#お洒落な枡
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モノ作りって楽しいよね💕 今日は、かりんとうの餌箱 を作ったよっ🌟 @masukukan.japan の 枡は組み立てボンドで貼る だけ✨ 簡単に作れるのに、モノ作り の喜びが味わえるよ💖 かりんとうの餌箱は普段は ガラス製品のものや、プラスチック のものを使っていたんだけど、 木の製品って温かみがあるし 愛犬が噛んでも怪我しないし、 万が一破片を飲み込んでも 安心🍀 もちろん、愛犬用にしなくても 節分の豆入れやおちょこを 入れたり、飾ったり 使い方は自分次第で無限大💎 簡単に作れて楽しいから 皆も作ってみてね💝 pr @masukukan.japan #枡空間 #手作りキット #枡 #小物入れ #イラスト #お絵描きボード#手作り枡キット#モノ作りの喜びを身近に#モノ作りを身近に#お洒落な枡#温かみのある枡#オリジナル枡#簡単に作れる枡#餌箱に枡#使い方は無限大な枡#モノ作りインフルエンサー#東京#お仕事依頼待ってます https://www.instagram.com/p/CWAHWoXrZQd/?utm_medium=tumblr
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手のひらにちょこんと載る国産ヒノキを使った小さなマスの針山。 針山の生地は浜松で織られた上質リネンの コハナ 豆枡の針山 とんぼ玉の待針1本付です。 針山 国産のヒノキを使った小さなマスが可愛い: 大人のお洒落情報 0107 インテリア雑貨カタログ
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2021.2.8 お洒落なお客様から手作りマスクをいただきました。毎日のマスク生活が豊かになります。窮屈に不自由に感じる事も様々な形で乗り越えていけそうです。ありがとうございます。 本日もご来店いただきありがとうございました。明日、明後日は休業いたします。 #自家焙煎#珈琲豆屋#枡#マスク#手作りマスク#コーディネートが楽しみに#coffeelover #toyama#kureha https://www.instagram.com/p/CLBydFcg3Tc/?igshid=1o6do1bi30u1c
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絶望のパレード
魂がうわついている。まるで自分が自分でないみたいだ。ここしばらく意識は常に前方斜め下で、歩いているのは抜け殻か尻尾のようなものである。いつから、そしてなぜそのようになってしまったのだろうか。正月にかこつけて内省的になってみる。
昨年の初めに私家版詩集を刊行した。それまでに書き溜めた僅かな詩編を、2人の詩人と編集者、美術家とともに共著の形でまとめた。処女詩集にして全集のようなおもむきがあるけれども、自分としてはそれでよい。稲垣足穂風に言うなら、以降に自分が書くものはその注釈かバリエーションに過ぎないということだ。共著者と編集者が営業に奔走してくれ、関西の大型書店のみならず、関東の書店にも置いてもらうことができた。ありがたいことに帯には人類学者の金子遊氏が一文を寄せてくださった。個人的には、自分の高校時代からの読書遍歴を決定づけた恵文社一乗寺店に置いてもらえたこと、そしてそこで一度品切れになったことが大変嬉しかった。これで一地方のマイナーポエットになることができたという感じがある。それ以上は望まないが、この営みは細々と続けていくつもりだ。
詩集に関するあれこれが落ち着いてからは、英語の学習に明け暮れた。一昨年は仕事で繁忙を極めており、勉強どころか読書も満足にできなかったため、それ��取り戻すように必死にやった。おかげで昨年度中の目標としていた点数を一発で大きく上回ることができ、すぐに違う分野へ手を出した。次はフランス語であった。気合を入れて5000円もする参考書を買い、基礎からやり直していった。ところがその参考書、誤植があまりにも多く、解説も非常に不親切で、ページをめくるのが億劫になり早々にやる気を失ってしまった。なんとも情けない話である。新しい参考書を買う気もなくなり、漢字の勉強へシフトしたところ、こちらはうまくいった。徐々に、平日はカフェで、週末は図書館で勉強するスタイルが出来上がっていった。その間も読書は続け、昨年で40~50冊程度は読むことができた。
秋ごろには面白い出会いがあった。実存的な不安が高まったこともあり、有休を取って哲学の道を散歩していたところ、海外からの観光客に、掛かっている看板の意味を聞かれた。訛りのある英語だったため、フランス人ですか? と問うと、そうだとの答え。自分がわずかばかりフランス語が話せるとわかって意気投合し、3日間観光ガイドのようなことをした。彼の名はムッシュー・F、ひとりで日本にバカンスに来て、東京でラグビーの試合を見たりしたとのこと。七十を超える高齢だが、つい最近まで自分もラグビーをしていたと話すエネルギッシュな人物で、全く年齢を感じさせない。パリで会社を営んでいるそうで、これが私の家だと言って見せられたのは、湖畔に浮かぶ大邸宅の写真であった。週末には森を散歩したり、湖にモーターボートを浮かべたり、馬に乗ったりしているよと言う。もちろんそれらは全て私有(森や湖でさえ!)、モノホンの大金持ちである。京都では一緒にカフェに行ったり、大文字に登ったり、うどんをご馳走したり、孫用の柔道着を探したり、旅行の手配を手伝ったりした。是非フランスにおいでと言い残し、彼は去った。それから今でも連絡を取り合っている。実に50歳差の友人ができた。
かつて自分は、日本で日々を平穏に過ごしながらたまに外国語を話す生活を望んでいたが、今になって少しばかり叶っていることに気が付いた。仕事ではしばしば英語を使う。ただ、本音を言えば、金子光晴のように海外を旅して回りたい。学生時代に思い描いていた生活はと言えば、高等遊民か世界放浪者であった。���子は詩の中で「僕は少年の頃/学校に反対だった。/僕は、いままた/働くことに反対だ。」と言った。人間は何からも自由なのである。自分も「成績」や「評価」、「管理」などには絶対に反対である。人に指示され、その目を気にして送る生活など耐えられない......。ところが、じっさいの自分には構造の外へ飛び出す勇気がない。そもそも自分は道の外から生のスタ-トを切ったのだ。そこから正道に戻るだけで精いっぱいだった。血の鉄鎖に引きずられながらもなんとか空転を繰り返した結果、保守的な思想が全身に染みついてしまった。今はなすすべもないまま泣く泣くレールの上を鈍行で走っている。窓からは、空中を並走するもうひとりの自分が見える。全てに背を向けて純粋な精神の飛翔を楽しむ自分の姿が。金子の詩友・吉田一穂は「遂にコスモポリタンとは、永生救はれざる追放者である」と言った。世界は狭量だ。自分にとっては、シュマン・ド・フィロゾフもアヴェニュ・デ・シャンゼリゼも等価である。どうにか国や所属を超越したいと強く思う。やはり勉強をし直さねばならない。
自分の様子がおかしくなったのは10月頃からだ。一昨年度に忙殺されたせいで少なからず人間の心を失った自分は、仕事における虚脱感に苛まれていた。家における問題もあり、また昨年度新たに来た上司とは全くウマが合わず、フラストレーションも募っていた。そもそもが5年で5人も上司が変わるという異常な環境である。自分はよく耐えてきたと思う。働くことが馬鹿馬鹿しくなり、ぼーっとする時間が多くなる。そんな中、自分はある大きなミスをしでかしてしまった。それは実際大した問題ではない、誰にでも起こりうることだった。尻ぬぐいは上司とともに行うこととなった。しかし、そのミスのせいでかなり落ち込んでしまい、さらに事後対応や予防策の打ち出し方が虫唾が走るほど不快なものであったため、自分は深く考え込むこととなった。さらにそこで追い打ちのごとく転勤が告げられたため、自分はついに心身に不調をきたしてしまった。抑鬱、不眠、吐き気、緊張性頭痛、離人感、悲壮感、食欲不振……全ての事物から逃げ出したくなる衝動に眩暈がする。ある日職場で人と話している時に、どうにもうまく言葉が出てこなくなったため、何日か休む羽目になった。初めて心療内科を受診し薬をもらった。一日中涙が止まらなかった。その頃��記憶はあまりない。日々、ふわふわと悲しみのなかを漂っていたように思う。ただ、話を聞いてくれる周りの人々の存在はかなりありがたく、ひとりの人間の精神の危機を救おうとしてくれる数多の優しさに驚かされた。転勤の話は自分の現況を述べたところひとまず流れた。その際、上役が放った言葉が忘れられない。「私は今までどこに転勤しても良いという気持ちで仕事をしてきましたけどね」。他人の精神をいたずらに脅かすその無神経さに呆れて物が言えなかった。薬の服用を続け、1ヶ月半ほどかけて不調はゆるやかに回復したが、自分が何もできずに失った貴重な期間を返して欲しいと強く思う。仕事に対する考え方は世代間でもはや断絶していると言ってもよいだろう。
労働を称揚する一部の風潮が嫌いだ。仕事をしている自分は情けない。それにしがみついてしか生きられないという点において。システムに進んで身を捧げる人間の思考は停止している。彼らは堂々と「世の中」を語り始め、他人にそれを強制する。奴隷であることの冷たい喜びに彼らの身体は貫かれている。何にも興味を持てなかった大多数の人間が、20代前半に忽然と現れる組織に誘拐され、奇妙にも組織の事業であるところの搾取に加担・協力までしてしまう。それは集団的なストックホルム症候群とでも言うべきではないか。社会全体へのカウンセリングが必要だ。尤も、使命感を持って仕事に臨む一部の奇特な人々のことは尊敬している。生きる目的と収入が合致しさえすれば、自分も進んでそうなろう。だが自分は、「社会とはそういうもの」だという諦念には心の底から反抗したい。組織とは心を持たない奇形の怪物だ。怪物は人間の心の欠陥から生まれる。ただ怪物のおかげで我々は生きられる。それをなだめすかしておまんまを頂戴しようという小汚い算段に、虚しさを深める日々。人間的であろうとする以上、この虚しさを忘れてはいけない。
どうしようもない事実だが、労働によって人の心は荒む。労働は労働でしかない。肉体を動かすことによる健康維持という面を除けば、それ自体、自己にとっては無益なものだ。勤労意欲のない文学青年たちはいかなる生存戦略を以て生活に挑んでいるのか。彼らの洞窟を訪ねて回りたいと思う。現代には、彼らのように社会と内面��界を対立させたまま働き消耗する人々がいる。ある経営者がその現象を「ロキノン症候群」と呼んでいた。芸術に一度でもハマったことがあるような人々がそうなのだという。しかし彼らも納得はいかないながら、どこか���折り合いをつけて頑張っているはずだ。自分は彼らに一方的な連帯感を覚える。来る亡命に向けて、励まし合っているような気さえするのだ。世間様はきっと我々を馬鹿者だと罵るだろう。「なんとでもいはしておけ/なんとでもおもはしておけ」と、山村暮鳥の強い声が聞こえる。目に見えるものだけを信じるのもいいが、それを周りに強いてはならない。我々は今、ようやく開けてきた時代を生きている。だが認識は未だ模糊としている。完全な精神が保証される世界からすると、まだまだ古い時代なのだ。人間の姿を見失いがちな現代に対して言えるのはただ一つ、みんなで一緒に幸せになろう、ということだけだ。
さて、年末に3日間の有休をぶち込んだので年末年始は12連休となった。天六で寿司を食べ、友人宅に入り浸ってジャークチキンをむさぼった。ポルトガル料理に舌鼓を打ち、サイゼリヤで豪遊した。特に予定を立てずに、ひたすら酒とコーヒーを鯨飲する毎日であった。心身の不調はマシになったものの、不運が続き、人と会わなければどん底に落ちると思った。それはまるで自分という神輿を中心にした絶望のパレードのようだった。
休みの初日、ふと思い立ち、生き別れた父親の所在を探るべく、戸籍を請求してみた。私は父親の顔も名前も知らなかった。さほど興味がなかったというのもあるが、これまで家族に問うても曖昧な答えしか返ってこなかったのだ。働き出してからしばらくして、親戚から聞いたのは、父親は母親と同じく耳が聞こえなかったこと、暴力をふるう人間であったことの二つだけだ。養育費が払われることはなかったともどこかで聞いたような気もする。いずれにせよクズのような人間であったことは疑いようもない。生まれてから会った記憶もなく、不在が当たり前の環境で育ったため、会いたいと思ったことはほとんどない。ただ、自分の身体の半分が知らない人間の血によって構成されていることに何とも言えない気持ち悪さを覚えていた。というのも、顔は母親似だと言われるが、色覚異常の遺伝子は父親から受け継いだものであり、おかげで少年はある夢を断念せざるを得なくなったからだ。その「不可視の色」を意識するたび、自分の身の内には不在の存在がかえって色濃く反映された。違和感は自分が年を重ねるごとに増してゆくような気がした。そのため、せめて名前と消息だけでも知っておこうと思い、今回ようやく役所に出向いたのだ。職員に尋ねたところ丁寧に教えてもらえた。自分の戸籍から遡れば簡単に辿ることができる。しばらくして数枚の紙きれが手渡された。そこには聞きなれない苗字が書かれてあった。そして、案外近くにひとりで住んでいることがわかった。ふーん。何か虚しさを覚えた。自分は何がしたかったのか。カメラを持って突撃でもすれば面白いのかもしれない。ネットで調べてみると同じ名前の者が自己破産者リストに載っていた。そうかもしれないし、そうではないかもしれない。結局自分には関係のないことだ。じっさいこの文章を書いている今、父親の下の名前をまったく忘れてしまっている。思い出そうとしても思い出せないのだ。
旅行前日の夜中に家の鍵をなくした。普段ほとんど物をなくさないのでかなり焦った。約4㎞の距離を3往復し、交番に駆け込むも見つからず。最後に寄ったコンビニの駐車場を這うように探し回ったところ、思いがけない場所で発見し安堵した。寒くて死ぬかと思った。自分は落とし物を探す能力には自信がある。物をなくさない、などと言いながらイヤホンのイヤーピースはこれまでに3度落としたことがある。しかし、その都度血眼になって道端から救出してきたのだ。今回見つからなかったら自分はどんなに落ち込んでいただろう。2時間も無駄にしてしまったが、とにかく良かった。もうお洒落を気取ったカラビナは使わない。
中学時代の友人3名と有馬温泉に行った。ここ数年、年末の旅行は恒例行事となっている。とはいえこの4人で遊ぶために集まるのはおよそ10年ぶりだ。有馬は京都から車でおよそ1時間半。温泉街は観光客でごった返している。外国人も多い。昼飯にカレーを食べ、しばしぶらつく。細く入り組んだ坂道が続く。公園には赤く錆びついた蛇口があった。飲用可能な鉄泉だったが、衝撃的な味に顔がゆがむ。血だ。その後、目当ての温泉旅館に行くも臨時休業であった。どこの湯も混雑しており、20分待ちがザラだった。日帰り湯の看板が出ていないホテルにダメもとで聞いてみると、幸運にも入れるとの答え。客もほとんどおらず、金泉をこころゆくまで楽しめた。歩き途中、炭酸せんべいを土産に買う。特徴のない普通のせんべいだ。ここで一旦宿に戻って車を置き、再びタクシーで温泉街へ。鉄板焼き屋でお好み焼きを食べ、銀泉に入る。顔がツルツルになった。宿はそこからかなり離れた山裾にある合宿所のようなところだった。嫌がるタクシーに乗り込み、外灯のない急坂を登る。受付には緩い感じのおじさんがいて、懐かしさを覚える。鍵を受け取り、宿泊棟へ。一棟貸しなので騒ぎ放題だ。大量に仕入れた酒とつまみと思い出話で深夜までウノに耽った。翌朝気が付いたのは隣の棟の声が意外とよく聞こえるということだ。大声、というか���音で昔の先生のモノマネやらツッコミやらを繰り返していた我々の醜態は筒抜けになっていたようだ。棟を出る時に同年代くらいの若者と鉢合わせてかなり気まずかった。ここにお詫び申し上げる。この日は朝から中華街へと移動し、料理を食らった。鰆の酒粕餡かけという聞きなれない一皿がめっぽう美味かった。バリスタのいるコーヒー屋でエスプレッソを飲み、だらだら歩いて旅行は終了。京都に着いてからなぜか3時間ほどドライブし、大盛の鴨南蛮そばを腹に入れてから解散となった。
大晦日は友人宅で蕎麦をご馳走になってから鐘を撞きに行き、深夜まで運行している阪急で松尾大社へ。地元の兄ちゃんが多い印象。社殿がコンパクトにまとまっていて良かった。おみくじは末吉だった。年明け早々、以前付き合っていた人が結婚したことを人づてに聞く。めでたい気持ち半分、複雑な気持ち半分。元日は高校時代の友人3人と四条で酒を飲むだけに留まる。2日は友人らと蹴上の日向大神宮へ。「大」と名づくが割合小さい。社殿の奥には天の岩屋を模したと思しき巨大な岩をL字型にくりぬいた洞窟があり、潜り抜けることができる。いつ作られたものかは不明だそう。暗闇を抜けて日の光を再び浴びる時、不思議にもスッキリとした感覚になる。ここでもおみくじは小吉だった。その後は下鴨神社の露店を物色し、ケバブとヤンニョムチーズチキンなる悪魔のような食べ物に枡酒で乾杯。旧友と合流し、深夜まで酒を飲み、コーヒーで〆。怒涛のアルコール摂取はここで一旦落ち着いた。
3日、昼に起きる。夕方ごろ喫茶店に行くもぼんやりして何もできず。3時間で本のページを3回めくったのみ。その帰りがけに初めて交通事故を起こした。自分は自転車に乗っていたが、考え事ごとをしていたかそれとも何も考えていなかったか、赤信号の灯る横断歩道の真ん中で車に真横からはねられて、初めて意識が戻った。即座に状況を理解し、平謝りする。非常に幸運なことに怪我も物損もなく、さらには運転手が気遣ってくれたおかげで大事には至らず、事故処理のみしてその場を後にした。自分はあまりにぼーっとしすぎていたのだ。赤信号はおろか、横断歩道があることさえも気づいていなかった。完全にこちらが悪い。ただ、こんなことを言ってはヒンシュクを買うだろうが、何か自分のせいではないような気もした。昔、轢かれたことのある友人が、「車は鉄の塊、人なんて無力」と言っていた。生と死は��えるほどに近い。車の同乗者には、生きててよかったなぁ! と半ば怒った口調で言われた。果たしてそうなのか。苦しんで生きるか、知らぬ間に死ぬか、どちらが良いのか。よくわからない頭のまま先輩の家に遊びに行き、帰ってからおみくじを捨てた。馬鹿にもほどがある。
“WWⅢ”がツイッターのトレンド入りした日に、リニューアルしたみなみ会館で映画「AKIRA」を見た。第三次世界大戦で荒廃・復興した2020年のネオ東京が舞台である。東京オリンピックの開催まで予言されていて瞠目する。作画の緻密さと色彩の美麗さ、展開のスピードが尋常ではなく、見るドラッグのようであった。見に来ていたのは意外にも20代の若者が多かった。なぜか終了30分前に入ってきた女性3人組もいた。目がぐるぐる回って、もう何が何か訳がわからなかった。溢れそうな鍋に蓋をしたところ、その蓋の上から具が降ってきた。そんな脳内で、世界の終わりというよりは、自分の終わりという感じだった。翌日から仕事だったが、変に興奮して夜中まで寝付くことができなかった。
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・きっと店側は日本のような雰囲気が出てお洒落っぽく見えるだろう、と思ってこれにビールを注いだんだろうな。 ・これはLAの寿司バーかな? ・この写真の店は自分が行ったのと同じ寿司屋だと思う。 寿司は結構素晴らしかったけど、でもなぜかビールをこのような箱型の容器で出してくるんだよ。 それはマジでクソだと思ったよ。 飲み辛いわ、ぬるく感じるわで最悪だった。 2杯目もこれに入れられそうになったから、堪らず缶ビールをくれと言ってしまった。
海外反応! I LOVE JAPAN : 外国人、ビールを日本酒用の枡で出されて困惑してしまうw 海外の反応。
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各地句会報
花鳥誌 令和4年1月号

坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年10月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
秋蝶のひと差し舞うて女坂 順子 筆塚に鏡花名残りの桔梗とも 要 秋草や妓楼のなごり今も濃く 悠紀子 筆塚に秋思の女佇ち替はり 順子 鉄の日時計錆びて天高し 要 蓮の実へ東天紅の影をひく はるか 女坂思ひありしか秋の蝶 三郎 蓮の実を飛ばせぬままに朽ちにけり 和子 実を抱きしままの蓮が水の底 和子
岡田順子選 特選句
実の飛んで慕情の蓮となりしかな 俊樹 蓮の実や弁財天の琵琶に飛び 眞理子 水澄んで鯉肉色の口開く 和子 野分後嘘つぽくなるりんごあめ きみよ 秋高き��に棲みて水のうへ いづみ 秋晴を細く傷つけ昼の月 小鳥 野の秋へからからと鳴る旅鞄 はるか 鶏頭を咲かせて人を葬りけり 和子 竜田姫広小路まで人力車 きみよ オレンヂのカンナの横が台東区 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
近松像離れぬ秋の蝶一つ ただし 啄木鳥や祈りの道の仏たち 同 切株の匂ふ日照りに秋の蝶 同 彼岸花終りし畦に道祖神 清女 夜の森静かにきのこ生まれけり 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月7日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
祝詞声秋風に乗り天に消ゆ 喜代子 蔵の戸を引くや新酒の香り立つ 都 長き夜や身を乗り出して艶話 同 鬼ごつこ影長くして秋うらら 同 山の辺の刈田に映ゆる入日かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月7日 花鳥さヾれ会 坊城俊樹選 特選句
九頭竜の水面芒と光り合ふ かづを 九頭竜に秋晴と云ふ寂しさよ 同 月見草サーカス小屋のたちし頃 清女 小鳥来よ玻璃を磨きて待つ我に 同 落葉舞ふ左内の像や江戸を向く 千代子 江戸を向く左内の像や身にぞしむ 同 河口より秋潮つれて虹屋まで 笑 少年の秋蝶追うて一乗谷 同 柏翠忌思ひおもひの星月夜 匠 忌の心持ちて迎ふる十月を 和子 秋潮の白波高し柏翠忌 啓子 柏翠忌墓石と知るや秋の蝶 希
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
新しき杉玉軒に新走り 益恵 秋の暮澪引く船に集魚灯 宇太郎 一人居の軒賑はひて吊し柿 すみ子 曼荼羅華とは雨跡の草紅葉 悦子 一面のすみずみ揺れて蕎麦の花 都 猪に荒れし跡ある法の庭 すみ子 人知れず烏瓜にもあをき時 美智子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月9日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
中子逝くとしあつの待つ天の川 独舟 秋刀魚船銀波を超えて今寄港 同 大空を全て我が物鰯雲 晶子 母の字をなぞるノートや夜半の秋 のりこ 魔女の住む庭の真つ赤な唐辛子 岬月 拾ひたる木の実に森の物語 同 弾け出て校庭の子ら秋高し 慧子 一位垣途切れるところ野紺菊 同 時刻表より消えし駅秋桜 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
干されたる地下足袋に来る赤とんぼ 上嶋昭子 小鳥来て神なび鳥語弾みをり ���江 遠堤の紅は静かに曼珠沙華 三四郎 滅亡の火の色をして狐花 上嶋昭子 時空越えお伽の国へ菊人形 中山昭子 野にあれば力むがごとし男郎花 時江 したたかに生き残りたる蚊にさされ 英美子 猪垣に全校生徒十五人 清女 鶏頭の全身燃ゆる赤の庭 三四郎 松手入身を伸ばしつつ縮めつつ みす枝 街角のペンキの匂ひ秋の風 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
採血の血管逃しうそ寒し 貴薫 目覚めれば仄かに香る菊枕 せつこ 木の実落つ音におびえしお留守番 和魚 木の実独楽いつとき影を正しうす 有有 うそ寒や日の傾ける山の翳 ます江 菊枕闘ふ君の息遣ひ 美貴 橡の実も薪も干されて山の宿 あき子 碧色の潜む湖あり木の実落つ 貴薫 傘寿なる姉に縫ひあぐ菊枕 三無 児童館木の実工作靴多彩 聰
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月12日 萩花鳥句会
柿紅葉狭庭はんなり染めにけり 祐子 手を繋ぎ竹灯城下夜夜の月 美恵子 稲田へと鳥たち今は庭へ来ぬ 健雄 彼岸花年ふる毎にいとほしく 陽子 初紅葉抱きしみどりご目も見えて ゆかり 今年また総代のみの在祭 克弘
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令和3年10月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
秋潮や櫓を漕がずとも進む舟 登美子 秋の野にちらりと見えるかくれんぼ 裕子 黙祷は東の空の秋虹へ 登美子 ベトナムの友と見上ぐる渡り鳥 同 山装ふ街に住む子に電話する あけみ 車窓より刈田黄金に流れゆく 同 鳥覗き我も覗くや水澄めり 紀子 休みつつ鍬打つ母や千代見草 登美子 朝参褒美なるかな終の蓮 みえこ 次男坊白菊かかへ祖父の墓 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
わが裳裾翻しをり萩の風 千代子 わが里と連なる大河鮭のぼる 同 柿すだれ過疎の一戸を守りけり 真喜栄 荒磯みち名残りの句碑や野菊晴れ 同 月明り金星月に相寄りて 玲子 長き夜や肩を丸めて爪を切る 富子 暗闇を一枚にして虫時雨 みす枝 すがりたき女ごころや男郎花 世詩明 隠し田の稲も刈られてゐたりけり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
末枯を見すゑ子育地蔵尊 慶月 本堂に秋灯暗く濡れてをり 斉 矢印に従ひ行けば秋の声 菟生 昨夜の酔ひ残して雨の酔芙蓉 秋尚 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 武士の鬨の声かと鵙鋭声(とごえ) 眞理子 秋雨の空白色に降り続く 貴薫 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 瓢簞の細きくびれを打てる雨 圭魚 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種
栗林圭魚選 特選句
秋雨の音聞くばかり年尾句碑 秋尚 濡れそぼつ幼の合羽のうそ寒く 斉 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 多重塔おほふ大樹や小鳥来る 芙佐子 白つつじ暗闇坂の返り花 文英 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種 年尾句碑静寂を好む小鳥来る 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ひよんの笛吹きつゝ左内偲びをり 千代子 洒落れた街しやれた雲浮く洒落れた秋 和子 夫の忌や空いつぱいの鰯雲 令子 鉄塔の先つちよ点り星月夜 清女 金色の仏の流転秋の風 雪 菊に立ちふと薫陶と云ふ言葉 同 朝倉の世も金風のかく吹かん 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月22日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
戸袋にひそんでゐたる名残りの蚊 上嶋昭子 名画座に清張ものや秋深し 同 母に付き落穂拾ひの遥けき日 一涓 小鳥来る私雨の只中を 同 巫(かんなぎ)のまたあるときは稲刈女 同 秋深む軒に干すもの吊すもの みす枝 鳴らぬまま秋風鈴となりにけり 洋子 耳たぶの大いなる子の帰省かな 世詩明 かぐや姫もしやと思ふ月夜かな 信子 風音も乾いて来たる刈田かな 同 朝は銀夕べ金波の花芒 同 雨よりも雨音淋し冬に入る 中山昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
双つ児の生声高し天高し 孝子 地図に読む夜長の旅の物語 ひとみ いぼむしり意図なく背の枯れはじむ 成子 いつしかに末枯の野に踏み入りぬ 光子 赤鬼も青鬼も棲む唐辛子 喜和 無花果の固き扉の半開き 千代 パンドラの箱の底より秋の声 ひとみ 虚空に日輪枯野には未来図 睦子 金風は檻のものらに吹いてゐる 佐和
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
朝寒や鐘の音とよむ磧径 幸風 団栗を五百羅漢に配る子等 同 母の塔真赤に熟るる烏瓜 同 その中の尾花に乱れなかりけり 百合子 ほろほろと零るも雅式部の実 三無 持ち寄りの千草の彩や中子師に 亜栄子 朝寒にペダル踏み出す重さかな 白陶 盛り沢山秋草活けて師を偲ぶ 教子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月1日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
銀漢の尾に街の灯を繋ぎたし 世詩明 色白が七難隠す砂日傘 同 昼寝してしばし地獄を見に行きし 同 一乗谷無縁仏や茄子の馬 ただし 生き残りかけし秋蚊の刺しつぷり 清女 曼珠沙華蘂が派手や数少な 輝一 漕ぎ出だす柳橋より花火船 誠 遠き日の桑食む夏蚕みしみしと 同 線香の煙漂ふ終戦日 信義
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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有頂天家族2 第1話「二代目の帰朝」感想
有頂天家族、ふたたび
狸谷山不動院の階段から始まる1話。下鴨四兄弟の母・桃仙のご実家がこちらのようです。 『階段渡りの桃仙』 というあだ名からも分かるとおり、お母さんはだいぶお転婆だったみたいですね。 ちびっこ桃仙ちゃん可愛いです。 対するツチノコ探検隊の隊長が、下鴨家の父・総一郎ですが、狸姿はすでに貫禄あり。 化け姿は他の子狸たちが着物なのに対して、一人洋服を着ていていいとこのお坊ちゃんの気配がします。 時は流れて、白無垢姿の桃仙を階段下で待つ、紋付袴の総一郎の姿。お母さんは今と変わらないけど、お父さんが若い。 その後の一家全員集合(矢四郎誕生くらいかな?)のときにはあのお父さんの姿になっているのですが、 お母さんが若いだけなのか、お父さんが偽右衛門に似つかわしいように貫禄ある姿に化けたのか、 はたまた偽右衛門の心労がたたって老けたのか気になるところです。
矢三郎の独白をバックにした下鴨家のちょっと器の足りない子どもたちの映像がすごくわかりやすい。 矢一郎のいまいち格好がつかないところとか、矢二郎が化ける練習中で今も井戸にいるだとか、 矢四郎は勤勉少年になったけどすぐに尻尾が出るところは変わらないとか。 矢三郎はやっぱり暇そうにしているなとか。 1期の最後から時間を経て変化した部分としていない部分が理解しやすいです。 ああ、彼らが帰ってきたなとしみじみしてしまいました。 『阿呆の道』 、良い言葉です。
モダンな天狗つぶて
父も探したツチノコを探している矢三郎。出会うきっかけのはずのツチノコをちっとも理解しようとしないお母さんが微笑ましい。 矢一郎は今度こそ偽右衛門になるべく、父のもう一つの趣味だった将棋大会の復活を画策している模様。 (どうでもいいことかもしれませんが、将棋は 打つ じゃなくて 指す だと思うのだけど…) 矢三郎はもツチノコ探検隊を再結成すべく、矢二郎を訪いますがふられてしまいます。矢二郎の井戸には将棋盤。 たしかに捕まえたツチノコに食べられたら元も子もないですよね。それにしてもまた井戸端で牛丼を食べているのが面白い。 六道珍皇寺の途中に牛丼屋があるのでしょうか?
丸め込んだ矢四郎を従え如意ヶ嶽へ出かけた新・ツチノコ探検隊長ですが、矢四郎はツチノコよりも電磁気学に夢中。 1期で指先から電気を給電できるという特技(?)を���露していましたが、それを活かすために勉強をしているのかな。 矢四郎くんの成長が見られる場面。天才の下りは矢三郎の阿呆さが全面に出ていていいですね。
そして、唐突に降ってくる瀟洒な長椅子。洛中を騒がせている 『モダンな天狗つぶて』 だそうです。 天狗が所有権を主張しなければもらっていいそう。天狗と狸の関係性が垣間見える習慣ですね。 矢四郎の身長が足りなくて、ほとんど椅子を触っていないところが笑える。 天狗つぶてから身を挺して矢四郎を守る行動といい、矢三郎は何だかんだいいお兄ちゃんだと思います。
噂をすればなんとやら、軽口を叩いていたら鞍馬天狗に絡まれる羽目に。 1期で如意ヶ嶽は赤玉先生ではなく鞍馬天狗の縄張りになってしまったんでした。 お父さんに化かされた恨みもあるのか、赤玉先生や弁天様との関係性が気に入らないのか目の敵にされていますね。 反撃とばかりに矢三郎は白象に化けますが、鞍馬天狗たちは堪えていない様子。 あわやの場面で降ってきたのはまたしても 『モダンな天狗つぶて』 、白い旅行鞄。
二代目のテーマ、無駄に壮大
一分の隙もなく、白いスーツに身を包んだ紳士が空からやってきました。なんと 『薬師坊の二代目』 だそう。 鞍馬天狗が父親である赤玉先生を追い落としたと聞いても冷ややかな反応、「とどめを刺す」とまで言う二代目に 鞍馬天狗たちだけでなく、矢三郎もびっくり。矢三郎は赤玉先生の住む出町柳のコーポ枡形へ一路走ります。 先回りして赤玉先生に化け二代目を迎えた矢三郎でしたが、あっけなく化けの皮を剥がされてしまいます。 矢三郎の得意の話術で、鞍馬天狗に投げ飛ばされてしまった家財道具 = 『モダンな天狗つぶて』 の回収を請け負いました。 二代目が去った後の押し入れを開けると…眠ったままの赤玉先生。のんきなものです。
サブタイトル通り、新キャラの二代目が登場しました!天狗は皆文字通り天狗鼻のデザインだと記憶しているのですが、 (人間だけど天狗の力を持つ弁天様は除く)二代目は天狗鼻じゃないですねえ。目元は赤玉先生の面影がある気もしますが。 短気な赤玉先生に比べてとてもクール、そして押し入れの赤玉先生に(多分)気づいていながら見逃しているところも余裕を感じます。 英国紳士とはかくやという感じ。この人、絶対強い(確信)
怒涛の新キャララッシュ
さあ、二代目の帰朝は天狗界だけではなく狸社会も揺るがす大事件だったようです。 現・偽右衛門の八坂さんに呼ばれて矢一郎とともに向かう矢三郎。なんと本拠地は肛門科の診療所でした。 ここって、今も偽右衛門として相談事を受けているだけじゃなくて、診療もしているのかしら? 古びた診療所感がよく出てる。 置いて���る雑誌も 『狸自身』や『クロオッサン』 になっていたり、偽ハワイの内装もやっつけ感が出ていて芸が細かい。
ここで二人目の新キャラ、玉瀾さん登場。ローマの休日のアン王女のような楚々としたデザインいいですねえ。 おっとりした外見に反して再登場した金閣・銀閣を叱りつけるところとか、しっかり者のお姉さんです。 金閣・銀閣、相変わらずいいキャラしてます。背後のおばあちゃんも入れてEXILEになってたり今期も輝いているなあ。 いつもの小競り合いが始まるかと思ったら、なんと三人目の新キャラ・呉一郎まで登場。二人を黙らせてしまいました。 1期で海星と矢三郎の許嫁の件で登場した、夷川の家系図にチラリと載っていましたね。夷川家の長男です。 年の頃は矢一郎と同じくらいでしょうか?僧衣を纏って、なんだか真面目そう。生臭の極みとも言える早雲の息子とは思えない雰囲気です。 『早雲が残したもの』 について偽右衛門へ相談していたということですが…気になります。
やっつけ仕事な偽ハワイに迎えられる、矢一郎と矢三郎。二代目と赤玉先生の因縁を知らされます。 100年前 『壮絶な親子ゲンカ』 をして、敗北した二代目は英国へ出奔したとのこと。赤玉先生、昔は強かったんだなあ。 今では考えられない勇姿ですね。 八坂さんの 『狸親父を決め込む』 って、要はなにもしないことじゃん!と思いましたが、無理もないことかもしれません。 天狗の喧嘩に狸が出る幕はないのです。矢三郎はちゃっかり 『天狗つぶて』 回収の協力を得て、抜け目なし。
決戦は南座で
モダンな天狗つぶて、もとい散逸していた二代目の家財道具を逗留するホテルに運び込む矢三郎。豪華な品々です。 運送業者の制服はヤマトっぽいですが、袖についたあのシルエットが狸っぽい。きっと彼らも狸なんでしょう。 人間社会への溶け込みっぷりが見て取れますね。 謝礼を固辞する矢三郎と二代目のやり取りが軽妙です。二代目も気を許し始めた雰囲気。 さすが大物に気に入られることに定評のある矢三郎。 しかし、まだ見つからない 『独逸製空気銃』 の件は穏やかではありませんが。
さてさて、もう一人の大物(?)である赤玉先生の住まいにやってきた矢三郎は冷や汗をかく状況に。 赤玉先生の友人である金光坊様が来訪していたからです。二代目の帰朝をうまく隠していたつもりが、これはバレている… 案の定詰め寄られて二代目の居場所をしゃべってしまいます。そして、赤玉先生の果たし状を届ける羽目に。 この構図、1期1話の恋文と同じですね。と、いうことはやはり果し合いの場所はあそこになるのでしょうか。
赤玉先生の果たし状を渡した矢三郎に、二代目はそっけない様子。 「行くかもしれない、行かないかもしれない」あっ、赤玉先生も同じようなことを1期の納涼船のときに言っていたはず。 親子の血がこんなところに出てきました。矢三郎も「これは来るな」と思ったはず。
果し合いの場所は、やはり南座の屋上でした。100年前の決戦の地でもありましたね。 おぼつかない足取りで屋根まで登った赤玉先生、弁天様との逢瀬はともかく、二代目との勝負には無茶な舞台に見えます。 勝負を見守ろうと、金光坊様がスタンバイ。どこから聞きつけたのか、鞍馬天狗は野次を飛ばしながらどんちゃん騒ぎ。 上空から現れた二代目は、あくまでも冷静にしかしギスギスした会話を繰り広げます。 圧倒的不利に見えた赤玉先生ですが、振り上げた手には風神雷神の扇が。1期最終回の無双再びとなるか!
いいところで引き。続編らしく、登場人物盛りだくさんで賑やかでしたね。 1期の対比になるようなシーンが多く見られました。 注目すべきは二代目の存在と弁天様の不在。1期で弁天様が担っていたジョーカー的な役回りを二代目がしているような。 絶対衝突が避けられない二人が、いつ邂逅するかが楽しみです。
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嫌になる
3年前、日本酒を飲むための枡を2つ買った。
それは私がこの世で一番好きなバンドが作ったものだった。私はよくライブに行く。地方の田舎に住んでるから、お金をたくさんかけて、電車に乗って、飛行機に乗って、バスに乗って、いろんなものを乗り継いで、大好きな彼らに会いに行く。みんなはそれを、お金の無駄だと、時間の浪費だと、嘲笑うかもしれないけれど、私にとってその行為がどれほど私を救っているのか、きっと私以外の誰にも一生分からないんだろうな、と思う。 彼らの音楽に触れている瞬間、私は世界で一番の幸せ者になるのだ。
好きな人がいた。その人は特段大きな魅力を持っているわけではなかったし、褒められた人間ではなかった。けれど実は、思い出したら泣けてしまうような不器用な優しさを持つ人だった。ある日、私たちはお酒を飲んでいた。彼は私に言った。 「今度、ライブに行ったら、何かお土産を買って来てよ」 酔っていたんだと思う。 彼は私の好きなバンドのことを何も知らない。 私は「いいよ」と答えた。馬鹿だったんだと思う。好きだったんだと思う。
私はライブに行く。それはまるで延命措置のように。息を吸って、吐いて、ステージを眺める。生きてる。いつもなら幸せでいっぱいになる頭に、彼の顔が浮かんだ。お土産を、買わないと。
形に残るもの、かつ、バンドを知らなくても使えそうなもの。私は、枡を2つ買った。バンドのグッズで枡なんて、なかなか洒落ている。次に会ったとき、それで一緒にお酒を飲めたら最高だと思った。
あれからもう3年か。と、2つ並んだままの枡を見つめる。
これはどこにでも落ちているありきたりな話だ。彼に恋人ができて、私は枡を渡せなかった。 箱を開けて取り出してみる。バンドのロゴが彫られていて、よくできてるなあ、と思う。ライブ、最高だったな。次も行きたいな。それまでは生きているのも悪くないと思える。
渡さないと決めたのは、私だ。
そういえば、日本酒ってあんまり好きじゃないなあ。 呟きながら枡を箱にしまった。
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続き
(^ラムダ^)さて、だいすクン入隊式としてなんか薬物が欲しいよね!ペヨーテペヨーテ!
(^爺^)んな洒落たもんあるかい、ワンカップしかここにはないよおー
(^夢野^)薬物らしいのは仁丹位ですね
(^だいず^)仁丹食ってどうすんだよお!
(^ラムダ^)僕のチームは一応秘密結社なんだから薬物で入隊しないといけないでしょ!よおしワンカップを枡に移して塩と仁丹でそれっぽく…
(^だいず^)なんかの健康法みてーだな…
(^夢野^)今風にレモンの欠片も持ってきましょうか?
(^ラムダ^)ワンカップにレモンって合うの?
(^だいず^)酒ならなんでもレモンと塩だろ
(^ラムダ^)じゃあ腕組んで海賊のみで枡酒乾杯だよ!
(^だいず^)レモンすっぺえ!!
(^ラムダ^)塩うまー
(^夢野^)仁丹になんの意味が…
(^ラムダ^)息が仁丹の匂いになるなりー!それじゃ入隊のキッスだよ!
(^だいず^)ウッ?!
(^夢野^)あれ小生にもですか?
(^ラムダ^)はい!これで義兄弟の契りと言う奴になります!他のチームはげ��たろーちゃんだけだからげんたろーもだいすクンにチッスして!
(^だいず^)はあっ?!
(^ラムダ^)僕はアナキストのフリーセクロス提唱者だもん!僕のチームに入るならせめてチームメイトとキス位してほしい~!
(^夢野^)全員となんですか?ラムダさんだけじゃ無いんですね
(^ラムダ^)当たり前だよー!キース!キース!
(^だいず^)小学生かてめえはー!
(^夢野^)仕方ありませんね、ちゅっ
(^ラムダ^)はい!これで Fling Posse入隊式終ります!ぱちぱち!
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豆まき
「ダイヤはマメだよな」 レイジは枡に入れた豆をぽり、と一粒口に入れながら、豆まきの準備をするダイヤの背中に言う。 「は? オマエそれ駄洒落か」 床を雑巾で丁寧に拭きながら、顔も上げずに鼻で笑うダイヤ。 「いや、違うんだ、別に駄洒落じゃない。ってかさ、オマエ���年室内にまいた豆を拾って食べられるように、豆まきの前に床掃除丁寧にするじゃん」 豆まきに自分は無関係、と言い切るようなレイジに、ダイヤが雑巾を片手に振り向いた。 「オマエも手伝えよ」 「やだよ」 「即答かよ!」 またレイジがマメを、今度は二、三粒まとめて口に入れる。イスの上で胡坐をかいているお行儀の悪さは、床掃除をするダイヤの邪魔にならないようにという一応の配慮らしい。 「だって、豆まきはダイヤの趣味じゃん。レイジ別にやらなくても良いと思ってるし」 「けどよぉ、毎年やってきたことを止めるのって、気持ち悪くね?」 眉尻を下げて「オレだって本当は掃除やだよ」と背中を丸めるダイヤ。一方、レイジのつまみ食いは止まらない。 「そんなんだからオカンって言われるんだろ。そもそも、日本人、ちょっと豆に頼りすぎなんじゃね?」 もぐもぐお豆を咀嚼していたレイジは、冷蔵庫からペットボトルのお茶をだしてその場で口をつける。 「豆腐、醤油、納豆、きな粉。豆が何でも解決してくれると思ったら大間違いだぞ」 そして口の端からこぼれたお茶のしずくを親指でぐいっとぬぐった。 「豆なんかより、石つぶてのほうが痛くて効果的だろ」 「え、オマエ怖いこと言うなよ。死人出るし、他所の家の窓ガラスや車に傷つけるだろ」 呆れたようにそう返しながら、ダイヤは雑巾を干し、「よし」とつぶやく。豆まきの準備が整ったようだ。手を清めている。 「よし、撒くぞ」 「まてまてダイヤ。レイジ今年は納得してないからまだやりたくない」 「はぁ?!」 いつの間にかまたイスに座り込んだレイジのところへつかつかと歩いてきたダイヤは、「じゃあ、オレがやるからかせよ、オマエ鬼な」と枡をよこせと手を出した。 レイジはさっと身体を横にひねってその手を避け、豆を手のひらいっぱい握ってダイヤに投げつける。ばらばらと音がして今掃除が終わったばかりの床に豆が転がった。 「いってぇ! おい、今撒かねぇっつったろ!」 「やられる前にヤレ」 「何物騒なこと言ってるんだ、オマエは。意味わかんねぇ」 「かせよっ」と実力行使に出ようと腕を伸ばすダイヤ。一方レイジはイスの上に立ち上がってまでその手から逃れようとする。 「なんでそんなにオマエは反抗的なんだ。子供か」 「だって、いまこれレイジが食ってる」 「おやつじゃねぇんだよ、食うのは撒いてからにしろよ」とダイヤに言われても、レイジは手も足も使って小さな身体を精一杯伸ばし抵抗をする。 「逆に訊くけど、何でダイヤはそんなに豆まきに固執してだよっ」 「なんでって、そりゃオマエ。去年できなかったし」 少し寂しそう��言うダイヤのその言葉にぴたりとレイジの動きが止まった。 施設のころから一緒に行ってきた豆まきの行事が昨年は途絶えた。理由はちょうど昨年の今頃レイジが入院をしたからだ。節分は無病息災祈願の行事、今年ダイヤがどうしても豆まきをしたい理由は…。 「ダイヤ...」 だがダイヤにとってレイジのその沈黙は豆を奪い取る絶好のタイミングと映ったようだ。レイジの腕をつかみ、イスから引き摺り下ろそうとする彼の口の端には悪巧みの微笑み。 「おい、ダイヤ、止めろ、あぶなっ」 さすがにそのような大きな動きに家庭用のイスがついていけるわけもなく。がたんっと音がしてイスの足が一本浮き、レイジの身体が大きくゆらいだ。あわててダイヤの片手がレイジの肩を、もう片手がイスを押さえ、安定を図る。 部屋に訪れる静寂。イスの上に無事踏みとどまったレイジは、よほどびっくりしたのだろう、左手を胸にあてて大きく安堵のため息をついた。ダイヤもふぅと息をつく。 しかし。 ばらばらばらばらばらばら。 派手な音をたてて、大豆がダイヤの頭に次から次へと降り注ぎ続けた。 「レ~イ~ジ」 まさに鬼の形相でダイヤがレイジを見上げる。レイジはあわてて右手の枡を平らに持ち直すが、それでも三粒ダイヤの鼻の頭をはじいて床に零れ落ちた。 「ほら、福は内ってことで」 「ざけんなっ」 今にも一発お見舞いしそうなダイヤに、ほとんどカラになった枡を「ほら、欲しがってたろ」と押しつけ、レイジはぴょんとイスから飛び降り、玄関方面へ走り出す。 「れーいーじーっ、オマエこれ全部拾えよ!」 「やーだねーっ」 逃げんのかよとダイヤは彼の背中に声をかけるが、レイジはスニーカーを突っかけてドアノブに手をかけた。 「おやつあるってレオン呼んでくっから、拾わせようぜ!」 ばたんと閉まるドア。 振動で床にばら撒かれた豆がころりと転がる。 例年よりもはるかに多く部屋の中にばら撒かれた豆をみて、「あんだけ元気なら、今年は心配ねぇな」とダイヤは深く深くため息をついた。
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【今日はほろ酔い展】2日目後半
こんにちは(^^) 午前中「この酒器にはこのお酒!」シリーズをお届けしましたが、午後もその続きです! ※このお酒しか入れちゃいけない訳ではありません。 あくまで私の独断と偏見です(笑) それでは張り切っていきましょう! ------

●Koinumaさんの刳物のお皿→カ��ッペ 初めて見たとき、モダンな食卓風景が見えました。 普通のおつまみも良いが、ここは一手間加えてカナッペと洒落込みたい。 となるとワイン飲みたいです、できれば白(笑)

●タジマの酒器→富山の立山と電気ブラン 自分のなので主観しかないですが(笑) これは初心に帰って、 日本酒にハマるきっかけになったお酒を私は飲みたい。 また、小ぶりなので強いお酒をちびちび飲むには良いと思います。 よって電気ブランも追加!

●野尻さんの枡→梅酒もしくはブランデーボンボン 彼女のキャラクターが可愛くそしてキレのある雰囲気なので (もちろん褒めてますよ!そんな所が私は好きです) 甘酸っぱい梅酒がこの枡には似合いそう。 もしくは枡にピラミッド状にボンボン入れたら絶対可愛い。 ほーらあなたもお酒が飲みたくなーる! 午後もHAGI ROOMでお待ちしてます。
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各地句会報
花鳥誌 令和2年11月号

坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和2年8月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
青山へ八月の雲のし上がる 和子 魂も今蝶と化すてふ墓所の百合 眞理子 雲の峰青山墓地に崩れけり 梓渕 薄闇にラジオときには蚊遣香 順子 蚊取線香みだらに燃えてゐたりけり 公世 からつぽの鳥籠吊つて婆の朱夏 光子 空蟬の破られし背に光満つ 小鳥 白き糸濡れてをりけり空蟬に 和子
岡田順子選 特選句
黒揚羽ぬかづく人へ入れ替はる 要 槙剪つて明るき墓所や雲の峰 梓渕 揚羽来る墓に朽ちたる名刺受 俊樹 草いきれよりマリア仏の上半身 光子 かき氷ひとつに父と娘かな 同 からつぽの鳥籠吊つて婆の朱夏 同 神愛し薔薇を愛せし寝墓とも 俊樹 蟬時雨彼を一瞬隠しをり 久
(順不同特選句のみ掲載) …………………………………………………………��…
令和2年8月6日 うづら三日の月(八月六日) 坊城俊樹選 特選句
秋の夜の澄みし青空何処までも 柏葉 土用干し守る着物に仕付け糸 さとみ 墓参り避けたつもりも鉢合せ 同 天筆に願ひを込めて星祭 都 留守居して語る人なき盆の月 同 七夕や一つを願ひ糸結ぶ 同 客帰り独り帯解く夜半の秋 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月7日 鳥取花鳥会(八月七日) 岡田順子選 特選句
友の墓訪ふも吾のみ原爆忌 益恵 蟬の穴被爆の眼窩に似て静か 都 八月や浜辺に白き船並び すみ子 抽出しにしまふ西日や能事足る 悦子 蜩の破調に夜明け整へり 宇太郎 油照お濠の亀は泥を負ひ 都 雲の峰サーファー起てば動き出す 益恵 帰り行く友や日傘をまはしつつ 幸子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 令和2年8月7日 さゞざれ会 坊城俊樹選 特選句
昨夜の色閉ざしてをりし月見草 かづを 蟬しぐれ故山に溢れをりにけり 同 故山より風渡りくる施餓鬼寺 同 月見草夢に終りしことばかり 雪 炎天下大きくきしみバス停まる 和子 法堂に集ふ百僧蟬しぐれ 笑 暮六つや七堂伽藍の蟬しぐれ 希 母の背に負はれて逃げし終戦日 千代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月8日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
病院の小児病棟星祭 清 ぐづる子を放り入れたる踊の輪 晶子 銀河から金平糖のお裾分け のりこ 魔法めく夜店にかざしみる指輪 岬月 老僧の盆経朗朗たる気迫 同 とび出しもはみ出しもゐる砂日傘 同 搗ち割の角なめらかや蕎麦焼酎 慧子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
やはらかな色に隠元大揃へ 秋尚 ひと頻り法師蟬鳴き風起る 同 空蟬の登る姿勢を崩さずに 同 音の無き蒼茫怖し星月夜 ゆう子 新盆の信女の墓碑の径細し 三無 星月夜野辺山走る小海線 幸風 蜩や夕餉のお菜鉢ふたつ ゆう子 鬼灯の色乾きたる寺の畑 秋尚 隠元の色鮮やかにバターソティー 瑞枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
墓洗ふ母の育てし供華を持ち 信子 サングラス粋なる人と恐き人 みす枝 裸電球に照らされてゐる地蔵盆 上嶋昭子 日もすがら響動もす鐘や盂蘭盆会 時 江 丸き笊丸く並べて梅を干す 信 子 蟬時雨つり橋の子の声消され 中山昭子 神々の光さづかる大御祓 ただし 星祭壺にさしたる笹の竹 錦子 野も山も深く沈みて星月夜 みす枝 蟻の列ラベルのボレロまだつづく 上嶋昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月11日 萩花鳥句会
秋風や万里の長城行きし旅 祐子 少し愚痴呟きながら墓洗ふ 美恵子 新盆に帰る家なき仏たち 健雄 弟と母住む故郷鰯雲 ゆかり 庭仕事合間に西瓜ご馳走に 克弘
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月14日 さくら花鳥句会 岡田順子選 特選句
田舎道兜虫売る小屋に遇ふ みえこ 迫真の演技の子役夏芝居 登美子 幼な子も数珠握りたり墓参 実加 イヤホンを片耳づつに星月夜 登美子 晴天にシーツ洗ふや原爆忌 実加 永遠に在り続くかに花氷 紀子 蜩を聞きつつ帰り仕度の子 裕子 野の花を供へて母の展墓かな 登美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月17日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
サングラスかけて犬にも恐がられ 英美子 酒呑まぬ父はお洒落でパナマ帽 千代子 終ならん声を聞き入る秋の蟬 かづを 秋の雲落暉に燃えて消えにけり 同 ギヤマンに盛られ清しき夏料理 みす枝 口紅の朱の沁み出る極暑かな 同 遺骨待つただそれだけの盂蘭盆会 同 無人駅帰省子ホームまで送る 世詩明 羅の女の視野に万華鏡 同 帰省子の戻る車窓に掌を重ね 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
黒髪で顔を隠され西瓜食ぶ 世詩明 口紅が熟れた西瓜を齧りつく 同 九頭竜の流れおだやか終戦日 千代子 海凪いで沖行く船に盆の月 同 流行りもの一つ身につけ生御魂 同 終戦日一男優の死すと云ふ 同 炎天や路面電車の軋み来る 美代 これ以上青くなれざる青蛙 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月21日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
手枕で昼寝をしたる沈金師 世詩明 虫干や母の袂に恋の文 みす枝 小恙を顔に出さじと踊りの輪 一涓 肉魚を下げて八月大名来 同 虫の世に火取虫とし果つ定め 雪 白と云ふ哀しき色の盆灯篭 同 赤と云ふ色は淋しや盆灯篭 同 煎餅屋ののれんの奥の扇風機 上嶋昭子 捩花のねぢれる時に媚少し 同 美しきことに飽きられ水中花 同 物干の続く町並夜は秋 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月10日 なかみち句会(八月十日) 栗林圭魚選 特選句
芭蕉葉に道草を食ふ風ありて 三無 恒例の枝豆届き安堵かな エイ子 海沿ひの蕎麦屋の遠く秋暑し 貴薫 裏庭に風探しけり夕残暑 和 魚 枝豆や父の遺影と酌む忌日 三無 ゆらゆらと芭蕉広葉の青き翳 同 家事とても遣る気奪はれ残暑かな せつこ 公園の要一本大芭蕉 怜 影広げ海辺の宿の芭蕉かな せつこ 枝豆の彩りとなり皿の上 ます江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年8月 九州花鳥会(投句のみ) 坊城俊樹選 特選句
双手上げ銀漢しづく待ちにけり さえこ 天の川渡る媚薬を飲んでより 伸子 黒日傘ひらりと海へ消えにけり 朝子 ゆくりなく女と生まれ天の川 美穂 盆の月透き通るまで踊りけり 愛 その先は有耶無耶なりし道をしへ 伸子 天の川の端より天の川仰ぐ ひとみ 星よりも暗き島の灯月見草 豊子 走馬灯曼陀羅の闇廻しけり 喜和 蟬の殻蹴りし少年黙り込む かおり 天の川尾は聖堂の十字(クルス)まで 志津子 病窓よりビアガーデンの見えるらし 順子 水をくれムンクの叫び原爆忌 喜和 色鳥来ルドビコ踏みし��� 寿美香 難しく考へる鶏頭の襞 伸子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………
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各地句会報
花鳥誌 令和2年3月号

坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
令和元年12月5日 うづら三日の月句会
坊城俊樹選 特選句
満百歳三年続きの日記買ふ 柏葉 大晦日出来ずじまひの事ばかり さとみ 榾の燃え老の情念湯は激る 都 おでん屋に二胡を奏でる異邦人 同 着ぶくれも粋��見せたく背伸びせる 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月5日 花鳥さゞれ会
炉話に明智が妻の髪のこと 千代子 炉話に韃靼漂流の謂れ聞く 同 外人に服をもらつたクリスマス 同 花鋏音して露のこぼれけり 匠 神の旅飛行機雲とすれちがふ 同 街師走見えざるものが背を押せり かづを 句作りに夢のお告げや十二月 数幸 手を取りてさざんかの径母と行く 雪子 山茶花やピアノの音のはたと止む 啓子 沈下橋渡る三人川の秋 天空
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令和元年12月7日 零の会
坊城俊樹選 特選句
着ぶくれて今半覗き玉ひでへ 和子 極月を歩すみごもれる子のために ゆう子 玉子酒間口小さく灯の白し 三郎 電線のゆるき横丁冬の雨 和子 寒紅を差すつづら屋の老婆かな あおい 愛人宅らしき貌してひめ�� 三郎 明治座の稲荷に小さき狐火が 公世 花街は雨山茶花をこぼさぬやう 光子 浜町や三味の音にも似て時雨 秋尚 つづら編むつめたき指と思ふかな 和子 千住葱入れる裏口しぐれをり 梓渕
岡田順子選 特選句
極月を歩すみごもれる子のために ゆう子 寒き鳩寒き雀を蹴散らせり 佑天 狛犬は狛犬として師走神 俊樹 裘着てマヌカンは服並べ 小鳥 指先のうづき熱燗触れてをり あおい 綿虫の無のただよへる漱石忌 公世 極月や金の屋号でくじを売る 和子 人形町しぐれを宿る軒もなし 千種 幼帝の都にみぞれ海遠く ゆう子 人形焼の顔に降りたる冬の雨 俊樹 冬の灯は競ひて狭き照明屋 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
なかみち句会
栗林圭魚選 特選句
炉に集ふ顔の火照りと伊豆訛り 怜 放られてぶるんと跳ねる河豚太く 美貴 中子師と話弾んで冬一日 迪子 枯芝に影を写して背比べ 史空 枯芝や流るる雲の影速し 史空 河豚刺身白菊の如清楚なり エイ子 師の笑顔逢うてかはらぬ冬の日に ます江 暁闇に囲炉裏の熾火搔きし父 三無 枯芝のところどころに青むもの 怜 枯芝の小径真つ直ぐ細くあり ます江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月10日 萩花鳥句会
世のためと我が五十年いま枯木 小勇 萩花鳥必死で守り年忘 祐子 手燭置く躙り口より冬の月 美恵子 両の手で温もりすくふ冬日向 吉之 ほつこりと藪の笹鳴き聞く朝は 陽子 陽は沈み医師アフガンで冬の星 健雄 冬籠ラフマニノフと赤ワイン ゆかり 師を偲び句友をしのび年忘 克弘
………………………………………………………………
令和元年12月11日 鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
接待の大根厚く切りて炊く 立子 をさな去��小春日和の香の残る 都 遠峰々に初雪らしき光かな 益恵 亡き夫のセーター着込み雑踏へ 佐代子 小春日や寮生握手に寄り来る 幸子 鳥待つは熟し切つたる真葛 史子 初雪や望郷の念俄かにす 幸子 喚鐘の音を響かせて報恩講 幹也 仮の世の恙は言はず葛湯吹く 悦子 冴ゆる夜脳に木霊す蹄鉄の音 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月13日 さくら花鳥会
岡田順子選 特選句
寒鰤の刺身で交す回顧談 実加 際やかに鰤競る声や市の朝 登美子 寒桜賓日館を高貴にす 令子 笏谷の石切跡や冬ざるる 寿子 身籠れる体を温む葛湯かな 実加 日短ラストシーンも観て帰る 登美子 朝風に藁ごと揺れる吊し柿 光子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月14日 枡形句会
栗林圭魚選 特選句
遠き日の焚火の香する師走かな 恭子 句の出来るまで柚風呂に浸りをり 多美女 重ね着て背の不安を落ち着かす 百合子 国訛滾る湯豆腐つつき合ひ 三無 禅寺の幾年けふの冬紅葉 百合子 石仏の頰杖解かぬ十二月 同 重ね着をお洒落にこなす首回り 清子 控へ目な彩に追慕の納め句座 百合子 冬帝や鉾杉の秀を研いでをり 三無 隊列のV 字なす旅鳥渡る 和代
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月15日 風月句会
坊城俊樹選 特選句
鼻水をすすり枡形山迷ふ 政江 片頰に冬日浴びつつ句碑拝す 三無 冬帝へ青銅の像両の手を 政江 寒禽の高らかに空呼んでをり 斉 獣道へと冬の影法師行く 政江 仏足石の親指あたり柿落葉 佑天 冬帝の富士拝まんと塔上る 圭魚 観音の結印の美し冬うらら 佑天 母の塔北風の子を懐に 久子 冬紅葉裳裾ゆるやか観世音 三無 冬帝の蔭長くして母の塔 眞理子
栗林圭魚選 特選句
笹鳴きへ耳傾けて磴半ば 芙佐子 冬芝に蔭を延ばして母子像 亜栄子 寒禽の高らかに空呼んでをり 斉 鳥寄せてをり山門の冬椿 芙佐子 木の葉散る森の大きく息を吐き 千種 笹鳴が景を小さくしてをりぬ 斉 養生の辛夷大樹の冬芽かな 芙佐子 泥葱を並べて森のマルシェかな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月16日 伊藤柏翠俳句記念館
坊城俊樹選 特選句
風に裏表ある如落葉舞ふ かづを ほろ酔ふが如く冬蝶飛びゆけり 同 大冬木産土の宮守りをり 同 まなかひに越の中山眠り初む 文子 泣きむしのこけし飾りし終ひ句座 たゞし 美人画の古暦とて捨てがたし 英美子 かの日々の遠ざかりたる師走かな 和子 白鳥来休耕田の光り合ふ みす枝 木枯しに鐘を鳴らして消防車 輝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月18日 福井花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
近松忌付かず離れずてふ縁 雪 枯尾花吹かれて���羅を飛ばしけり 啓子 遠くまで信号は青街師走 和子 人生の話し相手に日記買ふ 千加江 冬薔薇を見つめる母はもう居ない 淳子 冬薔薇眺める椅子に主無し 同 街騒も師走のものとなつて来し よしのり 小春日の窓いつぱいの中眠る 美代
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月19日 九州花鳥会
坊城俊樹選 特選句
顔見世の口上粋に申し候 美穂 罪人も重荷を解いて聖夜の灯 かおり 枯菊を焚きてしばらく胸ひそか 佐和 美しき切口みせて炭熾る 孝子 信心のやうに潜るや鳰 豊子 水鳥のこぼす薄紙ほどの息 寿美香 顔見世や四条大橋風痛く 久美子 顔見世や出雲阿国の遊び足 寿美香 懸大根鳶と青空奪ひ合ふ 同 名優の顔見世幟はたはたと 和子 枯野ゆく心の中のほむらかな 美穂 白足袋や紅き蹴出の華やぎて 豊子 遅く着く信濃の宿の雪の華 久美子 山あれば山呻らせて虎落笛 豊子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月21日 鯖江花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
石臼の飛び石三つ竜の玉 雪 声を聞くだけの電話を掛け夜寒 同 信楽の狸提げしは新走 同 大津絵の鬼と酌まんか新走 同 短日の手を振り合ひて別れけり みす枝 終ひ湯や外に寒柝遠ざかる 同 着膨れにエレベーターの重くなる 同 花八手かはたれ時の白極む 昭子 歳晩の奏楽堂の椅子にゐる 同 野水仙後の怒濤昏れて海 信子 灯台まで歩くつもりや野水仙 同 白山の雪の白さの大根かな たゞし 火の海となりし根榾を裏返す 同 九頭竜の波を母とし霰魚 一涓 老犬の紐解き放つ芒原 世詩明 着膨れて温もり増せる乳房かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月23日 武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
谷を駆け息する風や紅葉散る 三四郎 鴨数多小さき湖の重くなる みす枝 干布団霊峰白山隠しけり 昭女 雪吊や三角錐に引き絞る 信子 樹木希林最后の映画観る師走 清女 流星群来れど炬燵の離れ難 久子 水仙の天まで届きさうな畑 時江 銀杏散る藁葺き屋根を黄に染めて 三四郎 黄昏て峰といふ峰冬茜 同 ずわい蟹無念か泡を吹いてをり みす枝 一乗寺奈落の如し銀杏散る ただし 瀬の香もそえて売らるる野水仙 錦子 風花の影消ゆ城の野面壁 時江 枯葎この身消したき日もありぬ ミチ子 おでん鍋同じ佗しさ持ち寄りて ただし 百選の冬の男滝の爆しけり 世詩明 獣抱き母の如くに山眠る みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月22日 第42回近松忌記念俳句大会
坊城俊樹選 特選句
小江戸てふ在所に祀る近松忌 和子 黒を着し��人の一途近松忌 同 雁渡る吉江の里に一忌日 同 近松の女悲しや今の世も 同 紅引いて嫉妬に狂ふ近松忌 信子 燭揺るるだけの華やぎ近松忌 同 簪が凶器となりし近松忌 同 忌を修す館に淡き冬薔薇 ミチ子 奥付に花の一句や近松忌 同 近松像撫で光りして小春の日 昭子 近松忌通りに響く下駄の音 誠 近松忌糺野界隈恋の道 一豊 炉びらきや吉江に住みし浄瑠璃師 令子 その漢別れ上手や近松忌 千代子 近松忌有縁ばかりの世でありし 洋子 来る筈のなき師を待ちて近松忌 英美子 冬晴れや碑文読みゐる一佳人 同 近松忌消せざるものに心の火 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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11月12月の各地句会報
平成28年11月12月の特選句

坊城俊樹選
栗林圭魚選 栗林眞知子選 岡田順子選
平成28年11月24日
みどりや花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
冬支度らし杣人の筵干し 雪子
豪邸の裏に広がる枯野かな 輝一
そぼ降れるおでん屋台に夜が来る 雪子
紫に日野山霽れて神無月 松陰
裸木になるまで風に身を任せ 世詩明
冬虹や大佐渡小佐渡ど真中 洋子
湯豆腐や床に風神雷神図 越堂
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月1日
県民会館花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
散ることを忘れし赤き枯葉かな 茂子
灯台に灯の入り鰤の海荒るる 龍聲
切り貼りも見苦しからず煤払ひ 英子
裸木の網目の中の観世音 天空
洋菓子と和菓子が卓に納め句座 清女
きまぐれな北国しぐれきりもなや 龍聲
五六粒時雨落して去りし雲 雪
冬ざれや瓦は石の天守閣 千代子
つんつんと背中押さるる師走かな 和子
時雨雲黒く動かぬ城下町 清女
祖も馴染む古楼点らず冬怒濤 英子
荒縄で括られ雨の残り菊 秋野風
枯れ果てゝ影も形もなき蓮田 越堂
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月3日
枡形句会
栗林圭魚選 特選句
シャンプーを厳選しても木の葉髪 教子
微笑みを残し初冬の朝に逝き 和代
目立たぬも佳香を纏ひ枇杷の花 瑞枝
辛夷の芽冬日に応ふ銀の艶 文英
草虱つけて赤信号を待つ 三無
着ぶくれを拾ふ電車の軋みをり 清子
枇杷の花弾けて光り風となる 多美女
寄せ鍋の夜をよく喋りよく笑ひ 白陶
寄せ鍋の小部屋の湯気に包まるる 白陶
交番に赤き灯一つ年の暮 三無
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月3日
零の会
坊城俊樹選 特選句
清正の井に傷の無き冬紅葉 あおい
賑やかな正中に手袋ひとつ ラズリ
菊紋のひとひらごとの冬日向 耿子
花嫁へ天照る冬日なりしかな 順子
ことのほか白木の鳥居へと冬日 八之助
人ゐなくなりぬ冬天蒼すぎて 千種
前列は南蛮の人冬手水 佑天
猟犬の恍惚として股ぐらへ 伊豫
ふくらめる木の鳥居より神還る 小鳥
新しき鳥居の香る年用意 はるか
花婿の鼻筋美しく寒禽へ 慶月
チェロ担ぎ都心の朝を息白く 彰子
金箔となり神宮の木の葉舞ふ 千種
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月5日
鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
磴上り社殿に映ゆる冬紅葉 俊子
駅裏は小さき枯野列車待つ 都
蝦夷からの冬至南瓜を待つてをり 幸子
なんとなく冬めく朝や上洛す 幹也
箒目のたちたる寺苑花八ッ手 和子
冬晴のラジオを高く畑の人 栄子
疼痛の脈を託ちて冬籠 逸子
極月のくすり屋に売る絵らふそく 悦子
眩しくて背を冬日に献上す 史子
枯蓮や八ッ橋渡る風の声 益恵
片時雨下校の子らに虹を見せ 立子
杖の歩に二百歩数へ冬の坂 すみ子
菊枯るゝ山家の雨を冥加とし 美智子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月6日
さくら花鳥句会
栗林眞知子選 特選句
さばき方夫に教へるずわい蟹 実加
背伸びする猫縁側に冬日和 紀子
冬支度僧の総出や永平寺 令子
雪吊りの整然として古城園 令子
雪吊の男仕事の凛として みえこ
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月8日
三日の月句会
坊城俊樹選 特選句
み仏とある安らぎに着ぶくるる 牧羊
山々は人とかかはりなく眠る 牧羊
着ぶくれて患者溜に親子連れ 柏葉
稜線の木立透かして眠る山 末草
列を成し落葉小径を行く園児 喜代子
小春日や九頭竜おだやかな流れ 牧羊
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月9日
芦原花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
大寺の茶筅供養も年の暮 よみ子
錦絵の木々を残して山眠る 久美子
荒縄でくくりし根深ほほかぶり 孝子
鰤起し一寸先はなまり色 寛子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月12日
武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
数多なる生き物育て山眠る みす枝
白山の主峰の雪は天のもの 世詩明
冬ざれの丘に二つの相聞碑 越堂
噴煙に空くぐもりて落葉焚き 信子
冬晴や犬の茶碗の干してあり 昭女
冬ざるゝ卍が辻も寺町も 芳子
遠山の色に急かるる冬支度 信子
一竿に大根干されシャツ干され 清女
一喝の闇の深さの雪起し 八重
ストーブの口を開ければ火の声す 昭女
無音の地包む歩みの冴返る 八重
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月12日
なかみち句会
冬帝や富士くつきりと叔母の逝く 迪子
鳰いつも予想外なる位置へ浮き 秋尚
鳰の湖哀し観音腕椀げて 和魚
水底の日輪求めかいつぶり 有有
湯豆腐の湯気に躍るを見逃さず ます江
暮れ残る湖の一隅鳰の影 怜
湯豆腐の崩れし角を掬ひけり 秋尚
冬帝や木立の背筋ぴんと伸ぶ 秋尚
冬帝や往診急ぐ医師も老い 美貴
湯豆腐や八坂神社に先づ詣で 和魚
平成28年12月13日
萩花鳥句会
卓上にポインセチアとカレンダー 牛子
一つづつ点る島の灯日短 小勇
冬帝にカルスト台地抱かれて 祐子
息白しゼッケン二百八十番 孝士
おでん喰ぶ好きなネタへと手をのばし 七重
短日やチェックインより露天風呂 美恵子
コンビニのおでんの風情文化なし 健雄
ランナーももてなす人も息白し 吉之
お早うに色のありけり息白し 晴子
おでんの種いろいろ替しやもめかな 圭三
諸事万端妻に任せて納め句座 克弘
平成28年12月15日
花鳥さざれ会
坊城俊樹選 特選句
贋物のサンタクロースあちこちに 和子
年の瀬の女の持てる釘と槌 清女
山眠る尼僧の寺の手水鉢 天空
野水仙きる断崖の命綱 越堂
朝の日に霜の草々鏤ばめて 松陰
山眠る古代石棺展示して 匠
霜囲したる暗さの中の鉢 松陰
裸木の銀杏大樹の下に寺 龍聲
朝霜の精舎潤ひ至りけり 松陰
笹の葉に霜の光の朝かな 松陰
うつすらと霜の衣の石仏 秋野風
お精舎の霊気に寒さありにけり 松陰
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月17日
伊藤柏翠俳句記念館師走抄
坊城俊樹選 特選句
十二月八十五歳が乗る脚立 清女
神鈴や八百年の神迎へ 一仁
趣味一つ捨てたる妻の師走かな ただし
雪吊をして老松の威の新た 文子
手あぶりも煙管も父の遺品なる 英美子
喧嘩して仲直りして年暮れる やす香
冬帝の足音もなく来たる越 かづを
銀杏散る風に色ある並木道 スヱ子
海坂の雲間抜けゆく雁の列 スヱ子
着ぶくれて何か侘しき胸の中 冨美
裸木となりて青空広くせり 冨美
着膨れに見立て確かな老医かな 世詩明
冬晴れや青き空もて青き水 世詩明
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月17日
風月句会
坊城俊樹選 特選句
しやぼん玉青女に触れてこはれけり 千種
縄文の焚火の照らす弥生顔 三無
焼芋の香や森奥の獣らへ 慶月
鴉舞ふ聖樹灯るを待つやうに 眞知子
庭池は氷り名主は何処へと 眞知子
着膨れが恐々とマシュマロを焼く 佑天
炉話や鳥と獣と魚を添へ 鯨
(順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句
冬の雲池面うごかす風少し 久子
武蔵野を覆ひ尽して冬日和 慶月
尉と化し生れし森へと榾還る 眞理子
焼藷を頰ばる多摩の日溢れて ゆう子
水涸��て鴉さびしき声放つ ゆう子
切り張りの多き障子や午後に入る 幸子
噴水の止みて枯野に包まるる 俊樹
初氷なれば触れもし崩しもし 眞知子
人声のして寒林の奥静か 三無
初氷日向の形に溶けてゆく 三無
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月21日
鯖江花鳥師走抄
坊城俊樹選 特選句
炉煙に染む曲屋の由来書 越堂
界隈の虫を虜に花八ツ手 越堂
マフラーに顔を埋めてペダル漕ぐ 昭子
柚子風呂の柚子お手玉に数へ唄 信子
憚りもなく磐座を冬の蝶 一涓
寒紅の言ふには易きことばかり 世詩明
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月21日
福井花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
裸木の夜明けの星を頂きて 牧羊
億年の化石の里や山眠る 嘉子
法螺貝を大きく鳴らし山眠る 嘉子
着脹れに男遠のく夜の妻 世詩明
構へしは観音堂の大雁木 千代子
ほつそりと著ぶくれらしくなけれども 雪子
又一人焚火に寄りて愚痴こぼす 雪子
熊眠る山は錦の影残し 啓子
着ぶくれてとみかうみ見る齢かな 茂子
眠れども生きぬく山として親し 松陰
山茶屋の灯り一つに山眠る 松陰
何事と飛び出してゆく熊騒ぎ 松陰
鴨飛来して鴨池の形なす 雪
引き際を考へてをりちやんちやんこ 雪
着膨れて人の八方より来たる 龍聲
水仙の崖の七浦七曲り 龍聲
逆光の海光あらく野水仙 龍聲
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月22日
みどりや花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
枯芝に黒装束の男佇つ 秋野風
凍蝶にきのふの日和なくなりし ただし
大杉の倒れしまゝに山眠る 雪子
遥か来て鴨九頭竜に陣を敷く かずを
目を細め解脱顔なる日向ぼこ 越堂
泣面の女を想ふ冬の空 清風
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月22日
九州花鳥会
坊城俊樹選 特選句
ひよつとこの顔して焚火熾こしをり 睦子
磯の香のひたひた寄する浜焚火 阿佐美
子供らの焚火の臭ひ持ち帰る 阿佐美
寒垢離や帰山の僧の痩せ姿 洋子
とつぷりと背の昏れてゐし焚火かな 阿佐美
語り部を囲む少女ら冬帽子 喜和
向かう家の婿殿お洒落漱石忌 富子
川いくついざ帰りなん都鳥 久美子
焚火して段畑に日の落ちかかる 洋子
焚火跡人の気配のほのとあり 久美子
小春日や竹屑膨れゆく凧屋 志津子
いつまでも漢ら囲む浜焚火 阿佐美
焚火して祭礼近き氏子達 久美子
ポインセチアチャイムの廻る夜の正時 郁子
冬日向帰郷はるかに通事墓 志津子
矢のごとく窓袈裟懸けに冬鷗 千代
帰り花忘れ上手な母なりき 喜和
文字の無き先住民の夕焚火 喜和
後手に背中炙れる焚火かな 順子
母許に急げば帰路の日短し 孝子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月25日
花鳥月例会
坊城俊樹選 特選句
岬より来たるだみ声大根売る 和子
何もなきにあらず冬天蒼くして 千種
忍び寄る青女やパール博士の碑 律子
淡き黄のうろくづ召され冬帝へ 鯨
交番に二人の距離や年の果 和子
昭和から続く足跡水涸れて 鯨
神池の北を枕に冬の鯉 千種
枯蓮に突慳貪な水面かな 梓渕
荷を引きて荷にすれ違ふ年の暮 和子
体内を巡らせ寒の鯉沈む 小鳥
(順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句
岬より来たるだみ声大根売る 和子
水底を浮彫にして水涸るる 小鳥
行く年やまつすぐ伸ぶる石畳 和子
内濠の雲のまにまに涸るる水 伊豫
咳ひとつ文学館を轟かす 鯨
ジョンレノン聴くも一人のクリスマス て津子
大枯木ぼんやりとした日を摑み 秋尚
いくだびも神鏡過る影師走 眞知子
荷を引きて荷にすれ違ふ年の暮 和子
色硝子天日あふれ降誕祭 いづみ
(順不同 特選句のみ掲載)
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