#使い方は無限大な枡
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方向転換

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
どうも、こんにちは。12月10日(日)は、howellsさんと阪奈園へら鮒センターに行ってきました。木曜日の晩だっけ?「土曜は中セ池、日曜は阪奈園HCに行きます」ってメールをいただいたんですが、土曜日は水藻フィッシングセンターに行きたかったので日曜日の阪奈園HCにご一緒しました。だが、しかし…前記事の通り水藻FCでは屈辱のボウズ(悲)。中セ池も悶絶時合いでボウズの人もいたそうですが、howellsさんは朝の4連発を含め8枚釣ったそうです。

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
朝は、iPhoneのアラームをセットし忘れたらしく、まさかの寝坊(汗)。幸い30分程度の��れで済んで7時半に到着したんですが、先着のhowellsさんから「何処に入る?」ってメールをいただいて「2号池」って返信していたので、2号池の中桟橋に釣り席を確保。

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
とりあえず釣り台をセットしたら朝ごはんなのですが、howellsさんは朝から3枚釣らはった。早っ!焦るなあ(^▽^;)。

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
2号池は、暖かくなってジャミが騒ぎ出すと釣りにならないのですが、寒くなってジャミが姿を消すと釣れそうな気がする。僕は1号池は陸桟橋北向きが好きで中桟橋は良い思い出がないw。2号池の中桟橋で北を向いたのですが、常連らしき人が3人同席したので良い感じなんでしょうか?

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
今日の竹竿は若駒の「最上作 口巻 9.1尺」です。まだこの竿で釣ったことないので、入魂なるか!

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
浮子は舟水の「底・08ソリッド」(期間限定作)の9番(ボディ9cm)です。使い始めは浅なじみ…エサ落ち目盛からスタートしたり、なじんでも1節やったり。浮子のサイズがデカいんかな〜。全11節で7目出しでエサ落ち取ってんねんけどな〜。浮子を交換する?変更が必要なら早い方が良いが。ところで、まぶし粉を2種類用意して、コシガ池のまぶし粉も用意してたんですが、そっちをまぶしたウドンを打つと5目出しスタートで浮子のなじみはバッチリ。鉤2号でまぶし粉が菅原商会の2号だったんですが、まぶし粉が軽くてなじみが浅いんやね…。冬の釣りなので、まぶし粉も細かい方が良いかと思ったんですが、昨冬は3号で釣れてたよう��し、菅原商会のまぶし粉も3号に替えたら5目出しスタートになりました。

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
(ノ_-;)ハア…じぇんじぇん釣れましぇん。約2〜3時間?浮子が動いたの2回だけ。howellsさんも朝の3連発で終わって釣れてない。日が高くなってから時合いが来たのか、1号池も2号池も端っこの釣り席で何枚か釣れてる。数えたら21人いたんですが、釣れてない人も多いらしく、1枚掛けた人がまだ釣れてない釣り友達に「へへ、(魚が掛かってる)竿を持たしたろか〜」とかw、誰かが釣ると「おもろないな〜、あと1時間ぐらい釣れへんかったらええのに」とかw、みなさん、悶絶時合いを楽しんでおられましたw。

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
昨日も水藻FCでボウズやったし、僕は悶絶時合いを楽しめませんw。ほぼ無反応なので、この枡アカンわ。howellsさんと場所替えを相談したら、howellsさんも端っこの桝が気になるようでしたが、とりあえず場所はそのままで反対を向くことに。実は、腰痛再発で釣り台を動かすのが大変でした(汗)。2号池中桟橋南向きです。最初はそのまま若駒9尺でやってたんですが、過去の経験では、阪奈園へら鮒センターは波除けパイプに近いところを打てる11尺で釣れてるんです��ね〜。若駒の入魂は諦めて「げてさく」の11尺に尺数変更です。

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
2号池中桟橋の南向きは日陰。水温低いし、日の当たる方が良いんちゃうかな〜と思いましたが、ほどなく浮子が動いて…乗った〜!釣れました!ボウズ脱出〜。ホッとしましたw。howellsさんによると、他の池でも朝しか釣れないし、今日も朝に釣れただけやったので、日が高くなったら日陰の方がいいんとちゃうかなと思ったそうです。

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
昼食をはさんで2枚目。両目が開いた〜。フツーに浮子が動くのがこんなに素晴らしいとはw。ま、バンバン釣れるわけじゃないですが。

2023年12月、阪奈園へら鮒センター(大東市) iPhone11
腰が痛いので15時過ぎに早仕舞いしました。最後の一投でサワリからの会心の魚信を取りましたが、上がりヘラになるはずが痛恨のアワセ切れ。アワセが強すぎる悪い癖が抜けません。
ということで、両目が開いてから2枚追加していたので、12月10日は合計4枚でした。howellsさんは午前、午後ともに3枚で合計6枚。悶絶時合いでしたが、頑張ったよねw。
では、また。
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各地句会報
花鳥誌 令和6年2月号

坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年11月1日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星の出るいつも見る山鳥渡る 世詩明 人の世や女に生まれて木の葉髪 同 九頭竜の風のひらめき秋桜 ただし 太陽をのせて冬木の眠りけり 同 生死また十一月の風の音 同 朝湯して菊の香に上ぐ正信偈 清女 懸崖の赤き菊花の流れ落つ 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
��空の深き水色限りなし 喜代子 故里は豊作とやら草紅葉 由季子 菊花展我等夫婦は無口なり 同 しぐれ来る老舗ののれん擦り切れて 都 狛犬の阿吽語らず冬に入る 同 謎々のすつきり解けた小春の日 同 杣山の織火となりぬ紅葉山 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
綿虫と彼女が指せばそれらしく 瑠璃 梵鐘のはらわたに闇暮の秋 緋路 逝く秋をくづれゝば積み古書店主 順子 綿虫や浄土の風が抜けるとき はるか 太き棘許してをりぬ秋薔薇 和子 弥陀仏の慈顔半眼草の花 昌文 綿虫のうすむらさきや九品仏 小鳥 参道で拾ふ木の実を投げ捨てる 久 綿虫は仏の日溜りにいつも 順子 香煙はとほく菩提樹の実は土に 小鳥
岡田順子選 特選句
腰かける丸太と秋を惜しみけり 光子 九品の印契結ぶや冬近し 眞理子 古に大根洗ひし九品仏 風頭 綿虫や浄土の風が抜けるとき はるか 奪衣婆の知る猿酒の在り処 光子 神無月ならば阿弥陀も金ぴかに 俊樹 蚤の市に売る秋風と鳥籠と 和子 下品仏とて金秋の色溢れ 俊樹 綿虫と彼女が指せばそれらしく 瑠璃 梵鐘のはらわたに闇暮の秋 緋路
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ありきたりの秋思の襞を畳みをり かおり 秋日入む落剝しるき四郎像 たかし 返り花ままよと棄つる文の束 美穂 凩や客のまばらな湖西線 久美子 凩のやうな漢とすれ違ふ 睦子 小鳥来る小さなことには目をつむり 光子 流れ星キトラの星は朽ちてゆき 修二 凩に雲や斜めにほどかれて かおり 人肌を知らぬ男のぬくめ酒 たかし 老人が老人負うて秋の暮 朝子 冬の日や吾が影長く汝に触れて 同 身に入むや妣の財布の一セント 久美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
秋思消ゆ「亀山蠟燭」点せば 悦子 この町へ一途に滾り冬夕焼 都 新蕎麦を打つ店主にも代替はり 佐代子 添ふ風に方位はあらず狂ひ花 悦子 HCU記号音満つ夜の長し 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
トランペット響く多摩川冬に入る 美枝子 竹林の風音乾き神の留守 秋尚 公園の隣りに棲みて落葉掃く 亜栄子 句碑の辺の風弄ぶ式部の実 同 新のりの茶漬に香る酒の締め 同 歩を伸ばす小春日和や夫の癒え 百合子 朔風や見下ろす街の鈍色に 秋尚 ぽつぽつと咲き茶の花の垣低き 同 リハビリの靴新調し落葉ふむ 多美女 濡れそぼつ桜落葉の華やぎぬ 文英 露凝りて句碑に雫の朝かな 幸風 大寺の庭きりもなや木の葉散る 美枝子 山寺の風の落葉を坐して聞き 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
風除の日だまりちよっと立ち話 和魚 風除の分厚き樹林影高き 秋尚 揚げと煮し切り干やさし里の味 あき子 薄日さす暗闇坂に帰り花 史空 渦状の切干甘き桜島 貴薫 切干や日の甘さ溜め縮みたる 三無 風除けをせねばと今日も一日過ぎ 怜 切干や少し甘めに味継がれ 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
確かむる一点一画秋灯下 昭子 幽玄な美女の小面紅葉映ゆ 時江 釣り糸の浮きは沈みし日向ぼこ 三四郎 六地蔵一体づつにある秋思 英美子 赤い靴なかに団栗二つ三つ 三四郎 着飾りて姉妹三人千歳飴 ただし 正装で背中に眠る七五三 みす枝 雪吊の神の恐れぬ高さまで 世詩明 七五三五人姉妹の薄化粧 ただし トランペット音を休めば息白し 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月14日 萩花鳥会
夜鴨鳴く門川住居六十年 祐子 捨てられて案山子初めて天を知る 健雄 ゴルフ玉直ぐも曲るも秋日向 俊文 山茶花や現役もまた楽しかり ゆかり 舟一艘ただぼんやりと霧の中 恒雄 献茶式津和野城下や朝時雨 美惠子
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令和5年11月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
秋の暮百均で買ふ髪飾 令子 虫食ひの跡そのままに紅葉かな 紀子 背の丸き鏡の我やうそ寒し 同 小春日や杖つく母を見んとする 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
小春日や日々好日と思ひたり 世詩明 禅林を通り来る風秋深し 啓子 何事も無き一日や神の旅 同 炉開きの一花一輪定位置に 泰俊 一本の池に煌めく櫨紅葉 同 三猿を掲ぐ日光冬日濃し 同 立冬こそ自己を晒せと橋の上 数幸 小六月笏谷石���饒舌に 同 如何にせん蟷螂は枯れ僧恙 雪 猫じやらしもて驚かしてみたき人 同 一匹の枯蟷螂に法の庭 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月17日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
小鳥来る赤き実に又白き実に 雪 幽霊の出るトンネルを抜け花野 同 おばあちやん子で育ちしと生身魂 同 見に入みぬ八卦見くれし一瞥に やす香 時雨るるやのつぺらぼうの石仏 同 近松忌逝きし句友の幾人ぞ 同 季は移り美しき言葉白秋忌 一涓 菅公の一首の如く山紅葉 同 落葉踏み歩幅小さくなる二人 同 冬ざれや真紅の句帳持ちて立つ 昭子 今日の朝寒む寒む小僧来たりけり やすえ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月17日 さきたま花鳥句会
からつぽの空に熟柿は朱を灯し 月惑 白壁の色変へてゆく初時雨 八草 六切の白菜余すひとり鍋 裕章 一切の雲を掃き出し冬立ちぬ 紀花 小春日や草履寄せある躙口 孝江 柿を剥く母似の叔母のうしろ影 ふゆ子 いわし雲よせ来る波の鹿島灘 ふじ穂 鵙たける庵に細き煙たつ 康子 雲切れて稜線きりり冬日和 恵美子 水鳥の羽音に湖の明けにけり 良江
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令和5年11月18日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
紫のさしも衰へ実紫 雪 蟷螂の静かに枯るる法の庭 同 二人居て又一人言時雨の夜 清女 母と子の唄の聞こゆる柚子湯かな みす枝 還りゆく地をねんごろに冬耕す 真栄 帰省子を見送る兄は窓叩く 世詩明 人に無く芒にありし帰り花 同 香水の口よりとどめさす言葉 かづを 時雨をり故山の景を暗めつつ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
浮寝鳥日陰に夢の深からむ 久子 呪術にも使へさうなる冬木かな 久 無敵なる尻振り進む鴨の陣 軽象 冬日和弥生も今も児ら走る 同 冬蝶の古代植物へと消えぬ 慶月 谿の日を薄く集める花八手 斉 冬天へ白樫動かざる晴れ間 慶月 青空へ枝先細き大枯木 秋尚 旋回す鳶の瞳に冬の海 久 冬の蜂おのが影這ふばかりなり 千種 水かげろうふ木陰に遊ぶ小春かな 斉
栗林圭魚選 特選句
竹藪の一画伐られ烏瓜 千種 遠富士をくっきり嵌めて冬の晴 秋尚 白樫の落葉急かせる風のこゑ 幸風 切り株に鋸の香遺る冬日和 久子 四阿にそそぐ光りや枯れ芙蓉 幸風 白樫の���洩れ日吸ひて石蕗咲けり 三無 小春の日熊鈴つけしリュック負ひ 同 青空へ枝先細き大枯木 秋尚 寒禽の忙しく鳴ける雑木林 貴薫 草の葉を休み休みの冬の蝶 秋尚 逞しく子等のサッカー石蕗咲けり 亜栄子 甘やかな香放ち桂紅葉散る 貴薫 あづまやの天井揺らぐ池の秋 れい
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
薄き日を余さず纏ふ花八手 昌文 耳たぶに冬の真珠のあたたかく 和子 黒松の肌の亀甲冬ざるる 要 雪吊をおくるみとして老松は 緋路 冬空を縫ふジェットコースターの弧 月惑 ペチカ燃ゆフランス人形ほほそめる て津子 上手に嘘つかれてしまふ裘 政江 嘘つつむやうに小さく手に咳を 和子 手袋に言葉のかたち作りけり 順子
岡田順子選 特選句
池一枚裁ち切つてゆく鴨の水尾 緋路 黒松の肌の亀甲冬ざるる 要 自惚の冬の紅葉は水境へ 光子 玄冬の塒を巻きぬジェットコースター 同 光圀の松は過保護に菰巻きぬ 同 ペチカ燃ゆフランス人形ほほそめる て津子 雪吊を一の松より仕上げをり 佑天 不老水涸れをり茶屋に売る団子 要 遊園地もの食ふ匂ひある時雨 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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モノ作りって楽しいよね💕 今日は、かりんとうの餌箱 を作ったよっ🌟 @masukukan.japan の 枡は組み立てボンドで貼る だけ✨ 簡単に作れるのに、モノ作り の喜びが味わえるよ💖 かりんとうの餌箱は普段は ガラス製品のものや、プラスチック のものを使っていたんだけど、 木の製品って温かみがあるし 愛犬が噛んでも怪我しないし、 万が一破片を飲み込んでも 安心🍀 もちろん、愛犬用にしなくても 節分の豆入れやおちょこを 入れたり、飾ったり 使い方は自分次第で無限大💎 簡単に作れて楽しいから 皆も作ってみてね💝 pr @masukukan.japan #枡空間 #手作りキット #枡 #小物入れ #イラスト #お絵描きボード#手作り枡キット#モノ作りの喜びを身近に#モノ作りを身近に#お洒落な枡#温かみのある枡#オリジナル枡#簡単に作れる枡#餌箱に枡#使い方は無限大な枡#モノ作りインフルエンサー#東京#お仕事依頼待ってます https://www.instagram.com/p/CWAHWoXrZQd/?utm_medium=tumblr
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年始にある人から、(小説ではない他の形式)でも書いてみれば? と、何気なく言われたことをきっかけに、あるスケッチの存在を思い出すようになっていた。
私は自伝的な小説を書かないが、心を揺さぶられた「認識」は残らず入れ込むのが理想だ(実際はそう杓子定規にはいかない)。そのため小説の手前には、多くのスケッチが存在する。それらは既にある小説とは異なるものに育つように、と願って書かれた種であり、次々に活かされてゆく。
しかし一つだけ、アクセスを禁じてきたスケッチがある。当時、自分の想像力を調子に乗らせすぎたツケで、ひどい数日���を過ごした。二度と同質の想像を働かせないよう戒めとして書き、追放したものだ。内容はもう忘れた。心の底から忘れてあった。
想定してこなかった形式が忍び込めるとすれば、その追放という「穴」からではないかと思ったのだ。だが、小説に書かない=生きた認識として認めない=絶対的な距離を置く。という構図は我ながら完璧に機能していて、手がかりなしに考えることは困難だった。
『霧の抵抗 中谷芙二子』展(水戸芸術館、2019/1/20で終了)を駆け込みで観た。
ある場に漂うムードや、ドラマティックさ、その度合いなど。を気にかけなくなってからどのくらい経つのだろう。30分おきに噴霧される広場に隣接した喫茶コーナーで、初代館長である吉田秀和賞の本を読みふけった。終わると狙いすましたように霧の中に出て、この手を霧に消したり現したりした。
本来ならば濃霧が出る気象条件・時刻・場所ではないなか、群衆の一員としてやって来た感覚。霧と群衆のいずれかはレプリカであり、そのためそこにいる人間たちは同体だという感覚がはっきりとあった。誰か隠れたと思ったらすぐに他の誰かが見える。自分の腕が隠れ切ることもない。燥いでも静かだった。

ある「ムード」が通じる範囲とはどの程度のものなのか。霧はそれを不明瞭に示していた。インスタレーションの映像で、公園の樹々にロープで渡した噴霧器を境に、いつもの木漏れ日と、霧を通した格段にやわらかい木漏れ日が同時に目に入って来る様子は、ムードの相克を感じさせた。
そして他者の領分、他者が規定していることが分かりきっているムードの中に土足で入り、無理に自分の手中に収め押し広げようとし、そのことに高揚した挙句、破綻したのがあの数日間だったことに思い当たった。
その日の夜、ジーン・リース(2018)『あいつらにはジャズって呼ばせておけ ジーン・リース短篇集』西崎憲編 中島朋子他訳、惑星と口笛ブックス.を読み終えた。作者の高名な小説『サルガッソーの広い海』のヒロインはバーサだが、私「真麻」は小さい頃「ばあさ」というあだ名で揶揄われることがあり(「ばあや」のアナロジー)、親近感が沸く存在だ。
「わたしの本はどうなのかしら? ちっとも悲しくないでしょう。想像力を使って書いたから。それでもやっぱり、実際に起こったことを書けたらと思うのよ。包み隠さずありのままに書きたい、悲しかろうと悲しくなかろうと。楽しいことだって、少しは経験してきているし。確かに経験したのよ」(『ロータス』)
光り輝く日、雲が吹き払われた青い空。無慈悲な春の初めの一日――熟していないスグリのように酸っぱい日。ひんやりとした黄色い光が、庭の砂利やまだ花のない花壇や、高い塀の上に降り注いでいる。(『堅固な家』)
私の本はどうかしら? ただ一点を慎重に避けた本。そのことによって、自律させたつもりだった。でも実は、その一点において小説群全体が現実と、切り離す前のポリバルーンのように、中途半端に繋がったままなのではないかしら? 誰に分からなくても自分にそう見えるなら、放っておけないわよね?
翌日、『辰野登恵子 オン・ペーパーズ』展(埼玉県立近代美術館、こちらも2019/1/20で終了、ただし2/16より名古屋市美術館に巡回)を観た。画業の相当数が頭に入った状態で画家の回顧展を観るのは初めての経験かも知れない。巧みな構成で彼女が「かたち」をどうやって獲得し、展開していったのかがよく分かった。
輪郭を豊かに太らせ、左右の高さをずらした[]を描いた作品、その横棒をぐっと縦に広げることで、[]が内包していた空間が圧縮され切断面のように見えてくる作品など、親しいものの掛かった部屋の最後、種明かしのように『Oct-1-98』とそれに類するシリーズが目に留まり、衝撃がはしった。
原稿用紙(めいた���の)を一部白で塗りつぶし、枡目を膨らませるようにして、[]と似た「かたち」が描き込まれていた。横罫や方眼のノートを題材にしたことは知っていたが、原稿用紙は初めて見た。文字がなくても、それらは紛れもない小説だった。彼女の追求と獲得が織り込まれているからだ。

画と小説のあいだ、描くと書くのあいだが、ふとしたところに待ち構えていた。私にとっては敬愛する画家が、小説も書いていたという驚きになる。
ついに、例のスケッチを読んでみる決心をした。霧も、「悲しかろうと悲しくなかろうと」も、文字のない小説も、この偉大なリレーは露わになる手前の膨大な何かを湛えていた。だから、十年以上前に追放したもののところまで向かう力になった。
息を殺して読んだ。ソファに座りどおしだったのに、走ってきたかのように消耗した。エピソードの内実は、やはり何も覚えていなかった。懸命に書き留めてあった全ての会話さえ。だが表現そのものについては、終始冷静な目でみていた。
結論。スケッチを取り上げなかった過去の私の判断は、間違っていなかった。確かに生涯であの日々にのみ、認識し得たものがある。しかし、当時はそれをしっかり書ける状態になど、なかったのだろう。最小限に回復してからの文章は、注意深く活かしてきた。それで、とっくに、充分だったのだ。
年月が経つにつれ、閉鎖した扉の向こうには稀少な価値があると思い込んでいたようである。この空虚が消え、私は変容した。小説が繋がれていたただ一点の現実の疵、ウィークポイントを持っているという疑いから切り離された瞬間、より大きな現実に向かって永久に開かれた。これから書くものだけでなく既に書かれたものも、一文字も直さなくても、そうなのだ。
バルーンを空高くあげ、沢山の景色を透かそう。
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CD第10回 さらなるプロトタイプへ。量産準備。

今回は、 アクティングアウトによるインスペクション評価でカガクおもちゃを見直したり、空想が実現��能かを確認する作業を行いました。
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生田緑地に行ってきた。

私たちのカガクおもちゃは実際に生田緑地に出て、散策し、鳥の鳴き声を聴くことが最も重要なプロセスです。
しかし、いままでは空想の中でしか成功を考えておらず、バードコールを使った際に環境や感情にどんな効果があるのか、そもそも鳥の鳴き声を聴くことはできるのか、地図を同梱するためどの範囲まで地図にしたらいいのかなど実際にやってみないとわからないことをまだやっていませんでした。
やってみることが大事、やらなければわからないことはたくさんある。というのはプロトタイプ制作で痛いほど学んできたので、当日は3限前の12:00に科学館に集合し、検証を行いました。
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まず、思ったのは「親子多!」
その日は3連休最終日ということもあり、多くの親子が生田緑地に足を運んでいました。
親子を観察すると、皆様々な遊び方をしていました。子どもの小さな自転車を押して歩く親、シャボン玉を飛ばす子ども、芝生を走り回る親子。園児くらいの年齢の子どもは親とつきっきりの場合が多く、小学生中学年くらいの年齢になると少し親と距離を取って遊んでいる印象を受けました。
年齢が上がると親と対等な遊びに変化している様子でした。
SAさんによると発表にくる子どもは園児くらいの年齢が多かったと聞きました。親と子、それぞれの役割を意識したカガクおもちゃ作りがとても大事だと再認識できました。
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さて、実際に生田緑地を歩き回って、どうだったのか。
バードコールの必要性、鳥の鳴き声が聴こえるか、地図の範囲はどうするか。この3点を意識しながら検証しました。
まず、バードコールの必要性。結論からいうと「必要」です。鳥の鳴き声が聴こえるかの答えももう言っちゃいますが「聴こえました」。
バードコールを鳴らさなくても鳴き声は聴こえてきましたが、バードコールを鳴らしたから鳴き声が聴こえたとも捉えられると思いました。
歩いているときは常にバードコールを鳴らしていたので、鳥の鳴き声が聴こえたとき、それは「バードコールによって鳥が鳴いた」と解釈できます。
バードコールを鳴らさなくても鳥が鳴いているときは「鳥の気まぐれで鳴いている」と捉えられ、バードコールを鳴らして鳥が鳴いたときは「バードコールによって鳴いた」と捉えられるということです。
ようするに、バードコールは実用性が重要なのではなく、バードコールを鳴らすことによって鳥が鳴くという事前情報が重要だということ気づきました。
キットに同梱し、子どもが使うとき、バードコールの科学的根拠やあいまいな事実を伝えるのではなく、バードコールを使うことで鳥が鳴いてくれるという少し子供だましのような説明が必要だと思いました。
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そして、地図ですが、必要な範囲はなんとなくわかりました。
東はビジターセンター側の東入り口から西は専修大学側の西入り口、北は枡形山広場あたりから南はあじさい山や梅園あたりまで。
あまり範囲が広すぎると、A4サイズには小さすぎてしまうというのが問題で、範囲を絞ることは仕方ないことです。しかし、範囲が広すぎても探索が大変でしょうし、他班のカガクおもちゃも体験することを考えると1つのキットで時間を使いすぎるのもどうかと思うので、結果として範囲を絞ることは良い選択ではないでしょうか。
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つくろう
生田緑地で疑似体験をしたので、次は製作に取り掛かります。
キットに必要なものは↓
・バードコール
・鳥の形をした木のアイコン
・画用紙に印刷されたマップ
・付箋
・鉛筆
です。
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バードコール
関山が24mm*400mmの木の棒をホムセンで買ってきたのでそれを適切な長さにカットします。
適切な長さとは。以前つくったバードコールは木の大きさが10cmで私たちが使うにはちょうど良い長さですが、子どもの小さな手で扱うには長いという意見が出ました。
そこで、どこの位の長さがいいか考えましたが、とりあえず半分の5cmにしてみました。
なんとなくで決めた長さですが、実際にバードコールとして穴をあけ、ボルトを差し込み、鳴らしてみると、ちょうどいい長さだと思います。
しかし、問題が。音があまり鳴りません。どうやらホムセンの木が高品質で密度が高く、硬いようです。解決策として、品質の悪そうな100均の木(突然のdis!!!!) を使うことにしました。密度が低く、良さそうな感じがしますが、今回は買っていないので、それは次回に検証してみます。
また、太さもちょっぴり微妙でした。以前のバードコールの太さは20mm程度だったのですが、今回の棒は24mm。握りづらかったので、次の棒の太さは18mm~20mmにします。

あ、木の棒は切った後、電動やすりで切り口をやすりました。かなりバリが酷くて、「手作業でやすりがけは面倒だな」と思っていましたが、さすがWS。なんでも置いてありますね。
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木のアイコン

マップに貼り付けるためのアイコンとして、合板を切り抜いた鳥を使います。正直、シールとか、なんならペンで印をつけるだけでもいいんですが、このカガクおもちゃにとって「あった方がいい要素」だと思い、これを採用しています。
100均で売っているA5サイズの合板から大体350羽くらいつくれるので、コスパ最強です。鳥の形のシールを買う・作る、も考えていましたが、やはりこちらの方が面白い&コスパがいいです。

動きが面白くてみんなで見てます。
そんなこんなでとりあえず合板一枚分作りました。

画像に移っているのは一部で、実際にはもっとあります。
ちょっと問題なのが、手に煤がつくこと。頑張ってウェットシートでちまちま拭きましたが、終わりが見えないので水洗いしました。
多少ましになりましたが、まだまだといった感じ。最重要課題ではないので、とりあえずはこのままで。
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画用紙に地図を印刷
そもそも、画用紙に印刷ってできるんでしょうか。
いろいろ調べると、はがきの厚さくらいなら印刷できるらしい...。
まぁ、そうですよね。はがきが印刷できるなら画用紙はできるか...。
でも、ちょっと問題があって、画用紙は目が粗いのでインクがにじむ可能性があるとのこと。それは避けたい。マット紙というコピー用紙みたいな表面の画用紙があるのでそれを買おうと思いましたが、とりあえずは普通の画用紙で試そうってことになりました。
授業内で小型プリンターを借りて、教室で実践してみました。
で、やってみると、案外うまくいきました。
インクのにじみもないですし、きれいに印刷できています。マット紙を買う必要はありませんね。
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どんな感じになりそうか。
マップには木のアイコンをマップに貼りつけたり、鳴き声や様子などを書いた付箋を貼り付けます。
実際にはりつけるとどうなるか、やってみました。

なかなか悪くない様子。
本当なら付箋はアイコンのすぐ下に貼りたいですが、いろいろなものにかぶってしまうので、NG。
苦肉の策として、矢印で指すことにしました。これは他のやり方に変えられそうなので、少し考えてみます。
また、写真は無いですが、どうせならこの画用紙にアイコンと付箋をくっつけて持ち歩けるようにしようと案がでて、試行錯誤してました。
付箋は貼り付けておくだけでいいですが、アイコンはどうしようかと悩んでいます。
いま��ところは透明のフィルムで簡易的なポケットを作る予定です。

何だこの写真
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また、付箋に書き込むための鉛筆の検討も行いました。
木の鉛筆を同梱する案もありますが、それよりもアンケート用紙などにつかう、クリップ付きの安そうな鉛筆はどうか?となり、髙木が探してくれました。
クリップがあったほうが、マップにつけられるのでちょうどいいですし。
50本250円+100円配送料でよさげなのがあったのでこれを2セット購入予定です。
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まとめ
なんだかんだ、結構順調です。アイデアはほとんど固まっているので、やることと言えば、細かいところの改善や材料の検討を行うくらいだと思います。
あ、あとはパッケージやマップのデザインですね。
私たちの班はパッケージに袋を使用する予定です。その中にタイトルや説明を書いた一枚A5の紙を入れる感じ。

↑こんな感じの表紙かな?
マップのデザインはそもそもの地図をどうするかという問題があります。プロトタイプで使用している地図はキットに使う場合、川崎市のものなので使用許可が必要です。許可が取れなかったりする場合も十分ありえるので、自分たちで作ることも視野に入れておきます。
マップは3つ折りにするので、外側の空白の面にデザインが欲しいですよね。それも考える必要がありますね。
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次回までに
・決定版とまではいかなくてもパッケージ、マップのデザインを考えてくる。
・バードコールの再制作(安くて細い木で)
・(蝶ボルト、クリップ鉛筆の発注)
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<6月のお知らせ>
<6月のお知らせ>
梅雨入りしました。しかし雨は好きです。正確には雨が降っているのを見たり聞いたりするのが好き。山々も新緑めいて夏の様相を増してきました。
わたくしは最近忙しく作品のまとめをしています。おそらく、6月末か7月に「AEOSO2」と「流し芝居1・2」のDVDを発売します。現在膨大な映像データと格闘中。少量生産ですので手元に置いておきたい方、是非是非お買い求めください。是非是非是非是非!(AEOSOステッカーやamazosoステッカーも作りました。全然売れない。)そして次なる作品への準備も進めています。次は8月ごろでしょうか、野外での短い作品を、人形を使って作ろうと目論んで居ます。かすかに作品の息吹が聞こえ始めたところ。コウゴキタイ!
というわけで6月の案内です。 目次 1.劇団どくんご松本公演@枡形跡広場! 2.出演情報(22日カフェマモー/30日瓦祭り) 3.7月劇団ベビー・ピー松本公演@薄川緑地! ※体の教室7月の会はございません。予めご了承ください。
1.劇団どくんご松本公演@枡形跡広場!
劇団どくんごの松本での公演、6月20日21日と迫っています!野外にテントを建てての2夜限りの公演。市街地ど真ん中の枡形跡広場にて、松本では2年ぶりの公演です。
こちらお席に限りがございます。観劇をご予定の方は早めにご予約してお越しください。お席を用意できない可能性もあります。
ここで劇団どくんごの紹介。
テント芝居をご存知でしょうか。かつてはテントを運んで旅をしながら公演を続ける一座は日本にも複数ありました。おもに70年代80年代ですがそこを境にその数は減り続け、厳密に『旅するテント劇団』は現在では劇団どくんごのみです。(旅をしないテント劇団は関東圏にいたり、テントでない形態で旅する劇団はいる。)トラック2台とハイエース1台に生活用品も芝居道具も音響、照明全部積み込んで、そしてテントの構造体そのものも積み込んで土地から土地を移動して、自ら舞台の立て込みをして本番をむかえ、そして撤収してまた移動するということを繰り返している劇団です。どくんごのツアーは鹿児島県��皮切りに九州・四国・本州・東北・北海道まで北上し、また鹿児島まで南下する7ヶ月間続きます。想像するだけでお分りいただけるかと思いますが、大変タフです。そんな活動をわざわざ続ける劇団があるということ。まだ日本にいるということ。その点だけでもこの劇団を観てもらいたい要因です。
そして何と言ってもどくんごの芝居の内容がすごい。完全に独自の世界を切り開いています。表現者は自らの世界を見つけて構築し具現化することに尽力するわけですが、このどくんごの芝居、一度見ても説明することができません。すごかったとしか言いようがない。イッツどくんご。あれはどくんごだった。何かに例えたり比べたりできない存在なのです(マジ)。見た人にしかわからない、だからうまく勧めることができない。宣伝する側にとってはまったくこまった��居です。しかしそれこそまったく他では経験できない魅力なのです。アメージング。
しかし芝居は単純に笑えます。そしてお子様も大歓迎です。基本的にお客さんにボーダーはなくテントの中での飲食も自由、写真撮影OK(パシャパシャうるさいのはNG、映像もNG)、うっかりテントに入ってしまった外国人も大喜びな五感で感じる演劇体験です。松本公演は20日(木)、21日(金)とありますが、どちらもオススメ!(ほんまやで)
20日(木)はわれわれ松本をざわつかせた流し芝居が男組女組合わせて4人でここでまたもや登場!幕間のゲストで少しばかり出演いたします!
21日(金)はゲスト出演なしの純正どくんご公演。ゲスト出演に神経チラつかせたくない方は金曜日の公演がオススメです!集中してどっぷりどくんご世界に飲み込まれるには金曜日の公演をご予定ください!
わたくし普段あんまり人にものを押し売りはしません。わたしもされるの嫌だし。しかしどくんごだけは別なのです。これは見なきゃ損。見てない方はマジで勿体無いし、どくんご前と後ではマジで人生違うのでこれを機会に是非是非ご覧ください!🍖🌋🍑
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<劇団どくんご松本公演>
6/20(木)・21(金) ←20日(木)はゲストであの”流し芝居”が登場!
19:00開演(30分前開場)
大手門枡形跡広場特設”犬小屋”テント劇場(四柱神社隣)
◯予約
劇団どくんご 090-8568-5411
or斜めまで直接ご連絡ください!
◯料金
前売・予約;2,500円
当日;2,800円
中高・浪人生;1,300円
小学生;500円
http://www.dokungo.com/php/detail2019.php?n=2019&id=20190621&
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2.出演情報(22日カフェマモー/30日瓦祭り)
んでもって出演情報押し売り。
どくんごの公演が終わってすぐなんですが、22日(土)マーズモーにありますカフェマモーにて、投げ銭演芸会がございます。
こちらわたくしも浪曲で参加する予定であるほか、我らがゆうわちゃんによる南インド古典舞踊、そして長野市より招聘しますは焼酎亭呑み鉄さんによる落語、そんでもって札幌市よりお越しの無茶志亭肉丸(ナガムツ)さんによる落語をお披露目です。
この肉丸さん、普段ナガムツさんと呼ばれる役者で御座いましてわたしの札幌時代の知人なんですが、この度どくんごの公演観に来る(北海道公演もあるんですが、、)ついでに松本に遊びに来るというので、ついでに落語も一席講じてもらうこととなりました。わたしもナガムツさんの落語は見たことないので楽しみ。普段から爆裂におかしなナガムツさんなんですが今回どんなお話が聞けるのか楽しみです。そして長野市の呑み鉄さんもかなりグッとくるルックスに加えて長野市の素人落語界の先陣を突っ走る方&キュートなのでとっても楽しみ。そしてこないだもインドに行ってレッスン&リフレッシュを終えたばかりのゆうわちゃんによるマジ本格派インド舞踊もこれまた衣装やメイクからかなり見応えたっぷりな演目です。
とういうなかなか出演者固めのマーズモーでは初めてとなる投げ銭演芸会。ちょっちいつもと違った雰囲気で、皆様のお越しをお待ち申しあげます!
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マーズモー演芸会
6月22日(土)19:00~ ¥投げ銭
無茶志亭肉丸(ナガムツ)〈落語〉
横田ゆうわ〈南インド古典舞踊〉
焼酎亭呑み鉄〈落語〉
前田斜め〈浪曲〉
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それでもって、月末30日!まだこちらは詳細不明ですが女鳥羽川沿いの瓦レコードにて周年祭に浪曲で出演いたします!時間は午前かな?巡り合わせの際は是非!
3.7月劇団ベビー・ピー松本公演@薄川緑地!
そんでもって7月にはもうひとつテント芝居を松本に招聘いたします!
わたくしからみたらお兄さん世代に当たる、劇団ベビー・ピーのテント芝居公演、『ラプラタ川』@薄川緑地です!
すすき川沿いの河川敷では初めての開催。市役所さんもわたくしもそわそわしておりますが是非とも成功させたいイベントでございます。
普段は京都で活動する劇団ベビー・ピーですが、近年は瀬戸内の島で公演したり新潟の山々をツアーしたりとアクティブに活動の幅を広げていたのですが、なんと今期はテントを運んで旅をする!ということでここ松本市もツアーに組んでもらいました。松本はなんと2公演地目。京都を出発して北海道まで北上し、鹿児島まで南下するツアーの序盤にやって来てくれます!
夏も真っ盛りなその頃かと思いますが、今年の夏はこの2つのテント芝居で、あとは我々のらぼうの作品をご覧いただければ大満足かと存じます!🍖
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<劇団ベビー・ピー松本公演>
7/20(土) ←のらぼうのゲスト出演あり〼!
19:00開演(30分前開場)
薄川緑地���見晴橋下流右岸
※雨天の場合はmarsmoo(筑摩4丁目16-29)にて開催!
◯予約・問い合わせ 080-6425-9861(前田斜め)
◯料金 一般前売・予約;2500円
一般当日;3000円
中高生前売;1500円
中高生当日;2000円
小学生前売;500円
小学生当日;1000円
小学生未満;無料
https://baby-pee.jimdo.com/
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おしまい
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戯曲「メタ・インキ」
六久舟 それにしても山根先生が絵本を描くなんてね。 枡田幾二 ええ、びっくりしたもんですよねぇ。何しろあの山根先生が絵本なんて。春だからって、気でも触れたのかななんて思ひましたけど、本当のところはどうなんでせうね。 武田興味 まぁ、少し考へてみようぢゃあないですか。山根先生も今日はゐないことですし。それに今日は演出家で能楽師の岩本慇懃さんと写実主義者でディジタルタトゥ研究がご専門の土手章史先生にも来てゐただいてゐることです。 岩本慇懃 今日はぼくの遅刻で開始が遅れてしまったことをまず謝罪します(※岩本はこの日、青森出張から広島までの移動に遅れ、当初の予定から二十九時間と三十七分の遅刻といふ過ちを犯した。けれどその他の参加者は、岩本の到着するまで、私語をするでもなく、ただバアボンをすすって、時計にさへ一瞥くれなかった)。ところで、山根先生の絵本作家デビュウについてなのですが、みなさんもご存知なかったのですか? 土手章史 少なくともぼくは知らされてゐませんでした。けれど、山根がヘラジカのスケッチや、出版予定のない漫画の原稿を残してゐたことは今では有名な話です。
���皆、第一声を終へた)
六 確かに、あの原稿やスケッチで溢れたノートは今どこにあるんでせうね。あれは非常に価値の高いものです。 土手 A4版のノート、それも薄い桃色の表紙のノートを今でもよく覚へてゐます。 武田 あの頃の他の作品を見てみると、詩が多い。二〇一六年の二月にもそのやうな時期があります。生活に変化が見えたり、変化が予測される時期に山根が詩を多くかくといふのは今までの通説ですが、絵といふのは考へてみればあまりありませんでしたね。 岩本 確か、はじめに公開された山根の絵は「無題(2012)」といふもので、当時の紹介文には「山根がクレヨンを好んでいたことを知る者は意外に少ない。時間を見つけては紙切れなどに絵を描いていた。彼の描く絵はどれもカラフルであるという特徵がある。また本人曰く絵はメッセージ性や藝術性などは考えてないという。」とあります。今改めて見てみるとどこかタローオカモトのやうな色彩を感じることができます。 六 あれから五年近くの間、純粋に絵といふものを発表したことはありませんね。 土手 ええ。ある種特殊な例を出しますと「大正ネコナヤミイ」です。あれはB5版のノート紙中央に大きな猫の絵があり、その周辺に本文が描かれてゐて、あれ自体が山根のピクチュアでもあり、テクストにもなってゐる。あれはディジタル的にとても哲学的で興味深い。 武田 画像の中の文字はテクストか、といふ点についてですか? 土手 まさしくさうです。先程私はそれが哲学の問題とうそぶきましたが、もしかするとそれは本当のところでは、とても記号論を扱ったトピックなのかもしれません。文字をどう認識するか。あるいはそれは文字である必要があるか。 岩本 インタアネッツの中には、特に最近、様々な人間が写真を共有してゐます。その中には新聞記事をのせて不特定多数と意見を公開したりしてゐる。この時に、考へさせられるのはこれは写真でもあり、文字通りの「文字」でもある。つまりそこでの問題は「.txt」や「.jpg」などの拡張子の問題ではなくて、受け手が文字として受け取ることができるかどうかであります。さらに言へば、文字として受け取れる場合、人はそんなことを意識などしません。 枡田 確かに、この会話もいづれ文字起こしされますね。そして山根正研究会のサイトで文字として表示されるでせう。けれどそれも印刷された文字と異なり、HTMLで表示されたピクセルの集合体でしかありません。このピクセルの集合体といふ点に於いては画像と文字に違ひがあると言へるでせうか。 六 記号を認識するとは何か、といふことですね。 土手 私はその点においてはとても写実主義的な価値観を持ってゐます。例えば認識は輪郭であることです。私達は画像の中の人物も文字も、それらを輪郭によって判断し、認識してゐるのだといへます。 岩本 ���うでせう。存在は境界によって定義されますからね。 六 それでは、さうした認識論あるいは記号論を踏まえた上で本題に戻りませう。さうした文字と文字でないものの境界が曖昧になりつづける中で、文字ベースの表現を行ってゐた山根が、なぜ絵本なのか。 枡田 はじめに、山根は「目の人」だといふことができます。これは山根の、容姿に関する思想に一致します。 土手 人は見た目が何割だとかあァいふ話ですね。 枡田 それもあります。つまり山根は容姿至上主義者であり、差別主義者であり、卓越した美意識の持ち主であり、貧しい三流絵描きでもあるといふことです。 六 なるほど、最後が解らない。山根の三流絵描きである理由はどこにありませう? そして貧しいといふ点においても。 枡田 これは私の持論ですが。貧しいといふのは金銭だけを表してゐるわけではありません。 岩本 ちょっと待ってください、話が冗長過ぎます。これでは本を作る都合のために文字を水増しするのと何も変はらないではないですか。
(閑話休題をしてゐる)
武田 ここで話す目的は何か、山根がなぜ今絵本を描くか。それが何かまず答へを言ひませうよ。 六 けれどあなたは三十時間近くも遅刻しました。その為に説得力は薄いですが、発言してゐる内容は本質を突いてゐます。私たちは山根の「文章を長く延ばす必要はあるか」の精神を思ひださなければいけません。私は山根が絵を描くことを無脳化だと思ひます。もしも何かしらの矯正具が登場し、目の前の問題が既に解かれた状態で表されたとしたとき、果たして脳は必要かといふことが問はれます。これを絵でいふと、山根の思想が絵で表現され、とてもクリアに表現された場合、文字で冗長に説明する必要がいるかといふ問題なのだとおもひます。 枡田 六さん、さうであるならば、無脳化は山根が絵を描くことではなくて、絵を見る人のことでせう。それは言ってみれば観客です。山根はよく、自分の作品は吐瀉物だと言ひますよね。けれどそれと同時に読者のことをその嘔吐の観測者だとも言ってゐる。山根は常に観測者=観客を意識して作品を発表してゐるのです。だから「文字から絵へ」の飛躍の中にある、山根の「演技的」なもの、絵本作家を「演じる山根」の意味について考へることが重要なのではないでせうか。 岩本 確かに、絵本作家に「成る」のではなく絵本作家を「演じて」ゐるといふのだったら筋が通ります。私も演劇の人間ですからそれについては慎重に考へたい。これまで山根は様々な表現をしました。それは文字の形態だけでも、小説家、随筆家、戯曲作家、音楽家など様々です。しかも去年の暮に出された『山脈 二〇一六年十二月二十八日号』の最後では「ハイパーメディアクリエイター」と記されてゐます。あの雑誌の編集長は山根自身でありますので、自らその肩書を記したことになります。彼は自覚的に自分の職種を広げてゐるのです。もっといへば、何かの職種に限定されるのをすごく嫌がってゐる感じがするのです。だからこそ「演じる」のか���しれない。それはとても子供のやうな、ある種の「強がり」のやうなものを感じてなりません。 土手 山根の根本にあるのは演技であることは間違ひないでせう。初期作品の中でも著名な「めくら演者」はその題名からも解るとおり、田舎者が都会で都会人を演じることへの風刺をこめた作品です。けれど執筆当時の山根は、それを批評する人間自体を「演じて」ゐた。今でこそ批評家としての山根を知る人が多いですが、そもそも山根といふのは地方都市出身の一学生に過ぎません。それが「戦後思想の巨人」とまで称されるやうになったのは一重に山根が「戦略的」にひたすらに「演じ」つづけたこと、そしてそれを完全に「信じ込んだ」私達の、ある種の過失ではないでせうか。 六 山根がよくいふ「自己同一性は外在によってしか成り立たぬ」といふのは、悪く言へば「信者が作り出した虚像」こそが本当の山根であるといふことにほかなりません。山根自身は山根ただ一人であるのに対して、山根を認識するのは山根以外の全ての存在です。山根がいかにして虚像となったか、今回の絵本作家といふ山根の表現拡大の中にヒントがあるのかもしれません。 枡田 ここで一度、山根をめぐる記号について話を戻します。先程、山根の書いた手書き文字と、同じペンを使って描かれた猫の絵が同時に同じ紙面上にあり、なおかつそれが一枚の写真としてディスプレイ上に表示されてゐる状況についての話がありました。そこからどちらも記号として存在してをり、重要なのはその記号の受け手の問題=技量である、といふことでした。ここに「絵文字」といふ傍点を放り込むとどうでせう。「絵文字」といふのは文字でせうか、絵でせうか、それとも新しい何かなのでせうか。 岩本 平成といふ時代の中で「絵文字」について考へることはもはや避けることができません。特にここに集まってゐる人はみな文字と密接に関はった仕事をしてゐる人たちばかりです。けれどその中で皆さんは仕事に絵文字をつかったことがありますか? おそらく無いはづです。それはなぜでせう。 六 山根の本文の中にも絵文字は存在しません。けれど本文のなかに埋没した「猫の絵」はどうでせう。『大正ネコナヤミイ』の猫は絵文字といふことができるでせうか。 枡田 それをいへば、文字とは何かといふ問になります。突き詰めていけば文字といふものは、「おおよその意味がある輪郭」の総体ではないかと思ひます。古代のヒエログリフなどは絵文字との共通点がある。しかもヒエログリフは情報の再現、記録の機能も実装してゐます。それは絵でも写真でも可能なのかもしれません。 土手 ちょっと待って下さい。それでは絵と文字は何がちがふのでせう。確かに漢字のなかには象形文字など、絵由来の文字があります。けれどアルファベットなどの抽象的な記号は絵とは言へないでせう。 枡田 けれど子供向け絵本の中に装飾されたり、キャラクタライズされたアルファベットのイラストを見たことがありませんか? あれもアルファベッ��として認識することは可能です。 岩本 確かにアラビア書道などの文字は、一見するともはや文字には見えない。ロゴのやうにも見えます。言ふなれば��様です。 六 では、山根の絵は突き詰めていけば文字の延長であり、そもそも山根が行ってゐる表現は「文学」とは言へなくなるのではないでせうか。
(文学に文字は必要か)
土手 よく読書を趣味としてゐる人は、といふよりも社会不適合のきらひが多い人達の多くは文字でないものに対しても「文学的だ」などと囃し立てることがあります。私はあれが不思議でなりません。 岩本 文学的な表現といふものはありますが、あれは「文学世界的」なニュアンスを指してゐるのだと思ひます。つまり「文学」は決して文字を必要とはしてゐない。 枡田 それはどうでせう。今岩本さんは「文学世界的」と言った。けれど文学世界は文字でしか構築することができません。文字と読者によるこれまでの知識の蓄積から構築された世界こそが文学世界なのであって、文字なき文学世界は、どだいありえないのです。 岩本 枡田さんのいふのは文学世界の興りの話です。私がいふのは文学世界の共有の話です。そこで食ひちがったのでせう。もちろん、私も文学世界の構築には文字が必要だと思ひます。 六 この際、文字の起源がピクトグラム=絵文字であることなど重要ではありません。問題は山根の書いた絵本は文学と呼べるか、といふところです。 土手 それについて考へるためには絵本の構造について考へる必要があります。ほとんどの絵本といふのはメインとなる絵があり、それほど多くない文字がありますね。文字が存在するのであればそれを文学と定義することは十二分に考へられます。 枡田 そもそも絵本といふのは流通の面でみても一般的にみても「児童文学」に含まれます。しかしそこで触れられる絵本といふのは対象読者が児童であるからです。山根の描く絵本が児童のみを対象とした内容になるとは到底思へません。 岩本 けれどその可能性が全くないとは言ひきれません。これまでの作品をみても、児童が読んでも有害でないものが、ごく少数ですがあります。例へば『春』です。 六 岩本さん、それはおかしい。『春』は現在では心中を図る老夫婦の最後の会話とみられるのが研究者たちの間の通底です。子供向けとはお世辞にもいへない。 岩本 私は『春』を胎児と老婆の恋愛小説だと読んでゐます。老夫婦であると判断してしまふのは閉鎖的な研究社会の弊害なのではないでせうか。 枡田 ちょっとまってください。胎児と老婆の恋愛など、老夫婦の会話よりもはるかに児童向けではありません。大体、それをあの一往復の会話から読み取るのはあまりに誤読が過ぎます。第一、作品を絵本化する際にも『春』を選ぶのはあまり褒められたものではありません。 土手 『春』に関して私はまた別の解釈を持ってゐます。そしてその誤読こそが文学の、文学たる所以なのではないでせうか。そしてそこから敷衍するととてもメタ的な結論に達します。最近の山根が「余白」について言及してゐることは研究者たちの間でとても注目されてゐます。 岩本 さうですね。『余白四行詩』では詩を書くことによって同時に余白を生み出すといふ実験的な表現もしてゐます。それに自覚的であること自体が表現になってゐます。 土手 つまり、これまで山根が公開してきた文章は文学のやうに見えて、その実、透明な絵を描き続けてゐた、と考へてみるとどうでせう。インキをつかふことをしないで絵を描いてゐたのです。いふなれば「メタ・インキ」です。 枡田 まるで中島敦の『名人伝』のやうですね。つまり、山根は絵を描かないことでそれ以外の全てを同時に描いてゐたといふことですね。それもインキを一滴も必要としないで。 六 それならば、様々な点で納得がいきます。先程の『春』に於ける誤読の数々も本文に表現された以外の全存在も同時に表現してゐたからこそ、誤読が生じたのですね。 土手 おそらく、さう捉へてしまってもよいでせう。 岩本 様々なことに合点がゆきました。けれどそれなら、なぜ、山根はここで絵本を描かうと思ったのか。それについてはどうでせう。 六 それはかうした議論を我々が行ふやうにするためではないでせうか。今度は山根先生本人を交へてそれらについて議論したいものです。 枡田 確かに、さうですね。これだと山根先生の思惑どおりですし、まるでマリオネットのやうです。 土手 全くその通りです。 武田 それでは皆さん、今日は短い時間でしたがありがとうございました。
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脚本・山根正
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桟橋の分かれ道

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
どうも、こんにちは。12月8日(金)は、当麻池に行ってきました。月曜日に新ベラが放流されたという茨木新池に平日釣行したかったんですが、ネット情報によると金曜日が定休日…。平日は1500円の水藻フィッシングセンターも魅力的でしたが、当麻池の駐車場が少ないのが気になって、平日なら大丈夫と当麻池にしました。

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
「当麻池」で検索してヒットしたブログに「��央桟橋が空いててラッキー」みたいな記述があって、中央桟橋が人気なんかな〜と思いつつ、グルっと回って遠い所に入るのがめんどくさいので、いつも手前の北桟橋に入ってしまいます。中央桟橋の所は池の最深部でもあるので、1mぐらい浅い北桟橋が釣りやすいってのもあるんですが、まさか、今日はこんなに差がつくとは…(場所の所為にします)

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
北桟橋で段床釣りをするのは10尺が丁度。下手なくせにいつも沖段床にトライしていますが、真下を釣るのがこんなに楽だとはw。10尺は数本持っていますが、先週の寺口釣池でヘラブナを掛けられなかった芸舟の朱総塗を出します。

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
浮子は舟水の「深なじみ段差底」です。新作かつ期間限定作。使うのは今日が初めて。番手が9番から15番で9尺から21尺をカバーするらしいので、水深9尺なら9番でも良かったのかもしれませんが、水深2mまでの茨木新池等で最小サイズを使うとして…気分的に10番を���ョイス。

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
段床釣りを始めたものの、ぎごちなく浅なじみ…上ずらせてしまう(汗)バラケ餌と言うだけあって、投入すると盛大にバラケながら沈んでいくので床に近づく頃には鉤に残り少ないのでは。ダンゴで指が汚れるのが嫌なのでポンプで押し出しているのですが、エサに「段底」をブレンドすると固い〜。久しぶりにボウルから手でダンゴを丸めましたw。これが功を奏して、しっかり練って鉤に付けると、トップ1目〜2目出しまで、時に水没と深なじみするようになりました。練っている割には抜けも上々でジワジワとトップが出てくるし、段床釣りの床立ては試行錯誤なのですが、今日はちゃんと床立てできているような。ならば釣れるはずなのですが、「ツン」が来ない…。やっと掛かったと思ったら目ズレ…ごめんよ〜。左隣の常連さんは、前回来た時も同席で両グルテン床釣りで20枚以上釣って竿頭だったかもって人。その人が全然釣れてない。右隣の常連さんも朝方に2枚ポンポンと釣ってから音沙汰なし。ボウズやったらどうしよう…。ハラハラし始めた頃、なじみ途中の浮子がズバッと入っていった。不本意ながらボウズ脱出〜。ε-(ーдー)ハァですわ。

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
北桟橋(手前)と中央桟橋をつなぐ渡り桟橋。これを渡ってれば…。北桟橋は僕を含めて5人だが、常連の猛者が0枚〜2枚と大苦戦。一方、中央桟橋組はコンスタントに釣っていて、特に事務所寄り東詰2つ目の枡に入った段床釣りの人は爆釣モード。おそらく数十枚釣ってる。この差は…。北桟橋の水深9尺に対して中央桟橋の釣れている場所は17尺弱なので、ヘラブナが深場に落ちてるってこと?

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
段床釣りで喰い魚信が全く出ないわりにはダンゴに寄っている気配があるので、両グルテン宙釣りに方向転換。込み調整から帰ってきた「げてさく」の13.2尺です。

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
浮子は「オールマイティー速攻Ⅱ」の9番。ちょっと思うところがあって、タナは片ズラシにしてみました。下鉤トントン。上鉤が床を切ってる感じ。

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
「ツン」と喰い魚信を取って歓喜したんだが、マブナのアッパーでした。釣れね〜。

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
片ズラシは企画倒れに終わり、深宙に移行しました。上でサワってる気配があるので、タナをドンドン上げて正宙になったら、なじみの終わりに「ムニュ」って小さい喰い魚信取った〜!もう満足ですw(嘘)。

2023年12月、当麻池(奈良県) iPhone11
あまり面白く無い釣れ方で2枚追加した後、なじみ中の「ムニュ」で釣れたのが「上がりヘラ」になりました。常連さんが15時頃に帰り始めるので気が急きますが、池主さんによると、時間は自由で日の出から日没までで、「今の時期やったら17時までかな〜。過ぎたら浮子が見えへんやろ」って感じ。僕は16時前に片付け出したんですが、常連さんは2組ほど16時を過ぎても釣ってましたね。
ということで、12月8日はヘラブナ5枚、スレ2枚でした。今日も釣り料金を払いに行くと200円キャッシュバックでお茶のペットボトルのサービスがありました。池主さんが釣果を聞きに来たので、「5枚でした」と答えると、6枚釣れた前回は、常連さんが軒並み2桁だったので「まだまだやな〜、臨機応変に、グルテンでも練らなアカン」と訓戒をいただいたのですが、(北桟橋の)常連さんが3〜4枚で帰られた今日は「両目が開いたら初めてにしては上出来や」とお褒めいただきました。毎回、200円と飲料をサービスしてくれるのですが、毎回、初見の客だと思われてるのかな〜。10月に初めて来てから月1回ペースで3回目なんですけど(汗)。インターネットで年中無休と記載されているので「お正月もやってます?」と聞いたら、「35年間休みなしや。年末もやってるよ」とのこと。大晦日かお正月は当麻池も良いな〜。
では、また。
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各地句会報
花鳥誌 令和5年6月号

坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和5年2月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
厨女も慣れたる手付き雪掻す 由季子 闇夜中裏声しきり猫の恋 喜代子 節分や内なる鬼にひそむ角 さとみ 如月の雨に煙りし寺の塔 都 風花やこの晴天の何処より 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
山焼きの煙り静かに天昇る 喜代子 盛り上がる土ものの芽の兆しあり 由季子 古雛や女三代つゝましく 都 青き踏む館の跡や武者の影 同 日輪の底まで光り水温む 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
桃の日のSt.Luke’s Hospital 光子 パイプオルガン天上の春連れませり 順子 指を向け宙に阿弥陀の春の夢 いづみ 春の川大東京を揺蕩ひぬ 美紀 聖路加の窓ごとにある春愁 眞理子 雛菊もナースキャップも真白くて 順子 聖ルカを標としたる鳥帰る 三郎 印度へと屋根とんがりて鳥雲に 佑天 鳥雲に雛僧の足す小さき灯 千種 学僧は余寒の隅に立つてをり きみよ
岡田順子選 特選句
春陽に沈められたる石の寺 美紀 春空に放られしごと十字架も 同 春潮の嫋やかな水脈聖ルカへ 三郎 鳥雲に雛僧の足す小さき灯 千種 涅槃西風吹きだまりては魚市場 いづみ 聖路加の鐘鳴る東風の天使へと 俊樹 皆春日眩しみ堂を出で来たり 千種 桃の日のSt.Luke’s Hospital 光子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
春愁の揺れてをるなりだらり帯 愛 立子忌や飯とおさいにネモフィラ猪口 勝利 春眠し指に転がす砂時計 かおり ゆらめいて見えぬ心と蜃気楼 孝子 春潮のかをり朱碗の貝ひらく 朝子 ファシズムの国とも知らず鳥帰る たかし 立子忌の卓に煙草と眼鏡かな 睦子 毛糸玉ころがりゆけば妣の影 同 わが名にもひとつTあり立子忌よ たかし 波の綺羅とほく眺めて立子の忌 かおり 灯を消してふと命惜し雛の闇 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月6日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
この空のどの方向も春日燦 和子 思ひ出はいろいろ雛の女どち 同 うららかや卒寿に恋の話など 清女 鳥帽子の小紐手をやく京雛 希 耳よりの話聞きゐる春の猫 啓子 地虫出づ空の青さに誘はれて 雪 意地を張ることもなくなり涅槃西風 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月10日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
裏路地の古屋に見ゆる雛祭 実加 子等笑ふお国訛りの雛の客 登美子 彼岸会の約束交はし帰る僧 あけみ 筆に乗り春の子が画く富士の山 登美子 うららかな帰り道なり合唱歌 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
春夕焼浜の民宿染めてをり すみ子 青粲粲空と湖面と犬ふぐり 都 水車朽ちながらも春の水音して 和子 朝東風や徒人の笛は海渡る 益恵 枝垂梅御幣の揺れの連鎖して 宇太郎 春の婚オルガン春の風踏んで 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
啓蟄やボール蹴る子は声がはり 恭子 海近き山の椿の傾きて 和代 啓蟄の光を帯びし雲流る ゆう子 鳥鳴いて辛夷の甘き香降る 白陶 一人言増えたる夕べ落椿 恭子 小気味よき剪定の音小半日 多美女 一端の鋏響かせ剪定す 百合子 ふる里の椿巡りや島日和 多美女 剪定や句碑古りて景甦る 文英 剪定や高枝仰ぐ褪せデニム ゆう子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
雪吊の縄の解かれて睡り覚む 世詩明 家康公腰掛け松や地虫出づ ただし 捨鉢な女草矢を放ちけり 昭子 屋号の名一字継ぎし子入学す みす枝 花冷や耳のうしろといふ白さ 昭子 坐りゐて炬燵の膝のつつましく 世詩明 対座したき時もあるらん内裏雛 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
摘草のさそひ届きぬ山の友 ことこ 蒼天に光の礫初燕 三無 陽炎のけんけんぱあの子をつつむ あき子 朝戸風見上げる軒に初つばめ 同 摘み草や孫を忘れるひとしきり 和魚 かぎろへる海原円く足湯かな 聰 陽炎や古里に建つ祖母の家 ことこ 我家選り叉来てくれし初つばめ あき子 陽炎ひて後続ランナー足乱る のりこ 新聞を足してつみ草ひろげたり あき子 つみ草や遠くの鉄橋渡る音 史空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月14日 萩花鳥会
熔岩の島生き長らへし藪椿 祐子 寝静まり雛の酒盛り夢の間に 健雄 田楽や子らの顔にも味噌のあと 恒雄 雑草も私も元気春日向 俊文 猫抱いてぬくぬく温し春炬燵 ゆかり 子自慢の如く語るや苗売よ 明子 雲梯を進む子揺らす春の風 美惠子
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令和5年3月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
雪吊りのほどけて古木悠然と 笑子 落椿きのふの雨を零しけり 希子 夜半の軒忍び歩きの猫の恋 同 立雛の袴の折り目正しくて 昭子 桃の花雛たちにそと添はせたく 同 口笛を吹いて北窓開きけり 泰俊 手のひらを少し溢るる雛あられ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
雪吊の縄のゆるみに遊ぶ風 雪 奥津城の踏まねば行けぬ落椿 同 まんさくに一乗川の瀬音かな 同 よき言葉探し続ける蜷の道 すみ枝 春眠の赤児そのまま掌から手へ 同 足裏に土のぬくもり鍬を打つ 真喜栄 強東風の結界石や光照寺 ただし 裸木に降りかかる雨黒かりし 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月17日 さきたま花鳥句会
春雨に黙し古刹の花頭窓 月惑 震災の地に鎮魂の東風よ吹け 一馬 春昼や女房のうつす生あくび 八草 ととのへし畝に足跡朝雲雀 裕章 路地裏の暗きにありて花ミモザ ふゆ子 薄氷や経過観察てふ不安 とし江 拾ひよむ碑文のかすれ桜東風 ふじ穂 水温む雑魚の水輪の目まぐるし 孝江 薄氷の息づき一縷の水流る 康子 二月尽パンダ見送る人の波 恵美子 ほろ苦き野草の多き春の膳 みのり 梅園に苔むし読めぬ虚子の句碑 彩香 強東風老いてペダルの重くなり 静子 鉛筆はBがほどよき春半ば 良江
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令和5年3月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
一族の閼伽桶さげて彼岸寺 芙佐子 隠沼に蝌蚪のかたまり蠢きぬ 幸風 セスナ機の音高くして��虫出づ 月惑 この山の確と菫の一処 炳子 石仏に散華あまねく藪椿 要 年尾とはやはらかき音すみれ草 圭魚 茎立の一隅暗き室の墓 千種 春塵の襞嫋やかに観世音 三無
栗林圭魚選 特選句
ビル影の遠く退く桜東風 秋尚 古巣かけメタセコイアの歪みなし 千種 寄せ墓の天明亨保花あけび 同 色を詰め葉の艶重ね紅椿 秋尚 ひとつづつよぢれ戻して芽吹きけり 同 信号の変り目走る木の芽風 眞理子 助六の弁当買うて花人に 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
元三大師夢のお告げの二日灸 雪 新しき雪夜の恋に雪女 同 恋てふも一夜限りを雪女 同 懐手もつともらしく頷けり 昭子 石庭に音立て椿落ちにけり 同 雛簞笥何を隠すや鍵かけて 同 貸杖の竹の軽さや涅槃西風 ただし 石どれも仏に見えて草陽炎 同 泰澄の霊山楚々と入彼岸 一涓 制服も夢も大なり入学児 すみ枝 露天湯に女三人木の葉髪 世詩明 歩きつつ散る現世の花吹雪 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
門出祝ぐ花の雨とてももいろに はるか 花色の着物纏ひて卒業す 慶月 街の雨花の愁ひの透き通り 千種 蹄の音木霊となりて散る桜 政江 フランス語のやうにうなじへ花の雨 緋路 大屋根をすべりて花の雨となる 要 花屑へまた一片の加はりぬ 緋路 永き日のながき雨垂れ見て眠し 光子 宮裏は桜の老いてゆくところ 要
岡田順子選 特選句
金色の錠花冷えのライオン舎 緋路 漆黒の幹より出づる花白し 俊樹 白々と老桜濡るる車寄せ 要 花揺らし雨のつらぬく九段坂 はるか 漆黒の合羽のなかに桜守 光子 花の夜へ琴並べある神楽殿 はるか 春雨や無色無音の神の池 月惑
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
今昔の小川にしのぶ蜆かな 成子 薔薇の芽の赤きは女王の予兆 ひとみ 潮こぼしながら蜆の量らるる 朝子 餌もらふ鯉をやつかみ亀の鳴く 勝利 突きあげし拳の中も春の土 かおり 持つ傘をささぬ少年花菜雨 ひとみ 涅槃西風母も真砂女も西方へ 孝子 亀の鳴く湖畔のふたり不貞だと ���利 口紅は使はれぬまま蝶の昼 喜和 長靴の子はまつすぐに春泥へ ひとみ パグ犬と内緒のはなし菫草 愛 息詰めて桜吹雪を抜けにけり 孝子 ふと涙こぼれてきたる桜かな 光子 健やかな地球の匂ひ春の草 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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各地句会報
花鳥誌 令和3年1月号

坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和2年10月1日 うづら三日の月句会 坊城俊樹 選特選句
広々と切株香る刈田道 英子 約束の当てにならぬも温め酒 都 秋深し手に残りたる化粧水 同 草紅葉園児手つなぐ楕円形 同 秋の夜や人に秘す物古りし文 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月3日 零の会 坊城俊樹選 特選句
色鳥来聖観音は石の膚 千種 青き龍彫り込む廟の冷まじく 順子 秋さぶの解脱門てふ朱の翳り 炳子 秋蝶の思ひありしか秀忠に 三郎 護符を買ふ小鳥の空を背にし 順子 霊廟の魂とし木の実落つる日よ はるか 光背に東京タワー秋の寺 梓渕 鵯騒ぐ正室死後も人寄せず 千種 セルロイド褪せて水子の秋日向 光子 土饅頭裏の湿りに蚊の残る 光子
岡田順子選 特選句
ずつしりと鐘つき堂にある秋思 美智子 色鳥来聖観音は石の膚 千種 鰯雲石段やはき襞なせり 千種 解脱門出で松茸を食ひに行く 俊樹 秋蝶のお江の方へすぢ広げ 慶月 鋳造の龍より涙雁渡し 千種 和宮の矜持の墓やとべらの実 眞理子 鱗雲解くやタワーの赤き針 慶月 古墳ともただの丘とも草紅葉 梓渕 色なき風地蔵千躰かいくぐり 眞理子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月7日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
曼珠沙華消えずに咲いてくれし事 清女 生あれば何時か行く道彼岸花 同 天高く三途の川を遠くして 同 背に止まる地蔵菩薩に法師蟬 誠 風立ちて思ひの揺るる芒かな 同 オパールの如き目をもち恋の猫 秋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月9日 芦原花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
あかあかと燃え立つ畦のまんじゆさげ 孝子 落葉掻太白星は山の端に よみ子 白砂ゆく凪の海射す秋日かな けんじ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
秋霖や孤児ら遊びし鄙の浜 宇太郎 鄙の駅降りて秋霖ありしこと 幸子 秋彼岸墓で出合ひし友久し すみ子 もう誰の碑とも分からぬ露の石 都 鵙去るが合図ものみな暮れにけり 栄子 何かの実爆ぜて赤赤秋日和 都 街の灯を望む谷間や虫すだく 宇太郎 砂丘秋径あるごとく人の散る 悦子 海鳴りを扱き混ぜ靡く芒原 悦子 一村が棚田百景曼珠沙華 益恵 曼珠沙華燃える一叢屋敷跡 和子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月10日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
秋天や峡の水音遠き日に 独舟 秋の風二軒長屋は路地の奥 清 卒塔婆ただそれだけや草紅葉 同 駆け上がる改札口の秋の空 修子 飲み込んだ言葉が梨の重さかな 同 秋の灯や触れし半紙の裏表 のりこ 草叢に残る温みや秋の蝶 岬月 読み返す便箋七枚秋灯下 慧子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月10日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
秋黴雨煉瓦の学舎呆けをり 亜栄子 年尾忌や魂句碑になほ灯る 白陶 散り敷きて雨に際立つ金木犀 秋尚 記念樹の影広がりて年尾の忌 多美女 金木犀雨に濃く散る仏会かな 文英 木犀の香を削ぎ落す雨しとど 秋尚 金木犀煉瓦の門を焦がしをり 亜栄子 年尾忌や錆びることなき黒御影 ゆう子 灯を絶やさぬ想ひ年尾忌に 白陶 雨の色昏く宿せる竹の春 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月12日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
廃屋の屋根まで覆ふ蔦紅葉 さよ子 無月かと誰かが言ひてより寂し 信子 秋深し女人ばかりの喫茶店 久子 榠樝の実三角四角戯けたる みす枝 秋高��蓮如上人像凜と 信子 手枕の犬の鼾をきく夜長 清女 名月や故山ゆつくり離れゆく 信子 秋彼岸お供へもなき軍馬の碑 清女 満月の夜の講座の曙覧聞く 久子 彼岸花あれほどの赤着てみたし 錦子 芋の露こぼして去りぬ農婦かな 昭子 提灯の磴に斑をなす秋祭 時江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月12日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
いろり端焦げて集へるきりたんぽ ます江 吊橋や大きく揺れる初紅葉 有有 八幡平下山の後のきりたんぽ せつこ 古き文やうやく棄てし日の秋思 貴薫 水の音離れぬ径の初紅葉 秋尚 初紅葉ある処日の射す処 三無 雨音の途切れぬ秋思ありにけり ます江 晩歳に集ふ炉端や切たんぽ 怜 出汁染みて箸に崩れるきりたんぽ 三無 遺されし靴磨く黙秋淋し 美貴
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月13日 萩花鳥句会
美術館カラフルブレザー爽やかに 祐子 螇蚸の飛び付くゾウの滑り台 美恵子 観光の飛機の空路に鳥渡る 健雄 名月やラインで届く宴模様 陽子 言の葉も何も浮かばずそぞろ寒 ゆかり 鍬担ぎ家路を急ぐ秋の暮 克弘
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令和2年10月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
軽やかに電車の影絵刈田行く みえこ 秋の蝶命日参り二頭舞ひ 同 秋涼し写経の御堂開け放し 令子 秋晴や子と作りたる砂の山 裕子 仕事終へ重き体に秋の風 あけみ 真直ぐに続く並木の月夜かな 紀子 紅の深き深きや鶏頭花 同 道問へば指差す方に柿の秋 登美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
啄木鳥や故郷に帰る兵の墓 ただし 箱膳の流れ着きたる秋の川 同 自ら燃ゆるべく燃ゆ曼珠沙華 雪 蔦紅葉雁字搦めの出作小屋 みす枝 浜の路地ひとつ魔境へ秋の暮 一仁 コスモスや風と綾取りしてゐたり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月18日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
時々は石仏掠め木の実降る 亜栄子 秋の雲掴みきれずに母の塔 亜栄子 菩提子を手品のごとくぶら下げて 秋尚 秋風や武士の声はるかなる 炳子 草の実といへぬ実袖につけてゐる 和子 圭魚選 白も黃も矜持のありて供華の菊 三無 吾亦紅蕊に埋み火残しをり 秋尚 木端の香あまく山寺冬仕度 和子 ますかたに集ふ碑のあり年尾の忌 文英 悠然と墓碑の天辺疣毟り 幸風 一本の竜胆正室の墓崩れ 慶月 古寺の庵の廂や郁子秘色 亜栄子 隠沼の水辺明るく末枯るる 斉
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年10月21日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
名月の一と日限りの夜でありし 世詩明 駅の名の謂れ繙く夜の秋 千代子 越前の山々なべて秋高し 和子 十五夜の月の渡れる屋根いくつ 昭子 十五夜やむかし兎も臼も在り 令子 大花野小さき流れ真ん中に 美代 曼珠沙華刈り横たはる阿鼻叫喚 雪 猫じやらし野にあらば野の遊びせん 同 鈴虫は鳴いてますかと古き文 同
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令和2年10月22日 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
十六夜の月は雲間に甍波 洋子 無花果や乳首噛みたる子も遥か 成子 無花果ややをら柔肌包む和紙 さえこ 山彦の栖の標烏瓜 ひとみ 射干玉の夜や石榴の熟れすぎぬ 伸子 天を衝く寺の石階鰯雲 成子 渡り鳥来て賑はひの鼓舞たける 睦子 鎖樋から大甕へ秋の水 愛 腕白の風に案山子の揺れてをり さえこ 母の手を���り切り駆けし鰯雲 順子 無花果の窪みのほどの愁ひかな 桂 空つぽになるまで鳴いて蟬骸 豊子 無花果や口約束はすぐ乾く 寿美香 望の月あげて地軸に狂ひなし 豊子 野の風を束ね小菊の香を母へ 朝子 秋の寺絵解き上手の僧のゐて 孝子 福音の風を信じて小鳥来る 朝子 無花果のお八つ昭和の子沢山 豊子 秋刀魚焼く流離の色を裏返し 寿美香 床屋出て見上げてをりぬ秋の雲 勝利 嚔する手の平うすき少女かな 睦子 群集の嘆きか風の蘆の花 勝利 まぼろしの麒麟出で来よ秋の雲 美穂
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鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
舟小屋の朽ちたる舟や秋の風 ただし 白を着し悪魔の衣裳菊人形 同 銀木犀銀の雫をこぼしけり 信子 赤とんぼ噂話の輪の中へ 同 パラグライダー花野の空を使ひ切る 昭子 自分のこと俺と言ふ子や七五三 同 露の世の翁の色紙塚に触れ 昭子 菊人形美女も野獣も香り良し みす枝 老僧を追かけ廻る赤蜻蛉 世詩明
(順不同特選句のみ掲載)
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4月の各地句会報
平成30年4月の特選句

坊城俊樹選
栗林圭魚選 栗林眞知子選 岡田順子選
平成30年4月1日 第七十二回愛子忌句会 坊城俊樹選 特選句 古草に牧羊の影愛子の忌 嘉子 春の潮たつぷり愛子語らばや 省吾 花柩本家の前を通りしや 千代子 夭折の愛子を今も椿寺 信子 眼裏に虹屋俳小屋藪椿 ミチ子 拾はずに居れぬ赤さや落椿 雪 落ちるべき所に落ちてゐる椿 雪 囀も咲き満つものも忌の心 嘉子 春の虹消えて久しや愛子の忌 健吉 愛子忌の読経の空を鳥帰る 清女 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月4日 さくら花鳥句会 栗林眞知子選 特選句 一村を挙げて言祝ぐ入学子 登美子 入学の子に捧ぐ歌口ずさむ 実加 手庇で見る日本海風光る 令子 満満と水はる春の田圃かな 令子 長き髪バサリと切りて入学す あけみ (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月5日 三日の月四月句会 坊城俊樹選 特選句 道標又一つ消ゆ春寒し 喜代子 うららかや大河大きく蛇行せる 都 残雪の白山今も鼓動せり 都 年ごとに童に帰る蓬摘み 都 バス降りし朧の中を別れゆく 都 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月6日 芦原花鳥句会 坊城俊樹選 特選句 田起しに付き餌をあさる鷺一羽 よみ子 夕桜夫を杖としひとまはり 孝子 峠路は恋の道とか風薫る 久美子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句 筍の背伸びする音あるやなし 世詩明 調律師ボロンボロンと蝶の昼 越堂 鴨帰るこれより淋し日野の河 さよ子 点眼の仰ぐ梢やさへづれる 八重 しだれ桜三面鏡に溢れをり みす枝 水辺まで辿りつくまで青き踏む ミチ子 さみどりは伸びゆく色や入学す みす枝 遠足の二本で足りぬ教師の手 昭女 花月夜稜線いまだ昏れ残る 時江 偏屈で筍掘りの名人で 昭女 山笑ひ野に喝采の湧く如し 越堂 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月9日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句 囀りや木道階段ささくれて あき子 その上の輪も出来かけて踊子草 秋尚 鴨番桜蕊ふる暗き池 ことこ 老犬と歩幅合はせる春の雲 美貴 小流れに導かれ来て踊子草 和魚 若蘆の影のすつくと揃ひ立ち 秋尚 前の子の影踏み歩く長閑かな 美貴 小さき子に巡査敬礼春の空 美貴 八重桜まだまだまだと散りゆかず 有有 葉の陰にドガの隠せし踊子草 有有 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句 伝説の湖を守るかに残る鴨 俊子 花冷の欄干を背に聴く唱歌 都 日本種のたんぽぽ一つ城の跡 佐代子 雑踏の中の城址や桜咲く 幹也 城山を仰ぎ残花を浴びてをり 和子 鶯のまだつまづける一の城戸 栄子 城の径花の残心辿りけり 悦子 踊子草城門脇に控へをり 史子 花散るや開花指標となりし木も 益恵 犬ふぐり畦に小花の青を敷き 立子 昔此処船着場てふ八重桜 すみ子 白き館見し目を染める若楓 美智子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月10日 萩花鳥句会 花冷の言葉通りの夜なりけり 牛子 振り返る九十年の朧かな 祐子 園児みな出番のありし流し雛 孝士 離島から十五の門出海おぼろ 健雄 出店なき指月公園花の宴 圭三 春の空枝伸びらかに大欅 克弘
平成30年4月14日 零の会 坊城俊樹選 特選句 囀の一つが遠き花街かな 光子 隠れ棲む人あるやなし蔦若葉 眞知子 十二階川の向かうの貝やぐら 要 料亭の昼はしづかに藤揺らす 光子 見番や龍神の小さき碑へ春塵 和子 墨堤に鬱々として啄木忌 佑天 墨堤の水のひびきが若葉より はるか 鬢に触れ藤の下ゆく向島 光子 スカイツリー曲げなんとして春疾風 梓渕 蔦絡む置屋名残りと見るからに 眞知子 花街の春塵に在り荷風めく 光子 牡丹へ花街の路はまた折れし 順子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句 山鳩の鳴けば芍薬急に散る ゆう子 藤の花鉄路のカーブ膨れをり 亜栄子 すみれ踏みしなやかに行く猫のゐて 美枝子 夏近し鉄棒回る綺羅の靴 亜栄子 母逝きて風むらさきの諸葛菜 多美女 花の塵風の行方を着色す 教子 谷深く山藤の景揺るぎ無く 瑞枝 今年はも鶯なきし夫の墓地 陽子 すみれ摘み中子師の身を案じをり 美枝子 つつじ燃ゆ直立解かぬ兵の墓 三無 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月15日 風月句会報 坊城俊樹選 特選句 遅き日を森に漂ふ火の匂ひ 千種 森古し夏の近さに噎せ返り 千種 蒲公英は昔からここに咲いてゐた 佑天 ビニールのキリン引摺る春野の子 佑天 乾きたる音を残して蜥蜴消ゆ 秋尚 春昼や耳底のジャズに揺られつつ 眞知子 大池へ傾れて春の野原かな 佑天 (順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句 解れんと力を溜めて蕨かな 秋尚 喋りたきやうな嘴春の鴨 眞知子 石南花や湿り気残る橋に添ひ ます江 栃の花こぞりて天を指す律儀 三無 乾きたる音を残して蜥蜴消ゆ 秋尚 葉の色に紛らふ栃の花見分け 淸流 橡の花いくつも幾つも見えてくる 秋尚 灌仏会として雨落つきらと落つ ゆう子 春光の嘴へ人へとあまねかり 眞知子 虻宙を広げてたつた一つゐる 千種 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月16日 伊藤柏翠俳句記念館卯月抄 坊城俊樹選 特選句 初蝶と呼ばるる為に我に逢ふ 雪 花筵押への四隅杖を置く ただし 魔法瓶中央に置く花筵 ただし 花散りし枝に祈願の恋みくじ やすか 雨無情初蝶に吹く風無情 清女 蝶一つ句碑に一つは敷石に 英美子 燕くる似たる屋号もたがはずに 阿希 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月18日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句 遺跡野の発掘遅々と草おぼろ 越堂 青き踏む虚子山脈に連なりて 越堂 チューリップそのしどけなきくづれ 和子 人影の見えぬ屋台や花の雨 嘉子 野の匂立てて草餅出来上る 嘉子 車窓より村にをの子や鯉幟 令子 ペンギンのよちよち歩く春日和 千代子 蝌蚪生れて細かき命犇めける よしのり 音の無き音を踏み行く落椿 雪 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月21日 鯖江花鳥俳句会卯月抄 坊城俊樹選 特選句 北窓を開け白山へ存問す 越堂 天を指す右手は濡れず甘茶仏 昭子 甘茶仏まつこと小さき肩濡らす ただし 山小屋を開ける釘抜き赤かりし ただし 友や来る鬱金香に声かけて 一涓 妻もまた丁字の重き香を疎む 一涓 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月22日 花鳥月例会 坊城俊樹選 特選句 春惜むパリーの恋のその続き 順子 葉桜をゆく束帯の勅使かな 野衣 蝌蚪の群れ天地創造泥の中 達彦 本殿に幔幕神池に渓蓀 千種 うららかや衛士は制服ごと古ぶ 光子 靖国に集めて寂し桜草 斉 英霊に聞こえよがしに囀れる 淸流 夏近し道の矢印白く並ぶ 和子 神池に残ると決めし鴨三羽 眞知子 招魂祭黒タクシーに賓を 順子 日章旗ゆたかに白く青葉風 和子 春闌けて献木の洞闇深き ゆう子 躑躅燃ゆアイドルへ列崩さざる 要 (順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句 ふつくらと歳時記ほつれゆく暮春 千種 戦跡の石に並びて春日傘 秋尚 黒塗りの車が控ふ招魂祭 斉 本殿に幔幕神池に渓蓀 千種 陽炎の奥処幔幕神鏡も 千種 ふれてみる新樹の葉先やはらかし 荘吉 爪立ちて踊子草の群舞かな 斉 桜草小さき風を一つづつ て津子 招魂��勅使下向の木沓の音 梓渕 日章旗ゆたかに白く青葉風 和子 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月26日 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句 鞦韆の鉄錆匂ふ雨の夜 かおり 遠足を吸ひこんでゆく科学館 佐和 鞦韆漕ぐなほ情動は昂りて 勝利 チューリップ一年生はもう下校 初子 乗り捨てし風のぶらんこ揺れてをり 阿佐美 少年が鳥となりたる半仙戯 豊子 薫風に蹠を見せて歩む象 朝子 読み止しの瞼だるき蝶の昼 豊子 潮騒の寄する花菜の透き間より かおり 千年の仏の胡座風薫る 佐和 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月 県民会館花鳥句会 坊城俊樹選 特選句 夜桜の闇を篝火妖しうす 越堂 この春や千紫万紅眩むほど 数幸 山笑ふ遺影を撮りに写真屋へ 清女 生きてゐる限り春愁愛子の忌 清女 愛子供華プリマバレリーナてふ椿 千代子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成30年4月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句 師の句碑へ葉桜となり枝垂れけり 清女 花静か空余りにも青ければ 雪 あの人は花のトンネルぬけて来し 雪子 春愁を噛み殺しゐる阿修羅仏 越堂 登校児守る母あり麦青む 匠 古墳あり大山桜天蓋に 越堂 金粉をふりし和尚の花便り 和子 拾ふとは赤き椿の為にある 雪 (順不同 特選句のみ掲載)
平成30年3月7日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句 雪折れの音を背山に聞く夜かな 越堂 左義長や母の形見の長襦袢 ただし 木々芽吹く木の芽峠の石畳 誠 あの柿もあの栗の木も雪折れに 清女 眉毛にも雪をつけたりバスの中 輝一 西日射し朱色に染まる弥生尽 和子(山田) (順不同 特選句のみ掲載)
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