■サピエンス全史
もうかなり熟読しているが、少し時間ができたのでもう一度、ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」読み返す。至福だなぁ。
第一部 認知革命
第1章 唯一生き延びた人類種
135億年前「物理学」という物語りが始まり、38億年前「生物学」という物語りがはじまった。
7万年前、〈認知革命〉とともに歴史学がはじまった。そして1万2千年前に〈農業革命〉があり、500年前〈科学革命〉が起きた。
サピエンスは、人類のなかで唯一生き延びた種。ネコ科ヒョウ属にはヒョウもライオンもトラもいるが、人類種にはサピエンスしかいない。なぜか?
3万年前に近隣のネアンデルタール人が滅んだ具体的な理由は断定できない。しかし殺戮にせよ自然的淘汰にせよ、サピエンスの存在が関与していたことはまちがいがない。
その競争にサピエンスが勝ち残ったのは、「言語」によるものだ。
第2章 虚構が協力を可能にした
7万年ほど前に、サピエンスはその「内部構造」を変化させた。見かけこそ変わらないが、それ以降のサピエンスは認知能力(学習、記憶、意思疎通の能力)で格段に優れていた。
それ以前にアフリカを出たサピエンスはどれも成功しなかったが、それ以降の遠征は成功し、南極をのぞく世界中へくまなく進出した。
この「言葉」によるドラスティックな変革を〈認知革命〉と呼ぶ。聖書の創世記「知恵の木の実」を思わせる「言葉の獲得」だが、それ自体はたまたまサピエンスに起きた偶然の結果だった。
この認知革命が、世界の大変革につながるが、それは言葉のどんな効果によるのか。
• 存在しないものについての情報を伝達する能力
• たとえば伝説や神話、神々、宗教
• 総じて虚構、すなわち架空の事物について語る能力
実際には「虚構」は判断を誤らせる危険なものだ。だが、集団で嘘を信じることは、かぎりない力の元となった。鋭い牙や爪を持ったり、走力や筋力で勝ることより、桁違いに強大だ。
われわれはほとんど意識しないが、国もお金も人権も法律も会社も、みな虚構、擬制である。歴史の大半はどうやって膨大な数の人を納得させ、信じてもらうかという問題を軸に展開してきた。
第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
サピエンス20万年の歴史の19万年分、つまり95パーセントは狩猟採集のという生活形態だった。認知革命は狩猟採集の時代に起きている。
文字ももちろんなく、詳しいことはほとんどわからないが、ある程度たしかなことをあげれば、
• 農耕以前は「石器」の時代というより「木器」の時代
• 彼らは毎月毎週、あるいは毎日すべての持ち物を手で持って移動していたので、運べるのは本当に必要な所持品だけ
• 精神的、宗教的、情緒的生活は、器物や道具といった人工物の助けなしでおこなわれた
• 狩猟採集社会のもっとも大きな特徴は「多様性」
• 「群れ」と成員は一つの例外「犬」をのぞいて、すべて人だった、つまり家畜もない
• 平均的な人は、自集団以外の人を見かけたり声を聞いたりすることなく何ヶ月も過ごした。一生を通じて出会う人はせいぜい数百人程度。
• つまりサピエンスは広大な範囲にまばらに分布していた。
• 「狩猟採集」というが、一般的な「狩りをする人」のイメージよりも「採集」がメインだった
• 狩猟採集には多大な「脳」力と技能が必要で、個人レベルで見れば、その頃のサピエンスが史上もっとも秀でていた
• 一般に背が高く健康的だったが、平均寿命は30〜40歳。それは子供の死亡率が高いせいで、60からときに80歳まで生きる人もいた
• その理由は食物の多様性、感染症の少なさなど
• 感染症は農耕社会以降の家畜は由来のものが多く、そもそも人同士の距離ががまばらで感染・伝播の機会がほとんどない
• とはいえ、きびしく、情け容赦のない、欠乏と苦難の社会ではあった
最後に、狩猟採集時代のサピエンスが、平和主義者だったか好戦的な種族だったのかは興味がつきない。対サピエンス同士、対他の人類間、どちらの相手にも、平和的な好戦的か断定はできない。好戦的な部族もあったかもしれないし平和的な部族もあったのだろう。とにかく多様であった。
第4章 史上最も危険な種
しかし、餌の対象となる他の動物たちにとって、危険極まりない存在であった。
オーストラリアの例
• 4万5千年前のオーストラリアへの進出は、屈指のできごとだった。コロンブスのアメリカ発見、アポロ11号の月面着陸に匹敵する。
• それ以前にオーストラリアへ到達した人類はいなかった。
• それはサピエンスが特定の陸塊で食物連鎖の頂点に立った瞬間だった。
• 大型カンガルー、フクロライオン、大コアラ、大サイズの鳥、ディプロトドン(象サイズのウォンバット)などすべて姿を消した。
南北アメリカの例
• 最後の氷河期は、7万5千年前から1万5千年前にかけて。7万年前と2万年前の二度のピークがあった。
• 1万6千年前、サピエンスはシベリアから凍結したベーリング海を超えてアラスカをとおりはじめてアメリカ大陸へ渡った。
• それ以前にアメリカ大陸へ渡った人類はいなかった。
• アメリカに到達からわずか1000年から2000年の間に大きなげっ歯類、馬、ラクダ、巨大アメリカライオン、サーベルタイガー、象より大きなオオナマケモノなどを駆逐しながら南米南端に達する。
• この騒ぎからただ一つ無傷だったのがガラパゴス諸島。
そして第二部の農業革命に続く。
余談だが、訳者の柴田裕之(しばたやすし)氏は、自分の愛読書の主要なところで顔を出す。
• 「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ
• 「ホモデウス」ユヴァル・ノア・ハラリ
• 「神々の沈黙」ジュリアン・ジェインズ
• 「ユーザーイリュージョン」トール・ノーレットランダージュ
柴田さんが訳しているのなら、読���価値があるかな、などとも思う。
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シン・仮面ライダーカード!!
to commemorate the theatrical release of anno's shin kamen rider, various character cards were distributed to moviegoers. as well, calbee released promotional movie-themed chips with included random cards.
this post compiles the text for character tidbits, relationship details, and setting notes included on the collectible cards.
source image links
calbee chip cards vol. 1: 1-24, 25-48
theatrical edition kamen rider cards: 49-68, 117-121
calbee chip cards vol. 2: 69-92, 93-116
1. クモオーグ
出身地:
奥多摩の山林
とくちょう:
1. 口からはきだすねばついた白い糸で人間をがんじがらめにしてしまう。
2. みずからの手でひとをころすことを一番の幸せと感じている。
弱点:
うでのつけねやひじなどの、かんせつがもろい
2. コウモリオーグ
出身地:
わからない
とくちょう:
1. 間夜にひそんでとびまわり、ちょうおんばで敵ののうみそをいためつける
2. 人間にかみつき、てころしたり下僕にしたりするヴィルースに感染させてころしたり下僕にしたりする
弱点:
かくしもっているしなやかなつばさ。
これをつけれからぜんぶちぎられるとしぬ。
3. ハチオーグ
出身地:
富士山のふもと
とくちょう:
1. 刀のひとさしでえものをショックしさせる。
2. 人間たちをあやつって、ぐんたいをつくる。そして、人間をこうげんきできない仮面ライダーをくるしめる。
弱点:
かたなとられるとこうけき力がにぶる。
4. 仮面ライダーのひみつ
SHOCKERでオーグメンテーションを受けた本郷猛は、戦うための強い肉体とくべつなそうびが与えられた。
胸のコンバーターラングと背中のコンバーターウィングはかれの全身にエネルギーをいきわたらせる。
ベルトのタイフーンはある力を計測する風車ダイナモやさまざまな回路やシステムがそなわっている。
ライダーのたたかいには、どれも欠かすことはできないのだ。
5. 走れ!サイクロン号!
ブロロロロ!!うなりをあげるエンジン。
ライダーとルリ子を乗せて、SHOCKERのアジトから脱出だ。
サイクロン号は並のオートバイではない。
のりこなせるものならのりこなしてみろといわんばかりの超馬力。
普通人など振り落とされてしまう脅威の加速力は、わざか数秒で最高時速350キロにとうたつ。ここからさらに変形し、真の力を発揮するのだ。
6. 仮面ライダーのひみつ
赤い光をはなつライダーの目。
これわC・アイとよぶ
昆虫の複眼をはってんさせたもので、たいへんすぐれた視力をもつ。双眼鏡でしか見えないはるか遠くの建物や、顕微鏡サイズのとても小さな生物も、はっきりとらえる。
まだ、すばやく動く物体などもしっかりキャッチする。だから、高速のサイクロン号に乗ったときも、人や車をよけながら安全に運転できるのだ。
7. 本郷のかくご
バッタとの合成オーグメントとなった本郷は、骨も筋肉もひじょうにがんきょう。
戦うための体であるから力の加減がむつかしく、気を抜けば物をこわしてしまう。
みのまわりの食器やコーヒーカップも、かるくにぎっただけで粉々になってしまった。
人間ばなれした力は本郷を苦しめている。
できるならふつうの人間に戻りたい。
しかし、SHOCKERをたおし、人々の平和を守る、いまはそれだけを考えている。
8. ルリ子もたたかうぞ
ルリ子は本郷とともにSHOCKERに立ち向かう、たのもしい仲間だ。
オーグメントのことをよく知っていて、もろいところを教えてくれたりもする。頭がまわるので、計画を立てるのもとくいだ。
いっけんとっつきにくい性格だけれど、本郷と同じように誰かを思いやるやさしい心をもっている。
本郷も、助けてくれるルリ子がいるから、安心して戦うことができるのだ。
9. ライダー特訓の日々
君は、ライダーの技がいくつあるか知っているかい?かるく40はこえるだろう。
技の中には、ルリ子が本郷と一緒に考えたものもいくつかある。
本郷は人の話をよくきくし、まい日トレーニングをかかさないから、どんな技もすぐものにしてしまう。
ライダーの特訓と成長におわりはないのだ。
10. 危険なオーグメンテーション手術
SHOCKERの科学陣は、人間に別の生き物をあわせてオーグメントにする。爬虫類や毒の生物などはいいあんばいだが、植物を材料にされた青年などは、まもなくしんでしまった。
人間と植物では、あまりにもかけ離れているから、特にむつかしい。成功と失敗をかさね、今は昆虫がよいという声がつよまっている。
緑川博士が本郷をバッタとの合成オーグメントに選んだのは頭脳明晰スポーツ万能だからだけじゃない。
かれの哀しい過去も理由のひとつなのだ。
11. クモオーグのひみつ
SHOCKERに目をつけられた人間ぎらいの男が、クモと合成オーグメンテーション手術をされた。
アマゾンやアフリカ、世界各地から集めた色々なしゅるいの危険なクモたちを材料にした。人間をしめころすための白い糸を吐き出す。
ほかにも、かくされた爪や牙からもう毒を注入する。クモオーグにやられたら、したいものこらない。
てきの中でもとくにゆだんのならないやつだ。
12. 悪の組織に立ちむかえ!
本郷、ルリ子、緑川博士は、SHOCKERと戦うことをちかった最初の三人だ。
緑川博士はルリ子のお父さんで、本郷の大学時代の先生。ついこの間まで、組織の研究員として働いていたが、これではいけないと考え直したのだ。本郷は緑川博士からオーグメンテーション手術を受けてなやんだりもしたが、先生をうらんではいない。その力をSHOCKERと戦うために使うことをルリ子と約束した。こうしてために使うことをルリ子と約束した。こうしてライダーのかこくな戦いがはじまったのだ。
13. 仮面ライダー
「変身!」
バッタとの合成オーグメント本郷猛は、ベルトの風車と胸のコンバーター・ラングに風を受け、仮面ライダーへと変身する。
SHOCKERの出現じょうほうをキャッチした!
サイクロンで急行だ!
どんなに強力な敵が現れようとも、ライダーが全力でむかえうつ。
まけるなライダー!たたかえ、ライダー!
14. ルリ子がつかまった
腕っぷしではライダーにかなわない。
そうはんだんした、ひきょうでかしこいクモオーグは人じちせんぼうに出た。
ジリジリとまあいをつめるライダー。
おいこまれたクモオーグの目にきんちょうの汗がながれこむ。そのまばたきをライダーの目C・アイがとらえた。
ライダーチョップ!
ルリ子をとりかえすんだ!
15. SHOCKERにきをつけろ
合成オーグメントをつくる際、優秀な頭脳と健康な体をもつ人間ほどつよくなる。
SHOCKERたちはひと気のないところで人間をとりかこみ網やロープでつかまえてさらう。
優れた人は合成オーグメントに、すこし強い人は下級構成員となることが多い。
そうでもない人はせまくて暗い地下の秘密工場でずっとはたらかされる。
本郷も同じようにアジトへと連れ去られてしまったのだ。
16. サイクロンのひみつ
ゴゴォーオ!!
火をふく6本のマフラー。
サイクロンはハンドルのスイッチそうさで常用バイクから変形して真の力をはっきする。
最高時速は500kmまで上がり、東京から大阪までたったの1時間で走り抜けるのだ。
30メートルの大ジャンプで、おおきな崖もなんのその。
ライダーの変身システムはサイクロンがあってはじめてなりたつんだ。
17. たよりになるルリ子
これはダム湖のほとり。
ルリ子はよういしゅうとうなせいかくだから、もしものときのために、いくつもの計画や用意をしている。
ライダーの黒いコートは鋭くらいの攻撃ならはじいてしまうが、これは布じたいにくふうがほどこしてある。特殊金属があみこまれた、ルリ子の特別せいなのだ。だから本郷はひきょうなSHOCKERにうしろからおそわれても安心なのだ。
18. 組織に関わった者の末路
下級構成員たちがライダーを取り囲む。
右回りに、今度は左回りに、輪をせばめながらライダーの死角から襲いかかろうというのだ。業を煮やしたひとりが棒をふりかざす。だがライダーは棒を奪い取り、そこからは反撃の嵐だ。
ところで、倒されたSHOCKER構成員がとけてきえるのは、組織のひみつを世間に知られないためだ。SHOCKERに手をかけられた本郷もしぬとそうなる。
19. 疾走!サイクロン!
寒風になびく赤いマフラー。
サイクロンは気持ちのいい走りっぷりで山道を突き進む。これがたたかいでなければどんなに楽しいバイク旅だろうか。
一瞬ばかりよぎった思いをふりきり、本郷はアクセルをめいっぱいふかした。
胸のコンバーター・ラングに風を受け、全身に力がみなぎっていく。戦う準備はできた。
走れ サイクロン! 敵はもうすぐだ!
まかせたぞ、ライダー!
20. クモオーグとライダーのたたかい
「お前も緑川博士のもとへおくってやる」
うごきのすばやいクモオーグが、ライダーにおそいかかる。
口からはく白い糸でうごきをふうじるのがやつのやり方だ。
だが、ライダーもとくいのジャンプでくうちゅうからはんげきをしかける。
ライダーチョップで腕をへし折れ!
そこだ、���イダーキック!
21. 仮面ライダーのひみつ
オーグメンテーションによって、強化されたからだはバッタのようなうごきを可能にしている。そのひとつがジャンプだ。高さ66メートル30センチ。
ビルの20階までひととび、5回ジャンプするだけで東京タワーのてっぺんに届くものすごいジャンプ力だ。
ライダージャンプ!ライダーキック!
人間を襲うSHOCKERがまた1体ライダーに倒された!
22. 自然の力ライダーの力
「かかれ!ライダーだ!」
アジトが近いのだろう。下級構成員が次から次へとわいてくる。だがライダーは攻撃の手をゆるめない。森をぬける新鮮なひとっ風をコンバーター・ラングに受け、エネルギーに変えているから、つかれしらずなのだ。そして夕暮れが近づいたころ、下級構成員は現れなくなった。
「自然が力をくれたのだ」
本郷はそびえる山々を見やり、サイクロンで走り去った。
23. クモオーグの電話
「もしもし」
これは組織の大幹部からの電話をとる訓練だ。
ベルが三回なるまでにとらなければただではすまない。
ジリリ・・・・・・ ジリリ・・・・・・ ガッチャン!
いじわるなクモオーグは、となりの下級構成員がつかう電話器を足で踏みつけ、電話を切ってしまった。たとえ訓練でも組織の掟をやぶればあとはない。下級構成員は、あわのようにとけて受話器に吸い込まれてしまった。
24. はたらき続けるコウモリオーグ
コウモリオーグは人間とコウモリのいいところをあわせたオーグメントだから、昼も夜も眠らずにずっと研究を続けられる。
ライバルの緑川博士においつくには寝ているひまなどないのだ。
「このさつじんヴィルースで緑川をぎゃふんと言わせてやる」 あやしく笑うコウモリオーグ。 このままでは、危険なヴィルースが完成してしまう。 コウモリオーグを研究所ごとぶっつぶせ、 ライダー!
25. こころやさしき本郷猛
オーグメンテーションされる前の本郷は、バイクで旅をするのが好きな人間であった。
他人と話すのが少し苦手で、はたらいてはいなかったけれど、スポーツはばつぐんで、勉強もとくい。なによりもやさしい心をもっていた。 だから、仮面ライダーになれたんだ。 本当は暴力が好きではない。
でも、人々を守りたいという強い思いから、SHOCKERと戦い続けると心にちかった。ルリ子もそんな本郷をとても信頼しているよ。
26. 罠にかかったなライダー!
コウモリオーグと戦うライダーに、クモオーグがしのびよる。ふだんたちきづくはずだが、コウモリオーグの超音波でかんかくがくるわされていたのだ。
はさみうち作戦だったのか!
だが、ライダーの戦いはここからだ。
ライダー返しでクモオーグをコウモリオーグに投げつける。 しょうとつしてもつれ合うオーグメントたち。今がチャンスだ!
ライダーキックでまとめてやっつけろ!
27. さあ、たたかいだ
SHOCKERのアジトに単身のりこむ本郷ライダー。今日は、いつにもまして力がみなぎっている。山のてっぺんで、たっぷりと強風をあびてきたのだ。
ライダーが身に受けた風はエネルギーにかわり、エナージ・コンバータにたくわえられる。ベルトの横についている箱型のそうちが、それだ。
きりょくじゅうじつ。ライダーはさいこうのじょうたいで戦いにのぞむ。
28. コウモリオーグの電話
「もしもし」
コウモリオーグは組織でも優秀な研究者であるから、あぶない薬品や実験台の人間を、電話ひとつで注文できる。
「やあ緑川博士ちょうしはどうだ」
今日は同じ組織の緑川博士がよい実験台を手に入れたというので、それをほしいと話したところ、もう使ってしまったよと電話を切られてしまった。 おのれ、緑川!
怒ったコウモリオーグは、受話器を投げつけた。
29. ハチオーグのアジト
「ようこそ 裏切り者たち」
壁には,SHOCKERとハチのエンブレム。
ここがハチオーグのアジトだ。きっと 悪魔的なおそろしい作戦をすすめているのだろう。
操られた人々もいる。ハチオーグを女王バチ。
その手下どもを働きバチと考えれば、本郷とルリ子はハチの巣に飛び込んだようなものである。
いつでもルリ子を守れるように、感覚をとぎすます 本郷。ゆだんすれば 刀でひと刺しだ。まわりの部下にも気をつけろ!
30. ハチオーグと刀
ハチオーグは組織でいちばんの刀つかいだ。だから刀にはとてもこだわる。
最近のお気に入りは、体にわるい金属をとかして叩いてていねいに研いだ刀。
相手をつき刺すと同時に、くるしみもだえさせることができる。ハチでいうところの毒針の役目をもつ、おそろしい毒刀なのだ。
31. 誕生! 第2号ライダー!!
本郷猛を狙う組織の刺客としてバッタの合成オーグメントにされた、正義のジャーナリスト一文字隼人。
とあるきっかけで一文字は、仮面ライダー第2号として組織に立ち向かうことを決意した!
戦うためだけの人を超えた力。だが、その力があれば、世の人々のために悪を蹴散らすことができる。
がんばれ! 一文字隼人!!
32. 仮面ライダー第2号のひみつ
一文字ライダーの体は、最新の技術によって生み出されたパワーアップ型だ。
筋肉がついた分、体重が少し重くなったので、ジャンプ力は本郷ライダーよりも下がったが、その分、パンチやキックの威力が上がっている。
だから、 本郷ライダーがパンチ5回で倒す敵を、4回で倒すことができる。
33. ハチオーグの電話
「もしもし」
ハチオーグはクモオーグと仲がわるい。
ケンカをした日は本気であいてをころそうとする。仲間でもようしゃはしない。
それが SHOCKERのおそろしさだ。
「次にケンカをしたらそのときがやつのさいごよ」
ハチオーグには友達がいるので、そういったことを電話で話したりもする。この時ばかりはとても楽しそうだ。
34. こい!ハチオーグ
スパッ!!
ハチオーグが刀をひとふりしただけでふだんならびくともしないライダーのとくべつなそうびにも傷がはいる。
さらに、つぎつぎとくりだされるはやわざ。
おなじ昆虫合成型のオーグメントで基本せいのうはライダーと変わらない。
完全体になる前にこのつよさは予想外だ。
しかし、てきに背をむけるわけにはいかない。
かくごを決めるライダー。 ハチオーグ、いざ勝負!
35. ゆくぞ、サイクロン!
本郷も一文字もサイクロンを大切にしている。
一緒にたたかう相棒なのだ。ベルトについているスイッチはサイクロンをよびだすためのものだ。
自動で走る機能を持つので、すぐにかけつけてくれるぞ。とくに本郷ライダーは変身の際に風を受けるひつようがあるのだから、変身の際に風を受けるひつようがあるのだから、サイクロンにのって走るのがよい。
いつも大変たすかっている。
平和になったあとはサイクロンで旅をするのかもしれないね。
36. 仮面ライダーのひみつ
ライダーのマスクをかぶれば、戦う力がぐんとわいてくる。これには、 あらゆる生き物にそなわる生存本能、生きるため必死に戦う性質をよびさます効果があるのだ。だけど、本郷は野生のけもののように暴れたりはしない。
やさしさを忘れることのないつよい心を持っているからだ。
体と心をきたえぬいた者だけがほんとうのライダーになれるのだ。
37. にがさんぞ、SHOCKERども
もう、がまんならぬ!
人を人とも思わぬSHOCKERの所業に一文字ライダーの怒りがばくはつした。もえたつ正義の心からわきあがるエネルギーが、一気に足へと流れ込む。
ライダージャンプ!かけ声をきいた下級構成員たちがとたんに逃げ出すが、もうおそい。ライダーキックがきまった!「これでスッキリした」
あやつられていた人々をかいほうすると、一文字は笑顔で去っていった。
38. サイクロンとともに
「きょうもよくがんばってくれた」
戦いがおわり、サイクロンをねぎらう一文字ライダー。一文字はもともとバイク旅が好きで、整備もできる。
SHOCKERどもは明日も現れるだろう。君がもしやつらを見つけたらライダーをよんでくれ!それがどこだろうと、ライダーはすぐにサイクロンでかけつけるぞ!
39. がんばれダブルライダー
「まて、SHOCKERども!」「俺たちが相手だ!」
崖の上から、あくまのSHOCKER軍団を見おろす、二人のライダー。向かって左が 本郷ライダー。右が第2号の一文字ライダーだ。
トォーッ!ふたりライダーが下級構成員のむれにとびかかる。ライダーひとりひとりの技も強力だが、二人の合体技はその3倍もの破壊力をもつ。 ゆけ、ダブルライダー!
新技の合体キックで、SHOCKERをぶちのめせ!
40. 仮面ライダーのひみつ
本郷ライダーは変身するとき、胸のコンバーター・ラングとベルトに風を受けてエネルギーを生み出さなくてはならない。
だから、建物の中で戦うときには、先に外で変身している。
だけど、一文字ライダーは、中でも変身が可能だ。
本郷ライダーと違う進化したしかけが一文字ライダーにはそなわっているのだ。
ぜひ、期待してほしい。
41. 仮面ライダー第2号、一文字隼人
ライダー第2号の一文字は、思ったことをはっきり言う気持ちのいいやつだ。
ジャーナリストとして世界かく地を旅したこともあるから外国語をいくつもおぼえていて、だれとでもすぐに仲良くなれる。そして、自分がいやだと思ったことはやらない。
正直に生きる。それが一文字なのだ。
42. 二人ライダーのがったいわざ
がんじょうなSHOCKERのオーグメントがあらわれた。ただのパンチやキックではまったくはがたたない。
こんなときは合体わざをくふうする。
「いくぞ、一文字」「よしきた、本郷」
いまだ!くらえ、ライダーダブルキック!
左右の弱点を同時に突かれ、みごと オーグメントは砕け散った。
二人のライダーが力をかさねれば、たおせぬてきなどいないのだ。
43. 仮面ライダーのひみつ
風にゆれる赤いマフラー。
これは、ライダーの、正義の心の証なのだ。
もしきみが、どこかでサイクロンを見かけたら、そしてそこに赤いマフラーを見たのなら、声援をおくってほしい。
彼はきっと、助けを求める人々のもとへ向かう途中なのだ。
はしれ サイクロン!
がんばれライダー!
44. SHOCKERの技術力
SHOCKER科学陣はオーグメントだけでなく、人間をあやつる装置、武器や乗り物も開発している。サイクロンの設計にはあの緑川博士なども関わっていた。博士もバイク乗りであったから、すごいマシンをつくってやるぞとはりきったんだ。本郷と一文字の乗るサイクロンはその完成型にあたる最高のマシンだ。
組織のテストサーキットでは今、サイクロンの量産化にむけた研究も行われているようだ。
45. ひさしぶりだな、ルリ子
SHOCKERのとある施設。
暗闇でライダーを待ち受けていたのは、ルリ子のお兄さんであった。
名を緑川イチローという。
果たして彼は敵なのだろうか?
46. せまりくる危機
うらぎり者の本郷たちを始末するため、SHOCKERは新たなオーグメントをうみだした。
本郷ライダーと同じくらいのつよさがあるという。
数もひとりではない。同じつよさなら、数の多いほうがまちがいなく勝つというりくつだ。だが今の本郷には仲間がいる。
そして最後は気持ちがものをいうのだ。
強い心で立ち向かえ、ライダー!
47. さあ、決戦だ!
SHOCKERと戦う、三人の思いはひとつ。決戦を前に、新しい技をさっきまで練習していた。
ふたりライダーがそれぞれボーリング玉を抱えたまま同時にジャンプし、空中で玉を激突させて割る特訓だ。この玉が本番ではSHOCKERどもの頭というわ���だから、成功すればこれはもうたまらないだろう。
おそろしいほどのいりょくになるはずだ。
技の名を、ライダーハンマーキックという。
48. 映画がはじまるぞ
きょうも元気に撮影を終えることができた。5人もほっとひと安心。
はげしいアクション! 火薬の大爆発とほのお! サイクロンもがんばった。
ライダーたちの戦いを、ぜひとも劇場のジャンボな大画面でみとどけてほしい。
映画「シン 仮面ライダー」の封切りはもうまもなくだ。 みんなで一緒に、ライダーの活躍を応援しよう!
49. 本郷猛
演:池松壮亮
スポーツ万能、頭脳明晰であるが、人とのコミュニケーションがうまくとれず、無職である。大学時代は緑川弘博士に師事していた。
その優しさゆえに、たとえ相手がSHOCKERであっても暴力で解決することへの葛藤を抱えている。
趣味はバイク。 一人旅をよくしており野宿はお手のもの。
50. 仮面ライダー
演:池松壮亮
SHOCKERの手によって、バッタとの昆虫合成型オーグメントとなった本郷猛。
体にプラーナの吸収増幅システムが施され、圧縮されたプラーナにより力を得る。
ベルトはプラーナ計測器の風車ダイナモとプラーナインバーターを内蔵したタイフーン、サイクロンのコントロールシステムとエナージコンバーターを内蔵した左右サイドボックスで構成されている。
51. 緑川ルリ子
演:浜辺美波
SHOCKERの人工子宮実験の生き残りで遺伝子情報は緑川博士から受け継いでいる。
組織の生体電算機としての役割もあった。
自らを常に用意周到な性格と称している。
SHOCKERで育ったため、外の世界を知らなかったが、兄・イチローが思い描く未来に疑問を感じ、父とともに組織を飛び出した。
52. 一文字隼人
演:柄本佑
かつてはジャーナリストとして活動し、愛用のカメラはMinolta16P。 表裏のない性格で、群れることを嫌がる。孤独を楽しめるバイクが趣味であり、そこは本郷と同じ。
「心スッキリ」することが一文字にとって大事なこと。SHOCKERにオーグメンテーションを受けた後も、洗脳に負けず、自分の筋は通している。
53. 仮面ライダー第2号
演:柄本佑
SHOCKERからのオーグメンテーション手術を受けた後、緑川イチローによって強化された。そのため、プラーナを体内呼吸で高めることが可能となり、風を受けなくとも変身ができる。
ルリ子のパリハライズによって、洗脳が解け、”SHOCKERの敵、人類の味方”として、「仮面ライダー第2号」を名乗る。
54. クモオーグ
演(声):大森南朋
SHOCKERによる人外融合型オーグメント。
人間を嫌い、人の姿には戻れない合成手術を自ら望んだ。
紳士的な物腰だが、考える幸せの形は異常。
組織への忠誠心が高く、裏切り者・邪魔な存在を消すことを役割としている。
4本の手を隠し持っており、手を下す際に脇腹のジッパーから姿が現れる。
55. コウモリオーグ
演:手塚とおる
緑川博士をライバル視しているSHOCKERの生化学主幹研究者。
他人を信用しておらず、一人で研究を続けている。
暴力は得意ではなく、完成させたヴィルースを”作品”と呼び、その毒性をもって人類を減らすことに幸せを求めている。
ハットと杖がお気に入り。
56. ハチオーグ (変身前)
演:西野七瀬
ルリ子と同じくSHOCKERの人工子宮実験の生き残りで、以前は違うコードネームを使っていた。
”支配”を幸せとしており、奴隷制度による統制された世界システムを再構築し、実現しようとしている。
組織への人材供給のほとんどは彼女の手によるもの。ルリ子に対して、表現しきれないほどの愛憎を抱えている。
57. ハチオーグ (変身後)
演:西野七瀬
仮面ライダーと同じく、緑川グループの昆虫合成型オーグメント。サナギ状態から羽化することで現在の姿となった。
触れることによって、相手のプラーナを奪うことができる。
刀を武器とする戦闘スタイル。
戦いにおいては公平な考えを持っており、仮面ライダーに対しても刀を与え、同じ条件で勝負をつけようとする。
58. 緑川イチロー
演:森山未來
緑川博士の息子で、ルリ子の兄。
母を無差別殺人犯に殺害されたことが契機となり、父とともにSHOCKERの一員となった。
組織の幹部として、活動する一方、自らが考える”幸福の形”=ハビタット計画の実現を追求している。
計画の対象に例外はなく、自分もその一人である。
59. 仮面ライダー・仮面ライダー第2号
仮面ライダー/演:池松壮亮
仮面ライダー第2号/演:柄本佑
それぞれのベルト名称は、仮面ライダー(第1号) 変身ベルト タイフーン(プラーナ強制排出補助機構付初期型)、仮面ライダー第2号変身ベルトタイフーン(開閉式安全装置付初期改良型)。
本郷がチョウオーグのアジトに向かう中、一文字が駆けつけ、ダブルライダーとしてSHOCKERと闘う。
60. 本郷猛・緑川ルリ子
本郷猛/演:池松壮亮
緑川ルリ子/演:浜辺美波
SHOCKERによるオーグメンテーションの手術室から本郷を脱出させたのがルリ子。
ともに裏切り者としてSHOCKERに追われる身となるが、政府の男・情報機関の男の協力も得て、対SHOCKERの共同戦線を張る。
本郷の優しさが故の弱さを不安視していたルリ子であったが、その優しさに生まれて初めて“安心”を知る。
61. 本郷猛・一文字隼人
本郷猛/演:池松壮亮
一文字隼人/演:柄本佑
ダブルライダーとしてSHOCKERと闘う2人だが、その性格は正反対。
人とのコミュニケーションが苦手な本郷に対して、一文字は距離を詰めてくる。
しかし、不思議とウマが合い、戦闘でも即席ながら抜群のコンビネーションを見せる。
62. チョウオーグ/ 仮面ライダー第0号
演:森山未來
緑川イチローが完全変態を終えた昆虫型アルティメットオーグメント。 プラーナの絶対量が群を抜いている。
自らのやり方で人類を救うとし、仮面ライダー第0号を名乗る。
ベルトは仮面ライダー第0号変身ベルト アルティメットハーフタイフーン (試作改造型)。
63. K.K.オーグ
演:本郷奏多
人間・カマキリ・カメレオン、
SHOCKER初の3種合成型オーグメント。
死神グループの手によって生まれた。
性格は残忍。姿を消しての不意打ちが得意。
主な武器はナイフで、複数を携行し、左腕には身体の一部であるカマを隠している。
クモオーグを尊敬し、慕っている。
64. 政府の男・情報機関の男
政府の男/演: 竹野内豊
情報機関の男/演:斎藤工
政府、情報機関において、SHOCKERの後片付けを担当している。
本郷とルリ子に構成員の排除への協力を求め、代替として情報提供と警護を保証している。
2人には知らせず、別に行動することもある。
一文字に問われ、最後に名を明かした。
65. 仮面ライダー第2+1号
演:柄本佑
一文字が政府の男、情報機関の男に初めて依頼をしたのが新しいスーツサイクロンの用意だった。
本郷から引き継いだマスクがリペイントされ、防護服のラインは白い2本になった。
新たなマスクには本郷のプラーナが固定されている。
シンサイクロンで駆け、2人でSHOCKERと闘うことを誓う。
66. 大量発生型相変異バッタオーグ
緑川イチローが作り出した仮面ライダーの孤独相とは異なる、群生相を持つバッタオーグ。
仮面ライダーと同じ能力を持ち、バイクもサイクロンと同型。
群れて闘い、より凶暴性を増している。
黄色のマフラーを着用し、 11体存在する。ベルトの名称はプラーナ蓄積循環外部補助機構簡易タイフーン(量産型)。
67. ケイ
演(声):松坂桃李
SHOCKERの中枢である、世界最高の人工知能・アイ。
アイが外世界観測用に作り出した自律型人工知能がジェイで、ケイはそのバージョンアップとなる。
役割は構成員たちの幸せを観察しデータをアイに送り続けること。
常に学習を続け、関係者の死には白いバラを手向けている。
68.緑川ルリ子・緑川イチロー
緑川ルリ子/演:浜辺美波
緑川イチロー/演:森山未來
緑川弘を父とする遺伝子上の兄妹。
ルリ子がSHOCKER在籍時はともに研究を重ね、ハビタット計画を発案したのはルリ子だった。
イチローはハビタットシステム完成のため、ルリ子はシステムのパリハライズのため、互いのデータを必要としている。
69. 本郷猛のつよさ
ライダーはつよい。
それはもちろん、体を強化されたことがおおきいけれど、それだけじゃあない。本郷はライダーになる前から体をきたえていたし、たたかいのきほんになる柔道や剣道を、警察官のお父さんからおそわっていたんだ。
今でもSHOCKERの出ない日は、山で自分をきたえなおしている。落ちてる岩をなげ返したり、けがをした動物を助けたり、ひみつの特訓をしているぞ。
70. 仮面ライダーのひみつ
「ウグググ・・・・・・」 「おのれライダー・・・・・・」
さっきまで威勢のよかったSHOCKERどもが、つぎつぎにくずおれていく。
どうだ!ぶあついコンクリートのかべを障子紙のようにぶちぬく、ライダーパンチのいりょく! 強化筋肉の腕。
鉄をにぎり砕くあく力。そして、特別せいの戦闘グローラ。
この三つがあわさり、生み出されるのが、必殺の拳ライダーパンチなのだ。
71. 命がけのレース
本郷は十代の頃からバイクのりだった。
ためしに参加した大会で優勝し、プロのレーサーをめざさないかとさそわれたこともある。だが、今この瞬間、本郷が走るのは負ければ後がない死のレース。自分だけでなくルリ子の命もかかっている。
「たのむぞ、サイクロン!」
背後にせまるSHOCKERどもをふり切らんと、本郷はアクセルを全開にした。
72. 仮面の下に
マスクをはずした本郷は、そこに変わり果てた自分の素顔を見た。
願わざる力をその身に宿してしまった悲しみ。それは、すぐに受け入れられるものではない。
「いつかはふつうの人間にもどれるのだろうか?」
さしもの本郷も、この時ばかりは、未来への不安と絶望を感じずにはいられなかった。
73. クモオーグのうで
クオーグのチョッキを見てほしい。
いくつものチャックがついているのがわかるだろう。中にはきかいじかけの子グモや毒の注射、そして4ほんの腕がしまってある。
そんなところから腕が出てくるとは思いもよらないので、たいていの敵はそのまましめころされてしまう。
奇怪にして強力な、ひっさつの奥の手なのだ。
74. ルリ子がピンチだ!
クモオーグにおいつめられたルリ子。
だが、SHOCKERどもに命ごいなどしない。どんなにおそろしい目にあっても、弱さを見せずにがんばろうとするのがルリ子のつよいところだ。
「ギャアァッ!」
とつぜんふっとばされるクモォーク。
仮面ライダーのとうちゃくだ!ルリ子はこっそり、ほっとしたひょうじょうを見せた。
75. 人々の尊厳のために
仮面ライダーになったばかりのころは、本郷もこどくななやみをかかえていた。
たたかったり、だれかをきずつけたりするのがにがてなやさしいやつなのだ。だが、 思いなやむ ひまもなく、SHOCKERどもはつぎつぎに現れる。
人々の尊厳のためにその身をささげ、本郷猛はきょ���もかこくな戦いに飛びこんでゆく!
76. アンチSHOCKER同盟
本郷とルリ子は、ともに戦うふたりの仲間を得た。めがねをかけた政府の男と、情報機関の無口な男だ。きけんなSHOCKERとわたりあうには、彼らのように援護してくれる味方がひつようなのだ。
ふたりの男たちも、口には出さないが、「きょうもたのむぞ、ライダー!」といつも心の中で仮面ライダーに声援をおくっているよ。
77. コウモリオーグにきをつける
コウモリオーグは実験でつくった毒やヴィルースを中にためこんでいる。
敵にかみつき、毒をあびせては、命令をきかないと解毒剤はやらないぞなどとおどかして楽しむのだ。もちろん、薬をわたす気などこれっぽっちもない。
これでなおるぞと言いながら、にせの解毒剤やもっと強い毒を与えたりする。
ほんものの解毒剤わ、ぼうしの裏と翼のとがったところにしこんであるという。
78. SHOCKERの人工知能
ケイとよばれるみずから動ける人工知能は、いつも本郷やルリ子たちのことをじっとかんさつしている。
SHOCKERにかかわる者たちが、幸せになったかどうかをデータとして記録しつづけているらしい。
おそいかかってはこないが、なんにせよSHOCKERの人工知能なのだから、味方でないことは明らかだ。
79. はしゃぐコウモリオーグ
「できたぞ!」
とさけぶのはコウモリオーク。
にっくき緑川博士のけんきゅうに負けないよう、ひとりで実験をつづけてきたが、ついに満足のいくヴィルースが完成したのだ。
とってもうれしいコウモリオークだけど、一緒によろこんでくれる仲間がいないのは少しかなしいね。
80. ハチオーグのしめい
SHOCKERのような大組織をうごかすには、たくさんの人間が必要となる。
それを集めるのがハチオーグの仕事だ。
人々をつかまえては機械で洗脳し、しぬまではたらかせるのだ。
だが、人間の心の自由をうばうことなど、ライダーがゆるすはずもない。
今にアジトをぶちこわし、みんなをたすけてくれるだろう。
はやくきてくれ、ライダー!
81. つぎの戦いにそなえろ
ライダーのかいふく力は普通の人間とはくらべものにならない。
ちょっとしたきずはすぐになおるし、骨折だって、なん日かあれば元通りだ。
マスクやスーツ、サイクロン号などもルリ子が予備のぶひんや修理用のきかいをしっかり用意しているからすぐになおせる。
だからライダーは、いつもばんぜんのじょうたいで戦えるのだ。
82. ハチオーグのマスク
ハチォーグのマスクはとくに目がすぐれている。昆虫の複眼を強化した両目は、すばやい敵の動きをみやぶる。おでこにある三つのまるい部分も目の一種で、まわりの温度をとらえ、くらやみに隠れた敵を見つけ出す。そしてするどいアゴは、スズメバチのごとく鉄骨もこなごなにするいりょくをもつから、近づいてたたかうときは注意しなくてはならない。
83. ポーズのひみつ
仮面ライダーのポーズは、君ももうおぼえてくれたことだろう。
これはエネルギーをかいほうするための型のようなもので、この動きにベルトがはんのうして、からだ中のエネルギーがあつくはげしく湧きたち、とてつもない力がみなぎるのだ。本郷と一文字がポーズをとるのには、そういったわけがあるのさ。
84. おしゃれなハチオーグ
着物すがたルリを出むかえるハチォーグ。その装備には、ライダーとおなじぎじゅつがつかわれている。
着物はライダーの黒いコートとおなじ布だから、にがんじょうでしなやか。ハチの巣のてっぽうのたまをはじくほどにがんじょうでしなやか。ハチの巣のような模様のスーツは電気じかけで、きんにくのうんどうをつよめて、とまらぬはやさで走れるようにする。目にもとまらぬはやさで走れるようにする。
どれも強くなるためのおしゃれなのだ。
85. ハチオーグの手下
ハチオーグはまい日、刀のとっくんをしている。手下をあいてに、ほんものの刀でしあいをやるのだ。ほとんどはハチオーグにまけてしぬが、生きのびれば大切にされる。
いちばんつよい手下わ、黄色い背広の男。ひつようとなれば自分の命をささげ、そのプラーナでハチオーグにさらなる力をもたらす。強いくごを持った手ごわいやつなのだ。
86. 仮面ライダーのひみつ
ガチィィン! 飛びちる火花!
仮面ライダーの腕が、ハチオーグの刀をうけとめた!がんじょうきわまる人工骨と、くっきょうな強化筋肉。
いかなる刃物をもってしても、骨まで断つことなどできはしない。
ライダーがこぶしを握りしめ、肩からゆびの先までぐっと力をこめれば、腕ぜんたいが岩のようにかたくなり、ぜったいの盾となるのだ。
87. ルリ子のかなしみ
クモオーグの魔の手にかかり、ルリ子のおとうさんである緑川博士はこの世を去った。
さらにはたいせつなともだちまでもうしない、ルリ子はおしよせる悲しみにかた���ふるわせる。
似た境遇を過去にもつ本郷は、そんなルリ子の気持ちをただしずかにやさしくうけとめるのだった。
88. ルリ子とヒロミの電話
「もしもし」 「もしもし」
となりに座りながら、電話でたのしそうに話しているルリ子とヒロミ。
子供のころ、いつもいっしょだったふたりは、ときどき ケンカをしていた。
そんな時は面とむかって話せないから、こうやって同じイスに座って電話で仲なおりしていたんだって。
89. 第2バッタオーグとのたたかい
「いいね!」
本郷ライダーを なさけようしゃなくおいつめ、たたかいをたのしむ第2バッタオーグ。
ずっと明るいちょうしなのは、洗脳された一文字の本来の心がまだ のこっているからだ。
洗脳さえとけば、きっと一文字をすくえるはずだ! チャンスがくるまで、たえてくれ、本郷ライダー!
90. パリハライズとはなにか
SHOCKERにさらわれた一文字隼人は、組織のいうとおりにはたらくよう洗脳されてしまったが、ルリ子によるパリハライズで正気をとりもどした。
パリハライズというのは、あいての心や魂にはたらきかけること。
これにはSHOCKERにしはいされた心をかいほうするなどのこうかがある。
ルリ子がとくいとする、人をすくうためのとくべつな技なのだ。
91. 立ち上がれ!一文字隼人
洗脳から解放された一文字隼人は、その時のひどいショックで動けなくなってしまった。しかし、こんなところでくじける一文字ではない。
「ゆるさんぞ、SHOCKER!」
はがねのようにつよい精神力でぐんと立ち上がった一文字は、SHOCKERどものもとへと走り出した!がんばれ、一文字!!
92.K.Kオーグ
出身地:
四国のあたり
とくちょう:
1.色のかわるポンチョでまわりのけしきにとけこみ、カメレオンのようにとうめいになってかくれる。
2.鉄骨もちくわのようにまっぷたつにするカマキリのうで。
弱点:
ポンチョをだめにするしつこい汚れ。
93. 仮面ライダー第2号、一文字隼人
「俺は今からSHOCKERのてき、人類の味方」
本郷とルリ子に出会い、自らの心を取り戻した一文字隼人。
かくして仮面ライダー第2号の終わりなき戦いがまくをあけた。
肩ならしのあいては、ルリ子をきずつけたにっくきK.Kオーグ。
いけ、一文字ライダー!!
やつのマスクを叩き割れ!
94. K.Kオーグのひみつ
K.Kオーグのいちばんとくいな技はふいうちだ。
すがたをとうめいにして、敵に気づかれずにしのびより、カマでいちげき。
このたたかいかたは、先輩のクモオーグにきたえてもらったものだ。
ふたりのおんみつ能力は、組織の中でもトップクラス。
とりわけきけんな、あんさつコンビなのだ。
95. ライダーのパンチとチョップ
ライダーパンチはとにかく強力で、敵を正面からぶち抜いて倒せる。
だが、かたい殻につつまれた敵があいてだと、はじかれることもある。
ライダーチョップはそんな時に便利な技で、殻のすきまや、関節、首筋といった敵の弱点をせいかくにねらいうつものだ。敵もひとすじなわではいかないから、ライダーは数々の技を使い分けながらうまく戦っている。
96. K.Kオーグの電話
「もしもし」
K.Kオーグは組織の先輩であるクモオーグをそんけいしている。
さくせんに失敗したり、サソリオーグにおこられたときなどは、いつも電話でそうだんしていた。だが、クモオーグはたおされ、にどと電話に出ることはない。
「ゆるさないぞ、ライダーども!」
K.Kオーグはいかりにふるえ、先輩のかたきうちをちかうのだった。
97. たくされた願い
それは唐突な別れ。
凶刃に倒れた仲間が遺したのは、本郷への感謝と、SHOCKERの暴走を止めてほしいという切なる願いであった。
その想いに報いるため、身命を賭す覚悟を決めた本郷猛は、悼む間もなく死地に赴くのだった。
98. 一文字隼人のひみつ
ライダーになる前の一文字はジャーナリストだった。世界じゅうの事件を夢中でおいかけ、あぶない場所にも平気で飛び込んでいくゆうかんな男。
危険な取材を続ける中で自分の身をまもる戦い方をおぼえた。
自然や動物の写真をとるのも大好きで、南米やアフリカをバイクで旅したこともある。こんどは本郷もつれていってやろうと、こっそり計画しているよ。
99. 本郷猛と一文字隼人
美しき大自然に見守られながら、本郷と一文字は、SHOCKERと戦い続けることを誓いあった。
人々の自由をおびやかすものが現れたなら、地球のどこにいようともかけつけ、力をあわせてたちむかおう。
かたい握手とともに、そう約束した。
「またあおう!」
しばしの別れを告げ、ふたりはサイクロン号で走り去った。
100. ライダーのすばらしさ
SHOCKERのアジトはかく地にちらばっているから、本郷と一文字は手分けしてつぶしにいくことも多い。
だが、とおく離れた場所でたたかっていても、たがいのピンチはすぐにわかる。
「いきてるか、本郷!」
おいつめられた本郷ライダーのもとに、さっそうとあらわれる一文字ライダー。
どんなときもたすけあうのが、仮面ライダーのすばらしいところだ。
101. てきの群れがくるぞ!
くらやみにあやしく光る、こうかつなまなざし。その正体は、大量発生型バッタオーグだ。本郷ライダーとおなじくらいのつよさがあって、数もおおい。ぜんぶで11体もいる。さらには、バイクでかけれんけいこうげきをしかけてくるのだ。
ちからをあわせてたちむかえ!
ダブルライダー!
102. 緑川イチローのひみつ
イチローは緑川博士の息子で、ルリ子の兄。彼もまた、本郷や一文字とおなじように、オーグメンテーションによる強化を受けている。グローブやベルトを見れば、ライダーと同じ力を持っていることが見てとれるだろう。
イチローは今、SHOCKERの幹部として、とても危険な計画を進めている。
やつを止められるのはライダーだけだ!
いそげ、本郷!はしれ、一文字!
103. ルリ子とイチロー
これは、イチローとルリ子が一緒にすごしていたころの写真。
その後、ルリ子は組織をとびだし、イチローは人類をまきこむおそるべき計画を開始してしまった。
この一枚は、今となってはとりもどせない家族の思い出なのだ。
イチローのアジトには、この写真がたいせつにかざられている。
104. たちはだかる強敵
「かかってこい、ライダーども!」
SHOCKERのおそるべき計画。
その中心にいるのが、チョウオーグだ。
組織の幹部ともなれば、もちろんライダーたちのじゃくてんも���っていることだろう。
準備ばんたんにしてアジトで、本郷と一文字をまちかまえている。
それでもたたかうんだ、ダブルライダー!!
105. ルリ子の頭脳
緑川ルリ子最大のぶきは、その頭脳だ。
計算やぶんせきがとくいで、コンピュータを使ったしごとも早くてせいかく。
長くてむつかしい暗号も、ぱっと見ただけでといてしまう。
目が光っているときはとても集中しているので、なるべく話しかけないほうがいい。「常在戦場」、ルリ子もライダーとはちがうかたちで戦っているんだ。
106. 白いマフラー
「これでお前たちとお揃いだな」
チョウオーグがおもむろにとりだしたのは白いマフラー!
本郷や一文字とはちがうやりかたで世の中をかえようとする。
仮面ライダー第0号だ。
ダブルライダーあいてでもひとりでたたかうことができるほどの強さをもつイチローライダー。
かれも自分の心を信じてたたかう。
107. 仮面ライダーのひみつ
本郷ライダーと一文字ライダーの目の色がちがうのはなぜだろう。
ライダーの目C・アイには、昆虫の目と同じように、ちいさなカメラのようなものがたくさんついている。
一文字ライダーのほうが、より多くのカメラがぎっしりつまっているから、みつどがたかまって濃い赤色にみえるのさ。
108. よゆうを見せるチョウオーグ
チョウオーグこと仮面ライダー第0号は、なぜこんなにも余裕なのか?それは、ダブルライダーの性能を知り尽くしているからだ。 イチローは、本郷ライダーの開発者である父の緑川博士を手伝っていたから、ライダーたちのすべてを分かっている。自分のつよさが彼らを上回っていることも明らかだ。
だが本郷たちにはルリ子からたくされた奥の手がある!かくごしろ、イチロー!
109. チョウオーグのひみつ
ライダーたちは、プラーナとよばれるものをたたかうエネルギーにしている。
チョウォークこと、仮面ライダー第0号はとくにたくさんのプラーナを使えるから、とてもつよい。
それに、体の中のブラーナを使いきっても、アジトの大きなイスにすわれば、すぐにエネルギーをまんたんにできる。
やつをたおすのなら、まずはこのイスをこわさなければはじまらないのだ。
110. イチローの電話
「・・・・・・」
イチローは受話器を取ってからもしばらくは何も言わない。とてもようじんぶかく、たにんを信じられないので、あいてがしゃべるまではけっして言葉を出さないのだ。
自分から電話をかけるときもそういったぐあいだから、ルリ子からはやめてほしいとよく言われる。
111. ライダーのなかまたち
SHOCKERと戦っているのは仮面ライダーだけではない。
かこくな訓練をつみ、えらびぬかれたひみつのチームがそんざいするのだ。
このふたりはその中でもとくにゆうしゅうなメンバー。
本郷やルリ子が手をあげると、すぐにかけつけて手助けしてくれるぞ。
112. ライダー、あらたな力
きずひとつないマスクに、二本の線がはいったスーツ。
そう、これはライダーの新しい姿だ。
前よりもパンチやキックのいりょくがつよまっていて、そのうえ、本郷と一文字がこれまでにみにつけたなん十個ものわざもつかえるんだ。
ライダーのさらなる活躍を、ぜひたのしみにまっていてくれ!
113. 激走!シンサイクロン号!
ライダーたちの相棒、サイクロン号のことはみんなもよく知っているね。その魂を受け継ぐすばらしいマシンがついに完成したぞ!
その名もシンサイクロン号。
最高スピードは時速720キロ。
200メートルのきょりをわずか1秒でかけ抜ける 超バイクだ!
来週からはこのシンサイクロン号が、ライダーと共にだい活躍するぞ!
114. ダブルライダーの絆
「本郷、感じるか? この風を」
新たなマシン、シンサイクロン号と共に走り出した一文字は、風の中に本郷ライダーの気配を感じとった。
だがそれは、まぼろしなどではない。ダブルライターの魂はひとつとなり、これからもいっしょに戦い続けるのだ。
走れ、仮面ライダー第2+1号!
真の平和をとりもどすその日まで!
115. SHOCKERのおきて
① 命令にしたがっていれば、しあわせ。②ライダーがいなければ、しあわせ。③ しっぱいから学べば、しあわせ。④SHOCKERだけの平和が、しあわせ。⑤SHOCKERだけの友情が、しあわせ。⑥怠け者・臆病者はオーグメンテーションで、しあわせ。⑦じかんを守れば、しあわせ。⑧病人・けが人もSHOCKERなら、しあわせ。⑨人類みなSHOCKERなら、とてもしあわせ。
116. ありがとう!仮面ライダー!
今、ひとつの大きな戦いが終わった。
だが、SHOCKERどもをねだやしにするまで、仮面ライダーは戦いつづける。
たとえ肉体が滅び去る日がこようとも、ダブルライダーの魂は永遠に不滅だ。
君も本郷や一文字のように、自然と平和を愛するやさしい心をいつまでも忘れないでほしい。
仮面ライダーはいつも、君たちをみまもっているぞ!
117. チョウオーグ
演:森山未來
「蝶は復活、不死の象徴。そして青い蝶は神の使いでもある」
絶望から新たな計画を目指すチョウオーグは絶対的な力を持つ。
あらゆるデータを蓄積したルリ子でさえも、彼のパリハライズには失敗する。しかし、ルリ子はそこでチョウオーグの最新データを手にしていた。
118. K.Kオーグ
演: 本郷奏多
裏切り者を許さないという信念に基づいて、本郷、ルリ子はもちろん、洗脳から解けた一文字に対しても強い敵意を持ち、粛清しようとする。
しかし、仮面ライダー第2号となった一文字にマスクを破壊されてしまい、その下の顔があらわになってしまった。
119. サソリオーグ
演:長澤まさみ
サソリと人間の合成型オーグメント。
殺し合いをも快感・幸せとしており、戦闘中、どんな状況でも笑顔を絶やさない。
毒性を持った針を手足に仕込み、相手を死に至らしめる。
サソリオーグの猛毒性化学兵器にはプラーナシステムでも対応できない。
120. 背広の男
演:上杉柊平
ハチオーグの部下であり、一番の側近。
紳士的な立ち振る舞いであるが、ハチオーグ同様に刀使いであり、ともに闘うことを許されている武闘派でもある。
いざとなった時は自らのプラーナをハチオーグに捧げる覚悟をもつ。
121. SHOCKER創設者
演:松尾スズキ
SHOCKERを創設した日本の大富豪。
世界の統一、人類をその先の世界へと導くため、世界最高の人工知能・アイを生み出す計画を立案、資金を調達した。
その後、人類を幸福へ導くことを指示し、自ら命を絶つ。その結果、アイにより「最も深い絶望を抱えた人間を救済する行動モデル」が人類の目指すべき幸せと設定され、今のSHOCKERの礎となっている。
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雨男のベストバイ 2022
晴れ男のすなるベストバイといふものを、雨男もしてみむとて、するなり。
2022年も終わりということで、今年買って良かったものをとりとめなく綴ってみた。
日常生活関連
無印良品 2通りにたためる 折りたたみ傘 | 無印良品
雨男のお守りであり、必需品。
酷使しすぎた結果、これまで使っていた傘の骨が折れてしまったため、かわりを探して良さそうだなと思い購入した2段式の折りたたみ傘。
2段式のものは久々に使いましたが、骨を伸ばした状態のまま通常の長傘のように閉じられる点が、降ったり止んだりを繰り返すシチュエーションに出会しがちな雨男には嬉しいポイントでした。(オートで開く3段式と違い、開く際は骨を一度手で伸ばしきらないといけない手間はかかりますが、それ以上にメリットの方が大きい)
また、お店に入る際等に閉じるのが煩わしく、傘立てにも立てにくいので扱いに困りがちでしたがこの子のような2段式であれば簡単に閉じることが可能。かつその時点では長傘とほぼ同じ形態なので、傘立てにも楽々ささる。しばらく傘を開く必要がなくタイミングで折り畳めば鞄にしまえるサイズに。付属の傘袋は伸ばした状態、折り畳んだ状態のどちらでも使えて便利。
今年は旅行の道中、土砂降りにあう機会も多かったので、大活躍の一品でした。
2段式故に折り畳んだ際の長さがちょっと長くて鞄の収まりが悪い点と、ちょっとお値段お高めなのだけがイマイチポイント。
トワイニング オレンジ アールグレイ 10P×6箱
週の半分のテレワーク生活を支えるお供。
コーヒーよりもティー派なので、秋から冬にかけてはティーバッグの紅茶を大量消費。いろいろ試して、トワイニングのバラエティパックに含まれていたこのオレンジアールグレイが気に入ったものの��なかなかスーパー等で見つけられず。。。(アールグレイやレディグレイはよくあるけれど)、amazonでまとめ買い。
お仕事のお供等、単品で飲むケースでは、フルーツフレーバーのようにプラスアルファ要素のある紅茶がお気に入り。
オレンジの爽やかな香りが鼻と喉を潤して、日々の仕事をがんばる。
ガジェット関連
ThinkPad X1 Carbon Gen 10
言わずもがな、今年買った最高額品、おニューのノートPC。
大体6年に1度くらいの周期でPCを買い替えていますが、今回 2016年導入のvaio s11からの乗り換え。ThinkPad X200s→vaio s11ときて、またThinkPadに戻ってきました。
薄くて軽く堅牢性に優れ、しっとりとした触り心地のボディ、頬擦りしたくなるくらいですが、皮脂汚れがすごく目立つ素材なので我慢。第12世代Intel Core i7、メモリ32GBのウキウキスペック、docker on WSL2でのコーディングも、LightroomでのRaw現像も、すごく快適。画面比率が16:10の戻ったディスプレイ、薄型PCとは思えない打ち心地のよいキーボードも見逃せないポイント。大満足!!
とはいえ、イマイチポイント(事前の口コミで知っていたわけですが)。
排熱機構があまり強いとは言えず、CPUがパワーを出しきれていない&左側1/3くらいから比較的熱い点が気になる。いまはまだCPUパワーを求めることをそれほどしていないので熱々頻度は低いものの、この先 数年経ちOSやアプリが求めるリソースが増えていった際にどうなるか……
あとやっぱりSDカードリーダーは付いていて欲しかったなぁ。
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)
CIO L字型 柔らかいシリコンケーブル C to C(Type-C/USB-C)
X1 Carbonの充電用に購入。あえてイマイチポイントには書きませんでしたが、付属のACアダプタが昔ながらのやや大きめのものなので、それに変わるものとして購入。今のところ何ら問題なく使用中、本体の熱もそんなに気にならないです。
充電器本体もCIO製品に揃えようかと思いましたが、表面のシボ加工が個人的に好きではなく、Ankerの艶消しの表面加工のほうがThinkPadと一緒に持ち歩くには合う気がしたので、こちらをセレクトしました。
エレコム クリーニングクロス 超極細繊維 Mサイズ クリーナー
たかがクリーニングクロス、されどクリーニングクロス。超極細繊維で細かいホコリもからめとる。ふつうはなかなか拾いきれない、静電気でくっつくディスプレイ面のホコリもゴッソ���。1枚持っていて損のない一品でした。
終わりに
今年はPCの乗り換えというイベントはありつつも、それを除くと比較的 大人しい散財だったな、とAmazonとヨドバシ、マップカメラの注文履歴を見ながら振り返る今日この頃(もちろんPC乗り換えは数年に1度の大イベント & 大出費で、心のときめきはひとしおですがね)。
散財引当金を貯めて、2023年もまた楽しく散在したいな。
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