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日本におけるサボテンの歴史はどうだったのでしょうか?
サボテンはいつから趣味の園芸になったのでしょうか?
そんなことが気になり国立国会図書館デジタルコレクションをみたところ、とんでもなく良い文献がありました。
仙人掌の作り方 : 培養秘訣
農業世界編輯局 編
昭和15年(1940)




品種から栽培方法まで網羅的に掲載されています。
見る感じ、今ネットで言われている栽培方法と同じものは多く戦前にはサボテン栽培方法は確立されていたと想定されます。
今でも困ったら参考にできるかも。
実際にみてもらえたらと思いますが、興味深い所をピックアップ。
▼どういう流れでサボテン栽培が大衆文化になったのか?
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・正保(1640あたり)にサボテン��日本に来た
・一部の同好家によって栽培
・明治27,28年頃(1890年あたり) 海外渡航者がお土産にする。上流階級で人気に
・明治40(1907)年頃にはどんどん入ってくる
・関東大震災直前(1922あたり)に大ブームに
→ 価格高騰
→ 当時の人気は兜とランポー
→ 流行は東京を中心に神奈川や千葉、静岡東海
・人気は下り坂、昭和11年(1936)にどん底に
・(1940年資料時)価格も安定して大衆化
https://dl.ndl.go.jp/pid/1110787/1/13
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まさに日本におけるサボテン栽培の流れがわかりやすくまとめられています。
江戸時代の浮世絵でサボテンは描かれているがウチワサボテンが多く品種はなさそう。そこが『一部愛好家』の時代でしょう。
文明開化で日本からの留学生や交易の発展で普及してくる流れもイメージできますね。
人気のサボテンも丸っこく、日本人は昔から『かわいい』が好きなのかもしれません。
▼1940年におけるサボテン市場(マーケット)

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・通信販売で買える
・通販では根っこを抜いたのが送られてくる
・専門店は安心
・サボテン同好会がある
・ブームの時は業者が勝手に名前をつけてレア物と販売した
https://dl.ndl.go.jp/pid/1110787/1/45
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今で言うとネットで買ってゆうパックで届く、またレア物は値段価値がある、偽物など、今の趣味の世界と変わらない光景がありなんとも楽しそうです。趣味としては完成されているように思います。
▼当時のサボテン専門店
https://dl.ndl.go.jp/pid/1110787/1/99

なんと最初に駒込の鶴千園(https://www.sabo10.tokyo/ )が掲載。凄い老舗だったんですね。。
他にも藤沢の紅波園(いまはあるか不明ですが)など今も目にする名前がありました。
東京から東海にかけて多いようです。愛知県では現在春日井市がサボテン推しですが、名前はないもののサボテン産地の下地は十分にあったようですね。
私は研究者ではないのでこの資料の根拠を掘るまではしませんが、十分当時の雰囲気を感じられるいい資料でした。
サボテンを見ながらアメリカやメキシコなどの現地の風景に思いをはせるのもよいですが、日本の昔に同じ趣味人たちがいたことを思うのもまたロマンがありますね。
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2025年1月の綾波。
エヴァンゲリオンや艦コレではありません。サボテンの日本の名前は古き日本を思わせる良い名前が多いですね。また特徴もよく見ている気がします。確かに海の波のような形です。
サボテンの名前は他にも守殿玉、怪竜丸、金鯱、弁慶柱などありますが、江戸っぽいですね。名付けの文献などなさそうですが気になります。浮世絵に描かれていたりするので思っているより古かったりして。
で、綾波は長年の栽培を経て風格がでてきました。
アメリカではホースクリッパーの異名あるようですが、踏んだらまずそう、現地球に近い雰囲気がでてきました。
まだまだ大きくなって欲しいですね。
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2025年1月の紫太陽と金...なんだっけ?
こんな感じでサボテン道から遠ざかると名前を忘れてしまっています。
こいつらは永遠にセットの寄せ植え兄弟です。なかなか栽培が難しく大きくなってくれません。
意識して日光にあてたのですが、紫太陽の色もそんなによくなく、こちらも厳しい日光に当てすぎたのかな?
栽培10年ですが、まだこれらはコツがつかめていません。
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2025年1月の緋牡丹錦。
このブログを見返すと、赤くなっている部分は一部でした。しかし今は全面に入っています。
さらに今は冬で緑の部分が茶色になっています。
毎年、花を咲かせてくれたのですが昨年は咲きませんでした。また成長もそこまでせず。
こう見ると接ぎ木しないといけない位葉緑体がない赤い部分が増えすぎてるなぁと。パワーがなくなっているのかもしれません。
これまで液体肥料は使ってなかったのですが次の春はためしてみようかなと思っています。
そもそも、全面の立派な錦サボテンは高いので(いっても数千円ですが)、一部錦で数百円で買いました。
より錦にはなったのですが、、私はサボテンの成長と変化喜びを感じているようです。
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2025年1月のランポー。
年月を経て、以前取り上げた凍傷は完全になくなりました。
治ったというより頭の成長点から肌ができてきて下に繰り出された感じです。
よく育ったランポーは柱化していますが、我が家のランポーもついに背の高さがでてきました。
また皮膚に複数の筋が入ってきました。肋骨ランポー玉という品種がありますが、そのような感じです。
小さいサボテンから育てるとどんな表情になるのかはお楽しみですね。
昨年、鉢をプラスチックから厚手のものにして、根っこの保温性が心配でしたがランポーはこの鉢は気に入っているようです。
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前回の投稿が2017年、今は2025年になってしまいました。8年ぶりです。
あれからコロナ禍が起こり、さらに終わりました。ブログというものは忘れて放置される宿命ですが、そもそもこのブログは期待値高くなく低血圧でやっていたこと、またサボテンはメンテナンスはしていたので存在は覚えていました。
サボテンも育てるサイクルができてきて、適当めにメンテナンスするようになりました。雨水で水やりをすることも多々。
昔は凝って様々なサボテンの名前を覚えていたのですがかなり忘れてきています。
で、今のサボテンです。
丁度前回がペンタカンサだったので、今回も比較できるよう取り上げます。
砂利のサイズをみてもらえるとかなり大きくなったなと思います。まだ花は咲いてはいません。
サボテンらしい台形のどっしりとした形になってきました。ふっくらとした饅頭のような感じはかわいいですね。
ちょっと赤いのですが、以前の夏に直射日光を当てすぎて日焼けをしてしまいました。このブログを始めた10年前と比べて昨今の夏は日差しの強さがエグくなってきました。加えて冬なので緑も少し色がよくないです。
まだもう一回り大きくできそうなので、来年は優しい光で育てて葉緑体が復活するといいなと思っています。
ダイソーで買ってきたサボテン。完全に元はとれてます。ランニングコストが基本水なのでコスパいい趣味です。
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我が家の成長株、ペンタカンサの2017年これは春です。
サボテンには珍しく目に見えて大きくなる楽しいやつです。 また、ダイソー出身というのがツボで、池袋の屋上のサボテン屋のものはサッカーで言う���の子供の頃から英才教育をうけたマンチェスター選手ですが、こいつは幼少期にブラジルのスラムでタオルを丸めてボールを蹴って、貧困で一度死にかけた(まあ松山鉢、私のせいですが)ようなハングリーなやつという見方です。
そんなやつが一番の成長をしているのは、監督として大変嬉しい気持ちになりますね。
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上:2017冬のランポー 下:2016冬のランポー 2016年の冬越しでサボテンを窓際においておいたのですが、ランポーが凍傷してしまいました。最初は小さい凍傷ですが結構広がりました。 人間の凍傷と一緒で、温めればよかったのかな? 1年の比較で言えば、確実に大きくなってるし貫禄もついてきました。 日々変化なしのサボテン栽培ですが、こうやって振り返った時の成長は嬉しいですね。 これも鉢を大きくした方がいいかしら、でもあまり大きいと根が暖まらず成長が良くないんですよね。悩みます。
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2017年12月です。 前回の投稿から1年経過しました。 ブログというのは大概放置されていきますね。まあ、ここのブログは気取らず、気が向いたらでいいと思ってます。 で、綾波の1年経過。 サイズは鉢を変えてないのであまり変わらないようです。 ただこうやって前の投稿を見ると刺が一回り増え立派になったようです。 我が家の綾波は水切りした冬でも瑞々しく本当に美しいサボテンだなぁと思い眺めてます。 2018年は鉢を大きくするぞーー!(自戒)
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巨大化で言いますと今年で綾波はかなり大きくなりました。鉢一杯になってます。 体もこれ以上水を飲んだら割れてしまいそうな感じになってます。 来年様子を見て、さらに大きい鉢に植えてさらなる高みを目指してもらいたい所!
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お久しぶりです。 私とサボテンは元気です。 2016年も秋になりました。春にペンタカンサを独立させたのですが、その後すくすくと巨大化していきました。 今では瀕死の頃がうその様に緑で丸々としています。鉢って大事です。 ペンタカンサは愛嬌があっていいサボテンですね。 今年の冬は大丈夫かな。
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夏から秋にかけて、一番のニュースはペンタカンサが復活したことだと思います。 以前、松山鉢から黒プラスチック鉢に変えたと書きましたが、しばらくは 小さくしぼんだままでした。しかしここしばらくで一気に膨らみ緑色を回復してきました。 ペンタカンサは正直枯れていつ捨てようかと思っていたのですが、逆転ホームランですね。 寄せ植えも小さい苗にはいいのかな? これから冬ですが今年は紫太陽と共に肩寄せ合い暖をとってもらえたらと思います。
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気候も良くなってきたので、久しぶりに新宿御苑に行ってきました。 新宿御苑はお金がかかる場所だけあってメンテナンスがゆき届いており、大変清潔感があります。 故にピクニックにはぴったりです。 新宿御苑には温室があり、熱帯の植物が展示されています。サボテンもまたその中にあります。 以前もこのブログで載せたのですが、 写真で現在(上)と2年前(下)を比較し一番変わったのは般若でした。 なんか真っ直ぐになってます。 自然界に近い地植えですが、曲がったのが真っ直ぐになるんでしょうかね。 まあ、係りの人が真っ直ぐに植え替えたのかもですが。 金鯱も比較しましたが、こちらは成長も変化もなし。2年の比較では短すぎですね。
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今春咲いた兜の花。 ギムノはアレオーレからビーム砲のように花が出ますが、こちらは成長点付近から茎をあまり持たず花が出ます。 兜はこの部屋の日光が当たり過ぎない感じが好きらしく、今(8月)も小ぶりですが、2つ目の花をつけています。
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棘がない、花も咲かないランポーなので成長が大変わかりづらいのですが、 最近なかなか大きくなってるのでは?と思います。 比較写真として上が現在、下が2年前位です。 こう見ると大変大きくなってます。 柱になるまでぜひ頑張って欲しいところ! 大きくなるなど植物からのアクションがあると大変嬉しくモチベーションになります。
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度々とりあげた「松山鉢」。紫太陽は段々萎んで、ペンタカンサは死亡。なかなか栽培に限界感じていて、この春ついに植え替えました。 夏になって変化がありました。 明らかに頭が大きくなって、紫の棘の生産がおいつかず白い部分が見えています。 結果として「サボテン栽培には黒のプラスチック鉢が一番」ですね。サボテン界隈では当たり前ですが、身をもって実感しました、、。
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タイに旅行にいってきました。 タイといえばタイ料理ですね。いろいろなものを食べてきました。 ウィークエンドマーケットは安いTシャツから干しエビまでなんでもありましたが、サボテンを発見。 現地の女性たちにも人気でした。 ミニサボテンの使われ方は日本と同じようで、部屋のインテリアのようですね。 アパレルや雑貨屋などの棚でたまに見ました。 写真の10は10バーツ。 日本円で36円位ですね。 現地の人にとっては水が10バーツ位なので100円くらいかな。 安いものはマミラリア、柱など多くダイソー的ラインナップ。レジ近くの高級エリアには兜などもありました。 価格感は似ているようですね。 残念ながら植物の持ち込みは怒られてしますので購入は見送りです。
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