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strangerclothing · 8 months
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Spike Jonze.
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前回のマイク・ミルズに続き2回目となる今回のミニカルチャーコーナーのお題はスパイク・ジョーンズ。
学校でもスケートボードを手に入れ始めた不良かぶれな同級生達がチラホラ現れ始めた頃。
僕が初めて彼のアイテムを手にしたのもそんな時期だった。もちろんスパイクが誰なのかも、そのデッキの詳細も全く知らずにデザインの良さに惹かれて買ったデッキがブルーカラーをベースに犬の絵が描かれたリック・ハワードのシグネチャーモデル。
それをきっかけにスパイクが手掛けていたスケートビデオを次々と知ることになる。今でこそ名作と呼ばれる【MOUSE】,【goldfish】,【THE CHOCOLATE TOUR】などをリアルタイムで感じ取れていたことは自分のスタイルにも大きく影響している。
当時の映像を見直すと大して上手くも滑れない癖にVHS/ビデオの再生と巻き戻しを繰り返していた青々しい記憶が蘇る。
トリック技術のバリエーションや難易度だけでなく滑っているスケーターのシンプルで飾らないスタイルと映像で使われていた様々なジャンルの選曲センスにも心を奪われていたことは間違いない。
同時期のめり込んで聴いてたビースティ・ボーイズの斬新でクールなMVもスパイクだと気付いたのはもう少し後にはなるが。
音楽×スケートを混ぜ合わせたカルチャーを探れば探るほど両者は密接に繋がっていたというより、スパイク自身が縦横無尽に行き来していたと言った方が正しい気もする。
それを確実に認識したのが【Directors Label】という気鋭の映像監督達による作品集だった。その中にスパイクが監督した名作MVの数々も収められている。オルタナティブミュージックに触れたことのある方々なら言うまでもなく聴いているであろうミュージシャンが勢揃いなので、まだ未視聴の音楽ファンには必見の濃密な内容。
その後の活動はスケートボード映像やMVから派生して本格的な映画作品を撮るようになっていく。
【Being John Malkovich】,【Human Nature】,【Adaptation】,【 Where The Wild Things Are】, 【 her】, etc
近年は映画監督として活躍も目覚しい(特に好きな作品についての感想や思い入れを書き出したら飛躍し過ぎてしまいそうなのでここでは割愛)。
兎にも角にもスケートボード、音楽、ファッション、映画、その全てを教えてくれた/繋げてくれた存在が僕にとってのスパイク・ジョーンズ。
佇まいも思考も力が抜けているように見えて物事を誰もが思い付かないような視点から的確に捉えながらも、知的さと子供心を忘れないバランス感は彼の作品の至る所に表現されていると思う。
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とてつもなく影響を受けたバンドのスパイク監督のセンスと楽曲のクールさが炸裂している名曲。
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この時から既にまるで短編映画を見ているような物語性のある仕上がりは、後の映画作品へ活かされているという事が充分に伺い知れる。
P.S
ビースティ・ボーイズのMVに衝撃を受け彼らのスタイルを上から下まで真似て実際にライブを体感出来たことは自分の人生の中で記憶の宝物。
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strangerclothing · 10 months
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Mike Mills.
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お店の一角を使って試験的にカルチャーを発信するミニコーナーを併設してみました。
併設とは言っても商品ではなく展示数も少ないですが毎回テーマを変えて不定期に発信していくつもり。
本来なら商品を並べているスペースに売り上げにも繋がらない私物を並べることに意味があるのか?と思われる方々も居るかも知れないが、その1番の理由として洋服/古着が好きな以上に自分自身を形成してきたルーツ/核となるモノは映画、音楽、アート、その類のあらゆるカルチャーの方が重要だったことに繋がっている。
店舗がある意味として単に古着を売り買いする場としてだけではなく、それに付随する背景も知れるお店があったらより商品のラインナップを深く伝えらるのではないかとも考えていた。
そのヒントになったのが【Tiny Desk Concert / タイニー・デスク・コンサート】のディスプレイスペース。
たくさんの雑貨や書籍が陳列されたカルチャー棚をバックにしたアットホームな空間で素晴らしいミュージシャン達が演奏するライブパフォーマンス。
あの至近距離での親近感を店員とパフォーマー側に置き換えたとしたらお客さんを観客として向かい入れる体験型の何かを店舗で表現してみたいと思った。
初回として選んだのがアーティストでもあり映画監督でもあるマイク・ミルズ。
丁度同じタイミングで毎回お誘い頂いている映画イベントのお題もマイクの最新作【C'mon C'mon】だったので自分の中でも気分が再熱していた。
昔の特集号を読み直したり、彼との関連バンドの音源を聴き直したり。
改めて知れば知るほど多義にわたり多彩な才能の持ち主なことが伺い知れる。
ソニック・ユース、ビースティ・ボーイズ、ベック、ブルース・エクスプロージョン、etc、僕が好きだった数々のミュージシャンのアートワークにもマイクが関わった作品が至る所にあった。
グラフィックデザイナー、フィルムディレクター、近年は映画監督として目覚ましい活躍を見せている。
【C'mon C'mon】のレビューも書きたいところだけど、ここでは話が長くなりそうだからそれはまた別で投稿します。
兎に角、あらゆるカルチャーを知る上で必ずと言って良いほど彼の名前が登場する機会に遭遇すると思うのでその際は是非ともチェックしてみてほしい。
キム・ゴードン(ソニック・ユース)&ソフィア・コッポラが【 X-LARGE】(こちらの創設メンバーの1人はビースティのマイク・D)の姉妹ブランドとして立ち上げたのが【X-Girl】でそのブランドのグラフィックデザインに関わったのもマイク・ミルズ。
きっとストリートファッション/古着ともリンクしてくるはず。
店頭にお越し頂いたみなさまと一緒にカルチャーが生まれる交流の場としていければ、ローカルショップならではの存在意義が生まれる気がしている。
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チボ・マット、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのラッセル・シミンズ、スケルトン・キーのリック・リー、マイク・ミルズ監督からなる音楽サイド・プロジェクト。バンドは、1996年にビースティ・ボーイズのレコードレーベル、グランド・ロイヤルからセルフタイトルのリリースした唯一のアルバム。*Wiki参照
P.S.
次回はスパイク・ジョーンズ特集。
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strangerclothing · 1 year
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RED HOT CHILI PEPPERS WORLD TOUR 2023 LIVE IN JAPAN
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開催間際に手に入れたチケットを握り締めて何十年ぶりかも思い出せないくらい久しぶりに訪れた東京ドーム。15時過ぎ頃に現地に到着すると既に会場周辺にはライブを目前にした人々の熱気と高鳴りがひしひしと感じ取れた。
過去のグッズを身に付けた筋金入りの往年グループや、明らかに若い世代の子達も続々と集まり始めていた。
物販付近には商品を間近に見ることが出来ないくらい長蛇の列になっていて余りの混み具合に並ぶ気も起こらなかったが、事前にチェックしていた東京&大阪公演のみで売り出されたお目当てのロンTは早々に完売していたらしい。
会場内に入って後方から見渡す全体像の広さに驚きつつも、ライブ目前のステージを眺めながら彼らが登場するその瞬間を固唾を呑んで見守っていた。
パッと照明が落ち紫がかった薄暗いライティングと重厚なクラシックミュージックに包まれた。その曲が鳴り止んだと同時に現れた3人の姿に会場全体が歓喜!
ベース、ギター、ドラム、即興だと思われる生音のジャムセッションが繰り出された。目の前で演奏しているのは間違いなくレッチリ!
ジョンとフリーが向き合い始めチャドのドラミングが徐々に大きくなり、あのクールの極みのようなギターリフが響き渡る中から登場したアンソニー!
大袈裟じゃなく、この瞬間を聴く為だけに自分はこの場に立っているとさえ思えた名曲【Can't Stop】から幕を開けた。
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P.S.
アンコールで演奏された【Under The Bridge】での観客席のひとりひとりが携帯電話のライトを灯し出した光景の壮観さと絶景に涙腺が緩んでしまった。涙を誘ったのはジョンの美しきギターソロ。ラストの【Give It Away】で至極のフィナーレ。年齢の衰えなど微塵も感じさせない深みのあるパフォーマンスは更に輝きを増して見えた。
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strangerclothing · 1 year
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OTHER MUSIC
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先日、学大の映画座【C/NE】にて開催された上映会&トーク会を終えて集まって頂いた方々との意見や感想を振り返っていた。
オンラインショップやサブスクリプションなどで簡単に手早く物や情報が売り買い出来る様になった時代の流れの中で、店舗がある意味についいて思考を巡らせてみた。
人々は何を求めてそこへ足を運ぶのか?
このレコードショップには、その答えとは言わなくてもヒントになるような経営理念や働き方が20年以上に渡り息づいていた。
今は無きニューヨークのレコードショップ、【Other Music】には音楽を愛して止まないオーナー達と個性派揃いのスタッフ陣が実に生き生きと楽しみながら営業することがポリシーでありスタイルように見えた。
日々忙しなく訪れて来る一人一人のカスタマーの質問に対して、真摯に受け止め惜しみない情熱と深い知識を生かし丁寧に応える姿勢は、オーナー達を筆頭にお店で働くスタッフ達にも行き届き、それが決してマニュアル化されたものではないことも重要だった。
売る側と買う側のが熱意が呼応し合い、更に集まって来た客人達に派生して、店内を覆う熱気を"バイブス"と呼ぶのであれば、アザーミュージックには間違いなくそれが渦巻いているカルチャーの発信源だった。
この場所でしか体験/体感出来ないかも知れない"Other/何か"を求めてローカルはもちろん、世界中から集まってくるミュージックラバーズ。
彼らは物や情報が欲しいという以上に、そこに働くオーナーやスタッフから受ける刺激的な発想、交流から生まれる文化的情報交換、そんな類を求めて訪れていたに違いない。
自分が共鳴する店舗/何かしらの場所があるなら、そこへ実際に足を運び、時に売り上げに貢献することが、その街/都市に根付くカルチャーを共に担うことへと繋がる。
世界中の音楽ファンに惜しまれながら閉店したレコードショップの最後の映像を見届けながら、悔しさと寂しさの中にも希望の兆しを重ねたい気持ちになった。
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 P.S.
ローカルショップならではのインディペンデント精神から滲み出る手作り感だったり、大企業では直ぐに実行出来ないような即効性のあるユーモアやアイディアは、業種形態は違えど学ぶ所が多々あった。オーナー&スタッフのお店に対する深い愛情に感銘と共感。
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strangerclothing · 2 years
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Night On Music.
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2022年も終わりを迎える間近12/29(木)に【Night On Music】と題した夜の音楽祭を開催!
場所は池ノ上からも程近いバンドマンや古着好きが行き交う街、下北沢[THREE]にて。
主催は《STRANGER》とご近所の美容室《CABANON》との合同企画。
アーティストでもなくライブハウスでもない、音楽好きの古着屋と美容室が仕掛けるイベント。
実のところフワッとした構想はコロナ前から企んではいたのだが、みなさんご存知の通り疫病によるパンデミックが起こり長らく見合わせになっていた企画がいよいよ実現へ。
僕自身コロナ禍であっても音楽に触れない日はほとんどなかった。
むしろ聴く頻度は増し向き合い方は深くなっていた気がする。
当たり前のように自由に音楽を楽しめていたことが、実はとても貴重で尊い時間だったことを思い知らされたここ数年。
まだ完全な終息が訪れた訳ではないし気を遣いながらの行動制限は止む得ないにしても、僕らが欲していた日常を徐々に取り戻しつつあるとは思う。
音楽がなくても死にはしないけど、心を痛めた時や寂しさを紛らしたい時、
ぶつけどころの無いフラストレーションが溜まった時、一人の夜を過ごしたい時、その側には救われるような歌詞と音があり、そんなバンドに出会った体験や記憶があるのはきっと僕だけではないはず。
芸術全般に言えることだが、生命の活力や希望になるものが音楽だとしたら、世界情勢が不安定な時こそ響かせる意義がある気もしている。
世界の何処かの小さな場所には素晴らしいアーティスト達が居て音楽はいつも鳴っている。"Night On Music”、そんな一夜になれば良いなと思い付けたタイトル(大好きな映画監督のオマージュでもあるが)。
そこで今回の企画に出演して頂けるアーティスト達のオススメ曲紹介。
どの曲も何度も繰り返し聴いていたお気に入りソング。
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Sugar House / Part of  Life. 例えるならソニック・ユース+ジーザス&メリー・チェイン。
焦燥感のあるザラ着いたノイズ中に儚げで囁くような甘さが共存。
少ない音数で的確でクセになるようなメロディラインの存在感。
力の抜けたキマリ過ぎていないルッツクスも90年代の初期のクリエイション辺りのバンド感があって古着好きとしても惹かれるスタイル。
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Jurassic Boys / Rock'n'Roll Life
ネオオルタナティブロック、こんな言葉が似合��ような実にバンドらしいロックバンド。スリーピースってバランスがまたピッタリ。
ウィーザーの”ザ・ブルー・アルバム"を聴いた時のような青い気持ちが蘇る。パワーポップほどグイグイ押し上げるのもちょっと違う、もっと寄り添うような。時折見せるペイブメントやウィルコのような哀愁。
彼らのルーツにあるのは間違いなくグランジやパンクの魂が宿っているような荒々しさ。
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xiexie / sea bird
初めて聴いた時から虜になってしまったバンド。
アンニュイな佇まいのボーカルは色鮮やかで妖艶な魅力を放っている。万華鏡を覗いたようなカラフルな音色。
何処か懐かしいようで確実に新しい感覚。浮遊するような甘酸っぱいメロディは艶やかでドリーミー。それでいてライブで拝見した時には個々の演奏技術が非常に高くグルーブ感がありロックの強さも持ち合わせていた。
短編映画のようなアーティスティックな映像表現も魅力的。
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AMERICAN DREAM EXPRESS - Pure love
名前からしてアメリカだが、心の放浪を体現出来るバンド。ザ・フレーミング・リップス&ザ・ダンディ・ウォーホルズが同居。
海外の旅の荷物と一緒に出かけるなら確実にアメドリを持って行くと決めている。人生のほろ苦さややるせなさ、そんな波瀾万丈を全部引っくるめて鳴らしているような陽気さとポジティブさ。サイケデリックでダンサブル。
『大変なこともいろいろあるけど、なんとかなるさ!』彼らの音楽はそんなハッピーな気持ちにさせてくれる。
P.S.
只今、STRANGER&CABANON&RoJeanにてチケット絶賛販売中! お店のインスタアカウントへDM頂ければご予約も可能!
東京音楽シーンを沸かせる次世代バンドが集まってくれました。
ゲストDJとしてカルチャー全般に精通する庄司信也さんをお迎え!
音/鼓動が鳴る方へ呼ばれた気がする方々は是非ともお越しくださいませ!
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strangerclothing · 2 years
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花束みたいな恋をした
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見知らぬ誰かと”ポップカルチャー”或いは”サブカルチャー”の話題になったとして、互いの共通ワードの数が多ければ多いほど心の距離や時間の流れが急速に縮まって行くような胸の高鳴り。
それは数少ない似た者同士に出会えたような運命的な感覚。
偶然の夜から始まったなら尚更。キッカケは"押井守"だった。
押しボタン式信号に感謝すること何んて考えもしなかった。
あれが"恋は盲目"という瞬間で、だからこそあんなステキな心の言葉が言えたのだろうか(特定多数には通用しないが)。
お揃いだったのが”ジャックパーセル”ってスニーカーのチョイスがまた良い(オールスターでもアリ)。
"スーパースター"や"エアマックス"だったら何処かテンションが違う。
モヘアニットのカーディガンやチェックシャツにマス受けではないが確実に良い音を鳴らしコアなリスナーがいるバンドTシャツをシェア出来る同棲スタイルへの共感。
自分と同じ本やレコード又はCDが他の誰かの部屋に並んでいた時のうれしさは目立って表には出さないが、わりと小さくもない大きさの興奮。
言葉にせずとも気持ちを分かり合えたような不思議な心地。
これは男女関係とか恋愛関係とか、その類とはまた違う気分の上がり方。
運命共同体とまでは言わないが少なくとも近い路線を歩んで来たであろう者同士の連帯関係。
恋が始まるには十分な理由だし、異性を問わず最高の友人になれるかも知れない希少な存在。
何処かに存在するかも知れないその存在に出会う為に、誰が読むのかも分からない雑文ブログを気紛れに書いているのかも知れない。
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P.S.
ラブストーリーを主軸に描きながら、随所に散りばめられた深いカルチャー愛、現代社会に蔓延する生き辛さや不条理。二人の趣味嗜好と価値観が重なっていた時に同時に漏らした『普通になるのって難しい.....』ってセリフに自分の気持ちを重ねていた。
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strangerclothing · 2 years
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Pop-up T-shirt
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かなり久しぶりの更新。ご無沙汰してます。
本日7/15(Fri)から始まるイベントに出店する為に群馬に来ています。
毎度お世話になっている【THE MODERN AGE】にて1週間の開催。
今回のテーマはズバリ!Tシャツ! なのでスペシャルなヴィンテージからグッドレギュラーまで、色々とご用意しました。
1年中着れるけど、やはり夏に映える風物詩。
これと言った主張もなく何も考えずに楽に着れる無地Tシャツの便利さも十分に知ってはいるけど、そればかりだとスタイルの変化に物足りなさを感じることことも多々あったりするのは僕だけではないはず。
そんな時に活躍するのが古着のTシャツ!
既製品にはない変わったデザインがあったり、色褪せたり擦れていたり、
穴が空いていたり、中には更にボロボロだったり、ヨレていたり縮んでいたり、その他もろもろ。
短所と見るか長所と見るかは人それぞれだとは思うけど、新品にはない(出したくても出せない)魅力がたくさん詰まっているのもヴィンテージ/古着ならでは。
何よりも着る人の個性が見えるのが最大の魅力。
他にはない自分だけの、或いは僕や君しか選ばないかも知れない、そんなこの夏の1枚を見つけにお越しくださいませ。
普段の東京では中々会えない方々にもお会いできたらうれしいです。
今日から15(Fri)、16(Sat)、17(Sun)、の3日間ともしかしたら18(Mon)も居る予定。
そろそろ出掛ける準備をしないといけないから、とりあえずこの辺で。
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P.S. ”幕ノ内サディステック”を聴きながら♪寝具の上で散文を執筆。
ついでに、今後は映画レビュー含めてそれ以外の日常的な描写も含めて更新頻度を上げるように心掛けたいと思った今朝の気分。
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strangerclothing · 2 years
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偶然と想像
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街で見かけた見知らぬ誰かを自分の知っている誰かだと見間違えて、あるいは思い込んで声をかけたことが何度かある(お恥ずかしい,,,)。
その時は『すみません,,,間違えました,,人違いでした,』と返答したが、もし『人違いでしたが、あなたに声を掛けたのも何かの縁で、もし宜しければお茶でも一杯いかがでしょう?』なんて声を掛けていたとしたら(ナンパな気持ちではなく)、相手が話に乗ってくるかはさて置きフィクションのようでノンフィクションのような別の物語/人生になっていたかも知れないと想像してしまう。
【魔法(よりももっと不確か)】
親友同士の二人。モデルの芽衣子とヘアメイクのつぐみ。
タクシーの中で止めどなく続く会話は今時の女性が二人っきりなったらこんな感じで恋や仕事や未来について夜更けまで語り合うのだろうと思えるリアリティ。
その会話を覗き見するような長廻しシーンがとても印象的。定点観測を何度も繰り返しベストアングルを探し出したかのような視点や位置取りから流れる夜景のエモーション。
元彼との喧嘩の場面はどんなに仲の良い時間を過ごしていたとしても、恋人同士や夫婦間で実際に起きているのではないかと思えるほどの現実味(おそらく今夜も街の片隅で実際に起きているはず)。
寄りを戻すようで戻りもせず、親友に全て事実を打ち明けたのかと思った瞬間に引き戻された想像もしなかった展開。
開発が進む渋谷の晴れた裏路地を一人歩く芽衣子の表情は心なしか明るく見えた。
【扉は開けたままで】
文学部教授、瀬川に大学の単位を取り消されたことに根にもつ男子生徒、佐々木。佐々木と不倫関係にあった専業主婦の奈緒。
扉を開け続けることへの断固とした執着がシュールな笑いを誘う。あれだけ分かり易いハニートラップに気付かなことの鈍感さを越えて、瀬川の不器用で憎めない純粋さに彼の講義を受けてみたい生徒側の気持ちも考えていた。
奈緒の抑揚のない朗読にも関わらず妖艶に映る姿と、間が抜けているようで的確に人の心理描写を読み取る瀬川との見えない距離にある隙と妙。
5年後、偶然にも同じバスに乗り合わせていた佐々木と奈緒。あの一件を揶揄するような態度を見せる佐々木に対して冷笑するような口付けを交わし立ち去る奈緒。彼女も先生もまたやり直せるとトンネルの先を想像してみる。
【もう一度】
IT会社を退職した夏子は同窓会に出席する為に仙台を訪れていた。帰京する帰り際のエスカレーターで見覚えのあるような女性とすれ違う。彼女の名前はあや。
会社や学校、ある程度同じような社会の枠組みを通過した物同士が共有出来るような話題を不意に尋ねられたらたら彼女達と似たような感覚になるかも知れない。雰囲気や仕草が似ていたりしていたら尚更。
一度別れた後にあやが再びエスカレーターを駆け上がり夏子を追いかけお互いに抱き合う美しい瞬間。
お互いが初対面だとしても心が通うじ合うような不思議な感情を覚えたとしたら人違いからでも始まる友情や恋愛が起こり得ることを信じてみたくなる同じ場所での景色。
冒頭を振り返れば、夏子が同窓会に出席した理由も学生時代に恋人同士だったミカに会えるのではないかと思って参加していたはず。人違いから始まった出会いだったがこれをキッカケに夏子とあやが時々お茶でもしていてほしいと思う想像。
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P.S.
言葉の表現、台詞の持つ力、会話と会話の行間、そこから生まれる自然体な仕草、俳優達の魅力を最大限に引き出すと同時に演技をしてない時でさえこのような姿を見せるのではないかと思える程のリア��。実際の現場で起きたことをありのまま映し出したような不意の映像美。
きっと普段の何気ない日常の中にも小さな偶然の出来事がいくつも起きたりしていて、その選ばなかった方を想像することが偶然から必然に変わる瞬間なのかも知れない。終わりのない考察。
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strangerclothing · 2 years
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ちょっと思い出しただけ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス額無しのポスター カウターの後ろの壁に飾ってた。
マスクを下着のように肌身離さず付けるような日々が訪れるなんて思いもしなかったあの頃。
コロナ禍での開催を危ぶまれていた東京オリンピックは賛否両論ありながらも決行された。
街には先の見えない社会情勢への不穏な感情と未来への希望を探そうとする前向きな強さが入り乱れているような、今まで経験したことのない新たな時代の風が吹いている気がしていた。
尾崎世界観さんが書き上げた新曲【ナイトオンザプラネット】から着想を得て松居大悟監督が作り上げた本作。
街にたむろする女学生達、行くあてのない路上生活者、若者の愚痴を言い合うサラリーマン、夕食前に小さな子供を連れて歩く専業主婦、etc、何気ないシーンの中にもコロナ禍の現実が詳細に描き出されていた。
東京の街を直向きに走るタクシー運転手の女とダンサーになる夢半ばで足の怪我により諦めざるえなかった照明係の男。二人の別れから出会いまでを誕生日に毎に遡る甘くて苦い記憶の物語。
休業日の水族館に忍び込み大きな水槽前で子供みたいに無邪気に踊る男女。まるで自由に泳ぎ回る魚みたいなシルエットと透き通るブルーのコントラスト。
『このまま時間が止まればいいのになって思う瞬間がこの先つま先の先まで照らしてくれれば.....』
エンディングの歌詞と誕生日を告げる深夜12時の針がぴったり重なり合うような淡く切ない瞬間。先に別れを知ってしまっているだけに余計に締め付けられてしまった幻想的な場面。
きっと誰の人生の中にも二人と似たような小さくも儚い思い出の断片があったりして、それを抱えながら今日を生きている。
誰かと誰かの思い出を乗せたタクシーが東京の街の何処かを走っている。
眠れぬ夜や寝過ごした朝を繰り返し、景色の中に過去の記憶を重ねている。
"ちょっと思い出しただけ"
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P.S.
ジム・ジャームッシュ好きとしては照生/池松壮亮さんがタクシーに乗車するタイミングでドアに足を挟まれそうになったり、葉/伊藤沙莉さんが咥えタバコで耳にも予備タバコを挟んでいたり、二人の掛け合いの中にも劇中(NIGHIT ON EARTH)と同じ言い回しが繰り返されていたり、照生の部屋の壁にもポスターが貼られていたり、何よりもジュン/永瀬正敏の浮世離れした存在感とベンチに座っている佇まいが既にジャームッシュ的だなと思っていた。
ついでに、二人の出会いに気を利かせたマイペースなベテランの運転手さんのくだりもとても好きなやりとり。
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strangerclothing · 2 years
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My Favorite City.
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聖なる夜に帰国した。つまりはクリスマスイブ。
着陸へ向けて下降準備を始めた飛行機が地面に近づくにつれ
街のネオンの煌めきとツリーを飾るイルミネーションを
景色の中に重ねて眺めていた。
機内で聴いていた竹内まりやの"Hearty Party"も相まって。
とは言え、いまだに羽田空港が目の前のホテルに待機中なので 退屈凌ぎに部屋から更新してみることにした。
世界的な疫病の蔓延により約2年近く買い付けに行けていないブランクがあった。
足りない商材に関しては海外とのパイプがあるディーラーさんや卸屋さんに
助けて頂いたお陰でリメイク分も含めて何とか集められていたと思う。
一昔前と違ってわざわざ海外まで出向かなくても古着屋を立ち上げられるし
誰でも簡単に運営がし易い方法や手段が幾つもあったりする。
店舗を持たなくてもSNSの普及でより多くの人々に活動内容を広めることも可能になった。
それでも海外へこだわる理由は何なのか?
”くるり”の歌詞のように大体百個くらい書き出せそうな気もするけど
その中でも揺るがないひとつを挙げるなら
映画、音楽、アート、文学、スケートボード、など思春期の頃に
想いを巡らせた様々なカルチャーが根付いている場所への憧れ。
ふたつめは、誰かのフィルターを通して集められたモノの中からではなく
やはり自分達の足を使って新たな古着/洋服に出会いたいという強い気持ち。
これらが旅への衝動を掻き立て続けている理由であることは間違いない。
海外へ出向くにはリスクもハードルもかなり上がった状況下での渡米は
初めて訪れた時のような新鮮さと同時に今までを上回る緊張感が
滞在中もずっとあって現地に着いた数日間は眠りの浅い夜を過ごしていた。
良いものに出会えるかというプレッシャー以上にニューヨーク市内も
変異株の拡大が騒がれ始めていてその恐れを抱えたまま移動を 繰り返していたことも要因だった。
それでも街を巡ることはとても刺激的で日本では味わえない高揚感と
ぎごちない言葉の違いに揉まれることさえ楽しむ感覚を蘇らせてくれた。 貧富も善悪も人種も全てが入り混じったニューヨークという
"メルティングポット/大都市"を生き抜く人々のエネルギーが漲っていた。
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P.S. 今後も世界情勢はどう揺れ動いて行くのかは分からないけれど
良い方向へ傾く未来を想像しながらまたアメリカへ行ける時が訪れたら
いつでも旅立てる準備をしておこうと思います。
古着が好きというより街歩きが好きなのかも知れない。
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strangerclothing · 3 years
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大豆田とわ子と三人の元夫
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これ、風変わりな店主のブログ。 暇人なのか、モノ好きなのか、似た者同士の読者が居るのか居ないのか定かではないが今夜も気ままに更新してみることにした。
毎朝決まった時間に公園に集まって来る犬達の会合を黒猫に見せている悪趣味な風変わりな店主。
犬みたいに猫を扱わないで、と嫁はいつも呆れている。
『一人(一匹)でも大丈夫だけど、本当は大事にされたい』、
人も猫も、誰もがそんな気持ちを抱えているはずだと悟った気でいる。
息子を乗せてママチャリを走らせるのが日課の風変わりな店主。
すれ違い様に目が合った茶トラ。 『恋の6秒ルールです。6秒間見つめあったら、それはもう恋に落ちた証拠なんですって』。
題6話辺りのセリフがよぎった猫との6秒程繋がった視線。
おそらく、それは恋ではなく威嚇。
日課の洗い物をしていたら勢い余ってスポンジの泡をお気に入りのスウェットに飛び散らしてしまった今朝。
携帯で見る占いのラッキカラーに左右されてその日に着る服を選んだりしている風変わりな店主。
早速のアンラッキー...
アンランキー以前に占いで服装を決めていることがお恥ずかしい事実。
昼食は昨夜の残り物。
ご飯から先に解凍して、と嫁の指示でレンジで入れ替わる米と煮込み。結果的に温め過ぎたビーフシチュー。実は猫舌。
火曜日の21時枠だった人気ドラマの内容と水曜日の21時枠で書いている古着屋の何気ない日常は『清少納言とステーションワゴンぐらい関係ない』、と言う慎森の名言?迷言?をここで借りてみたい。
そんな今週の風変わりな店主。
P.S
出遅れて一気見したドラマにハマってサントラのレコードまで買ってしまった最近の出来事。”自分へのご褒美”とか言ってしまう有りがちなダメな言い訳。でも、後悔よりも断然に期待が上回った買い物なので取り敢えず良し。
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strangerclothing · 3 years
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A Questlove Jawn Summer Of Soul
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蓋を開けてみれば変わり映えのしない選挙結果に落胆している場合ではないと思えたグッドバイブスオンリーな黒人音楽史のドキュメンタリー映画を鑑賞。
いつの時代も本物のアーティスト達は体制への不信感や危機的状況に対して強烈なメッセージをステージ上からも放っていた。 たとえ肌の色が違ったとしても、”魂/SOUL”の色は何色にだって染められる。
同じ思想を持っていれば国も人種も性別も年齢も、全て超えていける。 もし時代が揺れ動く歴史的な瞬間を見たいと思うなら、選挙直前の大々的な広告やその類よりも、日々の市民運動&公民権活動などが如何に人々の意識を変える前触れと要因になり得ることに気付く。
ニーナ・シモンの優美な姿がそれを物語っていた。
“Sly&Family Stone”の【Higher】と【Everyday People】の歌詞に射抜かれた中盤から後半の高鳴り。
革命は突如として起こる訳ではなく、人々の胸の内で火種を抱えている。
50年近く隠されていたこの夏の記録を忘れずに、魂の温度はいつまでも “ハイ/高い”ままでいたい。
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P.S
みなさま、大変ご無沙汰しております。
ずっと『書く、書く、書く.....」とか言い続けながら伸ばしに伸ばしていたブログをこのタイミングで久しぶりの更新です(思い立ったが吉日)。
今までも個人のインスタでは軽めのレビ��ーも含めて投稿していましたが、��ちらでもなるべくコンスタントに日々の出来事やら、お店に繋がるような趣味の延長やら、諸々含めて綴っていこうかと考えています(物書き自体は好きな方なので)。
商品紹介などはしませんが(多分?するかも?)、音楽&映画などの紹介などは引き続きする予定なので風変わりな店主の私生活の一部に興味の湧いたモノ好きな方々は隙間時間にでも読んで頂けたらうれしいです(内心は感想も待っている)。
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strangerclothing · 4 years
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Love Letter
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拝啓、 岩井俊二様。 お元気ですか?僕は元気です。 というか、如何にかこうにか元気にやっています。
もちろんお会いはしたことはありませんが、 僕の方からは一方的に素晴らしい作品を通して存じあげています。 あなたの新作(ラストレター)を鑑賞する前に、 改めて過去の旧作を振り返ることにしました。 今日の東京は冷たい雨が今にも雪に変わりそうな寒さです。 そんな日に、久しぶりに”ラブレター”を読み直しました (正確には観返しました)。
あの時に感じたように、また淡い気持ちに浸っています。 寒い日に例えるなら、曇った窓ガラスの結露に指先で字を書いてもしばらくしたら読めなくなってしまうような言葉と似た感情です。
あれから何年も月日が流れて、 大なり小なりの液晶画面を見つめながら手元で簡単にタイプ(又はタップ)を打つことの方が断然に多くなった便利な時代になりました。
ディレイト、エンター、リターン、 ディレイト、エンター、リターン、 シフト、シフト、シフト、..... そんな容易に変換出来る生活に慣れ過ぎて、 漢字が読めても書けなくなってしまうことが多々あったりしています。 何よりも、自ら選んだ紙を目の前に、筆を握り、言葉を選びながら、相手への想いを巡らせる。
この映画を通して、そんな何気ない行為の美しさに今も魅せられています。 文章が下手でも、字が雑でも、漢字が書けなくても、 時にはキーボードを打つ手を止めて、文字を綴ってみたくなりました。 何となく手書きの方が伝わる言葉達が見つかりそうな気がしています。
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天国へ宛てた手紙。 記憶という思い出を巡らせて、過去を辿ることで誰かの想いに気付き始める。 それは図書室に残されたラブレター。
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strangerclothing · 4 years
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子年
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新年を迎えて街も人もとっくに動き出している様子ですが 僕の方は今年の書き始めになります。みなさま、大変ご無沙汰しています。 今年はブログの更新頻度を少しは上げて行こうと思ってはいたのですが 既にいささか出遅れ気味になってしまいました。
個人のインスタには書いてはいないけど、実は年明け早々に高熱を出して 1月3日前後は体調が不良過ぎて寝正月を過ごしていた (年始初日営業にはなんとか体調を間に合わせたが)。 正月番組といえば去年の下半期に放送されていた【大恋愛】という 戸田恵梨香さん&ムロツヨシさん主演で人気を博した連ドラの再放送を 既にオチを知りつつもポロポロと小粒を流しながら見ていたくらい。 (もしかすると、この夜更かしが年末年始の慌ただしさで疲れていた体に 更にムチを打ってしまい風邪を招いたのかも知れない)。 寝込み中に息子が保育園から借りて来た一冊の絵本を読んだ。 タイトルは【十二支のはじまり】というもの。 考えてみれば不思議に思っていたことだが、 何故、干支に猫がいないのか? 12匹の枠から猫がはみ出し者になってしまった理由とは?
気になった猫好きの方はのらりくらり読んでみてください。 子供だましだと思って。 猫がねずみを追い回す理由が解き明かされるはず(いささか大袈裟)。 そんな2020年はぐるっと動物達が一周して子年からの始まりです。 ”子”という漢字を植物に例えると種子などの由来から生命が宿る時期で 物事や運気の流れが新たに動き始める年と考えられているらしい。 子年にこじつけてヴィンテージのミッキーマウスのスエット写真を添えてみます。余談ですが僕は未年。
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2019年最後の大晦日はSpiritualized&峯田和伸くんのライブを聴いていました。最高の年納め🎶 今年ももいろいろな出来事が起こるとは思いますが、風変わりな読者の方々は本年も引き続きよろしくどうぞ。
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strangerclothing · 5 years
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JOKER
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誰が悪で、何が正義か。 そんな二択だけでは簡単に定義することが出来ない深層心理。 人としての道徳的な倫理を揺さぶられるような感情の起伏と 強烈なまでに迫りくる映像美が哀しいほど絡み合う。
強者(権力者や富裕層)が弱者(一般市民や低所得者)に対して自尊心や存在意義を奪い、ことごとく精神を蝕ませ人格の崩壊まで追い込んでいく恐ろしさ。 格差が進み貧富による優越差が如実に表れ、劣悪な環境と貧困が人々の不満を増福させた。
疲弊しきった街には困窮者が溢れかえり犯罪と腐敗が蔓延するゴッサムシティの構図は、現在の世界の在り方までも連想してしまう。
誰の心の奥底にも隠し持っているかも知れない邪悪なカード。 孤独な道化師を引いてしまうのは”愛に無関心になった社会”が築きあげら���てしまった時のような気がしてならない。
喜劇の舞台に憧れを抱き続けた一人の男が悲劇のステージへと堕ちていく姿は狂気を纏った妖艶さを放っていた。
アーサーが”ジョーカー”(冗談屋)へと変貌していく姿を何処に見るかは人それぞれ違うと思うが、ホアキン・フェニックスが魅せた鬼気迫る演技の全て(仕草や視線)に宿っている。
『アーサーは有名な犯罪者ではなく、アスファルトに咲いた小さな花だった』 トッド・フィリップ監督 抑圧を堪え切れない哄笑は、止めどなく流れ続ける絶望の涙のように思えた。
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P.S 「俺は日の光が決して当たらない場所、影すらも消えて見えなくなるような場所でお前を待ち続ける」White Room / Cream 最後に収容された場所は陰影すら届かない無機質で”真っ白な部屋/White Room”の中で”冗談屋”は不気味な笑みを浮かべていた。
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strangerclothing · 5 years
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Raw Tokyo
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昨晩は野外マーケットの打ち上げにお誘い頂き、秋雨が降りしきる中参加して参りました。 久しぶりに降りた中目黒の駅前は煌びやかで、しばらく見ないうちに更に都会的な装いに磨きがかかっているように見えた。
集合時間から小一時間ほど遅れて(毎度マイペースで大変申し訳ない) 待ち合わせの小料理屋の二階へ上がると 思いのほかたくさんの出展者さん達の賑やかな声で溢れ返っていた。 何処へ座ったらいいのやら、細い廊下をウロウロしていると、 主催のキョウゾウさんと奥様のカナコさんが僕を手招きして二人の間の席に 座らせてくれた。 思い返せば確か第2回目辺りからわりとコンスタントに参加させて頂いているイベントだったんで、それなりの親近感というか"情"みたいな感覚がまだはっきりと残っていた。 席の近くにいたみんなと出遅れた乾杯を交わしつつ、あの規模のイベントを毎月一回のペースで三年半も続けてられていたことの理由をなんとなく探し始めていた。 ✴︎主催者さん達に明確な目標や理念と同時に、続けて行こうとする強い情熱と信念が間違いなくあったこと。
✴︎来場するお客さんの全体層を考えた時に女性側からみた視点でマーケット全体の構成を考えていたこと。
✴︎衣服だけではなく飲食,音楽,アート,などライフスタイルに関連するブースがあったり、それに付随したコンテツを毎回テーマごとに企画していたこと。 ✴︎年齢層や国籍を問わず外国の人達も集まりやすい立地にあったことで、異文化交流的な海外のマーケットに近いムードを作れていたこと。
✴︎子供達や家族連れでも参加しやすいアットホームな空気感が流れていたこと。
他にも長く続けられていた要因は色々あったと思うが、何よりも主催のキョウゾウさん、タツオさん、タカギ君、ホシノ君、スタッフチームの方々、みんなの人徳に惹かれて参加していたお店も多かったのではないかと思っている。
自分達がここまで継続的に参加したイベントは今までなかったので 終わってしまったのは少しばかりさみしい気もするけど、次なる展望と発展に期待しています。
【Raw Tokyo】への敬意と感謝を込めて。 僕が今思うありのまま(”生=Raw")の気持ちをここに記しておくことにした。
またいつの日かどこかでご一緒しましょう! その時は懲りずに風変わりな古着屋をお誘いくださいませ。
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P.S
最後のマーケットでは急遽ノリと勢いで半ば強引にお願いしたにも関わらず DJっぽいことを担当させて頂きました。そのトラックリストの中から世代がバレる懐かしの一曲。 『その足で踏み出せばいい, 誇らしく揺るぎない翼を広げればいい』 揺るぎない力はここにも(誰にでも)ある。
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strangerclothing · 5 years
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Tribe Called Discord
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”血が滾る”、”血が騒ぐ”、”血で血を洗う”、 見ている間も、見終わった後も、そんな言葉同士が全部混ざり合って 脈打つような感情になっていた。
白人も、黒人も、ネイティブアメリカンも、 ヒスパニック系も、アラブ系も、ラテン系も、アジア系も 国が違っても、肌の色が違っても、生き方や思想違ったとしても、 みんな体の中には真っ赤な血が流れている。 音楽なら人種も国境も言葉も遥かに超えて行ける。 音楽なら細胞レベルで繋がれる。 血が本能的にそれを選ぶ。 ”DNA”がそうさせる。 彼らが常に”赤”を身に纏っている理由は分からないけど、 ”血が通っている”人間達が剥き出しの感情を心から叫んでいる純潔な”赤”には違いない。 新たな時代から出てきたこの愛の歪みの音に久しぶりに内側から震えた。 http://gezan.net/ https://www.instagram.com/mahitothepeople_gezan/
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【クソな真実ならエレキでかき消そうその為にファズがある この歪みこそ愛だよ】
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P.S
今年のフジロックで彼らのライブを見て恥ずかしながら汗にごまかして 流していたのは赤に染まりそうな涙でした。 【全感覚際】ってネーミングには偉そうだけど勝手にセンスを感じてます。 そして幾つになっても何かを捉える感覚には年齢も世代も関係ないと思っています。どんな些細なことでも掴む感覚(5感も含めてそれ以上の何か)を研ぎすまして、それを外に放っていく力がそれぞれの意識革命に繋がっていくのかも知れない。
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