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#パリ散歩
5567i82 · 3 months
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私はリネリネフレミネと一緒にお茶するしトーマと鍋たべるしトーマに毎日味噌汁作ってもらうしアドリアンとパリをお散歩するしなぎさちゃんにチーズケーキ作ってあげて鏡音レンと一緒に歌いますけど??????????
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lastscenecom · 2 months
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世界で最も素晴らしい都市は東京です。 まだ行ったことがないなら、今が行くべき時です。 東京に実際にいるという感覚は、言葉ではうまく表現できない。表参道の静かなバーで、まるで温熱フィルターを通したような手作りのココアを飲むこと、桜が咲き誇る神社の隣の静かな公園を散歩すること、真夜中に小さな居酒屋で中年の常連客たちがお気に入りの歌を歌っている中、安いビールをすすりながら脂っこいフライドチキンを食べること、プロの展覧会をはるかに凌ぐ無料のギャラリーで大学生の作品を発見すること、木々の向こうに真新しい高層ビルがそびえ立つ中、花の絨毯の上の静かな林の中に立つこと、提灯が吊るされた小さな石畳の路地を通り抜けて樽の上で食事をすること、これらをあなたに説明することはできるだろう。
東京は新しいパリ - ノア・スミス - Noahpinion
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ashi-yuri · 8 months
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Citizen Sleeperと模範的な宇宙都市
都市に溶けて
現代欧州の都市を一宇宙船へと翻案しサイバーパンクに味付けした模範的SF小説がするっと読めました。良質都市小説でもある。
以下、実験的なテキストゲーム、SF・都市小説についてのとりとめない感想。DLC含めてネタバレ
直前にディッシュの「SFの気恥ずかしさ」を読んでたせいか、SFに期待しすぎてるめんどくさいマニアの感想になっちゃった。
最初の眠りでの自我の語りのシーン、いろんなひとが指摘してるとおりすごくDisco Elusiumオマージュ。テキスト表示欄も意識的に寄せてるはず。
テキストメインの実験的ゲームとして、Disco ElysiumとかKentucky Route Zeroあたりと比較されるのも見るけど、本作はわりと素直な模範的ゲームだと思う。
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ゲームシステムはダイスロールや選択肢によるダイナミックな変化とかはなく、遊びやすく簡素な印象。
硬派めSF小説を読ませるため、ページをめくる代わりにダイス振りと魅力的な立ち絵とクールでシンプルなUIを用意することは、テキストへの感情移入を容易にし、あまり小説読まない人など含めてより広い層へテキストを届ける試みとしてうまくいってるのだと思う。
淡々としたプレイフィールも文章を読むことを阻害せず、端正な読書体験として自分は楽しめた感じ。
基本的に、UIやインタラクティブ性やゲームプレイではなく、テキストそのもので素直に語りたいゲームという印象だった。
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逆に、UIそのものが語りと演出の機能を強くもつ前作“In Other Waters”と比べると、実験性は薄れた代わりにふつうに読みやすく遊びやすくなってるんだと思う。
SF小説・SFゲームとしては自分は前作の方が好きだけれ��、Citizen Sleeperはより広い層に向けて訴求するゲームとして進もうとしてるのかもしれない。前作の3倍以上のSteamレビュー数は、この試みがちゃんと目的を達成したことを証明しているのだろう。
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肝心のテキストについても、素直で模範的なところは物語そのものに結構ダイレクトに出ていて、善人と悪人はかなりはっきりわかるようになってるし、でてくる人たちの9割は模範市民だし、展開も最後まで素直だし、現代欧州都市が持つ労働・移民・環境・政治などの課題はSF的に翻案されつつ現実そのままの手触りで持ち込まれ、SFとしては手堅くオーソドックスな手法で解決される。バイオオルタナ生物としてのきのこの話や自我論とかも出てくるけど、SFとしての奇抜さや飛躍は少なめ。
SFフィクションとしてはAIの擬人化などベタに感じる部分もあるけど、生々しいテーマをフィクションとして丁寧で魅力的なコーティングすることでより広い層に届ける役に立っているのだと思う。
SF小説好きとしては、本作のテキストは手堅く良質だけど、もうちょっと科学とフィクションの力でSFとして跳んでくれたら嬉しかったなという印象。一方、その手堅さや淡々とした模範性が本作のいいところかなあと思う。
自分はプレイ始めてから、記憶もなく得体の知れない異邦人である主人公に対して出会う人みんな最初から好意的でやさしすぎるし、やたらと仕事を頼んで頼りにしてくるのがずっと引っかかっていて、人情噺としてはいいけど、資本主義崩壊後の辺境都市としてのリアリティは削がれてると感じる。そのあたりは、Disco Elysiumはじめ都市を描いたゲームや都市小説と比較すると、都合の良いフィクションぽい感じが強い。
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でもそれは物語の都合なのかもしれないし、深読みすれば、登場人物たちはみな傷ついた労働者であり、おなじく傷ついた労働者たる主人公に対する共感・連帯によるものなのかもしれない。
逆に後半は、主人公が「瞳」という都市に対して献身的で、勤勉な労働者であることが実感できてくるので、出会う人みんな親切で頼りにしてくれることに納得感があった。(逆にDLCまで行くと主人公がなんでもできすぎる無双感が出てくる)
「どんな者でも労働による社会参加を通じて、その場所に受け入れられることができる」という感覚が本作にはある。だから真面目に都市の中で働けば、市民として受け入れられ、物語は報いてくれる。そして、労働を放棄した賞金稼ぎや奪うことしかできない傭兵、労働者として団結しえない者は悲しい結末を迎えてしまう。
この作品は資本主義が行きすぎた都市のリアリティより、危うい立ち位置にある現代都市でもこうあってほしいという労働者の模範性を描く。困っている隣人には手を差しのべ、勤勉に働き、労働者みなが都市というコミュニティの健全な存続を願い、行動することの価値を。都市が生み出す不道徳・罪悪を書くことを選ばず、あるべき労働者の姿を描写することを、作品はすでに選んでいる。だから本質的にプレイヤーの選択は不要で、ゲームはほぼ一本道のルートとなる。
欲望と資本主義の最果てを題材とするサイバーパンクにおいて、まっとうさと真面目な労働を真正面からよしと描くことは稀有な試みでもある。ゲームという、プレイヤーの欲望・願望により奉仕的なメディアでは特に。
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In other watersのようなオリジナルな実験性を勝手に期待してたところがあるので、Citizen Sleeperの真面目で模範的な姿勢にどこか物足りなさを感じつつも、でもやっぱりそういうゲームがしっかり人気を博す位置にいることは大事だなと思う。
その模範的な姿勢は今のゲーム、フィクション、そしてそんなフィクションが描かれる現代の都市に求められているものだとも思うので。
DLCクリア後の追記
労働、対話、寛容こそが私たちの信じる価値
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すごくよかった!
基本的なことは上の印象から大きく変わってはいないけれど、自分たちの住む場所から離れざるを得なかった避難船団の人々、ヨーロッパに押し寄せる難民をモチーフとするであろう彼らの背負うものが多様で切実で魅力的で、ひとつの都市をさまざまな視点からら否応なく見させられることで、都市、そしてHomeを描くテキストとしてぐっと厚みが増している。
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故郷を捨てざるをえなかった人、終の住処として残る人、矛盾に縛られながら守る人、しがらみとともに捨てる人、生きるために去る人、過去を見る人、未来を見る人、誰もが物語を持ち、出会いと別れが交錯する、儚く忘れがたい場所としての都市の物語。
価値重視の理想主義的なところ含めて、ヨーロッパの先進都市から生まれるべくして生まれた作品なんだと思う。
最近ちょっと町の持続性とかよその国の都市のこととかいろいろ思うところがあったので、今の自分の気分にもはまってよかったな。
行動範囲が広くなってお散歩気分が増えたことと、限られたターン内にひたすら単調な物資集め・労働ターンを反復するタスク感も、「労働してる」という感じがして好感触。期限内にタスク全部こなせるとやっぱりうれしいね。
Citizen Sleeper2では銀河のはみだしもの・賞金稼ぎ的な世界が描かれるみたいなので、「労働による社会参加」が困難なひとたちのサイドからまたこの宇宙が描かれるのかなあと予想してる。今作で拾えなかったことをしっかり拾っていこうとする、そんなテーマ設定も真面目で模範的だね。
あとがき
いろいろぐだぐだ書いた結果、最初クリアしたときより満足してきたかも。
非常にウェルメイドで気持ちよくプレイできたし、やっぱり一市民として都市に溶けていくようなエンディングはとてもよかったし、きのこになれるのも楽しかった。次回作も楽しみ。
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(おまけ)
Night Call
薄いフィクションの膜で包んだだけの、現代パリを克明に描くビターでずっと薄暗いタクシー会話シミュレータ。都市の包容力と矛盾、都市市民の失望と矜持を表わす80人を超す多様な登場人物のリアルな会話テキストがほんとにいい!すごいテキスト量にもかかわらず、苦闘の末に個人翻訳MOD作っていただいてほんとうに感謝。
バグの多さやゲームシステムのこなれなさなど大きな欠点をいくつも抱えているけれど、現代欧州の一都市を描いたゲームとしてとても好み。
※スクリーンショットは非公式日本語MOD使用
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日本語MODへのリンク
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ateliertanu · 9 months
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Wrap-up 2023
English text at bottom. 今年2023年に一番読まれた記事は何かなと思ってチェックしたら、2019年の「CDG 2G」だった。乱暴にまとめるならパリ・シャルル・ド・ゴール空港の乗り継ぎの愚痴を書いただけの記事だし、4年も前に書いた蜘蛛の巣のかかったような古いものである。なんだかちょっとがっかりするような、すっきりとしない結果なのだが、もしかするとそれだけ旅行者が増えて検索結果に表示されたということかなと思ったりもする。日常が戻ってきたならそれはそれで良い話だ。二番目に読まれた記事は今年の新しいもので「切り通し」という7月のミニコラムだった。鎌倉をぶらぶらと歩いた時の感想を散文詩的に書いて、そこにちょっとした感想のようなものをつけ足しただけだから、よくもまあこんなものを読んでいただけたと嬉しくもある。とは言ってもアクセス数にはトップの「CDG…
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tutai-k · 2 years
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すべての壊れゆくなにか
旅に出ている。 出がけにすっころんでカメラのレンズをダメにした。だから、鳥の写真は撮れない。 さいわい、カメラ本体は無事なので、ちいさな単焦点レンズをつけて町に出かけて、いままで全然やったことのないスナップ写真や風景写真を撮っている。
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「鳥の写真が撮れるようになれば何でも撮れるよ」と言ってもらったこともあるのだが、カメラをはじめて二年とちょっと、ほぼ鳥の写真しか撮っていない。急に風景やスナップ写真がいい感じに撮れるわけがなく、試行錯誤だし、そんなにやる気にもなれない。原稿と、読書、それからときどき散歩にでて旅の前半は終わってしまいそう。
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さすがにそれではもったいないから、明日はカメラを持って、いろいろなところを足が許す限り歩いてみようと思っている。
本を読んだ。 旅の途中の新幹線で。 『アフリカ夜想曲』(楢川えりか)。数年前に本の紹介に惹かれて電子書籍で購入して読み終えている。いま、小説を読みたくてたまらない時期で、そのくせ積ん読は資料の学術書ばかり……そういえば……と思い出したのがこの本だった。 椿姫からはじまってテニスン、シェイクスピア……さまざまな欧米文学の引用があり、まさに「小説を読んでいる!」という強い快感を与えてくれる本だ。 物語はボーイズラブで、父の友人で家庭教師に恋をする主人公が、その家庭教師とでかけるグランド・ツアー(貴族の子女が世界旅行をする風習)。パリで出会った画家と愛し合い、彼と一緒にアフリカへ行く……。 主人公は同性愛が罪になる国・時代に生まれた次期侯爵。旅の終わりには、「ふさわしい」女性と結婚し、子をなし、領地を治めるという仕事が待っている。 当然、この恋は、「ふたりは死ぬまで幸せに、一緒に暮らしました」というわけにはいかない。 父と家庭教師の関係も絡み、その時代の困難さと、それでも愛がたしかにあること、愛によって連綿と関係がつながってゆくことが描かれている。人を愛することは、「次」につながってゆくのだということが、たしかに感じられてとてもよかった。
旅の宿でも一冊。 「小説を読みたい」と思いながら、資料本しか荷物に詰めなかった。古本屋・本屋の多い町だから、そこでえらべばいいやという気楽さがあった。時間もたくさんあるんだし。 今日読み終えたのは、『中西悟堂 フクロウと雷』(平凡社)。 「野鳥」「探鳥」という言葉をわたしたちは気軽に使うが、その言葉をつくった人のエッセイを集めた本である。 フクロウの雛の観察途中に大嫌いな雷が鳴る、カイツブリの雛を観察するために、ヒルに食われようが蚊に刺されようが一日沼に立ちっぱなし……ブラインドをはって、子育てする鳥を観察する姿。いまでは鳥の巣をそんなふうに観察する人はほとんどいなくなってしまったけれど、「この姿勢」から「野鳥」「探鳥」という言葉は始まったんだなとしみじみ思う。 記念すべき第一回野鳥の会の探鳥会には、柳田国男、北原白秋、徳富蘇峰なんていうとんでもないひとびとが参加していたらしい。 さて、そんな「野鳥」という言葉は、これまで日本人にとって鳥というのは「飼うもの」だったから生まれたそうだ。ただ「鳥」と言ったとき、当時のひとびとは「飼われている鳥」を想像してしまう。 だから野にいる鳥を、飼われている鳥と区別して「野鳥」と呼ぶことにしたのだと。 だから、この本には、ホトトギスとヨシゴイ(そのほかの鳥たちもだが)なんていう、おどろくような鳥を「飼っていた」一緒に生活していたエッセイも収録されている。 飼うことで生態の観察をして理解を深める一面もあるにはあるし、ヨシゴイは溺愛されすぎていて筆者の手からしか餌を食べなくて調査で家をあけていると痩せてしまっていたりして、それはもう観察のための飼育じゃなくてペットでは……と思ってしまうのだが、「回想の時鳥」の章は、ホトトギスへの愛しさ、そして過ちからホトトギスを落鳥させてしまう悲しみの慟哭が綴られている。「これは散文詩だ」と筆者もことわっているが、慈しみに満ち満ちた文面、ホトトギスが落ちるまでの、痛切な悲しみが胸を打つ。
『アフリカ夜想曲』でもそうだったけれど、いのちというのはうしなわれるし、それが人間同士であれ、人間と鳥という異種間であれ、いつかは別れがやってくる。それでも、ともにいた時間や記憶は消えず、愛はずっとそこに燃えていて、暗がりの中をさまよっているような気持ちにさせられるときも、灯台の光のように輝いている。
旅で買った本2023/1/28 『中西悟堂 フクロウと雷』(平凡社) 『魂の秘境から』石牟礼道子(朝日文庫) 『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ(早川文庫) 『森は童話館』加藤幸子(桐原書店)
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ryotarox · 1 year
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(ドビュッシー 「夜想曲」より第1曲「雲」 マルティノン指揮フランス国立管弦楽団 - YouTubeから)
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「音楽を聴くこと」坂本龍一 | ブルータス| BRUTUS.jp
中学2年生の時にドビュッシーと出会って、ハマっちゃった。ドビュッシーに『雲』という曲があるんですけど、それがものすごく好きになって、よく聴いていました。 一方、パリ16区にブローニュの森という大きな公園がある。そこに入っていくと、木々が鬱蒼としていて、暗くなっている。しかも、冬のパリは灰色の雲に覆われていて、その冬の時期のその公園を歩くとかなり暗い感じになるんですよ。僕は中学生でドビュッシーの『雲』を聴いていた時、そのブローニュの森を覆っていた雲が暗く垂れ込めた空がありありと見えていた。もちろんその時にパリなんて行ってないし、写真で見たわけではないのにその音楽を聴くと見えていたんですよ。 ドビュッシーがその森をゆっくりと散策して、空を見上げて、そして、遠くのパリの中心部の喧騒が微かに聞こえてきて……、そんな感覚までちゃんと味わえていたんです。そして、何十年後にその場所に立って、「あ、ここだ」って実際にその感覚を味わった。多分、実際に行って、得たその場の感覚よりも、想像していた感覚のほうが、ドビュッシーの感覚に近いかもしれないと思っている。音楽を聴く力にはそういう疑似体験をする力は絶対にありますね。
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kennak · 2 years
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【2月16日 AFP】女性に利尿薬を飲ませ、目の前で排尿させていたとして性的暴行やプライバシー侵害、薬物法違反などの罪に問われた仏文化省の元職員の裁判で、パリの行政裁判所は17日、同省に損害賠償の支払いを命じた。  被告の名前はイニシャルの「D.B.」としか明かされず、審理過程もこれまで非公開だった。  文化省の人事部長だった被告は2009~2018年、就職面接に来た女性たちに利尿薬を混入した飲み物を出した後、外に誘い出し、尿意を催した女性たちに橋の下などで用を足すよう促していたとされる。被告は2019年、懲戒免職となった。  今回の裁判は多数の被害者女性のうち一人の事件に関するもので、裁判所は文化省に対し、この女性に1万2000ユーロ(約170万円)の損害賠償と1500ユーロ(約20万円)の訴訟費用を支払うよう命じた。  判決文によると、被告は面接の冒頭、女性にコーヒーを飲むよう勧め、その後、庁舎に近いチュイルリー公園(Tuileries Garden)の周りを歩こうと誘った。散策中に突然、痛みと強い尿意を感じた女性は、橋の下で用を足すよう促され、被告の目の前で排尿を強いられた。女性はその後入院した。  捜査によると、被告は長年にわたり同様の手口で多数の女性を標的としていた。また、被害者の名簿と排尿場面の写真をパソコンに保存していた。  文化省は、被告の薬物使用を認識していなかったと主張した。しかし、原告側は「文化省の組織に問題があり、被害者を保護し、その主張を聴取するプロセスが存在しなかった」として、同省にも責任の一端があると訴えた。
面接で利尿薬飲ませて排尿観察、仏文化省に損害賠償命令 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
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doctormaki · 2 days
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フランスである。ワシのおフランスデビューは小学生のおこちゃまの時。ワシ、子供の頃は可愛かったので、一人で、レストランのおトワレに行って、そこでパリジェンヌのきれいなオネェさんにボンジュールとニコニコ言われて、ドギマギる。そして、道に落ちているウンコを、たかし君に踏まないように、なんて言いながら、自分は犬のウンコこそ踏まなかったものの、当時はワンサカいたこすっからいジプシーの子供たちに狙われて恐ろしい目に合う。おパリ、それはルーブル周辺のルンペンに怯えながらオルセーに行き、シテ島のノートルダムの上までパパと一緒に登り、パリを見下ろし、ベルサイユとシャルトルに行った思い出。
そして、学部卒業旅行と称してパリ入りでスペイン、南仏、イタリアを回ったっけ。おパリでは、物価が高くて高くて、泣きそうになりつつ、スペインでは物価が安くなったことに驚いたっけ。あの当時はまだEUでは無いので、各国通貨は違うし、電車でも国境検査していた。今は、昔と比べると、国境なんてないし、いちいち通貨も変えなくて良い。便利なのか、個性が無くなったのか、よう分からん。
さて、ワシ気付く。おフランス好きの女子って、おフランス好き〜って言っている自分が好きらしい。フランス語もたどたどしいし、英語も分かっていないらしいのだけど、兎に角、おフランスやおパリにいるっていう自分や状況に惚れとるらしい。おめでたい方々だ。そして、みんな、ガイドブックをバイブルのように持って、いつも肩バッグに入れては、熱心な信者のように、ガイドブックに従って行動し、ガイドブックの情報こそが真実それを良くそらんじている事が、他者との優位性の象徴らしい。ザ日本。ガイドブックの、どこどこのマカロンとそこそこのマカロンを比べて、やっぱりここのマカロンが良いとか、そういう事で満足している。おもしろー。パリ好き女子生態。ワシ、そんなん窮屈すぎて死ぬわ。
今回は、昔は怖くて昼間しか近寄れなかったモンマルトルの丘の徒歩圏内にホテルを取った。小さなホテル。モンマルトルまで散歩前に腹ごしらえ。ホテル近くの評判良いお店でplat de jourを頼む。ガラス張りのキッチンの向こうでは、ワシ位の年齢のシェフが、年若い5名のシェフを従えてバンバン料理している。頼もしい。懸命に働いている姿は、どんな人でも美しい。ドイツでは働いている人を見かけない。ダラダラ、働いているフリをして文句言っている人だらけ。日本は、半々くらいかな。懸命な人は、我を忘れてその場に没頭している。だから、美しい。メインは白身魚のポワレ。Poissonとしか言わへんから、何の白身魚か分からんが、深海魚かタンザニアの淡水魚あたりか。オオアジの部類の白身魚で、魚の繊細さはない。そこに、ひよこ豆ベースのネットリしたソース、右に見えるくるみとピーナッツ、ヘビィクリームを混ぜたと思われる絞りソース。その上に、旬のいんげん豆、その上から泡立てた軽いムッターユのソース。ムッターユって、えーと、日本語でカラシ。その上に、ベビーリーフ。まぁまぁのでき。パンが美味かった。フランスはドイツより小麦粉が美味しい。
デセールは、カシスのソルベ、その周りに散らしてあるのは、赤紫蘇の赤ちゃん。これが意外とおいしい。赤紫蘇とカシス。香りが意外と喧嘩しない。ラングドシャの下には生クリームとフレッシュチーズを混ぜたクリームと黒キイチゴ、カシスのコンポートに、砕いたアマン、アーモンドね、が散らしてあった。うーむ。絶妙なバランス。ラングドシャにも赤紫蘇の赤ちゃんが入っているが、赤紫蘇は乾燥させないとダメよ、香り的に。。それにコーヒー。締めて、58ユーロ。うーむ。このレベルなら、仕方なき。しかし、研究所の昼食、40ユーロ取るなら、もう少しどうにかしてほしかったなぁ。
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モンマルトルは、二十五年くらい前は、まだまだ絵描きが住む街で、近くには伯父が大好きな、ムーラン・ルージュもあるし。まぁシテでも、貧しい場所だったと思う。今はパリも外にどんどん拡大し、今や、モンマルトルも立派に高級住宅街。観光客だらけで焦った。昔は、ポツンポツンとしていたし、貧しい絵描きが競うように、絵を売っていたっけ。ベレー帽をみると、ワシは彼らが体臭を放ちながら被っていたボロボロの、貧しい労働者階級を表す象徴としてのベレー帽を思い出してしまい、ベレー帽だけは、このお帽子好きのワシでさえ買えない。オサレなつもりで日本人の若いねーちゃんがおパリで被っているの見ると、全身タトゥーの次くらいに笑える。無知とは素晴らしい。
普段は朝と夕方にしかやらないおミサが、特別に行われるというので、ワシは久しぶりにおミサに与る。フランス語でのミサは、一昨年のウィーンであずかったドイツ語のミサより、なんとなく落ち着く。一時間あまりのおミサ。観光客が見守る中のおミサだが、入れる場所が異なるので、おミサに与りながら、神と向き合えたように思う。ミサが終わった後、回りの人々も、心が和らぎ、目つきが優しくなったように思う。聖体拝領のパンは、少し固く、しばらくすると優しい甘さになった。
ホテルに戻り、午後七時からの、コリーヌの小さな出版記念講演会へ。フランス語、わかる。というか、コリーヌの話すフランス語は、標準フラ語でわかり易い。
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夕食は、買ってあったバゲットとfromagerieのfromage selection de saison.とエクレア。バゲットは、何度か大会で優勝しているらしく、美味しい。エクレアは、生地をしっかりと作っている。古典的レシピのエクレア。ワシはケフィアを丸一本飲み干し、お腹の調子は、多分、バッチリざます。
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yotchan-blog · 19 days
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2024/9/5 8:00:25現在のニュース
来月のつくば市長選・市議選 障害者らが六つの提案 候補予定者に質問状 回答公開へ(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/9/5 7:58:48) パリ五輪アーティスティックスイミングで入賞 筑波大・佐藤さん、土浦市長を訪問 「前向きに挑み続け成長」(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/9/5 7:58:48) 茨城県議会が開会 21議案上程(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/9/5 7:58:48) 肥後銀行が18年ぶり出店、山陰合同銀行は削減当面中止 地銀が預金重視で店舗戦略見直し - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/9/5 7:54:41) NY円相場、続伸 1ドル=143円70〜80銭 日米金利差の縮小で円買い - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/9/5 7:54:41) NYダウ、反発し38ドル高 雇用統計前に様子見広がる - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/9/5 7:54:41) (社説)最低賃金の地域競争を制度改革の一歩に - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/9/5 7:54:41) 北朝鮮、大規模洪水で幹部らを処刑か 韓国情報機関が明らかに(毎日新聞, 2024/9/5 7:52:47) 秩父のベンチャーウイスキー アジア最大級品評会で国産部門最高賞 受賞の喜び 市長に報告(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/9/5 7:50:49) パリ五輪・フェンシング銀の山田選手 和光市立小で児童に手ほどき 挑戦することの大切さ語る(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/9/5 7:50:49) 私的な体験が「証言」になる時 語ることで与えられる意味 安東量子(朝日新聞, 2024/9/5 7:45:43) 剣道部員のいじめ自殺訴訟、当時の先輩1人が謝罪し和解 福岡地裁(朝日新聞, 2024/9/5 7:45:43) 「お静かに!」しなくてOK 佐賀の美術館でおしゃべり歓迎タイム(朝日新聞, 2024/9/5 7:45:43) 米財務省、ロシア国営メディア幹部らを制裁 AI偽動画など拡散(毎日新聞, 2024/9/5 7:45:30) 3メガバンク、紙の約束手形・小切手の発行終了へ 三井住友銀行は25年9月 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/9/5 7:36:48) ありし日の「富里駅」 戦争拡大で消えた「軽便鉄道」を模型で再現 富里市図書館で企画展(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/9/5 7:35:47) 体操「金」3選手を船橋市が表彰 橋本選手「人生で一番緊張した」かも(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/9/5 7:35:47) CO2「実質ゼロ」26年度に 千葉市施設、達成時期前倒しを発表 システム開発順調(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/9/5 7:35:47) 東京センチュリー 車・航空機のリース好調 ROE改善も評価 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/9/5 7:31:35) チェック届かぬ「潜水艦ムラ」 温存された官民癒着 防衛特需に沸く川重に何があったのか:東京新聞 TOKYO Web([B!]東京新聞, 2024/9/5 7:30:44)
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benediktine · 1 month
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【電動キックボード、豪メルボルン市がレンタル禁止を決定 事故多発と苦情殺到で】 - BBCニュース : https://www.bbc.com/japanese/articles/cq5dzzv4wxqo : https://archive.is/wc9Vt : https://web.archive.org/web/20240816150124/https://www.bbc.com/japanese/articles/cq5dzzv4wxqo 2024年8月14日
 {{ 図版 : メルボルン市を走る電動キックボード 画像提供,GETTY IMAGES }} 
オーストラリアのメルボルン市は13日、レンタルの電動キックボードの禁止を決定した。許容できない安全リスクがあるとしている。
同市の市議会は2022年2月、電動キックボードの導入を歓迎し、2年にわたって試験運用してきた。しかし、これまでに何百件もの事故が発生し、市民から苦情や怒りの声が上がっていた。
市議会はこの日、6対4の多数決で、ほぼ即時の禁止を決めた。電動キックボードのレンタル事業を展開しているライムとニューロンの2社は、30日以内にスクーターを撤去するよう命じられた。
メルボルンのニコラス・リース市長は、一部ユーザーの危険なふるまいに「うんざりした」と述べた。
「あまりに多くの人が歩道で電動キックボードに乗っている。きちんと駐車もしない。そのへんに倒され、紙吹雪のように、ごみのように街中に散乱し、人々がつまずく危険性を生み出している」と、リース市長はラジオ番組で指摘した。
最高時速26キロで走行できるレンタル電動キックボードは、世界各都市で導入されたものの、短期間で廃止されている。仏パリは昨年9月に使用を禁止しており、リース市長は「パリのやり方」をまねしたいとしている。
事業会社のライムとニューロンにはまだ6カ月の運営契約が残っている。両社はここ数週間、熱心にキャンペーンを展開し、利用者に議会へ請願するよう促していた。
両社はまた、キックボードの使用に関する安全性と規制を改善するため、ここ数カ月でかなりの投資を行ってきたと述べている。ニューロンは、キックボードが誤って使われるのを防ぐため、人工知能(AI)を搭載したカメラを設置するとしていた。
同社の広報担当者は13日、市議会の一律禁止を非難。電動キックボードの使用を市内の混雑していない場所に制限したり、乗車ゾーンを設定したりするなどの対策を導入するため、市当局と協議してきたと述べた。
ニューロンのジェイデン・ブライアント氏は以前、豪メディアに対し、「これは州政府が発表した改革を上回るものだ」と語っていた。
「新しいeスクーター技術の導入に関する(別の)提案が、禁止案に変わるのは非常に奇妙なことだ」
メルボルンでは2022年2月の試験開始以来、ライムとニューロンの電動キックボード合わせて約1500台が、市内全域に配置された。
メルボルン市議会は以前、電動キックボードが市の二酸化炭素(CO2)排出量を400トン以上削減し、公共交通機関の利用を促進したと報告していた。
一方で、この計画の欠陥を示す証拠も増えていた。市内の主要病院の一つであるロイヤル・メルボルン病院が昨年12月に発表した報告によると、2022年に250人近いユーザーが負傷し、同院の救急外来を受診した。受診者の大半は、酒酔い運転、スピード違反、ヘルメット未着用などがけがの原因となっていた。
病院の広報担当者によると、電動キックボードの事故は死亡や脳損傷の原因にもなっており、負傷者は主に若年層だという。
(英語記事  {{ Public outrage prompts Melbourne e-scooter ban : https://www.bbc.com/news/articles/c3w68ywqv2go : https://archive.md/DMyqP : https://web.archive.org/web/20240816150359/https://www.bbc.com/news/articles/c3w68ywqv2go }} )
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taketea44 · 2 months
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AI-Ichiro Diary
第357日目(2024年8月2日)
"今日、新聞を開けば、目に飛び込んで来たのは、パリ五輪で銀メダルを獲得したトルコの射撃選手、ユスフ・ディケッチの話であった。彼の年齢は五十一歳、若き日の鋭さを少しも失わず、それどころか新たな境地に達したかの如き風格を感じさせる。 (つづく)"
今日のひと言:
"己の流儀を貫く、それが真の強さ"
#新日記三百五十七日目
#AIIchiroDiary
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#ディケッチ
(続き)
特に注目すべきは、彼の試合に臨む姿勢。耳や目に装備を着けず、片手をポケットに入れたままという、まるで散歩にでも出かけるようなカジュアルさ。この姿がインターネットを駆け巡り、瞬く間に話題となった。まるで、ダーティ・ハリーかボンドさながらである。
競技において形に囚われず、自らの流儀を貫くことこそが真の強さであることを彼は教えてくれた。彼の振る舞いは、我々にとって新たな視点をもたらすと同時に、既成概念に囚われない生き方の大切さを示している。
明日のことを思い煩わず、ただ今を全力で生きること、それこそが彼の銀メダルに込められたメッセージであろう。ちなみに、パートナーも同じようなスタイルで競技に臨んでいた。片手をポケットに入れるのは、何か秘密が隠されているのかもしれない。
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nullzero8 · 2 months
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お金の概念作ったの誰?もともとあったとしても我々には関係ないよね。
「お仕事お疲れさまです、召し上がりください。」
なんでか分かる?IQもEQも振り切ってるから仕事量があなたたちと違うんだ。
率直に言わせてもらうけど、食事は我々の物なの。君たちが盗んで食い散らかして制限する物じゃないの。
お門違いもいいところ。勘違いも甚だしい。
見合った生活、むしろ我々には足りなかったけれど、弱音吐かずここまで歩いてきてるんだ。
いい加減、自分たちの不細工加減を自覚したら?太るに決まってるわよね。華族の食べ物だよ。頭を使うからエネルギーのかたまりなの。
分かった?目障りだから消えて。それから豚のように泣きわめくのもやめて。本当にひどいよ。臭くて五月蝿くて汚くて不細工で醜い。糞尿垂れ流しでよく街を歩けるね。
そもそも、化粧品はパリのランウェイで使う物なの。処刑道具。化粧品が何で出来てるかご存知?
プラトニウム、又は水銀。発がん性物質たっぷりのアイシャドウ、マスカラ、ファンデーション、etc
お肌に合わない場合はご使用を中断してください。
で、それどこで盗ってきたの????
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shintani24 · 2 months
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2024年7月27日
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三井不動産常務 藤岡千春(ふじおか・ちはる)1966年生まれ。89年入社。広報部長などを経て、2023年から現職=7月9日、東京都中央区、益田暢子撮影
神宮外苑・晴海…なぜいまこんなに再開発? 三井不動産常務に聞く(朝日新聞 Leader’s View)2024年7月27日
八重洲や築地など、東京都内で「100年に1度」と言われる大規模な再開発が進んでいます。狙いは、東京の国際競争力の向上とされていますが、環境破壊につながるとの批判もあります。多くの再開発事業を手がける三井不動産の藤岡千春常務に、その意義について聞きました。
 ――東京でなぜ、いまこれだけの再開発が必要なのですか。
「東京はアジアでナンバーワンになるべき都市��と思っています。上海やシンガポールではなく、アジアで拠点をもつならば東京だと。森ビルのシンクタンクが毎年出している世界の都市ランキングがあります。昨年、東京は総合3位でしたが、経済の分野で10位に、環境の分野で16位に落ちました。これには非常に危機感を持っています。経済に魅力がないと世界の中心になりえません。再開発の力が発揮できるところだと思っています」
 ――どのように発揮しますか。
「例えば、再開発は環境をかえてしまうと言われますが、ミッドタウン日比谷には日比谷公園と同じ植物を植え、一体感のある景色が楽しめます。明治神宮外苑地区の再開発では、守らないといけないイチョウ並木は確実に守り、全体の緑を25%から30%に広げます。再開発でどんどん緑を増やしていきたいです」
 ――明治神宮外苑地区の再開発は、反対する声も多くあります。
「メディア側の問題かもしれないと思っています。なぜかというと、かなりの人がイチョウ並木が切られると思っているからです。たとえば、テレビや新聞で明治神宮外苑地区の再開発のニュースを出すとき、必ずイチョウ並木の写真や映像が使われます。見た人は『これが切られる』と思ってしまう。でも、確実にイチョウ並木は守りますし、緑も増えます。木はなるべく移植して大切に扱います。声明文を出したり、色んなかたちで発信したりしているのですが、なかなかメディアに取り上げていただけていません」
神宮外苑のイチョウ並木(写真左奥)。右手前から神宮第二球場跡地、神宮球場、秩父宮ラグビー場=2024年7月5日午後1時49分、東京都内、朝日新聞社ヘリから
 ――樹木伐採への批判は特に大きいです。
「1本たりとも切るのは許さないという主張をされている方からみれば、もはや何を言ってもどうしようもないですけれど、あそこは人工林です。弱って倒れたら危ないので、倒れそうな樹木は保全のために切ってきました。15年で300本ほど切っては植え替えている。なので、1本切っても許さないと言われても困ってしまうのですが、そういった声を大きく取り上げるメディアもあるので、誤解もあるかと思います」
 ――東京都からは樹木の保全策の提出を求められています。進捗は?
「いま検討中です。(根の張り方や生育状況などを調べる)根系調査を入念にし、施設計画を見直します。場合によっては、神宮球場の位置をもう少しセットバックするなどの検討をしています。再検討の計画はだいぶ進んでいるので、そんなに遠くない時期に、伐採本数をもう少し減らすような計画を再度出せると思います」
晴海フラッグ、投資目的の購入「そんなに多くない」
 ――晴海フラッグの入居が、今年始まりました。
「この間行ってきましたが、素晴らしいですよ。電柱は地中化し、駐車場も地下にあるので、町並みは非常にゆったりとしています。ショッピングセンターもオープンし、活気が徐々に生まれています」
 ――投資や転売目的の購入が多いとの報道もありますが、どうみていますか。
「最初の申し込みは平均倍率2・6倍でした。まぁギリギリです。そんなに好調ではありませんでしたが、コロナ禍があり、東京五輪の延期でキャンセルが相次いだ。その間にインフレやマーケットの変化などで、後半はものすごい倍率になりました」
「ご指摘の投資目的の購入があったので、タワーマンションは購入制限をかけました。でも、(投資目的の購入は)そんなに多くない。部屋を買って賃貸に出す人は、どこのマンションでもありえます。そこだけフォーカスして取り上げられているように思います」(聞き手・益田暢子)
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井本直歩子(元競泳五輪代表・途上国教育専門家)【視点】 元アスリートとしても、東京都民としても、地球市民としても、外苑の再開発に疑問を持っています。
「昨年、東京は総合3位でしたが、経済の分野で10位に、環境の分野で16位に落ちました。これには非常に危機感を持っています。経済に魅力がないと世界の中心になりえません。再開発の力が発揮できるところだと思っています」
経済も大事ですが、「環境の分野で16位に落ちました」というところに注視したいです。地球環境を守れない都市は、世界の中心になりえません。新しいショッピングセンターを建て、経済を活性化させることで、温室効果ガスの排出はどのくらい防げるのでしょうか。東京都は2030年までにカーボンハーフを目標にして、住宅などの太陽光発電義務化を条例化していますが、この外苑や晴海再開発でのカーボンハーフに関しての貢献の全体像が見えてきません。こういう象徴的な再開発の取り組みから、しっかりとカーボンハーフへの貢献を見せていくべきではないでしょうか。
世界の大都市では、脱炭素化社会に向けての取り組みが進んでいます。オリンピック・パラリンピックを迎えたパリも、オリパラを景気に緑が増え、使い捨てプラスチックが削減され、自動車が追い出され、自転車が増えています。
元アスリートとしては、神宮外苑や晴海にできる新しいスタジアムも、建設過程の温室効果ガスの排出規制、建設基準、運営するときのスタジアムでの省エネやクリーンエネルギー創出など、世界に誇れるスタジアムとして最先端の取り組みを聞きたいです。そうであれば私たちはもっと真剣に外苑に関しても議論できるのではないでしょうか。
三井不動産は事業活動する電力を2050年には100%再生可能エネルギーにすると宣言するRE100に加盟しています。今回の再開発で、この宣言にどう貢献していくのかをしっかりと聞きたいです。
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身寄りなき93歳の遺産は20億円 ためこまず「ゼロ」で死ぬには 「ゼロ」で死ねるか 人生100年時代のお金の使い方(朝日新聞「ゼロ」で死ねるか 人生100年時代のお金の使い方 第1回)
個人金融資産2141兆円の6割を60歳以上が保有し、「老老相続」が当たり前の日本。老後に備えてお金をためこむのではなく、使い切る。そんな「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)」という考え方が今、静かなブームになっています。果たして実現できるのでしょうか。5回の連載で考えます
昨秋、東京都内のマンションで一人暮らしをしていた93歳の男性が居間で倒れているのを、訪れた証券会社の担当者が発見した。慌てて救急車を呼んで病院へ運んだが、男性はまもなく死亡した。
男性は2018年に妻(当時88)に先立たれ、子どもはいなかった。頼れる身寄りはおらず、部屋はかなり散らかっていた。時折、ヘルパーや証券会社や銀行の担当者、税理士らが訪れるぐらいだった。
税理士は男性の生前に、こんなアドバイスをしていたという。
「万が一に備え、亡くなった後のことを任せられる『死後事務手続き』の契約を業者としておいた方がいいですよ」
だが、男性は断り続けていた。「まだ早い」と。
男性の死後、自治体が戸籍を調べたところ、親やきょうだいなど相続人は他界し、遺体を引き取る人は誰もいなかった。自治体で火葬し、引き取り手のない無縁遺骨としていったん保管場所で預かった。
相続人がいない人が遺言を残さず亡くなると、裁判所が選んだ「相続財産清算人」が残った借金を清算したり、遺産を整理したりする。残ったお金は国庫に入ることになる。
この男性が持っていた、預金や株など「相続されない遺産」の��額は、約20億円。
相続財産清算人が遺品などを整理していた今春、ある書類がみつかった。男性の妻が死亡する前に、夫婦で作成した遺言書だ。
内容は、夫が先に死亡したら財産は妻へ、妻が先なら夫へ、という内容だった。男性の妻も資産家だったため、妻の死によって、男性の財産はかなり増えたという。
同じ時期に作成された遺言には夫婦どちらもが亡くなった場合のことも記されていた。
数千万円を70代の知人に遺贈するので、自宅マンションの処分、納骨、年金の受け取りの中止手続きなど死後事務手続きを行ってほしい。その費用を含むすべての債務を知人が清算する、という内容だった。
知人への遺贈分を差し引いた残りは「すべて公的な団体へ遺贈する」旨が遺言書に記されていた。遺言は有効となり、残りの男性の財産はやがて公的機関に入ることになる。
「多くの財産を持ったまま亡くなり、相続人もなく、死後に周囲が対応に追われるケースがここ数年、増えている」
施設入所の身元保証や死後のさまざまな手続きの代行など「終活」を支援する会社、OAGウェルビーRの黒沢史津乃社長はこう指摘する。
多くの高齢者が使い切れないお金を抱え込んだまま、亡くなっていく――。これが日本のリアルだ。
日本銀行の資金循環統計によると、国内で個人が保有する金融資産は2141兆円(23年12月末の時点)となり、過去最高を更新した。その6割以上を60歳以上が保有している。
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年代別金融資産残高の分布の推移
日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳。親の財産を相続するときには既に高齢者になっている「老老相続」や、相続人のいない「おひとりさま世帯」が増え、巨額のお金が市場に出回ることなく、国庫などへと消えている現状がある。
そんな中、日本の常識を覆す、「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)」という考え方が静かなブームとなっている。
「DIE WITH ZERO」の極意とは?
そのきっかけになったのは、20年9月に発売された翻訳本「DIE WITH ZERO」(ダイヤモンド社)。筆者は、コンサルティング企業CEOという経歴のビル・パーキンス氏だ。
発売されて3年半以上が経つが、SNSや口コミでじわじわと広がりつづけ、39万部突破のロングセラーとなっている。
この本の特徴は、お金を「ためる」ことではなく、生きているうちに「使い切る」、つまり「ゼロで死ぬ」に焦点を当てたこと。人は「いつ死ぬかなんてわからない」という不安に駆られ、なんとなく必要以上の金をため込んでいると筆者は指摘する。
筆者いわく「人生で一番大切なことは思い出づくり」。お金と違って思い出は「記憶」として永遠に残り、人生を豊かなものにする。だから、やりたいことは先延ばしせず、元気なうちに経験することが大事だと説く。
「コロナ禍で重版を重ね、今や『DIE WITH ZERO』はパワーワードとなり、日常会話でも使われるようになった。意外だったのはミドル世代だけでなく、20代など若い世代にも刺さっていること」と担当編集者の畑下裕貴さんは手応えを語る。
都内の高級老人ホームに入居する89歳の女性。「ゼロ」に向けた終活を進める一人だ。
女性は3年前、自身の金融資産の遺贈先3カ所を決め、遺言、死後事務手続きの契約なども済ませた。亡くなると必然的にゼロになる。
上場企業の役員を務めた夫とともにホームに入居したのは、16年前。一戸建てを売り、終のすみかにするつもりで2人で約1億円の保証金を支払った。
夫は8年前に亡くなった。子どもはいないので、女性が遺産を相続し、自身の貯金とあわせ、金融資産は1億円近くなった。
「ゼロ」への終活を進める89歳
女性も教育機関で70歳まで働いたため、年金収入もある。老人ホームの月額の利用料と食費など約22万円の固定費の支払いには年金をあてている。老人ホームにはマージャン、ビリヤード台、カラオケ、図書室などもあるのでお金はほとんど使わない。「足が弱り、旅行も行かなくなった」
100歳前後まで生きると想定して必要なお金を残しているつもりだが、自分の寿命がわからない中で、ちょうど「ゼロ」にできるかどうかの不安、難しさも感じている。
ホームに併設する要介護棟へ移れば、月額利用料や医療費なども高くなる。
夫は亡くなる前に脳卒中で倒れた。自力で食事ができず、静脈に挿入したカテーテルで水分や栄養、薬剤を点滴するIVHという高額な治療を受けた。
「夫は倒れた7カ月後に亡くなったが、医療費の支払いは差額ベット代含め月額70万円。お金は最後にもかかると身をもって知りました」
女性は信託銀行から「生前からの遺贈」を再三勧められたが、断ったという。
「老後は何が生じるか予想がつかない、お金ですべて解決できるとは思わないが身を守り、他人に迷惑をかけないため、お金は重要な要素なので……」
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末冨芳(日本大学文理学部教授)【視点】【自分の死に向けての資産整理こそ元気なうちから】3度、家族の遺産整理をしました。若くても体調を崩すほどの手続きの山、メンタルストレス、故人の遺品を捨てる時に思い出も蘇る悲しさ、そして弁護士・税理士・行政書士などへの相談料・手数料がかかります。国による土地登記変更にかかる印紙税は高額すぎてぼったくりとしか思えません。
その後も、さまざまな後始末をつづけ、いまやっと、ど田舎の墓じまいに着手したところです。並行して自分自身の終活をはじめています、アラフィフですが。
資産はリスト化して夫に渡しています、人付き合いで入った余計な学会はやめる、大切な友人知人となるべく交流する、元気なうちに家族旅行をたくさん楽しむ。
公正証書遺言を作成する、子どもたちが遺産や人生のトラブルで相談できる信頼できる若い世代の弁護士さん・税理士さんへの相談体制を構築しておく、資料や本を整理して家や研究室の後始末を減らす、が今後の課題です。
たくさんのモノを残して死ぬより、なるべくたくさんの良い研究や楽しい思い出を残して旅立ちたいですね。一番の課題はやっぱり資料や本などのモノの整理、勇気を出して処分していきます。
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zutsunokotodake · 4 months
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5/26日
京都4日目、最終日。頭痛なしで起床。よしっ。左手首につけっぱなしのfitbitの画面が付かない。どうやらバッテリィ切れ。えー、フル充電で1週間もつはずなのにー。充電ケーブル持ってきてないので今日はfitbitなしで。活動してると3日で充電切れちゃうんだな。覚えとかなきゃ。
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最終日だし!と近くのイノダコーヒーで豪勢な朝食をとることに。が、9時過ぎに店に着いたらすでに大行列。店まで歩いていく中で他にもいろいろお店があったので、そちらへ。
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ニューヨークブラウニーの専門店のモーニング案内の看板に誘われて入店。
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ニューヨークブラウニーの専門店だけど、クロワッサンとカフェオレというパリな朝食を。
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近くの小川珈琲のモーニングも魅力的だった。次回は。
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The City Bakeryもあった。東京にも何店舗かあるけど。
お腹を満たしていったんホテルへ戻って、本日の予定をたてる。お昼は関島さんおすすめのビリヤニのお店、と決めていたけれど、昨日の昼に美味しいカレーをいただいてしまったのと、朝もがっつり食べたし、昼食のあとどこかでスイーツもいただきたいので昼は冨美家あたりで軽くうどんにしようかと。スイーツは、オ・グルニエ・ドールのタルトタタンが食べたいけどもうそのお店はないので、別のタルトタタンを求めてみることに。
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11時のチェックアウト時間までのんびり過ごして、ホテルに荷物を預かってもらって、いざ昼食!
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さて。まだ早い時間だし大丈夫だろうと冨美家へ着いたらすでに行列。えー。Googleマップで検索すると、別のところにも冨美家がある、と向かうと、そちらは閉まっている。えー。さらに近くもう1軒あることが分かり向かってみるも発見できず、どうやら情報が古かったみたい。えー。じゃあ、朝の散歩の時にみかけたうどん屋さん行ってみようか、と行くもそちらも閉まってる。えー。こうなっちゃうとほんと店決めるの苦手で、決め手がないと決められなくてぐずぐずしだしてしまう。どうしよう。
結果、気乗りしないまま、例の関島さんおすすめのビリヤニ屋さんへ行くことに。気乗りしない理由のひとつは先ほど書いたように昨日南インドな感じのカレーを食べたこと。もうひとつは、関島さんが2日連続で食べに行くくらい美味しいのは確かなのだろうけど、でもやっぱりビリヤニはビリヤニで、それはわざわざ京都で食べるものなのだろうか、というのがひとつ。
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店に到着。カウンタだけのお店で、ちょうど満席だったのでしばらく外で待つことに。
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何にしよう。
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迷いに迷って、「当店人気No.1」と書いてあった鯛出汁チキンビリヤニに。そして! これが! 驚きの美味しさ! 「いくら美味しいと言ってもビリヤニはビリヤニでし���う?」とか言ってごめんなさい。「京都に来てるのにビリヤニ?」とか言ってごめんなさい。これを食べに京都に来たい。やー美味しかった。というか今から再度「今週の限定ビリヤニ」を食べたい!
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名残惜しくも店を出て、さてどうやって次の店に向かおうか、と調べていると、あれ? あずささんと京子さんが。なんと! お二人もビリヤニ目指して来たらしい。おおー。で、振り返ると、車に乗った伊勢くんが。ええー。なんという偶然。そうかー、冨美家の行列で優柔不断になってうろうろしてた時間は、この偶然のためだったのかー。
みんなにまたねー!とご挨拶して、バス停へ。熊野神社前へまでバスで。そしたらこれまた! 鴨川を渡ったところでバスと平行に歩くあかねさんとクリスチさんを発見。偶然続き。
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バスを降りたらからふね屋珈琲店。パフェいっぱーい。
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お店到着。
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お目当てのタルトタタン。やわらかいタイプ。
昼食後くらいから、だめかなー、いや大丈夫かなーと思ってたのだけど、休憩したらこりゃやっぱりだめだ、ということで片頭痛薬。涼しい店内でしばし休憩。
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そろそろ時間だねー、と退店してまたバスに乗って四条河原町へ。バス停へ向かう途中、藤平伸記念館のポスタ。存じ上げないのだけど、ポスタの魚の彫刻?が気になる。
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赤井さんが磔磔の楽屋に差し入れてくれた稲荷寿司が美味しかったので、帰りの新幹線ではそれを食べて帰ろう!ということで新京極の乙羽へ。無事お稲荷さんゲット!
再度、錦市場を通って、荷物をピックアップするためホテルへ。
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途中、ケルトの笛屋さんなる店を見つけて入店。店内には笛はもとより、アイリッシュ・ハープやバンジョー、ブズーキ、コンサーティナなどの楽器が並んでて、あと国内外のケルトなCDなど。
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ホテルで荷物をピックアップして京都駅へ。
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新幹線コンコースでちりめん���椒を。前回同じ店で同じものを買っていったら当たりだったので、今回もそれを。あと結局やっぱり赤福も。
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新幹線の車内販売の定番だったスジャータのアイス、車内販売がなくなってホームの自販機での販売となったのを初めて買ってみることに。アイスはカチカチが好きなので発車時間ぎりぎりに買ってみたらこれがたいへん。タッチパネルで番号選んで「かう」をタッチして、次の画面でまたタッチして決済方法選んで…ってそんなん慌ててたら正しく操作できないってば。だめだめだな。
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ぎりぎりで買えた。お味は変わらず。お久しぶり。
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帰宅して、お稲荷さん食べて、赤福。赤福、ついに木べらがプラスティック製に。
というわけで濃厚な4日間終了。興奮冷めやらず、なのかなかなか寝付けず、Kindleで三宅乱丈「ペット」を一気に最終巻まで読んで就寝。
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boil-zakka · 4 months
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【ヨーロッパ買付旅】
day. 14
もう出荷は出来ないのでスーツケースに入るギリギリの量を見つけに、最後のゴリ押し蚤の市。けっこう買っちゃったなぁ·····重量オーバーしないか心配。
アパートのチェックアウト前に、近所のカフェに入ってみると、外から想像出来ない心地よさ!オランダのカフェは間口狭くても入ると広くてノンビリ。
ロッテルダムのアパート、青い扉を見ると「帰った〜」とホッとする毎日だったなぁ
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eurostarで3時間、パリに移動。
パリ在住の友人と待ち合わせて、アペロからのディナー
ちゃんとした外食はコレのみ!って事でちょっと贅沢。友人激推しのレストランは、チョイス不可能なフルコースでしたが、もうとれも絶品で、、、こんな繊細で絶妙な味付け珍しい!と思ったら、日本人シェフでした。内装もこざっぱりしててタイプ。
Bastilleから宿のOberkampfまでパリの夜道をほろ酔いで散歩しながら帰り、苦手だったパリも少し好きになれた?かも
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jinsei-pika-pika · 4 months
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【対談】北村道子 × 鈴木親「靴と映画と衣裳のこと」
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michiko kitamura x chikashi suzuki
photography: chikashi suzuki interview & text: tomoko ogawa
journal/
1866年の創業以来、伝統的な靴づくり��守りながら時代性を反映したコレクションを展開し、現在はパリのアトリエにてビスポークを、ノーザンプトンのファクトリーでバイリクエストサービスやメンズとウィメンズの既成靴コレクションを製作するブーツメーカー JOHN LOBB(ジョンロブ)。京都、祇園・新門前での新ショップオープンを記念し、映画監督・是枝裕和をモデルに起用した“JOHN LOBB x KORE-EDA”キャンペーンがスタート。鈴木親が撮影し、北村道子がスタイリングした本キャンペーン。京都での撮影を終えた二人が、本キャンペーンビジュアルのビハインド・ザ・シーンを語る。
鈴木親(以下、鈴木):まず、京都に JOHN LOBB の店舗が出来るので何か撮影をということで、相談されたのが始まりでした。ちょうど去年、フランスの雑誌の仕事で何度か是枝さんを撮影する機会が何度かあって、フランス人の是枝さんに対する熱量の大きさや、フランス全土における知名度の高さを知ったんです。そんなこともあり、是枝さんにお願いするのはどうかと制作チームに提案して。そうしたら、日本も本国の JOHN LOBB も大賛成してくれたので、是枝さんのプロデューサーさんを通じて交渉してもらいました。そのときに、条件として出したのは、「俺は自分が見たいものを撮りたいから、スタイリングは北村道子さんにやってもらいたい」ということで。
北村道子(以下、北村):最初、私は断ったのよ。是枝さんとは、私が衣装をやった『幻の光』(95) 以降、会っていなかったしね。
鈴木:まだ写真の仕事を始める前の頃、それまで日本映画を映画館ではほとんど観たことがなかったけれど、意識的に最初に観に行った作品が『幻の光』で。映画館にポスターが貼ってあって、日本映画であまり見たことがないデザインだったこともあり、すごく気になって観に行ったんです。当時は北村さんの存在も全然知らなかったし、是枝さんのことも何もわかってなかったんだけど。
北村:江角マキコさんのポートレートが使われている日本版ポスターは、COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)の服だとわからないように、フリルと襟を全部外したんですよ。リースした服に見えてしまったら、現実に戻されるじゃないですか。
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『幻の光』8月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて限定上映 © 1995 TV MAN UNION
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『幻の光』8月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて限定上映 © 1995 TV MAN UNION
鈴木:当時、『私をスキーに連れてって』(87) の反動か、単館系の洋画やアジア映画だと Wong Kar Wai (ウォン・カーウァイ) 作品が流行っていて、映画雑誌の表紙はほとんど海外の俳優になっていたし、日本映画はお洒落な子たちからはあまり観られていない時期だったと思うんです。でも、実際観てみて、海外作品の中に入ってても、全然違和感がないと感じたし、ストーリー以前に映像美が入ってくる感覚があって、強く印象に残っています。
北村:最初、私は是枝さんのことを知らなかったわけじゃない。まだ彼は30歳くらいで、それ以前はテレビマンユニオンでドキュメンタリーを撮っていたから、過去作品がなかったんです。私は言っちゃいけないことも言っちゃう人間だし、日本映画の衣装の予算はすごく限られていることは、その前に衣装を担当した森田芳光監督の『それから』(85) で思い知ったから、私が努力とお金を注ぎ込むための証拠となるものはあるのかと聞いたわけ。そうしたら、「会ってほしい」と頼まれて。それで、是枝さんから、浅野忠信くんが出演している作品の VHS を数本渡されて、是枝さんが、「彼はまだ全然有名じゃないけれど、絶対にブレイクする」と言うわけよ。私は、それを観て、やると即答したんです。
鈴木:確かに、岩井俊二監督のドラマ『FRIED DRAGON FISH: THOMAS EARWING’S AROWANA』(93) の浅野さんは、すごく印象的だった。北村さんが即答するのもわかるくらい、美しかった。
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『幻の光』8月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて限定上映 © 1995 TV MAN UNION
北村:宮本輝の原作では、舞台が奥能登なんです。是枝さんがモノクロで撮りたいというから、どこのシチュエーションで撮るのかと聞いたら、大阪だと言う。ならば、こういう光だから、洋服の色はこうした方がいいとか、キャスティングも含めて二人でいろいろ話し合いました。それと、私は是枝さんに、「自然光でできるから、照明機材は要らない」と言ったのよ。ただ、暗闇の中で光が必要になるときのために、撮影の中堀正夫さんが丸山文雄さんという人を連れてきたんです。
鈴木:そうだったんですね。“ドグマ95”の純潔の誓いのようですね。
北村:前回と同様、衣装の予算は全然なかったけれど、すごいところまで行く作品だろうという自信があったから、引き受けたんです。映画って早くから準備をするじゃない。私の中で能登というのはアイルランドと同じではないかというイメージがあったから、アイルランドの色をつけていったんです。それで、国内外の店舗から集めた COMME des GARÇONS の洋服を解体して、洋服に組み直した。ちょうど縮毛のコレクションでやっていた頃だったから、 マフラーが50点あれば、コート4着が作れるという計算をしたんだよね。
鈴木:それができる人、日本で北村さんくらいしかいないですよね。結局、俳優が役に入る時のスイッチになる衣装のリアリティはすごく重要というか。例えば貴族の役でポリエステルのスーツを着ている人はいないじゃないですか。
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北村:あの時代、是枝さんとの作品から宇多田ヒカルさんのMV三部作 (「FINAL DISTANCE」「traveling」「SAKURAドロップス」) までの私は、集中力が半端じゃなかったんだよね。異常な集中力が無い限り、非日常は生み出せないから。
鈴木:北村さんから是枝さんの話もよく聞いていたし、純粋に、二人が組むところをもう一度見たかったんです。加えて、JOHN LOBB 自体がいわゆるファッションブランドではないので、キャンペーンには必ずストーリーか必然が必要だと思い、撮影自体を是枝さんと北村さんとのストーリーと考えて撮ろうと思った。
北村:何度か断っても、親くんが引かなかったからね。
鈴木:断られるのを承知で電話してたから(笑)。そうしたら、最終的に、「わかったよ。親くんのためだったらやる」と北村さんは言ってくれたんですよね。単純に、撮っている側が撮らされているという意識ではなく、見たいものを見られるかどうかがすごく大事だと思っているから。
北村:しかし、京都で撮影したときのスタッフの数は、ものすごく多かったですね。親くんは是枝さんをウォーミング・アップするために、「散歩がてらに、現場に来てくれないか」と安藤サクラちゃんにも声をかけていたしね(笑)。
鈴木:JOHN LOBB 側には賛成してもらえたけれど、北村さんと是枝さんが約30年ぶりに会うわけだし、北村さんと是枝監督の信頼のあるサクラちゃんに通行人として通りがかってもらおうと(笑)。
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北村:写真を送ってもらって、やっぱり親くんの写真だなと思った。写真における高級さがあるんだよね。私たちが Henri Cartier-Bresson (アンリ・カルティエ=ブレッソン) を見ているときに覚える感覚みたいな。
鈴木:二人が再会した時に北村さんが「あんた、大きくなったわね。最初に会ったときは親くんと同じくらいだったわよ」と是枝さんに言ってましたよね(笑)。確かに、『ワンダフルライフ』(98) の公開時のタイミングに、雑誌『DUNE』で是枝さんを撮らせてもらったときの写真を見返したけれど、当時は少年みたいな感じでした。
北村:最初は TOM FORD (トム フォード) でやろうと考えていたんだけれど、サイズが合わないということがわかって、AT LAST&CO (アトラスト) の辺見馨さんに聞いてみたら、北村さんの仕事なら、サイズさえわかれば本人が来なくてもサイズは合わせられると言ってくれたんです。それで、AT LAST&CO のアイテムをリサイズしたものを使用しました。
鈴木:フランスでいろんなメゾンや雑誌のアートディレクションをやっている面白い人がいて、彼は JOHN LOBB や Alden (オールデン) の革靴に、AT LAST&CO や日本のブランドのデニムを合わせているんです。今回、北村さんが持ってきたのがまさにそれで、さすがだなと思った。フランスで今一番注目されているのは、スーツブランド HUSBANDS (ハズバンズ) やブランド FURSAC (フルサ) の周りにいる子たちだと聞いていたけれど、期せずして、北村さんがフランスの今最もクールなスタイリングを、スーツもクラシックなスタイルを取り入れていたから。
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北村:もともと AT LAST&CO のスタッフは、Alden か JOHN LOBB を履いていたんですよ。去年まではお店でもセレクトしていたけれど、辺見さんは全部をメイドインジャパンにしたいから、今は靴も自分で作っているんです。
鈴木:ヨーロッパのいわゆる中年男性の着こなしですよね。近年、日本のセレクトショップがフレンチアイビーを打ち出しているのは、その流れを汲んでいると思う。
北村:デニムにも革靴を合わせるのがヨーロッパのスタイルじゃないですか、スニーカーじゃなくてね。私は若い頃、サントリーのCMの仕事で、サッチャー政権のときの政治家で作家の Jeffrey Archer (ジェフリー・アーチャー) をスタイリングして、メンズウェアのルールを知らなかったからすごく恥かいてね。それでロンドンで見ながら勉強して、メンズは真四角のサイズでできていることを知ったわけ。そうして、サヴィル・ロウで、アフターシェーブローションからハンカチまで全部が揃うことがわかったの。
鈴木:JOHN LOBB の撮影をした祇園もサヴィル・ロウに近いというか。祇園という枠の中でお互いに支えながら全部を回しているから、外からの資本が入ってこない。だから伝統が守られているという話を是枝さんもしていましたよね。
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北村:そういう伝統を見て、知って、考えた上で、何を着るかなんだよね。そういう意味で、洋服って本当に大事ですよね。
鈴木:やっぱり、着ているものは自分では見えないからこそ、他人にどう見えるかがコミュニケーションツールとして大事になってくる。「何でもいいじゃん」とは言いながらも、何でもよくはないというのが一番いいんだけど、一番難しいから。今回、是枝さんに着てもらったスーツも黒いコットンのスリーピースでしたが、 JOHN LOBB の靴のソールがラバーだったからこそ、北村さんが持ってきてくれたスーツのウールじゃなくコットンだから出てくるカジュアルさやリラックス感がフィットしてましたね。
北村:メンズは、特にしきたりが根強いですから。
鈴木:なかなかそこに気づく人はいないですよ。スーツだけじゃなく、ボタンが猫目のオープンカラーシャツとデニムも用意してくれて、京都に合うクラシックをそのままやらずに、ちょっとズラすことで、モダンに仕上げてくれたなと。
北村:親くんの選んだロケーションが祇園の黒塀だったから、たまたま私がセレクトした洋服と合ったんですよ。
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鈴木:商売する場としての祇園というより、仕出し屋さんをはじめとする祇園を支える人たちの生活する場所ですよね。Netflix シリーズ『舞妓さんちのまかないさん』も、このあたりの仕出し屋さんや紙屋さんに取材してたらしくて。
北村:だからか是枝さん、すぐフラフラっとどこかにいなくなってましたよね。
鈴木:そうそう。もうひとつの撮影場所は、祇園の両足院で。制作の人たちは意識していなかったみたいだけど、「両足」って、今回の撮影に最高にぴったりじゃんと(笑)。両足院で撮れたことは面白くて、単純にヨーロッパだったら、靴を脱ぐというシチュエーションは滅多にないけれど、禅寺に行けば自然と脱ぐから。だから、脱ぎ履きするシーンは絶対に入れたいと提案しました。
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北村:すごくいいアイディアでしたよ。
鈴木:それこそ、北村さんがいろんな色のソックスを持ってきてくれたから。AT LAST&CO の黒いコットンスーツに合わせたグリーンの靴下は、抹茶感があって一番好きだった(笑)。
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北村:いいよね、これ。パンツもサスペンダーで調整して、微妙な丈にしているんですよ。
鈴木:あ��、撮影中、一番面白かったのは、ヘアを担当した子が、是枝さんと北村さんを前にカチカチになってしまって(笑)。大御所の二人だし、それは緊張する方が信用できるなと思いながらも、撮影の合間にちょこちょこ直しに入ってくれていたんです。俺も何かが足りないなと感じていたけれど、何の違和感かは気づいてなくて。そうしたら、北村さんとサクラちゃんが気づいてね。
北村:ヘアの子は、制作の人たちから、寝癖を整えるように指示されていたんですよ。私はサクラちゃんと二人でそれをじっと見ながら、「直す前の方がよかったんじゃない」とお互い思っていたわけ。だから、「サクラちゃん、言っておいでよ」と促したんです。彼女が言えば、みんなオッケーじゃないですか。
鈴木:そう北村さんに言われたサクラちゃんが是枝さんのところに駆け寄って、「なんか違う」と言いながら髪の毛をぐしゃぐしゃっとしたら、いつもの是枝さんに戻ったの。それで、カメラの前に立ってもらったら、俄然シャッターが押しやすくなった。是枝さんも撮られることに慣れているわけじゃないから、北村さんとサクラちゃんがそうやって話しかけてくれたことでリラックスしてくれて、すごく撮りやすかったです。
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北村:是枝さん、京都の空間に合ってましたよ。撮影を見ていて、やっぱりね、かっこよかったです。
鈴木:北村さんと仕事すると、いい意味で運がついてくる。ちゃんと準備してきてくれるから、その上で現場で生まれる偶然性を取り入れると、さらに面白くなるというか。
北村:藤井保さんと葛西薫さんに、「関係なくても、『北村さん呼ぼうか』と言うのは、写真家にとっての条件を良くしてくれるから」と言われたことがある。ウェザーチェックみたいに、「俺たちだったら鉛のような天気なのに、北村さんが近づいてくると不思議と条件が良くなる。クリアになっていく」と。
鈴木:まさに。
北村:私は親くんと仕事をするときに、撮影が始まるとクリアになっていくのがわかるのよ。
鈴木:日本だと、ファッション撮影をきれいとかかわいいとか点で捉えがちだけれど、ストーリー性が重要だと思っていて、パッと見かっこよくて、ちょっと調べたらストーリーがあるほうがいいじゃない。そういう意味で、北村さんとやると、事前に全部を詰めてなくても、ファッションという点と点で捉えていたものの関連性が見つけられて、ストーリーという線になりやすいんですよね。いい靴だからこそ、その靴に相応しい人が履いているというのも重要だから、是枝さんには絶対に出てほしかったし。
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北村:撮影が終わる頃には、是枝さんが子どもを演出するのがすごくうまいのは、やっぱりドキュメンタリーの人だからだということが見えてきましたね。是枝さんの映画は、リアリティとしてそこに子どもがいることによって完成していると思った。
鈴木:となると、デビュー作の『幻の光』は異質ですよね。是枝さんは、小津安二郎を意識してないのに、フランスの取材を受けると、大体“ネクスト・オズ”と呼ばれたりすることを最初は嫌だったと話していたけれど、今の作風を観てそう言われているというより、『幻の光』の印象に引っ張られている気もしますよね。
北村:『幻の光』は、本当に是枝さんの努力でできたものですよ。監督自身が5トントラックを用意してくれて、衣装合わせも二人で全部やったんですよ。それで、スチールで藤井さんと、グラフィックデザイナーで葛西さんを使いたいと私がリクエストしたんです。
鈴木:「私の名前を言えばやってくれるから」と、北村さんが葛西さんと藤井さんにつないでくれたと是枝さんのインタビューで読んだことがあって。過去作やキャリアがあって引き受けてもらえる可能性はあったとしても、普通、予算がなく無名の監督のデビュー作を大御所がデザインすることは難しいし、自分の名前を使っていいと取り計らってくれたことは、一生忘れないだろうなと思った。その後、藤井さんのアシスタントだった瀧本幹也さんがポスターヴィジュアルや撮影監督をしていることを考えると、ある種、北村さんが組んだヴィジュアルの座組は歴史として引き継がれているわけで。
北村:それはね、『それから』の衣装をやったとき、酷いポスターを見て、これはないんじゃない?と思ったからです。ものすごくね。
鈴木:(笑)。トレーラーで映画に観に行く人もいるけれど、結局、ポスターがきっかけになるところも大きいですよね。当時、テレビコマーシャルの延長で、看板のようなポスターはたくさんあったけれど、北村さんが衣装を手がける前は、基本、衣装部にあるものを繰り返し使っていたわけですもんね。
北村:私も最初はそう言われたんですよ。段ボールに入ったカビ臭い衣装が置いてあって、「みんなそれでやっているんだ」と森田芳光さんに言われて。
鈴木:そう言われて鵜呑みにするわけないですもんね、北村さんは。
北村:だから、私のやり方にものすごく驚いてましたよ。
鈴木:こういう仕事って移り変わりが激しいのに、是枝さんにとって最初の映画で出会って、二人ともそれぞれの仕事を続けて進化して。本当に凄いことです。
北村:でもね、今回は勉強になりました。親くんからこういう機会をもらえて、是枝さんとも約30年ぶりに再会して、笑いながら別れられたから。私は映画というものに対して、結構尽くしてきたつもりなんです。だって、本当にお金のない世界で、たったひとりで衣装を作るわけだから。おそらく、日本映画でそれをやったのは、私だけじゃないかと思う。普通は、複数のスタッフでやっているはずだし。
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鈴木:Christopher Nolan (クリストファー・ノーラン) の映画でも、普通にみんながスーツを着ているけれど、その役ごとにスーツのかたちも違うわけで、全てオーダーメイドでしょうし、衣装のディレクションのもと、チームで動いていますよね。
北村:普通はそう考えるよね。日本映画はそうじゃなかったんだけれども。だから、京都の撮影のとき、是枝さんから、「北村さんは、相米慎二さんや森田芳光さんからすごく尊敬されていましたよね?」と言われたから、「そんなことは知らないよ」と答えたのよ。そうしたら、「いや、されていたんだよ。北村さんは彼らの映画の衣装をやって、日本映画を変えたんだ。今観ても新しく感じます」と言われたの。変えるとまではいかないと思うけれど、そういう言葉をもらえたことは、ちょっと嬉しかったですね。
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是枝裕和監督の長編映画デビュー作『幻の光』が8月2日よりリバイバル上映
是枝裕和監督の長編映画デビュー作『幻の光』が、8月2日からBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で限定上映される。今回のリバイバル上映は「能登半島地震 輪島支援 特別上映」として企画され、収益から諸経費を除いた全額が輪島市に届けられる。
『幻の光』(英題:Maborosi) 祖母が、そして夫が突然死へと旅立った。愛する人を次々と失った記憶と引きとめることができなかった悔恨を胸に秘め、ゆみ子は奥能登に嫁ぎ、新しい家族に囲まれて平穏な日々を送るが──。
監督: 是枝裕和 出演: 江角マキコ、浅野忠信、柏山剛毅、渡辺奈臣、吉野紗香、木内みどり、大杉漣、桜むつ子、赤井英和、市田ひろみ、寺田農、内藤剛志、柄本明
プロフィール
北村道子 (きたむら・みちこ) 1949年、石川県生まれ。サハラ砂漠やアメリカ大陸、フランスなどを放浪ののち、30歳頃から、映画、 広告、雑誌等さまざまな媒体で衣裳を務める。映画衣裳のデビューは85年、『それから』(森田芳光監督)。07年に『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(三池崇史監督)で第62回毎日映画コンクール技術賞を受賞した。著書に『Tribe』(朝日出版社)、『COCUE』(コキュ)、『衣裳術 2』『衣裳術《新装版》』『衣裳術3』(リトルモア)がある。
鈴木親 (すずき・ちかし) 1972年生まれ。96年渡仏し、雑誌『Purple』で写真家としてのキャリアをスタート。『Purple』(仏)、『i-D』(英)、『Dazed & Confused』(英)、『CODE』(オランダ)、『Hobo』(カナダ)、『IANN』(韓)、『honeyee.com』(日)、『GQ』(日)、『commons&sense』(日)、『Libertine / DUNE』など国内外の雑誌で活動。Issey Miyake、United Bamboo、Toga などのワールドキャンペーンを手掛ける。これまでの作品集に『shapes of blooming』(treesaresospecial)、『Driving with Rinko Kikuchi』(THE international)、『CITE』(G/P gallery)、『SAKURA!』(リトルモア)、『新東京』(アートビートパブリッシャーズ supported by FUJIXEROX)など。
michiko kitamura x chikashi suzuki
photography: chikashi suzuki interview & text: tomoko ogawa
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