Lisbon: ISTO. store opening
Pedro Gaspar, Pedro Palha, and Vasco Mendonça couldn’t find quality men’s apparel for a long time, and eventually, relying on […]
https://superfuture.com/2023/06/new-shops/lisbon-isto-store-opening/
0 notes
毎日が記念日
7月31日は…
パラグライダー記念日
1988年7月31日、北九州市で第1回パラグライダー選手権が開かれました。
わたし、高所恐怖症なもんで…
【疑わしいAI-イチロウによる7月31日の出来事】
1498年: ポルトガルの探検家ヴァスコ・ダ・ガマが、インドのカリカットに到着した日です。彼はアフリカ南端を回って初めての航海ルートを見つけ、インドへの海上交易を確立しました。
1712年: プリンス・オブ・ウェールズでの建築中に火災が発生し、建物が大きな被害を受けた日です。後に修復され、現在はロンドンのバッキンガム宮殿として知られています。
1945年: ピエトロ・バドリオ率いるイタリアの対独レジスタンス組織が、ミラノのイタリア社会共和国軍を制圧した日です。これにより、イタリア社会共和国が崩壊し、第二次世界大戦が終結に向かいました。
2021年: 東京オリンピックで、アメリカの女子バスケットボール代表が日本を破り、オリンピックで7連覇を達成した日です。これはアメリカ女子バスケットボール史上初めての快挙として記録されています。
0 notes
ある場所から、もうひとつの場所へ
ー 1995 映画へのまなざし、ペドロ・コスタの声 ー
Vol.3
(聞き手:ジャック・ルミエール/ヴァスコ・カマラ)
赤坂大輔
■『血』で最も恐ろしいことの一つはイザベル・デ・カストロの演じる人物のシーンです。『溶岩の家』でも、ある短いシーンで、彼女は看護婦をベッドに引きずり込もうとする瀕死の女を演じていますが、『血』では…...。
ペドロ・コスタ(以下P.C)そう。『血』のイザベル・デ・カストロは私にとって重要な何者かだ。(『溶岩の家』の)病院のシーンでは言う以上に感覚のうちに行っている多くのシーンがあった。不詳なもののうちに起こる、土地の、兆候、悪夢の予感。他のシーンには、苦痛があり、だがある種の高みに死体の場所を定めることのよりよい感覚があり、この映画の女性側から見て最もショッキングなイメージがある。リスボンにイザベル・デ・カストロの身体を残していくのは重要だった、なぜなら彼女が唯一『血』から来ていたからだ。映画の女たちの間にはある「共謀」がある、もはや彼らを見分けないようなやり方で。災厄の連鎖と記憶の喪失の中で、私にはすべてが互いに見分けがつかないか、姉妹のように見える。最初に戻ろう。イザベル・デ・カスト口は私が未だ深く突き詰めていなかった50代の病気の女性の物語に由来する別の何かだ。それは長い間パウロ・ローシャの映画に惹かれていたことに由来するものだ。それは意図してのものでは全くないが、私が恐れを抱いていた場所、そこで生活して、時を過ごしたかもしれないが、よく知らない家と結びついている。要するに、この映画(『溶岩の家』)にはイザベル・デ・カストロの二つの画面がある。血まみれの手と死体、『血』の女の残骸だ。エディット・スコブの演じる人物もその一部なんだ。私はある一人の女がかつて間違えられて、殺されかけたこと、彼女の年齢、だいたいのことを知っている。でもまだ多くは知らない。彼女はそこ(カーボ・ヴェルデ)に、隠れ家にいて、その歴史は何なのかを���るためにやってきた人だということはありうるんだ。
■もし『血』から『溶岩の家』までにフィクションの希薄化があるとすると、思考、言葉、サウンドとともにある一連の映像ですが、遺体の存在がそれ自体独創的なシーンだとすると、あなたの映画は広がりと深さとともにある......。
PC おそらくね。『溶岩の家』は一つの開かれた口だ、すべての距離が保たれたままで、『アナタハン』の反対なんだ。そして人々は、追っていかなければならない主題があると感じるが、それはますます遠ざかっていく。そしてまるでカーボ・ヴェルデは迫害に疲れ病んだ島であり、血縁の人々に占められていて、一連のヴィジョンを持ち、回復途中の国であり、すべてはとてもあやふやで、人はそこに共謀があるがそれが自分たちに反対しているのかどうかわからず、突然頭に恐怖がもたげる。「もし私がここで唯一の男で、この人々に災厄をもたらしているとしたら」すでに人はよいことをする仮説を立てないから、悪いことをする仮説に混乱してしまう。そしてその恐れはここから逃げなくてはならないほど大きく関係している。生々しくなるほどにね。ただ私はエディット・スコブと少女といっしょにこの映画を終えるだけだ、と言い聞かせる。そしてまるで彼女たち二人が私をボートに乗せて遠くに送り出すかのように。その旅は続くだけだ、と。そういうわけでカーボ・ヴェルデはまるで奇跡のように、『血』の後にもしかしたらダメになったかもしれない私を救い出して生気を与え、映画の病を治癒してくれたんだ。
■結局『血』の何が悪かったんでしょうか?
P.C『血』の欠点はシネマテークや名画座に浸かっているかのような骨董品的であることなんだ。でも映画というものがよび起こした、私好みだったもの以上に十分な「刺激」を持っていなかったわけじゃないように思える。より開かれ、全ての物事に降りていき、1本の映画のすべてが変わらなければならない。すべての準備され、撮影され編集されたアクシデン��が映画の中に入っていかなければならない。そして『血』には、強さと資金の限界があったにもかかわらず、多くの効果やリリシズム、とりわけ無邪気な誤りによって巧みにごまかされていた。全て後でわかったことだが、我々はあまりに多くの映画を見すぎていて、その種のジャンルに由来することをすることによってね。それはやってはいけないことだった。今ではもう不可能な映画だ。
■かつてあなたが言ったのは、「政治的なものは興味がない」ということです。でもその一方でこの映画には最も強然な政治的側面があります。
P.C タラファルの基地の十字架とリスボンの病院のベッドを結ぶ線は、強制収容所の死者と足場のカーボ・ヴェルデ人の死者を結ぶ鎖を思わせる。それはある種の映画作家なら、政治的に続く死者の鎖のうちにより力を尽くそうとする作業だ。私にはポルトガルを見るのにより正しい方法だった。私にとって、政治とは刑務所や強制収容所の地下牢や何かだ。それはほとんど「演出」なんだ。どのようにしてある女優をしてタラファルと今日の手術室を行き来させるのか。そのためにカーボ・ヴェルデ人の医者や、ピルケナウのロベール・デスノス(シュルレアリスム運動に加わった時人で、ナチスに捕らえられ強制収容所に送られた)や、ベント・ゴンサルヴェス(ポルトガル共産党書記長でサラザール独裁政権に逮捕され1942年タラファルの強制収容所で獄死した)に書かれた葉書がある。それは同じ葉書だ。私にとっての政治はとりわけそれだ。言わば私が興味のない政治的なものとは、(ナンニ・)モレッティにとっての政治的なものという意味だ。
(訳・構成 あかさかだいすけ 映画評論家)
"De um lado para o outro" Jaques Lemière, January 1995
"Convalescer na Ilha dos Mortos" by Vasco Camara, Público 10/02/95
0 notes
クリア日に書いたメモ 以下スターフィールド・ネタバレ
ユニティ
グラヴジャンプできないが????
と思ったらマップから飛ぶんじゃなく宇宙船操作画面でグラヴジャンプのパワー?画面を弄るとグラヴジャンプした。ベセスダのヘルプの記載だとマップからどこかに飛べばユニティに行くとあったけど違うじゃん
正直これでイラッと来たので感慨深い気持ちもちょっと萎えてしまった。
********
2周目に備えてエンハンスで髪の色を変えて顔を微調整(すごい言い方)、顔にタトゥーを入れてちょっとワルい感じのキャラに変えたんですけど、ユニティで自キャラと対面するシーンがあってその悪人顔がちょっと面白かった。悪そうな顔が似合う。
結局元の世界から主人公はいなくなるのか、ならないのか。全ては謎のまま。
そういえば、バレットだけがユニティに行くことを比較的好意的に捉えてくれていたことがめちゃくちゃ救いでした。誰もユニティに来ないじゃん…。マッテオですら! バレットが相棒でよかった。検索したら不人気で悲しかったけど…。
*****
スターボーンの船をもらい、威圧感のある宇宙服ももらってロッジへ。流石に今度は採掘場スタートではないんですね。
悩んだけどもう一度コンステレーションに入って冒険することにしました。この宇宙でサム親子はどうなるのか。
そして今度こそバンガードに入る。1周目は勢力ミッションほとんどやらなかったから。
メインクエストをスキップすれば比較的何度も周回できるらしいけどさすがに3周はしないと思います。
前回やらなかった勢力ミッションを楽しんで、拠点作りもちょっと楽しんで、それで終わりかな? 前回ほとんど連れ回さなかったヴァスコをコンパニオンとして連れ回そうかな。
0 notes
ポルトガル。太陽。久しぶりの太陽と青い空。もうそれだけで幸せなのに。Nataと呼ばれるエッグタルトの旅の終着点に、来た。子どもの時に来て、一度だけ口にした生涯忘れられないエッグタルトを、2011年には、タイ、ホンコン、マカオ、マレーシアと、イエズス会の宣教と共に伝わり、現地に適応した、それぞれのエッグタルトを食べてきた。アジアでは、卵たっぷりカスタードの部分にばかり創意工夫がされて、こちらのNataのイスラムの影響を忘却している。つまり、皮の部分。Nataのカップの部分が、一番、大事なのだ。
皮は、日本の聘珍樓のシェフのエッグタルトが、一番、皮が近いかな。でも、お前は、パイシートつこうとるだけやろ~!と、今になると思う。タイもホンコンもマレーシアも、エッグタルトのプリン部分は拘るのだが、カップ部分は、ほぼ練りパイなのだ。ベチャッとしていて、パリパリ、サクサク感が一切ない。上手く焼けている有名店だとタルト生地的になっていたので、少しガリガリしていた。しかしだ。本場のNataはですよ、皆さん。イスラム菓子の影響なんですなぁ。
ガキンチョの小学生の時には分からんかったなぁ。これが、レコン・キスタでイスラムを押し返しても残るイスラム菓子の影響で、美味しいんだなぁ。つまりだ。フィロと呼ばれる極薄々のパイシートみたいな物を何層にもして、パリッとサックサク。中には、ワシの大好物ピスタチオやアーモンドなどにナッツ砕いてハチミツと合わせた少しだけ甘くしたフィリングが入っている、ワシの大好物のイスラム菓子バクラヴァがあるのだが、これの皮に、もっとバターを練り込んで焼くと、油脂の練り込みすぎからザクザクの食感になるような生地をカップにして、中に卵たっぷりのカスタードを入れて焼いとるんだ。
だから、日本のように、滑らか舌触りを追求するプリンとみまごうカスタード部分じゃなくて、しっかりとしたザ・カスタードがたっぷり入っている。日本のケーキ屋だったら、間違いなく失敗作り直しの部類に入る、火を入れすぎた固いカスタードが、焼いとる間にパイ生地からの脂がにじみ出て、柔らこうなるっちゅーやっちゃ。ワシは、3軒の評判のNata屋を制覇したから、間違いない。とはいえ、食べるのに夢中で写真はありません。ガハハ。
今日は朝6時起きで、古都コインブラに行くのじゃ。道に迷いまくるのが得意なワシ。8時の電車を目指すものの、地下鉄で反対行きに乗ってみたり、乗換で迷ったり。鉄道乗換駅Oriente駅では、ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターを鉄道駅と間違え、なんで閉まっとるねん。。。と驚愕しているところを目が合った親切なオジサンに助けてもらい、ショッピングセンターから真反対の駅に連れて行ってもらい、チケット売り場も指差し確認してもらう。あー有り難い。ワシも東京で困っとる外人みたら助けてたけど、もっと助けようと心に決める。
それにしても、体調を崩してから、ずーっと右腕のドイツで打ってもらったワクチン注射の針穴が急に膿んで血が出ている。そして、腕が重くてだるくて痛む。皮膚の湿疹と神経痛かと思っていたが、湿疹かと思っていた奴から掻いている意識無いのに出血しているし、左腕のだるさとは異なるので、筋肉注射の後遺症である事を確信中。でもコロナキットではコロナじゃないし、熱は出ていないので、何なんやろ。ワシの身体の自浄作用で、普通の風邪菌を使ってコロナの遺伝子ワクチンに対抗しようとしているのだろうか。。。まぁワシは天才やが、身体の天才ブリには、よぅついて行けまへん。
1 note
·
View note
🍀🏁👜🏁🍀 [ VASCO ヴァスコ LEATHER BAG ] #vasco #leatherbag #BostonBag #MailBag #waistbag #postmanbag #ShoulderBag #bag #leather #ヴァスコ #レザーバッグ #ボストンバッグ #メールバッグ #ウェストバッグ #ショルダーバッグ #旅の道具 #レザー #バッグ #鞄 #姫路レザー #真鍮 #牛革 #革 #アメカジ #バイカーズ #埼玉県 #深谷市 #fukaya #saitama #RomeosCafe (Fukaya, Saitama) https://www.instagram.com/p/B7tMhPwpXU5/?igshid=11e7kzrsxs4io
0 notes
今日も、現場近くの美味しいお店探し。 ヴァスコ・ダ・ガマ 本店。 食べログ 百名店のお店。 牛ゴロゴロ肉のカレーを食しました。 大きい牛肉がほぐれる感じのやわらかさ。 人気店のはずだわ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ #食べログ #高槻 #牛肉カレー #カレー #百名店 #ヴァスコ・ダ・ガマ 本店 #株式会社デュー・ワークスタジオ #株式会社デューワークスタジオ #archtecture #interior #DEWT #関西 #大阪 #建築 #代官山 #内装工事#設計施工 #空間設計#建築設計 #設計 #店舗デザイン #内装デザイン #ショップデザイン #リノベ #店舗 #リノベーション #オフィスデザイン #造作家具 #インテリアデザイン (ヴァスコ・ダ・ガマ) https://www.instagram.com/p/COW3CvED7xw/?igshid=199mqiwf412uu
0 notes
『くまのムル はじめてゆきをみる』(誠文堂新光社)
カイサ・ハッポネン作/アンネ・ヴァスコ絵/中井靖子訳
フィンランドの人気絵本。冬眠したくない、くまの物語。
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/kids/35853/
日本語版DTPを担当しました(タイトルロゴも)。原書と微妙に判型が異なります。ムルかわいいですよ。
1 note
·
View note
vasco bags newarrival! 春夏に人気だった「vasco」のバックから追加と新作が入荷しました❗ ぜひ、ご来店ください。 オンラインショップでも取り扱っております。 #リファーレ#鞄#革#高円寺#バスコ#ヴ��スコ #rifare#bag#totebag#vasco (Rifare リファーレ)
0 notes
仙台三越にて、クラッチカフェロンドンのポップアップショップがスタートしています。 どこで買えるの?ってよく聞かれる、ネイティブアメリカン柄の畳カーペットもこちらで販売中。 日本の畳職人が丹念に作ったカーペット、夏場は特にオススメです。 ポップアップ情報 ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️ クラッチカフェ ポップアップ 再び! 今週は仙台です! 仙台三越×CLUTCH CAFE LONDON 名古屋栄三越に続き、今後は【仙台三越】に 「CLUTCH CAFE LONDON」が上陸! 5/22(WED)~5/26(SUN) 7F催事スペース (最終日は18:00閉場) さるゴールデンウィークには名古屋栄三越に上陸し、好評を博した「CLUTCH CAFE LONDON」のポップアップストアが、今度は仙台三越に上陸するというニュース。 「CLUTCH Magazine」の誌面の世界観をそのままに、英国はロンドンにて人気を集める「CLUTCH CAFE LONDON」。さる2月に1周年を迎えたばかりだが、すでにファッション感度の高いロンドンのウェルドレッサーを顧客に持ち、「時代を超え、国境を越える世界基準のモノ」を提案するショップだ。開催直前のお知らせになってしまったが、これまで三越では取り扱うことのなかったアメリカンカジュアル15ブランドが一堂に会し、時代を超える永遠のスタンダードアイテムをご紹介する。後半の2日間ではスナップ写真撮影会も開催。編集長松島やモヒカン小川に会えるチャンスでもある。その世界観に共感してくれる同士のご来店をお待ちしております。 5/25(SAT)、5/26(SUN)は同会場にてスナップ写真撮影会を実施。 (※撮影会は両日ともに13:00~14:30、15:30~17:00) なお、参加ブランドのひとつでもある【グラッドハンド】より、当イベント限定Tシャツがラインナップ。ぜひともお買い逃がしのないように。 【出展ブランド】 ●ウエア ザリアルマッコイズ、スティーブンソンオーバーオールズ、バーガスプラス、ジェラード、ヘルスニット、ベラフォンテ、グラッドハンド、アレヴォル ●靴 ローリングダブトリオ ●鞄・革小物 スターディー、ヴァスコ ●帽子 ザファットハッター ●アクセサリー ファーストアローズ、LFC ●ベルト ヴィンテージワークス via ✨ @padgram ✨(http://dl.padgram.com) https://www.instagram.com/p/BxxLoUTHbs5/
2 notes
·
View notes
始まりの鐘は、遠く鳴る。
醒めることのない永遠の夢を、人類は選択した。
優しく、都合の良い、共有される仮想の世界。
飢えも貧しさも無い、平穏な世界。
荒廃した地球の奥深くで、人類はその身体を機械の繭に委ね、永遠の夢の中に暮らすことを選択した。
それから、数百年。
人類は、機械のキャパシティを超えて、増えすぎた。
淘汰が始まった。
不要と見做された人間は、仮想世界から徐々に消されていった。
機械が見せる夢の整合性は整備されていた。だから、誰も気付くことはないはずだった。
だが一部の人間は、その違和感に気が付いてしまった。
愛するものを、記憶を、思い出を。
世界そのものを改変されているのだと気が付いた彼らは、永遠の夢へ、反乱を始めた。
======================
第7分隊長のリュシアンは、与えられた書類を見て深く溜息を零した。
「どーーしても、これ、やんなきゃダメかなぁ……」
億劫そうに呻く彼の頭を、隣に立ったランドルフがぽんと叩く。
「この程度の任務で弱音吐くほど、甘やかした覚えはないぞ」
リュシアンは幼馴染のランドルフを、恨めしげに見上げた。
金髪碧眼のランドルフは、涼しい顔で他の書類に目を通している。
「……お兄ちゃぁん……」
精一杯の猫なで声を出してみたが、心底気味の悪いものを蔑む目を向けられただけだった。
リュシアンは膝を抱えながら、今一度、書類に目を通す。
書かれている任務内容は、至極単純だった。
『ジェヴァレリに暮らすボクサーを、それとなく軍へ引き抜け』
その字面から察するに余りある反乱軍の状況を思って、リュシアンはまた大きくため息をこぼす。
圧倒的人材不足。資金不足。求心力不足。
「だって、このボクサーってあれだろ? チャンピオンの……」
「ヴァスコ・ダ・アニア。強いって有名だよな」
「そう」
ランドルフは、ようやく書類から顔を上げた。
「……いい機会だろ、リュカ。お前、ジェヴァレリには小さい頃から出入りしてたし。街には明るいんじゃないのか」
「街に明るいのと、チャンピオンを軍に引き抜くのとはまた別問題ですー」
ランドルフは溜息を零した。
「彼が従軍するとなったら、話題作りには十分だろうな。お前のボーナスだって跳ね上がる」
「でもそんなに大きい仕事だったらさぁ……。俺みたいな、ちっぽけな軍人よこすのっておかしくない? たかだか分隊長だよ?」
「軍の上層や人事部が動いたら、正式なスカウトになるからだろ。そうなると何かと、利権で揉める」
「そうなんだけどさー……」
リュシアンはむっつりと指令書を眺めた。
「この『それとなく』ってのがさー……。行きつけのバーでばったり出会ってお友だちになっていい感じになんとかしろってのが見え透いてて……」
「マルチ商法だな、まるで」
「俺そういうの苦手なのに」
ランドルフはリュシアンの頭をぽんと叩いた。
「じゃあ、俺はそろそろ作戦会議行ってくるから。せいぜい頑張ってくれよ、分隊長さん」
「副長の薄情者〜!」
「今に始まったことでもないだろー」
ランドルフはひらりと手を振って立ち去る。
キザな後ろ姿をただ見送って、リュシアンはまた、溜息を零した。
「……やだなぁ……ジェヴァレリ……」
======================
深い溜め息から、数時間後。
軍服から私服に着替えたリュシアンは、ジェヴァレリ行きの電車に揺られていた。
窓から見える空は、灰色に濁っている。白い亀裂のようなものが天を割いている他には、砂漠がただ、広がっている。
ここは「政府」の統括を受けない反乱地域だ。そのせいで、世界中にほころびが見える。
反乱軍拠点と、その付近にある歓楽街「ジェヴァレリ」。他にも、自分たちの出身地を含めいくつかの地域はあるが、いずれも政府の監視から逃れ、細々と暮らす人々ばかりだ。
「ここ来ると、思い出しちゃってやなんだよな……」
幼い日の記憶が蘇る。
死んだ母親。壊れた父。自分のものでない名前。
何もかもが嫌になって逃げ出した先の、歓楽街。
電車が止まる。浮かれた派手な格好をした若者たちに混ざって、リュシアンも駅のホームに降りる。
ジェヴァレリの壁は、記憶通り落書きにまみれていた。
「……何年ぶりだっけか」
直視すると、苦い過去ごと思い出しそうだった。思わず、足元へ視線を落とす。
そこへ、ひょこんと、アザラシが顔を出した。
コンクリートの床をちゃぷちゃぷと泳ぎながら、真っ黒い目で懐っこくこちらを見上げている。
「シェス」
思わず名前を呼ぶと、アザラシのシェスパンクは、こちらをからかうようにしっぽでぺちぺちと足を叩いた。
それからまた、コンクリートの中へとぷんと潜って消える。
「出した覚えないぞー、こら」
リュシアンがそうたしなめると、シェスパンクは再び顔を出し、不服げに鼻を鳴らした。
「まったく……」
リュシアンは軽くため息をつき、軽く足をとんとんと踏み鳴らした。違和感は無い。
コンディションは悪く無さそうだ。
深く息を吸う。それから、とっ、と地面を蹴る。
次の瞬間、リュシアンの身体はコンクリートの中へ、どぷりと沈んだ。
まるで水中から上を見上げるように、コンクリート上の景色がぼんやりと見える。
コンクリートの中をゆっくりと沈んでいると、不意に、リュシアンの腹をシェスパンクが押し上げた。シェスパンクはそのまま、リュシアンを背中に乗せて、ぐいぐいと泳ぎだす。
(こっちの、ほう)
方角を伝えるように指差すと、シェスパンクは示された方向へ素直に泳ぎだした。あっという間に、駅の人混みを抜けて、目的地のアリーナそばへと到着する。
「ぷはっ……」
リュシアンは一度地上へ顔を出した。
その身体を、シェスパンクがコンクリート下からぐいぐい押し上げる。
再び地面に立ったリュシアンは、もう一度深く呼吸をした。
振り向いたはるか後ろに、駅が見える。ぞろぞろと出てくる人混みは、すでに豆粒だ。
「ありがと、シェス。かなり飛ばしたねぇ」
地面にしゃがんでハイタッチするように右手を差し出すと、シェスパンクは尾を、ぺちり!と当てた。それから満足気に目を細め、なでてなでて、と言わんばかりに頭を差し出した。
「よしよし、またあとで頼むからな〜」
一通り褒められて満足したのか、シェスパンクはまたとぷりとコンクリートの中に潜った。
それから少しして、リュシアンの足の裏へ、ずるりと何かが入っていく感覚が訪れる。
世界の違和感に気が付いた人間の一部に、現れる能力の一つだった。
世界に干渉する力を、動物に変えて使役する。
動物たちは「形代」、その持ち主は「形代持ち」と呼ばれた。
リュシアンを始め、反乱軍には何人かの「形代持ち」が居る。
反乱軍が、少数精鋭ながらも戦力を維持できる理由がこれだった。
「さてと……」
リュシアンは地図を起動させた。
腕につけた時計から、空中に地図を投影したパネルが浮かび上がる。
目指す先は、チャンピオン行きつけのクラブだった。
(お酒の席でとりあえず仲良くなって連絡先交換して……どっかのチャンスで軍に勧誘……が、多分ベター)
もう一度作戦のおさらいをするように、別パネルを起動させて、資料を確認する。
ヴァスコの顔写真をよくよく見つめた。
肩まで届く黒髪に、紫色の鋭い目をした、筋骨隆々の男。どの資料写真もふてぶてしい表情で、当たるところ敵なしといった自信に満ちている。
歳はまだ若い。確か、21歳前後だったと記憶している。
(俺とあんま変わんねーんだよなぁ……その歳でチャンピオンかぁ……)
感慨にふけりながら、資料と地図のパネルを閉じる。
(チャンピオンの生活のほうが、反乱軍よりよっぽど安定してるし、収入も恵まれてるだろうけどなー)
自分のオファーが、あまりロクなものにならないのは明確だった。
年俸、名声。何をとっても確実に、ボクサーチャンピオンにまさるものは無い。
(なんかいいとこないかな……反乱軍……)
道すがら、リュシアンは首をひねる。
あるとすれば、人命を守るために戦うという使命感。誇り。博愛の心か。
そう考えた矢先、リュシアンの脳裏に、ヴァスコの顔写真がカットインする。中指を立てて舌を突き出した、とても立派なチンピラ。
「……いやいやいや……。絶対ないわ……」
これ以上に持って行きにくい案件があるだろうか。
下手をすれば、ふざけてんじゃねーぞボケと怒鳴られ、一発KOされるだろう。
(それはそれで「アリ」だけど……)
ぞくりと、背中が震える。不謹慎な熱を覚えそうになり、リュシアンは首を振った。
(とにかく、ダメでもともと……。行くだけ行ってみよ……)
たどりついた先は、派手なネオンが輝くクラブだった。店内には爆音が流れ、薄暗いブルーライトの中で若い連中が仲睦まじく肩を寄せあっている。
今日はヴァスコの試合日だ。結果は1R目での瞬殺KO。となれば、この店で祝杯を上げるのがルーチン、というのは調査部からの情報だ。
先に店に入って、おとなしく飲んで待っていよう。
それで、ヴァスコがやってきたタイミングで、祝杯をともに上げ、ファンから友だちになれないか試してみる。
「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」
ウェイターに声をかけられ、リュシアンは人懐っこい笑みを浮かべてみせた。
「はい。ここ来るの、初めてなんです」
「あぁ、そうなんですね。お客さんツイてますよ」
整った顔をしたウェイターは、茶目っ気まじりにウィンクを飛ばした。
「今夜は多分、チャンピオンが来るから奢りです」
「チャンピオンって、アニアさんのことです?」
「えぇ」
(待ってました!)と、リュシアンは内心で拍手を送った。
「へぇ、ホントですか! 実は俺、彼のファンなんです」
「そうですか。でしたらこちらのカウンターへどうぞ」
ウェイターはリュシアンを、奥のカウンター席へ通した。
「それで、ご注文は……」
「えぇっと、じゃあ」
ハイボールを、ひとつ。
そう口にする前の、ことだった。
派手な破壊音と共に、店のドアが吹き飛んだ。
「えっ!?」
リュシアンはとっさに振り向いた。
クラブの床に、ドアごとぶっ飛ばされて来た赤毛の男が倒れている。
事態が全く把握できずに固まっていると、赤毛の男を追うように、黒い人影が店に飛び込んできた。
「ちがっ、誤解……ッ」
そう赤毛が怒鳴るのも虚しく、人影は馬乗りになって、男を滅多打ちにする。
「げ……」
リュシアンは思わず声を漏らした。
飛び込んできた人影。
その姿は、ヴァスコ・ダ・アニアに他ならなかったのだ。
「あちゃー……」
思わず額を抑えるリュシアンの目の前で、赤毛の男が、ヴァスコを巴投げした。
ヴァスコは見事に受け身を取り、拳を握る。
「だから……違ぇっつってんじゃん……」
赤毛はよろよろと立ち上がった。
一方のアニアは、明確な殺意を握りしめるようにキツく拳を作っている。
「やかましいんだよテメェ。ぶっ殺すからもう喋んな」
まごうことなき殺意に、店中が静まり返った。
だが、それも一瞬のこと。
「いいぞやっちまえ!」
「殺せ! チャンピオン!」
「ヒュー!! それでこそヴァシーだ!!」
ほとんどすべての客が、チャンピオンの場外乱闘に沸き立った。
「治安悪っ」
言葉を失うリュシアンに向かって、ウェイターは顔色人使えずにメニュー表を広げる。
「それで、ご注文は。本日のおすすめは生果汁のレモンスカッシュですが」
「えっ……じゃあ、あの、それで」
「かしこまりました。では、そちらで少々お待ち下さい」
ウェイターはぺこりと頭を下げて、カウンターの奥へ引っ込む。
「えぇ……」
完全に場の空気に置いていかれたリュシアンは、とにかく状況把握に努めた。
ヴァスコの首筋に、ナイフで切ったような傷がある。来ている上着やズボンにも似たような傷があることから見て、おそらく数分は交戦していたのだろう。
一方の赤毛は、すでに腕が折れている。顔も相当殴られて腫れており、旗色はかなり悪い。
赤毛はキョロキョロと店内を見渡した。
ここから逃げ出そうとしているのは明白だった。
(どうすんだろ……)
傍観を決め込んだ次の瞬間、赤毛の目が、リュシアンとばっちり合った。
(げっ)
ヤバい、と思ったのとほぼ同時に、赤毛が自分の方へ折れた腕を伸ばした。銀の糸が伸びて、リュシアンを一気に絡め取る。
(この赤毛、形代持ちだ!)
そう判断する冷静さと、
(うぇ!?!? なんで!? 何で俺!??!)
何がどうなるんだというパニックが同居する。
そんなリュシアンの心境をよそに、赤毛は思い切りリュシアンを投げ飛ばした。
「ギャッ!?」
投げられた先にいるのは、当然、ヴァスコだった。
(避ける!? 蹴られる!? どっちみちヤバ……!)
衝撃を覚悟して、ギュッと目を閉じる。
次の瞬間、どすりと硬いなにかにぶち当たった。
地面に落ちることなく、キャッチされたのだと分かる。
「え……?」
顔を上げると、ヴァスコとばっちり目が合った。その後ろで、赤毛が超特急で逃げ出していくのが見える。
ヴァスコはそちらを、振り向きもしなかった。
それどころか、リュシアンを抱きとめた腕に、ぐっと力を込めた。
「……あの……えっと。ナイスキャッチありがとう……」
リュシアンはペコリと頭を下げる。
それでもなお、ヴァスコは動かなかった。
「えっと。もう大丈夫なんで、おろしてもらえ……」
「お前、名前は」
遮るように尋ねる声は、低く、それでも穏やかだった。
(こわ……)
こちらを見下ろす目が何を考えているのか、一切読めない。
それでも彼の瞳孔が、少しだけ開いているのが分かる。
勢いに押されるように、名乗った。
「……リュシアン。……リュシアン・シャノン・ミシュレだよ」
「長ぇ。シャンでいいか」
「あ、うん」
「じゃあ、シャン」
ヴァスコはひどく丁寧にリュシアンをおろした。
そして、その肩をがっちり握った。
「お前のツラ、すげぇタイプだ」
「は?」
「お前、俺と付き合わねえか」
「なんて!?!?」
再び、店が静まり返った。
と思うと、誰かが勢いよくスパークリングワインの栓を飛ばした。
店が拍手喝采と、お祝いの言葉に満ち溢れる。
「おめでとうヴァシー!」
「やりやがったな! てめぇこのやろー!」
「今度こそ幸せにがんばれよ!!」
呆然とするリュシアンの肩を、見知らぬ誰かが景気づけに叩いていく。
「いや! いやいや!! お前さっきまで殺し合いしてたじゃん!? あいつのこともういいの!?」
声を張り上げると、ヴァスコはひょいと肩をすくめた。
「アイツとの小競り合いならしょっちゅうだし、殺すチャンスはいくらでもあんだよ」
「そんなライトに殺し合いしてんの!?」
「けど、お前は初めて見るツラだ。今日逃したらもう、会えねえだろ」
「いやいや!! そんな、急に言われても、俺……!」
「男同士はダメか?」
「ダメじゃないけど! いやでも、お前、俺のこと何も、知らないじゃん!」
「おう。色々知りてえ。だから付き合うんだろ」
ヴァスコはまた、リュシアンの肩を掴んだ。
「なぁ、シャン。お前どこで、何してんだ」
おかしい。と、思った。
本当はひとつひとつ段階を踏んで、お友だちになるつもりだった。
それを全部すっ飛ばして、恋人になりたいと、そう言われているのか。
何度整理しても、頭が追いつかない。
だが、こうなったらもう、ヤケだった。
「実は俺、反乱軍で分隊長やってるんだよねー!」
どうにでもなーれ! そんな思いを込めた笑顔を向けて、リュシアンは口を開く。
「よかったら、ヴァシーも、反乱軍、来る?」
当然断られると思った。それでいいと思った。こんな訳のわからないトンチキな連中、ごめんだ。
だが、ヴァスコはニッコリと笑った。
「おう。行く。じゃあ、明日からよろしくな」
「……うんっ!」
ひくり、と、笑顔がひきつる。
どこか遠くで、苦難の始まりを告げるゴングが、鳴った気がした。
作:虎嶋クルス 原案:冬犬
1 note
·
View note
#ヴァスコダガマ が#日本代表 MF#本田圭佑 と契約に乗り出していると噂されている。端を発したのはヴァスコのクラブ関係者がツイッターで「ヴァスコはロシアワールドカップに出場した選手と交渉している!」とツイートしたこと。それが本田と決まったわけではないが、ヴァスコのファンは本田が6日前に投稿したInstagramの投稿欄に殺到し、加入を願うコメントを書き込んでいる。真偽のほどは定かではないが、実現すればとても面白い。 https://is.gd/rxcliY #移籍情報
1 note
·
View note
ピカチュウ、1億円で清水エスパルス移籍か 「爆裂シュートとふわりFK」がこれ
後半戦の戦いを迎えているJリーグ。J1で17位の清水エスパルスはブラジルからの補強に近づいている。
『Globo』によれば、フォルタレーザに所属するイアゴ・ピカチュウを獲得しようとしているとのこと。
30歳のピカチュウは攻撃力が武器の右サイドアタッカーだ。今季は全41試合で17ゴール8アシストをマークしており、チーム最高の選手に君臨。こんなスーパーゴールも決めている。
難しい角度からの豪快なシュート、そして、ふわりとしたフリーキック!
【関連】2022年夏にJリーグにやってくるかもしれない助っ人外国人候補たち
清水を率いるゼ・リカルド監督はヴァスコ時代に彼を指導したことがある。清水は530万レアル(1.3億円)に設定されている契約解除料を支払う意思があり、あとはピカチュウ次第になっているようだ。
『Diário do…
View On WordPress
0 notes
🍀🏁👜🏁🍀 [ VASCO ヴァスコ PAINT LEATHER 2WAY ZIP MUSETTE BAG ] #vasco #PaintLeather #2Way #Zip #MusetteBag #Sacoshe #Leather #natural #camel #green #ヴァスコ #ペイントレザー #ミュゼットバッグ #サコッシュ #セカンドバッグ #クラッチバッグ #ショルダーバッグ #ジッパー #ベルト #旅の道具 #真鍮 #牛革 #革 #アメカジ#バイカーズ #MotorCycle #深谷市 #fukaya #saitama #RomeosCafe (Fukaya, Saitama) https://www.instagram.com/p/B7BdxHHpzNH/?igshid=1f34s5vue88at
0 notes
「ヴァスコ・ダ・ガマ」 ←こういうのあげてけwwwwwwww
c_img_param=[‘max’,’6′,’3′,’80’,’normal’,’FFFFFF’,’on’,’sp’,’9′];
//img-c.net/output/category/game.js
c_img_param=[‘max’,’3′,’1′,’0′,’list’,’0009FF’,’off’,’pc’,’14’];
//img-c.net/output/site/292.js
1: くーるびゅー 2021/06/05(土) 17:38:45.792 ID:xq92Mua60.net
ヴァスコ・ダ・ガマ
3: 以下、名無しにかわりましてネギ速がお送りします 2021/06/05(土) 17:39:13.461 ID:vh2Kn2Sq0.net
ガレット・デ・ロワ
12: 以下、名無しにかわりましてネギ速がお送りします 2021/06/05(土)…
View On WordPress
0 notes