを開けると、其処にいたのは管理栄養士の石川忍だった。彼女は、
「何だ、起きてたンですか。もうすぐ生徒さん来ちゃいますよ」
と言った。
「あぁ、すみません…。今行きます」
そう言って大平は食堂へ向かった。食堂には、朝食を作り終えた厨房職員が休憩をしていた。石川も、今日は日曜日で人手が足らないとの事で厨房業務をしていたらしく、
「早く厨房職員、増やしてくれないかなァ〜。アタシ、朝弱いのよ」
と言った。向かい側で食事をしている大平は、
「でも、いつも美味しいよ。助かるわ」
と話した。
「たまに、亜鉛やタウリンたっぷりの献立も考えないといけないのよ。幸田理事長が、年頃の男子はヴァイタリティがなくては勉強やスポーツに良い成績が得られないって。まァ、亜鉛は味覚を感じるのに必要な栄養素だから仕方ないかァ〜」
「たまに遊びに来るよ、ウチの生徒が」
「あら、大平先生。ビンビンなのね? 絶好調なンだ〜」
「ほらほら、朝から際どいよ」
石川も、このK高校の裏の裏も読んでいる様だった。彼女も所謂「ボーイズラヴ」系の漫画が大好きで、半年に一回は特別メニューとしてマカを含んだドリンクを付けたり、すっぽんエキスを使った鍋などを出したりもしていた。大学時代に居酒屋でのアルバイト経験があり、たまに貢が理事会を開催する時には刺身や焼き鳥も作っていた。
検食を終えると大平は、
「今度、カキ食べたいなァ」
と、検食簿を書きながら言った。
「カキ? 寒くならないとダメでしょ? 美味いけどね〜」
「だよなァ…。ご馳走様」
返却棚に使った食器を戻すと、大平は宿直室に戻った。嗚呼、今日は何をやろう…。そう思いながら彼は布団を片付けた。
午前十時過ぎ頃、寮の駐車場に一台の四WDが停まった。宿直室で保健体育の教科書を開き、連休明けの授業の準備をしていた大平は、モニターでその車を確認した。丁度、半袖のポロシャツにジーンズという格好で正美が階下にやって来たので、大平は宿直室から出て聞いた。
「ご両親とお出掛け?」
「おはようございます。否、母の幼馴染でもある中学校の恩師です」
「夕方までには帰るンでしょ?」
「はい、ちょっとドライヴです」
大平は「中学校の恩師」と「ドライヴ」という単語が意味深だなと思った。大概は家族などが迎えに来たり、逆に実家へ一時帰宅したりする場合が多いが、これまでに中学校時代の恩師というのは前例がなかった。もしかしたら、「恋仲」か?と彼は疑った。すると、車から七三分けに髪を整えたほぼ同世代の男がやって来た。彼は水色のオックスフォード生地のボタンダウンシャツに、ベージュのチノパンツという格好だった。その男は八坂だった。彼は大平に挨拶し、
「黒木正美がお世話になっております、八坂周二です。今日はドライヴも兼ねて正美君に会いに来ました。よろしくお願いします」
と自己紹介をした。大平も会釈をし、
「私は一年生の保健体育を担当しております、大平雅之です。今週は寮の宿直をしております」
と言った。正美は、
「おじさん、待ってたよ。行こう!」
と靴を履き替え、何故か手を繋ごうとした。八坂は、
「ダ、ダメだよ。そんな人前で…」
と苦笑したが、
「イイじゃん、早く行こう!」
と正美は疾る気持ちを抑えきれない様子だった。八坂は正美に急かされるまま、
「門限までには帰りますので…」
と言った。
大平は、これまであんな無邪気そうな笑顔を見せる正美を見たことがないと思った。たまに、
「セッ◯スしてぇ〜!」
と、公然と口走る印象しかなかった。しかし、あの八坂もスラッとした雰囲気でイイなァと大平は思った。
その頃、亮司は昨日と同様に刈払い機を片手に校内の除草作業をしていた。この時期は雑草が伸びるのも早く、正直「いたちごっこ」ではあった。昨年は定期的に業者が来訪してやってはいたが、単科大学の方で来年度から従来の経済学部に加え社会学部も新設されるとの事で、極力コストを抑えたいという貢の考えがあった。彼は、
「熱中症にならない程度に草取りしてね」
と、一昨日絡み合った後に言ったのだ。亮司は、
「何だ、愛してるなら手伝えよ」
と布団の中で貢の片脚に自分のものを絡ませながら訴えたが、
「理事長も大変なンだよ、休ませてよ」
と亮司に接吻しながら詫びた。
昨日より日差しが強く、早くも頭の方から汗が噴き出す。亮司はペットボトルのスポーツドリンクのキャップを開け、数口飲んだ。嗚呼、この空気が何だか「あの頃」を思い起こさせるなァと、彼は再び秀一のことを想った。
亮司が顧問を務めていた陸上部に秀一が入部して三ヶ月が経過した頃、都立A高校に近い河川敷でジョギングをすることを練習メニューにしていた。未だ「根性で乗り切る」という考え方が根付いていた時代である。練習中に水分を摂ることを制限され、ギブアップしそうな生徒には「忍耐力が足らない」と叱責するのが当たり前だった。亮司もその一人で、指導するにも必ず怒鳴り声を上げていた。
そんな猛練習の中で、秀一は朝イチの新聞配達をしながら個人的に走り込みもしていた。周囲に話すことはせず亮司にも黙っていたが、たまたま犬の散歩をしに河川敷を歩いていた時に亮司は秀一がジョギングをするところを見かけていた。他の教師から秀一の家庭が火の車であることを聞いていた亮司は、そんな彼に少しずつ想いを寄せる様になっていた。
ある日の夕方、いつもの様に河川敷のジョギングをしていた時だった。普段であれば余裕の表情を見せていた秀一の足取りが徐々にペースが落ち、その場に倒れ込んでしまった。他の部員は一時的に足を止め、彼の許に駆け付けた。亮司は、
「益子!」
と身体を揺さぶった。意識はあるが朦朧とし��様子だった。彼はその日の部活動を中断し、学校に戻ることにした。
保健室に連れて行った亮司は、ベッドに横たわる秀一を眺めていた。
「どうやら、睡眠不足の様ね」
と女性の養護教諭は言った。
「『睡眠不足』?」
「確か、益子君ってお母さんだけよね? お姉さんは看護婦さんで…。新聞配達もしながら成績も優秀だし、かなり頑張っている筈よ。それで部活なンだから」
「…そうか」
亮司は、秀一の学校以外の一面を知らずにいたことを悔やんだ。そもそも部活動の時にしか関わらないし、他の生徒に対しても同様だった。
秀一が目覚めた時には、とっくに夜の帳が下りていた。養護教諭もずっと残っていたが、
「とりあえず、何か美味しいものでも食べなさい。あとは無理はダメよ」
と彼に言った。
「佐々木先生、色々とありがとうございました」
亮司はそう頭を垂れ、秀一と学校を出て行った。秀一の家は河川敷近くにあったが、亮司は神田の方だった。今夜は、ずっと付き添い気持ちがあった。そうだ、駅前に食堂があるから連れて行くかと、秀一と一緒に山手線に乗って秋葉原駅前の定食屋へ向かった。カツ丼は大盛り、その他に秀一はカレーも注文した。あまりの食い込みのよさに亮司は驚き、
「普段、何食べてるの?」
と聞くと、
「普通に食べてますよ。でも、すぐお腹空いちゃう」
と秀一は話した。
「今日は沢山お食べよ」
まるで息子を一人持った様な感覚に、亮司は陥った。嗚呼、何とかしてあげたいと思いながら。その日は、秀一とは秋葉原駅で別れたが、回数を重ねるごとに逆に亮司が彼のところまで送って行く様になった。時折、無意識のうちに手を握り合うことも多くなり、互いに教師と生徒という関係を越えつつあった。
そんな二人の想いが通い合ったのは、夏休みが近づいた七月の中旬のある夕方だった。いつもの様に秋葉原駅前の食堂で食事をした後、西日暮里駅を下りて秀一をアパートまで送るその矢先だった。亮司はこれまで押し殺してきた彼に対する想いを河川敷の橋桁で告白した。突然唇を奪われた秀一は、最初は何が起きたのか理由が解らない状態だったが、
「…先生、僕も好き」
とおのずと舌を絡ませてきたのだ。一瞬、唇を離すと二人の唾液が一筋の糸でつながっていた。亮司はそのまま秀一を叢に横たわらせ、
「申し訳ない…。でも、秀一が好きなンだ。愛してるンだ。オレ、お前が欲しいンだ」
と、ワイシャツの第二ボタンを外しながら未だ十六歳になったばかりの「やわ肌」に手を忍ばせ、同時に首筋に唇を押し付けた。
「せ、先生。そんな、あぁ、あん…」
初めて経験するエクスタシーに忽ち秀一は酔い、今度は彼自ら亮司のネクタイを緩め、ワイシャツのボタンを外し、ランニングシャツの片側を肩からずり下げた。日焼けした肌に黒々と浮き出た乳房を弄った。
「し、秀一! オ、オレ、そんなつもりじゃ、あぁぁ…」
叢の上で、二人の体位は逆転した。周囲はすっかり暗くなっていた。人気もない。橋桁の上なので、たとえ声を上げても車の往来でガタガタという雑音でかき消された。スラックスを互いに脱ぎ捨て、二人はブリーフを片脚に絡ませた状態で肉棒を咥え合った。秀一は、銭湯でしか他人様のチ◯ポを見たことがなかったが、微かに小便の「匂い」がしつつも抵抗なくその裏側を舌の先でなぞったり、また先端を口の中で弄んだ。あまりに気持ちよく遊戯してくれていることに亮司は、
「し、秀一! 気持ちイイ! イイ!」
と歓喜を上げ、そのまま愛液を秀一の口の中に放出した。
「あッ、あん! あぁん! あん!」
亮司は頬を赤らめながら、うっすら涙を浮かべつつ、全身を震わせた。一方、あまりに卵白の様にヌルッとした感触だったからか、オルガズムが終わると秀一はすぐその場に亮司の愛液を吐き出した。
彼は、
「…先生、僕、我慢できない」
と訴えた。
亮司は、秀一に「お前の愛液を顔にかけて欲しい」と求めた。言われた通りに、秀一は亮司の顔の目前に下半身をさらけ出し、今にも多量に噴き出しそうにいきり勃った秀一の肉棒を亮司はしゃぶったりしごいたりした。そして、
「嗚呼、 イク!イッちゃう! 出ちゃう!」
と、見事なほどに熱く粘度を含んだ乳白色の愛液が亮司の顔面に飛び散った。「シャワー」の様に浴びた亮司は、うっすらと微笑を浮かべた。
初めてにして変態的な「痴情」を経験した二人は、それからこの様な濡れ事を重ねに重ねた。間もなく夏休みを迎えたが、すぐに亮司は仮住まいとして、西日暮里駅と都立A高校の間にアパートを借り、其処を「愛の棲家」とした。週二、三回は部活動の後、亮司自ら夕食を振る舞い、一緒に近くの銭湯へ行っては愛し合ったのだ。
『嗚呼、若かったよなァ。オレも』
木陰から漏れる日差しを時折見上げながら、もう一口スポーツドリンクを飲み、亮司は再び刈払いを始めた。
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日記
私の本音、性根の部分。文章にして、客観的に自分を見えるようにしない限りは、胸の内に隠してたって私は多分変われないから、今日もまたここに思いの丈を言葉に乗せて、知り得る限りの言葉を使って、文字を羅列していきます。
本当は昨日、恋人に会う予定でした。しかし、親戚が倒れたということで、会う予定は来週に変更。もちろん、すぐ会える私よりも、身体の状態が悪化している親戚に会うことの方が最優先ですので、今日会う予定がなくなること自体は全く構いません。
しかし、彼氏に会えることを目標に低気圧で重くてだるい身体を引きずって、1週間仕事をこなしてきたというのに、彼氏には会えないし、今日も雨で、低気圧で体調は悪いし、花粉はやばいし。と誰も悪くないのになんとも悲しい。こんなにも辛くて悲しいというのに誰も大悪党ではない。誰も大悪党ではないだけに、誰のことも責められなくて辛い。
会う予定来週にしてほしいという彼からのラインに対し、「わかった!そっち(親戚)が最優先!!来週会おう〜!」の私のラインに対し、丸24時間経っても既読すらつかない。通知バーのみを見てOK!後で返信しよってなってるのか、それとも私への返信など、眼中にすらないのか。大変で、目の前のことに必死なのはわかるが。恋人から会う予定���当日キャンセルされ、返信から1日半を経過してもなお、既読すらつけてもらえない私はあまりに可哀想だし、彼氏とその親戚のことが流石に心配が過ぎるので、大丈夫?と追いLINEを送った。
すると、「親戚の体調が悪く、状況が落ち着いていない。連絡を返さないといけないとは思っていたが、余裕がなく返せなかった、ごめんね」との返信が来た。至極真っ当な返信である。彼には何の非もないだろう。なのに胸がモヤモヤして仕方がない。自分のことなど眼中にないことが嫌なのではなく、恋人が家族ととても仲良さそうにしている姿を見るのが想像するのが辛い。
昔から恋人が家族ととても仲良さそうにしている場面を見ると、耳にすると、なぜか胸がモヤモヤするのである。仲がいいに越したことは無い。と頭ではわかってるのに、なんかモヤっとしてしまう。昔の私はこのモヤモヤの理由がわからないまま相手に嫌悪感をぶつけ、当然のように喧嘩になり、私が1人泣きじゃくるという最悪の展開を迎えたことがある。このモヤモヤの正体はきっと、自分が持ってないものを、彼が持っているのが羨ましいからだと思う。でもなぜモヤモヤと嫉妬をしてしまうのか? 私は祖父母が体調不良になっても大して心配することは無いし、たとえ亡くなってたしても、そんなに悲しむことはできないと思う。 だってそこまでの情がないから。それが人間として機能不全な気がしてとても虚しい。
親族に死が近づくことを、当たり前のように悲しむことができる恋人を見て、虚しい気持ちになる。実の祖父母にさっさと死ね、医療費の無駄だ、と思っている私はあまりに心が汚れている気がして、切ないし、虚しい。私だって親族皆を尊敬できることなら尊敬したい。それが無理なら、一切の罪悪感すら抱かず、軽々と親族全員を軽蔑して生きていたい。どっちつかず故に、どちらにもなれない自分が辛いし痛々しい。
何かある度に、赤裸々な私と、職業人としての私が、心の中で対立をする。看護師の私という鎧を被れば、その人々に対し、個別性のある、寄り添った言動を取ることができるけれど、鎧を脱いでありのままの自分に戻った時には、この醜い気持ちに戻ってきてしまう。
仕事をする大人の人格の私は日々を着々と成長をしてるのに、感情を受け取る、生み出す子供の人格の私は、いつまでも成長をしてくれない。
しかしこの気持ちに気づけたのも、今の彼と出会えたから。私が恋愛の度にひどく傷付くのは、それだけ本気で相手と向き合っているから。だからこそ、私は自分の中にいる、子供のままの私も置いていかず、ちゃんと手をとって、子供の私と向き合って、人として成長していくよ。あの日の私を救うために私は今を生きているんだから。
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*受験期の頃に書いた日記です
傷 kiss
友人たちが次々と大学に合格していく事実が今もずどんと馬鹿でかい劣等感と化して心臓の上で横たわっている、昨日も同じ夢を見た。不安な気持ちばかりが先走るけれど、かっかしていても何も変わらなかった。他人と比べて自分の優れているところを必死に探していないと自己を保てない自分がほんとうにほんとうに惨めで、マスクが無ければたぶんぼろぼろ泣いてしまっていたと思う。心の底に横たわるみずうみが氷っていくの、口元が覆われているとそれだけで自分が自分じゃない感じがして冷淡になれた。わたしは自らの足音にだけ集中して、ただ早足で行き交う人々のあいだをすり抜ける。ずーっと頭の中を同じ映像が流れるのをむりやり切り落として、でんしゃを滑らせる線路をじっとみつめる。夕陽の光が錆びたその金をうつくしく縁取る様子が痛々しいくらいにまぶしい。受かった瞬間に内職をぱたんと辞める同級生。せーので問題を皆んな一緒に解き始めるとき、隣の子が必死に解答を隠すように背中を丸めて腕を机の上に伸ばす。そういうのばかり見ているとほんとうに、ほんとうに。言葉もでなくなってしまう。なにをそんなに誰かのことを気にするの?と、��の言葉が反芻する。光がまばらに散らばる街並みをみて、光も照らすものを選ぶのかしら、とかおもった。まいにちずっと罰を受けているみたいな日々、冬が近づくにつれて正気を失ってゆく街の様子にそれはもう痛いくらい同情してしまうし、ひたつやふたつ良いことがあっても誰かのそれと比べて自ら幸福の値段をどんどんさげてしまう。何も着ないでぶるぶる震えるわたしのからだを愛しているひとが白いバスローブで包みこんでくれたこと、カチカチに凍ってしまったアイスクリーム。減ってゆく数字。つめたいのにあつい、霧のカーテンの向こうに浮かぶ満月。目の前を歩いている女の子が落としたカードのようなものを拾い上げて渡す。舌に吸い付いた生ぬるい塩っぽさを誤魔化すために、瞬きもせずその息を呑んだ。
落ちてゆく流星群
不確かなものに心を揺さぶられながらもそれを掴んで決して離そうとしない自分の必死さに、自分で傷ついている。教科書を開いて新しい知識を得るたびに、脳内にびっしりと張り巡らされた細い糸のようなものがぴんと鋭く光って、しずかに緊張する。その感覚をわたしは思い出そうとすればいつでも思い出せるし、べつに勉強が嫌いなわけじゃない。ただ、生きているなあ、と、胸に広がるあたたかさを抱きながらそっと泣いたりする夜が少なくなった。そもそも生きていながら生きているという実感が欲しい、なんてことを考えている時点で可笑しい話かもしれないけれど。
中学の頃、冬になると毎年マラソン大会が開催された。今日みたいな寒い日にふと当時の怠さを思い出したりする。校庭の砂に石灰で大きく楕円が描かれ、その周りをひたすら走るだけの超つまらないイベント。冬の、鼻先をつんとすり抜けるような寒さと冷たい風の乾いた匂い。忍ばせたカイロと、白く上がる息。
このごろのわたしはちょうどその延長線上を生きているような感じがする。毎日同じ景色の中をぐるぐるとまわり続け、いっそのこと軌道から外れてすべてを諦めてしまいたいと思うけれど、そんな勇気も出ないまま、結局は体力と時間だけをひたすら消耗しながらゴールへ向かって淡々と走ることしか出来ない。気を緩めると涙がぽろぽろ溢れてくる。生きているという事実だけでくるしい。日に日に遠のいていく同級生の背中がいつだって意図せずとも視界に入ってきて、やるせない気持ちになる。地に足付かずでいたい、なんてことを随分と昔に書いたような気がするがとうとうそんなことも言えなくなってしまった。未来のことを考えましょう��言う先生の言葉を聞くたび、わたしは勝手に銃口を突きつけられているような感覚になる。もはや自分が果たしてどこにいるかもわからない。
来月には部活の大会を控えているし、予備校の冬季講習に加えて学校の講座を受けないといけない。三者面談と進路選択。期末試験。呑み込めずに舌の裏で転がるC判定という言葉を噛み砕くのにまだ必死なのに。
やりたいことを一つに絞るということは、それ以外を切り捨てるということ。ここから気になる大学を選んでくださいと、大学の名前と学科の一覧が記載された辞書のように分厚い本が配布された。今のわたしには、その厚さの分だけ未来の選択肢がある。そこに記載されている言葉の数だけ莫大なあたらしい世界が。そこから否が応でもたったひとつのものを掬い上げないといけない、その事実が少しだけ重苦しい。けれどそれに値するほどの価値が、これから先の時代を生きるわたしにあるということが同時にちゃんと嬉しい。
もう秋も終わってしまう。寒いね、寒い、とぽつぽつ浮かんでくる言葉を拾いながら、誰かと手のひらを重ねたい。人と比べてしまう限り、わたしはこれからもずっと孤独をひとりで噛み締めないといけないから。胸をきゅうとさせる寂しさにもそろそろ慣れてしまいそうだから、はやくすべてが終わってほしい。はやく好きなことの勉強だけに追われる生活がしたい。そういう思いでひとつずつ過ぎ去っていく毎日の、行き場のないもどかしさも冬の寒さに凍ってしまえばいいのに。
無題
銭湯に行きたい。受験して、でもいいところにひとつも合格しなかったら巫女のアルバイトでもしながら京都で浪人生活をしたいな、とかんがえていた。ひさしぶりにおふろで哀しい音楽を聴いた。なんでもない日に哀しい歌をきくと、より一層哀しさが加速されるというよりなんだか心が細く研ぎ澄まされていく感じで今までの日々がきゅうっと音をたてる。雑巾をさいごまで力強く捻って絞り出す汚水、長距離走の最後の2分間、なみだが出る前の喉元になにかが込み上がってくる感じ、そういうの。とてもぼろぼろなんだけど、それと同時になにか澄み渡っていくものがある。だれかのがんばりと比べると劣るかもしれないけれど、ようやく夏も終わろうとしていることに救われる。ふつうの日々が、たくさんあつまって束になる。ぺたぺた歩く、濡れた髪にドライヤーをあてると耳の中に残っていた水があったかくなってきもちわるい。わたしは顔が良いわけでも、精一杯の力で努力できる力量もない。かといって特別な才能だって持ち合わせていないし、たまに数え切れないほどきらきらしたものを抱えている人をみると妬みと自分への劣等感で自らを押し潰れてしまう。だれかの人生で自分自身が、自分のうみだしたものが、かけがえのない財産になれるってとてもうつくしくてズルいと思う。今年の夏は滝をみるはずだったけど、それすらまぼろしになっちゃった。ずーっと空白の未来の下準備を重ねているような現実から離れて、すこしはずれた小さな町で虫捕りしたり桃を買って丸噛りしたりしたかった。大学に入ったらどんなひとがわからないけれど、自分がもっているものと同じくらいのものをもっている人がいるのかなと思うとすこし楽しそうかもという気持ちになる。免許を取りたいけれど友だちにありじの運転は危なっかしそうだから乗るのこわい〜と言われた。だれにもわからないことがあっても、言葉にされない何かがあっても、それを価値のないことと結びつけることは暴力じみた愚行かもしれない。自分の中にもまたいろいろな自分が内在していて、自分でも翻弄されてしまうことがあるし、文章を書いていても一貫性がなくて凛としない。英文法の参考書をぱらぱら眺めていたら、into the blue というのがあった。遠いところへ、彼方へ、という意味らしい。あーあ、しんじゃいたいね。
無題
予備校が終わって帰ろうと駅へ着いたけれど、次の電車が10分もあとにくるのでホーム内にある明るい禁煙スペースに入る。寒くなってきたので制服のブレザーを卸した。おおきな硝子に自分の閉じた長い足が映る、ひとが一人ずついなくなっていって、さいごには結局がらんどうの箱のなかでひとりただじっと電車を待つことになった。曖昧な形の◯とか△とか、がさがさ、つやつや、さらさらとか、そういうふうに不確かな輪郭だけ残してことばが次々とその形を変える。一つずつ掴んで物語を紡いで美しく完結させたいのにビー玉とか乱射する光みたいに思い浮かんだことすべてが一種の暴力を伴って脳内を猛スピードで駆け巡る。自分を飼い慣らすことでさえこんなに疲れる、もうだれとも話したくない、と消化しきれない感情がずっと身体の皮膚の内側のいちばん近いところで叫ぶこともできずにちりちりと火花を放っている。ロックとかやさしさとか愛とかそういうのぜんぶ病名みたいなものなのかもしれない。ひとつの感情にもその後ろにはそれをそれたらしめる色〜んな歴史があるし、たぶんこの不甲斐なさもいつかコピーペーストを重ねるうちにすこしずつ美化されてしまうんだろうなと思う。線路にわざと隙間があるのはとりわけ夏あたりに摩擦熱で鉄が溶けてしまわないようにするため、というのを授業できいた。がちがちに隙間のひとつも有さずに固められたものがいちばん揺るぎないもののように思えるけれど、実はちがくてそういうのが最も脆いものらしい。ともだちにしろ恋人にしろ自分の将来とか自分のアイデンティティも然り、全てに対して揺るぎなさ、安定とか、そういうのをひっきりなしに求めていたけれど、もっと流動体のような観念で受け止めたい。ずっとそこにある月でさえ欠けたり満ちたりするし、花の一つをとってでさえその形や色はすべて毎日かわってゆくけれど、それはそれらが美しくないことの理由付けにはならないし、信用に足らないことの言い訳にもならない。情報として飛び込んでくるいろいろなものを変に調律したり濃く輪郭をなぞったりするのではなくて、ぜんぶ自分のもっているものの周りに飾っていきたい
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白夜の世話が世界一過酷を極めまして精神が参りそうです その2
第五章 雨の日の試練 その日は朝から激しい雨が降っていた。 「今日は外出できそうにないな」碧皐が窓の外を見ながら呟いた。 砂紋もカーテンを少し開けて空を見上げ���。「こんな日は家でゆっくりするに限る」 しかし、白夜の様子がいつもと違っていた。ソファに座ったまま、膝を抱えて小さく丸くなっている。 「白夜?どうした?」砂紋が心配そうに声をかけた。 「あ、えっと…」白夜が顔を上げる。その表情には不安の色が濃く浮かんでいた。「雨の音が…すごく大きくて……」 碧皐と砂紋が気づく。確かに外では雷鳴も響いている。 「雷が苦手なのか?」碧皐が優しく尋ねた。 白夜が小さく頷く。「子供の頃から…一人でいる時に雷が鳴ると、とても怖くて……」 砂紋が困ったような顔をする。「こういう時、どうすればいいんだ?」 「本で読んだことがある」碧皐が思い出すように言った。「音楽をかけて雷の音を紛らわせるとか…」 「なにそれ? すごい……」白夜が目を輝かせて小さく微笑む。 砂紋がスマートフォンで音楽を探す。「何がいい?クラシック?」 「何でも…いいよ。…二人が選んでくれたものなら」 結局、碧皐が選んだジャズが部屋に流れた。少し雷の音が和らいだように感じられる。 「少しマシになったか?」砂紋が白夜の隣に座る。 「うん…でも、まだちょっと……」白夜が正直に答える。 碧皐も反対側に座り、白夜を挟むような形になった。「なら、話でもしよう。気が紛れるかもしれない」
第六章 過去の話 「そういえば、俺たちのこと、あまり話したことがなかったな」砂紋が言った。 白夜が興味深そうに���人を見る。「お二人とも、前の仕事をやめたのは、どうして?」 碧皐が少し考えてから答えた。「裁判官の仕事は…正義を追求するやりがいはあったが、時々、自分の判断が本当に正しいのか分からなくなることがあった」 「へぇ…」 「特に、人の人生を左右する判決を下す時。もっと人に寄り添える仕事がしたいと思うようになった」 砂紋も続ける。「俺も似たようなものだ。警察官として犯罪者を追うのも大切だが、怪我をした人や病気の人を助ける方が、直接的に人の役に立てる気がした」 「だから看護師に?」 「ああ。でも、こういう個人的な世話は別物だな」砂紋が苦笑いを浮かべる。「病院では手順が決まっているが、君の場合は…」 「マニュアル通りにはいかない」碧皐が補足した。 白夜が苦笑う。「…僕、そんなに難しいの?」 「難しいというより…」砂紋が言葉を探す。 「特別だ」碧皐がはっきりと言った。「君は俺たちにとって特別な存在だから、どう接すればいいか分からなくなる」 白夜が驚いたように目を見開く。「特別…なの?」 「ああ」砂紋も頷く。「君がいると、俺たちも変われる気がする」 その時、大きな雷鳴が響いた。白夜が反射的に身を縮める。 「大丈夫だ」碧皐が白夜の肩に手を置く。 「俺たちがいるから」砂紋も反対側から支える。 白夜が安心したように息を吐く。「ありがとう…二人がいてくれて、本当に良かった」
第七章 新しい発見 雨が小降りになった頃、三人はキッチンでお菓子作りに挑戦していた。 「クッキーなら失敗しないだろう」碧皐が材料を並べながら言った。 「本当か?」砂紋が疑わしそうに尋ねる。 「簡単なレシピを選んだ」 白夜がレシピ本を読み上げる。「バター100グラム、砂糖80グラム、卵1個、小麦粉200グラム…」 「分量は分かった。問題は作る過程だ」砂紋が材料を見つめる。 「まずはバターを柔らかくして…」白夜が手順を確認する。 「それは俺がやる」碧皐がバターを取る。 「じゃあ俺は粉を測る」砂紋も作業に入る。 「僕は…」 「君は指揮を頼む」碧皐が言った。「君が一番冷静に全体を見られる」 白夜の顔が明るくなる。「はい! 頑張ります!」 三人で作業を進めるうち、いつの間にか外の雨音は気にならなくなっていた。 「砂紋さん、粉が少し多いかも…」 「本当だ。ありがとう」 「碧皐さん、バターがまだ硬いみたい…」 「もう少し温めてみよう」 白夜の的確な指示で、作業は順調に進んだ。 「君、実は世話上手なんじゃないか?」砂紋が気づく。 「え?」白夜が驚く。 「俺たちのことを見て、適切にアドバイスしている」碧皐も同意した。 「そうですか? でも僕、甘えてばかりで…」 「甘えることと、周りを見ることは別だ」砂紋が言った。「君は俺たちのことをよく見てくれている」 白夜が嬉しそうに微笑む。「じゃあ、僕も少しは役に立ってるのかな?」 「十分すぎるほどだ」碧皐が断言した。
第八章 完璧じゃない完璧 焼き上がったクッキーは、形こそ不揃いだったが、とても良い香りがしていた。 「味はどうだ?」砂紋が恐る恐る一口食べる。 「美味しい!」白夜が目を輝かせる。 「本当に?」碧皐も味見をする。「確かに、なかなかいけるな」 三人で紅茶を入れ、手作りクッキーを囲んでテーブルに座った。外はまだ雨が降っているが、もう雷の音はしない。 「今日は楽しかった!」白夜が満足そうに言った。「雨の日も悪くないね」 「君がいたからだ」砂紋が素直に答える。 「俺たちだけだったら、一日中ダラダラしていただろう」碧皐も同意する。 白夜がクッキーを齧りながら言う。「僕も、一人だったらずっと怖がってた。でも、二人がいてくれて…」 「これからも、嫌なことがあったら遠慮なく言ってくれ」砂紋が言った。 「俺たちは世話が下手だが、君のそばにいることはできる」碧皐が続ける。 白夜が二人を見回す。「ありがとうございます。でも、二人の世話、そんなに下手じゃないと思います」 「そうか?」 「はい。完璧じゃないけど、とても温かいです」白夜が微笑む。「完璧じゃない完璧、みたいな」 砂紋と碧皐が顔を見合わせて笑う。 「なるほど、完璧じゃない完璧か」碧皐が言った。 「それなら俺たちにもできそうだ」砂紋が頷く。 雨音を聞きながら、三人はゆっくりとお茶の時間を楽しんだ。不器用でも、一緒にいることで生まれる温かさを、改めて実感していた。
第九章 小さな自立 翌朝、白夜は一人でキッチンに立っていた。 「おはよう」砂紋が起きてくると、白夜が振り返る。 「おはようございます! 朝ごはん、作ってみたんだ…どう?」 テーブルには、トーストとスクランブルエッグ、サラダが並んでいる。見た目も思った以上に上手にできていた。 「一人で?」碧皐も現れて驚く。 「はい。昨日のクッキー作りで、少し自信がついて」白夜が照れながら答える。 二人が味見をする。 「美味しいじゃないか」砂紋が感心した。 「俺たちより上手かもしれない」碧皐も認める。 「え!? そんなことないよ! 二人に教えてもらったからできたんだ」 朝食を食べながら、砂紋が言った。「君も成長してるな」 「少しずつだけど…一人でいる時間も、前よりかは、平気になったかも……」白夜が答える。 「無理はするな」碧皐が心配そうに言う。 「はい。でも、二人がいつも心配してくれてるのが分かるから、頑張れる…よ…」 砂紋がコーヒーを飲みながら提案した。「今度の休みに、三人で買い物に行こう。料理の材料を一緒に選べば、もっと美味しく作れるかもしれない」 白夜の目が輝く。「本当?」 「ああ。俺たちも、まだまだ学ぶことがある」碧皐が頷く。 「じゃあ、今度は僕がお二人の世話をする番だね」白夜がいたずらっぽく笑う。 「それは頼もしい」砂紋が笑い返す。 三人の朝は、新しい可能性に満ちていた。
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