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#エリアリノベーション
omg-tendu-tanju · 2 years
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ギルドの夏祭りが行われました。 今回はあんちゃんもお仕事の昼休み時間にちらりと遊びに来て子どもたちとたくさん遊んでました笑 地域の子どもたちも楽しめる楽しい大人たちがつくる学園祭のようなこの企画。 事前準備の段階ではギルドメンバーも各自での準備が大変で、コロナの流行や告知が遅れたことで本当に人が来てくれるのかな...?と不安な声もありました。 当日蓋を開けてみると、地域の子どもたちと、親子が遊びに来てくれてとても盛況!! ラムネを飲んだり、かき氷🍧や焼きそばを食べたり、団扇やゴム鉄砲を作って射的をしたりと子どもが楽しめる催しをたくさん考え実現できました。 あんちゃんの描いたチラシを見て来ました!という地域住民の方々の発言を聞いた時は夫婦でとても嬉しかったなあー。 ギルドにいるみんなの得意なことややりたいことをひとつひとつ紡いで協力するととても楽しくやりがいのあるコンテンツが生まれていき、地域の子どもたちもとても楽しんで過ごしてくれたことがとても嬉しかったですね。 また今回は地域の方々にも楽しんでもらいたいという思いから、自治会のみなさん、地域のたこ焼き屋さんにチラシを貼らせていただきました。 改めましてご協力いただいた方々にはこの場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました!! ギルドメンバーのみんなも本当にお疲れ様でした。本当にありがとうございました! 小さな子どもたちがギルドで楽しく過ごしている姿は素直にとても嬉しくこういったイベントをやることにとてもやりがいを感じました。 今後は地域の方々とも連携して一緒にイベントを作ったり、地域の方々がやりたいことをギルドを通じて一緒に実現できて行けたら良いなと考え、定期的にイベントを開催する運びで検討しています。 地域の方々、またギルドで一緒に面白い事、楽しく暮らしの実験をしていきたい方はお気軽にご連絡下さい!! 楽しい隣人が今後たくさん増えていくことを僕たちは本当に願っています!! 直ぐにでもまたやりたいな笑 THE GUIL IKONOBE NOISE 201号室 はれとけ家 #はれとけ家 #横浜 #池辺町 #鴨居 #暮らしを楽しむ #隣人 #賃貸暮らし #diy #日常 #はれとけ #まちづくり #エリアリノベーション #地域 #楽しく生きる #夫婦 #生きる #ワークショップ #neighborhood #小商い #副業 #ライフワーク #ものづくり #生活 #qol #幸福 #ギルド #土間 #the_guild #リノベーション #建築 (THE GUILD) https://www.instagram.com/p/CgX30L1h_Up/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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unicodesign · 2 years
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薩摩旅 鹿児島編
先月の、久しぶりの旅の備忘録。2019年以来、飛行機乗りました。
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行く先は鹿児島。ライブ遠征、西郷どん&篤姫巡り、建築巡り、登山の4本立て3日間。
初めての鹿児島。路面電車の走る鹿児島中央駅、南国の風情。
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街の中にステーションが点在するレンタサイクルの『かごりん』を借りて出発。
まずは、西郷屋敷跡へ。ここは、明治6年の政変で西郷さんが征韓論で敗れて下野してから、西南戦争が始まるまでの4年間暮らしたお屋敷のあった場所、鹿児島市武。
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『徳の交わり』庄内藩の家老 菅実秀との対話の像。戊辰戦争で薩摩率いる新政府軍に対抗していた庄内藩、これに対する処分が寛大だった西郷隆盛の人柄に感動し、教えをこうためにこの屋敷に訪ねたそう。遠路はるばる。。。
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次なるは西郷生誕地へ。途中、軽やかに上着の裾を翻す大久保利道卿。
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『下加治屋町の西郷吉之助』と、せごどんで何度もでてきた現在の加治屋町。
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後ろに、弟の西郷従道の生誕地碑も。
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そしてお隣にある『維新ふるさと館』へ。
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ここで、ロボットドラマを鑑賞。ロボットを作る会社で働く妹が担当していたというので来てみました。
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維新の立役者と、薩摩出身の偉人たちが現れます(鹿児島県観光サイトより拝借)
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西郷さんといえば相撲。ということで相撲がとれます。
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その後、天文館通りに向かい、お昼ごはんは鹿児島ラーメン小金太。
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意外とあっさりめ、肉厚チャーシュー、美味しかった!
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そして、鹿児島といえばこちらもお忘れなく。ここがしろくま誕生の地。
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ふわっふわのかき氷に練乳、不朽です。
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ここで突然のにわか雨、しかし、鹿児島市内、アーケードが続くので、雨に濡れずに、次の目的地であるマルヤガーデンズに到着。
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かつての三越鹿児島店。地元の丸屋デパートの建物に、30年間、三越が入っていたところ、三越と伊勢丹が合併し店舗を整理していくなかで、三越撤退。オーナーが建て替えずにリノベーションという選択をし、耐震+改修設計をみかんぐみが行う。テナント探しに苦戦するなかで、D&D DEPARTMENNT、コミュニティデザイナーの山崎亮さんらが参画し『地域のコミュニティの場をデパートの中に作る』というコンセプトで各階に『ガーデン』と呼ばれるフリースペースくを設けたというもの。
今でこそ、コミュニティデザインやエリアリノベーションなど各所で様々な取り組みが行われていますが、改修工事が完了した2010年頃は新しく、先駆者的な場所だった印象があります。
最上階は緑豊かなガーデンがあり、あいにくの雨模様でしたが、多くの人がお弁当を食べたり、おしゃべりしたり。
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フリースペースでは個展が。
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いろいろな地域の取り組みがなされているようでした。中心部のデパートの中でこのようなことができるというのが画期的、東京だと、家賃と見合わなかったりでできないのかもしれない。と思う。
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続いても建築めぐり。鹿児島カテドラルサビエル記念聖堂へ。ちょうど雨も小降りに。坂倉準三/坂倉建築研究所設計。空に向かってすっと伸びる鐘楼が印象的。
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フランシスコザビエルが初めて日本に上陸したのは鹿児島県、それを記念して建てられた聖堂で、この建物は3代目。
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外の様子とはうってかわって、色彩あふれる主聖堂の内部。
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パンチングの後ろから赤と青のステンドグラスの光が降り注ぎます。
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スリットの窓から自然光が入り込む床と天井が美しく。
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こちらは小聖堂。コンクリートと木の空間。
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ここから薩摩藩せごどん巡り。まずは照国神社。島津斉彬公を祀る神社。
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鹿児島で一番大きな神社、鳥居も大きい。交通看板張ってあるが。
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続いて西郷隆盛銅像。陸軍大将の軍服姿で地上14mの高さに立つ西郷さん。
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お隣、鶴丸城御楼門。日本最大の城門だそう。
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NHKオンデマンドの『せごどん』一気見をきっかけに30年前の『飛ぶが如く』まで見てしまい、明治維新ブームがやってきた私とっては喜びひとしおの薩摩の地。
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次に、西南戦争銃弾跡。
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かつて石垣の中には、征韓論で敗れて下野した西郷隆盛を慕い、新政府を辞職してついてきた600人の士族のために、西郷さんが作った『私学校』がありました。150年前に現実にあったこと、と、銃弾のあとを見ながら思う。
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そして、いよいよ西南戦争最後の決戦地である城山へ自転車でのぼる。暑い。
熊本城をおとせず、九州各地を転戦したのち軍を解散した西郷隆盛が、最後に城山に戻って来て、最後の5日間を過ごしたという洞窟を経て
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城山へ至る。美しい桜島。これを見たかった。鶴丸城の天守閣からはこんな風に見えたのか。
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ここから、一気に自転車で港へ向かう。
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めざすは
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桜島!
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15分ほどで到着。
桜島は1周36キロ、自転車では3〜4時間、このあとライブの予定のある私たちはあまり時間もないため、タクシーに乗り、有村溶岩展望所まで向かう。
絶好の撮影スポットのはずなのですが、、、桜島見えず。
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タクシーの運転手さんが、いろいろとガイドをしてくれました。桜島は、1000年の間に4度の大噴火があり、流れ出た溶岩で都度形を変えていて、大正の噴火で、大隅半島とくっついてしまった。向こうに見えるが大隅半島。
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小さなクロマツが生えているのが新しい噴火でできた地層で、古い噴火の地層のマツは成長しているそう。
鉄分を含んで赤い溶岩、
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溶岩タイルの微妙な色合いが美しかった。
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運転手さんが連れて行ってくれたのは長渕剛のライブを記念した叫びの像。当時6000人の島民に対して75000人の観客がやってきたそう。(今は島民3000人とのこと)
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ふと振り返ると、桜島のてっぺんが姿をあらわしていました!
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運転手さんいわく、道路がこんなに綺麗なのは珍しい、噴火が絶えないので、火山灰がつもるのが常なので、今は洗濯物が外に干せて嬉しい反面、いつ大きいのが来るのか不穏だ、とのこと。
道路には、避難用のシェルターがところどこにあり、有村溶岩展望所のあずまやも、木造ではなく堅牢な造り、ベンチの下にはヘルメットが備えつけられていました。
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桜島の名前の由来は?とたずねると、『桜島の大明神にまつられているコノハナサクヤ姫のサクヤから』と『噴火口が桜の形だった』とのこと。日本全国、まだまだ知らないことがたくさんあります。
そして、再びフェリーにのって桜島をあとにし、この日の最後のタスク、レキシのライブ会場へ。なんとか、すべての予定をこなし、最終地点に到着。
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3時間のライブのあと、ごはん!郷土料理屋や駆け込みました。
キビナゴのお刺身、
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天ぷら
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さつまあげなど。
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7時40分の飛行機に乗って、まるっと1日、綿密に組み立てていたタイムスケジュールを無事終えて乾杯。長い1日でございもすた。
指宿、霧島編に続く。
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daikumachi · 7 years
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12/6(水)材料搬入&清掃
矢のように12月の日々が過ぎていきます。徐々に内装モードへシフトしていく段階に入ります。一旦、散らかった1階を清掃し、資材を搬入。なんせスペースは限られているのでうまく整理整頓しつつじゃないと仕事にならなくなってしまいます。自由席へ希望してくださった皆さん、ありがとうございます。あと少し募集中ですので、川越連雀町で一緒に働いてみたい、自由な働き方をしてみたい、という方は [email protected] までご連絡ください!
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ステンカラー&トレンチコートなど追加
本日も13時〜20時までの営業(電話やSNSなど前日までに連絡頂ければ12時〜営業致します)
狭い店内ですので、入店制限は6人まで
マスク着用&アルコール消毒お願いします
少しでも体調の良くない方はご来店をお控えください
本日はステンカラー&トレンチコートなど
追加しておりますので、ご紹介☆
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DAN HILL
日本製
グレーカラーに絣ぽい柄と格子柄がお洒落なステンカラーコート
内ポケ部分にオレンジで入った以前の持ち主〝上崎〟さんのネーム刺繍も良い感じ
メンズM〜Lサイズくらい
是非♪♪
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VESTIMENTA
イタリア製、アルマーニのファクトリーブランド
シンプルな作りが格好良い黒のコート
ジップアップ仕様で着脱もしやすいかと
メンズM〜Lサイズくらい
是非♪♪
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ブランドタグなし
日本製
ダークグレーカラーがシブいトレンチコート
内側はジッパーで取り外し可能なライニング付き
メンズMサイズくらい
是非♪♪
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寒くなってきたのでニット類も出しております
アクリルやウール多め
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10月26日(火)18時半〜20時半まで zoom開催
「都市の危機について考える」
愛媛大学地域共創研究センター まちなか大学トークセミナーFY2021 vol.2
今回は長年に渡ってアメリカ都市の盛衰を追ってきた〝矢作 弘〟さんと、横浜・寿町と松山・三津のエリアリノベーションに取り組んできた〝岡部友彦〟さんをゲストにお迎えしての開催
お時間ご都合の合う方、是非♪♪
それでは本日も元気に営業致します
よろにくです^ ^
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udl-skm · 3 years
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河内長野市エリアリノベーション視察
2021/07/07 河内長野市駅前で展開しているNPO法人エリアリノベーションの取り組みを伺いに、椿家さんを訪問しました。CITEサロンのWSの視察の機会にご快諾いただいて学生有志も同行させていただきました。 シャッター商店街への危機感、駅前で人が集まるお店がほしいという思いから、空き家を活用した拠点づくりがはじまっています。河内長野の地域性に立脚しながら、点が線、面になってまち全体がひとつの拠点となっていくことがめざされています。
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▲椿家さん外観。駅から歩いてすぐのところにあります。
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▲山崎会長から取り組みの経緯、思い、今後の展開についてお話を伺いました。
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▲西副代表にも質疑に応対いただきました。大変お世話になりました。
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oyanogakko · 5 years
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6期3限 「すぐできる小さなパブリックのつくりかた」 高橋秀之/馬場正尊
今回のレポートを担当しますのは1期2期受講生の前保優子です。
4期以降は先輩として6期まで通い続けており、各分野のトップランナーから熱い講義を受けて来ました。すべての講師は圧倒的な情熱を注いで結果を出している人たちなので受講するだけで文字通り圧倒されてしまうのですが、今回はさらに、特筆すべき新たな講師が登場しました。
それは、本日一人目の登壇者、高橋秀之さん。
今まではすべて講師は1人で講義を行って来ましたが、今回は初めて「パワーポイント」という役目のアシスタントが登場(パワーポイントの作成と操作を担当)。
さらに驚くべきプレゼンの中身は、すべて手書きの紙芝居形式。それをそのままパワーポイントに作成したものが大きなスクリーンに映し出される、という謎の二重構造。紙芝居が一枚めくられるとパワーポイントのスライドも一枚動きます(笑)。手書きの紙芝居には赤塚不二夫風のキャラクターに扮した主人公とその仲間たちがsenkiyaのストーリーを語るという、前代未聞のプレゼン!
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つかみから全受講生のハートを鷲掴みにして爆笑の渦を巻き起こした高橋さん。誰にもできない芸に驚きつつ、実家の植木屋「千木屋」を新たな人が集うスポット「senkiya」に育てていくストーリーにぐいぐい引き込まれていきます。
鋳物と植木のまち、埼玉県川口市。そこで植木屋を営むご実家に生まれ育った高橋さんは、栃木県のSHOZO COFFEEに出会います。
http://www.shozo.co.jp/news/
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リノベーションという言葉が普及する以前から古い建物のリノベーションをして魅力的な通りを作る活動をしていたSHOZO COFFEEに一目惚れして通い続けているうちにスタッフになってしまいました。
さらにその世界観が好きすぎて友人に語るうちに、自宅でやってしまおうと決意するのです。実家には広い敷地にある古い建物があるじゃないか、と気がついたと。
そうしているうちに、友人が一人。また来客が一人、とポツリポツリとその敷地に店舗を構えて行くのです。ご自分でも奥様と一緒に雑貨店を開いたりされています。場所をイベントなどに解放しているうちに周囲の人に認知されていったようです。 そこに東日本大震災が起こります。その直後から来店する人々がお互いに安否確認している姿を見て人が集える場所を早急に作らなければという決意につながり、2ヶ月後に雑貨店の半分をカフェとしてOPENさせたそうです。
そこからは不思議な流れで友達の一人一人がその場所に参加し始めるのです。
SHOZO COFFEEという目標とする世界観があったから、でしょうか。いろんな人を巻き込みたいと考えていた、という話でしたが、決して焦らずにその場にふさわしい出会いが紡ぎ出されるまで試行錯誤しながら仲間を増やして行ったようです。
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場所さえあれば、素敵なショップスポットが出現するのかと思いがちですが、結局は高橋さんの巻き込み力。senkiyaに最初の店舗であるワーゲン修理のお店が初めて登場してからすでに4年。様々な仲間が加わってくれましたが、卒業していった仲間たちもいます。勝手に出来上がったわけじゃない。
要するに、継続は力なり。そして明確な世界観を持って巻き込み力を発揮し��けること。
高橋さんの世界観を一言で表現するとそれは。。。「良い違和感」
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今回の講座でも見事に表現!
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なぜかいきなりラップ?!それも曲は「YAH YAH YAH」(チャゲ&飛鳥)
なぜにラップ?なのにYAH YAH YAH?
良い違和感を遺憾なく発揮された、大家の学校史上、最高のパフォーマー!われわれも全員起立して参加しましたとも!
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本日2コマ目はリノベーション界の大御所、馬場正尊氏。
R不動産の創設者でもあり、リノベーションを世に広めてきた不動のポジションを確立。さらには公共R不動産という活動を開始、公共施設にもリノベーションの魔法で再生を図っている。
馬場さんは1期目から講師をされており、受講生としては馴染深い先生のお一人なんですが、馬場さんの大御所感が大きくてあまり近寄れる雰囲気を感じられなかったのです。
でも、今回は違いました!
なんか馬場さんのかわいさ発見(笑)
リノベーションの魔法をかける魔女のような?(意味不)
そんな不思議な魅力を感じる回でした。
それは、今回は馬場さんという人のこれまでをなぞるようなお話であったこと。
たぶん、以前何度かお聞きした馬場さんの講演は、プロジェクトの話だったり、まちづくりの分析だったり、リノベーションの事例だったり、馬場さんご自身というよりは馬場さんの視点のお話だったように思います。
小さなメディアから始めた(画像は学生時代に作っていた同人誌)
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馬場さんがR不動産というWebメディアに颯爽と打って出た訳ではなく、それ以前にちいさなメディアを持つところから始めていたこと。それも当時は結構な挑戦であったことなど、馬場さんの心情をお聞きできたのがうれしかった。馬場さんて最初から完成されていたのような印象があったんですよね。 でも挑戦を続けていてよかった、という展開につながっていきます。
メディアは魔法の絨毯
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サラリーマン時代、同人誌を細々と続けながら馬場さんに大きなチャンスがおとづれます。都市と建築をおもしろがる雑誌のプレゼンが通り、馬場さんは会社を辞めて編集長に就任。このメディアを通して、いきたいところにいって取材を行えるようになったそうです。
場所がプロジェクトを起こす
その後、メディアだけでは飽き足らなくなり、空き物件をリノベして自分のちいさな事務所を持つことになります。このお話は以前にもお聞きしましたけど、お金のない中でとにかく真っ白に塗る、という作戦(笑)。そのギリギリの挑戦が実績となって、その後の仕事に大きく貢献したとのこと。
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空き家物件をおもしろがるブログを書いていたことがきっかけとなり、R不動産というサイトが出来上がっていったようです。そのときも違う強みを持つ5人で小さく始めたR不動産というメディアが、さらにまた大きな仕事へと道を開いていったのだそう。
日本橋のエリアリノベーションも小さくお金をかけないCET(Central East Tokyo)という取り組みを10年間続けて、エリアリノベーションという手法を世に広まったというお話でした。
そのあたりからは、みなさんご存知の馬場さんの活躍ぶりが淡々と語られていきます。ですがやっぱり、ひとつひとつ切り開いて行かれたんだな〜というリアルを実感しました。
そして小さな活動の積み重ねからプロジェクトが発展していく様をご自身の行動から実感を元に、図式化して表現。かつては行政のトップダウンできめたれていたまちづくりのマスタープランでしたが、馬場さんたちが起こした行動はまるでアメーバのように小さな変化がつながり合って大きくなっています。 それらを通じて、公共R不動産というテーマにもつながっていくわけです。
そして今では沼津市の少年自然の家という施設を借り受けて、「inn the park」という素晴らしい宿泊施設を運営するまでに事業を展開されています。
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これまで建築家として計画づくりを主な活躍の場としてきた馬場さん。
ですが、このinn the parkではこの場をリノベーションして運営する主体者になられたのです。馬場さんはきっといつもクールに分析し、計画し、自分のビジョンを明確に持って用意周到に無駄なく進んでいるのだろうと勝手に思っていたんですが、どうやらちょっと違ったようです。
むしろ興味を持って楽しいと思ったことを、まずは小さく始めてみる。そしてそれが実績となって次のステージが広がっていく、という繰り返しだった。その自然な流れに逆らわず、ひとつひとつの扉を開いて行った先に今がつながっている、というお話でした。
強いリーダーシップで高い頂上をめざす、というタイプではなく、状況を受け入れることに責任を感じるタイプのリーダーシップでチームを支えていらっしゃるところがとても馬場さんのお人柄を感じるところでした。
今回、とても印象に残った言葉は「ちいさなパブリックという視点で考えると、空き物件を一度開いてパブリックにしてみる、ということが重要なんじゃないか」とおっしゃっていたこと。
大家としては、やたらと人を入れずに閉じてしまいがちだけど、空き物件ほど開いて使ってみてもらうことで、ここを使ってみたいという人が出てくるのかもしれません。
講義後はおなじみのトークセッション
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青木校長からは、馬場さんのAという雑誌を昔読んだときに感じたのは「ちいさな違和感」ばかりだった。それを読み終わったときに、当時やっていた不動産の仕事を辞めたくなった(笑)、というカミングアウトが。
あこがれの人であった馬場さんと仕事をするようになって、そういえば馬場さんがなんだかいつも困っているね、と。今日はinn the parkでの困った話が聞けたけど、失敗談について話が言及。しくじり先生のように失敗談から学べることは多いよね、という展開になりました。
馬場さんからは、「欠落がオレのエンジンかも」という発言が。inn the parkを始めた頃は何度も失敗したと思った。でも今ではこれをやらせてくれたスタッフに感謝している。失敗に終わらせないことが大事で、後になれば笑い話になったり、そこから次の展開が生まれていると。私たち大家も失敗から何を学べるかが成長のカギのようです。
また、高橋さんと馬場さんの組み合わせで登壇するのは大家の学校以外を含めて2回目だとか。馬場さんは高橋さんの紙芝居プレゼンをいたく気に入って、「これは新しいタイプの本になる!オレが編集するよ!」と壇上でまさかの化学反応が!これも大家の学校ではよくある展開です。あなたも参加したら新しい化学反応に立ち会えるかもしれません!
◎各講義の単科受講も受付中! https://oyanogakkou06-05.peatix.com/view
◎9月29日は閉校式!一般参加も大歓迎! http://ptix.at/y8NUBS
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y-lab · 5 years
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西鶴賀エリアリノベーション
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講義・演習を踏まえて、実践の場に参加。ゼミ生だけでなく、3年生も頑張りました。
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chiaki99 · 4 years
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「Metro News」vol.37 Osaka Metroのまちづくり エリアリノベーション https://t.co/KKZVnEXyo5 @YouTubeより 「都心部に近い駅にもかかわらず、駅に近いエリアに空き家が多い」 そうなんよねー。 OsakaMetroだけでなく、これがきっかけに、街が活性化されるといいな!
— 地亜貴(c_c)ならばー:[IT案内人/解説者]奈良生まれ育ち奈良LOVEでも大阪も好きな大阪市民 (@chiaki99) August 7, 2020
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omg-tendu-tanju · 2 years
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ギルド1周年オープンデイを先日行いました!! 「カスタムする暮らしとご近所」をテーマに建物や入居者のお部屋案内、シルクスクリーン&木で作るカトラリーワークショップ、入居者と銭湯暮らしの青木さんとのトークセットを行いました。 準備の段階からあんちゃんがガラス面にイラストを描いたり、栗木さんがお花で会場を彩ったり、みんなでマスキングテープで装飾をしたり、でらちゃんがレーザーカッターで友達を呼んで創作したり、ママがスナックかおりを開催したりと、入��者の個性が現れる楽しい1日になったかと思います。 想像以上の方々に来場いただきとても嬉しかったです。 ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました! 夏頃にもオープンデイやりたいな! 今後はご近所の方々や横浜線沿いの大学、行政、地域住民、ギルドに興味があり一緒に暮らしを楽しんで実験したい方とコラボできる機会を増やしていければと考えています。 そしてイベントデイだけでなく、拓馬が休日を利用した「週末建築家」活動をはじめようと思います!! ウッドデッキ沿いでフリードリンクやご近所の方と井戸端会議ができるような居場所づくりをしていきます。 地域の方々との接点づくりを目指した取り組みです。 こちらもご期待下さい! イベントを一緒にしたい!ワークショップに参加したい、ぶらり遊びに行きたい方は是非ご連絡下さい! THE GUIL IKONOBE NOISE 201号室 はれとけ家 #はれとけ家 #横浜 #池辺町 #鴨居 #暮らしを楽しむ #隣人 #賃貸暮らし #diy #日常 #はれとけ #まちづくり #エリアリノベーション #地域 #楽しく生きる #夫婦 #生きる #ワークショップ #neighborhood #小商い #副業 #ライフワーク #ものづくり #生活 #qol #幸福 #ギルド #土間 #the_guild #リノベーション #建築 (THE GUILD) https://www.instagram.com/p/Ccodn0ZPMGs/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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unicodesign · 3 years
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けんちく散歩講演会@西荻窪
先週のことになりますが、西荻窪ことビルで行われた、散歩のススメに参加してきました。
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西荻窪、生まれ育った吉祥寺のお隣でありながら、実はあまり知らない場所で、このビルのある通りも初めておとずれました。
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最初にことビルの場所のご案内がありました。
『ことビル』は2019年から活動されている『西荻窪のこと研究所』の拠点で、元手芸洋品店だった場所だそう、手芸店は今年、関西方面へ移住することになったためこの場所を引き継ぎ運営を開始。元々は、西荻窪で計画決定されている都市計画道路の拡幅について、住民目線で考えていく動きが発端だったそうです。確かに、西荻窪は、小さな立ち飲み屋が連なる路地があったり、ことビルのある通りも、古い建物の1階を利用した小さな店舗が連なっていて魅力的でした。これから、人口が減って空き家が増えていく今後、東京でも、その場所をを知りつくした地元民によるエリアリノベーションの動きは、とても参考になります。
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西荻窪には映画館がない!ということで、シネマ準備室と名付けられています。
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そして本題の『散歩のススメ』、講師のお一人、浅黄美彦さんは、陣内秀信先生の町歩きがルーツとのことで、某自治体の都市計画課に長年勤められた広い視点と名住宅探訪のお話。
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ルイスマンフォードの翻訳で知られる生田勉自邸が井の頭にあった話や、それを知った軽井沢高原文庫の立原道造がきっかけだったという話、小田急沿線が住宅地として開発されていった歴史や、かつては、砂利置場が多数あり、明治大正時代は、砂利を資源として豊かになっていったという話など。
そして、おなじみの三浦展さんのお話は『社会散歩』、不良住宅・花街・赤線などをキーワードに。
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分譲住宅地がどうできていったのか。同潤会の普通住宅という分譲住宅が各地に建てられていたことや、まだ残っているものがあるということ、知りませんでした。同潤会は鉄筋コンクリートのアパート以外に、震災後の木造の賃貸住宅に続いて、木造の分譲住宅を作っていたんですね。。。
また、同潤会を引き継ぐ形で、住宅営団が作った軍需産業の工員向けの住宅が住宅地となっていくというお話など。三鷹台や、杉並の大宮前などにもあったそうです。
かつての、分譲住宅の広告がおもしろかった。昔は、駅に集合して、車に乗せられて分譲地まで案内されたそうです。『上大岡より正6分!』と書いてあるのはそのため。よく見ると『駅前より自動車にて遠方にご案内するのではありません、念のため。』と書いてある。など、興味深い話に引き込まれ、久々のリアル講演会、3時間があっという間にすぎました。
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休憩時間中のことビルの中。
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なんと、陣内先生もおみえになっていてご挨拶できました。20年前ベネチア留学の際のことを思い出してくださって、リアルっていいですね。
終わってすっかり夕景のことビル。
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来年取り組む予定の作戦会議を兼ねて、駅の南側で一杯ひっかけて解散。長い引きこもり期間中に忘れていた感覚を思い出した1日でした。
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estatopics · 5 years
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インテリックス 地域をリノベーションするホテル、来年1月鶯谷に開業
 インテリックス(山本卓也社長)は、東京都台東区に開業予定(20年1月中旬)のホテル「LANDABOUT(ランダバウト)」の宿泊予約受付を、11月11日から開始した。東京・谷中を中心にリノベーションによるまちづくりを推進するHAGI STUDIO(宮崎晃吉社長)をパートナーに迎えた取り組みで、エリアリノベーションの発信源となる、鶯谷の新たなランドマークとしてのホテルを目指す。  所在地は、台東区根岸3の4の5(JR山手線鶯谷駅徒歩3分)。建物は鉄骨造陸屋根15階建て、客室数は169室。1階にはカフェ・ダイニングバーを構え、共用施設として地域に開放する。
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ecl-blog-jp · 6 years
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Major masterplan (top-down), the local authority VS small-scale refurbishment projects / エリアリノベーションと行政 の関係
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After the war, Japan quickly reconstructed itself through major developments - a typical top-down planning process where masterplanners, developers, architects and consultants led the project and delivered to the users. In the book ‘Area Renovation’ by Masataka Baba + Open A (2016), Baba introduces six case studies across Japan that follows the new pattern of ‘area renovation’ - where the lead of the project plans, make/construct and use it. He describes the DIY process as musicians starting an improvised session on street. With major decrease in population, major developments are no longer the best scenario. There are many vacant shops on high streets and old houses that’s been left empty for long time. They find the landlords, negotiate and one by one start renovating the building. In parallel they call out for tenants who would like to be embedded in the neighbourhood to live or start their businesses. Some buildings are used for university students / summer schools to learn about renovation, taught by local construction workers. Out of six case studies, only two projects are in partnership with the local authority. They helped set up a programme / guidance to smoothen the area renovation process with some funding. However others either decided not to ask for support as it will delay the process, or they are not willing to listen. Will an individual and / or a private sector or local authority help bring more industries = more people to the area? Is it better if they all come together or will it bring more issues?
戦後の日本は大きな再開発プロジェクトがあちこちで起きて街の再生が加速していった。これはいわゆるトップダウン、というデベロッパーや都市計画家、建築家、コンサルタントなどが計画をして、工務店やゼネコンに建設を頼んで、使う人が住む。人口減少社会の現在は巨大なプロジェクトは必要とされていない。商店街に空き店が目立つようになり、古い家は長い間誰にも住まれず老いていくだけ。2016年に出版された馬場正尊+OpenA作の「エリアリノベーション」には6つの事例が紹介されていて、どれもプロジェクトの当事者は全てのプロセスに関わっている。空き家の家主を探し、交渉して、一軒ずつ修復していく。借りる人も同時に探して、長く大事に使ってくれて地域と関わりたい人を入れる事でエリアがアクティブになる。空き家プロジェクトも増え、学生を集めスクールを開講している。6つの事例中、2つしか行政との関わりがない。遅れが出たり、話を聞いてもらえなかったり、と理由はさまざま。産業を増やしたり構造を変えることで人が増えるのであれば、こういったエリアレノベーションを進めている個人や企業、もしくは行政が成功させることはできるのか?皆一つになることが成功に繋がるのか、それとも逆に課題になるのか?
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403architecture · 7 years
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ソトコト 2017年8月号 掲載のお知らせ / We have been introduced by magazine “Sotokoto”.
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ソトコト2017年8月号にて、「エリアリノベーション術」とした特集が組まれ、403architecture [dajiba]が紹介されています。
Our firm has been introduced as a “Area Renovation Life" by magazine “Sotokoto”.
http://www.sotokoto.net/
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localventurelab · 7 years
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【イベントレポート】「価値を見いだせば、地域はブルーオーシャン」。人口5人の浜を再生する「蛤浜再生プロジェクト」亀山貴一さんが考える、自然資本を活かす事業で重要なこととは?
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いま、地域の豊かな生態系を活かしたビジネスが各地で生まれはじめている。農業、林業、水産業、狩猟・採集といった、地域の自然資本をベースとした「自然資本産業」は、どのような可能性を持っているのだろうか。また、取り組む際にはどのようなポイントがあるのだろうか。
 東日本大震災以降、宮城県にある牡鹿半島の蛤浜を人が集まる場所に再生する「蛤浜プロジェクト」に取り組む亀山貴一さんをゲストに、『月刊ソトコト』編集長指出一正さんをナビゲーターにお招きし、3月9日(木)に開催された「ローカルベンチャーラボ 開校記念 事業構想オープンセミナー第3講 自然資本産業」でのトークから、自然資本産業について考えてみよう。
 持続可能な浜をつくる挑戦
宮城県石巻市、牡鹿半島の根元に位置する蛤浜。東日本大震災前も住んでいたのは10世帯にも満たなかったこの小さな集落は、津波で大きな被害を受け、住民の多くが移住。現在この集落に住んでいるのは2世帯、人口は5人だという。
 「わたしが生まれ育ったこの地域は、震災をきっかけに『限界を突破した集落』になってしまった。そんな集落を未来に残していくために『蛤浜プロジェクト』を始めました」(亀山貴一さん)
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  取り組みの背景にあるのは、「持続可能な浜をつくりたい」という思いだ。
 「震災後一年の間、この土地を離れて戻って来たとき、がれきの山でとても人が住める状態ではありませんでした。家も建てられない状況で、高台移転も世帯数が揃わずに実現できない。このままだと浜から人がいなくなってしまう……。そんな危機感から、『持続可能な浜をつくりたい』と思うようになったんです」(亀山貴一さん)
 蛤浜プロジェクトの取り組みは、海辺の古民家を利用したカフェ・宿、カヌーやSUP、BBQなどのマリンレジャー、子どもたちが自然の豊かさや厳しさを学ぶ自然学校、水産業、林業、狩猟の6次産業化など、多岐にわたる。今ではカフェに年間1万5千人が訪れ、土日は1時間待ちの行列ができるなど、小さな湾に人を呼び込むようになった。
  こうした蛤浜の事例について、ナビゲーターの指出さんは「里山・里海型のエリアリノベーションの事例と近いのでは」と指摘する。
 「他の地域では尾道(広島県)などが挙げられ、人が介在することで里山の自然資本保つだけではなく、経済や人の交流も生まれていく。特に東北では、こうした取り組みが多い印象。蛤浜は、その先進事例のひとつだと思っています」(指出一正さん)
 自然資本産業での「三方よし」の重要性
蛤浜を持続可能な浜にするプロジェクトに取り組む上で、亀山さんが大切にしているのが「三方よし」という言葉。もともとは近江商人が商売をするうえで大切にしていたという、「売り手よし・買い手よし・世間よし」の考え方だ。
 亀山さんは、自然資本産業の事業を持続させるためには、『自分たち・お客さん・地域』の三方よしを実現することが重要だと言う。
 「買い手のことばかり考えると、地域にしわ寄せが行くこともあります。たとえば『他地域からのお客さんをもっと呼んで、交流人口を増やしたほうがいい』という議論がありますが、小さな集落では増えすぎると駐車場に車が止められなくなり、地域の方の迷惑になることもある。かといって地域のことを考えすぎると、自分たちのやりたいことができない。『自分たち・お客さん・地域』それぞれのメリットを考えることは不可欠なんです」(亀山貴一さん)
 近江商人の教えは、どんなビジネスにも当てはまることだが、特に自然資本産業でのビジネスには言えることではないだろうか。というのも、自然資本は土地に根付いているため、自然資本をもとに事業を始めると、地域の人々がステークホルダーになりやすい。そのため、単に利益を追求して地域への目配せがおろそかになると、その地域で事業を持続していくことが難しくなる。
 とはいえ持続のためには利益は、自らのモチベーションも重要になるので、地域の人々への影響も加味しつつ、『自分たち・お客さん・地域』それぞれにとってメリットのある形に事業を落とし込むことが必要になるのだろう。
 どうやって価値がないものに価値を付けていくか
ところで、「自分が関わりたい地域には、事業に活かすことができそうな自然資本がない」と思っている方もいるのではないだろうか。しかし亀山さんは、「地域には自然資本がゴロゴロある」と語る。
 「地域にはまだ他の人が目をつけていない、未利用のモノが転がっています。しかも、原価がほぼゼロで手に入ることもある。それらにどう価値を見いだすのかが大事なんです。しかも都市と違い競合がいないので、地域はブルーオーシャンだとも言えます」(亀山貴一さん)
 一般的に、事業に必要な資本は都市に集まっていると思われがちだ。確かに、ネットワークや資金はそうかもしれない。だが、自然資本に注目すると、都市と地域の立場は逆転し、地域は資本の宝庫になるだろう。重要なのは、未利用の資源を見つけ、そこに価値を付けていくことだ。
 たとえば、ノルウェーの漁業における資源管理がヒントになると亀山さんは指摘する。ノルウェーでは漁獲量が1970 年代をピークに減少し、 1980 年代後半に大きく落ち込んだが、1990年から漁業の収益性を高めるために、行政が主導で漁獲枠を漁船毎に配分する「漁船別漁獲割当方式」を柱に、資源管理の仕組みを導入し、飛躍的な資源回復を遂げた。
 「この地域でも、震災で3年間漁業ができなかった期間があったら、水産資源が非常に増えた。このことからも、適切な資源管理をすれば自然資本は再生産されていくはずなんです」(亀山貴一さん)
 こうした資源管理は、行政だけのものでも、漁業の分野だけのものでもない。岡山県西粟倉村では、「50年前に将来の子どもや孫のために植えた木を、立派な100年の森に育てていく」という「百年の森林構想」を掲げ、自治体、ローカルベンチャー、森林組合などが協働で村の95%を占める森林の維持・活用に取り組んでいる。
 地域で求められる「キュレーター」という存在
ローカルビジネスを生み出し、継続させていくための重要な存在は「キュレーター」であると指出さんは指摘する。
 「長期的な視点で事業の可能性を見極め、どんな人にどんな価値を伝えればよいのかを把握して編集をしていく。着地すべき未来を見据えて、共に併走できる『キュレーター』と呼べるような存在が、行政側にいることが非常に重要です」(指出一正さん)
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  キュレーターとは、いわば"目利き"ができる存在であろう。地域でスタートしようとする事業やその担い手が、地域の将来に対してどのような価値を提供し得るのか、本当にそのビジネスに投資すべきか。そうした"目利き"ができずに、やみくもに事業予算や補助金をばらまいた先にあるのは、補助金に依存した事業者と、補助金がなくなれば終わってしまう目的不在の事業、という無残な結果のみである。
 キュレーターが行政の中にいないのであれば、外から呼び込んできても構わない。優れたキュレーターを呼び込むことができるかが、予算や地域資源を有効に活用し、地域に優れたビジネスを生み出す鍵になるのだ。
  その地域しか得られない体験はなにか
カフェ、宿、マリンレジャー、自然学校など、「蛤浜プロジェクト」の取り組みは多岐にわたるが、一貫している発想があると亀山さんは言う。
 「この場所でしか得られない体験はなにか、ということは意識しています。外の人が何を求めているか、ということよりも、自分たちが面白いと思えることから発想することがポイントです」(亀山貴一さん)
 その場所でしか得られない体験——。特に都市ではなく、地域でこそ可能性がある事業として、指出さんが挙げるのが「教育」だ。
 「都市では物理的に近くにいても心理的距離が遠いが、地域では逆で、都市にはない人と人との関係性がある。そうした地域に、最近では若者たちがいい意味でのショックを受けている。その価値観を持った若手が結婚し、子供を産み、育てる年代になるこれからの10年で、『子供に人との繋がりに触れさせたい』というニーズに地域が応えるようになるのではないか」(指出一正さん)
 たとえば島根県海士町にある隠岐島前高校の「島前高校魅力化プロジェクト」では、子どもが「行きたい」、親が「行かせたい」、地域住民が「この学校を活かしていきたい」と思うような魅力ある高校づくりに取りくむなど、「教育」に重点を置く取り組みで移住者の増加につなげている。
 「島前高校魅力化プロジェクト」や宮城県石巻市雄勝町にあるこどもの複合体験施設「MORIUMIUS」、そして蛤浜プロジェクトでの自然学校など、教育に関する地域での事業は全国に存在する。指出さんが指摘するような、若者の教育に対するニーズの高まりと相まって、地域にしかない自然資本を活かした教育の可能性は今後も高まっていくのだろう。
 これまで見てきたように、自然資本を活かした事業は飲食、商品開発、教育、観光など幅広い。これまで必ずしも地域と関わりを持ってこなかった人も、自らがビジネスの経験がある領域と、地域の自然資本を掛け合わせることで、まだどこにもない事業を作り上げることができる可能性がある。いま、新たなキャリアを模索している方は、地域での自然資本産業に注目してみてはいかがだろうか。
 お知らせ
5月に開講する「ローカルベンチャーラボ【定員60名】」の申し込みが始まりました!
 他にはない豪華な専門家のもと、少数精鋭のゼミ形式で「地域×ビジネス」を実現する力を身につける、半年間のプログラム。「自然資本産業」のテーマラボでは、エーゼロ株式会社代表取締役の牧大介さんをメンター、月刊『ソトコト』 編集長指出一正さんをファシリテーターに、岡山県西粟倉村へのフィールドワークを交えながら参加者のみなさんの事業をブラッシュアップしていきます。
 関心がある方は、ぜひお早めにお申し込み下さい!
 ●プログラムの詳細・申込はこちら
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 また、プログラム説明会も4/5(水)に開催します。こちらも関心がある方はぜひご参加を! 
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ローカルベンチャーラボ 説明会 申込フォーム
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y-lab · 5 years
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西鶴賀エリアリノベーション
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建築士会の方からご案内いただきました。 とても貴重な機会です。 都合のつく人は参加しましょう。
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chiaki99 · 4 years
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【本日(6/12)ニュースリリースいたしました】 「Osaka Metroの沿線地域活性化 エリアリノベーション推進のため大阪宅建協会と連携します」https://t.co/dHhxH473Ge
— Osaka Metro【公式】 (@OsakaMetroOfcl) June 12, 2020
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