Yutaka Tsuchida
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出版大手のKADOKAWAが大規模なサイバー攻撃を受けた。ランサムウエアによって複数サーバーのデータが暗号化。子会社のドワンゴが運営する「ニコニコ動画」などがサービス停止に追い込まれた。KADOKAWAの業務サーバーも使えなくなり、業務に影響が出た。取引先や従業員の情報漏洩も確認されている。
KADOKAWAへの大規模なサイバー攻撃が分かったのは、2024年6月8日土曜日の午前3時30分ごろ。グループ内の複数サーバーにアクセスできない障害が発生していることが検知された。
子会社のドワンゴが運営する動画配信サービス「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」をはじめとする一連の「ニコニコ」サービスのほか、チケット販売の「ドワンゴチケット」などが提供不能になった。
8日午前8時ごろには、不具合の原因がランサムウエアを含むサイバー攻撃であることを確認。グループ企業のデータセンター内におけるサーバー間通信の切断や、サーバーのシャットダウンを開始した。
執拗なサイバー攻撃
KADOKAWAグループ全体の業務サーバーなども停止させたことで業務にも影響が出た。書籍などの受注停止や生産量の減少、物流の遅延が発生したほか、一部の取引先への支払いが遅延する可能性が生じた。
2024年6月14日、KADOKAWAの夏野剛社長CEO(最高経営責任者)やドワンゴの栗田穣崇COO(最高執行責任者)、鈴木圭一ニコニコサービス本部CTO(最高技術責任者)は「YouTube」で公開した動画に出演し、サイバー攻撃が執拗だったと説明している。
KADOKAWAはサイバー攻撃に対応するため、サーバーをリモートでシャットダウンしたが、攻撃者がサーバーを再起動させようとする動きが観測された。このため「エンジニアが直接データセンターに向かい、サーバーの電源ケーブルや通信ケーブルを物理的に引き抜いて封鎖した」(鈴木CTO)という。
ドワンゴは攻撃後、「実質的にニコニコ動画やニコニコ生放送のシステムを1から作り直すような規模の作業」(同)を開始。1カ月以上かかる見込みで、ニコニコの多くのサービスは復旧のメドが立っていない。
ドワンゴは2024年3月までに、ニコニコ動画の配信基盤をAmazon Web Services(AWS)に移行していた。AWSに保存していた動画データはサイバー攻撃の影響を受けておらず、無事であるとする。
KADOKAWAグループの出版事業も打撃を受けた。2024年6月27日の発表では、国内紙書籍の新刊製造や新刊書籍の出荷部数については平常時の水準を維持できているものの、既刊書籍の出荷部数は平常時の3分の1程度に落ち込んでいるとしている。加えてシステム障害の影響で、2024年3月期の有価証券報告書の提出期限を、2024年7月1日から7月31日へと延長している。
2024年6月27日には、「BlackSuit」を名乗るハッカー集団がダークウェブ上のサイトに犯行声明を公表。真偽は不明だが、KADOKAWAグループのネットワークの問題を突き、1.5テラバイト(TB)のデータを盗んだと主張した。
ハッカー集団はデータを暗号化後、KADOKAWAの経営陣に連絡して金銭を要求したと主張。一方で同社が提示した金額が少なかったため、犯行声明で不満も述べている。
それだけではない。ハッカー集団は同日から、KADOKAWAグループから盗んだとする情報をダークウェブ上で公開し始めた。KADOKAWAは2024年7月3日までに、複数の情報の漏洩が確認されたと発表している。
具体的には、楽曲収益化サービスを利用する一部クリエーターの個人情報や元従業員が運営する会社の情報、取引先との契約書や見積書などの取引先情報、ドワンゴ全従業員の個人情報や社内向け文書といった社内情報、「N高等学校」などの在校生や卒業生、保護者の個人情報の流出を確認したという。
Active Directoryも乗っ取られる
KADOKAWAがランサム攻撃で「ニコニコ」停止、身代金を支払うもデータ復旧できず | 日経クロステック(xTECH)
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2023年が終わるらしい
2023年のはじまりは、3月から転職も決まっていたし、持病の悪化による日常生活への不安もあったので、2月いっぱいまで休職した。
療養もかねて尾道に一週間滞在したが、出発の日に地元が大雪ですっころび、カメラのレンズを破壊するという暗黒の始まりを告げるなど、つらいことがたくさんあった。
2月も、結局、休養することがないまま、次の職の仕事をずっとしていた。どこかで休みたいと思いながら、全く休めないまま、2023年が終わりそうだ。
意外だったのは、誰の力も金銭的援助も借りずに十年近くひとりでやってきたこと、というのは、なんだかんだ「使える」ということだった。通用するんだ、これが。というおどろきは大きかった。手応えがあったとか、結果が出たとか、そういう意味ではなく、するっと不安なくやっていける。いままでやってきた、他人の顔色をうかがい、他人の動作に合わせて平均的に働くというのとは違った。積んできたものが、無駄にならない機会に巡り会えてよかったと思う。
休みたいと思いながら、休めないでここまで来たし、年始の休みも8日まであるけど、いろいろと休めないことが多い。雇用契約のある労働は休みだが、個人的な仕事はいくらでもあるし、なんなら山積みになっている。九日間で終わるのだろうか…と思いながら一日目をもう半日終えてしまった。(2024年のしいたけ占いには、おまえはだいたい気づいたら働きまくっていて休んでない、みたいなことが書かれていてちょっと悲しかった)
毎年毎年、何を年間のまとめに書いていただろうかと思うわけで、今年も悩んでいるわけだが、全然答えが出ない。とりあえず、読んだ本とか作った本をまとめていたような気がするから、それをやる。
★作った本★
1月
『山梔の處女たち』
pixivのいつだったかの百合文芸で佳作をもらったオメガバース百合「首輪とロマンス」、恋愛/性愛から離れたところで手を取り合う少女たちの魔法学園小説「魔女の選択」収録の短編集。Kindle版は、いつだったかのKino-Kuni文学賞で大賞をもらった滅び行く漁村の女二人の物語「迎え火」も収録している。
5月
『けものと船乗り』
現代物、というか、現実世界の不均衡や理不尽に焦点を当てたものがたりを多く書いてきたな、という自覚もあり、あと「幻想文学はもう書かないんですか」とたくさん声をかけてもらったりもしたので、ひさしぶりに幻想文学らしい幻想文学を。
全ての船を沈めてしまうけものが棲むという「島」を望む岬でまちのひとたちにこれまた「けもの」と呼ばれている存在が、船乗りを拾って海へこぎ出そうとするお話。
『ヤールルカ』
写真家の女の短い物語。撮ること/撮られることの暴力を考えているので、そのこととかを中心に、これは短い物語だったが、もう少し長く書けたらいいなと思ってちょっとずつ書いてる。ひとつ、暴力的な経験を「してしまった」ので、それも書けるか…とすごくいやな気持ちになりながら思っており、だが、これは書くことでしか報復も抗議もできないという思いがあるので、この物語とは2024年以降きちんと向き合いたいと思う。
9月
『ゆけ、この広い広い大通りを』
日々詩編集室から出た本。二児の子持ちの専業主婦・バイクと音楽がすきなトランスの女性・都会で働けなくなったフェミニスト、三人の同級生が「地元」でささやかな試みをするお話。
「ちがいのある人がともに過ごせる共有地をつくる」をコンセプトにしている団体を母体にもつ出版社から出る本だったので、いろいろ考えたし、思っていた以上にいままで読んでくれていたひと以外のひとに受け取ってもらえてよかった。自分が持つ切実な課題とかもたくさん載せた物語だったので、ベストをつくしたし、2023年のベストだと思う。この物語に全力をつくしていたので、2023年は、ヨモツヘグイニナでは大きめの物語は作らなかった。
この本は、ヨモツヘグイニナの通販の他に、本屋lighthouseさんとか、シカクさんとか、mychairbooksさんとか、日々詩編集室とかでも買えるので、お気に入りの書店さんで買ってもらえるとうれしい。
『いづくにか、遠き道より』
再録短編集。たくさんたまっていたのでつくった。2014年に書いた小説とかをおそるおそる読み返したら、思っていた以上に「小説」だったのでほっとした。
11月
『アルバトロスの語りの果てへ』
売れない作家のノイと、そのパートナーで人気役者のターが、アルバトロスの繁殖ボランティアに参加するお話。
物語を自分自身が語るとき、そこには当然自分も含まれている物語のこともあるし、そうでないこともある。だけど、埒外にあっても内にあっても、ひとは、語ったり語られたりせずとも、勝手に他者に物語を見いだし、それを消費してゆく構造がある。『山梔の處女』収録の「魔女の選択」によく似た内面を持つ物語だと思うが、他者のふるまいや言動に「物語」を見いだすとき、「なにを見ているか」に自覚的になりたいよね…というようなことを考えながら書いていた。
12月
『浜辺の村の大みそか』
日々詩編集室で出た小さい本。『浜辺の村でだれかと暮らせば』の番外編みたいなやつ。いまから日和と八尋がやったような大晦日をわたしも過ごします。
★読んだ本とか観た映画そのほか★
色々読んだけど、印象深かったものについて。
『銀河英雄伝説』全巻
銀英伝のコンセプトバーやカフェにいくので読んだ。相変わらずめちゃくちゃおもしろい。
『豊穣の海』全4巻
来年参加する八束さんのアンソロジー父親の死体を棄てに行くやつの資料(?)イメージをつかむのに読んだ。今西が金閣寺のように燃えて、それを本多が眺めている(『暁の寺』)がよかった。あと、大人になって読み返してみると松枝清顕……「全部おまえが悪いじゃん!」ってなるのがおもしろかった。勲に対しては共感するところも多かったし、あいかわらず『天人五衰』が一番好き。
『雨の島』
今年の1月1日に読み終えてた。呉明益の本、『歩道橋の魔術師』も読みたいんだけど、未訳のチョウチョのなんとか…?が読みたい。
『苦海浄土』
ネイチャーライティングをやろうとすると必ず出てくる石牟礼道子、の代表作。水俣へ3月と10月といくことになったし、石牟礼道子を筆頭に水俣関係の本をとてもたくさん読めた一年だった。とてもよかった。来年は『水俣病を旅する』『苦海浄土』(全3巻)を読みたい。
『アフターヘブン』
八束さんの本。めちゃくちゃよかった。
『フィリックス・エヴァー・アフター』
すっごくおもしろくて、何度でも読み返したい!
『鋼鉄紅女』
最高だった……「地獄へようこそ……」って武則天が宣言したところから、もう一気に読んだ。家父長制と、男女の二人の「ペア」というかたちに反旗を翻す最高のSF小説。
『私と夫と夫の彼氏』
2023年で読んだ中で、一番一番おもしろかった漫画!11巻が待ち遠しい!
『琥珀の夢で酔いましょう』
この漫画もめっちゃおもしろかった~!
『父の時代、私の時代』
堀内誠一の自伝的エッセイ。「ウッチェロ!!!!!!!」澁澤龍彦・瀬田貞二との思い出を添えて。めちゃくちゃ古本価格高騰していたので文庫で出してくれてありがとう!
『ガザに地下鉄が走る日』
ずっと読みたかったけど、なかなか読めずにいて(岡真理さんの本は『記憶/物語』を2020年に読み、もう一度これも今年再読した)やっと読む。見過ごしてしまわないように、何が出来るかを考え続け、アクションを取る、できることをやるしかないんだけど、「人間が人間として生活するということ」が、誰にでもある世界にたどり着きたい。
本だと、吉田育未さんの翻訳作品を井上彼方さん/紅坂紫さん編集の『結晶するプリズム』で知り、『聖なる証』『星のせいにして』を読む。めちゃくちゃおもしろかった!年越し読書本は『イエルバブエナ』。「このひとが翻訳している本ならぜったいおもしろい!」という翻訳者さんに出会えたのがうれしかった。
映画もいろいろみたけどとくに『バービー』『his』『ゲゲゲの謎 鬼太郎誕生』がよかったな~。結局体力がなくて窓際のトットちゃんを見に行けなかったのがちょっとさみしい。
さいたま文学館で開催されていた澁澤龍彦の展示にはいけた。パンケーキも食べた。
12/24にITOプロジェクトの『高丘親王航海記』を見に行く。それについてのくわしいことは静かなインターネットに書いた。
★旅行★
「今年はいろんなところへ行ったんじゃないですか?」と言われたけど実はあんまり行ってなかったりする(さみしい)
1月 尾道 ライターズインレジデンス尾道でまたみはらし亭に滞在する。だいたい伊勢うどん食べてた。
3月 水俣 はじめて水俣へ。というか九州自体がはじめて。いろんなひとに出会い、いろんなことを学び、いろんなおいしいものを食べた。『常世の船を漕ぎて』を水俣病歴史考証館で買った。
5月 東京 行ったという記憶しかない。なにしたっけ…?なにもしてないのか…もしかして…。
9月 大阪 銀英伝のバー「海鷲」へ行く。ロイエンタールの透けてる板を買った。文フリ大阪も行った。
10月 東京 銀英伝のカフェ「イゼルローンフォートレス」へ行く。かおりさんと会う。ながいことSNS上ではお付き合いがあるのに生身で会うのは初めてで、だけど「すっぱいものきらいだもんね」とか長年付き合ってきた人間同士の会話ができてとてもおもしろかった。次の日は吉祥寺や多磨へいき、緑色のインコとオナガを見る。
水俣 ふたたび水俣へ。熊本市内も立ち寄ったが、土砂降りだったので熊本大学と、橙書店へ行く。島尾ミホと石牟礼道子の対談集というめちゃつよBOOKを買った!めちゃくちゃ楽しかった。
11月 文フリ東京。ヒマラヤ鍋を食べる。次の日は埼玉文学館へ。武蔵野うどん��衝撃を受ける。
★来年の予定とか★
1月14日に文フリ京都。辰年なので澁澤龍彦のコラージュみたいな『兎島にて』という本をだします。こういう物語で「兎」って単語がでると、誰か特定の人をみんな思い浮かべると思うんですけど、その特定の人は卯年のわたしです。他の誰でもありません。
3月までに出さないといけない原稿がめっちゃいっぱいあるので頑張ってます。
オープンにしてるのは八束さんの家父長制アンソロだけだけど、そのほかもまた媒体に載るなどしたらお知らせします。
やりたいことは、三宅島・舳倉島・天売島、この三つのどれかの島にいきたい!2023年は労働が忙しすぎてぜんぜん鳥写に行くことがなかった(かなしい)一年になっちゃったから、2024年はちゃんと鳥写したいです。
あと、日々詩編集室から『ゆけ、この広い広い大通りを』もでたことだし、もうちょっと小説を書いて発表する幅みたいなものをひろげたいかなと思っている。つらいことがたくさんありすぎたから、アンソロは主催も参加もいやだったけど、そういうのとか……あと、書いたらお金がもらえるタイプの原稿とかも、書ける媒体があるのなら書いていこうかと思っている。
これはずっとそうなんだけど、賃労働をしながらほかにわたしの体力で「できる」ことが「小説を書く」ことしかなかったので……。タイミングや機会があれば、頑張ってみようと思っている。
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2023年2月11日朝6:30、コーク市内のフラットを出る。約2時間半、電車を乗り継ぎ、キルデア州キルデア(Kildare, Country Kildare)を目指す。
朝8時17分、乗り換えのサーリス(Thurles)駅プラットフォーム。日照時間がまだまだ短く、朝8時過ぎでも明け方の気配が残る
雨上がりの生臭い都市のにおいと、町外れから風にのって運ばれてくる野原のわずかなにおいが混ざりあって、日の出前の暗闇がつつむ冷たい空気に溶けている。
サマータイムのはじまりまで残り一ヶ月半、日中の陽が短く、曇天と雨の日ばかりが続��アイルランドの冬の厳しさは、南米や南ヨーロッパ出身の友人たちのメンタルを目に見えて明らかにすり減らしていた。
霜が降りたフィッツジェラルドズパーク(Fitzgerald's Park, Cork)、リー川(River Lee)沿いのキンポウゲの葉
「あなたは日本でも北の方の出身だから、こういう冬の気候に慣れているんでしょ?」と、げっそりした表情の移民の友人たちが訊ねてくるたびに「アイルランドにおける英語の『冬』と、日本語の『冬』は、その言葉に含まれているバックグラウンドが違う、このふたつは完全に違う季節だと思う」と答えた。
彼らが「冬」と呼ぶ、11月初旬から3月後半あたりまで、わたしたちのイメージする冬らしい冬の日もあるにはあったけれど、それはせいぜい1ヶ月半くらい。あとのおおよそ4ヶ月間は、気温一桁台から二桁台前半あたりをうろうろする。メキシコ湾からアイルランドとイギリスに届く暖流の影響で、振り続ける雨は雪になること無く、その影響で湿度が下がらない。体感は寒いのに、大気は霧と湿度に包まれてなんとなくじめじめしている。
要するに、冬の厳しさの質が全く違う。
東北の冬が、雪という抗いようのない大きな重量を持った物体に対して、歯を食いしばりぐっと耐え忍ぶようなイメージなら、アイルランドの冬は、浴室に生えるカビのように毎日少しずつ心の中のしんどさの領土を広げていく。
コーク郊外、冬はよく町が霧に包まれる
春が来る。
2月1日はケルトの暦の春分の日、ゲール語でインボルク(Imbolc)。
暦の上での春と、体感としての春におおよそ1ヶ月の時間が空くこと、そしてその到来がそこに住む人々にとって他の季節のどれよりも特別であることは東北と同じだ。
前回記事のハグ・オブ・ベアラ(Hag of Beara)についての文献を調べていたときに何度も目にしたブリジッド(Brigid)の名前は、ケルト神話に登場する存在だった。
なので当然、2月1日の聖ブリジッドの日(St. Brigid’s Day)の日や、その名前を冠して2023年から公式にアイルランドの祝日になった2月の第一月曜日も、それに関連する日だと思い込んでいたがどうやら違うらしかった。
聖ブリジッド(St. Brigid)は現在の北アイルランドとの国境近く、ラウス州フォアハート(Faughart, Country Louth)に生まれ、5世紀から6世紀にかけて実在していたとされるアイルランド人の修道女だ。
幼い頃から貧しい人々に施しを与え、アイルランドの守護聖人である聖パトリックによって洗礼を受けたあと、各地で教会や修道院、アートスクールまで設立したと言われている。
1902年から続く雑誌 Ireland’s Own の表紙の聖ブリジッド、手には彼女の信仰の象徴の十字架の藁細工
彼女に関して興味深い点がふたつある。
ひとつは、彼女が実在したことを確実に証明できる文献が残っていないこと。
そしてふたつめは、前述の通り全く同じ名前のケルト神話の女神が存在することだ。
日本に五穀豊穣や学業成就を祈るためのモチーフとしての神々があるように、キリスト教圏の聖人にもその多くに守護の対象がある。聖ブリジッドの守護対象は家畜、詩、歌、鍛冶、病気からの回復など、周知されているものだけでも非常に手広い。
そしてそれらの守護は、女神ブリジッドの守護するものと同じだ。
普遍的な祈りである「病気からの回復」は、アイルランドにおいて井戸や湧き水と関連付けられることが多い。古くはドルイドの信仰の対象であり、地下から湧き上がる水は癒しや命の源とみなされ、アイルランド国内に約3000ある「聖なる井戸」の内の少なくとも10の井戸がブリジッドと紐付いて周知されている。
聖ブリジッドの泉の井戸、井戸の水自体は正直あまり綺麗な水質には見えなかった
彼女が修道院と教会を建てたあとそこに没したとされる町、キルデアの町外れには、それらを巡礼する人々のために用意された聖ブリジッドの泉(St Brigids Garden Well)がある。
もともとの小川の曲線に沿って整備されたと思われるその小さな公園には、聖キルデアの銅像が経ち、彼女に対する崇拝の象徴であるイグサや藁で編まれた十字架のモチーフが散見される。
聖ブリジッド像、聖ブリジッドの日から5日後だったこともあり供えてあった花はすべて瑞々しい
外壁に刻まれた聖ブリジッドの十字架(St.Brigid’s Crosses)モチーフの彫刻。2月1日にこの十字架を玄関に飾るとブリジッドの守護が受けられるという信仰がアイルランドにおいて広く分布する
その周囲や周りの木々、公園の奥に位置する井戸の近辺には多くの供え物が並ぶ。供え物の多くは治癒を望む体のパーツにまつわるものであるらしく、パンデミック後ということもあってかマスク(文脈を知らず一見すると捨てられたマスクのゴミに見える)が目立った。
ストッキング、マスク、靴紐、靴下、スカーフ、ネックレス、供え物は様々。木から供物が落ちると祈った箇所が加護を受け、病気や外傷が治癒すると信じられている
町外れに位置するにも関わらず、絶えず入れ替わり数名の人が訪れる。
録音レコーダーをまわしながら、来訪者が途切れたタイミングで公園の全景を眺める。澄んだ小川が風を運び、もとの地形にも配慮されデザインされたと思われる、心地の良い公園である。にも関わらず、なんだか妙な感じがした。
公園の奥にある井戸と、入り口付近を流れる小川が繋がっていないのだ。地下で繋がっているのかもしれないと思い小川の上流を視線でたどっても、井戸とは90度逆の方向だ。上流は茂みの奥へと続き、その先は見えなかった。
公園全景。撮影地点の背後に井戸がある。小川は写真左奥の茂みの方から水が流れて来ている
録音を終えると、キルデアの中心部に向かう。
中心部といっても、人口9000人に満たない小さな町だ。もとは数えられるほどのパブとカフェ、そして聖ブリジッドが設立したといわれる中規模の教会がある比較的静かな町だったが、2007年にオープンした大型アウトレットモールには隣県である首都ダブリン��らも大型バスが乗り入れる。
土曜日の昼下がりに町を歩くほとんどの人が、有名ブランドのショップバッグを持ち、駅の方角へと歩いていく。
中心部にやって来たのは聖ブリジッド大聖堂(St Brigid’s Cathedral)に行くためだった。だが、この日に限ってメンテナンスのために敷地全体が閉鎖されていた。
聖ブリジッド大聖堂、閉じられたメインエントランスのフェンスに手をつっこんで撮った写真……
アイリッシュ・ナショナル・スタッド&ガーデンズ(Irish National Stud & Gardens)に向かった。
時間が余ったらついでに行けたらいいかな、と思っていた場所だ。
競走馬の繁殖とトレーニングの場として20世紀初頭に設立され、今では市民に親しまれる広域公園としても機能するこの場所には日本庭園がある。
1906年、ロンドンで日本趣味の骨董品店を経営し、自身も骨董商だった Tassa Eida (日本名: 飯田三郎)は、日本庭園をつくるためにキルデアに派遣され、その後の4年間を彼の息子 Minoru と共に造園に従事する。
(彼らの詳細については こちら と こちら の記事が詳しい、どちらも素晴らしくリサーチされたポスト)
手入れの行き届いた枯山水
19世紀後半から20世紀初頭にかけてジャポニズム、つまり「日本っぽいもの」がヨーロッパで流行ると、貴族たちはこぞって「日本っぽい建築」や「日本っぽい庭園」を作りたがった。
ただし、やはりそれは「日本っぽいもの」の域を出ないものが多く、日本で生まれ育った人間が見ると、形容し難い、ちょっとした居心地の悪さのようなものを覚えるようなものが多い。
そういう類のものだろうとあまり期待せずに訪れると、良い意味でその期待を裏切られる。
庭園の動線、ちょうどまんなかあたりにある洞窟?からの景色。右にあるのは藤棚で春にはきれいに藤の花が咲くらしい
清らかな水が美しい動線で引かれ、人が生まれてから死ぬまでを表現したその庭園は、当時イギリスで流行したエドワード様式建築の影響を受けて少しだけ華美ではあるものの、正真正銘の日本庭園だった。
庭園の石灯籠によじ登っていた鬼。庭園にある多くの植物やオブジェクトが日本から輸入したものだが、たまにこういう西のものとも東のものとも分からないモチーフも見かけて興味深かった
町の中心部に戻ると、帰路の電車の出発まで1時間弱の時間があった。
少し散策したあと、聖ブリジッド大聖堂に戻ってくる。
地域の人だけが使う入り口とかあってそこから入れたりしないかな……などと不届きなことを考えて外壁の周りをうろついたが、それらしきものは見つからなかった。
入り口を探っているときに外壁から見えたラウンドタワー、実際に登れるものとしてはアイルランド国内でいちばん高いらしい
しかたなくキルデア駅に向かう。
プラットフォームの椅子に座って電車を待っていると知らない女性に、どこから来たのか、と声をかけられた。
薄暗いプラットフォームで目をこらすと、大聖堂に戻る前に一瞬だけ立ち寄った、メインストリートから少し外れた場所にあった雑貨屋の店員だった。
日本から来たこと、リサーチに関すること、井戸とスタッドガーデンの方には行って、教会にどうにか入れないか模索したが結局入れなかったことを拙い英語で説明する。
すると「どっちの井戸に行ったの?」と訊ねられた。
聞き間違いかと思い、どういう意味ですか?と返すと、彼女が説明してくれた内容はこうだった。
ブリジッドの井戸はふたつあって、ひとつはおそらくあなたが行った聖ブリジッドの泉、 聖人の方のブリジッドを祀ってるところ。地元民にとってはずっと特別な場所だったけど、パンデミック中にきれいに整備されて、観光客が来たり滞在したりが以前よりも更に容易になった。
もうひとつあるのが、Wayside Well(日本語直訳: 道端の井戸)と呼ばれている場所。こっちがキリスト教伝来前のドルイド(ケルト人たちの信仰における祭司)のブリジッドを祀っていると言われている。スタッドガーデンの駐車場からすぐそばの、とても素朴な井戸で、観光客はまず行かない。
そして、聖ブリジッドの泉の公園を流れる水は、Wayside Wellが源泉。
そう、この話を初めて聞いたとき、わたしもとてもおもしろいと思った。
地味で、ほぼ地元民しか知らない、古代ブリジッドの方から湧き出た水が、キリスト教のブリジッドの方に流れていって、そしてその公園の方が立派に整備されていて、人がたくさん来る。歴史が辿ったストーリーと水の流れが同じなんて、ちょっとロマンチックだよね。
そして、あなたの旅のことも同じようにロマンチックに感じる。
日本庭園に行ったんだよね?
あそこを流れる小川の水も、同じWayside Wellから引いた水だよ。
スタッドガーデンの日本庭園に流れる小川
水の情報記憶に関する文章を読んだことがある。
スプーン1杯の水が1TB分の情報を記録できる、という科学研究だ。
信仰が人々の普遍的な祈りを運ぶ船だと考えたとき、わたしたちは船を替えても、変わらず同じ水の上に浮かぶ。
あれこれ考えて右往左往するよりも、もっと単純に、すべては最初から土地とそこを流れる水にメモリーされていて、わたしたちはきっと、そのぼんやりとした断片にただ触れることだけができるのかもしれない。
聖ブリジッドの泉公園を流れる小川。水がとても綺麗でクレソン?が群生していた
ふたつの井戸の話にあまりにも驚いて「そんな情報、どこにも書いてなくて全然知らなかった、道端の井戸(Wayside Well)の方にも行くべきだった」とわたしが言うと、彼女は微笑みながらこう言った。
「また来ればいいよ、水が止まることはきっとないからね」
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紹介する前に完売してしまったお酒シリーズ。
而今 八反錦火入れ特別純米
睡龍 特別純米平成20年度醸造
鍋島 特別純米酒 愛山
紫尾の露 平成18年土産石蔵熟成
土田 生酛35%
寿㐂心 伊豫西條純米大吟醸
羽陽錦欄 純米吟醸 赤鬼の涙
北光正宗 純米吟醸雪明かり
緑川 純米
会津龍ヶ沢 豊穣祈願祭 夢の香
ひとつひとつ紹介するべきでしたが足が早く終わってしまいましたので、次の入荷があり次第載せていきます。
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7月
7/3(水)20:00
渋谷Bar Subterraneans
阿部真武 electricbass
北田学 clarinets
外山明 drums
¥3000+order
7/6(土)18:00-
稲毛Candy
鈴木俊祐 piano
阿部真武 electricbass
宮崎隼門 drums
¥2500+order
学割¥1500+order(学生証をお持ちください)
7/8 (月) 20:00-
神保町試聴室
沢田穣治 contrabass
瀬田創太 piano
+
沼尾翔子 vocal
阿部真武 electricbass
¥3500(1drink,スナック込)
ご予約⇩
7/12(金)20:00-
不動前Permian
池田謙 electricbass
阿部真武 electricbass
¥投げ銭(¥1000-)
7/13(土)19:00-
国分寺Giee
奥住大輔 sax
阿部真武 electricbass
加藤哲子 drums
¥2000+order
7/16(火) 19:00/19:30
八丁堀七針
2500円 19才以下無料
七針 https://www.ftftftf.com/#0716
大島輝之+鳴るものたち [vo/ag/tesra coil/etc]
Thieves (大藏雅彦[vo/eb/pf],遠藤ふみ[pf],阿部真武[eb])
7/20(土)19:30-
阿佐ヶ谷マンハッタン
2bass4
古和靖章 guitar
田嶋真佐雄 contrabass
白石美徳 drums
阿部真武 electricbass
¥3500(2drink込)
7/24(水)19:30-
入谷なってるハウス
しばてつ piano
荒井康太 drums
阿部真武 electricbass
¥2300(予約¥2000)+order
ご予約⇩
7/27(土)19:30-
国分寺Giee
小山大介 guitar
阿部真武 electricbass
藤井信雄 drums
¥2500+order
7/30(火)19:30-
国分寺M's
藤井信雄 drums
田尻智大 reeds
武内誠 piano
阿部真武 electricbass
MUSIC CHARGE \2,000~ + Drink:ミニマムオーダー\1,400(2 Drink & Table Charge\300)
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空白じゃなかった四世紀
私なりの、「なんでこんな、逆さまな世の中に、逆さまな日本になった?」学問w🤣にて、空白の四世紀を書いたw
↓↓↓
さすが、茂木誠さん、
↓↓↓↓↓
《空白の四世紀が、中国の文献に無いだけで、応神天皇、仁徳天皇と、ちゃんと日本の古事記、日本書紀にはある。》
と、語る。
応神天皇!!!✨😎✌️
なんというタイミング…
何年か前、財政がいかんともしがたく、年始を迎えた。
毎年、蒲田の稗田神社、羽田神社とお参りする。
自宅神棚には、真ん中天照大神、右稗田神社、左羽田神社の御札を収めている。
御札を買った帰り、ふとスロット🎰した。
…いきなりGod引いたw🤣
そんな何日か、気がつけば30万まで行ってた。
覚醒前の話、ビットコイン追いかけてた時があったw🤣
稗田神社の御札やらは、まだまだお祀りする。
で、
ただやみくもに感謝するのは失礼、ちゃんとどんな神様が祀られているか、調べた。
ちなみに稗田神社は、東京大空襲で焼けたが、昭和28年(1953年)に再建築されている。
稗田神社の神様↓↓↓
↑↑↑
過去記事に書きました。
まず、天照大神、
そして誉田別命(ほんだわけのみこと)
誉田別命とは、応神天皇の別名だ🙂✨😎✌️
つまり稗田神社は、天照大神と、応神天皇、その家臣の武内宿禰、その息子荒木田襲津彦命、そして春日大神が祀られている。。
つまり、空白の四世紀の活躍の日本の神ってた方々を祀ってる。🤣
大田区…
大森区と蒲田区が合併しての、“大田区”。
武蔵荏原の地と呼ばれ、池上さんは日蓮を贔屓にし、今の池上本門寺となる。
池田大作、大森区の海苔屋の子、戸田城聖の話を聞き感銘を受け、生長の家を知り入信、私が語るまでもなく、ああなったw🤣
池上さん、池田大作、なんか池あったんかな、大田区w🤣
仮説だが、空白の四世紀こそ、日本の国力がMaxになり、中国すら近づけなかったとかw
例えば、333という数字があるから、起源333年に、凄いことあったとかねw
で、徐々に国力弱まったから、また中国が干渉してきた的なねw
追記:
こんな↓↓↓動画もあった。
応神天皇は、百済の王子!✨
これは、凄い…
つまり、中国の文献には、四世紀の日本の事が抜けている…
それは、自分らの王子が日本行ってしまい、めちゃくちゃ打撃を受け、腹立つから、四世紀の記録はしなかったとかw🤣
もしかしたら、日本にとり、1番大事な土地なのかもしれない。。
荏原とは、荏胡麻が栽培されていた原、という意味らしい。
武蔵、これは武内宿禰をして指すなら、「武蔵境」、三��の隣の駅だがw、武内宿禰は、非常に広範囲なパワーがあったという事なんだろう。
稗田神社には、日蓮さんも深く関わり、池上邸、つまり池上本門寺とは、武内宿禰の恩恵を受けたのが、池上本門寺かもしれない。
応神天皇とは、“武”の神。
武内宿禰然り。
それゆえ、力道山が眠り、ウナギ・サヤカが豆まき参加した縁も、頷けるw🤣
_-_-_-_-_-*_-_-_-_-_-"_-_-_-_-_-*_-_-_-
結局、卑弥呼支配が終わり、百済の王子、中国を見捨てて、日本を立てようと建国した。
その背後にあるもの、母の胎内から、王を約束された応神天皇。
武蔵国とは、今の東京23区下から、三鷹くらいまで、今でこそ埋立られたが、隣接した海。
1700年以上、この“武蔵国”は、パワーを維持している…🙂✨
後ろにバックアップしてる神は、帝釈天=ヴィシュヌ神=インドラ神=国之常立神=世界を作った愛、なのかもしれないw🙂✨
あまりに腐りきった地球の支配層、これをひっくり返し、泰平の世の中にしたい意思。
ヴィシュヌ神さまは、これまで色んな人間に力与えてきたが、結局皆、私利私欲に走ってしまった…
カルキ。
最後の、ヴィシュヌ神の化身。
果たして、滅びて、はい、人類おしまいっ!、ってなるんか?w🤣
ヴェーダ研究者でもないし、読んだのも、ちょろっとだけw
ただ、私の場合は、聖書。
幼稚園から触れた。
黙示録。
あれは、最後アセンションして終わる。
決して、ユダヤ人グローバリストの陰謀書ではないw🤣
《聖書を悪用》ってのは、めちゃくちゃある。
でもそれは、聖書の書かれてる事を、捻じ曲げて流布してるだけ、或いは、頭悪過ぎて、理解が出来ていないw🤣
最後は戦争ではないよ。
ちゃんと聖書買って、読んだ方がいい。
口から剣が出た神の勝利は、4つの獣グループが、姦淫の女王を燃やされて、しまいには神に服從する。
で、天国が現れる。
隕石降ったりの章は、とっくに終わってんだよw🤣
天国になれば、物質世界からは、徐々に徐々に、離れてゆく。
そして我々地球人はどうなるか?、アセンション後に生き延びた人らは、次は、新しい星の先生になるわけよw🙂✨😎✌️
ま、そう考えたら、武蔵国、つまり、東京、最高じゃね?w🤣✨✨✨
追記:
世界を闇を暴いてゆくと、必ず呪詛を受けるかもねw🤣✨
彼ら支配層は、ヘビの、マムシの子、攻撃心の固まりw🤣
孔雀明王。
オン
マユラ
キランディ
ソワカ
孔雀明王とは、決して武器を持たない。
孔雀は、ヘビや猛禽類を、
食べるw🤣
毒を喰らい、愛を、放つ🙂🙂🙂✨✌️😎
安政の大地震、関東大震災、こんだけバラして、電磁波受けて、呪いうけて、ずいぶん経つw🤣
それでも死なない私らは、アンドロメダスターシードだからよw🤣
スターシードの中でも、たった0.8%くらいなんだってw🤣
アンドロメダは、もはや地球なんか話にならない歴史w
そして何より、アセンションを何度も失敗しているw🤣
ここ重要、何回も失敗した経験が、無敵のスターシードにしたんだろうねw
ま、これはスピリチュアルな話、参考程度でw
追記 20240412:
わしゃあ、どんな感の良さやw🤣✨
誉田別命は、武内宿禰に命じ、池を作らせとるやんw😎✌️✨🙂
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寺田亮平 「クズル・トーキョー」発売中
代表的なCD販売店(全国のCDショップで注文できます)
タワーレコードオンラインhttps://tower.jp/artist/discography/5638076?kid=psg01
ディスクユニオンhttps://diskunion.net/portal/ct/list/0/81150136
アマゾン https://x.gd/FfZL5
★各種サブスク配信・デジタルダウンロード、高音質ハイレゾ配信のリンク先はこちら https://linkco.re/0UE7vcuQ
_____________________________
ライブスケジュール
▼9/16(月・祝)
カフェムリウイ (東京・祖師谷)
音楽のあわい vol.2
パロミタ友美 (バウル歌舞)
寺田亮平 (喉歌・イギル他)
寺原太郎 (バーンスリー) 17:00 start 3000円(+1ドリンク)
詳細 https://x.gd/HeR3O
▼9/24(火)
カフェエチカ(鎌倉)
寺田亮平 ライブ + ゲスト沢田穣治
18:30open 19:30start
ノーチャージ、投げ銭
詳細
▼10/5(土)
CAFE BORA BORA ( 原宿 )
インドとトゥバとウズベクと vol.3
駒﨑万集(ドゥタール)
寺田亮平(喉歌・イギル他)
寺原太郎(バーンスリー)
3000円+1drink
詳細
▼10/25(金)
セデャン歌 with 江草啓太 / 寺田亮平&寺原太郎 ツーマンライブ 〜Songs and Melodies of Islands and Continent
えぐさゆうこ(Vo、三線) 佐藤みゆき(Vo、カヴァル) 江草啓太(ピアノ) 寺田亮平(喉歌、イギル等) 寺原太郎(バーンスリー)
2024年10月25日(金) 19:00 Open 19:30 St+rt
日ノ出町・試聴室その3
2500円+1drink
詳細
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2023年11月20日に発売予定の翻訳書
11月20日(月)には30冊の翻訳書が発売予定です。
ロマン主義〈新装版〉
リュディガー・ザフランスキー/著 津山拓也/訳
法政大学出版局
四つの未来
ピーター・フレイズ/著 酒井隆史/翻訳
以文社
削ぎ落とすこと. 倫理. 教育.
アーミン・ホフマン/著 中村麻衣子/翻訳 越朋彦/翻訳
TypeShop_g Press
魔法少女はなぜ世界を救えなかったのか?
ペク・ソルフィ/翻訳 ホン・スミン/著 渡辺麻土香/翻訳
晶文社
THINK BIGGER「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義
シーナ・アイエンガー/著 櫻井祐子/翻訳
ニューズピックス
最新版 シルマリルの物語 上
J・R・R・トールキン/著 クリストファー・トールキン/編集 田中明子/翻訳
評論社
最新版 シルマリルの物語 下
J・R・R・トールキン/著 クリストファー・トールキン/編集 田中明子/翻訳
評論社
認知意味論を目指してII
Leonard Talmy/著 岩田彩志/監修 菊田千春/監修 西山淳子/監修 對馬康博/翻訳 ほか
開拓社
日英対訳 「源氏物語」のものがたり
ステュウット・ヴァーナム−アットキン/著
IBCパブリッシング
[3]平和のための霊性 : 三分節化の原理
ルドルフ・シュタイナー/著 高橋巖/翻訳
春秋社
戦場のピアニスト
ウワディスワフ・シュピルマン/著 佐藤泰一/翻訳
春秋社
統一国家なき国民 : もう一つのドイツ史
ディーター・ランゲヴィーシェ/原著 飯田芳弘/翻訳
みすず書房
私たちはいつから「孤独」になったのか
フェイ・バウンド・アルバーティ/原著 神崎朗子/翻訳
みすず書房
民主主義の人類史 : 何が独裁と民主を分けるのか?
デイヴィッド・スタサヴェージ/原著 立木勝/翻訳
みすず書房
ポケット版チャレンジミッケ! 2 ゆめのまち
ウォルター・ウィック/著 糸井重里/翻訳
小学館
ポケット版チャレンジミッケ! 3 コレクション
ウォルター・ウィック/著 糸井重里/翻訳
小学館
実践ガイド 生態学的土づくり
フレッド・マグドフ/著 ハロルド・ヴァン・エフ/著 山田正美/翻訳
農山漁村文化協会
天才芸術家ものがたり フェルメール
ヴァンサン・エティエンヌ/著 クレール・ペレ/イラスト 古川萌/監修 松枝恒典/翻訳
中央公論新社
Python科学技術計算 第2版 : 物理・化学を中心に
Christian Hill/著 大窪貴洋/翻訳 松本洋介/翻訳 飯島隆広/翻訳 堀田英之/翻訳
東京化学同人
天才芸術家ものがたり フィンセント・ファン・ゴッホ
ベネディクト・ル・ロアレ/著 ピエール・ヴァン・オーヴ/イラスト 古川萌/監修 松枝恒典/翻訳
中央公論新社
ヴラジーミル・プーチン 上 : KGBが生んだ怪物の黒い履歴書
ガリア・アッケルマン/編集 ステファヌ・クルトワ/編集 太田佐絵子/翻訳
原書房
ヴラジーミル・プーチン 下 : KGBが生んだ怪物の黒い履歴書
ガリア・アッケルマン/編集 ステファヌ・クルトワ/編集 太田佐絵子/翻訳
原書房
沈没船からみる世界の歴史
アラン・G・ジェイミソン/著 柴田譲治/翻訳
原書房
100ねんさきまで しあわせに
タィン=ハ・ライ/著 フン・グエン・クアン/フイン・キム・リエン/イラスト はっとりこまこ/翻訳
冨山房インターナショナル
クリスマスカードに悪意を添えて : シェフ探偵パールの事件簿
ジュリー・ワスマー/著 圷香織/翻訳
東京創元社
モンスター・ナニー
トゥーテッキ・トロネン/著 パシ・ピトカネン/イラスト 古市真由美/翻訳
株式会社 世界文化社
あまい砂糖にご用心!(たべものの中にいるよ!) 1
パク・ウノ/著 ユン・ジフェ/イラスト 尹怡景/翻訳 家庭科教育研究者連盟/著
大月書店
Data-Driven UX : データ分析で進める Webサイトの UX の高め方
4GRIT/著 片山智弘/翻訳
大学教育出版
アグロエコロジー : 持続可能なフードシステムの生態学
スティーヴン・グリースマン/著 村本穣司/監修 日鷹一雅/監修 宮浦理恵/監修
農山漁村文化協会
わたしたちのケーキのわけかた
キム・ヒョウン/著 おおたけきよみ/翻訳
偕成社
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202306-08
またしても間が空いてしまうが、今年は趣味にあんまり頑張らないと決めたのでゆるくいきたい。去年がエンジン掛け過ぎたのかも自分比だけど……いつだって誰かよりもスローペースで得るものがそんなにない気がして焦っている。歳若い��との方が明らかに自分よりも優れていて、今まで一体何をしていたのだろうという気になるし、同年代と比べると社会的な責任が少なくて能天気に生きてしまっている負い目があるのをいかに誤魔化しながら日常を過ごすか。
ヘザウィック・スタジオ展ほとんどの展示にコンセプト解説があって分かりやすかった。模型を見るのは楽しい。エアロ(車)やスパン(椅子)は飽きがなくて楽しくて素敵だ。建築物についてはそこの地に根差したものであるので、模型だけでなく動画で雰囲気を味わいを少しでも得られたのはよかった。建築物って「場」に根差したものだしね。21_21のザ・オリジナル展知っているデザインのオリジナルの設計の強さ、強いからこそのオリジナルのものたちがいっぱいで改めてデザインとは何かを考えさせられた。でも途中関係者なのか首からカード下げたおじさん複数人展示見るのに話し込んでて邪魔だったから関係者は常に会場内でどう立ち回るべきか考えた方がいい。
SOMPOのブルターニュの光と風展。国立西洋美術館のブルターニュと確か機関被ってて、だから両方行ったんだけど、個人的にはこちらの方がコンパクトでよりまとまっていて見ていて分かりやすかった。テーマが違うといわれたらそうなのだけど、広げ過ぎて印象が薄くなるよりは地味でもかちっとまとまっていた方が満足感がある。
ガウディ展、一度サグラダファミリアに行ったことがあったので、思い出しながら見ていた。スケッチがめちゃくちゃ上手い。スケッチがすごく細かい。建築のひとのスケッチって緻密なスケッチの印象があって、その印象をはるかに上回る緻密さと観察力のすごさ、あと3次元に起こすにあたっての実験とかのみどころがたくさんあった。自然と幾何学、スペインの歴史、色々な意味で目がいいひとだったんだなと思った。
6月は刀ミュを観劇した。立川ステージガーデンでマチソワはもう2度とできない……見え方よりもお尻がたいへんだった。
本は確か恩田陸の『歩道橋シネマ』理瀬シリーズを久しぶりに読んでも10代~20代前半ほどの萌えというか楽しみはなくなってしまったことを実感した。あの頃すごく好きだった。読むタイミングってあるよなを感じる好きだった作家。別に今も作品は好きだけど、あの頃ほどの熱はない。恩田作品の短編っていつも評価に困る。短編というよりも断片みたい。
7月はめちゃくちゃ詰め込んで「蔡國強展」「大森暁生展」「野又穣展」「古代メキシコ展」「テート美術館光展」「植物と歩く展」ダントツ良かったのは「野又穣展」で、みたことないのになんとなくノスタルジックな風景と建物。静謐で吸い込まれていくみたい。わたしはこんな建物の中で殺されて死にたいなと思う。寂しくはない。空気はカラッとしていて、ここでなら、いいな、と思う。「蔡國強展」はスピリチュアルとサイエンスの融合具合が中国ルーツらしいと思うと同時に、ブランドメゾンが手掛ける展覧会のホワイトキューブの使い方に新鮮な感じがした。大森暁生の彫刻は動物が好きなので見ていると楽しいが、個人的には「魂」というにはちょっと大げさな気がしなくもない。好みと題材の問題かな~。古代メキシコ展は全く馴染みない文化が単純に新鮮だった。気候風土に根差した動植物をかたどった彫刻は見ていると楽しいし、信仰する神様の違いも、信仰による生贄の文化も現代人の価値観からは遠いところにある。その違いを知ることができるのが楽しい。テートのモダンアート系は完全に映えるなと思ってしまった。光をどう捉えてきたかという話。ブレイクが見れて嬉しかった。あらゆる光、光とは何か、信仰や窓から零れる自然からさらに進んで科学的知見を得てからぐっと光の表現幅が広がって、結局光とは何になるんだろう。植物と歩くは地味だけど牧野博士の観察から始まって、静物としての花や草、イメージとしての広がりと、草の生命力、木の芽吹きとかいろんな連想によって連なる展示が面白かった。
7月って何読んだっけ?たぶんカレン・ラッセル『オレンジ色の世界』わたしが20代半ばくらいだったらもっと刺さってたかも。レモン畑の吸血鬼が面白かったからこっちも手を出してみたけど、題材は面白いけど文章がいまいち合わないのかも。思えば、ルーシー寮だったか、立ち読みの段階でこれはそこまで合わないなと思っていて、実はラッセルそこまで好きじゃないのかも。映画は「ロバと女王」ロバの皮被っててもカトリーヌドヌーブは美しいだとツッコむのは野暮だなと思いながら映画装飾が美しくて見ていた。妖精いる世界なのにヘリコプターあるんだ!今の時勢ではこういうお伽噺は作れないだろうな、と思いつつ結構このお姫様もしたたかにちゃんと行動しているんだよね、出来る範囲で。
8月は生命力意地のため外出セーブしていた。デイヴィッド・ホックニー展を楽しみにしていた。今なおipadで描き続ける力の強さを感じる。生命力の強さというか、貪欲な精神力。スペインのイメージ展も版画中心なので色味としてはかなり地味だけれど、イメージは実像ではなく、同じく欧州と括られながら異国からの異国に対するロマン抱かれる虚像を見られていたとしても、そのイメージを利用しながら時代を進む逞しさもあってよかった。
夜の動物園に念願かなって行けたのが嬉しい。夜なので活発な動物たちがいるかといえば、きっとみんな暑さでバテてた。わかるよ、人間もだ。蝙蝠は普通に飛んでいた。外ではなくて屋内展示に入れられている様子も普段は外だから新鮮だったし、何よりも街灯が少なくて真っ暗な動物園の雰囲気が一番面白かった。ひとりじゃないから怖くなかったけど、この中にひとりでいたら相当怖い闇だろうな。
平井呈一『真夜中の檻』死んだ人間の本しか読まない友人から譲られた。死んだ人間の本を読む友人はデカダンスというかエロティシズムというか艶のある話が好きなので、なるほどね、と思いながら読んでいた。エッセイの歯切れの良さがいい。
君たちはどう生きるかを見たのは7月だったか8月だったか?かつて見たジブリが全て詰まっていて、かつてジブリを楽しんできたわたしは充分に楽しんだと思う。
そういえばこの3か月で英国ロイヤルバレエも見た。下半期も何か観劇したいな。
(ちょっぴり9月)ここではないどこかへずっと行きたくて、今年は海外はベトナム(ハノイ)に旅行に行った。理由というほどのものはなく、単に行ったことのない国に行きたかった。ガイドつきのオプショナルツアーをちょこちょこ申し込んでいて、ガイドさんがベトナム文化の話をしてくれた。ベトナム戦争とか占領の歴史って一体我々日本人はどんな顔をして聞くのが正解だったのだろうかと今でも考えている。交通ルール無視のバイクの群れや街路のガジュマル、路上でプラスチックの椅子に座ってお茶やご飯をのんびり食べている人々。。。
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夏の舞踊学校2023 クラス紹介
8月11日(金)
10:30-12:00
北村思綺『身体を見つめる脳にも気持ちいいバレエ』/2500yen
足裏ほぐしから始め、ターンア���トやお尻のエクササイズを取り入れ身体にスイッチを入れてからバーレッスンを行います。まずはバレエの立ち方から、頭と身体を使ってしっかり丁寧に向き合うようなクラスです。
13:00-14:00
鈴木佳奈『ジャイロキネシス®︎』/2500yen
60分間にジャイロキネシス®︎のモットーとしている「心地よく・あるがまま・わくわくするような楽しい気分で味わって」を詰め込んで、どなたにも気を張らずにご参加いただける内容でお届けできたらと思います。
前半は、イスに座った状態で「流れのある動き」の反復と呼吸の波にのって踊るように。後半は、フロアワークとスタンディングで足裏から大地に根を生やすようにどっしりと。
カラダを芯からすみずみまで意識した動きと呼吸のハーモニーで関節や筋肉のバランスを整え、「もっと動きたくなるカラダ」をみつけていきましょう。
14:30-16:00
彩希子&SUMIRE『モデル&タンゴ!ウォーキング交換留学!?〜対談と実践〜』/3000yen
「ハイヒールで歩く」��いう共通項から生まれた、モデルとタンゴのコラボレッスンです。2人の異なるジャンルの「ウォーキング」をテーマに対談と実践を交えながら、楽しく歩きや表現を深めていきます。
ワークショップの最後は【ファッションショー形式】で、モデル体験。
”空間と衣装と、そして床を感じて強く立つ事、〇〇を大事に歩く”
あなたの歩きと表現が、新たな美しさを獲得しているはず!
講師も、どんな効果が生まれるかと楽しみにしている、挑戦的なレッスンです。「歩き」に興味があるすべての方へ。
経験、性別、年齢、体型、ヒールの高さを問わず歓迎します。
お気に入りのハイヒール靴をご持参ください。
18:30-20:00
清水えりか・品野剛之『華やかな宮廷世界を体験!社交ダンス入門』/3000yen
10種類以上ある社交ダンスの踊りの中でも、ヨーロッパの舞踏会でよく踊られていた「ヴェニーズワルツ」をピックアップして踊ります。
男女が向かい合って手を取り、速いテンポの三拍子に合わせてくるくると回っていくため、やや難易度の高い踊りではありますが、軽快で華やかな音楽を聴けばきっと思わず踊りたくなるはず!
今回はショーや舞台でもすぐに使える簡単な振り付けをご用意しました。
社交ダンスをそれっぽく踊ってみたい!というご要望に応えられるはず。
初めての方もぜひ宮廷の世界を楽しんでみてください。
8月12日(土)
10:30-12:15
中谷広貴 『バレティーク for チェア』/3000yen
バレエとイメージすると高い柔軟性や特別な容姿が備わっていなければ行うことが出来ないと思われがちですが、呼吸と音楽をベースに、バレエが求める身体の使い方を椅子を使うことで誰でも安全に心地よく体験することの出来るクラスです。
そしてバレエを踊る上で重要となる引き上げやターンアウト、上半身の使い方にも集中してレッスンを行なっていきますので、バレエのテクニックや表現力を高めたい方にもオススメのクラスです。
13:00-14:45
大江麻美子『プリエ・タンデュで広がるバレエ』/2500yen
基礎レベルのバレエクラスです。プリエとタンデュはいわゆるバレエの基礎と言われることが多いですが、それはなぜなのか、プリエとタンデュを組み合わせてバレエのどこまで行けるのか、を体験するクラスです。
納得しながらすすめていきます。
16:00-18:00
奧山ばらば『ゆったりから始まる。』/3000yen
力を抜いたボーっとした意識、重力に従ったカラダの準備から始めます。
そして、呼吸の抑揚を使いながら色んなイメージをカラダに出入りさせてみます。また、外側の空間にも意識を広げてみて、カラダの内と外の入れ換えや、背後をイメージした歩行などにも取り組んでみます。
「器」としてのカラダづくりを楽しんでみましょう。
18:30-20:30
森川弘和『ようこそ森川クラスへ/試行錯誤を楽しむ、自分の練習を見つける』/3000yen
床をごろごろ動く練習、ひとりで体を探る練習、ペアになって相手に影響したりされたりする練習(コンタクトインプロヴィゼーション)の 3 本立てです。上手にできるようになったり何かを習得するということは忘れて、それぞれのペースで動きを愉しんでいきましょう。体に意識を向けたり動きを丁寧に観察することを大切にします。体や動きに興味のある方でしたらどなたでもご参加いただけます。(少々の筋トレや挑戦が含まれます。)
8月13日(日)
10:30-12:00
赤木はるか『バレエを整える』/2500yen
バーレッスンからセンターレッスンまで行います。バーレッスンで軸、ポジション、パを整え、センターレッスンまで意識を繋げます。また、パ を整えることにより動きの組み立てかたの理解を深めます。
12:30-13:30
重田侑美『表情力を鍛えて新たな表現力を身につける!コアフェイストレーニング』 〜顔も体と同じ筋肉、意識して動かしましょう!〜 /2500yen
40代半ばすぎから、お顔の老け感や左右差が気になりだし、何とかしたくてコアフェイストレーニングを開始。
やっていくうちに、老け感の改善は元より、笑顔の印象が全く変わったのにビックリ!表情も豊かになるし、自分のお顔は自分で作れる、この楽しさをお伝えしたくて活動しています。
14:00-15:30
石亀尚子(をどり組)『かっぽれ入門』/2500yen
江戸の伝統芸能である『かっぽれ』を体の使い方の特徴から始めます。なんば歩き、すり足、など日本の伝統芸能特有の使い方がふんだんに盛り込まれています。また男踊りですので外に向かった体の使い方をし、五穀豊穣などお祝い事である「陽」の踊りを体験していただきます。
日本特有の身体の使い方を体験したい方、ダンスはちょっと恥ずかしいけど「踊り」ならという方、脳トレをしたい方、ぜひぜひご参加ください。
老若男女入り混じり、ねじりはちまきで楽しく踊りましょう。
*お持ちの方は足袋を、お待ちでない方は靴下をご持参ください
16:00-20:00
岩渕貞太『エイリアンのダンスフロア』/5000yen
2023 年 3 月の新作『ALIEN MIRROR BALLISM』のラストシーン「ダンスフロア」の振付を踊ります。
このシーンは「アメーバ身体」、「指の踊り」、「クロスリズム」などいくつかの要素をダンサーと共有して、それぞれの身体と思考で 20 分ほどの曲を乗りきる、踊りきるシーンです。4 時間のワークショップでシーンが出来上がっていくプロセスを体験していただけます。
岩渕の身体の思考と振付法のエッセンスがぎゅっと詰まってます。楽しいと思います!!
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2023/06/10
BGM: P-MODEL - 夢見る力に
今日の読書は施光恒『英語化は愚民化』だった。少し前に書かれた本なのでトピックがそれに応じて古いのだけれど(なにしろ「TPP」が登場するのだから)、でも根幹にある問題意識はなおアクチュアルで面白く読める。今の日本では「英語化」の流れが著しい。例えば学校で授業を英語で行ってしまうとか、あるいは企業が社内公用語を英語にしてしまうとか。だが、そんな風潮がいかに日本をダメにしてしまうものなのかを本書はホットな論証を通して語っていく。日本にもかつて歴史上「英語化」の流れがあったが、日本がたどった道はむしろ土着の日本語を鍛えて海外の文物を日本語に翻訳し読み込む方向だった。そうして日本語において森羅万象を語れる能力を身に着けたことがこの日本の発展に役立ったと本書では語られている。そこから引き出せる結論としては、日本語の潜在能力を信じることなのだとぼくは読み取る。「英語の方がスゴイ」と盲信し日本語に劣等感を抱くのではなく、日本語を公用語として使いこなすことでここまで日本が発展してきたことを誇ることが大事だ、と。それは散見されるあられもない恥ずかしいナショナリズムというか、「日本スゴイ」的な安直な風潮とは違うとぼくは判断する。
ぼく自身、英語を学び続けている身だが日本が英語が公用語だったらよかったのにと思ったことは一度もない。確かに英語が公用語であればぼくはもしかしたらぼくが尊敬する知識人・文学者の書いたものを原語でスムーズに読めていたのかもしれない。それはそれでもちろん有意義なことだ。エドワード・サイード『オリエンタリズム』をぼくが英語で読みこなしていて、それを基に海外の人々と議論を交わしていた可能性があったのかもしれない……だがそうなっていればぼくは今のように大江健三郎や村上春樹を端正な日本語で読めなかったわけで、そこから失われてしまうものも確実にある。英語はグローバル言語であり多くの人が生活やキャリアのために学んでいるという事実は歴然として存在する。もちろんそれを無批判に受け容れることはそれはそれで問題がある。それは端的に「言語帝国主義」であるからだ。英語の独り歩きが周縁に属する日本語や、大げさになるが海外のマイノリティが語るクレオール言語のような言語の美しさ・豊穣さを捨ててしまうことになるかもしれない……その可能性は常に気にかけておく必要があるだろう。
ぼくは知識人でも政治家でもないので、これに関してなんら有効な意見を語れない。せいぜいぼくはぼくの生き方として、日々ぼくが使う日本語に磨きをかけたいと書くのが精一杯だ。そして英語はそのための方便・手段である……その意味で英語を学ぶことはぼくにとって、日本語を捨ててしまうことを意味しない。逆だ。ぼくの中にある日本語を豊かなものにしたいがために英語を学んでいる、と言っても過言ではない。そうした異国語を学ぶことが母国語を豊かなものにしうる(もしかしたら逆説的かもしれない)事実が成り立ちうることをぼくは村上春樹や多和田葉子、あるいはナボコフといった書き手から学んだつもりだ……と書いてきて、ぼくの日本語は日々どんな風に変化しているだろうかとも考えてしまった。ここ2年ほどぼくはこうして日本語と英語で日記を書くことを続けてきたのだけれど、果たして「向上」しているのか。前よりはスラスラ英語が出てくるようになったかなとは思うので、それが人間の可能性というか潜在能力の面白いところだなと思う。
だが、このぼくの立場にも当然問題というものはある。そうしてぼくのようにバイリンガルに物事を捉えて考えることはある種「そうできる人」というか、もっと雑駁に言えば「賢い人」「特権階級」だからこそできることではないか、というように。その批判に対してぼくはどう答えたらいいのか考えている……英語を学びつつ、言語帝国主義の流れに棹さして「日本語を守る」こと。その矛盾を生きられないものか。やれやれ、何だか力みまくった日記になってしまった。そして映画や文学が教える「母国語さえ学べなかった人々」の苦労を知るにつけ、ぼくは改めてこの国で生まれ育った僥倖を思い知る。「読み書き」を学べるシステムが完備していて、翻訳で先述したエドワード・サイード『オリエンタリズム』などのさまざまな文献を読める環境が整っていてそれゆえに難解な文献も日本語で楽しめるという国(誤訳に悩むこともないでもないにせよ)。それは言うまでもなく、先人たちが切り開いた道があってのことであり、つまりは彼らが流した汗の賜物だ。そんな国に生まれた人間としてグローバルに「母国語を鍛えることの大事さ」を主張できるだろうかと思う。ぼくが「生きた証拠」になればいいな、と。
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2023 - 1
08/25 Fri
第34回 21世紀日本歌曲の潮流
@旧奏楽堂(台東区立旧東京音楽学校奏楽堂)
金田潮兒作曲 女声とピアノの為のSACRIFICE・Ⅲ ~ヴォカリーズと愛の歌~(作詞 小泉詠子)<2014/2023改訂初演>
共演:田中未来
07/22 Sat
《愛の妙薬》G.ドニゼッティ Novanta Quattro #03
@角筈区民ホール
開演 14:00⭐️/17:30(開場は開演30分前)
指揮 太田巡
演出 吉野良祐
ピアノ 小松桃⭐️/石川美結
アディーナ 岩崎香/金沢貴恵
ネモリーノ 岸野裕貴/髙橋大
ベルコーレ 小野田佳祐/宮下嘉彦
ドゥルカマーラ 小野寺光/高橋洋介
ジャンネッタ 藤田沙綾/池澤真子
助演 中村湊人[両公演]
合唱 伊藤和奏/上原梨華子/鈴木彩花/中村里咲/藤井夕楓/磯﨑康陽/加藤隼/木越凌/寺田穣二/松田健/山田健人/和田央[両公演]
06/04 Sun
第36回浦安市合唱祭
@浦安市文化会館大ホール
第2ステージ ヴェルディ「レクイエム」(抜粋)の演奏と講話
指揮と講話:河原義
ソリスト:田島秀美、鳥木弥生、宮里直樹、奥秋大樹
合唱:浦安ヴェルディ・レクイエム合唱団
05/21 Sun
蕨少年少女合唱団主催コンサート 初夏のジョイントコンサート
@東公民館 3F集会室
指揮:河原義
合唱:ひがし混声
05/20 Sat
ランチタイムコンサート
@新国立劇場3F レストランMaestro
共演:杉山沙織、荏原孝弥
05/03 Wed
ひがし混声 創立25周年記念 第15回コンサート
@蕨市文化ホール くるる
指揮:河原義
ゲスト:上田純子
合唱:ひがし混声
04/22 Sat
岩崎香ソプラノコンサート
@保土ヶ谷カトリック教会
共演:岩崎香
04/06 Thu
Gruppo Kappa 2022年度第6期修了演奏会
@五反田文化センター音楽ホール
共演:GruppoKappa受講生
04/01 Sat
竹内菜緒&上村誠一 修了おめでとう&留学いってらっしゃいデュオコンサート
@ピアノスタジオ・フィックス立川 ピアノサロン
共演:竹内菜緒、上村誠一
03/04 Sat
岩手県出身の東京藝術大学学生によるジョイントコンサート
@盛岡市民文化ホール(マリオス) 小ホール
共演:上野めぐみ、及川泰生、小田島史、小野寺日奈、小野寺彩音、佐々木美月、田中雅史、新山和奏、藤原優花、吉田朋加
02/21 Tue, 22 Wed
プッチーニのプロフィール G.プッチーニ作曲 ラ・ロンディネ
@戸塚区民文化センターさくらプラザホール
*音楽スタッフとして参加
01/14 Sat
ベルカントオペラフェスティバルインジャパン2022
オペラストゥーディオ オペラ 〜G.ドニゼッティ作曲 オペラ「パリのジャンニ」(日本初演)〜
@稲城市立iプラザホール
共演:オペラストゥーディオ受講生
01/09 Mon
笹原美香ニューイヤーほっとソプラノコンサート
@盛岡市民文化ホール(マリオス) 小ホール
共演:笹原美香、小野寺光、レヴァンテ・マンドリン オーケストラ
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23年コンサート#36
3月24日 上野の森美術館
ギター 山田岳、土橋庸人
電子音響 有馬純寿
アコーディオン 太田智美
ジェイムス・テニー(1934-2006)七重奏曲
マウロ・ヘルティヒ(1989-)ピン・ポル
ハヤ・チェルノヴィン(1957-)風変わりな騎士
シュテファン・バイヤー(1981-)顧客のほとんどは戻ってくる
キャシー・ファン・エック(1979-)ソング No.3
ベン・ワイリー(1992-)An inequality: wind flower
スティーヴ・ライヒ(1936-)エレクトリック・カウンターポイント
「現代美術と音楽が出会うとき」シリーズの演奏会。1930年代生まれのテニーとライヒの曲を始めと終わりに、間には若い世代の作曲家の曲メイン。また、各曲間には出演者の即興演奏が挿入された。
休憩後に演奏された(演じられた)キャシー・ファン・エックの「ソング No.3」が怪作でインパクト大。山田岳氏が画用紙に丸い穴を開けてそこにスピーカーを取り付けた半仮面をつけ、マイクを持って歌にならない歌のパフォーマンス。スピーカーから出た音をマイクが拾って循環する?。ワタクシ、思わず呼応して立ち上がりそうになってしまいましたよ。山田さんは昨年にもこの曲を演じているらしい。そのときはどんな様子だったのだろう。
今回取り上げられた作曲家の中で最も若いベン・ワイリーの「An inequality: wind flower」は微分音のステレオ効果に、一人風の強い草原に立っているような感覚になり、トリップしかけるが、その長大さのために正気に戻る不思議な曲。
締めのライヒの前の山田岳・有馬純寿両氏による即興演奏がチョーカッコいい。そしてライヒ「エレクトリック・カウンターポイント」の電子音なのにその響きの豊穣なこと!。
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大縣神社の次に近所の田縣神社も参拝させていただきました。
【田縣神社】2023年3月11日(土)
2023年3月15日(水)にはいよいよ田縣神社最大の神事であり天下の珍祭としても有名な『豊年祭』が開催されます。
今年は3年ぶりに神輿行列も予定されており楽しみです。
ちなみに今年の御旅所は熊野社です。
https://youtu.be/XxBwTr_6uAM
『田縣神社 豊年祭』
毎年3月15日に執り行われる天下の珍祭・豊年祭。この祭は木曽ヒノキで作った直径60センチ、長さ2メートル余りの大男茎形(男性のシンボル)を御輿に載せて厄男たちが御旅所から田縣神社まで担ぎ、五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する祭です。
変わった祭りを見ようと海外からの観光客も多く、「野も山も みなほほえむや 田縣祭」の詩歌の如く、国境を越えてみな微笑む祭です。
#田縣神社 #豊年祭 #神輿行列 #大男茎形 #御旅所 #熊野社
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3月のスケジュール
3/5(火)19:30-
国分寺M’s
Kenny Wheeler = John Abercrombie Tribute Band
平井庸一(g)
石川広行(tp)
望月慎一郎(p)
阿部真武(b)
若杉大悟(dr)
¥2000+ミニマムオーダー¥1400(2Drink+TableCharge¥300)
3/7(木)20:00-
神保町試聴室
”Silence Duo”
沢田穣治 contrabass
瀬田創太 piano
+
Duo
阿部真武 electricbass
沼尾翔子 vocal
ご予約はこちら↓
3/12(火)19:30-★
下北沢APOLLO
阿部真武 electric bass
北田学 clarinets
外山明 drums
BarCharge¥800+order+投げ銭
3/22(金)19:30-
阿佐ヶ谷マンハッタン
”Ornette Coleman JamSession”
古和靖章 guitar
田嶋真佐雄 contrabass
阿部真武 electricbass
白石美徳 drums
MC¥3000 (2ドリンク付)
3/23(土)20:00-
水道橋Ftarri
Isabel Anders(from Berlin) piano
岡川怜央 electronics
阿部真武 electricbass
3/25(月)
神保町試聴室
しばてつ piano
山田光 altosax?
荒井康太 drums
+
阿部真武 electricbass
北田学 clarinets
3/27(水)19:30-
下北沢APOLLO
野田昌太郎 guiar
遠藤ふみ piano
阿部真武 electricbass
BarCharge¥800+order+投げ銭
3/30 15:00-
「ARTERA」vol.5
【出演/setグループ】
米澤一平 - Tapdance,Electronics
Darie - Voice,Instruments
阿部真武 - Electric Bass
⑴ 15:10開場/ 15:30開演
山中芽衣 - Dance
Ikuma Murakami - Dance
suzunaokada - Dance
⑵ 17:10 開場/ 17:30開演
尾上実梨 - Dance
栗朱音 - Dance
泊舞々 - Dance
⑶ 19:10 開場/ 19:30開演
鈴木清貴 - Dance
水越朋 - Dance
岩渕貞太 - Dance
「ARTERA」について米澤さんHP↓
3/31(日)20:00-
水道橋Ftarri
trio
柳沢耕吉 guitar
遠藤ふみ piano
阿部真武 electric bass
¥2000
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