#長期在庫の主を狩ろう
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元楽器店に20年以上放置されたGibsonエレキギター弦を買ってみた【長期在庫の主を狩ろう 第6神】 | ギターいじリストのおうち
✅ https://guitar-ijiri.com/blog/review/guitar-strings/lets-hunt-for-the-masters-of-long-term-inventory-no6-gibson-electric-guitar-strings/
元楽器店のショーケース内に20年以上放置されていたGibsonエレキギター弦をレポート!個人薬局に長年掲示されたポスター並みに黄ばんだパッケージが最高!パッケージや弦の識別、仕様などもまとめました!
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書物礼賛⑥
雁屋優/マイノリティの「つながらない権利」/明石書店2025
鬼越トマホークのユーチューブ「半生を語る」等の感想
【①普通の人で面白味がない】にしおかすみこ・アンゴラ村長・どぶろっく・ニューヨーク
【②普通の人だが味があって面白い】ドランクドラゴン鈴木拓・三四郎・スーパー3助・ラランドニシダ
【③天性の芸人】ノンスタイル石田・狩野英孝・空気階段もぐら・ナダル
個人の感想です。私自身の人望のなさを棚上げして言わせてもらうと、本書の著者は「アルビノゆえの弱視、見え方の不利を、自身の発達障害ゆえの高い言語性IQや先取り学習で補ってきた」って書いてしまうくらいコミュ障の自覚があり、文章ですべてを分ってもらおうとする傾向が強く、読んでいて息苦しさを覚える。芸人に話を戻すと三四郎の小宮は②と③の中間くらい。小宮とナダルは同輩の人望が厚い。ユーチューブだが映像は不要。トークに表れる素の魅力。どのような人生によってそれが培われたか。
コロコロチキチキペッパーズのラジオを聞くと、アメトークのナダルアンビリーバボーで彼が見せるような挙動不審・クズ感とは無縁な落ち着いた親しみのあるトークが繰り広げられている。彼は近大農学部で水産系の専攻、しかし希望の水族館飼育員は枠がなく、食品会社はすべて蹴られ、それでは消防士にということで走り込んだり勉強して備えたが連続して最後の小論文で落とされ、そうするうち年齢制限にも達し、大学の友人のアドバイスで芸人の世界へ。
楽屋などのイジられで爆笑を呼ぶことから相方の西野が策を練ってアンビリーバボーに漕ぎつけたが、そこからしばらくして自身「強みはそこしかない。そうでなければ生き残れない」と受け入れてから、かえってイジられに限らないタレント性で定着。ロンドンハーツ「タレント進路相談」でも有吉弘行の後釜を見事に務めた。
彼の「ウソがつけない」資質に注目して抜擢したロンハー制作陣はさすが。アンビリーバボーにおける「先輩に失礼」「責められるとウソをついて言い逃れしたり挙動が怪しい」とも表裏一体。就活の面接でも挙動不審を発揮していたそうなのだが、著者も知能や文章力を武器にマイノリティやその当事者団体に携わっていくのは険しい道なのではないか。真面目さ、違いを受け入れる優しさが一番と思います。
甚野博則/介護大崩壊/宝島社新書2025
父母が相次いで自殺、自分も自殺未遂後うつで2年以上入院という底の時期に助けてくれた伯父夫婦。88になる伯母はアルツハイマーの薬を飲んでいるとのことだが衰えはみえない。90の伯父は徘徊など錯乱状態に陥り、3年ほど前から同じ区内の特養ホームに。先日、初孫ができたばかりの「ネトウヨの従弟」夫婦と見舞いに。ユニット型の個室が、広めのリビングを囲むように設けられ、そのリビングを常に監視するような形で介護士の詰所が。一人一人の健康状態や挙動の癖をしっかり把握し、気さくに話してくれる中年女性の介護士であった。
伯父は問題行動がみられるようになって半年ほどで特養ホームの空きを見つけることができたが、本書によれば地価の高騰などで施設新造が難しい都市部では、入所待機者の増加に悩まされ、距離の離れた自治体の施設の枠を確保する「ベッド買い」なる慣行があるという。著者は文春記者時代に甘利氏の収賄についてスクープ記事をものしており、フリーになってからは高齢者の介護施設問題を中心テーマに据えて取材を続けている。特養・サ高住・老健といった施設の違いや実態、介護保険の運用事情について大まかに知ることができる。老後を控える読者層の危機感を煽ろうとしてか、問題の多い施設や事業者に内容が偏り、優良な事業者やポジティブな取り組みが軽視される傾向があるようだ。
北村浩子/日本語教師、外国人に日本語を学ぶ/小学館新書2025
例えばチャーハン。強火で作るチャーハン、あまりおいしくないです。シャッシャッシャッシャッて鍋を大きく回すやり方、見たことあるでしょ。米がパラパラッてなってる。そうすると米が冷めるし乾燥する。水分が飛ぶ。固くなっちゃう。サラサラは食感がよくない。口に入れた時。米が熱くてしっとりしているのがおいしい。よく、中華鍋ないとダメと思われるけど、うちの自宅はフライパンですよ。中華鍋ないです。火力も関係ない。ガスじゃなくても大丈夫。やっぱり腕と使い方。
そもそも日本人の日本語能力が下がる一方で、企業の公式声明や有名メディアの記事にさえ怪しい言葉遣いが頻出する始末なので買ってみたが…。引用したのは本場でもトップクラスの中華料理人の言葉。来日から各地のホテルで料理長を務め、今は六本木に店を構えメディア出演多数。「やりたいことがある優秀な人物」なので日本語の上達も早いし、本書でほかに取り上げられた人もエリートに偏っており、前項の介護の人手不足のために円安の日本へ来てくれるような、日本語学習者の多様性や苦労への目配りはない。ネオリベ右翼の小学館から出るにふさわしいつまらない本。
三遊亭円丈/師匠、御乱心!/小学館文庫2013・原著1986
よくSNSや掲示板で不自然な形で語尾を「やで」とするような、ネット民の似非関西��。明石家さんまや島田紳助でなく、ダウンタウン以前・以後と称される、ある世代が丸ごと感化されるような圧倒的存在感によって生じた現象。テレビ越しにそこまで影響力を持ちえた芸人は萩本欽一・ビートたけし・ダウンタウンのみ。ドリフと志村けんは職人肌で思想性が薄いから。
松本人志はセックスについて「小学生でもお胸がぷっくりしてきたらご賞味あれということ」「同じ女と何度もするのは男にとってお勤めになってしまう」という本質を突いた発言をしている。彼はこのまま地上波に復帰することはないでしょう。けれども性接待やレイプはテレビ・広告・芸能界、さらには教育や雇用のあり方まで広がる制度的な病理であり、松本・中居・件のプロデューサーだけ切り捨てても何も変らないでしょう。
落語家は寄席や徒弟制度のシステムに守られた、格落ち芸人の集まり。笑点は落語家でない三波伸介が司会だった時期が本領で、以後は余禄。本書は、創作落語で頭角を現した著者が、真打ち襲名直後にその真打ち乱造問題などをめぐって落語協会が分裂した騒動を、システム内部の視点で振り返った問題作。出版当時は暴露本としても話題を集めたほどで、読み物としてそこそこ面白いとしても、人物がことごとく政治家的、と同時に中小企業のオヤジ的。同族経営の。そう考えると自民党というのは中小企業や町内会、一族郎党の内ゲバを娯楽として提供することによって常にシステムの制御権を確保できているような存在なのかも。
横道誠/レトロな世界に分け入る/教育評論社2025
ナダル「思い出しました。劇場穴だらけですわ」
ロンドンハーツのベテラン芸人座談企画で、有吉弘行が「業界にも私生活でも友達がいない。広島に帰省しても実家に寄って街を一人でぶらついてすぐ帰る。旅行に誘うのはお笑いの後輩」と語っていた。ナダルがすぐバレるウソをつくのは、市民社会の常識に従って生きている裏返しでもあり、本来はマジメな愛されキャラであるナダルのようなタイプと対照的に、いじる・責める側の有吉は制度の一部であろうとして「踏み越えてしまった人々」なのだろう。
それは編集部の意向で『ナニワ金融道』に変更させられた原タイトル。主人公・灰原のビルドゥングスロマンでもある同作品に対し、闇金ウシジマくんは冒頭から丑嶋社長はやがて殺されることが暗示され、ずっと同じテーマをバリエーションで繰り返す。カイジ、特にスピンオフ作品は地下労働そのものの是非は問わず、内部で遊ぶ。
本書は、何度も各種コレクションのマイブームを経てきた著者が、チープな骨董、古い漫画やエフェメラ(チラシ・手紙・マッチ箱のような紙モノ)を専門に扱う3人の店主に取材した、趣味性の強い一冊。であると同時に、この文章力で京大大学院の博士号? 博識であっても自分の思想を打ち立てる気概も総合力もない、内部で遊ぶだけの読み捨て本と感じさせる、あらゆる商業メディアや大学が志望者に「踏み越えるよう迫る」ことでようやく維持できている世知辛さを��認識。
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2025年05月03日 18時00分 文明に社会的不平等は付き物ではなく格差は政治的選択の結果に過ぎないと「家のサイズ」を調べた研究で示される 現代では貧富の格差が広がっていることが懸念されていますが、「社会というものが存在する以上、不平等は避けられないことなのだろう」とあきらめてしまっている人もいるかもしれません。ところが、過去1万年間に存在した世界各地の1000以上の集落を対象とした研究では、「社会的不平等は必ずしも文明に付き物というわけではない」ことが示唆されています。 Assessing grand narratives of economic inequality across time | PNAS https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2400698121 Did every civilization have inequality? New 10,000-year study reveals a surprising answer. | Live Science https://www.livescience.com/archaeology/inequality-isnt-new-but-its-far-from-inevitable-10-000-year-archeological-study-reveals 長らく、「人間社会は不平等に魅力を感じており、社会は自然と不平等なものになっていく」という主張がされてきました。実際、過去の文明における社会的不平等の痕跡は、エジプトのファラオの豪華な墓や、忘れ去られた宝物庫、子どもをいけにえにする儀式など世界各地でみられます。 また、「農耕民族と比較して狩猟採集民族は社会的不平等が少ない」という説もあります。この点については、実際に農業や家畜の導入によって富の不平等が激化する傾向がみられるものの、狩猟採集民族でも顕著な富の不平等が生じることがあるそうです。 国際的な考古学研究チームは、「不平等の世界的ダイナミクス(GINI)プロジェクト」の一環として、社会における長期的な不平等について調べるため、さまざまな考古学データセット全体で記録されている「家の面積」という単純な尺度を使用して、これまでに存在した数多くの社会におけるジニ係数を算出しました。 ジニ係数は社会階級間における貧富の格差を示すためによく使われており、「0」から「1」までの数値で格差を表します。「0」は誰もが同じだけの富を持っているまったく格差のない世界、「1」が1人の個人がすべてを所有する完全に不平等な世界であり、世界銀行によるとアメリカのジニ係数は「0.41」、ノルウェーのジニ係数は「0.28」、日本のジニ係数は「0.33」となっています。 今回の研究では、アメリカ大陸やヨーロッパ、アジアで約1万2000年前の更新世末期から15世紀までの間に建設された、合計1000の集落にある約5万軒の家屋が用いられました。これらの集落における家のサイズの変動性を富の大まかな代用にして、考古学者らは各社会のジニ係数を算出。それに続き、各社会の政治的複雑さとジニ係数を比較する統計分析を実施しました。 分析の結果、研究チームは「歴史的な不平等はどこでも同じように発生するわけではなく、人口の増加と政治の複雑化に伴って自然に増加するわけでもない」と結論付けました。社会的不平等は自然なものというよりもむしろ、「社会が富をどのように分配するかの選択」によって生じていたとのことです。 そして、多くの社会では富を再分配したり、富の過集中を防いだりする税制や法律が採用される傾向がみられました。たとえば古代アテネでは、裕福な個人が公共事業や特定の祭りに資金を提供することが期待されていました。また、多くの社会では死者が持っていた富が再分配されたり、亡くなった人の借金が帳消しにされたりしていたとのこと。 論文の共著者であり、シカゴのフィールド自然史博物館で学芸員を務めるゲイリー・ファインマン氏は、今回の研究結果は自分にとって意外なものではないとコメント。その上で、多くの集落や社会にみられる傾向を経時的に文書化できたことは喜ばしく、今後は「不平等は避けられない」「不平等は自然なこと」といったイデオロギーが浮上しないことを願うと主張しました。 この記事のタイトルとURLをコピーする ・関連記事 都市は大きくなるほど不平等が拡大し「住民の収入より住居費の方が上昇スピードが速い」状態になることが判明 - GIGAZINE 人は「格差が解消されると自分は損をする」と誤解することが判明、絶対的な豊かさより人と比べて裕福なことを重視 - GIGAZINE 不平等は「暴力」によって解消される - GIGAZINE 約2000年前のローマ帝国による支配が現代人の幸福や性格に影響を及ぼしていることが判明 - GIGAZINE 過去5000年の歴史から分かる「2020年代の人類を襲う悪い出来事」とは? - GIGAZINE この世界は破滅に向かっているのか? - GIGAZINE なぜ世界の発展のために途上国への支援が必要なのか? - GIGAZINE 経済発展には「競争」と「平等」のバランスこそが大切だと考えた世界の事例 - GIGAZINE ・関連コンテンツ 「神の罰」を信じる宗教は人口が急激に増加した後に登場していることが明らかに アマゾン奥地でこれまで知られていなかった「古代都市」の遺跡を上空からのLIDAR調査で発見 気候変動による経済的打撃は2049年までに全世界で年間約6000兆円に達する可能性 2050年の平均気温が世界の主要都市で軒並み急上昇すると専門家が発表 うつ病患者の大多数が必要最低限の治療すら受けていないとの研究結果 スライスしたハムを1日2枚食べると2型糖尿病のリスクが約15%上昇するという研究結果 野生のヤマネコをイエネコに変えた遺伝子とは? 食料品の価格が地球温暖化のせいで年間3.2%も上昇してしまう可能性があると判明
文明に社会的不平等は付き物ではなく格差は政治的選択の結果に過ぎないと「家のサイズ」を調べた研究で示される - GIGAZINE
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TEDにて
ローレンス・ハースト:人類の進化のスピードは速くなっているのか、遅くなっているのか
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
過去3千年間で、多くの集団が現地の環境に適応するために遺伝的に進化してきました。
シベリアと北極圏の高緯度地域の人々は、極寒で生き残るため独自の適応をしてきました。バジャウ族は水中に70メートル潜り、ほぼ15分間とどまることができます。
ローレンス・ハーストが、他の最近の変化には何があるのか、そして科学技術の革新は私たちの進化に影響を与えるのかを探ります。
講師:ローレンス・ハースト 監督:フィリップ・ピアジェとリッケ・プラネタ *このビデオの教材: https://ed.ted.com/lessons/is-human-evolution-speeding-up-or-slowing-down-laurence-hurst
チベット高原は、海抜約4,500メートルのところにあり酸素含有量は平地のわずか60%に過ぎません。
旅行客や移住者が高山病と闘う一方で土着のチベット人は、駆けるように山を登ります。トレーニングや練習によってこの能力を得たのではなく、いくつかの遺伝子が変異した結果、限られた酸素を最大限に活用できるようになったのです。
遺伝子変異による違いは、誕生時から明らかでチベット人の赤ん坊は、平均して出生時体重がより重く血中酸素飽和度がより高く、この環境で生まれた他の種族の赤ん坊より生き残る可能性が��るかに高いです。
これらの遺伝的変化は、推定によると過去3千年ぐらいにわたる進化で現在も進行中です。
長い期間だと思うかもしれませんが、人類の進化の中で最も速い適応になるでしょう。
人類の進化が終わっていないことは確かです。
では最近の変化では他に何があるでしょう?
技術や科学の革新は、私たちの進化に影響を与えるでしょうか?
過去数千年で多くの集団が現地の環境に適応するために遺伝的に進化してきました。シベリアと北極圏の高緯度地域の人々は、極寒で生き残るため独自の適応をしてきました。
彼らは凍傷にかかりにくく他の種族よりはるかに長い間、氷点下の気温で手を使い続けられます。体の熱生産量を増すためにより高い新陳代謝率をもつ者が生き残ってきたためです。
さらに南の東南アジアのバジャウ族は、水中に70メートル潜り、ほぼ15分間とどまることができます。
海で狩猟する遊牧民として何千年も暮らしてきた間に遺伝的に酸素貯蔵庫として機能する並外れて大きな脾臓を持つようになり、水中により長く、とどまれるようになりました。これは深海へ潜水するアザラシと同様の適応です。
それに比べれば、面白くないですが、牛乳を飲む能力もまた別のそのような適応といえます。すべての哺乳類は赤ん坊として母乳を飲むことができますが、離乳後は、母乳の消化を可能にする遺伝子のスイッチを「オフ」にします。
しかし、サハラ砂漠以南のアフリカ、中東および北西ヨーロッパのコミュニティでは、乳を搾る目的で牛を飼育していたところ過去7~、8千年にわたり遺伝子スイッチが「オフ」になるのを防ぐ遺伝子変異体が急速に増加してきました。
少なくともヨーロッパでは、牛乳は人間にカルシウムを供給してきたのかもしれません。これはビタミンDの体内生産補助のためで彼らが北に移動したことにより、ビタミンDの通常の供給源である日光に当たる機会が減少したからです。
必ずしも明らかな方法でとは限りませんが、これらすべての変化は人々が生殖年齢まで生き残るチャンスを高めます。
これこそが、自然淘汰という進化の背後にある力を推進しているのです。現代医学は、これら自然淘汰を進める力の多くを淘汰されるはずの命を生かすことで退けます。
時には、遺伝子が感染症と一緒になって宿主を殺すところを医学が救うのです。
社会システムによって、抗生物質、ワクチン、きれいな水とよい公衆衛生状態等のすべてが、私たちの遺伝子の違いの重要性を低くします。
同様に、私たちの小児癌の治療能力や炎症を起こした虫垂の切除やそして、命に関わる妊婦特有の病気にかかった母親の出産。それらすべてがより多くの人々を生殖年齢まで生き延びさせ自然淘汰の流れを遮る傾向があります。
しかし、たとえ地球上のすべての人が、現代医学の恩恵を受けたとしても人類の進化が終わるという意味ではありません。
進化には自然淘汰に加えて他の側面もあるからです。
マイケル・サンデルの「なぜ、株式市場に市民生活を託すべきではないのか?」にも言われるように・・・
社会システム内の低収入者庶民に対する人工的なクソ株式市場の競争原理(自然淘汰)を押し付ける悪徳法人にも同様なことが言えます。
社会システム内の低収入者庶民に対する人工的なクソ株式市場の競争原理(自然淘汰)を押し付ける悪徳法人にも同様なことが言えます。
社会システム内の低収入者庶民に対する人工的なクソ株式市場の競争原理(自然淘汰)を押し付ける悪徳法人にも同様なことが言えます。
現代医学の力は遺伝子変異体を自然淘汰によってふるい落とされる対象から「遺伝的浮動」と呼ばれる対象にします。
「遺伝的浮動」では、遺伝子の差異は母集団内でランダムに変化します。現代医学は、実際、遺伝子レベルにおける多様性を高めるのかもしれません!!
医学の介入で有害な突然変異が、宿主を殺さなくなり排除されないからです!!
しかし、この遺伝子の多様性は必ずしも「表現型」。
つまり、観察可能な人々の間の相違として表れるとは限りません。
研究者たちは、遺伝的適応が特定の環境下で非常に速く起きる可能性があるかどうか調べています。遺伝子そのものは変化しませんが「エピジェネティック修飾」という特定の遺伝子の発現。および、その発現時期によりもたらされる適応です。
これらの変化は、一生の間に生じる可能性があり子孫に受け継がれる可能性すらありますが、これまでのところ研究者たちは、エピジェネティック修飾が本当に何世代にもわたり持続可能かどうか。
および、母集団の中の永続的な変化につながるかどうかで対立しています。人類の進化には他にも寄与しているものがあるかもしれません。
現代医学と科学技術は、人類史上ではごく最近のもので自然淘汰による最もスピードの速い。
直近の変化と比べても新しいのです。
ですから、現在がどのように私たちの未来を形作るかは、時が経たないと分かりません。
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象です。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービスの価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合��は、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
続いて、トリクルダウンと新自由主義
インターネットの情報爆発により隠れていた価値観も言葉となり爆発していくことになった。
しかし、法定通貨の方が、その価値、概念に対する通貨量拡大として価格で応じることができず、圧倒的に通貨量が足りない状況が生まれていたのが、2010年代の問題点のひとつでした。
リーマンショックの後に、新自由主義が誤りであることが、ピケティやサンデルによって指摘され、当時のFRBバーナンキ議長が、通貨供給量を大幅に増やした対策により、ベースマネーの金融、銀行間の相互不信を解消して収束した。
それでも、まだ足りないが、適正水準に収まったことで、さらに価値も増幅され、マネーストックの財政政策から再分配、事前分配を大規模に行い、さらなる通貨供給量が重要となっている現在の日本国内。
例えば
Googleがしようとしてた事は、まだ新産業として、基礎研究から発展できない機械学習の先端の成果をすべて持ち込んだ社会実験に近いこと。
シュンペーターの��造的破壊は、一定数の創造の基礎を蓄積後に、未来を高密度なアイデアで練り上げてから破壊をするのが本質です。
こうして、憎しみの連鎖や混乱を最小限にする。
アルビン・トフラーの言うように、法人と行政府とのスピードの違いが縮まらないのは、���造上の違いであって、それを補うためにプラスサムな連携するということが、必要になってくることを説いています。
三権分立が、規制のないGAFAMを非政府部門としてMMT(現代貨幣理論)からプラスサムに連携したらどこで均衡するのか?という社会実験も兼ねています。
このような前提で、あらゆるインターネット企業が、創業時、貢献するためコンセプトの中心であったものが、今では、悪性に変質して違う目的に成り下がっています。
再分配、事前分配の強化がスッポリ抜けてる欠点があり、ここに明かしたくないイノベーションの余地があります!!
2021年には、新自由主義のような弱肉強食では自然とトリクルダウンは生じないことは明らかになる。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
再分配や事前分配をケムにまく「金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない」「価値を生み出している人を罰するつもりがないのであれば税に差をつけないほうがいい」(サッチャー)
とあるが、新自由主義は誤りで、ピケティやサンデルによると違うみたいだ。
2024年のノーベル経済学賞でも指摘しているように・・・
国家システムが繁栄するかどうかは、幅広い政治参加や経済的な自由に根ざす「包括的な制度(ポジティブサム)」の有無にかかっているとデータでゲーム理論から実証した。
欧州諸国などによる植民地支配の時代のデータを幅広く分析し、支配層が一般住民から搾取する「収奪型社会(ゼロサム)」では経済成長は長く続かない(収穫遁減に陥る?)
一方、政治や経済面での自由や法の支配を確立した「再分配や事前分配を同時に行う包括型社会(ポジティブサム)」なら長期の成長を促すと理論的に解明した(乗数効果とは異なる経路の収穫遁増がテクノロジー分野とシナジーしていく?)
「再分配や事前分配を同時に行う包括型社会(ポジティブサム)」は、日本の高度経済成長時代のジャパンミラクルが、一度、先取りして体現しています。
2020年代からはもう一度、ジャパンミラクルが日本で起こせる環境に入っています。安倍総理が土台、管、岸田総理が���分配や事前分配の包括型社会(ポジティブサム)の土台を形成しつつあります。
日本の古代の歴史視点から見ると・・・
安土桃山から江戸幕府初期の農民出身徳川家康が国際貿易を促進しつつ再分配や事前分配の包括型社会(ポジティブサム)を形成してます。
その後、大航海時代の覇権争いを避けるため数代かけて���収奪型社会(ゼロサム)」になってしまい、綱吉の頃には基本的人権の概念も希薄になり選挙もないため
低収入者の農民から商人も収奪していきます。
江戸幕府末期まで数度改革をしましたが、ノーベル経済学賞の人達によると包括型社会(ポジティブサム)に転換しずらい
結局、薩摩と長州が徳川家康式の国際貿易のイノベーションを復活させるも(水戸藩の文献から)国民主権の憲法や選挙がないため
明治維新を起こすしかなく、第二次大戦で原爆が投下されるまで軍備拡大して資源が枯渇します。
国家システムの独裁から法人や個人の優越的地位の乱用にすり替わるため、財産権や特許権などを含めた低収入者の基本的人権を尊重することで独占禁止法の強化も必要になっていくことも同時に示しています。
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エピソード1Episode1 - オリンピックとパワー(Olympics and Power)について(パワーか、フォースか―人間のレベルを測る科学 - Amazon)
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む Ⅲ
花鳥誌2024年3月号より転載

日本文学研究者
井上 泰至
4 山人のかきね傳ひやさくら狩
『年代順虚子俳句全集 第二巻』明治三十九年の項に「四月中の作句と覚ゆるもの」とある中の一句。『ホトトギス』には同年七月号に載る。「さくら狩」は和歌以来の言葉で、いささか俗な「花見」に比べて、雅趣のある言葉だ。「鷹狩」同様、花を求めて歩く意がある。筵を敷いて眺める「花見」が「静」だとすれば、「さくら狩」は能動的な含意を持つ。星野立子はこう解釈する。
桜を見に山に分け入りました。桜の名勝地吉野とか鞍馬でしょうか。山道を辿っていると百姓家か、由ある人の住居か、ある家の垣根が長く続いているあたりに出ました。どのような人が住んでいることかと思いながら通り過ぎました。桜狩というのですから花を見る目的で山路を歩いているのでありましょう。その山人の垣根づたいも一再ならずあったかも知れません。兎に角、山に住んでいる人の家の垣根づたいを過ぎ去ってなお奥の方へ分け入りつつある時の情景であります。
散在する山間の桜なればこその「狩」である。そして、立子がほのめかすように、「山人」という言い方に一種の軽い「謎」があって、家の主人をあれこれ想像する気分も受け取れる。
謡曲の世界を背景に見ようとする向き(清崎敏郎「研究座談会」)があるのは、脇が桜を訪ね、桜にちなんだ精霊のシテが山人の仮の姿で現れるような能を想定したのであろうが、そのような曲はない。「狩」の言葉の持つ雅趣が、そういう踏み込んだ解釈を提示させる事情は理解できる。
中七の「垣根づたひや」という言い回しには、軽い浮かれた感じがあり、そこに山間に「一花所望」とばかり、花を求めて逍遥する気分の楽しさを感じ取ればよい。句全体もア行音が繰り返され、リズムがいい。
なお、1番「美しき人や蚕飼の玉襷」は他者を詠んだ「他」の句。2番「山寺の宝物見るや花の雨」は自分を詠んだ「自」の句。3番「芳草や黒き烏も濃紫」は、「他」、そしてこの句は「自」ということで、虚子は意識して配したか。自他の区別は虚子が親しんだ連句の発想である。四句「や」が入った句が続いた。
5 春風や闘志抱きて丘に佇つ
大正二年二月十一日、三田俳句会で発表されたものである。この句会は岡本癖三酔(廉太郎)が起こしたもの。『ホトトギス』には同年三月号に載る。『贈答句集』の前書には、「大正二年・俳句に復活す」とあって、小説に転じていた虚子のいわゆる「俳壇復帰」を象徴する句として位置付けられてきたが、実態は、陰影に富んでいる。
虚子が遠ざかっている間、河東碧梧桐の活動は旺盛で、俳句の流れは碧梧桐によって、古典的世界を離れ、詰屈な文体に新奇の題材を衒った新傾向俳句が流行していた。周囲からも、当時隆盛の自然主義の影響もあって、俳句はいずれ季題中心の世界から離れると考えられていた。虚子は、当時「負け組」と捉えられていたのである(拙稿「明治末年の俳諧史―池田常太郎『日本俳諧史』をめぐって」『連歌俳諧研究』一三三号)。
しかし実際は、大方の予想に反して虚子が平明にして余韻ある俳句、古典文芸としての俳句を主張し実践することで、後の『ホトトギス』王国を築くに至ったということになる。その時の虚子の戦略は、日露戦争後の不況と青年の「煩悶」を前提に、村上鬼城・飯田蛇笏・原石鼎ら不遇の若者の主観的俳句を拾い上げるとともに、地方の中間層を開拓して俳句の大衆化に向かうという二つの路線を用意していたようだ。作家の発掘と俳句愛好者の「市場」開拓という双方を兼ねる複眼が、虚子の戦略であった、ということになる(拙著『近代俳句の誕生』「Ⅳ 大虚子への道程」)。
掲句へ戻ろう。強くとも、駘蕩たる春風から湧いてくる「闘志」とは、単純な情熱ではないだろう。争いを好まなかったように見���るが、虚子に「比類のない勝負師の魂」を見て取ったのは山本健吉(「俳人虚子」『俳句』昭和三十四年五月)だった。勝ち負けは、彼の脳裏に常にあり、彼に盾ついた者は、たいてい最後に敗れ去り、虚子は黙殺による勝利を、常に収めている。だが、そのような意識は、ほとんど表面に現したことがないのは、自制力が強かったからだ、とも言っている。
後に赤星水竹居の『虚子俳話録』(昭和二十四年)で、虚子はこうも振り返っている。
私は自分の事は結局自分で解決せねばならぬと、いつも考えています。病気の時なんか苦痛をこらえながら、いっそう深くそんな事を感じます。
俳壇復帰の直前、腸を病んで長期にわたり臥せっていたから、この句の成立に関連しては、考えておくべき問題である。こうした我慢強さが、何に由来するかと言えば、健吉の見るところ、それは自身を恃む気持ちの強さによる、ということなのである。
水竹居も健吉も、この粘りと寡黙と忍耐強さを徳川家康のようだと比定している。
なお、掲句と一対の次の句は、隆々とした力強い太い筆勢。特に「春」と「闘」は、力感に溢れ、一句の眼目となっている。
『虚子百句』より虚子揮毫
1 美しき人や蚕飼の玉襷
2 山寺の宝物見るや花の雨
3 芳草や黒き烏も濃紫
4 山人のかきね傳ひやさくら狩
5 春風や闘志抱きて丘に佇つ
6 葛城の神臠はせ青き踏む
国立国会図書館デジタルコレクションより
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井上 泰至(いのうえ・やすし) 1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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映画『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』と『インディー・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』
U-Nextでスティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演の『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)と『インディー・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』(2008)を見ました。
シリーズの新作『インディー・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)が公開されるからです。
私はスピルバーグにあまり興味はありません。『ジョーズ』(1975)も『未知との遭遇』(1977)も『E. T.』(1982)も子どもだましに見えてしまいました。だから『ジュラシックパーク』(1993)シリーズも『シンドラーのリスト』(1993)も見ていません。
私はハリソン・フォードにもあまり興味はありません。私はそもそも『スター・ウォーズ』には全く興味がないし、『ブレード・ランナー』(1982)も人が言うほどいい映画だとは思えません。
でも、インディー・ジョーンズ・シリーズの第1作『レイダース/失われたアーク』(1981)と第2作『インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説』は面白かったように思います。
それに新作では年老いたインディーが活躍するわけですよね。私は年寄りですし、年寄りが活躍する物語が好きですし、現在年寄りが主人公の芝居を執筆中です。なら見に行くしかないということで、その「予習」と��て見ていなかった第3作と第4作を見たわけですが……
つ、つまらん。
まさかこんなにつまらないとは思いませんでした。
『最後の聖戦』ではイエス・キリストが磔刑になった際その血を受けたという盃「聖杯」を、「クリスタルスカルの王国』では人間が作ったとは思えない不思議な物体オーパーツの一つクリスタルスカル(水晶でできた頭蓋骨)をめぐってインディーが冒険するわけですが、パターンは同じーーインディーは敵(『最後の聖戦』ではナチス、『クリスタルスカルの王国』ではKGB)を出し抜いたり出し抜かれたり、捕まったり逃げ出したりする。敵はインディーより先に宝物を手にするが、呪いか何かに触れて死んでしまう。途中裏切り者も出るけれど、裏切り者は強欲さゆえに自滅する形で死んでいくーーというもの。
しかも、『最後の聖戦』ではインディーとその父親(演じるはショーン・コネリー)の関係が描かれ、『クリスタルスカルの王国』ではインディーとその息子の関係が描かれているーーそりゃあ私は父と息子の物語が好きですよ。でも、これじゃあ同じ映画を二回見せられている気になってしまいます。
インディーと父親の関係が良好というには程遠いものだったのはわかります。でも、父親が危機に陥っていると聞くと放ってはおけないというのも、一緒に戦ううちに二人の間に絆ができるというのもわかります。でも、もうちょっとうまく見せてくれないかなあ……
例えば、『最後の聖戦』のプロローグでは、少年時代のインディーが偶然、盗掘をしている男たちを発見します。義憤に駆られたインディー少年は彼らから宝物を奪って家に帰ってきます。彼が父親に話をしようとすると、父親は「そんなに慌てるな。20まで数えろ」と言い、「ギリシャ語でな」と付け加えます。
なるほど! このセリフ、きっと後でどこかで出てくるんだろうなと私は思って見ていました。それが「細部の照応」というものです。
でも、出てきません。なぜ出さないんだ。そこは出すところだろ、スティーヴン。
『クリスタルスカルの王国』ではすでに現役を引退していたショーン・コネリーが出演を辞退したために、インティーの父親は出てきません。亡くなっていることになっています。
プロローグではインディーはKGBに拉致されてネバダの核兵器の試験場に連れて行かれます。なんとかKGBから逃れたインディーは街に逃げ込みますが、誰もいません。そこは核兵器の実験用に作られた人工の街だったのです。実験の時刻は刻々と迫っています。もう逃げられないと思ったインディーは、冷蔵庫の中に入って難を逃れます。
うーん、一応冷蔵庫は鉛張りだったという説明がありますが、そんなことで助かるものでしょうか。こういう物語ですから荒唐無稽なのは構わないのですが、ちょっと核兵器というものを舐めすぎじゃないですか。
その後インディーは共産主義者の疑いを持たれ大学を無期限休養させられる羽目になります。時は1957年で例の「赤狩り」の真っ最中というわけですが、それについても深く掘り下げることはなく、ある青年がペルーにいる母親から助けを求める手紙が来たと言って来たのに応じて、一緒にペルーへと旅立ちます。
この段階ではインディーは知りませんが、青年の母親はインディーの元カノーー第1作『レイダース/失われたアーク』のヒロイン・マリオンで、青年はインディーの息子だということ、マリオンはインディーと別れた後で妊娠を知り、出産後にコリン・ウィリアムズという男と結婚したということがのちに明らかになります。
インディーと青年は、クリスタルスカルの謎を知ったがために精神に異常をきたした教授と、教授と行動を共にしていたマリオンを救い、なんとか謎の神殿に辿り着き、KGBの女ボス(演じるはなんとケイト・ブランシェット)は死に、裏切り者は強欲さゆえに自滅し、最後はインディーとマリオンが結婚してハッピーエンドになるわけですが、えーっと、マリオンの夫であるコリン・ウィリアムズなる男は一体どうなったんですか。
死んだとか、離婚したとかいうセリフがありましたっけ? 私が聞き逃しただけ? まあそれなら私が悪いんですが……
『インディー・ジョーンズ』シリーズは、昔風の冒険活劇を現代の技術で再現し、そこにユーモアを加えた映画だと思うのですが、私は楽しめませんでした。
アクションシーンは大したものです。でも、主人公が勝つに決まっている戦いを長々と見せられてもなあ……と思ってしまいましたし、笑えるところもほとんどありませんでした。
わずかに笑えたのは、『最後の聖戦』でインディーが協力者だと思い、いい感じになってベッドを共にした女性学者に裏切られ、父親と一緒に縛られている場面です。父親が「あの女がスパイだということはわかっていた」と言うので、インディーが「なぜ?」と尋ねると、父親が「寝言でそう言ってたから」と答えるのです(ギャグを説明するのは野暮ですが、父親はその女性スパイと寝ていたということですね)。
あ、あと、敵に捕まったインディーがトルコかどこかにいるはずの仲間のブロディー教授について「あいつは語学堪能でどこにでも溶け込める才能を持っているから、絶対に見つからない」と敵に啖呵を切った直後に、ブロディーが言葉の通じない異国の村で困り切っているシーンが映るのも面白かったかな。
また、ドイツの飛行船に乗ったインディーがクルーに変装し、彼を追いかけてきたSSに「チケットはお持ちですか?」と尋ね、隙をついて相手を窓から下に放り投げ、他の乗客がびっくりしているので、「あいつはチケットを持っていなかったので」と言い訳をすると、乗客たちが一斉にチケットを出すシーンは大笑いしました。
あれ? 全部『最後の聖戦』のシーンです。ということは、『最後の聖戦』はまだマシ、『クリスタルスカルの王国』は全然ダメということなのかな。
第1作、第2作もいま改めて見てみるとつまらないのでしょうか。だとしたら、ちょっとがっかりです。
いずれにせよ新作『インディー・ジョーンズと運命のダイヤル』は、もう見にいかなくてもいいやという気持ちです。
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ダ-ティ・松本 不健全マンガ家歴30年[-α]史 ●はじめに この文章は同人誌「FUCK OFF!7」において書かれたものをベースにして逐次増補改定を加えていき、いずれ歴史の証言として、[というほど大袈裟なものでは無いが…]一冊の本にまとめ��いという意図のもと、近年どんどん脳が劣化していくダ-松の覚え書きとしても使用の予定。事実関係は間違いに気付き次第 訂正。同人誌発表時のものも今回自粛配慮して、実名、エピソード等を削除した箇所有り。有り難い事に某出版社よりすでに出版打診があったがまだまだその時期ではない、マンガを描く事が苦痛になったら活字の方も気分転換にいいかも…。 /*マークは今後書き加える予定のメモと心得たし。 ●前史/修行時代・1970 さいとうプロの短くて濃い日々…… 1968年に上京。数カ月後東京は戦場に。熱い季節の始まりだった。 2年後親元を飛び出し友人のアパートに転がり込む。場所は渋谷から井の頭線で駒場東大駅下車、徒歩5分。地図で見ると現在の駒場公園あたり。昼間でも裸電球を付けなければ真っ暗という馬小屋のような部屋。数メートル先には当時の建設大臣の豪邸が…。前を通りかかるだびに警備のおまわりがじろり。 いつまでも友人に迷惑もかけられないのでとりあえずアシスタントでも…と手元にあったマンガ誌をひっくり返し募集を探す。幸いさいとうプロと横山まさみち氏のところでアシ募集があり両方応募。どっちか一つ通れば…と思っていたら何と両方受かってしまい、双方に条件を聞く。当時高円寺 のアパート、風呂無し4畳半の部屋で相場12000円の時代。前者一ケ月の給料10000円、後者20000円との事。給料の方がボロアパートの家賃より安いとは…!どう考えても前者は食う方法がないと判断し、後者さいとうプロへ入社。 ここに居たのはたったの半年に過ぎないけれど今思えばこれだけで本が一冊描ける位の濃い半年だった。しかしこのあと2X年分も書かねばならないことを思えば今回はいくつかのエピソードを書くだけに留めよう。 ダー松が入った時は小池一夫氏[クビ?]、神田たけ志氏や神江里見氏、きしもとのり氏[現・松文館社長]等と入れ替わりの時で、きし氏の女遊びの凄さと神江氏の絵のうまさは伝説になっていた。現在「亀有」「ゴルゴ」が歴代単行本の巻数の多いベスト1、2位だが[ともに100巻を越えた]、3位は神江氏の「弐十手物語」[70巻以上]だという事は知ってる人は少ないだろう。 当時の制作部は、さいとうたかを[以下ゴリ]をトッ��に石川班[ゴルゴ13、影狩り]、甲良班[バロム1]、竹本班[シュガー、どぶ等]の3つに分かれ、それぞれのキャ��プにサブ・チーフが一人づついて、ヒラが2~6人いるというシステムで総16名。独立し現在も活躍中の叶精作、小山ゆう、やまさき拓味の3名がそれぞれの班のサブ・チーフ。ダー松は石川班で左右1メートル以内に叶氏とゴリにはさまれ、のんびり出来ない状態で、はなはだ窮屈。叶氏はほとんどマンガ家になりたいとも思った事のなかった人で、設計事務所みたいなところで図面を引いていた人がなぜマンガプロダクションに来たのか不思議だった。格別マンガ好きというわけでもなかったせいか現在まで全ての作品が原作もので、オリジナルは一本もないのはそのせい?祭りなどの人がうじゃうじゃ出てくる群集場面が得意。 やまさき氏は大の競馬好き、現在競馬マンガを多く描くのは当時からの趣味が生きたというべきか。もう一つの趣味である風俗についてはここでは書くのは差し控えよう。小山氏は後日ここの事務の女性と結婚するが、当時はつき合っているとは誰も知らず、スタッフの一人がやめる時その女性に交際を申し込んだら、茶店に呼び出されて小山氏からと凄まれたと聞いたが嘘か本当かは不明。 ここでの生活は新入り[ダー松を含めて3名]は朝の9時前に会社に行き、タイムカードを押し、前日のごみをひとまとめして外に出し、トイレ掃除をして、16人分のお茶を2Fで入れて制作部のある3Fへの狭い階段をふらふら昇り、机ごとに置いて歩き、終れば、一息ついて買っておいたパンと牛乳を3分で食べて、やっとそれから仕事。しかし新入りの3名の内1人折茂は常に遅刻なのでいつも佐藤と2人でやっていた。佐藤も遅れる時はダー松1人で。辞めてから10年位、16人分のお茶を持って階段をふらふら歩きお盆をひっくり返す夢をよく見たものだが、実際ひっくり返したのは折茂と佐藤の2人で、よく茶碗を割っていた。 たまには夕方6時には帰れるが、普通は夜10時までで、アパートに帰って銭湯に行けばもう明日にそなえて寝る時刻、このくり返しの日々。週1日は徹夜で明け方に帰り、その時は当日の昼12時出勤。休日は日曜日のみで忙しい時はそれも取り消し。つまり休みは月3日。[これで給料2万円!]そんな日々の繰り返し。 夕方までは皆和気あいあいと仕事していたが、ゴリが夕方6時頃に「おはようさん」と現れると、全員無駄口がたたけなくなり、仕事場はシーンと静まり返り、以下その日が終わるまでは疲れる時間が���だひたすら流れるのみ。 当時石川班は「ゴルゴ13」と「影狩り」を描いていたがゴリは主人公の顔と擬音のみ。マジックで最後に入れる擬音はさすがに入れる位置がうまいと感心。ゴルゴの顔はアルバムに大小取り混ぜてコピーがとってあり、忙しい時は叶氏がピンセットで身体に合わせて「これが合うかな~」といった感じで貼り付けていた。 その頃すでに「ゴルゴ」は近々終わると噂されていたが、現在もまだ続いているとは感嘆ものだ。 ゴリと石川氏が「ゴルゴ」の最終回の終わり方を話しているのを聞いたら、何ともつまらない終わり方。しかしあれから20年以上も経つ事だし、きっともっといい終わり方を考えてあるだろうなと思っていたら、先日TVで本人が最初から考えてある終わり方だと言うのを聞き、がっくり。企業秘密だろうから書かないが、作品の最初の方に伏線が数度出ているのでわかる人にはすぐわかる筈。 辞めた小池一夫氏とさいとうプロに何があったかは知らないが、漏れ聞く話では結構もめ事があったみたいだ。 「子連れ狼」で「ゴルゴ13」と同じ設定の回があった時、「小池のガキャー訴えたるー!」とゴリが吠えていたものだが、結局たち消え。さいとうプロ作品で脚本を書いた本人が辞めた後、他の作品で同趣向の作品を書いても著作権は脚本を書いた原作者のものだと思うがどんなものだろう。その回のタイトルは忘れたが、ある場所に居合わせた人々が武器を持った集団の人質となり、その中に素人だと思われていた主人公、実は殺しのプロフェッショナルがいて、次々とその集団を殺していく、といったプロットで、ミッキー・スピレーンの短編に同じような作品があり、本当に訴えていたら恥をかいたと思うが・・・。 そういえば事務の方には山本又一郎という男がいたが、後年映画プロデューサーとして 「ベル薔薇」や「太陽を盗んだ男」等を創る事になるが、この野郎が生意気な男で当時皆に対して10歳は年上、といった感じの振る舞いだったが後日俺と一つしか年が離れてなかった事を知り、そんな若造だったとは、と皆怒ったものだ。以来奴の事を「マタさん」から「クソマタ」と呼ぶようになる。 さて半年後に先輩たちが積もり積もった不満を爆発させる反乱事件が勃発し、2年は居るつもりでいたここでの生活も、辞めるか残るかの選択を迫られる。残ればさいとうプロの現体制を認める事となるので、ダー松も退社。 しかし反乱グループとは別行動をとって一人だけの肉体労働のアルバイター生活へ突入。超ヘビーな労働の製氷工場、人使いの荒い印刷所、命綱もない高所の足場で働く建設現場等々。トラックの助手をしていた時は運ちゃんが「本宮ひろしって知ってるか?うちの息子の友達でさぁ、昔、おっちゃんメシ食わしてくれーなんて言ってきたもんだが、今は偉くなっちゃってさー、自分のビル建てたらしいよ。赤木圭一郎みたいにいい男なんだ。」とうれしそうに話してくれたが、運ちゃんには悪いがそいつは今も昔も一番嫌いなマンガ家なんだ。あの権力志向はどうにかならんか。天下を取る話ばかりだもんなぁ。 ところで後日、単行本の解説で高取英が「さいとうたかをのヤローぶっ殺してやる!」とダー松が言ったなどと書いているが、小生はそんな危ない事言った覚えはないのでここできっちり訂正しておきます。 「会社に火ィつけてやる!」位は言ったかも・・・[嘘] 。 悪口は言っても別に怨みなど無い。ところでアシスタントとしてのダー松は無遅刻、無欠勤以外は無能なアシだったと反省しきり。理想的なアシスタントとはどんなものか、それはまた別の機会に。 *入社試験はどんな事を? *さいとうプロには当時ほとんどろくな資料は無かった? *ハイジャックの回の飛行機内部の絵は、映画「大空港」を社内カメラマンが映画館で写してきたものをもとに描く。 *当時のトーンは印刷が裏面にしてあり上からカッターでけずったり出来ない。 *トーンの種類は網トーンが数種、それ以外はほんの3、4種類位しかなかった。 *仕事中のB.G.M.はアシの一人が加山雄三ばかりかけるので大ひんしゅく。好評だったのは広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」、初代桂春団次の落語。眠気もふっとぶ位笑えた。 ダ-松が岡林信康の「見る前に跳べ」をかけてるとゴリは「何じゃー!この歌は!」と怒る。名曲「私たちの望むものは」はこの男には理解不能。 ●1 9 7 1 ~ 1 9 7 4 持 ち 込 み & 実 話 雑 誌 時 代 当時は青年劇画誌全盛時代で、もともと望月三起也氏や園田光慶氏のファンで活劇志向が強く、 主にアクションもののマンガを描いて持ち込みに行っていた。今のようにマンガ雑誌が溢れかえって、山のようにマンガ出版社がある時代ではなく、数社廻るともう行くところがない、という状態で大手では「ビッグコミック」があっただけで 「モーニング」も「スピリッツ」も「ヤン・ジャン」も当然まだない。テーマを盛り込んだ作品を持って行くと編集から「君ィ、うちは商売でやっているんだからねぇ」と言われ、アクションに徹した作品を持って行くと「君ぃ、ただおもしろいだけじゃあねぇ」と言われ 「おい、おっさん!どっちなんだ?」とむかつく事多し。この辺の事は山のように書く事があるが、有りすぎるのでパス。 *そのうち書く事にする。 ただ��属バットで頭をカチ割って脳みそをぶちまけてやりたいような奴が何人もいたのは事実。今年[’97]「モーニング」に持ち込みに行って、断られた奴が何万回もいやがらせの電話をかけて逮捕された事件があったが、そのうちトカレフを持って殴り込みに行く奴が出てくるとおもしろい。出版社も武装して大銃撃戦だぁ!などと馬鹿な事書いてどうする!とにかく持ち込みにはいい思い出が何もない。そんな中、数本だけ載った作品は渡哲也の映画「無頼」シリーズの人斬り五郎みたいな主人公がドスで斬り合う現代やくざもの[この頃の渡哲也は最高!]、ドン・シーゲルの「殺人者たち」みたいな二人組の殺し屋を主人公にした『汚れたジャングル』、陽水の「傘がない」が好きだという編集さんの出したテーマで車泥棒とブラックパンサーの闘士とのロード・ムービー風『グッバイ・ブラザー』、拳銃セールスマンを主人公にした『ザ・セールスマン』、等々10本ちょい位。 さてその頃並行してまだエロマンガ専門誌といえるようなものがなかったような時代で、実話雑誌という写真と記事ページからなる雑誌に4~10ページ位を雑誌の味付けとして描かせてもらう。当時、お手本になるようなエロマンガなど皆無で、エロ写真雑誌を古本屋で買ってきてからみのポーズを模写。マンガで裸を描く事はほとんど初めてで、これがなかなか難しいのだがエロシーンを描くのは結構楽しい。当時出版社に原稿持って行き帰りにグラフ誌をどっともらって帰るのが楽しみだった。SM雑誌の写真ページも参考になる。なお当時のペンネームは編集部が適当につけた池田達彦、上高地源太[この名前はいけてます。また使いたい]等。その数年後、逆にマンガが主で記事が味付けというエロマンガ誌が続々と創刊される。 *さいとうプロをやめたあと編集や知人に頼まれて数人のマンガ家の所へ手伝いに行く。秋田書店「漫画ホット」で『ジェノサイド』を連載中の峰岸とおる氏の所へ行き、仕事が終わったあとまだ売れてない頃の榊まさる氏も交え酒を飲む/川崎のぼる大先生のところへ数日だけ/3000円たこ部屋/小山ゆうオリオンププロ *当時のアルバイトは記憶によると時給150~200円位/大日本印刷市ヶ谷駐屯地/坂/ *一食100円/どんなに貧しい漫画家もみかん箱の上で書くやつはいない/TV萩原サムデイ *ろくでなし編集者 ●1 9 7 5 ~ エ ロ マ ン ガ 誌 時 代 に 突 入 実話誌は意外とエロは抑え目で描くように口すっぱく言われていたのだが、以前活劇っぽい作品を描かせてもらってたが���れてしまった出版社にいた児島さんが編集する「漫画ダイナマイト」で打合せも何にもなしに好きに描かせてもらい、ここでエロマンガ家としての才能[?]が開花する。描いてて実に楽しく眠る時間がもったいない位で、人に睡眠時間が必要な事を恨んだ程。出来る事なら一日中休まず描いていたい気分で完全にはまってしまう。 初の連載作品「屠殺人シリーズ」はこの頃から/『漫画ポポ』。中島史雄氏は大学時代にこの作品を見ていたとの事で、トレンチコートにドクター・ペッパー模様のサイレンサーつきマグナム銃で遊戯人・竜崎一也が犯しまくり殺しまくり、サディスト、マゾヒスト、殺人狂、まともな奴が一人も出てこない性と暴力の祭典。ちなみにタイトルページは描かないでいい、との事でどうするのかと思っていたら編集部が中のワンカットを拡大してタイトルページを創り、1ページぶんの原稿料をけちるというせこいやり方だった。けちるといえば、原稿の1/3にCMを入れる際、原稿料を1/3削った会社もあり。 ●1 9 7 6 ~ 後に発禁仲間となる高取英と出逢い、『長編コミック劇場』で「ウルフガイ」みたいのをやろうと、怒りに震えると黒豹に変身してしまう異常体質の主人公を設定し、獣姦のイメージで「性猟鬼」なるエロマンガをスタート!しかしその号で雑誌が潰れる。この路線は今でもいけそうな気がするがどんなものだろう。 この頃の珍品に「快楽痴態公園」がある。タイガースに11-0とワンサイドで打ちまくられ、怒ったジャイアンツファンのおっさんが公園でデート中の女をずこずこに犯りまくり、その間にジャイアンツは9回裏に12-11とゲームをひっくり返してしまうのである!その時のジャイアンツの監督はもちろんミスター長嶋、先発堀内、打者は柴田、土井、高田、王、張本等々がいる。タイガース監督は吉田、ピッチャー江本、キャッチャーフライを落球する田淵、そしてあの川藤もいる。解説は牧野…… ●1 9 7 7 ~ 上記2作品を含む初の単行本「肉の奴隷人形」が久保書店より発行。後にリングスの会場で逢った佐竹雅昭氏はこの本が一番好きとの事だった。 「闇の淫虐師」もこの年スタート。一話完結でバレリーナ、バトンガール等々、毎回いろんな女たちをダッチワイフのごとくいたぶりまくるフェチマンガとして1979年まで続け、単行本は「堕天使女王」「裂かれた花嫁」「エロスの狂宴」「陶酔への誘い」「終りなき闇の宴」の全5巻。ちなみに今年「闇の淫虐師’97」を『コミック・ピクシィ』にて発表。いつか『闇の淫虐師・ベスト選集』でも出したいところ。 [’98に実現、’99には続刊が出る] ●1 9 7 8 ~ 久保書店より第2弾の単行本「狂った微惑人形」。収録作品の「犯された白鳥」は持ち込み時代に描いた初のバレリーナもの。結構気に入っていた作品なのに、後年再録の���、印刷所の掃除のおばさんが捨ててしまい、この世にもはや存在しない不幸な子となる。[’99に宝島スピード・ブックに本より直接スキャンして収録] エロ、グロ、ナンセンスの会心作「恍惚下着専科」を発表。サン出版より同名の単行本発行。また同出版より「コミック・ペット/堕天使画集」として今までの作品を続々単行本化。全10巻位。これは今でも古本屋で流通しているとの事で、まだまだ世間様のお役にたっているらしい。 この年、「堕天使たちの狂宴」を描いていた『漫画エロジェニカ』が発禁処分、来年でもう20年目となる事だし、当時の人たちと集まってその大放談を収録し「発禁20周年特集号」でも創ってみようかと計画中。さて当時の秘話としてもう時効だろうから書いてみるけど、前述の『堕天使画集』に「堕天使たちの狂宴」は収録される事となり、当然修正をガンガン入れて出版されるものと覚悟していたら、米国から帰国後出来上がった本を見ると発禁になった状態のまま再録されている!以下桜木編集長との会話 ダ/いや~、いい度胸してますね。 編/だって修正してあるじゃない。 ダ/その修正状態で発禁になったんですよ 編/・・・・・ ダ/・・・・ 以下どんな会話が続いたのか失念…… それにしてもサドの「悪徳の栄え」の翻訳本は発禁後20年以上して復刻されたけれど、「堕天使たちの狂宴」は半年もしない内に単行本になっていたとはエロ本業界とは何といいかげんな世界!しかし作品そのものは、今見るとリメイクする気にもならないどうという事もない可愛い作品で、結局あれもあの時代の姑息な政治のひとかけらに過ぎなかったのだろう。いい点があるとしたら一つだけ、それまでのエロマンガになかった瞳パッチリの少女マンガ的ヒロインを登場させた事位か。今の美少女エロマンガは本家の少女マンガもかくや!という位眼が大きいが当時としては画期的だったかも。 ●1 9 7 9 ~ この年の「淫花蝶の舞踏」は「堕天使たちの狂宴」よりずっといい/『漫画ソフト』。今年出た「別冊宝島/日本一のマンガを探せ!」でベスト2000のマンガがセレクトされているが、ダー松の作品の中ではこの作品が選ばれている。教師と生徒、二人の女たちが様々な男たちの手によってに次々ともてあそばれ、闇の世界を転々として再び巡り会う時、女たちは蝶と化し水平線の彼方に飛び去り、男たちは殺し合い血の海の中で屍と化す。ダー松作品にはこのように男根が女陰の海に飲み込まれてに負けるパターンが多い。[性狩人、遊戯の森の妖精、美少女���ちの宴、人魚のたわむれ・・等々] この年からスタートの「性狩人たち」シリーズ[劇画悦楽号]はバレエ、バイオレンス、SEXの三要素がうまくからみあい、それぞれが頂点まで達する幸福な神話的作品だ。ここから派生した路線も多く、美少年路線は’83の「聖少女黙示録」へ。身体障害者路線は’80の「遊戯の森の妖精」、’84からの「美姉妹肉煉獄」へと繋がる。’81の最終話「ハルマゲドンの戦い」ではせりふなしで24ページ全てが大殺戮シーンという回もあり、中でも一度やりたかった見開きで銃撃戦の擬音のみという事も実現。こんな事がエロマンガ誌で許される時代だった。ちなみにこの回は[OKコラルの決闘・100周年記念]だが、何の意味もない。単行本は最初サン出版より、その後久保書店より「白鳥の飛翔」「少女飼育篇」「ヘラクレスを撃て!」「眼球愛」「海の女神」の全5刊。現在入手出来るのは後の3刊のみ。[「海の女神」も最近在庫切れ] この年出た「人魚のたわむれ」の表題作は性器に{たこ}を挿入するカットを見た編集長が「・・・[沈黙]・・・頭おかしいんじゃ・・ブツブツ・・気違い・・・ブツブツ・・・」と呆れてつぶやいていたのを記憶している。たこソーニューは今年出た「夜顔武闘伝」で久しぶりに再現。なおこの作品は’83にマンガと実写を噛み合せたビデオの珍品となる。水中スローモーションファックがなかなかよい。 ●1 9 8 0 ~ なぜか「JUNE」の増刊として作品集「美少女たちの宴」がサン出版より出版され、その短編集をもとに脚本化し日活で映画が創られる事となる。[「花の応援団」を当てたこの映画の企画者・成田氏は日活退社後「桜の園」等を創る。]その際、初めて映画撮影所を見学し、せこいセットがスクリーン上ではきちんとした絵になってるのを見て映画のマジックに感心。タイトルはなぜか「性狩人」で、’96にビデオ化された。監督・池田敏春のデビュー第2作となり現在までコンスタントに作品を発表しているが、出来のいい作品も多いのになぜか代表作がない。初期の「人魚伝説」が一番いいか。 この映画に合わせて「美少女たちの宴」を2~3回のつもりで「漫画ラブラブ」で描き出すがどんどん話がふくらみ、おまけに描いてる出版社が潰れたり、雑誌が潰れたりで雑誌を転々とし条例による警告の嵐がきた「漫画大飯店」を経て、「漫画ハンター」誌上で完結したのは’83になる。この作品でクリトリスを手術してペニスのように巨大化させるという人体改造ものを初めて描く。 この年の「遊戯の森の妖精」は身体障害者いじめ鬼畜路線の第2弾!森の中の別荘に乱入したろくでなしの二人組が精薄の少女の両親達を虐殺し、暴行の限りをつくすむちゃくちゃな作品で��雷鳴の中、少女の性器に男達のペニスが2本同時に挿入されるシーンは圧巻!しかしこのとんでもない男達も少女の性のエネルギーに飲み込まれ、朽ち果てていく・・・。 ●1 9 8 1 ~ 美少女マンガ誌のはしり「レモン・ピープル」誌創刊。そこで描いたのが「白鳥の湖」。虚構の世界のヒロインを犯すというコンセプトは、アニメやゲームのヒロインをずこずこにするという今の同人誌のコンセプトと同じかも。バレエ「白鳥の湖」において悪魔に捕われたオデット姫が白鳥の姿に変えられる前に何にもされてない筈がないというモチーフにより生まれたこの作品は、悪魔に男根を植えつけられたヒロインが命じられるままに次々と妖精を犯して歩き悪魔の娘となるまでを描くが、あまり成功したとは言えない。ただ人形サイズの妖精をしゃぶりまくり淫核で犯すアイデアは他に「少女破壊幻想」で一回やっただけなのでそろそろもう一度やってみたいところ。「ダーティ松本の白雪姫」はその逆をいき、犯す方を小さくした作品で7人の小人が白雪姫の性器の中にはいり、しゃぶったり、処女膜を食べたり、と乱暴狼藉![ちなみに両者をでかくしたのが同人誌「FUCK YOU!3」の「ゴジラVSジュピター」]この童話シリーズは意外と好評で続いて「ダーティ松本の赤い靴」を上記の単行本に描き下ろして収録。童話は結構残酷なものが多く、この作品も切られた足だけが荒野を踊りながら去って行くラストは原作通り。 *近年童話ブームだがこの頃もっと描いておけば「こんなに危ない童話」として刊行出来たのにとくやまれる。 「2001年快楽の旅」もこの本に収録。快楽マシーンを逆にレイプしてしまう、珍しく映画「2001年宇宙の旅」風のSF作品。 掲載誌を決めずに出来る限り多くのマンガ誌で描こうというコンセプトで始めたのがこの年スタートした「怪人サドラン博士」シリーズ。「不死蝶」シリーズや「美少女たちの宴」シリーズの中にも乱入し、「漫画ハンター」最終号では地球をぶっ壊して[その際地球は絶頂の喘ぎ声をあげ昇天する!]他の惑星へ行ってしまう。今のところ10誌位に登場。いつかこのサドラン・シリーズだけ集めて単行本化したいところ。ちなみに「サド」と「乱歩」を足して「サドラン博士」と命名。作者の分身と言っていい。 [後年、「魔界の怪人」として全作品を収録して刊行、04年現在品切れ中] この年描いて’82の単行本『妖精たちの宴』に収録の「とけていく・・」はレズの女たちが愛戯の果てに、肉体が溶けて一匹の軟体動物と化す、タイトルも内容も奇妙な作品。作者の頭もとけていた? ●1 9 8 2 ~ 1 9 8 3 ’83年に「美少女たちの宴」が完結。全てが無に帰すラストのページは真っ白のままで、このページの原稿料はいりません、と言ったにもかかわらず払ってくれた久保書店、偉い![明文社やCM頁の稿料を削った出版社=某少年画���社なら払わなかっただろうな……と思われる……]この作品以外は短編が多く、加速度をつけてのっていく描き方が得意のダー松としてはのりの悪い時期に突入。また10年近く走ってきてだれてきた頃でもあり第一次落ち込み期と言っていい。マンガがスタンプを押すように描けないものか、などとふとどきな考えまで湧いてくる。思えば一本の作品には、いったい何本の線を引いて出来上がっているものなのか。数えた馬鹿はいないだろうが数千本は引いている筈。一ヵ月に何万本とペンで線を引く日々・・うんざりする筈です。 この頃のめぼしい短編をいくつか書くと、少女マンガ家の家に税務調査にきた税務署員が過小申告をネタにねちねちいたぶるが、アシスタントに発見された署員は撲殺される。そして板橋税務署は焼き討ちにあう、といった作品「[タイトル失念]xx税務調査」。[後日読者よりこのタイトルを「色欲ダニ野郎」と教えていただく。ひどいタイトル *編集者のつけるタイトルはその人のセンスが実によくわかる。しかしサイテ-の題だなこりゃ…。 果てるまで「おまんこして!」と言わせながら処女をやりまくる「美処女/犯す!」はラスト、狂った少女が歩行者天国の通行人を撃ちまくり血の海にする。「嬲る!」はパンチドランカーとなった矢吹ジョーが白木葉子をサンドバッグに縛りつけ、殴って、殴って、殴りまくる。段平おっちゃんの最後のセリフ「・・ブスブスくすぶっちゃいるが・・・」「打てッ!打つんだ!ジョー!」「お前はまだ燃えつきちゃいねえ!」とはエロ・ドランカーの自分自身に向けて発した言葉だったのかも。トビー・フーパーばりの「淫魔のはらわた」は電気ドリルでアナルを広げてのファック!とどめにチェーンソーで尻を切断!いまだに単行本に収録出来ず。[’98の「絶頂伝説」にやっと収録]「からみあい」は夫の愛人の性器を噛みちぎる。「危険な関係」はアルコール浣腸をして火をつけ尻から火を吹かせる。この手は『FUCK YOU!2』の「セーラー・ハルマゲドン」で復元。そういえばこの作品の序章と終章だけ描いて、間の100章位をとばすやりかたはこの頃の「禁断の性獣」より。女性器にとりつき、男性器に変身するエイリアンの侵略により地球は女性器を失い滅亡する、といったストーリーで当時聞いた話では谷山浩子のD.J.でこの作品がリスナーの投書でとりあげられ、ダー松の名はダーティ・杉本と読まれたそうな。ヒロインの少女がひろ子という名前なのでこのハガキが選ばれたのかもしれないが、作者は薬師丸ひろ子からとったつもりだったのだが・・。[別にファンではない。] 「女教師狩り」は映画館で観客に犯される女教師とスクリーン上の同名のエロ映画の二本が同時進行し、一本で二本分楽しめるお得な作品。 ’83は’80に「漫画エロス」にて描いた「エロスの乱反射」の最終回の原稿が紛失したため単行本が出せないでいたのを、またまた「仏の久保さん」に頼んでラスト近くをふくらませて「漫画ハンター」に3回程描かせてもらい、やっと’85に出版。見られる事に快感を覚えるファッション・モデルが調教される内に、次第に露出狂となっていき、街中で突然裸になって交通事故を起こさせたり、最後はビルの屋上でストリップショー。そしてカメラのフラッシュの中に飛び降りていき、ラスト1ページはその性器のアップでエンド! 本格美少年・ゲイ・マンガ「聖少女黙示録」も’83。レズの姉たちの手によって女装に目覚めた少年がホモのダンサーたちに縛られなぶられ初のポコチンこすり合いの射精シーン。そして性転換して女となった主いるが、その中の’84の「白い肌の湖」はタイトルで解る通りのバレリーナものだがポコチンを焼かれた男が、一緒に暮ら人公が手術で男になった少女と暮らすハッピーエンド。この作品は単行本「美少女ハンター」に収録されてす二人の女と一人の男に復讐するエンディングがすごい!まず男の性器を切り取り、片方の女の性器にねじ込んだあと、その女の性器ごとえぐり取る。そしてその二つの性器をつかんだまま、もう一人の女の性器にフィストファック!のあげく、その二つの性器を入れたままの女性器をナイフでまた切って、ほとんどビックマック状態でまだヒクヒクうごめく血まみれの三つの性器を握りしめるとんでもない終り方!全くダー松はこんな事ばかりやっていたのかとあきれかえる。もう鬼畜としか言い様がない!しかし「ウィンナー」を二枚の「ハム」で包むなんて・・GOODなアイデアだ、又やってみよう。 ●1 9 8 4 ~ 「漫画ハンター」で「闇の宴」前後篇を描き、後日これをビデオ化。雪に包まれた六本木のスタジオで痔に苦しみながらの撮影。特別出演として中島史雄氏が絶妙の指使い、東デの学生時代の萩原一至が二役、取材に来たJITAN氏もスタジオに入ってきた瞬間、即出演で生玉子1000個の海で大乱交。カメラマンが凝り性で照明が気に入るまでカメラを廻さず、��った二日の撮影はやりたい事の半分も出来ず。撮影が終ると痔はすぐに完治。どうもプレッシャーからくる神経性だったみたいでこれに懲りてビデオは一本のみ。 この年の「肉の漂流」は親子丼もので、近所の書店のオヤジからこの本はよく売れたと聞いたが、一時よく描いたこのパターンは最近では「FUCK YOU!3」の「母娘シャワー」のみ。熟女と少女の両方が描けるところが利点。「血の舞踏」は久しぶりの吸血鬼もの。股間を針で刺し、噛んで血を吸うシーン等々いい場面はあるが、うまくストーリーが転がらず3回で止める。短編「果てるまで・・」は核戦争後のシェルターの中で、父が娘とタイトル通り果てるまでやりまくる話。被爆していた父が死んだ後、娘はSEXの相手を捜して黒い雨の中をさまよう。 またリサ・ライオンの写真集を見て筋肉美に目覚め、マッチョ女ものをこの頃から描き出す。しかしなかなか筋肉をエロティックに描くのは難しい。 ●1 9 8 5 ~ くたびれ果ててすっかりダレてきたこの頃、8年間働いてくれたアシスタント女史に代わってパワーのかたまり萩原一至、鶴田洋久等が東京デザイナー学院卒業後加わってダーティ・マーケットも第2期に突入!新旧取り混ぜておもしろいマンガをいろいろ教えて貰って読みまくる。「バリバリ伝説」「ビーバップハイスクール」「ペリカンロード」「めぞん一刻」「わたしは真悟」「Be Free!」「緑山高校」「日出処の天子」「吉祥天女」「純情クレイジー・フルーツ」「アクター」「北斗の拳」「炎の転校生」「アイドルをさがせ」「綿の国星」「いつもポケットにショパン」「バツ&テリー」「六三四の剣」永井豪の絶頂期の作品「バイオレンス・ジャック」「凄之王」「デビルマン」等々100冊以上とても書ききれない位で、う~ん・・マンガってこんなにおもしろかったのか、と感動! そこで眠狂四郎を学園にほうり込んで、今まであまり描かなかった学園マンガをエロマンガに、というコンセプトで始めたのが「斬姦狂死郎」。「六三四の剣」ばりに単行本20巻を目指すものの、少年マンガのノリは今では当たり前だが、当時はまだエロマンガとして評価されず、ほんの少し時代が早すぎたかも。’86に中断、今年’97に「ホリディ・コミック」にて復活!果たしていつまで続けられるか? →後に「斬姦狂死郎・制服狩り」、「斬姦狂死郎・美教師狩り」として刊行完結 前年末から始めた「美姉妹肉煉獄」は身障者いじめの鬼畜路線。盲目の姉とその妹を調教して性風俗店等で働かせ、娼婦に堕していく不健全・不道徳な作品で、肉の快楽にひたっていく盲目の姉に対し妹も「春琴抄」の如く己の眼を突き、自らも暗黒の快楽の世界にはいり、快楽の光に目覚めるラスト。 また、これからは女王様物だ!となぜか突然ひらめき「筋肉女」シリーズの延長としてフィットネス・スタジオを舞台に「メタル・クイーン」シリーズも開始。これは単行本2冊分描いたが、連載途中でヒロインの髪型を歌手ステファニーのヘア・スタイルにチェンジしたり、レオタードもたっぷり描けてわりと気に入っている。 10年近く描いた「美蝶」先生シリーズもこの年スタート!こうしてみるとマンガを描く喜びに満ちた大充実の年だったかも。 ●1 9 8 6 ~ この年は前年からの連載ものがほとんどだが、「エレクト・ボーイ」は空中でファックするシーンが描いてみたくて始めた初の超能力エロマンガ。コメディ的要素がうまくいかず2回で止める。この路線は���年の「堕天使輪舞」で開花。 「夜の彷徨人」は自分の育てた新体操選手が怪我で選手生命を失ったため、その女を馬肉のごとく娼婦として夜の世界に売り渡した主人公という設定。しかし腕を折られ、女にも逆に捨てられ、そして事故によってその女を失ったあげく不能となってしまう。失った快楽を取り戻すため無くした片腕にバイブレーターを取りつけ、夜の街をさすらい次々と女たちをレイプしていくというストーリー。がっちり設定したキャラだったのにまったく話がはずまず、男のポコチンは勃起しないままに作品も不発のまま終る。 「斬姦狂死郎」が不本意のまま終わったため学園エロス・シリーズは「放課後の媚娼女」へと引き継がれる。当時見ていた南野陽子のTV「スケバン刑事・」とS・レオーネの「ウエスタン」風に料理。ラストの「男といっしょじゃ歩けないんだ」のセリフは一番好きな映画、鈴木清順の「東京流れ者」からのもじり。単行本は最初司書房から出て、数年後ミリオン出版から再販、そして’97久保書店より再々販ながら結構売れて今年また再版。この作品は親を助けてくれる有難い孝行息子といったところ。 ●1 9 8 7 ~ さいとうプロOBで那珂川尚という名のマンガ家だった友人の津田が「漫画ダイナマイト」の編集者になっていて、実に久しぶりに同誌で「堕天使輪舞」を描く。超能力エロマンガの第2弾。今回はエロと超能力合戦とがうまくミックスされ一応成功といっていい。この路線は「エレクト・ボーイ」とこの作品、そして’96の「夜顔武闘伝」も含めてもいいかも。一時、この手の作品は数多くあったが最近はめったに見かけない。しかし、まだまだこの路線には鉱脈が眠っているとにらんでいるがどんなものだろう。 ●1 9 8 8 ~ 「放課後の媚娼女」に続いて抜かずの凶一無頼控え「放課後の熱い祭り」を2年がかりで描く。’89に完結し司書房より単行本化。そして今年’97に改定してめでたく完全版として復刊!この頃が一番劇画っぽい絵で、たった2~3人のスタッフでよくこれだけ描き込めたなと改めて感心!エロシーンがちょっと少なめながら中島史雄氏がダー松作品でこの作品が一番好き、とお褒めの言葉を頂戴する。 TVで三流アマゾネス映画を見ている内、むくむくとイメージがふくらみ、昔から描きたかった西部劇と時代劇がこれで描けると、この年スタートさせたのが「不死蝶伝説」なるアマゾネス路線。昔々青年誌の創世期にあのケン月影氏がマカロニ・ウエスタンを描いていたことを知る人は少ないだろう。俺もあの頃デビューしていたらウエスタンが描けたのに、と思う事もあったが、このシリーズでほんの少しだけその願望がかなう。 この頃、アシスタントやってくれてた格闘技マニアの鶴田洋久に誘われ、近所の空手道場通いの日々。若い頃修行のため新宿でやくざに喧嘩を売って歩いたという寺内師範は、もう鬼のような人で、行けば地獄が待っていると判っててなぜ行く?と不思議な位休まず通う。体育会系はマゾ���世界と知る。組手は寸止めではなく顔面以外は当てて可だったので身体中打撲のあざだらけ、ビデオで研究したという鶴田の体重をかけたムエタイ式の蹴りをくらい、右手が饅頭のように腫れ上がる。先輩たちの組手の試合も蹴りがもろにはいってあばら骨が折れたりで、なぜこんなヘビーな事をする?と思うが、闘う事によって身体の奥から何か沸き上がってくるものがある。スリランカの元コマンドと組手をやった時、格闘家の気持ちが少しだけ判るようになった。 ●1 9 8 9 ~ ’94まで続く「美蝶」シリーズでこの年は『ノスフェラトウ篇』を描き、シリーズ中これが一番のお気に入り。同人誌の「王夢」はこれが原点。 短編では「悪夢の中へ」はスプラッタ・エロマンガで久しぶりにチェーンソゥでお尻のぶった切り!はらわた引きずり出し、人肉食いちぎり!顔面叩き割り等々でラストに「ホラービデオの規制をするバカは俺が許さん!」などと書いているので、この年が宮崎事件の年か?世間は彼が日野日出志・作のホラービデオ「ギニーピッグ」を見てあの犯罪をおかした、としてさんざんホラービデオの規制をやっといて、結局見てもいなかったとわかったあとは誰一人日野日出志氏にもホラービデオさんにも謝らす゛知らんぷり。残ったのは規制だけで、馬鹿のやる事には全く困ったもんである。先日の「酒鬼薔薇・14才」の時も犯罪おたくの心理学者が、「これはマンガやビデオの影響です。」などと相も変わらずたわけた寝言をぬかしていたが、馬鹿はいつまでたっても馬鹿のまま。少しは進歩しろよ!お前だよ、お前!短絡的で幼稚な坊や、小田晋!よぅく首を洗っとけ!コラ! 「獣人たちの儀式」は退学者や少年院送りになつた生徒、暴走族、ヤクザ達が集まって酒盛りしながら女教師たちをずこずこにしてOB会をひらく不健全作品。編集長が「また危ない作品を・・・」とこぼしたものだが、岡野さん、田舎で元気にお過しでしょうか。この頃の「漫画エロス」には「ケンペーくん」だとか「アリスのお茶会」だとかおもしろい作品が載っていたものです。「爆走遊戯」は伝説のストーカー・ろくでなしマンガ家の早見純が一番好きな作品と言ってくれたが、なぜだかわからない。人の好みはいろいろです。以上3本は単行本「熱き唇の女神」に収録。 「ふしだらな女獣たち」はフェミニストの女二人が美少年をいじめる話。これは「氷の部屋の女」に収録。 ●1 9 9 0 ~ この年の「美蝶」シリーズは『ダンシング・クイーン篇』。マネキン工場跡でJ・ブラウンの「セックス・マシーン」にのせて5人プレイをするシーンや文化祭でのダンスシーン等々結構好きな場面多し。暗くて硬い作品が多いので、この「美蝶」シリーズは肩肘張らずに、��なり軽いノリでキャラクターの動きに任せて、ストーリーも、そして次のコマさえも先の事は何にも考えず、ほとんどアドリブで描いた時もある。 「不死蝶伝説」に続いてシリーズ第2弾「不死蝶」は2誌にまたがって2年位続ける。これも結構お気に入りの一遍。 ●1 9 9 1 ~ 1 9 9 3 「性狩人たち」の近未来版、といった感じの「夜戦士」は学園物が多くなったので、マグナム銃で脳天をぶっとばすようなものが又描きたくなって始めたミニシリーズ。全5話位。松文館より単行本「黒い夜と夢魔の闇」に収録。 この年から知り合いの編集者がレディス・コミックを始める人が多く、依頼されてどうしたものかと思ったが、エロなら何でもやってみよう精神と何か新しい世界が開けるかも、という事から’94位までやってみたものの結果的に不毛の時代に終わる。与えられた素材が体験告白物という事で、非現実的なものは描けないという事は得意技を封印して戦うようなもので苦戦を強いられ、これって内山亜紀氏がやまさき十三原作の人情話を描いたようなミス・マッチングで不発だったかな。今後、もしやることがあれば美少年SMのレディス・コミックのみ。そんな雑誌が出来れば、の話だが。 いくつかやったレディコミの編集の一人「アイリス」の鈴木さんは同じさいとうプロOBで、マンガ・アシスタント、マンガ家、マンガ誌の編集、そして今はマンガ学校の講師、とこれだけ多くのマンガに関わる仕事をしてきた人はあまりいないだろう。これでマンガ評論でもやれば全て制覇だが・・・。 この頃はいつもと同じ位の30~40本の作品を毎年描いていたが、レディコミは一本30~40枚とページが多く結構身体にガタがきた頃で、右手のひじが腱傷炎になり1年以上苦痛が続く。医者通いではさっぱり痛みがひかず、電気針で針灸治療を半年位続けてやっと完治。その後、住んでいたマンションの理事長を押しつけられ、マンション戦争の渦中に巻き込まれひどい目にあう。攻撃するのは楽だが、話をまとめるなどというのは社会生活不適格のダー松には大の苦手で「お前等!わがままばかり言うのはいいかげんにしろー!」と頭をカチ割りたくなるような事ばかりで、ひたすら我慢の日々で血圧がガンガン上がり、病院通いの日々。確実に寿命が5年は縮まる。あの時はマジで人に殺意を抱いたものだが、今でも金属バット持って押しかけて奴等の脳みそをクラッシュしたい気分になる時もある。いつかこの時の事をマンガにしようと思っていて、まだ誰も描いてない「マンション・マンガ」というジャンル、タイトルは「我が闘争」。え?誰も読みたくない? この間に出た単行本は「血を吸う夜」、「赤い月の化身」「熱き唇の女神」[以上・久保書店] /「牝猫の花園」「真夜中の人魚たち」[以上久保書店]、「美蝶/放課後篇」「美蝶/ダンシング・クイーン篇」「不死蝶/鋼鉄の女王篇・上巻」[以上ミリオン出版]。 ●1 9 9 4 ~ 1 9 9 5 ろくでもない事が続くのは厄払いをしなかったせいか、このままここにいたら頭がおかしくなる、と15年以上いたマンションから引っ越し。板橋から巣鴨へ移動し気分一新!以前からうちもやりましょうよ、と言われていた同人誌創りをそのうち、そのうちと伸ばしてきたものの遂に申し込んでしまい、創らざるをえなくなる。しかもそれが引っ越しの時期と重なってしまい大いに後悔する。しかしいろんな人にお願いして何とか一冊でっちあげ、ムシ風呂のような夏コミに初参加。これが運命の分岐点。レディコミもこの年で切り上げ、以下同人街道をまっしぐら。現在まで「FUCK OFF!」が9まで、「FUCK YOU!」が4まで計10+&冊創る。 ’95からダーティ松本の名前にも飽きてきたしJr,Sam名でも描き始める。 レディコミ時代は松本美蝶。あと2つ位違うペンネームも考案中。 この間の単行本「氷の部屋の女」「双子座の戯れ」[久保書店]、「黒い夜と夢魔の闇」[松文館]、「危険な女教師/美蝶」[ミリオン] ●1 9 9 6 ~ 美少女路線の絵柄もこの年の「夜顔武闘伝」あたりでほぼ完成、今後また少し変化させる予定。しかしこの作品は超能力、アマゾネス、忍法エロマンガとでも呼ぶべきか。「グラップラー刃牙」みたいに闘技場での勝ち抜き性武道合戦までいきたかったけれど、残念ながらたどり着けず。 「冬の堕天使」は久しぶりの吸血鬼もの。都営住宅で生活保護をうけている吸血鬼母子のイメージが浮かび、そこから漫画家協会・加藤芳郎を撃つ有害図書騒動のマンガへ。吸血鬼少年が光の世界との戦いに旅立つまでを描き、「闇に潜みし者」は時空を越えて近未来での戦い。その間を描く作品を今後創らなければ。 「FUCK CITY 2006」はクソ溜めと化した近未来のTOKYOを舞台に久しぶりにダーティ・バイオレンスが炸裂!ハード・エロ劇画と同人誌風・美少女路線の合体は果たしてうまくいったかどうか?30ページほど描き足して、’97、9月にフランス書院のコミック文庫にて発売。[「少女水中花」] 「放課後の媚娼女」と「人形愛」刊行。[いずれも久保書店刊]前者は以前、上下巻だったのを一冊にまとめて。後者は近作を集めた同人時代を経ての初単行本で、同人誌を知らなかった読者はショックを受ける。メタルフアンから以下のようなお手紙を受け取る。「これはジューダス・プリーストの『ターボ』だ。ラストの『眠れる森の少女』は『レックレス』にあたる。しかしジューダスもその後『ラム・イット・ダウン』や『ペイン・キラー』という傑作を世に出した事だし、今後を期待したい」という意のダー松のようなメタルファン以外は意味不明の激励をうける。 ●1 9 9 7 同人誌「エロス大百科シリーズ」スタート!いろんな項目別に年2刊づつ計100ページ位を別刊シリーズとして出し続ければ10年で1000ページになり、以前「谷岡ヤスジ1000ページ」という枕に最適の本があったが、これも一冊にまとめて枕にして寝れば、目覚める頃は3回夢精しているなんて事に・・・などとまだたった40ページの段階で言っても何の説得力もないか。飽きたら2~3号でSTOPするだろうし・・。[推測通り「毛剃り」「美少年SM」「女装」3号でストップ中]冬にはやおい系にも進出の予定。 今年出した単行本は厚くて濃いエロマンガを集めた久保書店MAXシリーズ第2弾!「放課後の熱い祭り/完全版」と「夜顔武闘伝」オークラ出版。ともに大幅描き足して25周年記念出版として刊行。ティーツー出版よりJr,Sam名で「昼下がりの少女」、9月にはフランス書院より「少女水中花」の文庫本が出る予定で現在、この同人誌と並行して描き足し中。「斬姦狂死郎」第2部も「ホリディ・COMIC」誌にて6月よりスタート!年内創刊予定の『腐肉クラブ』なる死体姦専門のマンガ誌にも執筆予定。 さてさて25年間、旅行の時を除いて、現在まで2日続けてマンガを描かなかった事はほとんどない。これはその昔、伊東元気氏というマンガ家とお会いしたとき「今月何ページ描いた?」との問いに、「今月仕事ないんでぜんぜん描いてません」と答えたら、「そんな事じゃ駄目だ。仕事があろうがなかろうが、毎月100頁は描かなきゃ。」と言われ、以後その教えを守り[描けるページ数は減ったが]、マンガは仕事ではなくなり、朝起きたら顔を洗うのと同じで生活そのものとなり現在に至る。 今は何でも描けそうなハイな状態で、以前はたまには外出しないと煮詰まってしまうので週いち位ガス抜きをしていたものだが、最近はせいぜい月いち休めば十分の「純エロマンガ体」。[純粋にエロマンガを描くためだけの肉体、の意。ダー松の造語] こうしてふり返ると、この路線はまだえぐり足りない、これはあと数回描くべし、なぜこれを一度しか描かない!等々、残り時間にやるべき事、やりたい事の何と多い事! 爆裂昇天のその日まで・・・ 燃 え よ ペ ン ! なお続きは 1997年後期 1998年 INDEX
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音楽教室で7年間売れ残ったCNB製変形ギターケースを買ってみた【長期在庫の主を狩ろう 第4神】 _ ギターいじリストのおうち
音楽教室のプレイルームに7年間放置され不動在庫化していた変形ギターケース CNB製 EGB-1680/FV の劣化具合をレポート!新品ながらも吊るされたまま長年放置され、生徒達に揉みくちゃにされたギグバッグの状態変化に注目!
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コロナ禍による海外への渡航規制で、中国を含む渡航移植手術のあっせんを停止していた日本のあるNPO団体は、最近、渡航移植の案内を再開した。団体によれば、中国では「捨てられるほど」移植のための心臓と肺があるという。中国では、日本や米国より超短期間で移植手術が可能だ。これは、生きたまま確保された相当数の「ドナー」がいるためだとして、国際人権組織は深刻な人道犯罪の可能性を指摘している。
このあっせん団体は、心臓と肺移植の中国渡航移植を2020年10月に案内している。移植は「指定された移植センターの教授の執刀に限り、中国政府より招請状の発行が許可される見通し」としている。
この案内の3カ月前、ある中国人女性の技能実習生(24)が名古屋滞在中に重度の心臓病を患い、心臓移植手術のために中国に帰国し、武漢協和病院で移植手術を受けている。日本および中国のマスメディアは「日中命のバトンをつないだ」として話題にした。中共ウイルス(新型コロナウイルス)の世界的流行により、日本と中国を結ぶ空の便は全面停止していたにもかかわらず、両国当局は名古屋発武漢行きの特別チャーター便を手配した。技能実習生は、転院からわずか13日後に心臓移植��術を受けた。その間、4つの移植心臓が出処したという。人民日報が同年7月、「美談」として特集記事で詳細を伝えている。
この事案を、あっせん団体は2021年2月、日本における移植希望者への案内として紹介している。「藤田医科大から中国の武漢協和病院へ渡航した女性が、到着後13日目に心臓移植を受けられています。(短期間に4つの心臓が出処した)」(原文ママ)
別の文章では、団体は、出所不明な臓器の移植には関与しないと強調し、違法性を否定している。ドナーに関する説明では、「当事国の法令に従い医療機関が手配している。私たちは臓器の出どころに一切関与していない」。
ドナーは誰?
しかし、中国移植業界は、国際機関の第三者による現地調査を拒否しており、透明性が欠如している。中国衛生部や赤十字は、ドナー登録者が人口の約0.1%にすぎず、その上2015年から「死刑囚の臓器利用を停止」しているにもかかわらず、なぜ豊富な移植臓器が提供できるのかについて説明を行なっていない。また、ドナーが誰であるかを一切明らかにしていない。
あっせん団体は、法輪功迫害や新疆ウイグル自治区における人々からの「臓器強制摘出」について、過去の問題であるとし、現在進行形ではないとしている。
中国共産党体制による系統的な臓器強制摘出が今も続いていることは、国際的な人道犯罪を検察、人権弁護士、医師などの第三者からなる判事団が検証し、裁量する「民衆法廷」により明らかになっている。議長は、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷でセルビアのスロボダン・ミロシェビッチ初代大統領を起訴したジェフリー・ナイス卿。
英ロンドンで行われた民衆法廷の最終裁定では2019年6月、1年に渡り約50人の証言者や専門家の資料から、中国の臓器強制摘出は「合理的な疑いを超えて、中国でかなりの期間、極めて多くの良心の囚人からの強制臓器収奪が行われていることを確信する」との結論を下した。また、その最も多くの犠牲者は法輪功学習者で、近年は、大量収容が指摘されるウイグル族も含まれるとした。
中国共産党当局により大量拘束されているウイグル族は3グループに分けられ、そのひとつは「臓器摘出用」に分類されているとの情報もある。2020年1月21日付のメディア記事は、党高官と間接的な接触を持つ、光学技術者のエルキン・シディック教授の話を伝えた。
仲介者を通しての党高官からの機密情報だという。それによると、「中国共産党は100万人以上のウイグル人を各省に輸送・分散させ、彼らを3グループに分けている。臓器摘出用、生体実験用、ほかは分散させて殺害する(distributed killing)など、他の目的のためだ」。臓器摘出や生体実験の目的は、「共産党は広大な強制収容所を維持するための資金を使い果たした」ためであり、人身削減や資金集めを行なっているとみられる。
あまっていて、捨てられる
一般的に臓器移植は、亡くなったドナーひとりから移植可能な臓器が、各臓器の移植を待つ複数人の希望者に分配される。臓器の分配システムと呼ばれる。腎臓や肝臓は他の移植に比べて手術希望が多く待機時間は長い。
このあっせん団体によれば、中国では現地市民にとって心臓や肺の移植は高額で、需要は少ない。このため、なくなったドナーの身体から腎臓や肝臓は摘出されても、心臓や肺の多くは廃棄されているという。
腎臓や肝臓の移植の場合、臓器提供者は必ずしも死亡しないが、心臓や肺はドナーが確実に死亡(脳死を含む)した場合に限る。心臓や肺の移植が「超短期間で移植可能」ということは、いつでもオーダーの度に殺害される人々が、何らかの形で「確保」されているということだ。あらかじめ血液型と組織型の検査を受けた人々は、これらが合致する移植希望の日本人患者が注文する度に、殺されている可能性が高い。
日本は、渡航移植を極力抑制し自国内で移植努力を誓う国際宣言「イスタンブール宣言」(2008年)に同意している。
世界各地へ渡航移植のあっせんを行い、「その規模は日本一」と豪語するあっせん団体の理事は、大紀元の取材に対して、中国では「廃棄される臓器がある。日本では移植を待つ人々がいる」として、命を救う機会の提供ができることはイスタンブール宣言の主旨に反しないとの考えを示し、渡航移植の正当性を語った。また、宣言には法的効力がないことも強調した。
また、コロナ禍で海外渡航が規制されているが、あっせん団体に問い合わせをしている渡航移植希望者は、二桁に上ると述べた。理事は、移植希望者に対して、渡航先の状況や病院について紹介しながら「最終的には顧客が渡航先を選択している。中国を希望する場合もある」と話した。
あっせん団体は、中国へ渡航移植の手配を中心に活動しているとみられる。公開されている団体の事業報告書によれば、「海外医療事情調査」として過去4年間の全ての海外渡航について報告がある。渡航先の96%は中国で、2016年は12回、2017年は8回、2018年は7回、2019年は6回訪問している。
検死の開胸
あっせん団体は、法輪功学習者の迫害やウイグル族からの臓器強制摘出を否定している。団体は、中国当局が関与する組織的な臓器強制摘出、いわゆる「臓器狩り」ではなく、人権団体らが掲げる開胸痕のある被害者の遺体は、検死の開胸にすぎないと主張している。
迫害および臓器収奪の停止を、日本を含む世界各地で伝え続ける法輪功学習者は、バナーなどで、開胸痕の遺体写真を使用している。中国本土の法輪功迫害情報を伝えるウェブサイト・明慧網によれば、一人は山東省威海文登市の劉玉風さん、もう一人は、黒竜江省の王斌さんだ。2人は外的損傷で、死亡したとされている。
法輪功学習者に対する中国共産党の迫害は非人間的だ。警察病院では「生きたままの死体解剖、霊安室の冷凍庫で保管、ボイラー室で焼却処分」など、惨たらしく弾圧され殺害されるケースは明慧網で多数報告されている。この中国共産党の振る舞いから、中国の「検死の開胸」が必ずしも臓器取引を否定できるものではないと言える。
中国の気功修練法・法輪功は21年前の1999年、当時の中国共産党書記・江沢民が弾圧を開始した。静かな個人の修練にもかかわらず、中国共産党は「思想拡大は体制維持の脅威」と断じて警察、司法、メディアを駆使した全土規模の弾圧を開始した。時期を重ねて、中国各地では600以上の移植病院が建設され、免疫抑制剤の臨床研究が急増した。
「収容所内の人々は、国内外の臓器移植希望者のために、本人の承諾のないドナーとなり、臓器を強制摘出され、殺害されている」この戦慄の医療殺人について、2006年、カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏とカナダ政府元アジア太平洋地域担当大臣デービッド・キルガー氏による独立調査報告書が公にした。調査団の後続の報告によれば、中国の年間移植手術数は6万~10万件で、犠牲者数はそれよりも多いと推計している。
この報告が明らかになった翌2007年5月、中国政府は「臓器移植法」を施行した。同法は臓器売買を禁止している。同年7月の通知文書「外国人への臓器移植の適用についての問題」では、旅行で訪中する外国人に移植手術を行うことを禁止している。しかし、地方衛生部は許可した外国人患者を受け入れている。同じころ、官製メディア・中国網は、衛生部副部長(厚生副大臣)で「中国移植界の権威」と呼ばれる黄潔夫氏の話として「全国に移植病院が600カ所、移植医は1700人以上いる」と報じている。
臓器移植病院が乱立する前、中国では移植法が整備されておらず、ドナー登録制度、臓器分配システムはなかった。にもかかわらず、年間数万件の移植手術が行われていた。
中国、渡航移植は「日本の問題」と強調
中国のオンライン百科事典で「ウィキペディア」に相当する「百度百科」に、移植ツーリズム(器官移植旅游)の項目がある。ここでは、日本は臓器の供給不足で、中国などに「移植渡航の違法なあっせんを行っている」と強調されている。
この項目には、2009年、広州の移植病院が日本のあっせん業者を通じて17人の日本人移植希望者を受け入れていた、との共同通信の記事を引用している。この記事は、人民網などの官製メディアにも転載され、中国全土で波紋を呼んだ。ネットユーザたちは、規則違反だとして、日本人の臓器移植手術を請け負った医師や病院に対し、厳重な処罰を科すべきだと主張した。
さらに、ある著名な中国ネット世論のインフルエンサーは、「同胞は臓器提供を待ち、病床で苦しみもがき死んでいるのに、(移植病院は)暴利のために貴重な臓器を日本人に提供した」「国格を損なう恥ずべき行為は、抗戦期の漢奸(裏切り者)と、どう違うのか」と共同通信の報道を受けて厳しい反応を示した。当時、中国衛生部は関係部門の調査を行い、規則違反の病院は法令に基づき処罰すると発表した。
このように、中国国内では、外国人が中国で臓器移植を行うことに良い印象を抱いておらず、取り締まりを示唆している。状況に応じて、中国共産党は「法執行の完全性」を世論向けにアピールするために、渡航移植の関係者を拘束する可能性は否定できない。
実際、外国人の渡航移植を多く受け入れ、中国の移植業界の発展・拡大に「貢献」した、天津第一病院の東方移植センター長・沈中陽医師は、2020年1月に中国共産党全国委員会の委員資格を剥奪され、失脚した。沈氏は、日本で移植技術を学んでいる。
さらに、前出の2007年7月に発表された「外国人への臓器移植禁止」通知から3カ月後、日本人のブローカー長瀬博之氏が、上海市で逮捕された。中国渡航移植は、渡航者の身の安全をリスクに晒すいくつもの要素が存在している。
前出の民衆法廷の最終裁定で、議長のナイス卿は、臓器強制摘出を行う中国を「犯罪国家(Criminal State)」と形容し、中国との関係の見直しを促した。「医師、医療機関、産業、ビジネス―特に航空会社、旅行会社、金融機関、法律事務所、製薬会社、保険会社などは、自分たちが犯罪国家と関わっていることを認識すべきである」
(佐渡道世)
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『三体 II 暗黒森林』下 劉 慈欣 大森望、立原透耶、上原かおり、泊功 訳
とうとう下巻がやって来て読みました。面白かった〜��!
精神印章(mental seal)とかこれは絶対にあかんやつやん思ったり、南米の国の元大統領の壁面者の案があれで最後には故郷で己の国民の投石で死んだり、そして、とうとう三体戦艦が太陽系に到達する2.10光年前の、このIIが始まってから200年後の世界の姿が露わにされた!ヒャッホ〜〜〜〜!!!この三体IIの第3部で題が「暗黒森林」。
200年の間に、地球の人口は大幅に減って、人々は地下世界に住んでいて、地下世界の建物が木をモチーフにしたものなので暗黒森林なのだ。冬眠から覚めて起きた人々の多くは地上で生活し、現代人を「子どもたち」と呼ぶ。この子どもたちはとても楽観的で、三体人は地球人を攻撃する気などなく、地球で平和に共存するはずだと思い込んでいる。なんでこんな風に考えられるのかと不思議だったが、三体危機により地球の文明が停止して人類の思考が衰退してしまったのだろう。そして冬眠者たちが子どもたちと呼ぶように、疑うことを知らず短絡的な思考しかできないのだろう。だから彼らは常に幸せなのだ。憂いがないのはいいけど、人類が皆こうなってしまってはいけないと思った。
さて、この時代の人類は地球上(内か?)だけでなく、宇宙でも住むものがあり、国家と同じように国連にも参加する宇宙艦隊が3つある。アジア艦隊、ヨーロッパ艦隊、北米艦隊。アジア艦隊にはインドやアラビア諸国も含まれるのかな。そしてメインの舞台である中国で使われてる言語は、中国語と英語のチャンポン。冬眠覚醒者には中国語だけで話すようにしてくれたりする。(昨日夜中にスタートレックのオリジナルを見たのだが、放送当時のパイロットがスタートレックの世界に来てしまい、反対にカークが放送当時のアメリカに行ってしまうと言うタイムスリップ物語で、当たり前に英語で会話してて、三体を思い出した。)言語、200年もあったら変わるだろうね。200年前の日本語、わかるだろうけど。古典の授業で江戸時代の作品は読みやすかったのを思い出した。
この宇宙艦隊のほとんどが三体人が送って来た「水滴」にやられてしまって、かろうじて逃げ延びた艦隊は星艦地中(Starship Earth)となり恒星間ジプシーになるんだけど、残った艦隊の内半分くらいは将来を悲観して艦長が自殺したりして自滅する。残った艦隊は<藍色空間>と<青銅時代>。不思議なネイミングだ。IIIで出て来るのか期待。で、この艦隊に住む人類は、非人類となる。
暗黒森林の本当の意味。羅ジーのセリフ
「宇宙は暗黒の森だ。あらゆる文明は、猟銃を抱えた狩人で、幽霊のようにひっそりと森の中に隠れている。そして、行く手をふさぐ木の枝をそっとかき分け、呼吸にさえ気を遣いながら、いっさい音をたてないように歩んでいる。そう、とにかく用心しなきゃならない。森のいたるところに、自分と同じく身を潜めた狩人がいるからね。もし他の生命を発見したら、それがべつの狩人であろうと、天使であろうと悪魔であろうと、か弱い赤ん坊であろうとよぼよぼの老人であろうと、天女のような少女であろうと神のような男の子であろうと、できることはひとつしかない。すなわち、銃のひきがねを引いて、相手を消滅させること。この森では、地獄では他者のことだ。みずからの存在を曝す生命はたちまち一掃されるという、永遠につづく脅威。これが宇宙文明の全体像だ。」(pp298−299)
この理論に従って羅ジーは宇宙に「呪文」を送った。生命があるかどうか定かでない星一つに生命と文明があると宇宙にメッセージを送り、このメッセージを受信したとある文明によりこの星は跡形もなく破壊されてしまうのだ。そして羅ジーは真実しか話せず考えられない三体人にハッタリをかます。人間らしい作戦だ。IIIではまた時代が先に進んでるようで新たな主人公が出て来るそうだ。
そうそう、大史の息子も冬眠してて出て来たよ。この人たちの子孫もIIIに出て来るのかなぁ。
陸・秋槎と言う中国人作家(金沢在住)が書いた解説から
葉文潔が経験した文化大革命は、多分人類史上もっとも密告を奨励する時代のものだった。家族を密告したり、友人を密告したり、教師を密告したり、同僚を密告したり、そういうことがその時代には常態だった。密告された人は羅輯に「呪われた」星のように、残酷な運命が待っていた。...(略)... 暗い時代に生きながら、いったん密告の標的になるとすべてが終わる。注目されると消滅される可能性が高い。自分の存在を消すことこそが安全な生き方。こういう時代こそ「暗黒森林」であり、こう言う時代に生まれた人間こそ「暗黒森林」の狩人ではないかと思う。(p339)
いやぁ、これは中国の歴史と文化を身をもって知っている人にしか書けないことだと思う。
IIIはこの春に出版予定だそうで、図書館に入って予約の順番が回って来るのは次の冬かもね。三部作、文庫本になったら買って読み直すぞ!
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【S/D】サムと忘却の呪い(仮)1~4
ツイッターに画像で投稿しているS/D小説です。一万文字超くらい。まだ続きます。
もし魔女のロウィーナが、将来自分を殺す男になると知って攫い、殺してしまうつもりだった幼少のサムに情がわいて、自分の子として育てることにしたら? そしてハンターが”魔女狩り”に特化した集団だったら? という妄想から生まれた小話です。シーズン12の11話「忘却の呪い」をオマージュしています。アリシアやマックスという12から登場する魔女キャラにも出てもらってます(彼らはハンターだけどここでは魔女として)。
連載中の小説を書きたいとは思うんだけど宿便状態なので、ガス抜きに小話を書いてる現状です。なのでお気楽な感じで読んでもらえると。。
1
サムの養い親である魔女いわく、日のあるうちの森は獣の領域。だから理性ある魔女や魔法使いは夜に活動し、昼間のうざったい太陽が地上を照らしている間は絹のシーツに包まって体力の回復に努めるのだという。サムにいわせれば怠惰の言い訳にすぎないが、夜更かしな魔女たちの生態がいとおしくもあった。何より夜の彼女らはサムなど足元にも及ばぬほど鋭い英知と魔力の使い手だ。ならば彼女たちと少しばかり生態の異なる自分が、早起きして夜の”活動”の手助けをするのは義務であるし喜びでもある。獣の領域というなら早朝の森は狩りをするのに恵まれた環境だ。彼女たちはウサギのシチューが大好きだけど、そのウサギがどこで泥の毛皮を脱いできて鍋に飛び込んでくれたのかは考えたがらない。
自分が何者であっても、森を歩くのが好きな男に変わりはなかっただろうかとサムは想像する。下草を踏むたび立ち上る濡れて青い土のにおい。罠にかけた小さな獣をくびくときすら、森はサムと獣のどちらをも憐れんで祝福してくれる。森はサムのびっくり箱だ。彼は自分の生まれた場所を知らない。だけど彼の親がこの森の入口に彼を捨てたとき、赤ん坊と森のあいだに絆が生まれ、その瞬間から森がサムの故郷になったのだ。※
そうだ。森はいつもサムを驚かせてくれる。かくれんぼで遊んでいた七歳の彼を、その懐の深さで半月のあいだかくまってくれ、養い親をすっかりやつれさせてしまった時のように。
その日、狩りを終えたサムの目の前を、遅寝のウサギが飛び跳ねていった。茂みの奥に逃げ込んだウサギを彼は追いかけた。腰には今日のぶんの収穫が下げられていたけれど、もう一匹恵まれたって困ることはない。
茂みの中から黒い毛皮が現われた。サムは手を伸ばそうとしてひっこめた。黒くもなかったし、毛皮でもなかった。朝露で濡れた短いブロンドがゆっくりとサムのほうを向いて、彼はアッと息をのんだ。魔女がウサギを化かして僕をからかおうとしているのか。そうでなければなぜこんな場所に、サムの知らない男がいる?
ところがブロンドの男の懐からさっきのウサギがぴょんと飛び出して、サムの脇を通ってどこかへ行ってしまった。「バイ、うさちゃん」と男はいった。寝ぼけたように、低くかすれた、それなのに、ぞっとするくらい、やわらかな声だった。
「僕はサム」と、サムはいった。まぬけ、と森がささやくのが聞こえた。もしくは自分自身の心の声だったかもしれない。
男は重たげなまぶたを持ち上げて、サムを見上げた。
「やあ、サム」
新緑、深い湖、砂金の流れる小川。男の瞳は輝いていた。
森はまたもサムに驚きを与えてくれた。彼は恋多き魔女たちに囲まれながら、自分が恋することが出来るとは思っていなかった。
この時までは。
2
昼過ぎから始まるブランチの席で、気もそぞろなサムに、養い親のロウィーナはけげんな視線を送る。
「今朝のウサギ、ちょっと血抜きが甘いじゃない? 生臭いのは嫌よ、われわれは吸血鬼ではないのだから」
「そう?」 サムはぼんやりと答える。「そうかな? それ、缶詰の肉だけど」
「サミュエール」 ロウィーナの視線がますます冷たくなる。
「今朝の狩りは空振りだった?」 行儀よくパンをちぎってアリシアがたずねる。彼女は見た目だけではなく、実年齢もサムとさほど離れていない若い魔女だ。母親のターシャ、双子のマックスとともに、ここロウィーナの屋敷に下宿している。
「今朝の狩り……」 思いもかけぬ収穫があったことを姉弟子にどうやって伝えればいいだろう。いや、とサムは意識の中で首を振る。
魔女のなわばり意識の強さといったら、狼人間が可愛く思えるほどだ。人間が――しかもどうやら”記憶があやふや”な、身元の怪しい――神聖な魔女の森に入り込んだと知れたら、ロウィーナははっきりと戦化粧をして森へ勇み、彼を排除しかかるだろう。双子のアリシアとマックスも、彼らは敵とみなした人間に容赦はしない。つまり、明日のシチューの中身が決まるってことだ。
サムはぶるっと震えた。靴の底から顎の奥まで震えは伝わってきた。春の始まりに色づく枝先のように初々しく、美しい彼の瞳が、よく炒めてから煮込んだ紫玉ねぎの横に浮かんでいるさまを思い浮かべて。彼の肉つきのよい白い二の腕を調理するときの甘い香りを想像して。彼の肉を食べる――残酷なはずの行為が甘美な誘惑に感じる自分にうろたえて。
だめだ、だめ。そんなことにはさせない。彼のことは秘密にする。
「今日は、思ったより暖かくて」 サムは本当のことだけを口にする。「血を抜くのが遅すぎて、ダメにしちゃった。毛皮だけはいで、肉は捨てたよ」
「また寄り道をしたんでしょう。狩りのあとはすぐに帰ってこなきゃだめよ。獲物を持ったままウロウロしないの」 ロウィーナは血のような葡萄ジュースで唇を湿らせる。
「でないとあなたが獲物にされるわ」
サムはこっそりと屋敷を抜け出し、森の男を見つけた場所まで急ぐ。
彼はそこにいなかった。けれどたどり着いた茂みの変わりようを見て、逃げたわけじゃなさそうだと安堵する。ただの茂みだったそこは、下草が踏みならされて空き地に変わり、中心の地面は掘られていて、男が簡易なかまどを作ろうとしていたことが見て取れた。
がさがさ音がして、薪になりそうな枝を腕に抱えた男が戻ってきた。サムの顔を見ると一瞬で表情が明るくなる。「サム!」 男は枝を足元に落としてサムに近づいた。その両手がわずかに広げられているので、サムは自分がハグされるんだと気づいた。
サムが躊躇いながら上げた腕の下に、男の腕が入り込んできた。肩甲骨の下に巻き付いた腕がぎゅっと彼の胴体を締める。”抱きしめられた”んだ。魔女たちはサムによく触れたがるけど、頬にキスしたり腕を組んだりするだけだ。
こうして誰かに真正面から抱きしめられるなんて、初めての経験だ。他人の体温を腹で感じるのも。
なんて心地がいいんだ。
「また来てくれたんだな」 男はそのまま顔だけを上げて、同じくらいの高さにあるサムの目を見てにっこり笑った。
サムはまぶしくてクラクラした。まるで、ああ、彼は太陽みたいだ――魔女や魔法使いが忌み嫌う太陽――けれど彼らが崇める月を輝かせる光の源。
「来るっていったじゃないか」 サムはゆっくりと、舌が絡まないようにいった。ハグに動揺したなんて、彼の笑顔にクラクラしたなんて、知られたら、あまり恰好がつかない気がした。恋に長けた魔力使いの男女のスマートな駆け引きを思い返し、取り澄ました顔を作る。「ほら、パンとジュースを持ってきた。昨日から何も食べてないって、ほんとう?」
「ありがとう!」 男はサムのぺたぺたと頬を叩いて感謝を表した。――状況を考えれば、それは感謝のしぐさで間違いないはずだ。サムにとってはあまりに親密すぎたので、すぐには思い当たらなかった。だけど、男は四六時中、出会った人間の頬をぺちぺちしてますとでもいうように平然として、その場に屈むとリュックの中を探りだす。
サムは早まる動��を抑えるため、こっそり深呼吸を繰り返した。
「どうかな、憶えてないんだ。何も憶えてない」 男は瓶の蓋を捻って開け、すぐに半分を飲み干した。よほど喉が渇いていたんだろう。きれいに反った喉のラインを必要以上に凝視しないようにサムは気をつけた。「ほんとに、参ったよ。腹が減って、おまえの捨てていったウサギを焼こうと思ったんだ。でも火を熾す道具が見つからなくて」
「何も憶えてないって、どうしたの? どうしてこの森に入ったんだ? 町からそんなに遠くはないけど、ここが魔女の森だってわかってるだろう? それとも、よそから来たの?」
「それが、わかんねんだ」
「何も憶えてないの? 自分の名前も?」
彼は、驚いたように目をしばたかせた。まるで自分に名前あることすら、失念していたように。
その様子に異様さを感じて、サムはまさか、と思った。記憶喪失の人間が、”自分の名前を思い出せない”と悩むことはあっても、”自分に名前があること”を忘れて明るく振る舞うなんてことがあるだろうか。この異様さは、まじないの気配に通じる。彼の様子は、身体的、精神的な後遺症による記憶喪失であるというよりも、呪いによるダメージを受けている状態だと思ったほうがしっくりくる。
でも、まさか。だれが彼を呪うっていうんだ? 中世ならともかく、このセンシティブな時代に魔女が人間を呪うなんてありえない。
「うーん、たぶん、Dがつく気がする」 男が考え込むと眉間にしわができた。「D、D……ダリール、ディビット、違う……。デ……デレック? パッとしねえなあ……」
「ダンカン? ダドリー?」
「うーん?」
「ドミニク? ドウェイン?」
「ドウェイン? いいかもな。おれをそう呼ぶか?」
「それがきみの名前なの? 思い出した?」
「うーん? 多分違う気がする。でもいかしてるよな」
サムは首を振った。彼の愛嬌に惑わされてはいけない。「もう少し、思い出してみようよ。デイモン、ディーン、ダライアス、デイル……」
「それだ!」
「デイル?」
「いや、もう一つ前の」
「ダライアス? ディーン?」
「ディーンだ!」 男はうれしそうに歯をむき出して笑った。「おれの名前はディーンだ。それに、思い出したぞ。おれには弟がいる」
「いいぞ。どこに住んでいたかは?」
男はさらにしわを深くして考え込んだが、しばらくしても唸り声しか出てこない。
サムはちらばった薪を集めて、かまどの枠を組み立てた。気づくとディーンがじっと見つめていた。
「何も思い出せない」 あっけらかんとしていた少し前と違って、悲しみに満ちた声だった。「どうしちまったんだろう。おれ。ウサギを抱いて、おまえを見つけた。それ以前のことが、何も思い出せないんだ」
「たぶん……たぶんだけど、きみは呪われたんだ」 サムは慎重に言葉を選んでいった。「魔女のことは、憶えてる……というか、知ってるだろ? 今ではそんな悪さをする魔女は少ないけど、トラブルになる自覚もないまま、彼女ら――彼かもしれないけど――を怒らせて、呪われるってことも、ないわけじゃないんだ」
「呪われた?」 ディーンは大きな目を限界まで開いた。「おれが? どうして?」
「わからない。もしかしたら違うかも。でもきみ、どこにも怪我はないようだし、記憶がないっていうのに、やたら気楽だったろ。それにここは魔女の森だよ。人間は入ってこない。基本的にはね。なのにきみがここにいるっていうのが、魔女が関わっているっていう証拠にならない?」
「おまえはずいぶん賢そうに話すんだな」 ディーンは鼻をすすった。水っぽい音がした。「何が証拠になるっていうんだ。おれはどうすればいい? どこに行けばいい」
「ここにいればいい」 サムは火種のないかまどを見つめて、それから首を振った。「ここじゃだめだ。ここは屋敷から近すぎるし。僕の家族に見つかったらディーンが危ない」
「何をいってるんだ? 怖いぞ」
「大丈夫。もっと奥に、今は使ってないあばら家があるんだ。たぶん僕しか知らない。そこにディーンをかくまってあげる。僕は魔法使いなんだ――まだ一人前じゃないけど。いろんな本を読める。それに、僕の親はすごい魔女なんだ、ディーンにかけられた呪いを解く方法をきっと知ってる」
「まて、待てよ。おまえが魔法使い? おまえの親が魔女? おれに呪いをかけたのはその魔女じゃないのか? ここはその魔女の森なんだろ?」
「ロウィーナは人に呪いなんてかけないよ。そんなにヒマじゃないんだ」
「わかんないだろ」 ディーンの声に水っぽさが増した。と思ったら、彼はぽろりと涙をこぼしている。サムは頬を叩かれた時以上に衝撃を受けた。こんなに静かに泣く人は見たことはなかった。
「ディーン、ごめん。泣かないで」 折れた薪の上に尻を乗せて、膝を折りたたんで小さくなっているディーンの横にしゃがみ込む。「大丈夫だよ。僕が守ってあげる。記憶を取り戻してあげるから」
ディーンはサムを見つめて、まばたきもせずまた二粒涙を落した。サムを奇跡を見守っているみたいにじっと彼を待った。やがて彼は赤いまぶたで瞳を覆って、小さくうなずいた。
「わかった。おまえを信じるよ」
3
あずまやに移動して寝床を整えた頃にはもう日が暮れかけていたので、サムは急ぎ屋敷に戻らないといけなかった。夕食にはコックを雇っているとはいえ、実際に食卓を作るのは女主人であるロウィーナの指示をうけたサムだ。
「また何か食べ物を持ってくるよ。遅くなるかもしれないけど、夜中までには必ず」
「サム、おれの記憶、戻るよな?」
小屋の質素な木戸を開けたサムは振り返る。戸の影で彼の不安そうな顔の半分が隠れてしまっている。サムより年上に見えるのに、心内を素直に伝えてくる瞳だけをみるとディーンは幼い子供のようだ。このまま留まりたい思いでいっぱいになる。
彼が人間ではなかったら。彼が記憶ではなく、過去を持たない精霊だとしたら、それは森がサムに与えた贈り物なのではないか。
彼を森の精霊だといって屋敷に連れ帰り、ターシャやマックスが連れているような使い魔として側に置く。何も知らず、誰と繋がりもない彼の唯一の主人となる。彼の食べるもの、着るもの、行動の範囲の一切をサムが指図し、彼のすべてを支配する。それがサムに、許されているとしたら?
あるいは彼をこのままここに留め置いて、二人で秘密の生活を続ける。ディーンには記憶を取り戻す方法がなかなか見つからないといっておけばいい。小屋を出ればいかに危険かを言い聞かせれば、逃げられることはないだろう。
違う。僕は彼を支配したいんじゃない。ただ彼に――
「キスしたいな……」
「えっ」
「えっ、あっ、いや」 妄想が強すぎて声に出ていたと知ってサムは慌てた。
「き、君の記憶は戻るよ、僕にまかせて。でも、いったん戻らなきゃ。ロウィーナは僕が家にいると思ってる。彼女は僕の部屋に勝手に入ったりしないけど、ディナーの準備に遅れたら魔法の鏡で覗かれるかも。僕がいないことがばれたら大騒ぎになる、森に捜索隊が出されたら大変だ。僕が行方不明になったのはもうずっと前のことなのに……」
「サム、おれにキスしたいのか」
「えっ」 サムは片手で戸にすがりつきながら唇をこすった。「なんで?」
「なんでって、そういっただろ? おれは、憶えてる」
そういって、自分の唇の感触を確かめるように、ディーンは舌をそろりと出して下唇を噛む。赤い舌と、暗がりでもきらりと輝く白い歯が、熟れたベリーのような唇から覗いた。サムは狩人の本能で手を伸ばした。指先が唇に触れ、湿った感覚がした。頬を滑った指が、耳たぶに触れると、そこは唇よりも熱かった。ディーンはため息を吐いた。
「サムの手、でっかいな」
ディーンは少し俯いて、サムの手が自分の項を包み込めるようにした。サムは夢心地で一歩近づき、両手でディーンの頭を抱く。後ろで木戸が閉まる音がする。ガラスの嵌っていない窓が一つあるだけの小屋の中は真っ暗になった。
ディーンは目を閉じたままゆっくりを顔を上げた。親指の付け根に彼の穏やかな脈動を聞く。野性の鹿に接近を許されたときのように誇らしく、謙虚な気持ちになった。サムは初めてキスをした。
4
何をいわれるかとひやひやしながら屋敷に戻ったが、ロウィーナは不在だった。かわりにアリシアがキッチンを取り仕切っていた。気が緩んだサムは今度はアリシアににやけ顔が見られないかと心配するはめになった。味見をして、雇いのコックにしょっぱいわね、でもこれでいいわ等と指示を出しながら、アリシアはサムを観察している。魔女というのはみんなそうだ。気安いふりをして他人の心を探るのに余念がない。
食卓が完成するころにロウィーナとターシャが帰ってきた。二人が揃って出かけていたことにサムは驚いた。何か大きな事件があったのかと思い、それからあずまやのディーンのことがばれたのではないかと怖くなる。
ロウィーナは冷静を装っていたけど��ライラしているのは明らかだったし、ふだん泰然としているターシャもどこか落ち着きがない。
「二人でどこに行ってたんだ?」
食事が始まってしばらくして、マックスが尋ねた。サムは二人の魔女の答えを待つ間、ろくに呼吸もできなかった。ロウィーナがグラスを煽ったので、ターシャが話し出した。
「ロックリン家よ。招待状を出しに行ったの。とんでもないことを聞かされたわ。大事が控えているから心配ね。おかしなことにならなければいいけど。ロウィーナ……」
「��デオンが死んだこと?」 ロウィーナはその話題を口にするのも腹立たしいとばかりにターシャをにらんだ。「大したことじゃないわ、あの腐った三つ子が今までそろっていたことが不吉だった。わざわざ私たちに話したのはサムの儀式にケチをつけるためよ。なめられたもんだわ、たかが数十年ばかりアメリカに入植したのが早いからって」
「ロックリン家? 私もあいつらは嫌い。でもしょうがないわ、あっちは由緒正しいドルイドのスペルを持ってる」 アリシアがみんなの顔を見回す。「私たちにあるのは……実地で身に着けた薬草学に、星占術、たくさんの水晶。あちこちの流派を回って極めた最先端の魔法術。あれ……全然悪くないかも?」
「さしずめ野草派ってとこだな」 マックスが調子を合わせる。「雑草と自称するのはやめておこう。でも、サムの儀式は予定どおりやるんだろ?」
「もちろんそのつもりよ」
「僕の儀式って?」 みんなが当然のようにいうから、サムは何か重要な予定を自分だけ聞き逃していたのかと焦った。ロウィーナとターシャ親子はともに定期的に魔法の儀式を行う。サタンへの忠誠を示し、魔力を高めるためだ。子どもにはまだ早いといって、いつものけ者にされていたから、どうせ自分には関係ないと思ってよく聞いていなかったのかも。
「僕も儀式に参加できるの?」
それを熱望していたのは覚えているが、ディーンを匿ってる今は避けたい。
「いいえ、そうじゃない。サム。”あなたの”儀式よ」 サムが言い訳を探す間もなくロウィーナはいった。
彼女は背筋をピンと伸ばしてサムを見た。「あなたはもう十六歳。サタンに忠誠を誓って一人前の魔法使いになる時が来たの。小さいころに教えたでしょ、森のストーンサークルで儀式を行う。この土地に住まう全ての魔女と魔法使いの立ち合いのもと、新しい魔法使いの誕生を祝うのよ」
サムはあっけにとられた。「そんな――大事なことを、なんで――もっと前に、言ってくれなかったんだ」
「逃げちゃうと困るでしょ」 アリシアがあっさりといってのける。「多感な思春期の子どもに”おまえは十六歳になったら”死の書”にサインしてサタン様の下僕になるんだ、それまで純潔を守れ”なんていったら大変なことになる。私もマックスも、知らされたのはその日の夕方。まあそれまでも、男の子と仲が良くなりすぎないように見張られていたけどね」
「その反動が今きてる」 マックスが気だるそうに顔を向けて、双子はほほ笑んだ。
「その日の夕方だって?」 サムは仰天した。「まさか、今夜?」
「まさか。今日は招待状を出しただけ。儀式は明日の夜」 ロウィーナはため息を吐いて再びカトラリーを持つ手を上げる。「まあ、だから、明日の昼間の勉強はお休み。あなたは寝ていなさい。真夜中に始め、明けの明星が昇るまで行うのが通例なの。初めての儀式だから特に長く感じるものよ。主役が居眠りなんて許されませんからね、しっかり寝ておくことね」
「私たちもその助言がほしかったわ」 双子が嘆くと、ターシャが「私の若いころなんてもっとひどかった。真夜中に叩き起こされて……」と話を始める。サムはそれを耳の端で聞きながら、味のしない肉を噛み締めた。大変なことになった。
ストーンサークルはディーンをかくまっているあずまやのすぐ近くにある。ただの天然のアスレチックジムだと思っていた古ぼけた巨石にそんな使い道があったなんて知らなかった。
ディーンを別の場所へ移す? いや、他に森に彼を隠せるような場所なんて思い当たらない。もしも永久に彼を森に閉じ込めておくっていうなら別だ――大木のうろ、崖下の洞窟、そういった場所を幾つか知っている――そこを拠点に家を作ることができる。何週間、何か月、何年もかけていいなら、サムは彼のために新しい屋敷だって建てられる――だけどそうじゃない。そうはならない。ディーンの記憶を取り戻して、彼の帰る場所を思い出せてあげるんだ。
「ロウィーナ……聞いていい?」 サムは何でもないふうに装って質問した。「人の……記憶を消す魔法ってあるだろ? 難しいのかな?」
当然ながら、何でもないふうに答えてくれる魔女はいなかった。みんながサムの顔を見るので、サムは急いで唐突に変な質問をした正当な理由を披露しなければならなかった。
「思春期に……」 喉にパンが詰まったふりをして咳をする。「その、儀式のことを聞かされたって、ああそう、って受け入れる子もいるかもしれないだろ。まずは話してみないと。隠すのはあんまりだ。それで、すごくその子が嫌がったり、自暴自棄になるようなら、その時は記憶を消す魔法を使えばいいんじゃないかと、そう思ったんだ。ただ思いついたんだよ」
一瞬、間があいて、マックスが「ひゅー」と口笛を吹くまねをする。「その考え方、俺は好きだな。冷酷で、合理的で。さすが、ロウィーナの一番弟子」
ロウィーナは口元でだけ微笑み、ゆっくりと首を振った。「そうね、でも少し、短絡的よ。一時的に記憶を奪うことは、ハーブの知識があれば簡単にできる。だけど人の記憶を完全に消し去るのはとても難しい魔法なの。呪いというべきね。そんなものは仲間に使うべきじゃない」
「一時的なものだったら、ハーブを使えば治る?」
「ええ。ジュニパーベリー、それとほんの少しのベラドンナ……」 ロウィーナはスープをすすりながらすらすらと必要なハーブの種類を挙げていく。サムは記憶しながら、どれも屋敷の薬草庫や温室から拝借できるものだと思って安心した。「……マンドレークの頭をすり鉢にしてそれらを混ぜ合わせ、魔力を溜めた水に浸す。それを飲むのよ。簡単でしょ」
「それは記憶を失わせるほうのレシピじゃない?」 薬草学に長けたターシャが口を出す。ロウィーナはそうだったわと頷いた。「記憶を戻すほうなら、ベラドンナを入れちゃだめだった。だけどそういったハーブの魔法は時間とともに解けるから、ふつうはわざわざ作らないのよ」
「記憶をあれこれする魔法はドルイドが得意だったわね。ロックリン家にも伝わってるはずよ、あの書……」 ターシャは訳ありげな微笑みをロウィーナに向ける。「”黒の魔導書”。あれのせいで多くの魔女が高いプライドを圧し折ることになったわ。まあ、でも、今ではちょっと時代遅れね」
「あいつらの頭は中世で止まっているのよ」 ロウィーナは憎々し気につぶやいて、ツンと顎を上げた。
その夜中、各々が部屋に戻ってそれぞれの研究や遊びに没頭している時間、サムが眠っていることを期待されている時間に、彼はこっそりとベッドを抜け出してキッチンに忍び込んだ。用意したリュックサックにパンと果物を詰め込む。早くディーンのところに戻りたかった。空腹で不安な思いをさせたくないし、新しいランプを灯して暗闇を払ってやりたい。それになにより、彼と話がしたかった。記憶がなくてもかまわない。彼の声を聞いていたい。彼にどうして僕とキスをしたのと尋ねたいし、どうして僕がキスをしたのかを話して聞かせたい。もう一度キスをさせてほしいといったら彼は頷いてくれるだろうか。サムは期待でうずく胸を押さえた。断られないだろうという確信がそのうずきを甘いものにした。
「サム?」 暗がりからロウィーナが現われてサムの心臓は押さえたまま止まりかけた。冷蔵庫のドアを開けてうずくまる養い子をしばし見下ろして、ナイトドレスにローブを羽織った彼女はふと目元をやわらげた。
「眠れないのね。儀式の話をしたから」
「う、うん。そうなんだ。喉が渇いて……」 サムは冷蔵庫のドアを閉めて立ち上がり、足元のリュックを蹴って遠ざけた。暗いから見えないはずだ。
「心配することはないわ。あなたはただそこにいて、”死の書”にサインをすればいいだけ。あとは私たちの長い祝福を聞いていればいいのよ。夜が明けるまでね」
「勉強はたくさんさせられてるけど、夜更かしの授業はなかったな」
「何をいってるの。あなたが毎日遅くまで本を読んでいること、呪文や魔法陣の勉強をしてることは知ってるわ」 ロウィーナはそういってサムを驚かせた。彼女は手を伸ばしてサムの伸びた前髪を撫でつけてやった。
「情熱のある、熱心な生徒を持って光栄だわ。あなたはきっと、偉大な魔法使いになる。私にはわかる。あなたがほんの赤ん坊のころからわかってたわ」
「森で僕を拾った時から?」
んー、とロウィーナは目を細めて考えるふりをした。「やっぱり、あなたが自分の足でトイレまで歩いていけるようになった頃かしらね」
サムは笑って、自分を育てた魔女を見つめた。彼女の背丈を追い越してもうずいぶん経つ。彼女がサムの身体的な成長について何かいったことはなかった。けれど時々、彼女が自分を見上げる目が、誇らしく輝いているように思える瞬間があって、サムはその瞬間をとても愛していた。
「ロウィーナ」
「なあに」
「僕、成人するんだね」
「魔女のね。法律的にはまだ子ども」
「ロウィーナのおかげだ。僕、あなたの子どもであることが誇らしいよ」
ロウィーナの目が輝いた。
「まだまだ独り立ちはさせないわ。もう少し私のしごきに耐えることね」
「覚悟しとくよ」
ロウィーナは冷蔵庫を開けて水のデカンタを取り出した。キッチンを出ていこうとする彼女の柳のような後ろ姿に息を吐いて、踏みつけていたリュックを引き寄せる。何か思い出したようにロウィーナが振り向いて、サムは慌ててまたリュックを後ろ脚で蹴った。
「いくらでも夜更かししていいけど、明日の朝は狩りに行っちゃだめよ。食事の���度は双子に任せるから」
「なんで?」
ロウィーナは肩をすくめた。「ロックリン家のギデオン。彼が死んだのは夕食の時にいったわね。死体が森で見つかったのよ。彼らの領地は森の東側だけど、ハンターはそんなこと気にしないわ」
サムはギクリとした。「ギデオンはウィッチハンターに殺されたの?」
「魔女を殺せるのはウィッチハンターだけよ」
「だけど、そんなのニュースになるだろ」
「正当な捕り物ならハンターは死体を残さないし、カトリーナの様子じゃ何かトラブルを隠してる。だけど巻き込まれるいわれはないわね。しきたりだから、明日の儀式には彼ら――生き残った二人の嫌味なロックリン家――も呼ぶけれどね。森にはハンターがひそんでいるかもしれない。目撃者がない状況でハンターと遭遇したら、やつらがいうところの違法行為がなくても逮捕されるわよ。だから、サミュエル、明日の儀式にみんなで行くまでは、森に入っちゃだめ」
「わ、わかった」
ロウィーナが行ってしまうと、サムは念のために一度部屋に戻って、ベッドサイドのランプを付けた。それから温室に忍び込み、ハンガーに吊るされているマンドレークを一根、それと必要なハーブを掴んでリュックに詰める。温室の裏口からこっそりと抜け出したサムは、二階で休むロウィーナに心の中で詫びながら、パーカーのフードを深くかぶって、まっすぐ森へ向かった。
◇ ◇ ◇
ツイッターにも書いたけど設定だけは壮大。このあと・というかいま書いてるのは三部作のうちの一部でディーンとは別れて終わる。そしてサムは魔女の権利向上のために戦う革命戦士もどきになり、ハンターのディーンとは敵対関係に。。というロミジュリな。でも大ボスはUKの賢人か悪魔かチャックにでもして魔女もハンターも同じ側で戦うんだな。(そのあたりはボヤボヤ)最終的な問題は二人が兄弟だってどうやってばらすか、ばらした時の反応はどうするかだけど、その時にはも��やることやっちゃって覚悟できてるサミさまになってるだろうからきっとなんとかなる。
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翻訳家・柴田元幸の朗読フェス at VACANT
12月いっぱいでクローズするVACANTで、翻訳家・柴田元幸が、いまお客さんとわかちあいたい英米小説を、昼から夜まで一日じゅう、怒濤の300分朗読!
奇怒哀楽をテーマに、古典から訳したてホヤホヤの新作まで。
現在進行形の柴田元幸の2019年12月19日を、ぜひVACANTで一緒に過ごしましょう。
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日程:2019年12月19日(木)
オープン:12時 クローズ:21時頃
会場:VACANT(渋谷区神宮前3丁目20−13)
一日料金:予約一般2500円、予約学生1500円(要学生証)、当日+500円
* 途中入退場、再入場可
ライブ出演:坂本美雨、トオイダイスケ、けもの
セッション出演:トウヤマタケオ
出店:
・柴田元幸の洋書100均書店・・・柴田元幸の書庫から溢れる無数の洋書を100円で叩き売るこのフェス限りの書店。購入者には先着で柴田訳の文庫を1冊プレゼント!
・blackbird books・・・大阪から出張で参ります。主に古本で柴田元幸訳を中心に海外文学を販売予定です。僕は柴田訳のジャック・ロンドンが好きです(19:30頃に閉店)。
・ハナハッカの庭 食堂・・・野菜をたくさん食べられる料理をつくります。スパイスやハーブが香る、どこかの国や家の味。目とはなと口とで楽しむ食事と時間。吉祥寺に期間限定で在った『食堂・音楽室 アルマカン』元食堂長 かとおのしおり主宰。
・Hummingbird coffee・・・学芸大学にある古いアパートの一角で営む小さな喫茶店から店主が赴きます。どうぞよろしくお願い致します。珈琲の香りが、そこにいるひと・もの・こと・おと・ことばなどをゆるやかに繋ぎ合わせるものとなりましたら幸いです。
・狩野岳朗・・・画家。植物や自然を観察しフィールドスケッチなどを重ね、抽象絵画を制作する。このフェスではVACANTのその時その場所を���出して描くLocation drawingをします。採掘者のようにうろうろして描きその絵を展示、販売します。
記録写真:Photo by TKC































タイムテーブル:
トートバッグ:「Motoyuki Shibata Reads All Day」も販売します。

*予約受付は終了しました!あとは当日券のみとなります。
予約:下記アドレスまで必要事項を明記のうえ、メールをお送りください。
件名「翻訳家・柴田元幸の朗読フェス at VACANT」
1.お名前(ふりがな) 2.当日のご連絡先 3.ご予約人数
*ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送りします。 *メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願いします。 *当日無断キャンセルの方にはキャンセル料を頂戴しています。
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プロフィール:
柴田元幸
翻訳家。米文学者・東京大学名誉教授。1954年、東京都生れ。
『生半可な學者』で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。
アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、著書も多数。
最近の翻訳に、スティーヴン・ミルハウザー『私たち異者は』、スチュアート・ダイベック『路地裏の子供たち』など。
文芸誌『MONKEY』の責任編集を務める。
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ライブ出演:
坂本美雨(ミュージシャン)
5月1日生まれ。
音楽に囲まれNYで育つ。
1997年、Ryuichi Sakamoto featuring Sister M名義でデビュー。以降、本名で活動を開始。
最新アルバムは子守唄をテーマにした「Sing with me Ⅱ」(坂本美雨 with CANTUS名義)。シンガーソングライターのおおはた雄一とのユニット「おお雨(おおはた雄一+坂本美雨)」としてのライブ活動、また幅広いジャンルのミュージシャンとの共演などの音楽活動に加え、TOKYO FMを始め全国ネットのラジオ番組「ディアフレンズ」のパーソナリティを2011年より担当。村上春樹さんがDJを務める番組「村上RADIO」でも共にパーソナリティを務める。
動物愛護活動に長年携わり、著書「ネコの吸い方」や愛猫“サバ美”が話題となるなど、"ネコの人"としても知られる。2015年第一子を出産し、娘との暮らしも日々発信中。
OFFICIAL Instagram https://www.instagram.com/miu_sakamoto/ (miu_sakamoto)
OFFICIAL TWITTER: http://twitter.com/miusakamoto (@miusakamoto)
OFFICIAL HOME PAGE: http://www.miuskmt.com/
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トオイダイスケ
ベーシスト・キーボーディスト・作編曲家。けもの『めたもるシティ』『美しい傷』、Lilla Flicka『Flower rrangement』などの編曲を手掛ける。2019年にジャズとアンビエントとエレクトロニカの要素を織り交ぜた自己名義でのアルバム『greyish blue』をリリース。https://daisuketoi.com/
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けもの
“けもの”はシンガーソングライター青羊のソロプロジェクト。2013年と2017年に菊地成孔プロデュースでアルバムを発売。 2019年はサウンドにダブやロックを取り込んだマキシシングル(EP)「美しい傷」を6月リリース。柴田元幸氏とは朗読と音楽で共演したことがある。http://kemonoz.com
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「哀しい宵」セッション出演:
トウヤマタケオ
音楽家。1965年兵庫県生まれ。広島県在住。 作曲、ピアノ、声、諧謔、郷愁、D.I.Y.ピアノ弾き語りの他、 チェリスト徳澤青弦とのデュオ”Throwing a Spoon”、8ビート偏愛バンド”PATO LOL MAN”、旅する幻燈楽団”ランテルナムジカ”など活動は多岐に渡る。
https://www.takeotoyama.info
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宣伝美術&トートバッグデザイン:横山雄(BOOTLEG)
企画:熊谷充紘(ignition gallery)
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see also How to Edit a Glyph that is not listed on iFontMaker
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【自由研究】 バラモンの肉食の可能性(マハーバーラタ時代) 【質問箱】
質問箱の回答加筆です。
マハーバーラタ時代のバラモンが肉食していた可能性について。 加筆部分はマヌ法典からの抜粋と、おすすめリンク。最後に私信。
私は研究者でもなく単なる検索好き(そしてGoogle翻訳のしもべ)なので、推測はできますが豪快に間違っている可能性が高いので、実用には十分ご注意ください。
FGOについては初期のfigmaがセイバーばっかりだったなあと若者にはわからないことを申しており(未プレイ)
とりあえず結論から。
マヌ法典第五章より。 56.肉を食べること、飲酒、および性交に罪はありません。それは創造された存在の自然な方法ですが、棄権は大きな報酬をもたらします。
https://www.sacred-texts.com/hin/manu.htm
食べても飲酒してもエッチしても犯罪じゃないけれど、やめとくと長寿や来世でいいとこに生まれるとかいいことあります。
マヌ法典は、人間の祖先マヌが記したものとされますが、紀元前2世紀から起源2世紀頃の成立とされています。それまでの法典の集大成みたいなもので、主にバラモンの守るべきつとめなどを示しています。 なかなか面白いのですが、差別前提で語られているので、アウトカースト外国人女性にとってはだんだんおなか痛くなってくるのです。お勧めはしないけど今も残るインドの禁忌や習慣につながることが書いてあります。 上記のリンクで英訳が全文見られるのと、日本語訳も出版されているのでよかったら。
マヌは太陽神ヴィヴァスヴァットの子で、兄弟にヤマ(閻魔)、ヤミーがいます。 マヌの手に飛び込んできた小さい魚が「育ててくれたら洪水からあなたを助ける」と言ったので飼ってたらがんがん大きくなったので海に放してやりました。まもなく魚が言ったとおり大洪水があり、船を用意していたマヌはヒマラヤまで流され、一人助かりました。子供ほしい、と、海にお供えしていたら、海から妻が現れ、マヌは人間の祖になりましたとさ。
という話が、マハーバーラタにも語られています。 この時は魚はブラフマー神の化身でしたが、後にヴィシュヌ神の化身「マツヤ」とされます。
ということで、マハーバーラタの時点でマヌ自身は知られた話。 マヌ法典自体の話題は(調べてない) 訂正、出てきました。 アルジュナの父パーンドゥ王が、女を抱くと死ぬ呪いを賭けられてしまった後、妃のクンティーを口説くところで、「マヌによれば、自分たちの子ができなければ養子をもらって育てよ、とある」(山際版 1巻パーンドゥにかけられた呪い) その後、バラモンに子種もらってきてくれ、私には神々を呼び出すマントラがあり…とやりとりした結果、クンティーには三人の男子、もう一人の妻マードリーには二人の男子が授かるのでした。
たくさんの人が生きて関わってる前提の法典なので、一人から数百人程度まで子孫増やして社会が回り始めてから書いたのか!それとも洪水前に大都市複数運営できるまで人間は増えていて、そのころを思い出して書いたのか!野暮なつっこみはしないぜ!
マヌ法典ざーっと見てきました。 Google翻訳そのままですが肉っぽい行を抜粋してます。 二度生まれ、は、「再生族」と日本では訳されます。バラモン、クシャトリヤ、バイシャ階級のことです。
何巻の何番、の巻数をメモしてないのだけど気にするな!
227.(同様に)咀嚼を必要とするさまざまな(種類の)固い食べ物、および柔らかい食べ物、根、果物、風味のある肉、香ばしい飲み物。
257.森の隠者が食べる食物、牛乳、ソーマ、調理されていない肉(スパイスを含む)、塩漬けされていないものは、その性質上、犠牲食物と呼ばれます。
53.彼の口で火を吹かないように。 彼に裸の女性を見ないようにしてください。 火の中に不純な物質を投げ込まないようにし、火で足を温めないようにします。 ↑肉関係ないけど、裸の女性見ちゃだめ(前のブログに、敵の母が幻力で自分の裸を見せつけたのでクリシュナが目をそらした、って書いた気がする)とか、口で火を吹かないが後に煙草につながるのかが気になって。
250.カウチ、家、草草、香水、水、花、宝石、酸っぱいミルク、穀物、魚、甘いミルク、肉、および野菜は、彼が拒否しないようにします(自発的に提供���れた場合)。
5.ニンニク、ネギ、タマネギ、マッシュルーム、および(すべての植物)は、不純な(物質)から湧き出ており、二度生まれの男性に食べられません。
18.ヤマアラシ、ハリネズミ、イグアナ、サイ、カメ、そして彼らが食べられると宣言したウサギ。 同様に、ラクダを除いて片方の顎のみに歯があるもの(家畜)。 ↑偶蹄類のほとんどは上の前歯がありませんので、そのことかと。ウシ、シカ、ヤギ、ヒツジ、カモシカが当てはまります。イノシシ、豚は前歯が上下にあるぞ。
19.キノコ、村の豚(飼われている豚?)、ニンニク、村の鶏(同じく買われてる鶏?)、タマネギ、またはネギを故意に食べる二度生まれの男性は、追放されます。
30.自分の食物になる運命にあるものをむさぼり食う人も、罪を犯しません。 創造者自身が食べる人と食べる特別な目的のために食べる人の両方を創造したからです。
32.肉を食べる人は、神や祖先の霊に敬意を表し、罪を犯しません。それを買ったのか、自分自身を殺したのか(動物)、他の人からプレゼントとして受け取ったのか。 ↑自然死した動物、貰い物、買った肉はいい、のかな?
36.ブラフマナは決して食べてはならない(マントラによって神聖にされていない動物の肉。しかし、原始法に従って、彼はそれを食べることができ、ヴェーダの教義で奉献される。
37.彼が(肉に対する)強い欲求を持っている場合、彼は明確なバターまたは小麦粉の動物を作る(そしてそれを食べる)かもしれない。 しかし、(合法的な)理由なしにに動物を破壊しようとしないでください。
48.肉は生き物を傷つけることなく獲得することはできず、衆生を傷つけることは天国の至福(の達成)に有害です。 したがって、彼に肉を(使用を)避ける。
49.肉の(嫌な)起源と肉体の(拘束)殺害をよく考えて、肉を食べることを完全に控えさせてください。
53.毎年百年の間、馬の犠牲を捧げる人、および肉を完全に控える人は、その功績(行為)に対して同じ報酬を得る。
54.純粋な果物と根を食べ、禁欲主義者に適した食物を(森で)食べることによって、肉を完全に避ける(使用する)ことによる報酬を(それほど)得ません。
104.命を失う危険にさらされたとき、どんな人からも食物を受け入れる人は、泥による空よりも罪によって汚染されていない。
56.肉を食べること、(飲む)精神的な酒、および肉体交に罪はありません。それは創造された存在の自然な方法ですが、棄権は大きな報酬をもたらします
ここまで
機械翻訳そのままなので日本語としておかしいのですが、こんなにあるよと見ていただければ結構です。
食べてはいけない肉がいろいろあるのですが、いろいろ食べてますね! 魚はチェックしなかったのですがこれもいろいろありました。 それよりキノコの嫌がり方がすごい。食用にしておいしいキノコ発見して見分けられるようにするより全部禁止した方が安全ではあるよね… 唐辛子やトマトはないけどタマネギもニンニクもあったんだねえ、って、タマネギニンニク禁止でどうやってカレー食べるんですか! (ヒングとかアサティフェダと呼ばれる硫黄の香りのスパイスで代用するようです)
寿命を延ばすとか来世さらに高い地位に生まれるには、肉食べないことを推奨するけど、罪ではないようです。減点無し、加算あり。 バラモンに施す料理は冷めてなく熱々でとか、作り置き禁止とか、給仕は右手でとか、当時の生活が見えてきておもしろいのですがしかしあくまでもバラモン向けの法典なのです。
そしてもう一つ。 マハーバーラタで昔話として語られる話です。 1巻の「ガンダルヴァの王チトラタタ」の中の一節引用します。(山際版)
その後、意識を取り戻したカルマーシャパーダが、なおも狩りをつづけていると一人の腹をすかせたバラモンに出会い、王に食物を求めた。後で食事を持ってこさせるからといい彼はそのまま狩りをつづけた。バラモンは言われたとおりその場に坐って待った。
帰城してからもバラモンのことをすっかり忘れていた王は、夜中、ふと彼との約束を思い出し、料理人を呼び出し食事の用意をし、森へ届けるよう命じた。しかし真夜中のこととて、肉を入手できなかった料理人はそのむねを王に告げた。もっと他を探せといわれた料理人はいろいろやってみたが、どうしても肉が見つからなかった。ラークシャサにたたられている王は業を煮やし、-処刑場に行って死刑囚の肉でもいいから切り取って来い!-と口走った。
このあとバラモンに(食べてしまう前に)見抜かれて、怒られて呪われて王様人食いになってしまうのですが…今日見ていただきたいところは、「バラモンに出す料理で肉を用意したい」部分です。 バラモンも人肉だから怒ったわけで、肉そのものがけしからん、とは言ってません。
ということで、熱心だったり行の最中のバラモンなら肉を絶ってたかもしれない。自分で狩りはしないけど、施された食事に入ってるなら喜んで食べてたのではないかと思われます。
話は変わるのですが、インド旅行行く前にセミナー受けたときにですね、「初見で地元の食堂に行くなら、ベジメニューにしたほうがいい」といわれました。 菜食の方が身分が高いからではありません。 「肉の方がおなか壊す率が高い」のです。肉高いので、残ったらしばらく取っておきます。だがしかしインドは暑い、そして停電が結構ある!しばらくが日本の常識のしばらくじゃない! …マハーバーラタの時代は冷蔵庫ないから…食べる直前まで生かしておけば鮮度が高いから…
こんなところです。 まあ食事にお招きするときに当人に聞く以外確かめる方法はないわけで。
私の一夜漬けより役に立ちそうなページを紹介します。
ブログ 「みんなが気になるあの料理を食べてみた」 [メモ]アシュヴァッターマン(FGO)の食べ物について
こちらFGO設定にも詳しく調べられた上での記事です、おもしろかった! 共食(一緒に食べる、この場合カースト外の方との食事)についても記載があります。 もうこちら紹介して終わりでいいやと思ったのですが、質問箱リンク貼れないというか貼っても飛べないし、じゃ、とりあえず私は別方面から攻めてみようと思った次第。
Manu of Law
英訳のマヌ法典です。生活全般が見えてくるよ!
「インド・いちば・フィールドワーク」
名古屋大学溝口常俊教授の講義用テキストです。 現代の南インドでの生活レポートなのですが、食事とか結婚とか葬儀(火葬中 亡くなった方やお骨そのまま写ってる)とか、観光用じゃない生活の様子が伺えます。興味のあるところだけでも。
マハーバーラタ 山際素男訳
今回は1巻だけで用事が済みました。 Google Playストアで一巻無料だった気がするぜ。各巻のサンプルもかなり長いぜ。
私信:創作のたった1シーンのために勉強をするのはすっごい楽しいです。自分がするのでも人の創作物楽しむのでも。 人に聞いて本読んで検索して知識積み上げて、時には聖地巡礼として日数と交通費かけて旅に出て、さあ、と、創作始めたら1シーンも使わなかったぜ、って、なっても、楽しい勉強だったならそれでいいんです(よくある)(自発的に勉強はじめるのはきっかけないと楽しくないもんね)
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RDR2:41:ニューハノーバーの旅
川辺でモーニングコーヒーを飲みながら、今日の計画を考えてるふりをしてみたり。 調理鍋近くのコーヒーは無事に朝から飲めました。いいですなぁ。そんなわけで朝の日課の一つにでもしようかと思います。 日課といえば雑用ですが、雑用中は挨拶できないのが残念です。何故だ。別に口が塞がってるとか、喋ってる余裕もないほどハードなことしてるわけじゃなし。バケツ片手に提げてても挨拶くらいできるだろ。
とりあえずまずはジョサイアの話を聞こう。 「有言無実行だと思ってるだろ?」、「まあ口から先に生まれてきたのは間違いないよな」みたいな話から、それはさておき、駅馬車強盗をしたことあるか? まあ渋々付き合ってならね(´・ω・`) ……というのはRPの話で、「強盗したことがないとでも?」というのが当然の返事。 ジョサイアが言うには、駅馬車強盗の難点は、その馬車が確実に金になるかどうか分からないこと。馬車そのものをシェイマスに買い取ってもらえることはさておき、中に乗っているのが金持ちでないとか、ろくな荷物がないとかは、確かにありそうです。 そんなわけで、彼に誘われてローズへ。
グレイ家、ブレイスウェイト家に関わるならもっと慎重になるべきだ、というのはね、うん、俺もそう思うんだけど、ダッチがやると決めたら俺の言うことなんてもう聞かないしさぁ( ತಎತ)
さて、ジョサイアとともに行ったのは駅舎の郵便局。他愛もない会話をする知り合いのようでいて、金を払うと、獲物になる駅馬車の情報をもらえる仕組みになっているようです。それが「意気消沈した友人」という合言葉というか、ネットワークのこと。ストロベリーの郵便局員も仲間だそうな。 というわけでこれからは、彼等から確実に金になる馬車の情報を仕入れられるようになりました。……まあ、やらないけどな(´・ω・`)
ストロベリーの話が出たので、こんなこと言うアーサー……おまえなぁ、ついこの間、5日ほどもあのへんに滞在して、ストロベリーの町もさんざんうろついて、ホテルも舐めるように見て回ってたろうが……。
待ち伏せ開始。それにしてもジョサイアのベスト派手だな。鮮やかなブルー。こういう派手なベストを取り入れて小粋に着こなすとか……無理(´・ω・`) 今度着こなし真似してみようかなぁ。濃い色、細めのストライプのジャケットに、白のスタンドカラーのシャツ、黒いパフタイ、派手で光沢のあるベスト、ズボンは白に近いような無地で、靴はさすがに見えないけど、アーサーならウィングチップにするか、あるいは裾を外に出した乗馬ブーツとかかなぁ。 ただ、こういう格好は綺麗に髭をあたって髪もセットしてこそ似合うので、タイなしの開襟にして、ラフさを加えたほうがうちの長髪アーサーにはいいかもなぁ(´ω`*)キセカエ タノチイ ちなみに馬車強盗は、荒事の得意でないジョサイアが噛むだけあって、「気付かれず」にやるものでした。ジョサイアがあれこれ喋って気を引いている間にそーっと失敬するという、ショーン救出のときと同じパターンですな。
さて、メインを一つ進めたからには、放浪しないと!! という最早使命感に近いわくわくを伴って、本日の行き先はヴァンホーンとかアンスバーグの近くです。そのへんの水辺沿いは通ったけど、陸側はまだマップがぼやけてるのでね。
断続的な射撃音がするので見てみたら、ここにも射撃練習中の人がいました。……これ、以前はそもそも瓶が見えねぇんだよ!! てことで負けましたけど、ここなら視認しやすいかな。 デッドアイ使えるのかどうかも気になったりしたけど、今回はスルー。また今度来よう。
そういえばここ、伝説の動物がいる……イヌ科っぽい絵が書き込まれてるんだけど、狼? と思って見てみたらキツネ。これなら襲われることはなさそうだと追跡し、無事にゲット٩(ˊᗜˋ*)و 伝説の動物は一匹しかいないため、運搬中に殺されたりして皮をロストしたように見えても、ちゃんと罠師のところに届いているそうですね。だからかえって安心してこのままハノーバー北の旅を続けます。 そしたら幸いにも道中で罠師のお店発見しました。キツネの皮だけで作れるようになるものはないのかな……チャップスくらいか。しかも裾を出す設定、というかシューズを履いてきてたので、フィッティング中も自動的に裾の中に入ってしまってて見た目が分かりませんw まあいいや、とりあえず作っとこ。
ふらふらと建物マークに近づいて、古い交易所でスケッチした後、すぐ傍のこの小屋へ。 見晴らしいい素敵な場所。きちんと木の塀で囲いもしてあって、
小さな建物なんだろうと思ったらトイレかw ドアはないけど、まあ、この時代ですからねぇ。しかもこんなとこ、そうそう人が通らないだろうし。 で、中に入れるのかな、入った途端強盗と見做されて住民に攻撃されたりしないかなと思いつつ、ドアに接近……。
どじゃーん……!( ゚д゚) 動画とかでは見たことある……隕石の落ちた家だ! 煙出してるとこ調べると隕石が手に入りました。 海外版の動画を見てて「どうせ日本版だとバラバラになってたりしねぇんだろ(ಠᾥಠ)」と思ってましたけど、まあ、足がちぎれてる程度の表現はあるので良しとしましょうかね。 どうやらここ、一度中に入ることで「隕石の落ちた家」としてスケッチできるようになるみたいです。 それにしても、この状況下で平然と物色していくのもどうかと思うぞ?
これは★3クロクマ見つけて追っていたら、線路伝いに移動されましてね? 列車来ないといいなぁと思って追跡したのですが、間の悪いことの貨物列車が来てしまいました。 高架橋みたいな場所だったのでクマを追い抜いて慌てて脇に降りたのですが……戻ってみてもクマの死体すらないのは、クマもどこかから脇へと逃げたのか、轢かれるとともに死体になるのではなく消滅したのかですな。イーグルアイで見てみても、距離を広げすぎたせいか痕跡見えなくなってたのがどうなったのかは分かりません。 しかしこのへんにいるんだな……クロクマの皮は罠師のお店で必要だったはずだし、思ってたよりずっと小さかったので、また今度狩りに来よう。 そういえば、ホゼアと追った伝説クマ、早めに狩りなおしたいなぁ。ホゼアはなんかもう病死しそうな気配がビンビンなので、元気でいる内に狩れば、もしかしたら「あのクマ狩ったぞ!」て報告できるかなぁって。
◯と□のある建物ところに行ったら……天文所? とか思いましたけど、これは……電波塔とか、なんかそういうのかな。シガレットカードも「発明」シリーズの電球だし。 中に入れないし誰もいないし、つまんないなー。なにかないかなぁ。 と進んでいたら伝説の動物のテリトリーに入ったという表示が。なにかと思えばヘラジカ? ヘラジカってたしか、いるはずの場所でなかなか見つからないとか言ってる人をまとめサイトで見かけたことがあるぞ。だから、もしかするといたりいなかったりするんじゃないか、と言われています。 まあ探してだけみるべーよ、と痕跡を集めて行ったら……。
普通に狩れちゃった(´ω`*) ちなみに推奨は改良矢でしたが、毒矢で動けなくしてから、近づいてヘッドショットでトドメ。すまん、残酷ではある。たぶんライフルで撃ったところで、伝説のヘラジカは一匹しかいないのだから、この角が手に入らなくなるとかはないと思うんだけどね。気分として、角をできるだけ傷つけずに狩りたいよなと。 気分の問題というと、こういう希少な……というか年月を経てここまで育っただろう動物には、せめて敬意を表するというか、なにかアクションできても良かったかなと思います。事故死してしまう人なんかもそうだけど、死体の始末はできないにせよ、十字くらい切るとか、無信心ならそれなりに一言かけるとかでもいいし。
ともあれ解体。毛皮の後は、このすげー立派な角。リアルではこういう角や牙目当てに乱獲されて絶滅危惧種とか、あるあるですな……(´・ω・`)
このおうちはなんなんだろうなぁ。けっこう小奇麗だから廃屋ではなさそう。ドアには鍵がかかってて入れないし、特になにか落ちてるってこともなく。
こっちは入れたおうち。後になって通ったときに撮影してるので時刻が前後してるうえに雨になってますが。
ここでは宝の地図発見! んー……この形の池みたいなとこの近くなら、それほど見つけるの難しくなさそうだから、これもまた今度探しに来ようっと。木を目印にして……裏返すと、北へ何歩、東へ何歩、みたいなことが書かれてますね。楽しみ~(´ω`*)
で、ここ。あー……察したよねこれは。「世捨て人」って、あの犬けしかけてきたばあさんもそうだったし、なんかすげー態度が同じだよこのじいさん。 だからってころころすると名誉下がりそうなんで……ちょっと失礼、と縛って転がしておいて家探しするのは名誉に関係ないこの世の中。 よしよし、地図の半分ゲットだぞ。これで一枚の地図が完成。見てもちょっと分かりづらい地図だけど。
そんなことしつつふらふらしてたらすっかり夜、しかも雨ですよ。体力に雪の結晶マークが出現したのでぎょっとした気温見てみたら-4度。慌てて着替えました。 遠くに見えるのはサンドニの街の明かり?
きっとそうだろな。このへんに他に高さのある建築と、あんなたくさんの明かりがあるような場所ないしね。
明かりがついてるから誰かいるんだろうけど、入れもしないし特になにも起こらないおうちを2つほど発見したり。
そして噂のブッチャーズ・クリークを初めて通り抜けました。ここって奇妙な人いっぱいいるんでしょ。つかなんか怪しい人たちの集まりなんでしょ。夜に通るのは怖いけど、通り抜けるだけならなんでもなくてほっとしました。 それにしてももう1時。そろそろキャンプ張らないと、寝ないor昼まで寝るになっちゃうな。
とキャンプして迎えた朝。ふと見ればすぐ傍に、他の誰かのキャンプ跡でもないし、でも金庫みたいなのあるぞ……って、……なんか白骨が3つほど並んでる……:( •ᾥ•): 夜中だったから全然気づかずにキャンプしたというか、キャンプしようとすると自動的に「付近の適した場所」に移動させられるんだけど、とにかくこんな添い寝友達がいたことにはまったく気づかなかったわ……。
それから、昨日の罠師のところへ。伝説のヘラジカの皮を売らないといけないので、彼のところ目指しつつ、まだ通ってない道を潰していたのです。 って、そこにそうやって立ってるくせに営業時間外かよ!! ただ立ってるだけなら商売してくれよ!! しばらく待ってても開店しないし、近くにいたらダメなのかなとちょろっと離れた直後、8:10くらいにお店始まりました。
おっ、いいジャケット作れる!! ��かもこれ防寒着だ。防寒着っていうと裾長のコートしかなかったから、これは嬉しいなぁ。さっそく作ってもらおう(´ω`*) でも気温は20度。昨日の夜のあの寒さはなんだったんだ。そんなわけで適当に馬積みの服に……って、着替えたりするとすぐセットが勝手に入れ替わるから困ります。
おかげで犯罪用のダサセットしかないし。 このおじさんは、ヴァンホーンの駅馬車近くにいた酔っぱらい。ヴァンホーンに来るつもりなかったのですけど、途中でまたレース挑まれましてね。アンダルシアンで勝てるのかよと思いましたけど、無事勝利。特になにがもらえるってわけでもないから、逆に言えば負けてもそれだけのミニゲームかな。 で、この酔っぱらいは「駅はどっちだ……」とか言ってるので教えてあげたら、名誉アップ。……このおっさん、ほっといて大丈夫か? とつい駅まで見届けてしまうアーサーさんでありました。そしたらゲロ吐いて酔いつぶれ寝てしまいましたけどね。 ……こうしてまた天使アーサーの噂が一つ追加されるんですよ。 「あの薄汚ぇ酔っぱらいの相手するだけでもどうかしてるってのに、後をついていくからよ。俺ァてっきり、こりゃ人けのない駅の傍で強盗でもする気だなと思ったね。けどあんな爺が金なんて持ってるはずもねぇ。馬鹿な奴だ、どうせなら見に行って笑ってやれと思ったら……なんにもしねぇんだよ。もう飲むなよとか、起きねぇと列車来るぞとか、爺がすっかり寝入っちまうまで相手して、黙って去っていったんだ。信じられるか? ありゃ頭がどうかしてるか、筋金入りのお人好しだぜ。ったく、調子狂っちまうよな。なんか俺も今日はよ、一つくらいはいいことしたい気分だぜ」 みたいなね?(マテ
そんなアーサーさん、釣り人さんには忘れず声をかけます。幸い、驚いて魚が逃げるとかいうこともなく、返事してもらえますしね。 近くに波紋も出てるし、俺も今度ここで釣ってみよっと。 って、「今度」「今度」と、今度やることがどんどん増えていきますな(´ω`*) アンダルシアン親密度4になってしまったので、馬屋に寄って、と。……ほんとなつくの早すぎないか? 名誉レベルの割引価格で買って、MAX育てて売って、30~$くらい。野生馬はそもそもが安いためたとえ売りものの馬と同じ品種でも価格は上がらず、やっぱり利益はそれくらいです。効率のいい商売ではないけれど、誰も死なないし、不幸にもならないしなぁ。 なついた馬にとってはアーサーと離れるのは嫌かもしれない? それを言われると(´・ω・`) 街道を流してたら突然主を振り落として近づいてきた馬が実は売った馬だった、とかあったら大笑いしますけどねw 大丈夫、良い馬だから新しいご主人にも気に入られ、大事に可愛がられて、みんなもっと幸せになってると信じてる。そもそも俺の馬だといきなりギャングに襲われたりと怖いことも多いしな。 ちなみにレース挑まれる前にどこに向かっていたかというと、賞金首のところです。 リンジーなんとかっていう、サンドニでもらってきたビラの奴。デッド・オア・アライブで100$の大物ですよ。 どうなってるんだろうなと思ったら、手下とともに古びた砦にいましてね。やべぇな、複数人入り交じるとうっかりころころしちまうぞ、まあ持っていくのは死体でもいいんだけど、できれば生きたまま連行したいなと、思いました。 そしたら、親切にもリンジーだけは赤いドクロマークでレーダー表示されますので、手下からぷちぶちと。
そして、生リンジーだけでなく、建物に隠されていた南北戦争の帽子とナイフもゲット!! 運んでいる途中にしゃべるのを殴らずに放っておくとどうなるんだろうと思ったら、好きなだけ喋るだけですね。 しかも、リンジー目当ての別の賞金首に襲われました。「よく生かしておいてくれたな」とか言っていたので、死体にしていると襲われなかったか、あるいは台詞くらいは違ったのかも。 まあ三人くらい今更ひょこっと出てこられてもな。 政府に踊らされて賞金稼ぎ同士で殺しあうなんて馬鹿な野郎どもだとか、この国はもうなんでも金になっちまった、とか。たぶんアーサーからしたら頷ける内容だったと思います。 でもまあ、無法者の時代であっても、弱い奴が食い物にされるのは一緒だしな。おまえが今俺の馬のケツに乗せられてるのは、時代がどうのじゃなくおまえと手下が弱いからだろ。その点俺はまだ生きてるし、まだいくらかの自由もある。いずれ時代に飲まれて終わるとしてもな。
というわけでお待ち遠さまー、配達品でーす! 100$おくれ!(´ω`*)
ここ数日は大物狩ったり宝の地図見つけたりといっぱい遊……働いたので、自分ご褒美でおねーちゃんつけました(๑ ิټ ิ) 風呂は定期的に入らないとだし、町に寄ったときに入るようにしないと、拠点には川しかないからなぁ。……川で泳いでも綺麗になるんだろうか? 馬はそれでOKなんだけど、俺は? スタミナつけるためにも、今度から拠点では朝の水泳でも日課にしてみようかなぁ。しかし、脱げないんだよな。ベストとかコート、靴は着ないことを選べるけど、シャツ、サスペンダー、ズボンは着替えることができるのみ。だったらできるだけ薄着にして、裸足で泳いだら雰囲気出るか……? そしてみんなに、またアーサーがなんか変なこと始めたぞ頼むからその体力を仕事に回してくれ、とか思われるんだな、うん。
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ゆめさん劇場 本編
※これはリネージュのイシルロテ鯖にて2018/12/13(木)夜9時半過ぎに全体チャットした全内容です。1時間に及ぶゼンチャでした。
こんばんわー。
まったりクランのスネアイ勧誘担当ゆめおばこです。覚えていますか?
今日はクラン員募集ではなく、全茶イベント「ゆめさん劇場」をお届けしたいと思います。
これから私が主人公の、リネ内の恋ばなを面白おかしく書き綴っていきます。
これはあくまでも「お話し」です。
長くなると思うので、邪魔な場合はゼンチャオフをお勧めします。
約20分を予定しています。
あと、オプション→ゲーム設定の一番下に「スパム自動遮断」のチェックボックスがあると思います。
チェックが付いている方は外してください。
そうしないと20回くらいで自動的に遮断リストへ登録されて続きが見れなくなります。
しっかり見たい方はチャット欄→のボタンでチャット窓を大きくするといいですよ。
準備はできましたでしょうか?
それでははじまりはじまり~。
これはここ2カ月間のお話しです。
ある日、過疎化したスネアイに一人の男が加入してきました。
ちょっとかわいい系の男エルフさんです。復帰者だそうです。
表の顔はとてもいい人で、積極的にクラン活動にも参加したり、クラハンの分配作業を引き受けたり、よくクラン員に消耗品などを配ったり、アイテムをあげたりもしていました。
私がクラン活動を頑張っていると、特別仲が良かったわけでもない彼から
彼「好きです!付き合ってください!」
私は軽い気持ちでOKしました。
私「いいよー今フリーだし。でも恋愛相手としては好きかどうかわかんないし、リネ以外はNGだし、よく寝るし、てきとーだし、それでもいいの?」
彼「いいです!」
こうして私たちは付き合うことになりました。リネ婚じゃない所が謎です。
リネで付き合うって何するの?って思うかもしれません。ゲームですもんね。
簡単に言えば、いつも隣にいたり、WISでお話ししたり、一緒に狩りしたりです。ただ、その内容がラブラブなだけなのです。
私の場合は恋愛感情がほとんどなかったので、お試しという感じで友達的に付き合っていました。
あ、ちなみにこの頃入った新人さんにはネカマです!って自己紹介してましたが、誰も信じなかったです。本当にそうならもっと話が面白くなったんですけど、残念です。
大体次のような感じの一日になります。
夕方ごろ私が帰ってきてインしていると彼も帰ってきてWISで
彼「ただいま~ ちゅ☆」
私「おかえりー ちゅ★」
彼「ぎゅ~~~~」(抱きしめてるらしい)
私「ぎゅーーー」
彼「浮気してないよね?」
私「私を好きになる物好きなんてあなたくらいでしょw」
彼「ゆめさんゆめさん」
私「うん?」
彼「好き好き~!!」
私「ありがとw」
彼「また後でイチャイチャしようね」
二人ともあほです。ゲームで何してるのと。
私はそのあとすぐに晩御飯になるので釣り放置します。
彼も私の横にピッタリくっついてきて釣りします。
私は体調があまり良くなかったので、食べた後は横になってちょっと寝ちゃいます。体調が良くない事は彼も知っています。
起きると大体夜8時頃、来るのが遅いと彼の機嫌が悪くなります。
彼「おそい!!」
私「ごめーん」
彼「少しでも長く一緒にいようと思ったのに、もう時間ないでしょ!」
私「うんごめんねー」
大体夜9時頃からクラハンがあります。
それまでの時間は体調のいい時は一緒に狩りをしたり、あまり良くない時は宿屋でお話しをしたりします。
宿屋ではこんな感じです。入って必ず私がベッドの横に誘導されて向き合わされ、
彼「ちゅ☆」
私「ちゅ★」
彼「ぎゅ~~~~」
私「ぎゅーーー」
彼「口をちゅ���するように突き出してて」
私「うん」
彼「ちゅ~☆」
私「ちゅー★」
私「これってはたから見たらただの馬鹿だよね」
彼「そうだね」
彼「ゆめさんゆめさん」
私「うん?」
彼「好き好き~!!」
私「ありがとw」
もう日課です。律儀にやる私も私です。
彼「胸もんでいい?」
。。。は???
あとはご想像にお任せします。
彼「ゆめさん私のこと好き?」
私「友達としては好きだけど、恋愛相手としては好きかどうか正直よくわかんない」
正直に答えました。こういったやり取りが何度かありましたが、同じ答えをしました。
彼「お願いがあるんだけど、一度でいいから好きって言ってくれないかな?」
私「じゃあ好き」
彼「それじゃあ言わせたみたいじゃん」
私「すき」
彼「幸せ~~~~」
。。。え、いいのそれで??
彼「いつかゆめさんの方から好きって言ってほしい」
私「好きになったらね」
ある日、彼が付き合った記念にアクセサリーをプレゼントすると言い出しました。
緑VIPカードがあるのでVIPロビーに連れていかれました。
私は無課金プレイヤーなので、課金アイテムにはあまり興味がなくて今まで素通りしてたんですけど、NEWVIPコインというものでアクセサリが買えるお店に連れていかれました。
彼「この中から好きなアクセサリー選んで」
私「急に言われてもわかんないよー」
彼「じゃあ後で考えておいて」
私「うん」
あまり興味がなかったので放置してたら、急かされたのでちょっと調べてみました。2、3千円くらいの物かと思ってたら、確率で買えるアイテムで2万とか10万とか下手したらそれ以上かかるものだと知りました。
私「そんな高いもの受け取れない!」
彼「付き合った記念だからそれくらいは出さないと」
私「いらない!自分のガチャとか課金アイテムに使ってよー。貢がなくても側にいるから」
自分のアクセは買ったんだそうです。ペアアクセのつもりだったんでしょう。
彼は機嫌が悪くなりました。どうしてもペアアクセが欲しかったみたいです。
しょうがなく私は、
私「なんか市場で売ってるのとか安いのとかないの?」
彼「スナッパーとかあるけど」
私「じゃあそれでいいよ」
彼「ショップ見てみて」
私「じゃあスナッパーの勇士リングっていうのにする」
彼「私は体力リングにした。一緒の方がよかったんだけどしょうがないね」
私「じゃあ私も体力でいいよ」
彼「やった!これでペアだね」
なんかめんどくさくなりました。こうして買うことになりました。
彼「私はゴールドVIP確定だから、あとは私の代わりにゆめさんが買って一緒にゴールドVIPになろうよ」
彼「特典とかすごいよ? BitCashは出すから」
私「まあそういう事ならいいけど。。。」
彼「じゃあこれとこれと買っといて。でも3万には届かないんだよねー。何か欲しいのある?」
私「ない」
彼「それじゃゴールドには届かないよ?」
私「うーん、他に自分でほしいのとかないの?」
彼「もう買っちゃった」
私「私はいらない。自分が強くなるために使ってよー」
彼「私は自分が楽しむ為にお金を使うんだから、ゆめさんは何も気にする必要はないんだよ」
私「見返りを求められそうで怖いの」
彼「心外だな。私がそんな男にみえる?」
私はここで折れてしまいました。これが失敗でした。断固拒否するべきでした。
私「わかったよー。じゃあ欲しいの探すね。」
自分でお金を出してまでは買わない課金アイテムを選び始めました。
私「じゃあ200%紋様とグレムリンの魔眼」
彼「わかった。まだ届かないね。あとは?」
私「欲しいものないよー」
彼「じゃあ成長の果実の箱セットも私と一緒に買おう。まだ届かないね」
あと3千円ほど届きませんでした。
私「わかったよーあとでてきとーに選んでおく」
ここでBitCashのIDを受け取り、登録してアイテムを購入しました。
彼が二人のための共有倉庫クランを作っていたので、そこに私が作った倉庫用キャラをジョインさせて、彼の代わりに買った課金アイテムをクラン倉庫に入れるよう指示されました。
また引退することになった彼の知人が、ゼンチャで「いくらでもいい」と売りに出していた+9血戦のマント(50Kだそうです)やその他私の弱かった部分の装備など、課金アイテム以外でも色々くれたりしました。
インシグニアを持っていなかった私は、いつかは欲しいと言ったことがありました。
ある日、課金イベントでインシグニアが販売されました。
彼は自分の分と私の分のインシグニアをそれぞれ30箱買ってくれました。
もう彼が楽しむ為ならいいやって思って、普通に買ってもらいました。
結果は+5が一つ出来ただけでしたけど、満足でした。貢がれることに慣れ始めてきました。
彼は迷いながら自分で成長のキューブを買ったりもしていました。他にも何か買っていました。
いつ買ったのかも知りませんけど、血戦装備も買っていたようです。結構な出費のはずです。
そんなことも色々あったりして、そのあと毎日夜9時頃からのクラハンに参加します。
毎日のクラハンは、ある古参のクラン員の方が毎日開催してくれました。
最後の分配作業は彼が買って出ます。
アジトでの分配作業が一段落すると、彼は私の隣にぴたりと寄ってきます。
私の近くに男キャラがいると、男キャラとの間にわざわざ立ってから遮るように私の隣にきます。
彼「どうする?」
私「さすがにこれから狩りはしんどいよー。ゆっくりしたい」
彼「宿屋いく?」
私「うん」
そうして私達はまた宿屋へ向かいます。
彼「ちゅ☆」
私「ちゅ★」
彼「ぎゅ~~~~」
私「ぎゅーーー」
以下略。日課です。一度でも忘れると機嫌が悪くなります。
私「体調悪いから12時ころには寝たいんだけど」
彼「うんわかった。それまでゆっくりしようね」
私「うん、まったりする」
彼「ゆめさん、パンツ何色?」
。。。は???
私はリアルまで束縛されるのが嫌なので、リネ以外はNGとLINEすら教えていま��んでした。
でも彼はいつか必要になるかもしれないからと、LINEのIDだけは教えてきました。
ある日長文を渡さなければいけない事があって、どうしてもリネだと難しいので軽い気持ちで彼のIDを登録して長文を送りました。
そしたら、たまにLINEしてもいい?と言われたので
私「たまにだったら別にいいけど。。。」
と言ったのが間違いでした。
それから毎日4回、朝、昼、彼の仕事終わり、彼の帰宅時の4回LINEが来るようになりました。
想像がつくと思いますけど「ちゅ☆」付です。
付け忘れると機嫌が悪くなります。返信しないと更に機嫌が悪くなります。
LINEが来ていることに気づかないでリネにインすると、とても怒ります。喧嘩になります。
私がインしたらLINEで知らせてと言われた時も、知らせたのにも関わらず
彼「なんで知らせてくれなかったの!」
LINEに気づいていないだけだったようです。
リネ以外でも気を遣わなくてはいけなくなりました。
元々アクティブな人数が4人しかいなかったスネアイは、この頃に急に人が増えて10人を軽く超えるようになりました。
まったりクランで人が増えすぎても困るので、私は勧誘活動をストップしてクラン員が定着するように頑張っていました。
クラチャやクラン員の相談事、トラブル対応、他のクランとのやり取り、つまりは会話がメインでした。
WISが来たりWISをしたりするときは必ず「これからWISするね」とか「今WISがきた」とか彼に断るようにしていました。
彼「他の男とWISしてたの?」
彼「誰とWISしてたの?」
彼「何話してたの?」
彼「ふーん。そいつの方がいいんだ?」
嫉妬です。そのたびに私はいつも
私「またそんなこと言うー」
この言葉を何回言ったかわからないくらい言いました。
クラン活動がまともにできません。
彼がリネにインしてからは特別な理由がない限り自由な時間はありません。
一人でしか入れないイベマップ25分が唯一一人になれる時間でした。
宿屋で話をしていると、彼は必ずと言っていいほどあっちの方に巧みに話を持っていこうとします。
もう三日もしてなくて辛い辛いとしきりに私に訴えます。
私「そういうDVD見るとか何か方法ないの?」
彼「ゆめさんじゃないとだめだ」
困りました。ほっとけば済む話なんですけど、私は性格上つらそうな人をほっとけないようです。
ダメな男に引っかかるタイプです。
そこを突かれました。結局彼の行為を手伝わされます。
ちなみに私は体調も良くなく、その気も全くありません。
彼「ちょっと体触っていい?」
私「どうやって??」
彼「俺の指示通りに自分で触ってくれればいい」
私はしょうがなくOKしました。
途中で何度も体調がつらいと言いましたが、
彼「無理しないで、ゆっくり触ってくれればいいよ」
とやめようとはしません。指示はどんどんエスカレートします。ここには書けません。
私「具合悪くてもう無理」
彼「もうちょっとで行くから我慢して!もうちょっとだから」
彼がどこぞに行くまで待たなければいけません。そうして数十分、長くて1時間待たされます。
さすがに具合が悪くて起きていられないので、私は指示されたことをやめてこっそり寝ようとするんですけど、たまにチャットで状態を聞かれたり経過を説明されるのと、最後にいなかったらどんなに怒られるか怖かったので、椅子に座ったまま待ちます。
その間体力をとても消耗して症状も悪くなります。
彼「すっきりした。店に金をかけるよりずっといい」
その後二日くらいは具合が悪化して、リネは無理してクラハンに出るのがやっとの状態で、あとは横になって休むことが増えました。
「少しだけ体調が回復した」と彼に言うとまた言葉巧みに同じことを繰り返し、また二日悪化して休みます。
何度か繰り返してさすがに私も、彼が自分の欲望を満たしたいだけだと悟って怒りました。
この頃には体調悪化は慢性化して、休んでも回復しなくなっていました。
私「無理しないでって言いながら無理させてる!全然私のこと考えてない!」
彼「ごめんねなるべく我慢する。でも三日が限界だよ」
私「なにか方法はないの?」
彼「ゆめさんのあそこの写真送って」
。。。ドン引きです。自分の事しか考えてません。
私は体調が悪化して、仕事を休んで病院に通い始めました。
複数の科を回って検査もしました。
診察室に入って先生の第一声が「顔色悪いねえ」でした。
原因は簡単な検査ではわからず、検査入院が必要だと言われました。
検査の予約待ちもあるので入院して2~3週間かかるようです。
いきなり入院と言われて困ってしまって、次の診察まで入院は待ってくださいとお願いしてきました。
ストレスからか髪が大量に抜け、体重も激減しました。
彼「ゆめさん私のこと好き?」
私「友達としては好きだけど、恋愛相手としては好きじゃない」
はっきり言いました。この後も好きかと聞かれたら同じことを言いました。
彼「きっといつか振り向かせて見せる」
彼「前よりもっとゆめさんが好きになった」
彼「おかしいなあ、俺Sだと思ってたけどMだったのかなあ」
彼「ゆめさん好き好き!」
彼「もう好き好きすぎておかしくなっちゃいそうだ」
。。。ゾワっときました。
別れたら何をされるかわからない怖さもありました。
でもここで別れたら良かったと後悔しています。
私「自分の悪いところを直したい?」
彼「うん、直したい」
私「かなり難しいと思うけどいいの?」
彼「頑張るよ。俺顔もいいしこれで性格直ったら完璧じゃん」
歴代の彼女も私の時と同じ理由で別れているようでした。
簡単に言うと、過剰すぎる嫉妬と束縛、従順さを求めすぎの3つです。
自分の思い通りに動く彼女が欲しかったのかもしれません。
そのことを彼に説明しました。彼も薄々とは感づいていたようです。
どうしたら治るか相談されました。
この人をほっとけない、今のうちに悪いところを直してリアルで誰かと結婚してほしい。
そう思って、彼に悪いところがあったら私がその場で指摘する方法で、彼に自覚してもらうことで同意しました。
後にこれら指摘を彼は暴言と呼びます。
次の日さっそく彼がLINEでキレます。
私「じゃあ何も言わない方が良いのね。昨日と話が違うけど」
彼「うーん」
私「続ける?やめる?私はどっちでもいいけど」
彼「続ける」
従順じゃなければいけないようです。
私は今度キレたら別れますと言いました。
それからは毎日のように、彼の悪いところが出るたびに私が指摘すると
機嫌が悪くなって喧嘩になるか長時間黙り込むようになり、
私「じゃあやめる?」
彼「…続ける」
これがしばらく続きます。毎日が修羅場です。さすがに私も参ってしまいました。限界です。
指摘しても自分で悪いと思っていないようでした。
ゆめさんが言いたいこと言ってるだけ、だそうです。
これは直らない、無駄だと思いました。
都合が悪くなると彼が長時間沈黙するのにも疲れました。
自分の事しか考えられない人だという事もよくわかりました。
普段の表の顔は演じているだけでした。
彼「ゆめさん私のこと好き?」
私「友達としては好きだけど、恋愛相手としては好きじゃない」
私はまた同じ答えをしました。
彼「あっそう。」
この日、彼はキレました。終わりです。彼の方から
彼「じゃあ一緒にいてもしょうがないね」
私「もうこれ以上続けることは無理ね」
彼「じゃあどうするの?別れる?」
私「別れましょう」
ようやく別れることになりました。
別れた後こう言われました。
彼「自分を好きでもない女にかける金はない」
彼「今までかけた金を全額かえせ」
私「わかった」
これで縁が切れるならと、彼からもらった物で渡せる装備アイテム類を全て渡しました。
私「人に渡せない装備とかアイテムはどうするの?」
彼「カイモ換算でアデナで全額かえせ」
私は耳を疑いました。ドン引きです。
私「いくらかわかんないよー」
彼「自分で考えろ。履歴とか見ろよ」
ちなみに後日計算してみました。
48,300カイモでした。医療費の方が高いくらいです。
私「あなたが私にしたこと、わかってる? 私が今どんな状態か教えてあげましょうか」
私「一か月前からの体調不良がまだ治らなくて、二週間仕事を休んで病院に通っています」
私「あなたの無理なアレのおかげで長引いて」
私「それからもう一つ、私はコンビニスイーツをたまに買って食べるのが好きです」
私「新商品でおいしそうなのがあったので、手に取ろうとしました。〇〇〇〇ケーキという文字が目に入りました」
私「急に吐き気に襲われました。こんなことはじめてよ。リネがリアルにまで影響してるの」
自分でも知らないうちにトラウマになっていました。
彼「そこまで嫌いだったらなら、最初から言えば良かったのに」
最初から嫌いだったら付き合うわけがありません。
彼「別れた後で嫌いだとか言われても困るわ」
彼「ちゃんと返してくれるなら別に何も言うことはないよ。普段通り接するだけ」
私「本当に本気で言ってる?」
彼「そう言ってるでしょ」
彼「別にカイモで返してもらってもいいんだよ?」
私「よくわかりました。もうお話しすることはありません」
彼「なにいってんの?」
彼は自分に都合の悪い事を言われると、話の途中で長時間沈黙するクセがあります。
短い時で5分ほど、長くて30分以上です。
離席しているわけでもありません。
一度あまりにも長いから寝落ちしたと思って、私もそのまま寝たことがありました。
起きたらその後のログが残ってて寝ていたわけじゃないことが分かりました。
そして都合の悪い話は頭で修正されるかごっそり抜け落ちるようで、後で話をしても話が全くかみ合いません。全て私が悪いことになっています。
なのでたとえ本人と話をしたとしても言った言わないの水掛け論になって、
第三者からから見たらどっちもどっちとしか見えないでしょう。
そんな人無視すれば?遮断したら?別鯖に行ったら?何リネにこだわってるの?他に楽しい事あるでしょ?貢がれていい思いしたんでしょ?付き合ったあなたの責任でしょ?どうしてすぐに別れなかったの?
そういう意見も多いと思います。私もそう思ったので引退しようと思いました。
この男がこの鯖にいると思うだけで気持ちが悪くなるからです。
でも悔しいのと、リネを離れて体を休めていてもこの男の事が頭をよぎって、
結局気持ち悪くなって体調も良くなりません。
悪夢も見ます。私の中で決着を付けたかったんです。
こんな体調なので、下準備にも結構な時間が掛かってしまいました。
もし今回の件の精神的ストレスから来る体調不良だとしたら、これで良くなったら儲けものです。
どうせなら私が笑いものにされてもいいから、みんなを楽しませてみようと思いました。ゲームですしね。
それで今回のゆめさん劇場です。賛否両論あると思います。
もしよろしければ、最後にゼンチャにて一言でも感想を頂けたら嬉しいです。
これにて終了です。長い時間お付き合い頂きありがとうございました!!
リネージュ イシルロテ鯖
(登場人物)
彼:OシフォンO(OショコラO、OタルトO、OシュガーO)Oは英大文字
私:ゆめおばこ
以下、数日経って釣り場で知り合いが「ゆめおばこさんが大変な事になってるらしい」と白チャ誤爆したときに、彼がそれをみていて激おこWISしてきたときの内容です。






12/17(月)追記
前述のSS、激おこWISの直後から、彼は10日間ほどの24時間連続の無言釣り放置に入ります。長期間の沈黙です。 メンテの日は前の日の寝る時間に落ちて、メンテ後の仕事から帰ってきた時間にインしてまた放置します。 クラチャを監視していたのだと思います。なんの変化もないのでその次のメンテから急にインしなくなりました。
その後すぐ本人不在のまま「ゆめさん劇場」を開催しました。別キャラを作って見ていたかもしれませんけど。 その日プリさんは疲れていたので、終わってすぐ寝ちゃいました。彼の追放は後日という事で、インして来たら晒しものになるのでほっといたんですけど、結局来ませんでした。逃げたようです。
本日彼のサブキャラ含めて全キャラをクランから追放しました。 とどめの便箋も送っておきました。心に突き刺さるたった二行の文章です。 全キャラを遮断しました。 もしまだのうのうとこの鯖にいて、別キャラを作って金返せと来るようであれば、もっと強力な次の手を用意してあります。楽しみにしていてください。
参考までに、私は使いませんけど彼の顔写真と本名と大体の仕事先を知っています。探偵を雇えばすぐ突き止められるでしょう。 法律に明るい方が言うには、損害賠償請求ができるそうですよ。私はしませんけどね。
という「お話し」です。
2018/12/21 追記
今日になってチャット警告がきてキックされました。 誰かが通報したようです。
色んな方にご心配頂いていた体調の方ですけど、ゆめさん劇場のゼンチャを境に徐々に回復に向かい始めました。 原因の全てではないかもしれませんけど、このことが精神的なストレスで体調に影響していたことは確かなようです。12/27に入院の可否が決まります。
年末年始の入院は絶対避けたいです;;
2018/12/25 追記
したらばにリンクを書き込もうとしたんですけど、規制ホストですとか出てそれ以降も書き込めませんでした。
リンクを貼ったらダメみたいですね。
余談ですけど、数日前にスネアイを脱退しました。
警告とキックの件をNCJに詳しく聞いてみました。 ここには書けませんけど、直接じゃないあいまいな表現も、なんとなくそう取れるような表現も、書いてないのにこういう意図が感じられるという表現も、全部アウトです。厳しすぎます。ゼンチャが静かなわけです。 鯖ごとに基準が違って、NonPVP鯖が一番厳しいようです。
2018/12/27 追記
本日2つの診療科で検査と診察をしてきました。 強いストレスが原因の可能性が高いとのことで、一応年末年始の入院は回避できました! 皆様ご心配をおかけしました。 まだ完全には体調が戻っていないので、年末年始はゆっくりします。
例の彼は逃げたようで、あれ以来全くインして来ません。 別垢でいる可能性もありますけど、私に接触してきません。
ゆめさん劇場の目的は達成しました。
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